ジュリアン・デイヴィッド(JULIEN DAVID)は、パレ・ドゥ・トーキョーを会場に、16-17AWコレクションのショーを行った。日本の劇画の台詞が流れてショーがスタート。ファーストルックは、ホワイトシャツとショーツをまとい、永井豪原作の漫画『UFOロボ グレンダイザー』のお面を後ろに回して装着したモデル。ジュリアン・デイヴィッドは、幼少期にグレンダイザーを観て育ったという。ボンディングデニムの3Dスカートや、ドロップショルダーのボンディングGジャンなど、多くに張りのある素材をあしらい、どことなくロボットのような硬さを感じさせるのが興味深い。ブラックやシルバーメタリックのビニールボンディング素材や、ボルドーのデニムボンディング素材をあしらった、3DスカートやGジャンのバリエーションも登場。ベーシックなフォルムの中に、ギャザーを寄せたり、ラフルを挟み込むなどして細かなアクセントを加えている。グレンダイザーをプリントしたフロックコートやブルゾンは、それぞれがドロップショルダーでオーバーサイズ仕立て。グレンダイザーをプリントしたドロップショルダーのスウェットや、インターシャニットプルも見られ、ジュリアン・デイヴィッドのグレンダイザーへの強い思い入れが感じ取れた。
2016年03月29日故デヴィッド・ボウイさんがカリブ海に所有していた2000万ドル(約23億円)相当の豪華別荘が、週4万ドル(約451万円)から7万ドル(約790万円)で初めて一般に貸し出されている。今年1月に69歳で他界したボウイのファンたちはマスティク島にある5寝室を備えたその別荘でボウイさんを偲ぶことができる。6.2エーカーの素晴らしい立地にそびえるこの物件には数々のリラックス要素が備えられており、インフィニティプールや滝、ガーデンデッキのほか、各寝室には水辺につながるプライベートなベランダまで付いているようだ。さらに竹で作られた天井を要するレコーディングスタジオはファンにはたまらない特典だろう。1995年にボウイさんから同物件を購入したのが作家のフェリックス・デニースであったため、同敷地内には作家用のコテージまで備えられている。現在はボウイの大ファンである実業家のサイモン・ドゥーランが所有していると思われている同物件は、最低7日間の滞在を要する。インドネシア調のインテリアが施されているというその別荘についてボウイさんはかつて「できるだけカリビアンっぽくないところが良かったんだ」「あそこは究極の気まぐれだよ。良い意味で型にはまったのは大好きさ。この家は僕にとって最も喜ばしい型通りの場所なんだ。マスティク島がおとぎの島だってことを分かっていないとね」と語っていた。マスティク島はケンブリッジ公爵夫妻やザ・ローリング・ストーンズのミック・ジャガーなど数々のセレブから人気の休暇先として知られている。(C)BANG Media International
2016年03月24日6月に行われる本年度の英グラストンベリー・フェスティバルで、デヴィッド・ボウイさんの特別映像が放映されることになった。南西イングランドのサマーセットで開催される同音楽フェスティバルで、1月にがんで亡くなったデヴィッドさんへの追悼の意を込めて、2000年にデヴィッドがヘッドライナーを務めた時の映像が公開されることになるようだ。同フェスティバルのオーガナイザーであるマイケル・イーヴィスは、ラジオXのインタビューの中で「2000年のデヴィッド・ボウイのパフォーマンスの映像を放映するんだ。ステージが終了したときに1つのスクリーンでその映像を流す予定だよ。すべてのセットを流す予定さ」と語った。今週15日に行われたグラミー賞では、レディー・ガガがデヴィッドさんへの追悼パフォーマンスを披露し話題となっていたばかりだ。ちなみに来週24日にロンドンで行われるBRITアワードのステージでは、U2のボノ、ノエル・ギャラガー、デーモン・アルバーンらがスーパーグループを組み、デヴィッドさんへの追悼パフォーマンスを行うのではないかとうわさされている。(C)BANG Media International
2016年02月20日レディー・ガガがグラミー賞授賞式で、先月亡くなったデヴィッド・ボウイの追悼パフォーマンスを行った。会場に現れたときから、すでにガガの「ボウイ追悼」は始まっており、ボウイが過去作り上げて演じた、宇宙から来た架空のロックスター「ジギー・スターダスト」をイメージしたといういで立ちで登場。パフォーマンスの際はインテルと協力し、スクリーン上で顔にボウイさながらのメイクをほどこして観客を沸かせた。6分ほどの間にボウイのヒットソング9曲を詰め込むという目まぐるしい構成ではあったが、相当な時間の準備と練習が必要だっただろうし、ガガがボウイをいかに敬愛していたのが伝わってくるステージだった。パワフルな歌声はもちろん健在。追悼パフォーマンスが終わるや否や、ボウイの息子ダンカン・ジョーンズがツイッターで反応を見せた。「『興奮しすぎたり訳が分からなくなっている、一般的に夢中になりすぎることや過度の熱狂により起こる状態。精神的な混乱』ってチキショー!なんて言葉だ!?」とツイート。これは辞書で「gaga」という言葉を引くと載っている文を引用したもの。本人の名前を出していないものの、明らかにガガをけなしているとみられる。しかし、ボウイが亡くなってからわずか1か月。息子にしてみれば悲しみもまだ癒えない時期に、グラミー賞という大きな舞台で行われたガガのパフォーマンスは見ていてつらかったのかもしれない。(Hiromi Kaku)
2016年02月17日歌手のレディー・ガガは、デヴィッド・ボウイさんがいなければ今の自分はありないと感じているそうだ。先月69歳でがんのため他界したボウイさんのグラミー賞におけるトリビュートコーナーでステージに立つ予定になっているガガは、ボウイさんのその一風変わった個性によって自分が変わり過ぎていないと思えたことでキャリアを築けたのだという。「話すのもつらいわ。彼がいなければ私がここにいることはなかったんだもの。私は変わり過ぎだと感じたでしょうね。私は彼が最高にクールだと感じたから自分もあきらめなかったの」と明かした。アカデミー賞でもパフォーマンスが予定されているガガは、アメリカの大学ではびこるレイプ犯罪を追ったドキュメンタリー映画『ザ・ハンティング・グラウンド』のためにダイアン・ウォーレンと作曲した『ティル・イット・ハプンズ・トゥ・ユー』が歌曲賞にノミネートされたことで重要な問題により焦点が当てられることを喜んでいるそうだ。ガガは『エクストラ』に「とても個人的な関わりのあることだし、とても重要なことよ。アカデミー賞がその問題を気にしてくれることに感謝しているわ。だって問題を指摘せずにしてこの曲をノミネートすることなんてできないでしょ」と語った。また、先週末にはスーパーボウルでアメリカ国家を歌い上げたガガは、あれほど栄誉なことはなかったとしており、「とても緊張したけど、興奮もしていたの」「選手たちは自分の世界に入って準備しているところだったし、スタジアムにみなぎるパワーはすさまじいものがあったわ。自分の国のために歌うほど名誉なことってないわよね」と振り返った。(C)BANG Media International
2016年02月15日ジャンポール・ゴルチエ(Jean Paul GAULTIER)によるゴルチエ パリ(GAULTIER PARIS)は、1月27日本社パーティルームを会場にショーを開催した。80年代から90年代初めにパリを席巻したクラブ、「ル・パラス」のエントランスを模したセットをランウェイ正面に設置。80年代のポップ・ダンスミュージックをBGMに、80年代スタイルのモデルたちがウォーキングした。この時代設定はゴルチエにとっては十八番だ。イヴ・サンローラン(Yves Saint-Laurent)を彷彿とさせる円錐形のハットには、80年代にゴルチエが発表した鳥かごドレスを思わせるワンピースや、ビキニ風パーツをパッチワークしたドレスなどが合わせられ、当時のスタイルにゴルチエらしいユーモア溢れるアイデアをミックス。先頃亡くなったデイヴィッド・ボウイへのオマージュも忘れず、80年作『Fashion』がかかる中、70年代当時のボウイ風メイクのモデルが登場して歓声が上がった。お祭り騒ぎのようなショーだったが、1点1点の完成度は高く、怪しい光を放つシリコン製レースのシースルードレスや、マットな樹脂をモチーフとしてペイントしたパンツなど、新しいテクニックを貪欲に取り入れる姿勢も崩さない。フィナーレでは黒幕が上がってミラーボールが回る中モデルたちが熱狂的にダンスをし、ゴルチエ本人も踊りながら登場して会場を沸かせた。
2016年02月09日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。本日は洋書を専門に扱う原宿のブックショップ「シェルフ(Shelf)」(東京都渋谷区神宮前3-7-4)が選ぶ書籍をご紹介します。■『Polaroids』デイヴィッド・アームストロング(David Armstrong)ナン・ゴールディンやマーク・モリスロー、ジャック・ピアソンらと共に“ボストンスクール”と呼ばれ、2014年10月末に逝去したアメリカ人フォトグラファー、デイヴィッド・アームストロングの作品集。【書籍情報】『Polaroids』著者:David Armstrong出版社:Morel Books言語:英語ハードカバー/64ページ/200x250mm発刊:2015年価格:5,500円
2016年01月31日今月10日にがんのため69歳で亡くなったロック歌手デヴィッド・ボウイさんが『ロード・オブ・ザ・リング』の役を得るためオーディションを受けていたと、出演者のドミニク・モナハンが明かした。同映画シリーズでメリアドク・ブランディバック役として登場しているドミニクは、デヴィッドさんとオーディションが行われたキャスティング事務所で鉢合わせたという。「僕は『ロード・オブ・ザ・リング』のオーディションをするために、ロンドンにあるキャスティング事務所ハバーズにいたんだ。オーディションを開催したジョン・ハバードと話すことになって、彼が僕に『かなりよかったよ。5分、10分待っていてくれ。フィードバックを伝えるよ』って言ったんだ」「僕は『ああ、オッケー。いいね』って思って、受付のところで座っていたんだよ。雑誌を読みながら待っていると、デヴィッド・ボウイが入ってきて、リストにサインして中に入っていったんだ」と振り返る。1986年作『ラビリンス/魔王の迷宮』にゴブリンの王役で出演したことのあるデヴィッドさんがどの役のためにオーディションを受けたかどうかははっきりとわからないというドミニクだが、おそらくイアン・マッケランが演じたガンダルフ役だったのではと推測する。ドミニクは「ガンダルフ役だったと思うよ。この役以外は考えられないよ」「他の役のためだったかもしれないけど、僕はデヴィッド・ボウイの大ファンだから、幸運にも今彼の息子と知り合いであること、そしてただ彼に直接会えることが僕にとってかなり特別なことだったよ」とハフィントンポスト紙に続けた。そんなドミニクの予想をよそに、ネット上でデヴィッドさんはヒューゴ・ウィーヴィングが演じたエルロンド役でオーディションを受けたのではと噂されている。(C)BANG Media International
2016年01月30日今月10日にがんのため69歳で亡くなったロック歌手デヴィッド・ボウイさんが死の間際までニューアルバムに取り掛かっていたと、元交際相手のクラウディア・リニアが明かした。死の数日前にクラウディアがデヴィッドさんから受け取った携帯メールは、「いくつか歌詞を送ってくれよ。忘れるなよ」と催促する内容だったという。クラウディアはデヴィッドさんが病気を患っていることさえ知らなかったため、友人の連絡でデヴィッドさんの訃報を聞いた際にはショックを隠しきれなかったとデイリー・メール・オンラインに話した。「デヴィッドが健康上のタイムリミットと闘っていたなんて知りもしなかったわ。もし知っていたのなら、一緒にことをすすめようと完全に急いでいたでしょうね」「デヴィッドはただ年を取っていっただけで、病気だって感じはしなかったわ。彼の声はいつも私が聞いてきたデヴィッドそのものだったしね」さらに、自身にガンのことを打ち明けてくれなかったことに心を痛めるというクラウディアだが、デヴィッドさんが曲、自身が歌詞担当で作り始めた作品を完成させ、デヴィッドさんにささげるアルバムを作りたいそうだ。「デヴィッドは何かをしようといったんきめたら、初めから終わりまでを見る人だったわ。そのプロジェクトをやってのける人なの」「思い出してみると、私が何かを完成したときは、デヴィッドは『いい子だね』っていつも言っていたわ」「私は彼を見て、『デヴィッド、私のことを調教している動物か何かのように感じさせるわ』って言うの」「それで、2人とも笑うのだけど、それって単に肯定の表現なのよね」「だからこそ、このプロジェクトを手掛けようと思うわ。彼にささげるためにね」と考えを明かした。クラウディアはデヴィッドさんと交際していた当時、彼がアンジー・ボウイと結婚していたことは知っていたものの、気にもしていなかったといい、またデヴィッドさんのロンドンの自宅で行われたとされる一連のワイルドなパーティーが存在したとしてもたいしたことではないことを分かっていたという。「彼に他に付き合っている人たちがいたのなら、私を避けていたでしょうね。そうでなければ、私は彼を受け入れなかったと思うしね」「私にも寛容できる範囲がいくぶんあるわ。デヴィッドがロンドンでワイルドな時間を過ごしていたとしても、それがなんともないことだって知っていたわ」と語っている。(C)BANG Media International
2016年01月28日今月10日(現地時間)、デヴィッド・ボウイが亡くなったというニュースは、生前親交の深かったケイト・モスにかなり影響を与えているようだ。デヴィッド死去の直後、ケイトはデヴィッドの顔がプリントされたTシャツに、彼が好きだったチャンキーヒールのブーツを履いて、ファッションアイコンの彼女らしい方法で悼んだ。さらに16日には、「デヴィッド・ボウイ」をテーマに自身の42歳の誕生パーティーを自宅で開いた。イギリスの「The Daily Mirror」誌によると、ケイトは招待客に「デヴィッドを表現した80年代の格好で着てね」と頼んだという。参加者の1人、ボーイ・ジョージはツイッターに「コッツウォルズでケイト・モスの誕生日をお祝いしてとっても楽しい夜を過ごした。デヴィッド・ボウイの曲に合わせて踊ったの。ていうか、デヴィッドの人生に敬意を表した誕生パーティーだったわ」とツイートしている。友人に「自分の誕生日を祝うのと同時に、デヴィッドの人生を称えたいの」と語っていたというケイト。パーティーの間はずっとデヴィッドの往年のヒットソングをかけ、デヴィッドを偲んだ。新年早々、大事な友人の訃報にとても落ち込んでしまったケイト。少しは気が晴れただろうか…。(Hiromi Kaku)
2016年01月19日今月10日にがんのため69歳で亡くなったロック歌手デヴィッド・ボウイさんの27枚目の最新アルバム『ブラックスター』が、発売初週にして18万1,000枚を売り上げ、米アルバムチャート・ビルボード200で、アデルの『25』を追いて1位を獲得した。同チャートは、デヴィッドさんが死を迎える2日前に発売となった同アルバムの純粋なセールス17万4,000枚とアルバムと同等とみなされるストリーミング視聴回数を踏まえてランキング結果を出しており、1991年に音楽の電子的販売が開始されて以降、デヴィッドさんにとって最も大きな売り上げを記録した週となる。さらに、デヴィッドさんの過去の9作品が同ランキング内に入っており、中でも2002年に最高70位どまりだったベスト盤『ベスト・オブ・ボウイ』が4位と健闘を見せ、『シギー・スターダスト』が21位となっている。一方、デヴィッドさんの出身国イギリスのチャートでは、『ブラックスター』は15万枚のセールスを記録して同じく1位を獲得。過去のデヴィッドの作品をすべてあわせると、先週だけで計50万枚売れており、19作品がチャート100位以内にランクイン、そのうち10作品がトップ40入りを果たしている。(C)BANG Media International
2016年01月19日10 日(現地時間)に亡くなったデヴィッド・ボウイの葬儀は行なわれず、近親者のみで追悼の式が執り行われることになるという。14日(現地時間)にボウイのFacebook公式ページに掲載された家族の声明文には「家族は現在、愛する夫、父親、そして友人であったデヴィッド・ボウイを弔う内輪の式を準備中です。いま一度、最もつらいこの時期にプライバシーを尊重していただきたくお願いいたします」とある。そして「世界中から寄せられた愛とサポートに心から感動し、感謝しています」とファンからの追悼への感謝も綴られている。イギリスの大衆紙「Daily Mail」は、ニューヨークで荼毘に付されたボウイの遺灰は、故人が生前に伝えた希望の場所に撒かれる予定だと報じているが、同紙の取材に遺族の代理人は回答拒否したという。友人によると、ボウイは友人だった故フレディ・マーキュリーと同じように墓所や遺灰の所在も明らかにしたくないと考えていたそうだ。「墓や葬儀は望んでいませんでした。彼は自分の人生を記憶してもらいたかったんです。モニュメントとしてではなくね」。突然の訃報を受け、さまざまな形での追悼イベントや3月にはメモリアル・コンサートも予定されているが、家族は「今後予定されているコンサートやトリビュートはありがたいことですが、いずれも家族によって計画されたものや支援されたものではないことをお伝えします」とコメント。「みなさんそれぞれがデヴィッドの音楽からユニークなものを見出したように、それぞれの視点から彼の人生を讃えてくださることを歓迎します」と結んでいる。(text:Yuki Tominaga)
2016年01月18日1月10日、この世を去ったデヴィッド・ボウイの思いもよらない訃報に世界中がショックで包まれた。ジャンポール・ゴルチエ、ポール・スミスらデザイナーや、マドンナ、ポール・マッカートニー、ミック・ジャガー、カニエ・ウェストらアーティストも続々とコメントを発表し、ニューヨークの自宅前では大勢のファンが花をたむけ、彼の死を偲んでいる。この度、そんな彼の追悼の意を込めて、イギリスのヴィクトリア&アルバート博物館で開催された回顧展「デヴィッド・ボウイ・イズ」を捉えたドキュメンタリー映画『デヴィッド・ボウイ・イズ』が、23日から1週間限定で上映されることが急遽決定した。上映映画館は、東京の新宿ピカデリーと大阪のなんばパークスシネマの2館にて。
2016年01月15日デヴィッド・ボウイの訃報が僕の耳に飛び込んできたのは、友人からのSMSだった。レインボウに飾った顔、グラムロックの先駆けであり、巨大新星だったが、僕自身はマーク・ボランの「使い捨てポップスター」という割り切り、ロック感、ポップ感のほうが当時は好きだった。しかし、デヴィッド・ボウイはアルバムのレコーディングを重ねるごとに、まるで1960年代後半に入ったビートルズのように、進化し続けカラーを変えボウイ自身のサウンドを変化させていった。変わらないのはあの「シャウト」の魅力だ。1972年発表の「ジギー・スターダスト」はもちろんぶっ飛んだ。25歳だ、若い!1983年「レッツ・ダンス」でももっとも印象的なのはMTV全盛期も相まっての「モダン・ラブ」だった。ド派手なステージングを再現したような生き生きとした彼のパフォーマンスに心酔できた。頭の中でなり続けるようなリフレインの嵐にヤラレタ。ヤツ36歳、そうは思えない完成度の高さだった。翌1984年の「ブルー・ジーン」のプロモーションビデオではボウイ自身の二役のコミカルな演出と超ポップなメロディーと歌詞にデヴィッド・ボウイのセンスと才能の豊かさが、1980年代ポップスという偉大なミュージックシーンを牽引したと懐かしく思う。そして、アラン・リックマンである。最近では『ハリー・ポッター』シリーズ初期の悪役、本当は勇敢で最高の正義の魔術師「スネイプ先生」でなじみ深いイギリス俳優が1月14日にこの世を去った。ハリー・ポッターの映画を観て、スネイプ先生という意地悪な魔法使いが出てきて「あれ、この人、どこかで見おぼえあるんだよな」と映画館の中で必死で頭の中を探しまくっていた。帰りの電車の中で、最初につながったのはSFコメディーとして最高に面白かった『ギャラクシー・クエスト』(1998年)である。「へんてこなかぶりもので大真面目に宇宙人役をやってた彼か~」などとギャップを楽しんでいた彼は52歳、さらに驚いたのは、『ダイ・ハード』(1988年)の最後まで戦っていた「ハンス」役のあのタフで切れ者で悪い奴であった。ちょっと結びつかない。思い出せば「ああ~!」と高層ビルから落ちていく幅のある、味な役者だった。ともに1970~2000年代を突っ走った素晴らしいスターに冥福を。(C)BANG Media International(C) 2009 Warner Bros. Ent.Harry Potter Publishing Rights (C) J.K.R.Harry Potter characters, names and related indicia are trademarks of and (C)Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
2016年01月15日1月10日、この世を去ったアーティスト、デヴィッド・ボウイ。WOWOWでは彼の功績を偲び、1月24日にライブ『デヴィッド・ボウイジギー・スターダスト 1973』と映画『ラビリンス』を追悼特集として緊急放送する。『デヴィッド・ボウイジギー・スターダスト 1973』は1973年、イギリス・ロンドンのハマースミス・オデオンで行われたツアー最終公演の模様を収録。ボウイはアルバム『ジギー・スターダスト』からのヒット曲はもちろん、ローリング・ストーンズの『Let’s Spend The Night Together』をカバーし、アンコールではルー・リードと共にヴェルヴェット・アンダーグラウンドの『White Light/Whit e Heat』を熱唱。"伝説"となった一夜を目撃するまたとないチャンスとなっている。そして映画『ラビリンス』はジョージ・ルーカス製作総指揮による1986年公開のファンタジー映画。ボウイは主演として迷宮の魔王・ジャレスを演じ、ここでも圧倒的な存在感を発揮している。『デヴィッド・ボウイジギー・スターダスト 1973』は1月24日(日曜 12:55~)、映画『ラビリンス』は同じく24日(日曜 14:30~)WOWOWプライムにて放送。
2016年01月15日69歳の誕生日に、3年ぶりとなるニューアルバム「★(ブラックスター)」を発表し、その2日後にこの世を去ったデヴィッド・ボウイ。文字通り、星になった希代の天才ミュージシャンは、俳優としてスクリーンでも異才を放つ存在だった。キャリア初期に実験映画への出演もあったが、本格的な俳優デビューを飾ることになったのが、1976年に公開された『地球に落ちてきた男』だ。不毛の大地と化した故郷を救うため、地球に舞い降りる宇宙人という魅惑的なキャラクターは、持ち前の美貌に加えて、星や宇宙に関する楽曲を数多く手がけていた当時のパブリックイメージと相まって、ボウイにぴったり。絶望的な未来を前に、精神をむしばまれる主人公の姿は、創作活動のプレッシャーから薬物に溺れた時期のボウイ本人にも重なり、痛々しくもリアリティを伴っていた。アルバム「レッツ・ダンス」でワールドワイドな商業的成功を手にした1983年には、大島渚監督の『戦場のメリークリスマス』に出演し、日本での人気・知名度はピークを迎える。同年にはトニー・スコット監督の『ハンガー』で吸血鬼、1986年公開のファンタジー大作『ラビリンス/魔王の迷宮』ではヒロイン(演じるのは当時16歳のジェニファー・コネリー)の弟をさらう迷宮の主と、いずれも“異界の住人”を好演。片や1991年に公開された最後の主演映画『ニューヨーク恋泥棒』では、イギリスからプレイボーイ役で軽妙な(微妙でもあった)演技を披露していた。こうした主演、助演級の作品に加えて、キテレツなFBI捜査官を怪演したデヴィッド・リンチ監督の『ツイン・ピークス ローラ・パーマー最期の7日間』、なりきり演技でアンディ・ウォーホルを完コピした『バスキア』、本人役で登場した『ズーランダー』など、「登場は一瞬でも、インパクトは絶大」な芝居も俳優・ボウイの大きな魅力。クリストファー・ノーラン監督の『プレステージ』では、発明家のニコラ・テスラを貫録たっぷりに演じ、共演したヒュー・ジャックマンのお株を奪った。さて、ボウイと映画にまつわるトピックとして注目したいのが、先日発表された第73回ゴールデン・グローブ賞のミュージカル/コメディ部門作品賞に輝いた『オデッセイ』。探査ミッション中の事故で、たったひとり火星に取り残された宇宙飛行士のサバイバルを描いた本作では、ボウイの代表曲である「スターマン」が絶妙なタイミングで流れ、物語をポジティブに押し上げる推進力になっている。また、ボウイの息子で映画監督のダンカン・ジョーンズ(『月に囚われた男』『ミッション:8ミニッツ』)の最新作『ウォークラフト』が、今年公開される予定だ。(text:Ryo Uchida)
2016年01月14日今月10日に1年半ものがんとの闘病の末に69歳で亡くなったロック歌手デヴィッド・ボウイさんは、死の数週間前にはがん克服に前向きな姿勢を見せていたという。デヴィッドさんの友人であり映画や舞台プロデューサーのロバート・フォックスは、前月デヴィッドに会った際には、長生きするために希望をかけて実験的な新薬を試す準備をし、前向きに治療をしている様子がみられたことをザ・タイムズ紙に明かした。「デヴィッドは具合が悪かったみたいだけど、それについて悩んではいなかったよ。かなり実験的だけど、何人かで成功例がみられた新たな治療を始めようとしているところだったね」「新たなよりよい治療法がまた出てくるという希望と共にそれで命を延ばすことができると前向きだったよ」そんな中、デヴィッドさんは肝臓がんで命を落としたと、舞台『ラザルス』でデヴィッドさんと仕事をしていたイヴォ・ヴァン・ホーヴェ監督が発言。「1年はこのことを知っているよ。僕らの舞台『ラザルス』でのコラボが始まって、ある時に病気のためにいつもいることができないと伝えてきたよ。僕に、がん、肝臓がんを患っているって言っていたよ」「出演者はこのことを最後まで知らなくて、『ブラックスター』を一緒にレコーディングしたミュージシャンたちさえも知らなかったよ。この2つのプロジェクトを時間内に終わらせるために、病気が勝ってしまわないように、デヴィッドはできるすべてのことをしていたよ」と語っていた。(C)BANG Media International
2016年01月14日10日にがんのため69歳で亡くなったロック歌手デヴィッド・ボウイさんの追悼コンサートが、3月にアメリカ・ニューヨークで開催されることになった。同コンサートは、デヴィッドが他界するわずか数時間後に発表されていたが、記念コンサートとして予定通りカーネギー・ホールで開催される。コンサート主催者は、声明文で「予期せぬ悲報により、記念コンサートとして開催することになりました」を発表した。そして、「過去には数々のサプライズ出演や受賞者によるパフォーマンスなどがされてきましたが、今回はデヴィッドの友人や仲間、ファンたちによって彼の音楽をたたえるものとなることは間違いないでしょう」とコメント。「今回のニュースに私たちは深く悲しんでおり、チケットの販売開始のタイミングは奇妙なものとなりましたし、ショー自体にさまざまな感情が入り交じっています。デヴィッド、安らかにお眠りください。神のご加護がありますように…」と続けた。デヴィッドの長年のコラボレーターであるトニー・ヴィスコンティが同イベントでバンドを率いる方向になっており、ザ・ルーツ、シンディ・ローパー、マウンテン・ゴーツ、ベティ・ラベット、ロビン・ヒッチコック、ペリー・ファレル、ジェイコブ・ディラン、ハートのアン・ウィルソンなどのパフォーマンスが予定されている。そのほかにも今後数々のアーティストが参加するのではないかと見られている。この記念コンサートからの収益は、ヤング・オーディエンス・ニューヨーク、リトル・キッズ・ロック、チャーチ・ストリート・スクール・オブ・ミュージック、ザ・センター・フォー・アーツ・エデュケーション、ザ・アメリカン・シンフォニー・オーケストラ、グラミー・イン・ザ・スクールズへと寄付される。(C)BANG Media International
2016年01月13日デヴィッド・ボウイが10日(現地時間)、18か月に及ぶガンとの闘病の末に69歳で亡くなった。8日に誕生日を迎え、合わせて新作を発表したばかりだった。ボウイの公式アカウントに「デヴィッド・ボウイは18か月にわたってガンと闘病した末、家族に見守られながら安らかに亡くなりました。喪に服す家族のプライバシー尊重をお願いいたします」というコメントが投稿されている。ボウイは誕生日である1月8日にニュー・アルバム「Blackstar」を発表したばかり。このタイミングにネット上にはデマを疑う声もあふれたが、息子で映画監督のダンカン・ジョーンズがツイッターの公式アカウントで「お伝えするのは本当に残念で悲しいですが、事実です。しばらくの間オフラインにします。みなさんに愛を」と訃報を認める投稿をした。(text:Yuki Tominaga)
2016年01月11日愛らしい謎の生物ミニオンたちが主役になる映画『ミニオンズ』の最新予告編が公開になった。最新予告編ミニオンは、バナナが大好きな謎の生物で“最強のボスに仕えること”を目的に地上に現れたが、毎回、主人をサポートしているような、迷惑をかけているような不思議な存在だ。このほど公開された予告編でもミニオンズたちは次々と強そうなボスを見つけるが、彼らのせいでボスたちは死んだり、命を落としたり、この世を去ったりしてしまう。世界を旅して、長い長い時間を経て、ついにやってきたのは1968年の英国! 怪盗グルーに出会う42年前だ。そこで彼らは女悪党・スカーレット・オーバーキルに出会い、彼女をボスにする。スカーレットはミニオンズに王冠を盗んでくること指示し、ミニオンズの中からボブ、ケビン、スチュアートの3人が行動を開始するが、また大騒動が巻き起こる。映像は画面を縦横無尽に動き回るミニオンズと、彼らに翻弄されるボスたちの映像が次から次に登場。クィーンとデイヴィッド・ボウイの『アンダー・プレッシャー』などノリのいい楽曲に乗せてミニオンズが動き回る映像は必見だ。『ミニオンズ』7月31日よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国ロードショー
2015年06月22日ディオール(Dior)は、1月26日、パリのロダン美術館で15SSオートクチュールコレクションを発表した。テーマは、「Moonage daydream(ムーンエイジの白日夢)」。アーティスティックディレクターのラフ・シモンズ(Raf Simons)は、SFや宇宙への旅、ポップカルチャーや無現の可能性を感じさせるファッションが社会を彩っていた時代を思い描いたという。オートクチュールメゾンならではの、豪華なモチーフが幾重にも重ねられたギピュールレースのシフトドレスには、フォトプリントを施した透明のプラスチック素材のオペラコートをレイヤード。細かく立体的なプリーツが施されたマルチボーダーのドレスやスカート、ジオメトリックプリントのニットのオールインワンやボディスーツ、アシッドカラーのビニールブーツなど、50年代から70年代までの時代がミックスされた。メゾンの象徴である「フラワーウーマン(花のような女性)」がまとう、花モチーフのレース刺繍やフラワープリントのドレスにもジオメトリックなカッティングが施され、過去と未来が交錯する。デイヴィッド・ボウイの歌声が響く八角形の会場には鏡が配置され、コレクションに込められたそれぞれ時代の要素が鮮やかにコントラストを放ちながらぶつかりあい、ラフのいう「めまぐるしい感覚」を呼び起こした。「私が本当の意味で表現したかったのは、過去から学びながら現代的な視点を取り入れた、今との関連性を感じる何か。それは、よりワイルドでセクシュアルな未知のもの。オートクチュールや女性という概念から解き放つもの」とラフ。
2015年01月27日写真家・鋤田正義によるデヴィッド・ボウイ写真展”TIME―David Bowie by Masayoshi Sukita“が東京・南青山のスパイラルガーデン1階で開催される。会期は12月4日から9日まで。40年以上にわたってデヴィッド・ボウイを撮り続けてきた鋤田は、『"HEROES”』『TIN MACHINE』のジャケットを手掛けたことでも知られる巨匠。2013年に10年ぶりに発表されたアルバム『THE NEXT DAY』でも、『"HEROES”』のジャケット写真が素材として使われ話題になった。また、イギリス・ヴィクトリア&アルバート美術館で開催された、デヴィッド・ボウイの回顧展「David Bowie ls」にて鋤田の作品も大きく展開された。この展覧会は現在はシカゴで開催中。今後、パリとメルボルンへと巡回することになっている。今回、スパイラルガーデンでは未発表作品も披露。誰も見たことがない、鋤田とボウイの時間が刻まれている。40年間という長い歳月の中であらゆるものが変化した一方、視線を変えれば「何も変化していない」現実が、それぞれの作品にどのように落としこまれているのかが見ものだ。会場構成を担当するのは、世界的にも高く評価されているアートディレクターの中島英樹。ドイツで写真の最前線を走るベッヒャー派とも対応するアクリル素材によって、鋤田の作品に新たな息吹きをもたらすという。会期中、鋤田とスペシャルゲストによるトークショーも予定。【イベント情報】”TIME―David Bowie by Masayoshi Sukita“会場:スパイラルガーデン住所:東京都港区南青山5-6-23会期:12月4日から9日まで時間:11:00から20:00(5日は18:00まで)入場無料
2014年11月08日“ロック史上最高のカムバック”を果たしたデヴィッド・ボウイの新作「ザ・ネクスト・デイ」から、第3弾シングル「ザ・ネクスト・デイ」のミュージック・ビデオがYouTube上で公開された。そこには名優ゲイリー・オールドマンとアカデミー賞女優マリオン・コティヤールが登場しており、多くのファンを驚かせている。同曲はデヴィッドが「私はここにいる、死んではいない」という歌詞を唸るように叫ぶ、今回の復活を象徴するようなアルバム・タイトル・トラックだ。映像の監督は第2弾シングル「ザ・スターズ」のビデオも手がけたフローリア・シジスモンディ。ゲイリー・オールドマンとデヴィッドは昔から友人同士で、「ティン・マシーン」のギタリストだったリーヴス・ガブレルスのアルバム「The Sacred Squall Of Now」(’95)に収録されている曲「You’ve Been Around」でも共演している。このMVは、聖職者が集う秘密の酒場が舞台。娼婦を演じるマリオンの手にスティグマ(聖痕)が現れ、今宵の相手にと企んでいたゲイリー・オールドマン扮する神父が怒りを露わにするというストーリーだ。デヴィッドは昔の修道士のような格好で、力を漲らせてこの曲を歌う。最後には「ありがとうゲイリー、ありがとうマリオン、そしてみなさん本当にありがとう」と神々しく語り、ふと消えていなくなる。同曲について、音楽プロデューサーのトニー・ヴィスコンティが「デヴィッドは英国中世史の本をたくさん読んでいたから、英国中世史を題材にした曲を一つ作ったんだ。それがタイトル曲『ザ・ネクスト・デイ』なんだ。ある暴君のことを歌っているけれど、あまりに無名で誰のことか分からなかった。でも歌詞を読めばかなり恐ろしい物語なんだ」と語るように、映像の方も、中世からの宗教上の言い伝えや、それに反する混沌が散りばめられた独特な世界観となっている。66歳にして華麗なるカムバックを遂げた伝説のシンガー、デヴィッド・ボウイ。彼のユニークな世界にしばし浸ってみては?(text:Mieko Nakaarai)
2013年05月09日英語圏の方でよくある名前のMichael(マイケル)。このMichaelという名前は、英語圏だとこのように読みますが、ドイツ語ではミハエル、スペイン語ではミゲル、フランス語ではミシェル、と言語が違うと読み方が変化します。今回は、マイケルのようなよくある外国人の名前が、言語の違いでどんなふうに変わるのかご紹介します。●George(英語読み:ジョージ)アメリカ初代大統領のジョージ・ワシントンなどが有名です。このジョージも言語で読み方が大きく変わります。フランス語……ジョルジュドイツ語……ゲオルグイタリア語……ジョルジョスペイン語……ホルヘ世界的に有名な「おさるのジョージ」も、ドイツだと「おさるのゲオルグ」になります。なんだか強そうです。●Peter(英語読み:ピーター)ピーター・パンなどで有名なピーター。新約聖書の使徒のペトロに由来する名前だそうです。ほかの言語では、フランス語……ピエールドイツ語……ペーターイタリア語……ピエトロスペイン語……ペドロとなっています。フランスではピエール(Pierre)がピーターに対応する名前なのだとか。ということは、ピエール・パンになるのでしょうか?●William(英語読み:ウィリアム)現在のイギリス王室の開祖となったウィリアム1世をはじめ、数多くの有名な外国人に付けられている「ウィリアム」という名前。これが別の言語になると……フランス語……ギヨームドイツ語……ヴィルヘルムイタリア語……グリエルモスペイン語……ギリュルモとさまざまに変化します。頭の上に載せたリンゴを弓矢で撃ち抜いたウィリアム・テルの場合、ドイツ語読みだとヴィルヘルム・テルとなります。かっこよくなった気がします。●Robert(英語読み:ロバート)日本だとお笑い芸人のトリオ名として有名なロバート。これも英語読みです。ほかの言語の場合は……フランス語……ロベールドイツ語……ルプレヒトイタリア語……ロベルトスペイン語……ロベルトとなります。どれもそこまで大きな変化はありませんが、ドイツ語だけ大きく変わっていますね。お笑い芸人のロバートも、ドイツに行ったら「ルプレヒト」と名乗るといいかもしれません。●Steven(英語読み:スティーヴン)スティーヴン・キングやスティーヴン・スピルバーグなどが有名なスティーヴンという名前。ギリシャ語で「冠」を意味する言葉が由来だそうです。ほかの言語にすると、フランス語……エティエンヌドイツ語……シュテファンイタリア語……ステファノスペイン語……セバスチャンとなります。ちなみにスティーヴン・スピルバーグをドイツ語読みにすると、シュテファン・シュピールベルクになります。どちらにしろインパクトのある名前ですよね。●Henry(英語読み:ヘンリー)イングランドの王であるヘンリー1世や、小説家のオー・ヘンリーなどが有名な「ヘンリー」。家長を意味するので、長男に付けるのが原則なんだそうです。他言語だと……フランス語……アンリドイツ語……ハインリイタリア語……エンリコスペイン語……エンリケとなります。フランスの有名サッカー選手のアンリの場合、スペイン語圏だとエンリケになってしまうんですね。アンリはスピードが持ち味の選手ですが、エンリケと聞くとなぜだかゴツいイメージになってしまいます。●David(英語読み:デイヴィッド)デイヴィッド・ボウイやデイヴィッド・ベッカムなどの有名人がまず頭に浮かぶこの名前。ほかの言語だとこうなります。フランス語……ダヴィドドイツ語……ダーヴィトイタリア語……ダヴィデスペイン語……ダビド有名な彫刻のダヴィデ像は英語圏の国だとデイヴィッド像という読み方になりますね。なんだか最近の彫刻っぽくなった気がします。●Catherine(英語読み:キャサリン)英語圏の女性によく見かける「キャサリン」という名前。「カタロス」というギリシャ語が語源になっているといわれています。別の言語だと……フランス語……カトリーヌドイツ語……カタリーナイタリア語……カテリーナスペイン語……カタリナどれも「Ca」を「カ」と読むのが共通していますね。女優のキャサリン・ゼタ・ジョーンズをフランス読みにすると、カトリーヌ・ゼタ・ジョーヌになります。●Margaret(英語読み:マーガレット)花の名前や、日本では少女向け雑誌の名前としても有名です。イギリスの元首相のマーガレット・サッチャーも広く知られていますね。さて、違う言語だとどう変わるのでしょうか?フランス語……マルグリットドイツ語……マルガレーテイタリア語……マルゲリータスペイン語……マルガリータ英語圏以外だと、主に「Mar」を「マル」と読むようですね。ちなみにイタリアのピザ・マルゲリータは、イタリアの王妃マルゲリータが由来なのだとか。もしフランス語圏でこのピザが生まれていたらマルグリットという名前になっていたかもしれませんね。このように、外国の名前というのは言語の違いでさまざまに変化しています。読む人の認識によって名前が変化するのは、面白いですね。ほかにも、英語の「シーザー」がドイツ語では「カイザー」だったり、エリザベス女王の「エリザベス」がスペイン語では「イサベル」だったりと、言語によって変化する名前はたくさんあるので、気になる人はぜひ調べてみてください!(貫井康徳@dcp)
2013年02月06日『ハリー・ポッター』シリーズのデイヴィッド・イェーツ監督の次回作『ターザン』の主役候補に、トム・ハーディが挙がっているらしい。他にヘンリー・カヴィル、アレクサンダー・スカルスガルド、チャーリー・ハナムらの名前も挙がっているようだ。新しい『ターザン』は、ワーナー・ブラザースが長い間製作を試みてきたもの。『ハリー・ポッター』シリーズ終了後、イェーツ監督は人間ドラマ『Your Voice in My Head』やスリラー『Imitation Game』など、いくつかの作品を次回作として検討してきたが、最終的に『ターザン』を選んだらしい。イェーツ監督はすでに何人かの俳優に会って、話をしているようで、候補に挙がっている4人は、いずれも最近ワーナー・ブラザースと縁が深い。ハーディはこの夏の『ダークナイト ライジング』で悪役を演じて絶賛されたばかり。カヴィルは来年夏公開の『Man of Steel』でスーパマンを演じる。ハナムは来年公開のギレルモ・デル・トロ監督作『Pacific Rim』に主演。スカルスガルドは主演、エクゼクティブ・プロデュースを兼ねる『The Vanguard』を製作準備中だ。本作は、『ハッスル&フロウ』のクレイグ・ブリュワー氏が監督を務める予定だったが降板し、イェーツ監督に決定したようだ。文:猿渡由紀
2012年11月08日世界的音楽プロデューサー、デイヴィッド・フォスターの来日公演が11月12日(月)に東京国際フォーラム・ホールAで行われる事が決定した。【公演情報はこちら】デイヴィッド・フォスターはこれまでに15個のグラミー賞を獲得し、セリーヌ・ディオンなど、名だたるアーティストを見出した事で知られる名プロデューサー。来日公演は「デイヴィッド・フォスター&フレンズ ジャパン・ツアー2012」というタイトルから分かる通り、彼と関わりの深いアーティストと共に行われる。昨年はアース・ウィンド&ファイアーのフィリップ・ベイリーやマイケル・ボルトンなどを引き連れて公演を行い、ファンを喜ばせた。今回の来日公演に出演するのは、今年10月に来日公演ツアーが決定しているシカゴのメイン・ヴォーカルとして活躍し、『素直になれなくて』や『君がすべて』等の音楽史に残るヒット曲をフォスターと共に手掛けたピーター・セテラ。フォスターが手掛けた『スルー・ザ・ファイアー』を大ヒットさせたチャカ・カーン。世界的プロデューサー兼ソロ・アーティストとして活躍しているベイビーフェイス。ホール&オーツの名曲『エブリタイム・ユー・ゴー・アウェイ』をカヴァーし、日本を含む世界各地で大ヒットを記録したポール・ヤング。イギリス、アジア各国で高い人気を誇る歌姫ヘイリー。そして昨年フォスターが長年在籍したワーナーミュージックからユニバーサルミュージックに移り、移籍第一弾のプロデュースを手掛けるスウェーデン出身の大注目の若手バンド、ダーティ・ループスといった豪華な面々。2日間に渡って行われた昨年の来日公演とは違い、今回の来日公演は一夜限りなので、気になる方は早目にご確認を。チケットの一般発売は10月6日(土)午前10時より。なお、チケットぴあではプレイガイド最速の抽選先行プレリザーブを実施中。期間は9月27日(木)午前11時まで。
2012年09月26日“天使の歌声”と称賛され、いま全米で話題の天才少女ジャッキー・エヴァンコが今秋日本デビュー! 「デイヴィッド・フォスター&フレンズ ジャパン・ツアー2011」にゲスト出演することが決定した。「デイヴィッド・フォスター&フレンズ」公演情報ジャッキー・エヴァンコは、2010年にアメリカの人気オーディション番組「アメリカズ・ゴット・タレント」第5シーズンに出場。“天使の歌声”と絶賛される美声を披露し、センセーショナルを巻き起こした天才少女だ。同年のクリスマス・シーズンにアメリカとカナダ限定でミニ・アルバム『O Holly Night』をリリース。ビルボード・チャート初登場第2位、累計セールス100万枚を突破し、この年最高の売り上げを記録した新人アーティストにしてサウンドスキャン史上最年少デビュー(当時10歳)を飾った女性ソロ・アーティストとなった。その才能は、スーパー・プロデューサー、デイヴィッド・フォスターも認めるほどで、2011年6月にリリースされた待望のフル・アルバム『ドリーム・ウィズ・ミー』は、そのフォスターがプロデュース。バーブラ・ストライサンドやスーザン・ボイルとのデュエット曲も収録した意欲作となり、こちらもビルボード初登場第2位、イギリスでも初登場第4位と大ブレークを成し遂げたばかり。10月には日本盤をリリースし、「デイヴィッド・フォスター&フレンズ ジャパン・ツアー2011」への出演で待望の日本デビューを果たす。話題の天才少女歌姫ジャッキー・エヴァンコも参加する「デイヴィッド・フォスター&フレンズ ジャパン・ツアー2011」は、10月19日(水)・20日(木)に、東京国際フォーラム ホールAにて開催。チケットは発売中。
2011年09月30日当代随一のヒットメイカー、デイヴィッド・フォスターが10月、アース・ウインド&ファイアーのメインボーカル、フィリップ・ベイリーら豪華メンバーとともに来日公演を行う。デイヴィッド・フォスターは、新たな才能を発掘するため、オーディションへの参加者を広く公募、本人の審査の上、最終的に残った2組は、10月20日(木)の東京国際フォーラム公演のステージで歌を披露する。応募は9月16日(金)まで。デイヴィッド・フォスター&フレンズ公演情報次世代のスターをアジアから発掘するために企画されるオーディション“BORN TO SING ASIA”。応募者は歌っている動画をサイトに投稿。その動画をデイヴィッド・フォスターが入念に審査し、2組の出演者を決定する。選ばれた2組はジャパンツアー2日目のステージに上がり、それぞれ歌を披露。その場でデイヴィッド・フォスターが優勝者1組を決定する。さらに、ほかのアジア5か国でも同様のオーディションを行い6組を選出。6組の中から選ばれた優勝者はデイヴィッド・フォスター全面プロデュースのもとメジャーレーベルより世界デビューを実現させるという。「デイヴィッド・フォスター&フレンズ ジャパン・ツアー2011」は、10月19日(水)・20日(木)に、東京国際フォーラム ホールAにて開催。チケット発売中。■デイヴィッド・フォスター&フレンズ[日時]10月19日(水)・10月20日(木) 19:00開演[会場]東京国際フォーラムホールA (東京都)[共演]フィリップ・ベイリー / マイケル・ボルトン / ラッセル・ワトソン / シャリース / 他
2011年08月29日日本、イギリス、アメリカでの『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』同時公開を直前に控えた某日、本作のメガホンを握ったデイヴィッド・イェーツ監督が電話でのインタビューに応じてくれた。『PART1』が完成したとはいえ、『PART2』の完成に向け、いまだ多忙な日々を送るイェーツ監督。前編の見どころや撮影の様子を語ってくれると共に後編についての“ヒント”も…?3人の成長が役にもたらしたもの今回の『PART1』では、これまでほぼ全ての物語が展開してきたホグワーツ魔法魔術学校を離れ、ハリー、ロン、ハーマイオニーの3人が、先の見えない旅に身を投じる。すなわち、主役の3人(ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン)の演技が重要な位置を占めることになるが、この点、監督は3人にどのような演出をしたのか?「これといってアプローチを前作と変えてはいないよ。でも確かに、いろいろと探っていく上で、本作の方がこれまで以上に面白いものがたくさんあったと言えるかもしれない。私たちが探しているのは常に“本物の瞬間”なんだ。自分がいかにリアリティを感じられるか?ということ。3人は脚本を初めて読んだとき、確かに興奮していたね。というのもホグワーツの外に出られるから。作品の持つテーマとしても、今回は彼らがより成熟し、大人になっていく姿が描かれる。もちろん彼ら自身もまた成長し、大人になっている中で、自分たちの内面から探し出せるものがあったのだと思う」。過去6作で4人の監督がメガホンを握ってきた本シリーズ。イェーツは第5作『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』で監督を務めて以来、第6作、そして今回の最終章とシリーズのおよそ半分を任されたことになるが、その中でハリーたちは、愛しいひととの死や別れに数多く直面してきた。当然、今回の『PART1』においてもそれは例外ではない。こうしたシーンについて監督は、先ほども述べたように「実際にそこで何を感じるかというリアリティを追求した」と語ると共にシーンが持つ“エネルギー”という言葉で説明してくれた。「特に身近に死を経験していない若い人たちにとって、その死を、その悲しみを語り、感じることは容易ではない。だから非常に難しいことではあるんだけど、とにかく語ることから始めて、死というものを伝えていくようにしたんだ。それから、これは死のシーンだけではないのだけど、ある“空気”、ある種の“エネルギー”を探すんです。喧嘩をするシーンならば、実際に摩擦が感じられるようなエネルギー、死に際しての喪失のエネルギー。その場その場のエネルギーを探し出す。これは『PART2』に関するエピソードだけど、最後のホグワーツでのシーンで僕は、彼らに言ったんです。『キミたち、何年このシリーズの仕事してきたんだ?10年くらい?でもこれが最後なんだ。これで『ハリー・ポッター』のキャラクターとしていられる最後の日なんだよ』って。そうしたら、彼らの間から非常に感情的な“空気”が流れてきたんです。『あぁ、これが最後なんだ』って感じでね。そしてそれは、シーンにある“やわらかさ”を入れてくれたと思う」。「いくつか原作にはないバトルのシーンを入れているよ」イェーツ監督が第5作を引き受けた時点では、原作の物語はいまだ完結していなかった。その点も踏まえ、原作の物語の取捨選択を交えて映画として構成していく際に、原作者のJ.K.ローリングから注文や意見などはあったのだろうか?「毎回彼女に完成した脚本を送るんだけど基本的に彼女はいつも親切で協力的で、あまりあれこれと注文をつけたりということはしないよ。ただ時折、重要な部分に関しては示唆してくれる。例えば第5作では“クリーチャー”たちについて、『彼らをきちんと(映画の中に)入れておいてください』とかね」。この点が何を意味するのかは最終章を観てのお楽しみ!ということで。また、監督はこれまでにも、そして本作でも原作にはないオリジナルのエピソードを随所に挿入している。この点は監督なりに思い入れがあるよう。ちなみに『PART2』に関しても「そんなに入れてはいないんだけど、いくつか原作にはないバトルのシーンを入れているよ。それからいくつかのシーンの順番をあえて入れ替えて描いている部分もある」とのこと。『PART1』の話に混じってたびたび『PART2』についてもあれこれとほのめかしてくれる監督。それもそのはずで…「実は昨日、『PART2』を観たばかりなんだ(笑)。そうだね…面白かったよ。自分で言うのもなんだけど、面白くてスケール感にあふれていたと思うよ」。『PART1』を観てから本当の最終章『PART2』までまだ半年以上待たねばならないのは辛いところだが、監督の言葉を信じて、まずは『PART1』を観て待つべし!公開まであと4日特集「10年間ありがとう!ハリー・ポッター」直前インタビューvol.1 ネビル役 マシュー・ルイス直前インタビューvol.2 双子役 フェルプス兄弟直前インタビューvol.3 ドラコ役 トム・フェルトン直前インタビューvol.4 ジニー&ルーナ役ボニー・ライト&イヴァナ・リンチ直前インタビューvol.5 ハーマイオニー役エマ・ワトソン■関連作品:ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 2010年11月19日より丸の内ピカデリー1ほか全国にて公開© 2010 Warner Bros. Ent. Harry Potter Publishing Rights © J.K.R. Harry Potter characters, names and related indicia are trademarks of and © Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 2011年7月15日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開■関連記事:『ハリー・ポッター』ジャパン・プレミアにセレブ続々国生さゆりは破局を笑顔で否定恒例の大雨も関係なし!ロンドンで『ハリポタ』プレミアダニエル、エマらに大声援【ハリー・ポッター】直前インタビューvol.5 ハーマイオニー役 エマ・ワトソン『ハリポタ』撮影のスタジオがアトラクションに。会見にダニエルら主役3人組出席【ハリー・ポッター】直前インタビューvol.4 ジニー&ルーナ役 ボニー&イヴァナ
2010年11月16日