当社は、卵白プロテインについて、九州大学大学院農学研究院細胞制御工学研究室(片倉 喜範教授)と共同研究を行ってきました。その研究成果として、卵白プロテインは「β酸化活性化効果」を有していることが明らかとなりましたので、以下のとおりお知らせします。■研究の背景・目的卵白に多く含まれるたんぱく質は必須アミノ酸のバランスと体内利用率が非常に高く、また、脂質をほとんど含まないことから、良質のたんぱく源と言われています。本研究では、当社製品REVOPRO(R) EGG WHITE PROTEINの主原料である卵白プロテインと、乳清(ホエイ)由来のホエイ・プロテイン・アイソレート(以下、WPI)とを用いて、骨格筋細胞における遺伝子発現変動につき検証し、卵白プロテインが筋肉細胞におけるβ酸化に及ぼす効果を明らかにすることを目的としました。■研究内容と結果サンプルとして、卵白プロテインとWPIをそれぞれ100mlのリン酸緩衝生理食塩水に15gずつ溶かしたものを使用し、比較対照はリン酸緩衝生理食塩水としました。骨格筋細胞の一種である分化C2C12細胞を2日毎に培地交換およびサンプル添加を行いながら分化誘導し、そこから5日間培養した後にRNAの抽出・回収を行って、細胞内でのエネルギー産生に関係するβ酸化関連遺伝子の発現を測定しました。その結果、3種類のβ酸化関連遺伝子(CD36、CPT1、MCAD)の発現はいずれも卵白プロテインにおいて特に増加しました(図1・図2・図3)。これらの発現が増加すると、細胞内のミトコンドリアが活性化し、脂肪酸の分解やエネルギー産生が促進されます。これは、生体としては脂肪の燃焼によるエネルギーへの変換が盛んになることを意味しています。これにより、卵白プロテインはダイエットに有効な効果を有しているものと考えることができました。図1~3(注)・エラーバー :標準誤差を示す・有意差(「比較対照」に対して):*p<0.05 **p<0.01 ***p<0.001当社は今後も、「食のインフラ」としての液卵事業を通じて卵製品の安定的供給に努めるとともに、「卵」の新たな可能性を追求してまいります。〔用語説明〕・β酸化:脂肪酸の代謝(分解)において、脂肪酸を酸化してエネルギーを取り出すための重要な代謝経路の一つです。・骨格筋:動物の筋肉には、骨格を動かす「骨格筋」と内臓を動かす「内臓筋」があります。基本的に、内臓筋が不随意筋の平滑筋であるのに対し、骨格筋は自分の意思で動かしたり鍛えたりできる随意筋の横紋筋であり、トレーニングやエクササイズの対象となるのは骨格筋です。・ミトコンドリア:動植物の細胞中に広く存在する細胞内小器官の一つで、生命活動に必要なエネルギーを産生する場となっています。なお、卵白プロテインに関する九州大学との共同研究につきましては、以下のとおり筋繊維タイプの変化に与える効果に関し発表を行っておりますので、併せてご覧下さい。・2022年8月26日発表「卵白プロテインに関する九州大学との共同研究結果について」 〔イフジ産業株式会社について〕本社 : 〒811-2318 福岡県糟屋郡粕屋町戸原東二丁目1番29号代表者 : 代表取締役社長 藤井 宗徳電話番号 : 092-938-4561(代表)事業内容 : 液卵・冷凍卵・卵加工品・プロテインの製造・販売上場取引所 : 東京証券取引所 スタンダード市場・福岡証券取引所証券コード : 2924ホームページ: REVOPRO(R) 公式サイト : REVOPRO(R) 公式Twitter : REVOPRO(R) 公式Instagram: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月10日国民の健康増進を唾液から考える 特定非営利活動法人日本唾液ケア研究会(理事長:槻木 恵一:神奈川歯科大学教授)は、がん唾液検査のシステム構築の立役者である東京医科大学医学総合研究所 杉本昌弘教授によるシンポジウムを下記の要領で開催します( )。シンポジウムでは、唾液とテクノロジーをテーマに最新の検査法や新しいアプローチを紹介し、唾液検査の実用化やその課題を議論します。唾液を用いて新規検査法を開発しようと考えている方や唾液のがん検査を知りたいと考えている方、その成功のための道筋を知りたい方など、ぜひ、多くの方の参加をお待ちしております。参考画像◆唾液を用いたがん検査東京医科大学医学総合研究所 杉本昌弘 教授「唾液は体の鏡」と呼ばれるように口腔内だけでなく全身の様々な健康状態を反映している。このため、唾液はその特徴を詳しく調べることで様々な疾患検査ができる可能性を秘めている。近年新型コロナの検査にて唾液検査が広く利用されるようになったが、ストレス性のホルモンの検査など唾液検査そのものは古くから実用化されている。私たちはがんを対象として唾液検査の研究を実施してきた。既に全国の医科歯科施設により検査が始まっている。本研究会では、技術的な側面だけでなく、がんの唾液検査の必要性や、既にどのような使い方がされているかを紹介する。◆唾液を使って口腔がんをみつける山形大学医学部附属病院歯科口腔外科 石川恵生 病院教授口腔がんは、口の中にできるがんの総称であり、他のがん同様に早期発見が重要である。しかし病変を検出するために確立した検査は、視診(見る)・触診(触る)という主観的な検査のみであり、その精度は診察医の経験によるのが現実である。私たちはこれまで、口腔がんやそのなりかけの病変を唾液で見つけるために研究を行ってきた。本研究会では、これまでの唾液に関する研究成果を中心に、口腔がんを早期に発見するために行っている私たちの取り組みを紹介する。◆体に優しく簡単に使える自己健康管理センサの開発山形大学大学院有機材料システム研究科 長峯邦明 准教授予防医療の実現に向けて自己健康管理の重要性が増している現代において、工学系の分野では血液診断に代わる、身体的負担が少ない自己体調管理センサの開発が活発化している。私達はこれまで、唾液や汗に含まれる成分を簡易検出可能な電気化学センサの研究開発に取り組んできた。本研究会では、世界の研究開発動向を踏まえながら、これまでの私達の研究成果を紹介する。■「第1回日本唾液ケア研究会学術集会・いい唾液の日2022」開催概要日時 : 2022年11月27日(日曜日) 9:00より開催いたします。( )サリバテクノジーシンポジウムの開催時間:16:25-17:35会場 : <オフライン>神奈川県歯科保健総合センター(神奈川県横浜市中区住吉町6丁目68-2)<オンライン>Zoom申し込み締め切り: 2022年11月14日(月曜日)会費 : 日本唾液ケア研究会会員5,000円 非会員10,000円※全て税込価格※報道関係者さま無料申し込み方法 : 下記URLからお申し込みください。 ハイブリッド開催ですが、現地120名まで参加できます。奮って現地参加をお願いいたします。■その他のプログラム特別講演 唾液分泌から考える全身の健康科学鶴見大学歯学部前教授・ドライマウス研究会代表 斎藤一郎 先生最新の研究から唾液の役割について概説すると共に唾液分泌を促進する有効な対策について紹介します。ランチョンセミナー 唾液検査で判断する口腔と全身の状態神奈川歯科大学臨床科学系歯科保存学講座歯周病学分野准教授 青山典生 先生歯科医院のチェアーサイドで行われる唾液検査が口腔の状態だけでなく全身状態との関連もわかることが見出されました。最新の研究成果を紹介します。一般演題・フォーラムなど■特定非営利活動法人日本唾液ケア研究会について口腔ケアは、口腔疾患の予防や良好な口腔環境の維持に重要であるが、一般的に歯磨きに大きな力点が置かれ、唾液中の成分による効能は副次的な位置づけであった。しかし、近年、唾液の健康効果についての研究が進展したことにより、唾液は、良好な口腔環境を獲得させる機能水であるという概念の重要性が見出されている。この概念は、国民の健康増進を口腔から推進することができると考え、特定非営利活動法人日本唾液ケア研究会では唾液の量と質に注目した健康普及啓発活動を通じて、国民の健康増進に貢献することや唾液学の推進を目的として活動している。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月08日10月16日(日)10:00~16:00柏の葉T-SITEにて麗澤中学・高等学校(千葉県柏市/校長:櫻井讓)のSDGs研究会は柏の葉T-SITE主催の「第8回 パン祭り」に出店しフェアトレードコーヒーと新作のフェアトレード紅茶の販売を行います。第7回に続き、第8回と連続での出店になります。本研究会では「今、私たちにできること」をテーマにより多くの人にSDGsのことを認知してもらうために生徒達が主導となり校外・校内で多様な活動を実施してきました。前回はSDGs研究会の代表的な活動の1つである「フェアトレードコーヒー活動」の一環として出店をしましたが、今回はより多くの方にフェアトレードを認知していただくために新商品である、生徒たちが地元企業と協業をして完成をさせた、色の変わるフェアトレード紅茶の販売もいたします。「第8回 パン祭り」は地元で愛される名店や関東近郊の有名店など多くの人気店舗が出店します。前回のイベントでの販売活動が高く評価され、今回の出店が実現しました。今回の出店では生徒がハンドドリップで淹れた東ティモール産のフェアトレードコーヒーの販売と、累計4500個の販売実績のあるオリジナルデザインのコーヒードリップバッグの販売、フェアトレード紅茶ティーバッグの販売を行います。本活動の担当教諭である瀧村尚也(たきむら なおや)教諭は、「生徒の活動が校内だけでなく社会に評価され、外部出店の依頼をいただいたことを光栄に思います。今の時代だからこそ、販売を通じた啓発活動をすることで、また新たな発見や探究が生まれると思っています。このような原体験が、生徒たちの今後のアクションの大きな一歩になることを信じて、今後も活動を続けていきます」とコメントしています。【第8回 パン祭りの詳細】日時: 2022年10月15日(土)~16日(日) 10:00〜16:00※SDGs研究会の出店は16日(日)のみ場所:千葉県柏市若柴227-1柏の葉T-SITE定員:なし※一時入場規制をかける場合がございます。主催:柏の葉T-SITE【担当教員のプロフィール】瀧村尚也(たきむらなおや)地歴公民科/SDGs研究会顧問千葉県松戸市出身。法政大学卒業。2018年にバリスタから教員に転身し麗澤中学・高等学校で教鞭を執る。【麗澤中学・高等学校について】麗澤中学・高等学校は昭和10年、 創立者の廣池千九郎(法学博士)が「道徳科学専攻塾」を現在のキャンパス(千葉県柏市光ヶ丘)に開塾したことから始まります。2015年には中高一貫コースの「叡智コース」を新設。グローバル社会の中で、冷静かつ客観的に物事の本質を見抜き、複雑な諸問題を解決していく総合的な人間力である「叡智」を携えた真のリーダーを育成するため、開校以来、蓄積してきた研究成果と実績を活かし、さらに麗澤らしい教育活動を展開していきます。麗澤中学・高等学校HP : プレスリリース.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年10月14日法政大学は、2022年11月3日(木・祝)に、理系分野の研究・技術の内容・成果を紹介する「法政科学技術フォーラム2022(法政大学理系学部・研究所 主催/法政大学理系同窓会 後援)」を対面及びオンラインで開催します。法政大学の理系学部は、情報科学部、デザイン工学部、理工学部、生命科学部、大学院理系研究科は、情報科学研究科、デザイン工学研究科、理工学研究科、総合理工学インスティテュート(IIST)が設置され、多くの優れた学生を世に輩出しています。また、小金井キャンパスを拠点に、マイクロ・ナノテクノロジー研究センター、イオンビーム工学研究所、情報メディア教育研究センターが日々研究を進めています。当日は法政大学の理系学部・研究所に所属する17名の教員が、自身の研究内容とその成果を紹介、研究所の案内等を行います。また、米国電気電子学会(IEEE)やヨーロッパ連合アンテナ伝播機構(EurAAP)など、数々の機関から研究内容が表彰された中野 久松名誉教授の特別講演を行い、同時にライブ配信もします。なお、研究室紹介、特別講演の一部については、12月5日(月)から「法政科学技術フォーラム2022」の特設サイトで配信します。【特設サイト 】<開催概要>■日時 11月3日(木・祝)11時~16時■場所法政大学小金井キャンパス西館(〒184-8584 東京都小金井市梶野町3-7-2)JR中央線 東小金井駅より徒歩約15分、またはバス「関野橋循環」または「本町五丁目行」乗車、「法政大学」下車約5分■プログラム(1)特別講演14時~15時 西館地下1階マルチメディアホール法政大学 名誉教授 中野 久松「アンテナ科学技術の進展 自然系アンテナから超自然系アンテナの出現まで」(2)研究室・研究所紹介、ポスターセッション11時~16時 西館1階学生ラウンジ、地下1階●研究室・情報科学部コンピュータ科学科 黄 潤和(人工知能研究室)ディジタルメディア学科 高村 誠之(メディア情報処理研究室)・デザイン工学部建築学科 宮田 雄二郎(建築構造工学研究室)都市環境デザイン工学科 山本 佳士(構造解析研究室)システムデザイン学科 山田 泰之(メカニズムデザイン研究室)・理工学部機械工学科 平野 利幸(流体機械研究室)電気電子工学科 佐々木 秀徳(電機システム設計研究室)応用情報工学科 尾川 浩一(画像工学研究室)経営システム工学科 木村 光宏(信頼性工学研究室)創生科学科 田中 幹人(学際宇宙研究室)・生命科学部生命機能学科 西川 正俊(細胞メカニクス研究室)環境応用化学科 森 隆昌(環境粉体工学研究室)応用植物科学科 鍵和田 聡(植物病生理生態学研究室)●研究所イオンビーム工学研究所 三島 友義マイクロ・ナノテクノロジー研究センター 石垣 隆正情報メディア教育研究センター ハスナイン ネハル■参加費 無料■申し込み 不要 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月12日偉大な科学者の知られざる激動の半生を描いた『キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱』より、主演のロザムンド・パイクによるインタビュー映像が解禁された。主役であるマリ・キュリーを『ゴーン・ガール』『パーフェクト・ケア』のロザムンド・パイクが演じる本作。この度解禁されたインタビュー映像で、自身が演じたマリ・キュリーについて「今まで演じた役の中でも特に印象的」と答えるロザムンド。役づくりのために科学に関する講義を受け、役柄を自分のものにしたとも明かした。「科学用語を口にする時に、マリの考えを根本から理解してる必要があった」と語り、台詞が無い場合でも同様だと言う。「無言で実験してる時、マリは何を考えてるのか、理解するのが女優の仕事」と熱弁をふるう。マリに関する本もたくさん読んだようで、「読むにつれて彼女の大ファンになった」と語っている。キュリー夫妻の恋愛についての質問に対しては、「その関係性をうらやましく思う部分もある」と率直に述べている。ロザムンド曰く、2人は魂の僧侶と言える関係性で、「2人は出会い、共に研究する運命だと」と語り、波乱万丈な2人の物語に胸を打たれた様子だ。夫のピエール役については、「マリの完成度はピエール役に懸かってた」と言い、オーディション会場でサム・ライリ―と出会った際に、「私の中のマリが反応した。彼こそがピエールだ」と運命の出会いだったことを教えてくれた。夫婦役を演じた名優の競演も、本作のクオリティの高さに貢献していることは間違いないようだ。『キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱』は10月14日(金)よりkino cinema横浜みなとみらいほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱 2022年10月14日よりkino cinéma 横浜みなとみらいほか全国にて公開© 2019 STUDIOCANAL S.A.S AND AMAZON CONTENT SERVICES LLC
2022年10月05日~SDGsが目指す「誰一人取り残さない」社会のために~麗澤中学・高等学校(千葉県柏市/校長:櫻井讓)のSDGs研究会「EARTH」が、本研究会の中でも象徴的な活動の1つである「フェアトレードコーヒー活動」で、シリーズ第四弾となるドリップバッグを完成させました。2018年にスタートしたこの活動では、実際にフェアトレードで仕入れたコーヒーを校内イベントにてハンドドリップで販売するなど、机上の学びだけではなく、実践した学びにつなげる活動を続けてきました。ここ数年では、新型コロナウイルスの影響を受け、対面販売ではなくオンライン販売に切り替えるため、自分達でドリップバッグのパッケージをデザインし、オンラインショップを立ち上げ、多くの人に「コーヒー」と「自分たちの想い」を届けてきました。今回作成した第四弾のドリップバッグは、SDGsでも掲げられている「誰一人取り残さない」というスローガン達成のために、「フェアトレード」にだけ焦点をあてるのではなく、障がいがある方たちの働きやすい社会を実現するために福祉の視点を加えた「ウェルフェアトレード」を実現した商品となっています。プロジェクトリーダーの生徒が、「この商品の生産者から消費者に届くまでの流れを可視化するだけでなく、この商品を通じて障がいのある方が働きやすい社会を作りたい」という強い思いから、第四弾のドリップバッグの袋詰め作業を障がいのある方の就労支援として委託することを実現させました。地元柏市にある社会福祉法人ワーナーホーム様にご協力をいただき、この就労支援を実現しています。社会福祉法人ワーナーホーム様では現在、医療的ケアを必要としている子どもたちや、ご家族の子育てを支え、子供たちの豊かな暮らしを目的とした医療的ケア対応「すくすくハウス」の建設を行っています。私たちは、その建設を支援するために、第四弾ドリップバッグの売上の一部を寄付しています。この活動でトレーサビリティの確保だけでなく、新しい雇用を生み出すことを実現しました。SDGs研究会顧問の瀧村尚也(たきむらなおや)教諭は「今回の商品で生産者を守るフェアトレードを超えて、生徒の想いによって雇用を作り出し、新しい付加価値を生み出すことができました。今後、この繋がった輪が途切れることのないように、持続的に活動を行っていきたいと思います。」とコメントしています。ドリップバッグはオンラインショップで販売を行っています。また、今後は各種イベントや保護者会、入試等で配布・販売を予定しています。【ドリップバッグ概要】【ドリップバッグ概要】■製造所:社会福祉法人ワーナーホーム千葉県柏市十余二403-1■生豆生産国:東ティモール■焙煎:自家焙煎珈琲茶珈香■取引先:特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン■販売サイト:【SDGs研究会】オンラインショップ「EARTH」 ※生徒作成サイト【麗澤中学・高等学校について】麗澤中学・高等学校は昭和10年、 創立者の廣池千九郎(法学博士)が「道徳科学専攻塾」を現在のキャンパス(千葉県柏市光ヶ丘)に開塾したことから始まります。2015年には中高一貫コースの「叡智コース」を新設。グローバル社会の中で、冷静かつ客観的に物事の本質を見抜き、複雑な諸問題を解決していく総合的な人間力である「叡智」を携えた次代に求められる真のリーダーを育成するため、開校以来、蓄積してきた研究成果と実績を活かし、さらに麗澤らしい教育活動を展開していきます。麗澤中学・高等学校のHP : プレスリリース.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年09月22日一般社団法人 情報オリンピック日本委員会と公益財団法人CTC未来財団は、国際情報科学コンテスト「ビーバーチャレンジ」から生まれた小学生向け情報科学カード型教材を開発しました。2022年9月20日より2023年3月31日まで教育機関に500セットを無料配布いたします。プログラミングを学んでいる児童が、情報科学とComputational Thinkingの考え方を協同学習するのに適した教材です。下記URLより、お申し込みいただけます。申込案内ページ: ビーバーチャレンジ学習カード【ビーバーチャレンジ学習カードの概要】ビーバーチャレンジ学習カードは、小学校1年~4年生向けの40枚のカードと小学校5・6年生向けの28枚のカードから構成されます。カードはグループワークでも利用しやすいようにA5サイズで、1枚のカードに選び抜かれた良問1題が掲載されています。題材はいずれも、情報科学とComputational Thinkingの考え方に基づくものであり、論理的思考力を育むとともに、プログラミングの基礎となる概念を学べるように工夫されています。【ビーバーチャレンジとは】ビーバーチャレンジ(Bebras Challenge)は小中高の児童・生徒を対象とした「情報科学」と“Computational Thinking”(計算論的思考)に関する課題に取り組むオンライン国際コンテストです。2004年にリトアニアで始まり、2021年度には54ヶ国から300万人以上が参加する大規模なものとなっています。“Bebras”はリトアニア語で「ビーバー」のことで、ビーバーは勤勉で知的な動物という理由でコンテストの名称に使われています。一般社団法人 情報オリンピック日本委員会では、日本の児童・生徒、また、学校の先生方に情報科学とComputational Thinkingに触れる機会を提供することを目的に、2010年より本コンテストを実施しています。成績優秀者を表彰している国もありますが、日本も含めたいくつかの国では、競いあったり点数を付けたりすることを主たる目的としていません。それよりも、情報科学に関連した親しみやすい問題に取り組むことで、情報科学とComputational Thinkingの基本概念に触れることを目的としています。【ビーバーチャレンジ2022】対象 : 小学校3年生から高校3年生 学年に応じた問題が出題されます。参加申し込みは、学校・教育機関単位で行ってください。実施期間: 2022年11月14日(月)~11月19日(土)(実施日時は、参加を希望する学校で指定できます。学校行事などで、上記期間に実施できない場合は11月21日(月)~11月26日(土)に実施可能です。)実施要領: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月20日株式会社wise projectは、現場で結果を出し続けている、踏むだけでカラダを変化させる『アダプベース』の研究を8月30日、9月5日に広島の大学と幼稚園の協力のもと開始いたしました。現在コロナ禍で問題視されている「身体機能低下」や「肥満」問題のソリューションを提案できるか、研究を進めてまいります。アダプベース(1)コロナ禍で問題視されている「子供の肥満」や「身体機能低下」の原因として名古屋大学はプレスリリースで令和3年10月に「バランス機能」の関与を指摘しています。「バランス能力」として片脚立位を計測していますが、片脚立位は地面に対し姿勢の制御を適切なタイミングで行う運動と考えられます。近年、運動学習には様々なバリエーションが必要と言われており、ランダムな傾斜という地面のバリエーションが姿勢制御の問題のソリューションとなると考えられています。名古屋大学プレスリリースより(1)【「姿勢制御」を必要とする機会の減少が体に影響を及ぼしている】長引くコロナ禍で深刻な問題になってきた身体への影響について、名古屋大学は令和3年10月にプレスリリースにて、運動機会の減少がバランス機能の低下を招き、肥満とのつながりがあることも指摘しています。報告では小学1年生を対象におこなっておりますが、年代問わずに問題は起きていると推測されます。しかし、発達期の子供に発育については特に懸念されています。スポーツ庁が出しているデータからも持久走や反復横跳びなど姿勢制御の維持がスコアに大きく影響を及ぼす種目のスコアが軒並み落ちていることが分かっています。運動機会の減少は姿勢制御の機会を減少し能力を低下させていることが考えられます。出典:2021年度「全国体力・運動能力調査」スポーツ庁(1)【『アダプベース』とは何か?】令和3年6月に株式会社wise projectより発売された『アダプベース』は多くの年代の方の、片脚立位のスコアを伸ばしています。ランダムな凹凸と適度な硬さをもつ「アダプベース」は、踏むだけで、様々な傾斜地での姿勢制御をトレーニングすることができます。凹凸のある地面を歩くという運動機会が姿勢制御の多様性を生み、意識しない姿勢を正常化します。アダプベースは株式会社Philosopher's body projectでおこなっているトレーニングや治療をもとに、脳科学を研究されている株式会社THEM 健康増進部長・中鶴 真人氏との共同開発で生まれました。脳がわかりやすく姿勢の処理の練習をできるようデザインされています。また、プロスポーツ選手もトレーニングに取り入れ始め、静かにシェアを伸ばしております。【これからの発育発達に】株式会社wise project代表 鈴木 清吾氏(柔道整復師)は、生活しやすく安全な環境が運動機会や経験を奪うことが、子供たちの発育、大人の慢性的な肩こりや腰痛といった痛みなどの症状を引き起こす可能性を示唆しています。経験するための環境を補うための遊具やツール、運動教室などの必要性を訴えています。【不整地の経験不足からくる姿勢制御テスト】両足を一直線状に並べます目線は真っ直ぐ前を見て立つだけ足がグラグラ不安定になるようなら問題あり 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月07日株式会社スクラムサインは京都大学人工知能研究会 KaiRAとのスポンサー契約を締結しましたのでお知らせします。今回、当社の技術顧問である京都大学の小島先生とのご縁で京都大学の人工知能研究会 KaiRAのスポンサー契約を結びKaiRAの活動を支援することになりました。これにより双方の交流やインターンシップの受け入れなどを通じてKaiRAの発展とAIコミュニティの活性化に貢献していきたいと思っています。(写真左から KaiRA副会長の加藤さん、会長の三宅さん、スクラムサイン 代表の北村、KaiRA顧問の小島先生)■スクラムサイン コミュニティの取り組み<Math & Coding>Math & Codingは主に機械学習エンジニアやデータサイエンティストの方や数学が大好きな方が数学とプログラミングのスキルを向上させたい方が学び合い、それぞれが各自の職場で学んだことを実践していくコミュニティ。Math & Coding WebSite<インターンシップハッカソン>インターンシップの学生が中心となりハッカソンイベントを行っています。社内ハッカソン[スクラムサイン インターンシップレポート](Link: )■関係者コメント<株式会社スクラムサイン 代表取締役 北村 友和>以前からKaiRAのメンバーを当社のインターンに受け入れていましたが、基礎的な部分から応用まで書籍をベースに大変熱心に勉強されているなと感じています。これを契機にますます活発に活動をしていってもらいたいと思っています。また私たちが運営している機械学習コミュニティ「Math & Coding」は社会人中心のコミュニティですが、これを機会に交流イベントを行い、相互に刺激を与え合う関係となることを期待しています。<京都大学 医学研究科 ビッグデータ医科学分野 小島 諒介先生>スクラムサインへは、機械学習技術を産業応用する際の技術サポートとして関わっています。顧客と一緒に試行錯誤しながら現実の複雑な課題に対し機械学習モデルの構築などを適用している会社なので、KaiRAのメンバーへも積極的にインターンシップの参加などを通じて研鑽する場を提供していってもらいたいです。またスクラムサインは、Math & Codingという数学と機械学習をテーマにした活発な勉強会を長年にわたり主催しているので、学ぶことに熱心なKaiRAとも親和性が高いかと思います。<KaiRA 会長 三宅 大貴さん>KaiRAでは2022年度から対面の活動を再開しました。今回新たなスポンサー契約を結んだことで、KaiRAメンバーとしての、あるいはKaiRAコミュニティとしての活動の幅がこれまでよりも大きく広がると思っています。「一緒に学ぶ」「一緒に作る」といった経験、さらにはスポンサーの協力も得て、KaiRAでしか学べないことがあるような場にしたいと思っています。■京都大学人工知能研究会 KaiRAについて京都大学人工知能研究会(KaiRA)では、様々な専攻・回生の学生が集まって活動しています。毎週の例会では本の輪読会やそれに付随した実装の解説を行ったりしています。例会以外にも自発的な勉強会や11月祭への出展などを行っています。団体名 : 京都大学人工知能研究会(KaiRA)設立日 : 2017年3月16日会長 : 三宅 大貴技術顧問: 小島 諒介URL : Twitter : @kyoto_kaira■株式会社スクラムサインについてスクラムサインでは、技術コミュニティで育まれた豊かな技術と学びの生態系を起点とし、深い機械学習の専門領域の知見、多様な専門人材とのつながり、学びの場づくりを通じて、お客様とともに難しい課題に対して一緒に真剣に悩み考えながら、ビジネスのコアとなるような意義深いシステムを共創していくことをミッションとしています。本社 : 〒650-0011神戸市中央区下山手通2丁目13-13番3号 建創ビル 9F 61号室共創開発拠点: 神戸市中央区三宮町3-1-16 三星ビル4階南室 DEP代表者 : 北村 友和設立月 : 2015年8月URL : <事業内容>・AIの事業適用におけるフィージビリティスタディ・PoC開発・各種勉強会の開催・AI・機械学習を用いたシステムソフトウェアの月額定額開発サービス Scrum・Pythonと統計を学ぶ研修およびワークショップの開催・クリエイターのためのコミュニティ型コワーキングスペース DEP.運営・数学と機械学習コミュニティ「Math & Coding」運営・社内技術勉強会コミュニティ構築支援コンサルティング 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月05日~ 地元企業との協業により生まれたオリジナルティー~麗澤中学・高等学校(千葉県柏市/校長:櫻井讓)のSDGs研究会「EARTH」が、フェアトレードで取引されたネパール産の紅茶を使用して、オリジナルのブレンドティーの商品化を実現しました。本研究会の主軸となる取り組みの1つに東ティモール産のコーヒー豆を使用した「フェアトレードコーヒー」という活動があります。現在に至るまで多くの方にコーヒーを届けて来ましたが商品の特性上、小さいお子様や中高生の手元に届けることができませんでした。そこでコーヒーが飲めない方にも「フェアトレード」の輪を広げたいという生徒の強い想いがきっかけで、コーヒーとは違う形でフェアトレードの輪を広げる方法を探し始め、行きついたのが紅茶でした。紅茶の歴史や背景を調べていくうちに、紅茶一杯の裏側には児童労働の問題や正当な価格で取引されていない現状があることを知り、フェアトレード紅茶の商品化に向けて本格的にプロジェクトをスタートさせました。地元柏市にある紅茶専門店「LinkTea」によって、フェアトレードで仕入れた良質なネパール産の春と夏に摘まれた茶葉を使用し、柏市を中心に活動されているフードアナリストの関川都代(せきかわとよ)氏の全面協力のもと、世界に一つのブレンドティーを作成しました。特に今回のプロジェクトでは味だけではなく、見た目も楽しめるように紅茶の「色」にもこだわりました。香料不使用で天然ハーブとレモンピールで香りをつけて、バタフライピーを使用してエメラルドグリーンの色を出し、レモン汁でピンク色に、アイスティーのソーダ割りにした時でも色が変化するように工夫を凝らし、見た目も味も華やかな紅茶の開発を実現させました。パッケージのデザインは全校生徒にデザインを公募し、たくさんのエントリーをしていただいた中で、選考で選ばれた作品が採用されています。1つのパッケージにティーバッグが2つ入っています。選ばれたデザインは全部で 3種類あり、それぞれに生徒の想いが詰まっています。SDGs研究会の顧問である瀧村尚也(たきむらなおや)教諭(担当科目:地歴公民)は「今回のプロジェクトは、地元企業の方々のご協力があって実現をすることができました。そしてフェアトレードの幅を広げたことで、さらに広い視点で物事を捉えることができるようになりました。この商品を通じて、買い物は投票であるという考え方を広げていけたら幸いです。」とコメントしています。今後もティーバッグは各種イベントや保護者会、入試等で配布・販売を予定しています。【ティーバッグ概要】■販売業者:株式会社linkgargen 紅茶専門店「Linktea」代表星野公昭(ほしのまさあき)■紅茶生産国:ネパール■加工業者:有限会社キムラ加工:静岡県島田市牧之原302-2【麗澤中学・高等学校について】麗澤中学・高等学校は昭和10年、 創立者の廣池千九郎(法学博士)が「道徳科学専攻塾」を現在のキャンパス(千葉県柏市光ヶ丘)に開塾したことから始まります。2015年には中高一貫コースの「叡智コース」を新設。グローバル社会の中で、冷静かつ客観的に物事の本質を見抜き、複雑な諸問題を解決していく総合的な人間力である「叡智」を携えた次代に求められる真のリーダーを育成するため、開校以来、蓄積してきた研究成果と実績を活かし、さらに麗澤らしい教育活動を展開していきます。プレスリリース.pdf : 麗澤中学・高等学校のHPはコチラ : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年09月02日夏休みの宿題で、多くの子供たちに出されている自由研究。文字通り、研究内容は自由であるぶん、何について調べるかを考えるところから始まります。そのため、子供によっては「何を調べればいいのかが分からない」と悩んでしまいますよね。ゾロリが行う自由研究は?児童書『かいけつゾロリ』のTwitterアカウントは、日頃からとんちを利かせたようなクスッとする投稿で人気を博しています。日本列島を涼しくするはずが…ゾロリの設定温度に「やめろー!」「猛暑の犯人、発見」かいけつゾロリ「深夜っていうのはな…」続く言葉が、あるあるすぎて泣けてくる2022年8月28日、同アカウントはTwitterを更新。双子のイノシシであるイシシとノシシに、ゾロリは「宿題はまだ手を付けなくていいのか」と聞かれます。「いいのいいの」と、余裕を見せるゾロリが、自由研究の題材に選んだものは…。自由研究 pic.twitter.com/BHDOyht0Xq — かいけつゾロリ ポプラ社公式 (@zororizz) August 28, 2022 ゾロリが自由研究として選んだのは、「白紙で提出したらどうなるか」というもの。何を研究してもいいのが自由研究ですから、「何も調べない」という内容も可能性としてはあり得るでしょう。しかし、白紙で出すことで、先生に怒られてしまう未来は見えているはず。白紙で提出したら、怒られておしまいなのか、はたまたやり直しを求められるのか…そうした結果を調べる自由研究なのかもしれませんね!ゾロリの自由研究に、「さすがゾロリ先生」「その手があったか!」「とてもいい回答」と、多くの人が感心しています。中には、実際に白紙で出した人から「結局居残りで宿題をすることになった」といった悲しい体験談も。自由研究は、ゾロリを見習わず、自分の興味あることなどを調べるのが吉と出そうです![文・構成/grape編集部]
2022年08月29日イフジ産業株式会社は、卵白プロテインについて、九州大学大学院農学研究院細胞制御工学研究室(片倉教授)と共同研究を行いました。その研究成果として、卵白プロテインは速筋化を誘導する効果があることが明らかとなりました。REVOPRO ロゴ■研究の背景・目的卵白は、脂質がほとんどなく、タンパク質が多く含まれています。卵白のタンパク質は必須アミノ酸のバランスが非常に良く、体内利用率が高い良質のたんぱく源と言われています。本研究では、当社製品であるREVOPRO(R) EGG WHITE PROTEINの主原料である卵白プロテインとホエイ・プロテイン・アイソレート(以下、WPI)を用いて筋肉細胞を活性化させ、その筋繊維タイプ変化に着目して実験を行い、卵白プロテインの効果を明らかにすることを目的としました。■研究内容と結果<卵白プロテインは筋肉細胞に対する分化誘導能と筋肉の速筋化を誘導する>サンプルはWPIと卵白プロテインを100mLのリン酸緩衝生理食塩水(以下、PBS)にそれぞれ15g溶かしたものを使用し、コントロールはPBSとしました。C2C12 細胞を2日毎に培地交換およびサンプル添加を行いながら分化誘導し、そこから5日間培養後にRNAの抽出、回収をしてRT-qPCRで内在性遺伝子の発現を測定しました。その結果、分化関連遺伝子であるMyoDとMyogeninの発現は卵白プロテインの方がcontrolおよびWPIより増加しました。このことから卵白プロテインには筋肉細胞に対して分化誘導能を有することが明らかとなりました。(表1・表2参照)次に、遅筋マーカーであるMyHCIの発現は卵白プロテインの方がcontrolおよびWPIより発現が減少していました。(表3参照)そして、速筋マーカーであるMyHCIIa, IIb,IIx(表4・表5・表6参照)の発現は卵白プロテインの方がより増加していました。つまり、卵白プロテインは筋肉の速筋化を誘導することが明らかとなりました。(表1)MyoD(表2)Myogenin(表3)MyHCI(表4)MyHCIIa(表5)MyHCIIb(表6)MyHCIIx*>.05 **>.01 ***>.001REVOPRO(R) 公式サイト : REVOPRO(R) 公式Twitter : REVOPRO(R) 公式Instagram: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年08月26日ロザムンド・パイク主演で天才科学者の激動の半生を描く伝記映画『キュリー夫人天才科学者の愛と情熱』より、予告編とポスタービジュアルが解禁された。『ゴーン・ガール』『パーフェクト・ケア』のロザムンド・パイクが主演を務め、『ペルセポリス』のマルジャン・サトラピが監督を務めた本作。人類史上初ノーベル賞を2度受賞した科学者マリ・キュリーの知られざる半生を描く。この度解禁された予告編は、主人公のマリ・スクウォドフスカが将来の夫となるピエール・キュリーと出会うシーンから始まる。公私ともに親睦を重ねていく2人は、ある鉱石の中に未発見の元素を見つける。その後、マリは研究所を追い出されてしまう不遇に見舞われたが、懸命に研究を続け、原子が有限であることは間違いである事象を見つける。彼女らの研究はノーベル賞受賞を果たすが、推薦状には夫の名前しかなかった。女性というだけで正当な評価を受けることができなかったマリ・キュリー。様々な困難が待ち受ける中、彼女はどのような人生を歩んだのか…。併せて解禁となったポスターは、ロザムンド・パイクが演じるマリ・キュリーを中心に、夫や娘など、彼女の人生に深く関わった人物がその横に並び、愛する人々との交流と、並々ならぬ研究への情熱が伝わってくるビジュアルとなっている。『キュリー夫人天才科学者の愛と情熱』は10月14日(金)よりkino cinema横浜みなとみらいほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱 2022年10月14日よりkino cinéma 横浜みなとみらいほか全国にて公開© 2019 STUDIOCANAL S.A.S AND AMAZON CONTENT SERVICES LLC
2022年08月16日明治大学先端数理科学インスティテュート(MIMS)は、研究ブランディング事業「Math Ubiquitous:数理科学する明治大学」の活動をお伝えする公開シンポジウムとして、「『あやなすことわり』~対話が誘う文理融合の世界~」を7月28日(木)に、オンラインで開催いたします。事前登録制で、参加費は無料です。第一部では、ジャズピアニスト、数学研究者、2025大阪・関西万博テーマ事業プロデューサー、STEAM教育者など、多種多才な活動を展開する中島さち子氏と、大六野耕作 明治大学学長、西森拓 MIMS副所長によるジャズな鼎談「ゆらぐ世界に生きる」を行います。文・理、さらには芸術の視点も取り込んだ融合教育や社会のあり方について、融通無碍に語り合う豪華トリオの鼎談をお楽しみください。第二部では、感性、折り紙、錯視という3つのテーマを取り上げ、斯界の第一人者が研究成果を紹介します。一見、数学とは関係のなさそうなモノやコトが、実は数学の言葉によってさらに輝きを増し、応用技術につながることを、専門的な知見を交えながら分かりやすく解説します。研究ブランディング事業 第7回公開シンポジウム「あやなすことわり」~対話が誘う文理融合の世界~表1: ■本シンポジウムHP 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月21日一般財団法人 フォーデイズ自立支援協会(東京都中央区、理事長:和田 佳子)は、国内外における健康科学の進歩に貢献する創造的で有用な研究テーマを支援し、ライフサイエンスや自然科学分野の研究者への助成を行うことを目的として、今年度も学術研究又は技術開発に携わる研究者に対する助成を公募しました。この公募は2015年の当協会設立以降6年連続で行っており、これまでに17名の研究者に助成金を交付しております。このたび15件の応募の中から、厳正な審査により3名の研究者へ助成金の交付を決定し、2022年7月5日(火)に助成金交付決定通知書授与式を行いました。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、今年度もオンラインでの授与式とし、その中で理事長/和田 佳子は「先生方の研究は多くの人々に勇気を与えるとともに、心の支えにもなっていると思う。今回の助成を一つのきっかけとして、さらに前に進んでいただきたい。」と祝辞を述べました。交付者プロフィールと対象研究テーマは下記の通りです。(助成額は各50万円)■後藤 孔郎 氏(大分大学医学部 講師)腸内細菌の二次代謝産物による認知症発症予防に関する検討後藤 孔郎 氏■齋藤 史路 氏(金沢医科大学医学部 助教)COVID-19における緊急造血反応の分子メカニズムの解明齋藤 史路 氏■大谷 理浩 氏(岡山大学病院脳神経外科 助教)時空間的単細胞解析を駆使した膠芽腫に対する新規治療法の開発大谷 理浩 氏【財団概要】●名称 :一般財団法人 フォーデイズ自立支援協会●設立 :2015年(平成27年)3月9日●拠出財産:3百万円(設立時)<助成・応募に関するお問い合わせ先>一般財団法人 フォーデイズ自立支援協会 事務局 担当 : 和田TEL : 03-6861-4550(直通)E-mail: afssj@fordays.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月19日年代別の毛穴トラブルにアプローチ株式会社スキンクリアラボが、科学に基づいた理論で毛穴ケアを追求するブランド「毛穴科学」を2022年7月1日にローンチし、「Ci」シリーズのクレンジングバームとフェイスマスクを2022年7月7日より新たに発売する。毛穴科学は年齢や肌質によって毛穴悩みに寄り添い、原因と対策を正しく伝えることで自信の持てる素肌へと導くため、科学に基づいた理論で毛穴ケアアイテムを提案。「Ci」シリーズでは、毛穴周辺のトラブルをマルチにケアする成分であるビタミンCに着目し、世代によって異なる毛穴トラブルにアプローチする商品を展開していく。Z世代と大人肌に向けた2種のフェイスマスク「Ci」シリーズの新商品『ブラッククレンジングバーム』は「全方位型の毛穴ケア」発想により、メイクの下の黒ずみ・角栓・テカリまで吸着し洗い去る。炭×ベントナイトW洗浄成分を配合し、とろけるバームが毛穴に入り込むことで、毛穴目立ちの原因となる汚れを吸着しやさしくオフ。ビタミンC誘導を配合し、肌をひきしめながらつややかな肌に洗い上げる。毛穴対策マスクはZ世代と大人肌に向けた2種が登場。過剰な皮脂分泌によって起こるZ世代の毛穴悩みには、水分と油分のバランスを整え、詰まった毛穴がもとで起きる肌トラブルにもアプローチするさっぱりタイプだ。ハリを失った肌が重力に耐え切れず下に引っ張られてしまうことによって起こる「たるみ毛穴」には、「大人肌の毛穴対策マスク」が肌をひきしめハリを与えることで毛穴が目立ちにくい肌へ導いてくてる。ハリツヤ成分により、ふっくらハリのはる肌に整え、エイジングケア効果も期待できる。(画像はプレスリリースより)【参考】※「毛穴科学」ブランドサイト
2022年07月14日~ 8/6(土)10:00~11:00kamonかしわインフォメーションセンター内~麗澤中学・高等学校(千葉県柏市/校長:櫻井讓)のSDGs研究会「EARTH」が、未来を担う10代の目線から自分たちの経験を元にSDGsについて理解を深める講演会を8/6(土)10:00~11:00kamonかしわインフォメーションセンターにて実施します。今回、kamonかしわインフォメーションセンターより、柏市内でSDGsの掲げる目標の「答えのない問題」に取り組んでいる若き生徒に講師になってもらい、幅広い世代にSDGsの啓発と誰でも始められるアクションについてレクチャーしてほしいとのご依頼をいただき、この講演会が実現しました。本学のSDGs研究会「EARTH」は、中高校生合わせて70名が在籍。SDGsの掲げる目標達成のために「今、私たちにできること」をスローガンのもと活動を実施しています。現在ではフェアトレードコーヒーの活動を中心に10個のプロジェクトに分かれ、日々それぞれの課題に向き合っています。今回の講演では、生徒たちが行ってきた活動の報告と、その経験からどのような困難があったか、そして誰でも始められるアクションと、この先の未来について「自分の言葉」で語ります。また、イベント期間内では、SDGs研究会が今まで行ってきた活動が分かるパネルを数多く展示しています。フェアトレードコーヒーの販売も行っておりますので、ぜひご参加ください。SDGs研究会の顧問である瀧村教諭(たきむら)(担当科目:地歴公民)は「今回の講演会は、この先の活動においても素晴らしい経験になると思っています。また、この講演会を通じて一人でも多くの方の意識を変えることができたら幸いです。そして、SDGsを考えるときにグローバルな視点も重要ですが、常に地元目線を意識して、今後も地域の皆さまと接点のある活動を続けていきます。」とコメントしています。【展示会・講演会についての詳細】展示会:7月15日(金)~8月31日(水) 9:00~19:00 (8/17のみ休館)講演日時: 8月6日(土)10:00~11:00場所:kamonかしわインフォメーションセンター内定員:先着10名内容:SDGs研究会の活動を通じた、だれにでも始められるSDGsの取り組みについて【麗澤中学・高等学校について】麗澤中学・高等学校は昭和10年、 創立者の廣池千九郎(法学博士)が「道徳科学専攻塾」を現在のキャンパス(千葉県柏市光ヶ丘)に開塾したことから始まります。2015年には中高一貫コースの「叡智コース」を新設。グローバル社会の中で、冷静かつ客観的に物事の本質を見抜き、複雑な諸問題を解決していく総合的な人間力である「叡智」を携えた次代に求められる真のリーダーを育成するため、開校以来、蓄積してきた研究成果と実績を活かし、さらに麗澤らしい教育活動を展開していきます。麗澤中学・高等学校HP : プレスリリース.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年07月11日~5月15日(日)世界フェアトレード・デー特別イベントを実施~麗澤中学・高等学校(千葉県柏市/校長:櫻井讓)のSDGs研究会「EARTH」が、地元ラーメン店「Noodles&Cafe MEN-OH」の公認アンバサダーとして5月の世界フェアトレード・デーに合わせ、フェアトレードの魅力やお店の魅力をSDGsの視点で紹介をするイベントを実施します。来場者はフェアトレードコーヒーの試飲やユーグレナのスイーツの試食をしながら参加できるイベントになっています。※WFTO(世界フェアトレード連盟:World Fair Trade Organization)が定める「世界フェアトレード・デー」は毎年5月の第2土曜日。日本では5月を「フェアトレード月間」として例年さまざまな企業や団体のイベントなどが行われている。今回のイベントでは、コーヒーを通じたフェアトレードの現状や重要性を紹介します。多くの人にお店の魅力を知ってもらうために、お店のスタッフにインタビューを行い、SDGsの視点からお店の魅力をまとめた冊子も作成しました。その冊子をイベントで配布し、プレゼンテーションを行います。SDGs研究会の顧問である瀧村教諭(たきむら)(担当科目:地歴公民)は「今回のイベントは、公認アンバサダーとしての取り組みの集大成です。イベントを通じて、お店への来場者が増えることはもちろんですが、一人でも多くの人の意識が変わり、フェアトレードやエシカル消費の推進になれば幸いです。」とコメントしています。【世界フェアトレード・デー特別イベント概要】●日時:5月15日(日) 11:00~14:00 ※生徒の発表は随時開催予定●場所:UDCK(アーバンデザインセンター柏の葉)(千葉県柏市若柴178-4 柏の葉キャンパス148-4)●内容:フェアトレードの推進とお店の魅力を紹介●登壇者:SDGs研究会「EARTH」【麗澤中学・高等学校について】麗澤中学・高等学校は昭和10年、 創立者の廣池千九郎(法学博士)が「道徳科学専攻塾」を現在のキャンパス(千葉県柏市光ヶ丘)に開塾したことから始まります。2015年には中高一貫コースの「叡智コース」を新設。グローバル社会の中で、冷静かつ客観的に物事の本質を見抜き、複雑な諸問題を解決していく総合的な人間力である「叡智」を携えた次代に求められる真のリーダーを育成するため、開校以来、蓄積してきた研究成果と実績を活かし、さらに麗澤らしい教育活動を展開していきます。麗澤中学・高等学校ホームページ : プレスリリース.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年05月13日学校法人東京農業大学は、食品安全研究センター(FSRC)の開設にあたり、開設記念講演会を2022年5月9日(月)に開催いたします。食と農の分野で学校法人東京農業大学のもつ総合力は国内では類例のない充実したものです。FSRCは、学校法人東京農業大学の食の生産現場から加工、流通、消費、栄養、健康に至る領域をカバーする総合力に加え、産官学の食の安全に関わる機関との連携により、活動します。科学的思考に基づく食の安全の構築と安心の啓発により、持続可能な社会の構築に貢献することを目指します。食品安全研究センターHP: ■プログラム<日時>2022年5月9日(月) 14時15分~16時(受付13時45分~)<場所>東京農業大学世田谷キャンパス サイエンスポート8階エアブリッジ(〒156-8502 東京都世田谷区桜丘1-1-1)当日はYouTube( )でライブ配信を行います。<開設記念講演会進行概要>挨拶 大澤 貫寿(学校法人東京農業大学理事長)挨拶 江口 文陽(東京農業大学長)/鈴木 昌治(東京情報大学長)センター設置の経緯、概要説明 五十君 靜信(食品安全研究センター長/東京農業大学教授)祝辞 堀切 功章 氏(キッコーマン株式会社 代表取締役会長CEO)祝辞 道野 英司 氏(農林水産省大臣官房 国際食料情報特別分析官)祝辞 加地 祥文 氏(公益社団法人日本食品衛生協会 常務理事/食品衛生研究所長)特別講演:「わが国の食の安全への取り組み(仮題)」山本 茂貴 氏(食品安全委員会委員長)教育講演:「命と向き合う教育の魅力~食や農業を通して~」尾木 直樹 氏[尾木ママ](教育評論家)名刺交換会、施設見学会(希望者) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年04月25日【4月26日開催】参加無料危機管理ビジネス研究会危機管理ビジネス研究会は、ビジネスを通じて、安全・安心な社会づくりに貢献したいと考えている方々向けの定期的な勉強会です。4月の危機管理ビジネス勉強会の講師は、着脱式車いす避難装置JINRIKIを開発した株式会社JINRIKI社長の中村正善氏です。2011年の東日本大震災で、車いすの避難が難しいと知ったことをきっかけに、誰でも簡単に車いすを動かすことができる補助装置JINRIKIを開発しました。防災製品を開発する上で最も必要なことは何か、実用化までの苦労や、課題の解決に向けた挑戦の数々についてご発表いただきます。防災製品の開発に取り組んでいる方、今後取り組もうと考えている方はもちろん、防災で社会貢献をしたいと考えている人にもぜひ聞いていただきたい内容です。ご参加をお待ちしております。当日はまた、第2部として、「注目の危機管理ビジネス」の紹介も行います。【第1部】16時~17時防災製品の開発で最も重要なこと~着脱式車いす避難装置JINRIKI開発までの経緯~■主なテーマ・着脱式車いす補助装置JINRIKIとは・開発のきっかけ・開発までの苦労・普及に向けた取り組み・防災製品開発で最も重要だと思うこと・今後の挑戦【第2部】17時10分から17時30分展示会主催者が語る注目の防災ビジネス(第2弾)「震災対策技術展」事務局辻 健太郎・コロナ禍(2020~2021年)での防災業界の潮流・2022年注目の防災ビジネス「フェーズフリー」/「防災×AI」・各種防災イベントのご案内(※国の防災イベントを含む)開催概要◆日時:2022年4月26日(火)16:00~17:30◆方式:Zoomウェビナーを使ったライブ配信◆主催:リスク対策.com(株式会社新建新聞社)◆定員:50人※参加費無料要リスク対策.com会員登録(無料)詳細・お申し込み : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年04月01日明治大学 農学部 生命科学科・環境応答生物学研究室の吉竹悠宇志(助教)、篠崎大樹(博士後期課程2年兼日本学術振興会特別研究員)、吉本光希(教授)の研究グループは、リン酸欠乏の早期段階でオートファジーが小胞体(注1)を分解し、細胞内のリン酸をリサイクルしていることを発見しました。オートファジーとは、酵母や動物、植物など真核生物に広く保存されている細胞内成分の分解機構の一つで、細胞内の不要な成分や古くなった成分を分解することで、細胞の品質維持や、栄養成分のリサイクルに重要な役割を果たしています。■ 本件のポイント■植物の三大栄養素の一つ・リン酸の欠乏早期段階において、植物オートファジーが小胞体を特異的に分解することで、小胞体に含まれるリン酸をリサイクルしていることを発見しました。■この小胞体分解機構は、これまで知られていたリン酸欠乏応答機構より早く応答するため、「早期リン酸欠乏応答機構」という新たなリン酸欠乏応答機構を提唱しました。■植物はリン酸欠乏ストレスに対して、早期および後期の応答機構を使い分けることで、時空間的に不均一なリン酸濃度環境に適応していると考えられました。■この適応メカニズムを理解することで、場所・時期によって欠乏の度合いが異なる世界中のリン酸欠乏土壌において、それぞれの環境に適した作物を栽培する技術等の開発が期待されます。■ 要旨植物の生育においてリン酸は欠かすことの出来ない重要な栄養素であり、リン酸欠乏は植物の生育に重篤な影響を与えます。しかし、土壌中のリン酸はカルシウムイオンやマグネシウムイオンといった金属イオンと結合して植物が吸収できない形態を取ってしまうため、植物はしばしばリン酸欠乏に晒されています。これまでの研究で、リン酸欠乏時に植物の細胞内では核酸や生体膜を構成するリン脂質が分解酵素によって分解され、そこに含まれていたリン酸がリサイクルされていることが知られていました。一方、本グループは、オートファジーが栄養欠乏時における植物の生育に重要であることを報告してきました。<過去のプレスリリース>・『植物は自身を分解することで体内の金属バランスを保つ』明治大学農学部生命科学科 吉本教授の研究グループが新規モデルを提唱 ・窒素施肥が植物をリン酸欠乏から救うメカニズムを解明ーオートファジーの活性化が生育に寄与ー 今回、本グループは、モデル植物であるシロイヌナズナを用いた研究で、リン酸欠乏の早期段階においてオートファジーが自己成分を分解することでリン酸をリサイクルしていることを発見しました。さらに、この際のオートファジーが何を分解しているのか、どのようにして誘導されるのか解析しました。その結果、早期リン酸欠乏時に、オートファジーによる特異的な小胞体の分解(ERファジー)が誘導されること、このERファジーは細胞内に流入した鉄を介した過酸化脂質蓄積による小胞体ストレスによって引き起こされることが分かりました。さらに、早期リン酸欠乏時に引き起こされるERファジーは、これまで知られていた後期リン酸欠乏応答機構を抑制することも示唆されました。今回発見された早期リン酸欠乏応答機構と従来知られていた後期リン酸欠乏応答機構を使い分けることで、植物は時空間的に不均一なリン酸濃度環境に適応していると考えられます。この研究は、JSPS科研費 新学術領域研究「マルチモードオートファジー」(領域代表 順天堂大学 小松雅明教授、計画班代表 吉本光希)、科研費基盤B(代表 吉本光希)および日本科学協会 笹川研究助成 (代表 吉竹悠宇志) の援助により行われました。本研究成果は、2022年3月20日にイギリスの科学誌「The Plant Journal」のオンライン版に掲載されました。■ 1.背景リン酸は窒素、カリウムと共に植物の三大栄養素と呼ばれるほど植物の生育に欠かすことの出来ない重要な栄養素であり、リン酸欠乏は植物の生育に重篤な影響を及ぼします。しかし、土壌中のリン酸は少ない上に、カルシウムイオンやマグネシウムイオンといった金属イオンと結合して植物が吸収できない形態を取ってしまうため、植物はしばしばリン酸欠乏に晒されてしまいます。植物は、このようなリン酸欠乏ストレスに対して、細胞内の核酸や生体膜を構成するリン脂質を分解することで、そこに含まれているリン酸をリサイクルしていることが知られていました。これまで、リン酸リサイクル機構はリン酸を含む細胞内成分を酵素反応によって分解すること、そこで働く酵素が欠損した植物はリン酸欠乏下での生育が抑制されることが知られていました。しかし、細胞内成分を液胞(注2)へと輸送して分解するオートファジーがリン酸のリサイクルおよびリン酸欠乏下の生育にどのような影響を与えるのか、その詳細は分かっていませんでした。■ 2.研究手法と成果本研究では、まず、10日間生育させたシロイヌナズナの野生株およびオートファジー不能体をリン酸欠乏培地に移植し、8日間生育させ、表現型を観察しました。その結果、オートファジー不能体では生育が野生株よりも著しく抑制されていることを発見しました (図1A)。また、リン酸欠乏培地に移植後、経時的に葉に含まれるリン酸含量を測定したところ、移植後2、3日目という早期のリン酸欠乏時において、オートファジー不能体のリン酸含量が野生株よりも低下していることを見出しました (図1B)。このことから、オートファジーは早期リン酸欠乏時のリン酸リサイクルに関与していることが分かりました。次に、早期リン酸欠乏時のオートファジーが何を分解しているのか明らかにするために、緑色蛍光タンパク質によって標識した各細胞内小器官の挙動を共焦点レーザー顕微鏡により観察しました。その結果、早期リン酸欠乏時に小胞体が特異的に液胞へと輸送されている様子が観察され (図2)、オートファジーによる小胞体の特異的な分解(ERファジー)が引き起こされていることが明らかとなりました。また、早期リン酸欠乏時に小胞体ストレス(注3)が引き起こされており、この小胞体ストレスによってERファジーが誘導されていることも明らかにしました。さらに、早期のリン酸欠乏時に生育環境中の鉄の量を制限すると、小胞体ストレスが緩和され、ERファジーが抑制されることも見いだしました。また、ガスクロマトグラフィーによる解析の結果、早期リン酸欠乏時において、小胞体の主要構成膜脂質は鉄を介して酸化され、過酸化脂質として蓄積されることが分かりました。加えて、過酸化脂質蓄積の阻害剤を処理したところ、早期リン酸欠乏時にERファジーが抑制されたことから、早期リン酸欠乏時に鉄を介した小胞体ストレスがERファジーを引き起こしていることが示されました。最後に、早期リン酸欠乏時にERファジーが引き起こされない小胞体ストレス応答変異体を用いて、後期リン酸欠乏応答機構の一つである膜脂質転換(注4)の度合いを解析しました。その結果、小胞体ストレス応答変異体では早期リン酸欠乏時にもかかわらず、後期応答の一つである膜脂質転換が引き起こされていました。その一方で、後期リン酸欠乏時では野生株および小胞体ストレス応答変異体との間に膜脂質転換の度合いに差は見られませんでした。このことから、ERファジーの抑制は後期リン酸欠乏応答機構を活性化させているのではなく、誘導タイミングを前倒ししていることが考えられました。このように、植物には従来知られていたリン酸欠乏応答機構よりも早い段階で誘導されるリン酸リサイクル機構が存在し、そこにオートファジーによる選択的な小胞体分解が関わっていることが分かりました (図3)。■ 3.今後の期待後期リン酸欠乏応答機構には、核酸分解酵素などによる細胞内成分の分解の他に、根の形態変化など、不可逆的な応答が知られています。植物は、早期リン酸欠乏応答機構を用いることで、雨などで他の土地からリン酸が再供給された際に、速やかに元の状態に戻って生育を再開することができるのではないかと考えられます。世界中にリン酸欠乏土壌は広く存在しますが、その欠乏の度合いは場所によって異なっています。本成果により、植物は時空間的に不均一なリン酸濃度環境に適応していることが示され、その適応メカニズムを理解することで、その環境に適した作物を栽培する技術等の開発が期待されます。■ 4.論文情報<タイトル>Autophagy triggered by iron mediated ER stress is an important stress response to the early phase of Pi starvation in plants(日本語タイトル:鉄依存性小胞体ストレスによって誘導されるオートファジーは早期リン酸欠乏下でのリン酸再供給に関与する)<著者名>Yushi Yoshitake, Daiki Shinozaki, Kohki Yoshimoto<雑誌>The Plant Journal<DOI> ■ 5.補足説明注1)小胞体細胞内小器官の一つ。合成されたタンパク質の折り畳み(フォールディング)やカルシウムイオンの貯蔵などを行う。注2)液胞細胞内小器官の一つ。細胞内物質の分解・貯蔵を担う。注3) 小胞体ストレスタンパク質の異常な折り畳みなど小胞体の機能に異常が生じた際に発生するストレス。注4) 膜脂質転換植物が特異的に有するリン酸欠乏応答機構の一つ。生体膜を構成するリン脂質を分解することでリン脂質中のリン酸をリサイクルすると同時にリン酸を含まない糖脂質が消失したリン脂質の機能を相補する。図1(A)リン酸欠乏時の生育の様子。スケールバーは1cmを示し、白矢頭は枯死した葉を示す。(B)リン酸欠乏培地に移植後の第1, 2本葉内のリン酸含量。*は野生株とオートファジー不能体との間に有意に差があることを示す。(Dunnett法)図2. 葉肉細胞内の共焦点レーザー顕微鏡写真緑色は各細胞内小器官、マゼンダは葉緑素を示している。丸い葉肉細胞内の暗く抜けている部分は液胞であり、白矢頭はオートファジーによって液胞へ輸送された小胞体を指す。スケールバーは10μmを示す。図3. 本研究成果により明らかとなった早期リン酸欠乏応答機構の模式図早期リン酸欠乏時に細胞内に流入した鉄が生体膜を酸化することで過酸化脂質が蓄積する。過酸化脂質の蓄積を介した小胞体ストレスはERファジーを誘導することで小胞体に含まれるリン酸を細胞内にリサイクルする。ERファジーによって細胞内に再供給されたリン酸は膜脂質転換をはじめとした後期リン酸欠乏応答機構を抑制する。T字の矢印は抑制することを示す。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年04月01日パラミロン研究会理事、久保 明医師の新著『不安と情報過多から生まれる 新型コロナ「W疲労」の対処法』(晶文社)が2022年3月10日発刊されました。本書では長期コロナ禍社会において、「不安疲労」と「情報疲労」が融合した“新型コロナ「W疲労」”が深刻化している状況への警鐘を鳴らすとともに、「W疲労」への早期ケアの重要性を啓発しています。パラミロン研究会では、ユーグレナの機能性成分「パラミロン」の機能性についての多面的な研究を行っていますが、そのテーマの一つが「精神的・身体的疲労」の軽減です。現代の特徴的な疲労である「不安疲労」「情報疲労」ともに精神的疲労と身体的疲労が組み合わさった複合的な疲労と考えられます。久保 明医師は、パラミロン研究会の研究成果、様々な統計データ、豊富な臨床的知見をもとに、“新型コロナ「W疲労」”を放置するリスクと早期の適切なケア方法を解説しています。書籍表紙【書籍概要】■著者:久保 明■形態:四六判並製 136頁■定価:1,320円(本体1,200円)【書籍構成】はじめに■第1章:新型コロナウイルス(COVID-19)感染と私たち■第2章:私たちを襲う新しいタイプの2つの疲労――「W疲労」■第3章:W疲労を乗り越えろ!今日からできる克服法■第4章:W疲労を防ぐ、コロナ禍社会での1日の過ごし方コロナ禍のW疲労を防ぐ新しいライフスタイルあとがき――明日に向けての一歩書籍詳細: ■本書で取り上げている成分、パラミロンEOD-1の「精神的・身体的疲労」軽減効果について本書では、“新型コロナ「W疲労」”を乗りこえる対処法について紹介しています。「自律神経を整える」「免疫力を高める」「良質な睡眠をとる」「情報疲労を軽減する」などの対処法とともに食品成分として「パラミロン」を取り上げています。パラミロン研究会の研究において、パラミロンの摂取によって、身体的にも精神的にも日常生活の疲労感が軽減され、また、疲労回復期の自律神経活動のバランスが早期に改善したことが確認されています。なおパラミロン研究会では、パラミロンが豊富に含まれるユーグレナEOD-1株を使用して、様々な機能性研究を行っています。グラフ出典 :Nutrients 2020,12(10),3098より作図データ提供:株式会社神鋼環境ソリューション久保 明 画像【久保 明医師プロフィール】東海大学客員教授・医療法人財団 百葉の会 銀座医院院長補佐/内分泌・糖尿病専門医慶応義塾大学医学部卒業。専門は予防医療とアンチエイジング医学。銀座医院院長補佐・東海大学医学部客員教授・日本臨床栄養協会副理事長。『カリスマ内科医と組み立てるDIY健康大全』(晶文社)他、著書多数。【パラミロン研究会について】パラミロン研究会は、様々な研究領域の研究者が集い、パラミロンの機能性についての多面的な研究を行い、パラミロンの新たな健康機能を探求していく研究組織です。研究会WEBサイト: 【パラミロンEOD-1について】「パラミロンEOD-1」はユーグレナEOD-1株が体内に貯蔵する独自の顆粒状物質(β-1,3-グルカン100%)で様々な機能性が期待されています。免疫力の向上、精神的・身体的疲労感の軽減、自律神経バランスの調整、血糖値上昇抑制、LDLコレステロール低下などの効果を確認しています。パラミロンEOD-1に関する詳しい情報: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月30日3月18日(金)表彰式実施徳島県にて麗澤中学・高等学校(千葉県柏市/校長:松本卓三)のSDGs研究会が、「エシカル甲子園2021」で関東ブロックの代表として本選に出場し、全国85校の中、優秀賞に値する「徳島県議会議長賞」を受賞しました。「エシカル甲子園」とは、全国の高校生が環境や社会に配慮した消費行動「エシカル(倫理的)消費」の取り組みを発表する場です。特に2021年度は、高校生のしなやかな感性と発想で「新しい生活様式」を踏まえて取り組める活動を募集し、特に優れた取組・活動発表について表彰が行われました。本研究会では、今まで行ってきた、SDGs研究会の代表的な取り組みであるフェアトレードコーヒーの活動内容をまとめて発表を行いました。1人の生徒の発案から始まった活動が、徐々に校内・校外へと広まり、コーヒー豆の仕入れをしている東ティモール大使の来校まで大きく波及した点や、単発的な活動ではなく、継続的に活動を実施している点などが大きく評価され、今回の受賞につながりました。受賞した生徒は「今回の受賞は発表した3人のものだけでなく、研究会メンバー全員を評価していただいたものだと思っています。改めて多くの人に支えられて今の活動ができていることを実感することができました。これからも自分たちの活動を広げて、多くの人にSDGsの社会的意義を感じてもらえるように頑張っていきます。」とコメントしています。【受賞生徒】高校一年木本理来(きもとりら)高校一年畠中優衣(はたなかゆい)高校一年杉田悠磨(すぎたはるま)【担当教員のプロフィール】瀧村尚也(たきむらなおや)地歴公民科/SDGs研究会顧問千葉県松戸市出身。法政大学卒業。2018年にバリスタから教員に転身し麗澤中学・高等学校で教鞭を執る【麗澤中学・高等学校について】麗澤中学・高等学校は昭和10年、 創立者の廣池千九郎(法学博士)が「道徳科学専攻塾」を現在のキャンパス(千葉県柏市光ヶ丘)に開塾したことから始まります。2015年には中高一貫コースの「叡智コース」を新設。グローバル社会の中で、冷静かつ客観的に物事の本質を見抜き、複雑な諸問題を解決していく総合的な人間力である「叡智」を携えた真のリーダーを育成するため、開校以来、蓄積してきた研究成果と実績を活かし、さらに麗澤らしい教育活動を展開していきます。麗澤中学・高等学校HP : プレスリリース.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年03月25日明治大学先端数理科学インスティテュート(MIMS)の杉原厚吉 研究・知財戦略機構研究特別教授制作の錯視研究作品が、現在、新潟県南魚沼市の池田記念美術館で展示されています。展示期間は、2022年3月12日(土)から5月8日(日)までです。杉原先生の錯視研究作品は、世界錯覚コンテスト2020(Best Illusion of the Year Contest 2020)にて、4回目の最優秀一位を獲得しました。今回の特別展では、受賞作品「立体版シュレーダー階段図形」も展示されています。立体版シュレーダー階段図形の詳しい解説はこちらをご覧ください。 新潟県南魚沼市 池田記念美術館春季特別展示 第5回 錯覚展2022 杉原教授の不思議な世界■展覧期間2022年3月12日(土)~5月8日(日)■休館日毎週水曜日※展示替え休館日:4月15日(金)~20日(水)※5月4日(水・祝)は開館■開館時間午前9時~午後5時(入館は閉館の30分前まで)※4月14日(木)は午後3時閉館■入館料大人500円、各種割引あり、高校生以下無料 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月24日バイオテクノロジーの研究開発を行う株式会社ジェヌインR&D(本社:福岡県福岡市東区、代表取締役:宮鍋 征克、以下「当社」)は、麻布大学獣医学部獣医学科 生化学研究室(麻布大学 学長:川上 泰、本部:神奈川県相模原市、 )と共同で発表したアトピー性皮膚炎に関する論文が、米国実験生物学会連合が発行する国際誌で実験的バイオサイエンスに関する科学ジャーナル『The FASEB Journal』に、2022年3月1日(火)に掲載されたことをお知らせします。アトピー性皮膚炎に関する発表論文が『The FASEB Journal』に掲載本研究は、これまで解明されていなかった「スフィンゴミエリン」という細胞膜を構成する特別な脂質の生物学的機能を発見しました。「スフィンゴミエリン」には、皮膚のバリア機能を正常に保つ効果や、アトピー性皮膚炎の病態を軽減させる効果があることが明らかになりました。本研究結果によって、今後、アトピー性皮膚炎をはじめとするアレルギー症状の改善薬の開発が期待されます。■研究結果概要皮膚角質層に多く含まれる「スフィンゴミエリン」とは、細胞膜を構成する特別な脂質です。人間の全身の皮膚組織に分布していますが、その生物学的な機能の全容はこれまで明らかになっていませんでした。本研究では、皮膚組織におけるスフィンゴミエリンに関する以下の3つを明らかにしました。(1)皮膚組織においてスフィンゴミエリンがSTAT3を抑制することで、皮膚バリア機能を正常に保つことを明らかにしました。STAT(Signal transducer and activator of transcription)とは、サイトカインと呼ばれる炎症を調整する重要な因子を細胞内に導入するために必須である転写因子群の総称。現在STAT1~6までが知られており、STAT3は組織修復や発がんとの関連が示されています。(2)アトピー性皮膚炎患者の皮膚組織では、スフィンゴミエリンを作る合成酵素の遺伝子発現量が減少していることがわかりました。スフィンゴミエリンが欠損したマウスによる実験では、アトピー性皮膚炎の重症化が確認されました。(3)アトピー性皮膚炎のモデルマウスの皮膚にスフィンゴミエリンを塗布した結果、病態が軽減されたことがわかりました。論文タイトル:Sphingomyelin maintains the cutaneous barrier via regulation of the STAT3 pathway(和訳:スフィンゴミエリンは、STAT3経路の調節を介して、皮壁を維持する)『The FASEB Journal』掲載先: ■共同研究者麻布大学獣医学部獣医学科 生化学研究室教授 山下 匡、講師 永根 大幹URL: ■麻布大学について麻布大学は、獣医系大学として二番目に長い歴史を持つ大学で、2025年に学園創立135周年を迎えます。私立大学として動物学分野の研究に重点を置くトップクラスの実績を基盤に新たな人材育成に積極的に取り組んでいます。本学は、獣医学部(獣医学科、動物応用科学科)と生命・環境科学部(臨床検査技術学科、食品生命科学科、環境科学科)の2学部5学科と大学院(獣医学研究科と環境保健学研究科)の教育体制に、学部生:2,411名、大学院生:88名が学んでいます(2021年5月1日現在)。1つのキャンパス内(神奈川県相模原市)で、人・動物・環境に関する教育・研究を実施している国内唯一の大学です。交通アクセス : JR横浜線 矢部駅から徒歩4分 麻布大学の概要: ■会社概要ジェヌインR&D 京都研究所社名 : 株式会社ジェヌインR&D代表者: 代表取締役 宮鍋 征克所在地: (本社) 福岡県福岡市東区高美台2丁目36番12号(東京オフィス)東京都港区芝1丁目7-5 ロート東京ビル5階(京都研究所) 京都府相楽郡精華町光台3丁目2-16設立 : 2010年11月19日資本金: 192,700,000円URL : 事業内容:健康食品、健康補助食品、栄養補助食品、ダイエット食品の研究開発、製造、加工、卸・小売販売並びに輸出入/食料品、飲料水、酒類、農産物、水産物、畜産物の輸出入並びに卸・小売販売/バイオテクノロジーの研究開発、技術指導、及びその生産物並びに技術の販売/バイオテクノロジーの研究開発事業の受託/医薬部外品及び化粧品、石鹸等日用雑貨品の製造、卸・小売販売並びに輸出入/農水畜産物の加工及び卸・小売販売/前各号に付随関連する一切の業務 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月24日明治学院大学は研究成果の社会還元と優秀な研究者の輩出により、社会への貢献に注力しております。この度、本学の教育・研究力のPRを強化するために「研究」ページをリニューアルしました。「研究者情報」「科学研究費助成事業(科研費)」「明学の理由。」「教員の著書」などをまとめることで、研究へのアクセスが容易になりました。「研究」ページ: 明治学院大学Webサイト「研究」ページ●「明学の理由。」研究インタビュー掲載 本学では教員の研究に関するインタビュー記事「明学の理由。」を掲載しており、今回リニューアルしました「研究」ページでご覧いただけます。社会において注目を集める「イギリスのEU離脱」「家族心理学」など最先端の研究内容を紹介しております。メディア関係者をはじめ、受験生、一般の方にも興味深くお読みいただける記事です。穴澤 万里子 (文学部 芸術学科教授 演劇身体表現コース) 「それぞれの青い鳥を探しに。メーテルリンク研究を通じて豊かな演劇世界の扉をひらく」大竹 光寿 (経済学部 経営学科 准教授) 「「らしさ」を超えてブランドを成長させる創造的原点回帰とは」明石 留美子 (社会学部 社会福祉学科 教授) 「今求められる「グローカル」な国際福祉」池本 大輔 (法学部 政治学科 教授) 「時代の変化を告げたイギリスのEU離脱-答えが一つではない問題を扱う政治学-」蛯原 健介 (法学部 グローバル法学科 教授) 「グローバルでありながらローカル。その価値を守るための、複雑で奥深い「ワイン法」の世界」野末 武義 (心理学部長・心理学部 心理学科 教授) 「家族、夫婦が互いに尊重し合える関係を築くために」今後も研究に尽力してまいります。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月17日寝たきりにならないために何を食べればいいのか……。米国の最新研究から料理研究家が“最強の食べ合わせ”を導き出した--!「死ぬまで元気に過ごしたい--。そんな思いから、日常生活を制限なく過ごせる健康寿命を1日でも延ばそうと、みなさん、日常的に食事に気を配っていることと思います。しかし、漠然と食材を選ぶより、具体的に何を食べれば、何分健康寿命への影響が出るのかわかれば、献立も立てやすく、幅も広がるのではないでしょうか」こう語るのは、米国ボストン在住の内科医・大西睦子さんだ。日本人女性の平均寿命は87.45歳だが、健康寿命は75.38歳(ともに’19年)。約12年も、介護などが必要な期間があることになる。“寝たきり”など、不健康な期間をいかに短くするのか、そのヒントが’21年8月、『ネイチャーフード』誌で発表された、米国ミシガン大学による論文だ。「世界の研究者7,000人の協力を得て開発されたデータベースから、食材、加工品、料理など約5,800品目を対象に、健康寿命がプラス、またはマイナスになるのかを、1食あたりの分単位で算出しています」たとえば、ホットドッグ140グラムで36.11分、ハンバーグ(牛肉)85グラムで7.79分健康寿命が短くなり、納豆ご飯239グラムで13.79分、焼きサーモン85グラムでは15.98分健康寿命が延びるという結果が出ている。■健康寿命を縮める食事ホットドッグ(140g):-36.11分ハム(55g):-28.52分ソーセージ(豚肉・55g):-22.15分コーラ(360g):-12.48分ミートローフ(牛肉・140g):-8.58分ピザ(肉と野菜入り・140g):-7.81分ハンバーグ(牛肉・85g):-7.79分ビーフステーキ(赤身肉・85g):-7.00分ベーコン(豚肉・15g):-6.44分チーズバーガー(140g):-6.26分■健康寿命を延ばす食事ピーナツ(ロースト、塩味・30g):+25.50分ピスタチオ(塩味・30g):+25.28分ピーナツバター(甘くない・32g):+23.91分サーモン(焼き・85g):+15.98分納豆ご飯(239g):+13.79分バナナ(140g):+13.49分りんご(140g):+13.46分もも(缶詰・140g):+11.94分豆類(調理済み・90g):+10,42分オートミール(調理済み・234g):+8.03分※ミシガン大学の論文より抜粋して本誌作成。一部、品目名は日本で身近な食品名に置き換えた「具体的な数字が示されているぶん、マイナス食材を敬遠しがちですが、食べたいものを食べないというストレスも体によくない。牛肉や加工肉なども、野菜などのプラス食材と合わせることで、マイナスを“帳消し”にすることができます」そこで、管理栄養士で料理研究家の松尾みゆきさんに、論文をベースに朝食での健康寿命を延ばす“食べ合わせ”を提案してもらった。■朝食での健康寿命を延ばす“食べ合わせ”【豆乳グラノーラにバナナ】+21.44分「ビタミン、ミネラル、食物繊維などをバランスよく含むグラノーラには、抗酸化作用のあるイソフラボンやサポニン、鉄分を多く含む豆乳をかけて食べましょう」(松尾さん・以下同)グラノーラ+豆乳+バナナ(+7.05+0.9+13.49=21.44)【オートミールとミニサラダ、卵添え】+10.78分「最近、人気の高いオートミールは、食物繊維が豊富で便秘改善に役立ちます。キャベツなどが入ったコールスローサラダで、さらに食物繊維とビタミンCをプラスして、栄養価アップを!」オートミール(調理済み)+コールスロー+ゆで卵1個(+8.03+3.99-1.24=10.78)【ピーナツトーストとハムサラダ、牛乳】+22.81分「ピーナツバターは甘さ控えめなものを。サラダの具材には、糖質をエネルギーに変えるビタミンB1を含むハムをチョイス。1枚(10g)あたりで計算すると、マイナス5.19分にとどまります」トースト(全粒粉)+ピーナツバター+ハムサラダ(ハムとレタス)+牛乳(+0.72+23.91-5.19+3.8-0.43=22.81)【トマト目玉焼き定食(ヨーグルト付き)】+1.66分「朝食はご飯派の定番メニュー。ほぼ完全栄養食品の卵に欠けているビタミンCと食物繊維を補給する意味で、目玉焼きと輪切りのトマトを一緒に焼いても、生のトマトを添えてもOKです」白米+トマト+目玉焼き+フルーツヨーグルト(-2.15+3.82-0.86+0.85=1.66)【納豆ご飯、野菜、味噌汁】+13.79分「納豆は食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富で、血栓溶解効果も。論文データにはありませんが、ビタミンCとβ-カロテンが豊富なブロッコリーや、野菜たっぷりの味噌汁を合わせてみましょう」納豆ご飯+ブロッコリー+味噌汁(+13.79+α=13.79)「論文では豆類、野菜、果物、ナッツ類、魚料理、シリアル食品は全般的にプラス傾向ですが、’19年の国民健康・栄養調査の結果、日本人に不足している食品に位置付けられているものがほとんどです。積極的にとりましょう。また、論文では牛乳がマイナス0.43分になっていますが、日本人はカルシウム不足なので、毎日、飲んでもいいでしょう。健康保持、増進に望ましい栄養素の基準値は国ごとに異なります。こうしたことに留意しつつ、献立を考えました」どれもおいしくいただける“食べ合わせ”なので、箸が進む。おいしい食生活で、健康寿命も延ばそう!
2022年03月16日公益財団法人稲盛財団(理事長:金澤 しのぶ)は、この度、理事会の決議を経て、国内の若手研究者の支援を目的とする稲盛研究助成の2022年度対象者を決定しましたので、お知らせいたします。贈呈式の様子(2019年)● 採択人数:自然科学系40名/競争率9.1倍、人文・社会科学系10名/競争率4.8倍(計50名)● 研究助成:50名それぞれに100万円を贈呈(計5,000万円)● 交付実績:1985年度~2021年度=延べ1,731名、17億2,060万円「2022年度稲盛研究助成金贈呈式」につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、中止することにいたしました。■稲盛研究助成について稲盛財団創立者・稲盛 和夫の理念に基づき、未来の人類社会に貢献する人材育成を目的として、1985年より毎年、国内の自然科学、人文・社会科学の若手研究者を対象に、独創的で優れた研究活動を支援しています。1. 2022年度選考結果2022年度は、国内の選抜された国立大学、公立大学、私立大学、大学共同利用機関法人、その他の研究機関に所属する411名(自然科学系363件、人文・社会科学系48件)の研究者から応募がありました。助成対象となった研究は、いずれも新しい視点やユニークな取り組みによりそれぞれの研究分野に発展をもたらし、将来的に人類や社会への大きな貢献が期待できるものです。2022年度を含めた稲盛研究助成の助成対象者は延べ1,781名、助成総額は17億7,060万円となります。2. 助成金額1件100万円です。毎年、自然科学系40件、人文・社会科学系10件、計50件(5,000万円)を助成します。3. 助成金の使途当該研究の遂行に必要な経費である限りにおいて、その使途に制限はありません。4. 伯楽制度本研究助成のユニークな制度として「伯楽制度」があります。これは中国の故事「千里馬常有 而伯楽不常有(世に千里の馬は常に有れども、伯楽は常に有らず)」にちなみ、当該年度の助成対象者に選ばれた方の中で、抜きん出て優秀かつ有望な研究を行うと選考委員会が認めた方に対して2年連続して助成する制度です。(2022年度の適用者はありませんでした)5. 盛和スカラーズソサエティ(3S:Seiwa Scholars Society)本研究助成を受けた対象者相互の交流と親睦を深めることによる研究のさらなる発展を願い、1997年に発足しました。専門分野が細分化され、学問全体が見えづらい近年、異分野間の横断的かつ学際的な思考の重要性がますます求められています。3Sの会員は、自然科学から人文・社会科学にいたる蝠広い分野の研究者で構成され、研究発表、講演会、交流会の開催やメールマガジンの配信などの活動を通じて、専門分野を越えた交流をはかっています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月11日文部科学省 北極域研究加速プロジェクト(ArCS II) 国際政治課題 北極域実践コミュニティ事務局は、地球環境問題、北極域の自然・政治経済・文化等に関心のある方を対象としたトークイベント『北極域実践コミュニティ第3回トークイベント みんなで北極域のみらいを考えよう 北極研究者×北極研究者』を3月17日にZoomウェビナーによるオンライン配信で開催します。ご好評につき、定員を100名程度から150名程度に拡大しましたのでお知らせします。北極域実践コミュニティ特設サイト: ■『みんなで北極域のみらいを考えよう 北極研究者×北極研究者』について北極域を知ることで地球のみらいもみえてくる?本トークイベントでは、北極域研究加速プロジェクト(ArCS II)※の海洋・遠隔影響・北極航路・国際政治の課題代表者が対談形式で北極域のみらいについて語ります。SDGsとも絡めながら、皆さんと一緒に今の姿から見えてくる北極域のみらい、ひいては地球のみらいを考えます。※持続可能な社会の実現を目的として、北極域の環境変化の実態把握とプロセス解明、気象気候予測の高度化などの先進的な研究を推進することにより、北極の急激な環境変化が我が国を含む人間社会に与える影響を評価し、研究成果の社会実装を目指すとともに、北極における国際的なルール形成のための法政策的な対応の基礎となる科学的知見を国内外のステークホルダーに提供する、2020年から2025年までのプロジェクト( )。■イベント概要タイトル:『北極域実践コミュニティ第3回トークイベントみんなで北極域のみらいを考えよう 北極研究者×北極研究者』開催日時:3月17日(木) 15:00~17:00開催形式:Zoomウェビナーによるオンライン配信参加費 :無料対象者 :地球環境問題、北極域の自然・政治経済・文化等に関心のある方ならどなたでも定員 :100名程度 → 150名程度主催 :ArCS II 国際政治課題 北極域実践コミュニティ事務局(北海道大学 北極域研究センター内)<お申し込み方法>特設サイト( )の申込フォームから受付。申し込み期限:3月14日(月)まで<プログラム>第1部 「北極研究者×北極研究者による対談」第2部 「オンラインの皆様を交えてのQ&A」■スピーカーゲスト:渡邉 英嗣海洋研究開発機構 北極環境変動総合研究センター・副主任研究員。専門は北極海を対象とした数値モデリング、海氷・海洋熱輸送等。ArCS II研究課題「北極海環境動態の解明と汎用データセットの構築」(略称:海洋課題)代表。ゲスト:本田 明治新潟大学自然科学系地球・生物科学系列教授。専門は海氷と気象・気候場に及ぼす影響、中高緯度大気大循環変動等。ArCS II研究課題「気象気候の遠隔影響と予測可能性」(略称:遠隔影響課題)代表。ゲスト:金野 祥久工学院大学工学部・教授。専門は物理ベースモデリングによる海氷船舶の性能解析。ArCS II研究課題「北極海の環境変動を考慮した持続可能な航路利用の探究」(略称:北極航路課題)代表。聞き手:大西 富士夫北海道大学 北極域研究センター・准教授。専門は北極域の国際政治、ガバナンス、安全保障等。ArCS II「複雑化する北極域政治の総合的解明と日本の北極政策への貢献」(略称:国際政治課題)代表。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月08日麗澤幼稚園(千葉県柏市/園長:岡田喜)では、麗澤中学・高等学校SDGs研究会とのコラボレーション企画の第2段として山陽製紙株式会社協力のもと「オリジナルラグ作成ワークショップ」を開催いたします。2021年7月にSDGs研究会とのコラボレーション企画の第一弾として、幼稚園で行っている子育て広場「あいあい」でフェアトレードコーヒー、レモネードスタンドの出店を実施しました。第2段では、「知る」から「やってみる」活動に進化させ、実際にサステナブルな活動を体験してもらい、よりSDGsを深く知ってもらうことを目的に実施いたします。今回の企画発案のきっかけは、幼稚園でよく使う「ピクニックラグ」を環境に配慮したものに変える取り組みができないかと考えたことから始まります。今回、山陽製紙(株)にご協力いただき、同社が製造する業用クレープ紙「crep paper」※を使用することで、プラスチック使用量を抑えた「オリジナルラグ」を作成することが実現します。※工業用クレープ紙「crep paper」は、セメント袋の口縫い用テープや電線類を包装する紙として使われてきた素材で、独特のシワから生まれる強度と伸縮性、紙としては珍しい耐水性も兼ね備えた高機能再生紙です。実施に当たっては、SDGs研究会の中高生がSDGsの視点からさらにサステナブルに実施できるよう検討を重ね、園児もその保護者の皆様も楽しみながら体験し、学ぶことができるワークショップを実施します。デザイン後は完成したピクニックラグと一緒に後日郵送予定です。【ワークショップの特長】①画材はサステナブルなものを中高生が厳選②絵が苦手でも楽しめるよう「手形」でもデザインが可能③「14.海の豊かさを守ろう」「15.陸の豊かさも守ろう」をテーマに海か森を選んでデザイン④参加者1組に一人ずつ中高生がついてサポート園長の岡田喜は「ピクニックや遠足など、幼稚園の園児たちにとってなじみの深いピクニックラグ。身近な素材を用いてSDGsに触れることで、SDGsの活動への敷居の高さが取り払われ、理解が深まってくれることを期待しています。保護者の方々にも今回のイベントを通して、SDGsという活動があることを知っていただき、幼稚園での活動にもつながるきっかけとなることを願っています。」とコメントしています。概要詳細は以下をご確認ください。ワークショップ概要■日時:3月12日(土)第一部10時00分〜11時00分第二部11時30分〜12時30分※各部、15分前より受付をしています。■対象年齢:0〜6歳※必ず保護者の方の同伴をお願いします。■参加人数:各部、15組まで■料金:Sサイズ¥2,200(税込)size 60×90cmMサイズ¥3,300(税込)size 90×135cmLサイズ¥3,850(税込)size 110×200cm■会場:麗澤幼稚園(遊戯室)アクセスはこちら : ■申込:以下のリンクより申し込みをお願いします。※空きがあれば当日の申込みも可能申込フォームはこちら : ●ワークショップは新型コロナウイルス感染対策を十分に行った上で実施いたします。●新型コロナウイルス流行の現状を考慮し、イベントの規模縮小・中止をする可能性があります。ご了承ください。【麗澤幼稚園について】麗澤幼稚園は昭和55年に開園しました。開園以来、創立者である廣池千九郎(法学博士)が提唱した教育方針を継承し、保育に取り組んでいます。教育目標として「やさしく思いやりのある子」「ありがとうが言える子」「自分のことは自分でする子」を掲げ、教職員一同心をひとつに教育活動を展開しています。【プレスリリース】幼稚園で環境に配慮したピクニックラグ作成ワークショップを実施.pdf : 麗澤幼稚園WEBサイトはこちら : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年03月03日