僕は大輔といいます。30代半ばのサラリーマン。妻の明日香とは大学で知り合い、卒業後しばらくして結婚。幸せな結婚生活。さらに娘のひまりも生まれ幸せの絶頂!のはずだったのですが…その生活は長くは続きませんでした。なぜなら…。元々、明日香は目標に向かって頑張るタイプで、子どもが産まれる前に比べても、さらに家の中で動き回りゆっくりしていることがなくなってきました。仕事から疲れて家に帰っても、動き回る明日香を見ているとどうしてだか責められる気がするし、また僕を見ると常にイライラされるので居場所が悪くなっていき…。家では、娘中心の生活は仕方ないとしても、僕が何かするたびに目くじらを立てられ、夫婦としての会話もなくなっていきます。そうして僕は次第にまっすぐ帰宅する気にもなれなくなっていきました。明日香が育児や家事を頑張っているのはわかってるつもりです。でも、僕だって家族のために仕事を頑張ってる。本当は、家に帰って昔のように明日香と楽しく話がしたいし、もっと俺のことを興味持って欲しい。それなのにいつだってカリカリしていて、何か話しかけてもお願い事しても以前のように優しく受け答えしてくれない明日香に、僕は何だかすごく邪魔者扱いをされている気分でした。そんな息苦しさを解消できる唯一の時間を僕は見つけてしまい…!?次回に続く(全4話)毎日19時更新!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・ まるこ /イラスト・ ふくみみ
2021年04月13日まだまだ収束が見えない、新型コロナウイルスの流行。自粛疲れの中、今後の生活はどうなるのか、子どもたちの教育はどうなるのか、世界はどうなるのかなど、不安ばかりの毎日でしょう。そういった漠然とした不安に、落ち込むこともあると思います。不安に押しつぶされないためには、どうすればいいのでしょうか。■コロナ禍で漠然とした不安を感じるのはどうして?コロナ禍の中、自分のことはもちろん、子どものこと、夫のこと、家族のこと、仕事のことなど、すべての未来が見えず、多くの人が不安にさいなまれています。不安を感じても、これまでなら自分や周囲の努力、環境を変えるなどで好転することもあったでしょう。解決できないとしても、ある程度の将来の見通しはたったのではないでしょうか。しかし、今のコロナ禍は、未知で強大で先の見えないもの。世界中が総力を上げて対処したにもかかわらず、流行から1年以上たった今でも、明確な未来が見えてきません。自分一人の力ではどうしようもなく、解決のためにすべきこともわからない状態が続き、これまでの常識がすべて崩れてきているために大きな不安を感じているのです。心理学者・加藤諦三先生の 「不安のしずめ方ー人生に疲れきる前に読む心理学」 (PHP研究所)によると、人は不安を感じた時、「現状」か「理想の状況」にしがみつく傾向にあるそうです。しかし、「現状」はどんどん過去になり変化していきますし、「理想の状況」にしがみついてもその状態になるかどうかはわかりません。今の状況に当てはめてみると、「現状」はコロナ禍をこれまでと同じように我慢し続けること、「理想の状況」は劇的にコロナの流行が収まり元の生活に戻れることでしょう。人は心理的にいずれかにしがみついてしまいたくなると言われていますが、どちらも不確かで解決にはつながらず、漠然とした不安を抱えたままです。■漠然とした不安との付き合い方解決の糸口が見えない漠然とした不安と付き合っていくにはどうすればいいのでしょうか? 先でご紹介した心理学者の加藤先生は、「現状や理想にしがみつかず次に望むこと、つまり『次善の策』は何かを考えて、それも合わせて目指しておくことで、漠然とした不安を緩和することができます」とご著書で述べられています。例えば、コロナ禍で育児に不安を感じ、自分が理想とする母親になれるかどうか不安に感じることもあるでしょう。その母親像にしがみ続ける限り、不安が消えることはありません。そういう時、これだけは子どもに対してやらないようにしよう、自分が思いつく最低の母親にだけはならないようにしようと、第2、第3の母親像を用意しておくだけで心はずっと軽くなります。また、休校やオンライン授業で子どもの学力に不安を感じているようなら、第1志望校にこだわって受験させるだけではなく、子どもに合っていると思う第2志望、第3志望を必ず考えておくこと。仕事であれば、こういった会社に就職したい、こういう仕事がしたい、こういう働き方がしたいという理想があるのは当然です。しかし、今は数カ月後の未来すら見えない状況なので、理想を追い求めつつ2番目の希望も同時進行で目指すこと。そうすることで、不安が薄れていくでしょう。今は、世界規模でどんなことが起こってもおかしくない状況。平時なら次善の策を考える必要がないことでも、目標や理想としていたことが自分の努力ではどうにもならない状況なので、臨機応変さが大事です。今後は副業を持つのは当たり前の時代となるでしょう。昼と夜、平日と土日というように、2つ以上の仕事を掛け持ちする人は増えていくと思います。そう考えると、理想とする仕事は土日で、次善の仕事は平日で…という働き方もできるわけですから、理想を1つに絞る必要はないわけです。■毎日の手抜き生活から不安が生まれるまた、加藤先生は「不安は毎日の手抜きの生活の垢(あか)から生まれる」ともおっしゃっています。やるべきことに手をつけないまま日々を送ることで不安が生まれるという意味だと思います。裏を返せば毎日、目の前のことを一生懸命やっていたら不安を感じている時間がないということでしょう。確かに、頭で考えている間は不安がいっぱいだったけれど、何も考えずに行動してみたら単なる取り越し苦労だった、自然と不安が消えたということは少なくありません。そういう場合は、現状や事実に不安を感じているのではなく、不安に対して行動できない自分自身に不安を感じているのです。しかし、あなたが不安に思っていることでも、別の人は不安に感じないこともありますし、逆にチャンスだととらえている場合もあるでしょう。では今、何をすれば不安が消えるのでしょうか?それは何でもいいので、自分ができることに集中することです。不安の原因に直接働きかけるものではなくても構いません。とりあえず、何かに一生懸命取り組むことで余計なことを考える暇がなくなり、頭から不安を追い出すことができます。精神的につらいと感じることは無理をしてやらなくてもいいと思いますが、「やらず嫌い」なら挑戦してみてもいいでしょう。実際にやってみたら得意になった、好きになったということもあるでしょうし、挑戦したことで意味が見いだせることもあります。今の時代は、たった一つの理想を追いかけるのはリスクが大きく、それがかなわなかった場合は不安が倍増するだけです。目標や理想を変えたり諦めたりする必要はありませんが、必ず次善の策を用意し、まずは目の前にあること、自分に与えられたことを手を抜かず一つ一つやっていくことが大事です。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2021年04月05日付き合っている彼氏がオタ活で忙しくしていると、かまってもらえず寂しい思いをしている女性は多いです。彼の趣味を制限するつもりはないけど、この寂しい気持ちは解消したいところ…ですよね。趣味を優先しがちな彼氏に、少しでもデートを優先してもらう方法を紹介します。気持ちを素直に伝える趣味に没頭する彼氏は、そもそも彼女の気持ちに気づいていない人が多いです。なので、まずは自分の気持ちを正直に彼に伝えてみるのが一番の方法。彼氏が察してくれないからといって、ムスっとするのだけはNGですよ。「よくわからないけど、なんだか最近彼女が不機嫌…」というのは、男性にとって困ってしまうシチュエーションなので、その関係が続くと彼女に関わるのは面倒だと感じて、より趣味に没頭してしまう傾向があります。男性は特に「察する」能力が低いので、きちんと言葉にしないと彼女の気持ちはわからないのです。なので、趣味の時間になるとかまってもらえなくて寂しいと、本音をぶつけてみましょう。多くの男性は好きな女性から気持ちを打ち明けられれば嬉しいと感じ、反省してくれます。気持ちを伝えたことで、彼女を意識して配慮してくれるようにもなるので、デートの回数も増えていきますよ!自分を磨く付き合ってしばらく経ったときに起こりがちなのが、お互いに恋心が落ち着いてマンネリ化してしまうこと。特に男性は彼女がいることに慣れると安心感を抱くので、彼女をないがしろにしてしまうケースが多いのです。そのため、彼氏の関心は趣味に向いてしまうことも多くなってしまいます。なので、趣味より自分に興味を持ってほしいなら、あえて彼氏に絡むよりも自分を磨くことに専念してみてください。美意識を高めてスキンケアやファッションなどを研究!少しでもきれいになるよう努力してみましょう。また内側からきれいになるために、新しいことにチャレンジしたり、読書をして知識を吸収してみたりするのもいいですよ。内面・外面が変化することで、新しさが出てくるので「なんだか雰囲気が変わったな…」と彼氏の方から彼女に再度興味が湧くようになります。なかには、素敵な彼女を誰かにとられてしまうかも!と危機感を感じて、独占欲からデートの回数や束縛が増える男性も。距離をおいてみる彼氏に関心を抱いてほしくて、アレコレ頑張ってもあまり効果がないときは、思いきって少し距離をおいてみましょう。連絡をとる頻度も少し落としてみてください。あえてここで距離をとることで、彼氏のことばかり考える自分の心を落ち着かせることもできます。この機会を利用して、自分も趣味を見つけて楽しんでみるのもアリ。友達と遊んだり、旅行に出掛けてみたりすることで、視野が広がるメリットもあります。すると、逆に彼氏の方が寂しくなって、デートしよう!と連絡がくる場合が多いのです。恋愛は付き合っていても駆け引きが必要になってきます。押してダメならたまには引いて、彼の反応を待ってみて。自分の好きなことに没頭できるのは、素晴らしいことです。しかし、だからといって付き合っている彼氏にほったらかしにされると…女子としては悲しいですよね。そうならないためにも、彼氏にきちんと気持ちを伝えたり、距離をおいたりとちょっと工夫をしてみましょう。
2020年11月04日「彼が女の子とLINEをやり取りしてる…!」「浮気を疑うのはまだ早いけどなんか嫌だ…」なんて経験をしたことのある女性も多いかもしれません。彼が他の女の子とやり取りをしているときのモヤモヤ解消法を紹介いたします。その① 思い切って聞いてみる思い切って彼氏に聞いてみるのも一つの手段でしょう。長く付き合っている彼氏や、友達のような関係の彼氏になら、なにげなく聞いてみるのもアリだと思います。ただここで注意したいのは、大きなケンカに発展してしまうかもしれないということ。彼が女の子と連絡を取ることが悪いことだと思っていなければ、彼女からの指摘は息苦しく感じるでしょうし、彼女が自分の携帯を隠れて見たのではないかという疑いを持たれてしまう可能性もあります。お互いが冷静に話し合えるよう、いたって冷静にさりげなく聞くというのがポイントです。その② とりあえず様子を見る女の子と連絡を取っていたから浮気をしている!と考えるのは少し焦りすぎです。アラサーに近づくにつれお互いが結婚を意識していたりする中、「裏切られた」って思ってしまうことは仕方ないですが、彼氏を少し信じて見守る期間を作りましょう。その期間、相手の携帯の通知に気を配り、その他の言動なども注意深く見守りましょう。モヤモヤを爆発させないよう、彼氏よりも自分を大切にする期間にすることで、気持ちにゆとりが生まれます。自分が大人になればなるほど、相手の些細な言動は気になくなるでしょう。自分も別の男性と連絡を取ってみるのもいいかもしれません。彼氏への怒りを一旦覚まして自分を大切にするのがポイントです。その③ 共通の友人にそれとなく聞いてみる共通の友人、特に彼氏の仲良い友達とかに相談してみるのもいいと思います。彼氏が別の女の子と連絡とっているのに比べれば、男友達に相談することぐらいどうってことないです。ただここで注意したいのは、友達が彼氏に話してしまわないかってことです。あくまでも、友達にも自然に聞いてみるようにしましょう。その④ 自分磨きに力を入れる彼が女の子と連絡をとっていることが許せない!でもそれを指摘する勇気はない…。そんな人は、自分磨きの時期にしましょう。あれ?っと彼に思わせるくらいの変化を遂げることができれば、彼もよそ見をする余裕はなくなるはず。ヘアスタイルを変えてみたり、ジェルネイルをしてみたり。いつもより女子力を磨くことで自分を大切にでき、自分の気持ちの再確認にも繋がります。正直な気持ちを確かめ合う、または時間の流れに任せてみるといった方法をご紹介しました。お互いの関係性に合わせて、自分の気持ちに無理しないような方法を選びましょう。どの方法を選んでも、モヤモヤを溜め込みすぎず自分に優しい時間を過ごすことが大切です。
2020年10月08日出産した途端、授乳、抱っこ、オムツ替えの無限ループで、なかなか夜もゆっくり寝られないですよね。さらに、しばらくはガルガル期ということもあり、イライラモヤモヤすることが多いと思います。突然涙が止まらなくなったり、落ち込んだりすることもあるでしょう。そんな時、決まってかけられるのが「赤ちゃんが小さいからしょうがないよ」「子育てって大変だから」という言葉です。そう言われると「そうか、このイライラモヤモヤは育児のせいなんだ。もしかして、自分は育児ノイローゼなのかも…」と思うかもしれません。でも、それは本当に育児の大変さに対するイライラモヤモヤなのでしょうか? もしかしたら、原因は別にあるかもしれません。今回は、子育てママが勘違いしてしまう、育児が原因ではないイライラモヤモヤについてお話ししましょう。■そのイライラモヤモヤ、育児が原因ではないかも?育児は一生のうち何回も経験することではないし、少子化のため身近に相談できる人も少ないため、ひとりで悩むママは多いでしょう。育児は完璧にやらないといけない、良妻賢母でなければいけないと自分自身を追い込んでしまい、育児がつらい、苦しいと感じてしまうことも。確かに、出産によってママの生活は一変します。夜は授乳のために頻繁に起きなくてはいけませんし、ひとりの時間もなくなり食事もおでかけもままなりません。そもそも命を預かること自体の責任が重すぎて相当ストレスを感じますよね。それに加え、産後のホルモンバランスの変化から、自分以外の人やものに対して攻撃的になる、いわゆる「ガルガル期」もしばらく続きます。出産後のママからの「突然涙が止まらなくなった」「うまくできない自分を責めて落ち込んだ」「夫に当たり散らしてしまった」といった声は少なくありません。「もしかして私、育児ノイローゼなのかもしれない」と追い込まれている方もいるでしょう。そういった時、周囲はたいてい「仕方ないよ、育児が大変なんだから」となぐさめの言葉をかけてくれます。「そうか、育児が大変だから、私はこんなにイライラモヤモヤしているんだ」とママも納得するかもしれません。しかし、そのイライラモヤモヤは本当に育児だけが原因でしょうか? 子どもを育てる大変さだけが、ママを追い詰めているのでしょうか? 例えば1日、夫や親に子どもを任せてひとりで出かけても気が晴れない。夫がどんなに家事育児を分担してくれても、イライラが止まらない。そんな時は、育児が原因ではないかもしれません。■あなたのイライラモヤモヤは何が原因?直面しているつらい気持ちの原因が、育児かどうかをチェックする方法が一つあります。それは「誰(何)に責められていると感じるか?」を自分自身に問いかけてみるのです。もし、育児が原因なら、あなたを責めているのは「あなた自身」。「どうしてちゃんとできないんだろう」「子どもが泣いている理由がわからない」など、自分が思い描く理想の子育てができていないと感じ、自分を責めてしまうのです。日本には昔から、3歳までは家で親が子育てするのが望ましい、ミルクより母乳の方が丈夫な子どもが育つ、夜中の授乳や添い寝は必須といった「育児神話」が存在します。実際は、その全部もしくは一部はすでに科学的に間違いであると証明されていますが、もしかしたら、そういった育児神話にとらわれて、自分で自分を責めてしまっているのかもしれません。そんな時は、夫に「もう限界なので今日は家事をやめます」と放棄宣言をして、まずはぐっすり眠ること。また、短時間でもひとりの時間を作るなど工夫してみましょう。一方で、あなたを責めていると感じるのが自分以外の場合は、イライラモヤモヤの原因は育児ではなく、その人やものかもしれません。例えば、義母から「母乳で育てていないの?」と言われた、夜に子どもが泣いているのに夫は全く起きる気配がない、早く復職したいけれど保育園に入れなかったなどは、どれも育児に関係するイライラモヤモヤです。しかし、あなたが責められていると感じているのは、それを発した人や環境に対してではないでしょうか。自分で自分を責めているのか、他人から責められていると感じているのかをチェックすることで、あなたのつらいと感じている原因がはっきりしてきます。■イライラの原因が実母・義母にある場合の対処法育児を媒介として、他人に責められていると感じつらいのだとしたら、どうしてそう感じるのかをさらに深く自分自身に問いかけてみましょう。例えば、親が育児に口を出してきた時にカチンとしたのだとしたら、どうして素直にそのアドバイスを聞けないのかを自分に問いかけてみるのです。もしかしたら、親のアドバイスは古い常識で、今の育児とはもうかけ離れているのに、押し付けられていると感じているのかもしれません。もしくは、親がいつまでも自分を子ども扱いして、育児にまで指図しようとしてきているのを嫌だと思うこともあるでしょう。それまではつかず離れずの距離で実母や義母といい関係を築いていたのに、子どもが生まれた途端、いろいろ育児に口出しをされて仲がこじれたという話をよく耳にします。おそらくこれは、実母・義母に「育児の先輩」意識があるからでしょう。娘(嫁)の仕事や趣味、人間関係などはよくわからないけれど、育児は自分もかつてやったことがあるから、「余計な一言」を言ってしまうのです。裏を返せば、実母や義母は育児が唯一、遠慮なく口を出せる分野と思っているのでしょう。そういった時は、アドバイスされたことや行動が本当に正しいことなのかどうかを冷静に見極めることが大事です。それが、育児の古い常識であったり、ただの思い込みであったり、単なる習慣の違いだとわかったら、それに対して自分はどう振るまえばいいかを考えてみます。実母・義母には「今はもうそれは違うそうなので、保健師さんの指導に沿ってやってます。見守っていてくださいね」と直接もしくは夫を通して、きっぱりと伝えるといいでしょう。■イライラモヤモヤの原因が夫や環境にある場合の対処法イライラモヤモヤの原因が夫の言動や行動にあるようなら、実力行使に出てみてはいかがでしょうか。例えば、家事がおろそかになっていることを夫に注意されたとしたら、先でも紹介したように、「今、育児が大変で、体力も落ちています。倒れそうなので睡眠時間確保のために今は寝ます」と宣言するのもいいでしょう。育児は母親の担当という風潮が未だに残っていますが、夫もわが子の親です。どんどん弱音をはいて、どんどん頼って、育児や家事に巻き込んでいくようにすれば「家事をちゃんとしたら?」といった心ない言葉は出てこなくなるでしょう。また、育児に不親切な環境へのイライラもありますよね。気軽に預けられる先がない、保育園に入れられなかったなどが挙げられるでしょう。特に用事がなくても、地元の保育園の一時保育や保育ママなど、行政サービスを調べて利用してみるのがおすすめです。家族以外にも預け先を確保しておくことは、ママの気持ちの安定にもつながりますし、急遽お願いしなければいけないことが起こっても、預け慣れていればお願いしやすいですね。人に頼るのが苦手なタイプは「子どもが小さいのに他人へ預けるなんて…」と抵抗を感じる人もいるでしょう。しかし、夫婦共働きであれば、子どもを保育園などに預けたりと他人の手を借りるのは普通のこと。「長時間預けて、何かあったらどうするの?」といった言葉を口にする人もいますが、母親ひとりの育児の方が絶対に安全とは限りません。逆に、保育のプロに育児をお願いできて、自分はイライラモヤモヤから解放されるのですから一石二鳥ではないでしょうか。日本には「苦労してこそ子育て」といった風潮がありますが、育児の大変さと子どもへの愛情は、決して正比例ではありませんから、罪悪感を覚える必要はないのです。子育て中のイライラモヤモヤ、その原因が本当はどこにあるのか。ぜひ今一度、自分に問いかけてみてくださいね。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2020年06月12日子どもが生まれると、お母さんは否応なく生活が一変しますよね。そんな妻を横目に、仕事も遊びも以前と全く変わらないペースで生活する夫。「どうして私ばっかり…」と、イライラ・モヤモヤすることはありませんか?そんな「子どもが生まれても生活ペースを崩さない夫」への対処法についてご紹介します。■夫が生活ペースを変えない理由は3つ子どもが生まれても、相変わらず仕事人間で飲みにも行き、毎日午前様。たまに早く帰ってきても、育児や家事を自分から進んで手伝うわけでもなく、テレビやゲーム。休日はゴルフや映画、ライブといった趣味のおでかけで、妻と子どもは置いてけぼり。そんな自分の居心地の良い生活ペースを夫が続ける理由には、以下の3つが考えられます。1つ目は、子ども中心の家庭内で「自分の居場所」を作ろうとしているのでしょう。家に帰っても、ゲームをして全く動かない、寝室にこもって出てこないなどはその表れです。子どもに侵食されない居場所を作っておきたいのでしょう。2つ目は、子どもができたからといって、仕事を早々に切り上げて家へ直行するとか、休日は子どもの遊び相手をするとか、「イクメンを気取る自分が恥ずかしい、格好悪い」と考えている場合。これは、バリバリ働いてこそ格好良いといった風潮が未だに根強い職場に勤務している男性に多いかもしれません。ですから、会社の雰囲気に流されて、家事や育児を手伝い始めるタイミングを逸し、そのままなんとなく以前と同じペースで生活して現在にいたっているケース。3つ目は、育児に漠然とした不安があって、手伝うことすら怖くて嫌、面倒くさいと考えている場合です。そのため、自分のルーティンを崩さないことで「自分はできないよ」アピールをしているのでしょう。子どもが生まれても夫が生活ペースを崩さないのは、主にこれらの理由が考えられます。■ワンオペ育児に罪悪感を持たない夫たち妻が子育てで四苦八苦しているのを見ていながら、生活ペースを変えない夫は罪悪感を覚えないのでしょうか?そこには、「共感力の欠如」があるからでしょう。女性に比べて男性は、共感する力が弱いと言われていますが、子どもが生まれても生活ペースを変えない夫というのは、妻の気持ちに寄り添う共感の気持ちが足りないのかもしれません。では、どうして夫は妻のつらい気持ちに共感できないのでしょうか? それは、妻に共感しなくても、生活ペースを崩さなくても、夫にとって問題なく毎日が送れているからです。妻が家事に育児に頑張っているからこそ成り立っている生活ですが、このようなタイプの夫は自分の都合の良いところしか見えていませんので、「俺が変わらなくてもできているから大丈夫だろう」と思っているのでしょう。できれば産後の生活について、生まれる前に夫婦で話し合っておきたいものです。「生活がこう変わるから、私一人では大変だと思う。生まれたらこういう風にしてほしい」とあらかじめ“巻き込む宣言”をしていれば、夫もある程度心づもりができたかもしれません。しかし、「わざわざ言わなくても、子どもが生まれたら当然、生活は変えてくれるだろう」とたかをくくっていた場合、産後「こんなはずじゃなかった!」と後悔することに…。では、これからでもできることはないのでしょうか?■どうしたら夫を育児シフトに変えられる?解決策としては、率直に夫へ「今まで1人で頑張ってきたけれど、もう限界です」と言ってみましょう。それがまず第一歩です。これまで生活パターンを変えなかった夫ですから、すぐに変わるのは難しいでしょうが、ただ共感力が低いだけで他者に対する想像力がないというわけではないなら、そこまで言えば「やっぱり大変だったのか、悪かったな」と意識するようになるでしょう。次は具体的に「美容院に行きたいから、今度のお休みの日は子どもと留守番をお願い」「寝不足だから少し休みたいの。数時間見ていてくれる?」と頼んでみます。妻に甘えて任せっぱなしにしていたことに気づき、罪悪感を覚えた夫なら、少しずつ譲歩してくれるようになるでしょう。しかし、それでも「俺は忙しいんだ」と育児に消極的な夫も中にはいます。そういうタイプはそもそも子どもとの生活が想像できず、どう接していいかわからないのかもしれません。特に子どもの頃、父親と出かけたり遊んだりした経験が少ない男性に多いようです。父親との楽しい記憶が少ないため、「自分も子どもの頃は我慢したんだから、子どもは我慢して育つもの」と思い込んでいる可能性があります。ですから、いきなり子どもと2人きりにするのではなく、最初はママも一緒に入って家族で行動するようにしてはいかがでしょうか。子どもとはどう接したらいいかママが手本を見せることで、パパも「子どもとはこういう風に接すればいいのか」「ここまでやっても大丈夫なんだな」といった経験を積み重ねることで、パパは育児に対する不安がだんだんと薄れていくでしょう。例えば、ゲーム好きな夫なら一緒にゲーム、サッカー好きな夫なら一緒に試合観戦したり、子どもをサッカーチームに入れて応援したりと、どんどん夫を巻き込んでいくのです。そうやって、少しずつ子どもと遊ぶこと、家族で遊ぶことは楽しいし、充実した時間が持てることを夫に経験させる機会を増やしていきましょう。ただし、夫に「子どもと一緒は楽しい」という感情まで強要してはいけません。「母親は子どもを愛して当然」「女性全員が母性を持っている」と決めつけられると窮屈さを感じるように、パパもイクメンを押し付けられるとつらく感じるかもしれません。まずは、夫と子どもが一緒に過ごすようになり、夫の生活ペースに「子どもとの時間」という視点を持たせることができたなら合格点。仮に、夫がつまらなさそうな反応をしていても、ワンオペ育児の脱却が一番の目的ですからOKとしましょう。出産からかなり時間がたち「夫の生活ペースを黙認してきたから、今さら言い出しにくい」という方は、例えば、子どもが保育園や幼稚園に入る、第2子が生まれる、復職するといったタイミングに合わせればいいと思います。そういう節目の時に、夫と改めて生活ペースを見直す話し合いを持つといいのではないでしょうか。生活ペースを変えない夫に対し「いつもいつも育児を私に押し付けて…」とイライラモヤモヤしていたら、夫にも子どもにも笑顔で接するのは難しいですよね。まずは、「ひとりで育児をするのはつらい」と本音をぶつけてみましょう。それがまずは第一歩です。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2020年04月22日同棲中の彼が朝帰りしたとき、あなたはどうしますか?彼女としての器が試されているのかもしれません。どっしりと構えて二人にとって良い関係を築ける良い対応方法をご紹介します。彼から話してくれるのを待つ彼女に黙って朝帰りする彼はきっと、自分で良くないことをしたと思っているはずです。帰ってきたときの彼は、どういう態度でしたか?視線を合わせずに小声で「ただいま」と言いましたか?あなたがもし彼が罪悪感を持っていることを感じたのなら、今はそっとしておきましょう。「何してたの?」「今までどこへ行っていたのよ!」と責め立ててはいけません。「母親かよ!」と応戦されるのがオチです。この場合は、彼から理由を話すまでそのことには触れず、様子を見るのが一番です。いつもよりちょっと家庭的な朝食を準備して、彼に振る舞ってみるのも良いでしょう。彼の罪悪感が刺激されて、その場で理由を話し出すかもしれませんよ。彼の言い分を肯定する「ごめんね。飲んでたら終電に間に合わなくなっちゃった!」一晩中寝ることができずに彼を待っていたのに、彼はまったく悪びれず「ごめんね」で済まそうとしている。あなたは怒りが一気に爆発するかもしれません。でも考えてみてください。友達と楽しい時間を過ごしたあと、家に帰ってきたと同時に怒られることで、一気に気分が下がる状況は嫌だと思いませんか?怒りたい気分を抑えて、まずは彼がどんなに楽しいひと時を送ったのか、訊ねてみましょう。話が盛り上がれば、二人の関係はその分だけ強固になります。人は話をきちんと聞いてくれる人に好感を持つとされています。あなたが話をちゃんと聞くことで、彼はより一層あなたのことを好きになるかもしれません。傾聴力を鍛えて、今以上に彼を自分の虜にしてしまいましょう!連絡してほしいことをきちんと伝える"朝帰りしてきた彼は、遊んできたか仕事で遅くなったのかは置いておくとして、疲れていることには変わりありません。一旦、自分の怒りを保留にしておきましょう。彼の体調が万全になったときに、改めて自分の正直な気持ちを彼に言うのがベストです。「帰りが遅くなるときは、連絡ちょうだいね」と軽い雰囲気で言いましょう。「わかった」と彼が了承したら、それ以上は言わないほうが良いです。もし彼が二度目の無断外泊をしたら、一度目と同じように「遅くなるときは連絡がほしい」と軽い雰囲気で伝え、今度は理由を聞いてみましょう。けっして「どうして遅くなったのよ!」と責めるような口調で聞いてはいけません。「何かあったの?」とあくまでも彼の体が心配だという雰囲気を醸しだしてください。そうすれば彼も本当のことを言いやすくなります。彼の理由を聞いて納得したらそれ以上朝帰りの話はせず、明るい話題に換えましょう!さっぱりとした器の大きい彼女だという印象を彼に植え付けることができるかもしれませんよ。
2020年03月25日芸能人たちのモヤモヤ事件を、スッキリと深いところまで捜査し解決するリアルドキュメントショー「芸能人モヤモヤ事件簿人生の未解決事件は2019年のうちに解決SP」が12月29日(日)に放送される。今回はゲストに、原宿でスカウトされ、アイドルグループ「乙女新党」のメンバーとして活動しながら、女優としても『瀬戸内海賊物語』『暗殺教室』などに出演。数々のCM出演でも話題となり知名度が上がったところで、2017年には連続テレビ小説「わろてんか」のヒロインに抜擢。放送終了後の2018年春には日曜劇場「ブラックペアン」、夏には『青夏 きみに恋した30日』に出演するなど大きな飛躍をみせた葵わかな。小学生の頃から子役として『DIVE!!』などに出演。その後ダンスロックバンド「DISH//」のメンバーに選ばれ、4年連続で元日日本武道館公演を敢行するなど人気に。音楽活動と同時に俳優としても「仰げば尊し」や「隣の家族は青く見える」『君の膵臓をたべたい』などに出演。今年1月クールの日曜劇場「グッドワイフ」で演じた若手弁護士役も評判を呼んだ北村匠海。そのほか人気お笑いコンビ「カミナリ」やコメンテーターとしても活躍するカンニング竹山、俳優の高橋克実、元プロレスラーでタレントとしても活動する北斗晶らも出演。番組では北斗さんが“デンジャラスクイーン”と呼ばれ最強の女子プロレスラーだった頃、アメリカのプロレス団体・WCWで世界女子王座のチャンピオンベルトを獲得したが、その後団体が消滅。北斗さんにとってそのベルトは宝物のような存在だが「果たして自分が持ったままで良いのだろうか?」とモヤモヤしているという…そんな芸能人たちの“モヤモヤ事件”を捜査していく。今回のゲストの葵さんは、世界中で愛され続けるミュージカルの金字塔を同名実写映画化した『キャッツ』で主人公ヴィクトリア役の吹き替えを担当。同作には葵さんのほか山崎育三郎、高橋あず美、ロバート秋山、森崎ウィンらも吹き替えで出演する。北村さんは新春に放送されるSPドラマ「『半沢直樹イヤー記念・エピソードゼロ』~狙われた半沢直樹のパスワード~」に出演。同作は来年4月からの「半沢直樹」(仮)に先駆け放送されるものとなり、半沢直樹が前作で出向を命じられた「東京セントラル証券」に赴任した後に起きるある事件を中心にした物語。主人公に吉沢亮、北村さんのほか今田美桜、吉沢悠、井上芳雄、尾上松也、緒形直人らが出演する。『キャッツ』は2020年1月24日(金)より全国にて公開。「半沢直樹イヤー記念・エピソードゼロ」は2020年1月3日(金)深夜23時15分~TBSにて放送。「芸能人モヤモヤ事件簿人生の未解決事件は2019年のうちに解決SP」は12月29日(日)22時~フジテレビで放送。(笠緒)
2019年12月29日あなたが理想とするのは、どんなお母さんですか?家事も仕事も完璧で、おしゃれな家に住み、子どもとはいつもニコニコ接し、夫とは恋人同士のように仲良く…。「理想は理想、自分にはとても無理…」と思いつつも、こうなりたいという気持ちと現実とのギャップが少しつらくなる時もあるでしょう。「理想のお母さん像」は、どうしてママたちを追い詰めてしまうのでしょうか?■どうして「理想のお母さん」を目指してしまうのか?厚生労働省が発表した2018年の人口動態統計によると、1人の女性が生涯に出産する子どもの数にあたる合計特殊出生率は1.42と、前年から0.01ポイント下がっています。その数字が語るように、今は昔と違い、子どもの数は1人か2人の家庭が多く、多くても4〜5人でしょう。そのため、お母さんは育児の経験値があまり積めず、「失敗してはならない」という思いが強くなるのではないでしょうか。さらに、お母さんは子どもを守ろうとする保護本能が強まっているうえ、子どもの教育や習い事、しつけなども考えて実行していかなければいけません。そうすると、「こうでなければならない」という子育ての理想、お母さんの理想像を作り上げてしまうのでしょう。そういう時、私はあえてネットの情報にたくさん触れることをおすすめしています。ネットには、相反する情報がいっぱい氾濫しているからです。例えば、離乳食はなるべく早く始めた方がいいという意見もあれば、食物アレルギー予防のためになるべく遅くした方がいいという意見もあります。英語学習も、早期教育がいいという説もあれば、ある程度日本語ができるようになってから始めた方がいいという説も。そうすると、育児には絶対の正解がないと実感できますよね。自分の正解が、ほかの人の正解とは限らないのです。例えば、東京なら私立小学校への入学はそれほど特別ではないけれど、地方では公立が主流ですよね。生育環境や住んでいる場所、タイミングが違えば、育児に対しての考え方や常識も違って当たり前。結局、育児はその子にとっての正解しかないし、そのお母さんにとっての正解しかないことがわかるわけです。正解は人それぞれですから、違うからといって自分が間違っていると不安になることはありません。もし、自分が「理想のお母さん」を追い求めすぎていると感じた時は、あえてネットの情報に触れてさまざまな意見に耳を傾けてみませんか。■ほかの人の目、ほかの人の言葉が気になったら?例えば、「母乳じゃないの?」と義理のお母さんから聞かれたとしましょう。そこで「母乳で育てられないのは母親失格?」と落ち込む必要はありません。母乳で育てるのが義母の常識であって、あなたの常識ではないだけ。義母も間違っていませんし、あなたも間違っていません。「この人の正解はそれなのね」と受け止めるだけで、気にすることはありません。そう言われたなかで、自分が「いいな」と感じたものは取り入れればいいですし、ちょっと違うと思ったものは取り入れなければいい、無理と感じたら無理と言えばいいのです。判断ポイントは、取り入れてみて「うれしい」と思うか「え?」と思うか。「あの人が言ったから」とか「世間ではそうだから」という理由でやらなければいけないと思った時点で、それはあなたや子どもの「正解」ではないでしょう。育児に関しては、快感か不快かで判断していいと思います。それは一人ひとり違うものですし、自分に当てはまるものもあれば、そうではないものもあります。そこは、子どもやママ中心で考えていいでしょう。自分がいいなと思ったものだけやって、違和感を覚えたらやめればいいのです。■夫から「理想のお母さん」を押し付けられたら?あなたの理想と夫の理想が違った場合は、快・不快で判断するのは難しいでしょう。一緒に育児を担う2人ですから話し合わなくてはいけません。ほかの人でしたら「そうですね〜」と流せるところでも、夫には「私は違うことを考えているから、どうしようか?」と話す必要があります。できれば、長い時間子どもと過ごす、面倒を見る方に合わせるのがベストですが、お互いが自分の理想を主張して平行線のままの場合、どうすればいいのでしょうか?例えば、自分は必要ないと思っている習い事を、夫がやらせたいと言い始めたら? 「その時だけ、あなたがサポートして」と頼めばいいのです。そうやって妥協点を見つけてはいかがでしょうか。男性の場合、「じゃあ、やってよ」と言うと、大抵やらないですよね(笑)。妻が折れてサポートしてくれるのが前提で「やらせたい」と言っているからでしょう。でも、口を出すのに手は貸さないというのはおかしいですよね。ですから、「俺はできないよ」と言われたら、「じゃあ、あきらめるしかないね」でいいと思います。夫とは、話し合える関係、理解し合える関係がまず大切。でも、話し合う余地もなく、育児は何もやらないのに「理想のお母さん像」を押し付けてくる夫も少なからずいます。その場合は、「丸投げ」がおすすめ。例えば、夫は娘を小学校から女子校に通わせたいけれど、あなたは地元の公立小で十分と思っている場合。「私は公立小でいいと思っているけど、あなたがそう考えるなら検討してみるから、どこの学校がこの子にとってどのようにいいのか調べて教えて」と丸投げするのです。そこで夫が動かないなら、彼の理想はその程度なのです。「自分以外の人がお膳立てしてくれるなら」の理想であって、本気でやりたいことではないということでしょう。■「理想のお母さん」は存在しない誰にでも共通するような「育児の正解」はありません。あなたと子どもの正解は、ほかの親子の正解ではありませんし、その逆もしかり。育児に正解がないのであれば、みんなが同じ理想を目指さなくてもいいのではないでしょうか。「理想のお母さん」も存在しないといえるでしょう。ほかの人の意見を参考にするのはいいけれど、必ずしも同じようにする必要はありません。育児の正解や常識は人それぞれで、親子の数だけあります。もし、「理想のお母さん」像に押しつぶされそうになったら、相手の言うことが絶対だとは思わないこと。なぜなら、ほかの人はあなたの子どもの成長に責任をとってくれるわけではないのだから。まずは自分の子どもをよく観察し、あわせて自分の現状を鑑みてベストと思われる方法を選べばいいでしょう。自分と我が子にとって正解があるとしたら、次の2つ。・お母さんが子どもに対して笑顔を向けられること・「あなたが大事」というメッセージをお母さんが子どもに伝えられること仕事が忙しくて家事がうまく回っていなかったり、ほかのお母さんと比べて「できていないな」と思うことがあったりしても、最優先すべきは上の2つ。もし、ほかの人から何か言われてモヤモヤするのであれば、それは相手の主張が少し正解だと感じているからかもしれません。でも、それは自分ではできないと感じている…。それもまた事実であって正解だと認めることです。ほかの人と自分は別の人間だから、正解もまた別。「できない」と思ってやらないことも、あなた自身にとって正解で、ほかの人と違っていいのです。それが、あなたと子どもの正解ですから。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2019年10月08日子どものお世話をして、パパの食事を作って 、掃除して、洗濯して…その繰り返しの毎日。ふとSNSを見ると、同じママなのに家事も育児も仕事もそつなくこなす人たちのキラキラな生活が目に入ってきます。そんな時、ふと頭に浮かぶ疑問。「自分は何が好きだったっけ? どんなママになりたかった?」そう自問自答した時、答えが見つからないママは少なくありません。周りはイキイキと「やりたいことをやって、なりたい自分になっている」ように見えるのに、自分は家事育児で手一杯。「自分も何か始めたい、何かやらなくては!」と焦る気持ちとは裏腹に、そもそも何がやりたいのかがわからない…。自分の「好き」がわからなくなった時、どうすればいいのでしょうか?■自信がない…自分の「好き」がわからなくなってしまった理由「毎日忙しくて何もできないし、そもそも何がやりたいのかわからない。周りと比べて自分はこのままでいいの? 自分は何もやっていない…」どうして、そんなに自信がなくなってしまったのでしょうか。結婚後は夫、出産後は赤ちゃん第一になっていませんでしたか? なんでも自分を後回しにしてきたために、自分の好きなこと、やりたいことがわからなくなっているのかもしれません。さらに、家事育児で疲れているから、どうしたいのか思い出せない、考えられない…。さらに、やってみてできなかった時が怖い、できなかった状況を見るのがいやというネガティブな気持ちから、「どうせできない」とブレーキをかけてしまっているのかもしれません。自分が何をやりたいのかわからない焦りは、この2つが理由の場合が多いです。そんな現実を見たくないあなたは、忙しいから何もできないと自分に言い聞かせていませんか? でも、どこかで納得していない自分もいる。だけど、それを無理して推し進めるほど、自信も体力も時間もないところで悶々(もんもん)としているのでしょう。■自分に自信を取り戻したい「では、どうしたら?」そんなモヤモヤを吹き飛ばして、自分のやりたいこと、好きだったものが何だったかを思い出してみましょう。即効性のある対処法としては、次の3つがあります。1.1日1回、必ず好きな物を食べる。人間の三大欲求の一つと言われる、食欲。中でも食欲は、ダイレクトに快感へ結びつきやすいうえ、子育て中でも一番実現しやすいもの。まずは、食欲で自分の快感を満たしてもらい、好きという感覚を呼び起こしましょう。ついつい夫や子どもの好物に合わせて献立を考えたり、子どもの食べ残したものを食べなければいけないこともありますよね。そういった時でも1品だけ、例えばデザートだけでもお母さんの好きなものを食べてください。1日1回必ず自分が好きなものを食べることで、「好き」の感情を思い起こしましょう。2.外に出かけましょう。図書館でも児童館でも公園でもどこでもいいので、子どもと一緒に外へ出かけましょう。保育園や学校の読み聞かせボランティアや、運動会の手伝いとかもいいですね。そして、周囲の人を観察してみましょう。ぼーっと公園でほかのお母さんを観察するだけでもいいです。「あのお母さんいいな。あの子はきっとこういう子かな」など、なんでもいいので感情を呼び起こしてみましょう。そして、逆に「自分はどうかな、どう見えているかな」と考えてみましょう。自分はどうなりたいか、どんな子育てをしたいか、どんなお母さんになりたいかなど、自分自身を見つめるいいきっかけになります。そうやって思い浮かんだ「理想の自分」の具体像がはっきりするにつれ、自分が何をやりたいか、自分はどうなりたいかが見えてくるでしょう。まずは外に出て、周囲を観察し、なんでもトライしてみませんか。3.子どもの時に好きだったことを思い出す。お絵かきが好きだったなら、日常のマンガを描きとめてSNSに載せる。運動が好きだったなら、家の中でもできる親子体操やヨガなどをやってみる。子どもの頃に好きだったことは、損得抜きでやってきたことばかり。「できるかな」「将来役立つかな」など思わないでやってきたことを、まずはもう一回思い出してみるのです。これには、好きなことをやる快感を思い出す、どういったところが好きだったかをより具体的に思い出す2つの意味があります。例えば、絵を描くことが好きだったなら、その作業自体が好きなのか、一人でやることが好きなのか、屋内の作業が好きなのかなど、ほかのこととも総合して考えてみるのです。以上の3つをやってみると、自分は何が好きで、何をやりたいのかがだんだんと見えてきます。それを、書きとめてみましょう。そうすると、好きな優先順位もわかってきます。そういう自問自答の作業をして欲しいのです。■3年後の自分はどうなっていたい? 手紙を書く自分の好きなこと、やりたいこと、自分がなりたいものを書き出したら、次は「3年後の自分へ」手紙を書いてみましょう。5年、10年では先すぎて「自分がそんな風になれる気がしない」とあきらめがちですし、半年後や1年後では近すぎて「なりたい自分」の選択肢を狭めてしまいます。そこで、3年という区切りが一番適当なのです。3年後はどうなっていたいか、3年後の自分に何を言いたいかを、紙に書きとめるだけでもいいですし、思いついた時に携帯電話にメモするでもいいのです。すると、自分に目が向き、今は何をすべきかが見えてきます。3年後の一歩目は明日ですから、明日、自分のために何をすべきかが見えてくるでしょう。3年後の「理想の私」は、その繰り返しで形作られていきます。書きとめた「こうしたい、こうなりたい」は、見返せる形で書き残すのがいいですね。それは、「こうしたい、こうなりたい」はだんだん変わっていくこともあるからです。過去の「こうしたい、こうなりたい」を見返すと、それが思いつきで書いたものなのか、それともずっと願っている望みなのかが見極められますよね。書いていくこと、残すことが大事。見返すことで、やりたいことがよりクリアになっていきます。手紙を書くのは、必ずしも3年後の自分と決めなくても構いません。例えば、子どもの就学・入園など説明ができる節目があれば、2年後や4年後でも区切りとしていいのです。子どもが小さいうちは、「こうしたい、こうなりたい」が必ずしも自分のことではなくてもいいと思います。例えば、子どもをどこの学校に入れたい、子どもにこうなって欲しいというゴールもアリです。小さな子どもが自分の進路や学校を選ぶのは難しいですから、そのサポートをしたい、子どもの教育に注力したいというのもまた「自分の望み」だと自覚することも大事。子どもの未来でありつつ、自分の未来でもあるわけです。■「こうしたい、こうなりたい」の輪郭が見え始めたら自分の「こうしたい、こうなりたい」を3年後の自分あてに繰り返し書いていくと、だんだんと目標が定まってくるはずです。そうしたらいったん、手紙を書く作業はやめてもいいでしょう。目標を達成した、または「こうしたい、こうなりたい」がなくなったら、また「3年後の自分へ」手紙を書けばいいのです。女性は、結婚、出産、育児と、ライフステージが大きく変わるタイミングがあるので、その時々でやりたいことが変わってもいいと思います。子どもの教育に注力する時もあれば、自分の好きなこと探しをする時もあるでしょう。それが、遅い早いはありません。家庭はこうだけど、自分の仕事はどうだろう。自分の体力はどうだろう。夫との関係はどうだろう。その時、その時で、やりたいことを思いついたら書きとめるというのでいいと思います。それを繰り返すことで、きっとあなたの本当の「好き」が見えてくるのではないでしょうか。 エキサイトお悩み相談室で佐藤先生に相談する
2019年10月03日日々、心にチクチク刺さる言葉にモヤモヤしながら、何も言い返せずに我慢しているママ。特に、夫や義両親、実両親など、一生付き合わなければいけない相手だと、なおさら何も言えないでしょう。でも、そのモヤモヤを放っておくと、だんだんイライラに変わり、ついには子どもに当たってしまうことも…。そんなうつうつとしているママたちのための書籍 『「言い返す」技術 ムカつく相手にスパッと言い返す』 が発刊されました。著者は、作家でありカウンセラーの五百田達成さん。角が立たず、良い関係をキープしつつ、夫や義両親、実両親に言い返す方法はあるのでしょうか? 五百田さんにお話をうかがいました。五百田達成(いおた・たつなり)さん プロフィール作家・カウンセラー。東京大学教養学部卒業後、角川書店、博報堂を経て独立。鋭い視点から「コミュニケーション」「人間関係」を分析し、そこから導き出す実践的なアドバイスは高い評価を受けている。「コミュニケーションのプロ」としてメディア出演多数。著書にベストセラーとなった『察しない男 説明しない女』『不機嫌な長男・長女 無責任な末っ子たち』『話し方で損する人 得する人』(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)など。米国CCE,Inc.認定 GCDFキャリアカウンセラー。HP: 五百田達成オフィシャルサイト ■姑、実母、夫…一生付き合う相手からの「悪気のない言葉」――夫や義両親、実両親からの悪気のない言葉に傷つくことがあります。でも、一生お付き合いする相手なので、何も言い返せないママがほとんどだと思います。五百田達成さん(以下、五百田さん):第2回でもお話ししたように、「Yes,but」で答えるのはどうでしょうか。「最近は紙おむつなのね〜」と言われたら、「昔は布おむつだったんですよね」と相手の言葉に一旦、イエスを言って、「でも、うちはこれなんです」とノーを言う。「これがうちのルール、スタイルなんです」と言うのは、上手な自己主張の言葉かと思います。さらに、「私がこうしたいんです」より、「どうしてか、こうなってしまうんです」のほうが、責任転嫁できる言い方になりますね。暗に「私がコントロールできるものではないんです」という意味を含ませるんです。ほかには、最近の若い子の間で流行っている「あ〜、ね」という言葉はどうですか? 差し障りなく受けとめている「フリ」をする。これは、女性の生きる知恵、コミュニケーションだと思います。男性にはなかなかできないこと。もし義母が「おむつは布が良いわよ」と言ったとしたら、夫は「古い常識を持ち出すな。母さん、黙ってろ」とけんもほろろに言い返す。で、シュンとする義母の隣で妻が胸を痛めてる…よくある風景ですよね(笑)。■毒親「実の親からの言葉が一番きつい」理由――最近は、実両親に言われた言葉のほうが傷つくというママの声が多いんです。五百田さん:問題は、義両親よりも毒親ということですね。さらに、昔と比べて今のおばあちゃんは元気。手も口も出してくるわけです。基本的には、先ほどお話しした「Yes,but」の対応でいいと思います。例えば、子どもを叱っている時に「あなたも昔はそうだったわよ(だから、しかる資格はない)」と実母が口をはさんでくる時がありますよね。おばあちゃんからしたら、孫に好かれたいから味方をしてしまうんです。でも、そのために親の立場をなくす、親の権威を落とすことを言ってしまう。でも、そういったことをすればするほど、孫に会わせてもらえなくなるのにね(苦笑)。実両親の場合は、強めに言い返してもいいと思います。相手もそこまで傷つかないし、こちらもあまり自己嫌悪におちいらないでしょう。このシチュエーションで僕がおすすめするのは、「今はわたしの話はしていない」。ぎりぎり実用的だと思うんですけど、いかがですか?実両親は意識してか無意識かはわかりませんが、わざと子どもの前で言っている可能性がありますから、「子どもの前だから、そんなことを言うのはやめて」というのはあまり効果がありません。「今は私の話じゃない、この子の話をしているから」と言うのがいいかと思います。あとは、「お母さんがそうだったから、私もこうなっちゃったのね」「お母さんも私をガミガミしかっていたじゃない」って言えばいいんです。なら「まあ、そうね」ってなるかもしれない。それは対等でフェアな言い分ですよね。ただし、実の母に家事育児を手伝ってもらっているのであれば、ある程度、口を出されるのはしょうがないと思わなければいけません。例えば、子どもを預かってもらったり、ごはんを作ってもらったりしているのであれば、実母は会社で言うところの「株主のひとり」、口を出す権利があります。それが嫌なら、お金を払って外部の育児サービスに頼むべきです。実母に手伝ってもらう以上、いろいろカチンとすることを言われるのは当たり前だと思ってください。でも、そこで我慢する必要はなくて、言い返せばいいんです。それがコミュニケーションですから。――「自分は親のようにはなりたくない」と思いながらも、同じように毒親になってしまうのではないかという不安を持つママもいます。それを断ち切る方法ってあるのでしょうか?五百田さん:母と娘の結びつきは本当に強すぎるので、どこかで断ち切らないとだめですよね。結論から言うと、ちゃんと母にピシャリと言い返すのは良いと思います。母にはやさしくしなくてはとか、私がいるのはこの人のおかげだから尊敬しなければとか、無理にそう思う必要はありません。母と自分は別人間、同様にお子さんとママも別人間なんですから。「親の愛は何よりも深く、親は私を絶対的に愛していて、だからあんなことを言われてもこんなことをされてもすべては愛だから我慢しなければいけない」なんて考えていると、不幸の連鎖です。自分の子どもにも同じことをしてしまうかもしれません。■夫の悪気ない一言…うまい撃退法は?――ママたちが夫に言われてイライラモヤモヤする言葉に「手伝ってあげる」というのがあります。五百田さん:「手伝う」もダメだし「あげる」もダメで、二重にNGな言葉です。そういう言葉には、おうむ返しがいいかもしれないですね。絶妙に間をあけながら「手伝って…あげる?」と言うのはどうでしょうか? 間をとって聞き返せば、夫もまずいこと言ったなってわかるでしょう。「子どもを静かにさせろよ」と言われたら、「子どもを…静かに…させろよ?」とかね。「あなた今、何言ったかわかってる?」と夫に言い返したり、無視するよりはいいでしょう 。お互い冷静に対応できます。そう言って、夫の出方を見た方がいいですね。ママも少しは胸がすくのではないでしょうか。――夫は、家事育児を他人事のようにとらえていますよね。それは、どうしてでしょうか?五百田さん:妻が「家事育児は自分が取り仕切る場所」と思っているのなら、夫の主体的な参加を期待するのは厳しいでしょう。家庭は自分のフィールドで、家事育児を自分の想い通りにしたいと思っている妻は、言わば「社長」的な立場。すると、夫は「バイト」的な意識しか持てないので、「もっとちゃんと子どものことを考えて」といったざっくりとした指示では動けません。妻が仕切っているので、夫はついていくしかないんです。夫も夫で「何言ったって、この会社(家)の方針は変わらないだろう」と思っていますから。夫婦で一緒の歩みをしたいのなら、自分も折れなくてはいけません。子どもの教育方針も家事の仕方も、夫の意見を取り入れて進めて、そこでようやく社長と係長くらいにはなれるんじゃないでしょうか。家庭といえども、まさに仕事のパートナーシップと同じですよね。ですから、妻は夫を「子どもを20歳までなんとか育てようプロジェクト」のパートナーとして、どういった分担ができるかを考えるべきです。プロジェクトマネージャーの視点が必要ですね。■良好なコミュニケーションでは愛情が邪魔になる?――家事、育児にもビジネスの視点が必要ということですね。五百田さん:そこに、家族愛や子どもへの愛情といった感情を持ち出すとややこしくなります。「あなた、子どもがこういう風になっているのに、なんとも思わないの?」といった感情論になって解決の糸口が見えなくなるんです。コミュニケーションがうまくいかない、言い返せずにモヤモヤする理由のひとつに、「なんでも愛でひっくるめようとする」感情が邪魔をしているのかもしれませんね。「おむつは布がいいと思うのよね」の義母の言葉に何も言い返せないのも、孫愛で言ってくれているのがわかるから。でも、言葉によるコミュニケーションを1つ挟むと、自分の感情をフィルタリングできる。言葉ってそのためにあると思うんですよ。ムカッとしても、いったん頭をやわらかくして「言い返す」技術でうまく伝えられたら、感情の処理ができるようになるでしょう。大人でも、言葉が出ないとイライラがたまるし、泣きたくなるし、時には手が出るし、子どもと一緒です。だから、コミュニケーションの専門家としては「みんな、ちゃんと言葉使おうよ。うまく言えないなら、うまく言えるようになろうよ」と声を大にして言いたい。今からでも遅くないと思います。あとは、ズボラなお母さんになりましょう。女性は、汚れた家を見せるのが恥ずかしいから、家事代行サービスは頼めないという人が多いですよね。頼んだとしても、その前に下掃除をするとか聞きます。それは、とても女性的だし、人間的だし、日本的ですよね。でも、男性は逆で、どうせきれいにしてもらえるんだからと汚しまくります。そこまではできないにしても、それくらい割り切って、家のことは細やかにできないお母さんになるべきです。特に息子を持っているママは。例えば、ついつい夫には「おかずをもう一品増やしてしまう」「お風呂の時はタオルを用意する」という妻がいますが、子どもはそれをよーく見ています。そして真似をするんです。「ママ、ごはん」「ママ、タオルは?」って。そして将来、育児や家事でへとへとの妻に「おかず、これだけ?」とか「お風呂入るからタオル出しといて」とか言う夫になってしまうわけです。ですから、息子のために将来のお嫁さんのために、涙をのんでわざとやらない(笑)。子どもには手をかけ過ぎない。愛との戦いですね(笑)。世の中にあふれる、モヤモヤ言葉、イライラ言葉、ムカムカ言葉…。「事を荒立てたくない」「私さえ我慢すれば」の気持ちで、言われっぱなしだったママさんも多いでしょう。でも、「言い返すことも一つのコミュニケーション。繰り返すことでうまくなります」と五百田さん。イライラモヤモヤをため込まない技術を。参考図書: 『「言い返す」技術 ムカつく相手にスパッと言い返す』 (徳間書店)突然キレてくる人。怖いパワハラ。気持ち悪いセクハラ。遠回しに悪口ばかり言ってくる人…。そんなムカつく相手にスパッと言い返す超簡単テクを大紹介! 事を荒立てたくはない。でも、言われっぱなしはイヤだ。あっちに「すみません」と反省させ、こっちもスカッと気持ちが晴れる。そんな魔法のような「言い返し方」を教えてくれる1冊。
2019年09月07日付き合いが深くなると感じる、相手への違和感……。彼と一緒にいても落ち着かない、心がモヤモヤすると思ったら、チェックしてほしいことがあります。小さな違和感はそのままにしておくと、やがて別れにつながるというデメリットも。心がモヤモヤしたらちょっと見直してみましょう。■ 彼、マイルールを押し付けすぎじゃない?「連絡にはすぐに反応して」「会うのは週末だけにして」「飲み会に行かないで」。彼女が自分から離れていかないとわかったとたん、マイルールを押し付けてくる彼。一方的な上に、守らないと怒る人も……。マイルールが多すぎる彼は、ほどんどが小心者でしょう。よく言われる「S彼」というのも強引にマイルールを押し通したい小心者。強引=強さではありません。何も知らないあまり、意思のない女子が押し切られるのもアリだとは思います。しかし、彼のルールが、一般的に間違っていないかどうかを判断するのは、結局は自分自身です。少女マンガの世界ではアリかもしれませんが、度が過ぎる人が身近にいると、とても迷惑ですですよね。こういう人の特徴として、うまくいかなかったことは常に他人のせいにする癖がありますから、できれば付き合う前からチェックしておくようにしましょう。■ 「もっと俺を大事にして欲しい」と言ってくる彼がこんなことを言いだすときは、きっと、彼女のことを想いすぎているのが原因です。自分がこんなに思っているのに!と、彼女が自分の事を軽く見ているのではないかという疑い、不満から「もっと俺を大事にして欲しい」と思っている傾向に。彼の心境まで下りて(上がって)いって、彼の気持ちを知って同じような立場で相手を思いやるようにすれば、彼の不満は収まると思います。でも、こんなことを言いだす彼は、細かいことまで一致しないと気が済まないケースも。文字通り、心身一体を目指している、いわば理想が高い人の可能性があります。理想が高いといえば聞こえはいいですが、ただの支配欲かも知れません。彼の気持ちが重すぎる? それとも自分はそんなに彼のこと好きじゃないのかも? ということを一度考え直してみましょう。■ 普段は優しいけど、同意しないと怒る彼自分を好きでいてくれる相手には優しいけど、そうでない相手にはとことん冷たい。こんな彼は、敵か味方のどっちかしかいないような考えの人で、モラハラになりやすい傾向に。自分の気持ちを知ってほしい、同意してほしいという欲求が強ければ強いほど、自分の考えに同意してくれる味方には甘えます。付き合ってるときはいいかもしれませんが、今後ずっとエスカレートしていくことを考えるとどうでしょう?意見が食い違ったときや、別れ話になったときなどは、徹底的に冷徹に論破してくるでしょう。本人はストレスを抱えているのかもしれませんが、本来自分で解決すればいいものを、彼女に強く主張して、自分の言いなりにさせようとする男の人も沢山います。こういうタイプの男性は、満足に限界がありません。頑張る方向が間違っているため、自分が許される範囲で威張ることを繰り返します。少しでも誰かのせいにする傾向が見えたら、早めに離れていきましょう。■ 恋愛って本来自分が楽しいもの気をつかって付き合い続けていくよりも、「自分が楽しければ相手も楽しいはず!」と思えるような、ストレートに楽しめるのが本来の恋愛ではないでしょうか?ちょっと気になる言動があった時は、早めに別れの検討をしてみましょう。(只野/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2019年06月15日チェック1:他人の目を気にし過ぎていませんか? まずは次の項目をチェックしてみましょう。 □人に嫌われることがとても怖い□外食のときにメニューをあれこれ迷ってしまう□自分の理想とする結婚年齢が気になって仕方がない□好きでないものをもらっても捨てられない□他人から「ありがとう」とお礼を言われず、気になってしまうことがある□周囲の期待に応えたい□自分の気持ちはいつも二の次、もしくは、本当の自分の気持ちがわからない 4個以上当てはまるなら、「他人の目が気になっている」可能性があります。 モヤモヤの解消法:他人の目を気にしない 「他人の目が気になっている」のだとしたら、他人の価値観にとらわれるのをやめましょう。 ■1:深呼吸をする・瞑想をする頭の中を空っぽにしてあげましょう。他人の目にさらされているあなたは心身共に疲れてきっています。呼吸だけに集中します。時間はいくらかかってもOK。何も聞こえず、考えることもなくなったら、それをしばらくキープ。心が解放されて楽になります。 ■2:情報の遮断情報があふれている現代社会、良い話ばかりではないところが困りものですね。情報に振り回されてモヤモヤしてしまうなら、勇気を持って受信も発信も遮断しましょう。元彼や友人の言動が気になる、既読になったのに返信が来ないと悩むなら、アドレス帳の整理、アカウントの削除も。情報の断捨離がストレスをなくしてくれます。 ■3:自然と親しむ森林浴で知られるように、自然には心を癒す効果があります。森へ出かけなくても、公園や海で裸足になったり、芝生で寝転んで空を眺めたり、カーテンを開けたときに朝日を浴びたり…。そんなことでも自然を感じられますね。大自然を感じたら、他人に振り回されることがとても小さなことに思えてくるよう。不思議ですね。 チェック2:自分のこと、認めていますか?では、今度は【チェック2】にトライ。 □自分の短所ばかりが気になる□自分に似合うもの、好きなものが分からない□他人が褒められているのをみると「いいな」とうらやましく思う□自分には何か足りないものがあると感じている□身近な人から言葉で傷つけられても反論できない□本音なんて絶対に言えない□自分を変えたい!と常に思っている4個以上当てはまるなら、「自分のことを認められない、肯定できていない」可能性があります。 モヤモヤの解消法:自分のことを大切にする 「自分を認められない、肯定できない」なら、自分のことを他人と同じように大切にしましょう。 ■1:邪魔なものを捨てる要らないものを捨てましょう。捨てるか悩んだものに、自分を嫌だなと思っている原因が隠されていることも。サイズが合わず着られなくなった服、元彼との写真、いつか受けたいと思っていた資格試験の参考書など、それらが自分を肯定できない原因ではありませんか?捨てるのか、そこに挑戦するのか、あなた自身にとって何が一番いいかを考えて決めましょう。 ■2:「やるべき」と思っているルールを減らすダイエットのために食べることを我慢する、掃除・洗濯は絶対に午前中、○時までに寝なくちゃ…など自分へのルールが多すぎではありませんか?ルールを少し減らしてみる、また、ルールに縛られない日を作るなど、自分を解放してあげてみて。 ■3:心の中を書き出す・思い切り泣く自分に素直になって、気持ちを表に出してみましょう。泣きたいときに泣く、笑いたいときに笑う、それでOK。他人の目を気にせず、自分を認めてあげられたら…ポジティブ思考で秋を楽しみましょう。 wellfyより
2018年10月25日バウンダリーとは、自分と他者の間にある境界線のこと。これまでは、自分の領域に侵入されて困っている側の話でしたが、最終回は相手の領域に侵入してしまう側の悩みを取り上げます。「子どもに毎日の出来事を細かく聞いてしまう」「子どもの友だち関係が気になってつい干渉してしまう」といった親子間でのバウンダリー・オーバー(境界線超え)を防ぐには、どうしたらいいのか? 『人間関係 境界線(バウンダリー)の上手な引き方』 (同文舘出版)の著者であるおのころ心平さんに、話を聞きました。お話をうかがったのは…おのころ心平さん一般社団法人自然治癒力学校理事長。ココロとカラダをつなぐカウンセラーとして、これまで2万4000件、約5万時間のカウンセリング経験を持つ。経営者、アスリート、文化人など多くのクライアントのセルフケアを請け負っているほか、パーソナル医療コーディネーターとして病院や治療法、医療選択もサポート。セミナー・講演回数は年150回を超える。 ・オフィシャルブログ ■子どもに「今日、何した?」としつこく聞いてしまう子どもの園や学校でのようすが気になり、「今日は何をしたの?」「何が楽しかった?」「何かイヤなことなかった?」と聞いてしまう。親心からくる言動ではありますが、これもバウンダリー・オーバーなのでしょうか。「本人がイヤがってなければOKなのですが、答えてくれないのに繰り返し聞いているのなら、それは親から子どもへのバウンダリー・オーバーといえます。まだ小さいとはいえ、子どもには子どもなりの感情世界があります。あまりしつこくすると、小学校の中・高学年では親用の顔とふだんの顔を使い分けるようになってしまいますよ」(おのころさん)とはいえ、園や学校での様子をいっさい聞かずに、知らないでいるのも不安なものです。そこで、おのころさんが提案するのは、「月に1、2回、親子でじっくりと話をする日を設定する」という方法です。「矢継ぎ早に聞かれるのは、子どもからしたら“言葉の機関銃”を撃たれているようなもので息苦しくなってしまう。あらかじめ『学校のことはこの日に話そう』と伝えておくと、子どもも心の準備ができます。もし人間関係や勉強などで問題を抱えていても、その日に向けて解決するように頑張ってくれるかもしれませんよ」(おのころさん)大人と同じで、子どもにも良い日もあれば悪い日もあるのが当たり前。「今日どうだった?」と早急に結果を求めるのではなく、「最近どう?」くらいの長いスパンで話を聞いてあげるといいでしょう。おのころさん自身、3人の娘さんが小・中学生の頃には毎月1回、ひとりずつとデートしていたのだそう。「家にいると、どうしても仕事や学校などほかのことが入り込んできてしまいます。2人きりで外出することで特別な空間を作り、『あなたが一番だよ』と伝えて、とことん甘やかしてあげる。そうすると本音が出てきて、『実はね…』とふだん話さないような話もしてくれていましたね」(おのころさん)きょうだいのいる家庭では、ぜひマネしてみたいアイディアです。 ■子どもの友人関係「ついつい口を出してしまう…」子どもが成長するにつれて、気になるのが友人関係。子どもの自主性を尊重しなければと思いつつも、乱暴な子や言葉づかいの悪い子とはあまり付き合って欲しくない、と考えてしまう親も多いでしょう。「でも、乱暴とか言葉づかいがというのは、その子の一面に過ぎませんよね。世の中には、大人だけに良い顔をする子もたくさんいます。子どもの判断で付き合っているのだから、きっとその友だちには違う面があるのではないでしょうか?気になる場合は、子どもに『お友だちのどこが好きなの?』『どういうところが良いの?』と聞いてみるといいでしょう。そのうえで、『そんなに良いところがあるんだね』『良い部分を引き出してあげるあなたもすごいね』と、ほめてあげるといい。そうすると子どもはますます、相手の良いところを引き出せる人間に成長していきますよ」(おのころさん)たとえ今は“悪い子”に見えても、周囲から良い影響を受けることで変わっていく可能性は大いにあります。子どもの選択を尊重してあげつつ、成長を広い心で見守ってあげるといいでしょう。■子どもの宿題や支度「必要以上に手伝うのは過保護?」幼少期なら、親が子どもの世話をするのは当たり前。でも、子どもが成長しているのにいつまでも介入し続けるのは、子どもの世界へのバウンダリー・オーバーです。「いわゆる過保護の問題の背景には、親側の不安があります。宿題をやってあげるのは、自分が子ども時代に宿題で失敗した経験の影響かもしれませんし、身支度をやってあげるのは自分が忘れ物をして悲しい思いをした記憶が残っているからかもしれません」(おのころさん)「恥をかかせたくない」「傷つけたくない」という親心は一見、子どものために思えますが、実は自分の欲求を満たそうとしているだけにすぎないのです。「子どもには子ども自身の感情世界があり、園や学校、友だち、先生など、複雑な人間関係のなかで生きています。“脳の中の判断ルーム”を親が占拠するのは良いとはいえないですね」(おのころさん)親と子の間にバウンダリーがあることを意識しておけば、もし超えてしまった場合も同じ過ちを繰り返さないように心がけることができます。ママたちの人間関係はとても複雑。自分の領域に侵入されて困ることもあれば、自分が行きすぎて失敗してしまうこともあるでしょう。人間関係を円滑にしてストレスから身を守るために、「バウンダリーを上手に引く」という考え方を取り入れてみてはいかがでしょうか。参考図書: 『人間関係 境界線(バウンダリー)の上手な引き方』 (同文舘出版)おのころ 心平 著 1,512円(税込) 24年間、のべ5万時間以上のカウンセリングから導き出した「病気にならない心理学」の本。快適でベストな人間関係を築くために、自分と相手とのバウンダリー(境界線)を引くことを提唱する。表情・しぐさ・言葉遣いをほんの少し変えるだけで「自分の領域」を守る方法や、バウンダリー上手な人になるためのテクニックを紹介。イラスト/野原広子取材・文/まちとこ出版社 渡辺裕希子
2018年08月07日心地よい人間関係を築くために、大切なのは他者との間にバウンダリー(境界線)を引くこと。相手の侵入を許したままにしておくと、ストレスを抱え込んでしまい、病気になってしまう可能性もあります。 前回 までは「バウンダリー・オーバー(境界線越え)とは何か」「上手なバウンダリーの引き方」などをテーマに、“ココロとカラダをつなぐカウンセラー”として活躍しているおのころ心平さんにうかがいました。連載3回目となる今回は、ママ友や両親、義理の両親など、ママを取り巻く具体的な人間関係について、よりくわしくお聞きします。お話をうかがったのは…おのころ心平さん一般社団法人自然治癒力学校理事長。ココロとカラダをつなぐカウンセラーとして、これまで2万4000件、約5万時間のカウンセリング経験を持つ。経営者、アスリート、文化人など多くのクライアントのセルフケアを請け負っているほか、パーソナル医療コーディネーターとして病院や治療法、医療選択もサポート。セミナー・講演回数は年150回を超える。 ・オフィシャルブログ ■ママ友「付き合うのが苦痛…どうしたらいい?」一般的な友人とは異なり、距離の取り方が難しいのがママ友関係。バウンダリーを超えてズカズカと踏み込んで来るママ友に、悩まされている人は多いでしょう。そこで、よくあるママ友の悩みについて、対処法をお聞きしました。1. 長話が止まらないママ友ひんぱんに呼び止めて長話をしてくるママ友。忙しいのに迷惑だけれど、今後の付き合いを考えると角を立てたくはない。そんな時にはどうしたらいいのでしょうか。「あいづちを使って、相手の話のリズムを狂わせるテクニックを使ってみましょう。最初は『うん、うん、うん』と調子よくあいづちを打っておいて、肝心なところでは『うん』と言わない。または『そう、そう、そう』と言っておいて、ある時に『そう?』と語尾を上げてみる。そうすると相手が驚いて話の流れが止まり、切り上げるきっかけができます」(おのころさん) 第1回 で紹介した「手のひらを体の前に突き出してクルッと円を描く」という方法もおすすめです。2. なにかと張り合ってくるママ友なにかにつけて「私も」「私の場合は」「私の方が」と張り合ってくるママ友。会話を仕切って主役になろうとしたり、持ち物や洋服をまねしてきたりと、やっかいな存在です。「いつも話の中心にいたがる人には、その人の好きな芸能人など憧れの人を聞き出してみましょう。会話の中心にその話題を持って来ると、張り合ってくることは少なくなります。一方で、もしあなたのまねをしてくるのなら、あなたの目標や夢などを一度ゆっくり話してみてはいかがでしょう。意外と良き理解者になるかもしれません」(おのころさん)3. 愚痴ばかり言ってくるママ友家庭や園、学校、職場など、あらゆる愚痴を延々と話してくるママ友。聞いているだけで、こちらまで暗い気持ちになってしまいます。「愚痴を言う人は長年その考え方で生きているのですから、考え方を変えるのはかなり大変。ポジティブなアドバイスをすればするほど、相手に愚痴の材料を与えてしまいます。愚痴を言う人と話をするなら、最初の5分だけというように時間を区切りましょう。その後はスマホを見たりその場に通る人にあいさつをしたりと、空気を変えながら場を離れる機会を探るといいでしょう」(おのころさん)よほどの覚悟がない限り、相手を変えようとは思わないほうが良さそうです。 ■両親や義両親「ありがたいけどイライラする…悩んでいます」多くのママが頭を悩ませているのが、実の両親や義理の両親との関係。孫の教育に口を出してきたり、こちらの生活に干渉してきたり。そんな時の対処法をお聞きしました。1. 実の母親が孫の教育を押し付けてくる子どもにとってはおばあちゃんにあたる実母が、小学校受験の情報を調べたり習い事をすすめてきたりと、教育を押しつけてくる。孫をかわいがってくれるのはありがたいけれど、教育にまで口を出されて迷惑をしている、というケース。実の母親だけに、どう伝えるか迷うところです。「まずはなぜそんなに孫に関わりたいのか、理由を考えてみましょう。子どもや孫に期待する背景には、劣等感や不安が隠れていることが多いんです。自分が昔、勉強ができなくて辛い思いをしてきたのかもしれませんね」(おのころさん)不安を与えないために「子どもはちゃんと頑張っていて、評価されている」と先に報告をしてあげるといいのだそう。「それでも口出しをやめない場合は、『お母さんには関係ないでしょ』とガツンと言い、その後に『さっきはごめんね』といフォローするといいでしょう。お母さんは落ち込むかもしれませんが、言われた言葉はずっと残るので、2度と言ってこなくなるはずです」(おのころさん)少し勇気がいりますが、気心の知れた親子だからこそ使えるテクニックといえます。2. 同居している義理の母親が生活に干渉してくる同居といえども、お互いの生活になるべく干渉しないのがルール。なのに、近所の人に「嫁が外出ばかりしている」「子どもの面倒を見ていない」と言いふらされている。こうした嫁姑の問題には、どう対処したらいいのでしょう。「義理のお母さんの良いところを見つけて、あえて相手をほめてあげる、という手があります。ほめられると悪い気はしませんし、自分をほめてくれる人は良い人だと思うもの。すると意外と周囲に『うちの嫁はすごいのよ』と自慢するんですよ」(おのころさん)イヤなことを言われているのに、相手を持ち上げるのは納得がいかないかもしれませんが、親とはこれからもずっと付き合っていかなければいけません。そこはぐっと我慢。自分の器を大きくして、人間関係を良くすることに努めましょう。次回は、子どもに対するバウンダリー・オーバーとその対処法についてお聞きします。参考図書: 『人間関係 境界線(バウンダリー)の上手な引き方』 (同文舘出版)おのころ 心平 著 1,512円(税込) 24年間、のべ5万時間以上のカウンセリングから導き出した「病気にならない心理学」の本。快適でベストな人間関係を築くために、自分と相手とのバウンダリー(境界線)を引くことを提唱する。表情・しぐさ・言葉遣いをほんの少し変えるだけで「自分の領域」を守る方法や、バウンダリー上手な人になるためのテクニックを紹介。イラスト/野原広子取材・文/まちとこ出版社 渡辺裕希子
2018年08月03日自分と他人の間にあるバウンダリー(境界線)に侵入を許している状態を、心理学的には「バウンダリー・オーバー(境界線越え)」と呼びます。長話や愚痴に付き合わされたり、張り合ってマウンティングを取ってきたり。放置しておくとストレスをため込み、体を壊してしまうことも!やっかいなバウンダリー・オーバーを防ぐにはどうしたらいいのか。 『人間関係 境界線(バウンダリー)の上手な引き方』 (同文舘出版)を執筆したココロとカラダをつなぐカウンセラー、おのころ心平さんに、相手に気づかれない「さりげなくバウンダリーを引く簡単なテクニック」をうかがいました。お話をうかがったのは…おのころ心平さん一般社団法人自然治癒力学校理事長。ココロとカラダをつなぐカウンセラーとして、これまで2万4000件、約5万時間のカウンセリング経験を持つ。経営者、アスリート、文化人など多くのクライアントのセルフケアを請け負っているほか、パーソナル医療コーディネーターとして病院や治療法、医療選択もサポート。セミナー・講演回数は年150回を超える。 ・オフィシャルブログ ■他人に踏み込まれる前に「上手に境界線を引く」4つのルールバウンダリー上手な人、すなわちバウンダリー・オーバーをされにくい人には特徴があります。「この人の領域に踏み込んではいけない」と感じさせる人になるには、どうしたらいいのでしょうか? おのころさんがおすすめするテクニックの中から、特に日常に取り入れやすい4つをピックアップしてご紹介しましょう。1. 口角を上げる「口角が上がっている人は幸せそうに見えるから、愚痴を言う人が寄ってきません。反対に、いつも不安そうにしている人には、おせっかいがやってきます」(おのころさん)疲れているとつい口角が下がった表情になってしまいますが、無理やりにでもキュッと上げると、気持ちも変わってくるものです。嫌なことを遠ざけて幸せを呼び込むために、いつも口角の上がった表情を心がけましょう。「ちなみに、両方の口角を上げると消化器官が上に持ち上がるといわれています。胃腸全体が制御される効果も期待できるので、一挙両得かもしれません」(おのころさん)2.謎めいた雰囲気を作るママ友や同僚に、自分や家族のことをなんでも話していませんか? もちろん、聞かれたことや基本的なことは話してOKですが、職業や趣味などすべてを開けっぴろげに話す必要はありません。自分の情報を制御することで、なかなか踏み入ることができない印象を相手に与え、周囲が自然とバウンダリーを引いてくれるので気楽です。「芸能人や会社役員の方に共通しているのが、余計なことは話さないこと。職業柄、ほかの人が自分の領域に踏み込まないように、自然と境界線を引くテクニックが身についているのかもしれませんね」(おのころさん)3.集団の中で突然、しばらく姿を消す集団でいる時、フッと5分ほど姿を消し、また戻ってくるという方法も効果的です。「これは僕もよくやるんですが、相手に『どこにいっちゃんだろう』というちょっとした不安を与えます。『この人には理解しがたい部分がある』と思われ、関係を変える良いきっかけ作りになります」(おのころさん)この方法は、SNSの世界でも応用可能です。例えば、ママ友のLINEグループが意味もなくダラダラと続いていると感じたら、機を見てスッとグループから抜けると良いでしょう。自分の基準を持って行動できる人は周囲から一目置かれて、バウンダリーに踏み込まれる可能性が低くなります。4.物事を自分で決められる人になる友人と約束する時、時間や場所の決定をいつも他人任せにしていませんか? あるいは、レストランでいつも誰かと同じものを注文していませんか? このように、自分で決めるリスクを引き受けず、相手に決定権を預けてしまう人は要注意です。「こういう人は、相手に依存していながら『本当はこっちが良かったのに』と不満を持って生きている場合が少なくありません。自分の人生に主導権を取り戻すには、自分が決定するという習慣を実践してください」(おのころさん)例えば、みんなで食事に行く際「この店にしようよ」と提案するなど、小さなことから始めてみましょう。ふだんから「この人は自分で決める人だ」という印象を与えておくと、人間関係においても主導権を握ることにつながります。 ■自分の領域から相手を追い出す「しぐさで境界線を引く」3つのテクニック前章では、「バウンダリー・オーバーをされにくい人になる」テクニックをご紹介しましたが、それではもう遅い! 今、まさにバウンダリー・オーバーをされているという場合は、どうしたらいいのでしょうか?そんな時には、さりげないしぐさを使って意思表示をする方法がおすすめです。「特に手と腕を使うと、言葉以上に強力なメッセージが伝えられます」とおのころさん。日常生活に活用しやすい3つのしぐさをご紹介します。1. 自分を守りたい時は「腕を組む」ふだんから何気なく腕組みをする、という人は多いでしょう。これ以上自分のことを聞かれたくない時や、相手の意見に同意できない時には、意識的に腕を組んでみるといいでしょう。「胸のあたりは、“セルフゾーン”と呼ばれています。自慢したい時には胸を張りますが、自分を守りたい時には前かがみになってしまいますよね。腕組みは、相手が自分の領域に入ってくるのを防ぐ代表的なしぐさです」(おのころさん)2. 退屈な時は「左肩を下げる」相手との会話に飽きてきた時におすすめなのが、左肩を少しだけ下げるしぐさ。「カウンセリングをしている時によく見られるサインですが、これを意識的に使うことで『退屈です』『話題を変えませんか』といった相手へのメッセージとなります」(おのころさん)逆に右肩を下げると、「不機嫌です」「がっかりしています」というサインになるのだそう。相手の怒りを買うことがなく、遠回しに気持ちを伝えられます。3. 長話をとめたい時は「手を上下させる」手を振る動きも、バウンダリーを引くために有効です。「会話をしながら手を上下させることで、『この辺で決めましょう』と責任の所在を明らかにしたり、『もう話は終わりにしましょう』と時間的な制限を伝えたり、といった使い方ができます」(おのころさん)また、 第1回 で紹介した“手のひらを突き出してクルリと円を描くテクニック”もおすすめです。次回は、誰にでも起こりうるバウンダリー・オーバーの問題を例に、おのころさんからのより具体的なアドバイスをご紹介しましょう。参考図書: 『人間関係 境界線(バウンダリー)の上手な引き方』 (同文舘出版)おのころ 心平 著 1,512円(税込) 24年間で2万4000件、のべ5万時間以上のカウンセリングから導き出した「病気にならない心理学」の本。快適でベストな人間関係を築くために、自分と相手とのバウンダリー(境界線)を引くことを提唱する。表情・しぐさ・言葉遣いをほんの少し変えるだけで「自分の領域」を守る方法や、バウンダリー上手な人になるためのテクニックを紹介。イラスト/野原広子取材・文/まちとこ出版社 渡辺裕希子
2018年07月29日ママ友の長話に延々と付き合わされたり、子育てに口を挟む義理の両親にうんざりしていたり。不快な思いをしているのに「自分さえ我慢すればすむこと」と問題から目を背け、ストレスを抱え込んでいませんか? それは、人間関係の「バウンダリー・オーバー(境界線越え)」が起こっている状態です。“ココロとカラダをつなぐカウンセラー”として、24年間で2万4000件、のべ5万時間以上ものカウンセリング実績があり、 『人間関係 境界線(バウンダリー)の上手な引き方』 (同文舘出版)を執筆したおのころ心平さんに、ママたちがモヤッとする人間関係の境界線について、お話をうかがいました。お話をうかがったのは…おのころ心平さん一般社団法人自然治癒力学校理事長。ココロとカラダをつなぐカウンセラーとして、これまで2万4000件、約5万時間のカウンセリング経験を持つ。経営者、アスリート、文化人など多くのクライアントのセルフケアを請け負っているほか、パーソナル医療コーディネーターとして病院や治療法、医療選択もサポート。セミナー・講演回数は年150回を超える。 ・オフィシャルブログ ■人間関係の“境界線”を越えてくる人々「これって親切? それとも…」「バウンダリーとは、自分と他人との間の境界線を指す心理学の用語です。例えるなら車の一時停止線のようなもので、状況によって線を超えざるを得ない場合もあるし、手前で止まった方がいい場合もある。とても曖昧(あいまい)だからこそ、そこには上下関係・地位・経済力・押しの強さや弱さなど、人間関係のパワーバランスが入り込んできます。私のところには、家庭や会社、ママ友、近所付き合いなどさまざまな人間関係の中でバウンダリー・オーバー(境界線越え)を起こしてしまい、それが原因で体を壊した方がたくさん相談にいらっしゃいます」とおのころさん。まずは、バウンダリー・オーバーの典型的な例をあげてみましょう。1.妻が夫の脱ぎ散らかした洗濯物を片付ける。2.親が子どもの宿題を勝手にやる。3.ママ友の愚痴に毎日のように付き合わされる。4.義理の母がアポなしで押しかけてくる。5.上司が部下に上から目線のアドバイスをする。いずれのケースもお互いに納得しているならOKですが、不快な思いをしている人がいればそれはバウンダリー・オーバー。一方が、もう一方の領域に踏み込んでいる状態です。1.〜2.は責任のバウンダリー・オーバー、3.〜5.は感情のバウンダリー・オーバーといえます。 ■悪気・自覚のない人にイライラ「3つの解決方法」バウンダリー・オーバーで問題を複雑にしているのは、バウンダリーを超えている側に悪気や自覚がないこと。「彼らは、他人には自分と違う感情があるということが分からないんです。特に要注意なのは、何かにつけて『あなたのためを思って』と言いながら押しつけてくる人。本人は善意で動いているつもりなのでしょうが、深層心理では自分の欲求を満たしたいだけなのです。例えば、留守中に隣人が自分の庭の草刈りを勝手にやっていたとしたら、どう感じるでしょうか? 本人はよかれと思ってやっています。こういう人は、放っておくとどんどんあなたの領域に踏み込んできますよ」(おのころさん)バウンダリー・オーバーは自然に解決できるものではないため、自分で何かアクションを起こす必要があります。では、問題にどう対処したらいいのでしょうか。まず大切なのは、相手の行動や言葉のうち、どの部分がイヤなのかを分析したうえで、「ここからが自分の領域、ここからが相手の領域」というバウンダリーをしっかりと引くこと。そのうえで、おのころさんは以下の3つの解決方法を挙げています。1. 相手との関係を完全に断ち切る。2. 自分の“器”を増やし、相手を受け入れる。3. 相手に「嫌だ」「それはダメ」と意思表示をして理解してもらう。「バウンダリー・オーバーを完全になくすには、1番目の方法しかありません。近所に嫌な人がいれば引っ越す、会社なら転職する、友人なら付き合いをやめるなど、関係を断ち切ればいいでしょう。とはいえ、人間関係にはいろいろなしがらみがあり、簡単に住居や仕事、友人関係を変えるわけにはいかない場合がほとんどです。そのため、あまり現実的な解決策とはいえません」(おのころさん)2番目の方法について、おのころさんは自分の人間関係を図にしてみることを提案しています。「図を見ながら、子ども、夫、親、友人、同僚、部下、ご近所さんなど、どこまで自分が引き受けるのかを一度じっくり考えてみましょう。自分にその器があると思うならとことん付き合えばいいでしょう。でも、一番大切なのは自分自身です。自分が体を壊してしまっては意味がないので、無理をしないように気をつけてください」(おのころさん)自分自身に余裕があり、かつ相手が両親や親友などの大切な人であれば、有効な解決法といえるかもしれません。最も現実的で、かつ有効なのは3番目の方法です。ただし、直接的に「嫌だ」「やめてほしい」といった強い言葉をぶつけるのは得策ではありません。「最近は打たれ弱い人が多く、他人に怒られることに慣れていません。相手の怒りを買ってしまうと、周囲の人にありもしないウワサ話を言いふらされるなど、やり返されてしまう可能性があります」。そこでおすすめなのが、サブリミナルなトークとボディランゲージを使って、さりげなくバウンダリーを引く独自のメソッドです。例えば、長話を切り上げたい時には、手のひらを体の前に突き出してクルッと円を描く。私もよく使っている方法で、一見すると無意味な動きなのに、かなりの確率で相手は話を切り上げてくれますよ。相手の潜在意識に語りかけるので、誰も傷つけることなく、少しずつ相手を自分の領域から追い返すことができます」(おのころさん)相手が敏感な人なら一度だけでも効果がありますが、すぐには効果が見えなくても何度も繰り返すことが必要。繰り返していくことで、少しずつ自分の領域を広げることができます。次回は、こうした具体的なバウンダリーを引くテクニックを、いくつかご紹介していきます。参考図書: 『人間関係 境界線(バウンダリー)の上手な引き方』 (同文舘出版)おのころ 心平 著 1,512円(税込) 24年間で2万4000件、のべ5万時間以上のカウンセリングから導き出した「病気にならない心理学」の本。快適でベストな人間関係を築くために、自分と相手とのバウンダリー(境界線)を引くことを提唱する。表情・しぐさ・言葉遣いをほんの少し変えるだけで「自分の領域」を守る方法や、バウンダリー上手な人になるためのテクニックを紹介。イラスト/野原広子取材・文/まちとこ出版社 渡辺裕希子
2018年07月24日広告業界や商品開発など、マーケティングで用いられる世代区分として35~49歳の女性を「F2層」と呼ぶことをご存じでしょうか。この世代の女性は妻や母親、あるいは娘とさまざまな役割をになっている人が多く、ほかの層と比べて日ごろから「モヤモヤ」を感じている人が多いそう…。そんなモヤモヤの解消行動に関するおもしろい調査結果をみつけました。今回はストレス解消の方法と自分が大切にしている「価値」の関係を探ってみたいと思います。■F2層の女性の毎日は、モヤモヤ・イライラだらけ!株式会社ビデオリサーチがおこなった調査によると「普段の生活のなかでモヤモヤ・イライラ・ストレスを感じることがある」と答えたF2層の女性は、なんと87%…! 働きざかりも含まれるこの世代は仕事の責任も重く、頼りにされたり、たくさんの部下をもっていたりする人もいることでしょう。子どもがいる人は子育てや教育について悩んだり、迷ったりすることが多々ありますよね。また親との同居や介護問題が浮上してくるケースも。複雑化する日常に身をおいていることを考えれば、「モヤモヤ」を感じるのは自然な流れといえそうです。■年収は高め! でも、自分に使えるお金と時間はなし(泣)F2層はほかの世代と比べ、家事育児と仕事を含めた総労働時間と世帯年収の平均値が高い傾向にあります。仕事に精をだしてしっかり稼ぎ、家のことを考えている。それにもかかわらず判明したのは、自分自身が使える「おこづかい」が最も低いという泣きたくなる事実!20,000円以上のF1、F3層と比べ、F2層のおこづかいは約14,000円。約6,000円もの開きがみられます。しかし「自分のために」と買い物に行っても、実際は「これだけだせば、家族でおいしいものを食べにいける」と、われにかえる友人が私のまわりにも多いこと! 家事育児に仕事。やりがいだけで満足してしまう世の女性たちのなんと多いことでしょう…。■どうやって解消すればいいの?そんな日常のなかで生まれるモヤモヤは、どうやって解消しているのでしょうか。調査で明らかになった共通点は「毎日のなかでできる」「ちょっとした息抜き」であること。※「コーピング価値」とはf2ラボが定義した概念で「コーピング消費の裏側にあるコーピングの本当の目的」のことです。上の表はモヤモヤ解消行動から感じる「気持ち」に焦点をあてたものです。<気持ちが満たされ、ストレスが解消に向かうパターン>・「安心・安定」・「高揚・爽快感」・「成長・達成感」・「自由・気まま」・「逃避・忘れる」・「受容・承認」「自分がそれをすることで、どう感じるか」により6種類に分類できるそう。「部屋のなかで大声量で歌う(アカペラ)」「お風呂のなかで筋トレ」といった行動でしっかりストレス解消できる私は「高揚・爽快感」「成長・達成感」行動に価値を見出しているのかもしれません。だから「いつもはこれでスッキリできるのに、今日はまだモヤモヤしてる」という人は、価値の置き場所が変化している可能性あり! そんなときは解消行動を変えてみてはいかがでしょうか。たとえば、普段からだれかにグチを聞いてもらうのは気がひけると1人で過ごしている人は、だれかと会って自分のことも話してみれば「自由・気まま」から「受容・承認」へ。おいしいものを食べてスッキリしていた人は、本物そっくりにかわいく彩るデコスイーツなど手先を使う趣味をもってみると、「高揚・爽快感」から「逃避・忘れる&成長・達成感」へ。パターンに変化を与えることで、モヤモヤ解消の効果が高まるケースもあるのではないでしょうか。行動を起こすことで、どうなりたいのか。自分は何に価値をおいているのかをその都度みつめることができれば、モヤモヤを感じても上手に気持ちを切り替えることができるのかもしれませんね。<参考サイト>株式会社ビデオリサーチ 「F2ライフは“モヤモヤフルネス”」セミナー
2017年07月08日心がもやもやしてすっきりしないんです。というのは、良く聞く話です。なんかはじめようとか、なんかしようとか、なんかを決めようしたときに、なんだか心がもやもやする。もやもやしていると気持ち悪いから、なかなか前に進めない。なんとかしなくちゃ!という気持ちになる。なんとかして、このもやもやを解消しなくては!ショックでもどうしていいのかわからない。で、最終的にきっと自分がちゃんとしていないからだ、とかきっと私に原因があるからだ、とかで、あらぬ方向に行ったりする。1もやる➡2あせる(進めない)➡3自分を責める(あらぬ方向へ行く)の、もやるの三段活用の出来あがり。気持がもやもやしているうちは、前に進めない、動けないというのは、どうも女性特有のことらしく。あまり男性…。からはそういうことは聞きません。私なんかもそうだけど、いくら気持がもやもやしても、それが歩みを止める理由になってないんですよね。この、もやもやの正体って何だと思いますかね?どうしてもやもやしてると前に進めないんでしょう?もやもやの正体ってね、自分の中にある恐れなんです。前に進むのを恐れているんですよ。だから、もやると前に進めないんです。すっきりしたいんです、というのはこの不安と恐れから解放されたいんです、ってこと。でもね、この不安と恐れは何かあることに出てくるものなんです。そのたびに、もやもやして、歩みを止めてしまう。歩みを止めるだけなら、まだしもプラス自分がいけないんだと責める。もうそれは、完全に恐れの勝利です。まんまと恐れの罠にはまっている、ということです。そしてその罠は、自分自身で作り出している・・・だからね、もやもやってただの気のせいなんです。
2016年06月07日