コートの時期になると、新しい通勤バッグがほしくなります。子育て・仕事と目的が異なることを同時にこなす働くママは、どのような通勤バッグを選べばよいのでしょうか。気をつけたいポイントをまとめてみました。■グリップのストラップの長さをチェック冬のバッグ選びで、まずチェックしなくてはいけないのは、コートを着た状態で、肩掛けできるかどうか。働くママの荷物はどうしても多くなってしまいます。通勤に出番の多いコートの厚みを考えて、肩掛けできるストラップの長さを確認しましょう。■「抱っこ」にも対応! 2way・3wayのバッグが便利会社帰りのお迎えで困ってしまうことのひとつが、子どもの「抱っこ」。長いストラップがついていて、アジャスターで斜め掛けバッグにできたり、リュックタイプになる2way、3wayバッグなら両手が自由になるので安心して抱っこができます。■マチつきのA4サイズ以上の大きさ通勤バッグは、保育園に提出するプリントを入れたり、仕事の書類を持ち帰ったりしなければいけないシチュエーションも考えて。A4サイズの書類を折り曲げず、縦に入れられるサイズがベターです。また、お弁当を持参する人は、自分の使っているお弁当箱が、傾けずに入る分のマチがあるものを選びましょう。■ポケットの数もチェックパスケースやスマホ、キーケースなど、バッグの中で迷子になりやすい小物がさっと取り出せる、複数のポケットがついているものが便利です。でも、数が多ければいいというわけでもありません。自分が入れたいものがちゃんとおさまるか、実際に入れてみて、確認するといいでしょう。ペットボトルや折り畳み傘が縦に入るポケットつきが人気です。■おそろいポーチ付きなら統一感がバッグ本体とセットで、サブトートやポーチがついている通勤バッグもあります。ランチに行くときなど、バッグからバッグと同じミニバッグが出てくると、おしゃれ感がアップします。ももちろん、個別にも使えるのでお得。■荷物が多くなるママは軽さも重視!子供のミルクやおやつ、着替えなどたくさんのものを持ち歩くママの通勤バッグには、何よりも“軽さ”が欠かせません。ナイロンや布素材なら、軽くて持ち運び安いもの。丈夫なキャンバス素材やレザー素材のものは重くなりがちなので避けた方がベター。■撥水加工で雨の日も平気!朝出かける時に急な雨! でも、忙しい朝はカバンを替える時間もありませんよね。撥水加工されているものや水に強い素材のものを選べば、急な天候の変化にも対応でき、バッグの中身も安心。毎日使うバッグをしっかり選べば、通勤がグンと楽に、楽しくなります。ぜひ参考にしてみてくださいね。
2016年11月29日キャリアコンサルタントの上田晶美です。育児休暇を経て仕事に復帰してがんばる女性たちのために、さまざな情報をお届けしてまいりました。今回は、育児休業明けの先輩ママSさんの、その奮闘ぶりと工夫の一例をご紹介しましょう。■その1. 「コミユニケーション力」を使うのみ!育児休業から復帰したてのママSさんに聞きました。彼女は金融機関で働く、第一子の育児休業を終えたママで、短時間勤務制度を利用しています。「人より短い時間の中で仕事を終えなくてはならない。とにかくプレッシヤーが大きいですね。私の支店では、短時間勤務はまだ一人目なので、悪目立ちしないか、心配が尽きません」一番困っていることは? と聞くと「上司とコミュニケーションをとる時間がないことですね。残業できないから、朝のうちに話をしておきたいと思うと、支店員がみんな殺到していく時間なのです。そこで私はストーカーのように上司の動きを観察して、さっと廊下で捕まえています」またはアメリカ映画のように、同じエレベーターに乗りこみ、伝えることもあるという。なかなかの工夫ですね。■その2. 会議は「午前中」にお願いする「これは私からみなさんにお願いしたことなのですが、以前なら営業が終わって、夕方5時からの会議というのがありました。私は4時退社なので、出ることはできません。できるだけ、午前中に大事な会議は開いてもらうようにお願いしたところ、みなさんが受け入れてくださり、開いてみると案外好評でした。やはり、5時からの会議は退社時間が気になってみんな嫌だったのですね。当然残業という空気になりますから」プライムタイムともいえる午前中に会議を平育ようになったおかげで、スッキリした頭でみんな参加でき、長々話してもいられないので、会議の時間自体が短くなったそうです。ワークライフバランスへの対応は育児中のママにだけではなく、社員全員に上手な時間管理を促すという効果があるのですね。「午後から新規の案件が入ると緊張します。引継ぎして帰らなくてはならない可能性が出てくるからです」 ■その3. お礼は大げさなくらいに言うそこでSさんが心がけているのは、大げさなくらいお礼を言うことだそうです。短時間勤務の人がいると「自分にしわ寄せがくるかも」と周囲は誰でも警戒します。それでなくても忙しいのに、人の仕事まで押し付けられてはたまらないと思うのが、本音ではないでしょうか?実際に引き継いで先に帰らなくはならなくなったとき、そんな相手の気持ちをしっかりと考えて、それ以上のお礼の気持ちを伝えるようにしているそうです。頭を下げるのはただですから!それに、言葉だけでなく、小さな付箋に感謝の気持ちを書いてデスクに張っておくのだそうです。いちいちメールを書くのは面倒でも、付箋に一言ならすぐに書けますし、手書きの方がより気持ちがこもります。ママになったので、動物がらなどのデザインの付箋も似合うようになったそうです。そんなせいもあってか「Sさんはママになってやわらかくなった」とよく言われるとか。子供がいるからこそ使える付箋のかわいさに助けられているのかもしれませんね。ただし、赤ちゃん柄などはお子さんのいない女性に対して、角が立つのでやめましょう。応援していますよ!
2016年11月23日公園は本来、誰もが快適に使える場所であるべきはずですが、たくさんのママ・子どもが集まる場所だけに、きれいごとばかりではいかないこともあります。毎日公園へ出かけて、同じママ友たちと顔を合わせることが難しい働くママたち。たまの休日、子どもと行った公園に漂うムードになじめなかったり、暗黙のルールを知らずにやぶって孤立してしまったり。そのとき、どうすればよかったのでしょうか。公園デビューを失敗したママの実例から注意すべき点を探ってみました。■基本は笑顔のあいさつ「子どもとの公園遊びは基本的に土日。休日の公園は、パパと子どもの組み合わせが多く、それまでほかのママたちと顔を合わせる機会はあまりありませんでした。たまたま平日が休みの日に、いつもの公園へ行くと、ママだらけで急に怖くなってしまい…。何人かのママがあいさつをしてくれたのですが、私は緊張のあまり仏頂面で対応。もちろん世間話の輪に入ることもできず、その後、土日に顔をあわせても、あいさつしてくれることは二度とありませんでした。」(Sさん・30代広告代理店勤務)結局、公園へ行っても子どもと2人で遊び、ほかのママとはまったく交流していないというSさん。無理に誰かと仲良くなる必要はないと思いますが、あいさつすらしづらい状況では、気まずくて公園への足が遠のいてしまいそうですね。悪意の有無に関わらず、仏頂面や無表情は悪印象につながります。最初にあいさつしてくれたママたちは、Sさんの仏頂面を「私に構わないで!」という意味に受け取ってしまったのかもしれません。公園では、「笑顔のあいさつ」は最低条件かもしれません。■フレンドリーすぎるママには注意!「近所の公園に、会うたびに世間話をしてくれるフレンドリーなママがいました。あるとき『今から、自宅へ遊びに来ない?』とお誘いが。うれしかったのですが、まだ顔を合わせて数回目の出来事。正直、自宅にお邪魔するほどの仲とは思えずに、『今日は仕事が休みの日だから、家事がたまっていて…』と断ってしまいました。すると、彼女の態度が一変。それからはあいさつをしても無視、さらに私が『専業主婦を見下している』とうわさを流しはじめました。さいわい、ほかのママたちはそれを真に受けることなく『こんなこと言いふらされているわよ』と教えてくれたので助かりましたが…。もし、ほかのママたちがうわさを信じていたらと思うと、ゾッとします」(Aさん・30代保険会社勤務)角を立てずに誘いを断るのは難しいもの。とはいえ、Aさんの場合は相手が悪すぎました。フレンドリーに接してもらえるとうれしくなりがちですが、急に距離を縮めてくるママは要注意です。相手がどういった方であれ、「仕事」には触れず、だれもが共感できる理由を伝えた方が無難だったかも。たとえば、「夫に用事を頼まれている」「義理の母が来ることになっている」など、「お互い大変ね~」とわかりあえる理由であれば、あるいは相手の機嫌を損ねずにすんだのかもしれません。■公園にナワバリなんてあるの?「はじめての公園に行ったとき、そこで雑談していたママたちに一斉ににらまれてしまいました。あとから聞いた話によると、その公園は、別のママが来ると嫌がらせをするママグループがいることで有名なのだとか。ほかのママたちは、その公園には近寄らないようにしている…とのことでした」(Tさん・30代公務員)公園を独占するなんて非常識。でも、わざわざそんな公園に出かけて、トラブルに巻き込まれるのはもっと面倒です。子どもが嫌な思いをする可能性を考えると、ナワバリ感がある公園は避けるのが得策かも? 公園デビューの前には、下見をしたり近所のママたちに公園の話を聞いたりしておくと安心です。せっかくの休日。子どもとの公園遊びは、働くママにとっても貴重な時間。公園は子どもたちが主役の場ですが、一緒にいるママが嫌な思いをしたら、子どももきっと楽しめないことでしょう。「公園トラブルは他人ごとではない」ということが、ここに出てくるママたちの失敗談からもわかります。子どもとママが心から公園でのひとときを楽しむためにも、公園でのちょっとした言動や振る舞いを見直してみるとよいかもしれません。
2016年11月05日【ママからのご相談】現在3歳と6歳の2児のママです。下の子が少し手がかからなくなってきたので、そろそろ本格的にフルタイムで働こうかどうしようかと迷っております。幸い、前職で取得した資格と経験があるので、仕事探しに困ることもなさそうです。ただ、子どもが2人ともまだ小さいので、保育園に預けたり、学校から帰ってきたりしたときにママがいないと寂しいかな、と心配で決断できません。●A. 働くママにはデメリットもありますが、メリットもたくさんご質問ありがとうございます。こじらせ美容オタク家のともです。確かに仕事・家事・育児全てをこなすワーキングマザーは大変なこともたくさんあります。その上、子どもがまだ小さいとなると、仕事から帰ればまるで戦争のよう……。ただ、それ以上に働くということにはママ自身にもメリットはあるのです。そこで子どもを預けて働くママさんたちに、働くメリットとデメリットをリサーチしてみました。●社会とのつながりができて毎日の生活に刺激が加わる『やはりママ友だけの世界ってすごく狭いものだと思う。毎日同じ人と家庭の話だけをしていたときよりは、外の世界でいろんな人と話すようになってからの方が自分の世界も広がった 気がした』(30代女性/会社員)“働きたい”と思うママの一番の理由はやはり「毎日の生活に刺激が欲しい」「社会とのつながりがほしい」といったもののようです。ママ友と学校と家庭だけ、という狭い世界にずっといることに閉塞感を感じてしまうのでしょう。専業主婦も立派な仕事ではありますが、夫も子どもも家事をしてもらうのが当たり前という考えになっていると、やりがいが感じられず不満が出てきてしまいます。その点、仕事はやればやるだけ認められ、やりがいを感じられますよね。ただ一方で、家事育児もこなさなければいけないので、体力的な面では「正直、体が持たない。疲れて帰ったらとりあえず子どもにご飯・風呂。掃除もせず子どもと同じ時間に寝てる」というママも多いです。「できればパートで週3ぐらい働きたい」というのがママの本音のよう。●子どもと過ごす時間が少なくなる分、濃密になる『子どもと一緒にいる時間が少なくなった分、少ない時間を有効に使おうと密に子どもと過ごせるようになったと思う。また、離れる時間があった方が子どもの大切さを実感できる 』(20代女性/歯科助手)『やはりたまに子どもから「学校から帰ってきてママがいないと寂しい」と言われると胸がチクリと痛む』(30代女性/事務職)子どもとの触れ合いの時間がガクーンと減ってしまうのが働くママがジレンマを感じるところ。帰ったら家事が待っているので、なかなか子どもとゆっくりする暇もありません。ただ毎日ダラダラと一緒に長い時間いるよりは、時間が少なくなった分“この時間を大切にしよう”とむしろ子どもとの時間を濃密に過ごせるようになった、というママも。一方で、小学生に上がると子どもも学童を嫌がったり、また学校から帰ったら家で一人でお留守番になったり「ママがいないと寂しい」と訴える子どももおり、ママは複雑な心境に……。●金銭的に余裕ができるけど出費も多くなる『今までは節約の毎日だったけれど、自分が欲しいものが買える ようになった』(20代女性/パート)『お金の余裕はできたけど、でもその分自分の時間がなくなった。買い物に行く暇もない』(40代女性/看護師)『仕事すると、服飾代やメイク代にお金がかかるようになった。また家事もする気がなくなり夕飯は外食、お惣菜とかになって、食事代も上がった 』(30代女性/営業)金銭的に余裕ができる、というのはママにも家計にも嬉しいところ。今までは節約節約で自分の欲しいものは我慢、ひたすら子どものためにお金を貯めてきたという場合でも、自分が働けば自由に使えるお金も増えます。「旦那が働いたお金で好きなものを買うのは躊躇していたけど、自分が働いたお金となると罪悪感をあまり感じない」と、ママも働けばたまにはパーッとショッピング、ということも可能に。しかし、人前に出ることが多い仕事となると、「ママ友だけだったら適当だった服も、お客様の前だとそういうワケにもいかない。服やメイク代が何倍にもなった……」と、“外で働くことによる出費”が増えるケースもあります。また家事がおろそかになることから、食事代も増えていくようです。でも、総合的に見るとやはりプラスではあるので、働くのは辞めたくない、というところですね。----------突然子どもが病気になるなど、子どもを持ちながら働くということは決して容易ではありません。でも、“働いているお母さん”って、子どもの目から見ても人生を楽しんでいるようで素敵 に見えるのではないでしょうか?相談者さんもせっかく働く場所があるのなら、働くという選択をしてみてもいいかもしれません。●ライター/とも(こじらせ美容オタク家)●モデル/神山みき(れんくん)
2016年10月29日時間に追われながら働くママにとって、家事や育児と仕事の両立は大きな課題。病気や怪我をしたり、言うことを聞いてくれなかったりと、子育ては予想もつかないことの連続です。大切な子どもの体を作る毎日の食事にはこだわりたいけれど、あっと言う間に1日が過ぎて、なかなかきちんとできない、という方も多いのでは? そこで、忙しく働くママの代表として、オーガニックコンシェルジュの栗田綾野さんに、日々の生活や食事作りの悩みについてお話を伺いました。悩みは、良い食材を買う時間を取れないこと栗田さんは横浜市の郊外で、ご主人、3歳になる息子さんと3人で暮らしています。フリーランスで働いているとはいえ、日中はほとんど、外に出て仕事をしているのだとか。「朝7時半に出て、帰ってくるのは5時くらい。それからは子どものお迎えに行って、ごはんを作って、すぐに食べさせて……と、子どもとの時間になります。朝は6時に起きてから保育園に送り出すまで、怒涛のよう。子どもができてからは、時間の使い方が大切になっていますね」栗田さんは、夜遅くまでしていた仕事を午前中にするなど、お子さんに合わせたライフスタイルにシフトして、お子さんとの時間を大切にしています。また、仕事柄 “食” には特にこだわりがあるそう。「基本的には、有機野菜や産地直送の食材など、安全でおいしいものを選びたいと思っています。子どもは、お昼は保育園の食事ですし、朝晩の家での食事は良い食材で作ったおいしいものを食べてほしいなと思っているんです」そんな栗田さんにも、毎日のお買い物には悩みがあるのだといいます。「余裕があるときは、仕事の合間にお気に入りの自然食品店へ行って食材を買いますが、忙しいと近所のスーパーに頼るしかありません。生鮮食品も、持ち歩きがむずかしいのでスーパーで買うことが多いのが実状。でも、国産の食材が手に入らなかったり、手に入る食材で作ると献立が似てしまったりという悩みがありました。時間がないので何軒もスーパーを回るわけにもいかないですしね」働くママに便利なアプリ「タベソダ」を体験!そんな “食にはこだわりたいけれど、買い物をする時間がない” という悩みを持つ栗田さんにおすすめなのが、生協パルシステムの商品選びから注文までできる、便利なアプリ 「タベソダ」 。早速、栗田さんに体験していただきました。「パルシステムの食材宅配は、使っている友人も多く、以前から気になっていました。特に鶏肉はすごく良質なのに価格も買いやすいと聞いて、試してみたいと思っていました。キャロットジュースも、友人がよく我が家にもお裾分けしてくださるのですが、サイズ感も味も良くてお気に入り。パルシステムにしか売っていないと聞いて始めようかなと迷っていたんです」 ▼1. アプリのダウンロード・加入手続き「タベソダ」はスマホでアプリをダウンロードすれば、その場で加入手続きをすることができます。栗田さんも、アプリのダウンロードから加入手続きまで、画面の案内に従って操作。簡単に手続きを終えることができました。「いつでもどこでも注文できる上に、生協は紙のカタログが家にたまっていくイメージだったので、片付けの手間が省けて嬉しいですね」と栗田さん。▼2. かんたん注文「タベソダ」には、パルシステムが取り扱う商品一覧のほか、おいしい時短レシピと簡単なおかずを教えてくれる「晩ごはんナビ」などの便利なレシピコンテンツも充実しています。「アプリなのでいつでもどこでも商品を見ることができて便利です。たくさん商品がありますが、写真も見やすくて選びやすいですね。あと、レシピの画面から必要な食材をパパッと買えるのも便利。写真がおいしそうだから作りたい! という気持ちになります。メイン料理だけでなく時短レシピが豊富で、晩ごはん作りに悩まなくてすむので助かります。バックナンバーもあり、いろいろなレシピが見られるのもいいですね。旬の食材が充実しているから、作りたいものが次々と浮かびます。スーパーではなかなか売っていないものもあるので嬉しい」1週間の献立の栄養バランスを考えて、炭水化物のメニューが多くなりすぎないように、また肉か魚が毎日摂れるようにと選んで注文した栗田さん。「また、商品の変更や削除も簡単で使いやすいですね。注文の締切日やお届け日もアプリ上に表示されており、丁寧に教えてくれるのも助かります」 ▼3. 商品のお届け「タベソダ」では、1回の利用金額が5,000円(税込)以上の場合、配達料は無料に。(※ただし、お住まいの地域により、条件が異なります。)一週間分の買い物をまとめてできるので、計画的にお買い物をすることができます。今回注文した主な食材:生鮮野菜、果物、冷蔵・冷凍肉、焼くだけの冷凍魚、冷凍野菜、お料理セット、朝食用のパンやヨーグルト、子ども用のおやつなど、合計18点で、約6,000円でした。約1週間分の食材を注文! こんなものを作りました栗田さんが実際に「タベソダ」で注文した食材を使って、1週間の調理体験をしていただきました。ご自身で撮影した料理スナップとともにその感想をご紹介しましょう。【平日の晩ごはんや朝ごはん、おやつ】 ※左から順に●「豆腐ステーキの野菜あんかけセット」(お料理セット/冷蔵)豆腐を一丁使うボリュームおかずで、家族から大好評! 野菜が千切りされていて楽チン。玉ねぎソースが甘めで子どもも食べやすい味です。たった15分でできあがりました!●「いか、ほたて、きゅうり翡翠炒め」(晩ごはんナビ/レシピ)しっかり味のソースがついているので、子どもはもちろん、大人も喜ぶ味でした。野菜をたっぷり入れて炒めるので、野菜もたくさん摂れるし、どんな野菜を入れても合いそうです。●「豚肉、長芋、なすのオイスター炒め」(豚カタ・モモ切り落とし /冷蔵)「豚肉」は肉厚で柔らかく、食べ応えがありました。ちょうどよいサイズにカットされていて使い勝手も良かったです。パックに入れたまま塩を入れて下味をつけ、長芋・ナスと鍋で炒め、オイスターソースとナンプラーで味付け。洗い物も少なく、とても手軽にできました。●「さんまチーズサンド」(冷凍食品)冷凍のまま焼くだけで、メインが完成する手軽さがいいです。味もシンプルなので、トマトソースなどを添えてイタリアンにもできて、飽きのこない味。小骨も気にならず、子どもが食べるときに安心です。足の早い魚をいつでも摂れるのは嬉しいですね。冷凍庫に常備したいです。●「大学芋」(さつまいもスティック/冷凍食品)さつまいもがとても甘いので、オーブンで10分程度焼くだけで完成。今回は黒糖としょうゆ、酢と合わせて大学芋を作りましたが、さつまいもだけでも十分おいしいです。●「カスタードプリン」卵の味がいきている昔風プリン。カラメルも苦くなく、子どもが喜んで食べていました。添加物や香料を使っていないので、安心してあげられます。プリンはときどき作るほど大好きですが、これならピクニックやキャンプなど、お出かけ用にもぴったりですね。●「こだわり酵母食パン」パンにしらすとチーズをのせてピザに。ホシノ天然酵母が使われていて原料もシンプル。風味がとてもよく、焼くとカリッとします。食べ応えがあり、小麦のおいしさを感じられました。「タベソダ」が働くママに便利な3つの理由栗田さんが体験された 「タベソダ」 は、働くママたちの心強い味方となる食材宅配サービスです。その魅力をまとめてご紹介します。▼時間を効率的に使えるアプリだからいつでもどこでも注文。週に1回まとめて届くから、計画的にお買い物をすることができます。▼安心・安全な食材を手軽に買える野菜、肉・魚、冷凍食品まで幅広い品揃え。忙しくてもちゃんとした食材で、おいしい食事を家族に作ることができます。▼メニュー選びもらくらくレシピコンテンツや簡単につくれるお料理セット、便利な冷凍食材も充実。メニューがワンパターンになるというお悩みから解放されます。特に冷凍食品は、働くママにおすすめ。「タベソダ」で扱う冷凍食品は、化学調味料を使わず、添加物にもできるだけ頼りません。加工商品だけでなく、魚や肉、野菜と種類も豊富です。そんな中で、栗田さんが特に気に入ったのがこちらの商品。【栗田さんのお気に入り食材】・その1 「茎が長めのブロッコリー」冷凍食材なので冷凍庫にストックしておけば、さっと茹でるだけでいつでも彩り鮮やかなブロッコリーを食卓に出すことができます。にんにくやあさりと酒蒸しにしたり、細かく切ってパスタにしたり、朝にはスープにしても。冷凍食品だけど、ブロッコリーの甘みと食感がしっかり感じられますし、産地もわかるから安心です。スティックのように手で食べられるから、子どももお気に入りです。・その2 「米沢郷鶏ササミ(バラ凍結)」うちの子どもはささみが大好きなので、冷凍ささみならいつでも調理できてとにかく便利! 好物のササミフライやスープ、ソテーなども手軽に作ることができます。鶏を育てている環境、飼料までわかっているので、安心して使えるのが嬉しいですね。味は冷凍ささみだとは思えないほど、しっとりとしていてジューシー。ボリュームもあってとてもおいしいです。お買い物が楽になって、食事作りの悩みが減り、お子さんにおいしい食事をパパッと作ることができるようになると、働くママの心と時間にゆとりが生まれてきます。今回「タベソダ」を体験して、1週間の献立作りをした栗田さんに、感想を伺いました。 働くママの食事作りの手助けに 「タベソダ」 を使うとスマホから簡単に注文ができ、翌週の決まった曜日に届くので、効率的で計画的な買い物サイクルが自然と続けられそう、と栗田さんはいいます。「『タベソダ』なら仕事場に行く通勤時間で注文ができるので、時間を有効活用できるのが嬉しい。冷凍食品が充実しているのも気に入りました。国産や産直の冷凍野菜や味付きで焼くだけの肉や魚など、凍ったまま調理ができるので楽ですし、常備していれば忙しくて買い物に行けなかった日も安心ですよね。普段、子どもを迎えに行って帰宅してから、20~30分以内に晩ごはんを作らなくてはいけないので、買い物に行かずに済むのは助かります。「タベソダ」から提案してもらった献立通りに注文したり、料理セットを注文しておけば、帰宅したら作るだけというのもすごく楽でした。1週間分、細かく決めているわけではないけど、“今週はあれが届くから、あれを作ろう”と大まかに考えているだけで、ずいぶん時短になるし、その分、子どもと過ごす時間が増えるのは嬉しいですね」働くママのライフスタイルにやさしく寄り添ってくれる「タベソダ」アプリ。簡単だけどおいしい食事作りと、家族と自分のための時間作りを両立するひとつの手段として、取り入れてみてはいかがでしょう。 「タベソダ」アプリ詳細はこちら>> 取材/文:赤木真弓、撮影:林ひろし[PR] タベソダ
2016年10月12日「サードプレイス」という言葉をご存じでしょうか? サードプレイスとは、言葉どおり、第三の場所のこと。人生の基盤となるファーストプレイスが「自宅」、日常的に通っている「職場」や「学校」などがセカンドプレイスです。そして、そのどちらでもない、自分らしさを維持、あるいは取りもどせる心地よい場所が「サードプレイス」。いま、都市生活者を中心に「サードプレイス」を求める人が増えています。それは、働くママたちも同じではないでしょうか?■自分らしさを取りもどせる「サードプレイス」を求めるママたち家族を持ち、キャリアを重ねるほど、窮屈になる私たちの生活。自宅にいるときは妻や母として家庭を支える役割、職場では社員として会社のために働くという責任があります。そんななかで、「自分らしく」いられる場所で、気持ちのバランスを取りたいと思うことは、現代女性において必然であるともいえるでしょう。なにも特別な空間を持つ必要はありません。実際にママが「自分のサードプレイス」としている場所で一番多いのが、カフェやひとりで入れる居酒屋、バー。または、スポーツジムやヨガスタジオなどリフレッシュできる場所です。ほかにも、スパやエステ、公園や海といった自然の場所をあげる人もいました。どれもゆっくりとひとりの時間を持てたり、好きなことに時間を費やしたりできる場所です。 ■働くママのリアル座談会「私たちにこそサードプレイスは必要です!」今回は、実際にサードプレイスをもつワーキングママの方々に、サードプレイスの必要性について語っていただきました。川上結子さん(仮名 40歳)…5歳の女の子と2歳の男の子のママ。アパレルメーカーの企画職池井佐和さん…(仮名 33歳)1歳の男の子ママ。化粧品メーカーの販売員和田めぐみさん…(仮名 37歳)5歳の女の子ママ。現在第2子妊娠中。メーカー事務川上さん「出産前は、育休中であれば子どもが昼寝している間は自分のための時間が確保できると思っていました。でも、全然無理。いつ、何が起こるかわからないから四六時中気を張っていて、時間だけでなく精神的にも余裕がありませんでした。だからいつもイライラしていて。子育て中のママにこそサードプレイスは必要だと思います」和田さん「わかります。わたしも、ひとりの時間を持つようになってから、ようやく子育てや家事に前向きに取りくめるようになった気がします。自分の時間を持てることに感謝しようって思えたんですよね」池井さん「そう。家のほかにホッとできる場所がないと、自分の生活に感謝できなくなるんですよね。私は、仕事復帰してから、一日が驚くほど短いと感じています。子どもを寝かしつけて家事をやっているだけなのに、気がつくと日付が変わっている。サードプレイスがないと、ストレスがどんどんたまっていってしまうと思います」和田さん「だから、サードプレイスが必要なんですよね。私は、日曜日に主人に子どもを預けて、ジムでマタニティヨガのコースを受講しています。仕事や家事以外のことに没頭できる時間が、フル稼働している脳を休ませてくれる気がします」池井さん「没頭できることって大切ですよね。私は趣味がゴルフなので、主人が早く帰れる日には1時間ほど、ひとりで練習場に行くようにしています。ボールを200球購入して、「打ちおわるまではお金がもったいないから帰らない!」と決めています。そうでもしないと、家のことが気になって、帰りたくなっちゃう。貧乏性なのでしょうか」和田さん「そうなんですよ。“ステキカフェでのんびり”も憧れるけど、結局、家のことや仕事のことを考えちゃうから、気が休まらない」川上さん「私のサードプレイスはカフェです。近所のブックカフェや図書館併設のカフェに行くことが多いです。主人には内緒ですが、たまにこっそり有給も使っています。ぽっかり時間があいても、家にいるとつい家事や掃除をしてしまって…。自分で自分を追い詰めているところもある気がします」和田さん「それなのに、『私だけが大変!』ってムカムカして、旦那さんにあたってしまったりするんですよね…」池井さん・川上さん:「わかる!」川上さん「夫婦円満のためにも、働くママこそサードプレイスが必要だと思います!」どうしても自分のことが後回しにしてしまいがちなワーキングママたち。でも、自分だけの場所で特別な時間を持つようになると、心に余裕ができるのはもちろん、生活そのものへの感謝の気持ちが芽生えるというメリットも。ママがハッピーでいられるということは、家族にとってもうれしいことではないでしょうか。働くママが毎日をいまよりももっと心地よく過ごすためにも、サードプレイスはよい効果をもたらしそうです。
2016年10月05日働き方の多様性が認められつつある昨今、在宅やフリーランスで働くことを希望するママたちが増えています。在宅で働くことのメリットやデメリットを、実際に在宅ワークをしているママたちの声を交えてご紹介します。■「在宅ワーク」ってどんなもの?「在宅ワーク」といっても、その種類や方法はさまざま。自身で開業して自宅をオフィスやサロンにしている方もいますし、会社に雇用されながら自宅で仕事をする「テレワーカー」の方などもいます。そのほか、フリーランスとして活動しているケースも多いよう。主な職種としてあげられるのは、デザイナーやエンジニア、ライター、フリープランナーなど。最近では、ネット上で案件の受注・発注ができる「クラウドソーシング」も充実しています。インターネットとパソコンさえあればどこでも仕事ができる環境になってきているため、フリーで仕事をすることのハードルはかなり低くなりました。■家庭との両立がしやすい「在宅ワーク」在宅ワーク最大のメリットは、ズバリ“時間の融通がきくところ”。「子どもの体調不良や、学校行事などにも臨機応変に対応できる」(群馬県・42歳・デザイナー)という意見のとおり、子どもをもつ女性にとって、家庭内の都合に合わせて仕事ができるのは大きなメリットです。また、仕事が早めに片づけば、その後の時間の使い方は自由。「平日に友人とランチができる」(東京都・32歳・ライター)、「仕事の合間にネイルや美容院、買い物に行ける」(埼玉県・29歳・WEBデザイナー)というように、何をするのも自分の裁量次第です。「転勤や引っ越しがあっても、仕事に影響がない」(埼玉県・31歳・テープ起こし)という意見も多く聞かれました。在宅ワークは、旦那さまが転勤の可能性があるママにとっても、働きやすい環境といえそうです。とはいえ、在宅ワークはよいことばかりではないようで…。次は“デメリット”についてご紹介しましょう。 ■仕事がなくなるかも…の不安がつきまとう「子どもが熱を出したとき、会社勤めであれば、休暇を取って子どものお世話ができます。しかし、在宅であればそうはいきません。納期を守れなければ、今後の仕事にも響きます」(群馬県・42歳・WEBデザイナー)フリーランスで仕事をしていると、一度引きうけた仕事はどんな理由があっても完了させなければなりません。子どもが体調不良で自宅にいても納期は変えられず、睡眠時間を削って仕事をするはめに…というケースも起こりえます。「なかなか仕事が進まない」(埼玉県・29歳・ライター)というように、時間を自由に使えることが裏目に出てしまうパターンも少なくないようです。さらに、「誰にも会わないので身なりに気をつかわなくなった」(群馬県・32歳・翻訳)なんて声も。さらに、「子どもを保育園に入れるのにひと苦労」(東京都・33歳・ライター)という問題も。「自宅で仕事ができる=子どもをみながら仕事ができる」と解釈されてしまいがちなのだそう。都内ではそもそも入園できる枠自体が少ないですし、地方では「在宅ワーク」や「フリーランス」と言っても理解してもらえないことが多くあるようです。そして、「次の仕事がなくなるのが怖い!」という声が多く聞かれました。在宅ワークの場合、仕事単位で受注することがほとんど。継続を約束されているわけではないので、自分でしっかり実績を出せないと次の仕事は得られません。つねに「仕事がなくなったらどうしよう」という不安感につきまとわれながら、目の前の仕事をこなしている…、といっても過言ではないのです。ただ、そのぶん、自分の腕試しにはなりますよ!在宅ワークのメリットとデメリットは紙一重。計画的に仕事を進めることができて、さらに「自分の経験とスキルをもってチャレンジしたい!」というビジョンのある方には、適した働き方だといえます。自分の性格や今後の方向性などをよく考えたうえで選択すれば、自分らしいワークスタイルが手に入れられるかもしれません。
2016年09月30日働くママの平日夕方は、オフィスから急いで帰宅して、家事や子どものお迎えをするなど、時間との戦い! 忙しい中でも食事は体の基礎になるものなので、栄養バランスよくおいしいものを用意したい…と頭を悩ませますよね。そこで、3歳の男の子をもつワーママの筆者が実践中なのが「しりとり常備菜」。しりとり常備菜とは、しりとりのように「ある語から次の語を新たに展開する」要領で、今ある常備菜から次のメニューを展開することです。すでに用意した常備菜をもとに調理するので、同じメニューの連続に飽きるという心配がありません。また、ゼロからの調理に比べて時間も手間もぐっと短縮。忙しい平日の夜には、本当に助かるのでおすすめです。「常備菜づくり」がおっくうにならず気軽に取り組め、そして食べ飽きることなくいただける、コツとレシピをご紹介します。■「しりとり常備菜」のやり方は簡単!・常備菜の味付けは下味程度野菜なら「塩茹でするだけ」など、素材の味をもとにアレンジがしやすい状態の調理を。・平日アレンジで味を変えるたとえば、しょうゆ味・トマト味・カレー味など、そのつど違う味付けにします。プラス材料(肉や野菜)と合わせることで、ひとつの素材を違ったメニューとして楽しめます。筆者の、ある週末の「しりとり常備菜」の準備はこちら。かぼちゃやゆで卵など、週末の夕食にいただく分はこの段階で味付けをし、常備菜分は茹でたり、蒸し煮にしたりして保存容器に入れて冷蔵庫へ。また、これとは別に、ハンバーグタネを多めに作り、常備菜分のミートボールも作りました。<ミートボールの常備菜の作り方>1、その日の夕方に食べる分のハンバーグの倍量でハンバーグのタネを作る(このとき、ナツメグなど香辛料は控えて作ると、いろんな味の組み合わせがしやすくなります)。2、半分は、そのままハンバーグとしてその日に食べる。残り半分のハンバーグタネをプチトマト大に丸めて小麦粉をまぶし、沸騰したお湯で5分ほど茹でる。3、茹であがったら水気をきり、ジップロックに入れて冷凍保存する。次ページでは、このミートボールを活用した平日アレンジレシピを2つご紹介します。 ■平日アレンジその1 「肉団子入りスープ」<材料>・調味料かつおだし 大さじ1酒 大さじ1塩 小さじ半分~1(お好みで)こしょう、しょうゆ 各少々・プラス材料春雨、ネギ、好みのキノコ、小松菜や水菜などの葉物野菜、しょうが<作り方>1、春雨は熱湯でもどして水気を切り、キッチンはさみなどで食べやすい長さに切る。2、鍋にかつおだし汁(お水に市販のだしパックなどでもOK)を入れ火にかける。3、酒、好みのキノコを加え、沸騰してきたら冷凍状態のままミートボールを加える。4、再び煮立ったら、春雨と、3cm幅に切った葉物野菜を入れ、塩こしょうで味をととのえる。5、仕上げに千切りのしょうがとしょうゆ少々を加え、ネギを散らす。■平日アレンジその2 「ミートボールの酢豚風炒め物」<材料>・調味料めんつゆ 大さじ1.5トマトケチャップ 大さじ1.5酢 大さじ1.5・プラス材料ピーマン、パプリカ、シイタケなどのキノコ類、玉ねぎ<作り方>1、ピーマン、パプリカ、玉ねぎは1.5cm角に切り、キノコ類は食べやすい大きさに切り分ける。ミートボールは電子レンジで解凍する。2、フライパンにごま油をひいて野菜を炒め、火が通ったらミートボールを加えて炒め合わせる。3、めんつゆ、ケチャップを加えてまぜ合わせる。夕食のハンバーグを作ったついでに、同量のタネでミートボールを常備菜として作っておき、月曜、火曜はその半量ずつ使って和風、中華風に味付け。1度に作ったものを3日活用できます。ミートボールはいろいろな野菜とも相性がよいので、栄養バランスにもすぐれたメインになりますよ。ぜひ、試してみてくださいね。(マムズラボ)
2016年09月30日働くママの多くが、子どもの預け先として保育園を選びます。でも、最近では預かり保育などの充実もあり、あえて幼稚園を選ぶ働くママも増えてきました。共働き家庭がほとんどの保育園とは違い、幼稚園に子どもを通わせながら仕事をするには、選ぶ際に大切なポイントがあります。働くママが幼稚園を選ぶとき、チェックすべきポイントを知っておきましょう。■幼稚園の預かり保育 費用はどうなっているの?保育時間が9時から14時くらいまで、というイメージのある幼稚園ですが、最近では預かり保育を行っている園も増えています。中には早朝の預かり保育に対応してくれたり、夜も19時頃までOK、という幼稚園も。ただし、このとき気をつけなければいけないのが、預かり保育にかかる費用です。一般的に3歳以降は保育料が安くなる保育園と比べ、幼稚園では通常の保育料に加えて預かり保育の費用がかかります。たとえばフルタイムで、平日全て預かり保育を利用するとなると、かなり費用がかさんでしまうことも。保育園よりも割高になるケースもあるため、トータルでの費用を事前にシミュレーションしておきましょう。■平日開催の行事をチェック幼稚園は平日開催の行事が多いもの。問題は、その行事に、保護者の参加や手伝いが必要かどうかです。バザーへの出品や運動会の準備などのお手伝い、親子遠足、保育参観といった保護者参加行事。そのような平日のイベントがあまりに多いと、仕事に支障をきたしてしまうことにもなりかねません。行事への保護者の参加の頻度は、園によってバラつきがあります。できるだけ事前にリサーチしておくとよいでしょう。■習い事をさせたい場合は課外教室に注目働くママの悩みのひとつが、子どもの習い事問題です。仕事のある平日に習い事の送迎をするのは難しく、かといって休日に習い事を集中させると、家族で過ごす時間が少なくなってしまいます。そんなときに注目したいのが、幼稚園の課外教室です。園によっては外部の講師を招くなどして、通常の保育時間後に課外教室を開催しているところがあります。その内容は、体操、絵画、英語、バレエ、ピアノ、サッカー、習字などさまざま。保育時間終了後にそのまま参加できるので、子どもを送る手間も省けます。子どもの習い事を考えるなら、幼稚園にどんな教室があるのかに注目して、上手に活用してみてはいかがでしょうか。■幼保一体型の認定こども園とは?幼稚園と保育園、両方の機能をあわせもつのが認定こども園です。入園にあたっては3つの認定区分があり、「保護者の就労などにより保育を必要とする子ども」の場合は、2号(3歳以上)または3号認定(3歳未満)という保育認定になります。保育認定の場合は入園手続きも保育園と同じく市役所等の自治体で行い、就労証明書などの書類も必要になります。ただし園によっては直接入園申込みを行うケースもあるため、事前にお住まいの自治体に問合せをしておきましょう。また、「認定こども園は働くママが利用しやすいはず」と安心してしまいがちですが、保育園に比べれば、やはり行事やイベントが平日に行われることは多いようです。園のカラーはさまざまなので、幼稚園を選ぶとき同様、できるだけ事前にリサーチしておきたいですね。
2016年09月23日保育園とは雰囲気や制度も違う学童。来年から小学生になる子どもを持つママなら気になることだと思います。今日は学童について緊急調査。通わせてよかったことや安心だったことについて、先輩ママが教えてくれました。Q.お子さまを放課後児童クラブ(学童保育)に通わせてる?1.通わせている・通わせる予定 39.7%2.通わせていない・通わせる予定はない 54.5%3.その他 5.8%やや通わせていない人が多い結果に。でも、これは母親が働いていないからという理由がほとんど。共働きの家庭では預けなければ仕事ができないので、必然的に通うことに……。さて、その実態とは?■家ではできない体験が学童でできる季節の行事や将棋に一輪車。どれも親がやってあげられればいいですが、時間的にもそうはいきません。また、大勢でやるからこその楽しみや、みんなで競争して上達するということもあります。「迷わず入学と同時に入室しました。一輪車など普段時間がなくて付き合ってあげられないことも、学童で練習してなんでもできるようになって帰ってきます。学童様様です」(東京都 40代女性)「共働きなので、預けています。近くに遊ぶ公園などがないため、学童クラブが幼稚園と兼ねているので、友達と思っきり遊具で遊んだり、先生方から昔の遊びを教えてもらったりと子供は楽しんでいます」(千葉県 30代女性)「私立の学童に通わせています。帰宅時間が7時なので私立の学童ではないと間に合わないから。いろんなイベントを企画してくれてありがたいです。外で身体を動かしたり、将棋やオセロ、トランプなどで遊んでゲームなどできないようになっています。」(神奈川県 50代女性) ■子どもが一人で家にいる不安も解消家と職場が遠ければ遠いほど気になるのが、「もし子どもに何かあったら」ということです。事件や事故に巻き込まれたり、災害のときなどは大人がいる施設にいると安心です。「この物騒な世間、一人で家に居させるのは心配でした。いろいろありましたが、家庭ではできない経験ができたかと思っています」(広島県 40代女性)「通わせていた。東日本大震災の時は、自宅で一人で待っていたらかなり心配だったけど、学童にいたので、避難する・待機するなどの大人の判断が仰げる場所なので安心だった。普段よりお迎えが遅くなったけど、先生も残って待っていてくれたし、おやつを夕飯代わりに出してくれたので子供は一人ぼっちにならず、少しお腹も満たせ、大変ありがたかった」(神奈川県 40代女性)■料金が安ければ預けたい!そしてもっとも気になるのが料金。自治体によっても違うようで、月に2000円というところから、1万円以上というところまでバラつきがありました。「もっと、安くあずけられたらいいですよね。がんばって、働いても、学童に1万円以上かかっては、働いてる意味がないとおもいます」(千葉県 40代女性)「放課後利用のみ利用したいので利用料金を見直してほしい。料金を考えるとなかなか預けにくい」(滋賀県 40代女性)------Q.お子さまを放課後児童クラブ(学童保育)に通わせてる?集計期間:2016.04.14〜2016.04.21アンケート回答数:11177件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2016年09月16日働くママにとって、家族の夕食づくりは日々の最大の難事。仕事を終えてダッシュで帰宅、そのまま夕食の準備に取りかかり、食べはじめるころにはぐったり…。そんなママも多いのではないでしょうか。家計のやりくりをしながら、栄養バランスを考えて毎日献立を考えてつくるのは大変です。そんなときに役立つ簡単テクを紹介します。■「家庭の味」を3つ決めるしょうゆ味、みそ味、塩味というように、「うちの味つけはこれ!」と決めてみましょう。ラーメンのようですが、最低この3つの味つけさえあれば、どんな食材もバリエーション豊かなメニューになります。それぞれ使う調味料の分量を決めたらメモをして、キッチンの近くに貼っておくといいでしょう。毎回スマホでレシピを確認しなくても、刻んだ野菜や肉と「○○家の味」にするための調味料を入れるだけで、家族がよろこぶ献立が完成します。「急いで食べさせなくちゃ!」と目分量で適当につくってしまったり、簡単そうだからと初めての味つけに挑戦したりすると、できあがりがイマイチになってしまうことも。せっかくがんばったのに、気持ちはブルーという事態は避けたいですよね。大切なのは、めずらしかったり見た目がよかったりする献立よりも、おなかがいっぱいになる「家庭の味」にすること。メモを見て頭を使わずにシステマチックに作業をするというのは、事務的で味気ないと思ってしまうかもしれません。しかし、これが忙しいママにとっても家族にとってもハッピーなことなのです。■基本メニューを決めるうちの家族はこれさえ食べさせておけば大丈夫! という、“基本メニュー”をあらかじめ設定しておくのもおすすめです。我が家の場合はスープとごはん。スープは、市販のめんつゆを使います。冷蔵庫にある野菜と肉(たまにエビやイカ)を細く薄く刻んだら、めんつゆの入った鍋に入れて食材に火が通るまでゆでるだけ。玄関からキッチンへ直行して準備をすれば、10分で食卓に並べられます。スープとごはんだけでも、野菜がたっぷり入っていれば、大人でも満腹に。市販の粉末だしにしょうゆやみそを加えるなどアレンジもできます。急な残業で帰りが遅くなってしまっても、「すぐできるからね!」と笑顔で言えるメニューをもっておくと、気持ちもグッと楽になります。■献立を考える手間が省ける「宅配キット」を利用する決められた献立に使う材料が人数分セットになった夕食宅配キット。献立に悩まされることもなく、また、煮たり焼いたりの調理は必要なので、「家族の夕食はできあいのおそうざいではなく、自分できちんとつくりたい」というママの気持ちも満たしてくれる優れものです。筆者が利用している「ヨシケイ」は、レシピと食材がセットになって家に届くサービスです。栄養士による献立のため、栄養バランスもしっかり。即日注文・配達はできないので、1週間くらい前までにサービスを使うか決めなければいけませんが、週1日から7日まで、日数を選べるので便利です。ほかにも、有機野菜など、おいしさにこだわった旬の食材メニューが20分でつくれる「キットオイシックス」や、週3日から利用できる「コープデリの料理キット」が働くママに人気。1食分のコストが明確なので、毎月の食費の管理がしやすくなるというのもメリットです。悩むとキリがない毎日の夕食づくりも、シンプルにルーチン化してしまえば負担が少なくなるのではないでしょうか。がんばりすぎて疲れちゃった…という方は、ぜひ実践してみてくださいね。
2016年09月06日洗濯物が乾きやすく、体がぬれても冷えにくい夏は、子どものトイレトレーニングにもっとも適した季節といわれています。働くママの場合は保育園でもトイレトレーニングを進めてくれるため、「園にお任せでOK」と思っている人もいるかもしれません。しかし、園にまかせっきりのままでは、うまくトレーニングが進まなかったり、園ではトイレに行けるけど家ではできない、ということにもなったりしがち。園と連携して、上手にトレーニングを進めていきましょう。■保育園でのトイレトレーニングの様子をリサーチ保育園では、子どもの年齢や状態にあわせて、最適なタイミングでトイレへの声かけをしてくれます。でも、「園でトイレトレーニングがはじまった」と聞いて、「じゃあこのままお任せで」と安心するのはNGです。週末や夏休みなど、家で過ごすときには、やはり自宅でもトレーニングが必要です。園でトイレトレーニングを進めているのに、休みの間はずっとおむつのままでは、効率良くステップアップをしていくことができません。また、人によってやり方がちがうと子どもも混乱してしまいます。まずは、保育園でのトイレへの誘い方、声かけのタイミング、子どもの様子などを保育士さんにリサーチするといいでしょう。休みの日でもできるだけ園と同じタイミングでトイレに誘い、子どものやる気を上手にアップさせてあげましょう。■保育園との連携で上手にトレーニング家でのトレーニングの様子は、連絡帳などを活用して保育園と共有を。誘い方のコツなどがわからないときは、保育士さんに相談してみましょう。保育園からは「トイレに行けるようになった」と言われているのに、自宅のトイレではなかなかうまくいかない…。そんなときは、自宅のトイレを保育園と同じようにデコレーションしてみるのもひとつの方法です。保育園のトイレは、ドアや壁にかわいらしいイラストなどがあしらわれていることも多いもの。シールや紙を貼って同じようにデコレーションすると、子どもが嫌がらずにトイレに行くようになった、という声も多いようですよ。■うまく進まなくてもイライラしない保育園ではできるのに家では失敗したり、トイレで成功したと思ったのに急におむつに逆戻りしてしまったり…。トイレトレーニング中はなかなかうまくいかないことも多く、ママもイライラしてしまいがちです。でも、そこで厳しく子どもを叱るのはやめたほうがいいでしょう。日ごろ保育園でがんばって集団生活を送っている子どもにとって、家でママといる時間は大切なリラックスタイム。ママと一緒だからこそ、つい甘えも出てしまうのかもしれません。イライラや落ちこみはぐっとおさえて、ゆったりとした気持ちで見守ってあげられるといいですね。
2016年08月31日アメリカでは長い夏休みを乗りきるため、ママたちが子どものアクティビティ探しに必死になります。それは、夏休みをどう過ごすかで、子どもの成長に大きな差が出るといわれているから。毎年予約が殺到するくらい人気があるのが「サマーキャンプ」です。サマーキャンプとはどういうものなのか、気になるアメリカの夏休み事情とともに紹介します。■アメリカの夏休みは2ヶ月以上アメリカの夏休みは、とにかく長い! 長すぎる夏休みが問題になり、以前は6月から8月まで丸々3ヶ月あった夏休みも、州や市によっては5月下旬から6月にスタートして8月上旬までの2ヶ月ちょっとに変更するところも増えてきました。それでも長いですよね。日本との大きなちがいは宿題がないことです。勉強も遊びも自分次第。夏休みの過ごし方は、子どもの成長に関わってきます。ママたちが必死になるのも無理はないでしょう。■キャンプだけどキャンプじゃない?アメリカでは共働きが多く、夏休み中の子どもの居場所に頭を悩ませている人も多いようです。日本では子どもが留守番して過ごすこともあるかもしれませんが、アメリカでは12歳になるまで子どもだけの留守番は法律で禁じられています。そこで人気なのがサマーキャンプ。テントで寝泊まりするキャンプではありません。夏休みで空いている高校や大学の教室、市のコミュニティセンターなどで開催される学習プログラムです。算数や理科などの勉強だけでなく、スポーツ、音楽、アート、クラフトなど内容は多彩。期間は3日間、数週間、1ヶ月間などさまざま。プログラムの時間帯も午前中だけ、朝から夕方までなどいろいろとあり、共働きの家庭にはとても助かります。デメリットは利用料金が高いこと。期間や内容にもよりますが、複数のプログラムを選ぶと数万円かかります。わが家の場合、今年は子どもに参加したいキャンプを選ばせることにしました。子どもが選んだのは、アートキャンプとマーシャルアーツキャンプ(空手などの武道)。毎年大人気のサイエンスキャンプ(理科)やサッカーキャンプに比べると申しこみもスムーズで、料金も各100ドル以下でした。まずアートキャンプからスタートし、マーシャルアーツキャンプと続きます。その次もなにかないかと考えて、結局サッカーキャンプも申しこみました。この夏、サマーキャンプにかかる費用は約350ドル。長い夏休みを乗りこえるためには、しかたない出費です。■ママたちが必死になるバケーション計画大人もきっちり休暇を取るお国柄。約10日から2週間のバケーションを楽しむ人が多いです。仕事と休暇のバランスを考えたワークスタイルは、日本から見るとうらやましい限りですよね。子どもがいる家族に人気のバケーション先は、アミューズメントパークがある場所。ディズニーワールドでおなじみのフロリダやロサンゼルス、サンディエゴなどが人気です。 アメリカ人はエンターテインメントが大好き。親子で楽しめる旅行がいちばんです。アメリカのママたちと話すと、夏はバケーションの話題で持ちきりです。ディズニーランドに行ったらどこのホテルに泊まり、どの店で食事して、帰りにどこのビーチに寄るか、プランを熱く語ります。じっくり計画を立ててバケーションに出かけるのがママたちの楽しみであり、醍醐味なのです。夏休み明けにはバケーションの自慢話で盛りあがるのもお約束。バケーションに行かないと、ちょっとむなしくなってしまいます。アメリカの夏休みは勉強も遊びも自分次第。子どもの成長に関わる大イベントをどのように過ごすか、ママたちは大きな課題を抱えているのです。
2016年08月26日待機児童問題が深刻化しており、働くママや働きたいママにとっては対策が気になるところです。認可保育所が増えるのが一番ですが、さまざまな弊害もありただ増やすというわけにもいかない現実があります。そんな中、待機児童問題の対策としてサービスが多様化しています。どんなサービスがありそれぞれどう違うのか、知っておきましょう。東京都では「認可保育所」と「認証保育所」がある“認可保育所”とは国が職員や施設面積などの基準を定め、それらを満たしていると認可を受けて都道府県が設置することのできる保育所です。保育料が比較的安いことが魅力ですが、フルタイムの正社員ではないと入るのが難しかったり、土地や保育士を確保することが必要で増設が難しかったりするという一面があります。それに対して東京都では、都の独自基準で設置できる“認証保育所”という制度を利用しています。認可保育所と比べると、職員の保育士率が少ない、園庭がない施設が多い、利用料が高いなどのデメリットがあります。しかし開所時間が認可より長かったり、認可保育所にはない施設もある0歳児クラスがすべてにあるなどのメリットもあります。実際には認可保育所に入れなかったママが利用するケースが多いようですが、認可が入れないから働けないという現実を一時的にでも打破してくれるという点は嬉しいですね。小規模な保育サービスで働くママをサポートここ1~2年で国が普及を進めているサービスに、マンションの一室などを利用する「小規模保育」や、個人宅で預かる「家庭的保育」などがあります。利用は原則0~2歳と定められていますが、認可などでも人気倍率の高い時期にこの様な預け先があるということは助かりますね。認可保育所に比べて開園までの準備期間が少なく済むということで、今後増加が期待されています。マンションや自宅での保育となるので当然園庭などはありませんが、安全に遊べる公園が近くにある立地を選んで開園すればまだ幼い時期の保育にはさほど問題とはならないでしょう。ベビーシッターの需要が増加している金額の負担はかなり増えますが、ベビーシッターの需要も近年増加しています。保育園では対応できない早朝や夜の時間帯であったり、病児保育の対応が柔軟であったりということが人気の理由となっています。自宅に来てもらうという不安もあるかもしれませんが、個人と契約するのではなく専門企業が仲介しているところに登録すれば、安心して利用できると思います。身内にも頼れずどうしても子どもを見てほしいという時に、こういったサービスに登録しておけば臨機応変に対応ができるでしょう。 実際、私の母がシッター業に登録して1年ほどになります。自宅に出向き子どもの面倒を見るだけではなく、依頼者の希望によっては保育園や習い事の送り迎えや、食事を作ることもあるそうです。逆に「食事は自分で作りたい」というママのお宅では、温めて子どもに提供するだけということもあるそうです。インフルエンザが流行した時期には需要が増加しとても忙しかったそうです。待機児童のない世が一番望ましいかもしれませんが、現実としてすぐにそうなるのは難しいでしょう。働き方やライフスタイルに合わせたさまざまなサービスをうまく活用することで、働くことを諦めず輝けるママが増えてほしいと思います。
2016年08月15日夏休み真っ最中。小学生ママや、幼稚園の延長保育を利用しながら働いているママにとって、子どもの長期休みは死活問題。基本的に夏休みのない学童保育も、学年が上がると通えなくなったり、子どもが「毎日学童に行きたくない」と言いだすことも。子どもが夏休みだからといって、ママが仕事を休むわけにはいきません。困ったときの対策法をご紹介しましょう。■実家や親戚宅に泊まりで預ける長期休み中の子どもの預け先で多いのが、実家や親戚宅。おじいちゃん、おばあちゃんと一緒なら子どもものんびり過ごせますし、ママも安心ですよね。気軽に行き来できないような遠方に実家がある場合は、子どもだけ泊まりで預かってもらえないか相談してみるのも手。自宅とは違う場所で過ごす、夏休みならではの“スペシャル感”は、子どもにとっても良い思い出になります。また、「1人でお泊まりできた」と自信がつくきっかけにもなるはず。園や学校の宿題がある場合は、持たせるのを忘れずに。■夏休み中だけ民間保育園を利用する長期休みのない保育園とは違い、幼稚園には夏休みがたっぷり。普段は延長保育に対応している幼稚園も、夏休み期間内は子どもを預けることができないケースは多いようです。そんなときは、近隣に一時利用ができる民間保育園がないかを探してみては。認可外の民間保育園なら、幼稚園に在園していても、一時預かりや1ヶ月だけの利用などが可能な場合があります。少々費用はかさみますが、ここは仕方ないと割り切って。 ■お留守番の際はルールをしっかり決めておく子どもが小学生になると、1人でお留守番をさせる機会も多くなるかもしれません。事前に、お留守番のルールを親子でしっかり話し合うことが大切。まず、玄関のインターフォンや電話には、原則として出ないのがベスト。留守番中の子どもに、ガスや水道の業者、警察官などと偽りドアを開けさせようとする不審者の可能性も考えられます。家族の連絡には子ども用の携帯電話などを用意し、固定電話には出なくていいと伝えましょう。また、学校が休みだと、親がいない間に子どもの友達が遊びに来て、家がたまり場状態になってしまう危険も。トラブルを避けるためにも、親の不在時に友達を家にあげたり、同じように保護者がいないお宅に遊びに行ったりするのは原則NGです。親子ともに仲の良い相手など、「子どもだけで家で遊んでいい」とする場合は、入ってはいけない部屋や時間のルールなどをきちんと決めておきましょう。■サマーキャンプやサマースクールで子どもも成長既にご存じの方も多いとは思いますが、夏休みシーズンには、子どもだけで自然体験ができるサマーキャンプが数多く開催されています。来年度に向けて、余裕を持って今からリサーチしておくのもおすすめです。コースにもよりますが4歳くらいから参加でき、期間もさまざま。海や山、川遊びのほか、農業体験や動物の飼育体験などがプログラムされているものもあります。同じ年頃の仲間と自然の中で過ごすことで、きっと一回り成長できるはず。また、英語に興味がある子におすすめなのが、プリスクールやインターナショナルスクールで開催される「サマースクール」です。夏休みならではのイベントも多く、楽しみながら英語に親しむことができますよ。毎年やってくる子どもの夏休み。ママも子どももなるべく無理せず、乗り切っていきたいですね。
2016年08月10日働くママにとっては不安でいっぱいの職場復帰。出産前とは同じように働けないかもと、出産を機に退職を決意する女性もたくさんいます。そんな「働きたいけど働けない」という女性をテクノロジーの力でサポートしたい!とGoogle 社員の思いから生まれたのが、「Women Will Japan」の取り組み。Google でWomen Will プロジェクトのプロジェクトリード、二児のパパでもある山本裕介さんにお話をうかがいました。山本裕介さん働く女性にとって日本はまだまだ発展途上山本さん(以下、山本):「Women Will」というプロジェクトは、テクノロジーで女性の社会進出を支援するというミッションを持ち、アジア各国で活動しています。日本では、インターネットがある程度どの世代、性別でも浸透していますが、国によってはまだまだインターネットの活用が少なく、誰でも必要な情報にアクセスできるようにインターネットの浸透率を高めていく活動が必要です。しかし、日本では、浸透率を高めるよりも伝えるべきことがありました。働く女性や周辺の人たちが、テクノロジーを活用することで具体的に何ができるかに気付いて、理解してもらいたい。たとえば、社外から会社のメールにアクセスできない、テレビ会議のシステムはあるけど活用されていない…活用されていれば、働く場所、時間がもっと自由になりますよね。育児中の女性も働きやすくなるのではないでしょうか。実際、アンケートでも、25〜49 歳の女性は「時間や場所に関する制限」で仕事を続けられないと判断していることが多いとわかりました。もし、在宅勤務ができれば、通勤に長い時間をかける必要がなくなり、勤務エリアの問題もなくなります。子どもの病気で出勤できなくても、ミーティングの時だけテレビ会議に参加できるような環境があれば、働き続けられる人がもっと増えるはず。私たちは、テクノロジーでこういった問題は解決できることがあるのではないかという仮説を立て、テクノロジーの力で問題を解決するため、2014 年 10 月に「Women Will」の取り組みを始めました。先ほど話したアンケートでは、もう一つの気づきがありました。在宅勤務やフレックスなどの制度を持っている会社のうち、テクノロジーが活用されている会社の場合、ずっとこの会社で働き続けたいと思う社員が多いのです。テクノロジーを活用したことで働きやすくなる。プライベートの時間もとれるようになった。仕事の生産性を上げることも大切だけど、育児中の女性に限らず、みんながハッピーになれる。当たり前なことですが、一方で実現できていない会社があることもはっきりわかりました。制度やテクノロジーを導入してみたけど、活用されていない。こうした会社には「活用できる」文化を作っていく必要があります。どうすれば文化ができるのか…パートナー企業と問題解決に取り組む「未来への働き方コンソーシアム」山本:ひとつの解決策は「未来への働き方コンソーシアム」です。Women Will に賛同してくれた企業に実際にテクノロジーを活用するモデル部署を選んでもらいます。そこでのIT活用の実践と検証、そしてその結果を公開する、これが Women Will の取り組みのひとつ「未来への働き方コンソーシアム」。広島県庁では女性が活躍するにあたり何がハードルになっているのか職員にアンケートをとりました。「担当者にしかわからない仕事が多く、個人業務の時間確保のため、残業になりやすい」などの、実は男女に関係ない全体の生産性や効率に関する問題が出てきたのです。さまざまな企業が参画し、働きかた改革を行っているそこで、「スケジューラー」を使ってお互いの予定が見えるようにしました。はじめは自分の予定をシェアすることに抵抗感があったものの、半年試験的に利用してみて事後アンケートで効果を検証すると、部署全体の生産性・効率性が上がっていました。お互い何をやっているかわかるようになり、管理職も部下が何をやっているかが常に見えるため評価しやすくなったそうです。これにより、職員の仕事に対する満足度も上がった。さらに、プライベートの予定もスケジューラーに入れる文化ができ、お互いのプライベートを尊重する空気が生まれたそうです。仕事のやりがいだけでなく、プライベートの充実度まで上がったこともわかりました。「このテクノロジーは便利だよ」ではなく、「どう使えばいいのか」「何が解消できるのか」、実際に触って業務に取り入れてもらう。効果を感じれば、「使い続けよう」と思っていただけますし、他の部署も「うちも導入してみよう」になりますよね。そして “企業カルチャー”になっていく。「未来への働き方コンソーシアム」では、こうしたパートナーの成功事例を公開しています。どんなことをやっているのか、実際に効果が出ているのか、それがわかれば「自分たちもやってみよう」と思いやすいですよね。今後もより実例を増やしていきたいです。ワーママにとってハッピーな職場=誰もがハッピーに働ける職場「働くママが特別な存在じゃなくなるといいなと思います」これは動画に登場する職場復帰したママの生の声。そう、働くママが一番望むことは、子どもがいても普通に働くことができる環境なんですよね。山本:Women Will Japan のもう1 つの取り組み「Happy Back To Work」は2015 年3月に始動。誰でも「働く女性をハッピーにするアイデア」を投稿できるサイトを作りました。ここで重要なのが、「育児中の女性に活躍してもらう」と考えていること自体が、明らかに育児中の女性を特別扱いしている」ということです。育児で大変なときでも本人はみんなと一緒に働きたい、と考えている。誰もが働きやすい職場であれば、育児中の女性も働きやすくなるのではないでしょうか。そんな柔軟で誰もが働きやすくなるようなアイデアを集めています。「長時間働いた人がえらい、そんな空気、やめませんか?」といった意識に関するものもあれば、「18時以降は会議を禁止しよう」「退社する時にすみませんと言うのをやめよう」といったような、具体的にもっとこうしたらよくできるよね、というような具体的なアイデアもあり、現時点で5000 以上のアイデアが寄せられています。でも、アイデアを集めただけだと「ふーん、できたらいいよね」で終わってしまいますよね。Happy Back to Work ではさまざまなアイデアを募集している「未来への働き方コンソーシアム」と同じく、実践することが大事。だから、アイデアを実際にトライしている企業にサポーターになっていただいています。現在、1000 社以上のサポーター企業が、集められたアイデアを実践。こうしたアイデアも実践していきながら、少しずつでも社会を変えていくきっかけにしていきたいんです。アイデアはどなたでも投稿でき趣旨に賛同いただればどなたでも参加いただけます。みんなで社会課題に取り組み、「Happy Back To Work 」を社会的なムーブメントにしていきたいと考えています。筆者自身も子どもを保育園に預けて働いているワーキングマザーです。自分のまわりにも勤務エリアなどの問題でやむを得ず仕事をやめたママがたくさんいます。復帰当初は毎日が綱渡り状態で、仕事を続けるべきかどうか何度も悩みました。そんな想いがあったので、山本さんのお話しがとても興味深く感じました。次回からは、「Happy Back To Work」のアイデアを実践しているサポーター企業の取り組みをご紹介していきます!Google Women Will 公式サイトライター:柏木 真由子
2016年06月24日最近、30代女性が会社でのキャリアを捨てて、海外留学をする人が多いと良く聞きます。それを男性管理職のみなさんは、とても不思議に思うようで、会社にいた方が安泰で、将来を約束されているのにと。今、企業でも女性管理職を30%増やすという政府からの指針で、女性活躍推進なるものが、掲げられてるんですね。まー斜め読みすれば、政府が推進を働きかけないといけないくらい、推進が難しいということなんでしょう。だからその中で得られるキャリア、というのも、そんなの多くは望めないし、女性は色んなライフイベントで、男性のように、ずーっと同じようには働く事が出来ない。キャリア志向の女性のもその会社で出世したとしても、先は見えている、という諦めとというか、ぐったり感っていうのかな、閉塞感のようなものを感じているのかなと思います。『この会社にずーっといても、あのおじさん達と同じになるのか・・・』という閉塞感があるようです。そんな思いから、このままこの会社にいても仕方が無い。もっと自分の可能性を見てみたい、という思いから海外留学という道を選択する人も多いようです。それに、古い企業はまだまだおじさん達のの世界で、あらゆるライフステージの女性が働きやすいかと言えばそうじゃない。今、空前の女性起業ブームが起こっている事を知っていますか?そんなところから多くの女性が、企業という場から、自分で働く起業や、在宅仕事に目が向き始めたんでしょう。ある意味、私は女性の方が働き方は自由に出来ると思います。会社での出世欲がある人も男性より少ないし、色んな事にチャレンジが出来るとも言えます。筆者自身も転職回数は8回に登りますが、それも女性だから簡単に出来た事かもしれません。起業する女性が増えたのも、キャリアに対する柔軟性があるから。そして女性マーケットの中で成功する人も出て来ています。会社に務める、パートに出る、アルバイトをする、という働き方の他に、起業する、フリーランスになる、という選択をする人が増えているのもその証拠です。政府が推進しても、中々時代は変わらない。ならば、自分たちから変わろう!と思っている女性が、これからも増え続けるでしょう。好きを仕事に、というのも一時ブームになりました。それが今は「自分らしく働く」というのがキーワードになっています。仕事も人生の一部です。自分らしく生きるには、自分らしく働く事も大事。それに気がつく女性はこれからも増え続けるでしょう。
2016年06月21日働くママにとって、子育てと仕事を両立させることは大変です。仕事が終わって急いで保育園へ、というママも多いのでは?そんなとき、子育てと仕事どちらにも使えるマザーズバッグがあると便利です。普通のバッグに比べて収納性に優れ、子育てに不可欠なマザーズバッグ。しかし、マザーズ バッグには可愛らしいデザインのものが多く、仕事へ持っていくには不向きです。忙しいママにとって、2つ以上のバッグを使い分けつつ仕事と子育てを両立さ せるのは大変……。そこで今回は、働くママにおすすめのマザーズバッグを紹介していきます。初めてマザーズバッグ選びをする方も、今使っているものを替えたいと考えている方も、ぜひ参考にしてみてください。仕事帰りにそのまま保育園へ、そんなママにオススメのバッグマザーズバッグの多くは、可愛らしいデザインなのが魅力的。トートバッグタイプやリュックタイプなど、形で選べるのはもちろん、デザインから好みのバッグを選べるというのが嬉しいですよね。しかし、子育てをしながら仕事も両立しているママにとっては、マザーズバッグと仕事用のバッグの使い分けが難しいこともあります。特に、子どもを保育園へ送ってから仕事へ行く、仕事が終わってから保育園へ迎えに行くというママであれば、毎回バッグを持ち替えるのはとても面倒です。そんなママには、仕事にも持って行けるシックなデザインのバッグをオススメします!MK MICHEL KLEINキャリアボストンバッグ淡いベージュやブラックなどをベースとした「キャリアボストンバッグ」であれば、仕事へ持って行っても違和感がありません。さらに、このバッグはフェイク レザー仕立てなので、上品なイメージを持たせることができます。持ち手は余裕のあるサイズのため、手に提げて持ち歩くことができるほか、そのまま肩にかけることもできます。子育て中に多くの手荷物を持つとき、肩にかけられるというのは嬉しいポイントですね。イタリア製本牛革の「LADIES BAG」もまた、仕事持ちと子育て両方に使えるバッグです。洗練されたデザインは、仕事場へ持って行くのにピッタリ。バッグのマチは大きく、なかにファス ナー付きのポケットがついているため、マザーズバッグとして使用するにも十分な収納性があります。広いスペースには、おむつやおしり拭き、着替え、哺乳瓶 などをしっかり収納することが可能です。こういったバッグを使えば、持ち替えの手間がなくなり、仕事と子育てを両立させやすくなります。一見するとマザーズバッグには見えないかもしれませんが、収納性や機能性のしっかりしたバッグなら、マザーズバッグとしての役割を十分に果たしてくれるのです。日々忙しいママにとって、便利なアイテムといえるのではないでしょうか?続きを読むライター:フフルルマガジン
2016年06月11日マンダムはこのほど、「ワーキングマザーとノンママ(育児中の子どもがいない働く女性)」に関する意識調査」の結果を発表した。同調査は4月、全国の25~44歳の働く女性1,000名を対象にインターネットで実施したもの。夕方5時からの時間をどのようにとらえているか尋ねると、ワーキングマザーの1位は「バタバタする時間」(24.0%)、2位は「追われる時間」(16.6%)、3位は「やりきる時間」(11.2%)だった。ノンママの1位は「プライベートな時間」(27.2%)、2位は「やりきる時間」(22.6%)、3位は「落ち着く時間」(15.8%)となっている。夕方5時から翌日までに、やり残したら後悔することは何かを尋ねたところ、最も多い回答は「睡眠」(43.5%)だった。2位には、「お風呂」(40.7%)をおさえて「メイク落とし」(43.1%)がランクインした。夕方5時からの時間に何を求めるかを聞くと、1位は「効率」(24.3%)、2位は「癒やし」(19.9%)、3位は「ゆとり」(15.3%)だった。「時短」は9.7%にとどまっており、単なる時間の短縮だけではなく、質にこだわりつつ、限られた時間を有効活用するために「効率」を求めていることがうかがえる。
2016年06月03日働くママの朝は大忙し! ゆっくり服を選ぶ時間なんてとてもじゃないけど無い…。そんなママにおすすめしたいのが「オールインワン」。1枚持っていると、とっても便利。平日の朝、上下のコーディネートを考える手間が省けるだけでなく、子どもと遊んでいる最中、かがんで腰やお尻がチラ見えする心配もありません。今回は、オフィスでも浮かないように、デザインとシルエットがきれいめな5着を編集部が厳選してみました!・レース×ストライプレーストップスで女性らしさを出しつつ、ストライプで脚長効果も出せるタイプです。ノースリーブにクロップド丈のすっきりとした作りで、大人のオールインワンコーデが楽しめます。何にでも合わせやすいホワイトは、色みのあるカーディガンやジャケットを羽織ってさまざまなアレンジが楽しめるので、家族旅行にも1着あると便利です。・小花柄花柄プリントや袖の大きなフリルがフェミニンなアイテムですが、パンツ部分が裾すぼまり型の黒なので、子どもの送迎時の自転車でも意外に使いやすい一着です。アースカラーのカーキは、今年の流行をおさえつつ、甘すぎないスタイルになります。・スキッパーシャツデザイン一見シンプルに見えて、両胸のフラップポケットや襟のスキッパーシャツデザインなど、実はこだわりのつまったオールインワン。形はカジュアルですが、上品なとろみ感が女性らしさもしっかりおさえています。 汚れが目立たない色なので、足元をスニーカーに履きかえれば休日の子どもとの公園遊びにも重宝します。・ぺプラム×テンセル素材レースのペプラムトップスとクロップドデニムをコーデしたような、ドッキングデザインがおしゃれなタイプ。トップス部分にはレース生地を、パンツにはテンセル素材を使った爽やかな風合い。旦那さんウケも良さそうです。・タック×ワイドシルエット絶妙なバランスでタックを施し、ニュアンスたっぷりに仕上げられたオールインワン。流行のワイドシルエットはリラックスムードが出るため、オフィスでも着るなら上品なベージュがおすすめ。黒ヒールパンプスなどの女性らしい小物を合わせれば、こなれ感が増します。働くママにとって、いいことだらけのオールインワン。「毎朝の服選びが面倒…」と感じていたら、きれいめのタイプをチョイスして、服選びだって「時短」しちゃいましょう!1ページ目掲載商品: アンドクチュール ストライプPTオールインワン(サックス×ネイビー) / バーンデスト OG小花柄オールインワン (カーキ) / AULI 2ページ目掲載商品: ミリタリースキッパーオールインワン (カーキ) / AG by aquagirl アンドクチュール テンセルボトムオールインワン(シロ×インディゴ) / バーンデスト ノースリーブワイドオールインワン (サンドベージュ) / AG by aquagirl 取材協力:ロコンドすべての写真:© LOCONDO,Inc.
2016年05月30日こんにちは。キャリアコンサルタントの上田晶美です。育児休業から復帰したママたち! お疲れ様です。ほんと、日本の中で今一番疲れている人、それがまさしくあなた!ですね。心から労いの言葉を贈りたいと思います。よくがんばっていますね。よくぞ、子どもを産みました! そして仕事も続けている。これはもう賞賛の嵐です。子育てだけでも大変なのに。仕事だけでも疲れるのに。それを両方やろうというのは、素晴らしいチャレンジです。この少子化の日本で、次世代を産み育てるということは、国家をあげての一大事業。労働力の減少も問題になっている今、経済活動にもどってきたあなたは本当に貴重な存在です。もっともっと世の中すべての人があなたを労い、賞賛してくれてもいいはずなのに。手助けしてくれてもいいはずなのに。現実は肩身の狭い思いをして、会社でも、保育園でも、電車の中でも、「すみません、すみません」と謝り通し。家に帰れば、泣く子に「ごめんねー」と言いながら、泣きたいのはこっちの方だわ、と思ってママまで半ベソ。私にもそんな思い出が山のようにあります。それはもう、ここには書ききれないくらい。私は三人の子どもを産み育てながら、このキャリアコンサルタントの仕事をしてきましたので。■子育ては「宅急便」のようにはいかないたくさんの私の “新米ママ時代” の記憶の中からひとつエピソードを披露すると、つくづく「子どもは宅急便のようにはいかないなー」と思ったことです。あたりまえでしょ?でも当時、新米ママの私は赤ちゃんを、宅急便を荷造りして朝はポンとコンビニに預け、夕方またハイと受け取ればいいくらいに考えていたのです。本当にあさはかでした。赤ちゃんは生きています! いろいろとこちらの思い通りにはいきません。まず、準備が時間通りに進まない。それでもなんとか機嫌をとってようやく準備をし、さあ、出かけようと抱き上げたら、替えたばかりのオムツがぬれている。あら、それが服にまで浸みていて、着替えさせなきゃ! あー、いつになったら保育園に着くの? 電車に乗れるの? と慣れるのに数ヵ月はかかりました。 正直言って、一日の労力の7割くらいを朝、子どもを預けるところまでで使い果たしていましたね。仕事は残りの3割くらいでやるしかない。私はお迎えは頼める人がいたので、預ければあとは少しホッとでき、仕事に打ち込めました。まあ、3割ですが。でも仕方ないのです。そんな時期もあります。なにしろ新米なのですから。うまくいかないであたりまえ。子どもにしても、小さいとはいえ、いろいろと意志や希望があるのに、相手が納得しないままに、新生活に入ったのですから。それはそうです。日本語がまだ通じないので。ここは少し、慣れるまでの辛抱です。 ■罪の意識を持たない!だからといって、子どもに対して、罪の意識を感じることはないと、私は思います。保育園に預けるということは、親だけでなく子どもにもプラスの面がたくさんあるのです。1. 生活面早寝早起き、規則正しいものになります。充分に運動して、夜もぐっすり眠るようになるということもあります。2. プロが見てくれる保育士さんというプロがいつも見てくれていますから、ちょっとした子どもの変化に気づいてくれたり、少し大きくなると、栄養満点のものを食べさせてもらえたり。お母さんの悩みの相談にも乗ってもらえて、支えてもらえます。孤独な子育てをしないですみます。3. ママの笑顔 子どもと離れ、一個人の時間を取り戻すと、精神的に安定してくるママが多いように思います。子どもとの時間がさらに大切にものになる。そんな笑顔のママと一緒に過ごせることは子どもにとってもプラスですね。■外野からの「雑音」に、耳を貸さないこの時期大切なのは、自分が罪の意識を持たないことと、外野からの雑音に耳を貸さないということです。まだまだ一世代上の人たちには、乳幼児を預けることに対して「かわいそう」「三歳までは自分で育てるのがいい」といった価値観を持っている人も多くいます。あなたのそばにそんな価値観を押し付けてくる人がいないといいのですが。そんな外野からの声に、めげないで。だったら少しは手助けしてほしいですよね。でもそれぞれの価値観ですから、仕方ありません。反論しても手伝ってはもらえないので「経済的に苦しい」とだけ言っておきましょう。さあ、少しの辛抱です。もう少し慣れるまで、やってみましょう。働くママたちを応援しています!
2016年05月23日仕事もきっちりしたいけれど、子どもとの時間も大切にしたい。仕事と家庭の両立は、働くママにとって永遠のテーマですよね。ちょうどこの4月から「女性活躍推進法」も施行され、女性活躍推進の意識が高まっているところ。近年は、多様な人材を登用し活用する「ダイバーシティ経営」を推し進める企業も増えてきました。また、女性管理職登用を積極的に推進したり、社内の支援制度を充実させる企業も増えています。実際に女性は働きやすくなっているのでしょうか?6割以上が「自分の会社にダイバーシティ推進の制度がある」と回答先ごろ、P&Gの「ダイバーシティ&インクルージョン(多様性の受容と活用)啓発プロジェクト」が、一般のビジネスパーソン2000名を対象に「ダイバーシティに関する潜在意識調査」を行いました。その中で「あなたの勤務先では、“ダイバーシティ推進のための制度・施策”を実施していますか?」という問いに、「実施している」と答えた人は65.8%に上りました。具体的な施策として上位を占めたのは、「積極的な女性登用」(35.0%)、「障がい者雇用」(33.0%)、「時短勤務」(30.8%)、「育児休暇」(29.4%)など。“制度はあるが風土がない”ダイバーシティ推進の実態ところが「ダイバーシティ推進のための制度・施策がある」と回答した人のうち、約半数(47.0%)の人が、「自分の勤務先は、ダイバーシティの理解や取り組みが“進んでいない”」と答えています。その理由のトップ3は以下のとおり。1位:企業文化としてダイバーシティ活用の考えが根付いていない(42.6%)2位:社内の支援制度が充実していない(34.3%)3位:社内の支援制度を利用しにくい雰囲気がある(27.8%)1位や3位の回答を見ると、制度はあっても風土として浸透していないために制度を利用しづらい会社が多いことがわかります。このあたりにダイバーシティ推進の課題があるといえそうですね。 せっかくの制度が不満や不公平感のモトに支援制度の導入が、逆に職場に不満や不公平感を生んでしまうこともあります。同調査でも、育児休業・時短勤務・在宅勤務といった制度に対して、いろんな声がありました。■働くママの声・所属部署によって、制度の活用しやすさに大きな差がある(30代女性 会社員)・時短勤務や在宅勤務で楽をしていると思われ、特に同性の同僚からの視線が厳しい(30代女性 会社員)■制度利用者の周囲の人の声・育児休業 を取得した人の周囲で業務負担が増えている(40代男性 会社員)・「社内の育児制度を活用するなら、退職して育児に専念すべき」という雰囲気がある(50代女性 会社員)■男性社員の声・男性社員が制度を利用することに対して、職場で消極的な雰囲気がある(50代男性 会社員)・必要以上に女性が優遇されていて、資質や能力に関係なく管理職に登用されていると感じる(50代男性 会社員)こうした声から見えてくるのは、社内の制度を整えるだけではなく、社員の理解を深め、制度を利用しやすい環境を整えることも必要であるということです。ダイバーシティ推進の要は管理職!それではダイバーシティ推進には何が必要なのでしょうか? 同調査で「ダイバーシティ推進のために重要なこと」の第1位に挙げられたのは「管理職の理解・努力」(55.3%)でした。調査を実施したP&Gでは、1990年代から経営戦略の一環として「ダイバーシティ&インクルージョン(多様性の受容と活用)」を推進しています。多様な社員の違いを認めて尊重し、さらにビジネスなどに活用すれば、さまざまなアイデアが生まれ、消費者の多様なニーズに応えられ、結果的に企業の競争力アップにもつながるとの考えからです。ここでのポイントは、“女性”や特定の人だけを尊重するのではなく、“すべての社員”の個性を尊重していることにあります。2012年には、多様な社員の多様な働き方を実現するために、フレックスタイムや時短勤務、在宅勤務などの制度を組み合わせ社員一人ひとりに合った働き方を可能にする「フレックス・アット・ワーク」を導入。組織内風土を醸成するために管理職が率先して活用することで、多くの社員が利用しやすい環境を整えました。みなさんの職場の状況はいかがでしょうか? ダイバーシティ推進や女性活躍推進のための制度を整えるだけでなく、職場の風土づくりのための取り組みなどもあわせて行うことで、女性だけでなく、さまざまな状況にある社員が働きやすい職場になるのではないでしょうか。PR:プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン株式会社
2016年05月20日産後に仕事を「続ける」か、それとも「辞める」かの選択。多くのママたちの多くが悩む問題ですよね。働く選択をした場合と辞める選択をした場合、それぞれの一日の流れとメリット、デメリットをまとめます。■働くママの一日のスケジュール私は、仕事を続けることを選択したママです。今はフリーランスで働いているのですが、先日まで会社に属して記者をしていました。保育園にすぐ入れなかったこともあり、子どもが1歳半のときに職場へ復帰。子どもがまだヨチヨチとつたい歩きをするぐらいのころです。今回は、私が産休明けに仕事復帰した頃の一日の生活を紹介します。▼6時:子どもと一緒に起床バタバタと着替え、朝食、片付け、化粧、保育園の準備を済ませます。朝食は、準備と片付けのしやすさを考えてパンにしています。1歳半の息子もパンであれば、一人で食べることができました。▼8時過ぎ:出発車のチャイルドシートに子どもを乗せて出発します。「イヤイヤ期」に入ってからは、ここが一番苦労するポイント。なかなか乗ってくれないので、「よ~い、どん!」と掛け声をかけ競争をしながら乗り込む作戦をとっています。いつまで効果があるかわかりませんが…。保育園を経由して、職場へ向かいます。最初のころは、泣いてすがる子どもを先生に託して、私も泣きそうになりながらの出社でした。3カ月間くらい寂しがって泣いていましたが、今ではよろこんで保育園に行っています。毎朝泣いていた時期も昼間は元気に過ごせているようだったので、安心して任せることができました。▼9時半:会社着毎朝、就業時間ギリギリで滑り込みです。▼16時半:退社時短勤務だったため、ほかのスタッフより一足先に会社を出ていました。▼17時半:お迎え保育園に到着するのは、だいたい17時半以降。帰りの支度をして、家に着くのは18時過ぎでした。家に着くとすぐに夕飯です。我が家は夫の帰りが早いため、夕飯の準備をしてくれていました。▼20時:寝かしつけ夕飯後に入浴し、20時には寝かしつけ。私も疲れて一緒に寝落ちしてしまいます。▼深夜1時:私だけ起床夜中に起きて、洗濯と部屋の片付け。3時ごろまで仕事をして、再度寝ています。 ■「働く」メリット・デメリット働くメリットは、「収入があること」と「生活にメリハリができる」ことだと感じます。仕事復帰後の一番の楽しみは、昼食を外でゆっくり食べることでした。同僚を誘って時々カフェでランチをする時間は、私にとってとても貴重な時間になっていました。一方、デメリットは、「子どもと過ごす時間が減る」ということ。私はその分、子どもとの時間を濃密に過ごすように心がけています。家事は夫と分担、または子どもが寝た後にやるようにして、家にいる時間は常に子どもとベッタリ。休みの日は、朝8時から公園に行き、クタクタになるまで思いきり遊んでいます。 ■「辞める」選択をしたママの一日妊娠を機に仕事を辞めた友達も多いです。友人の話を元に、「辞めた」選択をしたママの生活をまとめます。友人にも私と同い年の子どもがいます。▼6時:起床起きるとすぐに洗濯機を回し、朝食の準備。夫が7時前に出社するので、6時半には朝食。家事を優先するため、子どもは起こさず。トイレと洗面所の掃除をパパッと済ませ、7時半ごろ、洗濯物を干していると子どもが起き出します。▼8時:食器洗いと掃除機子どもに朝食を食べさせた後、Eテレに夢中になっている隙に食器洗い。掃除機をかけ始めると追いかけてくるので、掃除機はかけないときも。▼9時~10時:買い物・お出かけ・友達訪問買い物のついでに児童館へ寄ったり、友達が遊びに来たりします。遊ぶときは自宅になることが多いそう。▼12時:昼食・子どものお昼寝子どもの昼食は、まとめて作って冷凍しているそう。昼食時は、子どものぐずり方が激しいため工夫しているようです。子どもは昼食を食べると、そのままウトウト。ベッドへ運び、自分の昼食とテレビタイムです。夕食の下ごしらえもテレビを見ながら、子どもが寝ているうちに済ませます。▼15時:洗濯物の取り込み・子ども供起床洗濯を取り込んでたたみ、片付けた頃に子どもが起床します。午後は、基本的に室内遊び。▼18時・夫の帰宅、子どもとお風呂夫が帰ってくると、子どもとお風呂に入ってもらいます。2人が入浴中に夕飯を仕上げ、入浴が終わるとみんなで夕飯を食べます。▼21時:就寝食後はゆっくり過ごし、子どもの歯磨きなどを済ませると、ママと子どもは寝室へ。そのまま寝落ちしなければ、子どもの食事のストックを作ったり、テレビを見たりするようです。 ■「辞める」メリット・デメリット仕事を辞めるメリットは、子どもと長く一緒にいられる点。あとは、家事がしっかりできること。友人の自宅は、いつ遊びに行ってもとてもキレイに片付いていて、本当に感心します。在宅勤務をしていた時期もありましたが、「うちの子は手がかかるから、仕事なんてもう当分はムリ!」と言っています。デメリットは、夫の収入しかないこと。あとは、自分の時間がないということでしょうか。仕事を続けても、辞めても、母親業が忙しいのは同じです。自分にあった生活はどちらか、見極めることが必要かもしれません。また、専業主婦のママには、一人になる時間がとても少ないように感じます。家族の協力も得て、たまには外でゆっくりお茶をする時間を確保してほしいです。
2016年05月07日働くママたちにとって、育休中は「子どもと一番長く一緒にいられる期間」と言っても過言ではありません。復職後に待つ怒涛の日々を思うと、悔いの残らないよう過ごしたいですよね。しかし実際には、復職してはじめて気づく「やっておけばよかった!」ということがたくさんあるといいます。そこで今回は、育休・復職を経験した働くママたちの「やっておけばよかった!」体験談を紹介します。家事分担、育児のやり方などを 家族でじっくりと話し合っておくまずは、アパレル関連の会社に勤める、Cさんの体験談です。「長女を出産後、育休を終えて復職すると、目がまわるほど忙しい日々が待っていました。仕事・育児・家事に追われ、1日24時間ではまったく足りない! という状態。夫も協力すると言ってはいたのですが、分担などをきちんと話し合わないまま復職してしまったため、うまく回らず。夫が家事を手伝ってくれても、そのやり方にイライラしたり、二度手間になったり。きちんと話し合っておかなかったことを後悔しました」復職後は、毎日をなんとか乗り切ることで精一杯。復職後に夫の協力を得るためには、家事分担や家事・育児のやり方などについて、じっくりと話し合っておいた方が良さそうです。 予防接種を受けておく続いては、まだ復職して間もないという、商社で働くHさんの体験談です。「復職して数週間後に、息子のインフルエンザがうつってしまい、会社を休むハメになってしまいました。しかも、夫にまでうつり、一家全滅。自分も高熱でキツイ中、看病しなくてはならなくて、かなりつらかったです。それに、復職して間もないのに、数日間出勤できなくなったことも申し訳なくて。きちんと予防接種を受けておけば防げたかも…と、反省しています」復職すると生活が一変するため、疲れで体調を崩すことも。復職後に備えて予防接種を受けておくなど、育休の間にしっかりと体のことを考えておきたいですね。子どもの写真や動画はたくさん撮っておく最後は、印刷会社に勤務するKさんの体験談です。「職場復帰初日。自宅で息子を見てくれている母から届いた息子の写真を見て、思わず涙があふれてしまいました。覚悟はしていたものの、やっぱり息子と長い時間離れるのは寂しくて。復職後に息子が寂しい思いをしないよう、せめて育休中は……と思いきりかわいがったつもりでしたが、離れて寂しい思いをするのは親の方でした」子どもとの思い出を写真などの形に残し、それを通勤中や仕事の合間に見て元気をもらっているという先輩ママは多いようです。長く子どもと一緒にいられる育休中に、写真や動画をたくさん撮っておくと、職場復帰後の癒しになるかもしれませんね。育休・復職を経験した働くママたちが揃って口にするのは、「想像の何倍も忙しくて大変だった」ということ。育休中は子どものことだけに集中して過ごしたいところですが、復職後の生活について考えることもお忘れなく!
2016年04月21日「学校の持ち物がわからない」「行事の予定がはっきりしない」などの困ったことがあったとき、質問してフォローし合うことができるママ友がいると安心です。心強いママ友がいれば、何か問題が起きたときにも相談できるので、解決策を見つけることができ、乗り越えていけますね。いざというとき頼りになるのは、近所のママ友フランスでは子どもを預かるシステムが整っていて、働くママも安心して働ける環境だと言われています。しかし、一方で日本より不便なこともあります。それは、子どもの送り迎えをする期間の長さ。日本より治安が悪く、交通機関が発達していないフランスでは、小学校に通う間は子どもの送り迎えが必須です。場所によっては中学校になっても送り迎えは続き、さらに習い事や試合、友だちの家に遊びに行くときにも…。仕事をしながらこれだけの期間にわたって子どもの送迎をするのは大変なこと。祖父母がいるなら多少は助けてくれるかもしれませんが、いなければ全部母親か父親だけでこなさなくてはなりません。そんな時にフランスで一番頼りになるのは「ママ友」(もしくは「パパ友」)なのです。どうしても都合がつかない場合に頼めたり、交代で子どもたちの送迎ができたりすればとてもありがたいですし、負担も軽減されます。そんなママ友がいれば、学校のことで相談したい、子どもが学校を休む、宿題に使う教科書を忘れた…などの困ったときに、とても頼りになります。日本では小学校から子どもひとりで通学しますし、学校の先生が休んだ日の宿題の配慮をしてくれるので、小学校以後の子育ては、フランスより日本のほうが楽かもしれません。それでも、クラスメイトのママとメールアドレスなどの連絡先を交換しておけば、いざというときに安心です。同じ境遇や近所に住むママ友がいれば、とても心強いものです。積極的にママ友づくり、でも無理は禁物ママ友をつくるには、よく見かけるママに声をかけてみるのがいいでしょう。「子どもの年齢が同じですね」「家族構成が似ていますね」「お子さんはどんな習い事をしていますか」「PTAの役員をやったことがありますか」など、園や学校が同じなら、共通の話題はたくさんあるはずです。保育園でママ友を探すなら、お迎えでよく会うママがおすすめ。時間帯が一緒ということは仕事のスタンスや生活スタイルの共通点が多いということ。ふだんはお互いに忙しくてゆっくり話せないなら、運動会や保育参観などの行事のときに話しかけみては。小学生ならば、子どもが仲良くしている友だちのママなら、きっかけがつくりやすいですね。でも、無理は禁物です。ママ友との関係に悩む人もいますが、一緒にいるべきなのは「心がリフレッシュできて、エネルギーが充電できるような関係を築ける人」。毎日、忙しいのですから、時間は有効に使うべき。ママ友としてつき合うのがつらくなってしまうような関係は意味がないと割り切ることも必要です。かといって声をかけた手前、あからさまに距離を置くことは避けたいもの。女性同士の関係は複雑ですが、ママ友になったからといって『行きたくない』と思う誘いには、相手が納得のいく理由で断ることです。数ある出会いのなかで、「気の合うママと仲良くなれればいい」ぐらいの気持ちで、余裕ができたときに少しづつ交友の輪を広げていければいいですね。(Ulala<フォークラス>)
2016年03月25日こんにちは。ライターの川中利恵です。もうすぐ4月。子どもの入園や入学で、生活がガラッと変わるママも多いのではないでしょうか。特に仕事を始めることになるママは、生活リズムをつかむまでにとても苦労するかもしれません。 そんなとき、パパも一緒に協力してくれるとありがたいですよね。イクメンという言葉が流行し、実際にお子さんを抱っこしたり連れて歩いたりしているパパを見かけることはずいぶんと増えたような気がします。しかし、家の中のことまでは他人にはわからないことです。そこで、政府が発表している各種データから、ママたちの本音と実情を見てみましょう。●ママが働く理由は「お金」、やりがいを求めるママは少数派!平成25年に内閣府経済社会総合研究所で取りまとめられた『有配偶女性の生活環境と就労、出産、子育てに関する分析』では、理想のライフコースから実際の労働状況などがまとめられています。収入を伴う仕事の時間や勤続希望を問いかけたアンケートでは、正規雇用者、パートや派遣など有期雇用者ともに、子どもの数が多いほど「もっと働きたい」と考えている方が多い ことが明確になりました。同時に、現時点で専業主婦となっている方に「働きたいと考える理由」もアンケートしています。子どもが一人っ子の場合は「自分で収入を得たい」「自分の能力を生かしたい」と考える方が多いのですが、子どもが二人以上になると、「生計を維持するため」「子どもの教育費」が過半数を占めるなど、かなり具体的な理由で働きたいと考えていることが浮き彫りとなりました。●現代の子育て世代は家計が苦しい!その理由はおそらく子育て世代の皆様なら、実感されているはず。『家計簿から見たくらしの40年』という冊子を見ると、2002年の教育費が家計の6.86%から、2012年の時点ですでに8.65%の上昇がみられます。30代の男性の年収は、2003年と2015年を比べておよそ50万下がっている事実があるのに、子どもの教育費は上がっている のです。大学の年間授業料だけでデータを見てみましょう。1990年、つまり今のおじいちゃんおばあちゃん世代がママたちを大学に進学させてくれたころ、国立大学の年間授業料はおよそ34万円でした(文部科学省『国立大学と私立大学の授業料等の推移』より)。しかし2005年にはおよそ54万円になっています。ここ数年、大学生が“奨学金”という名の多額の借金を抱えてしまうことが社会問題になっていることも、納得できるのではないでしょうか。さらに2015年12月の文部科学省の発表によると、2031年度には93万円程度に上がるという試算も出ています。つまり、多くの女性は“働きたくて働く”のではなく、世帯収入が大幅に減っているからこそ“働かざるを得ない” のです。「子どもを人に預けて働くなんて!」と批難されても、はっきり言って「意味がわからない」という状態ですよね。批難する人が生活を助けてくれるわけではありません。●イクメンはレアキャラかも? 夫の家事・育児参加率が低すぎる日本子育て世代が共働きしなければ、生活が立ち行かなくなっていることがデータ上でも浮き彫りになっている日本。子育てという大仕事と社会に出て働くことの両立を、ママ一人が背負い込むことは、とても大変です。やはりパートナーの協力なしでは成り立ちません。では実際に、どれぐらい夫が育児や家事に携わっているかを調べたデータを見てみましょう。平成23年に内閣府が作成した『6歳未満の子どもを持つ夫の家事・育児関連時間(1日当たり・国際比較)』によると、日本のパパは育児の時間は、1日当たりおよそ0.39時間。家事や介護も含めて1.07時間という結果が出ています。では、ほかの先進国の状況を見てみましょう。アメリカにおいては育児のみで1.17時間、家事全体を含め2.58時間。イギリスでは育児のみが1.00時間、家事全体は2.46時間と、およそ日本の2倍~3倍だという結果が出ています。グラフを見ると、日本のパパたちが家事・育児に携わる時間が、国際的に見ても大変低い ことが一目瞭然です。「日本のパパは忙しいせいだ!」という反論もあるかもしれないので、念のため各国の一人当たり平均年間総実労働時間も調べました。すると、2013年時点で日本は1,735時間、アメリカは1,788時間と、ほぼ変わらないどころか、アメリカのほうが“労働時間が長い”という結果が出ているのです。にもかかわらず、アメリカのパパは日本のパパよりもずっと長く家事育児にかかわっています。この事実に、私はちょっとぼう然といたしました。子どもを育てることや家事をしなければ生活できないことは万国共通です。これは間違いなく、教育や意識の差であり、ちょっと言い訳ができない結果になっているのではないでしょうか。これからもっと教育費が高騰していくであろう日本。イクメンなどともてはやされるのではなく、パパも育児や家事をすることが当然となる社会になることを心から望みます。【参考リンク】・有配偶女性の生活環境と就労、出産、子育てに関する分析 | 内閣府経済社会総合研究所()・家計簿から見たくらしの40年 | 生活協同組合(PDF)()・データブック国際労働比較2015 | 労働政策研究・研修機構()●ライター/川中利恵(在宅ワーカー)●モデル/大上留依(莉瑚ちゃん)
2016年03月24日育休の間に法律が改正! どうなる、派遣の働き方子育てとのバランスを考えて、働く日や時間を選びやすい派遣社員として働くママはたくさんいます。また、子育てが落ち着いたので、派遣で働き始めようかと考えているママたちもいるのではないでしょうか。一方で、去年の2015年9月に「労働者派遣法(通称:派遣法)」が改正されたことで、どのような影響が出るのかよくわからず、不安に感じている人も多いのでは。そこで、3月2日(水)に銀座で、10日(木)には新宿で、派遣法の改正についての解説や、派遣でのキャリアの棚卸の仕方のカウンセリングを行う無料セミナー「派遣社員のおしゃべりCafe」が行われるとのこと。主催する連合総合労働局 労働法制対策局の渡辺温子さんにお話を聞いてみました。「昨年、派遣法が改正されましたが、企業の人事や派遣会社向けのセミナーがある一方で、派遣で働く方々の認知度は低く、多くの方が今後の働き方に不安を抱いていらっしゃると思います。派遣期間の上限の変更や、派遣で働く方々のキャリアアップのために派遣会社に教育訓練/キャリアコンサルティングが義務化されたこと、雇用安定処置の実施、労働契約申込みみなし制度など、派遣で働く方に影響が大きく、登録会社や派遣先選び方の参考になる視点ですので、ご自分のためにも理解をしておいたほうがいいかと思います。ただ、専門的な用語なども多く、難しく感じてしまう部分もあるかもしれません。また、私たち連合が行う労働相談でも、派遣の方々は職場で相談相手がいなかったり、孤立感を感じたりしてしまうことも多いと耳にしてきました。そこで、今回は派遣会社や派遣先企業とは異なる中立的な立場の私たち連合から派遣法のことを説明したり、注意点などをお伝えしたりするだけでなく、派遣の方同士が気軽に話をしていただける場を作りたいとの思いから、『おしゃべりCafe』を開催することにしました。『日頃の疑問や悩みを誰かと話したい』『同じ派遣で働く方と情報交換したい』という方にぜひお越しいただきたいと思います。」当日は、連合から法律の改正などに関してのポイントを聞けるほか、キャリアカウンセラーの錦戸かおりさんから「自分の未来を幸せにするヒント」と題して、普段自分ではなかなか整理しづらい働き方との向き合い方など、実践的な話が聞けるとのことです。会社帰りに立ち寄ってもらえるよう、駅近くの会場で軽食が用意されているそうなので、気になる方は立ち寄ってみては?●無料セミナー「派遣社員のおしゃべりカフェ」 特設ページ よりお申込みが必要です。【第1回】1.日 時:2016年3月2日(水)18:30~20:30 ※17:30受付開始2.場 所:ZX Panorama Lounge(最寄駅:JR有楽町駅、東京メトロ有楽町線銀座駅など)3.参加費:参加費無料(軽食付き)【第2回】1.日 時:2016年3月10日(木)18:30~20:30 ※17:30受付開始2.場 所:シャンクレール新宿(「ヒルトン東京」ビル地下1階)(最寄駅:JR新宿駅)3.参加費:参加費無料(軽食付き)
2016年02月28日●「普通の人間」が両立するために「働くママ」として世の中で紹介されるのは、仕事も育児もバリバリこなすスーパーママのような存在が多いけれど、誰もがみんなそうやって働けるわけじゃない。ママ社員のリアルな悩みや乗り越え方、会社にどういうことを望んだのかなど、様々なWEBサービスを手がけるGMOペパボの社員に話をきいた。○「会社を辞めてもメリットはない」――お二人共、入社されてからお子さんが誕生されているんですね。子供ができて会社を辞めたいと思ったりはしなかったんですか?杉村:全然考えなかったですね。ちょうど同時期に妊娠した社員が2人いたのですがて、よくみんなで一緒に育休から復帰できるといいねと話していました。――戻ってきて一番大変だったことはなんですか?杉村:子供が思った以上に熱を出すことです(笑)。特に保育園入園後は、園で病気をもらってくることもあるので。あとは、10時~19時という勤務だと、保育園のお迎えに間に合わないんですよね。GMOペパボで初めて子供を産んだのが私だったので、人事に相談して勤務時間を8時~17時にして、18時半のおむかえに間に合うような時差勤務制度を取り入れてもらいました。――馬居さんはいかがでしょうか? 辞めたいと思ったことは馬居:1人目のときは正直なにもわからなくて、辞めるという選択肢すらありませんでした。会社の先輩ママ達に「仕事をつづけたほうがいいよ」とアドバイスをもらっていました。金銭的にも精神的にも「辞めるメリットはない」って。杉村:たとえば働いている人だったら、「育児休業給付金」などの雇用保険制度があるので、辞めるとこうした給付も無くなるよ、と(笑)。精神的にも、ずっと家に1人で子育てをするのは大変です。馬居:会社に先輩ママがいると、いろいろ教えてもらえるし、愚痴も言い合えたり、相談もできるのでとてもよかったです。――馬居さんが大変だったことは馬居:私は産後4カ月で復帰したのですが、そのときの役職はマネージャーでした。周りも支えると言ってくれてたし、自分も問題ないんじゃないかと思っていたのですが、産前と全く同じ仕事の仕方をしていたら、私自身が40度を超す熱を何度も出したり体調を崩すようになってしまって。そんなことは初めてで、それまで自分は無理ができる人間だと思っていましたが、普通の人間だと気がつきました。杉村:馬居さんのときは、ちょうどGMOインターネットグループが提供する託児所「キッズルーム GMO Bears」ができていましたよね。馬居:会社に託児所があるのはすごく心強かったです。復帰したのが、まだ授乳期中だったので、仕事の合間に託児所にいき、子供にもちょくちょく会えるし、不安なことも託児所で相談できたので。本当に助かりました。でも、授乳をしながら働いたことが、体調を崩してしまった一つの理由だったのかもしれません。特に私が担当していたのは、新規事業だったこともあり、マネージャーである自分がこんな状態ではいけないと思い、信頼できるメンバーに託して、マネージャーは辞めさせてもらいました。それからは、いちディレクターとして働いています。○ものごとが思い通りにならない前提で動くように――お子さんがいると、「話が通じるだけいい」と、会社の人に怒らなくなるといった話をきいたことがありますが、社内のコミュニケーションに変化はうまれましたか?杉村:たしかに、子供を産む前より寛容になった気がします。「5歳児よりは話が通じる!」って思うし(笑)。馬居:若い後輩たちがみんなかわいく思えてきます。ちょっと失礼な話ではあるのですが、年上の男性たちも、「皆赤ちゃんだったんだな」と思うとかわいく見えることもあります(笑)。――人の育て方がわかったんでしょうか?馬居:子供を産むまでは、自分の人生を良くも悪くも思った通りに動かそうとしていたのですが、子供は全く私の思い通りにはならないので「今、目の前にあることをいかに円滑にすすめるか」と考えるようになりました。相手が若くても年上でも、仕事ができてもできなくても、みんなでいい方に向かうにはどうしたらいいかと考えて動くようになりましたね。――実はお母さんはマネージャー向きなんでしょうか?馬居:子育てを経験したことがある人はマネジメントに向いているかもしれません。ただ現実問題、マネージャーは自分の時間を犠牲にしないといけない事もあるので、難しいことが多いとは思います。子供を育てていると、確かにいろいろなことに寛容にはなるのですが、何かが進まない時に、倍追いつめられるというか。ひとつ歯車が狂うと、全部が狂ってきてしまうんです。でも誰にも迷惑をかけたくなくて、更に追い詰められる。なので今は、日々自分を追い詰めてしまわられないようにバランスを取りながら考えて動いています。杉村:復帰した当初は、締め切りのある仕事は1人でもたないように、当時の上司が配慮してくれました。上司は子育ての先輩でもあったので、子供に急な発熱が起きることなどに理解があり、万が一その日仕事ができなくなっても、大丈夫なようにと。馬居:子供は本当に急に熱を出しますからね。でもたぶんそれも2歳くらいまでなんですよね。1歳半くらいから急に風邪をひかなくなるので、そこまでガマンすれば……。それがわかるだけでずいぶん気持ちが楽になります。わからないと、「どこまで続くの!?」と不安になってしまうので。●世の中は絶対良くなっているはず○お父さんも子育てが楽しくなれば――世の中の働くスーパーママを見て、思うところはありますか? 「無理だよ」といったような気持ちは馬居:子育てって、その人がどんなに優秀だろうが、そうでなかろうが、仕事をしていようがしていまいが、フラットだと思っています。スーパーウーマンに見えるママでも、結局はそれぞれ子供に喜怒哀楽を抱く、いちママであることは同じでしかないと思うんです。かっこよくてキラキラしているママを取り上げた雑誌なんかを見ても、もうその通りには見えません。悩んでないママなんか、絶対に世の中にいないと思う。杉村:みんな絶対子供に振り回されてる。馬居:スーパーウーマンががんばるのは素晴らしいことだと思うけど、その周りの人たちが、ちゃんと支えてあげてほしいなと思います。――そんなにママが悩んでいる時、お父さんはどうなんでしょうか?馬居:私達が思っているよりは、お父さんも悩んでいるみたいです(笑)。自分が子供のころの"お父さん"世代とは、「父親」って違う生き物になっていますね。保育園にお迎えに行って、週末も子供とすごすのは当たり前だし、奥さんの仕事も忙しい……。杉村:「自分のお父さんは土日も家にいなかったし、かまってもらった思い出もないのに、どうして自分はこんなにがんばらなきゃいけないんだろう?」という気持ちはあるみたいですね(笑)。馬居:男の人の方が、私たちよりもっとお手本がいないですもんね。お父さんたちは、昔の世代と環境が全く違うし。「イクメン」とかも、理想像があやふやというか。ちゃんとしていないじゃないですか。杉村:よく言われるイクメン像をやろうと思ったらもたないですよね。馬居:難しいですよね。何かが壊れますよね。本人なのか、家族なのか。――例えばネット上で、「僕は子育てを手伝ってます」と言った人が、「手伝うとはなんだ!」と怒られたりしているのをよく見ますが……馬居:うちの夫はエンジニアで、WEBをすごく見ているので、何をいったら妻が怒るかという地雷は把握しています(笑)。杉村:うちの夫もWEBエンジニアなので、なんだかんだネットの情報は見ていて「こんなことでみんな怒るんだね」と言っています(笑)。――情報は大事ですね。今は男性も仕事と育児が両方できなければいけない、ある意味オールマイティにならなければいけないことへの戸惑いは馬居:夫を見ていると、「仕事も子育てもやらなければいけない」という使命感があるというより、子供と関わっていたら子育てが楽しくなってきちゃったから、頑張ってる感じだと思うんですよね。私たちは妊娠している時からママになっていってるんですが、お父さんたちは子育てをしながら少しずつお父さんになっていっている気がします。杉村:子供は3歳を超こえてから急に人間らしくなるので、さらにかわいくなったと言っています(笑)。息子が自分の趣味を理解してくれて一緒に遊べるようになったのがうれしくなったらしくて。新しい友達ができたみたいな感じなのかもしれないですね。馬居:子分みたいな存在なのかもしれません(笑)。○「産んだのは自己責任」と思ってしまうことも――もっと会社が、あるいは社会がこうなってほしい、と思うことはありますか?馬居:ママたちって、働いていても働いていなくても、実は全員みんな追い詰められてしまうことがあると思うんですよね。今は色々な価値観があって、どんなライフプランを選択するかは自分やパートナーで考える潮流があると思います。どれもいいよね、となっているから、なおさら「子供を産んだのは自己責任」と、自分に帰ってきてしまう。――「好きで産んだんだろう」みたいな……馬居:誰に言われたわけでもないのに、自分で自分に言ってしまうんです。仕事があっても「産もう」と選択をしたから、「自分でやらなきゃ」って追い詰められてしまうので、誰かに助けてほしかったという思いはあります。私はもちろん周りのみなさんに助けてもらったんですが、もっと世の中が「みんなで子育てをする環境」になってくれたらいいなと思います。――実際、今は会社には色々な要望を反映してもらっているのでしょうか杉村:そうですね、うちは人事にも働くママが2人いますし、かなり働くママの実情を把握して、要望が通る方だと思います。最近だと、"小1の壁"に直面するスタッフが実際にいたので、そこはなんとかならないかと相談し、対応してもらいました。具体的に言うと、子供が小学校に就学すると時短勤務や時差出勤制度が利用できなくなり、制度上、通常勤務時間での勤務スタイルに戻らなくてはならない状況でした。小学校は、保育園よりも早く下校時間を迎えるのに、一方で私達の勤務時間は長くなってしまうんです。こうした背景から、小学校3年生まで時短・時差勤務ができるようにしてもらいました。でも理想を言えば、子供を育てている人たちだけじゃなくて、みんなが勤務時間を自由に選べるといいのかなとは思います。その人にあった生活のリズムがあったりするので。ただ、完全に自由にしちゃうと、みんなが揃う時間が少なくなるのでミーティングを開催しにくいといった問題も出てくるとは思いますが。馬居:あとは会社の利益が下がって悪循環になるのは困るので、子供がいても、利益に寄与できる働き方をしたいとは思っています。――会社に望むだけではなく馬居:そうですね。私たちは会社が制度を導入してくれて、働きやすい環境で仕事できているから、会社の利益のことも考え全力をつくしていますが、「子供がいることで、みんなと同じ働き方ができないなら、言われたことだけやっていればいい」と言われてしまうような環境だったら、会社への愛着もなくなってしまいますよね。ママになると違う人間になるんじゃなくて、たまたまそういう期間なんだよ、という認識が広がってくれたら嬉しいですね。――この数年でいろいろな変化を感じますか?馬居:振り返ってみると、1人目の時より2人目の時の方が予防接種の助成金が増えていたりとか、一生懸命子育てがしやすい社会になるよう進めてくれている誰かがいるんだなと思います。確実に、働きながら子供を育てやすい世の中になる希望はありますね。ただ、実際のGMOペパボのママ達たちは、みんな3年後、5年後の展望に向かっているというよりは、目の前のことに一生懸命なんじゃないかな、と思います(笑)。よく、子育てと仕事の両立は短距離走だね、と言っているのですが、あと何カ月走ろう、次は1歳半まで、その次は3歳になるまで、と「目の前のここまで頑張ろう」ということしか考えられないんです。それ以上考えると不安になるので、目の前のことだけ見るようにしています。――キャリアプランを立てる、などは馬居:キャリアプランを立てるのは難しいですね(笑)。でも子供を産んで後悔することはまったくないし、絶対皆が世の中を良くしてくれているから、そこは信じて産もう! とは言いたいです。杉村:会社に、「このままだと働けなくなりますよ」とSOSを出したときに「それじゃ困るから変えよう」と言ってもらえるのは嬉しいですよね。馬居:そう言ってもらえるように私達も頑張らないといけないですね。
2016年02月12日子どもを預けて働いていると、独身のときには感じることはなかった罪悪感に悩まされることもあるでしょう。毎日頑張っている。それなのに褒められるどころか、責められているような感覚に陥る。そのせいで仕事のモチベーションだって下がってしまう。それはフランスのママも同じ。でも、フランスのママは罪悪感をプラスに転じるように考えています。子どもに「あとでね」とばかりいってしまう。「時間をかけられていない」ことへの罪悪感日本では「母親は自分の自由を犠牲にしてでも子どもにつきっきりになることが良いことだ」とされています。そのため罪悪感に苛(さいな)まれる人が多いです。しかし、一緒に居ないことは、本当に子どもにとって不利なことなのでしょうか?そんな問いに、働くフランスのママの多くはこう答えます。「生き生きと働いているところを見せるのがいいと思うわ。私が子どものお手本なのよ」もちろん、フランスのママの中にも、日本人と同じように罪悪感に悩んできたママは多いです。子どもと一緒に居てあげたいという気持ちの葛藤はあるけれど、フランスでは経済的な理由で働かなくてはいけないケースが多いもの。そのため、どちらか一方を選択する自由もなく、頑張っている人もたくさんいます。それでも、「女性でもこんなに立派に働ける」「生きがいがある人生は楽しい」。フランスのママは、働く自分の姿を子どもに見せることで、子どもたちが自分の将来をイメージしていけると考えているのです。日本でも昔から「子どもは親の背中を見て育つ」と言われています。だから、フランスのママの言う通り、働いているママの姿自体が子どもにとっては学ぶことにつながるのかもしれませんね。「やりたいことをやるのは自分のわがままではないのか」という罪悪感「好きだからって理由で、子どもを置いて仕事するのって、ただのわがまま?」「仕事をして家を空けている上に、息抜きに行っていいの?」そんな悩みにもフランスのママたちはこう言うでしょう。「子どもも大切だけど、一番大切なのはあなた自身よ」やりたいことをやらないと精神的に良くないし、ママがイライラしていたら子どもにも悪い影響が出てしまいます。ムリして長時間子どもと居たあげく、「私はこんなに自分を犠牲にして、あなたたちに尽くしているのに!」と思ってしまうよりも、自分もやりたいことをやる。そして、心が安定した状態でいる。このほうが子どもにもきっといい影響を与えられるでしょう。仕事に時間をかけられない罪悪感仕事へのタイムシェアが浸透しているフランスでは、罪悪感を抱かなくとも良い社会が出来上がっています。しかし、いま現在、日本でも国を挙げて働く女性の就業環境を改善しているところです。日本でも最近は働くママに配慮したシステムがある会社も増えてきました。でも、まだまだのところが多いのも現状です。大切なのはこれを期に、我慢せずに話し合ったり、声を上げたりしていくことではないでしょうか。現在のフランスの労働環境は、そうやってママたちが頑張ってできた結果だと言えます。仕事にかけられる時間が限られているのであればむしろ、仕事への積極性を重視し、「短時間」で成果を出すことに集中する。子どもの病気などで休まなくてはいけないという負い目を糧に、「仕事の質」にこだわる。負い目を挽回するぐらいの気持ちで仕事に取り組む。周りには感謝の気持ちを言葉にしていく。そういった心がけを持つことで、自分への自信にも信頼にもつながっていくのではないでしょうか。(Ulala<フォークラス>)
2016年02月08日働くママの悩みは尽きません。大泣きする子どもを保育園に預け、後ろ髪を惹かれる想いで会社へ。なのに、「預けられる子どもはかわいそう」と言う人もいる。家事だって一生懸命だけど、時間がないから完璧になんてできない。そんないろんなことが積み重なって落ち込むことも…。でも、それは日本だけのことではありません。いま、私が住んでいるフランスでも同じなんです。日本よりもずっと以前に女性の社会進出が本格化したフランス。そんなフランスの働くママたちも、同じように悩んで戦い続けてきました。しかし、そのおかげで、現在は悩みを解決するためのノウハウが構築されてきています。制度という物理的なことも重要だけど、同時に「どういう考えで過ごすべきか」ということも大切。仕事をしながらの子育てにも、自信をもってやってきたフランスのママたちの心の持ち方、考え方とは? 今回は、働くママが抱えがちな子どもの教育にまつわる3つのポイントと、解決のヒントを紹介します。ポイント1.子育ての最終目的は自立「私が仕事をしているせいで子どもに時間がかけられず、可能性を伸ばしてあげられない。その結果、勉強ができない子になり、就職などで苦労したらどうしよう」なんて、ほかの教育熱心なママたちを見て、焦ることはないですか?働く女性が多いフランスでも、同じような悩みを持っているママは多いです。そんな状況でも一番大切にしていることがあります。それは、「子どもの好きなこと、やりたいことを後押ししてあげる」フランス人の教育の最終目的は「子どもが自立する」こと。いい会社に就職することや、働いて得る収入の額がすべてではありません。モチベーションをもって働き続け、ひとりで生活していけることを大切だと考えているのです。その、働いて生きていくモチベーションを保つには、やはり「好きなこと」を仕事にすることが大切。そのため、適正がなかったり、嫌いだと思ったりしていることは強制せず、子どもの「やりたい」という気持ちを尊重するべきだと考えています。成績だけで他人と比べる必要もないのです。成功の定義は人それぞれ違うのですから。ポイント2.先生との会話と質の高い「とっておきの時間」子どもを保育園などに預けていると、子どもと離れている時間が長くなり、しっかり子育てができていないのではないのか、と不安になることがありませんか?でも、フランスでは不安に思っているママは少ないように感じます。他人に預かってもらうということは、「子どもに社会性や自立心を身につけさせることができる」と考えています。また、預かってくれている人と、ひと言、二言でも話すことを心がけて、「自分だけでは気づかなかった子どものことを知ることができる」とありがたがるママもいます。そして、離れている時間が多い分、子どもと一緒に過ごせるときは「質」を重視。自分と過ごす時間が子どもにとって「とっておきな時間」になるように力を入れることで、「自分は子どもに対してできるだけのことをしている」という自信に繋げています。ポイント3.家事に時間をかけない工夫仕事をしていると、自由に使える時間が限られてしまうのが、悩みの種です。それは、全部、ひとりで完璧にしようと思うから起こる悩み。働くフランス人ママたちは、家事の時間をできる限り減らす努力をしています。「時間がかかる手料理はなるべくしない」「掃除は家政婦さんに任せる」など。その結果、現在フランスでは「手料理」は個人の特技の領域に入った感があり、本当に料理ができない人も増えました。しかし、家族に負い目を感じることはありません。反対に誇っているママが多いのも事実。なぜなら、「家事に時間をかけないこと」は、「子どもや家族と楽しい時間をつくるため」だからです。笑顔を共有できる時間が多いほうが、子どもにとっても、親にとっても、明日の活力になるのではないでしょうか。(Ulala<フォークラス>)
2016年02月06日