ハリウッド映画「ゴジラVSコング」に俳優の小栗旬さんが出演することが発表されました。2018年11月より、ハワイやオーストラリアを中心に撮影が進行予定。注目の最新映画の情報をお届けします。小栗旬さん「ゴジラVSコング」でハリウッド進出映画やテレビドラマ、CMなど多岐に渡り活躍中の俳優・小栗旬さんが「ゴジラVSコング」(邦題未定)でハリウッド映画に初出演することが発表されました。日本での公開日は未定のようですが、全米公開は2020年5月22日と予定されています。『モンスター・ヴァース』シリーズの最新作映画「ゴジラVSコング」は、“東宝”・“米ワーナー・ブラザース”・“レジェンダリー・ピクチャーズ”が提携して展開されている『モンスター・ヴァース』シリーズの最新作。2014年に公開されたシリーズ1作目の『GODZILLA』、2017年に公開された『キングコング:髑髏島の巨神』が融合されたスローリーとなる予定だそう。映画「ゴジラVSコング」詳細スタッフ監督:アダム・ウィンガード製作:アレックス・ガルシア出演者アレクサンダー・スカルスガルドミリー・ボビー・ブラウンレベッカ・ホールブライアン・タイリー・ヘンリーエイザ・ゴンザレス小栗旬など作品情報原題:Godzilla vs. Kong製作年:2020年製作国:アメリカ問い合わせ先映画「ゴジラVSコング」を見に行こう俳優・小栗旬さんのハリウッド初進出となる記念すべく本作。国内外問わず人気のゴジラとキングコングシリーズの新作映画は、見逃せません。ぜひこの機会に、2020年以降公開予定の「ゴジラVSコング」をチェックしてみてはいかがでしょうか。
2018年11月12日俳優の小栗旬が、2020年公開予定の映画『ゴジラVSコング(仮)』(原題:GODZILLA VS. KONG)でハリウッドデビューすることが12日、わかった。役柄は明かされていないが、重要な役所になるという。同作は、『GODZILLA ゴジラ』(2014)より展開してきた、ハリウッド版『ゴジラ』シリーズと『キングコング:髑髏島の巨神』(2017)がクロスオーバーする「モンスター・ヴァース」シリーズの第4弾。映画史上で最も象徴的な怪獣たち、威厳あるゴジラと強大なコングが激突する。小栗は「ハリウッド映画に出演する事には、もちろん憧れがありました。それだけにそのハードルの高さも強く意識せざるを得ませんでした。しかし、本作の監督やプロデューサー、レジェンダリーの皆さんのこの作品に対する情熱に触れて、そのハードルにチャレンジしたいという大きな意欲が湧いてきました」と心境を告白。「我が国が作り出したゴジラが、広く世界の観客に愛され、自分がその作品の一部になれるという事に、今はひたすら興奮しています。演技者としてその作品世界に染まれるよう、全力で楽しみたいと思います」と語った。アレックス・ガルシアプロデューサーは、小栗の起用について「レジェンダリーと監督のアダム・ウィンガードは、三池崇史監督の『クローズZERO』『クローズZERO II』で初めて彼を見た時から、そして、最近では『銀魂』での小栗旬の仕事を高く評価している。彼がMonsterVerse(モンスター・ヴァース)シリーズの『GODZILLA VS. KONG』に加わってくれることに非常に興奮している」と明かした。撮影は、11月よりハワイやオーストラリアにて開始予定。共演者には、『ターザン:REBORN』のアレクサンダー・スカルスガルド、『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のミリー・ボビー・ブラウン、『アイアンマン3』のレベッカ・ホール、ブライアン・タイリー・ヘンリーらが決定。監督は『サプライズ』(2011)や『ザ・ゲスト』(2014)、『デスノート/Death Note』(2017)のアダム・ウィンガードが務める。日本公開日は未定だが、2020年5月22日に2D、3D、IMAXでの北米公開が予定されている。(C)2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. & LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS LLC.
2018年11月12日アダム・ウィンガードが監督する『ゴジラVSコング』(邦題未定、原題:『GODZILLA VS. KONG』)に小栗旬が出演、ハリウッドデビューを果たすことが判明した。ワーナー・ブラザースとレジェンダリー・ピクチャーズ、東宝が提携し、2014年の『GODZILLA ゴジラ』より展開してきた、ハリウッド版『ゴジラ』シリーズと『キングコング:髑髏島の巨神』(2017)がクロスオーバーする「モンスター・ヴァース」シリーズ。本作はその第4作目にあたり、ゴジラとキングコングの戦いが描かれる。小栗さんといえば、主演作『銀魂』シリーズが大ヒットしたことが記憶に新しく、これまでも『クローズ ZERO』『信長協奏曲』など話題作に出演してきた。そんな小栗さんが今回、本作でハリウッドデビューが決定。気になる役柄は明らかになっていないが、物語の重要な役どころになる模様だという。今回の出演決定に小栗さんは、「ハリウッド映画に出演する事には、もちろん憧れがありました。それだけにそのハードルの高さも強く意識せざるを得ませんでした。しかし、本作の監督やプロデューサー、レジェンダリーの皆さんのこの作品に対する情熱に触れて、そのハードルにチャレンジしたいという大きな意欲が湧いてきました。我が国が作り出したゴジラが、広く世界の観客に愛され、自分がその作品の一部になれるという事に、今はひたすら興奮しています。演技者としてその作品世界に染まれるよう、全力で楽しみたいと思います」と意気込みを語っている。また小栗さんの起用理由について、アレックス・ガルシアプロデューサーは「レジェンダリーと監督のアダム・ウィンガードは、三池崇史監督の『クローズZERO』『クローズZERO II』で初めて彼を見た時から、そして、最近では『銀魂』での小栗旬の仕事を高く評価している。彼がMonsterVerse(モンスター・ヴァース)シリーズの『GODZILLA VS. KONG』に加わってくれることに非常に興奮している」と明かしている。なお、撮影は11月よりハワイやオーストラリアにて予定。キャストには、軍隊のリーダー役で出演交渉中と報じられていたアレクサンダー・スカルスガルドのほか、ミリー・ボビー・ブラウン、レベッカ・ホール、ブライアン・タイリー・ヘンリー、エイザ・ゴンザレス、ジュリアン・デニソン、ジェシカ・ヘンウィック、カイル・チャンドラー、デミアン・ビチルらが決定している。『ゴジラVSコング』(原題)は2020年、全国東宝系にて公開予定。※北米公開は2020年5月22日(cinemacafe.net)
2018年11月12日三島由紀夫がその思想と死生観のすべてを注ぎ込んだ長編小説であり、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地で割腹自殺をする直前に、最終巻の原稿を渡したことでも知られる『豊饒の海』。この小説は『春の雪』『奔馬』『暁の寺』『天人五衰』の全4巻から成るが、根底に一貫して流れているテーマは“輪廻”だ。今回の公演では、文学作品の核心をすくいとり、舞台化する手腕に定評のある長田育恵が翻案と脚本を担当。さらに、昨年オールドヴィックシアター(ロンドン)のアソシエイトディレクターに就任したばかりの新鋭、マックス・ウェブスターが演出を手掛ける。長編小説をひとつの舞台作品として再構築するなか、三島の美しく深遠な世界観が、どのように立ち現われているのかに注目だ。いよいよ本日11月7日(水)に初日を迎えた本作で、華族の家に生まれ、幼馴染みの令嬢・聡子を愛しながらも、二十歳で世を去る松枝清顕を演じるのは東出昌大。物語が進むにつれ、清顕が転生する(と思われる)人物は別の役者が演じるが、もちろん東出の登場は序盤だけではないだろう。どういう形で舞台上に存在するのかも見どころだ。清顕の親友で、生涯を通して彼の転生に触れてゆく本多繁邦には、大鶴佐助(青年時代)と首藤康之(中年時代)、そして笈田ヨシ(老齢時代)と魅力的な配役が叶った。他にも、宮沢氷魚、上杉柊平、神野三鈴、初音映莉子ら盤石の役者たちがそろい、舞台を引き締める。本作のポスターには、海でたたずむ東出の写真と共に、「又、会ふぜ。きつと会ふ。」の文字が。その清顕の言葉がどんな意味を持つのか、ぜひ客席から見届けたい。12月2日まで紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAまで上演され、12月8日(土)・9日(日) には森ノ宮ピロティホールにて公演を行う。文: 佐藤さくら
2018年11月07日今年の「ヴィクトリアズ・シークレット(Victoria’s Secret)」(以下、「VS」)のショーにおいて、エンジェル(モデル)のエルザ・ホスクが“ファンタジー・ブラ”を着用するモデルに選ばれたことが分かった。エルザは「いままでの努力が実った。(着用モデルに)選ばれて光栄だし感謝しているわ!」と喜びを語った。昨年はライス・リベイロ、過去にはジゼル・ブンチェンやミランダ・カーなどのトップモデルが着用したファンタジー・ブラは、毎年ショーの中でひとりのモデルしか着ることができない特別でとびきりゴージャスなブラ。「ドリーム・エンジェルズ」と名付けられた今年のファンタジー・ブラは、「アトリエ・スワロフスキー」が約1億1300万円(100万ドル)分、2100個以上の合成ダイヤモンドを使用し、930時間かけて制作したもの。「VS」は11月29日に実店舗とオンラインショップでスワロフスキーのクリスタルを用いた「ドリーム・エンジェルズ」風のブラを発売することを発表している。「VS」がファンタジー・ブラを模した商品を販売するのはこれが初めてあり、「E!News」によれば、価格は約2万8000円(250ドル)とのことだ。ショーは11月8日(現地時間)、ニューヨークで開催される。(Hiromi Kaku)
2018年11月06日映画『男はつらいよ お帰り 寅さん』が、2019年12月27日(金)より全国公開される。シリーズ50作目、22年ぶりの最新作1969年に第1作が劇場公開された映画『男はつらいよ』シリーズ。主人公の車寅次郎こと寅さんと、その周りの人物たちによる、日本人の心の原風景を描いた作品だ。公開から50周年、シリーズ50作目となる『男はつらいよ お帰り 寅さん』は、前作より22年ぶりとなる新作。新撮された登場人物たちの”今“を描く映像と、4Kデジタル修復されて蘇る寅さんのシリーズ映像が見事に紡ぎ合う、新たなる『男はつらいよ』が描かれる。ストーリー小説家の満男は、中学三年生の娘と二人暮らし。最新著書の評判は良いが、次回作の執筆にはいまいち乗り気になれないモヤモヤした日々。なぜか夢の中には、初恋の人・イズミが現れ悩み出す始末だ。そんな時、妻の七回忌の法要で実家を訪れた満男は、母・さくらと父・博たちと昔話に花を咲かす。いつも自分の味方でいてくれた伯父・寅次郎との、騒々しくて楽しかった日々。あの寅さんへの想いが、蘇る―。マドンナ“リリー”浅丘ルリ子や倍賞千恵子などおなじみのキャストキャストは、前作よりシリーズをよく知る俳優陣が集結。寅さんの妹“さくら”役の倍賞千恵子をはじめ、さくらの夫“博”役の前田吟、寅さんをおじさんにもつ“満男”役の吉岡秀隆が登場する。また、満男の初恋相手“イズミちゃん”は、23年ぶりの銀幕復帰となる後藤久美子が務める。さらに、シリーズの目玉でもあるマドンナ“リリー”役を浅丘ルリ子が演じるほか、第43作『寅次郎の休日』のマドンナでイズミちゃんの母“礼子”を務めた夏木マリも出演する。そのほか、松野太紀、富田望生、倉島颯良、中澤準、田中壮太郎といった近年注目を集める実力派キャストが出演。いずれもシリーズ初参加となるが、松野太紀と田中壮太郎は近年、山田監督の映画や舞台に出演してい る山田組の常連となっている。山田洋次が語る最新作について『男はつらいよ お帰り 寅さん』のストーリーについて、監督を務める山田洋次は、「物語の主軸は、満男が20数年ぶりにイズミに再会し、もう一度恋の炎が燃えあがるけれども、それぞれが家庭を持っている中で葛藤しながら別れていくところ。満男が思春期から大人へ成長する中で、寅さんというおじさんがいたことによってどんなに救われたかわからない。また、おじさんの役割や大切さを今にして思う。そういう思い出を、スクリーンの中に展開したい」と語った。サザンオールスターズの桑田佳祐が主題歌&オープニング出演昭和から平成へと、音楽界をリードしてきた桑田佳祐と映画界をリードしてきた山田洋次。そんな2人のタッグが『男はつらいよ お帰り 寅さん』で実現した。もともと桑田さんは、かつて自身のテレビレギュラー番組に「音楽寅さん」というタイトルをつけるほど寅さんや山田洋次のファンであった。一方で、山田はテレビ番組で「男はつらいよ」を歌う桑田の映像を目にした際に「実にうまい!」と絶賛していたという。最新作に向けて桑田に熱いラブレターを送り、その気持ちを受け取る形で今回の出演&主題歌決定へと繋がった。【詳細】映画『男はつらいよ お帰り 寅さん』公開日:2019年12月27日(金)原作・監督:山田洋次脚本:山田洋次、朝原雄三出演:渥美清、倍賞千恵子、吉岡秀隆、後藤久美子、前田吟、池脇千鶴、夏木マリ、浅丘ルリ子、美保純、佐藤蛾次郎、桜田ひより、北山雅康、カンニング竹山、濱田マリ、出川哲朗、松野太紀、林家たま平、立川志らく、小林稔侍、笹野高史、橋爪功
2018年11月04日長田育恵脚本、マックス・ウェブスター演出で初演される『豊饒の海』。三島由紀夫最後の長編小説の舞台化とあって、全容が注目される舞台だ。本番を1週間後に控え、熱を帯びる稽古場を取材した。稽古前、ウェブスターが「楽しんでいきましょう」と全員に声をかけ、1幕の通しがスタート。小説『豊饒の海』は、松枝侯爵の令息・清顕のはかない生涯を描いた第1作『春の雪』と、清顕の親友・本多が清顕の生まれ変わりと信じる3人の人物、勲、ジン・ジャン、透をそれぞれ主軸とする『奔馬』『暁の寺』『天人五衰』の、全4作からなる60年の物語。今回の舞台版では冒頭、清顕役の東出昌大、勲役の宮沢氷魚、ジン・ジャン役の田中美甫、透役の上杉柊平が登場する。まず東出が前に立ち、続いて宮沢が竹刀を構え、次に田中が俊敏にポーズを決め、そして上杉が現れ……。ひとりひとり、他の者に入れ替わるかたちで前に出る。小野寺修二のステージングで物語全体を象徴的に表すオープニングだ。やがて再び東出が歩み出て、場面は『春の雪』に。優美な環境で育った清顕の憂いと倦怠感を、東出は美しく表現。そんな清顕と華族の聡子(初音映莉子)の一筋縄ではいかない恋を、大鶴佐助演じる本多が、誠実に、そして心配げに見守る。ただし、この舞台は時系列通りには進行しない。大鶴の後ろから、同じ本多の老年時代を演じる笈田ヨシが姿を現す。そして始まるのは、老人となった本多が友人・慶子(神野三鈴)を伴い、透のもとを訪れる『天人五衰』の場面。上杉が演じる、16歳らしい若々しさと苦労を経験した者ならではの落ち着きを併せ持った透の脇腹に、本多は清顕と同じ3つの黒子を発見する。しばらく『春の雪』と『天人五衰』の場面が交互に展開した後、舞台上には、本多の中年時代を演じる首藤康之の姿が。今度は『奔馬』の場面だ。神社で行われた剣道の奉納試合で精彩を放つ勲と出会う本多。宮沢が演じる危ういほどに真っ直ぐな勲の脇腹に、本多は3つの黒子を見つけ……。つまりこの舞台では、複数の時代の物語が並行して進んでいく。2幕ではさらに『暁の寺』の物語も加わって、クライマックスへと向かうようだ。これら全ての目撃者となるのは、大鶴、首藤、笈田の3人が演じ繋ぐ本多。大鶴演じる本多が清顕を相手に100年後について語る場面を、笈田は舞台脇から真剣な眼差しで見つめていた。三島が、死に魅入られていく清顕らを能のシテ、全てを見つめる本多を能のワキに見立てたと言われる本作。それだけに、今回の舞台美術は、下手側に通路のついた、能舞台を思わせるものとなっている。聡子が手折る草花や清顕が手にする木の枝を演者がその場で差し出すなどの演出にも、能に通じる部分がありそうだ。夢の場面などで繰り広げられる舞踊的な黙劇も見どころとなるだろう。身体と言葉で幻想的に紡がれる舞台『豊饒の海』。その生々流転のドラマから、目が離せそうにない。公演は11月3日(土・祝)より、東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAにて。取材・文:高橋彩子
2018年11月02日『春の雪』『奔馬』『暁の寺』『天人五衰』の4冊からなる、三島由紀夫の長編小説『豊饒の海』。その舞台化が、てがみ座の長田育恵の脚本、ロンドンを拠点に活躍するマックス・ウェブスターの演出により実現する。そこで美しき夭逝の青年・松枝清顕を東出昌大が、清顕の魂を受け継ぐ若者・飯沼勲を宮沢氷魚が演じる。【チケット情報はこちら】三島作品を愛読するという、三島ファンである東出は『豊饒の海』というタイトルを聞いた時、「その壮大なスケールに戸惑い、恐れのようなものを感じました」と明かす。また宮沢も「4作全部ということで、これをどう舞台化するのか。その疑問はなかなか拭えませんでした」と続ける。だが今ふたりは、不安よりも楽しみの方が大きいのだと言う。その理由が……。ひとつは演出のウェブスターの存在。本稽古前にワークショップを行った際、彼がこう切り出したそう。「僕はみんなよりもちょっと有利な部分がある」と。その時のことを東出は「日本人は“三島”というのを神格化している部分があるけれども、彼はそれを知らずに原作を読み、舞台化出来ると思ったそうなんです。さらに“やることは人間のドラマを描くことだ”と。まさしくそうだと思いますし、血の通った人間のドラマとして描くことで、より生き生きとした『豊饒の海』が出来るのではと思います」と期待する。さらにもうひとつの理由が、大胆に翻案した長田の脚本だ。「長田さんが本当に上手に、4作の素晴らしいところを汲み取ってひとつの作品にしてくださいました。まるで新しい作品にも思えるほどです」と宮沢。さらに東出も「原作は三島の遺作であり最高傑作なので、文学的な表現がブイブイ」と笑い、「ただ今回は舞台だけで絶対に伝わると思いますし、初見の方でも安心して観ていただけると思います」と太鼓判を押す。それぞれ演じる清顕、勲という人物をどう捉えているのか問うと、東出は「4作全部読んでもわからない。それが正直なところです。でもそのわからないってところが、多分に魅力的に映る人物なのだと思います」と、謎めいた清顕像を三島ファンらしく紐解く。また宮沢は、「勲は覚悟がはっきりしていて、ピュアで、正義感に溢れた人物。そういった部分は大事にしていきたいですし、青年から大人になっていく、その変化もうまく表現していけたらなと思います」と難役への意欲を見せた。彼らの肉体を通し、三島の魂がどう体現されるのか。11月の開幕が待ち遠しい。公演は11月3日(土・祝)から12月2日(日)まで、東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA、12月8日(土)・9日(日)大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演。取材・文:野上瑠美子ヘアメイク(東出):廣瀬瑠美ヘアメイク(宮沢): 川端富生スタイリスト:林 道雄
2018年09月27日長引く経済不況に、超がつくほどの少子高齢社会の到来……。これから私たちが迎える“未来の年表”は不安だらけ。「人生100年時代」といわれるいま、50代女性を待ち受ける未来は、明るいものばかりではないようだ。年代別にどんな時代なのかを見てみよう。■2020年代「『2025年問題』が勃発!5人に1人が後期高齢者へ……」東京五輪という一大イベントで幕を開ける2020年代。だが、その後の見通しは決して明るくない。何より大きなトピックは、「2025年問題」。人口のボリュームゾーンである団塊の世代が75歳以上となり、全人口の5人に1人が後期高齢者という時代になるのだ。当然、認知症患者も激増。「介護離職」や「介護難民」はますます増加すると予想される。他方、少子化による人口減もいよいよ本格化。2015年発表の国勢調査では、調査開始以来、初めて人口が減少したことが明らかになったが2020年以降もその回復は期待できない。少子化によって子どもを産む年代の女性の絶対数が減少しているため、女性1人あたりの出生率が多少回復したところで、出生数は取り戻せないのだ。65歳以上の前期高齢者も含めれば、3人に1人が高齢者になる2020年代。高齢者をめぐる諸問題は、もはや誰にとっても「人ごと」ではなくなるのだ。■2030年代「地方からは銀行、百貨店、医療機関が消え、街の風景も一変」自身も高齢者の仲間入りをする2030年代になると、生産年齢人口(15〜64歳)、なかでも若年世代はさらに減少していく。「厚生労働省白書」(2015年)では、2035年には男性の3人に1人、女性の5人に1人が生涯結婚しないと推測されており、その改善はますます難しいものになるだろう。さらに、いまも昔も、若者は都市部へと流れていくもの。それによって多くの地域で生産力が不足。地方の衰退はさらに広がり、これまでは離島やへき地で顕著だった医療問題などが、より広範囲で起こってきそうだ。地域によっては一般的な医療だけではなく、スーパーや金融機関といった、生活に欠かせないサービスすら受けられなくなる可能性がある。人口減少による社会構造の変化が、これまでの私たちの生活のあり方に大きな影響を与えてくる時代。生活防衛のためには、定年を迎えた後でも、可能な限り「現役」でいる気概が求められそうだ。■2040年代「『8050問題』も深刻化し、穏やかな老後は夢のまた夢」高齢者の数がピークを迎える2040年代。ここで注視すべきなのは、なんといっても「8050問題」だろう。ひきこもりやニートの高齢化は現在でもすでに指摘されているが、ついには「80代の親が、50代の子どもを支える」(=8050問題)といった危機的な状況が発生するというのだ。ちなみに内閣府が2010年に行った「若者の意識に関する調査(ひきこもりに関する実態調査)」によると、ひきこもりになったきっかけは「職場になじめなかった」「病気」がともに23.7%で1位。たとえ、わが子がいまは学生生活を楽しんでいても、その後困難な状況に遭遇し、ひきこもってしまう可能性は大いにある。自身も立派な後期高齢者に仲間入りするこの時代。自分の亡き後でもわが子が一生暮らせるような資産を残すのは困難だが、少なくとも、人生の幕引きくらいは自らの手で行う必要がありそうだ。不安だらけの未来だが、いまからきっちり備えることが「人生100年時代」を乗り切るためには大事だ。
2018年09月09日“国民的人気コメディ映画”『男はつらいよ』。この度、シリーズ50作目となる最新作の製作を行うことが9月6日の昨日、都内で行われた会見で明らかになった。『男はつらいよ』シリーズは、1969年8月に第1作が劇場公開。特別篇を含む全49作が製作され、“寅さん”こと車寅次郎は、時代も世代も超えて愛され続けている。来年、記念すべき50周年を迎える本シリーズだが、これを記念し、『男はつらいよ』50周年プロジェクトの始動が決定。本プロジェクト発表会見では、50年目にして、50作目となる22年ぶりの新作を製作することが明かされ、「10月中旬から撮影所や柴又など、寅さんゆかりの地で都内ロケ開始」「主演は渥美清さん」「倍賞千恵子、前田吟、吉岡秀隆を始めとしたくるまやお馴染みの人物が登場」という概要も発表された。今回の新作決定に、「一体、どうやって…!?」「まさかの50作品目が来年みれるとは」「男はつらいよの新作は何にしても楽しみ」と期待する投稿が寄せられている。また、Twitterでは「#こんな寅さんの新作は嫌だ」というタグがトレンドに上がり、このタグを付け、「魔界編」「寅さん公務員になるの巻」「寅さんがセリフの中にしか登場しない」「寅さんがゾンビ化して源公を襲う」「男はつらいよ寅次郎vs桃次郎」「ずっとTwitterしてる寅さん」「エンディングでアクションのNGシーンが流れる」などと想像力豊かなツイートもされている。会見に登壇した山田洋次監督は、「フランソワ・トリュフォー監督が『大人は判ってくれない』のジャン=ピエール・レオーを20年後に起用して青春映画を作っていたが、『男はつらいよ』は毎年毎年、継続して年に2回ずつ成長の記録を追いかけてきた。一人の少年の精神世界の成長を描いて大人になってしまうまでを、なんとかして映画にして、面白く伝えられないか。何年も前から考えていたことが、50周年を機に実現できる」と新作への思いを明かし、「主演はあくまでも渥美清であることが大事。その上で、いま、僕たちは幸せかい?との問いかけが、この作品のテーマになるんじゃないかと思う。新作の中で、この映画の全ての登場人物に観客は出会えるんじゃないかと思っている」とコメントしている。一方、シリーズで諏訪さくらを演じた倍賞千恵子は、「新作のお話を聞いたときに、『えっ、お兄ちゃん(寅さん)いないのに、どうするんだろう?』と驚いた」と心境を明かしつつ、「もしお兄ちゃんがどこかで見ていたら、『おい、さくら、まだ山田監督と映画を作るんだよ』と言っているような気もするんですね」と話し、「23年ぶりに諏訪家のみんなと映画を作ることができて嬉しいです」と喜びを語った。なお、新作製作のほかにも、これまでの全49作の4Kデジタル修復やテレビ放映、展覧会、小説の出版などの数々のプロジェクトも始まるようだ。『男はつらいよ』50作目となる最新作は、2019年全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2018年09月07日今回はマンションとピアノについてお話したいと思います。東大生の多くがピアノを習っていたといわれ、実際に「東大家庭教師友の会」が実施したアンケートによるとピアノを習ったことのある人は東大生100人中47人いたそうです。大人気のピアノですが、実はマンションにとっては悩ましい存在です。■ ピアノを子どもに習わせたい親は多いマハロ / PIXTA(ピクスタ)音域が非常に広いピアノは「楽器の王」と呼ばれ、オーケストラで使用するどの楽器よりも高い音や低い音が出すことができます。また10本の指で同時に違った音を出すことができるので、様々な楽器の組み合わせで美しいメロディーを奏でるオーケストラを一人で演じてしまうことも可能です。ピアノを演奏するためには楽譜を読み込んで、その内容を指で再現しなければなりません。その際には右手と左手が異なる動きをしなければならず、さらに足でペダルを踏む必要もあり、脳に与える影響が素晴らしいと脳科学者たちが絶賛しているといいます。そのため子どもにピアノを習わせたいと考えている親は多いようです。習い事として大人気のピアノですが、集合住宅であるマンションにおいては実に悩ましい存在です。■ 最も多い問題は音さなさな / PIXTA(ピクスタ)マンションとピアノの関係で最も問題になるのはやはり音です。マンションにおける音の問題といえば上下階の足音ばかり取り上げられがちですが、実は音というものは両隣や周辺地域にも伝わりやすいのです(フロント時代に近隣の戸建から苦情を受けたことは何回もあります)。ピアノの音はペットの鳴き声とともに苦情になりやすく注意が必要です。ピアノに限らず楽器は音が大きいため、今では物件ごとに独自のルールを定めている事例が大半ではないかと思います。私がフロントをしていたマンションにおいては演奏可能な時間帯を使用細則において定めていましたが、それに加えて「打楽器は不可」といったように楽器の種類を限定しているような物件もあるようです。完全な「防音ルーム」が設置された物件は筆者はまだ1例しか見たことがありません。■ 床材に多大な影響を与えるピアノの重量yakiniku / PIXTA(ピクスタ)ピアノが持つ意外な問題点は、その重量です。ピアノは大きくて重く、アップライトピアノでも180kg前後から重いものでは200kgを超え、グランドピアノともなると200kg以上があたりまえです。その重さをアップライトピアノでは4点のキャスター、グランドピアノでは3点の脚とキャスターで支えているため、それぞれの支点では相当な重量がピンポイントにかかってきます。yakiniku / PIXTA(ピクスタ)床材に与える影響は甚大なものがあるため、特に賃貸においてはピアノを禁止している物件も数多く存在します。こういった問題を解決するため、インシュレーターや床補強ボードといった様々なものが開発されています。またアップライトピアノにおいては、地震における転倒防止策も必要です。■ 最大の問題は室内への搬入マンションにおけるピアノの最大の問題は搬入です。マンションの共用廊下は広々としていますが、ピアノは厚みがあるため角を曲がりにくく立ち往生しがちです。たとえ廊下を抜けることができたとしても、今度はエレベーターには入るかどうか微妙です。さらには玄関ドアから室内まで通過させられるかという問題もあります。そのため現在では、クレーンで釣り上げてバルコニーからリビングへ搬入する場合が多いようです。この場合はバルコニー側にクレーンが停車できるだけのスペースが必要となってきます。しかし無関係な住戸では本来何もないはずのバルコニーの奥にいきなりクレーンの先端が出現し、度肝を抜かれることになります。あらゆる手段を尽くしても搬入が無理な場合、いったん解体して室内で組み立てたりするそうです子どもに楽器を習わせるのは悪いことではありませんが、これがピアノとなると派生する問題が大きくなります。「東大に入るための最強の習い事はピアノ」などという見出しに踊らされることなく、くれぐれも冷静に判断することをオススメします。
2018年08月24日2018 PARCO PRODUCE “三島×MISHIMA”シリーズの『豊饒の海』に続く第2弾として、この秋上演される舞台『命売ります』。原作は、三島由紀夫作品のなかでも文庫版(1998年刊行)が累計発行部数29万部超のうち25万部は15年以降の重版という、今改めて注目を浴びる小説。脚本・演出はノゾエ征爾。【チケット情報はコチラ】主演の東啓介と、上村海成に話を聞いた。物語は、ある日ふと「死のう」と思い立ち服毒自殺を図るも未遂に終わった主人公・羽仁男(はにお)が、「命売ります」という新聞広告を出すことから動き出す。すると訳ありげな怪しい男女がつぎつぎに現れ……。原作を読んだ東は「羽仁男は僕が今まで読んできた主人公とは違いました。“自分はこうしたいから進むんだ!”ではなく“もうどうでもいい”からはじまって、そこから人が変わっていく、それがすごく素敵だと思いました。作品として、今やる意味というのものもあると思っています」。上村も「登場人物がみんな別の生き方をしていて、自由な生き様のようなものを感じました。今って“多様性を認めよう”と言ってる割に、みんなの意見に賛同しないといけない空気があるように感じます。その中でこうやっていろんな人がいるのを見ると、そんなに縛られなくていいんじゃないかと思ってもらえるんじゃないかな」。東が演じるのは羽仁男、上村が演じるのは母親のために羽仁男の命を買いに来る高校生・井上薫。役について東は「実はもともとテニスのインストラクターになりたかったのですが、それが怪我でできなくなってしまったときに“今までの時間ってなんだったんだろう”“自分が生きている意味ってなんだろう”と考えたことがあります。僕はそこで芝居というやりたいことを見つけたのですが。誰もが1度は死にたいとかもう嫌だとか思ったことがあると思うので、今回はそこから考えていければいいなと思っています」、上村は「僕の役は、すごく素直にお母さんのためにやっているのですが、それがまっとうじゃなく感じられるほどの真っ直ぐさなので。そうなるくらいに自分も役に没頭していかなければと思っています。真面目な中にも怖さを孕んでいる。簡単には演じられない役だと思います」。人気2.5次元作品やミュージカル作品で次々と主演を務める東、NHK連続テレビ小説『半分、青い。』で主人公の弟・楡野草太役でも注目を集める上村。若手として伸び盛りのふたりが、今作では手練れのキャスト陣にズラリと囲まれる。それについて東は「プレッシャーはめちゃくちゃ感じます(笑)。でも主演として引っ張れるところは引っ張っていきたいです」と意気込む。ふたりの挑戦にも期待しつつ開幕を待ちたい。公演は11月24日(土)から12月9日(日)まで東京・サンシャイン劇場にて上演。取材・文:中川 實穗
2018年08月21日マウジー(MOUSSY)の2018-19年秋冬は「オルタナティブ・エレガント(Alternative/Elegant)」がテーマ。50年代のハリウッド女優をミューズに掲げ、フェミニンでクラシカルなアイテムをマウジーらしいデニム、ミリタリーといった要素とミックスしてスタイリングする。鍵を握るのは、ライダースジャケットにジーンズを合わせた、マウジーを代表するクールなスタイル。また、ロングコートや花柄のワンピースをメインにした、今季のムードを反映したコーディネートにも注目だ。展開に先駆け、2018-19年秋冬のビジュアルが公開。フォトグラファーは、ポラロイドアーティストとして知られるマリポル(Maripol)を起用した。マリポルは、アンディ・ウォーホルやジャン=ミシェル・バスキアと親交を深めたことでも知られ、マドンナの「ライクアバージン(Like a Virgin)」のアルバムカバーデザインとスタイリングを担当した“伝説のフォトグラファー”だ。なお、キャンペーンビジュアルは、2018年8月3日(金)よりマウジーオフィシャルサイトおよびソーシャルネットワークのオフィシャルアカウントなどで公開され、The SHEL’TTER TOKYO 表参道原宿店の巨大ビルボードにも登場する。
2018年08月06日俳優・東出昌大が、11月より上演される三島由紀夫原作舞台「豊饒の海」で主演を務めることが決定。若手からベテランまで、東出さんとMISHIMAの世界を共に創りあげる共演者も発表された。本舞台は2018PARCO PRODUCE “三島×MISHIMA”シリーズの第1弾で、この秋、三島氏の絶筆の書である「豊饒の海」と、エンターテインメント性にあふれた「命売ります」の2作品の舞台化に挑む。第1弾を飾る「豊饒の海」は、第一部「春の雪」、第二部「奔馬」、第三部「暁の寺」、第四部「天人五衰」の全四作からなる長編小説だが、今回舞台では、全四作を一つの舞台作品として創作するという、前代未聞の意欲作。てがみ座主宰の長田育恵が脚本を手掛け、ロンドンのオールドヴィック・シアターのアソシエイト・ディレクターで、ロンドンのネクストジェネレーションのトップを走るマックス・ウェブスターが「メアリー・ステュアート」以来、3年ぶりに日本で演出。三島由紀夫文学作品を大胆翻案する。主演を務めるのは、現在主演映画『OVER DRIVE』が公開中、今後も『パンク侍、斬られて候』『菊とギロチン』『寝ても覚めても』など出演作の公開が続々と控えている人気俳優の東出昌大。三島由紀夫の「美」の象徴とも言うべき松枝清顕役という大役に挑む。今回、初舞台となった2015年上演の「夜想曲集」以来、3年ぶり2度目の舞台出演となる東出さんは、「思春期より三島由紀夫の虜になり、その作品の多くを読んできた私は、『豊饒の海』の舞台化を聞き震えました。役者になって最大の試練になると思います」と心境を明かし、「持てる全てを注ぎ込みます。三島世界の再現を、楽しみに待っていて下さい」と力強いメッセージを寄せている。また、清顕の影を追い続ける男・本多繁邦を、本作では青年時代、中年時代、老齢時代と3人の俳優が演じる。まず老齢の本多は、ベテラン俳優の笈田ヨシ。中年時代の本多は、バレエダンサーの首藤康之。そして若年時代の本多は、芥川賞受賞作家・唐十郎を父に持つ若手俳優の大鶴佐助がキャスティング。3つの黒子を持つ清顕の生まれ変わりとして登場するのは、ドラマ「コウノドリ」へに出演が話題となり、今年7月マームとジプシーの新作「BOAT」で初主演&初舞台を踏む宮沢氷魚、『一週間フレンズ。』『リバーズ・エッジ』などに出演する上杉柊平ら若手俳優が抜擢。さらに、神野三鈴、初音映莉子と実力派女優も参加する。第一部から第四部、それぞれが小説として完結しているが、この四作を通して通奏低音のごとく響くのは、「輪廻」という言葉。第一部「春の雪」で、「又、会ふぜ。きつと会ふ。滝の下で」ということばを残し、20歳で生命を落とした男・松枝清顕。彼の影に取り憑かれた男・本多繁邦。本多の人生に松枝清顕の生まれ変わりとして登場する3つの黒子の人々。四作を通して、夢と転生を描く壮大な物語だが、「清顕」を追い求めた本多にとって、彼の存在はなにを象徴していたのか、そしてなぜそこまで清顕に執着したのか――。60年後、晩年の本多は清顕との恋が成就せず、仏門に身をおいた聡子を訪るが、聡子は「清顕など知らない」と言う。全てが夢だったのか?自分のこれまでの清顕への執着は何だったのか?というのが「豊饒の海」の結末。本舞台では、清顕という美に憧れ続け、取り残されてしまった人間、本多繁邦を軸に、三島氏が最後に描いたこの「豊饒の海」という世界を、いまを生きている我々の人生という「普遍」の世界に投じていくという。2018 PARCO PRODUCE “三島 × MISHIMA”「豊饒の海」プレビュー公演は11月3日(土)~5日(月)、本公演は7日(水)~12月2日(日)紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAにて上演。12月8日(土)~9日(日)森ノ宮ピロティホールにて上演。(cinemacafe.net)
2018年06月27日『銀魂』の福田雄一監督が山田孝之と長澤まさみをW主演に迎えて王道ラブストーリーに挑む『50回目のファーストキス』。この度、2人のラブラブぶりが伝わってくる、自撮り満載のラブショット画像が一挙に解禁となった。本作は、ハワイのオアフ島を舞台に、事故による後遺症で新しい記憶が1日で消えてしまう短期記憶障を抱える瑠衣(長澤さん)と、そんな彼女にひと目惚れしたプレイボーイのツアーコーディネイター・大輔(山田さん)との運命の恋を描いた大人のラブストーリー。■山田孝之、ガッツリ共演は「ほぼ初」長澤まさみは「非常に頭の回転が速い人」山田さんと長澤さんといえば、社会現象にまでなった「世界の中心で、愛をさけぶ」のドラマ、映画にそれぞれ出演してブレイク。その後、2007年に映画『そのときは彼によろしく』で初共演した。2017年のドキュメンタリードラマ「山田孝之のカンヌ映画祭」でも数シーン共演し、長澤さんがナレーションを務めたが、本作では約11年ぶりの本格再共演。山田さんも「しっかりとコミュニケーションをとるのは、今回がほぼ初といっていいくらいです。大輔が瑠衣のことを知ろうとするのと一緒で、僕も1か月、(長澤さんが)どういう人なんだろうと観察はするんですが、僕の中では割とイメージ通りでした」と言う。「なかなか1つの言葉では表せないですけど」と前置きしながら、「非常に頭の回転が速い人で、何か言葉を言ったときにすごく早く処理するんですけれど、その落としどころがちょっと変わっている」と長澤さんについての印象を明かした。一方の長澤さんは、「最近のとってもユーモアのある山田さんのお芝居を今回すごく楽しみにしていたので、やっぱりさすがだなぁというふうに思う日々でした。どれだけ引き出しがあるんだろうと思わされる山田さんのお芝居が一緒に演じていてもとても楽しい、と思いました」と撮影をふり返っている。そんな本作から今回解禁となる写真は、記憶障害を抱えた瑠衣に、あの手この手を使って“毎日”愛を告白し続ける大輔の機転と努力により、“毎日”結ばれていく2人の思い出のラブショット7点。パイナップル畑や夜景、公園での自撮り写真、博物館でのお遊びショット、ビーチでのデート写真など、大輔と瑠衣の携帯に収められた写真の数々は「こんな恋愛してみたい!」と憧れるような愛に満ちあふれたカットばかり。瑠衣を愛し続ける大輔と、自分の存在が大輔の夢を邪魔しているのではと苦しむようになる瑠衣。2人の恋の行方は…?涙なしでは見られない、珠玉の恋愛映画に引き続き期待していて。『50回目のファーストキス』は6月1日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:50回目のファーストキス 2018年6月1日より全国にて公開© 2018 『50回目のファーストキス』製作委員会
2018年05月20日―料理人になって50余年。振り返ってみて、18歳のときに今の自分の姿は想像できたでしょうか?それは難しいですね。誰も将来の自分を想像することはできないですよね。でも振り返ってみて、毎日健康でいられることにただひたすら感謝しています。それから素晴らしい家族、仲間がいること、一緒に仕事をしてくれるパートナーがいることに心から感謝をしています。毎日メニューを考えたりすることなど、この職業は集中する必要があります。そこに対して少しフラストレーションを感じることもあるけれど、それは職業の宿命として受け止めている。50年やっても、そう思いますね。―1981年にサン=テティエンヌでレストラン【ピエール・ガニェール】をオープンした後、5年後の86年に2つ星、93年に3つ星を獲得。ご自身のキャリアの中で、どんどん評価があがってきたときにどう感じられましたか?2つ星がつく少し前に日本に初めて行ったことを覚えています。ミシュランの星の獲得については特にそれについて考えることはなく、とにかく目の前の仕事をするのみでした。評価は自分でするものではなく、他者の評価で初めて成り立つもの。自己満足でもいけない。自虐的でもいけない。そのバランスを保ちながら自信を持ち続けることが必要です。よく言われるけれど、人生というのは常に新しいスタートの連続だととらえています。毎日自分自身をこうするんだという自分への説得、あるいは、他の人を説得し続けることも必要。よりよい仕事を保つことのエネルギーが必要。その連続なのです。厨房で料理を盛り付けるピエール・ガニェールシェフ。日本の【ピエール・ガニェール】赤坂洋介シェフがサポート―とはいえ、いろんな声が入ってしまうから、バランスを保つことは難しいと思います。どうやってブレないような状態にされているのでしょうか?謙虚であること。人の話を聞くこと。集中しつづけること。流行にとらわれすぎないこと。今という時代は情報が溢れていて、毎日のように“また新たな天才が生まれた”というようなニュースに触れるわけですが、周りで起こっていることに注意を払いつつ、決してそれに振り回されることなく自分の芯となる部分は保つことが大切です。自分をよい状態にするには、ある程度のストレスも大事だと思っています。でも、ストレスがありすぎるのはダメです。また、私自身は“ナンバーワンシェフではない”ということを受け入れているつもりです。確かに名前が知られているかもしれませんが、常に批判もある。それにいちいち振り回されていては気が狂ってしまいます。批判はありつつも動じない。どこででもナンバーワンと認められるわけではない、それを認める、ということです。―ガニェールさんのお料理は前衛的でアーティスティックな料理という印象があります。一番最初にご自身のお店に立たれたときから、明確な料理のイメージはあったのでしょうか?自分の名前の店をやるときというよりもさらに前、父親の店を継いだ後、1977年に自分のために料理をしようと思ったんです。そう思ったとき、今までとは違うやり方で料理をしないといけないと感じました。さらに先を追及したい、違う組み立て方をしないといけないと思った。しばらくしてから初めて日本を訪れて日本料理を食べたときに、5-6年前から探していたのはこれだったんだ!と大きな発見がありました。料理に限らず絵画、陶芸、花・・・・・・。ほかの様々な芸術のように、料理を通して自分の感情を表現したいと気づいたのです。この日即興でガニェール氏がつくった一皿。インタビューしたのは4月末。春の生き生きとした食材がにぎやかに皿を彩る―その体験は、ガニェールさんに影響を与えた、ということでしょうか?”影響”、ではなく、”共鳴”と言うのでしょうか。多くの欧米の料理人がおかしてしまった過ちは日本の文化をコピーをすること。例えば洗練されたプレゼンテーションをまねする、というようなことは危険だと思います。私自身はそういう風に影響を受けたというつもりはありません。それより、日本の文化に触れたことによって、哲学的な親近感を感じた、ということです。―振り返ったときに日本に最初に来たときの体験は、やはりすごく印象的な出来事だったんですね。若いころは何かをつくり上げて、それが何を意味するかというのに気が付くことはできない。けれど、それをもとにだんだん人生が積み上がり、それが人のヒストリーとなっていく。この経験がその時期最も重要だったかはわからないけれど、強く記憶に残っているのは確かです。遠くに見える山、そしてビル群が東京らしい景色。【ピエール・ガニェール】の窓際は絶景を望める―日本の魅力はなんですか?少し矛盾している国だというところ。1つの側面は素晴らしく洗練されたものを持っていて、美しくて、純粋で、ピュア。建築の中にも見えますし、寿司店のカウンターの木のクォリティの良さ一つとってもそうです。洋服もそうです。しかし、その一方で猥雑な面も持っていると思います。日本の洗練された部分は年を重ねるごとにどんどん理解できるようになった。けれどゲームや漫画、という我々と異なる文化、それから男女関係などは私には不思議に映るところがある。そこが面白いです。―男女関係ですか??僕は専門家ではないので、そこは詳しくは語りませんが(笑)シックで落ち着いた店内―50年という年月を通じて、料理に対する変化というのはあったのでしょうか?ありますね。長いこと、料理は私にとって一種のセラピーのようなものでした。料理を通して精神を表しているような。料理を通して自分の人生を写しているような感覚です。ただ、現在は料理自体が私の人生そのものであることに変わりはないのですが、そこに対する恐怖感というのは減ったように感じます。また初めてロンドンに海外展開をしたときから変わったことがありました。以前はすべて自分でメニューを考えて書いたら、自分で料理をしていました。けれど今は私がメニューを考えて各国のシェフたちがさらに私の考えを翻訳して料理をつくっています。それで良くなるときもあれば、そうでないときもある。そこも変化した部分ですね。―日本では赤坂洋介シェフが翻訳をしているということですね。赤坂シェフは昔、料理の仕方がとても日本的だった。けれど彼も年齢を重ねて自分自身のスタイルというのが少しずつ出てきて、日本人的なやり方とフランス文化のうまい感じの組み合わせになってきた。前よりもずっとシンプルな料理になってきていますし、味覚もより繊細になってきている。私は本当にそう思っていなければ言いませんが、赤坂シェフは才能があると思います。赤坂シェフがつくる春の一皿―料理人に必要な才能はなんだと思いますか?勇気を持つこと。精神的に強いこと。人が好きなこと。最後のほんのわずかな部分が、生まれつきの感覚なのだと思います。―今、ご自身が興味を持っている国や食材、調理法などがありましたら教えてください。いろんなものに興味はありますが、特にこれ、というものはありません。例えば私の兄弟は他人のことを良く観察しているな、と思いますが、私自身は人のことを観察しません。それは私の欠点かもしれませんが、私は私の考えをもとに料理をつくる。確かに少しは何かの影響をうけることもありますが、人のことは人のこと。ほかからなにか情報を得る、影響を受けるということに時間を割いているつもりはありません。私は私自身の個人的な感情を料理にしている。そこに加えて、ここ数年は自分を取り囲む人に応じながら料理をつくっているという感じです。インタビューのときに、心の奥底から言葉をひとつひとつ救い上げるように答えてくれたピエール・ガニェール氏。来日時には店内のスタッフ、一人一人への気遣いも忘れない―最後にこれからチャレンジしたいことはなんですか?特にないですね。ひとつあるとすれば、毎日の暮らしのなかで素晴らしい瞬間をつくるということ。毎日を面白いものにしていくこと、だと思っています。―シェフの毎日は、すでに素晴らしいことに出会う環境にいらっしゃると思ってしまいます。でも、自分でそれは仕向けていく必要がありますよ。たとえば今この瞬間もそうですけれど、色々な出会いに対して、きちんきちんとその瞬間に向かい合うということだと思います。きちんと話を聞いてくれる人には耳を傾け、誠意をもって対応する。意識をしなければそういう面白い瞬間をつくれないと思います。
2018年05月18日「嵐」が豪華ゲストを迎え、さまざまなスタジオアトラクションで対決する大人気バラエティ「VS嵐」。5月17日(木)の放送ではCDデビューを控えた「King&Prince(キング アンド プリンス)」が初参戦、先輩「嵐」と“ジャニーズ対決”を繰り広げる。5月23日(水)に「シンデレラガール」でCDデビューを果たすジャニーズ期待の新グループ「King&Prince」。2015年、平野紫耀、永瀬廉、高橋海人の3人による「Mr.King」と、岸優太、岩橋玄樹、神宮寺勇太の3人による「Mr.Prince」が合体し「Mr.King vs Mr.Prince」として誕生した同グループは、その後、歌番組やバラエティへの出演、結成のきっかけともなった「ジャニーズ銀座」公演を行うなど各グループごとに活躍、実力を磨くなかでCDデビューが決定した。メンバーの平野さんは、俳優としても2014年に「SHARK」に主演後、この春公開された『honey』や放送中の「花のち晴れ~花男 Next Season~」でも主演を務め、その頭角を現しつつあるほか、永瀬さんは「信長のシェフ」などに、岸さんも「お兄ちゃん、ガチャ」「黒崎くんの言いなりになんてならない」シリーズなどに、神宮寺さん、岩橋さんも「幽かな彼女」などにそれぞれ出演経験がある。このフレッシュな6人が、1999年にデビュー以来、怒涛の勢いでジャニーズのみならず日本の音楽シーンを牽引してきたビッググループである「嵐」の大野智、櫻井翔、相葉雅紀、二宮和也、松本潤の5人と対決。驚きのグループ結成秘話からお金の使い道など各メンバーの個性までがバトルのなかで明らかになっていくほか、「嵐」が禁断の質問に答える爆笑新企画も。美少年大集結の白熱バトルをお見逃しなく。「King&Prince」待望のデビューシングル「シンデレラガール」は5月23日(水)リリース。初回限定盤A、Bと通常盤と、UNIVERSAL MUSIC STORE限定のK盤、P盤と2形態セットが発売される。同楽曲は平野さんが神楽木晴役で出演中の「花のち晴れ~花男 Next Season~」の主題歌となっている。「VS嵐」は5月17日(木)19時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2018年05月17日山田孝之と長澤まさみがW主演を務め、『銀魂』『斉木楠雄のΨ難』などで知られる福田雄一監督が手掛ける初のラブストーリー『50回目のファーストキス』。このたび、山田さん演じる大輔が、“1日で記憶が消えてしまう”瑠以(長澤さん)に必死にアプローチする姿を切り取った場面写真がシネマカフェに到着した。福田監督が「勇者ヨシヒコ」シリーズのスタッフ陣と贈る本作は、ハワイのオアフ島を舞台に、交通事故の後遺症で短期記憶障害を抱え、1日で記憶が消えてしまう瑠衣に一目惚れした大輔が、偶然の出会いを一生に一度の恋にする恋愛映画。長澤さん演じる瑠衣は毎朝、目覚めるたびに前日の記憶が消えてしまうため、山田さん演じる大輔とは毎日が“初対面”。そのため、大輔は瑠衣にあの手この手を使って、“毎日”アプローチを試みるのだ。星座の絵を描いて話しかけてみたり、ときには泣き落としにかかったり。はたまた、エンストを起こしたと見せかけたり、「HELP ME!」のプラカードを持ってぐるぐる巻きで救いを求めてみたり、と偶然の出会いを装うときも。このほかにも、花束と一緒にあるDVDを渡して気を引いたりと、瑠衣のために必死になる大輔の姿には好感しかない!かつてはプレイボーイだった大輔が、瑠衣に対して一途な純愛を貫く姿は、全女性の心を虜にすること間違いなし。瑠衣のために奮闘する大輔の姿に頬が緩み、夢を持つ大輔のために起こす瑠衣の行動には涙する、大人のための恋愛映画といえそうだ。『50回目のファーストキス』は6月1日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:50回目のファーストキス 2018年6月1日より全国にて公開© 2018 『50回目のファーストキス』製作委員会
2018年05月06日女性シンガーソングライター・Charaの生誕50年を記念したスペシャルライブ「Shut Up and Kiss Me! Chara’s 50th Birthday Blitz」の様子が、ブルーレイで映像化。またフォト&エッセイも同梱し2018年5月23日(水)より発売される。2017年にデビュー25周年を迎えたCharaは、一貫して「愛」をテーマにした歌を作り続ける日本のシンガーソングライター。映像化されるスペシャルライブ「Shut Up and Kiss Me! Chara’s 50th Birthday Blitz」は、2018年1月のCharaの誕生日をまたぐ2日間に渡り開催されたもの。誕生日当日には、歴代のオーロラバンドなど総勢17名以上が参加し、特別編成となる圧巻のパフォーマンスを披露した。ブルーレイには、サプライズの数々や多幸感溢れるライブ会場の様子を番場秀一監督のもと記録されている。またフォト&エッセイは、50歳のメモリアルとして制作された2冊組のブックレット。「BOOK1」では、人生初のDJ、Charaの綴った日記や詩の数々を96ページにわたって掲載し、「BOOK2」では、バースデーライブで歌った曲が誕生した背景や詩に込められた想いなどを64ページに渡って語り下ろした。フォトグラファーは映像作家・山田智和、ブックデザインは佐々木暁がそれぞれ担当している。【詳細】Charaの生誕50年記念アイテム発売日:2018年5月23日(水)アイテム:Blu-ray&PHOTO BOOK & essay(Limited Edition)Chara「Shut Up and Kiss Me! Chara’s 50th Birthday Blitz」KSXL-259~60 8,800円+税<完全生産限定盤>BOOK1+BOOK2(Blu-ray)*SPECIAL 副音声としてChara+Keiko フリートークを収録*変型ハードカバー豪華メモリアル版2冊組/「BOOK1」96ページ+「BOOK2」64ページ収録内容:1.Opening 2.Violet Blue 3.Sweet 4.恋は目を閉じて 5.Junior Sweet 6.いや 7.ミルク 8.大切をきずくもの 9.We Find Love 10.Heaven 11.70%-夕暮れのうた 12.Tiny Dancer 13.上海ベイベ 14.勝手にきた 15.しましまのバンビ 16.タイムマシーン 17.Swallowtail Butterfly ~あいのうた~ 18.罪深く愛してよ 19.やさしい気持ち 20.Happy Toy 21.あたしなんで抱きしめたいんだろう? 22.やさしい気持ち(With Surprise Guest) 23.Tiny Tiny Tiny
2018年05月04日日本一長い歩行者専用吊橋「三島スカイウォーク」に、新しく自然共生型アウトドアパーク「フォレストアドベンチャー・三島スカイウォーク」が2018年7月26日(木)にオープン。 「フォレストアドベンチャー・三島スカイウォーク」は、全長400m、日本一の吊橋「三島スカイウォーク」ならではの絶景体験を楽しめる施設だ。フランスを発祥とするフォレストアドベンチャーの“自然を活かした、樹上のアウトドアパーク”という理念に基づいた、33のアクティビティを設ける。北エリアの森林で繰り広げられるアドベンチャーコースには、自然の立木の地上2~15mの高さに設置されたプラットフォームから、別の木に移動する樹上体験を用意。長さ300mのロングジップスライドで、一気に地上へ滑り降りるスリルと爽快感が味わえる。このロングジップスライドは、2本のラインで設置されており、カップルやペアの2人1組で同時に滑走が可能。往路では日本一長い吊橋を潜り抜けて着地し、復路は富士山と三島スカイウォークに向かって滑り抜ける“絶景”ジップスライドを堪能できる。その他、森の中で約10メートルのクライミングを満喫できる「クリフチャレンジャー」などが登場し、森の中をセグウェイで駆け抜ける「セグウェイツアー」の全コースも完成。また、新築の受付棟ログハウス「ツリーツリーツリー(tree tree tree)」には、ピクニック気分が味わえるカフェ「Picnic Café」がオープンし、地元食材を使ったホットドッグやサンドイッチ、ドリンク、スイーツなどを提供する。さらに、資料館「スカイウォークミュージアム」やギフトショップを展開する。【詳細】フォレストアドベンチャー・三島スカイウォーク開業日:2018年7月26日(木)営業時間:9:00~17:00(最終受付15:00) ※荒天中止住所:静岡県三島市笹原新田313(三島スカイウォーク内) 三島スカイウォーク 北エリア料金:・アドベンチャーコース+ロングジップスライド 通常料金 3,600円/人・ロングジップスライド 通常料金 1,800円/人・クリフチャレンジャー 1,000円/10分※吊橋入場料別途。利用条件:身長140cmまたは小学4年生以上、体重130kg以下。※18歳未満は、保護者または同等の資格者の同伴が必要。■セグウェイツアー場所:三島スカイウォーク北エリア(吊橋を渡った先)コース長さ:約2.5km(所要時間約60分)料金:4,500円(吊橋料金別・16歳~70歳位までを推奨)※未成年は、 保護者の方の同意が必要。
2018年04月14日異国な雰囲気の中にあたたかさを感じる店内「路地裏チャイニーズ 有馬」は、大阪の福島エリアにある新感覚の大衆中華バル。お店の中は、異国情緒漂う個性的な空間。ウッド調の店内が優しい温かみを演出しています。店主が一人ひとりに気遣いができるようにと考えて作った、コの字型のカウンターは友人や家族とはもちろん、ひとりでも気軽に入店できるアットホームな雰囲気が魅力です。親子二人三脚で作りだす絶品メニューの数々お店は、50年以上にわたって中華を作り続けている父と、世界各国の味を経験した息子による親子で経営しています。「路地裏チャイニーズ 有馬」では、そんな二人が振る舞う新しいタイプの中華料理も魅力の一つ。息子さんの発想を中華にした個性あふれるメニューは、訪れる人たちを魅了します。他では味わうことのできない中華料理で、多くのお客様をもてなしているお店です。イカスミたっぷり「海鮮ブラックマーボー」名物メニューのひとつ「海鮮ブラックマーボー」は真っ黒な見た目がインパクトのある一品。イカスミをたっぷり使用して作られています。見た目とは裏腹に、口いっぱいに広がるまろやかな旨味とほどよい辛さはクセになるほど。そのまま食べてもよし、ご飯にかけて食べてもよし、さまざまな味わい方を楽しめます。もちろんビールとの相性も抜群です。あっさりと何個でも食べられる「オヤジのシュウマイ」中華と言えば点心。その中でも人気メニューのひとつが「オヤジのシュウマイ」です。50年以上築いてきた味は、ファンを生むほど絶品。シュウマイの中には、海の幸や山の幸がたっぷりと入っているので濃くなりすぎず、あっさりと味わえます。蒸篭(せいろ)で提供されるので、アツアツの状態で味わえるのも魅力。ここでしか食べられない絶品シュウマイをぜひ一度堪能してみてください。店主との会話も楽しめるアットホームなお店カウンター席に座ると店主との会話もたのしめる「路地裏チャイニーズ 有馬」。店主の人柄に惹かれて、常連になる人も少なくありません。中華料理の中ではパクチー料理も有名。パクチー好きを唸らせるほどの本格メニューも揃っています。事前に相談すれば、サプライズやお祝いごとにも対応可能。あたたかいアットホームなお店で大切な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。JR大阪環状線「福島駅」、JR東西線「新福島駅」から徒歩3分の場所にお店はあります。「有馬」と書かれた看板が目印の異国感漂う店内で、ほかでは味わえない絶品中華を味わいに、ぜひ足を運んでみてください。スポット情報スポット名:路地裏チャイニーズ有馬住所:大阪府大阪市福島区福島5-11-15電話番号:06-7503-8915
2018年03月22日山田孝之と長澤まさみがW主演を務め、福田雄一監督が初のラブストーリーを手がける『50回目のファーストキス』。このたび、本作のために平井堅が主題歌を書き下ろし、その歌声に彩られた感涙必至の本予告が公開された。本作はハワイのオアフ島を舞台に、記憶障害のため前日の出来事を全て忘れてしまう瑠依(長澤まさみ)と、そんな彼女にひと目惚れしたプレイボーイの大輔(山田孝之)との恋の行方を描いたラブストーリー。『銀魂』や『斉木楠雄のΨ難』などで知られる福田監督。このたび到着した予告篇では、大輔がカフェで瑠依にひと目惚れするシーンや、ハワイの美しいロケーションでの2人のデート、「ファーストキスって最高!」と叫ぶ瑠衣などのロマンティックな映像が満載。ムロツヨシや佐藤二朗ら脇を固めるキャストも登場する中、一転して、苦悩し叫ぶ瑠衣や、涙を流す大輔の姿などが映し出され、これまでの福田作品からは想像もつかないほど、思わず涙を誘う映像が完成した。主題歌は平井堅!「恋愛映画を大人に取り戻したい」その予告映像とともに、平井さんの担当する主題歌「トドカナイカラ」も同時に解禁。本作の松橋真三プロデューサーは「最近、恋愛映画はティーンのものになって、大人が観たいものが少なくなっている印象があります。『50回目のファーストキス』で、我々は恋愛映画を大人に取り戻したいと思っています。そのために、どうしても平井堅さんの力が必要でした」と起用の理由をコメント。これまでにも『世界の中心で、愛をさけぶ』をはじめ、数多くの映画主題歌を担当してきた平井さんが今回書き下ろした新曲「トドカナイカラ」は、どんなに好きな人に気持ちを伝えても、次の日には相手の記憶が1日で消えてしまうという本作の切なさに寄り添った渾身のラブソング。その繊細な歌声で、映画をよりドラマチックに盛り上げる。『50回目のファーストキス』は6月1日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:50回目のファーストキス 2018年6月1日より全国にて公開© 2018 『50回目のファーストキス』製作委員会
2018年03月14日1968年に創刊され今年で50周年を迎える「週刊少年ジャンプ」(集英社)は、創刊から現在までの歴史をふり返る展覧会「週刊少年ジャンプ展」を全3期にわたり開催。この度、3月19日(月)から始まる「週刊少年ジャンプ展 VOL.2」と合わせて楽しめる、スペシャルイベント「ジャンプ図書館」が3月15日(木)より同じ六本木ヒルズにて開催されることが分かった。■創刊~2018年14号まで2,406冊! 約1.4トン! 約60m!六本木ヒルズ ヒルサイド2階にある「ヒルズ カフェ/スペース」にオープンする「ジャンプ図書館」は、創刊号から週刊少年ジャンプ2018年14号(3月5日発売号)まで発行された2,406冊もの「週刊少年ジャンプ」のほとんどが読める夢の企画(※一部抜けている号あり)。重さに換算すると約1.4トン、積み上げると高さ約60m、そして13号までの総合計発行部数はなんと75憶部以上!今回このスペースでは、机やイス、内装は「週刊少年ジャンプ」で作られ、50年の歴史を感じながら、展示してあるジャンプの全てを無料で読むことが可能。さらに、ジャンプロゴのラテアートを施したカフェラテなど、コラボドリンクも用意されているという。■ジャンプ展VOL.3開催決定!VOL.2に続き、創刊記念月間の7月には「創刊50周年記念 週刊少年ジャンプ展VOL.3 -2000年代~、進化する最強雑誌の現在(いま)-」が、引き続き六本木ヒルズ森アーツセンターギャラリーにて開幕。創刊以来、伝説的なマンガコンテンツを生み出し、走り続けてきた「週刊少年ジャンプ」が、ヒット作のみに甘んじることなく、やむことなき挑戦で新しいファンを獲得していく2000年代の飛躍を展示。「こちら葛飾区亀有公園前派出所」(秋本治)、「斉木楠雄のΨ難」(麻生周一)、「ONE PIECE」(尾田栄一郎)、「銀魂」(空知英秋)などなど、長く続く超ビッグタイトルから現在連載中の作品まで、圧倒的な支持を受ける数多くの傑作の原画展示が予定されているほか、作品世界を堪能できる様々な趣向をこらした展示が催されるようだ。今回の発表とあわせて、「ジャンプ展VOL.3」の公式ビジュアルも公開された。「創刊50周年記念 週刊少年ジャンプ展VOL.3 -2000年代~、進化する最強雑誌の現在(いま)-」は7月17日(火)~9月30日(日)森アーツセンターギャラリーにて開催。※会期中無休「ジャンプ図書館」は3月15日(木)~26日(月)六本木ヒルズ ヒルサイド2F「ヒルズ カフェ/スペース」にて開催。「創刊50周年記念 週刊少年ジャンプ展VOL.2 -1990年代、発行部数653万部の衝撃-」は3月19日(月)~6月17日(日)森アーツセンターギャラリーにて開催(先行公開は3月18日)。※会期中無休(cinemacafe.net)
2018年02月26日山田孝之と長澤まさみがW主演を務める、福田雄一監督(『銀魂』「勇者ヨシヒコ」)初の王道ラブストーリー『50回目のファーストキス』。この度、本作にムロツヨシ、勝矢、太賀、山崎紘菜、大和田伸也、佐藤二朗が出演することが明らかに。あわせて、ハワイの美しい自然をバックに、主演の2人が愛おしそうに抱き合う姿を写したティザービジュアルも公開された。■新キャスト発表「勇者ヨシヒコ」シリーズや『銀魂』など、福田組お馴染みのムロツヨシが演じるのは、山田さん扮する大輔の親友・ウーラ山崎。また、大輔がアルバイトをするツアーガイド会社の上司・味方和彦役を『テルマエ・ロマエ』の勝矢。大輔に密かな恋心を抱く同じツアーガイド会社の同僚・高頭すみれ役を『神さまの言うとおり』『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』の山崎紘菜。そして、長澤さん扮する記憶障害を抱える瑠衣を献身的に支える筋トレ好きな弟・藤島慎太郎役を、「ゆとりですがなにか」『南瓜とマヨネーズ』の太賀。瑠衣の主治医・名取医師役を「水戸黄門」「踊る大捜査線」シリーズの大和田伸也。瑠衣の幸せを願うがゆえに、彼女が事故に遭った日の出来事を毎日同じように繰り返せるように努力する一癖ある父・藤島健太を、福田組常連の佐藤二朗に決定した。■コメント到着また今回、新たに決定したキャスト陣からコメントも到着。「ずっと続けばいいと思えた」と撮影の日々をふり返るムロさんは、「何よりも思い出されるのは、福田雄一がつくってくれた山田孝之とのお芝居でした。深夜ドラマとはまた違う、新たな福山田ムロをご覧いただければ幸いです」とコメント。勝矢さんは「これはラブストーリーを超えたヒューマンドラマだ!と思います」と語り、“筋トレ好き”という役どころの太賀さんは「役作りで筋トレをしました。ホテルのプールサイドのジム。もちろん山田先輩の指導付きで。プロテインバーをかじりながら、姉の恋模様を見守る家族として現場にいましたが、良い映画が出来るであろう確信で胸筋が踊りまくってました」と明かしている。さらに、山崎さんは「原作をリスペクトしながらも、全く新しい魅力の詰まったこの作品が、沢山の方に届く日がいまから待ち遠しいです」と公開が楽しみと話し、佐藤さんは「なに!?福田雄一が恋愛作品を、しかもガチな純愛作品を監督する!?そんなバカな。何の冗談だ。ははん。さてはドッキリだな。壮大なドッキリだな。なに!?山田孝之と長澤まさみ!?…本気か?福田よ、本気なのか?なに?俺も出る!?…ドッキリだな、やはり」とコメントしている。『50回目のファーストキス』は6月1日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:50回目のファーストキス 2018年6月1日より全国にて公開© 2018 『50回目のファーストキス』製作委員会
2018年02月09日お笑いコンビ・オードリーの春日俊彰(38)が2月8日、『得する人損する人』(日本テレビ系)に出演。東大受験挑戦の第1段階選抜の結果が発表された。その結果に、受験生を中心に驚きの声が上がっている。 昨年6月からという急なスケジュールで始まった今回の東大受験。春日は試験直前には正月も関係なく、1日13時間勉強していたという。 この日の放送では、二次試験に進めるかどうかがかかる、1月に受験したセンター試験の結果が発表された。 春日が出願したのは、東大文系のなかでも最も難しいと言われている文科I類。2月7日に東京大学公式HPで発表されていた文科I類の合格者最低点は582点。東大の科類の中で唯一の500点台だったため、「この点数、もしかして春日なのでは?」とネット上で噂になっていた。 だが、この日の放送で発表された春日の得点は900点満点中、約5割の448点。 内訳は、国語148点(現代文92点、古文35点、漢文21点、200点満点)、英語76点(200点満点)、数学IA32点(100点満点)、数学IIB20点(100点満点)、地理B66点(100点満点)、日本史B51点(100点満点)、生物基礎30点(50点満点)、地学基礎25点(50点満点)だった。 現代文では92点と高い数字を叩き出したものの、ボーダーラインには届かず。また東大合格に必要なセンター試験の得点は8~9割と言われているため、必ずしも惜しいとは言えない結果となった。 ただTwitterでは《春日に国語ぼろ負けしたんだけど笑笑》《すげぇよ春日は……》《半年で時間ないなかすごい。お疲れさまでした》と、結果に衝撃を受ける受験生の声が続出。Yahoo!急上昇ワードランキングにも、「春日」が1位に輝いた。 共演の羽鳥慎一アナウンサー(46)から「他の大学なら行けているかもしれない点数」と告げられると、「いや、やっぱり東大って言ったから」と潔く答えた春日。「無謀」と言われていたなかでの挑戦だったが、この結果を受けて《自分も勉強やろうかな》というツイートも。春日の挑む姿は、少なからず学生を勇気づけたようだ。
2018年02月08日山田孝之と長澤まさみが、『そのときは彼によろしく』(’07)以来の映画共演を果たす『50回目のファーストキス』。ピーター・シーガル監督が手掛けたロマンティック・コメディの傑作『50回目のファースト・キス』を原案に、『銀魂』の福田雄一監督が初の王道ラブストーリーに挑戦した本作から、この度本作初映像となる特報映像が公開された。ツアーガイドのアルバイトをしながら天文学の研究をしている、あとクサれのない恋愛が信条のプレイボーイ・大輔を山田さんが、かつての事故により新しい記憶が一晩でリセットされてしまう後遺症を抱えている瑠依を長澤さんが演じる本作。このほど公開されたのは、大輔がカフェで瑠依に一目惚れする場面やキス寸前シーンなどが映し出された特報映像。「ファーストキスって最高!」と叫ぶ瑠衣や、ハワイの美しい自然の中でのファーストデートと、幸せな日々が続く一方で、苦悩しさけぶ瑠衣と涙を流す大輔の姿も収められている。『50回目のファーストキス』は6月1日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:50回目のファーストキス 2018年6月1日より全国にて公開© 2018 『50回目のファーストキス』製作委員会
2018年01月16日俳優の山田孝之と長澤まさみが出演する映画『50回目のファーストキス』(2018年6月1日公開)の特報が16日、公開された。同作はハワイのオアフ島を舞台に、ツアーガイドのバイトをしているプレイボーイの大輔(山田)は、事故の後遺症で新しい記憶が一晩でリセットされてしまう女性・瑠衣(長澤)に恋をする。大輔は、毎日初対面の瑠衣をあの手この手で口説き落とし、毎日ファーストキスを繰り返すことになる。福田雄一監督が初めて王道ラブストーリーのメガホンを取る。今回公開された特報では、大輔がカフェで瑠依に一目惚れする場面やキス寸前シーン、さらに「ファーストキスって最高!」と叫ぶ瑠衣や、ハワイの美しい自然の中でのファーストデートの数々が流れる。一転して、苦悩し叫ぶ瑠衣と涙を流す大輔の姿など、切ないシーンも満載。2人の「明日も50回目のキスをしよう」というセリフで締めくくられる、本編で語られる愛と切なさを予感させる特報となっている。(C)2018 『50 回目のファーストキス』製作委員会
2018年01月16日江戸川乱歩×三島由紀夫が織りなす戯曲『黒蜥蜴』に出演する井上芳雄さんに、作品の見どころを伺いました。美貌の女盗賊・黒蜥蜴と名探偵・明智小五郎の攻防を描いた江戸川乱歩の探偵小説を、三島由紀夫が妖艶で耽美な世界へと昇華させた戯曲『黒蜥蜴』。かねてより三島作品に強い憧れを抱く世界的演出家のデヴィッド・ルヴォーの演出で上演される。「ルヴォーは、世界の第一線で活躍する演出家でありながら、日本文化にとても造詣が深い方。そのルヴォーの感性を通した三島さんの作品は、シンプルな美しさを感じさせて、それがとても胸にくるんです。作中に、ピアノの音を聞き外を見るというシーンがあるんですが、ルヴォーは方向を指し示すのではなく『太陽が昇る方を見てください』と言うんです。登場人物それぞれが思い描く太陽の位置も色も形も違うはずですが、それでいいんですよね。具体的に説明しようとしないのに、彼が思い描いた世界が無限の広がりをもって舞台の上に立ち上がる。それがまるで魔法みたいに思えて」これまでの稽古を反芻し、じっくりと噛みしめるように語る井上芳雄さん。演じるのは明智小五郎だ。「三島作品というと美しく重厚なイメージがありますが、それだけじゃなく、時に滑稽だったりグロテスクだったり…。黒蜥蜴は、完璧な美を追い求めて犯罪に手を染め、正当な立場であるはずの明智自身も、犯罪に焦がれて探偵をしているという歪んだ部分をもっている。でも、歪(いびつ)だったりグロテスクだったりするからこそ、彼らの根底にある純粋さが際立つような気がするんですよね」黒蜥蜴に扮するのは中谷美紀さん。「お綺麗なのはもちろんですが、セリフは完璧、周りへの気遣いも素晴らしく、英語もできて…隙が一切ない。まさに黒蜥蜴みたいです(笑)」井上さん自身も、音大生の時に歌の才能を見出され、ミュージカル界のプリンスとして第一線を走ってきた人。しかし「自分は努力して完璧になろうとしてきた人」なのだそう。「生まれながらに音楽と共にある、みたいな人に昔から羨望をもっていました。でも、上手くなりたいと渇望するから走り続けてこられたとも思うんです。そこは犯罪に焦がれる明智と似ているのかもしれません」いのうえ・よしお1979年生まれ、福岡県出身。『エリザベート』などのミュージカルを中心に、近年はストレートプレイや映像作品などでも活躍。4月からは舞台『1984』も控える。ジャケット¥90,000カットソー¥18,000(共にランバン コレクション TEL:03・3486・1573)女盗賊の黒蜥蜴(中谷)から、宝石商の娘・早苗の誘拐予告が届いた。犯罪を阻止するために雇われた名探偵の明智(井上)は、一度は奪われた早苗を見事に奪還するが…。上演中~1月28日(日)日比谷・日生劇場原作/江戸川乱歩脚本/三島由紀夫演出/デヴィッド・ルヴォー出演/中谷美紀、井上芳雄、相楽樹、成河ほかS席1万2500円A席9000円(共に税込み)梅田芸術劇場 TEL:0570・077・039(10:00~18:00)2月1日~5日に大阪公演あり。※『anan』2018年1月17日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・吉田ナオキヘア&メイク・川端富生インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2018年01月15日デヴィッド・ルヴォー演出の『黒蜥蜴』が1月9日、東京・日生劇場で開幕した。原作・江戸川乱歩、脚本・三島由紀夫で描かれた物語は舞台にどう立ち上がったのか。女賊・黒蜥蜴を演じる中谷美紀、探偵・明智小五郎を演じる井上芳雄をはじめとするキャストが見せたのは、そここに“美”が宿る世界だった。舞台『黒蜥蜴』チケット情報観客を待っているのは、すりガラスが半分残った天井だけが用意された舞台。ほかには何もない薄暗闇の中に生演奏の音楽が流れ始めると、いくつものドアが現れた。人々が追い追われるように行き交うなか、いつしかそこはホテルの一室となる。のちの場面には、すりガラスの天井が東京タワーの窓になったりもする。魔法のような、しかし演劇だからこそできるこの仕掛けが想像力を掻き立て、瞬く間に物語に入り込ませてくれる。物語は、宝石商・岩瀬(たかお鷹)の娘・早苗(相楽樹)を誘拐するという脅迫状が届いたことから始まる。探偵の明智(井上芳雄)を見張りに雇い、見合いのために大阪のホテルにやって来た岩瀬父娘。そこには上客である緑川夫人(中谷美紀)がいたが、彼女こそ、誘拐予告をした女賊・黒蜥蜴だった。しかし、美しいものを盗み、その美しさを永遠に留めるという自分の美学と信念のみに生きてきた黒蜥蜴が、明智と出会うことで初めて恋というものを知る。やがて早苗をさらうことに成功するも、明智への思いに自らが苦しめられることとなる黒蜥蜴。扮する中谷は、その揺らぎを生々しく見せた。妖艶に佇み、大胆に冷酷に犯罪を決行しながらも、狂おしく惑う姿には、心寄せずにはいられない。対する明智を演じる井上。探偵であるにもかかわらず犯罪への憧れを口にするその危うさに色気が漂う。自信たっぷりに黒蜥蜴を追い詰める様、そして黒蜥蜴の悲しみを受け止める姿に、持ち味である気品が存分に活かされる。家政婦のひなを演じた朝海ひかるの黒蜥蜴への妄信的な献身、黒蜥蜴を慕う雨宮役の成河が見せた嫉妬や葛藤も、この物語の深度を増した。黒蜥蜴に仕える妖しげなダンサーたちも意味深だ。さらには、岩瀬の傲慢、早苗の無邪気が、黒蜥蜴という存在の純粋さと尊さをあぶり出す。中谷が早替えで見せる黒蜥蜴の衣裳も必見。本当に美しく生きるというのはどういうことなのか。ルヴォーとキャストが相反する様々な感情と世界を提示しながら、美しき愛を残酷なまでに突きつける。東京公演は1月28日(日)まで。その後、2月1日(木)から5日(月)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールで上演。取材・文:大内弓子
2018年01月11日俳優の中村蒼が9日、BSジャパンBSジャパンの新ドラマ『命売ります』(2018年1月スタート 毎週土曜21:00~)の記者会見に、前田旺志郎、YOU、田口浩正、田中泯、和嶋慎治(人間椅子)とともに登場した。同作は、三島由紀夫の小説を初の実写化。昨年「隠れた怪作小説発見」と銘打たれ重版が進み、30代~50代を中心に28万部という異例の大ヒットを記録した。広告代理店に勤め、経歴、収入など何不自由ない生活を送る山田羽仁男(中村)は、突然自殺を決行したが失敗し、「命を売る」ビジネスをスタートさせる。毎日が平坦で生に執着する気持ちがまったくない「羽仁男」というキャラクターに、中村は最初戸惑ったというが、「回を増すごとに愛せるようになってきました」と語る。 YOUは「台本をいつも移動中に覚えさせてもらったりするんですけど、今回の台本の"命"が赤くてめっちゃでかく書いてある」と明かし、「人前で出しにくくて」と笑わせた。また、田中は「19歳だったか、クラシックバレエの稽古をしている時に、母屋の方から三島が市ヶ谷で演説やってると聞いて、それをライブで夢中で聞いていたのを思い出しました」としみじみと振り返る。OPでは舞踊も披露したが、「8回か9回踊って、1回1回が10分以上ですから。それをあれだけの短い時間に詰めるのは驚きに近い。ほんのくしゃみ1回分くらいしかない」と編集について語り、中村も「ぜいたくですよね」と苦笑していた。中村は、大地真央がゲストに来た時のエピソードを披露。中村は「住む世界が僕と全然違う人なので。どういう会話が成り立つのかなと思った」と撮影時を思い出し、ロケ地に牛丼屋があったことから「大地さんに『牛丼屋入ったことありますか?』と聞いたらないって。駄菓子も名前すら知らなかったり」と大地の浮世離れした生活を覗かせる会話の内容を明かす。前田も「僕たちが当たり前のように飲むジュースも知らなくて、僕は高校生でたくさんジュースを飲むので、『知らない人もいるんだ』と思った」と驚いた様子。中村は「僕の想像してた通りの大地さんだったので嬉しかったです」と笑顔を見せた。
2018年01月09日