島袋優(BEGIN) / 山田孝之 / キヨサク(MONGOL800) / 玉城千春(Kiroro)BEGINのギタリスト、島袋優が沖縄の音楽仲間である俳優の山田孝之、キヨサク(MONGOL800)、玉城千春(Kiroro)の4人で結成された椰子唄楽団(やしうたがくだん)が、「NHKみんなのうた」2023年8月-9月放送に書き下ろした楽曲『からっぽカタツムリ』を2023年8月9日(水)にデジタルシングルとして配信リリースする事が決定しました。『からっぽカタツムリ』はメインボーカルと作詞を山田孝之が、作曲を島袋優が手掛けた楽曲でふと自宅の壁に付いていたかたつむりを手に取って中を見てみたら“空っぽだった”、というところから着想を得た歌詞となっている。またBEGINは9月20日(水)に14年振りの日比谷野音公演となった『祝・日比谷野音100周年 第26回 BEGINコンサートツアー 2023』のDVD&Blu-rayをリリースする。現在、オリジナル特典が付く早期予約を8月13日(日)まで受け付けている。リリース情報椰子唄楽団(やしうたがくだん)『からっぽカタツムリ』■椰子唄楽団(やしうたがくだん)デジタルシングル『からっぽカタツムリ』「NHKみんなのうた」2023年8月-9月放送2023年8月9日(水)配信リリース ■BEGINDVD&Blu-ray「祝・日比谷野音 100 周年 第26回 BEGINコンサートツアー2023」2023年9月20日(水)リリース【Blu-ray】¥7,480(税抜価格:¥6,800) / TEXI-66067【DVD】2枚組¥6,380(税抜価格:¥5,800) / TEBI-63709<収録楽曲>1, STAND BY ME2, BLOWIN’ INTHE WIND3, 恋しくて4, もう話したくない5, 時代遅れのバースディプレゼント6, 防波堤で見た景色7, 東京8, Goodby days9, 灯り10, 誓い11, 結の唄12, Little Blue Fish13, Live in a Town14, ハイサイCalifornia15, 苗16, 笑顔のまんま17, ボトル二本とチョコレート18, 黄昏19, 流星の12 弦ギター20, マルシャ ショーラメドレー愛が走る〜帰郷〜海の声〜三線の花〜バルーン〜国道508 号線〜オジー自慢のオリオンビール〜かりゆしの夜〜ソウセイ〜涙そうそう21, 島人ぬ宝◯早期予約特典&先着購入者特典早期予約期間内にご予約頂いた方には、早期予約特典+購入特典の両方をプレゼント。特典は無くなり次第終了となります。▼早期予約特典内容A!SMART:フォトブック(A6サイズ、20P予定)テイチクオンライン:フォトブック(A6サイズ、20P予定)▼ご予約対象期間2023年7月21日(金)18:00 ~ 8月13日(日)23:59まで▼ご予約URLA!SMARTBlu-ray: DVD: BEGIN / IMPERIAL RECORDS : BEGINオフィシャルサイト : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年08月04日1歳の娘と毎週通っている児童センターに行く日、私はおしりふきを持っていくのを忘れてしまいました。そんな日にかぎって……。外出先で見舞われた大ピンチの体験談です。 荷物チェックをせず出発!この日は毎週通っている児童センターに行く日でした。しかし、上の子を幼稚園に送ったため、出発しなければならない時間ギリギリになってしまいました。いつもは荷物チェックをするのですが、その時間もなく……。 娘は朝にうんちをしていたし、さっきおむつも替えたばかりだから、漏れることもないだろう、少しくらい忘れ物があっても大丈夫だろうという軽い考えで、いざ出発。 児童センターで娘の様子が…この日は児童センターでお祭りの催しがあり、みんなで整列することになりました。そのとき、娘の様子を見て「あれ?」と異変に気づいた私。娘が気張っている声が……。よく見ると、娘がみんなの前で盛大にいきんでいます! すぐにおむつ替えをしないと!と思った私は、置いてある荷物に向かってダッシュ。ここでおしりふきがリュックに入っていないことに気づきました。 「昨日、おしりふき最後の1枚だったんだ。新しいのを入れるの忘れてたー!」と心の中で叫んでしまいました。 必需品を忘れて恥ずかしい!私の中でおしりふきは必需品だったので、恥ずかしさでいっぱいに。周りのママには娘が気張っているのを見られているし……。 途方にくれていると、顔見知りの1人のママが「おしりふきよかったら使いますか?」と言ってくれました。すると他のママからも、「おむつはある? なかったらあげますよ」などやさしい声が。恥ずかしかったけれど、人のやさしさに助けられました。 おしりふきを忘れるという恥ずかしい体験をして、荷物チェックは必ずしなければならないと改めて実感しました。また、今回周りのママが声をかけてくれたように、私も困っているママを見かけたら、助けになりたいなと思います。 作画/キヨ著者:松谷 えりな
2023年07月18日2児の母であり、インスタやブログでエッセイマンガを連載しているゆっぺさんが、尊敬する祖母・キヨさんの壮絶な人生をつづったマンガです。キヨさんが6歳のときにお父さんが急死。叔父から「家へ来るか?」と誘われ、「ごちそうが食べられる」と喜んで遊びに行きました。叔母も笑顔で迎えてくれ、しばらくはよかったのですが……。★前の話子どもは飯さえ与えておけばご機嫌叔父の家に行く際、母から「風邪ひかんようにね……」と声をかけられ「うん!」と返事をしたキヨさん。これが母との最後の会話だとわかっていれば、もっと違うことが言えたのに……。到着した叔父の家は大きなお屋敷で、食べる物も豊富。喜んでいるキヨさんを見て叔母は……。こんにちはゆっぺです。運送業を営んでいる叔父は、大きなお屋敷に住んでいました。キヨの家と違って食べるものもたくさんあり、毎日おなかを空かせている生活を送っていたキヨにとって、ここの暮らしは天国のようでした。そんなキヨを見て「子どもは単純。こうやって飯さえ与えておけばご機嫌なんだから」と叔母。叔父には「泣かれると面倒だから、しばらくはこうやってご機嫌取ってやるんだよ」と話していました。叔母は頭の良い人でした。キヨが帰りたいと思わないよう、初めのうちは思う存分甘やかしたそうです。-----------------------笑顔で「ゆっくりしていきなさい」とキヨさんを迎えた叔母さん。キヨさんからすれば「やさしい叔母さん」に映ったでしょうが、本当のことを知って聞くととても怖い言葉ですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。ゆっぺさんのマンガは、このほかにもInstagramやブログで読むことができます。ぜひチェックしてみてくださいね! この投稿をInstagramで見る ゆっぺ(@yuppe2)がシェアした投稿 著者/ゆっぺライブドアブログ公式ブロガー。インスタやブログでエッセイ漫画連載中。自身の体験談やフォロワー様から寄せられたエピソードをスズメのキャラで漫画にしている。 加齢により代謝が落ちて太りやすくなってきたので、体質改善も兼ねてグルテンフリー生活をスタート!著書に『5歳の私は、クラスの男子から性被害を受けました。~なんで言わないの?~』(1430円/扶桑社)がある。
2023年07月12日娘が1歳代のころ、夫と揉めてしまった出来事で多かったのは、夫が休日に友人と遊びに行く頻度です。夫が育児に協力的になり、結果的にイライラしなくなったきっかけについてお話しします。 孤独で子育てがつらい…娘が未就園児のころ、夫が「明日、友だちに誘われたんだけど、遊んできていい?」などと聞いてくることがよくありました。当時の私は専業主婦で、娘はまだ幼稚園に入園していないため、毎日寝ているとき以外は子どもと一緒に過ごしていました。 家ではひとり遊びをしてくれず、ずっと相手をしてほしがる娘。唯一休めるのは、テレビを見てくれている時間。しかし、娘にテレビを見せている間に家事をこなしていたため、結局あまり休めませんでした。自分の時間がなく、つらい中でも、がんばって公園や児童館へ連れだしたり、ママ友とその子どもと遊んだりと工夫して過ごしていた平日。だから、休日くらいは家族で過ごしたいという気持ちでいました。 最初は「わかった、行ってきて」と夫の交友関係を優先していましたが、休日までひとりで子育てをするのがつらく、ある日ついに、帰宅した夫に怒りをぶつけていました。 私が「こんなに帰ってくるのが遅いと思わなかった」と責めてしまい、夫も「仕事で疲れていたから、俺も息抜きしたかった」などと言い訳をして、ケンカに発展していたのです。 あるきっかけで、夫が協力的に!?私は夫に、「これからは、交代で出かけたらよいのでは」と提案をし、了承をもらいました。それからは「この間は夫が出かけていたから、私も出かけてくる」と言い、美容院やカフェに行く時間を作り、夫ひとりで娘を見てもらう時間を増やしました。すると夫は「ひとりでの育児は孤独だし、大変だね」と言い、友人と遊びに行く頻度が減ったので、私はびっくり! また、当時の夫は、20代半ばで周りの友人はまだ未婚だったため、遊びに誘われるのも仕方のない状況でした。今は30代になり、周りの友人も家庭を持つ人が増えたことで、誘われる回数が減ったようです。 他にも、昼間は家族で過ごして、友人や会社の人と遊ぶのは夜の時間にしてもらうように夫に頼み、その結果、私の育児の負担が減り、夫婦ゲンカをしなくなりました。 もちろん交友関係は大切にしてほしいのですが、私だけ育児の負担が大きいと不平等に感じて疲れていました。夫婦交代で息抜きができるようになり、育児が前より楽しめるようになってよかったです。 作画/キヨ著者:松原 りさ5歳・2歳の娘、夫との4人暮らし。パート勤務をしており、趣味は読書とレジャー。読書で得た知識を生かしながらライターとして活動し、自身の体験談を中心に執筆している。
2023年07月07日私の夫はよく「僕は、においに敏感」と言っています。結婚当初、炊き込みご飯を炊いた翌日に白米を炊いたときには、「炊き込みご飯のにおいが全然取れてないじゃん」と言ってきたり、私が洗濯した衣類に対して「柔軟剤の香りが強すぎる」と言ってきたり。なのに、超絶臭いアレのにおいには気付かないのです……。 食事や洗濯物のにおいを指摘される炊き込みご飯のにおいのついた白米は、私はまったく気になりませんでした。柔軟剤も日本製で、軽いフローラルの香りのもの。あまり香りが残らないよう、少量を使うようにしていました。でも、夫から指摘されたにおいは、他にもたくさん。トイレの消臭剤について「せっけんのにおいが強すぎて、気持ち悪い」と言ったり、「ぶりしゃぶやぶり大根は、鍋全体が生臭くなるから苦手」と言ったり……。 私は気にならないにおいでも夫からは指摘を受けたので、きっと私の鼻が悪いのだろうと思っていました。家事については、鼻のいい夫の意見が参考になるので、大いに取り入れてきました。 臭い部屋でも平然としている夫しかし長男が生まれ育児が始まると、私は夫に違和感を覚えるようになりました。ある日、私がベランダで洗濯物を干したあと、夫と長男が2人で過ごしていたリビングに戻ったときのことです。長男がおむつにうんちをして、部屋中に嫌なにおいが充満していました。 においに敏感でない私でも、とても不快な環境でした。しかし、においに敏感なはずの夫は、長男のおむつを替えずに放置して平然としていたのです。 なんで、うんちは無視…!?私が「おむつにうんちしてるんじゃないの?」と夫に聞くと「そうかも」と答える夫。私が「うんちしたら、すぐにおむつを替えて」と言うと、渋々おむつ替えをしていました。「一緒にいて臭くないの?」と聞いても、「別に~」とあいまいな答え。 「鼻、いいんじゃないの?」と言うと、「まあねぇ」と適当な返事をする夫に、私はイラッとしてしまいました。なぜなら、私の家事の仕方などを批判したいときはにおいに敏感だとアピールしてくるくせに、おむつ替えが面倒だからうんちのにおいには気付かないふりをしているのではないかと思ったからです。 しばらくは長男のうんちに気付かないふりを貫いていた夫でしたが、次男も生まれ徐々におむつ替えに慣れたようで、自分からおこなってくれるようになりました。においの感じ方は人それぞれだと思いますが、夫の発言を疑ってしまった出来事でした。 監修/助産師 松田玲子作画/キヨ著者:鈴木智子2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年07月06日息子が1歳のとき、夫の海外転勤に同行することになりました。知り合いもおらず、言語もまったくわからない状態で頼れるのは夫だけでしたが、肝心の夫は現地でできた友人と連日飲み会へ。夫に飲み会の回数を減らしてほしいと伝えると、大激怒されてしまったのです……。 夫の海外転勤で“孤育て”に息子は赤ちゃんのころから夜泣きをするほうで、1歳になってからも相変わらず夜泣きは続いていました。環境の変化の影響か、海外に到着してから夜泣きは特にひどくなりました。私が抱っこをしようとしても何かにおびえるように後ずさりしたり、手足をバタつかせたりして甲高い声で泣き叫ぶ日が続いたのです。 毎日の寝不足に加え、初めての海外生活に私はとてつもない孤独を感じていました。周りに知り合いは居ないため頼れるのは夫だけでしたが、激務のため夫も自分のことで精一杯という感じ。「仕事だから仕方ない。私たち家族のために夫は頑張ってくれている」と自分に言い聞かせて、ワンオペ育児を頑張りました。しかし、だんだんと夫の行動に疑問を持つようになったのです。 自分の時間を確保できている夫海外生活がスタートしたころは、仕事が忙しくても夫は時間をつくってくれ、家族みんなで近所のスーパーに行ったり公園で息子と遊んだりしてくれました。しかし、海外に来てから1カ月が過ぎたあたりから、夫は仕事帰りに趣味のジムに行くか、現地の友人たちと深夜遅くまで飲みに行くように。夫はよく「仕事がプレッシャーだ」と私に言っていたので、私も夫にリフレッシュしてほしいと思っていました。 しかし、飲み会で日付が変わってから帰宅する夫と顔を合わせるのは朝ごはんの時間だけ、という日が多くなったのです。夫は泥酔した状態で帰宅したのか、スーツなどがリビングに散乱、お風呂にも入らず、トイレも流さず寝てしまっている状態。私はひとりで夜泣き対応をして早朝覚醒の息子を見ながら、夫が散らかした物を片付ける日々に毎朝うんざりしていました。 連日の飲み会を指摘すると夫が激怒同じ親なのに意識や行動がこうも違うのかと、夫に対してだんだんと怒りと悲しみが込み上げました。意を決して夫に、飲み会に行き過ぎていると思うこと、行くなら自分のことはしっかりやってほしいこと、私も慣れない海外生活と子育てで大変で頼れるのはあなただけだと伝えました。 すると夫は「俺も仕事が大変なんだよ! 何回も言ってるだろ! 理解してくれよ!」となぜかものすごいけんまくで激怒されたのです。私は今まで我慢していたものがプツンと切れてしまい、「もう無理!」と言って家の外に飛び出しました。時刻は金曜日の22時、息子を寝かしつけたあとでした。 夫から鳴り止まない電話とLINE私は夫に対する怒りで感情的になりながらも、「息子は寝かしつけたばかりだからしばらく起きないし、夫は次の日休みだから、少しの間私が外出しても仕事に響かないだろうし大丈夫」と考えていました。でも、万が一何かあってもすぐ対処できるよう、自宅マンションのロビーのソファに座って何をするわけでもなく、ただボーッとひとりの時間を過ごしました。 5分も経たないうちに夫からの電話とLINEが鳴り止まず、家を出てから15分で帰宅。最初こそ言い合いになりましたが、夫はその日を境に飲み会の回数を少し減らしてくれ、息子と私との時間を大切にしてくれるように。自分の身の回りのこともやってくれるようになりました。 今思うとお互いに自分ばかりが大変だと思って、相手を変えようと必死でした。未だに夫と喧嘩をすることはありますが、仕事や育児にかかわらず、経験したことがないことこそ軽く考えずに、相手を思いやる気持ちを大切にしなければと感じた出来事でした。 作画/キヨ著者:米久 熊代1歳児男児の母。人材会社や人事の仕事を経験し、夫の転勤を機に退職。現在はフリーランスとして前職関係の仕事とライターをしながら、プレママ・新米ママ向けブログを運営中。
2023年07月05日わが家は毎週末のように、車で約45分の夫の実家に遊びに行っています。でも助手席に座っている夫が、以前からスマホばかりいじっているのが少し気になっていて……。その道中で起こった、私の怒り&涙の体験談と、そこから得た教訓をご紹介します。 ※コロナ禍前の体験談です。 助手席で動画を見始めた夫夫の実家に遊びに行くときは、往路は基本的に私が運転しています。以前からその道中で、夫がスマホばかりいじっていることに対し、私は少しイライラしていました。でも夫は普段、仕事や家事、育児をとてもよく頑張ってくれているので、そこは大目に見ていました。 ところがその日はなんとイヤホンを取り出して、動画を見始めたのです! 私や子どもたちとのやりとりを遮断して自分の世界に入り込んでいる夫に、私は強い怒りを覚えました。 注意する私に夫が発した驚きのひと言動画を見始めた夫に、私は「動画なんて見ないでよ!」と強く注意しました。私は夫に、景色でも見ながら子どもたちと楽しくお話してほしかったのです……。しかし夫は驚きのひと言を発しました。「お前だってスマホ見てるじゃん」。 「……は?」私は子どもたちといるときはなるべく一緒に遊んだり、会話したりするようにしています。子どもたちの前でスマホを見ているときは、その日の天候、そのあと行く場所までの経路や所要時間を調べるなど、ほとんどが情報収集のためなのに。そんなことも知らずに、自分のことは棚に上げ、私を責めるなんてひどい……。 ショックで涙が止まらない私夫に言われたひと言にショックを受けた私は、一旦車を停め、号泣しながら気持ちを伝えました。私が子どもたちの前でスマホを見るときは、そのほとんどが情報収集のためだということ、自分の娯楽のためにスマホを見るのは子どもたちが寝たあとだということ。 伝えている間も悔しくて悲しくて、涙はあふれてくるばかり。それを見た夫は「ごめん」と謝まることしかできないようでした。それ以来、夫が助手席で動画を見ることはなくなりました。 私は自分が子どもたちのために日々頑張っていることを、夫が見てくれていなかったことがショックでした。でも私のほうからも、道中ではみんなで楽しく話そうよと伝えていればよかったのかもしれません。この件以降、やってほしいことはもちろん、今回のようにしてほしくないことも夫にしっかりと伝えるようにしています。 監修/助産師 松田玲子作画/キヨ著者:今岡めい6歳と3歳の超わんぱく兄弟を育てるママであり、フリーライター。「子育てで一番大切なのは母親が笑顔でいること」「幼児期最大の英才教育は遊びである」をモットーに掲げ、日々テキトー育児を繰り広げている。
2023年06月30日4歳の娘と目の離せない生後10カ月の息子を育てています。息子は最近ハイハイを覚え、家の中でもますます目が離せなくなってきました。それをわかっていないのが夫です。夫はすぐに「ちょっとだから」と子どもから目を離してしまうのですが……。そんなときに起きてしまった危機一髪の体験をお話しします。 「ちょっとお願い」って言ったよね普段、私ひとりで子どもたちを見ている場合、トイレなどで一瞬離れるときにはベビーサークルなどを使用していますが、夫がいるときには夫に子どもを見ていてほしいと頼んでいました。 リビングに家族4人でいるときは、私が子ども2人の世話をし、夫はスマホかパソコンをしていることが多いです。そのとき、家事で私が部屋を出ることもあります。夫に「ちょっと2人をお願いね」と言い、「はーい」という返事をもらって部屋を出るのですが……。2回に1回ほどの頻度で、私が部屋を出るタイミングで夫も部屋を出てきてしまうのです。 その理由はたいてい今じゃなくてもいいこと。歯ブラシを取りにきたり、お風呂を洗おうと思っただったり。そのたびに私は慌てて部屋に戻り、夫が用事を済ませてから改めて家事を仕切り直します。 いくら言ってもわからない夫夫にはこれまで何度も「お願いって言ったんだから子どもたちのこと見ててよ」と言ってきたのですが、「別にちょっとだけじゃん」と理解してもらえません。確かに4歳の娘なら少し目を離してもひとりで待っていられますが、問題はハイハイを始めた生後10カ月の息子です。 何でも口に入れてしまいますし、好奇心旺盛にいろいろ動き回ります。いくら安全なスペースに息子を置いてきているといっても、大人がいるのなら見ていてくれたほうが安心なのに……と私は不満でした。 危機一髪! 決定的な出来事あるとき、また同じように「見ててね」と言って私は2階に洗濯物を干しに。すると夫は2階に上がってきてしまい、下の階に子ども2人が取り残される状況になってしまいました。私は夫に「だから何で置いてくるの!」と言い、1階へ。夫は「すぐ戻るから」と言い私の後ろをついてきました。 そして2人が1階に降りたときでした。息子が電源コードで遊んでおり、プラグが抜けた状態が目に飛び込んできたのです。私は息子の名前を叫び、ダッシュでかけよって抱き上げました。夫は、ちょっとだからといつもの安全スペースに息子を入れずに2階に上がってきていたのです。 さすがに夫も反省私は息子を抱っこしたまましばらく心臓がバクバク。息子が電源コードで遊んでいたことを目の当たりにしたことと、「よかった……」と言って息子を抱きかかえている私を見て、さすがの夫も「やってしまった」と思ったようでした。 その日の夜、「息子がおもちゃに夢中だったから大丈夫だと思ったんだ。プラグを抜く力があるなんて知らなかった」と言い、かなり落ち込んでいました。 それ以降、夫は子どもたちを部屋に残してくることはなくなり、きちんと面倒を見てくれるようになりました。夫が理解してくれたことはよかったと思いますが、もう二度とあんな危険なことは起らないでほしいと願うばかりです。 監修/助産師 松田玲子作画/キヨ著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2023年06月26日娘たちを遅くまで児童館(放課後児童クラブ)や保育園に預けて働く私。ある日、そのことについて義父からショックな言葉を投げかけられ、悲しくなりました。そんなとき、娘たちのまさかの発言に救われて……!? 共働きなのに協力してくれない夫私は9歳・6歳・3歳の三姉妹の母です。共働きですが夫は育児には協力的でなく、毎日保育園の送迎や学校の準備など、すべて私がおこなっていました。 3人目が生まれた後の職場復帰で時短勤務を申請したものの仕事量はあまり減らず、持ち帰ったり、休憩時間に仕事をこなしたりと、何とか早く帰れるようにと頑張っていました。 義父からショックな発言が…仕事が終わらず、いつもより1時間ほど遅い19時ごろの迎えになった日のことです。子どもたちと帰り、家の前まで来たときに、近所に住む義両親とすれ違い、義父にショックな言葉を言われました。 「こんなに遅くまで保育園におったんか。もっと早く迎えに行ってやれよ。かわいそうに」。 私は仕事に育児にと頑張っていたつもりでしたが、義父の言葉を聞いて、娘たちにもつらい思いをさせているのではと思い、とても悲しい気持ちになりました。 娘たちの言葉に救われた!ショックを受けていた私に、娘が言いました。「ママ、明日も遅く来て! 今日、児童館すっごい楽しかったよ」「私も! 保育園ね、遅くなったら特別な部屋に行くんだよ!」と。 娘たちは児童館も保育園もとても楽しいようで、迎えが遅くなっても平気なようです。そんな孫たち様子を見た義父は、何も言えなくなっていました。 毎日、娘たちを預かってくれる保育園や児童館の先生方にはとても感謝しています。保育園や児童館に預けていることをかわいそうなことと捉えず、楽しく素敵な経験をさせてもらっていると前向きに考え、今後も仕事や育児を頑張りたいと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 作画/キヨ著者:桃野ゆか9歳、6歳、3歳の三姉妹の母。小学校教員を19年勤め、その間、育休や仕事復帰を経験。子育てや仕事の経験を元に、執筆活動中。
2023年06月23日1歳の娘が通う保育園までは、電車を降りて駅から歩いて15分ほど。その途中に階段があるため、娘を抱っこひもで抱えて通園していました。そんなある日、寝坊してしまい、なんと事件が! 暑い日だったので特に何も考えず、おろしたてのサンダルを履いたことがあだとなって……!? 寝坊して朝から大慌て!仕事で残業が続き疲れていたせいか、目覚まし時計のアラームをかけ忘れてしまい、普段より30分も遅く起きた朝のことです。普段はまずカーテンを開けて徐々に娘を起こすのですが、この日は娘にすぐ声かけをしたので不機嫌になり、案の定大泣き……。 いつもゆとりを持って娘に食べさせていた朝ごはんも、私が慌ただしくしていたため、なかなか泣き止まず食べてくれません。自分の身なりは後回しにして急いで玄関に向かいました。そして、少しだけ自分の気分をあげようと思い、新しいサンダルを履いていくことに。 見知らぬ人のやさしさに触れて…電車に乗っているときは気に留めていませんでしたが、急いでいたので早歩きし始めると、かかとがどんどん擦れてしまい、痛みが……! 娘は電車の中では寝ていたのですが、下車して歩いている途中でふと目を覚まし泣き始めました。娘をあやすのに必死でしたが、どんどん足が痛くなり、足を引きずるようにして歩き続けていた私。 そのとき、ふいに後ろから肩をたたかれ、振り向くとサラリーマンであろう男性に声をかけられたのです。そして「大丈夫ですか?」と心配そうな顔をして、子どもに人気のキャラクターが描かれたばんそうこうをくれたのです。 私がお礼を言うと「お互いさまですよ! 朝から大変ですね」とひと言。すでに心も体もヘトヘトだった私は、この心遣いに心が少し軽くなり、その後、無事に保育園に着きました。 見知らぬ男性がくれた、キャラクターのばんそうこうが私に元気をくれました。毎日せわしない朝を過ごし、娘の大泣きと日々格闘していますが、心に少しの余裕を持ち、他人への心遣いを持ち続けていたいと強く思う出来事でした。その日から、私はいつもばんそうこうを持ち歩くように。いつか誰かのお役に立てたらいいなと思っています。 作画/キヨ著者:伊東理恵子4歳の娘と夫との3人暮らし。育休や仕事復帰を経て、10年以上、商社の営業事務に従事。子育てジャンルの記事をはじめ、美容にも関心が高く、美容記事も執筆中。
2023年06月16日東海キヨスク株式会社は、6月20日(火)よりオンラインショップ「Click! Kiosk」や店舗限定で、東海キヨスクオリジナルのキハ85系グッズを当社限定で販売します。キハ85系車両やおなじみの「ひだ」・「南紀」に加え、臨時急行「いせ」のヘッドマークがデザインされたグッズはどれも必見!中でも、定期列車では見ることのできない行き先も含め、全表示を収録した「ミニミニ方向幕」は必ず購入したい逸品となります。※販売店舗の詳細は別紙をご確認ください。※店舗によって営業時間が異なります。【発売日時】2023年6月20日(火) 10時 オンラインショップ「Click! Kiosk」2023年6月20日(火) 開店時 名古屋駅等の18店舗【商品情報】●方向幕の回転が楽しめるミニミニ方向幕 キハ85系 3,000円ミニミニ方向幕 キハ85系新幹線0系・300系に続き「キハ85系」が新登場!上段:実車の現行行き先表示を忠実に再現。●貴重なヘッドマークもキハ85系アクリルマグネット4個セット 1,650円キハ85系アクリルマグネット4個セットキハ85形1100番台とヘッドマークがアクリルマグネットになりました。臨時急行「いせ」のヘッドマークは貴重です!●おなじみの行き先・ヘッドマークのチャームキハ85系チャーム付きアクリルキーホルダー 1,100円キハ85系チャーム付きアクリルキーホルダー『特急ひだ 高山』『特急南紀 紀伊勝浦』などの代表的な行き先表示とヘッドマークのチャームが付いたキハ85形0番台のアクリルキーホルダーは、みんなに自慢したくなるグッズです。●写真を入れたら気分は運転士さん!キハ85系車窓クリアファイル2枚セット 660円キハ85系車窓クリアファイル2枚セット人気の「車窓クリアファイル」シリーズに、キハ85形 0番台・キハ85形 1100番台が登場!窓の部分が透明で、中に入れた書類が見えてとても便利!※画像はすべてイメージです。※価格は全て税込価格です。※予告なく価格、仕様が変更となる場合がございます。※数に限りがございますので、品切れの際はご了承ください。<会社概要>会社名 :東海キヨスク株式会社代表者 :代表取締役社長 加藤 公一所在地 :愛知県名古屋市中村区名駅三丁目22番8号 大東海ビル9階設立 :1987年6月事業内容:小売業(東海旅客鉄道株式会社エリアの駅を中心に店舗展開)■URL ■キヨスクグルメ部【東海キヨスク公式】Twitter :@Tokai_kiosk Instagram:@tokai_kiosk ■オンラインショップ「Click! Kiosk」 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年06月13日娘が1歳を迎えたばかりのころ、思うように離乳食が進んでいないことが私の悩みのタネでした。そんな中、同い年の子どもがいる友人と食事に行きました。久しぶりに会った友人の言動によって、私はさらに落ち込むことに……。今でも忘れられない出来事です。 離乳食をほとんど食べない娘1人目の子である娘は、1歳半ごろまで離乳食をほとんど食べない子でした。味を付けてみたり、ベビーフードを試してみたりといろいろと試行錯誤しましたが食べず、どうやったら食べてくれるのか常に考えているような毎日……。 そんな中、学生時代の友人A子と久しぶりに会うことになり、A子には娘と同い年の子がいるので楽しみに向かいました。子ども同士も仲良くなれたらうれしいと思っていたのです。 育児書通りの子育てだけが正しいの?A子の子どもはよく離乳食を食べるようで、私の娘が食べないことを不思議に感じたようでした。A子は私の娘の離乳食が進んでいないと知ると「月齢に合った食事を作らないと! 話しかけながら食べさせている? それか味付けが悪い?」と立て続けに言ってきました。まるで私が何もしていないと思っているような言い方で……。 言われたことはすべて実践していたので「全部試したよ。それでも食べないから悩んでいるんだよ」と伝えたのですが、A子は「やってたら食べるでしょう。育児書見てたら簡単なのに」と勝手な決めつけ。私は悲しさや悔しさがこみ上げましたが、もう理解してもらえないと思い弁明するのをやめてしまいました。 その後は当たり障りない会話をし解散しましたが、ちゃんと笑えていなかったと思います。その後、A子とは連絡を取らなくなり、疎遠になってしまいました。 赤ちゃんもひとりの人間で、性格や好みも違い、育児書の内容が全員に当てはまるわけではないのだなと改めて感じる出来事でした。今でも思い出すと心が苦しくなりますが、このときのことを反面教師にして私自身は気をつけて人と接するようにしています。その後、娘は1歳半を迎えるころにはしっかりごはんを食べるようになり、小学生になった今では、好き嫌いなくたくさん食べています。 作画/キヨ著者:高山ななみ9歳、7歳、4歳、2歳の4人の子どたちと夫との6人暮らし。医療系の資格を保有。医療の知識や子育ての経験をもとに、ライターとして活動中。
2023年05月20日1人目の子どもである娘の出産後、娘をお風呂に入れるのは必ず私でした。たまにはひとり時間がほしいと夫に訴えると、衝撃的な言葉が返ってきたのです……。その後、夫が何をきっかけに、どう変わったのかをお話しします。 1日中2人きり!自分の時間がほしい私初めての育児。夫が仕事の間は、いわゆるワンオペ育児でした。娘が0歳代のころは、誰かと話すこともないまま1日が終わることも多く、娘を守るために1日中気を張っている状態。 ほんの少しでいいから自分の時間が欲しいと思い、仕事が休みだった夫に「今日だけひとりでお風呂に入りたい」と伝えたところ、返ってきた言葉は「なんで? サボりたいの?」でした。まさか、そんな言葉が返ってくるとは思わず、何も言い返すことができなかった私……。そして何よりも、30分ほどのわずかな時間でも、サボっていると取られてしまったことがとても悲しかったのです。結局その日も、私は娘とお風呂へ入りました。 娘の言葉は効果絶大!?夫からの言葉を受けて以来、私からひとり時間が欲しいと言うことはありませんでした。半分は意地もあったと思いますが、また同じ言葉をかけられたら泣いてしまいそうだったからです。 私は娘と一緒にお風呂に入り続けましたが、やがて娘が2歳になって話せるようになり、「パパと入りたい」と言うように。娘に「入りたい」と言われると夫も嫌とは言えず、ようやく2人でお風呂へ入ってくれるようになったのです。 その後2人目・3人目が生まれて、慌ただしくお風呂の準備をしている私を見てやっと大変さがわかったのか、夫が自ら子どもたちをお風呂へ入れてくれるようになりました。入浴後のドライヤーなども手伝ってくれるようになり、私の負担がラクに。むしろ私が乾かすよりも、夫が乾かしたほうが、子どもたちの髪の毛はサラサラになります。 最初から、自分の気持ちをしっかり伝えることができていたらよかったのかもしれません。今は夫自身も生活の変化を経て、率先して子どもと関わってくれるようになっているので、今後は声に出して伝えればわかってくれるはずだと信じています。これからも夫婦で協力し合い、4人の子どもたちの成長を見守っていきたいと思います。 作画/キヨ著者:高山ななみ9歳、7歳、4歳、2歳の4人の子どたちと夫との6人暮らし。医療系の資格を保有。医療の知識や子育ての経験をもとに、ライターとして活動中。
2023年05月16日妊娠中、つわりで大変なときもそのつらさを理解し、サポートしてくれた夫。初めての出産に対する不安を抱えていたときも、寄り添ってくれました。「夫は妊娠出産の大変さを理解してくれている」。そう思っていたのですが……。 私たちのバースプラン赤ちゃんは2人揃って迎えてあげたいと決めており、立ち会い出産を希望。里帰りを終え、出産予定日よりも少し前に陣痛が始まりました。しかしお産は進まず、夫は一度仕事へ戻ることになりました。ようやく進み始めたものの、夫はまだ遠方で仕事中のため、すぐには駆け付けることができません。 本格的な痛みが伴う陣痛が始まってから6時間が経ったころ、「もし陣痛が耐えられそうにないなら、希望は叶わなくなるかもしれないけれど、破水を促せば子宮口が開きやすく、もっと出産をラクに進められるよ」と助産師さんに言われました。しかし、「赤ちゃんの状態が大丈夫なら、可能な限り夫の希望を叶えてあげたい」⋯⋯そう思いながら、その後も必死に痛みと闘っていました。 出産後、夫からまさかの発言助産師さんの助言を頂いてから3時間後、夫が無事到着。それと同時に破水を促し、すぐに子宮口全開大となり、無時出産となりました。なんとか立ち会い出産を叶えることができ、夫婦そろって涙を流しながら喜びました。夫の顔を見ながら、「陣痛は苦しかったけれど、頑張って本当によかった」心からそう感じていました。 しかし、幸せな時間が流れていたのも束の間! 落ち着いたころに、夫がびっくりな発言をしたのです。「割とスムーズでラクな出産になって本当によかったね」。⋯⋯開いた口が塞がらないとはまさにこのこと。「ラクな出産」。悪気はなかったにしろ、夫の発言に私はとてもモヤっとした気持ちになりました。そして悲しくもなりました。 夫に物申す!夫の言い分は…?夫は私が陣痛で苦しむ姿を一切見ることなく、病院に到着してすぐの出産だったため、スムーズでラクな出産に思えたようです。さらに出産については、自分にできることはないと思い、出産の流れについても事前に調べることもしなかったようでした。 そこで私は、「2人の夢を叶えるため助産師さんの助言後も陣痛に耐えたこと。本格的な陣痛がどれほどの痛みで、それに耐えることのつらさがいかなるものであったか。さらにラクな出産というものは、そもそもないのだ」ということを説明しました。夫はしっかり話を聞いて理解し、自身の発言を反省してくれていました。 このことから、私たちは産後のトラブルや育児に関して可能な限り、共有するようにしました。仕事が忙しいため、すべてを把握してもらうことは難しいですが、夫が理解しようと関心を向けてくれただけで私はうれしかったですし、心が救われました。慣れない育児は大変でしたが、夫の存在には救われました。それでも2人目の出産は、陣痛から付き添ってもらおうと心に決めています。 監修/助産師 松田玲子作画/キヨ著者:山下亜衣10歳と7歳のサッカー小僧の母。子どもたちを応援するため、アスリートフードマイスターを取得。転勤族で現在は地方での生活を満喫中。趣味はキャンプ。
2023年05月07日私たち家族は、昔ながらの商店街の近くに住んでいます。老若男女が行き交う下町の雰囲気は活気があって、夫も私もお気に入り。赤ちゃん連れで通りを歩くと、中高年の方に「かわいいわね」と声をかけられることも。ただ、以前から言われて引っかかる言葉が1つだけあります。 通りすがりに「かわいそう」私は子どもにかけられる「かわいそう」という言葉が、どうしても気になってしまいます。初めて「かわいそう」と言われたのは、息子が生後5カ月のころ。8月の暑い日でした。13時からの保育園の見学のためにベビーカーを押して歩いていると、前から歩いてきた高齢の男性に「こんな暑いときにかわいそうに」と言われました。私は、周囲から子どもにかわいそうなことをする親のように見えるのかとショックだったことを覚えています。また別の日。雨の中、傘をさして1歳の娘を連れてお店の列に並んでいると、「雨が降ってるのにかわいそうに」という高齢の女性の声が。 さらにある2月の寒い日の商店街で。1歳半になった娘が靴下を何度履かせても嫌がるので、あきらめて素足の状態で抱っこしていました。すると通りすがりの年配女性が突然、娘の足をつかみ「こんなに冷たい足になってかわいそうに」と……。 引っかかる一言も良いように解釈!子どもについて「かわいそう」と言われるたびに、私が親として至らないのだろうか?と責められる気持ちに陥ってしまいます。この経験を近所のママ友に話したところ、私と同じように声をかけられて、傷ついたことがあると聞きました。そこで私は、通りすがりにかけられる「かわいそう」という一言は、地域の人と親しみやすい下町だからこそかけられる言葉なのかもしれない、とプラスに解釈することにしたのです。 「かわいそう」という言葉は、きっと声をかけた人なりに、子どものことを考えての発言なのだと、良いように受け取りつつ、自分の何気ない言動には気を付けていこうと思っています。 作画/キヨ著者:境まいこおちゃめな4歳男児と声が大きい1歳女児を育てるナースママ。ライターとしてさまざまなジャンルの記事を執筆している。
2023年04月29日息子が生まれたころ、夫は激務。朝から夜遅くまで仕事をして、さらに月に何度かは土日も出勤と、とにかく忙しそうでした。平日は私との会話もほぼスマホを通して……という日々が続き、ついに私は疲労とストレスの限界を迎えました。 だんだん、私だけになっていく育児産後の里帰りが終わり、自宅アパートでの育児が始まって、日中は私がひとりで息子の面倒を見ていました。仕事が忙しい夫に悪いと思い、夜間授乳もひとりでこなす日々で、孤独感が拭えません。 「息子の成長を夫と共有したいのに……」という気持ちが膨れ上がっていきました。 大ざっぱな夫にイライラ!夫は、率先して息子のお世話をしますし、家事についても嫌がらずにおこなってくれます。けれど、どこか大ざっぱなんです。息子がハイハイし始めたころ、口に入れてしまいそうな物を床に置いていて、夫にものすごく怒りました。 他にもエアコンの温度設定や着替えの服選びなど、とにかく「もうちょっと気にして!」というところが抜けていて、私はそのたびに夫に教えなければなりませんでした。 2人で育児がしたいのに…私は産後3カ月で仕事復帰したのですが、人に教える仕事をしながら、なぜ家でも夫にいろいろ指導しなければならないのか……と思うように。夫は育児において、何かをするごとに「これでいい?」と聞いてくるのです。聞かれることはすべて、前に教えたことばかりで、「いい加減にしてほしい」と怒りが頂点に達した私。 「育児に関しては、同じスタートラインに立ったはず。だから、家事にレベルの違いはあっても、せめて育児だけは私と同じ経験値になるようにしてほしい」と話しました。すると夫は、反省した様子で「意識が足りていなかった。きちんと行動で示す」と、自分なりに育児に関してこまかくメモを取るようになったのです。 その後、育児メモは息子の成長とともに定期的にアップデートをしながら、夫婦で共有しています。今さらですが、私も言葉で言うだけでなく、見えるもので共有すればよかったな……と思いました。息子が3歳になった今、夫は先回りして息子のことや、家事を進めてくれるように。おかげで、息子は夫と2人で出かけるのがとても好きなようです。これからも夫婦で協力して育児をしたいです。 作画/キヨ著者:畑野ナツミ
2023年04月22日家族で外食に行くのは、家で3食自炊している主婦の私にとって息抜きの時間でもあります。でもひとつだけ不満が……。それは、外食しているとき、いつも子どもが食べ終わってからしか自分の食事がとれないこと。せっかくのおいしそうな食事。冷めたものを食べるのはちょっとテンションが下がります。この不満を、ある日の外食時に夫に伝えたところ、まさかの返答が……!? 私ばかり食事が後回し!?夫への不満わが家にとって外食は休日の家族団らんのレジャーであり、毎日食事を作る主婦の私の息抜きです。家族そろっての外食は楽しみですが、私には不満がありました。それは、まだまだ食事の介助が必要な2人のわが子たちを食べさせてからしか、自分が食事にありつけないということ。 子どものお世話をしていると食事が提供されてからすぐに食べられないので、冷めた食事を食べることに。そんな私を横目に夫は自分の注文した物が提供されたらすぐに食べているのです。それに気づいて「パパだけずるい!」と思うようになったのです。 ずるいと思っていた行動。夫の言い分とはある日、私は夫に「パパだけいつもあったかいごはんが食べられていいな。子どものお世話代わってほしい!」と不満と要求を伝えてみました。そこで夫が言ったことは私には驚きの視点でした。 外食先で周りの人の視線が気になり、先に子どもの介助をする役割を代わることができなかったというのです。夫は「男をたてられない妻」のレッテルが私に貼られるのを懸念してくれていたということ。夫なりの気づかいがあったとは知らず、自分の思いだけで怒ってしまっていたことに気づきました。 考えを共有して、お互い納得するかたちに夫の考え方も聞けて、それが私を思っての行動だったことをうれしく感じました。しかし帰宅後、周りがどう思うかは私たちにとって一番大事なことだろうかと夫婦で考えることに。 家では夫婦で協力してできることを率先しておこなってくれる夫を頼もしく思っているので、外だからとか周りの目とかを気にしてほしくない! 私たち家族にとって一番は、不満が偏らないように家事も育児も分担することだと認識を合わせることができたのです。 今回の経験を通して人目を気にする夫に、私の気持ちにも気づいて!私のことも尊重して!と伝えることができてよかったです。夫は私に言われて初めて、私が我慢していたことに気づけたといっていました。今後も他人の目よりも、私たち夫婦がどう考え相手を思いやり行動するかということを大切にしたいと思っています。 監修/助産師 松田玲子作画/キヨ著者:三宅ちよこフリーランスとして働きながら一男一女を子育て中の母。ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、株や不動産投資を副業としている。ライターとして主婦のためのお得な情報や子育てに関する体験談を執筆している。
2023年04月14日私は、産後は産前とはまったく体型が変わってしまいました。全体的にぶよぶよになった感じです。そんな産後の体型変化について、夫にからかわれ悔しい思いをしたことがあります。夫から言われて嫌だったこと、それにどう対処したのかお話しします。 おっぱいが垂れた産後娘を産む前まで知らなかったことはたくさんありますが、産後の体型変化はその中の1つです。おなかがしわしわになる、腰回りが太くなるといった一般的なことはわかっているつもりでしたが、こんなにも胸が垂れるとは知りませんでした。 私は母乳の出が悪く、そのため授乳していないときでも、とにかく多く母乳をとろうとおっぱいを揉みしだいて搾乳していました。それが原因なのか、娘が生まれて半年経つころには、おっぱいは伸びきり下に大きく垂れてしまったのです。 夫に言われた「おっぱい垂れたね」垂れたおっぱいを見るにつけ、きれいじゃないな、以前の体とは全然違うな……と自分でも思っていました。それと同時に、これは自分が一生懸命育児を頑張っている証拠だとポジティブにも捉えていました。 そんなある日、娘と夫と一緒に海へ遊びに行ったところ、水着姿の私を見て夫が笑いながら私にこう言ったのです。「おっぱい垂れたね」と。 夫の言葉に激怒その言葉に私は激怒。たしかにおっぱいは垂れました。きれいとは言い難いかもしれません。ですが、これは昼夜問わず一生懸命私が育児に取り組んだ結果でもあります。自分よりもとにかく家族と娘の幸せを考え、自分のことは二の次にしてきました。 それがいいか悪いかは置いておいて、一番の理解者であってほしい夫にそう言われ、とても嫌な気分になったのです。私の怒りに夫は平謝り。夫は軽い冗談で言ったそうですが、次また同じことを言ったら離婚する!と言い渡してその場はおさまりました。 ひとりの時間をくれた夫夫はその出来事で何か考えるところがあったようです。それ以来、夫は積極的に娘を預かり、私が美容院やピラティスに行く時間を作ってくれるようになりました。 私の状態といえば髪はぼさぼさ、肌はボロボロ、ネイルなんてもってのほか……だったので、正直この夫の態度の変化はとてもうれしかったです。なにより、ひとりの時間ができたことで、少し余裕をもって娘や夫と向きあえるようになりました。 「おっぱい垂れたね」という夫の心無い言葉。とても嫌な気持ちにはなりましたが、結果として夫も私の努力に敬意を払ってくれるキッカケとなりよかったと思っています。娘が5歳になり少し育児に余裕がでてきた今、もっと最初から夫に助けを求めていれば……と反省もしています。ひとりの時間も家族の時間も大切に、これからも育児に励んでいきたいです。 監修/助産師 松田玲子作画/キヨ著者:レイトン 愛加
2023年04月08日私は息子2人、末っ子娘1人、計3人の子どもを持つ兼業主婦です。待望の娘が生まれるまでは女の子が欲しくて、同じ悩みを持つママ友と「女の子だったら、ずっとお風呂一緒に入ってくれるね」とよく妄想話をしていました。そして妄想だけでは終われず、1年の不妊治療の末に妊娠。妊娠7カ月に「90%女の子ですね」と主治医に言われて夢が叶ったと大喜び。でも同じ悩みを持つママ友には悪い気がして連絡できずにいたのですが……。 苦労を共有したママ友に送った年賀状 児童館で知り合ったママ友とはお互いの年齢も近く息子たちの学年も一緒で、環境が似てることもあってとても気が合いました。ばったり会えば男の子ならではのあるあるを長々話すのが楽しい、育児には欠かせない友だちでした。 ママ友といるとき、児童館で遊ぶ女の子を見るたびに「女の子欲しいよねー、でも3人は大変過ぎるね」と愚痴っていました。やがて再開発のため近所の児童館がなくなり、お互い仕事も忙しく、コロナ禍も重なり私の第3子妊娠を知らせるのは年賀状になりました。 まさかのママ友も第3子妊娠中!性別は?ママ友の年賀状を見てびっくり! ママ友も第3子を妊娠中とのこと。すぐにLINEで「お互い第3子だね。こっちは待望の女の子だよ」と送信。戻ってきた返事は「そうなんだー! 楽しみだね」……あれ? 性別を言ったのは私だけ? もしかして男の子? モヤモヤしてこれ以上LINEは送れませんでした。女の子でも男の子でも幸せなことに変わりありませんが、ずっと女の子を切望していた同志。片方だけが女の子だったら関係が壊れてしまうんじゃないかと心配していました。そして娘が生まれて間もなく、ママ友の子どもも生まれました。再びLINEで報告。今度こそ性別を知りたい私は、「うちは桜という名前をつけたよ、〇〇さんの赤ちゃんの名前は?」と送信。ママ友からは「私の子は歩という名前だよ」と返ってきて、どっちなのかさらに迷宮入りになりました。 結局わからないまま、お宅訪問その後、私が娘の写真を送ってもママ友から写真がくることはありませんでしたが、そのことは気にせずに連絡を取り合いました。そしてお互いの第3子が生後半年を過ぎ、私がママ友の家に訪問することに。道中、モヤモヤする気持ちでいっぱい。 ママ友の家に到着しドキドキするなか、「いらっしゃーい」とママ友の声とともに開いたドアの先には、パパに抱かれたパープルと白のボーダーロンパースを着た赤ちゃんがいました。……どっちやねーん! すると、ついてきた私の息子が「あれー男の子? この子男の子みたーい」と騒ぎ出し、ママ友が「ブー! 女の子でした。桜ちゃんと一緒よ」と答えました。女の子ーー!「早く言ってよ〜」と、私は思わず声に出してママ友に訴えていました。 ママ友にずっとモヤモヤしていことを話し、「生まれたら性別言うでしょ」と私が突っ込むと、ママ友は舌を出し「へへへ、実は今日のお楽しみにしようと思って言わなかったんだよね」とのこと。私はすっかりママ友の思惑通りになってしまったようです。これにて一件落着。ママ友とは育休中にショッピングモールでお茶をし、お互いの娘を愛でて、ますます仲良く過ごせそうです。 監修/助産師 松田玲子作画/キヨ著者:巳村 糸8歳、6歳、0歳の子どもを持つママ兼保育士。趣味は旅行、レジャー、ショッピング。家族5人になり、軽自動車を手放して7人乗りの天井が見える車を購入。この夏は初のオートキャンプを計画中。
2023年03月30日夫の仕事は毎日のように残業があり、出張も多く激務です。わが家には5歳の息子と0歳の娘がいて、私はワンオペ育児をしています。夫の仕事が忙しいことは理解しているので、夫が休みの日も含め、私がワンオペ育児になることは仕方がないことだと思っています。しかし夫が、自分はしっかり育児をしている「イクメン」だと思っていたことが、夫のある発言で判明したのです! ほとんど育児に参加しない夫夫は休みの日の前日に遅くまで仕事をしていることが多いため、休みの日は昼前に起きてきて、午後からも気づいたら横になって昼寝をしています。育児は私がどうしても手が離せないときに、私からお願いをすればしてくれる、といった状況。 例えば、娘のおむつ替え。普段からやり慣れていないからか、おむつがズレていて、後から漏れてしまうことも頻繁にあります。その後の処理をするのは決まって私。実は第1子である息子が赤ちゃんのときからその調子で、夫はおむつ替えを数回しかしたことがないのです。 会社の後輩の話を聞いた夫は…そんな夫がある日、「この前3人目の子どもが生まれた後輩(男性)、おむつ替えを1度もしたことないらしいよ! ありえないよね!」と、後輩のことを何もしていないパパだと嬉々として話し始めました。自分のことを棚に上げている夫の様子に驚いた私。そして「いや、パパも同じようなもんだよ。パパだってそんなにやったことないじゃん……」と、つい正直に言ってしまったのです。 しかし、私の発言に夫はもっと驚いていました。続けて、「俺はおむつ替えしたことあるから! 後輩は抱っこもあまりしないし、子どもと遊ぶこともそんなにないらしいよ! 俺は抱っこもするし、子どもと遊ぶじゃん」と言うのです。私からすれば、夫はおむつ替えだけでなく、抱っこも遊びも積極的にしているわけではありません。 人と比べず自分自身を見つめなおして!夫は後輩と自分を比べて「俺はイクメンだな」と言うので、私は「人と比べて自分はできている、という考え方は違うのでは?」と伝えました。また実際、私が普段どれだけの育児をしているのか具体的に伝え、私は夫のことをイクメンだと思っていないことも伝えました。すると夫は「たしかにイクメンではないか……」とつぶやき、理解してくれたようでした。 そもそも私は、ワンオペ育児に不満を感じていたわけではありません。夫にはもっと育児に参加してほしいのですが、仕事が忙しいからできてなくても仕方ないと納得していたのです。しかし夫が「俺は十分に育児に参加している。自分より育児をしていないパパはたくさんいるのだから」と安心しているのであれば、それは不満に思います。 家庭環境は人それぞれで、親子の関わり方や考え方もさまざまだと思います。私は夫に、他の家庭と比べずに「自分自身の子どもとの関わり方はどうなのか?」を考えてほしいのです。また、私も「ワンオペ育児は仕方ない」と思って、何でも自分だけでおこなってしまっていたことが、夫をこのように勘違いさせてしまった一因だったと反省しています。これからは夫に任せられる育児は少しずつ任せて、“一緒に”子育てをしていきたいと思います。 作画/キヨ著者:海原えめ5歳息子と0歳娘を育てるアラフォー母。2児のワンオペ育児に奮闘する毎日。サービス業で働きながら、幼児食インストラクターとして活動している。
2023年03月25日長女は、子育てする上で「ラクな子」かと言われれば、確かにそうなのかもしれません。でも、長女を育てている私本人が「ラクな子」と言うのはわかるけれど、育てていない母に「ラクな子」と何回も言われることにモヤモヤ……。何度も、長女のことを「ラクな子」と言ってくる母に、反論してみた話です。 初めての育児でいっぱいいっぱい20歳で出産し、その後シングルマザーとなった私。長女が2歳を過ぎるころまでは実家に同居させてもらっていて、父方の祖母、両親、妹と一緒に暮らしていました。初めての育児に、いっぱいいっぱいの毎日。若くして出産したので、育児に関する悩みを共有できる友だちはおらず、私は密かに孤独を感じていました。 まず、苦労したのは母乳のことです。自分自身、母乳で育てたい気持ちが強かったので頑張りましたが、授乳のたびに乳頭が痛いし、乳頭が切れて水ぶくれにもなるし、夜間は頻回授乳やうんちの背中漏れ……と、とにかく日々を過ごすことだけで精いっぱいでした。 同居の母からの声かけにモヤモヤ!長女はあまり夜泣きせず、生後2カ月のころから夜通し寝る子でしたし、人見知りもそれほどなく、離乳食の好き嫌いもあまりありませんでした。 そんな長女の様子を見た母から、事あるごとに「〇〇(長女)は、手のかからないラクな子だね」と言われる日々。「3人の子どもを産み育ててきた母にとってはそうかもしれないけど、私は私で育児の悩みだってあるのになぁ」と思っていました。 なかなか寝ない長女。それでも母は…長女が生後10カ月のころ、とても苦労したのが夜の寝かしつけでした。夜に長女を寝室に連れて行くと、抱っこでないと泣き叫び、ひどいときは2時間以上も抱っこして寝かしつけていました。さらに、その時期になると夜泣きもあり、夜に1時間以上、泣き続けることもしばしば。 ある日、長女が機嫌良くひとり遊びをしている様子を見た母に「〇〇はラクな子だから、ママも余裕持って生活できていいね」と言われ、ついに私は、「ラクな子、ラクな子って言わないで。私にとっては初めての子育てで必死だし、寝かしつけが大変とか、悩みだってあるの!」と反論してしまいました。母は少しびっくりした様子でしたが、「そんなに何回も言ったつもりはないんだよ。ごめんね」と謝ってくれました。 3人の子どもを育て上げた母にとって、長女は“手がかからないラクな子”だったのかもしれません。ですが、私にとっては初めての子育てで、毎日いっぱいいっぱいだったので、「ラクな子」と言われることが、だんだんとストレスになっていきました。私が母に反論してからは、長女のことを「ラクな子」とは言わなくなり、私に寄り添ってくれる声かけも多くなったので、思いきって反論してよかったと思っています。 作画/キヨ著者:吉川 みきな14歳女の子と4歳男の子、0歳の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。
2023年03月14日子育てを始めて1年ほど経ったころ、私は“つもり作業”で痛恨のミスを連発してしまいました。食事中にお茶が飲みたい息子に対して、飲めない状況を何度も作りだしてしまったのです。どんな言い訳も通用しない、私のしくじった話を聞いてください。 いつも通り麦茶入りのストローマグを用意わが家では生後10カ月ごろから、毎日ストローマグを使って水分補給をしていました。分解して洗浄しておいたストローマグを、朝食時に組み立てて渡すのが日課だったのですが、いつものように麦茶入りのストローマグを息子に渡すと、置いたり、口元に持っていったりを何度も繰り返していたのです。 「遊びたくなっちゃたのかな」とほほ笑ましく眺めていました。しかし、見ているとだんだん息子の顔がしかめっ面になっていったのです。「朝食が気に入らなかったのかな」。このとき、私はまったく気づかなかったのです……。ストローマグにストローがささっていない事実を! さすがの息子も怒り心頭に発するストローがささっていないストローマグは、まったく機能していません。お茶を飲みたいのに飲めない息子は、ストローマグの扱いがどんどん乱暴になり、テーブルに叩きつけながら泣き出してしまいました。 「なにか様子がおかしい。もしかしてお茶が飲めていない?」と、私はやっとストローがささっていないことに気づいたのです。謝りながらすぐにストローをさして息子に手渡すと、ごくごく一気飲み。普段おっとりな息子が怒りを爆発させるまでわからないなんて、私は本当に情けなくて申し訳ない気持ちでいっぱいでした。 お茶の減り具合までしっかり確認1度のミスでこりたはずの私ですが、その後もつもり作業で同じミスを連発。もうミスは許されないと考え直して、策を練ることにしました。打開策は、お茶の減り具合をしっかり確認するまで目を離さないこと! 実に簡単な策ですが、これが効果てきめん。ミスがほとんどなくなりました。そして息子が1歳3カ月になったころには、ストローマグを使う機会も減って、コップを常用するように。息子の成長にも助けられ、ストローマグ問題はおのずと解決する結果となりました。 育児をする中でいろいろな「ごめんね」がありますが、目の前にお茶があるのに飲めないもどかしさを一生懸命に感情と態度で示してくれた息子に感謝です。ストローマグでお茶を飲めたときの最高の笑顔は今でも忘れません。 作画/キヨ著者:やまもとみゆき4歳のマリオ大好きっ子と夫との3人暮らし。アロマの資格を保有。マーケティングの勉強をしながら、趣味を生かした記事を執筆するなど、ライターとして活動中。
2023年02月18日4歳の娘と生後11カ月の息子を連れて行った病院は、なんと30人待ち。静かな待合室の中で、おとなしく待っていられない子ども2人を相手しながら、なんとか待ち時間をやり過ごしていました。しかし、名前を呼ばれたのが、受付番号よりもずいぶん早かったのです……。 子ども2人を連れて30人待ち!?ある日、娘の目が腫れていたので、朝一番で眼科に連れて行きました。初めて行くその眼科は、なんと診療開始前なのにすでに30人待ち! 田舎なので他に選択肢もなく、仕方なく子ども2人を連れて待つことに。しかし、待合室はキッズスペースもなく、ただ椅子が並んでいるだけ。ハイハイが楽しい時期の息子と、目の腫れ以外は元気な娘が待つのには、なかなか大変な状況です。 大人ばかりでシーンとした待合室の中で、ドタバタと音を立ててしまうたびに「シーだよ! 座ってようね!」と言いますが、急いで出てきたため、おもちゃも持っておらず、四苦八苦しながら子どもたちの相手をしていました。 こちらを見て受付に何か言う人たち…すると待合室にいた患者さんたちが、ポツポツと受付に何かを言いに行くのが見えました。最初はあまり気にしていなかったのですが、私たちのほうを指さしながら受付で何か話している人がいたので「もしかして、うるさいって言いに行っているのかな? ごめんなさい……!」と申し訳ない気持ちでいっぱいに。 「早く呼ばれてくれ~!」と泣きそうになりながら、子どもたちをなだめていると「○○(娘の名前)さん!」と呼ばれました。まだ診療が始まって5人くらいしか呼ばれていなかったので「あれ?」と不思議でした。 みなさんの心遣いに感動!思わず「30番なんですけど、間違っていませんか?」と聞くと、受付の方は「間違っていませんよ」とにっこり。「私たちの様子を見かねて優先してくれたのかな」と思いました。すぐに診察は終わり、支払いに呼ばれた際、受付の方に「お気遣いくださってありがとうございました」とお礼を言いました。 すると、「いえ、他の患者さんで、何人かの方が順番を譲りたいと言いに来てくださって。小さいお子さんがいると大変ですもんね」と言われました。そう、あのとき受付に何かを言いに行っていた人々は、文句ではなく「順番を譲りたい」ということを言いに行ってくれていたのでした。 申し出てくださったすべての人にお礼を言いたい気持ちでしたが、どの方が譲ってくれたのかわからず、お礼は言えずじまい。病院を後にするとき、待合室に向かってペコリと頭を下げるのが精いっぱいでした。たくさんの人のやさしさに感動した体験談です。 作画/キヨ著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2023年02月14日息子が1歳のとき、雨の日でも広いところで遊ばせたいと思い児童館へ行ってみました。初めての場所で息子は大はしゃぎ。しかしそこで職員さんに言われた言葉により私は落ち込んでしまい、その後も児童館へ行くのがつらくなってしまいました。その気持ちをどのように切り替え、乗り越えたのか、私の体験談を紹介します。 初めて行った児童館息子が歩けるようになったばかりのある日、公園へ行こうとしたところ、外はあいにくの雨。息子が外に出たがっていたので、自宅から少し離れた場所にある児童館へ車で行ってみることにしました。そこへ行くのはその日が初めてでしたが、息子は人見知りせず、広い体育館や初めて見るおもちゃに大はしゃぎ。私はその様子を見て、連れてきてよかったと満足していました。 ふと隣の部屋を見ると、絵本やままごとのスペースで輪になって座っている5、6人のお母さんたち。横でお子さんを遊ばせながら、楽しそうに話していました。盛り上がっているなぁと思い見ていたところ、児童館の職員さんに「どんどん輪に入って、お話ししてね」と言われました。 考えすぎて落ち込んでしまい…「輪に入って」と言われ、私は、他のお母さんと話さなきゃだめなのかな……でも今からあの中に入っていく勇気はないな、と落ち込んでしまいました。もちろん職員さんは、初めて来た私に気を使って言ってくれたんだと思います。私が仲間に入りたいように見えたのかもしれません。 私自身、他のお母さんと話して救われることもあるし、同じような人も多いと思います。ただ、そのときはそんな気持ちではなかったし、子どもを広いところで遊ばせたかっただけ。気にせず遊んでいようとも思ったのですが、なんとなくそこにいるのがつらくなってしまい、息子に「お買い物へ行こう」と言って児童館から出ることにしました。 心が軽くなった1歳半健診その後しばらくは、他の児童館や親子が集まる場所へ行くのも気が引けてしまい、家の前やあまり人がいない公園などで遊んでいました。息子に申し訳ないなと思っていたところ、1歳半健診で保健師さんとお話しする機会がありました。そこで児童館や子育てサークルなどは行っているか?という話に。 私は、「子どもは楽しんで遊べるけど、私がそういう場所が苦手になってしまって……。でも、子どものためには行かなきゃだめですよね」と相談。すると保健師さんに、「お母さんがつらいと思うなら、無理に行かなくても全然大丈夫。行かなきゃいけないなんてことはないですよ」と言われました。その言葉を聞いて、私は心がとても軽くなりました。 健診で保健師さんと話したあと、私は変に重く考えすぎていたなと反省しました。無理せず自分のペースで子どもとの時間を楽しもう!と思うようになってから、児童館などにも行けるようになったのです。子どもと笑顔で過ごせるなら、場所はどこでもいいんだと気づいた出来事でした。 監修/助産師 松田玲子作画/キヨ著者:斉藤 ひかり6歳女児、3歳男児の母。転勤族。結婚前に音楽業界で働いていた経験を生かし、主に音楽・エンタメ・子育て関連の記事を執筆中。
2023年02月06日娘と公園に行くと、いつもは空いている公園が男子中学生に占領されていました。男子中学生の中で幼い娘と遊ぶのには抵抗があったのですが、実際に公園で遊んでみると意外な展開が待っていたのです! 夕方、公園に行ったら……私の娘が1歳半になったころのことです。歩くのが大好きな時期だった娘のために、私はほぼ毎日公園に行っていました。普段は午前中に行くのですが、その日は予定があり、私と娘は夕方16時ごろ公園へ行くことに。 着いてみると、8人の男子中学生が遊んでいて、公園を占領していました。ブランコが2つと、すべり台が1つの小さな公園です。少年たちの中にはブランコに乗りながら楽しそうに会話をしている人もいれば、ボールを使ってサッカーをしている人もいました。 この状況の中で、まだ幼い娘が遊ぶのは難しいと思い、私たちは帰ることに。娘に「今日はもう家に帰ろう」と声をかけました。しかし、着いたばかりで遊びたい娘は、私の手を引っ張って公園に向かって歩いていきました。男子中学生から意外なひと言公園の中に入ると、少年たちの視線が私たち親子に向けられているのを感じました。そこで、ひとりの少年から意外なひと言が。「小さい子どもが来たから、気をつけて遊べよ」と、みんなに声をかけてくれたのです。 その言葉通りに、娘が公園の中を歩くと、少年たちは先ほどまでしていたサッカーを止めて、ベンチに座って会話を楽しんでいました。それだけではなく、少年たちのうち数人は娘にボールをコロコロと転がして、一緒に遊んでくれたのです。娘はとても楽しそうで、私も少年たちのやさしさにうれしい気持ちでいっぱいでした。 少年たちに教えてもらったこと公園では30分ほど遊んで、そろそろ帰ろうとしたときに、少年たちに一緒に遊んでくれたお礼と、「せっかく友だち同士で遊んでいたのに邪魔をしてごめんね」と伝えました。すると少年は「公園はみんなで楽しく遊ぶところだから」と言ってくれたのです。 このような言葉を男子中学生から言われると思っていなかったので、とても驚いたのと同時にとても感動しました。娘にも、公園ではみんなでルールとマナーを守って楽しく遊ぶということを、少しずつ教えていきたいと思います。 最初は、公園で遊ぶ男子中学生の集団に対して、普段接する機会がないこともあり、苦手意識を持っていました。しかし、私が出会った彼らは、素敵な考えを持つ少年たちでした。娘にも少年たちのように、ゆずり合い、みんなで楽しく遊べるような、やさしい気持ちが少しずつ芽生えるといいなと思います。 作画/キヨ著者:西谷 実和子2歳の娘と夫と3人で島で暮らしています。
2023年01月27日私の夫には3つ離れた兄がいて、義兄の姪っ子が生まれてちょうど1年後に私たちの息子が生まれました。それぞれ義実家とは別居していますが近くに住んでいて、月に最低2回は義実家に子どもを連れて遊びに行っていました。姪っ子と息子は誕生月が同じため、発達の度合いを1年前の姪っ子と何かと比べる義父に私は毎回モヤモヤ。そして義父の発言に耐えきれずついに爆発……! そのときの義父の対応と、私が学んだことをお伝えします。 ちょうど1歳年上の姪っ子義兄夫婦には、私の息子より丸1年早く生まれた姪っ子がいます。息子は体が少し小さめに見られがちでしたが、発達は標準的。比べて姪っ子は平均よりも早い成長で、私は何となく差を感じていました。しかし成長はそれぞれだし、近所の同学年の子と息子の成長を比べられて私自身が嫌な思いをした経験が何度かあったので、姪っ子だけではなく日ごろから周りの子と比べないようにしていました。 そんな私に義父は「1年前には○○はずいぶんハイハイしてたぞ」「1年前の同じころにはこんなことができていたなぁ」などと言うことが度々あり……。私はそれを聞いてモヤモヤが募っていきました。 義父に怒り爆発姪っ子は歩き出すのが早く、生後10カ月ごろだったことは当時から義両親に聞いていました。しかし私は息子を産む前の話だったことと、出産前で子どもの成長スピードを認識していなかったため、あまり深く気にすることはありませんでした。当時、生後10カ月の息子はつかまり立ちが盛んなころ。 そんな息子に向かって義父は「歩き出すのが○○より遅いなぁ」と言い放ったのです。姪っ子がただ平均より早かっただけなのに、まるで息子の成長が遅いとでも言いたいの?と思ってしまい、義父の発言に我慢できず「お義父さんは何でも姪っ子と比べて、息子の成長だけを見て喜んでくれないんですか?」と爆発してしまったのです。 反省する義父自分の発言でまさか私が爆発すると思わなかったようで、義父は驚いた様子でした。すぐに「そんなつもりで言ったわけじゃなかったんだけど悪かった」と謝ってくれました。もちろん、義父が息子のことをかわいくないと思っているのではないことを私は知っています。 だけどこれから先ずっと、1年前の姪っ子の成長と比べ続けられるなんて私には耐えられませんでした。義父はわかってくれたようで、これを機に姪っ子と比べるような発言はなくなりました。 初めての子育てでわからないことがたくさんあり、息子の成長を他の子と比べて気にした経験のある私。そのため義父から姪っ子と比べられると良い気はしませんでした。今回のことがきっかけで義父に私の気持ちが伝わってくれてよかったという気持ちと同時に、私も言い方が強くならないように、気になったことはその都度伝えるようにしようと気持ちを改めた出来事でした。 作画/キヨ著者:樋山ゆり菜6歳男児、4歳女児の母。夫は不規則な勤務体制のためワンオペ育児多め。食べることが大好きで、地元・栃木県の食をメインとしたブログを運営しながら、飲食店にて接客のパートをしている。
2023年01月22日わが家の第1子である息子が生後間もないころの話です。私は初めての育児にてんやわんやの毎日。特に息子は寝つきが悪く、夜の寝かしつけにとても時間がかかりました。また就寝してからも横にいて添い寝や授乳をしないとすぐに起きて泣いてしまうので、夜中もほぼ付きっ切りでした。息子がぐっすり寝てくれているわずかな隙間時間で、私は皿洗いや洗濯などやり残した家事を終わらせるようにしていたのですが……。 育児・家事に追われ、心も体も休めない寝かしつけをする際、疲れてうっかりそのまま息子と一緒に寝てしまうことも多々。その日も私は1時間ほど寝てしまい、目が覚めてリビングに行くと、そこには夕飯の食器がシンクに置きっぱなしの状態。そしてソファに寝転がってゆっくりとテレビを観る夫の姿が……。さらによく見ると、足元には乾いた洗濯物が散乱しています。 この状態を見て私はなんだかとても虚しくなりました。「やっと息子が寝てくれたのに私は全然休めない。夫ばかり休んでズルい……」という気持ちでいっぱいになりました。 仕事は夫で育児・家事は私の担当?夫は一生懸命働いていて、当時私は育休中だったので、育児・家事は私の担当。仕事で疲れて帰宅した夫に私のやり残した家事を強要するのも違う気がしました。しかし、なかなか寝てくれない息子相手に私はいっぱいいっぱいになっていたのです。 それに気付かず、夜はテレビやゲームなど自分の好きなことをしてリラックスする夫。そんな夫を見てイライラする私。そのような日々が積み重なって夫婦間での会話が減り、ギクシャクした関係になってしまいました。 察してくれない夫にはきちんと伝えるさすがに夫も夫婦関係が良くないことには気付いた様子。私もこのままではよくないと思い、私たちは話し合うことにしました。私は「寝かしつけが本当につらい。その後にやり残した家事をするのはもっとつらい」と夫に伝えました。 察してくれない夫には、最初からきちんとSOSを出すべきだったと私も反省。そして、夫に強要することはせずに、手伝ってくれたときには「ありがとう」と感謝の気持ちをしっかり伝えることが大切だと思いました。 私たち夫婦は試行錯誤の末、「寝かしつけまでに私がすべての家事を終わらせる。その間、息子の世話は夫がする」という方法で落ち着きました。うまくいかない日もありましたが、日々感謝の気持ちを伝えているおかげか、今では夫が家事の面でも助けてくれるように。おかげで夫婦関係も改善し、第2子を授かることができたのでよかったです。 作画/キヨ著者:都 うめこ4歳男児と2歳女児のアクティブ転勤族ママ。趣味は公園巡りで、現在公園レポートを20本以上と育児に関する記事を執筆中。元銀行員でFP資格保有。
2023年01月21日初めての赤ちゃんの誕生でウキウキしていた私は、出産前からベビー用品は何を買おうかと探していました。臨月が近づき義母にベビー用品は何を買おうかと相談すると、「ベビー用品のことはまだ考えなくて大丈夫よ。あなたは考えなくていい」と言われました。私は生まれてくる赤ちゃんのベビー用品を選ぶことが楽しく、考えなくていいと言われたことへのショックと一抹の不安を感じたのです。 ベビー用品がない赤ちゃんとの暮らし赤ちゃんが誕生し、自宅に帰ってもベビー用品はなく、ずっと腕に抱っこする生活が始まりました。赤ちゃんを床に寝かせようとするとすぐに泣いてしまい、夫は「うるさい!」と言い機嫌が悪くなりました。 初めての赤ちゃんの育児のため、手いっぱいで家事をすることもできないので、バウンサーや抱っこひもを購入したいと夫に打ち明けたところ、なぜか夫は電話で義母に報告をしたのです。その後、義母から私に電話がきました。 ベビー用品がなくても子育てはできるそして、義母が赤ちゃんを育てていたころはベビー用品に頼らず育ててきたと電話で話してきたのです。義母曰く、「今の若い人は便利な育児用品に頼っている。そんな育て方ではまともな子は育たない。ぜいたくだ」と言うのです。 家事ができなくて困っていると話すと「赤ちゃんは眠っていることがほとんどだから、その間にやりなさい。そんなこともできないの? まだまだあなたはダメね」と言われ私は大変悲しくなりました。 現代の育児用品にハマる義母子どもが生後3カ月を過ぎたころ、義母と共にベビー服を買いに行きました。義母は何十年ぶりにベビー用品売り場にきたらしく、たくさんのかわいらしい服やおもちゃ、そして便利なベビー用品を見て感激したようで「育児は大変だから、こういう便利な物を頼っていかないとダメね!」と意見を変えたのです。 突然、義母の意見が変わったことで大変驚きましたが、ベビー用品の必要性をわかってくれてうれしかったです。それからというもの、義母はベビー用品売り場に通いつめて、ベビー用品やおもちゃを買ってくるようになりました。 義母が子育てをしていたころ、便利なベビー用品がなく大変苦労したそうです。そのため、今の子育て世代のママがベビー用品を使いじょうずに子育てをしているのをテレビで見てうらやましく思い、そして腹が立ったと後に教えてくれました。当時は嫌な思いもしましたが、義母の本当の気持ちを知ることができてよかったと思っています。 監修/助産師 松田玲子作画/キヨ著者:神崎 ハナ2児の母。発達障がい児の育児に奮闘中。育児や健康に関する記事を執筆中のライター。教職員や福祉の資格を持つ。
2023年01月01日いつも同じだった子どもたちと夫の起床時間。しかし夫が1カ月ほど早く出勤することになり、朝5時には家を出る日が続きました。夫は自分でごはんを食べ、最後に子どもと私たちが寝ている部屋の扉をそろりと開けて、「いってきます」と言ってから出かけます。私は夫のこの行動に対し、非常にイライラしてしまって……。 朝5時の「いってきます」にイライラ朝早くに出勤するとなっても、夫は朝ごはんなど自分で済ませて出ていくので、私と子どもは普段どおりの時間まで寝ることができました。 しかし、もともと生活音が大きい夫は、子どもたちが寝ているそばでバタバタ大きな音を立てて朝の準備をします。毎回それで起きそうになる5歳と1歳の子どもたち。 そんな子どもたちを起こすまいと、私は寝たふりをしたり、子どもたちの体をトントンしたり必死です。そんな状況の中、夫は必ず出かける前に寝室の扉を開けて「いってきます」と小声で言うのです。 起きてしまう子どもたちに辟易…この声が決定打となり、ムニャムニャしていた子どもたちはむくりと起床。けれどまだ眠いので不機嫌だったり、「パパぁ!」と大泣きしたりします。そんな子どもたちを見ながら「あ! ごめん! いってくるね! 顔だけでも見られてよかった!」と行ってしまう夫。起こすだけ起こしていなくなる夫に、私は毎回イライラが止まりませんでした。 とはいえ、夫も意地悪をしようと「いってきます」と言っているのではなく、「何も言わないで出て行って」とは言いにくい私。また、朝のことなので、夫が帰宅する夜には私自身もそのことを忘れていて、「あぁ、今日も伝えるのを忘れた……」ということを繰り返していました。 忘れ物をして帰宅した夫の衝撃ある日、いつものように家を出た夫が、10分後に「忘れ物をした」と急いで帰ってきました。そのときもまだ大泣きを続けていた2人の子どもたち。夫は部屋に入るなり「え!?」と驚き、私に「いつもこうなの?」と聞きます。 「え? そうだけど」と答えると、「うわ、ごめん。俺、すぐ泣き止むのかと思ってた」と言う夫。その夜、夫は子どもたちの泣き姿が衝撃的だったのか、「これからはもっと静かに出るよ。いってきますも言わないでいい?」と言ってきたのです。「やっと伝わった……」と、ホッとした瞬間でした。 夫いわく、私が子どもたちと夫を置いて出ていくという逆の立場のとき、最初は号泣するものの、すぐに泣き止むのだそう。そのため、自分が出ていく場合もそうなのだろうと思っていたということでした。私は、もっと早く言えばよかったと後悔。「帰ってきたら話そう」では忘れてしまうことも多いので、今は思いついたそのときにメッセージを送るなどを心がけています。 作画/キヨ著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2022年12月21日第1子は秋生まれ。まだ生後3カ月のときに年末がやってきたので、「今年は小さい子どもがいるし、例年みたいに十分な大掃除はできないだろうな」と考えていました。そんな中で張り切って動き出したのが夫。しかし、夫はとんでもないところから掃除を始めて……。 大掃除を張り切る夫と、休みたい私第1子の娘が生後3カ月のときにやってきた年末。まだまだ夜の授乳も多く、夫が多忙な日々だったのでワンオペの真っ最中でした。そのため「夫も忙しいし、今年の大掃除は諦めよう。大掃除をする時間があるなら寝ていたい」と思っていました。しかし年末になって仕事が休みになった夫は、「大掃除をしよう!」と張り切りだしたのです。正直腰の重い私が「今年はいいんじゃない?私はそんな元気ないよ」と伝えると、「じゃあ寝てなよ!俺が勝手にやるからさ!娘のことも見てるから、年末ぐらいゆっくりしな」と言ってくれました。 やさしさに感動したのもつかの間夫も仕事で疲れているだろうに、なんてやさしいのだろう!と私は感動。「好きに休んでていいから」という言葉に甘えて、夫に娘を任せ、別室でのんびりさせてもらうことにしました。夫が娘を見ながら掃除を始めて5分ほど経ってから、私は飲み物を取りにリビングへ。そのついでに夫と娘がいる部屋を覗くと、そこには衝撃の光景が広がっていたのです。なんと、夫は娘がベビーベッドで寝ている上にある棚を、はたきでパタパタとはたいているのです!つまり、夫が棚から落としたホコリがすべて生後3カ月の娘の上へ……。 慌てて娘を避難!夫に注意すると…「わー!!」と悲鳴を上げて慌てて娘を抱き上げると、夫は「なになに!?」と驚いた顔。私は「何じゃないよ! なんでわざわざそこから掃除を始めるの!?」と聞くと、「え? だって最優先は娘のいる部屋でしょ? それに掃除は上から下の順でやるんだよ」と得意げな顔。私はあきれて「今、夫くんが落としたホコリが全部、娘と娘の布団に落ちてきてたの!」と言うと「え? あー本当だ! ごめんごめん」とヘラヘラ笑う夫。 これを見て、夫に娘を任せておけないと怖くなり、結局夫には掃除だけをお願いすることにしました。掃除開始5分で部屋を見に行ってよかったと心から思った瞬間でした。 普段は自分の部屋以外の掃除をしない夫。張り切って始めてくれたのはよかったのですが、掃除のことだけで頭がいっぱいになり、娘がどんな状況になるのかまで気が回らなかったようです。夫のやる気だけで安易に子どもを任せず、具体的な掃除計画まで確認すればよかったと思いました。 作画/キヨ著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2022年12月15日