NHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~』に出演している中村勘九郎が来阪。弟・中村七之助とふたりが中心となり、中村屋一門で行う毎年恒例の全国巡業公演「錦秋特別公演2019」の会見に臨んだ。今回、関西では堺、京都、神戸で上演、全国14か所を巡演する。歌舞伎を観る機会の少ない地方に「自分たちが全国各地に足を運び、たくさんの方に歌舞伎を観てもらおう」とスタート、15周年を迎えた今年で47都道府県制覇となった。「中村勘九郎 中村七之助 錦秋特別公演 2019」チケット情報今回のプログラムは『芸談』から始まり3演目を上演。幕開きは、勘九郎と七之助がスーツ姿で登場し、素顔で語る人気のトークショー『芸談』だ。観客の質問コーナーもあり、芸談からプライベートな話まで楽しく盛り上がる。「初めて歌舞伎をご覧になる方の緊張を少しでも和らげ、リラックスした状態で後の演目をご覧いただきたい」。そして、まずは中村屋の門弟一同でにぎやかに踊る『艶紅曙接拙 紅翫(いろもみじつぎきのふつつか べにかん)』を上演。「江戸の風物詩を織り込み、物売りもたくさん出て来て、さまざまな役が登場する、ビジュアルで楽しんでいただける演目です」。次に『三ツ面子守(みつめんこもり)』。背負った子供をあやすため、子守の娘がおかめ・えびす・ひょっとこの3つのお面を素早くかけ替えて軽妙に踊る。「歌舞伎を代表する舞踊のひとつで、子守の役として踊り分けをするというテクニック的にも難しい踊りです」。この公演でおなじみの中村鶴松が修行を重ね、「うまくなってきました。大抜擢で踊ってもらいます」。最後は、羽衣伝説をもとにした『松廼羽衣(まつのはごろも)』。松の枝にかけられた天女(七之助)の羽衣を取った漁師の伯竜(勘九郎)が、羽衣を返す代わりに舞を所望し、天女は優美に舞いながら天へと帰って行く。「ファンタジーにあふれたお話を、常磐津でしっとり踊ります。常磐津舞踊の中でも本興行でかかることが少ない演目。この公演ではそういうものも大事にしていきたいと、チョイスしました。七之助とふたりでしっかり踊るのは約1年半ぶりなので、楽しみです」。錦秋特別公演をきっかけに、歌舞伎に興味を持ち、南座や大阪松竹座へ足を運ぶようになった人も増えている。「続けてきてよかった」と言いつつも「どの劇場でも、初めて生で歌舞伎を観る方が7割ぐらいいらっしゃるので、まだまだだな、と。今年、15周年を迎えましたけれど、やはり初心を忘れずにやってくことが一番ですね。マラソンランナーの役をやっていたので持久力がつき、体力的には結構上がったんじゃないかな。番組をきっかけに来てくださるお客様も多いと思いますので、いい意味で期待を裏切りたいと思っています」。公演は10月18日(金)大阪・フェニーチェ堺 大ホール、10月19日(土)京都・ロームシアター京都 メインホール、10月20日(日)兵庫・神戸国際会館 こくさいホールにて上演。その他、全国を巡演。取材・文:高橋晴代
2019年09月12日舞台を中心に活躍する2.5次元俳優の植田圭輔が主演する『三大怪獣グルメ』(仮題)が製作されることが決定。クラウドファンディングもスタートする。佃島の寿司屋の一人息子であり天才科学者の雄太は、神社に奉納用のネタを過って隅田川に落としてしまった。すると食材が変異し巨大タコとなって東京に出現。タコは自衛隊の火器攻撃にびくともせず、都内を破壊しまくる。さらに追い打ちをかけるように巨大イカも出現し、両者の壮絶な激突で東京はパニック状態に。政府は科学者など識者を総動員し、よりすぐりのメンバーでシーフード怪獣攻撃部隊(seafood monster attack team=SMAT)を結成。しかし、イカ、タコに続いて巨大カニまでも参戦し、このままでは東京は壊滅してしまう。三大怪獣を国立競技場で海鮮丼にすべく、SMATの決死の作戦が開始される――。本作は、『いかレスラー』『日本以外全部沈没』などを手掛ける日本映画界の異端児、河崎実監督の集大成ともいえる最新作。監督ならではの着ぐるみ特撮に加え、「孤独のグルメ」の久住昌之の監修で、巨大怪獣化し東京中を暴れまわる元寿司ネタのイカやタコ、カニを食すという、グルメにもこだわったコメディ怪獣映画だ。河崎監督は「この度原点に還り、完璧にバカバカしい映画を製作できることは無上の喜びです。期待しないで見ると意外と面白いと思いますので、是非ご覧ください!」と呼びかけている。本作の主演は、舞台「おそ松さん」「王室教師ハイネ」「文豪ストレイドッグス」などに出演し人気を博す植田さん。寿司屋の息子で天才科学者の主人公・雄太として、人類史上最悪の怪獣に挑む!植田さんは「最初に台本を読んだときは頭の中にたくさんの『?』が浮かびましたが(笑)、とにかく河崎監督の独特過ぎる世界観に自分が入れるという事で、不思議な喜びを感じてます」と本作の印象を明かし、「完成がどうなるか今は想像できませんが、とにかく一生懸命この役を生きます!どうぞご期待下さい!」と意気込んでいる。さらに本日より、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にて、本作の製作配給宣伝費の支援者の募集をスタートする。(cinemacafe.net)
2019年09月05日Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔が、8月31日に放送されたラジオ番組『藤ヶ谷太輔 Peaceful Days』(ニッポン放送/毎週土曜22:30~23:00)に出演。自身がこれまで影響を受けた、ジャニーズ事務所の先輩たちについて語った。「デビューするまでがすごく長かったから、数々の先輩にお世話になっている」という藤ヶ谷。10代の頃は、コンサートや舞台で、タッキー&翼にたくさんのことを教わったと言い、「タッキーは多くを語らないんですけど、背中で語るタイプ。格好良かったですね」「Kis-My-Ft2の青春といえば、タッキー&翼さん。2人に教わった“感謝を伝える”ということを、今後もしっかり継続していきたい」と振り返って、気持ちを新たにした。次に、Jr.だった高校生の頃、嵐のコンサートツアーでバックダンサーを務め、「ファンのみなさんが、僕らJr.にも『ありがとう』って言ってくれてすごくうれしかった」というエピソードを披露。「自分は向いてないんじゃないか。ツアーが終わったら、辞めようかなと悩んでいた」ことを明かし、「そのときに、幸せを与えられる人になりたいと思って。ステージ上で感極まってたら、(櫻井)翔くんが抱きしめてくれて、『お前のおかげで楽しかった』って言ってくれたんです。あのときに、自分の感じ方が違っていたら、もしかしたら違うお仕事をしてるかもしれない」と話した。さらに、藤ヶ谷は、「モンスター級のスーパースター。ものすごく怒られることも、緊張することもありましたけど、いろいろなことを学ばせていただきました」と、元SMAPについても言及。中居正広とプライベート旅行に出かけ、夜にお酒を飲みながら、「Kis-My-Ft2が、SMAPを抜けよ。そしたら、俺らももっと面白くなるから」と言われたそうで、「『SMAPを抜くこと』っていう夢ができましたね。一生叶わぬ夢を課されたグループって面白いし、Kis-My-Ft2っぽいかなって。実際に超えることはできないけど、それを目指して、追いつけるように頑張りたいですね」と、熱く語っていた。
2019年09月01日Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔が、24日に放送されたラジオ番組『藤ヶ谷太輔 Peaceful Days』(ニッポン放送/毎週土曜22:30~23:00)に出演。ゲスト出演したトーク番組『A-Studio』(TBS系)の裏話を語った。MCの笑福亭鶴瓶が、事前にゲストの家族や友人らに極秘取材をして、その内容をもとにスタジオでトークを展開する同番組。藤ヶ谷は、家族や友人、メンバーの横尾渉らが取材を受けていたことに驚き、収録後にお礼の連絡をしたそう。すると、「みんなでオンエアを観よう」という話になり、「渉は来れなかったんだけど、家族や友達が集まってうちの実家で観ました。すごいうれしかったし、家族にも友達にも喜んでもらえるっていうのが不思議な気持ちでしたね。5分前からスタンバイして、友達とかもソワソワしてて」と楽しそうに報告した。番組放送中は、集まった友人たちが、「自分が話したことが使われるんじゃないか」とドキドキしながら鑑賞していたそう。ある友人は、「たいちゃんとこんな下ネタで盛り上がります」「普段のたいちゃんはこんなことを話してます」といったプライベートトークを披露したそうだが、放送で全カットされており、「彼は下ネタでしか跳ねなかったので、『俺の出番がなくなった……』って(笑)。トークが飛んだりすると、『あれ?俺、あの話したんだけど』とか、そういうことの連続で面白かったですね」と大盛り上がりしたことを明かした。また、藤ヶ谷は、「一番そばにいる家族や支えてくれる親友たちが、あんなに喜んでくれた時間は初めて。親孝行につながった気持ちになりましたし、友達にも『ありがとう、楽しかった』『これからもよろしくね』って言われて、この仕事をしてて良かったなって。身近な人を笑顔にすることが、少しでもできたかなという喜びを感じました」としみじみ。最後は、「すごく良い経験をさせていただきました。本当に感謝しています。こんな私ですけど、これからも楽しいことをいっぱいできれば」と決意を新たに話題を締めくくっていた。
2019年08月26日アイドルグループ・Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔が、9月1日に放送されるニッポン放送『笑福亭鶴瓶 日曜日のそれ』(毎週日曜 16:00~)にゲスト出演することが決定した。先日放送されたTBS系トーク番組『A-Studio』(毎週金曜23:00~23:30)で共演した2人。鶴瓶は、藤ヶ谷の家族への取材を実施し、一家が知らない間にジャニーズ事務所に履歴書を送っていた伯母が真相を語ったほか、Kis-My-Ft2のコンサートを観た父の言葉に藤ヶ谷が涙する場面も放送された。また、藤ヶ谷の大学時代からの友人は彼の天然エピソードを披露し、プライベートをよく一緒に過ごすという横尾渉からも、メンバー思いな藤ヶ谷の素顔が明かされた。鶴瓶のラジオに場所を変えての対談は、藤ヶ谷の魅力に鶴瓶が迫る90分となる。
2019年08月23日Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔が、10日に放送されたラジオ番組『藤ヶ谷太輔 Peaceful Days』(ニッポン放送/毎週土曜22:30~23:00)で、デビュー当時の初々しいエピソードや、グループ名の誕生秘話について語った。2011年8月10日にシングル「Everybody Go」でCDデビューを果たし、今年で9年目を迎えたKis-My-Ft2。デビュー当日、バラエティ番組『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)にメンバー7人で出演したことを振り返り、「本当に鮮明に覚えてて。これまでで1位か2位くらいに緊張した。そのときに初めて、5人揃ったSMAPさんを見て、本物だって。テレビでしか見たことがなかったので、芸能人に会った! っていう感じでしたね」としみじみ語った。収録では、元SMAPの中居正広らから、デビューのお祝いに一人ずつ花束を渡されたというが、メンバーの千賀健永がもらいそびれてしまったそう。そこで「僕、もらってないです」と自己申告したところ、千賀は中居に花束をバシンッと押し付けられ、「花びらがバサバサッと落ちて行って、僕ら6人は『怖っ!』と思って。千賀もめちゃくちゃショックな顔をしてて」と先輩からの強烈なジョークにビックリしたそう。「僕らもテレビに出始めで何も分からず。今で言うと、中居さんも恥ずかしがって、後輩をイジッてくださるという意味でやったということなんですけど」と苦笑しながら話した。続けて、藤ヶ谷は、グループ名の誕生秘話として、先月9日に亡くなったジャニーズ事務所代表取締役社長・ジャニー喜多川さんとのエピソードを披露。ジャニーさんから「ユーたち、今日からこれ」と言われ、最初は、「全く意味が分からなくて。読めなかったし、みんなポカーンとしていた」そう。「俺は感じたまま、『ジャニーさん、これスペル全然違うよ。KISSだし、FOOTでしょ?』って言ったら、『ユーは全然違う! 着眼点はそこじゃないよ!』ってめちゃくちゃブチ切れちゃって。一人ひとりのイニシャルが入ってることを解説されたのは、すごく覚えてますね」と懐かしそうに語った。最後に、「“キスマイフィット”とか、“キスマイフット”とか言われると、『いや違うよ!“キスマイフット2”です』って結構ムキになっちゃう。それくらいジャニーさんが付けてくれたこと、イニシャルでできてるっていうエピソードを含めて、名前は本当にすごく大事だな」と力を込めて語った藤ヶ谷。「デビューして9年目ですけど、その前から7人とは十数年一緒にいるんで、話したいことはたくさんある。機会があれば、7人で話したいなと思いますね。今後とも藤ヶ谷太輔、そして何よりもKis-My-Ft2の7人をよろしくお願いいたします」とリスナーに向けてメッセージを送った。
2019年08月12日Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔が、3日に放送されたラジオ番組『藤ヶ谷太輔 Peaceful Days』(ニッポン放送/毎週土曜22:30~23:00)で、先月9日に亡くなったジャニーズ事務所代表取締役社長・ジャニー喜多川さんとの思い出を語った。ジャニーさんと自身の母親が同じ誕生日だと明かし、「常に不思議な縁を感じてるんです」と語った藤ヶ谷は、「悲しいし、寂しいです。でも、不思議と心の中にいてくれるような感じがしますね。例えば、今自分がこうしてラジオでお話できているのも、20年以上前にジャニーさんに見つけてもらえたことが、何よりのスタートなのかなと思うので」と現在の心境を打ち明けた。また、ジャニーさんについて、「世界一のエンターテイナー」だと言い、「泣いたりするのを、すごく嫌がってたんですよね。千秋楽で僕らが泣いたりしていると、『泣いてる時間はない。次に行かなきゃいけないんだ』って言われました」というエピソードを披露。「それと、絶対にミスをお客さんに分からせてはいけない。どんな時でもショーを続ける『Show must go on(ショー・マスト・ゴー・オン)』は、ずっと心の中にあります」と、ジャニーズの舞台でおなじみとなっているセリフを紹介した。そんな藤ヶ谷は、生前のジャニーさんに、「個性を大事にしなさい」「周りに合わせるのではなく、ユーは自由にやるのが一番良い」と言われ続けていたそう。「そういうのもあって、自由にやろうっていうのはどこかにありますね。外から見たら、ちょっとズレてると思われるかもしれないけど、それが良いというか。自分の判断でやっていこうかなと思っています。とにかく、本当に寂しい気持ちはあるけれど、本当に心から感謝しています」と、“親”でもあるジャニーさんの言葉をしみじみとかみしめていた。
2019年08月07日アイドルグループ・Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔主演のミュージカル『ドン・ジュアン』全キャストが11日、明らかになった。同作はモリエールの戯曲であり、モーツァルト作のオペラ『ドン・ジョヴァンニ』などでヨーロッパを中心に広く知られる「ドン・ジュアン伝説」を、フェリックス・グレイ作曲による情熱溢れる名曲でミュージカル化した作品。2004年にカナダで初演され、その後パリや韓国でも上演。フレンチミュージカルとして大好評を博し、2016年に宝塚歌劇で日本初上演された際も大きな話題を呼んだ。女と酒、そして快楽を求め続け、数多の女達を魅了するセクシーな色男ドン・ジュアンを演じる藤ヶ谷。ドン・ジュアンを取り巻く女性の中には全く対照的な2人の女性が登場し、ドン・ジュアンが一瞬にして恋に落ちるヒロイン・マリアを蓮佛美沙子が演じる。彫刻家であり、過去に囚われず今を生きる「現在的」な女性であるマリアも、婚約者がいるにも関わらす、ドン・ジュアンに惹かれていってしまう。一方、マリアとは正反対に「古典的」な女性であるエルヴィラをオーディションで勝ち取ったのは同作が初舞台となる恒松祐里。ドン・ジュアンに「娶るから」と拐かされ修道院を出てきた娘で、過去の愛の言葉を信じ切り、物語後半では屈折していく。そしてドン・ジュアンの父であるドン・ルイ・テノリオ役に鶴見辰吾、マリアの婚約者ラファエル役に平間壮一、語り部的な役割も担うドン・ジュアンの親友カルロ役に上口耕平が決定。さらに娘をドン・ジュアンに寝取られ決闘の上殺される騎士団長(亡霊)役の吉野圭吾、ドン・ジュアンを囲む女の一人である“アンダルシアの美女”役の大石裕香、ドン・ジュアンのかつての女であり、今は彼を見守る年上の女性イザベル役の春野寿美礼が出演する。東京公演はTBS赤坂ACTシアターにて8月30日~9月18日。愛知公演は刈谷市総合文化センター アイリス 大ホールにて10月1日~5日。
2019年06月11日中村雅俊デビュー45周年を記念した『中村雅俊45thアニバーサリー公演』が7月に東京・明治座で上演される。芝居とライブの二部構成となる公演について中村に話を聞いた。【チケット情報はこちら】1974年4月にドラマ『われら青春!』で俳優デビューし、同年7月にはドラマ挿入歌『ふれあい』で歌手デビュー、その日から45周年を迎える感想を中村は「改めて長い間やってきたんだっていう実感……がないんです(笑)」と明かし、「今をどう生きているかが一番!」と、第一線を走り続ける理由を感じるひと言。今回の公演は、中村の両輪である“芝居”と“歌”をそれぞれ披露する二部構成。第一部は鴻上尚史が脚本・演出、鹿目由紀が脚本を手掛け、中村が勝海舟の父・勝小吉を演じる時代劇『勝小吉伝 ~ああわが人生最良の今日~』を上演する。鴻上とは昨年上演された『ローリング・ソング』に続いてのタッグ、共演者は賀来千香子、東啓介、愛加あゆ、山崎銀之丞、田山涼成、寺脇康文と共演経験のあるキャストが多く揃い、中村にとっては安心する座組だという。「若手の東くんと愛加さんは初めてですが、歌がうまいと聞いて、ひょっとすると芝居にも歌が入るのかな?と思っています。俺が第二部で歌だけやるにも関わらずね(笑)。鴻上さんだったらやりそうだなあ。そしたら田山くんなんかは“ちょっと歌わせてくれよ”って飛び入りしてくるかも(笑)」と楽しそうに語った。第二部は中村のLIVE『yes!on the way』。「皆さんの知っている曲を多くやろうかなと思っています」とセットリストも決まっているそうだが、「言えるのは、俺が楽器をたくさんやるってこと。サックス、ピアノ、ギター、ハーモニカと弾きますよ」と中身は開幕までのお楽しみ。さらに7月15日(月・祝)に開催される一夜限りのスペシャルライブには小椋佳、松山千春がスペシャルゲストで参加するなど、アニバーサリーならではの企画も用意されている。「楽しんでもらえると思います。ライブの中で、ファンの皆さんと一緒に“ここまできたね”と思えたらいい。でもここで終わりじゃないのでね。on the way、途中なので!」最後に45年前の自分に声をかけるとしたら?と聞いてみた。「“よかったね、中村くん”かな。いきなりドラマの主役でデビューして、デビュー曲もオリコンで10週間1位だったんですよ。そのときは、これから先でこれ以上の結果は出せないと思った。それで不安だったんだろうね。当時の取材では“八百屋になろうかな”とか言ってるんですよ(笑)。だから45年後もまだやれてるってことで、“よかったね、中村くん”と言いたいです」中村の魅力が詰まった公演は7月6日(土)から7月31日(水)まで東京・明治座にて。チケット発売中。また、7月1日(月)には歌手生活45周年を記念したシングルベスト盤『yes! on the way』を発売する。取材・文:中川實穗
2019年06月05日Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔が、18日に放送されたラジオ番組『藤ヶ谷太輔 Peaceful Days』(ニッポン放送/毎週土曜22:30~23:00)で、事務所先輩・中居正広からのプレゼントに起こったハプニングを明かした。先月放送された同番組で、中居から高級バッグをもらったエピソードを話していた藤ヶ谷。このとき、伏せていたエピソードとして、バラエティ番組『10万円でできるかな』(テレビ朝日系)の収録で、中居がバッグにキスをして、口紅をベッタリとつけてしまったことを明かし、「放送はなかったんですけど、『勘弁してくださいよ~』って言いながら、心の中では『これはレアだ!』って思った」と逆に喜んだという。しかし続けて、大事にしていた“レア”なバッグに起こったある事件を告白。自宅に招いた母親が、「こんな大事な時期に信じられない。あなたの自覚はどうなってるの?」と突然不機嫌になったそうで、「中居さんにいただいたカバンに、キスする女ってどうなの? あなたにとっては思い出かもしれないけど、消しましたから!」という言葉で、大事件に気付いたそう。慌てて経緯を説明したという藤ヶ谷は、中居のキスマークが消えてしまったことに、「そういうことがあったんですよ……」と残念がっていた。また、続けて放送される中居のラジオ番組『中居正広の ON&ON AIR』に向けて、番組最後に必ずメッセージを送っている藤ヶ谷。この日の収録前には、局内で中居にバッタリ会ったそうだが、「お前はバカなのか? 俺、聞くわけねーだろ」と冷たく返されそう。一方で、藤ヶ谷主演のドラマ『ミラー・ツインズ』(東海テレビ・フジテレビ系)を観たという中居に、「めちゃくちゃ面白いじゃん! お前は芝居やれよ」と励ましの言葉をかけられたと言い、「本当に中居さんにお会いできるとうれしいんですよ」と、番組内で終始、“中居愛”を爆発させていた。
2019年05月21日映画『チア男子!!』(5月10日公開)の公開初日舞台挨拶が10日に都内で行われ、横浜流星、中尾暢樹、浅香航大、瀬戸利樹、岩谷翔吾、菅原健、小平大智、風間太樹監督が登場した。同作は朝井リョウによる累計17万部の同名青春小説を実写映画化。朝井が大学在学中に、男子チアリーディングの“SHOCKERS”をモデルに執筆し、漫画化、テレビアニメ化、舞台化など様々な分野で話題を集めてきた。幼い頃から柔道を続けてきた大学1年のハル(横浜)が怪我をきっかけに柔道をやめ、親友のカズ(中尾)とともに男子チアチームの結成をめざす。この日は主題歌「君の唄」を手がけた歌手の阿部真央も登場し、その場で熱唱。キャスト陣も客席側で見守った。舞台挨拶では、撮影の思い出について聞かれた瀬戸が「謎にラップがすごくはやった」と告白したために、横浜がその場で披露する事態に。「俺は流星、彗星、のごとく現れた流星、今日の空は快晴、みんなに『チア男子!!』見てもらいたいぜ! Yeah!」と即興でライムを刻む。「もっと違うことなかったの!?」と苦笑する横浜に、瀬戸は「これが僕の中で言える精一杯のことでした」と答えていた。また、本格的な映像作品が初となった岩谷は「至らない所だらけだったと思うんですけど、流星は高校の同級生だったので、撮影前から頼ることができて。本当にこのメンバーで、よかったなと思います」と真摯に語り、横浜は「僕らが最初を奪ったんですよ」とニヤリ。菅原は印象深いシーンについて「僕は弦(岩谷)とのキスシーンと……」とジョークを飛ばし、周囲から「違う違う!」と総ツッコミを受けるなど、和気藹々とした様子を見せた。浅香は「流星に昨日LINEして。彼は本当に責任感が強くて。真面目で熱い男なんですけど、それをあまり表にはふだん出さない」と横浜について語り始める。「いざ撮影の直前に、怪我というアクシデントがあって、撮影が中断となった。それでも彼はどうしても『自分の力でやりきりたい』と言って、怪我したパンパンの手をかばって、痛みのある中、自分の力だけでやりきった姿が、本当にかっこよかったし、さすがだなと思って」と、瞳を潤ませながら横浜を称賛。浅香は改めて「なかなかこんな達成感を味わえることって普段ないから大切にしたいし、自分にとっても熱い思いの入った作品になったし、特別な仲間に出会えた」と同作への思いを表す。横浜は「やりきれてよかったです。すごい大怪我ではなくて、そこだけは本当に、神様にありがとうと言いたいです」と振り返り、2人は熱いハグを交わした。熱い思いが募る出演者陣は、監督にも「"2"やっちゃう?」と迫り、監督も「たくさん観てもらえたら、あるかもしれないじゃん!」と乗り気に。横浜とW主演を務めた中尾は、「本当にこの『チア男子!!』は、僕の中の青春になった映画だと思ってます。『青春はいつだった?』と聞かれたら、『チア男子!!』だったと思います。みなさんに熱い思いが伝われば」と頭を下げた。
2019年05月10日Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔が、27日に放送されたラジオ番組『藤ヶ谷太輔 Peaceful Days』(ニッポン放送/毎週土曜22:30~23:00)で、自身が尊敬している事務所先輩・中居正広とのエピソードを披露した。3月までレギュラー放送されていたクイズバラエティ番組『中居正広の身になる図書館』(テレビ朝日系)に、レギュラー出演していた藤ヶ谷は、最終回の収録で中居の楽屋に呼ばれたエピソードを披露。中居は、「これ、一人ひとり似合うものを俺が選んだんだからな。デザインが嫌だったら、俺が見てないところで交換してよ」と言いながら、出演者の藤ヶ谷、玉森裕太、北山宏光の3人に、高級バッグをひとつずつプレゼントしたそうで、「『頑張ってくれたから』って、本当に一生使えるバッグをくださって、すごくうれしくて」と大感激だった様子。プレゼントを渡されるときには、「俺はKis-My-Ft2に助けてもらったから」と中居から優しい言葉をかけられたそうで、「胸に響きました……。『助けていただいたのはこちらの方です!』って、本当に胸が熱くなりました。年下や後輩に『助けてくれてありがとう』って言える大人ってかっこいいなって思いましたね。中居さん、ありがとうございます!」と改めて感謝の気持ちを伝えた。「そのバッグはもちろん大切に使わせていただいてる」という藤ヶ谷だったが、「ある事件が起きまして……。オンエアがあるからまだ言えないんですけど、ちょっと外で使えるか使えないかみたいになってしまって。それはまたタイミングがあれば伝えたいと思います」と、中居からもらったバッグが大変な状態になったこともほのめかしていた。
2019年04月29日アイドルグループ・Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔が、ミュージカル『ドン・ジュアン』に主演することが25日、わかった。同作はモリエールの戯曲であり、モーツァルト作のオペラ『ドン・ジョヴァンニ』などでヨーロッパを中心に広く知られる「ドン・ジュアン伝説」を、フェリックス・グレイ作曲による情熱溢れる名曲でミュージカル化した作品。2004年にカナダで初演され、その後パリや韓国でも上演。フレンチミュージカルとして大好評を博し、2016年に宝塚歌劇で日本初上演された際も大きな話題を呼んだ。スペインを舞台に、女と酒、そして快楽を求め続け、数多の女達を魅了するセクシーな色男ドン・ジュアン(藤ヶ谷)と、彼を取り囲む女たちや厳格な父親との関係性を、よりイマジネーションを膨らませた、新たな『ドン・ジュアン』として描いていく。主演の藤ヶ谷は、稀代のプレイボーイの大胆さと、真実の愛をめぐる生き様を描く、官能的な世界観に挑む。潤色・演出は、宝塚歌劇団に所属し、同作の日本初演も手がけた演出家、生田大和が務める。東京公演はTBS赤坂ACTシアターにて8月30日~9月18日。愛知公演は刈谷市総合文化センターアイリス 大ホールにて10月1日~5日。○藤ヶ谷太輔 コメント出演のお話をいただいて、とても嬉しく思っています。ミュージカルに初めて挑戦させていただくので、今から緊張していますが、とにかく全力でやるしかない! という思いでいっぱいです。ミュージカルでは歌い方も普段と違いますし、今回フラメンコにも挑戦します。さらに殺陣もあります。やることもいっぱいです!演じるのは、ものすごく色気のあるプレイボーイなので、プレッシャーもありますが、とにかく稽古を積んで、女性にモテたいと思います(笑)。ドン・ジュアンの色気は、その生き様にも表れていて、生き様の変化もこの作品の鍵になってくると思いますので、そこも背負って演じられればと思います。官能的な世界観で、切ない真実の愛を、ぜひ感じてください。○生田大和 コメント愛に生き、そして愛に呪われた男、ドン・ジュアン。初めて藤ヶ谷さんにお会いした時、そこには私の求める新たなミュージカル・スター、新たなドン・ジュアンがいました。フランス発のミュージカル『ドン・ジュアン』。情熱的な楽曲の数々と官能的なダンス、フラメンコに彩られたこの作品の主人公に藤ヶ谷さんを迎えられた事は大きな喜びです!この作品が果たしてどのような旅路を往くのか。「ドン・ジュアン」藤ヶ谷さんと共に往く冒険を私自身とても楽しみにしております。藤ヶ谷さん、そして多彩な出演者の皆様と共に、生と死、そして愛に彩られたスペイン・セビリアへと皆様をお連れ致します。
2019年04月25日清水エスパルスのエースストライカー・北川航也選手の素顔に迫りました! 試合中の勇ましいプレーからは想像できない「かわいい発言」連発で取材陣はキュンキュンしまくり! 日本代表のこと、将来のことも語ってくれて、北川選手の知られざる(!?)魅力が満載です写真・大嶋千尋 文・伊藤順子北川航也、22歳のヒミツスピードと高い得点力、そして抜群のセンスを併せ持つ、清水エスパルスを牽引するエースストライカー・北川航也選手。自身の武器は「相手ディフェンスの裏に抜けるプレー」と断言するだけに、シュートはもちろん、それに絡むプレーも素晴らしく、多くのサポーターを虜にしています。サッカーを始めたのは5歳のとき。きっかけは、2つ上のお兄さんの影響だといいます。「ただ兄のマネをしていた」くらいの気持ちからスタートした北川少年ですが、すぐにサッカーの魅力にハマッたのだそう。ーーどんなところにサッカーの魅力を感じますか?北川選手 ひとりじゃできない、11人の力が合わさらないと結果が出ないところが魅力だと思います。もちろん、ピッチに立つ選手だけじゃなく、ベンチの選手やサポーターの応援も強い力になる。みんなでひとつの目標に向かうところが好きですね。ーーでは、観る側、特に初心者はゲームをどのように観ればいいのでしょうか?北川選手 団体競技でありながら、個人技も光るスポーツなので、1対1における激しさやボールの奪い合いは、見応えがあると思います。また、スタジアムを訪れたら、クラブごとに独特な、サポーターの応援を見るのもおすすめです。エスパルスだったら、サンバのリズムで応援してくれるんです。『勝ちロコ』というダンスがあり、試合に勝つと選手も含めてみんなで踊るんですよ。ーー楽しそうですね! いまのJリーグの現況をどうご覧になっていますか?北川選手 イニエスタやビジャなど世界的に有名な選手が加入してくれて、大きな刺激となり、プラスになっています。結果、全体的にレベルが上がっていると思いますね。だから、試合を観てくれたら絶対に楽しめるんですよ。さきほどのサポーターのこともそうですけど、少しでも興味があるなら、ぜひスタジアムに足を運んでほしいです。テレビとは大きく違う、生ならではの空気を感じてほしいですね。恋愛、女の子、デート…赤裸々告白!ここまで、びっくりするほど穏やかな口調で丁寧に答えてくれた北川選手。日本代表にも召集されるほどのFWだけに、“勝気な男子” 像を抱いていましたが……。北川選手 話すとイメージが違うとよく言われます(笑)。人見知りなので、自分から話すというよりは、バンバン話しかけてくれたほうがありがたい。その場が明るい雰囲気になれば、話せるんですけど。ーー意外と受け身なんですね! もしかして、恋愛も “リードされたい” ですか?北川選手 好きな相手には自分からアクションを起こしますけど、女性の押しに弱いかも(笑)。積極的なアプローチは、嫌だとは全然思いませんね。押されて、自分もいいな、と思えば、それはそれでいいと思います。ーーまるで来るもの拒まず宣言ですが(笑)、好みのタイプはありますよね?北川選手 さっき言ったようなたくさん話してくれる明るい人がいいですね。見た目だったらショートヘアが断トツにいいです。その理由は自分でもよくわからないですけど、本田翼さんのようなヘアスタイルの女性に惹かれます。特に、今までロングだった人がいきなり短く切ったりするとヤバいですね。ギャップに弱いです(笑)。年齢は、お姉ちゃんがほしかったから、憧れというのがあって、もしかしたら年上がいいのかもしれないです(笑)。ーー年上女性に明るい希望をくれました! ひょっとして甘えたい?北川選手 ……かもしれないですね(笑)。ーーテレながらも、どんどん話してくれるから、こちらももっと聞きたくなっちゃう! では、キュンとする女性の仕草や行動などはありますか?北川選手(しばし考えて、にこにこしながら)ボディタッチがいいですね。後ろから、肘をトントンって軽く触られるのがたまらないです。ーーこちらもニヤけてしまいます(笑)。理想のデートコースは?北川選手(引き続きにこにこ)ディズニーが好きなので、東京ディズニーランドかシーに行きます。朝早いと辛いから、昼から夜にかけてが理想ですね。タワー・オブ・テラーの1番上から眺める景色が最高ですよ。あとはただ落ちるだけなので(笑)、あの眺めが一番いいと思っています。ーーそう語る北川選手がかわいらしくて(すごい選手なのにすみません!)、取材陣のほうがキュンキュン やっぱりサッカー選手ってモテるんですね。北川選手 僕のことは置いておいて、同年代の選手を見てもみんなモテると思いますね。特に、(南野)拓実は試合ではあんなに熱い男ですけど、素は意外と天然。そこがモテるんだろうなぁと思うし、(堂安)律はけっこうしゃべるので、一緒にいて飽きないと思います。日本代表への思いと描く未来北川選手の口から、森保ジャパンで活躍中の選手名が挙がりました。そこで、日本代表への思いを聞いてみると、柔和な笑顔は一転、キリリとした表情に変わり、次のように答えてくれました。北川選手 日本人プレーヤーであれば、誰しもが目ざすところだと思います。もちろん自分もそうで、またそこに選ばれるように、いまは精一杯頑張るしかありません。そのために必要なことを自分で考えながら、簡単ではありませんが、結果を残すことが代表への道につながっていくと思います。ーー3月に行われたキリンチャレンジカップをご覧になってどう思われましたか?北川選手 自分が出ていたら……(勝敗が違ったものになっていたのではないか)とも思ったりしますが、呼ばれなかったという時点で、自分があの場所に立つ資格はないわけで。だから、選ばれたメンバーであの結果なのですから……僕は1サポーターとして、出ている選手に頑張ってほしいと素直に応援していましたね。堂安、南野、中島、富安は僕と歳が近く、それでいて海外で活躍しているから、とても刺激を受けますね。いつかは、自分もそこでプレーしたい気持ちを持っていますが、まずはエスパルスで結果を残すことが大事だと思っています。最後は、自分に言い聞かせるように話した北川選手。この取材ではほかに、「キャンプで星空を眺めるのがすごく好き」と趣味を明かし、「視界が星で埋まるんです。ただ、すげぇとしか言いようがないですよ」と教えてくれました。富士山の麓で見るという星々と同じく、北川選手自身もまさにスター。しかも、よりいっそう輝ける可能性を秘めています。その過程を私たちは眩しく見守りながら応援し続けたいですね。Information北川選手のプレーをぜひ”アイスタ”で!4月のホームゲーム4/20(土) vs.セレッソ大阪(15:00キックオフ@IAIスタジアム日本平)4/24(水) vs.松本山雅FC(19:00キックオフ@IAIスタジアム日本平)4/28(日) vs.浦和レッズ(16:00キックオフ@IAIスタジアム日本平)
2019年04月13日Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔が、6日にスタートした新ラジオ番組『藤ヶ谷太輔 Peaceful Days』(ニッポン放送 毎週土曜22:30~23:00)で、ジャニーズ事務所先輩たちからの激励について明かした。ソロでレギュラーラジオ番組に初挑戦する藤ヶ谷は、番組冒頭で、「『藤ヶ谷太輔って、実はこんな人なんだ』って思っていただける楽しい30分になれば。コンセプトとしては、全く背伸びはしません。格好もつけません。とにかく自分のスタイルで話していきたいと思います」と意気込み十分。同番組に続いて、中居正広のレギュラー番組が放送されるため、中居にあいさつに行ったという藤ヶ谷は、「『いいじゃん!お前、そういうの絶対やった方がいいよ』って、予想以上にすごい喜んでくださった」とうれしそうに報告しつつ、「お前からすごい良いパスが来ると思っていいんだな。お前から変なパスが来たら、俺も変なテンションで始まるんだからな」と叱咤激励を受けたことを明かした。また、同番組の時間帯でレギュラー番組が放送されていた滝沢秀明氏とも話したそうで、「タッキーは悩みごとの相談かと思って、ノートとペンを持ってきてくれて。報告したらすごく喜んでくれて、『自分の好きなように、自分の好きな時間にしたらいい』と言ってくれました。2人で色々お話をしたんですけど、やっぱりタッキーは美形ですね。本当に格好いい」と温かい励ましの言葉に感激した様子。「ジャニーズのタテの関係というか、そういうのも良いなって思いましたし、そういうのを背負いながら自分らしくやっていけたら」と改めて意気込んだ藤ヶ谷は、本編で3つのコーナーを滞りなく進行。最後は、「誰も聞いてないんじゃないかと怖いですね。早く慣れたい」とドキドキの心境を語りつつ、「とにかく楽しくなりたい。中居さんがクスって笑っていただけるように頑張っていきたいと思います!」と締めくくっていた。
2019年04月08日アイドルグループ・Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔が、4月からニッポン放送『藤ヶ谷太輔 Peaceful Days』(毎週土曜 22:30~23:00)でパーソナリティを務めることが明らかになった。藤ヶ谷にとっては初のソロでのレギュラーラジオ番組となる。初回放送は6日の予定(プロ野球中継が延長した場合は番組休止や番組短縮となる場合あり)。番組では、グループや個人での活動報告はもちろん、読書好きな彼ならではの「本」の話や、リスナーから寄せられるメールを受けての話などをする予定だ。藤ヶ谷は「オファーを受けたときは『え、俺!?』と驚きました」と明かす。そして「『Kis-My-Ft2のオールナイトニッポンPremium』や『第44回 ラジオ・チャリティ・ミュージックソン』を担当させていただき、ラジオで話すことの難しさを知っていたので不安もありましたが、挑戦したい気持ちで『やらせていただきます』と即答しました」。と振り返った。そして「ニッポン放送では、滝沢秀明さんが担当されていた放送枠ですし、僕の番組の後は中居正広さんの番組に続きます。中居さんにいいパスが渡せればいいのですが(笑)」とも。最後に「ソロパーソナリティ初挑戦ですが、いい人っぽく始めると失敗しそうなので、ありのままの自然体でリスナーのみなさんに寄り添っていきたいです。僕も楽しみにしていますので、どうぞよろしくお願いします」と呼びかけていた。
2019年03月15日2019年3月に全国12か所で開催される「中村七之助 特別舞踊公演2019」。この公演について中村七之助が意気込みを語った。【チケット情報はこちら】本公演は、中村屋一門が行うおなじみの全国巡業公演。古くは十八世勘三郎が率いた親子会に始まり、2005年からは勘九郎と兄弟で務めてきた。2018年は歌舞伎座・平成中村座で行われた十八世勘三郎七回忌追善興行のほか、「平成中村座スペイン公演」、パリ公演「ジャポニスム2018」などで大役を果たし、2019年末上演の「風の谷のナウシカ」歌舞伎版への出演も発表された七之助が全国各地に足を運ぶ。群馬・ながめ余興場や岐阜・かしも明治座、東座といった昔ながらの芝居小屋での公演では、客席から演者までの間が2メートルあるかないかの至近距離で立ち回りや舞踊が繰り広げられる。演目は、中村鶴松が美しい海女の姿に扮する「汐汲」。ハイライトは、鶴屋南北の「於染久松色読販」から見どころを抜粋した「隅田川千種濡事」だ。「於染久松色読販」は2018年2月の博多座でも七之助が七役を演じており、自身も「平成中村座などでも、これまで自分が演じてきた自負がある」と語る。今回、七之助は許嫁・お光、油屋娘・お染、丁稚・久松、土手のお六の四役早替りを務める。演目を迷っていた七之助に「歌舞伎を初めて観る人に醍醐味を伝えるとしたら、早替りを見せるのはどうでしょう」と声をかけたのは、「隅田川千種濡事」で共演する中村いてうだと言う。「隅田川千種濡事」に決めた七之助は、演目の見どころを「男も女も見せることができて、エンターテインメント性があるところ」と語る。さらに「この演目は舞台裏が非常に大変で、共演者、スタッフがひとり欠けたら成立しない。しかも毎日違う会場で、広さも使える部分もそれぞれ違う。昨日捌けられた部分が、今日は捌けられないこともある。お客さまとの距離もとても近い。私にとっては本当に毎日がチャレンジで、とても楽しみです」と続けた。「汐汲」の前には、七之助、鶴松による「芸談」が行われる。ここでは「隅田川千種濡事」を観るにあたって、七之助が演目の予備知識を解説。さらに「中村屋ヒストリー」と題し、十八世勘三郎など中村屋の秘蔵映像を振り返りながら、七之助と鶴松が懐かしい話に華を咲かせる。「中村七之助 特別舞踊公演2019」は、3月2日(土)より群馬・ながめ余興場を皮切りに開催。チケットの一般発売に先駆けて、群馬、埼玉、長野、石川、広島、千葉、岐阜公演の抽選先行、大阪公演は先着先行を実施中。取材・文:横山由希路
2018年12月26日名古屋パルコにて「中村佑介展」が期間限定で開催されます。“ASIAN KUNG-FU GENERATION”のCDジャケットや“謎解きはディナーのあとで”の書籍カバーなど、話題の作品に多数携わる人気イラストレーター・中村佑介さんの展覧会情報をお届けします。「中村佑介展」名古屋パルコで開催2018年11月16日~12月2日まで名古屋パルコにて「中村佑介展 ALL AROUND YUSUKE NAKAMURA」が期間限定で開催されます。東京・池袋パルコで開催された同展覧会には、2万5千人以上が来場。人気のイベントに注目が集まります。中村佑介さんとは1978年生まれの兵庫県出身のイラストレーター。人気バンド・ASIAN KUNG-FU GENERATIONのCDジャケットや、“謎解きはディナーのあとで”、“夜は短し歩けよ乙女”などの書籍カバーを手掛ける注目のイラストレーターです。ファン必見の原画やオリジナルグッズが多数展開ASIAN KUNG-FU GENERATION『ソルファ』330点以上の作品を展示予定本展覧会では原画や完成イラスト以外に、アイディアスケッチや着色前の線画など貴重な作品が330点以上展示される予定。中村佑介さんのほぼ全てのアートワークが集結するとあって、ファン必見の展覧会です。オリジナルグッズを販売会場では、ここでしか手に入らないオリジナルグッズが展開予定。イラスト付きサイン会の実施会場内のショップで対象商品を含む2,000円(税込)以上グッズを購入すると、イラスト付きのサイン会に参加できるそう。2018年11月24日と25日の二日間、各日60名のみの貴重なサイン会です。参加希望社への整理券配布は初日より実施するそうなので、参加希望の方はお早めの来場がおすすめです。「中村佑介展」イベント詳細期間2018年11月16日~12月2日営業時間10:00~21:00※最終日は18:00閉場 / 入場は閉場の30分前まで。会場名古屋パルコ西館6F・パルコギャラリー、南館8F・特設会場の2会場入場料一般800円学生500円小学生以下無料イラスト付きサイン会情報日時:2018年11月24日、25日 各日13:00~会場:パルコギャラリー内定員:各日60名参加条件:展覧会初日より、会場内ショップにて対象商品を含む2,000円(税込)以上購入すると、参加希望者には整理券を配布。<対象商品>作品集『Blue』、『NOW』、展覧会図録『BEST』、中村佑介2019カレンダー、 ぬりえブック『COLOR ME』※定員に達し次第、参加券配布を終了。※サインは対象商品にする。※サイン会開催時は一部作品を観覧できない可能性あり。※イベントは予告なく変更となる場合あり。問い合わせ先「中村佑介展」に参加しよう森見登美彦著『夜は短し歩けよ乙女』人気作品のCDジャケットや書籍カバーなど、多岐に渡って活躍する中村佑介さんの大展覧会。ぜひこの機会に「中村佑介展 ALL AROUND YUSUKE NAKAMURA」に足を運んで、貴重な作品を見てみませんか。イベント情報イベント名:中村佑介展 ALL AROUND YUSUKE NAKAMURA催行期間:2018年11月16日 〜 2018年12月02日住所:名古屋市中区栄3-29-1名古屋パルコ西館6F・パルコギャラリー、南館8F・特設会場の2会場
2018年11月19日平成中村座 十一月大歌舞伎〈十八世中村勘三郎七回忌追善〉が11月1日(木)に初日を迎える。今回平成中村座が設営されるのは、おなじみの浅草寺境内。役者の名前を染め抜いた何本もの幟がはためき、中村屋の紋〈角切銀杏〉の櫓を掲げた入り口をくぐると、大提灯と中村座オリジナルの三色の定式幕が目に入る。平土間の席には座布団が並び、江戸時代の芝居小屋にタイムスリップしたかのようで、一気に芝居心が刺激される。歌舞伎座や国立劇場とはまた違った客席と舞台の一体感がいい。「江戸時代の芝居小屋を現代に復活させたい」。故・十八世中村勘三郎のそんな長年の夢が、2000年に平成中村座として実現。以来、大坂、名古屋、そしてNYやベルリンと、各地で大勢の人々を魅了してきた。「父が19歳の時に唐十郎さんのテント芝居を観て、”こういう小屋を作りたい”と夢を抱き、かなったのがこの平成中村座です。日本国内だけではなく海外へも行かせていただきました。そして”もっといろいろなことができそうだ”ということが確信に変わったときに、父が逝ってしまった。その父の夢を僕らが引き継ぎました。先輩後輩皆さんのお力を借りて、これからも続けていきたいと思います」と中村勘九郎は製作発表で語っていた。今回の演目は昼の部が、血で血を洗う源平争乱にあって颯爽と生き抜いた武将を描く『源平布引滝 実盛物語』、長い晒を使った力強くあでやかな舞踊『近江のお兼』、だましだまされ化かし合いの物語『江戸みやげ 狐狸狐狸ばなし』。夜の部は、出演者一同によるにぎやかな『弥栄芝居賑』、十七世/十八世中村屋のために書き下ろされた舞踊劇『舞鶴五條橋』、大星由良之助の本心とお軽平右衛門兄妹の情が響き合う『仮名手本忠臣蔵 祇園一力茶屋の場』。亡き父に代わり奮闘する中村勘九郎と中村七之助、そして盟友中村扇雀に、中村芝翫。中村屋ゆかりの演目と顔ぶれで、秋の浅草を満喫したい。11月26日(月)まで。文: 五十川晶子
2018年11月01日「中村屋」は、大阪・天満の天神橋筋商店街にあるコロッケ屋さんです。 この道40年のお店が生み出す、親しみやすい味が大人気。 「コロッケ」以外にも「ハムカツ」や「ミンチカツ」など、「中村屋」でぜひとも味わいたい絶品メニューをご紹介します。約40年の歴史を持つ「中村屋」食べ歩きで楽しめる揚げ物メニューが人気天神橋筋商店街のアーケードを入ってすぐのところにある「中村屋」は、約40年もの間、地元住民から親しまれてきたお店です。 人気の「コロッケ」以外にもバラエティ豊かなメニューをお手頃価格で取りそろえています。「中村屋」の揚げ物メニューは片手で食べられるので、食べ歩きで楽しむのが主流です。 昔なつかしい、ほっこりした味わいは、多くの人に愛されています。テレビや雑誌などでも紹介される人気ぶりこれまでに「中村屋」はテレビや雑誌などのメディアで多く紹介されてきました。関西地方で放送されている人気番組「ごぶごぶ」では、司会のダウンタウン・浜田雅功さんのお気に入り店としてたびたび登場しています。さらに、2018年4月には大阪を訪れていた安倍晋三首相ご本人が直接来店し、コロッケを購入したサプライズもあったそう。地元住民はもちろん、著名人にも評判のお店であることがわかります。1日で5,000個売れる「コロッケ」特にリーズナブルな「コロッケ」(70円)は「中村屋」の看板商品です。 年代や性別を問わず人気が高く、多いときには100人以上の行列ができたり、1日で5,000個売れることもあるそうです。ほどよく混ぜ込んだ牛肉は主張しすぎず、ジャガイモのホクホク感が堪能できる一品です。 ラードを使い、サクッとした食感に揚げています。 少し甘さを感じられる味わいなので、ごはんのおかずとしてだけでなく、おやつにもぴったり。食べ歩きしたいことを伝えれば、揚げたてのコロッケを小袋に入れてくれます。 冷めてもおいしくいただける点も大きな魅力で、テイクアウト用のパックに入れてもらっている人も多く見られます。若い世代に人気の「ハムカツ」若い世代から支持されている「ハムカツ」(70円)も人気です。 凝縮された旨みのあるハムを揚げた、一度口にすればやみつきになること間違いなしの一品です。ビールや焼酎などで晩酌を楽しむ大人の方にもおすすめです。 家族や友人とのホームパーティーでおみやげに持っていっても喜ばれるでしょう。お肉の旨みたっぷりの「ミンチカツ」ボリューム感のある揚げ物を食べたいときには「ミンチカツ」(120円)がおすすめです。 食べ盛りの子どもや学生も大満足の食べ応えです。 ひき肉の旨みがたっぷりと詰まったジューシーなおいしさが魅力で、脂っこくなくて食べやすく、サクサクと食べられます。そのままでもおいしくいただけますが、パンに挟んでアレンジしてみるのもおすすめです。 トマトやレタスなどのフレッシュな野菜と合わせれば、贅沢なサンドイッチが出来上がりますよ。大人気「中村屋」の穴場な時間帯「中村屋」は、長い行列ができることでも有名です。お昼や夕方は、OLやサラリーマン、主婦といったお客さんが大勢集まり、瞬く間に行列ができてしまいます。混雑を避けたいなら、夏場は14:00~15:00頃が狙い目です。 スケジュールに余裕がある場合は、ピークの時間帯から少しずらして足を運ぶのがおすすめですよ。昔なつかしい「中村屋」のコロッケを片手に散歩しよう「中村屋」の昔なつかしい味わいのコロッケを片手に、天神橋筋商店街をぶらぶらとお散歩してみてはいかがでしょうか。 街中で楽しむ食べ歩きでは、店内での食事とはまた違ったおいしさが感じられるはずですよ。スポット情報スポット名:中村屋住所:大阪市北区天神橋2丁目3-21電話番号:06-6351-2949
2018年09月04日日本はおろか、世界中を虜にしたW杯日本代表の軌跡を振り返るべく、anan読者に緊急アンケートを実施しました。印象的なシーンやMVPなど、サッカーヲタ女子が思いのたけをぶちまけます!文・伊藤順子印象的なシーンは、やはり……多くの驚きと感動、興奮を与えてくれた西野ジャパン。ひとつに絞るのは悩ましいところですが、多かった回答はこちら!Q. 一番印象に残っている日本代表戦のシーンを教えてください。「セネガル戦での乾貴士選手のゴール。柴崎岳選手から長友佑都選手へのロングパス、そこから乾選手にパスが出て、ゴール右隅に決めた見事なシュートでした。その前のコロンビア戦でも乾選手はゴールを決めていて、またやってくれたか! すごい! と思いました。日本代表= “決定力不足” と言われてきたけれど、立派に日の丸を背負っているのだなぁと感慨深かったです」(35歳・マスコミ)「セネガル戦の乾選手の同点ゴール。柴崎選手から、長友選手、そして乾選手の相手ディフェンスの裏を取ったパスワークが素晴らしかった」(34歳・マスコミ)ハリル前監督時代、スペインリーグで活躍をしていたものの召集外を経験した乾選手。その悔しさをバネに西野監督のもと代表に呼ばれてからは、大活躍をみせてくれましたね。セネガル戦の同点ゴールは見事な連携プレーが実を結んだ素晴らしいシーンでした。次に多かったのはこちら!「ポーランド戦のパス回しの印象がかなり強烈でした。試合後まで世間を大きくざわつかせる歴史的な試合になったと思います」(27歳・会社員)「ポーランド戦後半残り10分のボール回し。全世界を敵に回してでも勝利を目指す、良い意味で日本人らしくない貪欲さが衝撃的でした。同時間で戦っていたセネガルに点を入れられたら敗退という、賭けに出た西野監督の強靭な精神に脱帽です。本田圭佑選手同様、彼も持っている男だと思いました」(31歳・自由業)賛否を巻き起こしたポーランド戦の戦い方について意見が目立ちました。日本中がざわついた10分間であり、こんなにも長く感じる10分は今まで経験したことがなかったのではないでしょうか。勝利への執念が滲み出た戦い方だったと思います。ほかにも「コロンビア戦試合開始後3分でのハンド。あれで流れが変わったから」(31歳・会社員) 、「コロンビア戦。ペナルティキックで香川真司選手がゴールを決めて、先制点を取ってから後半、大迫勇也選手ヘディングシュート。半端ない!」(32歳・IT関連)、「ベルギー戦。2点目を取る前の香川選手のトラップから乾選手へのパス、そしてゴール。香川選手のトラップが素晴らしくディフェンダーも動けなかった」(33歳・その他)など、どの試合もまんべんなく名シーンが生まれているという印象です。そんな記憶に残る名試合をした戦士たち。そのなかでも、MVPを選ぶとしたら、あなたは誰の名を挙げますか。大健闘の戦士たち。最優秀選手を挙げるなら……ひとりを選ぶなんて難しすぎる質問ですが、anan読者では次のふたりに票が集まりました!Q. 日本代表メンバーのなかで、あなたのMVPは誰ですか?「柴崎選手です。ゲームメイクがしっかりできていて、頼もしかったです」(35歳・マスコミ)「柴崎選手。彼がボールを持つと “何かが” 始まるから」(31歳・会社員)「乾選手。ベルギー戦でのシュートはすごかったですよね。今後世界でもっと活躍してほしいです(27歳・会社員)「乾選手。日本代表はずっと決定力不足、ゴールの前のパス回しでもどかしいこともあったけど、彼はシュートチャンスに必ずシュートしてくれたから」(33歳・その他)点につながるきっかけを作った柴崎選手と、きっかけからできた流れをムダにせずしっかり決めてくれた乾選手に多くの声が集中しました。また、「長友選手。3試合フル出場し、攻守交代が早く、どちらとも安定した個性の光るプレイだから。常に人一倍走り、チームのムードメーカーとして盛り上げてきたから」(34歳・マスコミ)や「大迫選手。半端ない」(30歳・会社員)と、長友・大迫両選手の名を挙げた人も多くいました。攻撃する選手がついフォーカスされがちですが、世界トップクラスのFWを徹底マークし、くらいついていたDFの選手たちの奮闘も特筆すべきものでしょう。選手が一丸となって戦い抜いたW杯でしたよね。大健闘ながらもベスト16で敗退となった日本ですが、その勇姿は未来につながる明るい希望をもたらしてくれました。最後は、4年後のW杯に中心となる選手は?という質問です。今大会大活躍のあの選手に期待! 若手も注目!ベルギー戦終了後に代表引退を宣言する選手が相次ぎました。選手生命の短いサッカーだけに、年齢を考えると仕方のないことなのかもしれません。カタールW杯は世代交代必至といわれるなか、台頭するであろう選手を予測してもらいました!Q. 4年後のW杯で要となる選手は誰だと思いますか?「柴崎選手。4年後、30歳なので、まだまだ活躍できるのではないかと思います。新しい欧州チームからのオファーもあるようですし、もっと経験を積んで、一回りも二回りも大きくなってくれるはず! と期待しています」(35歳・マスコミ)「柴崎選手。冷静で正確なパス回しで、試合を組み立てるチームの要だから。30歳で迎える次のワールドカップは実力、経験共に申し分ないのでは」(34歳・マスコミ)柴崎選手を挙げた人が多数! 終始落ち着いていたプレーを見て、頼もしさを感じた人は多かったはず。日本代表の司令塔として次回は大役を担ってくれることでしょう。そして、今回召集されなかったけれど多くの票を集めた若手選手が……!「久保建英選手。東京オリンピックとA代表でもやって欲しい」(33歳・その他)「久保選手。天才と言われてるので、技術が見てみたい」(32歳・IT関連)現在FC東京に所属し、MFとして活躍中の久保選手。弱冠17歳ながら、ボールコントロールとテクニックに定評があり、まだまだ成長を遂げるに違いない逸材です。さまざまな経験を積んで、4年後は世界にその名を轟かせてほしいものですね!ほかに「吉田麻也選手。最後のインタビューでも誰よりも泣いていて責任感の強さを感じました。今後チームを引っ張っていく存在になると思います」(27歳・会社員)や「GKの中村航輔選手。まだ若いし、川島の次に出てくるはず。大島僚太選手。今回ベンチだったが、これを糧に次は出てくるであろう」(31歳・会社員)、「長友選手にもいてほしい」(30歳・会社員)という声もありました。いかがでしたか。みなさん、それぞれに熱いものを抱えているようですが、「日本代表はここまで健闘すると思っていましたか?」の問いには、なんと「いいえ」が100%でした。なかには「予選リーグ第1試合目のスタメンを見た時に期待が持てた!」(33歳・その他)や「難しいかなと思っていたが、なんとか躍進してほしい、という願望に似た思いがあった」(31歳・自由業)など前向きな声もありましたが、なんせ本大会前は勝てないことが多かったですから、やや諦めムードが漂っていたのが正直なところでしょう。言ってみれば、その空気を敏感に感じ取っていた西野ジャパンの反骨心や危機感に近い気持ちが原動力となり、強い結束と勝利への執念を生み出したのかもしれません。彼らとは世界もレベルも全く違う私たちですが、逆境に負けないタフな精神力はぜひとも見習いたいところ。仕事にプライベートに、私たちもたくましく生きていきましょう! なにはともあれ、勇気と感動をありがとう、西野ジャパン!!©adamkaz/Gettyimages©filipefrazao/Gettyimages©PeskyMonkey/Gettyimages
2018年07月09日伊坂幸太郎の小説が原作の舞台『死神の精度 ~7 Days Judgement』が8月から9月にかけて上演される。出演者の植田圭輔とラサール石井に話を聞いた。【チケット情報はこちら】本作は、2009年に伊坂作品が初めて舞台化された『7Days Judgement ─死神の精度─』の再演。ターゲットの死を7日間で見定めて「可」か「見送り」かジャッジする死神と、任侠の男・藤田、藤田を慕うヤクザ阿久津が出会い、運命が転がるさまを描いたストーリーで、死神・千葉を萩原聖人、ターゲット・藤田をラサール石井、阿久津を植田圭輔、藤田と敵対するヤクザ栗田など複数役を細見大輔が演じる。脚本・演出は初演に続き和田憲明が務める。唯一、初演から続けての出演となる石井は「もう1回やりたいと思っていたので嬉しいです。今まで散々芝居をしましたが、初めて“カッコいい”と言われた役だったので(笑)。男4人でやる楽しさもあり、演じていて気持ちがいい作品でした」と9年ぶりの再演を喜ぶ。先輩揃いの中に若手として参加する植田は「ラサールさんや萩原さんとずっと掛け合いをしている役どころですし、作品としても役としても自分の新しい一面を出せることになりそう。自分がどこまでやれるか。しっかり食らいついていきたいです!」。ラサール曰く和田の演出は厳しいといい「緊張します」と明かす植田に、ラサールは「初演は僕が1番怒られたんじゃないかな。どのみち褒められないから(笑)、支え合いましょう!」と笑う。作品については「ハードボイルドで、洋画や韓国映画の匂いのする作品。ストーリーもシンプルで、あまり多くを語らず、だからこそ想像できる部分がある」と石井。その中での自身の役柄・藤田は「昔気質で、話せばわかってもらえるようなことも言葉にしない、だけどウェットな部分も内側には持っている人。でもこういう人がいないと物事はまっとうにはいかないですよ。ばかだなとは思いますけど、あまり小利口に生きる人ばかりだと世の中は間違った方向にいくから」。植田は阿久津を「あほというか真っ直ぐというか…影響されやすいので、出てくるたびに言うことが変わってて、だから結局何がしたいの!っていう(笑)。だけど一生懸命だし、ずっとあがいていて、その揺れを演じるのは楽しみです。死神が“人間とは”と語るシーンが何度か出てきますが、“人間らしさ”の象徴だと思います」。植田の出演舞台に石井が訪れ、初めて会ったというふたり。対談で石井に「いいお芝居でした」と言われた植田は「ほっとしました」と笑顔。これから始まる『死神の精度 ~7 Days Judgement』に期待したい。公演は8月30日(木)から9月9日(日)まで東京・あうるすぽっとにて上演後、岡山、愛知、兵庫、山形、宮城、岩手を巡演。
2018年06月19日藤ヶ谷太輔、痩せたなあ~! まず思ったのはそれだ。舞台『そして僕は途方に暮れる』に主演するにあたり、稽古で3キロほど痩せたそうだ。気鋭の作家・三浦大輔の演出は、緻密で、リアリティーを求めるものなので、精神的なものかと思ったが、藤ヶ谷の役は、その三浦自身を投影している。三浦はかなり痩せて、影のある風貌をしているので、そこに近づいてしまったのかもしれない。○BUSAIKU判定でもおかしくない主人公作家を投影した菅原裕一という役は、自堕落な日々を送っていて、恋人(前田敦子)、親友(中尾明慶)、バイト先の先輩(米村亮太朗)、学生時代の後輩(三村和敬)、姉(江口のりこ)……と次々と頼り、その都度、関わった人たちを怒らせ、怒られたくなくて、問題から向き合うことなく逃げてしまう。ついには故郷の母(筒井真理子)の元へと逃避するが、そこでもうまくいくわけはなく……逃げ場がなくなったとき、出会ったのは、家を出ていって何年も経つ父親(板尾創路)。この親にしてこの子ありという感じで、父こそ、あらゆることから逃げていた。つまり、逃げまくった末路の見本を目の前にして、裕一はどうするのか……というのがだいたいの流れだ。この舞台を紹介する記事で、「バラエティ番組『キスマイ超BUSAIKU!?』(フジテレビ系)での、彼女への対応がカッコイイかブサイクか判定するコーナーで低評価をとることがあまりない藤ヶ谷が、対人関係がうまくいかない人物を演じることが興味深い。」(『週刊SPA!』2018年3月6日号)と書いたように、藤ヶ谷は人に対してきちんと接するイメージがあった。姉役の江口のりこに取材をしたとき「稽古初日から稽古場に対して心を開いているところが凄い。なかなかそんなことできないから」(『プラス アクト』2018年4月号)と言われていた藤ヶ谷が、裕一を演じると、とことん人と目を合わせず、だらだらしていて、他人の家にお邪魔したときも、ついつい実家にいるかのように全力で甘えて、まったく気が利かない。『キスマイ超BUSAIKU!?』で言ったら、「超BUSAIKU」判定を受けるに違いないその態度に笑ったり、いらっとしたり、自分にもそういうとこあるかも……とギクリとしたりしながら観た。それに、部屋でだらだら過ごす藤ヶ谷の姿の無防備な感じも、覗き見気分で楽しめるのではないかと思う。○ハードルの高い仕事に挑む藤ヶ谷『そして僕は途方に暮れる』は2幕構成。1幕目は裕一と恋人や友人知人、家族の一対一のやりとりで、2幕目は実家で向き合う人数が増えていく。裕一の関係者も、いなくなった彼を心配して連絡をとりあうなどして関わりをもっていくが、基本的に、裕一と相手による2人芝居の総当たり戦。にもかかわらず、誰に対しても"ちゃんと向き合わない"という、ある意味苦行に、藤ヶ谷はみごとに耐えて、やりきっているところが見事だ。ものすごく悪いことを言ったりやったりする人物のほうが、動きのバリエーションもつけやすいが、悪い人ではなく、ただなんとなく逃げ腰っていうほうが難しいと思う。しかも、人と向き合って会話するよりも、LINEで済ますような現代人で、LINEを打つ演技ってあまりやりようがない。そういうところがあるのが、この作品の面白さで、裕一に対する人たちは熱をもって彼に当たるが、それをスルーしたり、ネットで済ましたりする希薄なコミュニケーションのリアリティーを3時間近くも演じ続けるのは、やはり苦行と思うが、公演をやり遂げたら、俳優として飛躍できるだろう。ずいぶんとハードルの高い仕事に挑んだ、その姿勢に感動を覚える。○★ここからややネタバレありただ、じょじょに変化もあって。救いようのない人ではないのだなと思うし、逃げて、逃げて……、その結果、ある瞬間、裕一が他者に対していままでにないリアクションを見せることがあって、そのときの藤ヶ谷の見せる、明らかな違いには目を見張るものがある。とにかく、思いがけない展開が待っている。長い時間、はっきり言葉にしない登場人物の気持ちを観察し続けた結果のサプライズを、どう捉えるかは、人それぞれ……。最後に。藤ヶ谷太輔、ダッフルコート、似合うなあ!ダッフルコートは、青春の苦さの象徴だなあと思う。■著者プロフィール木俣冬文筆業。『みんなの朝ドラ』(講談社現代新書)が発売中。ドラマ、映画、演劇などエンタメを中心に取材、執筆。著書『挑戦者たちトップアクターズ・ルポルタージュ』『ケイゾク、SPEC、カイドク』、構成した書籍に『庵野秀明のフタリシバイ』『堤っ』『蜷川幸雄の稽古場から』などがある。最近のテーマは朝ドラと京都のエンタメ。
2018年03月15日中村屋一門による恒例の巡業公演が、今年は春に開催。『中村勘九郎中村七之助春暁特別公演2018』として、全国12か所を回る。そこで勘九郎、七之助の父・十八代目中村勘三郎に、「3人目の倅」として目をかけられてきた中村鶴松に話を聞く。中村勘九郎中村七之助春暁特別公演2018 チケット情報「日ごろ歌舞伎を観る機会の少ない地方のお客さまにも歌舞伎に親しんでもらいたい」との趣旨のもと、2005年から毎年行われている巡業公演。鶴松は、地方ならではの触れ合いや食事を楽しみにしつつ、実は最も重責を感じる公演でもあるという。「普段あまり歌舞伎を観ない分、地方のお客さまにとってはその1回が本当に大事だと思います。そこで歌舞伎って難しいな、面白くないなと思われてしまったら、二度と足を運んでいただけないかもしれませんから。それだけに1回1回、本当に気が抜けないですね」今回予定されている演目は、『鶴亀』、『浦島』、『枕獅子』の3作品。「『鶴亀』はおめでたい踊りです。本興行ではなかなか出来ない、お弟子さんだけの演目ということで、今みんな必死に稽古に取り組んでいます。『浦島』は青年から老人への早変わりが見どころ。勘九郎さんがどう演じ分けるかにも注目していただきたいです。勘九郎さんと七之助さんの踊りの違いは、もちろん立役と女形の違いはありますが、勘九郎さんが非常にダイナミックで体のすべてに神経を行き渡らせるような感じだとすれば、七之助さんはしなやかで流れるような感じ。『枕獅子』では、傾城(=遊女)演じる七之助さんの美しい踊りを堪能していただけると思います。また僕は久しぶりの禿(=少女)役なので、どうすればかわいく見えるか(笑)、日々研究しているところです」鶴松にとって憧れの存在である勘九郎と七之助。『芸談』では、そんなふたりの素顔、仲のよさを垣間見ることが出来る。「歌舞伎役者の赤裸々なトークを聞くことってあまりないと思いますし、またお兄さんたちが話上手ですからね。これは貴重な機会になるのではないかなと。公演によってはお弟子さんに一発芸をやらせることもありますし(笑)。えっ、僕ですか!?いやいや、絶対出ないですよ!」中村屋ならではの、アットホームな雰囲気も魅力の本公演。どの演目も観やすく、歌舞伎初心者にもおすすめの内容だ。「とりあえず観てもらわないと始まらないですからね。歌舞伎ってどんなものか。まず一歩足を踏み入れて、あの迫力、感動を体験して欲しいなと思います」公演は3/17(土)の埼玉公演を皮切りに、東京、北海道、青森、山形、福島、鳥取、島根、岡山、広島、大分、神奈川と各地を巡る。チケットは発売中。取材・文:野上瑠美子
2018年03月13日独演会には老若男女が訪れ、チケットは入手困難。そんな大人気の実力派落語家・春風亭一之輔さんが、初のエッセイ集、『いちのすけのまくら』を上梓。落語が一級品なら、文章を書かせても一級品でした。子どもが僕に、「このまま伸びていってもらいたい」と言うんです。――2男、1女のお父さんでもいらっしゃいますよね。お子さんたちもエッセイを読みますか。一之輔 :いま、小学6年、3年、1年です。上の子なんか「へえ」とか言いながら読んでますね。たまに「ここウソじゃん」とかツッコむんですよ。いいだろ、そのまま書いたら面白くないんだ、脚色はあっていいんだって言い張ってます。――お子さんたちに、高座を見せたりもするんですか。一之輔:たまに連れていきます。感想を聞くと、「いいんじゃないですかねぇ、まっすぐ伸びていってもらいたいです」って言う(笑)。――お子さんが、飄々としていて頼もしいですよね。一之輔さんがうっかり準備し忘れていた年賀状の文面を、しらっと息子さんに書かせた「年賀状」の回は、読んで噴き出してしまいました。一之輔:息子が〈ことしもいちのすけをよろしくおねがいします〉って書き添えた話ね。あれは楽でした。でも、早く大きくなってもらいたい。「可愛さ」と「手が掛かる」を天秤にかけると、まだまだ大変ですからね。――一之輔さんの「初天神」を見たことがあるんです。何も買わないよと出かけたお祭りで、息子の金坊がお父っつぁんに、あの手この手でおねだりする話ですね。あの噺の中で、一之輔さんがやる金坊の表情がすごくイキイキしていたというか。お子さんたちの表情を参考にしたりするんですか。一之輔:こういう顔をするのか、と観察はしますね。子どもっていつもテンション高いかといえば、そうでもない。意外と冷めていたり。子どもの表情は間口が広いです。実際、表情とかを鏡を見て練習したりは僕はしないですからね。セリフの調子に、自然と表情もついていけばいいかなと思ってます。――落語は声の芸でもあります。一之輔:声の良さ、抑揚、ハリ、艶、リズム感とか、稽古でプラスアルファも出せるけれど、やっぱりアスリートみたいに、持って生まれたものは大きいです。――単純計算で休みなしに1日2.5回高座に上がっている計算なんですが、ご自身でも、最近ノッてるなあ、なんかスランプだなあとかあるんですか。一之輔:調子がいい悪いはありますよ、多少は。サイコーって日はないけど、お客さんに乗せられるときもあるし、30分なら30分、やりながら調整していく感じです。――そういうところもスポーツみたいですね。一之輔:僕は最初はテンション低いんです。だらーっと入っていくんです。いつも通りの感じで高座にも上がって、そのまましゃべり始めますね。落語って、おしゃべりですから。芝居の発表会みたいに、稽古してきたものをどーんと観客にぶつけるというより、「どうだい?」ってふつうの会話みたいに話しかける。で、自然に古典のネタに入っていくというのがいちばんいいのかなと。しゅんぷうてい・いちのすけ1978年1月28日生まれ、千葉県野田市出身。2001年、日本大学藝術学部卒業後、春風亭一朝に入門。NHK新人演芸大賞、文化庁芸術祭新人賞、国立演芸場花形演芸大賞など数々の受賞歴あり。年間900席を超える高座に出ている。『週刊朝日』で連載中のコラムが書籍化。執筆ツールは、現在、ガラケーから自慢のガラホに移行。連載から選りすぐった100本のコラムを、テーマ別にカテゴライズ。最終章には、落語好きで知られる俳優・東出昌大さんとの対談も収録されている。読むマクラともいえる味わい深さを体験して。『いちのすけのまくら』朝日新聞出版1500円※『anan』2018年3月14日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)インタビュー、文・三浦天紗子(by anan編集部)
2018年03月11日34歳のとき、兄弟子21人を抜いて真打に昇進。さらには、200を超える落語の持ちネタがあるだの、年間に上がった高座が940を超えただの、春風亭一之輔さんは、とかく記録に事欠かない落語家だ。落語のバラエティ番組や雑誌の落語特集には、必ずと言っていいほど引っ張り出される人気者。先ごろ、週刊誌で連載中のコラムが『いちのすけのまくら』と題され、書籍としてまとまった。喫茶店、よく行きます。ガラホで原稿書くためにね。――連載開始が4年前で、いまも続いていますが、ずっとガラケーで書いていたそうですね。一之輔 :いまは、ガラケーじゃなくガラホです(どや顔)。――ガラホ?一之輔:ガラケーは、使いすぎて壊れちゃったんですよ。操作ボタンが次々と取れちゃった。使えるものを捨てるのがイヤで、取れた箇所に油性ペンで数字を描いたりしてずいぶん使ってたんですけど、買い替えたほうがいいんじゃない、とカミさんに説得されてしぶしぶですよ。歯を食いしばって店に行ったら、もうガラケーはうちでは扱ってないと。店先に並んでいるのを指さして「あるじゃねえか」と言ったら、…いえ、実際には「えー、あれってガラケーじゃないんですか」と丁寧に聞いてみたら、あれはガラホです、見た目はガラケーですけど、中身はスマートフォンと同じ機能です、って。LINEもできるらしいけど。やりませんけど。――『いちのすけのまくら』に収録されている100本のコラムは、「45度」「地平線」なんていう、どんな展開になるか予想もつかないものから、「マイナンバー」や「○活」といった時事ネタ、「思い込み」のように下ネタで落とすものまで、いろいろですね。一之輔:下ネタ?そんなのありましたっけ。――落語のクスグリの話が出てきて、茶せんを喩えて〈アナル・ザ・バンブー〉と言ったとか。一之輔:アナルくらい、いいでしょ、医学用語ですよ(笑)。本当は下ネタ、もっと書きたいくらいです。――これだけお忙しいのに、いつ書いているんですか。一之輔:僕、移動の合間にちょこちょこ書くんです。1回、喫茶店で書き終わったのを、うとうとしてたらクリアボタンを長押ししてたらしくて消えちゃって。くやしいから「30分で書いてやる!」と要らぬ奮起。しかも同じ話題だとクオリティは変わってしまうから、違う下げ(オチ)に変えました。――より面白く、という落語家の矜恃ですか。一之輔:そんなの誰にも伝わらないんですけどね。――高座はお客さんを「笑わせたい」という気持ちで臨むと思うのですが、コラムは読者に対してどんな気持ちで書いていますか。一之輔:ものを書く仕事はこれが初めてなんですね。もともと作文は好きでした。小学生のころはもう少しマジメに書いていましたけれど、中学高校くらいになればね、「適当でいいんだ、好きなように書けばいいんだ」とわかってきて、そうしたら面白くなりました。かえって、型にはまっていなくて自由でいいって、先生に褒められたりしましたね。――お題は、一之輔さんが決めているんですか。一之輔:僕はあらかじめお題があったほうが書きやすいので、毎回、編集者さんに送ってもらっています。連載のタイトルが「ああ、それ私よく知ってます。」なんです。全然知らないことを、知ったかぶりして書くのが最初のコンセプト。――知ったかぶりを笑う古典落語みたいな感じですか。「転失気(てんしき)」や「千早振(ちはやふ)る」のような。一之輔:最初のころは読んでくれる人に気を遣って、投げられたお題からちゃんとつなげて、最後はオチをつけなきゃ、面白くしなきゃ、と考えていたんですが、最近はどうでもよくなりました。キーワードがどっかひとこと出てくりゃいいだろ、くらいですね。落語もそうなんですよね。マクラも噺も、自分がしゃべって楽しいのがいちばんなので、あまり人に合わせたりしなくなりました。しゅんぷうてい・いちのすけ1978年1月28日生まれ、千葉県野田市出身。2001年、日本大学藝術学部卒業後、春風亭一朝に入門。NHK新人演芸大賞、文化庁芸術祭新人賞、国立演芸場花形演芸大賞など数々の受賞歴あり。年間900席を超える高座に出ている。『週刊朝日』で連載中のコラムが書籍化。執筆ツールは、現在、ガラケーから自慢のガラホに移行。連載から選りすぐった100本のコラムを、テーマ別にカテゴライズ。最終章には、落語好きで知られる俳優・東出昌大さんとの対談も収録されている。読むマクラともいえる味わい深さを体験して。『いちのすけのまくら』朝日新聞出版1500円※『anan』2018年3月14日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)インタビュー、文・三浦天紗子(by anan編集部)
2018年03月08日あの作品でお馴染み。イラストレーター「中村佑介」東京・表参道にて『謎解きはディナーのあとで』などの有名書籍のカバーでお馴染みのイラストレーター・中村佑介の作品を展示したカフェ「中村祐介ギャラリーカフェ」が2018年3月2日(金)~3月18日(日)まで「Cafe&Dining hanami」にて期間限定でオープンします。くつろぎながら数々の人気作品の世界を楽しんで店内には、中村佑介が過去に手掛けた作品の原画の数々が展示されます。小説『謎解きはディナーのあとで』や『夜は短し歩けよ乙女』などの有名書籍のカバーだけでなく、有名アーティストのCDジャケットやアニメのキャラクターデザインなど、多岐に渡る中村佑介の作品は、一度は目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。「中村佑介ギャラリーカフェ」では、そんな中村佑介の世界を、カフェでくつろぎながらゆっくりと楽しむことができます。ぜひ手に入れたい!中村佑介のイラストグッズ「中村佑介ギャラリー」では、販売が初となる「中村佑介オリジナルマスキングテープ」が販売されます。これはファンは逃さずに手に入れたいですね。他にも数多くの中村祐介グッズが取り揃えられています。ギャラリーカフェには特典がいっぱい!期間中、来店者全員に中村祐介のイラストが描かれた特製コースターがプレゼントされます。ドリンク1杯の注文につき、さらにもう1枚。特製コースターは全部で10種類です。そして、中村祐介プロデュースのVR作品「Birth YUSUKE NAKAMURA VR」を体験した人には、特製缶バッチがプレゼントされます。こちらは全9種類。その場で感想をツイッターに「#Birthを観た」を付けて投稿すると、さらにもう1個貰うことができますよ。「中村佑介ギャラリーカフェ」は、東京メトロ各線「表参道駅」のA1出口から徒歩3分のところにある「Cafe&Dining hanami」にて開催されます。イベント情報イベント名:中村佑介ギャラリーカフェ催行期間:2018年03月02日 〜 2018年03月18日住所:東京都渋谷区神宮前5-3-8 AF Lohas St.Bldg 1-2F(Cafe&Dining hanami)
2018年02月28日今年はロシアW杯開催を6月に控えたサッカーイヤー。これを機に、思い切って実際の試合の迫力を体感してみるのもいいかも!「いまは女性向けのグッズやイベントも充実していますし、J3まで合わせると日本全国にチームがあるので、地元という入り口から応援を始めやすいのもJリーグの特徴です」そう話すのは、専門誌『Jリーグサッカーキング』編集長の安田勇斗(いさと)さん。これからJリーグを観始める人もきっと応援したくなる、期待の若手選手を紹介してもらいました。「単に“かっこいい!”から入っても全然OK。練習グラウンドに行けばサインがもらえたりと、選手と触れ合う機会も多いので、お気に入りの選手を見つけてみてください!」世界が注目する、新世代のワンダーキッド。久保建英(たけふさ)選手(16)FC東京スペインの名門FCバルセロナの下部組織を経てわずか16歳でJリーグ戦デビュー。「昨年はU-20のW杯にも“飛び級”で参加するなど、同世代でも飛びぬけた才能。ドリブルや左足のスルーパスなど、攻撃的プレーが持ち味です」写真:松岡健三郎/アフロ欧州トップクラブ相手に鮮烈なプレーを披露。安部裕葵(ひろき)選手(19)鹿島アントラーズ今年デビュー2年目ながら、俊足を生かして勝負を仕掛ける機動力には光るものがある。「セビージャFCとの親善試合では、スピード感あふれるドリブルで相手DF2 人を見事にかわし、貴重な先制ゴールをアシストしました」写真:アフロスポーツ代表戦でビッグセーブ連発。日本の新たな守護神。中村航輔選手(22)柏レイソルユース時代から活躍し、将来の代表正ゴールキーパーと目される中村選手。「至近距離のシュートもはじく反射神経とアグレッシブさが魅力。代表戦デビューとなった昨年末の北朝鮮戦もビッグセーブを連発する大活躍でした」写真:徳原隆元/アフロ「2018明治安田生命Jリーグ」は2月23日開幕。12月の閉幕まで、J1リーグ18チーム、J2 リーグ22 チーム、J3 リーグ17 チームで争われる。※『anan』2018年2月28日号より。(by anan編集部)
2018年02月27日中村勘九郎、中村七之助兄弟らによる全国巡業公演が今年も開催される。「春暁特別公演2018」と銘打ち、3月中旬の埼玉を皮切りに全国12か所を巡るふたりに、話を聞いた。春暁特別公演2018 チケット情報普段、歌舞伎の舞台を生で観ることができない全国の人たちに、歌舞伎の楽しさを届けたい、と2005年より毎年開催、兄弟ふたりが中心になってのこの巡業は、「最初の頃は不安でした。が、継続は力なり。この公演を見て歌舞伎を好きになったという方が多く、やってきて良かったなと思います」と話す勘九郎。上演演目も、初めて歌舞伎を観る人も存分に楽しめるものをと工夫を重ねてきた。今回、勘九郎が演じる「浦島」は、かの昔話の主人公の後日談。「海から戻ってきた浦島が、竜宮城での思い出を踊りで見せます。その後玉手箱を開けたらどうなるか──、皆知っていることですが(笑)、これが意外と古風な早変わりで、楽しく観ていただけると思います」(勘九郎)。いっぽう、七之助が踊るのは華やかさに満ち満ちた「枕獅子」。「『鏡獅子』の元となったとても古風な踊りです。僕が演じるのは傾城で、その切ない女心を格式高い曲調で踊ります。『鏡獅子』よりもさらに華やかなところもあり、春にぴったりですね」(七之助)。中村屋門弟らによる「鶴亀」も、春にふさわしい、おめでたい雰囲気に溢れた舞踊だ。この巡業公演ならではのお楽しみ、「芸談」の時間も。「芝居のことも、プライベートのこともざっくばらんに話すトークショーです」と勘九郎。この時間はいつもスーツ姿での登場だが──「いまだに『おおーっ!』と声があがる。あれは絶対、『着物じゃない?スーツだ!』『普通の人だ!』ということでしょう(笑)。生で観る歌舞伎は初めてという人は?と聞くと、半分以上の方が手を上げられる。まだまだ、ですね」と七之助も言葉に力を込める。質疑応答のコーナーでは、「どんなニックネームで呼べばいいか」という斬新な質問も。「屋号以外で?じゃあ何か考えてください、と返すと、『カン』と『シチ』って(笑)──」と七之助。「そんな掛け合いもできるんです」と勘九郎も楽しげだ。都市によってシャイだったり積極的だったりとか客席の雰囲気は様々だが、客席との直接の交流が生まれるかけがえのない時間といえるだろう。2019年の大河ドラマ主演を控える勘九郎だが、これを逃すと勘九郎の生の舞台はしばらくお預けとなるだけに、兄弟揃っての公演は見逃せない。公演は3月17日(土)さいたま市文化センター 大ホールから4月5日(木)鎌倉芸術館 大ホールまで全12か所で開催、チケットは発売中。取材・文加藤智子
2018年01月30日俳優・高岡奏輔(35)が27日、自身のインスタグラムに「人がみる印象なんて何でもいい、皆さんは自由に思う権利がある」の書き出しでメッセージを投稿。ファンからは感動の声も寄せられている。高岡奏輔メッセージはハッシュタグとの組み合わせで構成され、「人がみる印象なんて何でもいい、皆さんは自由に思う権利がある」「#自分は変わらず俳優として自分と向き合いたい」「#これからもただそれだけ」「#誰とも戦わない」「結果自分とだけ最後まで戦い続けますそれしかありませんので皆さんと同じです」との訴えからはじまる。「#もう相手にしない」「#街中の喧嘩や」「#チューチュー言われる作文も」「#悪く書こうと追っかける人や」と周囲の状況に惑わされないことを宣言し、「けど本当に。好きなように書いてください」「皆さんもご心配かけてごめんなさいね自分はスーパー元気なので、なんも心配しないでくださいねせっかく日常がふんわりしてたのに、ご心配おかけしましたこんなんも本意じゃないけど、通らなきゃいけない道だったですからね過去だから変えようもなく、どうしようもできないこんな機会だから少しお伝えしときました皆さんに救われております、ありがとうこれからも宜しくです」と支えてくれるファンに感謝しながら、投稿の意図を説明。宛名は記さず、「皆さん寒いので体調崩さず」「#新幹線の中からは雪が見えた」「#頑張れな」「#俺も頑張る」「#必ず幸せになれ」「#守るべき家族」「#共に歩く道」「#困難は乗り越えられる」「#ありがとう」「俺も今が一番幸せだよ」と正直な思いをつづっている。高岡は2007年に女優・宮崎あおい(32)と結婚し、2011年に離婚。今月24日、宮崎はV6・岡田准一(37)との結婚を発表した。高岡の言葉を受けとめたファンからは、「男気に涙がでました」「文章を読んで涙が出ました」「高岡さんも幸せになってください」「人の幸せを願えるのは簡単なことじゃない」「すごく男気あるれる文章で感動」「自分の言葉で伝えてくれるので嬉しい」「活躍期待しています」などの温かいメッセージが寄せられている。
2017年12月28日