『ライチ☆光クラブ』『ちはやふる』など話題作への出演が続く野村周平と、ドラマ「花子とアン」「Nのために」や舞台で活躍中の賀来賢人がW主演を務める『森山中教習所』。このほど、原作コミックをオマージュした新ポスタービジュアルと、場面写真が解禁となった。マイペースでテキトーな大学生・清高(野村周平)は、ある日、ポーカーフェイスでクールな高校の同級生・轟木(賀来賢人)と、偶然にもとんでもない場面で再会を果たす。いまはヤクザの組員として日々を送る轟木が、無免許運転で清高を轢いてしまったのだ。思いつきで免許を取ろうとしていた清高と、組長(光石研)から免許取得を命じられていた轟木。2人は木造校舎の古い廃校を自宅代わりにしている上原家が経営する、へんてこな非公認教習所「森山中教習所」に通うことになる。教官のサキ(麻生久美子)に恋心を抱き、子どものようにフリーダムな清高と、諸事情から高校を中退しヤクザの道へ足を踏み入れた轟木。 境遇も性格も全く違う2人が過ごす、たった一度の短い夏休みは、平穏無事に過ぎていくのか…!?監督を務めるのは、安達祐実主演の『花宵道中』から東出昌大×窪田正孝×小松菜奈共演『ヒーローマニア‐生活‐』まで、多岐に渡るジャンルの作品を自在に演出する豊島圭介。劇中の音楽を元「SAKEROCK」のメンバーであるグッドラックヘイワが担当し、星野源が主題歌「Friend Ship」を手掛けている。今回解禁されたポスタービジュアルは、物語の舞台となる「森山中教習所」を背景に、野村さん演じる清高と、賀来さん演じる轟木の2人が並んだもの。 それぞれに「ノーテンキな大学生」「ネクラなヤクザ」と落書きされ、2人の正反対なキャラクターが印象的に映しだされている。さらに、にこやかな笑顔でこちらを指さす野村さんからは「この夏が、ボクらの人生を変える!?変えない!?」とコミックさながらの吹き出しが!原作コミックの表紙をオマージュした、ポップで楽しげなデザインとなっている。併せて公開された場面写真でも、その対照的なキャラクターは健在。万事抑えた雰囲気の轟木と、明るくあっけらかんとした笑顔の清高、という2人の対比が印象的なシーンばかりだ。偶然の再会からはじまった、人生を変えるかもしれないひと夏を描いた、新たな青春映画となる本作。ちょっぴりシュールで、友情と愛情をあたたかさを体験できる穏やかな時間を、ぜひ映画館で体験してみて。『森山中教習所』 は7月9日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年04月21日直木賞受賞作家・小池真理子の半自叙伝的同名小説を原作に実写化され、現在公開中の映画<a href="">『無伴奏』</a>。現在、本作の公式フォトブックが劇場にて販売されているが、4月15日(金)より書店でも発売されることがこのほど決定。併せてフォトブックからメインキャストの成海璃子、斎藤工、池松壮亮らの場面ショットが解禁された。1969年、日本中で学生たちが学生運動を起こす混沌とした時代。女子高校生の響子(成海璃子)は、同級生のレイコやジュリーとともに時代に流されて制服廃止闘争委員会を結成し、学園闘争を行っていた。レイコに連れられ、初めてクラシック音楽の流れる喫茶店「無伴奏」へ足を運ぶ響子。そこで偶然にも渉(池松壮亮)、祐之介(斎藤工)、エマ(遠藤新菜)と出会う。ある日、大学での集会で怪我をして自分の甘さを痛感し、学生運動から離れた響子は、逃げ込んだ「無伴奏」で、渉たちと再会。響子は、渉に逢うたびに強く惹かれていった。時に嫉妬や不安に駆られ、それでも熱い想いを渉に傾けていく。だが、いつしか見えない糸が絡み始め、どうすることもできない衝撃に包まれていく…。監督には、『三月のライオン』『ストロベリーショートケイクス』の矢崎仁司が手掛け、未来を変えるべく若者たちが声あげ高揚していた1969~71年の仙台を舞台に、多感な恋に揺れ動く男女の姿を繊細かつ大胆に描く切なく耽美なラブストーリー。キャストには、主人公・響子役の成海さん、響子がのめり込む恋の相手・渉役の池松さん、渉の友人・祐之介役の斎藤さんといった人気の俳優陣をメインキャストに、祐之介の恋人・高宮エマ役に遠藤さん、そのほか藤田朋子、光石研らベテラン俳優も名を連ねた。また本作は、「ヨーテボリ国際映画祭」に出品され、称賛の声が寄せられるなど世界からも注目を集めている。今回書店販売されることが決定したのは、“クオリティの高い美術書的デザインで長く大切にお持ちいただくための本”をコンセプトに、映画の舞台となった1969年、激動の時代を再現した劇中の写真、オフショットなど、映画の撮影期間中にスチールカメラマンの西永智成が撮影した写真が収められている。また写真だけでなく、撮影中や撮影直後に行った、成海さん、池松さん、斎藤さん、そして矢崎監督のそれぞれのインタビューと、原作の小池氏と矢崎監督の対談を収録。また劇場で販売しているパンフレットには載っていない撮影日誌も掲載される豪華仕様となっている。本フォトブックのデザイナーには、90年代半ばから、美術・建築の書籍や展覧会のデザインを数多く手がける秋山伸が務め、本作でデモ集会が行われている設定の東北大学の建築科出身とあって、並々ならぬ意欲でこのデザインに取り組んだ。そして今回解禁された写真は、斎藤さん演じる祐之介と遠藤さん演じるエマが、成海さん演じる響子と池松さん演じる渉の前で 今まで映画や本でしか知らなかったセックスを、初めて自分ごとに感じることになる茶室に入っていくシーンと、海で渉と祐之介が水着に着替えるシーン。後者においては、本編ではお尻も見え、2人のお尻の形がいいと評判の場面で、後ろにある車の中では響子とエマも着替えている設定。また遠藤さんは、斎藤さんとの濡れ場で脱いだ時よりも、 このシーンで脱いだ時の方が恥ずかしかったと撮影をふり返っていた。なお、研音公式ショップ「K-SHOP」でも予約受付が開始され、5月5日(木)までに購入した人の中から、抽選で20名様に成海さんのサイン入りフォトブックが当たるそうだ。映画『無伴奏』フォトブックは4月15日(金)発売。映画『無伴奏』は新宿シネマカリテほか全国にて公開中。(cinemacafe.net)
2016年04月13日アガット(agete)から、夏に向けて天然石ターコイズを使用したジュエリーコレクションが登場。2016年4月上旬から順次展開される。「Voyage with...」をテーマに、女性の持つ強さや本質的な美しさをターコイズを使い表現。すっきりとした縦長シルエットが美しいロングネックレスや、アメリカンピアスは、洗練されたトライバル感が楽しめる。また、唐草模様を施したバングルは、サイズ調整も可能な仕様になっている。ひとつひとつ形の異なるターコイズに合わせて枠をとった、繊細なゴールドバングルとのレイヤードスタイルもおすすめ。他には、暑い夏を思い切り楽しみたくなるような、大胆な石使いのジュエリーも登場する。自然が作り出す石の表情がそのまま楽しめ、世界に一つしかない特別感が味わえる。普段使いのジュエリーとして使いやすいのは、放射線状に伸びる太陽の光からインスパイアされた繊細なブレスレットやピアス。ターコイズと淡水パールを合わせた、フェミニンなデザインにも注目したい。ピアスコレクションはターコイズブルーに合わせられるよう、あえて色味をいれずにデザインされた。ネイティブなイメージの模様ながら、女性らしく着けやすいフォルムが特徴となっている。【商品詳細】アガット 2016年夏コレクション発売時期:2016年4月上旬から順次発売場所:全国のアガット取り扱い店舗※取り扱い店舗によってアイテムが異なる場合あり。価格帯:12,000〜78,000円+税※アイテム個別の価格などは、ギャラリーを参照。※価格は全て税抜き。【問い合わせ先】お客様相談室TEL:0800-300-3314
2016年04月08日アライドテレシスと朝日ネットは、NTT東日本/NTT西日本の「光コラボレーションモデル」を利用した協業に合意し、アライドテレシスは、光アクセス回線サービス「アライド光」の提供を開始したと発表した。アライド光は、光アクセス回線(フレッツ光ネクスト相当)、ISPサービス「ASAHIネット」、アライドテレシスのGW機器(ルーター)を組み合わせてワンストップで提供するインターネット接続サービス。「光アクセス回線とISP+ルーター」または「光アクセス回線とISP」の組み合わせで構成され、インターネット接続を提供する「インターネットプラン」、仮想的な専用線を提供する「VPNプラン」を利用できる。同サービスでは、ルーターを予備機を含め同社のサービス設備として提供するため、顧客が機器購入や保守加入契約をする必要がない。そのため、機能や性能の要件が変わらなければ、5~6年ごとのWAN設備の老朽化に伴う更改が不要となり、設備投資(機器購入費、導入作業費)がなくなるためコスト低減を図ることが可能だという。また、顧客のアライド光回線の接続拠点には設定済みGW予備機を標準で配備している。これにより、万一の故障時にも機器を交換するだけで速やかな復旧を可能としているほか、故障機器は同社負担で修理し、再設定した機器が返送される。参考価格は、回線速度が1GbpsでIP種別が非固定の場合、月額サービス費用が1万750円、転用のDIY初期工事費用が6万7800円から、新規回線のDIY初期工事費用が8万5300円からとなっている(いずれも税別)。
2016年04月05日農業生物資源研究所(生物研)は3月29日、植物の主要な栄養素を含む複数の栄養素をバランスよく吸収し、蓄積を促進させるイネの遺伝子を発見したと発表した。同成果は1月5日に英国の科学雑誌「The Plant Journal」に掲載された。植物の遺伝子機能を利用して肥料に含まれる栄養素の吸収を促進させる試みは、単独の遺伝子の働きを改変することで1~2種類の栄養素の吸収もしくは蓄積を促進させた例が報告されている。しかし、特定の栄養素のみの吸収・蓄積を強化すると栄養素バランスが崩れるため、収量の増加にはつながっていなかった。一方、生物研ではイネの水や栄養素を輸送する維管束という組織にRDD1というタンパク質が局在していることを見い出しており、同タンパク質が栄養素をバランス良く輸送するカギになっているのではないかと考え、これを確かめる研究を行った。研究では、人為的にRDD1遺伝子を強く働かせたイネは、温室での少化成肥料栽培(慣行栽培の半分、特別栽培相当)において、収量(もみ重)が親系統に比べて最大で約2割増加した。さらに、低栄養条件での水耕栽培(各栄養素が通常の半分以下)では、通常のイネと比べて肥料三要素である窒素、リン酸、カリウムに加え、塩素とマグネシウムの吸収と蓄積が促進された。これらの結果から、RDD1遺伝子を強く働かせたイネでは光合成および収量の増加に必要な栄養素の供給が増強されることが示唆された。さらに、RDD1遺伝子を強く働かせたイネでは、低栄養条件での水耕栽培において、光合成で重要な役割を持つクロロフィルの含量が増加し、また光合成産物であるショ糖の輸送に関わる遺伝子の働きも増大していた。これらのことから、RDD1遺伝子を強く働かせたイネでは光合成および光合成産物輸送の能力が増強した結果、収量が増加したものと考えられるという。研究グループは、今後、新たな品種や栽培技術の開発により、RDD1遺伝子の機能を強化することで、少ない肥料で通常と同様の収量を得ることが可能になり、低コスト化に加え、土壌に残った余分な肥料による環境汚染を防ぐなどのメリットが得られるとしている。
2016年03月29日天才犯罪者によって誘拐事件の犯人にさせられた3人の奮闘を描くユーモラスサスペンス「悪党たちは千里を走る」が今夜23日(水)放送で最終回を迎える。原作は貫井徳郎の同名小説で、謎の天才犯罪者“ジョン・レノン”によって誘拐事件の犯人にさせられてしまったムロツヨシ、山崎育三郎、黒川芽以演じる3人の男女がぶつかり合いながらも事件の謎に迫っていく姿を、ユーモラスに描きながら“人と人とは分かり合うことができるのか”というテーマに挑んでいる。最終回ではついに全ての謎が明らかに。高杉(ムロツヨシ)が身代金受け渡し場所に行くと、そこに現れたのは園部(山崎育三郎)だった。園部がジョン・レノンだったのかと驚く高杉(ムロツヨシ)は、園部の声を制するようにジョン・レノンから贈られた拳銃の引き金を引く。そして園部と高杉の前に現れた人物は刑事・黒田(吹越満)。「あなたは誘拐犯であると同時に園部殺害犯にもなりました」と黒田に告げられ、高杉はジョン・レノンの描いた筋書き通り窮地に陥ってしまう。高杉と黒田が対峙するその場へある人物が現れた…。一方、事件解決の手掛かりをつかんだ天王寺刑事(夙川アトム)と菜摘子(黒川芽以)も現場に到着。いよいよ事件の真相が明かされる。3人の行く末とは!?出演はムロツヨシさん、山崎さん、黒川さんをはじめ、光石研、紺野まひる、堀部圭亮、大西利空、中村靖日、夙川アトム、吹越満ほか。「悪党たちは千里を走る」はTBS系で23日(水)23時53分~放送。(笠緒)
2016年03月23日作家・小池真理子の半自叙伝的同名小説を実写化する『無伴奏』。いよいよ今週末公開を迎える本作だが、この度公開を前に、成海璃子、池松壮亮、斎藤工、遠藤新菜が映る本作の主題歌「Drop’s」の「どこかへ」のミュージックビデオ(以下、MV)が解禁された。1969年、日本中で学生たちが学生運動を起こす混沌とした時代。女子高校生の響子(成海璃子)は、同級生のレイコやジュリーとともに時代に流されて制服廃止闘争委員会を結成し、学園闘争を行っていた。レイコに連れられ、初めてクラシック音楽の流れる喫茶店「無伴奏」へ足を運ぶ響子。そこで偶然にも渉(池松壮亮)、祐之介(斎藤工)、エマ(遠藤新菜)と出会う。ある日、大学での集会で怪我をして自分の甘さを痛感し、学生運動から離れた響子は、逃げ込んだ「無伴奏」で、渉たちと再会。響子は、渉に逢うたびに強く惹かれていった。時に嫉妬や不安に駆られ、それでも熱い想いを渉に傾けていく。だが、いつしか見えない糸が絡み始め、どうすることもできない衝撃に包まれていく…。「ヨーテボリ国際映画祭」に出品され、世界からも注目を集めている本作は、「恋」「無花果の森」などで数々の賞を受賞する作家・小池氏の半自叙伝的小説を原作に、『三月のライオン』の矢崎仁司監督が手掛け、未来を変えるべく若者たちが声あげ高揚していた1969年~71年の仙台を舞台に、多感な恋に揺れ動く男女の姿を繊細かつ大胆に描く切なく耽美なラブストーリー。キャストには、主人公・響子役の成海さん、響子がのめり込む恋の相手・渉役の池松さん、渉の友人・祐之介役の斎藤さんといった人気の俳優陣をメインキャストに、祐之介の恋人・高宮エマ役に遠藤さん、そのほか酒井波湖、仁村紗和ら若手俳優、藤田朋子、光石研らベテラン俳優が脇を固めている。今回解禁されたMVは、女子5人のロックバンド「Drop’s」の本作の映画主題歌となっている「どこかへ」。「Drop’s」は一切出演しておらず、映画本編映像のほか、編集でカットされてしまった成海さん、池松さん、斎藤さん、遠藤さんの出演する海のシーンなどからの未公開カットが含まれた映画と「Drop’s」のコラボとなっている。また響子はつらいことも経験する設定だが、「どこかへ」は、本編のラストシーンの後に流れるということを想定して、映画を観た「Drop’s」の中野ミホが書き下ろしており、このミュージックビデオは、映画本編の中でも三拍子のラブソングに合う優しいシーンを中心に構成されている。本作に出演する斎藤さんは自身のブログ「斎藤工務店」で「何処と無く懐かしい 未来 =“今”なのだと彼女達の奏でから如何に自分の捉えていた今が古臭く凝り固まった今だったかを知らしめられたこれから様々な大人達(社会)が彼女達の果てしない才能に対し手ぐすね引いて待っていると思うが 何があっても同級生5人互いの手を離さないでドロップスキックを炸裂させ続けて欲しいいやはや強靭で滑らかなLIVEだった」と綴っている。相手役・エマを演じる遠藤さんは「中野ミホさんの説得力あるどっしりとした歌声に、この作品への容易く言葉にしたくない大切な全ての想いがぴったりと合わさって、演奏が盛り上がる瞬間のあのズシっとくるサウンドと映像に、堪えていた涙が溢れました。愛おしくて仕方ありません。ただの主題歌だと思われては困ります」と熱いメッセージを寄せている。本主題歌も初収録されたアルバム「DONUT」のリリース決定が発表されたばかりの「Drop’s」だが、すでに即日完売となった3月26日の丸の内TOEIで行われる成海さんら出演陣が登壇する初日舞台挨拶に、ボーカル・中野さんもゲスト登壇し、そこで「どこかへ」を弾き語りバージョンで生披露するとのことが決定している。『無伴奏』は3月26日(土)より新宿シネマカリテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年03月22日1974年に放送されたTVアニメ『チャージマン研!』がLINEスタンプとなって販売されている。価格は120円(税込)。『チャージマン研!』は、1974年に「ナック」(現在は「ICHI」)が制作したTVアニメ。放送当時はあまり注目されなかったが、低予算や短い制作スケジュールという制約から生まれた荒削りな演出や強引なストーリー展開、短編アニメなのに余る尺など、俗にいう「トンデモ」な要素がニコニコ動画を中心にブレイクした。実際のLINEスタンプでは、主人公・研の「お許しください!」や、魔王様の「気にするな!」など作中での名言がそのまま登場。また、「投下されるボルガ博士」や「尺余り」といった迷シーンも忠実に再現されている。(C)TEKKYU SUZUKAWA / ICHI
2016年03月20日生理学研究所(生理研)は3月18日、新しいものを「見て触れる」経験をすることで、視覚の情報処理を司る脳部位「視覚野」が変化することを、サルを用いた研究によって明らかにしたと発表した。同成果は、同研究所 感覚認知情報研究部門 郷田直一助教、小松英彦教授らの研究グループによるもので、3月18日付けの米科学誌「Current Biology」オンライン版に掲載された。視覚野は脳の後頭葉にあり、入力された視覚情報を分析し認知・判断している。その機能はこれまで実際に体験してきた視覚の経験によって変化するが、触覚や聴覚などといったほかの感覚の経験の影響は受けないとこれまで考えられていた。同研究グループは今回、セラミックやガラス、布といったさまざまな素材で作られた棒状の物体を実際に見せ、触れさせるという課題をサルに遂行させ、素材の見た目と手触りを十分に経験させた。これらの素材はサルにとってはもともと馴染みがないものだが、自身の経験としてすでに知っているものと知らなかったもの、それぞれを実際に「見て触れる」経験をさせる前と後で、サルが各素材の写真を見ているときの脳活動がどう変化するか、fMRI(機能的磁気共鳴画像法)を用いて計測した。この結果、脳の視覚野の下側頭皮質の活動が、「見て触れる」経験後には、滑らかさ、硬さ、冷たさなどといった手触りが似た素材に対しては似たような反応をし、手触りの違う素材に対しては異なったパターンの反応を示す結果となった。下側頭皮質後部は、視覚の情報処理に特化した脳領域であると考えられていたが、今回の研究結果は、素材の外観を見るだけでなく手触りを合わせて経験することで、その反応パターンが手触りの違いを反映したものへと変化したことを示している。同研究グループは今回の成果について、「脳がさまざまな物を認識したり質感を感じるメカニズム」の全容を解明するための重要な足がかりとなると説明している。
2016年03月18日林真理子の不倫小説を原作に、稲垣吾郎、栗山千明、市原隼人ら豪華俳優陣でドラマ化する「不機嫌な果実」。この度、本作のメインキャストに、高梨臨が出演することが明らかになった。結婚して5年、水越麻也子(栗山千明)は夫の航一(稲垣吾郎)から全く相手にされなくなり、職場でも冷遇を受ける日々。そんなある日、誕生日を迎えた麻也子は、航一から珍しく食事に誘われる。久々に夫の優しさに触れ、喜びがこみ上げる麻也子。だが航一が連れて行った先は、なんと彼の実家。あろうことか、反りが合わない姑・綾子(萬田久子)をまじえた誕生会という、地獄のようなオチが待っていたのだ。しかも、悪いことは続くもので、数日と経たないうちに、麻也子は自分では“キープ”していたつもりだった弁護士・南田典雄から、若い女との結婚報告を受けるハメに。微塵たりとも予想していなかった屈辱的な展開に呆然としながら、麻也子は確信する。「間違いない。私はやっぱり、ものすごく損をしたのだ…」そんな時、麻也子の大学時代の友人・竹田久美(高梨臨)が離婚で手にした慰謝料をつぎ込み、ワインバーを開店。同じく友人の遠山玲子と一緒に来店した麻也子は、開店祝いの花の中に懐かしい名前を発見する。その名は野村健吾。麻也子が独身時代に不倫をしていた敏腕広告マンだった。もちろん野村とはもう何年も接点がなく、玲子から「連絡してみたら?」とけしかけられた麻也子は苦笑いする。だが、内心ではまんざらでもない。その矢先、麻也子は思わぬハプニングに見舞われる。店内でピアノ演奏をしていた工藤通彦(市原隼人)に、うっかり赤ワインをひっかけてしまったのだ。麻也子が慌てて差し出したクリーニング代も受け取らず、穏やかにその場を去っていく通彦。それはほんの一瞬の出来事だが、2人はこの時まだ知る由もなかった。この出会いがやがて、2人の人生を大きく変えることになろうとは――。原作は、「anego」「下流の宴」など数々の作品が映像化される林氏の同名小説。発表後、“衝撃の問題作”と謳われた小説だが、過去にも石田ゆり子主演でドラマ化、南果歩で映画化され、今回は2度目のドラマ化となっている。主人公・麻也子役には「ATARU」「アルジャーノンに花束を」などに出演する栗山さん、麻也子の夫・航一役に「陰陽師」「Mの悲劇」など数々の作品に出演し、強烈な印象を残す稲垣さん、麻也子の人生を変える男・通彦役に現在公開中の映画『星ガ丘ワンダーランド』にも出演する市原さんが好演。そのほか萬田さん、六角精児、光石研ら実力派が顔を揃えている。そして今回新たに発表されたのは、連続テレビ小説「花子とアン」、「5→9~私に恋したお坊さん~」や先日最終回を迎えた「ヒガンバナ~警視庁捜査七課~」にも出演していた高梨さん。演じるのは、主人公の友人・竹田久美。彼女は、堅実な性格ながらもどこか妖艶な雰囲気をもち、夫の不倫が原因で離婚した経緯を持つ女性。不倫に対しても嫌悪感を露わにし、夫に不満を持つ麻也子にも道を外さないよう釘を刺すという役どころだ。しかしそんな久美にも、麻也子たちには決して見せない“別の顔” があるというのだ。「侍戦隊シンケンジャー」以来6年ぶりのテレビ朝日の連ドラ出演となる高梨さん。本作が初めて挑む濃厚な大人の恋愛ドラマということで、「私も27歳ですし、『そろそろ大人の作品にも挑戦したい』という気持ちがあったので、オファーを頂いたときはすごくうれしかったです」と喜びを語っている。そしてドラマ撮影に先駆け行われたポスター撮影では、「今回は監督から『とにかく色気を出してほしい』と言われているので、ポスターにも自分の中にある、なけなしの色気をかき集めて、詰め込んだつもりで(笑)」と謙遜しているが、そのセクシーさは、男女問わずスタッフ一同の目を瞬く間に釘付けにしたほど。また「今回は市原さん以外、初めて一緒にお芝居をさせていただく方ばかりです。周りは本当に豪華なキャストばかりですし、そんな皆さんがどんなふうに一つの作品を作っていくのか、まだイメージが湧きませんが、想像がつかない分、撮影初日がすごく楽しみです!新しい一面を見せられる挑戦作でもあるので、すごく気合いが入っています」と意気込みも露わにしていた。高梨さん自身新しい挑戦となった本作。物語に大きな波風を立たせていくことになる、彼女の“別の顔”とは一体どんな顔なのか。新境地を開拓した高梨さんにも注目したい。「不機嫌な果実」は4月29日(金)23時15分~テレビ朝日にて放送開始。(cinemacafe.net)
2016年03月18日北海道大学(北大)と国立極地研究所(極地研)は3月17日、海洋の潮汐と連動して発生する氷河地震をグリーンランドで初めて発見したと発表した。同成果は、北海道大学低温科学研究所、同大北極域研究センター、国立極地研究所、スイス連邦工科大学、フィレンツェ大学の共同研究グループによるもので、3月8日付けの米科学誌「Geophysical Research Letters」オンライン版に掲載された。グリーンランドは、その面積の80%が平均厚さ1700mの氷で覆われており、地球に存在する氷河・氷床の10パーセントにあたる氷を蓄えているといわれている。近年この氷床が急激に縮小して融解水の流出が増え、海水準の上昇に寄与しているほか、海洋循環や海洋生態系など、地球規模の環境への影響が懸念されているが、氷が崩壊する氷河の末端部や、氷山と海氷に覆われる海の観測は非常に困難で、なぜ氷河が急速に氷を失っているのか理解は進んでいない。同研究グループは、グリーンランド北西部、北緯77度に位置するカナック村を拠点として過去5年間にわたって総合的な研究活動を行っている。今回の研究では、同村から20m北に位置するボードイン氷河の海洋との境界から250mまで近づいて、地震波観測、GPSによる流動測定、潮汐や気象観測など集中的な観測活動を実施した。この結果、氷河の動きに起因する氷河地震の頻度が半日周期で変動していること、氷河地震が引き潮に連動して増加すること、潮汐によって氷河の流動が変化することで、氷河地震の原因である氷の破壊が促進されていることを発見した。つまり、氷河の加速によって生じる氷の破壊が氷河地震の原因であり、潮汐が氷河の流動を介して間接的に氷河地震の頻度をコントロールしていると考えられる。ボードイン氷河付近での潮汐による海水面変動は1~2m程度であるため、こういった海洋や氷河のわずかな変化が海と氷の微妙なバランスを崩し、より大きな変動を駆動する可能性があることが示されたといえる。同研究グループによると、今回得られた知見は、グリーンランド氷床だけでなく、世界最大の氷を抱える南極氷床や、近年大きな変動を示しているパタゴニアの氷河の変動理解に役立つとしており、今後はボードイン氷河での研究を継続するとともに、南極やパタゴニアでの氷河・氷床研究に展開していく計画であるとしている。
2016年03月18日「恋」「無花果の森」などで数々の賞を受賞する作家・小池真理子の半自叙伝的同名小説を原作に、『三月のライオン』の矢崎仁司監督が手掛ける『無伴奏』。この度、本作に出演する斎藤工がDJを務めるラジオ番組「TAKUMIZM」にて主題歌を担当した「Drop’s」のボーカル&ギターの中野ミホが主題歌「どこかへ」を引っさげゲスト出演することが明らかになった。1969年、日本中で学生たちが学生運動を起こす混沌とした時代。女子高校生の響子(成海璃子)は、同級生のレイコやジュリーとともに時代に流されて制服廃止闘争委員会を結成し、学園闘争を行っていた。レイコに連れられ、初めてクラシック音楽の流れる喫茶店「無伴奏」へ足を運ぶ響子。そこで偶然にも渉(池松壮亮)、祐之介(斎藤工)、エマ(遠藤新菜)と出会う。ある日、大学での集会で怪我をして自分の甘さを痛感し、学生運動から離れた響子は、逃げ込んだ「無伴奏」で、渉たちと再会。響子は、渉に逢うたびに強く惹かれていった。時に嫉妬や不安に駆られ、それでも熱い想いを渉に傾けていく。だが、いつしか見えない糸が絡み始め、どうすることもできない衝撃に包まれていく…。主人公・響子役の成海璃子、響子がのめり込む恋の相手・渉役の池松壮亮、渉の友人・祐之介役の斎藤さんといった人気の俳優陣をメインキャストに、祐之介の恋人・高宮エマ役に遠藤さん、そのほか酒井波湖、仁村紗和、藤田朋子、光石研らが脇を固めている。異彩を放つ3人により危険で美しい秘密の恋が描かれる本作は、未来を変えるべく若者たちが声あげ高揚していた1969年~71年の仙台を舞台に、多感な恋に揺れ動く男女の姿を繊細かつ大胆に描く切なく耽美なラブストーリー。そんな本作の主題歌を担当するのは、札幌在住の女子5人のロックバンド「Drop’s」。楽曲は矢崎監督から「たったひとりに向けてのラブソング」というオーダーのもと書き下ろされたという「どこかへ」。「もし世界中を敵にしてもかまわない」「もし今日目の前がまっくらでも味方するよ」など、何があっても揺るがない強い愛が歌詞に散りばめられている。また、歌・演奏ともに一発録りで行っており、まるで隣で歌っているかのようなボーカル中野さんの息遣いや、アコースティックからバンドサウンドになり盛り上がっていく様が感じられるほどに臨場感もあり、心に染み渡る楽曲となっている。本楽曲は、本日16日(水)より配信中だ。主演の成海さんや池松さんは「映画の雰囲気と合っていて、とても感激しました」「素晴らしかったです。『無伴奏』という作品世界を底上げしてもらえたように思います」と絶賛の声を寄せており、また斎藤さんも「Drop’s」を気に入り、メンバーでボーカル・ギターの中野さんを、「bayfm」にて放送されている自身のラジオ番組「TAKUMIZM」にゲスト指名したという。その斎藤さんと「Drop’s」中野さんが対談する回は3月19日(土)に放送される。『無伴奏』は3月26日(土)より新宿スネマカリテほか全国にて公開(cinemacafe.net)
2016年03月16日有村架純が廣木隆一監督と『ストロボ・エッジ』以来のタッグを組む最新作『夏美のホタル』が6月11日(土)より公開されることが決定。これに併せて、本作のティザービジュアルと特報映像が解禁となった。写真家になる将来の夢と恋人の慎吾(工藤阿須加)との関係に悩んでいた夏美(有村架純)は父の形見のバイクで思い出の森へ向かう。そこで小さな商店を営んでいる通称・地蔵さん(光石研)とヤスばあさん(吉行和子)親子に出会い、居候することに。地蔵さんの友人・雲月(小林薫)の不遜な態度を腹立たしく思いながらも、地元の子どもたちと触れ合い、自然に囲まれた地元の食を楽しみ、穏やかに過ごしていた。しかしある日、地蔵さんが別れた家族との間に埋められない溝を抱え、長い間苦しんでいることを知る。親子、夫婦、家族、友達。誰かを大切に想う事が、夏美の心を少しづつ癒していく。まるでホタルの淡い灯火のように――。原作は「津軽百年食堂」「ふしぎな岬の物語」などの著者、森沢明夫の同名小説。大学生活最後の夏、将来の夢と進むべき道に思い悩む夏美が導かれるように向かったのは、父と過ごした思い出の場所。そこで出会った人たちとの交わりから、それぞれの人生が動き出し、心が解きほぐされていくというストーリーだ。『ストロボ・エッジ』で話題を呼び、日本映画界の屋台骨を支えるだけでなく国内外問わず注目を集める廣木監督がメガホンを握り、主人公・夏美を「第58回ブルーリボン賞」主演女優賞、「第39回日本アカデミー賞」優秀主演女優賞と新人俳優賞をダブル受賞した有村さんが演じる。そして、夏美と同じように将来への不安を抱える恋人・慎吾役に、『悪の教典』「八重の桜」などに出演する若手実力派としても注目の工藤阿須加、過去に事故で傷を負ってしまった心優しい小さな商店の店主・恵三とその母親・ヤスエ役には、映画業界を支える俳優の光石研と吉行和子、恵三の良き友人で無愛想で偏屈な仏師・雲月を小林薫が演じる。また、今回の発表にあたり有村さんは「この物語は、とても静かな作品です。でもじっくりと親と子の絆や、人と人は必ず繋がって生きているということに改めて気づかせてくれる作品です。それに気づかせてくれるのはやっぱり人で、人を変えられるのは人しかないのかもしれないと感じました。そんな愛情や思いやり、人の真心を持って観て下さる方の心をじんわり、じんわり、満たせたらいいなと思いながら撮影しました」と振り返った。解禁となった映像は、夏の美しい風景と共に、有村さん演じる主人公・夏美が、カメラを持ち河原を歩くシーンから始まる。同時に解禁されたビジュアルと同様、作品の見どころでもある圧倒的な原風景の美しさに、見る人の心をあたたかく豊かにしてくれる映像に仕上がっている。『ストロボ・エッジ』以来のタッグとなる廣木監督と有村さんが、人と人との出会いをテーマに、美しい自然を舞台にどのような物語を紡ぐのか期待が高まる。『夏美のホタル』は6月11日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年03月14日ソフトバンクは、同社提供の光ブロードバンドサービス「SoftBank 光」において、2段階定額制の「SoftBank 光 ファミリー・ライト」を9日より提供する。2年ごとの自動更新ありの場合、月額利用料金は、税別(以下同)3,900円から5,600円。「SoftBank 光 ファミリー・ライト」は、最大通信速度100Mbpsのインターネット通信を2段階定額料金で利用できる戸建て住宅向けの料金プラン。通信容量が毎月3GB未満であれば月額3,900円(2年ごとの自動更新なしの場合5,500円)で、3GB以上9.9GB未満は100MBあたり24円、9.9GB以上10GB未満は100MBあたり44円の従量制。10GB以上は月額5,600円(2年ごとの自動更新なしの場合7,200円)の定額となる。契約期間内に解約した場合は、9,500円の解除料が必要。同サービスは、ソフトバンクのスマートフォンなどとセットで契約すると利用料金が値引きされる「おうち割 光セット」、Y!mobileのスマートフォンなどとセットで契約すると値引きされる「光おトク割」の対象となっている。なお、「SoftBank 光」の戸建て向けプランでは、毎月使用する通信容量に関わらず月額定額5,200円(2年ごとの自動更新ありの場合)の「SoftBank 光 戸建て 定額」が既に提供されている。「SoftBank 光 ファミリー・ライト」の場合、通信容量が8.4GBを超えると月額料金が「SoftBank 光 戸建て 定額」を上回るため割高になる。同プランの契約を検討しているユーザーは、自身の使っている通信容量を確認したうえで申し込みをしたほうがよいだろう。
2016年03月07日直木賞受賞作家・小池真理子の半自叙伝的同名小説を原作に成海璃子、池松壮亮、斎藤工らで完全映画化する『無伴奏』。「ヨーデボリ映画祭」に出品され、作品を世界に発信した本作から、この度新たに場面写真が解禁。さらに成海さん演じる響子の親友役として映画初出演を果たした酒井波湖と仁村紗和からコメントが到着した。1969年。日本中で学生たちが学生運動を起こす混沌とした時代に仙台の高校に通う多感な女子高校生の響子(成海璃子)は、同級生のレイコやジュリーとともに時代に流されて制服廃止闘争委員会を結成し、学園闘争を行っていた。そんな響子が気がかりな両親は仕事の都合で東京に引っ越すが、仙台の進学校に通う響子は仙台の叔母のもとで過ごすことになる。レイコに連れられ、初めてクラシック音楽の流れる喫茶店「無伴奏」へ足を運ぶ響子。そこで偶然にも渉(池松壮亮)、祐之介(斎藤工)、エマ(遠藤新菜)と出会う。ある日、大学での集会で怪我をして自分の甘さを痛感し、学生運動から離れた響子は、逃げ込んだ「無伴奏」で、渉たちと再会。響子は、渉に逢うたびに強く惹かれていった。時に嫉妬や不安に駆られ、それでも熱い想いを渉に傾けていく。だが、いつしか見えない糸が絡み始め、どうすることもできない衝撃に包まれていく…。『三月のライオン』『ストロベリーショートケイクス』の矢崎仁司が監督を務め、メインキャストには成海さん、池松さん、斎藤さんといったドラマに映画に引っ張りだこの人気俳優陣が名を連ね、さらに「non-no」モデル・遠藤新菜や、光石研、斉藤とも子らフレッシュ若手からベテラン勢まで集結した本作。今回、新たに解禁された写真でも、響子と祐之介の恋人・エマが笑いあっているシーンや、祐之介の後ろから腕を回してリンゴの皮を剥くエマ、東京に引っ越す響子の父・幸一、母・秋子、妹・真琴を駅のホームで見送る響子と叔母・千葉愛子の姿など、彼らの熱演が伺えるシーンが捉えられている。また、本作が映画初出演となり、響子の親友のレイコとジュリーという重要な役どころを演じる酒井さんと仁村さんの場面写真も公開。100m自己ベスト12秒77の記録を持つ自称“走れる女優”と語る酒井さんは、完成した映画を観て「自分がスクリーンに映るのが直視できませんでした。とにかくはずかしかったです」と明かし、「もうとにかく一生懸命やるしかない自分が、いて。なんとも言えない気持ちになりました。映画って色んな意味で、こわいなって」と初々しい感想を述べた。また、深津絵里と共演した「住友生命」TVCMをはじめ、数々のCMやWEB動画に出演し、一躍注目を集める仁村さんは、「レイコやジュリーといるときの響子の場面と、4人と出会った後の響子の場面は、また雰囲気や色が違う気がしました。レイコやジュリーといるときのシーンは、映画の中でも息抜きというか、主人公が苦しい場面に直面して、葛藤する響子の印象が強いので、ホッとするという表現は合ってるのかわからないですが、そういった感じを感じて頂けたら」と、主人公の変化について見所を語った。さらに矢崎監督について仁村さんは「矢崎さんの演技指導は、受け身な印象でした。こちらが求めなければ矢崎さんの考えてるヒントはくれないですし、テストで一度見てもらう。私はこれだ、と思うけど矢崎さんも思ってくれてるのかなと不安になるときもありました」と、映画“初”出演ならでは思いを告白。酒井さんも、「すごい世界に出会ってしまったとおもいました。作品ができあがるまでのこの時間すべてが財産です。人について、映画について、こんなにも考えさせられた時間はありません。矢崎さんとワークショップで出会ったとき、こんなにも自由になれる場所があるのかと感動しました。そこから、私の周りで、色んなことが動きはじめてました。こころから感謝してます」と、本作と矢崎監督との出会いについて語った。『無伴奏』は3月26日(土)より新宿シネマカリテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年02月18日●AK380 Copperに濃厚な相棒が2月13日、東京・中野サンプラザで、フジヤエービックが主催するオーディオイベント「ポータブルオーディオ研究会(ポタ研)2016冬」が開催された。本稿では、ポタ研2016冬で見つけた気になる製品たちを、試聴レポートを交えて紹介する。○Astell&KernAstell&Kernブースでは、最上位ポータブルプレーヤー「AK380」の限定モデル「AK380 Copper」にマッチするポータブルヘッドホンアンプがお目見え。AK380 Copperと同じく銅製のボディを採用しており、ポータブルオーディオの枠を超えた重量感にはただただ圧倒された。AK380 Copperと組み合わせた音はまさに「濃厚」。あらゆる楽曲の魅力を最大限に引き出す解像度の高さとウォーム感が印象的だった。価格は未定だが、ブース担当者は「100,000円は超えるだろう」と話していた。続報を待ちたい。○KlipschフロンティアファクトリーはKlipsch初のワイヤレスイヤホン「R6 Bluetooth」を出品。KlipschとBluetoothイヤホンという予想外の組み合わせに、多くの来場者が関心を寄せていた。6.5mm径の小型ダイナミックドライバーを採用しており、装着感は良好。サウンドは高域と中域がよく伸びる傾向があった。また、クリアで抜けの良いサウンドにはKlipschらしさを感じた。○フォステクスフォステクスからは、ウォールナット製のハウジングを採用した新作ヘッドホン「TH610」が参考出品された。2016年内に発売される予定となっている。価格は未定だが、80,000円前後になる見込みとのこと。低域がよく響くが、レスポンスが良く音場が広いため聴き疲れしない点が魅力的だった。ケーブルは着脱式となっている。●気になる製品をさらにチェック
2016年02月13日分子科学研究所(分子研)は2月12日、植物の光合成よりも高い効率で水から酸素を発生する化合物を開発したと発表した。同成果は分子研の正岡重行 准教授(総合研究大学院大学 構造分子科学専攻 准教授)、近藤美欧 助教、総合研究大学院大学の岡村将也氏らの研究グループによるもので、2月10日付の英科学誌「Nature」のオンライン速報版で公開された。エネルギーおよび環境問題を解決する方策として、太陽光のエネルギーを貯蔵可能な化学エネルギーへと変換する人工光合成技術が注目を集めているが、酸素発生反応の効率の低いことが実現の障害となっている。酸素発生反応では、水分子が酸素分子、水素イオン、電子に分解されるが、この反応は非常に起こりにくいため、これを促進して酸素を効率よく発生させる高活性な触媒の開発が課題となっている。植物の光合成では、タンパク質複合体である光化学系IIに存在する酸素発生錯体が高活性な酸素発生触媒として機能することが知られている。この酸素発生錯体を生体から取り出して触媒として使用することは非常に難しいため、人工的にデザインされた金属錯体を用いた酸素発生触媒の開発が試みられてきた。しかし、人工光合成の実現に必要とされる、天然の光合成に匹敵する高い活性、高耐久性、安価という3つの条件を満たす酸素発生触媒の開発は報告されていない。今回の研究では、植物の光合成で酸素発生触媒の役割を持つタンパク質複合体の中に存在する錯体の構造に注目し、その機能を人工的に模倣して、鉄イオンと有機分子を組み合わせた鉄錯体を新たな触媒分子としてデザインした。検証の結果、この鉄錯体は触媒として高い酸素発生速度と高い耐久性を示し、植物の光合成よりも良好な触媒性能を持つことがわかった。同成果について研究グループは「人工光合成技術の進展に向けた大きな一歩です。さらに、植物に学ぶ触媒分子のデザイン戦略は、人工光合成の反応を含めた物質変換反応における触媒開発に重要な指針を与えうるものです。今後、触媒分子をさらに最適化することにより、エネルギーや環境問題の解決に貢献する高性能な触媒の開発につながると期待されます。」とコメントしている。
2016年02月12日小さな町に暮らす市井の人々。そんな普通の人間が内に秘める激情を描いてきた赤堀雅秋さん。その赤堀さんの新作舞台『同じ夢』に、光石研さんが出演する。もともとが映画出身だけに「舞台はいまだアウェイな気持ち」ではあるけれど、「信頼している田中哲司さんが『赤堀さんの作品に合うと思う』と言ってくださったので」と出演を決めたそう。では、何がどう「合う」のだろうか。「市井の人というか、陽の当たらない人たちの話がすごく好きなんです。自分も小学校の近所にキャバレーがあるような九州の小さな繁華街で育っているから、演じる手がかりがいっぱいありますし、もともと僕は、自分の延長線上みたいな役のほうが面白いと思うタチなんです。自分とあまりにかけ離れた役だと、大きく変身することへの快感より、気恥ずかしさを感じてしまうんですよね」その「気恥ずかしさ」こそが、光石さんの魅力。これまで幅広い役を演じながらも、どの作品でも個性を突出させることなく、自身の存在を作品のトーンに溶け込ませる役者だ。「もちろん、かつては変わったことをやって自分をアピールしたいみたいな気持ちもありました。でも、例えばヨーロッパの街を颯爽と歩いていても、ふと目に入った鏡に自分の姿が映って、所詮肉体も精神も東洋人なんだと実感したりするんです。目立ちたいけれど、全校生徒の前では目立ちたくない、そういうところがあるんですよね」光石さんの役は、事故で妻を亡くした肉屋の店主。そこに田中さん扮する文房具屋の店主や、大森南朋さん演じる加害者の男が絡んでいく。「一見何事もないように振る舞っているけれど、ふとした瞬間に本音が出る。そんな人間くさい部分が興味深いし、面白い作品だなと思います」◇みついし・けん高校在学中に映画の主役オーディションに合格しデビュー。近作にドラマ『サイレーン』。映画『森山中教習所』『夏美のホタル』など出演作が待機中。◇information事故で死んだ妻の命日。肉屋を営む昭雄(光石研)の元を、今年も加害者の田所(大森南朋)が訪れる。ケーキを前に当たり障りのない会話を繰り広げる彼らだが…。2月5日(金)~21日(日)三軒茶屋・シア タートラム作・演出・出演/赤堀雅秋出演/光石研、麻生久美子、大森南朋、木下あかり、田中哲司一般6800円(税込み)世田谷パブリックシアターチケットセンター TEL:03・5432・1515(10:00~19:00)http: //setagaya-pt.jp松本、水戸、名古屋、兵庫、 広島、福岡公演あり。※『anan』2016年2月10日号より。写真・土佐麻理子ヘア&メイク・佐伯憂香インタビュー、文・望月リサ
2016年02月09日成海璃子、池松壮亮、斎藤工を迎え直木賞受賞作家・小池真理子の半自叙伝的同名小説を映画化する『無伴奏』。この度、本作の予告編が公開され、斎藤さんの恋人役を演じた「non-no」モデル・遠藤新菜が体当たりで濡れ場のシーンに挑んでいることが分かった。1969年。日本中で学生たちが学生運動を起こす混沌とした時代に仙台の高校に通う多感な女子高校生の響子(成海璃子)。同級生のレイコやジュリーとともに、時代に流されて制服廃止闘争委員会を結成し、学園紛争を行っていた。そんな響子が気がかりな両親は仕事の都合で東京に引っ越すが、仙台の進学校に通う響子は、仙台の叔母のもとで過ごすことになる。レイコに連れられ、初めてクラシック音楽の流れる喫茶店「無伴奏」へ足を運ぶ響子。そこで偶然にも渉(池松壮亮)、祐之介(斎藤工)、エマ(遠藤新菜)と出会う。この喫茶店では、好きな音楽をリクエストできるのか、バッヘルベルのカノンをリクエストする渉。響子は、席が隣り合わせになったそんな渉に興味を抱く。ある日、大学での集会で怪我をして自分の甘さを痛感し、学生運動から離れた響子は、逃げ込んだ「無伴奏」で、渉たちと再会する。響子は、渉に逢うたびに強く惹かれていった。時に嫉妬や不安に駆られ、それでも熱い想いを渉に傾けていく。だが、いつしか見えない糸が絡み始め、どうすることもできない衝撃に包まれていく…。北欧最大の映画祭「ヨーテボリ国際映画祭」に出品され、世界からも注目を集めている本作。『三月のライオン』『ストロベリーショートケイクス』の矢崎仁司監督が恋愛小説の大家にして直木賞受賞作家・小池真理子が過ごした多感な時代を記した小説「無伴奏」を完全映画化した。キャストには、成海さん、池松さん、斎藤さんとドラマや映画で活躍する若手俳優陣をはじめ遠藤さん、松本若菜、酒井波湖、仁村紗和、斉藤とも子、藤田朋子、光石研が出演する。今回公開されたのは、女子高生から大人へと成長する女の性を繊細かつ体当たりの演技で表現する成海さんの姿が印象的な予告編。さらにこの映像で目を惹くのは斎藤さん演じる祐之介の恋人・エマ役を務めた遠藤さん。遠藤さんが演じるエマは、成海さん、池松さん、斎藤さんの三人に影響を及ぼす、キーパーソンとなる。エマを熱演した遠藤さんは「エマは、憎めない大胆さがあり、私自身、『エマってすごいな』って思った部分もありました。私がキャスティングされたのだから、グラマラスなセクシーさを求められているのではなく、響子と違い、セックスが身近にある、エマの等身大の描写を求められているのだと思いました」とコメント。本作で初脱ぎとなった遠藤さんだったが、斎藤さんとの共演に安心して挑めたそうで「私が脱いでいて工さんがくっついている濡れ場のシーンでカットがかかったときも、衣装さんとかが毛布を持って来てくださるまでずっとそのままで待っていくださいました。カットがかかってパッて離してくださってもいいけれど、その方が私がトップが見えたままで待つから恥ずかしいとわかって、ずーっとぎゅっとしたまま『もうちょっともうちょっと』『毛布持ってきて』って言って毛布をかけてから離れてくれる。そういう配慮がさすがだなって思いました。祐之介役が工さんで本当に良かったって純粋に思います」と語っている。本作の演技が高く評価されており、インタビューのオファーが多数舞い込んでいるという遠藤さんだが、共演した斎藤さんは彼女の“体当たり”の演技について真摯なコメントを残した。「新菜さんが“体当たり”と言われているのは彼女の覚悟や心、内面的なものであるべきです。矢崎監督に負けじと私は近い距離でその迷いの無い強い覚悟を感じていたからです。作品や監督の目的を身を持って体現するのが我々役者の責務ですがやはり男女の違いはあります。当人にとってではなく周りの受け止め方が違います。日本人特有の”脱ぐ脱がない”の幼稚な基準では無く、矢崎監督が映し出した彼女のエマの美しさ、新菜さんの心を多くの方に感じて欲しいと祐之介として強く思います」。また今回の予告編では特報で解禁となった注目の5人組女性ロックバンド「Drop’s」による主題歌「どこかへ」に加え、バロック喫茶「無伴奏」で池松さん演じる渉がリクエストする「パッヘルベルのカノン」も使用している。1970年前後の仙台を舞台に、多感な恋に揺れ動く男女の姿をこちらから覗いてみて。『無伴奏』は3月26日(土)より新宿シネマカリテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月04日アスタミューゼは2月3日、ロケット・宇宙航行システムにおける研究テーマ別の科研費獲得ランキングを発表した。科研費(科学研究費助成事業)は、人文・社会科学から自然科学まですべての分野にわたり、基礎から応用までのあらゆる「学術研究」を発展させることを目的とする「競争的研究資金」であり、ピア・レビューによる審査を経て、独創的・先駆的な研究に対する助成を行うもの。同社が今回発表したロケット・宇宙航行システム市場における研究テーマ別の科研費獲得ランキングの結果は下記のとおり。1位は名古屋大学の「Fly By Light Power:低パワーによる飛躍的な高速空力性能の向上」で2億2373万円。研究代表者は同大学大学院 工学研究科 佐宗章弘 教授。超音速旅客機の陸地上空での商用飛行を実現するため、新しい流体力学的機能を創成し、その原理実証を行ない、飛躍的な空力性能の向上を実現、応用への展望を開くことを目的としている。2位は宇宙航空研究開発機構(JAXA)の「ペタフロップス級計算機に向けた次世代CFDの研究開発」で2億1424万円。3位は東京農工大学の「ヘリコン源を用いた先進的無電極プラズマロケットエンジンの研究開発」で2億891万円となっている。
2016年02月04日アスタミューゼは1月26日、人工知能市場における研究テーマ別の科研費獲得ランキングを発表した。科研費(科学研究費助成事業)は、人文・社会科学から自然科学まですべての分野にわたり、基礎から応用までのあらゆる「学術研究」を発展させることを目的とする「競争的研究資金」であり、ピア・レビューによる審査を経て、独創的・先駆的な研究に対する助成を行うもの。平成28年度助成額は前年度より25億円増の2343億円になる見通しとなっている。同社は今回、有望成長市場のうちのひとつであり、2006年以降で総額約120億円の科研費が交付されている「人工知能(知的エージェント・知能システム)」市場における研究テーマ別の科研費獲得ランキングを発表した。結果は下記のとおり。第1位は、4億9933万円を獲得した東京大学の「高度言語理解のための意味・知識処理の基盤技術に関する研究」。巨大な文書集合を使った機械学習技術と記号処理アルゴリズムとを融合する手法を、意味・文脈・知識処理に適用することで、言語処理技術にブレークスルーをもたらすことを目指している。2位は京都大学の「記号過程を内包した動的適応システムの設計論」で2億7703万円。3位は名古屋大学の「ノンコーディングRNAによる発現統御ネットワークの解明に基づくがんの個性の描出」で2億3725万円となっている。
2016年01月26日ドスパラは22日、光の強度を感知し、自動で調節する車用サンバイザー「オート調光サンバイザー(DN-13581)」を同社運営の「上海問屋」にて発売した。価格は税込14,999円。液晶パネルを利用したサンバイザーで、本体部分にソーラー発電パネルを兼ねたセンサーを搭載し、約0.2秒間隔で光の強さを感知する。光が強い場所ではサンバイザーの液晶パネルを暗く変化させてまぶしさを軽減する一方、日陰やトンネルなど暗い場所ではクリアな状態に変化する。強い日差しだけでなく、雪道における光の反射や対向車のライト、雨のぎらつきなども軽減できる。本体サイズは約W390×D200×H25mm。取り付けに対応するバイザーのサイズは縦幅155~255mm、厚み25~35mm。カラーはブラック、ホワイト、グレーの3色。なお、液晶部分はガラス飛散防止フィルムがついており、破損しても、ガラスの破片のほとんどが飛び散らないという。
2016年01月23日生理学研究所(生理研)は1月14日、脳卒中後のリハビリテーションによって運動機能が回復するメカニズムを発見したと発表した。同成果は生理研の伊佐正 教授と名古屋市立大学大学院医学系研究科の飛田秀樹 教授および石田章真 助教を中心とする共同研究チームによるもので、米国科学誌「Journal of Neuroscience」に掲載された。脳卒中などの脳損傷時では、随意運動に関わる運動野と脊髄を結ぶ神経回路(皮質脊髄路)が傷害されるため、四肢の麻痺が現れてしまう。リハビリテーションは損傷を受けた脳の再編成を促すことで麻痺した手足の機能の回復を導くと考えられているが、その仕組みについては詳しくわかっていなかった。今回の研究では、運動に関わる神経核「赤核」と、大脳新皮質に存在し随意運動を司る「運動野」との結合に注目。脳出血を起こしたラットに対し、リハビリテーションとして麻痺した側の前肢を一週間集中的に使用させると、前肢の運動機能が著しく回復し、運動野において手の運動に相当する領域が拡大することを発見した。さらに、リハビリテーションを実施したラットでは、訓練を行わなかったラットに比べ運動野から赤核へ伸びる神経線維が増加していることを確認。さらに、この運動野と赤核を結ぶ神経回路の機能を選択的に遮断したところ、リハビリテーションによって回復した前肢の運動機能が再び悪化することがわかった。これらの結果から、リハビリテーションによって運動野-赤核間の神経回路の強化、いわば神経回路の再編成が運動機能の回復に必要であることが実証された。同成果について研究グループは「これまでに詳細が明らかにされていなかった、脳卒中後に行われるリハビリテーションの作用機序の一端を解明したものであり、より効果的なリハビリテーション法の開発に向けて非常に重要な一歩となる知見であると考えます。」とコメントしている。
2016年01月14日一日の中で気持ちが変化する要因に、目に入る光が大きく影響していることをご存じでしょうか? これを応用し光の色や質を選ぶことで、心のコントロールもある程度可能になります。光がもたらす心理的効果と、それを応用した部屋のあかりで行うセルフメンタルコントロールの方法を、今回ご紹介します。■ あかりの「光色」LED電球や蛍光灯には、昼光色、昼白色、白色、温白色、電球色の5項目の表記があります。これは、あかりの光色をあらわしたもので、順に「白っぽい光」から「オレンジっぽい光」であることを示しています。ちょうど、晴れた一日の「真昼・朝・その間の日中・夕方のはじまり・夕焼けどき」の太陽光を再現したようなもの、と考えるとよいでしょう。あかりによるセルフメンタルコントロールは、この光色を選んで組み合わせることで実践します。まずは、あなたの部屋のベースライトの光色がどの色なのかを把握しておきましょう。そして、可動式のテーブルランプなど「白っぽい光」「オレンジっぽい光」を、それぞれ最低ひとつずつ用意しましょう。■ 光色による心理効果白っぽい光色は、覚醒や緊張感を呼び起こし、涼しさや寒々しさを感じさせます。オレンジっぽい光色は、気持ちをリラックスさせ、温かさや安心、懐かしさを感じさせます。ふたつの間の光色は、心理効果もやはりふたつの間に位置します。ナチュラルなそのあかりの下では、特に過ごしにくさを感じることは少ないはずです。■ 明かりの照らし方光は基本、強いほど覚醒、弱いほど眠気を誘います。ただし、強すぎる光はストレスを増加させるため、たとえば、勉強の眠気ざましのつもりが能率を下げる原因になったりもします。■ 照らす範囲の大きさスポットライトやシェードランプなど、照らされる範囲が小さい照明器具を使うと、光色にかかわらず注意がそちらに向きやすくなるという効果があります。■ 直接照明と間接照明あかりには、光源となる電球などから直接光を当てる直接照明と、いったん光を何かに反射させて拡散させる間接照明があります。間接照明は特別な施工が必要だと思われがちですが、隣室からこぼれるあかりも立派な間接照明です。また、高い家具やはりの上に小さなランプを置いたり、フロアライトの手前に目隠しを置くだけでも、かなり雰囲気のある間接照明になります。ぜひ試してみてください。■ こんな時にはこんなあかり・やる気をだす明るめの白っぽい光と、それよりやや弱めのオレンジの光を、同時に顔に浴びるようにしてみましょう。脳の覚醒をうながしつつ、気持ちを明るくします。・リラックスするまず天井のベースライトは消し、テーブルランプなどの小さめのあかりを点灯します。リラックス姿勢で座ったときに光源が視線より少し下にくるよう、ローテーブルの上などに置くと効果的です。・気持ちを落ちつける動揺を抑え冷静状態にもどるには、間接照明が有効です。ややオレンジかかったあかりを多目に配置し、部屋中がほんわりと明るくなるようにします。・集中する夜間、勉強や仕事に集中したい場合、部屋をむやみに明るくすると注意散漫になるのでよくありません。白っぽい光のデスクスタンドなどで作業する手元だけに十分な明るさをとり、周囲はオレンジ光の間接照明だけにし、あえて薄暗くします。照明を上手に使って、文字どおり明るい毎日を過ごしましょう!
2016年01月13日ガーデンクリニックガーデンクリニックでは、12月15日より「水光注射」を導入している。乾燥する冬でも内側から輝くツヤツヤの肌を実現する。水光注射水光注射は、美容大国・韓国からのやってきた施術。韓国では、美しく、ハリがあり、みずみずしい肌のことを「水光皮膚」と読んでおり、水光注射は、大ブームを巻き起こした美肌トリートメントだ。真皮に細かくヒアルロン酸を、専用の機器で注入。ガーデンクリニックでは、ビタミン・アミノ酸・コエンザイムなどの美肌のための成分も移用している。また、目的の症状別に、注射の薬剤を複数種類用意、ダウンタイムもなく、即効性が高い優れものだ。施術時間は20分~30分程度。麻酔クリームを使用するため、安心。治療メニュー水光注射は、顔だけでなく、首・手の甲・デコルテなどにも効果的。継続すれば、肌の老化防止にも繋がる。価格は、1回50,000円。3回で140,000円、5回で230,000円となっている。美容外科ガーデンクリニック美容外科ガーデンクリニックは池袋・品川・横浜・名古屋・大阪・福岡に店舗をもつ美容整形専門クリニックだ。脂肪吸引・豊胸手術などを得意としている。(画像はプレスリリースより)【参考】・美容外科「ガーデンクリニック」若返り術「水光注射」を12月15日より導入
2016年01月05日●良い意味で"余白"のある作品WOWOWで12月26日(土)に放送されるドラマW『山のトムさん』は、『クマのプーさん』などの翻訳家としても知られる石井桃子の同名作品が原作のスペシャルドラマ。自然に囲まれた田舎の山の家で暮らす人たちと一匹の猫が織り成す穏やかな日常を描いた、独特な時間と空気の流れる作品だ。ハナ役を演じた小林聡美と、トキ役を演じた市川実日子に話を聞いた。――昨今のドラマと比べ、見る人にいろいろなことを想像させる、良い意味で"余白"のある作品だと感じました。お二人の感想をぜひお聞かせください。小林「確かに、この物語の舞台は世間の情報をどうやって知るんだろうって思うくらい、ある意味、切り離されて営まれている感じに見えるんですけど、そういう時間を目で見ることって、やっぱり必要なことなんじゃないかなって思うんです」――演じる上で難しくはなかったですか?小林「私たちは石井桃子さんの原作を読んで、どんな背景でどんな暮らしをしていたのかを知識として共有していたので、すごく整理された中で出来たんですよ。言葉は少ないけど、不安はなかったですね」市川「(ハナの甥である)アキラ(伊東清矢)くんがどうしてこの家に来たのかということは書かれていないので、学校で何かあったのかなと想像もしましたが、なによりその場で、こういう人がいて、こういう人が来て、という"空気感"を感じられるように努めました。『余白』っておっしゃいましたけど、ホントにその通りで、『自分の想いと重ねることが出来た』という感想もいただいたり、私自身もそういう作品が好きですね」――そこは、群(ようこ)さんの脚本に負う部分も大きかったのでしょうか?小林「そうですね。きっと群さんも初めての挑戦で、自由に書いて下さったんじゃないかなと思います。猫がお好きですし、機会があればぜひお話を聞いてみたいですね」市川「群さんの脚本は言葉も小説のようにとても丁寧でした。『~だわ』『~ね』と。作品によっては、語尾を変える相談をすることもありますが、今回はこのままの方がいいのかな、それがこの作品の世界観の一つになるのかなと思いました」●なんともいえない"お土産"をいただいた気分(市川)――ハナとアキラが山道を歩いているシーンで「近い時間ばかり見ていたら、かえって何も見えてこないものよ。遥か遠くを見られたりすれば、近くが見えてくることもある」というハナのセリフがとても印象的でした。市川「私もここにグッときました。その言葉はすぐに(自分の中に)落ちなかったですけど、なんとなくひっかかりが出来て、その後のよろず屋のおばさん(もたいまさこ)とアキラくんの釣りのシーンと合わせて、なんともいえない“お土産”をいただいた気分になりましたね」――小林さんはいかがですか?小林「夢が壊れるからあまり裏側は言わない方がいいかもしれませんが(笑)、実はあのシーンはその日、撮る予定になかったんですよ。急きょ、撮影するって聞かされて『あのシーンを!? 今から!?』って驚いたのを覚えてます」市川「私も現場で聞いた時は『えー! あのシーンを!?』と驚きましたが、本編を観た時は、そんなことを微塵も思い出さずグッと…」小林「ありがとうございます(笑)。『うまく出来なくてもしょうがない』と自分に言い聞かせ、遠くを見ながら演じました(笑)」――映画、ドラマに限らず、ここ数年の小林さんの主演作では食べ物や食事のシーンがクローズアップされているのが特徴的だと思うのですが、何かこだわりがあるのでしょうか。小林「そこはまったく私の意思とは関係ないです(笑)。演じていて実際、食べ物は美味しいんですけど、食事のシーンって一番緊張するんですよ。美味しく綺麗に食べて楽しそうにするって、なかなか難しいことで。普段の食事って、そんなにしょっちゅう幸福感や会話に満ちたりしないじゃないですか」市川「それでいて一番、見た時に敏感になるところではありますよね。所作とか、食べ方一つで好き嫌いの反応がはっきり出やすい」小林「ですから食事シーンは毎回、緊張の連続です」●"優しさ"は心に余裕がないと生まれない(小林)――ところで唐突ですが、今の世の中には"優しさ"が足りないのではないかと思います。どうしたら人は優しくなれるのでしょうか?小林「"優しさ"って、他人を思う気持ちというか、"思いやり"だと思うんですよね。それってやっぱり心に"余裕"がないと、なかなか出てこないのではないでしょうか。忙しすぎるとダメなのかなぁ……当たり前のことですけど」市川「ホントにそう思います」小林「忙しくしてないと申し訳ないみたいな感じで、しょうがなくて忙しくしてる人って絶対いると思うんです。何かに追い立てられて慌てたりせず、『これはやらなくてもいいんじゃないか』とか『これは排除してもいいんじゃないか』とか、そういったものを整理して何か隙間を作ることが出来たら、生まれてくるんじゃないかなって」――やはりある程度、自分で意識して作り出さないといけないものですか。小林「そうじゃないですか、特に今の時代は」市川「パソコンやスマホがあるから隙間を埋めようと思えばいくらでも出来てしまう分、自分で意識しないと"余裕"って生まれませんよね。そうやって埋め続けていると、自分が今、何を感じているのかさえ分からなくなるくらい麻痺してしまうというか」小林「年寄りみたいなこと言いますけど(笑)、ゲームとかケータイって、人と人のつき合いから想像力を奪っていますよね。どんなに疲れていても『元気』って書いてメールすれば、いくらでも嘘がつけるし」市川「なにより自分に嘘をついてますもんね」小林「昔の映画を見ると、手紙を送って返事が戻ってくるのが3カ月後だったりするんですよ。でも、その3カ月の間、返事を待つ気持ちって、悲しんだり喜んだり感動したり、今の若い子たちには想像も出来ないような気持ちのバリエーションがあったような気がするんです。そう考えると、モノがないことって、逆に豊かなんだなって」市川「だからこそ、この作品をはじめ石井さんの書く世界に多くの人が惹かれるのかも」――最後、ラストシーンのハナのセリフにオスカー・ワイルドの「自由、本、花、月がある……これで幸せでない人間がいるだろうか」という言葉が引用されてますが、お二人はあの言葉に何を感じましたか?小林「そんなふうに言い切れて思えるって、ホントに幸せだろうなって思いますね。ただ、あの言葉の中に『猫』が入ってたらもっと良かったかも(笑)」市川「あのシーンを撮ったのは最後の撮影日で、あの空気の中であの言葉を聞けたのはとても良かったなって思います。1カ月間、緑の中で暮らした中で同じような感覚を自然に持てたし、気持ちが良かったです」――ちなみに、市川さんがそこに1つ加えるとしたら、何でしょう?市川「どうしよう……『お茶』でお願いします(笑)」出演はほかに光石研、高橋ひとみ、伊東清矢、佐々木春樺、木南晴夏、ベンガル、もたいまさこ。ドラマW『山のトムさん』はWOWOWプライムにて12月26日(土曜 21:00~)放送。
2015年12月24日WOWOWのドラマW「山のトムさん」の完成披露試写会が12月21日(月)に開催され、主演の小林聡美、市川実日子、光石研、高橋ひとみ、伊東清矢、佐々木春樺、もたいまさこが上映前の舞台挨拶に登壇した。映画『かもめ食堂』に始まり、『めがね』、『東京オアシス』など独特の作風でファンを魅了し、WOWOWにおいても「パンとスープとネコ日和」が話題を呼んだチームによる新作で、石井桃子の児童文学を実写化。東京から田舎へと移り住んだ主人公たちののどかな生活を描き出す。1か月にわたって長野で自然に囲まれて撮影されたという本作。小林さんは「相変わらず、何も起きません(笑)」とゆるい口調で語りつつ「何も起きない分、奥に豊かさが広がっていて、素朴な暮らしに幸せがあると教えてくれます」とうなずく。市川さんは「1か月間、緑に囲まれて撮影し、初夏で花が咲いたり、ツバメが巣をつくったりするのをみんなで観察しつつ、とても静かで贅沢な時間を過ごしました」と振り返る。市川さんの娘役を演じた春樺ちゃんは「(現場から)帰るときに鹿が出てきて、目が光って怖かった!」と東京では考えられない自然との遭遇を明かす。高橋さんは、東京と長野を数回、往復したそうだが「電車が東京に近づくとクサいんです」と普段、東京にいると気づかない空気の澄み具合の違いを感じたという。一方、小林さんの甥っこ役を演じた伊東くんは、これまで野菜が食べられなかったのが、田舎での生活で食べられるようになったという!小林さんは「食べられるように協力しました」と明かすが、実際は食事シーンの本番撮影中に、あえて伊東くんの皿に野菜をよそったとのこと。伊東くんは「(普段は)食感が嫌いで…」とトマトなどの野菜を食べられないでいたが「カメラが回ってるときに、真剣な顔で(小林さんが皿を)『はい』って渡すので…」と戸惑いつつも食べるようになって克服したと明かした。ちなみに、タイトルのトムさんは劇中に登場する猫の名前。「やっぱり猫が好き」をはじめ、小林さんももたいさんも猫と関わりのある作品に参加することが多く猫が好きだというが、ここでも伊東くんは「猫アレルギーでして…(苦笑)」と告白。周囲から「シティボーイだから」とイジられていた。WOWOWドラマW「山のトムさん」は12月26日(日)放送。(text:cinemacafe.net)
2015年12月22日12月26日にWOWOWで放送されるドラマW『山のトムさん』(21:00~)の完成披露試写会舞台あいさつが21日、都内で行われ、小林聡美、市川実日子、光石研、高橋ひとみ、伊東清矢、佐々木春樺、もたいまさこが出席した。同ドラマは、児童文学作家・石井桃子の小説をドラマ化した作品。東京に住んでいたハナ(小林聡美)は、友人のトキ(市川実日子)とその娘のトシ(佐々木春樺)とともに慣れない田舎暮らしを始める。そこにハナの甥・アキラ(伊東清矢)、ネズミ退治の目的で飼われた猫のトムも加わり、ゆったりとした時間の中で、人間と動物の楽しい共同生活が繰り広げられる。主演の小林は「児童文学って子どもだけのものではないと改めて原作に触れて実感しました。原作は戦後のお話ですが、今回のドラマは現代に置き換えて作り変えました。携帯もテレビも出てこないし、その代わりたくさんの自然と風や土の匂いがするドラマになっています」と内容について説明。「皆さんの心の中に小さな幸せを撒いてくれたらうれしいです」とアピールした。また、改めて出演した感想を求められた小林は「相変わらず何も起きないんですけど、素朴の暮らしの中に幸せってあるんだと改めて教えられた気がします」としみじみ。また、同ドラマは1カ月間、自然溢れる長野や山梨でロケが行われ、市川は「本当に贅沢な時間でした。でも時々もたいさんや光石さん、高橋さんが東京の香りを運んでくれて東京が恋しい気持ちになり、人間は欲張りだと思いましたね(笑)」とロケ中のエピソードを披露。そんな市川とは対照的の高橋は「今回は1~2回往復したんですけど、電車に乗って東京に近づくと臭いんです。本当に素晴らしい空気の中にいたんだと思いましたね。新宿に近づくと何ともね…」と話して共演者や報道陣の笑いを誘っていた。
2015年12月22日京都大学(京大)と物質・材料研究機構(NIMS)は12月14日、量子もつれ光を用いた超高分解能光断層撮影技術を開発したと発表した。同成果は、京都大学大学院 工学研究科 竹内繁樹 教授、岡野真之 特定研究員ら、物質・材料研究機構 栗村直 主幹研究員ら、および名古屋大学 西澤典彦 教授からなる研究グループによるもので、12月14日付けの英科学誌「Scientific Reports」に掲載された。光干渉断層撮影技術は、眼科分野において網膜などさまざまな組織の診断技術として急速に普及している。また、肺や消化管の表層組織の断層撮影への応用も進められており、早期がんの診断などへの検討も進められている。光干渉断層撮影技術の深さ分解能を向上させるには、光源の帯域を拡げる必要があるが、その場合、光の波長ごとに光の進行速度が異なる群速度分散により、分解能が逆に劣化するというジレンマがあるため、これまで分解能は5μmから10μm程度に制限されていた。今回、同研究グループは、非常に広い帯域を持つ量子もつれ光源を開発した。同光源では、電子ビーム露光法により形成した微細電極を用いた高精度分極反転技術により、高効率な擬似位相整合素子を利用。素子の材料は、独自に研究開発した定比組成タンタル酸リチウムを用いることで安定した量子もつれ光子の発生が実現されている。実験では、擬似位相整合素子から発生させた、波長660nmから1040nmという超広帯域量子もつれ光子対を用いて、従来の光断層撮影法で用いられる低コヒーレンス干渉、および量子光断層撮影法で用いられる2光子量子干渉を、今回開発した高安定高精度干渉計を用いて実施した。この結果、世界記録となる、0.54μmの分解能に相当する量子干渉縞を実現。これは、従来の光断層撮影の原理検証で記録されていた世界記録である0.75μmを超える値となっている。今回の成果により、光断層撮影技術の分解能の飛躍的な向上が期待され、今後は緑内障の早期診断など、医療分野をはじめとするさまざまな計測技術への波及が期待される。
2015年12月15日松坂桃李と木村文乃が出演するドラマ「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」がいよいよ今夜15日(火)の放送で最終回を迎える。本作の黒幕について予想合戦が繰り広げられる中、最終回の内容が一部明らかとなった。本作は、刑事の中でも初動捜査に携わる機動捜査隊(通称:キソウ)の物語で、相棒でありながら実は恋人同士でもある松坂さん演じる里見偲と木村さん演じる猪熊夕貴が、とある殺人現場に突如現れた菜々緒演じる“美しき殺人鬼”橘カラと出会い、運命を狂わされていく、ラブサスペンス。先週放送の第8話放送終了後から“黒幕は誰だ”という予想合戦が繰り広げられ、爆発的な盛り上がりをみせている本作。ネット上では「橘カラが生きているなら、黒幕はカラ」「まさかの松坂桃李?」「猪熊もなんか怪しい」「もしかしてチビデカ?」「レナちゃん?アイちゃん?」など、様々な予想が飛び交っているようだ。また、ドラマのタイトルに含まれる“刑事×彼女×完全悪女”という原作コミックにはないドラマオリジナルで加えられた部分に何か秘密が隠されているのか…との見方もできる。また第8話では、渡(光石研)に襲われ意識不明の状態に陥っていた里見(松坂さん)は、なんとか意識を取り戻し、猪熊(木村さん)の荷物から居場所を推測。潜伏先を割り出した里見は、アイ(佐野ひなこ)と共にそこへ向かう。銃を手にしたカラ(菜々緒)と激しいバトルになりつつも気絶させ、猪熊を救出する。だが、戻ってみると拘束したはずのカラの姿がない。そのとき、背後からカラが忍び寄り今度は斧で襲いかかる。間一髪のところで猪熊の発泡によりカラは即死した。いままでのカラは実は戸籍を乗っ取り、月本(要潤)の整形によって生まれたニセの“橘カラ”だったことが明らかになるなど、さらに衝撃の展開をみせた回。最後には、キソウの刑事たちが駆けつけるも別荘は燃えさかり呆然と見つめる…というところで終了した前回。今夜放送の最終回は、燃えさかる別荘から何とか逃げ出した2人は、駆け付けた速水(北山宏光)や安藤(船越英一郎)に保護され、焼け跡からはカラの遺体が発見された。病院で目を覚ました里見が猪熊の病室を訪ねると、そこには無事保護されたアイとレナ(入山杏奈)の姿が。アイとレナが病室を出ていくと、里見は「生きた心地がしなかった」と猪熊を抱きしめる。一方で、里見はまだ心のどこかで今回の事件のことが引っかかっていた。猪熊の証言によると、カラは里見と猪熊の関係に嫉妬し、猪熊を監禁したうえで、里見を殺そうと企んでいたという。しかし、これまで幾度となくカラと対峙し、決して失敗しない用意周到な計画の数々を目の当たりにしてきた里見には、そんな完璧な悪女・カラの犯行動機が単なる“嫉妬”だとは到底思えなかったのだ。そして、ある疑惑を胸に、もう一度カラの過去を洗い直そうと、再び単独捜査を開始。しかしそこには、誰も予想していなかった衝撃の結末が待っていた。カラの恐ろしい計画は、まだ終わっていなかった…。また本作では、ドラマ公式とカンテレ公式のTwitterが毎週ツイートしているハッシュタグが話題となっている。毎週OA当日、日付が変わった深夜0時直後に、里見、猪熊、カラ、そして、チビデカの4パターンのハッシュタグを発表。このハッシュタグが、ドラマの見どころのキーワードになっているという仕掛けもあり、ファンの中ではこれも楽しみの一つと評判になっている。さらに、松坂さんら出演者や原作者らも、自身のアカウントで、このハッシュタグをつけてツイートし、話題となっている。そして気になる最終回のハッシュタグは、「#今夜は桃李に守られたい」「#文乃が黒幕かもってどゆことやねん」「#菜々緒様は永遠に不滅だカラ」「#この署内のチャンピオンさチビデカナンバー1」の4つだ。さらに現在放送されている最終回の予告では、里見が号泣しながら「夕貴!」と恋人の猪熊の名前を叫んでいるシーンが、様々な憶測を呼ぶなど、当初から告知されていた“原作と異なる結末”にさらなる拍車をかけている。カラの計画に最後まで惑わされること間違いなしの最終回をぜひその目で確かめてみて。「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」は毎週22時~フジテレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2015年12月15日