ホンダは2月13日、現在開発中の小型ビジネスジェット機「ホンダジェット」を4月に日本で初飛行させる計画をしていることを発表した。同機はパイロットも含めた7人乗りタイプ。燃費性能は競合他社より1割程度高く、米国ではすでに100機以上の受注が入っているという。3月末に連邦航空局(FAA)から型式証明を受け、今年前半にも米国の顧客へデリバリーすることを目指している。現状、日本での販売は予定されていないが、1週間ほどで全国数カ所を巡回し、展示や体験飛行を行うという。なお、ホンダジェットの開発責任者でホンダ エアクラフト カンパニー社長でもある藤野道格氏は2014年に、航空科学/工学の発展を促す国際的な団体「ICAS」の会議で「航空工学革新賞(Award for Innovation in Aeronautics)」を、また、米国の学術団体「SAEインターナショナル」からは「ケリー・ジョンソン賞」を受賞している。
2015年02月14日本田技研工業(ホンダ)の米国現地法人であるアメリカン・ホンダモーターは12日、『2015年シカゴオートショー』(一般公開は14日~22日)にて、新型「パイロット」を世界初披露したと発表した。パイロットは、米国オハイオ州にあるホンダR&Dアメリカズが開発した、ホンダのトップレンジに位置付けられるSUV。3代目となる新型は、モダンで洗練されたデザインと車格にふさわしい堂々としたフォルムを実現し、LEDヘッドライトやLEDリアコンビネーションランプ、20インチアルミホイール、パノラミックルーフなどがそれを際立たせている。インテリアは、キャビンに採用されたソフトタッチな素材やLEDルームランプなどによりプレミアムな質感で統一され、シートヒーターや2列目キャプテンシートを設定することで快適性も高めている。3.5L直噴SOHC i-VTEC V型6気筒エンジンを搭載し、トランスミッションは6速オートマチックに加えて、上級グレードには9速オートマチックを採用。そのほか、トップレンジにふさわしい数々の快適装備や高レベルの衝突安全性能、ミリ波レーダーと単眼カメラによる先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」を採用している。
2015年02月13日本田技研工業(ホンダ)は12日、スーパーカブの立体商標登録を記念し、特別カラーを採用した「リトルカブ・スペシャル」を受注期間限定で13日に発売すると発表した。「リトルカブ<セル付き>」のみの設定となっており、受注期間は2015年2月12から2015年3月29日まで。リトルカブは、「スーパーカブ50」をベースに、前・後輪に14インチの小径タイヤを装着したスーパーカブシリーズのモデルとして、1997年8月に発売を開始。燃費性能に優れたエンジンをはじめ、取り回しやすいコンパクトな車体サイズや、丸みを帯びたスタイリングなどが幅広い層のユーザーに支持されている。今回のリトルカブ・スペシャルは、車体色に鮮やかな「パールコーラルリーフブルー」を採用。フロントエンブレムとサイドカバーのマークには、立体商標登録を記念した専用デザインを施し、シート表皮をレッドとホワイトのツートーンにすることでおしゃれなイメージとした。リトルカブ・スペシャルの価格は、23万7,600円(税込)。
2015年02月13日本田技研工業(ホンダ)は12日、水冷・4ストローク・DOHC・単気筒250ccエンジンを搭載したオン・オフロードモデル「CRF250L」と、スーパーモタードスタイル「CRF250M」のカラーリングを変更し、13日に発売すると発表した。CRF250Lは、ビギナーからベテランまで幅広い層が楽しく扱えるように、トータルバランスと操縦安定性を徹底的に追求したオン・オフロードモデルとして、2012年5月に発売を開始。今回の車体色は、オフロードイメージをさらに高めた「エクストリームレッド」と、ストリートで映える「ブラック」の2種類を設定。「エクストリームレッド」は2015年型モデルのモトクロスマシン「CRF450R」「CRF250R」を彷彿とさせるストライプをシュラウドに採用し、「ブラック」はフロントフォークのアウターチューブと前・後のホイールリムにもブラックを施している。CRF250Lの価格は、エクストリームレッドが46万2,240円、ブラックが47万3,040円(いずれも税込)。CRF250Mは、CRF250Lをベースに、前・後輪に17インチのオンロードタイヤを装着。フロントブレーキに大径のフローティングタイプのディスクローターを採用するとともに、リアサスペンションのセッティングを変更し、オンロードでの操縦安定性を追求したモデルとして、2013年4月に発売を開始。今回の車体色は、「エクストリームレッド」と「ブラック」の2種類を設定。ともに、シュラウドとサイドカバーにストライプを採用し、それぞれにフレームとフロントフォークのアウターチューブ、そして前・後のホイールリムをブラックとすることで、躍動感にあふれストリートで映える外観としている。CRF250Mの価格は、どちらの車体色も50万3,280円(税込)。
2015年02月13日本田技研工業(ホンダ)は12日、ロードスポーツモデル「NC750S・特別カラー」を、24日に200台限定で発売すると発表した。NC750Sは、水冷・4ストローク・OHC・直列2気筒750ccエンジンを搭載したロードスポーツモデル。扱いやすい車体サイズや、低・中回転域で力強いトルク特性を発揮しながら、42.5km/L(60km/h定地走行テスト値)という高い燃費性能などにより、幅広い層のユーザーに支持されている。限定発売となるNC750S・特別カラーは、車体色に上質感のあるパールグレアホワイトを採用。ヘッドライトカバーとリアカウルにも同色を施すとともに、ピリオンシートには鮮烈なレッドの表皮を採用した。また、ラゲッジシェルター(燃料タンク部)にレッドのウイングマークを、リッドカバーにはストライプを施して、上質感でスポーティーなイメージの外観としてる。NC750S・特別カラーの価格は、66万8,520円(税込)。なお、同特別カラーは「NC750S<ABS>」と「NC750S デュアル・クラッチ・トランスミッション<ABS>」には設定されない。
2015年02月13日本田技研工業(ホンダ)は6日、スポーティーな走行と快適なロングツーリングを楽しめるスポーツツアラーモデル「VFR800F」に、新色の「パールグレアホワイト」を追加して13日に発売すると発表した。VFR800Fは、水冷・4ストローク・DOHC・4バルブ・V型4気筒エンジンの熟成を図るとともに、車体の軽量化、空力性能を追求した新形状のカウリングとトラクション・コントロール・システム(TCS)などを採用し、2014年4月に発売されたスポーツツアラーモデル。ツーリングに便利なETC車載器とグリップヒーターを標準装備するなどして、ベテランユーザーに支持を得ている。今回追加された新色は、フューエルタンクやカウル類のカラーリングに上質感のあるパールグレアホワイトを採用することで、洗練されたイメージとした。これによりカラーバリエーションは、現行の「ヴィクトリーレッド」「ダークネスブラックメタリック」と合わせて3種類となる。VFR800Fの価格は135万円(税込)。なお、同車は受注生産車となっており、「Honda二輪ETC標準装備車取扱店」で販売される。使用するにあたり、セットアップ、セットアップ費用、および決済用のETCカードが必要となる。
2015年02月06日本田技研工業(ホンダ)は5日、軽乗用車「N-BOX」シリーズに、初のエクステリアデザイン変更や使い勝手向上などを含むマイナーモデルチェンジを実施して発売した。エクステリアでは、ベースモデルはより親しみやすく上質に、カスタムモデルはより重厚感のあるデザインに変更。カスタムモデルのターボ車には、LEDポジションランプとLEDフォグライトの標準設定も行われている。インテリアでは、「N-BOX カスタム」と「N-BOX + カスタム」のターボ車に合皮コンビシートを採用して質感の向上が図られた。使い勝手では、N-BOXにスライド機能を新たに加えた同社独自の「チップアップ&ダイブダウン機構付スライドリアシート(5 : 5分割式、4段リクライニング付)」をメーカーオプションとして設定。また、快適装備の「IRカット<遮熱> / スーパーUVカットガラス(フロントコーナー / フロントドア)」や「ロールサンシェード(リアドア)」をタイプ別に設定し、「オートリトラミラー」をメーカーオプション設定(カスタムモデルは標準設定)とした。そのほか、一部のFF車の燃費が25.6km/L(JC08モード)に向上し、2種類の新色追加と2トーンカラースタイルのルーフ色追加も行われている。N-BOXシリーズの価格は、N-BOXが127万円~165万9,400円、N-BOX カスタムが152万円~185万9,400円、N-BOX Modulo-Xが183万円~201万4,800円、N-BOX +が138万円~178万9,400円、N-BOX + カスタムが159万円~192万9,400円(いずれも税込)となっている。
2015年02月05日本田技研工業(ホンダ)は4日、千葉県の幕張メッセにて2月13日~16日の期間に開催される『ジャパンキャンピングカーショー2015』において、軽乗用車「N-BOX」をベースとしたピックアップトラック「N-TRUCK」や、N-TRUCK用キャンピングトレーラー「N-CAMP」を含む5台の車両と、3機の汎用製品などを展示すると発表した。N-TRUCKは、軽乗用車「N-BOX」をベースに全長を50cmカットし、カスタマイズした軽ピックアップトラックのコンセプトモデル。あえてスペースを引き去ることで得られる、新しい価値を提案する。N-TRUCK用キャンピングトレーラー「N-CAMP」では、大人2人が十分過ごせるサイズの収納ロフトベッドを室内に装備し、インテリアは自由なアレンジを可能とした作りとなっている。その他には、都会に生きる若者のナチュラル志向に応える「N-ONE NATURAL Concept」、ホンダアクセスとカジュアルアウトドアブランド「CHUMS(チャムス)」のコラボレーションによる「N-BOX + CHUMS×Honda Accessコラボレーションモデル」や「CHUMS×Honda汎用製品コラボレーションモデル」3機、手軽な車中泊やペットとの快適なドライブを可能にする『N-BOX+「わんこと楽しむ車中泊」仕様』を展示する。
2015年02月04日マクラーレン・ホンダ(McLaren Honda)は30日、オーストラリアで3月13日に開幕する『2015 FIAフォーミュラ・ワン世界選手権』の参戦に先立ち、新型マシン「MP4-30」を発表した。新型マシンMP4-30は、ホンダのハイブリッド技術を駆使して開発したパワーユニット「Honda RA615H」を搭載し、空力特性を活かしたデザインとなっている。本田技術研究所のF1プロジェクト総責任者である新井康久氏は、「このマシンは、McLarenとHondaが一体となって、一切の妥協を許さずに開発しました。さくらとミルトンキーンズにいるホンダのエンジニアたちは、ヘレスのテストに向け、自信を持って開発したパワーユニットのパフォーマンスを発揮するため、仕上げに集中しています」とコメントしている。また、ホンダはF1専用グローバルWebサイトを新たに公開し、今後は日本語をはじめ多言語で情報を発信していく予定。
2015年01月30日本田技研工業の英国現地法人であるホンダモーターヨーロッパ・リミテッドは現地時間の28日、スイスで3月3日から開催される『ジュネーブモーターショー』(一般公開は3月5日~15日)にて、欧州向け新型「シビック TYPE R」を世界初公開すると発表した。新型シビック TYPE Rは、欧州向け「シビック(5ドア)」をベースに、「歴代最高のシビック TYPE R」を目指して開発されたスポーツモデル。新世代パワートレイン「VTEC TURBO」シリーズの「2.0L 4気筒直噴ガソリンターボエンジン」を初搭載すると共に、走るための機能を追求したエクステリアデザインやシャシーにより、加速性能やハンドリングなどにおいて高い走行性能を実現している。このほか同モーターショーには、欧州で初出展となる新しい価値を提案するスーパースポーツモデル新型「NSX」、新型の燃料電池自動車のコンセプトモデル「Honda FCV CONCEPT」をはじめ、新型「HR-V(日本名 : ヴェゼル)」、新型「ジャズ(日本名 : フィット)」などの欧州市場向け新型車を出展する。また、2015年からFIAフォーミュラ・ワン世界選手権に参戦するマクラーレン・ホンダの新型マシン「MP4-30」の出展も予定されている。
2015年01月29日本田技研工業は22日、大型スーパースポーツの一人乗り専用設計モデル「CBR1000RR SP」に、MotoGPクラスに出場している「レプソル・ホンダ・チーム」の2014年シーズンのカラーを施した「CBR1000RR SP Champion Special」をタイプ設定し、受注期間限定で23日に発売すると発表した。受注期間は1月22日から3月8日まで。同モデルは、2014年のMotoGPクラスにおいて、レプソル・ホンダ・チームが「ライダー」「コンストラクター」「チーム」の3タイトル獲得を記念した特別仕様。フューエルタンク上部に3タイトル獲得の記念ステッカーを採用したほか、レプソル・ホンダ・チームのマルク・マルケス選手のゼッケンナンバー「93」と、ダニ・ペドロサ選手のゼッケンナンバー「26」のステッカー、テクニカルスポンサーのステッカーを車両本体に同梱する。ブレーキシステムには、スーパースポーツモデル用に専用開発した電子制御式「コンバインドABS」を標準装備。車体色は、バイブラントオレンジのみの設定となる。CBR1000RR SP Champion Specialの価格は、211万1,400円(税込)。
2015年01月22日本田技研工業(ホンダ)は1日、新型ハイブリッドセダン「GRACE(グレイス)」を発売した。「コンパクトセダンの革新」をコンセプトに、5ナンバーサイズの扱いやすさ、コンパクトカーの優れた燃費性能、アッパーミドルセダンのような広い室内、堂々としたスタイルや高い質感を融合した。同モデルは5ナンバーサイズながら、ボンネットを長く取った伝統的な4ドアセダンのスタイルを採用。同時にロングホイールベースとすることで広い室内を実現した。4灯式LEDヘッドライトやプラチナメッキ仕上げのグリルにより、上級クラスのような堂々とした車格感のあるデザインとしている。パワートレーンは1.5リットルのガソリンエンジンに、高出力モーター内臓の7速DCTを組み合わせた「スポーツハイブリッド i-DCD」を搭載した。1モーターシステムでありながらEV発進を可能にしており、JC08モード燃費34.4km/リットルの低燃費を達成した。レスポンスの良い力強い走りも、「グレイス」の魅力となる。クラスを超えた広さを実現したインテリアは、リアシートの位置を極限まで下げることで足もとのスペースを拡大。同時にリアシートのクッションの厚みや硬さ、表皮のやわらかさ、触り心地から背もたれの角度まで、徹底的にこだわって開発されている。センターコンソールの背面にリア席用のエアコンアウトレットを設置し、スマートフォンの充電にも活用できるアクセサリーソケットをフロントだけでなくリアにも2つ装備するなど、リアシートの快適性を重視している。ハイブリッドモデルでありながら、トランクも430リットルという大容量を確保。コンパクト設計のIPU(インテリジェントパワーユニット)を床下に収納することで、トランクスルーを可能とした。安全装備では、ホンダ独自のGコントロール技術による自己保護性能と相手車両への攻撃性低減を両立した「コンパティビリティー対応ボディー」を採用。万が一のときに歩行者への衝撃をやわらげる「歩行者傷害軽減ボディー」も採用している。急ブレーキ時に後続車へ注意を促す「エマージェンシーストップシグナル」も、全タイプに標準装備した。自動ブレーキはサイドカーテンエアバッグなどとともに、パッケージオプションとして用意されている。「グレイス」のラインアップは、装備の異なる3グレード展開。各モデルに、5ナンバーハイブリッドセダンでは初めて4WD車も用意した。また、助手席回転シートを採用した福祉車両も設定されている。価格は、エントリーグレードの「HYBRID DX」のFFが200万円をきる195万円(税込)、パドルシフト付の上級グレード「HYBRID EX」の4WDは240万9,800円(税込)となっている。
2014年12月02日本田技研工業(ホンダ)は1日、都内で新型ハイブリッドセダン「グレイス」発表会を行った。「アコード」「レジェンド」に続く「EARTH DREAMS セダンシリーズ」として、同日から販売開始される。「グレイス」は英語で「優美」「思いやり」を意味し、「セダンとして、大切な人と過ごす時間を包み込む存在でありたい」との思いが込められた。「コンパクトセダンの革新」をコンセプトに、ロングホイールベースの堂々としたスタイルとなり、コンパクトセダンながらホンダ独創のパッケージングにより、「アコード ハイブリッド」に迫るリア席空間を実現。パワートレインには、ハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-DCD」を搭載しており、34.4km/リットル(JC08モード)の低燃費と、レスポンスの良い力強い走りを両立させているという。発表会で本田技研工業専務執行役員日本本部長の峯川尚氏は、「グレイス」に関して、「5ナンバーサイズならではの運転しやすさに加え、セダンに求められる上質なつくりや室内の広さ、乗り心地、しなやかな走りを実現した、新たなコンパクトセダンのベンチマークとなりうるクルマ」と紹介した。12月1日からオンエアされるテレビCMでは、3代目「シビック」(1983年発表)のCMと同じ楽曲「What a Wonderful World」を再度起用している。「『ワンダーシビック』と呼ばれた3代目シビックは、斬新なデザインと優れたパッケージングにより、当時のコンパクトカーに新風を吹き込みました。グレイスも当時のシビックと同様、新時代のコンパクトセダンを提案したい。その思いをこの曲に込めました」と峯川氏は述べた。質疑応答では、「SPORT HYBRID i-DCD」を搭載した「フィット」「ヴェゼル」がリコールを重ね、同一のハイブリッドシステムを採用した「グレイス」も開発期間が延長されたことを踏まえ、改めて品質について問う声も。峯川氏は、「リコールを発生させてしまい、たいへん申し訳なく思います。これを機に内部の体制を刷新し、新体制の下でグレイスも技術面など見直してきました。本日発表するグレイスは、i-DCDとして完成したクルマと認識しています」と答えた。新型ハイブリッドセダン「グレイス」は12月1日発売。4WD車もラインアップされ、価格は195万~240万9,800円(福祉車両は212万2,200~231万6,600円)。国内における販売計画台数は、シリーズ合計で月間3,000台とされている。
2014年12月01日本田技研工業(ホンダ)は27日、新型軽乗用車「N-BOX SLASH(エヌボックス スラッシュ)」に関する情報を同社ウェブサイトにて先行公開した。発売は12月22日を予定している。新型軽乗用車「N-BOX SLASH」はホンダ「N」シリーズの第5弾。同シリーズはクルマづくりの原点でもある「M・M(マン・マキシマム / メカ・ミニマム)思想」を具現化した革新プラットフォームにより、広さ・快適さ・経済性を実現している。「N-BOX SLASH」は同シリーズのセンタータンクレイアウトを用いたパッケージングや優れた使い勝手を踏襲しながらも、「もっと格好良く」「もっと面白く」という開発当初からの思いを具現化。エクステリア、インテリア、カラーをトータルに考えた5つのデザインが用意され、ウェブサイトでも各デザインの一部を確認することができる。
2014年11月27日ホンダのブラジルにおける風力発電事業会社であるホンダエナジー・ド・ブラジル・リミターダは11月26日(現地時間)、風力発電拠点の稼働を開始したと発表した。発電拠点は、ブラジル南部のリオ・グランジ・ド・スル州シャングリラ市(サンパウロ州スマレ市にあるHonda四輪車工場から南へ約1000km)に約1億レアル(約46億円)を投じて建設された。同拠点には風力タービン9機が設置されており、年間発電量は同社のブラジルにおける四輪車生産活動(年間生産台数約14万台)に必要とする年間電力量に相当する約9万5000メガワットアワーとなる見込み。工場で必要な電力量を再生可能エネルギーで創出することによるCO2排出量の低減効果は、年間約2200トン以上に上ると見込まれている。同社は、世界で販売する製品のCO2排出量を、2020年までに2000年比で30%低減するという目標を定めている。
2014年11月27日本田技研工業は25日、マクラーレン・ホンダ(McLaren Honda)がアブダビのヤス・マリーナ・サーキットで現地時間11月25日に行われたFIAの公式テストに初めて参加し、2015年からのFIAフォーミュラ・ワン世界選手権(F1)参戦に向けて、本格的に活動を開始したと発表した。今回のテストでは、ホンダのパワーユニットを搭載した開発用マシン「MP4-29H / 1X1」が走行し、現在開発を進めているパワーユニットのシステムチェックが行われた。本田技術研究所 専務執行役員であり、F1プロジェクト総責任者の新井康久氏は、「今回のテストは、ウィンターテストが始まるまでに行なっておきたかったパワーユニットのシステム確認が目的でした。開発中のパワーユニットでのテストとなりましたが、開幕戦のオーストラリアまでにアップデートを図り、マクラーレンと一丸となって来シーズンに挑みます」とコメントしている。マクラーレンのレーシングディレクターであるエリック・ブーリエ氏は、「今回のテストは、マクラーレンとホンダのメンバーがサーキットという実戦の場で協業でき、電気系など課題は出ましたが、エンジンが始動し、走行できたことはよかったです」とコメント。テスト兼開発ドライバーのストフェル・ヴァンド氏は、「今回は、マクラーレンとホンダによるチーム力を高めるためのテストでもありました。走行した感触を伝えるのは難しいですが、エンジン音は最高でした」とコメントしている。
2014年11月26日本田技研工業の米国現地法人であるアメリカン・ホンダモーターは現地時間の20日、『2014年ロサンゼルスオートショー』に、アキュラのエントリースポーツセダン「ILX」のマイナーチェンジモデルや、新型「HR-V」の量産モデルなどを出展すると発表した。同時に、全米に水素ステーションを設置している「FirstElement Fuel」に、1,380万USドルの支援も発表している。ILXマイナーチェンジモデルは、パワーユニットに2.4L直噴DOHC i-VTEC直列4気筒エンジンと、トルクコンバーター付き8速DCTを新たに採用し、高出力と低燃費を両立。先進の「ジュエルアイLEDヘッドライト」を採用して洗練された雰囲気と上質感を表現している。また、「渋滞追従機能付ACC」「衝突軽減ブレーキ」「路外逸脱抑制機能」などの機能を備えた先進の安全運転支援システム「アキュラ ウオッチ」をオプション設定とした。全米での販売は2015年初めを予定。新型HR-Vは、クーペ・SUV・ミニバンを融合させたクロスオーバーモデルで、パワーユニットは1.8L SOHC i-VTEC直列4気筒エンジンに、CVT(2WD / 4WD)と6速マニュアルミッション(2WDのみ)を用意。フロント席でクーペを思わせるパーソナルな空間を創出する一方で、同社独創の「センタータンクレイアウト」により、ゆとりあるリア席を実現している。全米での販売は2015年前半を予定。「FirstElement Fuel」への支援に関しては、カリフォルニア州において州の助成金と同社からの支援を合わせて、12カ所の水素ステーションが設置可能になるとのこと。同社は、燃料電池自動車(以下、FCV)の普及に向けて必要なインフラ整備への支援を行いながら、FCVの導入を進めていくとしている。
2014年11月21日ホンダの米国現地法人であるアメリカン・ホンダモーターは、米国カリフォルニア州シリコンバレーにおける情報技術の研究開発拠点であるHonda Silicon Valley Labに、コネクティッドカー技術(ネット接続型自動車技術)の研究開発機能強化のため、2014年12月に「Honda Developer Studio」を開設する。同スタジオは、一般の開発者によるクルマでの利用に最適化したアプリ開発を支援するために開設された。初めに、Googleが発表したAndroid Autoのソフトウェア開発キットを用いたアプリ開発を積極的に支援する。具体的には、アプリ開発者がHondaの技術者と協働し、実際のクルマの画面での見え方、アプリの操作性、オーディオの聞こえ方やボイスコマンドの正確性などを、誰でも検証できるよう、オープンな実験スタジオが設けられるという。
2014年11月20日本田技研工業(ホンダ)は14日から、1,800ccの大型二輪クルーザー「ゴールドウイング」の発売40周年を記念し、ツートーンカラーなどの特別仕様を施した「ゴールドウイング SE」「ゴールドウイング SE(エアバッグ・ナビ)」をタイプ設定するとともに、シリーズ全車に記念エンブレムを採用し、受注生産にて販売する。「ゴールドウイング」シリーズは、力強い出力特性に加え、静粛性や環境性能に優れた水平対向6気筒1,800ccエンジンを搭載した、同社クルーザーモデルの最高峰。エアロダイナミクスを追求したカウル類や、収納性に優れた総容量142リットルのリアトランクと左右のサドルバッグにより、長距離ツーリングを快適に楽しめる。エアバッグシステムやビルトインタイプのナビゲーションシステムを採用した「エアバッグ・ナビ」搭載モデルも設定している。今回発売される「ゴールドウイング SE」「ゴールドウイング SE(エアバッグ・ナビ)」は、車体色にツートーンの専用色キャンディープロミネンスレッドを設定。パッセンジャーシートにエンボス加工で施された40周年記念マーク、シートにレッドステッチ、フレーム・ホイール(前後)・マフラー・ロアカウルにブラック塗装、車体各所に40周年記念エンブレムを施したほか、40周年記念のメインキーが付属する。価格は、「ゴールドウイング SE」が251万6,400円、「ゴールドウイング SE(エアバッグ・ナビ)」が302万4,000円(ともに税込)。また、「ゴールドウイング」「ゴールドウイング(エアバッグ・ナビ)」にも40周年記念エンブレムと記念キーが付くほか、シリーズ全車のリアトランクにトランクボックスマットを新たに採用している。価格は、「ゴールドウイング」が240万8,400円、「ゴールドウイング(エアバッグ・ナビ)」が291万6,000円(ともに税込)。
2014年11月14日本田技研工業は、同社の航空エンジン事業子会社であるホンダ エアロ インク(HAI)が米国東部時間11月12日に、米国ノースカロライナ州バーリントンの自社工場において、量産型「HondaJet」にも搭載されている小型ジェットエンジン「HF120」の出荷記念式典を開催したと発表した。HF120は、クラストップの低燃費と耐久性、世界最高レベルの環境性を兼ね備え、新たなスタンダードとなるべく、ホンダとゼネラル・エレクトリック(GE)が共同で開発した定格推力2,095ポンドの小型ジェットエンジン。型式認定は、両社の合弁会社であるGE Honda エアロ エンジンズが、2013年12月に米国連邦航空局(FAA)より取得し、生産については、これまで米国マサチューセッツ州リンにあるGEの工場で行われてきたが、今後2014年末までにHAIにすべて移管される予定。技術的特長は、先進空力設計技術を盛り込んだ一体型ファンローターとカーボンコンポジット製の軽量ガイドベーン、世界最高レベルの効率・圧力比と操作性を両立する耐熱チタン製の遠心圧縮機ローター、コンパクトで低エミッションの燃焼器とシンプルな単段エアブラスト式燃料噴射ノズル、最先端耐熱材料を使用した高圧・低圧タービンと空力性能を向上させるカウンターローテーティング2軸システムとなっている。
2014年11月13日ホンダの航空エンジン事業子会社であるホンダ エアロは11月12日(米国時間)、ホンダとゼネラル・エレクトリック(GE)が共同開発した小型ジェットエンジン「HF120」の出荷開始を発表した。ホンダ エアロは同日、ノースカロライナ州バーリントンの自社工場において、地元関係者らを招待し、「HF120」の出荷記念式典を開催したというHF120は2013年12月、ホンダとGEの合弁会社であるGE Honda エアロ エンジンズが米国連邦航空局より型式認定を取得している。エンジン生産は、これまで米国マサチューセッツ州リンにあるGEの工場で行われてきたが、2014年末までにホンダ エアロにすべて移管される予定。営業やカスタマーサポートは、引き続きGE Hondaで行う。ホンダ エアロのバーリントン工場は、HF120の生産に加え、エンジン修理およびオーバーホール拠点としての機能も担うことになるため、テスト設備や建屋は、今後、生産・修理において有効活用される。
2014年11月13日本田技研工業(ホンダ)は10日、「レジェンド」をフルモデルチェンジして発売すると発表した。5代目となる新型「レジェンド」は2015年1月22日から販売開始される。同社の最上級セダン「レジェンド」は、1985年に初代モデルが誕生し、1990年、1996年、2004年にフルモデルチェンジが行われたが、2012年7月までに販売終了。10年ぶりのフルモデルチェンジとなる新型「レジェンド」では、3モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID SH-AWD」や先進の運転支援システム「Honda SENSING」などを搭載。「30年以上におよぶ高級車開発のノウハウを基本に、最先端技術と情熱を結集してつくりあげた、セダンの新たな理想形」としている。「SPORT HYBRID SH-4WD」では、車体前部にV型6気筒3.5リットル直噴i-VTECエンジンと高性能モーター内蔵の7速DCT、車体後部に2つのモーターを内蔵したツインモーターユニットを搭載。エンジンと3つのモーターを最適に制御することで、3つの駆動方式(前輪駆動、後輪駆動、四輪駆動)と3つの走行モード(EVドライブ、ハイブリッドドライブ、エンジンドライブ)の中から、ドライバーの要求や走行状況に応じ、最適な駆動方式と最もエネルギー効率の良い走行モードを自動的に選択するという。また、車体後部のツインモーターユニットにより、左右後輪の駆動力・減速力を自在に制御するトルクベクタリングを可能とし、高い操縦安定性に加え、16.8km/リットル(JC08モード)という燃費性能も達成している。「Honda SENSING」は特性の異なる2種類のセンサーで構成されるシステム。ミリ波レーダー(フロントグリル内に設置)は検知が難しいとされてきた歩行者まで検知対象を拡大し、単眼カメラ(フロントウインドウ内上部に設置)は車両前方約60mまでの歩行者や対象物体を識別して、より精度の高い認識が可能に。これらセンシングデバイスの精度向上により、「歩行者事故低減ステアリング」「衝突軽減ブレーキシステム(CMBS)」「路外逸脱抑制機能」などの機能が追加され、安心・快適なドライブのサポートが可能となった。エクステリアは流麗でダイナミックなエアロフォルムを追求し、「ジュエルアイLEDヘッドライト」で洗練された雰囲気と上質感を表現。インテリアも本革を用いたシートや革の風合いを生かしたソフトパッドなど、安心感をもたらす居住性に優れた空間に。オーディオの開発パートナーに米国・クレル社を選定し、14個のスピーカーで臨場感あふれるサウンドを実現した。新型「レジェンド」は来年1月22日に発売され、価格は680万円(税込)。
2014年11月11日本田技研工業(ホンダ)は10日、新型「レジェンド」発表会を都内で開催した。5代目となる新型「レジェンド」の発売は2015年1月22日とされている。同車のエクステリアは流麗でダイナミックなエアロフォルムを追求。宝石の輝きを思わせる「ジュエルアイLEDヘッドライト」を採用し、洗練された雰囲気と上質感を表現した。インテリアは後席空間を拡大してゆとりある広さを確保し、上質な本革のシート、革の風合いを生かしたソフトパッドなど、居住性に優れた安心感をもたらす空間としている。3モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID SH-AWD」を搭載したことも同車の特徴。車体前部に1つ、後部に2つ配置された計3つのモーターとエンジンを使い、ドライバーの要求や走行状況に応じ、3つの駆動方式(前輪駆動・後輪駆動・四輪駆動)と3つの走行モード(EVドライブ、ハイブリッドドライブ、エンジンドライブ)の中から、最適な駆動方式と最もエネルギー効率の良い走行モードを連続的に自動で切り替えるという。新開発の運転支援システム「Honda SENSING」も搭載。歩行者への衝突回避を支援する「歩行者事故低減ステアリング」をはじめ、事故の未然防止・回避に寄与する先進の運転支援システムで、安心かつ快適なドライブをサポートする。都内で行われた発表会には、本田技研工業代表取締役社長執行役員、伊東孝紳氏らが登壇。「ホンダは創業当初から世界を見据え、世界に先駆ける技術開発にチャレンジし続けました。レジェンドはまさにその象徴」と伊東氏は述べた。画期的なハイブリッド技術と先進の運転支援システムを採用した5代目モデルに関して、「まるで自分の手足のように、意のままにクルマを操り、走りを単なる楽しさから感動の次元にまで昇華させる……、それこそがホンダらしい選択であると考えました。持てるテクノロジーのすべてを投入した新型レジェンドは、日本のお客様に走る喜びを提供できるクルマだと確信しています」と説明していた。新型「レジェンド」のエンジンはV型6気筒3.5リットル直噴i-VTECエンジン、トランスミッションは7速DCTで、価格は680万円(税込)。来年1月22日から販売開始され、国内の販売計画台数は月間300台としている。
2014年11月10日本田技研工業の米国現地法人であるアメリカン・ホンダモーターは、米国ラスベガスにて4日~7日の期間に開催される『2014 SEMA(Speciality Equipment Market Association)トレードショー』において、新型アキュラ「TLX」のアクセサリー装着車などを公開した。出展された「TLX」のアクセサリー装着車「Galpin Auto Sports Acura TLX(ガルピン オート スポーツ アキュラ TLX)」は、カスタムパーツを手がけるGalpin Custom Car Worksと、ロサンゼルスのアキュラデザインスタジオが協力。TLXにアグレッシブな外観を与えるフロントとリアのバンパー、サイドスカート、トランクスポイラーなどのカスタムパーツを製作し、19インチアルミホイールなどを装着することでスポーティーな印象を与えている。新型「フィット」を6つのカスタムパーツショップがそれぞれカスタマイズを行い、その過程をアメリカン・ホンダモーターの専用Webサイトで公開、投票を受け付た「2015 Honda FIT SEMA プロジェクト」も実施。SEMAショーにて6台のカスタマイズされたフィットを展示し、投票結果を公表している。このほか、TLXの純正アクセサリー装着モデルや、ピレリワールドチャレンジGTクラスに参戦する「Acura TLX GT Racer」など、さまざまなモデルを展示している。
2014年11月05日本田技研工業の英国現地法人であるホンダモーターヨーロッパ・リミテッドは現地時間の4日、イタリア・ミラノで6日より開催される『EICMA2014(ミラノショー)』に出展する二輪車を発表した。今回発表された主な出展車両は、参考出品となるプロトタイプの「RC213V-S」「True Adventure」のほか、ニューモデルの「CBR1000RR Fireblade」「NSC50R」「Forza 125」となっている。RC213V-Sは、ロードレース世界選手権MotoGPクラスで2年連続ライダーズタイトルと4年連続コンストラクターズタイトルを獲得したホンダ・レーシング(HRC)のワークスマシン「RC213V」の基本メカニズムを踏襲し、究極の公道仕様車として開発したプロトタイプ。True Adventureは、同社が提案する新しいアドベンチャーモデル。オフロードでの優れた走行性能を追求し、これまでのアドベンチャーモデルで培ったテクノロジーや、「チーム・エイチアールシー(Team HRC)」のワークスマシン「CRF450 RALLY」のレーシングテクノロジーを反映したプロトタイプとなっている。CBR1000RR Firebladeは、MotoGPクラスでマルク・マルケス選手による2年連続ライダーズタイトルと、ホンダに4年連続コンストラクターズタイトルをもたらした「レプソル・ホンダ・チーム(Repsol Honda Team)」のカラーリングを施した、「CBR1000RR」のスペシャルモデル。また、同じカラーリングを施したNSC50Rも出展される。Forza 125は、強く快適な走行を追求したスタイリッシュなスポーツGTスクーター。低フリクション技術の採用により優れた燃費性能を実現した4ストローク・4バルブエンジンを搭載し、視認性に優れるLEDヘッドライトの採用などで高級感を高めている。
2014年11月05日本田技研工業は31日、ホンダのウェブサイトにて、新型ハイブリッドセダン「グレイス(GRACE)」に関する情報を先行公開した。12月1日の発売を予定している。「グレイス」は、1モーターシステムでありながらEV発進を可能にしたハイブリッドシステム「SPORT HYBRID(スポーツ ハイブリッド) i-DCD」を搭載したコンパクトセダン。「i-DCD」は「Intelligent Dual Clutch Drive」の略となる。このハイブリッドシステムによる優れた低燃費と力強い走りに加え、コンパクトセダンの扱いやすさ、上級セダンのようなゆとりある広さや上質な室内空間を融合した新世代のコンパクトセダンに。このほど公開された「グレイス」ウェブサイトでは、プレミアム先行映像(ティザー映像)をはじめ、内外装の写真を交えた同車の魅力を紹介。「HYBRID DX」「HYBRID LX」「HYBRID EX」という3つのグレードの装備の違いなどを確認することもできる。
2014年10月31日本田技研工業(ホンダ)は、ブラジル・サンパウロで11月9日まで開催される「サンパウロ国際モーターショー2014」にて、新型「ヴェゼル(HR-V)」と、「CR-V」マイナーチェンジモデルのブラジル仕様市販予定車を初公開した。新型「ヴェゼル(HR-V)」は2015年第1四半期にブラジルで発売予定。SUVの力強さ、クーペの艶やかさ、ミニバンの使いやすさを融合し、ブラジル仕様車では1.8リットルSOHC i-VTECフレックスフューエルエンジンとCVTを組み合わせて搭載している。ブラジル仕様の「CR-V」マイナーチェンジモデルは、新デザインのフロントグリル・ヘッドライト・バンパーに加え、室内の質感や装備を充実させ、2015年前半にブラジルで発売する予定だという。同モーターショーではその他、参考出展として「NSX CONCEPT」「Honda FCEV CONCEPT」、量産車として「アコード」「シビック」「シビックSiクーペ」「フィット」「シティ」を出展。充実した四輪車のラインアップとなっている。
2014年10月30日本田技研工業(ホンダ)は24日、新たな安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」を発表した。国内では2014年内の発売を予定している新型「レジェンド」から適用し、今後順次拡大していく。「ホンダ センシング」は、フロントグリル内に設置したミリ波レーダーと、フロントウインドウ内上部に設置した単眼カメラという、特性の異なる2種類のセンサーで構成されたシステム。ミリ波レーダーは対象物体の位置や速度だけでなく、電波の反射率が低い歩行者まで検知対象を拡大しており、単眼カメラは車両前方約60mまでの歩行者や対象物体の属性・大きさなどを識別できる精度の高い認識を可能とした。これらのセンシングデバイスの大幅な精度向上により、これまでの運転支援システムに世界初という「歩行者事故低減ステアリング」など、新たに6つの機能を追加。多機能化に合わせてデータの処理能力も向上させ、周囲の状況に加え、ドライバーの意思と車両の状態を認識して、ブレーキやステアリングなどの車両各部を協調制御することが可能となる。車速・車間制御と車線維持支援制御の双方において、通常走行時から緊急時のリスク回避までの運転を支援する。おもな機能は、「衝突軽減ブレーキシステム(CMBS)」「路外逸脱抑制機能」「歩行者事故低減ステアリング」「LKAS(車線維持支援システム)」「渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール」「標識認識機能」「誤発進抑制機能」「先行車発進お知らせ機能」となっている。
2014年10月24日本田技研工業(ホンダ)は10月24日、新たな安全運転支援システム「Honda SENSING」を発表した。同システムは、フロントグリル内に設置したミリ波レーダーと、フロントウインドウ内上部に設置した単眼カメラという2種類のセンサーで構成されている。ミリ波レーダーは、対象物体の位置や速度だけでなく、検知が難しいとされてきた電波の反射率が低い歩行者まで検知対象を拡大するなど機能の向上を実現。また、単眼カメラは車両前方約60mまでの歩行者や対象物体の属性や大きさなどを識別することを可能とした。こうしたセンシング技術の精度向上により、これまでの運転支援システムに「歩行者事故低減ステアリング」など新たに6つの機能を追加。多機能化に合わせてデータの処理能力を向上させ、周囲の状況に加えて、ドライバーの意思と車両の状態を認識し、ブレーキやステアリングなどの車両各部を協調制御する。同社は「今回、新たに発表したHonda SENSINGを加え、これらの先進運転支援技術をグローバルで展開することで、さらなる安心・快適性の向上を目指していく」とコメントしており、国内においては年内発売を予定している新型「LEGEND」から同システムを適用し、今後順次拡大していくとのこと。
2014年10月24日本田技研工業の航空機事業子会社であるホンダ エアクラフト カンパニー(Honda Aircraft Company : HACI)は、米国フロリダ州オーランド市で開催されているビジネス航空ショー『ナショナル ビジネス アビエーション アソシエーション(NBAA) 2014』にて、現地時間10月20日に、小型ビジネスジェット機「HondaJet」による顧客向けデモツアーの開始と最新の活動状況について発表した。HACIは、HondaJetの量産1号機が完成したことを受け、顧客へのデモンストレーションフライトを開始し、これまでに米国のユタ州ソルトレークシティー、アイオワ州デモイン、ノースカロライナ州グリーンズボロ、カナダのカルガリー、エドモントン、トロントにおいて延べ100人以上の顧客やディーラー関係者を乗せての体験フライトを実施した。今後は、米国テキサス州サンアントニオ、フロリダ州フォートローダーデール、メキシコのモンテレーやトルーカなどでも開催する予定。カスタマーサービス分野では、HACI本社敷地内に設立されたHondaJetトレーニングセンターが稼働開始。HondaJetの飛行条件を精密に再現するフライトシミュレーター「フルモーション・レベルD・フライトシミュレーター」が2015年第一四半期に導入され、HondaJet用のタイプレーティング(機種別ライセンス)やパイロットの定期訓練などが開始される。また、HondaJetの購入に際してのファイナンスサービスを行うホンダ アビエーション ファイナンスカンパニー(Honda Aviation Finance Company, LLC)を設立し、エアクラフトファイナンスサービスの受付を開始したことも発表している。認定飛行試験については、横風時や高高度での離着陸試験、片発エンジンでの離陸試験、アビオニクス試験(航空機に搭載される航法用電子システムの試験)および空調与圧試験(温度や機内圧を調整するシステムの試験)などを順調に進めており、全米の70カ所以上の空港で2,000時間を超える飛行試験を実施。HondaJetの認定取得は、2015年第一四半期を予定している。
2014年10月21日