アカデミー賞を主催している映画芸術科学アカデミーが、公式サイトにて今年のアカデミー新規会員候補を発表した。57か国、774名の候補の中には日本人の名前も。俳優部門に真田広之、菊地凛子、監督部門に三池崇史、ドキュメンタリー部門・フィルム編集部門の2部門に『ミリキタニの猫』の出口景子らが発表されている。アカデミーは去年と同じく会員の“多様性”を課題としており、今年の新規会員の39パーセントは女性、30パーセントが有色人種、7部門が女性のメンバーが男性より多く、19歳(エル・ファニング)から95歳(ベティ・ホワイト)と幅広い年齢層から選んだ。家族のつながりも大切にしているようで、アナ・ファリス&クリス・プラット、カリーナ・ラウ&トニー・レオン、『ムーンライト』のプロデューサーのアデル・ロマンスキー&撮影監督のジェームズ・ラクストンは、夫婦でリスト入りを果たしている。会員候補者たちは、アカデミーの招待を受け入れれば、秋には正式な会員となる。通常、ほとんどの候補者たちが会員になるが、過去にはヴィゴ・モーテンセンが2007年に『イースタン・プロミス』で主演男優賞にノミネートされた後、会員候補となったが辞退。2016年に『はじまりへの旅』で再び主演男優賞にノミネートされた際、「もしまた会員候補にしてくれるなら今度はぜひ会員になりたい」と「The Wrap」に語っていた。その言葉を受けてか、ヴィゴは今年、再び会員候補入りしている。(Hiromi Kaku)
2017年06月29日ミランダ・カーが、贈られたジュエリーが汚職事件に関わる疑いがあったことから、米政府に返還していたことがわかった。ミランダは2014年に、マレーシアの資産家、ジョー・ロー氏からバレンタインの贈り物として180万ドル相当のハート形ダイヤモンドのネックレスを受け取り、その後も480万ドル相当のピンクダイヤモンドのペンダントと200万ドル相当のイヤリング、ブレスレットが贈られた。このプレゼント購入に、マレーシアの政府系ファンド、ワン・マレーシア・デベロップメント(1MDB)の不正流用資金が使われた可能性が高く、ミランダは全てを米政府に返還した。これはロー氏からの贈り物であることから、ミランダ自身に対する不正の追求は一切ないという。スポークスパーソンは「寄贈された宝飾品の引き渡しは、ロサンゼルスにあるカーさんの貴重品保管場所から米政府当局に対して、先週金曜午後に行われました」と発表した。今回の件ではミランダだけではなく、レオナルド・ディカプリオも1,200万ドル相当のピカソやバスキアのアートワークやマーロン・ブランドが所有していたオスカー像といった贈り物を米当局に返還している。これらは2013年の主演作『ウルフ・オブ・ウォールストリート』で関わった映画製作会社「レッド・グラニット・ピクチャーズ」から贈られたものだったが、同社が1MDBの公金横領に関係している疑いが理由だが、同社は不正は行っていないと主張し、米司法省に全面的に協力するとしている。(text:Yuki Tominaga)
2017年06月29日今週末にテルアビブでのライブを控えるブリトニー・スピアーズが、イスラエルのテレビ番組に出演。そこで、ライブでささやかれている口パク疑惑についての質問を受け、胸の内を明かした。「(口パク疑惑について)聞いてくれてよかった。だって、笑っちゃうもの。たくさんの人が私が“歌っていない”って思ってるんだから。ライブでは、すっごく激しく踊ることもあるから、小さい音で録音を流しているけど、(観客が聞いているのは)私の生歌とのミックスよ」と主張。「本当にうんざり。私があんなに頑張ってパフォーマンスと歌を同時にこなしているっていうのに、誰も認めてくれないなんて」とブリトニーはしょんぼり…。ブリトニーの口パク疑惑については、かつて関係者も言及していた。今年末までラスベガスで開催している常設ライブが2014年にスタートした際、ツアーマネージャーが「ブリトニーは基本的にすべての歌を歌っています。歌うことができる歌はね。90分間ほとんど踊り続けるのに、すべてを歌うというのはちょっと不可能なので」と口パクに対する“断り”を入れている。(Hiromi Kaku)
2017年06月28日フランスのアヌシーで開催された国際アニメーション映画祭で、『パシフィック・リム』のギレルモ・デル・トロ監督が90分の特別講義を行った。観客との質疑応答のコーナーで、デル・トロ監督はいままでに監督を断った作品の中で、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』を「唯一後悔している作品」と語った。2004年に製作された『ハリポタ』シリーズの3作目である同作は、前2作を監督したクリス・コロンバスが降板し、新たな監督を探すことに。そこへデル・トロ監督に白羽の矢が立ったのだが、当時は後に代表作と評されることになる『ヘルボーイ』に着手していたのと、前2作がデル・トロ監督から見て“ハッピー”で“明るすぎる”トーンでありすぎるため、興味を持てなかったということから、友人であるアルフォンソ・キュアロン監督が監督の座に就くことになったのだそうだ。しかし、同作は「『ハリポタ』シリーズの最高傑作」として挙げられるほどの人気と評価を得た。トーンも前2作とは打って変わってダークさが増し、デル・トロ監督が「これなら監督してみたかった!また声を掛けてくれたらぜひやりたい」とワーナーにラブコールを送ったほど。残念ながら再び声が掛かることはなかった。(Hiromi Kaku)
2017年06月28日昨年9月にアンジェリーナ・ジョリーから離婚申請され、今年の父の日は6人の子どもたちと会うことも叶わなかったブラッド・ピットに新しい恋のうわさが流れた。新恋人とうわさされたのはシエナ・ミラー。ブラッドとシエナは先週、イギリスで開催された音楽フェスティバル「グラストンベリー」で親しげにしていたとイギリスのタブロイド紙が報じたのだ。さらに、ロサンゼルスではスーパーモデルのエル・マクファーソンといちゃついていたという目撃情報も。エルはつい先日、2番目の夫で富豪のジェフリー・ソファーと離婚すると発表したばかりだ。だが、どちらもただのうわさに過ぎず、ブラッドは誰ともつき合っていないと関係者は話している。先週金曜、ブラッドは確かにグラストンベリーに来ていたが、一緒にいたのはブラッドリー・クーパーとティルダ・スウィントンだった。ティルダが出演し、ブラッドの製作会社「プランB」が手がけた『オクジャ okja』がフェスティバルで上映され、ブラッドは会場を訪れていた。シエナとは共通の男性の友人がいるだけで、ロマンティックな関係ではないそうだ。(text:Yuki Tominaga)
2017年06月28日「ゴシップガール」の放送終了から5年。ダン・ハンフリーを演じて人気を博したペン・バッジリーがTV界にカムバックを果たす。「ゴシップガール」卒業以来、映画4本とテレビのミニシリーズ「The Slap」(原題)に2話出演したペン。「The Slap」出演後の2015年、「テレビへの出演はこれが最後になると思うよ。だって、もうこれ以上できないよ!」と今後テレビに出演しない方針を語っていたが、テレビ局「ライフタイム」のドラマ「You」(原題)の主演に決定した。「E!News」によれば「You」は作家キャロライン・ケプネスの同名小説をベースとした恋愛ドラマ。パイロット版を作ることなしに、直接製作が決定した。ペンは今日の“テクノロジー”を駆使し、ひとめぼれした女性の気を引こうとする書店員ジョーを演じるという。相手役の女優はまだ発表されていない。ペンは今年2月に「GIRLS/ガールズ」のジェマイマ・カークの姉ドミノとブルックリンの裁判所で結婚式を挙げたが、先週土曜日に再び挙式した。今回は前回の地味婚とは打って変わって、ザック・ポーゼン、デブラ・メッシング、ハイディ・クルムら多くのゲストを招待し、盛大に行ったようだ。結婚後に主演ドラマが決定し、ペンの運気は上々か…。(Hiromi Kaku)
2017年06月27日ワーナーブラザースが『ザ・コンサルタント』の続編製作に向け、主演のベン・アフレックと交渉を始めているようだ。アメリカで昨年10月、日本では今年1月に公開された『ザ・コンサルタント』は、ベン主演作でかつてないほどの“はまり役”として大ヒット。ベンは自閉症で会計士と殺し屋の2つの顔を持つクリスチャン・ウルフを演じた。ベンの親友マット・デイモン主演作の『ボーン・アイデンティティー』のようにシリーズ化してほしいとの声が方々で上がった作品だ。「The Hollywood Reporter」によると、脚本を担当したビル・ドゥビューク、監督のギャヴィン・オコナーも交渉中で、リネット・ハウエル・テイラー、マーク・ウィリアムズも引き続きプロデューサーに就くとのことだ。現在ベンは11月に公開予定の『ジャスティス・リーグ』の再撮影に臨んでいる。同作は監督のザック・スナイダーが娘の自殺により降板し、『アベンジャーズ』のジョス・ウェドンが引き継いだ。ベンはバットマンの単独映画への主演も控えており、『ザ・コンサルタント』続編の製作時期は明らかになっていない。(Hiromi Kaku)
2017年06月27日アリアナ・グランデが26日(現地時間)に24歳の誕生日を迎え、恋人でラッパーのマック・ミラーがインスタグラムにメッセージを投稿した。マックは、エッフェル塔をバックに、アリアナが自分の頬にキスしているモノクロ写真をアップし、「この愛らしく清らかな魂にハッピー・バースデー」と恋人の誕生日を祝うメッセージを添えた。マックはアリアナについて「幸せでいるのがどんな感じなのかを思い出させてくれる」と表現し、「僕をとてもよく愛してくれて、ありがとう。本当は“とても”と言うべきだろうけど、どうでもいい。君を愛してる。そして、これからの冒険が楽しみだ」とアリアナへの愛情を素直に綴った。アリアナとマックは2013年、アリアナのデビュー・シングル「The Way」でコラボ、昨年再び一緒に仕事をしたのをきっかけに昨夏から交際が始まった。先月22日(現地時間)にアリアナのマンチェスター公演で爆破テロ事件が発生して以降、マックは彼女にずっと付き添い、今月4日(現地時間)に行われたチャリティ・コンサート「One Love Manchester」では一緒にパフォーマンスも行った。Mac Millerさん(@larryfisherman)がシェアした投稿 - 2017 6月 25 11:44午後 PDT(text:Yuki Tominaga)
2017年06月27日25日(現地時間)、ロサンゼルスの「ヴァン・イートン・ギャラリー」が開催したオークションに、1,000個以上のウォルト・ディズニー&ディズニーランド関連アイテムが出品された。中でも注目を集めたのは、1953年にウォルト・ディズニーとハーブ・ライマンがディズニーランドの建設資金を集めるために描いたという、ディズニーランドの古いオリジナル地図。開催前から1億円ほどの落札価格が見込まれていたが、約7,900万円で落札された。とは言え、「Forbes」などのメディアによれば、今回のオークションの落札価格としては最高額であるという。ギャラリーのオーナーの1人、マイク・ヴァン・イートンは「予想通り、この特別な地図は高値で売れました。白熱した競りののち、7,900万円で落札されたのです!」と満足な様子。「長年そうであったように、この地図が今後も高く評価され、大切にしてもらえるだろうと考えると、この上なくうれしいです」と喜びを語っている。オークションに出品されたアイテムは貴重なものばかりで、アトラクション「オートピア」の初代のゴーカート、「ホーンテッドマンション」のグランドオープニング時のポスター、「キャプテンEO」のマイケル・ジャクソンのオリジナル模型などがあったそうだ。(Hiromi Kaku)
2017年06月26日ヘンリー王子はいまや単独でカリブ海諸国へのロイヤルツアーをこなし、エイズ撲滅やメンタルヘルス向上運動に献身的に携わり、イギリス王室のメンバーとして欠かせない存在だ。しかし、現在32歳の彼は、やはり若い頃はさまざまな葛藤と闘っていたという。12歳で母ダイアナ元妃を亡くし、パーティーに明け暮れたような時代もあったヘンリー王子。「王室から抜けたいと思ったこともあった」と思い悩んだ過去を「The Daily Mail」誌に打ち明けている。2005年から約10年に渡って陸軍に身を置いたことが、自身の気持ちを変えたそうだ。「人生で最高の“逃亡生活”だったよ。達成感があったんだよね」とヘンリー王子は軍隊生活を振り返る。「まったく違うバックグラウンドを持った人たちのことも、深く理解することができたんだ。それに、ぼくがチームの一員であるという実感もね。“王子”じゃなくて、ただの“ハリー”(ヘンリー王子の愛称)でいることができた」。陸軍を除隊後、ヘンリー王子は自分の時間、労力、影響力を他人に捧げることを決意。「(僕ら王室メンバーは)ただのセレブリティになろうだなんて思っていない。自分たちの立場を良いことにうまく使っていきたいんだ」と意欲を語っている。(Hiromi Kaku)
2017年06月26日リアーナが、ファンから寄せられた失恋の悩み相談にSNSを介して直接回答した。先日、リアーナのツイッター・アカウントにファンからダイレクト・メッセージが届いた。内容は「初めての失恋をどうやって乗り越えた?」「いま(初めての失恋に)苦しんでいるんです」というもの。それに対してリアーナは「失恋は贈り物だと考えて」と、つらい思いをすることで何か得るものがあることを示唆。さらに「必要ならば泣いて。でも永遠には続かないわ!また恋は見つかるし、それはもっと素晴らしいものになるのよ!それまでは自分のすべてを楽しんで!!!!」と答えた。リアーナからアドバイスをもらった人物は、アカウントの自己紹介によれば、シカゴ在住のパレスチナ難民の男性。リアーナに「ありがとう」と感謝をツイートしている。(text:Yuki Tominaga)
2017年06月26日ハリー・スタイルズの継父ロビン・ツイストが、がんで亡くなった。享年57。ロビンは2013年にハリーの母アン・コックスと結婚し、わずか3週間ほど前に4年目の結婚記念日を祝ったばかりだった。ロビンはアンと交際を始めてから、当時まだティーンエイジャーだったハリーと姉のジェマの成長を支えてきたという。ハリーは結婚式でロビンの介添人を務めるなど、良好な“親子”関係を築いていた。「1D」のメンバーにもロビンと深い交流があったようで、この訃報を受けてそれぞれがSNSにお悔やみのメッセージを寄せている。リアム・ペインは「ハリー、君を思うと本当に胸が痛むよ。ロビンを知るすべての人にとって、こんなに悲しい日を迎えることになるとは。あんなにもやさしく、美しい心を持った人をいまの世の中で見つけるのは難しいことだ。時に、そういう素晴らしい人がこの世を早く去ってしまう」と追悼。ナイル・ホーランは、「ロビンが亡くなったと聞いてとても悲しい。彼に会ったことがある人なら知っている通り、彼はやさしく、親切で寛大で、すごくおもしろい人だった。深刻な病気と向き合っていても笑顔を絶やさなかったよ。愛してる、ハリー。君のお母さんと家族に、僕の家族から大きなハグを」。昨年12月に母親を亡くしたルイ・トムリンソンは「ロビンのことを聞いて、ものすごいショックを受けている。彼はとてもやさしく、楽しい人だった。君の家族に僕の愛を送ります。寂しくなるね」とツイートした。(Hiromi Kaku)
2017年06月23日先日、フィル・ロードとクリス・ミラーが監督を降りたことが明らかになった『スター・ウォーズ』のスピンオフ映画。「ハン・ソロ」をテーマとしたこの作品の新監督に、ロン・ハワードが決定した。「starwars.com」で「ルーカスフィルム」の社長キャスリーン・ケネディが正式に発表している。ハワード監督は、1973年に「ルーカス・フィルム」が製作を担当したジョージ・ルーカス監督作『アメリカン・グラフィティ』に俳優として出演、1988年にルーカス原案の『ウィロー』の監督を経験しており、「ルーカス・フィルム」とは古くからの付き合い。キャスリーンは『ハン・ソロ』映画には素晴らしい脚本、キャスト、スタッフがそろっていること、最高の映画を作ろうと全員が意欲を燃やしていることを伝え、7月10日(現地時間)から再び撮影が始まることも明かした。『21ジャンプストリート』、『LEGO(R) ムービー』などのコメディ色の強い映画を手掛けてきたフィル&クリスは、「クリエイティブ面での意見の相違」を理由に監督を降板。「Evening Standard」紙によると、2人は『ハン・ソロ』の映画にもユーモアやアドリブ的要素を取り入れたいと考えていたが、プロデューサー兼脚本家のローレンス・カスダンとキャスリーンから反対されたとのことだ。(Hiromi Kaku)
2017年06月23日ジョージ・クルーニーが、友人と共同経営するテキーラのブランドを約10億ドルで売却するに合意した。ジョージは親友でシンディ・クロフォードの夫でもあるランディ・ガーバー、もう1人の友人と3人で2013年、テキーラのブランド「カーサミーゴス」を創業したが、今回イギリスの大手酒造メーカーの「ディアジオ」が同ブランドを買収すると発表した。ディアジオはまず7億ドルを支払い、今後10年間の業績次第で最大3億ドルを支払う形で買収は行われるという。ランディによると、もともとは「一番美味しく飲めるテキーラを自分たちのブランドとして作ろう」という仲間内のアイディアからスタートしたビジネスは、ジョージのネームバリューも手伝って現在20か国で販売されている。ジョージは「もし4年前に、私たちが10億ドルの会社を持っているかと聞かれたら、私たちは『はい』とは言わなかったでしょう。これは当社に対するディアジオ社の信頼、私たちのディアジオ社への信頼を反映しています。でも私たちはどこへも行きません。今後もカーサミーゴスに深く関わっていきます」と声明を発表した。(text:Yuki Tominaga)
2017年06月23日現在大ヒット中の『ワンダーウーマン』の主演女優、ガル・ガドットの出演料が明らかになり、安すぎるのでは?という声が一部から上がった。6月初めに全米公開され、世界各国で5億7,830万ドル興行収入を上げている『ワンダーウーマン』で、ヒロインを演じたガルの出演料は30万ドルであることが2014年の「Variety」誌で報じられていた。ちなみに『アベンジャーズ』シリーズのクリス・エヴァンズも第1作『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』の出演料は30万ドル。ガルだけが特に安い金額に甘んじたわけではないのだが、ガルと同じくDCコミックスの映画化でスーパーマンを演じたヘンリー・カヴィルが、第1作の『マン・オブ・スティール』で1,400万ドル稼いでいることから、ハリウッドにおける男女格差の一例と取る向きも出てきた。もっとも、ヘンリーのギャラとして報道された額には、映画のヒットを受けてのボーナスも含まれていて、彼も当初受け取った額は30万ドルだったという。「Hollywood Reporter」によれば、彼らのように、それ以前の出演作で大きな実績のない俳優が大作に初めて主演する場合、出演料の額は低めに抑えるのが基本だという。クリス・ヘムズワースの『マイティ・ソー』(’11)のギャラは15万ドルだった。ガルは『ワンダーウーマン』、昨年公開『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』、今年11月公開の『ジャスティス・リーグ』の3本について各30万ドルが支払われる契約を結んでいる。(text:Yuki Tominaga)
2017年06月22日若きハン・ソロを主役とした『スター・ウォーズ』の新作スピンオフ映画から、監督のフィル・ロードとクリス・ミラーが降板した。撮影は今年2月から始まっており、監督たちとキャストの仲睦まじい集合写真がSNSに掲載されていただけに、驚きの展開だ。「The Hollywood Reporter」によると、撮影期間はまだ数週間残っており、夏の終わりには再撮影も予定されているというが、公開予定日の2018年5月25日(現地時間)に変更はないという。ルーカスフィルムの社長キャスリーン・ケネディは「フィル・ロードとクリス・ミラーは才能豊かなフィルムメーカーで、素晴らしいキャストとスタッフを集めてくれました。しかし、この映画におけるクリエイティブ面での見解が私たちとは異なることが明らかになり、別々の道へと進むことになりました。新しい監督はまもなく発表します」と声明を出した。フィル&クリスも、降板を「残念だ」とし、「僕らは通常、『クリエイティブ面での相違』というフレーズは好きではないんだけど、今回に限っては的を射た表現だね。キャストやスタッフの世界レベルの最高な仕事ぶりにはとても誇りに思っている」とコメントしている。(Hiromi Kaku)
2017年06月21日アカデミー主演男優賞を史上最多3回獲得した唯一の俳優として知られる名優ダニエル・デイ=ルイスが、俳優業からの引退を宣言した。「Variety」誌によると、火曜日(現地時間)にダニエルのスポークスマンが「ダニエル・デイ=ルイスが俳優として働くことはもうありません。彼は長年に渡り一緒に仕事をしてきた人々や観客に大変感謝しています。個人的な決断ですので、この件に関して彼や関係者がこれ以上のコメントをすることはありません」とのコメントを発表。引退の具体的な理由は明らかにしなかった。現在60歳で今後の活躍にも期待されていたダニエルだが、今年のクリスマスに公開予定の『Phantom Thread』(原題)が最後の出演作品となる。この作品で、ダニエルは2回目のアカデミー主演男優賞に輝いた主演作『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』のポール・アンダーソン・トーマス監督と再びタッグを組んでいる。『Phantom Thread』のプロモーション活動には参加するとのことで、年内は“俳優”のダニエルを見ることができそうだ。ダニエルは徹底した役作りに定評があり、『マイ・レフトフット』、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』、『リンカーン』でアカデミー主演男優賞を3回受賞。『父の祈りを』、『ギャング・オブ・ニューヨーク』で主演男優賞ノミネートを2回受けた。(Hiromi Kaku)
2017年06月21日アリアナ・グランデがヨーロッパ・ツアーを終え、ファンへの感謝をインスタグラムに綴った。5月8日(現地時間)にスウェーデンのストックホルムからスタートした「デンジャラス・ウーマン・ツアー」は、22日(現地時間)のイギリス・マンチェスター公演直後に会場で起きた爆破テロ事件の影響で、その後の5か国7公演がキャンセルになったが、4日(現地時間)にマンチェスターで開催されたチャリティー・コンサート「ワン・ラブ・マンチェスター」を挟んで、7日(現地時間)のフランス・パリ公演から再開。17日(現地時間)のイタリア・トリノ公演で日程が終了した。アリアナは19日(現地時間)に、インスタグラムに公演の様子を収めた動画を投稿。ファンに感謝のメッセージを綴った。「デンジャラス・ウーマンのヨーロッパ・ツアーが終わり、みなさんが示してくれた感動的な愛とサポートに、きちんと感謝したいと思いました。私やスタッフ、そしてみなさんそれぞれにとってもつらい時期でした。そんな時間を今月、あなたたちと過ごしたことでとても癒されたし、これはかけがえのないことです!ここにいてくれて、ありがとう。ワン・ラブ・マンチェスターをサポートし、できる限り家族の方々を支援してくれたみなさんの優しさに、心の底から感謝します。最も明るく情熱的で、人から人へと広がるエネルギーをヨーロッパ・ツアーに寄せて、私の涙を拭いてくれて、ありがとう。とてつもないほど感謝しています!!!!私の愛があなたたちに伝わりますように。どこにいたとしても。私の持てるすべてを送っています。またすぐに会いましょう」アリアナは、ワン・ラブ・マンチェスターの収益300万ドルを含め、総額1,200万ドルをマンチェスターの爆破テロ事件の被害者のために集めた。(text:Yuki Tominaga)
2017年06月21日先月、口パクパフォーマンスで対戦相手と競う人気番組「リップ・シンク・バトル」に出演し、大絶賛を浴びたトム・ホランドが心境を語った。露出度の高いコスチュームにウィッグとメイクでリアーナになりきり、見事な口パクぶりとアクロバティックなダンスで「アンブレラ」を披露したトム。対戦相手で『スパイダーマン:ホームカミング』の共演者のゼンデイヤは、歌手・ダンサー・パフォーマーであることから、勝つためには何かおもしろいことにトライしなきゃと思い、女装することになったという。「僕にだって、ダンスのバックグラウンドはあるからね。子どもの頃“ビリー・エリオット”だったし。だから、おもしろいことと同時にダンスの要素も入れようと思ったんだ。本当にドキドキしたよ。おもしろいと思う人もいれば、怒る人もいるんじゃないかって」。トムは7年ほど前に、ミュージカル版「リトルダンサー」で主役のビリー・エリオットを演じた経験がある。結果として、大好評だったトムのパフォーマンス。「僕はあの瞬間、本物のリアーナだったね」とトムは自分の“なりきり”具合に満足し、「ただただラッキーだったよ!みんなが僕のユーモアを見て、受け入れてくれて。最高に楽しかった!」とふり返っている。(Hiromi Kaku)
2017年06月20日マハーシャラ・アリの人生は、今年『ムーンライト』でアカデミー助演男優賞を獲得してからというものの、一変してしまったようだ。「GQ」誌の表紙を飾り、先日インタビューに応えた彼は、「バーニーズ(高級デパート)に行くと、俺の機嫌を取るために人が付いてくるんだ。参ったもんだ」と人生の劇的な変化に困惑を隠せない。というのも、マハーシャラは地下鉄に乗ると、乗客が指輪などのジュエリーを隠すという、肌の色だけで盗人扱いを受けるような幼少時代を過ごしてきた。「10歳くらいからそんな経験をしてきた。『俺ってなんだか恐れられている存在なんだ』っていうメッセージとして受け取ってきたよ」。俳優としてセレブの一員に仲間入りした現在も、やはり人種差別を受けることがあるそうだ。ニューヨークのバークレーの道を歩いていたところ、数名の警官がやってきて「IDを見せろ!」と迫られたことも。また、過去には自分の本名である“マハーシャラルハズバズ・アリ”が2001年9月11に起きたアメリカ同時多発テロ事件のテロリストの一員として“警戒リスト”に入っているということも判明したそうだ。「ヘブライ語の名前とアラビア語の名字を持つテロリストって、どんな奴だよ?」とマハーシャラ。キリスト教の聖職者だった母に育てられ、旧約聖書から引用したヘブライ語のマハーシャラルハズバズと名付けられた彼だったが、後にイスラム教に改宗。名字をギルモアからアリに改名し、近年は名前をマハーシャラと名乗っている。(Hiromi Kaku)
2017年06月20日ゼイン・マリクが「ヴェルサス ヴェルサーチ(Versus Versace)」とコラボレーションしたカプセルコレクションが19日(現地時間)、世界同時に発表になった。「ヴェルサス ヴェルサーチ(Versus Versace)」の2017春夏のキャンペーンでモデルも務めたゼインは、ドナテラ・ヴェルサーチと組んでデザインに挑戦した「ZAYN X VERSUS」を発表、恋人のジジ・ハディッドやジジの妹・ベラとともに自らモデルとして広告にも登場している。「イギリスのブラッドフォードで、ヴェルサーチのコピー商品を着ていた子どもだった頃、いつか本当に自分自身のコレクションをデザインすることになるなんて思いもしなかった」と声明を発表したゼインは「こんなにクールなことをさせてくれたドナテラ・ヴェルサーチに感謝します」と語っている。コレクションはまずversusversace.comで発売後、各国の「ヴェルサス ヴェルサーチ(Versus Versace)」の店舗で展開予定。28日(現地時間)にはニューヨーク店でローンチ・イベントが行われ、売り上げの一部はチャリティに寄付される。(text:Yuki Tominaga)
2017年06月20日先週末、マイリー・サイラスの弟ブレイソンが、ミラノファッションウィークの「ドルチェ&ガッバーナ(Dolce&Gabbana)」のショーでランウェイデビューを果たした。マイリーはランウェイを歩くブレイソンの写真をSNSに掲載し、「初めてのランウェイ、おめでとう!」と称えた。また、地元ナシュビルからイタリアへ羽ばたいた弟を誇りに思っていることなど、姉らしさが伝わってくる長文メッセージを投稿。しかし、「PS(追伸)」という形で「ドルチェ&ガッバーナ(Dolce&Gabbana)」に向けて、マイリーは「あなたたちの政治的な駆け引きには絶対に賛成できないけどね」と批判した。マイリーの意味する“政治的な駆け引き”は具体的には不明だが、考えられることといえば、同ブランドのデザイナーの1人であるドメニコ・ドルチェが2015年に「ゲイカップルの養子縁組には反対」などと発言し、エルトン・ジョンらが不買運動を呼び掛ける騒動に。また、同ブランドはトランプ氏が米大統領選に当選して以来、ザック・ポーゼンやトム・フォードなどのアメリカの有名ブランドが拒否する中、妻のメラニアとタッグを組んでいることもマイリーの言う“政治”に当たるのだろう。もう1人のデザイナーであるステファノ・ガッバーナはマイリーのこの投稿に「無知!」と書き込み、自身のアカウントには「僕たちはイタリア人だからアメリカの政治なんて興味ない。あなたの投稿やコメントは必要ないので、次からは僕らを無視してよね」と“応戦”した。(Hiromi Kaku)
2017年06月19日昨年12月23日(現地時間)、ロンドンからロサンゼルスに向かう航空機内で心臓発作を起こし、27日に入院先の病院で亡くなったキャリー・フィッシャー。それから半年以上経ったいま、キャリーの検視結果が発表になった。「AP通信」によると、キャリーが心臓発作を引き起こした原因として、ロサンゼルスの検視官が「睡眠時無呼吸症候群にあるようだ」とコメントしたという。睡眠時無呼吸症候群とはその名の通り、睡眠時に呼吸停止または低呼吸になり、脳卒中、心不全など命を脅かす病気の引き金にもなりうるという怖い疾患だ。そのほか、キャリーの死因の可能性として複数の要素が挙げられている。心臓の血管が狭く、硬くなっていたことから動脈硬化による心臓病を患っていたことが考えられ、また、複数の薬を服用していたとの検視結果も出ているが、それが直接的に死の原因につながったかは特定できていないそうだ。これを受けて、娘のビリーは「People」誌に「ママは人生を通してドラッグ依存症と闘っていた。結局、そのせいで命を落としたのよ」とふり返り、「ママは自分の死をきっかけに、(依存症の)人々が助けを求める勇気を持ってくれたらと思っているはず」と語っている。(Hiromi Kaku)
2017年06月19日ビヨンセとジェイ・Z夫妻に双子が誕生したようだ。夫妻から公式な発表はまだだが、「Us Weekly」などが報じている。同誌によると、ビヨンセは12日(現地時間)に双子の男児と女児を出産したという。先週前半には、彼女が入院しているとみられる病院の警備が強化されていたほか、「B&J」と書かれたカードのついた花束やお祝いのバルーンを持った人物が病院に入っていく姿も目撃されていた。18日(現地時間)にはビヨンセの父親、マシュー・ノウルズがツイッターで「ビヨンセ」「双子」「ジェイ・Z」「ハッピー・バースデー」とハッシュタグを付けて、「彼らがやって来た!」とツイート。「ハッピー・バースデー、双子たち!おじいちゃんより愛を込めて」と書かれたメッセージ画像も添えてある。関係者によると、夫妻は「大喜びで、双子誕生を家族や親しい友人たちに報告し始めている」そうだ。夫妻には5歳になる娘アイヴィーがいる。双子の名前など、ビヨンセとジェイ・Zからの発表が待たれている。(text:Yuki Tominaga)
2017年06月19日火曜日(現地時間)、グローバルメディアにおける女性の権利向上を目指すNPO団体「Women in Film」(「WIF」)から今年の「クリスタル・アワード」を授与されたエリザベス・バンクス。受賞スピーチで900人の参加者を前に、「私は『インディ・ジョーンズ』や『ジョーズ』など、スピルバーグ監督が撮ったすべての映画を見に行ったけど、彼は女性が主役の映画を1本も作っていないわ。ごめんなさいね、スティーヴン。非難するつもりはないけど、これは事実よ」と熱く語ってはみたものの、その後、多くの人から「事実ではない」との指摘を受けた。確かに、スピルバーグ監督作品といえば男性が主役である作品が圧倒的に多い。しかし、これまでにゴールディ・ホーン主演の『続・激突! カージャック』、ウーピー・ゴールドバーグ主演でアカデミー賞で11ノミネーションを受けた『カラーパープル』と少なくとも2作品は女性が主役の作品も撮っている。エリザベスは自分のミスを認め、長文レターの画像をツイッターに投稿。「私は間違った。自分が言ったことには責任を持たなければならない。あのスピーチでは、最近のスピルバーグ監督の作品について考えていたの。決してアイコン的存在である『カラーパープル』の大切さを軽んじたわけではないわ」などと釈明し、スピルバーグ監督やスピーチの誤りを指摘した人々に向けて謝罪した。(Hiromi Kaku)
2017年06月16日このところ、女優たちが過去に受けた性差別を次々と告白し、話題になっている。エリザベス・バンクスはエージェントに豊胸手術を勧められ、アリソン・ブリーは「アントラージュ★オレたちのハリウッド」のたった3行のセリフしかない役のために、オーディションでビキニのトップを脱いでと言われたのだそうだ。そして、エミー・ロッサムもそういった性差別の被害者であることを「The Hollywood Reporter」に明かした。約1年前、エミーはある大作映画のヒロイン候補として名前が挙がっていた。選考はオーディションではなく、オフィスで監督と会うだけという簡単なものだったが、そのときの服装を“ビキニ”と指定されたことに戸惑ったという。「もしかして水着のシーンがあるのかな」と事務所に脚本の確認を依頼したが、そういったシーンはなかった。監督はエミーがたびたびヌードシーンを披露しているドラマ「Shameless」のファンであり、なぜいまさらエミーのビキニ姿を見たがるのか…。「つまりね、監督は、私がその時点で体重が増えていないかどうかをただ確認したかったわけよ。『あなたの活躍ぶりは素晴らしい。でも、ちゃんとお尻が引き締まっているかを見たいんです』ってことでしょ」とエミーは分析。「冗談でしょ? 私はモデルじゃないんだからね!」と憤った。(Hiromi Kaku)
2017年06月16日キース・リチャーズが、元恋人で3人の子どもをもうけたアニタ・パレンバーグへの追悼を表明した。キースは15日(現地時間)、13日(現地時間)に73歳で亡くなったアニタの若き日のモノクロ写真(撮影:マイケル・クーパー)をツイッターにアップし、「最も素晴らしい女性。いつも俺の心の中に」とコメントを添えた。キースとアニタは1965年にローリング・ストーンズのドイツ公演のバックステージで出合ったが、彼女はキースではなくブライアン・ジョーンズと恋人同士になった。その後、ブライアンとの関係は悪化して破局、キースとつき合うことになった。47歳の息子マーロンと45歳の娘アンジェラ、1976年に生後数週間でこの世を去った息子タラをもうけたが、正式に結婚はしないまま、1980年に破局した。70年代からキース共々、重度のドラッグ中毒に陥っていたが、80年代に克服していた。最近は闘病生活を送っていたというが、死因は明らかにされていない。アニタはドイツ系イタリア人で、60年代にモデルとして活躍。女優としてジェーン・フォンダ主演の『バーバレラ』やミック・ジャガー主演の『パフォーマンス』などに出演した。「ローリング・ストーンズ」のミューズでもあったアニタは「悪魔を憐れむ歌」のバックコーラスにも参加している。(text:Yuki Tominaga)
2017年06月16日ジェイダ・ピンケット=スミスが、息子のジェイデン(18)と娘のウィロー(16)が実家から独立したことを「Haute Living」誌で明かした。「でもね、寂しがっているような時間すらないのよ。だって、ウィローは毎日電話してくるし、ジェイデンだって撮影現場なんかにいてホームシックになると、ウィルや私に会いたがってしかたないの」。一緒には住んでいないが、時間があればウィル&ジェイダの家に子どもたちがいるという状態が「おもしろい」と語るジェイダ。ウィルの前妻との息子トレイ・スミスもジェイダたちの家からわずか5分のところに住んでいるそうだ。子どもたちと頻繁に連絡を取っているというものの、自分のための時間が増えたというジェイダ。7月21日(現地時間)公開の新作映画『Girls Trip』(原題)で共演したクイーン・ラティファから旅行に誘われているという。「ラティファが『リオに行こうよ』って。ウィルは何度もリオに行っているのに、私は彼と行ったことがなくて。そうしたらラティファが『彼と行かずに私と行こう!』って言うの。もしかすると『Girls Trip 2』をブラジルで撮ってもいいかもね」と、『Girls Trip』の公開前から続編の意欲ものぞかせた。(Hiromi Kaku)
2017年06月15日2018年11月2日全米公開予定の『X-MEN: Dark Phoenix』(原題)に出演するキャストや監督が明らかになった。「Deadline」などのメディアが報じている。『X-MEN: Dark Phoenix』はソフィー・ターナー演じる若きジーン・グレイが物語の中心として描かれる。なんと、『X-MEN:アポカリプス』を最後に「ミスティーク役を卒業する」と宣言していたジェニファー・ローレンスが引き続き出演するようだ。マイケル・ファスベンダー(マグニートー役)、ジェームズ・マカヴォイ(プロフェッサーX役)、ニコラス・ホールト(ビースト役)、アレクサンドラ・シップ(ストーム役)、タイ・シェリダン(サイクロップ役)、コディ・スミット=マクフィー(ナイトクローラー役)も前作からの続投が決定とのこと。そして現在、悪役のリランドラにジェシカ・チャステインの名前が上がっており、交渉中だという。また、『X-MEN:ファイナル ディシジョン』で脚本家、『X-MEN:フューチャー&パスト』『X-MEN:アポカリプス』でプロデューサー兼脚本家として『X-MEN』シリーズに携わってきたサイモン・キンバーグが初の映画監督デビューを飾ることも決定。サイモンは引き続き脚本、プロデューサーも担当する。撮影はカナダのモントリオールで今月末から10月中旬に行われる。(Hiromi Kaku)
2017年06月15日アリアナ・グランデに、イギリスのマンチェスター市から名誉市民の称号を贈られることが検討されている。先月22日(現地時間)、マンチェスター・アリーナで行われたアリアナの公演直後に爆破テロ事件が発生。アリアナは犠牲者の家族や被害者の支援を目的としたチャリティー・コンサート「ONE LOVE MANCHESTER」を6月4日(現地時間)に開催、彼女の呼びかけにジャスティン・ビーバーやケイティ・ペリーなど多くのアーティストたちが賛同し、コンサートは大成功を収めた。マンチェスター市議会はアリアナの行動に対して、同市のために大きく貢献した人物を表彰する制度を新たに設け、アリアナが名誉市民第1号の候補となった。マンチェスター市議会のリチャード・リース議長はBBCの取材に「私たちの市の暮らしと成功に素晴らしい貢献をした人々を表彰する方法をアップデートする絶好の機会だと考えています」とコメント。市民は、事件に対して憎しみや恐れではなく、愛と勇気をもって立ち向かったが、リース議長は「アリアナ・グランデはそうした反応の例となりました。多くの人がすでに彼女を名誉市民にと考えているでしょう」と語り、議会の承認を得て実現を目指すという。6月4日のコンサートは5万人を動員し、約300万ポンドを超える収益金は全額、英赤十字に設立された基金「We Love Manchester Emergency Fund」に寄付された。(text:Yuki Tominaga)
2017年06月15日