「現在、山下智久さん(37)はドラマの撮影のため、マネージャーをつけずに単身でタイに渡っています。流暢な英語で海外の撮影チームとコミュニケーションをとっているそうです」(芸能関係者)放送中の主演ドラマ『正直不動産』(NHK)が、オリコンのドラマ満足度調査で2週連続1位を記録するなど好調な山下。4月末からは、仏英日の共同制作配信ドラマ『Drops of God/神の雫』のロケでタイを訪れている。’20年10月末にジャニーズ事務所を退所して以降、海外作品に参加するのは同作で4度目だ。「精力的にアメリカの作品のオーディションを受けている山下さんですが、“40歳までには活動拠点をハリウッドに移したい”と周囲に明かしていました。26歳のときにテレビ番組『山下智久・ルート66〜たった一人のアメリカ』(日本テレビ系)でアメリカを横断し、海外志向が強まったと聞いています」(テレビ局関係者)『POTATO』’12年2月号のインタビューで、山下はこのときに受けた影響について語っている。《限りなく広い大地が続いていて自分が小さく感じたよ。2週間、何もない場所をただ走っていると、自然と自分を見つめ直すんだ。そして何が大切なのかわかってくる》山下の海外進出には大物の支援があったと、前出の芸能関係者は明かす。「山下さんはウィル・スミスさん(53)の親族が経営する事務所と業務提携を結び、海外作品への売り込みを行っていました。スミスさんと山下さんはプライベートでも親交を重ね、スミスさんはハリウッド関係者に山下さんを紹介していたそうです。実は’19年ごろまでの約10年間、山下さんは数え切れないほどの海外作品のオーディションに挑戦するも落ち続けていたといいます。地道な努力による英語力の向上に加えて、スミスさんの“後ろ盾”が近年の起用につながっていたそうです」しかし今年3月にある騒動が。「アカデミー賞授賞式でのスミスさんの“ビンタ事件”です。司会者のジョークに腹を立てたスミスさんが司会者を平手打ち。アカデミー賞の主催者側はスミスさんを10年間の出席禁止処分としました。また主演映画の撮影の一時中断が発表されました」(映画関係者)今後の俳優キャリアが危ぶまれているスミス。この余波は山下にも及びそうで……。「’21年3月にスミスさんの親族の事務所と山下さんの契約は終了したそうですが、スミスさん本人との交流は続いており、ハリウッド移住後の後押しを期待していました。しかし今となってはそれは困難に。山下さんは、再び独力でオーディションを受けて、仕事を獲得していくことになるでしょう」(前出・テレビ局関係者)LA移住に向けて思わぬ誤算があった山下。この先は“正直”険しい道が続きそうだ。
2022年05月25日ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんによるドラマコラム。2022年4月スタートのテレビドラマ『正直不動産』(NHK)の見どころや考察を連載していきます。「自業自得」「身から出た錆(さび)」といった言葉が古くからあるように、過去の自分の行いは必ずブーメランとなって自分の元へ返ってくる。悪いことをすれば悪いように帰ってくるし、いいことをすれば同様にいいように返ってくるのだが、そうやって過去の自分が蒔いた種は、思いもよらないタイミングで芽を出すことがある。『正直不動産』第7話は、そんな自分の日頃の行い、過去の行いを改めて考えさせられる回となった。「悪いことをすればバチが当たるよ」と子供に優しく教えるように、このドラマでは主人公・永瀬(山下智久)がそれをコミカルに体現してくれている。永瀬を見ながら、過去の自分を思い浮かべた時、反省しなければならない行いも思い浮かぶかもしれない。しかし、しっぺ返しにあった時、相手とどう向き合うのか、今後どのように振る舞っていくのか、このドラマを見ればきっと答えがわかるだろう。そんな教訓がいっぱいに詰まった良作だ。ついに明らかとなった永瀬の過去課長代理に就任した永瀬は、自身の業務と並行して課長業務に追われていた。そんな多忙な時に限って、過去に物件を売った客がやって来たのである。以前に永瀬が物件のメリットだけを伝え、成約させたことで、「こんなはずじゃなかった」と今になってクレームになってしまったのだ。つくづく嘘ばかりついていた過去の自分が嫌になる永瀬。しかし、この出来事は、そもそも自分が「どうして不動産屋になったのか」「どんな不動産屋になりたかったのか」を見つめ直すきっかけとなった。永瀬は大学生のころ、悪徳不動産に騙されそうになったところを今の社長である登坂(草刈正雄) に助けてもらったのだ。登坂が家を正規の価格で売ってくれたおかげで、永瀬は両親の借金返済と引っ越し代を賄うことができたのである。深々とお礼をする永瀬に登坂は「一番儲かったのは私」と笑顔で答えた。これをきっかけに永瀬は不動産屋になることを決意。「お客からも感謝されて金も儲かるってそんな仕事最高じゃないっすか!」正直不動産ーより引用営業成績で1位を取るため、誰よりも努力してきた結果、永瀬が忘れてしまっていたこと…。それは「お客に感謝される」ことだったのである。営業トップになる前、トップと自分の違いはなんだろうと考えた。そうして辿り着いた答えが「お客を人と思わないこと」であった。永瀬はお客を人と思わないことで情で動かされることなくセールスができるようになり、見事、営業でトップの成績を取ることができた。そんな過去を振り返りながら、永瀬は目標を追うがゆえ、目的を忘れてしまっていたことに気づく。祟(たた)りにあって嘘がつけなくなってからは、成績は落ちたものの、正直にお客と向き合い、「感謝される」ことが増えたのだ。感謝される気持ちは、仕事にやりがいや達成感をもたらしてくれる。彼が祟りにあったのはこの大切な感情を取り戻させるためだったのかもしれない。自分を見つめ直した永瀬は、過去の自分が蒔いた種にも、これからは真摯に向き合うことを決意した。人生はいつだってやり直せる、ドラマはそう伝えてくれたようにも思えた。視聴者を沼らせる山下智久の演技の魅力第7話で大学生役をもこなしてみせた山下智久。回想シーンでは、ハリツヤ溢れる肌と生き生きとした瞳、いつもと違った前髪のあるセットで一瞬にして時を14年前に戻してくれた。今回、自宅の売買を考えている定年夫婦の元へメインバンクの融資課・榎本美波(泉里香)と訪問。キラキラとした学生姿から一変、商談をスマートに進め、頼もしく大人な永瀬のギャップにまた視聴者はやられてしまうのである。ここではてっきり家を売るために同席させられたのかと思いきや、榎本は、永瀬の不動産の説明のあと、自らの金融商品を案内し始めた。「待て待て、聞いてないぞ」という表情を浮かべる永瀬は、リバースモーゲージ(自宅を担保に融資を受けられるシステム)の説明が終わるまでの間、「やられた…」と言わんばかりに眉を潜めながら遠くを見つめている。最後には少し口を尖らせ、いじけたような顔を見せた。その姿はなんとも愛おしい。ドラマから山下智久のファンになった方も多いだろう(筆者もその一人である)が、彼がファンを魅了するのは、このようなさりげないシーンにも彼の魅力が詰まっているからだと思う。セリフがないシーンだからといって手を抜かない。俳優としての彼のストイックさも垣間見える中、表情はとてもお茶目でキュートなのである。大学生からエリート営業マンまでさまざまな一面を見せてくれるこのドラマで、彼が更なるファンを獲得していることは言うまでもないだろう。是非、この山下智久の沼にハマってしまった方は「このシーンが良かった!」「この演技が魅力的だった!」とあれば、Twitterで記事を引用して教えていただけるとありがたい。山下智久の引き込まれる演技と、素敵なメッセージが詰まった『正直不動産』。残り3話となったがここからの展開がさらに楽しみである。[文・構成/grape編集部]
2022年05月22日俳優で歌手の山下智久が、花キューピット「母の日特別お届けキャンペーン」企画の一環で、当選者とのオンラインミーティングに参加した。山下が選んだ花を花キューピット加盟店から届け、当選者親子とタイに滞在中の山下がオンラインで会話する今回の企画。ポスターやリーフレットで山下が手に持っているものと同じデザインの花束が贈られると、当選者は驚きつつも「忘れられない母の日になりました」と感激した。オンラインミーティングでの会話は以下の通り。山下:お2人のこれまでの母の日の思い出はありますか。当選者母:小さい頃は絵を描いてくれたり、大人になってからは花ももらいました。母の日に花をもらえると母である実感がわいてとてもうれしく思います。山下:僕は自分で今朝おにぎりをつくったのですが、おにぎりだけでも結構大変で、全国のお母さんは毎朝お弁当つくったりしてると思うと、改めて感謝する気持ちになりました。母の愛は偉大ですね。当選者:これまでの出演作品で思い出に残るものはなんですか。山下:20歳くらいのときに出演した『クロサギ』です。初めての主演だったのですが、背負うものが大きく、プレッシャーと戦ってやり遂げたので深く印象に残っています。つらかったけど、自分の俳優としての価値観が変わり、出会いもあったので忘れられない作品です。当選者母:もし1日お休みがあったら何をしたいですか。山下:とりあえず早起きして、何も考えずに散歩したいです。朝の散歩って気持ちいいし、気持ちがすっきりするんです。あとはゆっくり料理したいです。今撮影しているのはワインに関するストーリーのドラマなのですが、ワインに触れる機会が増えてこちらに来てからワインにハマったので、ワインに合う料理をつくりたいです。
2022年05月19日ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんによるドラマコラム。2022年4月スタートのテレビドラマ『正直不動産』(NHK)の見どころや考察を連載していきます。桐山(市原隼人)のスパイ疑惑が浮上。そんな矢先、社長の命令で永瀬と桐山はペアを組み、大型案件を任されることに。一緒に仕事をする中で、永瀬は桐山の壮絶な過去と仕事に対する想いを知ることになる。桐山の不審な行動桐山の不審な行動は、以前から見られた。ライバル会社であるミネルヴァ不動産の社長との密会や、深夜に会社のパソコンにアクセスしていた痕跡などがある。また月下(福原遥)が挨拶をしていた近所の優しいおばあちゃん・衛藤明子さん(松金よね子)の家についてもそうだ。月下の調べた限りでは1億円の価値があるところを桐山は7500万円で売ろうとしていたのである。どうして2500万円も下げているのか不審に思った月下は桐山に問いかけるも、答えてはもらえなかった。ますます怪しさのます桐山。しかし、これがきっかけで我々も『本当の桐山』を知ることになる。永瀬が物にした正直営業スタイル永瀬と桐山がペアを組み、今回担当したのは『建築条件付き土地』。あまり聞き慣れない言葉だが、土地を買って、そこに家を建てる場合、特定の建設業者と契約を結ぶことが条件となる土地である。しかし、問題なのはその建築を担当する竹鶴工務店だった。竹鶴工務店は下請けに安い金額で建築を丸投げし、無茶な工期を要求する。さっそく永瀬と桐山が二人で挨拶に行くも、社員の士気は低く、雰囲気は最悪だった。金額に見合った材料と無茶な工期で建てた場合、欠陥住宅となるのは明らか。この状況を変えるべく、プランの見直しを求めて下請けの秋川工務店へと足を運んだ。しかし、なかなか取り入ってもらえず、永瀬は信頼してもらうため作業を手伝うことに。桐山は呆れたように永瀬のお得意の嘘で信じてもらえばいいじゃないですかと皮肉を言うも、永瀬ははっきりと「もう嘘はつかない。営業スタイルを変えた。顧客一人ひとりに正直に営業する」と反論。これまで嘘がつけない正直との戦いに苦戦していた永瀬だが、ここに来て顧客にも感謝され、会社にも貢献できたという経験がさらに強い彼の信念を生み出していた。それから永瀬は顔や服を汚しながら、毎日作業場へ通い、熱心に作業していた。その姿は心を打たれるものがある。営業は信頼を得るために足繁く顧客のところへ通ったり、お手伝いに行ったりするということを耳にするが、スマホやパソコンなどの電子機器が主流になった現在、対面で一生懸命に何かをしてくれるのはさらに重みがあるように思える。めげずに真摯に向かい合う、この姿勢は我々も見習わなければならない。永瀬の努力の甲斐あり、ようやく秋川工務店の棟梁がプランの見直しを検討することに。またも永瀬は『正直』で信頼を勝ち得るこができた。桐山の壮絶な過去と想い月下は近所の明子との会話を重ねる中で、桐山の過去を知ることになる。それは14年前、川崎のマンションが新築なのに壁にヒビが入って傾いたことで問題になっていた『サンフラワー建材問題』。最後には下請けの現場責任者が自殺したのである。その自殺した人が桐山の父だったのだ。秋川工務店が欠陥住宅を建てようとすることにすごい剣幕をしていた桐山。欠陥住宅を作らされた桐谷の父親は元請けや会社から全ての責任を押し付けられ、トカゲの尻尾切りのような状態にあっていたのだった。桐山が欠陥住宅を建てようとする工務店に敏感なのも腑に落ちる。やはり桐山は不正をするような人間ではなかった。明子の家についても、すぐに売りたいという明子自身の希望から、価格を下げてより買い手が早く見つかるよう、しっかりと練られたプランだったのである。仕事をする理由って何?これまで桐山が営業成績にこだわっていたのは、ここで実績を作って会社を興し、父親のような真面目な社員が報われる職場をつくりたいという想いからだった。桐山の過去と仕事に対する姿勢を目の当たりにした永瀬は「張り合ってた俺がバカみたいじゃん」と、冗談混じりに話す。仕事をする理由は人それぞれ。桐山のように明確な目的がある人もいれば、そうでない人もいるだろう。金のために仕事をしていた永瀬だが、今は何のために働いているのか。桐山に聞かれた永瀬は答えに詰まる。彼がその答えを見つけるのはもう少し先になりそうだ。今回はかなり胸が熱くなるシーンも多く、せっかく良い相棒になれそうだった二人だが、ラストで桐山が退職願を提出するという衝撃展開。『正直不動産』は、まだまだ目が離せない![文・構成/grape編集部]
2022年05月15日女優・佐津川愛美(33)が5月4日、『幻冬社plus』での連載『いつまで自分でせいいっぱい?』を2ヵ月ぶりに再開した。主演映画『蜜月』が公開中止となった佐津川。記事につづられた真摯な言葉が、ネットで話題を呼んでいる。『蜜月』は“女性の性被害”に焦点を当てた作品だが、3月9日、監督を務めた榊英雄氏(51)が複数の女性に性暴力を行なっていたことが『文春オンライン』で報じられた。その結果、同作は公開中止となった。榊氏の騒動について、これまで沈黙を貫いていた佐津川。しかし5月4日、『いつまで自分でせいいっぱい?』に「思うこと。」というタイトルのエッセイをアップ。この連載はこれまで毎月4日と19日に更新されていたが、前記事は3月4日のもの。騒動を挟んで、今回は2ヵ月ぶりの更新となる。「思うこと。」に『蜜月』の主人公・美月に対する思い、そして榊氏の報道当時の心境をつづっている佐津川。いっぽう騒動の影響で、《私が過去に映画で演じた、男性に襲われるシーンのスクリーンショットや露出したシーンが連続で送られてきた。他にも枕だとか自業自得だとか》などInstagramを通して二次被害があったとも告白している。しかし、佐津川は《勿論許せないことも、まだ消化できないこともある。それでも。どんなに傷ついても、苦しくても、やっぱり映画が好きなのです。だから、ちゃんと進みたい》とコメント。そして、こう続けている。《公開中止という結果が今後の映画界、エンタメ界をより良くする何かのきっかけになってくれたら、それでいい。そうしていくのは、私たちです》『蜜月』で複雑な役柄を演じ切ったものの公開中止に。それでも、これが映画界にとって何かのキッカケになればいいーー。そんな彼女の真摯な言葉に、Twitterでは賛同する声がこう相次いでいる。《佐津川愛美さんはすごい微妙な立場に立たされてお辛いとは思う……その上で良くなってほしいという発信は本当にそうだしすごいこと》《公開が出来ない葛藤と演者としてこれからすべき事をよく書き起こしたと思う》《本当に真摯な文章》《ずっと佐津川愛美のファンでいて間違ってなかった。そう思いました》また『蜜月』の脚本家である港岳彦氏は、Twitterで佐津川のエッセイを紹介し《「蜜月」公開中止で最も辛い思いをしたのは佐津川さんだったと思います。あの映画の座長として、この業界を長く生きてきたベテランの俳優として、本当に立派な言葉を書かれたと思います。一語一句に刻まれた思いの深さに涙が止まりません。佐津川さんを心から尊敬します》と投稿。そして、カメラマンの早坂伸氏も《佐津川愛美さんのブログ。泣いてしまった。何も言葉が出ない。。》とつづっている。佐津川の言葉は、多くの人々の胸を打ったようだ。
2022年05月05日ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんによるドラマコラム。2022年4月スタートのテレビドラマ『正直不動産』(NHK)の見どころや考察を連載していきます。ドラマも中盤に入り、山下智久演じる永瀬財地にようやく心の変化が起き始めた『正直不動産』第4話。嘘がつけなくなってしまう祟(たた)りにより、営業に苦戦していた永瀬だが、気付けばその弱点を味方につけたセールストークを披露していた。永瀬の柔軟さ、器用さに、人間はこうやって上手く自分の弱点と向き合って生きていかなければならないのだと考えさせられる。ドラマは時に、忙しい日々の中で私たちが忘れかけていた『大切なもの』を思い出させてくれるのだ。みなさんもドラマを見たあと、心がスッと軽くなったり、心機一転して恋や仕事、勉強に取り組むことができたりした経験はないだろうか。それは作り手が意図して作品に盛り込んだ『伝えたいこと』が、物語を通して無意識に自分の中に落とし込まれているからである。勇気を出してプロポーズをする、仕事で失敗しても諦めない、友情を大切にする、おそらくどんな作品にも伝えたい想い、もしくは教訓に近いものがきっとある。一見、コメディ色強めのお仕事ドラマだと思われている『正直不動産』だが、物語は実に視聴者に伝えたい『想い』で溢れている。この『想い』に気付いた時、私たちは今よりもっと正直不動産を好きになるに違いない。今日はそんな正直不動産という作品に込められた『想い』について考えた。捉え方は人それぞれ。『いい部屋の定義』とは第4話では、ライバル会社であるミネルヴァ不動産と競う形で、中古マンションの空き部屋を販売することになった。キーワードとなったのは『事故物件』。事故物件と聞くと、なんだか気味が悪いなと思ってしまうのは当然だろう。劇中に出てきた夫婦も中古マンションが事故物件だったと聞くと顔色を変えてキャンセルに訪れていた。そんな中、来店したのは事故物件に住みたがる奇妙なおばあさん・節子(風吹ジュン)である。彼女は事故物件に住めば、亡くなった夫が幽霊として出てきてくれるのではないかと考えていた。誰かにとっては悪い物件でも誰かにとっては良い物件の場合もある。『良い部屋の定義』とは人それぞれ異なるということだ。「物は考えよう」という言葉があるが、これは、物事は捉えかた次第で楽しく生きることができるという教えなのだと思う。中古マンションを購入した夫婦も、当初は駅から遠いのが通勤に不便だと嘆いていたが最終的に「駅からちょっと歩くけど、運動だと思えばいいか」とポジティブに捉えていた。おそらく『正直』を味方につけた永瀬もそうだ。嘘がつけないことをいつまでも悲観するのではなく、上手く利用してやろうという考えに転換することができた。中古マンション、事故物件、正直、それぞれを上手く描きながら、その裏側には壮大なテーマが隠れていたことに気付いていただけただろうか。これがドラマを見た後、視聴者を優しい気持ちにさせてくれる、作り手が仕込んだトリックなのである。初めての充足感、正直と向き合う永瀬正直を味方につけたことで永瀬が今回勝ち得たのは初めての『充足感』だった。嘘ではなく正直に向き合うことでお客にも喜んでもらうことができ、契約を取ることで会社にも貢献することができた。ここでも山下智久の表情で魅せる演技が光る。今まで味わったことのない感情が込み上げてくるその表情は、不思議な感覚であることを伺わせた。でもすぐに気付く、「自分は嬉しいんだ」と。「もしかしたら、嘘をつかなくても成績を残せるのかもしれない。正直でもやっていけるのかもしれない」正直不動産ーより引用どこか遠くを見つめるその瞳は希望で満ち溢れていた。山下智久の表情が見せるラストに温かさを感じたのは間違いない。心がほっこりするというのはこういうことだろう。こんなに作り手の想いと、キャストの演技がマッチし、優しい雰囲気を作り出せるドラマは珍しい。令和という時代で素敵な作品に出会えたことに感謝している。正直と向き合う、新しいフェーズに突入した永瀬を最後まで見守っていきたい。[文・構成/grape編集部]
2022年05月01日「朝早くからのロケでしたが、緊張した面持ちで臨んでいました」(テレビ局関係者)放送中のドラマ『正直不動産』(NHK)で主演を務めている山下智久(37)。連ドラに出演するのは’19年の主演ドラマ『インハンド』(TBS系)以来。しかし冒頭の緊張は3年ぶりの連ドラ主演が理由ではないようだ。「山下さんは第1話のゲストとして出演した山崎努さん(85)との演技に硬くなっていたようです。’12年のドラマ『最高の人生の終り方』(TBS系)以来、10年ぶりの共演で、山崎さんに『成長した姿を見てもらいたい』と考えていたそうですよ」(制作関係者)カメラが止まると、2人の仲むつまじげな様子が目撃されている。「立ち上がろうとする山崎さんに山下さんが手を貸したり肩を支えたりしていて、まるで親子のようでしたよ。話すときは山崎さんの口元に山下さんが耳を近づけて真剣に聞いていました」(前出・制作関係者)2人の出会いは’06年。山下にとって初めての単独主演作『クロサギ』(TBS系)でのことだ。「山下さんは共演する前から山崎さんを尊敬していたそうです。一方で山崎さんは、初めのうちはあえて話しかけず、役者としての表現力を見定めていたそうです」(芸能関係者)2人は作品を通じ、徐々に距離を縮めていったという。「『セリフにとらわれる役者はバカ俳優だ!セリフの裏にあるものを感じながら言葉を発しろ』と演技論を説くなど、山崎さんは時に厳しく育てていきました。山下さんのがむしゃらに取り組む姿勢を見て、次第に俳優として認めるようになったそうです」(前出・芸能関係者)以降も2人の交流は続いていく。「山崎さんは12月生まれなのですが、そのタイミングで山下さんが『クロサギ』のメンバーを集めて誕生日会を開いていたそうです。コロナ禍前まで10年以上続く恒例行事だったと聞いています」(前出・テレビ局関係者)山下には山崎と会うときの“必須アイテム”があるようだ。「山崎さんの自宅に招かれることもあるそうですが、山下さんは会話をすべて録音しています。『そのときにはわからないことでも何年かたつと理解できるから』と、ボイスレコーダーを回すといいます」(前出・テレビ局関係者)『正直不動産』の第1話放送前には、山崎がTwitterを更新。《今回カメラの前で立派な男になったことを確認》と山下を讃えた。これに対し山下は、《今僕が演技の仕事をできているのは努さんのおかげです。こんな事を言って頂けて感無量です》と感謝の言葉を綴った。初共演から16年。「バカ俳優」の檄が山下を大きく変えていた。※山崎努の崎はたつさきが正式表記
2022年04月27日ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんによるドラマコラム。2022年4月スタートのテレビドラマ『正直不動産』(NHK)の見どころや考察を連載していきます。4月に入り、真新しいスーツに身を包んだ新入社員が入ってきた会社も多いことだろう。今回の正直不動産ではそんな新人にありがちな出来事が面白く折り込まれていた。特に販売や営業職についた新人とその教育担当者は共感ができるのではないだろうか。やる気に満ちた新人たちは、お客様のためを思い、時間を惜しみなく使って誰よりも丁寧な接客を心がけようとする。なぜならそれは「お客様のため」だから。では会社にとってはどうなのか?単価や利益はそれぞれ異なるが、1つのものを売るのにどれだけの時間をかけてもいいのか売る前に是非一度、考えてみてほしい。本作でも同様、キラキラと目を輝かせ「カスタマーファースト(顧客第一主義)」という言葉を大切にしながら仕事をする新人・月下咲良(福原遥)が登場する。そんな彼女に、営業マンのなんたるかを嘘偽りなく(正しくは嘘をつけない)教える主人公・永瀬財地(山下智久)の言葉を紹介しよう。客から見たら100点だけど会社から見たら0点な接客新人・月下咲良は客が納得するまで何件も内見を回る。それは客から見たら100点だが、会社から見たら0点なのである。0点という言葉にショックを受けつつも、それの何が悪いのかと食い下がる月下に、財地はこう語る。「良い営業は、いかに少ない内見回数で多くの契約を取るかを考えるの」正直不動産ーより引用その方が断然効率がいい。限られた時間で他人より契約を取ろうとするならば効率はやはり重視していかなければならない。営業成績で一位を目指すなら尚更だ。ドラマでは、不動産屋の基本給は10万ちょっと。売ってこそ、インセンティブが付くが売れなければフリーターよりも稼げないという恐ろしい給料体制である。しかし、月下にこの言葉はさほど刺さっていないようだった。むしろ「自分が胸を張ってその部屋に住みたいって思えるような部屋をお客さんに紹介したいです」と反論。自分の利益よりカスタマーファーストにこだわる月下に、少しだけ財地の表情が変わった。月下のこだわりは新人にありがちで、会社の利益を考えず丁寧に時間をかけて商品を売ってしまうのである。財地の教える『効率』を上手く取り入れることでより素晴らしいビジネスマンになっていくのだろう。同様に効率を重視しすぎて主人公が忘れかけていた大切な考えこそが『カスタマーファースト』なのかもしれない。説教したはずの財地だったが、客と真摯にぶつかる月下の姿から改めて気付かされることも多いはず。今後もこの二人が互いに成長していく姿が楽しみである。ドラマで学ぶ営業テクニック新人・月下咲良が賃貸契約に手こずる中、同じ物件をスマートに契約した桐山貴久(市原隼人)。彼は永瀬と首位を争うトップ営業マンの一人である。彼の接客からは、目から鱗の営業テクニックが学べる。まず一つは、予算12万のお客に対して、「少しオーバーしますが13万円の物件があります」と紹介するのと、「ここの相場は15万円ですが13万円の物件があります」と紹介するのでは、後者の方が安く感じるという仕掛け。これは心理学のアンカー効果という手法だ。アンカーとは初期値のことで、先に掲示された金額が比較対象となり、後に出された数字に損得を感じる効果がある。セールチラシにわざわざ値引き前と値引き後の金額が書いてあるのも同様の効果を利用したものだと言える。これはほんの一部だが、ドラマ内では他にも「なるほど…」と感心させられる営業テクニックが紹介されている。そして山下智久が丁寧に解説までしてくれている。こんな親切なドラマはめったにない。ましてお堅めのビジネスドラマではなく、時折、数々の女性と関係を持つプレイボーイな山下智久や、成績不調な財地にマグロ漁船への出向をチラつかせる強面の上司などコメディ要素もたっぷりでライトに楽しむことができる。平日夜の貴重な時間だが、火曜10時はこのドラマに捧げてみてはどうだろう。きっと仕事をする上でのあなたにとっても良いヒントが見つかるはずだ。[文・構成/grape編集部]
2022年04月18日俳優の山下智久さんは、1996年に芸能界入り。『野ブタ。をプロデュース』や『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』など数々のヒット作に出演しています。現在は主演ドラマ『正直不動産』がスタートしたばかり。そんな山下さんのご家族がSNSに登場しました!おじい様も男前! この投稿をInstagramで見る Tomohisa Yamashita(@tomo.y9)がシェアした投稿 山下さんは4月9日に誕生日を迎え、37歳に!「ファミリーにお祝いして頂きました!」と家族と過ごしたことを報告し、大きなカニを持っている写真を添えました。そして2枚目では、「久々に祖父も一緒に」とおじい様とのツーショットを公開!俳優活動が中心で、あまりプライベートを明かさないイメージがあるからか、たくさんのフォロワーが即座に反応!「山Pの50年後の姿?素敵です」、「お爺さまと似ていてビックリです」、「お祖父様も男前ですね‼️」、「お祖父様とお鼻が…そのままですね!」、「お爺さん、似てますね。イケメン遺伝子」と注目を集めていました。また、「いつも支えてくれている家族に、そして皆さんに心から感謝です! これからも精進していきますので応援よろしくお願い致します!」と綴った山下さん。「山Pお誕生日おめでとぉ。沢山の幸せを与えてくれて本当にありがとうございます」、「益々のご活躍をお祈りしています」、「37歳も幸せに溢れた1年でありますように」など応援メッセージが相次いでいます。4月24日からWOWOWで放送される日米共同制作ドラマ『TOKYO VICE』では、ホスト役を演じている山下さん。こちらも目が離せません!あわせて読みたい🌈本当に52歳!?森高千里さんがミニスカ披露で太もも露わ「まさに美魔女」と反響
2022年04月18日京都発の老舗・お香専門店「薫玉堂」が、2022年4月24日(日)京都・寺町二条界隈に路面店をオープンする。日本最古のお香の専門店「薫玉堂」「薫玉堂」は、1594年に京都西本願寺前で創業以来、428年に渡って“香り”を作り続けてきた、日本最古の御香調進所だ。現在は、京都の時間や季節、情景などをテーマに、古都の様々な表情を感じられるような香りなどを提案している。京都イメージの線香や和のフレグランス香りは、代々伝わる調香帳(レシピ)をもとに、天然の原料にこだわりながら制作。コロンとした形が愛らしい「印香」や、和のフレグランスとして楽しめる「塗香」、京都の情景をイメージした「紙箱線香」などのお香に加えて、フレグランスオイルやディフューザー、ハンドクリーム、ソリッドソープなど、コスメや雑貨なども展開している。“香りが選べる”線香セット&限定のお香も新店舗「薫玉堂寺町店」は、“こころを癒やす香りを誂える”がコンセプト。好みの香りを選べて詰め合わせにできる線香セットや、寺町二条界隈の町並みをイメージした限定品の線香「寺町705」などを販売する。香袋ワークショップも体験OKまた、体験型イベントとして、自分だけの香りを調合できる香袋ワークショップも実施。ハーブやお香をブレンドしてオリジナルの香袋が作れる、ユニークなイベントとなる。【詳細】薫玉堂寺町店オープン日:2022年4月24日(日)営業時間:10:00~18:00住所:京都市中京区寺町通二条上ル西側要法寺前町 705–2TEL:075–222–5860<薫玉堂寺町店 限定品>・線香寺町 20g 1,980円■ワークショップ・香袋ワークショップ 2,200円・香木のたき方ワークショップ 3,300円※開催日程と予約方法は都度ホームページにて案内。■ノベルティオープン日より、3,300円(税込)以上購入者に数量限定で、香木の香りを愉しむための道具をモチーフにした限定の栞をプレゼント。
2022年04月14日「この役をいただけると思っていなかったので、自分としては夢がかなった作品でもあります」山下智久(37)がそう話したのは、4月6日に行われたドラマ『TOKYO VICE』の会見。同作はWOWOWとハリウッドの制作陣がタッグを組み、日米で同時配信される大作だ。「撮影は東京で20年から21年に行われました。山下さんはカリスマホスト役。オーディションで役を勝ち取っています」(映像関係者)近年の山下は、海外の仕事に意欲的。この作品も世界進出への大きな一歩になりそうだ――。そんな晴れの場から数時間後。本誌は夕方の都内で、ギャップのありすぎる山下の姿をキャッチ!送迎車から降りた山下は、昼間の会見でのスーツ姿と打って変わってカジュアルなスタジャン姿。車を待たせた彼が1人で入っていったのは、牛丼チェーン「すき家」だった!古くからの山下ファンによると、「山Pは牛丼が大好きですよ。チェーン店にも行くと話していたことがあります。紅しょうがをたっぷりのせるのが好きだそうです」ということだが、“牛丼並盛400円”の庶民的な店に山Pがいるとは普通思わない。店員も客も彼の存在に気づく様子はなかった。牛丼3人前を自ら注文し、テイクアウトして車に戻ってきた山下。車にはスタッフらしき人も乗っており、彼らの分まで買い出しをしたようだ。意外な姿だが、’20年10月のジャニーズ事務所からの独立前後から山下は「変わった」と芸能関係者。「“自分でなんでもやろう”という姿勢に変化したように感じます。独立を発表する1?2年前からでしょうか。海外に1人で仕事の打ち合わせに行っていたこともありました。付き人もなく、深夜の羽田空港にひっそりと帰国する姿など、アイドルとしての全盛期にはありえなかったことでしょう。独立後は妹さんが空港まで送り迎えすることもあったようです」中居正広(49)も独立後の会社設立などの煩雑さを「地獄の一丁目」と表現していたことがあるが、山下も同じ思いを味わっているのだろう。最近のインタビューからも苦労がうかがい知れる。《独立して1年で警戒心は強くなったかな。「あ、これか、勉強になります!」みたいな経験もしましたし》(『Numero TOKYO』5月号)ただ苦労の分、仕事は充実。「地上波では3年ぶりとなる主演ドラマ『正直不動産』(NHK)も始まったばかりで、好評です。最近は、頬がこけるほど痩せたと、ファンから心配の声が上がっているのですが、次回作が控えていて、大病に侵される役を演じるので体を絞っているそうですよ」ご褒美の牛丼をエネルギーに、山Pの目は世界を見据えている!
2022年04月11日2022年4月9日、俳優の山下智久さんがInstagramを更新。37歳の誕生日を迎えたことを、写真付きでファンに報告しました。山下智久の『祖父』に注目集まる家族に誕生日を祝ってもらったことを報告した、山下さん。旅館の一室のような場所で、カニを持つ山下さんの写真とともに投稿された、祖父とのツーショットが話題になっています。ファンから「かっこいい」の声が上がった、実際のツーショットがこちら。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る Tomohisa Yamashita(@tomo.y9)がシェアした投稿 2枚目に写っているのは、優しくほほ笑む、山下さんと祖父。くっきりとした目元やスッと通ったきれいな鼻筋などから、血のつながりを感じますね。山下さんと祖父の写真には、67万件以上の『いいね』と、ファンからさまざまなコメントが寄せられました。・山下さんの祖父、かっこよすぎてびっくり!・お誕生日おめでとうございます!素敵なツーショットですね。見惚れました…。・家族と仲よく誕生日を過ごしたなんて、素敵。おじいさまとも会えて、よかったですね!「いつも支えてくれている家族に、そしてみなさんに心から感謝です」とつづった、山下さん。家族の絆を感じる、山下さんの投稿に、多くの人たちが笑顔になりました。[文・構成/grape編集部]
2022年04月10日俳優の山下智久が4日、都内で行われたブルガリ「オクト」10周年記念イベントに出席した。腕時計「オクト」は、強い個性と建築美への造詣を持つブルガリの男性像を体現。発表以来、独自のスタイルを作り上げ、より大胆に、より美しく、よりモダンに絶えず挑戦を続けている。山下は、腕時計はどういう存在か聞かれると、「僕にとっては常に憧れの対象でありますし、その時々、記念として自分へのご褒美として時計を買ったりすることが多かったんですけど、人生の節目節目で思い出もともにできる。女性がアクセサリーをつけるのと同じように、腕時計をつけさせてもらうと気が引き締まり、自信を持てる」と答え、「一緒に時を刻んでいけるサポーターであり相棒のような感じです」と話した。この日は、155万1000円の腕時計「オクト フィニッシモ」をはじめ、ネックレス、リング、イヤリング、総額約286万円のアイテムを着用。「オクト フィニッシモ」について「カジュアルにも合うし、フォーマルにも合う、どっちにも対応できるかなりスペシャルな時計だなと思っています」と感想を述べ、着け心地も「着けていることを忘れちゃうくらい」抜群だと話した。イベントには、ジャーナリストの鈴木正文、そして昨年11月にブルガリとコラボレーションし「オクト フィニッシモ 宮島達男 日本限定モデル」(221万1000円)のデザインを手がけた現代美術家の宮島達男氏も出席。4月9日に37歳の誕生日を迎える山下へ、宮島氏から「オクト フィニッシモ 宮島達男 日本限定モデル」がサプライズで贈られると、山下は「え! いいんですか!?」と驚き、「かっこいいですね。洗礼されていて。光栄です。最高のプレゼントをいただいちゃって」と喜んでいた。
2022年04月04日ブルガリは、ラグジュアリーの更なるサステナブルな未来を作る取り組みの一環として、新たなブルガリ メンズレザーグッズ コレクションを発表します。タイムレスなラインを刷新したサステナブルな本コレクションのキャンペーンに、ブルガリのアンバサダーであり俳優・アーティストの山下智久が起用されました。トートバッグ グレインカーフ オリンピアンサファイア W40xH29xD11cm 27万5,000円ネックレス 57万7,500円、 ブレスレット 82万5,000円、イヤリング 34万7,600円 PGxブラックセラミック 共にビー・ゼロワンウォッチ 51万1,500円 SS ブルガリ・ブルガリキャンペーンヴィジュアルの起用に際して、山下智久は次にようにコメントを寄せました。「今回の撮影コンセプトが『山下智久の日常の延長線にあるスタイル』だったので、リラックスして撮影に臨むことができました。実際、自分が普段使っているようなバックパックもあり、既視感と申しますか、撮影中にすでに愛着がわいてきました (笑)。私服ではシンプルなモノトーンを好むことが多いですが、イタリアらしい鮮やかな新色のカラー達は僕のモノトーンのスタイルにもあいそうです。商品開発コンセプトにあるサステイナビリティにも共感しました。『良い靴は履き主を良い場所に連れて行ってくれる』という諺を聞いたことがありますが、良いバッグにも同じことが言えると思います。身軽にバッグひとつだけを持ち、次はどの街へ旅に出ようかと想いを巡らせることがあります。ブルガリのバッグが『人生という旅』において、あなたの夢を叶える場所に連れて行ってくれることを願ってやみません」ブルガリ公式YouTubeにて、本キャンペーンにおける山下智久の動画が公開されています。カメラバッグ グレインカーフ / アイヴィーオニキス W22.5xH15xD10cm 17万6,000円メッセンジャー グレインカーフ / アイヴィーオニキス W23xH17xD7.5cm 18万7,000円ネックレス 41万6,900円、リング 26万6,200円、イヤリング 34万7,600円 PGxブラックセラミック すべてビー・ゼロワン ロックウォッチ 50万6,000円 アルミニウム ブルガリ アルミニウム新たな可能性を模索することにより、環境への影響を最小限に抑えながらも、品質の高さとアイコニックなデザインの両立を具現化する、環境に配慮したコレクションが誕生しました。横長のトートバッグやブリーフケース、メッセンジャーバッグなどのクラシックなフォルムが際立つアイテムから、極めてコンテンポラリーなカメラバッグやベルトバッグ、バックパックまで、モダンでダイナミックな精神を体現する13点のクリエーションがそろいます。バックパック グレインカーフ / ブラック W28xH38xD19cm 26万4,000円ベルトバッグ グレインカーフ / オリンピアンサファイア W34xH14xD10cm 17万500円メッセンジャー グレインカーフ / ブラック W23xH17xD7.5cm 18万7,000円ネックレス 57万7,500円、 ブレスレット 82万5,000円、イヤリング 34万7,600円 リング 21万1,200円 PGxブラックセラミック 共にビー・ゼロワンウォッチ 51万1,500円 SS ブルガリ・ブルガリ古代ローマの大文字を採用した、言わずと知れたブルガリのロゴに命が吹き込まれたような各クリエーションは、メタルフリーのグレインカーフレザーとスムースカーフレザーの組み合わせにより生まれた、バイマテリアルを使用しています。この素材は、エネルギーや水の使用、廃棄物の処理やリサイクル、規制物質の管理といった、環境パフォーマンスにつながる要素を重視した製造工程を経ていることを意味する、Leather Working Group(レザーワーキンググループ)の認証を受けたなめし革工場より調達されたものです。ブリーフケース グレインカーフ / ブラック W38xH29xD6.5cm 29万1,500円メッセンジャー グレインカーフ / アイヴィーオニキス W23xH17xD7.5cm 18万7,000円ブラック、アイヴィーオニキス、オリンピアンサファイアカラーの素材を外側に用い、内側には、外側とマッチするオリンピアンサファイアカラーの、ECONYL(R)(再生ナイロン)を使用しました。縫製に使用する糸やファスナーテープはすべて、サステナビリティを考慮したリサイクルポリエステル100%を用いています。ストラップの素材にも同素材を使用し、すべてにブルガリのロゴ刺繍をあしらいました。トートバッグ グレインカーフ / ブラック W40xH29xD11cm 27万5,000円ベルトバッグ グレインカーフ / ブラック W34xH14xD10cm 17万500円カメラバッグ グレインカーフ / アイヴィーオニキス W22.5xH15xD10cm 17万6,000円環境への影響を軽減するというブルガリの包括的な取り組みが反映された本コレクションは、梱包においてもプラスチックの使用を最小限に抑えており、環境保護に強い関心を寄せられている方々にとってもご満足いただけるコレクションになっております。責任ある管理がなされた森林から調達された素材を使用したカートンを使用し、竹繊維100%の保護材を敷き詰め、オーガニックコットン100%のバッグを添えて出荷されます。トートバッグ グレインカーフ / アイヴィーオニキス W40xH29xD11cm 27万5,000円メッセンジャー グレインカーフ / オリンピアンサファイア W23xH17xD7.5cm 18万7,000円カメラバッグ グレインカーフ / ブラック W22.5xH15xD10cm 17万6,000円ブルガリは、イノベーションを重視したライフサイクル思考のアプローチを通して、サステナブルな製品製造の取り組みを促進し、継続的な進歩の道筋を開いていきます。お問い合わせ先:ブルガリ ジャパン03-6362-0100企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2022年02月25日歌手で俳優の山下智久が16日、新曲「Face To Face」をリリース。あわせて、同作のMVが公式YouTubeチャンネルにて公開された。同作のMVは、ドラマの撮影で長期滞在していたフランスで撮影。フランス国内のトップアーティストを手掛けるスタッフが集結し、ドラマチックな世界観を作り上げた。本日発売となったEP『Face To Face』の初回限定盤とファンクラブ限定盤には、同作MVのほか、「Beautiful World」MV、昨年9月に行われた配信ライブの映像も収録される。また、ファンクラブ限定盤には、フランスでのMV撮影オフショットの模様を収めた24ページのブックレットが付属する。
2022年02月16日岸谷香が、2月13日に神奈川・KT Zepp Yokohamaで開催するライブイベント『岸谷香 感謝祭2022』の模様を生配信することが決定した。2019年より行われている『岸谷香 感謝祭』は、岸谷が毎年元気に楽しく音楽をやれている事に感謝し、毎回様々なゲストとセッションをする恒例のコラボイベント。今回は自身のガールズバンド・Unlock the girlsを従え、根本要(スターダスト☆レビュー)と和田唱(TRICERATOPS)といったそれぞれ交友のある実力派のフロントマンふたりと豪華セッションを披露する。視聴チケットは1月23日12時より発売中。なお生配信終了後から2月19日23時59分までアーカイブ配信も予定されている。<ライブ情報>『岸谷香 感謝祭2022』2022年2月13日(日) 神奈川・KT Zepp Yokohama開場 16:45 / 開演 17:30ゲスト:根本要(スターダスト☆レビュー) / 和田唱(TRICERATOPS)【チケット情報】・有観客チケット:全席指定9,000円(税込 / ドリンク代別)・配信視聴チケット:4,000円(税込)チケット購入リンク:岸谷香 オフィシャルサイト:
2022年01月31日歌手で俳優の山下智久が、2月16日に新曲「Face To Face」をリリースする。今、これまでの当たり前が脅かされる日々の中で、本当に大切なものがひとつあれば他には何もいらない、という気付きや、かけがえのないものはすぐ近くにあるという思いが込められた今作。「Beautiful World」に引き続き、国内のみならず、海外でも活躍し実績を積んでいるプロデューサー・UTA氏を迎え制作された。また撮影で滞在していたフランスでは、Music Videoの撮影や、フランスを拠点に活躍しているDJ Vantageに「Face To Face (Vantage Remix)」をオファーするなど、作品の幅をさらに広げている。今回は配信リリースと共に、EP『Face To Face』として、CD+DVD 8Pブックレット付きデジパック仕様の初回限定盤、CDのみ4P歌詞カード付きジュエルケース仕様の通常盤、CD+DVD+24Pブックレット付きデジパック仕様のファンクラブ限定盤と、3形態でのリリースも決定。なお「Face To Face (Vantage Remix)」は通常盤にのみ収録される。EP『Face To Face』は本日20日よりタワーレコード、HMV、TSUTAYAのオンラインショップ及び店頭、楽天ブックス、セブンネットにて、特典付きで予約がスタート。予約特典は、初回限定盤、通常盤共にデザイン違いの「ステッカー」で、それぞれ店舗ごとの限定デザインで展開される。
2022年01月20日2022年2月13日に開催される『岸谷香 感謝祭 2022』に先駆けてのホストとゲストの対談。岸谷香×和田唱(TRICERATOPS)の後編では、『感謝祭』でのコラボレーションのアイデアがたくさん出てきた。岸谷のプライベートスタジオでの取材であり、すぐそばにピアノとギターがあるので、弾きながら会話が進行。対談自体がコラボレーションの一部分みたいでもあった。一緒に演奏する楽しさは、言葉はもちろんふたりが奏でる音からも伝わってきた。バンドについて、当日の演出について、それぞれの性格についてなど、会話の内容も自在。『感謝祭』への期待が広がる対談となった。※前編は こちら()――岸谷さんと和田さんと根本さんに共通するのは音楽・バンド・楽器への情熱なのではないかと感じます。和田一緒に飲んだ時にも楽器トークで熱く盛り上がったんですよ。女子でこういう人あまりいなかいよなぁって新鮮な驚きがありました。香さん、本当に楽器のこだわりがあるよね。岸谷唱くんのこだわり方とはまたちょっと違うんだけどね。唱くんはギター小僧がそのまま大人になったみたいなタイプじゃない?(笑)ちっちゃい頃からギターが大好きで、ずっと弾いていたんだろうと思うんですね。私は踊りや振り付けが嫌で、「楽器を持たないのは嫌だ」「それは自分じゃない」ってところから始まって、長年かけて、本番のステージで弾けるようになってきたタイプだから。「楽器を離さないぞ」という気持ちは強いんですが、唱くんは自然にギターが大好きだよね。唱くんのライブでの演奏を観ると、「ギター、うまいなぁ」っていつも思いますね。岸谷香和田いやいや(笑)。――2016年にはそれぞれのライブにゲストで出演しています(TRICERATOPS『PREMIUM ACOUSTIC LIVE』2016年4月17日SHIBUYA CLUB QUATTROと『KAORI PARADISE 2016ーはじめてのひとり旅ー』2016年7月24日品川プリンスホテルクラブex)。その時の感想を教えてください。和田僕はいまだにクラブexでの「Diamonds」の最後の締めのフレーズが悔しいよ。本番でしくじりまくって、「もう1回!」「ああ、もう1回!」って4回繰り返したんだよね。(ここでギターを手にして、実際にそのしくじったリフを何度も再現する)あのしくじりはいまだに自分の中でもしこりとして残っている(笑)。岸谷じゃあ『感謝祭』で、そこの部分やる?(笑)和田ぜひぜひ、リベンジさせて!(笑)岸谷TRICERATOPSのアコースティックライブに出た時にも「Diamonds」やったじゃない?和田ああ、やったね。岸谷その時、とても新鮮だった。私は男の子と女の子が無理して同じキーでやるのって、好きじゃないのよ。和田「Diamonds」は男にはキーが高いしね。岸谷だからどっちかがすごくよろしくない状態になるのよ。和田あるある。男のキーに合わせたら女子には低すぎるし。どっちかが無理することになるよね。岸谷だから私は唱くんが歌うところは唱くんのキーにしたんですね。「Diamonds」は普段はEなんだけど、Aでやったのね。出だしが唱くんだったから。和田そうか、途中で転調したんだ(ここで再現して、ギターを弾きながら歌う)。岸谷そうそう、それで間奏で知らんぷりして原曲のキーに戻って、2番は私が歌い出すというアレンジだったんですけど、唱くんの「Diamonds」、とても新鮮でした。あの時はギターなしでハンドマイクだけで歌ったもんね。――それはとてもレアではないですか?岸谷そう。私がピアノを弾いていたんですよ。吉田佳史くんもドラムを叩きながら、笑っていました(笑)。和田僕がギターを弾かないで、ハンドマイクで歌うことって、そうはないからね。岸谷そう。Aのキーでやった「Diamonds」もとても新鮮だった。キーっておもしろいなと思って。あと、来てもらった時に、TRICERATOPSの「ポスターフレーム」を一緒にやって、すっごく楽しかった。この曲は分数コードだから、ピアノに任せて!みたいな(笑)。あれでコラボで伴奏する喜びを知りました。和田香さんとの付き合いのブランクが長かっただけに、その後、お互いのライブに参加したり、一緒に曲を作ったり、レコーディングをしたり、いろんなことを一緒にできて、うれしかったですね。岸谷レコーディングでもTRICERATOPSの中に混ぜてもらって、4人で録るのがおもしろかった。バンドっていいなあと実感しました。バンドっていいテイクが出る時って、あっ、出た!って感じになるよね(笑)。和田その場で何か思いついたら、「おっ、これをやってみようよ」ってすぐにできるしね。「My Life」のサビにギターで「こういうフレーズを入れてみない?」って香さんが言って、その場で一緒にやったの覚えてる?(そのサビのギターのフレーズを弾いてみせる)和田唱(TRICERATOPS)岸谷あっ、やったやった。ふたりで同じ部屋に入って、マイク1本で「せーの」でギターを録ったよね。和田そう、このアルペジオ。(ギターで弾いてみせる)岸谷やったね。(ユニゾンでピアノで同じフレーズを弾く)同じフレーズを一緒に録ったね。和田そうそう、「そこ、同じでいいの?」って僕が聞いて、香さんが「同じでいいの」って。こうやって一緒に演奏していると、どんどん思い出すね(笑)。(しばらく当時のレコーディングを再現して、ふたりでギターとピアノを弾きまくる。さらに一緒にハモっていく。音楽の楽しさ、美しさがスタジオ内にも漂っていく。取材中とは思えない、やわらかくて温かな空気だ)岸谷なんか、止まらなくなっちゃうね。後半のここのところもさ、私が「4小節ぶちぬきでGで行こうよ」って言ってやってたら、唱くんが遠慮なく、「いや、ベースは絶対にBに上がりたい」って言うから「わかりました」って(笑)。林幸治くんが途中で「どっちをやればいいの?」って顔をしていたよね(笑)。ふたりとも一番大事にしているのは、音楽としてグッと来るかどうかだっていうところ(岸谷)和田やりとり、楽しかったよね。ふたりでああだこうだ言い合ってて。しかもそのやりとりのテンポが早い。香さんは僕のことを「せっかちだ」って言うけれど、違うんですよ。香さんのほうがせっかちなんです(笑)。岸谷お互いにそう思っている(笑)。林くん、せっかちがふたりもいるから、困ったんじゃないかな(笑)。音符を数音弾くたびに「違う!それじゃない!」「あっ、それそれ!」とか、どんどんふたりの声が入ってくるから。和田多分、あのレコーディングの日、林は相当疲れたと思う。僕と香さんがあまりにも「ああだこうだ」っていうから。しかもふたりともどんどん思いついちゃうし、その思いつきのテンポが異常に早いでしょ?(笑)。岸谷唱くんが「あっ!」って言った瞬間に、「よし!わかった!」って(笑)。説明しなくても、「あっ」っていうだけで、何を言うかが想像がつくんですよ。途中からマネージャーとか、みんな笑っていたよね(笑)。――以心伝心というか、まさに息が合っているんでしょうね。岸谷すごいスピードで物事が決まっていきました。でもふたりとも一番大事にしているのは、音楽としてグッと来るかどうかだっていうところも良かったですね。――最終的にやっぱり音楽的な共通点があるんですね。和田「My Life」で作った三声のコーラスがあって。「この曲を参考にして、コーラスを作ってきてほしいんだけど」って、香さんが聞かせてくれたブライアン・ウィルソンの曲、実は僕がメチャメチャ好きな曲だったんですよ。『Brian Wilson Reimagines Gershwin』というガーシュウィンのカバーアルバムの2曲目の「The Like in I Love You」。みんなが聞いているようなメジャーな作品じゃないだけに、あれはとてもびっくりした。岸谷そういうことも含めてツーカーでした。「ブライアン・ウィルソンみたいなコーラスを作ってきて」って頼んだら、唱くんが水を得た魚みたいに喜んでやってくれました(笑)。で、唱くんが作ってきたものをその場で歌ったら、それで本チャンOK(笑)。――「ミラーボール」と「My Life」は『感謝祭』でも聴きどころになりそうです。岸谷「ミラーボール」はTRICERATOPSのアコースティックライブにお呼ばれした時にやっただけで、エレクトリック編成のバンド演奏ではやってないんですよ。Unlock the girlsでは演奏しているんだけど、その時は同期ものを使ってエレクトロな感じのポップスでやっているので、実はレコーディングしたあの形は生ではやったことがないのよ。和田そうか、まだ1度もやってないんだ。僕が“girls”の演奏で感心したのは大サビのところで、一拍あけたこと。このやり方っていいなって思った。だってクロスしなくて済むでしょ。岸谷そう。レコーディングはクロスしてたから、あけたの。(ここでギターとピアノでの確認作業がしばし続く)――今回は根本さんとも共演することになります。和田要さんとは『クリスマスの約束』で顔合わせはしていますが、実際の共演は意外にないんですよ。同じ番組に出ているけれど、直接的なコラボはほぼしてないんじゃないかな。――『感謝祭』のコラボ、貴重なものになりそうですね。岸谷要さんもギターが大好きで、ギターソロ、ガンガン弾くんですよ。80年代の超絶ギターソロみたいなのをやるので驚きました。和田ギタリストとしての要さんは僕とはタイプが違うんですよ。プレイはかなりテクニカル。しかも要さんってとてもフレンドリーな性格で、普段はいっぱいおしゃべりして場を和ませてくれるけど、ギターソロになると、真顔になって表情をまったく変えないから、びっくりですよ(笑)。――それだけ真剣に集中しているということなんでしょうね。岸谷私の場合はYukoというギタリストが同じバンドの中にいるから、「ここは弾かなくてもいいや」ってこともあるんだけど、唱くんも要さんもギターを弾かないことはほぼないわけじゃない?ボーカル&ギターが3人いるので、いろいろできそう。ギターを持ってきてもらって、それぞれのギターソロを楽しみたいな。和田僕は精いっぱいやりますよ。今、ギターの話ばかりしてますけど、要さんも香さんもまずボーカリストとして素晴らしいので、そこも気合が入りますね。岸谷要さんはすごいよ。夜中までずーっと歌って、次の日は朝早くから歌っているから。和田ライブで疲れたと思ったこと、1回もないらしいよ。「ライブって疲れないじゃない?」って言うから、「いやいや疲れますよ」って(笑)。岸谷一番年上なのにね。和田喉の調子が悪くても、ライブは楽しいって言いますもん。あれはすごいな。僕は調子が悪い時はライブ、つらいですもん(笑)。要さんの境地に一生のうちに到達できるのかな。岸谷でも要さんも若い時は頑張っちゃってたって話を聞いて、少し安心しましたけど。――和田さんはUnlock the girlsの中で演奏するのはどうですか?和田女性バンドに加わるのは未経験ですから、楽しみです。なんかプリンスみたいですよね(笑)。プリンスも一時期、やってたんですよ、プリンス以外は全員女子。岸谷3RDEYEGIRL(サードアイガール)ね。和田どんなふうになるんだろう?Unlock the girlsでのライブも観させていただきました。いい演奏するし、彼女たちいい表情でやってるし、とても楽しみですね。岸谷彼女たちもメッチャ楽しみにしてますね。彼女たちは年齢的にも多分、TRICERATOPSを聴いていた世代だろうし。和田FLiPとは随分前に対バンしたことがあるので、ギターのYukoちゃんとドラムのYuumiちゃんは前から知ってました。Yuumiちゃんは対バンした流れで、何度か僕らのライブも観に来てくれました。ベースのHALNAちゃんとは共演したことがありませんが、楽しみです。最近は女子のバンドが増えて、いいプレイをする子がたくさんいるよね。岸谷うちのバンドのメンバーも、女の子だからってことではなくて、それぞれいちミュージシャンとして、いいグルーヴを出すんですよ。だから歌っていて、とても気持ちいいの。でありつつ、女の子としての良さも持っているので、いいなあと思っています。――バンドとソロの魅力ということについても聞きたいのですが。おふたりともバンド活動もソロ活動もやっているという共通点があります。和田いや、僕はそんなにソロをやった感はなくて。岸谷ええっ?思いっきりソロじゃない?和田ソロなんだけど、ひとりでやってきたからね。これがバックバンドを入れてやっていたら、ソロ活動をやっているという感覚が強くなるのかもしれないけれど、僕の場合はレコーディングもひとりだけでやったし、ライブもひとりだけでしょ。岸谷ああ、そっか。和田だからひとりでやりましたというだけで、ソロ活動をやりましたという認識があまりないの。岸谷でもそうかもしれない。ソロ活動って、バンドと何が違うかというと、1対サポートという関係性があって、他の人がいることが大きな違いになるわけだけど、ひとりでやってると、そこはないもんね。和田そうなんだよね。バンド以外の他の人とやったことがなくて、そこも未経験。僕は未経験が多いですね(笑)。――サポートメンバーとやることはイメージできないんですか?和田今のところはそうですね。自分がソロをやるとなった時に、考えはしたんだけど、まだ今は違うかな、どこまでひとりでできるか確かめたいなという気持ちが強かったんですよね。岸谷バンドを解散したわけではないことも大きいんじゃない?“バンドがあるのに、なんで他の人とやるの?”みたいな感覚もあるでしょ。和田ああ、それはちょっとあるね。岸谷私もプリンセス プリンセスで活動していて、ソロをやった時には、全然違う音楽性でやることを意識しました。オーケストラを入れるとか、これだったら、まったく違うものだから、他の人とやるのもわかるよねって、誰しもが納得する形でやっていた気がします。だって、ソロをやると言いつつ、違うバンドみたいな形でやると、浮気してるみたいになるじゃない?和田そうなるよね。浮気感はどこかで出てくる気がする。サポートメンバーとやるんだったら、バンドでやればいいんじゃない?とか、いろいろ考えますね(笑)。岸谷私はバンドを体験して解散して、その後、サポートのメンバーもひとりぼっちも体験して、またUnlock the girlsをやっているわけじゃない?プリンセス プリンセスが解散した時、「ガールズバンドはもうやらないぜ」って思ったんだけど、今はまたこういう形でやることができて良かったなと思っていますね。和田今言われるまで、プリンセス プリンセスとUnlock the girlsが同じくガールズバンドだってこと、まったく意識してなかった。岸谷私は男性ミュージシャンとやる時には“1対サポート”という関係を感じるのね。だからバンドをやるなら、やっぱり女の子がいいなあって思いました。バンドって、きっと気質だよね。もともとソロで活動している人がバンドをどう捉えているかはわからないけれど、“1対サポート”と“バンド”って、外から見ると、同じ形態に見えるかもしれないけれど、まったく違うものだから。同じように歌っていても、感覚もまったく違うしね。私はやっぱりバンドが好きだな。理由はわからないけれど、されどバンドなんだよね。和田僕は子供のころからバンドへの憧れがあったからね。自分がデビューする時もバンドでデビューしたいと思っていたし。バンドって、実際にやってみるまではどういうものなのかよくわからないのに、その一員になりたいという憧れだけはずっとあって、今もその感覚は続いてますね。岸谷バンドって、その人たちが集まっただけで、音を出さなくてもバンドのたたずまいがあって。どんなに演奏がうまくても、バンドとそうじゃない人たちとでは出てくる音が違うと思うんですよ。精神の違いみたいなものが出るというか。僕は要さんが仕切るんじゃないかと思っていますよ(和田)――『感謝祭』では岸谷さん、和田さん、根本さんで、ギター、キーボード、コーラス、いろいろな組み合わせが考えられますが、今の時点で考えていることはありますか?岸谷とりあえずステージに鍵盤も置くことだけは決めているから、唱くんとピアノとギターでふたりだけというのはやりたいですね。和田それもいいね。――さっきからピアノとギターでふたりでやってる感じ、いいですよね。和田そう、あの感じですよね。「My Life」みたいな曲をふたりでやるのもありだし。岸谷要さんともふたりでやりたいし、唱くんともやりたいですね。あとはそうだな、生まれて初めてのガールズバンドの一員に加わっての演奏も楽しんでいただきたいですね。うちのバンドのメンバー、みんな、コーラスがめっちゃ上手だから。和田あ、それはいいね。そう言われると、「My Life」もコーラスがほしくなっちゃうな。歌えるっていいねぇ。岸谷あとは唱くんとの出会いの曲でもある「Fever」を、許してもらえるなら、私たちでアレンジして、鍵盤を入れたり、コーラスを足したり。和田もちろん。岸谷女子の「Fever」にしたりとか。和田ああ、いいね、だったら僕はギター、弾かないな(笑)。それもいいでしょ、ハンドマイクを持って、ノリノリで踊りながら歌う(笑)。岸谷それはおもしろそう。でも唱君はギターがないと、途中で間が持たなくなるかもよ。和田あり得るけれど、それはそれで楽しもう!(笑)。岸谷ただお呼びして、私たちがバックバンドをやりますっていうだけだともったいないから、せっかくだから、驚かせるくらいこっちでアレンジしちゃいたい。和田ああ、いいね!岸谷「もし嫌なところがあったら言ってね」って。和田OK、OK。じゃあアレンジしておいて。キーだけは現キーで、アレンジはもうおまかせ。岸谷やったー!(笑)岸谷楽しみだなあ。ツインギターをやろうよ。オクターブでハモったり。和田いいよ。楽しみだね。曲、何をやるか考えておいて。岸谷はい!(笑)――岸谷さんと根本さんの対談では、和田さんがリハを仕切るのではないかとの話になっていましたが。和田いやいや、僕は要さんが仕切るんじゃないかと思っていますよ。多分、僕がいちばんおとなしいですよ。――『感謝祭』のトーク、かなりにぎやかになるんじゃないですか。和田要さんとは先日放映された『クリスマスの約束』でもご一緒しましたけど、要さん、転換の時もいろいろ話していたんですよ。放送されないところも、要さんが全部つないでいた。あのパワーはすごいですよ。僕はきっと本番ではそんなにしゃべらないと思いますよ。最近、わかったことなんだけど、まわりがあまりしゃべらないと、結構喋るんですよ。ここは僕がまとめなきゃいけないんだなっていう本能が働くんですね。でもまわりに喋る人がいると、おとなしくなる傾向があります(笑)。――責任感ゆえに話すということですね。和田TRICERATOPSでは、今は林も喋るようになりましたが、以前はほとんどしゃべらなかったので、僕が話すようにしてましたし、うちの家族といる時、母がいて、奥さんがいる時って、僕はまったく喋らないです。要さんがいて、香さんがいるでしょ。きっとそれと同じ現象が起こるような気がする。僕は時と場合によって、すごく変わるんですよ(笑)。岸谷私も実はそうだから、シーンとなる場面があるかも。いや、ないかな(笑)。そこは要さんを頼りましょう。和田要さんは「何も考えてなくても、口を開けば、どんどんトークが勝手に出てくる」って言ってましたからね!「でまかせでいいんだよ」っていうんですが、でまかせにしては気が効いた言葉がたくさん出てくる。やっぱり才能ですよね。――今回の対談でもふたりのかけあいは相当おもしろいですよ。和田香さんはどんどん返してくれますからね。岸谷お互いにせっかちだから、言葉の頭でさんざんかぶっちゃって、聞いてる人はわけがわからないかも(笑)。――セッション的な楽しみもありそうです。岸谷スリーコードのロックンロールで、それぞれのソロで好きにやるとかね。プリンセス プリンセスのロックンロールもあるから、そこから発展させていくとか。和田あっ、それはいいね。お客さんもそれはうれしいんじゃないかな。岸谷お客さんに楽しんでもらうことはもちろんなんですが、バンドのみんなも楽しみにしているし、待ち遠しいですね。和田普段はないシチュエーションだから、意外と女子の中に入って、緊張するかも。僕、どうしょう、カチカチに緊張しちゃったりしたら(笑)。――逆に超ノリノリで、ゴキゲンで演奏するかもしれませんよ。和田味をしめて、ハマって、女子でバンドを結成したりとか(笑)。岸谷唱くんの女子力が発揮されるかもしれませんね(笑)。本番はもちろんですが、まずはリハが楽しみです(笑)。Text:長谷川誠 / Photo:吉田圭子<ライブ情報>『岸谷香 感謝祭2022』2022年2月13日(日) 神奈川・KT Zepp Yokohama開場 16:45 / 開演 17:30出演:Unlock the girlsサポートミュージシャン:sugarbeansゲスト:根本要(スターダスト☆レビュー) / 和田唱(TRICERATOPS)【チケット料金】全席指定:税込9,000円(ドリンク代別)チケット購入リンク:関連リンク■岸谷香オフィシャルサイト: Channel:■Unlock the girlsInstagram::■TRICERATOPSオフィシャルサイト:
2022年01月12日2022年2月13日に開催される『岸谷香 感謝祭 2022』に先駆けてのホストとゲストの対談。前回の岸谷香×根本要(スターダスト☆レビュー)に続いて、岸谷香×和田唱(TRICERATOPS)の対談を前編・後編の2回にわたってお届けする。ふたりは岸谷のアルバム『PIECE of BRIGHT』で2曲を共作し、互いのライブにもそれぞれゲストとして参加している。今回の共演は自然な流れと言えるだろう。対談場所は岸谷のプライベートスタジオ。スタジオなので、ピアノやギターが並んでいる。話の途中で、岸谷がピアノを、和田がギターを弾く場面もたくさんあった。言葉だけではなくて、音での会話も成立。音楽的な対談からは『感謝祭』の準備の楽しさも伝わってきた。――根本さんから和田さんに『感謝祭 』に参加するにあたっての伝言があります。「オレに複雑なことをさせるな。オレに楽をさせろ」とのことです。和田ああ(笑)。3人の中では僕が一番後輩ですからね(笑)。そこは(根本)要さんに従うしかありません。僕自身、後輩という立場の現場が徐々に減ってきているから、たまにはいいことですよね。岸谷そっか。そうだよね。――「TRICERATOPSを聞いてバンドを始めました」という話を、若いバンドからよく聞くようになりました。和田そうなんですよ。そういうケースも少しずつ増えてきました。でも後輩の立場の方が自然というか。以前は自分たちが年下というケースがほとんどでしたし、そういう期間が長かったですから。岸谷私も要さんと一緒にいると、「失礼しま~す」って、後輩のポジションで楽をさせていただいています(笑)。岸谷香――前回の対談で岸谷さんがコラボレーションをやると決めた時に、「和田さんと根本さんの顔が浮かんだ」とのことです。和田さんは岸谷さんから声がかかって、どのように思われましたか?和田香さんと一緒に共作してから数年経っていたので、またこうやって一緒に音楽をできることになり、うれしく思っています。一緒に曲を作ったことがある人って不思議なもので、しばらく会わなくても会えば一瞬で距離が縮まるんですよ。岸谷人間関係のカテゴリーとして、「一緒に曲を作った人」というジャンルが確実にありますね(笑)。――今回の対談では、岸谷さんと和田さんの出会いのところからうかがいたいのですが。和田ずいぶん昔だよね。岸谷きっかけは「FEVER」(TRICERATOPSの1998年11月リリースのシングル曲)を聴いたことですね。この曲のコード進行、私が作る曲とタイプが似ているなあ、気が合いそうだなと思ったら、トリオのバンドでやっていると知って驚いたんですよ。「この曲を3人でやっているの?」「テンションコードが入っているのに、鍵盤はいないんだ」と驚いて興味を持ち、レーベルがエピックで同じだったので、ラジオのゲストに来てもらったのが最初ですね。和田あの時は声をかけていただき、光栄でした。岸谷当時のビジュアルを見ていたから、きっと突っ張った男の子が来るんだろうなと思っていたのね。和田えっ?実際どうだった?岸谷今よりは突っ張っていたのかもしれないけれど、「こんにちは」って言ったら、普通に「こんにちは」って返してくれて、最初から自然に会話できました(笑)。PUFFYの『JET CD』というアルバムが出たばかりだったんですが、私はこのアルバムで1曲作曲しているんですよ。民生くんから「PUFFYのアルバムを作っているんだけど、曲が足りなくてさ。曲あまってない?」と言われて、「じゃあ書くよ」ってことになり、「春の朝」という曲を作曲した経緯があります。で、その「春の朝」について、唱くんが「聴いたよ。あの曲の転調、かっこいいね」って言ったんですよ。和田いやいや、さすがにその時は敬語だったよ(笑)。和田唱(TRICERATOPS)岸谷イメージとしては「かっこいいですね」じゃなくて、「かっこいいね」だったのよ(笑)。――いきなり転調が話題になるなんて、メロディメーカー同士の会話ですよね。和田香さんの作曲した「春の朝」、すごく気に入ってて。さすがだなと。岸谷いえいえ。私も転調のところが気に入っていたので、やっぱりこの人とは音楽的なところで、気が合うなと思いました。和田この時の話をしばらく忘れていて、再会してからこの話になって、あの曲が好きだったなと思って、久しぶりに「春の朝」を聴いたら、僕がその後、見事にあの曲と似た曲を作っていたことが判明しました。「Couple Days」という曲の転調するところ。これは自分でもびっくりした(笑)。岸谷えっ、どこ?ここ?(ここで岸谷がグランドピアノで該当するフレーズを実演)和田そうそう、その次のメロディ!僕は無意識だったんですが、今のメロディの転調が好きで、知らず知らずのうちにパクってました!申し訳ない!(笑)岸谷いえいえ。和田当時、女性バンドのボーカリストがメロディラインを作るケースって、そんなに多くなかったんですよ。作詞する人はたくさんいましたが、作曲する人はそんなにいなかったので、香さん、なんて音楽的な人なんだろうと驚いたことを覚えていますね。岸谷今でこそ、バンドをやっている女の子はたくさんいるけれど、昔はいなかったよね。唱くんが学校のころって、クラスでバンドやっている女の子はいた?和田いや、全然いない。岸谷私は中学のころ、軽音楽部だったんですが、男の子が持っている機材を見て、「あっ、エフェクターだ」って言ったら、「女の子が“エフェクター”って言った!」って珍しがられました(笑)。そういう世代なのかもしれないですね。和田今でこそ、香さんがギターや機材が大好きだということをよく知っていますが、最初にちゃんとお話した時はちょっと新鮮でしたよ(笑)。共作を経たことで、より仲良くなったという感覚はありました(和田)――話が遡りますが、会う前の時点で、和田さんは岸谷さんをどう認識していたんですか?和田TRICERATOPSがデビューしたのがプリンセス プリンセスが解散した翌年で。実家のテレビで、プリンセス プリンセスの武道館での解散ライブを観たのを覚えています。その時、香さんがミニスカ姿でMCをして、「私、こんなカッコしているけど、来年30歳よ」と語った言葉が印象に残っています(笑)。赤い衣装だったかな?岸谷そう、赤。当時、ゴレンジャーみたいにそれぞれのイメージカラーって、決まっていました(笑)。解散したのが29歳の時だから、今から考えるとまだ若いんですが、10代からやっていたバンドなので、解散ライブの時はやりきった感があって、そういう発言になったんだと思います。和田ちょうど僕らがデビューの準備に入っていた時期ですね。岸谷終わりゆくバンドと始まるバンド(笑)。和田ハハハ。だからプリンセス プリンセスが解散して、香さんはソロになっているという認識がある中で、ラジオのゲストとして招かれたということですね。――その後の交流はどんな感じだったのですか?和田香さんがライブに来てくれたんですよ。岸谷渋谷公会堂(1999年2月13日)に観に行きました。ものすごく盛り上がっていて、楽屋もたくさんの関係者であふれかえっていたので、邪魔だろうなと思って、さらっと失礼しました。和田そう、香さん、意外とあっさりと帰っちゃったんですよ(笑)。僕としてはもうちょっとコミュニケーションを取りたかったんですが、香さんは「楽しかったです〜」って感じで去っていった。えっ、もう行っちゃったのってくらい、物足りなかった(笑)。そこからかなり間が空いたんですよ。17年間くらいかな。間が空いたのは香さんがお母さんになったことも大きかったんじゃないかな。岸谷そうね。お母さんになって、音楽活動から隠居状態がしばらく続きましたからね。――再会のきっかけは?岸谷震災のあとにプリンセス プリンセスで復興支援しようということになり、再結成したことが関係しているんですよ。プリンセス プリンセスはツアーをやるようになってから解散まで、同じスタッフでツアーを回っていて、家族みたいな関係だったんですね。でも再結成には復興支援という大きな目標があったので、「あの時は良かったね」的な同窓会のムードにはしたくなかったので、新しいスタッフ、若いスタッフとやることに決めたんですね。和田なるほど。岸谷それで各部署で新しいスタッフと進めていたのですが、私のテック担当が東京ドーム1日目は来られないことになったんですよ。私としては16年ぶりにプリンセス プリンセスで手一杯なのに、テック担当者が違うことになり、テンパっていたんですね。替わりをやってくれたテックがMくんで、「大丈夫かな?」って不安だらけだったんですが、実はすごいテックで、1日だけのローディーなのにノーミスでパーフェクト。その時に仲良くなり、その後もお願いするようになりました。ある時、そのMくんが「すみません明日は他に入っているので、来られません」「えっ?誰」「TRICERATOPSというバンドです」っていう。よくよく聞くと、「TRICERATOPSが大好きで田舎から出てきて、テックをやっています」ということで、そのMくんのつながりで、TRICERATOPSのZepp Tokyoでのライブ(2015年6月5日)を観に行きました。渋谷公会堂から16年ぶりくらいかな?和田それくらいですね。香さんと会うことはもうないのかなと思っていたので、うれしかったですね。岸谷唱くんとMくんと3人で飲んだんだよね。和田そう、その時点でも僕は相変わらず敬語(笑)。でも香さんに「唱くん、もうそれやめない?」と言われて、「そう簡単には無理ですよ」「いや、もうやめて」ってことになり、そこからは僕も切り替えが早かったですね。いきなり「あのさ~」ってタメ口になりました(笑)。岸谷私はライブに行った時点も、TRICERATOPSのニュー・アルバム『SONGS FOR THE STARLIGHT』を聴きこんでいて、どの曲もとても良くて、やっぱりこれは好みが合うなあと思っていたので、「チャンスがあったら、一緒に曲を作りたいね」「いいよ」って、その飲み会でも提案して、実現しました。――「曲を作って」ではなくて、「一緒に作りたい」というのは、やはり似ているところがあると感じたからですか?岸谷そもそもの根底で似ているところがあるし、ピンと来たんですよ。唱くんとだったら、お互いに楽しみながら、いいものができるんじゃないかなって。――それが岸谷さんのアルバム『PIECE of BRIGHT』に収録されている「ミラーボール」と「My Life」の2曲です。岸谷どうやって曲を作ろうかなと考えた時に、ふたりで「せーの」で作るイメージがわかなかったんですね。以前、寺岡呼人くんと共作したことがあって、その時は彼が途中までしかできてない曲を持ってきて、その先を考えるのが楽しかったんですよ。人のエッセンスをもらうのが楽しかったので、交換日記風に作るのが楽しいかなって。――共作することは、お互いの根底の部分でのすり合わせを行うことでもあるでしょうし、メロディと歌詞の共作は深い関わりの中での作業だったのでは?岸谷お互い、大変だったと思いますよ。リスペクトもあるし、お互いを尊重しながら、自分の個性も出すわけだから。和田共作を経たことで、より仲良くなったという感覚はありました。――「ミラーボール」と「My Life」、どちらもとてもいい曲です。岸谷私が最初に「ミラーボール」のウーリッツァのリフからAメロの出だしくらいまでを作って、「じゃあこの後は唱くん、よろしく」ってMTRで録って送ったら、唱くんがギターを弾きながら歌っているボイスメモが速攻で送られてきたんですよ。「なんとかかんとか~?、いや、こうじゃないな、なんとかかんとか~?」って、やり直しもそのまま入っているボイスメモ(笑)。和田ああ、そうだそうだ(笑)。岸谷そうか、ボイスメモでいいのかと思って、次からは私もボイスメモで送りました。――そういうところも会話っぽいですね。岸谷「ミラーボール」を作っている時に、のちに「My Life」の一部分になるメロディを唱くんが送ってきたんだよね。和田えっ、そうだっけ?(そういいながら、和田はギターで、岸谷はピアノを弾きながら、その当時のメロディのやり取りを再現。このやり取りも実に楽しいものだったのだが、残念ながら、文字では伝えられません!)唱くんの書いた歌詞を見て、私は理屈で書いているんだなぁって感じましたね(岸谷)――1曲作っているつもりで、2曲になってしまったのは、お互いがそれだけ刺激しあいながら、創作していたということなのでは?岸谷自分の想像しないところに行くのが共作のおもしろさだから。和田まさにそう。岸谷それで、2曲録ることになりました。和田せっかく作ったんだから、録らなきゃもったいないですからね。歌詞も交換日記風のやりとりをしながら作りました。岸谷「ごめん、私は歌詞が苦手だから、唱くん先に書いて」ってお願いしました。和田女性が歌う歌だから、僕発信でと言われても、よくわからなかったので、「イメージだけ言って」ってお願いしましたね。そしたら「My Life」は“もうすぐ別れる二人が車に乗ってドライブしているイメージ!”と言ってくれて。これは非常にビジュアル化しやすかったので、わりとスムーズにできて、香さんに第一稿を送りました。岸谷第一稿もなにもこれ、ほぼ完成してるじゃない、バッチリじゃないという感じでした。いくつか、変更したところはありましたが、おおよそ第一稿を活かした歌詞になっています。で、「ミラーボール」は唱くんがミラーボールというワードを出したんだよね。とても唱くんらしいタイトルじゃない?和田実は「ミラーボール」というタイトルの曲をかつて作ろうと思ったことがあって。岸谷えっ、そうなの?和田そう。「ミラーボール」という曲を作ろうと思いながら、ずっと実現せずにいて、いつかどこかで使いたいと思っていて、「ああ、ここだ、ここで使えばいいんだ!」って気づいたという(笑)。《あなたはまるでミラーボールの光》《あなたを照らすミラーボールになろう》というフレーズがあって、は“私はあなたにとってのミラーボールの光でありたい”という主人公の気持ちを描いたんですが、香さんからのご指摘があって、いろいろやり取りがありました。岸谷唱くんの書いた歌詞を見て、私は理屈で書いているんだなぁって感じましたね。あの時はいろいろ言ったよね(笑)。「ミラーボールは単体だとキラキラしないんだよね。光を当ててあげようよ」って提案したんだけど、唱くんが「いや、そういうことじゃなくてさ、君は僕のミラーボールくらい、どかんといきたいんだよ」って言ったのをよく覚えてますね。私がガタガタ言ったんだけど、唱くんが「香さん、ミラーボールの構造上の問題は置いておいて、もっと歌詞の内容としてさ」って(笑)。「はい、その通りですね」って最終的に納得しました。和田僕も香さんから言われて、「そっか、ミラーボールって、そういうものか...」って迷っちゃいましたよ(笑)。――それだけ深くお互いにやりとりしたということですね。岸谷「まあいいや」で済ますことはありませんでした。唱くんとお互いに納得するまでやりとりをしました。和田最初は香さん、「唱くんに任せた」って言ってたんだけど途中から火がついてきて、「唱くん、ここさぁ」っていろいろ提案してきて、あれが良かった(笑)。岸谷そうそう、私はツアー中で、どこかのバーラウンジみたいなところに行って、イヤホンをしながら死ぬ気で歌詞を書いて、唱くんに送ったんですが、バッサリ削られて、「あれ?採用されてないんだ」って(笑)。和田僕も失礼なヤツだね(笑)。岸谷いや、私は採用されたくて送ったわけじゃなくて、「へー、こんなことを考えているんだ」って、唱くんが考えないだろう発想を渡したくて、送っていたところがあるのね。唱くんは普段はひとりで書いている人だから、「こういう切り口もあるのか」って感じてくれるかもしれないな、そういう協力をしようと決めて、恥ずかしい気持ちを置いておいてガンガン送ったので、それはそれで良かったかなと思っています。――和田さんは岸谷さんとの共作をどう感じましたか?和田とてもいい経験になりましたし、自分ひとりでは到達できないところに行けたと思います。もともと共作自体をしたことがないし、しかも女性と共作ってなかなかないですよね。誰かがメロディを作ったものに僕が歌詞をつけたことはありますが、連絡をとりながらの共作は桜井(和寿)さんに続いて、女性では香さんが初めてでした。岸谷言いたいことを遠慮せずに言いあいながら作れたのが良かったですよね。「ミラーボール」の最初の《かかとの音が夜道を》というところ、最初は《かかと》が《パンプス》だったんだけど、「ごめん、唱くん、私はパンプスは履かないから」って(笑)。「サンダルはどう?」と提案して、結局、間をとって<かかと>になりました(笑)。会話を重ねることによって、曲ってどんどん自分のものにもなるんだなってことも感じましたね。和田女性でも「僕」って歌う人もいるじゃないですか。それで香さんに「主人公の設定は僕と私、どっちがいい?」って聞いた気がする。岸谷唱くんには悪いかなと思ったけど、唱くんは女子力高そうだし、大丈夫かなと思って、「私で」とお願いしました。和田女子力が高いって、香さんに初めて言われましたね(笑)。これまでの人生でそんなことを考えたことがなかったんですが、香さんに言われてから、なるほど、僕は女子力が高いのかって思うようになりました(笑)。岸谷私の男らしいところと唱くんの女子力の高いところのミックスが今回とても良かったんだと思います。『感謝祭』でも女子バンドの中で、唱くんの女子力がどう発揮されるかが、楽しみです(笑)。Text:長谷川誠 / Photo:吉田圭子※ 後編() に続く<ライブ情報>『岸谷香 感謝祭2022』2022年2月13日(日) 神奈川・KT Zepp Yokohama開場 16:45 / 開演 17:30出演:Unlock the girlsサポートミュージシャン:sugarbeansゲスト:根本要(スターダスト☆レビュー) / 和田唱(TRICERATOPS)【チケット料金】全席指定:税込9,000円(ドリンク代別)チケット購入リンク:関連リンク■岸谷香オフィシャルサイト: Channel:■Unlock the girlsInstagram::■TRICERATOPSオフィシャルサイト:
2022年01月11日恒例となった岸谷香の自主企画イベント『岸谷香 感謝祭』。2022年2月13日(土) にKT Zepp Yokohamaで開催される『岸谷香 感謝祭 2022』に、ゲストとして根本要(スターダスト☆レビュー)と和田唱(TRICERATOPS)が参加することになった。音楽面での交流が深い3人であり、それぞれがボーカリスト・プレイヤー・バンドマンという共通点もあり、音楽的な楽しみの詰まった自由自在なステージになることは間違いないだろう。岸谷のガールズバンド、Unlock the girlsに根本と和田が参加するというスタイルも新鮮だ。ここではイベント開催に先駆けて、岸谷と根本の対談、岸谷と和田の対談をそれぞれ前編後編に分けて4回に渡って掲載しよう。第1回目は岸谷香×根本要の前編。トークを聞いているだけで、ステージの光景が目に浮かんできそうだ。香ちゃんはバンドの気質をよく理解している人(根本)――2015年に愛知県体育館で行われたスターダスト☆レビューの主催イベント『音市音座 2015』に岸谷さんがゲストで参加されたのが最初の共演です。どんな経緯で実現したのですか?根本僕らがいろんなイベントをやり始めている時期で、香ちゃんにゲストとしてぜひ出てほしいと考えて、オファーしました。僕らとしてはゲストの条件がありまして。ミュージシャンとして尊敬できる人間であること、ソロで歌えること、バックもやってくれること、コーラスもやってくれることでした。香ちゃんにOKしていただいてありがたかったですね。単純に僕らがプリンセス プリンセスの曲を一緒に演奏したいという気持ちを持っていたことも大きかったですね。――岸谷さんは根本さんからオファーが来て、どのように思われたのですか?岸谷スターダスト☆レビューとプリンセス プリンセスは集まり方がまったく違うのですが、どこか似ているような気がしていました。「私たちは音楽をやっているけれど、音楽をとっぱらったら、ただの女の子だからさ」みたいな意識があったんですが、要さんたちにも似た意識があるんじゃないかと勝手に感じていました。「俺ら、ただの音楽好きだからさ」みたいな。岸谷香根本ただの音楽好きのオヤジです(笑)。岸谷だからとても自然な気持ちで参加させていただきました。実際にリハーサルに参加してみて、やっぱり似ているなあ、バンドってこういうことだよなあと感じました(笑)。根本リハーサルで最初に会った時点で、香ちゃんはバンドの気質をよく理解している人だとわかったので、すっかり意気投合して、その後も何度もお願いしているという経緯があります。――最初のリハーサルの時の印象は?根本岸谷香という人間のすごさを感じましたね。香ちゃんの音楽的な指摘が実に明解で的確だったんですよ。リハーサルの初日からいきなり、「そこ、音が違わない?」って指摘されて、「これはちょっとまずいぞ」と、メンバーの背筋が伸びました(笑)。初めての現場で、なかなか言えないじゃないですか。雰囲気でなんとなく感想を言うのは簡単なんですが、普通ならば流してしまうようなところを音符で的確に指摘してくる。音楽を聴く耳が良くないとできないことだし、より良いものを作ろうという姿勢を持っているということですよね。僕らとしても、まずはプリンセス プリンセスの名曲を正確に再現して、ある程度出来上がってから、自分たちなりの個性を出したかったので、ありがたい指摘でもありました。あの発言によって、僕らの中での「ミュージシャンとしての岸谷香」のイメージが出来上がりました(笑)。岸谷スターダスト☆レビューのみなさんを見て私が感じたのは、やっぱりバンドっていいなあ、うらやましいなあということでした。自分のバンドがなくなって、ソロ活動を始めて、2011年の震災をきっかけとして期間限定でプリンセス プリンセスを再結成して。その後、またソロでの音楽活動をやり始めたという経緯があったので、バンドで音楽をやっているのがうらやましくなって、バンドに無理矢理入れてもらった感がありました(笑)。「ちょっと失礼します」という(笑)。飲み会にも参加させていただいて、あの時はとても楽しかったです。バンドの雰囲気が似ているという以外にも、曲もどこか似ているという印象も持っていました。根本僕らにはヒット曲はないですけど、似ているという感覚は確かにありますね。プリンセス プリンセスの曲の譜面を見ながら、自分たちなりにカバーしていると、演奏している人の気持ちがムチャクチャわかるんですよ。だからプリンセス プリンセスの曲を演奏するのはとても楽しい時間でした。しかも大ヒット曲だから、一緒にステージに立ってやってると、イントロを演奏した瞬間に、観客がワーッ!って盛り上がるじゃないですか。この感じはうちにはないなぁって(笑)。根本要(スターダスト☆レビュー)びっくりしたのは、要さんがずっと歌っていることでした(岸谷)――プリンセス プリンセスは解散しましたが、メンバーチェンジがないという共通点もありますよね。根本本来はバンドってメンバーの入れ替えが効くものだから、「お前はダメだ」ってことになったら、代えることができるじゃないですか。でも「お前がやるんだよ」「お前しかいないんだよ」ってことでやっていくなら、そいつのポテンシャルを高めていくしかないんですよ。そいつに託して、それぞれの個性を作っていくしかないわけです。僕らとは違う景色を見たバンドだからこその難しさはあったと思いますけど、バンドという点では僕らもプリンセス プリンセスも同じような意識で活動してきたんじゃないかと思うところはありますね。もっと上手いメンバーが入れば、演奏テクニックは上がるかもしれないけれど、このメンバーだからできる音、このメンバーだから生まれるおもしろい音を追求してきたんじゃないかなって。岸谷なんなら誰かが思うようにはできないことも、バンドの個性になっていきますよね。ソロで活動していると、上手な人を呼んでくればいいんだけど、バンドの場合はそうではないですから。「えっ、これができないの?しょうがないなぁ、だったら、もうちょっと違った形にしていきましょうか」ってことの積み重ねがバンドの個性になっていくんだと思います。根本まったくその通りですね。だから逆に、バンドの場合はメンバーの誰かにできないことがあったら、はっきり言うんですよ。できないことができるようになったら、その人間の成長になるだけでなく、みんなで上がっていけるようになりますから。香ちゃんは歌も歌う、曲も作る、ギターも弾く、ピアノも弾く、ベースも弾くとなったら、普通はワンマン的になっちゃうけれど、そうではなくて、バンドとして表現する良さをわかっている人だと思います。僕もそこは一緒ですよね。バンドとしてのおもしろさや楽しさを、いかに伝えていくかが大事なんです。そこを知っている人は意外に少ないんですが、香ちゃんはバンドを良くわかっていると思います。――岸谷さんは実際に共演してみて感じたことはありますか?岸谷私がびっくりしたのは、要さんがずっと歌っていることでした。さいたまスーパーアリーナでのライブ(『STARDUST REVUE 35th Anniversary スタ☆レビ 大宴会~大コラボレーションライブ~大抽選会付き』)に参加させていただいた時も、前日のリハからずっと歌っていたので、「要さん、明日本番なのに、大丈夫?」って聞いても、へっちゃらなんですよ(笑)。次の日の本番の日も朝早くに入って、当日リハでもずっと歌いまくっていました。私も相当リハから歌うほうなんですが、その私が驚くくらい歌うんです。「要さん、すごいですね」って聞いたら、「年を取ってきて、だんだん力まないで楽に歌えるようになるんだよ」っておっしゃっていて。「そうなのか、私もこれからそういう時期が来るのか」と、その時期が来るのを楽しみにしています。要さんって、調子が悪い時ほどたくさん歌うとか、いろいろ驚くことがたくさんあります。本番の前も円陣を組んで、「じゃあみんな!」って言った後に、「せーの!」「ホニャア~」みたいな(笑)。脱力の仕方も独特でした。気合いを抜くのは確かに大切ですが、なかなかできないことだから、目からウロコみたいなことがたくさんあります。根本音楽って点数がつくものじゃないから、自分の中でどれだけ満足できるかってことが大切なんですよ。と言いながら、本番になったら、つい真剣になって力が入ってしまうこともかなりありました。岸谷本番になると、ついめっちゃ力みますよね。根本ねっ(笑)。ボーカリストなんて、特にフロントに立って注目を浴びているところがあるから、「いい歌を聴かしてやろう!」ってつい力が入ってしまいがちになるんですよ。リハではうまくいってたのに、「あれえ?」って思った瞬間に、「おかしいな?おかしいな?」って、テンションがどんどん下がることが過去にはよくありました。で、ある時、リハでしっかり歌えてるんだったら、リハでいいじゃないかって気が付いたんですよ。小田さんの番組(『クリスマスの約束』)に何度か出させてもらった時に、小田さんに毎回のように言われていたんですよ。「要、リハは良かったなぁ」って(笑)。「あれれっ?」という感じもしなくはないんですが、そうか、リハは良かったのか、だったらリハのようにやってやろうと思い始めたのがきっかけですね。だからステージに立っても、自分に言い聞かせています、これはリハなんだと(笑)。リハも本番、本番もリハという気持ちになったら、楽になりました。実際にそのほうが楽しいですし。――力を抜くって、達人的な話ですね。根本ちょっと逆の方向の話になりますが、僕が香ちゃんをすごいなと思ったのはリハーサルで日にちをあけると、スキルを上げてくることですね。つまり練習してくるわけ。たいていの人はいつも同じです。ところが香ちゃんは、「あれ?ここのフレーズ、この間はやってなかったよな」ってことをガンガンやってくるんです。「聴き直していたら、こういうフレーズが浮かんだけど、これやっていい?」「もちろん」というやり取りが何度もありました。探究心が素晴らしいんです。本番に向けて、今なにができるかをリハで追求している。これはメチャかっこいいですね。最初のリハの時もそうだけど、必ず提案してきます。プリンセス プリンセスの曲だけでなく、僕らの曲もそうだし、香ちゃんのソロ曲もそうだし。より良いものにしようって、常に考えていますよね。岸谷勝手にハモったりしましたよね。「要さん、ここハモっていい?」って(笑)。ギターに関しても、せっかく要さんも持っているから、私はそういうことがうれしくなっちゃうので、「じゃあ、私もユニゾンで弾いていい?」って聞いたら、「いいよいいよ」ってことになり、一緒にやらせていただいたりしていました。音楽を追求することと楽しむこと、両方の要素を持っているところが素晴らしい(根本)根本僕らとしてはゲストとして来てもらうんだから、楽をしてもらいたんだけど、香ちゃんは自分でどんどんハードルを上げていくんですよ。だからと言って、変に真面目くさったり、シリアスになったりせずに、楽しみながらやってくれるので、本当にありがたいです。香ちゃんはさっき「バンドの一員」みたいなことを言ってくれましたが、僕らも香ちゃんと一緒にやる時はチームとしてやってる感覚があります。岸谷スターダスト☆レビューのみなさんと一緒にやるのは本当に楽しいですね。アカペラがいっぱいあるじゃないですか。そこがいいなあと思っているんですが、リハからガンガン、ハモっているわけですよ(笑)。最後、全員でアカペラで終わるところもかっこいいなぁと思って、私は女性だから音域が違うので、「私も歌いますね。どこを歌えばいいですか?」って聞くと、「どこでもいいですよ、お好きなところでどうぞ」って言うんですよ。それで聴かせてもらって、誰も歌っていない音で、女性ならではの音域で、と考えてハモっていたら、要さんから「OK!」と言っていただいたこともありました(笑)。根本僕らが確かめる時はいつもそこから始まるの。「どこでもいいよ」って言って、適切な音を見つけられる人とそうではない人がいるから。ボーカリスト同士だから、なんとなく当ててくる人もいるんですが、香ちゃんはしっかり聴いて、ここが足りないというところ、ここに入るといいというところに的確に入ってくるですよ。コーラスに関して、そこまで考えて入ってくれる人はなかなかいませんよね。音楽的にしっかり追求することと楽しむこと、その両方の要素を持っているところが素晴らしいと思います。――岸谷さんはバンドの良さとソロの良さをよく知っているところも独特ですよね。岸谷バンドを知らないと、わからないことってありますよね。バンドって、明らかにサポート・メンバーとは違うものなので、要さんたちとやっていると、本当に心地良くて、勝手に「お邪魔します!」って感じで楽しませていただいています。共演させていただいたステージで印象に残っているのは、参加させてもらった曲で、みんなでギターを弾きながら、手を回すシーン。「この場面は弾くことを考えると、回しにくいんですが、一番大事なのは手を回すことですか?」って聞いたら、「そうそう」って答えが返ってきたことがありました(笑)。そういうやり取りができるのもバンドならではですね。根本僕としては、ただバンドがやりたくてやっているというだけなんですが、香ちゃんがバンド感を持ったまま、参加してくれるのがありがたいですね。岸谷逆に、「やったー!」「ここはそういうことをやっていいところなんだ。それでいいんだ」って感じです。私は楽しくお邪魔させていただいています。「要さんになら、好き勝手なことを言っても平気」という気持ちになってしまって、すみません(笑)。根本いやいや、それは根っこの音楽が共通しているからこそですよね。やっぱり僕らが作っているのは音楽だから、ただ和気あいあいとしているところを見せたいわけではなくて、観に来てくれるお客さんに、香ちゃんの歌を聴かせた上で、普段、見えないようなルーズな部分が見えたらいいなあとか、音楽でいかに楽しんでもらうかいうことは考えていますよね。――『岸谷香 感謝祭』も毎回音楽のたのしさを堪能できるイベントになっています。岸谷要さんに誘っていただいたことが『感謝祭』を始めるきっかけになったところもあるんですよ。バンド時代はコラボに参加することはなかったですし、コラボの楽しさを知ったのはスターダスト☆レビューのチームに入れてもらってからです。人と一緒にやるのって、こんなにおもしろいんだなって。「また呼ばれないかな」っていつも思っています。スターダスト☆レビューのイベントに参加したことがきっかけで、「あの人はコラボにも参加するんだ」ということが広まり、他のアーティストの方にもお呼ばれするようになり、行くとこ行くとこ、カラーが違うのが楽しくて、じゃあ私もそういう場を持ちたいなと思うようになって、『感謝祭』につながりました。プリンセス プリンセスが女の子バンドだったこともあって、若い女の子バンドに紹介されることも多くなり、若い子たちとやってみたいなとか、震災があって、自分にできることをやりたいなとか、いろんな思いが出てきて、ホストとしてやる立場にもなりました。コラボレーションって、自分が書いた曲じゃない曲、歌ったことのない曲を「へえ、こうなっているんだ?」って思いながらコピーするのが楽しいんですよ。これからも『感謝祭』を継続してコラボレーションを楽しんでいけたらと思っています。――ゲストとして根本さんと和田さんをお招きすることになった経緯も教えていただけますか?岸谷私たちは今、女の子4人でUnlock the girlsというバンドをやっていますが、男性のゲストをお招きするとおもしろいんじゃないかなと思ったんですよ。この編成は初めてですし、ハーレム状態じゃないですか。根本そうか(笑)。岸谷女性ミュージシャンに囲まれて、男性ミュージシャンが演奏するって、貴重なんじゃないかなと思います。根本普通は逆だもんね。岸谷そうなんですよ。スターダスト☆レビューのところに行くと、ポツンと私が女子ひとりという状態で入っていくわけですが、その逆も楽しそうだなあって思います。プププッという感じ(笑)。多分、本番では要さんもプラスアルファのうれしさが加わるのではないでしょうか(笑)。Unlock the girlsはみんな、うまいし、かわいいし、そこでは見たことのない要さんの一面が見たいですね(笑)。具体的にはギターを持ってきていただいて、唱くんもいるので、3人で順番にソロを弾いて、「もういいよやめようよう」みたいなことになると、楽しいんじゃないかな。根本それはいいね。セッションは楽しいですから。岸谷要さんがUnlock the girlsの新譜を聴いてくださって、「Wrong Vacation」というロックンロールの曲をほめてくださったので、みんなでロックンロールをやるのもいいかなと考えています。ロックンロールってセッションにもってこいだし、気分的にもゴキゲンな感じだし、Unlock the girlsの3人は逆に90年代の音楽しか通っていないので、彼女たちと一緒にみんなでロックンロールをやるのも楽しいなあと思っています。根本今、香ちゃんの話を聞いていて、そうか、あの女の子たちがバックで演奏してくれるんだと改めて実感しました。Unlock the girlsの作品を聞いても、びっくりするくらい、みんなうまくて、「香ちゃん、攻めてるなあ」って思ったんですよ。あのメンバーを見つけてくるところもすごいですし、香ちゃんの音楽に対する情熱をあちこちから感じますよね。彼女たちと一緒にやるのは楽しみですね。僕は今までそういう中に入っていったことがないので、想像もつきませんけど(笑)。ひとりだけだったら、女子高生の中に入った変なおじさん、みたいになってしまいそうですが、唱もいてくれるので、間をつないでくれるだろうし、楽しみです。――岸谷さんから誘われて、根本さんはどう思われましたか?根本今度は僕が呼んでいただいたということで、ありがたいですね。香ちゃんが僕に何をのぞんでいるんだろうって、今から楽しみです。僕がやるのが難しいことであれば、唱がいるので、「そこは唱、よろしく」って振ることもできるので、気軽に楽しめるかなと思います(笑)。彼も音楽への情熱を持っているし、いてくれて良かったです(笑)。Text:長谷川誠 / Photo:吉田圭子※ 後編() に続く<ライブ情報>『岸谷香 感謝祭2022』2022年2月13日(日) 神奈川・KT Zepp Yokohama開場 16:45 / 開演 17:30出演:Unlock the girlsサポートミュージシャン:sugarbeansゲスト:根本要(スターダスト☆レビュー) / 和田唱(TRICERATOPS)【チケット料金】全席指定:税込9,000円(ドリンク代別)チケット購入リンク:関連リンク■岸谷香オフィシャルサイト: Channel:■Unlock the girlsInstagram::■スターダスト☆レビューオフィシャルサイト:
2021年12月23日俳優の山下智久が20日、都内で行われた「#Twitterトレンド大賞 2021」にVTR出演。今年を振り返るとともに、来年への意気込みを語った。「#Twitterトレンド大賞」は、データ・ドリブンで集計された「2021年に最も話題となった上位20個」のトレンドワードを発表するもの。山下は10位から6位を発表するプレゼンターとしてスクリーンに登場した。そして、今年について「山下史上一番忙しくさせていただきました」と振り返り、「とてもありがたいことだと思ったんですけど、走り抜けたので、来年はさらにスピードを上げて、歩みを止めずに進み続けられるように頑張っていきたいと思います」と力強く語った山下。さらに、「僕もツイッターをやっているので、みんなにツイートしてもらえるようにもっと頑張りたいと思います」と語った。
2021年12月20日カウンタースタイルの劇場型レストランが一躍注目を浴び、ジャンルを超えてもてはやされている昨今、また一つ、ラグジュアリーなカウンターチャイニーズが誕生した。この10月4日にオープンしたばかりの【西麻布 香宮】がそれ。あの【シノワ】の篠原裕幸シェフを輩出しした名店といえば、あゝと思い当たるフーディも多いことだろう。以前の星旗通りから、外苑西通りの笄公園そばに移転。それを機に、店内もオープンキッチンのカウンタースタイルとなり、メニューもコースのみと一新。ベテランシェフを新たに招き、全く違う店に生まれ変わった。アフリカンチークの一枚板も見事なカウンターは、席と席の間隔もゆったりとした贅沢な設え。厨房との間に空間があり、ここで有島料理長が出来立ての料理をすぐさまサーブする。扉を開け、エントランスを抜けると、まず目に入るのは、堂々たるオープンキッチンのカウンター席。長さ7mに及ぶ一枚板の、アフリカンチークでできたカウンターが存在感を放つ店内は、いわば空間全体がシェフズテーブル。8席全てから、活気みなぎる厨房を目の当たりにすることができ、臨場感もたっぷりだ。軽快に鍋を振る音、ゴォーと燃え上がる炎と共に立ち込める芳ばしい香り等々、シズル感あふれるシチュエーションもご馳走の一つだろう。そして、厨房を任されたのは経験豊富な有島一郎料理長。京王プラザホテル【南園】を皮切りに、ホテル畑で修業を積み、ザ・ペニンシュラホテル東京【ヘイフンテラス】の副料理長を経て、マンダリン オリエンタル東京【センス】では料理長に就任。ミシュラン一つ星を獲得した実力派だ。「【香宮】は、私の料理人人生40年の集大成ともいうべき店でもあり、(自分が)今まで経験したことのないオープンキッチンスタイルにしてみたんですが、これが楽しい。お客様の反応がダイレクトに伝わってきますから。現在は、お客様の目の前で鍋を振り、出きたての料理を私自身が直接お渡ししています。」と笑顔を見せるのは、有島シェフ。有島浩昭料理長。59歳。ザ・ペニンシュラホテル東京やマンダリン オリエンタル東京など、名だたるホテルのチャイニーズで活躍してきた手練れ。パリで腕を振るった経験もある。そのベテランシェフの脇を、しっかり固める若手スタッフの面々も頼もしい。フレンチで言えばスーシェフに当たる二番鍋は【楽記】出身の榎本和裕さん。一方、前菜と焼き物担当はペニンシュラ時代から有島シェフに師事してきた石井聡さんの両名。加えて、デザートは、銀座の老舗パティスリー【ピエスモンテ】出身のパティシェ露木 昭さんが意匠を凝らすという充実ぷりだ。スタッフの見事なチームワークから生まれる料理は、1コース10皿で構成。“一帆風順”(物事が順調にいく)、“ニ龍騰飛”(龍のように飛躍する)など、中国のお正月に良く用いられる賀詞を引用したメニューのネーミングもユニーク。縁起を担ぎたいお祝いの席や絶対に成功させたい接待の席にはピッタリだろう。『黒鮑・葱 山椒ソース・キャビア』千葉房総産の黒鮑を蒸してぶつ切り。口にした時のむっちりとしたおいしさは、厚みのあるカットなればこそ。たっぷりトッピングしたキャビアも気分を盛り上げる。さて、コースに並ぶは、揚げパイなどの点心から焼味、清蒸魚といった伝統的な広東料理の数々。だが、軸足は広東をべースにしながらも、トリュフやキャビアを所々にあしらい、和洋のエッセンスをプラス。黒鮑や松茸など旬の素材を巧みに取りいれ、季節感を大切にしている。それゆえ、料理内容は、時々で少しづつ変わるそうだが、年間を通して登場するのは『稀少青ザメ・プレミアム琥珀ソース』と名付けられた一皿。肉厚な青鮫のフカヒレを、【香宮】特製の上湯で仕上げた、有島シェフの自信作だ。曰く「日本では、姿煮でよく見かける吉切鮫のフカヒレがおなじみですが、香港では青鮫の方が高級品。中でも、うちでは数少ない400g前後のものを使っています。」とのこと。だが、フカヒレだけでは片落ちだろう。それに伴うスープー広東でいう極上スープの上湯の出来不出来が、味を大きく左右するからだ。【香宮】では、豚赤身肉に老鶏に加え、金華ハムを通常よりもたっぷりめに用い、8時間じっくり蒸すことで濃厚かつクリアな旨味を抽出している。ご覧の青ザメのフカヒレで約400g。これをニ湯と紹興酒を合わせたスープに入れて一度蒸し、下味をつける。この一手間が、肉厚のフカヒレの芯にまで味が染み渡るのだ。『稀少青ザメ・プレミアム琥珀ソース』は、コースの半ばに登場。琥珀色の上湯は、調味料は隠し味に加えるごく少量のグラニューのみ。金華ハムの塩分と肉の旨味のみから生まれる深みが素晴らしい。一本一本の繊維が太く、黄金色に輝くフカヒレはまさに“金糸”と呼ぶにふさわしい存在感。琥珀色のソースを纏ったそれを口にすれば、ザクリと歯が入る食感も美味。と同時に、その繊維の隙間からじわりと滲み出る旨味のエキスが秀逸。味わうほどに、淡麗でいながら深みある上湯の滋味がじわじわと味蕾を潤していく。思わず無口になり、溜息をつく瞬間だ。『廣東名物・仔鳩のクリスピー丸揚げ』は、焼き物専門の石井シェフの担当。レア気味に仕上げた鳩は、鉄分の旨味豊か。コースは、28000円(税込み・サ別)。一方、廣東名物の仔鳩のクリスピー揚げも【香宮】流にアレンジ。通常は滷水で火を完全に入れるところを、ここでは、煮込まずに沸騰した滷水に入れて火を止め、そのまま余熱で火を通している。フレンチのようにややレア気味に仕上げた仔鳩は、肉本来の風味を感じさせる。他にも、秋トリュフと共にクレープで巻いた北京ダックや和牛サーロインの塩竈焼きetc.次々と繰り出される機知に飛んだ料理の流れも見事。パティシェ特製のデザートまで舌と目を飽きさせない。食後、デザートの後に出される小菓子。手前から『シナモンの香りのフランボワーズのマカロン』、『紫芋のタピオカ蒸し団子』『紹興酒レーズンのバタークリームサンド』。アルコールの方も、もちろん潤沢に揃う。おすすめは、料理に合わせ、シャンパーニュから始まるペアリングを用意。途中、日本酒や紹興酒、古酒を挟みつつ、シチリアのデザートワインまで10種類程度がお目見え。華やかな気分を盛り上げてくれそうだ。坪庭のような植栽を臨む落ち着いたラウンジ。一部目のゲストは、食後のデザートと小菓子はこちらで楽しむ演出も心憎い配慮。「ゆっくりして頂いて、小腹が減ったら炒飯でもなんでもリクエストにお応えしますよ。」とは有島料理長。
2021年12月02日俳優の山下智久が、Netflix映画『恋に落ちた家』で主演を務めることが4日、発表された。Netflix作品初参加、また6年ぶりのラブストーリー主演となる。2012年に公開し、韓国国内での観客動員数が400万人を超え、韓国の恋愛映画として歴代1位の興行記録を塗り替えた大ヒット韓国映画『建築学概論』をリメイク。舞台を日本に移し、山下を主演に迎え、日韓最高峰キャスト・スタッフで制作する。2002年、建築家を目指して都内の大学に通う18歳の伊吹は、美しくチャーミングな女性・李由梛と出会う。2人は日本の繊細な建築を辿りながら、忘れられないひとときを過ごす。「将来、私の家を建ててね」そんな他愛ない約束だけを残して砕け散った2人の恋。それから19年、長い空白の時間を経て、離婚・父の病気など人生の苦悩を背負った由梛は、突然伊吹の前に現れる。そして、夕陽の街とも言われ、南アルプスと富士山を眺める絶景の西伊豆町に家を建てて欲しいと依頼する。あの頃秘めていた想いを答え合わせするように、2人の距離は縮まっていく――。山下は、本作への参加に「韓国で大ヒットした恋愛映画のリメイクという事で大きなプレッシャーを感じているのと同時にこの作品に携われる大きな喜びを感じています。建築家が家を設計するのと同じように、敬意を込めて、丁寧にストーリーを理解し、そして気持ちを込めてこの作品を作り上げて行けたらと思います。オリジナルの作品をリスペクトしながら、新しくこのチームで作る愛の形を表現できるよう努めていきたい所存です」と強い意欲を語った。『恋に落ちた家』はNetflixにて全世界配信。○■山下智久コメント全文韓国で大ヒットした恋愛映画のリメイクという事で大きなプレッシャーを感じているのと同時にこの作品に携われる大きな喜びを感じています。建築家が家を設計するのと同じように、敬意を込めて、丁寧にストーリーを理解し、そして気持ちを込めてこの作品を作り上げて行けたらと思います。オリジナルの作品をリスペクトしながら、新しくこのチームで作る愛の形を表現できるよう努めていきたい所存です。日韓のキャストスタッフと作り上げるプロジェクトという事で、今から新しい出会いに胸を膨らませています。若かりし頃の不器用さ、大人になると失われがちな柔軟さ、素直さ。19年という時をまたぐ、繊細でいて、大きな心の変化をゆっくりと描いていきます。あの頃、今、そして未来。見てくださる皆さんが僕達の役に、気持ちを投影できるような優しく温かい作品になるよう願いを込めて撮影をしていきます。是非楽しみにしていてください。(C)High Hope Entertainment
2021年11月04日オサジ(OSAJI)のホームフレグランス調香専門店「kako -家香-」とアーセンス(Aresense)のコラボレーションによるルームフレグランスが、アーセンス ルミネ新宿1店から登場。「kako -家香-」は、スキンケア製品やライフスタイル製品を展開するオサジが、2021年7月にスタートさせたホームフレグランス調香専門店。その名の通り“調香”ができるユニークなショップで、ワークショップを通じて、自分好みのエッセンシャルオイルやルームフレグランススプレーをデザインすることができる。思い出や実家の記憶で作るルームフレグランスそんな「kako -家香-」が初の別注の香りをアーセンスとともに制作。アーセンスのディレクター梅本愛子が自分自身の思い出、実家の記憶などを頼りに、3つの香りを調香した。ベランダ・客間・居間イメージの香りNo.1 ベランダ:バルコニーではなく、あえて「ベランダ」と名付けた香りは、外からの光が強く差し込む“希望”を表現したシトラス調の香り。No.2 ドローイン・グルーム:応接室、客間を意味する「ドローイン・グルーム」の香りは、ローズをベースにして、どこか緊張感のある匂いを表現。No.3 居間:「居間」で過ごす時間をイメージした、ウッド系の落ち着いた仕上がり。【詳細】「家香×アーセンス(kako×Aresense)」別注ルームフレグランス 2,530円発売日:2021年10月18日(月)取り扱い店舗:・アーセンス ルミネ新宿1店住所:東京都新宿区西新宿1-1-5ルミネ新宿 LUMINE1 4F営業時間:11:00~20:30【問い合わせ先】アーセンス ルミネ新宿1TEL:03‐6258‐1785
2021年10月23日お笑いコンビ・ニューヨークの嶋佐和也が17日、オンラインで開催された「よしもとSDGsLIVE」に審査員として出演。イベント後に取材に応じ、感想を語った。「京都国際映画祭2021 ~映画もアートもその他もぜんぶ~」の一環として開催された「よしもとSDGs LIVE」。嶋佐は第2部「私のおススメ!こんな事やっています。SDGsリポートコンテスト」に審査員として参加した。オープニングで険しい表情を見せた嶋佐。MCの浅越ゴエから「顔が怖い」と言われると、「今日は審査員ということで自分は松本(人志)さんだと思って」と話し、松本と同じ金髪をアピールして「松本さんみたいに仕上げてきました」と説明した。同コンテストは、MBSで放送中の『ゴエが行く!らいよんチャンSDGsニュース!』(毎週月曜22:57~23:00)とのコラボレーション企画で、誰でも続けられそうなSDGsの行動や研究をわかりやすくリポートした動画を一般の小中学校、高校、大学、専門学校の学生らから募集し、その中からグランプリ・準グランプリ作品を決めるというもの。嶋佐は、応募作品の感想を語る際も松本になりきり、「悔しいけど面白いな~」などと意見。『キングオブコント』での松本のコメント「もう1本見たいな~」も繰り出して笑いを誘い、松本になりきった表情に浅越らから「顔が険しい」とツッコミが連発していた。イベント後、取材に応じた嶋佐は「どんな感じかわからないまま審査をさせてもらったんですけど、若い人たちがいろんなことを考えてオリジナルの作品にしているのがすごいなと思いましたし、素晴らしいなと思いました。自分が高校生のときなんて何も考えてなかったような人間だったので、見習わないとなと思いました」と感想を語った。なお、同コンテストでは西川きよしが審査員長を務め、嶋佐のほか、ぼる塾、ヤンシー&マリコンヌ、アキナ、Everybodyも審査員として参加した。
2021年10月17日《撮影でお世話になった北総病院。そして全ての医療従事者の皆さまに心から感謝致します》9月27日、Twitterにこう投稿したのは山下智久(36)。「山下さんが言及した北総病院こと日本医科大学千葉北総病院は、山下さんが主演を務めるドラマ『コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-』(フジテレビ系)のロケ地。さらに同院の医師が、医療監修も務めています」(芸能関係者)実はこのツイートには、北総病院のインターネット上で寄付を募るクラウドファンディングサイトへのリンクも載せられており、協力を呼び掛けていた。「今回のクラウドファンディングは、高度な救急治療処置の訓練用シミュレーターを購入するため。これまで北総病院は、資金を“命に直結する”医療機器などに使っており、未来を担う医師を育てるために不可欠で、すでに多くの救命救急センターで導入されているシミュレーターがないのです。目標金額は2千万円。達成できなければ、支援金を1円も受け取ることができない形式での挑戦でした」(前出・芸能関係者)しかし、期限3日前に集まっていたのは約1千500万円。そんな危機を知った山下は冒頭のようにツイートし、ロケ地のピンチをフォロワーに伝えた。これが功を奏し、3時間後には目標金額の2千万円に到達。“コード・ブルー病院”を救い、未来へのバトンをつないだのだった。そして最終的な支援額は約2千600万円にのぼった。■病院も「あの手助けが…」と山下に感謝これには北総病院の医師も7月30日のInstagramのライブ配信で感謝しきりだった。「届くかどうかみたいな後一押しってところに、あの手助けが……」劇場版『コード・ブルー』公開から3年たっても、山下が“男気支援”したのには、恩返しの側面があるようだ。『コード・ブルー』の撮影当初、このように漏らしていたという。「山下さんは、『医師役を演じて虚しくなるときがあります。芝居で、本当に誰かを救えるわけではないですから』と言っていました」(映像制作関係者)役者業の“限界”を吐露した山下。しかし、その葛藤を打ち消したのも『コード・ブルー』だった。ドラマを見て医者を目指すようになった人の存在を知った山下は、’18年7月30日配信の「WEB ザテレビジョン」で、こう語っている。《自分が誰かのきっかけになれるということの素晴しさを教えてもらったんです。それまでは、“自分が人前に立って演じることの意味って何なんだろう?”って悩んだ時期もあったんですけど、この作品に出逢って、社会的にもいいメッセージを与えることが出来る職業なんじゃないかってことを気づかせてもらって、自分の仕事に誇りを持てたんです》今回、北総病院の“コード・ブルー”に応えたように、役者・山下は多くの人を救っていたーー。
2021年10月13日練馬区立 四季の香ローズガーデン「オータム フェスティバル」が、2021年10月9日(土)から10月31日(日)まで開催されます。約320品種の“秋バラ”を鑑賞東京・光が丘にある「練馬区立 四季の香ローズガーデン」は、「香りのローズガーデン」「色彩のローズガーデン」を持つガーデン施設。「香りのローズガーデン」では、国内では珍しく“香り”にフォーカスを当て、フルーティーな香りやスパイシーな香りなどの香りの違いにわけて紹介。一方、「色彩のローズガーデン」では、花色ごとにバラを配置。ちょうど「オータム フェスティバル」が行われる10月は、ふっくらとした美しい花姿の秋バラが見頃を迎えるタイミング。園内には、約320品種 460株の秋バラが咲き誇り、黄色やピンクなどさまざまなバラを鑑賞することができます。また期間中は、庭やバラの楽しみ方を教えてくれるガーデンツアーや、バラ園で楽しめるガーデンヨガ、弦楽四重奏のガーデンコンサートなどのイベントも開催予定です。【詳細】練馬区立 四季の香ローズガーデン「オータム フェスティバル」開催期間:2021年10月9日(土)~10月31日(日)9:00〜18:00会場:練馬区立 四季の香ローズガーデン住所:東京都練馬区光が丘5-2-6■秋のガーデンツアー※無料イベント開催日時:・10月24日(日) 11:00~11:45、14:00~14:45・10月30日(土) 11:00~11:45、14:00~14:45集合場所:講習棟前(雨天決行・荒天中止)定員:各14名■ローズガーデンコンサート※無料イベント開催日時:10月31日(日) 11:00~11:45、14:00~14:45場所:色彩のローズガーデン(雨天時:講習棟 1F)
2021年10月10日歌手で俳優の山下智久が28日、自身のインスタグラムを更新。同日、結婚を発表した嵐の櫻井翔と相葉雅紀を祝福した。山下は「翔くん相葉くんご結婚おめでとうございます」と祝福し、櫻井について「翔くんがまだ学ランを来ていた頃、着こなしが本当にお洒落でかっこよくて、中学生になりたての僕は、憧れて同じローファーを買って、ボタンを二つ外して登校していました。笑」と、相葉について「相葉くんは、小学生の時初めてのドラマで共演させて頂きました。その時、僕の知らない音楽を教えてくれて、それが本当にかっこよくて、すぐCDを買って、今でもその音楽を聞き返す事があります。今思えば音楽が好きになる入り口だったかもしれません」とそれぞれの思い出をコメント。最後に「2人とも最高に優しいお兄さんでした。ありがとうございます! どうぞ末長くお幸せに。心からの祝福をお贈りいたします」とメッセージを送った。櫻井と相葉は、ジャニーズ事務所の公式サイトで同時に結婚を発表。櫻井は「これまでファンの皆さま、関係者の皆さまをはじめとする沢山の方々の支えがあり、今日まで活動して来られました。改めて心より感謝申し上げます。これからも応援して頂けるよう、自分のやるべきことに真摯に向き合い、精一杯取り組んで参ります」、相葉は「日々、状況が変化していく中で、それでも頑張れる場を頂き、そしてお仕事をさせて頂けていますのも、日頃から応援してくださるファンの皆さまと関係者の皆さまのおかげです。本当にいつもありがとうございます。これからの人生も、皆さまと共に一生懸命生きていこうと思います」などと感謝の思いと決意を記した。
2021年09月28日俳優で歌手の山下智久が、22日から全国で放送されるデジタルガレージの新CM「TOMIGAYA」編に出演する。CMには、山下が作詞を手掛けた「Vision」が採用されている。楽器やパソコン、キャビネット、ネオンサインなどで埋め尽くされた秘密基地のようなガレージに迷い込んだ山下のもとへ、ペンギン(=ファギン)が「よう! 相棒!」と登場する。ファギンが操作するパソコンの画面には「1993 TOMIGAYA」という年号と場所が。シャッターを開けると1993年に開設された日本初の個人ホームページ「富ヶ谷」がデザインされたサイバー空間が広がり、勢いよくダイブした山下とファギンは、宇宙を楽しく飛行する。デジタルガレージの社是である、天敵がいる海へ危険を顧みず最初に飛び込むペンギンの勇気=「ファーストペンギン・スピリット」を表現したCMだ。サイバー空間へダイブするシーンではワイヤーアクションを採用。山下はハーネスで固定した両肩甲骨と両ももにワイヤーを結びつけ、約1.5メートルの高さで撮影に臨んだ。山下のインタビューは以下の通り。――相棒「ファギン」との共演について感想を教えてください。実際の現場ではぬいぐるみのファギンがいたので、それがCGで命を吹き込まれていく過程とか、動いている姿をイメージしながら撮影していました。――撮影で大変だったところ、面白かったところをお聞かせください。宇宙空間に飛び込むシーンがあって、その時は宙吊りになって撮影したんですけど、それが肉体的に大変でしたね。かなりいい姿勢で空を飛ぶことができたと思うんですけど、翌朝起きたら背中がすごく筋肉痛になっていました(笑)。――今回のCM楽曲は、どのようなイメージで作られたのでしょうか?「これから始まる」など、事前にキーワードをいくつかいただき、毎日新しいスタートを切るとか、希望が感じられるような歌詞を心がけて書きました。音楽で力強さを表現するというテーマもいただいたので、共感しながら作れたかなと思います。
2021年09月22日俳優で歌手の山下智久が、Waqoo・HADA NATURE(肌ナチュール)「炭酸ヘッドスパシャンプー」の新CM「生まれ変わり」編、「毎日ヘッドスパ」編に出演する。同CMはきょう15日にYouTubeで公開され、10月1日より全国で放送される。また、山下の新曲「Beautiful World」がタイアップ曲に採用された。山下はすべての女性を応援し、癒す存在のアイコンとして登場。髪を“君”に見立て「生まれ変わり」編では生まれ変わるたびに美しくなる“君”に驚く様子を、「毎日ヘッドスパ」編では、少し元気のない“君”を本来の美しい姿に戻したいという物語を演じた。撮影には、ロケに出向いたかのように見える最新テクノロジー「バーチャルプロダクション」が使用されている。公式サイトでは、撮影に真摯に向き合う山下の表情や、インタビューを収めたメイキング動画を公開。またタイアップ曲「Beautiful World」は、きょう15日より配信開始される。山下のインタビューは以下の通り。――撮影の感想は。撮影が真夏(7月)だったのでセットの水場がとても気持ちよくて……。また、最新テクノロジーを使用しての撮影はとても楽しかったし、新しい時代を感じることができました。そして、スタジオの中とは思えないほど、とても美しい世界の中で撮影させてもらえたことに感謝します。――自身の最新曲「Beautiful World」がタイアップになったことについて。自分が気持ちを込めて作った曲に共感して、起用していただいたと思うのでありがたく、うれしいです。――同曲への想いは。二極性を表現している曲なのですが、美しいと感じるということは、その対比としてそうではない世界や環境があるからこそ感じる感情。そのどちらも間違いじゃないし、両方あるからこそ今美しくいられるという想いがあったので、その想いを届けられたらなと思っています。
2021年09月15日