『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』で故ジェームズ・ステイシーを演じたティモシー・オリファントが、「The Rich Eisen Show」(原題)に出演。同作での撮影現場における、独特なルールを明かした。「クエンティン・タランティーノ監督の撮影現場は、ぼくがいままで経験したものとはまったく違った。スマホを持ち込んじゃいけないんだ。決して。クビにだってなる。スマホを出してしまったら家に追い返されちゃうんだよ」という厳しい「NOスマホ」ルールがあったと語った。スマホのチェックや電話はセット外に設けられた小さなブース内のみで可能だったそうだ。司会のリッチ・アイゼンは、その厳格なルールの理由は「撮影に集中するため?それとも、シーンのリークを防ぐため?」とティモシーに尋ねると、「クリエイティブな環境作りのためなんだと思うよ。この作品は、ここにいるみんなで作っているんだっていうことを自覚するための」と返答。結果として、このルールは「タランティーノ監督がスタッフと俳優たちに与えてくれた、最高の贈り物の一つになった」という。『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は、レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピット、マーゴット・ロビー、カート・ラッセル、ダコタ・ファニング、故ルーク・ペリーなど豪華キャストが出演していることも話題になっている作品。彼らみんなが、スマホを使いたいときはブースに移動していたことを想像すると、ちょっとおもしろい。(Hiromi Kaku)■関連作品:ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 2019年秋、全国にて公開予定
2019年06月11日ジャスティン・ビーバーが、突然トム・クルーズに挑戦状を叩きつけた。「トム・クルーズとオクタゴンで試合がしたい。トム、もしこの闘いに応じなければ、あなたは臆病者であり、一生後悔することになるよ」とツイートしたのだ。オクタゴンとは、アメリカの総合格闘技大会「UFC」の試合場のこと。「この試合を前向きに考えてくれる人は? @ダナホワイト」と、「UFC」の代表で名プロモーターのダナ・ホワイトに向けてツイートするという、なかなかの本気っぷり。ジャスティンが、なぜトムに突然ケンカを売るように闘いを挑んでいるのか、理由は不明だ。ジャスティンのツイートのコメント欄では、元UFCのチャンピオン、コナー・マクレガーは「トムが挑戦を受けるほどの男であれば、わが社が試合を主催する」と表明し、あるファンは「31歳も年上の人に、一体何を言っているの。トムはきみのお父さんより12歳も上だよ」とジャスティンの行動を疑問視した。数時間後、ジャスティンはファンが作った動画をツイッターで投稿した。それは、トムが昔出演した『遥かなる大地へ』のファイトシーン。トムが相手をコテンパンに打ちのめすのだが、その相手の顔にジャスティンの写真が貼られており、ジャスティンがやられてしまう結果に。ジャスティンは「勘弁してくれよ、トム。ぼくの予定していたことと違う」とツイートしている。(Hiromi Kaku)
2019年06月11日『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』が「Blair Witch」(原題)としてゲーム化されることが明らかになった。日曜日(現地時間)、マイクロソフトが今年の「Xbox E3ブリーフィング」で発表した。「レイヤーズ・オブ・フィアー」、「オブザーバー」の開発元「Blood Team」が制作し、「Xbox One」とパソコンに向けて8月30日にリリースが決定しているという。舞台は1996年のメリーランド州・バーキッツヴィル近くのブラック・ヒルズ・フォレスト。プレイヤーは過去のトラブルを抱える元警察官のエリスとして、行方不明になっている9歳の少年の捜索へと赴く。「いつも通りに始まった捜査が、すぐにエンドレスの悪夢へ。あなたは自身の恐怖心と森にうずまくブレア・ウィッチという謎の力と対決することに…」とプレスリリースに記されている。なお、「Xbox E3ブリーフィング」では「サイバーパンク2077」のプレゼンテーションも盛り上がりを見せた。このゲームにはキアヌ・リーブスが出演。会場にも本人が駆け付け、大きな歓声が上がった。(Hiromi Kaku)
2019年06月10日土曜日(現地時間)、クリス・プラットとキャサリン・シュワルツェネッガーがカリフォルニア州モンテシトのホテル、サン・イシドロ・ランチで結婚した。2人はそれぞれインスタグラムで結婚式のロマンティックな写真を投稿し、どちらも「昨日は私たちの人生で最高の日でした!神、家族、愛する人たちの前で、夫婦になりました」というコメントで報告している。昨年から交際を始めた2人は、今年1月に婚約を発表していた。結婚式に出席したのは、クリス側は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのジェームズ・ガン監督や、「Parks and Recreation」(原題)でクリスと共演しているロブ・ロウら。キャサリン側は父でアーノルド・シュワルツェネッガーや母マリア・シュライバー、弟のパトリック・シュワルツェネッガーら。「Yahoo!」によれば、クリスの元妻アンナ・ファリスもクリスとの長男ジャックくんを連れて参加したとのこと。クリスのインスタには『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のカレン・ギラン、ゾーイ・サルダナ、『アベンジャーズ』のグウィネス・パルトロウ、『アクアマン』のジェイソン・モモア、『シャザム!』のザッカリー・リーヴァイなど、業界人仲間からの祝福コメントが殺到。義理の兄弟となったパトリックからも「愛してるよ、ブラザー」との書き込みが見られる。(Hiromi Kaku)■関連作品:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス 2017年5月12日より全国にて公開© Marvel Studios 2017Marvel-japan.jp/GOG-Remix
2019年06月10日6月9日に56歳の誕生日を迎えるジョニー・デップ。今年に入ってからは実在のフォトジャーナリスト、ユージン・スミスを演じた映画『Minamata』(原題)の撮影や、バンドのツアーなど活発に活動している。■出演最新作は撮影終了、恋人との交際も順調今年に入ってすぐ、セルビアのベオグラードで撮影が始まった『Minamata』(原題)は、1950年代に熊本県水俣市で発見された工業排水が原因の公害病「水俣病」の実態を追うアメリカ人フォトジャーナリストとその妻を描いた物語。ジョニーは製作も兼任している。1970年代前半にスミスが日本に滞在して取材していたのは50代の頃で、現在のジョニーとほぼ同年代。公開された場面写真のジョニーは髭をたくわえ、カメラを構える姿もスミス本人に生き写しだ。すでに撮影は無事終了し、現在ポストプロダクション中。美波、真田広之、浅野忠信、加瀬亮、國村隼といった海外でも活躍する日本の俳優たちも多数出演する同作は2020年に公開予定だ。ベオグラードでの撮影中、ジョニーと一緒にいたのは昨年から交際中とうわさされるロシア人ダンサーのポリーナ・グレン。歳は20代前半というから30歳以上年下だが、昨年ロサンゼルスのパーティで知り合ったという。ジョニーの方から声をかけたが、2年前にロシアから来たばかりだった彼女はジョニーが誰なのか知らなかった…という話だったが、最近、ロシア時代の友人がポリーナは10代の頃ジョニーの大ファンだったことを暴露。これが事実なら、彼女はちょっとした策士かも。2人は現在ロサンゼルスで同居中、交際は順調のようだ。■いまだ俳優活動に影響を及ぼすスキャンダルただ、公私とも充実と言い切れないのは、2016年に離婚したアンバー・ハードとの終わりなき争いがあるから。2015年2月に結婚したアンバーが翌年5月に離婚を申請、ジョニーから家庭内暴力(DV)を受けていたと公表した直後ら、双方が互いの主張を否定し合う中傷合戦が始まった。長期化するかと思われたが、離婚そのものは同年8月、ジョニーが700万ドルの和解金を支払うことで合意に達した。その際、この件については今後一切語らないという条件があったのだが、アンバーは昨年12月に「ワシントン・ポスト」紙にDVの被害者として意見記事を寄稿。性的暴力に反対する声を上げたことで、メディアからネガティブな報道をされ、出演が決まっていた映画から降板させられたと綴ったのだ。名指しはしていないが、ジョニーとの一件について語っているのは明らか。ジョニー側は「暴行したことは一度もない」と完全否定し、名誉毀損で5000万ドルの損害賠償を求める訴えを起こした。ジョニーは5月に提出した陳述書の中で、DVの被害者はアンバーではなく自分だと主張。離婚申請当時、アンバーが公表した顔にあざのある写真もでっちあげだとしている。わずか15か月だった結婚生活よりもはるかに長引く泥沼の争いは、ジョニーのキャリアにも影響を及ぼし始めている。製作が予定されている『パイレーツ・オブ・カリビアン』リブート作からの卒業説や、またゲラート・グリンデルバルドを演じている『ファンタスティック・ビースト』シリーズへの続投を疑問視する声が一部で上がっているのも、アンバーとの争いでジョニーのイメージダウンが著しいからと言われている。この間には浪費がかさみ、資産管理をめぐって元マネージャーに対して訴訟を起こすなど、離婚以後は波乱含みの日々が続いている。■今後も続く映画出演それでも前述の通り、今年後半以降はスキャンダルよりも本業の俳優としての活躍に期待できそうだ。97年に起きたラッパーのノトーリアス・B.I.G.殺人事件の捜査官を演じる『City of Lies』(原題)やマーク・ライランス、ロバート・パティンソン共演の『Waiting for the Barbarians』(原題)など公開が待ち通しい作品の出演が続く。2015年にアリス・クーパー、エアロスミスのジョー・ペリーらと結成したロックバンド、「ハリウッドヴァンパイアーズ」の活動も断続的に続いている。5月には短期間の北米ツアーを行い、エネルギー事業に携わる企業「SSE」が2018年に行われたベストな公演を表彰するSSEライブ・アワードで、ベストグループ賞を受賞。俳優とミュージシャン、二足のわらじを上手に履き分ける幅広い活躍が期待できそうだ。(text:Yuki Tominaga)
2019年06月09日8日(現地時間)、エリザベス女王の公式誕生日を祝う祝賀式典「トゥルーピング・ザ・カラー」が今年も行われた。今年は、いつもの王室メンバーに加え、ウィリアム王子&キャサリン妃の第3子ルイ王子がバッキンガム宮殿でバルコニーデビュー。キャサリン妃に抱っこされて登場したルイ王子は、生後13か月にして立派な“お手振り”を披露し、「早くも王室メンバーの風格」、「かわいすぎる!」と話題になった。サプライズ参加となったのは、ルイ王子だけではない。先月誕生したアーチーくんのお披露目以降、一度も公に姿を現していなかったメーガン妃も、ヘンリー王子、カミラ夫人、キャサリン妃と馬車に乗って登場。メーガン妃はキャサリン妃と向かい合わせに座っており、談笑する姿も見られた。ファッションリーダーとしても名高い2人はこの日、キャサリン妃が「アレキサンダー・マックイーン」のイエローのコートドレス、メーガン妃は「ジバンシィ」のドレスを着用していた。王室のファンたちはメーガン妃のごく小さなアクセサリーに注目。「左手の薬指に、婚約指輪と結婚指輪のほかに指輪が1個増えている」と指摘し、ヘンリー王子からの「プッシュギフト」に違いないとうわさしているのだ。プッシュギフトとは、出産後の妻に夫が贈るプレゼントのこと。キャサリン妃も3人の子どもを出産後、ウィリアム王子からプッシュギフトをもらったと伝えられている。(Hiromi Kaku)
2019年06月09日『マイティ・ソー』でアスガルドの女戦士として活躍したレディ・シフが、MCUに帰ってくるかもしれない。『マイティ・ソー』、『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』に登場するも、3作目の『マイティ・ソー バトルロイヤル』には出演シーンがなかったシフ。映画2本とドラマ「エージェント・オブ・シールド」へのゲスト出演のみで“消えてしまった”感が否めないが、今後再び彼女の姿をスクリーン上で見られる可能性が浮上した。マーベルのエグゼクティブ・プロデューサーのヴィクトリア・アロンソが、シフのファンに期待を持たせるコメントをしたのだ。MCUのフェーズ4にシフの出演の可能性があるか問われたアロンソは、「決してないとは言えませんね。私たちはシフというキャラクターが大好きですし、演じているジェイミー・アレクサンダーのことも大好きですから」と答えた。シフ役のジェイミーは『マイティ・ソー バトルロイヤル』に出演しなかった理由を、同作とドラマ(「ブラインドスポット」)の撮影時期が完全に重なってしまったからと当時説明。スケジュールの調整を必死にやってみたが「無理だった」といい、「マーベルが好きだから、ほかのプロジェクトで声がかかったらいつでもやるわ。スーパーヒーローになりたくない人なんていないでしょ?」と今後もオファーを受ける意欲を語っていた。(Hiromi Kaku)■関連作品:マイティ・ソー 2011年7月2日より丸の内ルーブルほか全国にて公開TM & © 2010 Marvel © 2010 MVLFFLLC. All Rights Reserved.マイティ・ソー/ダーク・ワールド 2014年2月1日より全国にて2D/3D同時公開© 2013 MVLFFLLC. TM & © 2013 Marvel. All Rights Reserved.マイティ・ソー バトルロイヤル 2017年11月3日より全国にて公開© Marvel Studios 2017
2019年06月07日ブラッドリー・クーパーとイリーナ・シェイクが破局したという。「People」誌が伝えた。2人は2015年春から交際を始め、2017年3月には長女のリアちゃんが誕生。別々の道を行くことになったものの友好的な別れとのことで、今後、親権をどんな形でシェアするかを決めているところだそう。昨年は監督を務め出演もした『アリー/スター誕生』が大ヒットとなり、多忙だったブラッドリー。今年は家族との生活を大切にしたいと考えていたようで、先月関係者が「ブラッドリーは毎日家族と一緒に過ごしています。2人はリアを連れてよく外に出ています。ただビーチをのんびり歩いたりして。関係はとてもよさそうです」と語ったばかりだった。破局報道の記事のコメント欄には「ただ一言……ガガ」、「レディー・ガガというソウルメイトを見つけたのね。がんばって!」、「レディー・ガガ、どこにいるの?」、とレディー・ガガの名前があふれかえっている。今年のオスカーで『アリー/スター誕生』のカップルとして見せたガガとブラッドリーのパフォーマンスが、あまりにも情熱的すぎるとして話題になった。2人がスクリーンの外でも愛し合っているのではといううわさが勃発し、ガガが完全否定する事態に。ガガはオスカーの前に婚約者のクリスチャン・カリーノと破局しており、いまやブラッドリーもシングル。ファンたちは2人がくっつくことに期待しているようだ。(Hiromi Kaku)■関連作品:アリー/ スター誕生 2018年12月21日より全国にて公開© 2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2019年06月07日『X-MEN:ダーク・フェニックス』のプレミアに出席したジェニファー・ローレンスが、婚約者のクック・マロニーについて初めて語った。「ETonline」に「なぜクックが運命の人だと思ったの?」と尋ねられたジェニファーは、「そうね、彼は私の人生で出会った人の中で、とにかく最高の人なの」と返答。「(プロポーズを受けるかどうかを)決めるのはとても簡単なことだったわ」とのろけた。ジェニファー本人がクックについて語るのはこれが初めて。ジェニファーの関係者が「彼はいい人です。賢くておもしろい。ジェニファーのことをセレブ扱いすることもないですし」と語ったことはあった。ジェニファーとアートギャラリーのディレクターのクックは、昨年6月から交際を始め、今年2月に婚約した。ジェニファーにはこれまで『X-MEN』シリーズで共演したニコラス・ホルトや、出演映画『マザー!』の監督のダーレン・アロノフスキーらとの交際歴がある。ニコラスとは5年前に破局したが、その後も『X-MEN』シリーズで共演しており、今回の『ダーク・フェニックス』のプレミアでも談笑するという仲の良い姿が目撃されている。(Hiromi Kaku)■関連作品:X-MEN:ダーク・フェニックス 2019年6月21日より全国にて公開© 2019 Twentieth Century Fox Film Corporation
2019年06月06日ベネディクト・カンバーバッチ主演、『ドクター・ストレンジ』の続編が、来年撮影開始になるようだ。ウォン役のベネディクト・ウォンが、「デンバー・ポップ・カルチャー・コン」で明らかにした。「もう脚本家が仕事を始めているっていうのは知っている。『アベンジャーズ/エンドゲーム』のプレミアで会った人。来年中には撮影が始まるんじゃないかな」と語っている。昨年12月、「The Hollywood Reporter」が、前作の監督を務めたスコット・デリクソンが続編の契約も結んだことを報じた。デリクソン監督は前作でジョン・スペイツとC・ロバート・カーギルと脚本も担当したが、続編の脚本家に関してはマーベルが新たに探しているとも伝えていた。ウォンが「会った」という脚本家が誰なのかは不明だ。まもなく公開となる『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』で「フェーズ3」が幕を閉じるマーベル・シネマティック・ユニバース。『ドクター・ストレンジ』の続編は『Black Widow』(原題)、『The Eternals』(原題)などとともに「フェーズ4」に属する。(Hiromi Kaku)■関連作品:ドクター・ストレンジ 2017年1月27日より全国にて公開© 2016MARVEL
2019年06月06日『アベンジャーズ/エンドゲーム』、『メン・イン・ブラック:インターナショナル』など、大作に出演が続くクリス・ヘムズワースが、「デイリー・テレグラフ」紙で年内は休業すると宣言した。「今年は多分撮影はないね。年の初めに(Netflix作品の)『ダッカ』を撮影したんだ。いまはただ、家で子どもたちと一緒にいたい。彼女たちはいま、年齢的にすごく大事な時期だから。小さいけれど、ぼくが(仕事で)家を離れるということを前よりわかるようになっている」と語った。クリスは7歳年上の妻エルサ・パタキーと2010年に結婚。インディア・ローズちゃん(7)、双子のトリスタンくん(5)&サーシャくん(5)の3人のパパだ。クリスは昨年8月にも、仕事で海外に出かけるたびに、子どもたちの悲しそうな顔を見るのがつらいと「GQ」誌に話したことがある。特に長女のインディアちゃんは、普段「うん。じゃーね、ダディ。いいわよ」という感じにクリスを見送るのだが、最近は「パパ!パパ!パパ!」と呼んで寂しそうだったと明かしている。「『パパ』だなんて呼んだことがなかったのに…」というインディアちゃんの変化を見て、しばらくの間は一緒にいたいと考えたようだ。クリス一家はオーストラリアのニュー・サウス・ウェールズ州に住んでいる。(Hiromi Kaku)■関連作品:アベンジャーズ/エンドゲーム 2019年4月26日より全国にて公開©Marvel Studios 2019メン・イン・ブラック:インターナショナル 2019年6月14日より全国にて公開
2019年06月05日『007』最新作『Bond 25』(原題)の撮影現場で再びアクシデントが起きたようだ。先月は、主演のダニエル・クレイグがジャマイカで撮影中に足首を痛め、手術を受けてしばらく療養することが発表されたが、今回はスタッフのひとりが負傷したという。ジェームズ・ボンドの公式ツイッターが「本日、パインウッド・スタジオの『Bond 25』のセットで制御爆破の撮影を行っていたところ、『007』ステージの外側が損傷しました。セットにダメージはありませんが、ステージの外にいたスタッフ1人が軽傷を負いました」と発表している。(『007』スタジオとは、パインウッド・スタジオ内にある巨大な防音スタジオ)。「The Sun」紙は、同セットで3回の爆発があり、屋根の一部や壁板の数枚が吹き飛んだと報じている。ダニエルの療養中は、ダニエルがいなくても撮れるシーンを撮影していたため、公開日に遅れは生じないもようだったが、今回の事故が撮影や公開日にどう影響するかは明らかになっていない。『Bond 25』はダニエルがジェームズ・ボンド役を演じる最後の作品であり、『ボヘミアン・ラプソディ』でオスカーを獲得したラミ・マレックが悪役として登場することも話題に。キャリー・フクナガ監督がメガホンをとっている。(Hiromi Kaku)■関連作品:Bond 25(仮題) 2020年2月14日世界公開
2019年06月05日アンジェリーナ・ジョリーとリチャード・マッデンの出演が確実視されているMCU映画『The Eternals』(原題)に、キアヌ・リーブスが出演するかもしれない。「MCU Cosmic」が報じた。これまで、キアヌは少なくとも2度、MCUに仲間入りするうわさがあった。1度目はベネディクト・カンバーバッジが演じたドクター・ストレンジ役、2度目は『キャプテン・マーベル』でジュード・ロウが演じたヨン・ログ役の出演オファーがあったという。『キャプテン・マーベル』への出演は、『ジョン・ウィック:パラベラム』の撮影スケジュールとの兼ね合いで実現しなかった。つい最近、キアヌは「Buzzfeed」に「マーベルかDCコミックスのキャラクターで演じてみたいのは?」と聞かれ、「どうかなぁ。小さい頃はウルヴァリンを演じたいって思っていた。だから、ウルヴァリンかな」と答えていた。『エターナルズ』に出演するとなれば、もちろんウルヴァリンではない役を演じることになる。『エターナルズ』は『Black Widow』(原題)の製作が終了後、今年後半に撮影がスタートするとみられている。監督はクロエ・ジャオ、脚本はマシュー&ライアン・フィルポ。(Hiromi Kaku)
2019年06月04日ネバダ州クラーク郡の裁判所が、ニコラス・ケイジとエリカ・コイケさんの離婚を正式に認めた。ニコラスは3月にラスベガスでエリカさんと結婚後、わずか4日で婚姻無効を申請し、世間を驚かせていた。ニコラスは婚姻無効を求めた書類で、結婚の当日についての詳細を明かしていた。2人ともひどく酔っぱらっていたといい、エリカさんが勧めるまま衝動的に結婚。当時のニコラスには自分の行動が引き起こす影響を認識・理解する判断力がなかったと事情を説明。また、エリカさんが「犯罪歴があること、ほかの人とも恋愛関係にあること」をニコラスに伝えず結婚したことから、詐欺の上に成り立った結婚であるとも主張していた。3月23日、結婚から数時間後にこのようなことをめぐってか、「ベラージオ」の外で激しく口論する2人の姿が撮影されている。ニコラスが婚姻無効を申請したおよそ1か月後、エリカさんは自分たちの“結婚”は合法的であるから、別れるなら“離婚”に合意し、配偶者手当を求めるとニコラスに対抗した。「TMZ.com」が取得した裁判所の記録によれば、ニコラスが主張した婚姻無効は叶わず、離婚が認められたとのことで、エリカさんに配偶者手当を支払うかは不明。(Hiromi Kaku)
2019年06月04日6月1日、23歳の誕生日を迎えたトム・ホランドが、「今日はぼくの誕生日。それと、発表の日」というキャプションと動画をインスタグラムに投稿した。トムは動画で誕生日はダイビングを楽しみ、素晴らしい1日だったと語り、お祝いメッセージを送ってくれたファンに感謝を述べた。「発表の日」については、トムの両親が運営しているチャリティー団体「The Brothers Trust」が開催したコンテストの優勝者について発表を行った。トムは、実生活では4人兄弟の長男でありながら、スパイダーマンを演じている『アベンジャーズ』シリーズでは最年少の末っ子キャラ。ソー役のクリス・ヘムズワースから「誕生日おめでとう、おまえは最高だ」、スター・ロード役のクリス・プラットからは「かわいい弟、トム。誕生日おめでとう。きみの将来性はすごいよ。素敵な一日を!!」と祝福コメントが寄せられた。ほかにも『アベンジャーズ』シリーズのほか『スパイダーマン:ホーム・カミング』で共演したロバート・ダウニー・Jr、『スパイダーマン』シリーズのゼンデイヤもトムの誕生日を祝った。『インポッシブル』でトムの母親役を演じたナオミ・ワッツは、同作のタイでの撮影現場から懐かしの写真を掲載。「切り傷やあざを作っても、すごく楽しかったよね。フェイクの傷もあったし」とふり返り「お誕生日おめでとう。大好きよ」と綴った。(Hiromi Kaku)
2019年06月03日新バットマンにロバート・パティンソンが就任することが明らかになった。「Entertainment Weekly」などが報じた。『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』、『スーサイド・スクワッド』、『ジャスティス・リーグ』でバットマンを演じてきたベン・アフレックから役を引き継ぐ。ロバートのほかにニコラス・ホルトも候補者として名前が挙がっていたが、スクリーンテストを行った結果、製作スタジオがGOサインを出したのはロバートの方だったという。契約は数日内に締結するとみられ、その後正式に発表されることが見込まれている。バットマンとして出演する映画は3本で、まずはマット・リーヴス監督の『The Batman』(原題)の撮影が今年の終わりにロンドンで開始となる。公開予定日は2021年6月25日。バットマンファンの反応は、「これまで(歴代バットマン)の中で、一番楽しみなバットマン。おめでとう、ロバート・パティンソン」とロバートに期待する声や、「今回のバットマンは銃撃戦ばかりなの?だって、ロバート・パティンソンに本当の取っ組み合いの戦いなんてさせられないよね?」、「バットマンはスーパーパワーを持っているわけじゃないから、強靭な肉体が必要。ロバートじゃね…」と、線の細いロバートの容姿から筋骨隆々のバットマン像を思い描けないという声も多数。ファンの予想をいい意味で裏切るロバートの肉体改造に期待が高まる!(Hiromi Kaku)
2019年06月03日『ハリー・ポッター』の世界をより深く知ることができる、4冊の新作短編がリリースされる。『ハリー・ポッター』シリーズの公式ウェブサイト「ポッターモア」が発表した。過去に大英図書館で行われた「ハリー・ポッター 魔法の歴史」展と、展示会の公式本「Harry Potter: A History of Magic」(原題)にインスパイアされた作品で、この公式本にインタビューなどを加えた同名のオーディオ・ブックをベースとしているという。どの本も簡単に読めるボリュームで、ホグワーツ魔法魔術学校の授業に沿ったテーマを取り上げているとのこと。挿絵はロンドン在中のイラストレーター、ローハン・ダニエル・イーソンが手掛けている。同サイトではこれら4冊を「ノンフィクション」の作品と説明しており、『ハリー・ポッター』の新たな物語ではなく、あくまでも「魔法の歴史」に焦点を当てていることがうかがえる。それでもファンは喜びの声を上げており、「電子書籍ではなく、ペーパーバックかハードブックの形態でも販売してほしい」と懇願するコメントも見られる。4冊のうち、「Harry Potter: A Journey Through Charms and Defence Against the Dark Arts」と「Harry Potter: A Journey Through Potions and Herbology」の2冊が6月27日に発売開始となり、「Harry Potter: A Journey Through Divination and Astronomy」、「Harry Potter: A Journey Through Care of Magical Creatures」の2冊も「続いてまもなく」とのこと。言語は英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語。「最初は」との表記があるため、後に他言語で発売される可能性もあるようだ。(Hiromi Kaku)
2019年06月01日エルトン・ジョンが「The Guardian」紙に寄稿し、自身の半生を描いた映画『ロケットマン』について綴った。製作過程は何年にも及んだというが、中でも人材選びには苦労したようだ。監督について、「候補が挙がっては消え、という感じだったね。デヴィッド・ラシャペルに決まりかけたけど、彼は芸術分野でのキャリアにフォーカスすると決めたんだ。それで、私が『キングスマン:ゴールデン・サークル』に出演したときに出会った、(今作では)プロデューサーのマシュー・ヴォーンが、デクスター・フレッチャーを薦めてくれた」と語っている。また、今作でエルトンを演じているのはタロン・エガートンだが、タロンの前には「ジャスティン・ティンバーレイクとトム・ハーディが候補だった」とも。確かに同紙は7年前に、エルトンが自身の曲「This Train Don’t Stop There Anymore」のMVでジャスティンが自分を演じているのを見て、彼を伝記映画の主役に抜擢したと報じていた。(エルトンの夫で今作のプロデューサーのひとりであるデヴィッド・ファーニッシュは、「ジャスティンに正式にはオファーしなかった」と「The Hollywoor Reporter」に語っている)。最終的にタロン・エガートンが主演したことにより、『ロケットマン』はカンヌ国際映画祭で拍手喝采の大成功を収めた。エルトンは「タロンの演技は恐ろしいほど素晴らしかった。映画を観たとき、俳優ではなく、自分にしか見えなかったほど」とタロンを称えている。(Hiromi Kaku)■関連作品:ロケットマン 2019年8月23日(金)より全国にて公開
2019年05月31日マーベルの巨匠、スタン・リーは昨年亡くなったが、彼のアイディアは生き続け、アニメシリーズ「Stan Lee’s Superhero Kindergarten」(原題。直訳はスタン・リーのスーパーヒーロー幼稚園)が誕生する。「The Hollywood Reporter」などが報じた。主人公の声をアーノルド・シュワルツェネッガー(以下、シュワちゃん)が務める。スタンの生前、シュワちゃんは自身の主演作『キンダガートン・コップ』の続編をやりたいと語ったところ、スタンが「あの映画、好きだったよ。最高だった。きみが子どもたちと演技している姿も、子どもたちとコミュニケーションを取る姿もね」と感想を述べたという。それからすぐ、スタンはシュワちゃんに電話をかけ、「Stan Lee’s Superhero Kindergarten」の話を持ち掛けたそうだ。2人はアニメについて「何度も語り合い、いろんな考えを出し合った」とのこと。同アニメでシュワちゃんが演じるのは、数十年に渡りキャプテン・カレッジとして犯罪と闘ってきたという顔を持つ、体育教師のアーノルド・アームストロング。宿敵ドクター・スーペリアとの戦いでパワーを失ったが、スーパーパワーの雨が降り注いで力を持ってしまった子どもたちを教育すべく、幼稚園で教師として働いている。シュワちゃんはスタンの遺志を継ぎ、製作総指揮のひとりとしても名を連ねている。ほかの製作総指揮のアンディ・ヘイワードは「スタンはアーノルドのことを俳優としてだけでなく、本物のヒーローとして尊敬していました。いつもこの役を演じてほしいと思い描いていたんですよ」と語っている。なお、マーベル映画にカメオ出演することで知られていたスタンだが、アニメにも1話ごとにカメオ出演するという。(Hiromi Kaku)
2019年05月30日来月公開の『X-MEN:ダーク・フェニックス』のエンディングは、脚本・監督を担当したサイモン・キンバーグが当初予定していた内容と異なるという。同作の撮影は、2017年10月に終了。しかし、1年後の2018年8月から9月に再撮影が行われたため公開日が2018年3月から2019年2月、さらに6月へと変更を余儀なくされた。再撮影について、『X-MEN』シリーズでプロフェッサーX役を演じているジェームズ・マカヴォイが「Yahoo!Movies UK」にこう語っている。「(『ダーク・フェニックス』)のエンディングは、とてつもなく多くの変更があった。変えざるを得なかったんだよね。ちょっと前に公開されたほかのスーパーヒーロー映画との重なりや類似点があったから。ぼくたちには知る由もなかったけど…」。また、エリック役のマイケル・ファスベンダーは「セットにスパイがいて、ぼくらのアイディアを盗んだんじゃないか」とさえ思っているようだ。2人はどのスーパーヒーロー映画のエンディングと酷似していたかを明かさなかったが、「Collider」は時期を絞って『キャプテン・マーベル』、『マイティ・ソー バトルロイヤル 』、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』とし、その中でも『キャプテン・マーベル』のラストと“かぶった”のではないかと推測している。(Hiromi Kaku)■関連作品:X-MEN:ダーク・フェニックス 2019年6月21日より全国にて公開© 2019 Twentieth Century Fox Film Corporation
2019年05月30日ホアキン・フェニックスと交際中のルーニー・マーラに婚約のうわさが浮上した。食料品を買いこみ、スーパーから出てきたルーニーの左手薬指に、大きなダイヤモンドの指輪が光り輝いていたのだ。2人の出会いのきっかけは、共演作『her/世界でひとつの彼女』(2013)。当時は友情を築いただけにすぎなかったが、ルーニーがマグダラのマリア、ホアキンはイエス・キリストを演じた『Mary Magdalene』(原題)の撮影中に恋愛感情が芽生えたという。2017年はじめから交際をスタートし、同年のカンヌ国際映画祭に手をつないで出席したことで交際を公に認めた。当初ホアキンの代理人は「ただ仲がいい友人」と交際を否定したが、ホアキン本人が「ニューヨーク・タイムズ」紙にルーニーと同棲していることを明らかにした。『ドント・ウォーリー』でも再共演している。先日、ルーニーの姉ケイト・マーラが夫ジェイミー・ベルとの第1子が無事に誕生したことを報告しており、ルーニーの婚約が事実ならばマーラ家はおめでた続きだ。(Hiromi Kaku)
2019年05月29日「Sweetener World Tour」を開催中のアリアナ・グランデが、28日のタンパと29日のオーランド公演を延期した。「今朝目が覚めると、ものすごく具合が悪くて…。お医者さんに診てもらったら、今夜と明日のショーは延期しなくちゃならないって言われたの。とんでもなく落ち込んでる」とインスタグラムのストーリーで理由を語っている。「この埋め合わせは必ずするからね。約束する。どうか許して。大好きよ。できるだけ早く、よりよい姿で戻るから。愛してるわ」と謝罪した。アリアナは2公演を11月に延期し、日にちが決定次第知らせると伝えたが、地元のプロモーター「LIVE NATION」がこれを受けて早速新たな公演日を発表。「タンパ公演は11月24日、オーランド公演は11月25日」になり、「アリアナはファンをがっかりさせたことを心苦しく思っており、11月にみなさんに会えることを楽しみにしています」とのこと。アリアナの詳しい病状は明らかになっていないが、今週31日のマイアミ公演は「予定通り」行うということで、2~3日の休養が必要な程度とみられる。(Hiromi Kaku)
2019年05月29日『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』で共演し、プライベートでも仲が良いケヴィン・ハートとドウェイン・ジョンソン。この「仲が良い」という前置きがなければ、「不仲なの?」とヒヤッとするジョークを言い合うことでも注目を浴びている。過去にはケヴィンが同性愛嫌悪のツイートでアカデミー賞授賞式の司会を降板した際に、ドウェインが「最初にオファーが来たのは俺の方だったけど、断ったんだ」と語ったり、ドウェインが生まれたばかりの娘を抱いている写真を加工し、“赤ちゃんケヴィン”を抱っこしているように見せたりと、ケヴィンがやられっぱなしの印象。しかし、ケヴィンに反撃のチャンスが訪れた。プライベートで街を歩いていたケヴィンを「TMZ.com」が直撃し、「すごく鍛えていて、いい身体をしているけど、『ザ・ロック』みたいなかっこいいニックネームはないの?」と聞いたところ、驚きの答えが。「すでにある。おれはずっと『ザ・ロック』だったんだ。きみたちが知らなかっただけだ。ヤツ(ドウェイン)がおれの名前を盗ったんだ。みんなにそうやって伝えてよ!」と明かしたのだ。そう語るケヴィンは、ジョークなのか本気なのかあいまいな表情。仲が良いのか不仲なのか、真相は不明だが、2人は『ジュマンジ』の続編でも共演している。(Hiromi Kaku)■関連作品:ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル 2018年4月6日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開
2019年05月28日2001年に日本公開、2003年の第75回アカデミー賞授賞式で長編アニメ映画賞を受賞した『千と千尋の神隠し』が、6月21日についに中国で公開されることが決定した。「The Hollywood Reporter」などが報じた。なお、昨年12月には、ジブリアニメとしては初めて中国で『となりのトトロ』が30年の時を経て公開され、2600万ドル(約28億円)の興行収入を得ている。中国のジブリファンは、「20年もネタバレを避けるの、どれだけ大変だったかわかる?」とジョークを交えたコメントや、「昨年『トトロ』を観たから、『千と千尋の神隠し』も絶対に映画館で観なきゃね。ところで、『ハウルの動く城』の公開はいつなの?」と早くもほかのジブリ作品の公開を待ち望む声などを寄せた。『千と千尋の神隠し』は、アカデミー賞のほかに第52回ベルリン国際映画祭で最高賞である金熊賞、第30回アニー賞の作品賞、監督賞など世界で多数の賞を受賞した作品。まだ正式公開はされていないものの、中国では海賊版などで目にしてファンになった人もすでに多くいて、「大きなスクリーンで観られるのが本当に楽しみ」という声も多くみられる。(Hiromi Kaku)■関連作品:となりのトトロ 1988年4月16日より公開
2019年05月28日5月14日から25日まで開催された第72回カンヌ国際映画祭。会場となった南フランスのリゾート地に集ったセレブたちは、今年も華やかに着飾ってレッドカーペットに現れた。今回の主役は、なんといっても史上最年少の21歳でコンペティション部門の審査員を務めたエル・ファニング。出品作21本の審査という責務に加えて、記者会見にフォトコール、公式上映にパーティ…と連日何度もドレスアップしなければならず、期間中に体調を崩して失神してしまったほど。体調不良の一因は「プラダ(PRADA)」の1950年代のヴィンテージ・ドレス。幸いすぐに回復し、エル本人がアップしたインスタグラムには「ドレスがきつすぎる」とハッシュタグが付けられていた。斬新さよりもオーソドックスかつアイコニックなスタイリングがテーマだったようだ。象徴的だったのが1940年代に「クリスチャン・ディオール(Christian Dior)」が打ち出した“ニュールック”を再現したスタイル。なんと450時間もかけて、アイボリーのシルクオーガンザのブラウスとナイトブルーのチュールのスカートを作製したという。映画祭初日、審査員が勢揃いした日中のフォトコールでも、「ディオール」のオートクチュールのブラウスとスカートで臨んだエル。期間中、昼の時間帯は「マーク・ジェイコブス(MARC JACOBS)」の花柄のアンサンブル、「ポール・カ(PAULE KA)」のAラインのミニドレスとコート、ほかにも「ミュウミュウ(MIU MIU)」、「サンドロ(SANDRO)」などを着ていた。オープニング・セレモニーでは「グッチ(GUCCI)」のピーチカラーのロングドレス。ウエストを花の刺繍でマークし、長いケープが印象的。夕方以降の装いは「ヴァレンティノ(VALENTINO)」、「ディオール」、「ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)」などのロングドレスにショパールのジュエリーを合わせた。クロージング・セレモニーでは、リーム・アクラドレスをチョイス。髪を高い位置でシニョンにして、ドレスとマッチするケープをまとった姿はプリンセスそのものだった。レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットW主演のクエンティン・タランティーノ監督最新作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』でシャロン・テートを演じたマーゴット・ロビーは「シャネル(CHANEL)」のシークインのパンツ。パンツの色に合わせたブラックリボンにバラのアクセサリーがポイントのトップを合わせた。カンヌのレッドカーペットには、ハイヒールを履いていないと入場拒否、など厳しい不文律がある。時代にそぐわないとして毎年のように物議を醸し、近年はジュリア・ロバーツやクリステン・スチュワートが裸足で歩いてみせたが、今年その暗黙のルールに対抗したのはマリオン・コティヤール。完全セパレートでおなかを見せるスタイルはほとんど見かけない中、マリオンは公式上映のレッドカーペットにおへそが見えるほど短いトップスとショートパンツ(「ルドヴィック ドゥ サン セルナン(Ludovic De Saint Sernin)」)という大胆なスタイルにバルマンの着物スタイルのロングジャケットを羽織って登場。ダメージ加工したデニムのジャケットともども強烈なインパクトを残した。トレンドは、ロングドレスに深く入ったスリット。女優賞を受賞したエミリー・ビーチャムはハイネックとパフスリーブにシークインが施されたシルバー・ドレスの裾にやや控えめなスリットが入っていた。14日(現地時間)のオープニングのレッドカーペットではセレーナ・ゴメスが「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」の白のビスチェとキルティング加工を施したスカートにもスリットが。アンバー・ハードは、ドレスとレザーアイテムの組み合わせが印象的。「クレス・イヴェルセン」のサイハイスリットのシークインドレスには太いレザーベルト、「エリー・サーブ(Elie Saab)」のワインカラーのワンショルダーのスプリットドレスには同色のニーハイブーツを合わせた。脚見せスタイルでは、「サンローラン(Saint Laurent)」のゼブラ柄のミニドレスやブラックレザーのショートパンツで長い脚を強調したシャルロット・ゲンズブール、シェイリーン・ウッドリーの黒タキシードにインスパイアされた「ディオール」のドレスも個性的だった。ステイシー・マーティンの「ディオール」の赤、ベラ・ハディッドが『ロケットマン』の公式上映で着た白の「ディオール」、映画祭と同時期に開催されるamfAR(米国エイズ研究財団)主催のガラ・パーティに出席したケンダル・ジェンナーの「ジャンバティスタ・バリ(Giambattista Valli)」と「H&M」のコラボによるピンクのドレスなど、チュールをたっぷり使ったドレスも目立った。「スワロフスキー(SWAROVSKI)」のクリスタルを23万個あしらった「バルマン(BALMAIN)」のドレスを選んだミラ・ジョヴォヴィッチ、フォトコールもレッドカーペットも「シャネル」で揃えたペネロペ・クルス、様々なブランドの多彩なスタイルに挑戦したクロエ・セヴィニーなど大人世代の着こなしも見応えあり。ルールに縛られすぎず、それぞれのユニークな個性を主張するファッションで楽しませてくれた12日間となった。(text:Yuki Tominaga)
2019年05月27日今月4歳の誕生日を迎えたシャーロット王女が、9月から兄のジョージ王子が通っている学校「トーマス・バタシー校」に入学することが明らかになった。シャーロット王女は昨年1月からこれまで「ウィルコックス・ナーサリー」に通園していた。「トーマス・バタシー校」の学校長サイモン・オマリー氏は、「ウィリアム王子とキャサリン妃ご夫妻が、ジョージ王子と同じくシャーロット王女をトーマス・バタシーにと決めてくださったことに、大変うれしく思います。9月にシャーロット王女とすべての新入生を迎えるのを楽しみにしています」とコメントした。「Daily Mail」紙によると、「トーマス・バタシー校」の学費は1年間で19287ポンド(約269万円)だが、きょうだい割引でシャーロット王女の学費は18915ポンド(約264万円)になるという。また、制服やアートの授業で着用するエプロンなどの学用品にかかる費用は550ポンド(約7万7000円)とのこと。高額な費用ではあるが、同校ではバレエ、アート、ICT、フランス語など多彩な授業を取り揃え、それぞれ専門の教師が指導している。今年3月、ウィリアム王子はシャーロット王女が「ダンスに夢中」であることを明かしているため、バレエを習える同校はシャーロット王女にぴったりだ。(Hiromi Kaku)
2019年05月27日先月末に予告編が公開され、メインキャラクターのソニックのデザインに厳しいコメントが相次いだ実写版『ソニック・ザ・ムービー』。その数日後、監督のジェフ・フォーラーが「みんながソニックのデザインに不満で、変更してほしいというメッセージがクリアに伝わってきたよ。だから、そうすることにした。パラマウントとセガの全員で、ベストなソニックにするために全力を尽くすからね」と宣言していたように、ソニックのデザインを一新するようだ。先週末、「正しいソニックを作るために、もう少し時間が必要だ」とツイートし、全米公開日が2020年2月14日に先送りになったことを発表した。本来の公開日は今年11月8日だった。実写映画のソニックは、セガの人気ゲームのキャラクター・ソニックに比べ、体型や歯がまるで人間のようだという指摘や目の形が全然違うという不満の声が寄せられていた。ファンたちの意見をしっかりと受け止め、デザインの変更とそれに伴う公開日の延期を発表したフォーラー監督に対し、ファンたちは「ソニックのファンを大切にしてくれてありがとう」、「勇気のある決断」、「(ソニックに)手袋をつけさせるのを忘れないで」との感謝や提案などを伝えている。(Hiromi Kaku)■関連作品:ソニック・ザ・ムービー 2019年12月、全国にて公開©2018 Paramount Pictures Corporation and Sega of America, Inc. All Rights Reserved.
2019年05月27日「ストレンジャー・シングス」のデヴィッド・ハーバー主演、ニール・マーシャル監督作のリブート版『ヘルボーイ』が予想を下回る興行収入となり、苦戦を強いられた。「Digital Spy」などが伝えた。本国アメリカでは4月12日に公開開始となった同作。初週の3日間で興収は1205万ドル(約13億3千万円)を稼ぎ『シャザム!』、『Little』(原題)に次ぐ第3位だった。それから5週間経過後の興収は2190万ドル(約24億1千万円)と伸びず、製作費5000万ドル(約55億1千万円)の回収は困難とみられる。ギレルモ・デル・トロが監督した初代『ヘルボーイ』(2004年、ロン・パールマン主演)は、製作費6600万ドルに対して興収は9940万ドル、続編の『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』は製作費8500万ドルに対して興収は1億6000万ドルという成功を収めていた。リブート版『ヘルボーイ』に出演しているミラ・ジョヴォヴィッチは、公開直後に「私が出演した最高にかっこいいすべての作品が、批評家たちにけなされてきたわ」と嘆き、『バイオハザード』、『フィフス・エレメント』、『ズーランダー』などの作品名を挙げ、実際には素晴らしい映画であったことを主張。今作『ヘルボーイ』についても、批評家たちが酷評しようと「私を信じて。観れば絶対に楽しい時間を過ごせるから!」と仕上がりへの自信をみせていた。(Hiromi Kaku)■関連作品:ヘルボーイ(2019) 2019年秋よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開Ⓒ2019 HB PRODUCTIONS, INC.
2019年05月23日ジャマイカで『007』最新作『Bond 25』(原題)を撮影中のダニエル・クレイグが、足首を負傷し、手術を受けるという。ジェームズ・ボンドのツイッターアカウントが発表した。「ダニエル・クレイグが、ジャマイカで撮影中に足首をケガして簡単な手術を受けることになりました。クレイグは手術後に2週間のリハビリを受けますが、その間、製作は続行します。映画の公開日は変わらず2020年4月のままです」。「The Sun」紙によると、ダニエルは今月初め、撮影中に全速力で走っていたところ、すべって転倒。相当な痛みを訴えていたとのこと。ファンたちからは「早く治りますように。お大事に」、「トム・クルーズも『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』でケガしたよね。私たちを楽しませてくれるために、こうして全力を尽くしてくれる彼らに頭が下がる思い」などの激励コメントがクレイグに寄せられた。一方、「回復に2週間しかかからないというのは、ちょっと楽観的な見方じゃない?」と案じるファンも。治療はアメリカで行われると報じられており、手術、移動・滞在時間、リハビリと総合して考えるとやはり公開日に影響が出るのではという指摘もある。(Hiromi Kaku)■関連作品:Bond 25(仮題) 2020年2月14日世界公開
2019年05月23日「ゲーム・オブ・スローンズ」のプロデューサー&脚本家のブライアン・コグマンが、Amazonオリジナルドラマ「ロード・オブ・ザ・リング」のコンサルタントに起用されたことが明らかになった。すでに昨年の9月にAmazonと契約を交わしていたという。「Variety」誌などが報じた。コグマンは、同ドラマの脚本家J・D・ペインとパトリック・マッケイとともに、コンサルタントとしてドラマ「ロード・オブ・ザ・リング」を作り上げていく。「ゲーム・オブ・スローンズ」では、クリエイターのデヴィッド・ベニオフとD・B・ワイスのアシスタントからスタート。原作者のジョージ・R・R・マーティンが描いた小説版の舞台ウェスタロスに関するけた外れの知識量を買われ、計11話の脚本を担当した。最後に手掛けたのはファイナルシーズン第2話の脚本。ナオミ・ワッツが主演を務める「ゲーム・オブ・スローンズ」の前日譚シリーズの脚本も担当するかとみられたが、先月、コグマンは「自分のプロジェクトが展開することはなかった」とコメントしている。真相やいかに。そのほか、コグマンはディズニーの実写版『王様の剣』の脚本を執筆することも発表されている。(Hiromi Kaku)■関連作品:ゲーム・オブ・スローンズ[海外TVドラマ]© 2012 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.
2019年05月22日