息子が保育園に入園して、もうすぐ4年になります。4年前、泣きじゃくる10ヶ月の息子を預けるのが心苦しく、陰でコッソリ泣いていました。■「かわいそう」の声に傷つく母親の心泣いている息子の顔を見るのもツラかったのですが…1歳を過ぎるまでは一緒に家ですごしたかったのですが、入園しやすい時期を考えて10ヶ月の息子を預けました。久々の仕事に体力的にも精神的にもやられていたのもあり、息子の泣き顔を見るのはきつかったです。家計のことを考えると、働いている方が余裕がある。でも「こんなに泣いている息子を預けてまで、わたし働くべきなの?」 という思いもありました。そんな中、わたしの心を救い続けたのは息子の成長でした。■息子は「かわいそう」なんかじゃない!保育園の連絡ノートに書かれる息子の成長。「今日は○○できました!」「今日は全然泣きませんでした!」昨日できなかったことが、今日にはできるようになっているんです。1ヶ月くらい通い続けると、ほとんど泣くことはなくなりました。先生に甘える姿やお友達と楽しそうに遊ぶ姿を見て、息子の世界が広がっていくのを感じました。その姿を見れたことで初めて心からそう思うことができました。母親であるわたしが1番「かわいそうかも…」と思っていたのかもしれません。今でも楽しそうに保育園に通う息子に元気をもらっています。今日もママは元気に働いてきます!! (笑)
2019年05月17日こんにちは! ユウコトリトリです。 前回 は、保育園でのママ友作りについて書かせていただきました。私の保育園でのママ友作りは、実にスローペース。「働くママ同士」という忙しさから、ゆっくり話したりする時間がとれず…仲良くなるまでになかなか時間がかかりました。それでも、保育園でもあっという間に色んな方と仲良くなって、ママ友がたくさんいる方がいたんです!今回はそんなママの話を。■ママ友作りの達人! Aさんのお話私のママ友のAさんは、保育園でもあっという間に友達ができ、いつも大勢の人に囲まれていました。まさにママ友作りの達人。私と仲良くなった経緯も、Aさんからお手紙をもらったのがきっかけでした。Aさんは、明るいだけでなく、聞き上手。一緒にいても気疲れしない素敵なママさんなんです。そんなAさんですが、娘さんの小学校入学を機に家を新築、隣町に引越すことになりました。当然、ご近所との付き合いもゼロからのスタートです。ちょうどそのころAさんと会う機会があり、引越し先でのママ友作りについて聞いてみました。■知らない土地でのママ友作り…Aさんはどうなった?娘さんの小学校入学のこともあり、同じ年頃の子どもを持つ近所のママさんとは、ぜひ友達になりたいところ。さすがAさん、引越して間もないうちに友達ができていました。Aさんに聞いてみると…■果たしてAさんの作戦とはAさんは教えてくれました。そして、引越しの挨拶がてら子どもの紹介をするそうです。ここまでくると、やってることが探偵…いや敏腕セールスマンなんですけど。もちろん「上靴が干してあったので…」とか「子どもの服が干してあったので…」など事前に見かけたことは、言いません!見られていたと知ったら、相手は良い気持ちはしませんからね…。さすが、プロ並みのリサーチ力とテクニックです。ママ友が多いのは、もちろんAさんの人柄によるところが一番だと思います。でも、こうした地道な努力もやはり必要なんだなぁと感じた出来事でした。
2019年05月14日この春から保育園デビューをした人は多いと思いますが、筆者も1歳から子どもを預けて働いていました。でも、最初の数カ月間は毎朝登園するたびに子どもが大泣きをして、「ずっと一緒にいられなくてごめんね」と落ち込むことも度々ありました。そんな私の心がすっとラクになった言葉を紹介したいと思います。 「三歳児神話」に振り回されないで「子どもは3歳まで母親の手もとで育てるのがいい」。一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。筆者も、そのような言葉をかけられて落ち込んだことがあります。 そんな悩みを知人に打ち明けたら、このように言われました。「でも、昔だってお母さんはひとりで育児をしていたわけじゃないよね」と。 まだ保育園などなかった昔も、一緒に暮らす祖父母やきょうだいがいたり、子守をしてくれるご近所さんがいたりと、たくさんの人の手によって赤ちゃんは育てられてきました。現代では、それが保育士さんの手に変わるだけのこと。 3歳までという年齢にかかわらず、子どもに愛情を注いで育てるのはとても大事なこと。でも、それは母親1人に限ったことじゃなく、父親でも、祖父母でも、もちろん保育士さんでも、小さいうちからたくさんの人に愛情を注いでもらえるのは幸せなことだと思うようになりました。 子どもには「ごめんね」より「ありがとう」保育園に預け始めたころは、よく泣いていたわが子。お迎えに行って泣き顔を見るたびに心が痛んで、「ごめんね」と言っては抱きしめていました。 でも、あるとき保育士さんに言われたのです。「そういうときは“ありがとう”と言ってあげてください」と。 ママに悲しい顔で「ごめんね」と言われると、意味がわからないにしても子どもは悲しい気持ちになります。でも、笑顔で「頑張ってくれてありがとう」と言ってもらえると、子ども自身も前向きな気持ちになれるというのです。 それを聞いてからは「ごめんね」は封印。子どもだって保育園で頑張ってくれているのだから、「いつもありがとう」と声かけをするようになりました。そして、それは子どもにも伝わっていたような気がします。 子どもにさみしい思いをさせているんじゃないか、という罪悪感は働くママなら一度は持つかもしれません。でも、「いつも保育園で頑張ってくれてありがという」という前向きな気持ちで保育園に送り出してあげたいですね。著者:高橋じゅんこ一児の男の子を育てるワーキングマザー。病気ネタやママ友ネタなど、ペンネームでリアルな体験談を執筆中。
2019年05月11日息子が保育園に入園してから2年くらい、わたしにはママ友がいませんでした。無理に作ることもありませんでしたし、そもそも必要性を感じていなかったのです。■ママ友ゼロでも困らなかった園生活園の駐車場が少ないこともあり、焦っているので基本会っても挨拶のみ。小走りがあたりまえ。保育園の連絡も先生たちがしっかりとプリントや口頭で伝えてくれていたので、ママ友とやり取りがなくても困ったことはありませんでした。息子とほとんど離れることがなかったので、寂しいと思うこともありませんでした。子どもが一緒だと例えママさんと会話することになっても、息子を挟んでの会話になるので困りませんでした。■「いなくて問題なし!」からの変化…と思っていたわたしが、なぜ2年経ったとき「ママ友を作っておけばよかった!! 」と意見が変わったのかというと…。息子の交友関係が広がり、息子自身が親が近くにいなくても大丈夫と思うほど成長したからなのです。園の行事で息子に取り残される。まわりを見るとママ友を努力して作ったママたちが(実際にはわかりませんが)楽しそうに集まって話をしている・・・。その瞬間に1人でもママ友を作っておくべきだったと痛感したのです!『ママ友を作る』と意気込んでしまうと、気持ち的にきつくなるので…少しだけ自分から話しかける勇気を持って、仲良くなりたいって思う相手を見つけることが大事ですね。適度な距離感で仲良くできるママ友は必要だと思います!わたしも今、自分から話しかける努力をして(笑)ママ友と呼べる人が2人います。子どもの成長のことや進路についても相談しあえるので、仲良くなってよかったと心から思います。
2019年05月10日第一子が保育園に入園する直前に食物アレルギーがあることが判明しました。そのため、離乳食はメニューによっては除去など、特別な対応が必要でした。保育園に食物アレルギー持ちのわが子を預けたとき、どのようなことが必要だったのか、わが家の体験談を紹介します。 医師による指示書の提出が必要保育園に入園する子どもが食物アレルギーだった場合、保育園に対し、保護者が口頭や書面で食物アレルギーがあることを伝えればOK、というわけではありません。医師の診断のうえ、自治体指定の指示書に必要事項を医師に記入してもらい、保育園に提出する必要がありました。 かなり細かい項目まで記載が必要なため、病院によっては入手するまでに時間がかかったり、対応自体を受け付けていなかったりするところもあると聞きました。かかりつけであっても、事前に対応してもらえるかどうか確認したほうが確実です。 月1回、栄養士・担任の先生と会議私の子どもが入園した保育園の場合、毎月月末に保育園の栄養士と担任の先生とともに次月の献立と使用材料を見て、医師から指示のあった除去する食材をチェックしていきました。たとえば大豆を除去する場合、大豆そのものから味噌、醤油、きなこなど、原材料に含まれていそうな食品はすべてチェックしていきます。 すべての献立の食材一つひとつを細かく確認していくので、その分時間を割く必要があります。そんなときは、心苦しいですが働いている会社に事情を話し、ほかの社員の方に業務をカバーしてもらうことで、仕事を調整しました。 定期的に通院してチェックする必要がある私の子どもは、成長とともに除去の必要がない食材が増えていきました。指示書は半年に1回提出する必要があったため、半年ごとに受診していました。 健康状態やアレルギーの数値などを知ることができ、医師にいろいろと相談することもできるので通院自体はありがたかったのですが、わが家の主治医のアレルギー外来では診療時間は平日のお昼過ぎのみ。栄養士と担任との会議に加え、かなりの回数、食物アレルギー関連で仕事を早退していたので、通院しにくいことだけが気がかりでした。融通の利く診療時間かどうかも、通院する病院を決める際に確認しておくことをおすすめします。 保育園での給食の様子を見たとき、わが子だけが別の机、別のトレーで給食が用意されていて驚いたことを覚えています。しかし、アレルギーは命に関わること。親の私自身も意識改革をしなければいけないと強く思ったできごとです。著者:東慶子三児の母。育児のかたわら、アンガーマネジメントキッズインストラクターの資格を取得。自身の育児経験に生かすとともに、将来的には子ども向けの講座を開催したいと考えている。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年05月08日こんにちは、保育士の中田馨です。4月に親子ともにドキドキの保育園生活がスタートしたというご家庭も多いのではないでしょうか。慣らし保育が終了するとママも仕事復帰が本格的になり、本当の意味での「新生活」が始まったのではないかと思います。 最初は、気が張っていて目まぐるしく過ごしていたけれど、約1カ月が経って「なんだか最近疲れが取れない」なんて思うことはありませんか。そんな新生活のバタバタに少し疲れているかもと感じているママへメッセージを送ります! 頑張りすぎないことがポイントGWなどの連休中に生活を立て直したいと思っているママも多いと思います。新しい生活のリズムがまだつかみきれていなくて、日々の生活の中でやり残しているがことたくさんありますよね。 私の場合、以前は「帰宅したらこの時間にごはん作って、洗濯して、お風呂に入って……」と、頭の中でいろいろな計算をして慌ただしく家の中で動いていました。少しでもイレギュラーがあると、計算がくるってしまってイライラし、ものすごく歯を食いしばって生活していたので、TVを見ることもなく必死になっていました。こんな経験をしてきた私だからこそ言えることがあります。 「必ずしなければ」をやめてみる「見て見ないふりする家事があってもいい」と思います。もちろん「赤ちゃんとママの命を守ること」は第一条件ですが、日々の少しのことなら「見ないふり」するものがあってもいいと思います。 私の場合は「掃除」と「洗濯」です。「掃除は毎日しなくてもOK」「少し洗濯物がたまっても、明日できそうだから今日はしなくてOK」といった感じですね。「必ずしなければいけない」と思っていた「必ず」を少し取り除いてみると、グンと気持ちがラクになります。 一人の時間をつくる赤ちゃんが生まれるとなかなか自分の時間をとることができません。私の離乳食講座に来てくれるママも「今日、初めてパパに預けてきました。不安だったけど、一人で出かけるのは久しぶりだからリフレッシュできました!」という声が多いです。 自分の時間は自分でしかつくることができません。なので、「よし、自分の時間をつくるぞ!」といった決心が必要になります。赤ちゃんをパパやおばあちゃんに預けて友だちとお茶に行ってリフレッシュするのも良いですし、睡眠をしっかりとるのも良いですね。好きな食べ物を食べたりすればと心も体も満たされます。 赤ちゃんの心が安定するには?新生活で疲れているのはママだけではありません。新しい環境、先生やお友だちとの人間関係で疲れているのは赤ちゃんも一緒です。お休みの日は、赤ちゃんとのふれあいの時間も持つようにしましょう。ふれあいと言っても特別なことをするのではなく、赤ちゃんをしっかり抱きしめて「大好きよ」という気持ちをたくさん伝えるだけ。ママやパパに抱きしめられて「大好き」って気持ちをもらうと、赤ちゃんは安心して心が安定します。 赤ちゃんを抱きしめて、赤ちゃんの体温やにおいを感じるとママたちも安心しますよね。赤ちゃんとママの心が安定すると、それが生活にも反映されます。土日に限らず、平日の起きたときや寝る前など、いつでも親子でムギューッとふれあう時間をつくってみるのも良いですね。 保育園の先生とコミュニケーションを取ろう保育園に行くということは、保育園の先生と毎日会うということです。保育園にはたくさんのお子さんがいますし、「先生の時間を取ってしまったら」と思うかもしれませんが、保育士の立場から言いますと「遠慮せず、保育所の先生に育児相談をしてほしい」と思います。 今感じでいる育児の悩みを誰かと共有することで、ママも気持ちがラクになったと思えるはずです。保育園の先生と話をすることで、保育園でのお子さんの様子も聞くことができますし、先生の遊びテクニックを聞いて「家でチャレンジしてみよう!」と思うこともあります。先生も相談されると「頼りにしてもらえている」と思って嬉しいものなんですよ! ママが疲れてしまったら、予定していた生活リズムが思うようにいかなくなることもあります。適度に力を抜いて、自分の時間には好きなこともしながら、赤ちゃんと毎日の生活を送ってくださいね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。
2019年05月01日こんにちは! ユウコトリトリです。新生活、皆さまいかがお過ごしでしょうか。今回は「保育園ではママ友はなかなかできない」という、なんとも後ろ向きな体験談です。※あくまで個人の経験からの意見なので、参考程度にして頂けたら幸いです。ちなみに、現在末っ子が保育園児ですが…今もママ友は少ないです。■そもそも作るヒマがない保育園に通わせているということは、フルタイムだったり、パートでも長時間働いている方がほとんどです。朝は通勤前、夕方はこれから家で家事や育児が待ってる訳ですから、皆さんバタバタです。話しても一言二言程度で、話し込む時間もありません。もともと人見知りで、ママ友も積極的に作ろうとしなかった私。長女が0歳から通い始めた保育園でしたが、ママ友はなかなかできませんでした。送迎の際、顔を合わせれば挨拶はしますし、たま~に少し話すことはあっても、それ以上は発展せず…そうこうしているうちに、長女は年少さんに。■子どもに「お手紙ブーム」が! ようやく縮み始めたママ同士の距離そう、女の子あるある「お手紙交換ブーム」このあたりから、他のママさんとの距離が少しずつ変わってきた気がします。ただし、手紙といってもグルグル丸を書くだけだったり…シールを貼るだけだったり…とても「手紙」とは言い難いですが、「何かを書いて渡す」ことが嬉しかったようです。手紙という接点ができたことで、相手のママさんとも話をする事が少し増えて…この辺りで、「よく話すママさん」ができました。入園してから3年で、ようやくママ友づくりのスタートです。そして、そのうちいよいよ、保育園以外の場所でも関わりを持つことになります。家で遊ぶといっても、平日仕事をしている身としては、週末は家族との貴重な時間。相手のママさんもそれは同じで、遊ぶ事は年に数回程度でした。朝夕の送迎時のバタバタは変わらずなので、顔を合わせても話はしなかったり、挨拶程度だったり、何ヶ月も顔を見なかったり…■近すぎず、遠すぎず…この距離感が私にはちょうど良かった園行事では話をするし、たまにお互いの家で遊ぶことはあっても、ベタベタしない関係。気になる事があれば、情報交換できるママ。これくらいのママ友付き合いが、私にはちょうど良くてラクでした。特に「情報交換できるママ」の存在は、いざという時本当に助かるので、「ママ友」と呼んでいいか分からないアッサリした関係だけでもアリかもしれません。保育園のママ達は多忙ですから、グイグイ深入りしてこない方が多いです。なので、親しくなるのは時間がかかるかも知れませんが、無理のない距離からママ友作りができると思います。もちろん、保育園でもあっという間に色んな方と仲良くなって、ママ友がたくさんいる方はいますし、一概には言えませんが…ご参考までに。
2019年04月30日息子が生後6カ月から通っている保育園は、おむつなし育児を推奨する保育園。寝返りができるようになったら、パンツ生活のスタートです。入園してから1年が経ち、こんな変化が見られるようになりました。 相変わらず洗濯物は多いけど…生後6カ月から保育園に通い始め、もうすぐ1年。息子が通っている保育園は、おむつなし育児を推奨しています。「寝返りができるようになったらパンツになります」と説明されたときには「え、ウソでしょ!?」と思いましたが、本当に息子のパンツ生活はすぐにスタートしたのでした。 わかっていはいたものの、大量の洗濯物に最初は言葉を失うこともありました。 でも最近では私も慣れてきて、「あれ、今日はおしっこの回数少なめだな~」と洗濯物の量を見て判断できるようになってきました。 たくさん外遊びをする園なので洗濯物の量は相変わらず多いのですが、入園当初よりはおしっこの回数自体が減ってきて、パンツの洗濯は2~3枚程度の日も多くなりました。 度々おまるに座って…おしっこの回数自体が減ったのだと思っていましたが、どうやらタイミングを見ておまるに座らせてくれることも多くなったようです。おまるでおしっこが成功することも増えてきたよう。 また、1歳過ぎからおしっこやうんちのときに「でたー」「ちっち」と言いながらお尻を押さえて教えてくれることも多くなりました。自宅ではおむつをしてるので教えてくれたあとにおむつを替えるのですが、保育園の先生方は出る前のサインをなんとなく察知し、おまるに座らせてくれているようです。個人差はありますが、同じ0歳児クラスで月齢が早い子は、日中ほとんどおまるで用を足せる子もいるようです。 2歳児のお姉ちゃんは…息子の上にいるお姉ちゃんも2歳から同じ保育園に入園し、1年になります。入園当時はまだまったくトイレトレーニングはしておらず、おむつで生活していたのですが、入園して2~3カ月後にはすっかりトイレでおしっこができるようになり、今では夜寝るとき以外おむつが必要なくなりました。 早生まれで体も小さく、「大丈夫かな……?」と最初は心配しましたが、親が考えている以上に子どもの適応能力は高く、成長が早かったです。 わたしは元々おむつなし育児をするつもりもありませんでしたし、おすすめしようとも思っていません。メリットもデメリットもいろいろとあるのは確かです。ただこれから来る暑い夏の時期は特に、紙おむつよりも綿のパンツのほうが通気性が良く、蒸れた紙おむつをずっとしていることはないので、子どもたちは快適そうです。 著者:ライター 岩崎未来三児(女・女・男)の母。出版社・編集プロダクションの勤務を経たのち、第一子出産を機にフリーランスに。現在は会社役員という肩書きを持ちながらも、ライター・編集者としても活動中。
2019年04月21日働くママが子どもの保育園探しを行う「保育活動」、通称“保活”。何年も前から保活の厳しさは伝えられえていますが、状況は依然として変わりません。保活成功のカギは、やはりなんといっても、情報収集と早めの行動でしょう。すでに来年度の入園に向けて保活を始めている人もいます。これからの「保活」に役立つお役立ち記事を、3本まとめてご紹介します!■ 過酷!保活ママたちの苦労の実態Ushico / PIXTA(ピクスタ)「保活」は、ここ10年くらいで言われるようになった言葉です。そもそも一昔前までは、共働き家庭より専業主婦家庭の方が多く、子どもを保育園に預ける必要がない家庭も多かったのです。また、祖父母と同居しているか、近所に住んでいるパターンの家庭もあり、ママが働いていても周囲のサポートを得やすい環境がありました。しかし、最近では都市部に限らず地方でも、こども園や認可保育園はどこも満員状態です。少子化で子どもの数が減っているとは言え、共働きで0歳や1歳の乳幼児の頃から保育園に通うケースが増え、「保育が必要な子どもの数」が増加しているためでしょう。保活に関するアンケート調査では、保活で苦労する今の30代と、専業主婦が多数を占めた50代の子育ての違いがくっきり浮かびあがりました。今の保活のリアルとは?「預けることができず仕事を辞めた」「二人目の出産を諦めた」と、悲痛な声も寄せられています。詳しくは記事をチェック!「保活」難易度は30代以下と50代以上でこんなに違う!その差は1.5倍!■ 「落選狙い」の横行でさらに保活が困難に!?makaron* / PIXTA(ピクスタ)最近、保活における「落選狙い」という言葉もよく耳にするようになりました。これは、現在育休中の人が2年目の育休を取得するためにあえて保育園に落ち、「落選通知表」を会社に提出して育休の延長を行う行為のことです。2年目の育休を取りたいがために落選狙いの人が保育園に申し込むと、倍率がその分跳ね上がってしまいます。結果、本当に保育園を必要としている人が落ちるといった事態も起こっているのです。政府は落選狙い対策として、保育園に入れなかった場合に育児休業の延長が可能な人をあらかじめ確認して審査に通りにくくするなどの対策を検討していますが、ママたちからは疑問の声も上がっています。仕事と子育ての両立には社会制度の整備が欠かせませんが、落選狙いが登場した現状を鑑みると、まだまだその対策は不十分なようです。詳しくは記事をチェック!「落選狙い」の保活が増加!? 働く主婦が考える育休2年取得の問題点■ 保活で引っ越しを検討する人も!待機児童が少ない街の特徴Caito / PIXTA(ピクスタ)妊娠・出産のタイミングで子育てがしやすい環境を求めて引っ越しをすることケースもありますが、最近では、保活対策で保育園の待機児童数が少ない地域に引っ越しを検討する人もいます。新興住宅地や新築分譲マンションが建ち並ぶ街は、子育て世代のファミリーが集まりやすく、保育園の入所希望者も増えます。反対に、10~20年くらい前に新興住宅地として発展した地域は、今なら子育てがひと段落したファミリーが多く、保育園の待機児童数も少ない傾向にあります。子どもの数と、保育園の数がちょうど良い地域に引っ越すと、保活がスムーズに進みそう。こちらの記事では「0歳児の保育園に入りにくいワースト15駅」(東京都区部)の調査結果を紹介しています。ぜひ参考にしてみてください!詳しくは記事をチェック!保育園に入りにくい駅、入りやすい駅はどこ?各駅の0歳児人口も明らかに
2019年03月30日自治体にもよりますが、早いところではそろそろ来年度の認可保育園入園申請が始まります。まわりが戦々恐々とするなか、とりあえず無認可保育園への申し込みをすませているというママもいることでしょう。でも、ふとした瞬間に「0歳や1歳から保育園に入れるのはかわいそうかも…」と思うことはありませんか? ママになっても仕事を続ける理由はさまざまですが、家族や職場の上司などからチクリと言われたら、より一層気になってしまうもの。小さいうちから保育園に通わせるのはかわいそうなの? 子どもと一緒に過ごす時間が短い場合、どんなことを心がけたほうがいいの?これまで多くの親子の悩み相談を受け、支援をしてきた臨床心理士の帆足暁子先生にうかがいました。お話をうかがったのは…臨床心理士帆足暁子(ほあし・あきこ)先生ほあしこどもクリニック副院長。保育士資格や幼稚園教諭1級免許を持つ臨床心理士。東京家政大学非常勤講師。公益財団法人母子衛生研究会インターネット相談室相談員。クリニックで育児やこころの相談に応じている一方で、保育者の養成にも携わっている。■0歳から保育園「かわいそう」と感じるのはどうして?――0歳、1歳から保育園へ子どもを通わせることに、うしろめたさを持つママは意外と多いと感じます。ママたちはどういう心境だと考えられますか?帆足暁子先生(以下、帆足先生): おそらく、周囲の人から「小さいうちから保育園はかわいそう」などと言われているのでしょうね。「子どもが小さいうちは母親が育てるべき」という昔からの社会通念が今も残っていて、ママ自身も心のどこかで「本来はそうしたほうがいい」と思っているのではないでしょうか。――周りからも言われて、ママもそう思ってしまっているんですね。帆足先生:そうですね。ママもそう言われて育ってきたことも考えられます。そして、実際に保育園に通わせるようになってからも、朝、送っていくと子どもに泣かれてしまうので、「かわいそうなことをしている」という罪悪感がますます強くなる傾向があります。ママ向けの子育て講座でも「子どもを保育園に入れることはかわいそうなことでしょうか」と質問されて、泣き出してしまうママもいるくらいなんですよ。■0歳から保育園「育児のプロに預けるメリット」――思いつめてしまっているママもいるんですね。実際のところ、小さいうちから保育園に預けることはかわいそうなのでしょうか?帆足先生:いえいえ、そんなことはありません。大切なことは、ママが子どもと一緒にいて幸せだと思えることです。ママによって、子どもとずっと一緒にいることに幸せを感じる人、仕事もしながら子どもといることの方が幸せだと思える人…など、いろいろですよね。どうしたいのかは、ママ自身が決めていいこと。ママがハッピーなら、子どももハッピーなんですよ。イギリスの心理学者ジョン・ボウルビィも「母親が幸福を感じている時に、子どもが健全に育つ」と言っていますから。――それを聞いて安心しました! 集団生活を送るなど保育園に預けることのメリットもありますよね。帆足先生:そうです。保育のプロに子どもの発達や生活全般を見てもらえることは親にとって大きなメリットだと思います。集団生活を送るなかで、ルールなどを自然と学ぶこともあるでしょう。ママたちの話を聞いていて、今の時代、子育ての基準を自分なりに持つことが難しくなっていると感じます。子どもが大きくなるにつれて、しつけで悩むこともあるでしょう。また、子どもの発達に不安を持つママも多いようです。保育園に通っていたら、ママが不安に思っていることを、お迎えの時などに先生へ気軽に相談できるから心強いですよね。ですから、これから入園を考えているママは、子どもを信頼して任せられるかどうか、保育の専門性があるかどうかをきちんと確認するようにしてくださいね。■0歳から保育園「子どもが満たされる」2つのルール――保育園の先生が一緒に子どもの成長を見てくれるのは、ありがたいですね。とはいえ、平日に一緒に過ごす時間がどうしても短くなります。心がけたほうがいいことはありますか?帆足先生:親子関係をしっかり築いていくうえで大切なのは、時間の長さではないんですよ。例えば、帰宅後の短い時間でも、目と目を合わせて楽しく食事をしたり、会話をしたりならできますよね? もちろん、読み聞かせもいいですね。赤ちゃんならオムツ替えで楽しそうに声をかけたり、抱っこしてほしそうなときにゆらゆらと抱っこしたり。短くても、子どもとしっかり向き合う時間があれば大丈夫です。――それくらいなら、毎日のちょっとした心がけでできそうですね。世の中の働くママは救われたと思います!帆足先生:親子の愛着関係を築くうえで、ポイントは2つあります。ひとつは、子どもが「安心してチャレンジできる」ようにしてあげること。遊びだしたら見守ったり手伝ったりして、楽しさを共有するのも大切です。もうひとつは、子どもが不安やイヤな気持ちで泣いて戻ってきたら、しっかり「受け止めで守る」こと。この2つがちゃんとできていれば、子どもは「なにがあっても、自分には守ってくれる存在(=ママ)がいる」という安心感を持って成長していきます。そんなに難しく考えないでくださいね。休日に子どもと一緒に遊んで、子どもが不安そうなら朝晩ハグするだけでもOKです。仕事をしながらの子育ては毎日大変だと思いますが、ママが楽しめる範囲で意識してみてくださいね。
2018年10月17日幼稚園や保育園に子どもを預けるようになると、遂にやってくるのがママとの別れ。パパや親戚などとのお別れには慣れていても、ママとのお別れでは号泣してしまう子が多いです。号泣する我が子とどうお別れをしているのか、ママたちの声をまとめます。号泣の我が子、突き放すのがいいの?ママとのお別れのときに号泣してしまうのは、それだけママが大好きという証拠。自分を愛してくれている我が子を心を鬼にして突き放すべきなのか、それともやさしく接してあげるべきなのか、多くのママも悩んでいるようです。最終的には虫のように体に貼りついた我が子を振り払い、号泣する我が子に背を向けて立ち去る必要があるのですが、立ち去り方によって、ママとのお別れに早く慣れるかどうか変わってくるんだとか。例えば泣きじゃくる子どもを叱りつけて、おもちゃや先生に気をとられているうちにさっと姿を消してしまうのはNGなんだそう。ママが突然消えてしまうと、かえって子どもはママと離れないよう頑張ってしまうことが多いようです。泣きじゃくっていても、これから子どもが預けられること、ママとしばらくの時間お別れすることを説明してあげて、目と目を合わせてお別れをしていくことが、ママとのお別れに慣れるための近道だといわれています。どうしても慣れない子には小道具を用意それでもママが大好きすぎて、預けられること自体には慣れても、どうしてもお別れのときだけは泣いてしまう子もいるようです。そんなときには、まず自分自身が不安になっていないかをチェック。子どもと離れることに、ママ自身が不安を感じていると、それを察して泣いてしまう子もいます。また、ママと離れてもママを近くに感じられるよう、手作りのお守りを渡しているという人もいるようです。本物のお守りでなくても、小さな人形やキーホルダー、ガーゼのハンカチでも良いので、ママと一緒に選んで決めたお守りを持っているという心強さがお別れの寂しさを我慢させてくれるんだとか。ほかにも担任へのプレゼントを一緒に作って、幼稚園へ行く大事な目的を設けることでお別れの寂しさを紛らわせたら、号泣しなくなったという意見もありました。ママとのお別れは、その瞬間はものすごく悲しいものでも、いざ別れた後はほとんどの子がさっきまでの涙は嘘のように幼稚園や保育園を楽しんでいるもの。別れ際に子どもの涙を見るのはママとしてもつらい時間ですが、親子で共に乗り越えて、早く笑顔でお別れできるようになりたいですね。(文・姉崎マリオ)
2018年07月28日保育園では、先生や年齢の近い子どもたちと一緒にすごすことができるので、子どもの成長にとってもよい場所ですよね。でも、もしも我が子にいじわるをしている子どもがいたら…?先生の見ていないところでいじわるされる筆者が先日ママ友と話をしていたら、「最近息子の通う保育園にいじわるをする子がいて困っている」という話を聞きました。どうやら、ママ友が子どもを迎えに行った際に、息子よりも少し年上の子が、“先生が見ていない”ところで、息子の顔をつねったり、突進してきたりするのだとか。もちろんママ友は現場を見ているので、その子に対して“優しく注意”はするものの、よその子で近くに親御さんもいないため、叱ったり怒ったりはできず、困っている様子。保育園の先生にお願いするしかない?そんな話を聞いて、「他のママたちはどうなのだろう?」と気になり、調べてみたところ、保育園でいじわるをされて困っているというママはそれなりにいそうです。こういう場合、ママにできることはあるのでしょうか?ネット上の声を見ると、保育園の先生に、どんなことをされたのかを報告したり、我が子といじわるをする子の様子を見てもらえないか相談するといった声が散見されました。たしかに先生を通すのがもっとも無難な方法かもしれません。ですが、もしいじわるをする子の親御さんを知っているなら、親同士で直接話し合うというケースもあるようです。他には、「小さい子のいじわるには悪意がなく、我が子に興味を持っている可能性がある」とポジティブに考える人もちらほら。そんなときは、子どもたち同士が仲良く遊べるように工夫したり、「自宅に招く」という手段をとるママもいるようです。たしかに、仲良くなってしまえば、いじわるされることも減りそうですよね。我が子がいじわるされていると、すぐさま相手の子を“悪い子”と思ってしまうこともありますが、まずは、我が子にその子との関係性を聞いたり、相手の子の心理を考えてみることも大切なことかもしれませんね。(文・山手チカコ/考務店)
2018年05月25日4月に子どもが幼稚園や保育園に入園したというママも多いでしょう。でも、通い始めて1カ月以上が経過しているけれど、人付き合いが苦手で、うまく他のママたちとコミュニケーションがとれず、「ママ友がいなくてさみしい…」と悩んでいる人もいるはず。そこで、世のママたちがどうやってママ友をつくっているのか調べてみました。子どもの友だちのママと仲良くなるなんのキッカケもなく、同じ園に通うママに声をかけるのが難しい場合ってありますよね。そんなときは、子どもを通して仲良くする方法があるそう。日ごろ、自分の子どもが仲良くしている子のママなら声をかけやすいと考えるママが多く、挨拶から始まり、「いつもうちの子と仲良くしてくれてありがとうございます」とお礼を伝えたりすることで、会話をスタート。少し距離が縮まれば、「うちの子が○○ちゃんと遊びたがっているんですが、ご都合がよければご一緒にいかがですか?」と、近所の公園で遊んだり、相手の様子をうかがいながら、自宅に招いたりして、少しずつ親しい関係を築くのだとか。園の役員をやるとママ友がいっきに増える?前述の方法以外では、園の役員をやることをおすすめするママも散見されます。どうやら、役員を引き受けることで、年齢やクラスをこえて、いろんなママと顔なじみになり、気軽に話せるようなママ友ができたという経験を持つ人が多いようです。役員になると、自然な流れで連絡先の交換をすることもできます。さらに、会話の内容も、保護者会のセッティングや行事の打ち合わせなど、ある程度決められた内容で話せるので、話しやすいというメリットもあるんです。ママ友づくりのNG行動はガツガツ系?ひとつだけママ友をつくる際に注意しなければならないことがあります。それは、相手に対する態度。「私とママ友になって!」という雰囲気が相手に伝わってしまうと引かれてしまう可能性があります。だから、さきほどのように子どもや役員といったものを通して、“自然な流れ”で距離感を縮めることが大切なんですね。おそらく多くのママたちは、挨拶や話しかけれてもイヤな気持ちになることはほとんどないはず。ちょっと勇気を出して「いつもうちの子がお世話になっています」と、笑顔でコミュニケーションをとってみてはいかがでしょうか?(文・山手チカコ/考務店)
2018年05月18日我が子の成長は喜ばしい半面で、大きくなればなるほど、新たな不安や問題も出てくるから、毎日ドキドキしてしまいませんか?特に、親から少し離れていく保育園や幼稚園などの入園は、いろいろな同世代の子どもたちとふれあうことで、我が子の成長や発達が目立ちやすいからひとしお。そんな時、心の不安を振り払ってくれる記事を今回は7本御紹介その1まだおむつが外れないけど大丈夫?周囲の子にはもうおむつがはずれている子もいるけど、我が子はまだ…。だからと言って焦ったり、不安にはならないで。毎年ある一定数、おむつが外れないまま入園する子どもがいるそうです。▼続きはこちら▼その2食べ物の好き嫌いが多いけど大丈夫?やつの時間に上手に食べることができるのか…。もし、そう感じていたら、ぜひ下の記事のテクニックをためしてみて。ポイントは「子どもの自信につなげること」。▼続きはこちら▼その3寂しがり屋ですぐに泣く子だけど大丈夫?ママから離れてしまいひとりになると、すぐに泣いてしまう子。それはそれでかわいいけれど、園の先生たちは困ってしまいそう。そんな泣き虫っ子を上手に克服する方法は?▼続きはこちら▼その4他の子に比べて気になる点が多いけど大丈夫?他の子はひとりできちんと挨拶ができたり、給食を食べることができたり…。だいたいのことをひとりでできるのに、うちの子はあまりできないみたい。そう、一喜一憂しないように入園前にやっておくべき親の準備とは?▼続きはこちら▼その5 幼稚園卒と保育園卒に違いってあるの?よくいわれるのが、幼稚園卒と保育園卒のギャップ。保育園の子はやんちゃとか自由奔放とか言われがちだけど、本当にそういった違いがあるものなの?▼続きはこちら▼その6 認定こども園にはメリットもある保育園に入れるかどうかわからなくて不安なとき、認定こども園への入園を考えるママパパも少なくないでしょう。保育園や幼稚園とはどう違うのでしょう? 実は、メリットもあるそうです。▼続きはこちら▼
2018年04月10日保育園に落ちたから育休から職場に復帰できない……。そんな悩みをもつママやパパはこの時期多いのではないでしょうか。実家や義実家にも頼れない場合、自分で子どもを見るしかないと思いつめてしまっていませんか?そんなときの選択肢として、「ベビーシッター」があります。今回はベビーシッターについてご紹介します。 1.ベビーシッターって預けてみたい?東京都では、待機児童対策としてベビーシッター代を補助する取り組みを始めると発表しています。特定の条件を満たせば、月額最大28万円までを補助してもらえるそう。そこで、株式会社キッズラインのキッズライン総研が「子どもが待機児童になった場合この制度があれば利用したいか」と東京都在住のワーキングマザーに聞いたところ、以下の結果となりました。約9割と、ほとんどのワーキングマザーが「ベビーシッターを利用したい」という結果に。ベビーシッターと聞くと利用料金が高いイメージが先行してしまい、子どもの預け先として選択肢から外しがちですが、「補助金が出る」と言われると興味がわくかたも多いのかもしれません。行政が補助する「ベビーシッター制度」とはまた、行政もベビーシッターの補助をしているのをご存知でしょうか。平成29年度のベビーシッター派遣事業は、「公益社団法人全国保育サービス協会」が国より委託を受け実施しているそうです(平成30年3月現在)。割引額は、1回当たり2,200円。多胎児2人は9,000円、多胎児3人以上は18,000円となっています。所得制限などはありません。ただし、こちらを利用するにあたって以下を満たしている必要があります。利用者自身が割引券の使用条件を満たしているかお勤めの企業がベビーシッター派遣事業の利用を予定しているか詳しくは内閣府のサイトをご覧ください。 2. ベビーシッターの選びかたベビーシッターと言っても、さまざまな会社が展開しているので、どうやって選べば良いのか悩みますよね。子どものことならなおさら慎重になってしまいます。選ぶ際は以下の項目について確認しましょう。信頼できるところに頼む子どもを預けるわけですから、「信頼できるかどうか」がポイント。お住まいの市町村に相談するのも良いですし、公益社団法人全国保育サービス協会に加盟している会社から選ぶのも安心ですよ。面接はしっかりと面接での第一印象は意外と重要です。信頼できそうな人かどうかを見極めてくださいね。疑問点や気になることはなんでも質問しましょう。また、保育士の資格を持っていたり、育児経験があるかどうかなども重視してみてください。「この人になら安心して預けられる」という人を見つけましょう。サービス内容をチェック料金に気を取られてしまいがちですが、どのようなサービスを行っているのかもチェックしましょう。お散歩をしてくれたり、ちょっとした家事を行ってくれたりなど、会社によって内容も異なります。自分のニーズに合ったところを探しましょう。料金は詳細にチェック交通費や入会金・登録料などについても、後からのトラブルを避けるためによく確認しておきましょう。 3. 預けてみてどうだった?自宅で1対1で子どもを見てくれるというのは、細かなサービスが期待できそうな分、不安もつきものですよね。留守中のことなので様子をみることもできず、なにが起こっているのかもわかりません。実際に預けるまでの不安が大きくて、なかなかサービスの利用まで踏み込めないかたも多いのではないでしょうか。そこで、実際に預けた人に聞いてみました。料金が少し高いですがこちらの要望通り見てくれます。近くに親戚がいないので非常に助かりました。(30代・女性)良かった点はベテランそうな丁寧な方が来て頂いたので、家の事も色々と手伝ってもらえたことです。悪かった点はそのかたの服装が少し汚い感じだったこと。(40代・男性)知っている人に頼むと気を遣うことも頼みやすい。ただ、お金がかかるので定期的には使えない。(30代・女性)預けて楽になったので、外出出来たし用足しもゆっくりできました。ただ、子どもは嫌だったみたいです。(50代・女性)頼むときにやはりためらいます。でもフリータイムが持てたのはありがたかったです。(40代・女性)価格は少し張るけどその分質はいいと思った。人によって合う・合わないがあるのが対人の難しさ(20代・男性) 待機児童問題が深刻化している今、働くパパ・ママを応援してくれる制度もできつつあります。預けるといえば保育園のイメージですが、それが無理な場合はベビーシッターに頼るというのもひとつの手です。まずは一度お近くのベビーシッター事業所に相談してみて、どのような感じなのかを確かめてみてはいかがでしょうか。また、近くに利用したことのあるかたがいれば、どんな感じだったのかを聞いてみてくださいね。 参考:【調査レポート】保育園落ちたらシッター復帰したいワーママ91.5%ベビーシッター利用の助成ベビーシッターなどを利用するときの留意点「ベビーシッター派遣事業」の平成29年度の取扱いについてベビーシッター派遣事業のご案内[平成29年度版]
2018年04月03日4月は入学・入園シーズン。この春から保育園が決まり、仕事へ復帰するママ・パパも多いでしょう。保育園は、親の勤務中に子供をしっかりと見守ってくれるだけでなく、お箸の持ち方の指導やトイレトレーニングまで面倒を見てくれる園もあり、まさに働く親にとってとても心強い存在です。しかし集団生活には、トラブルや面倒もつきものです。備えあれば憂いなし!長男4歳、次男1歳、保育園歴4年の筆者が、これまでの困りごとを振り返り、その解決法の一例を実家に頼れない私たち夫婦が4年間試行錯誤してたどり着いた方法を紹介します。困った時は頑張らず、できるだけ面白い解決策を。怒涛の毎日に飲み込まれないための小ネタ集を、保育園生活に向けての予習と思って読んでいただけたら嬉しいです。(1)ミシンがない!手芸苦手どうする?保育園指定の通園グッズの揃え方入園と同時に、お布団カバーや通園バッグ、コップ袋など、何種類ものグッズを揃えるよう保育園からお願いされる事が一般的でしょう。バッグやコップ袋は市販のもので事足りる事が多いのですが、布団カバーなど一部市販品ではサイズが合わない場合があります。そんな時に活躍するのがミシンです。ミシンなんて、高校の家庭科で触ったきり一度も使っていないという方、多いのではないでしょうか?私もそうでした。もちろん自宅にミシンは持っていなかったのですが「我が子が毎日使うものだし、手作りしてみようかな。でも難しそうだし、ミシン買っても使わないだろうし……」と悩んでいるうちに入園まであと数週間という時期になっていました。ふと気づくと、外注(手芸屋のオーダーメイドサービスやインターネットなど)の締め切り日はとっくに過ぎており、嫌でも自分で作らなければいけない羽目に。レンタルミシンそこで、色々調べた結果、1泊2日からミシンをレンタルするサービスを見つけ挑戦することに。布地は手芸店で間違いのないよう採寸して購入しておき、レンタルしたミシンで、一晩で仕上げてしまうという作戦です。最新のコンピューターミシンは想像していたよりもずっと使い勝手がよく、取り扱い説明書を読みながら、なんとか布団カバーを完成させることができました。機械好きの夫も直線縫いに挑戦した程です。返送する手間は多少かかりますが、ミシンを置く場所を作ったり片付けたりする手間を考えると、断然楽だと感じました。ミシンレンタルスペースミシンをレンタルした後に気づいたのですが、地域によっては、コミュニティースペースにミシンが置いてあり、時間制でミシンを貸してくれる場所もあります。ミシン自体をレンタルするよりも、返送する手間がかからないので、誰かの家にミシンを借りに行くという感覚で使えます。お友達同士で誘い合って行くのも楽しいでしょう。自分専属の縫い手に出会えるマッチングサービスもそれでもミシンはやっぱり苦手という方は、短期間で縫ってくれる人を探すという手もあります。通常のオーダーメイドサービスの場合、ある時期を過ぎてしまうと、サービス自体の受付が終了してしまいます。しかし、個人的に手芸の得意な人にお願いすれば、場合によってはギリギリの発注でも間に合う場合があります。知り合いに手芸の得意な人がいない場合は、縫製のクラウドソーシング「nutte(ヌッテ)」などのマッチングサービスを活用するという手もあります。(2)保育園からの急な呼び出し!誰がお迎えに?休むのはどっち?慣らし保育が終わり、無事職場復帰した途端、保育園からのお迎えコールが鳴る、というのは、大げさではなく本当によくある話です。我が家の場合、長男も次男も、最初の一年間、毎月最低1回は発熱で保育園からの呼び出しの電話が来ていました。朝出勤したのに、ほんの小一時間で呼び出しが入り、とんぼ返りしなければならなかった日も。一度熱が出ると、数日間回復しない場合もあり、母親だけが一人で負担するには荷が重すぎます。我が家では、4年間かけて夫婦で何度も話し合いを行い、今現在は、状況に応じて色々な方法を使い分けるという事に落ち着いています。どちらかが休める場合は休むたかが熱ですが、重大な病気が潜んでいる可能性もあります。子供の体調不良の場合は、できる限り親がそばにいて、いつもと違う事はないか様子を見るようにというのを基本にしています。しかし、職場での有給休暇の日数や自分の仕事との折り合いなども考え、あまり無理はしないように気を付けています。家庭内シフト制(午前午後で交互に休む)子供の体調がなかなか回復せず、連続で何日も休んでしまう場合は、夫婦で協力し、互いに半休を取るという方法を取ります。一日数時間でも職場に出る事ができれば、たまっている仕事の中から優先すべきものだけをとりあえず片付けるという事が可能になります。また、同僚に仕事をお願いするにしても、直接会って説明すればスムーズに引き継ぎができます。病児保育に預ける病院が併設されている病児保育施設や、保育士が自宅で病気の子供を預かる病児保育サービスなどもあります。我が家では、近くに信頼できる病児保育施設があるので、夫婦二人ともどうしても仕事を休めない場合は、病児保育に頼る事にしています。我が家の場合は、両方の実家が遠方のため、親(子にとっては祖父母)に頼るという選択はないのですが、親が近くに住んでいる家庭は、相談しながら頼っている家庭も多いです。また、夫婦のどちらが休むかは曜日で決めていたり、完全に交互にしていたりという家庭もあります。職場の理解度や、仕事の内容などによって、対応方法は様々です。大事なのは、夫婦で納得いくまで話し合う事です。(3)晩御飯どうしてる?仕事でお迎えが遅くなった時のおかず調達法時には残業になってしまい、予定のお迎え時間を大幅に過ぎてしまう事もあります。子供は待たされた挙句に腹ペコで、ご機嫌斜め。そんな時は、一分一秒を惜しんで夕食づくりに全力を投じます。週末などに作り置きしておく冷蔵庫に一品でも作り置き料理があると、ピンチ時には大助かりです。おなかをすかせた子供に、「お通し」のようにまずは一品と出すことができます。その合間に、ご飯や他のおかずを用意することができます。ご飯と味噌汁は朝二回分作っておくご飯と味噌汁が出来ているだけで、夕食の調理はぐんと短縮することができます。そこで、ご飯は朝二食分を炊き、お味噌汁も朝のうちに二食分、鍋にたっぷりと作ってしまいましょう。そうすれば、ご飯は電子レンジでチンするだけで完成。味噌汁も数分温めれば出来上がってしまいます。近所のお弁当屋さんやセブンプレミアムのおかずが美味しくて便利買い物する時間がなくて、メインのおかずが作れない場合や、疲れてしまってレシピを考えるのすら面倒という場合は、お弁当屋さんやコンビニで買ってしまうのもアリです。特に、セブンプレミアムは品揃えも豊富で便利です。どこでどんなおかずを購入できるかということを知っておくと、万が一自分(母)が体調不良になった場合でもパパにすぐに買い物を頼む事ができるので安心です。(4)仕事で参加できない!運動会や保護者面談はどうする?保育園に入園した最初の一年は、全ての行事が初めてなので、場合によっては仕事と重なる事もあるでしょう。保育園によって開催する行事は異なりますが、初夏の親子遠足、夏の納涼会、秋の運動会、冬の発表会というのが一般的です。このような恒例行事は毎年ほぼ同じ時期に設定されているので、二年目以降は前年度のスケジュールを覚えておき、あらかじめ仕事の調整をすることが可能でしょう。しかし、どんなに前もって会社に伝えておいたとしても、外せない仕事が入ってしまうという場合もあるかもしれません。我が家の場合は、ある年の運動会にパパの出張が重なってしまい、夫は泣く泣く出張に出かけていきました。代わりに夫の母に遊びに来てもらい、パパがいない分、おばあちゃんにたくさん甘えさせてもらいました。年長組は卒園アルバム制作が大変!我が家の長男は来春から年中になります。卒園も二年後と近づいてきた最近、気になっているのはもっぱら卒園アルバム制作について。なんと、長男の一つ上の学年では、年中の秋頃から卒園アルバム制作に向けて準備を開始しているというのです。小学校の卒業アルバムは学校主導で制作されるのが一般的ですが、保育園のアルバムは基本的には園はノータッチ、保護者がゼロから作ります。年中後期から年長にかけては、恒例行事以外に、アルバム制作のために集まる時間がかなり増えると考えていた方がよさそうです。(5)保育園行きたくない!帰りたくない!どうする魔の二歳児と呼ばれる時期から、よくある困りごとが子供のわがままです。それまでは保育園に行くのも帰宅するのも抱っこやベビーカーでひと思いだったのが、だんだんと厄介になっていきます。朝自宅から出かける際は、「保育園に行きたくない」、お迎えに行った際は「まだ遊びたいから帰りたくない」。どちらも言葉通りの主張というよりは、気持ちの切り替えがなかなかできていない場合が多いです。そんなわがままには、これを言えば必ず効くというような魔法の言葉はありません。親が毎日あの手この手で試行錯誤してみる事が一番のわがままの受け止め方なのかもしれません。以下は私たち夫婦が四年間で使ってみた小ネタの一例です。電車ごっこで出発進行出発前の夫が良く使う技です。ベビーカーを電車や新幹線に見立て、「今日はハヤブサで行こう」や「今日は時間に余裕があるから各駅停車で」などと言って、長男をその気にさせています。この年齢の男の子はほぼ間違いなく乗り物好きなので、効果に幅こそあれ、ある程度は子供に響く言葉なのかもしれません。道程で標識を探しながら歩くよう誘導する3歳くらいから言葉やマークに意味を見出すようになります。そんな時には、保育園と自宅の間の道にある標識を数えたり見つけたりしながら進みます。ある程度の間隔で必ず何かしらの標識があるので、それを目指して一歩また一歩と進んでいきます。子供にとっては、保育園と自宅との間に何かしら楽しみを感じる事ができれば、気持ちの切り替えもスムーズにいく事でしょう。買い物に一緒に行く同じく、保育園と自宅の途中に目的を作る作戦です。ただ単に自宅へ帰るというのではなく「今日はパン屋さんに寄って明日朝用のパンを買いたいんだけどなあ」と話しかけてみてください。途端に子供の支度のスピードがアップし、玄関へ一直線という事も。親としては、真っすぐに家に帰宅して、早く夕食を作りたいところですが、道中にひと手間加える事で、子供のモチベーションが上がる事もあります。親とお揃いの靴下やお気に入りの服で上機嫌に身に着けるものがお気に入りだったり特別だったりすると、気分が上がるというのは大人も子供も同じようです。子供の大好きな服や、親や兄弟とお揃いの衣類を着せてあげると、喜んで機嫌がよくなる事が多いです。一方で、毎日お気に入りの服を着たがるという事態になる事も。毎日洗濯して対応するか、「お洋服にもお休みの日がないと疲れちゃうよ」と説得するかして乗り切りましょう。子供は個性の塊なので、同じような困りごとに対しても、その子にしっくりくるアプローチ方法は様々でしょう。またここで紹介した事例以外にも、たくさんの困りごとが出てくると思います。そんな時は、あまり頑張りすぎず、できるだけ自分が楽しめる方法を考えてみてはいかがでしょうか?大変だった時期を過ぎて振り返った時、しみじみと思い出すのは、自分が一生懸命考えながら工夫した事です。困りごとすら子供との大切な思い出になるのですから、ふっと笑顔になれるようなユニークな解決策が見つかると良いですね。
2018年03月25日女優の瀬戸朝香が13日、4月1日に開園するTBSテレビ、博報堂、博報堂DYメディアパートナーズ共同設置の事業所内保育所「はなさかす保育園」開所式に登場。同園について「こういう中で子供が過ごせるのは、預けるほうも安心して預けられる」と太鼓判を押した。3社は赤坂に事業所を持ち、かつ互いに人が資産であるという共通点から、「社員の復職支援」「地域に貢献すること」を目指して共同で事業所内保育所を開園。多様な勤務形態の社員に対応するため、平日22時までの延長保育を実施し、土・日・祝日も開園する。また、通園時の持ち物を極力減らすため、おむつサービスや寝具リースを導入。期中の復職を希望する社員にもできる限り対応していく。さらに、社員や地域の方との交流の場として活用できるフリースペースも設けるなど、地域に開かれた保育園を目指す。同園を提案したTBSテレビ代表取締役社長の武田信二氏は「採用試験をやっていて圧倒的に女性が優秀。だんだん男女の比率が半々くらいになってきている。こういう人たちを専業主婦にするのはもったいないという思いがずっとあった」と提案に至った思いを説明し、「働きやすい会社、働きやすい地域にもっていければ」と期待。博報堂代表取締役社長の水島正幸氏も「昨今は女性が活躍する場が増えていて、女性社員の比率、そしてママ社員が増えている。お子様を抱えながら仕事を続けられる安心の場になっていければ。また、地域への貢献も目的です」と近年の状況を踏まえて思いを語り、さらに、博報堂DYメディアパートナーズ代表取締役社長の矢嶋弘毅氏も「女性の社会進出を支援する制度をきちっと会社としてつくっていかないといけない」などと語った。瀬戸は、3社の社長に花束を贈呈。V6・井ノ原快彦の妻で2児の母である瀬戸は「私も子供を持つ身なので、安心して預けられる場所ができるって本当に素晴らしいことだなと思います」と話し、「メニューもとても充実していて、母である私もすごく魅力的だなと思う点がいくつかあって、そして、園の中も私の大好きなカラーで、こういう中で子供が過ごせるのは、預けるほうも安心して預けられると思います」とママ目線で語った。
2018年03月13日「保育園落ちた日本死ね」というセンセーショナルなタイトルのブログが話題になって2年。今年もSNS上には、保育園に落ちた親達の悲痛な訴えがあふれています。そして、この記事を書いているわたしも、保育園に落ちた親のひとり。以前、プラカードを持った親達が怒っていた風景に「こんな風に怒るなんて」と、人ごとのように考えていましたが、今思えば考え足らずでした。実際に保留(不承諾)通知を見たときは途方に暮れました。そして、自分が「保育園に落ちた」待機児童問題の当事者になって初めて分かったことは、単に働けないことに怒りを覚えているわけではないということ。怒る理由の真意は、「わが子は、保育園に入れた子のように集団生活を送ることなく、母とだけ過ごしていて大丈夫だろうか」「この子を夫婦だけの力で育てていけるだろうか」「この先、子どものために充分な環境を与えてあげられるだろうか?」という不安が、怒りに変わっていくということでした。■「保育園に落ちた」親の実際の声わたしたち夫婦は、共にフリーランスのため、そもそも認可保育園に子どもを入れるのは望み薄だろうと思っていました。それでも、認可園や認証園など10ヶ所ほどの保育所を見学。子どもセンターの窓口へも相談に行きました。しかし結果は内定に至らず……。なにかもっと特別な保活をするべきだったのかと、後悔もしました。「#保育園に入りたい」には、わたしと同じような人の声がたくさん集まっています。保育園に入れた人って、何か特別な活動したのかな。保活って、一体なにするべきだったんだろ。通園できる範囲なんて限られてるから、圏内の園を見学するくらいしか、できることなくない…? 加点表は見たけど、努力して点数が増えるようなものではないし。区役所に電話したら、私の業務がポイント0だと。これが一番のショック。フリーって月によって業務にバラツキがある。だから就労報告も6ヶ月分つけた。でも見るのは直近3ヶ月のみ。会社員用の仕組みなんですね、結局。働いているから子どもを生み育てられる。良い教育環境を整えられる。子育ては20年続くんだ。最初の1、2年で収入源を失うわけにはいかない。子供の将来のために必死になっていることを「親のエゴ」の一言で片付けられたくない。(Twitterより一部引用)■20年経っても解消しない待機児童問題しかし、子どもの数は少なくなっているはずなのに、なぜ待機児童問題が解決していかないのでしょうか? 保育園や保育士不足、自治体の予算不足など、さまざまな理由があるにしても、状況はひどくなっているような気すらします。待機児童の問題が顕在化したのは、専業主婦世帯を共働き世帯が上回った1997年代始めのころ。もう20年以上にもわたって待機児童問題は存在しているのです。これまで、どれだけの親が職を失い、希望するライフスタイルを変えざるを得なかったのか。何かできることはないのでしょうか。■保育園に落ちたわたしたちができることわたし自身を含め、多くの当事者がいる待機児童問題。この問題に取り組んでいる「#保育園に入りたい」キャンペーンの発起人で、「希望するみんなが保育園に入れる社会をめざす会」の代表である天野妙さんに話を伺ってみました。――待機児童問題が長びく一番の理由は何だと思いますか?(天野さん) 当事者ではない人が、保育を社会の問題だと捉えられてないことが原因のひとつだと思います。“保育園は親が働かなくてはいけないかわいそうな子が行くところ”という考えも根強く残っている。さらに子どもの年齢が上がると、親がこの問題から“卒業”してしまうために問題意識の継続性がないこともひとつです。――わたしも保育園に落ちてやっと、自分が当事者なんだと実感しました。待機児童問題の解決のために、なにかできることはありますか?(天野さん) まずはSNSに保留(不承諾)通知をアップしてください。ハッシュタグに自治体や地域名まで入れることで、問題が可視化できます。あとは、地域の議員に会ってみること。待機児童問題は圧倒的にロビングが足りていなくて。やはり実際に困っている人の意見を聞かないと、政治家も親身になってくれません。――いきなり政治家に会いにいくのは、わたしにはハードルが高く感じてしまいます……。(天野さん) 地域の文教委員会を傍聴に行くだけでもいいんですよ。あとは、近所のおばあちゃんと話をするとか。まずは「保育園に入れなくて困っているんです」という声を出すことが大事です。子育て支援は、社会への投資になると多くの人に伝えて、保育の重要性を知ってもらいましょう。わたしは今まで、保育園に入れなかったことをSNSで発信することすら、ためらっていました。なぜなら「保育園に入れない親が怒っている」と身近な人を始め、多くの人に思われるのが嫌だったからです。だけど本当は、わたしたちは怒っているわけじゃない。知ってもらいたいだけ。「保育園に入りたい」というポジティブなワードなら、怒りに身を任せず冷静に困っていることを伝えられそうだと思い、ハッシュタグをつけてアップしてみました。すると、たくさんの人が同意を示してくれて“分かってもらえている”という安心感がありました。小さなことですが、一歩を踏み出せた感じがします。これからどんな立場の人も、働いていても働いていなくても、自由に保育園を利用できる日が早く来るように、出来ることから一歩前に進みたいですね。取材協力:天野妙さん3児の子育て中のワーキングマザー。2017年に待機児童問題を可視化するための「#保育園に入りたい」キャンペーンを開始。イベント開催や署名活動を行い、参考人として国会で意見を述べたことも。現在もロビング活動を積極的に行い、誰もが気軽に保育園を利用できる社会作りのために活動されています。
2018年02月20日ウーマンエキサイトで人気連載中のちゅいママさんの記事 「『保育園落ちた』自分が終われば他人事? 待機児童・保活問題を終わりにするために」 で実施したアンケート。「待機児童・保活問題について、ご意見をお聞かせください」に、いま、まさに「保育園落ちた」の人たち、そしてすでに保活が終わった人など、幅広い層から多くの意見が集まりました。待機児童が叫ばれて久しいのに、一向に解決する兆しがみえてこないこの問題。どうしたらこの状況を改善できるのでしょうか? 現実にこの問題と向き合っているママ、そして保活が終わったママの生の声をご紹介します。■「保育園落ちた」この理不尽どうすればいいの?ネットでは今年も「保育園落ちた」の悲痛な声が集まっています。しかし待機児童問題というのは、ちゅいママも言うとおり、当事者にならないと「へぇ~~そんなに入れないのか~」と、対岸の火事になりがちです。まさに! 来年度の保育園、ダメでした。第3希望まで出したのに…。いまは職場の託児所に4歳1歳児を預けてます。結局、4歳児は来年度から幼稚園に通わせることに。仕事は多分、辞めることになると思います。どうすりゃいいんでしょうか? 本当に子育て世代のこと、考えてほしい。まさに私も待機児童問題に直面しております! こんな田舎でも待機児童問題があったなんて…!とショックを受けました。私の職業は育休、産休制度がないので妊娠したら一度辞めなくてはならず…。育休明け職場復帰の方が優先される市の仕組みに、正直、腹が立ちました。たしかにこれまで対岸の火事の心境で、保育園利用保留の通知が届いたいま、つらくて悲しくて仕方がありません。決まっている仕事に行けない理不尽な状況。キャンセル待ちのような状態で待つのは不安ですし、職場にも何らかの連絡をしたいのに宙ぶらりんで社会人としての責任が果たせないかもしれないこの状況に常に落ち着かない心境です。筆者も0歳から3歳まで認可保育園に落ち続け、家からかなり遠い認証保育園に通わせていた経験があります。見学で訪れた保育園に「いまから見学に来ても遅いよ。妊娠中にみんな申し込むわよ」と言われたショック。深刻な状況と聞きつつ、妊娠、出産とドタバタするなか、まだ産まれてもいないのに保育園を探すなんて、正直頭にありませんでした。「子どもが産まれたことで失職しても我慢するのが当然とされてきましたが、もっと怒ってもいいのかなと思います」という意見もありました。ママたちが声をあげだしたことによって、この問題が表面化し、国などでも重要課題として意識されてきたんだろうと思います。■保活でママが味わう世の中の矛盾ママたちは、保育園に子どもを預けると決めた瞬間から、「保活」が始まります。しかしここで味わうのは、世の中の仕組みの矛盾。「ニワトリが先か卵が先か」この命題を常に突きつけられます。出産してから仕事を探そうとしたとき、ハロワにはとりあえず保育園に入れてと言われ、区役所には仕事が決まってないとまず無理!(決まってても無理!)とあしらわれたのを覚えてます。結局預けられず2歳半になった息子を抱え現在も専業主婦。保活の苦労せずに働きたい…。保育園に落ちて仕事を辞めて、再就職するのが大変。仕事が大好きでキャリアを一生懸命築いた人でも保育園に落ちたら辞めるしかないんです。例えばサラリーマンの方々に「保育園落ちたから仕事辞めて」っ突然言ったらどう感じる? 「日本死ね」って言っちゃう気持ち少しはわかるんじゃないかな。時短で働けば保育園審査の順位は落とされ、兄弟が別々のところになることも多々ある。別々の保育園に仕事前に預ける大変さは実際にその状況になった親でしかわからない。そのことを自治体に訴えても「ルールですから」と言われる。なかには保活のことを「つわりでつらかろうが働き続けて、はじめて立てるスタートライン」として、意地でも産休まで会社を辞めずに乗り越えたという人もいます。でもなかには、妊娠高血圧症候群などでどうしても仕事が続けられなかった人も。そして一度職を手放してしまうと、今度は職にもありつけず、保育園に入れないというダブルの苦しみも生まれます。保活のために有利とされる出産月まであるというのは、異常な状態だと言えるのでは。こんな状態にも関わらず「わが都市は待機児童は0」と公言するところも。しかし実態は、車で片道1時間弱かかる保育園のみ。希望する保育園に入れるとはほど遠い状況だったという場合もあるようです。■国は本当に待機児童問題解決したいと思っていますか?「一億総活躍社会」の実現のなかには、あたり前ですがママだって入っています。女性が活躍できる社会、子どもが多く育つ国というのは、人口が減り続ける日本にとっては緊急課題のはず。でも「本気で対策する気があるんですか?」と問いたくなるのがいまの日本の社会です。あらたに政府が打ち出した「幼児教育無償化」。今回のアンケートで、このことに期待する意見は1つもありませんでした。その代わりに多くの人が求めたのが、「保育園全入」。仕事をしようと思っている人、仕事を開始する人など、「希望する人が、希望する保育園に全員入れる」ことを願っています。結局国の偉い人が現状を理解していないんだと思います。保育園無償化とか、まさにその証拠。むしろ「保育料上げてもいいから保育園作ってくれ!」と思うのが、保育園落ちて育休延長せざるおえなかったわが家の気持ちです。全国の待機児童をなくしてから無償化とかを進めるべきでは? と思います。保育園無償化は、「やむにやまれず…」ではない潜在需要を掘り起こすことになり良くないのではないかと思う。むしろ、「なるべく手元で育てたいわ」と思えるような子育て支援を充実させるべきでは(気軽に相談や親のリフレッシュができる支援センターなど)。そして、「子育てって楽しくて価値のある仕事! 家で見てるお母さんも十分総活躍の仲間に入ってるよ」という社会のリスペクトがもう少しあってもいいかな。また保育士の待遇改善を求める声も多くありました。実際に保育士をしていたという人からはこんな悲痛な声が聞こえてきました。元保育士でした。いずれまた保育士で復活したいかと問われると、保育現場は避けてほかの職に就きたいと思っています。現場では、子どもはかわいいし、楽しい仕事だと思います。が、年配の保育士からの頭が固い保育や、保護者からの容赦ない要望と保育から離れたクレーム、残業と家に持ち帰りの仕事の多さに、給料が本当に少ない。割りに合わなさすぎてまたやりたいな、とは思えないのです。保育士の待遇を改善しないことには、箱ばかり作っても大切な子どもの命を預かる保育士がいなければ立ち行かなくなります。このように待機児童問題というのは、あらゆる側面で考えていかなければいけない問題だと痛感します。だからこそ国として「子どもを育てること」「保育・教育」の根本を変えていかなければいけない問題なのではないでしょうか。■どうしたら後に続くママを助けられる?しかし待機児童は、本当に国だけの問題なのでしょうか。ちゅいママは、待機児童問題の1つの要因として、「『喉元過ぎれば他人事になってしまう』側面があるからなんじゃないか」と提言しています。「保育園に入れるまでにはあれだけ困っていたはずのに、入園できたら後に続く世代を助けてあげたいという気持ちが薄れてしまう」。このことに読者からも「当事者が年度で入れ替わり、継続して訴える方が少なかった待機児童問題の根幹」という意見をいただきました。「喉元すぎれば他人事」もたしかにあるし、経験のない人には「努力したらどこかには入れるんでしょ」程度の認識だなと感じます。育休を終えて復帰したのですが、社内でも「戻れたのは当然」と見られているように感じます。ちゅいママさんのご意見に大変反省いたしました。主人に転勤があるため、正社員で働きにくく、幼稚園からでいいかなと考えています。そのため保育園探しはしていません。正直他人事になっていました。選ばれる仕組みも知りません。「何ができるだろう?」他人事と思わず、すなおに大変さを聞き入れる耳を持ちたいと思いました。ただ他人事になってしまうのは、なにも「私は終わったからもう関係ないわ~」というお気楽な気持ちから出ているわけではないんですよね。だって保育園時代だけがママなわけではないのですから。書いてあるとおりだと思います。ただ、子育て世代はみんな自分の生活に手いっぱいなんだと思います。声あげたくても、行動したくても優先順位は日々の生活だと思います。声上げてくれてる人も切羽詰まっててそうぜざる得ないというか…ほんと子育て世代にはしんどい国だと思います。保育園が終われば待っている「小1の壁」「小3の壁」「中学受験」…。ママの戦いはなかなか終わりません。でも自分が保活で苦しんだ気持ちを、同じようにこれからのママにも味わわせてやりたい! なんて人は少ないでしょう。「待機児童問題を他人事にしない」これは経験したママだからこそ言える宣言ではないでしょうか。選挙に行く、会社の同僚ママが困っていたら話を聞いてあげる、パパともたまには待機児童について話題にとりあげてみる。こんなささいな意識だけでも、世の中もう少し良くなっていくように思えます。寄せられたご意見にもあった通り「他人事と思わず、大変さを聞き入れる耳」を持つこと、自分は当事者じゃなくても、大変な状況にある人たちに寄り添う気持ちを少しずつでもみんなが持てれば、現状が少しでも良くなるんではないかと信じています!待機児童・保活問題について、ご意見をお聞かせくださいアンケート回答数:202(アンケート集計期間:2018/2/1~2018/2/5)
2018年02月08日初めてのママが直面する問題に、保育カウンセラー・こどもの心のスペシャリストの小阪由佳さんが答えます。保育園に関する質問、保育士の悩み、育児の悩み相談、働くママの心理など、プレママさんも知っておきたい内容が盛りだくさん!文・小阪有花【新米ママを助ける育児Q&A】vol. 3やっと会えたね! 新生児編パート3初めてのママの質問に答えます。どんなことでも「そんなことも知らないの」とは言われない! 安心して聞いてください。生まれたて、新生児の時の質問をたっぷり!Q. 赤ちゃんは生まれた時から「自分のお母さんはこの人」という認識はありますか?認識までは難しいですが、お母さんの声で赤ちゃんがよく眠ることから、お腹の中から母親の声を聞いているといわれています。赤ちゃんはお腹のなかでも視覚以外の五感は発達しているといわれているので、認識はしていなくとも、感じているのだと思います。Q. 生まれたばかりの赤ちゃんは、お母さんの顔は見えないの?生後すぐの赤ちゃんの視力は0.02ほどといわれているため、お母さんに限らず、まわりはぼんやりとしか見えません。Q. 赤ちゃんはどうしておっぱいの飲み方を知っているの?赤ちゃんはおっぱいの飲み方を知っているわけではありません。しかし、吸引力は赤ちゃんのルックスとは想像つかないほど大きいのだそうです。おっぱいの飲み方を知っているわけではなく、吸引力が強いので、乳首をくわえてしまえば唇と舌を使って吸うことができる、ということのようです。赤ちゃんは乳首だからくわえている訳ではなく、口から安心感を得ているので、目の前にあるもの(指など)をくわえるのも反射の一つです。なので、赤ちゃんの指しゃぶりなどは自分を安心させるための行動なのです。Q. 赤ちゃんは匂いがわかるの?わかります。むしろ匂いに敏感で、ママの匂いも嗅ぎわけられます。Q. 鼻を鳴らすような音がします。苦しいんでしょうか?赤ちゃんは、空気が通る鼻腔が狭いため、鼻を鳴らすような音が聞こえるかもしれません。しかし、特に苦しそうな表情をしていなければ大丈夫です。Q. 赤ちゃんはなんであんなに汗をかくの?自分でまだ体温調節ができないからです。汗をかいてないか、体が冷えていないかで洋服の枚数を調節してください。Q. 夜、沐浴させようとしても、赤ちゃんが起きないことも。起こしてでもするべき?この時期の赤ちゃんの沐浴は、夜と決めつけなくて大丈夫です。赤ちゃんがご機嫌な時に一日一回沐浴してあげてください。こさかゆか/保育園プロデューサーリバイバルミーティング代表。チャイルドカウンセラー、家族療法カウンセラー、幼児食インストラクター、ベビーシッター資格習得。 2004年ミスマガジングランプリを獲得し芸能界デビュー。グラビアアイドルとして活躍後、2009年に引退。現在は子どもの心スペシャリストとして活動中。インスタもチェック!
2018年01月26日もうすぐ年度替わりの時期。せっかく、同じクラスのママたちにも慣れたのに、またクラス替えで別のお母さんと人間関係を築きなおさなければいけないのか…と重たい気持ちになっていませんか?新しい友達を作るのが苦手で、なんとなく1人になってしまいやすいママ(=ぼっちママ)にとって、新年度を迎えるのはいつも憂鬱だったりしますよね。幼稚園や保育園で、ぼっちママになったとしても上手に過ごすためのコツとは…。自分自身も「ぼっちママ」の1人で、占い師としていろいろなママからのご相談もいただくことの多い筆者が、ぼっちママの園ライフのコツをご紹介します。■園ではいつも笑顔でまずは、園で笑顔を見せることを忘れないようにしましょう。基本は、通りすがりに笑顔で挨拶をしていくこと。参観で、顔見知りのママとすれ違ったときは、無表情や無言ではなく、必ず笑顔で挨拶して!たったそれだけで、あなたが周囲のママに対して、敵意がないということが伝わります。これが伝わると、たまにですが、向こうから話しかけてもらえることも!話しかけてくれたら、もちろん笑顔でちゃんと話を聞きましょうね。ちなみに私は、知らないママにも笑顔で「こんにちは!」「すみません!」と声をかけるようにしています。■よその子どもに声をかけようぼっちママは他のママに声をかけることが難しいと感じることが多いですが、子どもが相手なら、ハードルは低いですよね。園を訪れたとき、自分の子どもの周囲に座っている子に、「上手にできたね!」「その○○、かっこいいね!」などの褒め言葉をかけてみましょう。この流れで、自分の隣に立っているママに対して、子どもの作品を褒めるなどしても良いですね。■できることを引き受けよう園には、役員や行事のお手伝いもありますが、できる範囲で積極的に引き受けるのがおすすめです。お手伝いは、他のママと交流を図れるチャンス!特に何かの行事手伝いのときでなくても、目の前で手を貸せそうなことが起きていたら、尻込みしないで手を出しましょう。自然と、他のママとの会話や、連絡先交換の必要性が生じて、ぼっちなりに知己を増やすことができますよ。また、情けは人の為ならず、という言葉もありますが、人の為に何かをしている人は、いざという時に人から手を貸してもらえることもあるでしょう。■ママだって無理しないことが大事年度替わりで仲の良かった子とクラスが離れてしまったり、仲良しママの子が卒園してしまったり、たまたまご近所に、一緒に園に行けるママがいなかったり…。ぼっちママになってしまうきっかけは、いろいろなところに転がっています。自分がそうなったときは、ぼっちママであることに罪悪感を感じるのではなく、無理せず周囲のママといい関係を築くことを目指してみましょう。大切なのは、いつも他のママとくっついていることではなく、いざ必要なときに他のママと協力して、子どものために動ける体勢を作っておくことなのです。<文・写真:フリーランス記者あん茉莉安>
2018年01月08日保育園入園希望を出すしたからといって、簡単に入園できるのかというとまさかそんなわけではない。東京は待機児童問題が山積み。わたしの周りでも待機児童は多いし、夫婦で自営で仕事をしているわたしたちにとってこの問題は苦しいものだった。0歳から入園希望を出したわけではなく、1歳児クラスからの入園希望。自営業夫婦のハードルたるや、組織に勤めている人よりのはるかに高いのである。とにかく点数を稼ぎたい……。はて、どうしたものか。もし受からなかったら、わが家はどうなる。東京での暮らしは費用がかかる。二人で仕事に励まなければ、生活だって苦しくなりかねない。20代、結婚に憧れ、結婚をしたら出産に憧れ、こうして夢が叶った今、わたしはこどもを保育園に預け仕事をしようとしている。もしかしたら、息子はずっとわたしたちと一緒にいたいのかもしれないのに。きっと寂しがるだろうな……。わたしも寂しい。息子が泣いている姿を想像しただけで泣けてきた。心の中で葛藤が続くも、わたしは仕事をストップしないことは、きっと家族にとって一番大切なことだと考えるようにした。でも結局は結果が全て。受からなかったら、それはそれで仕方ない。そういう運命だったと思うしかないな。その時は息子とべったり、夫婦で協力して育児と仕事を両立するしかない!保育園に入れるか、入れないかで、わたしたちの未来は大きく変わってしまう。幼稚園までの辛抱といえども、コツコツ仕事を続けてきたわたしにとって仕事がストップすることは恐怖だ。この想い、どうにか伝える方法はないか。いろいろ悩んだ末、わたしたちは自分たちの活動と、想いをまとめ、資料として申込書にあわせて同封することにした。もちろんこれで合否が変わることはないかもしれない。しかし、このどうにもできない歯がゆさを伝えるには、これしか思いつかなかった。プロフィールに、これまでの仕事の紹介、これからの展望、入園希望の理由を手紙にしたためた。その枚数は全部で10枚以上になり、こんなもの読まないだろうな、と思いつつも、どうにか願いが届いてほしいと祈るような気持ちで区役所に申請しに行った。結果は2月の初旬に届くという。申請をしてから約4ヶ月後だ。数ヶ月の間、毎日のように入園結果を気にしていた。毎年、年末になると来年の目標を掲げているわが家では、結果次第でAとBという2通りの希望を書いていた。どちらに転んでも納得できるように心の準備をする。あれから数ヶ月が経ち、ある日、ポストに区役所から1通の封書が届いた。「あれ?思ったより薄い……」。中には紙1枚しか入っていないように見える。部屋に入り、胸に手をあて大きく深呼吸……。「あぁ、神様……」心の中で「受かれーー!」と叫ぶわたしがいる。「保育園、入園内定のお知らせ」わーーーーー、受かった!!!!込み上げてくるものがあり、私は封書を抱きしめながら泣いた。しかも、区立の認可保育園に内定が決まったのだった。入園先は、希望していた中でも一番最後の方に書いていた園ではあったものの、めでたく、息子は4月から1歳児クラスに入園することになった。諦めなくてよかった。落ち着きを取り戻したころ、嬉しさの反面、息子と離れることが決まった今寂しさも同時にこみ上げてくる。息子を抱きしめ、頬ずりをして、「一緒に頑張ろうね。お母さん、お仕事頑張るから」と、どうにか笑顔を保ち、声をかけた。つづく次回「おかっぱちゃんの子育て奮闘日記 vol.50 初めての保育園生活。頑張る! 働くお母さん」をお届けします。※認可保育園の提出書類に資料に同封することは、東京都で義務付けられているわけではありません。また、作者の意思で行ったことであり、実際の合否との関係性はありません。
2017年12月31日こんにちは、ママライターのましゅままです。子どもにとって初めての集団生活となる園。同じ園でも、保育園と幼稚園が存在していますが、教育面以外での違いがよくわからない箇所が多いですよね。筆者も保育園=遊び、幼稚園=お勉強という教育面で方針の違うイメージがありましたが、そのほかは殆ど同じと思っていました。ですが、実は教育面ではさほど差はなく他にも意外と知られていない違いがいくつかあるのです。今回は、意外と知らない幼稚園・保育園の違いについてご紹介します。●保育園と幼稚園のちがい●<保育園>厚生労働省の管轄の元運営されている福祉施設です。**********保育園(保育所)”日々保護者の委託を受けて、保育に欠けるその乳児又は幼児を保育することを目的とする施設(児童福祉法第39条第1項)。(1)「公営保育所」経営主体が都道府県、市区町村及び一部事務組合(都道府県・市町村・特別区の事務の一部を共同処理するための地方公共団体の組合)の保育所。(2)「私営保育所」公営保育所以外の保育所”**********保育に欠ける、というのは母親が働いていて、子供を保育できる状態にない ことを指します。預けられる子供の年齢:0~6歳児給食(自園調理施設):義務あり自園調理施設を持つ園が9割ほどで残りは外部委託の給食保育時間:原則8時間延長保育11時間先生:保育士子供と先生の割合:3歳児は3歳児で子供20人に対し保育士1人、3歳以上で30人に対し1人、という配置お昼寝:~年少さんまではありの園が多く、年中さん以降もお昼寝の時間をとっている園も。年中さん以降はプールの季節のみお昼寝させる園もあるようです。●<幼稚園>文部科学省の管轄の幼児の通うはじめての「学校」です。母親が「保育にかけている」状態でなくとも、年齢を満たせば入園を希望することができます。**********”「学校」というと小学校からと思っていませんか。幼稚園も学校教育法に基づく「学校」です。3歳から小学校入学前までの子どもは,全国どこでも共通の教育課程(「幼稚園教育要領)に基づく教育が受けられます。”**********自由保育と認定保育の2系列に別れ、私立の幼稚園では各園によって教育方針を定めて、それに基づいたカリキュラム が組まれています。預けられる子供の年齢:3~6歳児給食:義務なし外部業者のフル給食の園もあれば、オールお弁当、月に数回お弁当の日を設けている園もあります。保育時間:4時間メインの養育は保護者が行う、というスタンスですが16~17時ごろまで「預かり保育」として延長保育してくれる園も増えています。先生:幼稚園教諭子供と先生の割合:子供35人以下に対し先生1人お昼寝:なしまれに年少さんのみお昼寝させる園もあるようです。●幼稚園と保育園、教育面は大差はない幼稚園では、小学校に上がるための準備として、独自の園風にこだわったカリキュラムが目立ちますが、保育園は自由な遊びや食育を通し、幼児期に形成される心や体づくりを促しているところがおおいようです。幼稚園は、文部科学省の定めたカリキュラムに基づき、お勉強をさせる園と、一切お勉強をしない園、遊びと勉強バランスよく取り入れる園など分かれています。工作に力を入れる園、英会話や音楽に力を入れる園、自園調理で食育を重んじる園、少人数、マンモス園など特色は様々 です。しかし最近は、保育園でも保育のみでなく独自に幼稚園と大差ないお勉強を取り入れている園もみられますので、教育に関する差や違いはほとんど無いものといえます。保育園・幼稚園、どちらを選んだとしても子供を育てる役割はあくまで親。親との過ごし方が一番大切だということは変わらなのです。監修川本あずさ(保育士)参考URL●ライター/ましゅまま
2017年10月16日こんにちは、ママライターのましゅままです。まだまだ手のかかる子どもたちを保育・教育してもらう保育園や幼稚園。預ける側の保護者も身を削る思いで送り出すことが多く、園に対して煩わしいな、不要だな……と思うルールがありますよね。しかし、長い付き合いとなる場所ですから、そんなルールもうまく乗り切って園とは円満な関係をキープしておきたいもの。今回は、保育園や幼稚園で不要だと思うルールと、それぞれの対処法についてご紹介します。●保育園や幼稚園で不要だと思うルールとその対処法●使用済みオムツの持ち帰り『わたしが子どもを通わせている保育園では、子どもの汚れたおむつはすべてお持ち帰り、というルールがあります。正直、おむつを持ち帰るというのは重いし不衛生 な気がするしで気が進みません。おむつ替えの頻度も高いのでなおさら持って帰るおむつが多くて困ってしまいます。また、着替えも多いため洗濯物も多いし、そのくせ半ズボンやキャラもの禁止、など服の指定が多いので服の準備も大変です』(30代/女の子ママ)おむつを処理する園側の経済的負担や保育士の感染防止のため、保護者が使用済みおむつを持ち帰るルールの保育園がほとんどなよう。これには、早期トイトレをして早めにオムツを外してしまうことをオススメします。また、オムツ処理専用のビニールも安価で売られているので、夏場などニオイが気になる時期に試してみましょう。お着替えは、子どもの衛生面や生活のメリハリのため頻繁にさせている園が多いようですが、服の枚数はプチプラ服や洗い替え専用で出品されているフリマなどを利用し服を用意するといいですよ。●園でのお昼寝『登園時間が遅くても早くても注意され、なんだかなあ、という感じなのですが、一番必要ないと思うのが保育園でのお昼寝。2歳ごろまでは問題なかったのですが、3歳を過ぎるとお昼寝を保育園でたっぷりしてしまうと夜の睡眠に影響がでます 』(20代/男の子、女の子2児ママ)登園時間については、子どもの園での生活リズムを整えるために、園で定められたルールに従うことをおすすめします。また、お昼寝についてはさまざまな意見がありますね。子どもたちの体力を持たせるためにお昼寝をほとんどの保育園で設けていますが、3歳以降は子どもによっては夜の睡眠に影響してしまうことがあります。子どもも大人と同じで必要睡眠時間はそれぞれ違います。お昼寝が不要と感じている場合は、「うちの子はお昼寝しなくても1日のびのび遊べますのでお昼寝時間は無理に寝かせなくてもいいです」と園側に提案してみたり、年中以降のクラスにはお昼寝をさせていない地域の保育園に子どもを入れてみたりなどの工夫が必要です。●手作り指定『娘を通わせている幼稚園では、入園に必要な手提げかばんなどがオール手作り指定。さらに、サイズに指定がありすぎて 不器用なわたしには難しすぎます』(30代/女の子ママ)幼稚園や保育園の入園準備には、多くの園が手作りの所持品を推奨してきます。母親の愛情を子どもたちに感じてもらうため、キャラクター雑貨に偏らないためだと思われますが、裁縫が苦手なママには悩ましいリクエスト。どうしても用意するのが難しいという場合は、ハンドメイドアプリで手作りの入園グッズの作家さんを探すしたり、バザーやフリマ、フリマアプリで手作り品のおさがりを購入したりする手もあります。買って与えることも愛情ですので、ママの手作りのみにこだわる必要はありませんよ。●保育園・幼稚園のルールには基本的に忠実にいかがでしたか?園は、命よりも大切な子どもを預ける場ですから、保育士さんや園とはお互いルールやマナーを守って円満な関係をキープしておきたいもの。細かなルールは忙しいママにはうんざりしてしまうこともありますが、きっと園側も保護者に対して同じような思いを抱くこともあるはず。子どもたちに園でいきいきと生活してもらうために、ルールは最低限守るようにしましょうね。●モデル/藤本順子(風悟くん)●ライター/ましゅまま
2017年10月02日子どもがある程度成長すると、気になりだすのが“お稽古ごと”。保育園でも、3歳児クラスくらいになると少しずつ、英会話やスイミングに通い出す子どもが出てきます。そこでメキメキと活躍しているのは、おじいちゃん・おばあちゃんたちです。遅くまで仕事をしているパパ&ママにかわって、おじいちゃんたちが早めにお迎えに行き、お稽古先まで子どもを送り届けているんですよね。でも、おじいちゃん・おばあちゃんの協力が得られない家庭では、どうやってお稽古ごとをさせたらいいのでしょうか?核家族ワーママたちの前に立ちはだかる、“習い事への送迎の壁”。今回は、解決策を3つ紹介していきましょう。●(1)実はたくさんある、オンラインでできるお稽古『英語教室に通わせようと考えたのですが、やはり送迎がネックで諦め続けていたわが家。今年から、思い切ってオンライン英会話に申し込んでみました。その結果、とてもよかったと思っています。オンライン英会話は送迎がないうえ、月謝がとても安いのが魅力。近所の英会話スクールの約半額でレッスンを受けることができるんです。娘は毎週楽しみに受講しています。スクールに通っているお子さんたちと比べても、遜色ない英語力を身に着けていますよ!』(30代女性/4歳女の子のママ)インターネットとテレビ電話を使って、ネイティブの講師とリアルタイムでやりとりができる“オンライン英会話”。家にいながら楽しいレッスンが受けられるとあって、共働き家庭からの人気が高いお稽古ごとですね。実は、オンラインでできるお稽古ごとは英会話だけではないんです。インターネット上をくまなく探すと、リトミック、キッズヨガ、工作教室 など、たくさんのオンラインレッスンを見つけることができるんですよ。興味がある方は、一度お子さんといっしょに検索してみてはいかがでしょうか。●(2)短期集中レッスンでも、ちゃんと結果は出る共働き家庭がお稽古に取り組むなら、あれもこれもと欲張るのは好ましくありません。どうしても譲れないお稽古を、短期集中で行うのが成功のカギです。『小学生になったときに、プールの授業で泳げないと困るため、どうしてもスイミングスクールには通わせようと思っていました。でも、もちろん平日は送迎の関係で無理。土日も大人気で、既に定員いっぱいでした。そのため、私の夏休み・冬休みに、ギュッと濃縮して習わせることにしたんです。それだけでも、ずいぶん泳げるようになってビックリしました。3歳から始め、卒園するころには“けのび”ができるようなっていましたよ。短期集中でも、ちゃんと結果は出せる んですね』(40代女性/小学1年生女の子のママ)短期間だけのレッスンを受けさせる際は、目標の設定方法に工夫が必要。子どもにとって手が届きやすい目標を、スモールステップで設定してあげましょう。「できた」という達成感をたくさん味わうことができれば、短い期間だったとしても、そのレッスンを受けた意味は大きくなりますよ。●(3)安心・便利! 子ども専用送迎タクシー『わが家は子ども専用の送迎タクシーを使っています。園に迎えに行ってもらい、子どもはドライバーさんに引き渡し。習い事まで送り届けたあと、「無事に送りました」と連絡を入れてもらいます。ドライバーさんは元保育士の男性 。とても明るくて穏やかな方だったので、息子はすぐになつきましたよ』(40代女性/5歳男の子のママ)園からお稽古先まで、ドアtoドアで送り迎えをしてくれるのが、キッズ送迎タクシーです。ドライバーはキッズ専任だったり、保育士や小児救急講習受講者だったりと、とても心強い顔ぶれです。中にはホームページで、専任ドライバーの詳しいプロフィールを紹介しているタクシー会社も。これなら、初めて申し込むママにも安心ですね。利用料金は多少かかりますが、共働き家庭にとっては大変便利なサービスですね。----------調べてみれば、お稽古までの“送迎の壁”をこえる手段はいくつもありました。核家族の保育園ママたち、どうかお稽古ごとを諦めないで。お子さんの「好き」や「やってみたい!」を応援する手段、全力で考えてみようじゃありませんか!●文/パピマミ編集部●モデル/貴子(優くん、綾ちゃん)
2017年08月24日子どもが保育園に通いだすと、「子どもが保育園に慣れてくれるかしら?」という心配と同時に「自分はほかのママとうまく付き合えるかしら?」と不安になるのではないでしょうか。実際には、働くママばかりなので、顔を合わせる機会も少なく、意外とドライな関係だという話もよく聞きます。それでは、運動会や保護者会など年に数回しかない数少ない接点を通して、どのように付き合っていけばいいのでしょうか。先輩ママたちの経験から考えてみましょう。■下調べ万全でのぞめば、園イベントは仲良くなるきっかけに「この春から娘が保育園に入ったものの、ママ友といえる人ができず。別にこのままでもいいかと思ったのですが、職場の先輩ママから『保育園にママ友がいないとつらいよ』といわれて…。でも、朝と夕方の送り迎えのときにしかほかの保護者と会わないし、顔見知り程度の関係しか築けませんでした」そう答えてくれたのは、3歳児のママで26歳のAさん。「入園から2ヶ月たっても状況はかわらず、私は焦っていたのですが、親子遠足でやっとママ友ができました! 子ども同士が仲良くなっているので、ママたちも自然と話すことができたんです。今度、一緒に遊ぶ約束をしました」保育園では、ママたちの接点があまりないという話はよく聞きます。そのため、積極的に話しかけていかないと仲良くなりにくいものですが、こうしたイベントを活用するといいですね。保育園の先生から、あらかじめ仲の良いお友だちの名前を聞き出しておくのもポイント。数少ないイベントの時に「いつも仲良くしてもらってありがとうございます! ○○のママです」と自分から声をかければ、ぐっと距離が近くなりますね。 ■ただの顔見知りでも、保育園ではあいさつは大事!「保育園でママ友がなかなかできなかったのですが、あるとき、娘が小さいころに通っていた児童館でよく会ったママを見かけたんです。勇気を出してあいさつしたら覚えていてくれて、彼女のグループに入れてもらいました。園の行事で一緒の係をやる程度ですが、情報交換などができるから助かります」(32歳・5歳児のママ)生まれも育ちも同じところなら、保育園で偶然知り合いに遭遇ということはあるかもしれませんが、そうでなければ「はじめまして」の人ばかり。そんな環境へ飛び込むのは、自分だけではなく、まわりのママも同じですから、みんな声をかけてもらうのを待っているのではないでしょうか。そもそも、あいさつしてくれる人に悪印象を持つ人はいません。まずは、自分から声がけをして輪に入る努力も必要かもしれません。■どうやってもママ友ができない! そんな時の奥の手は…「職場が遠いので延長保育をお願いしていました。そのため、ほかのママとほとんど会う機会がなくて。これでは孤立すると思って行事には積極的に参加することにしたのですが、すでにママ友の輪ができていて…。先生に相談したら、同じような立場のママを紹介してくれました。特別仲がいいわけではなく、行事のときだけ協力し合う感じですが、食事会とか面倒な付き合いがないのはいいですね」(39歳・5歳児のママ)ママ友ができなくて悩んでいるときには、保育園の先生に相談するのもいいでしょう。また、ママ友を「協力者」と割り切って付き合えるのも保育園ならではかもしれません。もちろん、保育園でもママ同士が仲良くなり、子どもが大きくなってからも付き合いが長く続くケースもあります。しかし、最近では面倒ごとを避けるためか、園の外では交流しない人も少なくない様子。保育園やママたちの様子、その場の雰囲気に合わせて、どんなケースにも対応できるような心構えで、臨機応変なお付き合いをしましょう。
2017年08月12日1年ほど前に千葉県市川市で、住民の反対により保育園開園が断念となったことが話題になりました。都市部ではまだまだ待機児童問題が騒がれるなか、保育園を作ろうとしても作れないという事態が起きているようです。この問題、同じ立場のママやパパはどう考えているのでしょうか?Q.子どもの声が原因で…保育園開園断念、どう思う?1.賛成 37.9%2.どちらかといえば賛成 19.0%3.どちらかといえば反対 14.7%4.反対 13.0%5.わからない・どちらとも言えない 15.3%子どものいるパパやママたちが保育園断念に賛成という声がもっとも多い結果となりました。■本当の問題は親のマナーが問題の場合も?子どもたちの声が騒音だということが注目されていましたが、それよりも実際に問題だと感じるのは親の送迎マナーという声もあるようです。近くに保育園がある人たちのリアルな声をお聞きください。「近所に保育園があるが、実際にいちばん問題なのは、送り迎えをする保護者の車や自転車の問題。声は騒音にはならないです」(東京都 40代女性)「歩いて1分の距離に保育園があります。確かに日中静かではないし、泣き声も聞こえてきます。でも、いちばん嫌なのは夕方迎えに来る保護者の方々の路駐です。我が子もまだ低学年なので迷惑だなと思っています」(神奈川県 30代女性)■社会が子どもたちの成長を見守るべき少子化問題や待機児童問題があるなか、保育園の騒音に対して苦情が出るなんて信じられないという意見もありました。こんな大人が多い社会で子どもを育てたいと思う人がいるのでしょうか?「子どもの声で反対するのはありえない」(千葉県 50代女性)「子どもの声は騒音に値しないです」(神奈川県 30代女性)「子どもがあっての未来だと思う」(新潟県 40代女性)「保育園ができるのは大賛成だけど、住宅街の道が狭いところではトラブルが絶えないので、場所を考えて作ったほがいいと思う」(千葉県 30代女性)「ありえない! 子どもは社会が育てるとか言ってるくせに結局こうなる」(千葉県 40代女性)■知らないうちに近所に保育園が移設ある日突然、家の近くに保育園ができることを知ったという人もいました。近隣住民への説明がまったくなかったというのは、保育園側もやや強引な印象があります。開園したあとも協力していく人たちには、やはり事前の説明はある程度必要ではないでしょうか。「近所に知らないうちに保育園が移設されてきました。役所関係や同業者には内覧会や説明会があったのに、近所の住人にはひとつの説明もなく突然移設されてきました。子どもの声は気にならないのですが、送迎の態度の悪さや家の前で世間話などをされるととても迷惑です。今回閉園するにあたり苦情があったのは子どもの声がうるさいという理由だけではなかったのだと思います」(神奈川県 40代女性)Q.子どもの声が原因で…保育園開園断念、どう思う?アンケート回答数:8887件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2017年06月05日楽しかったゴールデンウィークも終わり、今はまた夏休みまでがんばろう! と気持ちも新たに、家族それぞれが仕事や学校に向かっている毎日かと思います。この時期は、ワーキングママが一度は悩まされる問題…「保育園いかないっ!」「保育園ヤダ」と言い出すお子さんが増える時期でもあります。■楽しい休みが明けた後に…楽しかった休みが明けた後は、ママとパパとずっと一緒にいたい! という思いが強くなってしまうのでしょうね。大人だって休み明けは「はあ~また仕事かあ」と気持ちが落ち込みます。ママとしてはお休み明けに早く仕事モードに戻るべく、「早くご飯食べて」「早くお着替えしよう」など、つい子どもをせかしてしまいます。しかしそういう時に限って、お子様のグズグズはひどくなるものです。子どもの気持ちもわからなくはないけれど、遅刻ができないママとしては「いい加減にしてよ!」「もうつきあってられない!」と正直イライラしますよね。また、なんとか保育園まで行っても、子どもがなかなかママから離れず「ママ行かないでー」と泣くのを見るのは切なくなります。だからといってワーキングママは「では今日は家で様子を見ます」と連れて帰るわけにもいきません。こんな時どう乗り切ればいいでしょうか。■仕事をしている自分を責めることはない子どもに「保育園やだ」「ママお仕事いかないで」と泣かれると、「ここまで子どもに我慢をさせて仕事をしている自分が悪いのか」「無理やり保育園に預けて子どもに精神的な悪影響があるのでは」などとネガティブにとらえてしまうかもしれません。しかしご自身を責める必要はありません。むしろ、それぐらいおうちが快適で、ママとパパが大好きに育っているのですから、忙しい中きちんとお子様に愛情を注げているのだと思います。ひとつ気を付けることがあるとしたら、朝、ママがキリキリとした表情をしてしまっていないかということです(自分自身の経験からも、そんな余裕はないので仕方ないのですが…)。子どもは先の見通しをたてることがまだできません。「明日保育園行くの早いから、今日は遊ぶのセーブしておこう」なんていう子どもはいませんよね。彼らには「今」が全てです。そんな子どもが朝、ママが笑顔もなくセカセカと出かける準備をしているのを見ると、「ああママ、休み明けで仕事がたまっているから急いでるんだな」とは思えません。「今日はママがなんだかいつもよりコワい…どうして?」と、不安な気持ちになり、ママと離れたくなくてゴネてしまうのです。なので、本当はすごく仕事が憂鬱(ゆううつ)でも、子どもの前ではニコニコと「さあママお仕事いこうかな~、○○ちゃんも保育園いこう!」と「お出かけが楽しい」気持ちを演出するようにしましょう。特に朝が肝心です。■そうはいってもごねたり泣きだしたらどうする?なんとか家は出たものの、保育園に向かう途中で泣き泣きモードになっていくこともありますよね。かつて保育園の先生から教えていただいた、効果的な声かけをご紹介しましょう。「○○ちゃん(仲良しのお友達)が早く来ないかなって待っているってよ」「○○先生(子どものお気に入りの先生)が早く○○ちゃんに会いたいってよ」「ママとあの電柱のところまでかけっこの競争しよう」※ただし車には注意してください。「途中の公園でブランコ乗って行こうか」「今日はみんなでお散歩行くんだって、楽しそうだね。ママも行きたい」「金曜まで5回保育園がんばれたら、ごほうびに戦隊ショー(遊園地)行こう」■保育園にたどり着いたらキッパリ立ち去るそしてなんとか保育園に着いたら、保育士さんに状況を説明してお任せしましょう。保育士のみなさんはそのような子どもに慣れているので、うまく対応してくださいます。そして子どもが他のことに気を取られているうちにサッサと姿を消しましょう。ママが子どもの様子を気にしていつまでもその場にいると、子どもはママの不安感を察してまた不安になってしまいます。もし、ママが立ち去ろうとするのに気づいて泣いて追いかけてきたとしても、「バイバーイ、行ってきます」とにこやかに去りましょう。お迎えに行ったとき、元気に遊んでいれば大丈夫です。とはいえ念のため、先生に一日の様子を聞いてみましょう。ずっと泣いていたりするならば、何か他に問題がある可能性もあります。子どもに泣かれるのはママにとっては辛いことですが、保育園がいやな時期がずっと続くわけではありません。おうちに帰ってからやお休みの日は、少々家事は手を抜いても、たくさん遊んであげましょう。子どもは安心すれば、外の世界で頑張る勇気が持てます。成長過程の一つと思っておおらかに見守ってあげましょう。
2017年05月18日新年度がスタートしましたね!保育園デビューを果たしたママたち、どんな初日を迎えましたか?これから始まる保育園生活。実は、まだまだ波乱万丈です。何人も子どもを育てているベテランママや、コミュニケーション力の高いママさんなら難なく乗り越えられるような波も、第一子を育てている初心者ママや、恥ずかしがり屋のコミュ障系ママにとっては非常にツラいものがあります。いざそのときになって慌てないためには、あらかじめ予備知識をもっておくのが大事。というわけで今回は、保育園入園後に待ち受けている、ちょっぴりツラい行事やイベントを紹介していきましょう。●(1)突然のフリに頭まっ白!? 保護者会入園後、ほどなくしてあるのが保護者会。こういった場が苦手なママにとっては、最初に立ちはだかる壁といえます。『先生の話を聞くだけの会だと思っていたのに、突然「では、自己紹介と出産時のエピソードを一言ずつ」と振られて縮み上がりました。コミュ障全開になってしまい、しどろもどろのアワアワ状態 。頭の中はまっ白で話をまとめることもできず、オチのない出産話を長々と語って場の空気を凍らせてしまいました。会が終わって帰るとき、他のママたちは自然と誘い合って一緒に帰っていたのに、私だけ誰からも声をかけられませんでした。みじめでたまらなかったです』(30代ママ)私が5年間子どもを預けた公立保育園でも、保護者会では必ず“ママどうしの意見交換タイム”や“エピソード披露タイム”が設けられていました。中には“連絡先交換タイム”を設定している園もあるようです。最近では保育園もママ友作りを推奨しているのでしょうか。どちらにしても、恥ずかしがりママにはツラい時間ですよね。また、次のような話もよく聞かれました。『0歳入園の初めての保護者会なのに、会場につくともうすでにガチガチにグループができていた。どこにも入れない私は終始ポツン……。一生懸命笑顔を作っていたけれど、終わってからどっと疲れて涙が出ました』(20代ママ)産院で知り合ったのか、公園や児童館の仲間なのか、はたまた上の子つながりなのか……なぜか既にグループが固まっていることってよくあるんですよね。輪の中に入ることができないまま、ただ保護者会が終わるのを待つばかりなのだとしたら、これもまたシンドイことです。●(2)ポツンがつらすぎ! 親子遠足幼児クラスともなれば、春先によくあるのが親子遠足。大好きなママ、そしてクラスのみんなと遊びにいけるとあって、子どもたちは大好きなイベントですが……。『毎年ツラかったですね。遠足中は基本的に自由行動なので、仲よしママたちは常に固まって動き、お弁当も一緒に食べます。ワイワイガヤガヤして、とても楽しそう。そんな中で私たち親子は誰からも相手にされないまま。いつも孤独に行動し、お昼もポツンでした。ある年のことです。奇跡的にAくんママが声をかけてくれ、一緒にお弁当を食べることになったんです。子どもはすごく嬉しそうでしたし、私自身もボッチじゃなくなって心底ホッとしました。でも……シートを広げていざ食べようとした瞬間、「やだ〜、Aくんママそんな所にいたの〜!?こっちこっち〜!」という声が。ボス風ママが、Aくんママを呼んだんですよね。それを聞いたAくんママ、広げたシートをいそいそ片付けて、私に「すみません、あっちに呼ばれちゃって……」と言い残し去っていきました 。これなら徹頭徹尾ポツンだったほうがまだずっとマシ。うちの子もかわいそうでした』(30代ママ)そう、入園からある程度たち、人間関係が構築されてきたからこそのツラさが親子遠足にはあるんです。『遠足の後にみんなでお茶したり、お家に遊びに行ったりしてたらしいんです。子どもから、「なんでウチは一緒に行けないの?」と聞かれ、「私たちは誘われてないから……ごめんね」と答えるとき、胸がえぐられそうになりました』(40代ママ)●(3)情報戦なの!? 運動会&発表会園生活のなかでも最大のイベントといえるのが、運動会や発表会です。ここでも、いろいろなトラブルは起きます。『園からのお便りには「近隣の混乱を避けるため、開門時間前の行列は禁止」とあったんです。クラスのグループLINEでも、並ぶのを牽制し合うような書き込みがされていました。なのでわが家も、時間ちょうどに向かったんですよね。そしたら……ベテランママ&取り巻きママたちが、ちゃっかり並んでるんですよ!あなたたち、さっきLINEで「並ぶの禁止だし、早く行く必要ないよ〜」って流してましたよね!?彼女たちは悪びれることもなく、「1時間くらい前から並んだよ。こういうのって情報戦だよね 」だって。もちろん一番いい席はズルママたちに占領されてしまいました。ルールを守ったわが家といえば、片隅の見えにくい場所。せっかく撮影したビデオにも、前の人の頭が写り込んじゃって最悪でした』(30代ママ)わが子の姿をいい席で観たいというのは、どんなママでも思うこと。でも、他人を出し抜き、ルールを破ってまで席を確保するというのは、好ましいことではありませんね。これを「情報戦」というのなら、保育園ママの世界も恐ろしいものですね。●楽に乗り越えるための小ワザ3つこのように、入園後も波乱にとんでいる保育園生活。すこしでも楽に乗り越えるために、こんな小ワザはいかがですか?●挨拶を欠かさないこれは、人間関係の基本中の基本。「挨拶をされてイヤな人はいない」とよく言われますよね。園ママたちにも積極的に、こちらから挨拶をしましょう。中にはなぜか無視をしてくる人もいますが、気にせず続けることが大事です。私はそんな人たちのことを「今日はコンタクトを入れ忘れてるんだろうな〜」 と思うことでやり過ごしました。●CA流笑顔の練習をしてみる笑顔が大事なのは分かっているけれど、意識すると上手にできず、何となく怖い顔になってしまう……それはきっと、口角だけが上がっているから。そんな人は、CA流の練習法で笑顔にトライしてみて!いつもにこやかなCAたち、実は笑顔を作る際に「目で笑う」ことを徹底して意識するそうです。鏡の前で口元を隠し、目の表情だけで笑っていると分かるような笑顔が正解。きっとふんわりしたいい表情を作れるようになりますよ。お試しあれ。●悪口は絶対に禁物面と向かった悪口や、ママ友どうしの陰口がご法度なのは言わずもがなですが、うっかりやってしまいがちなのが“子どもにグチること”。たとえば、「○○くんのママって、いつも挨拶してくれないんだよね〜」などと、自分の子に対して言ってしまうことです。これは絶対にいけません。親の人間関係に子どもを巻き込んではいけません。また子どもが「うちのママが、○○くんのママのこと、こう言ってたよ」なんてこぼしてしまえば、人間関係は大崩壊!くれぐれも注意しましょう。----------いかがでしたか?子どもが集団に入るということは、親も集団に入るということ。初心者ママさんたちにとっては、初めての経験ばかりで面食らってしまうかもしれません。失敗することもあるかもしれませんが、あまり気に病まないで。最低限、失礼にならないコミュニケーションさえおさえておけば大丈夫です。あとは子どもが健やかに、楽しく登園していればヨシ!大きな心で構えていましょうね。●文/パピマミ編集部●モデル/香南
2017年04月05日もうすぐ4月。新年度から、お子さんを保育園に入れるママたちは今どのような気持ちですか?小さな子どもを集団生活に入れるのは、とても不安なものです。泣かないだろうか、寂しくないだろうか、友だちはできるだろうか……不安いっぱいに過ごしているママもいるかもしれませんね。保育園ママなら誰もが通ることになる、“登園初日”。泣いたとき、嫌がったとき、先輩ママはどのように乗り切ったのでしょうか。初日の状態はどれくらいまで続き、その後はどう変わっていくのでしょうか。今回は、3人のママからそれぞれの“保育園初日エピソード&その後の姿”を聞いてみました。●(1)生後3か月半から預けたAさんの話Aさんは30代の会社員。復帰のため、第一子を生後3か月半から預けました。初登園前夜は不安で眠れなかったそうです。さて、初日はどんな様子だったのでしょうか。『あまりにも小さすぎたからか、息子はワケがわかってないようでボカーンとしており、全く泣きませんでした 。むしろ私のほうが、寂しさと罪悪感で涙ボロボロの状態。なかなか部屋を出られず、ごめんね、ごめんねって言ってたら先生が、「お母さん、そこはね、ごめんじゃなくて“ありがとう”って言ってあげよう」と声をかけてくれました。息子は初日からちゃんとミルクを飲み、昼寝もして、あっけないくらい好調な滑り出しでした』肩透かしにあったような気がしたのもつかの間。やがて試練のときが訪れました。『生後6か月くらいになると、預けるときにグズグズするようになりました。人見知りが始まるころには更に激しく泣くようになり、ほとほと手を焼きました。園でも泣いていることが増えたと報告され、戸惑いました。一時は仕事を辞めようかとまで思い詰めましたが、このときも先生が「保育室の中では泣いてナンボ。静かにしていたら構ってもらえないもの。「ボクも抱っこしてよー!」って主張することを覚えてきたのよ。これも成長ね」と言ってくれました。かなり気持ちが楽になりましたね』そんな息子さんはいま3歳、ちょうどイヤイヤ期も終わるころです。園もお友だちも大好きになり、毎日楽しく通っているとのこと。あのとき仕事を辞めなくてよかった、と語るAさんの笑顔が印象的でした。●(2)1歳から預けたBさんの話40代自営業のBさんは、倍率15倍の“1歳児入園”を勝ち取った幸運ママ。でも1歳児からの入園は、想像していた以上にキツかったと振り返ります。『「いろいろ理解しているから、0歳から預けるよりも大変だよ〜」とママ友たちから脅されていましたが、本当にそうでした。登園初日、娘は吐きそうになるまで泣き、「ママー!ママー!!」と絶叫 。その声は園舎を出ても聞こえるほどでした。身がよじれる思いで走り去ったのを覚えています。オヤツまで預かってもらう予定だったのですが、お昼ごろ園から呼び出しの電話がありました。「泣きすぎて食事をさせることができないので、ママが来て食べさせてください」とのこと。駆けつけると、食器をひっくり返しまくり、先生の手をはらいのけて暴れ回る娘の姿が……。食べることが大好きで、家では何でも機嫌よく口にする子なのに、とまた胸が痛みました』お子さんが園になじむまでは、どれくらいかかったのでしょうか。『1週間くらいしてから、泣いている時間が短くなってきて、すこしずつ部屋の中を観察するようになってきたそうです。半年後には、全てのおかずをおかわりし、お昼寝もグッスリ。相変わらず泣きはしましたが、「食べて寝てれば大丈夫」という先生の言葉を信じて過ごしました』いま、お子さんは年長クラス。仕事が早く片付き、ちょっと早めの時間にお迎えに行くと、「え〜っ、もうお迎えに来たの!?もっと遊びたいからママだけ先に帰っていいよ!」とさえ言うようになったとか。そんな姿を、Bさんも先生たちも頼もしく見守っているそうです。●(3)3歳から預けたCさんの話30代のCさんは、看護師をしています。お子さんは、3歳から保育園に通い始めました。『初めての集団生活でした。事前に、保育園とはどういうところなのかよく説明し、それにまつわる絵本なども繰り返し読ませてイメージをつけておきました。そのかいあってか、初日から堂々たるもの。既存のお子さんたちに引けをとらないくらい、大きな声でしっかり挨拶と返事をし、給食も残さず食べてきました。夏前までその調子だったので安心していたのですが、先生はことあるごとに「保育園でとても頑張っています。おうちでたくさん褒めてあげてください」と言ってきました』当時、Cさんはその発言を不思議に感じていました。泣かずにしっかりスタートできたのだから、うちの子は強い子なんだ……そう思っていたそうです。しかし、秋になると様子が変わってきました。『運動会の練習が始まるころ、急に大きく崩れたんです。お友だちとのトラブルが増え、叩く・ひっかくなどの行為をするようになってしまいました。些細なことで大泣きしては、長時間グズるようにもなりました。ときおりオネショをするようにもなり、ひどいときはオムツに逆戻りしなければなりませんでした。園長先生に相談したところ、「最初に頑張りすぎちゃったのかもね。4月に泣かなかった子は、秋ごろ泣き出す んですよ。よくあることだから、そんなに心配しないで。ママも大変だろうけど、大きく構えてね。家ではできるだけ甘えさせてあげて」と言われました』それからCさんは、できるだけスキンシップを取るように心がけました。休日も息子さんとのんびり過ごし、話をよく聞いてあげるようにしたそうです。入園から1年、お子さんはすっかり落ち着きを取り戻しました。時にはリーダーのようにクラスを引っ張っていくこともあり、その成長には驚かされるばかりだそうです。----------どのママたちも最初は不安でいっぱいでした。でもそれは最初だけ。子どもたちはそれぞれのタイミングで新しい環境に慣れ、自分の世界を作り上げます。子どもは私たちが思っている以上にポジティブで、ずっと強いもの。過度に心配せず、入園初日を迎えようではありませんか。頑張れ、ワーキングママたち!●文/パピマミ編集部●モデル/藤本順子(風悟くん)
2017年03月29日