全世界興行収入2億ドル超えの大ヒットラブコメ『恋するプリテンダー』。本作で金融マンのベンを演じたグレン・パウエルより、本作の見どころについて、そしてラブコメの名作『ベスト・フレンズ・ウェディング』に出演していたダーモット・マローニーとの共演、そしてロケ地のオーストラリアについて語った独占インタビュー&独占画像が到着した。真夏のリゾートウエディングで最悪の再会をしながらも、復縁を迫る元カレから逃げたいビー(シドニー・スウィーニー)と元カノの気を引いてヨリを戻したいベン(グレン・パウエル)はお互いの望みを叶えるために恋人のフリをするというまさかのフェイク・カップル契約を結ぶ。舞台がリゾートウエディングということもあり、水着で遊ぶシーンや、船上パーティーでの落水事故、そしてベッドシーンなど、ありとあらゆるシチュエーションで肉体美を披露するシーンが多かったグレン。「ラブコメなのでしばらくビールはお預けかなと思っていましたが、こんなに頻繁に裸になるとは思っていませんでした。自分のトレーラー(楽屋)にウエイトとレジスタンスバンドを置いてしょっちゅう汗だくで筋トレをしていました」とふり返る。本作は、ラブコメ界の巨匠ウィル・グラックが監督を務めているが、もう1人忘れてはならないラブコメ界の大御所がいる。それが日本でも大ヒットを記録した『ベスト・フレンズ・ウェディング』のダーモット・マローニーだ。キャスティングの細部にまで、監督とプロデューサーでもあるシドニー・スウィーニーなどスタッフのラブコメ愛が感じられるのが本作。ダーモットとの共演についてグレンは「ダーモットのことが大好きで何年も前からファンです。彼と一緒に『ベスト・フレンズ・ウェディング』をみたことは忘れられない思い出です」と語る。「私たちがキャストとしてこの作品を見た後、ダーモットがこう言いました『この仕事に真剣に取り組み、一瞬一瞬に真剣に向き合いましょう。ラブコメの素晴らしいところは、人々に愛を伝えることができることなのですから。それを軽んじてはいけません。映画の中で人々に愛を伝えられるのは最も美しいことです』と。彼自身と、彼のハートが本当に好きです」と、彼らのラブコメに対する真摯な気持ちが伺えるエピソードを披露した。そんな真摯なラブコメの大先輩の意思はグレンにもしっかり受け継がれており、「ロマコメに出演する時、ロマンティックな出来事が起きている間中、愛に関する考えが頭の中を渦巻きます。この作品は配信向けのラブコメではありません。2時間見て忘れてしまうようなラブコメではないのです。愛という普遍的な言語が息づく劇場用ラブコメであり、近年稀に見るスケールです。愛を求め、愛を応援するだけではなく、オペラハウスにヘリコプターで乗り付けたり、たくさんの動物や、たくさんのヌードが登場します」と見どころをアピールした。『恋するプリテンダー』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:恋するプリテンダー 2024年5月10日より全国にて公開
2024年05月12日生見愛瑠が主演する「くるり~誰が私と恋をした?~」の3話が4月23日放送。記憶を失う前のまことは“ストーカー”に追われていた!?視聴者の間に考察合戦が繰り広げられている。記憶を失い世界が“くるり”と変わったヒロインの前に3人の男性が現れ、恋の四角関係が幕を開ける…“恋の相手”と“本当の自分”を探すラブコメミステリーとなる本作。事故で記憶を失った緒方まことを生見さんが演じるほか、まことの自称“元カレ”である西公太郎には瀬戸康史。まことの同期・朝日結生には神尾楓珠。まことに近づく若手起業家の板垣律に宮世琉弥。まことのマンションの向かいの部屋に住む平野香絵に丸山礼。まことが弟子入りしたリングショップ「gram」の職人・立川杏璃にともさかりえ。「gram」で働く早瀬類に高野洸といったキャストが共演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。自分が事故に遭った場所を見に行きたいと言い出すまこと。それを聞いた公太郎は表情を変え「また足滑らせて落ちそうだから」と言って彼女に同行。事故現場となった階段がある神社にはなぜか朝日もいて、まことは2人を香絵が働くカフェに連れて行く。カフェで公太郎は事故に遭う前、まことが自分の店に駆けこんできたことがあった。誰かに尾けられるようだったと明かし、まことは「ストーカー?」と聞き返す…。今回のエピソードではまことが事故現場が公太郎のランニングルートで、事故の際も近くを公太郎が走っていたことや、朝日と律もまた現場付近にいたことが明かされた。SNSでは「あの事故現場に全員いたというのは、どういう状況なのか。どう転ぶのか」「今のところ誰がストーカーでも誰が指輪をプレゼントされるはずの人でもおかしくない」「朝日か律がストーカーなのかな?どっちも怪しい……」といった反応が上がる。“ストーカー”が誰なのかについては「瀬戸君派なのだけど、一番優しい人が実は一番怖いって展開を私は恐れている」「これで公太郎がストーカーだったらストーリー的にはいいかもだけど、私、泣くよ?」「公太郎さんは全てにおいて圧倒的にカッコ良すぎるんだが、だからこそなんか怪しくもある」と公太郎を疑う声が上がる一方で、「律くんはわかりやすく怪しいけど、実際のところ朝日が怪しくないか?って思わされるところ出てきたな」といった考察も。そんな朝日には「圧倒的に脈なしの朝日かわいそうに見えてくる」などの声も送られる。また、まことが「gram」で修行していることを突き止め店に現れるなど今のところ最も“ストーカー”度の高い律だが、店を出た後ふと見せた表情に多くの視聴者が注目。「アクセサリーショップを出た後の律くんの切ない泣きそうな顔にグッときて私も泣きそう」「切ない顔の律がずっと頭に残ってる、、、」「律くんが時々見せる切なげな表情がとても気になります」などといった感想が多数投稿されている。【第4話あらすじ】そんななか、まことはた律から突然デートに誘われる。律が指定した日付は偶然にもまことの誕生日。仕事帰りに公太郎の元を尋ねたまことは、公太郎が元カレなのに自分の誕生日を覚えていないことにショックを受ける。一方GWの予定を聞いてきた朝日には、律と出かけることを隠し仕事が忙しいと返信する…。「くるり~誰が私と恋をした?~」は毎週火曜22時~TBS系で放送中。(笠緒)
2024年04月24日俳優の長谷川博己が主演を務める、TBS系日曜劇場『アンチヒーロー』(毎週日曜後9:00)の第2話が21日に放送され、ラストシーンの考察が広がっている。第2話は、町工場の社長殺害事件。検察が提出した新証拠に揺れる公判。しかし、明墨(長谷川博己)は過去の殺人事件の裁判記録を調べ上げ、ある仮説を立てる。一方、弁護士としての正義に揺れる赤峰(北村匠海)は、拘置所の緋山(岩田剛典)に会いに行く。緋山は本当に無実なのか、それとも…というストーリーが展開され、緋山の判決が描かれた。ラストシーンでは、明墨が「REIKO MOMOSE」と刻まれた墓に花を供えて涙を流すシーンで終了。ネット上では、明墨と“モモセレイコ”という人物の関係性について考察が広がり、明墨法律事務所には赤峰柊斗ら“色”の付いた苗字のメンバーばかりという点にかけて「明墨さんが泣いてる意味は、モモセさんは元同僚だから?」という声が多数。さらに「元恋人なのかな?」「明墨さんがダークヒーローになった原因っぽいよね」などの声が寄せられている。日本の刑事裁判での有罪率は99.9%と言われている。主人公の弁護士は、残り0.1%に隠された「無罪の証拠」を探し依頼人を救う救世主のような人間ではない。たとえ、犯罪者である証拠が100%揃っていても無罪を勝ち取る、「殺人犯をも無罪にしてしまう」“アンチ”な弁護士。ヒーローとは言い難い、限りなくダークで危険な人物だ。本作は「弁護士ドラマ」という枠組みを超え、長谷川博己が演じるアンチヒーローを通して、視聴者に“正義とは果たして何なのか?”“世の中の悪とされていることは、本当に悪いことなのか?”を問いかけ、スピーディーな展開で次々に常識を覆す。正義と悪が入れ替わり、善人が悪人になってしまう。まさにバタフライエフェクトのような、前代未聞の逆転パラドックスエンターテインメントを届ける。
2024年04月22日世界を席巻するエンターテインメント大国・韓国で2023年公開ラブコメ映画の興行収入No.1を記録した大ヒット映画『ラブリセット30日後、離婚します』から、劇中とはまるで違う!?キャストたちのメイキングカットが解禁となった。本作は、離婚を30日後に控えた夫婦が、交通事故で2人とも同時に記憶を失ったことで繰り広げられるラブコメディ。カン・ハヌルとチョン・ソミンは映画『二十歳』以来8年ぶりに共演し、息の合った掛け合いを見せた本作には、映画館に足を運んだユーザーからは絶賛の声が寄せられ、リピーターも続出している。この度解禁となったのは、撮影現場での出演キャストの和気藹々としたメイキングカット。主人公・ジョンヨル(カン・ハヌル)の勤務先である弁護士事務所内でカメラに向かってダブルピースサインを送るチャーミングなカットや、ナラ(チョン・ソミン)とジョンヨルのコメディ感満載のシーンを楽しそうにカメラチェックする2人のカット。口論中に交通事故に遭う直前の車内でのカットは、この後大喧嘩をするとは思えないリラックスした表情で動画を見て笑う2人の様子があり、お互いに信頼し合い作品に臨んでいる雰囲気が伝わるメイキングカットとなっている。また、その雰囲気とはガラリと変わって真剣な眼差しで台本を確認する2人のカットも解禁され、カン・ハヌル、チョン・ソミンのオンとオフの切り替えや集中力の高さが確かな演技力を魅せ本作での役柄にリアリティを与えている。さらに、クランクアップ後のナム・デジュン監督との3ショットや、劇中では犬猿の仲の2人からは想像もつかない、ジョンヨルの母スクチョン(キム・ソニョン)とナラの母ボベ(チョ・ミンス)の穏やかで優しい笑顔で寄り添う2ショットも。最後はジョンヨルとナラの自宅での集合写真も。ジョンヨルとナラ、2人の行末を見守る友人たち、ナラの妹のナミ(ファン・セイン)、ナラの母ボベなど本作を彩る個性的なキャラクターが大集合、中にはデジュン監督も紛れ込んでおり、終始笑いの絶えない明るい雰囲気の現場であることが伝わってくるメイキングカットばかり。SNSでは「主演2人の掛け合いの面白さと、その2人を支える出演者が濃いキャラクターばかりで始終笑いっぱなしでした」「夫婦に起こる悲劇…じゃなくて喜劇!」「面白くてちょっと泣ける映画でした」「温かく前向きになれる」とポジティブな言葉が数多く寄せられている。『ラブリセット30日後、離婚します』は丸の内ピカデリーほか全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ラブリセット30日後、離婚します 2024年3月29日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© CINEMA WOOLLIM, TH STORY AND MINDMARK
2024年04月03日ラブ・ライナー(Love Liner)の2024年夏コスメとして、「ラブ・ライナー ペンシルアイライナー トゥインクルストーンコレクション」「ラブ・ライナー リキッドアイライナーR4 トゥインクルストーンコレクション」が、2024年4月下旬より発売される。“ラブ・ライナー史上最大量”ラメが輝くペンシルアイライナーラブ・ライナーは、2024年夏に向けて、煌めくクリスタルジュエリーに着想したアイライナー2種を用意。まず「ラブ・ライナー ペンシルアイライナー トゥインクルストーンコレクション」は、安定した描き心地の楕円芯やウォータープルーフ処方はそのままに、ブランド史上最大量のラメを配合した“キラキラ輝く”ペンシルアイライナーだ。するするとラインを描けるアイライナーとしてはもちろん、“ぷっくりとした”涙袋メイクや華やかな印象のアイシャドウ、ハイライトなどマルチに使用できるのもグッド。カラーは、明るいベビーピンク「スターローズクォーツ」と、肌なじみのよいコーラルオレンジ「ストロベリークォーツ」の2色を展開する。ニュアンスブラウンのリキッドアイライナーもまた、“失敗しないアイライナー”の名で親しまれる「ラブ・ライナー リキッドアイライナーR4 トゥインクルストーンコレクション」には、ニュアンスブラウンの限定2色が仲間入り。ほんのり赤みをプラスした「ガーネットブラウン」と、多幸感あふれる黄み色「トパーズブラウン」が、目もとを華やかに引き締めてくれる。【詳細】ラブ・ライナー24年夏コスメ「トゥインクルストーンコレクション」発売日:2024年4月下旬~順次先行発売日:4月17日(水)~ msh公式オンラインショップ展開店舗:全国のバラエティーショップ、ドラッグストア※店舗により発売時期が異なる。※一部、取扱のない店舗あり。・「ラブ・ライナー ペンシルアイライナー トゥインクルストーンコレクション」全2色 各1,320円・「ラブ・ライナー リキッドアイライナーR4 トゥインクルストーンコレクション」全2色 各1,760円【問い合わせ先】mshTEL:0120-131-370
2024年03月31日世界を席巻するエンターテインメント大国の韓国で、2023年公開ラブコメ映画の興行収入No.1を記録した『ラブリセット30日後、離婚します』から、カン・ハヌルとチョン・ソミン演じるナラとジョンヨルのガーデンウエディングの本編映像と場面写真が解禁となった。本作は、30日後に離婚を控えた夫婦が、交通事故で2人とも同時に記憶を失ったことで繰り広げられるラブコメディ。今回解禁した場面写真は、幸せオーラ全開のジョンヨル(カン・ハヌル)とナラ(チョン・ソミン)の結婚式シーン。襟のあるカジュアルなロングドレススタイルのナラと、ネイビーのジャケットに蝶ネクタイ、ベージュのパンツというガーデンウエディングにピッタリなナチュラルファッションのジョンヨル。お似合いな2人は笑顔あふれて幸せいっぱい。結婚式での親族、友人一同が揃った記念写真もあり、服装や表情からもキャラクターそれぞれの個性が映し出されている。さらに2人の幸せなウエディングシーンを切り取った本編映像も解禁。ナラとジョンヨルの入場シーンでは、シンガーソングライターを目指すナラの妹ナミ(ファン・セイン)が自ら作曲した入場曲をウクレレで披露。ナミの可愛らしい歌声と軽快で明るいカントリー調の曲にギャップのある歌詞はこれからの2人の結婚生活を予期するかのような楽曲になっており、今後のストーリー展開が気になる本編映像となっている。『ラブリセット30日後、離婚します』は3月29日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:ラブリセット30日後、離婚します 2024年3月29日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© CINEMA WOOLLIM, TH STORY AND MINDMARK
2024年03月15日昨今、視聴に合わせてSNSなどで番組の展開を予測する、いわゆる“考察”系の番組が大きな話題を集めている。そこで今日は、2024年冬クールにおすすめの考察作品を一挙まとめてご紹介。ドラマから恋愛リアリティ番組まで、今イチオシのものをピックアップしていこう。「嘘だろ…」でお馴染み!裏で糸を引く真犯人を考察する「新空港占拠」2022年に放送された「大病院占拠」から1年――櫻井翔さん演じる主人公の刑事・武蔵三郎が挑む今回の舞台は、神奈川県に新たに完成した国際空港「かながわ新空港」だ。華やかなオープニングセレモニーを占拠し、人質を盾に立て篭もったのは、獣の面をかぶった武装集団。獣はそれぞれに十二支のお面をかぶっており、前作同様、キャストの輪郭や目も動き、口調などから「演じているのは××じゃないか」「〇〇にも似ている」と視聴者の間では、前半戦、SNSを中心に予測合戦が大いに盛り上がった。加えて、後半戦となる今後、改めて注目すべきは、前作から続投するキャスト×新キャストの動きだろう。「大病院占拠」で武蔵と一緒に戦った警察サイドの面々が、「新空港占拠」では続々と敵キャラクター側に登場。逆に、前作で捕まった主犯格・青鬼(菊池風磨)に武蔵がアドバイスを求めるなど、続編ならではの楽しみ方が存分に詰まっている。果たして、裏で糸を引いている、十二支に入れなかった“山猫”とは一体誰なのだろうか。武蔵の妻に近づく鼠(ジェシー)の真の目的とは一体。武蔵の兄・姉は何を隠しているのか。思わず「嘘だろ…」と呟いてしまう、スリル満載のタイムリミット・バトル・サスペンスをお楽しみあれ。第7話あらすじ人質全員爆殺まで残り4時間…!爆発を食い止めるため“山猫”の正体解明を急ぐ武蔵(櫻井翔)は、さくら(ソニン)に隠れて、殺人の罪に問われている天童(黒沢あすか)の力を借りようとする。「山猫の正体が分かる場所に案内しろ」…武蔵は天童の拘束を解くと、警備の目をかいくぐって逃走を始める…!空港では、北見(手塚とおる)が獣の1人を人質にとり、「今すぐ俺たちを解放しろ」と龍に要求。すると、龍の決断を巡って獣たちの間で衝突が起こり…。一方、本庄(瀧内公美)は拘置所の大和(菊池風磨)から山猫の情報を聞き出そうとするが、大和に、本庄は“切り札”を使う…。そんな中、武蔵と天童の逃亡に気付いたさくらは、武蔵の確保に動き出す!!武蔵とさくらの亀裂…獣たちの不協和音…全てを狂わす“山猫”の正体とは!?そして…獣であることを明かした大河(ジェシー)はなぜ単独行動をとるのか!?さらなる衝撃が武蔵を待ち受ける!!「新空港占拠」は毎週土曜日22時~日本テレビ系にて放送中。想像の斜め上をいくミステリー展開が話題!「となりのナースエイド」の真相は?医療現場における、縁の下の力持ち――患者の食事や排泄の世話、入浴や着替えの補助など、医療行為に関わらないものの患者の病院生活を支える重要な存在=ナースエイドをテーマに描いた本作。主人公のナースエイド・桜庭澪(川栄李奈)は、実は医師免許を持っており、ワケあってメスを置いた切ない過去があるのだが…。その真相に、毎話、少しずつ迫っていく展開がミステリーとして非常に面白く、視聴者の間で、結末の予想が白熱している。澪が抱える悲痛の過去とは、姉の転落死。「私、人殺しなんです…」という衝撃の告白に始まり、「姉は自ら命を絶った」いや「もしかしたら、殺されたのかもしれない」と、話ごとに主人公自身の考察が変化していくのも見どころのひとつ。技術至上主義の天才医師・竜崎(高杉真宙)、同僚のベテランナースエイド・片岡(水野美紀)、次期ノーベル賞候補の教授・火神(古田新太)など、澪のまわりには、敵か味方か確信を持って断定できないキャラクターが潜んでいて…。彼らは何の目的で、澪と接触しているのか。最終回までにまだまだどんでん返しがありそうな一作に、私たち視聴側も考察が止められない…!「となりのナースエイド」は毎週水曜日22時~日本テレビ系にて放送中。完全犯罪のゴールには何が?先の読めない物語に引き込まれる「グレイトギフト」ある患者の不審死をきっかけに、病理医である主人公・藤巻達臣(反町隆史)が偶然発見してしまった未知の殺人球菌・ギフト。この球菌が体内に侵入すると、まもなく患者は死亡。その後、球菌は完全消滅し、死因は急性心不全としか診断できなくなる。それはまさに“完全犯罪の殺人”を可能にする、世にも恐ろしい球菌だった。重い病に倒れた最愛の妻、その命を人質にとられた藤巻は、ギフトの培養を余儀なくされ…。院内の熾烈な権力争いへと巻き込まれていく。中でも特に恐ろしいのが、人間の欲だろう。ギフトの存在に気づいた人たちの目がキラリと光り、これまで成し得なかった一発逆転を狙って、藤巻に近づいてくるのだ。まさに、今日の味方は明日の敵といわんばかりに、信頼して話した相手が次々と寝返っていく様に背筋が凍ることも度々。生と死、正義と悪――葛藤の末、藤巻が選ぶ道はどれなのか。完全犯罪の先に、誰かの幸せは待っているのだろうか。最も考察の焦点となっているのは、最初にこの球菌を院内に持ち込んだのは、誰なのかということ。連続殺人事件の引き金を引いた犯人は、意外と近くでにんまり微笑んでいるかもしれない。「グレイトギフト」は毎週木曜日21時~テレビ朝日系にて放送中。愛と裏切りの恋愛心理戦!最後に番組を制するのは…?「LOVE CATCHER Japan」そして最後がこちら。考察を楽しみたい人におすすめの恋愛リアリティショー、ABEMAにて現在絶賛配信中の「LOVE CATCHER Japan」は、愛か金か、究極の選択をテーマにした新しい恋愛番組だ。気になるその内容は、事前に“真実の愛”を見つけるラブキャッチャーか、“賞金”500万円を狙うマネーキャッチャーのいずれかを選択した美男美女10人が、自分が選んだ正体を隠した状態で恋愛ゲームへ参加。最終日夜のセレモニーで想いを伝え合い、2人が共にラブキャッチャーなら真実の愛のカップル誕生。しかしラブキャッチャーとマネーキャッチャーが結ばれれば、後者が賞金500万円を獲得。もしマネーキャッチャー同士が結ばれれば、愛も賞金も得られずに旅は終わってしまうというもの。つまり、マネーキャッチャーに騙されず、ラブキャッチャーが真実の愛をみつけられるかが鍵となる。参加者には行く手を阻むミッションや、気になる相手の秘密を知ることができるチャンスが与えられ…。最終回に全員の正体が判明した瞬間、参加者同士の慰め合い、デートでの意味深な発言、突然の涙――これまでの言動と行動のひとつひとつに対して「そういうことだったのか」と驚きに悶えること間違いなし!あなたもぜひ、大人の恋愛心理戦の行方を予想して楽しんでみてはいかがだろうか。「LOVE CATCHER Japan」はABEMAにて配信中。以上、冬クールおすすめの考察作品まとめ。今からでも間に合うので、チェックしてみては?(YUKI)
2024年02月22日山田涼介が主演を務める映画『サイレントラブ』の場面写真とメイキングカットが公開された。『ミッドナイトスワン』で日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した内田英治監督がオリジナル脚本で描く本作。主人公の青年・蒼(山田)が心惹かれたのは、目が不自由になり夢が途絶えかけている音大生の美夏(浜辺美波)。蒼は美夏に対して「ピアニストになるという君の、美しい夢を叶えたい」と願いながら、彼女とのかけがえのない時間を過ごしていくが――。蒼は過去のある事件から声を発することをやめた音楽大学の校務員。山田は「蒼という役は本当に難しい役であったことは確かだし、そこにちゃんとやりがいもありました」と、ほとんどセリフがない難役に対して臆する事無く挑んだ様子が伺える。しかし「最初の方は、毎日イチから台本を最後まで読み直していたのですが、それは初めての経験だったんです。台詞が無いからこそ、本を理解していないと、気持ちの入れ方とかが全く繋がらなくなってしまうのが怖くて。毎日イチから最後まで(本を)読んでいました」と、セリフという表現方法を封じられていただけに、不安があった事を明かす。さらに蒼は格闘技をやっているという設定で、演じるにあたって格闘技を習得したという山田。劇中でもジムで格闘技の練習に励む様子や、喧嘩のシーンなどアクションシーンが多々盛り込まれているが、山田は「難しかったですね。僕は割とアクションが得意な方なんですけど、格闘技を習い始めてからのアクションってもうアクションではなくて、格闘技になっているので。専門的な動きを入れようと思うとやっぱり素人なので全然できないっていう。結構難しいことをやっています」とこれまで数多くの作品でアクションに挑戦してきた山田だったが、今回の現場では違った難しさがあったと話す。「そこの差ですよね。アクションなのか本物なのか。そこの違いを見せるっていう意味ではすごく難しかったです」と振り返る。そんな山田のアクションシーンについて内田監督は「アクションシーンの撮影というのは、役者のダメージも大きいので、様々なことに気を遣わなければなりません。そんな中で、山田さんは“自分の体なので自分がいちばんよくわかる”と。自分の限界も知っているし、ここまでできるということもすごくわかっている。まさに、プロフェッショナルでしたね」と山田の現場での姿勢を絶賛している。<作品情報>『サイレントラブ』2024年1月26日(金) 公開公式サイト:「サイレントラブ」製作委員会
2023年12月22日ラブ・ライナー(Love Liner)の2023年冬コスメとして、人気ペンシルアイライナー「ラブ・ライナークリームフィットペンシル<アイライナー>」の新色が登場。2023年10月2日(月)より、アットコスメ東京・大阪ほかにて限定発売される。人気ペンシルアイライナーに、“目もとくっきり”印象のブラックなめらかな描き心地と、“繰り戻し”可能なパッケージで人気を集める「ラブ・ライナークリームフィットペンシル<アイライナー>」。柔らかい芯で、まつ毛の間まで“スルスル”と簡単にラインを描くことができる。また、塗布後は20秒で肌に定着するので、長時間美しい仕上がりをキープしてくれるのも嬉しい。そんな人気ペンシルアイライナーに、2023年冬の新色「ブラック」が仲間入り。洗練されたブラックカラーが目元を“くっきり”際立たせて、印象的なまなざしを叶えてくれる。【詳細】ラブ・ライナークリームフィットペンシル<アイライナー> 新1色 1,320円<限定品>発売日:2023年10月2日(月)※公式オンラインストアでは2023年9月13日(水)より発売取扱店舗:アットコスメ 東京・大阪【問い合わせ先】msh株式会社TEL:0120-131-370
2023年09月16日※このコラムは「ラブ トランジット」最終エピソードまでのネタバレを含みます。■常に戦争の火種が撒かれまくっている交際ケンカの絶えないプロアメフト選手・よしひとと、スキンケアブランドマーケティング担当・ルカ。2人はお互いの価値観が違いすぎて、異文化交流レベル。デートに行けば、2〜3分が「待たせた」になるのか否かで、戦争でも起こるんじゃ?ぐらいの見てられないピリつきレベル。全てが本当に些細なきっかけなのですが、ルカは「好きな人のちょっとも待てないの?」とブチギレ。好きならなんでも許せるはず!という考え方は、まさに生粋の姫。「(待たせたことに対して)俺に迷惑はかけてないって言ったやん」というよしひとの言葉の「俺に」が気になったんですが、「俺はいいけど、撮影上のスケジュールとずれてくるから、スタッフさんに迷惑かけてるよ?」というのが意図なんでしょうか。さすがアメフト選手。撮影のチームプレイも大切にする、シゴデキっぷり。若干みんなの頭に“?”が浮かんだキャッチボールの例えも、キャッチボール自体を2人のチームプレイと考えていて、他人にボールが当たったら、メンバーみんなに責任あるから全員で謝るべき、という意味で、多分「撮影に迷惑かける」という言葉を直球で口に出すと、映像が使えなくなる可能性が出て、撮影に迷惑をかけると思っての謎例えだったのではないでしょうか。■ルカの「Calm down〜」を大音量再生したい場面続出2人のやり取りは、多くが「言葉が足りずに起きてるもったいない喧嘩」に見えます。よしひとの伝え方の場面は映っていないのでわかりませんが、もしかするといつものように言葉がぶっきらぼうで説明が足りていなかったのかもしれません。ルカはルカで「こういう理由で2〜3分待って欲しい」という一言があれば、よしひとの対応もまた違ってきそうです。「急いでー」→急かされた!→ブチギレ!と、察することを求めて色々と間のやりとりをすっ飛ばして喧嘩しているように見えてしまい、コミュニケーション不足に見えます。その後も、ルカがブチギレて車のシートに無言で目をつぶり瞑想を始め、「あれ??画面止まった?」と一度再生ボタンを確認するほど無の時間が訪れるのですが、耐えきれず苦なったよしひとが「いける?」と聞くと、またここで喧嘩再燃。「なんで深呼吸さえさせてくれないの?!まじで自己中!なんなの?」とルカに火をつけてしまいます。まじであの瞬間はルカの「Calm down〜」をご本人に向け大音量再生したかった。■目隠しされて地雷原歩かされてるよしひとこれもルカの「今は無理、待って」の一言で済むと思うんですが、ルカは自分が納得する言葉じゃないと全て喧嘩と捉えてしまい、目があっただけで「メンチ切られた」と喧嘩おっ始める昭和のヤンキーばりの血の気の多さ。別によしひとは自己中でもないんですが、(この「いける」?も撮影時間と工程を配慮してのものでしたし)ルカとの考え方が違いすぎて地雷しか踏めない。気遣いってある程度考え方が同じことが前提として、先周りして想像することでできるものだから、考え方が違いすぎると何が配慮になるのか全くわからない。しかも全ての正解が針の穴を通すように細かすぎて激ムズなので、まじでよしひと目隠しされて地雷原歩かされているような感じで、見ていて痛々しい。ルカが「あなたはいつも小さいことで喧嘩を始める!」というんですが、多分よしひとにとってそうではない一言を喧嘩と捉えていて、はたから見るとルカが喧嘩を始めているように見えるんですよね。どっちが悪い、ではなくひたすら相性の違いに尽きる。まじで相性が水と油すぎて、一緒にいることで嫌なところを引き出し、お互いの自己肯定感を下げる付き合いになっているのが見ていて苦しい。■地雷原まじでわかんねぇよしひと「朝食何作ってんの〜?俺の分も?」ルカ「北海道チーズ(パンに)のせたの。食べたい?」よしひと「いやいいわ。ありがと」のくだりとか、「What⁉︎人が作ってあげようという気持ちになったのになんなの??!米派?!一生米だけ食っとけよ!!」と英語でルカがブチギレるのかと思ったらそこはセーフなんですね。でもってよしひとは北海道チーズがダメだったの?それともパン?のやりとりだけ見ても、まじで人の価値観ってわからないし難しい。しかし、ルカはよしひとが弱さを見せた一面にほだされ、2人は復縁。一途にルカを思い続けたよしひとの気持ちが叶いました。でも、この2人のスタートはここから。この問題を解決するのは時間がかかると思います。歩み寄りながら、時間をかけてお互いをもっと理解していくことで、きっとCalmな交際になっていくのでしょうね。お幸せに!■誰しもが答えを予想できたありさへの告白JD・ありさの告白を受けるシーンはもう予想もクソもない。モデル・きょうへいから告白は、全く目を合わせず、どこか遠く一点を見て真顔なんですが、経営者・ダイキからの告白は目を見ながら嬉しそうにキラキラとした表情で聞いていて、答えが丸わかりで、一ミリもドキドキしませんでした。きょうへいのラブレターは紙一枚にデカデカと「好きや……」の3文字オンリーを期待したんですが、ちゃんと素敵なメッセージでしたね。ありさは全てが顔や態度に出ますね。例えばドライブデートもダイキとは「免許ないの?俺が(車で)すぐ行く」とタクシー宣言にキュン顔。一方きょうへいとのドライブデートでは、なぜかきょうへいは「車慣れたんで引越しの時は頼ってください!」となぜか謎の引越し限定。そこは「どこでも駆けつけるよ、だろ!」と誰しもがつっこんだ場面で、ありさが自ら「じゃあもうタクシーに使います」とダイキの時とは全く違う1ミリもトキメキ感のないトーンで「お前私の足な?」宣言。ありさの声、表情が全く違いすぎて、何においてもきょうへいの可能性がなさすぎるのが丸わかりでしたね。足扱いでもでも嬉しそうなきょうへいがピュアすぎました。可愛いやつめ。告白シーンの見どころはダイキの「ガムテープ貼ってうっかり放置しちゃったら、跡ついちゃってた」系デニムパンツと、恋に敗れたきょうへいの熱い涙ですね。頑張ったねきょうへい。この旅がきっと彼を成長させたことでしょう。そしてダイキ・ありさ、おめでとう!■マサシ、あみでもえりでもなく、こうへい迎えにいくサプライズ元カレ・キャンドルマサシを一途に思い続けた看護師・えりは、復縁が絶望的、と思われた中でまさかのどんでん返し!マサシは美容師・こうへいに、「こうちゃんのおかげでみんなと話せるようになった」と、メンバーに馴染むきっかけをくれたこうへいに感謝と愛を語っていました。なので、マサシがバスを降りた先にはこうへいが待っていて、「こうちゃんのおかげで、みんなと話すどころか、ソロリサイタルで弾き語れるほど心を開けたよ。ありがとう。」と告白のち一緒に帰宅するのかと思いきや、こうへいでもあみでもなく、えりが待っていて驚きました。最後にマサシはもう一度、あみ、えりそれぞれとデートしていましたが、えりの方が空気感やノリがあっているというか、見たことのない素のマサシがよく出ていて、「あれ?えりの方がいいんじゃない?」と思った方も多いのでは。一途に思い続けたえりの気持ちが伝わったどんでん返しのラスト。他を見た上で改めてまさしが、えりだと結論を出せたこと、別れた本当の理由や、お互いに配慮すべきことをきちんと再確認できたこの旅は、2人にとってとても大きな絆になったのではないでしょうか。この旅では悲しい顔ばかりだったえり。マサシはその分これから笑顔になれるリサイタルを開催して、たくさんの幸せを灯してあげて欲しいです。選曲はまずX JAPANの『紅(KURENAI)』あたりでまさしの穏やかな殻をぶち破りつつ、テンションぶち上げましょう!■みのもんたばりの焦らしとカイジで真顔無双できそうなあみこうへいが向かうのはもちろん、Xであるアパレルディレクター・あみ。こうへいの熱くまっすぐな告白を聞くあみの顔がポーカーフェイスすぎて、どっちに転ぶのかハラハラしながら答えを見守り続けました。顔面が全てを物語るありさとは真逆で、あみは感情が一切顔に出ないので、カイジのエスポワール号に乗っても、無表情で淡々と相手を惑わし無双するんじゃ?ってくらい、本当に読めない!一通り、イエスともノーともつかない気持ちを語ったあと、結論は手紙を読むという、これまた焦らしにかかるスタイルで、もうこうへいも、応援する視聴者側の心臓も持ちません!!この中々答えに到達しないもどかしさ、懐かしのクイズ$ミリオネアのみのもんたの回答焦らしを彷彿とさせます。結果、復縁が叶い、見事2人はカップルに!こうへいのまっすぐな気持ちが伝わって本当に良かった……おめでとう!■図らずも同じベクトルを向いていたこうへい・あみ復縁を望まれていた側のマサシとあみが、復縁にあたって「過去に起こったことを見るべきじゃない。今を見るべき」と前向きな名言で決意を固めあっていたのも良すぎました……。過去は過去、変わろうと努力してくれている相手の今の姿はまた別と、相手の頑張りをきちんと評価し、理解しているこの言葉に、あみのいいところがぎゅっと詰まっていました。そしてこうへいの「復縁したいじゃなく、新しく付き合って欲しいです」という告白。過去ではなく前を見て、今までと違う新しい2人になっていこうという決意が見えました。こうへいもあみも、これからの2人の関係を前向きにを考えて、過去にとらわれずいい関係を作っていきたいと、図らずも同じベクトルを向いていて、「この復縁はいいものになる!」という確信をさせてくれる名場面でした。■メンバー同士の友情にも泣ける残念ながら、リングアナウンサー・まいだけは恋が生まれませんでしたが、全員が恋に落ちていないところもまたリアルですよね。メンバー同士の友情もまた胸にグッときましたね。「自分とルカさえ幸せならいい!」と復縁のみ目的に参加したのに、タコパ開いて楽しませてくれたよしひと。常にメンバーへの配慮と愛に溢れていたこうへい。番組を最高に盛り上げてくれた野生児きょうへいの教育係を買って出てくれていたルカ。「親友が両手で数える程しかいなかったけど、ここにきて両足まで増えた」と、いや両手十分多いから、このペースだと5年後、他人の手足も借りないと足りんぞ、とつっこみたくなったダイキ。ここには書ききれないほどに、たった1カ月にたくさんのドラマがつまりまくってました!ぜひシーズン2待ってます!その時はぜひ、ホカンス期間長め、話数多めで!ありさの希望通り、2年でも!(やまとなでし子)Amazon Original『ラブ トランジット』概要タイトル:『ラブ トランジット』作品ページ:本予告:配信開始日:2023年6月15日(木)22時より配信中※配信内容・スケジュールは予告なく変更になる場合がございます。話数:本編8話(C) 2023 Amazon Content Services, LLC or its Affiliates. All Rights Reserved.
2023年07月07日※このコラムは「ラブ トランジット」エピソード1〜6のネタバレを含みます。■本能と感情に支配された野生動物・きょうへい番組を最大限に盛り上げてくれる、恋リアに欠かせない存在の一つ「何をするかわからない、感情に支配された人間」を今回担当してくれている、女装の才を取り上げたレインボー池田こと、モデル・きょうへい。彼はJD・ありさと復縁したいのですが、ありさは経営者・ダイキといい感じ。ただでさえキャパの小さいきょうへいにとって、ありさとダイキがデートから帰ってきて、そのデートコースのおさらいを目の前でされるとなっては、精神的拷問でしかなく、いても立ってもいられず、ありさを即ベランダに連れ出します。それすらもありさの「3分待って」も「じゃあいいわ」と待てずに、不機嫌ぶつけてソファーにジャンプ。カップ麺待つ時間程度も耐えられないとか日清と安藤百福の企業努力に謝罪してほしいレベルです。精神が極限状態なのもあると思いますが、本能と感情に支配されていて、やってることがまじで野生動物。■北風と太陽の超暴風北風ムーブさてそこでのアピール方法も、まるで北風と太陽の北風です。「ダイキに負けないようデートに誘って自分の良さをアピールする」とかポジティブなものではなく、自分の負の感情をただただ相手にぶつけるだけのネガティブ暴風北風スタイル。「俺帰ろっかな。(2人を)見ててつらい」「いいな向こうばっかり。毎日つらい、しんどい」とまるで被害者。それを言われてありさは何を返したらいいのか。ありさが「そういうところが嫌だった」とはっきり別れの原因を伝えてくれたのに、一向に改善の気配なく、そのまま繰り返すのは感情が先立ってしまう性質ゆえなのか。■最悪の選択肢を見事にピンポイントで選び抜く才能と、配慮ありさも「そんなしんどいとか言われても」とごもっともな返答をするのですが、そうしたらまぁ大変。「だよね!ごめん!いいよ!」と北風は逆ギレ&不貞腐れて逃亡。負の感情をぶつけて相手をコントロールする付き合い方って、好きの感情があったり、弱いタイプの子は嫌われたくなくて屈しちゃったりするんですが、はっきりモノが言える&微塵も気持ちがないありさは一切屈しないし、どんどん心を遠ざけるだけ。全てにおいて、最悪の選択肢ビンゴカードの穴をこれでもかとぶち抜きまくってて、トリプルビンゴくらいになってるの、マジで逆に才能。にしても、きょうへいがこうなることくらい予測できるんだから、ありさもダイキから花束もらった経緯をきょうへいに聞かれてありのまま詳細に話したり、目の前でデートの話題出したりするのは控えてあげなよ、とも思いつつ。ただでさえきょうへいが精神限界状態なのは、参加者全員の共通認識であるほど明白なので、きょうへいの前では濁すくらいしてやる配慮もまた優しさですよね。■地獄のおかわり・ワンモアタイムプリーズ一旦はけたはずが「ワンモアタイムプリーズ」の一言とともに再度登場し、有無を言わさずありさをベランダに拉致り、地獄の時間を強制おかわりさせるきょうへい。「当店、スタバのようなワンモアコーヒー制度はございませんし、そのようなレシート半券もお渡ししてないのですが?」と、突っ込む猶予も与えさせないスピード感。こんなに嬉しくないワンモア制度ある?「ごめん!」と謝っても時すでに遅し。後から反省するくらいなら、脊髄反射で言葉を紡ぐ前に一歩先を考えられるよう成長できると、もう少し復縁に光がさすのですが。スキンケアブランドマーケティング担当・ルカが何度か色々説教してくれてる場面がありましたが、このホカンスでルカは教育係、いや、調教師として野生動物きょうへいのメンタル矯正合宿を実現させ、成長させて欲しいものです。もう復縁とかそういう次元ではない。まずそこ。でもこういう本能で生きるメンバーがいるからこそ恋リアが盛り上がるってもんです。ありがとよ!きょうへい最高だよ!ところで、ルカの「あなた(きょうへい)呪われそう。気をつけた方がいいよ(真顔)」の突然の細木数子が憑依したイタコ芸はなんだったんですかね。ガチでしょんぼりしてたきょうへい可愛かったです。■全員強制アリーナ席リサイタルで全員無事チベスナ化物議を醸したキャンドルマサシ・リサイタル。ジャイアンが「鼓膜を殺すリサイタル」だとしたら、こちらは「心を殺すリサイタル」。メンバー全員強制アリーナ席@リビングで、全員をチベットスナギツネ顔にさせます。ただ一人を除いて。そう、キャンドルマサシのX、看護師・えりです。「サヨナラから始まることがたくさんあるんだよ」という「別れを受け入れて次のステージ行こうぜ!」的な曲選に、復縁を希望するえりはアリーナで号泣。全員能面のような顔でえりの退場を見守る中、歌い切って薄ら笑いを浮かべるマサシ。今どんな感情なん?「盛り上がってるー??アリーナーー!!?えっアリーナ???」と心の中のあゆが困惑するほど、全員の感情がこんなにも死ぬリサイタルあるんすね。まさにデスリサイタル。■マサシ確信犯でしょ。「なんでこの曲だったの?」という満場一致の疑問を切り出してくれたダイキ。さすが敏腕経営者。シゴデキ!マサシ「さよならすることがあったとしても、それが相手のためになるなら応援するような歌詞だったりするから」そこで火を吹く今回のツッコミ大賞、プロたこ焼き師兼プロアメフト選手・よしひとによる「気持ちが整理ついたから歌ったみたいな?今のタイミング?」「誰のためとか全くなくて」というのがマサシの回答でしたが、仮にそうだとしてもマサシなら歌詞がえりにブッ刺さってしまうことくらい絶対に予測できたし、ある程度それ込みで歌ってると思うんですよね。ましてやマサシから別れの原因を直接伝えられて、傷心の最中にこれ歌われるのはトドメ刺されます。そして、マサシといい感じのアパレルディレクター・あみは、この地獄絵図を見て何を思ったのでしょう。みんなのXが明かされた時も、あみは「より気をつけなきゃな、と思った。しんどい人もいるし、考えて行動しなきゃ」と、人への配慮に溢れていたんですよね。そんな考えを持つ人にとって、「Xの前で最悪な選曲をし、なおかつ酔いしれて歌う」って、よくは映らないように思うのですが、あみの心中はいかに。■1カ月って、ホカンスと交際期間同じやないかい!さて、先ほどツッコミ大賞が出ましたが、審査員特別賞はダイキがルカ&よしひとの交際時の写真を見ながら「今の感じで(交際期間)1カ月なんかい!」です。まじでそれ。ホカンス期間とほぼ同じやないかい!1カ月でどんだけ喧嘩したんだよ。でも2人の様子を見ていると、すこぶる相性が悪い、それに尽きるような気がします。よしひとって喋り方がぶっきらぼうで、キツく聞こえるのかもしれないけれど、彼の人柄を知るとそうではなく、そんなに厳しいことは言ってないように思うんですよね。でもそれがルカにとっては琴線に触れる。そしてルカはルカで真顔でぶっ刺しにいくから彼女の発言も結構キツく聞こえる。よしひとはそこでキレ返さず落ち着いて返してるのが良いですね。言い合いの時、よしひとの「人が話してるのに絵かくの?」という指摘とか真っ当だと思うんですよ。これ逆にルカがよしひとにされたら、ブチギレてると思います。■よしひと、ルカの故郷の村でも焼いたん?「ルカの気持ちは?!」が全ての言い争いの根っこにあって、基本的にルカが上で、よしひとが常に下手に出ている印象なんですが、そうなる決定的な何かを交際期間中にやらかしたんでしょうか?たった1カ月ですけど。よしひと、ルカの故郷の村でも焼いたん?たった1カ月の間に?あくまでここで見えてる限り、の話なので、他にも要因があったのかもしれませんが、よしひとの振る舞いは人によっては気にならないし、ルカにとってはブッ刺さってしまう。これはただただ相性の問題すぎて、復縁しても同じ結果になりそうですね。好きだけじゃうまくいかないの、難しい。■10年経ってラーメンデート誘ってたら炎上だろリングアナウンサー・マイは10年前の元カレ・ダイキに、復縁するでもないのに何を求めてるんだかよくわかりませんでした。ある程度の社会的地位やお金を得た振る舞いが受け入れられない、といった訴えでしたが、中高生の時の交際から10年も経って社会人になればそりゃ人なんて嫌でも変わります。安いラーメン食べるのが幸せだったって、中高生じゃそうでしょうけど、社会人になった今、ありさを初デートでラーメン誘ってたら、ネットのサイゼ論争ばりに大炎上ものです。ダイキのアプローチはさして財力をちらつかせてどうこうでもなく、社会人として普通な感じだし、その中でミルクティーやケーキ作ったり、バー自作したり、手作りで喜ばせようと工夫を凝らしてるあたりは、素直な本質は変わってないんじゃないかと思うんですよね。■マイの訴えの本当の理由復縁するわけでもないのに「あなたは変わった!昔のあなたが好きだった!」と言われても、変わる義理もなければ、どうすることもできない訴えだと思います。そこは意味わかんないんですが、この訴えは表向きで、問題の本質はダイキのマイ放置にあるのかな、と思います。久しぶりのマイとの再会を楽しむどころか、会話すらまともにしていなかったっぽいので、それでありさにグイグイいってたら、「なんなのコイツ?」ってなりますよね。だから、あの涙は「マイへの配慮とリスペクト不足」が原因。「何かあったら助けるよ」とか言ってたのに、ホカンスを乗り切る仲間どころか、マイの存在ガン無視して、なに速攻女にがっついとんねん!っつーことなんでしょう。この話し合いの後も、変わらずダイキはありさにがっついてたので、マイのお気持ちはまた複雑でしょう。■誰かが幸せになると、誰かが不幸になるエグめのシステムラブ トランジット、見応えありすぎません!?他にも書きたいこといろいろあるんですが、文字数足りなすぎます。そして次回は早くも最終回。早すぎです……。シーズン2があるなら2カ月くらいホカンスして、話数増やして欲しいです。システム上、全員が幸せになることは不可能なこの恋リア。ラストそれぞれの決断はどうなるのでしょうか?(やまとなでし子)Amazon Original『ラブ トランジット』概要タイトル:『ラブ トランジット』作品ページ:本予告:配信開始日:2023年6月15日(木)22時より配信中※配信内容・スケジュールは予告なく変更になる場合がございます。話数:本編8話(C) 2023 Amazon Content Services, LLC or its Affiliates. All Rights Reserved.
2023年06月30日恋愛リアリティ番組Amazon Original「ラブ トランジット」が世界同時配信中。本作は、6月29日(木)に最終回を迎えるが、その配信を前に、特別映像が公開された。同番組は、韓国の大手エンターテインメント企業であるCJ ENMが制作した恋愛リアリティ番組のフォーマットを基に、日本で制作された新番組。かつて恋人だった5組の元カップルたちが、【誰の元恋人かは、明かせない】、【年齢・職業は、伏せておく】、【お互いを知るための様々な指令が用意される】という3つのルールのもと、約1か月間のホカンスを通して、過去の恋と新たな出会いの間で揺れ動く姿に迫る。現在、6話まで配信中で、Amazonカスタマーレビューでは平均星4.2(2023年6月26日時点、総数50件)の評価となっている。今回公開された映像は、第6話までのハイライトシーンがまとめられている。元恋人へ「別れたての時めちゃくちゃショックだった」と本音を打ち明ける場面や、「復縁が想像できない。同じこと繰り返しちゃう気がして…」と思い悩む姿、付き合っていた頃に撮影されたプライベート映像など、リアルなシーンが見られる。また、本作をロマンティックに彩るのは、Z世代の新アイコンとして大きな注目を集めるシンガーソングライターのeill(エイル)が歌う主題歌「happy ending」。甘く切ない歌声や、参加者の心情に寄り添う歌詞が、過去の恋と新たな恋の間で揺れ動く彼らの思いを代弁し、次に進むステップに向けて背中を押している。初めはホカンスに困惑していたものの、花火大会や野外パーティーなどの特別なイベントも通じて本音を話し合ううちに絆を深め、友達でありながら、恋のライバルでもある特別な関係にも発展していった彼らが、辿り着いた決断とは――。第7話「願ったのは、叶わない未来予想図」&最終回「THE DAY OF LOVE TRANSIT」は、6月29日(木)22時より配信される。Amazon Original「ラブ トランジット」は独占配信中(本編8話)。(シネマカフェ編集部)
2023年06月27日※このコラムは「ラブ トランジット」エピソード1〜4のネタバレを含みます。■誰だこんなグロいもん考えたやつは!?史上最高にグロい恋愛リアリティショーが爆誕しました。その名も「ラブ トランジット」。登場人物、全員元カレ元カノ。悪趣味なアウトレイジ状態。5組の元カップル同士が集まり、ホテルで共同生活を送る恋愛リアリティショーなんですが、見ているだけであらゆる角度から心が揺さぶられる!元サヤに戻りたくて元恋人に必死にアプローチをかける人あり、復縁のつもりなど一切なく、新しい恋を始めようとしている人あり。おまけにその元サヤに戻ろうとアプローチしている相手が、目の前で新たな恋を始めている様子を目の当たりにするわけですよ。恋が終わろうとしている切なさと、新たな恋の始まりのときめきが1つの画面に集約されていて、自分のあらゆる経験とオーバーラップして感情が忙しい!誰だこんな企画考えたやつ!人畜非道な人間が考えたとしか思えない、世にも恐ろしい恋愛リアリティショーです(元は韓国の人気恋リアだそう)。■元恋人・Xとバチェラーファン歓喜のBGMこの番組では元恋人はXと呼ばれ、番組内で徐々に明かされていきます。誰と誰が元恋人なのか、予想しながら見るのも面白い!また、イベントの節目ごとに、気になる相手に匿名でメッセージを送りあい、そこでみんなの心の動きが見れるのもワクワクします。エピソード4までには全員のXが明かされるのですが、そこでまた1から見直すと、「この言葉はあの人に向けられていたのか!」と違った目線で見ることができます。1粒で2度美味しいなんて、アーモンドグリコとこの番組くらいですよ。それと、「バチェラーの配信までこちらを観てね!」という宣伝をされていただけあって、姉妹番組なのか、ところどころバチェラーのBGMがかかる場面があり、バチェラーファンとしては無条件にBGMでときめいてしまいます。■感情の温度で変わる、生々しいリアクションの残酷さ復縁を望むメンバーは数人いるのですが、その中でも代表的なのが看護師・えり。3年付き合ったXと別れて11カ月経つけれど、まだXのことを思い続けています。そんなえりのXがキャンドル空間アーティスト・マサシ。キャンドル・ジュン以来のキャンドルを生業に生きる男の登場に心が沸き立ちます。ジュンにしろ、マサシにしろ、キャンドル系の方はオールバックで後ろに一つで結ぶ髪型が正装なんですか?そんなキャンドル・マサシは復縁する気など一切なく、初日からアパレルディレクター・あみにグイグイ。元カノ・えりへの塩すぎるローテンションな受け答えと打って変わって、気になっているあみに対しては目の色も声のトーンも全く違うのがまじでリアルすぎてグロい。ちょっとした会話もそうですし、「俺リアクション苦手で、嘘では喜べない人」と伝えながらあみからのプレゼントはニッコニコで受け取り、Xであるえりからのサプライズラブレターには「わーびっくりだ(棒)」ととんでもない棒リアクションをかまし、「嘘では喜べない」を伏線回収してくるなど、人間のリアルな感情とリアクションの違いが、実に残酷で生々しい。■元カレが新しい女を口説く様子を見せられる精神的拷問このキラキラしたあみへの視線は、以前は恋人だったえりに向けられていたものだし、あみとマサシがデートに行っている間、えりはどんな気持ちで時が過ぎるのを待っているんだろう、きっと1分1分がとんでもなく長く感じるんだろうな、とか感情移入しすぎて気持ちが常に忙しい!未練のある元恋人に新しい恋人ができたのを人づてで聞くだけでも苦しいのに、口説いている姿を目の当たりにするなんて、精神的拷問以外の何ものでもない。もうえりの恋は発展することはないだろう、と視聴者は全てを見知っている中で、えりが「みんなへお土産にパン買ってきたよ!(アレルギーの)マサシくんも食べれるよ」と米粉パンを買ってくる気遣いとかね、もう涙が滲みます。えりは、Xはもちろん誰からもメッセージが来ることなく、一見人気がないように見えてしまうのですが、これってひたすら一途にXを追い続けすぎて、きっと周囲もそれに気づいているからなんでしょうね。えりは次に行ったほうがいいし、辛い恋を忘れさせてくれるのは新たな恋!幸せになってほしい!■オシャレベルがチートすぎる、進化前の菅田将暉渦中のあみのXが美容師・こうへい。菅田将暉への進化2工程前というか、中国の露店で売ってる菅田将暉というか、ジェネリックな菅田将暉的ルックスの金髪青年です。プロトタイプ将暉はとてもおしゃれ。どれくらいオシャレかというと、麦わら帽子に白トップス、デニムのオーバーオールという、虫取り少年か、カールおじさんくらいにしか着こなせない高難易度ファッションさえも可愛く着こなしてしまう、それくらいおしゃれ。■中身までイケメンすぎる、ジェネリック菅田将暉そんな彼の人間性が本当に素晴らしい。あみと復縁したいという気持ちを抱えつつ、相手を尊重しながらアプローチしていく姿がとても魅力的なのです。あみがマサシとデートに行く前、ジェネリック将暉なりにアピールをしたかったのでしょう。「寒いから!これあみ絶対好きだよ」と羽織りを貸すのですが、「ごめんね。マサシのこと(気持ち)考えたら多分嫌かなぁって」とあみが真摯に断るのです。(あみの伝え方も優しくて本当に配慮溢れてて好き)「そうだね。楽しんで!」と爽やかに受け取り、断ったことに罪悪感を覚えるあみに「ありがとね。気遣ってくれて。一番つらいやんな。気持ちぶつかっちゃうよね」と配慮の塊爆弾をこれでもかと連投するのです。そして繰り出す渾身の一撃。「俺が一番気持ちがあると思う。でもそれを決めるのはあみだし、それで(マサシとあみが)幸せだったら応援しちゃうかも。でも一番は一緒にいてほしい」肉食なんだけど、俺が俺が!のゴリゴリじゃない、相手の気持ちを第一に考えた上での推しの強さ。1000000万点のいい男です。25歳の若さでこれ言えるの人生2周目!?そして復縁の難しさを踏まえた上で「復縁って難しい。でもあみを幸せにしたいから。新しいこうへい、いいなって。まじで惚れさせる」と、ジェネリック菅田将暉こと“ジェネき”の言葉の全てがいい男すぎて、目が離せません。■キャンドルの空間魔法はずるいて……神棚もできるし一方あみとのデートではマサシのチート炸裂。大量のキャンドルで彩ったムード溢れる素敵空間であみとのディナーを楽しみ、自分の才能と魅力を見せつけまくります。「どのキャンドルが好き?」と質問して、帰宅後あみの部屋の入り口にこっそりキャンドルを置いてプレゼントするサプライズ付き。女の子の夢見たいな演出。この技で何人の女性を落としてきたのか。まじキャンドルパワーえげつない。ジェネきの配慮爆発イケメン口説きと、マサシのキャンドル空間魔法の狭間で、あみはどうしていいかわからず心が迷子。これまで、あみはマサシから「キャンドル」「白い一輪挿し」をもらってますけど、あと榊の木でもプレゼントされたらおしゃれ神棚でもできそうなラインナップですね。経営者・ダイキがプールバー用に買って余ってた酒をお神酒代わりに備えて、みんなの恋の成就を願う神棚完成させよ。■ウザいお父さんのような絡みでしくじる、女装できないレインボー池田一方、もう一人強く復縁を望むメンバー、モデル・きょうへい。芸人のレインボー・池田に米津玄師のエキスを注入して、女装の才能を全て取り上げた池田といった風貌。彼のXはJD・ありさなのですが、ありさは笑えるほど1ミリも復縁する気がないのが態度に出まくっており、花火に興奮して「最高の熱海確定じゃん!」と叫ぶ陽キャ経営者・ダイキといい感じ。しかし余裕がなく、ちょっと子どもなきょうへいは、みんなで盛り上がっていたり、人が話したりしている「今⁉︎」というタイミングで、自分の気持ちが抑えられず、ありさやダイキを呼び出してタイマンはりがち。そんな感情的的な様子に対し、ありさにも「そういうところが嫌だった」とはっきりぶった斬られる始末。加えて金銭感覚も合わないとサラッと暴露されてましたけど……。ありさがノースリにシャツを羽織ったファッションをしていた時も「肩寒くない?」と声かけしていたきょうへい。多分、気遣う優しさを見せたかったんだと思いますが、あえてのおしゃれなのにそれに気づかない、おしゃれに無頓着なお父さんのような野暮な絡みで、「寒くなったらシャツ羽織るから!」と反抗期の娘のようにありさにぶった斬られていました。ありさの拒否感マックスで、不憫や同情というより、もはや漫才のように、バッサバッサ突っ込まれ切られてるのが笑えてきます。10000%復縁なさすぎて、ここはもう予想する価値もない状況。ファイト!■その他、まだまだ気になるメンバーもこれまでのエピソードで取りあげられたメンバー以外にも、みんなが想像する帰国子女の姿をそのまま具現化したリングアナウンサー・マイや、滑舌悪すぎて基本何言ってんのかわかんねぇ、たこ焼き作り以外空気のプロアメフト選手・よしひと。「よぐぇー?なんかふたっでいゃほんしぇあしてー」のくだりは字幕ないとまじで聞き取れねぇ(訳:よくねぇ?なんか2人でイヤホンシェアして)。ハーフであること以外の情報がほぼない、スキンケアブランドのマーケティング担当・ルカなど、まだあまりストーリーが取り上げられていないメンバーの今後も気になります。次回の恋の行方も楽しみに待ちましょう!(やまとなでし子)Amazon Original『ラブ トランジット』概要タイトル:『ラブ トランジット』作品ページ:本予告:配信開始日:2023年6月15日(木)22時より配信中※配信内容・スケジュールは予告なく変更になる場合がございます。話数:本編8話(C) 2023 Amazon Content Services, LLC or its Affiliates. All Rights Reserved.
2023年06月23日韓国の大手エンターテインメント企業であるCJ ENMが製作し、世界中で人気を誇る恋愛リアリティ番組「乗り換え恋愛」のフォーマットを基に日本で製作されたAmazon Original「ラブ トランジット」から、番組ルールが明かされる本予告とキービジュアルが到着した。かつて恋人だった5組の元カップルたちが、約1か月間のホカンス(ホテルでの共同生活/※ホカンスとは「ホテル」と「バカンス」の造語で、ホテルに滞在することをメインとした休暇の過ごし方)を通して、過去の恋と新たな出会いの間で揺れ動く姿に迫っていく本番組。今回解禁されたキービジュアルでは、「元恋人の前で、新しい恋できますか?」という思わずハッとさせられるメッセージと共に、複数の男女の想いが交差するイメージが表現されている。また、併せて解禁された本予告では、【誰の元恋人かは、明かせない】【年齢・職業は、伏せておく】【お互いを知るための様々な指令が用意される】という3つの番組ルールが紹介。さらに、「復縁をするつもりできた」「“将来を想像しちゃうぐらいゾッコンになれる人がいればな”と思っている」など、それぞれの想いが赤裸々に語られる場面や、楽しそうなデートから一転、涙を拭う場面などもあり、10人の男女の様々な想いが映し出されている。複雑な人間ドラマが映し出される本番組のスタジオMCには、EXIT(りんたろー。/兼近大樹)、松岡茉優、磯村勇斗、大久保佳代子(第1話~第4話)、MEGUMI(第5話~第8話)の6人が決定。本予告からも、スタジオのMCたちの盛り上がりが見られるほか、最後にはMEGUMIさんの口から「復縁もいいね」という展開を匂わす言葉も飛び出している。本予告とともに楽曲の一部が解禁された主題歌は、eillの「happy ending」。ダウナーでダークなトラックメイクに芯のあるeillさんの歌声が艶やかに乗った楽曲に仕上がった。「ラブ トランジット」は6月15日(木)22時~Prime Videoにて独占配信(全8話)。(text:cinemacafe.net)
2023年06月01日シンガーソングライターのeill(エイル)が、新曲「happy ending」を発表。2023年6月15日(木)よりPrime Videoにて配信がスタートする新・恋愛リアリティ番組「ラブ トランジット」の主題歌となる。eillの新曲「happy ending」「ラブ トランジット」は、韓国発の人気番組「乗り換え恋愛」のフォーマットを元にした恋愛リアリティ番組。約1か月間のホカンス(ホテルでの共同生活)を通して、かつて恋人だった5組の元カップルたちが過去の恋愛と新たな出会いの中で揺れ動く姿に迫る。主題歌を担当したeillは、本楽曲について「どんなにバチバチでもハラハラでも全ての恋がhappy endingであるように」という思いを込めたとコメント。人それぞれに異なる、過去・現在・未来の恋愛に寄り添うような楽曲になっているという。作品情報eill 新曲「happy ending」リリース日:未定※Amazon Original「ラブ トランジット」主題歌「ラブ トランジット」配信開始日:2023年6月15日(木) 22:00よりPrime Videoにて独占配信開始※配信内容・スケジュールは予告なく変更になる場合あり。話数:本編8話出演者:EXIT(りんたろー。/兼近大樹) 松岡茉優 磯村勇斗 大久保佳代子(第一話~第四話) MEGUMI(第五話~第六話)©2023 Amazon Content Services, LLC or its Affiliates. All Rights Reserved.
2023年05月26日ラブラリー バイ フェイラー(LOVERARY BY FEILER)から、「すみっコぐらし」と初コラボレーションしたアイテムが登場。ラブラリー バイ フェイラー×「すみっコぐらし」上質なシュニール織の質感はそのままに、ポップでキュートなデザインのアイテムを展開するフェイラーのギフトコンセプトショップ「ラブラリー バイ フェイラー」。すみっコぐらしと初コラボレーションを実現した今回は、人気キャラクターしろくま、ぺんぎん?、とんかつ、ねこ、とかげ、えびふらいのしっぽと、パステルカラーのドットを組み合わせた“大人かわいい”アイテムが揃う。ラインナップは、定番のハンカチに加え、ポーチ、ペンポーチ、カードポーチ、巾着、バッグなど。しろくまと、とんかつに限り、各キャラクターのフォルムを象ったチェーン付きポーチも展開されるので、キーホルダーのようにして楽しむのもおすすめだ。【詳細】ラブラリー バイ フェイラー<LINE抽選販売>展開:フェイラー銀座本店、フェイラー天神地下街店、髙島屋大阪店フェイラーショップ、全国14店舗のラブラリーフェイラーショップ、フェイラー公式オンラインショップ※サンエックスからの販売は実施しない。アイテム例:ハンカチ(25×25cm) 全3種 各2,970円※縁取りのカラー違い、ポーチ(15×20cm) 6,050円、ペンポーチ(10×20cm) 4,950円、カードポーチ(11×9cm) 6,050円、巾着(19×22cm) 7,150円、バッグ(21×21×11cm) 12,100円、トートバッグ(21×32×14cm) 14,300円、しろくま型どりポーチ(11×10×1.5cm) 8,250円、とんかつ型どりポーチ(11×10×1.5cm) 8,250円※店舗・フェイラー公式オンラインショップともに、各アイテム一人各1点限り。■販売方法・事前に専用アカウントにてLINE抽選を実施。2023年6月7日(水)発売日当日の販売は行わない。<店舗販売事前LINE抽選スケジュール>抽選申込期間:2023年5月22日(月)10:00~5月24日(水)9:59当選発表:2023年6月5日(月)12:00頃引取期間:2023年6月7日(水)~6月20日(火)※期間中に引き換えがない場合は自動キャンセル。店舗引換在庫残り販売:2023年6月21日(水)開店時~先着販売※販売の有無は各店舗Instagramアカウントにて告知。※電話・来店での予約不可。※取り置き、代引き配送不可。※柄の出方は選択不可。抽選対象店舗:ラブラリー バイ フェイラー大丸札幌店(3F)ラブラリー バイ フェイラーエスパル仙台店(本館1F中央エスカレーター前)フェイラー銀座本店(銀座4-4-1)ラブラリー バイ フェイラーアトレ吉祥寺店(本館 2F)ラブラリー バイ フェイラーエチカ表参道店(B2F 9区画)ラブラリー バイ フェイラー渋谷スクランブルスクエア店(9F)ラブラリー バイ フェイラー玉川髙島屋S・C 店(南館専門店 B1)ラブラリー バイ フェイラー東京駅グランスタ店(JR東日本東京駅構内地下1F)ラブラリー バイ フェイラールミネエスト新宿店(4F)ラブラリー バイ フェイラー横浜ジョイナス店(3F)ラブラリー バイ フェイラータカシマヤ ゲートタワーモール店(7F)ラブラリー バイ フェイラー松坂屋名古屋店(南館2F)高島屋大阪店フェイラーショップ(1F)ラブラリー バイ フェイラー大阪ルクアイーレ店(5F)ラブラリー バイ フェイラー天王寺ミオ店(プラザ館2F)ラブラリーバイフェイラーエキエ広島(2F)フェイラー天神地下街店(東8番街)■店舗引換在庫残り販売:2023年6月21日(水)開店時~先着販売※販売の有無は各店舗Instagramアカウントにて告知。※電話・来店での予約不可。※取り置き、代引き配送不可。※柄の出方は選べない。■フェイラー公式オンラインショップでは抽選は行わず、2023年6月7日(水)正午に発売。※発売時間は多少前後する場合あり。※アクセス集中の際は、入場を制限する場合あり。入場時に商品の購入を確約することは不可。※オンラインショップでは、フェイラー公式オンラインショップ以外のサイトでの販売は行わない。
2023年05月13日Prime Videoでは、人気シリーズ「バチェラー・ジャパン」のシーズン5と、新番組「ラブ トランジット」という、2つの恋愛リアリティ番組をこの夏、独占配信することを発表した。新・恋愛リアリティ番組「ラブ トランジット」は、韓国の大手エンターテインメント企業CJ ENM制作の恋愛リアリティ番組「乗り換え恋愛」のフォーマットをもとに、日本で制作。5組の元カップルたちが、約1か月間のホカンスを通して、過去の恋と新たな出会いの間で揺れ動く姿に迫る。互いに誰が誰の元恋人であるのかは知らないまま、共同生活の中で元恋人が自分以外の人と親しくなる様子を見て実感する、未練や嫉妬…。一方で、元恋人の目の前で芽生える新たな恋への葛藤など、複雑な心境や人間ドラマが映し出される。ティザー映像では、参加者の元カップルたちの素顔の一部が公開されるとともに、ホカンスへの不安や決意、新たな出会いへの期待など様々な思いが語られる。そして、成功を収めた1人の独身男性=バチェラーの運命のパートナーの座を巡り、女性たちが競い合う恋愛リアリティ番組「バチェラー・ジャパン」の最新作も配信。様々なシチュエーションで展開されるバチェラーとの豪華なデートやカクテルパーティなど、イベントを通じて繰り広げられる恋愛の駆け引き、むき出しの人間ドラマが見どころだ。Amazon Original「ラブ トランジット」は6月15日(木)22時~独占配信開始。「バチェラー・ジャパン」シーズン5は8月3日(木)22時~独占配信開始。(cinemacafe.net)
2023年05月12日ラブレス(LOVELESS)とフィリーチョコレート(Philly chocolate)のコラボレーションによるスウェットが登場。2023年2月9日(木)より、全国のラブレス店舗ほかにて発売される。裏起毛のクルーネックスウェットラブレスとフィリーチョコレートが贈るのは、裏起毛のクルーネックスウェット。フロントには、“All that glitters is not gold, but...”というメッセージを刺繍している。ブラウンカラーは以前発売したグレーに比べ全体をシンプルにデザインしつつ、袖口や裾のリブを短めにすることで、ミニマムさを追求。肩の落ちるオーバーサイズを採用することで、リラックスした快適な着心地を実現している。カラーは、グレーとブラウンの1色ずつ2型で展開。グレーの生地にはピンクの刺繍を、ブラウンの生地にはベージュの刺繍を合わせている。【詳細】ラブレス×フィリーチョコレート コラボレーションスウェット発売日:2023年2月9日(木)取扱店舗:全国のラブレス店舗、ラブレス公式オンラインストア価格:12,100円カラー:グレー、ブラウンサイズ:36(ウィメンズMサイズ)※ブラウンは公式オンラインストア限定販売。
2023年02月07日お笑いコンビ「XXCLUB」の大島育宙と脚本家・高野水登による考察系ユニット・無限まやかし。彼らに“ドラマ”のトレンドを大予測してもらいました。ストロングポイントのある、個性豊かなドラマが残っていく。大島育宙:2022年は「火曜のTBSのラブストーリーは絶対見る」「深夜ドラマは欠かさない」みたいに、人によって見るものが全然違う、ガラパゴス化が加速したと思います。作品ごとに色が違って、TBSの深夜枠「ドラマイズム」のように、クールに縛られず全5話程度で完結する実験的なドラマも。映画監督や映像ディレクターの起用にも積極的で、『ロマンス暴風域』も『生き残った6人によると』も良かった。高野水登:僕、その枠で書きました。『賭ケグルイ』とか『映像研には手を出すな!』。確かに話数は流動的です。大島:「ここがストロングポイントです」「実験ポイントです」という強い個性がないと残れない。『赤いナースコール』は考察ドラマというよりラストのクリフハンガーのホラー描写を楽しむ作品だった気がするし、『親愛なる僕へ殺意をこめて』もグロテスクに攻めてきていた。高野:『初恋の悪魔』は素晴らしいドラマでした。大島:あの作品で仲野太賀さん演じる主人公って、刑事ではなく警察行政職員だったでしょ。主役の仕事がマニアックになってきてる気がする。『競争の番人』は公正取引審査官。『オールドルーキー』はスポーツマネジメント。ドラマに欠かせない職業といえば医者、弁護士、警察の王道3本柱だけど、そこに頼らず様々な仕事を描いていて、ある意味豊かな一年だったな。高野さんは脚本まわりの変化は感じます?高野:10年前からスター選手は変わってない気がします。野木亜紀子さんも古沢良太さんも坂元裕二さんもずっと第一線。20代、30代の脚本家はほぼいない。若者はテレビを見ないから脚本家になりたいと思わない。だから『silent』の脚本家に29歳の生方美久さんが抜擢されたのは、本当にすごいことなんです。若い人がオリジナル脚本を書いているというだけで注目していい。大島:『silent』はドラマの裏側やスピンオフをTVer独占配信したのが興味深かったです。2022年はTVerがひとつの数値基準になったような雰囲気があった。今後どうなるかは未知数だけど。高野:やっと視聴率から解放される時が来たのかも。スポンサーも広告費を出せない今、どうお金を集めるか、各局が真剣に考え始めてる。大島:最近の日曜劇場はゲームクリエイター系の職業が多いなと思ってたら、『Get Ready!』には天才ハッカーが登場するみたい(笑)。高野:(笑)。大石静さん脚本の『星降る夜に』も注目されてますね。大島:大石さんは吉高由里子さんと2024年のNHK大河ドラマでタッグを組むので、本作も見ておきたいところ。そう、大河といえば『どうする家康』も始まるね。『鎌倉殿の13人』の三谷幸喜さんから古沢良太さんへのコメディ作家ラインも、引き続き盛り上がると思うな。『星降る夜に』テレビ朝日の新ドラマ枠に大人のピュアラブストーリー。“ラブストーリーの名手”と呼ばれる脚本家・大石静による10歳離れた男女の恋愛物語。吉高由里子、北村匠海出演。2023年1月17日スタート。『Get Ready!』次の日曜劇場の主役は、天才執刀医と国際弁護士。多額の報酬と引き換えに患者を救う闇医者たちを描く。妻夫木聡、松下奈緒、日向亘、藤原竜也ほか出演。2023年1月8日スタート。『どうする家康』徳川家康の人生を、新感覚で描くNHK大河。室町時代後期から江戸時代の徳川家康を描く大河ドラマ。主演は松本潤。脚本は『コンフィデンスマンJP』の古沢良太。2023年1月8日スタート。生方美久さんドラマ『silent』で大抜擢。29歳の新星脚本家。第33回フジテレビヤングシナリオ大賞にて大賞を受賞。ドラマ『silent』の脚本を手掛け、同作はTVer再生回数で歴代最高を記録した。無限まやかしお笑いコンビ「XXCLUB」の大島育宙(左)と脚本家・高野水登(右)によるユニット。映画やドラマ、漫画、小説などのフィクション=まやかしを無限に食べ、感想や考察を無限に話す。SpotifyとYouTubeチャンネルで「無限まやかし」配信中。※『anan』2022年12月28日‐2023年1月4日合併号より。写真・五十嵐一晴ヘア&メイク・松橋亜紀取材、文・飯田ネオ(by anan編集部)
2022年12月30日山田涼介が二重人格者の主人公を演じる「親愛なる僕へ殺意をこめて」の第8話が11月23日放送。次回予告に映し出されたテロップに視聴者の考察合戦が過熱、SNSには「タイトルから普通に考えたら」「犯人エイジだったら泣く」など様々な投稿が寄せられている。講談社「ヤングマガジン」、WEBコミック配信サイト「コミックDAYS」で連載された人気同名コミックのドラマ化となる本作は、山田さんが6年ぶりにフジテレビ系ドラマ主演を務め、連続殺人犯の息子として辛い人生を送ってきた主人公の復讐の物語が繰り広げられてきた。実の父である八野衣真が5人の女性を殺害した犯人“LL”だとされたが、本当の“LL”を探して来た浦島エイジ役で山田さんが主演するほか、エイジに力を貸すナミに川栄李奈。“LL”に姉を殺されたが、そのことで虐待から逃れられた雪村京花に門脇麦。エイジの実の父親で連続殺人犯“LL”だと言われてきた八野衣真に早乙女太一。15年前八野衣の保護司をしていたことから、残されたエイジを引き取り育てた浦島亀一に遠藤憲一といったキャストも共演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。“B一エイジ”はエイジの人格が6日以上、表に出てきていないことを不審がる。“B一エイジ”は10月30日の時点で京花がLLを八野衣だと信じ込んでいたが、11月3日になると「LLが生きていた」と言い出したことから、その3日の間に京花が何かを知ったのではないかと推測、彼女の足取りを調査しようと考える。京花のマンションに侵入し“B一エイジ”は彼女の部屋で車のキーを見つけ、カーナビの履歴から11月1日に京花がとある町を訪れていることを知る。そしてナミとともにその町へと向かう…というのが今回の物語。そんななか何者かに刺され入院していた京花が再び病院内で襲われる。“B一エイジ”は病室に仕掛けた監視カメラの映像で、ナミは怪しい後ろ姿を追いかけて、それぞれ京花を襲った犯人の正体を知る…それはエイジの姉、乙(夏子)だった。1人娘として亀一らに溺愛されてきたが、エイジが家に迎えられた途端、両親はエイジにばかり目を向けるように。さらに幼いエイジから脅されて引きこもるようになった乙は、エイジが恋人として京花を連れてきたことで、エイジの一番大切なものを奪い取ろうと京花を狙ったという。SNS上では夏子さんの演技に「夏子さんの演技ちゃんと見たの初めてだったんだけどすごすぎた」「浦島乙役の夏子さん演技上手すぎたな」「乙姉さん役の夏子さんの演技も凄いわ。良いわ」など絶賛の声が上がる。その後、エイジは亀一のもとを訪れ、そこで彼が“LL”であることが明かされる…のだが、次回予告には「もう1人の真犯人」のテロップが。Twitter上には「タイトルから普通に考えたら親愛なる僕(エイジ)へ殺意をこめてになるから真犯人はエイジ?」「犯人エイジだったら泣く...でもそうじゃないと、このタイトルの意味とは...」「やっぱこれもう1人の人格(A)が殺してるからこういうタイトルとか」「タイトルの意味はエイジ→B一って意味だと思ってたけどもしかして逆…?」など、タイトルの意味を絡めて“真犯人”を推測するツイートが多数投稿されている。【最終回あらすじ】浦島家のリビングで亀一は“B一エイジ”が真実にたどり着いたことに感心しながらも「まだ満点はやれないな」と告げる。そして亀一は八野衣が売春組織から少女たちを救ったのは、人のためや罪滅ぼしのためではなく、女性を食い物に仕事をしなければならない惨めな現実から目をそらしたかっただけだと言い、殺人鬼・LLがどのようにして生まれたのかを話し始める…。「親愛なる僕へ殺意をこめて」は毎週水曜22:00~フジテレビ系にて放送中。(笠緒)
2022年11月24日大ヒット映画『天使にラブ・ソングを…』のミュージカル版『天使にラブ・ソングを〜シスター・アクト〜』が、11月13日に東急シアターオーブにて開幕した。主演のデロリスには、2014年の日本初演より同役を務める森公美子と、宝塚歌劇団トップスター出身の朝夏まなとが2019年公演から続投。競演キャストには、石井一孝、大澄賢也 / 吉野圭吾(Wキャスト)、春風ひとみ、谷口ゆうな、真彩希帆、泉見洋平、KENTARO、木内健人、太川陽介、鳳 蘭が脇をガッチリ固める。開幕に際して、舞台写真と主演二人のコメントが到着した。■森公美子 コメントアラン・メンケンの素晴らしい音楽と、ウーピー・ゴールドバーグがプロデューサーとしてタッグを組んだ『天使にラブ・ソングを〜シスター・アクト〜』。コメディーの中にも、沢山の感動があるとても素晴らしいこの作品に、2014年の初演から8年も関われた事を幸せに思います。私の大好きな作品を皆様にも是非観て頂きたいです。最後かも知れない? 森公美子デロリスを見て欲しいのです。劇場(教会)でお待ちしております。■朝夏まなと コメント3年振りのシスターたちとの時間。人と人との見えない絆を再認識しています。コロナ禍では心のつながりを感じにくく思うこともありますが、舞台を通じてキャストやスタッフの仲間やお客様とのつながりを幸せな気持ちに包まれながら感じています。皆さんにとってもシアターオーブがパワースポットになりますように。ぜひ観にいらしてくださいね!<公演情報>『天使にラブ・ソングを〜シスター・アクト〜』2022年11月13日(日)~12月4日(日) 東急シアターオーブチケットはこちら:公式サイト:
2022年11月14日ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんによるドラマコラム。2022年10月スタートのテレビドラマ『アトムの童』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。山﨑賢人主演の『アトムの童』が2022年10月16日からスタートした。日曜劇場ならではの『ものづくり』がテーマとなっている今作。同枠の人気作品『下町ロケット』や『陸王』のように、さまざまな困難と戦いながら、自らのものづくりに対する情熱と信念を貫く主人公を見ることができそうだ。『アトムの童』山﨑賢人はハマり役に違いない山﨑賢人といえば、最近では土屋太鳳とW主演を務めるNetflixオリジナルドラマ『今際(いまわ)の国のアリス』や、2019年に公開された映画『キングダム』などが代表作だろう。役柄はどちらも、キラキラとした王子様のような主人公というよりは、泥臭く、感情に訴えかける演技で視聴者を魅了した。今回、山﨑賢人が『アトムの童』で演じる主人公・安積那由他(あづみ・なゆた)の、やさぐれたオタクっぽさ、ずば抜けた頭の回転が早さ、人生に失望している表情を見て、『今際(いまわ)の国のアリス』と重なった方も多いのではないだろうか。しっかりとした信念があり、胸に熱いものを秘めているところも似ている。過去の作品からわかるように、今作での山﨑賢人の役はハマり役に違いない。困難に負けず信念を貫く、たくましい主人公を彼はきっと今回も演じてくれるだろう。運命を変える、アトム玩具の一人娘・富永海との出会い今作の舞台は現代のゲーム業界。大手企業や販売元を介さず個人でゲームを制作する、通称『インディー』と呼ばれる若き天才ゲームクリエイターがいる。那由他もその一人で、『ジョン・ドゥ』という名前で活動し、誰もその素顔を知らないことから『ゲーム業界のバンクシー』と称されていた。しかし、ある事件をきっかけに6年もの間ゲームから離れ、静かに暮らしていたのである。そこで出会ったのが、那由他が大ファンであった『アトム玩具』というおもちゃメーカーの一人娘・富永海(岸井ゆきの)だった。ドラマの中とはいえ、2人の巡り合わせは非常に感動的なものだった。海がストレス発散として定期的に遊んでいたゲームの作者が、なんとジョン・ドゥ。那由他だったのである。6年前に作ったゲームをいまだに楽しそうにプレイしてくれる海の表情を見た那由他は、表情には出さないものの目の奥が輝いて見えた。そこにやってきたアトム玩具の買収危機。それを乗り越えるべく、6年越しに那由他が天才ゲームクリエイターとして立ち上がる。さらに、良いキャラクターを発揮していたのが那由他が通うネットゲームカフェの店長・森田(岡部大)。彼は那由他の才能を認め、「ゲーム業界に戻ってほしい」と心から願っていた人物であった。その思いが叶った瞬間の嬉しそうな表情がこのドラマにさらに良い味付けをしてくれていた。那由他がどれだけの素晴らしい才能の持ち主なのか、彼の表情から我々の期待はさらに膨らんだ。天才ゲーム開発者の謎に包まれた過去主にアトム玩具にフォーカスされていた初回。いまだ謎に包まれている那由他の過去が気になるところだ。初回で明らかになったのは、この3つだった。・あるきっかけで那由他がゲームから離れてしまったこと。・以前使っていた「ジョン・ドゥ」はある人物との共同名義だということ。・那由他と深く関わっていたある青年が亡くなってしまったこと。これらに大きく関わるのは大手IT企業の『SAGAS』である。社長・興津を演じるのはオダギリジョー。彼がどうやら今回の黒幕的存在になりそうだ。回想シーンから推測すると、那由他が開発したゲームを誰かが興津に渡したとも考えられる。断片的に見せられる過去の映像に視聴者は今後も翻弄されるだろう。このコラムでも考察を交えながら感想を述べたい。那由他の抱える過去とアトム玩具の再スタート。これから毎週日曜日が楽しみになりそうだ。『アトムの童』/TBS系で毎週日曜・夜9時~放送ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]
2022年10月21日船越英一郎、山村紅葉、西村まさ彦、高島礼子、名取裕子、内藤剛志ら豪華キャストが集結するドラマ「警視庁考察一課」に、柳沢慎吾、藤井流星(ジャニーズ WEST)、徳永えり、北野日奈子が出演することが分かった。本作は、事件の考察を専門とした部署「警視庁考察一課」を舞台に繰り広げられる、ベテラン刑事たちの考察劇。考察一課の船越慶一郎(船越さん)と同期で、何やら因縁の仲らしいが、難事件が起こるたびに考察一課を頼りにする捜査一課長・柳沢慎三役の柳沢さんは「『船越慶一郎』と、僕が演じる『柳沢慎三』は同期で、1人の女性を取り合った過去があり、ライバル視している関係性も注目ポイントですね!毎回どのように展開していくのか、凄くワクワクしているのでそこに注目して頂けたらと思います!コミカルであり、パロディ要素も満載なので、子供から大人まで老若男女問わず楽しめるドラマです」とアピール。捜査一課志望だが、なぜか考察一課に配属された新米考察官・藤井龍役の藤井さんは、「僕は新人の役なので、ピュアなところやリアクションを見てほしいです。そして、ベテラン考察官達とのギャップが生まれる会話なども楽しんでいただければと思います。ベテラン俳優さんのファンの方たちは僕のことを知らない方も多いと思うので、これを機に、僕のことを覚えていただきたいです」とコメントしている。また、個性豊かなベテラン刑事たちを取りまとめる考察一課の管理官・徳永りえ役の徳永さんは、「恐れながらも私の役職が考察一課の中で1番位が高いので、学校の先生になった気持ちで皆さんをまとめたり、それぞれの特徴を掴んで接し方を変えたりしながら、粒揃いの考察一課を繋ぐ役割になれたらと思っています」と意気込む。そして、大東京警察署の庶務係・北野美奈子役の北野さんは「スーパースターの皆様とご一緒させて頂けることに感謝をしながら、たくさんのことを吸収できるように一生懸命頑張りたいと思います」と話している。「警視庁考察一課」は10月17日より毎週月曜日23時6分~テレビ東京ほかにて放送。地上波放送終了後Paravi&ひかりTVにて配信。(cinemacafe.net)
2022年10月03日ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんによるドラマコラム。2022年4月スタートのテレビドラマ『正直不動産』(NHK)の見どころや考察を連載していきます。仕事において相手が信用できるかどうかは最も大切なことだろう。『正直不動産』第8話では、信じることについて描かれた。誰かに仕事を任せるとき、多少金額は上がっても、多少時間はかかったとしても、信用できる人に任せたいと思うのは当然だろう。またその額が大きくなればなるほど、取引は慎重になり、本当に信じることができる人に頼みたいと思う。今回、永瀬財地(山下智久)と月下咲良(福原遥)は、300坪・5億円の土地売買を扱うことになった。大型案件なだけに、まずはこの話を持ってきた人物の信用度が問われる。しかし、今回は永瀬の知り合いが紹介してくれたということでその点はクリアした。登坂不動産の社長(草刈正雄)は「永瀬を信じる」との一言で、後の判断はすべて永瀬に託されることに。永瀬と月下が交渉を進める中、ミネルヴァ不動産の横槍が入るも、なんとか契約を勝ち取ることができた。しかし、なんだか様子がおかしい。永瀬は一人、悶々としていた。なぜなら、取引相手の交渉術が、かつて嘘をついていた自分と重なったからだ。もしかしたら、『地面師』ではないのか。永瀬の脳内に不安が過ぎる。地面師とは土地の所有者になりすまして売却をもちかけ、多額の代金をだまし取る詐欺師のこと。そこで永瀬は信頼できる元同僚・桐山(市原隼人)に相談をすることに。桐山は、相変わらずの素っ気なさだったが、自分は過去にその相手と交渉をしたが、すぐに手を引いたと言っていた。理由は「似合わないスーツを着た人と仕事をしたくない」から。「スーツに着られている」なんてことを時々言うが、今回の取引相手は、思い返せばサイズの合っていないスーツを着用していた。普段からスーツを着ている人なら、自分に合うサイズや身の丈にあったブランドに精通していくだろう。この状況において、桐山の判断は正しいのだと悟った。ブカブカのスーツはおそらく取り急ぎで用意したのではないか。もしそうでなかったとしても、桐山の言葉を聞いたビジネスマンは、身だしなみで取引が判断されるという事実を痛感させられたであろう。あなたも良い取引をしたければ、身だしなみは整えよう。上級な相手ほど、そういったところまで見られているということである。相手は怪しいが決定的な証拠がないため、永瀬と月下は再び取引相手の事務所を訪れた。しかし、ここで永瀬の祟りが発動!「あなたたち、本当は地面師なんでしょ」と言い放つ。もはや冗談では片付かない状況に困り果てる月下。相手を激怒させてしまったため、一度帰社し、再びお詫びの品を持っていくと事務所はもぬけの殻に。永瀬の不安は的中した。やはり相手は『地面師』だったのである。危機一髪のところで地面師の被害から免れることができた登坂不動産。これまで不動産屋で成果を出してきた永瀬の勘や経験は確かだった。登坂は、会社員時代、地面師に騙された過去があった。永瀬の「『あなたたち、本当は地面師なんでしょ』という言葉をあの時、自分も言えていたならば…」そう言って悔んでいた。信頼していたからこそ、永瀬にすべてを任せた社長の判断は間違っていなかった。もし、永瀬が地面師に引っかかっていたとしても、それは永瀬を信じた自分の責任である、そう語る登坂は結果がどうあれ永瀬を守ってくれていたに違いない。今回の件で、永瀬と登坂社長の信頼関係はさらに強固なものになっただろう。やはり経験はものを言うし、不安な時は信頼できる誰かに相談することが大切だ。また身だしなみも見られているし、取引で相手を信用して任せたのならそれは自分の責任だ。今回の正直不動産も教訓がたくさん詰まっていた。生きる上、仕事をする上で大切なことを物語にして分かりやすく教えてくれる。こんな奥深いドラマはめったにない。また山下智久が永瀬を演じることで、仕事のできる営業マンな一面、正直に言葉を放ってしまう危なっかしい一面、元同僚や後輩に対しても情に厚い一面、といったメリハリの効いた様々な永瀬を楽しむことができる。そして純粋で新人目線でものを言う月下は視聴者代表と言ってもいいだろう。無知な彼女が我々の疑問を代弁してくれるし、我々の思いをツッコミとして入れてくれる。この塩梅もちょうどいい。正直不動産の心地よさは物語の構成とキャストの演技、そして存在感のある小田和正によるエンディングテーマソング『so far so good』による相乗効果が起こっているように思える。いよいよ残り2話となったが、このドラマは最終回まで安心して見ることができるとあえて言い切ろう。なぜなら、ここまでの8話分において圧倒的な『信頼』があるからだ。[文・構成/grape編集部]
2022年05月30日ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんによるドラマコラム。2022年4月スタートのテレビドラマ『正直不動産』(NHK)の見どころや考察を連載していきます。桐山(市原隼人)のスパイ疑惑が浮上。そんな矢先、社長の命令で永瀬と桐山はペアを組み、大型案件を任されることに。一緒に仕事をする中で、永瀬は桐山の壮絶な過去と仕事に対する想いを知ることになる。桐山の不審な行動桐山の不審な行動は、以前から見られた。ライバル会社であるミネルヴァ不動産の社長との密会や、深夜に会社のパソコンにアクセスしていた痕跡などがある。また月下(福原遥)が挨拶をしていた近所の優しいおばあちゃん・衛藤明子さん(松金よね子)の家についてもそうだ。月下の調べた限りでは1億円の価値があるところを桐山は7500万円で売ろうとしていたのである。どうして2500万円も下げているのか不審に思った月下は桐山に問いかけるも、答えてはもらえなかった。ますます怪しさのます桐山。しかし、これがきっかけで我々も『本当の桐山』を知ることになる。永瀬が物にした正直営業スタイル永瀬と桐山がペアを組み、今回担当したのは『建築条件付き土地』。あまり聞き慣れない言葉だが、土地を買って、そこに家を建てる場合、特定の建設業者と契約を結ぶことが条件となる土地である。しかし、問題なのはその建築を担当する竹鶴工務店だった。竹鶴工務店は下請けに安い金額で建築を丸投げし、無茶な工期を要求する。さっそく永瀬と桐山が二人で挨拶に行くも、社員の士気は低く、雰囲気は最悪だった。金額に見合った材料と無茶な工期で建てた場合、欠陥住宅となるのは明らか。この状況を変えるべく、プランの見直しを求めて下請けの秋川工務店へと足を運んだ。しかし、なかなか取り入ってもらえず、永瀬は信頼してもらうため作業を手伝うことに。桐山は呆れたように永瀬のお得意の嘘で信じてもらえばいいじゃないですかと皮肉を言うも、永瀬ははっきりと「もう嘘はつかない。営業スタイルを変えた。顧客一人ひとりに正直に営業する」と反論。これまで嘘がつけない正直との戦いに苦戦していた永瀬だが、ここに来て顧客にも感謝され、会社にも貢献できたという経験がさらに強い彼の信念を生み出していた。それから永瀬は顔や服を汚しながら、毎日作業場へ通い、熱心に作業していた。その姿は心を打たれるものがある。営業は信頼を得るために足繁く顧客のところへ通ったり、お手伝いに行ったりするということを耳にするが、スマホやパソコンなどの電子機器が主流になった現在、対面で一生懸命に何かをしてくれるのはさらに重みがあるように思える。めげずに真摯に向かい合う、この姿勢は我々も見習わなければならない。永瀬の努力の甲斐あり、ようやく秋川工務店の棟梁がプランの見直しを検討することに。またも永瀬は『正直』で信頼を勝ち得るこができた。桐山の壮絶な過去と想い月下は近所の明子との会話を重ねる中で、桐山の過去を知ることになる。それは14年前、川崎のマンションが新築なのに壁にヒビが入って傾いたことで問題になっていた『サンフラワー建材問題』。最後には下請けの現場責任者が自殺したのである。その自殺した人が桐山の父だったのだ。秋川工務店が欠陥住宅を建てようとすることにすごい剣幕をしていた桐山。欠陥住宅を作らされた桐谷の父親は元請けや会社から全ての責任を押し付けられ、トカゲの尻尾切りのような状態にあっていたのだった。桐山が欠陥住宅を建てようとする工務店に敏感なのも腑に落ちる。やはり桐山は不正をするような人間ではなかった。明子の家についても、すぐに売りたいという明子自身の希望から、価格を下げてより買い手が早く見つかるよう、しっかりと練られたプランだったのである。仕事をする理由って何?これまで桐山が営業成績にこだわっていたのは、ここで実績を作って会社を興し、父親のような真面目な社員が報われる職場をつくりたいという想いからだった。桐山の過去と仕事に対する姿勢を目の当たりにした永瀬は「張り合ってた俺がバカみたいじゃん」と、冗談混じりに話す。仕事をする理由は人それぞれ。桐山のように明確な目的がある人もいれば、そうでない人もいるだろう。金のために仕事をしていた永瀬だが、今は何のために働いているのか。桐山に聞かれた永瀬は答えに詰まる。彼がその答えを見つけるのはもう少し先になりそうだ。今回はかなり胸が熱くなるシーンも多く、せっかく良い相棒になれそうだった二人だが、ラストで桐山が退職願を提出するという衝撃展開。『正直不動産』は、まだまだ目が離せない![文・構成/grape編集部]
2022年05月15日ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんによるドラマコラム。2022年4月スタートのテレビドラマ『正直不動産』(NHK)の見どころや考察を連載していきます。2022年5月3日、山下智久が主演を務めるNHKドラマ『正直不動産』の第5話が放送された。ライバル会社であるミネルヴァ不動産との全面対決に、スパイの正体発覚と、これまでと違って少し不穏な空気の漂う『正直不動産』。しかし、見ている間も不思議と安心感があるのはなぜだろう。怪しい、危ない、そんな状況下でも絶対的な安心をくれる理由は、紛れもなく主人公・永瀬にあった。5話で見えてきた山下智久演じる永瀬の魅力を紐解く。安心をくれる永瀬の魅力ピンチの時、すぐに自分より前に出てきてくれる上司がいたら、きっと心強い。場合によっては、自分だけでは対処できない時もあるだろう。永瀬はきっと、そんな時にすぐさま最前線へと出てきてくれるタイプだ。開始早々、受付嬢から店の前に不審な人物がいるとの報告を受けた永瀬。すぐさま「私が対応しましょう」と店前で怪しい行動を取る男性に声をかける。ナチュラルなトーンで「物件をお探しですか?」と切り出し、客ではないことを察すると、単刀直入に社員が怖がっていることを伝える。堂々とし、冷静に対処する様子はまさにスマートそのもの。もし何かあってもこの人なら守ってくれそう、彼のたたずまいはそんな安心感をくれた。後方から見ていた受付嬢もきっとホッとしたに違いない。不審な男は、月下を訪ねてきたということで店内へ通し、部下である月下咲良(福原遥)と対面。ここでも永瀬はしっかりと部下を守る。「咲良」と言いながら近寄ろうとする男との間にすぐさま入り「近づかないでください」と一喝。そして続けて「後輩が嫌がっています。警察呼びます」と徹底防衛。これまたイケメンすぎる対応。月下の動揺に気付く察しの良さと、即座に部下を守る姿勢は尊敬に値する。不安がる社員を守る真摯な対応に、心を掴まれた視聴者も多いのではないだろうか。これは経験を積んでいるからこそ見せる冷静さ、それに加え、山下智久が持つ、クールで淡白な印象が掛け合わされ生まれているものだと思う。頼れる男性の象徴だと言える永瀬。この何があっても動じない態度と守ってくれる姿勢が、ドラマ全体に絶対的な安心感を与えてくれていたのである。月下が父親についた「優しい嘘」第4話では、月下がメインのストーリーとなっており、彼女の優しさ溢れる数々の場面も今作の見どころとなった。悪徳不動産に無謀なローンを組まされ、両親が離婚した過去を持つ月下。不審な男の正体は当時、家族を置いて蒸発した父親だった。最初は動揺するも、月下は父親を問い詰めることもなく、「自分もずっと会いたかった」と胸の内を伝える。その後、数年来のわだかまりも解け、月下は父親のため、物件を探すことに。父親の「3LDKで広いキッチンがいい」という要望を聞いて、彼女はどこか嬉しそうな表情を見せていた。いつにも増して懸命になっていたのは、また家族3人で過ごせるのではという淡い期待があったからなのかもしれない。月下の紹介を待っている間、ミネルヴァ不動産から強引な営業を掛けられた父親はまんまと契約させられそうになる。しかし、そこは築5年でリノベーションされているという疑わしいタワーマンションだった。永瀬と月下の介入のおかげで、第三者によるホームインスペクション(建物状況調査)を受けることになったが、永瀬の読み通り、欠陥住宅だということが発覚する。改めて月下が家を探そうとするも、何か言いたそうな素振りを見せる父親。それは自身の再婚についてだった。新しい家族と住む家を娘に探させることに申し訳なさを感じていたのである。なかなか言い出せない彼に代わって永瀬がそのことを伝えると、淡い期待を抱いていただけに月下は動揺を隠せない様子。しかし、父親に私たちのことは気にせず幸せになってほしいという想いから目を潤ませながらも「(再婚のこと)知ってたよ」と告げた。これが月下がついた『優しい嘘』である。「正直」と向き合うはずのドラマが、時には相手を傷つけないための優しい嘘も必要なのだと教えてくれた瞬間だった。月下の優しい嘘に気付いた永瀬は声を掛けるも、強がる彼女を優しい目で見つめている。部下と上司の関係にすぎないが、確実に二人の間に強固な信頼関係が築かれていることを噛み締めるラストとなった。信頼でき、頼れる上司がいれば、部下もきっとたくましく成長するだろう。スパイの正体も明らかになり、ドラマに不穏な空気が立ち込める。しかし、私たちには永瀬がついている。まだ見ぬ次回も、どんな展開になろうと永瀬がいればきっと大丈夫。そんな約束をしてくれたような第5話に思えた。[文・構成/grape編集部]
2022年05月09日小芝風花主演の「妖怪シェアハウス-帰ってきたん怪-」第4話が4月30日放送。妖怪たちの“闇落ち”に対し「現代社会のストレスは妖怪にもストレスってこと?」など考察する声多数。澪を助ける妖怪たちの優しさに触れる声も数多く投稿されている。男性に騙されすべてを失いボロボロのどん底に陥っていた主人公が、シェアハウスで暮らす妖怪たちに助けられ、妖怪たちと暮らしながらトラブルや悪い奴らを成敗、成長していく姿を描く異色のホラーコメディとして人気を博した前作から2年、再び帰ってきた本作。キャストは再びシェアハウスの妖怪たちの世話になる目黒澪役の小芝さんをはじめ、人間界では弁護士兼経営コンサルをしているぬらりひょん=沼田飛世に大倉孝二。こちらも人間界ではナースをしているお岩さん=四谷伊和に松本まりか。人間界ではオークション会社勤務の酒呑童子=酒井涼に毎熊克哉。シェアハウスの寮母でもある座敷童子=和良部詩子に池谷のぶえ。またシェアハウスの引っ越し先である閻魔寺の住職・生臭和尚=佐藤周に池田成志。その息子で澪を何かと気にかけ心配する交番の巡査・佐藤満に豊田裕大といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。澪は外資系IT企業で働く小暮梢(武田梨奈)を助けたことがきっかけで彼女の会社に雇われるが、配属先である出版部門の編集長・上竜樹(安井順平)は、以前澪が小説を売り込んだ際にろくに読まずに酷評、原稿を目の前でゴミ箱に捨てた男だった。その出来事がショックで澪はそれ以来角が生えず、原稿を書こうとしても紫の“何か”が手を覆って書けなくなっていた。編集者の小豆沢流(岩崎う大)が優しい印象だったことに安堵する澪。翌日、上が小豆沢にAIをテーマにした記事のライターへの発注を澪に手伝わせたらと提案。それを聞いた澪が自ら書くことを志願、妖怪たちの力を借りて記事を書き上げるが、その記事が作家の機嫌を損ねたと上が激昂、小豆沢と澪にクビを宣告する…というのが4話のストーリー。すると小豆沢が“豹変”、妖怪の姿へと変化。自分が貯めて数えていた小銭を投げつける。その小銭は書類棚に突き刺さるほどの勢いで…「小豆洗いが小銭洗いに闇落ちか…?」「闇落ちして小豆じゃなくて小銭数えるよーになってしまったのかな」などの声が上がるとともに、「今期は皆基本的には無害な妖怪なんね。でもそれが現代社会に揉まれて闇堕ちして人間を呪い出すという 現代社会のストレスは妖怪にもストレスってこと?」「"闇落ち"は、意図的に何かを仕掛けられるのではなく…「他者の悪意」や「ストレス」で変貌するってこと!?」など“闇落ち”について考察する投稿も。また安井順平演じる上に「じゃあ、あんたが書けよパワハラ上司めー」など怒りの声も多数。一方で呪いで原稿が書けなくなった澪の代わりに口述筆記で手伝ったり、目を引くタイトルを考えるなど、澪を手助けする妖怪たちには「それにしても妖怪のみんなほんとに優しい。澪の背中を押すのんべさん!!!」「妖怪さんたち皆んな優しすぎて澪が羨ましいなぁ」などの感想も寄せられている。(笠緒)
2022年05月01日ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんによるドラマコラム。2022年4月スタートのテレビドラマ『正直不動産』(NHK)の見どころや考察を連載していきます。今、春ドラマの中でも特に注目を集めているといっても過言ではない『正直不動産』。スカッとする展開と、テンポの良い会話劇はCMなしの45分間もあっという間に感じさせるパワーを持つ。第3話は新人・月下(福原遥)の過去が明らかになり、主人公・永瀬財地(山下智久)との信頼関係がより深まった重要な回となった。また、山下智久という素晴らしい俳優が持ち合わせるクールでドライな顔と優しくソフトな顔の二面性が、このドラマにさらなる深みを与えていることを確信した回でもあった。山下智久といえば、『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』(フジテレビ系)などが有名だが、クールで感情表現が少ない役の印象が強い。当ドラマの主人公・永瀬財地も同様に、クールでスマートな不動産営業マンである。喜びや怒りが全面に出ないシンプルな役柄だからこそ、一つひとつの仕草やちょっとした表情に心情の変化が宿る。これはとても難しい役柄に違いないが、山下智久はそんな役をも器用にこなして見せる。『正直不動産』では特に皮肉めいた毒舌が視聴者の笑いを誘うのだが、そんな毒舌キャラに時折見せる厳しくも頼れる上司の顔、お客様を想う優しい表情が掛け合わさることで素晴らしい相乗効果を発揮する。これが山下智久が演じてこそ生まれた『正直不動産』の強みだと思う。毒舌なのに愛おしい、永瀬の本音が与える魅力とある謎の祠(ほこら)を破壊してしまったことで嘘がつけなくなる祟(たた)りに遭ってしまった永瀬は、商談中だろうと契約が吹っ飛んでしまうようなデメリットや本心が口から溢れ出てしまう。しかも丁寧な接客とは一変、心の声はいつも毒舌である。第3話では夫の退職金で商店街に駄菓子店を開こうとする夫婦が登場。しかし、希望あふれる二人に永瀬の水を差す一言が…。「甘い。甘すぎます。駄菓子屋で買った水あめに練乳かけたくらい甘すぎます。そんな年寄りのノスタルジーだけでお店の経営ができると思ってるんですか?」正直不動産ーより引用どストレートすぎる…!確かに駄菓子店は客単価も低い。今の時代、「都会で経営は厳しいのでは…」と誰しもが思うだろうが、客となればはっきりと言えないことの方が多い。それを何のオブラートにも包まず、放ってしまうのが当ドラマの見どころでもある。客だろうと上司だろうと、この祟りは止まらない。永瀬の恋愛事情に切り込むシーンでは、彼女は作らないという永瀬に月下が「そうなんですか?えっ、でも永瀬先輩、めっちゃモテそうなのに」と上手にヨイショする。いつもなら謙虚にかわすはずの永瀬だが、ここでも祟りの力が発揮されてしまう。「いや、そんな全然もうモテ…て、モテてしょうがねえわ。誰に向かって言ってんだ、おい」正直不動産ーより引用おっしゃる通りだ。誰もが認める国宝級イケメンにこんなことまで言わせてしまうのだから、このドラマは素晴らしい。毒舌なのに何だかとても愛おしく、嫌味に聞こえないトーンもまた山下智久の魅力である。このような随所にあふれるコミカルなシーンに、気付けば誰しもが魅了されているのだった。信頼できる部下の存在、永瀬の心の変化嘘がつけていた頃は金を稼ぐことにしか興味がなかった永瀬だが、カスタマーファーストにこだわる新人の月下と接することで、少しずつ心境に変化が起こっていた。先述した商店街に駄菓子店を開きたい夫婦だが、月下は商店街を活性化させるためにも良い案だと前向きに捉えていた。彼女は駄菓子店を子供が気軽に通えて、仕事で家にいない親たちが安心できる場所にしたいと語る。そんな月下とは対照に市原隼人演じる桐山は、荻窪の喫茶店を契約後、上司に、もし店が潰れてもすぐに次の借主を見つけ、これを続ければ仲介手数料を延々と稼げると話していた。両者の話を聞いていた永瀬はなんだか腑に落ちない表情を浮かべる。そこに言葉はなかったが「不動産を売る」という意義を自らに問いかけているようにも見えた。契約時の利益だけを目的に、後先を考えていない営業は果たして善と言えるのか。これまで部下の指導でも、どこか億劫な一面が見られた永瀬だが、最後に月下に投げかけた言葉は視聴者の心をグッと掴んだ。「今度は一人で行ってきな」正直不動産ーより引用これはカスタマーファーストで見事に気難しいオーナーの心を掴んだ月下へ送る、永瀬なりの愛情表現である。トゲのある言葉から一変、柔らかく優しい演技で第3話のラストを包み込んでくれた山下智久の演技に私たちがどっぷりとハマっているのはこれで明らかとなった。信頼できるパートナー・月下と共に奮闘する姿をこれからも見守っていきたい。ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]
2022年04月25日ラブ・ライナー(Love Liner)2022年夏コスメ第2弾「ラブ・ライナーシグネチャーフィットシリーズ」が、2022年4月下旬より順次全国発売となる。ラブ・ライナー“理想の眉”を叶えるアイブロウ シリーズラブ・ライナーから、テクニックいらずで理想の眉を叶えてくれるアイブロウシリーズ「ラブ・ライナーシグネチャーフィット」が誕生。ファーストタッチからの描きやすさにこだわったアイブロウペンシル、アイブロウマスカラ、アイブロウジェル、アイブロウパウダーの4アイテムを展開する。「ラブ・ライナーシグネチャーフィットペンシル」「ラブ・ライナーシグネチャーフィットペンシル」は、“ナチュふわ眉”を演出してくれるパウダー仕立てのアイブロウペンシルだ。粘度の高い成分(※1)を配合することで、ふんわりとした仕上がりを実現した。ペン先は六角芯になっており、角を使えば眉尻をスマートに書き足すことができ、面を使えば眉頭~眉山の隙間もきれいに埋めることができる。もちろん他アイテムとの組み合わせもOKだが、これ1本でも眉メイクを完成させることができる。「ラブ・ライナーシグネチャーフィットマスカラ」「ラブ・ライナーシグネチャーフィットマスカラ」は、眉毛1本1本をカラーリングしたかのような自然な仕上がりを叶える眉マスカラ。2種類のパウダーを配合することで、ふんわり&美発色を叶えている。カラーは、万能ブラウンの「カプチーノブラウン」に加えて、黄み系ブラウン、赤み系ブラウンの3色を揃えた。「ラブ・ライナーシグネチャーフィットシェイパー」また、眉毛の“シルエット”をアレンジできる「ラブ・ライナーシグネチャーフィットシェイパー」も発売に。毛を立ち上げて強調するトリプルホールド設計を採用したアイブロウジェルは、思いのままに毛流れを整えたり、立ち上げたりが可能。角度がついた極小ブラシは肌に当てやすく、毛をしっかり絡めるので簡単に立ち上げすることができる。「ラブ・ライナーシグネチャーフィットパウダー」さらに、パレット型のアイブロウパウダー「ラブ・ライナーシグネチャーフィットパウダー」も展開。ブラウントーンからナチュラルカラーまで3色がセットされており、ノーズシャドウや眉下のハイライトとしても活用できる。パレット内にはWエンドのブラシ付きで、これ1つで簡単に眉メイクを楽しむことができそうだ。【詳細】「ラブ・ライナーシグネチャーフィットシリーズ」発売時期:2022年4月下旬取り扱い店舗:全国のバラエティーショップ、ドラッグストア※2022年4月20日(水)よりmsh公式オンラインショップにて先行発売。・ラブ・ライナーシグネチャーフィットペンシル 全3色 各1,210円(編集部調べ)・ラブ・ライナーシグネチャーフィットマスカラ 全3色 各1,210円(編集部調べ)・ラブ・ライナーシグネチャーフィットシェイパー 1,320円(編集部調べ)・ラブ・ライナーシグネチャーフィットパウダー 全2種 各1,650円(編集部調べ)※1:モクロウ(粘結剤)【問い合わせ先】msh株式会社TEL:0120-131-370
2022年04月22日ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんによるドラマコラム。2022年1月スタートのテレビドラマ『DCU』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。第8話では、ついに今作最大の謎であった鍵のありかと瀬能(横浜流星)の父親について明らかに。そこには海上保安官となった瀬能の原点がありました。どんな時も頼もしい真子さん極秘捜査のため、新婚旅行を装い、総合レジャー施設へとやってきた新名(阿部寛)。事情を知らない妻・真子(市川実日子)は夫の粋な計らいに疑いながらも大喜びしていました。しかし、事態は一変。新名が施設の支配人・戸塚明男(田辺誠一)に接触した直後、これ以上詮索されたくなかった戸塚は新名を殺害しようと温泉に硫黄を使用します。狙われたのは新名のはずでしたが、捜査で一人現地入りしていた西野がその被害に遭ってしまったのです。なんとか一命を取り留めましたが、ここで出てきたのは真子。「ちゃんと説明して」明らかに何かを隠している夫、何故かここにいる副隊長・西野(高橋光臣)、そして殺人未遂事件まで。真子が怒るのも当然です。だってこれは新婚旅行のはずなのに…。新名は渋々事情を説明。そして警察は呼ばず、真子にこの事件の立証を頼みます。「夫の命が狙われたってのに黙ってろって…」真子が怒っていたのは、捜査を隠していたことよりも新名の命が狙われたことでした。彼女は恋人であった成合(吉川晃司)を失ったことが一つのトラウマになっていたのです。もう大切な人を失いたくない、そんな想いから溢れた怒りだったのでしょう。しかし、さすが真子さん。切り替えは早かったです。「とりあえずお湯採取してくる」そう言って早速、捜査を開始します。これまで新婚旅行気分で楽しんでいたのに、目つきは一気にお仕事モード。危険な事件にも関わらず、夫のために即行動してくれます。これまで、新名夫婦の日常を見ることはありましたが、今回は特に二人の絆と、妻であり、仕事のパートナーである真子さんの頼もしさを見ることができました。自分の過去と向き合う瀬能新名から鍵を受け取った瀬能は、鍵のありかを探すため、父の思い出を探しに行きます。これまでドラマ内で瀬能のプライベートはさほど扱われてきませんでしたが、今回は実家が登場。これまで瀬能情報は少なかっただけに、なんだか実家というのも新鮮で、幼い頃の家族写真など、瀬能というキャラクターが歩んできた人生を垣間見ることができました。そして、数々の父との思い出に触れる中、彼はある日の事を思い出します。それは父親が頑張ったご褒美にプール帽子をくれた日でした。幼い瀬能はそのプール帽子を宝物入れにしまっていたのです。そして瀬能の父は生前、こんな言葉を残していました。「とても大切なものをお前の宝物入れにしまっておく。だからその時が来たら、お前が一番信頼できる人に渡すんだぞ。」これまでずっと謎に包まれていた鍵の場所が、ついに明らかになりました。瀬能の宝物入れ、そこには瀬能の父親が残した大切なフロッピーディスクがありました。今まで誰を信じればいいのか分からなくなっていた瀬能は一体誰にこのデータを渡すのか?この瞬間は今回一番の盛り上がりで視聴者を沸かせました。そして瀬能が最終的に選んだ相手は、やはり新名だったのです。父との思い出を巡る中、自分に泳ぎを教えてくれ、海上保安官という夢を与えてくれた新名との記憶も蘇った瀬能。彼は自分の原点を見出してくれた新名を信じることにしたのです。「海上保安官になるという夢を与えてくれたのは隊長です。今まで疑って、さんざんなこと言ってホントすみませんでした」瀬能の言葉で、ようやくわだかまりが解けた二人。これまで彼らの衝突や事件での助け合いを見守っていた視聴者には、とても目頭が熱くなるシーン。ここは本当によかった…!次回ついに最終回!瀬能の父親はテロリストではなかったことが判明しましたが、残る謎は、やはりテロリストと通じる内通者と成合についてです。内通者は一体誰なのか。なぜ成合は『ブラック・バタフライ』の一員になってしまったのか。ラストならではのダイナミックな演出にも期待。ハラハラドキドキな最終回は3月20日(日)夜9時から。是非、リアルタイムで結末を見届けましょう!DCU/TBS系で毎週日曜・夜10時~放送ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]
2022年03月19日