婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!今回は、身勝手な夫との離婚を考え始めた36歳主婦のお悩み。夫と別れて別の男性と結婚したい『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:結婚して10年。今年から末っ子が入園し、ようやく自分の時間がもてるようになりました。すると、夫に対する違和感が増大してきたんです。夫は子どもが生まれてからも自分が一番で、趣味や仕事など自分のこと最優先です。もちろん家族を養うために仕事を頑張ってくれているので感謝はしていますが、この先まだ人生長いことを考えると、もっと私のことを大事に考えてくれる人と一緒になりたいと思ってしまいます。夫にも気持ちを伝えていますが理解してもらえている様子がなく、自分の気持ちをどう処理していいかわからなくなっています。(36歳・主婦)夫婦は所詮他人相談者さん、夫婦はしょせん他人なのです。分かり合えない部分があって当然だし、違和感を覚えるのがむしろデフォルトではないでしょうか。世の中の夫婦は皆、違いがあることを大前提として、歩み寄ったり許し合ったり見て見ぬ振りをしたりしながら結婚生活を続けています。確かに相談者さんの夫は身勝手なのだと思います。自分の趣味や仕事を優先し、妻子を大事にしない男――相談者さんの目にはそう映っていて、不満が溜まっているのですよね。しかし一方で、夫は家族を養うためにしっかり働いて稼いでくれています。少なくとも経済的には夫・父親の役目を果たしてくれているわけです。夫の自分勝手がどの程度のレベルなのかにもよりますが、まだ小さなお子様もいるわけですし、現時点で大きな実害がないなら片目を瞑って深く考えずにやり過ごしてはいかがでしょうか。架空の男性との結婚を夢見ても無理「もっと大事にしてくれる人と一緒になりたい」とおっしゃいますが、具体的に他の男性がいるのでしょうか…?いるとしたら不倫しているということになりますが、既婚の女性に手を出すような男性を「もっと大事にしてくれる人」と評価するのは認識が間違っていると言わざるを得ません。実在しているわけではないのなら、現時点では架空の人物であり、存在しない男性と結婚することは不可能ですよね。夫と別れた後に理想通りの男性が現れるかもしれないと希望をもたれているのかもしれませんが、もし実際にそんな人が現れたとして、その男性が10年後も変わらぬ態度で接してくれる保証はどこにもありません。考えれば考えるほど大袈裟に捉えてしまいますから、差し迫った問題が起きていないならやり過ごすのが賢明です。そうして時間が経てば、夫に対しても、また違う見方ができるようになるものです。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年~2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©OKAN/Adobe Stock文・安本由佳 イラスト・ELLEJOUR
2024年02月25日アラサーのアケミはバリバリ働くOL。同郷の友だちのユカは夫の希望で専業主婦をしています。アケミは専業主婦が憎たらしく思えて仕方ありません。しかし、本当は結婚して専業主婦になりたい願望があったのです。ユカの家へ遊びに行ったのがきっかけでひそかにユカの夫・タカオと連絡先を交換したアケミ。次第に2人の関係は深いものになっていきました。アケミは本気でタカオのことが好きでしたが、タカオにとっては遊びだったのです。そこでユカはタカオに離婚を突きつけ、無事に別れることができました。ユカと離婚したタカオ。どのような気持ちでユカと結婚生活を送っていたのでしょうか?ボクに嫌われたくなくて何も言えないんだね タカオはユカの控えめなところや、栄養士の免許を持っていることが好きだったようです。結婚後、タカオは両親と同居したかったようですが、ユカの意見で別々に住むことに。その一方で、両親と別居することでかかる家賃や光熱費が無駄だと感じていました。ユカに専業主婦を望みながらも、自分のお金は自分のものいう認識があったタカオ。 生活費を少なくして渡しても何も言い返さず我慢しているユカを見て、タカオは自分の言うことを聞くようにユカのことを扱おうと思い始めました。あるとき、ユカが友だちと遊ぶ姿を見て、自分のお金で遊んでいることにタカオは不満を覚えます。ユカが友だちを優先しないように、タカオはユカの友だちに手を出すようになっていくのでした。 ユカは生活費についてその場で文句は言わなかったものの、タカオはユカの気持ちを読み取っていたようです。ユカのはっきりと言い返すことができない性格も理解したうえで、自分の良いようにコントロールしようとしたのかもしれませんね。 また、タカオはユカに対してだけではなく、ユカの友だちまで自分の思い通りに動かそうとしています。他人の心情の変化をおもしろがっているだけなのかもしれませんが、それはときに相手のことを傷つけることになるとタカオには気がついてもらいたいですね。著者:マンガ家・イラストレーター とりまるねこぽちゃ
2023年08月22日アラサーのアケミはバリバリ働くOL。同郷の友だちのユカは夫の希望で専業主婦をしています。アケミは専業主婦が憎たらしく思えて仕方ありません。しかし、本当は結婚して専業主婦になりたい願望があったのです。ユカの家へ遊びに行ったのがきっかけでひそかにユカの夫・タカオと連絡先を交換したアケミ。次第に2人の関係は深いものになっていきました。ユカが自由に外出することにさえ口を出してくるタカオ。ユカが反論しても、家事は女性の仕事と思っているタカオは聞く耳を持ちません。そんな中、義母が突然家にやってきて……?私になら何を言ってもいいと思わないで! タカオは当たり前のようにユカへ夕飯の準備を押し付けます。専業主婦の無償の働きを認めてもらえないことにイライラしながらも、夕飯の支度をするユカ。するとそこへ、義母がアポなしで訪問してきたのです!義母はユカが作った夕飯を食べながら、味付けについて口を出し、食後のお茶にまで笑顔で嫌味を言ってきます。ユカは怒りたい気持ちを我慢して、いつものクセで笑ってごまかす一方……。さらに、タカオはユカに断りもせず、「ヒマだと思うよ」と義母との予定を勝手に決めてしまいます。義母はお茶会の手伝いをしてもらいたいようですが、あまりの面倒臭さに、ユカは思わず言葉につまってしまうのでした。 どれだけ腹が立っても、その場は笑顔で乗り切ってきたユカさん。たしかに、事を荒立てないためには、必要以上に相手へ言い返さないほうが良い場面もあるかもしれません。ですが、ユカさんの相手は生活を共にするパートナーとその母親です。長く付き合っていく相手ならばなおさら、自分が傷ついていることを伝える必要があるのではないでしょうか。 これ以上悔しい思いをしないためにも、ユカさんには頑張って思いを伝えてもらいたいですね。著者:マンガ家・イラストレーター とりまるねこぽちゃ
2023年08月07日眉間のシワが気になり始めたアラフィフ主婦のへそさんのマンガを紹介します。またもや通販サイトで購入した商品が行方不明になってしまったへそさん。問い合わせたところ商品を再発送してもらえることになり、商品の到着を待つことに。すると、へそさんの家に謎の人物がやって来ました。その人が手にしていたのはまさかの物で……。★前の話これってキャンセルしたらどうなるの?受け取っていない荷物が配送済みとなっていたため、再度同じ商品を手配してもらうことになったへそさん。商品が届くか心配しながら、到着を待つことになりました。そんなとき、へそさんの家のインターホンが鳴りました。そこには何やら荷物のようなものを手に持った男性が映っていたのです。こんにちは。アラフィフ主婦のへそと申します。届かなかった荷物は再配達してもらうことになり、夫にちょっとだけ愚痴を言っていたときのこと。もう夜も遅く人が訪ねてくるような時間ではなかったのですが、同じマンションに暮らす人が申し訳なさそうに私たちの家を訪ねて来ました。同じマンションに住んでいるとはいえ、顔を合わせたことがなかった人だったので引っ越しのあいさつかと思ったのですが……なんと私の荷物を間違えて受け取ってしまったとのことで、わざわざ渡しに来てくれたようでした!荷物は紛失していたわけではなく、同じマンションの人に誤配送されていたのでした。無事に受け取れたのは良いものの、すでに再配達の依頼をしてしまっていた私。もしかしたら厄介なことになってしまうかも……と思いつつ、カスタマーサービスに商品の再配達は不要だと伝えることに。事情を説明すると、再配達のキャンセルを快く引き受けてくれました。いろいろありましたが、トラブルが無事解決してよかったです。--------------なんと同じマンションの人に誤配送されてしまっていたというへそさんの荷物。何はともあれ、無事に商品が届いてよかったですね。宅配便を受け取るときは、本当に自分に宛てられた荷物なのかしっかりと確認してから受け取らなければいけませんね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/へそ(52歳)バツイチ再婚同士の夫と2人暮らし。最近の悩みは眉間のしわ。ブログ「おそがいチャンネル」にて日々の気付きを絵日記にしてつづっている。
2023年08月02日アラサーのアケミはバリバリ働く独身OL。同郷の友だちのユカは夫の希望で専業主婦をしています。アケミは専業主婦が憎たらしく思えて仕方ありませんが、本当は結婚して専業主婦になりたいという願望があったのです。ユカの夫・タカオは最低限の生活費しか渡さず、ユカに毎食5品小鉢を作るよう強要したり、家事に文句をつけてきます。そんな夫に対して、ユカは離婚したい気持ちを押さえ込み、言い返さずに我慢を続けています。ユカがアケミという友だちとランチをしていたことを知った夫は、「今度家に連れてきなよ」と一言。結婚生活がうまくいっていないことを知られたくなかったものの、夫におされてしぶしぶ承知しました。 早く結婚したいアケミの目的は、ユカの夫に気に入られて、良い人を紹介してもらうこと! 週末、ユカの家へ訪れることに。 夫が素敵? 絶対にない… タカオの風貌や、頭の良さを感じさせる会話にアケミは好印象を持ちます。 ユカが席を立ったタイミングで、アケミはタカオから「連絡先交換しない?」と持ちかけられ、そのまま連絡先を交換。もしかして気がある?と一瞬思うものの、友だちの夫には興味はありません。帰り際、ユカはアケミをアパートの下まで送ることに。アケミから「ユカの旦那さん、素敵じゃない」と言われますが、「そんなこと絶対ないよ」とユカは否定。さらに、怖い顔をして「タカオ君に近づかないで」と言うのでした。 初対面のアケミに対して、タカオは愛想良く振る舞っていましたね。タカオが何のためにアケミと連絡先交換をしたのかはわかりませんが、紹介してもらいたいと思っているアケミには好都合だったのでしょう。 一方、アケミにいくら夫のことを褒められても、浮かない表情のユカ……。 普段の家の様子とは違うタカオに思うところがあったのかもしれません。女性の勘は鋭いもの。アケミとしっかり話をして、ユカの不安が解消されるといいですね。著者:マンガ家・イラストレーター とりまるねこぽちゃ
2023年07月29日アラサーのアケミはバリバリ働く独身OL。同郷の友だちのユカは夫の希望で専業主婦をしています。アケミは専業主婦が憎たらしく思えて仕方ありませんが、本当は結婚して専業主婦になりたいという願望があったのです。ある日、アケミとユカの2人はランチをすることに。ところが、アケミは当然のように待ち合わせの時間に遅刻してきて……?結婚マウントされてる? 専業主婦が妬ましい! 「専業主婦は暇で時間がある」、「夫のお金でランチを楽しんでいる」と思っているアケミ。 ユカとの待ち合わせに遅れておきながら、謝りもしません。専業主婦にもいろいろあると主張するユカに対して「要領が悪いだけ」だとアケミは軽く言い放ちます。 ユカは、仕事をしながら独身生活を送っているアケミの自由さをうらやましく思いつつも、専業主婦をこき下ろすような発言をされてモヤモヤ……。しかし、結婚の話題になるとアケミは思うようにユカへ反論できません。どうやらアケミは婚活に必死だと思われるのは不快なようです。口では「仕事が大事だから」と言いつつも、本当は結婚して専業主婦になりたいと思っているアケミなのでした。 専業主婦の生活がうらやましい独身OLのアケミと、独身OLの自由さがうらやましい専業主婦のユカ……。お互いないものねだりなのかもしれませんね。「隣の芝生は青い」と言いますが、自分とは違う生活を送っている人ほどうらやましく見えてしまうものです。職場で上司としても働くアケミと、家族のために家事をこなすユカ、どちらも社会に必要とされる大切な役割ではないでしょうか。2人がお互いの立場を尊重しあえるといいですね。著者:マンガ家・イラストレーター とりまるねこぽちゃ
2023年07月22日家事はマルチタスクが基本。特に子育てをするお母さんやお父さんは、あらゆることを同時進行しなければいけないシーンが多々あります。これはInstagramに家族の日常を描く、ヒナツ(hinatsu4410)さんが投稿したエピソード。忙しい毎日に追われながらも、家族の食事を作るためキッチンに立つのですが、毎回ある現象に陥るのだそうです。冷蔵庫を開けるとなぜか記憶がリセットされ、何度も開閉してしまうヒナツさん。そのたびに「牛乳を使い切らなければ…野菜を切らないと…」とアレコレ考えることが増え、放置した味噌汁が吹きこぼれてしまいました。投稿のコメント欄には、「あるある」と共感の声が寄せられています。「うわー!めっちゃ分かる」「開けるたびに新しい情報が入ってくるのよね」「毎日これ。みんなもそうなのかと思ったら安心した」「うちは魔窟だから、開けるたびに気が散る…」ほかにも「料理中に手を洗うとリセットされる」「立ち上がっただけで忘れて、また座ります」「私は階段を上ると…」という声も。みなさん、さまざまな動きがトリガーとなって記憶を失っているようです。忙しい時や頭が回らない時こそ、しっかりメモやアラームを確認しながら、家事炊事を行うのが早道かもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2023年07月13日■前回のあらすじI田たちに関するワードをネットで検索し、ある掲示板に辿り着いたいろ。そこに書かれている内容は、自分が手を染めようとしていたビジネスそのもので、いろはようやく自分が詐欺に遭う寸前だったことに気づき…。 複数の人にその気にさせられるのって、昔、高齢の方に高い布団などを売りつけてた商法に似ているなと思いました。I田さんが必死だったのは、私がI田さんの収入源だったからで、カモをその気にさせるのに必死になるのも納得できました。あの日、子どもが熱を出さなければ私はお金を渡していたと思うし、渡していたら誰かを騙して詐欺師になっていたかもしれません。こんなビジネスで稼げると思い込み、貯金にまで手をつけお金を用意してしまって本当に反省しています。今現在もビジネス内容を変えて(株やFX関連という情報も)まだ勧誘をしているらしいので、怪しい勧誘にはお気を付けください。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
2023年04月16日■前回のあらすじビジネスに参加しそうな人を見分けるポイントを聞いて、まさに自分そのものだとハッとしたいろ。このビジネスはねずみ講と変わらないと気付き、I田たちに関するワードをネットで検索してみると…。 ビジネスの被害者が集まる掲示板を読んでみると、内容がそっくりで間違いないと確信しました。詐欺師一覧と複数の名前が並ぶ中「まさか」と思い、名前を見てみるとI田さん、S野さん、K本さんの名前を見つけました。そこには、実際にお金を払ってしまった人の体験談なども書かれていて、私はとんでもないビジネスに手をつけようとしていたことに情けなくなりました。脅されて資金を払った訳でもないし、領収証などもないため、警察にも取り合ってもらえず払ったら最後。人を騙し続けて資金を回収するか、泣き寝入りするか、しかないそうです。資金を渡す前に気付けて良かった…そう思いました。次回に続く「洗脳されて詐欺ビジネスに200万払う寸前だった話」(全27話)は22時更新!
2023年04月15日■前回のあらすじ子どもの発熱によって期限内に資金を支払えなかったいろだが、なんとか猶予をもらえて一安心。そんな中、いろが本当に稼げるのか不安だと話すと、I田は「ビジネスに参加しそうな人を見分けるポイントがある」といい…。 ビジネスに参加しそうな人を見分けるポイント…。それは私そのものでした。当初は「誰にでもできるビジネスではない」「選ばれた人しかできない」などと少数精鋭みたいなことを言っていたI田さんでしたが、今の話を聞くとお金さえ用意できれば誰でも参加できるような違和感を覚えました。メッセージも頻繁に来て、必死な感じもしました。I田さんとのやり取りを振り返ったり、面談での話を思い出すと、ねずみ講と変わらない気がしました。私がビジネスに参加しても誰かを紹介しないと報酬は得られないわけで…。そして、I田さんたちがよく使っていたワードで検索をしてみると、驚く結果が…!次回に続く「洗脳されて詐欺ビジネスに200万払う寸前だった話」(全27話)は22時更新!
2023年04月14日■前回のあらすじ銀行でお金をおろした主人公・いろは、家族のために絶対に稼ごうと決意を新たにします。そしてI田と連絡を取ると、手渡しで資金を支払ってほしいとのこと。しかし約束の日、子どもが突然、発熱してしまい…。 I田さんから連絡が来るまでは、ビジネスができないかもしれないという不安と焦りで気が気ではありませんでした。もっと子どもの心配をしてあげろと思われても、何も言えないくらいです…。資金が準備できているという証拠の写真を送り、少しだけ猶予を貰えて安心しました。I田さんには不安な事がないか聞かれ、本当に私みたいな人間が稼げるのかとか、どうやってビジネスを紹介する人を見つけるのかを聞くと、見分けるポイントがあると教えてくれました。次回に続く「洗脳されて詐欺ビジネスに200万払う寸前だった話」(全27話)は22時更新!
2023年04月13日■前回のあらすじ5日以内に資金を用意できるかと聞かれたいろは、思わず「はい」と答えてしまう。仕方なく、自分のヘソクリと家計の貯金に加えて、手を付けないはずだった家の購入資金から100万を出すことにして…。 銀行でお金をおろし、家に帰ってI田さんからの連絡を待つと、「振り込みではなく手渡しで」と言われました。お金をもってウロウロするのは怖いと思いましたが、私は何の疑問も持つことなく待ち合せの日を決めました。そして、待ち合せ日当日…。子どもの体が熱くて、熱を計ったら38度を超えていました。これでは幼稚園に行かせることはできないので、出かけることは不可能…。この日はお金を用意する約束の期日の5日目。私はビジネスができないかも…と不安になりました。次回に続く「洗脳されて詐欺ビジネスに200万払う寸前だった話」(全27話)は22時更新!
2023年04月12日■前回のあらすじ3000万円のノルマを達成するとランク3に昇格し、自分のビルが持てるようになるのだとか。そんな中、勧誘するための“トーク術”こそが“道具”であることが明かされ、5日以内に資金を用意できるかと聞かれて…。 5日でビジネス資金を用意することが、ビジネスに参加できる条件でした。銀行からの融資を待っていたら、もしかしたら5日が経過してしまうかもしれない…。どうせ稼げるなら貯金から借りればいいと思い、元から用意するはずだったヘソクリと家計の貯金に加えて、手をつけまいと思っていた家購入資金から100万を借りることにしました。次回に続く「洗脳されて詐欺ビジネスに200万払う寸前だった話」(全27話)は22時更新!
2023年04月11日■前回のあらすじ300万円のノルマを達成すると2つの選択肢が与えられ、現状維持を選ぶこともできるが、面談を受けて合格するとランク2に昇格できるという。ランク2のノルマは3000万円だが、手元にもかなりの額が残るようで…。 ビルを持つと収入もかなり増えるらしく、K本さんの収入はビル代を支払ってもかなりの額だと言っていました。そして、ずっと気になっていた「道具」。その実態は…なんと存在しませんでした。いかに参入者を増やすかのトーク術こそが道具。つまり道具は自分自身ということでした。どう考えてもおかしいし、仕組みがねずみ講なのに、既に洗脳されていた私はその場でおかしいと気付きませんでした。そんな中、5日以内に200万を用意できるかと聞かれ…?次回に続く「洗脳されて詐欺ビジネスに200万払う寸前だった話」(全27話)は22時更新!
2023年04月10日■前回のあらすじビジネスの収入源は、新たにビジネスに参加する人が支払う“資金”。1人紹介するたびに、その人が払った資金の半分をもらえるという。しかしビジネスにはランクがあり、最初の300万円を稼ぐまでは長い道のりで…。 ノルマ300万円を達成すると、選択肢が2つあるそうです。1つはランク1のまま報酬を半分貰い続けると言う選択。もう1つはランク2への昇格。この辺の数字の内訳は詳しく教えてもらえなかったのですが、ランク2になるとランク1のように半分の報酬+不労所得が得られるとのこと。そして今度は3000万のノルマ達成を目指すそうですが、手元にも相当な額が残るようで、「かなり稼げる」と言っていました。次回に続く「洗脳されて詐欺ビジネスに200万払う寸前だった話」(全27話)は22時更新!
2023年04月09日■前回のあらすじ面談に合格したいろは、K本からビジネスの仕組みについて説明を受けることに。ビジネスにはランクがあり、ランク1の人はまず300万稼ぐ必要があるという。いろは「1回で150万円稼げるなら楽勝?」と考えるが…。 今回ちょっと難しい話になってしまいすみません。このビジネスの収入源…それは紹介された人が用意するビジネス資金でした。ランク制がありビジネスを始めたばかりの人は、まずは300万を稼がなければならないそうです。300万を稼ぐまでは自分の報酬から80%を支払わなければならず、手元に残るお金は実際は高額とは言えない金額でした。次回に続く「洗脳されて詐欺ビジネスに200万払う寸前だった話」(全27話)は22時更新!
2023年04月08日■前回のあらすじビルに入ると、K本という男性が待っていた。あらためて、ビジネスがやりたい理由をいろが話すと、あっさり「合格」というK本。そしていろが、ビジネスで使う“道具”について質問すると…。 本来なら面談で「道具」の説明はしていないそうです。これが嘘なのか本当なのかわかりませんが、後々調べた結果、教えてもらえずにビジネスを始めた人もいるようです。なので私は、本当にラッキーだったのかもしれません。そして、I田さんとS野さんから賞賛の嵐。ふだん褒められることも取り柄もない平凡な主婦の私は舞い上がり、さらにやる気に満ちてきました。K本さんはまずこのビジネスで稼げる仕組みを説明してくれました。一番低いランク1の人は、まず300万稼ぐことが必須だそうで…。次回に続く「洗脳されて詐欺ビジネスに200万払う寸前だった話」(全27話)は22時更新!
2023年04月07日■前回のあらすじI田は「面談に夫と一緒に来てもいい」と言うが、いろはそれを断りひとりで面談へ。そして、“ビジネスでビルをもらった人”に会いに行くと、想像とは違う雑居ビルに案内されて…。 ビルに入るとS野さんも来ていました。事務所は思ったよりこじんまりとしていて、そこに30代前半くらいの男性がいました。その方が、このビルの持ち主のK本さん。面談を担当してくれる方でした。K本さんはとても話しやすく堅苦しさがあまり無い印象でした。そして、即決で面談合格。I田さんはこんなの初めて見たと驚いていて、私は自分にさらに自信が持てました。K本さんから「質問はあるか」と聞かれたので、道具について再び尋ねてみることにしました。道具が何なのか、今回は知ることができるのでしょうか…?次回に続く「洗脳されて詐欺ビジネスに200万払う寸前だった話」(全27話)は22時更新!
2023年04月06日■前回のあらすじ帰宅後、いろが面談で聞いた内容について説明すると、「ますます怪しい」という夫。いろは「リスクを怖がっていたら結局何も変わらない」と説得しようとするが、それでも反対し続ける夫に苛立ちを覚えるのでした。 このビジネスをするにあたり、夫が理解してくれないのが一番のネックでした。私は、次の面談は夫に言わずに行くことにしました。また怪しいとかネガティブなことを言われるのも嫌だったし、ビジネスの内容をある程度把握することで、もしかしたら納得してもらえるかもしれないと思ったからです。面談当日。私はI田さんに案内してもらい事務所へと向かいました。事務所は面談する人の持ちビルだそうで、古い雑居ビルでイメージとはだいぶかけ離れていました。駅近の不動産を手に入れるって、普通に考えるとすごいことですが…。そして、私はビルに入りました。次回に続く「洗脳されて詐欺ビジネスに200万払う寸前だった話」(全27話)は22時更新!
2023年04月05日■前回のあらすじ二次面談が終わると、I田は「2回目の面談がこんなにうまくいくなんて珍しい」と絶賛。主人公・いろはますます自分に自信を付け、「絶対にビジネスをはじめよう」という気持ちになっていくのでした。 その日の夜、夫に面談で聞いた話をしました。しかし、夫は怪しむばかりでビジネスに前向きではありませんでした(そりゃそうですよね笑)。私はどうしても今の生活から抜け出したかったし、子どもにも何不自由ない生活がしてほしくて本当に必死でした。でも、まったくわかってくれない夫。絶対に稼げるのに…という謎の自信に満ちていた私は、夫に苛立ちを覚えました。次回に続く「洗脳されて詐欺ビジネスに200万払う寸前だった話」(全27話)は22時更新!
2023年04月04日■前回のあらすじ初期費用を用意する際、「I田は両親から200万円借りた」というS野。「ローンも作って300万円用意した」と言っていたI田本人の言葉と矛盾するが、洗脳されているいろは気に留めなかったのでした。 2度目の面談を終えて、I田さんからはすごく褒められました。私は謎の自信に満ち溢れていました。何の取り柄もない主婦だけど、自分にはもしかしたら特別な才能があるのかもしれない、と思いました。このビジネスを始めることができたら、私は成功する気しかしない、絶対に合格したい…! 彼女たちが言う「先生」に稼ぐ術を習いたい。もうすっかり洗脳されていたと思います。次回に続く「洗脳されて詐欺ビジネスに200万払う寸前だった話」(全27話)は22時更新!
2023年04月03日■前回のあらすじビジネスの詳細について話し始めたS野の口から、まずは報酬額30万円のビジネスの内容が明らかに。それは「株スクール」で、株とスクールの紹介料で稼ぐというものだった。 道具のことは今回の面談でも教えてもらえず、一回で大金を稼ぐ道具が何なのかますます気になっていきました。パソコンのソフト的なものなのか、何か端末なのか…。そしてI田さんの2個目の矛盾。300万を銀行と親から借りたと言ってたのに200万!? 親からだけ!?でも私は20代前半の若い子だし、見栄張っちゃったのかな?などと、疑うどころか都合よく解釈してしまいました。ビジネスがとうしてもやりたい、お金に苦労したくない…そんな思いがさらに強くなりました。次回に続く「洗脳されて詐欺ビジネスに200万払う寸前だった話」(全27話)は22時更新!
2023年04月02日■前回のあらすじ病弱な母のことを話すと、「そういう本気の理由が知りたかった」というS野。さらに元看護師だというS野が入退院の大変さに共感し、ビジネスができるよう推薦すると言ってくれて…。 S野さんはI田さんの言っていたビジネスの内容を一通り話した後、もう少し踏み入った話をしてくれました。車の次はビルが貰えるらしく、S野さんもまだそこには届かないのだとか。スケールがあまりにも大きすぎて驚きました。そして報酬額30万円のビジネスの内容が明らかに。それは株スクールでした。株のエキスパートがいてメールが届くらしく、株の知識がなくても指示された株を買えば儲かる可能性があるそうです。私も面談に落ちたら100万くらいならやってみようかな?と思ってしまいました。もう金銭感覚が麻痺していますね…。【補足】報酬額150万円のビジネス=300万円の資金が必要で私が面談を受けているビジネス報酬額30万円のビジネス=株スクールで100万円の資金が必要、基本は面談に落ちた人に紹介しているビジネス次回に続く「洗脳されて詐欺ビジネスに200万払う寸前だった話」(全27話)は22時更新!
2023年04月01日■前回のあらすじビジネスへの熱意が足りず、S野から「そのへんの求人に応募して正社員になればいい」と言われてしまった主人公・いろ。I田がフォローしてもS野の意見は変わらなかったため、いろは病弱な母親の話も打ち明けることにして…。 母の話を打ち明けたらI田さんは泣いていて、感情豊かな人なんだなと思いました。S野さんも元看護師ということで入退院の大変さなどをわかってくれて、さっきまでのピリピリした感じはなくなっていました。面談では厳しくするように決まりで言われてるらしく、急に敬語になって物腰も柔らかくなりました。そして、ついにビジネスの内容を少し詳しく聞くことができたのです。次回に続く「洗脳されて詐欺ビジネスに200万払う寸前だった話」(全27話)は22時更新!
2023年03月31日ほとんどの人が面倒くさいと感じているであろう、家事。例えひと手間でも、毎日積み重なっていくと大きな壁になりますよね。これは、3人の子供を育てる漫画家の三本阪奈(mimoto19hanna)さんが描いたエピソード。彼女は人より少し面倒くさがりでズボラだというのですが、その行動が「あるある」と大きな反響を呼んでいました。食材を切るのが面倒すぎて、ロールキャベツにかぶりつく三本阪奈さん。見かねた夫からツッコミが入ります。キッチンの戸棚には、あふれんばかりのまな板予備軍、普段使いされてしまうぞうきん…。どれもこれも見覚えのある光景だという人も少なくないのでは。投稿のコメント欄には、私も同じだという人たちから多くの声が寄せられていました。「どれも身に覚えがあって笑った」「共感しかない」「どの家庭も同じでよかった!」同時に読者のズボラエピソードも大集合!「使い古しのタオルは縫うことも切ることもせず、ZOKINと書いて使っている」「洗い物が増やしたくなくて、ココアやコーヒーはスプーンを使わずに水流で混ぜている」「まな板を洗うのがイヤで、空中で切っている」「洗った食器は水切りカゴにタワーのように積んでいる」「生肉を切るのが面倒で、フライパンで焼きながら箸で引きちぎる」どれもこれも共感性の高い話で、なんだか安心した人も多いはず。手を抜きながら、気楽に家事をこなしていきましょう。[文・構成/grape編集部]
2023年03月31日■前回のあらすじ二次面談に行くと、S野から改めて「このビジネスがやりたい理由」について質問が。いろは失業の経緯やお金に対する不安を話すも、「このビジネスに向いてない」と言われてしまい…。 S野さんの言うことは正論で何も言えなくなりました。子どもがいても、正社員でバリバリ働く女性だってたくさんいるわけで。言葉に詰まっているとI田さんが私を庇ってくれて、そんなI田さんにちょっと感動してしまいました。でもI田さんの熱弁を持っても動機が弱いと言われてしまいました。そこで私は、I田さんにもまだ話していなかった母のことを話したのです…。次回に続く「洗脳されて詐欺ビジネスに200万払う寸前だった話」(全27話)は22時更新!
2023年03月30日■前回のあらすじビジネスの面談に行くと話すと、やはり難色を示す夫。しかしいろは、「話を聞くだけ」と夫を説得。そして、「今回の面談では一切お金を払わない」という約束のもと、夫も面談に行くことを許可して…。 二次面談当日。駅でI田さんと待ち合わせをして面談をするカフェへ。I田さんは、S野さんが現れるとスッと立ち上がって丁寧に挨拶をしたので、座りっぱなしの私は「もうここから面談が始まってる?」と、少し焦ってしまいました。そして面談早々、「向いていない」と言われてしまったのです。次回に続く「洗脳されて詐欺ビジネスに200万払う寸前だった話」(全27話)は22時更新!
2023年03月29日■前回のあらすじ300万円の初期費用を、上司に頼んで200万円にしてもらったというI田。「選ばれた人にしかできないビジネス」と何度も言われ、「その中に入りたい」と思うようになった主人公・いろは、面談のためにスーツまで新調したのでした。 一応夫に許可は取りましたが、夫に何を言われても面談には行くつもりでした。お金を今すぐ払うわけじゃないし、今辞めてしまったらビジネスの内容もわからないまま。このビジネスが本物ならチャンスを逃すかもしれない…。こんなチャンス2度とないかもと思っていました。I田さんが言っていた「1%未満の世界」。このビジネスができるのは本当に極一部の限られた人間という意味。メッセージのやり取りは毎日のようにしていて、毎日繰り返される言葉。私はこの時点で、もう洗脳されかけていたと思います。次回に続く「洗脳されて詐欺ビジネスに200万払う寸前だった話」(全27話)は22時更新!
2023年03月28日■前回のあらすじ夫はビジネスのことを「怪しい」と疑い、お金はどうにかなると楽観的。しかしいろは、病気がちな母や、育児のためにもお金は必要だと考えたいた。そんな中、I田から「いくらなら用意できるのか」と連絡が来て…。 I田さんは私のために上司に頭を下げて、200万円でもビジネスができるようにお願いしてくれました。そして私は、銀行に100万円借りるくらいだったら、返済も無理はなさそうだし何とかなるんじゃないかと思いました。300万だったものが200万になるのも怪しい話ですが、その時の私は完全に信じ込んでいたのです。I田さんがやり取りの中でよく言っていたのが、「選ばれた人にしかできないビジネス」という言葉。私もその中の1人になりたい…そういう気持ちが大きくなっていきました。でもまずは面談を通過しないといけないし、ビジネスの内容も具体的に知っておきたい。そう思い面談を進めてもらうことにしました。次回に続く「洗脳されて詐欺ビジネスに200万払う寸前だった話」(全27話)は22時更新!
2023年03月27日■前回のあらすじ初期費用の300万円は用意できないとI田にメッセージを送ると、「ローンを組んでいる人もいる」などと返信が。やってみたい気持ちが捨てられないいろは、「話を聞くだけならタダだから」と次の面談に進むことにして…。 夫は昔からお金に関しては無頓着で「なんとかなる」精神の人でした。反対に私はお金に対して心配ばかりしていました。母のこともあるし、子どもの教育資金も不安。でも300万なんて用意できるはずもなく、私はI田さんにお断りの連絡をしました。するとI田さんから、意図のわからない質問が返ってきました。次回に続く「洗脳されて詐欺ビジネスに200万払う寸前だった話」(全27話)は22時更新!
2023年03月26日