デジオンは4月5日、パナソニックのブルーレイディスクレコーダー「DIGA」専用のリモート視聴アプリ「DiXiM Play for DIGA Windows版」を発表した。発売は7月で、利用料金は月額200円。インストールはWindowsストアから行う。パナソニックのブルーレイディスクレコーダー「DIGA」で録画した番組を宅外からも再生できる「外からどこでもスマホで視聴」に対応したWindows用ネットワークプレーヤーアプリ。「DiXiM Play Windows ストアアプリ版」をベースに開発された。録画した番組だけでなく放送中の番組も視聴できる。チャプター単位でのスキップ再生や、字幕表示を行える。早見再生に対応し、速度は1.2倍速/1.5倍速/2.0倍速から選択可能。0.8倍速の遅見再生もサポートする。アプリの対応OSはWindows 8.1 / 10。対応するDIGAの機種は「DMR-BRX7020」「DMR-BRX4020」「DMR-BRX2020」だ。
2016年04月05日パナソニックは4月5日、マイクロフォーサーズ規格のミラーレスカメラ「LUMIX GX7 Mark II」(DMC-GX7MK2)を発表した。発売は5月18日で、価格はオープン。推定市場価格(税別)は、ボディ単体が90,000円前後、標準ズームレンズキットが100,000円前後、単焦点ライカDGレンズキットが130,000円前後。LUMIX GX7 Mark IIは、2013年に発売された「LUMIX GX7」の後継モデルだ。撮像素子は、ローパスフィルターを取り除いた1,600万画素の4/3型 Live MOSセンサーを搭載。画像処理エンジンのヴィーナスエンジンも刷新しており、解像感・質感を維持しつつノイズを抑える。手ブレ補正技術は、レンズ内の2軸補正とボディ内の5軸補正を組み合わせた「Dual I.S.」を採用。Dual I.S.は対応レンズ使用時にのみ有効となる。EVF(電子ビューファインダー)は約236万ドットの液晶で、チルト機能は持たない。背面のモニターは約104万ドット・3型液晶、タッチパネル付きとなっている。4K(30p/24p)の動画撮影が可能。また、撮影した4K動画のフレームから好みのコマを選ぶ「4K フォト」と、撮影後に好きなフォーカスポイントの写真を選べる「フォーカスセレクト」に対応している。また、新たなモノクロモード「L.モノクローム」を追加しており、フィルムカメラで撮影したようなモノクロ写真を得られるという。そのほかの主な仕様は、ISO感度がISO200~25600 (拡張ISO100)、シャッター速度が60~1/4000秒 (電子シャッターでは1~1/16000秒)。静止画の撮影可能枚数は約290枚 (CIPA規格)。Wi-Fi機能も搭載している。サイズはW122×H70.6×D43.9mm、重量は約383g (本体のみ)。本体色はブラックとシルバーの2種類を用意する。標準ズームレンズキットには「LUMIX G VARIO 12-32mm / F3.5-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S.」が、単焦点ライカDGレンズキットには「LEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPH.」が付属する。
2016年04月05日パナソニックは4月4日、ブルーレイディスクプレーヤー「DMP-BDT180」と「DMP-BD88」を発表した。発売は5月20日。価格はオープンで、推定市場価格はDMP-BDT180が15,000円前後で、DMP-BD88が11,000円前後(いずれも税別)。DMP-BDT180はBDプレーヤーの機能に加えて、NETFLIXやhulu、YouTubeなどのネット動画サービスに対応したモデル。ブルーレイディスクの映像を4K/24pにアップコンバートする機能を搭載している。「お部屋ジャンプリンク」機能に対応しており、同社のレコーダー「DIGA(ディーガ)」などに録画されている番組や放送中の番組をストリーミング再生できる。また、ネットワーク経由のハイレゾ音源再生にも対応している。HDMI出力、USB、有線LAN端子を1基ずつ装備。本体サイズはW312×D180×H43mmで、重さは約1kg。DMP-BD88は国内最小・最軽量を実現したコンパクトなBDプレーヤー。サイズはW245×D175×H38.5mmで、重さは約0.8kg。HDMI出力とUSB端子を各1基備えている。
2016年04月04日パナソニックは3月16日、自宅で手軽にヘアカットができるメンズヘアカッターの新モデルを発表した。5月1日の発売を予定しており、価格はオープン。推定市場価格(税別)は、「ER-GC72」が10,000円前後、「ER-GC52」が8,000円前後、「ER-GC40」が5,500円前後。同社によるとヘアカッターの市場規模は拡大を続けており、2011年の年間82万台から、2016年には年間131万台へと、5年間で約1.6倍に成長。これを牽引しているのが男性の美意識の高まりだ。ヘアカッター利用者の約59%が理美容院に行く合間に自宅で「合間散髪」して、スタイルをキープしているという(同社調べ)。ER-GC72 / GC52 / GC40ともに、切れ味のよい鋭角45°の「プレシジョンカッティングブレード」を採用。刃先の段差が短いため、髪の毛を逃すことなく刈り残しを低減し、より素早くスタイリングできるという。また、頭部や後頭部のカットを、肘を上げることなくスムーズに行える新ヘッドアングルを採用。コンパクトなボディは、しっかりと握り込めるくびれや、滑りにくいテクスチャ、滑り止めパターンが施されており、より持ちやすく、カットしやすくなっている。上位モデルのER-GC72は、カット後の髪の長さを1~20mmまで38段階(0.5mm刻み)に調整可能。ER-GC52は1~10mmの19段階(同)、ER-GC40は3/6/9/12mmの4段階に調整できる。3モデルとも直刃でのカットは0.5mmとなる。3モデルともに髪をかき上げるだけで自然にボリューム調整ができる「ナチュラルアタッチメント」を同梱。スキバサミを入れたように、自然な仕上がり感を演出できる。また、本体の水洗いに対応。刃を外すことなく水洗いできる「ウォータースルー洗浄」機能を用意している。サイズと重さは、ER-GC72とGC52がW51×H173mm×D44mm/約157g、ER-GC40がW45×H178mm×D38mm/約157g。いずれもフル充電で連続40分の使用が可能だ。
2016年03月16日パナソニックは3月16日、風呂場でひげ剃りができる防水対応のカミソリシェーバー「ラムダッシュ」の新モデルを発表した。5月1日の発売を予定しており、価格はオープン。推定市場価格(税別)は「ES-ST8N」が19,000円前後、「ES-ST6N」が15,000円前後、「ES-ST2N」が12,000円前後。上位モデルの「ES-ST8N」と中位モデルの「ES-ST6N」は、ヘッド部が左右30°の範囲で動いて肌に密着する「密着スリングヘッド」を搭載。肌の凹凸の影響を受けずにひげをカットできるのが特徴だ。さらに「泡メイキングモード」を選ぶと、手のひらにとった洗顔剤から素早くシェービング用の泡を作ることができる。また、上位モデルの「ES-SR8N」のみ、ヘッドを肌の上で動かしたときにローラーが回転して、スムーズで優しい剃り心地を実現する「スムースローラー」を搭載している。今回発表された3モデルに共通しているのが「お風呂剃り」に対応すること。IPX7基準をクリアする防水機能を持ち、入浴時にひげを剃って、シャワーで流すスタイルで利用できる。使い勝手の面では、グリップ部に従来モデル以上に持ちやすくなった「スリムグリップ」を採用。最も太い部分のグリップ幅を約5%サイズダウンすることで、使用時の軽快感を向上させたという。ヘッドには「泡スルーヘッド」を採用しており、泡やジェルを肌と刃の間に届けやすい構造。また、自動でパワーをコントロールできる「ヒゲセンサー」機能も用意しており、肌への負担を低減しながらもしっかりと剃れる。内刃には30°鋭角ナノエッジ内刃を、外刃にはステンレス刃物鋼3枚刃を採用している。サイズと重さは、ES-ST8NがW65×H165×D55mm/約155g、ES-ST6NがW65×H160×D55mm/約155g、ES-ST2NがW65×H155×D50mm/約145g (いずれもシェーバーホルダーを除く)。
2016年03月16日パナソニックのグループ会社であるパナソニック システムネットワークスは3月4日、新開発の32チャンネル集音アレイマイクとIP対応の全方位カメラを組み合わせることで、約300m先から飛来するドローンを確認することができる「ドローン検知システム」を開発し、同月7日よりシステムの受注を開始すると発表した。同システムは、32個のマイクを円形に配置したマイクアレイ構成の「集音マイク」により、ドローンの飛来音を検知。ドローン特有のローター回転音、風切音などを全方位マイクで検知する。マイクへの入力音信号が特定方向に対して位相が揃う条件で信号加算を行い、ドローンの飛行音があれば信号強度が上昇することで検知する仕組みとなっている。これまで音による検知システムでは100mから200mの範囲が一般的だったが、同システムはマイクからの入力音信号に対し、信号バラつきを抑える設計や信号解析処理を組み合わせることにより、約300m先から飛来するドローンを飛行音で検知することができるという。また、円形に配置した「集音マイク」の中央部に9メガピクセルの「全方位カメラ」を搭載した一体型のため、可搬性を有する。そのため特定場所への常設のほか、イベントなど一定期間だけ設置が必要な場合にも活用を可能としている。さらに、設置場所の騒音環境を視覚的に把握し、より検知精度を高めることに貢献する「ヒートマップ機能」を搭載。同機能より、設置場所の騒音環境を視覚的に把握できるほか、ドローンが飛来する可能性がある区域以外を検知エリアから除外することでノイズ源の影響を低減し、飛来するドローンを早期に検知することができるという。そのほか、昼夜に対応した旋回・チルト、ズーム(光学30倍)が可能な監視カメラシステムと連携したシステムアップをすることが可能。これにより、集音マイクが捉えたドローンを映像で確認することができる。マイクにより検知したドローンをモニター画面で確認しながら追尾し、必要に応じて拡大表示することも可能だ。
2016年03月05日パナソニックは24日、マイクロフォーサーズ規格の標準ズームレンズ「LUMIX G VARIO 12-60mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.」を発表した。4月28日の発売を予定しており、希望小売価格は68,000円(税別)。LUMIX G VARIO 12-60mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.は、同社のミラーレス一眼カメラと同じくマイクロフォーサーズ規格に準拠した標準ズームレンズ。35mm判換算で24~120mmのズーム域をカバーし、絞り開放値はF3.5~5.6。風景やポートレートなどに幅広く活用できる。レンズ構成は、非球面レンズ3枚を含む9群11枚。4K動画撮影中の微小な画角の変化や、手ブレ補正動作時の周辺画像の歪みを抑える。ボディは防塵・防滴仕様となっている。そのほかの主な仕様は、最小絞りがF22、絞り羽枚数が7枚(円形虹彩絞り)、最短撮影距離範囲はワイド端0.2m、テレ端0.25m、最大撮影倍率が0.27倍(35mm判換算で0.54倍)。フィルター系は58mm。本体サイズは最大径が66mm、長さが約71mm、重量は約210g。
2016年02月24日パナソニックは2月15日、成田空港にてウェアラブルカメラと位置測位技術を活用したインタラクティブ警備システムの実証実験を行うと発表した。同システムは、人が多く集まる場所を狙ったテロなどの凶悪犯罪や混雑による雑踏事故に対する警備の強化を目的に、ウェアラブルカメラやスマートフォンなどを活用し、警備員の位置と現場映像を防災センターでリアルタイムに集中管理・確認。問題発生時に迅速で的確な対応を可能にする。また、警備に関連する画像やテキストメッセージなどの情報を警備員のスマートフォンに配信・共有することで、正確な情報伝達を行い効率的な警備を実現するとしている。実証実験の概要はウェアラブルカメラなどを装着したパナソニック社員および成田空港の警備員が空港内を移動し、位置測位精度の検証やシステムの有効性の確認を行う。実施期間は2月22日~3月4日まで、実施場所は第2旅客ターミナル1F~4F(一般エリア)となる。2月22日~同26日までは位置測位精度やウェアラブル映像伝送など技術検証を行い、同29日~3月4日の期間で実際の警備員で運用し、ウェアラブルカメラの使用感などを含めシステムの有効性など運用検証を実施する。
2016年02月15日パナソニックは、写真データを一元管理できる「パーソナルメモリーマネージャー(BN-SDPAP3)」の発売日を、当初予定の2月17日から延期する。発売日は未定。「パーソナルメモリーマネージャー」は、スマートフォンやデジタルカメラなどで撮影した写真・動画データを管理できる、据え置き型のストレージ。本体には32GBの内蔵メモリとSDカードスロットを備え、撮影した画像・動画データをUSBやWi-Fi経由で各種デバイスでと保存・共有できる。発表当初は、同社製レコーダー「DIGA」や液晶テレビ「VIERA」「プライベートビエラ」などとの接続をDLNAとしていたが、機器によってデータ連携できないことや、当初公開していた接続方式に誤りがあったとことから、同社製レコーダーやテレビとの接続は独自のDLNA機能「お部屋ジャンプLink」での接続とした。また、DIGAで再生できるのは写真のみとなるほか、プライベートビエラは写真・動画ともに再生不可だったため対象機器から省く。接続機器との動作検証において、アプリケーションソフトの修正が必要となったため、発売日も当初予定の2月17日から延期。発売日は未定で、改めて告知するという。
2016年02月10日NTTとパナソニックは2月9日、NTTが開発したデバイス機能仮想化技術と、パナソニックが試作した透過型ディスプレイを搭載したポータブル端末を活用し、おもてなしサービスの実現に向けた技術検証に着手したと発表した。両社は、今後増加が見込まれる訪日外国人に対するおもてなしサービス実現に向け、難しい操作を必要としない簡易な端末や、これを活用したサービスの需要が高まるとして、技術検証を行う。NTTは、エッジコンピューティング構想に基づき開発した端末における処理機能をエッジサーバで分散処理するための技術を開発。同技術により、アクセスポイントへのデータ収集処理機能の追加、スマートフォン周辺端末等への処理機能の追加が可能となる。今回、従来は端末に搭載するアプリケーション処理機能などをエッジサーバで分散処理することで、CPU・メモリ容量・通信機能などの処理系がスマートフォンに比較してシンプルな端末からでもおもてなしサービスが利用できるようにした。パナソニックが開発した透過型ディスプレイ搭載ポータブル端末(試作機)は、対象物をディスプレイに透過して見ながら、搭載したカメラのシャッターボタンを押すことで、対象物に関連する情報をディスプレイ上に同時表示をするもの。これを実現するには、透明度の高いディスプレイが必要になるため、ディスプレイ部に高透過率であり画像が鮮明な無機ELデバイスを用い、発光材料の薄膜生成の改良とガラス基板配線の最適化を行うことで、透明度を維持しながら無機EL現行品に比べて2倍の輝度を持つ高輝度、高透明度のデバイスを開発し、試作端末に搭載したという。両社は技術検証により、かざして情報が表示されるといった直感的操作を可能とした同端末により、おもてなしサービスの実現を目指す。
2016年02月10日電通とパナソニックは、スポーツ競技映像素材に、選手のバイタルデータ(生体情報)、スポーツ画像解析によって得られる競技解析データ、スポーツ科学による分析情報などを付加・統合する「プレミアム・スポーツコンテンツ」を活用した事業開発に向け、業務提携を行うと発表した。電通が得意とする「クリエーティブ表現技術・サービス設計」と、パナソニックが得意とする「映像機器・センサー技術・映像解析技術」を組み合わせてつくる「プレミアム・スポーツコンテンツ」を活用した事業開発に向け協業する。協業するのは、データを元に躍動感・緊迫感・感動シーンを演出した映像などの「プレミアム・スポーツコンテンツ」を、放送・通信や映像エンターテインメントに活用するパッケージの制作・販売を行うスポーツ放送・通信、エンターテインメント分野と、制作した「プレミアム・スポーツコンテンツ」を、競技や育成レベルの向上のために各スポーツ団体やフィットネスクラブなどに提供するスポーツ強化分野。両社は2020年を照準に、映像とデータをフル活用して新しいスポーツ体験をつくるソリューションの開発・事業化を目指す。
2016年02月04日パナソニックは1月29日、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、同社が開発した高解像度4Kネットワークカメラなどを活用した防犯カメラシステムの実証実験を、2月14日に市立吹田サッカースタジアムで実施すると発表した。今回の実証実験は、同社が開発した高解像度4Kネットワークカメラおよび9メガピクセル全方位ネットワークカメラなどを活用した防犯カメラシステムを、市立吹田サッカースタジアムに設置し、スタジアムに来場する観客の行動や混雑状況などを見守るというもの。カメラでは、スタジアム内で起こる観客の危険行為や混雑などの事案・事象を検知し、その事案・事象部分を最適な大きさに切り出し拡大表示するという。切り出された画像による事案・事象の視認性を評価することで、スタジアムにおける高解像度ネットワークカメラの有用性を確認するとしている。
2016年02月01日パナソニックは28日、2011年7月~2012年4月に製造したLet’snote用バッテリの一部に発煙・発火の可能性があるとして、リコールを行った。対象個数は17,613個。対象となるのは「CF-S9」「CF-S10」「CF-N8」「CF-N9」「CF-N10」「CF-F9」「CF-F10」「CF-J10」の一部機種に同梱したバッテリパックのほか、上記8シリーズに「CF-S8」「CF-J9」を加えた全10シリーズのオプション用バッテリパック。バッテリパックの過熱を原因としたノートPCおよびその周辺の焼損事故が発生したことを明かしており、対象製品のユーザーには、バッテリパックの取り外しと無料交換を呼びかけている。パナソニックは、2014年11月にもLet’snote用バッテリパックの一部に発煙・発火の恐れがあるとして、リコールを行っていた。
2016年01月29日パナソニックは1月22日、UHSスピードクラス3に対応したSDXCメモリーカードとmicroSDHC/SDXCメモリーカードを発表した。発売は2月19日で、価格はオープン。○RP-SDUC128JK「RP-SDUC128JK」は容量128GBのSDXCメモリーカード。UHS-Iに対応しており、リード最大95MB/秒、ライト最大90MB/秒という転送速度を実現した。UHSスピードクラス3もサポートしているため、対応機器を用いれば最低保証速度30MB/秒となる。IPX7相当の防水性能や耐静電気、耐磁石、耐エックス線、耐衝撃性能を持つ。-25℃から85℃の範囲で使用可能だ。カード内部の破損によって過電流や異常熱が発生してもヒューズが作動してカード本体の発熱や発火を防ぐ。推定市場価格は税別33,800円前後だ。○RP-SMGB64GJKとRP-SMGB32GJK「RP-SMGB64GJK」は容量64GB、「RP-SMGB32GJK」は容量32GBとなる。転送速度と耐久性などについてはRP-SDUC128JKと同様。推定市場価格(税別)はRP-SMGB64GJKが16,800円前後、RP-SMGB32GJKが8,800円前後だ。○RP-SMGB16GJK「RP-SMGB16GJK」は容量16GBのmicroSDHCメモリーカード。UHS-Iに対応しており、リード最大95MB/秒、ライト最大45MB/秒となる。耐久性についてはRP-SDUC128JKと同様。推定市場価格は税別4,600円前後だ。
2016年01月22日パナソニックは1月21日、同社の「ふだんプレミアム」シリーズのエアコンを題材として家族への愛を言葉で伝えることでどんな変化が人にもたらされるか実験したウェブ動画「LOVE THERMO #愛してるで暖めよう」を公開した。今回の実験に伴って実施した調査では、家族に「愛している」と言葉で伝えたことのない人は84.7%(2016年1月 パナソニック調べ)になるなど、ほとんどの人が愛を言葉で伝えていないことが判明した。動画の実験では、「家族に関するインタビュー」というテーマで会場に6組の家族が集められた。各家族のうち一人が仕掛け人となり、インタビューの途中で目の前の家族(被験者)への感謝の気持ちや愛の言葉を記した手紙を読み上げ、プレゼントを渡すというサプライズを行った。一連のやり取りの間、高性能なサーモパイル赤外線センサーが仕掛け人と被験者の体温の変化をリアルタイムに測定。その結果、感謝の気持ちや愛の言葉を伝えられた被験者の体温は平均約0.8℃上昇したことがわかった。
2016年01月21日パナソニックは1月19日、コンパクトステレオシステム「SC-HC395」「SC-HC295」を発表した。発売は2月19日。価格はオープンで、推定市場価格はSC-HC395が27,000円前後、SC-HC295が20,000円前後。SC-HC395とSC-HC295は、CDやワイドFMの再生に対応するコンパクトステレオシステム。Bluetooth 2.1+EDRを内蔵し、スマートフォンなどから音源を再生できる。また、圧縮音源の高域信号をDSP処理により補正する「Bluetooth リ.マスター」機能を搭載し、ワイヤレスでの高音質再生を実現した。SC-HC395は、ナノサイズの竹繊維を使用した65mm径コーン型スピーカーを搭載。本体にパッシブラジエーター×2基を前後に対向して内蔵し、重低音を強化している。アンプはフルデジタルの「LincsD-Amp II」を採用。実用最大出力は20W×2。サイズはW500×H205×D92mmで、重量は約2.5kg。カラーはシルバー、ブラック、ホワイトの3色。SC-HC295は、80mm径コーン型スピーカー×1基を搭載。実用最大出力は10W×2となっている。サイズはW400×H197×D107mmで、重量は約1.9kg。カラーはレッドとホワイトの2色。
2016年01月19日パナソニックは19日、デジタルカメラ「LUMIX(ルミックス)」シリーズのコンパクトデジタルカメラとして、「日常の感動を手軽に共有するコミュニケーションカメラ」を掲げる単焦点モデル「DMC-CM10」を発表した。2月25日に発売し、価格はオープン、推定市場価格は100,000円前後(税別)。DMC-CM10は、LTE通信機能(データ通信・SMS専用)とAndroid 5.0を搭載した、SIMロックフリー仕様のコンパクトデジタルカメラ。2015年3月に台数限定で発売した「DMC-CM1」から通話機能を省き、データ通信専用SIMに対応した。撮影した写真をプリインストールアプリで編集、自動オンライン保存、SNSへアップロードといった機能を持ち、Google Playからもアプリをダウンロードできる。LTE通信のSIM(microSIM)はユーザー側で用意するが、CM1やCM10専用となる「Wonderlink LTE Lシリーズ」をパナソニック ストアで販売する予定。例えば「L-5G」プランなら、初期費用が3,000円(税別)、基本使用料が1,480円/月(税別)、パケット通信料が5GB(下り最大150Mbps、上りはLTEスピード制限なし)となる。4G(LTE)の対応バンドは、FDD Band1、3、4、5、7、8、20だ。本体まわりに目を向けると、まず厚さが15.2~21.1mmと薄型で、幅が135.4mm、高さが68mm。撮像素子には1.0型 総画素数2,090万画素(有効2,010万画素)の高感度MOSセンサーを搭載し、1.0型センサー搭載のデジタルカメラとして世界最薄を掲げる(パナソニック調べ)。レンズは単焦点の「LEICA DC ELMARIT(エルマリート)」で、35mm判換算の焦点距離は28mm、開放F値はF2.8となる。マニュアル撮影に関する機能を充実させており、絞りやシャッタースピード、クリエイティブコントロールといった設定を行うコントロールリングを装備した。動画機能では、最大で4K(3,840×2,160ドット)/15p、MP4形式を撮影可能。プリインストールアプリの「4Kプリ連写」を使うと、シャッターボタンを押す前後1.5秒間を4K画質で撮影し、45枚の画像から気に入ったものを残せる。そのほか主な仕様は、DMC-CM1に準ずる。撮像素子が有効2,010万画素の1.0型高感度MOSセンサー、対応感度がISO125~ISO12800(拡張設定でISO100、ISO25600を利用可能)、シャッター速度が1/16,000~60秒、連写性能が最大約50コマ/秒、開放絞りがF2.8、最小絞りがF11、合焦範囲が10cm~∞となっている。背面のモニターは約622万ドット・4.7型の液晶方式(タッチパネル)だ。有効92万画素のインカメラも備える。OSはAndroid 4.4で、CPUに4コア/2.3GHzのQualcomm Snapdragon801を搭載。内蔵メモリは2GB RAMと16GB ROM。記録メディアはmicroSD/SDHC/SDXCカード。通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN、Bluetooth 4.0、NFC(近距離無線通信)などをサポート。
2016年01月19日パナソニックは14日、Webストア「Panasonic Store」で同社製モバイルノートPC「Let’snote」シリーズの2016年春モデル(Webモデル)の予約受付を開始した。価格は税別180,800円から。発売日は、Windows 10搭載の12.1型モデル「Let’snote SZ5」が1月23日から、このほかのモデルが1月29日から。カスタマイズが可能な「Let’snote」Webモデルは、最新OS「Windows 10 November update」を搭載した店頭モデルをベースに、全製品で最大16GBメモリ+512GB SSD搭載モデルを用意。第6世代Intel CoreプロセッサのvProモデルや、Windows 7ダウングレードモデルも提供する。また、天板カラーを変更できる「カラー天板」もオプションで選択できる。○Let’snote SZ5「Let’snote SZ5」は、DVDドライブ付きの12.1型ノートPC。プレミアムエディションでIntel Core i7-6600U vPro、通常モデルでIntel Core i5-6300U vProを搭載。ブルーレイディスク搭載モデルも用意する。ホイールパッドのカラーも選択可能。販売開始は1月23日からで、Windows 7 ダウングレードモデルは1月29日販売開始。価格はプレミアムエディションが税別271,828円から、カスタマイズできる通常モデルが税別215,800円から。店頭モデルの詳細はこちら。○Let’s note RZ5「Let’snote RZ5」は、コンバーチブルPCで世界最軽量の745gとなる10.1型2-in-1 PC。プレミアムエディションではCPUにIntel m7-6Y75 vProを、スタンダードモデルではIntel Core m5-6Y54を搭載。また、512GB SSDやLTE対応も選べるほか、キーボードのカラー選択も可能。販売開始は1月29日から。価格はプレミアムエディションが税別262,828円から、通常モデルが192,800円から。店頭モデルの詳細はこちら。○Let’snote MX5「Let’snote MX5」は、ディスプレイを背面に向かって回転させることで、タブレットに変形する12.5型2-in-1 PC。WebモデルではvPro版CPUを採用し、プレミアムエディションでIntel Core i7-6600U vPro、通常モデルでIntel Core i5-6300U vProを搭載する。店頭モデルにはないブラックカラーやLTE搭載モデルも選択可能。販売開始は1月29日から。価格はプレミアムエディションが税別325,028円から、通常モデルが税別234,800円から。店頭モデルの詳細はこちら。○Let’snote LX5「Let’snote LX5」は14型液晶と光学ドライブを搭載したノートPC。プレミアムエディションではIntel Core i7-6600U vProを、カスタマイズモデルではIntel Core i5-6300U vProを搭載し、512GB SSDや256GB SSD+750GB HDDなどの大容量ストレージも用意する。販売開始は1月29日から。価格はプレミアムエディションが税別266,628円から、通常モデルが税別180,800円から。店頭モデルの詳細はこちら。
2016年01月15日パナソニックは14日、スマートフォンやデジタルカメラで撮影した写真などを保存 、管理、共有できるストレージデバイスとして、パーソナルメモリーマネージャー「BN-SDPAP3」を発表した。2月17日から発売し、価格はオープン、店頭予想価格は20,000円前後(税別)。BN-SDPAP3は、スマートフォンやデジタルカメラで撮った写真や動画を保存しておく据え置き型のストレージボックス。家族みんなの写真・動画を保存、管理、閲覧、共有することを目的に開発された。IEEE802.11b/g/n対応無線LAN(Wi-Fi)に対応しており、スマートフォンやWi-Fi対応デジタルカメラから直接データを転送して保存できる。同時接続台数は5台だ。内蔵ストレージ(32GB)のほか、SD/SDHC/SDXCメモリーカードスロットを搭載し、128GBまでのSDXCメモリーカードに対応。デジタルカメラの写真・動画を記録したSDメディアから内蔵ストレージへと、データを手軽に保存できる。「差分取り込み」機能を使って、新しく追加された写真だけの転送も可能。取り込む対象となるファイルは、写真がJPEG、動画がMP4とMOV。本体の設定や操作は、スマートフォン用アプリ「メモリーマネージャー」を使って行う。このアプリは写真のオートリサイズ機能を持ち、オリジナルサイズの写真をBN-SDPAP3に転送し、スマートフォン内にはXGA(78.6万画素)サイズの写真を残せる。これにより、スマートフォンの内蔵ストレージ容量を節約できる。また、BN-SDPAP3本体に保存したデジタルカメラの写真についても、専用アプリで閲覧しつつXGAサイズの写真をスマートフォンに保存。デジタルカメラの写真を共有しながらも、スマートフォンのストレージ容量を圧迫しないようになっている。クラウドストレージとも連携し、写真や動画のクラウド保存をサポート。離れた場所にいる人と、写真や動画の共有も可能だ。BN-SDPAP3のインタフェースはGigabit Ethernet対応有線LAN×1、USB 3.0×1。本体サイズはW41×D129×H82mm、重量は約160g。専用アプリの対応OSはAndroid 4.1以降、iOS 8.0以降。■2016年2月10日追記パナソニックは、「パーソナルメモリーマネージャー」の発売日を当初予定の2月17日から延期しました。詳細をニュース記事に記載しています。パナソニック、「パーソナルメモリーマネージャー」を発売延期
2016年01月15日パナソニックは1月14日、スマートフォンやデジタルカメラなどで撮影した写真データを一元管理できる据え置き型の「パーソナルメモリーマネージャー BN-SDPAP3」を発表した。発売は2月17日で、価格はオープン。推定市場価格は税別20,000円前後だ。本体には32GBのメモリを内蔵し、各種デバイスで撮影した画像データを転送・保存しておける。データの転送は本体に備えられたSDカードスロットやUSB 3.0端子から行えるほか、Wi-Fi接続にも対応。スマートフォンやWi-Fi対応のパナソニック製デジタルカメラからWi-Fi経由でも写真や動画を転送できる。写真データを読み込む際は、新しく追加された画像のみを取り込む。本体前面にある写真データ読み取り用SDカードスロットのほか、本体底部にはデータ保存容量を拡張するためのSDカードスロットも搭載する。拡張用SDカードスロットは最大128GBのSDXCメモリーカードまで使用可能だ。スマートフォン向け専用アプリには「オートリサイズ」機能を搭載。XGAサイズに縮小された画像のみをスマートフォン内に残し、オリジナルサイズの画像はBN-SDPAP3へ転送する。SDメモリーカード経由でBN-SDPAP3に保存された画像を専用アプリから閲覧する場合、スマートフォンにはXGAサイズに縮小された画像を保存する。最大5ユーザーまでの個別フォルダでスマートフォン画像を管理できる。家族共用のフォルダと個人のフォルダを分けることで、プライバシーを守りながら使用できるという。デジタルカメラで撮影した画像については共用フォルダへ保存される。マイクロソフトのクラウド型データストレージサービス「OneDrive」と連携可能だ。BN-SDPAP3に取り込んだ写真データを、自動的にOneDriveにアップロードできる。パナソニック独自の「お部屋ジャンプリンク」にも対応。機能に対応したテレビやレコーダーを使用すれば、別の部屋にBN-SDPAP3があっても保存した写真をテレビやレコーダーから鑑賞できる。本体サイズはW41×D129×H82mm、重量は約160g。取り込み対象ファイルは静止画がJPEG、動画がMP4とMOV。■2016年2月10日追記パナソニックは、「パーソナルメモリーマネージャー」の発売日を当初予定の2月17日から延期しました。詳細をニュース記事に記載しています。パナソニック、「パーソナルメモリーマネージャー」を発売延期
2016年01月14日●Ultra HD Premiumテレビ「65DX900」パナソニックは「CES 2016」において、Ultra HD Premiumテレビ「65DX900」や1型センサー搭載の「LUMIX ZS100」などを発表。ブースではこれら実機のほか、BtoB向けの製品やサービスを数多く出展していた。○CESに新しい風を吹き込んだパナソニックパナソニックは「CES 2013」の基調講演で、BtoBを機軸とした新生パナソニックの経営方針を発表。当時コンシューマ向けを中心に展開していたなかで、異彩ともいえるブースづくりが話題を呼んだ。その影響か、主催者であるCTAも、今年のCESは「コンシューマエレクトロニクスショー」とせず、「CES」という略称で呼ぶことに統一。コンシューマだけのイベントではないことをアピールした。今年のパナソニックブースは、こうしたCESの変化を示す象徴的な展示内容になったといえる。街をモチーフにデザインした同社ブースでは、「パナソニックスタジアム」「スマートホーム」「タウンスクエア」「ビジネス/リテール」「モビリティ」といった5つのゾーンに分けて、最新の製品や技術を展示。BtoBソリューションの具体的な事例なども示した。○パナソニックも4Kパナソニックスタジアムゾーンでは、開催前日のプレスカンファレンスで発表されたUltra HD Premiumテレビ「65DX900」や、欧州市場で販売を開始している有機ELテレビ「CZ950」、4K BDレコーダー「DMP-UB900」がお目見え。このほか、1型センサー搭載の「LUMIX ZS100」、4Kビデオカメラ「MZ-VX981」「MZ-ZX1800」を出展した。2016年から北米市場でサービスを開始するホームモニタリングシステム「ORA」のデモストレーションも実施。ORAは、外出先からスマートフォンを利用し、ドア錠の開閉、照明や室温のコントロール、音楽の再生などを操作できるテクノロジーだ。監視カメラとの連動により、外出先から家の中や周辺の確認もできる。○近未来のキッチンを表現スマートホームゾーンでは、最新の商品やサービスのほか、将来の暮らしをイメージしたシーン展示を実施している。参考展示として、フリーゾーンIHやコードレス調理家電、キッチンスクリーン、クラウドサービスを組み合わせたデモンストレーションを行い、自宅にプロのシェフと栄養士がいるかのような環境を提案。キッチンのそう遠くない未来を表現していた。リビングシーンでは、透明液晶ディスプレイを活用することで、家具への実装を可能にするファニチャーディスプレイ、カーペットの四隅にスピーカーを埋め込んだラグスピーカーを展示した。また、2016年秋から北米市場に投入予定の泡洗顔機のほか、ナノイー関連製品、メンズシェーバー、ハイパワーブレンター、マルチクッカー、ブレッドベーカリー、ロボット掃除機など、白物家電や理美容製品もそろえていた。●映像が人を追いかける○映像が人を追いかけるビジネス/リテールゾーンでは、スマホで多言語案内が可能な光IDシステムをはじめ、デジタルサイネージ、骨伝導ヘッドホン、360°セキュリティカメラ、IoT/M2Mセキュリティ対策基盤などを展示。透明スクリーンによるデモストレーションでは、新たなショーウインドウの形を提案してみせた。さらに、初公開の高速プロジェクションマッピングやスペースプレーヤー、インタラクティブミラーなどにも注目が集まっていた。このエリアでの目玉展示となった高速プロジェクションマッピングは、マーカーレスで動く形状をリアルタイムで追随し、プロジェクションマッピングする世界初の技術。プロジェクターからスクリーンまでの深度情報をリアルタイムに検出し、動体に対して形状をあわせた映像を投影している。また、センシングから映像表示まで、約1msの低遅延を実現している。人に映像を投射する際、これまでは人が投影位置にあわせて動いていたが、同技術を利用すると映像側が人に追随できるようになる。将来的には、この技術を自動車のヘッドライトに採用し、歩行者や動物が飛び出してきた際、プロジェクターで映像を投影して運転者に危険を知らせる、といった応用が検討されているとのこと。業務用8Kディスプレイも展示。新たに10点タッチに対応したモデルを紹介した。さらに、Facebookと開発した光ディスクによるデータアーカイブシステム「freeze-ray」も出展。freeze-rayは、アクセス頻度が低いコールドデータの蓄積に最適化した製品で、ブルーレイやアーカイブディスク技術に基づいたパナソニック独自のキーデバイスを使用。長寿命を実現しているほか、高いデータ密度と低コストを実現。同社では、「データセンター業界にとっても魅力的なソリューションになる」としている。さらに、テクニクスの展示ゾーンとして、路面店をイメージした「テクニクスストア」を設置。ターンテーブル「SL-1200G」、プレミアムオールインワンシステム「OTTAVA」、グランドクラス「G30シリーズ」、ヘッドホン「T700」を展示している。●エアライン向け技術をアピール○エアライン向け技術をアピールモビリティゾーンでは、オートモーティブとアビオニクスの2つの展示を行っている。オートモーティブでは、SYNCR3インフォテインメントシステムを搭載した「リンカーンMKZハイブリッド」、パナソニックのプレミアムオーディオシステムを搭載した「アキュラNSX」を展示。さらに、カーブドディスプレイ、スマートミラーなどを活用したeコックピットも出展した。アビオニクス関連では、機内エンターテイメントシステムの納入から映像配信サービス、メンテナンスサービスまでのトータルソリューションを紹介。天候情報サービスのPanasonic Weather Serviceなども出展していた。○シンボルタワーは大型LEDディスプレイパナソニックスタジアムゾーンでは、大型LEDディスプレイや映像配信システム、業務用4Kカメラなどを活用したスタジアム向けAVソリューションを紹介。さらにタウンスクエアエリアでは、大型LEDディスプレイを活用したシンボルタワーとし、パナソニックの製品やサービスなどを表示した。ここでは、電気バイクメーカーのGOGOROのスクーターを用意し、充電ステーション、家庭用充電器などを紹介した。このようにCES 2016のパナソニックブースは、ここ数年の展示コンセプトと同様、BtoBにフォーカスしたものとなっている。テレビなどの家電に関しては、ディーラーなどの関係者を対象に、別会場で個別対応するという格好だった。パナソニックの北米市場におけるビジネス基盤がBtoBソリューションであることを裏付ける展示内容であったともいえるだろう。
2016年01月08日パナソニックは1月8日、液晶テレビ「VIERA D320」シリーズを発表した。32V型の「TH-32D320」と24V型の「TH-24D320」をラインナップする。発売は1月22日で、価格はオープン。推定市場価格(税別)はTH-32D320が58,000円前後で、TH-24D320が45,000円前後。D320シリーズは、地上/BS/110度CSデジタルチューナー×2基を搭載したダブルチューナータイプの液晶テレビ。パネルの画素数はいずれも1,366×768で、TH-32D320のみ視野角の広いIPSパネルを採用している。「お部屋ジャンプリンク」のクライアント機能を搭載。無線LAN接続することで、別の部屋にあるレコーダーやテレビで録画した番組をD320シリーズから楽しめる(お部屋ジャンプリンクのサーバー機能を持ったDIGAやVIERAが必要となる)。録画番組だけでなく、放送転送機能を持ったDIGAもしくはVIERAから、放送番組の追っかけ再生を受信すれば、アンテナ線のない部屋でもほぼリアルタイムで放送番組を楽しめる。USB HDDへの録画機能を搭載。ダブルチューナーモデルなので、番組を視聴中に裏番組の録画も行える。なお、2番組の同時録画には対応していない。接続できるHDDは1台のみだが、登録は8台まで可能となっている。入力端子としてHDMI×2、D4×1、ビデオ×1を装備。HDMI端子のうち1基はARC(オーディオリターンチャンネル)に対応しており、ホームシアターシステムなどとケーブル1本で接続できる。
2016年01月08日パナソニックは1月6日、8Kフルスペック映像を1本で伝送できるコネクタ付きケーブルを、KAIフォトニクスと共同開発したと発表した。ケーブルにはプラスチック光ファイバーを採用している。パナソニックとKAIフォトニクスは、プラスチック光ファイバーのボールペン型接続技術を開発。これにより、8Kフルスペック映像をケーブル1本で伝送できるようになる。さらに、独自の広帯域信号多値化伝送技術を採用し、伝送速度100Gbps超を実現した。従来、受信機から8Kディスプレイに信号を送信する場合、HDMI規格のケーブル4本で4K映像を伝送し、画像処理ソフトで8K映像に組み合わせて表示していた。また、光ファイバーは光軸を完全に合わせることにより高速通信を実現するが、機器とケーブルコネクタが分離している場合に光軸を正確に合わせることが難しいため、コネクタ付の映像伝送用ケーブルへの採用は見送られていた。
2016年01月07日パナソニックは1月6日、光ディスクを用いたデータアーカイブシステム「freeze-ray」をFacebookと連携して開発したと発表した。新システムは、光ディスクシステムの特性である長寿命性、不変性、ドライブの後方互換性、低消費電力、環境変化への耐性などにより、データ完全性の保護とデータセンターのコスト削減を同時に実現する最適なコールドストレージを提供することが可能。今後、両社は新データアーカイブシステムが拡大することにより、データセンター業界に経済的なメリットをもたらすことができると考えている。この連携において、パナソニックは主に高密度光学技術、主要装置(光ディスク、ドライブ、関連ロボット)、そしてデータセンターでのシステム制御を容易にするライブラリーソフトの開発で貢献している。一方、Facebookは、データセンターのストレージシステムの設計、配備、管理、整備に関する比類のない専門知識の提供という形で新データアーカイブシステムの開発に協力。また、技術面や実際のデータセンターからの広範なフィードバック情報も開発の各段階で提供している。両社は2世代でfreeze-rayソリューションを検討。現在、Facebookは同社のデータセンターに第1世代となる100GBのBlu-rayディスクによるアーカイブシステムを配備ししており、2016年後半には第2世代の300GBディスクによるアーカイブシステムを配備する予定だ。両社は今後、エンドユーザーにとっての利益をさらに高めると同時に、データ産業業界にとっても今以上の便益をもたらす数ペタバイトのコールドストレージアーカイブシステムを実現するために、500GBあるいは1テラバイトというさらに高密度のアーカイブディスクを使用した次世代システムの研究および開発に向け、協力関係を継続していく方針だ。
2016年01月06日パナソニックは、米ラスベガスで1月6日(米国時間)から開催される「2016 International CES」(CES 2016)の出展概容を発表した。Ultra HDブルーレイ再生対応レコーダーや、LUMIXのコンパクトデジタルカメラ「DMC-ZS100」などの新製品を参考出品する。パナソニックブースは「Smart Home」「Stadium」「Business/Retail」と、エアライン向け技術などを紹介する「Mobility」の4つのエリアで構成され、ブース全体でスマートタウンを表現する。Smart Homeゾーンでは、Ultra HD Premium認証を受けた65型液晶テレビ「TX-65DX900」(2016年欧州発売)や、Ultra HDブルーレイ再生対応レコーダー(2016年米国発売)を展示。このほか、フリースタイルIHクッキングヒーターやコードレスキッチン家電の参考展示や、インテリアと調和する透明LCDディスプレイや、カーペット内蔵スピーカーの参考出品を行う。Stadiumゾーンでは、LUMIXのコンパクトデジタルカメラ「DMC-ZS100」「DMC-ZS60」を出展。DMC-ZS100は、ZSシリーズのフラグシップモデルで、1.0型高感度MOSセンサーと光学10倍ズームを採用。DMC-ZS60は、18M高感度MOSセンサーに光学30倍ズームを搭載している。ともに4K動画の撮影に対応し、2016年3月に米国で発売される。4K対応デジタルビデオカメラ「HC-WXF991」「HC-VX981」も発表。両製品では撮影した4K動画の一部を切り出してフルハイビジョン映像に変換し、特定の被写体の自動追尾や手ぶれ補正するなど、ビデオカメラ本体で動画を編集する機能を搭載している。またHC-WXF991のみ、スローズームや撮影中のフレームレート変更機能を備える。Business/Retailゾーンでは、テクニクス50周年を記念したダイレクトドライブターンテーブルシステム「SL-1200GAE」を公開する。SL-1200GAEは新開発のダイレクトドライブモーターと制御技術を採用することで、回転中の微小な振動や回転ムラを抑制。さらに、真鍮、アルミダイキャスト、デッドニングラバーからなる3層構造のプラッターを使用しており、滑らかな回転を実現する。2016年冬には、通常モデルという位置付けの「SL-1200G」を発売予定だ。
2016年01月06日パナソニックは12月24日、独自の伸縮自在な樹脂技術を採用した「ストレッチャブル樹脂フィルム」を開発したと発表した。絶縁材料である同フィルムとあわせて、透明電極材料、配線用導電ペーストも提供していくという。これまでのフレキシブル材料では折り曲げができるものの、折り畳みや伸縮が難しいという課題があった。またウレタン樹脂やゴム系のストレッチャブル材料では密着性、耐熱性、脆化などの課題があった。今回開発された同フィルムは、伸張ともとの形状に復元が可能な絶縁材料で、自在な折り曲げや、さまざまな自由曲面へ適応できる。たとえば、衣服や体に付けるなど、あらゆる形に追従できる柔らかく、しなやかなエレクトロニクスデバイスが実現でき、ウェアラブル、センサ、ディスプレイ、ロボットなど幅広い分野での展開が見込まれる。なお同製品は、2016年1月13日から15日まで東京ビッグサイトで開催される「第17回 プリント配線板EXPO(PWB EXPO)」に出展される。
2015年12月24日パナソニックは12月21日、過酷な現場でも利用できる頑丈フィールドモバイル「TOUGHBOOK(タフブック)」のCF-20シリーズを2016年3月下旬より発売すると発表した。同PCは、頑丈ノートPCながらデタッチャブル(着脱式)&コンバーチブルに対応した、同社によると世界初の製品だという。タブレット、ノートPC、コンバーチブルPCの3通りの形態で利用でき、パナソニック独自の着脱機構(特許出願中)により、使用時には外れにくく、着脱時には外しやすくなっている。TOUGHBOOK CF-19の頑丈設計と拡張性を継承しつつ、タブレットとしても使える用途の拡大と、重量が約1.76kg(タブレット部は約0.95kg)で、さらなる軽量化と薄型化を図った。これにより、「現場におけるデバイスの複数持ちを解消できる」としている。また、現場のさまざまな要望には同社神戸工場で行う「コンフィグサービス」で、本体にオプションを内蔵するカスタマイズによって対応する。タブレット部には、 USBx1/HDMI/LAN/ヘッドセット/microSD、キーボード部には、USBx3/HDMI/LAN/外部ディスプレイ/シリアル/SDのインタフェースを備えている。同製品は法人向けだが、「パナソニックストア」法人向けで、1台からの購入が可能となる。価格はオープン。
2015年12月22日パナソニックの100%出資連結会社であるパナソニックESネットワークスは、雷サージ耐性を強化し、屋外設置のネットワークカメラや無線LAN用アクセスポイントにも適したPoE対応スイッチングハブとして24ポート品「Switch-M24PWR」、16ポート品「Switch-M16PWR」、12ポート品「Switch-M12PWR」の3機種を2016年1月8日から順次発売する。3機種ともに電源コード側から伝わる配線誘導雷サージだけでなく、UTPポート側(10/100BASE-TXポート)からの配線誘導雷サージ耐性を強化。それぞれのポートにサージ防護デバイス(SPD)を搭載することにより、特に落雷の影響を受けやすい屋外用のネットワークカメラや無線LAN用アクセスポイントを接続する場合などに有効だという。また、未使用ポートの電力を抑制する機能やPoEスケジューラ機能などの省エネ機能も備え、日本語表による設定変更、トラフィックのモニタができる「日本語WEB管理機能」のほか、周囲温度や本体のファンに異常が発生した場合にLEDで知らせる機能など運用面でも利便性を図った機能を搭載している。Switch-M24PWRの価格は19万8,000円(税別)で2016年1月8日、Switch-M16PWRの価格は17万5,000円(同)で同12日、Switch-M12PWRの価格は16万3,000円(同)で同下旬からそれぞれ発売を予定している。
2015年12月18日パナソニック サイクルテックは2016年1月下旬、次世代「リチウムイオンバッテリー」搭載の電動アシスト自転車「ビビ・EX」「ギュット・ミニ・EX」を発売する。この2車種に搭載されている「リチウムイオンバッテリー」は、従来モデルに比べバッテリー容量が約21%増量したにも関わらず体積は約23%小型化を達成。コンパクトでありながら、最長約54kmもの長距離走行を実現した。1回の充電で走行距離が伸びることによって、充電回数が減り、バッテリーの持ち運びの手間を軽減する。また、バッテリー本体がコンパクトになったことでフレームサイズの低床化を実現。従来モデルからサドルの高さが約2cm低くなり、より身長の低い人でも乗車しやすくなった。○約54kmの長距離走行を実現した「ビビ・EX」50代~70代向けショッピングモデル「ビビシリーズ」の最上位モデル「ビビ・EX」は、走行距離が往来モデルの約15%伸び、約54km(パワーモード時)。急な上り坂や重い荷物を載せたこぎだし時に、強いアシスト力を発揮する「ラクラクドライブユニット」も搭載。またバスケットを形状変更し、容量が往来モデルより約30%大きくなった。フレームカラーは「ジュエルローズ」「チタンシルバー」「ビターブラウン」「インディゴブルーメタリック」の4色展開。価格は、各13万7,000円(税別)。○子乗せモデル「ギュット・ミニ・EX」は「maarook」とコラボ20代~40代子育てママ向けモデル「ギュット・ミニ・EX」も、約50kmの長距離走行が可能に。子育て層に人気のアパレルブランド「maarook」とコラボレーションしたデザインとなっている。「ピュアマットブラック」「アクティブホワイト」「コーラルピンク」「ビターブラウン」「エンドレスブルー」「パウダーイエロー」の6色展開。価格は、各15万8,000円(税別)。新製品説明会であいさつに立った同社の丸山哲朗代表取締役社長は、「移動が非常に楽、乗るのが楽しい自転車を提供することによって、市場も広がると思います。本年度はコンパクトで大容量な新しいリチウムイオンバッテリーを実現しました」と話した。
2015年12月15日東京国際空港ターミナル、日本空港ビルデング、NTT、パナソニックは12月3日、訪日外国人とユニバーサルデザインを同時に対象として、最先端情報技術を活用した、情報ユニバーサルデザイン高度化の共同実験を羽田空港の国際線旅客ターミナルで開始した。今回、NTTが「画像解析技術を用いたかざすUIによる情報提供」「ビッグデータ解析技術を用いた動的サインによる人流誘導」「音声処理技術による音サインの明瞭化」に関する実験を、パナソニックが「光ID技術を使用した商業エリアなどの空港施設の認知検証」「Bluetoothビーコンを使用した施設案内誘導検証」を行う。「画像解析技術を用いたかざすUIによる情報提供」においては、訪日外国人にとって不案内な場所における移動・食事にまつわる課題を解決するため、直感的な動作だけで、有益な情報を容易に取得できる技術の確立を目指す。具体的には、NTTが開発した「アングルフリー物体検索技術」を利用し、到着ロビーの看板・案内板や、商業エリアの店舗建物や料理サンプル・商品に、スマートフォンのカメラを向けるだけで適切かつ有用な情報を得られるというUXの有用性を評価する。「動的サインによる人流誘導」では、混雑状況を先読みして動的に案内サインを変化させることにより、施設内での混雑を回避し、最適な人の流れ(人流)の誘導の実現を目指す。具体的には、到着ロビーや出国口といった人の滞留が発生しやすい箇所で動的な案内サインを提供することにより、最適な表現(表記、色彩、タイミングなど)に関する知見獲得を図るほか、従来は音声アナウンスで対応しているシーン(緊急案内など9に示す情報を視覚化することで、聴覚障がい者などへの情報提示手法としての有効性についても確認する。「音声処理技術による音サインの明瞭化」では、トイレやエスカレーターなどにおいて、周囲に雑音があっても聞き取りやすい音声で案内を行うとともに、音サインの音声自体が周囲に対しての騒音とならないよう環境に配慮されたシステム「インテリジェント音サイン」について、視覚障がい者への被験者実験を行う。「光ID技術を使用した商業エリアなどの空港施設の認知検証」では、パナソニック独自の光ID技術を使用した商業施設の認知効果の検証を行う。具体的には、空港施設内に光ID対応の案内看板を設置し、看板付近を通過する障がい者や外国人などの空港利用者に対して光ID看板にスマートフォンをかざすことにより多言語での店舗情報を取得し、商業エリアの認知の効果が得られることを被験者実験により検証する。「Bluetoothビーコンを使用した施設案内誘導検証」では、羽田空港内の商業エリアに指向性ビーコンを設置し、バリアフリーナビゲーションアプリを使用して目的地までの誘導がスムーズにおこなえるかを被験者実験により検証する。今回の共同実証実験の結果を受けて、2020年に向け、技術の実用化・導入、新たな技術開発・実証実験を行うとともに、他の空港等の新たな共同実験パートナー企業の参画を呼びかていくという。
2015年12月04日