すかいらーくが展開するジョナサンはこのほど、オホーツク産タラバガニと広島産牡蠣を楽しめるフェア「たらばカーニバル vs カキフェスタ」を開始した。同店では、これまでもフランス産フォアグラ、沖縄産あぐー豚、マッサマンカレーなど、希少価値の高い食材や世界の人気メニューを提供してきた。同フェアもその一環で、「オホーツク産タラバガニ」「広島産の牡蠣」の味の競演が楽しめる。今回は素材だけではなく、流通や調理法にもこだわった。秋から冬にかけて最も身入りが良い時期と言われる「オホーツク産タラバガニ」は、捕れたてを生きたまま船上でボイル加工した。うまみが凝縮した味わいと、プリプリとした食感が楽しめる。「広島産 牡蠣」は、濃厚でクリーミーな味わいが特長。捕れたての牡蠣を生のまま冷凍し、注文を受けてから加熱調理する。調理の際には打ち粉をまぶし、牡蠣のうまみを閉じ込めているため、新鮮でジューシーな味わいになるという。フェア対象メニューは、「オホーツク産たらば蟹&タスマニアビーフ ハンバーグ 和風おろしソース」(1,199円)、「オホーツク産たらば蟹のパエリア」(1,199円)、「広島産牡蠣のよくばり御膳」(1,099円)、「広島産牡蠣のよくばりコンビ(単品)」(899円)、「広島産牡蠣と九条ネギの和風スパゲッティ ~海老と小柱入り~」(999円)ほか。フェアは、12月17日まで開催。メニュー提供時間は10:30~翌6:00。東大島駅前店、亀戸店、新小岩駅前店、新小岩店、小岩フラワーロード店、船堀店、葛西駅前店、西葛西店、千葉さつきが丘店、習志野台店、市川真間店、船橋市場店、佐倉高岡店、佐倉ユーカリが丘店以外のジョナサンで開催する。※価格はすべて税別
2014年10月22日J.J.エイブラムスが製作総指揮を務めるドラマのブルーレイ&DVDが3作連続でリリースされている。奇想天外な設定と、驚きに満ちたストーリー、巧妙に張り巡らされた伏線……観客を“やみつき”にさせる名手は、連続ドラマで何を描こうとしているのだろうか? 本人に聞いた。その他の写真ドラマ『エイリアス』『LOST』を大ヒットさせたエイブラムスは現在、超自然科学的な事件を題材にしたサスペンス『FRINGE/フリンジ』、『ダークナイト』の脚本家ジョナサン・ノーランとタッグを組んだ犯罪ドラマ『パーソン・オブ・インタレスト』、そして50年前の囚人たちが現代によみがえるミステリー『ALCATRAZ/アルカトラズ』を手がけており、そのいずれもが圧倒的な成功をおさめている。彼は映画監督しても活動しているが「テレビであっても映画であっても“核”にしなければならないのは、自分を興奮させるものは何か、自分が観たいものは何かという意識だ」という。そんな彼は“時空間の超越”という設定を繰り返し描いているが、そこには彼の創作の“核”と大きな関連があるようだ。「ああいう構造は境界線を越え、信じがたい世界、目を見張るような世界へ飛び込むことができるようにするいいギミックなんだよ。核は、リアルに描かかれた共感できる人物が、信じられないような状況に放り込まれるというところにある。そういう物語には往々にして共通のテーマが潜んでいるんだ」。エイブラムスは観客を惹きつけ、驚かせ、考えさせるが、その先には必ず普遍的な人間ドラマを用意している。アメリカで放映されるテレビドラマは、人気が出なければ即刻、打ち切りになるシビアな世界だ。しかしエイブラムスは「今はテレビの黄金期だと思っている」と語る。「映画よりもテレビでのほうが面白いものが見られる。映画でもオリジナリティを打ち出したいところだけど、10年前と比べると続編や、リメイク、リブートではない映画の数が格段に減っているだろ? テレビがメディアとして劣等であるという偏見もなくなってきているので脚本家や監督や俳優たちが流れ込んできているし、独創性に富んだ、エッジの利いたものがどんどん出てきている」。もちろん、エイブラムスはドラマの世界に安住しない。映画界ではあえて“相手の流儀”で勝負するべくTVドラマ『スパイ大作戦』の設定を活かした『M:i:III』で映画監督デビューを飾り、現在は人気シリーズをリブートさせた『スター・トレック2』の編集中だ。「実は他にも企画中のテレビドラマを数本、企画段階の映画が数本ある。面白いものばっかりだよ。早くみんなに見せたいね」。ブルーレイ/DVD『ALCATRAZ/アルカトラズ』ブルーレイ/DVD『パーソン・オブ・インタレスト』ブルーレイ/DVD『FRINGE/フリンジ』発売中発売・販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ
2012年11月07日海外ドラマの世界で目にする“男たちのコンビ愛”をクローズアップ!3組目のコンビとして注目したいのは、新作ドラマ「パーソン・オブ・インタレスト」のリース&フィンチです。監視システムがキャッチした情報を頼りに、2人の男が“これから起こる事件”を未然に防ごうとする「パーソン・オブ・インタレスト」。『ダークナイト』シリーズの脚本家ジョナサン・ノーランが海外ドラマ界のヒットメイカー、J.J.エイブラムスの元にアイデアを持ち込み、企画が発進した本作は、その興味深い世界観とスリリングなストーリー展開で、たちまち人気ドラマの仲間入りを果たしました。中でも特に注目を集めているのが、犯罪を防ぐべく奔走する主人公2人のカップリング。巨大監視システムを発明した後、犯罪阻止の正義に目覚めるフィンチを「LOST」のマイケル・エマーソンが、そのフィンチにスカウトされ、事件を実際に阻止すべく様々な手段を講じる“現場要員”を『パッション』のジム・カヴィーゼルが演じています。莫大な財力を誇る大富豪のフィンチとかつてはCIAエージェントだったリースの過去が徐々に明かされていく展開も気になるところですが、キャラの全く異なる2人が力を合わせ、ナイス・コンビネーションを見せていく過程こそが物語の魅力。自らの感情を極力抑えながら冷静沈着に物事を進めようとするフィンチと、少々の(?)Sっ気とエージェントとしての自信&スキルを武器に奮闘するリースの凸凹コンビ感、さらにはどこか微笑ましい会話のやりとりにほっこりさせられることもしばしばです。そんな2人のコンビネーションについて、製作総指揮のJ.J.エイブラムスに語っていただきました。「意外な組み合わせの2人が一緒になって犯罪に立ち向かうドラマは過去にもあるけれど、リース&フィンチの場合はキャラクターが相当具体的に描き込まれていて、それぞれ謎に満ちた過去を持っているのが見どころだと思う。2人がどんな経緯を経て現在に至ったのか、時間をかけてじっくり紐解かれていくからね。それに、2人のキャラクターが対照的なのも魅力。一方のフィンチは完全に頭脳派で、人を助けるマシーンを作り出したものの、自分の持っている情報を肉体的にも精神的にも上手く使いこなせないでいる。一方で、リースは勇敢でスキルもあり、それを復讐のため、人から情報を引き出すため、人を思うように動かすことができる。フィンチはリースに、自分のスキルを活かす場を与えたということだね。2人は全く対照的でありながらも、互いを必要としている。そんな彼らが時折喧嘩しながらも、少しずつ互いを知ろうとしていくのが面白いんじゃないかな」。さらに、J.J.は脚本を手がけるジョナサンの代表作になぞらえ、「リース&フィンチはマントなしのスーパーヒーロー。ジョナサンはこのドラマにバットマン的なカラーをもたらしている」とも。「アクションにおいても、リースを演じるジム・カヴィーゼルは本当に素晴らしい。スティーブ・マックイーンやクリント・イーストウッドがかつて演じていたような、クラシックなタフガイを演じてくれているからね。そんな彼の隣には、仮に料理の本を朗読していたとしても永遠に耳を傾けていたいと思わせられるような、驚くべき語り口で物語を語るマイケル・エマーソンがいる。リース&フィンチを演じる上で、彼ら以上の俳優は思いつかないよ」。次回は、男たちの“コンビ愛”はまだまだ留まるところを知らない!?さらなる注目コンビをピックアップしていきます。(text:Hikaru Watanabe)「パーソン・オブ・インタレスト<ファースト・シーズン>」Vol.1価格:980円(税込)発売中※レンタル中「パーソン・オブ・インタレスト<ファースト・シーズン>」コンプリート・ボックス[DVD]価格:15,000円(税込)「パーソン・オブ・インタレスト<ファースト・シーズン>」コンプリート・ボックス[Blu-ray]価格:17,000円(税込)発売元/販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ公式サイト:© 2012 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.■関連作品:パーソン・オブ・インタレスト犯罪予知ユニット
2012年10月18日東京交響楽団・次期音楽監督の発表記者会見が10月10日にミューザ川崎で行われた。第3代音楽監督には英国人指揮者のジョナサン・ノットが就任する。任期は2014年9月より3年間。「東京交響楽団」の公演情報1962年生まれ、現在49歳のジョナサン・ノットは、ドイツのバンベルク交響楽団の首席指揮者を務めているほか、ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、シカゴ響、ロサンゼルス・フィル、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管など、世界の名門オーケストラから引く手あまたの指揮者。古典から現代音楽まで膨大なレパートリーをもっており、プログラミングの巧みさが魅力のひとつだ。これまでの東京交響楽団との共演は、2011年10月に行われた定期演奏会の1度のみ。ドビュッシーの「夜想曲より“シレーヌ”」、シェーンベルクのピアノ協奏曲 作品42(ピアノ:小菅優)、ラヴェルの「ダフニスとクロエ」(全曲)を指揮したが、このたった1度の共演がまさに「運命の出会い」になった。記者会見でジョナサン・ノットは「東京交響楽団との初共演は昨年でしたが、特別な絆をはっきりと感じました。もちろん、そのときオーケストラが音楽監督を探しているとは全く知りませんでした。しかし、5日間オーケストラと一緒に音楽作りをした結果、今日ここに至っている訳です」と運命の出会いを振り返る。「私は『指揮者の役割とは何か』とよく自分に問いかけます。正確なリズムを刻むこと、音程はあっているか、ボーイングは、音楽家が互いの音楽を聞くようにすること。答えはたくさんあると思います。でも最も重要なのは、『音楽家たちが、指揮者がいなければ絶対にしないようなリスクを取る』ということではないでしょうか?リスクを取らなければ得られないような冒険、私が最後にそれを感じ、行動をしたのがバンベルク交響楽団とでした。(彼らとも)一度共演しただけで一緒に音楽の旅に出ようと思いました。それから12年経ちますが、まだその旅は続いています。東京交響楽団ともこれから良い旅に出て、ともに楽しい時を過ごせればと願っています」と抱負を述べた。近年の東京交響楽団は、2004年から音楽監督を務めているユベール・スダーンのもと、古典から後期ロマン派までの作品を体系的に取り上げ、アンサンブルの質を飛躍的に向上させてきた。音楽評論家やファンから高い支持を得ており、そこにジョナサン・ノットの豊かな発想による音楽作りが加わることで、さらに鮮やかに花開きそうだ。ジョナサン・ノットの次回出演は、2013年10月13日(日)のサントリーホール公演。チケットの一般発売は2013年6月3日(月)を予定。
2012年10月15日『LOST』『FRINGE/フリンジ』のJ.J.エイブラムスが製作総指揮を務める新作ドラマ『パーソン・オブ・インタレスト』のブルーレイ&DVDが間もなくリリースされる。これまで数々のヒット作を手がけてきたエイブラムスの新作ということで注目が集まっているが、本作を創作し、脚本を手がけ、同じく製作総指揮を務めているのは、『ダークナイト ライジング』の脚本を手がけたジョナサン・ノーランだ。関連動画『パーソン・オブ・インタレスト』は、ある出来事を機に引退した元CIAのエージェントのリースと、巨大な監視システムを作り上げた謎の男フィンチが、街に起こる事件を“発生前”に察知し、事件に未然に防ぐべく奮闘するサスペンス・アクション。本作のクリエイター、ジョナサン・ノーランは、クリストファー・ノーランの実弟。彼は、これまで『メメント』『プレステージ』『ダークナイト』『ダークナイト ライジング』の4作の脚本を手がけてきたが、本作では兄ではなくエイブラムスとタッグを組んだ。その結果、本作ではジョナサンが描く重厚で現代的なモチーフと、エイブラムスの持ち味であるスピード感が見事に融合。アメリカで圧倒的な成功をおさめ、現在、セカンド・シーズンを放映している。これまでの犯罪ドラマの定石を崩し、犯人ではなく重要参考人(パーソン・オブ・インタレスト)を追う本作。そこで描かれるのは、街のいたるところに張りめぐらされた監視ネットワーク、認証システム、ビッグデータなど現代のテクノロジーの状況と、それが抱える問題だ。さらに本作に登場する予測システムは、重要参考人が“事件に何かしらの形で関与している”としか予測できず、事件の加害者なのか被害者なのかを知ることができない。つまり、主人公たちが判断を間違えば、善なる気持ちで被害者を助けようとする行動が、犯罪者を助け、悪に加担することにもなりうる。これらの問題は、過去にジョナサンが『ダークナイト』などで描いてきたモチーフで、本作では連続ドラマという形式を利用して、これらのテーマをさらに深く描いている。『パーソン・オブ・インタレスト』ファースト・シーズンDVDVol.1980円(税込)10月10日(水)発売コンプリート・ボックスブルーレイ17000円(税込)DVD15000円(税込)10月24日(水)発売『ダークナイト ライジング』ブルーレイ&DVDセット(3枚組/初回限定生産)3980円(税込)BATMAN COWLブルーレイ プレミアムBOX(2枚組/初回数量限定生産)7980円(税込)ダークナイト トリロジー ブルーレイBOX(5枚組/初回数量限定生産)7980円(税込)発売・販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ
2012年10月09日アメリカでの初回放送で『CSI:科学捜査班』を上回る1333万人の視聴者数を獲得した話題のドラマ『パーソン・オブ・インタレスト(ファースト・シーズン)』の日本版ブルーレイ&DVDのリリースを前に、製作総指揮を務めるJ.J.エイブラムスの動画インタビューが到着。本作の魅力や今後の展開について語った。J.J.エイブラムスの動画インタビュー本作は、街中のいたるところに設置されている監視カメラの映像を駆使して、まだ起きていない未来の犯罪を予測し、事件を未然に解決すべくストーリーが進む異色のドラマ。事件が起きてから行動を起こす、お決まりの犯罪ドラマとは逆向きに展開するのが特徴で、マイケル・エマーソン扮するハロルド・フィンチが、主に犯罪予測を担当する知能派で、ジム・カヴィーゼル演じるジョン・リースが、主に身体を張って行動する肉体派を担当しており、すでに米ではシーズン2の放送が開始されている。エイブラムスは、インタビューのなかで「ジョナサン・ノーランから持ちかけられた企画は、“サイエンスフィクション”(空想の科学)というより“サイエンスファクト”(現実の科学)だったんだ。追跡されるだけでなく行動が予測されるまでテクノロジーが発達している“予知科学”という考え方なんだ。そして、神話のような雰囲気が漂う善悪の世界にワクワクしたよ」と語る。また、エマーソンとカヴィーゼルの主要キャストについては、「キャスティングは本当にラッキーだったよ。カヴィーゼルには、静かに感情に訴える力があるし、エマーソンは、料理本を読ませても、永遠に聞いていたいと思わせる素晴らしい声の持ち主なんだ。この役柄を演じる上で、二人ほどの適役は考えられないね」と絶賛している。さらに、今後の展開については、「(本作は)凶悪犯罪が起きるのを未然に防ごうとするドラマだけど、掘り下げていくと、過去に傷を負った男二人が、なぜかお互いのことを必要としている役柄を描いたもので、二人は“陰陽”のような関係にある。ストーリーが進むにつれて、自分を明かし始め、お互いの新たな面が見えてきて、関係も深まるんだ。二人の関係がどうなっていくかは、これからの見所になると思う」と期待を持たせるコメントを残し、インタビューを終えた。『パーソン・オブ・インタレスト(ファースト・シーズン)』●DVD Vol.1:980円(税込)10月10日(水)発売●ブルーレイ コンプリート・ボックス:17000円(税込) 10月24日(水)発売●DVDコンプリート・ボックス:15000円(税込)10月24日発売※Vol.1~6:10月10日レンタル開始、Vol.7~11:10月24日レンタル開始発売・販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ(c) 2012 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
2012年10月05日クリストファー・ノーラン監督の最新作『ダークナイト ライジング』が28日(土)から日本公開される前に、ノーラン監督が本作が生まれた経緯や、新キャストについて語った特別動画が公開された。特別動画本作は『バットマン ビギンズ』、『ダークナイト』に続く3部作の最終章。前2作に続いてクリスチャン・ベールが主演を務め、マイケル・ケイン、ゲイリー・オールドマン、モーガン・フリーマンらが続投。さらにアン・ハサウェイ、トム・ハーディ、マリオン・コティヤール、ジョセフ・ゴードン=レヴィットらが新キャストとして参加する。前作『ダークナイト』が全世界で圧倒的な興行成績を記録し、多くの映画賞を受賞するなど批評的にも高い評価を得たノーラン監督は、すぐに次回作に着手せずに、前作を超える物語を構想することに力を注いだという。特別動画では、「すべてが固まってから製作を決めた」というノーラン監督が最終章に着手する前に、どのような点について懸念し、構想し、製作決定に至ったかについて振り返っている。そのほか特別動画には『…ライジング』に登場する新キャラクター・ベインと、ベインを演じたトム・ハーディに関するコメントや、IMAX撮影の魅力についてノーラン監督が語る模様が収録されている。『ダークナイト ライジング』7月28日(土)より丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
2012年07月25日クリストファー・ノーラン監督の最新作『ダークナイトライジング』が28日(土)から日本公開を迎える。長らくその内容がヴェールに包まれてきた本作だが、このほどノーラン監督のコメントが到着した。その他の写真本作は『バットマン ビギンズ』、『ダークナイト』に続く3部作の最終章。前2作に続いてクリスチャン・ベールが主演を務め、マイケル・ケイン、ゲイリー・オールドマン、モーガン・フリーマンらが続投。さらにアン・ハサウェイ、トム・ハーディ、マリオン・コティヤール、ジョセフ・ゴードン=レヴィットらが新キャストとして参加する。欲望が渦巻く街ゴッサムで自らの正義を貫くために、ありとあらゆる犠牲を払って孤独な戦いを続ける男ブルース・ウェイン。これまで様々なクリエイター、映画監督たちが彼を描いてきたが、ノーラン監督は「ブルース・ウェインというキャラクターの魅力は、“巨額の富”以外に彼が何も超人的なパワーを持たないという点だ。だから、生身の人間として彼にアプローチでき、彼を通して僕らが生きている世界を見ることができる」と分析する。だからこそノーラン監督は、ウェインや登場人物たちが抱える感情の起伏を、目もくらむようなアクションシーンと同じレベルで描きこんできた。「この映画で描かれる感情はとても激しく、誇張されている。日常的なストーリーには応用できないようなものなので、将来、私は恋しく思うだろうね。この映画のキャラクターたちだったからこそ、描くことができたものであり、それは大きな喜びだった」。そんなノーラン監督が描く最後のブルース・ウェインの物語が『ダークナイト ライジング』だ。前作『ダークナイト』でウェインは街を救うことと引き換えに愛する女性を失い、街の守護者としてのアイデンティティも喪失した。新作はそこから8年後の物語になる。「僕たちがこだわったのは、前作の結末がゴッサムに影響をもたらすことであり、実際にそうなっている。表面的には、ゴッサムはずっと安全な街になっているんだ」。ジョーカーの危機は去り、ウェインも姿を消し、街に平和が訪れた。しかし、ノーラン監督は新作を完成させた。“新たな脅威”を描くためではなく、ウェインが姿を消し、ゴッサムが平和になったという“結末が招いた事態”を描くためだ。「この映画は、様々な“行動の結果”を出発点にしている。この映画は影響の重大性を描いたものであり、贖罪を描いたものであり、じつに多くのことを描いている」と語るノーラン監督。最終章は、単純な新作や続編ではなく、壮大な3部作に幕を引くための物語になっているようだ。『ダークナイト ライジング』7月28日(土)より丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
2012年07月12日『LOST』や『SUPER 8/スーパーエイト』のヒットメイカーJ.J.エイブラムスと、『メメント』『ダークナイト』の脚本を手がけてきたジョナサン・ノーランがタッグを組んだ大ヒットドラマ『パーソン・オブ・インタレスト』のDVDが10月10日(水)にリリースされることが決定した。その他の写真タイトルになった“パーソン・オブ・インタレスト(PERSON of INTEREST)”とは、重要参考人や容疑者のこと。物語は、ある出来事がきっかけでホームレスとなった元CIAのエージェント、ジョン・リースと、天才プログラマーにして大富豪のハロルド・フィンチが、監視カメラの映像と高度な犯罪予知システムを駆使して“未来に起こる犯罪”を予測し、未然に防ごうと奮闘する姿を描く。ノーランがクリエイター、脚本を担当し、エイブラムスと共同で製作総指揮を務める本作は、これまでの犯罪ドラマとはひと味もふた味も異なる“未来に起こる犯罪を予測する”クライム・サスペンス。緻密に描きこまれたドラマと観客の予想を心地よく裏切る展開で人気を博してきたふたりがタッグを組んだ作品だけあり、アメリカでは放送開始前から大きな注目を集め、視聴者数が1500万人を突破した。日本では、10月10日(水)からファースト・シーズンのリリースとレンタルが順次開始されるが、アメリカでは早くもセカンド・シーズンの制作が発表されており、日本でも大きな話題を呼びそうだ。『パーソン・オブ・インタレスト』<ファースト・シーズン> Vol.110月10日(水)発売価格:980円(税込)※DVDレンタルVOL.1~610月10日(水)レンタル開始VOL.7~11 10月24日(水)レンタル開始『パーソン・オブ・インタレスト』<ファースト・シーズン> コンプリート・ボックス10月24日(水)発売価格:ブルーレイ(4枚組) 17000円(税込)DVD(11枚組) 15000円(税込)発売元・販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ
2012年06月21日『ダークナイト ライジング』の日本公開を来月に控える鬼才クリストファー・ノーラン監督が、ウォリー・フィスターの監督デビュー作で製作総指揮を務めることとなった。フィスター監督は『メメント』(’00)、『バットマン』3部作、『プレステージ』(’06)などで撮影監督を務めたノーラン組の常連スタッフで、『インセプション』(’10)ではアカデミー賞撮影賞に輝いた人物。ノーランと妻でプロデューサーのエマ・トーマスは待望の監督デビュー作となる彼のスリラー作品(タイトル未定)に製作総指揮として参加する。ノーラン夫妻が2002年のスリラー作品『インソムニア』でタッグを組んだアルコン・エンターテイメント社が本作の資金調達を担当する。同社のプロデューサー、ブロデリック・ジョンソンとアンドリュー・A・コソーヴの2人は「ノーランとエマは映画作家、コラボレーター、ストーリーテラーとして大掛かりなことから細かいことに至るまで、非常に優れた才能があり、また2人と一緒に働けるのが嬉しいです」とコメントした。リージェンシー・ボイスが共同プロデュースを務め、ジャック・パグレンが脚本を担当する同作は、ストーリー内容と出演者は未定で、クランクインは今年の年末を予定している。■関連作品:ダークナイト ライジング 2012年7月28日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLC
2012年06月15日米テレビ界最大の祭典、エミー賞授賞式が幕を閉じるのと同時に始まるのが、新作ドラマと人気ドラマの新シーズン。今回は、アメリカでの放送が始まったばかりの新作ドラマをピックアップしていきます。日本でも新作ドラマが始まる時期はテレビ界が大きな盛り上がりを見せるものですが、それはアメリカも全く同じ。各ネットワーク局が多くの新作を送り出す9月は、1年で一番盛り上がる時期と言ってもいいかもしれません。そのため、ショッピングモールなど、大勢の人が集まる人気スポットには各ドラマの宣伝用ポスターや看板が。それらを目にするだけでも、思わずワクワクさせられてしまいます。そんな中、エミー賞授賞式の前日にCBSで放送されていたのは新作ドラマの紹介番組。同局の大人気コメディ「ビッグバン★セオリーギークなボクらの恋愛法則」のキャラクターたち、シェルドンやレナード、ペニーらが進行役となり、ドラマ内でおなじみの“シェルドン&レナードの部屋”のセットでくつろぎながらCBSの新作ドラマを紹介していく…というスペシャルなプログラムがオンエアされていました。シェルドンたちの司会ぶりもさることながら、紹介されたドラマたちの中で最も気になったのは、「LOST」のベンジャミン・ライナス役で知られるマイケル・エマーソンと『パッション』や「プリズナーNo.6」のジム・カヴィーゼルが共演し、J.J.エイブラムスと『ダークナイト』の脚本家でクリストファー・ノーランの実弟でもあるジョナサン・ノーランが製作総指揮を務める「PERSON OF INTEREST」。この作品は街の監視システムを駆使して犯罪を未然に防ごうとする者たちを主人公にしたサスペンスで、コンピュータ・プログラマーの大富豪(マイケル)と元CIAのエージェント(ジム)がコンビを組んで活躍します。CBSが同番組に寄せる期待はとても大きいようで、ショッピングモールの宣伝用看板も特大サイズ。放送開始後の視聴率も好調で、新作とは言え人気のない番組はすぐに放送されなくなってしまう米ドラマ界において、すでにシーズン1最終話までの放送が決定しています。そのほか、シェルドンたちが紹介していたドラマの中で目を引いたのは、『リトル・チルドレン』や「エンジェルス・イン・アメリカ」のパトリック・ウィルソンが主演する「A Gifted Man」。こちらは自己中心的なエリート外科医(パトリック)が亡き妻の霊に導かれながら改心していく医療ドラマで、ジョナサン・デミが製作総指揮と第1話の監督を務めています。日本のTV界でも新作ドラマが始まる時期には各ドラマの主演俳優たちを集めた特別番組が制作されるもので、それを思えば、人気ドラマのキャラクターたちが新作を紹介する番組がアメリカにあるのも何ら不思議はないのですが、海外ドラマファンにとっては楽しさ倍増、スペシャル感満載のこの番組。新ドラマ開始時期のアメリカに行けば、こんな素敵な番組に出会えるかも!?です。次回は、ズーイー・デシャネル主演で話題の「New Girl」から真田広之さんの出演ニュースも舞い込んできた「Revenge」まで、街でまだまだたくさん見つけた宣伝用ポスターや看板に目を向けつつ、気になる新作ドラマに迫っていきます。(photo/text:Hikaru Watanabe)■関連作品:A Gifted Man [海外TVドラマ]© CBS Studios IncNew Girl [海外TVドラマ]© CPT Holdings、Inc. All Rights Reserved.Person of Interest [海外TVドラマ]© Warner Bros. Entertainment Inc.
2011年11月10日TVシリーズ「THE TUDORS~背徳の王冠~」や『パリより愛を込めて』などのジョナサン・リース=マイヤーズが28日、ロンドンの自宅から病院に緊急搬送された。命に別状はないが、警察は自殺未遂の疑いがあると話している。ジョナサンはロンドン中心部、メイダ・ヴェールにある自宅で大量の錠剤(種類は不明)を服用し、救急車が駆けつけた。だが、ジョナサンは30分以上にわたって救命行為を拒み続け、その結果救命士が警察に通報、その後に付近の病院に運ばれた。近隣の住民のひとりは「救急車が到着したのを見て、ものすごく心配しました。ジョナサンは感じのいい人。道ですれ違えばいつも挨拶する、とても明るい人なのに。早くよくなってもらいたいです」と「The Sun」紙に語った。ジョナサンは翌29日には自宅に戻ったが、自殺を図ったのか?という報道陣の問いには「ノーコメント」と返したきり。ジョナサンは数年前からアルコール問題を抱えており、空港や飛行機内などでトラブルを起こし、先月には南アフリカの高級リハビリ施設に5度目の入所をしたばかり。7年前から交際中の恋人と破局のうわさも流れている。ヤケを起こさず、自分を大切にしてもらいたいものだ。-(C) AFLO(text:Yuki Tominaga)■関連作品:パリより愛をこめて 2010年5月15日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開(C) 2009 EUROPACORP - M6 FILMS – GRIVE PRODUCTIONS – APIPOULAÏ PROD
2011年07月01日レオナルド・ディカプリオが主演を務め、『ダークナイト』のクリストファー・ノーランが監督を手がけた映画『インセプション』の特別映像が解禁され、ノーラン監督とディカプリオが謎に満ちた作品内容について語った。『インセプション』ワンシーンはこちら!『インセプション』は、ノーラン監督が自身で脚本も手がけたサスペンス・アクション。人の頭脳の中に忍び込み、他人の頭の中の“アイデア”を盗み出す男コブ(ディカプリオ)が、他人のアイデアを盗むのではなく、ある考えを“植えつける”という最高難度のミッションに挑む物語。本作は、撮影中から厳戒態勢がとられ、その内容はほとんど明かされることはなかったが、今回公開された特別映像では、これまで本作についてほとんどコメントすることのなかったノーラン監督が登場。全世界6か国にも及ぶ大規模ロケを選択した狙いや、ディカプリオ、渡辺謙、マリオン・コティヤールら豪華キャストについて語り、ディカプリオは本作について「人の潜在意識の中で自分に何が起きるのか。それが物語の軸になっている」とコメントしている。また、特別映像には円筒状の巨大セットを用いた撮影風景や、日本を思わせる鎧兜が飾られた空間も登場しており、7月17日(土)~19(月・祝)の先行公開、23日(金)の一般公開に向けて、さらに予想/妄想がふくらむ内容になっている。『インセプション』(br)7月23日(金)より丸の内ピカデリーほか全国ロードショー※7月17日(土)、18日(日)、19日(月・祝)先行上映(C) 2010 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.
2010年06月29日ここ数年、出身地アイルランド・ダブリンやパリの空港で泥酔しては暴れて逮捕される事件を起こしてきたジョナサン・リス=マイヤーズがまたやってしまった。今度の舞台はニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港。ロサンゼルスに向かうユナイテッド航空の朝の便への搭乗を待つ間、ファーストクラス・ラウンジで泥酔してしまったジョナサンは、航空会社スタッフから注意を受けるや、人種差別用語を口にして悪態をつき、ついには搭乗拒否をつきつけられたという。空港関係者によると、ジョナサンは午前7時という早朝にもかかわらず「浴びるように酒を飲んでいた」そうで、手に負えないほどの泥酔状態になったため搭乗を断られた。搭乗客のプライバシーに関わるという理由で明言はされなかったが、どうやらジョナサンはユナイテッド航空への搭乗は金輪際許されないということになったらしい。アルコール依存の問題を抱えていることは自覚していて、何度もリハビリ施設入りもしているが、更正したと思う頃になぜか必ず空港で泥酔騒ぎを起こしてしまうジョナサン。もしかして飛行機恐怖症とか?公開中の『パリより愛をこめて』では、ジョン・トラヴォルタ扮する破天荒なCIAエージェントにふり回されるエリート大使館員を演じているジョナサンだが、実生活での姿はどうやらトラヴォルタの演じた男に近そうだ。(text:Yuki Tominaga)■関連作品:パリより愛をこめて 2010年5月15日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2009 EUROPACORP - M6 FILMS – GRIVE PRODUCTIONS – APIPOULAÏ PROD■関連記事:杉本彩玉置&青田は「結婚する必要はないんじゃない?」異色コンビがパリで巨大犯罪組織を追う『パリより愛をこめて』試写会に10組20名ご招待シャンゼリゼにレッドカーペット!J・トラヴォルタが最新作パリ・プレミアに登場!
2010年05月18日あなたは、この映像に耐えられるか!?ジュリアン・ムーア×ジョナサン・リス=マイヤーズ共演で贈る震撼スーパーナチュラル・スリラー『シェルター』の本編映像から、衝撃の映像が到着した。その内容とは…。近作では、全米で大ヒットした『パラノーマル・アクティビティ』や『THE 4TH KINDフォース・カインド』など、“スーパーナチュラル(=超常現象)”を題材とするスリラー映画がハリウッドの密かなブームとなっているが、本作が扱っているのは、“解離性同一性障害、すなわち広義の意味での“多重人格”。物語は、ジュリアン扮する精神分析医・カーラが、ジョナサン演じる解離性同一性障害を患っていると疑われる青年・デヴィッドの診察を始めるところから始まる。やがてデヴィッドの内面を探っていくと、彼の中から第二、第三の人格が出現、カーラはその人物たちと過去の事件の繋がりを突き止めるのだが…。今回到着した映像は、カーラが発見した過去の新聞記事をきっかけに突如、デヴィッドの第三の人格“ウェス”が出現する重要シーン。互いの心の内を探っていく2人の醸し出すムードだけでも緊迫感が伝わるが、問題の“人格交代”の瞬間は、衝撃の一言。果たして、デヴィッドの中に潜む“人格”は、どこからきているものなのか?そのヒントがこの映像に隠されているが、これを見るか、見ないかはあなた次第…。『シェルター』は3月27日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:シェルター 2010年3月27日より新宿バルト9ほか全国にて公開© COPYRIGHT 2009 SHELTER DISTRIBUTION, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.■関連記事:全人類震撼のスリラー!『シェルター』試写会に10組20名様ご招待
2010年03月19日