5月10日~15日に米ペンシルベニア州で開催された科学コンクール「Intel International Science and Engineering Fair 2015(Intel ISEF)」において、日本から参加した代表チームが発表した4プロジェクトが優秀賞、1プロジェクトが特別賞を受賞した。Intel ISEFはインテルがメインスポンサーを務める科学コンクールで、2015年は世界78の国と地域から約1700名が参加した。日本からは13プロジェクト・19名が参加した。日本代表の入選者と各プロジェクトの内容は以下の通り。動物科学部門 優秀賞 4等賞愛媛県立長浜高等学校 2年 重松夏帆さん(16歳)、山本美歩さん(16歳)・ テーマ: 「クマノミはなぜイソギンチャクに刺されないのか」・ 研究内容: 長浜高の水族館で飼育しているハタゴイソギンチャクとカクレクマノミを研究し、クマノミの体の粘液に含まれるマグネシウムがほかの魚より多いために刺されないことを発見。地球環境科学部門 優秀賞 3等賞宮城県仙台第二高等学校 3年 遠藤 意拡さん(17歳)・ テーマ:「砂山シミュレーション ~揺れによる斜面崩壊~」・ 研究内容:斜面の崩れ方には、雨や雪などが大量に浸透したり、人為的要因(道路建設等)や地震動など多くの要素がある。その中でも地震による被害について、斜面を含んだ山の裾野の形である「等高線」に着目し、崩れ方を山の斜面角度から予測し、地図形式「スフラマップ」でまとめた。機械工学部門 優秀賞 4等賞千葉市立千葉高等学校 2年 市毛貴大さん(17歳)・ テーマ: 「ロータリーエンコーダを位相比較器として用いたDCモーターのPLL制御」・ 研究内容: 扇風機の回る羽根の向こうに、電源タップの光るLEDを見たとき、羽根の回転速度によって光の見え方が変化することを発見。その現象の原因は、電源タップのLEDがAC電源の50Hzのタイミングで点滅していたため、羽根がLEDを隠すタイミングによって光が見え隠れすることだった。そこで、この羽越しの光の見え方を利用したモーターの回転速度制御方法を思いつき、この方式と従来方式とを性能比較して、実用性について検討を行った。化学部門 優秀賞 3等賞宮城県仙台第三高等学校 2年 門口尚広さん(16歳)・ テーマ: 「銅箔を金箔のように変化させる」・ 研究内容: 銅の特性に注目し、日本の工芸品にも使われる金箔(きんぱく)や銀箔(ぎんぱく)の色を原材料費の安い銅箔(どうはく)で生み出す研究。アメリカ園芸学会賞 3等賞茨城県立並木中等高等教育学校 6年 久保 裕亮さん(17歳)・ テーマ: 「エチレンはどのようにカイワレダイコンの子葉をカールさせるのか ~細胞レベルのメカニズムを探る~」・ 研究内容: 植物ホルモンのエチレンがカイワレダイコンの子葉に対して、下向きに巻くように曲がる「カーリング」という現象を誘導する原因を細胞レベルで明らかにした。先行研究では、その原因は「表側の細胞の成長が促進されること」とされていたが、子葉の切片を作成し細胞の数・形を調べた結果、カーリングの原因は「エチレンによって子葉の裏側の細胞の成長が抑制され、表側よりも裏側が短くなること」だと判明した。なお、最高賞に当たるGordon E. Moore Awardは、カナダ代表のRaymond Wangさんの「航空機客室内のエアフロー: 機内感染の抑制」が受賞した。
2015年05月19日IPA(独立行政法人情報処理推進機構)は10日、第10回IPA「ひろげよう情報モラル・セキュリティコンクール」の受賞作品を決定した。「ひろげよう情報モラル・セキュリティコンクール」は、子どもたちがコンクール作品の制作を通して、インターネットの安全利用を意識する目的で、IPAが開催しているもの。標語部門の最優秀作品は、神奈川県の学校2年生の作品「Yes. Ok. クリック前に 一呼吸」。「ヒップ・ホップを思わせるリズム感で、具体的な対策を表現している」との講評が寄せられた。ポスター部門は東京都の小学校6年生の作品「トラブルメール 送っていませんか?」。4コマ漫画部門は京都府の高等学校1年生の作品「携帯の時間じゃなくて・・・。」が最優秀作品に輝いた。10回目を迎える2014年度のコンクールは、2014年4月1日から9月8日まで作品を募集。応募数は標語部門33,299点、ポスター部門4,427点、4コマ漫画部門4,571点の合計42,297点となり、過去最多を記録した。
2014年12月10日IPA(情報処理推進機構)は12月5日、「第9回IPA情報セキュリティ標語・ポスター・4コマ漫画コンクール」の受賞作品を決定した。「情報セキュリティ標語・ポスター・4コマ漫画コンクール」は今年で9回目の開催。特に今回は、インターネットやスマートフォンなどの利用が広く若年層にも浸透している現状を踏まえ、情報モラル・情報セキュリティの普及活動に積極的に取り組む地域の警察本部や教育委員会などの協力を得て、都道府県単位の地域コンクールも開催した。今年度は、4月1日から9月9日までの募集期間内に、標語が2万6198点、ポスターが2814点、4コマ漫画が4323点の合計3万3335点の応募を受け、過去最多の作品数となった。作品の審査は、中央大学研究開発機構 教授 辻井重男氏を委員長とする、29名からなる審査委員会によって行われ、IPAから最優秀賞および優秀賞として13点、韓国インターネット振興院(KISA)から4点、協力企業11社による企業賞として33点、計50点の入選候補作品を選び、その後のパブリックコメント募集を経て受賞作品を決定した。入選作品は今後、IPAのウェブサイト、同パンフレット、「情報セキュリティ白書」などで公開され、情報セキュリティ対策に活用されるという。今年度も、本コンクールを活用して、情報モラル教育に積極的に取り組んだ学校の中から、「取り組みの工夫」「子どもたちの意識の変化」「今後の情報モラル・セキュリティ教育計画」などについて取り組みが顕著である69校を学校賞に決定した。今回発表する最優秀賞・優秀賞に加え、本コンクールの後援団体からの特別賞および、地域コンクールを開催した都道府県内の企業・団体より授与される、特定地域の特別賞も決定した。これにより、本コンクールに応募された全作品のうち、延べ161点が受賞作品となり、コンクールサイト上で公開される。またIPAは、来年度も本コンクールを開催することが決定し、2014年4月1日より応募を受け付けることを発表した。今年度と同様に、情報モラル・情報セキュリティの大切さを伝える「標語」「ポスター」「4コマ漫画」を応募する。さらに来年度は、新たなメインテーマとして「SNS」を追加し、これまでの基本テーマと合わせ、11のテーマで作品を募集するとのことだ。
2013年12月09日2011年にモスクワで行われた世界最高峰の音楽コンクール、チャイコフスキー国際コンクール。その優勝者たちが4月23日(月)より来日ツアーを開催する。「第14回チャイコフスキー国際コンクール優勝者ガラ・コンサート」の公演情報今回来日するのは、ダニール・トリフォノフ(ピアノ)、セルゲイ・ドガージン(ヴァイオリン)、ナレク・アフナジャリャン(チェロ)の3人。昨年のコンクール直後の9月に行われた来日公演でも、ハイレベルで熱い競演を繰り広げたばかり。あれから半年の間、超一流の演奏家やオーケストラとの共演を重ね、さらに世界のメジャーなステージにステップアップした彼らが、再び日本で競演を繰り広げる。今回の来日ツアーに向けて「(共演するナレクとセルゲイは)音楽的にとてもフレキシブルだし、リハーサルもお互いに理解しやすかったです。日本はどこに行っても、人もホールも食べ物も素晴らしい!どんなアーティストにとっても、一度来たら忘れられない大切な場所になると思います。コンサートではいつもとてもいい反応をしてくれ、それは僕たちアーティストにとって感動的ですらあります」(ダニール・トリフォノフ)、「ダニールとは、楽曲の解釈においても共感する点が多く、息の合った演奏ができていると思います。(今回)私の大好きな日本で演奏できることを嬉しく思います。私たちが心をこめて選曲したプログラムなので、日本の聴衆の皆さんに喜んでいただけるものと確信しています」(ナレク・アフナジャリャン)と抱負を述べた彼ら。楽壇の未来を担う逸材たちが、自信のプログラムで、ひと回りもふた回りも成長した姿を届けてくれるはずだ。「第14回チャイコフスキー国際コンクール優勝者ガラ・コンサート」は、4月23日(月)のサントリーホール公演を皮切りに、全国5都市・6公演を開催。チケットは発売中。■第14回チャイコフスキー国際コンクール優勝者ガラ・コンサート《東京》4月23日(月)サントリーホール 大ホール [※リサイタル公演]《福岡》4月24日(火)アクロス福岡 福岡シンフォニーホール《愛知》4月26日(木)愛知県芸術劇場 コンサートホール《東京》4月27日(金)サントリーホール大ホール [※オーケストラ公演]《大阪》4月28日(土)ザ・シンフォニーホール《北海道》4月30日(月・祝)札幌コンサートホールKitara 大ホール[出演]ダニール・トリフォノフ(グランプリ/ピアノ部門第1位/聴衆賞)セルゲイ・ドガージン(ヴァイオリン部門最高位(1位なし)/聴衆賞)ナレク・アフナジャリャン(チェロ部門第1位/聴衆賞)指揮:アンドレイ・ヤコヴレフ管弦楽:モスクワ交響楽団(※4月23日・24日はオーケストラの出演なし)
2012年04月20日昨年のブザンソン国際指揮者コンクールで優勝の栄冠に輝いた垣内悠希が、在京オーケストラと待望の初共演。4月15日(日)・20日(金)に開催される東京フィルハーモニー交響楽団創立101年目最初の定期演奏会を指揮する。垣内悠希指揮 東京フィルハーモニー交響楽団定期演奏会の公演情報1978年東京生まれの指揮者・垣内悠希は、東京芸術大学楽理科を卒業後、2001年、ウィーンに渡り、ウィーン国立音楽大学の指揮科を経て同大学院を卒業。2011年9月に、小澤征爾や佐渡裕らが歴代優勝者に名を連ねる若手指揮者の登竜門「ブザンソン国際指揮者コンクール」で優勝を果たし、国際的に注目を集めたばかり。日本での本格的な指揮活動は、大阪交響楽団(旧・大阪シンフォニカー交響楽団)との共演のみで、在京オーケストラとの共演は今回の東京フィルが初。創立101年目を迎えた国内一の老舗オケながら、これまでも川瀬賢太郎、三ツ橋敬子など有望な若手指揮者を起用してきた東京フィルによる抜擢だ。プログラムは、2006年のヨーロッパ・デビュー演目であるチャイコフスキーの交響曲第5番(ルーマニア・ブラショフ響を指揮)、ブザンソン・コンクールで指揮したブラームスの交響曲第2番、小澤征爾のレッスンを受けたシューマンのピアノ協奏曲、ウィーンでの研鑽の成果が発揮できるというベートーヴェンの「エグモント」序曲など。垣内にとって縁が深く、かつ自信の演目が並ぶ。垣内悠希が指揮する東京フィルハーモニー交響楽団 定期演奏会は、4月15日(日)にオーチャードホール、20日(金)にサントリーホールで開催。チケットは発売中。■東京フィルハーモニー交響楽団 2012-13定期演奏会[指揮]垣内悠希[ピアノ]ソフィー・パチーニ4月15日(日)15:00開演オーチャードホール・ベートーヴェン:「エグモント」序曲・シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 作品54・チャイコフスキー:交響曲第5番 ホ短調 作品644月20日(金)19:00開演サントリーホール 大ホール・ベートーヴェン:「エグモント」序曲・シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 作品54・ブラームス:交響曲第2番 ニ長調 作品73
2012年04月10日世界最大の旅行サイトTripAdvisor(トリップアドバイザー)は、同サイト上での掲載を目的に制作された広告を対象にした広告コンクール、「トリップアドバイザー クリエイティブアドチャレンジ」を開始した。同コンクールは、トリップアドバイザーの10カ国のサイトで実施され、優秀作品には総額で150万USドル相当のCPM広告枠(日本語版サイトでは10万USドル相当)が無料で提供される。同コンクールでは、次の旅行を計画している旅行者にインスピレーションを与えることを目的とした広告を募集する。広告を見る側である「旅行者」にとって最適な広告という観点から審査、表彰されるという。ターゲットとするマーケットは、同社の2つのマーケット(EUマーケット総合、APACマーケット総合)または、各マーケットの10の国(イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、トルコ、オーストラリア、シンガポール、中国、日本、インド)。これらの地域への掲載を想定した広告作成が求められる。応募期間は5月31日まで。応募詳細はこちら。(【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月04日富山市観光振興課は、2012年4月6日から8日からの3日間、同市総合体育館を中心に恒例の「全日本チンドンコンクール」を開催することを発表した。この大会には日本全国からプロのチンドンマン30チームが集結し、その技とアイデアを競い合うもので、今回で開催58回目となる。同市観光振興課によると、4月6日夕刻に城址公園松川付近で、幻想的な「幽玄ちんどん夜桜流し」が開催されるという。7日の予選では30組のチンドンマンがステージに登場し、チンドンコンクールのスポンサー企業をPRする。また「素人チンドンコンクール」や「チンドン特別ステージ」なども同時に開催されるとのこと。8日には、30組のチンドンマンから予選を勝ち抜いた上位8チームが本戦トーナメントで戦い、チンドンマン日本一が決定する。優勝賞金は100万円。また、富山市の中心市街地では総勢400名が参加する「チンドン大パレード」も開催されるという。「全日本チンドンコンクール」についての問い合わせは富山市観光振興課(076-443-2072)まで。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月29日ウォルト・ディズニー生誕110周年を記念したスペクタクル巨編『ジョン・カーター』の公開を記念し、映画の舞台である惑星“バルスーム”を描く絵画コンクールが開催された。3月27日(火)、都内で授賞式が行われ、本コンクールの特別審査員を務めたタレントの工藤静香が出席。最優秀賞1名を始め、各賞合計6名の受賞者に賞を授与し、自身が描いたバルスームの絵画もお披露目した。応募者が、原作小説や映画予告編を参考に自由にイメージして、バルスームを描くというコンクール。芸能活動のかたわら、画家として1990年から「二科展」に16回入選し、2010年には特選を受賞した工藤さんは、「特にお子さんの絵は、ビックリするような色使い。頭で考える前に、気持ちから入ることの大切さを教えてもらった。選ぶのは難しかったですけど…」と審査を通して、すっかり刺激を受けた様子。最優秀賞を受賞したのは、大阪から応募した有田幸樹くん(小学3年生/9歳)で、普段から絵を描くのが好きだと言い、今回の受賞に大喜び。工藤さんも、バルスームに住む怪物をイメージした有田くんの作品を「想像力豊かで力強い」と大絶賛した。『スター・ウォーズ』、『アバター』に多大なインスピレーションを与えたとされるエドガー・ライス・バローズの伝説的小説を原作に、ディズニー/ピクサー作品『ファインディング・ニモ』、『ウォーリー』で高い評価を受けたアンドリュー・スタントン監督が初の実写映画化に挑んだ超大作。滅亡の危機に瀕した神秘の惑星・バルスームを舞台に、未知なる力に導かれた地球人の男、ジョン・カーターが突如目覚めた身体能力を武器に、惑星の存亡を賭けた壮絶バトルを繰り広げる。「ロマンスあり、アドベンチャーあり。勇気をもらえるし、ご家族でも恋人同士でも楽しんでもらえるはず」(工藤さん)。自身は劇中にも登場する“火星のプリンセス”をモチーフにした絵画を描き「火星ということで、絵の具に砂を混ぜてみたり。自分なりのイメージを広げた」と出来ばえに満足そうな表情だった。工藤さんの作品は4月13日(金)から、東京・丸の内ピカデリーで展示される。『ジョン・カーター』は4月13日(金)より3D・2Dで全国にて公開。特集:『ジョン・カーター』“胸きゅん”ポイント、徹底検証!■関連作品:ジョン・カーター 2012年4月13日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.■関連記事:『ジョン・カーター』のココに胸きゅん!vol.1肉食&母性本能くすぐるヒーロー『ジョン・カーター』の世界観をひと足先に体験2メートル超えの迫力フィギュアも!キャスト&監督来日!『ジョン・カーター』ジャパン・プレミアレッドカーペットイベントに25組50名様ご招待あなたのベスト“胸きゅん”ディズニー映画に投票!『ジョン・カーター』ジャパン・プレミア試写会に5組10名様ご招待ウォルト・ディズニー110周年記念作品!『ジョン・カーター』試写会に5組10名様ご招待
2012年03月27日ウォルト・ディズニー生誕110周年記念作品『ジョン・カーター』の日本公開を記念した絵画コンクールが28日(木)から開催され、工藤静香が特別審査員を務めることが発表された。その他の写真絵画コンクールは、応募者が映画の舞台である惑星“バルスーム”を、原作小説や映画予告編を参考に自由にイメージして描くというもの。応募は八つ切りサイズ(271×392ミリ)以上の大きさの“手描き”の作品が対象で、28日(木)から3月16日(金)まで受付を行った後に、各賞の選考を実施。最優秀者はフロリダ・ディズニー・ワールドに招待される。応募の詳細は、28日(木)に映画公式サイトに掲載される予定。特別審査員に選ばれた工藤は、歌手活動以外にジュエリーブランドのデザインとプロデュースを務めるほか、画家として二科展に16回入選、2010年には特選に選ばれている。昨年には自作絵画のポストカードの販売収益金を東日本大震災の被災地に全額寄付する活動も行い、アーティストとしても活躍していることから今回の参加が決定したという。『ジョン・カーター』は、『スター・ウォーズ』や『アバター』に多大な影響を与えたと言われるエドガー・ライス・バローズのSF小説『火星のプリンセス』を実写化したもので、滅亡の危機に瀕した惑星“バルスーム”を舞台に、愛する妻と娘を失った地球の男ジョン・カーターの戦いを描くアドベンチャー大作。『ジョン・カーター』4月13日(金) 2D・3D同時公開
2012年02月23日国内で最も権威ある音楽コンクールのひとつで、若手音楽家の登竜門として知られる「日本音楽コンクール」の80周年を記念し、これまでの入賞者が集うガラ・コンサートがまもなく開催される。「日本音楽コンクール80周年ガラ・コンサート」の公演情報1932年の第1回以降、第二次大戦中もほぼ継続して開催されてきた日本音楽コンクール。現在の日本クラシック音楽界の礎を築いた多くの音楽家を輩出してきた。80周年を記念したガラ・コンサートには、これまでの入賞者の中から2日間で計12名のアーティストが登場。昨秋の第80回声楽部門を制した西村悟(テノール)というフレッシュな逸材を筆頭に、藤森亮一(チェロ)、前橋汀子(バイオリン)、澤畑恵美(ソプラノ)、成田達輝(バイオリン)、清水和音(ピアノ)[以上2月4日出演]、小山裕幾(フルート)、渡辺玲子(バイオリン)、舘野泉(ピアノ)、戸田弥生(バイオリン)、木下美穂子(ソプラノ)、須川展也(サクソフォン)[以上・同5日出演]と、クラシック音楽界を牽引する新旧多彩な顔ぶれが一堂に会する。司会を務めるのも、当コンクールと縁の深いふたり。1966年の第35回コンクール・作曲部門(管弦楽曲)で第1位受賞の作曲家・池辺晋一郎。そして、NHK交響楽団のコンサートマスターを務めたバイオリニストで、本コンクールの「黒栁賞」の由来となった黒栁守綱を父にもつ黒柳徹子が、豪華ガラをナビゲートする。「日本音楽コンクール80周年ガラ・コンサート」は、2月4日(土)・5日(日)にNHKホール(東京都)にて開催。チケットは発売中。■日本音楽コンクール80周年ガラ・コンサート【日程】2月4日(土)16:00開演2月5日(日)16:00開演【会場】NHKホール(東京都)【出演】★2月4日(土)西村悟(テノール) 第80回声楽部門・1位藤森亮一(チェロ) 第52回チェロ部門・1位前橋汀子(バイオリン) 第28回バイオリン部門・2位澤畑恵美(ソプラノ) 第58回声楽部門・1位成田達輝(バイオリン) 第78回バイオリン部門・2位清水和音(ピアノ) 第47回ピアノ部門・3位★2月5日(日)小山裕幾(フルート) 第73回フルート部門・1位渡辺玲子(バイオリン) 第50回バイオリン部門・1位舘野泉(ピアノ) 第27回ピアノ部門・2位戸田弥生(バイオリン) 第54回バイオリン部門・1位木下美穂子(ソプラノ) 第70回声楽部門・1位須川展也(サクソフォン) 第51回管楽器部門・2位指揮:尾高忠明司会:池辺晋一郎/黒柳徹子演奏:NHK交響楽団
2012年01月31日ロシアの大作曲家チャイコフスキーの名を冠した、世界最高峰の音楽コンクール、チャイコフスキー国際コンクールの結果がモスクワの現地時間6月30日に発表された。その他の入賞者の写真を見る注目のピアノ部門では、昨年のショパン・国際ピアノ・コンクール第3位に続き、ダニイル・トリフォノフが優勝。2位のソン・ヨルム、3位のチョ・ソンジンは、日本公演も予定されている。新総裁に就任したワレリー・ゲルギエフは「入賞者たちを、コンクール後も自分のコンサート活動の中で喜んで紹介していきたい」と語っており、今回入賞した彼らの今後の活躍に期待したい。第14回チャイコフスキー国際コンクール入賞者によるガラ・コンサートも9月8日(木)にサントリーホールで開催される。出演者は後日発表。入賞者は以下の通り。【最終審査結果】■ピアノ部門第1位ダニイル・トリフォノフ20歳(ロシア)*聴衆賞も併せて受賞第2位ソン・ヨルム25歳(韓国)第3位チョ・ソンジン17歳(韓国)第4位アレクサンダー・ロマノフスキー26歳(ウクライナ)*クライネフ特別賞も併せて受賞第5位アレクセイ・チェルノフ28歳(ロシア)■ヴァイオリン部門第1位該当者なし第2位セルゲイ・ドガージン22歳(ロシア)*聴衆賞も併せて受賞第2位イタマール・ゾルマン25歳(イスラエル)第3位イ・ジヘ25歳(韓国)第4位ナイジェル・アームストロング21歳(アメリカ)第5位エリック・シルバーガー22歳(アメリカ)■チェロ部門第1位ナレク・アフナジャリャン22歳(アルメニア)*聴衆賞も併せて受賞第2位エドガー・モロー17歳(フランス)第3位イワン・カリツナ18歳(ベラルーシ)第4位ノルベルト・アンゲル24歳(ドイツ)第5位ウンベルト・クレルチ30歳(イタリア)■声楽部門<女声>第1位セオ・スンヤン <ソプラノ>27歳(韓国)第3位エレーナ・グーセワ <ソプラノ>25歳(ロシア)*聴衆賞も併せて受賞■声楽部門<男声>第1位パク・ヨンミン <バス>24歳(韓国)第2位アマルトゥ・ヴシンエンフバット <バリトン>24歳(モンゴル)*聴衆賞も併せて受賞
2011年07月05日第34回目のコンクール住友生命保険相互会社は、第34回こども絵画コンクールの入賞者を発表した。同コンクールは優秀な作品がフランス国立ルーヴル美術館に展示される、意欲的なものとなっている。応募総数は236,734点にものぼり、全国の支社審査を通過した中から、特に認められた638点が特別賞・金賞・銀賞・銅賞・秀作賞を受賞。さらに特別賞・金賞・銀賞の102点が、明年ルーヴル美術館に展示されることが決定した。はしかワクチン14万回分に同社はこのコンクールにおいて、渡した画用紙1枚につき1円、受け付けた応募作品1点につき10円をユニセフに寄付することを決めており、今回の寄付金額は312万810円となった。これは「はしか」の予防接種ワクチンに換算すると、約14万7千回分に相当するという。今回のコンクールの入賞作品は、まず12月23日~27日まで、池袋サンシャインシティの文化会館2階展示ホールDで展示され、その後明年3月11日~4月11日まで晴れてフランスへと旅立つ予定。
2010年12月02日学生時代の行事といえば体育祭に文化祭、修学旅行……といろいろありますが、皆さん忘れていませんか、「合唱コンクール」の存在を!さまざまなドラマや事件が起こり、青春の1ページに色を添えてくれている合唱コンクールに、どんな思い出がありますか?心のアルバムを開くべく、アンケートをとってみました!調査期間:2010/9/22~2010/9/27アンケート対象:COBS ONLINE会員有効回答数 578件(ウェブログイン式)■どんな課題曲を歌った?多かった回答は「時の旅人」、「マイバラード」、「旅立ちの日に」など。合唱コンクールならずとも、音楽の授業で歌った方も多いのでは?また、昔流行した歌謡曲やJ-POPが音楽の教科書に載っているなんてことも、結構あるのでしょうか。リリース年代別に見てみましょう。■歌謡曲やJ-POPで、歌った曲は?【1960~70年代の曲】見上げてごらん夜の星を(坂本九)/イエスタデイ(ザ・ビートルズ)/翼をください(赤い鳥)/あの素晴しい愛をもう一度(北山修、加藤和彦)このあたりは、定番中の定番ですよね。「翼をください」や「あの素晴しい愛をもう一度」については、もともと歌謡曲であったことを知らなかった人もいました。【1980~90年代の曲】想い出がいっぱい(H2O) /川の流れのように(美空ひばり)/乾杯(長渕剛)/空も飛べるはず(スピッツ)「川の流れのように」は美空ひばりさんのコブシの利いた歌声が印象強いので、合唱にするとどんな雰囲気になるのか気になります!【2000年代の曲】世界に一つだけの花(SMAP) /さくら(森山直太朗)/Everything (MISIA) /FINAL DISTANCE(宇多田ヒカル)ここまでくると最近の曲という感じですね。合唱だと聞き慣れた曲も新鮮に思えそう。■合唱コンクールの思い出は?「中学のときの合唱コンクールで、まじめな子も不良っぽい子も、優勝目指して毎日早朝練習してクラスが一つになった気がした。優勝できたときはほんとにうれしくて泣いて、今思うと青春してたな~って感じです」(24歳/女性/千葉県)「ピアノ伴奏をやったところ、女子からかっこいいと言われました」(25歳/男性/埼玉県)「思いっきり歌ったら、自分の声が大きすぎたため、友人からいろいろといじられました」(25歳/男性/兵庫県)「中学生のときに、ひそかに思いを寄せていたクラスメートが指揮者をやっていて、その曲の最中ずっとその人のことを見ていた」(27歳/女性/神奈川県)いやぁ、青春ですねー!甘酸っぱい気持ちになりました。なかには「中学3年生のとき必死でみんなで頑張ったけど、1位になれなかった」(27歳/男性/千葉県)とか、「音痴だったので苦手だった」(31歳/男性/福岡県)という苦い経験をお持ちの方もいましたが、一緒に頑張ったクラスメイトと思い出を共有できることは、何ものにも代えられないものですよね。今度の同窓会は、カラオケに行って合唱曲をみんなで歌ってみるのもいいかもしれません。あれから数年たった今、どんな合唱になるのでしょうか?(栗本千尋+プレスラボ)【関連リンク】【コラム】母校の伝統がズラリ。「運動会の変な出し物」【コラム】怒ると○○が……!?私の記憶に残る学生時代の名物先生【コラム】ビジネスマンに聞いた、学生時代にやっておきたかったこと!
2010年11月11日学生から大人まで、広く映画字幕翻訳の楽しさを伝える「字幕翻訳コンクール」(神田外語グループ・読売新聞社主催)の授賞式が11月3日(水・祝)、都内にて開催された。当日は審査委員長を務める、日本における映画字幕翻訳の先駆者、戸田奈津子と映画コメンテーターのLiLiCoを迎えて、映画業界の最前線にいる2人ならではのトークをはじめ、字幕翻訳のポイント講座が行われた。数多くの大物ハリウッドスターたちの通訳としても知られる戸田さんは、シルヴェスター・スタローンやクリント・イーストウッドらとの数々のエピソードと貴重な写真を披露し、会場を沸かせた。その中でも“いい男”と太鼓判を押すのがレオナルド・ディカプリオ。今年の来日時をふり返り「20年間ずっと見てますが、少年から別人のようになってて、成長したなとまざまざと感じた」と吐露した。一方、華麗な表舞台とは裏腹に、翻訳の現場では、何と映画1作に対して1週間というハードスケジュールの中で字幕翻訳をこなしているという戸田さん。「日本語は、10年前に使っていた言葉がいまは使われなかったり、新陳代謝が激しい言語なので、10年後も通じるかどうかも考えないといけない」と、日本語翻訳の難しさと奥深さを語った。今回の翻訳コンクールで課題作品となったのは、ジュリア・ロバーツ主演の『食べて、祈って、恋をして』。戸田さんが選んだ5つのシーンにオリジナルの日本語字幕をつけるという内容で、今年は過去最高の30,490件もの応募があり、海外からも100件以上の応募が寄せられた。昨年に続いてLiLiCoさんも翻訳にチャレンジしたが、この日は本人曰く“ホラーの時間”という、戸田さんによるチェックも。時に戸田さんから「どうしてこうなるの!?」との厳しいツッコミを受け、苦し紛れの言い訳も見せながら、LiLiCoさんは「日本語の美しさを感じました。もっともっと日本語を学びたいと思います!」とさらなる精進を誓っていた。そして、多数の応募作品の中から最優秀賞を受賞したのは、これが初めてのトライという大北晶子さん。戸田さんは「格言もちゃんと踏まえ、細かいところまで気を配っていたところに本当に関心しました」と称賛の言葉を贈った。受賞に大北さんは、「本当にびっくりして、何かの間違いじゃないかと思いました」と驚きを含みながらも「来年も応募します」と喜びと共に新たな決意を語った。昨今では、若い世代の“活字離れ”も叫ばれているが、戸田さんは「これがきっかけで映画を観て、語学に対する興味を持っていただいて、自分たちの国の言語である日本語、日本人としての誇りに接触する機会に貢献できていれば嬉しいです」と、期待と希望を込めて映画字幕を志す人々、さらに映画業界にエールを贈った。『食べて、祈って、恋をして』字幕翻訳コンクール特集『食べて、祈って、恋をして』字幕翻訳コンクール公式サイト■関連作品:食べて、祈って、恋をして 2010年9月17日よりTOHOシネマズ有楽座ほか全国にて公開■関連記事:ペネロペ、バルデムと共にお出かけで大きくなったお腹を披露ハビエル・バルデム、沈黙を破り、父親になる喜びを激白旅したいロケ地を投票!『食べて、祈って、恋をして』Tシャツを5名様プレゼント字幕翻訳コンクール開催記念!『食べて、祈って、恋をして』鑑賞券を20組40名様プレゼントジュリア・ロバーツが「コンニチハ!」ジャパン・プレミアの模様を動画でお届け
2010年11月06日約2万3千件の応募財団法人生命保険文化センターが主催し、文科省などが協賛する「第48回中学生作文コンクール」の入賞者が10月28日に発表された。このコンクールは昭和38年より生命保険を題材に毎年実施されており、本年のテーマは「わたしたちのくらしと生命保険」。応募総数は全国1,126校より、22,932編もあり、文部科学大臣奨励賞をはじめとする全国賞8編と、都道府県ごとに選出された入賞作品が決定した。※画像はイメージ大賞は「幸せの玉手箱」大賞である「文部科学大臣奨励賞」には、青森県の弘前学院聖愛中学校の1年生「盛嵩」君の「幸せの玉手箱」が選ばれた。およそ12歳の少年が書いたとは思えないほどの内容は、自身の体験を綴ったもの。盛君は本人の記憶にはないものの、生まれてすぐに原因不明で治療法もないという病気に襲われ、治療器で24時間看護を受けていたという。包帯でぐるぐる巻きにされ、光線から目を守るためサングラスをかけられ、足には点滴という壮絶な赤ん坊の姿は家族に大きな衝撃を与えた。かつてを振り返ってけれども、現在もうすぐ13歳を迎えることができた盛君を母親は祝福し、そして生命保険によって不安なく治療費がまかなわれたことをあかす。それを知った盛君は、下記のように思ったという。一人ひとりの生命や家族の安心を守るのが生命保険で、僕は知らないうちにその恩恵を受けていたのだ。生命保険というのは、お金の問題だけではなく、家族それぞれの想いの詰まった幸せの玉手箱かもしれない。
2010年11月01日今年で3回目を迎える「字幕翻訳コンクール」(神田外語グループ主催)の授賞式が10月11日(日)に都内で開催された。審査委員長を務める映画字幕翻訳者の戸田奈津子とタレントのLiLiCoによるトークイベントなども行われ、会場は大きな盛り上がりを見せた。戸田さんは映画字幕、LiLiCoさんは映画コメンテーターとして同じ映画業界の仕事に携わりながらもじっくり話をするのは初めてという2人。戸田さんからはトム・クルーズにジョニー・デップ、ブラッド・ピットなどなど、ハリウッドの超大物スターとの仕事にまつわる数々のエピソードが明かされ、会場は興味津々で聞き入っていた。LiLiCoさんは「リチャード・ギアから話を聞きだすのが難しいんですが、今度インタビューする機会があったら『戸田さんと仲良しです』って言っていいですか?」と懇願。戸田さんは「いいわよ」と笑顔で応じていた。第2部では、LiLiCoさんの翻訳による英語字幕を戸田さんが採点。今回のコンクールの課題にも使われた『ナイトミュージアム2』の3シーンを戸田さんが解説したが、「意味が違うでしょ!」、「何でリンカーンのセリフが大阪弁なの(笑)!?」と遠慮なく鋭いツッコミを入れる戸田さんにLiLiCoさんはタジタジになる一幕も。LiLiCoさんは「いつか(母国である)スウェーデン映画の字幕を作りたいと思っているのですが、こんなにも壁があるんですね!でも頑張ります」と決意を新たにしていた。ちなみに今回のコンクールで27,322件もの応募作品の中から最優秀賞を受賞したのは14歳の中学生、山本さおりさん。戸田さんは「中学生だからといって差をつけたわけではありません。本当に立派な翻訳で、後で中学生と知ってびっくりしました」と称賛の言葉を贈った。壇上で表彰された山本さんは「字数制限や(劇中に登場する)リンカーンの役柄を考えるのが難しかったですが、映画が好きなので楽しんでやることが出来ました。最優秀賞をいただけるなんて全く思ってなかったのでびっくりです」と喜びを語った。戸田さんは今回のコンクールを総括し「入賞作はあのまま劇場で使えるレベルだと思います。キャリアを形成するのが厳しい時代ですが、語学や映画に興味がある方は夢をあきらめずに頑張ってほしい。若い人には、基本を勉強してくださいと言いたいですね」と語り、これから映画字幕を志す人々に激励の言葉を贈った。字幕翻訳コンクール特集映画字幕コンクール公式サイト■関連作品:ナイト ミュージアム2 2009年8月12日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2009 TWENTIETH CENTURY FOX■関連記事:大ヒットアドベンチャー第二弾!『ナイト ミュージアム2』試写会に15組30名様をご招待「日本語字幕翻訳コンクール」開催記念『ナイトミュージアム2』劇場鑑賞券を50組100名様にプレゼント『ナイトミュージアム2』ワールド・プレミアに出席のベン・スティラーは教育熱心
2009年10月15日