日本人の生産性の低さが取りざたされている昨今だが、2016年に向けて「仕事がデキる」と言われるためには、単に与えられた仕事をやるだけでなく、プラスアルファを与えられる存在になりたいものだ。そんな目的があるあなたは、The Next Webの記事「生産性を重視する人のための発見(原題:The productive person’s guide to serendipity)」を参考にしてはいかがだろうか? キーワードは「ルーティン」と「行動力」だ。生産性を重視する人は、のんびり構えて「驚き」や「発見」を待つ余裕はない。一方で、新たなビジネスアイデアに「驚き」や「発見」は必要不可欠といっても過言ではない。記事では、"働く人"向けの生産性アップを目指すWebサイト「Remotive」のキュレーターを務めるRodolphe Dutel氏が自身の経験をまとめている。○ルーティンで生産力をアップ生産性アップのためにDutel氏が薦めているのは、ルーティンの見直しだ。いつもやるような仕事は、しっかりした"骨組み"を持とう。曜日単位でも良いし、午前・午後といった時間の区切りでも良いだろう。仕事内容にもよるが、ルーティンで基本的な作業が完了すれば、それ以外の仕事がスムーズに進むようになるはずだ。朝のメールは30分間しか見ず、それを過ぎたらメールチェックは午後に先送りして、別の作業をこなすという風に決めれば、おのずと集中力が生まれてくることになる。効率アップと共に、短時間で仕事をこなしたいというあなたにとって、ルーティンを作ることは強い味方になるはずだ。○驚きを得られる方程式? 学習+行動+刺激=驚きただ、ルーティン作業だけでは「驚き」や「発見」は得られないだろう。では、そうした要素はどこからやって来るのか。Dutel氏はリモートワークの環境があるのなら、コワーキングスペースで作業したり、勉強会や会議などのイベントに顔を出したりするようにと助言している。普段の生活では会えない人との対話を通して、「なるほど、そんなやり方があったのか」という発見、あるいは「このニーズはほかにもありそう」といったビジネスアイデアに直結するひらめきにつながることがある。とはいえ、「驚き」や「発見」を、「これだ!」と認識できないことは日常茶飯事だろう。Dutel氏は論理的に驚きを感じるために必要な条件として「学習」「行動」「刺激」の3つを挙げる。学習は、洞察力を鍛えるために体験・関係し、ネットワーキングを行う。行動は興味関心を持ち、コミット・拡散を行う。刺激はイベントや衝突などから内省も含めての経験が必要と説いている。
2015年12月26日東芝は12月10日、テレビの自社生産から完全撤退すると新聞各紙などが報道したことに対して、「当社が発表したものではない」とのコメントを発表した。不適切会計問題に端を発するライフスタイル事業の構造改革に関しても、公表可能になり次第、速やかに発表するとしている。12月10日の朝刊で新聞各紙は、東芝がテレビの自社生産から完全撤退する、と一斉に報道。一部には、国内での販売撤退も視野に入れているとの論調もみられた。また、パソコンや白物家電事業における人員削減についても触れていた。これらの報道に対して東芝は、「当社が発表したものではない」とのコメントを発表。ただし、その内容を明確には否定せず、テレビ事業を含むライフスタイル事業について、他社との事業再編も含め制約を設けることなく検討しているが、「現時点で決定したものはない」と述べている。東芝のライフスタイル事業再編をめぐっては、12月5日から7日にかけて、シャープとの白物家電統合についての報道が過熱。7日に東芝から今回と同様に「当社が発表したものではない」との声明が発信された。
2015年12月10日日産自動車は3日、インフィニティブランド初となるアクティブコンパクト「Q30」の生産を、英国サンダーランドに新設された同ブランド専用の組立工場にて開始したと発表した。同ブランドの欧州生産車は、Q30が初となる。サンダーランド工場でのQ30の生産は、同工場の従業員が長年に亘り築き上げてきた高い品質基準に鑑みて2012年に決定。以降、同工場はインフィニティ車生産に向けて、従業員4,000名を対象にした前例のないトレーニングプログラムを実施し、新世代のプレミアムカー組立専門のスタッフを育成してきた。プログラムを受けた従業員の中には、新たに任命された選りすぐりの熟練した職人グループも含まれる。彼らは、生産工程の各段階において、Q30一台一台が確実にインフィニティのプレミアム生産基準を満たすように管理するとのこと。サンダーランド工場内にある総敷地面積2万5千平方メートルの新生産工場は、完全自動ラインの車体工場を有し、そこでは精密なレーザー溶接を行う134体の新型ロボットが剛性の高い車体骨格を組み立てている。これによりQ30のキャビンは非常に高いレベルの静粛性を実現しているという。Q30の開発は、英国パディントンのデザインセンターおよびクランフィールドのテクニカルセンターがそれぞれ指揮してきた。サンダーランドでの生産開始は、英国内のインフィニティ販売店のネットワーク拡大と共に、同ブランドの英国市場に対する確固たる決意を証明するものだとしている。
2015年12月04日東京農工大学(農工大)は11月30日、炎症の原因物質であるプロスタグランジンE(PGE)ががん転移に関わることおよびPGEの受容体を阻害することにより転移を阻止できることを発見したと発表した。同成果は、同大学大学院 工学研究院生命機能科学部門/グローバルイノベーション研究機構の稲田全規 准教授と宮浦千里 教授らの研究グループによるもので、米科学誌「The Journal of Biological Chemistry」に掲載されるのに先立ち、10月16日にWeb上で公開された。抗がん剤は、がん細胞に直接作用してその増殖や浸潤をいかに抑制するかというアプローチが主流だが、同研究チームは、身体の正常細胞に作用して、がん細胞が増殖できない、ほかの臓器へ転移できない、という新たなアプローチで今回の研究に取り組んだ。同研究では、PGE合成酵素である膜型PGE合成酵素(mPGES-1)の遺伝子を欠失したマウスに、皮膚がんの一種である悪性黒色腫(メラノーマ)細胞を移入した。骨組織の骨芽細胞や皮膚の線維芽細胞は、がん細胞と接着するとmPGES-1が誘導されてPGEを産生するが、同マウスでは転移巣でがん細胞と出会ってもPGEが産生されず組織破壊も起こらなかった。さらに、骨転移や肺転移などのがん転移もほとんど起こらないという結果が得られた。この成果を創薬につなげるために、PGEの4種の受容体(EP1、EP2、EP3、EP4)について、受容体選択的にシグナルを阻害できる化合物を投与したところ、EP4受容体を阻害することにより、選択的にがんの転移が阻止できることが明らかになった。EP4受容体を欠失したEP4遺伝子欠損マウスでは、がんの増殖や転移がほとんど起こらなかったという。同成果は今後、がん転移抑制に有効な新規治療薬開発につながることが期待される。
2015年11月30日キリンはこのほど、「プラズマ乳酸菌メディアセミナー 冬の健康リスク低減対策~乳酸菌の可能性~」を開催した。同セミナーでは、順天堂大学大学院 医学研究科感染制御科学講座 山本典生准教授、東海大学大学院 医学研究科 石井直明教授、キリン 基盤技術研究所 藤原大介主査らが登壇。インフルエンザなどの冬の健康リスクおよびプラズマ乳酸菌のウイルス感染防御効果について語られた。○冬の死亡リスクが高い「インフルエンザ」はじめに、山本准教授による「冬の健康リスクの現状と対策」と題した講演が行われた。冬の代表的なウイルス感染症といえば、ノロウイルスや季節性インフルエンザ、ロタウイルス、風邪ウイルスなどがある。毎年、冬に流行することから、予防を徹底している人も多いことだろう。中でもインフルエンザは、年代を問わずワクチンの予防接種が勧められている。では、実際のインフルエンザのリスクはどれほどのものなのだろうか。厚生労働省の発表(平成26年人口動態統計)によると、日本人の死因1位は「悪性新生物(がん)」で全体の死亡総数に占める割合は28.9%、2位が「心疾患」で全体の15.5%を占めている。そして、3位は「肺炎」で全体の9.4%。この肺炎には細菌感染(肺炎球菌など)やウイルス感染(インフルエンザウイルスなど)も関与している。主な死因別に平成27年の1月と6月の死亡数を比較すると、がんの1月の死亡数は6月の1.09倍とほとんど差がない。一方で、冬にリスクが大きく上昇すると考えられるのは、心疾患(1.78倍)、肺炎(1.72倍)、インフルエンザ(86.94倍)、腸管感染症(2.07倍)。極めてリスクが高いインフルエンザをはじめ、これらの疾患は冬場の対策が重要であることがわかる。インフルエンザの有効な対策として、まずワクチンの予防接種が思い浮かぶが、山本准教授は、「1つの対策に頼るのではなく、あらゆる予防策、治療法を用いてインフルエンザに対応する必要があります」と注意を促した。その理由として、インフルエンザウイルスは激しく変化していくことをあげる。予測を超えたウイルスの変化が起きるとワクチン用ウイルスと実際の流行ウイルスが相違してワクチンの有効性が低下する可能性や、さらに薬剤耐性ウイルスが広がる可能性も否定できないという。厚生労働省は、インフルエンザの予防法として次の6つを推奨している。1. 流行前のワクチン接種2. 飛沫(ひまつ)感染対策としての咳(せき)エチケット3. 外出後の手洗い等4. 適度な湿度の保持5. 十分な休養とバランスのとれた栄養摂取6. 人混みや繁華街への外出を控える(やむを得ず外出するときにはマスク着用も一つの防御策)特に"バランスのとれた栄養摂取"については、「感染症対策には免疫力が非常に重要です。免疫力が強ければ感染症をよりよく抑制できると考えられています」としながら、「ヨーグルトなどの免疫力を上げるといわれる食品を積極的に摂取する予防法にも期待しています」と話した。○免疫力アップにプラズマ乳酸菌続いて登壇した藤原主査は、「キリンの乳酸菌研究」の概要とともに、プラズマ乳酸菌のウイルス感染防御効果について発表した。まず、「免疫力の低下と感染症リスクは密接な関係にあります」と藤原主査は話し、免疫力が低下すると感染症が発症しやすいという報告があることを指摘した。また、免疫力低下には日常生活の状態が直結しており、加齢やストレス、栄養不足などが原因になりうるという。そして、免疫を高める機能がある食品素材として注目されているのが「乳酸菌」だ。乳酸菌の機能性には、腸内菌叢(きんそう)の改善のほか、アレルギーの改善、コレステロールの低下、制がん作用、抗肥満などがあり、世界で研究されている。一般の認識では混同しがちだが、人間の体には細菌とウイルスがいる。これまでの乳酸菌の免疫研究では、細菌とウイルスに対する免疫が別々に存在することにフォーカスされてきたとのこと。例えば、細菌を主に認識する細胞はマクロファージで、それが活性化することで対細菌免疫系が働く。一方、ウイルスに対しては、司令塔であるプラズマサイトイド樹状細胞(pDC)が活性化すると、対ウイルス免疫系(NK細胞・キラーT細胞・ヘルパーT細胞・B細胞)を動かし、ウイルスを攻撃・排除する仕組みとなっている。このことから同社は、「理論上、pDCを動かせれば対ウイルス免疫系を総括支配できる」と考え、2010年にpDCを活性化する乳酸菌探索プロジェクトを開始。そうして、乳酸菌はpDCを直接活性化できないという前提を覆し、極めてまれに活性化できるものがあることを発見した。それがラクトコッカスラクティスJCM5805株(以下プラズマ乳酸菌)だ。同研究では、プラズマ乳酸菌がpDCを活性化すること、そしてインフルエンザウイルスに作用することが確認されたという。マウスを使った動物感染実験では、2週間プラズマ乳酸菌を予防投与した結果、致死量のウイルスを与えても70%のマウスが生存した。一方のヒトにおいては、30~50代を対象にプラズマ乳酸菌を与えた群と疑似飲料を与えた群に分けて研究をしたところ、プラズマ乳酸菌飲用群はpDCの低下を防ぐ結果を示した。「これらの結果は、ヒトがプラズマ乳酸菌を摂取することで、インフルエンザや風邪を防げる可能性があることを示しています」と藤原主査。○さらなる効果検証へキリンと東海大学 医学部は、プラズマ乳酸菌のヒト・風邪・インフルエンザに対するさらなる効果を検証するために、共同で臨床試験を実施。同セミナーでは、その成果について石井教授が発表した。同試験は2014年12月~2015年3月までの12週間、18~39歳の東海大学の大学生と教職員657名を対象に、プラズマ乳酸菌摂取群と非摂取群に分けて実施。参加者は、12週後に医師による診断と免疫学的検査(血液)を受けるほか、参加者専用のスマートフォンアプリに日誌・体調アンケートを毎日入力した。その結果、風邪・インフルエンザの罹患(りかん)率は、プラズマ乳酸菌摂取群で29.8%、非摂取群で37.0%となった。また、試験期間中の自覚症状では、「のどの痛み」「せき」などの項目において、プラズマ乳酸菌摂取群で有意に減少し、特に重症者での有意差が顕著だった。このほか、pDC活性はプラズマ乳酸菌群においてのみ有意に上昇し、NK細胞活性は非摂取群よりもプラズマ乳酸菌群で高かった。さらに、ウイルス防御に重要なインターフェロンα遺伝子やビペリン遺伝子はプラズマ乳酸菌群で有意に上昇した。「プラズマ乳酸菌は、風邪などの上気道疾患症状を軽減し、大学生活における健康の保持・向上へ貢献が可能であることがわかりました」と石井教授。いずれもインフルエンザ・風邪対策としてのプラズマ乳酸菌の可能性を示した結果だが、インフルエンザウイルスの型(A型・B型)への適応、量や年齢との相関、飲料以外の食品への応用など、今後も引き続き検証をしていくとしている。前述したとおり、インフルエンザウイルスは激しく変化する特徴があり、ワクチンを打っても感染する可能性はある。プラズマ乳酸菌のウイルス感染防御効果を参考に、免疫力をアップする食品を意識的にとるなど、さまざまな対策を講じてウイルスに負けない体づくりを心がけてみよう。
2015年11月25日TVアニメ『アイドルマスター シンデレラガールズ』のステージで"島村卯月"たちが着用していたステージ衣装「マイファーストスター!!」ピンクver.が【完全受注生産限定】のコスパティオリミテッドから登場する。衣装には、スポットライトのような光を浴びたときに程良い光沢が出る生地を厳選して使用。特徴的なシルエットを再現するため細部までこだわり仕上げられたワンピースやスカート、クラウンや胸のブローチといった1点ずつ職人手作りの立体造形パーツなどアイドルの衣装にピッタリなステージ映えする仕上がりとなっている。特にスカートは、ドレスに良く使用されるオーガンジー生地でチュールを包み、軽さとボリュームを両立。チュールの重ね方に一工夫加えたパニエとクリノリンで支えることで綺麗なシルエットをキープできる造りになっているという。さらに、「コスチュームセット」「ニーソックス/ブーツカバーセット」はセット内の各パーツごとにサイズが選択可能となっている点も注目だ。現在、渋谷凛たち着用の『ブルーver.』、本田未央たち着用『イエローver.』も鋭意開発中とのこと。続報はコスパティオ公式サイトなどで告知される。なお、『アイドルマスター シンデレラガールズ』の3rdライブ「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 3rdLIVE シンデレラの舞踏会 - Power of Smile -」の会場ほかにて開発サンプルの展示も決定。受注生産だからこそ可能となるハイクオリティな衣装をぜひ間近でチェックしてみたい。■展示スケジュール▼「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 3rdLIVE シンデレラの舞踏会 - Power of Smile -」2015年11月27日(金)15:00~2015年11月28日(土)9:00~【開演後】30分程度2015年11月29日(日)9:00~17:00【場所】幕張メッセ国際展示場※野外エリアの為、天候により展示が中止になる場合がある。▼2015年12月13日(日)~2015年12月26日(土)【場所】コスパティオ ジーストア大阪店▼2015年12月29日(火)~2016年1月11日(月・祝)【場所】コスパティオ秋葉原本店(ジーストア・アキバ3F)「マイファーストスター!!」の価格は、チョーカー、ワンピース、スカート、クリノリン、ショートパンツ、手袋がセットになった「コスチュームセット ピンクver.」が136,300円(税別)、「ブローチ/リボンセット ピンクver.」が27,000円(税別)、「クラウン(共通)」が22,000円(税別)、「ニーソックス/ブーツカバーセット(共通)」が37,800円(税別)となる。第1回申込受付期間は、2015年11月20日(金)~2016年1月8日(金)で、発送は2016年4月上旬予定。そのほか詳細はコスパティオ公式サイトにて。(C)BNEI/PROJECT CINDERELLA
2015年11月20日キヤノンは、レンズ交換式カメラEOSシリーズの累計生産台数が11月10日に8,000万台に達したと発表した。1987年3月「EOS 650」の生産開始以来28年、フィルムカメラとデジタルカメラを合わせて達成した数字となる。EOSとは、「Electro Optical System」の頭文字をとった名称で、ギリシャ神話には同名の「曙の女神」が登場する。この度、8,000万台目として生産された機種は「EOS 5Ds R」であったという。また、キヤノンは2015年7月にEFレンズの累計1億1,000万本生産も達成している。
2015年11月18日エースコックは11月23日、「ちょうポカ! クリーミーポタージュ ヨーグルト100杯分の乳酸菌」(165円・税別)を発売する。同商品は、手軽に乳酸菌がとれる温かいカップスープ。乳酸菌の一種であるフェカリス菌(エンテロコッカスフェカリス FK-23)を使用し、1商品でヨーグルト100杯分の乳酸菌が摂取できるとしている(ヨーグルト1杯を100mlとした場合、100mlあたり乳酸菌10億個程度の含有量 ※乳及び乳製品の成分規格等に関する省令に基づく)。味わいは、複数のチキンエキスにオニオンなどの香味野菜のうまみをきかせたポタージュで、よりまろやかで濃厚な味わいに仕上げるため、乳酸菌入りミルキールゥを加えた。具材には、サクサクとした食感の大きなパンクルトンと、チャイブスを採用している。
2015年11月05日NECは11月4日、無線通信機器や放送機器を生産するNECネットワークプロダクツの本社工場(所在地:福島県福島市)において、IoT(Internet of Things)を活用した実証実験を10月から開始したと発表した。NECプラットフォームズでホームルータや組込み機器などを生産する掛川事業所においても、IoTを活用した実証実験を今年度中に開始する。今回の実証実験では、経営者・工場管理者・現場の各階層でのタイムリーかつ適切な意思決定を支援するため、複数工場の生産ラインにおける品質や稼働状況など人・設備・モノに関する情報のリアルタイムかつ一元的な可視化に取り組む。また、収集データの分析・活用として、同社の「物体指紋認証技術」を活用し、プリント基板の個体管理を実施。個々のプリント基板の側面をカメラで撮影し、物体指紋を取得・認証することで、バーコードやRFIDタグを貼付することなく容易にトレーサビリティを実現する。そのほか、人工知能ソフトウェア「NEC Advanced Analytics - RAPID機械学習」を活用し、装置組み立てラインのカメラ映像から作業員の異常作業をリアルタイムに自動検出。不良発生リスクをその場で検出・手直しするとともに、作業改善・作業者教育を行うことで、品質向上を実現する。今回の実証実験の結果を踏まえ、2016年度以降にIoT活用標準システムの構築および各生産拠点への展開を推進することで、生産効率の従来比30%向上を実現し、グローバルでのQCD競争力強化を図るとしている。
2015年11月05日東京海洋大学は11月2日、長期間冷凍庫内で凍結していたニジマスから機能的な卵と精子を生産し、これらから受精した正常な次世代個体を生産することに成功したと発表した。同成果は同大学海洋生物資源学部門の吉崎悟朗 教授の研究グループによるもので、11月2日に英科学誌「Scientific Reports」に掲載された。今回の研究では、ニジマスをまるごとジッパー付袋に入れ、-80℃の冷凍庫内で冷凍。それらを解凍し解析したところ、1週間から3年間のいずれの凍結期間においても、再現性よく1300程度の精原細胞を得られることがわかった。さらに、これらの細胞を孵化直後のヤマメの稚魚へ移植することで、ヤマメが雄の場合は冷凍魚に由来する機能的な精子を、雌の場合は冷凍魚由来の機能的な卵を生産することができた。また、これらの卵と精子を受精させることで、冷凍魚の次世代を生きたかたちで生産することに成功した。卵と精子の冷結保存は、絶滅危惧種の遺伝子を保存する方法として知られているが、魚類の卵はサイズが大きく、脂肪分に富むため卵や胚の冷結保存は進んでいなかった。同研究グループは、今回の手法を用いることで、絶滅危惧種を冷凍しておけば、当該種が絶滅した場合でも、現存する近縁種に冷凍魚由来の精原細胞を移植することで生きた魚類個体を再生することが可能となるとしている。
2015年11月02日産業技術総合研究所(産総研)は10月19日、従来より公開している化学物質リスク評価のための大気モデルADMERおよび河川モデルSHANELに、化学物質の漏洩事故を想定した新たな機能を追加し、ADMER Ver.3.0.およびSHANEL Ver.3.0として公開した。ADMERは気象、人口などの基礎データを内蔵し、排出量と簡単な物性を入力すれば化学物質の大気中温度、沈着量などを詳細な空間解像度で推定することができ、国、自治体、企業などで活用されている。今回の機能向上では、自然災害や産業事故で汚染物質が突発的に放出されるような場面でも利用できるように、時間解像度の向上による短期間評価への対応や、ワーストケース条件の抽出、各地点での全ての発生源からの影響の割合を知ることができるソースリセプターマトリックス解析機能などを追加し、短時間の汚染状況の推定に対応した。一方、SHANELは河川流域での化学物質のリスク評価に必要な河川水中濃度を推定するモデルで、全国の人口、土地利用、下水道などの3次メッシュ(約1km格子)単位の流域データを搭載し、気象データや化学物質の排出量と基本的な物性を入力するだけで河川水中の濃度をコンピュータ上で計算することができる。主に大手洗剤企業などで界面活性剤の生態リスク評価に活用されてきたが、今回の機能向上ではより短期間の評価を可能とするとともに、空間解像度の向上により従来よりも小規模な範囲での解析を行えるようなった。また、流量が少ないワーストケースでの濃度推定を短時間で行える機能も追加されている。産総研は今後、両モデルを日本国内だけでなく、日本企業が海外でも活用できるように、国際版の開発を進めるとしている。
2015年10月20日ロッテは10月13日、「スイーツデイズ 乳酸菌ショコラ」(想定小売価格は税別310円前後)を全国で発売した。同商品は、植物性乳酸菌を包んだチョコレート。乳酸菌をチョコレートの油脂で包むことで、生きたまま腸まで届けることができる。乳酸菌研究分野のパイオニア企業である日東薬品工業とともに開発した。同社によると、乳酸菌は熱や胃酸に弱いという。しかし乳酸菌をチョコレートで包むと、包んでいない状態と比べて、乳酸菌の生存数が100倍以上になることがわかったとのこと(胃の中を想定した人工胃液を用いた試験による)。
2015年10月14日ロッテは10月13日、チョコレートで乳酸菌を摂取できる「スイーツデイズ 乳酸菌ショコラ」(税別310円前後)を発売した。同商品は、熱や胃酸に弱い「乳酸菌」を生きたまま摂取できるよう、チョコレート中の油脂で植物性乳酸菌を包んだチョコレート菓子。チョコで包んだ乳酸菌の胃酸への耐性を人口胃液を用いて試験したところ、チョコで包んだ乳酸菌の方が乳酸菌そのものを摂取するより、1時間から2時間後の生存数が100倍以上になることがわかったという。冷蔵が必要な乳酸菌製品とは異なり、チョコレート製品のため常温での保存が可能。常温で持ち運べて、いつでもどこでも食べられるので、オフィスや公園など、乳酸菌摂取のシーンが広がることもメリットとして挙げている。
2015年10月13日半導体調査会社の米IC Insightsは、「世界規模のウェハ生産規模2015-2019年:集積回路産業のウェハファブ生産規模に関する詳細な分析と予測(Global Wafer Capacity 2015-2019 - Detailed Analysis and Forecast of the IC Industry’s Wafer Fab Capacity)」と題するレポートを発行し、その中で「今年の300mmファブの生産規模は、全体の62.2%を占め、2019年までに64.7%へむけて微増していく」と述べている。一方、今年28.1%を占める200mmファブの生産規模は、毎年微減し、2019年には26%台となる。150mmおよびそれ未満の口径のウェハファブの生産規模は9.6%(2015年)から8.5% (2019年)へ微減する{図1}。450mmに関しては、現在技術開発がすすめられており、幾分かの進歩がみられるが(既報その1、既報その2 )、2014年の進歩は顕著ではなかった。ほとんどの企業は2020年以前の450mm量産を計画していないように見受けられる。しかし、450mm,試作ならば、2018-2019年ごろに行う企業が現れる可能性はある。IC Insightsは、450mm生産規模を、2018年まではゼロ、2019年に全体の0.2%と見ている。著者注:スマートフォンに代表されるモバイルの躍進でPC需要が減退し、これに伴いPC用のMPU生産が減産を余儀なくされている。このため450mm大口径化検討を推進してきた米Intelの業績が悪化し、既存300mmファブを埋めるのが先決で、450mmどころではない状態が生じている。頼みのデータセンタ-向けでも聖域をAlteraのFPGAに侵食されたため、同社買収に踏み切らざるをえなくなった。これにより、Intelが今後どのような企業業績回復に向けた戦略を打ち出すか注目される。450mm化はIntelの業績回復しだいの状況だ。300mmファブでは、現在、DRAM, フラッシュメモリ、イメージセンサ、電源管理デバイス、大面積を要する複雑なロジックやマイクロプロセッサなどのコモディティ製品の量産に活用されているが、今後も引き続き、これらのタイプの製品が量産されるだろう。ファウンドリにおいては、多くの顧客からの注文品を混載して300mmラインを埋めている。2014年末現在、世界には87の300mm(製造用)ファブが存在している。このほかに研究開発用の300mmファブや、イメージセンサやディスクリートなどIC以外の製品(Non-IC products)を製造する300mmファブも散見されるが、図2に示す統計では除外している、著者注:IC Insightsは、光学デバイス・センサ・ディスクリ―ト(O・S・D)を集積回路(IC)と区別して統計を取っているこの図からは、300mmファブの数は2013年を除き増加していることがわかる。2013年に何が起きたかと言うと、台湾DRAMメーカーProMOSとPowerchip Semiconductorが所有していた3つの大きな300mmファブが閉鎖され、世界中のいくつかの新しい300mmファブの運用開始が2014 年に延期されたためである。300mmファブは2014年末に比べて、2019年には23増加すると予測されるが、その後は116-120でピークを打つと予測される、450mmファブでの量産がはじまるからだ。300mmファブを稼働させている主要企業は、メモリを生産する韓国Samsung Electronics、米Micron Technology、韓国SK hynix、東芝/SanDisk、業界トップメーカでほぼ独占的にMPUを供給する米Intel、そしてファウンドリ専業の台湾TSMCおよびGLOBALFOUNDRIES(GF)などである。これらの企業は、大口径ウェハを使用することにより、チップ当たり単価を減らすことで利益を挙げられるような製品を製造している。200mmに関しては、かつて210ものファブが稼働していたが、2014年末現在は154に留まっている。今後毎年微減の傾向にある。200mmファブは、特殊なメモリ、デイスプレイ用IC、マイクロコントローラ、アナログデバイス、MEMSデバイスなど多様なタイプのデバイスを製造している。いまは300mmファブで製造されているデバイスが、かつては製造されていた減価償却済みの200mmファブで製造することで低価格の製品を生産している。なお、200mmウェハ生産規模が最も大きなファブを所有するのは、台湾TSMC、 米国Texas Instruments(TI)、台湾UMCの3社である。
2015年09月25日三菱自動車はこのほど、現在岡崎工場で生産している新型「アウトランダー」の一部を、11月より、同社子会社であるパジェロ製造で補完生産することが決定したと発表した。今回の補完生産は、岡崎工場で生産している新型「アウトランダー」及び「アウトランダーPHEV」が、今後の仕向け地拡大に伴い台数増加することに加え、11月末で生産を終了する米国工場から、「アウトランダー・スポーツ(日本名 RVR)」も移管されることから、岡崎工場の生産能力をオーバーする見込みとなったことに対応するもの。パジェロ製造は現在、「パジェロ」「デリカD:5」の生産を行っている三菱自動車工業の子会社で、本社所在地は岐阜県加茂郡坂祝町、従業員数は約930名。新型「アウトランダー」は、フロントデザインを一新したほか、パワートレイン、ボディ、シャシーなどを大幅改良することで、静粛性、加速性、操縦安定性、乗り心地、燃費などの向上を図って、6月に販売が開始されたSUVだ。
2015年09月14日本田技研工業(ホンダ)は11日、50ccの新型原付スクーター「ジョルノ」の日本生産を開始し、生産工場である熊本製作所でラインオフ式典を行ったと発表した。フルモデルチェンジした新型ジョルノは、燃費性能に優れた水冷4ストロークエンジンを搭載し、日本で10月2日に発表、10月16日に発売を予定している。ジョルノは、これまで中国で生産していたが、同日より生産を日本の熊本製作所に移管する。同社は、近年の経済状況の変化により、グローバルで適切な生産アロケーションの見直しについて検討。国内で販売している50ccの原付一種モデルは、その9割以上を海外で生産してきたが、この度日本への生産移管を決定した。また、新型ジョルノの日本への生産移管に続き、現在ベトナムで生産し、日本で販売している50cc原付スクーター「Dunk(ダンク)」と「タクト」も、順次熊本製作所に生産を移管する予定。
2015年09月11日島津製作所は8月31日、異臭の原因物質を特定することを可能とする分析システム「GC/MS 異臭分析システム」を発表した。同システムは、島津製作所のガスクログラフ質量分析計に異臭分析に関するノウハウを有する大和製罐の技術を加える形で開発されたもので、過去の異臭問題の分析により把握されたすべての原因物質のMS情報と官能情報を組み合わせることで、どのような化合物が異臭の原因になるか分からない場合でも、すぐに分析を始め、異臭の原因物質を特定することができる。また、におい嗅ぎ装置が備わっている場合、データベースで同定された異臭成分のにおいを実際に嗅ぎ、「消毒」「ゴム」といったにおいの種類の情報と照らし合わせることで、異臭原因を確認することができる。さらに、候補と思われる対象成分の極性に応じて3種類のカラムの中から最適なものを選択可能なほか、異臭成分の中には、臭気しきい値が低く、ごく微量でも異臭と感じられる化合物があるため、微量濃度まで同定できる必要があることから、同システムでは、同社のGC/MSの高感度MRM、 SIM分析を生かし、数pptの臭気しきい値付近の成分も同定することが可能だという。
2015年08月31日糖質オフ、低カロリーの乳酸菌飲料カゴメ株式会社は、「植物性乳酸菌ラブレ糖質オフ」(130ml)を、2015年10月6日(火)から全国にて新発売する。腸での生命力が強い“植物性”の乳酸菌である「ラブレ菌KB290株」を使用した乳酸菌飲料は、同社の食品表示基準100mlあたり糖質2.5gという低糖基準を下回る、1本(130ml)に含まれる糖質を3.1g、カロリーは19kcalと糖質オフ、低カロリーを実現した。糖質オフ、低カロリーを両立美容や健康を気づかう人に最適な同品は、さらに高密度発酵製法によるクセのないおいしい味わいはそのままに、食物繊維を配合することで、気になる飲み応えもしっかり感じられるように仕上げられている。商品概要商品名:植物性乳酸菌ラブレ糖質オフ容量:130ml賞味期間(開封前):29日店頭想定価格(税抜):110円前後(プレスリリースより引用)"植物性"の乳酸菌「ラブレ菌KB290株」を使用『植物性乳酸菌ラブレ』シリーズは、腸での生命力が強い“植物性”の乳酸菌である「ラブレ菌KB290株」を使用した乳酸菌飲料で、2006年の発売以降、女性を中心に支持を得ている。カゴメは、今後も『植物性乳酸菌ラブレ』シリーズをさらに進化させ、お客様の毎日の健康と美容をサポートしていくとアナウンスしている。(画像はニュースリリースより)【参考】・カゴメ株式会社ニュースリリース
2015年08月29日トヨタ自動車(トヨタ)は8月4日、中国第一汽集団公司との生産合弁会社である天津一汽トヨタ自動車(TFTM)に新ラインを建設し、2018年年央から、新型車の生産を開始すると発表した。新ラインは、天津市経済技術開発区に建設し、生産能力は10万台/年、投資額は約590億円を予定している。一方、既存の老朽ラインでの生産を2017年末までに打ち切る予定であるため、TFTM全体の生産能力台数は現状並みとなる。トヨタは、TFTMにおいて、既存ラインの一部工程の見直しや自動化を推進し、新ラインでは、車種や量の変更に柔軟に対応できる伸縮自在ラインを導入することにより、工場としての競争力を高めていく、としている。
2015年08月04日私たちが夜になると眠くなるのは、睡眠物質がしっかりとその働きしているからです。それを無視して起き続けていたら、私たちはどうなるのでしょうか? 1日の徹夜なら頭がボーッとするぐらいで済みそうですが、もしそれが何日も続いたら……。睡眠物質の働き私たちの体のなかには、眠りを誘う睡眠物質が存在します。代表的なのがウリジンと酸化型グルタチオン。ウリジンは「神経の抑制(リラックス)」を促すGABAの働きを助ける物質で、結果的に眠気を発生させます。酸化型グルタチオンは「神経の興奮」を促すグルタメートの働きを抑制する物質で、同様に眠気を誘発します。これらの物質は夜になれば自然に分泌量が増加し、その働きによって、私たちは眠気を感じ、眠りにつくのです。では、睡眠物質の働きに逆らって起き続けようとすると、どのようなことが起こるのでしょうか? それを確かめようとして、過去にマウスを使った実験が行われたことがあります。マウスの実験結果結論から書くと、眠らせない状態にしたマウスは約2週間ですべて死んでしまったそうです。何が起こったかというと、体重が減少し、免疫力も低下。残念ながら、最終的には微生物による感染症(敗血症)が死因となりしんでしまったそうです。ここで気になるのは、マウスではなく、人で同じ実験をしたらどうなるのかということではありませんか? 倫理上の問題もあり人間に対しての実験は行われていませんが、チャレンジとして高校生が11日間も眠らなかったという記録があります。このとき、高校生は断眠中に一時的な誇大妄想や幻覚、記憶障害などに見舞われたものの、断眠終了後、後遺症などは何も残らなかったそうです。睡眠不足は悪影響を生むただ、この高校生の断眠挑戦は脳波などの測定はしておらず、あくまで外見から寝ていないかを確認していたとのこと。つまり、マウスと違って、ごく短時間の睡眠をとっていた可能性もあるのです。ちなみに、人間も極度の睡眠不足が生じる軍隊などでは、免疫力が低下したという報告があります。さらに繰り返すことで、体に悪影響が生じるということもわかってきました。健康に生活するためには、睡眠時間をしっかり確保する必要があるのは間違いありません。個人差はあるものの、1日7時間を目安にするとよいそうです。photo by Jonas Standell
2015年08月04日マツダは14日、タイの車両生産拠点「オートアライアンス(タイランド)Co., Ltd.」(AAT)において、ピックアップトラックの新型「BT-50」の生産を13日から開始したと発表した。新型BT-50は、2015年後半からタイ及びオーストラリア市場より順次導入する予定。BT-50の現行モデルは、従来のピックアップトラックのイメージを覆す、モダンで洗練されたフォルムを実現した"アクティブ ライフスタイル ビークル"として2011年に登場。高い走行性能とともにビジネス、プライベートを問わず使用できる機能的なインテリアやカーゴスペースにより、ファミリーユースやレジャーユースなど、幅広くピックアップトラックを活用するユーザーの期待に応えるクルマとして支持されている。新型BT-50では、現行モデルの高い実用性や、走る歓びを実現したダイナミック性能を継承しながら、新デザインのフロントフェイス、リアコンビネーションランプやアルミホイールなど、従来に増してスポーティで力強い存在感を放つスタイリングへ進化した。インテリアは、より質感高く洗練させたほか、安全装備としてリアビューモニターを新たに採用。パワートレイン及びボディータイプは、現行モデルのラインナップを継承する。
2015年07月14日キヤノンは、「EOS」シリーズ用の交換レンズ「EFレンズ」が、2014年6月22日で累計生産1億1,000万本に達したと発表した。1億1,000万本目に生産したレンズは「EF11-24mm F4L USM」だったという。EFレンズは、銀塩方式のAF一眼レフカメラ「EOS」シリーズ用の交換レンズとして、1987年にキヤノンの宇都宮工場で生産が開始されて以来、台湾キヤノン、キヤノンオプトマレーシア、大分キヤノンの4拠点で生産が行われてきた。1995年に累計生産1,000万本、2009年に5,000万本、2014年4月に1億本を達成した。
2015年07月08日スッキリサポートの健康素材も配合総合健康関連事業を展開する株式会社えがおは、1包に120億個の植物性乳酸菌とスッキリサポートの健康素材を配合した新商品「えがおの青汁乳酸菌」を6月1日(月)に発売を開始した。商品名:えがおの青汁乳酸菌価格:1,590円(税込1,717円)内容量:15包/箱(3.65g/包)(プレスリリースより引用)九州産の大麦若葉や3種類の根菜類をはじめとする厳選素材に、発酵食品には欠かせない乳酸菌の中でも、過酷な環境下でも生き抜く力を持っているといわれる植物性乳酸菌120億個をプラスした「えがおの青汁乳酸菌」が誕生した。主原料である大麦若葉は、微細粉末に加工し素材が持つ本来の甘味を生かしながら、抹茶や緑茶を微調整して配合、飲みやすさを追求した配分となっている。14種の素材に加え、栄養成分のビタミンCを配合し、飲みやすいうえ手軽に野菜不足をサポートする。「えがおの青汁」シリーズ他にも、野菜不足が気になる人向けに、有機原料10種類配合し、1包で1日の必要とされる野菜といわれる350g以上の栄養素が摂取できる「えがおの青汁満菜」。忙しい女性や美容に気づかう人に向けた、コラーゲンや食物繊維を含む6種類の美容素材・成分を配合した「えがおの青汁コラーゲン」があり、自分に合った商品をセレクトできる。購入方法は、株式会社えがおのホームページより、もしくは専用のフリーダイヤルで注文が可能だ。(画像はプレスリリースより)【参考】・株式会社えがおプレスリリース/PR TIMES・あなたにぴったりの青汁を探そう株式会社えがお
2015年06月06日東北大学などの研究グループは6月5日、次世代の多機能電子素材として期待される「マルチフェロイック物質」において、新たな電子機能制御手法を実証し、その基礎原理を確立したと発表した。同成果は、東北大学 大学院理学研究科の松原正和 准教授、青山学院大学 理工学部の望月維人 准教授(HSTさきがけ研究者兼任)、大阪大学 大学院基礎工学研究科の木村剛 教授らによるもの。詳細は米国科学雑誌「Science」に掲載された。磁石の性質(磁性)を兼ね備えた強誘電体である「マルチフェロイック物質」は、磁場を変化させて誘電的な特性(電気分極)を制御することや、電圧を変化させて磁気的な特性を制御することができるため、次世代のエレクトロニクスデバイスへの応用に向けた取り組みが世界中で研究されている。今回の研究では、-246℃以下で電子が持つ磁石の性質(スピン)が空間的に規則的に配列し、これに伴い強誘電分極が生じることが知られている「TbMnO3」を光学的手法を用いて、電気的かつ磁気的な応答をする特異な強誘電分極を可視化することに成功し、マルチフェロイック物質に特有な強誘電分極の振る舞いを発見したという。これにより、電場による強誘電分極の制御過程が明らかとなり、電気的・磁気的な性質を備える強誘電分極が、電場により制御可能な通常の強誘電体としての機能を持っていることが確認されたとするほか、こうしたメカニズムは電気的エネルギーの利得よりも磁気的エネルギーの利得を稼ぐために起きる、マルチフェロイック物質に特有な現象であることも判明。これにより、同メカニズムが、強誘電性を磁場で制御する新しいメモリ・ロジック素子の基礎原理として用いることができるだけでなく、これを利用することで、電気的に異なる性質を持つ2種類の「ドメイン壁」(電気的に中性なドメイン壁と荷電したドメイン壁)を磁場により選択的に作り出すことが可能となるため、将来的にはドメイン壁を利用した新たなナノスケールのエレクトロニクスへの展開も考えられるという。なお、研究グループでは今回の成果について、今後、同様の機構を持つ材料を研究するさいの重要な知見になるとしており、新たなナノエレクトロニクスデバイスなどへの応用が期待できるとコメントしている。
2015年06月05日マツダは25日、クロスオーバーSUV「CX-5」の世界累計生産台数が2015年4月末までに100万台に達したと発表した。これは、2011年11月の生産開始以来、約3年5カ月での達成で、「アクセラ(海外名 Mazda3)」に続いてマツダ車として2番目に早い記録となる。CX-5は、「SKYACTIV技術」とデザインテーマ「魂動(こどう)-Soul of Motion」を全面的に採用した新世代商品の第1弾として、広島県広島市の宇品工場で生産を開始。現在は中国の「長安マツダ汽車有限公司」でも生産を行っているほか、ロシアの「マツダソラーズマヌファクトゥリングルース」、マレーシアの「マツダマレーシア Sdn. Bhd.」、ベトナムの「ヴィナマツダCo., Ltd.」でも現地組み立てを行っている。世界中で成長を続けるクロスオーバーSUV市場に、マツダの新たな基幹車種として2012年2月に投入したCX-5は、「2012-2013 日本カー・オブ・ザ・イヤー」など60を超える賞を世界中で受賞したほか、2012年、2013年と2年連続でSUV国内販売台数第1位を獲得するなど、グローバルにマツダのカーラインアップをけん引する主力モデルに成長した。
2015年05月25日ココナッツ庁まであるココナッツオイル大国フィリピン!日本でも流行が続くココナッツオイル。実はフィリピンはココナッツオイル生産量が世界1位なんです!なんとフィリピンには「ココナッツ庁(Philippines Coconut Authority)」という官庁があります。 (さらに…)
2015年05月14日ニコンは5月7日、スイスLonzaと日本における細胞受託生産に関する戦略的業務提携契約を締結し、ニコン100%出資の新会社を設立し、再生医療用細胞などの受託生産事業に参入すると発表した。再生医療を取り巻く環境は、国内では薬事法改正法により早期実用化の期待が高まっているほか、欧米でも体性幹細胞を用いた再生医療への早期応用が見込まれる状況となっており、同社では、そうした環境を踏まえ、日本国内において高品質の再生医療向け細胞の受託生産ができる体制を構築することを決定したという。具体的には、再生医療向け細胞生産大手であるLonzaの有する体性幹細胞などの細胞生産ノウハウを習得し、将来のiPS細胞の再生医療の実用化に向けた取り組みを加速していく方針。同社では、2007年よりiPS細胞などのライブセル(生きた細胞)向け細胞培養観察装置「BioStation CT」の製造・販売を行ってきたが、将来のiPS細胞の再生医療の実用化には、製造工程における品質・安全評価の基準作りや運用方法の確立が必要となるほか、目的とする細胞への分化誘導の方法や大量細胞培養の必要性を考慮した、スケールアップのノウハウなどが求められていた。同社では、今回を機にコア技術である光学技術および画像解析技術を活用し、それらの課題に取り組むことで、再生医療用細胞などの受託生産事業の拡大を目指すとするほか、周辺領域への事業基盤の拡大も目指すとしている。なお、新設子会社の概要は以下のとおり。会社名:株式会社ニコン・セル・イノベーション所在地:検討中(京浜地区を予定)設立時期:2015年度 上期受託開始(一部稼働):2015年度 下期工場竣工:2017年度 上期出資:20億円(資本金 10億円、資本準備金10億円)
2015年05月08日【プラズマ乳酸菌】が豊かに調合された、ホワイトスパークリング発売!キリンビバレッジ株式会社は、『キリン まもるチカラのサプリ ホワイトスパークリング』を5月12日から全国発売する。製品は【プラズマ乳酸菌】が調合されており、2008年にスタートした、楽しさやおいしさに“健康”をプラスしたブランドを扱っている、キリングループの横断プロジェクト班による【キリン健康企画】のひとつだ。パッケージはブルー系とホワイト系カラーを使用。またプラズマ乳酸菌のマークがあり機能感とともに、消費者が製品を飲んでみたいと思うような、さわやかな印象のデザインだ。製品特徴と、プラズマ乳酸菌について製品の容量は500mlで持ち運びもしやすく、またペットボトルタイプなので一度フタをあけても一気に飲む必要がなく、炭酸のシュワシュワ感もそのままで、いつでも好きな時にさわやかな味わいを楽しめる。プラズマ乳酸菌は同社と小岩井乳業株式会社がコラボで研究をしている独自の乳酸菌で、少しずつ認知度が上昇しているという。そして製品には、このプラズマ乳酸菌が1本当たり【1000億個】も調合されており、ちょうど良い酸味と甘い味の調和による、心地良い刺激を堪能できる。(画像はニュースリリースより)【参考】・キリンビバレッジ株式会社 ニュースリリース
2015年04月29日カナダのマギル大学はこのほど、メープルシロップのエキス(濃縮抽出物)は細菌に対する抗生物質の効力を高める効果があることを明らかにした。1966年に設立された約7,400のメープル製品生産企業を代表する団体「ケベック・メープル製品生産者協会」によると、マギル大学化学工学部のNathalie Tufenkji教授は、主にフェノール化合物からなるメープルシロップの濃縮抽出物を使用して実験を行った。北米のカエデの樹木から採取する樹液を煮詰めて作るメープルシロップは、フェノール化合物を豊富に含んでいる。同大学の研究者たちは、大腸菌やミラビリス変形菌(尿路感染症の一般的な原因菌)など、感染症を引き起こす特定の細菌株に対するメープルシロップエキスの効果を実験した。同濃縮エキスは単体でもある程度、細菌と戦う力を持っているが、今回の実験では、特に抗生物質と組み合わせて使うとより高い効果を示すことがわかった。この実験により、メープルシロップエキスと一般的な抗生物質を組み合わせると、抗生物質の使用量を低減できる可能性があることがわかった。Tufenkji教授は、「これから生体内実験を行い、最終的に臨床試験をやってみないと人間にどういう効果があるかは言えません」と前置きした上で、抗生物質の使用量を減らす効果的なアプローチが示されていることを語った。同実験では、メープルシロップエキスが細菌の遺伝子発現に影響を及ぼすこともわかった。細菌の遺伝子には抗生物質に対する耐性や病原性の強さと関連するものがいくつかあるが、それらを抑制する働きがあるという。同協会は「抗生物質の過剰使用は、薬剤耐性菌の出現を促進するため、この可能性は朗報と言える」とコメントしている。
2015年04月28日キリンビバレッジは5月12日、プラズマ乳酸菌を配合した「キリン まもるチカラのサプリ ホワイトスパークリング」(税別143円)を発売する。プラズマ乳酸菌は、キリンと小岩井乳業が共同研究を行っている独自の乳酸菌のこと。これまでの乳酸菌とは異なる「免疫メカニズム」で、免疫の根本を強くする働きがあるという。同シリーズは、「まもるチカラのサプリ」「まもるチカラのサプリ すっきりヨーグルトテイスト」「まもるチカラのみず」を展開してきたが、今回はスパークリングタイプが新たに加わる。1本(500ml)あたり、プラズマ乳酸菌を1,000億個配合した。程よい甘みと酸味が調和した味わいで、スパークリングならではの爽快な刺激が楽しめるとのこと。
2015年04月24日