映画『バジュランギおじさんと、小さな迷子』が、2019年1月18日(金)より全国で公開される。インド映画興行収入歴代3位を誇る注目作が日本上陸『バジュランギおじさんと、小さな迷子』は、インド国内映画賞で30近くもの賞を獲得し、全世界でも150億円に迫る興行収入を上げる、インド人の男とパキスタン人の迷子の少女の物語を描いた大ヒット作品。2015年の公開から3年経った今現在もインド映画として『ダンガル きっと、つよくなる』『バーフバリ 王の凱旋』に次ぐ世界興行成績歴代3位をキープしている。キャストにはインドの人気俳優が集結主人公のお人好しな男性・パワンを演じるのは、インド映画界で最も影響力のある“3大カーン”のひとり、サルマン・カーン。彼は本作においてプロデューサーも務めるなど、演技から制作まで多方面で重役を担う。また、声を出せない迷子シャヒーダー役で、誰もが心惹かれる豊かな表情を見せてくれるのは、5000人のオーディションから選ばれたインドの超人気子役・ハルシャーリー・マルホートラ。その他、『きっと、うまくいく』のカリーナ・カプール、『LION/ライオン 25年目のただいま』のナワーズッディーン・シッディーキーなど、日本でも馴染みのある豪華な顔ぶれが集結した。なお、監督は『タイガー 伝説のスパイ』でもサルマン・カーンとタッグを組んだ経験のあるカビール・カーンが担当する。ストーリーパキスタンの小さな村に住む女の子シャヒーダー。幼い頃から声が出せない障害を持った彼女を心配したお母さんと一緒に、インドのイスラム寺院に願掛けに行くが、帰り道で一人インドに取り残されてしまう。そんなシャヒーダーが出会ったのは、ヒンドゥー教のハヌマーン神の熱烈な信者のパワンだった。バカがつくぐらいの正直者で、お人好しなパワンは、これも、ハヌマーンの思し召しと、母親とはぐれたシャヒーダーを預かることにしたが、ある日、彼女がパキスタンのイスラム教徒と分かって驚愕する。歴史、宗教、経済など様々な部分で激しく対立するインドとパキスタン。それでもパスポートもビザもなしに、国境を越えてシャヒーダーを家に送り届けることを決意したパワンの旅が始まった。果たしてパワンは無事にシャヒーダーを母親の元へ送り届けることができるのか!?【詳細】映画『バジュランギおじさんと、小さな迷子』公開日:2019年1月18日(金)監督:カビール・カーン出演:サルマン・カーン、ハルシャーリー・マルホートラ、カリーナ・カプールほか
2018年10月04日お店の方と距離が近く、コミュニケーションも楽しい“小さなお店”。商品ができるまでのエピソードや、原材料についてなど、小さな空間に詰まった大きな思いを聞くのが、とても好きです。今回ご紹介するのは、小料理屋からガラリと業態を変えて注目を集めている、ツナ専門店です。キッチンにあると何かと便利なお助けアイテム、ツナの進化系。そのまま食べてもアレンジしても、抜群においしいんです!おツナがりを大切にするオツなツナ専門店〔おつな〕池尻大橋駅前の国道246号線から少し入っていったところにひっそりと佇む〔おつな〕。とても静かな通りなので、ちょっと心配になるかもしれませんが、立派なのれんがかかっているのでご安心を。のれんをくぐって入ると、店内正面には瓶詰がズラリ。これこそ、おいしいもの好きを次々と虜にしている特上ツナ《おつな》。実はこちらの店舗、10年の間は小料理屋として営まれていました。きっかけとなったのは、店主の関根仁さんが、その日に残ったマグロで作ってみたツナのオイル漬け。そこから様々な種類のマグロとオイルで試作し、漬け込み液“ソミュール液”についても猛勉強。約4年におよぶ試行錯誤の末に完成した《おつな》で、新たなスタートを切る決心をしたのだそうです。20年もの間、築地に通っていた関根さんに選ばれたマグロは、旬の時期に水揚げされた、低カロリーで高タンパクなビンチョウマグロ。ベースとなるオイルは、熱に強く、健康&美容効果も期待できるハイオレイック種の紅花油。そこに数種のオイルをブレンドし、風味や栄養価を高めているのだとか。そして、旨みを引き出し、保存性も高めるために漬け込むのは、最高級の利尻昆布でとった出汁に、ゲランド塩と沖縄塩をブレンドし、野菜の旨みを足した〔おつな〕特製ソミュール液。フレーバーのために加えられる素材も、オーガニックマスタードや◯◯な味噌など、おいしさと健康を考えて厳選されたものばかり。お店では試食もさせていただけるので、気になる味はぜひ試してみてくださいね。まずはプレーンからが、おすすめです。パッケージの可愛さにきゅん。おツナがりを大切にしたい方へのギフトに《おつな》は1瓶ずつ、和紙製の小箱に入れてくれるのですが、これがまた可愛いんです。上品なカラーリングは4色あり、基本的にはフレーバーごとに入れられていますが、ギフトでいくつかをセットにする場合などは、バランスを見て入れ替えてくれたり、希望も聞いてくれますよ。そうそう。オプションで選べる水引きもお見逃しなく。2個用から6個用まで4サイズあるギフトボックスに掛ければグッと特別感が増しますし、個包装のボックス1個にそのまま掛けてもとびきりキュート!これ、家呑みが好きな方にサラッとプレゼントしたり、気軽なホームパーティーへのちょこッと手土産にしても喜ばれそう。開けられるワインが1本は増えるはずです、きっと。まっすぐな人柄だから、どれを選んでも安心です現在〔おつな〕は関根さんおひとりで営まれています。時間をかけて仕込みをし、接客や配送をし、その間で、さらなる味の向上と、新しいフレーバー開発のために研究に勤しむ日々。当分の間は、お店で《おつな》を購入するなら、ほぼ確実に関根さんとお話することになると思いますので、ぜひ開発秘話や、使用されている素材のことなど、直接聞いてみてください。きっと、わたしが初めてお会いしたときに感じた、妥協できないまっすぐな人柄や、穏やかな笑顔の奥にある向上心みたいなものを、感じてもらえると思います。取材の日には、新しく開発中のフレーバーのことや、新たな試みについても、こっそり聞いてしまいました。〔おつな〕による素敵なおツナがりが、どんどん広がっていきますように。【otunaおつな】●住所:東京都世田谷区池尻3-5-22●電話:03-6426-8178●営業時間:10:00〜20:00●定休日:不定休otuna おつな●醍醐由貴子ライター。女性誌から男性誌まで、ジャンルはフードからライフスタイルまで、幅広く活動中。すっかり意見するようになった息子に助けられつつ、日々奮闘しています。●写真さくらいしょうこ
2018年10月01日なにしろ小さなお店が好きなもので、どんどん店舗を増やしたり規模が大きくなると、さみしい気持ちになることも。今回ご紹介するのは、“小さな小さなお店”から、お引っ越しをしてすこーし大きくなり、“小さなお店”になったドーナツ屋さん。新しい店舗で、夢、膨らんでいるようです。揚げたてをガブリ! 〔ヒグマドーナッツ〕がお引っ越し。雨でも揚げたて食べれます出店していた音楽フェスやファーマーズマーケットで、厳選した北海道の原材料で作るドーナッツが人気となり、2016年、学芸大学に常設店をオープンした〔ヒグマドーナッツ〕。移転のためしばらくお休みをしていましたが、このたび2018年8月26日に、同じ学芸大学で新しい店舗がオープンしました!旧店舗で印象的だった壁の鱗もはがして一緒にお引っ越し。ひと目で「〔ヒグマドーナッツ〕だ!」とわかる店構えで、うれしくなります。次々と揚げられていくドーナッツがカウンターごしに出迎えてくれるのも変わりなく。フワッフワの揚げたてをガブリ!あぁ。正しいドーナッツの食べ方は、やっぱり、これこれ!では、移転前と違う部分は……?それは、屋内のイートインスペースができたこと。これまでは、かなりお天気に左右されてきたそうですが、もうそんなこともありません。雨の日でも、揚げたてをその場で食べられます。猛暑日でも冷房が効いているので快適。無農薬の黒豆きな粉に特濃ソフトクリーム…ドーナツがこんなにポテンシャルある食べものだったなんて……左から、黒豆塩きなこ260円、チョコレート300円、ラズベリー300円(すべて税込)。ほか、プレーンはもちろん、シナモンシュガーやハニーマスカルポーネなども。全部で8種類(現在《リモンチェッロ》はお休み中)あるドーナッツメニューの中でも、わたしのお気に入りは《黒豆塩きなこ》。北海道幕別町の農園で育てられた無農薬黒豆のきな粉がたっぷりまぶしてあり、「きな粉食べてる!」という実感が湧くんです。「作っていらっしゃるご夫婦の人柄が出てるんです。真面目で、明るくて……」と、北海道出身の店主、春日井順さん。ひとつひとつの素材への思い入れ、半端じゃないです。アツい!果実味がすばらしいラズベリーソースも自家製だそう。生地にも内側からジュワーッとしみ込んで、このメニューだけリング状じゃないことがストンと腑に落ちました。チョコレートは、聞けばなんとヴァローナ社のものなのだとか!「それ、メニューに書くべきですよ!」と思わずおせっかいが出てしまいましたが、春日井さんご自身は「もっとおいしいのないかなと探していったら、これがおいしかったんですよ」とさらり。なので、わたしからお伝えしておきますね。オレンジピールがまたニクい!HIGUMAソフト450円(税込)プラス50円で黒豆塩きなこ、シナモンシュガー、プラス100円でラズベリーソースがトッピングできます。こちらの「HIGUMAソフト」も大人気。何しろ北海道の素材を大切にしているお店ですから、ソフトクリームのミルク感も「ここ北海道の牧場?」ってくらい濃厚なんです。ただし、もちろんドーナッツとのバランスを考えて甘さはひかえめ。あと味もすっきりなので、ペロリといけちゃいますよ。ソーセージに続く肉メニュー。ハンバーガーが完成!手前:手作りソーセージ600円、奥:ハンバーガーとポテトのセット1,500円(ともに税込)。現在、ハンバーガーはランチタイム(12:00〜14:30)のみの提供。それから、忘れちゃいけない肉メニュー。お肉が大好きだという春日井さんが作りあげた理想のソーセージは、自然溢れる日高でのびのびと育った豚肉の新鮮な赤身に、たっぷりのスパイスを加えたワイルドな1本。甘いものが苦手な男性も、これとビールのセットを提案すれば、喜んでドーナッツタイムに付き合ってくれるはず。そして8月26日のグランドオープンからは、ランチタイム限定でハンバーガーも新登場!このハンバーガーがまたすごいんです。ハンバーガーの要となるパテは、1度も冷凍せずに届く十勝産のブロック肉を店内で超粗挽きに。こねる段階では、つなぎどころか塩も入れず、成形してから焼く直前に軽く塩胡椒をふるのみというから驚きです。豪快にかぶりつけば、目を見開くおいしさ……!ハンバーガーもかなりの数を取材して食べてきましたが、こんなパテ、はじめて!新しく導入したオーブンで焼き上げるオリジナルのバンズには、チェダーチーズたっぷりの自家製のマヨネーズ。グリルしたレッドオニオンの甘みに、フレッシュなレタスとトマトのみずみずしさ。熟成させた洞爺湖産無農薬じゃがいもをじっくりと揚げたポテトも、ホクホク甘くて……常日頃からハンバーガーはバランスだと思っているわたしですが、これはもう、まいりました。春日井さんは「食べものに大事なのって、まずはおいしいこと。食べて幸せになるってことだと思うんです」ときっぱり。せっかく入れたオーブンで焼くパンの販売や、週末限定で朝ごはんなど、これから実現させたい“おいしい”ことが、まだまだ控えている様子。妥協知らずのため、叶えていくのはひとつひとつゆっくりになると思いますが、納得いく形で叶っていくのを楽しみに待ちたいと思います。【HIGUMADoughnutsヒグマドーナッツ】●住所:東京都目黒区鷹番2-8-21●電話:03-5734-1308●営業時間:10:00〜21:00(売り切れ次第終了)●定休日:水曜HIGUMA Doughnuts●文醍醐由貴子ライター。女性誌から男性誌まで、ジャンルはフードからライフスタイルまで、幅広く活動中。すっかり意見するようになった息子に助けられつつ、日々奮闘しています。●写真さくらいしょうこ▽連載「小さなお店」の他の記事もチェック♪▽【小さなお店 #9】パリッ! サクッ! 甘じょっぱくて香ばしい揚最中【小さなお店 #8】小さな空間は、ほしいものだらけ。イタリアの自然派ワインと食材のお店【小さなお店 #7】梅雨支度に。贈りもの探しに。世界中から絵本が集まる、自由な絵本屋さん
2018年09月06日子どもが車道に飛び出したり、迷子になったりするのを防ぐリード付きのアイテム。働くママとイクメンパパを応援するブランド『dad’cco(ダディッコ)』が2008年に発売した幼児用ハーネスリュックが、10年後の今夏リニューアル! より使いやすく、可愛さもアップして登場しました♪リード付きアイテムで飛び出しを防ぐ幼児の死亡原因の多くが“不慮の事故”によるもの。子どもの視野は、大人と比べてとても狭く低いとご存知でしたか? ほとんど目の前のものしか見えず、交差点、駐車場、駅のホームなどで、一瞬目を離した隙に飛び出し、危険に遭遇してしまいます。とくに歩きたい盛りの2歳頃は、イヤイヤ期も重なって手を繋いでくれないなんてことも…。ママはお出かけの間中ずっとヒヤヒヤしていなくてはなりません。そんな時にあると助かるのが幼児用リードが付いたアイテム。『dad’cco(ダディッコ)』が2018年夏にリニューアル発売した「ハーネスリュック」(5,122円【税込み】)は、可愛らしいリュックタイプで、子どもがふいに飛び出したり迷子になるのを防止! リードは簡単に取り外しができ、いざという時の命綱になってくれるのはもちろん、おしゃれなリュックとしても活躍してくれます。お出かけグッズをまとめてイン『dad’cco(ダディッコ)』の「ハーネスリュック」には使いやすい工夫がいっぱい! おむつ数枚、おしりふき、マグ、ミニタオル…など、1日のお出かけに必要なものが収納できるサイズながら、とても軽量で長時間背負っていても疲れにくいのが◎。ビッグサイズだから、4歳頃まで長く使えるのも魅力です。すぐに取り出したいものを入れられるフロントやサイドの外ポケットも便利ですよね。背中など体に当たる部分は、柔らかいエアクッション素材を採用し、脇の下や胸への食い込みを緩和する構造に。また、リードを引っ張った時にあたまから転ばないよう、リードの起点を上部にするなど、安全面もしっかり考慮されています。カラーは、ぶどう(ネイビードット)、クッキー&クリーム(ブラックギンガムチェック)、りんご(レッド)と、キュートなネーミングの全3色。どれも子どもに似合うポップなデザインでお洋服にも合わせやすいですよ♪大きめサイズがポイントの「ハーネスリュック」は、1歳のお誕生日に欠かせない一升餅もすっぽり! 初めてのバースデーに、ファーストリュックとして贈っても喜ばれそうです。【参考】『dad’cco(ダディッコ) ハーネスリュック』
2018年08月30日身悶えするほど面白い、キャラクター愛炸裂コミック『おじさんはカワイイものがお好き。』。その著者が、ツトムさんだ。小路課長こと小路三貴(おじみつたか)は、会社では、頼りになると評判のデキる上司。子どものころからカワイイものに目がないのに、素直に公言できない40歳のイケメンバツイチである。大好きな犬のキャラクター<パグ太郎>を心置きなく愛でたい!でも誰にも知られたくない!かくして、秘密死守のため、小路課長のドタバタな日常が展開する。「“おじさん”と呼ばれる年齢だけれどスーツが似合って気配り上手。小路課長には、周りにいそうでいない、理想を詰め込みました」萌えポイントは、シュッとしている大人の渋さと、パグ太郎を愛でる時の可愛らしさとのギャップ。「なので、スーツの着こなしや、自然なたたずまいはステキに描きたいですね。個人的には、袖をまくった時に見える手首や、スラックスのすそから見える靴下足首とかも好きなので、そういうディテールには特に神経を使います。また、私のような絵柄で、白目やトホホ顔などの変顔を描く作家さんは少ないように思うので、あえて多く入れています」小路課長がそれほどまでに入れ込む、パグ太郎の可愛らしさをどう表現するかも重要だ。「ボストンテリアとパグを飼っています。マスコットを描くならどちらかをモデルに!と決めていたので、さほど迷わずああいうフォルムができあがりました。考えてみると、昔から、バーバパパやムーミンが好き。彼らのしもぶくれ感といいますか、もったりした感じ……、たまりません(笑)。なのでパグ太郎の土台はそのあたりが影響してるのかな、と」小路課長の目下の悩みは、ひとり暮らしの部屋が見つかるまで同居することになった大学生の甥っ子・真純くんや、会社で一方的に小路課長をライバル視し、くってかかってくる同僚・鳴戸課長の存在。彼らによって、しばしばカワイイもの好きがバレそうになる窮地に陥るが、それを切り抜ける機転の利いたアイデアとコメディとのバランスに思わず噴き出し、つい小路課長のピンチを期待してしまう。1巻の終わりには、小路課長と同じビルで働いているという河合ケンタが意味深に登場。彼は小路課長とどんなふうに関わっていくのか、ますますこの先が楽しみだ。「自分が犬グッズをつい買ってしまうようになるなんて、ペットを飼うまでは思っていませんでした。なので、そういう熱愛対象に出合っていない方も、これからそういうものに出合ったらきっと……と思って描いています。疲れている時も、読んだらくすくす笑って息抜きができる、そんな作品にしていきたいですね」『おじさんはカワイイものがお好き。』コラボカフェに出かけたり、ガチャを引いたり。推しキャラのいる小路課長は毎日が充実。カバーをめくると、おまけの4コマまんがとあとがきが。フレックスコミックス600円©ツトム/COMICポラリス©フレックスコミックスツトム大阪府出身のマンガ家。2008年にデビューし、現在はwebコミック「COMICポラリス」で「おじさんはカワイイものがお好き。」を連載中。9月15日に待望の2巻が発売予定。※『anan』2018年8月29日号より。写真・大嶋千尋インタビュー、文・三浦天紗子
2018年08月23日小さなお店が好きです。とあるお店をだれかに紹介するとして、「小さなお店(なんだけど)」に続くのって、だいたい「おいしいの!」とか「素敵なの!」とか、ポジティブなセリフですよね。小さいことに愛情と誇りを感じられるお店。小さいからできることを大切にしているお店。この連載では、そんな小さなお店を紹介しています。今回ご紹介するのは、駒込の小さな老舗和菓子店。これまでも数々のメディアで紹介されていますが、わたしも公私ともに何度もお世話になっている、大好きなお店です。駒込駅からすぐ。知っててよかった〔中里〕御菓子司〔中里〕は、明治6年(1873年)に〔三河屋安兵衛〕として日本橋で創業しました。現在店を構える駒込へと移ったのは、大正12年(1923年)のこと。それから長きにわたり、街の和菓子屋として愛されているだけでなく、三代目によって考案された《揚最中》と《南蛮焼》をはじめとしたお菓子を求め、遠方から訪れる人も後を絶ちません。現在は、新しく建て直されて、きれいなグリーンのビルに。商店街の十字路の角にあり、どの方向から来ても、迷うことなく到着できると思います。旧店舗の古い看板が大切に飾られる店内は、ショーケース越しに4人ほど入ればいっぱい、という感じでしょうか。お店の正面からちょっとのぞけば全貌がわかるようなオープンなつくりなので、通りすがらに混み具合をみて立ち寄るご近所さんも。手土産にするとハマる人続出の《揚最中》《揚最中》186円(税込)わたしが〔中里〕を訪れる理由は、ほぼ100%《揚最中》。手土産を調達するためだったとしても、絶対に自分用も購入します。「贈りたいとき」も「食べたいとき」も、わたしにとって、代打がきかないお菓子なんです。最大の特徴は、その名の通り、上質な胡麻油で揚げた、厚みのある平らな皮。この皮の香ばしさと、北海道十勝産の小豆で練り上げたおぐら餡の甘さを、伊豆大島産のやきしおが引き立て、かつ絶妙なバランスでつないでおり、素朴でいてとても洗練された味わいに仕上げられています。こちら、できるだけ早く、つまりパリパリサクサクのうちに食べられるのがベストなのですが、ちょっと湿度を含んでしまってもご心配なく。フライパンで両面を軽く焼いてみてください。食感がよみがえり、あたたかいことで香りもよりたつので、パッケージにもどこにも書かれていないけれど、差し上げるときには勝手におすすめしちゃってます。もうひとつの人気者は濃厚むっちりな《南蛮焼》《南蛮焼》248円(税込)。おぐら餡のほか、期間限定で、うぐいす餡も。軽くて何個でも食べられそうな《揚最中》に対し、もうひとつの名物《南蛮焼》は、お味も食感も重みのあるタイプのお菓子。むっちりとした大ぶりで厚みのある生地は、沖縄産黒糖のコクや甘みもしっかりと主張していて、食べごたえばつぐんです。そのほか、お店で手作りしている季節限定商品の水羊羹や、季節ごとに入荷する可愛らしいお干菓子など、日本の四季を感じられるお菓子も。取材時には、息子の習いごと仲間に、夏らしい和三盆糖菓子のセットを買いました。すべてが見やすい距離感で置いてあるので、《揚最中》を包んでいただいている間にササッと選べますし、うん、やっぱり小さなお店っていいですね。【中里菓子店】●住所:東京都北区中里1-6-11中里SUZUKIBLD●電話:03-3823-2571●営業時間:月〜金曜10:00〜18:00、土曜・祝日10:00〜17:00●定休日:日曜※「揚最中」と「南蛮焼」は大丸東京店でも販売中里菓子店●文醍醐由貴子ライター。女性誌から男性誌まで、ジャンルはフードからライフスタイルまで、幅広く活動中。すっかり意見するようになった息子に助けられつつ、日々奮闘しています。●写真さくらいしょうこ▽連載「小さなお店」の他の記事もチェック♪▽【小さなお店 #8】小さな空間は、ほしいものだらけ。イタリアの自然派ワインと食材のお店【小さなお店 #7】梅雨支度に。贈りもの探しに。世界中から絵本が集まる、自由な絵本屋さん【小さなお店 #6】緑に囲まれたテラスでカレーランチ。優しさの秘密は和風ダシ
2018年08月05日圧倒的な存在感、演技力、そして迫力を持つ男、香川照之さん。しかしここ数年、俳優としてではなく、なぜか“おもしろ昆虫おじさん”としての側面が妙にクローズアップされており…。今回のインタビューも、虫の話で盛り上がりました。――すっかり昆虫マニアのイメージが定着しましたが、ご本人としてはそのあたり、どう思ってらっしゃるんですか?香川:嬉しいですよ(笑)。昆虫に関しては、本当に好きだし、なんの苦もなく話もできるので、キャラを作る必要もありません。そもそも、堂々と虫捕りできるってこと自体がありがたいじゃないですか。だって、いい大人が一人で公園で網振り回していたら、怪しさしかないですから。なので、番組で久しぶりに網振りをやらせてもらったときには、「うわぁ、やっぱり虫捕りって楽しいな!」って盛り上がっちゃいました。――大人世代は、ドラマや映画、舞台で活躍する香川さんを存じていますけれども、昆虫のテレビ番組でしか見ていない子どもにとっては、“カマキリ先生”でしかなかったりもしますよね?香川:そうみたいですね(笑)。友達が、ドラマに出ている僕のことを、「ほら、カマキリ先生だよ」って子どもに教えたらしいんだけど、泣いて否定したらしいんです。「違う、この人はカマキリ先生じゃない!!」って(笑)。結局、別人ってことで片付けたみたいですけどね。――もう本当に何度も聞かれていることと思うのですが、そもそもなぜ昆虫、しかもカマキリに、そこまで夢中になられたのですか?きっかけなどを教えていただけると…。香川:子どものときは、他の子よりちょっと虫が好き、という程度だったと思うんですよ。でも僕の世代だと、みんな普通に虫捕りとかしてましたから、特別にどうってこともなかったと思うんですけれど。でも言われてみれば、確かに夏休みとか、虫捕りしかしてなかったかもな…。――昆虫を捕るのが好きだったんですか?それとも飼うのが好きだったのでしょうか?香川:まず、捕まえるのが好きでした。今まで自由に飛んでたり、歩いていたりする昆虫を、瞬時に捕まえるあの快感を味わうのが好きです。網の中に虫が入ったときのあの羽音とか、たまらないんですよ。で、そのあと、そのボディをちゃんと手に取って、じっと眺めるのも好きでした。その感じって、僕が好きなカマキリの生態にも通じるところがあって。――とは?香川:カマキリって、昆虫の世界では、圧倒的なパワーがあるんです。さっきまでカマキリの前にいたはずのバッタとかを、ガッツリ手で掴んでバクバク食べていく。その、勝者と敗者の違いを見るのが好きだったんですよね。顔がなくなって、脚がなくなって、体がなくなって。最後は触覚と羽と、脚の先っぽくらいしか残らない。しかもバリバリとかバキッとか、獰猛な音もする。それを見て、“これが生命をひとつつなぐために生命をひとつ殺すことなんだな”って感慨深くなったりしたものです。――捕まえたカマキリを水槽などに入れて、観察されていたってことですか?香川:正確に言うと、飼うことには興味はないんです。生態は見たいんですけど、本能的に暮らしている生態が見たいので、カゴとかに閉じ込めるってことは、昆虫側には“逃げられない”というストレスがかかってしまう。それって昆虫の精神状態を戦時下に置くのと同じになってしまい、普通の行動はとれなくなるんです。でもこっちは、ごく普通の一日を見たいわけだから、飼うのはちょっと違う。だから小さい頃は、庭に5か所くらいポイントを作って、カマキリを放し飼いにして、毎日餌をやりながら、動向を見てました。“お前は見られてないと思っているかもしれないけど、僕は見てるぞ…”みたいな、遠くからのぞき見する感じですね。でも、人だってそうでしょ?誰かに見られてるって思うと若干視線を意識した行動をとるけれど、完全に一人だと、変な癖が出たりするじゃないですか?!それを遠くから望遠鏡で見る、みたいな感じですよ。それが、おもしろいんです。――対象物から距離をおいて、観察することが好きなんですね。香川:昔から“本当が知りたい”ってすごく思うんですよ。自分の眼力と心の力で見つけ出す“本当はこうなんだ”っていうのを掘り下げていくのが好きですね。それは昆虫だけではなく、あらゆることに対して、そうかもしれません。――ちなみに、先ほどのカマキリの観察は、おいくつくらいまでやってたんですか?香川:二十歳過ぎまで、普通にやってましたよ?かがわ・てるゆき1965年生まれ、東京都出身。’89年、NHK大河ドラマ『春日局』の小早川秀秋役で俳優デビュー。その後ドラマ、’90年代後半から映画でも活躍し、実力派俳優として高い評価を得る中、’13年にドラマ『半沢直樹』の大和田常務役を好演。昆虫に造詣が深く、『香川照之の昆虫すごいぜ!』(NHK Eテレ)も人気。7月13日~10月8日、国立科学博物館で開催される特別展「昆虫」のオフィシャルサポーターを香川さんが務める。世界で1点しかない貴重な標本から、この展覧会のために発見された新種の昆虫など、なかなか見られない標本や映像を展示。なかには、宝石のように美しい色みや、想像を絶する驚きの形の昆虫もいて、思わずうっとりすること間違いなし。ジャケット¥59,000(CIRCORO 1901)シャツ¥23,000(Giannetto)ベスト¥28,000(L.B.M. 1911)以上トヨダトレーディング プレスルーム TEL:03・5350・5567その他はスタイリスト私物※『anan』2018年7月18日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)スタイリスト・藤井享子(by anan編集部)
2018年07月11日「○○ちゃんね~、彼に○○に連れて行ってもらったんだって」と彼に口をとがらせながらいう彼女。素敵な場所へ行って、グッとくるタイミングでキスをして・・・。なんていう、ロマンチックなシチュエーション・・・憧れますよね。たしかに素敵なことですが、いい関係を継続していくには、「小さな幸せ」を大切にすること。みなさんもこれを機に、小さな幸せについて考えてみませんか?■●大きな幸せも、小さな幸せの積み重ね誰しも、幸せになりたいと思っています。できることなら、「最高~!」と思える恋愛をしたいですよね。でも、そんな大きな幸せも、小さな幸せあってこそ。たとえば、「世界一大切にしてるよ」というセリフ。でも、普段のちょっとした気遣いができないような彼に言われても、信じられませんよね。日々何気ない、ちょっとした愛情を感じ続けているからこそ、彼からの言葉にも重みが生じるのではないでしょうか。■●「嬉しい」や「ありがとう」を幸せに変換プレゼントをもらったり、行きたいところにつれて行ってもらったり。付き合っていると、大切に扱ってもらっていると感じられるポイントがたくさんありますよね。そんな「嬉しい」も、ただ感じるだけで終わらせないようにすることが大切。いろんな「嬉しい」や「ありがとう」を、自身の中で「幸せ」に変換していきましょう楽しいデートができるのは、カップルにとっては、ごくありふれたことですよね。でもこれは、大好きな彼がそばにいてくれるからこそ。ちゃんとそこを理解し、「当たり前」と思わず、「彼といることによって生まれる幸せ」だと考えてみてください。それまで気付かなかったところにも、たくさんの幸せがあったことに気づくはずです。そして、彼からなにかをしてもらったら、感謝と一緒に、幸せを感じていることも伝えてみましょう。すてきなデートをセッティングしてくれたときや、ちょっとだけ落ち込んで、元気づけてもらえたとき。小さな幸せを伝えられる機会は、思いのほかたくさんあるはずです。■●幸せの理由を共有してみる恋や愛に理由をつけるのが野暮なときもありますが、「どうして幸せに感じるんだろう?」と考えてみることは、いま手にしている幸せの価値を、再認識する助けになります。逆に、幸せの理由を考えないと、ついつい「当たり前」が増えてしまいがち・・・。「〇〇なとき、○○してくれたのが嬉しかった!だから幸せに感じるんだな~」ということがあれば、ぜひ、考えて彼に伝えてみましょう。こうして伝えれば、彼だけが感じていた幸せの理由も聞かせてもらえるかもしれません。■●おわりに長続きさせるコツや秘訣はいろいろありますが、いずれにも、1日で効く特効薬はありません。それぞれのふたりに、それぞれのストーリーや絆があります。ふたりだけの「小さな幸せ」を大切にして、ふたりの絆を深めていきましょう。(織留有沙/ライター)
2018年06月26日『眉アドバイザー・玉村麻衣子の美眉メイクレッスン』開催概要 2018年6月16日(土)、「hitomedia the p@rk」において、『眉迷子”からはもう卒業。眉アドバイザー・玉村麻衣子の美眉メイクレッスン』が開催される。美眉アドバイザーの玉村麻衣子が、1日限定の眉メイクセミナーを開講。顔の印象を左右する眉メイクについて、デモンストレーションを交えながら分かりやすく解説する。シーンに合わせた眉の描き方や、眉アイテムの選び方などを学ぶことができる。自分に似合う眉の太さ、長さ、角度などを知り、眉迷子からの卒業を目指してみてはいかがだろうか。開催時間は、13:00から15:00まで(受け付け開始時間は12:45)。参加費は5000円。「hitomedia the p@rk」の住所は、東京都港区元麻布3-1-35 VORT元麻布 地下2階。Act.DRESSにて、申し込みを受け付けている。美眉アドバイザー玉村麻衣子玉村麻衣子は、アイブロウの技術者資格「Browtist(R)」を保有し、美眉アドバイザーとして活躍。筋肉や骨格、ファッションに合わせた「似合う眉」を提案している。趣味はプロレス。著書には、「いつものコーデが見違える!美眉メイク&プチプラコーデの作り方」がある。(画像は玉村麻衣子 オフィシャルブログより)【参考】※玉村麻衣子 オフィシャルブログ※Act.DRESS
2018年06月08日カタカナ(katakana)自由が丘店では、同店が注目するブランド10社から小さなバッグをセレクトした「小さなバッグ展」を5月11日から25日まで開催する。カタカナは、「日本のカッコイイを集めたお土産屋さん」をコンセプトに、日本全国から伝統工芸品や名産品、文房具、洋品、作家モノなど様々なアイテムをセレクトするショップ。今年3月に開催した「小さなお財布展」には、普段女性客で賑わう同店に男性客が押し寄せ、予想以上の大反響。「小さなお財布を手にしたら、小さなバッグも欲しくなる」という考えのもと、今回の「小さなバッグ展」を開催。最近では、小さなバッグで颯爽と街を歩く女性に加え、男性もその身軽さに目覚め、サコッシュやポシェットを身に付けているそう。参加ブランドは、irose、StitchandSew、Southern Field Industries、SUOLO、don’t try、革工房 hibi、VALLEY SHELL、short finger、sonor、made in west。また、連動企画として「hirari/平山篤のレザークラフトマルシェ」を5月11日から14日まで開催。手のひらに収まる小さなお財布「coin Purse」を始め、一点一点、手縫いで作られる平山の革小物が一堂に会する。【イベント情報】小さなバッグ展会期:5月11日〜5月25日会場:カタカナ(katakana)自由が丘店住所:東京都世田谷区奥沢5-20-21 第一ワチビル1階hirari/平山篤のレザークラフトマルシェ会期:5月11日〜5月14日会場:カタカナ(katakana)自由が丘店 ガレージ(マルシェスペース)
2018年04月27日今年も“おじさん”は、絶好調! 2月から始まったドラマ『バイプレイヤーズ』(テレビ東京系列)を見ていると、なんだかほっこりした気持ちになります。 昨年人気を博した本ドラマは、名脇役と呼ばれる遠藤憲一さん(56)、大杉漣さん(66)、田口トモロヲさん(60)、寺島進さん(54)、松重豊さん(55)、光石研さん(56)の6人が集まり、ただ“わちゃわちゃする”ドラマです。2月からの放送では、寺島さんをのぞく5名が無人島に集結。またしても“わちゃわちゃ”がスタートし、全国に不思議な癒しを与えています。 昨年から目にするおじさんブームは、このドラマがすべての要因ではありません。では今なぜ、ブームが起きているのでしょう。それと同時に世の一般おじさんたちは、気をつけなくてはいけません。それは「おじさんブームは、ただおじさんが愛されているわけではない」からです。この矛盾した仕組みを勘違いすると、もれなく下心全開の“残念おじさん”になってしまうと思うのです。 ■2017年のおじさんブームは『バイプレイヤーズ』だけにあらず バイプレイヤーズが注目された理由。その1つは従来のドラマとしての設定としてはあまり見ない斬新な企画であり、かつキャラの濃いおじさんたちが“わちゃわちゃ”する可愛さと面白さが高いクオリティで描かれていた点です。しかし世のおじさんブームは、彼らだけが牽引していたものではありません。実は17年には、さまざまなメディアでおじさんブームが巻き起こっていました。 たとえばグルメサイト『東京カレンダー』での人気連載『港区おじさん』が始まったのも17年3月ですし、5月にはITおじさんが若い女子に送る独特な文面を模した『おじさんLINEごっこ』なる遊びが流行りました。 またマンガ作品でも『このマンガがすごい!2016』(オトコ編)で入賞した、女子高校生が冴えないおじさんに恋をする『恋は雨上がりのように』(眉月じゅん作)や、妻に先立たれたおじさんとペットショップでの売れ残り猫との出会いをほっこり描いた『おじさんと猫』(桜井海作)が人気を博しました。 また芸能界でも天然おじさんの代表である出川哲朗さん(53)が、ここへきて人気再上昇。過去には「抱かれたくない男」の代名詞として名を馳せた男は、50代になってからモテ期を引き寄せたことになります。 ■おじさんブームは癒し系需要の波に乗れただけ? 一体なぜ、こんなにもおじさんという存在が今愛されているのか。そこには、1つのブームの衰退と関連があるように思います。 それは10年から人気に火がついた「ゆるキャラ」ブームです。ゆるキャラはもともとみうらじゅん氏(60)が提唱したもので、次の「ゆるキャラ三カ条」なる条件もきめられた由緒正しき(?)キャラクターです。 ・郷土愛に満ち溢れた強いメッセージ性があること。・立ち居振る舞いが不安定かつユニークであること。・愛すべき、ゆるさ、を持ち合わせていること。 ゆるキャラの登竜門である「ゆるキャラグランプリ」の条件をこれに加えると、「ゆるキャラで地域・社会・日本を元気にできる存在」であることが大切のようです。 過去には「ひこにゃん」「くまモン」「バリィさん」などなど、スターキャラが多く誕生したこのイベント。しかし、気づけばブームも一段落。得票数こそまだまだ勢いがあるようですが、登録キャラクター数は15年の1727体をピークに、16年1421体、17年1157体と減少を続けています。 その理由はゆるキャラの経済効果への疑問などがあるようですが、このブームと入れ替わるようにおじさんという存在への需要が高まっていると思うのです。 そもそもゆるキャラの1番の魅力は、ゆるゆるとした癒しの要素がはじまりでした。現在愛されるおじさんたちに共通していることは「おじさんなのに可愛い」という、ある種の意外性からくる癒しです。 とすると「今人気のおじさん」という存在は、ただおじさんであることに価値があるとか見た目がカッコイイから価値があるのではないということになります。それぞれが性格にあった“癒し”の要素を全面に打ち出したおじさんだからこそ、人々から愛されているのかもしれません。 ■今の時代にモテるおじさんは「下心がないからモテる」という矛盾 一般おじさんである世の普通の中年男性は、『バイプレイヤーズ』で盛り上がる女子を見て「ああいうおじさんが好きなのか」と思う人もいることでしょう。たしかにおじさん好きな女性は一定数存在します。実際モテるおじさんにもいくつかパターンはあるのですが、今のこの時代にモテるおじさんは残念ながら癒し要素をもった“キャラクターっぽいおじさん”です。 ですがそんな彼らもそうじゃないおじさんも、ブームに乗っかって下心を出したら最後。それはもう現代女性が求めるおじさんではないという矛盾が待ち受けています。 ああ悲しい、おじさんブーム。 ちなみにこれより前のオヤジブームといえば、07年の「ちょいワルおやじ」が思い出されます。この頃は、オシャレでセクシーで遊びのわかる“ギラギラ系オヤジ”がブームになりました。約10年たった今、今度は癒しオヤジのブームがきている。そう考えると、世の中イマイチ元気がないように思えるのは筆者だけでしょうか。 とはいえ『バイプレイヤーズ』を見ると「そんなリアクション、嘘だーッ!」と突っ込みつつも、ついムフフと口元が緩み最後まで視聴してしまう。それは、やっぱりおじさんの魅力にとりつかれているからかもしれません。 【参考】
2018年02月11日昨今話題の一冊、それが金井真紀さんのインタビュー&スケッチ集『パリのすてきなおじさん』だ。「フランスに詳しいわけではなかったんです。でも、前からおじさんには興味がありました」パリ在住40年のジャーナリスト広岡裕児さんを案内&通訳に、2週間の滞在中に街角のおじさんたちに声をかけ、話を聞いたという。「本当に立ち話だけの人もいましたし、お宅にお邪魔して3時間以上話を聞いた人も。全員は載せられず、泣く泣く削りました」パリ人たちとの粋で軽い会話が楽しめる一冊かと思いきや、内容は実に深い。職業や履歴はもちろん民族も宗教もみな違い、その生き方や深い言葉にふと胸を衝かれる。「多様だとは思っていましたが、思っていた以上でした。アルジェリア出身の人といっても、アラブ人とベルベル人がいたり、インドカレー屋さんだと思ったらスリランカ出身の人だったり。世の中は想像以上に込み入っていると感じました」祖国マリを出て妻子と離れ、出稼ぎ生活を36年送るシビーさん、ユダヤ人家族のなかで自分だけが生き残ったロベールさん、「イスラム教徒とイスラム主義は違う」と語るクスクス屋のファイサルさん…。〈静かな心でいれば、強くなれる〉〈ほとんどの問題は、他者を尊重しないから起こる〉など、深い言葉も飛び出してくる。たった2週間でここまでの数の人から、深い話を引き出す金井さんのインタビュー力と記事の構成力に驚くばかりだ。「推測ですが、人生が思い通りに進んでいる人ばかりではないようでした。でも自分はここまで歩んできたと、隠さず話してくれる。それが年を重ねる良さでもあるのかなとも思います。私があまりに何も知らないので“分かってない人来ちゃったなー”と、仕方なくゼロから話してくれたのかもしれませんが(笑)」市井の人が好きという金井さん。「全部を知ることはできないから、断片を拾うしかない。でも断片を集めることで何かが見えてくるかもしれない、という気持ちがあります。だからこうして、街で普通に暮らす人たちを集めてみる、みたいなことが好みなんだと思います」おじさんたちにも惚れるけど、著者にも惚れてしまう!下は自称25歳から上は92歳まで、パリの街角で出会った男性たちに話を聞いたインタビュー&スケッチ集。イラストも金井さんの自筆。柏書房1600円かない・まき1974年生まれ。作家、イラストレーター。著書に『世界はフムフムで満ちている達人観察図鑑』『酒場學校の日々フムフム・グビグビ・たまに文學』『はたらく動物と』。※『anan』2018年1月17日号より。写真・水野昭子インタビュー、文・瀧井朝世(by anan編集部)
2018年01月16日数年前から“せんべろ酒場”なんて言葉が20代女子の間でもおなじみになりましたが、味のある酒場が一番似合う人たちといえば、そう、おじさん。そんな素敵なおじさんたちがいる酒場の“いい景色”を、愛ある画と言葉で綴った書籍が、いま密かに話題です。著者は、酒場が大好きなライター&編集者の山田真由美さんと、おじさん大好きなイラストレーターのなかむらるみさん。お二人に、酒場の聖地・立石の立ち飲み串揚げ屋で、お話を伺いました。「酒場には人生の悲哀を感じさせる独特の哀愁があり、そこにはおじさんがよく似合う。溶け込むように佇む彼らを見ていると、私は彼らの生きてきた道筋がすごく知りたくなるんです。酒場の縁は一期一会、運が良ければそんなおじさんの人生の一片を語ってもらえることも。そんなふうにして聞かせてもらった楽しい話や、眺めて胸に響いた風景をまとめたのがこの本です」(山田さん)「私の中では、喫茶店、お祭り、そして酒場が、おじさんが輝くステージなんですね。おじさんがいる酒場はおいしそうに見えるし、一人で飲んでいるおじさんの背中には物語が見えてくる。あの、酒場の茶色い空間に自然にスッと“収まれる”のは、おじさんにしかできない芸当です」(中村さん)本書は、酒場好きにはたまらないお店25軒分のおじさんエピソードを掲載。加えて、酒場道のパイオニア・太田和彦さんとの鼎談も収録。どこを読んでも、切なく優しくそして温かい、あの酒場独特の空気感がたっぷり。今すぐ暖簾をくぐりたい、そんな気分になってくる。ということで、酒場&おじさん初心者におすすめの店をお二人に聞いてみました。「どちらにも慣れていない人は、ますは渋谷の『富士屋本店』がいいでしょう。一番入りやすく居心地も良いはず。酒場には慣れているけれどおじさんはまだ…な人は、武蔵小山の『牛太郎』かな」(山田さん)「逆におじさんは得意でも酒場は初心者の場合は、銀座の『三州屋』へ。いずれにしてもそのお店がある街によって、おじさんの雰囲気も随分変わります。その違いを楽しむのもオツですよ」(なかむらさん)お酒好き、呑み好きに愛される酒場25軒の魅力と、そこで見かけたおじさんの愛らしい様子を描いたエッセイ集。巻末にはおすすめ酒場100軒のリストも。亜紀書房1400円。右/やまだ・まゆみ出版社勤務を経てフリーに。日本全国の酒場を訪ねるのが至上の喜び。好きが高じ、今年、下田に酒場をオープン。左/なかむら・るみイラストレーター。おじさん愛が炸裂した著書『おじさん図鑑』(小学館)は13万部超えのベストセラーに。※『anan』2017年12月27日号より。写真・土佐麻理子(by anan編集部)
2017年12月21日街角に佇む小さなお店。知らない街を訪れて吸い込まれるように入ったら、大好きな作家さんの器がちょこんとわたしを待っていた。いつもの街で気づかなかったドアを開いてみたら、ハンドドリップのコーヒーがとびきりおいしかった……。そんなお店を見つけた日の帰り道って、あたたかくて幸せな気持ちになりますよね。この連載では、そんな小さなお店をご紹介しています。今回ご紹介するお店は、外苑前のヴィンテージマンションでひっそりと営まれながらも、活動はワールドワイド。いま注目を集めるリトアニアと日本の架け橋となっているお店です。静かなヴィンテージマンションの中、ひっそりと。見つけるまでも楽しい〔LTshop〕外苑前から歩いて7分ほど。外苑西通りと明治通りをつなぐ神宮前3丁目交差点の角に建つ、シンボリックなヴィンテージマンション「原宿ニューロイヤルマンション」。今回ご紹介する〔LTshop〕は、この中にあります。このマンション、以前わたしの取引先オフィスがあり、2ヶ月ほど毎日通った場所。当時は仕事ばかりしていたのでじっくりと環境を楽しむ余裕がなかったのですが、〔LTshop〕がオープンして以来、プライベートで訪れる場所に。とても魅力的な空間です。そこだけ違う時間が流れているような、まるで異国のような。中庭奥のエレベーターで2階に上がると中庭越しに見えるのが〔LTshop〕。ここまでで、すでにトキメキます。マンションの中のお店ってちょっと入りにくいところも多いけれど、通路に面した一面がガラスで中の様子を伺えるので、ご安心を。さあ、一歩、中へ。この場所から、日本各地へ。東京の小さなリトアニアここ〔LTshop〕は、店主の松田沙織さんが「リトアニアの文化を日本に紹介したい」と始めたお店。7年前、大好きなお芝居をきっかけにリトアニアを訪れた松田さんは、街で出合ったクラフトや親日家であるリトアニアの人々に魅せられ、「それなのに日本ではリトアニアのことがあまり知られていない」と、「リトアニアダイアリー」という名の展示会をスタートしました。展示を見て終わり、ではなく、手にとり、生活の中に持ち帰ってもらいたいという思いから販売もし、回を重ねるうちに、各地のショップやイベントから声がかかりはじめたのだとか。そして4年前。拠点となる「自分のお店」を作っておきたいと、「リトアニアダイアリー」を開催していた原宿ニューロイヤルマンション内に〔LTshop〕をオープン。現在はここを常設のお店とし、百貨店や大手インテリアショップでのポップアップショップ、地方のショップでの展示会など、精力的に活動し、リトアニアの輪を広げています。ぬくもり溢れるクラフトに、エッジの効いたエッセンス店内に入ると、まず目に入るのが、ヘーゼルナッツや松の根などで編まれた大小のかご。色の濃淡やフォルムもさまざま。リネンや鉢物を入れるのによさそうな大きなタイプは、わたしもいつか自宅に迎えたいとねらっています。暮らしぶりを知る友人への引っ越し祝いにもよさそう。器類や木製のクラフトも、ぬくもりがありながらも美しく、日本の伝統工芸と相通じるものを感じます。ドットが美しいピッチャーや鳥笛のような、インテリア要素の強いものから入る人もいれば、木製のコースターやスパチュラなど、使いやすい雑貨から入る人も。ひとつが生活になじめば、またひとつ、と次のなにかを迎えたくなるはず。また、上質なリネンでも知られるリトアニアのアパレルブランド〔muku(ムク)〕や、リトアニアの小さな工房でつくられた靴などは、新作が発表されると受注会も開催。東京のヴィンテージマンションの一室でデザインとサイズ、色を決め、リトアニアで製作されたものが手元に届くなんて、夢があってわくわくしますよね。どのアイテムも、着心地や履き心地、使いやすさを大切にしながらもしっかりと“デザイン”されており、とても素敵です。〔チョコレート ナイーブ〕のビーン トゥー バー・チョコレート¥1,000(税別)〜。5種の詰め合わせは¥2,900(税別)。来年は新しいコレクションの発表予定も。そして、今ではチョコレートの特集やイベントでもすっかりとおなじみになったビーントゥーバー・チョコレートブランド〔チョコレートナイーブ〕も、じつは松田さんがリトアニアで出合い、日本での販売を実現するために尽力したブランド。日本でのお披露目となった会場は、リトアニア大使館。訪れたことがなくともリトアニアの景色が広がるような表現の豊かさ、伝えたいことが明確な味わい、そして洗練されたパッケージに感動してからというもの、新作を追ったり、おなじみのフレーバーに戻ったり。ずっとリピートしています。ギフトにもぴったり。日本のライフスタイルにもなじむリトアニアの文化「本店だから一番商品がたくさんあると思ってきていただいたのに、(お店が)小さくてびっくりされることもあって」と松田さんは恐縮していましたが、どんなに小さくても起源はここ。彼女の溢れる思いがぎゅっと詰まっていて、物足りなさなんてちっとも感じません。「リトアニアダイアリー」時代、手の届きやすい絶妙な価格設定について聞いてみると、金額がハードルになってそこで縁が切れてしまうより、持ち帰って生活の中に置き、使ってもらうことで、縁が続く方を望んでとのこと。いまも、あちらこちらで“リトアニア”の文字を目にすると、そのときの彼女の話を思い出します。ああ、あそこから続いて、広がっているんだなぁと。蜜ろうのキャンドル。ツリーは¥1,300、松ぼっくりは¥1,000(ともに税別)この時期は、クリスマスのギフトにぴったりの蜜ろうキャンドルやオーナメントも並んでいます。年末のギフト選びや、新年とともに自宅へ迎えるアイテム探しに、東京の小さなリトアニアを訪れてみませんか?【LTshop】●住所:東京都神宮前3丁目38-11原宿ニューロイヤルマンション♯212●電話:03-3401-0302●定休日:不定休※買い付けやイベントのためにクローズしていることもあるので、訪れる前に営業日を確認しておくと安心です●ライター醍醐由貴子ライター。女性誌から男性誌まで、ジャンルはフードからライフスタイルまで、幅広く活動中。すっかり意見するようになった息子に助けられつつ、日々奮闘しています。●写真さくらいしょうこボリューミーでフォトジェニック!中目黒で見つけたファラフェルサンド専門店【小さなお店 #1】
2017年12月07日彼氏・旦那様と仲良く過ごすことは、毎日の中で忘れがちな小さな行動を確認し直すことが必要です。簡単なことなのに効果は絶大!二人の仲がさらに良くなる8つの小さなアイデアをご紹介します。何をするのも一緒、考え方、笑うツボも一緒なカップルは理想的です。2人の仲を長続きさせて良い関係を保つのは少し賢くならないといけません。「ありがとう。」と感謝の気持ちを伝えることとここで書いていることすると相手の気持ちをつかんでおくことができます。こんなシンプルな事でも良いのです。早速二人の仲をよくする8つの行動を再確認してみましょう。1.好奇心を持ち、「知的」でいよう長い間一緒にいて、その間あまりにもだらだらとし、新しいことに挑戦しない姿をずっと見せていると、どんどん魅力を感じなくなってくるものです。ある程度、「知的」であることを忘れてはいけません。世間のすべてのことを知る事は不可能ですが、いろいろな情報を知って、新しい話題を持っている事はとても相手を楽しませます。話をする前にいろいろなニュースや情報に目を通しておくことで話題が広がっていきます。2.相手に「空間」を与えるいつも白黒はっきりさせたがってしまうのは良くありません。男性も女性も一緒にいて心地よさを感じないといけません。何かをするときに、1人ではなく付き添ってくれる人がいる事はとても心地よく、心強く感じられます。でも、趣味や好奇心を持っていることに対してネガティブなことを言われたり、邪魔をして窮屈な思いを感じさせる事はいけません。新しいことをしたい気持ちや、新しいことにチャレンジしたい気持ちは、相手にとってはとても大切な感情です。これらをしているときには穏やかな心、ポジティブな気持ちが必要です。あなたと一緒にいることで自分の時間も充実すると思わせないといけません 。彼のしている行動をしっかりと見極めて、1人を満喫したいときはそっとしてあげましょう。彼が1人でいたいときのジェスチャーを知ることがコツです。例えばコーヒーを飲みながら雑誌を見ている時などは1人の世界を静かに楽しんでるのかもしれません。3.相手が何かを「試みている事」に気付こう例えば、相手が健康のためにビールを控えているときに目の前にビールを飲む。ダイエットしてる人の前でおいしそうなチョコレート食べる。棚にポテトチップスを買っておいておく。相手が何か我慢してることに対して敏感になってあげましょう。これは相手がしようとしていることをしっかりと重要視し、尊敬していることを意味します。こうすることで相手もあなたの行動を見て「理解力がある」と思います。そしてさらに大切な存在へとなります。4.「楽しい人」になろうこれを言い換えると、一緒にいて「つまらないと思わせないようにする」ことなります。一緒にいるなら、やっぱり刺激を与えあって楽しいこと一緒にしたり、ときにはくだらないことを笑ったりすることが必要です。相手には隠し事を作らないようにしましょう。どんな小さな事でもお互いに話ができて、お互いが一緒になって話を共有し合える関係を築きましょう。ときには相手をからかうのも楽しいですが、度がすぎてしまってはいけません。5.「真剣さ」をアピールしよう2人でいるなら、一緒にいろいろなことをチャレンジしたり、新しいことへ行動を起こす事は大切です。1人ではできないことを、2人でなら楽しみだからやることができると思ってもらうことが必要です。何か新しいアイディアを与えたり、毎日いろいろなことを話をする事は楽しいことです。言うだけではなくしっかり行動しましょう。ふざけ合うのも2人の仲を良くしますが、ときには真面目になってみましょう。何かを真剣にする姿は男性にとってセックスアピールとなります。6.「感謝の気持ち」を忘れない夕食の用意をしてくれた時、引っ越しをするときに重たいもの運んでくれた時、車で行かないといけないところまで送ってくれた時など、もう一度しっかり「ありがとう」と心から言えるように確認してみましょう。もちろん大げさにする必要はありません。でも、優しさでしてくれたこれらの行動をしっかり受け止めてありがとうを伝えると、相手もして良かったと幸せな気持ちになるものです。たった一言の言葉が、また次の優しさへとつながり、2人の仲を良くします。7.「自分の感情」はコントロールしよう男性も女性も子供も大人も、せっかく過ごすなら笑顔で、気持ちよく過ごすことを望むのは自然なことですよね。楽しい時間を過ごすから一緒にいたいと思うものです。これはカップルでも変わりありません。何年も一緒にいるからと、慣れてしまい、すぐに怒ったり、愚痴を言ったりするのでは思わぬ終わりが来てしまいます。ケンカをすることもありますが、感情は常にコントロールしないといけません。8.「楽しく」ふざけ合う急に笑わせる2人でじゃれあう笑う事は、2人の仲を良くし、良い関係を作ることへのきっかけとなります。いろいろな方法を試しながら、小さな事でも楽しめるように、お互いを刺激し合いましょう。一度楽しいと感じた心は小さなことでさえ楽しく感じるようになるものです。一緒にすると、さらに楽しい。一緒にいると、理屈もなく笑える。と思ってもらえるポジションをつくる事はとても大切なことです。
2017年04月14日松田龍平が“おじさん”役を演じる映画『ぼくのおじさん』。この度、5月10日(水)のDVDの発売を記念して、「プール de シネマ」第2弾として貸切の試写会を開催することが決定した。本イベントでは、プレミアムフライデーが掲げる「ちょっと豊かな金曜日」になるよう、「ホテルのプールで映画を鑑賞する」という普段体験出来ないプレミアムな体験を提供する。先日開催された『大奥』『またまたあぶない刑事』に続き、今回の第2弾では昨年11月に公開された、主演・松田さん×監督・山下敦弘の新しいタッグが放つ、ホームコメディ&ロードムービー『ぼくのおじさん』を上映する。原作は、芥川賞作家・北杜夫が持ち前のユーモアを存分に発揮し、和田誠のイラストと共にいまもなお幅広い世代に愛され続ける同名作。学校の作文コンクールの宿題を課せられた小学4年生のぼく=春山雪男。作文コンクールの課題は「周りにいる大人について」。お小遣いはくれないし、勉強も教えてくれない。スポーツも全然ダメで、何かにつけて屁理屈ばかり…ぼくは、居候の“おじさん”について書いてみることにした。ある日おじさんは、お見合いで 出会った、ハワイの日系4世の美女・稲葉エリーに一目ぼれ。だが、エリーは祖母が経営するコーヒー農園を継ぐためにハワイに帰ってしまう。エリーに会いたい一心で、あの手この手を駆使してハワイへ行く策を練るおじさんだが、ことごとく失敗で落ち込むばかり。しかし奇跡が訪れ、おじさんと雪男はエリーを追いかけてハワイへ行くことに!おじさんの恋は一体どうなってしまうのか…というストーリー。松田さんのほか、雪男役には大西利空、おじさんが一目惚れするマドンナに真木よう子。また戸次重幸、寺島しのぶ、宮藤官九郎、キムラ緑子、戸田恵梨香ら実力派豪華キャストが集結。作品の舞台になったハワイをイメージさせるプールで、映画を観ながら温水のプールにてゆったりとプレミアムな時間をお楽しみあれ。<プール de シネマイベント概要>・日時:5月26日(金)17時30分開場、18時30分上映・場所:ジェクサー・フィットネスクラブ 大宮・料金:無料 ※水着着用(アロハなどハワイをイメージさせる上着着用も可)・参加者:100名事前申込制・申込期間:4月17日(月)~『ぼくのおじさん』DVDは5月10日(水)より発売。(cinemacafe.net)■関連作品:ぼくのおじさん 2016年11月3日より全国にて公開(C) 1972 北杜夫/新潮社(C) 2016「ぼくのおじさん」製作委員会
2017年04月12日25年間迷子だった男が故郷に辿りつくまでの奇跡の実話を描く『LION/ライオン~25年目のただいま~』。第89回アカデミー賞にて作品賞、助演男優賞(デヴ・パテル)、助演女優賞(ニコール・キッドマン)、撮影賞など計6部門にノミネートされた本作で、授賞式でも大きな注目を集めたのが、“迷子になった男の子”を演じたインド・ムンバイ出身のサニー・パワール。このほど、彼の熱演が垣間見えるシーンの本編映像が解禁となった。インドのスラム街。停車中の電車で眠り込んでしまった5歳のサルーは、遥か遠くの地に列車で運ばれ、そのまま迷子に。その後、養子に出されたオーストラリアで成長したサルーは、人生のスキマを埋めるため、Google Earthによって記憶のカケラを呼び起こしていく。大いなる“探し物”の果てに、彼が見つけたものとは――?その驚くべき実話とラストに待ち受ける圧倒的な感動が、早くも話題を呼んでいる本作。主人公は、5歳で迷子になって以来、25年間戻ることができなかったインドの家を、オーストラリアからGoogle Earthを駆使して探すサルー(デヴ・パテル)。今回解禁された映像には、5歳のサルーが迷子になった、まさにその瞬間の様子が映し出されている。駅に停車中の電車で眠ってしまい、全速力で走行する車両の中で目覚めるサルー。いつも一緒の兄の姿はなく、乗客もいない列車内で、状況が分からずキョトン。扉を開けようとしても、外側から鍵がかかっていてビクともしない。だんだんと焦り始めたサルーは車両の中を走り回り、「お兄ちゃん!」「ここから出して!」と叫び続ける…。わずか1分ほどの本編映像だが、全米撮影監督協会賞を受賞したグレッグ・フレイザーによる美しい映像と、大人顔負けの演技に胸が締めつけられる。この少年時代のサルーを演じたのは、数千人もの中からオーディションで選ばれたサニー・パワール。製作チームはインド各地に出向き、数千人もの子どもたちをスクリーンテストし、ムンバイの貧しい地域に住んでいたサニー・パワールを見つけた。本作のガース・デイヴィス監督は彼について、「サニーは自然体でいるだけで80%の演技になり、過ごしてきた時間や美しい素養など、目の奥に秘めたものを持っていた。部屋に座る彼にカメラを向けるだけで、観る者は彼の物語と表情の虜になるんだ」と、その魅力を語る。また、「撮影が始まってから1週間ほど経ったころ、明らかに彼は自分のしていることを理解して、演技をコントロールする完全なプロへと変身した」とも明かす。「想像を超えた理解力で、私たちが指示した以上のものを演技にもたらしたんだ。自分で感情を組み立て、物事を感じ、泣き、叫び、持てる限りの力を発揮してくれた」と驚異の事実を語り、未来のスター誕生を予感させるコメントを寄せている。さらに、数々の映画祭や映画賞に見せた愛くるしい姿も、サニーの人気を決定づけることになった。今年1月に開催されたゴールデン・グローブ賞では、青年期を演じたデヴ・パテルに抱えられながら登場して会場を沸かせ、先日開催されたアカデミー賞授賞式では、映画タイトルの“LION”にかけて司会者のジミー・キンメルがサニーを高々と持ち上げ、ディズニーアニメ『ライオン・キング』の名シーンをパロディしてみせた。俳優のサミュエル・L・ジャクソンやアンドリュー・ガーフィールドとの2ショット写真もSNSにアップされており、注目度はさらにアップ。今後は、デミ・ムーア主演『Love Sonia』(9月全米公開)の出演も控えており、これからの活躍が期待される天才子役となりそうだ。『LION/ライオン ~25年目のただいま~』は4月7日(金)よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:LION/ライオン~25年目のただいま~ 2017年4月7日よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開(C) Long Way Home Holdings Pty Ltd and Screen Australia
2017年03月11日女子力高い女子がモテるとわかってはいても、常に気を張っているのも疲れてしまいますよね。しかし、あまりにも女子力が低いのは考えもの!もはや「おじさん」の域に達していたら、当然モテるわけありませんよ!こんなおじさん女子は自分の行動を省みましょう・・・。■◆開き直っている「『女子力なんていらないよね~』とか言って、ガハハと笑ったり平気で人前でエグい下ネタを言う人はもはやおじさん」(27歳/サービス)「『私、男っぽいんだよね』と言う先輩がいたけど、思ったことをすぐ口に出したり、行動がガサツだったりおじさんぽいと思ってしまった」(26歳/鉄鋼)必ずしも女子っぽくある必要はありませんが、それをわざわざ否定して開き直るような態度は考えものです。女子だろうか男子だろうが、デリカシーのない行動は嫌われます。さらに可愛げもなくなってしまえばおじさんぽいと思われてしまいます。「女子力がない」を隠れみのにして人に迷惑をかけるのはNGです。■◆豪快すぎる「すっごいお酒を飲む人がいます。毎回泥酔して後輩に介抱されています。酔っ払って部下や年下に面倒を見させるのはどうかと思います」(24歳/塾)「ちょっとした悩みを相談しても、『そんなこと気にしなくていいよ!』と言ってのける先輩がいる。豪快で頼れるけどもう少し細やかに後輩を指導してほしい」(28歳/広告)豪快であることはとても魅力的ですが、それが無責任な行動であるなら話は別。男性であっても女性であっても細やかな気配りは欲しいところです。酔っ払って部下に面倒をかけたり、人の悩み事に対して無責任に一刀両断するのは考え物でしょう。■◆身なりを気にしなさすぎ「職場で集中すると、靴を脱いで椅子の上であぐらをかく女の人がいる。気持ちはわからなくもないけど、おじさんっぽすぎる」(27歳/不動産)「よくよく見ると、うっすらとヒゲが生えている人がいた。なんか気になってしまうしおじさんくさい。そこは処理するべき」(24歳/出版)毎日ビシッと決める必要はありませんが、あまりにも無頓着すぎるのは問題です。中には「よく鼻毛が出ている人がいる」という声もありました。もしかしたらあなたも出ているかも・・・?おしゃれである必要はありませんが最低限の身だしなみを整えることはマナーでもあります。■◆決めつけがすごい「『男はいつも〇〇』『女は〇〇なほうがいいよね』とか男女の決めつけがすごい先輩がいます。今時そんなことはないし、なんか昔のおじさんみたい」(24歳/デザイン)「『どうせ〇〇なんでしょ』とか『〇〇すべき』と一方的に自分の意見を押し付けてくる人がいます。職場にいると頑固なおじさんって感じがします」(26歳/サービス)自分の世界だけでこりかたまってしまった考えを他人に押し付けるのはやめましょう。さらにそこに「男は~、女は~」という考えが入ってしまえば、ドラマなどによく出てくる古臭いイヤなおじさんになってしまいますよ。■おわりに女子力がないのなら少しずつ身に着けていけばよいですが、おじさんっぽいというのであれば、これまでの行動を見直さなければなりません・・・。気になる人はデリカシーのない行動や見た目などもう一度自分をチェックするのがいいかもしれませんね。(夏目英実/ライター)(ハウコレ編集部)
2017年02月26日インドで迷子になった5歳の少年が、25年後にGoogle Earthで生まれ故郷を探すという驚愕と感動の実話を、デヴ・パテル、ルーニー・マーラ、ニコール・キッドマンら超豪華キャストで描く『LION/ライオン ~25年目のただいま~』。2017年4月より日本公開となる本作から、日本版ショート予告とキャストたちを映し出したポスタービジュアルが解禁となった。オーストラリアで幸せに暮らす青年サルー。しかし、彼には驚愕の過去があった。インドで生まれた彼は5歳の時に迷子になり、以来、家族と生き別れたままオーストラリアへ養子に出されたのだ。成人し、幸せな生活を送るほど募るインドの家族への想い。人生を取り戻し、未来への一歩踏み出すため、そして母と兄に、あの日言えなかった「ただいま」を伝えるため、彼はついに決意する。手がかりはおぼろげな記憶と、Google Earth。1歩近づくごとに少しずつ蘇る記憶のカケラは、次第にこれまで見えなかった真実を浮かび上がらせていく。大いなる「探し物」の果てに、彼が見つけたものとは――。にわかには信じがたい驚愕の実話を『英国王のスピーチ』の製作陣が映画化、トロント国際映画祭では『ラ・ラ・ランド』に次ぐ観客賞次点1位の高評価を獲得した本作。先日発表された第74回ゴールデン・グローブ賞では作品賞ほか4部門にノミネートされ、来年1月9日(日本時間)の結果発表にも期待が高まっている。このたび解禁された日本版ショート予告は、5歳で迷子になったサルーの運命を劇的に変えてしまった列車のシーンから始まる。あどけないサルーが兄を探す姿に胸が締め付けられると同時に、これから待ち受ける数奇な運命をも予感させる。後半は、オーストラリアの養父母の元で立派に成長を遂げたサルー(デヴ・パテル)が姿を表す。だが、彼の聡明で力強い眼差しには、一筋の影が見え隠れする。「Google Earthなら世界中を探せる」という言葉に勇気づけられ、失われた25年を取り戻すため故郷を探す壮大な旅に出るサルーだったが…。また、ポスターでは、自分を待ち受ける運命をまだ知らない幼き日の無邪気なサルーの姿を中心に、青年のサルーと、ルーニー演じる彼の恋人ルーシー、そしてニコール演じる育ての母スーザンが取り囲んでおり、数奇な人生を歩くサルーと、彼を温かく包み込む家族や恋人たちの姿を予感させるビジュアルとなっている。『LION/ライオン ~25年目のただいま~』は2017年4月、TOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月29日映画『LION/ライオン ~25年目のただいま~』が、2017年4月7日(金)TOHOシネマズ みゆき座他全国ロードショー。世界中が驚愕した奇跡の実話インドのスラム街出身の5歳の少年が、停車中の電車で寝込んでしまい、遠くまで運ばれそのまま迷子になった。その25年後、Google Earthを使いつつ、記憶のカケラを辿って生まれ故郷に帰り着いたという奇跡の実話が本作の基となっている。原作は迷子になった本人サルー・ブライアリーのノンフィクション本『25年目の「ただいま」 5歳で迷子になった僕と家族の物語』。豪華キャストにも注目オーストラリアで養父母と幸せに暮らす主人公サルーだが、25年間もの間、離ればなれになった実の兄と母をずっと忘れられずにいた。そこから自分のルーツを辿る旅がはじまる。そんなサルーを演じるのは『スラムドッグ$ミリオネア』で主人公のフレッシュな青年ジャマールを演じたデヴ・パテル。その他、ルーニー・マーラ、ニコール・キッドマンらが脇を固める。第89回アカデミー賞では、作品賞、助演男優賞(デヴ・パテル)、助演女優賞(ニコール・キッドマン)、撮影賞、脚色賞、作曲賞の計6部門にてノミネート各地の映画批評家協会賞でも数多くノミネートを果たし、賞レースを席巻している。ストーリー迷った距離1万キロ。探した時間25年。道案内はGoogle Earth。インドのスラム街が舞台。兄と遊んでいるうちに停車中の電車で眠り込んでしまった5歳のサルーは、遥か遠くの地に列車で運ばれ、そのまま迷子に。25年後、養子に出されたオーストラリアで成長したサルーは、人生の穴を埋めるため、そして未だ言えずにいる「ただいま」を伝えるために、家を探し始める。手がかりはおぼろげな記憶と、Google Earth。1歩近づくごとに少しずつ蘇る記憶のカケラは、彼の人生の穴を埋め、次第にこれまで見えなかった真実を浮かび上がらせていく。大いなる「探し物」の果てに、彼が見つけたものとは――。【作品情報】『LION/ライオン ~25年目のただいま~』公開日:2017年4月7日(金) TOHOシネマズ みゆき座他全国ロードショー製作:イアン・カニング『英国王のスピーチ』監督:ガース・デイヴィス出演:デヴ・パテル『スラムドッグ$ミリオネア』ルーニー・マーラ『キャロル』/ニコール・キッドマン『グレース・オブ・モナコ公妃の切り札』デヴィッド・ウェンハム『オーストラリア』配給:ギャガ(C)2016 Long Way Home Holdings Pty Ltd and Screen Australia
2016年12月15日原作は芥川賞作家・北杜夫が自身の実体験を元に描いた名作児童文学「ぼくのおじさん」。“おじさん”を演じるのは、日本映画界をけん引する実力派俳優の松田龍平。イチ映画好きとしては、15歳で鮮烈デビューを飾った松田龍平がおじさん役か…と、遠い親戚の子があっという間に大人になったような郷愁感を覚えてしまいます。今年、33歳を迎えた松田龍平。“おじさん”としては若すぎる?いえいえ、これがものすごくハマり役なんです!物語は、小学4年生の春山雪男が作文コンクールの宿題を課せられるところから始まります。テーマは“自分のまわりにいる大人について”。同級生に倣って、自分の親について書こうとしたものの、なんだか筆が乗らない。そこで、作文のタイトルを「ぼくのおじさん」に変更。雪男は、父親の弟で、雪男の家に居候中のおじさんの観察をすることに。おじさんは哲学者で大学の非常勤講師。かっこいい響きだけど、その実態は週1で哲学を教えているだけ。雪男に小銭を出させて漫画本を手に入れたり、猫と焼き魚を奪い合ったりする筋金入りの貧乏&ケチ。でも、雪男はおじさんが大好きで、彼に冷静な突っ込みを入れながら、一緒に遊んであげている。そんなある日、おじさんは親戚からゴリ推しされたお見合い相手・エリーに本気で一目ぼれ。ところが、彼女は祖母が経営するコーヒー農園を継ぐためにハワイへ帰ってしまう。エリーに会いたい一心のおじさんが取った行動は、なんと空き缶拾い。飲料メーカーが主催する懸賞でハワイ旅行を当てようと、空き缶の応募券を集めまくる!情熱のベクトルが完全に別方向へ向いているけど、懸命に目的を果たそうとする姿はどこか憎めなくて、愛らしさを感じるほど。雪男の協力を得て、念願のハワイ行きを果たしたものの、ハワイには同じようにエリーを追いかけてきた元婚約者で和菓子屋のイケメン御曹司が。どうなる、おじさんの恋!松田龍平はイケメン・オーラを封印し、ボサボサ頭に穴あきの靴下が定番スタイルのぐうたらなおじさんに大変身。子どもの頃にプロのサッカー選手志望だった松田龍平ですが、おじさんは大のスポーツ音痴。雪男のためにサッカーのゴールキーパーをかって出たものの、小学生相手に右往左往した揚げ句、ゴールポストに頭をガツン!なんてシーンも。おじさんを支える、しっかり者の雪男には、テレビドラマ『悪党たちは千里を走る』で誘拐される子供を熱演、大人顔負けの役者魂と端正なルックスで注目を浴びた大西利空くん。ブレイク目前の次世代子役が、表情豊かな演技で本作をもり立てます!監督は、不器用な人々の生き様を愛情と共感を込めて描き出す“山下タッチ”で魅了する山下敦弘。特に印象的なのは、ハワイでエリーの本心に気付いたおじさんがある決断を下すシーン。哲学者らしく、カントの最期の言葉「Es ist gut(これでよし)」を呟くおじさん。おじさんの気持ちを察した雪男は無言で、彼の手を優しく握る…観終わった後は、初めて“寅さん”に出会ったときのようなほっこり感を味わえるはず。次のマドンナを示唆する終わり方は続編を期待させるに十分。今秋は名シリーズを彷彿とさせる、人情喜劇で心を温めて!◇映画『天然コケッコー』『苦役列車』の山下敦弘監督が名作児童文学を映画化。ぐうたらなおじさんとしっかり者の甥が繰り広げる、恋と冒険の旅をユーモアたっぷりに描く。配給/東映。11月3日(木)より全国公開。(C)2016「ぼくのおじさん」製作委員会※『anan』2016年11月9日号より。文・田嶋真理
2016年11月04日俳優の松田龍平が11月3日(木・祝)、都内で行われた主演作『ぼくのおじさん』の初日舞台挨拶に出席。兄の家に居候する“おじさん”役に挑み「(長男なので)次男を演じるにも、想像力に限界がある。僕にとって挑戦で、自分なりのおじさん像を追求した」と語った。児童文学の金字塔として知られる「ぼくのおじさん」を実写映画化。原作者の北杜夫がモデルとなった“ぼく”こと甥っ子の小学生4年生・雪男と、松田さん演じる“おじさん”がハワイで珍道中を繰り広げる。舞台挨拶には松田さんをはじめ、雪男を演じる子役の大西利空、共演する真木よう子、宮藤官九郎、山下敦弘監督が出席した。松田さんが演じる“おじさん”は大学の臨時講師で、理屈っぽい性格。万年床に寝転がって漫画ばかり読み、大人なのに小遣いをくれないばかりか、自分をダシに義姉から小遣いをもらおうとするという役どころ。「ぐうたらですけど、ハワイ行きの懸賞に全力を注いだり、カレー屋のクーポンが使えずショックを受けたり、結構すさまじい」と苦笑していた。また、共演した大西くんについては「映画の中心にいて、ほっこりしたムードを作ってくれた」と感謝の意。山下監督も「利空に助けられた面が大きかった。相手役のセリフまで全部頭に入っていて、現場で変えると『なんで変えたんですか?』とツッコまれることも。利空以外の大人たちが、全員子どもっぽかった(笑)」と若き天才を絶賛した。真木さんは、“おじさん”が一目ぼれするハワイ育ちの美女を演じ、「明朗快活な女性で、私にそういうイメージないですから、きっと第7候補くらいかと疑った」のだとか。山下監督が「そんなことないです!」と力説すると、「こういうマドンナ的な役は、1度やっておきたいと思っていたので、二つ返事でお受けした」と役柄そのままの笑顔を見せた。一方、“ぼく”の父親で“おじさん”の兄を演じた宮藤さんは、ハワイロケに参加できず、悔しそうな表情。役柄とはいえ、息子と弟の仲良しぶりを目の当たりに「やっぱり傷ついた」と話していた。『ぼくのおじさん』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ぼくのおじさん 2016年11月3日より全国にて公開(C) 1972 北杜夫/新潮社(C) 2016「ぼくのおじさん」製作委員会
2016年11月03日●監督も気づかないくらい自然に、立ち姿から変えた作家・北杜夫の小説を実写化した映画『ぼくのおじさん』(11月3日公開)。小学4年生の雪男と、雪男の家に居候をしている"インテリぼんくら"なおじさんが、日本で、ハワイでユーモラスなやりとりを繰り広げる。"漫画原作・ベストセラー&大宣伝至上主義"の邦画界とは離れた存在であるこの作品で、愛すべき"おじさん"を演じる松田龍平と、『もらとりあむタマ子』、『味園ユニバース』など、どこかだめな人を愛すべき人に描く山下敦弘監督に、今作についての話を聞いた。○「ダメなおじさん」の説得力――今回、しっかり者で作文の上手な雪男、そしてインテリで屁理屈を言う居候のおじさん、2人のやりとり、行動が作品の魅力をつくりあげていきますが、おふたりは雪男とおじさん、どちらのタイプが近いと思いますか?山下:僕は、今となってはおじさんですかね。――例えば、おじさんのこういうところに共感したとか。山下:そう思うと、ないですかね。やっぱり雪男かもしれないです(笑)。おじさんは、あまりにも自分にないものばかりですね。松田:僕はどちらかといったらおじさんかな? 旅行先に着いて早々、迷子になってしまう感じ。何回か経験があります。山下:財布とか、落としてますよね。松田:財布も何回か落としてますね。たぶん、おじさんも「最終的にどうにかなる」と思ってるタイプなんじゃないかなと思います。――それでは、仕事の面では、お互いどのような印象でしたか? 今回が初めてのタッグになるかと思いますが。山下: 最初は、龍平くんの「おじさん」像を相当作りこまなければいけないと思っていたんですけど、だんだん、おじさんにしか見えなくなってくる感じがありました。今思えば、さすがですよね。失礼ですけど、すごく考えて演じてくれていたのかなって。『ぼくのおじさん』を映画にするにあたって、ある種の不安やチャレンジみたいな部分について、考えるところは近いんじゃないかと思ったので、同じ感覚で相談できた感じがありました。――松田さんは実際、いかがでしたか?松田:撮影に入る前にいろいろ考えて、撮影に入る頃には、一旦考えたことを忘れてから臨みました。ひとつあったのは、おじさんは屁理屈を言うことが多かったから、そこに説得力を持たせられたら、というくらいでしょうか。――居候のおじさんだけど、哲学者らしいところを見せる、ということでしょうか?松田:というよりも、おじさんの説得力について考えるところから、キャラクターができてくるという感覚です。おじさんはただの居候だからこそ、それでも周囲に許される術みたいなものを持っていないといけないのかなと。今回演じたおじさんは、呆れられながらも、なんだかんだうまいことやっているような気がしました。ものごとの元凶はおじさんにあるのに、やりあってしまったお義姉さん(寺島しのぶ)が結局「いいかげんにしなさい」とお兄さん(宮藤官九郎)に怒られるような、うまい立ち回りをしているんですよね。あとは佇まい、歩き方も、今回は意識しましたね。山下:立ち姿も、独特でしたね。見慣れちゃったけど、たしかに龍平くんの他の作品と全然ちがう立ち方でした。編集していて気付くんですよ。僕の中にもイメージはあったと思うんですけど、時間が経って編集してみると、「龍平くんが勝手にやってくれてたな」ということはありましたね。●1日10時間しか撮影できないハワイロケ○ハワイロケに「浮かれてはならない」――今回、後半パートはずっとハワイロケというのが驚きでした。撮影をされていて、日本と違いはありましたか?山下:ハワイでは、雪男役の(大西)利空が、より子供らしくなりましたね(笑)。すごくハワイを楽しんでいる利空を見ると、疲れてた僕らにエネルギーとして跳ね返ってくる感じがありました。「よかったなあ」と思いながら、僕らは「酒飲もっか」みたいな(笑)。あとはハワイだと、規定があって10時間しか撮影ができないんですよ。日本にいると、期間中は集中して撮影するんですけど、ハワイでは生活の時間と撮影の時間が均等にありました。最初は「もっと撮れるのに」と思っていたんですが、終わる頃には「これはこれでいいな」と思いましたね。日本は詰め込みすぎなのかな。――松田さんはいかがでしたか?松田:ハワイで浮足立たないようにしなきゃと気を引き締めていました。日本パートと半々で撮っていたので、ハワイに行って映画の雰囲気が変わってしまわないようにと思って。でも、日本での撮影で、ちゃんと”雪男”と”おじさん”の関係性ができあがっていたから、ハワイというロケーションを素直に感じながらも、変わらない2人でいられたと思います。山下:やっぱりハワイって魅力的ですよね。だから「浮かれてたまるか」と構えちゃったのはありますね。でも1~2日は、もう少し素直にはしゃいでも良かったかもしれない(笑)。――ちなみにハワイのお土産などは買われたんでしょうか。山下:コナコーヒーとマカデミアンナッツを大量に買いました(笑)。――劇中でも、コナコーヒー農場が舞台になりますが、やっぱりおみやげもコナコーヒーなんですね。松田:ちょうど、農園での撮影があったので、僕もコナコーヒーを買いましたね。山下:みんな買ったんじゃないかな?松田:農園にあるんですよね、販売所みたいなところが。山下:その場では飲み放題みたいになっていて。日本で飲むとすごく高いから、撮影中はガンガン飲んでました。貧乏性ですよね(笑)。○おじさんと雪男は、ボケとツッコミ――山下監督は、映画の中でも少しダメな人を描くことが多いのかなと思いまして、今回もおじさんは愛すべき"ダメな人"に描かれているように感じました。山下:好きですね。ダメな人の方が、人間くさいからだと思います。ただ今回は、もちろんダメなおじさんではあるんですけど、原作の北杜夫さんの独特の品や知性がにじみ出ている部分が、今までとは違ったと思います。ある意味、いちばんダメなのかもしれないですけど(笑)。でも、雪男くんというキャラクターがいるから、思いっきりできたという部分はありますね。おじさんはまったく反省も成長もしないので、普通は作品として成立しないんですけど、雪男くんとのバランスで、ここまでダメなおじさんができました。松田:雪男とのバランスは、すごくありましたよね。映画の中でおじさんが何を言っても、雪男に見透かされていて、すぐに雪男の心の声が入ってくる。――ボケとツッコミのような関係性でしょうか。松田:そうですね。だからもし、雪男のナレーションがなかったらどう見えるのか(笑)。ダメなおじさんが、居候の家庭の中で、淡々と猛威をふるってるように見えるかもしれません。山下:一方的に(笑)。けっこういやな映画かもね(笑)。――心の声オフバージョン、観てみたいですね。山下:オフバージョン、きついなあ(笑)松田:おじさんが甥っ子たちとの動物園の約束をなんとなく断ったり、変なおみやげを買ってきたり、それをツッコミなしにひたすら観るという。おじさんの客観性が見えてくるのかもしれませんね。山下:雪男も冷たい子供に見えるでしょうね(笑)松田:たしかに(笑)山下:「言えばいいのに」みたいな。松田:心ではいろいろ思ってるのに、じーっと……。山下:見てるだけ(笑)。雪男の声に救われてたんですね。■映画『ぼくのおじさん』担任のみのり先生(戸田恵梨香)から、学校の作文コンクールの宿題を課せられた小学生のぼく=春山雪男(大西利空)。居候しているぼくの"おじさん"(松田龍平)は大学の非常勤講師。哲学を週に一コマ教えているだけで、いつも万年床でゴロゴロして、猫のニャムよりも働かない。おまけに超貧乏でケチ、ドジで運動神経もゼロ。雪男は、そんなおじさんを題材に『ぼくのおじさん』という作文を書くことにする。11月3日公開
2016年10月30日周りにおじさんに好かれる女子っていますか?オーラを醸し出しているのか、何かとおじさんに好かれることが多い女子は、好かれることに対してまんざらでもなさそうにしています。案外おじさんに好かれる女性は、好かれる人にしかわからないような特殊なものがあるのです。そこで、今回はおじさんに好かれる人の特徴について紹介したいと思います。■人懐っこく愛嬌があるおじさんというのは、大人っぽい女性のほうが好きだというイメージもありますが、実は人懐っこい人を好きになる傾向があります。おじさんに好かれる人の多くは、おじさんにかかわらず年上の人から好かれている傾向にあります。人懐っこいということは、一緒にいて癒される人だったり、見てて可愛さを感じるということもあるでしょう。娘がいてもおかしくない年齢ということもあり、子供的な可愛さから好かれる人も多いようです。おじさんに好かれる人は、小動物のような可愛さがあり、誰にでも順応できるような人懐っこい性格があるのです。おじさん受けされる人を見てみればわかりますが、大半が受けが良い人です。■盛り上げ上手な明るいタイプおじさんクラスになってくると、同年代の人と話さないと話が合いません。若い子になってくると、話が合わないということもあって女性に対して気を遣う人もいるようです。しかし、おじさんに好かれるタイプの人は、おじさんが気を遣わず話すことができるような人です。つまり、場を盛り上げてくれるような明るい人がタイプなのです。ジェネレーションギャップがある分、話の壁がありますが、スムーズに話せるという特徴があります。おじさんは、若い子と話すだけで満足してしまうのです。おじさんに好かれる人は、おじさんの扱い方がわかっているといっても良いでしょう。■わがままでおねだり上手おじさんに好かれる人は、おじさんに対してわがままでおねだり上手です。同年代の人からすれば「わがままだなー」と思われることでも、余裕があるおじさんからすれば「かわいい子だな」という印象に変わります。前述したとおり、娘のような感覚で接している人も多く、女性からねだられたりすると思わず断れなくなるのが、おじさんです。そういう性格を知っていながら、おねだりするという小悪魔さも特徴です。おじさんに好かれるということは、おじさんがどういう性格か把握しているということです。ある種、甘えられることを生き甲斐にしているおじさんも多く、女性に求める部分でもあります。■おじさんに好かれる渋い趣味おじさんに好かれる人は、おじさんと話が合う人が多いです。しかし、年齢差がある限り話が合うというのは、結構難しいですよね。そういうときこそ趣味が役に立つのです。年齢が高くなるにつれて、若者が好むような趣味は控えるようになります。芸術鑑賞、書道等渋い趣味を極めだす年齢です。まさに大人の趣味ですが、おじさんに好かれる人はそういう渋い趣味を好む傾向にあります。「若い子なのによく知ってるね」という気持ちで、おじさんも近づいてくるでしょう。年齢差を感じさせないということも、おじさんに好かれる特徴なのかもしれません。■おじさん受けがいい地味目なメイクとファッション結構意外ですが、おじさんに好かれる人は地味目なタイプの人が多いです。派手なファッションをしている人は、おじさんに合わないことが多く、引かれてしまうこともあるのです。おじさんの立場からすれば、「ちょっと落ち着きがないな」と思うファッションなのです。しかし、地味目なファッションだと、清楚系だと思われることも多く、おじさん受けがいいといえます。しかし、過度に地味すぎてしまうと若い女性特有の色気がなくなってしまうので、あくまでもナチュラルに演出できるようなファッションをしてみると良いでしょう。■昭和っぽい見た目がおじさんは好み前述した地味目な格好にも直結する部分がありますが、おじさん世代からすると、昭和の名残が残っているような人を好む傾向にあります。おじさんに好かれる女性を見てみればわかりますが、現代風のファッションから離れた少し落ち着いたファッションをしていると思います。自分の若い頃を思い出させるような、前衛的なファッションこそおじさんに好かれるわけです。髪形に関してもそうですが、トレンドを取り入れるのではなく、あえて昔の髪型をしているほうがおじさん受けはいいです。古い考えの人が多いので、現代のファッションが受け入れられないという人も多いのです。■容姿端麗の美人な顔立ち子供っぽいところにおじさんは惹かれることがありますが、顔立ちで言うと目鼻立ちがはっきりしているような美人タイプの人を好む傾向にあります。おじさんに好かれる人は、可愛い系よりも美人系が多いのです。個性的な顔立ちをしている人よりも、誰もが認めるような美人系の顔立ちをしている人を好む傾向にあります。おじさんに好かれる人を見てみれば、確かに美人系が好きな人が多いような印象です。若いころにあこがれていたアイドルや女優のような顔立ちをしている人ほど、おじさんに好かれやすいといえるでしょう。■おわりに同年代の人にはない魅力があるおじさんですが、おじさんに好かれる人というのは、そこまで特殊というわけでもありません。おじさんに好かれたいからと言って、媚を売る必要もありません。自然体でいることによって、自然と好かれるようになります。おじさんは、色々なことを知っているので、人生経験を知る上では近づいておいたほうがいいタイプの人です。おじさんに好かれるのが嫌だと思っている人は、宝の持ち腐れですよ。色々な知識を持っているからこそ、その知識を吸収するようにあえて近づいてみると良いでしょう。おじさん受けをよくすれば、価値観や世界観が変わると思います。
2016年10月26日主演・松田龍平、『オーバー・フェンス』の山下敦弘監督という新たなタッグで、日本映画界に愛すべき新キャラを生み出すホームコメディ&ロードムービー『ぼくのおじさん』。先日の予告編映像に続いて、第2弾予告編の「子ども編」が解禁。松田さん演じる“おじさん”が、真木よう子演じるひと目惚れした女性や戸田恵梨香演じる学校の先生からモテモテであることが分かった。学校の作文コンクールで、「自分のまわりにいる大人について」というテーマを課せられた小学4年生のぼく=春山雪男。居候しているぼくの“おじさん”は、大学の臨時講師で哲学者を自称するものの、万年床に寝転がってマンガばかり読み、時には僕をダシにお母さんからお小遣いをもらうこともある大人。雪男は、そんなおじさんを題材に作文を書くことにするが…。芥川賞作家・北杜夫が持ち前のユーモアを存分に発揮した同名小説を映画化した本作。松田さん演じる飄々としたダメな大人“おじさん”に相対する、しっかり者の甥っ子・雪男役には、度重なる選考を勝ち抜いた大西利空が抜擢された。今回解禁となる予告編第2弾の「子ども編」では、大西くん演じる雪男がつぶさに観察した、おじさんのダメダメぶりが列挙されていく。万年床に寝転がってはマンガを読み、「現代の哲学者はマンガを語れないようでは失格だ」というヘリクツに始まり、思わず括目してしまう運動神経ゼロ…。また、義理の姉=ぼくのお母さん(寺島しのぶ)へのイタズラ、本屋でたまにいいことを言っても、やはりガッカリさせられる様子などダメダメな日常は続く。ところが、そんなおじさんが、お見合いでひと目惚れしたエリー(真木よう子)から「すてきなおじさんだと思うな」、雪男の担任・みのり先生(戸田恵梨香)からも「おじさんのファンになっちゃったもの」とモテモテだということが判明!?雪男も「みんなおじさんのことが大好きです」と語る、どこか憎めないおじさんの魅力が前面に打ち出されている。しかし、農園を継ぐエリーを追いかけて行ったハワイでは、和菓子屋の御曹司・青木(戸次重幸)と滞在先のホテルで喧嘩をし、雪男から「ふたりとも大人なんだからしっかりしなさいよ!」と叱られ、「はい…」と反省するシーンも。このどうしようもないおじさんが、どうしてモテモテなのか?さらに、併せて解禁となった本ポスターでは、おじさんと雪男のまわりにみんなが集まり「やっちゃえ、おじさん」と強気のコメントが!おじさんの恋と冒険の旅は、果たしてどんな展開に?いずれも、本編にますます期待が高まる仕上がりとなっている。『ぼくのおじさん』は11月3日(木・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月30日テーマパークや遊園地、海にプールに花火大会、ショッピングモールなど、夏休みは子どもと一緒おでかけしたくなる行楽が目白押しです。親子でめいっぱい楽しみたいものですが、混雑するおでかけ先で、ほんのすこし目をはなしたすきに子どもの姿が見えなくなり、ドキッとしてしまうことも…?そんなもしもに備えて、わたしたちママが事前にしておきたいこと、親子で「お約束」しておきたいことを、セコム株式会社IS研究所で日々子どもの安全の調査研究や啓発活動に取り組む、舟生岳夫(ふにゅう・たけお)さんにお聞きました。■おでかけ前にしっかり準備。「迷子対策」4つのポイント子どもから目をはなさないことが、迷子を防ぐ基本ではあります。とくにまだ大人とのコミュニケーションがじゅうぶんにとれない、歩きはじめ~3歳くらいまでは、手をつないだり、常に近くにいたりすることが大切です。だんなさまやお友だち家族など、大人が何人かいるときなら、必ず誰かがそばにいるなど複数の目を持てるとより安心です。とはいえ、子どもの行動は予測不能で、目が行き届かないこともあるでしょう。そこで、「万が一、はぐれたとき」のことを想定し、親が事前に準備しておくことが、大切になってきます。その4つのポイントがこちら。▼POINT-1:おでかけ先を事前にリサーチおでかけ先で、子どもが興味をもちそうな場所や危険がありそうなところなどを、事前にチェックしておきます。とくに、親が初めて行く場所は念入りに。施設であればフロアマップなどを確認し、アウトドアの場合は、水の危険や見通しの悪いところ、天気予報なども含めて、できるだけ多く情報を集めましょう。▼POINT-2:「親の連絡先カード」を準備しておくもしものときに、子どもが誰かに渡せるよう、親の名前、電話番号などを書いたカードやメモを用意し、子どもがすぐに取り出せるポケットやポシェットの中などに入れておきます。▼POINT-3:子どもとは3つの「お約束」をもしもはぐれてしまったときに備え、以下3つのお約束をしておきましょう。・「待ち合わせ場所」小学生くらいであれば、子どもにとってわかりやすい場所をいくつか決めておき、はぐれたらそこに来るように伝えておきます。・「困ったときに声をかける人」遊園地などでは係の人、ショッピングモールなら売り場のスタッフ、海やプールなら監視員などの服装を教えておきます。・「連絡先カードを見せる」係員には、自分と親の名前、はぐれた場所を子ども自ら伝えられたらベストですが、実際はパニックになってしまいむずかしいことも。なにはなくとも「親の連絡先カード」を係員に渡すことを、約束をしておきます。▼POINT4:目印となるものを身に着ける子どもはもちろん、親であっても、その日のお互いの服装は案外思い出しにくいものです。おでかけのときは、帽子やシャツ、スカーフの色などがわかりやすいものを身に着けるなどの工夫を。そのうえで、子どもには「ママはオレンジのスカーフをつけているよ」と、声をかけておくだけでも意識しやすくなります。 ■もしも、迷子になったら…を具体的にイメージ。親子で「迷子シミュレーション」前述の4つのポイントをふまえたうえで、もし迷子になったらどんなことが起こりうるか、親子で話し合って具体的なイメージを持つことも大切です。これだけはおさえておきたいことを、ケースごとにみていきましょう。▼CASE1:待ち合わせ場所がわからなくなったら…子どもになじみのないおでかけ先の場合、待ち合わせ場所すら迷ってしまい、かえってひとけのないところや危険箇所に近づいてしまうことも。初めて行く場所などでは、子どもには「その場からできるだけ動かないでね」、「人が少ないところにはいかないようにしようね」のふたつを伝えておきましょう。▼CASE2:知らない人に声をかけられたら…困っている子どもの様子を見て、周囲の大人が声をかけてくることもじゅうぶんありえます。そんなときには、「係の人のところに連れて行ってください」と言えるように、教えておきましょう。ただし、声をかけてきた大人がよからぬことを考えている可能性が、ゼロとはかぎりません。「ふたりきりにならないこと」もあわせて伝えておきましょう。▼CASE3:どうしたらいいかわからなくなったら…事前にどんなに約束をしたとしても、いざそのときになると、子どもはパニックに陥ってしまいやすいものです。ここで役立つのが「親の連絡先カード」です。おでかけ先では、まず「困ったら声をかける人」を必ず教え、「もしも迷子になったら、係の人にこのカードを渡してね」のひとことにしぼります。この方法であれば、小さい子でもなんとか守れそうです。 ■子どもの安心・安全を守るための、親の心がまえついさっきまでいたはずのわが子の姿が突然見えなくなったら…。まずは探すか、それともインフォメーションセンターなどにすぐに連絡するか、悩ましい場面ではないでしょうか。もし、親子ともよく行く場所であれば、心当たりをひととおり探してみてもよいですが、初めての場所や危険が多い場所なら、迷わずインフォメーションセンターなどに相談しましょう。また、日頃から子どもと防犯について話をしておくことも大切です。迷子シミュレーションでもお伝えしたように、知らない人から声をかけられたら、必ず「ふたりきりにならない」ことをお約束しましょう。もし、「ママのところに連れて行ってあげる」と言われたのに人の少ないところに向かっていく、名前を執拗に聞いてきたりするなどの行動がみられたら、迷わず逃げたり、声をあげることを、普段から丁寧に教えておくとよいでしょう。また、防犯の観点から、子どものもちものへのネーム付けも、注意しておきたいところです。ネームは外からみてすぐにわかる部分ではなく、リュックサックの内側などに入れておく工夫を。同じ意味で、「親の連絡先カード」もポケットやバッグの中などに入れておくようにしましょう。おでかけをもっと安心に、安全に楽しめるよう、事前にもしもの備えをし、この夏も親子でとびっきりの思い出をたくさんつくってくださいね。 取材協力:セコム株式会社「こどもの安全ブログ」
2016年07月13日松田龍平が親戚の家に居候し万年床で暮らす“おじさん”役を好演する映画『ぼくのおじさん』。この度、本作のティザーポスターが到着した。「自分のまわりにいる大人について」という学校の作文コンクールの宿題を課せられた小学生のぼく=春山雪男(大西利空)。公務員の父(宮藤官九郎)と専業主婦の母(寺島しのぶ)では面白いものが書けそうにない。居候しているぼくの“おじさん”(松田龍平)は、大人のくせに万年床に寝転がってマンガばかり読み、時には僕をダシにお母さんからお小遣いをもらうこともある大人。雪男は、そんなおじさんを題材に作文を書くことにする。そんなある日、おじさんにお見合い話が持ち上がった。乗り気でないおじさんだったが、目の前に現れたお見合い相手はハワイの日系四世で絶世の美女・稲葉エリー(真木よう子)。ぼくの心配をよそにおじさんはエリーに一目惚れ!だが、エリーは祖母が経営するコーヒー農園を継ぐためにハワイへ帰ってしまう。エリーに会いたい一心で、あの手、この手を駆使してハワイへ行く策を練るおじさんだが、ことごとく失敗。だが、奇跡が訪れ、ハワイに行けることに。おじさんと雪男はエリーを追いかけてハワイへ行くが、なぜか和菓子屋の御曹司、青木(戸次重幸)もやってきて――!?原作は、遠藤周作らとともに戦後日本文壇を代表する作家である北杜生。和田誠のイラストも併せて、いまもなお幅広い世代に愛され続ける作品だ。そしてキャストには、主演の松田さんをはじめ、おじさんと同居し見守る甥っ子・雪男役には子役の大西利空、おじさんが一目惚れするヒロインに真木よう子。さらに、戸田恵梨香、宮藤官九郎、寺島しのぶ、戸次重幸、キムラ緑子、銀粉蝶ら、実力派豪華俳優陣が脇を固めている。先日、おじさんワールド全開の特報映像が解禁されたが、今回はついにティザーポスターが到着。ポスターデザインは、和田氏が描いた原作の書影と同一の構図で親しみを感じるデザインで、インテリながら何事もだらしないボサボサ頭の“おじさん”と、整ったサラサラヘアーのしっかりものの“ぼく”との対照的なコンビが目を惹く。そして、その周りには「寝転びながら本を読むおじさん」「苦手なスポーツに挑戦するおじさん」「ブランコに乗るおじさん」など様々なシーンが散りばめられ、怠け者だけど憎めない、かわいらしいおじさんのキャラクターが伝わってくる、どこかほっこりする仕上がりとなっている。なお本ポスターは、7月9日(土)より劇場掛けされるようだ。『ぼくのおじさん』は11月3日(木・祝)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年07月09日松田龍平が主演を務める最新作『ぼくのおじさん』。この度、本作の特報映像がついに到着。併せてペアルックに身を包んだ“ぼく”と“おじさん”2人の場面写真も解禁された。学校の作文コンクールの宿題を課せられた小学生のぼく=春山雪男(大西利空)。「自分のまわりにいる大人について」というのがテーマ。公務員の父(宮藤官九郎)と専業主婦の母(寺島しのぶ)では面白いものが書けそうにない。居候しているぼくの“おじさん”(松田龍平)は、大人のくせに万年床に寝転がってマンガばかり読み、時にはぼくをダシにお母さんからお小遣いをもらうこともある大人。雪男は、そんなおじさんを題材に作文を書くことにする。そんなある日、おじさんにお見合い話が持ち上がった。乗り気でないおじさんだったが、目の前に現れたお見合い相手はハワイの日系四世で絶世の美女・稲葉エリー(真木よう子)。ぼくの心配をよそにおじさんはエリーに一目惚れ!だが、エリーは祖母が経営するコーヒー農園を継ぐためにハワイへ帰ってしまう。エリーに会いたい一心で、あの手、この手を駆使してハワイへ行く策を練るおじさんだが、ことごとく失敗。だが、奇跡が訪れ、ハワイに行けることに。おじさんと雪男はエリーを追いかけてハワイへ行くが、なぜか和菓子屋の御曹司、青木(戸次重幸)もやってきて――!?原作は「夜と霧の隅で」「揄家の人びと」など、日本純文学を代表する作品を発表する一方で、マンボウシリーズといった児童エッセイ・小説などで絶大な人気を誇った北杜夫のユーモアセンスを遺憾なく発揮し、和田誠のイラストと共にいまもなお幅広い世代に愛され続ける同名作。監督は、『天然コケッコー』で「報知映画賞」最優秀監督賞を最年少で受賞して以降、『苦役列車』など話題作を手掛け、独特な作風で映画ファンを魅了してきた山下敦弘が務めている。そしてキャストには、親戚の家に居候し万年床で暮らすおじさん役の松田さんをはじめ、おじさんと同居し見守る甥っ子・小学4年生の雪男役には、度重なる選考を見事勝ち抜いた大西利空。おじさんが一目惚れするヒロインに真木よう子が好演。さらに、戸田恵梨香、宮藤官九郎、寺島しのぶ、戸次重幸、キムラ緑子、銀粉蝶ら、実力派豪華キャストが脇を固めている。このほど完成したのは、一目惚れしたエリー会いに行くために、ハワイに飛んだおじさんとぼくが描かれる特報映像。映像では、普段万年床で過ごすおじさんが初の海外にどうしてよいかわからずに戸惑い、“おかけになった電話番号は…”と話す電話口に「また同じ女の人にかかっちゃった」と勘違いし電話も出来ず。そして、現地の人に声をかけるも相手にされず…そんなあたふたする姿を原作のユーモアを取り入れながら小気味よい音楽と共に独特の山下タッチで描かれている。『ぼくのおじさん』は11月3日(木・祝)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年06月24日『おじさんと一度でいいから付き合ってみたい』という女性はいませんか?確かに同年代と比べると色々なことを知っていそうだし、付き合ったら新しい世界が開けそうでちょっと楽しそうですよね。そこで大切になってくるのが『若い子と付き合うおじさんの心理』です。これを押さえておけば、仮におじさんと付き合った時に、気持ちの面で発生する温度差を埋めることができるはず。そこで今回、『どうして若い子と付き合いたいのか』独身のおじさんにアンケートを取ってきました。■1.若い子と遊ぶのが楽しい「やっぱり単純に若い女の子と遊ぶのが楽しい。仕事終わりに若い子とデートするのが何よりもストレス発散です。」(44歳/メーカー)「この歳になると大きく分けて(1)結婚して家庭に入る(2)恋人がいない独身(3)同年代の人と付き合う(4)若い子と遊ぶ、の4パターンに分かれる。俺も昔は同年代の子が好きだったけれど、40過ぎて年下の若い子が好きになった。一緒にワイワイするのが楽しいんですよね。」(45歳/自営業)『若い子は好きだけど、いざ付き合うとなるとそれは別の話』というおじさんも数多くいます。まずは20代の子と本気で付き合えるおじさんなのかどうか見極める必要がありそうです。■2.結婚したくない「俺は一回失敗しているから、もう結婚はしたくない。若い子と遊べば結婚の話にもならないし、向こうもそこまで考えていないからお互いに楽かな。」(53歳/人材)40歳を過ぎてくるとバツイチのおじさんも増えてきます。結婚を考えていないため『ちょっとした息抜き』として若い子と付き合っている人も。こちらもおじさんの考えを事前に聞いておいた方が良いでしょう。■3.自分が上に立てる「同年代のおばさんと付き合うと、この歳まで独身のせいもありどちらも我が強い。その点若い子には自分優位で物事を進められるから楽。」(48歳/医師)「俺は自分が若い頃から年下が好きです。どこかで相手をリードしていきたいという気持ちがあるからかもしれませんね。」(52歳/部長)最近の草食男性とは違い自分が女性の上に立ち、リードしていきたいと考えているおじさんも多いようです。こちらはちょっと新鮮で楽しいかもしれませんね。■4.うんちくを聞いてもらうのが好き「若い女の子は俺がうんちくを話すと『えー!すごーい!』と喜んでくれるから嬉しい。そのかわりデート代やプレゼント代は惜しみませんよ。一緒にいてくれる分、それなりの対価は支払っているつもりです。」(55歳/弁護士)おじさんの中には『話を聞いて欲しい!』と考えている人も。若い女性が目を輝かせて話を聞いてくれるのが何よりも快感なんだとか。どんな話にも耳を傾けるようにしましょう。■おわりにいかがでしたか?おじさんは若い子に癒しを求めているような気がしました。女性の方もちょっと遊ぶという感覚なら良いのかもしれませんが、おじさんと本気で結婚したい場合は一度話し合いの場を設けた方が良さそうですね。(和/ライター)(ハウコレ編集部)(平尾優美花/モデル)(柳内良仁/カメラマン)
2015年11月03日ギャップ萌えというのにはたくさんの種類がありますが、なかでも男子が「かわいい!」と感じるもののひとつに、「この子意外におじさんっぽい!」というものがあります。もちろん「意外に」と思わせないといけませんから、「いつも」では困ります。たまに見せてこそのギャップですからね。では、男子が思う「かわいいおじさん的性格」というのはどういうものなんでしょうか?そこで今回は、20代男子30人に「『おじさんぽくてかわいい(笑)』と感じる彼女の特徴」について聞いてみました。■1.あぐら「家であぐらかいちゃってるのはかわいいと思う。こういうくらいのだらしなさだったら、イメージ崩れたりもしないしね」(大学生/22歳)普段は外でぴしっとして行儀がいい感じの彼女が、家ではくたーっとしてしまうのはかなりかわいいと思いますよ。■2.用事ないときはカップラーメンで済ませちゃう「しっかり毎食自炊する子なのかなーと思ってたら『外食したり、彼氏が来たりするとき以外はふつうにカップラーメンとか食べちゃうよ(笑)』とか言われて、親近感湧いた」(教員/26歳)こういうことをするのは男子だけかと思いきや、女子でも結構いるみたいですね。さすがにカレが遊びに来たときに毎回毎回インスタント食品では困りますが、一人で過ごすときや、カレが来るときでもたまにであれば、むしろ好感ということもありそうです。■3.服脱いじゃう「家に帰ると『はあ疲れたー』とか言って服脱ぎまくる人って面白いよね。自分もそういうタイプだから、自分も安心してできる」(Web系/25歳)これも、男子にはそういう人が多いです。裸族まで行くのはちょっとどうかと思いますが、家ではとことんラフなリラックススタイルというのはOKでしょう。カレもそういう姿を見せられると「俺に心許してるんだな」と思って嬉しいでしょうしね。■4.朝ストレッチ「なんか毎朝、『これ私の健康法なのっ』とか言って狭いベランダに出て変なストレッチしてるのがウケる(笑)」(営業/25歳)やってる本人がものすごく真面目なのに、見ている人からするとついつい笑っちゃうことってありますよね。それに、夜のヨガストレッチとかじゃなくて、朝にしているあたりが少しおじさんぽいですね(笑)。■5.休みの日は正直ずっと寝てたい「活動的じゃない人って自分は好きかも。たまの休みなんだからずーっと寝てたい。お出かけとかいいや~って人」(大学生/21歳)これもどちらかというと男性的発想。しかし、休日にしっかり休みたいと思うのは当然ですもんね。無理して女の子らしく「お買い物行こー」とか「カフェ行こー」とか言わなくても、きちんとかわいいと思ってもらえますよ。■おわりにいかがでしたでしょうか? 男子からすると、女子はみんなしっかりしてるように見えます。しっかりしすぎて、自分がだらしなく見えてしまうほどです。なので、カレの前ではこういうおじさん的だらしなさを見せてあげて、カレに「彼女もこういう一面あるんだ!」と思わせてあげましょう。あ、4のストレッチは、本当は全然だらしなくないどころかむしろ偉いんですけどね(笑)。(P山P太/ライター)
2015年10月14日