『リトル・ダンサー』『ロケットマン』のジェイミー・ベル主演で、白人至上主義者として生きてきた若者の苦悩と贖罪を描く実話を元にした『SKIN/スキン』が5月9日(土)より公開されることが決まった。白人至上主義者に育てられ、憎悪と暴力に満ちた生活を送っていたブライオンは、シングルマザーのジュリーと出会い、これまでの自分の悪行を悔い、新たな人生を始めようと決意する。しかし、脱会を許さないかつての同志たちから執拗な脅迫、暴力を受けることとなり、その矛先はジュリーたちにも向き始める…。本作は、実際に2003年に米国で発足したスキンヘッド集団「ヴィンランダーズ」の共同創設者ブライオン・ワイドナーの実話を基につくられた社会派ドラマ。新鋭監督ガイ・ナティーヴは、憎悪の円環から脱け出そうとする元レイシストの男を主人公に、レイシズムの非道、人間の再生の軌跡、そして彼を支えようとする社会の寛容を鮮烈に描き出す。イスラエル出身でユダヤ人であるガイ・ナティーヴ監督は、このブライオン・ワイドナーを題材にMSNBCが制作したTVドキュメンタリー「Erasing Hate」(2011)から、この実話の長編映画製作に強い興味を抱いたという。アメリカで女優として活躍する妻のジェイミー・レイ・ニューマンの助言により、まずは長編のための出資を募ることを目的に人種差別を題材にした短編『SKIN』(原題)を製作。すると2019年、第91回アカデミー賞短編実写映画賞を受賞した。この短編を足がかりに、夫婦は物語や設定を一新した同タイトルの長編の製作に取りかかった。暴力と憎悪の渦から脱け出そうとするブライオン役を果敢に演じたのは、『ロケットマン』も記憶に新しいジェイミー・ベル。短編『SKIN』にも出演した『パティ・ケイク$』「アンビリーバブル たった1つの真実」のダニエル・マクドナルドが、ブライオンに新たな道を示す女性ジュリー役に。本作は、2018年のトロント映画祭で高い評価を受け、「A24」が北米で配給。ジェイミーの圧巻の演技を始め、現代社会に巣くう人種差別問題をテーマにしながらも未来への希望を込めて描ききった監督の手腕は、大きな称賛を集めた。日本でもヘイトスピーチが社会問題となり、世界各国でレイシズムの嵐が吹き荒れる昨今。レイシストとして育てられたひとりの若者と彼の周りの人々の交流を通して、どのようにこの問題を克服するのか、本作では重要なテーマを真正面から取り上げ、希望の光も映し出す。『SKIN/スキン』は5月9日(土)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2020年02月03日おとな向け映画ガイド今週のオススメはこの4作品。ぴあ編集部 坂口英明20/1/27(月)イラストレーション:高松啓二今週公開される作品は18本(ライブビューイング、映画祭を除く)。全国のシネコン等で拡大上映されるのが『AI崩壊』『バッドボーイズフォー・ライフ』『嘘八百 京町ロワイヤル』『前田建設ファンタジー営業部』『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』の5本。ミニシアターや一部シネコンなどで上映される作品が13本です。この中から、おとなの映画ファンにオススメしたい4作品をご紹介します。『男と女 人生最良の日々』あの不朽の名作『男と女』の50年後を描いた映画です。主人公ジャン・ルイは海辺の瀟洒な老人ホームで余生を送っています。年輪を重ねた顔は多少枯れた感じではありますが、おしゃれでチャーミングなおじいさんです。が、そろそろ意識があいまい。思い出すのは、50年前に出会い、恋におち、別れたアンヌという女性のことばかりです。ある日、いつものように庭のベンチに腰かけていると、年老いているけれど気品があって美しい女性が声をかけます。「こんにちわ、座っていいかしら?」ふたりは話しはじめます。……施設のこと、子供のこと、老いた男の話は、何度も行きつ戻りつし、かつて愛した女性に、またたどり着きます。「あなたみたいに美しい女性だった」。彼女が長い髪をかきあげると、「すてきなしぐさだ。彼女もそうしていた」……。いつもいつも思い出すアンヌが目の前にいるのに、なかなか気が付かないジャン・ルイ。それが『男と女』50年ぶりの再会シーンです。ジャン=ルイ・トランティニャンとアヌーク・エーメ、監督はクロード・ルルーシュ、そして音楽はフランシス・レイ。かつてのスタッフ、キャストが再集結しました。冬のドーヴィル海岸、はしゃぐ子供たち、犬を連れて散歩する男、バックにかかるあのスキャット・コーラス。雨の高速道路、夜明けのパリ。彼女のもとへひた走るジャン・ルイの車……。50年前の映像が思い出とともによみがえります。フランシス・レイはこの作品のために新曲を作り、映画完成のあと、この世を去りました。「君はいつだって、俺の川がたどり着く終着地……」新しいシャンソンがヴァース(導入)のように使われ、ダバダバダ……につながります。まるで、「映画みたい」といいたくなるような、うっとりとさせてくれる映画です。『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』1月は毎週良質なミステリーが登場します。なかでもこの作品が一番、かと。よくできたプロット、ミステリアスな舞台背景、そして個性的で芸達者な役者たち、楽しませてくれる条件がそろっています。『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017年)のライアン・ジョンソン監督が「ミステリーの女王アガサ・クリスティーに捧げたい」とオリジナル脚本で長年の夢に挑戦した、王道を行く「Whodunit(犯人探し)」映画です。ニューヨーク郊外にある豪邸。世界的なミステリー作家ハーランが、85歳の誕生パーティーの夜、謎の死を遂げます。屋敷は深い森の中にある1890年代に建てられたゴシック建築。ハーランの膨大なナイフコレクションがインテリアの中心です。その夜、屋敷にいたのは、長女夫妻と息子、次男夫妻と息子、亡き長男の妻と娘、年老いたハーランの母、そして専属看護師です。この家族の間には、膨大な財産と版権などのビジネスをめぐるいさかいがあります。事故死か、他殺か?そこに名探偵の登場。警察も一目をおく高名な探偵を演じているのは「007ジェームズ・ボンド」のダニエル・クレイグ。謎の人物からの依頼を受けて捜査に加わったという設定です。ハーラン役は大御所、クリストファー・プラマー。長女役にジェイミー・リー・カーティス、その息子をクリス・エヴァンスが演じています。お膳立てはよし。捜査が進み、次々と明らかになる事実。そして、意外な結末……。そうだよ、観たかったのはこういうの、といいたくなる、おとな向きエンタテインメントです。『淪落の人』香港では日曜になると、街なかの、例えば歩道橋の脇とか、そこかしこにダンボールをしいて、日本でいうとお花見の宴会のように、何人かで飲み食いをしている光景を目にします。普段は住み込みで働くフィリピン人のメイドさんたちが、たまの休みに仲間と過ごす憩いの場です。そんなメイドさんと、雇い主である中年の香港人とのハートウォーミングな心の交流の物語です。雇い主のリョンを演じているのは、ジョニー・トー作品などのハードボイルドからホラームービーまで、守備範囲の広いアンソニー・ウォン。建築現場で働いていたのですが、突然の事故で半身不随となり、その補償金でほそぼそと暮らしています。妻とは離婚、アメリカに留学している息子とスカイプで会話をし、彼の成長だけが生きがいというやや気難しい中年男です。そこに紹介者を通じてやってきたのが、フィリピン人のエヴリン(クリセル・コンサンジ)です。人生は終わったと絶望した男と、写真家の夢を諦め、出稼ぎを選んだ女。言葉もわからず、なかなかうちとけないふたりですが、すこしずつ片言の英語でおたがいの心を通わせるようになっていきます。淪落の人、って「(女性などが)堕落して身を持ちくずすこと」(新明解)と辞書には随分な意味が書かれていますが、このタイトルは、白居易の『琵琶行』という詩からとっているのだそうです。左遷され失意のなかで、やはり人生のどん底にある琵琶の奏者と出会い、天涯淪落の人同士、縁を大切にすべき、と詠った一節です。新人監督のオリヴァー・チャンが、香港の「劇映画初作品プロジェクト」の資金援助を受けて、オリジナル脚本を映画化。香港のアカデミー賞といえる香港電影金像奨でチャン監督が最優秀新人賞。脚本に魅せられてノーギャラで参加したという、主演のアンソニー・ウォンは主演男優賞を獲得しています。良い後味の残る、ウェルメイドな香港映画です。首都圏は、2/1(土)から新宿武蔵野館で公開。中部は、2/1(土)からシネマスコーレで公開。関西は、4/3(金)からシネ・リーブル梅田で公開。『アメリカン・ドリーマー』1970年前後のカルトヒーロー、デニス・ホッパーの関連映画公開が続いています。12月には、そのドキュメンタリー『デニス・ホッパー/狂気の旅路』と、監督第2作『ラストムービー』、そして2月は、1日から『アメリカン・ドリーマー』と大ヒット作『イージー・ライダー』、28日は出演作『地獄の黙字録』が劇場で上映されます。ハリウッドの異端児、鬼才、狂気の芸術家、自由な生き方をめざすヒッピー……、デニス・ホッパーという存在は謎めいて、悪の魅力にあふれています。ジェームズ・ディーンの『理由なき反抗』『ジャイアンツ』に出演した2枚目スターでしたが、60年代はマリファナやドラッグにひたる生活。それをそのまま映画にしたような『イージー・ライダー』(1969年)で監督業に手を染め、一躍注目の人となります。この『アメリカン・ドリーマー』は、監督第2作『ラストムービー』の撮影を終え、編集作業に入っている頃のデニス・ホッパーをとらえたドキュメンタリーです。何も隠すことはない、とカメラの前でマリファナを吸い、バスタブで3Pに熱中し、裸で町を歩く……。どこまでが狂気で、どこまでが正気か? どうやら、狂気のアーティスト、デニス・ホッパーを演じているふしも見え隠れします。大成功のあと、次回作に過大な期待をかけられていることへのプレッシャーがそうさせているとも見えます。いかにも70年代の空気が横溢した作品です。全米の大学キャンパスで上映されたものの、ネガフィルムは焼失。存在する1本のプリントからデジタル化された幻のフィルム。日本ではこれが初の一般公開です。首都圏は、2/1(土)からユーロスペースで公開。『イージー・ライダー』も日本公開50周年記念として、同じ映画館で公開されます。中部、関西は現在未定。
2020年01月27日声優・中村悠一がナレーションを務める、全米実写No.1大ヒット作『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』のハイテンションなWEB限定予告編が到着した。本作は、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のライアン・ジョンソン監督が、アガサ・クリスティーに捧げて脚本を執筆したオリジナル作品。脚本に惚れ込んだダニエル・クレイグ、クリス・エヴァンスをはじめ、クリストファー・プラマー、ジェイミー・リー・カーティス、トニ・コレットら豪華キャストが結集。昨年11月のサンクスギビングに全米3,461館で封切られると、オープニング興行成績4,170万ドルを記録と、実写第1位の大ヒットスタートを切り、続編の企画も始動している。キャプテン・アメリカ役で人気を博すクリスがこれまでのイメージを払拭し、放蕩息子を怪演したことでも話題の本作。日本公開も待ち遠しい本作の予告編のナレーションを担当したのは、キャプテン・アメリカの吹き替えでもお馴染み、「マクロスF」早乙女アルト役、「曇天に笑う」曇天火役の中村さん。映像では、中村さんが「オールスターキャストで贈る、全米大ヒットミステリー、上陸」と本作を紹介、テンション高くナレーションを展開。続けて、中村さんのあらすじ説明と共に、事件に挑むダニエル演じるちょっと風変わりな名探偵ブランの姿が映し出され、巧みな推理に期待が高まる。そして最後には、「世界が熱狂した、ハイテンション・ノンストップ・ミステリーへ、ようこそ」と締めくくり、映像は終了する。『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』は1月31日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密 2020年1月31日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開Motion Picture Artwork © 2019 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
2020年01月17日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。今回は、洋書を専門に扱う原宿・外苑前のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介。■『On Keeping a Notebook: Photographs and Drawings』Jamie Hawkesworth / Joan Didionジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)、アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)、ミュウミュウ(MIU MIU)などのファッションフォトで活躍するのみならず、初作品集『Preston Bus Station』でも高い評価を得たイギリス人写真家、ジェイミー・ホークスワース(Jamie Hawkesworth)の44点の写真と5点のドローイング作品、アメリカのカウンターカルチャーを描き出す作家ジョーン・ディディオン(Joan Didion)のエッセイをカップリングし限定出版されたコレクタブルな1冊。【書籍情報】『On Keeping a Notebook: Photographs and Drawings』写真:Jamie Hawkesworth / Joan Didion出版社:The Gould Collection言語:日本語、英語ソフトカバー/92ページ/250×180mm発刊:2019年価格:8,400円■Shelfオフィシャルサイトで『On Keeping a Notebook: Photographs and Drawings』を購入する
2019年12月29日ダニエル・クレイグ、クリス・エヴァンスら豪華キャストが出演する『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のライアン・ジョンソン監督オリジナル作品『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』。この度、事件のカギを握る11人のクセのあるキャラクターを写し出したキャラクターポスタービジュアルが到着した。先日発表された今年度ゴールデン・グローブ賞にて、作品賞(ミュージカル・コメディ部門)、主演男優賞(ダニエル・クレイグ)、主演女優賞(アナ・デ・アルマス)と、3部門にてノミネートされさらに注目を集める本作。そんないま大きな期待が寄せられている本作から到着したのは、こだわりのインテリアにも注目な事件解決のヒントも隠されたキャラクターポスター。深紅に彩られた部屋で椅子に腰掛ける、クリストファー・プラマー演じる世界的ミステリー作家ハーランをはじめ、ブルーのセットアップに身を包んだ長女のリンダ(ジェイミー・リー・カーティス)と、ウイスキー・グラスを片手にする夫のリチャード(ドン・ジョンソン)。マイケル・シャノン演じる次男ウォルトは、本と杖を手に。義理の娘ジョニ(トニ・コレット)は、オリエンタルな織物の前でポーズ。また、クリス・エヴァンス扮する長女夫婦の放蕩息子ランサムは、3枚の奇妙な絵が飾られた本棚の前に。次男夫婦の息子ジェイコブ(ジェイデン・マーテル)の背後にある書棚にはなぜかカーテンが掛けられている。さらに、ジョニの娘メグ(キャサリン・ラングフォード)はシュールな絵画の前でノートパソコンを片手にし、ハーランに最も近い重要なポジションにいる看護師マルタ(アナ・デ・アルマス)の片手にはバッグが意味深に握られている…。そして、匿名の依頼を受けて捜査に乗り出すダニエル・クレイグ演じる名探偵ブノワ・ブランは、シックなスーツ姿で決めており、英国紳士の気品を感じさせるが、背景は…。そんなブランと共に事件の真相究明を急ぐエリオット警部補(キース・スタンフィールド)の姿もみられる。『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』は2020年1月31日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密 2020年1月31日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開Motion Picture Artwork © 2019 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
2019年12月19日ジェイミー・リー・カーティスが、ハロウィン当日に「恐怖で叫び声を上げる季節がやってきた…」とキャプションを添え、『ハロウィン』(2018)の続編『Halloween Kills』(原題)に関する動画を公開した。撮影現場を映した21秒の短い映像で、デヴィッド・ゴードン・グリーン監督が「アクション!」と声を掛ける姿や、ジェイミー演じるローリーの娘&孫を前作から演じているジュディ・グリア、アンディ・マティチャックの姿が確認できる。暗く、おどろおどろしい映像と音楽が恐怖を誘うが、最もインパクトが強いのは最後のシーン。ストレッチャーに横たわっているジェイミーが血まみれなのだ。劇中でジェイミー(ローリー)に何が起こるのかは不明だが、撮影裏のためジェイミーは笑顔で「ハッピー・ハロウィン!」とカメラ目線で言っている。ファンたちはジェイミーが公開した撮影現場映像を観て「待ちきれない」、「ありがとう」、「スクリーム・クイーン!」と喜びの声を上げた。2018年に公開された『ハロウィン』は、ジェイミーが出演し、1978年に公開された『ハロウィン』から40年後の世界を描いた作品。女性が主役のホラー映画で、史上最高のオープニング興収を稼ぐ大ヒットとなった。『Halloween Kills』、『Halloween Ends』(原題)の3部作構成になることが発表されている。『Halloween Kills』は来年10月16日に全米公開予定。(Hiromi Kaku)■関連作品:ハロウィン(2018) 2019年4月12日より全国にて公開(C)2018 UNIVERSAL STUDIOS
2019年11月01日映画『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』が、2020年1月31日(金)に公開される。ライアン・ジョンソン監督&オリジナル脚本映画『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』は、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のライアン・ジョンソンが監督と脚本を手掛けた、オリジナルのエンターテイメント・ミステリー。ミステリーの女王とも称された『オリエント急行殺人事件』で名高いアガサ・クリスティーに捧ぐ最新作だ。10代の頃から根っからのアガサ・クリスティーファンだったライアン・ジョンソンは、今作品に、アガサ・クリスティーの推理小説の要素を存分に詰め込んだ。アガサの世界観の中に覗く、ライアン・ジョンソン独自のユーモアと現代社会への鋭い視点に注目だ。NYの大豪邸で起きた密室殺人事件映画の舞台は現代のアメリカ。NYの豪邸で世界的ミステリー作家の85歳の誕生日パーティーが開かれた翌朝、彼が遺体で発見される。名探偵ブノワ・ブランは、匿名の人物からこの事件の調査依頼を受けることに。第一容疑者となるのは、パーティーに参加していた資産家の家族や看護師、家政婦ら屋敷にいた全員だ。調査が進むうちに名探偵が家族のもつれた謎を解き明かし、事件の真相に迫っていく―。ダニエル・クレイグ、クリス・エヴァンズほか豪華キャスト事件の謎を解く主人公の名探偵ブノワ・ブランを演じるのは、「007」シリーズの最新作公開も控えるダニエル・クレイグ。そして、周囲を罵倒する一家の放蕩息子役で強烈なインパクトを残すのは、『アベンジャーズ』でキャプテン・アメリカ役が記憶に新しいクリス・エヴァンス、85歳の誕生日パーティーの翌朝に謎の死を遂げた世界的ミステリー作家ハーラン・スロンビーを、オスカー俳優クリストファー・プラマーが演じる。さらに、名探偵を支えるエリオット警部補役には『ゲット・アウト』のキース・スタンフィールドが登場。そのほか、『IT/イット”それ”が見えたら終わり』のジェイデン・マーテルや、2018年に公開されたホラー映画『へレディタリー/継承』のトニ・コレット、『シェイプ・オブ・ウォーター』のマイケル・シャノンなど、豪華俳優陣が揃う。事件のヒントが隠された意味深なポスター一癖あるキャラクターの面々が揃うポスターには、事件解決となるヒントが…?!彼らの背後に映るのは、それぞれ全く異なるカラフルなインテリア。そして彼らは、杖やノートパソコン、バッグ、ワインなど、それぞれの個性を映し出すアイテムを手にしていたりする。事件の捜査を進めていくうちに見えてきたのは、ハーランの遺産を巡る家族たち秘密―。いったい真犯人はだれなのか?そして遺産はだれの手に?ロッテントマトで満足度100%&賞レースにも参加なお、ワールドプレミアとなった9月のトロント国際映画祭では、数ある作品の中で高評価を獲得し、その評価が注目された有名レビューサイト、ロッテントマトでは一時驚異の100%を記録した。さらに第77回ゴールデングローブ賞においては、受賞こそ逃したものの、作品賞(ミュージカル・コメディ部門)、主演男優賞(ダニエル・クレイグ)、主演女優賞(アナ・デ・アルマス)の主要3部門にノミネート。日本時間2月10日(月)に発表される第92回アカデミー賞においては、脚本賞にノミネートされている。【詳細】映画『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』公開日:2020年1月31日(金)監督・脚本:ライアン・ジョンソン出演:ダニエル・クレイグ、クリス・エヴァンス、アナ・デ・アルマス、ジェイミー・リー・カーティス、トニ・コレット、ドン・ジョンソン、マイケル・シャノン、キース・スタンフィールド、キャサリン・ラングフォード、ジェイデン・マーテル、クリストファー・プラマー主題歌:フランク・シナトラ「I’m Gonna Live Till I Die」配給:ロングライド
2019年10月04日『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』ライアン・ジョンソン監督がオリジナル脚本で、ミステリーの女王アガサ・クリスティーに捧げる最新作『Knives Out(ナイブズ・アウト)』(原題)の日本公開が、2020年1月に決定し、海外版予告が解禁。ダニエル・クレイグ、クリス・エヴァンス、アナ・デ・アルマス、ジェイミー・リー・カーティス、トニ・コレットら超豪華キャストが集結している。全員容疑者!世界的ミステリー作家の密室殺人事件を名探偵が紐解く「10代のころからアガサ・クリスティーの根っからのファン」だというライアン・ジョンソン監督がオリジナル脚本とこれ以上ない豪華キャストを集結させて完成させた本作。N.Y.の豪邸で世界的ミステリー作家が85歳の誕生日パーティーが開かれた翌朝、遺体で発見される。名探偵ブノワ・ブランは、匿名の人物からこの事件の調査依頼を受けることになるが、パーティーに参加していた資産家の家族や看護師、家政婦ら屋敷にいた全員が第一容疑者に。調査が進むうちに名探偵が家族のもつれた謎を解き明かし、事件の真相に迫っていく。「アガサの推理物の要素を全部詰め込もうとした。豪華キャスト勢ぞろいで、ヒッチコックのスリラーの要素も絡めながら、設定は現代のアメリカになっている」と自信をのぞかせる監督が、正統派ミステリーに独自のユーモアと現代社会への鋭い視点を盛り込み、最後の最後まで観客を翻弄する全く新しい傑作エンターテインメント・ミステリーを完成させた。ボンドvsキャプテン・アメリカ!? オールスターキャストに映画ファン大興奮!今回解禁された日本語字幕版の海外版予告編には、豪華すぎるオールスターキャストが次々に登場。『007』シリーズの最新作『NO TIME TO DIE』(原題)も控えるダニエル・クレイグが、不敵な笑みを湛えて演じる名探偵ブノワ・ブランに。『アベンジャーズ』シリーズのキャプテン・アメリカ役でお馴染み、本作ではスーパーヒーローから一転し、周囲を罵倒し強烈なインパクトを残す一家の放蕩息子を演じるクリス・エヴァンス。さらに、『ブレードランナー2049』を経て『NO TIME TO DIE』にも出演するアナ・デ・アルマス、『ハロウィン』のジェイミー・リー・カーティス、『ヘレディタリー/継承』のトニ・コレット、『ジャンゴ 繋がれざる者』のドン・ジョンソン、『シェイプ・オブ・ウォーター』のマイケル・シャノン、『ゲット・アウト』「アトランタ」のキース・スタンフィールド、「13の理由」のキャサリン・ラングフォード、『IT/イット “それ”が見えたら終わり』ビル役で知られるジェイデン・マーテル、そして『ゲティ家の身代金』のクリストファー・プラマーたちが、ひと癖もふた癖もあるキャラクターを演じている。いったい真犯人は誰なのか?そして遺産は誰の手に?フランク・シナトラの「I’m Gonna Live Till I Die」が軽快に盛り上げ、極上のミステリー誕生に期待が高まる予告編となっている。また、同時解禁された場面写真では、事件の真相と家族の秘密を暴いていくブノワ・ブランとエリオット警部補らが写し出されている。トロント国際映画祭でのワールドプレミアも大熱狂!ワールドプレミアとなった9月のトロント国際映画祭では、数ある作品の中で高評価を獲得。その評価が注目された有名レビューサイト「ロッテントマト」では一時、100%の好評価を記録した(9月10日時点)。「最初から最後までワクワクが止まらない」「間違いなく今年一番のエンタメ映画」「世界には『ナイブズ・アウト』のような映画がもっと必要だ」「ハラハラする面白さ」「アガサ・クリスティーの現代版、一級品!」と、作品の面白さを絶賛する声が続出。「キャストの才能が、すべてのシーンで輝いている」といった豪華すぎるキャストのアンサンブルに加え、注目された“キャプテン・アメリカ”と“ジェームズ・ボンド”の共演にも「エヴァンスが完璧なおべんちゃら男!」「ブノワ・ブラン(ダニエル・クレイグ)の世界なら喜んで何時間でもいたい “ボンドって誰だっけ?”」とそれぞれが演じた役柄にも大満足の評価。ツイッター上では早くもクリスを抱っこするダニエルの媒体写真が話題になるなど、すでに『007』ファン、『アベンジャーズ』ファンを巻き込み大きな盛り上がりを見せている。『Knives Out』(原題)は2020年1月、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年10月01日ライアン・ジョンソンが監督、脚本、プロデュースを兼任する『Knives Out』が、トロント映画祭で世界プレミアされた。アガサ・クリスティを思わせる密室の犯罪スリラーで、娯楽性たっぷりの作品だ。“泣かせる”、“意義がある”、というタイプの映画ではないため、オスカーとは無縁だろうが、映画祭での受けは非常に良く、ここでの観客賞はまったく不可能ではない。少なくとも、劇場公開時にはヒットが見込めそうだ。主人公は、すご腕の私立探偵ブランク(ダニエル・クレイグ)。大富豪一家の長ハーランが85歳の誕生日に自殺を図った時、彼は、匿名の人物から捜査を依頼された。ブランクは、その日に家にいた家族のメンバーと使用人をひとりひとり取り調べする。この中の誰かが嘘をついているのか、あるいは、犯人はまったく別のところにいるのか。そもそも、どこから見ても自殺なのに、ブランクに捜査を依頼したのは、誰なのか。映画は次々に糸口を見せつつ、どんどん違う方向に展開し、見る者を引き込んで離さない。今作をジョンソンのキャリアの最高作と呼んでも、恐らく間違いはないだろう。イギリスのスマートなスパイ、ジェームズ・ボンド役で知られてきたクレイグは、今作で南部訛りに挑戦し、まったく違う味を出す。彼を囲むキャストも実力派揃いだ。自殺する大富豪を演じるのは、オスカー俳優クリストファー・プラマー。彼の子供、その配偶者、孫らを、ジェイミー・リー・カーティス、マイケル・シャノン、ドン・ジョンソン、トニー・コレット、クリス・エヴァンスら。献身的にハーランの世話をしてきた看護婦をアナ・デ・アルマスが演じている。純粋な娯楽作でありながら会話の端々に、移民問題など、今のアメリカならではの事柄が含まれているのも、映画にさらなるスパイスを与える。アメリカ公開は、アメリカ人が家族で感謝祭を祝う11月27日(水)。その後には日本公開も決まっている。取材・文=猿渡由紀
2019年09月12日本日4月12日(金)より公開となった、全米No.1超ヒット作『ハロウィン』から、ブギーマンの恐怖が迫る本編映像が到着した。40年前、ハロウィンの夜に人々を震撼させた、全てが謎に満ちた神出鬼没の恐怖の化身“ブギーマン”が再び蘇る本作。今回到着した映像では、40年前の事件の唯一の生き残り、ローリー・ストロード(ジェイミー・リー・カーティス)と娘・カレンが自宅に立てこもっており、緊迫の様子が伝わってくる。また、なぜか娘の夫・レイの姿がなく、呼んでも返事はない。そこでローリーはショットガンを手に玄関に近づくと、そこにはあのブギーマンが!そして、ゆっくりと玄関に背を向けつつ、ブギーマンの侵入に備えるローリー。しかし、次に外を伺い見たその瞬間、ブギーマンが怪力でガラスをぶち破り、ローリーの顔を鷲掴みに!さらにはドアに顔面を打ち付けられる場面も…。衝撃的な場面で終了してしまう本映像。この後一体どうなってしまうのか、続きは劇場のスクリーンで確かめてみて。『ハロウィン』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:ハロウィン(2018) 2019年4月12日より全国にて公開(C)2018 UNIVERSAL STUDIOS
2019年04月12日『IT/イット それが見えたら、終わり。』に続く2週連続全米No.1の大ヒット作『ハロウィン』。この度、トイレで窮地に立たされる戦慄の本編映像をシネマカフェが独占入手した。40年前、ハロウィンの夜に人々を震撼させた“ブギーマン”が再び蘇る『ハロウィン』。今作では、1978年版でもローリー・ストロード役を務め、“絶叫ホラークイーン”として名を知らしめたジェイミー・リー・カーティスが出演、新たな恐怖が解き放たれる。今回到着した映像は、女性ジャーナリストのデイナがトイレに入っているシーン。何者かがゆっくりとした足音と共に近づいて来る…。しかも、なぜか個室のドアをひとつひとつ開けていくような音も。そして、彼女の個室の目の前で止まった次の瞬間、ガチャガチャッと扉が揺らされ、デイナも慌てて中にいることを伝え叫ぶと、個室の上からぱらぱらと何かが落とされる。なんと、それは抜かれたばかりの大量の“歯”…。恐怖を感じ、わずかな隙間から隣の個室へ逃げるも、何者かの手が忍び寄り、「助けて!!!」と叫ぶシーンで映像は終了してしまう。トイレに行く際にはきっと思い出してしまいそうな、でも続きも気になる映像となっている。『ハロウィン』は4月12日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ハロウィン(2018) 2019年4月12日より全国にて公開(C)2018 UNIVERSAL STUDIOS
2019年04月05日40年前に『ハロウィン』でスクリーンデビューを果たし、“スクリームクイーン”としての名を世界に轟かせたジェイミー・リー・カーティス。16年前の作品を最後に、ローリーを演じることはないと考えていた彼女が、4月公開の『ハロウィン』で復活を遂げたのには、ジェイク・ギレンホールが関係していたという。1978年、ジョン・カーペンター監督が生み出した『ハロウィン』は、後世に語り継がれるホラーキャラクター“ブギーマン”と恐怖を煽る象徴的な音楽で全米を震撼させ、32万5000ドルの製作費で4700万ドルの興行収入を記録、以降のホラー映画に多大な影響を与えた。そんな『ハロウィン』公開から40年、今作ではデヴィッド・ゴードン・グリーン監督によって新たな恐怖が解き放たれる。1978年版『ハロウィン』で恐怖から逃げ切り、唯一の生き残りとなったローリー・ストロードを演じ、銀幕デビュー。元祖スクリーム・クイーンと呼ばれたのがジェイミー。オリジナル作品のほかにも、3作の『ハロウィン』シリーズに出演した彼女は、約16年前の作品を最後に、キャラクターの銀幕上の活躍には終止符が打たれたと考えていたそう。だがしかし、『プリズナーズ』『ナイトクローラー』『ノクターナル・アニマルズ』などに出演する俳優ジェイク・ギレンホールからのメールをきっかけに、今回ローリーとして復活を果たすことに。実は、ジェイクの名付け親であるジェイミー。そんなきっかけとなったメールは、ジェイクが“ボストンのヒーロー”を熱演した『ボストン ストロング ~ダメな僕だから英雄になれた~』で、グリーン監督と仕事を共にしたばかりのとき。「ジェイク・ギレンホールの友人のデヴィッド・ゴードン・グリーンが『ハロウィン』について私と何か話をしたがっているよってメールしてきたの。ジェイクはこうも言ったの。彼との仕事は最高に創造的な経験だったって。デヴィッドとだとこれまで感じたことのない自由を感じるんだって言っていたわ」とジェイミーはこうふり返る。しかし、すでに何度目かあった『ハロウィン』への出演を依頼する口説き文句について慎重な姿勢のジェイミーは、誘いを用心して聞いたようで「お話しているとき、デヴィッドは情熱的で、前向きだった。彼がアイデアを私に話し始めた時、私は言ったのよ“どうかもう話さないで。脚本を送ってください。オープニング・シーンを読んだら返事しますから”」と言ったという。そして「オマージュと新しさが見て取れた。“とても面白い、気に入ったわ!”って思った」と脚本を気に入ったからこそ本作を受けたと明かす。「スムーズに事は運んだわ。過去にリンクする、完全な歴史をもった独自の映画よ。40年後の新しい物語。2つの映画は共にあって、締めくくり、完全なものになる。同じ話を、新しい世代が、かつての『ハロウィン』同様にシンプルで象徴的な方法で語るの」と力強く語っている。『ハロウィン』は4月12日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ハロウィン(2018) 2019年4月12日より全国にて公開(C)2018 UNIVERSAL STUDIOS
2019年04月02日ホラー映画『ハロウィン』が、2019年4月12日(金)に全国公開される。ブギーマンの恐怖再び1978年、ホラー映画の鬼才ジョン・カーペンター監督が生み出した映画『ハロウィン』は、後世に語り継がれるホラーキャラクター“ブギーマン”と、恐怖を煽る象徴的な音楽で全米を震撼させ、以後のホラー映画に影響を与えた伝説的な作品。その公開から約40年の月日を経て、再び『ハロウィン』がスクリーンにカムバック。デヴィッド・ゴードン・グリーン監督のもと、前作の40年後が舞台となった新たな恐怖のストーリーが描かれる。ブギーマンの正体とは…?本作は、40年前のハロウィンに起きた凄惨な殺害事件の真相を追うジャーナリストの話から始まる。殺人鬼の名前は、マイケル・マイヤーズ。長い間精神病棟で隔離されていた彼は、40年間一言も話すことなく、正体は一切不明。余りの恐怖に人々は彼を“ブギーマン”と呼んだ。前作でも人々を震撼させた“ブギーマン”だが、生い立ちや行動の動機は全てベールに包まれている。マスクに覆われた不気味な顔、大人を片手で軽々と持ち上げる怪力、何発もの銃弾を受けても立ち上がる不死身の肉体…。恐怖の化身とも呼べる存在だが、ハロウィンの前夜のとある事件をきっかけに、ブギーマンは精神病棟からの脱走を図り再び街に解き放たれてしまうーー。主人公・ローリーが宿命の対決に挑む40年前に人々を震撼させた殺人事件の唯一の生き残りであり、本作の主人公となる、ローリー・ストロ ードを演じるのは、ジェイミー・リー・カーティ。40年前にブギーマンの魔の手から逃れて以来、家族と疎遠になってもなお、来る再会に備えて孤独に“ヤツ”を待ち続け、ついに宿命の対決に臨む。前作ではただ必死に逃げ惑うだけだったローリーが、時を経て強い女性へと変化を遂げているのも本作の見どころ。情け容赦のないブギーマンに対して、銃やナイフを手に決死の覚悟で立ち向かうローリーの姿が描かれている。【詳細】映画『ハロウィン』公開日:2019年4月12日(金)監督:デヴィッド・ゴードン・グリーン脚本:ダニー・マクブライド、デヴィッド・ゴードン・グリーン製作:ジェイソン・ブラム音楽:ジョン・カーペンター、コーディ・カーペンター出演:ジェイミー・リー・カーティス、ジュディ・グリア、アンディ・マティチャック、ニック・キャッスルほか原題:Halloween/106分/R-15指定あらすじジャーナリストのデイナとアーロンは、40 年前のハロウィンに起きた凄惨な殺害事件の真相を追っていた。殺人鬼の名前はマイケル・マイヤーズ。彼は 40 年間、一言も話すことなく動機や感情は一切不明。あまりの恐怖に人々は彼を“ブギーマン”と名付けた。事件の被害者で唯一の生き残りローリー・ストロードにインタ ビューするも収穫はなかった。しかし、ローリーは再びマイケルが目の前に現れることを恐れ、いつ起きるか分からない非常事態に一人備えていたのだ。その予感は最悪 の形で現実となる。ハロウィン前夜、精神病棟から患者を輸送する車が横転し、マイケルが脱走してしまう。娘のカレンはローリーの言うことを信じず、孫娘アリソンも パーティに出かけてしまっている。ローリーは再び街に解き放たれた“ブギーマン”と対峙することを決意。恐怖に満ちたハロウィンの夜が始まる―。
2019年03月28日40年前、ハロウィンの夜に人々を震撼させた“ブギーマン”が再び蘇る『ハロウィン』の公開日が、4月12日(金)に決定。併せて戦慄の本予告&新ビジュアルがお披露目された。この度解禁となったのは、全てが謎に満ちた神出鬼没の恐怖の化身・ブギーマンがハロウィンの夜に忍び寄る、戦慄の本予告。40年前のハロウィンの夜に人々を震撼させた“ブギーマン”ことマイケル・マイヤーズの恐怖が再来する様子が…。また、40年前の事件の唯一の生き残り、ローリー・ストロード(ジェイミー・リー・カーティス)がブギーマンと対峙する様子も切り取られ、2人の運命が再び交錯することに!■注目!全てが謎の恐怖の化身・ブギーマン不気味なマスクに素顔が覆われて感情は一切不明、大人を片手で軽々と持ち上げる人知を超えた怪力、何発もの銃弾を受けても立ち上がる不死身の肉体…。その生い立ちも、殺戮の動機も全てが謎に包まれた恐怖の化身・ブギーマン。本映像では、トイレに立てこもる女性の頭上から人の歯を降らせるなど、その際立った異様さが観る者の恐怖を掻き立てている。40年の沈黙を経て、再び街に解き放たれた恐怖の化身・ブギーマンが再びハロウィンの夜を震撼させる!■注目!安全な場所なんてない― 神出鬼没!忍び寄るブギーマンの恐怖に絶叫必至全てが謎に包まれたブギーマンのもうひとつの恐怖の秘訣は、その神出鬼没さにあり!唯一の生き残りローリーが「安全な場所なんてない」と語るとおり、本映像ではリビングやトイレ、さらにはクローゼットまで、様々な場所に突如現れては人々に襲いかかるブギーマンの姿が確認できる。気配もなく忍び寄るその存在に気づいたとき、人々はただ恐怖に震え、絶叫するしかない…!!■注目!ブギーマンとローリー40年越しの宿命の激突精神病棟からマイケルを乗せた輸送車が横転し、彼が脱走したことを知ったローリーは「ヤツはずっとこの時を待っていた」とブギーマンの再来を予期していたことを明かす。さらに、「必ず私の元に来る」「私がやるしかない」と長きにわたり苦しめられてきた因縁に決着をつけるべく、ブギーマンに銃口を向けるローリー。しかし、不死身の肉体に銃弾は届かず、ついにはドアを突き破って伸びてくるブギーマンの手に捕らえられてしまう!はたして、40年越しに対峙する2人の宿命の激突の結末はいかに!?さらに、新たに解禁された新ビジュアルには巨大な包丁を手にし、家の前に不気味にたたずむブギーマンの姿とともに、「恐怖が、忍び寄る。」というコピーが添えられ、より一層の恐怖が掻き立てられる仕上がりに。じっとこちらを見つめているブギーマン。我々の住む街にもいるかもしれない…そんな錯覚すら起こす恐ろしいビジュアルが完成した。『ハロウィン』は4月12日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハロウィン(2018) 2019年4月12日より全国にて公開(C)2018 UNIVERSAL STUDIOS
2019年03月07日「こんまり」の愛称で親しまれている近藤麻理恵と言えば日本でも大ブームとなった著書「人生がときめく片づけの魔法」でお馴染みの、カリスマ片づけコンサルタントだが、アメリカではいままさに「こんまり」が旬となっている。近藤麻理恵が、米国でどのように受け止められているのか現地目線で調べてみた。「こんまり」アメリカ制覇(!?)への軌跡2010年に出版されベストセラーになった「人生がときめく片づけの魔法 (英語タイトル:The Life-Changing Magic of Tidying Up)」は、英語はもとより、韓国語・中国語・スペイン語・インドネシア語・フランス語・ドイツ語・スウェーデン語・ポルトガル語に翻訳され、30か国以上で出版されている。そして2014年、遂にアメリカ出版となった。彼女の「こんまりメソッド」と呼ばれるセルフヘルプ的な感覚につながる片づけ方法は、心理分析やカウンセリングが一般市民の生活に根付いているアメリカ主要都市を中心にジワジワと広がっていった。「自分をときめかせてくれるもの」以外は、その物にきちんと感謝した上で処分していく、というある意味では自分の人生を整頓して活性化するという哲学にもつながる「こんまりメソッド」は、やがて新しいもの好きなセレブの注意を引き始める。全米展開への火付け役は「タイム」誌2015年、こんまりのキャリアにとっての大きな転機が訪れる。米「タイム」誌が毎年恒例で行なっている「最も影響力のある100人」特集のアーティスト部門で取り上げられたのである。「最も影響力のある100人」は著名人の推薦によって決められる。こんまりを推薦したのは女優ジェイミー・リー・カーティスだ。映画『ハロウィン』シリーズを始め、人気TVシリーズ「スクリーム・クイーンズ」でお馴染みの往年のハリウッドセレブである。推薦記事でカーティスは、こんまりのことを現代のメリー・ポピンズならぬ「“マリエ・ポピンズ”」と讃え、「“Spark Joy”(=“ときめき”)を感じないものにはそれまでの思い出に感謝しつつ、その品がほかの人たちの“ときめき”となることを祈り手放す、という考え方が最高」と語る。「もし刺青を彫ってもらうとしたら“Spark Joy”と入れたいくらい、こんまりを尊敬しています」と推薦記事を締めくくっており、こんまりにとっては最強のエールとなった。極めつけ!Netflixオリジナル番組デビューで一躍“人気者”にメディアに携わる人間であれば万国共通、本場アメリカ発のNetflixオリジナル番組を持つことは夢である。こんまりは日本人にして初めてNetflixオリジナルの看板を掲げた自分の番組を持つという偉業を成し遂げた。2019年1月。いよいよ世界に向けてこんまりの番組がNetflixで配信スタートした。これにともなう彼女のメディア露出度は凄まじい。Netflixのオリジナル番組開始のPRを兼ね、ほとんどのアメリカ人が知っている人気TVトークショー「エレンの部屋」にゲスト出演。これでロサンゼルスやニューヨークなど大都会の人間でなくても「こんまり」の存在を知ることになる。配信日を皮切りに、ニューヨーク・タイムズ紙、ロサンゼルス・タイムズなどの著名新聞を始め、「ピープル」誌、「ローリング・ストーン」誌、スーパーマーケットのレジ脇設置雑誌スタンドで必ず見受けられる女性向け雑誌「In Style」誌、そして男性に向けた雑誌「GQ」誌など、数え切れないほどの雑誌で取り上げられており、これに付随して各誌のYouTubeチャンネルでも取り上げられ、彼女の知名度はウナギのぼりである。さて、向かうところ敵なしといった感じの「マリエ・ポピンズ」だが、知名度は上がれば上がったなりに、それなりの「アンチこんまり」というのも出現してくる。マリークレア誌電子版では、「コンマリ式を試してみたけどサイアク。持ってるもの全てがときめくものとは限らないけど、それでもいいのよ」という記事が載り、ワシントン・ポストのテクノロジー欄では「デジタル時代なのだから、本や写真を捨てる代わりに、クラウド・ストレージを利用するべきだ」と語るコラムニストもいる。「こんまり」の好き嫌いは映画の好き嫌いと同じなのではないかと思う。例えば筆者の大好きな『スター・ウォーズ』だが、これはもう宗教の域に入っており、『スター・ウォーズ』を嫌いな人とは付き合えないというファンもいる。だがこの広い世の中、どんなものでも大好きな人もいれば大嫌いな人もいる。「こんまり」もそうである。すごく愛されるものはえてしてすごく憎まれる対象にもなりえる。いずれにせよ「こんまりメソッド」の教訓を借りて言わせていただくのなら、「こんまり」の片づけ方がときめかなければ使わなければいいし、ときめけば役立てればいいのである。(text:Akemi K. Tosto)(text:明美・トスト/Akemi Tosto)■関連作品:【Netflixオリジナル】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflixオリジナル】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング
2019年02月18日今年のサンダンス映画祭で「現代ホラーの頂点」「ホラーの常識を覆した最高傑作」と批評家から最高の評価を受け、日本でも「怖すぎる」「もう止めてくれ」と映画ジャーナリストたちを凍りつかせているトラウマ級のホラー映画『へレディタリー/継承』。特に、死よりも恐ろしい運命に襲われ絶叫顔を披露するトニ・コレットには、ホラー映画史に燦然と輝く絶叫ヒロインたちを凌ぐほど、絶賛の声が相次いでいる。■ホラー映画史に名を連ねる伝説の絶叫クイーンたちに挑戦状!本作の主人公で、祖母から忌まわしい“何か”を受け継いだアニーを演じたのは、『シックス・センス』でアカデミー賞にノミネートされたトニ・コレット。恐ろしい悲劇に見舞われるアニーを怪演し、その演技には「今までの彼女のイメージを刷新した」(The Playlist)、「トニ・コレットは取り憑かれたようだ」(INDIE WIRE)、「トニ・コレットは絶叫クイーン」(ROTTEN TOMATOES)、「トニ・コレットのどうかしている演技はオスカーに値する」(Variety)と、批評家の大絶賛を受け、アカデミー賞レースの皮切りとなるゴッサム賞の女優賞にもノミネート(11月26日受賞者発表)。アカデミー賞主演女優賞へのノミネートも有力視されている。これまで、『サイコ』のジャネット・リー、『キャリー』のシシー・スペイセク、『シャイニング』のシェリー・デュヴァル、そして『ハロウィン』のジェイミー・リー・カーティスなど、ホラー映画の名作で素晴らしい絶叫演技を披露してきた女優たちは、いまもなお“絶叫クイーン”として映画ファンの記憶に残り、親しまれ続けている。そして「現代ホラーの頂点」と評される本作では、トニは凄まじい演技を見せ、“絶叫クイーン”たちに勝るとも劣らない“絶叫顔”を披露し、挑戦状を叩きつける!では、その歴代“絶叫クイーン”たちを見ていこう。ホラー映画のアイコン・元祖“絶叫クイーン”『サイコ』ジャネット・リーホラー映画のクラシックにしてアルフレッド・ヒッチコック監督の代表作のひとつでもある『サイコ』(60)のヒロイン、マリオン・クレイン役を務めたジャネット・リー。本作の演技でアカデミー賞主演女優賞へノミネートを果たす。彼女が絶叫を披露する、あの有名なシャワーシーンは、ヒッチコック監督のこだわりが炸裂し、ジェネットの全撮影日数の3分の1が費やされた。後に、このシーンを検証する『78/52』という映画も作られたほど。絶望へと叩き落された女子高生ヒロイン『キャリー』シシー・スペイセク2013年にはクロエ・グレース・モレッツ主演でリメイク版も公開された、学園を舞台にしたホラー映画『キャリー』(76)。内気でさえない容姿のヒロイン、キャリー・ホワイトを演じたシシー・スペイセクは本作の演技でアカデミー賞主演女優賞にノミネート。プロムパーティーでベストカップルを受賞し、幸せの絶頂にいる彼女を絶望へと叩き落すシーンで見せた絶叫はトラウマ級だ。大人気作家スティーヴン・キングの初めての映画化作品でもある。殺人鬼ブギーマンに果敢に立ち向かう!『ハロウィン』ジェイミー・リー・カーティス数々のカルト作品を世に送り出しているジョン・カーペンター監督が手掛け、スプラッターホラーの人気に火をつけたホラー映画『ハロウィン』(78)。ヒロインのローリー・ストロードを演じたジェイミー・リー・カーティスは本作で映画デビューして以降、4作品連続でホラー映画に出演。記憶に残る絶叫演技を披露し、“絶叫クイーン”の名を欲しいままに。実は元祖“絶叫クイーン”、『サイコ』のジャネット・リーの実の娘でもある。40年の時をへて登場した2018年版『ハロウィン』(原題)は2週連続全米No.1の大ヒット、日本では2019年4月に公開される。ヒステリックな絶叫を連発する気弱な妻『シャイニング』シェリー・デュヴァル名匠スタンリー・キューブリックの代表作『シャイニング』(80)は、膨大な撮影時間を費やして製作された。主人公ジャック・トランス(ジャック・ニコルソン)の妻・ウェンディを演じたシェリー・デュヴァルは恐怖に怯える迫真の絶叫顔を多数披露。1シーンの撮影が50テイクを超えることも珍しくなかった本作について、最も大変な撮影だったと後に語っている。夫のジャックがドアを斧で破壊する様に怯えて絶叫するウェンディの表情は、演技とは思えないほど迫真もの。トラウマになる!? 恐すぎ新・絶叫クイーン誕生『ヘレディタリー/継承』トニ・コレット生前は憎しみに近い感情を抱いていた母の死をきっかけに、徐々に精神のバランスを崩し、恐ろしい悲劇の渦へ巻き込まれていく娘アニー・グラハムを演じたトニ・コレット。「今年1番のパフォーマンス」と言われるほど、その絶叫顔は観客のド肝を抜く。『シックス・センス』に続いてオスカーノミネートも有力視されているトニは、「本作がこれまでで一番挑戦的な演技だった」と自ら語っており、一度見たら一生忘れられないトラウマ級の壮絶絶叫を繰り出したのも納得。恐怖と憎悪と絶望を演じ分ける、渾身の絶叫顔はぜひ大スクリーンで。ただし、トラウマとなるのは避けられないのでご注意を。『へレディタリー/継承』は11月30日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:へレディタリー/継承 2018年11月30日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2018 Hereditary Film Productions, LLC
2018年11月18日日本でも話題となった『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』に続き、2週連続全米No.1超ヒットを記録した『ハロウィン』(原題)が、2019年4月に日本公開することが決定した。■ストーリージャーナリストのデイナとアーロンは、40年前のハロウィンに起きた凄惨な殺害事件の真相を追っていた。殺人鬼の名前はマイケル・マイヤーズ。彼は40年間、一言も話すことなく動機や感情は一切不明。あまりの恐怖に人々は彼を“ブギーマン”と名付けた。事件の被害者で唯一の生き残りローリー・ストロードにインタビューするも収穫はなかった。しかし、ローリーは再びマイケルが目の前に現れることを恐れ、いつ起きるか分からない非常事態に一人備えていたのだ。その予感は最悪の形で現実となる。ハロウィン前夜、精神病棟から患者を輸送する車が横転し、マイケルが脱走してしまう。娘のカレンはローリーの言うことを信じず、孫娘アリソンもパーティに出かけてしまっている。ローリーは再び街に解き放たれた“ブギーマン”と対峙することを決意。恐怖に満ちたハロウィンの夜が始まる――。■ホラー映画の金字塔が40年の時を経て現代に甦る!1978年、ホラー映画の鬼才ジョン・カーペンター監督が生み出した『ハロウィン』。後世に語り継がれるホラーキャラクター“ブギーマン”と、恐怖を煽る象徴的な音楽で全米を震撼させ、32万5000ドルの製作費で4700万ドルの興行収入を記録。世界的に脚光を浴び、以降のホラー映画に多大な影響を与えた。そんなホラー映画の金字塔『ハロウィン』だが、公開から40年の時を経て新たな恐怖が解き放たれる――!■全米で話題!そして今年、10月19日に全米公開を迎えた本作は、週末3日間で7,7501,000ドルを記録。R指定ホラー映画としては『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』に次ぐ全米ホラー映画史上歴代2位のオープニング興行収入に。また2週目に入っても好調で、累計興行収入は126,698,400ドル、2週連続全米No.1ヒットとなり、全米で『ハロウィン』旋風が巻き起こっている。■キャスト&スタッフは…主演のローリー・ストロード役には、1978年版でも同役を務め、“絶叫ホラークイーン”として名を知らしめたジェイミー・リー・カーティスが熱演。さらに、『猿の惑星』『アントマン』シリーズのジュディ・グリア、監督で俳優のニック・キャッスル、アンディ・マティチャックが出演。また、1978年版では監督を務めたジョン・カーペンターが製作総指揮と音楽を担当、『パラノーマル・アクティビティ』シリーズ、『ゲット・アウト』のジェイソン・ブラムが製作を、監督は『ボストン ストロング~ダメな僕だから英雄になれた~』のデヴィッド・ゴードン・グリーンが務めた。さらに今回、40年ぶりに街に解き放たれたブギーマンを捉えた、殺気溢れる恐怖の場面写真も到着した。『ハロウィン』(原題)は2019年4月、全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年10月31日時空を超えた男女の“入れ替わり”を描いた大ヒットアニメ『君の名は。』は、名匠・大林宣彦監督の1982年の『転校生』を彷彿とさせると話題となった。同作は、転校してきた女子生徒(小林聡美)と幼なじみの男子生徒(尾美としのり)の心と体が、神社の階段から転げ落ちたことで入れ替わってしまう“入れ替わり”映画の元祖的な作品。こうした“入れ替わり”の物語は、いつの世も国境を超え、形を変えて登場してきたジャンルであり、観る者をその奇想天外な設定に引きませるためには、役者の演技力が何より不可欠。そこで今回は、土屋太鳳&芳根京子という二大若手女優が新境地を見せる『累-かさね-』や、「ジャニーズWEST」重岡大毅&神山智洋らの演技が絶賛されているNetflixオリジナル「宇宙(そら)を駆けるよだか」をはじめ、新旧の“入れ替わり”作品をピックアップ。そこには、相手への愛憎が強ければ強いほど、また、その関係が密であればあるほど、清濁入り交じった“人間のリアル”があぶり出されている。リンジー・ローハンが“母”と入れ替わり!『フォーチュン・クッキー』(2003年)いまでは“お騒がせ”セレブの1人となってしまったリンジー・ローハンが、双子を一人二役で演じた『ファミリー・ゲーム 双子の天使』(’98)の後、『ミーン・ガールズ』(’04)と合わせて大ブレイクするきっかけとなった母娘の“入れ替わり”映画。先日亡くなったバーバラ・ハリスとジョディ・フォスターで描かれた1976年の『フリーキー・フライデー』のリメイク。ロックが大好きな娘アンナ(リンジー)と、再婚を控える生真面目な精神科医の母テス(ジェイミー・リー・カーティス)、いつもけんかが絶えない2人は、食事に行った中華レストランでも言い争いに。そんなとき、2人が手に取ったフォーチュン・クッキー(おみくじ入りクッキー)をきっかけに心と体が入れ替わり!母の体のまま結婚することは絶対イヤなアンナの必死の抵抗や、憧れのイケメンと“中身が母”のアンナの恋なども描かれ、たっぷり笑った後にホロリとなる、観た後に元気が出る青春コメディ。入れ替わったからこそ初めて気づく、親子の本音には注目!菅田将暉×遠藤憲一、総理とダメ息子の奮闘劇「民王」(2015年)遠藤憲一が“民の王”である総理大臣、菅田将暉がその息子のナヨナヨ男子を演じてW主演。池井戸潤の人気小説を原作に、山田孝之&菅田さんの「dele」や「トリック」シリーズと同じテレビ朝日金曜ナイトドラマ枠で放送されたヒットドラマ。総理の公設第一秘書・貝原を演じた高橋一生のブレイクのきっかけとなった1作でもあり、スペシャルドラマほか、貝原が主人公の「民王スピンオフ~恋する総裁選~」も人気を博した。ある陰謀により、現職の総理・武藤泰山と大学生の息子・翔が入れ替わり、国会はもちろん日本中も大混乱!?遠藤さんの風貌で、中身は少々足りないところのあるピュアな大学生、菅田さんの外見で、中身は情に厚い50代の総理という強烈なギャップ、それぞれの表情豊かな演技や濃すぎる登場人物たちも相まって爆笑必至。“中身が息子”の総理が、「何かがおかしいよ」と日本の社会に物言いをつけていく姿も爽快だ。また、かつて仲のよかった親子は、父が政治家として台頭していくにつれ、疎遠に。愛し方がわからなくなった父子の確執と関係の再生も見どころの1つであり、2人の入れ替わり描写は“魂”らしきものが風船のように体から飛び出していく、という点も入り込みやすいものだった。このほか、“親子”の入れ替わりとしては新垣結衣×舘ひろし「パパとムスメの7日間」も話題となった。急ブレーキをかけた電車から投げ出されたことからサラリーマンの父と女子高生の娘が入れ替わり、それぞれの立場で奮闘する、五十嵐貴久のヒット小説が原作のハートフルコメディ。韓国では映画化もされている。また、東野圭吾原作の『秘密』は、事故に遭い昏睡状態となった娘(広末涼子)の体に、同じ事故で亡くなった母の魂が乗り移るというものだった。知英×竹中直人、笑うに笑えない入れ替わり!?『レオン』(2018)「民王」では総理のライバル議員である父(草刈正雄)と入れ替わってしまう娘を演じていた知英が、今作ではなんと個性派俳優・竹中直人と入れ替わることに!スマホマガジン「Hot-DogPress」で連載された清智英と大倉かおりによる人気漫画が原作。彼氏にフラれ、会社もクビになった地味なOL・小鳥遊玲音と、彼女が務めていた老舗の食品会社社長・朝比奈玲男が、ある日、同じ車の事故に巻き込まれたことから“スイッチング”。玲音は周囲から煙たがれるほどの、根っからのネガティブ思考人間。一方、玲男は誰の意見にも耳を貸さない、セクハラも日常的な超ワンマン社長。性別、社会的地位、性格も何もかもが正反対の2人が入れ替わると、さまざまな問題が次々と表出していく…。玲男の会社を乗っ取ろうとするゲス男の税理士役で山崎育三郎、“中身は玲男”の遊玲音に恋してしまうサラリーマン役で吉沢亮らも好演。池田イライザの中に吉沢亮!?「ぼくは麻理のなか」(2017年)今年、主演映画『ルームロンダリング』に『SUNNY 強い気持ち・強い愛』『億男』と話題作が相次ぐ池田エライザ、『銀魂2掟は破るためにこそある』「サバイバル・ウエディング」でも話題の吉沢さんが共演した男女の“入れ替わり”ドラマ。映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』やTVアニメ「惡の華」など映像化が続く押見修造の漫画が原作。大学も行かず、ゲームばかりの自堕落な生活を送る小森功。ある日、功が目を覚ますと、彼が密かに思いを寄せていた女子高生の芳崎麻理の姿になっていた!?ところが、功自身の体に麻理の心が入った様子はなく、彼女はどこへ行ってしまったのか…。入れ替わりものは数あれど、その対象が自分の好きな人だった場合は一体どうなるのか。押見作品らしい思春期ならでは嫉妬や劣等感なども生々しく描きつつ、“自分は何者なのか”と問う本作では、池田さん、吉沢さんのこれまでにない艶シーンも印象的。ゲームの中では別人に!『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』(2017年)自分に自信がなく、劣等感を抱えるオタク高校生が、ゲームの中ではムキムキの頼れるヒーローとなる本作。ロビン・ウィリアムズ出演の1996年公開『ジュマンジ』へのリスペクトを込めながら“体感型アトラクション・ムービー”として生まれ変わり、全米はじめ世界で予想のナナメ上ゆく大ヒットを記録。続編も製作される。学校の地下室で「ジュマンジ」と書かれた古いTVゲームを発見した高校生4人組。ゲームオタクの主人公は筋肉ムキムキで勇敢な冒険家(ドウェイン・ジョンソン)に、アメフトのスター選手はアレルギー持ちの小柄な男(ケヴィン・ハート)に、ネクラな不思議系女子はタフな最強女子(カレン・ギレン)に、インスタ命の女子高生は冴えないぽっちゃりおじさん(ジャック・ブラック)へとキャラ変!ハラハラさせるド派手な展開の中に、“自分らしくあること”という青春映画としてのメッセージも盛り込まれている。最も憎む相手の顔になる『フェイス/オフ』(1997年)ジョン・トラボルタとニコラス・ケイジというクセがスゴい実力派俳優が、同じく独特のクセを持つジョン・ウ-監督のもとで共演したアクション大作。テロリストと彼を追うFBI捜査官、この世で最も憎み合い、いがみ合う者同士が外科手術により“顔を入れ替える”、という衝撃の設定が話題となった。FBI捜査官のアーチャー(トラボルタ)は潜入捜査と復讐のため、昏睡状態の“宿敵”・トロイ(ケイジ)の顔面を移植。すると、目を覚ましたトロイはアーチャーの顔面を移植し、彼の前に現れる。どっちがどっち!?の壮絶な銃撃戦と、極悪人から正義の男へ、そしてその逆と、見事な入れ替わりぶりを見せるトラボルタとケイジの演技は必見。男女4人の熱演に惹きつけられる「宇宙(そら)を駆けるよだか」(2018)外見の美醜や劣等感をテーマにした“入れ替わり”といえば、Netflixオリジナルドラマの今作も要注目! 「別冊マーガレット」で連載された川端志季による漫画が原作。『溺れるナイフ』でも好演を見せた重岡大毅、「名奉行!遠山の金四郎」にレギュラー出演する神山智洋という「ジャニーズWEST」の2人がW主演、さらにNHKのドラマ「透明なゆりかご」が話題を呼んでいる清原果耶で幼なじみの3人を演じ、『ソロモンの偽証』から『SUNNY強い気持ち・強い愛』などに続々抜擢されている富田望生が、容姿にコンプレックスを持つキーパーソンとなる少女を演じる。水本公史郎(神山さん)から告白され、つき合うことになった小日向あゆみ(清原さん)は初デートの日、目の前でビルの屋上から飛び降りたクラスメイトの海根然子(富田さん)と体が入れ替わってしまう。そのことを誰にも信じてもらえず絶望するあゆみだったが、彼女に想いを寄せる火賀俊平(重岡さん)がいち早く入れ替わりに気づく。やがて水本も気づくが、「俺が好きなのはあゆみちゃんの顔だ。だからこのまま付き合うよ」と冷たく言い放ち、“中身があゆみ”の然子は変わらずクラスでハブにされる。世界190か国で配信されている本作の英タイトルは、文字通り「Switched」(入れ替わり)。然子と俊平は元に戻る方法を試行錯誤するが、その中には“階段から落ちる”も!そんな彼らに渦巻く羨望や嫉妬は、本当に外見の美醜だけから来るものなのか。『ライアーゲーム』シリーズや『信長協奏曲』の岡田道尚の脚本と「人は見た目が100パーフェクト」を手がけた松山博昭の演出のもと、実力ある若手たちが見せる熱演に引き込まれる。土屋太鳳×芳根京子、人生さえ奪う入れ替わり『累-かさね-』(2018)「まれ」の土屋太鳳、「べっぴんさん」の芳根京子という国民的ドラマ=連続テレビ小説でブレイクした、爽やかで清純派の“朝ドラ”ヒロインが、がっつりの初共演でセルフイメージを破壊するダーク・シンデレラストーリーに挑む。人気漫画の実写映画化は何かと物議を醸すものだが、今作では原作者・松浦だるま自身が「主演お二人と監督の原作への解釈は深く鋭い」とツイートするなど、映画に大絶賛を贈るという異例の(?)事態も話題となっている。美しい顔を持つも、舞台女優としては評価が今ひとつのニナ(土屋さん)、カリスマ女優だった母ゆずりの天才的な演技力を持つも、顔に大きな傷を持つ累(芳根さん)。“美貌”と“才能”、互いの足りない部分を埋めるように導かれ、出会った2人は、互いの目的のため、不思議な口紅の力を借りたキスで入れ替わる。だが、あるきっかけから2人の立場は逆転、“中身が累”のニナが新進舞台女優として脚光を浴びるようになり…。自分にはない才能、誰からも好かれる美貌への劣等感と自己否定、その誰かになりたいと願う欲望に満ちた渇望、そして初めて味わう優越感から湧き出る自信と快感。それに押されるように、累はニナとキスの入れ替わりを繰り返すうち、次第に狂気にとらわれていく。ロシアの劇作家チェーホフの4大戯曲のひとつ「かもめ」、オスカー・ワイルドの頂点的作品「サロメ」という名作舞台を通して、対照的な2人のアイデンティティと運命はさらに浮き彫りになる。同じ顔をしていても、ときに累であり、ときにはニナであるという、それぞれが2人1役という点も難しいはずだが、土屋さんも、芳根さんもそれぞれの役柄を全身全霊で演じており、2人の熱演には「ゾクゾクしっぱなし」「脳みそが鳥肌立ってる」「2役の演じ分けがすごい」「感性と技術を総動員して演じ切った」など、絶賛の声がSNSに続々。原作は完結したが、続編もあり得そうなラストは、鑑賞後も思考と感情を支配してやまず、今年一番の衝撃を与えてくれるのは確かだ。(text:Reiko Uehara)■関連作品:【Netflixオリジナル】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflixオリジナル】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミングジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル 2018年4月6日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開累-かさね- 2018年9月7日より全国東宝系にて公開ⓒ 2018映画「累」製作委員会 ⓒ 松浦だるま/講談社
2018年09月10日ジェイミー・フォックスが、再び実在の人物を演じることにチャレンジするようだ。ジェイミーは2004年に『Ray/レイ』でレイ・チャールズを演じ、アカデミー主演男優賞を獲得した輝かしい過去を持つ。「Digital Spy」によれば、今回ジェイミーが演じることになるのは、ボクシングの元ヘビー級チャンピオンのマイク・タイソン。タイソン自身が「ジェイミーが契約したんだ。撮影はまだ始まっていないけど、実現すると思うよ。きっと多くの人が、俺がいままでの人生でやってきたこと(を見て)イヤになるんじゃないかな」と発言したという。タイソンはジェイミーに「ボクシングを教えて」と頼まれたことも明かしている。ボクサー時代のタイソンを描く伝記映画の製作は2014年から話題に上がっていたが、主演俳優や監督の名前が具体的になるまでだいぶ時間を費やした。今年初めにジェイミーが「ScreenRant」とのインタビューで「やると思う」と語り、「マーティン・スコセッシが監督を務める」ことにも言及。「マイク・タイソンの物語は、アメリカにおける最も素晴らしいストーリーの1つだからね」と意欲も見せていた。ようやく契約を終え、撮影開始までまもなくとみられる。(Hiromi Kaku)
2017年09月20日キリアン・マーフィ、ジェイミー・ドーナンという人気英国俳優の競演で、ナチス高官ラインハルト・ハイドリヒ暗殺作戦を映画化した『ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦』。このほど、主演2人が撮影当時を振り返るインタビュー映像が、いち早くシネマカフェに到着した。都内メイン公開館の新宿武蔵野館では、公開初日と2日目で全10回において満席を記録し、日本各地に公開規模が広がっている本作。今回のインタビュー映像は、祖国チェコを救うため、自分たちの命も顧みず「ナチの野獣」に銃口を向けたヨゼフ役のキリアンとヤン役のジェイミーの奇遇なエピソードの紹介から始まっている。それぞれが、本作の脚本を読む以前に妻と鑑賞していたと語るのは、本作の監督ショーン・エリスがメガホンを取った衝撃の社会派ドラマ『メトロマニラ 世界で最も危険な街』(’13)。フィリピン・オールロケに挑んだ『メトロマニラ』は、サンダンス映画祭ワールドシネマ部門でドラマ観客賞を受賞。『ハイドリヒを撃て!』と同様、エリスは監督と撮影を兼任した。この監督の制作スタイルについて、「監督自身に撮られるのは初めてだった」とキリアン。「戦闘シーンでは一緒に戦っているみたいだった」とふり返り、映像には役者の動きに合わせてセットを駆け抜けていく監督の姿も収められている。監督は、「デジタルや艶っぽい感じではなく、生々しさと埃っぽさが必要だった」と語るように、スーパー16ミリフィルムでの撮影を行った。そのこだわりはセットにも表れており、本映像では、ラスト30分間に渡る壮絶な銃撃戦の行われた教会での撮影秘話も知ることができる。また、キリアンとジェイミーはそれぞれ撮影を真摯にふり返りながらも、「ジェイミーは生意気だから、いろいろ大変だったよ…いまの取り消し(笑)」というキリアンが言えば、「キリアンて、誰だっけ?」とジェイミーも応戦し、2人の好相性も感じさせるインタビュー映像となっている。『ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦』は新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦 2017年8月12日より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開(C) 2016 Project Anth LLC All Rights Reserved
2017年08月27日キリアン・マーフィとジェイミー・ドーナンを主演に迎え、アドルフ・ヒトラーやその側近ハインリヒ・ヒムラーに次ぐ、“ナチス第3の男”といわれる高官ラインハルト・ハイドリヒ暗殺を遂行した男たちの過酷な運命を描いた『ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦』。この度、本作の予告編が到着した。第二次世界大戦中期、ナチスがヨーロッパのほぼ全土を制圧していた頃。イギリス政府とチェコスロバキアの亡命政は、協力して極秘計画を練り、バラシュートを使って2人の軍人、ヨゼフ(キリアン・マーフィ)とヤン(ジェイミー・ドーナン)をチェコ領内に送り込んだ。彼らのミッションは、ナチスNo.3と言われたラインハルト・ハイドリヒの暗殺。チェコの統治者で、ホロコースト計画を推し進めていたハイドリヒの暴走を止めるため、1942年5月、彼らはプラハでハイドリヒを襲撃するのだが…。本作は、「観客から熱狂的に受け入れられた!」(「NEWYORKOBSERVER」)、「第二次世界大戦を描く新たな傑作!」(「Indiewire」)と高く評価された、ナチス高官ハイドリヒ暗殺の史実を基に描いた緊迫のサスペンス。フリッツ・ラング監督作『死刑執行人もまた死す』やルイス・ギルバード監督作『暁の七人』でも描かれた暗殺作戦の、壮絶な逃走劇と衝撃的な報復の全貌を新たに描き、当時から75年の時を迎える今年、ついに日本で公開。主演には、『ダークナイト』『インセプション』でその確かな演技力が評価されているキリアンと、『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』でブレイクし、2014年にアメリカの情報サイトが公表した「世界で最もハンサムな顔100人」ランキングで、ブラッド・ピットやジョージ・クルーニーを押さえ、見事1位を獲得したジェイミーといった実力・人気と共に高い2人が、ハイドリヒ暗殺を実行する兵士役で今回初共演を果たしている。公開された予告編では、時代に翻弄される青年たちの鬼気迫る表情に加え、当時のハイドリヒの姿も。レジスタンスたちがナチスからの報復を受ける激しい銃撃戦や、教会の地下に逃げ込んだものの水攻めに遭う姿など、壮絶な攻防戦が映し出される。またアクションシーンだけでなく、「危険な任務だと伝えるべきだった」と婚約者の手を握る場面や、抵抗組織のメンバーが暗殺作戦に困惑する場面など、緊迫した状況の中で苦悩する青年たちの繊細な一面も捉えられ、ハイドリヒに対峙するヨゼフや震える手で拳銃を構えるヤンの張り詰めた表情など、ドラマチックな場面も収められ、本作の見どころがグッと詰まった映像となっている。『ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦』は8月12日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦 2017年8月12日より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開(C) 2016 Project Anth LLC All Rights Reserved
2017年06月06日『ダンケルク』『フリー・ファイヤー』のキリアン・マーフィーと、『フィフティ・シェイズ・ダーカー』の公開が控えるジェイミー・ドーナンが初共演し、ナチス“第3の男”と呼ばれた高官暗殺事件を描く『ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦』が、8月12日(土)より公開されることが決定。そのポスタービジュアルが解禁となった。第二次世界大戦下、ナチスはヨーロッパのほぼ全土に占拠地域を広げていた。ヒトラーの後継者と呼ばれ、ナチス第三の実力者であるラインハルト・ハイドリヒは、ユダヤ人大量虐殺の実権を握っていた。イギリス政府とチェコスロバキア亡命政府はハイドリヒ暗殺計画を企て、ヨゼフ(キリアン・マーフィー)、ヤン(ジェイミー・ドーナン)ら7人の兵士の暗殺部隊を、パラシュートによってチェコ領内に送り込む。ヨゼフとヤンはプラハの反ナチス組織や家族と接触し、暗殺計画を進めていく。ついに無謀なミッションは実行されるが、ハイドリヒ襲撃に憤慨したナチスは、常軌を逸する残虐な報復を始める――。本作は、アドルフ・ヒトラー、その側近ハインリヒ・ヒムラーに次ぐ、“ナチスNO.3の男”といわれる高官ラインハルト・ハイドリヒ暗殺を遂行した男たちの過酷な運命を描いた緊迫の史実サスペンス。「観客から熱狂的に受け入れられた!」(「NEWYORKOBSERVER」)、「第二次世界大戦を描く新たな傑作!」(「Indie wire」)など、高い評価を受けている。1942年第二次世界大戦直下、ユダヤ人大量虐殺の実権を握り、その冷酷さから「金髪の野獣」と渾名されたナチス高官ハイドリヒが、若き兵士たちによって襲撃される。フリッツ・ラング監督作『死刑執行人もまた死す』(’43)、ルイス・ギルバード監督作『暁の七人』(’75)でも描かれたこの暗殺作戦の、壮絶な逃走劇と衝撃的な報復の全貌を新たに描き、当時から75年の時を経て、ついに日本公開。主演は、『ダークナイト』シリーズ、『インセプション』ほかクリストファー・ノーラン監督作品やケン・ローチ監督の『麦の穂をゆらす風』など、確かな演技力が評価されているキリアンと、世界中で空前の社会現象を巻き起こした『フィフティ・シェイズ』シリーズのジェイミー。日本でも人気の高い2人が、ハイドリヒ暗殺を実行する兵士役で初共演。さらに、『博士と彼女のセオリー』のハリー・ロイド、『ザ・ウォーク』のシャルロット・ルボン、チェコ人女優アンナ・ガイスレロヴァーらが名を連ねている。また、併せて解禁となったビジュアルは、ナチスのマーク、ハーケンクロイツが印象的で、ハイドリヒによって運命を狂わされていく若者それぞれの姿が捉えられている。近年、映画界ではナチスやヒトラーを題材にした作品が相次ぎ、ハイドリヒの部下であるアイヒマンにまつわる映画も反響を呼んでおり、本作も大きな注目を集めそうだ。『ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦』は8月12日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2017年04月05日『ファンタスティック・フォー』のケイト・マーラとジェイミー・ベル婚約した。2014年に『ファンタスティック・フォー』の撮影現場で知り合い、交際が始まった2人は、2015年5月にMETガラに一緒に出席し、ニューヨークやロサンゼルスなどでデートもしばしば目撃され、順調な関係を続けてきた。今月、ニューヨークでケイトが左手薬指に大きなダイヤモンドの指輪をつけていたことから、婚約のうわさが立ち、2人の代理人が事実だと認めた。2人からコメントなどは出ていないが、33歳のケイトは8日(現地時間)に自身のツイッターに婚約指輪がはっきりと映った写真をアップしている。30歳のジェイミーは、エヴァン・レイチェル・ウッドと結婚して一児をもうけたが、2014年に離婚している。(text:Yuki Tominaga)
2017年01月16日先月27日に亡くなったキャリー・フィッシャーと、翌日、娘の後を追うように亡くなった母親のデビー・レイノルズのプライベートな葬儀が木曜日(現地時間)に執り行われた。『スター・ウォーズ』のレイア姫を演じた女優として有名だったキャリーは、映画の脚本や小説を手掛けた作家でもあった。初めての自伝的小説「Postcards from the Edge」は1990年に映画化され(邦題『ハリウッドにくちづけ』)、メリル・ストリープが主演。以来、キャリーと友情を深めてきたメリルは、葬儀に一番に駆けつけた。また、今後予定されている追悼式ではキャリーの家族から弔辞を依頼されているとのことだ。「ETonline」によると、葬儀の参列者にはメリルのほか、ジェイミー・リー・カーティス、メグ・ライアン、グウィネス・パルトロウらが集まった。遺言通り火葬されたキャリー。遺灰の一部が母デビーと一緒に埋葬されたという。多くのファンに衝撃を与えたキャリー母娘の突然の訃報。ファンの1人で5人の娘を持つコディ・クリステンセンさんは「レイア姫をディズニープリンセスの一員に!」という署名活動をインターネットで始めた。コディさんはレイア姫のキャラクターが「強く、ポジティブで、僕の娘たちにとっても素敵なお手本だから」と語り、また「レイア姫がディズニープリンセスになればキャリーが忘れられることもないし、多くの人に愛される」と主張。現在5万人以上の署名が集まっており、ウォルト・ディズニー社のCEOボブ・アイガー氏に送られる。(Hiromi Kaku)
2017年01月06日ケイティ・ホームズが恋人とうわさされるジェイミー・フォックスとメキシコへ旅行、自身の38歳の誕生日を祝ったようだ。ケイティとジェイミーは16日(現地時間)、ロサンゼルスの空港からプライベートジェットでメキシコのカボ・サンルーカスに向かった。乗客は2人きり、乗務員もパイロット2人だけだったという。現地に到着すると、2人はリムジンに乗り込み、高級リゾートホテル「ラス・ベンタナス・アル・パライソ」にチェックインした。「Us Weekly」誌によると、2人はホテルの中でもほかの宿泊客と顔を合わせることのない、人目につかないスイートに滞在。食事や必要なものは専用の執事が運んだという。ケイティの誕生日は18日だが、2人は当日を待たずに1泊だけして17日にチェックアウトし、同日夜にはロサンゼルスに戻った。1年以上前から交際がうわさされているが、2人とも現在に至るまで肯定も否定もしていない。誕生日当日、ケイティは元夫のトム・クルーズとの間にもうけた10歳になる娘・スリと過ごしたようだ。(text:Yuki Tominaga)
2016年12月20日大人気海外ドラマ「glee/グリー」や「アメリカン・ホラー・ストーリー」を手がけるライアン・マーフィーのもと、エマ・ロバーツ、リア・ミシェル、アリアナ・グランデら若手スターたちが勢ぞろいしたTVシリーズ「スクリーム・クイーンズ」がついに日本上陸。その予告編がシネマカフェに到着した。本作は、大学の女子学生クラブ(ソロリティ)を舞台にしたホラー・ブラック・コメディ。シャネル・オバーリンが支配する“カッパハウス”は、新入生なら誰もが憧れる超エリートだけが入れる社交クラブ。しかし、ここで連続殺人事件が巻き起こり…!?主人公のシャネルを演じるのは、ライアン製作の「アメリカン・ホラー・ストーリー」に出演し、主演映画『NERVE/ナーヴ 世界で一番危険なゲーム』の日本公開も控えるエマ・ロバーツ。さらに「glee/グリー」でお馴染みのリア・ミシェル、『リトル・ミス・サンシャイン』から美しく成長したアビゲイル・ブレスリン、圧倒的人気を誇るシンガー、アリアナ・グランデにニック・ジョナスらが参戦。“元祖スクリーム・クイーン”として知られるベテラン、ジェイミー・リー・カーティスも出演する。全米放送時には、おしゃれなセレブファッションに身を包むキャストたちの真似をする人が続出。スタイルを真似たファンたちが思い思いにアップしたSNS投稿がトレンドにも上がるほど。シーズン2にはテイラー・スウィフトのゲスト出演も決定、そのほか男性ポップスターの出演もうわさされているという。まだ、FOXチャンネルなど、どのチャンネルでも放送されていない日本初上陸の本作を、まずはこちらから確かめてみて。「スクリーム・クイーンズ」は2017年3月3日(金)よりレンタル&セルリリース、2月3日(金)よりデジタル先行配信開始。セルDVD:10,400円+税発売元20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン(text:cinemacafe.net)
2016年12月20日大人気海外ドラマ「glee/グリー」や「アメリカン・ホラー・ストーリー」を手がけるライアン・マーフィーのもと、エマ・ロバーツ、リア・ミシェル、アリアナ・グランデら若手スターたちが勢ぞろいしたTVシリーズ「スクリーム・クイーンズ」がついに日本上陸。その予告編がシネマカフェに到着した。本作は、大学の女子学生クラブ(ソロリティ)を舞台にしたホラー・ブラック・コメディ。シャネル・オバーリンが支配する“カッパハウス”は、新入生なら誰もが憧れる超エリートだけが入れる社交クラブ。しかし、ここで連続殺人事件が巻き起こり…!?主人公のシャネルを演じるのは、ライアン製作の「アメリカン・ホラー・ストーリー」に出演し、主演映画『NERVE/ナーヴ 世界で一番危険なゲーム』の日本公開も控えるエマ・ロバーツ。さらに「glee/グリー」でお馴染みのリア・ミシェル、『リトル・ミス・サンシャイン』から美しく成長したアビゲイル・ブレスリン、圧倒的人気を誇るシンガー、アリアナ・グランデにニック・ジョナスらが参戦。“元祖スクリーム・クイーン”として知られるベテラン、ジェイミー・リー・カーティスも出演する。全米放送時には、おしゃれなセレブファッションに身を包むキャストたちの真似をする人が続出。スタイルを真似たファンたちが思い思いにアップしたSNS投稿がトレンドにも上がるほど。シーズン2にはテイラー・スウィフトのゲスト出演も決定、そのほか男性ポップスターの出演もうわさされているという。まだ、FOXチャンネルなど、どのチャンネルでも放送されていない日本初上陸の本作を、まずはこちらから確かめてみて。「スクリーム・クイーンズ」は2017年3月3日(金)よりレンタル&セルリリース、2月3日(金)よりデジタル先行配信開始。セルDVD:10,400円+税発売元20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン(text:cinemacafe.net)
2016年12月19日ジェイミー・フォックスが、コメディ映画『All-Star Weekend』で監督デビューを果たす。脚本も自ら書き下ろし、主演も兼任する。その他の情報主人公は、レッカー車の運転手マリック(フォックス)とダニー(ジェレミー・ピヴェン)。バスケットボールの熱烈なファンのふたりは、NBAオールスターのチケットを手に入れる。試合に向かう途中、ふたりはミステリアスな美女(エヴァ・ロンゴリア)に遭遇。そして、思いもかけぬ展開から、生きるか死ぬかの瀬戸際に立たされることになる。フォックスの最近作はミュージカル『ANNIE/アニー』。次回作は、来年2月北米公開予定のスリラー『Sleepless』。共演はミシェル・モナハン、ガブリエル・ユニオン。来年3月にはアクションコメディ『Baby Driver』も控える。共演はリリー・ジェームズ、ケビン・スペイシー、アンセル・エルゴート、ジョン・ハム。文:猿渡由紀
2016年10月27日『L.A.コンフィデンシャル』(1997年)の監督カーティス・ハンソンが亡くなった。71歳だった。ハリウッドヒルズの自宅で、眠っている間に亡くなったという。ハンソンは長い間、体調がすぐれない状態だったということだ。その他の情報ハンソンはネバダ州生まれのロサンゼルス育ち。70年代にインディーズ映画の監督や脚本を手がけるようになる。80年代には、『ホワイト・ドッグ』(81年)、『ネバー・クライ・ウルフ』(83年)などの脚本を書く。90年代には、監督に力を入れるようになり、『ゆりかごを揺らす手』(91年)、『激流』(94年)などを経て、『L.A.コンフィデンシャル』でオスカー脚本賞を受賞、監督部門にもノミネートされる。その後も、『ワンダー・ボーイズ』(00年)、『8Mile』(02年)、『イン・ハー・シューズ』(05年)、『ラッキー・ユー』(07年)などを監督した。私生活のパートナー、レベッカ・イールドマンとの間に、息子をひとりもうけている。文:猿渡由紀
2016年09月23日『8 Mile』『L.A.コンフィデンシャル』のカーティス・ハンソン監督が71歳で死去した。20日、意識不明の男性がいるとの通報を受けた救急隊員がハリウッドヒルズのハンソンの自宅に駆けつけ、ハンソンが亡くなっているところを発見したという。救急隊員が駆けつけたその場でハンソンの死亡が確認され、心臓発作が死因だったとTMZは報道している一方で、ロサンゼルス警察は正式な発表を行っていないものの、死因は「自然要因」によるものであったとヴァラエティにコメントしている。ハンソンはアルツハイマーを患っており、最近映画界から引退していたと伝えられていた。『8 Mile』で主役を務めたラッパーのエミネムは、ハンソンに追悼のメッセージを贈っており、その中で「カーティス・ハンソンは俺を信じてくれてデトロイトを舞台にラップバトルを繰り広げるというクレイジーなアイデアを映画にしてくれたんだ。彼が俺を『8 Mile』の俳優にしてくれたんだよ。彼を知ることができて俺は幸運だ」と感謝。1994年作『激流』に出演したケヴィン・ベーコン、映画監督であり俳優のロヴ・ロウ、女優のアビゲイル・スペンサーらも次々と追悼のメッセージを贈っている。ハンソンは1992年作『ゆりかごを揺らす手』、キャメロン・ディアスとトニ・コレット主演の2005年作『イン・ハー・シューズ』、2012年作『マーヴェリックス/波に魅せられた男たち』などと、たくさんの名作を生み出し、1998年にはブライアン・ヘルゲランドとともに『L.A.コンフィデンシャル』でアカデミー賞脚色賞を受賞している。(C)BANG Media International
2016年09月22日