「中井卓」について知りたいことや今話題の「中井卓」についての記事をチェック! (1/5)
車いすテニスで東京パラ五輪に出場した眞田卓が17日、自身のインスタグラムを更新した。【画像】車いすテニスのレジェンド国枝慎吾、新旧王者対決で勝利!有明で再び燃えた特別な一日「**Australia Open 2025**」と綴り、7枚の写真をアップ。続けて「今年最初の試合、Australia Open 2025にやってきました!今回もシングルスとダブルスに出場します」と綴り、20日からメルボルンパークで開催される全豪オープンに出場することを明かした。最後は「いつも応援してくださる皆さん、本当にありがとうございます!引き続き応援よろしくお願いします!」と締めくくった。 この投稿をInstagramで見る 眞田 卓 Takashi Sanada(@sanadakun37)がシェアした投稿 この投稿には多くのいいねが寄せられている。
2025年01月17日岡田将生、中井貴一が共演する「ザ・トラベルナース」がクランクアップ。息ぴったりのアドリブが連発する、丁々発止の口ゲンカのシーンをもって2人が撮影最終日を迎えた。手術場で医師を補助し、一定の医療行為を実施できる看護資格「NP(=ナース・プラクティショナー)」の資格を持つ那須田歩(岡田将生)。そして、柔らかすぎるほどの物腰なのに、ここぞという場面では痛烈なひと言で理不尽な体制や思想を一刀両断する謎多きスーパーナース・九鬼静(中井貴一)。卓越したスキル&熱き哲学を持った“最強曲者ナース・コンビ”が、患者ファーストで医療現場を改革していく痛快医療ヒューマンドラマ。2年ぶりに制作された続編もいよいよ、クライマックスに向かってラストスパート。本日12月12日(木)放送の第8話、そして最終回となる12月19日(木)放送の第9話は、2週連続拡大スペシャルとなる。岡田は「前回に引き続き参加してくださったスタッフの皆さんと、今回新しい風を吹き込んでくださったスタッフの皆さんが、本当に細部までこだわって、素敵な現場にしてくださったと思っております。僕は、たぶん皆さんが思ってる以上に、皆さんのことが大好きでして…。疲れている時も皆さんの顔を見て『今日も1日頑張ろう。皆さんと歩んでいこう』と思い、3か月臨ませていただきました」とコメント。「最後も貴一さんと2人で言い合うシーンを撮影できたこと、そして皆さんと肩を並べて一緒に歩めたことが、何より幸せでした。本当に気持ちよく、撮影を終えることができました!」と感謝を込めてふり返る。また2年ぶりの続編出演に、中井も「本当に良いスタッフと良いキャストに恵まれ、ゆっくりと静を思い出しながら3カ月演じました。本当に良い時間でした」とコメント。「ひと足お先にオールアップした寺島(しのぶ)さんや安達(祐実)さん、野呂(佳代)さんたちの涙を見た時に『あぁ、このドラマをやってよかったな』と、岡田くんと2人でしみじみと思いました」と感慨深げに語った。さらに、本作の主題歌である斉藤和義の最新曲「泣くなグローリームーン」のMVに岡田が出演していることが明らかに。本楽曲はドラマのエンディングで物語を力強くも優しく包み込む楽曲として好評を博している。斉藤が運転手役を務めるタクシーに乗車し、夜の街を眺めながら車内でリラックスした表情が収められている。演奏シーンでは月明りの下、少しだけ都会な屋上駐車場にタクシーを止め、車の前で演奏する姿が印象的な作品に。今作の監督は斉藤氏のライブ作品や映像作品を手掛けているウスイヒロシ氏が担当した。第8話(12月12日放送)あらすじ手術が極めて困難な膵臓がんを抱える元看護師・八木めぐみ(若村麻由美)が、1年半前まで働いていた西東京総合病院に来院。院長・薬師丸卓(山崎育三郎)を執刀医に指名し、オペを依頼した。ところが彼女と再会するや、薬師丸と看護部長・愛川塔子(寺島しのぶ)の顔色が一変する。実は1年半前、薬師丸のオペを受けた患者が、術後の合併症で急死。めぐみの“致命的なミス”が発覚した上に、当の本人はまるで逃げるように退職していたのだ! なぜ彼女は突然病院に舞い戻り、薬師丸にオペを頼んだのか――。めぐみの不可解な行動に、塔子は憤りと不信感を募らせる。その矢先、政治家・灰原和男(大和田伸也)が人間ドックのため入院する。病院のさらなる環境改善に必要な補助金を得るべく、灰原と秘密裏につながる薬師丸は、丁重に対応するよう塔子に指示するが、度を越した要求やセクハラを繰り返す灰原に、ナースたちから不満が噴出。塔子は、かねてより厚い信頼を寄せる薬師丸との間で、板挟みとなり…。一方、薬師丸はトラベルナース・那須田歩(岡田将生)を、めぐみのオペに参加させることを決定。さらには「トラベルナースを卒業しませんか?」とアメリカでNPの資格を取得した歩の腕を買い、高待遇で正式スカウト…!そんな中、めぐみのオペの是非をめぐり、歩とスーパーナース・九鬼静(中井貴一)が完全決裂!! そこへ畳み掛けるように、“病院中が大混乱に陥る未曾有の緊急事態”が矢継ぎ早に発生してしまう――。木曜ドラマ「ザ・トラベルナース」は毎週木曜21時~テレビ朝日系にて放送中(※12月12日放送の第8回は拡大スペシャル)。(シネマカフェ編集部)
2024年12月12日卓球・元日本代表で株式会社ファーストやTリーグ「T.T彩たま」に所属する高木和卓が29日、自身のインスタグラムを更新した。【画像】卓球・篠塚大登がアジア選手権を終える「時差のある中応援していただきありがとうございました!」「今日は江戸川区長へ全日本卓球選手権大会「団体の部」二連覇報告のため濱野浩社長兼監督と表敬訪問に行って参りました㊗️」と綴り、1枚の写真をアップ。高木和は、先月開催された全日本卓球選手権大会の団体の部にファーストの選手として出場し、優勝。二連覇を達成した。続けて「今後も引き続き活躍できるように頑張ります」と綴り、今後の活躍を誓った。 この投稿をInstagramで見る Taku Takakiwa(@takutakakiwa)がシェアした投稿 この投稿には多くのいいねが寄せられている。
2024年11月30日江川卓が引退を決めたホームランについて語る!「SPORTS BULL presents 石橋貴明のGATE7」は、TBSラジオで毎週日曜の朝7時に開門するラジオベースボールパーク! ラジオ番組収録時の様子を動画撮影し、番組内では語りきれなかった未公開シーンを含めたスペシャル動画として平日昼12時頃に毎日更新。石橋貴明が自らチョイスした気になる球界トピックスをあらゆる角度から深掘りし、 野球の魅力を語り尽くします。
2024年09月30日アイドルグループ・NGT48の元メンバーの中井りかが、27日に自身のインスタグラムのストーリーを更新した。【画像】元NGT48の中井りか”第一子の妊娠報告”「夢を 叶えられそうでとても嬉しいです」「これ約1年前なのが 信じられない 若すぎだし動けすぎだし 自分の身体なのにずるい」と綴り、1枚の写真をアップ。約1年前のイベント時に撮影したと思われる自身の自撮りショットを公開した。中井は白でまとめられたヘアアクセサリーや衣装を身にまとい、少し首を傾げた様子を見せている。中井は先日、第1子の妊娠を発表したばかりだ。中井りか(@rika___n24x)のストーリーより今後も中井りかの投稿に注目していきたい。
2024年09月27日元NGT48の中井りかが17日、自身のインスタグラムを更新した。【画像】柏木由紀「後輩AKB」のあの人とのランチを楽しむ♪「先日東京ディズニーシーチャペル・ミラコスタにてご列席頂きました大好きな皆様に見守られ無事に結婚式、披露宴を結ぶことが出来ました ⌖ ꙳ ✧」と綴り、結婚式を開催したことを報告した。ウェディングドレス姿の写真や動画を多数投稿し、多くのファンが反応している。 この投稿をInstagramで見る 中井りか(@rika___n24x)がシェアした投稿 この投稿にファンからは「いつにも増して綺麗すぎます…❣️」「綺麗すぎる末永くお幸せに」といったコメントが多数寄せられている。
2024年09月18日脚本家・中園ミホが岡田将生×中井貴一とタッグを組み、世に送り出した痛快医療ヒューマンドラマ「ザ・トラベルナース」の続編がこの秋、放送されることが決定した。白衣の天使と崇められる一方、医療現場で体制と闘い続け、現場の常識を次々と覆した戦士かつ改革者であったフローレンス・ナイチンゲール。彼女がこの世を去って一世紀、令和の日本にまったく新しいナイチンゲール・コンビが現れた。彼らは看護の常識、医者の常識、患者の常識…あらゆる常識を覆しながら、患者はもちろん医者や看護師をも救い、そして去って行った。医師でもなく、集団でもない…フリーランス看護師として様々な街を渡り歩く名もなきトラベルナースたちが、卓越したスキルと生きる哲学をもって患者とその家族、周囲の医療従事者をも救っていく人間ドラマは、世帯平均12.1%の好視聴率を記録した(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。手術場で医師を補助し、一定の医療行為を実施できる看護資格「NP(=ナース・プラクティショナー)」を持つ、一見感じが悪いけどアメリカ仕込みの優秀なナース・那須田歩(岡田)と、柔らかすぎるほどの物腰なのに、ここぞという場面では痛烈な一言で理不尽な体制や思想を一刀両断する謎多き嘘つきスーパーナース・九鬼静(中井)は、前作で運命の出会いを果たし、患者ファーストで医療現場を改革してきた。同時に歩は、実は学生のころから“あしながおじさん”として陰ながら自分を支援してくれていた静から多くを学び、一歩ずつ成長した。そんなコンビが、今シリーズでは《働き方改革》の波が押し寄せ、ますます混沌を極める日本の医療界に降臨。今回雇われるのは、地域医療の中核を長年担ってきた基幹病院「西東京総合病院」。前院長の汚職発覚を受け、「正しい医療、正しい働き方」を掲げるクリーンな若きカリスマ新院長が、働き方改革を中心とした組織変革に着手。タスクシェアや勤務管理の徹底、医療の見える化を次々と推し進めているが、この新院長こそが今シリーズ最大の敵。やがて、歩&静は彼と対立していくことに。岡田は「前作を撮っている最中からチーム一丸となって、続編を目指せるように頑張っていたのですが、まさか2年で帰ってこられると思っていなかったので、本当にうれしかったです」と今回の放送決定を喜びつつ、「また新たな気持ちでこのドラマに臨もうと思っております。こうやって戻ってこられたのは、ひとえにドラマを見てくださった方々のお声がたくさんあったからこそ。その期待を決して裏切らない痛快な医療ドラマになると思うので、ぜひ見てください」と視聴者へメッセージを寄せている。中井は「前作の放送中、病院に行ったりするとナースの皆さんが『見てますよ』と声をかけてくださり、多くの医療現場の皆さんが喜んで見てくださっていることを実感していたんです。ですから、今回も頑張って続けていこうと思い、お引き受けさせていただきました」と話し、「力まずに、皆様が日頃感じている医療の垣根を取り払えるよう、そして毎日頑張っていらっしゃる多くのナースの方々にエールが送れるように、面白いドラマにしていきたいと思います」と意気込んでいる。第1話あらすじ2022年。ニューヨークの病院で、難病を患ったスーパーナース・九鬼静(中井貴一)の手術が無事終わり、そのまま現地で働いていたトラベルナース・那須田歩(岡田将生)。あれから2年が経ち、日本に帰国した歩は、新たな勤務先となる基幹病院「西東京総合病院」へ向かう。その道中のことだ。おむすび店に立ち寄った歩の前で突然、やけに横柄な客・大田黒勝一が血痰を吐いて倒れた!歩はすぐさま応急処置を行い、大田黒を西東京総合病院へ搬送。ところが、意識を取り戻した大田黒はなおも横柄な態度で「特別室へ運べ!」と要求し、外科医の神山直彦らを困惑させる。というのも…実は大田黒、つい先月まで同院で院長を務めていた人物。しかも、自身の汚職やパワハラが次々と明るみに出て、解任されていたのだ。コンプライアンス上、そんな人間を特別扱いするわけにはいかない――クリーンな組織変革を進める若きカリスマ新院長・薬師丸卓は、なんと大田黒を離島の分院に入院させるよう手配。大田黒は怒りをあらわに抵抗するが、結局そのまま追い出されてしまう。一方、歩は偶然にも静と2年ぶりの再会を果たすことに。その矢先、分院に向かっていた大田黒がふたたび倒れてしまい…。「ザ・トラベルナース」は10月17日より毎週木曜日21時~テレビ朝日にて放送。※初回拡大スペシャル(シネマカフェ編集部)
2024年09月04日卓南生『中国報学史』序文の読後感を「人民日報海外版日本月刊」にて公開しました。『中国報学史』2024年1月18日、中国新聞学のスペシャリストであるシンガポールの学者、卓南生先生がWeChatで、「最近、名著『中国報学史』(1927年、商務印書館影印版)の長い序文を書いたので、あなたにお送りし、ご叱正を賜りたいと思います。どこにお送りすれば良いでしょうか」と伝えてきた。40年間メディアに携わってきた私にとって、すぐにまた新たな学びの機会が訪れたと感じた。その後、2020年12月14日に執筆された卓南生先生の『東アジアジャーナリズム論』(中国社会科学出版社、2020年8月初版)の書評「ジャーナリズムを事業としてどう扱うか」を探し出し、新刊を待つ間、「ウォーミングアップ」を兼ねて読んでみた。2024年2月12日、旧正月で中国に帰国していた妻が戈公振著『中国報学史』(中国社会科学出版社、2023年9月初版)を東京に持ち帰り、さっそく集中して読み始めた。太宰治は小説の中で、「生まれて、すみません」という言葉を残しているが、これは中国語では「人として生まれて、恥ずかしく思う」と訳されている。この表現方法で言えば、私は「40年間メディアに携わってきたものとして、大先輩である戈公振先生の『中国報学史』を読んでいなかったことを恥ずかしく思う」と言いたい。私に学ぶ機会を与えてくれたメディア業界の先輩でもある卓南生先生に感謝している。この本は40万字以上あり、一気に読むのはほぼ不可能である。幸いなことに、卓南生先生の『序文』「『中国報学史』と中国ジャーナリズム史の研究――戈公振の『報学』への幻想と懸念」がある。さらに、4つの「解題」があり、その一は、方漢奇先生の「戈公振『中国報学史』再版序文」である。奇しくも、方漢奇先生が中国人民大学大学院で教鞭を執っていた頃の教え子に一人の日本人がいた。彼は、現在私が主宰する『人民日報海外版日本月刊』で副社長兼副編集長を務めている。その二は寧樹藩先生の「戈公振の『中国報学史』」、その三は卓南生先生の「中国近代ジャーナリズム史研究の手がかりと誤解――日本の『官版漢字新聞』と戈公振の困惑を論ず」で、その四は劉揚先生の「『中国報学史』版本の変遷に関する考察」である。これらの著名な学者たちによる解読は、この名著の重要性を示している。また、程曼麗先生と卓南生先生共編の「北京大学新聞学研究会学術文庫」は、これまでに19冊の専門書を刊行しており、この「学術文庫」の最初の単行本として戈公振の『中国報学史』が刊行されたことも、その重要性を示している。戈公振の『中国報学史』は本当に重要なのか。卓南生先生の「序文」を一読して、私はこの見解を否定した。なぜなら、卓南生先生が「序文」で述べているように、「章ごとに繰り返し読み、細かく読み直す」という過程で、戈公振のこの書籍の第1章序論の第2節が「日本の学者、藤原勘治の『新聞紙と社会文化の建設』を完全に抄訳している」との指摘があったからだ。卓南生先生がここで、「完全な剽窃」ではなく「完全な抄訳」という表現を用いたのは、心配りによるものだと推測する。一つ目は、メディアの先達に対する敬意、二つ目は、「私は師を愛し、真理をさらに愛する」という信念、三つ目は、「抄訳」と「剽窃」を区別することで、「模倣者」にもさまざまな役割があることを知らしめるためである。卓南生先生のこのような指摘は、真摯な学問的貢献だけでなく、学者としての品格を示すものとみなすことができる。一般に、後世の学者が先学者の「抄訳」、あるいは「剽窃」に気付いた場合、まるで宇宙で新しい惑星を発見したかのように興奮し、軽蔑の念を示す。魯迅の『中国小説史略』が「抄訳」「剽窃」だと言っている論文を読めば、一目瞭然である。しかし、卓南生先生は、戈公振の「完全な抄訳」に「ショックを受け、失望し、喪失感を感じた」と指摘した後、彼は何か「戈氏の『誤り』を合理化する」方法を本能的に探しているように見える。このアプローチには学者としての思いやりが感じられる。今日、学者は本を読めば読むほど善良になるとは限らない。率直に言って、読者家やメディア関係者は、思いやりの心を持つように努めるべきなのだ。卓南生先生の「序文」のもう一つの素晴らしい点は、その内容が完全に戈公振の『中国報学史』に焦点を当てておらず、自分の理解をただ繰り返すことなく、新たな視点を提供していることだ。人それぞれが独自の見解を持つということを尊重し、原文を読む余地を残している。彼は「序文」の中でかなりの紙幅を使って、日本のジャーナリズム史の研究者の経歴や功績について説明し、人々に「上には上がある」という感覚を与え、視野を広げ、考えを明確にし、同時に「近道」や「早道」を提供する――言わばガイドとしての役割を果たしている。もちろん、後世の学者にはこのような「近道」や「早道」で巧みに立ち回ることを避け、戈公振のように「道を外れる」ことを繰り返さないよう願っている。「序文」であれ「前書き」であれ、書くのは容易ではない。「本の紹介」として書かれたものもあるが、本当に読んだかどうかは誰にもわからない。また、著者を賞賛するものもあるが、自身の「縁者びいき」を露呈させることもある。私の見解では、良い「序文」とは、「概要」に力を入れ、読者が本の構造を理解できるようにする。次に、「背景」に力を入れ、読者が本のテーマに関する情報をより多く得られるようにする。三番目に、「目的」に力を入れ、読者が本を読むことでどのようなメリットが得られるかがわかるようにする。四番目に、「結論」に力を入れ、本の価値を強調し、読者の好奇心と読書欲を刺激する。卓南生先生の「序文」がこの私の基準に合っているかどうかは、読者自身が真剣に読んで判断していただきたい。最後に、本書が中国社会科学出版社から出版されているのを見て、私は少し驚いた。なぜなら、2年前に私が翻訳した日本の学者であり、私の恩師でもある加藤祐三先生の『19世紀のアジアとイギリス』(中国社会科学出版社、1991年6月初版)が再版されることになっており、私に序文を書くよう言ってきたのだが、まだ書いていなかったからだ。これから、急いで「再版序文」を書くつもりだ。(筆者は北京大学歴史学客員教授、『人民日報海外版日本月刊』編集長蒋豊です。) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年05月10日1900年に発行されたシュニッツラーの『輪舞』を原作に、範宙遊泳の山本卓卓が、現代の東京を舞台に書き下ろす話題作。10組のカップルの情事前後のやり取りがリレー形式で綴られていき、ふたりの俳優が演じ分ける。そこで山本と演出・美術の杉原邦生に、企画立ち上げの経緯から現段階における構想まで、たっぷりと語り合ってもらった。その人たちの生き方を肯定も否定もしないリアリティ――おふたりがタッグを組むことになった経緯は?杉原「デヴィッド・ヘアー作の『ブルールーム』をやりませんか?」と、パルコさんから提案されたのがそもそもの発端です。1998年にロンドンで初演された『ブルールーム』は、シュニッツラーの『輪舞』をアダプテーションさせた作品なんですけど、2001年に日本で上演された舞台を、たまたま僕も観ていてすごく印象に残っていたんですよね。で、これは面白そうだなと思ったものの、『輪舞』はもちろん、『ブルールーム』にも時代的な距離を感じてしまって。これはちゃんと今の作家にリライトしてもらいたいなと。そんな時に(山本)卓卓くんの『バナナの花は食べられる』(21年初演、23年再演)を観て、すごく“ナウ”だと思ったんです。言葉の質感とかリズム感、コミュニケーションのあり方みたいなものがまさに現在で。それで卓卓くんにお願いしたところご快諾いただき、やった!って感じでした(笑)。山本僕は今回のお話をいただいた時、『ブルールーム』側に断られたんだと思ったんですよ。杉原違う、違う!全然断られてないよ(笑)。山本あ、本当ですか?僕、自尊心低いので(笑)、それでこっちにオファーが来たんだと思っていて。まずはそれが聞けて良かったです。邦生さんとは結構長いおつき合いですが、あまり僕に興味がなさそうだなと思っていたんですよね。だから声をかけてもらえたのは本当に嬉しくて。書きながら対話していくうちに、僕が書くものをめちゃくちゃわかってくれた上でオファーしてくれたんだなってことが感じられて、それも嬉しかったです。――“ナウ”の視点から10組のカップル像を描くに当たり、山本さんはどんなことを意識されたのでしょうか?山本事前にパルコさんの方で、『輪舞』と『ブルールーム』の比較表みたいなものを作ってくださっていたんです。現代に置き換えたイメージもあって、それはすごく助けになりました。そこから今の東京に「兵士」はいないけど、明日食うにも困る人はいっぱいいる。つまり生きるか、死ぬかの過酷な状態にある人として、「兵士」を「十代」に置き換えよう、とか。そうやって今の人たちを見つめた時に矛盾が起きないよう、さらに最先端の人たちが出てくるよう、そんなことを意識しながら書き進めていきました。杉原僕が卓卓くんにお願いしたのは、『輪舞』の構造を踏襲して欲しいということ。それと、単純な男女二元論の話にはしたくないよね、と提案させてもらったこと。そのふたつだけです。で、上がってきたものを読んだら、想像を遥かに超えた台本になっていて。さっき言ったような置き換えのことを“ずらし”と卓卓くんは言っていますが、それが憎いほどうまい。しかも登場人物たちの生き方というものを、肯定もせず否定もせず、そのまま提示している。非常にリアリティがあって、面白いなと思いました。作家と演出家の間には独特の“ラブ”がないとうまくいかない――リレー形式で描かれる10の情事の風景。その登場人物たちを演じ分けるのは、髙木雄也さんと清水くるみさん。たったふたりだけです。杉原おふたり共、舞台上ですごく存在感がありますよね。髙木くんは三浦大輔さんの作品(=22年『裏切りの街』)でもそうでしたけど、すごく体が生々しくて。舞台上に立っていても全然気負ってる感じがない。逆にくるみさんは、そういう体の状態を自分から作れる人というか。だから相性はすごくいいんじゃないかなと思っています。山本僕はまだ2回しかおふたりに会ったことがないんですが、髙木さんは本当にピュアだし、動物的というか、感覚的にやってくださる方のような気がします。一方で清水さんは、テキストを深く理解してくれているのが伝わってきますし、非常に理知的。そういう意味で、髙木さんといいバランスなんじゃないかと思いました。――メインキャストのおふたり以外に、8名のステージパフォーマーも参加されます。その狙いは?杉原シーンがころころ変わっていくので、その連なりを輪舞(ロンド)のように、踊るように変化させたいと妄想しています。そこできちんと身体性を持った人たちが空間を動かし、彩ることによって、踊り続けるように場面転換が出来るんじゃないかと思っていて。さらに振付には僕が信頼する北尾亘くんが入ってくれているので、大いに力を借りたいと思っています。――山本さんの劇団「範宙遊泳」では、作・演出を兼任されることがほとんどです。ただ本作同様、『心の声など聞こえるか』(21年)では作に専念されました。そのことによって新たに見えてきたことはありますか?山本やっぱり自分が作・演出を兼任しちゃうと、書きながら、「あ、これ演出するのやっかいかも」って思ってひっこめちゃう瞬間が必ずあるんですよね。それは絶対に良くないと思っていて。作演を分けてそれぞれに専念するためには、作家と演出家の関係性が非常に重要で。一定の信頼関係というか、独特の“ラブ”がないとうまいことマッチングしない。そういう意味で邦生さんは、自分にとっては“お兄ちゃん”みたいな存在。安心して任せられるし頼れる、「お兄ちゃんお願い!」みたいな感覚があって(笑)。そういう人と一緒に作品を作れるっていうのは、とても楽しい作業ですよね。――杉原さんは演出だけではなく美術も手がけられます。現段階の構想は?杉原この作品ってふたりの密室というか、ふたりきりの空間が続いていくわけですよね。それを表すために、東京のどこか一角にあるであろうその空間を、ひとつの四角いセットで表現しちゃおうかと思っていて。それが動いたり、光ったり、物が入れ替わったり。『ブルールーム』にかけて「東京ルーム」(笑)。それが今回の美術のテーマです。でも、あくまで現段階の構想なので、全く違うものになるかもしれませんけど(笑)。取材・文:野上瑠美子撮影:藤田亜弓<公演情報>PARCO PRODUCE 2024 『東京輪舞』原作:アルトゥル・シュニッツラー作:山本卓卓演出・美術:杉原邦生出演:髙木雄也清水くるみ【東京公演】2024年3月10日(日)~3月28日(木)会場:PARCO劇場(渋谷PARCO 8F)【福岡公演】2024年4月5日(金)~4月6日(土)会場:久留米シティプラザ ザ・グランドホール【大阪公演】2024年4月12日(金)~4月15日(月)会場:森ノ宮ピロティホール【広島公演】2024年4月19日(金)会場:広島上野学園ホールチケット情報:()公式サイト:
2024年02月20日戦後日本の写真史で最も重要な写真家の一人である中平卓馬。その初期から晩年までの活動を振り返る『中平卓馬火―氾濫』が東京国立近代美術館で2月6日(火) に開幕、4月7日(日) まで開催中だ。2003年に横浜美術館で開催された個展『中平卓馬:原点復帰―横浜』からは21年ぶり、本格的な回顧展は2015年に逝去してからは初となる。中平卓馬《無題 #437》2005年 東京国立近代美術館蔵 (C)Gen Nakahira ★これまで中平卓馬の展覧会の開催が難しかった理由の一つは、現存する初期作品があまりないことにある。制作の転換期に中平自らネガフィルムやプリントの大半を焼却してしまったのだ。今回の展覧会ではその空白を埋めるべく、中平がカメラマンおよび批評家として寄稿した雑誌などを展示し、初期の仕事からつぶさに紐解かれている。展覧会入口を飾る中平卓馬のポートレート1968年頃撮影:森山大道東京国立博物館蔵(C)Daido Moriyama Photo Foundation中平卓馬は1938年東京・原宿生まれ。60年代半ば、総合月刊誌『現代の眼』の編集者としてスタートし、写真家・東松照明との出会いを機に写真家に転身。2010年代初頭まで約50年にわたり活動を続けた。今展は「来たるべき言葉のために」(1964〜69年)、「風景・都市・サーキュレーション」(1970〜71年)、「植物図鑑・氾濫」(1972〜74年)、「島々・街路」(1975〜77年)、「写真原点」(1978〜2011年)の5章で構成。1〜4章は1977年に病により活動を中断するまでに当たり、最後の5章で再起から晩年までをたどる。それぞれの章の主な見どころを紹介しよう。まず1章「来たるべき言葉のために」では、主に1968年に美術評論家・多木浩二、詩人・岡田隆彦、写真家・高梨豊と刊行した写真同人誌『Provoke(プロヴォーク)』を紹介。「挑発する」という意味の誌名の通り、既存の写真表現になかった「アレ、ブレ、ボケ」、すなわち荒れた粒子、ノーファインダーの構図、ピントの合っていない不鮮明な写真で賛否両論を呼ぶ。2号から森山大道が加わり、3号で終刊した。なお、「プロヴォーク」以前に『現代の眼』『アサヒグラフ』など雑誌を主戦場に撮影・執筆した記事も紹介。高度経済成長に沸く社会に鋭い批評の眼を向けていたことが伝わる。写真同人誌『Provoke』1968-69年東京国立近代美術館蔵[無題]『Provoke』3号 1969年8月プロヴォーク社1969年東京国立近代美術館蔵寺山修司の連載「街に戦場あり」で撮影を担当した『アサヒグラフ』 1966年個人蔵2章「風景・都市・サーキュレーション」では、地下鉄、自動車、コンビナートなどを撮影した「風景」「都市」と題する作品が並ぶ。高度経済成長下で均質化する日本の風景。その背後に潜む国家や資本による権力構造について「風景論」と呼ばれた議論が起こる一方で、写真自体が消費的なイメージに加担してもいた。中平はそうしたジレンマを打ち破るべく、1971年「第7回パリ青年ビエンナーレ」で《サーキュレーション―日付、場所、行為》を発表。その日に出会うものすべてを写し、その日のうちに現像して焼き付け、その日のうちに展示することに奔走した。《サーキュレーション―日付、場所、行為》(シカゴ美術館での再現展示〈2017年〉の際のプリント)1971年(2016年にプリント)中平元氏蔵ところがさらに作風を一変する転換期が訪れる。3章「植物図鑑・氾濫」では、1973年に評論集『なぜ、植物図鑑か』で過去の自作を批判し、自らのイメージを世界に投影するのではなく、「植物図鑑」のように“あるがままを撮る”ことを目指した時期に焦点を当てる。1974年、東京国立近代美術館で開催されたグループ展「15人の写真家」に出品された《氾濫》も展示。樹脂ボードに直貼りされた48点のカラー写真からなる作品で、併せて2018年にプリントされた同作も展示されている。《氾濫》「15人の写真家」(1974年 東京国立近代美術館)出品作1974年東京国立近代美術館蔵さらに4章「島々・街路」では、沖縄や奄美諸島への渡航をきっかけに、「都市」から「島々」へと関心が広がる様子を紹介。沖縄でのデモで起訴された青年を支援するために1973年に初めて沖縄を訪れて以来、日本という国の枠組みを問い直すために、沖縄から奄美、吐噶喇(トカラ)列島へと足を延ばしていく。同じ頃、小説家・中上健次と香港やシンガポール、スペイン、モロッコなど海外にも出かけた。1976年にはフランス・マルセイユの画廊でグループ展に参加し、現地制作した《デカラージュ》を発表。《サーキュレーション―日付、場所、行為》《氾濫》と同様、美術館というシステムを撹乱し、乗り越えることを試みた。奄美、吐噶喇の写真1975-76年(2023年に本展のためにプリント)《デカラージュ》1976年、ADDA画廊(フランス・マルセイユ)での展覧会出品作中平元氏蔵ところが1977年、作家活動が突如中断に追い込まれる。急性アルコール中毒に襲われた中平は、倒れる前数年分の記憶を喪失。言語への障害も残ったのだった。最後の5章「写真原点」では、写真家としての再起を沖縄から始めた中平を追う。なかでもモノクロームからカラーへと移行し、タテ構図で世界の断片を切り取った写真群は圧巻だ。被写体に対して、初めて出会うもののように接近し、その事物の存在を切り取る。また、青森県八戸市での撮影風景を記録したドキュメント映像では、いつもの赤いキャップの生前の姿に出会える。「キリカエ」展(2011年)出品作の展示風景2011年東京国立近代美術館蔵(株式会社コム・デ・ギャルソン寄贈)「キリカエ」展(2011年)出品作の展示風景2011年東京国立近代美術館蔵(株式会社コム・デ・ギャルソン寄贈)病の前後で、それまでの思考や作風が連続しているとみるか、断絶しているとみるか。全体を通じて、ジャーナリスティックな視点も詩的な感性も持つ中平が、無意識の世界に飛び込み、ものや人や風景に出会い直していったようにも思われた。遺された実作と理論から、情報やイメージがますます氾濫する現代にも通じる問いかけを感じてほしい。取材・文・撮影(★をのぞく):白坂由里<開催概要>『中平卓馬火―氾濫』2024年2月6日(火)~4月7日(日)、東京国立近代美術館にて開催公式サイト:
2024年02月14日PARCO劇場開場50周年記念シリーズ『月とシネマ2023』の公開ゲネプロが6日に東京・PARCO劇場にて行われ、中井貴一、藤原丈一郎(なにわ男子)、永作博美、村杉蝉之介、清水くるみ、木下政治、金子岳憲、奥田一平、たかお鷹、今井朋彦、G2(脚本・演出)が取材に応じた。同作はG2作・演出によるオリジナル作。昭和の古き良き映画館経営者の息子に生まれ、平成にもまれながら成功を収めた独立系映画プロデューサー・並木憲次(中井)が、父の映画館「ムーン・シネマ」は閉館の危機に直面し、アート系の映画監督と映画を作ることとなる。○■コロナ禍で全中止となり、再演を迎える『月とシネマ2023』中井が「なにわ男子の中井貴一です」と自己紹介すると、会場はどよめき。藤原が「『違います』って言いづらいですけど」と弱めにつっこむと、中井は「言ってくれないと」と抗議していた。2021年4月に上演されるはずが、コロナ禍で全公演中止になった同作。中井は「ここの場所(PARCO劇場)で僕たちは1カ月稽古して、いざ本番という時に緊急事態宣言が出て中止になって、でも大阪公演までの間には緊急事態宣言が終わるんじゃないかと、1カ月間このセットを組んで稽古し、そしたらその日に大阪だけが緊急事態宣言が開けずに、結局全公演が中止という形になってしまった」と振り返る。「稽古をやりながら、それぞれ芝居を構築していくんですけど、『芝居って、1番大切なのはお客さんなんだ』ということがすごくわかりました。お客さんがいてくださることによって、芝居っは成熟していくんだと。お客さんがいない中でいくら稽古してもなかなか成熟しきれないなということがわかって、今日初めて成熟させてくれるお客様と相対することになるので、全員で最後まで怪我のないように、お客様に夢を配れるように頑張っていきたいと思います」と意気込んだ。作・演出のG2も「もうこのセットの中でこれ以上やっても発表の場がないということで、中断してお別れ会なんてしましたけど、その時に中井貴一さんが僕に「Gちゃん、これはもしかしたら芝居の神様がまだ観せてはならないとおっしゃってるんだ』と慰めてくださった」と明かす。「それは逆に、もう1回やる時はブラッシュアップするんだよというメッセージ」と苦笑し、新たに役も増やし脚本も練り直したことを説明した。中井は「『もういいな』と思ったんですよ。本当にやりきった感があったんで。でもスタッフたちが作ったこのセットを誰にも見せないで壊すのは……という思いと、2年前は藤原くんがデビュー前で『僕、まだデビューできてないんですよ』と言っていて。『デビューと今(デビュー前)と、どう違うの?』という話をして、『頑張ります』と言っていて。『丈のためにも、もういっぺんやるか!』というような話になって」と再演に向けての思いを明かす。しかし「そしたら(藤原が)こんな有名になるとは思わなかったんですよ。こんな人気者になるんだなって。1番状況が変わったのは、藤原丈一郎くんなので。じゃあやあらなくてもよかったんじゃないかと思いもどっかにあったんですけど、彼が役者としてこの後やっていったりするベースみたいなものが作れるようなことがあればいいなと思いながら」と藤原今後に期待。さらに中井は「嫌なニュースがたくさん流れているんですけども、忘れてもらえる時間を過ごしてもらえたらいいなと思っています。あとは藤原くんの成長ぶりと言うんでしょうか? 自分でもよく言ってますけど『けっこう成長したよ』と、耳打ちするように言ってくれるんですよ」と藤原をいじり、藤原は中井の肩に顔を押し付ける。「本当にそういうのを楽しみにお客さんも、来ていただきたいね」という中井に、藤原は「はい!」とキリッとした返事をしていた。東京公演はPARCO劇場にて11月6日〜28日、大阪公演は森ノ宮ピロティホールにて12月3日〜10日。
2023年11月06日俳優の中井貴一が、PARCO劇場開場50周年シリーズ『月とシネマ2023』の主演を務めることが11日、明らかになった。同作はG2作・演出によるオリジナル作。昭和の古き良き映画館経営者の息子に生まれ、平成にもまれながら成功を収めた独立系映画プロデューサー・並木憲次(中井)が、父の映画館「ムーン・シネマ」は閉館の危機に直面し、アート系の映画監督と映画を作ることとなる。2021年4月、新生PARCO劇場オープニング・シリーズの掉尾を飾る作品として上演を予定していたが、コロナ禍により、あとは上演するのみという状態まで仕上げたところで全公演が中止に。しかし、どうしてもこのハートウォーミングな舞台を観てもらいたいという、作・演出のG2と中井をはじめとするキャスト陣の熱い想いが実り、今秋、バージョンアップした『月とシネマ2023』の上演が決定した。主演の中井は、父の死をきっかけに、さびれてしまった実家の映画館を存続させるため悩み、奮闘してゆく映画プロデューサー・並木憲次を演じ、なにわ男子の藤原丈一郎が映画会社の宣伝部の若手社員で、映画マニアでもある小暮涼太役に。今回がデビュー後初の舞台出演となる。そして、並木の元妻でフリーライターの高山万智子役は永作博美に決定した。東京公演はPARCO劇場にて2023年11月、大阪公演は森ノ宮ピロティホールにて2023年12月。○中井貴一 コメント一ヶ月稽古を積み重ね、衣裳をつけてのゲネプロ終了後での中止でしたので、戸惑い、この作品はここで終われと言う運命なのかなーなどとも考えました。が、演劇にかかわらず、我々のエンターテイメントの世界に於いて、最も必要なものは、それを楽しんでくださるお客様あってこそと、その事も、強く思い知らされる瞬間でもあり、今回の演目をやらせて頂くことになりました。演出のG2さんとともに、誰にも観ていただいていない前作ではありますが、それを上回る面白い作品に出来るよう努力をして参ります。是非、劇場にお越しください。○藤原丈一郎 コメント2021年の『月とシネマ』は中止になってしまったので、まずは、お客様にお見せできることが嬉しいです。前回、G2さんには約1か月みっちり稽古をしていただきました。そこから2年ぶりにまたご一緒できるので、この2年間で成長した姿を見せられればと思います。大先輩であり、大尊敬している中井貴一さんとまたセリフの掛け合いができることはとても嬉しいことなので、11月・12月の本番へ向けて一緒に素敵な作品を作り上げたいなと思っています。僕自身も皆様に披露できなくて悔しい部分もありましたが、そのぶんパワーアップしたものをお見せできるように頑張りますので、劇場でお待ちしています。○永作博美 コメントPARCO劇場は久しぶりで、新しくなってからは初めてなので、すごく楽しみです。G2さんとは20年ぶりにご一緒するので、どういった演出をされるのか、どういった言葉で伝えてくださるのか楽しみですし、私もG2さんにどう応えられるか楽しみにしています。中井(貴一)さんとは30年くらいぶりの共演になります。当時はまだ芝居の“間”というものがわかっていないころだったので、中井さんのお芝居を見て「間というのはこういうことなのか」と勉強させていただいたことを覚えています。今回も、いろいろ盗みたいと思います!「月とシネマ」は、G2さんらしい、優しくて、人と人とのつながりを描いた、人情味あふれる大人の皆様に納得していただける作品になると思いますので、ぜひ劇場に観にいらしてください。
2023年08月11日マーベル・スタジオ劇場公開最新作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』に、中井和哉と武内駿輔が吹き替えで参加することが分かった。これまで幾度となく、銀河のピンチをなんだかんだで救ってきたガーディアンズ・オブ・ギャラクシー。そんなガーディアンズの家族の命を懸けたラストバトルが描かれる最終章で、彼らの前に“最凶の完璧主義者”が立ちはだかることに。中井さんと武内さんが吹き替えるのは、そんな最凶の敵。「ONE PIECE」のロロノア・ゾロ、「銀魂」の土方十四郎などの人気キャラクターを演じてきた中井さんが演じるのは、高度な知識と驚異的な力を持ち、この銀河を“完璧な世界”に作り替えようと恐ろしい計画を遂行しようとしているハイ・エボリューショナリー。ハイ・エボリューショナリーによって、命の危機が迫るロケット。命を救うカギは、ロケットとハイ・エボリューショナリーの間にある、知られざる過去に隠されていた…。中井さんは「マーベルのヴィランを演じさせていただける喜びで、私としては、ついついハイ・エボリューショナリーに肩入れしてしまいそうになりますが…。“完璧な世界”を目論む彼は、寛容さを失っている現代社会の象徴のよう。そりゃあ彼なりに言い分もあるんでしょうけど、世界はお前のためだけにあるんじゃない!これはもう愛すべきガーディアンズのみんなにブッ飛ばしてもらうしかないでしょう!」とガーディアンズへの期待を語る。また、「アナと雪の女王」シリーズのオラフ役を務める武内さんは、黄金に輝く身体が特徴的で、戦闘能力や目的は未知数の謎に包まれたアダム・ウォーロックを演じる。あることをきっかけに、彼はガーディアンズの前に立ちはだかる。「実はアニメーション版でクイルの吹替を担当させて頂いていたので、個人的に思い入れのあるガーディアンズに参加出来ると聞いた時、本当に嬉しかったです。しかもそれがウォーロックだとは!」と熱い思いを語った武内さんは、「強大なパワーを持ちつつも、心はまだチグハグな彼を、上手く吹替られたらなと思います。これに連動してまたアニメーションシリーズも復活したらいいな…なんて妄想は置いておいて、精一杯頑張らせて頂きます!ガーディアンズ最新作、ぜひご期待下さい」とコメントしている。『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』は5月3日(水・祝)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: VOLUME 3 2023年5月3日より全国にて公開© Marvel Studios 2023
2023年04月14日アイドルグループ・NGT48の中井りかが12日、今夏をもってグループから卒業することを発表した。中井は、新潟・NGT48劇場で行われた「デビューシングル『青春時計』リリース 6周年記念イベント」の終盤、ラスト1曲となったところで「ここでご報告があります。私、中井りかはNGT48を卒業します」と発表。緊張する様子を見せながらも、涙ぐむ客席のファンを気遣いながら、ファンやグループへの感謝と、自身がセンターを務めたデビューシングル「青春時計」がいかに大切な曲かを言葉を丁寧に選びながら伝えた。卒業時期は今夏を予定しており、今後も芸能活動は継続する。コメントは以下の通り。■中井りかここでご報告があります。私、中井りかはNGT48を卒業します。私はNGT48に入って約8年、いろんな経験をさせていただいて、最低な時も最高な時もNGT48で全部過ごして来たので、これからまた新しいところに行くと思うと、すごく寂しい気持ちだったり……自分でも初めてのことなので、今までNGT48という存在が私の居場所だったんだなと実感する日々を送っていました。私の中では「アイドルすごい楽しんだな」って気持ちでやっていました。NGT48にとって私ってどんな存在なんだろう? って考えた時に、やっぱり私のことを嫌いな人もいるだろうし、こういう性格なので。それでも受け入れてくれたファンの方々やNGT48のことが、今では大切です。NGT48で経験してきたことは、これからも生きると思うし……。とりあえず(卒業を予定している)夏までまだ時間があるので、それまではたくさん私と一緒に思い出を作ってくれたらと思います。どうしてもやっぱり4月12日が私にとって大事な日で、「青春時計」は自分では考えられないくらいデビュー曲でセンターというチャンスをいただけたシングルだったので、この日に言いたいなって気持ちがあったので、この日に発表させていただきました。この公演も中井りかのやりたい放題だったんですけど、メンバーは何となく(卒業発表を)察していたと思うんですけど、私のペースに合わせてくれて……。それは普段からもいえることで……。NGT48のメンバーでなかったら、ここまで守られてなかった。笑顔で卒業することを伝えられなかった。残りの期間も、これからも応援をよろしくお願いします。みなさんには寂しいもいもさせてしまったかもしれないけど、最高のアイドル人生だったので、わしの中で悔いはないかなと思います。この曲(青春時計)を歌い続けてこれたことが嬉しかったので、楽曲もNGT48もよろしくお願いします。
2023年04月13日ジャニーズWESTの重岡大毅、俳優の中井貴一、女優の天海祐希が出演する、キリンビール・キリン ホームタップの新CM「ビールサーバーがある夏」後編が、13日より放送される。中井と天海演じる夫婦の自宅でビールを飲み、感激する重岡の様子を描いた「ビールサーバーがある夏 前編」の続編。自宅に帰り、早速「ホームタップ」の会員になった重岡は、「前におじさんに飲ませてもらった、あの泡のおいしさが忘れられなくて」と中井から教えてもらった“ビールと泡の黄金比”を再現する。撮影では、重岡が実際に「ホームタップ」のセッティングを行い、「めちゃくちゃ、簡単やん!」と驚く場面も。また、様々なクラフトビールにも興味津々で、それぞれのビールの特長を聞いてまわる姿も見られた。
2023年04月10日この夏、内館牧子原作の『終わった人』(講談社文庫)が中井貴一、キムラ緑子の朗読劇に生まれ変わることがわかった。『終わった人』は内館牧子原作の高齢者四部作の第一弾として2015年に刊行。その後『すぐ死ぬんだから』『今度生まれたら』そして『老害の人』と続いた。作・演出は、笹部博司。「朗読」ではなく「リーディングドラマ」(読む行為で言葉を躍動させ、舞台に立体的なドラマを作り出す)と名付けた、これまでにない舞台に期待が寄せられている。先日都内で、出演の中井貴一、キムラ緑子、そして原作の内館牧子の3名による取材会が開かれた。左から)中井貴一、内館牧子、キムラ緑子 (C)山本倫子昭和40年代の結婚至上主義の時代に13年間過ごしたOL生活からヒントを得たという内館は「当時、定年退職者を何人も見送ったけれど、皆が『もう通勤ラッシュに乗らなくて済む』『これからはのんびり妻と温泉にでも』『孫と遊ぶ』などと発言していた。しかしみんな負け惜しみだったんだなあと……。今だからこそ、そういわざるを得なかったのだとわかる。まだまだ終わりたくないのに、終わらされていた。そんな人たちの恨みをはらすために書いた小説です」とタイトルを先に思いついたことを明かした。中井貴一が「僕と緑子さんは同級生。年齢は言いませんが(笑)、そろそろ『終わりを告げられた友人』から話を聞く年代。僕たち俳優の仕事は終わるかどうかは、自分で決めるしかありませんが」と言えば、キムラ緑子は「私は自分でも終わってるのか、始まってるのかまったくわからない。まだもがき苦しんでます。でもちょっとずつ終わってるかなあ。いろんなことが少しずつできなくなってるし……」と嘆く。そんな二人に内館は「60代は全然終わってないですよ。振り向けばまだ50代。なぐさめじゃなくて体力も気力もまだまだあります」と励ました。今回の舞台は朗読劇。中井とキムラ二人だけで、主人公の田代壮介と妻の千草をはじめ、すべての登場人物を演じ分ける。この日の二人の衣装は偶然モノトーンでコーディネイト。早くも息のあったところを見せていたが、実は中井からキムラへの熱烈なラブコールで今回のキャスティングが実現したという。「僕は、ドラマなどのお話をいただいたときに『妻役はどなたがいいですか?』と聞かれると必ず『キムラ緑子さん』と答えています。彼女はマインドを七変化できる人。違う人間を演じる時、衣装が変わったり見た目を変えたり声色を変えるのも役作りですが、一番大事なことはマインドを変えることなんです。彼女はそのマインドの変え方が絶妙!仕事をするたびに毎回別の人格が出てくるので、楽しくてしかたがないんです」と絶賛。「今回の朗読劇では、一人で数役をこなさないといけない。台本を読んで、これはもう緑子さんしかいないと思いましたね。声を変化させるのではなくて、気持ちを瞬時に変化させられるのは彼女しかいません。いつものオファーならスケジュールが合わないとか言われると、あ、ダメならいいです、と引くのですが、今回はもうかなり強めにお願いしました」と続けた中井が、「だからこの舞台の成功はひとえに緑子さんにかかっていると思ってください!」と断言して、「え~~、もうひど~い!」とキムラが叫ぶ一幕も。内館は「本当に中井さんとキムラさんが演じてくださるの?ってうれしかったですよ。結婚って男と女が長い間一緒にいて、慣れていく過程でふてぶてしくなったり、身勝手になったり、夫側にも妻側にもそれぞれ変化があって夫婦の形が変わっていく。この二人ならそのへんがいやになるほど伝わるでしょうね」と話した。「終わった人」のイメージを問われた中井は「人は2度死ぬっていいますよね、肉体がなくなる時と、みんなの記憶から消える時。それと同じように、人は2度終わる。会社を定年になるなど実務的に終わった時と、自分の夢やいろいろな欲がなくなって終わった時」と話し、「男性からの『終わった人』だけじゃなくて、女性からの『終わった人』も内館さんに書いていただきたい」とリクエストを送った。小説を書いている時は、映画になったり舞台になったりすることはまったく考えていなかったという内館は、「この舞台はぜひご夫婦で観にきてほしい」という。中井は「『終わった人』というタイトルを見て観に来た20代がいたら、僕は舞台の上から一言褒めたい」と話し、「昔は手で洗濯していたけれど今は全自動、昔はブラウン管の白黒テレビだったけれど今はハイビジョンカラー。このぐらいの文明の進化がちょうどいいです。この変化を共に経験してきた人にこの舞台をぜひ観てほしい」とした。多くの登場人物を演じ分けることになるキムラは、「いろいろな人が、どこかに焦点をあてて観ることができる舞台です。どこを拾って、どんな感想を持ったかを、みなさんに聞いてみたい。たくさんの方に観てほしい」と呼びかけた。(C)山本倫子取材・文:CAMEYO吉田明美<公演情報>リーディングドラマ『終わった人』リーディングドラマ『終わった人』ビジュアル原作:内館牧子『終わった人』(講談社文庫)出演:中井貴一 キムラ緑子台本・演出:笹部博司※全国8都市、全15ステージ上演予定【プレビュー公演】8月23日(水) 亀戸文化センター カメリアホールチケット料金:6,800円(全席指定/税込)【東京公演】8月31日(木) ~9月3日(日) 草月ホールチケット料金:7.500円(全席指定/税込)公演HP:
2023年04月06日若きテレビマンたちによる笑って泣ける大河ドラマ誕生奮闘記「大河ドラマが生まれた日」に中井貴一が出演することが分かった。中井さんが演じるのは、「映画に負けない新しい連続大型時代劇を作れ」と大号令を発するNHK芸能局長・成島庭一郎。部下からは親分と呼ばれ、厳しくも包容力のある人物だ。そして放送されたのが、大河ドラマの第1作「花の生涯」。中井さんの父は、本作への出演を決断する映画スター・佐田啓二。今作では、中村七之助が演じている。中井さんは「撮影中に、父・佐田啓二の扮装をしてくださっている中村七之助さんに会った時は、『僕が映像で見た父にとても似ているな・・』と思いました。実は僕も子供のころ、七之助さんのお父さまの勘三郎さん(当時は勘九郎)に似ていると、言われたことがあるんです。七之助さんとは、大河ドラマ『武田信玄』でも父子として共演していたので、とても感慨深かったです」とコメント。また今回、佐田さんの形見の腕時計を七之助さんに預けて撮影したそうで、「父の持っていたこの時計を身に着けて、何かを感じながら演じてもらえたらうれしいなと思い手渡しました。僕が今この仕事をしている意味は、佐田啓二という名前を、僕を通して少しでも知ってもらうためなんだと思うことが時々あります。今回のドラマをたぶん父も喜んでくれている気がします」と思いを語っている。成島は、生田斗真演じるアシスタントディレクター・山岡進平の上司。生田さんは「中井貴一さんの持つ品格、色気に一瞬で心を奪われました。今回ご一緒する事が出来て本当に光栄です。沢山の学びをいただきました」と共演をふり返っている。さらに七之助さんも「撮影では、中井貴一さんが一日しかスケジュールがなかったのですが、その一日で再会することができました。実はその日が偶然にも、佐田啓二さんの祥月命日だったんです。思わず鳥肌がたちました。かつては大河ドラマ『武田信玄』で中井貴一さんの子供役を演じ、そして今度は中井貴一さんのお父様・佐田啓二さんの役を演じて・・・・。本当に運命を感じました」と話している。テレビ70年記念ドラマ「大河ドラマが生まれた日」は2月4日(土)19時30分~NHK総合にて放送。(特別版)は2月20日(月)21時~BSP/BS4Kにて放送。(cinemacafe.net)
2023年01月10日俳優の中井貴一と佐々木蔵之介がW主演を務める映画『嘘八百なにわ夢の陣』(1月6日公開)のお正月ビジュアルが1日、公開された。同作は中井貴一×佐々木蔵之介がW主演で贈るお宝コメディ『嘘八百』シリーズの第3弾。大物狙いで空振りばかりの目利き古美術商・小池則夫(中井)と、腕は立つのにくすぶり続けている陶芸家・野田佐輔(佐々木)の骨董コンビが、新たに豊臣秀吉の幻のお宝をめぐって大騒動を繰り広げることになる。この度公開されたのはお正月ビジュアルで、赤い法被姿の則夫(中井貴一)と、佐輔(佐々木蔵之介)が笑顔で新年をお祝いするもの。金の扇子に赤い傘、とまさしく“おめでたい”雰囲気で、今作のテーマのひとつ“夢”にかけて、「2023年、でっかい夢とロマンをつかみましょう!」という言葉も添えられ、さらには大阪城も顔を出し、新年にぴったりな縁起の良いお正月ビジュアルとなっている。(C)2023「嘘八百 なにわ夢の陣」製作委員会
2023年01月01日映画『嘘八百なにわ夢の陣』(2023年1月6日公開)の完成披露試写会が19日に都内で行われ、中井貴一、佐々木蔵之介、安田章大、中村ゆり、友近、塚地武雅、武正晴監督が登場した。同作は中井貴一×佐々木蔵之介がW主演で贈るお宝コメディ『嘘八百』シリーズの第3弾。大物狙いで空振りばかりの目利き古美術商・小池則夫(中井)と、腕は立つのにくすぶり続けている陶芸家・野田佐輔(佐々木)の骨董コンビが、新たに豊臣秀吉の幻のお宝をめぐって大騒動を繰り広げることになる。シリーズ3作目で初参加となった安田は「気を遣わなくていい現場だったんです。あとあとお話を聞いたら、貴一さんや蔵之介さんが空気作りをしてくださってたんだなということがわかりました。それだけ何も気にせず入れました」と感謝する。一方で「ラジオ体操してたら貴一さんに見られてました」と苦笑。中井は「待ち時間にけっこう真剣なラジオ体操をされてて。朝、車で行ったら、正面に安田くんがやってるのが見えて、どう見ても『ラジオ体操第一〜!』がハマるんですよ」と振り返る。さらに中井は「それもおざなりにやるのではなく、ちゃんとやってるんで、『ラジオ体操やってるの?』と聞いたら、『そうなんです。絶対にコンサートの時も、どんな時でもラジオ体操がいいんです』とおっしゃってやってらっしゃったんです」と説明し、安田は見られたことについて「ハプニングが起きました」と照れていた。
2022年12月19日岡田将生&中井貴一共演「ザ・トラベルナース」の7話が12月1日放送。中井さん演じる静の身に起きた“異変”に「静さん治りますように」「最終回前に一気にズドンときたわ」など視聴者から静の今後を憂う声が上がっている。スーツケースひとつでいろんな街を渡り歩き看護に従事する、優れた資格を持ったフリーランス看護師であるトラベルナースの主人公たちが活躍する痛快医療ドラマとなる本作。医師の指示で医療行為を行うことができるNP(=Nurse Practitioner)としてアメリカで働いていたが、日本に呼ばれ「天乃総合メディカルセンター」で働くことになる那須田歩を岡田さんが。医療従事者を目指す貧しい人たちを支援するフローレンス財団の理事長ながら「天乃総合メディカルセンター」でナースをしている九鬼静を中井さんがそれぞれ演じる。2人を取り巻く人々として「天乃総合メディカルセンター」看護部長・愛川塔子に寺島さん。ナースの金谷吉子に安達祐実。向坂麻美に恒松祐里。弘中スミレには宮本茉由。ナースの森口福美には野呂佳代。「天乃総合メディカルセンター」外科医の郡司真都には菜々緒。院長の長男で内科医の天乃太郎に泉澤祐希。院長の元愛人だと発覚した事務長の西千晶に浅田美代子。院長の天乃隆之介に松平健という顔ぶれ。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。筋線維芽細胞腫が再発し「天乃総合メディカルセンター」に再入院していた大学生・三上礼(荒木飛羽)。映画祭でシナリオ大賞を受賞し、賞金で映画を作れることになり仲間たちと撮影計画を練っている最中だったが、がんの進行が思いのほか速い上、脳転移までもが見つかりもはや外科的治療が極めて困難な状態になっていた。主治医の真都が母親・三上七海(青山倫子)に、延命効果が望める専門病院での抗がん剤治療を勧めると、七海は息子に1日でも長く生きてほしい一心から、礼本人に相談することなく転院を決めてしまう…というのが今回の展開。礼の本心を聞いた静と歩は、礼のために外出許可を取り、礼は1日で映画を撮ることになる。撮影現場には事情を知った真都もやってきて付き添う。途中で容体が悪化するものの礼は映画を撮り終え、転院先で亡くなる。病院で礼の映画を見ていた静は苦しそうな様子を見せると離席。それに気づいた歩が後を追うと、静は階段で力尽き倒れ込んでしまう…というラストだった。自分の生きた証として映画を完成させ逝った礼に「礼くん元気になって欲しかった まだ涙が止まらない」「礼くんが、逝ってしまった。。。」「礼くん、よく頑張ったね」などの声が送られる。またラストで倒れ込んだ静には「静さんが病気なんて~」「静さん死んじゃうの?そんなの嫌だって!!!」「最終回前に一気にズドンときたわ」などの反応とともに「静さん治りますように シリーズ化希望」「あの2人いいコンビなのに...シリーズ化してほしい」と“続編”を踏まえ、静の回復を願う声も上がっている。【最終回あらすじ】歩の目の前で静が急性心不全を起こして倒れる。一命を取り留めるが検査結果に歩は愕然とする。心不全の原因が遺伝子異常で突然死を起こすこともあるマルファン症候群である疑いが浮上、しかも病状はひどく悪化しており、手術で治る可能性が極めて低い状態に陥っていた。また静本人も死期が近いことも悟っていた…。「ザ・トラベルナース」は毎週木曜21時~テレビ朝日系にて放送中。(笠緒)
2022年12月01日現代社会におけるコミュニケーションの諸問題を独自の手法で描き出す劇作家・山本卓卓(範宙遊泳)の言葉と、老若男女から電車や犬に至るまで25役を巧みに演じ分けるダンサー北尾亘(Baobab)の身体が織りなす『となり街の知らない踊り子』。2015年の初演以来国内外で上演され高評価を得てきた本作が、2022年11月4日(金)から6日(日)まで、東京芸術劇場シアターイーストで上演される。今回はどんなステージになるのか。山本は「これまでよりも、もっと大きくて広いことをやろうとしている。今までは言葉と身体、どちらかを生かすために、どちらかが犠牲になっていたのですが、今回は、身体と言葉と物語という3つの柱がちゃんと際立って立つようになっている」と話す。あうるすぽっとのホワイエやシドニーの教会など、劇場らしからぬ場所での上演を重ねてきたこともあり、東京芸術劇場での公演は「一つの節目。本作をこの規模の劇場で上演するのは初めてなので、楽しみです」。一方、北尾は自身の身体について語る。「初演と現在の自分の身体は全く違うものになっていて。年齢的なことを言うと、初演の方が張りや体力があるような捉え方をされるかもしれませんが、僕としては今、身体の状態に対してすごくポジティブ。それは、この作品が『ダンス』でもあり『演劇』でもありながら、そのどちらとも取れないハイブリッドな形であって、自身の思考や人生でどういう時間を経験してきたかがすごくダイレクトに身体に現れるから。戯曲に対しての考察や思い、蓄積してきたものはどんどん増えている一方なので、そういう意味で、今がベストコンディションと言えます」。演劇とダンスという領域をシームレスに行き来する2人。お互いについて、山本は「もちろん(北尾は)コンテンポラリーダンサーであり、クリエイターなんですけど、言葉にするなら“友達”というのが近い。それは馴れ合いではなくて、自分の思っていることをちゃんと話せるし、話してくれる存在」と話す。北尾も「(山本と)最初の出会いが演劇を通してではなく、もっと近い距離から関係性が始まっているので、フラットにもの作りができる」と言い、「身体がしっかりと演劇の中に含まれないといけないというような話もよくします。僕も身体だけ動かしていればダンスは成立するとは全く思わないし、言葉の力や人との関係性という演劇的なことに対してシームレスでいたいと思っている。そういう意味で、絶大な信頼と親愛の念を抱いています」。観客へのメッセージとして、山本は「テレビにもYouTubeにも他の舞台表現にもないことをやっていると思います。その時を捉えてしか僕たちは作れない。見逃されたらもうこのバージョンはお終いなので、出会えたら嬉しいですね」と話した。取材・文:五月女菜穂
2022年10月31日今年4月に独立を宣言した中島卓偉が、ニューアルバム『BIG SUNSHINE』を今秋に発売することを発表した。7年ぶりのアルバムとなる今作には、デジタル配信シングル「風に飛び乗れ」「FOLLOW YOUR DREAM」を含む全15曲が収録される。また、アルバム収録曲初披露記念&BEST SELECTIONライヴ『NEW RISE,BIG SUNSHINE』が、11月20日に東京・SHIBUYA PLEASURE PLEASUREで開催されることも決定した。チケットは、本日8月17日21時よりファンクラブで先行受付が行われている。さらに、独立後初となった全国ツアー『DESTRUCTION chapter 1』の東京・Veats Shibuya公演の模様を収録したBlu-rayが、完全受注生産で発売されることも発表された。■中島卓偉 コメント7年ぶりのオリジナルアルバムを秋にリリース予定です。最高にPUNKでROCK’N’ROLLなアルバムです。このアルバム初お披露目&BEST SELECTIONライヴを11月20日に「SHIBUYA PLEASURE PLEASURE」で行います。そして10月12日に新宿LOFTにて椎名慶治さんと2マンライヴをやります。トーク多め、セッション多め、2人で書いた未発表曲も披露します。是非いらしてください。<リリース情報>中島卓偉 ニューアルバム『BIG SUNSHINE』今秋発売予定中島卓偉 LIVE Blu-ray『TAKUI NAKAJIMA LIVE 2022.08.13 AT Veats Shibuya「DESTRUCTION chapter 1」』11月上旬発送予定価格:9,500円(税込)※完全受注生産【収録内容】1. トライアングル2. イクジナシ3. FREE FOR FREE4. SPARKLE MAN5. FOLLOW YOUR DREAM6. 風に飛び乗れ7. 大器晩成8. 続けろ9. HELLO MY FRIENDS10. 蜃気楼11. 存在12. RE-SET13. PUNK14. いいんじゃない15. トップランナー16. CHANGE MY WORLD17. FORK IN THE LOAD18. Calling You19. STAY TOGETHER20. どんなことがあっても21. DRIVE MY LIMO22. TRUE MIND23. ギャンブルーレット24. イノヴェイター25. ピアス受付URL:<ライヴ情報>中島卓偉『NEW RISE,BIG SUNSHINE』11月20日(日) 東京・SHIBUYA PLEASURE PLEASURE1公演目:開場14:00 / 開演14:302公演目:開場17:00 / 開演17:30【サポートミュージシャン】Gu.you(Nicori Light Tours / ex.Janne Da Arc)、Ba.NAOKI(FANTASISTA)、Ds.SHINGO(THE TERROR’S 666 / ex.JURASSIC)【チケット料金】前売:6,500円(税込)(ドリンク代別途必要)■オフィシャルファンクラブ先行受付期間:8月17日(水) 21:00~9月4日(日) 23:59一般発売日:10月15日(土) 10:00~【お問い合わせ】DISK GARAGETEL:050-5533-0888(平日12:00〜15:00)『master+mind ~acoustic mind #19~ [ライブ:8トーク:3]』10月12日(水) 東京・新宿LOFT開場18:30 / 開演19:00出演:椎名慶治 / 中島卓偉【サポートミュージシャン】Gu.you(Nicori Light Tours / ex.Janne Da Arc)【チケット料金】前売:6,000円(税込)(ドリンク代別途必要)一般発売日:9月10日(土) 10:00~【お問い合わせ】新宿LOFTTEL:03-5272-0382関連リンクオフィシャルサイト::::
2022年08月17日中井貴一主演、実話をベースにした、笑って泣けて、そして日本史の常識をもひっくり返す〈歴史発見〉エンタテインメント映画『大河への道』のBlu-ray&DVDの発売が、10月5日(水)に決定した。世界を驚かせた[初の日本地図]完成から200年。その裏に隠され続けた秘密が、遂に明かされる。とある“大河ドラマ”の開発チームが発見してしまった、驚きの秘密。日本地図を完成させたのは、あの伊能忠敬ではなかった?原作は“究極の話芸”と評される落語家・立川志の輔による新作落語。名もなき人々が歴史を変えた感動の実話に、「笑って泣けて、感動した」「ラストシーンは鳥肌」などの声が届いた。主演は幅広いジャンルにおいて一線で活躍し続ける国民的俳優、中井貴一。時代劇への熱い想いから、なんとしても新作落語「大河への道」を映画化したい!と、立川志の輔に映画化を直談判し、本作の企画も務めた。脇を固めるのは、軽妙かつ喜怒哀楽豊かな演技で観客を魅了する松山ケンイチ、凛とした着物姿で圧倒的な存在感をみせた北川景子。そのほか、岸井ゆきの、和田正人、西村まさ彦、平田満、そして原作者の立川志の輔、さらに草刈正雄、橋爪功と、個性豊かな実力派キャストが揃った。キャストが一人二役で、「令和の現代劇」と「江戸の時代劇」の二つの世界の登場人物を演じたことも、大きな話題を呼んだ。まったく別人のキャラクターでありながら、共通する性格にも注目してみてほしい。このたび発売される特別版Blu-rayには、中井、松山、北川らキャスト、志の輔や監督による本作への想いや見どころを語ったインタビューを収録。イベント映像集からも、それぞれが作品にかけた想いを知ることができる。メイキングでは、コロナ禍で奮闘しながらも、和気あいあいとした撮影シーンを公開。感動のラストシーンの制作過程も見逃せない。さらに発売決定を記念して、中井・松山・北川より動画コメントも到着した。中井は「ぜひ、ブルーレイとDVDで、ご自宅で何度でもお楽しみください!」と、熱く呼び掛けている。『大河への道』10月5日(水) Blu-ray&DVD発売特別版Blu-ray(数量限定生産):6,380円(税込)●映像特典・メイキング・イベント映像集完成披露試写会先行プレミア上映イベント初日舞台挨拶・予告通常版DVD:4,180円(税込)●映像特典予告Blu-ray&DVD特設ページ: 映画公式HP:
2022年07月15日YouTubeチャンネル「江川卓のたかされ」を運営する株式会社BLOCK(代表:山本達裕、本社:東京都港区)とベースボール専門メディアFull-Count(フルカウント)を運営する株式会社Creative2(代表:石倉勇、佐藤岳、本社:東京都目黒区)は、「江川卓のたかされ」とFull-Countとのタイアップ企画を2022年6月4日から開始します。江川卓のたかされ×Full-Count【江川卓のたかされ×Full-Count タイアップ企画について】■Full-Count編集長による江川卓氏への直撃インタビューFull-Count編集長による江川卓氏への直撃インタビューを行い、Full-Count内のページで記事として公開されます。また、インタビューの様子は、「江川卓のたかされ」でもタイアップ企画として公開されます。プロ野球記者歴17年の編集長が、江川卓氏へズバリと切り込むインタビューは必見です。■「江川卓のたかされ」動画コンテンツのエンベッド記事の公開「江川卓のたかされ」の動画コンテンツの中で、Full-Countが気になる動画をピックアップし、野球専門メディア独自の目線で記事にして公開します。また、記事の中では「江川卓のたかされ」の動画の埋め込みも行い、より詳しく内容を知りたい方は、記事内で動画を視聴することができます。■Full-Count内で「江川卓」特別カテゴリーの設置Full-Count内に「江川卓」特別カテゴリーの設置を行い、今回のタイアップ企画をさらに盛り上げます。〈YouTubeチャンネル「江川卓のたかされ」〉URL: 〈ベースボール専門メディアFull-Count(フルカウント)〉URL: 【会社概要】名称 : 株式会社BLOCK代表 : 山本達裕所在地 : 東京都港区西麻布1-14-1 井門西麻布ビル5F事業内容: YouTubeチャンネルの制作・運営事業、ECコンサルティング事業URL : 名称 : 株式会社Creative2代表 : 石倉勇、佐藤岳所在地 : 東京都目黒区東山2-3-2 COM'S FORUM 5F事業内容: マーケティング事業、メディア事業、アスリートサポート事業URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年06月03日映画『大河への道』(5月20日公開)の公開初日舞台挨拶が20日に都内で行われ、中井貴一、松山ケンイチ、北川景子、岸井ゆきの、和田正人、田中美央、中西健二監督が登場した。同作は立川志の輔の新作落語『伊能忠敬物語―大河への道―』の映画化作。観光促進として伊能忠敬を主人公とした大河ドラマの開発プロジェクトを立ち上げた千葉県香取市役所のメンバーが、1821年に史上初の日本地図を完成させたのは伊能忠敬ではなかったという驚くべき新事実を発見してしまう。一方200年前の江戸時代では、忠敬の志を継いで地図を完成させるために、涙なしには語れない弟子たちによる一世一代の隠密作戦が動き出していた。プロデューサーとしても同作に関わっている中井は「昨日はちょっと緊張もしました。今日こうやって皆さんのお顔をここで拝見することができて、今はホッとしております」としみじみ。松山も「今回貴一さんが企画された作品ですけれども、貴一さんの人柄がよく出ているような、優しい映画になってます」と太鼓判を押す。中井はさらに観客に「僕たちにとってこうやってお客様がこの映画館に足を運んでくださることが何よりの喜びであり、この仕事をやっててよかったなあと思える瞬間でもあります。いろんな状況がありましたけれど、本当にすべての映画館の皆さんや劇場の皆さんは、皆様がこちらにお越しいただいても絶対に安全にお帰りいただけるような工夫をし、苦労しておりますので、どうぞこの先も……いや、この映画を何回も見ろって言ってるわけじゃないんですけど、この先もいろんな映画をご覧になることを怖がらずに、映画館や劇場に足を運んでいただけたら嬉しいなあという風に思います」と語りかけた。最後にはヒットを願って鏡開きを行ったが、写真を撮っている途中で誰かが蓋を叩いてしまい、割れてしまうというハプニングも。スタッフがやってきて直す姿について、和田が「撮らないで!」と叫び、会場の笑いを誘っていた。
2022年05月20日『大河への道』は、立川志の輔の落語に感動した中井貴一が自ら映画化を企画し、主演した意欲作。日本地図を作った男、伊能忠敬をモチーフとした物語には、志の輔ならではの発想があり、それが見事に映画に結実している。ふたりに聞いた。――今回、中井さんは志の輔師匠の落語を映画にするために尽力されました。映画にしたら面白いと思われた点はどこでしたか。中井この数年、時代劇は作られていますが、圧倒的に本数が少なくなりました。コロナ禍でエンタテインメントに廻るお金もどんどん少なくなっています。そんな中で時代劇を遺すのは至難の業。現代と時代ものが重なるものはタイムスリップものが多いと思いますが、師匠の落語を拝聴したら、タイムスリップを使わず、過去と現代を重ね合わせて描くことができる。こういう形でも時代劇は遺していけるのではないか、と思いました。また、僕が喜劇の台本をいただいたときにまず探すのが、悲劇性。どこに悲劇性があるかによって喜劇として成立する。悲劇の台本をいただいたときには、どこに喜劇性があるか。その落差を作っていくことによって、悲劇はより悲劇に、喜劇はより喜劇になる。今回で言えば、現代劇はコメディとして、時代劇はシリアスとして作ることができる。そこが強く惹かれたところです。中井貴一――師匠の落語はこれまでも映画化されていますね。師匠の落語は映画と相性がいいと今回も思いました。志の輔伊能忠敬という人の存在に感動して書き始めましたが、結局、伊能忠敬を登場させることはできませんでした。なぜかと言えば、伊能忠敬が自分のことを“私”と言っているか、“わし”と言っているか、“俺”と言っているか、一人称でなんと言っていたか、言葉が浮かばないんですよ。伊能忠敬の最初の台詞が書けない。それで作っては壊し、作っては壊しをしているうちに、伊能忠敬を大河ドラマにしたかったけど結局できなかった人たちの熱い想いだけが残る、でもその想いは間違ってはいない、物語になんかできないくらいに凄い人なんだというところに着地しました。73歳までに4万キロ、地球1周分歩いた人ですよ。人間だったかどうかも分からない。いまだに(存在自体)嘘なんじゃないかと思うくらい不思議な感覚がある。「伊能忠敬は凄いな」と、中井さんをはじめとする映画の人たちにも思ってもらえたのかなと。落語のいい加減なところも含めてなんとか映画にしようと思ってくださったのは、僕の根底にある「伊能は凄い」があったからなのだと思います。立川志の輔――主語が浮かばなかった、というのは重要ですね。志の輔偉業を成した人は講談と相性がいいんですよ。落語は“凄い人”とは合わない(笑)。凄い夢を持った人を支えた人たちなら落語になるなと。偉業は偉い人ひとりでやったんじゃなくて、いろんな人が助けた結果なんだと。――“落語は江戸の風を感じること”という言葉があります。この映画を観ていると、かつて人が生きていた時代の風を感じますし、その時代の生命を感じます。志の輔なんでみなさん落語を安心して聴いてくれるのか。落語は必ず目の前の人間と話をしているんですね。必ず相手とちゃんと話をしている。顔を見て、目を見て。馬鹿なことも。自分が言うつもりじゃなかったことも。なにもかも全部。江戸時代では目の前にいる人間としか話はできないんです。長屋であろうが、江戸城であろうが。今はネットなどで、目の前にいない人間とコミュニケートできる時代でしょう?時代劇も目の前にいる人としか話をしていない。(師匠の立川)談志は「(落語には)江戸の風が吹いてないといけない」と言った。つまり相手の気持ち、了見を分かりながら話をしていく。己をさらけ出して話をしていく。その江戸っ子の潔さが気持ち良く、お客の腹におさまるような落語じゃないといけないと師匠には言われました。この映画も物語が江戸時代になると、なぜか落ち着く。特別、映像が変わっているわけではないのに安心する。パソコンやスマホや電話だけの新作落語にもチャレンジしましたが、なかなか上手くいかなかった。人の目を見て、顔色も見て、気持ちも慮って。特に日本人はそういう生き物だと思います。――確かに、落語も時代劇も、コミュニケーションが至近距離なのだと思います。中井さん扮する主人公は、役所内の部下である松山ケンイチさんや北川景子さんを相手になんとか至近距離のコミュニケーションを取ろうとしてますよね。なるべく“圧”にならない形で。中井ここ数年、パワハラやモラハラの問題がありますよね。特にこれは市役所が舞台。そこはいろいろ考えました。10年前ならありえたコミュニケーションも、今はありえない。スキンシップによって、互いの距離が近づいたりするわけですが、それは描写しづらい時代。表現の幅がどんどん狭くなっている。そんな中で現代劇における上司と部下の関係性を出すことの難しさを感じました。それだけに、僕自身も時代劇はどこか安心していたかもしれませんね。取材・文:相田冬二撮影:川野結李歌ヘアメイク:藤井俊二(中井)、池田真希(立川)『大河への道』5月20日(金)より公開
2022年05月19日5月20日(金)に公開される映画『大河への道』から、特別版予告映像が公開された。この予告映像には、本作で企画も務めた主演・中井貴一の熱いメッセージも収録されている。原作は立川志の輔の新作落語『大河への道―伊能忠敬物語―』。その画期的な“伊能忠敬が出てこない伊能忠敬物語”は、2011年の初演以来、「落語を超えた究極の話芸」と評され再演を繰り返している。中井がこの落語を観劇し、感動のあまり自ら立川志の輔に映画化の直談判をしたことが、本作の始まりとなった。千葉県香取市では地元を盛り上げるために、郷土の偉人「伊能忠敬」を主役にした大河ドラマの開発が進むが、驚くべき新事実が発見される。それは1821年に史上初の日本地図を完成させたのは彼ではなかった、ということだ。では一体、初の日本地図は誰が、どのように作ったのか。そこには歴史に埋もれた、涙なしには語れない秘密の物語が隠されていた。前途多難な大河ドラマ実現を描く現代の喜劇と、200年前の日本地図完成に隠された感動秘話を描く時代ミステリーの2つのドラマが描かれる本作は、主演の中井のほか、共演の松山ケンイチ、北川景子、橋爪功といった日本映画界のトップランナーである俳優陣が一人二役で出演している。このたび、公開された特別版予告映像には、ついに完成した日本地図の壮大な姿が映し出されている。さらに、中井が思いの丈を語っている様子も。「エンターテイメントの世界はずいぶん苦しめられたが、そんな中救いとなったのもエンターテイメントだったように思う」とコロナ禍を振り返る中井だが、「でもそれを支えてくださったのは、お客様しかいません!」と映画館へ足を運んでくれた全ての観客に感謝の気持ちを伝える。そして、「(コロナ禍でも劇場で)笑ったり泣いたりしてくれる観客の勇気が映画・演劇産業が続いていく力になります」と語り、「映画館にくることを恐れないで足を向けていただきたい」と、本作だけではなく、エンターテイメントへの並々ならぬ想いを熱く語っている。『大河への道』5月20日(金)公開
2022年05月16日中井貴一、松山ケンイチ、北川景子ら豪華共演の『大河への道』より、玉置浩二書き下ろし主題歌入り本予告と本ポスターが解禁された。本作は、市役所に勤める池本保治(中井貴一)が伊能忠敬を主人公とする大河ドラマを実現させようとするも、意外な史実が明らかになるという〈歴史発見〉エンターテインメント。大河ドラマ実現を描く現代パートと、200年前の日本地図完成に隠された感動秘話を描く時代劇パートの2つのドラマで構成され、主要キャストはそれぞれの時代のキャラクターを一人二役で演じている。今回解禁となった本予告映像は、舞台を令和から江戸へと移し、亡くなった伊能忠敬を囲む測量隊(和田正人、田中美央、溝口琢矢、平田満)たちを前に天文学者・高橋景保(中井貴一)の「今しばらく伊能先生には、生きていていただきましょうか」という一言から、驚愕の隠密作戦が実行されていく様子が描かれている。測量隊の面々、高橋の助手・又吉(松山ケンイチ)、下女のトヨ(岸井ゆきの)、伊能のかつての妻・エイ(北川景子)らは亡くなってしまった伊能の志を引き継ぎ、地図の完成に向けて尽力する。【初の日本地図完成の裏側】では一体何が起きていたのか?そして、映像の最後に映された景保の涙の理由とは…。初の日本地図完成への壮大なドラマを感じさせる予告映像となっている。本予告で解禁となった書き下ろし主題歌「星路」(みち)を手掛けた玉置浩二は「コメント等はあまり得意ではないので、 上手く言えませんが、微力ながら、僕の歌が映画『大河への道』を少しでも照らすことが出来たなら、嬉しく思います。映画の御成功、心からお祈りしています」と語っている。「星路」(みち)は日本地図の完成目前で亡くなった伊能忠敬の志を引き継いだ者たちの物語に寄り添い、明るく照らし出すような楽曲となっている。また、今回の本予告映像解禁と併せて解禁となった本ポスタービジュアルでは、伊能忠敬の志を継いだ面々が唇に指を当て何かを隠すしぐさをしながら、大河ドラマ開発プロジェクト成功に向け奔走する池本の周りを取り囲んでいる。伊能忠敬が完成させたと思われている初の日本地図の裏側に隠された驚くべき秘密とは?物語の全貌が気になるデザインとなっている。『大河への道』は5月20日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:大河への道 2022年5月20日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開©2022「大河への道」フィルムパートナーズ
2022年03月11日NGT48の中井りかが、プロデュースするアパレルブランド『Recandy(リーキャンディ)』のアイテムが31日(12:00~)から発売される。同ブランドは、昨年2月に中井が自腹の100万円で立ち上げたソロプロジェクト。「富山から上京してきた当時の自分のように、東京のかわいいお洋服屋さんに行けない人たちにも、アイドルの子たちが着ているようなかわいい洋服を届けたい」という思いで、知識やデザイン技術、お金や人に至るまですべてゼロの状態からスタートして1年をかけ、満を持して発売されることとなった。ブランド名の『Recandy』は、女の子の気分を上げる魔法のアイテム”キャンディ”のように、「身にまとった女の子のかわいさを引き出す、そんなブランドにしたい」という思いで命名。アイドルとしてだけではない“一人の女子としての中井りか”が凝縮された、唯一無二の世界観が広がる。本人コメントは以下の通り。■NGT48中井りかコメント今回初めて自分の頭の中にあるものが形になるので、とても変な感じがしています。時間はかかってしまったけどその分良いものが作れたので、ファンの方々やお洋服が好きな女の子、もちろん男性の方にも、まずは私がちゃんとデザインしたものを見てなにか感じて頂けたらと思います。着る人やシチュエーションをたくさん考えながら幸せな気持ちで作ってきました! 好きなことをしている幸せを、今回買ってくださる方にお裾分けする気持ちで届けたいと思います。“女の子はだれでもお姫様になれる”っていうわたしの理想をたくさん詰め込んだお洋服たちです! 好きな時に好きな服を着て好きな人に会って好きな場所にいく、人それぞれの人生の1ページにわたしの作ったお洋服が登場したら嬉しいです!
2022年01月24日「田辺弁慶セレクション2020」にて上映され、4日間ほぼ連日満席となった、藤原季節、長尾卓磨出演映画『中村屋酒店の兄弟』が、3月より全国公開されることが決定した。数年前、家を出て一人東京で暮らす和馬(藤原季節)は、親が経営していた酒屋を継いだ兄・弘文(長尾卓磨)の元へ帰ってくる。年齢を重ね、変わってしまった母の姿に戸惑いながらも、そのときを受け入れ過ごしていく和馬。相手を思うほど、和馬、弘文は少しずつズレていったお互いの距離を感じていた。和馬の抱える秘密を知る弘文、それを知る和馬。お互いが前に進むためとった選択には、純粋に相手を思う辛さと難しさがあった。そして、2人は朝を迎える――。藤原さんと長尾さんが兄弟役を演じた本作は、俳優としても活動する白磯大知監督が、独学で脚本を書き始めて初監督した、現代の町の酒屋にスポットを当て、兄弟を通じ家族の距離を描いたヒューマンドラマ。45分の中編ながら、熟成された醸造酒のような味わい深い佳作が誕生した。なお本作は、第13回田辺・弁慶映画祭(TBSラジオ賞)をはじめ、第30回東京学生映画祭(グランプリ)、第11回下北沢映画祭(観客賞)、門真国際映画祭2019(最優秀J:COM賞)など、数々の国内映画賞を受賞した。▼コメント・藤原季節監督の白磯大知は映画「中村屋酒店の兄弟」を撮り終えてから、ロケ地の中村屋酒店さんの閉店を追ったドキュメンタリーを撮った。中村屋酒店が無くなったとしても、決して無くならない"何か"を撮りたかったんだと思う。撮れたんだと思う。撮れたから、こうして劇場公開まで伝わったんだと思う。ここまで尽力してくださった皆様に感謝しかありません。僕は長尾卓磨さんと兄弟を演じましたが、今では白磯大知を含めて三兄弟だと思ってます。ウチの末っ子の大切な作品、よろしくお願いします。・長尾卓磨『中村屋酒店の兄弟』は失われゆく古き良き酒屋さんの姿を残したいという監督の想いから始まった映画でした。実際、撮影で使わせていただいた中村屋酒店は撮影後閉店し更地になりました。今またこうして上映の機会をいただき、その佇まい、店の匂いがたちのぼってくることを、そして多くの皆様にご覧いただける機会をとてもうれしく思います。映画の佳さを体感していただける白磯大知初監督作品です。どうぞよろしくお願い申し上げます。・白磯大知監督初めて撮った映画『中村屋酒店の兄弟』が今改めてスクリーンで上映出来ること、とても光栄に思います。映像のない真っ暗な状態でのスピンオフラジオドラマから始まる、物語。映画館だからこそ、ここまで作品に没頭出来るのだと思います。今とは違うあの頃の感覚、あの頃のスタッフ、キャスト、映画という残り続けるものの良さを噛み締めながら、多くの方々に届くことを祈っております。是非スクリーンでご覧ください。『中村屋酒店の兄弟』は3月4日(金)より渋谷シネクイントにてレイトショー先行公開、3月18日(金)より全国にて順次公開。(cinemacafe.net)■関連作品:中村屋酒店の兄弟 2022年3月18日より全国にて順次公開©『中村屋酒店の兄弟』
2022年01月11日