「美白」「保湿」「UVカット」の3種のBBシリーズにロート製薬は、機能性スキンケアブランド「肌研(ハダラボ)」から、「ヒアルロンBB薬用美白クリーム」(2色各45g1365円)を、2月22日より新発売する。また、昨年2月発売の「ヒアルロンBBクリーム」、「ヒアルロンBB乳液」は、より機能が分かりやすいパッケージへとリニューアルし、「美白」「保湿」「UVカット」の3つの機能から選べるシリーズとなる。*画像はニュースリリースより1本で5つの機能を担うBBクリーム「ヒアルロンBB薬用美白クリーム」は、1本で「美容液」「UVカット」「化粧下地」「ファンデーション」「美白ケア」の5つの機能を担うBBクリーム。素肌にやさしく柔らかな「球状ソフトフォーカスパウダー」を配合、毛穴やしわなどの凹凸部分に密着して肌表面をなめらかにし、さらに光を反射することで、毛穴やしわなどの凹部の影を見えにくくする。うるおい成分として2種類のヒアルロン酸を、美白有効成分「ビタミンC誘導体」を配合、メイク中でも美白ケアを実現するという。元の記事を読む
2012年02月08日俳優の大森南朋が2月4日(土)、主演作『東京プレイボーイクラブ』の初日舞台挨拶を共演した光石研、臼田あさ美、淵上泰史、三浦貴大、奥田庸介監督と共に東京・渋谷のユーロスペースで行った。映画の中では、大森さんにとって久々となる激しいアクションシーンを披露しており「いい年して暴れられる快感があった」と不敵な笑み。その男っぷりに「いやあ、現場ではセクシー“ナンバーワン”でした!」(光石さん)、「本当にセクシーでした」(臼田さん)と共演者も太鼓判を押していた。奥田監督は1986年生まれの25歳(本作撮影時は24歳)。昨年のゆうばり国際ファンタスティック映画祭にて自主製作映画『青春墓場~明日と一緒に歩くのだ~』がグランプリを受賞するなど、久々の大型新人として期待を集める存在。商業映画デビュー作となる本作は、場末のピンサロ“東京プレイボーイクラブ”を舞台に、血の気の多い流れ者やその昔の仲間、店員の男やその彼女が人生を賭けて繰り広げるドタバタ劇が描き出される。「インディーズ界でそこそこの結果を残してきたが、やはりプロの現場はスタッフさんの意識や志がケタ外れ。いい刺激になりました」と奥田監督。先日は、第41回ロッテルダム国際映画祭での公式上映に立ち会ったと言い「楽しかったけど、あっちのお客さんは映画の途中で、平気でトイレに立っちゃうんですよ。やっぱり日本が一番落ち着くし、いいですね。みんな大好き、愛しています」とエネルギッシュにアピールしていた。舞台挨拶でも新人らしからぬ堂々たる態度が印象的な奥田監督に対して、大森さんは「貫録があるんで、演出にも力強さがある。この映画がヒットすれば、奥田くんと僕とでまた何か出来ると思う」といち早く再タッグを宣誓。「監督の熱に押されっぱなし」(臼田さん)、「とにかく元気で、映画を撮りたくってしょうがない感じ。現場ではよく『そうはいかない』とスタッフになだめられていた」(光石さん)と監督のあふれんばかりのパワーは、現場で存分に発揮されていたようだ。『東京プレイボーイクラブ』は渋谷ユーロスペース、シネマート新宿ほか全国にて公開中。■関連作品:東京プレイボーイクラブ 2012年2月4日より渋谷ユーロスペース、シネマート新宿ほか全国にて公開© 2011 東京プレイボーイクラブ■関連記事:シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第23回)あなたが萌える“スーツ男子”は?“いい人”大森南朋、天真爛漫な25歳の新鋭監督にお手上げ?松下奈緒「ゲゲゲ」以来のNHKドラマは、憧れの向田邦子原作
2012年02月06日大森南朋、光石研らが主演する映画『東京プレイボーイクラブ』が4日(土)から公開される。本作を手がけたのは本作が商業映画デビューとなる奥田庸介監督。自主映画時代から国内はもちろん海外でもその手腕が高く評価されている新鋭だ。そこで奥田監督に話を聞き、映画のこと、そして現在の日本映画界について語ってもらった。その他の写真『東京プレイボーイクラブ』の主人公は、地元で起こした暴力沙汰が原因で東京にやってきた流れ者の勝利。彼は昔の仲間の成吉が経営する場末のサロンに身を寄せるが、ある事件を機に次々とトラブルに巻き込まれ、物語は多くの人々の思惑や運命を燃料に予想外の方向へと走りだしていく。奥田監督は新人監督とは思えぬ巧みな手つきで、絡み合う伏線と個性豊かなキャラクターをまとめあげているが、重要なのはいつも“人間”だという。「最近の若い監督は体裁ばかり繕って、小気味いいカラクリだったり、ストーリーテリングだったり“小手先の映画”ばっかりじゃないですか。でも映画は人間、ハート、愛じゃないですか! だから、今作ではエンターテインメント的なことや疾走感を意識しましたけど、結局、映画ってのは“人間”を描くもの。そこはブレてません」。確かに本作は暴力的なシーンも登場するし、登場人物たちの行動が複雑に交錯する物語だ。しかし、観賞後には疾走感だけでなく、人間の哀しみや切なさが残る。「俺自身が弱虫な人間でいっつもウジウジしているから、勝利や成吉に憧れるんだと思うんです。ふたりは『この瞬間がすべてだ』と思って生きてるし、見てくれはちょっと暴力的で汚いけど、それが一番美しいんだと思うんです」。どんな状況であっても必死に生きて、もがき、叫び声をあげる人間たちの姿を描いた『東京プレイボーイクラブ』は、日本公開を前に海外の観客からも高い評価を得ている。ロッテルダム映画祭ではタイガーアワードに正式出品され、釜山映画祭ではアジアの窓部門で作品が正式上映された。「映画をつくるときにはシンプルに、万国共通に通じる人間の感情にしぼって描きますね。過去に海外の映画祭に行ったのが大きかったですね。向こうのお客さんはシンプル。つまらなければ席を立つし。良ければ純粋に作品を評価してくれる。もちろん『世界と勝負したい』って気持ちはあります」。24歳で商業映画デビューを飾り、日本だけでなく海外もその視野に入れている奥田監督。「つねに1本の企画にすべてを出し切るので灰になるまで出しきった」という『東京プレイボーイクラブ』が、その“大いなる一歩”になることを期待したい。『東京プレイボーイクラブ』2月4日(土) 渋谷ユーロスペース、シネマート新宿ほか全国ロードショー
2012年02月02日『かもめ食堂』、『めがね』など独特の世界観で多くの映画ファンに愛される荻上直子監督の待望の最新作『レンタネコ』が5月に公開されることが決定。さらに、公開に先立ち、2月に開催される第62回ベルリン国際映画祭のパノラマ部門にて正式出品されることが決定した。どこかゆったりとした時間の流れの中で、こだわりの場所と人の出会いを描いてきた荻上監督が選んだ新たな題材は、タイトルにもなっている「レンタネコ」。都会の片隅で“レンタネコ”屋をひっそりと営む主人公・サヨコが、心寂しい人たちと猫との出会いのお手伝いをしていく姿を描く。夫と愛猫に先立たれた老婦人に、単身赴任中の中年男、自分の存在意義に疑問を感じるレンタカー屋の受付嬢、サヨコと浅からぬ因縁を持ち、いまはとある組織から追われる男などなど、サヨコのもとに訪れる様々な事情を抱えた人たちと猫の出会いの物語が繰り広げられる。主人公・サヨコに扮するのは、『めがね』以来の荻上組参加となる市川実日子。大人の女性になりきる一歩手前の少年ぽさを残したたたずまいで、正体不明の“レンタネコ”屋をコミカルかつ愛らしく演じる。そして猫をレンタルする人々には、同じく『めがね』で共演した光石研に草村礼子、山田真歩、田中圭、謎の隣人に小林克也と、ベテランから若手勢まで個性豊かな面々が集まった。荻上監督作品のベルリン映画祭参加は、劇場長編デビュー作の『バーバー吉野』(’03)、『めがね』(’07)に続いて3度目。『バーバー吉野』では児童映画部門出品で特別賞を、『めがね』はパノラマ部門出品でザルツゲーバー賞を受賞と、それぞれに高い評価を得ており、いまや国際的に支持を集める荻上監督にとってベルリン映画祭は縁深い映画祭の一つ。“レンタネコ”屋という斬新な舞台で展開する新たな“荻上ワールド”は、海外でどのように迎え入れられるのか?第62回ベルリン国際映画祭は2月9日(現地時間)より開催。『レンタネコ』は5月、銀座テアトルシネマ、テアトル新宿ほか全国にて公開。■関連作品:レンタネコ 2012年5月、銀座テアトルシネマ、テアトル新宿ほかにて全国公開© 2012 レンタネコ製作委員会
2012年01月26日スキンケア発想の日やけ止め「肌研」UVシリーズロート製薬は、スキンケア発想の日やけ止め「肌研(ハダラボ)」ブランドの日やけ止めシリーズから、ジェルタイプの日やけ止め「肌研 ヒアルロンUVクリーミージェル」(50g1,050円)と、しっかりUVカットしながら美白もできる「肌研ヒアルロンUV薬用美白乳液」(38mL1,050円)を、2月8日に全国の薬局・薬店等で発売する。*画像はニュースリリースより高いUVカット効果とうるおいにこだわったクリーミージェル「肌研 ヒアルロンUVクリーミージェル」は、高いUVカット効果とうるおいにこだわったクリーミージェル。スーッと伸びて、肌に負担をかけない軽いつけ心地で、3種類のうるおい成分ヒアルロン酸を配合し、日中も角質層深部まで、しっとりうるいを保つという。「肌研ヒアルロンUV薬用美白乳液」は、強力紫外線から肌を守り、美白有効成分「ビタミンC誘導体」を配合。メラニンの生成を抑え、しみ・そばかすを防ぐ。元の記事を読む
2012年01月14日キティファン必見のイルミネーションストリート多摩センターイルミネーション2011 毎年人気の多摩センター駅前のイルミネーションは、かわいらしい動物をかたどった光のオブジェたちが出迎えてくれる。>> その他イルミネーション情報はこちら
2011年12月26日2000年10月から2010年3月までテレビ東京系列で放送されていたご長寿番組「ペット大集合!ポチたま」。変わり種動物の紹介やペットの特技自慢など様々な企画があった中で、特に人気を集めていたコーナー、若手芸人・松本と犬の“まさお”が一緒に全国行脚する「まさお君が行く!ポチたまペットの旅」がこのほど映画化することが決定!主演にSMAPの香取慎吾、ヒロインに広末涼子を迎えることが明らかとなった。ちょっと天然でおバカなラブラドールレトリバー・まさおと、無名の若手芸人・松本が全国行脚を通して、様々な人や犬と出会っていく旅形式のこのコーナー。まさおに振り回される松本の笑いあふれるやりとりが話題を呼び、一躍人気を集めた。実話を基にした今回の映画化では、そんなふたりが動物番組に抜擢されたところから、ひょんなきっかけで人と犬のコンビを結成し奇跡を起こしていく姿を描く。だが、人気者になったまさおと松本のもとに訪れた悲劇。まさおが命にかかわる持病をもっていたことが分かる。まさおに幸せな一生を送ってほしい、さらに自身の人生を変えるため、松本が人生最大の決心をする。主人公・松本秀樹役に抜擢されたのは、『こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE 〜勝どき橋を封鎖せよ!〜』での演技が記憶に新しい、国民的人気を集めるSMAPの香取慎吾。暇で売れない芸人の松本がまさおと出会い、人間として成長していく様子を体当たりで演じる。現在、撮影中の香取さんは「あのまさお君が何と映画化!とっても楽しくて撮影も絶好調です。本当に、『まさお君が行く!』のコーナーと同じような、自然体な感じで楽しく映画を撮っています。こんな映画ってあまり経験ないなというくらい、気持ちもすごくリラックスしていますし、とても温かい映画になると思います」と撮影を存分に楽しんでいる様子。今回、メガホンを取るのは『NANA』など大ヒット作品を手がけてきた大谷健太郎監督。香取さんは「監督と初めてお会いした打合せで、本物の松本さんに近づける演技ではなく、ドキュメンタリーのように香取慎吾が追体験する様子を撮りたいと言われました。演じる相手は犬なので、上手くいかないところもそのままカメラを回しているのですが、そのおかげで愛らしく、楽しい撮影現場になっています」と現場の様子を明かす。さらに、共演の“まさお”については「初めは脚本の中と一緒で『バカ犬だなぁ』と思っていたんですが、最近『バカ犬を超えた天才犬かもしれない!?』と思うようなすごい動きをするんですよ!でも、もう2回くらいおしっこをかけられましたけど(笑)。僕も小学校時代にポメラニアンを飼っていましたが、一番飼いたかったのはラブラドールレトリバー。今も犬を飼いたいけど、飼い始めたら生活も変わってしまうと思って何とか我慢しています。だから勢いでこの子を家に連れて帰らないように『あくまで仕事だ!』と思って気をつけています(笑)」とすっかりゾッコンのようだ。そして松本の彼女、須永里美を演じるのが『おくりびと』、『ゼロの焦点』など幅広い役をこなす広末涼子。松本の芸人人生をずっと見守ってきた里美だが、ある日彼女は松本に別れを告げる。2人の恋愛のゆくえも本作の見どころとなる。「年齢や付き合いの長さを現実的に考えたとき、女性特有の一般的な悩みだと思いますが、彼との将来のことなどが不安で、新しい道を切り開きたいけど言い出せない。でもその中で、自分にも舞い込んできた、まさお君との出会いや彼(松本)の新しい仕事が、里美の人生にも変化を与えていきます」と今回の役どころについて説明する広末さん。香取さんとの共演については、「自然体の香取さんのままでありながら、さらに松本くんの空気の読めない感じとかが出てくるので、ご一緒していてとても楽しいですし、きっと観ている方々も楽しくて、嬉しいだろうなと思います。良い意味で、松本くんとまさお君の2人のゆるい感じが伝わってくる現場なので、出来上がりが楽しみです」と語る。2人のほかには、TV番組のディレクター役に光石研、同番組のAD役に成海璃子。加えて木下隆行(TKO)、大久保佳代子、神田瀧夢、浅野和之、左時枝、寺島進と個性的な面々が脇を固める。果たして、松本とまさおが最後に起こす奇跡とは?映画『LOVEまさお君が行く!』は2012年6月23日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開予定。■関連作品:LOVEまさお君が行く! 2012年6月23日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2012「LOVEまさお君が行く!」製作委員会
2011年11月30日先日より開催中の第12回東京フィルメックスにて11月25日(金)、25歳(※撮影時24歳)の新鋭監督・奥田庸介の『東京プレイボーイクラブ』のジャパンプレミアが開催された。上映前の舞台挨拶に奥田監督と共に大森南朋、臼田あさ美、淵上泰史が登壇。ヒップホップ乗りの新人監督の挨拶に会場は笑いに包まれた。1986年生まれの25歳で、昨年のゆうばりファンタスティック映画祭にて自主製作映画『青春墓場〜明日と一緒に歩くのだ〜』がグランプリを受賞するなど、久々の大型新人として期待を集める奥田監督の商業映画デビュー作。場末のピンサロ“東京プレイボーイクラブ”を舞台に、血の気の多い流れ者やその昔の仲間、店員の男やその彼女が人生を賭けて繰り広げるドタバタ劇が描き出される。奥田監督は「自主製作映画を撮っていて、先が見えないときに巡ってきたチャンスで撮った映画です。『これを逃したらオレの人生は終わる』というつもりで撮りました」と映画に込めた思いを告白。初めての商業映画となったが「これまでボンクラの寄せ集めみたいな連中と映画撮ってて、ヒドイもんだったんですが(苦笑)、今回、一流の役者とスタッフと撮る機会をいただいて現場に入っても全然ついていけなかったです。熱出して早朝に救急病院に連れてってもらったりして迷惑かけました」と苦笑交じりにふり返ったが「いま、パーフェクトな時間過ごせているので、まあいいかって感じです」と飄々とした表情を見せた。大森さんは監督の印象を聞かれ「いま、みなさんが感じているのと同じ感じです(笑)」と言いつつ「不良の青年が熱い映画を作る力強さを感じました」と称えた。血の気の多い主人公を演じているが「最近はTVで“いいひと”を演じてますが、この役はいい人じゃないので楽しんで(笑)」と自信が出演するCMを引き合いに出し、会場の笑いを誘った。臼田さんは大森さん、光石研ら実力派の先輩俳優との共演に「(撮影に)インするまでは緊張ばかりでした」と述懐。だが、実際の現場の様子については「現場に入ったら、緊迫感のあるシーンがたくさんあるのに、撮影の直前まで笑いの絶えない現場でした」と楽しんだ様子だ。淵上さんの恋人役を演じたが「同世代ということで励まし合い、一緒に読み合わせもしてすごく良かったです」と笑顔を見せた。今年公開された映画『軽蔑』で本格的に俳優デビューを果たした淵上さんは「まず決まったとき『僕でいいのかな?』と思いました。どこの馬の骨とも知れない役者を選んでいただき、選ばれたからには危機感を持って必死でした」と現場での奮闘を明かしてくれた。最後に、これから映画を観る観客に向けて一言を求められた監督は観客に「期待してるな?あんま面白いこと言えねーよ(笑)。楽しもうぜって気持ちで観てくれたらおれはハッピーだ」とMCのようにノリノリで締めの挨拶。報道陣向けの写真撮影では大げさに両手をカメラに向けて振り回し、その様子に隣りの大森さんも笑みを浮かべていた。『東京プレイボーイクラブ』は2012年2月4日(土)より渋谷ユーロスペース、シネマート新宿ほか全国にて公開 。■関連作品:東京プレイボーイクラブ 2012年2月4日より渋谷ユーロスペース、シネマート新宿ほか全国にて公開© 2011 東京プレイボーイクラブ■関連記事:松下奈緒「ゲゲゲ」以来のNHKドラマは、憧れの向田邦子原作
2011年11月25日1986年に発足し、今年で26回目を迎える仙台の冬の風物詩、『SENDAI 光のページェント』が今年も12月2日(金)より開催される。暗い冬の夜空に光を灯すことで、「小さな光を見て心から美しいと感動したい」「ページェントのあかりの温もりや落ち着きが市民の心を豊かにし、さらに活気あるまちづくりを」と始まったこのイベント。今年は3月に発生した東日本大震災を受け、「鎮魂の光」「命の光」「復興の光」「夢と希望の光」と特別な想いを込めての開催となる。毎年、企業の協賛や街頭募金活動など、幅広い層からの協力で成立してきたこのイベントだが、今年はさらに、LED電球を保管していた倉庫が津波の被害に遭い全損という難局にも直面している。それでも「被災地として復興への希望の灯りをともしたい」との思いがあり、「光の和、想いをひとつに!」のスローガンのもと、今年の開催が決定した。開催は12月2日(金)から31日(土)まで。毎日17時30分から22時まで(31日のみ23時まで)、定禅寺通・東二番丁通~市民会館前の区間がライトアップされる。なお、チケットぴあではこのイベントを支援する募金を一口1000円で受け付けている。
2011年11月16日美しい自然が広がる北海道に佇むパン屋を舞台に、原田知世と大泉洋が初タッグを組み、夫婦を演じる映画『しあわせのパン』が、このほど北海道先行で、2012年1月に全国公開されることが決定した。主人公は、東京から北海道の月浦に移り住み、オーベルジュ式のパンカフェ「マーニ」を始めた若い夫婦、りえと尚。尚が季節のパンを練り、りえはそれに合う料理を作る。春夏秋冬を通して、様々な思いを抱えて訪れる客たちに夫婦はそっと手を差しのべ、みなそれぞれの「しあわせ」を手に店を後にする。そんな夫婦にも、最後にとっておきの「しあわせ」が待っていて…。妻のりえを演じるのは、来年でデビュー30周年を飾る原田知世。その夫・尚役をTV・映画に引っ張りだこの人気俳優、大泉洋が演じ、今秋公開の『探偵はBARにいる』に続いて故郷の北海道での映画主演を飾る。また、2人以外にも、パンカフェ「マーニ」を訪れる客役に、森カンナ、平岡祐太、光石研、八木優希、中村嘉葎雄、渡辺美佐子、あがた森魚、余貴美子など、個性的な俳優たちが参加することがこのほど発表された。北海道・洞爺湖辺の月浦で全て撮影された美しく壮大な大地を背景に紡ぎ出される、人間ドラマに注目したいところ。さらに、その豊潤な土地で育った食材から作られた、美味しいパンと食事、ご当地ブランドの家具や食器などが物語に彩りを加えている。コメディ俳優のイメージとはまた一味違う、優しい雰囲気が伝わる大泉さんの演技はもちろん、原田さんとの夫婦の掛け合いにも期待!『しあわせのパン』は、2012年1月21日(土)より北海道にて先行公開ののち、1月28日(土)より渋谷シネクイント、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。■関連作品:しあわせのパン 2012年1月21日より北海道にて先行公開、1月28日より渋谷シネクイント、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開
2011年08月03日「行け!稲中卓球部」などで知られる古谷実の人気漫画を鬼才・園子温が実写化することで話題の『ヒミズ』。すでに出演が発表されている染谷将太、二階堂ふみに加え、渡辺哲、吹越満、神楽坂恵、光石研、渡辺真起子、黒沢あすか、でんでんら“園組”のおなじみの俳優陣が出演することが明らかになった。古谷実が一切のギャグを封印して、人間の暗部を浮かび上がらせた本作。園監督にとっても初の原作実写化となるが、原作で主人公の貸しボート屋に集まる中学校の同級生が映画では家を持たない、大人の“自由人”として描き変えられ、世の中の不条理さが、より刻銘に描き出される。この自由人たちを演じるのが、園監督の『冷たい熱帯魚』で強烈なインパクトを残した渡辺哲と吹越満、そして監督の最新作『恋の罪』で独特の色気と存在感を放っている神楽坂恵。さらに、染谷さん演じる主人公の住田をどん底にたたき落とすきっかけを作る父親を演じるのは、主演作『あぜ道のダンディ』が先日公開された光石研。園監督作『紀子の食卓』では、真面目だけが取り柄の主人公の父を演じたが、今回は全く違ったタイプの父親像を見せてくれそうだ。そして、住田を捨てて男と逃げる母親を、『愛のむきだし』の自由奔放な女・カオリ役で脚光を浴びた渡辺真起子。そして、二階堂さんが演じる住田の唯一の理解者である茶沢の母親という、原作にはないキャラクターを黒沢あすかが演じる。そしてもうひとり、『冷たい熱帯魚』の冷酷な殺人犯役で映画史に残る怪演を見せたでんでんが、住田から借金を取り立てようとするヤクザの金子に扮する。渡辺哲さんは今回の現場をふり返り「監督にどんどんひっぱってもらいました。ハードでしたが、やり終えた充実感は他にはないもので、完成がすごく楽しみです」と語る。吹越さんは、園監督からのオファーについて「園さんのご要望とあらば、いつでもどこでもなんでも、です。え?『ヒミズ』?そりゃスゲェー!!!ってな感じでした」と述懐。現場を終えて「園さん初の“原作あり”ということですが、これがまたなんと、オリジナルではないかと思えるほどぴったりな世界観。園子温が園子温の映画を撮っていたとしか言い様がないのです。また、これはいつも感じることですが、『園子温の撮影現場』というライヴを観ているようでした」と感想を明かす。原作の独特の世界観に園カラーが加わり、どのような化学反応が起こっているのか?完成が待たれる。『ヒミズ』は2012年春、シネクイントほか全国にて順次公開。■関連作品:ヒミズ 2012年春、シネクイントほか全国にて公開© 『ヒミズ』フィルムパートナーズ■関連記事:園子温が「稲中卓球部」古谷実の人気漫画「ヒミズ」を映画化!主演に染谷将太
2011年07月22日ヘルシンキ、与論島、チェンマイ、京都――。そこに暮らす人と街の関係を描いてきたプロジェクトの最新作『東京オアシス』の撮影がクランクアップした。今作の舞台はタイトルからも分かるように、東京だ。たくさんの人が働き暮らす大都市東京の片隅で起きる、小さな3つのエピソードが描かれている。撮影現場を衣装のまま飛び出してきた女優のトウコ(小林聡美)は、車の後部にレタスを積んだ青年・ナガノ(加瀬亮)に出会い、不思議な一夜を過ごす。深夜のコンビニ前で、猛スピードで走るトラックに向かっていく小林さんをとっさに助ける加瀬さんのシーンの撮影は、都内近郊の高速沿いで行なわれた。深夜ということと、走る加瀬さんと小林さんの姿は、いままでの共演作にはない特殊な緊張感。おそらくそれは、CMやPVなどの作品で活躍してきた中村佳代監督の演出によるものなのだろう。クランクイン前に加瀬さんが語っていたように、「いままでとはちょっと違う作品」になりそうな雰囲気が漂っていた。原田知世と小林さんのシーンは小さな映画館で行なわれた。映画館で働くキクチ(原田さん)が、終映後に眠りこけてしまったトウコを起こすと、かつての知り合いだった2人が再会を果たすという場面。原田さんと小林さんは初共演とは思えない息の合った掛け合いを見ることができた。セリフの掛け合いというより、間の取り方、息づかい、近づいたり離れたりする距離感といったものが目に見えるようだ。昔の知り合いと再会すると、過ぎ去った時間に思いを馳せ、いまの自分の立ち位置をもう一度見直すことになる。原田さんが放つセリフの一つ一つから、キクチの過去を思わせるような含みが生まれる。受け取る小林さんの一挙手一投足からトウコという女性が真剣に人生を歩んできたことが伺える。脚本に書かれた人物がこうやって実物になっていくのだと感じさせる瞬間だった。動物園のアルバイトに応募したものの自信喪失しているヤスコを演じる黒木華は、映画初出演。彼女自身も昨年末に東京に移り住んできたばかりで、ヤスコが感じる気持ちを体で感じている最中なのだろう。撮影が行なわれた動物園は遠足シーズン真最中で、数百人の幼稚園児たちが楽しそうに園内を駆け回るなか行なわれた。動物たちを覗き込むヤスコにトウコが話しかけるシーンは、あたたかな空気に満ちており、新しくプロジェクトに参加した黒木さんをチーム全体が優しく迎え入れているかのようだった。原田さんの映画館のストーリーと、黒木さんの動物園のストーリーの演出は『マザーウォーター』の松本佳奈監督。息の合ったキャストとスタッフと共に、芝居をじっくりと見せる演出にこだわっているようだった。約2週間、集中して行なわれた撮影も無事全てのシーンを撮り終え、10月の公開に向けて編集作業が行われている。撮影レポートに登場する小林さん、加瀬さん、原田さん、黒木さんのほか、もたいまさこ、市川実日子、光石研らおなじみの顔も。なじみ深い東京の街とそこに暮らす人々がどんなふうにスクリーンに映し出されるのか、楽しみだ。『東京オアシス』は10月22日(土)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。(text:Itsuko Hirai)■関連作品:東京オアシス 2011年10月22日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開© 2011オアシス計画■関連記事:『めがね』チーム新作『東京オアシス』飼育係の物語を公式サイトで展開『かもめ食堂』チームの新作が始動!小林聡美、加瀬亮らが撮影を前に心境を告白
2011年07月04日映画『マザーウォーター』(松本佳奈監督)の初日舞台挨拶が10月30日(土)、東京・新宿ピカデリーで行われ、小林聡美、小泉今日子、加瀬亮、永山絢斗、もたいまさこらが出席した。ウイスキーしか置かないバーを営むセツコ(小林さん)、コーヒーカフェを開いたタカコ(小泉さん)ら京都に暮らす7人の男女の生活を見つめた群像劇。映画『かもめ食堂』、『めがね』、『プール』といったシンプルなドラマを製作してきたプロジェクトシリーズの最新作。同シリーズを通じて美味しい食べ物を登場させてきたフードスタイリストの飯島奈美さんが本作でも腕をふるった魅惑のメニューに話題が集中。小泉さんは「グラタンを作る役で食べたんですけど、もたいさん(演じるマコト)の家の朝ごはんに呼ばれたいな、と思いました。今度、飯島さんの本が出たんですよね!」。本作までの4作に登場した料理レシピをまとめた「飯島風」(マガジンハウス刊)が先日発売されたばかりで、『めがね』からのシリーズの常連で今回、劇中でビーフカツサンドを食べる加瀬さんは「飯島さんの料理はホントに美味しくて、みなさんにも味わってもらいたいと思っていたので、本が出たといま、聞きましていいことだなと思います」と太鼓判。『めがね』に続いての出演となった光石研は、自身の撮影がない日でも「永山(絢斗)くんとビーフカツサンドをいただきに行きました。ひとりだと心細いしホントに食べに来ただけみたいになっちゃうので、いかにも現場を見る風にして…。ホントに美味しいんですよ」と告白。もたいさんから「かきあげの日(マコトの朝食)にも来ていましたよね!」と暴露され、「はい…」と頭を掻いていた。一方、この日は台風14号が関東地方に接近中とあって強い雨風に見舞われるあいにくの空模様。冒頭の挨拶で満場の観客に向かい、小泉さんが「あたしだったら絶対、家から出ない」と口火を切ると、市川実日子も「私だったら来ないんじゃないかな」、永山さんも「こんな雨の中、僕だったら外に出ない」と引きこもり派。一方、光石さんは「僕だったら傘を差して来たでしょう」、もたいさんは「槍が降ってもきます」と笑わせていた。『マザーウォーター』はシネスイッチ銀座、新宿ピカデリーほか全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:めがね 2007年9月22日よりテアトルタイムズスクエア、銀座テアトルシネマほか全国にて公開© めがね商会プール 2009年9月12日よりシネスイッチ銀座、新宿ピカデリーほか全国にて公開©プール商会マザーウォーター 2010年10月30日よりシネスイッチ銀座、新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2010パセリ商会■関連記事:加瀬亮×永山絢斗×光石研インタビュー『マザーウォーター』ほのぼのメンズトーク小泉今日子『かもめ食堂』のシリーズに「ヘルシンキからいたような顔で」参戦市川実日子インタビュー京都で心地よく演じた“豆腐のような人”人気フードスタイリスト飯島奈美が『マザーウォーター』クッキーを初プロデュース!『かもめ食堂』チームに小泉今日子、永山絢斗が参戦今度の舞台は“京都”
2010年10月30日フィンランドのヘルシンキ、鹿児島県の与論島、タイのチェンマイ──3つの場所とそこで暮らす人々をシンプルに描いた映画『かもめ食堂』、『めがね』、『プール』。そのプロジェクトチームが4作目の舞台に選んだのは日本の古都・京都。タイトルは『マザーウォーター』。そこにはこれまでの3作と同様に今回も心地いい空気が流れ、人生を見つめ直したくなり、そして一歩踏み出したくなる。そんな『マザーウォーター』の魅力について加瀬亮、永山絢斗、光石研に語ってもらった。家具工房で働くヤマノハ役の加瀬さん、銭湯の主人オトメ役の光石さん、オトメの銭湯を手伝うジン役の永山さん。このシリーズへの参加はそれぞれ3回目、2回目、初参加となる。よく分からない台本──タイトルの「マザーウォーター」とは、映画にも登場する“ウイスキー”の仕込み水のことだそうですね。初めて台本を読んだとき、どんな印象を持ちましたか?加瀬:今回に限らず、最初に台本を読んでも分からないんです(笑)。ただ、このプロジェクトの出演は3度目になるので、『めがね』と『プール』のときにできなかったことを『マザーウォーター』でやってみたいという自分なりの課題はありました。──そのやりたいこととは、具体的に言うとどんなことですか?加瀬:前の2作もそうなんですが、僕の演じる役は小林聡美さんありきのキャラクターというか…。今回でいうと、小林聡美さんの演じるセツコに悩みを話し、彼女との交流を通してちょっとだけ前に進むという設定。ヤマノハという青年はいままでよりも閉じている役なので、そこにうまく反応していきたいなと思いました。──なるほど。光石さんは『めがね』に続いての参加ですね?光石:今回はより削ぎ落とされているというか、もっと分からなくなっていました(笑)。でも、分からないところもたくさんあることは確かなんですけど、クランクインの前にみんなで本読みをしたとき、(物語が)立ち上がってくるというか、(自然とセリフが)入ってくるというか、互いに読み合わせることで見えてくるものがあったんです。加瀬:それはありましたね。そう言えば本読みのときの光石さん、全然雰囲気が違って別人みたいでしたよね?ちょうど舞台の真っ最中だったからなのか、めちゃくちゃ男っぽい雰囲気で、ドスの効いた声で、オトメさんとは全然違うキャラでしたよ(笑)。光石:全然覚えてないなぁ。多分、声を出しすぎて枯れていたのかも(笑)。永山:僕はクランクインする4日前に京都に入ったんですけど、光石さんと(偶然)同じ新幹線で、その日は特に何もなかったので、夜ご飯を食べに行こうとふらふらと京都の街を歩いていたんです。そしたらまた光石さんとばったり会って、ご飯に連れて行っていただきました。あと、本読みの段階ではまだ(どう演じたらいいのか)不安の方が強かったんですが、京都に入って街を歩いたり電車に乗ったりしているうちに、あぁこういうことなんだ…と感覚がつかめたという気がします。加瀬:でも、初参加という感じは全然しなかったよね。光石:撮影のときもスッと現場に入って、スッとジンを演じて、スッと帰っていくんだよね。加瀬:帰った後はきっとやんちゃですけどね。って、それは推測ですけど(笑)。永山:…(笑)。“ゆるい映画”ではない彼らを引っ張り、初メガホンを取ったのは『めがね』と『プール』でメイキング撮影を担当していた松本佳奈監督。彼女のこだわりで約1か月にわたって京都市でオールロケが行われたそうだが、もちろん映し出されるのは観光名所的な京都ではなく、思わず住みたいと思ってしまうような小さな商店街。3人の俳優たちもそんな京都の街に惚れたと口を揃える。──撮影を通じて感じた京都の良さはどんなところですか?新たな発見はありましたか?光石:京都撮影所があるので、長期に渡って滞在したことはあるんです。けれど、京都に喫茶店文化やコーヒー文化があるのは知らなくて。20代の頃から撮影で京都に通っているのに、加瀬くんに教えてもらうまで全然知らなかったんです。滞在中はスタッフに作ってもらった冊子と市販の『おじさんの京都』というガイドブックを参考に、いろいろなお店を回りました。そういう楽しみがあったのは今回が初めてですね。──この映画にも小泉今日子さんが演じるタカコが営む素敵なカフェが登場しますよね。ほかにも豆腐屋、ウイスキーしか置いていないバー、どのお店も居心地が良さそうで。ただ、居心地のいい雰囲気を出すことは役者にとってハードルは高いのでは?光石:そうですね。『めがね』のときも思っていたことなんですけど、舞台となる場所(土地)でちゃんと呼吸をしていないと成立しない映画だと思うんです。だから短い期間ではあるけれど、京都を自分自身にしっかり染み込ませるというか、そういう点に気を付けていました。加瀬:さきほど光石さんも“削ぎ落とした”という表現を使っていましたが、個人的にはゆるい映画とは捉えていないです。役者としては感情的に表現する方がやりやすいのですが、このプロジェクトの映画みたいにただ立って呼吸をしているというのは、けっこう難しいんです。永山:こういう作品に初めて出演したので、ほんとに難しかったです。いろいろと勘ぐりすぎて分からなくなったりもしました。僕もゆるい映画だとは思っていなくて、むしろ自分的には(心情的に)激しかった映画ですね。加瀬さん、光石さん、永山さんが言うように、癒し系=ゆる系と括られがちだが、『マザーウォーター』は確かにゆるい映画ではない。何気ない毎日を自分らしく生きることは強いからこそできること。特別なことは何も描かれていなくても明日への活力が湧いてくる──実はものすごく力強い映画なのだ。(photo:Yoshio Kumagai/text:Rie Shintani)■関連作品:めがね 2007年9月22日よりテアトルタイムズスクエア、銀座テアトルシネマほか全国にて公開© めがね商会プール 2009年9月12日よりシネスイッチ銀座、新宿ピカデリーほか全国にて公開©プール商会マザーウォーター 2010年10月30日よりシネスイッチ銀座、新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2010パセリ商会■関連記事:小泉今日子『かもめ食堂』のシリーズに「ヘルシンキからいたような顔で」参戦市川実日子インタビュー京都で心地よく演じた“豆腐のような人”人気フードスタイリスト飯島奈美が『マザーウォーター』クッキーを初プロデュース!『かもめ食堂』チームに小泉今日子、永山絢斗が参戦今度の舞台は“京都”『かもめ食堂』荻上直子最新作『トイレット』特報が到着“ばーちゃん”って何者?
2010年10月28日映画『マザーウォーター』(松本佳奈監督)の完成披露試写会が10月21日(木)、東京・スペースFS汐留で行われ、小林聡美、小泉今日子、加瀬亮、永山絢斗ら主要キャスト7人が舞台挨拶に顔を揃えた。映画『かもめ食堂』、『めがね』などシンプルな人間ドラマを製作してきたプロジェクトシリーズの最新作で、京都を舞台にウイスキーだけ出すバーを営むセツコ(小林さん)、コーヒー屋のタカコ(小泉さん)、豆腐を売るハツミ(市川実日子)ら7人の男女の群像劇。同シリーズ初参加となった小泉さんだが「前からこのシリーズを見ていたし、それぞれお仕事してきた方も多かったので『いなかったっけ?いままでも』って感じで違和感なく入っていき『いままでもいましたよ』みたいな顔してやっていました」。シリーズの常連、もたいまさこさんから「全然オッケーでしたよ。小泉さん、全部仕切っていました」と“座長ぶり”を明かされ、「ヘルシンキ(『かもめ食堂』ロケ地)からずっとねぇ…」とおどけた。対照的に同じくシリーズ初参加の永山さんは「素敵なキャストのみなさんの中に僕が入っていいのかと思いましたがどうにか…」とコチコチだった。一方、冒頭で光石研が「みなさん楽しんでいってください」とオーソドックスな挨拶をすると、小泉さん、小林さん、加瀬さんらほかのキャスト陣が一様にニヤリとして意表を突かれたような表情を向け、光石さんが大テレする一幕も。セツコのバーに入り浸る青年・ヤマノハを演じた加瀬さんは「僕が(セツコを)養っていました」。もたいさんも自身の役どころについて「いつも通り謎の女で何やっているのか、フラフラしています。散歩の達人に見えたらいい」とそれぞれ軽快なトークを繰り広げ、会場の笑いを誘っていた。『マザーウォーター』は10月30日(土)よりシネスイッチ銀座、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:マザーウォーター 2010年10月30日よりシネスイッチ銀座、新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2010パセリ商会■関連記事:市川実日子インタビュー京都で心地よく演じた“豆腐のような人”人気フードスタイリスト飯島奈美が『マザーウォーター』クッキーを初プロデュース!『かもめ食堂』チームに小泉今日子、永山絢斗が参戦今度の舞台は“京都”
2010年10月21日実際にかつて夫婦関係にあった小泉今日子と永瀬正敏が夫婦役を演じることで話題の映画『毎日かあさん』の共演者が新たに発表され、古田新太、大森南朋らが出演することが明らかになった。併せて劇中の写真も公開され、小泉さんの母親ぶりをうかがわせるビジュアルも解禁となった。漫画家・西原理恵子が実人生を反映させる形で毎日新聞に週1回のペースで連載している漫画が原作で、単行本はシリーズ累計で150万部を突破している。主人公の漫画家・サイバラとその夫・カモシダ、そして6歳の息子と4歳の娘の物語が綴られる。今回、新たに本作への出演が明らかになったのは子役の2人(矢部光祐、小西舞優)を含め総勢12人。古田さんと大森さん以外に、“かしまし娘”の正司照枝に田畑智子、光石研、鈴木砂羽、柴田理恵、安藤玉恵、遠山景織子、さらに元女子プロレスラーの北斗晶の名も!また、到着した写真では小泉さん演じるサイバラが、ペンを手に机に向かう姿や、ベッドで子供たちと話をしている様子が写し出されている。一方、永瀬さん演じる夫のカモシダは短髪で口の周りに薄くひげを残しており、渋い表情を浮かべて枡でお酒を呑む姿が…。対照的な雰囲気を感じさせる妻と夫だが、“元夫婦”の小泉さん、永瀬さんが、どのような掛け合いを見せてくれるのか?また古田さんや大森さんといった実力派の俳優陣とどのように絡むのか楽しみなところ。『毎日かあさん』は2011年2月5日(土)より全国にて公開。■関連作品:毎日かあさん 2011年2月5日より全国にて公開© 2011映画「毎日かあさん」製作委員会■関連記事:小泉今日子&永瀬正敏が西原理恵子原作『毎日かあさん』で夫婦役!
2010年10月07日流れる時間に身を委ねるように「人」が「場所」に集うさまを描いてきた、『かもめ食堂』、『めがね』、『プール』の制作プロジェクトから、また新たな作品が誕生する。そのタイトルは、『マザーウォーター』。フィンランド、南の島、タイに続き、本作の舞台となるのは、シンプルな美意識を貫いてきた街、京都。3月10日(水)より京都オールロケにて快調撮影中の本作だが、完成を間近に控えた3月29日(月)、出演陣が全員登壇しての製作会見が行われた。『かもめ食堂』『めがね』を手がけた荻上直子監督に代わり、今回指揮を執るのは松本佳奈監督。小林聡美、もたいまさこ、加瀬亮、市川実日子、光石研の『めがね』組に、今回初参加となる小泉今日子、永山絢斗を加えた総勢7人の俳優陣が京都に集結した。まずは一人ずつ自己紹介からスタート。小林さんが「どこからかやってきて、バーをやっているセツコを演じています、小林聡美です。だんだん映画が出来上がってきて、気も引き締まる思いです」と口火を切れば、コーヒー屋を始めるタカコ役の小泉さんは「この街に最後にたどりついて、新しい人生が始まる役でワクワクします」と笑顔で挨拶。続いて、市川さんは「お豆腐屋のハツミ」、加瀬さんは「中古家具屋で修理をしているヤマノヤ」、永山さんは「銭湯・オトメ湯で働くジン」、光石さんは「オトメ湯の主人・オトメ」と自己紹介。そして「マコト役」のもたいさんはというと、「よく分からないのですが、いろんなとこで、いろんな人と関わる謎のおばさん?おばあさん?それも分からないような不思議な存在です」とのこと…。京都を舞台に選んだワケを、「たくさん人がいて大きい街だけど、個人商店とか昔からの人との関係が残っている場所。大きな鴨川から派生する小さな川、人と水の生活が繋がっています。人から人を描くのに、日本の中で京都は特別な街だと思って、京都にしました」と説明する松本監督。キャスト陣も各々、京都での楽しみを見つけているようで、「奥が深く素敵な街」(小林さん)、「仕事とかを大事にしている意気込みを感じる」(小泉さん)、「道の先が異界につながっているんじゃないか」(加瀬さん)と、東京とは違う神秘さにとりつかれた様子。そんな中、もたいさんは「京都に来たら…たくさん寝ています(笑)」。実は、小林さんと小泉さんは意外にも映画では本作が初共演となるが、小泉さんは小林さんについて「同級生ですし、とても信頼している方のひとりです。また一緒に映画の世界の中で何か残せたら良いと思っていたので、とても楽しい日々を過ごしています。最近もらうのは癖のある役が多かったので、この現場で毒消ししている感じです(笑)」と全幅の信頼を寄せている様子。同じく初参加の永山さんも「独特な雰囲気になじめるか不安で、クランクイン前はすごく緊張していました。久しぶりに手に『人』という字を書いて飲みました(笑)。いまもう大丈夫です。すごい世界観の中で、毎日が楽しいです」とすっかりなじんでいる様子。そんな2人に向けて、小林さんは「このチームは半分“寅さん”みたいな雰囲気なので(笑)、女性のマドンナと男性のマドンナが来てくれた!という感じです」と意気揚々。撮影の様子について尋ねると、小林さんはもう一人の出演者に言及。「田熊直太郎くんという1歳半くらいの男の子です。いつも機嫌の良い子で、もたいさんのセリフの口癖に『今日もキゲンよくやんなさいよ』というのがあるんですが、まさにそんな子です」と溺愛ぶりを見せる一方、小泉さんからは「バーの控え室が卓球場なので、みんなで卓球をしました。みんなすごくうまくなったよね」と微笑ましいエピソードも飛び出し、和やかな撮影の様子が伝わってきた。本作はまもなく、4月4日(日)にクランクアップ予定。果たしてどんな作品に仕上がるのか?『マザーウォーター』は10月下旬、シネスイッチ銀座、新宿ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:マザーウォーター 2010年10月下旬、シネスイッチ銀座、新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2010パセリ商会
2010年03月29日累計400万部の売上を突破した人気コミックを原作に、人気沸騰中の市原隼人を主演に迎えてドラマ化され、今年7月より放送された「猿ロック」。兼ねてから映画化が囁かれていた本作だが、その真相がこのたび明らかに!映画『猿ロック THE MOVIE』というタイトルで、強力な新キャストも加わり、撮影がスタートした。ドラマからの続投で、市原さんが演じるのは主人公の天才鍵師・猿丸耶太郎、通称“サル”。映画では謎の美女に依頼された仕事で、警察の権威に関わる重大な秘密が入ったトランクを手にしてしまったサルは、ブツを取り戻そうとする銀行強盗犯、そして警察に追われるハメに…。市原さんに加え、共演陣には芦名星、渡部豪太、高岡蒼甫らがドラマに続き、サルの幼なじみとして配役。さらに、劇場版新キャストとして、NHKドラマ「どんと晴れ」で脚光を浴びた比嘉愛未がサルを美貌で騙す謎の美女を、小西真奈美は超エリート警察官僚役で事件の最大のカギを握る人物として出演するほか、光石研に西村雅彦、國村隼などベテラン勢も集結。また、鍵屋vs警察の激しいアクションも見どころとなる本作。カーチェイスに車の横転、海に車ごとダイブもあり!制作には、『海猿』の制作スタッフが何名か入っているが、先日都内某所で行われた銀行強盗のシーンの撮影では半径約100メートルの道路を一日中封鎖して敢行。警察隊や報道陣、野次馬といった数百人ものエキストラもおり、一般の通行人は本物の事件と間違えて、野次馬となって押し寄せたとか…。ドラマから映画に、パワーアップした映像が展開される。『猿ロック THE MOVIE』は2010年2月27日(土)より公開。■関連作品:猿ロック THE MOVIE 2010年2月27日より公開© 2010「猿ロック」製作委員会
2009年10月29日人気漫画を原作にした『カイジ 〜人生逆転ゲーム〜』の完成披露が15日(火)に行われ、上映前の舞台挨拶に主演の藤原竜也を始め、天海祐希、香川照之、光石研、佐藤東弥監督、そして原作者の福本伸行が上映前の舞台挨拶に登壇。タイトルに因んで“人生逆転”や“ゲーム”についてトークを繰り広げた。開口一番、「よろしくお願いします!」と絶叫した藤原さん。すばり、藤原さんにとって、人生逆転の転機となった出来事は?と尋ねると「僕は15歳で演劇の道に引っ張られたんですが、そうじゃなきゃ秩父の山奥で畑仕事してたと思います(笑)。それがいま、こうしてみなさんとご一緒してる。そう考えると、15のときが人生の転機だったのかな、と思います」との答えが返ってきた。香川さんは、自身のことはそっちのけで、高校時代はサエなかったパソコン好きの同級生が、自慢のパソコン技術で同級生たちの間でいまや“神”のように崇められている現実を語り「人生ってわかんないな、と思ってます」とコメント。「ちなみに僕は、その同級生たちの間でも細々と生きてます…」とポツリ、会場の笑いを誘った。光石さんは、小さい頃の「こどもの日」の思い出を披露。「抽選で当たるとお餅がもらえるんですが、僕は外れてあめ玉をもらって帰りました。次の日に学校行くと、お餅をもらった人があたって休んでまして…。小さな逆転劇を味わいました(笑)。全く“大逆転”とは言えないんですが…」と少し恥ずかしそうにふり返った。人生の大逆転(小逆転?)を告白する男性陣をよそに、天海さんは「私には、逆転しなきゃいけないことなど何ひとつございません!いまの状態で本当に幸せです」と力強く宣言。続けて「まだまだ、コン…いつかまた大逆転狙いたいかなと…。ううん、しなくても全然OK!」とやや不自然な笑みを浮かべながら答え、恐らく会場にいた多くの人の頭をよぎったであろう「結婚は?」という無言の問いかけを封じた。続いて映画に関連して、得意なゲームは?という質問が出ると、天海さんは「香川さんは、きれいなお姉さんたちとやる王様ゲームがお得意だそうです」と香川さんに代わって回答。監督は「ドラクエです」とかなり具体的な答えで会場の笑いを誘った。最後にマイクを握った藤原さんは観客に向けて「やれるかどうかじゃない、やらなきゃいけないんだ!」と絶叫して映画をアピール。会場は歓声に包まれた。『カイジ 〜人生逆転ゲーム〜』は10月10日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:カイジ 〜人生逆転ゲーム〜 2009年10月10日より全国東宝系にて公開© 福本伸行・講談社/2009「カイジ」製作委員会
2009年09月16日