難しそうと思っていても、実は感覚的に楽しめて感受性を育むのにぴったりな【演劇】。今注目の劇作家、「範宇遊泳」の山本卓卓さん & 坂本ももさんに、親子での観劇の楽しみ方や、演劇に込めた想いを教えてもらいました。子どもも観られる演劇を通じて、一緒に感性を育んでみては? 大人にもきっと新しい発見があるはず。子どもという新たな視点を加えて業界のルールを変えていきたい範宇遊泳山本卓卓さん & 坂本ももさん山本卓卓1987年山梨県生まれ。2007年に「範宇遊泳」を旗揚げ。文字や写真、光、影と俳優を組み合わせた独自の演出と倫理観を揺さぶる脚本で注目を集める。アジア諸国や北欧など海外にも活動の場を広げている。坂本もも1988年東京都生まれ。大学時代より学生演劇と商業演劇の制作部・演出部などを両立し、2009年に「ロロ」、2001年に「範宇遊泳」に所属、プロデュ-スを手掛ける。今年度より多摩美術大学 演劇舞踊デザイン学科非常勤講師。子育てを経て生まれた2つの新たな変革〈シリーズおとなこどもも〉で子どもにフォーカスを当てた作品を制作し、KAATキッズ・プログラム2019では『二分間の冒険』を手掛けた、劇団『範宇遊泳』の主宰・山本卓卓さん、プロデューサーの坂本ももさん。4歳のお子さんを育てる夫婦でもある2人は、子育てを通じて創作にも大きな変化があったと振り返る。「社会的存在としての演劇、つまり子どもが観られる作品なのかという視点が新たに加わりました。もともと演劇には「未就学児不可」以外のレイティング(鑑賞できる年齢制限)があまりなく、曖昧だったものをはっきりさせていこうと決めました。暴力描写、性描写などを明示して、観客が作品を選ぶ基準にできるということです」(山本)「出産して演劇を続けることのしんどさを実感し、創作現場にも変化がありました。稽古は基本夕方まで、子連れOKなど、私に限らず子をもつ演劇人が働きやすいように改善しています。育児と演劇は両立できるはずなので、これまでは業界がサボっていただけだなと思いました」(坂本)『二分間の冒険』撮影:田中亜紀演劇体験は思い出がどんどん熟成されていく様々な困難さから、出産を機に演劇から離れた女性は多い。しあし現代の価値観ではそれが常識であってはいけないと山本さん。「演劇は多様性を考える芸術だったはずです。アーティストが家庭をつくると『落ち着いちゃったな』と揶揄されたり、子どもをもつ女性が潜在的にお荷物扱いされてしまうような演劇界の常識にある潔癖主義は、多様性を排他する傾向があると感じていました。どんな人、どんな条件でも演劇をしていい。自分たちが率先してそのモデルケースになれたら」(山本)2人の娘さんの観劇デビューは、1歳の頃に観た人形劇。数年前の作品のことを今でも話す様子から、観劇体験が記憶に刻まれていることを実感するそうだ。「目の前で演じてる人、音楽や光に興味があるのは小さな子どもでも同じ。動物園で動物を、水族館で魚を見るのと同じように。劇場では人間の営みを観ることができる。山本はよく『種をまくつもりで演劇をつくる』と言っています」(坂本)「大人、子どもに関わらず、観劇の時間だけで物語を理解することってあまりない気がするんです。映画のように見返せない分、ディレイ(遅延)しながら記憶で熟成されていき、ある日突然思い出したりする。子どもの頃に触れた物語が、心の成長の何かしらに作用したらと期待しています」(山本)観劇で大切なのは、親子で一緒に楽しむこと。子どものためであっても、親が好きなもの・行きたいものであることが重要だと考える2人.「感想もそれぞれ違っていい。ずれた感想を確かめ合うのも面白いなと思います。あとは、大人も思い切り楽しむこと。生き生きした大人が身近にいることが子どもにとって一番だと思います。楽しむ姿勢は子どもに伝わりますから。僕の両親は芸術には縁遠いけど、人生をとても謳歌していて、それが尊敬できるポイントでもありますから」(山本)『うまれてないからまだしねない』撮影:鈴木竜一朗Next Stage文京シビックホールによる子ども向け映像作品をオンラインにて配信。詳細はHPにて。また公式Youtubeチャンネルでは過去公演を多数全編無料配信中。公式HP : hanchuyuei2017.comphotography/Nobuki Kawaharazakitext/Yukiko Takeda
2021年10月12日ご本人は佇まいも語り口もノーブルでダンディ。なのにコメディ作品で拝見する中井貴一さんは、なんだか妙にユーモラスでクスッとしてしまう。「物事をユーモアで掬い上げたい」と話す中井さんの、柔も剛も自在な多面的なその魅力の秘密とは。――「日常をユーモアで捉える」と伺って、ナレーションを担当されている『サラメシ』が浮かびました。あれは一般の方の日常の食事にクローズアップしながら、中井さんのユーモラスなナレーションで楽しく拝見できます。そう思っていただけると嬉しいです。番組が始まって10年になるんですが、あの番組は、あくまで取材させていただいている方が主役。たとえ自分自身に向けて作る食事でも、誰かのために作るものであっても、そこに気持ちのやり取りがあるってことを大切に考えています。お弁当の良さって、豪華さや美しさだけじゃない。僕は、日の丸弁当など心から良いと思ってしまいます(笑)。ここまで長く続いてきたということは、そういう僕らの想いが、ご覧になる方に少しは伝わっているのかなと。――今回再演となる舞台『日本の歴史』も含め、つねに守りに入ることなく新しい姿を見せてくださっている印象ですが、意識されていることはありますか?そうですね…偉くなりたくてこの仕事をやっているわけじゃない、という気持ちはずっとあります。偉くなろうと思えば企業に入って出世するとか起業する道もあったと思いますが、何かの縁で表現をする仕事に就いた。表現する仕事とは、自分たちが作り上げたものをお客様に観ていただくという姿勢が正解で、偉さは必要ない。今回の舞台で天使の格好をする場面があるんですが、前回、周りから「40年もやってきてるのに、なんで断らなかったの?」と結構言われたんです。でも僕の場合、いつまでもそういうことをやれる自分でいたいという気持ちがどこかにあるんです。長い間仕事をしてくると、いいお部屋を用意してくださったり、グリーン車で移動したりもしますが、控室もなかった時代がついこの間みたいな感じがして、当時の感覚が抜けないんです。ベテランの雰囲気が出せないというか(笑)。舞台ではお客様の存在に教えられることがある。――こういうご時世でなくとも、生の舞台は俳優にとってリスクのある現場だと思います。それでも舞台に立たれるのはなぜですか。春に出演するはずだった舞台『月とシネマ』が全公演中止になったんです。あれも丸々1か月稽古して東京公演の中止が決まって、その後も大阪公演の可能性を信じてセットを組んだ舞台で稽古を続けてきたんです。いつ幕が開いてもいい完璧な状態まで作って、結果的に大阪公演もできずに全公演中止になってしまった。そのとき、舞台…演劇において一番必要なのはお客様なんだってことを改めて実感しました。客席にお客様が入ることで芝居の空気も間合いも変わっていって、そこで教えてもらうことがどれだけ大きいかということを、まざまざと突きつけられたんですよね。観てくれる人がいないと、舞台って永遠に完成しないんだなって、とてもよくわかりました。お客様がいて、その存在に教えられることがあって、しかも毎日違って…。そういうお客様とコラボレーションしている感覚がワクワクするんです。もともとすごい緊張しいなんですけど、その楽しみのために舞台を続けています。――緊張しいとは意外です。学生時代は、授業中に指されただけで赤面してしまうぐらいでした。だからいま自分がこの世界にいること自体が不思議なくらいで。それでも、すっごい変な言い方ですけれど、カチンコが鳴って始まって終わるまでが一番自分が自分でいられる時間のようにも感じます。その瞬間の感情は全部台本のはずなのに。いつもはどこか自分を押し隠そうとしている部分があるんだと思います。でも演じている瞬間は心が開いて、一番感情が解放されているのかもしれません。――中井さんのなかに、仕事を選ぶ…というか出演を決める基準のようなものはありますか?僕はすごくあるほうだと思います(笑)。うるさいよって思われるくらいホンに対してはこだわりがあって、説明されても理解できない部分があると「僕じゃないほうがいいんじゃないでしょうか」と申し上げる。自分に合わせてほしいわけじゃなく、いろんな価値観があるなかで自分が理解できる範囲のものがいいなと思っていて、それは脚本のなかに、すべてが入っている気がするんです。――神は細部に宿るといいます。さっきの『サラメシ』の話ですが、約30分の短いナレーション番組だからこそ、制作側そして自分自身も、手を抜かないで取り組む必要があると思っています。些細なこだわりの積み重ねが作品の質を上げるのだと信じていますし、そうあってほしいと願っています。なかい・きいち1961年9月18日生まれ、東京都出身。’81年、大学在学中に映画『連合艦隊』でデビューし、同作で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。ドラマ『ふぞろいの林檎たち』や大河ドラマ『武田信玄』など数々の作品に主演。近作に、ドラマ『共演NG』『華麗なる一族』、映画『記憶にございません!』『嘘八百 京町ロワイヤル』など。中井さん出演のミュージカル『日本の歴史』は、7月18日(日)まで東京・新国立劇場 中劇場、7月23日(金)~30日(金)に大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて上演。三谷幸喜さんが作・演出し、荻野清子さんが作曲を手がけ、’18年に初演。中井さんを含め7人の俳優たちがさまざまな役に扮し、人間の因果を描いていく。シス・カンパニー TEL:03・5423・5906※『anan』2021年7月14日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)ヘア&メイク・藤井俊二インタビュー、文・望月リサ撮影協力・AWABEES(by anan編集部)
2021年07月10日稽古終わりのラフな雰囲気で、中井貴一さんはふらりと現れた。日本を代表する名優であり、放送中のドラマ『華麗なる一族』では日本を牛耳る巨大財閥の総帥を演じている。しかしこちらの緊張は、その気さくな笑顔にするりと解かれていく。――いま三谷幸喜さん作・演出のミュージカル『日本の歴史』の稽古中です。’18年に初演されたとき、中井さんがミュージカル!?ということが驚きでした。私自身、最初に話をいただいたときはどうしたものかと思いました。でも50代後半になって、長年やってきた経験やプライドみたいなものが邪魔をして、恥をかくことや新しくトライすることを億劫に感じる年齢になってきたと感じていました。だからこそ逆に、恥をかけるものに挑戦したほうがいいんじゃないかと考えたんです。ただ、最初の頃は稽古場に行くのが嫌で仕方なかったです。当初はミュージカルをやったことがない人たちでって話だったはずが、蓋を開けてみたら、僕以外の全員が経験者…どころか、主戦場にされている方ばかり。そこで交わされる専門用語もわからないなかにいたので…みんなには言えませんでしたが、登校拒否になるくらいのプレッシャーがありましたね(笑)。――プレッシャーを感じる現場って、これまでもありました?中国で映画を撮ったときの、セリフをすべて中国語で言わなきゃいけないプレッシャーに似ていました。でもあのときは他国だったのもあり、笑われてもいいやという気持ちになれましたけど、このときは、自分がみんなの足を引っ張るんじゃないかというのが重圧になっていたのは事実ですね。――それでも今回、再演のオファーをお受けになられたわけです。稽古の中盤を過ぎて、なんとなく作品の行き着く先が見え始めたくらいから、自分がちゃんと参加できている気持ちになれたんですよね。いま思い出し稽古をしながら、こんな大変なことをやっていたんだと再びプレッシャーを感じたりしています(笑)。三谷さんのホンってどれも素晴らしいですが、じつはこの作品はちょっと毛色が違う感じがしています。日本の千何百年にわたる歴史とアメリカ人一家の歴史とをクロスさせて描いているんですが、すべての伏線の引き方が見事で、きっと初見ではその凄さの全部は理解できない。あらゆるエピソードが、輪廻転生というか因果が巡るというところに繋がっていて、僕たちも幕が開いてから気づく部分があったほど。本当にゾッとするほどよくできたホンなんです。だから、なるべく多くの方に観ていただきたいし、そのためにも再演すべきだという気持ちが強かったんです。――これまでさまざまな三谷作品に出演されていますが、ご自身は三谷作品に出演することをどう捉えていらっしゃるのでしょうか。コメディはシリアスなものより気を遣わなきゃいけない部分が多く難しいと感じています。だからこそ、監督や脚本家と演者のコメディの価値観が一緒かどうかがすごく大事になってくる。そういう意味で、三谷さんの思っている悪ふざけ感っていうのがとてもよくわかるし、こっちが面白いと言われたら「確かにそっちのほうが面白いですね」って、すぐに体現できるのかなと思います。喜劇をやり始めると、シリアスもわかってくる。――もともと笑いやコメディがお好きだったんですか?自分が“立っているだけで絵になる”みたいな俳優だったら、もしかしたらコメディに興味を持たなかったのかもしれません。僕の父がいわゆる“二枚目俳優”といわれていた人で、自分は子供の頃からそういう人間ではないと思ってきたんです。縁あってこの仕事を始めましたが、続けるにあたって、自分は“立って絵になる”じゃない“何か”でお客様を喜ばせなければという思いがどこかにあった気がします。『ふぞろいの林檎たち』というドラマで山田太一さんの優れたホンに出合って、街で「仲手川良雄(中井さんが演じた役名)もっとがんばれよ」って声をかけられるようになって、自分は憧れられる俳優というより、お客様から気軽に肩を叩かれるような俳優なんだなと自覚しました。その頃からずっと、お客様が笑ってくれることがこの仕事をやっている意味なのかなって。ただ、これが本当に難しいんです。シリアスなドラマなら、セリフとセリフの行間が1秒でも2秒でも成立できるけれど、コメディの場合、0.1秒違うだけで笑えなかったりするんです。たとえば、相手のセリフの語尾を喰うとして、「~ました」の“し”なのか“た”で喰うのかでも面白さが変わってくるし、右を向くときに一瞬左を見てから向くだけでお客様のリアクションも違ってくる。だから芝居中はつねに臨戦態勢。そういう姿勢で臨んでいると、これまで以上に相手のセリフを聞くことに集中するようになる。面白いことに、喜劇をやり始めると、シリアスもわかってくるんですよ。僕の場合ですけど、台本をもらったとき、シリアスな台本ならそのなかにある喜劇を、喜劇だったらシリアスな部分を探して、そこにポイントを置く。真逆にポイントを置くことで、喜劇はより喜劇になるし、悲劇はより悲劇になっていく感じがするんです。――中井さんのベースにある笑いって何かあったりしますか?人生ってユーモアだって思っているところがあるんです。物事を、ユーモアで掬い上げたいというか。いまのような状況もですが、何か事態が起こったときに叫ばれる絆とか感謝といった耳馴染みの言葉より、もっと人間の本質的な部分を日常のなかからユーモアと余裕をもって捉えていくほうが心に響いたりするような気がしています。なかい・きいち1961年9月18日生まれ、東京都出身。’81年、大学在学中に映画『連合艦隊』でデビューし、同作で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。ドラマ『ふぞろいの林檎たち』や大河ドラマ『武田信玄』など数々の作品に主演。近作に、ドラマ『共演NG』『華麗なる一族』、映画『記憶にございません!』『嘘八百 京町ロワイヤル』など。中井さん出演のミュージカル『日本の歴史』は、7月18日(日)まで東京・新国立劇場 中劇場、7月23日(金)~30日(金)に大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて上演。三谷幸喜さんが作・演出し、荻野清子さんが作曲を手がけ、’18年に初演。中井さんを含め7人の俳優たちがさまざまな役に扮し、人間の因果を描いていく。シス・カンパニー TEL:03・5423・5906※『anan』2021年7月14日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)ヘア&メイク・藤井俊二インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2021年07月09日●卒業後も衣装でグループに携わりたい毒舌キャラとしてバラエティでも存在感を放ち、NGT48の中心メンバーとしてグループを牽引する中井りか。今年2月にはアパレルブランド設立を目指すソロプロジェクトを始動させ、挑戦の過程をYouTubeチャンネルで発信している。また、23日発売の6thシングル「Awesome(オーサム)」にあわせて新ユニット・CloudyCloudy(クラウディクラウディ)をプロデュース。カップリングに同ユニットの楽曲「はっきり言って欲しい」が収録されている。活躍の幅を広げている中井だが、アパレルブランド設立の先に「メンバーの衣装を作る」という夢がある。CloudyCloudyも、自身が手がけた衣装を着せたいという思いからプロデュースしたという。そんな中井の夢に、同じ1期生の本間日陽は「りかちゃんが作った衣装をバリバリ着たい!」と期待。「Awesome」で新センターに抜てきされ、CloudyCloudyのメンバーでもある小越春花も「絶対かわいい!」と楽しみにしている。――アパレルブランド設立を目指している過程をYouTubeで公開されていますが、数カ月やってきていかがでしょうか?中井:まだブランドを立ち上げるところまでは進んでおらず、試作段階のものをサンプルとして紹介している状態ですが、本当に私が布から全部選んでやっていて、デザインも自分で書いているので、まずは本気で頑張っている姿をYouTubeで伝えていけたらいいなと思っています。私は衣装やお洋服関係でグループに携わっていきたいです。卒業したとしても、そういう風に携わっていきたいと思っています。――衣装でグループに携わりたいと思うようになったのはいつ頃からですか?中井:去年のコロナ自粛期間中に確信に変わりました。かわいい衣装を着て踊りたいというのはアイドルになる子は絶対持っている夢だと思いますが、私はメンバーのことをわかっているし、プレイヤーとしてもやっているので、動きやすくてかわいい服を作ってあげたいなという気持ちが出てきました。コロナであまり活動ができなくなった去年の自粛中に、NGT48のために何ができるんだろうと考えたときに、その気持ちが明確になりました。――ブランド立ち上げはいつ頃を目指しているのでしょうか。中井:今年から来年にかけて立ち上げられたらいいなと思っています。――最初はグループの衣装ではなく、普通のファッションブランドとして?中井:そうです。まずは基盤を作ってからグループ衣装を手がける予定です。いろいろと工場さんと話し合わないといけないこともありますし。――工場とのやりとりもご自身で。中井:業者みたいなことをやっています(笑)。最終的にメンバーに着てもらいたい、メンバーに喜んでもらいたいという気持ちでやっています。――中井さんがNGT48在籍中にメンバーの衣装を手がける可能性もあるのでしょうか。中井:できればいいなと思っています。――中井さんがメンバーの衣装を手がけるというのは、本間さんと小越さんとしてはいかがですか?本間:りかちゃんのプロデュースは絶対かわいくて最高だと思います。りかちゃんは加入当時から自分の中にあるアイドル像がしっかり確立していて、だからこそデビューシングルでセンターを務めたり、これまでの活躍があると思うので、りかちゃんが作ったお洋服を着てステージに立てることがあれば、バリバリ着たい!中井:本当に!?本間:もちろん! “プロデュース by 中井りか”も見たいし、“アイドル・中井りかちゃん”も見たいし、私もそのお洋服を着てアイドル活動したいです。――小越さんはいかがですか?小越:私はりかさんプロデュースのCloudyCloudyのメンバーでもありますが、カップリング曲のミュージックビデオ(MV)撮影でもりかさんのすごさを感じています。衣装もめちゃめちゃ可愛いし、メイクもめちゃめちゃ可愛いし、世界観が大好きなので、りかさんがメンバーの衣装を作りたいと言ってくださって、すごく楽しみです。私はりかさんのことが大好きなので、その人の作った衣装を着ることができるなんて。絶対かわいい衣装になるので、着たらずっと脱がないと思います(笑)本間:最高だよね!●新ユニット・CloudyCloudyを設立――CloudyCloudyは、中井さん、小越さん、小熊倫実さん、對馬優菜子さんの4人組ユニットで、「Awesome」の通常盤タイプAと新潟盤にユニット楽曲「はっきり言って欲しい」が収録されていますが、魅力を教えてください。中井:すごくかわいくてキャッチーな曲になっています。メンバーの可愛さを引き出せるように頑張ったので、楽しんでいただけたらうれしいです。――CloudyCloudyというユニット名は、ふわふわした雲をイメージして名付けたそうですが、「はっきり言って欲しい」のMVも雲が印象的です。中井:雲の上から人間界をのぞいていた天使ちゃん4人が、暗いオーラを放っている人間を見て、ダンスと歌で救おうというストーリーで、それを抽象的に描いています。美少女戦士のような、アニメっぽさのある世界観も気に入っています。――中井さんの中で、こういうユニットを作りたいというイメージがあったのでしょうか?中井:そうですね。こういう衣装が着たい、こういうメイクがしたいというイメージがあり、4人それぞれに合わせた衣装を私が考えています。――CloudyCloudyはこの1曲だけでなく、今後も活動されていくのでしょうか。中井:はい。私はメンバーの衣装を作るという夢があり、CloudyCloudyは、メンバーに自分が手がけた衣装を着せることを目標に作ったユニットです。今回は私のイメージを衣装さんに伝えて用意していただきましたが、いずれ私が全部選んで作った衣装を着てほしいなと。NGT48全体の衣装を手がけるのが夢ですが、まずは“くらくら”(CloudyCloudy)に着せたいです。――ちなみにメンバーの起用のポイントは?中井:“女の子に好かれる女の子”というのをコンセプトにしていて、女の子が憧れるような女の子らしさがあって、私もこうなりたいと思ってもらえるような女の子を選びました。――小越さんはメンバーに選ばれていかがですか?小越:もともとりかさんにすごく憧れていたので、りかさんの世界観に入れることがすごく幸せです。メイクや衣装も普段とは違うもので、撮影がすごく楽しかったです。――中井さんは、バラエティなどでは毒舌キャラというイメージがありますが、普段はどういう方なのでしょうか。小越:すごく優しいです。マシュマロから出てきたみたいな!中井&本間:マシュマロから出てきた!?小越:りかさんは後輩にもチャンスを、と考えてくださっていて、すごく優しい方です。でも、私は怒っているりかさんも好きで、りかさんの言葉一つ一つをすごく尊敬していて、りかさんについていけば間違いないなと。本当に尊敬している頼れる先輩です!中井:マシュマロの表現はよくわからなかったけど、そう言ってもらえてうれしいです(笑)
2021年06月27日俳優の中井貴一と女優の天海祐希が、16日より放送されるキリンビール「キリン ホームタップ」の新CM「ビールぞくぞく編」に出演する。新CMでは、新しい味のビールにワクワクしながら、ホームタップをセットしようとする中井演じる夫に、天海演じる妻が「違うと思う!」と声をかける。そして「そのビールならグラスはこっち」「違いを楽しみましょ」と、いつものビールグラスから香りをより豊かに感じることができるグラスに変えて注がれた美しいビールに、中井が「すごくいい!」と満足げな表情を浮かべるという内容だ。撮影インタビューでは、父の日が近いということで「全国の頑張る『お父さん』へのメッセージ」を頼まれ、中井は「コロナ禍だからこそ、家庭にいる時間というのがすごく長くなると思うので、家庭の中で自分がどう父であるかっていうこと、何か教えることではなく、必死に生きている後ろ姿をこんな時代だからこそ、見せてあげてもらいたいなと思います。頑張りましょう!」とエール。一方の天海は「全国のお父様方、日々お疲れ様でございます。お元気でしょうか? 大変な毎日をお過ごしかと思います。 忙しい中でもちょっと、お時間作っていただいてご家族で『ホームタップ』で素敵な時間を過ごしていただけたらなあと思います。その日ばかりはね、ちょっとお子様も奥様もお父さんをぜひ甘やかしてあげてください。 お父さんばかりでなく、お母さんも、そしてみんな元気で頑張りましょう!」とメッセージを送った。
2021年06月16日アイドルグループ・NGT48の中井りかが23日、YouTube公式チャンネルを立ち上げ、アパレルブランド設立のためのソロプロジェクトを始めることを発表した。プロジェクト開始のきっかけは、コロナ禍で過ごした2020年、「アイドルができなくなったとき」について考える時間が多くなったこと。YouTubeで公開された動画内で中井は「コロナもそうですけど、年齢的なものもあって。アイドルというのは賞味期限があるものなので、いつまで出来るかも分からないし、それがなくなってしまったとき自分には何が出来るんだろうって」と吐露し、得意なこと、好きなことを突き詰めて考えた結果、“洋服”にたどり着いたことを明かしている。NGT48のオーディションに自分が一番好きだったファッションブランド・LIZ LISAの洋服で挑み、スタッフに「服装で覚えていた」と言われたことも強く記憶に残っており、人生の岐路に関わってきた洋服に真剣に取り組みたいという。今後の動画では、デザインを一から学び、本気で挑戦したいという中井を密着ドキュメントで配信。自分の口座から100万円の貯金を下ろし、スタッフを集め、撮影用の貸し会議室を予約し、色んな人に相談しながらアポをとる……YouTuberというより女社長のようにバリバリと働く姿に注目だ。夢のオリジナル・アパレルブランド設立を目指す中井は、「不安とドキドキが入り混じった今の瞬間をファンの皆様、それから新しく知ってくださる皆様と一緒に共有していけたら嬉しいですし、今までとは少し違う中井りかの一面をこのプロジェクトを通して見せていきたいと思っています!」とコメントを寄せた。
2021年02月24日俳優の中井貴一と女優の天海祐希が夫婦役を演じる、キリンビール「キリン ホームタップ」の新CM「登場」編、「最初の一杯」編が、きょう22日から全国で放送される。CMでは、妻の説得に手を焼く夫役・中井と、夫のお願いをバッサリと却下する妻・天海の会話をコミカルに描く。海を望む自宅で2人がビールを楽しむ様子が、夫婦の「特別なひととき」を感じさせる爽やかなCMとなった。今回の共演に中井が「本当に天海さんっていうのは、礼儀正しくて、凛とした女性です! コマーシャルで共演をさせていただいたのが初めてなんですよ! 非常に光栄に思っております」と喜びをあらわにすると、天海も「満を持して夫婦役をやらせていただいて、光栄の極みでございます! いつも貴一さんって呼ばせていただいているんですけど、これだけすごい先輩なのに、どんと受け止めてくださるというか懐が広いというか。だから憎まれ口叩いても普通に返してくださる……(笑)」と中井を絶賛。また、CMの見どころについて中井は「どの夫婦でもある、細かい気遣いの仕方、家庭内でのマウントをどっちがとっているか、そういう感じがこのCMの中に細かく出ている」と語り、天海は「ホームタップが欲しい旦那さんをちょっと『え~』って言いながらも、自分も飲みたい、割とツンデレな妻を楽しんでいただけたら」と、“ツンデレ”と表現する自身の妻役を挙げた。
2021年02月22日ミュージカル『オペラ座の怪人』のラウル役、『美女と野獣』の野獣役をそれぞれ約500公演務めた俳優・中井智彦が、圧倒的な歌唱力でミュージカルナンバーを披露するコンサート「I Live Musical!5」が2月20日(土)に東京・渋谷PLEASURE PLEASUREで開催される。本公演は、昨年5月4日に予定されていた公演の振替公演。新型コロナウイルスの感染予防対策を徹底し、開催される。同シリーズでは第5弾、2年3カ月ぶりとなる待望のステージ。ミュージカル『レ・ミゼラブル』から「星よ」「夢破れて」、ミュージカル『美女と野獣』から「愛せぬならば」など、数々の名曲を披露する。また、来場できない方に向けて生配信ライブの実施も決定した。こちらはライブ配信サービス「PIA LIVE STREAM」で配信され、チケットは2月20日(土)17:30まで発売される。アーカイブ配信はないので、お見逃しなく。中井智彦コメントミュージカルに心を奪われ、共に突き進み続けてきた僕の音楽人生。感謝の気持ちを込めて始めたコンサート「I Live Musical!」。シリーズ5回目の公演です。ミュージカルに生きる物語とサウンドを丁寧に紡ぎ、キーボード、ギター、ベース、ドラムの個性溢れるバンドメンバーとお届けします。そして念願叶い、尊敬する俳優の岡幸二郎さんをゲストにお迎えすることができました。最高のミュージカルのひとときを、一緒に過ごしましょう。【開催情報】中井智彦コンサート 「I Live Musical! 5」日時:2月20日(土) 16:45開場/17:30開演会場:渋谷PLEASURE PLEASURE(旧:Mt.RAINIER HALL)出演者:中井智彦(Vo) / スペシャルゲスト:岡幸二郎(Vo)Band: 長濱司(Key) / 成尾憲治(Gt) / 田中啓介(Ba) / 村上和駿(Dr)公式サイト: <チケット料金>当日引換券:6,600円(税込)<生配信ライブ>視聴チケット:2,000円(税込)プラットホーム:PIA LIVE STREAM】販売期間:1月20日(水)10:00~2月20日(土)17:30※アーカイブ配信はございません。※本ライブ配信は音声(音楽)をメインとし、映像はステージ全体をご覧いただける固定カメラのみのシンプルな配信となる予定です。予めご了承下さい。視聴方法など、「PIA LIVE STREAM」の詳細に関してはこちらをご覧下さい。()お問い合せ先:ウドー音楽事務所(03-3402-5999)
2021年02月10日中井貴一が主演を務めるPARCO劇場オープニング・シリーズ『月とシネマ ーThe Film on the Moon Cinemaー』の全キャスト、および日程が決定した。旧PARCO劇場のクロージングシリーズで上演された、2016年の『メルシー!おもてなし 〜志の輔MIX〜』以来の登場となる中井が、5年ぶりに新生PARCO劇場で主演を飾る本作。人生でもうひと花咲かせたい中年男と、人生にこだわりを持って生きていきたい女が出会い、そこに人生これから男子が巻き込まれて最後に奇跡が起こる。人生の全ての瞬間は宝石箱に入っている大切な宝物ーー。そんな宝物のような瞬間を綴ったハートウォーミングな舞台だ。作・演出には、これも『メルシー!おもてなし』以来のタッグとなるG2。昭和の古き良き映画館経営者の息子に生まれ、昭和に育ち、平成にもまれながら成功を収めた独立系映画プロデューサー役を中井が演じる。さらに、こだわりのアート系映画の女性監督役に貫地谷しほり。 大手映画会社の若手プロデューサー役には、人気急上昇中の関西ジャニーズJr.内のグループ、なにわ男子に所属する藤原丈一郎が抜擢された。そのほか、プロデューサーの娘役に矢作穂香、 怪しい金融業者役に村杉蝉之介、映画館の熟練映写技師役に文学座のたかお鷹と、硬軟入り混じる豪華キャストが集結。『月とシネマ ーThe Film on the Moon Cinemaー』は4月17日(土)〜5月9日(日)に東京・PARCO劇場、5月12日(水)〜5月16日(日)に大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WW ホールにて上演される。中井貴一コメント昨年から引き続き2021年も演劇界にとっては、困難な幕開けとなってしまいました。昨年よりパルコがリニューアルをし、お客様にとっても、我々演者にとっても最高の環境が用意されたのに...。ただ、どんな状況になろうと前へ進む方法を考えてまいります。まだ4月の状況は予測できませんが、こんな時期だからこそ皆様に温かい気持ちになってお帰りいただけるようなオリジナル作品を目指したいと思います。劇場でお会いできることを楽しみに!貫地谷しほりコメントPARCO劇場オープニング・シリーズ最終公演に参加することになりました。このオープニング・シリーズは昨年も出演させていただきましたが素晴らしい時間となり私自身改めて演劇のファンになり感動の毎日でした。今回は以前に2度も演出をしていただいたG2さん、大先輩の中井貴一さんをはじめ素晴らしい方々と、御来場いただく皆様のひとときを染めさせて頂けたらと思います!全ての人が不安な毎日です。私もこの大好きな世界が壊れてしまうのではという不安が募る日々です。心がときめく事への感謝、今を重ねられる尊さを忘れずに舞台に立てたらと思います!藤原丈一郎(なにわ男子 / 関西ジャニーズJr.)コメント『月とシネマ』のお話しを頂き、大変嬉しい気持ちでいっぱいです!中井貴一さんの素晴らしいお芝居はこれまでドラマや映画で拝見していましたが、まさか自分が共演させていただける日がくるとは思ってもいませんでした。演出のG2さんともご一緒するのは初めてで、以前から作品を観劇していたのでワクワクしています!歴史あるPARCO劇場に立たせてもらえること、PARCO劇場オープニング・シリーズに携われること、そして素晴らしいキャスト の皆さんと共演できることなど、たくさんのご縁を大切に精一杯頑張ります!是非、劇場で幸せな時間を共に過ごしましょう!劇場でお待ちしております!G2コメントこんな時期だからこそ、人と人が直接会うことの大切さが問われるのではないでしょうか?35年間も喧嘩別れしたまま病気で亡くなった父親。父が遺した映画館で撮影を続けるうちに、かつてのいざこざの謎が解け、絆を取り戻してゆく再生の物語です。中井貴一さん始め、コメディーの達者な役者が揃いました。コロナの憂さを晴らして大いに笑い、心の潤いを取り戻しましょう。感染防止対策が万全で換気も優秀なパルコ劇場でお待ちしてます。【公演概要】PARCO 劇場オープニング・シリーズ『月とシネマ ーThe Film on the Moon Cinemaー』作・演出:G2企画・制作:パルコ出演者:中井貴一、貫地谷しほり、藤原丈一郎(なにわ男子 / 関西ジャニーズJr.)矢作穂香、村杉蝉之介、たかお鷹●東京公演公演日程:4月17日(土)〜5月9日(日)会場:PARCO劇場(渋谷PARCO 8F)チケット料金:1,1000円(全席指定・税込)チケット発売日:3月20日(土)予定お問い合わせ:パルコステージ 03-3477-5858(時間短縮営業中)公式サイト: ●地方公演公演日程:5月12日(水)〜5月16日(日)会場:COOL JAPAN PARK OSAKA WW ホールチケット料金:1,1000円(全席指定・税込)お問い合わせ:キョードーインフォメーション 0570-200-888(11:00〜16:00 ※日祝休業)
2021年02月08日中井貴一が主演を務めるPARCO劇場オープニング・シリーズ 『月とシネマ―The Film on the Moon Cinema―』の出演者が8日、明らかになった。同作は中井貴一が、5年ぶりに新生PARCO劇場で上演する主演作。2016年に上演された『メルシー!おもてなし ~志の輔MIX~』以来のタッグとなるG2と組んだ。昭和の古き良き映画館経営者の息子に生まれ、平成にもまれながら成功を収めた独立系映画プロデューサー・並木憲次(中井)が、父の映画館「ムーン・シネマ」は閉館の危機に直面し、アート系の映画監督と映画を作ることとなる。女性監督役に女優の貫地谷しほり、大手映画製作会社の若きプロデューサー役には、関西ジャニーズJr.のユニット“なにわ男子”のメンバーである藤原丈一郎、プロデューサーの娘役に矢作穂香、怪しい金融業者役に村杉蝉之介、映画館の熟練映写技師役に文学座のたかお鷹と、硬軟入り混じる豪華キャストが集まった。東京公演はPARCO劇場にて4月17日~5月9日、大阪公演はCOOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて5月12日~5月16日。○中井貴一 コメント昨年から引き続き2021年も演劇界にとっては、困難な幕開けとなってしまいました。昨年よりパルコがリニューアルをし、お客様にとっても、我々演者にとっても最高の環境が用意されたのに…。ただ、どんな状況になろうと前へ進む方法を考えてまいります。まだ4月の状況は予測できませんが、こんな時期だからこそ皆様に温かい気持ちになってお帰りいただけるようなオリジナル作品を目指したいと思います。劇場でお会いできることを楽しみに!○貫地谷しほり コメントPARCO劇場オープニング・シリーズ最終公演に参加することになりました。このオープニング・シリーズは昨年も出演させていただきましたが素晴らしい時間となり私自身改めて演劇のファンになり感動の毎日でした。今回は以前に2度も演出をしていただいたG2さん、大先輩の中井貴一さんをはじめ素晴らしい方々と、御来場いただく皆様のひとときを染めさせて頂けたらと思います!全ての人が不安な毎日です。私もこの大好きな世界が壊れてしまうのではという不安が募る日々です。心がときめく事への感謝、今を重ねられる尊さを忘れずに舞台に立てたらと思います!○藤原丈一郎 コメント『月とシネマ』のお話しを頂き、大変嬉しい気持ちでいっぱいです!中井貴一さんの素晴らしいお芝居はこれまでドラマや映画で拝見していましたが、まさか自分が共演させていただける日がくるとは思ってもいませんでした。演出のG2さんともご一緒するのは初めてで、以前から作品を観劇していたのでワクワクしています!歴史あるPARCO劇場に立たせてもらえること、PARCO劇場オープニング・シリーズに携われること、そして素晴らしいキャストの皆さんと共演できることなど、たくさんのご縁を大切に精一杯頑張ります!是非、劇場で幸せな時間を共に過ごしましょう! 劇場でお待ちしております!○G2 コメントこんな時期だからこそ、人と人が直接会うことの大切さが問われるのではないでしょうか?35年間も喧嘩別れしたまま病気で亡くなった父親。父が遺した映画館で撮影を続けるうちに、かつてのいざこざの謎が解け、絆を取り戻してゆく再生の物語です。中井貴一さん始め、コメディーの達者な役者が揃いました。コロナの憂さを晴らして大いに笑い、心の潤いを取り戻しましょう。感染防止対策が万全で換気も優秀なパルコ劇場でお待ちしてます。○あらすじとある地方都市。駅前の映画館「ムーン・シネマ」は閉館の危機。そこへ館長の息子並木憲次(中井貴一)が「ムーン・シネマ」に現れた。彼は五十代のフリーの映画プロデューサー。今までにヒット作を何本も世に送り出していているが、賞には恵まれない。同じ映画関係の仕事だが、父子の交流はほとんどないというか絶縁状態だった。並木とのタッグでヒットを飛ばすことを夢見る大手映画会社の新米プロデューサー・小暮涼太(藤原丈一郎)、並木の娘・彩矢(矢作穂香)と共に、映画館の相続のために集まったのだが、驚いたことに、父が残した遺言状には映画館は、ある女性に継がせる。とあった。まさか親父のやつ……、老いらくの恋か?と邪推をするが、その推測は見事に外れた。その女性は、知る人ぞ知る、女流映画監督三城麻衣子(貫地谷しほり)だったのである。4、5年に一度しか作品を発表しないし、映画は大ヒット、というわけでもなかったが、発表ごとに映画賞を総なめすることで有名な監督で、ちょっとやそっとでは大手のオファーを受けないのでも有名である。正当な権利を主張するべく、並木達は三城に会うことにする。こんな古い映画館で借金もある、相続しても負債を抱えるだけだと放棄を迫る並木。すったもんだの末、三城は提案する。この映画館を使って映画を撮影したい。その後であれば、映画館の権利は放棄すると。そして、それには一つの条件があるという、「撮影する映画は並木憲次がプロデューサーを務めること」。こうして、商業主義のプロデューサーとアート系の映画監督、水と油のはずの二人が一緒に映画を作ることになった。大手映画会社の看板を背負い、小暮は何かというと意地を張る並木に手を焼きながら映画完成に向かってひた走る!そこに並木の娘も、映写技師の黒川(たかお鷹)も、そして何故か街金の児島(村杉蝉之介)も巻き込まれて、映画館の存続を巡って右往左往が始まっていく。そして次第に、驚くべき父の秘密が浮かび上がってくるのだが……。
2021年02月08日落語家の笑福亭鶴瓶が即興ドラマを繰り広げる舞台『スジナシシアターVol.13』に、俳優の山崎育三郎、中井貴一、お笑い芸人の渡辺直美が各日ゲストとして出演することが26日、発表された。東京・世田谷パブリックシアターで2月26日・27日・28日に開催され、チケット一般発売日は2月19日。オンライン配信も行われる。その日に知らされるセットのなかで即興ドラマを繰り広げる「スジナシ」 は、1998年にCBCテレビにて放送を開始。その後2015年より『スジナシ BLITZシアター』として赤坂BLITZで年2回の公演を行ってきたが、2020年9月、会場の一時休館に伴い幕を下ろすこととなった。今回からはTBS、サンライズプロモーション東京主催で新たな「スジナシ」がスタートするが、芝居の後にプレビューを見ながら演技を振り返るトークや、舞台とテレビの連動企画として後日テレビでも放映する点はこれまでと変わらず行う。ゲストには、ミュージカルや舞台に加え、ドラマや映画、そして歌手としても活躍する山崎が初日、芸人という枠にとらわれず様々なジャンルで活動し、海外でも著しい活躍を見せる渡辺が2日目、ドラマ、映画で幅広い役柄を演じ、舞台やナレーションなどマルチに活躍する中井貴一が3日目に登場。案内人は中井美穂が務める。鶴瓶は今回の開催について「13回目になりますが、未だに慣れないですよ。でも毎回初めての感じがいいんですよ」と改めて“スジナシ”の魅力を語った。今回のゲストについて山崎には、「今非常にノッてますし、役柄をみていても面白い。クサイ役もうまいだろうし、楽しみですね」と期待し、渡辺には「バラエティ風になったほうがいいのか、シリアスになったほうがいいのか、どこまでやっていいのか悩みますね」と思案。そして中井貴一には「長い付き合いになりますが、あんな何でもできる人いないですよ。器用ですし、面白い。こんなフリーの舞台に出るってね、ありえないでしょ(笑)」と笑いを交えて賛辞を述べる。最後に「でも、こんな舞台を出来ることはありがたいと思うので、精一杯がんばりますし、羽目を外さないようにします」と真摯なコメントを寄せた。
2021年01月26日三谷幸喜が作・演出を手掛け、2018年末に上演されたミュージカル『日本の歴史』が、2021年7月に再演されることが10日、明らかになった。出演は、中井貴一、香取慎吾、新納慎也、シルビア・グラブ、宮澤エマ、秋元才加の初演メンバーに、段田安則が参加。この7人が、60役以上の老若男女の登場人物たちを演じ、歌い、踊り、歴史を駆け抜ける。もともと歴史好きで知られている三谷氏は、近年多くの歴史ドラマや舞台を手がけ、2022年放送予定の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』も執筆。その独自の着眼点とアイデアで、エンターテイメントの姿を通して、改めて歴史の面白さや奥深さを伝えている。その三谷氏が手掛けたオリジナル・ミュージカル『日本の歴史』の再演が決定。長きにわたり、三谷氏の作品の世界観を支えてきた作曲家・荻野清子氏と共に創り上げ、珠玉のキャスト陣が歌い踊った壮大な“大河ミュージカル”が帰ってくる。初演以来高まってきた再演希望の声に大きな力を得て、決定したという。「卑弥呼の時代から太平洋戦争までの約1700年に亘る日本の歴史を凝縮」したこのミュージカルは、60人以上にも及ぶ歴史上の人物たちや市井の人々を、たった7人の俳優たちが演じ、歌い、踊るという大胆な構成。その中で、キャッチーなメロディーと親しみやすい歌詞に乗せて、めまぐるしく移り変わる歴史の場面が目の前で紡がれていく。脈々と次世代につながっていく人間の因果のドラマが語られ、ただの歴史の出来事の羅列ではない骨太な物語が展開される。
2020年12月10日企画・原作を秋元康が手がけ、中井貴一と鈴木京香の共演でドラマ制作現場のドタバタ劇とラブストーリーを描いてきた「共演NG」の最終回が12月8日放送。英二と瞳の“空港キス”に絶賛の声が上がる一方、最後の最後で起きた“事件”には衝撃が走っている。実力派大物俳優・遠山英二を中井さんが、人気女優・大園瞳を鈴木さんが演じる本作。この2人が25年前に破局して以来“共演NG”であることは業界では公然の秘密だったが、そんな2人が弱小テレビ局の社運を懸けた大型連続ドラマで、主演として25年ぶりの共演を果たすことに。しかもほかの出演者たちも皆共演NGばかり――というストーリー展開が話題となっている。英二の妻で元アイドルの遠山雪菜に山口紗弥加、英二と瞳を25年ぶりに共演させた「殺したいほど愛してる」の脚本家・市原龍に斎藤工。英二の所属事務所社長のマーク野本にリリー・フランキー。瞳の所属プロダクション社長の古川しおりに猫背椿。戦隊モノ出身の佐久間純に細田善彦。2.5次元俳優の加地佑介に小澤廉。アイドル出身の篠塚美里に若月佑美。美里の後輩アイドルの内田梢に小野花梨。ドラマの監督・池田匠に岡部たかしといった顔ぶれが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。最終回では瞳が英二に抱きついてる様子を見ていた雪菜は怒りをにじませる一方で、ドラマのラストシーンの脚本が上がらず現場スタッフが困惑。さらに梢がストーカー被害に遭い始める。ストーカーは女性の様子。そんななかマーク野本と古川しおりが結婚するという。そして若手組がクランクアップし、瞳と英二によるラストシーンの撮影が始まろうとしていたが、出来上がった脚本を見た英二は激怒。25年前の瞳、雪菜との出来事を彷彿させる内容だったからだ…というストーリーが展開。無事に撮影が終了、撮影のため海外に旅立つ瞳が英二と空港でキスするラストに「近年見たドラマの中でも一番グッときたラストシーン」「ラストの空港のシーンの素敵さったらもう!!」「空港シーン、最後の振り返ってからのとこが一番好き」など絶賛の声が上がる。だがハッピーエンド…!?と思いきや、その直後、梢と匠が刺されたというニュースが報じられることに。実は2人は不倫しており、匠の妻が2人を刺したという…「ストーカーの話回収してないよな?って思ってたら」「ラストが衝撃的すぎて未だに放心状態。最後の最後まですごかった」「随分とおとなしくしてると思ったら、最後にぶちかましてきたwwww」と、最後の最後で起きた“事件”にも大きな反響が集まっている。(笠緒)
2020年12月08日「将来海外でプレーしたい」そんな純粋で大きな夢を抱く子どもたちに「正しい努力をさせてあげたい」。そう願うのが親の本音ではないでしょうか。新刊『世界を変えてやれ!―プロサッカー選手を夢見る子どもたちのために僕ができること』では、「日本と世界を繋ぐ橋渡し」役の著者・稲若健志氏が、将来を夢見る選手たち、保護者、指導者に向け、アドバイスを送っています。改めて稲若氏に聞いた、子どもたちの夢を叶えるために知っておきたい世界の常識、最終回となる今回のインタビューは、問題解決能力やチャレンジし続ける姿勢を身につける方法、子どもの視野を広げるために親はどうすればいいかについてお送りします。<<第三回:練習量が多い=一生懸命ではない。元レアルのサルガド氏が指摘する日本の保護者の「誤った認識」■若ければ若いほど柔軟に感覚を変えていける――世界に出たとしても誰もが必ずプロサッカー選手という夢を掴めるわけではありません。サッカーから離れたあとにグローバルな社会で生き抜く人間力が身につけられる、というのが稲若さんの考え方の一つです。稲若さん自身、若くしてアルゼンチンにサッカー留学したことがきっかけとなり、今に繋がっていると思います。「僕の場合、何も助けとなるものがなかったことが逆に良かったと思っています。最近、アフリカに3回ほど行きましたが本当に良かった。アフリカに求めるものは『何もないこと』ですが、現代の便利な世の中と比べられるからすごくいいんです。僕が若いときにアルゼンチンにサッカー留学した当時、携帯も何もなかったので、自分で一から調べないと生きていくことができませんでした。公園に行って集まってくる子どもたちに飴をあげて、聞いた言葉を家に帰って辞書で調べることを1年くらい繰り返して、それで言葉を覚えたんです。わからないことを自分でどうにかする方法を覚えたし、そういう姿勢が今の僕を作っています。これがダメならば次はこれだ、という次の次の次の選択肢まで考えられる思考になっていったのですが、僕がそうだったように、人は若ければ若いほど柔軟に感覚を変えていけると思います。海外に飛び出して行けば、頼る親もいないし、自分から人に聞かないとわからないし、聞くための言葉すらわからないから、必死に言葉を覚えるという良い循環になると思います。日本だと周りが簡単に教えてくれるので、自分で解決する力はなかなか身につきません。ちなみに、僕の会社でサッカー留学する場合は、朝起きたら子どもたちはまず部屋の掃除をします。掃除から始まり、ご飯を食べて、それから練習をする、という規律の中でしっかりと生活してもらいます。日本にいれば、朝起きてからまず掃除はしないですよね。普段とは異なる新鮮な感覚で生活ができることもサッカー留学の良いところだと思います。親がいない環境になれば、自分でやるしかありません。日本にいれば失敗すらできないようになっています。失敗する前に親が失敗を防いでしまうこともありますからね。ある程度の学年の子でも、暑かったら(子どもに)帽子をかぶらせるかどうかも親が判断してしまうのが今の日本です。この点、海外から帰国すると子どもが自分で洗濯をするとか、掃除をするとか、食器を洗うとか、そういう行動をする姿に親御さんたちは子どもの成長を感じるようです」■親の視野が広がれば、子どもの視野もひろがる――今回書かれた書籍『世界を変えてやれ!』の中には年長さんがサッカー留学した話も収録されていますが、稲若さんは年齢に関してはどう考えていますか?「子どもが海外に行きたいと思ったときがタイミングだと思います。もちろん、人それぞれタイミングは異なります。子どもが海外に行きたいと思うきっかけには、出会う人とか、出会うための環境にいるとか、そういう影響が大きいです。その年長さんのケースは、年長さんで海外留学するかどうかの最終判断は親が決めることなので、こちらもその判断を受け入れてスペインに行きましたが、特に何も問題なく終わりましたよ。その親御さんは『うちはこの子に6歳になるまで自分たちの愛情は精一杯注いだので、これからは他の人の愛情でどう育つのか見てみたいのでスペインに送ります』と初めは悩みながらも決断されていました。ほとんどの親御さんが言うのは『うちの子はまだしっかりしていないので......』『迷惑をかけるので......』ということです。そうやって子どもにブレーキをかけてしまうのですが、迷惑ではないし、わが子を心配する気持ちもわかります。ただ、これだけは覚えておいてください。そういったご家庭の場合、わが子が親のステイタスを越えることは、まず無いです。親の視野が広がれば、子どもの視野が広がります。親がチャレンジを続けるのであれば、子どもも間違いなくチャレンジを続けます。自分の行動によって子どもの将来に多大なる影響を与えると思ってください。大事なのは、子どもが真剣に悩んだ結果、自分で決めたときに親が背中を押すことができるかどうかです。それは親が決めることであり、子どもの未来を左右できることなのです」サッカーでもなんでも、失敗することで「じゃあどうすればいいか」を学ぶ機会になります。親がチャレンジする姿を見せないのに、子どもが失敗を恐れずチャレンジする力を身につけられるでしょうか。子どもの成長や自立、社会で生きていくための思考力や判断を身につけてほしいと願っているのに、わが子を心配しすぎてブレーキをかけてしまうのではなく、子ども自身が考えて決めたことを後押ししてあげることが最大のサポートなのです。<<第三回:練習量が多い=一生懸命ではない。元レアルのサルガド氏が指摘する日本の保護者の「誤った認識」稲若健志(いなわか・たけし)株式会社ワカタケ代表。1979年生まれ。神奈川県出身。藤嶺学園藤沢高校卒業後、ディエゴ・マラドーナに憧れアルゼンチンに渡航しプロ契約を結ぶ。愛媛FCや栃木SCなどでプレーしたのち引退。帰国してからも10年以上に渡り、毎年アルゼンチンを訪れ、指導や教育を学び、26歳のときに株式会社ワカタケを設立。中井卓大選手の挑戦の支援を通し、レアル・マドリードに強いパイプを持つ。レアル、アトレティコ、セルタなど日本でのキャンプ及び海外キャンプのライセンスを持つほか、世界各国につながりを持ちリーガ主催のジュニアの大会への出場権も保有。世界を子どもたちに見せるべく、年間1000人以上の子どもたちに海外にいく機会を作っている。
2020年11月26日「将来海外でプレーしたい」そんな純粋で大きな夢を抱く子どもたちに「正しい努力をさせてあげたい」。そう願うのが親の本音ではないでしょうか。新刊『世界を変えてやれ!―プロサッカー選手を夢見る子どもたちのために僕ができること』では、「日本と世界を繋ぐ橋渡し」役の著者・稲若健志氏が、将来を夢見る選手たち、保護者、指導者に向け、アドバイスを送っています。改めて稲若氏に聞いた、子どもたちの夢を叶えるために知っておきたい世界の常識、第3回目のインタビューは、スペインの親から学ぶ、子どものサポートに必要な距離についてお送りします。<<第二回:レアル中井選手、ビジャレアル久保選手のように若くして海外へ渡るメリット、デメリットとは■家に帰ってからもサッカーの話はしない――子どもの夢を叶えるためにサポーター役となる親ができることはどんなことでしょうか?「まず、これは触れておかないといけないのですが、海外と比べたとき、日本の親は指導者と距離があります。あまりグイグイ聞くことはありません。なぜ聞かないかといえば、自分の子どもを試合に出してもらえなくなる怖さを感じているからです。海外のクラブはビッグクラブでも小さなクラブでも、親が『うちの子は何が足りないのですか?』などと監督にガンガン聞きにいきます。スペイン人はLINEのグループに監督も入っているほどで、そこで親は言いたい放題です。ただ、指導者側も親に何を言われようと何でも答えられるし、話ができます。『どうして試合に出られないのか?』と聞かれれば論理的に理由を説明できます。論理的に説明できないと、親を納得させることができないことが多い。だから指導者と親の距離が遠くなってしまうのだと思います」――欧州では親が子どもにサッカーを教えることを明確に規制しているクラブもあると聞きます。その点は指導者と親の関係についてしっかり線引きをしているのですね。「レアル・マドリードにも『親は親でありなさい』という考え方があります。親が子どもを指導することの何が問題かと言えば、試合中に子どもが親の顔を見るようになってしまうのです。すると指導者の話を聞かなくなるし、リスペクトもなくなる。それは子どもにとってもチームにとっても良いことではありません。スペイン人は自分の子どもに対してサッカーのことはあれこれ言いません」――スペインの親御さんたちは試合中も何も言いませんか?「もちろん、審判にはすごく文句を言いますよ(笑)。あとは『がんばれ!』とか『行けるぞ!』とか、応援者としての声は当然ありますが、監督がいる前で、親が我が子に『ここをこうしろ!』などと言うことはありません。家に帰ってからもサッカーの話はしないという感覚は多くの人たちが持っています。これが日本の場合、親は指導者には指摘することはなくとも、自分の息子にはあれこれ言ってしまいます。場合によっては、その子のお父さんが監督をやっているチームもあるし、公私混同になってしまうと子どもはきついです。海外ではそういうケースはほぼありません」■日本の親は真面目ですごく一生懸命――例えば、レアル・マドリードのミッチェル・サルガドは日本に何度も来日してサッカークリニックの指導などに当たっていますが、日本の親についてどう言っていますか?「日本の親は真面目ですごく一生懸命。でも、『一生懸命だからこそ教え過ぎてしまう、これが日本だ』と言っています。練習に置き換えれば、それは練習量の多さに変わり、量をこなせば努力は報われると信じている。しかし、サルガドも海外の指導者たちも『一生懸命とはそういうものではない』と言います。本来あるべきは『一生懸命だからこそ何かを言うのを我慢しましょう』という姿勢です。子どもが親にあれこれ言われればプレッシャーに感じるし、伸びるものも伸びません」――では、親としてのベストなサポートとは何でしょう?「シンプルですが、親のやるべきことをしっかりやる、ということです。しっかりご飯を作り、しっかり食べさせて、練習に連れていく。そしてグラウンド内のことは監督やコーチに任せる。子どもが悩んでいるときに、親が子どもの変わりに指導者に聞いてあげるのはいいと思いますが、日本の場合、多くは指導者に聞く前に悩んだままチームを辞めてしまうケースが多い。それは違うのではないでしょうか。それも指導者と親の距離が遠いことが原因にあるようには思いますが」――サッカーで留学することについても伺いたいのですが、子どもが留学したいと言い出したときに親はどうサポートすべきでしょうか。「子どもが何かのきっかけで『海外に行きたい』となったときに、親の反応は二つです。驚いてしまうか、行かせてあげようと思うのか。驚くというのは親が心の準備ができていない証拠です。そういう親はだいたい『まだ早い』などと言って(子どもを)否定しがちです。早いなどと言っているうちに限りのある留学の枠は埋まってしまい、チャンスを逃します。一方、海外経験がある親は心の準備ができているのですんなり子どもの背中が押せます。つまり、子どもどうこうよりも親の問題の方が多いということです。頭ごなしに『まだ早い』と否定されてしまった子どもは、ひとまず我慢して、やがて諦めて、結局はやる気がなくなってしまうものです」――サッカー留学について、親として必ず押さえておくべき情報などアドバイスがあればお願いします。「サッカー留学には適正価格があり、国によって異なりますが、相場は2か月で50万円ほどでしょうか。べらぼうに高い価格の会社もありますし、逆に価格とクオリティが合っていると感じれば自ずと人は集まります。その見極めはしっかりして下さい。また、注意すべきは、留学に行く国を狭めないことです。欧州に行きたい、南米に行きたい、という姿勢に固執し過ぎることなく、もし叶わなかったときでも別の国を選択すれば留学を経験するチャンスはあるし、物事を大きな面で捉えてチャンスを掴まえることが重要だと思います。僕は今までいろんな国に行きましたが、どの国に行っても大きな刺激があることは間違いありません」子どものためと思ってやっていることがプレッシャーになって、伸びるものも伸びなかったら逆効果ですよね。また、対話できれば解決の糸口が見つかるかもしれないのに、悩みを抱えたまま辞めてしまい、結果としてより悪い状態になることもあります。ピッチ再度ではうるさく喚くけれど、指導者としっかり対話ができ、家で子どもを追い詰めないスペインの保護者の姿勢は親のサポートのあり方として参考になる部分があるのではないでしょうか。<<第一回:世界のクラブが日本人選手に求めるスキルとは。レアル中井選手から学ぶ世界で生き抜く方法稲若健志(いなわか・たけし)株式会社ワカタケ代表。1979年生まれ。神奈川県出身。藤嶺学園藤沢高校卒業後、ディエゴ・マラドーナに憧れアルゼンチンに渡航しプロ契約を結ぶ。愛媛FCや栃木SCなどでプレーしたのち引退。帰国してからも10年以上に渡り、毎年アルゼンチンを訪れ、指導や教育を学び、26歳のときに株式会社ワカタケを設立。中井卓大選手の挑戦の支援を通し、レアル・マドリードに強いパイプを持つ。レアル、アトレティコ、セルタなど日本でのキャンプ及び海外キャンプのライセンスを持つほか、世界各国につながりを持ちリーガ主催のジュニアの大会への出場権も保有。世界を子どもたちに見せるべく、年間1000人以上の子どもたちに海外にいく機会を作っている。
2020年11月20日「将来海外でプレーしたい」そんな純粋で大きな夢を抱く子どもたちに「正しい努力をさせてあげたい」。そう願うのが親の本音ではないでしょうか。新刊『世界を変えてやれ!―プロサッカー選手を夢見る子どもたちのために僕ができること』では、「日本と世界を繋ぐ橋渡し」役の著者・稲若健志氏が、将来を夢見る選手たち、保護者、指導者に向け、アドバイスを送っています。改めて稲若氏に聞いた、子どもたちの夢を叶えるために知っておきたい世界の常識、第2回目のインタビューは、若くして海外へ渡ることのメリット、デメリットについてお送りします。<<第一回:世界のクラブが日本人選手に求めるスキルとは。レアル中井選手から学ぶ世界で生き抜く方法■レベルの高い環境で練習ができることが大きなメリット――久保建英選手(ビジャレアル)や中井卓大選手(レアル・マドリード)が若くして海外でプレーしていますが、彼らのように海外でプレーするために現状ではどのような方法がありますか?「正直、現状ではFIFA(国際サッカー連盟)の規約第19条(国際移籍は18歳以上の選手のみ許される)があり、日本人選手が若くして海外でプレーするのは年々厳しくなっています。日本である程度有名な選手の場合、若年層の子がサッカーで海外に来た場合、まずFIFAが移籍を容認することはありません。Jクラブの下部組織に所属しているとか、セレクションに合格したとか、そういった情報がネットに出てしまえば、その時点で18歳になるまではどんな方法でも現地の公式戦には出場できません」――すると、現時点で日本人が海外でプレーをするには18歳の誕生日を迎えてから、ということになりますか?「良い例として挙げるとすれば、現在スペインの2部Bにいる吉村祐哉選手が辿った道のりです。現在2部Bには日本人が3人いるのですが、そのうちの一人です。祐哉は15歳で海外に渡って3年間は練習生で過ごしながら18歳の誕生日を迎えた時点でテネリフェと契約しました。最初はチームと契約はできないけれど練習生として練習試合や国際大会には出場できます。何よりも非常にレベルの高い環境で練習ができることが大きなメリットです。現地のチームが練習でも練習試合でもしっかりと扱ってくれるという条件があるのならば、これは一つの良いキャリアの歩み方だと思います。早い段階で海外に渡り、まずは言葉を覚える。言葉を覚えないと何にせよ厳しい道になります。そして環境に慣れて18歳のタイミングでチームと契約するのが現状のベストだと思います」――18歳から逆算して早めに行動するということですね。「そうです。ただし、ただ単に海外に行くだけでは意味がありません。調べもしないで海外に行って、あまり競争力のない低いレベルの環境に入っても意味はないからです。海外に行ったことだけで満足してしまう子どももいますが、刺激になる環境に身を置かないとその先が難しくなると思います。スペインでは若い世代であれば1部でも2部でも練習生として参加できる場合があるので」■子どもへの"投資"と捉えられるか――例えば、15歳で海外へ渡ることにはメリットもデメリットもあると思います。「メリットはリアリティが湧くことです。日本でプロを目指すというのは、学生からプロになることを指しますが、あちらではプロの集団の中からプロを目指すことになります。それは日本にいるのとは全然違います。そういう環境に早く入ることで心に火がつきます。リーガの選手たちは環境がものすごく良いのはもちろんですが、毎年選手が入れ替わるのを目の当たりにしているので、『やらないとまずい』という気持ちに駆られます。あとは、海外に行けばわからないことが多いから当然失敗します。失敗するからこそ成長します。失敗を糧に、自分で解決する方法を覚えるようになる。それが後の人生においてもプラスになるのです。一方、デメリットは学生生活を送れない、青春時代がなくなる、といったことでしょうか。学歴に焦点を当てればデメリットでしかありません。でも、僕は子どものときに自分が思った好きな道に突き進んだからこそ今があるし、学校に行けないなんてことは親が感じるデメリットなんですよね。学歴を大事にした結果、親自身が今の人生は楽しいと思うのであれば正解かもしれません。でも親が毎日が大変だと思いながら過ごしているのであれば、何かを変えなければ子どもも同じ道を歩んでしまいます」――仮に15歳から現地のクラブに練習生として所属するとしても、スペインで3年間、契約しないままに過ごすとなるとお金がかかります。親からすればお金の心配はあると思います。「お金はかかりますが、これは投資です。ほとんどの親は"子どもに投資する"という考え方を持たないと思います。『うちはお金がないから、お前は我慢しろ』と言われた子どもが夢をあきらめないといけない。そんなケースはざらにありますね」――例えば、15歳から3年間現地で生活するためにはいくらかかりますか?「スペインだと月に20万円ほど。3年間で600万円ほどでしょうか」――Jクラブユースでも高体連でも、高校を卒業して18歳になってから、親の援助を受けながら海外に挑戦するケースも増えていますが、これはどう見ていますか。「現状ではそういうパターンが増えていますが、それでもTC(トレーニング・コンペンセーション/23歳以下の選手が移籍する場合に移籍先からお金が支払われる制度)が発生するので、現地のクラブがすぐに契約するという流れにはなりにくいです。最初はプロ契約をせずに試合に出してくれるケースも結構あります。ただ、クラブもどこかでプロ契約をしないといけませんから、自分のところで育てて、契約するだけの価値を見出せたときにプロ契約をするという方法はあるにせよ、そこまでよく見てくれるクラブは少ないですね。高校やJクラブが『TCは破棄します』といった協力をしてくれるところもあるし、そうであるならばかなり話は変わってくると思います」<<第一回:世界のクラブが日本人選手に求めるスキルとは。レアル中井選手から学ぶ世界で生き抜く方法稲若健志(いなわか・たけし)株式会社ワカタケ代表。1979年生まれ。神奈川県出身。藤嶺学園藤沢高校卒業後、ディエゴ・マラドーナに憧れアルゼンチンに渡航しプロ契約を結ぶ。愛媛FCや栃木SCなどでプレーしたのち引退。帰国してからも10年以上に渡り、毎年アルゼンチンを訪れ、指導や教育を学び、26歳のときに株式会社ワカタケを設立。中井卓大選手の挑戦の支援を通し、レアル・マドリードに強いパイプを持つ。レアル、アトレティコ、セルタなど日本でのキャンプ及び海外キャンプのライセンスを持つほか、世界各国につながりを持ちリーガ主催のジュニアの大会への出場権も保有。世界を子どもたちに見せるべく、年間1000人以上の子どもたちに海外にいく機会を作っている。
2020年11月06日「将来海外でプレーしたい」そんな純粋で大きな夢を抱く子どもたちに「正しい努力をさせてあげたい」。そう願うのが親の本音ではないでしょうか。新刊『世界を変えてやれ!―プロサッカー選手を夢見る子どもたちのために僕ができること』では、「日本と世界を繋ぐ橋渡し」役の著者・稲若健志氏が、将来を夢見る選手たち、保護者、指導者に向け、アドバイスを送っています。今回は改めて稲若氏に聞いた、子どもたちの夢を叶えるために知っておきたい世界の常識、などを、全4回にわたってインタビューでお届けします。■レアルの中井選手から学ぶ世界で生き抜く方法――世界で戦える選手を間近で見てきた稲若さんが考える、世界のトッププレイヤーが持っているものとは何でしょうか。「技術、メンタル、フィジカルがあることは大前提ですが、世界で活躍するトップレベルの選手たちは自分で『習慣』を作ることができます。先日、元スペイン代表監督のロベルト・モレロが話していました。メッシやネイマール、スアレスのようなスーパースターは何が違うのかといえば、『サッカーの中で生活をしている』と」――24時間、サッカー選手ということですか?「そうです。例えば、スポーツドリンクは糖分が入っているから飲まない、といった日々の行動を徹底的に習慣にしていける選手が世界に行けます。プロでもピッチ上では頑張っていても、ピッチ外のちょっとした誘惑に負けてしまう選手もいます。でも、世界のトッププレイヤーたちは例外なく細部に気を遣っているし、それを当たり前にできています」――その点、稲若さんがずっと間近で見てきた中井卓大選手(レアル・マドリード所属)はどうでしょうか?「僕はピピ(中井卓大選手の愛称)のことを8歳から知っていますが、8歳の頃から毎日、朝起きたら欠かさずストレッチや体幹、ボールタッチをしてきました。歯を磨くのも朝ご飯を食べるのも30分のトレーニングのあとで、雨が降ろうがサボったことはないと思います。『毎日が勝負』というスタンスで、一段ずつ階段をのぼっていった選手です。最初からレアル・マドリードの今のカテゴリーまでたどり着けるという考えはなかったと思いますし、まずは自分のいるカテゴリーで全力を尽くし、その結果、また次のカテゴリーへと。その繰り返しでのぼっていったのです。正直、ピピが今のようになるとは思っていませんでしたが、ピピは人一倍努力をして、一歩ずつ階段をのぼっていった先に今のカテゴリーまで上がったという選手です」■世界のクラブが日本人選手に求めているものとは?――世界のクラブは日本人選手に何を期待しているのでしょうか?「一般的に日本人は『真面目』『監督の言うことは聞く』『言われたことはできる』という評価をされています。ただ、今の久保建英選手(ビジャレアル)もそうですが、チームでのポジショニングのバランスやディフェンス力の低さが試合出場を阻む足かせになっているように見えます。日本では『うまい選手が海外で使われる』と思っている人も少なくないかもしれませんが、欧州ではまず『チームにハマる選手が使われる』というのが常識です」――チームにハマるというのは?「技術が高いのではなく、"何かをしっかりと持っている選手"です。『言われたことをしっかりできる』『ポジショニングをミスしない』『ボールを取られてはいけない場所で絶対に取られない』といったことです。たとえ技術が高くても、チームの一員としてハマるための力が劣っていると、監督は『まだ使えないな』と判断するということです。試合に勝つことができる監督は、何より11人全員がしっかりと意図どおりに動けるかを見ています」――それを踏まえて、日本人選手が海外のスカウトから目に留まるためには?「目に留まるのは、ボールをこねくり回す選手ではなく、走るときに走る、守るときに守れる、そういった判断力が高い選手が評価されます。その上で、結果を残せば目に留まる可能性は高まります。どうしたってチームが弱ければ個々の活躍はなかなか目につきません。チームがある程度は強く、チームの中でやるべきプレーを体現しながら、DFならば1対1に負けない、FWならばゴールを奪う、そうやって個人として結果を残せる選手が目に留まります」――ちなみに、日本のU‐12世代と海外の子どもたちの違いは感じますか?「スペイン代表やレアル・マドリードで活躍したミッチェル・サルガドとは2013年からの付き合いになりますが、そんなサルガドがよく日本の子どもたちを見て『リアルがない』と言います。シュート練習をするときに子どもたちが『これはワンタッチですか?』と聞くことに対して『グラウンドにいるのは自分。コーチに聞く前に常に自分で判断しなさい』と指摘する光景をよく見ます。これには親の過保護も関係しているのだと思います。夏場の熱中症対策として子どもに帽子を被らせてサッカーをさせる親もいます。子どもの命を守る対策を取ること自体はおかしくありませんが、低学年のうちだけならまだしも、高学年になっても親が「○○しなさい」と指示して、子どもに判断させないこともあります。危ないからと言って子どもからリアルを奪ってしまえば、結局子どもは逞しくならず、試合にも勝てません。サルガドがいう『リアルがない』を真剣に考えるべきだと思います」――その差を埋めるためにはどうすれば?「日本の場合、親はサッカーをあまり見ないし、指導者も海外まで行って現地のサッカーを見るための時間も取れない忙しさなので、結局は自分の経験則だけで指導してしまう傾向が強いと思います。そうなると、サッカーについて周りが正解をわかっていないから、子どもが迷子になってしまう。海外の場合、指導者たちは常に近隣諸国のサッカーを見に行ってアップデートを繰り返しています。そういう指導者が親から『何でうちの子は起用されないのか?』などと突っ込まれても、理路整然と答えることができるだけの理論武装ができています。だから親にも指導者に対するリスペクトがあるので、指導者と親の距離感が近いという関係性があります。この海外のリアルを知るためには、やはり自分の肌で感じるしかないと思います。同年代のバルサの子どもたちのプレーをYouTubeなど動画サービスで見たときに『うまい!』と思っても、実際にどのくらいうまいのか、どのくらい差があるかはわかりません。指導者も、子どもも、親も、実際に海外に行って体感しないとわからない明確な差というものがあるし、わかった気にならないで、現地で体感することをスタートラインにしてはどうでしょうか」稲若健志(いなわか・たけし)株式会社ワカタケ代表。1979年生まれ。神奈川県出身。藤嶺学園藤沢高校卒業後、ディエゴ・マラドーナに憧れアルゼンチンに渡航しプロ契約を結ぶ。愛媛FCや栃木SCなどでプレーしたのち引退。帰国してからも10年以上に渡り、毎年アルゼンチンを訪れ、指導や教育を学び、26歳のときに株式会社ワカタケを設立。中井卓大選手の挑戦の支援を通し、レアル・マドリードに強いパイプを持つ。レアル、アトレティコ、セルタなど日本でのキャンプ及び海外キャンプのライセンスを持つほか、世界各国につながりを持ちリーガ主催のジュニアの大会への出場権も保有。世界を子どもたちに見せるべく、年間1000人以上の子どもたちに海外にいく機会を作っている。
2020年10月27日中井貴一が万俵大介を演じる連続ドラマW「華麗なる一族」に、向井理と「Kis-My-Ft2」藤ヶ谷太輔が出演することが決定。キャラクタービジュアルも到着した。2人が演じるのは、大介の息子、鉄平と銀平。長男であり、万俵コンツェルンの一翼を担う阪神特殊製鋼で高炉建設に尽力する専務・鉄平役を演じる向井さんは「あまりにも有名な原作ですし、過去に何度も映像化されている作品なので、身が引き締まる思いでした」と出演決定の心境を語る。そして「初めて台本を読んだ時、喜怒哀楽様々な感情が揺さぶられ、重厚かつ複雑な人間関係のなかにも横たわるリアリティに圧倒されました。当時の時代背景などを勉強する中でも、いかにこの作品が異質な光を放っていたのかと驚嘆します。二度目に読んだ時、悔しさと苦しさに涙しました。そして泣くことすら許されなかった万俵鉄平という男を演じると考えると、改めて身震いする思いです」と脚本の印象を明かした。また、次男でいずれは頭取の座を継ぐであろう阪神銀行貸付課長・銀平を演じる藤ヶ谷さんは「彼は無感動な表情 で、はっとなるような冷たい事を平気で言うニヒルな面が常にあります。しっかりとニヒルな面を使い分けられるよう、監督を始めチームと創っていけたらなと思っております。嫌な奴に見えると思いますが、甘えや我慢なども丁寧に、そして彼がしゃべると空気やリズムが変わるよう演じられたらなと思っております」と意気込み、「ドロドロとした愛と憎しみに満ちた、汗と脂の結晶のような重厚な人間ドラマ。それぞれにある秘密や過去にも注目し新たな『華麗なる一族』をお楽しみください」と視聴者へメッセージを寄せている。夢を実現するために情熱を燃やす鉄鋼マンの鉄平と、対して冷めた表情のエリート銀行員・銀平。阪神銀行を守るため、さらなる発展を遂げるために、大介が企てた大胆な計画により2人は大介の野望の歯車となり、大きく運命を狂わせていく。連続ドラマW「華麗なる一族」は2021年春、WOWOWプライムにて放送予定。(cinemacafe.net)
2020年10月27日企画・原作を秋元康が手がけテレビ東京系ドラマ「共演NG」が10月26日から放送開始。中井貴一と鈴木京香の“バトル”に「見応え十分」「アガる」といった反応や、様々な“ネタ”に視聴者が盛り上がっている。実力派大物俳優・遠山英二と人気女優・大園瞳。2人が25年前に破局して以来“共演NG”であることは業界では公然の秘密だったが、そんな2人が弱小テレビ局の社運を懸けた大型連続ドラマで、主演として25年ぶりの共演を果たすことに。しかもほかの出演者たちも皆共演NGばかり――という本作。かつて“結婚したい男No.1”を3年連続で獲得した人気俳優・遠山英二に中井貴一。“上司にしたい女優No.1”を誇る大園瞳には鈴木京香。英二の妻で元アイドルの遠山雪菜に山口紗弥加。英二と瞳を25年ぶりに共演させた脚本家の市原龍に斎藤工。英二の所属事務所社長のマーク野本にリリー・フランキー。瞳の所属プロダクション社長の古川しおりに猫背椿。英二と瞳が25年ぶりに共演する「殺したいほど愛してる」で2人と共演する大御所俳優の出島徹太郎に里見浩太朗。出島の付き人だったが今は共演NG俳優となった小松慎吾に堀部圭亮。戦隊モノ出身イケメン俳優の佐久間純に細田善彦。人気絶頂の2.5次元俳優で佐久間と共演NGの加地佑介に小澤廉。アイドルから女優となった篠塚美里に若月佑美。美里のアイドル時代の後輩メンバーで梢と共演NGの内田梢に小野花梨。英二の付き人で役者の卵をしている前島豊に小野塚勇人。報道局から異動してきたばかりの「殺したいほど愛してる」新人助監督・佐々木信也に森永悠希。ドラマのフリーAP・楠木美和に小島藤子。フリーの演出家でドラマの監督を務める池田匠に岡部たかし。テレビ東洋局員でドラマプロデューサーの是枝育夫に迫田孝也。テレビ東洋ドラマ部長で「殺したいほど愛してる」の総責任者・戸沢寛治に岩谷健司。ドラマの宣伝プロデューサーとしてPR会社から送り込まれた与謝野・M・リリカに瀧内公美。スポーツ関東の芸能デスク・中川に橋本じゅんといった豪華な顔ぶれがそろった。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。1話では英二と瞳が「殺したいほど愛してる」の制作発表会見を行うことになるが、お互い相手より後に到着して格の差を見せようとするあまり、両者の乗った車が衝突事故を起こす。波乱のなか始まった会見は市原の指示を受けたリリカによってさらなる大混乱に。怒り狂う英二と瞳だが、口論の末、かつてお互いを愛していたと口にする…それすらもリリカによって報道陣に配信されてしまう。しかも2人以外の共演者も共演NGばかり、帰宅した英二は妻の雪菜から、瞳のことを愛していたのかと激高されてしまう…という物語が展開。視聴者から「車の中でワタワタしてるのに、映画のワンシーンみたいに車から降りてくる中井さんと京香さんが素敵すぎて、落差に笑う」「中井貴一さんと京香さんの演技、やっぱり見応え十分です」「中井貴一さんと鈴木京香さんの掛け合いが面白かった」「中井貴一VS鈴木京香のバトルだけでもアガるのに共演NGアベンジャーズの登場で毎週白熱大合戦が繰り広げられそう」といった声が上がるなか、劇中に登場した“共演NGアベンジャーズ”というワードに「パワーワードすぎ」「新たな言葉で面白い」など反応するツイートも。またラストの山口さんの“絶叫”にも「最後の山口紗弥加さん、最高!」「山口紗弥加は毎回毎回クセ強めだなぁ…」というコメントや、「元恋人、元師弟関係、アイドルグループの先輩後輩、戦隊モノと2.5次元のキャラ被り、共演NGアベンジャーズwwwおもしろすぎるwww」「ドラマ製作の裏側をコッソリ覗いてるみたいで楽しい~!」など様々な声がSNSに殺到している。(笠緒)
2020年10月27日20歳から2年間、本誌で連載された神木隆之介さんによる「Master’s Cafe」。その第1回のゲスト、グラフィックデザイナー・佐藤卓さんと7年ぶりの対談が実現しました。神木さんが各界の達人と対談をした連載企画「Master’s Cafe」。ここでの出会いがきっかけとなり、神木さんたっての希望で25周年アニバーサリーブック『おもて神木/うら神木』のロゴ&ブックデザインを佐藤さんに依頼。7年間で変わったこと、変わらないこと、ぐんと深度の増した対談になりました。佐藤:今はもう27歳でしょう?神木:アラサーですよ!アニバーサリーブックのロゴデザイン、卓さんにしていただけて嬉しかったです。佐藤:連載時のロゴに続き、声をかけてもらって僕も嬉しかったですよ。前回はたしか、対談の場でロゴを作る話になったんだよね。神木:僕が突然お願いしてしまって。佐藤:僕としてはそっちが本業だから、喜んで作りました。神木:卓さんは僕のことを一番知ってくれているデザイナーさんだと思っていたので、素敵な作品になるはずっていう期待でいっぱいでした。佐藤:喜んでお引き受けしたものの、神木さんのことをどのくらい知っているのか、自分ではわからないところもあるわけです。メディアを通して見る神木さんと直接お会いした姿、もしくは外側から受ける印象とは違う部分もあるかもしれないので、どの辺に目盛りを合わせようか考えました。それで全然違う考え方のデザインを3案作ったんだけど、最初にできてこれを選んでくれたらいいなと思っていたものを選んでくれて。神木:そうだったんですね!見た瞬間に「僕はこれがいいです!」って即決したら、「ほかもあるので見てください」って(笑)。佐藤:早かったよね。通常、企業の仕事だといろんな部署に確認したり、調査をしたりするので、決定にかなり時間がかかるんです。だけどデザイナーとしては、直感的にこれがいいと言ってもらうのが本当は快感。打ち合わせの後、スタッフとハイタッチしましたから(笑)。あらゆる人に受け入れられるニュートラルなイメージ。神木:このロゴデザインは、どんなふうに考えていったんですか?佐藤:何しろ名字が素敵なので「神の木」をシンボルにしようと思いました。“神”という字のへんとつくりは、棒状のものが下に向かっているので幹になるなと。根元が2本に分かれた木のイメージですね。それで、これはできるなとなりました。神木:神木でよかった(笑)。僕のどのイメージに目盛りを合わせるか考えたそうですが、どうやってチューニングしたのでしょう?佐藤:神木さんはユニセックスな感じというか、ジェンダーを超えたかわいらしさがありますよね。だから子どもっぽくしすぎず、大人っぽくもしすぎず、あらゆる人に受け入れられるような、ニュートラルなかわいさを意識しました。あと優しさも大切だと思ったので、尖っているところがない丸みを帯びた形にしています。ちなみにお仕事のときも、直感を生かせる場はよくありますか?神木:芝居ではありますね。なぜかわからないけどテストでは感じなかった感情が湧いてきて、本番の芝居が少し変わったりとか。直感はかなり大事にしていますし、それが間違っていたとしても勉強になるから、ああすればよかったとは思わない。佐藤:やっぱりクリエイターですね。今の世の中は理屈のほうが優先されて、直感や本能など人が本来持っている素晴らしいところがどんどん削除されているけれども、これからはより直感が求められる気がします。神木:一方でデザイナーさんは、直感を言葉で説明しなければいけない場面もありそうですよね。「よくわからないけどこっちがいい」とはクライアントに言えない気が(笑)。佐藤:ひと昔前まではそういうタイプのデザイナーが多かったんです。だけどそれだと、大きな組織の人たちをなかなか納得させられない。神木:この7年の間、世の中に求められるデザインは変わってきているのでしょうか。佐藤:刻々と変化はしていると思います。デザインは間をおつなぎする仕事なので、人や社会の価値観、志向が変われば、つなぎ方も当然変化するわけです。たとえば環境問題への意識が世界的に一気に高まっていることもそうですし、SNSなどでコミュニケーションのあり方が変わり、参加できるデザインが求められています。抽象的な言い方だけど、未完成のものをクオリティの高い状態で仕上げるようなイメージです。神木:たしかに、完成されたものは単に好き嫌いで終わったり、近寄りがたい感じがしそうですよね。佐藤:まったくその通り。完成の手前で止めておくと、カスタマイズして自分なりの付き合い方ができるから。神木さんの役の作り方も、そんな感じがちょっとするんだよね。神木:演技の場合は、現場に入って監督の言うことを聞いてやってみないとわからないところが多いので、最初は特に完成させず、第一印象をまとめるくらいですね。あとは直感をいかに表現できるか。その瞬発力が大事だと、最近感じています。佐藤:デザインはややもすると脳ばかり使って、身体性を失いがちだから、役者のように体とともにクリエイションがあるのは、ものすごく健全だし羨ましいですね。『おもて神木/うら神木』発売中。俳優としての“おもて”と、27歳の男性としての“うら”の2つの面から、25年間の歩みをひもとくアニバーサリーブック。染谷将太、中村隼人、志田未来、本郷奏多との対談のほか、母へのインタビュー&親子ショット、錚々たる著名人からのメッセージなどを収録。[限定版]特装BOX&メイキングDVD付き¥4,500[通常版]¥3,000さとう・たく株式会社TSDO代表。「明治おいしい牛乳」「ロッテ キシリトールガム」のパッケージデザイン、国立科学博物館のシンボルマークなどを手がける。著書に『塑する思考』。かみき・りゅうのすけ1993年5月19日生まれ、埼玉県出身。近年は舞台への出演やMVの監督・プロデュースでも才能を発揮。デビュー25周年記念プロジェクトを始動中。YouTube公式チャンネル「リュウチューブ」は毎週木曜20時配信。ジャケット¥49,000パンツ¥42,000(共にスタジオ ニコルソン/キーロ TEL:03・3710・9696)シャツ¥26,000(ファクトタム/ファクトタム ラボ ストア TEL:03・5428・3434)シューズ¥21,000(クレマン/プーオフィス TEL:03・6427・7081)※『anan』2020年10月14日号より。写真・松田 拓スタイリスト・鹿野巧真ヘア&メイク・MIZUHO(vitamins)取材、文・兵藤育子(by anan編集部)
2020年10月13日中井貴一主演で贈るWOWOW開局30周年記念「連続ドラマW 華麗なる一族」より、中井さん扮する主人公・万俵大介を大きく切り取ったティザービジュアルが公開された。山崎豊子の名作を、連続ドラマW「沈まぬ太陽」の脚本:前川洋一、「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」シリーズの西浦正記監督、「ミラー・ツインズ」の池澤辰也監督で今回映像化。大阪万博を間近に控えた日本の高度経済成長期、富と権力獲得の手段として関西の政財界で閨閥を張り巡らす阪神銀行の頭取・万俵大介を中心に、一族の繁栄と崩壊が描かれる。今回到着したティザービジュアルでは、壮大な野望の実現に突き進む主人公・万俵のインパクトのあるビジュアルを使用。ベルベットのカーテンを背景にクラシックな椅子に座る姿は、開局30周年記念にふさわしいゴージャスな仕上がりとなっている。また、側には「欲望に、限りはない。」というコピーが添えられ、壮大な野望を成し遂げるため、非情とも思える計画を練る万俵を表した。連続ドラマW「華麗なる一族」は2021年、WOWOWプライムにて放送予定(全12話)。(cinemacafe.net)
2020年10月07日ドラマの制作現場で繰り広げられるドタバタ劇とラブストーリーを描く、中井貴一主演新ドラマ「共演NG」。この度、斎藤工、山口紗弥加、猫背椿、リリー・フランキー、そして里見浩太朗がこの“大人のラブコメ”に参加することが決定した。かつては恋人同士だったが破局後、長らく共演NGだった大物俳優・遠山英二(中井さん)と大園瞳(鈴木京香)が、25年ぶりに共演する…というスリリングな設定から始まる本作。そんな物語の重要な役割を担う、一癖も二癖もある濃いキャラクターを演じる俳優陣が決定。2人が共演する恋愛ドラマ「殺したいほど愛してる」の脚本家で、忖度だらけのテレビ局員を泣かせるタブーな企みを次々と仕掛ける“時代の寵児”市原龍役で、俳優以外にもマルチな活躍をみせる斎藤さん。英二の妻で元アイドル・遠山雪菜役で山口さん。英二との結婚には何やら深い事情が…。女優・大園瞳に惚れ込み、プロダクション「オフィスフレンズ」社長として瞳と二人三脚で歩む元女優・古川しおり役を、「大人計画」の猫背さん。かつては売れないミュージシャン、英二が所属する事務所「マーク企画」社長・マーク野本役をリリーさん。時代劇スターとして長年活躍し、「殺したいほど愛してる」では田中浩子(大園瞳)の義父役である出島徹太郎役を里見さんが演じる。キャストコメント斎藤工この何ともセンシティブな題材は数年前でも数年後でもなく、今だからこそさりげなくヌッと描いてしまえるかも知れない…。しかしこれだけの絢爛豪華な布陣なので、どう考えてもさりげなくにはならないでしょう。"大根節"そして"テレ東"らしさ全開な粋なドラマ、いち視聴者としても愉しみにしております。山口紗弥加「共演NG」の台本を読んだとき、たぶん、爆笑してました。本を相手にこんなに笑ったことはないんじゃないかと思うほど、笑って笑ってデトックス。夜は深い眠りに落ちて“笑活”の素晴らしさを実感しました。ただ、単純に笑って終われるドラマではない不穏な空気感がそこはかとなく漂っているのが気になります。遠山雪菜という役を演じるにあたっては、嫉妬深くてわがままで情緒が安定しないのか気まぐれで…ちょっとした猛獣に正直、手を焼いています。また、20年も前からお世話になっている大根監督には本番前に声のチューニングまでご指導いただき、自身の力量不足に喘ぎ嘆きながらも中井さん演じる英二さんをとことん困らせたい!との思いで奮闘しています。たぶん、まともな人間は皆無です(笑)。なのに、誰かのどこかに共感してしまう…そんなドラマだと思います。複雑に絡み合った人間模様、奇妙な人間関係を、どうぞお楽しみください。猫背椿マネージャーからの「新規ドラマ出演決まりました」というタイトルのメールの添付ファイルの名前が「共演NG」と書いてあるのを見た時、真っ先に「これ、私(役者)なんかに送っちゃいけないやつ間違えてマネージャーが送っちゃってる…」と震えました(新規ドラマのタイトルをまだ聞いていなかったのです)。それほど「共演NG」という言葉にこの業界の人間はセンシティブです。私のマネージャーのミスじゃなくて本当に良かったと思いました。今回の役を演じるにあたって、撮影中監督に何度も「Nさん(自分の所属事務所の社長。女性)にしか見えない」と言われているのが少し不安ですが、京香さんのお力(オーラ)があればなんでもそう見えてくると信じて頑張ります。自分もOAを観るのがとても楽しみです。皆様と一緒にリアタイ視聴を楽しみたいと思いますのでよろしくお願いいたします!!リリー・フランキーおもしろいことするなぁと、感嘆しました。マーク野本を演じるにあたっては、知人のプロダクション社長のイメージでやっています。ご覧になったことのないようなドラマになっていると思います。是非ご覧ください。里見浩太朗私にまた新しい壁を下さいましたね。中井貴一さんとの共演は、NHK「風光る剣」から23年。久しぶりに会ったが、相変わらずさわやかな男。パイロット姿が一番似合う俳優ではないだろうか。(出島徹太郎を演じるにあたって、)演技をしている間に、里見浩太朗だか、出島徹太郎だか、田中周作だか、頭の中がゴチャゴチャになって来る。これが秋元康さんの狙いかな?ドラマの作り方、俳優の心の裏、その戦い方。この「共演NG」は三度楽しめますよ。「共演NG」は秋、毎週月曜日22時~テレビ東京系にて放送、地上波放送終了後BSテレ東にて放送、ひかりTV/Paraviにて配信予定。(cinemacafe.net)
2020年09月09日テレビ東京では、業界のタブーに切り込み、ドラマ制作の舞台裏を描くドラマ「共演NG」の放送が決定。主演には中井貴一、ヒロインは鈴木京香が務める。実力派大物俳優・遠山英二と人気女優・大園瞳の共演NGは、業界では公然の秘密。かつて2人は付き合っていたが、25年前に恋愛関係のトラブルから破局。それ以来共演はない。そんな2人が、大型連続ドラマの主演として25年ぶりに共演することに。しかもほかの出演者たちも共演NGばかりで――。もしも、弱小テレビ局の社運を懸けた大型連続ドラマで、過去に破局した“共演NG”の大物俳優2人が共演することになったら――。再会の瞬間からバチバチと火花を散らし、長年の憎しみとプライドが交錯、互いに意識しあう2人だったが、25年前のとある映像がきっかけで、物語は思わぬ方向へ…。最高に笑えて、胸がキュンとする、“大人のラブコメ”となっている。本作の企画・原作は秋元康。「テレビや映画のキャスティングをしていると、スタッフから『○○さんと××さんは共演NGなんで・・・』と言われることがよくあります。明確な理由を説明されることもありますが、たいていは、芸能プロダクションのマネージャーから、『色々ありまして・・・』と言葉を濁されます」と明かした秋元さんは、「共演NGの2人は過去に何があったのでしょうか?そんな興味から、今回のドラマを企画しました。みなさんの想像以上に、“共演NG”は多いのです」と話し、「大変なのは、そんな共演NGの2人に、腫れ物に触るかのように接しなければいけない周りの人間なんです。それは、まさに喜劇です」とコメントした。脚本・監督は大根仁が務める。また、主演の中井さんが大物俳優・遠山英二を、鈴木さんが英二の元恋人で大物女優の大園瞳を演じ出演。英二と瞳は熱愛関係となるが、後に破局。瞳が開いた破局会見のせいで、英二はその後3年間、業界から干されてしまう。“共演NG”については、実際にはあまり感じたことがないという中井さんは「このドラマをやりながら『共演NG』の実態を肌身で感じていきたいと思います(笑)」と言い、「役者が役者を演じることほど難しいことはないと思っています。遠山英二の気持ちがわかるだけに、自分と近くなりすぎないよう距離をおいて、役を作り演じていきたいと思っています」と意気込み。鈴木さんは「初めは、大尊敬する中井貴一さんをこんなに罵倒する役なんて!!と、尻込みしそうになりましたが、内面は優しい魅力的な女性です。千載一遇の役ですので、大胆に思い切り演じています」と話し、「最高の大人のコメディにするべく、スタッフ、キャストが一丸となり励んでいます。ぜひ楽しみにしていてください」と呼びかけている。なお、ドラマの内容やテレビ業界、テレビ東京の裏側が垣間見れる(!?)テキストベースの5秒番宣動画が、地上波やSNSにて公開されていく。「共演NG」は秋、毎週月曜日22時~テレビ東京系にて放送予定。Paravi、ひかりTVにて配信予定。(cinemacafe.net)
2020年09月01日WOWOWによる演劇プロジェクト「劇場の灯を消すな!」の第4弾「PARCO劇場編」に、中井貴一と天海祐希が出演することが分かった。「劇場の灯を消すな!」は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、公演の延期・中止が続いている劇場において、オリジナル番組を制作するプロジェクト。これまで、Bunkamuraシアターコクーン編をはじめ、サンシャイン劇場編、本多劇場編の放送が発表。続く第4弾は、三谷幸喜と箭内道彦がタッグを組み、「劇場の灯を消すな!PARCO劇場編 三谷 幸喜×箭内道彦~Road to PARCO THEATER“劇場に灯あれ!”」を制作することがすでに発表されていた。異色の2人のタッグで作られる第一部は、ドラマとドキュメントで構成。そして第二部は、朗読劇を三谷さんが演出する。本プロジェクトでは、全シリーズ共通で井上ひさしの「12人の手紙」を俳優が読むという構成になっており、プロジェクトのトリを飾る「PARCO劇場編」で三谷さんは、「葬送歌」をセレクト。その劇場から劇場へと渡されていく言葉のバトンのアンカーを、中井さんと天海さんが務める。高校生の頃からよくパルコ劇場を訪れていたと話す中井さんは「その頃は全く俳優になろうと思ってなかったですが、もし自分が舞台に出るんだったらここしかない!と感じていたんです。意味が分からないですよね…(笑)。パルコ劇場は、俳優を目指していない頃の私にそう思わせてくれた思い入れのある劇場です」と劇場への思いを明かし、「新しくなり、今日初めて舞台上に立ちましたが、昔のパルコ劇場のこじんまりとした空気感が残っていてとても幸せです。そして新しい劇場で、お客様の入っていない、カメラの前だけで朗読劇をやらせていただけたのはとても贅沢な時間でした」と収録をふり返る。また天海さんもPARCO劇場について「宝塚を退団して初めて立った劇場ですし、新しくなっても常にそこに居てくれる存在です。とても見やすくて、素敵な劇場。そして熱意のあるスタッフの皆さんがいる、私にとって凄く身近な劇場です」と思いを語り、「朗読劇は初めてで、緊張しました。今回、舞台上と客席で収録でしたので、舞台上にいる時とは、また違う緊張感が客席ではありました。台詞を覚えて演技すると言う事ではない芝居のやり取りは、とても新鮮で楽しかったです。中井さんとは、こんなにがっつりお芝居をしたのは初めてで、ちょっとドキドキでした」と感想を明かしている。「劇場の灯を消すな!PARCO劇場編 三谷幸喜×箭内道彦~Road to PARCO THEATER“劇場に灯あれ!”」は10月31日(土)19時~WOWOWライブにて放送。(cinemacafe.net)
2020年08月28日政財界をまたぎ、富と権力をめぐる人間の野望と愛憎を描いた不朽の名作が、WOWOWにて『連続ドラマW 華麗なる一族』として連続ドラマ化。主人公の万俵大介を中井貴一が演じることが発表され、中井のコメントも公開された。1990年11月にサービス放送を開始し、間もなく開局30周年を迎えるWOWOWでは、2020年12月以降、開局30周年記念番組を続々と放送していく。その記念番組のひとつとして放送されるのが、山崎豊子による同名長編小説を連続ドラマ化する『連続ドラマW 華麗なる一族』だ。2016年にはWOWOW開局25周年記念として、山崎作品『沈まぬ太陽』を全20話の大スケールで初テレビドラマ化(『連続ドラマW 沈まぬ太陽』)し話題となり、その5年後の2021年に、開局30周年記念として今作が放送されるという。徹底した取材に基づき、リアルな物語を構築することで知られる山崎による力作『華麗なる一族』は、1970年3月から1972年10月にかけて週刊新潮で連載された、今なお読み継がれる不朽の名作。1974年に山村聰主演でTVドラマ化され、同年、佐分利信主演で映画化、さらに2007年にTBS系日曜劇場で、木村拓哉主演でTVドラマ化された。日本が最も輝いていた時代、高度経済成長期が頂点を極め、その金字塔である大阪万博を間近に控えた状況を背景に、富と権力獲得への手段として、関西の財界で閨閥をはりめぐらす阪神銀行の頭取・万俵大介を中心に、その一族である万俵家の繁栄と崩壊を、全12話で描く。本作の脚本は、NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』や『連続ドラマW 沈まぬ太陽』など、人物描写を丁寧に重ねていく幹の太いシナリオに定評のある前川洋一が担当。さらに、2018年の邦画興行収入ランキングトップの映画『劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命』をはじめ、数々の名作ドラマを手がけてきた西浦正記がメガホンを取る。そして、本作で壮大な野望の実現に突き進む、主人公・大介を演じるのが中井だ。中井といえば、2019年に公開された三谷幸喜監督の大ヒット映画『記憶にございません!』での好演も記憶に新しい。同作では第44回報知映画賞主演男優賞、第62回ブルーリボン賞の主演男優賞を受賞、第43回日本アカデミー賞の優秀主演男優賞を受賞した。記憶をなくした総理大臣というコミカルなキャラクターから打って変わって、本作では財閥の総帥としてビジネスの鬼となる。金融業界でこれから始まる再編成、合併の話を聞きつけ、自らの銀行の、そして万俵家の生き残りをかけて、壮絶な戦いを繰り広げていく。あわせて公開された中井のコメントは下記。■中井貴一(万俵大介役)文学史、そして日本映画史・テレビ史にも残る山崎豊子さんの名作『華麗なる一族』。幼少の頃、佐分利信さん主演の『華麗なる一族』を観た覚えがあり、お話をいただいたとき、自分がもうそんな歳になったんだと……そのことに驚きました。原作を汚すことのないよう、現代の人があの当時の身分制度の残った社会の在り方、人々のうごめき方が手に取るように分かるよう、演じてまいりたいと思います。どうぞお楽しみに。『連続ドラマW華麗なる一族』WOWOWプライムにて2021年放送予定(全12話)
2020年03月10日WOWOW開局30周年記念番組として、山崎豊子の長編小説「華麗なる一族」を中井貴一主演で連続ドラマ化することが決定した。1974年に山村聰主演でTVドラマ化、佐分利信主演で映画化、さらに2007年には木村拓哉主演でTVドラマ化もされた「華麗なる一族」。徹底した取材に基づき、リアルな物語を構築することで知られる山崎氏のこの力作は、1970年3月~1972年10月にかけて週刊新潮で連載され、いまなお読み継がれる不朽の名作だ。木村さん主演の「華麗なる一族」は、大介の長男・万俵鉄平を主役に置いたが、今回は原作に忠実に、中井さん演じる万俵大介を主役にストーリーが展開。日本が最も輝いていた時代、高度経済成長期が頂点を極め、その金字塔である大阪万博を間近に控えた状況を背景に、富と権力獲得への手段として関西の財界で閨閥をはりめぐらす阪神銀行の頭取・万俵大介を中心に、その一族である万俵家の繁栄と崩壊を全12話で描いていく。本作では財閥の総帥としてビジネスの鬼となり、壮絶な戦いを繰り広げていく万俵大介を演じる中井さんは「幼少の頃、佐分利信さん主演の華麗なる一族を観た覚えがあり、お話をいただいたとき、自分がもうそんな年になったんだと・・・そのことに驚きました」としみじみ語り、「原作を汚すことのないよう、現代の人があの当時の身分制度の残った社会の在り方、人々のうごめき方が手に取るようにわかるよう、演じてまいりたいと思います。どうぞお楽しみに」と意気込みを語っている。なお、脚本は大河ドラマ「軍師官兵衛」や連続ドラマW「沈まぬ太陽」などの前川洋一。そして、『劇場版 コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-』の西浦正記が監督を務める。ストーリー高度経済成長期の日本。預金高10位にランクする阪神銀行のオーナー頭取、万俵大介は、銀行のほかに、阪神特殊鋼、万俵不動産、万俵倉庫、万俵商事を擁する万俵コンツェルンの総帥だった。大介は長女の夫である大蔵省のエリート官僚から都市銀行再編の動きを聞きつけ、生き残りを目指して上位銀行への吸収合併を阻止する画策に動き出した。その裏で、万俵家では、父と子の確執、閨閥づくり、妻妾同衾と壮絶な愛憎劇が繰り広げられていた。連続ドラマW「華麗なる一族」は2021年、WOWOWプライムにて放送予定(全12話)。(cinemacafe.net)
2020年03月10日第62回 ブルーリボン賞授賞式が18日に都内で行われ、武内英樹監督、佐藤順子プロデューサー、ワーナー ブラザース ジャパン 高橋雅美社長、中井貴一、長澤まさみ、吉沢亮、MEGUMI、関水渚、司会の舘ひろし、門脇麦が登場した。前回の主演男優賞・主演女優賞受賞者が司会を担当するという恒例のため、MC席に立った舘と門脇。門脇が「ちょっと台本の字が小さくないですか?」と振ると、舘がCMキャラクターを務める「ハズキルーペ」をかけて会場は拍手喝采というところから、式がスタートした。式は進み、主演男優賞に輝いた中井が「先日、このブルーリボン賞受賞の取材を受けさせていただいたときに、記者の方にまず言われたのが『おめでとうございます」そして次に言われたのが、『来年、司会をすることになります』」とスピーチを始めると、司会の舘が中井のマイクスタンドを調整しに登場。中井は苦笑しながら「あの、このブルーリボン賞の授賞式に関しては、司会者の腕にすべてかかっていますと言われました。なので最初から舘さんと門脇くんの司会ばかりに目がいってしまいました」と明かす。さらに、中井が「舘さん、あの、司会の最中にあそこでこそこそしゃべってるの、全部(マイクに)入ってます」と指摘すると、舘は「入ってた!? まずいな、おい」と驚いた様子に。「役作りでなんか苦労したことあった?」とフランクに話しかける舘に、中井が「舘さん、俺のときずいぶん楽ですね!」とつっこむ一幕も。舘が、「来年は長澤さんと司会ですよ」とにやりとすると、中井は「僕と長澤くんは、『グッドモーニングショー』という映画を撮りまして、2人ともアナウンサー役だったんです。そのときにちょっとリハーサルはしてあるので、来年は『えーっと、次なんだっけ』とか、そういうのなしです」と、宣言し、舘のゆるい司会っぷりを楽しんでいた会場は爆笑。中井はさらに「だいたい、舘さん、飛び道具持ってますからね。メガネかけただけであれだけ笑われるって。来年、メガネ貸してください」と要求し、舘は「差し上げます」と応じていた。○第62回ブルーリボン賞 受賞結果作品賞:『翔んで埼玉』外国作品賞:『ジョーカー』監督賞:真利子哲也『宮本から君へ』主演男優賞:中井貴一『記憶にございません!』主演女優賞:長澤まさみ『コンフィデンスマンJP』助演男優賞:吉沢亮『キングダム』助演女優賞:MEGUMI『台風家族』『ひとよ』新人賞: 関水渚『町田くんの世界』
2020年02月19日お笑い芸人の坂田利夫が31日、都内で行われた映画『嘘八百 京町ロワイヤル』の初日舞台挨拶に、中井貴一、佐々木蔵之介、広末涼子、友近、加藤雅也、武正晴監督とともに登壇。「結婚できますように」と今年の願いを発表した。舞台挨拶では、今年の願いを書き入れた絵馬を一人ひとりお披露目。坂田は「結婚できますように」と願いを発表し、「絶対結婚しまっせー! 結婚式来てくださいよ」と観客に呼びかけ。「祝儀をようけくださいよ」と加え、中井から「祝儀をもらうために結婚したいんですか? 寂しさを紛らわせたいんですよね?」とツッコまれると、「そんなことないの。お金」と返して笑いを誘った。また、理想の女性について「心の良い女性。そして素晴らしく良い子供が生まれるように」と説明。中井が「まだこれからお子さんを作る予定?」と驚くと、坂田は「Yes,I do!」と答えた。そんな坂田のために、中井は締めの挨拶で「師匠が結婚したいんです。でもなかなか相手がいません。もし一緒に暮らしてもいい方、お帰りの際、どこかでご住所と名前、電話番号を記入していただければ、坂田利夫からご連絡をさせていただきます」と結婚相手を募集。会場から笑いが起こる中、坂田は「頼んだぞー!」とアピールした。2018年に公開された映画『嘘八百』の続編となる本作。中井貴一演じる空振りばかりの古物商・小池則夫と佐々木蔵之介扮する陶芸家・野田佐輔の骨董コンビが、京都を舞台に騙し騙されの珍騒動を描く。坂田は、前作に引き続き、紙偽造の達人・よっちゃんを演じた。
2020年01月31日映画『嘘八百』から2年ぶりに続編『嘘八百京町ロワイヤル』(1月31日公開)が誕生。舞台はお宝が眠る都・京都。古美術商の小池則夫(中井貴一)は、父の形見の茶器をだまし取られたという京美人(広末涼子)を助けるため陶芸家の野田佐輔(佐々木蔵之介)と再びタッグを組むことに。再共演でいっそう仲が深まったに違いない中井貴一(58)と佐々木蔵之介(51)が演技の話、京都の話、女性の話!?を語り合った。中井「僕は、蔵之介くんと芝居をしているとき、居心地がいいなぁと感じるんです。お互いに任せるところは任せられる信頼関係とでも言いますか。安心感があるんですよね」佐々木「貴一さんの『これは任せる』というところは、演じていてわかりました(笑)。それに居心地がいいのは僕も同じで、現場が京都だったというのもあるなあって。僕は京都出身ですし、貴一さんも」中井「そうね、両親が京都出身ですから」佐々木「とにかく僕は、貴一さんと組めるのがこのうえなくうれしくて。この年齢になるとコンビを組むのはほぼ年下。第一線で活躍されている先輩とご一緒できることがありがたかったです」中井「蔵之介くんはもともと学生劇団の出身だし、力があるからどんな要望にも応えられる。役者の王道を歩いているんだろうなあって思います。それと仕事が好きでしょう?すごい仕事量だもんね」佐々木「いやいや、それは先輩のほうですよ。オールラウンダーですし、知的に裏付けられたユーモアもある。この映画では、真ん中をやるときの覚悟みたいなものを貴一さんからたくさん学びました」中井「京都では一緒にお食事に行く時間なんて全くなかったね。まあ、蔵之介くんは実家が近いから飲んではりましたけど」佐々木「酒屋ですから。売るほどあります(笑)」中井「蔵之介くんにとってはお酒じゃないんでしょう?」佐々木「米のジュースです(笑)」中井「水道から出るんやろ」佐々木「そうそう、蛇口からジャーッて出てくる、って誰がや!(笑)それにしても、貴一さんの京都弁はど正解ですね」中井「うちは家のなかで京都弁が飛び交っていたんですよ。でもずっと東京で生活しているから、自分が使っている言葉は東京弁だと思っていて。たとえば、『ほかす』という言葉は『捨てる』の京都弁だけど、僕は東京弁だと思って『ほかしといてくれ』と言う。すると『ほかすってどういう意味?』って聞かれるんです。東京の人に通じないことが多々ありました(笑)」佐々木「僕は以前から地元の京都で仕事がしたいと思っていたんですよ。現代劇を京都で撮ったのはこの作品が初めてです。それが、うれしかったです」中井「京都でタクシーに乗ったとき、目的地に向かう道すがら運転手さんが『ここ入ったとこ、佐々木蔵之介の実家ですわ』って教えてくれましてね(笑)。僕だとは気づかない様子なので、『ああ、俳優さんですよね』って返したら、『売れてまっせ』って(笑)。京都の誇りみたい(笑)」佐々木「ありがたい話です(笑)」中井「前作よりパワーアップしたところと言えば、マドンナ役で新たに広末涼子さんが参加された」佐々木「ものすごく豪華になりました。なんてったって、僕らは“さえない骨董コンビ”ですから(笑)」中井「でも、男っておぞましい生き物だなあってことがよくわかりました。現場で白い着物姿の広末さんにパッと立たれると、それだけで目がハートになって自然に口角があがっちゃう(笑)。そういうことって芝居にも大きく影響するんですよ」佐々木「僕の妻役の友近さんと涼子ちゃんの対比も面白かったなあ」「女性自身」2020年2月11日号 掲載
2020年01月31日中井貴一と佐々木蔵之介のW主演で、“お宝”ファンやコメディファンも巻き込み大ヒットした前作が全方位にパワーアップした『嘘八百 京町ロワイヤル』。この度、本作にマドンナとして新たに加わり、麗しい着物姿を披露する広末涼子の新たな場面写真が到着した。中井さん&佐々木さんの痛快コンビに関わり、2人が広末さん演じる志野を巡って恋の火花を散らすという本作。予告編映像での志野は、古物商の則夫(中井さん)と陶芸家の佐輔(佐々木さん)に、父の形見であり、5000万円以上の値打ちがあるといわれている、千利休の弟子にして「天下一の武将茶人」と称された古田織部の幻の茶器「はたかけ」を騙し取られたと助けを求め、どこか儚げな雰囲気を漂わせる姿を見せてきた。しかし、今回解禁された写真では、真っ赤なハイヒールに胸元が大きく開いた真っ赤なドレスを着こなすホステス姿を披露。派手なお化粧、そして高価なアクセサリーを身にまとう志野の両隣には有名古美術店「嵐山堂」主人・嵐山直矢(加藤雅也)と、大御所鑑定家の億野万蔵(竜雷太)が。この嵐山と億野は則夫と佐輔と対峙することが明かされており、志野とも敵対するはず…?果たして志野の本当の目的とは?真相が気にならずにいられない新写真となっている。『嘘八百 京町ロワイヤル』は1月31日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:嘘八百 京町ロワイヤル 2020年1月31日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2020「嘘八百京町ロワイヤル」製作委員会
2020年01月14日