マンションと一軒家では、リフォームなどの自由度が異なるほか、セキュリティや近所付き合いなど、それぞれに良い部分と悪い部分がある。マンションの良さと一軒家の良さでは、どちらを支持する人が多いのだろうか。今回は、マイナビニュース会員の男女300名に「マンション、一軒家どちらが良いと思いますか?」と質問し、それぞれを選んだ理由を尋ねてみた。Q.マンション、一軒家どちらが良いと思いますか?一軒家 64.7%マンション 32.7%その他 2.7%Q.選んだ理由を教えてください■一軒家を選択 : 自由にできる・「住宅に関する自由度が大きい」(47歳男性/情報・IT/技術職)・「どんどん手を加えて一生ものになるから」(31歳男性/運輸・倉庫/技術職)・「改築やDIYを気兼ねなくできるところ」(33歳女性/医療・福祉/専門職)■一軒家を選択 : 近所付き合いの問題・「マンションだと周りの住民によって快適さが変わりそうなので」(24歳女性/学校・教育関連/技術職)・「マンションは近隣トラブルが激しいから」(22歳男性/食品・飲料/販売職・サービス系)・「上階や下階を気にする必要がないので」(28歳女性/学校・教育関連/事務系専門職)■一軒家を選択 : その他の理由・「庭でペットを飼いたいから」(28歳女性/金融・証券/営業職)・「自分の土地がほしい」(28歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「一人前になった感じがしそうだから」(38歳男性/通信/技術職)・「地面にどっしり根を下ろして暮らしたい」(28歳男性/その他/その他)■マンションを選択 : セキュリティを理由に・「防犯の面で安心」(21歳女性/自動車関連/事務系専門職)・「防犯上の理由」(29歳女性/情報・IT/クリエイティブ職)・「セキュリティがしっかりしているから」(35歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)■マンションを選択 : 管理が楽だから・「自分で管理をしなくて良い分、色々な面で気楽だと思うから」(43歳男性/機械・精密機器/技術職)・「管理費と修繕積立金を払えば、自分ですべて管理しなくていいからです」(31歳男性/その他/その他)・「(雪国に住んでいるので)マンションは雪かきの心配がないから」(30歳女性/小売店/事務系専門職)■マンションを選択 : その他の理由・「田舎暮らしだったのでマンションは都会の象徴で、幼い頃からの憧れだったので」(33歳女性/運輸・倉庫/事務系専門職)・「集合住宅だからこそできる設備等もあるから」(22歳女性/団体・公益法人・官公庁/秘書・アシスタント職)・「マンションの方が住み替えしやすいからです」(28歳女性/機械・精密機器/専門職)・「一軒家は町内会とか大変そうだから」(31歳女性/情報・IT/秘書・アシスタント職)■総評今回のアンケートでは、一軒家が良いと考える人は6割強、マンションが良いと考える人は3割強という結果となった。一軒家を選んだ人の理由としては、「リフォームの自由度が高い」「マンションと違って周囲の部屋の住人に気を使う必要がない」という2つが意見が多く、次に「庭があるから」と答えている人が目立っていた。一方、マンションを選んだ人では、「セキュリティがしっかりしているから」「管理が楽だから」との理由が多く、セキュリティや管理の心配をしたくない人がマンションを好んでいるようだ。近頃大きな被害が出ている地震や水害などの災害を理由にしている人は一軒家とマンションの両方におり、一軒家の場合は「災害があった時に困ることが多そう」「マンションは震災の時に不便だときいたことがあります、というかエレベーターが使えなくなった被害者でした」という意見、マンションでは「災害が起きたとき、一軒家だと修理などが大変そう」との意見が見られた。想定する災害の種類や住んでいる地域によって考え方は様々だと思うが、今後はこうした災害に対しても考えておく必要がありそうだ。調査時期: 2015年7月22日~7月24日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男性141名 女性159名合計300名調査方法: インターネットログイン式アンケート
2015年09月28日「ペットウェルカム物件」のポータルサイトであるしっぽ不動産は、猫付きマンションを紹介している。○猫付きマンションとは保護されている猫たちを、保護猫カフェから預かり、一緒に暮らすことができるのが猫付きマンション。猫を飼うのはもちろん強制ではなく、入居者の自由。猫を希望した入居者は、キャットガーディアンが運営する保護猫カフェから、一時預かりの形で、猫(1歳以上の成猫)を引き取ることができるのだ。猫を預かっている際の食事代や医療費などは入居者負担となる。そして、もし引っ越しをした際など猫と暮らすことができなくなった際は、キャットガーディアンに猫を返すことができる(もちろん、猫をそのまま引き取ることを選ぶ人もいる)。○2路線3駅利用可能今回、案内する「猫付きシェアハウス」は、東急多摩川線「矢口渡駅」から歩いて5分、「武蔵新田駅」から歩いて7分の場所にある。東急池上線「蓮沼駅」にも歩いて12分なので、アクセスが良い。13畳の広々としたリビングは、2面採光でエアコン設置済み。床はフローリングなので、ペットがそそうをしても拭き取りやすい。メゾネット形式で、階段を登った約7畳の洋室は、猫の遊び場にも持ってこいの空間。クローゼットも大きく、猫のおもちゃなど小さなものもたっぷり収納できる。○物件詳細最寄り駅:東急多摩川線「矢口渡駅」徒歩5分、「武蔵新田駅」から徒歩7分、東急多摩川線「蓮沼駅」徒歩12分場所:東京都大田区矢口2丁目礼金:1カ月 敷金:1カ月(ペット飼育時敷金2カ月解約時償却1カ月)賃料:153,000円 管理費:5,000円物件詳細は、しっぽ不動産で案内している。○レポート記事実際の猫マンションでの暮らしぶりについては、東京都・目黒区のマンション、東京都・中野区のマンションで、それぞれレポート記事を公開している。
2015年08月14日「ペットウェルカム物件」のポータルサイトであるしっぽ不動産は、猫付きマンションを紹介している。○猫付きマンションとは保護猫カフェから猫を預かり、一緒に暮らすことができるのが猫付きマンション。猫を飼うのはもちろん強制ではなく、入居者の自由。猫を希望した入居者は、キャットガーディアンが運営する保護猫カフェから、一時預かりの形で、猫(1歳以上の成猫)を引き取ることができるのだ。猫を預かっている際の食事代や医療費などは入居者負担となる。そして、もし引っ越しをした際など猫と暮らすことができなくなった際は、キャットガーディアンに猫を返すことができる(もちろん、猫をそのまま引き取ることを選ぶ人もいる)。○収納スペースもたっぷり今回、紹介するのは、東京都杉並区の猫付きマンション。JR中央線「荻窪駅」、JR総武線「荻窪駅」、丸ノ内線「荻窪駅」の3路線を利用できる。間取りは1LDK。広い窓があり日当たりもいい。洋室にはたっぷり収納できるスペースが付いている。キッチンは広々とした7帖。2口ガスなので調理もしやすい。専用庭もあるので、ガーデニングなども楽しめる。○物件詳細最寄り駅:JR中央線「荻窪駅」徒歩15分、JR総武線「荻窪駅」徒歩15分、丸ノ内線「荻窪駅」徒歩15分場所:東京都杉並区桃井1丁目礼金:1カ月 敷金:1カ月(ペット飼育時は1.5ヶ月)賃料:68,000円 管理費:5,000円詳細はしっぽ不動産のウェブサイトまで。○レポート記事実際の猫マンションでの暮らしぶりについては、東京都目黒区のマンション、東京都中野区のマンションで、それぞれレポート記事を公開している。
2015年07月14日不動産・住宅情報サイト「HOME’S」を運営するネクストはこのほど、「2015年上半期HOME’S新築分譲マンション人気物件ランキング」を発表した。同調査は1月~6月を対象に、同サイトに掲載の新築分譲マンションおよび一棟リノベーションマンション、のべ1,962物件から、ページビューや資料請求数等をもとに同社が独自に集計したもの。○1位は「Brillia Tower 目黒」1位は東京都品川区「Brillia Tower 目黒」が獲得。2014年の年間ランキングでも1位を獲得した、総戸数940戸の大規模物件で、立地とスケールが話題となっている。2位は東京都中央区の「ザ・パークハウス 晴海タワーズ ティアロレジデンス」。晴海に建つ49階の免震構造タワーマンションで、土地区画整理事業によって計画的に整備された街並みも人気の一因だという。3位は神奈川県川崎市の「パークシティ武蔵小杉ザガーデンタワーズイースト」。大規模開発により成長し続ける街・武蔵小杉で、駅徒歩5分の利便性と、徒歩圏内にある多摩川緑地の自然を両立した生活環境が評価された。今回の調査では、全国ランキングの上位5物件がすべて500戸以上と、大規模マンションの人気が顕著な結果となった。全国1~3位は40階以上のタワーマンションが占めた。また、東京都の湾岸エリアや目黒、二子玉川といった再開発エリアの物件も多くランクインし、マンションそのものだけでなく街の将来性・資産性も期待できる物件に注目が集まる傾向がうかがえた。4位以下は「プラウドシティ阿佐ヶ谷」(東京都杉並区)、「DEUX TOURS CANAL&SPA(ドゥ・トゥール)」(東京都中央区)、「クレストプライムレジデンス」(神奈川県川崎市)、「エステムプラザ芝公園」(東京都港区)、「パークナード目黒カレン」(東京都目黒区)、「ザ・パークハウス 二子玉川ガーデン」(東京都世田谷区)、「プレミスト佃二丁目」(東京都中央区)がランクインした。なお同サイトでは、北海道から九州・沖縄まで、各エリア別のランキングも発表している。
2015年07月14日クリーク・アンド・リバーのアーキテクト・エージェンシーはこのほど、茨城県古河市にて、高齢者向け賃貸マンションを「ゴルファーズ・マンション(仮称)」にリノベーションする、と発表した。○マンション内でもゴルフを楽しめる同物件は、全国賃貸管理ビジネス協会と提携した、「建築士と創る賃貸物件:3+(ミタス)・プロジェクト」企画案件の受注第1号。プロジェクトでは、複数の建築士によるコンペを実施し、企画プランを決定。同様に施工会社もコンペ形式で選定することでコストの最適化を図れることが特徴となる。また、建築士が設計監理を行うことで、競争力・収益力に優れたより品質の高い賃貸物件を実現するという。今回同社がプロデュースする「ゴルファーズ・マンション」は、3つの設計プランの中から選ばれた、国内でも例の少ないゴルフ好きのためのマンション。茨城県古河市の高齢者向け賃貸マンションをリノベーションする。同エリアは、車で1時間圏内に25カ所以上のゴルフ場がひしめき合い、周辺にはゴルフショップや練習場なども多く点在するゴルファーにとってのメッカだ。同物件には、ゴルファーのための設備をふんだんに設置。マンション内でもゴルフを存分に楽しむことができる。約2,200平米の土地に建つ2階建ての建物には21戸の部屋があり、「パターラウンジ」「バンカー練習場」「ゴルフシミュレーター」などの共用練習設備を設置予定。1階南側の部屋の庭には、住人専用の「鳥かご練習場」、ラウンジには「大型スクリーン」のあるコミュニティスペースも設け、腕を磨きながら、新しいゴルフ仲間を作ることもできるマンションとして生まれ変わる。設計は、スタジオ・エイチ・プラスが行い、2015年9月の完成を予定している。
2015年06月08日ADインベストメント・マネジメントはこのほど、「マンション入居者に対するアンケート調査」の結果を公表した。調査は、賃貸マンション入居者約1万4,500名を対象に、WEBと紙冊子により2014年4月28日~7月15日に実施。ウェブ406件、紙冊子2,700件の合計3,106件から有効回答を得た。○都市の賃貸マンション、その理想型とは?「入居を決めるまでの内覧件数」は、「2~5件」までの割合が最も高く、全体の60%以上を占めていることがわかった。また、賃料10万円以下の物件では、「内覧せず」に決めたという回答が16%にのぼった。一方、「6件以上」内覧したという回答では、賃料高額帯の入居者の割合が高くなるという傾向がみられた。複数回答で聞いた「設置して欲しい住居設備」でトップは、「インターネット無料」で48.58%だった。以下、「ウォークインクローゼット」(45.88%)、「温水洗浄付便座」(36.38%)、「床暖房」(31.07%)が続いた。「管理・フロントサービスに期待すること、あれば利用したいサービス」を複数回答で聞いた。その結果、「不用品回収・リサイクル」が35.35%で最も多かった。他、「衣類クリーニング保管」(17.29%)、「常駐管理宅配クリーニング」(10.59%)といったクリーニング関連の要望が多かった。
2015年05月18日「ペットウェルカム物件」のポータルサイトであるしっぽ不動産は、猫付きマンションを紹介している。保護猫カフェから猫を預かり、一緒に暮らすことができるのが猫付きマンション。猫を飼うのはもちろん強制ではなく、入居者の自由。猫を希望した入居者は、キャットガーディアンが運営する保護猫カフェから、一時預かりの形で、猫(1歳以上の成猫)を引き取ることができるのだ。猫を預かっている際の食事代や医療費などは入居者負担となる。そして、もし引っ越しをした際など猫と暮らすことができなくなった際は、キャットガーディアンに猫を返すことができる(もちろん、猫をそのまま引き取ることを選ぶ人もいる)。○物件詳細最寄り駅:東急多摩川線「沼部駅」徒歩8分・「多摩川駅」徒歩10分場所:東京都大田区田園調布1丁目賃料:78,000円(管理費:2,000円)礼金:1カ月(ペット飼育時+1カ月)敷金:1カ月(ペット飼育時+1カ月)詳細はしっぽ不動産のウェブサイトにて。○レポート記事実際の猫マンションでの暮らしぶりについては、東京都・目黒区のマンション、東京都・中野区のマンションで、それぞれレポート記事を公開している。
2014年12月26日ハイネスコーポレーションは1月中旬より、宝塚市で初めてとなる高齢者向け分譲マンション「マスターズマンション宝塚中山 中楽坊(ちゅうらくぼう)」を販売開始する。○ささやかな楽しみがあふれるマンション同社はこれまで、6棟約1,200棟戸の高齢者向け分譲マンションに携わっており、本物件は7棟目。なお、関西エリアで高齢者向けの分譲マンションが新規供給されるのは、実に約4年ぶりとなる。共用部には、家庭菜園、年中無休のレストラン、大浴場、娯楽室に加え、病院や介護事業者との提携による医療・介護サービスも整備。また、介護系の資格を有する管理員や、日常の細かなお手伝いを担うコンシェルジュを配置する。様々な講座や年中行事、イベントなど住民同士の自然で豊かな交流を演出する「わくわく倶楽部」も導入予定。専有部は、高齢者にとって安全で使いやすい設備・仕様となっており、緊急コールボタンを取り付け、すぐに管理員らが対応することが可能。場所はJR「中山寺」駅から徒歩15分、総戸数は147戸。間取りは1LDK(47.14平方メートル)~2LDK(81.31平方メートル)、販売価格は2,580万円~5,730万円。
2014年12月18日ペット可物件を紹介するポータルサイト「しっぽ不動産」では、東京都練馬区の「猫付きマンション」を案内している。○猫付きマンションとは「しっぽ不動産」は、飼い主のいない猫の保護や飼育希望者への譲渡などの活動を行う「東京キャットガーディアン」がプロデュースする、ペット可物件を紹介するポータルサイト。同サイトでは、通常のペット可の物件のほか、「猫付きマンション」も案内している。保護されている猫たちを、保護猫カフェから預かり、一緒に暮らすことができるのが猫付きマンション。猫を飼うのはもちろん強制ではなく、入居者の自由。猫を希望した入居者は、キャットガーディアンが運営する保護猫カフェから、一時預かりの形で、猫(1歳以上の成猫)を引き取ることができるのだ。猫を預かっている際の食事代や医療費などは入居者負担となる。そして、もし引っ越しをした際など猫と暮らすことができなくなった際は、キャットガーディアンに猫を返すことができる(もちろん、猫をそのまま引き取ることを選ぶ人もいる)。○おしゃれな造りのデザイナーズマンション今回、案内する猫付きマンションは、西武新宿線「武蔵関駅」から歩いて5分。緑の多い閑静な住宅街に位置している。玄関を入ると、猫の遊び道具も充分に置ける、広々とした12畳のリビングが広がる。デザイナーズマンションのため、全体的におしゃれな造り。メゾネットタイプで、もう一部屋は階段を上った先にある。キッチンは火を使わないIHコンロ。2口コンロシステムキッチンなので、調理もしやすい。賃料は月額9万6,000円、管理費は3,000円。礼金はなし、敷金は猫飼育時は2カ月。ペットの頭数は相談できる。猫との暮らしがスタートするのは、物件に入居してから。入居後、一緒に暮らしたい猫(成猫)を東京キャットガーディアンのシェルターで選ぶという流れとなっている。物件詳細は、「しっぽ不動産」で案内している。○レポート記事実際の猫マンションでの暮らしぶりについては、東京都・目黒区のマンション、東京都・中野区のマンションで、それぞれレポート記事を公開している。
2014年11月29日●「森」を中心にしたコミュニティの作り方マンションの可能性や未来のマンションについて考える「ミライ×マンション×ミーティング」が26日、日本橋三井ホールで開催された。主催の三井不動産レジデンシャルは、未来のマンションやコミュニティをテーマに、2つのトークセッションと参加型ワークショップを実施。本レポートでは、コミュニティの形成と変遷などについて語られた各セッションの様子をお伝えする。○「都会の森に暮らす」 - サンシティのコミュニティ形成とは?SESSION 1の出演者は三井不動産レジデンシャル 代表取締役社長 藤林清隆氏、三井不動産レジデンシャルサービス 代表取締役社長 岩田龍郎氏、藤村龍至建築設計事務所代表 藤村龍至氏の3名。「未来の都市をマンションから考える」をテーマに、東京都板橋区のマンション「サンシティ」のコミュニティ形成例が紹介された。サンシティは、三井不動産レジデンシャルが1970年台に手がけたマンションで、森を囲むように建物が配置された物件だ。同社はここを「経年優化」のモデルケースと位置づけているという。藤林氏「サンシティのコンセプトは『東京人の新しいふるさとをつくる』です。故郷といえば『緑』というアイディアが出て、それならば『森』を作ろうということになりました。また、皆が集える共有施設や語り合いをする場所も故郷には必要だろうと考えた結果、森を中心に皆が自然と集まる『囲み型』の配置となったのです」住民が自然に交流する場所を作ることがスタート地点であったサンシティ。独特の形状は「ふるさと」を模したものであった。もう一つの特徴は、約40年が経過した現在まで続く活発なコミュニティ。住人同士の交流が活性化するきっかけは「植樹祭」だという。岩田氏「全体完工の際に一人一人が木を植える『植樹祭』を行いました。それにより『サンシティの森は私達の森で、私達自身が育てていくのだ』という意識が芽生えたと考えられます。これがコミュニティ醸成の大きなきっかけとなったのではないでしょうか?」植樹された木の数は約5万本、緑地は敷地の約4割にのぼる。自主的に管理を行うグリーンボランティア活動も継続的に行われ、森を中心としたコミュニティは着実に成長してきた。共有施設で実施されるクラブ活動には、周辺住人も参加。森、マンションを中心とした地域のコミュニティが形成されるまでになったのだ。○課題は主体性を生み出す「仕掛け」をどれだけ埋め込めるか藤村氏が「記念碑的なプロジェクト」と評価したサンシティは、自発的なコミュニティ活動が積み重なり現在に至る。まさしく「経年優化」という基本理念をそのまま体現した物件だ。最後に未来のマンションをつくるための「次なる課題」について説明がされた。藤林氏「住人の主体性を引き出すことが1番のポイントとなります。我々は主体性が生み出される『仕掛け』をどれだけ埋め込んでいけるかが勝負となります」岩田氏「『住まい』というハード面だけでなく、『暮らし』というソフト面も取り組む必要があります。住まいに対する愛着の積み重ねが『暮らし』につながるのです。また、どこで何が起こっているかという『コミュニティの見える化』の徹底も課題です。参加してもらうためには、まず住人の方に知ってもらわなくてはなりません」コミュニティがしっかりできているマンションは、地震など有事の際も安心感がある。その環境を作り上げるには、住人のコンセンサスも鍵となるとして、第1部は締めくくられた。●孤立化する子育て、マンションが救世主に?○マンション住まいの経験を元に、台本なしトーク!SESSION 2は「マンションの新しい捉え方」を台本なしで語り合うゆるめのトークセッション。発言者はena AMICE代表 蛯原英里さん、チームラボ代表 猪子寿之さん、issue+design代表 筧雄輔さんだ。まずはコミュニティの入り方について。3カ月の娘がいるという蛯原さんは「娘が成長したらマンション内のママ友コミュニティなどにに入りたいけど、どのタイミングで入ればいいかわからない。マンションでは皆さん知り合いと言うわけではないし…」と心配なのだという。悩みに対し、筧さんは「お隣さんと良い関係性を作って、そこから広げるのはどうでしょうか?」とアドバイス。お隣さんとコミュニケーションがとれるドアノブ掛けメモシートを紹介した。○孤立化する子育て、支援の鍵は「集合化」続いて話は子育ての孤立化に。本来、子育ては地縁型コミュニティに依存するものであったが、個人で行うべきという意識に変化しているという。猪子さん「人間は元々、集団で子育てを行う生き物です。それなのに今は1人で育てないといけないという風潮になっています。親個人の責任範囲が広くなっているんです」筧さん「子育てはいきなり始まります。お母さんは子供ができた瞬間、これまで所属していたコミュニティと分断されてしまう。移動が簡単にできないので、コミュニティ弱者になってしまうんです」子育ての孤立化対策について、猪子さんは同じ価値観を共有する人が集合することが1つの解決策になるのでは? と提案した。猪子さん「本当はもうちょっと子供を集団で育てられるような環境がいいんですよね。孤立化を解決するには、子供が生まれた人が集まるコミュニティを作ってしまうのも一案です。子育てはコミュニティを必要とするものですから。もしそういう場所ができたら、極論24時間放置できるんですよね」子育て世代だけでなくシニア層など、同じ意識を共有する人が集団となって子育てをする。マンションはそれを実現するための「ハード」となりうるのではないかと訳だ。蛯原さん「田舎では世代間交流がたくさんあったのですが、都市部のマンションに住んでいると少ないんです。同じマンションのシニアの方と、ほとんど接触がなかったりとか…。私は祖父母にいろいろと教えてもらったので、娘にも同じ体験をさせてあげたいですね。せっかく近くに住んでいるので、温かい交流があるとうれしいです」セッションは他にもお下がりや感情の共有、人類の歴史まで話が及び、45分間はあっという間に過ぎ去った。○理事会委員として「理想のマンション」を考えるSESSION 3は参加型ワークショップの「ミライ・マンション・ミーティング」。参加者はマンションの理事会委として、「未来のマンション」について語り合った。都心に住む人の約5割はマンション住まいという現代。マンションが変わると、人々の暮らしにも大きな変化が起こるに違いない。東日本大震災以降、多くの人が意識するようになった「人と人とのつながり」「コミュニティ」は、変革のキーワードだ。同イベントは未来のマンションの可能性を提示したものだったと言えるだろう。
2014年11月28日ペット可物件を紹介するポータルサイト「しっぽ不動産」では、東京都新宿区の「猫付きマンション」を案内している。○猫付きマンションとは「しっぽ不動産」は、飼い主のいない猫の保護や飼育希望者への譲渡などの活動を行う「東京キャットガーディアン」がプロデュースする、ペット可物件を紹介するポータルサイト。同サイトでは、通常のペット可の物件のほか、「猫付きマンション」も案内している。保護されている猫たちを、保護猫カフェから預かり、一緒に暮らすことができるのが猫付きマンション。猫を飼うのはもちろん強制ではなく、入居者の自由。猫を希望した入居者は、キャットガーディアンが運営する保護猫カフェから、一時預かりの形で、猫(1歳以上の成猫)を引き取ることができるのだ。猫を預かっている際の食事代や医療費などは入居者負担となる。そして、もし引っ越しをした際など猫と暮らすことができなくなった際は、キャットガーディアンに猫を返すことができる(もちろん、猫をそのまま引き取ることを選ぶ人もいる)。○双方向から日差しが入る今回、案内する猫付きマンションは、JR山手線「高田馬場駅」から歩いて15分。徒歩7分で総武緩行線「東中野駅」も利用できる。バルコニーからは、新宿副都心が一望できる。リビングとベッドルームが分かれた使いやすい間取り。角部屋で双方向から日が当たるので、部屋の中はとても明るい。日当たりもよく、猫ものんびりとひなたぼっこが楽しめそうだ。このほど、マンションの水がおいしい水に変わった。使用する洗剤の量が半分でよく、カルキの臭いも感じないという。賃料は月額11万4,000円、管理費は6,000円。猫飼育時は礼金・敷金ともに1.5カ月。猫との暮らしがスタートするのは、物件に入居してから。入居後、一緒に暮らしたい猫(成猫)を東京キャットガーディアンのシェルターで選ぶという流れとなっている。物件詳細は、「しっぽ不動産」で案内している。○レポート記事実際の猫マンションでの暮らしぶりについては、東京都・目黒区のマンション、東京都・中野区のマンションで、それぞれレポート記事を公開している。
2014年11月27日ペット可物件を紹介するポータルサイト「しっぽ不動産」では、埼玉県熊谷市の「猫付きマンション」を案内している。○猫付きマンションとは「しっぽ不動産」は、飼い主のいない猫の保護や飼育希望者への譲渡などの活動を行う「東京キャットガーディアン」がプロデュースする、ペット可物件を紹介するポータルサイト。同サイトでは、通常のペット可の物件のほか、「猫付きマンション」も案内している。猫付きマンション」とは、保護されている猫たちを、保護猫カフェから預かり、一緒に暮らすことができるマンションのこと。猫を飼うのはもちろん強制ではなく、入居者の自由。猫を希望した入居者は、キャットガーディアンが運営する保護猫カフェから、一時預かりの形で、猫(1歳以上の成猫)を引き取ることができるのだ。猫を預かっている際の食事代や医療費などは入居者負担となる。そして、もし引っ越しをした際など猫と暮らすことができなくなった際は、キャットガーディアンに猫を返すことができる(もちろん、猫をそのまま引き取ることを選ぶ人もいる)。○スーパーやコンビニにも近い今回、案内する猫付きマンションは、JR高崎線「熊谷駅」から歩いて25分の1DK。スーパーやコンビニが近く、生活しやすい。さらに、猫飼育時も礼金・敷金は必要ないので、何かと出費の多い新生活には嬉しい限りだ。押入れが付いているので、猫砂やキャットフードなど、かさばるものも収納できる。床はクッションフロア。樹脂製なので、猫がそそうをしてもシミになりにくく、拭き取りやすい。賃料は月額3万円、共益費は賃料に含まれている。礼金・敷金はなし。現在募集しているのは、2階の物件。猫との暮らしがスタートするのは、物件に入居してから。入居後、一緒に暮らしたい猫(成猫)を東京キャットガーディアンのシェルターで選ぶという流れとなっている。物件詳細は、「しっぽ不動産」で案内している。○レポート記事実際の猫マンションでの暮らしぶりについては、東京都・目黒区のマンション、東京都・中野区のマンションで、それぞれレポート記事を公開している。
2014年11月26日ペット可物件を紹介するポータルサイト「しっぽ不動産」では、埼玉県羽生市の「猫付きマンション」を案内している。○猫付きマンションとは「しっぽ不動産」は、飼い主のいない猫の保護や飼育希望者への譲渡などの活動を行う「東京キャットガーディアン」がプロデュースする、ペット可物件を紹介するポータルサイト。同サイトでは、通常のペット可の物件のほか、「猫付きマンション」も案内している。「猫付きマンション」とは、保護されている猫たちを、保護猫カフェから預かり、一緒に暮らすことができるのが猫付きマンション。猫を飼うのはもちろん強制ではなく、入居者の自由。猫を希望した入居者は、キャットガーディアンが運営する保護猫カフェから、一時預かりの形で、猫(1歳以上の成猫)を引き取ることができるのだ。猫を預かっている際の食事代や医療費などは入居者負担となる。そして、もし引っ越しをした際など猫と暮らすことができなくなった際は、キャットガーディアンに猫を返すことができる(もちろん、猫をそのまま引き取ることを選ぶ人もいる)。○猫のためのリノベーション今回、案内する猫付きマンションは、東武伊勢崎線「羽生駅」から歩いて7分。猫は2匹まで一緒に暮らすことができる。同物件は、猫のためにリノベーションを行った。室内には、爪とぎ・木登りタワーBOX、キャットウォーク、キャットBOX、猫用ドアと、猫にとって至れり尽くせりの仕様となっている。ダイニングテーブルや椅子が初めからセットされているのも嬉しい。キッチンのガスコンロは使いやすい3口タイプ。また、食洗機も付いている。賃料は月額9万円、管理費は賃料に含まれている。礼金はなし、敷金は2カ月。猫との暮らしがスタートするのは、物件に入居してから。入居後、一緒に暮らしたい猫(成猫)を東京キャットガーディアンのシェルターで選ぶという流れとなっている。物件詳細は、「しっぽ不動産」で案内している。○レポート記事実際の猫マンションでの暮らしぶりについては、東京都・目黒区のマンション、東京都・中野区のマンションで、それぞれレポート記事を公開している。
2014年11月18日ペット可物件を紹介するポータルサイト「しっぽ不動産」では、東京都渋谷区の「猫付きマンション」を案内している。○猫付きマンションとは「しっぽ不動産」は、飼い主のいない猫の保護や飼育希望者への譲渡などの活動を行う「東京キャットガーディアン」がプロデュースする、ペット可物件を紹介するポータルサイト。同サイトでは、通常のペット可の物件のほか、「猫付きマンション」も案内している。「猫付きマンション」とは、保護されている猫たちを、保護猫カフェから預かり、一緒に暮らすことができるマンションのこと。猫を飼うのはもちろん強制ではなく、入居者の自由。猫を希望した入居者は、キャットガーディアンが運営する保護猫カフェから、一時預かりの形で、猫(1歳以上の成猫)を引き取ることができるのだ。猫を預かっている際の食事代や医療費などは入居者負担となる。そして、もし引っ越しをした際など猫と暮らすことができなくなった際は、キャットガーディアンに猫を返すことができる(もちろん、猫をそのまま引き取ることを選ぶ人もいる)。○JRのほか、日比谷線も利用可能今回、案内する猫付きマンションは、「恵比寿駅」から歩いて5分の1Rのマンション。JRでは山手線・埼京線・湘南新宿ラインが通っており、日比谷線「恵比寿駅」ならば徒歩4分と、どこに行くにもアクセスは抜群だ。ワンルームなので、猫がどこにいても目が届く。水周りは明るい色でまとめられ、清潔感がある。賃料は月額9万円、共益費は5,200円。礼金は1カ月、敷金は1カ月(猫飼育時はプラス1カ月分)。猫との暮らしがスタートするのは、物件に入居してから。入居後、一緒に暮らしたい猫(成猫)を東京キャットガーディアンのシェルターで選ぶという流れとなっている。物件詳細は、「しっぽ不動産」で案内している。○レポート記事実際の猫マンションでの暮らしぶりについては、東京都・目黒区のマンション、東京都・中野区のマンションで、それぞれレポート記事を公開している。
2014年11月18日プロパティ デザイン オフィスがこのほど提案している、「女子力が上がる、女性向け婚活マンション」。「婚活マンション」というネーミングのインパクトもさることながら、部屋の真ん中に設置されたポールダンス用ポール、キッチンの真横にバスタブ、と斬新なつくりがネットで話題になっている。○婚活マンションって何?婚活マンションとは、「住むと健康的で豊かな生活を送れ、自信がつき、自然に異性を惹き付けるようになる住宅」とのこと。女性が住むと「女子力・出会力・恋愛力アップ」「きちんと家の事がこなせる様になる」、男性が住むと「前向きになり、仕事がうまくいく」「女性にモテる」、男女ともに「異性のパートナーができて結婚できる、円満に暮らせる」ようにつくられているのだとか。PDOのサイトでは「『婚活マンション』に必要な7つの条件」として、「日当たりがよい」「通風がよい」「キッチンが広い」「お風呂が広い」「自然素材を使用(無垢床材・珪藻土など)」「友達や恋人を呼べる」「近隣とのコミュニティがある」を挙げている。○ポールダンス用ポールのある部屋「女子力が上がる、女性向け婚活マンション」は、ラブライフアドバイザーのOLIVIAさんとのコラボレーションでつくられた。33㎡の部屋に、婚活マンションに必要な7つの条件を備え、結婚適齢期の女性がさらに輝く仕掛けがなされているという。リビングには、「ポールダンスを楽しむことで、柔軟性や筋力、セクシーなしぐさが身につく」という考えから脱着式のポールダンス用ポールを設置。「浸かると前面に空が広がり疲れも吹き飛ぶ」という南面バルコニーに面した開放的なバスタブの隣には、「料理が楽しくなる」広いキッチンがある。壁と天井は自然建材の珪藻土で仕上げられ、リビング壁には花柄のドイツ製壁紙が貼られている。リラックスして部屋でくつろげそうな、やさしいデザインが採用されたという。また近隣の音問題に配慮して、防音材を使用。心おきなく好きな音楽をかけたり、ポールダンスをしたりしても、下層階に音を漏らすことはないという。このマンションの詳細は、「HOME’S」内で確認できる。
2014年11月04日つなぐネットコミュニケーションズはこのほど、マンション居住者を対象とした「虫・昆虫の駆除・対処に関するアンケート」の結果を公表した。同調査は、マンション・ラボ リサーチ会員を対象に、6月25日から7月8日にかけて実施。3,388件の有効回答を得た。○マンションでは虫が発生しにくいと考えられているが...現在住んでいるマンションの自宅内で、1年以内に虫や昆虫が出現・発生したことはあるかと聞いたところ、「ある」が66.2%、「ない」は33.8%という結果となった。また、自宅内に発生したことのある虫を複数回答で聞いたところ、1位がコバエ(61.2%)、2位は蚊(55.0%)、3位クモ(38.0%)、4位ハエ(35.8%)という結果となった。自宅で「ガーデニングを行っていない」場合、虫の出現率が約57%となるのに対し、「室内やバルコニーでガーデニングを行っている」場合は約77%と高くなった。
2014年10月06日人によって感覚は多少違うかもしれませんが、「名称は重要なもの」と感じている人は少なからずいるのではないでしょうか。物件を探している時など、アパートやマンションの名称が気になる人は、どれくらいいるのでしょうか?今回マイナビ賃貸では、マイナビニュース会員の30代独身男性の声を集めてみました。■やはり気になる? その理由は?「マンション・アパート名が気になりますか?」の問いに、92.5%の人が「気にならない」と回答しました。少数派ではありますが、「気になる」と答えた人(7.5%)の理由は次のようなものでした。・「(その名称が)使い勝手が良いか気になる」(32歳/販売職)・「かっこいいマンション名の方が、イメージがいい」(33歳/技術職)・「ダサい名前はいらない」(37歳/販売職)・「昭和の感じがする名前は避けたい」(35歳/技術職)・「聞き直したくなるような奇抜な名前やメルヘンな名前などは恥ずかしい」(31歳/技術職)確かに、いわれてみると納得するような理由ばかりです。■住まいにふさわしい名称とはどんなもの?ちなみに「アパート・マンション名として好ましいと思われる名称タイプはどれですか?」という質問にたいして、29.1%の人がオーソドックスに「
2013年06月21日マンションブランド「ザ・パークハウス」は、Afternoon Tea(アフタヌーンティー)と関西で初めてコラボレーションをした「ザ・パークハウス 尼崎潮江ガーデン」のモデルルームを2013年3月23日(土)より公開する。「ザ・パークハウス 尼崎潮江ガーデン」は、アフタヌーンティーの定番といえる白、ミント、グリーンを基調とした建物外観や共用空間デザインから、四季を通じて季節の花で彩りを添えるランドスケープデザイン、建物内のインテリア、マンションギャラリーまでアフタヌーンティーがコーディネートする。さらに、リビングドア、アクセントクロスなど、アフタヌーンティーのセレクションも用意。ザ・パークハウス 尼崎潮江ガーデンは、大阪駅へ1駅5分、三宮、京都、新大阪、奈良にダイレクトにアクセスができ、通勤からレジャーまで利便性に優れたJR「尼崎」駅が最寄。マンション敷地内に計3,000本以上の樹木のある、豊かな緑を感じることが出来る、開放的なマンションだ。アフタヌーンティーは、1999年に東京・南町田のマンションから三菱地所とコラボレートしたプロジェクトをスタート。分譲マンションをはじめ、様々な物件において、部屋のインテリアはもちろん、キッチンの位置、共有部分の提案、植栽計画までに関わり、ブランドの世界観を表現している。「ザ・パークハウス 尼崎潮江ガーデン」物件概要所在地:兵庫県尼崎市潮江5丁目441間取り:3LDK,4LDK構造:鉄筋コンクリート造地上15階地下1階建【お問い合わせ先】「ザ・パークハウス 尼崎潮江ガーデン」販売準備室営業時間/10:00~18:00TEL/0120-320-868元の記事を読む
2013年03月16日「デザイナーズマンション」といえば、おしゃれな住まいの代名詞だったり、一風変わった外観の建物や、コンクリート打ちっぱなしの感じであったりと、若干イメージだけが先行しているような「デザイナーズマンション」ですが、一度は住んでみたいと思わせる「何か」があるのも確か。その「何か」が何なのか、「デザイナーズ」の魅力に迫ってみましょう。■そもそも、「デザイナーズマンション」とは?「デザイナーズマンション」の定義は、実はないに等しいのです。不動産業界内でも、きちんとした申し合わせはなく、「建築家や設計者が、建物の仕様や外観に意匠や工夫を凝らしているマンション」を、そう呼んでいるだけ。普通、家探しの際には建築家の名前やその意図などは確認しないもの。いじわるな見方をすれば、普通のマンションとは少し違う外観や、モダンな内装の建物というだけで「デザイナーズ」とうたっていてもOKということになります。もちろん、建築家が本当に知恵を尽くしてデザインした物件も多いので、その感性と自分の感性がピタリと合えば言うことなしの物件になるのです。■つくる側の論理ではなく、入居者の生活の幅を広げることを重視では、建築家はどんな意図で「デザイナーズマンション」を設計しているのでしょうか?数多くのグッドデザイン賞受賞物件を企画・設計している「株式会社プリズミック」(東京都)に、2012年のグッドデザイン・ベスト100にも選ばれた東京・清澄白河の賃貸集合住宅(住戸数12戸、店舗1戸)についてうかがったところ、「賃貸の世界では、つくる側の論理が多分に働き、その投資パフォーマンスに重点がおかれていますが、この物件はユーザーである入居者の利便性や理想から空間構成を考え、生活の幅を広げることに重点をおいています」と答えていただきました。全住戸に高さ1.4メートルの大型ロフト・収納を設けた空間デザインが魅力の物件ですが、その背景には、「1LDKや1Rといったステレオタイプな間取りの建物が逆に入居者の生活を規制しているのではないか」という問題意識と、入居者の利便性の追求があったといいます。また、「デザイナーズ」といえば、コンクリートの打ちっぱなしや、無垢の木材、白を基調とした内装で、壁が少なく広々とした空間を演出しているものが多いのですが、これも理由があってのこと。プリズミックによると、クロスやボードを使わないことで入退去の際のリフォーム工事が少なくなり、ランニングコストだけでなく環境面にも配慮した結果だといいます。■自分の生活スタイルにマッチする物件を!賃貸物件はどうしても、「貸す側」のコストや都合が優先されてしまいがちですが、それだけではなく、建築家が入居者の目線で理想の生活を演出しようとしている物件が、真の「デザイナーズ」といえるのかもしれません。そのデザインに共感できるかどうかは人それぞれ。生活が潤う予感がする、住むことを想像してワクワクする、そんな「デザイナーズ」物件に巡り合えるといいですね。文●木下洋子(エフスタイル)【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月22日「デザイナーズマンション」といえば、おしゃれな住まいの代名詞だったり、一風変わった外観の建物や、コンクリート打ちっぱなしの感じであったりと、若干イメージだけが先行しているような「デザイナーズマンション」ですが、一度は住んでみたいと思わせる「何か」があるのも確か。その「何か」が何なのか、「デザイナーズ」の魅力に迫ってみましょう。■そもそも、「デザイナーズマンション」とは?「デザイナーズマンション」の定義は、実はないに等しいのです。不動産業界内でも、きちんとした申し合わせはなく、「建築家や設計者が、建物の仕様や外観に意匠や工夫を凝らしているマンション」を、そう呼んでいるだけ。普通、家探しの際には建築家の名前やその意図などは確認しないもの。いじわるな見方をすれば、普通のマンションとは少し違う外観や、モダンな内装の建物というだけで「デザイナーズ」とうたっていてもOKということになります。もちろん、建築家が本当に知恵を尽くしてデザインした物件も多いので、その感性と自分の感性がピタリと合えば言うことなしの物件になるのです。■つくる側の論理ではなく、入居者の生活の幅を広げることを重視では、建築家はどんな意図で「デザイナーズマンション」を設計しているのでしょうか?数多くのグッドデザイン賞受賞物件を企画・設計している「株式会社プリズミック」(東京都)に、2012年のグッドデザイン・ベスト100にも選ばれた東京・清澄白河の賃貸集合住宅(住戸数12戸、店舗1戸)についてうかがったところ、「賃貸の世界では、つくる側の論理が多分に働き、その投資パフォーマンスに重点がおかれていますが、この物件はユーザーである入居者の利便性や理想から空間構成を考え、生活の幅を広げることに重点をおいています」と答えていただきました。全住戸に高さ1.4メートルの大型ロフト・収納を設けた空間デザインが魅力の物件ですが、その背景には、「1LDKや1Rといったステレオタイプな間取りの建物が逆に入居者の生活を規制しているのではないか」という問題意識と、入居者の利便性の追求があったといいます。また、「デザイナーズ」といえば、コンクリートの打ちっぱなしや、無垢の木材、白を基調とした内装で、壁が少なく広々とした空間を演出しているものが多いのですが、これも理由があってのこと。プリズミックによると、クロスやボードを使わないことで入退去の際のリフォーム工事が少なくなり、ランニングコストだけでなく環境面にも配慮した結果だといいます。■自分の生活スタイルにマッチする物件を!賃貸物件はどうしても、「貸す側」のコストや都合が優先されてしまいがちですが、それだけではなく、建築家が入居者の目線で理想の生活を演出しようとしている物件が、真の「デザイナーズ」といえるのかもしれません。そのデザインに共感できるかどうかは人それぞれ。生活が潤う予感がする、住むことを想像してワクワクする、そんな「デザイナーズ」物件に巡り合えるといいですね。文●木下洋子(エフスタイル)
2012年12月22日前回お伝えしたように、今年1月にまさかのマンション購入、7月からは新居で暮らしている。最初にマンション巡りを始めたときは、正直「いつか購入の機会があるかも!? 」ぐらいの感じだった。家族や友人たちが東京、神奈川で暮らしている以上、自分が永遠に沖縄で暮らす保証もない。生涯を共にする住居をいまの時点で決定することは甚だ難しかった。なので、マンションの構造やデザイン、空間や設備等といったハード面を勉強したり、沖縄におけるマンションの価格相場を勉強する程度だった。でもその一方で、将来を考えると、何か自己資産を持っておいたほうがいいのではという考えもあった。賃貸物件は身が軽くて済む分、やはり何も残らない……。そこで、不動産に詳しい周囲の人々に相談してみると、「投資マンション」という答えに行き着いた。となれば、マンションのハード面だけではなく、ソフト面や周辺環境を見ることも重要だ。ちょうど気に入った物件は、南西向き10階建てで目の前に遮るものがないオーシャンビュー。コンビニやスーパーは徒歩圏内。土地柄外国人も多いため、いざとなれば米軍にある程度の費用で貸せるとのことだった。沖縄に移住するとき、「アフリカに行くほど遠く感じる」と言われた両親にはさすがに反対されるかなと思ったが、意外にも「資産を持てるなら持ったほうがいい。将来、売ったり貸したりできる物件ならいいのでは」と賛成され、あっさり購入する運びとなった。沖縄に移住してちょうど丸2年。今では東京でOLをしていた頃が懐かしい。堅苦しいビジネススーツから解放され、毎日の満員電車から解放され、非日常的な空間にいながら、懸命にやりたいことができる環境に大変感謝をしている。自分の人生に、もう1つ別の居場所を創れたことに大変喜びを感じている。読者のみなさんもぜひ一度沖縄を訪れ、沖縄を歩いてみてほしい。そして、現地の人、歴史、文化に触れて、沖縄の今後の可能性を感じてもらえたらうれしいなと思う。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月20日不動産の住宅情報を提供する野村不動産アーバンネットは、首都圏のタワーマンション居住者500名を対象に「タワーマンションに関する意識調査」を実施。調査の結果、9割超が「住んで良かったと思う」と回答した。調査期間は11月20日~11月21日。タワーマンションに「住んで良かったと思う」と回答した人は91.8%で、「住んで良かったと思わない」と回答した人(8.2%)を大幅に上回った。また、タワーマンションのメリットと思うもの1位は「眺望が良い」、2位「防犯面で安心」、3位「駅から近い」となっている。一方、住んで良かったと思わない理由については、「エレベーターの待ち時間が長い」、「風が強い」などのコメントがあった。タワーマンションの資産価値については、「資産価値が高いと感じる」と72.4%の人が回答。その理由については、「実際に中古価格が安定している」「周辺と比べ値崩れしていない」という意見が多い。タワーマンションから見える好きな風景の1位は「富士山」。次いで、2位に「東京スカイツリー」、3位に「東京タワー」、4位に「花火」、5位に「レインボーブリッジ」が選ばれた。また、「四季折々、時間によって変わる富士山の姿」、「富士山と空と雲の毎日変わる色彩」など、景色の変化を楽しむ声も寄せられている。東日本大震災の発生から1年半以上が経過し、タワーマンションに対する意識の変化はあるか、という質問に対しては、「震災後は不安に感じていたが、今は震災前の状態と変わらない」が31.2%、「特に変化はない」が50.8%と、8割以上の人は、震災前と意識は変わらないという結果になった。なお、「強く不安を感じている」人は、13.0%にとどまっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月17日マドンナが、ニューヨークのアッパー・ウェストサイドに所有しているマンションを売りに出しているらしい。値段は2350万ドル。90年代に購入したものだそうだ。売り出し中の物件は、築105年という歴史のある建物。マドンナのユニットは2フロアを占領しており、寝室6つ、バスルーム8つ、暖炉5つ、バルコニー、プロ級のキッチン、それに最高級レベルのサウンドシステムを兼ね備えており、セントラルパークが眺められるという。マドンナはこの物件のほかに、イーストサイドにも3200万ドルで購入した家を所有。現在は、ロングアイランドのハンプトンに一軒家を借りているようだ。売り出し中のアッパー・ウェストサイドに住んでいる時には、同じマンションの住人から苦情が出たことも多数。つい昨年にも、マンションの規定に反してうるさい音で音楽をかけ、裁判沙汰になっている。マドンナは現在ワールドツアー中。ヨーロッパ、北米はすでに終えて、現在は中南米でコンサートを行っているところだ。文:猿渡由紀
2012年11月21日あなたは、高級マンションに住んでみたいですか?高級マンションに住むと、カメラ付きインターホンがあり、宅配ボックスがあり、エントランスには小さな音でクラシック音楽が流れ、24時間明るく、ほどよく空調がきいています。こう書くと「いつかは私も高級マンションに住みたい」と思うかもしれません。しかし、高級マンションであっても、そこには明文化されていないネガティブな“常識”もあります。良い面、ネガティブな面を含め、今どきの高級マンションの“常識”をご紹介しましょう。■24時間365日警備員が常駐という常識「24時間365日ゴミを出し放題というのは、今や高級マンションの常識になっており、うちのマンションは24時間365日警備員さんがいて、朝9時から16時までは管理人さん、16時以降は警備会社の警備員さんがマンションの警備にあたってくれているので、子供の誘拐やストーカー被害が多い昨今、非常に安心です」(29歳/渋谷区/家賃24万3000円※カッコ内の賃料は管理費込)■宅配ボックスは近所付き合いをカムフラージュするために活用するのが常識「住人の主婦どうしで、『あそこの奥さんとあそこの奥さんってヘンに仲がいいのよね』などとウワサになると、ちょっと面倒なことになる場合があるので、そういうときには『宅配ボックスにもらい物のワインを入れておいたから、受け取ってね』という感じで、宅配ボックスをうまく活用しています」(42歳/立川市/家賃15万5000円)■部屋の中からエレベーターを呼びだせるのが今流「室内のインターホンの脇に、エレベーターを呼ぶボタンがあって、部屋を出るときに押すと、待たずにエレベーターに乗ることができます」(55歳/千代田区/家賃33万円)■今や当たり前?エントランスでのクリーニングサービス「コンシェルジュが常駐するマンションが増えてきたので、マンションのエントランス・カウンターでクリーニングサービスが受けられるのは、取り立てて珍しいことでもないかもしれませんが、便利と言えば便利ですし、価格もそう高くないので助かります」(38歳/国立市/家賃17万7500円)宅配ボックスの意外な(?)使い方は、今や「奥さま方の常識」とまで言い切られましたが、真実やいかに?さて、以下はちょっとネガティブな、イマドキの高級マンションの常識です。■“ベランダでタバコNG”は暗黙のルールに「隣の部屋にタバコの煙が流れていき、洗濯物などに臭いがつくのを防ぐために、うちのマンションはベランダでの喫煙NGが暗黙のルールになっているし、ベランダでの飲食についても、管理組合の規定で明文化されていませんが、臭いの関係でダメだと思います」(36歳/世田谷区/家賃22万円)■音に耐性がないとディスポーザーが使えない?「生ゴミをキッチンのシンクで粉砕して流せるディスポーザーですが、生ゴミが臭わない、ゴミの量が減るなど、便利ではあるが、ディスポーザーを使用するときに出る大きな音で近隣の方から苦情がくるのが怖くて、一度も使っていません」(39歳/杉並区/家賃21万円)■管理組合の組長さんが所有している駐車場の場所が10年間変わらないのは常識?「うちはマンションの戸数が多いので、駐車場も広く、家を出て5分くらいマンションの敷地を歩かないと車にたどりつかないケースもあるのですが、駐車場の場所は公平を期すために半年に一度、抽選によって決めていて、なぜかマンションの管理組合の組長さんが所有している駐車場は、長年エントランスのすぐ脇の屋根付きの場所です。おかしくない?」(35歳/京都府/家賃18万4000円)高級マンションと聞けば“おたかくツンと澄ましている”イメージが先行しがちですが、実は人間味ある常識に溢(あふ)れる、ユニークな世界なのかもしれませんね。(文・エフスタイル)【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月21日国土交通省がまとめた、『平成20年度マンション総合調査』(によると、過去1年間のトラブルの発生状況は、「居住者間の行為、マナーをめぐるもの」が63.4%と最も多く、そのなかでも「生活音」(37.1%)が1位ということが判明しています。トラブルナンバー1は、つまり「騒音」だったのです。そこで、「快適で安全な女性の一人暮らし」をテーマに活躍する不動産アドバイザー・穂積啓子氏に、詳しいお話を伺いました。■子どもの生活音が裁判で敗訴――統計では「騒音」トラブルが1位とのことですが、管理の現場ではどうなのでしょうか。穂積さん:「騒音」に関する相談は日々、寄せられます。最近の裁判の例として、2012年3月15日に東京地裁で、「上の部屋に住む男児が跳びはねてうるさい」として、階下の夫婦が騒音の差し止めなどを求めた訴訟がありました。裁判では、「我慢の限度を超えている」として、男児の父親に一定以上の騒音を出さないよう、また、夫婦が求めた慰謝料計60万円のほか、妻が頭痛で通院した治療費や騒音測定の費用も請求通り支払うように命じる判決を言い渡しています。このケースでは、業者に依頼して騒音を測定した結果に基づいて、「男児が跳びはねたり走り回ったりする音は生活実感としてかなり大きく聞こえ、相当の頻度であった」と指摘、配慮すべき義務を父親が怠った、と判断されました。これはほんの一例ですが、騒音問題は訴訟に発展するケースも少なくありません。――入居前に騒音トラブルを避けるポイントはありますか。穂積さん:騒音の起こりようには、建物の構造が大きく影響します。木造や鉄骨造(S造)の建物よりも、8階くらいまでの中低層のマンションに多い鉄筋コンクリート造(RC造)や、鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)の方が頑丈で遮音性が高くなります。室内の音だけでなく、廊下を歩く音、階段の昇り降りの音、話し声が響くかどうかも大きく違ってきます。引っ越しビギナーによくある失敗は、「内見のときは静かだった。こんなに隣の音が響くとは……」と、入居後に気付くというパターンです。騒音が気になる方は、 部屋を探す段階で、「閑静な部屋」という条件を掲げて意識してください。鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造の建物を選び、より静かな環境を望む場合は、上の階の音が気にならない最上階の角部屋がいいでしょう。――騒音で悩んだとき、どうすればいいでしょうか。穂積さん:隣や階上の住人だと原因が分かっていても、自分で苦情を言いに行くとトラブルになる可能性があるので、まずは管理人、管理会社、家主らに相談してください。おさまらない場合は、騒音を感じた日時、どのような音なのか、何分間続いたのか、ボイスレコーダーで録音するなどして、記録をとってください。相手は「生活の音だ」と主張することがあるので、それに備えて証拠を集め、家主らに伝えましょう。――小さい子どもがいて、こちらが隣近所への騒音になるのでは……と気になります。何かよい方法はありますか。穂積さん:階下が店舗など、入居者がない1・2階の角部屋を選びましょう。また、隣の部屋との壁側にたんすを置くなどのバリアをつくることで、音は緩和されます。階下に住民がいる場合、床素材は、フローリングは高音が響きやすく、カーペットや畳の方が響きにくいということも知っておいてください。子どもは歩幅が小さいので、親にとってはただ歩いているつもりでも、階下の人にはドタンバタンと走り回っているように聞こえるものです。音を吸収しやすい、できるだけ厚手、毛足の長いタイプのカーペットを敷く、床とカーペットの間に防音用のマットを敷くなどの対策を採ることもお勧めします。防音の方法はさまざまありますが、最も大切なことは、「引っ越し時のあいさつ」です。特に子どもやペットがいる場合はいっしょに、少なくとも上下階と両隣の人にあいさつをしておきましょう。騒音トラブルとは、「見知らぬ誰かが出す、得体のしれない音に対し、違和感や脅威、平穏な日常を妨げられることへ怒りや不安がわく」ことから発生します。日ごろからあいさつを交わす関係であれば、「どんな人たちがどのような暮らしをしているのか」が垣間見え、同じ音でもなぜか気にならない、多少は許してあげよう、という気持ちにもなるでしょう。――ありがとうございました。まずは騒音を感じにくい物件を探し、次に、隣近所との良好な関係づくりを心がける。騒音トラブルとは、これだけで相当に避けられるのではないでしょうか。監修:穂積啓子氏「安全で快適な一人暮らし」、「女性の安全な暮らし」をテーマとして活動する不動産アドバイザー。宅地建物取引主任者。その活躍ぶりは、コミックエッセイ『不動産屋は見た!~部屋探しのマル秘テク、教えます』(原作・文:朝日奈ゆか、漫画:東條さち子東京書籍1,155円)に描かれました。同書の主人公「善良なる大阪の不動産屋さん」は、穂積氏がモデルです。(岩田なつき/ユンブル)【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月14日家賃の未払い、水漏れ、ペット、事件事故……マンションでの生活では、さまざまなトラブルがあると耳にします。では、最も多いトラブルとは何なのでしょうか。国土交通省がまとめた、『平成20年度マンション総合調査』(によると、過去1年間のトラブルの発生状況は、「居住者間の行為、マナーをめぐるもの」が63.4%と最も多く、そのなかでも「生活音」(37.1%)が1位ということが判明しています。トラブルナンバー1は、つまり「騒音」だったのです。そこで、「快適で安全な女性の一人暮らし」をテーマに活躍する不動産アドバイザー・穂積啓子氏に、詳しいお話を伺いました。■子どもの生活音が裁判で敗訴――統計では「騒音」トラブルが1位とのことですが、管理の現場ではどうなのでしょうか。穂積さん:「騒音」に関する相談は日々、寄せられます。最近の裁判の例として、2012年3月15日に東京地裁で、「上の部屋に住む男児が跳びはねてうるさい」として、階下の夫婦が騒音の差し止めなどを求めた訴訟がありました。裁判では、「我慢の限度を超えている」として、男児の父親に一定以上の騒音を出さないよう、また、夫婦が求めた慰謝料計60万円のほか、妻が頭痛で通院した治療費や騒音測定の費用も請求通り支払うように命じる判決を言い渡しています。このケースでは、業者に依頼して騒音を測定した結果に基づいて、「男児が跳びはねたり走り回ったりする音は生活実感としてかなり大きく聞こえ、相当の頻度であった」と指摘、配慮すべき義務を父親が怠った、と判断されました。これはほんの一例ですが、騒音問題は訴訟に発展するケースも少なくありません。――入居前に騒音トラブルを避けるポイントはありますか。穂積さん:騒音の起こりようには、建物の構造が大きく影響します。木造や鉄骨造(S造)の建物よりも、8階くらいまでの中低層のマンションに多い鉄筋コンクリート造(RC造)や、鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)の方が頑丈で遮音性が高くなります。室内の音だけでなく、廊下を歩く音、階段の昇り降りの音、話し声が響くかどうかも大きく違ってきます。引っ越しビギナーによくある失敗は、「内見のときは静かだった。こんなに隣の音が響くとは……」と、入居後に気付くというパターンです。騒音が気になる方は、 部屋を探す段階で、「閑静な部屋」という条件を掲げて意識してください。鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造の建物を選び、より静かな環境を望む場合は、上の階の音が気にならない最上階の角部屋がいいでしょう。――騒音で悩んだとき、どうすればいいでしょうか。穂積さん:隣や階上の住人だと原因が分かっていても、自分で苦情を言いに行くとトラブルになる可能性があるので、まずは管理人、管理会社、家主らに相談してください。おさまらない場合は、騒音を感じた日時、どのような音なのか、何分間続いたのか、ボイスレコーダーで録音するなどして、記録をとってください。相手は「生活の音だ」と主張することがあるので、それに備えて証拠を集め、家主らに伝えましょう。――小さい子どもがいて、こちらが隣近所への騒音になるのでは……と気になります。何かよい方法はありますか。穂積さん:階下が店舗など、入居者がない1・2階の角部屋を選びましょう。また、隣の部屋との壁側にたんすを置くなどのバリアをつくることで、音は緩和されます。階下に住民がいる場合、床素材は、フローリングは高音が響きやすく、カーペットや畳の方が響きにくいということも知っておいてください。子どもは歩幅が小さいので、親にとってはただ歩いているつもりでも、階下の人にはドタンバタンと走り回っているように聞こえるものです。音を吸収しやすい、できるだけ厚手、毛足の長いタイプのカーペットを敷く、床とカーペットの間に防音用のマットを敷くなどの対策を採ることもお勧めします。防音の方法はさまざまありますが、最も大切なことは、「引っ越し時のあいさつ」です。特に子どもやペットがいる場合はいっしょに、少なくとも上下階と両隣の人にあいさつをしておきましょう。騒音トラブルとは、「見知らぬ誰かが出す、得体のしれない音に対し、違和感や脅威、平穏な日常を妨げられることへ怒りや不安がわく」ことから発生します。日ごろからあいさつを交わす関係であれば、「どんな人たちがどのような暮らしをしているのか」が垣間見え、同じ音でもなぜか気にならない、多少は許してあげよう、という気持ちにもなるでしょう。――ありがとうございました。まずは騒音を感じにくい物件を探し、次に、隣近所との良好な関係づくりを心がける。騒音トラブルとは、これだけで相当に避けられるのではないでしょうか。監修:穂積啓子氏「安全で快適な一人暮らし」、「女性の安全な暮らし」をテーマとして活動する不動産アドバイザー。宅地建物取引主任者。その活躍ぶりは、コミックエッセイ『不動産屋は見た!~部屋探しのマル秘テク、教えます』(原作・文:朝日奈ゆか、漫画:東條さち子東京書籍1,155円)に描かれました。同書の主人公「善良なる大阪の不動産屋さん」は、穂積氏がモデルです。(岩田なつき/ユンブル)
2012年09月14日「女性のための中古マンション情報サイト」を運営するプリンセススクゥエアーは9月6日、女性によるマンション売却サポートサイト「マンション売却.com」をオープンした。同サイトでは、すでにマンションを所有し、売却を考えているユーザーに向け、マンションを売るための方法や、売却できるまでの手順、よくある事例などを紹介している。スタッフはすべて女性で、マンション売却の際に生じる疑問や、心配ごとを解決するための方法をアドバイス。また、さまざまな事情でマンション売却を考えているユーザーを想定し、相談しやすく、質問しやすいサイトを目指しているとのこと。さらに、スタッフの手で物件を掃除したり、手作りのダイレクトメールを発行するなど、女性視点のきめ細かなサポートを実践している。なお同社では、買い取り保証を実施。3カ月間売却活動を行っても売れなかった物件は、査定金額で買い取ることを約束するという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月07日アパート・マンションの賃貸管理などを行っているレオパレス21は、神奈川県横浜市伊勢佐木町に10階建て鉄筋コンクリート造りマンション「VERDURE(ヴェルデュール)」を建築した。同マンションは、都市型デザイナーズ賃貸マンションとして開発。都市部中高層エリアでの高い入居需要にこたえるために建設された。1階はコンビニエンスストア、2階から4階部分は事務所等の商業施設、5階から10階が居住エリアで構成されている複合型の建物だという。同社では、今まで以上の高いクオリティーを追及。鉄筋コンクリート造りならではの「遮音性」・「耐震性」・「耐火性」・「耐久性」に加えて、オートロックを標準装備し、セキュリティーにも優れている。なお、同マンションの名前である「VERDURE(ヴェルデュール)」は隆盛を意味する英語で、発展・繁栄をイメージし名付けられたとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月23日「東京マンション情報FP相談サービス社労士・行政書士・FPみなみ事務所」は、マンション購入を希望する人たちの、老後までの家計や資金計画についてお金の流れをシミュレーションするサービス「マンション購入セカンドオピニオン」を8月1日から開始する。価格は5,000円。同サービスは、マンション購入者の年金・相続・老後資金・教育資金や家族の夢なども含め、専門家がシミュレーションし、安心してお得に買えるのかどうかを、セカンドオピニオンとして提供する。客観的資料として約30ページに及ぶライフプラン資料の作成もするとのこと。なお、同事務所のアドバイザーは東京都知事宅地建物取引業免許、行政書士、社会保険労務士、住宅ローンアドバイザー、マンション管理業務主任者、宅地建物取引主任者、ファイナンシャル・プランナーなどの資格を取得しているという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月26日建物の大規模修繕サービスを行うヤシマ工業と建築物環境・安全研究所は26日、共同でマンション管理組合の支援組織である「マンション100年倶楽部」を7月14日付けで創設すると発表した。同組織は、築30年を超える高年数マンションを中心に、維持運営に支障を来しているマンションが急増していることから、マンションの長寿命化と資産価値を守るための支援を行うことを目的としている。管理組合の交流会では、100年マンション実現のための情報や、ノウハウを共有。また、マンション管理士、一級建築士、不動産鑑定士、ファイナンシャルプランナーなどの専門家が、建物の長寿命化というハード面だけでなく、コミュニティづくり、資産計画、資産価値の向上といったソフト面でも本格的な支援をするという。2015年までに100人の専門家と連携し、首都圏を中心に1,000管理組合を支援する予定。その後、管理組合のネットワークを1万棟まで広げていくことを目指しているという。なお、創立記念セミナー&管理組合交流を、7月14日に開催するとのこと。会場はウラク青山。時間は14:00~17:00。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月27日