ローマ時代と現代日本の風呂文化のギャップをユーモラスに描く『テルマエ・ロマエ』、不器用な主人公に突如“モテキ”が突然訪れた、恋にエロスに翻弄されるラブ・コメディー『モテキ』など近年、肩の力を抜いて鑑賞できる映画に人気が集中している。2013年秋、その系譜に新たな一本が加わることとなりそうだ。『純喫茶磯辺』、『さんかく』の気鋭・吉田恵輔監督が、麻生久美子、安田章大(関ジャニ∞)を主演に迎えて贈るハートフル・ラブコメディ『ばしゃ馬さんとビッグマウス』の製作がこのたび決定!シナリオ教室の社会人コースで偶然出会った、全く噛みあわない2人。「私、こんなに頑張ってる!」が口癖だが、一向に芽の出ない“ばしゃ馬さん”こと馬淵みち代(麻生さん)と、「オレ、本気出したらエグイで」が口癖だが、何もやったことのない“ビッグマウス”こと天童義美(安田さん)。あろうことかビッグマウスは、年上女性・ばしゃ馬さんに恋をしてしまい…。吉田監督独特の卓越したユーモア・センスとリアリティーあふれるタッチで、夢を捨て切れない男女の葛藤や挫折、恋愛模様を描く本作。化粧もろくにしないで憑かれたように、脚本のアイディアを考えせっせと作品を書き上げては、片っ端からコンクールに応募する馬淵みち代(34歳)を本作が産後復帰作となる麻生久美子、みち代と同じ社会人コースのシナリオスクールに通う年下の男・天童を人気アイドルグループ「関ジャニ∞」の愛されキャラNO.1・安田章大が演じる。このオファーを受け、「今回の役は、とても情けなく人間臭いということで、どこまで自分をさらけ出せるのかと不安もありますが、全力で監督にしがみついていけたらと思っています」と麻生さん。一方で安田さんは、今回の役名が“天童よしみ”ということで「関西出身の僕からすると馴染み深い名前なので、天童さんの名を汚さぬよう全身全霊で努めたいと思います」と気合い(?)が入った様子だ。『純喫茶磯辺』で麻生さんと仕事をして「彼女の魅力をもっと見たい。引き出したいという思いが強く残った」と語る吉田監督は、麻生さんを主役に置くことを想定して当て書きをしたそう。そして「天童というキャラの二面性をうまく表現できるのは、安田のようなヤンチャに見えつつも母性を感じさせるような人しかいないと思った。彼にはプライドの高さからくる、根拠のない自信をうまく演じてもらい『あ~こういう奴いるいる』と言わせてもらいたい」と安田さんの活躍に期待を寄せる。果たしてスクリーン上で麻生さん、安田さんの2人はどのような化学反応を起こすのだろうか?本作は11月8日(木)よりクランインし、年内での撮影を敢行、2013年秋の公開を予定している。『ばしゃ馬さんとビッグマウス』は2013年秋、全国にて公開。■関連作品:ばしゃ馬さんとビッグマウス 2013年秋、全国にて公開
2012年10月19日映画『テルマエ・ロマエ』や『アメイジング・スパイダーマン』、『メン・イン・ブラック3』など話題作も多かった2012年上半期。そこで今回は女性475名に「続編が見たい4~6月の公開映画」を聞いてみた。(調査時期:2012年7月4日~7月16日)>>男性編も見るQ. 続編が見たい4~6月の公開映画は?(複数回答)1位『テルマエ・ロマエ』29.9%2位『ホタルノヒカリ』24.0%3位『劇場版 SPEC~天~』 15.6%4位『宇宙兄弟』10.8%5位『メン・イン・ブラック3』8.6%6位『スノーホワイト』5.7%次点 『アメイジング・スパイダーマン』3.1%男性編と同じく、1位は『テルマエ・ロマエ』。「阿部寛がローマ人を演じたところが面白かった」(36歳/その他/その他)、「日本人離れした彫りの深さをもう一度堪能したい」(24歳/電機/技術職)というように、やはり古代ローマ人・ルシウス=阿部寛は相当なハマり役。ルシウスは日本人を「平たい顔族」と呼ぶが、そんな彼を日本人の阿部が演じているという凄まじいシュールさもある。2位はマンガ、ドラマでも人気を博した『ホタルノヒカリ』。「ドラマのときから見ている」(27歳/運輸・倉庫/事務系専門職)、「子育てするところも見てみたい」(25歳/運輸・倉庫/販売職・サービス系)などの声が多く、女性からは恋愛を放棄してぐうたら過ごす「干物女」への共感度はやはり高かったようだ。「もともとドラマが好きだったし、続きが気になるエンディングだったから」(29歳/運輸・倉庫/秘書・アシスタント職)という声が多数を占めた『劇場版 SPEC~天~』は3位。1、2位と同じくマンガ原作の『宇宙兄弟』は男性編と同じく4位で、「ムッタとヒビト兄弟の未来が気になる」(33歳/団体・公益法人・官公庁/技術職)という続編を待望する声が今回のアンケートでは最も多く寄せられた。5位の『メン・イン・ブラック3』については、「あの名コンビがまた見たい」(27歳/医療・福祉/専門職)と、やはりシリーズを通してのファンが多い。■総評男性編と異なり女性編は、1~4位を邦画が占めるという結果に。2位の『ホタルノヒカリ』はマンガからのドラマ化で人気を博し、映画化が実現した作品だ。同様の流れでヒットした作品に『花より男子』があるが、どちらも少女マンガ原作でありながら男性を巻き込んで人気を獲得したことが共通している。個人的に実写映画化してヒットを期待できる少女マンガは『ちはやふる』。この作品のスポ根テイストは男性にも受け入れられると思うが、はたして。(文・塩澤真樹/C-side)調査時期:2012年7月4日~7月16日調査対象:マイナビ ニュース会員調査数:女性475名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【女性編】『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の使ってみたい技ベスト5【女性編】悩めるヒーローが人気? アメコミのキャラランキングベスト5『テルマエ』×『宇宙兄弟』奇跡のコラボ!ルシウスは宇宙 ムッタはローマへ完全版(画像などあり)を見る
2012年09月17日映画『テルマエ・ロマエ』や『アメイジング・スパイダーマン』、『メン・イン・ブラック3』、『宇宙兄弟』など話題作も多かった2012年上半期。そこで今回は男性348名に「続編が見たい4~6月の公開映画」を聞いてみた。(調査時期:2012年7月4日~7月16日)>>女性編も見るQ.続編が見たい4~6月の公開映画は?(複数回答)1位『テルマエ・ロマエ』22.7%2位『劇場版 SPEC~天~』14.9%3位『メン・イン・ブラック3』14.1%4位『宇宙兄弟』12.4%5位『アメイジング・スパイダーマン』10.6%6位 『タイタニック 3D』7.8%次点 『臨場 劇場版』4.8%%1位の『テルマエ・ロマエ』は、2012年上半期ではぶっちぎりの大ヒットを記録した映画。古代ローマの建築技師がタイムスリップして現代日本の風呂文化にカルチャーショックを受けるという設定が斬新で、阿部寛が古代ローマ人・ルシウスに扮したことも大きなトピックだった。「原作がマンガなので、もっといろいろな話を映画化できそう」(45歳/アパレル・繊維/事務系専門職)のほか、「面白かったから何回見てもいい」(27歳/食品・飲料/販売職・サービス系)など中毒性が高いという声も。第14回手塚治虫文化賞短編賞を受賞した原作マンガは、現在も『コミックビーム』にて連載中だ。2位の『劇場版 SPEC~天~』には「ドラマのときから好きだった」(23歳/その他/その他)という声が多く寄せられている。また、「『ケイゾク』っぽさを出しているのがお茶目で面白い」(31歳/その他/その他)という感想のとおり、元になったテレビドラマ『SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~』は、『ケイゾク』と同じ堤幸彦監督、植田博樹プロデューサー、西荻弓絵脚本によって制作された作品。『ケイゾク』との共通点などファンにはたまらない要素も盛り込まれている。3位の『メン・イン・ブラック3』については、「このシリーズが大好きだから」(24歳/自動車関連/技術職)という意見が多数。1位と同じくマンガ原作の『宇宙兄弟』は4位。「原作が好きだから」(27歳/情報・IT/技術職)という人はもちろんだが、アニメ版から入った人も少なくない。5位には、サム・ライミ監督の3部作『スパイダーマン』のリブート作にあたる『アメイジング・スパイダーマン』。「シリーズ最高の出来だった。次回作にも期待」(25歳/情報・IT/事務系専門職)と、本作もおおむね高評価だった。■総評トップ5で見ればランクインした5作品中3作品が邦画であり、近年の「邦画優勢」の傾向はここにも表れた。そのうち2作品は原作がマンガ、1作品はドラマ。完全新作よりも、マンガ、アニメ、ドラマから映画化という流れはまだまだ続きそうだ。2013年には青野春秋によるマンガ『俺はまだ本気出してないだけ』の実写映画化も決定しており、こちらは堤真一が中年ダメオヤジを演じる。次は『モーニング』に不定期掲載されている『僕の小規模な生活』あたりも実写化されるかもしれない。(文・塩澤真樹/C-side)調査時期:2012年7月4日~7月16日調査対象:マイナビ ニュース会員調査数:男性348名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【男性編】『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』の使ってみたい技ベスト5【男性編】アメコミのキャラランキングベスト5、1位は蜘蛛かこうもりか『テルマエ』×『宇宙兄弟』奇跡のコラボ!ルシウスは宇宙 ムッタはローマへ完全版(画像などあり)を見る
2012年09月17日共に今年アニメ化され、また実写映画も公開となった大ヒットコミック「テルマエ・ロマエ」(エンターブレイン刊)と「宇宙兄弟」(講談社刊)の奇跡のコラボレーションが実現!それぞれの作品にエールを送るような著者書下ろしのスペシャルイラストが公開となった。ローマ帝国の浴場設計技師・ルシウスが現代の日本と古代ローマをタイムワープで行き来し、日本の風呂文化にカルチャーショックを受けるという、ユニークな発想で描かれるギャグ漫画「テルマエ・ロマエ」と、幼い頃に夢見た宇宙飛行士になるために奮闘する兄弟の姿を描いた「宇宙兄弟」。2作品共にいまだ連載が続いており、最新巻の発売を間近に控える両作品は、実は映画版のDVD&ブルーレイ化も目前。ならば互いにエールを交換しようと、出版社や作品の枠を超えた今回のコラボレーションが実現した。公開になったのは「テルマエ・ロマエ」のルシウスが宇宙服を、「宇宙兄弟」のムッタがトーガ(古代ローマ人が愛用した衣服)を着て立っているイラスト。衣裳は変われど、きちんとルシウスは風呂桶、ムッタはヘルメットを片手に抱えているのが微笑ましく、クスリと笑いを誘う。このイラストは全国の書店店頭に貼られるポスターやチラシなどに使用されるほか、高さ180cmの巨大立て看板を立てる店舗もあるとのこと。「マンガってやっぱり面白い!」と思わずにはいられない、人気コミック同士の粋なコラボレーション。もう一度マンガを読んで、映画を観て、夢を追い続ける彼らの姿に胸をときめかせてみては?『テルマエ・ロマエ Blu-ray豪華盤』[Blu-ray]価格:7,350円(税込み)『テルマエ・ロマエ DVD 豪華版』[DVD]価格:6,090円(税込み)発売日:11月23日(金・祝)※11月9日(金)よりレンタル開始発売元:東宝『宇宙兄弟 Blu-rayスペシャル・エディション』[Blu-ray]価格:7.035円(税込み)発売日:12月21日(金)※12月7日(金)よりレンタル開始発売元:講談社■関連作品:宇宙兄弟 2012年5月5日より全国東宝系にて公開© 2012「宇宙兄弟」製作委員会テルマエ・ロマエ 2012年4月28日より全国東宝系にて公開© 2012「テルマエ・ロマエ」製作委員会
2012年09月12日今年のゴールデンウィークに封切られながら現在も異例のロングラン上映を続け、興行収入59億円超えの大ヒット作『テルマエ・ロマエ』。現在開幕中の第37回トロント国際映画祭にてガラプレミアでの上映が9月8日(現地時間)に行われ、本作で主演の阿部寛を始め、共演の上戸彩、原作者のヤマザキマリがレッドカーペットに登場した。古代ローマの浴場設計技師・ルシウスが現代の日本へとタイムスリップし、日本の風呂文化の利点をローマのために取り入れていく姿を独特のユーモアを交えて描き出す本作。日本での大ヒット、本場・イタリアでの好評、さらにカンヌマーケットでのフィルムバイヤーからの口コミを聞きつけたトロント映画祭側からのオファーにより、今回の正式招待が実現した。この日行われたレッドカーペットイベントには、約30メートルの赤い絨毯に沿って世界各国から大勢のマスコミ陣や海外の映画ファンたちで埋め尽くされ、阿部さんらが車から降り立つと大歓声が!2人はサインやインタビューに応じながら、30分かけてレッドカーペットを歩いた。その後、行われた上映前の舞台挨拶では阿部さんが全編英語によるスピーチを披露し、現地メディアを驚かせた。今回、映画祭に参加した感想を2人に聞いてみると、「レッドカーペットでは、前後にロバート・デ・ニーロやジュード・ロウが歩くと聞いてとても興奮しましたが、ゆっくり時間をかけて歩き、楽しむことができました。上映時はまるで初めての作品を観ているのかと錯覚するくらい新しい反応がたくさんあり、北米の方々にも大いに笑っていただけました」(阿部さん)、「日本の俳優として初めてトロント国際映画祭のレッドカーペットを歩かせていだき、とても光栄に思います。作品が受け入れていただけるかすごく心配していたのですが、同じ客席で観ていて今までで一番反応が良かったので、とても嬉しかったです」(上戸さん)と、共に海外映画祭での満足のいく手ごたえに思わず笑みがこぼれていた。原作本の国内発行部数も5巻で800万部を突破し、海外からは引きも切らずに上映オファーが殺到したりと、“テルマエ旋風”はまだまだ世界を巻き込みながら勢力拡大中(?)のようだ。『テルマエ・ロマエ』は、全国東宝系にて公開中。■関連作品:テルマエ・ロマエ 2012年4月28日より全国東宝系にて公開© 2012「テルマエ・ロマエ」製作委員会
2012年09月11日主演の阿部寛を始め、日本の“濃い顔”を代表するキャスト陣が集結したことで話題を集め、現在もロングランヒットを記録しているる映画『テルマエ・ロマエ』が、トロント国際映画祭にてオープニング上映されることが決定!9月6日(現地時間)より開催される本映画祭のレッドカーペットに阿部さんと共演の上戸彩が揃って参加することが急遽決定した。発行部数が800万部を超えるヤマザキマリの人気コミックを実写化した本作。阿部さん扮する古代ローマの浴場設計技師・ルシウスが現代の日本へとタイムスリップし、日本の風呂文化の利点をローマのために取り入れていく姿を笑いを交えて描き出す。トロント国際映画祭でのオープニング上映作品に選ばれるのは、日本映画では『崖の上のポニョ』(’09)以来2作目、実写映画としては初めての快挙!公開時には本場イタリアでも上映され喝采を浴びていた本作だが、イタリアのウディネ映画祭での評判やカンヌ国際映画祭のフィルムマーケットでの口コミを聞きつけた映画祭サイドが「ぜひ観たい」と打診。作品を鑑賞した選考委員の強力プッシュにより今回の正式招待が決定したようだ。オープニングでの上映決定、さらにレッドカーペットへの緊急参戦に主演の2人も興奮を隠せない様子。「この映画が日本だけでなく舞台になったイタリアを始め、世界中から上映オファーがあると聞いて嬉しく思っていました。そして、このたびトロント国際映画祭のオープニング作品に選ばれたと知り、誇らしく思うと共に夢のような気持ちです。この映画はどこまで育っていくのかと、日々驚いています」(阿部さん)。「驚きと共に光栄な気持ちでいっぱいです。この映画が世界中で話題になることで、日本がより元気になることを願っています。そのために、阿部さんと一緒にオープニング上映でこの映画を世界に向けてアピールしてきます!」(上戸さん)。コンペティションはなく、観客の投票による「ピープルズ・チョイス・アワード」のみが賞として設けられている本映画祭。どれだけ名の知れた巨匠でさえ、映画ファンが「面白くない」と感じれば受賞はないというほかの映画祭とは違った厳しさと信憑性があるが、これまでに日本映画では北野武監督作『座頭市』(’03)のみがこの栄誉を手にしている。日本発祥でありながら異国色も漂わせる異色作『テルマエ・ロマエ』がトロントの観客たちにどう受け止められるのか、反応が気になるところ。同映画祭では、西川美和監督作『夢売るふたり』も上映されることが決定しており、日本映画が世界を賑わせることに期待したい。トロント国際映画祭は9月6日から9月16日(現地時間)までカナダ・トロントにて開催。■関連作品:第37回トロント国際映画祭[映画祭] 2012年9月6日から2012年9月16日までカナダ・トロントにて開催テルマエ・ロマエ 2012年4月28日より全国東宝系にて公開© 2012「テルマエ・ロマエ」製作委員会
2012年07月25日ロングランヒットを飛ばしている映画『テルマエ・ロマエ』が、9月6日(木)から開催されるトロント映画祭のオープニングウィークエンドでのガラプレミアで上映されることが決定。主演の阿部寛とヒロインを演じた上戸彩がレッドカーペットに参加することが発表された。その他の写真トロント映画祭は、アメリカ大陸で最大規模を誇る映画祭。ピープルズ・チョイス・アウォード(観客賞)が最高賞となり、アカデミー賞の賞レースを占う映画祭のひとつとして注目を集めている。過去にピープルズ・チョイス・アウォードを受賞した日本映画は、北野武監督の『座頭市』のみだが、外国映画では『スラムドッグ$ミリオネア』、『プレシャス』、『英国王のスピーチ』など、いずれもその年のアカデミー賞でオスカーを受賞した作品が多い。これまで本映画祭のガラプレミア枠に招待された日本映画は『崖の上のポニョ』だけで、実写としては初の快挙となる。阿部は、「トロント映画祭のオープニング作品に選ばれたと知り、誇らしく思うと共に夢のような気持ちです。この映画はどこまで育っていくのか日々驚いています」とコメントを寄せている。既にイタリア、フランスなど、9か国での上映が決定している『テルマエ・ロマエ』。海外から熱い注目を集める本作の躍進に期待したい。『テルマエ・ロマエ』公開中
2012年07月25日コメディー映画『テルマエ・ロマエ』の原作はお風呂をテーマにしたベストセラー漫画。なんとシリーズ累計500万部を達成しています。この部数は日本人がいかにお風呂好きかという証拠でもあるでしょうが、最近のみなさんのお風呂事情はどうでしょうか。生活の欧米化にともなって、シャワーで済ませる人が増えていると言われていますが、その実態はどうでしょうか。調査期間:2012/2/29~2012/3/4アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数 1,000件(ウェブログイン式)Q.入浴について教えてください。あなたはいつお風呂に入りますか(シャワー含む)?朝 9.5%昼 1.6%夜 88.9%圧倒的に夜派が多いですが、その一方で約1割の人が朝派です。朝入って、すっきりと目覚めたいという人でしょうか。お風呂に入ったらしゃんとするという人がいますから、低血圧の人は朝派かもしれませんね。Q.湯船にお湯をはらずにシャワーで済ますことはありますか?ほとんどシャワーで済ます 29.9%時々はシャワーで済ます 19.9%ほとんどお湯をはる 50.2%ほとんどシャワーで済ます人が約3割、時々シャワーの人も足すとほぼ半数に達します。日本伝統の「お風呂といえばお湯をはる」から考えれば、「シャワーでいい」という意識が浸透してきてるように思われます。特に東京でひとり暮らしをしている人は、住環境から「シャワーで済ませる」ことが多いのではないでしょうか。というのも、サニタリースペースにさける面積の関係から、手足を十分に伸ばせるお風呂が設置されている賃貸物件は少ないからです。中にはしゃがむのがやっとという底面が正方形のお風呂や、極小のユニットバスもあります。こうした小さなお風呂では、「無理にお湯をはろう」とはなかなか思わないのではないでしょうか。ゆったりとお湯につかりたいときは銭湯を利用してみるのはどうでしょうか? ピーク時には2,687軒(昭和43年)あったのですが、内風呂の普及によってどんどん少なくなって、現在、東京都内では約900軒の銭湯が営業しています(東京都公衆浴場業生活衛生同業組合の調べによります)。最近では銭湯に入ったことのない世代が増えていて、入浴マナーがよくわからなくて困ったりするようです。一度行くとその良さがわかると思うんですが。行ったことのない人はぜひ一度、銭湯ののれんをくぐってみましょう。ちなみに東京都の入浴料は450円と均一(都道府県で異なる)。手ぶらで行っても、タオルなどは売ってますから大丈夫ですよ。都市で生活をしているとどうしてもシャワー派になる傾向が強いようですが、お風呂こそ、江戸時代から日本人が愛してきた文化です。たまには、お湯をたぷたぷにはって肩までつかりたいものですね!(高橋モータース@dcp)
2012年06月23日主演作『テルマエ・ロマエ』が興業収入50億円を超える大ヒットとなっている阿部寛が、行定勲監督が手がける新作映画『つやのよる』に主演することが発表された。そのほかの情報『つやのよる』は直木賞受賞経験もある女流作家・井上荒野による同名小説の映画化。奔放な妻に振りまわされながらも、愛のために生きる男を主人公にした恋愛群像劇だ。癌に冒され、昏睡状態に陥った妻の艶(つや)を前にして夫・松生がひらめいたのは、彼女が関係を持った男たちにその死を知らせるということ。艶の危篤に動揺する男たち。そして見知らぬ女と、自分の夫や恋人、父親が肉体関係を持っていたことを感じ取り、困惑する女たち。総勢22名の男女が、繰り広げる人間関係の中に、恋の本音を描き出す。メガホンを執るのは、『世界の中心で、愛をさけぶ』『今度は愛妻家』など数多くの恋愛ドラマを手掛けてきた行定監督。映画化に際しては、「原作を読んだ時に阿部寛さんのことが頭をよぎりました。不貞を犯す妻を真面目に実直に愛する姿がぴったりだと思ったからです。実際にお会いした阿部さんの印象はまさに私の思い描いていた通りでした。阿部さんの醸し出すユーモアが大好きです。それがこの映画のエッセンスになればいいなと思っています」とコメントしている。これを受けて阿部は「いままでやったことがない世界観の作品を存分に味わいたい。行定監督の妥協せず、まじめに作品に取り組む、その世界にどっぷりつかって楽しみたい」と意欲十分といった様子。破天荒なローマ人役で話題をさらった阿部が、愛に悩む男の姿でどのような大人の“艶”を見せてくれるのか、早くも期待が高まる。映画は現在撮影中で、7月中旬のクランクアップを予定。公開は2013年新春となる見込みだ。『つやのよる』2013年新春全国ロードショー文:渡部あきこ
2012年06月18日大ヒット公開中の映画『テルマエ・ロマエ』が興行収入50億円を突破したのを記念して、ロケ地となった稲荷湯より主演の阿部寛に“50年間無料入場券”がプレゼントされた。その他の写真本作は、古代ローマ帝国の風呂専門の設計技師・ルシウス(阿部)が浴場のアイデアに悩んだ末、ひょんなことから現代日本の銭湯にタイムスリップしてしまい、古代ローマと現代日本を行き来しながら、彼が“平たい顔族”と称する現代の日本人と交流を深め、それぞれの風呂文化の違いを探り出す物語。興行収入50億円超えは、邦画では2010年公開の映画『THE LAST MESSAGE 海猿』以来となる快挙。阿部はこれを受けて、「古代ローマ人役ということで不安に思っていたけれど、多くの方に愛される作品になったことが本当にうれしい」とコメントした。また阿部は、体を張って銭湯の普及に貢献したということで、主人公のルシウスが初めて現代日本にタイムスリップし、“平たい顔族”と対面した銭湯の稲荷湯より、50年間無料入場券が授与され、そのお返しにルシウスの彫刻パネルを贈呈。プレゼントを手にした阿部は「私が97歳までですね。来ます! 通います!! 50年間も通えるかなぁと思いましたけれど、できれば3年延ばしてもらって100歳まで来たいと思います!」と語り、「この銭湯は日本での撮影初日に使わせていただいた場所で、平たい顔族のおじいさんたちが湯船に浸かっているのを見て、いよいよ日本で撮影が始まるんだなと思った思い出深い場所です」と撮影を振り返った。本作は現在、イタリア、モナコ、バチカン市国、マルタ共和国、台湾、香港、マカオでの公開が決まっており、アメリカ、フランス、韓国など19カ国から公開オファーが来ているという。『テルマエ・ロマエ』公開中
2012年06月13日阿部寛が古代ローマ人に扮した公開中の映画『テルマエ・ロマエ』が、イタリアで4月20日から28日(現地時間)に開催された“第14回ウディネ・ファーイースト映画祭”で“マイムービーズ賞”を受賞した。その他の写真本映画祭では、日本、韓国、中国、台湾、香港といった東アジア及び東南アジアを中心とした10か所の国と地域から選出された計62作品が上映され、今回日本からは『テルマエ・ロマエ』のほかに『モテキ』など11作品が招待された。なお、コンペ部門は“観客賞”“ブラックドラゴン賞”(過去受賞作『告白』)“マイムービーズ賞”(過去受賞作『百万円と苦虫女』)の3つの賞で構成されており、『テルマエ・ロマエ』はネット投票による“マイムービーズ賞”で1位を獲得。現地イタリア人からも非常に注目されていることが分かった。また、21日(現地時間)の上映会には武内英樹監督が登壇。1200人収容の会場に観客が入りきらず、急きょ追加上映が決定したというほどの大盛況ぶりで、イタリアでの公開を調整している本作にとっては、追い風となる受賞となったようだ。本作は、古代ローマ帝国の風呂専門の設計技師・ルシウス(阿部)が浴場のアイデアに悩んだ末、ひょんなことから現代日本の銭湯にタイムスリップしてしまい、古代ローマと現代日本を行き来しながら、彼が“平たい顔族”と称する現代の日本人と交流を深め、それぞれの風呂文化の違いを探り出す物語。『テルマエ・ロマエ』公開中
2012年05月01日人気漫画を映画化した『テルマエ・ロマエ』が4月28日(土)に公開を迎え、阿部寛、上戸彩、市村正親、北村一輝、宍戸開、笹野高史、竹内力、武内英樹監督に、原作者のヤマザキマリが舞台挨拶に登壇した。これまでキャストの間でたびたび話題となってきた「誰が最も顔が濃いか?」論争がついに決着!また、劇場来場者にはヤマザキさんの描き下ろしとなる漫画「テルマエ・ロマエ 特別編」の冊子がプレゼントされた。ローマ人の浴場設計士の男が風呂を通じて現代の日本へのタイムスリップを繰り返す中で、日本のお風呂文化を吸収し、ローマの浴場に取り入れていくという奇想天外な物語が展開。日本人キャストが古代ローマ人を演じるため、日本映画界の中でもとりわけ“濃い顔”の面々が集められた。ローマのスタジオ「チネチッタ」での撮影時などもたびたび「キャスト同士で誰の顔が濃いか?」という話し合いが重ねられてきたそうで、完成披露試写会やプロモーションの場でもたびたび話題に。上戸さんからは「みんな濃いよ」という半ばあきれたような反応が返されたこともあったが、この日は濃い顔のメンツが一堂に会したこともあり、観客の拍手の大きさでNo.1を決めることになった。“候補者”は阿部さん、市村さん、北村さん、宍戸さんら古代ローマ人役のメンバーの加え、自ら「何で古代ローマ人になり損ねたのか分からない」と首をかしげる“平たい顔族”役の竹内さんの5人。それぞれが意気込み(?)を語ったが、阿部さんは、みながダーク系のジャケットの中、ひとりだけ白い上下に派手なスカーフの北村さんを指し「ひとりだけイタリアっぽくキメて、イジってほしいとしか思えない。某番組でイタリア語講座にも出てるし」と北村さんへの拍手を誘導。その甲斐あってか北村さんが一番の拍手を獲得した。予想通りの結果に北村さんはうなだれ「何なんだ、今日は(笑)。こんなに拍手をもらって微妙な気分になることはめったにないです」と苦笑を浮かべていた。阿部さんは「いやぁ、悔しいです」と言いつつも顔には満面の笑み。さらに「20年くらいソース顔って言われてきて苦しかったけど、これでスッキリしました」と語り、上戸さんも「とにかく、北村さんが濃くて私も良かったと思います!」と笑顔で総評を述べ、客席は爆笑に包まれた。なお、本作は北イタリアの都市・ウディネで開催された「第14回ファー・イースト映画祭」に出品され、武内監督はつい先日までイタリアに滞在していた。現地の観客の反応について監督は「劇場に入りきれずに100人くらいがあふれてました。お国柄もあるのか笑いも日本の3倍くらい起こり、阿部さんのウォシュレットのシーンでは拍手まで起こっていました」と現地の熱気を伝えた。現地では観客のリクエストの多さから急遽、異例の再上映も行われることになったそうで「イタリアで公開されることを期待したい」と語った。原作者のヤマザキさんも「いまの日本にふさわしい映画ができたと思います。漫画で醸せなかった説得力にあふれている」と劇場版に太鼓判を押す。なお、ヤマザキさんの描き下ろしによる漫画「テルマエ・ロマエ 特別編」の冊子は先着100万人限定で、映画を鑑賞した人に無料で配布される。こちらには何と阿部さんが登場しており、阿部さんと(映画で阿部さんが演じた主人公の)ルシウスが出会うという物語になっているという。『テルマエ・ロマエ』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:テルマエ・ロマエ 2012年4月28日より全国東宝系にて公開© 2012「テルマエ・ロマエ」製作委員会■関連記事:銭湯に行きたくなる!?『テルマエ・ロマエ』オリジナル手ぬぐいを5名様にプレゼント阿部寛、10年前の上戸彩との共演の思い出を述懐「すごい女優になると思った」阿部寛が古代ローマ人に変身!『テルマエ・ロマエ』試写会に10組20名様をご招待上戸彩、阿部寛の生尻を堪能「ごちそうさまでした!」阿部寛ら男性陣の“濃い顔”談義に上戸彩「みんな濃いよ」
2012年04月30日映画『テルマエ・ロマエ』の公開を記念し4月11日(水)、東京都・江東区の「大江戸温泉」にて“お風呂 de 異文化交流イベント”が開催。主演の阿部寛と上戸彩に加え、日本で暮らす外国人20名が参加した。ヤマザキマリの人気漫画を実写化した本作。古代ローマの浴場設計技師が現代の日本へとタイムスリップし、日本の風呂文化の利点をローマのために取り入れていく姿を笑いを交えて描き出す。阿部さんと上戸さんは浴衣姿で登場。続いて、20名の選りすぐりの顔の濃い外国人20名が上半身裸で腰にタオルを巻いた状態で登場したのに対し、上戸さんは「何と言っていいか…。すごい光景ですね」と圧倒された様子。劇中でもローマ人役の外国人エキストラたちと湯を共にした阿部さんも「映画ではみんな、こんなマッチョじゃなかったです」とめったにない光景を楽しんでいた。濃いメンの外国人たちは阿部さんと上戸さんから手渡されたシャンプーハットをかぶり、40℃の湯に浸かった。阿部さんは「撮影のときはぬるい湯だったけどこれは結構熱いので、みなさん、のぼせないか心配です」と案じたが、マイクを向けられたイラン人男性は「メッチャ気持ちいい!1日2時間くらいは入れる」と余裕の表情。阿部さんが男性に「(自国に)風呂に浸かる文化はあるの?」と尋ねると、男性からは「温泉に行けば浸かるけど、普通は(湯の中に)入らない。イランでは水着を着るので、日本の“裸の付き合い”は素晴らしいです」という答えが。阿部さんは「撮影は震災直後だったけど、みなさん(日本に)残って協力してくださった。本当の意味での“裸の付き合い”でした」と頷いた。また、おススメの温泉に話が及ぶと阿部さんは「最近は行ってないけど、映画に出てくる北温泉(栃木県)は秘湯で、行ってみたらすごかったです」と述懐。上戸さんは「連休になるとよく母とロマンスカーに乗って温泉宿に行きます。あと、好きなのは韓国の大浴場。スパやあかすりなどで、気持ちいい思いをしてます。今年に入っても仕事で(韓国に)行って、朝の3時まで入ってました。日本では(大浴場は)事務所NGなのですが、温泉デートも素敵ですね…してみたいです」と笑顔を見せた。阿部さんと上戸さんの共演は2002年放送のドラマ「マイリトルシェフ」(TBS)以来およそ10年ぶりとなるが、阿部さんは「変わったところは、僕よりも全然大人でしっかりしてるところ。でも当時から純粋で、人に飛び込んでくるところは変わってなくて嬉しかった」とふり返る。上戸さんは「共演は10年なかったんですが、たまにスタジオなどでお会いしても、いつ会っても変わらない阿部さんなので、(当時のように)『阿部ちゃんさぁ』って言っちゃいそうでした(笑)。今回はイタズラをしないことと、『阿部さん』と呼ぶことを決めて臨みました」と決意を明かした。また、映画後半の感動シーンについては「10年前と変わらない阿部さんに飛び込めた」と上戸さんが言えば、10年前のドラマでのお別れのシーンで上戸さんが撮影後も1時間ほど泣いていたというエピソードに触れ、阿部さんは「この子はすごい女優になると思った」と当時から感じていた“予感”を告白。「いつもイタズラしてきて、衣裳に飴やバナナが入っていた」と懐かしそうに明かし、10年間での上戸さんの成長に目を細めていた。『テルマエ・ロマエ』は4月28日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:テルマエ・ロマエ 2012年4月28日より全国東宝系にて公開© 2012「テルマエ・ロマエ」製作委員会■関連記事:阿部寛が古代ローマ人に変身!『テルマエ・ロマエ』試写会に10組20名様をご招待上戸彩、阿部寛の生尻を堪能「ごちそうさまでした!」阿部寛ら男性陣の“濃い顔”談義に上戸彩「みんな濃いよ」上戸彩、菊川怜、忽那汐里が三姉妹でCM出演!おいしいところを持っていくのは…?ローマ人なのに原作そっくり?『テルマエ・ロマエ』キャストに阿部寛&上戸彩
2012年04月11日銭湯文化をローマ人が学ぶ。2012年3月22日に上戸彩や阿部寛らが東京都内で映画「テルマエ・ロマエ」の完成披露舞台あいさつをした。他にも、竹内力、宍戸開、勝矢、いか八朗、菅登未男、武内監督、原作者のヤマザキマリが出席した。映画は漫画家・ヤマザキマリの人気コミックを実写化したもので、古代ローマ帝国と現代日本が背景。風呂専門設計技師・ルシウス(阿部)が日本の銭湯にタイムスリップし、風呂文化を学び、アイデアを作り出す。image by AMAZONおいしい思いをした上戸の感想は?撮影では阿部の裸体や生尻を監督に「見すぎじゃない?」と怒られるほど眺めた上戸は、「おいしかったですね。ごちそうさまでした」とニンマリ思い出して笑っていた。浴室で裸体になるシーンでは、阿部は実は一生懸命隠していたらしいが、しっかり見られたそうだ。撮影前には、日本人がローマ人をどうやって演じればいいのかと監督に助言を求めると、「そのままでいいよ」と言われて落ち込んだらしい。元の記事を読む
2012年03月25日映画『テルマエ・ロマエ』の完成披露試写会が3月22日(木)に都内劇場で開催され、阿部寛、上戸彩、市村正親、宍戸開、竹内力、勝矢、原作漫画を手がけたヤマザキマリ、武内英樹監督による舞台挨拶が行われた。古代ローマと現代の日本を時空を超えて行き来することになった浴場設計士の男が、日本ならではのお風呂の技術を古代ローマの浴場に取り入れていくという奇想天外なコメディ。主演の阿部さんを始め、顔の濃いキャスト陣が古代ローマ人を演じていることで話題を呼んでいるが、阿部さんは「まさかローマ人をやることになるとは…。どうやって演じるか監督に相談したら『そのままでいいです』と言われ屈辱でした(笑)。イタリアでは何百人もの現地のエキストラと一緒に撮影しましたが『違和感がなかった』と上戸さんに言われて逆に嬉しかったり…」と複雑な(?)胸中を語り笑いを誘った。同じくローマ人、しかも皇帝役を演じた市村さんは「これまで舞台であらゆる外国人役をやってきましたが、その実績が実る日が来たんだなと思いました」と出演の喜びを語る。宍戸さんも当然、ローマ人役だったが「まず形から入ろうと、美容院に行って『古代ローマ人のようにクリンクリンにしてください』と言いました」と明かすが、阿部さんから「(パーマを)かけ過ぎ!」というツッコミが。と言いつつも阿部さんは「開くんが羨ましくなって、イタリアから帰ってから(場面の)繋がりを無視して僕もクリンクリンにしました」とのこと。阿部さんは体を大きく見せるために1か月で10キロも体重を増やしたそうだが「原作漫画の表紙をスポーツジムに持って行って『これにしてください』と言ったら『無理です』と言われました(笑)」と明かすなど、それぞれの役作りに関する壮絶なエピソードが明かされ、劇場は笑いに包まれた。竹内さんは意外や、ローマ人ではなく“平たい顔族(※現代の日本人)”の男性の役。「48年間ずっと『濃い濃い』と言われ続けてきたのに今回、自分は平たい顔族なんだと…」と悔しそうに語った。そんな、いろんな意味で濃すぎる男性陣に囲まれた上戸さん。しかも複数回にわたって、入浴する阿部さんの裸体を目撃することになったが、その感想を問われると「いやぁ、もうおいしかったです!生尻も見ました、ごちそうさまでした」とニンマリ。阿部さんと初めて共演した10年前をふり返り「あの頃は私は本当にクソガキで、『阿部ちゃん、阿部ちゃん』とイタズラばかりしてたんですが、そんな阿部ちゃんの裸を見られるなんて…。『おいしいなぁ』と思いました」と感慨深げ。阿部さんは「迷惑だと思って本番以外では一生懸命隠してたんですが、そうだったんですか?」と笑っていた。さらにこの日は、“平たい顔族”として劇中で強烈な印象を残すいか八朗と菅登未男の2人も応援に駆けつけ、舞台上は総勢10名に。いかさんは劇中のセリフを再現し、さらに「阿部さんの体はすごいですよ!男も惚れ惚れする」と大絶賛。上戸さんは祖父役を演じた菅さんに「おじいちゃん、一緒に撮影しましたよね!」と笑顔で話しかけるも菅さんは「?」という表情で会場は大爆笑に包まれた。原作者のヤマザキさんは「こんなとんでもない漫画のためにありがとうございます」とキャスト陣に感謝の思いを伝えると共に完成した映画について「私が漫画で描いてみたかった世界観が描かれていて感無量です」と太鼓判を押した。イタリアロケのためにローマ入りした直後に東日本大震災が発生するなど、一時は暗礁に乗り上げたが、武内監督は「本当にできるのか?という苦難がありましたが、イタリア人のキャストたちが『がんばれ、オレたちも一生懸命やるから』と温かい言葉をかけてくれた」と明かし、映画の完成に思いもひとしおの様子だった。『テルマエ・ロマエ』は4月28日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:テルマエ・ロマエ 2012年4月28日より全国東宝系にて公開© 2012「テルマエ・ロマエ」製作委員会■関連記事:阿部寛ら男性陣の“濃い顔”談義に上戸彩「みんな濃いよ」上戸彩、菊川怜、忽那汐里が三姉妹でCM出演!おいしいところを持っていくのは…?ローマ人なのに原作そっくり?『テルマエ・ロマエ』キャストに阿部寛&上戸彩『宇宙兄弟』が小栗&岡田で映画化『テルマエ・ロマエ』ほか人気漫画も続々実写映画化
2012年03月23日人気コミックを実写映画化した『テルマエ・ロマエ』の完成報告会見が22日に東京・蔵前の銭湯“梅の湯”で行われ、主演の阿部寛、上戸彩、市村正親、宍戸開が登場した。その他の写真本作は、古代ローマ帝国の風呂専門の設計技師・ルシウス(阿部)が浴場のアイデアに悩んだ末、ひょんなことから現代日本の銭湯にタイムスリップしてしまい、古代ローマと現代日本を行き来しながら、彼が“平たい顔族”と称する現代の日本人と交流を深め、それぞれの風呂文化の違いを探り出す物語。銭湯での会見に阿部は、「天上が高くて、(背が大きい)僕にとっては嬉しい。“和”の雰囲気と、カメラの機械的な感じは今までに見たことがないから面白いですね」とコメント。上戸らも「子供の頃を思い出す」や「料金が昔より高くなったよね」などと銭湯話で盛り上がった。本作で“顔が濃い”という理由でローマ人役を演じた阿部、市村、宍戸は役づくりにあたり、「髪の毛をクリンクリンにした。今ここに居ないけど、北村(一輝)は顔が濃いからパーマをかけなくてもローマ人になれるんだよな」と話し、話題が「この3人の中で誰が1番顔が濃いのか」へ移ると、阿部は「この話になると『俺じゃない』っていつもケンカになるんですよ」と苦笑。それに対し上戸は、「現場でいつもこの話になるんですけど、いつも心の中で『みんな一緒だよー』って思ってました」とバッサリ言い、さらに「現地の人よりも遥かに濃かった」と暴露して会場の笑いを誘った。本作の撮影はイタリアのローマにある映画撮影所、チネチッタで約1000人の現地エキストラと巨大な古代ローマのセットで行われた。阿部は、「セットが壮大で、これは日本映画じゃないなと思いました」と振り返り、最後に「シチュエーションコメディですが、思った以上にスケールのある大作に仕上がりました」と自信をもってアピールした。『テルマエ・ロマエ』4月28日(土)全国東宝系にてロードショー
2012年03月22日お風呂をテーマにした異色の人気漫画を実写化した『テルマエ・ロマエ』の完成報告会見が3月22日(木)、物語にちなんで台東区・蔵前の銭湯「梅の湯」で行われ、主演の阿部寛を始め上戸彩、市村正親、宍戸開が出席した。古代ローマ人の浴場設計士が時空を超えて現代の日本と古代ローマを行き来し、日本のお風呂のアイディアを次々と自らの設計に取り込んでいくというコメディ。阿部さん、市村さん、宍戸さんは“濃い顔”を買われてローマ人に扮しており、イタリア・ローマの映画スタジオ「チネチッタ」でも撮影が行われた。世界初となった銭湯での会見に阿部さんは「すごく不思議な感じですね。(背の高い)僕としては天井が高くて気持ちいいです」と笑顔を見せた。「うちのお風呂よりちょっと大きいかな(笑)」と余裕の市村さんは、子供の頃の銭湯体験をふり返り「親父に足をゴシゴシこすられたものです。日本人に生まれて良かったとしみじみ思いますね」と語った。阿部さんらのみならず、顔の濃い俳優陣が古代ローマ人役として勢揃いした本作。「親のおかげでこういう顔に生まれて、ローマ人をやれて光栄。舞台では洋物は多いけど、映画で本当にやれるのか?と思ってたらやれるもんですねぇ(笑)」と市村さん。阿部さんも「傷をなめ合うような気持ちで(キャスト同士)仲良くなれました」とふり返った。現場でも当然のことながら(?)、「誰の顔が一番濃いか?」という話題で議論が白熱したそう。宍戸さんによると「ローマにいるときにエキストラも含めてアンケートを取ったら、(次期皇帝候補のケイオニウス役の)北村一輝さんが一番でした」という。「この話題になるとケンカになる」(阿部さん)とのことだが、そんな男たちの様子に上戸さんは「現場でも何度もこの話題になって『お前の方が…』とか『お前に言われたくないよ』とか言い合ってたんですが、私は静かに『みんな一緒だよ』って心の中で思ってました。現地の方よりはるかに濃かったです」と呆れ顔で語り、笑いを誘った。ローマでの撮影について阿部さんは「本当に(スタジオが)大きかったです。ほかの大作で使った古代ローマのセットがそのまま残ってて、それを使わせてもらえて日本映画じゃないような気がしました」と並み外れたスケールに驚いたよう。また、お風呂に浸かるシーンでは「洞窟の中で市村さんと2人きりで入るというシーンもあり、撮影だけど気が休まりました」と楽しそうに述懐した。『テルマエ・ロマエ』は4月28日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:テルマエ・ロマエ 2012年4月28日より全国東宝系にて公開© 2012「テルマエ・ロマエ」製作委員会■関連記事:上戸彩、菊川怜、忽那汐里が三姉妹でCM出演!おいしいところを持っていくのは…?ローマ人なのに原作そっくり?『テルマエ・ロマエ』キャストに阿部寛&上戸彩『宇宙兄弟』が小栗&岡田で映画化『テルマエ・ロマエ』ほか人気漫画も続々実写映画化
2012年03月22日阿部寛主演の映画『テルマエ・ロマエ』で、上戸彩のほかに、市村正親、北村一輝、宍戸開が共演することが発表され、現場から古代ローマ人姿に扮した阿部らの写真が届いた。その他の写真今年の3月にクランクインし、阿部らはイタリア最大の映画撮影所・チネチッタにある古代ローマの巨大オープンセットで現地のエキストラ1000人とともに撮影を敢行。日本屈指の“顔濃い俳優”阿部、市村、北村、宍戸が古代ローマ人姿を披露すると、現地のスタッフやエキストラからは「あの人本当に日本人なの!?」と声があがるほど馴染んでいたという。本作でローマ皇帝・ハドリアヌスを演じた市川は、「日本人がローマの皇帝をやるなんて、舞台の上ではあっても、映画でこういう役をやるなんて初めての経験でした」と話しており、北村も「ローマで古代ローマ人をやるとは」と、驚きと興奮を隠せなかったようだ。撮影は5月にクランクアップしており、現代の日本に生きる“平たい顔族”には上戸のほか笹野高史をはじめとする“純和風顔”のキャストが脇を固める。『テルマエ・ロマエ』2012年全国ロードショー
2011年10月19日人気漫画の実写版として高い注目を集める映画『テルマエ・ロマエ』の主演を阿部寛が務め、ヒロイン役を上戸彩が演じることが明らかになった。次々と人気漫画の実写化が発表される中で「まさかの実写化!」と驚愕を受けた人も多いであろう本作。原作は、「マンガ大賞2010」、「第14回手塚治虫文化賞短編賞」のW受賞を果たし、累計発行部数はすでに250万部を突破している。古代ローマの浴場設計技師ルシウスが、ローマの公衆浴場から現代の日本の銭湯にタイムスリップ!日本の風呂文化に衝撃を受け、タイムスリップを繰り返しながらそのアイディアをローマの浴場に活かしていく、という奇想天外な物語が展開する。当然のことながら、主人公のルシウスはローマ人なのだが、「この人しかいない!」と阿部さんにオファーが。だが、原作のイラストと阿部さんの顔を見比べてみると…そっくり!?また、ルシウスが日本で出会う、“平たい顔族(=日本人)”の女性で漫画家を目指すキュートな真実を上戸さんが演じる。監督を務めるのは、TVドラマ版、そして劇場版の『のだめカンタービレ』シリーズを手掛けた竹内英樹。古代ローマを描くにあたって、イタリア最大の映画撮影所・チネチッタにある、古代ローマの巨大オープンセットでの撮影も敢行された。阿部さんは「日本の風呂文化と古代ローマのテルマエ文化を対比させた原作の視点が面白い。時代、国境を越えて裸の人と人との付き合いがほのぼのとしていて、なごまされるコミカルな原作だが、映像では古代ローマ人・ルシウスの役を大真面目にやりたい」と気合十分。上戸さんも「古代ローマと現代日本を行き来するという設定、阿部さんの演じるルシウスが面白すぎなので、私も負けないように、平たい顔族代表として真実を思いっきり演じたいと思います」と意気込みを語る。原作者で、イタリア人の夫を持ち、綿密な考証を重ねて本作の世界を作り上げてきたヤマザキマリは、今回の映画化について「正直、原作を超えてしまいそうな大作になりそうでびっくりです。阿部さんは実に見事に古代ローマ人・ルシウスを演じておられ、ロケ地のイタリア人のスタッフも思わず『本物のローマ人みたいだ』と呟いていました。本当に凄いです!!」と阿部ちゃん版ルシウスにしっかりと太鼓判!トーガに身を包み、日本の風呂文化に感嘆する“ルシウス”阿部さん…。いったいどのような作品ができあがるのか?3月半ばよりローマでクランクインした『テルマエ・ロマエ』だが、5月上旬にクランクアップの予定。公開は2012年、全国東宝系にて公開。■関連作品:テルマエ・ロマエ 2012年全国東宝系にて公開のだめカンタービレ 最終楽章 後編 2010年4月17日よりTOHOシネマズ日劇3ほか全国にて公開© 2010フジテレビ・講談社・アミューズ・東宝・FNS27社 のだめカンタービレ 最終楽章 前編 2009年12月19日より全国東宝系にて公開© 2009 フジテレビ・講談社・アミューズ・東宝・FNS27社■関連記事:『宇宙兄弟』が小栗&岡田で映画化『テルマエ・ロマエ』ほか人気漫画も続々実写映画化人気キャラ、マングースも当たる!『のだめカンタービレ』ストラップを5名様プレゼントのだめオーケストラ最終公演!“のだめ”上野樹里、家族の絆の“ベト7”に涙【どちらを観る?】クラシックが聴きたい 『のだめカンタービレ』&『オーケストラ!』上野樹里『のだめ』完結編に「これで終わり。しっかり焼き付けて」
2011年04月18日「モーニング」(講談社刊)に連載中で、昨年、一昨年と「マンガ大賞」で2位に入った人気漫画「宇宙兄弟」が、小栗旬、岡田将生という人気俳優をキャストに迎え、映画化されることが先週の誌上にて発表された。その少し前には、「宇宙兄弟」を抑えて昨年「マンガ大賞」に輝いた「テルマエ・ロマエ」(著者:ヤマザキマリ)の実写映画化が発表されたばかり。人気漫画、特にいまだ雑誌にて連載が続いている作品の映画化が、今年も続々と決まっている。「宇宙兄弟」は小山宙哉により2008年に連載が開始され、これまでに13巻を刊行し、発行部数はおよそ270万部を誇る。物語の軸となるのはタイトル通り一組の兄弟。自動車設計会社をリストラされ、突如、宇宙飛行士を目指し始めた天然パーマが特徴の兄・六太(むった)とすでに正式に宇宙飛行士として活躍する弟・日々人(ひびと)。幼いころにUFOに遭遇したことから、宇宙飛行士になると誓い合った2人の挑戦が、綿密な取材に基づいて壮大に描かれている。六太を小栗さんが、日々人を岡田さんが演じ、2012年の春に公開される。公式Twitterでのつぶやきによると、監督は『ひゃくはち』の俊英・森義隆が務める模様。すでに原作ファンから多くの要望や質問がツイートされているが、2人以外のキャラクターをだれが務めるのか?などなど今後の発表が待たれるところ。『テルマエ・ロマエ』は、ローマ帝国の浴場設計技師・ルシウスが現代の日本と古代ローマをタイムワープで行き来し、日本の風呂文化にカルチャーショックを受けるという、ユニークな発想で描かれるギャグ漫画。今回、アニメ化ではなく、何と“実写化”ということが大きなポイント。様々な俳優の名前がうわさされているがいまだ詳細は謎のままで、こちらも今後の展開に期待!昨年のマンガ大賞の1位、2位作品が揃って映画化となったが、大賞はもちろんのこと、上位入賞作は間違いなくヒットすると言われ、大きな影響力を持つマンガ大賞。当然のことながら、これらの上質な作品を映画会社が放っておくはずがない。第1回(2008年)のマンガ大賞を受賞した「岳 みんなの山」(著者:石塚真一)も『岳 -ガク-』として、『宇宙兄弟』と同じく小栗さん主演で映画化され、まもなく公開される。大賞受賞作以外でも「とめはねっ!鈴里高校書道部」(2008年8位/2010年にNHKでドラマ化)、『君に届け』(2008年5位/昨年映画化)、『大奥』(2008年6位/昨年映画化)に続き、昨年、森山未來主演でドラマ化され人気を呼んだ「モテキ」も、映画化されることが先日、発表された。ちなみに、『宇宙兄弟』も『テルマエ・ロマエ』もいまだ連載が続いている作品。こうした連載中の作品を原作で結末を迎える前に映画化されるというのも最近、特に顕著な傾向と言えるかも。先述の『君に届け』、『大奥』も連載が続いている。そもそも、マンガ大賞の候補作の条件は前年に刊行された漫画で最新刊が8巻以内の作品。そう考えるといまだ連載中の作品が多いのは当然と言えるのだが…。原作の初期の部分や特に人気の高い部分をピックアップして映像化したり、映画オリジナルの結末を描くといった形で映画化が進められることが多い。「ヤングジャンプ」(集英社刊)に連載中の「GANTZ」(著者:奥浩哉)も、2部作で映画化されたが、まもなく公開となる完結編の『GANTZPERFECTANSWER』では、文字通り映画オリジナルの“答え”が示されることに。一方で、映像技術の発達、時代の巡りあわせなどいろいろな理由が考えられるが、かつて時代を築いた伝説ともいえる名作漫画を映画化するという動きも目立つ。「宇宙戦艦ヤマト」を壮大なスケールで実写化した『SPACE BATTLESHIP ヤマト』や『あしたのジョー』などはその典型と言える。最近では、1969年〜79年に「週刊少年キング」(少年画報社刊)で連載された伝説的漫画「ワイルド7」が瑛太を主演に迎え、設定を現代に変更して映画化されることが発表された。賛否は様々なれど、人気漫画の映画化という形式が、現在の邦画を支えると言っても過言ではなく、この大きな流れは今後も衰えることはなさそう。先日、2011年のマンガ大賞に羽海野チカの「3月のライオン」(ヤングアニマル/白泉社刊)が受賞したが、羽海野作品では前作「ハチミツとクローバー」はすでに映画化、ドラマ化、アニメ化済み!映像化を巡る争奪戦はすでに水面下で始まっているのかも…?『宇宙兄弟』は2012年春、公開、『岳 -ガク-』は5月7日(土)より全国東宝系にて公開、『GANTZPERFECTANSWER』は4月23日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:テルマエ・ロマエ岳 -ガク- 2011年5月7日全国東宝系にて公開© 2011「岳 -ガク-」製作委員会 © 2005 石塚真一/小学館 GANTZPERFECTANSWER 2011年4月23日より全国東宝系にて公開© 奥浩哉/集英社© 2011「GANTZ」FILM PARTNERS宇宙兄弟 2012年春、公開■関連記事:シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第13回)逆境に強そうな戦う俳優は?二宮×松ケン主演 SF超大作がついに完結『GANTZ』試写会に25組50名様ご招待二宮和也観客と『GANTZ』鑑賞し「僕の中で答えが見つかった!」二宮和也、2年連続の手作りバースデーケーキで松山ケンイチに“スキ”と告白松山ケンイチ『GANTZ』初日で役者魂「仕事はやりたくない、やりたいじゃない」
2011年03月31日