スティーブン・スピルバーグ監督自身キャリア初のミュージカル作品『ウエスト・サイド・ストーリー』より、名曲「Tonight」(トゥナイト)から幕を開ける本予告映像が公開された。今回の映像は、マリアが名曲「Tonight」を歌唱するシーンからスタート。楽曲は、“異なる立場を超えて、私たちは手を取り合うことができるのか?”というメッセージが込められており、禁断のラブストーリーの始まりを予感させる。一方で映像は、トニーとマリアがダンスホールで運命的な出会いを果たす。しかし、対立グループ同士の恋は許されず、マリアは兄から「奴には会うな」と釘をさされ、トニーは仲間からシャークスとの戦争への協力を頼まれてしまう。恋に落ちる2人を引き裂くように、激しく対立する様子や決闘シーンが映し出されると共に、華やかでエネルギッシュなダンスシーンも確認することができる。『ウエスト・サイド・ストーリー』予告映像また映像と併せて、トニーとマリアが手を取り合う影が印象的なUS版ポスタービジュアルも到着した。『ウエスト・サイド・ストーリー』は12月10日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ウエスト・サイド・ストーリー 2021年12月10日より全国にて公開© 2021 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2021年09月17日巨匠スティーヴン・スピルバーグ監督による初のミュージカル映画『ウエスト・サイド・ストーリー』の日本公開日が12月10日(金)に決定。合わせて、「きっとどこかに…私たちの居場所がある」と歌い出される名曲「Somewhere」にのせた予告編がWEBで公開された。1957年にブロードウェイ・ミュージカルとして誕生した「ウエスト・サイド物語」は、翌年にトニー賞2部門に輝き、1961年には映画化され作品賞含むアカデミー賞(R)10部門を受賞。シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」をベースにした物語にこめられた“異なる立場を越えて、私たちは手を取り合えるのか?”という問いかけは、不朽の名曲とセンセーショナルなダンスとともに世界中を空前の感動で包み込んだ。そんな伝説の作品を自身の手で映画化する事を長年夢見ていたというスティーブン・スピルバーグ監督。これまで『シンドラーのリスト』、『プライベート・ライアン』で二度のアカデミー監督賞を受賞、一方で人気シリーズ『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『ジュラシック・パーク』『インディ・ジョーンズ』など多岐に渡るジャンルの名作を贈りだしてきたスピルバーグ監督にとって初のミュージカル映画となる。物語の舞台は1950年代のニューヨーク。マンハッタンのウエスト・サイドには、夢や成功、そして自由を求める多くの移民たちがいた。しかし、差別や偏見による社会への不満を抱えた若者たちは、やがて仲間と集団を作り激しく敵対し合っていく。ある日、ジェッツと呼ばれるチームの元リーダーのトニーが出会ったのは対立するシャークスのリーダーの妹マリア。一瞬で惹かれあったふたりの禁断の恋が、多くの人々の運命を変えていくこととなる。今回公開された映像は、物語の舞台であるニューヨークの街並みから始まる。敵対するチーム、ジェッツとシャークスの一触即発の対面シーンはもちろん、ジェット団の元リーダー・トニーとシャーク団のリーダーの妹・マリアがダンスホールで出会うシーンなど、物語を代表する場面も健在。予告編の中で流れる名曲「Somewhere」は、そんな異なる立場の者同士が手を取り合うことができるのか?という本作のテーマが反映されていて、対立するグループの中で惹かれ合う二人の主人公にもきっと安らげる居場所があるはずという想いが込められている。その他ミュージカルらしい華やかで躍動感のあるダンスシーンにも注目だ。主人公トニー役を務めるのは『ベイビー・ドライバー』で注目を浴びたアンセル・エルゴート。また、トニーと恋に落ちるマリア役には、3万人のオーディションから新人レイチェル・ゼグラーが大抜擢された。さらに、1961年の映画版でシャークスのリーダーの恋人・アニータを演じてアカデミー助演女優賞を受賞したレジェンド女優リタ・モレノもトニーの良き理解者として出演。新たなキャストを迎え、映画史に残る伝説の作品がスクリーンに蘇る。誰もが知るナンバー「Cool」、「America」に乗せ描かれる、躍動感あふれるダンスシーンに心が躍り、夢を追いかける“今”を生きた若者たちの禁断のラブストーリーが、胸に熱く響く『ウエスト・サイド・ストーリー』。巨匠スピルバーグから再び投げかけられるメッセージを、世界は今どう受け止めるのか。ぜひ劇場で思いを巡らせてほしい。『ウエスト・サイド・ストーリー』予告編『ウエスト・サイド・ストーリー』12月10日(金)より公開
2021年08月10日スティーブン・スピルバーグの制作会社アンブリン・パートナーズがNetflixと製作パートナーシップ契約を締結した。アンブリンはすでにユニバーサル・ピクチャーズと契約しているが、それと並行して新たに結ばれたもの。ユニバーサルとNetflixの間でどちらが優先というのはないが、コンテンツを多数望んでいるNetflixに対しては年に複数の映画を提供することになりそうだという。スピルバーグは3年前、配信の作品はテレビであり映画ではないと、配信の作品がオスカーの候補になるのを批判したことがあった。コロナでL.A.やニューヨークでは1年も映画館が閉鎖し、人々がより配信に慣れた今、ハリウッドで最も影響力を持つ彼も考えを変えたようだ。最初のプロジェクトがどのような作品になるのかはまだ明らかにされていない。文=猿渡由紀
2021年06月22日スティーヴン・スピルバーグ監督の製作会社「アンブリン・パートナーズ」がNetflixと提携し、複数の映画製作を行うことが明らかになった。Netflixのツイッターが「伝説的なフィルムメーカーの会社が、Netflixに各年複数の新作映画を製作することになりました。とてもワクワクしています」と発表した。Netflixの共同CEOテッド・サランドスは「スティーヴンは、クリエイティヴで明確なビジョンを持ったリーダーです。世界中の多くの人にとってそうであるよう、私も彼が作り出した思い出深いキャラクターや物語を見て育ちました。刺激的で気付きを与えてくれる、不朽の作品です。『アンブリン』のチームと一緒に働くのが待ちきれません。スティーヴンの映画の歴史において、この章では私たちがその一部になれる。光栄で心が躍ります」とコメント。スピルバーグ監督といえば2019年、Netflix作品はオスカーではなく、エミー賞で選考されるべきだと発言して話題となった。同年のオスカーで、アルフォンソ・キュアロンが監督したNetflix映画『ROMA/ローマ』が監督賞、外国語映画賞、撮影賞を受賞したことがきっかけだった。スピルバーグ監督は、映画芸術科学アカデミーの役員会で、「Netflix作品には出品資格がない」というルールを設けるよう提案もしていた。そのため、一部のファンは「Netflixのことが嫌いなんだと思っていた」「お金の力ってすごい…」と辛らつなコメントを寄せている。(Hiromi Kaku)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2021年06月22日スティーヴン・スピルバーグ製作総指揮で、トニー賞受賞舞台を映画化した『OSLO/オスロ』が6月28日(月)よりU-NEXTにて見放題で独占配信。ルース・ウィルソンやアンドリュー・スコットらキャストたちをとらえたティザー予告も日本初公開された。本作は、1組の夫婦が実現させた歴史的な和平交渉の裏側を描くHBO映画。トニー賞演劇作品賞受賞をはじめ数々の演劇賞を総なめにし、日本でも坂本昌行、安蘭けいによって今年初上演された同名舞台を、スピルバーグ製作総指揮で映画化。いまから約30年前の1993年、イスラエルとパレスチナ解放機構(PLO)の両代表が初めて和平交渉に合意した「オスロ合意」。この歴史的な和平交渉を叶えたのは、1組のノルウェー人夫婦だった。いかにして、お互い会うことすら禁じられ、激しく敵対する両者の対話が実現したのか?なぜ夫婦は危険を顧みず、献身的に寄り添ったのか?イスラエル人、パレスチナ人、そしてノルウェー人による、スリリングな秘密裏の会合、思いもよらない友情、そして静かな勇気が描かれていく。外交官の妻と社会学者の夫のノルウェー人夫婦を演じるのは、「ダーク・マテリアルズ/黄金の羅針盤」「ミセス・ウィルソン」のルース・ウィルソン、「Fleabag フリーバッグ」「SHERLOCK/シャーロック」などエミー賞ノミネートのアンドリュー・スコット。製作総指揮には、スピルバーグ、マーク・プラット(『ラ・ラ・ランド』『シカゴ7裁判』『クルエラ』)が名を連ね、脚本に原作舞台を手掛けたJ・T・ロジャース、監督にエミー賞受賞舞台監督バートレット・シャー、撮影は『シンドラーのリスト』『プライベート・ライアン』などでスピルバーグとタッグを組み、アカデミー賞に2度輝いた名匠ヤヌス・カミンスキーと豪華スタッフが集結。「圧倒的な力作」(ワシントン・ポスト)、「今、観られるべき作品」(TVガイド)、「夢中になった」(ハリウッド・レポーター)と海外メディアから絶賛評が送られ、映画批評サイト「ロッテン・トマト」でも81%の高評価をマーク。U-NEXTでは、5月29日に全米HBO・HBO Maxの放送・配信されたばかりの本作が、わずか1か月後に日本上陸となった。『OSLO/オスロ』は6月28日(月)0時~U-NEXTにて見放題独占配信。(text:cinemacafe.net)■関連作品:OSLO / オスロ 2021年6月28日よりU-NEXTにて配信© 2021 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.
2021年06月16日スティーヴン・スピルバーグ監督が、1957年に初演されたブロードウェイ・ミュージカルを改めて映画化した『ウエスト・サイド・ストーリー』から、初映像となる予告編が解禁された。これまでも多くの名作を送りだしてきたスピルバーグ監督がミュージカル映画を手掛けるのは、今回が初めて。同ミュージカルは1961年にも『ウエスト・サイド物語』として映画化され、アカデミー賞10部門を獲得している。出演は『ベイビー・ドライバー』のアンセル・エルゴートと、『シャザム!』続編にも出演が決まっている新星レイチェル・ゼグラーほか、アリアナ・デボーズ、マディー・ジーグラー、コーリー・ストール、ブライアン・ダーシー・ジェームズら。1961年の映画に出演したリタ・モレノも出演しており、第93回アカデミー賞授賞式では作品賞のプレゼンターとしても登場した。振付はトニー賞の受賞歴があるジャスティン・ペック、脚本はトニー賞、ピューリッツァー賞戯曲部門の受賞歴があり、『リンカーン』でもスピルバーグ監督と組んだトニー・クシュナーで、1961年版よりもオリジナルのブロードウェイ版に近いものになるといわれている。『ウエスト・サイド・ストーリー』は12月10日(金)より全国にて公開。(text:Reiko Uehara)■関連作品:ウエスト・サイド・ストーリー(原題) 2021年12月10日より全国にて公開
2021年04月26日スティーブン・スピルバーグが、パーソナルな映画を作ろうとしているようだ。アリゾナで育った子供時代の思い出にもとづくもので、ミシェル・ウィリアムズが出演を交渉しているという。ウィリアムズの役は、スピルバーグの母にインスピレーションを得ているが、その通りではなく、独立したキャラクターということだ。スピルバーグは脚本も共同執筆する。タイトルは未定。来年の公開を目指し、この夏に撮影をスタートする予定。スピルバーグの次回公開作は、ミュージカル映画「West Side Story」。映画は完成しているが、コロナで公開が延期になっている。ウィリアムズの最新作は、現在日本公開中の「秘密への招待状」。文=猿渡由紀
2021年03月10日今年2月、スティーヴン・スピルバーグ監督が、製作進行中の『インディ・ジョーンズ』5作目から降板した。スピルバーグは、『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』から『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』まで『インディ・ジョーンズ』シリーズ4作のメガホンを取っており、監督を務めないのは今作が初めて。前作から引き続き脚本を担当する予定だったデヴィッド・コープが、その経緯を「Den of Geek」とのインタビューで明かした。「スピルバーグと一緒に、同作について何パターンかの構想を出しました。いいところもあれば、うまくいかないところもあった。すべての要素――スピルバーグ、主演のハリソン・フォード、ディズニー、脚本をひとまとめにするというのはすごく大変なことで、結局みんなが一つになることはありませんでした」と語り、スピルバーグとコープが離脱することになったと説明した。スピルバーグはプロデューサーとしては作品に携わる。新しい監督にはすでに報じられているように、『LOGAN/ローガン』のジェームズ・マンゴールドに決定。「ジェームズが新しくやってきて、スティーヴンが降板したときが、自分も企画から離れる合理的なタイミングだったかなと思います。だって、新しい監督にとって前の監督の脚本家なんて、最もほしくない存在でしょうから」とやや皮肉交じりに語るが、2人の離脱は友好的であり、コープは新たな方向に進んでいく『インディ・ジョーンズ5』を楽しみにしているとも。2016年から企画が進行している同作は、何度も公開予定日が変更されており、現在のところは2022年7月29日に全米公開予定。(Hiromi Kaku)
2020年09月29日スティーヴン・スピルバーグ&ケイト・キャプショーの末娘デストリー・アリーン(23)が、インスタグラムで婚約したことを発表した。「親友と共に人生を歩めることに、すごくワクワクする! 最高の日! 大好き!」と絵文字で飾ったキャプションと婚約者のゲンク・レグランドのツーショットを掲載。ゲンクの首に手を回し、頬にキスしているデストリーの左手薬指にはダイヤモンドの指輪が光っている。2枚目の写真には2人が繋いでいる手が写っており、指輪もよりクローズアップされている。コメント欄にはエル・ファニングが「あああ!! おめでとう、美しいカップル」と祝福メッセージを寄せ、ジュリアン・ムーア、ケイトリン・デヴァーらも祝いの言葉を贈った。交際開始時期は不明だが、2人のインスタグラムには、2017年10月頃からツーショットが掲載されるようになっている。両親同様、数年前から映画業界で女優、監督、プロデューサーとして活動しているデストリー。お相手のゲンクはスイス出身の俳優で、キャリアを求めてロサンゼルスに移住。リー・ストラスバーグ・シアターで2年間の演技コースを修了したという。(Hiromi Kaku)
2020年07月06日スティーヴン・スピルバーグ&ケイト・キャプショー夫妻の養子でポルノ女優のミカエラ・スピルバーグ(23)が、ドメスティック・バイオレンスの容疑で逮捕された。「Fox News」などが伝えた。ミカエラが逮捕されたのは、土曜日の朝6時半頃(現地時間)。事件が起きたテネシー州ナッシュビルの警察によると、ミカエラと婚約者のチャック・パンコウがバーから帰ってきた後、口論に。チャックに「ひどいこと」を言われて怒ったミカエラが、手当たり次第に物を投げつけ、チャックが手と手首を負傷したとのこと。しかし、チャックは「Fox News」に対し、ミカエラが逮捕されたことは「本当」と認めるも、事件については「誤解だ」と言い、「だれもケガしていない」とケガについて否定している。ミカエラはすでに保釈金1000ドル(約11万円)を支払い、12時間後には釈放されるという。また、3月8日に法廷審問が行われる。逮捕される約10日前に、アダルト業界で活躍したいと大々的に宣言し、注目されたミカエラ。両親は友人に「応援はしているが、心配している」と語っていたというが、仕事以外にも別の心配事を増やしてしまったようだ。(Hiromi Kaku)
2020年03月02日スティーブン・スピルバーグが『インディ・ジョーンズ』5作目の監督の座を降りるつもりのようだ。Variety.comが伝えるところによると、彼がバトンタッチを希望しているのは、『LOGAN/ローガン』『フォードVSフェラーリ』のジェームズ・マンゴールド。シリーズに新たな視点を加えることが目的のようで、スピルバーグはプロデューサーとして深く関わり続けるつもりだという。このシリーズを彼が直々に監督しないのは、初めてのこと。今回も主演するハリソン・フォードは、『野生の呼び声』のためのインタビュー中、『インディ5』は「夏にも撮影開始」と話していた。何度も延期が続いた今作だが、現在は、来年7月9日の北米公開が予定されている。文=猿渡由紀
2020年02月27日グレタ・ガーウィグ監督が、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』を撮るにあたり、スティーヴン・スピルバーグ監督のアドバイスを受けていたことを「The Hollywood Reporter」に明かした。数年前にスピルバーグ監督に会ったというガーウィグ監督。偶然にも『若草物語』は、スピルバーグが監督した『リンカーン』(2012年)と舞台が同じ南北戦争の時代であったことから、貴重なアドバイスを得られたという。スピルバーグ監督は「フィルムで撮るべきだ。匂いが違うんだから。1861年の物語を撮るのに、デジタルじゃダメだよ。そんなことはさせられない」とガーウィグ監督を説得し、なんと、『ジュラシック・パーク』(1993)で使用したフィルムカメラを見せてフィルムの匂いをかがせたのだとか。さらに、スピルバーグ監督は、ガーウィグ監督が執筆した『若草物語』の脚本についても助言。ガーウィグ監督は「そこに座って、だれかにストーリーを伝える練習だ」と言われ、どんな物語なのか、詳しく説明させられたという。参考になりそうな映画として、デヴィッド・リーン監督の『逢引き』を紹介してもらったとも。『若草物語』をフィルムカメラで撮る決意をしたガーウィグ監督は、製作・配給のソニー・ピクチャーズの映画部門の会長トム・ロスマンに「なんでフィルムで撮るの?」と尋ねられた。「スピルバーグ監督にフィルムカメラの匂いをかがされたから!」と答えたそうだ。(Hiromi Kaku)■関連作品:ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語 2020年3月より全国にて公開
2019年12月24日俳優・古谷一行(75)の孫・降谷凪(ふるや なぎ・10)が、20年1月公開の映画『ラストレター』で俳優デビューする。岩井俊二(56)を監督とする同作は、松たか子(42)が主演。さらに福山雅治(50)や広瀬すず(21)、神木隆之介(26)などが出演する。降谷は松が演じる岸辺野裕里の息子・瑛斗を演じる。同役の抜てきにあたって、岩井監督のイメージに合う役者が見つからなかったという。何度かオーディションを行い、約200名の中から降谷が選出された。降谷は出演にあたり、こうコメントを寄せている。《映画の撮影現場に行くのは初めてだったから緊張したけど、スタッフの皆さんに優しくしてもらったので楽しかったです》とし、《休み時間には、岩井監督にオモチャでいたずらをしたりしました。触ったら変形するオモチャで、監督に渡したら「わー!」ととても大きな声で驚いていました。『ラストレター』で経験したことや気持ちを大切に、面白い表現が出来る役者になりたいです》そんな降谷は人気バンド・Dragon Ashのヴォーカル降谷建志(40)と女優のMEGUMI(38)を両親に持ち、さらに祖父は『金田一耕助シリーズ』(TBS系)で金田一耕助を好演した古谷だ。「テレビ番組でも凪さんを古谷一行さん似だと語っていたMEGUMIさんは、初めから凪さんを俳優として育てようとしていなかったようです。子供には進路の選択肢を多く持てるようにしてあげたいと語っていました。凪さんは様々なことを体験した上で、俳優にチャレンジしたようです」(芸能関係者)“サラブレッド”とも言える降谷に、ネットでは期待の声が上がっている。《古谷一行の孫がデビューということはリアル金田一少年ってことですね!!すっげぇ!!!》《降谷建志とMEGUMIの長男・降谷凪くんが俳優デビューするらしいけど、祖父の古谷一行が金田一耕助なんだから金田一少年の事件簿の続編があるなら絶対に金田一役やってほしい》《MEGUMIさんの長男が漂うイケメン感…子供ながらにイケメンって凄!!》
2019年12月09日スティーヴン・スピルバーグ監督が、リメイク版『ウエスト・サイド物語』の撮影が終了したことを明らかにした。スピルバーグ監督の製作会社「アンブリン・エンターテインメント」のツイッターアカウントが、「『ウエスト・サイド物語』の撮影が終わりました。その記念に、スティーヴンがみなさんと思いや画像を共有したいと思います」と発表した。ツイッターに掲載されたスピルバーグ監督の長文レターによると、撮影は9月28日午前12時10分にニューヨークのスタジオにて終了。「世界的に有名なミュージカルの物語&音楽との、楽しく、とても感動的で、終わりない驚きの出会いに満ちた、先例のない長い旅でした」と撮影をふり返り、キャストやスタッフをねぎらった。記念写真は3枚投稿された。1枚目は監督とアンセル・エルゴート、レイチェル・ゼグラー、アリアナ・デボーズ、デヴィッド・アルヴァレスの4人のメインキャストと撮ったもの、2枚目はキャスト&スタッフとの集合写真、3枚目は監督とオリジナル版でアニタ役を演じ、今作では女版ドク役で出演しているリタ・モレノのツーショット。リタが再び出演することに喜ぶファンは多く、「リタに神の祝福を。2度も『ウエスト・サイド物語』の映画を明るく照らしてくれるなんて」、「リタが出るっていうだけで、もうすでにお気に入りの作品だ」などのコメントが寄せられている。(Hiromi Kaku)■関連作品:ウエスト・サイド物語 1961年12月より公開© 1961 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved.
2019年10月03日スティーヴン・スピルバーグ監督・製作、映画『ウエスト・サイド・ストーリー』が、アンセル・エルゴート主演で公開。第94回アカデミー賞では、アリアナ・デボーズが助演女優賞を獲得。第79回ゴールデングローブ賞ではコメディ・ミュージカル部門作品賞、主演女優賞、助演女優賞を受賞した。『ウエスト・サイド・ストーリー』とは「ウエスト・サイド物語」は、1957年に誕生したオリジナル・ブロードウェイ・ミュージカル。1957年のニューヨークを舞台に、ジェットとシャークの敵対する2つの少年非行グループの闘争の中、若い男女が許されざる恋に落ちる様を描いた作品だ。1961年には「ウエスト・サイド物語」として映画化され、第34回アカデミー賞で作品賞を含む10部門を受賞した。そして、今日までミュージカル映画の名作として、時を越えた人気作品として語り継がれている。そんな名作が、スティーヴン・スピルバーグ監督・製作で再びスクリーンに蘇る。第94回アカデミー賞主要7部門にノミネートスティーヴン・スピルバーグ監督・製作による映画『ウエスト・サイド・ストーリー』は、第94回アカデミー賞にて作品賞、監督賞、助演女優賞、撮影賞、美術賞、衣装デザイン賞、録音賞の主要7部門にノミネート。アリアナ・デボーズが、見事、助演女優賞に輝いた。そのほか、映画界の名立たる賞レースにも参戦しており、第79回度ゴールデングローブ賞では主要4部門にノミネート。ミュージカル・コメディ部門の作品賞、主演女優賞、助演女優賞(アリアナ・デボーズ)の3部門で受賞を果たした。主演に『ベイビー・ドライバー』のアンセル・エルゴート主人公・トニー役(アンセル・エルゴート)ヨーロッパ系移民の若者たちによるチーム〈ジェッツ〉の元リーダー。現リーダーのリフに誘われたダンスパーティーで、マリアに一目ぼれをしてしまう。現在はバレンティーナの店で働いている。主演を務めるのは、『ベイビー・ドライバー』で一躍注目を浴びた若手実力派俳優アンセル・エルゴート。マリア役に新星レイチェル・ゼグラーマリア役(レイチェル・ゼグラー)プエルトリコ系移民〈シャークス〉のリーダー・ベルナルドの妹。ダンスパーティーでトニーと出会い惹かれ合っていく。一度決めたら揺らがない、芯の強い性格の持ち主。マリア役のレイチェル・ゼグラーは、『ウエスト・サイド・ストーリー』で第79回ゴールデン・グローブ賞のコメディ・ミュージカル部門 主演女優賞を受賞。SNSで人気アーティストのカバー曲などを披露し、そのパワフルな歌声で注目を集め、公開オーディションで30,000人の中から大抜擢された新人が、見事受賞を果たした。ディズニーの実写版『白雪姫』のヒロインに起用されたことも話題。リフ役(マイク・ファイスト)〈ジェッツ〉の現リーダー。〈シャークス〉を敵視し、ベルナルドに決闘を挑む。ベルナルド役(デヴィッド・アルヴァレス)〈シャークス〉のリーダー。移民の中でもとりわけ差別を受けていると感じており、マリアの恋には猛反対している。『ビリー・エリオット』ビリー役でトニー賞受賞したデヴィッド・アルヴァレスが担当。アニータ役(アリアナ・デボーズ) - 第94回アカデミー賞、第79回ゴールデン・グローブ賞 助演女優賞ベルナルドの彼女。マリアの恋に当初は反対するが、徐々に彼女の真っすぐな想いに共感していく。演じるのは、ブロードウェイミュージカルでトニー賞助演女優賞にノミネートされたリアナ・デボーズ。『ウエスト・サイド・ストーリー』では、第94回アカデミー賞、第79回ゴールデン・グローブ賞 助演女優賞を獲得した。バレンティーナ役(リタ・モレノ)トニーが働く店の店主。お店は〈ジェッツ〉のたまり場になっているため、日頃から彼らに適切なアドバイスを贈る。前作でアニタ役を演じ、アカデミー賞助演女優賞を受賞したリタ・モレノが担当。彼女は製作総指揮も務めている。珠玉のミュージカル・ナンバーに注目『ウエスト・サイド・ストーリー』を象徴する名曲にも注目。レナード・バーンスタインとスティーブン・ソンドハイムが生み出した「クール(Cool)」「サムウェア(Somewhere)」「アメリカ(America)」「マンボ(Mambo)」といった珠玉のミュージカル・ナンバーを、豪華キャストによるダイナミックなダンスと歌唱で楽しむことができる。中でも「アメリカ(America)」は、プエルトリコ系移民のシャークスのメンバーが、異なる場所で育った人々が集う地“アメリカ”を褒めたたえた名曲。“異なる立場の者は、手を取り合うことができるのか?”というテーマを持つ『ウエスト・サイド・ストーリー』の華やかな一面を歌い上げているナンバーだ。“幼い頃から映画化を夢見ていた”スティーブン・スピルバーグの集大成幼い頃から『ウエスト・サイド・ストーリー』の映画化を夢見ていたと話す監督・製作のスティーヴン・スピルバーグ。「私はクラシック音楽に囲まれて育ち、“ウエスト・サイド・ストーリー”は、うちのファミリーが初めて許したポピュラー音楽だった。私は虜になったよ」と幼き日のエピソードを語っている。また、人気シリーズ作品からオスカー受賞作品まで、多岐にわたるジャンルを撮り続けてきたスピルバーグが「(本作は)私のキャリアの集大成」と自信をにじませた。豪華制作陣が集結スティーヴン・スピルバーグのほか、制作陣には強力メンバーが勢揃い。脚本は、『ミュンヘン』『リンカーン』を手掛けたトニー・クシュナー。振り付けは、トニー賞振付賞受賞のジャスティン・ペック。そして、音楽総指揮は『アラジン』『美女と野獣』『シカゴ』のマット・サリバンが担当する。さらに、前述のリタ・モレノとともに製作を担当するメンバーとして、トニー賞受賞のケビン・マコラムと、スピルバーグ監督作『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』『レディ・プレイヤーズ1』にも関わっているクリスティ・マコスコ・クリーガーも参加する。【詳細】映画『ウエスト・サイド・ストーリー』公開日:2022年2月11日(金・祝)提供:West Side StoryTwentieth Century Fox原題:West Side Story監督・製作:スティーヴン・スピルバーグ脚本:トニー・クシュナー製作:ケビン・マコラム、クリスティ・マコスコ・クリーガー、リタ・モレノ出演:アンセル・エルゴート、レイチェル・ゼグラー、アリアナ・デボーズ、デビィット・アルヴァレス、ジョシュ・アンドレス、コリー・ストールなど製作:20世紀フォックス映画配給:ウォルト・ディズニー・ジャパンオリジナル・サウンドトラック:ハリウッド・レコード<映画『ウエスト・サイド・ストーリー』あらすじ>物語の舞台は1950年代のニューヨーク。マンハッタンのウエスト・サイドには、夢や成功、そして自由を求める多くの移民たちがいた。しかし、差別や偏見による社会への不満を抱えた若者たちは、やがて仲間と集団を作り激しく敵対し合っていく。ある日、ジェッツと呼ばれるチームの元リーダーのトニーは、対立するシャークスのリーダーの妹マリアと出会い、一瞬で惹かれあう。ふたりの禁断の恋が、多くの人々の運命を変えていくことも知らずに…。
2019年06月21日スティーヴン・スピルバーグ監督版『ウエスト・サイド物語』の場面写真が公開された。ジェット団とシャーク団が左右に分かれてにらみ合う中、真ん中にアンセル・エルゴート&レイチェル・ゼグラー演じるトニー&マリアが手をつなぎ、見つめ合っている。今作は、1957年初演のブロードウェイ・ミュージカル、1961年に公開された映画『ウエスト・サイド物語』のリメイクで、スピルバーグ監督が2014年から興味を示していた作品。オリジナル版でアニタ役を演じたリタ・モレノが、58年の時を経て再出演することも話題となっている。リタが演じるのは、ヴァレンティナという、トニーが働いている店の店主。オリジナル版ではドク役に当たる。リタは製作総指揮として、スピルバーグ監督はプロデューサーとしても名を連ねている。振付はトニー賞の受賞歴があるジャスティン・ペック、脚本はトニー賞、ピューリッツァー賞戯曲部門の受賞歴があるトニー・クシュナー。全米公開は2020年12月18日に予定されている。(Hiromi Kaku)■関連作品:ウエスト・サイド物語 1961年12月より公開© 1961 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved.
2019年06月18日25日(現地時間)、「アップル」がプレスイベントを開催し、定額制の動画配信サービス「Apple TV+」を発表した。スティーヴン・スピルバーグ監督や俳優のリース・ウィザースプーン、ジェニファー・アニストン、人気司会者のオプラ・ウィンフリーなどを起用した、「広告なし」のオリジナルコンテンツを配信する。今秋、100以上の国でサービスを開始するという。イベントでは前述のセレブたちがそれぞれの作品のプレゼンテーションを行った。スピルバーグ監督は、製作総指揮として自身のオムニバス・ドラマ「世にも不思議なアメージング・ストーリー」をリバイバルすることを発表。会場を大いに沸かせた。しかし、インターネット上には「複雑」な感想があふれた。スピルバーグ監督は以前から「ストリーミング配信サービス向けに作られた作品は、オスカーを受賞するにふさわしくない。エミー賞の対象である」という意見を主張していたが、今年のオスカーで「Netflix」オリジナル作品『ROMA/ローマ』が監督賞などを受賞。これを受け、スピルバーグ監督は今後、「Netflix」などのオリジナル作品をオスカーの受賞候補にしないための働きかけを行っているとつい最近報じられたばかりだった。そのため、「Netflix論争を起こしたスピルバーグが、Apple TV+の宣伝? なるほどね」と矛盾の指摘や、「もし、またはいつかスピルバーグがApple TV+のために映画を作るとしたら、その作品でオスカーは欲しくないってこと?」という皮肉のきいたコメントが寄せられた。(Hiromi Kaku)
2019年03月26日最新作『レディ・プレイヤー1』プロモーションのため、2005年の『宇宙戦争』以来、13年ぶりに来日したスティーヴン・スピルバーグ監督。VR(バーチャル・リアリティ)の世界で繰り広げられる壮大なトレージャーハンティングは、観るものすべてを魅了する最高級のエンターテインメント作品に仕上がっているが、スピルバーグ監督は本作にどんな思いを込めたのだろうか――。■『未知との遭遇』の次に時間がかかった映画!本作の舞台は、VRワールド「オアシス」。プレイヤーたちは、自分たちがなりたい姿(アバター)に扮して、現実とは違う“人生”を楽しむ姿が描かれているが、その映像は想像を絶する臨場感だ。この点についてスピルバーグ監督は「アバターが人間と同じぐらいリアルに描けている」と特長を挙げると「これまで手掛けた作品のなかで、一番技術的に複雑な映画。製作に3年かかりました。僕の映画では『未知との遭遇』に次いで時間がかかった映画です」とこだわりを明かす。続けて「(原作者の)アーネスト・クラインや(脚本家の)ザック・ペンのおかげですばらしい作品になった。さらに僕と同じぐらい想像力のある人たちが側にいてくれて『オアシス』のイメージを作り上げる手伝いをしてもらった」と周囲の人間への感謝を忘れない。また、本作には“1980年代”というキーワードが浮かび上がってくる。劇中に登場するキャラクターや音楽は、80年代に一世を風靡したものが多数登場するが、スピルバーグ監督は「80年代のアメリカというのは、レーガン大統領時代で、経済も好調で仕事もあったイノセンスの時代。当時は文化がすべてをコントロールしていたが、いまはあまりにも皮肉がはびこっているシニシズムの時代になってしまった。ここを打ち破るような、子どもに戻れるような映画を作りたいと思っていたんです」と作品のコンセプトを語る。■三船敏郎アバターも登場!この言葉どおり、劇中には童心をくすぐるような、純粋な思いが随所にちりばめられており、ワクワクが止まらない。特に「機動戦士ガンダム」「AKIRA」「ストリートファイター」「三船敏郎」など、日本人ならにんまりしてしまいそうなキャラクターも多数登場する。三船敏郎のアバターについては「黒澤明監督の主役といえば三船さん。私は『蜘蛛巣城』という映画が大好きなのですが、1977年にロサンゼルスに三船さんが来たとき『1941』に出演してほしいとお願いしたことがあるんです。そういう交友関係があったのですが、今回に関しては、息子さんの許可をしっかりとっているんですよ」と裏話を披露してくれた。■スピルバーグ監督の理念スピルバーグ監督作品には、これまでもさまざまな最新テクノロジーが駆使されているが「テクノロジーの発達によって、人間よりも賢いものを作ってしまう恐怖はあります。『ジュラシック・パーク』シリーズは、テクノロジーの制御ができなくなった世界を描いている作品ですよね」と技術革新によるリスクを語る。一方で「そんなことよりも、もっとも怖いのはスマートフォン。みんなが下を向いてスマートフォンばかりいじっていると、人と人が目を見て話さなくなってしまう。それこそが一番怖いことなのかもしれません」ともっとも大切なのは、人と人とのコミュニケーションであることを強調していた。スピルバーグ監督と仕事を一緒にした人の多くが“子ども心を忘れない人”という特長を挙げているが「それは僕がそういう人間だからだと思う。捨てようと思っても子ども心は捨てられないんだ」と目を輝かせると「家族からみると、僕は常に空想の世界にいる人みたいなんだ。あまり自覚はないのだけれど、確かになにかを想像していることが多い。でもこうした感覚は、数年前に宮崎(駿)さんとお会いしたとき、僕は彼に感じたことなんですよ」と日米のレジェンドの共通点を述べていた。新宿で行われたジャパンプレミアでは、約500人の熱狂的なファンとの交流を楽しんだスピルバーグ監督。本作について「いままでの作品では、どういう思いを映画に込めたかは伝えてきたのですが、この映画に関しては、伝えたいメッセージがありすぎるので、観客には、自分にとってなにが大切なメッセージなのか見つけてほしいと思っています」と語った。(text/photo:Masakazu Isobe)■関連作品:レディ・プレイヤー1 2018年4月20日より全国にて公開© 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED
2018年04月26日スティーヴン・スピルバーグ監督最新作『レディ・プレイヤー1』で主要キャストを務めるタイ・シェリダン、オリビア・クック、森崎ウィン。共に1990年代生まれというフレッシュな顔ぶれが、巨匠スピルバーグ監督の現場で得た、筆舌に尽くしがたい経験を語った。■夢の世界の話だと思った――スピルバーグ監督作品に飛び込むタイやオリビア、森崎さんが生まれる前から、すでにスピルバーグ監督は、『ジョーズ』や『未知との遭遇』、『E.T.』など数々のヒット作を世に送り出した偉大なる映画監督として世界中から賞賛を浴びていた。そんな伝説的な名監督の作品に出演することとなったことについて、タイは『E.T.』は僕の一番好きな映画なのですが、そのほかにも『A.I.』や『マイノリティ・リポート』など、スピルバーグ監督のサイエンスフィクションが大好きだったので、こういうジャンルの作品に出演できたのは夢のようなんです」とスピルバーグ監督作品に大抜擢された感想を述べると、オリビアも「小さいころからスピルバーグ監督とお仕事できたらいいなと思っていましたが、それは夢の世界の話だと思っていたんです。だからお話を聞いたときは、霧のなかにいるような感じで、撮影に入るまでリアリティがなかった。信じられないぐらい素晴らしい時間でした」としみじみと語る。初のハリウッド作品となる森崎さんも「最初がスピルバーグ監督作品というのは信じられない気持ちでいっぱいで、プレッシャーもありましたが、現場に入ると、そういうことを感じさせない温かさがあるんです。僕にとって4か月間の撮影は、今後の人生にも大きく影響する時間でしたし、一生忘れられない時間でした」と感激した様子で撮影当時を振り返る。■撮影は毎朝監督のハグから始まるこれまでも歴史に残る数々の大作を世に送り出してきたスピルバーグ監督。その現場を経験した俳優たちは、その魅力をさまざまな表現で語っていたが、タイは「なによりスピルバーグ監督は、すべての人に尊敬されています。素晴らしい指揮者であり、リーダーシップを持っています。彼が話すときは誰も無駄口を叩かない。かと言って、一方的ではなく、誰の意見でも耳を傾け、おもしろいと思ったものはどんどん取り入れる。普遍的で多くの人に刺さるストーリーテリングが自然とできる人」と語る。森崎さんも「とても緊張感のある現場なのですが、毎朝スピルバーグ監督のハグとスモールトークから始まる。現場は、ものすごい人の数なのですが、全体をしっかり把握し、的確に指示を出します。大所帯のなかの大黒柱として、見えないオーラで人々を包み込んでくれるんです」とスピルバーグ監督の現場に魅了されたことを明かすと、オリビアも「まさに天才的。その日に思いついたアイデアが、映画にとり込まれるんです。しかもそういった才能を現場のみんなに分けくださる方なんです」としみじみと語っていた。■スピルバーグ監督の現場で得たこととは?これまでの俳優人生のなかで経験したことがないような時間をスピルバーグ監督の現場で体験できたというタイ、オリビア、森崎さん。ここでの経験は、今後の俳優人生において、どんな位置づけになっているのだろうか。オリビアは「一番刺激を受けたのは、好奇心を持ち、常に疑問があれば質問をするということ。内なる子ども心を失わないこと。スピルバーグ監督も、内にある子どもの感情に突き動かされていると思うんです」と語るが「私自身もいまでは家賃を自分で払い、責任もある。年を重ねることにより、人生に対して可能性をみるよりは、苦みを感じがちです。そのなかで子ども心を持つことはすごく難しい。特に私は世の中で、一番悲観的な人間なので、余計、子ども心を持つことを意識しなければいけませんけどね」と笑顔をみせていた。森崎さんは「役者として学んだことは、飛び込む勇気です」と即答すると「どの監督でもそうですが、スピルバーグ監督の現場は特に緊張しますし、言葉の壁もあった。なかなか自分を裸にできなかったりするのですが、『わからないことはしっかり伝えて提示する』ことによって自分も楽になるし、周囲もしっかり見えるようになりました」と自身の成長をあげる。タイもオリビアと同じように「子ども心を絶対に失ってはいけない」ということを強く感じた現場だったという。続けてタイは「私はとにかく感謝の気持ちを感じた現場でした。私たち若い俳優にとって、こういう機会を与えられることは二度とないものだと思っています。もちろんスピルバーグ監督だけではなく、共演者、スタッフ、すべてのクルーの方々と共有した時間は、今後の作品にはきっといきてくる。僕は、この現場で得た経験を忘れずに過ごしていきたいです」と目を輝かせながら語っていた。(photo / text:Masakazu Isobe)■関連作品:レディ・プレイヤー1 2018年4月20日より全国にて公開© 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED
2018年04月23日映画界の生けるレジェンド、スティーブン・スピルバーグが、世界中で大旋風を巻き起こしている監督最新作『レディ・プレイヤー1』(4月20日公開)を携えて日本に降臨! 『宇宙戦争』(05)以来13年ぶりの来日を果たしたスピルバーグ監督が、インタビューで日本への愛を語ってくれた。これまで『A.I.』(01)や『マイノリティ・リポート』(02)など、最新テクノロジーの脅威をエンターテインメントに落とし込み、警鐘を鳴らしてきたスピルバーグ監督。今回は観る者がVR(バーチャル・リアリティー)ワールドを体感できる、規格外の映画を打ち出した。ゴーグルをつけ、自分の夢を叶えられる場所“オアシス”へ逃避する若者たち。彼らが天才創設者の遺言に仕掛けられた3つの謎と、56兆円という莫大な財産を巡る世界規模の争奪戦にトライする。本作はすでに、アメリカ、フランス、スペイン、中国など各国でメガヒットを記録している。○三船敏郎をアバターに起用した理由――森崎ウィン演じるダイトウのアバター・トシロウが三船敏郎さんという点が面白かったです。三船さんはスピルバーグ監督の『1941』(79)にも出演されていますが、今回アバターに起用された理由を聞かせてください。アメリカの観客にとって、三船敏郎といえば黒澤明監督、黒澤明監督といえば三船敏郎なんだ。僕はお二人の映画では『蜘蛛巣城』(57)が大好きだよ。三船さんが1977年にLAに来た時、僕の監督する『1941』にぜひ出てほしいとオファーして、出てもらったよ。そういう交友関係があったので、今回は息子さんに許可を得て、アバターとして出演してもらうことになったんだ。○スピルバーグ監督のお宝が劇中に!?――VRのゴーグルをつけてないのに臨場感たっぷりの映像が楽しめました。何か観客を魅了させるトリックを使ったのですか?ものすごい褒め言葉だね。トリックはないけど、あるとしたらストーリーが良かったことじゃないかな。また、アバターが実写の人間と同じくらいリアルなところがいいんじゃないかと。本作は今まで手掛けてきた中では技術的に一番複雑な映画で、制作に3年もかかってしまった。僕の監督作の中では一番時間を掛けたのが『未知との遭遇』(77)で、本作は2番目に長くかかった映画となった。アーネスト・クラインの原作はもちろん、ザック・ネンの脚本も素晴らしかった。僕は3年間、ずっとザックと話し合ってきた。今回は僕と同じくらい想像力に長けた人たちと組んで、オアシスのイメージを伝える手伝いをしてもらったよ。観客に、バーチャルワールドにいるような感覚を味わってほしかったから。――VRの中でお宝を探していきますが、監督ご自身がこの映画に隠したお宝映像はあるのでしょうか?あるよ。今は言えないけど、僕とすごく親密なものを発見できるんじゃないかな。ILMが特殊効果をやってくれたんだけど、彼らが僕を驚かせるためにイースターエッグをいろんなところへ入れてくれたんだ。ある時、エフェクトの作業中にグレムリンが走っていく姿を見つけたよ(笑)。それは一瞬の出来事だった。どうやらそれは僕へのサプライズで、本当は見つけちゃいけなかったけど、驚かされちゃったよ。○最新テクノロジーへの危機感――スピルバーグ監督は、これまで最新テクノロジーをテーマに、それがもたらす夢と共に脅威も描いてきました。今、現実世界において未来に期待しているテクノロジーと、危惧しているテクノロジーについて教えてください。『ジュラシック・パーク』(93)などは、まさに最新テクノロジーがあったからこそできた映画だ。僕が少し恐れているのは、ロボット工学における感覚をもつロボットかな。AIがどんどん発達しているから、人間より賢いものを作ってしまうとコントロールできなくなるから怖いよね。また、サイボーグのように体をいじり、機械を組み込んだりすることも恐ろしい。ただ、30年後、50年後を考えると、当然そういうサイボーグ的なものが生産されていくと思う。また、僕が今一番恐れているのがスマートフォンなんだ。要するに人間が目と目を向き合って話す機会をなくしてしまっている。本作のVRでは、アバター同士が目を見て会話をしているから、ずっとスマホを見て下を向いている状況よりはまだマシなんじゃないかと思う。○宮崎駿監督にシンパシー――童心を忘れないために、何か心がけていることはありますか?それは自分がそういう人間だからだと思う。童心は捨てようと思っても、捨てられない。朝起きる時も夜寝る時も、僕はそういう心をもったままなんだ。でも、この業界にいて、いろんな物語を語れることは、非常にラッキーだとも思う。――スピルバーグ監督は、普段、どういうものからイマジネーションを受けているのですか?僕は常日頃から空想の世界にいる。そのことは家族に聞けばわかると思うよ。よく子どもに「今、どこにいたの?」と聞かれるから(笑)。数年前、スタジオジブリにおじゃまして、宮崎駿監督にお会いした時、彼にとてもシンパシーを感じた。きっと彼も自分と同じようにいつも空想しているんじゃないかと思ったよ。○『レディプレ』で伝えたいメッセージ――本作は80年代のカルチャーへの愛が詰まった作品になっています。監督にとって80年代は、映画監督としてどういう時代だったと思いますか?80年代はイノセンスの時代だった。レーガン大統領がいて、経済もまあまあ良くて、仕事もあって、文化がすべてコントロールされていた。映画、ファッション、テレビにもイノセントな要素があった。原作者アーネスト・クラインが本作の舞台を2045年に設定しているけど、描かれている文化は80年代のものだ。現実の世界はすごくディストピアになっているけど、オアシスは私たちが戻りたい80年代になっている。私が『E.T.』(82)を撮ったのも80年代で、本作は映画史上、最も大ヒットした映画になった。でももし、今の2018年にあの映画をあのまま作ったとしても、あそこまでヒットしないと思う。80年代だから受けたけど、今の時代はシニカルだからきっと受けないと思う。ただ、僕が本作を手掛けたのは、そういうシニシズムを打ち破るような映画を作りたかったからなんだ。自分が子どもに戻れるような作品を作りたかったよ。――この映画でいちばん伝えたいメッセージはどんなものですか?これまでの映画なら「こういうメッセージだよ」と伝えられたんだけど、この映画に関してはメッセージがありすぎる。だから、観客には自分のメッセージを自分で見つけてほしいと思う。テーマの1つとして言えるのはチームワークの大切さだ。1人でいろいろとやるよりも、5人の友だちと一緒に解決する方がいい。そういうことをこの映画は言いたいんだと思う。■プロフィールスティーブン・スピルバーグ1946年12月18日、アメリカ出身。映画監督でプロデューサー。『JAWS/ジョーズ』(75)、『E.T.』(82)、「インディ・ジョーンズ」シリーズ(81, 84, 89, 08)、『ジュラシック・パーク』(93)など、数々の大ヒット作を手がける。『シンドラーのリスト』(93)で、アカデミー賞最優秀監督賞と最優秀作品賞をW受賞、『プライベート・ライアン』(98)で、最優秀監督賞を受賞。近作は『ブリッジ・オブ・スパイ』(15)、『BFG: ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』(16)、『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』(17)。今後『インディ・ジョーンズ5』が待機中■著者プロフィール山崎伸子フリーライター、時々編集者、毎日呑兵衛。エリア情報誌、映画雑誌、映画サイトの編集者を経てフリーに。映画やドラマのインタビューやコラムを中心に執筆。好きな映画と座右の銘は『ライフ・イズ・ビューティフル』、好きな俳優はブラッド・ピット。好きな監督は、クリストファー・ノーラン、ウディ・アレン、岩井俊二、宮崎駿、黒沢清、中村義洋。ドラマは朝ドラと大河をマスト視聴(C)2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTSRESERVED
2018年04月21日『ブリッジ・オブ・スパイ』(15)や『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』(公開中)など、近年は良質な人間ドラマに力を入れてきたスティーブン・スピルバーグ監督が、久しぶりに自らメガホンをとったSFアドベンチャー超大作『レディ・プレイヤー1』(4月20日公開)。本作の主要キャストの1人に大抜てきされたのが、ダンスボーカルユニット・PrizmaXのメインボーカルで、俳優としても活躍している森崎ウィンだ。森崎ウィン舞台は27年後の未来。誰もがなりたいものになれる場所“オアシス”を唯一の心のより所として生きてきた17歳の少年ウェイド(タイ・シェリダン)が、天才創設者の遺産56兆円を巡る争奪戦に参加し、いろんな出会いを経て人生を切り開いていく。アーネスト・クラインのベストセラー小説を映画化した本作は、「機動戦士ガンダム」や「ストリートファイター」「AKIRA」など、80年代の日本カルチャーがたっぷりフィーチャーされていて、日本の映画ファンの心も鷲づかみにしそう。また、ダイナミックな体感型アトラクションムービーの体をなしながら、心揺さぶるジュブナイル映画にも着地させた点には思わず拍手!森崎が演じるのは、主人公ウェイドの友人・ダイトウ役で、アバターであるトシロウのビジュアルが三船敏郎という点もミソ。本作で待望のハリウッドデビューを果たした森崎が、稀代のヒットメーカー、スピルバーグ監督とのオーディションや撮影現場について語ってくれた。○オーディションの決め手は流暢な英語台詞だった!――まずは、完成した映画を観た感想から聞かせてください。怒涛のようなアドベンチャー作品なので、一つ一つ追うのに精一杯でしたが、エンドロールを観た時、一番感動しました。俺は本当にこの映画に出ていたんだなと実感できたので。自分の出演シーンを観た時、カッコイイ! と思いました。撮影が約2年前なので、撮影当初を思い出しながら観ていました。――オーディションはいつ頃行われたのですか?2015年で、最初は日本で行われました。これまで受けてきたような通常のオーディションで、その時はスティーブン・スピルバーグの映画ではなく、“某ハリウッド映画”としか聞かされてなくて。まさかここまでの超大作だとは思ってもみませんでした。――どういう内容のオーディションだったのですか?1次は、映画の台詞が書かれた紙1枚の台本を渡され、それを読んで終わりました。そしたら2次に残れて、今度はLAに呼ばれました。その出発前夜に初めて「スティーブン・スピルバーグの映画だ」と聞かされ、「ええ!」とびっくりしたんです。――2次のオーディションでは、スピルバーグ監督とどんなやりとりがあったのですか?緊張していてほぼ覚えてないんですが、案内された部屋にスティーブンがいらして、1次の時の台本を再びやらされました。驚いたのは、スティーブンご自身が、小さいハンディカムを回されていたことです。よくオーディション会場だと、助監督さんが回したりするんですが。スティーブンから「OK、ウィン、Let’s go! Ready Action!」と指示されたので、英語の台詞を言ったら、今度はスティーブンから「それを日本語で訳して言ってみて」とリクエストされました。とりあえず日本語で伝えようと思って、ババーっと慌ててしゃべったら「OK!」と言われました。――その後、無事にダイトウ役に選ばれた時、どんなリアクションをされたのですか?実は約8カ月間、全く音沙汰がなく、そのあと全世界向けのオーディションが始まったので、これはもうないなと思っていたんです。その時はLAに行けただけでもラッキーだったと思い、気持ちを切り替えて自分のやるべきことを日々やっていたら、ある日マネージャーに呼ばれまして。「ウィン、決まったよ。おめでとう。ダイトウ役、スティーブン・スピルバーグの作品だよ」とマネージャーから言われたので、うおおおー! と思いました。一瞬時間が止まったような感覚でしたね。それからイギリスへ行って、4カ月間ほど、怒涛のような撮影をしました。――スピルバーグ監督から抜てきされた理由について聞きましたか?ご本人から言われたのは「英語の発音がきれいだから」とのことでした。正直、英語はまだまだ勉強中なので、向こうで100%仕事として対応できるのかと言われたら、そこまでの能力はないんです。でも「日本から来た役者で、こんなに英語の発音がきれいな役者は初めてだった」と言われました。○スピルバーグ監督の現場はとても温かかった――スピルバーグ監督の演出を受けてみて、いかがでしたか?スティーブンの演出はすごく温かいんです。あまり縛りがなく、自由にアドリブを入れて良かった感じです。僕が提案すれば、すべてを汲み取ってくださる。すごく気に入ってくれると「ウィン、僕はそれが欲しかったんだ。それだ!」と言ってくれました。もちろんアップになるシーンの指示は細かったけど、全体的なキャラ像についてはあまり言われなかったです。――周りのスタッフ陣の雰囲気はどんな感じでしたか?スタッフさん同士もよくしゃべっていて、すごくラフな感じで、ピリピリ感は全くなかったです。ただ、オンオフははっきりしていて、やるとなったらパッと集中して、キュッとまとまります。夕方5時、6時には絶対に終わる現場でした。――演じられたダイトウのアバターが三船敏郎という点がとてもユニークでした。アバターが三船敏郎さんの顔になるってことは僕もギリギリまで知らなかったんです。最初、スティーブンから「マフニ! マフニ!」と言われて。誰のことだろう? と思っていたら、三船敏郎さんで、アバターが侍みたいな感じだとそこで初めてわかりました。それで侍の声の作り方を勉強しようと思って、昔の三船さんの作品を探したり、『七人の侍』などを観たりして研究しました。撮影では僕から「日本の侍はこうしてお辞儀をするんです。刀を抜いてこうやるんです」と提案したら、スティーブンも「それいいね! それをやろう」と全部すくい取ってくれました。――ガンダムなど、80年代のアイコンたちが多数登場しますが、完成版を観てみていかがでしたか?僕は90年生まれで、ガンダム世代ではないのですが、『レディ・プレイヤー1』は僕らにも馴染みがある画になっていて、カッコイイなと思ったし、距離が縮まった感覚になりました。僕もアニメ好きなのですが、ガンダムは観てなかったので、改めて観てみたいと思いました。○10年後の野望は俳優としてのアカデミー賞――今後の抱負についても聞かせてください。僕は音楽も好きなので、俳優業と共に両方続けていきたいです。よく「どうバランスを取っているんですか?」と聞かれるんですが、その時に来たお仕事を100%、一生懸命やるだけですね。――10年後の目標はありますか?10年後はアカデミー賞を獲ります。これは言い方を間違えると「はあ!?」と思われるかもしれないけど、獲りたいです。また、CGではなくライブアクションの映画にも出たいです。ジャンルはどんなものでもいいんですが、生身の演技をやっていきたいです。■プロフィール森崎ウィン1990年8月20日、ミャンマー出身。音楽ユニットPrizmaXのメインボーカルで俳優。『ごくせんTHE MOVIE』(09)で映画デビューし、尾崎豊の追悼映画『シェリー』(14)で映画初主演。2013年3月、PrizmaXとしてシングル「Mysterious Eyes/Go!」でCDデビュー。主演映画『クジラの島の忘れもの』が5月12日(土)に公開予定。■著者プロフィール山崎伸子フリーライター、時々編集者、毎日呑兵衛。エリア情報誌、映画雑誌、映画サイトの編集者を経てフリーに。映画やドラマのインタビューやコラムを中心に執筆。好きな映画と座右の銘は『ライフ・イズ・ビューティフル』、好きな俳優はブラッド・ピット。好きな監督は、クリストファー・ノーラン、ウディ・アレン、岩井俊二、宮崎駿、黒沢清、中村義洋。ドラマは朝ドラと大河をマスト視聴
2018年04月20日スティーヴン・スピルバーグ監督最新作『レディ・プレイヤー1』(4月20日公開)の公開を記念して19日、スピルバーグ監督、タイ・シェリダン(主役ウェイド)、オリビア・クック(ヒロインのサマンサ役)、そして森崎ウィン(トシロウ役)が、都内で行われたトークセッションイベントに出席。会場に集まった未来の映像クリエイターたちへ映画製作を直々に伝授した。若手キャストたちと一緒に登場したスピルバーグ監督は、満席の会場を見るなり「将来のフィルムメーカーたちが大勢集まってくれて、日本の将来が楽しみです。自分も勇気付けられる」と笑顔でコメント。「映画は文化の壁を超えるので、日本語や英語ではなく、映画という共通言語を話せばいい。そうすればきずなで結ばれると思います」とメッセージを送った。数々の名作で人々を魅了し続けるアイデアやイマジネーションの生み出し方についての質問が飛び出すと、「想像力は皆が持っているもので、オンラインで買えるものではなく、そこにあるものだよ」とスピルバーグ監督は回答。「子どもの頃、ファンタジーを想像していたと思うけれど、そういうものをチャネリングして、ストーリーテリングしていくことだ。アイデアが浮かんだら、書き留めることも大事だね」とアドバイスしていた。また、好きな日本のキャラクターについては、主演のタイが「どこの国のプレミアでもガンダムが出てくると、歓声がすごかったよ。日本のキャラクターをうまいこと見せられたからだと思うので、みなさんにも喜んでもらえれば。僕は『君の名は。』が好きだよ(笑)」と語ると、オリビアも「ハローキティが好き! 小さい時にパジャマを着ていました(笑)」と告白。森崎もガンダムのファンだと言い、「ロンドンやLAのプレミアで観客のみなさんと一緒に映画を観たわけですが、すごく緊張していたけれど、"あのセリフ"を言った後の盛り上がりが本当にすごくて(笑)。みんなのベクトルが上がっていることをこの身で経験したので、この作品に出たこと誇りに思いました」とエピソードを報告した。スピルバーグ監督は『AKIRA』のバイクのファンだそうで、「若い時にバイクをやっていたからね」と意外(?)な趣味を告白して笑いを誘った。ちなみに仮に続編があるなら「ウルトラマン」を出してほしいという声が出ると、「実は今回、権利関係のクリアが難しかったよ。もちろん許可が下りれば、ぜひ出したいね」とすでに今回調整していたことも説明した。そして日本人のクリエイティビティーについての質問が出ると、スピルバーグ監督は「宮崎駿監督の世界は本当に素晴らしい。特に『千と千尋の神隠し』はディズニーのどの作品よりもすごい!」と宮崎駿監督を絶賛。また、「11カ月くらい前、アニメーションの仕事をしている娘と一緒に宮崎さんと会うことができて、彼女は天国のような素晴らしい体験だと言っていました」と3人で会っていたことも告白した。その際、作品作りのプロセスについて話したそうで、「キャラクターかストーリーか、どちらが先かの話をしたよ。宮崎さんは『キャラクターがストーリーそのものなので、キャラクターが語ってくれるから、キャラクターを見つけることが大事だ』と言っていたよ」と、名作誕生の秘訣について語り合っていたことを明かした。
2018年04月20日映画監督のスティーブン・スピルバーグが、最新作『レディ・プレイヤー1』(4月20日公開)を引っさげ約13年ぶりに来日し18日、東京・新宿の歌舞伎町シネシティ広場で開催されたジャパンプレミアに登場。スチール・ムービー150台と大勢の報道陣、そしてファン500人が駆けつけ、会場は熱気に包まれた。同作は、夢が叶うVRワールド[オアシス]が舞台に、天才創設者の遺言に仕掛けられた3つの謎と、56兆円の莫大な財産をめぐる争奪戦を描いた物語。ガンダムやハローキティなど、日本を代表するポップカルチャーをはじめ、世界中の有名キャラクターや乗り物も登場する。2005年の『宇宙戦争』以来、約13年ぶりに来日したスピルバーグは「コンバンハ!」と笑顔であいさつ。「私にとってパーソナルな映画なので自ら紹介したいと思いました」と伝え、「キャストが素晴らしい演技を見せてくれました。そして、日本のポップカルチャーがたくさん含まれているので、キャラクターやストーリーを楽しんでいただきたい」と映画の魅力をアピールした。主人公ウェイド役のタイ・シェリダンと、ヒロイン・サマンサ役のオリビア・クック、トシロウ役の森崎ウィンも参加。タイとオリビアは今回が初来日で、「みんながとても礼儀正しい」「とても美しい街」と印象を語った。そして、オリビアがランチに食べた寿司の感想を聞かれて「ビューティフル」と答えると、スピルバーグ監督がそっと耳打ち。監督の助言を受けてオリビアが「オイシイ!」と日本語を披露すると、会場から温かい笑いが起こった。また、監督は「人々が礼儀正しく、お互いに敬意を払う。そして、皮肉が見受けられない」と日本の魅力を語り、「『レディ・プレイヤー1』は私が作った映画の中でも皮肉っぽくない映画で日本に合ってると思う」とアピール。さらに、「アニメに出会ってから日本のポップカルチャーに魅了されている。幼い頃に父に連れられて『ゴジラ』を見たのが最初の日本の映画。『ジュラシック・パーク』は完全にそれを基に作りました。『レディ・プレイヤー1』にはメカゴジラが登場しますが、オリジナルの曲を使わせていただいている」と日本愛あふれるコメントで日本のファンを喜ばせた。
2018年04月18日スティーブン・スピルバーグ監督が初めてDCコミックスの作品を手掛けることになった。スピルバーグ率いる製作会社「アンブリン・エンターテインメント」と「ワーナー・ブラザース」がタッグを組み、『Blackhawk』(原題)の製作に乗り出す。スピルバーグ自身がメガホンを取ると「Variety」誌などが報じた。スピルバーグ監督といえば、現在『レディ・プレイヤー1』が世界中で大ヒット。(日本公開は今月20日から)。こちらも「ワーナー」の作品であったことから、同社が『Blackhawk』で再びスピルバーグ監督と組むことへの喜びをコメントしている。「スピルバーグ監督の大ヒット作(『レディ・プレイヤー1』)を一緒に作ったスタジオとして、誇りに思います」、「彼が『Blackhawk』で新しく切り開くものを、世界中の観客にお届けするのが待ち遠しいです」。スピルバーグ監督も「『レディ・プレイヤー1』のチームが再集結する『Blackhawk』の撮影が楽しみ」とコメントを寄せている。『Blackhawk』の脚本は、『ジュラシック・パーク』シリーズなどでスピルバーグ監督とたびたび仕事を共にしてきたデヴィッド・コープが執筆。スピルバーグの次のプロジェクトは『インディ・ジョーンズ』の最新作で、その後はリメイク版『ウエスト・サイド物語』に着手するとみられる。『Blackhawk』の製作はまだ先になりそうだ。(Hiromi Kaku)■関連作品:レディ・プレイヤー1 2018年4月20日より全国にて公開© 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED
2018年04月18日スティーブン・スピルバーグ監督が、女性版の『インディ・ジョーンズ』を撮りたいと「The Sun」紙に語った。「私は女性たちから影響を受けてきたし、それをラッキーだと思っている。特に、愛して止まない女性たちである母親と妻からね」とまずは女性への愛を語るスピルバーグ監督。『インディ・ジョーンズ』シリーズの第5弾で2020年公開予定の最新作は、おなじみのハリソン・フォードがインディ・ジョーンズを演じることが決定しているが、監督は「(第5弾が)ハリソンが演じる最後の『インディ・ジョーンズ』になるよ。間違いない。でも、もちろん、映画はその後も続いていくんだ」と話した。女性版の『インディ・ジョーンズ』を製作したいとのことだ。「(インディの)名前をジョーンズからジョーンに変えなきゃいけないね。悪くないだろう?」。スピルバーグ監督は2015年に「ハリソン以外にインディを演じられる俳優は考えられないよ。そんなことは絶対に考えられない」とインディ役俳優の交代を断固拒否。最新作の公開時にハリソンは78歳になっており、「考古学者兼冒険家」を演じるのは無理があるとファンたちは声を上げたが、それでも監督は「スパイダーマンやバットマンを演じた俳優であろうと、ハリソンの後任にする気はない」と言い切った。しかし、女性版のインディであれば話は別のようだ。(Hiromi Kaku)
2018年04月05日全米で過去10年のスティーブン・スピルバーグ監督作品史上No.1のオープニング記録で初登場No.1を記録し話題となっている『レディ・プレイヤー1』から、たくさんのキャラクターたちが大集結した日本オリジナル本ポスタービジュアルと、イラストレーター・開田裕治による描き下ろしキャラクターポスタービジュアルの2点が全世界一斉解禁された。今回到着した2枚のポスタービジュアルは、スピルバーグ監督自らが監修し、日本のために作成されたもので、本作に登場する日米のありとあらゆる超有名キャラクターたちが総出演!本作の舞台VRワールド[オアシス]は、誰もがなりたいものになれる夢のような場所で、ここに描かれるキャラクターたちの夢の競演も、この空間だからこそ実現できたものだ。まず、日本オリジナル本ポスタービジュアルでは、[オアシス]創設者・ハリデーのアバターが背景に配置され、これから起こる壮大なアドベンチャーを予感させる世界観を表現。そして右上には、『スーサイド・スクワッド』のハーレークインや、格闘ゲームの金字塔「ストリートファイター」シリーズのリュウ、「機動戦士ガンダム」のRX-78-2 ガンダム。さらにバットマンやグレムリン、E.T.、キングコングも。そして同時に、ゴジラなど代表的な怪獣たちを描き続け、プラモデルのガンダムシリーズのイラストも数多く担当、「怪獣絵師」としても知られるイラストレーターの開田氏が手掛けるキャラクターポスタービジュアルも公開。今年2月に来日した原作者のアーネスト・クラインとプロデューサーのドナルド・デ・ラインからの熱烈なオファーを受け、今回開田氏が快諾。制作期間わずか2か月にも関わらず、『ジュラシック・パーク』のT・レックスや、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のデロリアン、「AKIRA」の金田バイク、RX-78-2 ガンダム、春麗など、こちらも人気キャラ大集結。ド迫力のビジュアルを完成させた。また、一足先に本編を鑑賞したという樋口真嗣監督は、「人食いザメ、巨大なUFO、心通わせる宇宙人、秘境に眠る秘宝、蘇る恐竜たち…実現不可能な冒険世界を可能にし続けてきた俺たちのスピルバーグが帰って来た!ゲームのようでいながらいまのゲームじゃ絶対再現できない圧倒的スピードと圧倒的物量!進化し続けるスピルバーグが挑戦する動体視力の限界に参加せよ!」と熱いコメントを寄せ、開田氏も「これほど燃えるシチュエーションの映画がほかにあるだろうか。一度や二度見ただけでは味わい尽くせない、高密度な映画体験を是非!」と後押し。スピルバーグ監督もこの物語について「これは3つの謎を巡る物語だけど、主人公の少年ウェイドの出会いと、友情の物語でもあるんだ。この争奪戦の中で人が出会い、友だちになる。そして若者たちが大きな脅威と戦うんだ。それが映画にユニークなアドベンチャーと感動を与えるんだよ」と心震えるドラマがあることも明かしている。『レディ・プレイヤー1』は4月20日(金)より全国にて3D/2D/IMAX3D(R)/4D公開。(cinemacafe.net)■関連作品:レディ・プレイヤー1 2018年4月20日より全国にて公開© 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED
2018年04月05日スティーヴン・スピルバーグ監督の13年ぶりの来日が決定した『レディ・プレイヤー1』。本作で主人公ウェイドと共に、壮大なアドベンチャーを体験することになるヒロインのサマンサを演じた注目若手女優オリビア・クックから、キャスティング時の秘話を語るコメントがシネマカフェに到着した。27年後の未来、どんな夢をも叶えることのできる新世代VR世[オアシス]を舞台にした本作。このたび、本作で主人公ウエイド(タイ・シェリダン)と共に大冒険をするサマンサ役を演じたオリビアが、スピルバーグ監督が手がける超大作に大抜擢された時の秘話を告白した。「オーディションでひどい演技をした」と思っていたのに…「私はオーディションで本当にひどい演技をしたなと思ったわ」とオリビア。「いつもはオーディションで失敗することはあまりないんだけどね(笑)それから数日後、洗濯をしていたら、私のエージェント全員から電話が来たの。そういう時はとてもいいニュースか悪いニュースのどちらかなのだけど、そこで役が決まったことを聞いたの。その瞬間、幸せを感じると同時にちょっと気持ち悪くなったわ。『一体このあとどうすればいいの?彼らは間違った女の子を雇ったわ!』ってね(笑)」と、自身でも驚いたという瞬間の興奮をふり返って語る。オリビアの演じるサマンサは、ウェイドと共に、新世代VR世界[オアシス]と現実の世界で壮大なアドベンチャーを繰り広げていく。[オアシス]の創設者ハリデー(マーク・ライランス)が仕掛けた3つの謎を解き明かし、ハリデーの遺産56兆円と「オアシス」そのものを手に入れるために、地球規模の争奪戦に挑むのだ。現実でもアバターでも「自分に忠実で誠実な」女性に現実でも[オアシス]でも、サマンサはかなり強気な女の子。ウェイドたちを妨害しようと、常に彼らの前に立ちはだかる巨大企業IOIらの妨害にもめげず、少し気弱になっているウェイドに対しても「もうやるしかないよね!」と発破をかけるほど。そんなサマンサだが、時折見せる弱さも合わせ持っている。この役柄に関してオリビアは、「彼女はIOIの奴らを容赦なく叩きのめすの。彼女は[オアシス]の中ではかなりの要注意人物かもね(笑)」と分析、「アルテミス([オアシス]内でのサマンサのアバター)の個性は現実のサマンサに忠実なの。現実の世界でも、VRの世界でも、彼女は自分に忠実で誠実なのよ」と語り、裏表のないストレートな性格の女性であること明かしている。そして、オリビアと演じたサマンサにもある共通点が。「子どものころ、私はよくキャンプをしたわ。そこで私は山からロープを使って降下することや、ロック・クライミング、カヌー、そしてトンネリング(とても狭い場所を通過すること)、スカイダイビングなんかもやったわ。私は運動好きで、冒険好きの子どもだったのよ。ちょっとアドレナリン・ジャンキーだったのかな(笑)限界を押し広げるのが好きなの」と、意外な素顔を激白。可愛らしい外見とは裏腹に、アドベンチャー好きだったオリビア。彼女曰く失敗だったというオーディションだったが、監督のスピルバーグは彼女の心の底にある“冒険心”を見抜いていたのかもしれない。『レディ・プレイヤー1』は4月20日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:レディ・プレイヤー1 2018年4月20日より全国にて公開© 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED
2018年03月29日現地時間3月26日、米・ロサンゼルス ドルビー・シアターでスティーブン・スピルバーグ監督が手掛ける話題作『レディ・プレイヤー1』のワールドプレミアが開催され、主人公役のタイ・シェリダンや、オリビア・クック、森崎ウィン(「PrizmaX」)らが登場。またあわせて、スピルバーグ監督が13年ぶりに来日することが明らかになった。■華やかなワールドプレミア開催!全米では、日本より約1か月早い3月29日(木)から公開される本作。公開直前に控えたこの日、会場となったドルビー・シアターではレッドカーペットならぬ本作を象徴するカラー、パープルカーペットで埋め尽くされ、劇中にも登場するデロリアンや主人公の部屋など本作の世界観が再現されていた。そして、全世界から多くの報道陣やファンが会場に詰めかけ熱狂の渦を巻くワールドプレミアには、スピルバーグ監督をはじめ、主人公に大抜擢されたタイ、ヒロインのオリビア、サイモン・ペッグ、ベン・メンデルソーンなど豪華キャストが勢揃い。そんな中、スピルバーグ監督自らが全世界オーディションでメインキャストの一人として起用を決めた森崎さんも登場。■スピルバーグ監督、森崎ウィンは「本当に素晴らしい」レッドカーペットに登場したスピルバーグ監督は、森崎さんについて「ウィンは素晴らしい俳優だよ。日本で活躍している姿も観たけれども本当に素晴らしい。この映画には日本以外からもたくさんの俳優がオーディションを受けたが、ウィンはその中でも特別だった」と大絶賛。一方、「この場に立てていることが本当に信じられません」とプレミアに参加した感想を語った森崎さんは、「夢から覚めてしまうのでは、という恐怖もありますが、作品への達成感はとてもあります」と自信を見せ、「これから日本を含めた世界中で公開されるので、公開された後のリアルな反響を楽しみにしています。日本の皆さん、待っていて下さいね!」とメッセージを送っていた。■スピルバーグ監督らが来日&ジャパンプレミアに登場!そして4月20日(金)の日本公開に先駆け、スピルバーグ監督が、タイ、オリビアと共に来日することが決定。17日(火)に日本に到着し、翌18日(水)に森崎さんと揃って4人でジャパンプレミアに登壇、19日(木)帰国予定となっている。『X-MEN』シリーズで日本でもお馴染みのタイは、来日について「Oh My Gosh. 桜のシーズンなんだよね?」と思わず素直なリアクション。「Calvin Klein(カルバン・クライン)」の真っ赤なドレスで登場したオリビアは、「多くの人が絶賛しているわ。みんな興奮しているし、スピルバーグ監督のベスト・ムービーだと思うわ」とコメント。初来日についても「行く先々で寿司を私の口の中に放り込んでほしいわ(笑)」と話し、「新幹線にも乗りたいし、日本酒も飲みたいし、カラオケにもたくさん行きたいわ!」と日本でやりたいことを挙げていた。『レディ・プレイヤー1』は4月20日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:レディ・プレイヤー1 2018年4月20日より全国にて公開© 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED
2018年03月28日ハリウッドの巨匠スティーヴン・スピルバーグ監督が、ストリーミングサービスのオリジナル映画は「オスカーを受賞するに値しない」と持論を述べた。「テレビというフォーマットに決めて撮ったのなら、それはテレビ映画なんだ」と「ITV News」に語ったスピルバーグ監督。「もしそれがいい作品ならばエミー賞を受賞するべきで、オスカーではない。わずかな数の映画館で、公開日数が1週間にも満たない映画が、アカデミー賞のノミネートを受ける資格はないと思う」。スピルバーグ監督が指しているのは、今年アカデミー賞など数々の授賞式で脚光を浴びたNetflixオリジナル映画『マッドバウンド 哀しき友情』とみられる。同作はまさにニューヨークとロサンゼルスの2都市で1週間限定で劇場公開された作品であり、助演女優賞(メアリー・J・ブライジ)など4部門でノミネートを受けた。また、同じくNetflixのドキュメンタリー映画『13th -憲法修正第13条』は、劇場公開はされずに昨年アカデミー長編ドキュメンタリー賞にノミネートされた。とはいえ、スピルバーグ監督は現在が「テレビ史上において一番よい時代」とテレビの在り方の変化を称えている。人々を映画館から遠ざけてしまうため、「映画館にとってはチャレンジングだけどね」とストリーミングサービスを脅威に感じているようだ。(Hiromi Kaku)■関連作品:【Netflixオリジナル】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflixオリジナル】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング
2018年03月26日先日、「Rakuten Empire Awards」授賞式に出席したスティーヴン・スピルバーグ監督が、『インディ・ジョーンズ』シリーズ最新作の5作目(タイトル未定)について語った。スピルバーグ監督によれば、来年の4月にイギリスで撮影がスタートするという。「Variety」誌などによれば、ロンドンで開催された授賞式で「Legend of Our Lifetime award」(生涯の伝説的人物賞)を獲得したスピルバーグ監督は、俳優、スタッフ、運転手などイギリスではみんなが自分の映画製作を手伝ってくれるとイギリスへの好印象を受賞スピーチで語り、「2019年4月にここ(イギリス)に戻ってきて『インディ・ジョーンズ』の5作目を撮る」と宣言した。キャストは現在のところ主演のハリソン・フォードのみ発表されており、脚本は2008年の前作『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』のデヴィッド・コープが引き続き担当する。コープはスピルバーグ監督作の『ジュラシック・パーク』、『宇宙戦争』などでも起用されていた。撮影が始まる頃にはハリソンは76歳、2020年7月10日のアメリカでの公開日は78歳になる3日前だ。ハリソンの続投に「冒険に出るには年を取りすぎている…」とSNSなどでは批判の声も見られたが、撮影は予定通りに進められるようだ。(Hiromi Kaku)
2018年03月20日