2月より六代目中村勘九郎襲名披露興行を行う中村勘太郎が都内で取材会を行い、現在の心境を語った。襲名興行は2月に東京・新橋演舞場にて、3月に東京・浅草の平成中村座で上演後、主要都市を回る。新橋演舞場二月大歌舞伎<中村勘太郎改め六代目中村勘九郎襲名披露>チケット情報「演舞場と中村座で襲名興行ができるのは、なんだか勘九郎らしいですね。父が19歳の時から夢見て建てた中村座で初の襲名ができる。うれしいですね」と勘太郎。父・勘三郎が勘九郎時代に築いてきた功績は数限りない。1994年よりほぼ毎年、若者の街渋谷で『コクーン歌舞伎』を上演。また、現代の作家に新作歌舞伎を創って欲しいという思いから、串田和美、野田秀樹、渡辺えり、宮藤官九郎などに演出や執筆を依頼し新たなファンを掘り起こした。2000年には中村座にゆかりある浅草に仮設劇場を建て、“平成中村座”として公演を行った。その後この一座は日本国内のみならず、世界各地で上演を行っている。そんな勘九郎の名を継ぐ重責については「とりあえず怖い」と話す。「やっぱり戦ってきた名前ですから。(中村座やコクーンでの上演は)歌舞伎を愛してもらいたい、色々な人に知ってもらいたいって。危機感をずっと持っていたんでしょうね。お客様が入ってくれなきゃ話にならないですし。ただ、新しいことをするとよく思わない人もいますよ。いいものをすることによって戦うというか。熱い魂を持って戦ってきた名前ですね」12月の中村座は勘太郎として最後の舞台出演になる。「今月はいい最後を迎える事ができるんじゃないかな。『積恋雪関扉』の関兵衛は今までの役者人生の中で一番苦心した役ですね。演じた者にしかわからない苦しみや疲れがあります。勘太郎という名前で関兵衛をやらせてもらい、偉大なる先輩方が愛した役で、同じ疲れを自分自身で体感でき、歌舞伎ってこういう楽しさもあるんだなと思いました」今年は震災はもちろん、長男の誕生、父の病気、祖父(七代目中村芝翫)の逝去と勘太郎にとっても大きな出来事が続いた。「すごい年になっちゃいましたね。(父の代役を務めた際)命を削ってでもやりますと言ってたら、本当にそれぐらい大変でした(笑)」2月興行では『土蜘』の僧智籌と、『河内山』松江出雲守、『春興鏡獅子』の弥生での出演が決定している。「『土蜘』は、今まで中村屋にあまり縁のなかった役ですが楽しいです。弥生は、祖父(七代目中村芝翫)と1対1でずっと稽古をやってました。父も祖父もすごく大事にしています。おじいちゃま(十七代目中村勘三郎)も。全員の血が入っているから大切にしなければと思いますね。3人とは体型が違うので、当時振り付けられた踊りをどうこの身長で踊るかですね」襲名興行まであと僅か。「今月の“勘太郎”最後をまずは楽しみたいです。襲名はお祭りですからね。お客様にも楽しんで頂いて、一緒に祝って欲しいです」。公演は2月2日(木)から26日(日)まで新橋演舞場で上演。その後、3月平成中村座、9月に大阪・松竹座、10月に名古屋・御園座、12月に京都・南座、2013年2月に博多・博多座で上演される。
2011年12月22日歌舞伎俳優の中村勘太郎が、来年2月に六代目中村勘九郎襲名披露の成功を祈願して11月27日、東京・浅草寺でお練りを行った。父、中村勘三郎と弟の中村七之助らとともに雷門前を出発し、ゆっくりと本堂までお練りを開始。晴天となったこの日、人気役者を一目見ようと2万5千人が集まり、「中村屋!」と声がかかると笑顔で応えていた。新橋演舞場二月大歌舞伎<中村勘太郎改め六代目中村勘九郎襲名披露>チケット情報勘太郎は「勘九郎という、父が46年間名乗っていた名前を継ぐプレッシャーはあります。みなさまからの笑顔とご声援を胸に、1年間しっかり務めたいと思います」と挨拶。また勘三郎は「勘九郎っていい名前ですけど大した事ありません。(自分が)勘三郎を継いだ時のほうがプレッシャーがありました。気楽にいい勘九郎にしてもらいたい」とエールを送った。勘九郎を名乗る実感がまだ湧かないという勘太郎だが、「謙虚な気持ちと向上心と、ハングリー精神を忘れないように務めたい」と話し、気持ちを引き締めていた。なお、勘太郎としての出演は今年12月の『平成中村座』(東京・浅草)が最後となる。襲名披露は、来年2月2日(木)から26日(日)まで東京・新橋演舞場にて興行を行い、その後、3月に平成中村座、9月に大阪・松竹座、10月に名古屋・御園座、12月に京都・南座、2013年2月に福岡・博多座と各地を回る。新橋演舞場のチケットは12月23日(金)より発売。
2011年11月28日昨年、NHKドラマで放送されて社会現象を起こし映画化された『セカンドバージン』。先週末公開された本作で、主人公の中村るい(鈴木京香)と恋に落ちる17歳年下のネット証券会社社長の鈴木行を演じた長谷川博己がインタビューに応じた。その他の写真長谷川は、自身が演じた鈴木行について「基本的には真っ直ぐで挫折を知らないエリート。失敗をしたことのない人間が仕事がダメになって、彼女の命まで狙われて…。彼女と出会わなければ、普通の生活を送れたけれど、本当の愛情を知らないまま。どっちが幸せとは言えないけれど、行自身は、最終的にはとても幸せだったんじゃないかなって思う」と語った。「映像の世界で初めて大きい役をやらせてもらった、ターニング・ポイントとなった作品」と話す本作については、「今の時代に行のような激動の人生を生き抜いた男はいないと思うから、もっと男たちにしっかりしろというメッセージが込められているのかな」と分析。また行を演じてみて「女性ってやっぱり強いんだな~って思う。どんな状況でも幸せになる方法を知っているというか。どういう状況でも(相手を)守れる強さがあるのかなと思います。男は突き進んでいくしかないですから」とも語ってくれた。本作は、20代で離婚して以来、仕事一筋に生きてきた45歳の出版プロデューサー・中村るい(鈴木)と、既婚者で17歳年下のネット証券会社社長の鈴木行(長谷川)が禁断の恋に落ち、年齢や苦境を乗り越える姿を描いた作品。『セカンドバージン』公開中
2011年09月27日17歳差の不倫愛を大胆に描き、社会現象を巻き起こしたNHKの同名ドラマを映画化した『セカンドバージン』が9月23日(金・祝)、公開初日を迎え、主演の鈴木京香を始め、長谷川博己、深田恭子、メガホンを取った黒崎博監督が東京・有楽町の丸の内ピカデリーで舞台挨拶を行った。鈴木さんは「長谷川さんの魅力が女性を惹きつけたのだと思う。長谷川さんの“モテキ”がずっと続くことを確信しています」と太鼓判。一方、長谷川さんは「僕らに世界を変えることはできません。そしていま、僕は一番のモテキです」と挨拶。同日公開されたライバル作品への宣戦布告?はたまた大人の余裕か?いずれにせよ、キャスト陣は自信満々で、強い想いをこめた本作の船出を祝した。20代の頃に離婚して以来、出版業界でキャリア一筋に生きてきた中村るい(鈴木さん)と、17歳年下のネット証券会社社長、鈴木行(長谷川さん)の狂おしくも切ない不倫愛。そして、それを見つめる行の妻・万理江(深田さん)の嫉妬と執念をセンセーショナルに描く。完成した劇場版はドラマの最終回から5年後を舞台に、マレーシアで運命的な再会を果たしたるいと行の新たな“純愛”が紡がれる。鈴木さんは「17歳も差があると、(恋に)飛び込むときに葛藤が生じるもの。でもいったん恋に落ちれば、年齢だとか状況なんて軽く乗り越えられるんだなって。きっとそれが愛の力なのだと思う」と持論を展開。「るいを演じることで、女性としていろんなことを思ったり、感じたりした。ぜひ女性のみなさんにも映画から何かを感じ取ってもらえれば。でも怖いから、いまは感想を聞きたくないです。追々聞かせていただければ」とお茶目な一面も見せた。一方、長谷川さんは「おふたりに愛していただいたからこそ、行という男性が素敵に見えたんだと思う。それに俳優としても鍛えていただいた」と、鈴木さんと深田さんに最敬礼。それでも「ご一緒していると圧倒されてしまい、自分の存在がどんどん薄くなって…。まるでカゲロウになった気分でした」と本音もチラリ。そして深田さんは「るいさんと行の愛が濃厚で、私が割って入る隙はまったく無かった」と悔しそうな表情を見せると同時に、「想いが強いからこそ、過剰な行動に出てしまうが、一途でまっすぐなところは素敵。調節が難しいってことですね」と演じた万理江に対して理解を示した。3人の名優がぶつかり合う撮影に、黒崎監督は「楽しい現場だった。だって毎日、京香さんや深田さんに会えるんですから。それに長谷川さんはいつも足が長いなぁーって(笑)。とにかくキャストのパワーにあふれる作品」とご満悦。最後に“純愛”、さらには“情熱・大胆・勇敢”というまさに本作にふさわしい花言葉を持つなでしこの花を手に、登壇者が写真撮影を行った。『セカンドバージン』は全国にて公開中。■関連作品:セカンドバージン 2011年9月23日より公開© 2011映画「セカンドバージン」製作委員会■関連記事:長谷川博己インタビュー役とともに変化していく自分、素顔は「ない」鈴木京香、長谷川博己に伴われ、華麗にマレーシア凱旋!長谷川博己、「鈴木先生」での自らの姿を変態呼ばわりも続編に強い意欲!長谷川博己、脚本家からの追い討ちと大女優陣の共演に「カゲロウになった気分」『セカンドバージン』京香&長谷川博己の最も幸せな日々をとらえた映像を独占公開
2011年09月23日昨年、NHKドラマで放送されて社会現象を起こし映画化された『セカンドバージン』が、“マレーシア日本映画祭”のオープニング作品として上映され、舞台あいさつに主演の鈴木京香、長谷川博己と黒崎博監督が登壇した。その他の写真今回、映画のロケ地がマレーシアであったこともあり、首都クアラ・ルンプールで例年開催されている“マレーシア日本映画祭”のオープニング作品として本作が招待され、現地時間13日にキャスト陣による舞台挨拶、レッドカーペット、および記者会見が行われた。舞台あいさつで鈴木は「この映画をご覧になった方が、日本のことをより一層興味深く感じてくださるとうれしく思います。日本での上映の前に、まずマレーシアのみなさんがどのような感想を持っていただけるか聞くのをとても楽しみにしおります」と話し、本作で映画初出演を果たした長谷川は「初めての作品で、こうして異国の映画祭に参加できて光栄です」と笑顔を見せた。本作は、20代で離婚して以来、仕事一筋に生きてきた45歳の出版プロデューサー・中村るい(鈴木)と、既婚者で17歳年下のネット証券会社社長の鈴木行(長谷川)が禁断の恋に落ち、年齢や苦境を乗り越える姿を描いた作品で、9月23日(金・祝)から全国で公開される。『セカンドバージン』9月23日(金・祝)より全国ロードショー(C)2011映画「セカンドバージン」製作委員会
2011年09月15日昨年、NHKドラマで放送され社会現象を起こし映画化が決定した『セカンドバージン』が、9月23日(金・祝)から公開されるのを前に、10日(土)から「ドラマ」編、「純愛」編の予告編映像が流れることが決定した。『セカンドバージン』作品情報&「ドラマ」編・「純愛」編映像本作は、20代で離婚して以来、仕事一筋に生きてきた45歳の出版プロデューサー・中村るい(鈴木京香)と、既婚者で17歳年下のネット証券会社社長の鈴木行(長谷川)が禁断の恋に落ち、年齢や苦境を乗り越える姿を描いた作品。予告編映像の「ドラマ」編では、ふたりが出会ってからの困難な道のりを示唆するようなシーンが放映されるほか、「純愛」編では、年齢差を越えて求め合う切ない純愛のシーンが放映される。ふたつの予告編映像を通して、本作への期待がますます高まるのではないだろうか。『セカンドバージン』9月23日(金・祝)より全国ロードショー
2011年09月07日昨年、NHKドラマで放送され社会現象を起こし映画化が決定した『セカンドバージン』が、9月23日(金・祝)から公開されるのを前に、本日都内で、ドラマの第1話の上映と、ドラマ&映画に出演している長谷川博己、田丸麻紀によるトークショーが行なわれた。その他の写真本作は、20代で離婚して以来、仕事一筋に生きてきた45歳の出版プロデューサー・中村るい(鈴木京香)と、既婚者で17歳年下のネット証券会社社長の鈴木行(長谷川)が禁断の恋に落ち、年齢や苦境を乗り越える姿を描いた作品。トークショーで、長谷川は「(撮影前に)あなたが魅力的でないと。観客があなたを見たいと思わなきゃダメなのよ!」と言われ、「女性が見て素敵だなと思える男性像を作るために、古い映画を観たりした」とコメント。本作については、「(脚本を担当した)大石(静)さんの、“いまの男たち、しっかりしろよ!”というメッセージが込められているんじゃないかなと思う」とも語った。また、トークショーでは観客からの質疑応答の時間もあり、主演の鈴木京香について田丸は「おだやかで優しい方。笑顔を絶やさない方で、尊敬する女優さんです。鈴木京香さん扮する中村るいがもし上司だったら…。いろんな意味で刺激になりますね」と笑顔でコメント。最後に、映画の見どころについて長谷川は、「ドラマ版に比べて、幻想的なシーンもある。ラストがドラマと異なるので、ドラマを観ていなかった方も楽しめると思います」と本作をPRした。『セカンドバージン』9月23日(金・祝)より全国ロードショー
2011年08月29日今年9月、東京・新橋演舞場『秀山祭九月大歌舞伎』興行で、三代目中村又五郎、四代目中村歌昇をそれぞれ襲名する歌舞伎俳優の中村歌昇と長男の中村種太郎が、中村吉右衛門、中村歌六らとともに8月22日、東京・浅草寺で「お練り」を行った。チケット情報鳴物の山車と木遣り(きやり)に先導され、雷門を盛大に出発。1万人の人で賑わう仲見世を経て、「播磨屋!」、「又播磨!」などの掛け声が飛び交う中、本堂に向かい成功を祈願した。朝から激しく降っていた雨も「お練り」が始まるとすっかり止み、天さえも味方につけているかのよう。なお、浅草寺での「お練り」は2005年1月の中村勘三郎以来6年7か月ぶり。三代目又五郎を襲名する中村歌昇は、「本日は本当にありがとうございます。お天気の悪い中、木遣りの方々、お囃子のあやめ連の方々、浅草の芸子の皆様、ありがとうございます。皆様のご声援に応えるべく、この道一層の精進をいたし、ひとかどの役者になることが、皆様へのご恩返しだと思っております」とコメント。また、四代目歌昇を襲名する中村種太郎は「このようにお練りをさせていただくことは、色々な方々のお力があってのことだと思っております。感謝の気持ちを持って、一所懸命舞台を勤めることが一番の恩返しだと思ってております」と抱負を語った。播磨屋一門の長である中村吉右衛門は「本日はお足元の悪いなか、かくも賑々しくお運びいただき誠にありがとうございます。皆様方のお力によって、舞台で力を発揮できることと思います。ぜひとも又五郎、歌昇をどうぞ宜しくお願いいたします」と締めた。公演は同劇場にて9月1日(木)から25日(日)まで上演。チケットは発売中。
2011年08月23日鈴木京香、長谷川博己、深田恭子らが出演する映画『セカンドバージン』の主題歌をドラマ版に続いて倖田來未が担当し、映画のために書き下ろした新曲『愛を止めないで』が主題歌になることが決定した。『セカンドバージン』予告編『セカンドバージン』は、大人の恋愛をスキャンダラスに描き話題を呼んだ同名ドラマの劇場版。20代に離婚して以来、仕事一筋に生きる45歳の出版プロデューサー、中村るい(鈴木京香)と、妻を持つ17歳年下のネット証券会社社長・鈴木行(長谷川博己)、行の妻・万理江らを主人公に“禁断の恋”の行方を描いた大人のラブ・ストーリーだ。NHKで放映されていたドラマ版に続いて主題歌を手がける倖田は、映画の脚本を読み、全国ツアーの合間をぬって歌詞を執筆。書きあがった歌詞と映画の世界観にマッチする楽曲が100曲近いデモ音源の中から厳選され、主題歌『愛を止めないで』が誕生したという。倖田は「愛しくてたまらない人、だけど叶わぬ恋。許されぬ恋。 そのはがゆさ、せつなさを歌詞に込めました」と語り、「遅すぎる恋はない、人を愛するのに理由なんてない。そう思わせてくれる渾身の作品に仕上がりました。ぜひ、主題歌共々、映画『セカンドバージン』で愛の深さを味わってください」とメッセージを寄せている。また、倖田が手がけた新主題歌も流れる映画の新予告編もこのほど解禁。物語の概要を追いながら日本とマレーシアで展開される情熱的で出口の見えない恋物語の一端が紹介されている。『セカンドバージン』9月23日(金・祝)より全国ロードショー倖田來未『愛を止めないで』着うた配信開始日:9月中旬予定CD発売日:9月21日(水)※通常盤、CD+DVD、映画盤のリリースを予定発売元:rhythm zone
2011年08月04日女性の圧倒的な支持を集め、社会現象を巻き起こした人気ドラマの劇場版となる『セカンドバージン』の撮影現場が6月28日(火)、報道陣に公開され、主要キャストの鈴木京香と長谷川博己が記者会見に臨んだ。NHKにて大石静の脚本で放送され大反響を呼んだ同名ドラマを、主要キャストはそのままに、設定に変更を加えて新たに劇場版として製作。鈴木さん演じる辣腕の出版プロデューサー・中村るいと、長谷川さん扮する若きネット証券会社社長・鈴木行(こう)の17歳差の不倫愛を中心に、行の妻で深田恭子演じる万理江の思惑などを絡めつつ、東京、そしてマレーシアを舞台に人間ドラマが展開する。この日、撮影が行われたのは8年前のあるパーティで、行とるいが初めて顔を合わせる重要なシーン。行は金融庁時代のかつての上司(北見敏之)の紹介で、るいと出会う。「役所でやるべきことは終わった」とクールに語る行に興味を持ったるいは、その場で本の執筆を持ちかける。「そんな暇はない」と断りつつも、強引なるいに、行も引き込まれていく――。出会いから、2人のキャラクターがよく表れており印象的なシーンだが、まず目を引くのは鈴木さんのドレス。上は明るい紫のシースルー素材のブラウスで、下も紫だが、こちらはやや青みがかった落ち着いた色合いとなっており、腰の部分は着物の帯のよう。色・フォルム共にかなり特徴的だが、これをさらりと着こなしてしまうところはさすが!“強い女”のオーラがむんむんと感じられる。ちなみに、こちらのシーンの撮影は1カット。互いに自己紹介し、2人きりでベンチに座り込んで話をするまで数分におよぶ長回しとなったが、9回目のテイクで黒崎博監督からOKが出された。会見ではこのシーンについて「るいの押しの強さを出さないといけないし、出会いの大事なシーンですから気合いを入れて臨みました」と鈴木さん。「ドラマと同じようなセリフもありますが、シチュエーションが違ったりもするので、どれだけドラマと同じものが求められるのか?新しい表現もしなくてはいけないけど、その微妙な違いが結構、難しかったです」とふり返った。長谷川さんは、「ドラマのときは、いっぱいいっぱいになって大変でした(苦笑)。(ドラマと)似たようなセリフがありますが、より深みが出せたのでは…。とにかく、楽しかったです」と笑顔を見せた。また、劇場版のるいのキャラクターについて鈴木さんは「芯の部分は一緒ですが、悩んでる部分とか弱い部分が強調されていると思う」と分析。この役に関しては、幻冬舎の見城徹社長がモデルとも言われており、実際に鈴木さんは、役作りの上で見城氏の話を聞き、仕事ぶりを参考にしたそう。一方で「いろんな方が『私がモデルだ』と言っていると聞いて驚いています。働く女性から『(るいは)私よ』と思ってもらえたのがすごく嬉しい。17歳差の年下の男の人と恋に落ちる役で『あり得ない』と言われたら辛いですが、『私じゃないか』と言っていただけるのは光栄です。映画では、恋に悩む部分が多くなってる分、観に来た方に自己投影して心酔してもらえる部分がより、心理的なものになっていると思います。心の中で思うことや感じることをリアルにやらないと『私もこう思う』って思っていただけないので…。(るいは)強い女性なのに、行を前にしたらいつものるいでいられなくなる、という気持ちを大事にしようと考えました。女性の心のひだのようなものを大事に演じたいです」と役に対する思いを明かした。“スキャンダラスな純愛”と形容される本作だが、鈴木さんは「年齢が離れていて、(行が)既婚であるということで、(2人の不倫は)大胆な行為ではありますが、愛するという気持ちや行為は大胆でも過激でもありません。その差に、大人の女なのに躊躇してしまうところが面白い。設定はスキャンダラスですが、開けてみたら意外とみんなと同じで、子供みたいな感じで人を想っているんだなと感じています」と語る。長谷川さんも「基本的には純愛のストーリー」として「今回は“死の香り”がする純愛映画になるのではないかと思います。2人とも一途に想い続けてきたことが前提となっているのだと思います」と手応えを口にした。ドラマ版とはまた違った、るいと行の濃厚なドラマに期待が膨らむ!『セカンドバージン』は9月23日(祝・金)より全国にて公開。■関連作品:セカンドバージン 2011年9月23日より公開© 2011映画「セカンドバージン」製作委員会■関連記事:『セカンドバージン』ポスター&現場での鈴木京香の画像が解禁!『セカンドバージン』映画化!鈴木京香×長谷川博己×深田恭子が再結集
2011年06月29日NHKで昨年放送された人気ドラマの映画化として注目を集める『セカンドバージン』の撮影がいよいよスタート!強烈なインパクトを残すポスター画像と共に主演の鈴木京香がクランクインした際の現場での様子を捉えた画像が明らかになった。オリジナルのドラマは、大石静の脚本で昨年「ドラマ10」枠で放送。離婚歴ありの女性出版プロデューサーと17歳年下の男性の不倫を中心に、彼の妻をも舞い込んでの愛憎に満ちたスキャンダラスな恋愛が女性を中心に話題を呼び、社会現象にまでなった。映画版ではオリジナルの設定そのままに、さらに過激な新たな物語として展開。舞台を日本とマレーシアに、命を賭けた愛の物語が繰り広げられる。今回、解禁となったポスターでは、裸の鈴木さんがじっと正面を見据え、その横には「大人の恋は、終わらない。」というキャッチコピーが添えられている。色のせいもあってか、その表情は強いのか弱いのか?ポジティブなのかネガティブなのか?怒っているのか泣きそうなのか?何とも読み取れない…。それでも何か強い印象を抱かずにはいられない存在感を放っている。そしてもう1枚、到着した写真は、6月初旬のクランクインの際のもの。このときは出版社(新海社)でのシーンが撮影されたが、この写真は実際のシーンのものではなく、あくまでも鈴木さんが現場でスタッフに挨拶をしたときの写真だということ。つまり、まだ、演技に入っていないときの写真というわけだが、すでに素の鈴木さんというよりは“敏腕プロデューサーの中村るい”という役の雰囲気、彼女が持つ“自信”がひしひしと伝わってくるような…。こうして現場でニッコリ笑顔を見せている鈴木さんが、17歳年下の男との出会いを経てどう心をかき乱され、過激な姿を見せるようになるのか楽しみなところ。撮影は関東近郊およびマレーシアで行われ、7月中旬にクランクアップの予定。今後、長谷川博己や深田恭子といった共演陣とのやり取りも含め、現場の様子や映画ならではのシーンの様子などが徐々に明らかになっていくことを期待したい。『セカンドバージン』は9月23日(金)より全国にて公開。■関連作品:セカンドバージン 2011年9月23日より公開© 2011映画「セカンドバージン」製作委員会■関連記事:『セカンドバージン』映画化!鈴木京香×長谷川博己×深田恭子が再結集
2011年06月14日17歳差の不倫愛を描き、大きな話題を呼んだNHKドラマ「セカンドバージン」が、鈴木京香、長谷川博己、深田恭子という主要キャストをそのままに映画化されることが決まった。ドラマの続編ではなく、ドラマ放送時には描かれなかった衝撃の真実が、マレーシアを舞台に明かされることになるという。昨年10月から12月にかけて、大石静の脚本で、NHKドラマ10の枠にて放送された本作。鈴木京香扮する離婚歴ありの出版プロデューサー(鈴木さん)と、妻を持っている17歳年下の男性(長谷川さん)の危険な不倫愛が展開。夫の不倫を知り憎悪の念を燃やす男の妻(深田さん)も巻き込んでのスキャンダラスな愛の物語が大人の女性たちを虜にし、放送を重ねるごとに視聴率は上昇。特に、鈴木さん、深田さんが見せる激しいベッドシーンは大きな話題を呼んだ。先述の通り、今回の劇場版はドラマの続編ではなく、3人の設定はそのままに新たな物語として展開。辣腕の出版プロデューサー・中村るい(鈴木さん)と17歳年下のネット証券会社社長の鈴木行(こう/長谷川さん)は不倫の末に様々な試練を乗り越え、一緒に暮らし始める。だが、ある日突然、行はるいの前から姿を消してしまう…。5年後に、出張先のマレーシアで2人は運命的な再会を果たすが、行は彼女の前で撃たれてしまう。彼が生死のはざまをさまようさなか、行の妻・万里江(深田さん)もマレーシアへ。イスラムの地で虚々実々の駆け引きの果てに、愛憎、嫉妬、情欲が絡み合う――。ドラマ版で、行が凶弾に倒れるのはシンガポールという設定だったが、映画ではマレーシアの首都・クアラルンプールに変更。クアラルンプールという地名には「泥が合流する場所」という意味があり、まさにそれぞれの思いが折り重なり、濁流に飲み込まれていくという意味で本作の舞台にぴったりの場所と言えそうだ。映画化にあたり鈴木さんは「ドラマを楽しんで下さったみなさまの期待を裏切ることのないよう精一杯演じます」とコメント。ドラマで一気に知名度をアップし、現在放送中の「鈴木先生」(テレビ東京)にも主演するなど活躍を広げている長谷川さんは今回の劇場版で映画初出演、そして初主演を飾るが「また新たな気持ちで鈴木行役を全うしたいと思っています。どうぞよろしくお願いします」と意気込みを語る。そして、ドラマ版の万里江役で陰湿な嫌がらせを次々と繰り出し、“悪女”として新たな境地を開いた深田さんからは「映画化のお話を聞いたときはまた監督、京香さん、長谷川さんとご一緒できることを嬉しく思いました。暑い国での海外ロケがあると聞いていますので、私も万理江という役を熱く力強く演じたいと思います」とのコメントが到着した。6月初旬にクランクインし、マレーシアおよび関東近郊での撮影を経て7月中旬にクランクアップの予定。3人以外のキャストに関しては、今後、発表される。泥の絡み合うイスラムの街を舞台にどんなドラマが展開するのか?鈴木さん、深田さんの激しいベッドシーンが今度は大スクリーン上で?いやいや、さらに艶めかしく、大胆な描写も!?『セカンドバージン』は9月23日(金)より全国にて公開。■関連作品:セカンドバージン 2011年9月23日より公開© 2011映画「セカンドバージン」製作委員会
2011年06月02日