出会いの春。新年度を控え、働く女性も、ママたちも、新しい人間関係を築く機会が増えてきます。だけど初対面の人と話をするのって、よほど話し上手でない限り、なかなか難易度が高いですよね。緊張して上手く話せない。何を話せばいいか分からない。会話が続かない。だけど、良い関係を作りたい。(←ここ大事)今回はそんな状況で役立ち、かつ誰でもできる小さなコツをご紹介します。今さら人見知りを克服することはできないけれどわたしは昔から人見知りで、環境が新しくなると期待よりも不安や緊張が大きくなるタイプです。だけど仕事をする上でそんなことを言ってられなかったり、いい歳をして恥ずかしがっている場合じゃなかったり。年齢を重ねるごとに「どうにかしないといけない状況」が増えてきました。そうはいっても、長年染みついた人見知りが簡単に克服できるはずもなく、いきなり社交的にはなれません。そこでひとまず、人見知りでも、緊張していても、自分ができそうなことを探してみたのです。初対面で仲良くなるための4つのコツ<1.ひとつの質問に対してふたつ答える>質問に対して「はい」「いいえ」などひと言で返してしまうと、会話がそれ以上続きません。そこで何でもいいので、その後に何か付け加えます。「今日は暖かいですね」→「そうですね。●●では桜が満開だそうですよ」「お住まいはご近所ですか?」→「そうなんです。最近できた●●の近くです」何も思い浮かばない時は、「あなたは?」と同じ質問を返したり、別の話題に切り替えてもOK。とにかく「一問二答」を意識すると、会話が弾みやすくなります。<2.聞き役にまわる>何を話せばいいか分からない時は、相手に話してもらいます。その際のポイントは、その場しのぎで相槌を打つのではなく、しっかり興味を持って聞くこと。「どんな人なんだろう?」「好きなものはなんだろう?」相手を知りたい気持ちがあれば質問を投げかけられますし、相手の興味のある話題を振ることができれば、自分のことを話さなくても場が盛り上がります。<3.緊張していることを伝える>上手く話せない時は、今の心境をそのまま伝えるようにしています。初対面の人と話すのは程度の差こそあれ、緊張している人がほとんど。こちらからそのことに触れるとだいたい共感してもらえますし、そうすると仲間意識が生まれて打ち解けやすくなります。<4.「知る人ぞ知る」アイテムを身に付ける>たとえば好きなブランドの限定アイテムとか、好きなアーティストのツアーグッズなど、知っている人が見れば分かるものを身に付けておけば、気付いた人が声をかけてくれる可能性大。これなら話すのが苦手でも話題を提供できますし、共通の趣味を持つ人を簡単に見つけられるというメリットも。いかがでしたか?新しい環境に飛び込む時のドキドキは、きっとみんな同じはず。だから必要以上に臆することはないのかなと思います。それに何より、せっかくの新しい出会い。楽しんだもの勝ちですよね。そんなことを自分に言い聞かせつつ、同じような思いの方へのエールも込めて。「新年度、新学期、新生活。がんばりましょう!」 ■暮らしのはなし 連載:ありきたりな日常を楽しむためのヒント 池田奈未好きなものは、まち歩き、カメラ、淹れたてコーヒー。収納の少ない家で3人暮らし。すっきり心地よい暮らしを目指しています。
2001年12月05日