湊かなえが作家生活10周年の節目に書き下ろしたミステリー⻑編『落日』が連続ドラマ化され、WOWOWにて放送・配信中だ。この度、原作者の湊が撮影現場を訪問。ここではそのレポートをお届けする。新進気鋭の映画監督と新人脚本家の2人が、映画作りのために15年前に起きた一家殺害事件の真相を探る中、それぞれが抱える“ある過去”と向き合っていく姿を描く本作。映画監督・⻑谷部香役を北川景子、脚本家・甲斐真尋役を吉岡里帆が演じ、さらに事件の犯人として死刑囚となった立石力輝斗役を竹内涼真、力輝斗に殺害された妹・沙良役を久保史緒里(乃木坂46)、そして、真尋の師である大物脚本家の大畠凜子役を黑木瞳が熱演している。訪問したのは、⻑谷部と甲斐の2人がそれぞれ抱える過去や本心が語られる重要なシーンの撮影現場。湊は、「今まで自分たちを取り繕いながら接していた二人が本音で、自分たちの過去も交えて打ち明け合う場面でしたので、一番重く、大切な場面に立ち会わせていただきました。お二人から⻤気迫る雰囲気を感じながら、撮影現場を拝見させていただき、合間にはお話も伺いさせていただきました。北川さんも吉岡さんも本当にこの作品を読み込んで、自分のものにしてくださって、どう表現しようかとすごく模索されて、そして、答えを出された演技をされているなと思いました」と述懐する。さらには現場では内田監督とも話をし、「いろいろと大作も撮られておりますけれども、ミステリーは今回が初めてだということで、撮り方について工夫をされていたり、監督御自身も色々と考えて、考えて、どう見せるかというのを模索してくださったお話を伺わせていただきました。色使いや雰囲気、流れであったり、それら全てが作品の中に、観ている方を引っ張り込むような作り方をしてくださって本当に感動しましたし、感謝の気持ちでいっぱいです」と、撮影現場の訪問は興奮の連続だったようだ。ドラマは既に2話までが放送されているが、本編の出来栄えについても手ごたえを感じたようで、「本当に映画の大作を観たくらいの感動がありました。1話ずつが1本の完成作品のようであり、だけど次はどうなるんだろうと、次を待たずにはいられない気持ちになるくらい、ドラマの世界に入り込めるような作品になっています。また、オープニングシーンとなるアパートのベランダでは、自分もそこに入り込んだような気持ちになり、最終話のついにクライマックスでは、小説ではこういう続きがあったらいいな、と思っていた場面を映像ではしっかり撮っていただいていて、こういう表情でこういう場面で撮ってくださったんだと、感動がありました。『落日』というタイトルの通り、文章でこの美しい夕陽の描写を重ねても、“バンッ”と見せられるものに心をつかまれたまま泣きっぱなしで終わりました。本当に感動しました!」と、絶賛し、太鼓判を押した。なお、『連続ドラマW 湊かなえ「落日」』は次回9月24日(日) 22時から第3話が放送される。第2話ラストの「私、人を殺したの」という香(北川景子)の告白後に、去ってしまう真尋(吉岡里帆)……。二人は再び映画の脚本を進められるのか?さらに、真尋の姉・千穂が残した日記から15年前の事件の真相にも関わる衝撃の事実が発覚する。WOWOW YouTube公式チャンネルでは第1話が無料配信中。『連続ドラマW 湊かなえ「落日」』【第1話まるごと無料配信】<番組情報>『連続ドラマW 湊かなえ「落日」』WOWOWにて毎週日曜22:00より放送・配信中(全4話)第1話無料放送【WOWOWプライム/WOWOW 4K】無料トライアル実施中【WOWOWオンデマンド】番組公式サイト:
2023年09月19日『告白』、『贖罪』など数々の人気ミステリーを世に送り出してきた湊かなえが作家生活10周年の節目の作品として書き下ろした長編『落日』がWOWOW 連続ドラマWにて映像化される。第44回日本アカデミー賞で最優秀作品賞に輝いた『ミッドナイトスワン』の内田英治が監督を務め、15年前のクリスマスイブに起きた一家殺害事件に隠された“真実”を軸に展開する本作。主人公である新進気鋭の映画監督・長谷部香を演じるのは、今年でデビュー20周年を迎える北川景子。吉岡里帆演じる駆け出しの脚本家・甲斐真尋とのコンビで、事件に向き合い、真実を追いかける。――もともと、湊かなえさんのファンで、今回の『落日』も読まれていたそうですが、北川さんが感じる湊作品の魅力について教えてください。北川みなさん、よく“イヤミス”(※読後にイヤな気持ちになるミステリー)という言い方をされるんですけど、私はそんなにイヤだなと思わなくて、人間って絶対に誰しも完璧じゃないし、他人に言えないような部分を持っていたりするもので、みんな切っても切れない問題を抱えて生きてるものだと思います。湊先生の作品は、そういう部分がリアルに手に取るように描かれていて、私はそれを読んでもイヤな感じはしなくて、「こんなに大変でもこの人は生きてるんだから、私も大丈夫かな」とか、小説ではあるんですけど「実際にこういう人もたくさんいるんだろうな」と考えると、ひとりじゃないんだと頑張って前を向けるきっかけになることもあると思うんです。――その湊さんの作品に主演されることになり、現場で撮影しながら「湊作品の世界にいる!」と感じた瞬間はありましたか?北川湊先生が一度現場にいらして、ご挨拶をさせていただいたとき、「本物の湊先生だ」と思ってそこで実感しました。この作品に出てくるキャラクターは全員何かを抱えていたり、過去を消化できずに、折り合いをつけられず、時が止まったまま生きているんですよね。彼らの物語が複雑に絡み合っていくんですけど、その全てが実はひとつのことがきっかけだったというのが、すごく湊さんならではの見どころだなと思いましたし、そういうシーンを撮影するときも「湊さんの素晴らしさ」を感じていました。例えば、吉岡さんが演じる真尋ちゃんが、宮川一朗太さんが演じるお父さんと、お姉ちゃんについて会話するのを見ていて、(そこに隠された秘密に)「おぉっ!」と思ってちょっと鳥肌が立ちました。ここは原作でもびっくりしたところだったなと、小説を読んだときの気持ちがよみがえってきましたね。――現場で湊さんにお会いになって、印象はいかがでしたか?北川柔らかい穏やかな方で、こんなに有名な作家さんだけど、本当に普通でいらっしゃるというか、優しくておおらかで明るい方でした。香は知らなければ前に進めない人私もグレーのままにはしておけない――香という役作りについてお聞きします。彼女のパーソナリティ、そして“映画監督”という職業の部分に関して、どのように作り上げていったのでしょうか?北川衣装合わせで監督と少しお話したんですが、香はいろんなことを抱えていて、ツンと触れたらガラガラっと壊れるような危うさはあるんだけど、それを周りの人には見せずに社会の中で生きている人間なので、見るからに「この人、なんかあるな」というふうには演じないでほしいと言われました。人間誰しもそうですよね。悩みごとがあっても、いったん出社したら仕事しないといけないのと同じで、香という人が一見して「問題あるな」と見えないようにしてほしい、社会的に問題のある人ではないので、等身大の女性として演じてほしいと。ただ、ひとりでアトリエにこもったときに発作が起きるというシーンがあって、それは現場で生まれたんですけど、外では努めて普通を装っている――それが危うく見えたらいいと言われました。映画監督としては「女性の映画監督にある感じにしてほしい」と言われて、「え? どういう感じ?」と思ったんですけど(笑)。女性同士だからこそ、グイグイ質問できることもあると。例えば、男性がガンガンいき過ぎると相手が身構えてしまうようなときでも、女性同士だと相手も話しやすかったりして、知りたいことに対して直球でいけるところがあるので、ガンガンいく感じは見せたいということは言われました。もうちょっとで真実がつかめそうなときの攻めていく感じとか、撮りたいものに対して燃やす情熱の異常さみたいなものは激しめに持っていてほしいと。取材でも聞いていくうちにのめり込んで、距離が近くなったり、早口になったり、仕事になると加熱してしまうところが出るといいよねって話をして、シーンごとに相談しながら作っていきました。――香は、自身が抱えている葛藤や過去を作品に昇華させようとします。異常なほどの執念とも言えますが、それは映画監督としての欲求なのか?それとも彼女のパーソナルな部分から来るものなのか?何が彼女をそこまで駆り立てるのだと思いますか?北川まず、この人は「映画監督になりたい」という思いが最初にあったわけじゃなく、自分の幼い頃の記憶――つらい自分を救ってくれた掌(てのひら)が誰だったんだろう?という、自分が抱えている謎を知りたいというところから始まっていて、知らなければ前に進めないタイプの人なんじゃないかという気がしました。「知らない方がいい」というタイプの人もいると思います。(真実は)期待していた答えじゃないかもしれないし、知ってさらに傷つくこともあるので、あえてフタをするという人もいると思いますが、長谷部香という人は性格上、何でそうなったのか?というのを知らないことにはスッキリしないし、納得できない。真実を知ることで傷つくとしても、その覚悟がある、知らないことが一番怖いんじゃないかと思いました。あの手は誰?何で自分はこうなってる?なんで(一家殺害事件の犯人である)力輝斗にあんなにシンパシーを感じているのか?自分のことなのに自分が分からないというのがスッキリしない。とにかく「知りたい」と思って取材をして、画家であればそれを絵にするけど、彼女は映像にして物語に落とし込むことでしか落としどころを見つけられない人なんだなと思いました。「良い映画を作りたい」というより、これで自分が抱えている問題が解決したら、映画監督をやめてもいいという気持ちもあるのかなって思います。自分のため、自分と向き合うために映画を撮っているし、「終わらせたい」という気持ちがあるんじゃないか?納得することができれば、もしかしたら、この映画で終わりなのかなと思っていました。――そんな香の気持ちを北川さんは理解できましたか?北川分かる方かもしれません。たまに「知らない方がいいよ」とか「知ってもつらい思いをするかもしれないけど本当に聞く?」みたいなことを言われることってあるじゃないですか。私は絶対に知りたいタイプなんですよね。そこまで言ったなら言って!って(笑)。真実を知って「最悪!そうだったんだ……」となるかもしれないけど、グレーのままにはしておけないです。知って落ち込んで、まあしょうがないよねってなる方が、まだスッキリするタイプなので。傷つくかもしれないけど、知らないことが怖いんですよね。なんなら聞く前に度合いも知りたいですね(笑)。「それはどれくらい酷い話なの?」って。初めてお会いして思った「吉岡さんとならいいドラマになる」――真尋役の吉岡里帆さんと共演されてみての感想を教えてください。北川私よりも年下ですけど、年下の方と話してる感じが全然しないです。まだ10年しかこの芸能の世界にいないって聞いたのも驚きだったんですけど、何十年もやってきたような、いろんな経験をして、貫禄すら感じさせる方でした。年下の子と話してるって感じではなく、同じ目線で会話ができる方でした。本当にストイックな方で、芝居もそうですけど、きっと家でも「こう演じよう」とか、たくさん考えて、組み立てて、壊して……ということをされてるんじゃないかと思いました。食べ物にも気を遣っていらして、おそらく長くこの仕事を続けていくために、健康はもちろん、体型とか美容のことも考えているんでしょうし、私にも「どうしたらスタイルを保てるんですか?」と質問してきてくれて、すごく真面目という印象です。私はそんな全部きっちりはできないので(苦笑)、「食べたいものを食べて、ストレスを溜めない方がいいんじゃない?ただでさえストレスの溜まりやすい世界だし、まだ若いんだからそんなに考えなくても?」みたいなことばっかり言ってまして……(笑)。若いのによくこんなにたくさんのことを考えられるなとびっくりしました。(本作の)芝居の話は特にしなかったんですが、舞台がお好きで、面白かった舞台の話をしてくださったり、私が舞台をいつかやってみたいという話をしたら、演出家の方についていろいろ教えてくださったりして、年下というよりも先輩みたいでした(笑)。――本作は香と真尋というふたりの女性が互いを認め合い、協力しながら、事件の真相を追っていく作品ですが、そうした部分の魅力に関してどのようなことを感じられましたか?北川この作品の中で、真尋さんがもうひとりの主人公のように、香を動かし、引っ張っていってくれた部分がすごく大きくて、香は途中で「もう無理!」となったりすることもあるんですけど、真尋さんが背中を押してくれたからこそ、できたこと、香ひとりだったらできなかったことがたくさんあったと思います。ひとりじゃできないことでも、信じられる相手がもうひとりいることで、突き進み、乗り越えられたりできるんだということは感じました。真尋さんがいなかったらいまだに香は混沌の中にいたと思うし、真尋さんも、香が一緒にいることで能動的になった部分もあるし、自分の姉のことにも向き合うことになり、荒療治だったけど前に進めたのかなと思います。ひとりで悩んでも解決しないことはあるけど、誰かに話して一緒に考えてみることって、シンプルだけどすごく大事なんだなと感じました。その相手というのは、フィーリング――なんとなく気が合うとか、とにかく「あ、いいな」と思えたらそれで十分で、香にとって真尋さんは「この人ならいい」、「この人に賭けてみたい」と思える相手だったと思います。まあ、真尋さんは(グイグイ来る香に)最初は引いたと思うけど、でも無視もできないし、なんか気になる……。そういう目に見えない引き合わせみたいな感じで、運命的に出会ったふたりで行動を共にするというのは楽しかったし、探検しているような気分というか、今なら何でもできそうと感じられました。それは、相手役が吉岡さんじゃなかったら、そういう気持ちになれなかったと思います。初めてお会いしたときから「吉岡さんとならいいドラマになるだろうな」と思ったし、もしかしたら、香も真尋さんを見て、そう思ったのかなと気持ちが重なりました。それは、相手が男性だったらなかなかそうはならない部分もあるだろうし、女性同士だからという美しさみたいなものはあったかと思います。子どもを授かったことで親の気持ちに自分を重ねるようになった――タイトルにもある、終盤の落日を見るシーンの撮影の思い出についても聞かせてください。北川『落日』がちゃんと落日じゃなかったらどうしよう?というのは、ずっと現場のみんなの心配事でした(笑)。ロケハンのときはいつも曇っていたらしくて、雨というわけじゃないけど、霧がすごくて落日は見えなくて……という感じで、そのまま一度も落日を見れないまま、撮影本番を迎えたんです。でも、その日だけ本当にきれいな夕日が見れたんですよ。本当にまん丸で「あぁ太陽って本当に丸いんだな……」と思うくらい。カメラマンさんがいろいろとアングルを変えながら撮影してくださって、私と吉岡さんは夕日が沈むのをずっと見ていました。私は今まで、朝日や夕日を見に行くという経験がなくて、まじまじと落日の瞬間を見たのは人生で初めてのことで。地平線にちょっとずつ吸い込まれていくのが本当に神秘的できれいだったし、人生で真剣に落日を初めて見たのがこの『落日』という作品のラストシーンで本当に良かったなと思いましたし、心から感動しました。吉岡さんも「感動しましたね」「いっぱい、いろんなシーンを撮ってきたけど、これがここまできれいに撮れるなら、それで十分というか、全てはこのためのフリでしたね」とおっしゃっていて、まさに同じ気持ちでしたし、逆にこれが撮れなかったら今までの苦労は……というくらい美しい夕日でした。なんか頑張ろうって思えるんですよね、落日を見ると。「生きていたらいいことあるな」とか、自然とそういう気持ちになりました。いろいろあったことも一緒に洗い流されていくような感覚、全部許されるような感覚でした。本当に終盤での撮影で、達成感と、これを見るためにここまで4話頑張ってきたんだなという気持ちでした。――人間のいろんな部分が描かれているのが、湊さんの作品の魅力だとおっしゃっていましたが、北川さんご自身、年齢を重ねたり、ライフステージが変化する中で、登場人物の気持ちがより深く、実感をもって理解できるようになったりした部分はありますか?北川自分が子どもを授かったことで、子どもと親が出てくる作品は身近に感じるようになって、つい泣いちゃうことが多いですね。子どもが出てくると泣いちゃいます(笑)。今回も、宮川一朗太さんが演じられた真尋のお父さんの心情はすごく分かるというか、ああすることでしか自分を保てなかったんだろうなと思いました。もし自分に同じことが起きたら、どういう気持ちになってしまうのか?とすごく考えてしまったり、自分と重ねてしまうようになりましたね。子を持つ親の気持ちを考えるようになったというのはすごく大きな変化だと思います。――今後、母親役を演じることになったら、これまでとはアプローチや表現が変わってくる部分もあるかもしれませんね。北川無意識にどこかで、分かるからこそ演じやすくなっている部分もあるだろうし、私自身が子どもを授かったことで、今後巡り合わせでそういう役が来るようになるんじゃないかと想像しています。これまで、あんまり子どもを育てる役というのは私のイメージになかったと思うんですよね。お仕事を頑張っている役とかが多かったので。これから、そういう役が巡ってきたら、準備ができていると思います。子を持つまで分からなかったことがいっぱいあって「あぁ、子どもがいるとこんな気持ちになるんだ!」というのをリアルに感じながら子育てをしているところなので、今なら分かることがたくさんあると思います。これまで自分と演じる役を重ねること自体、あまりなかったんですけど、子どもの話になると、自分を重ねてしまうのかもしれないなと思うし、そういう意味でお芝居のやり方、脚本の読み込み方も変わってくるんじゃないかと思います。そういう役が来るのが楽しみです!取材・文:黒豆直樹撮影:稲澤朝博ヘアメイク:板倉タクマ(ヌーデ)スタイリスト:細見佳代(ZEN creative)<番組情報>WOWOW『連続ドラマW 湊かなえ「落日」』9月10日(日)スタート(全4話)毎週日曜午後10時放送・配信【WOWOWプライム】【WOWOW4K】第1話無料放送【WOWOWオンデマンド】無料トライアル実施中出演:北川景子吉岡里帆久保史緒里(乃木坂46)高橋光臣宮川一朗太真飛聖/竹内涼真原作:湊かなえ『落日』(ハルキ文庫刊)監督:内田英治脚本:篠﨑絵里子音楽:小林洋平チーフプロデューサー:青木泰憲プロデューサー:村松亜樹八巻薫木曽貴美子協力プロデューサー:遠田孝一制作協力:MMJ製作著作:WOWOWぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント北川景子さんのサイン入りチェキを1名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!
2023年09月08日WOWOWで9月10日(日) より放送・配信される『連続ドラマW 湊かなえ「落日」』の完成披露試写会が8月28日(月) に開催。主演の北川景子、吉岡里帆、竹内涼真、黒木瞳、内田英治監督が登壇した。本作は、湊かなえが2019年に作家生活10周年の節目として書き下ろしたミステリー長編『落日』を原作とした連続ドラマ。新進気鋭の映画監督と新人脚本家の2人が、映画作りのために15年前に起きた一家殺害事件の真相を探る中、それぞれが抱える“ある過去”と向き合っていく姿が描かれる。物語の主人公となる映画監督・長谷部香役を演じた北川は、心の中に抱えているものがあるものの普段はそれを出さないように振舞っている香のキャラクターについて「さじ加減が難しかった」とコメント。内田監督からも「もっと抑えて」と言われる場面が多く「どれだけそぎ落とせるかという闘いだった」と振り返った。北川景子香から事件の映画化の話をもちかけられる新人脚本家・甲斐真尋役を演じた吉岡は、真尋のキャラクターを「脚本家としてプロになりたいんだけど、自分の夢を追いかけて良いのかもわからない人物」と説明。脚本家として活躍したい想いはあるものの、なかなか芽が出ない真尋だが、徐々に成長していく姿を表現するために「真実を知っていくことのつらさを乗り越えた先の成長を見せられたらいいなと思って演じました」と語った。吉岡里帆また、今回北川と吉岡は初共演となり、お互いの印象についてもコメント。北川は吉岡とは「話していて楽しかった」と言い、年下にも関わらず「同い年の友だちができた感じ」と笑顔を見せ、美容や食べ物の話などで盛り上がっていたことを明かす。一方、そのコメントを聞いた吉岡は、北川からの「友だち」との言葉に感激。「美しい」「カッコいい」「オーラがある」など、北川の印象を並べつつ、そんな北川が「目線を合わせて気さくに話しかけてくれた」と振り返る。北川とは「この人はもしかしたら運命的な出会いかもしれない」と思うほどに分かり合えたとも述べ、2人はこの関係をこれからも「育んでいきたい」と声を揃えた。香と真尋が調べる一家殺害事件の犯人とされ、死刑囚の身になった立石力輝斗役の竹内は、演じることは「きつかった」と告白。だが「大好き(笑)」と明言する内田組の現場が自身が30歳を迎えて最初の現場でもあり、「手応えはあった」と自信も見せた。竹内涼真真尋の師であり、著名な脚本家の大畠凜子役を演じた黒木は、真尋という存在に自分の経験の中で得たスキルを受け継ぐ役どころで、普段はしないものの役に自分自身を重ねることがあったと回顧。凜子の姿に「まだまだ私も未熟」「もっと頑張らないと」と気持ちを動かされたことを語った。黒木瞳本作の演出を務めた内田監督は、北川、吉岡とは初タッグだったため「クランクインする前はビビってた(笑)」と言うものの、現場に入ってみると「とてもやりやすかった」と述べ、2人からの豊富なアイディアや、お互いに共鳴しながら変わっていく姿を「見ていて楽しかった」と頬を緩めた。また竹内と内田監督は、3年前に放送されたWOWOWオリジナルドラマ『竹内涼真の撮休』以来のタッグとなったことを司会者から触れられると、まずは竹内が「嬉しかった。こういう役ができるって思ってもらえて」とにっこり。ただその「期待に応えないと」と意気込んで現場に臨んでいたことも明かす。それに対して内田は「3年前とは違う彼が現場にいてびっくりした」と竹内の成長に驚かされたことを伝え「素晴らしい俳優にどんどんなっていく」と褒めた。内田英治監督他にも、内田は北川とは現場で音楽談義に花が咲いたことや、吉岡の声が好きで、それによって吉岡の「しゃべり方がうつった」というエピソードなどを披露し、笑いの起きる和やかな雰囲気を作り出していた。そんな中、原作者の湊が大きな花束を持ってサプライズ登場。盛大な拍手と驚きの歓声で迎えられると、8月22日に誕生日を迎えた北川へ花束を渡して祝福。湊の登壇は知っていたものの、自分が祝われると思っていなかった北川は「まさか自分への花だとは思ってなかった(笑)」と驚きつつ、「(デビュー)20周年という節目に素晴らしい場所で原作者の湊先生にお花を頂けて嬉しい」と喜んだ。湊はドラマ化への大きな期待を伝えつつ、実は撮影現場を訪問して、香と真尋が互いの本音をぶつけ合う重要なシーンを見学していたことを報告。その日、北川は肝となるシーンの撮影にいつもよりは緊張して現場に入ったというが、湊の纏うほがらかな雰囲気のおかげで「現場が明るくなった」と感謝。吉岡は現場に原作者が来るということに緊張し、思わず湊に自分の演技が「合ってますか?」と「答え合わせがしたくなった(笑)」という衝動があったことも白状しつつ、北川と同様、湊の雰囲気のおかげで現場全体が和んだと伝えた。湊かなえイベントの最後に北川は「人間ってそれぞれみんな大なり小なり問題というか、人に言いたくないこととか、つらいこととか、過去とか悔いとか罪とかそういうものを背負いながら、蓋をして何とかやり過ごしながら折り合いをつけて日々を生きている生き物なんじゃないかなと思いました」と作品を通して得た想いを吐露。その上で「人はそれぞれみんな違うけれども、生きているだけで価値がある存在なんだよ、それでもいいんだよという許しというか、救いというか、そういう優しい一筋の光が差すような作品」とアピールし、「一人でも多くの方にこの作品が届いてくれることを心から願っています」とメッセージを送った。<番組情報>『連続ドラマW 湊かなえ「落日」』9月10日(日) スタート(全4話)放送:毎週日曜午後10:00[第1話無料放送]【WOWOWプライム】【WOWOW4K】配信:各月の初回放送終了後、同月放送分を一挙配信[無料トライアル実施中]【WOWOW オンデマンド】番組公式サイト:
2023年08月29日Amazonオーディブルにて湊かなえの著書「Nのために」が配信スタートした。Amazonオーディブルは、音声でコンテンツを楽しむことができる、世界最大級のオーディオエンターテインメントサービス。プロのナレーターや俳優、声優が読み上げる豊富なオーディオブックや、ニュースからお笑いまで、バラエティあふれるプレミアムなポッドキャストなどを扱う。本日配信がスタートしたのは、湊さんによる4作目の連作長編小説「Nのために」。タワーマンションで起きた悲劇的な殺人事件――その真実を、モノローグ形式で抒情的に解き明かす、湊さん初の純愛ミステリーだ。Nのために (双葉文庫)画像:amazon.co.jp朗読するのは、ドラマ版で杉下希美を演じた榮倉奈々。「湊さんの『Nのために』に向き合うことは私にとって神聖な行為であり、良い緊張をしました。本を耳からというのはかなり新しい感覚だと思います。それ以外の五感を使わない分、想像力がよりかきたてられるのではないでしょうか。ドラマを観た方がどういうふうに聴いてくださったのか感想を聞いてみたいです」とコメントしている。「Nのために」あらすじ超高層マンション「スカイローズガーデン」の一室で、そこに住む野口夫妻の変死体が発見された。現場に居合わせたのは、20代の4人の男女。それぞれの証言は、驚くべき真実を明らかにしていく。なぜ夫妻は死んだのか?それぞれが想いを寄せるNとは誰なのか――?「Nのために」はAudibleにて配信中。(シネマカフェ編集部)
2023年08月20日9月10日(日) 午後10時よりWOWOWで放送・配信される『連続ドラマW 湊かなえ「落日」』の本予告映像が公開された。『落日』は、湊かなえが2019年に作家生活10周年の節目の作品として書き下ろしたミステリー長編作品。本作のキーワードは“裁判”と“映画”で、新進気鋭の映画監督・長谷部香役を北川景子、新人脚本家・甲斐真尋役を吉岡里帆が演じ、ふたりが映画作りのために15年前に起きた“笹塚町一家殺害事件”の真相を探っていく。さらに、事件の犯人として死刑囚となった立石力輝斗役を竹内涼真、力輝斗に殺害された妹・沙良役を久保史緒里(乃木坂46)、そして真尋の師である大物脚本家の大畠凜子役を黒木瞳が演じる。公開された予告映像は、長谷部と甲斐の出会いから始まる。笹塚町一家殺害事件の犯人である力輝斗とその被害者となった高校三年生の妹・沙良の刺殺シーンや、放火された自宅が映し出されるなど、凄惨たる事件の一端を垣間見ることができる。さらに、本作の新たな場面写真も公開となった。『連続ドラマW 湊かなえ「落日」』本予告映像<番組情報>『連続ドラマW 湊かなえ「落日」』9月10日(日) スタート(全4話)放送:毎週日曜午後10:00[第1話無料放送]【WOWOWプライム】【WOWOW4K】配信:各月の初回放送終了後、同月放送分を一挙配信[無料トライアル実施中]【WOWOW オンデマンド】番組公式サイト:
2023年08月19日9月10日(日) 午後10時よりWOWOWで放送・配信される『連続ドラマW 湊かなえ「落日」』の新キャストが発表された。『落日』は、湊かなえが2019年に作家生活10周年の節目の作品として書き下ろしたミステリー長編作品で、監督は『ミッドナイトスワン』『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』の内田英治。新進気鋭の映画監督で、他人に迎合することなく自分の信念で行動する主人公・長谷部香を北川景子、香と同じ町出身の脚本家で運命の輪に巻き込まれていく甲斐真尋を吉岡里帆が演じる。今回新キャストとして発表されたのは、黒木瞳、竹内涼真、久保史緒里(乃木坂46)の3名。黒木は真尋の師である大物脚本家の大畠凜子、竹内は妹の沙良を刺殺して自宅を放火し、さらに両親をも死に追いやったとして死刑囚の身になった立石力輝斗、久保は力輝斗の妹で、人気アイドルグループのオーディションに合格したと噂されるほど華があった高校生の立石沙良を演じる。併せて、本作のポスタービジュアルと特報映像が公開された。映像では、実際に起きた一家殺害事件の映画化を持ち掛けた香と、相談を受けた真尋が軸となって展開する物語の一端を垣間見ることができる。■大畠凜子役:黒木瞳 コメント・出演が決まったとき原作は出版されたときに読んでいました。からみ合った糸が次第にほどけていくラストに心が洗われました。奥深い作品に参加させて頂けることをとても嬉しく思いました。・役作りで心がけたこと、撮影現場の印象脚本家という役柄は初めてですので、衣裳やヘアをスタッフと考える時間はとても楽しかったです。内田英治監督とは2度目でしたので、安心して現場に入れたことに感謝しています。ふところの深い監督ですので、撮影はとても有意義でした。・視聴者へのメッセージ水平線に落ちていく陽は、どこかで朝の陽としてのぼっている。そんな詩的な作品がミステリーというジャンルで楽しめる作品です。初めてご一緒した北川景子さん、吉岡里帆さんとは、撮影の合い間、ずっと女子トークで盛り上がっていました。すてきな方々と共演出来た大切な作品、ぜひ多くの方にご覧頂きたいです。■立石力輝斗役:竹内涼真 コメント・出演が決まったときまずは挑戦したことのない役柄だったので、純粋に嬉しかったし、好奇心が掻き立てられました。脚本が凄く魅力的で、読み終わった時に心の奥底にある何かをがっしり掴まれたような感覚になりました。・役作りで心がけたこと、撮影現場の印象死刑囚の力輝斗を演じる上でどのような感情を伝えたいのか、そして彼が1番欲しかったものについて、繊細に演じたいと現場に臨みました。内田監督とは今回2度目、そして僕がとても信頼している監督のおひとりです。30歳を迎えたタイミングで立石力輝斗を現場で一緒に創り上げる作業はとても楽しかったです。・視聴者へのメッセージ是非たくさんの方にこの『落日』をいろんな角度から楽しんで頂きたいです。特に久保史緒里さんとの兄妹のシーンは、生々しく人間味溢れるシーンになっています!是非ご期待ください。『連続ドラマW 湊かなえ「落日」』特報映像<番組情報>『連続ドラマW 湊かなえ「落日」』9月10日(日) スタート(全4話)放送:毎週日曜午後10:00[第1話無料放送]【WOWOWプライム】【WOWOW4K】配信:各月の初回放送終了後、同月放送分を一挙配信[無料トライアル実施中]【WOWOW オンデマンド】番組公式サイト:
2023年07月28日不倫疑惑が報じられた、元SPEEDの上原多香子(40)。週刊文春によると、上原は6月下旬頃に年下男性と親密な関係となり、それが夫に知られ大喧嘩。頭を叩かれたとして警察に駆け込み、同じ元SPEEDメンバーで現在は参議院議員の今井絵理子(39)の実家に助けを求めたという。上原といえば、2014年に当時の夫であったヒップホップグループ「ET-KING」のTENNさん(享年35)が自ら命を絶った。だがその後、2017年に『女性セブン』が遺書を公開。そこには死の原因が上原の不倫であるような内容が書かれていたと伝えられ、話題を集めた。当人から真偽のほどは語られていないが、報道によるダメージは大きかった。2022年からは美容家としての活動をスタート。現在は舞台演出家として活動する夫と2人の子どもとともに、育児と仕事に邁進していた。やっと世間から不倫のイメージが薄れかけていたタイミングでの今回の報道に、多くの人が「こうなることは想定内」「この人はやっぱり結婚に向いてない」「自分の事しか考えてない人」など、納得感を覚えるといった声も上がる。さらなるダメージは必至だが、コラムニストのおおしまりえさんは「不倫を繰り返す既婚女性には、寂しさを自己解決する力が圧倒的に乏しい」と分析する。その意味を聞いた。■不倫を繰り返す既婚女性と未婚女性の違い「不倫を繰り返す女性」といっても、未婚で繰り返す女性と、既婚者になっても繰り返す女性がいますよね。両者は似て非なる動機によって、“不倫の沼”にハマっていると思っています。まず未婚女性ですが、彼女たちの多くは無意識レベルで「自分は“一番”大切にされない」「自分は幸せになれない」「相思相愛は手に入らない」などの思いを抱えているように思います。そうした“二番手思考”とでも言う思い込みが、結果として不倫といった常に二番手の関係を引き寄せ、知らず知らずのうちに心地よさを感じてしまうのです。いっぽう、上原さんなどの“既婚女性になっても不倫を繰り返す女性”はまた別です。この場合はすでに結婚という「誰かの一番」にはなっていますから、未婚女性とは動機が若干異なります。彼女たちの不倫の動機は「寂しさを他人に埋めてもらう」という癖からきていると思っています。その寂しさが、もともと心に抱えた大きなものなのか、それとも結婚生活によって生まれたものなのかはわかりません。ただその湧き上がった寂しさを、すぐ夫以外の異性に解消してもらおうとする悪癖が問題なのです。■本気の不倫を繰り返す既婚女性に共通すること既婚者となっても不倫を繰り返す(続けてしまう)女性のタイプは、寂しさに対する耐性が弱いと同時に、自己解決する力が圧倒的に低い傾向にあります。本来は夫婦や家庭内で寂しさを覚える状態になったとしたら、夫と話し合ったり環境を自ら変えるなど働きかけたりすることで解消に向かわなくてはいけません。これがいわゆる「自立した大人」としての振る舞いです。ここで目の前の癒やし(という名の異性)に逃げる癖があれば、自己解決力はさらに育ちにくくなります。ただ不憫だなとも思うのは、日本では結婚して子供もいる女性に対しては「女ではなく母であれ」「母になったなら強くあれ」といった圧力が強くあることです。もちろん、子育てを後回しにすることは許されません。ただ子供ができたら常に安定した心や成熟した精神を持たないといけないような空気は、さらに彼女たちを追い詰めるものになるように思えてなりません(だからといって不倫に走ることは容認しませんが)。上原さんは前回の報道時も今回も、自分の言葉で語っていません。事実でも報道に偽りがあったとしても、自分の言葉で語ることこそがまずは「大人としての解決力を見せる最初の場面」なのではないでしょうか。結婚、死別、再婚、不倫、DV疑惑と、まさに“スピード”感のある人生を歩む上原さん。この未来を良い方に加速させるか、さらなる転落に向かわせるかは本人にかかっています。(文・おおしまりえ)
2023年07月12日SPEEDのメンバーとして一世を風靡した上原多香子(40)に、またもや醜聞が報じられた。上原は’18年、演劇関係に携わるA氏と再婚し、2人の子供を出産。しかし、7月5日に「文春オンライン」が配信した記事によると、若い男性と親密な関係に。すると、そのことを知ったA氏に頭を叩かれるなどし警察沙汰となり、SPEED時代から仲の良かった今井絵理子参議院議員(39)に助けを求めることに。『週刊文春』の直撃に対して、上原は無言を貫いたという。上原といえば、’96年8月にSPEEDのメンバーとしてCDデビューを果たし、華々しくキャリアをスタートさせた。「SPEEDはデビュー当時の平均年齢が弱冠13.5歳。メンバー全員が小・中学生であるにも関わらず、大人顔負けの歌とダンスのスキルが大きな注目を集めました。そしてミリオンセラーとなった『STEADY』や『White Love』などのヒット曲を連発。’00年3月に解散しましたが、わずか3年半ほどの活動期間で国民的グループとなりました。上原さんはビジュアル面での人気が非常に高く、SPEED在籍時にはメンバーの中で一番早くソロでCDデビューを果たしました。そのデビュー曲『my first love』は50万枚以上のセールスを記録しています」(音楽関係者)SPEED解散後、上原はその美貌を活かしモデル業をメインに活動することに。’01年から’04年まで資生堂『プラウディア』のCMモデルを務め、’06年には同社の『TSUBAKI』のCMに出演。女優としても活躍し、’03年には連続テレビ小説『てるてる家族』(NHK総合)でいしだあゆみ(75)をモデルにした主要キャストを好演し、更なる脚光を浴びた。またSPEEDは’01年と’03年に期間限定で再結成し、’08年8月に完全復活。そのことが後押しし、上原は音楽業界でも再び注目を集めることとなった。そして’12年8月23日、上原は音楽グループ・ET-KINGのTENNさんと結婚。公私ともに、順風満帆に思えたが、事態は一転する。「’14年9月に35歳の若さでTENNさんが自死しました。上原さんは’15年10月から芸能活動を再開しましたが、’17年8月に遺族がTENNさんの遺書を週刊誌上で公開。そこには上原さんと俳優・阿部力さん(41)が不倫していたことがきっかけとなり、TENNさんが自死を選んだという真相が綴られていました。上原さんは猛烈な批判に遭い、その結果、表舞台から姿を消すこととなりました」(前出・音楽関係者)■生活をスケールダウン…一家で倹約生活に仕事がなくなり、人も離れていった上原。そんななか、現在の夫であるA氏が現れた。「2人で過ごす時間が多くなったこともあり、頼る人の少ない上原さんは次第にAさんにのめり込むようになったといいます。’17年、Aさんが書き下ろした作品で上原さんは舞台初主演を務めており、公私ともにパートナーとなっていました。そして’18年10月、AさんはTwitterで上原さんとの結婚と彼女の第一子妊娠を発表しました」(舞台関係者)結婚当時、《誰が何と言おうと、僕は妻と産まれてくる子供を守りたいと思っております!家族を守ります!もしも家族に、他者からの攻撃が降りかかることがあれば全力で僕が盾になります!》とTwitterに綴っていたA氏。しかし’19年5月、Twitterに《自殺するような子供になったら親の責任なんで、その時はそんな子供にしてしまった自分を責めますよ》などと投稿したことが物議を醸し、所属していた劇団を退団。その後、2人目の子供を授かった一家は慎ましい生活を送っていたという。「芸能活動が好調だった当時の上原さんは優雅な暮らしをしていましたが、生活レベルをスケールダウンし、一家は倹約を強いられていたといいます。上原さんは近年美容家に転身し、企業を立ち上げ、代表取締役に就任。再び華やかな世界に近づいていましたが、そんななか今回の浮気報道が。Aさんが暴力を振るったのなら、その行動は正当化できませんが、いっぽうで上原さんのスキャンダラスな私生活に呆れるような声も聞こえてきます」(前出・舞台関係者)SPEEDのデビューから27年。上原は今、何を思うだろうか。
2023年07月08日国民的人気グループ・SPEEDの元メンバーである上原多香子(40)。マルチに活躍する彼女だが、再びの“醜聞”が波紋を呼んでいる。‘18年に演劇関係に携わるA氏と再婚し、2人の子宝に恵まれた上原。しかし、7月5日に配信された「文春オンライン」の記事によると、上原は別の男性と親密な関係になるも、そのことを知ったA氏に頭を叩かれるなどし警察沙汰に。また、SPEEDのメンバーであった今井絵理子参議院議員(39)に助けを求めたという。上原は「週刊文春」の直撃に対して、無言を貫いていた。上原といえば、’14年に当時の夫である音楽ユニット「ET-KING」のTENNさん(享年35)が自死し、告別式では上原も号泣していた。ところが’17年に遺族がTENNさんの遺書を公開。そこには上原と俳優・阿部力(41)の不倫という自死の真相が綴られており、そのことによって上原は表舞台から姿を消すこととなった。そんななか、上原の前に現れたのが現在の夫であるA氏だ。A氏は上原の不倫がTENNさんの自殺の原因だとわかったうえで交際をスタートさせている。「上原さんの仕事はなくなり、彼女のもとから人はどんどん離れていきました。その分、2人で過ごす時間が多くなり、次第に上原さんはAさんにのめりこむことに。’17年、Aさんが書き下ろした作品で上原さんは舞台初主演を務めており、公私ともにパートナーとなっていました」(舞台関係者)そして’18年10月、A氏はTwitterで上原との結婚と彼女の第一子妊娠を発表した。当時、A氏はこうツイートしていた。《かねてよりお付き合いさせていただいていた方と既に入籍し、妻のお腹には念願であった子供も授かりました》《誰が何と言おうと、僕は妻と産まれてくる子供を守りたいと思っております!家族を守ります!もしも家族に、他者からの攻撃が降りかかることがあれば全力で僕が盾になります!》しかし’19年5月、A氏は騒動を起こすことに。Twitterで《自殺するような子供になったら親の責任なんで、その時はそんな子供にしてしまった自分を責めますよ》などと投稿し、結果的に所属していた劇団を退団することとなったのだ。「上原さんの仕事が開店休業状態のなか、一家の大黒柱であるAさんも劇団を退団することに。上原さんは俳優業が好調だった時は優雅な暮らしをしていましたが、生活レベルをスケールダウンさせ、一家は倹約を強いられていたといいます。その後、お子さんをもう一人授かった上原さんは近年美容家に転身。企業を立ち上げ、代表取締役に就任し、再び華やかな世界に近づいていたのですが……」(前出・舞台関係者)地道に家族との幸せな日々を謳歌していたはずの上原。にもかかわらず、再び報じられた浮気報道ーー。もちろん記事が事実ならA氏の暴力は正当化できないが、ネットでは上原に対して《振り回される子供が可哀想すぎる》と呆れるような声も聞こえてくる。夫婦の行方は、果たして。
2023年07月06日ヴィーガンタルト専門店「ソー タルト(SO TARTE)」が、2023年6月17日(土)、東京・表参道と代々木上原にグランドオープンする。ヴィーガンタルト専門店「ソー タルト」とは?「ソー タルト」は、日本初のヴィーガンフルーツサンド専門店「フルーツアンドシーズン(fruits and season)」の新業態として誕生する、ヴィーガンタルト専門店。乳や卵をはじめとする動物性食品を使用しないヴィーガン対応、厳選した旬のフルーツを使用、ギフトにもぴったりのキュートなパッケージといった「フルーツアンドシーズン」の特徴はそのままに、「ソー タルト」では新たに、小麦粉を使用しない“グルテンフリー”の要素もプラスした。カフェ利用も可能!また、テイクアウトオンリーの「フルーツアンドシーズン」と異なり、「ソー タルト」はイートインも可能な“カフェ業態”でオープンするのも特徴的。店内では、見た目にも美しいフルーツタルトとともに、系列店「ヘイガンオーガニックコーヒー」のコーヒーや、下北沢のイタリアン「クオーレ・フォルテ」のオーナーである羽賀大輔がセレクトしたナチュラルワインなどを楽しむことができる。旬のフルーツで彩るカラフルタルト季節のフルーツをたっぷりと使用したヴィーガンタルトは、常時9種類程度をラインナップする予定。大きさは、8cmのミニサイズ、18cm・24cmのホールサイズの全3サイズを用意する。カラフルで心ときめくような見た目のタルトは、自分用にはもちろん、手土産やバースデー、パーティー用にもおすすめだ。【詳細】「ソー タルト」オープン日:2023年6月17日(土)価格目安:フルーツタルト 8cm 880円~、18cm 4,400円~、24cm 8,350円~※18cm、24cmは3営業日前までに要予約。18cmは数種類当日販売分あり。両サイズともバースデー用にトッパーやキャンドルをつけることが可能。(有料)■表参道店住所:東京都港区北⻘山3-10-14 1F営業時間:11:00~19:00定休日:月曜日 ※祝日の場合は営業■代々木上原店住所:東京都渋谷区上原1-18-7 1F営業時間:11:00~19:00定休日:月曜日 ※祝日の場合は営業
2023年06月11日湊かなえが2019年に作家生活10周年の節目の作品として書き下ろしたミステリー長編をWOWOWで連続ドラマ化する「落日」の主演に北川景子が決定。吉岡里帆と初共演を果たす。新進気鋭の映画監督・長谷部香(北川景子)は、新人脚本家・甲斐真尋(吉岡里帆)に映画の脚本の相談を持ちかける。その元となるのは、15年前、引きこもりの男性が高校生の妹を自宅で刺殺後、放火して両親も死に至らしめた「笹塚町一家殺害事件」。事件が起きた小さな町、笹塚町は真尋の生まれ故郷でもあった。判決も確定しているこの事件を、香はなぜ撮りたいのか。真尋はどう向き合うのか。事件を調べていくうちに、衝撃の真実にたどりつく…。北川さんは、WOWOWでの主演は連続ドラマW「ヒポクラテスの誓い」以来、約7年ぶり。新進気鋭の映画監督で、他人に迎合することなく自分の信念で行動する主人公・長谷部香役を演じる。北川景子また、香が幼い頃に住んでいた笹塚町出身の脚本家ということで運命の輪に巻き込まれていく甲斐真尋役には吉岡里帆。2人が演じる香と真尋は、映画を作るために15年前に起きた「笹塚町一家殺害事件」の真相を探っていくが、実はお互いにそれぞれ過去に身近な人を失ったことで、深いトラウマを抱えていた。やがて明らかになる、大切な人々の死の真相の先にあるものとは――。吉岡里帆原作は、2008年のデビュー作「告白」がミリオンセラーとなり、その後も「贖罪」「Nのために」「リバース」など途切れなくヒット作を生み、エンターテインメント小説界をけん引する湊かなえ。湊さん原作小説のWOWOWでのドラマ化は、連鎖する悲劇と登場人物たちの心の闇を描き国内外で喝采を浴びた連続ドラマW「贖罪」(2012年)、“母と娘”をテーマに毒を抱えた6人の主演女優たちが織り成す連続ドラマW「湊かなえポイズンドーター・ホーリーマザー」(2019年)に続き3作品目となる。脚本には、「宮部みゆき『ソロモンの偽証』」「インフルエンス」「坂の途中の家」などWOWOW連続ドラマWの数々のヒット作や、ドラマ「クロサギ」などを手掛けてきた篠崎絵里子。監督は、『ミッドナイトスワン』の内田英治。本格ミステリー原作の映像化を手掛けるのは初めてとなる。主演:北川景子(長谷部香役)・共演:吉岡里帆(甲斐真尋役)「湊かなえさんの作品が大好き」で原作も読んでおり、「湊さんの作品に携われることがとても嬉しかった」という北川さんは、脚本に対しても「原作のテーマが落とし込まれた脚本で惹き込まれました。タイトルの通り、落日が度々物語に出てきます」と明かす。演じるのは、新鋭映画監督というかつてない役柄。「香は“知ること”が“救い”だと言い、『なぜそうなってしまったのかが、知りたい』と言い続けます。真実を知ることで傷つくことや、かえって苦しむことになったとしても、真実に近づこうとする執念を持つ人です」とキャラクターについて語り、「香という人物は過去も含め自分という存在を赦すために知ろうとしていて、知ることでしか本当に前に進めないのだとわかりました」と理解を示した。また、吉岡さんは「北川景子さん主演作、湊かなえさん原作ということで、世に残る作品を一緒に作っていける喜びでいっぱいになりました」とオファーの喜びを語りつつ、「真尋は脚本家としての自分に自信が無く、ひねくれていてうだつが上がらない臆病な人間です。過去のトラウマから後ろ向きな性格になってしまった姿を、苦しみながらも何とか前に進んでいく主人公の香さんと対比になるよう気をつけながら演じました」と明かす。そして「どんな過去を背負っていても向き合っていこうとする映画監督の香と、現実をまだ直視出来ない脚本家の真尋が邂逅していく姿がスリリングに、かつ柔らかさも持って描かれているように思いました」と脚本についてコメントした。原作の湊さんは、「日が沈まなければ明日が来ないように、真実を知るからこそ訪れる明るい未来もあると思うのです。それを、映像で感じることができることに大きな希望を抱いています」とドラマ化にコメント。北川さん、吉岡さんには「言葉にしなくても、表情や些細な動作にそれがにじみ出る演技をしてくださるお二人だと確信し、期待が膨らみ、ドキドキしています」と信頼を寄せる。そして「この作品のスタートは『映画』と『裁判』というワードです。ここに注目して見てくださると、新しい発見があるかもしれません」と見どころを明かした。連続ドラマW「湊かなえ『落日』」は9月、WOWOWにて放送・配信(全4話/※第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2023年05月31日9月にWOWOWにて放送されるドラマ『連続ドラマW 湊かなえ「落日」』の主演が北川景子に決定し、併せて共演者として吉岡里帆が出演することが発表された。本作は、湊かなえが2019年に作家生活10周年の節目の作品として書き下ろしたミステリー長編作品。湊の原作小説をWOWOWでドラマ化するのは、『連続ドラマW 贖罪』(2012年)、『連続ドラマW 湊かなえ ポイズンドーター・ホーリーマザー』(2019年)に続き3作目となる。北川が演じるのは、新進気鋭の映画監督で、他人に迎合することなく自分の信念で行動する主人公・長谷部香。北川がWOWOWで主演を務めるのは『連続ドラマW ヒポクラテスの誓い』以来、約7年ぶりとなる。吉岡は、香が幼い頃に住んでいた笹塚町出身の脚本家ということで、運命の輪に巻き込まれる甲斐真尋を演じる。北川と吉岡は本作が初共演となる。本作のキーワードとなるのは「裁判」と「映画」。香と真尋は、映画を作るために15年前に起きた「笹塚町一家殺害事件」の真相を探っていく。二人はお互いに秘密にしていたが、それぞれ過去に身近な人を失ったことで、深いトラウマを抱えていた。やがて明らかになる、大切な人々の死の真相の先にあるものとは――。脚本は、『連続ドラマW 宮部みゆき「ソロモンの偽証」』『連続ドラマW インフルエンス』などWOWOWのヒット作を手掛けた篠﨑絵里子。監督は、第44回日本アカデミー賞で最優秀作品賞に輝いた『ミッドナイトスワン』の内田英治監督が務める。内田監督が本格ミステリー原作の映像化を手掛けるのは初でもあり、作り上げられる世界観にも期待が高まる。<キャスト・原作者・監督 コメント>●北川景子(長谷部香 役)本作のオファーを受けた際の気持ち湊かなえさんの作品が大好きで、元々たくさん読ませて頂いていた中に『落日』もありました。香と真尋が一つの事件を調査していく過程で、自分の過去や生い立ち、家族についてさまざまな真実に辿り着いていき、2人の人生がじわじわと交わっていくストーリー展開に感動した作品でした。オファーをいただいた時は驚きましたし、湊さんの作品に携われることがとても嬉しかったです。■脚本を読まれた際の感想一見接点のない登場人物たちが過去に深く関わりがあり、その真実が明らかになるにつれ、それぞれが心にしまっていた悲しみやトラウマを昇華していく展開が、原作同様、ライブ感がありました。真実とは、事実とは、そしてそれを受け入れることとは何なのか。知ることに果たして救いはあるのか。原作のテーマが落とし込まれた脚本で惹き込まれました。タイトルの通り、落日が度々物語に出てきます。日が沈むまでの短い時間に、それぞれが同じ夕日に思いを馳せていたと思うと切なかったのですが、一歩ずつ前に進んで欲しいと思いましたし、とにかく天候に恵まれ、この夕日のシーンの撮影がうまくいきますようにと願いました(笑)。■今回演じられた新鋭映画監督・長谷部香という役について役作りで心がけたことや、撮影現場の印象香は′′知ること′′が′′救い′′だと言い、「なぜそうなってしまったのかが、知りたい」と言い続けます。真実を知ることで傷つくことや、かえって苦しむことになったとしても、真実に近づこうとする執念を持つ人です。役を作るにあたり、この人は何故そんなに知りたがるのか沢山考えたのですが、香という人物は過去も含め自分という存在を赦すために知ろうとしていて、知ることでしか本当に前に進めないのだとわかりました。真実に近づくためには手段を選ばなかったり突き進んでしまうところがあり、それ故に周りを傷つけてしまい、またそのことにも傷ついてしまう香の繊細さを表現したいと思い撮影に臨んでいました。撮影現場は大変和やかで、内田監督や内田組の皆様がとても温かく迎え入れてくださり、皆様とコミュニケーションをとるのが楽しかったです。作品の真剣なムードとはまた違って、和やかで楽しい日々でした。■視聴者へのメッセージ心に悲しみや傷を抱えたまま蓋をして生きていた登場人物たちが、それぞれの救いを見つけ前に進んでいく姿に私は勇気をもらいました。日常生活を送る中で、時として私たちは普通を装い、悲しみやトラウマ、知られたくない感情が表層に浮かび上がらないよう取り繕って生きていますが、実はそれぞれに何かを抱えていて、皆救いを求めているのだと思います。この『落日』という作品が、皆様にとって一瞬でも、何かの救いや励ましになったら幸いです。●吉岡里帆(甲斐真尋 役)■本作のオファーを受けた際の気持ち北川景子さん主演作、湊かなえさん原作ということで、世に残る作品を一緒に作っていける喜びでいっぱいになりました。仲良しのヘアメイクさんがいらっしゃったり、いつか仕事をしたかった内田英治監督にカメラマンの伊藤麻樹さんも一緒で座組としても心強いなと感じました。■脚本を読まれた際の感想湊さん原作の『落日』のテーマである、苦しみからの成長・希望を忘れない精神の美しさに感動していたので読みながら大事なポイントを探りました。どんな過去を背負っていても向き合っていこうとする映画監督の香と、現実をまだ直視出来ない脚本家の真尋が邂逅していく姿がスリリングに、かつ柔らかさも持って描かれているように思いました。■今回演じられた新人脚本家・甲斐真尋という役について役作りで心がけたことや、撮影現場の印象真尋は脚本家としての自分に自信が無く、ひねくれていてうだつが上がらない臆病な人間です。過去のトラウマから後ろ向きな性格になってしまった姿を、苦しみながらも何とか前に進んでいく主人公の香さんと対比になるよう気をつけながら演じました。■視聴者へのメッセージドラマ『落日』は繊細で痛みのある切ない物語であると共に、優しいメッセージの詰まった希望を描いた作品でもあります。最後のエンディングがとても素敵なので、ぜひ4話続けて見て頂きたいです。●原作・湊かなえ■『落日』がWOWOWでドラマ化されることについての気持ち自分の都合のいいものだけを見て生きる。しかし、日が沈まなければ明日が来ないように、真実を知るからこそ訪れる明るい未来もあると思うのです。それを、映像で感じることができることに大きな希望を抱いています。文章では表現の限界のある『落日』を突き付けられ、心地よい敗北感を抱けたら、最高に幸せです。■主演の北川景子さん、共演の吉岡里帆さんについての印象や期待したいポイント、脚本を読んでドラマに期待すること北川さん、吉岡さん、どちらも大きな問題を内に抱えた役柄ですが、言葉にしなくても、表情や些細な動作にそれがにじみ出る演技をしてくださるお二人だと確信し、期待が膨らみ、ドキドキしています。脚本も作品の意図を丁寧にくみ取っていただいており、監督を中心に、皆のパワーがこもった作品になるのではないかと思います。■視聴者へのメッセージ自分と重なる人物、または、寄り添いたい人物が作中にいると思いますので、物語を楽しんだ後は、ご自分の胸の内に目を向け、明日への希望となるヒントを見出していただけるのではないでしょうか。また、この作品のスタートは「映画」と「裁判」というワードです。ここに注目して見てくださると、新しい発見があるかもしれません。どうぞよろしくお願いします。●監督・内田英治■本作をWOWOWでドラマ化するにあたっての意気込みじつは私、ミステリー小説ファンなのですが。このような形で本格ミステリーの原作をはじめてやらせていただくわけで、とても緊張し、とても意気込んでおります。原作者の湊かなえさんが描いた、繊細な登場人物たちを撮影で甦らせようと四苦八苦した作品でございます。その結果をぜひ見ていただきたいと思います。■主演の北川景子さん、共演の吉岡里帆さんについての印象おふたりとも初めてご一緒させていただきましたが、おふたりともによい意味で想像ととても違っておりました。北川さんは内に秘めたものが爆発するかしないかという境界線を演じるのがとてもお上手だと感じました。吉岡さんは明るい役のイメージがあったのですが、逆に繊細で感情がふつふつと煮込まれゆく演技などをもっと見たいと現場で思いました。■視聴者へのメッセージ二人の女性が自らの歴史をたどりながら謎を解明してゆく。北川景子さん、吉岡里帆さんがそれぞれ演じるわけですが、とても刺激的な撮影の日々でした。きっとそれが画面に現れている作品だと思います。皆様ぜひ見てください!<作品情報>『連続ドラマW 湊かなえ「落日」』WOWOWにて9月放送・配信スタート(全4話)第1話無料放送【WOWOWプライム/WOWOW 4K】無料トライアル実施中【WOWOWオンデマンド】【スタッフ】原作:湊かなえ『落日』(ハルキ文庫)監督:内田英治脚本:篠﨑絵里子音楽:小林洋平【キャスト】北川景子、吉岡里帆 ほか【ストーリー】新進気鋭の映画監督・長谷部香(北川景子)は、新人脚本家・甲斐真尋(吉岡里帆)に映画の脚本の相談を持ち掛ける。その元となるのは、15年前、引きこもりの男性が高校生の妹を自宅で刺殺後、放火して両親も死に至らしめた「笹塚町一家殺害事件」。そして事件が起きた小さな町、笹塚町は真尋の生まれ故郷でもあった。判決も確定しているこの事件を、香はなぜ撮りたいのか。真尋はどう向き合うのか。事件を調べていくうちに、衝撃の真実にたどりつく......。詳細はこちら:
2023年05月31日東京・代々木上原駅高架下の商業施設「アコルデ代々木上原」がリニューアル。2023年7月にグランドオープン予定だ。「アコルデ代々木上原」がリニューアル1993年に開業した「アコルデ代々木上原」は、2023年に開業30周年を迎え、12年ぶりとなる大規模リニューアルを実施。今回のリニューアルでは、改札階フロアと地上階フロアの通路に多種多様なショップが軒を連ね、新規7店舗を含む全15店舗が新たに生まれ変わる。“蕎麦呑み”や“上質寿司”を楽しめる店舗注目は、洗練された雰囲気が漂う代々木上原の街に合う上質な新店舗。昼は蕎麦屋、夜は焼き物と旬の食材を駆使して作る一品料理とお酒を楽しめる“蕎麦呑み処”「蕎麦うえはら」や、人気寿司店「梅丘すしの美登利」の新ブランド「すしの美登利 旬」などがオープンする。「すしの美登利 旬」では、寿司や和の小鉢に合う季節限定の貴重な日本酒が豊富に揃う。スタバなど人気カフェもリニューアルまた、スターバックス(Starbucks)やカルディコーヒーファーム(KALDI COFFEE FARM)など人気店舗もリニューアル。さらに、根強い人気の中食需要に応えた店舗も引き続き楽しめる。【詳細】「アコルデ代々木上原」リニューアルグランドオープン日:2023年7月予定住所:東京都渋谷区西原3-8-5該当フロア:地下1階、1階、2階■新ショップ&リニューアル<新ショップ>3月28日(火) 蕎麦うえはら4月7日(金) Kollabo4月28日(金) すしの美登利 旬、自然食品F&F6月上旬 玄米食堂あえん6月8日(木) カフェカルディーノ6月中旬 boB the café+Sento Bene<移転リニューアル>2月28日(火) ヒビヤカダンスタイル3月12日(日) カレーハウスCoCo壱番屋4月14日(金) カルディコーヒーファーム<リニューアル>3月4日(土) サンマルクカフェ5月8日(月) 箱根そば5月下旬 リトルマーメイド(LITTLE MERMAID)5月下旬~6月上旬 スターバックス時期未定 なか卯※オープン日は変更となる場合あり。
2023年04月22日湊かなえの小説「告白」が、3月22日(水)よりAmazon オーディブルにて配信される。オーディオブックや音声コンテンツを制作 ・配信するAudible。今回配信が控える「告白」は、2008年に発売され、衝撃的なラストを巡り物議を醸し、話題となった湊さんのデビュー作。2022年には文庫版の部数が300万部突破を記録し、2010年には松たか子主演で映画化。また今月、限定特装版の発売が控えている。今回のオーディオブック化では、映画で北原美月を演じた橋本愛が朗読を担当。湊さんとの特別対談も収録している。「ただ読み上げるのではなく、橋本愛さんの解釈はちゃんと感じられるのに、演じるのともまた少し違う、朗読にしか表現できない世界がそこには広がっていました」と今作の印象を語った湊さんは、「橋本さんに新しい表現の扉を開いていただけてとても嬉しいです」と喜ぶ。一方、橋本さんは「物語をそれぞれの解釈で聴いていただきたいため、今回は自分の中で『演じない』というルールを設けて朗読していました」と明かし、「このオーディオブックによって、新たな『告白』が発見されることを楽しみにしています」とコメントしている。「告白」は3月22日(水)よりAmazon オーディブルにて配信。(cinemacafe.net)■関連作品:告白 2010年6月5日より全国東宝系にて公開© 映画「告白」フィルムパートナーズ
2023年03月19日世界初のミシュラン一つ星を獲得したラーメン店「Japanese Soba Noodles 蔦」が、東京・代々木上原に2023年2月10日(金)にグランドオープンする。ミシュラン一つ星獲得ラーメン店「Japanese Soba Noodles 蔦」「Japanese Soba Noodles 蔦」は、2016年にミシュラン史上初となるラーメン店での一つ星評価を獲得したラーメン店。2012年1月に東京・巣鴨で開業して以来、日本のUMAMIの食文化と世界中の様々な食材を融合させた珠玉の一杯を提供している。「Japanese Soba Noodles 蔦」のメニューは全て化学調味料不使用。食材本来の美味しさを食材に対する豊富な知識と的確な技術によって引き出した、今までにはないラーメンを作り上げている。代々木上原に移転オープンそんな「Japanese Soba Noodles 蔦」が、2019年に移転オープンした代々木上原の店舗を新たな体制で2023年2月10日(金)にグランドオープン。メニューも一新し、新たなラインナップで展開する。ラーメン店の枠にとらわれない空間やサービス、そして和洋中が見事に融合した一杯を楽しんでみてはいかがだろう。【詳細】「Japanese Soba Noodles 蔦」グランドオープンオープン日:2023年2月10日(金)住所: 東京都渋谷区西原3-2-4 フロンティア代々木上原B1定休日: 木曜日営業時間:11:00~15:00※一時的に営業時間を変更している。TEL:03-6416-8620
2023年02月02日上昇を続ける電気代に、各家庭からは悲鳴にも似た声があがっています。タレントの上原さくらさんもまた、高すぎる電気代に衝撃を受けた1人。ブログでは、電気代の請求金額について「恐怖に近い感情を持ってしまいました」とつづっています。覚悟はしていたのですが電気代の請求額を見て、夫と一緒に驚くというか…恐怖に近い感情を持ってしまいました「絶句」のお手本みたいに、2人で目を合せたまま3秒くらい何も言葉が出てこなかったです。笑ほんとに値上がりしてるんですね…ガス代もいつもより高くて、電気と合わせると約5万円でした上原さくらオフィシャルブログーより引用2022年には、電気代が1万円を切る時もあったという、上原さん。高齢の愛犬のため、室温を気にかけエアコンや暖房は常時つけていることや、体調不良のため普段は使っていないオイルヒーターを使う機会が多かったことを明かしており、「今以上に暖房費節約は難しい」ともつづりました。家計を直撃する電気代高騰に頭を抱えているのは、決して上原さんだけではなく、「我が家もです」との声も目立ちます。・光熱費が上がるのは、死活問題なんですよね…。・節電を意識していても、これまで見たことがなかったぐらいの請求金額に、目を疑った。・みんな同じなんだね~。2023年の春以降には、さらなる値上げも予想されており、まだまだ悩みはつきません。上原さんはブログで「とりあえず、1日も早く冬が終わってほしい」ともつづっており、その切実な言葉にもまた、多くの人が共感したことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年01月19日クリエイティブスタジオ「クローカ(KLOKA)」が手掛ける和洋菓子店「小楽園 ティーサロン&ブティック(TEA SALON&BOUTIQUE)」が、東京・代々木上原に2023年1月21日(土)にオープンする。“桃源郷の土産物屋”イメージの和洋菓子店「小楽園」「小楽園 TEA SALON & BOUTIQUE」は、クリエイティブスタジオ「KLOKA(クローカ)」監修による和洋菓子店。実在の日本の山々をモチーフに、本物の山の稜線をチョコレートで再現した菓子「山菓子」を主軸に展開している。各山ごとに異なる素材を用いて、ガナッシュやクランチチョコレート、ケーキなどを重ねているのが特徴だ。2022年秋には、オープンに先駆けて伊勢丹新宿店にて期間限定ストアを開催し好評を博した。新作「山菓子 富士山」桜色ガナッシュや抹茶ケーキ、小豆を重ねてそんな「小楽園」から、ショップオープンを記念して日本最高峰の山“富士山”をモチーフとした新作が登場。富士山そのもののビジュアルで、山肌を崩すと山頂からは苺をたっぷりと使用した桜色のガナッシュが顔を出す。中段には抹茶ケーキに小豆を練り込み、さらにその下に桜の葉のガナッシュを重ねた。山底には静岡の抹茶を使用したさくさくのクランチチョコレートを敷き詰めた。桜色と抹茶色が映える美しい断面もポイントだ。山菓子5種&オリジナルのおこし詰め合わせまた、北海道「利尻山(冬)」、大分県「由布岳(秋)」、鹿児島県「桜島御岳(夏)」、静岡県「大室山(晩春)」、東京都「八丈島西山(夏)」の「山菓子」5山に加え、ボンボンショコラの詰め合わせ「雛山セット」やオリジナルのおこしやかりんとう、金平糖などを詰め合わせた「小楽園のおこし」もラインナップする。和風チャイや台湾茶などのドリンクメニューもさらに、「小楽園 ティーサロン&ブティック」はティーサロンを併設するため、店内では和風チャイをはじめ、こだわりの台湾茶、2種のオリジナルショコラショーなど各種ドリンクも楽しめる。“桃源郷の土産物屋”をイメージした、異国情緒漂うお伽話の世界観を感じられる店内にて、スイーツとドリンクを併せて味わってみては。【詳細】「小楽園 ティーサロン&ブティック」オープン日:2023年1月21日(土)12:00オープン住所:東京都渋谷区元代々木町10-9営業時間:12:00~19:00定休日:火曜<メニュー例>■「山菓子 富士山(春)」4,860円(4,950円)■「山菓子」各3,450円(3,520円)・「山菓子 利尻山(冬)」・「山菓子 由布岳(秋)」・「山菓子 桜島御岳(夏)」・「山菓子 大室山(晩春)」・「山菓子 八丈島西山(夏)」■「雛山」5個セット 3,780円/1山 993円(テイクアウトのみ)、2個セット 1,540円(イートインのみ)■小楽園のおこし 1,950円(テイクアウトのみ)■和風チャイ 680円(900円)■台湾茶 お茶漬け付き 1,540円~(1名追加ごとに+700円、イートインのみ)■ショコラショー クラシック 650円(850円)、アラスカスパイス 680円(880円)■その他各種ドリンク 600円~※()内はイートイン価格。
2023年01月16日ベストセラー作家・湊かなえが、作家を辞す覚悟で執筆し、累計発行部数120万部を突破した小説を、戸田恵梨香と永野芽郁共演で映画化した『母性』が、2月22日(水)より先行ダウンロード販売がスタートする。母性を持てず、娘を愛せない母・ルミ子を戸田さん。母性を求め、母に愛されたい娘・清佳を永野さんと、「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」で先輩・後輩の息の合った掛け合いが話題となった2人が、初の母娘役に挑戦することで注目された本作。今回、先行ダウンロード販売開始後、4月7日(金)よりデジタルレンタル、Blu-ray&DVDもリリースされる。Blu-ray&DVD豪華版には、メイキング、戸田さんと湊さんのスペシャル対談の完全版などが収録された特典DISCもセットとなっている。『母性』は2月22日(水)先行ダウンロード販売開始、 4月7日(金)Blu-ray&DVD発売、デジタルレンタル開始。(cinemacafe.net)■関連作品:母性 2022年11月23日より全国にて公開©2022映画「母性」製作委員会
2023年01月13日公益財団法人上原記念生命科学財団(東京都豊島区、理事長:上原明/大正製薬ホールディングス株式会社代表取締役社長)は、12月14日(水)に開催した理事会において、2022年度上原賞・各種助成金贈呈対象者を決定しましたのでお知らせいたします。今年度の上原賞は2名、各種助成件数は350件、助成金総額(上原賞副賞を含む)は14億90万円となりました。上原賞 2 名 副賞1 件 3,000 万円 ※掲載は五十音順○大野 博司 氏 国立研究開発法人 理化学研究所 生命医科学研究センター 副センター長対象となった研究業績「宿主の生理・病理と宿主-腸内細菌叢相互作用の統合的理解」○胡桃坂 仁志 氏 東京大学 定量生命科学研究所 クロマチン構造機能研究分野 教授対象となった研究業績「ゲノム機能発現におけるクロマチンの構造基盤の解明」各種助成金 350 件 13 億4,090 万円○特定研究助成金 18 件 6,600 万円○研究助成金(1 件500 万円) 90 件 4 億5,000 万円○研究推進特別奨励金(1 件400 万円) 10 件 4,000 万円○研究奨励金(1 件200 万円) 110 件 2 億2,000 万円○海外留学助成金リサーチフェローシップ 56 件 3億750 万円○海外留学助成金ポストドクトラルフェローシップ 36 件 2 億140 万円○その他・国際シンポジウム開催助成金 20 件 2,000 万円・来日研究生助成金 10 件 3,600 万円公益財団法人上原記念生命科学財団は、1985 年の設立以来、今年度で38 年目となります。2022 年度までの生命科学に関する諸分野の研究に対する助成(上原賞含む)は約11,200 件、約358 億円になります。上 原 賞 受 賞 者(五十音順)受賞者氏名: 大野 博司(オオノ ヒロシ)医学博士所属機関および役職:国立研究開発法人 理化学研究所 生命医科学研究センター 副センター長生年月日 1958 年10 月27 日生略 歴 1983 年 3 月 千葉大学医学部 卒業1983 年 4 月 千葉大学医学部麻酔学教室 入局1987 年 4 月 千葉大学大学院医学研究科 入学1991 年 3 月 千葉大学医学部 助手1994 年 4 月 National Institutes of Health 訪問研究員1997 年 5 月 千葉大学医学部 助教授1999 年 4 月 金沢大学 がん研究所 教授2004 年 4 月 理化学研究所 免疫・アレルギー科学総合研究センター チームリーダー2005 年 4 月 横浜市立大学大学院 客員教授(兼任)2007 年 4 月 千葉大学大学院 客員教授(兼任)2013 年 4 月 理化学研究所 統合生命医科学研究センター グループディレクター2018 年 4 月 理化学研究所 生命医科学研究センター チームリーダー2022 年 4 月 理化学研究所 生命医科学研究センター 副センター長受賞対象となった研究業績「宿主の生理・病理と宿主-腸内細菌叢相互作用の統合的理解」体外環境との境界をなす大腸粘膜には40 兆個以上もの腸内細菌叢が定着しており、宿主の生理や病理と深く係っている。世界に先駆けて提唱した統合オミックス解析手法を駆使することで、宿主-腸内細菌叢相互作用を双方向から解き明かし、その分子的理解の基盤を確立した。腸内細菌の取り込みに特化した腸管上皮M細胞について、特異的マーカーGP2 の同定とその受容体機能を明らかにするとともに、細胞間連結に関与するM-sec や細胞分化に必須な転写因子Spi-B など、重要な分子を次々と同定した。さらに、腸内細菌由来の酢酸によるO157 の感染予防やIgA の特異性と生産性の制御、酪酸による大腸制御性T 細胞の分化促進、寄生虫排除における肥満細胞の重要性、胃の免疫系における2 型自然免疫リンパ球の優勢とその常在細菌依存性、I 型糖尿病の発症抑制に重要な腸内細菌の発見や、2 種類の小腸常在菌による相乗的多発性硬化症の発症機構の解明等、卓越した業績を発信し続けている。今後の創薬、未開拓の臨床分野に大きく貢献する新たなパラダイムを開拓した先駆的研究業績である。上 原 賞 受 賞 者(五十音順)受賞者氏名:胡桃坂 仁志 (クルミザカ ヒトシ)博士(学術)所属機関および役職:東京大学 定量生命科学研究所 クロマチン構造機能研究分野 教授生年月日 1967 年 1 月30 日生略 歴 1989 年 3 月 東京薬科大学 薬学部 卒業1991 年 3 月 東京薬科大学 大学院薬学研究科 博士前期課程修了1995 年 3 月 埼玉大学 大学院理工学研究科 博士後期課程修了1995 年 4 月 理化学研究所 奨励研究員1995 年 6 月 National Institutes of Health 博士研究員1997 年 6 月 理化学研究所 研究員2003 年 4 月 早稲田大学 理工学部 助教授2007 年 4 月 早稲田大学 先進理工学部 准教授2008 年 4 月 早稲田大学 先進理工学部 教授2018 年 4 月 早稲田大学 名誉教授2018 年 4 月 東京大学 定量生命科学研究所 教授受賞対象となった研究業績「ゲノム機能発現におけるクロマチンの構造基盤の解明」クロマチンは真核生物のゲノムの本体であり、その構造変動により転写、DNA 修復、複製、組換えを制御することで、多細胞生物の発生・分化のエピジェネティックな制御の根幹を担っている。クロマチン構造を調節する因子群を含む、多種多様なクロマチンを試験管内で再構成する高度な技術を独自に確立し、構造生物学と融合させることで、ゲノム機能を制御するために必要なクロマチン構造変換の仕組みを立体構造から解明する道を切り拓いた。特筆すべきは、転写反応中のRNA ポリメラーゼⅡ-ヌクレオソーム複合体のスナップショット構造群をクライオ電子顕微鏡により世界で初めて可視化し、ブラックボックスであったクロマチン上での転写機構の根幹を解明したことである。さらに、クロマチンによる自然免疫のDNA センサーcGASの不活性化機構を解明し、自然免疫の中心的な問いである自己と非自己DNA を区別する仕組みを明らかにした。基礎生物学の理解への貢献はもとより、医学薬学の分野においてエピゲノム創薬の基盤をも提供することが期待される、世界を牽引する独創的な研究業績である。【PR】2022年度上原賞・各種助成金受賞者決定のお知らせ.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年12月14日ピアニストの上原彩子が令和4年度文化庁長官表彰を受賞した。文化庁長官表彰は、文化活動に優れた成果を示し国の文化の振興に貢献した者、または日本文化の海外発信、国際文化交流に貢献した者を文化庁長官が表彰するもの。上原は、2002年のチャイコフスキー国際コンクールピアノ部門で日本人として初めて優勝。国内外で高い評価を集めており、近年は演奏だけでなく後進の指導も積極的に行っている。今年デビュー20周年を迎え、記念プロジェクトとして、チャイコフスキー1番とラフマニノフ2番の2大協奏曲を原田慶太楼指揮日本フィルハーモニー交響楽団と共演したライヴ録音をリリース。来年度からは、デビュー30周年となる2032年に向けて、ベートーヴェンのソナタ全曲に取り組んでいく予定だという。上原彩子アーティストページ
2022年12月02日※編集部注:本記事はネタバレも一部含んでいます。知らない状態で映画をご覧になりたい方はご注意下さい。映画『母性』(11月23日公開)のTRIBEの舞台挨拶が23日に都内で行われ、戸田恵梨香、永野芽郁、廣木隆一監督、湊かなえ(原作)が登場した。同作は湊かなえによる同名小説の実写化作。女子高生が自ら命を絶った事件をきっかけに回想される、愛せない母と愛されたい娘の物語で、同じ時・同じ出来事を回想しているはずなのに、2人の話は次第に食い違う。母と娘がそれぞれ語るおそるべき「秘密」が明らかになっていく。原作者の湊は今作について「書いているときも映像が浮かんでいて、ルミ子(戸田)の最後の表情などが頭の中にあるんですけど、映画を見たら『あ、この台詞はこんな表情で言ってたんだ。清佳(永野)、こんな顔で聞いてたんだ』というのを2人に教えてもらったような感じがしました」と絶賛し、「全部上書きされました」という。戸田は「恐縮です」と言いつつ、「最後に『愛してる』と言いながら(清佳を)抱きしめているシーンがありましたけど、あそこの表情、間違えたなと気づいたんです」と明かし、会場を驚かせる。「湊さんがどういう意図であのシーンを書かれたのかわからないんですけど、あの時、大地真央さん演じる母を自分に投影すべきだったって気づいて。本当は笑顔で清佳を愛してるって抱きしめるべきだったんじゃないかなって思ったんです。いかがですか?」とその場で原作者に尋ねた。湊は「今それを聞いて『あ、そうか』と教えてもらってる感じなんですけど、いつもルミ子の中にある『これが正しいことなんだろうか』とか『今、最善の行動はどういうことなんだろう』というのは、全部自分の母親がいてのことで、『母だったらどうするだろう』『こうしたら母は喜んでくれるんじゃないか』というところから来ている。大地さんの笑顔をルミ子が思い浮かべて『愛してる』というのも、『あ、そうか』と思ったり」と戸田の見解を認める。さらに「でも、ルミ子はやっと『あそうだ。今はこれ愛してるなんだ』にたどり着いた感じが、映画の時の表情になったんだろうなって」と、湊が今回の戸田の表情についての見解を述べると、戸田は「そうなんですよ!」と頷く。湊が「でも私は、その『愛してる』の奥に大地さんが見えました」と太鼓判を押すと、戸田は「ありがとうございます」とほっとしていた。
2022年11月24日戸田恵梨香、永野芽郁が母娘役で共演する映画『母性』が、第41回バンクーバー国際映画祭に正式招待作品され、廣木隆一監督と原作者の湊かなえが現地での舞台挨拶に登場した。本作は『あちらにいる鬼』『月の満ち欠け』の公開も控える人間ドラマの名手・廣木隆一監督が、『告白』など数々のベストセラーを生み出してきた湊かなえの同名小説を映画化したエンタテインメント作品。繊細かつ大胆な演技で新境地を切り開いた戸田、永野をはじめ、大地真央、高畑淳子、中村ゆり、山下リオら実力派キャスト陣が集結し、ひと際キャラの濃い母娘たちを熱演している。先日、北米最大級の映画祭のひとつ、第41回バンクーバー国際映画祭にて、正式招待作品として華々しくワールドプレミアが行われ、湊かなえと共に、廣木隆一監督が現地での舞台挨拶に登場。2018年『ここは退屈迎えに来て』以来4年ぶりのバンクーバー登場とあって、新作を心待ちにしていた現地の観客から拍手喝采で出迎えられた。左から)廣木隆一監督、湊かなえ廣木監督といえば下積み時代、世界最大のインディペンデント映画祭として有名なサンダンス映画祭に見出されアメリカに留学後、2003年の『ヴァイブレータ』で国内外40以上の映画祭で大きな注目を浴びた。今ではヴェネチア、トロント、ロッテルダム、上海、釜山、香港など、世界各地の映画祭でその名を轟かせており、世界が新作を待ちわびる監督のひとりだ。今回バンクーバー国際映画祭では、観客の心に強く響くような優れた作品に焦点を当てることを目的に今年から新設され、最優秀賞を争う対象となる「ショーケース」部門からの出品となった。映画祭のプログラミングチームは「今回の最新作は、これまでの廣木監督の多くの作品と同様に、女性の心理とその複雑な感情の網目を、思いやりと細やかな感性で探っています。ワイドスクリーンで撮影され、ドールハウスのような美しさを持つこの作品は、類まれなふたりの女性の心理を分析し、母性に対する規範的な前提を覆す意欲作です」と選出理由を語っている。さらに「監督はまた、私たちが登場人物の行動を理解するのに苦しみながらも、どこかで深い共感を呼び起こさせるような、俳優の素晴らしい演技を引き出しています。勇敢で美しく、魅力的なこの作品は、悲しい物語ではありますがその中に優しさと思いやりの余地を残していると感じました」と、女性の繊細な心情を描くことに定評のある廣木監督の手腕を絶賛した。「戸田恵梨香の狂気がすごかった」第41回バンクーバー国際映画祭の様子満員御礼となった上映会場では、ところどころで笑いが起きたかと思えば、終盤にはすすり泣きが響くなど、目の肥えた観客たちからもリアクションは上々だったようで、「とても深いストーリーで心が揺さぶられた」「視点の描き方が面白かった。視点の違いで声や表情が違うのがすごかった」「主演女優さん(戸田恵梨香)の狂気がすごかった」との声が寄せられた。『母性』の制作について廣木監督は「ナレーションで全てを説明するようなことはしたくなかったので、役者さんのリアルな芝居を引き出すことに注力しました。戸田さんも永野さんも、それぞれのキャラクターの感情とリアルな芝居というものを一生懸命に追求してくれて、脚本に書かれていることを基に、毎回素晴らしいものを組み立てて撮影に臨んでくれたので、それを見るのが楽しみでした」と振り返った。また観客から「海外のことを頭に入れて映画を作るのか?」と問われた際は「海外の人たちというより、日本の人たちがどう考えて、どう行動するかを念頭に置いて作っています。それを海外の方たちがどう思うかだと思います。それが映画の個性になると思います」と自身の信念を明かした。その言葉に頷くように、湊かなえも「廣木監督はひとつの物語の中に複数の視点が存在する物語を撮るのがとてもお上手なんです。同じ出来事をルミ子・清佳の視点で見るとこんなに表情も違うんだと見て分かる、廣木監督だから撮れた奇跡の映画だと思います」と太鼓判を押した。なお『母性』は、10月24日に開幕した第35回東京国際映画祭でも、特別招待作品(ガラ・セレクション部門)としてジャパンプレミアが決定している。廣木監督の新たな代表作として、日本国内でも話題を集めそうだ。『母性』11月23日(水・祝)公開(C)2022映画「母性」製作委員会
2022年10月28日シリーズ累計880万部突破の大人気漫画のアニメーション映画化『BLUE GIANT』が、来年2月に公開。この度、本作の音楽を世界的ピアニストの上原ひろみが担当することが決定。合わせて、特報映像も公開された。“音が聞こえてくる漫画”という数々の口コミと共に、高く評価されてきた原作「BLUE GIANT」。映画化発表時より注目を集め、期待を寄せられた劇中の音楽を担当する上原さんは、グラミー賞受賞歴を持つ世界的ピアニスト。2018年、19年に開催された原作によるライブイベント「BLUE GIANT NIGHTS」にも出演している。今回上原さんは、主人公たちが結成するトリオ「JASS」のオリジナル楽曲を、本作のために書き下ろした。また、世界一のジャズプレーヤーを目指す大のサックスを馬場智章が演奏することも発表。ユニバーサル・ミュージック協力のもと、国内外の有力奏者を集めたオーディションを実施し、満場一致で馬場さんに決定。そして、仙台出身の大とは高校で同級生だった玉田俊二のドラム演奏は、「millennium parade」のドラマーとしても活躍する石若駿が担当。楽器未経験ながら、大の情熱に突き動かされバンドに熱中する玉田の表現を託し、上原さんが指名したという。そして、大が東京で出会うピアニスト・沢辺雪祈の演奏は上原さんが担当する。ジャズ界のトップランナーと新世代をけん引する才能が集結し、トリオ「JASS」の演奏に命を吹き込む。石若さんのドラムに上原さんのピアノ、そして馬場さんのサックスが重っていき、始まりを感じさせる演奏が流れる特報映像では、ジャズに魅せられ夢に目を輝かせる大の様子や、雪祈、玉田の情熱に満ちた表情が映し出される。さらに、真剣な眼差しでテナーサックスを抱える大が描かれた最新ビジュアルも公開。その表情はどこか厳しげで、真摯。彼の音楽に懸ける激しい想いが伝わってくるかのようだ。原作者:石塚真一コメントジャズ界きってのピアニストの上原ひろみさんが音楽担当になってくれたことは、この上ない幸運です。サックスの馬場智章さん、ドラムの石若駿さんという真摯な若手プレーヤー達と共に試行錯誤を重ねて映画『BLUE GIANT』の音を紡いでくれました。迫力の音楽です。音について伝えたいことはまだまだありますが、ここはグッとこらえ、皆さんが映画で楽しんでいただけたらと思います。上原さん、馬場さん、石若さん、カッケー音をありがとうございます!!皆さん、劇場でジャズが待ってます!ご期待ください。上原ひろみコメント初めて「BLUE GIANT」を読んだ時、「音が聴こえてくる」と感じました。自分の頭の中に鳴っていたその音を、本当に再現できる日が来るなんて・・・。物語を支える劇伴も担当させていただけて、感無量です。『BLUE GIANT』には、夢と情熱が詰まっています。監督も、この映画に携わるスタッフも、原作チームも夢と情熱で溢れる人たちでいっぱいです。この漫画の音を鳴らしたい、という自分の夢を乗せられればと。ありったけの情熱を込めて。馬場智章コメント“その人が生み出す音はその人そのものを表す”と感じながら僕は日頃から音楽に取り組んでおりますが、今回初めて自分自身としてではなく別の人間として音楽制作に取り組みました。大の持つ音は“きっとまだ上手くはないけれど何故か人を惹きつける”、そんな想像をしながら大を自分に宿して、大として演奏をするにつれ、彼の音楽への情熱や貪欲さがどんどん音になって表れるような気がしました。今回大が結成したバンド“JASS”を上原ひろみ、石若駿という最高のメンバーと担当することができ、とても良い音楽に仕上がったと思います。ぜひ劇場の特大スピーカーでJASSの音を全身で浴びてください。石若駿コメント皆様はじめましてドラマーの石若駿と申します。ジャズを題材としたこの『BLUE GIANT』という作品に携わることができてとても嬉しく思います。ドラムの玉田の音とモーションを担当することになりますが、玉田は音楽経験がないところからドラムをスタートします。初心者のぎこちないドラミングを演ずるのがとにかく難しくもあり、試行錯誤しながら楽しく臨むことができました。玉田のまったくの初心者からだんだん上手になっていく様にも注目いただければと思います。また彼の心情の動きも私なりに音に注入させていただきました。全体の音楽を担当され、雪祈役の、上原ひろみさんと宮本大役の馬場智章さんとのトリオもとても感動的な音に仕上がりました。この映画を観てジャズという音楽の実際のライブにも聴きにいらしていただければ本当に嬉しいですが、まずは『BLUE GIANT』を何度もじっくり楽しんでいただければと思います!お楽しみに!『BLUE GIANT』は2023年2月17日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:BLUE GIANT 2023年2月17日より全国にて公開©2023 映画「BLUE GIANT」製作委員会©2013 ⽯塚真⼀/⼩学館
2022年10月19日10月2日、沖縄コンベンションセンター展示棟で開催されたイベントに島袋寛子(38)、上原多香子(39)、今井絵理子参院議員(39)が登場。“復活”したSPEEDだが、喜ぶ反応だけではないようだ。行われたイベントは、MAXやDA PUMPを輩出した「沖縄アクターズスクール」のコンサート。島袋のステージに、今井と上原がサプライズゲストとして出演し、デビュー曲「Body&Soul」を披露したのだ。この日、新垣仁絵(41)は出演を見送ったものの、メンバーが集結したのは2016年5月以来、約6年4ヵ月ぶり。一世を風靡したSPEEDメンバーが再集結したわけだが、この間SPEEDには穏やかならざる報道が相次いでいた。「今井議員は17年7月に橋本健元神戸市議(42)との“手つなぎ不倫疑惑”が報じられました。当時橋本氏は結婚していましたが、この報道を機に離婚。政務活動費の不正受給により議員も辞職するなど踏んだり蹴ったりでした。現在では橋本氏が今井議員の政治活動をサポートしており結婚間近とも言われていますが、周囲の反応も冷ややかだと聞きいています」(政治部記者)さらに上原も、不倫疑惑が報じられていた。「上原さんは12年にET-KINGのTENNさんと結婚しましたが、TENNさんは14年に自死。TENNさんの遺族が、その原因として上原さんの不倫を指摘し、大きな騒動になりました。上原さんは報道について触れないまま、17年には演出家・コウカズヤ氏(45)との交際が発覚。翌年にはコウさんと再婚し第1子を出産しています。上原さんは最近になって美容家への転身を発表しましたが、不倫報道からのイメージが回復できておらず、応援する声は少ないです」(芸能関係者)久しぶりのSPEEDのパフォーマンスに歓喜の声が集まるかと思いきや、こうした不倫報道の影響からインターネット上では冷ややかな反応が多く上がっている。《よく今井さんと上原さん出れたな。上原さんのファンとか居るんかな?あの一件以来応援する人は少なそう。》《メンバー4人中3人がこうやって揃う光景が見れるのは当時ファンだった自分からすれば素直に嬉しいけど、島袋以外の2人に良いイメージがない、、、やっぱり1度付いたイメージを払拭するのは厳しい、、、》《上原さんも酷いけど、個人的には今井さんへの嫌悪感が一番強いです。今でもカラオケで歌うし、とても好きなグループだったので、綺麗な思い出だけで終わらせて欲しかったです。》
2022年10月03日上原氏開発のドクターズコスメ2点付き11月20日(日)、NHKカルチャー青山教室が主催する講座『美容外科医 上原恵理の知っているようで知らない!本当の冬のスキンケア』が開催される。会場となるのは、東京都千代田区一ツ橋にある一橋大学一橋講堂。講師を務める上原恵理氏は、日本形成外科学会認定専門医、美容外科医、美容皮膚科医、美容医療評論家で、フジテレビ「ホンマでっか!?TV」などの出演でもおなじみである。受講料は4,510円(税込)で、参加者全員に上原氏開発のドクターズコスメから化粧水「Lov me Touch URUOI」と、乳液「Lov me Touch スキンバリアナノミルク」がプレゼントされることになっている。医療メソッドを交えながら冬のスキンケアを解説上原恵理氏はYouTubeチャンネル「えりりんチャンネル」にて、スキンケアなどの美容情報や、美容医療などの情報を発信しているが、NHKカルチャーでは、夏にもNHKカルチャーで講演会が開催されており、今回はさらに充実した内容となる。冬は乾燥などにより、肌トラブルが多発しやすいシーズンである。冬には冬ならではのスキンケアが必要であるが、正しいスキンケアとなると、なかなか自信を持てないものである。当日は知っているようで知らない本当の冬のスキンケアを解説。上原氏のサイン入りグッズの「お渡し&撮影会」に参加できるお楽しみ抽選会なども予定されている。日時: 11月20日(日) 14:30~16:00場所: 一橋講堂東京メトロ半蔵門線、都営三田線、都営新宿線神保町駅(A8・A9 出口)徒歩4分東京メトロ東西線 竹橋駅(1b 出口)徒歩4分(プレスリリースより引用)(画像はプレスリリースより)【参考】※NHK文化センター青山教室:【外部会場】美容外科医 上原恵理の知っているようで知らない!本当の冬のスキンケア - 好奇心の、その先へ NHKカルチャー
2022年09月29日●主演映画で広がった視野主演映画『ミューズは溺れない』が9月30日に公開を迎える女優の上原実矩。本作で上原は、自身の思いと現実のはざまに葛藤を抱き、もがきながらも前に進もうとする高校生・朔子を瑞々しく演じ、作品は第22回TAMA NEW WAVE、第15回田辺・弁慶映画祭で、共にグランプリを獲得した。高い評価を得た作品だが、いまから3年前の自身の芝居を見て「まだまだ未熟でむず痒い」と苦笑いを浮かべていた上原。彼女はいま、いろいろな面で過渡期にいるという――。○■中学3年生のときに出演したドラマで仕事として意識小学生低学年のときから子役として芸能活動を始めた上原。始めた当初は「習い事の延長」という部分が大きく、楽しさが勝っていたという。そんななか、オーディションなどを受け、結果が伴わなくなってきて、少しずつ気持ちに変化が生まれてきた。「小さいころから、いろいろな習い事をしたり、勉強をするなか、割とそんなに苦労したことがなく、気持ちを剥き出しにしたことはなかったんです。でもオーディションに落ちたとき、何とも言えない悔しさが沸いてきました。そのとき『これは自分のやりたいことなんだろうな』と感覚的に理解したんです」そこからは漠然と演じることが“好き”という思いでいたというが、決定的に仕事として女優という仕事を意識したのが、中学3年生の時だった。「『放課後グルーヴ』というTBSの深夜ドラマにメインで出演させていただいたのですが、そのとき初めてリハーサルを含めて3~4カ月間ガッツリとお芝居に向き合う機会がありました。台本やお芝居と向き合って戦った時期でした。そこでスイッチが入った気がします。もともと進路を決めるタイミングということもありましたが、そのとき『この仕事を続けていくんだ』という意識になりました」○■ダメだと思っていた部分が評価され「自信にも励みにもなった」自覚が芽生えると同時に、自身と向き合う気持ちも厳しくなっていく。『ミューズは溺れない』で演じた朔子にも、ややむず痒い部分を感じていたという。「出来上がった作品を観たとき、撮影から3年が経っているということもあるのですが、未熟だなと思う部分が目につきました。あとは、自分のエゴになってしまうかもしれませんが、思っていたよりも、朔子の思いが自分に伝わってこなかったという感じがしたんです。もちろん技術的なところの経験不足もあると思いますが、そこが少し気にはなっていました」上原が演じた朔子は、自身のアイデンティティを模索しつつも、やりたいこととできることのはざまで葛藤する高校生。非常にリアルな役柄だ。「台本を読んだとき、スッと受け入れられたんです。それは朔子が物語のなかで抱えているものが、自分のなかでリンクするというか、似たような揺らぎを感じていたからだと思うんです。でも私はこれまでキャラクター性が強い役を演じることが多かったので、こうした等身大のリアルな役を演じるというのは、分かりやすい手ごたえを感じることができないのは、とても難しかったです」一方で、自己評価とは裏腹に、映画賞で高い評価を得たことで、視野も広がっていった。「TAMA NEW WAVEのときは会場にいたのですが、自分の未熟で揺らぐ感じが映っているからこそ、朔子が魅力的になったんだという意見をお聞きして、自分自身で認められないところが、人に届いて“良さ”として受け入れてもらえたことは、とても大きな学びでしたし、自信にも励みにもなりました」●いまちょうど変化の時期○■「無理に答えを出す必要はないんだ」と肩の力が抜けたさまざまな思いを感じ、一歩ずつ前に進むなか、「ちょうどいま変わりそうな予感があるんです」と上原は語る。「『ミューズは溺れない』の撮影中は、朔子という人物と霧のなかを歩いているような印象がありました。なにが正解か分からないなか、仕事でも私生活でも、無理に答えを出したくなってしまっていて。でも映画を観てくださった方が、それぞれいろいろな意見を語っているのを聞いて『無理に答えを出す必要はないんだ』と少し肩の力が抜けた気がしました」視野が広くなったことで、芝居を始めたころの「楽しい」という気持ちが少しずつ蘇ってきた。「余白を埋めなければ」と思っていた焦りが「余白を楽しもう」という感覚に変わった。「少し前までは、役と自分の共通項を見つけて、そこを繋げるというアプローチの仕方だったのですが、それだと広がっていかないような気がして。もっと広く他人を受け入れるじゃないですが、自分とは違う人間なんだから、自分の考えや経験してきたことに固執する必要はないんだと思うようになったんです」しっかりと役に対して考えて臨みつつも、現場で生まれるものを恐れずに受け入れる余白を持つことで、自由に動け、楽しいという感覚もグンと増してきた。「まだまだ確立できていないのですが、探りながら、調整をしながら、どんなことでも対応できるように、落ち着いてしっかりと対峙する人とキャッチボールできるように頑張っています」○■オダギリとの共演で感じた希望「あんな風になれたら…」現在23歳の上原。「変化の途中」というなか、大きな出会いもあった。今年8月に全国公開となった映画『ぜんぶ、ボクのせい』で作品を共にしたオダギリジョーだ。「いつも撮影が終わると『これが足りなかった』とか『もっとこうすればよかった』と考え込んでしまうことが多かったのですが、この作品では、もちろん自分の技術的に足りない部分はすごく感じたのですが、『すごく楽しかったな』と充実感でいっぱいだったんです。それはオダギリさんが現場で、作品が良くなるようにいろいろなアイデアを出していて、しかもそれをとても楽しんでいる姿を見たからなんです。自由な発想で、しかも決めるところはビシッと決める。あんな風になれたらきっと楽しいだろうなと、とても希望が持てました」『ぜんぶ、ボクのせい』では、そこまで対峙するシーンは多くなかったというが、「またオダギリさんと作品を共にする機会があれば、しっかりと芝居ができるように……」と大きな目標になったという。「私だったら台本から絶対に想像できなかったようなお芝居をオダギリさんはされるんです。私はそこについていくのが精いっぱいだったのですが、出来上がったものを見ると、オダギリさんの発想によって作品が豊かになっているのが分かるんです。俳優という仕事に大きな希望が持てました」■上原実矩1998年11月4日生まれ、東京都出身。2010年に映画『君に届け』で主人公の少女期を演じ女優デビュー。その後、ドラマ『放課後グルーヴ』(13)、『神様のカルテ』(21)、『ユーチューバーに娘はやらん!』(22)、Netlflix『全裸監督』(19)、映画『暗殺教室』シリーズ(15、16)、『ガールズ・ステップ』(15)、『飢えたライオン』(18)、『青葉家のテーブル』(21)などに出演。映画『この街と私』(22)で初主演を務めた。
2022年09月28日ちょっと意外な顔合わせ。メゾ・ソプラノの林美智子とピアノの上原彩子が初めてコンビを組み、ドイツ歌曲(リート)の森に踏み入る(11月11日(金)Hakuju Hall)。間違いなく、聴き逃せないコンサートだ。上原にとって初めての声楽との共演。上原「テンポ感やリズムを作るのがリートのピアノの重要な役割。そこは責任重大です。もちろん、私にとって新鮮なのは歌詞の存在。普段経験がないので面白いところです」林「歌には言葉=意味があるので、“色”を想像できる世界。それがない世界で表現するピアニストはすごい。歌曲でも、描写のほとんどはピアノ・パートの和音やリズムが作り出してくれるんです」上原「ピアノ曲にも、作曲家の頭のどこかには言葉のイメージがあるはず。今後にも生かしたいです」プログラムのメインはシューマンの《女の愛と生涯》。じつはふたりを結んだのがこの曲。5年前、仙台の音楽祭でこの曲を歌った林が、直後のステージで上原のモーツァルトを聴いて感銘を受け、食事に誘ったのが出会いだった。その上原は中学生の頃、ピアノのレッスンの一環で《女の愛と生涯》を弾いた経験があったのだそう。この話で盛り上がり、「いつかぜひ!」と約束した共演が、やっと実現するのだ。シューマンのほか、ブラームスの数曲の歌曲とベートーヴェンの歌曲集《遥かなる恋人に》を歌うリート・リサイタル。林がリートだけでプログラムを組むのは初めてだ。林「挑戦です。若い頃は、理屈では理解できても、詩の重みが本当に心に響いてはいなかったと思うんですね。もう少しいろんな経験を積んで歳を取ってから、と思っていたのですけど、そろそろその時期かなと。詩の世界がわかるようになったとまでは言いませんが、感じることが増えてきました」上原「《女の愛と生涯》が表情がはっきりしているのと比べて、《遥かなる恋人に》は、もちろん歌曲だからロマンティックなんだけれども、まだそれを模索しているような時代。こまやかな移り変わりを表現するのがとても難しいと感じています」林「ロマン派のように感情を放出するのではなく、内面に向かっているイメージですね」上原「ふたりで時間をかけて合わせながら、最後はある程度同じ方向を向いて。でも互いが違うニュアンスで、それがひとつになればいいなと思います」林「その過程も楽しみよね。生まれてくるものが毎回違うから。音楽がそこに導いてくれる。楽しみです」<プラチナ・コンサート・シリーズ Vol.14>2人の芸術家が描き出す「女の愛と生涯」林美智子&上原彩子 デュオ・リサイタル11月11日(金) 19時開演Hakuju Hall■チケット情報文:宮本明
2022年09月22日湊かなえ原作で、11月23日(水)より公開される映画『母性』。このたび、<母・戸田恵梨香>と<娘・永野芽郁>、ふたりの場面写真が公開。さらに、湊かなえからの激賞コメントも到着した。累計発行部数360万部を超え、2010年に映画興行収入38.5億円を記録した超ヒット作『告白』から12年。数々の傑作を生み出し日本中を震撼させてきたベストセラー小説家の湊かなえが「これが書けたら、作家を辞めてもいい。そう思いながら書いた小説」とまで語った渾身の作品で、累計発行部数100万部を突破した『母性』(新潮文庫刊)が映画化される。ある未解決事件の語り手となる母娘を演じるのは、戸田恵梨香と永野芽郁。人気実力トップクラスのふたりの女優が、繊細かつ大胆な演技で新境地を切り開く。いまや国民的女優としての地位を不動のものとした戸田恵梨香が、娘を愛せない母親・ルミ子役。映画・ドラマの主演作が続く若手女優の筆頭・永野芽郁が、母に愛されたい娘・清佳役。配役が発表された時は、TVやSNSで大きな話題を集めた。ドラマ『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』で先輩・後輩役として息の合ったユーモラスな掛け合いを見せた戸田と永野が、本作では一転、”母性”に翻弄される母娘に挑戦するとあって、今回ふたりがどんな演技を見せるのか期待が高まっている。ドラマの時とはまた違った迫真の演技を披露する戸田&永野の熱演は勿論のこと、母と娘の不穏な関係性が、事件にまつわるふたりの視点の違いとともに描かれるのも映画の大きな見どころのひとつ。母の証言では「娘を強く抱きしめた」というシーンがある一方で、その同じ場面を娘は「母に首を絞められた」と証言をする。このたび公開されたのは、そんな180度真逆の証言に終始惑わされるであろうことを予想させる場面写真たち。”母性”を巡る〈ひとつの事件〉と、母と娘〈ふたりの食い違う証言〉によって浮かび上がる衝撃の物語の全貌とは?さらに、物語に登場するひと際キャラの濃い母娘たちを、大地真央、高畑淳子、中村ゆり、山下リオが熱演している。監督を務めるのは人間ドラマの名手、廣木隆一。完成した作品を鑑賞した原作者・湊かなえによると、「完成度の高さに喜びしかありません。戸田さんの鬼気迫る演技に鳥肌が立ちました。永野さんの表情での演技もすばらしかったです」「大地さん、高畑さんはじめ、女優の方々おひとりずつの演技がすばらしく、またそれらが化学反応を起こすかのように、作品全体に深みや広がりを与えている。エンタテインメント作品のおもしろさと、芸術作品の感動が融合した作品になっていると思います」と、その仕上がりはもちろん、豪華俳優陣が魅せる迫真の演技にも感激し絶賛している。そして公開に先駆け、本作のムビチケ前売券が、全国の劇場・オンラインにて8月11日(木・祝)より発売開始となる。ぜひムビチケを手に取り、この物語の行く末を目撃する瞬間へ備えていただきたい。原作者・湊かなえコメント全文・多くの企画者が映像化を熱望した「母性」。今回、映画化を許諾された決め手について娘(母親から愛される立場)であり続けたいまま子どもを産んだ母親と、その母親から愛されたい娘。そのふたりの物語であることをきちんと汲み取った内容の脚本だったので、ぜひお願いしたいと思いました。女性は子どもを産めば必ずしも母性が芽生えるわけではない、といったことなど、「母性」について年齢や性別を問わず多くの方が考えてくださる作品になってほしいと思いました。・完成した映画を観て俳優の方々の演技がすばらしい。背景が美しい。母と娘の思い違いの場面が、観客に自然に伝わる構成になっている。音楽もよい。と、完成度の高さに喜びしかありません。戸田さんの鬼気迫る演技に鳥肌が立ちました。永野さんの表情での演技もすばらしかったです。大地さん、高畑さんはじめ、女優の方々おひとりずつの演技がすばらしく、またそれらが化学反応を起こすかのように、作品全体に深みや広がりを与えている。エンターテインメント作品のおもしろさと、芸術作品の感動が融合した作品になっていると思います。自分の中にこんな感情があったのかと気づくように、心の奥底にある感情が素手でえぐりだされるような作品を、どうか体感してみてください。見ないと、損、損。『母性』11月23日(水)より公開
2022年08月05日戸田恵梨香と永野芽郁が母娘を演じ、ベストセラー小説家・湊かなえの同名小説の映画化『母性』。この度、娘を愛せない母を演じた戸田さんと母に愛されたい娘を演じた永野さんの場面写真が解禁、さらに、原作者・湊さんから激賞コメントも到着した。ドラマ「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」で先輩・後輩役として息の合ったユーモラスな掛け合いを見せた戸田さんと永野さんが、本作では一転、“母性”に翻弄される母娘に挑戦。ドラマとはまた違った迫真の演技を披露する2人の熱演はもちろんのこと、母と娘の不穏な関係性が、事件にまつわる2人の視点の違いととも描かれるのも映画の大きな見どころのひとつ。母の証言では「娘を強く抱きしめた」というシーンがある一方で、その同じ場面を娘は「母に首を絞められた」と証言をする。このたび解禁となったのは、そんな180度真逆の証言に終始惑わされるであろうことを予想させる場面写真。“母性”を巡る〈1つの事件〉と、母と娘〈2人の食い違う証言〉によって浮かび上がる物語の全貌が気になるものとなっている。すでに完成した作品を鑑賞した湊さんは、「完成度の高さに喜びしかありません。戸田さんの鬼気迫る演技に鳥肌が立ちました。永野さんの表情での演技もすばらしかったです。大地(真央)さん、高畑(淳子)さんはじめ、女優の方々おひとりずつの演技がすばらしく、またそれらが化学反応を起こすかのように、作品全体に深みや広がりを与えている。エンターテインメント作品のおもしろさと、芸術作品の感動が融合した作品になっていると思います」と、その仕上がりはもちろん、豪華俳優陣が魅せる迫真の演技にも感激した様子だ。湊かなえ(原作者)コメント全文・多くの企画者が映像化を熱望した「母性」。今回、映画化を許諾された決め手について娘(母親から愛される立場)であり続けたいまま子どもを産んだ母親と、その母親から愛されたい娘。その二人の物語であることをきちんと汲み取った内容の脚本だったので、ぜひお願いしたいと思いました。女性は子どもを産めば必ずしも母性が芽生えるわけではない、といったことなど、「母性」について年齢や性別を問わず多くの方が考えてくださる作品になってほしいと思いました。・完成した映画を見て俳優の方々の演技がすばらしい。背景が美しい。母と娘の思い違いの場面が、観客に自然に伝わる構成になっている。音楽もよい。と、完成度の高さに喜びしかありません。戸田さんの鬼気迫る演技に鳥肌が立ちました。永野さんの表情での演技もすばらしかったです。大地さん、高畑さんはじめ、女優の方々おひとりずつの演技がすばらしく、またそれらが化学反応を起こすかのように、作品全体に深みや広がりを与えている。エンターテインメント作品のおもしろさと、芸術作品の感動が融合した作品になっていると思います。自分の中にこんな感情があったのかと気づくように、心の奥底にある感情が素手でえぐりだされるような作品を、どうか体感してみてください。見ないと、損、損。『母性』は11月23日(水・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:母性 2022年11月23日より全国にて公開©2022映画「母性」製作委員会
2022年08月05日お一人様も歓迎のラグジュアリー空間多彩なシャルキュトリーや内臓料理も提供置物やカトラリーにもこだわりが満載お一人様も歓迎のラグジュアリー空間代々木上原駅北口2を出て目の前の好立地小田急線・東京メトロ千代田線 代々木上原駅北口2番出口から徒歩2秒。【サンフォコン】は、その瀟洒な外観とは裏腹に、『クジャクのライスバーガー』や『クマパイ』など、メニュー名からは想像できないジビエ料理に出合えるビストロです。メニューにアラカルトはなく、コースのみ。味はもちろん、見た目の美しさにもこだわった料理は、ワインとのマリアージュも大きな楽しみです。調理風景を見ながら、ゆったりとくつろげるカウンター席赤と黒をベースにしたラグジュアリーな店内には、目の前で厨房の臨場感を楽しめる、広々としたカウンター席がスタンバイ。その奥には、プライベートな集まりにもぴったりな、半個室のテーブル席が用意されています。お一人様からデートや記念日、接待など、さまざまなシーンで活躍する一軒です。多彩なシャルキュトリーや内臓料理も提供テリーヌをしっとりとしたパイで包んだ『パテ アンクルート』ジビエはもちろん、多彩なシャルキュトリーやアバ(内臓)料理も提供するこちら。オーナーシェフの千葉貴大(ちば たかひろ)さんは、「ジビエは高タンパク、低脂肪でとてもヘルシーな大自然のご馳走。豚や牛と同じひとつの命として、『かわいそう』ではなく、『おいしくいただきます』と言われる食材として伝えていきたい」とその魅力を語ります。ここからはその中でも、お店オススメのメニュー3つをご紹介します。『クジャクのライスバーガー』プレートに飾られたクジャクの羽もポイントの『クジャクのライスバーガー』コースの締めとして喜ばれる『クジャクのライスバーガー』は、ジビエならではの素材感が魅力。クジャクの粗挽き肉を使ったパティは、臭みがなく、しっかりとした旨みが感じられます。焼きチーズリゾットで作ったライスバンズが、味わいと食感の好アクセントに。『クマパイ』かわいいクマの顔にほっこり癒やされる『クマパイ』名物の『クマパイ』は、粗挽きにした熊肉の中に大ぶりなフォアグラを入れ、バターをたっぷり使ったパイ生地で焼き上げたひと品。赤ワインベースのほのかに酸味の効いたソースが、熊肉と相性ぴったり。コースのメイン料理としても人気です。『スパゲッティーカルボナーラ』パスタとは思えない独創的なフォルムの『スパゲッティーカルボナーラ』アナグマなどからつくったベーコンやパンチェッタをムース状にし、スパゲッティで巻いてカット。上からたっぷりのチーズとこしょうを振りかけた『スパゲッティーカルボナーラ』は、パスタとは思えない独創的なフォルム。コースの最初の一品として提供されます。置物やカトラリーにもこだわりが満載店内には、野趣あふれる置物もカトラリー類の配置のセンスも光るおしゃれな空間で、本格ジビエ料理が楽しめます。料理人プロフィール:千葉貴大氏(チバ タカヒロ)さん1979年、青森県生まれ。元々はゲームクリエイター志望で、視野を広げるため都内のフランス料理店に勤務。そこで料理が面白くなり、2009年に渡仏。ミシュラン掲載の名店を渡り歩いて修業する中で、「フランスではジビエは普通の食べ物」と気付く。2012年4月、渋谷区西原に【サンフォコン】をオープンし、本格的なジビエ料理を提供するように。2018年1月、現在の代々木上原に移転。サンフォコン【エリア】代々木上原【ジャンル】フレンチ【ランチ平均予算】4000円【ディナー平均予算】8000円【アクセス】代々木上原駅※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください。
2022年07月21日