岸井ゆきのが、ろうのボクサーを熱演し、数々の映画賞で受賞・ノミネートされた話題作『ケイコ 目を澄ませて』のBlu-ray&DVDが10月4日(水)よりリリースされることが決定した。16mmフィルムから溢れ出す、街を漂う匂い、降り注ぐ光の粒、ケイコの心が軋む音。観る者の心をつかんで離さない、感覚を研ぎ澄ます映画体験をもたらす本作は、『きみの鳥はうたえる』の三宅唱監督が『愛がなんだ』などの岸井さんを主演に迎え、ろうの女性ボクサーの実話を基に描いた人間ドラマ。主人公・ケイコを演じた岸井さんは、撮影前から厳しいトレーニングを重ねて撮影に挑み、新境地を開拓。ケイコの実直さを誰よりも認め見守るジムの会長に、日本映画界をけん引する三浦友和。そのほか、三浦誠己、松浦慎一郎、佐藤緋美、中島ひろ子、仙道敦子など実力派キャストが脇を固める。第77回毎日映画コンクールでは、日本映画大賞・女優主演賞・監督賞・撮影賞・録音賞と最多5部門、日本アカデミー賞では最優秀主演女優賞、第32回日本映画批評家大賞では三宅監督が監督賞を受賞するなど、2022年度の映画賞を席巻。2023年2月に開催されたベルリン国際映画祭でプレミア上映され、「すべての瞬間が心に響く」「間違いなく一見の価値あり」と熱い賛辞が次々に贈られ、その後も数多くの国際映画祭で上映が続いた。Blu-ray&DVDには、撮影現場に密着したメイキング映像が収録。腹筋や縄跳び、松浦慎一郎とのリズミカルなミット打ちなど、トレーニングから試合の撮影風景まで、主演・岸井さんがボクシングと向き合った日々がたっぷりと収録されている。キャストの思いが溢れる涙のクランクアップシーンは必見。ほかにも、完成披露試写会舞台挨拶や釜山国際映画祭でのトークショーなどのイベント映像集も収録予定となっている。『ケイコ 目を澄ませて』は10月4日(水)よりBlu-ray&DVDリリース。■Blu-ray 6,050円(税込)■DVD4,950円(税込)発売元・販売元:株式会社ハピネット・メディアマーケティング(シネマカフェ編集部)■関連作品:ケイコ 目を澄ませて 2022年12月16日よりテアトル新宿ほか全国にて公開©2022 映画「ケイコ 目を澄ませて」製作委員会/COMME DES CINÉMAS
2023年08月06日息子・ユキトにスマホの購入をねだられ、誕生日に買い与えたケイコさん。家族で決めた「スマホを使うときのルール」を守っていたユキトでしたが、ある日ケイコさんのスマホに流れてきたバズり動画には、顔だしで踊っているユキトと同級生・るきやの姿が!ケイコさんは動画投稿者のるきやのママ・ちあきへ動画削除をお願いするも、断られてしまいました。学校も頼りにならない中、ケイコさんは他の被害児童の保護者たちと結託し、直接学校へ出向いて校長先生へ話をすることに。作戦は成功し、学校側からるきやの両親に働きかけ、無事動画はようやく削除されたのでした。一筋縄ではいかないのがモンスターママは…校長先生の話を聞いて、るきやくんママはようやく理解してくれたのだと、私たちも思っていたのですが……。 一筋縄ではいかないモンスターママ・ちあき。子どもの動画が使えないならと、ぶりっ子全開で踊る自撮り動画を続々と投稿していたようです。案の定ちあきは、これまで子どもたちに心無いコメントを浴びせてきたフォロワーたちの、誹謗中傷の餌食となります……。寄せられたコメントにショックを受けたちあきは、即座にチャンネルを削除。ちあきの夫は愛想をつかし、離婚して親権をとるために動いているそうです。そして、ケイコさんや息子が巻き込まれたSNS事件は、無事幕を閉じたのでした。 自分に降りかからないと、痛みがわからなかったちあき。誹謗中傷に傷ついたことで、ようやく子どもたちが受けた苦しみを理解できたことでしょう。今回の苦い経験を活かして、次にSNSを利用するときにはもっと安全なやり方で、自分たちの踊る動画を広めていけるよう、ちあきが学んでくれていたらいいですね。作画:碧海自由著者:ライター ケイコ
2023年08月01日息子・ユキトにスマホの購入をねだられ、誕生日に買い与えたケイコさん。家族で決めた「スマホを使うときのルール」を守っていたユキトでしたが、ある日ケイコさんのスマホに流れてきたバズり動画には、顔だしで踊っているユキトと同級生・るきやの姿が!ケイコさんは動画投稿者のるきやのママ・ちあきへ動画削除をお願いするも断られ、学校へ相談しても取り合ってもらえませんでした。事態は八方塞がりかと思われましたが、他にも被害者がいることが分かり、保護者同士で結託。直接学校へ出向いて校長先生へ話をすると謝罪があり、動画削除へ学校側から動いてくれると約束してくれました。学校は早速、るきやのパパへと連絡します。これだけ言ってもまだわからないのか!学校から話を聞いたるきやくんのパパは大激怒!しかし、そのときちあきは、未だ事の重大さを理解できていなかったようで……。 るきやのパパからの説教を聞いても、本当の意味で事の重大さを理解できていないようだったちあき。しかし校長先生から、このままもし最悪の事件が起きてしまったときのことや、息子のるきやがこのままだと学校で孤立してしまうことなどを話したおかげか、ちあきは何となくではありますが、してはいけないことであったと理解できたよう。 その後、無事すべての投稿は削除されました。 無事動画はすべて削除され、SNSトラブルはひとまずは一件落着となりましたが、一度アップされた投稿は完全に削除はできません。 今後、ちあきがSNSの怖さについて考え直し、良い動画を作ってくれることを祈るばかりですね。作画:碧海自由著者:ライター ケイコ
2023年07月02日息子・ユキトにスマホの購入をねだられ、誕生日に買い与えたケイコさん。家族で決めた「スマホを使うときのルール」を守っていたユキトでしたが、ある日ケイコさんのスマホに流れてきたバズり動画には、顔だしで踊っているユキトと同級生・るきやの姿が!ケイコさんは動画投稿者のるきやのママ・ちあきへ動画削除をお願いするも断られ、学校へ相談しても取り合ってもらえませんでした。事態は八方塞がりかと思われましたが、他にも被害者がいることが分かり、保護者同士で結託。今度は校長先生へ約束を取りつけ、話を聞いてもらうこととなりました。これで学校も事件の重大さに気付いてくれるかな…?集まった被害者の保護者は8人。準備は万端、いざ会議室へ! 相変わらず、校長先生をはじめとした学校側は、今回の事態の重さを軽く見ているようでしたが、ケイコさんたちが集めた動画のコメント欄や、ちあきとのやり取りを見せると顔面蒼白に。A子ちゃんのママからの「学校で取り合ってくれないようであれば、弁護士に相談します!」というとどめの一言で、これまでの対応への謝罪や、ちあきへ動画削除をさせることを約束してくれました。 学校側にどう謝られたとしても、ケイコさんたちが謝ってもらいたいのはちあきの強引に子どもたちを撮影しSNSに載せ、投稿を削除して欲しいとお願いをしても削除をしてくれない行動についてです。モヤモヤは残りますが、学校側が動いてくれることとなり、ケイコさんたちも少し安心を得たことでしょう。保護者が集まり、ここまでしないと動いてくれないという、SNSトラブルに対する学校の認識の甘さにゾッとした方も多いのではないでしょうか?万が一自分たちの身に降りかかった場合の対応を、私たちも今一度考えておきたいですね。作画:碧海自由著者:ライター ケイコ
2023年07月01日息子・ユキトにスマホを買ってほしいとねだられたケイコさん。小学生が持つには少し早いのではと思いながらも、誕生日プレゼントとしてスマホを購入しました。家族で決めた「スマホを使うときのルール」を守っていたユキトでしたが、ある日ケイコさんのスマホに流れてきたバズり動画には、顔だしで踊っているユキトと同級生・るきやの姿が!ケイコさんは動画投稿者のるきやのママ・ちあきへ動画削除をお願いするも断られ、学校へ相談しても取り合ってもらえませんでした。そんな八方塞がりのケイコさんのもとへ、同じ被害者のママから連絡が来て……?電話で直接話してみよう!私へメッセージを送ってくれたのは、動画の被害者・A子ちゃんのママだった。 息子からA子ちゃんも断れずに撮影されたのだろうと聞き、私は急いでA子ちゃんのママへ連絡をしてみた。 A子ちゃんのママから、A子ちゃんが動画を無理やり撮られて泣きながら帰ってきたことや、ちあきへ動画削除をお願いしても断られた話を聞いたケイコさん。 そしてA子ちゃんのママの提案で、他の動画出演者の親にも連絡を取ることにします。その結果ケイコさんを含む被害者の親8人が集まり、全員で学校へ申し入れをすることにしました。 やはりSNS被害に悩む親は他にもいたようですね。8人も仲間が集まれば、学校も対応をしてくれるかもしれないという希望が湧いてきた一幕でした。 これだけ多くの被害者がいながら、動画投稿を続けるちあきの心の強さには驚くばかりです。ちあきはもしかしたら、途中でまずいことをしたのかもしれないと思ったものの、もう止まれないという状況になっていたのかもしれません。 今回のような被害者を出さないためにも、子どもだけでなく大人も、インターネットモラルやSNSの使い方を正しく理解する必要がありますね。作画:碧海自由著者:ライター ケイコ
2023年06月03日息子・ユキトにスマホを買ってほしいとねだられたケイコさん。小学生が持つには少し早いのではと思いながらも、誕生日プレゼントとしてスマホを購入しました。家族で決めた「スマホを使うときのルール」を守っていたユキトでしたが、ある日ケイコさんのスマホに流れてきたバズり動画には、顔だしで踊っているユキトと同級生・るきやの姿が!ケイコさんは、動画投稿者のるきやのママ・ちあきへ動画削除をお願いするも断られ、学校へ相談しても取り合ってもらえませんでした。八方塞がりのケイコさんは自分が過剰反応しすぎなのかと、自分自身を疑ってしまうまでに……。いじめと変わらないじゃない…私は学校へ直接出向いて話をしたが、対応にあたった教頭先生はSNSに疎く、まったく話が通じなかった。 息子以外にも動画の犠牲者は増えていっているのに「なぜ学校は対応してくれないのか」とを抱えていた……。 学校との話し合いがうまくいかず、落ち込むケイコさんのもとに、息子の同級生のA子ちゃんのママからメッセージが届きます。息子によると、A子ちゃんはあまり人に逆らえない大人しい子。 ダンス動画に出演する息子以外の子も、ほとんどが強要されると逆らえないような大人しい子ばかりのようでした。ケイコさんは、A子ちゃんのママがなぜ自分に連絡してきたのかわかった気がし、すぐに返信をしました。 次々と増えていく動画の出演者。もしかしたらこの中にケイコさんと同じく、悩んでいる親がいるかもしれませんね。 ひとりでは、学校にうまく話をできなかったケイコさんも仲間がいれば心強いはず。るきやママの行動を止める糸口が、早く見つかれば良いと願うばかりですね。作画:碧海自由著者:ライター ケイコ
2023年06月02日息子・ユキトにスマホを買ってほしいとねだられたケイコさん。小学生が持つには少し早いのではと思いながらも、誕生日プレゼントとしてスマホを購入しました。家族で決めた「スマホを使うときのルール」を守っていたユキトでしたが、ある日ケイコさんのスマホに流れてきたバズり動画には、顔だしで踊っているユキトと同級生・るきやの姿が!ケイコさんは、るきやのママ・ちあきへ動画削除の電話を再度するものの、まったく話になりません。そこでケイコさんは担任へ相談してみることにしました。学校へ相談してみるも…?息子の同級生のママ・ちあきへ電話をしても、動画を削除してくれる気が無いことが分かったため、私は急いで担任の先生へ相談の連絡することに。 しかし、返ってきた言葉は……。 夫へ息子のSNS被害について相談し、担任ではなく直接学校へ出向いて教頭と話をすることにしたケイコさん。 しかし教頭は、SNSはおろか、インターネットのことについても疎く、どれだけ説明しても理解してもらえない状況に、ケイコさんはイライラが募ります。 結局、ケイコさんは何も解決できないまま帰路についたのでした。 「学校」という会社などとはまた違う環境の中に身を置く先生たちには、SNSについての知識や理解はなかなかしづらいのかもしれません。また学校外のことについて、学校がどこまで関与すべきかというのも線引きが難しい問題ですよね。 とはいえ、息子が同級生にSNSを通じて苦しい思いをさせられている事実は変わりません。今後現代の社会でも生徒同士のSNS問題は多くなってくるはず。親だけでなく、学校側もSNS問題に対してしっかりと対応できるよう準備しておく必要があるかもしれませんね。作画:碧海自由著者:ライター ケイコ
2023年06月01日岸井ゆきの主演映画『ケイコ 目を澄ませて』が、5月19日(金)よりPrime Videoにてプライム会員向けに見放題独占配信をスタートさせることが分かった。昨年12月に公開がスタートした本作は、聴覚障がいと向き合いながら、実際にプロボクサーとしてリングに立った小笠原恵子さんをモデルに、彼女の生き方に着想を得て新たに生み出した物語。ゴングの音もセコンドの指示もレフリーの声も聞こえない中、じっと目を澄ませて闘うケイコの姿を、秀でた才能を持つ主人公としてではなく、不安や迷い、喜びや情熱など様々な感情の間で揺れ動きながらも一歩ずつ確実に歩みを進める等身大の一人の女性として描き、彼女の心のざわめきを16mmフィルムで捉えた。厳しいトレーニングを重ねて撮影に臨み、新境地を切り開いた主人公・ケイコ役の岸井さんは、本作で「第46回日本アカデミー賞」最優秀主演女優賞を受賞。本作は、ほかにも様々な賞に輝いている。また海外では、「第72回ベルリン国際映画祭」ほか28の映画祭に出品。「Filmarks」では5点中4点以上の高評価が続き、映画レビューサイト「coco」でもTwitter上の映画ファンの注目作品ランキング第1位を獲得、同日公開の大作を抑える結果となった。『ケイコ 目を澄ませて』は公開中。5月19日(金)0時~Prime Videoにて配信。(cinemacafe.net)■関連作品:ケイコ 目を澄ませて 2022年12月16日よりテアトル新宿ほか全国にて公開©2022 映画「ケイコ 目を澄ませて」製作委員会/COMME DES CINÉMAS
2023年04月26日息子・ユキトにスマホを買ってほしいとねだられたケイコさん。最初に決めたルールをよく守るユキトでしたが、ある日ケイコさんのスマホに流れてきたバズり動画には、顔だしで同級生・るきやと踊っているユキトの姿が!ケイコさんは急いでるきやのママ・ちあきに動画の削除のお願いをしますが、自分たちの承認欲求を優先し消してくれません。さらにユキトは学校でもからかわれている様子。見かねたケイコさんは再度ちあきに電話をするのですが……。ママ友の衝撃行動にがく然息子が動画を見た同級生から学校でからかわれていることを聞いた私は、息子の同級生のママ・ちあきに電話。 しかし、まったく話にならず……。 まったく動画を消そうとしないちあきに、ケイコさんは削除してもらえないなら学校に相談することを伝え、電話を切りました。頭を抱えるケイコさんに追い打ちをかけるように動画更新の通知が。 動画の内容は、前回ユキトが出ていたダンス動画の続きのよう。コメントも前回同様ひどいものが多く、ケイコさんの怒りはさらに煮え立ちます。 ケイコさんは、学校の連絡アプリを通じて、担任の先生に連絡を入れたのでした。 バズったことで調子に乗ったちあきは、次々と動画を更新していきそうな気配。ちあきの考えの主軸は動画が注目を浴びることに置かれていて、他人へ被害を与えているなんてことは関係なし。話し合いに応じようという気もない様子でしたよね。考え方が違う人と物事について話し合うのは、難しいものですね。みなさんがケイコさんと同じ状況だったら、どうしますか? 作画:碧海自由著者:ライター ケイコ小学生も携帯電話を持つのが当たり前になった昨今。ケイコさんは息子とルールを決めてスマホを持たせるが、迷惑ママは、勝手に同級生たちの動画をTikTokに上げ…!?
2023年03月15日息子・ユキトにスマホを買ってほしいとねだられたケイコさん。最初に決めたルールをよく守るユキトでしたが、ある日ケイコさんのスマホに流れてきたバズり動画には、顔だしで同級生・るきやと踊っているユキトの姿が!ケイコさんは急いでるきやのママ・ちあきに動画の削除のお願いをします。しかしちあきからは、「せっかく注目を浴びているのに消せない」と電話を切られてしまいました。学校生活にも支障が出てるの…?動画の削除をお願いしても、息子の同級生のママ・ちあきはまったく聞く耳を持たなかた。 その後、息子・ユキトが帰ってきたため、話をしようと声をかけると、顔色が悪い様子で……。 ケイコさんが問題視していた以上に動画の影響力は大きく、息子・ユキトは学校でからかわれて悲しい思いをしていました。 ユキトは同級生のるきやに動画を消すよう交渉しましたが、動画に関する決定権はるきやのママ・ちあきが持っているため、「消せるかどうかわからない」と言われたそう。 ケイコさんが動画のコメントを見てみると、そこには息子への複数の中傷の言葉が!コメントの内容を知りながら、自分の承認欲求のためだけに動画を消そうとしないちあきに腹が立ち、ケイコさんは再びちあきへと電話するのでした。 見知らぬ人からの中傷の言葉は、悲しむ子も多いはず。ましてやユキトは小学4年生です。改めてSNSの影響力の大きさと怖さを感じる一幕ですよね。 SNSの利用には、個人情報は漏洩だけでなく、不特定多数の中傷にさらされる危険性もついてまわることを覚えておかなくてはいけません。気軽な気持ちでアップロードしたものにうっかり個人情報が映り混んでいたり、誰かを中傷していることのないよう、投稿ボタンを押す前に一呼吸おいて内容を確認することが大切ですね。作画:碧海自由著者:ライター ケイコ小学生も携帯電話を持つのが当たり前になった昨今。ケイコさんは息子とルールを決めてスマホを持たせるが、迷惑ママは、勝手に同級生たちの動画をTikTokに上げ…!?
2023年03月14日スマートフォンやSNSが普及し、小学生でも携帯電話を持つのが当たり前になった近年、息子の同級生の親が上げるTikTok動画からトラブル発生。再生回数を稼ぐためならプライバシーはお構いなし? インターネットモラルを巡る、息子の友だちの親と対決したケイコさんの体験談です。小学4年生の息子・ユキトにスマートフォンを買ってほしいとねだられたケイコさん。小学生が持つには少し早いのではと思いながらも、誕生日プレゼントとしてスマートフォンを購入しました。最初に決めたルールをよく守るユキトでしたが、ある日ケイコさんのスマホに流れてきたバズり動画には、顔出しで同級生・るきやと踊っているユキトの姿が! ルールでは顔出しはしないはずでしたが……。 まさかこっちが怒られるとは…。とにかく削除して! 息子のダンス動画を投稿したアカウントを確認したところ、息子・ユキトの同級生のるきやくん親子だったことが判明。すぐさま削除してもらうようメッセージを送ったのだが……。 自分の息子の顔が全世界の知らない人たちにさらされていると思うと悪寒がした、ケイコさん。さらに、投稿者の同級生のママ・ちあきは、なんと息子の通う小学校の校門の動画も上げていたのです。 ケイコさんは息子のことも特定しようと思えばできてしまう状況に、急いでちあきに投稿を削除してほしいとメッセージを送ると、ちあきからすぐさま電話が そして、ちあきは開口一番「ユキトママ、過保護って言われません?」 と言い放ちました。まさか自分がいさめられるとは思っておらず、一瞬言葉を失ったケイコさん。しかし、怒りを感じたものの、大事なのは動画を決してもらうことだと思い直し、冷静に対応。 、何かと物騒な世の中だから息子が映っている動画を消してほしい、もしくはスタンプ加工で顔を隠すだけでもしてほしいと必死にお願いした、ケイコさん。 それに対しちあきは、 「こんなチャンスの中、投稿に手を加えるなんて絶対に嫌です!! 」 と言い放ち、一方的に電話を切ってしまいました。一瞬でも尊敬していたちあきが、まさかこんなに話の通じない人だったとは……。ケイコさんは途方に暮れるのでした。 SNSにあげたものは投稿すれば世界中に広がってしまうため、もう完全に消すことはできません。ケイコさんは、息子・ユキトくんが特定されないように「スタンプで顔を隠してもらえないか」とちあきさんにお願いしていましたが、断られてしまいました。もしSNSがきっかけでユキトくんが何か事件に巻き込まれた際に、ちあきさんは責任を取ることができるのでしょうか。 みなさんは、どれだけ話しても相手に思いがうまく伝わらなかったとき、どんな方法で気持ちを伝えますか? 作画:碧海自由著者:ライター ケイコ小学生も携帯電話を持つのが当たり前になった昨今。ケイコさんは息子とルールを決めてスマホを持たせるが、迷惑ママは、勝手に同級生たちの動画をTikTokに上げ…!?
2023年01月25日スマートフォンやSNSが普及し、小学生でも携帯電話を持つのが当たり前になった近年、息子の同級生の親が上げるTikTok動画からトラブル発生。再生回数を稼ぐためならプライバシーはお構いなし? インターネットモラルを巡る、息子の友だちの親と対決したケイコさんの体験談です。小学4年生の息子・ユキトにスマートフォンを買ってほしいとねだられたケイコさん。小学生が持つには少し早いのではと思いながらも、誕生日プレゼントとしてスマートフォンを購入しました。そして、ユキトには、スマートフォンを持つにあたって5つのルールを設定して約束します。 なんでユキトのダンス動画がTikTokに…!?ある日、家事の休憩に動画を見ていると、突然息子・ユキトのダンス動画が流れてきて……。 家事の休憩中に開いたスマホに突然流れてきたダンス動画。そこにはバリバリにダンスを踊る息子の同級生・るきやと、息子のユキトの姿がありました。 約束を守ってくれていたユキトが「SNSで顔出ししない」というルールを破っていると信じられずに、動画を何度も再生するケイコさん。何度見ても映っているのは、たどたどしくダンスを踊るユキトでした。 「同じクラスの素人にダンスを教えてみた」というユキトを馬鹿にしたようなタイトルも気になりましたが、驚くべきは2,000件ものリアクションがついていること。 ケイコさんはあまりの反応の多さに怖くなり、動画の投稿元のアカウントを確認しました。すると、なんとその動画は3万回もの再生数をたたき出していました。 SNSを通じて子どもに起こった悲しい事件の数々が頭をよぎり、自分の息子の顔を3万回も知らない人にさらされていると思うと、ゾッとしてしまったケイコさん。 さらに投稿を遡ると、他の動画でユキトの通う小学校の校門の前で踊っているものもあり、「これではプライバシーも何もあったものじゃない」と焦るケイコさん。 すぐにクラスのグループチャットからるきやのママ・ちあきのアカウントを友だち追加し、投稿の削除をお願いします。 すると、ちあきから折り返しの電話がかかってきて……。 息子がルールを守ってくれていることに安心していたところ、まさか同級生により「SNSで顔だししない」というルールを破られてしまうことになるとは、ケイコさんも考えていなかったことでしょう。あれだけ、きちんと約束を守ると言ってくれていたユキトですが、なぜ約束を破ってまでるきやくんの動画に映ることになってしまったのでしょうか。 子どもが親に伝えたいと思ったときにすぐに話してくれるよう、日ごろから、親子でコミュニケーションをとっていきたいですよね。作画:碧海自由著者:ライター ケイコ小学生も携帯電話を持つのが当たり前になった昨今。ケイコさんは息子とルールを決めてスマホを持たせるが、迷惑ママは、勝手に同級生たちの動画をTikTokに上げ…!?
2023年01月24日スマートフォンやSNSが普及し、小学生でも携帯電話を持つのが当たり前になった近年、息子の同級生の親が上げるTikTok動画からトラブル発生。再生回数を稼ぐためならプライバシーはお構いなし? インターネットモラルを巡る、息子の友だちの親と対決したケイコさんの体験談です。小学4年生の息子・ユキトくんにスマートフォンを買ってほしいとねだられたケイコさん。内心「小学生が持つには少し早いのでは?」と思いながらも、夫のケンゴさんに判断を任せました。その後、ケンゴさんかたスマートフォン購入の許可を得て、ユキトくんのスマートフォンを購入しました。息子がハマった動画投稿アプリ。同級生の親子が出ていて…?息子・ユキトには、スマートフォンを持つにあたって5つのルールを設定して守るよう約束し……。 念願のスマートフォンを購入することができた息子のユキト。 その際ユキトとケイコさんはスマートフォンの使い方に関する5つのルールを決め、ケイコさんも「ルールは絶対だからね! 」と、約束を守って使用することを念押しします。 その後、ユキトは決めたルールを守りながらスマートフォンを活用していたよう。特に動画投稿アプリにはまったようで、いつも特定の投稿者の動画を見ているようでした。 「ねぇねぇ、いつも誰の動画見てるの? 」とケイコさんが動画を楽しむユキトに尋ねると、そこに映っていたのは同じクラスのるきやくんとその母親でした。 るきやくんの母親はダンススクールの先生をしているというだけあり、ダンスもうまくスタイルも抜群。るきやくん親子の動画を見たケイコさんも、純粋に尊敬していましたが……。 スマートフォンやSNSの使い方のルールなどは各家庭によって、いろいろな考え方があると思います。ですが、そのルールの違いによって友だち間でトラブルが起こることも珍しくないのではないでしょうか。 そんなとき、子どもたちを守るためにも、母親同士でも連絡取りあったり、ルールを共有しあったりしておくことも大切かもしれませんね。 作画:碧海自由著者:ライター ケイコ小学生も携帯電話を持つのが当たり前になった昨今。ケイコさんは息子とルールを決めてスマホを持たせるが、迷惑ママは、勝手に同級生たちの動画をTikTokに上げ…!?
2023年01月23日スマホやSNSが普及し、小学生でも携帯電話を持つのが当たり前になった近年。ケイコさんも息子のユキトくんから毎日のようにスマホをねだられていました。しかしケイコさんは小学4年生の息子にスマホを持たせるのはまだ早いのではないかと悩みますが……。 私の生きてきた時代と息子の時代は違うのかも…?周りのクラスメイトに影響され、スマホを持ちたいとせがむ息子のユキト。スマートフォンを持っている友だちと、仲間外れになることが嫌だと訴え……。 息子・ユキトにスマホを買ってほしいとねだられた、ケイコさん。小学4年生が持つにはまだ早いのではないかと感じながらも、「些細なことがいじめにつながるかもしれない」と危惧し、夫・ケンゴに判断をゆだることに。 ケンゴは仕事で毎晩遅くなるため帰宅後ひとりでご飯を食べていましたが、この日は違った様子。いつもならテレビや動画に夢中になっているはずのユキトが、目の前で何か言いたそうにしていました。 気になって食事に集中できないケンゴは「食後に話をする」というユキトに「今話してほしい」と言いました。 恐るおそる話しだしたユキトは、誕生日にスマホを買ってほしいことを伝えました。ケンゴは拍子抜けしながらも「お母さんとちゃんと約束してルールを守って使うこと」を条件に快諾。うれしそうなユキトの声が食卓に響きました。 翌日、改めてスマホに関する5つのルールをユキトと決めたケイコさん。迎えたスマホデビューの日、うれしさがはじけて何度も感謝を口にするユキトに「ルールは絶対だからね! 」と念押しました。 時代の移り変わりとともにその時代を生きる人の感覚も変わっていくもの。昨今の小学生には、ケイコさんのように防犯やいじめの予防も兼ねてスマホを持たせる親が多くなっているのかもしれません。 とはいえ、やはり気になるのはスマホを持つことによって、気軽にインターネットへアクセスできるようになったり、SNSを通して個人情報が流出したりする危険性も発生してくるということ。 子どもにスマホを持たせるからには、親が一緒にスマホの使い方を管理することも必要不可欠になってくるのではないでしょうか。 ユキトもケイコさんとしっかりとルールを決めていましたが、子どもの安全のためにも、親と決めたルールをきちんと守りながら楽しくスマートフォンを使っていってほしいですね。作画:碧海自由著者:ライター ケイコ小学生も携帯電話を持つのが当たり前になった昨今。ケイコさんは息子とルールを決めてスマホを持たせるが、迷惑ママは、勝手に同級生たちの動画をTikTokに上げ…!?
2023年01月22日「第77回毎日映画コンクール」にて『ケイコ 目を澄ませて』が日本映画大賞ほか最多5冠を達成。女優主演賞は同作の岸井ゆきの、男優主演賞には『土を喰らう十二ヵ月』沢田研二が選ばれ、日本映画優秀賞は『夜明けまでバス停で』が受賞した。そのほか、男優助演賞は『ある男』の窪田正孝、女優助演賞は『さがす』の伊東蒼が受賞。また、スポニチグランプリ新人賞は『サバカン SABAKAN』の番家一路、『マイスモールランド』の嵐莉菜に贈られる。『ある男』『ケイコ 目を澄ませて』は日本映画大賞、女優主演賞、監督賞、撮影賞、録音賞を受賞して最多5冠を獲得。岸井さんからは「日々の私を見守ることで懸命に支えてくださり、映画ができていく瞬間を共にした大切な仲間です。このような賞を一緒に受賞できたことを心から嬉しく思います」とのコメントが到着。また、三宅唱監督は「岸井さんの受賞、そして月永さんと川井さんの受賞がとても嬉しいです。作品賞については、個別の部門が設定されてはいない各部のプロフェッショナルな仕事のすべてが結実したものとして勝手に受け止めさせていただき(総スケ賞、弁当賞、雨降賞etc.)、素晴らしい役者たち、スタッフたちとともに働くことができたことを誇りに思います」と喜びのコメントを寄せた。映画ファンが選ぶTSUTAYA DISCAS映画ファン賞・日本映画部門は、『チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~』(風間太樹監督)、外国映画部門は『トップガン マーヴェリック』(ジョセフ・コシンスキー監督)が受賞する。『チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~』なお、表彰式は、めぐろパーシモンホールで2月14日に開催が予定されている。第77回毎日映画コンクール受賞結果日本映画大賞:『ケイコ 目を澄ませて』(三宅唱監督)日本映画優秀賞:『夜明けまでバス停で』(高橋伴明監督)外国映画ベストワン賞:『ベルファスト』(ケネス・ブラナー監督)男優主演賞:沢田研二『土を喰らう十二ヵ月』女優主演賞:岸井ゆきの『ケイコ 目を澄ませて』男優助演賞:窪田正孝『ある男』女優助演賞:伊東蒼『さがす』スポニチグランプリ新人賞(男性):番家一路『サバカン SABAKAN』スポニチグランプル新人賞(女性):嵐莉菜『マイスモールランド』監督賞:三宅唱『ケイコ 目を澄ませて』脚本賞:早川千絵『PLAN75』撮影賞:月永雄太『ケイコ 目を澄ませて』美術賞:今村力、新田隆之『死刑にいたる病』音楽賞:青葉市子『こちらあみ子』録音賞:川井崇満『ケイコ 目を澄ませて』アニメーション映画賞:『高野交差点』(伊藤瑞希監督)大藤信郎賞:『犬王』(湯浅政明監督)ドキュメンタリー映画賞:『スープとイデオロギー』(ヤン・ヨンヒ監督)TSUTAYA DISCAS映画ファン賞・日本映画部門:『チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』TSUTAYA DISCAS映画ファン賞・外国映画部門:『トップガン マーヴェリック』田中絹代賞:寺島しのぶ特別賞:中島貞夫(映画監督)『ケイコ 目を澄ませて』はテアトル新宿ほかにて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:トップガン マーヴェリック 2022年5月27日より全国にて公開©2019 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.犬王 2022年5月28日より全国にて公開©“INU-OH” Film Partnersある男 2022年11月18日より全国にて公開©2022「ある男」製作委員会さがす 2022年1月21日よりテアトル新宿ほか全国にて公開©2022『さがす』製作委員会チェリまほ THE MOVIE ~30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい~ 2022年4月8日より全国にて公開©豊田悠/SQUARE ENIX・「チェリまほ THE MOVIE」製作委員会ベルファスト 2022年3月25日よりTOHOシネマズシャンテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開© 2021 Focus Features, LLC.ケイコ 目を澄ませて 2022年12月16日よりテアトル新宿ほか全国にて公開©2022 映画「ケイコ 目を澄ませて」製作委員会/COMME DES CINÉMASPLAN75 2022年6月17日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2022『PLAN75』製作委員会 / Urban Factory / Fuseeスープとイデオロギー 2022年6月11日よりユーロスペース、ポレポレ東中野、シネマート心斎橋、第七藝術劇場ほか全国にて公開© PLACE TO BE, Yang Yonghi土を喰らう十二ヵ月 2022年11月11日より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開©2022『土を喰らう十二ヵ月』製作委員会
2023年01月19日岸井ゆきのが、ゴングの音もセコンドの指示もレフリーの声も聞こえない中、じっと“目を澄ませて”闘うケイコを演じる『ケイコ 目を澄ませて』。この度、三浦友和演じる“会長”とのシャドーボクシングシーンのメイキング映像が初解禁された。「紛れもない傑作!」「世界を心をありのまま映す、これぞ映画」「誰かの人生を変えるパワーに満ちた作品」とSNS上で続々と熱量溢れる声が寄せられている本作。「第77回毎日映画コンクール」では日本映画大賞・日本映画優秀賞、女優主演賞、男優助演賞、監督賞、撮影賞、録音賞の6部門にノミネートされており、今後の国内映画賞レースへの選出にも期待が高まっている。この度解禁されたのは、予告でも一部使用されている、ケイコ(岸井さん)と会長(三浦さん)が鏡越しに並んでシャドーボクシングをする、本作の中でも最も印象的だと多くの感想が寄せられている1シーン。本作はケイコがプロボクサーになって第2戦に勝利してから、第3戦までの間の心の移り変わりを描いており、ボクシングをこのまま続けるのか、あるいは辞めるのかという葛藤が映し出される。劇中では、会長宛てに「一度お休みしたいです」と書きとめた手紙をなかなか渡せず一度はジムを飛び出すも、踵を返しジムへ後戻りするケイコの姿が描かれる。そしてメイキングが捉えるのは、その後のジムの中での出来事だ。鏡越しにケイコと会長が並び、会長の動きをみて、真似をするケイコ。心の移り変わりやジムの閉鎖を巡って、距離ができてしまったケイコと会長が再び心を通わせていくシーン。相手と同じ動作をする中で、お互いを感じていく。ケイコと会長の間にある特別な信頼関係を、2人の全身の動きを捉えることで表現した。三宅唱監督は、撮影現場について「全員が岸井さんを真剣にみつめ、吸い寄せられ、また引っ張られるようにして1ショット1ショットを丁寧に積み重ねていくという現場でした。緊張感と、全員で一緒に物を作っているんだという興奮が混ざり、いい時間だったと思います。スタッフも全員マスクをしていますので、相手の目を互いにみてコミュニケーションを取る機会が増え、自然とグルーヴ感が生まれていったようにも思います」と語る。監督もスタッフもその場にいた全員が「ケイコの瞳」、そしてその表情を見つめ、真剣に向き合ったからこそ生まれたシーンとなっている。『ケイコ 目を澄ませて』はテアトル新宿ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ケイコ 目を澄ませて 2022年12月16日よりテアトル新宿ほか全国にて公開©2022 映画「ケイコ 目を澄ませて」製作委員会/COMME DES CINÉMAS
2022年12月28日第72回ベルリン国際映画祭ほか21の映画祭に出品された三宅唱監督の最新作『ケイコ 目を澄ませて』が、初日から作品を絶賛する口コミが映画ファンを中心にSNSで一気に広がり、都内劇場を中心に好調なスタートを切った。各界の著名人からも熱い感想が多く寄せられ、国内の映画賞にもノミネートするなど注目が高まる中、岸井ゆきのと三浦友和の絆を感じさせる場面写真が解禁となった。本作は、聴覚障がいと向き合いながら実際にプロボクサーとしてリングに立った小笠原恵子さんをモデルに、彼女の生き方に着想を得て、『きみの鳥はうたえる』の三宅唱が新たに生み出した物語。新たに解禁となった場面写真は、会長(三浦友和)がケイコ(岸井ゆきの)に自分の被っていた帽子を譲り渡すシーンをおさめたもの。ケイコと会長の絆のアイコンともいえる「ピンクの帽子」について、映画ファンの中には、三宅監督が度々、取材の中で影響を受けた作品として『トップガン』などで知られるトニー・スコット監督作品について言及していることから、トニー・スコット監督へのオマージュではないかという考察の声も。映画レビューサイト「coco」ではTwitter上の映画ファンの注目作品ランキング第1位を獲得し、同日公開の大作を抑える結果に。SNSでは「紛れもない傑作!」「世界を心をありのまま映す、これぞ映画」「誰かの人生を変えるパワーに満ちた作品」という熱のある感想が溢れ、映画ファンだけでなく芸能界にも鑑賞者が広がっている。岸井さんと共演経験のある俳優の西田尚美はTwitterに「岸井さん、素晴らしかった…。映画館で観るべき映画だと思った。すごく集中した。目も耳も研ぎ澄まして、じーっと観ていた。聞こえる音が鮮明に残る。表情も」とコメント。「オードリー」の若林正恭は「エンドロールでこんな映画を何年もずっとずっと観たかったんだと心が震えていました。一生忘れない映画の一本になりました」、ミュージシャンの小沢健二は「その感覚に入りこみ、僕の毎日と地続きの、誰かの毎日を感じた99分間。濃密。すばらしいです」と投稿した。ドラマ「エルピス -希望、あるいは災い-」等のプロデューサー・佐野亜裕美も「連続ドラマでも小説でも漫画でもできない、映画でしかできないことというのがなんなのか、今まではわかっているようでわかっていなかったのかもしれない、と思わされる素晴らしい映画だった」など、各界の著名人たちからもSNSで続々と絶賛の声が寄せられている。なお、本作は「第77回毎日映画コンクール」にて、日本映画大賞・日本映画優秀賞、女優主演賞、男優助演賞、監督賞、撮影賞、録音賞の6部門にノミネートしており、今後の国内映画賞レースへの選出にも期待が高まる。『ケイコ 目を澄ませて』はテアトル新宿ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ケイコ 目を澄ませて 2022年12月16日よりテアトル新宿ほか全国にて公開©2022 映画「ケイコ 目を澄ませて」製作委員会/COMME DES CINÉMAS
2022年12月22日岸井ゆきの主演、三浦友和を共演を迎えた三宅唱監督の最新作『ケイコ 目を澄ませて』。第72回ベルリン国際映画祭ほか21の映画祭に出品され、世界が熱視線を送る本作から、岸井さんと三浦さんがそれぞれに“ケイコ”の魅力を語る特別映像が解禁された。映像は耳の聞こえないボクサー・ケイコを演じた岸井さんと、彼女が通うジムの会長を演じた三浦さんのインタビューと本編映像を交えたもの。目元に大きな絆創膏を貼ったケイコの横顔から始まり、痛々しくもあるがどこか美しい彼女のその傷は、勝利を収めた試合で負った勲章でもある。そんなケイコに「いつまでボクシングを続けるの? もう十分じゃないの?」とたどたどしい手話で伝える母親の表情には、娘を心配する不安な気持ちが滲み出ている。この母親からの言葉を皮切りに、ケイコは自分が夢中になれることを周りに反対されながら続けていっていいのかと、今後の自分の人生について思いを巡らせるようになる。岸井さんはそんなケイコについて、好きなもの・ことに対する想いこそが似ていると分析し、「ケイコがボクシングに向ける情熱や想い、執着は、私が映画に賭ける想いだったり執着に似ていると思いました」と語る。また、性格の部分では口下手なところに共感するそうで、「ケイコは手話言語を使ったとしてもお喋りでは無いんです。でも思うことは沢山あるじゃないですか。けれど喋ることで消化するというような性格では無いので、想いだけが募っていく。それを書き留めることを私はよくします。ケイコも書き留めるという作業をするんです」と明かす。その話の通り、ケイコは自分の感情を文字や絵でノートに書き留めるが、会長に向けての手紙はたった1行で終わってしまう。それは彼女が1人で抱えこみ、悶々と悩みぬいた末の苦渋の決断だ。その手紙を受け取ることになる会長を演じた三浦さんは、ケイコという人物について、「ケイコは特別な人でもないし、これはサクセスストーリーでもないし。ボクサーは選手寿命も短い」と語りつつ、「でも、そこにものすごく賭けている人、そこから何かを得ようとしている人。何かを見つけ出して生きる糧にしたいと思っている人」と表現する。ケイコに寄り添う会長を演じた三浦さんならではのケイコ論であり、本編でも見られるシャドーボクシングをする2人の姿には、目に見えない確かな絆が感じられる。人生の岐路に立つ1人の女性の姿、誰しもが経験をするであろう挫折や葛藤、そして焦がれるほどの夢を抱くケイコの物語を見届けてみてほしい。『ケイコ 目を澄ませて』はテアトル新宿ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ケイコ 目を澄ませて 2022年12月16日よりテアトル新宿ほか全国にて公開©2022 映画「ケイコ 目を澄ませて」製作委員会/COMME DES CINÉMAS
2022年12月16日岸井ゆきの主演、第72回ベルリン国際映画祭エンカウンターズ部門に出品された『ケイコ 目を澄ませて』で、岸井さん演じる主人公の弟役で手話やギターを披露し、ボクシングにも挑んだ注目俳優・佐藤緋美の新場面写真が到着した。本作は、聴覚障害と向き合いながら実際にプロボクサーとしてリングに立った小笠原恵子さんをモデルに、彼女の生き方に着想を得た『きみの鳥はうたえる』の三宅唱が新たに生み出した物語。主人公のケイコ(岸井ゆきの)の弟・聖司を演じた佐藤緋美は、18年に寺山修司原作の舞台「書を捨てよ町へ出よう」で主演デビュー、『ウィーアーリトルゾンビーズ』(19/長久允監督)、『#ハンド全力』(20/松居大悟監督)などに出演し、2021年に出演した『ムーンライト・シャドウ』(エドモンド・ヨウ監督)では、亡き恋人のセーラー服を着て哀しみと向き合う独特の空気感を持つ柊役を見事に演じ、第31回日本映画批評家大賞の新人男優賞を受賞。佐藤緋美その後、ディズニープラス配信の「シコふんじゃた!」(22/周防正行総監督)、『少女は卒業しない』(23/中川駿監督)にも出演。さらに俳優業にとどまらず、HIMIとして音楽活動も行い、2020年にはレーベルAsilisを立ち上げ、2022年9月には3nd EP「KAERIMICHI」をリリースしたことも記憶に新しい。その独自の存在感で注目を集める彼が、本作では、愛想笑いが嫌いで嘘のつけない不器用な姉・ケイコと手話で会話し、日々、真っ直ぐに向き合っている素直な弟・聖司を演じた。今回解禁となった新場面写真2枚は、いずれも聖司の日常のワンシーンを切り取ったもの。自宅で彼女とギターを弾きならすシーンでは、アーティストでもある佐藤さんの等身大の姿であるかのような自然な笑みが映し出されている。本作で聖司の彼女を演じた中原ナナは、『ムーンライト・シャドウ』でも彼女役を演じており、2人の再共演にも注目だ。もうひとつは、ケイコが通うボクシングジムでの1シーン。姉に影響を受け、ボクシングと初めて向き合う本シーンでは、真剣に練習する姿が印象的。前日、ケイコに「ボクシングの何が楽しいのか?」「人を殴ることが怖くないのか?」を聞いた聖司は、「殴ると気持ちいい」が「殴ることは怖いに決まってる」という姉の言葉を聞いて、どこか安心しながらも「殴ったり殴られたり、頭おかしいよ」と言い放つのだが、そんな姉の気持ちを理解しようとするかのように無心に練習に取り組む姿が描かれる。そんな本作について佐藤さんは「監督自身がしっかりと触れ合って作っていた。その愛がすべて映像に出ているんだと思います」と作品が世界中で評価されている理由についてコメント。「街の音とかジムの中の音とか。静かさの中にある音から温かさが出てると感じられる映画です。とても楽しい時間を過ごさせていただきました」と監督がこだわった音について、そして本作への出演について語っている。『ケイコ 目を澄ませて』は12月16日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ケイコ 目を澄ませて 2022年12月16日よりテアトル新宿ほか全国にて公開©2022 映画「ケイコ 目を澄ませて」製作委員会/COMME DES CINÉMAS
2022年12月01日「第72回ベルリン国際映画祭」エンカウンターズ部門に出品され、世界から熱視線が送られている三宅唱監督最新作『ケイコ 目を澄ませて』より、岸井ゆきの演じる主人公のケイコの様々な表情を切り取ったアザービジュアルが公開された。厳しいトレーニングを重ねて撮影に臨み、新境地を切り開いた岸井さんが演じるケイコは、愛想笑いが嫌いで嘘もつけない、聴覚障がいと向き合いながら、プロボクサーとしてリングに立つ。母親は「いつまで続けるつもりなの?」と迫り、言葉に出来ない想いが募り、休みをもらいたいとしたためた手紙を会長に渡せずにいたある日、ジムの閉鎖を知る。痛いのは嫌い、でもボクシングは好き。逃げ出したい、でも諦めたくない――矛盾した気持ちを抱え、自分の中でたくさんの想いに折り合いをつけながら揺れ動くケイコの姿に目が離せない。今回公開されたビジュアルでは、そんなケイコの様々な表情が写し出されており、不安や迷い、喜びや情熱といった心の揺れを想起させる。特に、目の上から血を流しリングの上での激戦の熱量そのままにこちらに鋭い視線をむけるビジュアルと、リングを降りた日常の中で物思いにふける横顔のビジュアルは、まさに動と静を体現したような、別人級のギャップを感じさせる。『ケイコ 目を澄ませて』は12月16日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ケイコ 目を澄ませて 2022年12月16日よりテアトル新宿ほか全国にて公開©2022 映画「ケイコ 目を澄ませて」製作委員会/COMME DES CINÉMAS
2022年11月27日第72回ベルリン国際映画祭エンカウンターズ部門に出品され、世界が熱視線を送る三宅唱監督の最新作『ケイコ 目を澄ませて』より、岸井ゆきのと三浦友和を写した場面写真が解禁された。本作は、聴覚障がいと向き合いながら実際にプロボクサーとしてリングに立った小笠原恵子さんをモデルに、彼女の生き方に着想を得て、『きみの鳥はうたえる』の三宅唱が新たに生み出した物語。2月に開催されたベルリン国際映画祭でプレミア上映されると「すべての瞬間が心に響く」「間違いなく一見の価値あり」と熱い賛辞が次々に贈られ、その後も数多くの国際映画祭での上映が続いている。主人公・ケイコを演じた岸井さんは、厳しいトレーニングを重ねて撮影に臨み、新境地を切り開いた。ケイコの心の迷いやひたむきさ、そして美しさ。全てを内包した彼女の瞳を見つめているうちに、自然と涙が込み上げる作品となっている。この度、耳の聞こえないプロボクサーのケイコを演じた岸井さんと、その姿を見守るジムの会長を演じた三浦さんの2ショット写真が解禁となった。親子ほど年の離れている2人は、会話を多く交わさずとも、その姿勢、眼差しを通して確かな絆で結ばれている。2人でジムでミット打ちする瞬間も、河原でトレーニングに励む瞬間も、ケイコにとってはかけがえのない時間。並んで歩くふたりの写真には、キャップを被ったケイコの姿が写されているが、その赤いキャップは会長が彼女の頭に被せたもの。会長とボクサーという関係性の先にある、相棒のような空気感が漂ってくる1枚だ。撮影中、現場での三浦さんのことを岸井さんは「自分のシーンが無くても現場をそっと見守っていてくださいました。まさに会長の眼差しで」と回想する。また、「初めてお会いした時から、ケイコと会長の関係性を大事にしてくださっていると感じました」と語っている。一方、クランクインの日を思い返した三浦さんは「ジムで彼女の姿を見たときにはもうプロボクサーとしての身体に仕上がっていたんですよ」と明かした上で、「僕はそんな彼女をただ見守れば良かった。初共演でしたが、意思の疎通が暗黙の内にできたのは岸井さんの努力の賜物ですね」と岸井さんを称賛している。こうした役柄そのままの2人の関係性から、ケイコと会長の心がしっかりと通じ合っている様がスクリーンから自然と醸し出される。役を超えて共鳴し合う役者達の、繊細でありながら熱量が高い演技に注目したい。『ケイコ 目を澄ませて』は12月16日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ケイコ 目を澄ませて 2022年12月16日よりテアトル新宿ほか全国にて公開©2022 映画「ケイコ 目を澄ませて」製作委員会/COMME DES CINÉMAS
2022年11月19日聴覚障がいと向き合いながら、プロボクサーとしてリングに立った小笠原恵子さんをモデルにした物語『ケイコ 目を澄ませて』より、場面写真が公開された。今回の場面写真では、岸井ゆきの演じる主人公・ケイコと、彼女のまわりに生きる人物たちの日常が写し出されている。河川敷でのロードワークやシャドーといった、三浦友和演じる会長と二人三脚で練習に励むカット。友人たちとの楽しそうなカフェでの様子、同居する弟とのやりとりが切り取られている。何気ない日常が美しいことを思い起こさせてくれるようなシーンの連続で、ケイコをストイックなアスリートとしてではなく、不安や迷い、喜びや情熱など様々な感情で揺れ動く、どこにでもいるような等身大の女性として描いていく。第35回東京国際映画祭へも出品が決まった本作は、映画人から早くも注目を集めており、「『ケイコ 目を澄ませて』は流れる時間を柔らかにフィルムへと定着させた傑作だ。岸井ゆきのの瞳の輝きと、手と腕の動きとともに渦を巻くような粒子の蠢きを存分に感じるには大画面で見る以外の選択肢はない」(濱口竜介/映画監督)、「岸井ゆきのは、間違いなく天才!」(吉田恵輔/映画監督)、「エモーショナルなパンチが胸に突き刺さる快作」(矢田部吉彦/映画プロデューサー)、「岸井ゆきのが放つ圧倒的熱量に、心が動かされる」(カルロ・シャトリアン/ベルリン国際映画祭アーティスティック・ディレクター)とコメントを寄せている。『ケイコ 目を澄ませて』は12月16日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ケイコ 目を澄ませて 2022年12月16日よりテアトル新宿ほか全国にて公開©2022 映画「ケイコ 目を澄ませて」製作委員会/COMME DES CINÉMAS
2022年09月27日岸井ゆきの、三浦友和共演の三宅唱監督作『ケイコ 目を澄ませて』が、2月10日からドイツで開催される第72回ベルリン国際映画祭<エンカウンターズ部門>へ正式出品されることが決定した。本作は、元プロボクサー・小笠原恵子の自伝「負けないで!」を基に、岸井ゆきの演じる耳が聞こえないプロボクサー・ケイコと、三浦友和演じる視力を失いつつあるトレーナー・笹木の交流を描く。本作が出品される<エンカウンターズ部門>は、2020年より新設されたコンペティション。新しい視点を含む大胆な作品や革新的な監督の発掘に重きを置き、優れたインディペンデント作品や多様性のある物語が選出されている。監督を務める三宅唱は、2019年に『きみの鳥はうたえる』が第69回ベルリン国際映画祭フォーラム部門に出品されており、監督作としては2回目のベルリン国際映画祭への出品。本作が受賞すれば同賞で初の日本人監督の受賞となる。速報と併せて場面写真も解禁。二人三脚でトレーニングに励む主人公・ケイコとジムのトレーナー・笹木を切り取り、ケイコの強いまなざしが印象的な1枚となっている。セコンドの指示もゴングの音も聞こえないケイコと、ケイコの実力と可能性を誰よりも信じる笹木。言葉を超えた2人の関係性が繊細に写し出されている。●岸井ゆきの コメント『ケイコ 目を澄ませて』がベルリン国際映画祭のエンカウンターズ部門に選出されました。映画が好きで、すがりついて、幾度となく救われてきました。その舞台に俳優として立てるということ、言葉では言い表せない熱いものがあります。ひとまず、嬉しくて嬉しくて溢れんばかりの感謝となみだ。海を越えて言語を超えて、皆様に届きますように。●三浦友和 コメント小さな作品がベルリンに旅します。監督とスタッフ、出演者。我が子の旅立ちを誇らしく送り出します。より大きく育って皆さんに見て頂けるよう願っています。●三宅唱監督 コメント国際映画祭とは、普段は異なる環境や言語で生きる人々がともに、スクリーンに映るもう一つの宇宙をはじめてみつめる、出会いや遭遇の場でもあると受け止めています。本作は製作中からたくさんの新たな出会いに恵まれました。このたび初上映となる機会に冠された「エンカウンター」という言葉に、良い縁を感じています。多くの方が、最高に素晴らしい役者たちに出会い、驚く日が楽しみです。●ベルリン国際映画祭アーティスティック・ディレクター カルロ・シャトリアン コメント三宅唱監督の新作映画は、無駄なものを削ぎ、私たちの社会の中心に横たわる何か、つまりすべての人が限界を超えてでも自分を表現できる可能性を描いた映画だと感じます。主人公・ケイコの強さと、彼女の演技の緻密さに心を動かされ、田舎ではなく都会でもない、輪郭がぼやけ始める町を舞台に繰り広げられる人間の生活や、ドラマの語り口に強く訴え掛けられ、驚かされました。『ケイコ 目を澄ませて』は2022年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ケイコ 目を澄ませて 2022年全国にて公開予定©2022 映画「ケイコ 目を澄ませて」製作委員会/COMME DES CINÉMAS
2022年01月20日映画『ケイコ 目を澄ませて』が、2022年12月16日(金)より公開される。主演は岸井ゆきの。耳が聞こえないプロボクサーの実話を映画化映画『ケイコ 目を澄ませて』は、『きみの鳥はうたえる』がベルリン国際映画祭フォーラム部門に出品され、2018年映画芸術日本映画ベストテン1位にも輝いた三宅唱監督の最新作。耳が聞こえない元プロボクサー・小笠原恵子の自伝『負けないで!』を原案に脚本を書き上げ、16mmフィルムに焼き付けた。劇伴を使用しない、環境音も細やかに設計するなど、“音”にまつわる演出にも注目だ。主演・岸井ゆきのがプロボクサー役に主人公ケイコを演じるのは、『愛がなんだ』で第43回日本アカデミー賞新人俳優賞に輝き、2022年も『やがて海へと届く』『大河への道』と出演作画立て続けに公開される岸井ゆきの。『ケイコ 目を澄ませて』では、第46回日本アカデミー賞 最優秀主演女優賞に輝いた。また、ケイコを根気よく指導するも、視力を失いつつある会長を、三浦友和が演じる。その他、仙道敦子、三浦誠己、松浦慎一郎、佐藤緋美、渡辺真起子、中村優子、中島ひろ子など、実力派キャストが勢揃い。ケイコの同級生役として、ろう者の俳優である山口由紀、長井恵里も出演している。■主人公・小河ケイコ(岸井ゆきの)生まれつきの難聴と付き合いながらプロボクサーとなった主人公。日々の練習にひたむきに向き合い、家族や会長たちの想いに触れ、その想いに応えるように“目を澄ませて”鍛錬を重ねる。演じる岸井ゆきのは、プロボクサー役としてクランクインの約3か月前から厳しいトレーニングを行ったほか、劇中で使われる手話の練習など、入念な準備を行い撮影に臨んだという。揺れ動くケイコの感情の機微を、言葉ではなく眼差しで表現した岸井ゆきのの演技に注目だ。■会長(三浦友和)再開発が進む下町で小さなジムを運営する会長。セコンドの指示もゴングの音も聞こえないケイコを受け入れ、根気強く指導を行う。ケイコに指導を行いながらも、次第に視力を失っていく。■林誠(三浦誠己)■松本進太郎(松浦慎一郎)■小河聖司(佐藤緋美)■小河喜代実(中島ひろ子)■会長の妻(仙道敦子)■ケイコの同級生(山口由紀、長井恵里)第72回ベルリン国際映画祭<エンカウンターズ 部門>へ正式出品映画『ケイコ 目を澄ませて』は、第72回ベルリン国際映画祭<エンカウンターズ部門>へ正式出品。<エンカウンターズ部門>とは、2020年より新設されたコンペティションで、新しい視点を含む大胆な作品や革新的な監督の発掘に重きを置き、優れたインディペンデント作品や多様性のある物語が選出される。また、第35回東京国際映画祭にも出品。映画人をはじめ、早くも熱い注目が注がれている。<映画『ケイコ 目を澄ませて』あらすじ>嘘がつけず愛想笑いが苦手なケイコは、生まれつきの聴覚障害で、両耳とも聞こえない。再開発が進む下町の一角にある小さなボクシングジムで日々鍛錬を重ねる彼女は、プロボクサーとしてリングに立ち続ける。母からは「いつまで続けるつもりなの?」と心配され、言葉にできない想いが心の中に溜まっていく。「一度、お休みしたいです」と書き留めた会長宛ての手紙を出せずにいたある日、ジムが閉鎖されることを知り、ケイコの心が動き出す――。【詳細】映画『ケイコ 目を澄ませて』公開日:2022年12月16日(金)出演:岸井ゆきの、三浦誠己、松浦慎一郎、佐藤緋美、中原ナナ、足立智充、清水優、丈太郎、安光隆太郎、渡辺真起子、中村優子、中島ひろ子、仙道敦子、三浦友和監督:三宅唱原案:小笠原恵子『負けないで!』(創出版)脚本:三宅唱、酒井雅秋制作プロダクション:ザフール配給:ハピネットファントム・スタジオ
2022年01月10日岸井ゆきのが両耳が聞こえないプロボクサー役で主演、三浦友和演じる視力を失いつつあるトレーナーとの交流を描いた映画『ケイコ 目を澄ませて』が公開決定。元プロボクサー・小笠原恵子の自伝「負けないで!」を基に、『きみの鳥はうたえる』の三宅唱監督がメガホンを取る。三宅監督は、『きみの鳥はうたえる』がベルリン国際映画祭フォーラム部門に出品され、2018年映画芸術日本映画ベストテン1位にも輝いた俊英。2013年までに4戦を戦った元プロボクサー・小笠原さんの自伝「負けないで!」を原案として本作を書き上げ、刻一刻と変化するケイコの眼差しと、彼女を案じる家族やジムの面々の心のざわめきを16mmフィルムに焼き付けた。生まれつきの難聴と付き合いながらプロボクサーとなった主人公・ケイコには、『愛がなんだ』で第43回日本アカデミー賞新人俳優賞に選ばれ、ドラマ「#家族募集します」での好演も記憶に新しく、『大河への道』や主演作『やがて海へと届く』などが待機する岸井ゆきの。岸井ゆきの今回、プロボクサー役としてクランクインの約3か月前から厳しいトレーニングを行ったほか、劇中で使われる手話の練習など、入念な準備を行い撮影に臨んだ。岸井さんは「三宅監督も参加した三ヶ月のボクシング練習、手話練習もかけがえのない時間でした。ほんとうの意味で一緒に戦ってくれたこと感謝します」とコメント。「現場に入ればすでに照明はうつくしく、撮影中は16mmのフィルムがカラカラと回る音だけが辺りを満たしていました」ともふり返る。日々の練習にひたむきに向き合い、家族やトレーナーたちの想いに触れることで揺れ動くケイコの感情の機微を、言葉ではなく眼差しで表現した岸井さんの新境地が垣間見える。セコンドの指示もゴングの音も聞こえないケイコを受け入れ、再開発が進む下町で小さなジムを運営するトレーナー・笹木に、日本映画界で圧倒的な存在感を放つ三浦友和。「素直に心地よく余韻に浸れる作品」だと太鼓判を押す三浦さんは、喧嘩するように力んでしまうケイコに根気強く指導を行いながらも、次第に視力を失っていくという難役に挑んだ。そして「この作品には映画音楽がない。観客が耳を澄ませなければならない」と語る。三浦友和ケイコの実力と可能性を誰よりも信じるトレーナー・笹木、そしてその想いに応えるように“目を澄ませて”鍛錬を重ねるケイコ。三宅監督は「岸井ゆきのさんとともにこの映画に取り組めたことを心から誇りに思います。彼女の信じがたいほどの勇敢さがなければこの映画は生まれていません」と絶賛を贈りつつ、「言葉以上のものがスクリーンを通して伝わることを確信しています」とコメントするように、言葉では語りつくせない、確かな絆で結ばれた2人の関係が描かれている。また、笹木会長の妻役には仙道敦子。そしてジムのトレーナーとして三浦誠己と松浦慎一郎ほか、佐藤緋美、渡辺真起子、中村優子、中島ひろ子など実力派キャストが名を連ねている。『ケイコ 目を澄ませて』は2022年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2022年01月07日2015年に『ケイコとマナブ.net 』と『ケイコとマナブ』が小学生以下の子どもをもつママに行った調査では、小学校高学年の「今後、習わせたい習い事」としてプログラミングが8位にランクインしました。最近では各地に子ども向けのプログラミングスクールも開校されていて、今後ますますニーズが増えそうです。そこでお勧めしたいのが、『ルビィのぼうけん こんにちは!プログラミング』(リンダ・リウカス著、翔泳社)。10章に分かれたストーリーを楽しみながら、プログラマ的思考法を育むことができる絵本です。幼いころから絵本を通してプログラマ的な考え方に親しんでいれば、将来興味を持ったときにスムーズにプログラミングの世界に入っていけるのではないでしょうか。お子さんと一緒に読むのはもちろんのこと、大人が読んでも役に立つはずです。■プログラミング=順序よく命令を書くこと!主人公のルビィは、考えや順番がこんがらがるのが大嫌い。はっきりしない命令をされると困ってしまいます。お父さんに「学校に行くから、お洋服を着なさい」といわれれば、パジャマの上からワンピースを着て、靴を履きます。なぜなら、「まずパジャマを脱ぎなさい」といわれていないから。プログラミングやコードを書くということは、コンピューターに向けて、「なにをどの順番でやるのか」を正確に命令するということ。命令は分割して、コンピューターが理解できる大きさにしなくてはいけません。そして、なにをやるのかが詳細でなければコンピューターは間違えてしまいます。練習として、「朝ごはんを食べる」「歯磨きをする」などの命令を順番につくってみましょう。命令が順序よく書けたなら、それがプログラミングなのです。■アルゴリズム=ひとつずつ順番に立てた計画ルビィは宝石を探すために冒険に出ます。まずはヒントのメモに示された4つの場所にそれぞれ目印をつけ、ひとつずつ1番近い道で行ってみることにしました。このように問題を解決するため、命令の1セット(アルゴリズム)がつくられます。たとえば2つの場所を移動するルートを求めた場合、1番速いルートを知りたいこともあれば、交差点が1番少ないルートを知りたいこともあります。異なるアルゴリズムはそれぞれの用途によって使い分けられるのです。■「場合分け」をすることで混乱がなくなるルビィはキツネの住む野菜畑にやってきます。そこではキツネが混乱し、めちゃくちゃな状態になっていました。そこでルビィはキツネたちに指示をします。「あなたは種まき係。畑の穴が空っぽだったら種をまいて。もう種があったら次の穴へ。列の端っこまできたら次の列へどうぞ。これを5回繰り返してね」。これと同じように、コンピューターに対してはどのように決定を行い、それぞれの場合についてなにをすべきかを指示しなければいけません。これを「場合分け」といいます。「もしも」「そのときは」「そうでなければ」という言葉を使って、やることを決めます。■いいプログラマの条件は「好奇心が旺盛」その後ルビィはロボットたちのところへ行きました。そこではロボットたちがカップケーキを焼いています。彼らは「一度すてきなレシピを見つけたら、何百回だって同じカップケーキをつくれる。材料を変えて色々なカップケーキだってつくれるんだ」といいました。プログラミングはこのように、とても創造性のある行為。同じ課題でもさまざまなやり方で解決することができますし、あれこれ試しているうちにさらに素晴らしいものが生まれることもあります。コンピューターはどんどん変わっていくもの。いいプログラマになるには、どんどん新しいものに興味を持つことが大切なのです。■問題を見つけることもプログラマの仕事!ルビィは川を渡るためにロープと木の枝で橋をつくりましたが、それをどうやって向こう岸に渡すのかを考えていませんでした。困っていると、森で出会ったジャンゴという少年が一緒に考えてくれて、解決策を見つけることができました。プログラミングでは、ほとんどのコードがはじめはエラーを起こすもの。スペルの間違いや、プログラムのロジックの混乱など、プログラマはいつだって間違い(バグ)をおかすものなのです。問題を見つける方法が上達することも、プログラミングの仕事の一部といえます。プログラマは最初にコードを動くようにすることより、最後に仕上げる方に気をつかうものなのです。*本書はストーリーの部分とアクティビティの部分に分かれていて、アクティビティでは遊びながらプログラミングの考え方を学ぶことができます。イラストもとてもかわいいので、文系ママでも親しみやすいはず。親子で楽しみながらトライしてみてください。(文/平野鞠) 【参考】※リンダ・リウカス(2016)『ルビィのぼうけん こんにちは!プログラミング』翔泳社※『ケイコとマナブ』2015年子どもの習い事ランキング-株式会社リクルートライフスタイル
2016年06月08日リクルートが発行する習い事情報誌「ケイコとマナブ」はこのほど、27歳、29歳、33歳の働く女性(各100名)に対し、金銭感覚に関するアンケートを実施、その結果を発表した。調査期間は3月24日~3月25日。「年収はいくらですか」と尋ねたところ、27歳は「~110万円(20.0%)」、29歳は「201~250万円(21.0%)」、33歳は「~110万円(20.0%)」がトップになった。昨年に比べ、27歳と29歳で下がっているが、雇用形態で見ると、昨年比で、契約社員やパート・アルバイトなどの非正規雇用者からの回答を多く得ていることも影響していると思われる。毎月の貯金額については、全年代とも「5万円以上」が最多。昨年と比較してみると、どの年代も「1万円以下」が減り、「3万円未満」「4万円未満」ゾーンが増えた。また、貯金の目的については、全年代とも7割以上が「いざという時の生活費」のためと回答。震災影響による「備えておきたい」志向の表れが垣間見られた。月に教養など内面からの自分磨きに使う金額について尋ねたところ、全年代で約半数の人が「0円」と回答。しかし、昨年に比べ、「現在まったくスキルアップのための自己投資をしていない」という人のシェアは減っており、特にその傾向は27歳で顕著だった。また、どの世代でも「3万円以上投資している」という人は維持、もしくは増えており、自身にスキルがないことの不安を感じて行動した人が多かったといえる。同誌によれば、全体としては、この1年間で給料の減少が進んでいるように見えるとのこと。その中で、貯金やスキルアップという将来への備えをはじめる傾向が強く、決して安穏としていられない経済状態の中でも、懸命に将来に備え、堅実に努力する女性の姿が見えると分析している。調査の結果は、リクルート学び総研 ONLINEで公開中。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月27日