アンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピット夫妻がロンドンで新居を探しているという。関係者が「Us Weekly」誌上で「アンジーは、少しずつEUの政治に関わっていきたいと考えているんです」とその理由を語った。アンジェリーナは今年6月、国連難民高等弁務官(UNHCR)の特使として英国の外務・英連邦省の代表者たちとの昼食会出席のためにロンドンを訪れたが、合間を縫ってブラッドと一緒に物件を探していた。ウエストミンスターにあるベッドルーム7室の豪邸をチェックしたが、購入はしなかったという。この訪英時、2人はケンジントン宮殿にウィリアム王子とキャサリン妃夫妻を訪ね、お茶を楽しんだことも伝えられた。11月にはブラッドと共演する監督・主演作『By The Sea』(原題)のアメリカ公開を控え、女優業から監督業へキャリアをシフトさせつつあるアンジェリーナ。今後の拠点はヨーロッパになりそうだ。(text:Yuki Tominaga)
2015年08月28日バーバリーやポールスミスなど、イギリスのファッションブランドが大好きな人は、イギリスに憧れを抱いてしまうのではないでしょうか。ロンドン周辺であれば、東京のように大きいわけではないので、地下鉄でいろいろな場所を訪問することが可能です。たとえば有名な植物園の「キューガーデン」には、地下鉄を使えば、ロンドン中心部から約40分で行けちゃいます。1863年開業と歴史が長いだけあって、ロンドン地下鉄にはエピソードが満載!ということで、イギリス旅行の前に知っておきたいロンドン地下鉄の雑学をお送りします!■1:ロンドン地下鉄は世界で最も古い地下鉄ロンドン地下鉄は世界最古の地下鉄で、昔は蒸気機関車が牽引していました。開業時に走っていたのは、メトロポリタン線のパディントン駅からファリンドン駅(当時の名称はファリンドン・ストリート駅)の7駅、約6キロメートル。この路線は現在も、メトロポリタン線、ハマースミス&シティ線、サークル線が走っています。■2:ロンドン地下鉄にねずみが50万匹もいるホームで電車を待っていると、チョロチョロと線路付近をうごめく小さな姿をたまに目撃します。よく見ると、ねずみ!ロンドン地下鉄でねずみに遭遇することは珍しくありません。それもそのはず、地下鉄内に住み着いているねずみの数は、50万匹にもなるというのです。■3:オールドウィッチ駅が『トゥームレイダー3』の舞台にゲーム『トゥームレイダー3』のとあるレベルでは地下鉄のなかをララ・クロフトが走り回りますが、あれはロンドン地下鉄で使用されなくなったオールドウィッチ駅です。この他にもBBCの大ヒットドラマ『Sherlock』でもこの駅が使われています。■4:ロンドン地下鉄で自殺する人は年間50人ロンドン地下鉄で自殺する人は、年間50人だそうです。日本の関東地域での鉄道自殺者は333人(2014年)、パリの地下鉄では181人(2008年)なので、ロンドンは比較的少ないようです。ちなみにロンドン地下鉄で自殺する人が一番多い時間帯は、午前11時。■5:防犯対策のクラシック音楽で窃盗が33%減少現在ロンドン地下鉄では、一部路線の一部の駅でクラシック音楽が流されています。これは、2003年当事に社会問題になっていた、駅構内で若者が行っていた窃盗や暴行などの犯罪の削減を目指してディストリクト線のエルム・パーク駅が導入したことがはじまり。当時は運転手がこの駅に停車するのを恐れるほどの荒れようだったのですが、導入して1年半後には、窃盗33%減、スタッフへの暴行25%減、落書き37%減となりました。犯罪を減らす一方で、乗客からの評判は、クラシック音楽が流れていることでハッピーな気分になり、ストレスが緩和され、リラックスできると上々。この結果を受け、音楽を流す対象駅は40駅に、その後さらに65駅に拡大されました。■6:戦時中は大英博物館のお宝を保管していた第二次世界大戦中は、ピカデリー線の一部が閉鎖されました。その間、その地下鉄空間には、大英博物館に収蔵されていた大切なお宝が移動され、戦火を受けないように保管されていました。また、この路線は1940年9月以降、防空壕としても使用されました。ちなみに、第二次世界大戦中は、地下鉄内に寝泊まりしている人たちのために、支援物資を運ぶ特別車両が運行。7トンの食料と908.5リットルの紅茶とココアを毎日届けました。紅茶とココアというのがイギリスらしいですね。■7:ロンドン地下鉄の距離の長さは世界3位!ロンドン地下鉄は、世界最古なだけではありません。世界で3番目に大きい(距離が長い)地下鉄でもあるのです。ちなみに1位は北京地下鉄、2位は上海地下鉄だそう。また乗降客数の多さでは、ヨーロッパの地下鉄の中で、1位モスクワ、2位パリに続く3位です。■8:ロンドン地下鉄は2015年9月から24時間運行に現在ロンドン地下鉄は、12月31日から1月1日のニューイヤーを祝うときのみ、24時間運行をしています。2012年のロンドン・オリンピック時の開会式と閉会式など、特別なイベントの際には24時間運行にしたこともありました。しかし今年9月から、とうとう一部路線で24時間運行を開始します。ナイト・チューブとして、金曜日と土曜日のみ、ジュビリー線、ビクトリア線、セントラル線、ノーザン線、ピカデリー線の5路線で24時間、電車が走ります。ロンドンを旅するなら、気候がよくて晴れの確率も高い夏がいちばんオススメです!地下鉄を駆使してロンドンの街をすみからすみまで回りつつ、雑学を思い出して「ここが防空壕だったのか~」など、ロンドン地下鉄152年の歴史を感じてみてくださいね!(文/松丸さとみ)【参考】※London Underground:150 fascinating Tube facts-The Telegraph
2015年07月27日“今、最も観たい四姉妹”、なのだそうです。人気漫画の映画化である『海街diary』で、鎌倉に暮らす香田家の四姉妹を演じているのが、綾瀬はるか(長女・幸)、長澤まさみ(次女・佳乃)、夏帆(三女・千佳)そして広瀬すず(腹違いの末妹・すず)。確かに、いまを時めく各世代の女優が揃い踏みといった感じです。自分たちを捨てて家を出た父の死をきっかけに合うことになった腹違いの妹と、3人の姉たちの生活を映し出した本作。是枝裕和監督が描く人間模様は切なくも力強く、大人たちに翻弄されながらも自分の心の声に従って道を歩もうとする娘たちの凛とした姿がとても印象的な秀作。鎌倉を舞台にした物語は、四季折々の自然の風景とともに、四姉妹の心の変化も、まるで自然の一部であるかのように静かに映し出していくのです。そんな作品で、物語にリアリティを与えているのが、4人の息の合ったやりとり。長女が妹たちを叱り、妹は姉たちに口答えをする。どこにでもありそうな、小さな口げんかが、彼女たちの関係性を見事に物語っているのですが、これを上手く作用させるには、4人の個性が際立っていなくてはダメ。そこで役に立っているのが、それぞれのファッションです。姉妹といえば、やはり長女はしっかり、妹は甘えん坊など、何となく特有の特徴があるもので、知人を「ああ、お姉さんタイプだね」とか「なるほど、妹っぽいね」とか、友達同士で互いをカテゴリー分けすることはよくあります。本作に登場する4人も、それぞれが納得の特徴を見せていて、それを反映したファッションも面白いのです。例えば、しっかり者だけれど、しっかりしすぎていて隙がない長女の幸は、いつもしっかり髪をまとめ、シャツやシンプルなカットソーなど遊びのない服を選んでいます。妹たちへの献身や真面目さ、内面の成熟とリンクする看護婦という職業にもしっくりくる、地味目の服装といった感じでしょうか。一方、自由奔放で大酒飲み、恋多き次女の佳乃は、夏ならショートパンツやタンクトップなどの露出多めのアイテムを好み、四季を通じて明るい色や柄ものをよく身に着けています。おしゃれが大好きで、もっとも流行に敏感な存在。いわゆる、一番いまどきの女性という感じでしょうか。つかみどころがない、男の趣味が謎だと称される三女の千佳は、アート系。エスニック調を好み、柄×柄、色×色のレイヤードスタイルが好き。くるくるにカールした髪にヘアバンドをつけていることも多く、ふわふわとした印象です。末妹のすずは、少年サッカーチームに参加する中学生。おしゃれにはまだ興味がないようで、学生らしい清潔感のあるスポーティな服が中心。腹違いの姉たちと暮らすまでの登場シーンでは、制服しか着ていませんでしたが、それは大人に合わせて自分を押し殺していたことの象徴だったのかもしれません。鎌倉に来て自分の色を持ち始めた彼女の変化は、服装そして表情の変化からも感じられるのです。このように性格を良く表した衣装が、彼女たちの言動に奥行を与え、言葉にならない彼女たちの感情まで察しやすくしてくれているよう。映像言語を熟知した是枝監督ならではの、ヴィジュアルセンスが光る作品。鎌倉の自然の美しさにも注目しつつ、季節ごとに変化する四姉妹のワードローブにも注目です。(text:June Makiguchi)■関連作品:海街diary 2015年6月13日より全国にて公開© 2015吉田秋生・小学館/フジテレビジョン小学館東宝ギャガ
2015年06月19日今週末より公開される『海街diary』の大ヒット祈願イベントが6月9日に映画の舞台である鎌倉で行われ、4姉妹役で共演した綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずが劇中で着た艶やかな浴衣姿で出席した。その他の写真本作は、鎌倉で暮らす3姉妹と、父親が亡くなり、彼女たちの家に引き取られることになった腹違いの妹が、それぞれ複雑な想いを胸に本当の家族になっていくまでを描いた1年間の物語。吉田秋生のベストセラーコミックを原作に『そして父になる』の是枝裕和監督が映像化した。イベントを行った長谷寺は“花の寺”として親しまれ、紫陽花が見頃を迎えており、4人が登場すると、偶然居合わせた参拝客からは「かわいい~」「きれい~」という声が飛び交った。映画は、先日閉幕したカンヌ映画祭コンペティション部門に正式出品され、4人は是枝監督と共にレッドカーペットを歩いた。綾瀬は「はじめて行った場所で、空気感も違うし、映画に対する情熱を感じる場所でした。温かい拍手もいただいて、とても刺激的で、忘れられない日々になりました」と振り返り、カンヌ映画祭への参加は2度目になる長澤は「運よく今年もお邪魔することができましたが、去年はコンペティションで参加したいという目標があったので、4姉妹で行くことができて、本当に良い思い出となりました。カンヌは頑張る人を応援してくれる場所です。いつかまた行けるよう頑張ろうと思いました」と決意を新たにした。夏帆は「みなさんの反応が温かくて、夢見心地だったけど、貴重な体験だったと噛み締めています」といい、広瀬は「レッドカーペットは映画祭ならではという感じで、お姉さんたちと歩けたことが幸せでした。大人になってからもずっと思い出すだろうなと思っています」と話した。鎌倉での撮影について長澤は「昔なつかしい日本の味わいがありつつも、決して古めかしいわけじゃなく、都会的な魅力ももっている。年齢を問わず、親しみをもてる街だと思います」と魅力を語り、広瀬は「私ががっつりと撮影したのは夏だったので、夏が一番印象的です。みんなで海辺を歩くシーンがあって、そのときにみんなで遊んだことが思い出となりました」とコメント。最後に綾瀬と夏帆は「たくさんの方に楽しんでいただきたいです。特に家族や身近にいる大切な方と観ていただきたいです」(夏帆)、「4姉妹が本当の家族になるまでの一年間を丁寧に描いています。本当に家族っていいなと、とても心が温かくなる気持ちの良い作品です」(綾瀬)と語った。『海街diary』6月13日(土)全国ロードショー
2015年06月09日ジョー マローン(JO MALONE)の初代ロンドン ガールに、モデルでデザイナーでもあるポピー・デルヴィーニュが就任した。モデル・女優として活躍中のカーラ・デルヴィーニュの姉であり、クール且つエッジの効いた英国らしいスタイルで定評を得るポピー・デルヴィーニュ。彼女は、ファッション誌『ラブ』や『W』、『ヴォーグ』といった一流誌の紙面を飾るほか、ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)やアルベルタ フェレッティ(ALBERTA FERRETTI)などの広告キャンペーンにも起用されている。ポピー・デルヴィーニュは、「ジョー マローン ロンドンは私の人生に織り込まれている、大好きなブランド。その仕事ができるなんて、これ以上幸せなことはありません」と、初代ロンドン ガールを務める喜びを語っている。彼女は、今後1年間に渡り様々なプロジェクトに関わる予定。洗練性や独創性、ウィット、そしてホスピタリティーといった同ブランドのスピリットを体現し、その魅力を世界中の多くの人々に伝えていく。本就任を祝い、4月23日、ポピー・デルヴィーニュが ジョー マローン ロンドン タウンハウスでブロッサム ボールを開催。18世紀に建てられたタウンハウスには、オレンジ ブロッサムとライム バジル & マンダリンのキャンドルを隅々まで香らせ、部屋全体と入り口のブランコ“キッシング スウィング”には、春の野原を思わせるスカーレット & バイオレットの花々をふんだんに持ち込み、華やかな空間を演出した。同ブランドのピオニー & ブラッシュスエードとチューベローズ アンジェリカの香りに包まれて会場に到着したポピー・デルヴィーニュは、このパーティーのためにジョナサン サンダース(JONATHAN SAUNDERS)で仕立てたオートクチュールのブルーシフォンのドレスを身に纏い、足元にはニコラス カークウッド(Nicholas Kirkkwood)のサンダルをコーディネート。パーティーには、マシュー・ウィリアムソン、サヴァン・ミラーらも出席。ゲストはセラー ソサイエティの豪華な食事や、ナイティンバーの英国産スパークリングワイン、 そしてポピーの名にちなんだカクテル「ポップテイル」、ギルピンズのジンのカクテル「スナップ クラックル ポップドッグ」を楽しんだ。
2015年06月02日綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずが出演した第68回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門のトップバッターとして是枝裕和監督の『海街diary』が公式上映され、綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずがレッドカーペットに登場した。綾瀬さんは「クリスチャン・ディオール」、長澤さんは「ステラ・マッカートニー」、夏帆さんは「イヴ・サン・ローラン」、広瀬さんはオリジナルのドレスと、それぞれスタイルは違うものの、四姉妹役らしく揃って涼しげなカラーをチョイスし、映画の舞台、鎌倉の海を思わせた。上映後には、スタンディングオベーションが5分近く続き、監督も四姉妹も感激のお面持ちで、特に綾瀬さんは会場の熱気にあてられたのかかなり上気した様子。上映後、海辺にあるジャパン・パビリオンに移動すると「風が気持ちいい!」と風にあたって、ほてりをさましている様子が、なんとも愛らしかった。感想を聞くと、「たくさんの拍手をいただけて、とても嬉しいです。また来たいなと思いました。私とすずちゃんが叫ぶシーンで笑いが起きたのが、意外でした」(綾瀬)、「去年も『The Crossing』のプロモーションでカンヌのレッドカーペットを歩きましたが、今度はコンペティションで来たいなと思っていたので嬉しいです」(長澤)、「日本にいるとなかなか世界を知ることができないので、本当に貴重な体験ができました。また来られるように頑張りたいです」(夏帆)、「お姉ちゃんたちと来られて嬉しい。これからも演技を続けて、大人になったらまたこの舞台に立ちたいです」(広瀬)と語り、是枝監督も「何度カンヌに来ても毎回違いますが、待ってくれている観客がいて嬉しい」と喜びを語った。映画は鎌倉を舞台に、疎遠だった父の死をきっかけに母親違いの末妹(広瀬さん)を引き取り、4人で暮らし始めた姉妹の1年間の日々を綴る。レッドカーペット前には公式記者会見が行われ、「小津安二郎の映画を思わせるが、作品は見ましたか?」との海外の記者の質問に、綾瀬さんは「何本か拝見しました。男性の俳優さんの表情がユニークだなと思いました」と笑顔で答えていた。2年前は『そして父になる』で見事、審査員賞を受賞した是枝監督。ジョエル&イーサン・コーエンら今年の審査員団の判断がわかるのは、24日夜(現地時間)となる。(photo / text:Ayako Ishizu)■関連作品:海街diary 2015年6月13日より全国にて公開© 2015吉田秋生・小学館/フジテレビジョン小学館東宝ギャガ
2015年05月15日第68回カンヌ国際映画祭で5月14日(現地時間)、コンペティション部門にノミネートされた是枝裕和監督の最新作『海街diary』が上映された。会場には、是枝監督と4人の出演女優がそろって登場した。『海街diary』は、マンガ大賞2013を受賞した吉田秋生の人気コミックをもとに、豪華俳優陣を起用して制作された映画。海の見える街を舞台に、四姉妹が絆を紡いでいく姿が描かれる。公式上映当日は、主要キャストである四姉妹の長女を演じる綾瀬はるか、次女役の長澤まさみ、三女役の夏帆、異母兄弟の四女の広瀬すずがドレスに身を包んで登場。綾瀬はるかは「ディオール(Dior)」の14-15AWオートクチュールコレクションのドレスを、公式上映前のレッドカーペットと記者会見で使い分け、長澤まさみは「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」の15-16AWコレクションから胸元で深いグリーンと鮮やかなブルーで切り返したドレスで、さらに夏帆は深みのあるブルーが印象的な「サンローラン(SAINT LAURENT)」のロングドレスを纏って登場した。なお、パルムドール他受賞作品の発表は、現地時間で24日に行われる。
2015年05月15日東京を走るために開発された自転車「tokyobike」を製造販売するトーキョーバイクは、ポートランドやニューヨーク、ロサンゼルス、ロンドンなどに拠点を置くACE HOTELとのグローバルコラボレーション自転車「TOKYOBIKE ULS ACE HOTEL LIMITED」を5月22日と6月26日に発売する。ACE HOTELは音楽やアート、ファッションなどクリエイティブ分野のエッセンスを取り入れた空間作りが特徴のアメリカシアトル発祥のホテル。世界中から訪れる旅行客はもちろん、地元のアーティストやクリエイターたちが集うコミュニティーともなっており、欧米を中心に注目を集めている。同ホテルでは、2013年10月からACE HOTEL LONDON SHOREDITCHで、その後、ACE HOTEL DOWNTOWN LOS ANGELESでスタートしたトーキョーバイクのレンタルバイクを実施している。その好評を受けて、今回のコラボレーションモデル発売が実現したという。今回のモデルの元となったACE HOTELのレンタルバイクのコンセプトは、「その土地を訪れた旅行者が、住人のようにゆったりと街や風景を楽しむための自転車」。フレームは今回のモデルのために新しく設計し、ヘッドバッチもACE HOTELのデザインチームによるオリジナルデザインとなっている。前傾になりすぎない弓形ハンドルや程よいクッション性のタイヤにより、ゆったりとした乗車姿勢を保つ。また、変速のないシングルスピードや使い込むうちに味わいの出る英BROOKS社製の本革サドル、ロンドン在住の日本人クリエイターがつくるGropesの本革グリップなど、デザインにもこだわりが行き届いている。ロサンゼルスカラーのGOLDとVERMILLIONは、ロサンゼルスの日差しにも映えるような、明るく生き生きとしたイメージで暖かくなるこれからの季節にもぴったり。一方、ロンドンカラーのSTEEL BLUEとJUNIPERは、ACE HOTELの部屋やロビーに使われているテーブルや棚などのイメージから、工場にある什器のような色をチョイスしている。価格は税込9万2,000円で、フレームサイズはS(47cm)、M(53cm)、L(57cm)の3種類。本体重量は11.0kg(M)で、ギア比はフロントギア44T/リア16T、フレーム・フォークには4130フルクロモリを使用している。販売は、DOWNTOWN LOS ANGELESモデルは5月22日より(予約は5月12日より)、LONDON SHOREDITCHモデルは6月26日より(予約は6月19日より)、トーキョーバイク直営店、全国のトーキョーバイク取扱店、およびtokyobike WEB STOREで行う。
2015年05月13日6月13日公開の映画『海街diary』の完成披露イベントが11日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われ、綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず、大竹しのぶ、風吹ジュン、リリー・フランキー、是枝裕和監督が出席した。第11回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、マンガ大賞2013を受賞した吉田秋生のベストセラーコミックを、『そして父になる』の是枝裕和監督が映像化した本作。物語は4姉妹が主人公で、長女に綾瀬はるか、次女に長澤まさみ、三女に夏帆、異母兄弟の四女に広瀬すずという豪華女優たちが競演して公開前から大きな話題を集めている。そんな話題作に出演したキャスト陣と是枝監督が500株の紫陽花が咲き誇るステージに登壇。長女・香田幸役の綾瀬は「すごく真面目で不器用、そして長女なので背負っているものがたくさんある女性でした。あれが本当の私だと言っています(笑)」とコメントしてキャスト陣が大爆笑。そんな綾瀬について長澤が「本当にしっかりものでみんなを引っ張ってくれる頼りがいのあるお姉ちゃんでした。でも実際のはるかちゃんはジョークが効いていて、本当に面白くてみんなをいつも笑わせてくれる人でしたね」とムードメーカー的な存在であることを明かし、本作で初めて会ったという広瀬も「綾瀬さんは本当にすごいお芝居で(役どころの)幸ちゃんになっていました。一番年齡が離れていましたが、変な緊張もなくすごく楽しくお話をさせてもらいました」と感謝の言葉を口にした。その広瀬は映画やドラマなどで活躍して一気にブレイク。綾瀬は「しっかりしているところと16歳のあどけないところが絶妙なバランスでいて、それでいてクールなところもあって映像になると目を引くし気になる存在でしたね」と納得顔だった。本作は、5月13日から開催される第68回カンヌ国際映画祭でコンペティション部門に正式出品されることも決定。現地には4姉妹を演じた綾瀬、長澤、夏帆、広瀬に加えて是枝監督が訪れる。綾瀬は「ワクワクとドキドキと世界の方がどう見てくれるか楽しみですね」と今から待ち遠しい様子。そんな綾瀬ら4人の女優陣に、2013年公開の映画『そして父になる』でカンヌを訪れたリリー・フランキーは「僕もドレスを用意していましたが、今回は連れてってもらえないので自宅で着ます。4人ともドレスは露出多めで。すずはいいから!」と笑わせるも「この作品は人間臭くて美しい。そういう部分を映画祭でたくさんの方に評価してもらえると思います」と期待していた。映画『海街diary』は、6月13日より全国公開。
2015年05月12日三陽商会が3月16日、2015-16秋冬シーズンよりスタートする英マッキントッシュ(MACKINTOSH)とのライセンスブランド「マッキントッシュ ロンドン(MACKINTOSH LONDON)」のファーストコレクションを公開した。「マッキントッシュ ロンドン」は、今年の6月でライセンス契約が終了する「バーバリー(BURBERRY)」に代わる三陽商会の基幹を位置付けるブランドだ。ターゲットは、社会的ステイタスを持つ45歳以上の男女。クラシックとモダンの共存をコンセプトとし、マッキントッシュの伝統であるクラフトマンシップを重視しつつ、フォーマルからビジネス、カジュアルまでフルアイテムのトータル提案を行っていき、以前からあったブランドのような安定感を顧客へ提供する。「アウターウエアの第1人者としての地位は譲らない」と同社執行役員マッキントッシュ事業部長の永井英明氏。トレンチコートを主軸とし、素材、仕様など、同社がこだわる“上質な物作り"を徹底的に打ち出す。トレンチコートを例にとると、メンズ、ウィメンズのギャバジン素材の使い分け。メンズには、ラミネート加工した素材を用い、また形状記憶で皺になりにくく移動の多いビジネスシーンを考慮。ウィメンズは、細番手で光沢を放つ、しなやかなでエレガントな素材で仕立てている。アイテムの価格帯は、メンズが、アウター6万3,000円から50万円、スーツ11万円から20万円、シャツ1万5,000円から3万3,000円、パンツ1万9,000円から3万6,000円。ウィメンズは、アウター5万6,000円から35万円、ジャケット、ドレス5万6,000円から7万9,000円、カットソー1万6,000円から2万6,000円、アクセサリー1万2,000円から18万円など。売り場は、三越伊勢丹">三越伊勢丹、高島屋">高島屋、そごう・西武、Jフロント・リテイリング、地方老舗百貨店などを中心に、全国にある既存のバーバリー店舗を継承しつつ拡大をしていく意向。マッキントッシュブランドの売り上げ目標を300億円(マッキントッシュ ロンドン200億、マッキントッシュ フィロソフィー100億)に設定。7月20日頃から9月5日頃までの約7週間を掛けて、既存バーバリー350弱店舗のおよそ7割に当たる250から260店舗を新ブランドに入れ替える。加えて、現在アジア顧客から需要が急増しているというバーバリー銀座店を、今後は複合店舗へ転換する計画を視野に入れている。取り扱いは、「マッキントッシュ ロンドン」「マッキントッシュ フィロソフィー」、同じく2015-16秋冬にデビューする「ブルーレーベル・クレストブリッジ」「ブラックレーベル・クレストブリッジ」、オンラインでのみ展開される「サンヨー・エッセンシャルズ(SANYO ESSENTIALS)」などを予定。
2015年03月17日吉田秋生の人気コミックを綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずの共演で実写映画化する『海街diary』の予告編映像が公開になった。物語の概要だけでなく、主人公の姉妹それぞれのドラマや抱えている想いも描かれている。予告編映像映画は、2006年から月刊フラワーズで連載を開始した吉田秋生のコミックを原作に、鎌倉で暮す3姉妹と、彼女たちと一緒に暮すことになった“異母妹”の絆を描く。世界で高い評価を集めている是枝裕和監督が映画化を熱望した作品で、綾瀬が長女の幸を、長澤が次女の佳乃を、夏帆が三女・千佳を、広瀬が四女のすずを演じ、大竹しのぶ、堤真一、加瀬亮、風吹ジュン、リリー・フランキー、樹木希林らが出演する。このほど公開になった新映像は、幼いころに別れた父の葬儀に出席した三姉妹が、異母姉妹のすずに出会う場面から始まる。やがて、長女の提案で三姉妹とすずは鎌倉で新生活をはじめるが、長女は親を許すことができず、次女はそんな不幸な姉が心配で、三女は父を知らず、四女は自分が生まれ、存在することで周囲の人々を不快にさせているのではないかと悩む。家族に関する悩みの多くがそうであるように、四姉妹の悩みもまた、自分の力だけではどうすることもできないものばかりだ。映画は、そんな彼女たちがそれぞれに想いを抱えながら少しずつ“家族”になっていく過程を、四季の変化を背景に描いており、予告編は、観客がそれぞれに自身の境遇や過去、家族に想いをはせることができる映像になっている。『海街diary』6月13日(土)全国ロードショー
2015年03月12日吉田秋生の人気コミックを綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずの共演で実写映画化する『海街diary』の最新映像が公開になった。世界で高い評価を集めている是枝裕和監督が映画化を熱望した1作だ。最新映像映画は、2006年から月刊フラワーズで連載を開始した吉田秋生のコミックを原作に、鎌倉で暮す3姉妹と、彼女たちと一緒に暮すことになった“異母妹”の日常を通して描く家族の絆の物語。綾瀬が長女の幸を、長澤が次女の佳乃を、夏帆が三女・千佳を、広瀬が四女のすずを演じ、大竹しのぶ、堤真一、加瀬亮、風吹ジュン、リリー・フランキー、樹木希林らが出演する。このほど公開になった新映像は、長女の幸がすずに「一緒に暮らさない?4人で」と声をかけるシーンから始まる。三姉妹とすずは、遠く離れた場所で暮らしていたが、三姉妹は父親の不在を感じ、すずは田舎で孤独を感じていた。映画は4人が鎌倉で新生活をはじめながら少しずつ“家族”になっていく過程を四季の変化を背景に描き出していくもので、新映像にも四姉妹の表情の細やかな変化や美しい風景がしっかりと描かれている。『海街diary』6月13日(土)全国ロードショー
2015年02月06日吉田秋生の人気コミックを綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずの共演で実写映画化する『海街diary』の特報映像とティザーポスターが公開された。本作は、オリジナル作品を多く手掛ける是枝裕和監督が、どうしても自身で映像化したいと熱望し製作された作品だ。特報映像映画は、2006年から月刊フラワーズで連載を開始した吉田秋生のコミックを原作に、鎌倉で暮す3姉妹と、彼女たちと一緒に暮すことになった“異母妹”の日常を通して描く家族の絆の物語。このほど公開された特報映像は、長女・幸を演じる綾瀬のナレーションにのせて、次女・佳乃(長澤)、三女・千佳(夏帆)、腹違いの妹、四女・すず(広瀬)、長女・幸が、3姉妹の祖母が残した鎌倉の家で昼寝をしている穏やかな姿を映したもの。本映像は、鎌倉の個人宅を借りて夏の撮影期間中に是枝監督が撮り下ろしたもので、『そして父になる』に引き続き撮影監督として参加している瀧本幹也が撮影を担当。音楽は、ドラマ『ごちそうさん』や多数のCMソングを手がけてきた作曲家、菅野よう子が手がけたもの。4人が海辺で戯れる姿をとらえたティザーポスターは、『空気人形』や『ゴーイング・マイ・ホーム』のADを制作した、goen°主宰・コミュニケーションディレクターの森本千絵が手がけている。『海街diary』2015年6月13日(土)全国ロードショー
2014年12月18日「バリー(BALLY)」が10月22日、ロンドンを代表する高級ショッピングストリート、ニュー・ボンド・ストリートにロンドンの旗艦店をオープンした。ブランドのアイデンティーを発信する場となる旗艦店は、面積約400平方メートル。地下1階から地上2階まであり、地下1階はメンズウエア、1階はウィメンズウエアを展開。2階では、メイド・トゥ・オーダー、メイド・トゥ・カラー、シューケアなどのスペシャリストによるサービスを提供する。これまで、ロベール・マレ=ステヴァンやル・コルビュジェなど著名建築家と多くのコラボレーションをおこなってきたバリー。同ブランドとして数十年ぶりとなる今回の旗艦店は、デイヴィッド・チッパーフィールドが担当。マルセル・ブロイヤーが設計した1920年代のバリーのスイス店内を写した写真からインスピレーションを得てデザインしたという。オープンを記念したカクテルパーティーには、女優のルピタ・ニョンゴや俳優のベネディクト・カンバーバッチ、ルーク・エヴァンズ、モデルのアリゾナ・ミューズなどが出席。オープンを祝した。
2014年10月28日三陽商会が10月15日、2015-16秋冬シーズンよりスタートする英「マッキントッシュ(MACKINTOSH)」とのライセンスブランド「マッキントッシュ ロンドン(MACKINTOSH LONDON)」のコレクション概要を初披露した。マッキントッシュ ロンドンは2015春夏でライセンス契約が終了する「バーバリー(BURBERRY)」ブランドに代わる三陽商会の次代を担う基幹ブランドとしての位置づけだ。主な販売先として全国百貨店のウィメンズプレタゾーン、メンズトラッドゾーンを見据える。現在のバーバリーショップを取って代えたい考えだ。期待する出店数は200に上る。公表されている価格帯はコットンのコートが12万から14万円。ウィメンズジャケット7万から8万円、メンズスーツ10万円ほど。さてゴム引きコートが有名なファクトリーブランド・マッキントッシュだが、三陽商会はウエアからアクセサリーまでトータルでそろうウィメンズ・メンズブランドとして開発。もちろんアウターがコアアイテムだ。構成比は約3割を予定している。注目としては、本国のテキスタイル・製法に三陽商会のパターンを用いて作るインポートのゴム引きコート。裏地はマッキントッシュ社のハウスチェックを使用。カラフルな色展開で男女合わせて2,000着を販売する。価格はウィメンズ14万5,000円、メンズ16万円。その他、ウィメンズでは同ブランドのアイコニックアイテムであるシルクのような光沢を放つ140双コットンのトレンチコートや、ファー、スカーフなどの小物類、アウターのインに合わせるニットなどカジュアルウエアをそろえる。メンズではビジネススーツやカフリンクス、タイバーなどのシルバーアクセサリー、ニットなどをラインアップ。コレクションプレゼンテーション後に行われた会見で、杉浦昌彦代表取締役社長は、「“本当にいいものづくりを見直し、再建しよう”と社内外で一致団結し、社の集大成としてぶち当てて行きたいと思っている」と意気込みを語った。これまでのバーバリー顧客にふさわしいブランドの風格・品格作りを目指し、200年を誇る伝統的な「マッキントッシュ(MACKINTOSH)」の技術を継承しつつ、インポートに劣らない製品を日本で提供するという。「現在全国の百貨店さんを回っているが感触は良い。売り場ではバーバリーで培ったサービスを生かしていく」(杉浦社長)。当面の目標として2018年度に200億円の売り上げを掲げる。そのために過去最高の投資を行うという。
2014年10月15日ブリティッシュ・エアウェイズは10月2日より、ロンドン・ヒースロー空港とワシントン・ダレス国際空港間でA380の運航を開始した。ロンドン=ワシントン間の直行便でA380を導入した航空会社はブリティッシュ・エアウェイズが初めてとなる。ブリティッシュ・エアウェイズのA380は、Club World(ビジネスクラス)の97シート、First(ファーストクラス)の14シートを含む4つのキャビンクラスで、最大469名の乗客を搭乗できる。現在、同社はワシントンに加えて、ロサンゼルス、香港、ヨハネスブルグ路線にてA380を運航しており、また、10月28日よりシンガポール路線、2015年4月よりサンフランシスコ路線にて運航を開始予定。
2014年10月07日三陽商会は、「マッキントッシュ(MACKINTOSH)」のオーセンティックなトータルコレクション「マッキントッシュ ロンドン(MACKINTOSH LONDON)」の生産・販売について、英国マッキントッシュ リミテッドとライセンス契約を締結した。2015年秋冬シーズンからの全国百貨店プレタゾーン並びに直営店での展開を目指し、メンズ・ウィメンズの分野で同ブランドの開発を開始する。マッキントッシュ ロンドンは、スコットランドの職人によってゴム引きコートを手作りしているマッキントッシュのモノづくりの伝統をもとに、衣料から雑貨までブランドの世界観を体現したトータルコレクションを、本物志向の大人を対象に提供。マッキントッシュ ロンドン展開により、既存のディフュージョンライン「マッキントッシュ フィロソフィー(MACKINTOSH PHILOSOPHY)」とのシナジーが生まれ、更にマッキントッシュの世界を広げる見込み。
2014年03月04日子持ちトラベルライターの岩佐です。私は大のロンドン好きで、ある時、2歳の娘を連れてロンドン行きを計画した。チケットを予約したのは某航空会社のウェブサイトからで、空港使用税を支払う関係もあって搭乗者の生年月日をがっつり聞かれるのが国際線。もちろん娘の生年月日もきちんと登録をした。しかしシステムエラーか、ウェブチェックインができず当日空港でチェックインすることに。出発当日、意気揚々と成田空港に向かう。シャトルバスの到着時間は出発時刻2時間前を少々割り込んだ1時間30分ちょっと前。少し並んだものの、チェックインカウンターで赤と紺のパスポートを提示し、無事に搭乗券の発券手続きに進んだ。「ベビーカーは預けますか」と聞かれ、「いえ、持っていきます。ゲートでの受け渡しでお願いします」と地上係員に伝え、発券されたロンドン行きの搭乗券2枚を受けとった。もちろん、「通路側で」とお願いしていた自分の座席番号は確認済みだ。○搭乗券の座席番号をチェックすると……機内への子連れ優先案内コールがあり、ベビーカーをゲートで預けていざ自分の座席46Gへ。そこで、ふと娘のチケットに記載された座席番号が目に入った。「36H」……え? ええ!? 何ということだろう、2歳の娘と私は席が離れ離れだったのだ。チェックイン時にもパスポートの生年月日を見ているだろうし、ベビーカーを必要とするような幼児と一緒だったことは係員も目で見て確認しているので、「隣同士の席にしてください」なんてわざわざ言わなくてもいいと思った自分の怠慢がいけなかった……。あわててクルーに席を変えてほしい旨を伝える。しかしクルーは冷酷に「あいにく本日は満席のため、お席を変えることはできません」。……なんですと???座席の割り振りをしたのはこのクルーではないし、満席のときに座席の変更をするのが容易でないことはよくわかっているので、「……え~っと、でも娘は2歳なのですが」と静かに訴える。するとそのクルーもそこで初めて事態を把握したらしく、「……ですよね。少々お待ちください」といったん保留に。他の乗客が機内へと吸い込まれていくのを若干焦りつつ見守ること約5分。先ほどのクルーが戻ってきて、「失礼いたしました」と娘と隣同士の席に案内してくれたのであった。このような失敗をしないためにも、子連れ旅のときは早めの予約、事前のウェブチェックイン、そしてチケット発券後もチェックインカウンターを離れる前にきっちり座席番号を確認することをお勧めする。
2013年10月23日ロンドン東部に位置するホワイトチャペルギャラリーで、9月13日から15日までの3日間に渡り「ロンドン・アートブックフェア2013」が開催された。アートブックフェアは写真や絵画、ファッション、デザインなど美術関連出版の国際的な祭典で、世界の主要都市や東京で年に一度開催されている。ロンドンでの開催は今年で5回目を迎えた。同イベントの実行委員会によると、近年はイギリス国内に加えてアイルランド、アメリカ、オランダ、ドイツからも出展者を迎え、ツイッターでは公式ハッシュタグ「#LABF」を付けたツイートが世界中で発信されるなど、国際的な関心の高まりが見られるという。会場のホワイトチャペルギャラリーは若手アーティストが多く住む地区イーストエンドに位置し、現代美術の先駆的な企画を主催するギャラリーとして注目を集めている。期間中には、出版社や書店、印刷所、作家本人などアートブック市場に携わる計80以上の出展者が、所狭しとブースを出展。今年ロンドンで企画展「David Bowie Is」が話題を呼んだデビッド・ボウイを始めとした著名アーティストの大型写真集や、アートレビュー専門誌『ArtReview』最新号の他、作家自身が部数限定で制作する小冊子(ZINE)などが並んだ。中には六角形の本や切り絵の本など、自由な発想の出版物も。アートブックの電子書籍のオンラインストアを展開する「visualMANIAC」による、iPadを使ったデモンストレーションも行われた。また、各ブースでは通常販売に比べて20から30%引きのセールが行われ、アートブック愛好家やコレクターが列を作った。書店での取り扱い検討や、自国で翻訳版を出版しようと、名刺交換をする各国の業界関係者の姿も見られた。更に、アートブックに関連した様々なイベントも開催された。皮切りとなった公開ディスカッション「BOOK LIVE!」は、ロンドンを拠点に本の未来を研究する団体「The bookRoom」が主催。アートブックはデジタル文化にどのように対応していくべきかをテーマに、大学教員、アーティスト、出版社社員、ブックコレクターといったアートブック業界の多様なプレイヤーが、会場からの質問を交えながら議論を繰り広げた。前半では、iPadやKindleなど電子書籍デバイスの普及や読書体験の変化といった、出版業界全般のトピックが紹介され、後半では、目覚ましく変化するデジタル技術のトレンドに追随する難しさや、新技術が可能にする新たなアート表現の可能性について、不安と期待の両方の意見が交差した。「アートブック」とはそもそも何なのか、言葉の定義の曖昧さについて指摘されるシーンもあった。その他、ゲストと参加者がリレー形式で500文字ずつの即興の文章を追加し、連作を作る実験的なワークショップや、リソグラフやステンシルプリントといった印刷技術に触れてもらおうという印刷・出版社によるワークショップなども開催された。毎年恒例となったアーティストが作成するロンドンの個人経営の書店マップ「THE LONDON BOOKSHOP MAP」の最新版も、本フェア開催と同時発行され、会場で無料配布された。今年11月には本マップのiPhoneアプリも公開予定。
2013年09月29日初日は13のブランドが秋冬コレクションを発表2月15日、5日間続くイベントのスタートを祝福するかのような快晴の中、ロンドン・ファッションウィークが始まった。初日は Zoe Jordan から始まり、Bora Aksu、PPQ、Jean-Pierre Braganza、Sass & Bide など13のブランドが2013年秋冬コレクション(AW13)を発表した。会場中継はYahoo!のTwitterでYahoo! UK&IRELAND では会場に行けない多くの人々のために、ショーのレビューをTwitter で報告している。Zoe Jordan は大胆なプリント柄のラフなカットソーや、シンプルなワンピースにファーのコーディネートで注目を浴びた。トルコ人デザイナー Bora Aksu は、1920年代アール・デコ調をベースに、モノトーンとグレーのシックなコーディネートからラズベリーピンクとブラックベリーのポップなカラーコーディネートまで、幅広い展開を見せた。ファッション・ジャーナリストの Susie Lau はロンドン・ファッションウィークは回を重ねるごとにエキサイティングになっている。ファッション記者やバイヤーにとってニューヨーク、パリ、ミラノよりも見る価値があるショーだ。と語る。ファッションウィークは19日まで開催。会場はテムズ川に近いサマセット・ハウス(Somerset House)で、連日9:00~20:45(最終日は18:00)まで行われる。元の記事を読む
2013年02月18日『M:i』シリーズに続き、トム・クルーズが挑む新シリーズ『アウトロー』のロンドンプレミアが12月10日(現地時間)、ロンドンの中心地の一つでもあるレスター・スクウェアにて開催され、会場は詰めかけたファン2,500人以上と各国から集まった報道陣の熱気に包まれた。さらに、同プレミア会場にてトムが約1年ぶりの来日を約束した。ピッツバーグ近郊。突然、白昼に公然と6発の銃弾が発射され、5人が殺害される事件が発生。そして、警察の捜査が進み、わずか1時間後には容疑者として、元軍人のスナイパー、ジェームズ・バーが逮捕される。しかし、容疑者のジェームズは殺人容疑を否認し、彼自身がかつて軍で最も恐れていた男、ジャック・リーチャーへの連絡を要求する…。レッド・カーペットに誰よりも早く登場し、2時間かけて丁寧に一人一人にファンサービスを行ったトム。日本の報道陣には「日本には1月に行くことになっているので、みんなに会えるのが待ち切れないよ。『アウトロー』を日本でお披露目するのを楽しみにしている。1月に会いましょう!楽しいホリデーを!」と宣言。さらに「ジャック・リーチャーは、尊敬すべき高潔な人で、助けを必要とする者を救う、素晴らしいマインドを持つ、ウィットに富んだ男なんだ。続編はぜひやりたいね。最高に楽しめるハードボイルド・アクションなんだ」と本作への自信を伺わせた。このロンドンプレミアを皮切りにワールドツアーがスタートする本作。トムを始め、クリストファー・マッカリー監督、そしてヒロインを演じたロザムンド・パイクも共に来日を約束した『アウトロー』ジャパン・プレミアは来年1月9日(水)に開催される予定だ。『アウトロー』は2013年2月1日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:アウトロー 2013年2月1日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2012 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2012年12月12日日本が誇る“Jカルチャー”を発信する英国最大規模のイベント「HYPER JAPAN」が、ロンドンのアールズコート(ブロンプトンホール)にて、「HYPER JAPAN 2012 Christmas」として11月23日~25日(現地時間)の3日間開催される。今年は、クエンティン・タランティーノ監督の映画『キル・ビルVol.1』(’03)で、出演・殺陣振付を担当し、一躍その名を世界に知らしめるきっかけとなった「かむゐ」のステージ&ワークショップが行われる。既成の枠にとらわれない表現方法で芝居、形式美、武術を融合した独自の立ち廻りパフォーマンスを確立した殺陣パフォーマンスグループだ。その直後には、サプライズゲストとして同じく同作に楽曲を提供した日本屈指のギタリスト・布袋寅泰が緊急参戦することも決定!刀技とJ-ROCKの迫力で、海外オーディエンスを大いに盛り上げてくれること必至だ。さらに、海外の若者に人気の“ジャパニメーション”と呼ばれる日本のハイクオリティなアニメーションを始め、アート、エンターテインメント、マンガの4部門で、高い評価を得た作品を鑑賞できる文化庁とのコラボレーションで開催される「文化庁メディア芸術祭」もまた、熱気にあふれたイベントになるだろう。今年は、ハリウッド映画にも影響を与えた押井守監督の『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』(’95)などで知られる制作会社「プロダクション I.G」の石川光久と、アニメ評論家の氷川竜介によるトークセッションが行われる。また、“食育”が叫ばれる日本の食文化を書籍、雑誌、ウェブ、イベントと多角的に紹介していく「Eat-Japan」の反応も気になるところ。今回は、ベスト・ブリティッシュ・ショコラティエ賞を受賞したウィリアム・カーリー氏が、和のテイストを取り入れたチョコレートのステージデモンストレーションを行う。さらに、海を越えても“ジャパニーズ・サケ”として愛される日本酒が20種以上も体験できる欧州最大規模の日本酒イベント「Eat-Japan SAKE EXPERIENCE 2012」も開催される。そのほか最新のテクノロジーから組木細工、版画、習字、着物などさまざまな日本の伝統文化がお披露目され、海外に“Jカルチャー”を発表する貴重な場となりそうだ。「HYPER JAPAN 2012 Christmas」日時:11月23日~25日(現地時間)会場:ロンドン・アールズコート(ブロンプトンホール)主催:クロスメディア社公式サイト:www.hyperjapan.co.uk/Facebook:::■関連作品:ももへの手紙 2012年4月21日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2012『ももへの手紙』製作委員会
2012年11月23日DIESEL ART GALLARY(ディーゼルアートギャラリー)は、ロンドンの「fabric(ファブリック)」から発表されたアートワークを展示する、世界初のエキシビジョンを開催する。ディーゼルアートギャラリーは、世界中から様々なジャンルのアーティストを招いて年4回のアート展を開催しており、今回は世界で最も影響力のあるクラブのひとつでもある、ロンドンの「fabric」のアート作品が今年最後のエキシビジョンとして登場する。fabricは、90年代にロンドンで主流となった商業的なクラブとは正反対を目指し、音楽のパフォーマンスとリリースに専念したクラブ。エキシビジョンでは、13年間に渡るナイトクラブの歴史を象徴するポスターやイメージを見ることが出来る、貴重な機会となっている。今回の取り組みは、fabricが初めてロンドンを飛び出して、その哲学や精神が視覚的に表現されたアートワークを展示。さらにオープニングに合わせてクリエイティブディレクションを務めるキース・ライリーが来日し、「今回DIESEL ART GALLERYで皆様に私たちのアートを紹介する機会を与えてもらったことに非常に感謝しています。日本という確かな審美眼をもった国で、私たちの最初のエキシビションができることに喜びを感じています。かねてより日本文化と、繊細な美を表現する能力に尊敬の念を持っていて、影響を受けているので、そういった経緯からある種の凱旋のように私は感じています。展示作品は、写真やモデルメイキング、純粋なデザインといった広範囲かつ集中的なプロセスの結晶です。それらを構成しているのは私たち自身の投影であり、作品は私たちの情熱や存在、そしてハートを写し出す鏡です。すなわち、作品は"私たち自身"なのです。この機会に皆さんが少しでも私たちの作品の中に美を見つけてくれたらと願っています。」とコメントしている。【US by fabric】アーティスト: キース・ライリー期間: 2012年11月16日 (金) ~ 2013年2月15日 (金)場所: DIESEL ART GALLERY東京都渋谷区渋谷1-23-16 cocoti B1F時間: 11:30~21:00DIESEL ART GALLERY公式サイト: 公式サイト(英):元の記事を読む
2012年11月01日日本パラリンピアンズ協会は、8月29日~9月9日に開催されるロンドン2012パラリンピック競技大会(ロンドンパラリンピック)を直前に控え、「第2回パラリンピック選手の競技環境その意識と実態調査」と題した調査を実施した。調査は6月13日~8月6日に、2012年ロンドンパラリンピック日本選手団代表選手およびコーチ・スタッフ、2010年バンクーバーパラリンピック日本選手団代表選手およびコーチ・スタッフを対象に実施。232名(夏季選手110、冬季選手26、夏季コーチ・スタッフ70、冬季コーチ・スタッフ26)の有効回答を得た。最初に選手に対して「普段どれくらい練習しているか」について聞いたところ、33%が「ほぼ毎日」、約5割が「週に3~5日」と回答。多くの選手が仕事との両立をしていることから考えると、かなりのハードスケジュールといえる。練習拠点について尋ねると、前回調査では「障害者スポーツセンター」「障害者スポーツセンター以外の公共施設」の回答が多かったが、「民間スポーツクラブ」の役割も高まっている。競技のために選手が個人負担した年間費用についての質問では、「50~100万円」が最も多く(32.6%)、次に「100~150万円未満」が17.0%だった。「150万円以上」とした人が全体の約3割。「250万円以上」と回答した選手も11.9%いた。推計では平均で年間144万円程度の負担となっている。続いて専任(パーソナル)コーチについての質問では、前回調査では「専任コーチがいない」(55.3%)が「専任コーチがいる」(44.7%)を上回っていたが、今回は「専任コーチがいる」(54.5%)が多数となった。しかし、「競技を継続するうえでの課題は?」の問いに「コーチ、指導者の不足」と挙げる人が27.9%おり、コーチや指導者の確保については引き続き大きな課題となっているようだ。競技を継続するにあたっての課題では、その他に「費用がかかる」(64.0%)「練習場所がない」(33.0%)、「仕事に支障が出る」(27.9%)となっている。同様の質問をコーチやスタッフに行ったところ、約6割が「費用がかかる」と回答。次いで「自分以外に練習をサポートする人の確保」(43.8%)、「職場の理解」(32.3%)、「練習場所の確保」(32.3%)で、選手とほぼ同じ認識であることが分かった。選手・コーチに対し「オリンピック選手との違いは?」と尋ねたところ、選手は「競技団体の組織力」「一般の関心」がともに1位で51.2%。競技環境、マスコミの扱いがそれに続いた。コーチやスタッフも、選手と同様に「競技団体の組織力・経済力」(56.3%)が1位。次いで「競技環境」(47.5%)、「一般の関心」(41.3%)、「スポンサー」(28.8%)、「マスコミの扱い」(20.0%)だった。2020年東京オリンピック・パラリンピック招致について尋ねると、85.1%の選手が「とても賛成」「賛成」と回答。その理由として「パラリンピックに対する関心を高めるいい機会となる」(78.2%)、「障害者スポーツ全体の活性化になる」(75.6%)、「パラリンピック選手の競技環境が良くなると期待できる」(71.4%)などの意見が寄せられた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月21日日本パラリンピアンズ協会は、8月29日~9月9日に開催されるロンドン2012パラリンピック競技大会(ロンドンパラリンピック)を直前に控え、「第2回パラリンピック選手の競技環境その意識と実態調査」と題した調査を実施した。調査は6月13日~8月6日に、2012年ロンドンパラリンピック日本選手団代表選手およびコーチ・スタッフ、2010年バンクーバーパラリンピック日本選手団代表選手およびコーチ・スタッフを対象に実施。232名(夏季選手110、冬季選手26、夏季コーチ・スタッフ70、冬季コーチ・スタッフ26)の有効回答を得た。最初に選手に対して「普段どれくらい練習しているか」について聞いたところ、33%が「ほぼ毎日」、約5割が「週に3~5日」と回答。多くの選手が仕事との両立をしていることから考えると、かなりのハードスケジュールといえる。練習拠点について尋ねると、前回調査では「障害者スポーツセンター」「障害者スポーツセンター以外の公共施設」の回答が多かったが、「民間スポーツクラブ」の役割も高まっている。競技のために選手が個人負担した年間費用についての質問では、「50~100万円」が最も多く(32.6%)、次に「100~150万円未満」が17.0%だった。「150万円以上」とした人が全体の約3割。「250万円以上」と回答した選手も11.9%いた。推計では平均で年間144万円程度の負担となっている。続いて専任(パーソナル)コーチについての質問では、前回調査では「専任コーチがいない」(55.3%)が「専任コーチがいる」(44.7%)を上回っていたが、今回は「専任コーチがいる」(54.5%)が多数となった。しかし、「競技を継続するうえでの課題は?」の問いに「コーチ、指導者の不足」と挙げる人が27.9%おり、コーチや指導者の確保については引き続き大きな課題となっているようだ。競技を継続するにあたっての課題では、その他に「費用がかかる」(64.0%)「練習場所がない」(33.0%)、「仕事に支障が出る」(27.9%)となっている。同様の質問をコーチやスタッフに行ったところ、約6割が「費用がかかる」と回答。次いで「自分以外に練習をサポートする人の確保」(43.8%)、「職場の理解」(32.3%)、「練習場所の確保」(32.3%)で、選手とほぼ同じ認識であることが分かった。選手・コーチに対し「オリンピック選手との違いは?」と尋ねたところ、選手は「競技団体の組織力」「一般の関心」がともに1位で51.2%。競技環境、マスコミの扱いがそれに続いた。コーチやスタッフも、選手と同様に「競技団体の組織力・経済力」(56.3%)が1位。次いで「競技環境」(47.5%)、「一般の関心」(41.3%)、「スポンサー」(28.8%)、「マスコミの扱い」(20.0%)だった。2020年東京オリンピック・パラリンピック招致について尋ねると、85.1%の選手が「とても賛成」「賛成」と回答。その理由として「パラリンピックに対する関心を高めるいい機会となる」(78.2%)、「障害者スポーツ全体の活性化になる」(75.6%)、「パラリンピック選手の競技環境が良くなると期待できる」(71.4%)などの意見が寄せられた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月20日夏の暑い日々、冷たいアイスクリームがおいしい季節だ。更にロンドン五輪で盛り上がっている今、サーティワン アイスクリームから「地球」をイメージしたソルベが販売しているらしい。早速食べに行ってきた。それがこの「サーティワンワールドレコード」。9月末までの期間限定フレーバーだ。使用しているアイスは2種類。世界を繋ぐ5大陸をキウイソルベ、海をソーダソルベで表わしている。緑と青のマーブル模様もきれいだが、更に目を引くのはアイスにちりばめられているポップロックキャンディー。色とりどりの、青・赤・黄・緑・オレンジの5色はスポーツの応援に沸く人々を表現。食べてみるとキウイとソーダのソルベはさっぱりと冷たく夏にぴったりの味わい。暑かった体を胃袋からひんやり冷やしてくれる。そこにポップロックキャンディーのパチパチ感が加わると口の中が賑やかお祭り騒ぎでまさにオリンピック!実に爽やかなアイスクリームに仕上がっていた。“ 手を取り合い世界中が心を一つに”“数々の世界記録が生まれるように”という想いを込められているそうだが、色・味共に見事に想いを表現されている「サーティワンワールドレコード」。アイスといえば買ってその場で食べるのが王道かもしてないが、実はサーティワン アイスクリームでは30分までなら無料でドライアイスを付けてくれる。家の近くのサーティワン アイスクリームでアイスを買って持ち帰り、閉会式に向けて盛り上がるロンドン五輪をアイスを食べながら観戦、なんていうのも面白いかも。
2012年08月09日日産自動車は6日(英国現地時間)、多目的コンパクトバン「NV200」をベースとした「NV200 ロンドンタクシー」を公開した。同タクシーは、日々30万もの人々が利用するロンドンタクシーの未来の姿を提案したもので、ロンドンでの実証運行を2013年に予定。ディーゼル車と100%電気自動車の2タイプが用意されており、現行のロンドンタクシーに比べて大幅なCO2排出量の削減を達成するという。100%電気商用車「e-NV200」をベースとしたタイプは、現行のロンドンタクシー(ディーゼル車)との比較で、約5分の1のランニングコストを実現。ディーゼルタイプは、TX4型の現行タクシーに対し、競争力のある価格で提供されるとともに、約50%の燃費改善が見込まれている。内部は、3名が乗車できる後部座席と、後部座席に対面して座れる折りたたみ式の座席を2つ用意し、大人5名の乗車が可能。助手席は取り外され、荷物用スペースとなっている。また、スライドドアの採用により、乗客の乗り降りが容易になり、通常のヒンジドアと比べて不意な開閉による歩行者・自転車等への衝突リスクが軽減されるという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月07日ロンドンオリンピックで連日盛り上がっておりますが、みなさんはロンドンについてよく知っていますか? ロンドンってどんな街なのでしょうか? ロンドン在住の有名ブロガー、グラム・素子さんに聞いてみました。――いつぐらいからロンドンにお住まいでしょうか?素子さん2007年の12月から在英5年目になります。――どういったきっかけでロンドンに住むようになりましたか?素子さんピアニストの仕事と、同時に続けていた副業、多忙な毎日で体調を崩したことがありました。その後、休養も兼ねて、昔からの夢だった大人の語学留学目的で渡英。今の夫に知り合って結婚して、気がつけばもうイギリス生活も5年になります。――ロンドンは暮らしやすいでしょうか?素子さん日本と比べてしまうと、不自由なこと、不便なこと、とても多いと思いますが、それでも私にとっては住みやすい町です。移民がとても多く、世界のあちこちから人が集まっているので、多様な文化の中で「孤独、疎外感」を感じることが余りありません。また、ロンドンには日本の方も割合に多く住まわれているので、日系の食材店や、本屋、美容院などもあります。お値段は高いですが、お金にある程度余裕がある人でしたら、必要なものは手に入りやすいのではと思います。――素子さんがロンドンという街について思うところがあれば聞かせてください。素子さん私はロンドン、イギリスが好きです。渡英当初は観光客気分で、あっという間にハイテンションで2年過ぎました。楽しくて、目新しいものばかりで、興奮状態だったのでしょう。3年を過ぎたあたりから、生活をするということがだんだん現実味を帯びてきて、自分の言語能力のなさや、日本とは違うスローで不便なサービス、なかなか地域に溶け込めない孤独感や、ごみで溢(あふ)れる駅や週末の電車、上映が終わったとのポップコーンやシェイクが散らばる映画館、セール時に平気で床に商品を置きっぱなしで店内はひどいことになっていたり……そういうことばかりが目に付いてしまいました。その上お天気は常に安定せず、冬は4時には真っ暗で、雨ばかり、好きな食べ物はなく、とにかく落ち込みました。――現実に暮らすことと観光客では違うでしょうね。素子さんとことん落ち込んで「もういいや」と開き直った後は楽でした。むしろ、楽しくて、どんどんロンドンに引かれていっています。バスの運転手のドライバーさんがターバンを巻いていたり、大きな声で鼻歌を歌いながら、「この歌詞の続きは何だったっけ?」、「○○だよ」こういうやり取りが乗客と行われたり。美しい青空にカメラで撮影したら、車の中のおじいちゃんがポーズを取ってくれているのを写真を見て発見、大笑いしたり。しゃんと歩きながら、マナーの悪い人たちに、「こら!公共の道路で広がって歩くんじゃない!」とつえをぶんぶん振り回して怒るおばあちゃんがいたり。スーパーなどで私が食材を見ていると、「それはね、こうやって食べるとおいしいのよ、ディアー」と優しく教えてくれるご婦人がいたり。落ち込んでいた私に「無理するなよ!パブにでも行って、ビール飲んだら気分良くなるよ」とアドバイスをくれるポストマン……ここにはいっぱい、面白く刺激的で、優しい人がいます。――色んな文化圏からさまざまな人がロンドンに来てるんですね。素子さんロンドンの面白さは、異文化を体験できること、それも英国の文化だけではなく、世界あらゆるところから集まる人たちが、一生懸命生きている、それを感じられることです。世の中にはいろいろな文化や習慣があるのだと、肌でびりびり感じられることが魅力です。――日本とは随分違っていますね。素子さん何もかも不便でスローな英国だからこそ、本当のスローライフが送れます。多少のことでイライラしない、平常心で、とにかくまあやっていこうよ、そういうスタンスが私は大好きです。医療など、心配な面も多々ありますが、自分が柔軟になって健康で居ること、ストレスをなるべく流していくこと、怒らず、あせらず、比べず、それらを学んでいくとロンドンは楽しいです。――楽しい人は多いでしょうか?素子さん何もかも完ぺきでなくていい、人はそれぞれみんな違うんだから……という意識を感じます。ロンドンにいると、故障したエスカレーターを「がははは、動かねえな」、「本当だなあ」そう会話しながら、がんがん足でけっているエンジニアさんとか、うちにアラームの点検に来る度に5分で終わって、後の20分はひたすらお茶を飲んで、勝手に人のパソコンで音楽を聴いていくエンジニアさんがいます。とにかくみんな、個性的で正直で、素朴で面白いんです。それぞれ、みんなわが道を生きている、そういう思いがひしひしと伝わってきます。――ロンドンは緑は多いですか?素子さん街中でもいたるところに公園があります。みんな天気が良い日は読書をしたり、ヨガをしたり、自由です。6月の美しいブルーベルの花のじゅうたんや、ラベンダー畑、バラが咲き乱れるイングリッシュガーデン、そこで広げるサンドイッチやワインの美味しいこと。日本にいたころは冬でもお日さまが照ってくれていましたが、イギリスの冬は長く暗く、本当に厳しいです。その中で人々が待ち望むクリスマスの温かさ、長く暗い冬を終えて水仙が咲き始め、春を感じさせると、本当に生き返った気になります。お日さまのありがたさ、温かさをこの国でさらに知りました。――ロンドンというと「ブロックと石」作りの街というイメージですが、そうでもないんですね。素子さん私は郊外に住んでいますが、さらに電車に少し乗るだけで、あっという間に羊が大勢でのんびりしているような田舎の風景が広がります。まさにヨーロッパの牧歌風景です。近所の公園には、たくさんの野生のシカが住んでいますし、お庭でリスやキツネを見ることも多いです。ロンドンの中心街で興奮しっぱなしで疲れたら、少し郊外に足を伸ばすだけで、このような癒しが待っているのはとてもありがたいことです。――お話を伺っているとロンドンは少し不思議な街ですね。素子さんロンドンは不思議なところです。エネルギッシュにさまざまな人種、文化がひしめき合い、中にはマナーの違いや文化の違いに面食らうこともありますが、それを受け入れて、さらに自分という存在がどういうものなのか、世界とどうつながっているのかを確認できる、素晴らしい機会を設けてくれる場所だと思います。一筋縄ではいかないロンドン生活ですが、私は今、すべてを受け入れながら、のんびり、スローに、時にはぷんぷんしながら、ここでの生活を楽しんでいます。(高橋モータース@dcp)グラム・素子さんのblog『ロンドン工夫しながら豊かな生活』
2012年08月04日オリンピックの開催で世界の目がロンドンに集まっています。ユーロ圏とは一歩距離を置いて自国通貨£(ポンド)を守っているイギリスの首都、それがロンドンですが、物価はどんなものでしょうか? 暮らしやすい街なのでしょうか。ロンドン在住の有名ブロガー、グラム・素子さんに聞いてみました。グラム・素子さんは2007年からロンドン在住で、『ロンドン工夫しながら豊かな生活』というとても面白いBlogの執筆者であります。――日本の人にわかりやすいようにロンドンの物価を知りたいんですが……。以下の品物の価格を教えてください(※ 1£(ポンド)=122円計算です)素子さん : 全てに当てはまるかと思いますが、購入場所によって値段もかなり変わります。駅の構内の小売店での値段と、スーパーでの値段、また近所の小さなショップでは全て値段が違います。平均的なスーパーの、オファーや割引がないときでの価格をお答えします(イギリスではオファーによって値段が変わります)。コカコーラの340ml缶1本大体330ml缶が8本入ったセットで、£3.84(約468円)です。1本で売られているのを近所の小さなお店で見ましたが50ペンス(約61円)でした。ミネラルウォーター500mlボトル1本色々種類があり、またスーパーの自社製品だともっと安いですが500mlペットボトルが8本セットで£2(約244円)程度です。ちなみに、先日は大変のどが渇き、電車を降りた駅の構内で同じものを1本だけ購入しましたが£1.49(約182円)しました。ビッグマック単品少し前に見たきりですが、私の住む南西ゾーン4の地域においては、£3(約366円)程度だったと記憶しています。イギリス国内でも、場所によって値段が違います。牛肉ステーキ1パウンド(約453.6グラム)ぐらいでこれも色々ありますが、国産で、産地指定のオーガニックのサーロインでしたら、£12(1,464円)位だと思います。鶏もも肉1パウンドぐらいでこちらでは胸肉のほうがずっと高いので、£3(約366円)程度です(皮を取り除いたフィレ)。魚(鮭)1パウンドぐらいで骨を取り除いたフィレの状態で£8(約976円)ぐらいです。牛乳1リットル(1,000ml)でこちらの単位は1パイントです。2パイント(1.14リットル)で90ペンス(約110円)程度です。映画のチケット代(大人/子供)大人£9.70(1,183円)/12歳以下の子供£6.65(約811円)カラオケ1時間ひとり最近は、パブなんかでも歌えたり、KARAOKE BOXなるものもあるみたいですが、日本ほど一般的ではありません。日系の人向けのカラオケボックスの値段はわかりませんが、私がオンラインで調べたロンドンに3店舗展開するチェーンのものですと、17時以降21時まで1人£5(約610円)程度、21時以降ですと£7(約854円)程度でしょうか。お店のロケーションや、設備によっても違うと思います。タクシー初乗り£6(約732円)程度です。――日本(東京)と比べてロンドンで「高いなあ!」と思われるのはどんなものでしょうか? またそれはいくらぐらいするのでしょうか?タバコは1箱約911円、そのうち税金が78%素子さん : 私は喫煙しないので日本のタバコの値段は分かりませんが、友人からはイギリスでは驚くほど高いと聞きます。20本入りのタバコが£7.47(約911円)、内税金が£5.83(約711円)で、約78%が税金ということですよね。そして、これら嗜好品に限らず、イギリスでは交通費、光熱費、家賃、様々なものがほぼ毎年値上がりします。タバコの例では、私が渡英した2007年は£5.33(約650円)でした。交通費は高価それから、交通費も高いと思います。今でこそ円高でそうも思わなくなってきましたが、地下鉄の初乗り、例えばPiccadilly Circusから隣のCharing Crossまで(歩いても10分位です)が£4.3です。私が来た当初は1£が230円以上しましたので、1,000円近かった記憶があります。我が家はゾーン4なので、中心部に行くため夫は毎日40分ほど電車に乗りますが、定期代が£160(約19,520円)ほどです。こちらでは会社から交通費が支給されることは少ないので、日本と変わらない感覚であっても、常に遅れやキャンセルばかりの電車のサービスを考慮すると、どうしても高く感じてしまいます。紙類は高価で質がいまひとつ後は紙類が高いです。トイレットロール9個入りが5£(約610円)以上します。そして、質は値段に全く見合っていません。日本で街頭で配っていた無料のティッシュのほうがずっと柔らかいです。日本に帰ってトイレットペーパーのあまりの柔らかさに驚きました。日本で言う消費税は20%そして税金です。付加価値税率(VAT)は20%(品目により異なります)、子供服や食材(調理済みのものは外食、もしくは出来合いのものと同じとみなされる場合があります)、医薬品、新聞などといった生活必需品にはかかりませんが、外食や、普通に私が服を路面店で購入したり、靴を買ったり、電化製品などにももちろん付加価値税がかかります。ガソリンは高騰しているガソリン代も非常に高いと思います。レギュラーガソリン1リッターが2012年6月時点で£1.3(約159円)強でしょうか。これにも税がかかっています。やはり私が渡英した2007年、5年前では1リッター96ペンス(約117円)であったことを見ると、イギリスの物価の上昇率がお分かりいただけるかと思います。外食は結構高くつく!外食にもそのように税金がかかっているので、日本のように安くて美味しいおうどんやさん、定食屋さんなどはなかなかありません。最近では不況で、レストランも色々なオファーをしていますが、ちょっとテーブルクロスがかかったお店で3コースミールなどを食べると、サービスやらチップやら、どんどん積み重なっていき、1人8,000円から1万円などすぐに飛んでいきます。かといって、サービスやお料理の質に満足かといわれたら、首をひねってしまう場合も少なくありません。移民の方が経営されているお店は、割とお値打ちにお食事がいただけますが、それでもお酒やサービス、日本ではただのお水代(水道水はただですが、最初から出してくれるわけではないので、自分で頼まなければいけません。もしくはミネラルウォーターやお茶、和食のお店ではお茶もほぼ有料です)それらをどんどん加えられると最終的には控えめでも3,000円はすぐになくなってしまいます。例えば、日本で1,000円のカレーを食べるとします。何も飲まなければ1,000円のみ支払えばいいでしょう。それがイギリスでは8£(約976円)のカレーを食べたら、ミネラルウォーターに2£(約244円)、ご飯がついていないのでライスを頼んで3£(約366円)、これに総額の12.5パーセントがサービスチャージとして自動で加えられる場合も多いです。以前はチップはあくまでも「気持ち」だったと思うのですが、それでもマナーとして、置いて来るのが基本ですが、あまりに酷いサービスに払う必要はありません。最近はやたらと自動で加算されてくる気がします。13£(1,586円)の飲食合計代金に、サービス料が1.6£(約195円)ほど加算され、結局15£(1,830円)程度の支払いになることになります。8£(約976円)のカレーですと、今のレートで約1,000円程度でしょうから、イギリスで同じようなものを食べた場合には1,800円強かかるということになります。個人所得税は……最後に個人所得税です。控除されるのは年収8,105£(988,810円)までで、基本税率は20パーセントですが、サラリーに応じて40パーセントまで課税されます。――こうして挙げて頂くと結構何でも高価な感じですが……。素子さん : 物価の高さというよりも、年々必ず上がる物価と、人々の収入の割合、払ったものに対する恩恵やサービスの質、これらのバランスが全く取れていません。それが問題ではないかと思います。――逆に、日本(東京)と比べてロンドンで「安いなあ!」と思われるのはどんなものでしょうか? またそれはいくらぐらいするのでしょうか?素子さん : 食料品(フルーツ、乳製品など)、医薬品、DVDなどです。後はコンサートなど、芸術イベントのチケットですね。食料品の安さ! 野菜と果物日本ではりんごは1個単位で買っていましたが、こちらでは小ぶりのものが6個ほど入って3£(約366円)位ではないでしょうか。イチゴも日本のものほど甘くないですが、自然の優しいすっぱい味のする国産で、1パック3£(約366円)、ベリー類も豊富です。スーパーでブラックベリー、ラズベリー、ブラックカラントなどはまとめて2つで3£(約366円)などの安売りをしているときも多いです。ジャガイモやにんじんも、地元のマーケットで買うと2キロで1£(約122円)だったりします。小麦粉も1.5キロで90ペンス(約110円)程度です。乾燥レンズ豆なども、カレーに入れたり大変重宝しますが500gで1£(約122円)しません。乳製品も安価である!後は乳製品が安いです。日本のデパートで同じ銘柄のチーズを見たときには、価格にショックを受けました。フランスから輸入されるブリーやカマンベールも2£(約244円)あれば買えます。ちょっとこだわって、専門のチーズショップに行っても、ノルマンディーのカマンベールが6£(約732円)もあれば買えます。イギリスのチェダーチーズなども、銘柄にこだわらなければ、スーパーの自社ブランドでしたら300グラムで2£(約244円)程度ですし、こだわっても4£(約488円)位でしょうか。それにチーズは常にオファーをしているので、結局ひとつ買うともう1つもらえるなど(BUY1 GET1FREE)、定価で買うことが余りありません。ヨーグルトも濃厚で、500mlポットが2つで2£(約244円)など、とても安いです。そして美味しいです。チキンは胸肉の方が高価ヘルシー&処理が楽という理由で、チキンの胸肉の皮が取り除かれたものがとても高いです。500グラムで7£(約854円)ほどします。ですが、丸鶏は丸々1匹で、1.5キロくらいのものが4£から5£(約488円~約610円)です。人の手がかかったものほどイギリスでは高いような気がします。さすが英国!紅茶も安い!紅茶もものすごく安いです。ティーバッグが80個入っていて2£(約244円)程度です。そして美味しいです。子羊は高級食材ですが……イギリスでも割りと高級な食材に入る子羊も、今の円高で考えると安いです。ハーフレッグの子羊、臭みもなく美味しいウェールズ産のものが、1キロで10£(約1,220円)位です。医薬品も安価に医薬品は、鎮痛剤などはそれこそ30ペンス(約37円)などでひと箱買えてしまうものもあります。風邪薬なども薬局の自社製品であれば、割と安く買えます。DVDは時間が経つと安価にDVDなどは、リリースされてから少し時間がたつだけでグンと値段が下がります。芸術鑑賞がしやすい環境です!それから、番外かもしれませんが、美術館、博物館の入場料は個人の所有でなければ無料が多いです。大英博物館もナショナルギャラリーもV&Aも全て無料です。クラッシックコンサートなどは、ロンドンシンフォニーなどの大御所のものでも、安い席でしたら9£(1,098円)で見られます。教会などでは常に、安いコンサートが開かれていますし、無料のランチタイムコンサートもたくさんあります。ロンドンでは、世界中から集まる芸術、バレエに音楽、アート、ミュージカル、演劇、そういったものも大変刺激的です。ビンテージやアンティークのマーケットも、古いものを大切にするイギリスならでは、掘り出し物がたくさんあって楽しいです。――ロンドンの家賃について知りたいのですが、相場はどのくらいでしょうか? また外国人にとって賃貸は借りやすい環境でしょうか?素子さん : ロンドンで相場という観念はあまり通用しないと思います。なぜなら、残念なことに未だに階級社会の名残もあり、また、世界中のあらゆる国から流れてくる移民たちによって、そこには何一つ平均が存在しません。例えば、高級住宅街といわれる場所は、それこそ馬専用の信号があって、上流階級の方々が優雅に馬のレッスンをされる姿が見られる場所や、映画に出てくる貴族が住んでいるような豪邸、広大な庭を持つお城さながらの邸宅が集まっている地域もあります。かと思えば、生活保護を受けて暮らしている方々が多く住む場所もあります。カウンシルフラットという公営住宅には、誰でも入居できるということにはなっていますが、実際は家賃を払えない低所得の方が優先されます。家賃は格安で、それでも払えない人には政府の手当てがおります。入居を待っている人たちは数百万人と言われています。中には親子3代で、仕事をすることもなく、生活保護を受け続けてカウンシルフラットに住み続けている家族も、もはや少なくありません。という事情で、イギリスでは平均を算出することはとても困難です。安全に、通勤や通学に便利な場所に住もうと思うと、ある程度の出費は覚悟しないといけないのではと思います。場所によっては60万円の賃貸も例えば、知り合いの英人カップルは、高級住宅街のサウスケンジントンの2ベッドルームフラットに住んでいますが、家賃は光熱費を含まずに60万円以上払っています。ロンドンの中心部から公共交通機関を使い1時間ほど離れた場所でも、場所によるかと思いますが、私の知り合いは同じく2ベッドルームのフラットに20万円ほど払っています。場所や間取りによっては平気で100万円を超える家賃もいっぱいあります。3.5億円以上の物件もごろごろあるロンドン郊外に離れても、そこそこ人気の住宅街であればとても高いです。ウィンブルドンビレッジなどの高級住宅街は、それこそ中心部からは遠く離れていますが、新築ではなく中古の物件で、4、5ベッドルームの家だとすると、広告で3.5億円程度のものがたくさん売りに出されていました。そのような超高級住宅街が、ロンドンにはあちこちにあります。そして、その間には、カウンシルエステート(公営住宅の群)が並び、落書きが目立つような地域もたくさんあるんです。平均的なものが無い代わりに、お金持ちはとんでもなくお金持ちです。でも、お金が無い人が不幸せかと言ったら、イギリス人はユーモアを持って自分であることに誇りを持っている人が多いですから、常に嬉しいことや楽しいことをそれぞれ持って暮らしている方が多い気がします。「他人は他人、俺は俺」他人と比べないことも素敵だと思います。イギリスでは古い住宅が好まれるが……イギリスでは新築よりも古いものが好まれますが、決して日本の家のように機能的ではないし、窓枠も木であったり、サウスケンジントンのカップルはいつも雨漏りに悩まされています。知人友人からはボイラーが壊れて水しか出ない、酷いと漏電していたなど、様々な話も耳に入ってきます。もちろんウォッシュレット、自動で炊いてくれるお風呂などは一般的ではありません。シェアするのも普通ですが……一軒の家を、大人数で借りて、一部屋を自分のものとし、キッチンやバスルームなどは共同という、ハウス、フラットシェアもロンドンでは割と普通です。私が以前お会いした語学留学の学生さんは、違法でありながら、ひとつの部屋を更に二つに区切って、4ベッドルームの家に8人で暮らしているといっていました。また、別の学生さんは、あまり治安が良くないといわれる街で、数年間ボイラーが壊れて温かなお湯が使えないまま、それでも週に80£の家賃を同居の大家さんに払っていました。彼女のお部屋は日本のサイズにして6畳もありませんでした。もちろん、キッチン、バス、トイレなどは共同でしたが、大家さんがパーティをされるときなど、キッチンを突然使えないといわれることも多く、大変困っていました。大家さんの娘が勝手に私物を……ある友人は、同居の大家さんのお嬢さんが勝手に部屋に入ってきて、自分のかばんや衣類を見につけて出かけてしまう、食料品も食べられたり、化粧品も使われてしまうと嘆いていました。それでもそこそこ人気のエリアに住んでいた彼女は、週に120£(14,640円)を払っていました。もちろん、こういうことは法律で禁止されていますから、きちんと話し合えばよいのでしょうが、語学留学などの場合、言葉の壁があったり、頼れる人がいなかったり、結局泣き寝入りで終わってしまうケースも少なくないと思います。フラットシェアではこんな感じに……学生さんのお話を聞くと、大体月に400£から600£(約48,800円~約73,200円)をフラットシェアで払われている方が多いように思います。もっと安い場合もあると思いますが、治安の面で問題があったり、建物自体に問題があったり、かなりのリスクがあるのではと思います。ワンルームと日本で言われる「スタジオフラット」でも、大体月に800£(約97,600円)程度は見ておいたほうが良いのではと思います。また、一軒家やフラットにご家族のみで住まわれている方は、地域によりますが、月に1,300£から3,000£(約158,000円~約366,000円)は払っていらっしゃるのではないでしょうか。本当に、この場合は、ロンドンにおいてはあまりに相場というものが存在しないので、払っていらっしゃる方はもっと払っていらっしゃるし、その反対もあるのではと思うのです。「外国人だから」ということはない外国人として住みやすいかどうか、日本人に関しましては、日系の不動産会社もいくつかありますし、外国人だからという理由で断られるというのはあまり聞いたことがありません。私のお隣りさんは、エストニアの方ですし、反対側のご近所さんは南アフリカの人です。お向かいにはスペインの方が住んでいます。これだけ移民があふれている国で、スーパーでも大きなところにいけば、イスラムの方のためのハラルミートも売られていますし、インドの香辛料やお米、ギーなどのコーナーが充実していたり、東ヨーロッパや中近東の食材が充実していたり、住んでいる地域によって違ってきますが、私はここで疎外感を感じることが余りありません。みんな違うし、みんなそれぞれだからです。――1カ月、どのくらいのお金があればロンドンで暮らせるのでしょうか?素子さん : これも目的によるのではないでしょうか。外食などを一切しなければ、食費は日本と同じか、どれだけでも切り詰めることができます。ですが、キッチンが共同だったりすると、自炊ができずに思わぬ出費になってしまうこともあるかもしれません。それに、限られた食材(日本のように四季によって食材が豊かに変わるということがありません。)の中で、生きていくだけのために切り詰めて食べていくのは、長期にわたるととてもストレスがたまってしまいますから、留学やワーキングホリデーで短期の数年の滞在である場合と、長くここで暮らしていかなければいけない場合と、全く違ってくると思います。ですが、スーパーなどでは自社ブランドの格安ラインで、本当に驚くほど安いパスタなども売られていますから、品質にこだわらなければどれだけでも切り詰めることは可能だと思います。ただ、健康を害する恐れがないか、心配です。円高レートが効いている光熱費は日本と同じ位の感覚で、今のレートだったら良いのではないでしょうか。フラットを数人でシェアされる場合は、電気とガス、水道で月に50£(6,100円)程度ではないかと思います。一軒家や、家族だけでの暮らしになると、また数字も変わってくるはずです。これに、カウンシルタックス(家にかけられる税金)も払わなければいけません。フルタイムの学生の場合免除されるなどと色々ありますが、カウンシルタックスの値段も、住む地域によって違うのが実情です。私の知り合いは月に100£(約12,200円)払っているそうです。我が家はもう少し高く払っています。テレビのライセンスも払わなければいけません。車を持つか持たないかでも全く違いますし、住んでいる場所によっては交通費も馬鹿になりません。日用品も買わなければいけません。学生さんの場合は、フルタイムであると様々な免除があり、交通費も安くなったりとメリットがありますが、それでも月に最低15万円から20万円は見ておかないと、いざという時のために心細いのではと思います。それも今のレートでの話です。学生さんだったら、色々旅行もしたいと思うし、交友もしたい、観光も、やりたいこともいっぱいあると思うので、やはり20万円位は(しつこいようですが今のレートの場合)必要ではと思います。家族の場合はまた別ですご家族の場合はまた事情が違うと思います。駐在の方々は会社からサポートを受けられている方も多いので、このあたりの事情は全く違ってくると思います。私どものように家族2人で子供なし。ロンドン郊外に暮らして、物凄い贅沢をしているわけでもない。車もない。住まいは一軒家(これは、私のピアノを置く場所が必要なのと、夫が庭がないと住めない南ア人という我儘からきていますが、それでも私たちにはそれが必要なのですから仕方がありません)。たまには友人とパブでワイワイ飲んだり、近所のなじみのレストランにふらっと月に2度ほど行く位。日系のお店での和食材もどうしても必要なものだけ。記念日に素敵なレストランに奮発していくのが楽しみ。映画は夫がイギリス映画協会(BAFTA)のメンバーですので映画は試写会で無料で見る。そういう環境の中で、それでも(個人のことなので詳しくは申し上げられませんが)月に50万円は必要です。どこに消えていくのだろうと思いますが、保険や、セキュリティや、(我が家は空き巣に入られています、それ以来セキュリティアラームをつけています。)夫の交通費、食費、交際費、カウンシルタックスや、たまには洋服や靴も買いたい、(それでも日本にいた頃より物欲はなくなりました)、日用品にジムの会費、それに家賃! 毎年上がり続ける様々な物価、ロンドンに暮らすのは、お金があればあるだけ楽になる、それが残念ながら現状です。素子さんにとても丁寧な説明を頂きました。高価なものがある一方で、大英博物館が無料(!)、食料品は安いなどうらやましい面もあるんですね。ロンドンの物価事情、あなたはどのように感じましたか?(高橋モータース@dcp)【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月01日ビー・エム・ダブリューは、「MINI CROSSOVER」に2種類のパッケージオプションを追加した。台数限定「ロンドン・パッケージ」と、期間限定「BE HAPPY! パッケージ」だ。「ロンドン・パッケージ」はMINIの生まれ故郷・イギリスにちなんだドレスアップオプションで、イギリスの象徴、ユニオン・ジャックがモチーフに。内容はルーフとボンネットに貼るロンドン・パッケージ・スペシャル・ステッカーと、ドアミラーキャップ「UNION JACK」の2点。300台の限定で、「MINI CROSSOVER」全モデルに装着可能だ。「BE HAPPY! パッケージ」は、数々のメンテナンスをセットにした安心のプログラム。車検費用、延長保証、MINIエマージェンシー・サービスがセットになっており、万一の際も少ない負担額で安心を手に入れられる。具体的には、初年度に登録すれば落書き・ホイール損傷・パンク・フロントガラスの損傷が1年の間に1回補償されるリペアサービス、3年間または走行距離20万kmまで消耗品などを無償で交換できる「メインテナンス・プログラムMINI TLC.」、初回車検時に10万円分をサポートする車検費用パッケージなど。「ロンドン・パッケージ」の提供価格は3万2,000円。「BE HAPPY! パッケージ」は9月末までの期間限定で、提供価格は9万8,000円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月26日