スマートフォン アクセサリーブランド「ラスタバナナ」は、通販サイト「ラスタバナナダイレクト」にて、握りやすいカーブ構造と放熱機能のiPhone15用ケース「AIR MESH」を、9月25日より順次発売を開始します。商品概要iPhone 15ラスタバナナダイレクト : Amazon : 楽天市場 : Yahoo!ショッピング : au Payマーケット : ラスタバナナダイレクト : Amazon : 楽天市場 : Yahoo!ショッピング : au Payマーケット : ラスタバナナダイレクト : Amazon : 楽天市場 : Yahoo!ショッピング : au Payマーケット : ラスタバナナダイレクト : Amazon : 楽天市場 : Yahoo!ショッピング : au Payマーケット : ネットショップ販売ページラスタバナナダイレクト : Amazon.co.jp : 楽天市場店 : Yahoo!ショッピング店 : au Payマーケット店 : 販売チャネル全国家電量販店、スーパーマーケット、携帯電話ショップ、雑貨専門店、インターネットショッピングモール、自社インターネットショップなどフォローして最新情報をチェックT w i t t e r : I n s t a g r a m : Y o u t u b e : 公式アプリをリリースしました!会員登録すると10%OFFで購入できる「ラスタバナナダイレクト」公式アプリをリリースしました。お使いのスマホを登録すると対応アクセサリーを1タップで表示。アプリ専用クーポンも定期的に配信しております!ラスタバナナアプリダウンロード : 会社概要商号:株式会社 テレホンリース代表:代表取締役 加藤 義隆所在:愛知県名古屋市中区三の丸一丁目13-1設立:1988年9月3日URL: お問合せ■商品に関して株式会社テレホンリース info2@rastabanana.com ■リリースに関して株式会社テレホンリース担当:三浦 miura@rastabanana.com ※記載されている会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年09月25日テント倉庫やスポーツ施設など膜構造建築の総合メーカーである山口産業株式会社は、新しい視点やアイデアを持つ全国の専門学校、短大、大学、大学院において建築、デザイン、宇宙などを学ぶ学生を対象に「第1回膜構造コンテスト」を開催することをご報告いたします。膜構造コンテスト【膜構造コンテスト ホームページ】 山口産業は「膜構造の提案・製造を通して、幅広い事業領域で課題解決に取り組む」という理念を拡げるべく膜構造コンテストを開催します。今回は「宇宙」をテーマにアイデアを全国の学生から募り、膜の可能性を無限大のフィールドで拡張していくことを目指していきます。■宇宙×膜構造テーマは「宇宙~Inflation~」宇宙は、民間企業の参入により各方面での発展が加速しています。様々な分野での研究が求められ、その可能性は未知で、無限に広がっています。「Inflation」とは「膨張」の意であり、宇宙論においてはビッグバン以前に起こったとされる、宇宙誕生直後の急激な空間の拡大を表す用語として知られています。一方、宇宙建築分野における膜構造は、その軽量性や変形の容易性から度々注目されていますが、当然これらの膜構造コンポーネントは、運搬する際には萎んだ状態や畳まれた状態にされることがほとんどですので、宇宙での膜構造建築は地球上より更にそれがもつサイズの可変性、すなわち「収縮」と「膨張」が重要になります。また、サイズの可変性が高ければ、異なる環境や空間リソースに同じコンポーネントを使いながらも、状況に合わせた柔軟な建築が作れるかもしれません。人類の活動範囲の「拡張」、無限に「膨張」する宇宙、膜構造の収縮と「膨張」、これらの意味を重ね合わせた「宇宙~Inflation~」をコンテストのテーマとし、宇宙での居住空間、生活するのに欠かせないインフラ設備、食べ物を作り出す農業など、宇宙での課題を想像した柔軟なアイデアを募集します。【膜構造コンテスト ホームページ】 ■コンテスト開催の経緯山口産業では、異業種との協業で社会課題に挑戦するプロジェクト「MEMBRANE LAB.」を立ち上げています。当社が50年以上の歴史の中で培ってきた技術と経験に異業種の知見を掛け合わせることで、災害、農業、都市における課題など、「地上」で直面している様々な課題を解決していくことを目指してきました。【MEMBRANE LAB. 公式ページ】 【MEMBRANE LAB. プレスリリース】 そこで、挑戦するフィールドを拡げ「宇宙」という新たな領域での課題解決に向けた一歩を踏み出すべく、未来のパートナーとなる可能性を秘めている学生からのアイデアを募集します。また、膜構造に触れてもらい、膜構造の深い魅力や無限の可能性を感じてもらうことも目的としています。■「第1回膜構造コンテスト」募集概要 ―応募方法―募集期間 :2023年9月4日から2024年1月26日募集テーマ:宇宙×膜構造建築「宇宙~Inflation~」応募資格 :日本国内の専門学校、短大、大学、大学院生<応募方法>1. 膜構造コンテストHPからエントリー 2. 事務局より送付される作品シートとパースをメールで提出<入賞特典>最優秀賞(1名):賞金30万円+賞状 ※受賞作品はメディア掲載予定優秀賞(3名) :賞金5万円+賞状<審査方法>審査は一次書類審査と最終公開プレゼンテーションの2段階。<受賞作品発表>一次発表 :2024年2月中旬最終審査・発表:2024年3月上旬■膜構造建築と山口産業一般的に「テント」として知られている膜構造建築。その可能性を誰よりも信じ、潜在能力を引き出し、事業領域を広げ続けてきた山口産業は、これまでにも都市の景観や子どもたちの遊具、物流倉庫、畜舎にシェルターなど、社会のさまざまなシーンに新たな価値を生み出すことで、企業や社会が抱える課題に応えてきました。【山口産業ホームページ】 阿倍野歩道橋空気膜構造遊具ドーム型テント球体テント■山口産業について山口産業は、業界トップクラスを誇る産業用テント倉庫に留まらず、大規模な公共空間やスポーツ施設など、さまざまな膜構造の製造に取り組んでいます。設計・製造・施工まで社内で一貫して行うことで高品質・短納期で製品提供を可能とし、培ってきた技術と経験に異業種の知見を掛け合わせることで、これからの膜構造の可能性を追求していくプロジェクト「MEMBRANE LAB.」を通じて社会課題解決にも挑戦しています。社名 : 山口産業株式会社所在地: 佐賀県多久市多久町3555-120代表者: 代表取締役 山口 篤樹TEL : 0952-74-2525URL : 山口産業のプレスリリース一覧 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年09月15日ソナタ株式会社(所在地:福島県郡山市、代表取締役:菅野 洋一)は、特許構造を活用した薄型ミニ財布の強度を向上させた改良版の支援募集を、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にて開始しました。薄く小さな二つ折り財布縦・横 約90mm/厚さ 14mm 縦・横 約90mm/厚さ 14mm、重量42グラムサイズ:縦・横 約90mm/厚さ 14mm重さ :42グラム改善点:革全体の厚さを0.2mm厚くし、コイン蓋の左右おさえパーツの形状変更で強度を向上薄さをキープするためのカードとコインの配置■特許構造:カードとコインの収納スペース比率を変更可能キャッシュレス化が進む中、カードだけ財布に入れて使う方、カードとコイン、紙幣を入れる方など様々なニーズに対応できるよう特許取得の構造「シェアポケット」を組み込んだ財布です。(特許第6879604号)特許構造 財布断面図収納力カード:最大10枚紙幣 :10枚コイン:最大約1,500円分(16枚~23枚)■「命を無駄にしない」循環型社会に向けて日本の野生イノシシ革を使用耐水や耐摩擦性に優れ、牛革よりも軽量でキズに強い特長があることに注目し、財布の素材として日本産のイノシシ革を使用。自然独特の風合いを残した鞣しにより、長期使用とデザインを味わえる財布です。毎年約60万頭のイノシシが害獣として駆除されていますが革の加工に手間とコストがかかるため、その多くが利用されず廃棄されているのが現状です。循環型社会に向けて「命を無駄にしない」というメッセージを発信するため、イノシシ革を活用しました。■商品概要商品名 :薄型ミニ財布「CATAe(カタエ)」サイズ :縦・横 約90mm/厚さ 14mm重さ :42グラム収納力 :カード…最大10枚紙幣 …10枚コイン…最大約1,500円分(16枚~23枚)素材 :野生イノシシ革(日本)、コイン蓋の左右おさえパーツのみ牛革カラー :ブラック、ダークブラウン、ダークグリーン、レッド、キャメル希望小売価格:18,600円(税込)■特徴・パンツの前ポケットにもすっきり収まる軽量コンパクトな財布、縦・横 約90mm/厚さ 14mm・「中身を入れても薄い」ミニマムなデザインと薄さをキープ・カードとコインの収納空間比率を変更可能な「シェアポケット」特許第6879604号・お札やコインを見せないプライバシーを守る構造・Suicaなど非接触型ICカード使用可・素材に国産・野生イノシシ革を使用■製品詳細製品の詳細はクラウドファンディング「CAMPFIRE」でご確認いただけます。 ■プロジェクト概要プロジェクト名:特許構造、極限の薄さと小ささ、使いやすさを目指した二つ折りミニ財布 CATAe期間 : 2023年4月3日~2023年6月18日URL : リターン(税込): 14,800円…CATAe本体(イノシシ革)1個 ※化粧箱入り■会社概要会社名 : ソナタ株式会社代表者 : 代表取締役 菅野 洋一所在地 : 〒963-8013 福島県郡山市神明町10-20 サンプラザ東明B-202Webサイト: 英語伝 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年04月05日ジバンシィ(Givenchy)のスニーカー「TK-360」から、初のウィメンズモデル「TK-360+」が登場。ダイナミックなフォルムの一体構造スニーカージバンシィの「TK-360」は、クリエイティブ・ディレクターのマシュー・M・ウィリアムズが手がけたスニーカーシリーズ。ストレッチニットアッパーとソールが一体化した、大胆なフォルムが特徴だ。緩やかな曲線を描く、ユニークな形状のアウトソールも目を引く。ウィメンズモデルが初登場2022年春に誕生した「TK-360」シリーズに、2022年秋冬シーズンの新作として、初のウィメンズモデル「TK-360+」が仲間入り。一体構造の特徴的なシルエットはそのままに、グリッド状のダイナミックなラインやグラデーションカラーを施すことで、新鮮な表情に仕上げている。カラーバリエーションは、ブラック、グレー、ホワイトの3色。ピンクやパープルのグラデーションで、モノトーンカラーにアクセントを加えた。【詳細】ジバンシィ 2022年秋冬 新作ウィメンズスニーカー※2022年8月下旬現在発売中。展開店舗:ジバンシィ 直営店、公式オンラインストア価格:ニット TK-360+ スニーカー 129,800円【問い合わせ先】ジバンシィ表参道店TEL:03-3404-0360
2022年09月03日ラメラ構造とは出典:byBirth角層の細胞同士の間にあるのが細胞間脂質。細胞間脂質は、細胞同士をくっつける働きがあるため、肌に必要なうるおいを逃さずキープします。水に馴染む部分と油に馴染む部分の両方を兼ね備えており、このバランスが規則正しく並んでいることをラメラ構造と呼びます。ラメラ構造がしっかりしていると、肌のバリア機能と水分保持機能が正しく働き、外的刺激(乾燥・紫外線など)や内的刺激(ホルモンバランスなど)から肌を守り、うるおいを保つことができます。なんで大切?出典:byBirthラメラ構造は、肌の土台を作る上でとても大切な構造です。ラメラ構造が規則正しく配列していないと、水分や油分が蒸発してしまい、うるおいのバランスが崩れ乾燥や小じわの原因に。また、ラメラ構造が整っておらず細胞間脂質も乱れると、肌を守る皮脂膜もないため、紫外線のダメージをダイレクトに受けてしまいます。エイジングケアを取り入れても肌の土台がしっかりしていないと、せっかくの美容成分も効果が発揮できません。美肌になるための鍵は、「ラメラ構造」=細胞間脂質を意識することをおすすめします。ラメラ構造の成分は細胞間脂質の主成分となるのが「セラミド」。美容通の方ならご存知のセラミドは、肌にもともと存在する成分の1つですが、洗顔など少しの刺激で流されたり減少していまいます。セラミドが不足するとラメラ構造が乱れ、角層の水分が80%低下すると言われているため、セラミドを取り入れることは重要なポイントになります。セラミドが配合された化粧品とそうでない化粧品を使った実験で、セラミド入りを使用した場合に肌のバリア機能が向上したという結果もあるそう。セラミドは美肌になる上で大切ということがわかりますね。美容成分「セラミド」の特徴セラミドが肌に必要不可欠ということはお伝えしましたが、セラミドにも種類があるのはご存知でしょうか。より効果を実感したいなら、種類や特徴を理解し上手く取り入れましょう。動物セラミド馬や牛などの動物の脳や脊髄から抽出。人のセラミドと構造が近いため、浸透効果が高く保湿力もありますが非常に高価です。成分名「ビオセラミド」「セレブロシド」など。植物セラミド米や芋、トウモロコシなどの植物から抽出。植物性のため、肌に優しいものが多く安価ですが、人の構造とは少し異なるため浸透効果は劣ります。また、原料にアレルギーがある場合は注意が必要です。成分名「コメヌカスフィンゴ糖脂質」「植物性セラミド」など。合成セラミド擬似セラミドと呼ばれ、石油から精製した成分。人の構造に似せて作っており、石油から作っているため大量生産が可能で安価で手に入りますが、浸透効果は劣ってしまいます。成分名「ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド」「ラウロイルグルタミン酸ジ」など。ヒト型セラミド酵母から作った人工セラミド。人の持つ12種類のセラミドと構造が似ているため、浸透力も高く保湿やエイジング力はピカイチ!合成セラミドに比べるとやや高価ですが、美容効果は期待できます。成分名「セラミド1」「セラミドEOP」など。おすすめセラミド筆者が個人的におすすめしたいのが「ヒト型セラミド」です。その中でも、イチオシ成分はこちら!セラミドEOH(セラミド4):角質とバリア機能を高め乾燥から守るセラミドNP(セラミド3):保湿効果としわ対策セラミドAP(セラミド6):保湿効果としわ対策・ターンオーバーを促す効果おすすめ化粧品ETVOS(エトヴォス) モイスチャライジングセラム この投稿をInstagramで見る エトヴォス(@etvos.jp)がシェアした投稿 5種類のヒト型セラミド(EOP、NG、NP、AG、AP)が配合された美容液。アミノ酸やヒアルロン酸など水分保持に欠かせない美容成分が豊富で、肌馴染みが良くみずみずしいうるおいが角層に届きます。低刺激設計になっているのもポイント。いつものお手入れに集中美容で取り入れてみては?DECENCIA(ディセンシア) アヤナスシリーズ この投稿をInstagramで見る DECENCIA(ディセンシア)(@decencia_official)がシェアした投稿 ナノ化したヒト型セラミド「セラミドナノスフィア」が角層のすみずみまでうるおいを届けます。独自成分「ストレスバリアコンプレックス」で外的刺激からのダメージをサポートするため、肌のうるおいバランスを整えたい人にもおすすめです。肌育成の鍵出典:byBirth30代後半以降は、肌のセラミドが減少していくため、トラブルのない肌を維持するためにもセラミドは積極的に取り入れましょう。
2021年03月22日イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)が展開する「グッド グッズ イッセイ ミヤケ(GOOD GOODS ISSEY MIYAKE)」の建築構造にヒントを得た「WAKU」バッグに新型が登場。2021年1月5日(火)より発売される。建築構造に着想を得た「WAKU」バッグに新型が登場「グッド グッズ イッセイ ミヤケ」のオリジナルプロダクトである「WAKU」バッグは、建築構造の一つであるトラス構造から着想を得たデザインが魅力。新型は、その構造を活かしたミニマルなバックパックだ。特徴となる“枠”の黒いラインが、デザイン性を高めるだけでなく、自立を可能にしてくれる。また、内側には荷物の整理に便利な3つのポケットを備えるなど、機能性も抜群。丈夫で軽量なのも嬉しいポイントだ。【詳細】「WAKU」新型バックパック発売日:2021年1月5日(火)価格:38,000円+税サイズ:W25 X H40 X D12.5cmカラー:ブラック、オフホワイト、カーキ、ライトブルー【店舗情報】グッド グッズ イッセイ ミヤケ住所:東京都渋谷区猿楽町19-8 T2ビルTEL:03-5457-3017営業時間:12:00~19:00
2021年01月08日カシオ(CASIO)が展開する「G-SHOCK(ジーショック)」の「MT-G」シリーズから、新構造を採用した新型モデル「MTG-B2000」が登場。2020年11月13日(金)に発売される。メタル×樹脂、G-SHOCK「MT-G」シリーズに新作モデル1999年、メタルと樹脂という異素材を融合させるという、革新的なコンセプトによる耐衝撃構造を備えて誕生した「MT-G」シリーズ。今回そのラインナップに新たに加わる「MTG-B2000」は、新開発の構造を採用することで、従来のサイズ感を継承しながらも、本シリーズの特徴である美しい“メタル感”をより際立たせたモデルとなっている。新開発の構造でより“メタル感”際立つデザインに具体的には、従来の「MT-G」シリーズに採用されていた「コアガード構造」に代えて、新開発の「デュアルコアガード構造」を採用。これは、ベゼルとアウターケースを連結したメタルフレーム内に、軽量で剛性の高いカーボン繊維強化樹脂のケースを配置するというもので、高強度・高気密化と軽量化を同時に実現。ケースと裏蓋を継ぎ目なく一体化させた「カーボンモノコックケース」をメタルで囲むという二重構造により、正面とサイドの両方からメタルの美しい質感を楽しめるデザインへと進化している。カラーは3色展開カラーはレッド、ブルー、ブラックの3色展開。バンドはカラーによって異なり、メタルパーツに組み合わせる樹脂の比率を増やした新たなレイヤーコンポジットバンドをレッドとブラックに、着用感とフィット性の高いソフトウレタンバンドをブルーに採用している。専用アプリとの連携による高い機能性また、機能面では、スピーディーな運針を可能にするために「MT-G」シリーズでは初となる3つのデュアルコイルモーターを搭載。これにより、標準電波の受信機能に加えて、専用アプリと連携することでスマートフォンが近くにある際に自動で時刻を修正してくれるほか、タイムゾーンをまたぐ移動の際にもボタン操作なしで現地時刻に変更するなど、機能性に優れビジネスシーンにも最適な一本となっている。商品情報「MTG-B2000」発売日:2020年11月13日(金)価格:・「MTG-B2000BD」(レッド) 137,500円(税込)・「MTG-B2000B」(ブルー) 121,000円(税込)・「MTG-B2000D」(ブラック) 126,500円(税込)【問い合わせ先】カシオ計算機 お客様相談室TEL:03-5334-4869(時計専用)
2020年10月03日コンバース(CONVERSE)の人気スニーカー「オールスター」に、“破いて楽しむ”二重構造の「オールスター リップレイヤー HI」が登場。2020年1月より発売される。アッパーの下から顔を出す“カラフル”キャンバス地キャンバス地に複数の“ダメージ加工”があしらわれている「オールスター リプレイヤー HI」は、裂け目に沿って破くことで、内側のカラーが顔を出す新発想のスニーカー。単色のアッパーの下には、パネルごとに異なるカラーを配しているため、複数の箇所を破くことで、よりカラフルで楽し気な見た目に仕上げることができる。カラーシューズのカラーは、ブラックとホワイトの全2色を用意。ブラックブラックは、生地を破くと、サイドのアッパーから、パープル&グリーンが現れる。中央には明るいレッドを配置して、ポップなムードをプラスしているのが印象的だ。ホワイト一方ホワイトは、爽やかなカラーパレットをin。サイドにはミントと淡いピンクを、中央には青空のようなサックスを忍ばせて、春らしいムードを演出している。“そのまま”履くのもOKもちろんシューズは、手を加えぬまま、そのまま履くのもOK。破れ加工をはじめ、下地のカラーを明記したユニークなテキストプリントが、コーディネートにアクセントをもたらしてくれる。詳細「オールスター リップレイヤー HI」7,500円+税発売時期:2020年1月カラー:・ブラック(2層目 パープル、レッド、グリーン)・ホワイト(2層目 ミント、サックス、ピンク)サイズ:22.0~28.0、29.0、30.0cm【問い合わせ先】コンバースインフォメーションセンターTEL:0120-819-217(月~金曜日 9:00~18:00)※土日・祝日除く
2019年12月29日ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)から、構造タンパク質素材を採用した世界初のアウトドアジャケット「ムーン・パーカ(MOON PARKA)」が登場。2019年12月12日(木)より、事前応募者に計50着限定で販売する。“微生物”由来の構造タンパク質素材を使った、世界初のアウトドアジャケット「ムーン・パーカ」は、ザ・ノース・フェイスと合成クモ糸繊維「QMONOS」で知られる繊維企業スパイバー(Spiber)社によるコラボレーションプロジェクト「ザ・ノース・フェイス エスピードット(THE NORTH FACE Sp.)」の第2弾アイテム。その最大の特徴は、3層から成る表地の表側の素材に、微生物による発酵プロセスを利用して製造される構造タンパク質「ブリュード・プロテイン」※を100%使用していることだ。※「ブリュード・プロテイン」とはザ・ノース・フェイスとスパイバーによる共同開発によって生まれた「ブリュード・プロテイン」は、主原料を石油などの化石資源に依存しない、スパイバー独自の発酵(ブリューイング)プロセスによって製造される構造タンパク質。生き物の進化のプロセスと同じように、分子レベルでの改良を繰り返すことで、素材の特長をデザインすることが可能だという。2015年にはそのプロトタイプが発表されていたが、4年間のさらなる開発を経て、生地の耐久性や安定性といった課題をクリアし、今回の商品発売が実現した。商品名の「ムーン・パーカ」は、“困難だが実現すれば巨大なインパクトをもたらす壮大な挑戦”を意味する「ムーンショット(Moonshot)」に由来するもので、持続可能な資源をベースとした循環型経済の実現に向けた大きな一歩である、という思いが込められている。高機能素材を組み合わせて、冬のアウトドアからタウンユースまで活躍する一着にその他の素材には、表地の中間層に防水透湿ラミネートを、中わたにブランドの頂上商品の一つであるエクスペディション用防寒ジャケット「ヒマラヤン・パーカ(Himalayan Parka)」での採用実績もある「900フィルパワーのクリーンダウン(CLEANDOWN)」を使用することで、防水透湿・保温性を確保。シンプルなデザインと相まって、冬のアウトドアシーンからタウンユースまで、幅広く使える一着となっている。商品情報ザ・ノース・フェイス「ムーン・パーカ」※限定50着の抽選販売発売日:2019年12月12日(木)価格:150,000円+税サイズ:S/M/L/XL(ユニセックス)カラー:ムーンゴールド表地:ブリュード・プロテイン WP プレーンウィーブ(3層)<表側>分類外繊維(ブリュード・プロテイン)100%<中間層>テトラテックス<裏側>ポリエステル100%中わた:クリーンダウン(ダウン95%/フェザー5%)裏地:ポリエステル100%<販売方法>2019年8月29日(木)18:00より購入申し込み受付を開始し、限定50着の抽選販売となる。同時刻にオープンする特設ウェブサイト(からの事前申し込みが必要で、抽選の上、後日Eメールで当選案内を送付。販売は、12月12日(木)よりザ・ノース・フェイス ラボ(THE NORTH FACE LAB)の店頭にて行われる予定。申し込み受付日時:2019年8月29日(木)18:00~2019年10月31日(木)14:00購入場所:ザ・ノース・フェイス ラボ(東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコ 2F) ※2019年11月22日開業予定【問い合わせ先】株式会社ゴールドウイン カスタマーサービスセンターTEL:0120-307-560 受付時間 9:30~17:00(土日祝日及び、指定休業日を除く)
2019年09月01日企画展「構造展 -構造家のデザインと思考-」が、東京・品川の建築倉庫ミュージアムにて、2019年7月20日(土)から10月14日(月・祝)までの期間で開催される。“構造家”とは、建築家のイメージする空間を実現すべく構造システムを検討し、技術を応用しながら、思想を持って構造をデザインする人物のこと。日本の有名建築は必ず“構造家”と建築家の協業によって竣工し、その存在は大きい。本展では、坪井善勝、佐々木睦朗らをはじめとする50名の“構造家”の思考とデザインに焦点を当て、60作品70点以上の構造システム、構造デザインにまつわる模型や図面、プロセスや思考が分かるスケッチや映像などを展示。1950年代から現代まで、日本の構造家が築いてきた多様な美学や感性を体感できる今までにない展示構成となる。「国立代々木競技場」をはじめ、大阪万博「お祭り広場」「富士グループ・パビリオン」、長野冬季オリンピックスピードスケート競技場「エムウェーブ」といった日本を代表する名建築の構造模型は必見。また、構造解析映像、構造システムやディテールが分かる現物モックアップなどの様々な展示物で、建築の“構造”について知見を深めることが出来る。さらに会期中は、出展者によるギャラリートーク、“構造家×建築家”をテーマにした様々なイベントも開催予定。是非この機会に会場に足を運んでみてはいかがだろうか。【詳細】企画展「構造展 -構造家のデザインと思考-」会期:2019年7月20日(土)~10月14日(日)開館時間:11:00~19:00(最終入館18:00)会場:建築倉庫ミュージアム 展示室A住所:東京都品川区東品川2-6-10入場料:一般 3,000円、大学/専門学生 2,000円、高校生以下 1,000円※月曜休館、祝日の場合翌火曜休館<出展構造家例>坪井善勝、斎藤公男、中田捷夫、梅沢良三、佐々木睦朗、山辺 豊彦、金箱温春、徐光、稲山正弘、多田脩二、金田充弘、小西泰孝、名和研二、満田衛資、山田憲明、大野博文、森部康司、萩生田秀之、金田泰裕など
2019年06月24日長年にわたりデータを改ざんしてきたとして問題になっている「KYB」の“疑惑のオイルダンパー”。もっとも使われているのが、マンションなどを含む住宅である。「東日本大震災で免震構造のマンションに大きな被害がなかったことから、免震・制振オイルダンパーを設置するマンションが急速に普及しました。免震装置は高額ですが、一戸あたりの負担費用が割安になる戸数の多いマンションによく設置されています。築10年以内で、20階以上のタワーマンションには、データが改ざんされたオイルダンパーが使われている可能性があります」(NPO法人「建築Gメンの会」大川照夫理事長)ところが、KYBは自社製のオイルダンパーを納品したマンション名をかたくなに公表しない。その理由は?東京都港区にあるタワーマンションの31階に住んでいる女性(38)が語る。「不正データの報道をみて、慌てて管理会社に確認してみましたが、現在調査中と言われました。その後、アナウンスがありません。うちのマンションは東京都認定の免震構造で、税制も優遇されている物件。安心して購入したのに、もし不適合なものが使われていたら、騙されたようなもの。東京にもいつ地震が来てもおかしくない状態だから、マンション名を公表されたら困ります。資産価値が下がってしまいます……」KYBは、改ざんされたオイルダンパーを「すべて交換する方針」としているが……。建築構造が専門の東京理科大学の高橋治教授はこう語る。「すでに使用している建物で免震装置の交換工事を行うのは、そんなに簡単な話ではありません。とくにビルやマンションの壁の中に設置されている制振用オイルダンパーの交換は、壁の一部を壊したり、エレベーターを止めたりする必要があるため、工期が数カ月におよぶことも。住居や店舗、オフィスなどの場合は影響が大きく、設置場所によっては、営業を一部停止しなければいけなくなるでしょう」しばらく間、KYBのデータ改ざんの騒動はおさまりそうにない。耐震設計・免震構造を専門にしている福岡大学の高山峯夫教授も言う。「油圧機器メーカーとしては老舗のKYBやその子会社が行った不正は、企業の信頼だけでなく、これまで日本が世界をリードしてきた免震構造の技術に対する信頼性を傷つける行為です。日本で免震構造を普及させていこうという流れをせきとめる、とても悔しく、悲しいことです」信頼という地盤が揺らぐことこそ地震大国・日本の大問題なのだ。
2018年10月24日「地震で予期しない揺れ方をしたときに、大きなトラブルが生じる可能性は否定できません。そんな重大なことなのに、15年以上に渡ってデータ改ざんをしてきた。企業の倫理観が著しく欠如していると言わざるをえません」違法建築の問題に取り組むNPO法人「建築Gメンの会」の大川照夫理事長がこう語気を強める。免震・制振装置のオイルダンパーの国内トップシェアをほこる部品メーカー「KYB」。同社と子会社によるデータ改ざん問題で日本中に“激震”が起きた――。長年にわたりデータを改ざんしたオイルダンパーが使われている建築物は全国で987件にのぼる。「基準に満たないオイルダンパーを使うことは非常に問題です。建物は免震装置が働いたことを想定した上で、柱や梁の太さなどを決めて設計していきます。耐性データに疑いのあるオイルダンパーを使った場合、想定よりも揺れ幅が大きくなったり、揺れる時間が長くなったりする恐れも。建物全体に影響する可能性があるのです」(大川さん)19日には、KYBは所有者の了解が得られたという70施設を公表(表参照)。しかし、全体のわずか7%のみ。不特定多数の人たちが利用する役所や官公庁の建築物だけが並んでいる。さらに不正の疑いがあるオイルダンパーを使っていると報じられたのは、赤煉瓦の東京駅の「丸の内駅舎」、都心のランドマーク「東京スカイツリー」、大阪のシンボル「通天閣」、東京五輪の競技会場の「五輪水泳センター」など、たくさんの人が集まるスポットが少なくないのが気がかりだ。また「浜岡原発」の非常用ガスタービン用の建物、「伊方原発」の事務所棟でも使われているとされ、懸念が広がっている。「世間の不安を払拭するためには、庁舎だけでなく、人が多く集まる場所や医療や文化などの施設名もすみやかに公表して、迅速に対応をするべきです」(大川さん)耐震技術に詳しい名古屋大学の教授で、福和信夫・減災連携研究センター長も言う。「免震用のオイルダンパーは基準値の上下15%の誤差が認められています。多少の誤差を想定してゆとりある設計をしているはず。問題のオイルダンパーを使ってもすぐに危険というわけではありません。しかし十分なゆとりを持たずに設計した建物があれば、揺れがおさまらずに周囲の地盤に衝突するなどの深刻な事態が起きかねません」国土交通省は「国民の信頼を揺るがした」と言う一方で、第三者による検証をしたことを受けて「倒壊する恐れはない」と強調しているが……。前出の大川さんもこう指摘する。「そもそも倒壊しなければいいというのは大前提の話。免震装置に求められているのは、地震の大きな揺れを抑え、物が倒れたりするリスクを下げること。想定よりも物が倒れやすくなり、その下敷きになり、負傷したり亡くなったりすることも考えられます。また、医療施設に多く使われているのが気がかりです。たとえば手術中に地震がおきたとき、免震装置がしっかり働けば、医師は手術が続けられたのに、それができなくなってしまう。そんな事態が起きることだってあるのです」
2018年10月24日ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)の2018-19年秋冬シーズンの、メンズ&ウィメンズのダウンウェアやアウターを紹介。身体を冷やさず温かい状態に保つ、構造の秘密や機能に迫る。暖かさを最大限に引き出すクリーンダウンザ・ノース・フェイスのダウンウェアには、1度洗浄し、アカやホコリを徹底的に落とした“クリーンダウン”が採用されている。汚れをなくすことによって、温かさや軽さ、柔らかさなど、ダウンが本来持っている機能を最大限に引き出した状態にすることができる。注目の機能的ジャケット細身のシルエットのジャケット「Red Run Pro Hoodie」は、気温や体温の差に影響されにくい断熱層を服の中に作り出すことによって、温かさをキープしてくれる1着。湿った空気の中でも体積を保ったままのボール状の綿に、熱伝導性の低いエアロゲルを練り込むことで、中綿部分に空気をたっぷりと含ませている。携帯に便利な薄さでありながら、冷えから守ってくれる優れたジャケットだ。また、じっとしている時には温かく、汗をかいた時や湿潤な環境にいる時は、衣服内の水分を積極的に排出し、水濡れによる冷えを防ぐ「Trango Parka」や、人体から出る遠赤外線を生地で反射し、直接的に人体を保温することで自然な暖かさをもたらすダウンウェア「Thunder Hoodie」など、コンパクトなフォルムでありながら、しっかりと寒さをしのいでくれるジャケットが勢揃いする。レッドやグリーン、オレンジ、ピンクなど鮮やかなカラーリングにも注目したい。フリース&セーター感覚のジャケットダウンの他、セーターやフリース感覚で着られるジャケットも登場。「TEKSWEATER Hoodie」は、表はローゲージに、裏側は高密度に編み込んだ生地によって、暖かなセーターのようなかさ高性と、軽く柔らかな着心地を実現。さらに撥水性・伸縮性にも優れているので、動きやすく手入れも簡単だ。「Ventrix Jacket」は、屋外でも室内でも着たまま快適に過ごせる1着。通気性とストレッチ性に優れるスリット入り化繊わたを採用しているため、アクティブな活動時に着ても、インナーとして着ても、着心地の良さを感じることができる。詳細ザ・ノース・フェイス 2018-19年秋冬アウター発売時期:発売中~2018年10月以降取扱店舗:ザ・ノース・フェイス原宿店など直営店※ウィメンズアイテムはザ・ノース・フェイス 3(マーチ)にて展開。※Explore Him Coatは、ザ・ノース・フェイス スタンダードなどスタンダード店にて展開。■価格例・Red Run Pro Hoodie 25,000円+税・Ventrix Jacket 25,000円+税・Thunder Hoodie 30,000円+税【問い合わせ先】ゴールドウイン カスタマーサポートセンターTEL:0120-307-560
2018年10月14日6月18日に発生した大阪北部地震ではブロック塀の倒壊や家具の転倒が問題となっていますが、筆者が知る限りにおいてマンションではエレベーター停止以外の重大な問題は発生していないようです。地震の多い日本において、地震に対する備えは日々進化しており、被害の軽減に絶大な効果を発揮してきました。今回は最近になって増え始めた建物の「免震構造」についてお話しします。■ これまでの建物の地震対策は「耐震」と「制振」の2つだった日本では長らく31mまでという高さ制限があったため、9階建て程度の建物しか建てられず、日本初の超高層ビルである霞が関ビル(高さ147m地上36階建て)が誕生したのは昭和43年になってからです。Ryuji / PIXTA(ピクスタ)日本において建物の地震対策としてはこれまで「耐震」と「制振」が中心でした。「耐震」は柱・梁を太く頑丈につくり、建物全体の強度を上げることにより揺れの力に立ち向かおうというもので、恐らくマンションの大半はこの考え方に基づいていると思います。「制震」は揺れの力を「柳に風」で受け流す仏教建築である五重塔の構造をヒントにしたといわれ、地震のエネルギーを吸収するダンパーなどを建物内の骨組みの部分に設け、建物自体で振動や衝撃を吸収する構造となっています。主としてタワーマンションなどに採用されている方式です。■ 「地震の揺れを建物に伝えない」免震構造免震構造は地面の上に免震装置を設置し、地震の揺れを吸収するというもので、ひとことでいえば「地震の揺れを建物に伝えない」というコンセプトです。地面と建物を切り離し、その間に積層ゴムを挟み込ませますが、そのため免震構造の建物は1階部分に隙間が空いています。地面と建物の間に設置された積層ゴムが自動車のサスペンションのような役割を果たし、地震の揺れを建物に伝えないようにしています。平成28年の熊本地震において熊本県内の免震構造の建物では16センチから90センチの幅で横揺れがあったことが記録されていますが、これを積層ゴムが吸収することにより家具の転倒もほとんどなかったといいます。積層ゴム■ 免震構造のしくみが一目でわかる「水天宮」最近では免震構造の建物もあちこちで見ることができるようになってきましたが、筆者の知る限り最もわかりやすい事例が安産のご利益で有名な日本橋蛎殻町の水天宮です。水天宮水天宮では平成30年の江戸鎮座200年に向け平成26年1月から平成28年2月までの期間で社殿の建替え工事を実施しましたが、その際に境内全体を一体的に免震化しました。「安産祈願を安全に」ということなのだそうです。建物全体が地盤から切り離され、間に積層ゴム・弾性すべり支承・オイルダンパーといった免震装置が設置されています。隙間部分に設けられたエキスパンションジョイントは、大きな揺れがあった場合も隙間の上に設置されたカバーが外れるだけで済み、建物に深刻なダメージを与えることを防止します。■ 実は東京駅にも導入されている免震構造免震構造を導入した建物で最も有名なのが東京駅丸の内駅舎です。ばりろく / PIXTA(ピクスタ)東京駅では平成19年4月から平成24年10月にかけて駅舎の保存復元工事を実施し、大正3年に開業した当時の姿を再現しました。その際に建物全体をジャッキで持ち上げて約350台の免震装置を設置し、巨大地震が発生しても耐えうるような構造に改められています。免震構造は巨大地震に対して有効であることが実証されており、今後は免震マンションも増えてくると思います。住まい選びの際に注目してみてはいかがでしょうか。【参考】※参詣者の安全を最優先し境内全体を免震化水天宮の建替計画において境内を一新した建替えが完了
2018年07月15日ラメラ構造は肌のうるおいと密接な関係2018年9月14日、クラシエホームプロダクツ株式会社は、スキンケアブランド「ラメランス(Lamellance)」より、お肌のうるおいの根源である角質層のラメラ構造を壊さずに保湿・洗浄するボディウォッシュを発売する。ラメラ構造とは、角質層内の構造のことで、研究により、肌のうるおいを守ること大きな役割を果たしていることが分かってきた。このラメラ構造により、水と肥質が規則正しく並び、肌のうるおいを保つことができる。しっとりうるおう肌へ導くラメランス テクノロジー製品の特長は、「ラメランス テクノロジー」を採用していること。「ラメランステクノロジー」とは、同社が世界で初めて開発した角質層のラメラ構造を壊さずに洗うことができる技術だ。ラメラプロテクト洗浄成分は、ラメラに侵入しない。その一方で、ラメラモイスチャーEXは、角質層内に浸透し、ラメラ構造にすき間を埋めて、肌をうるおす。お風呂上りに保湿ケアがいらないほど、うるおった肌に仕上げる。今回発売されるのは、泡タイプが1種、液体タイプが1種。泡タイプは、もっちりとした濃密で弾力のある泡が肌を包み込んでくれる。香りは、上質でさわやかな「アクアティックホワイトフローラル」。液体タイプは、鮮やかな花が咲き乱れるヨーロッパの庭園をイメージしたアロマティックフラワーリッチの香りだ。(画像はプレスリリースより)【参考】※クラシエホームプロダクツ株式会社のニュースリリース
2018年07月11日ギャラリー「ペロタン東京」が、3月9日から11日にかけて開催されるアートフェア東京2018に初参加し、中国アーティスト、シュー・ジェン(徐震)の個展を開催。2013年より開始したフラッグシップ・アートブランド「徐震®(XU ZHEN®)」の代表作を紹介する。徐震® エターニティ - 天の守護者の紅陶彩絵像と眠れる女神、2016 ブロンズ、鉱物複合材、鉱物質顔料、スチール 236 x 102 x 60 cm | 92 15/16 x 40 3/16 x 23 5/8 in Courtesy the Artist and Perrotin上海で活動し、中国国内でも重要なアーティスト・キュレーターとして知られるシュー・ジェンは、2013年に自身の創作活動を行う会社、MadeIn Companyのもとで「徐震®」を立ち上げ、クリエーションにおける方向性をビジネスとアートの関係に変化させた。その構造は、グローバル化によって引き起こされる社会経済的および文化的変化に左右される。徐震® エターニティ - 龍の六朝彩色土器と眠れる女神、2017 鉱物複合材、鉱物質顔料、ステンレススチール、樹脂、木材 80 x 52 x 23 cm | 31 1/2 x 20 1/2 x 9 1/16 inCourtesy the Artist and Perrotin『エターニティ』シリーズは、美術史と偉大な文明における古典を融合し、不朽にさせる彫刻インスタレーション。ギリシャ神や中国の神々、現代美術の彫像を無機化合物を用いて再現しつつ、視覚的にハイブリッドな形状を織り成す。同シリーズは、東西文化の衝突を通して伝統的な西洋・東洋文明の現代生活への影響を示しながら、世界文明に広域な視点をもたらす。2つの異なる視覚的体験は、文化遺産への距離感覚を近づけたり遠ざけたりするのではなく、東西における形式と美学、古代と現代、比喩と抽象を利用することで時を超越する瞬間を作り出す。徐震® エボリューション - 侍女立像とブワ・ボボのマスク、2017 鉱物複合材、鉱物質顔料、ステンレススチール 195 x 88 x 50 cm | 76 3/4 x 34 5/8 x 19 11/16 inCourtesy the Artist and Perrotin新シリーズ『エボリューション』は、『エターニティ』と同文脈上において時間と空間を跨ぐ文化的要素に基づきながら、グローバリゼーションの中での文化差に焦点を当てている。徐震®はこのシリーズを通して古典文化という領域から脱却し、サブカルチャーや文化の境界線によって定義されるある種の原始芸術へと舵を取る。この愉快な体験は、インターネットの台頭によって生まれた認知上の諸挑戦、すなわちその利用の簡便さや増え続ける知識へのアクセスに基づく、思考や行動の質的変化を明るみに出している。また、2014年にニューヨークで開催されたアーモリーショーで、商業キャンペーンの一環として登場した『アンダー・ヘヴン』や、現在の政情への批判にも根ざす『メタル・ランゲージ』シリーズも登場し、シュー・ジェンの作品の全体像を追うことができる。【イベント情報】徐震®会期:3月9日〜3月11日会場:東京国際フォーラム アートフェア東京2018 ブース#S23住所:東京都千代田区丸の内3-5-1
2018年03月12日「梁」とは梁とは、構造物の上部からの荷重を支えるため、または柱をつなぐために架け渡す建築材料のことをいいます。梁には、屋根を支える「小屋梁」というものがあります。また、柱と柱で支えられている「大梁」と、大梁に支えられている「小梁」とがあります。さらに床を支える床梁(ゆかばり)、2階などの床や小屋組に設ける「火打ち梁」があり、梁には実に多くの種類があることがわかります。梁の役割は、地震などの災害時でも建物が倒壊しないよう、建物の主要構造部分である屋根や柱を支えることにあります。このように建物全体が揺れやねじれ、引っ張りといった様々な力に耐えるためにも、梁は必要不可欠であるといえます。2種類の構造形式しかし地震などの災害時でも、建物が建っていられるかどうかはその建物の「構造形式」によって異なってきます。つまり、屋根や柱を支える梁を使用していたとしても、必ずしも建物が倒壊しない保証はないということです。では、どのような「構造形式」が一番安全なのでしょうか。まずは代表的な構造形式である以下の2つをご紹介します。ラーメン構造壁式構造それぞれの特徴をみていきましょう。ラーメン構造ラーメン構造とは、日本の伝統的な工法のひとつで柱と梁で骨格を造り、そこに壁を張っていく構造のことをいいます。ラーメンの語源は、ドイツ語の「枠」「額縁」からきています。柱と梁を強く固定すること(剛接合)で建物の骨格を形成するこの構造は、強靭な「枠」を形成します。この点がラーメン構造の特徴ともいえます。そのため木造建築物には取り入れにくく、鉄筋コンクリート造り(RC造)や鉄骨造り(S造)などで建てられるアパートや低層マンションに用いられることが多いです。ラーメン構造の特徴特徴としては、接合部分がしっかりと固定(剛接合)されている点にあります。しかし先述したように、後から壁を張っていくスタイルなので、壁は非常に薄いといえます。そのためこの構造法を用いている場合は、木造アパートはもちろん、中高層マンションであっても隣の部屋の物音が気になってしまうことが考えられます。また壁が薄いということは、「横からの力に弱い」ともいえます。震災レベルの地震が起きた場合には、十分な注意が必要です。壁式構造一方で、震災レベルの地震にも強いのが「壁式構造」です。壁式構造はラーメン構造とは違って、柱や梁を使用せず、床と壁を接合していく構造のことをいいます。主に一般住宅や中高層マンションなどに用いられることが多いです。壁式構造の利点には、以下のようなものが挙げられます。壁で建物を構成しているため、地震などの強力な影響もバランスよく吸収することができる柱を用いらないので、四隅にスペースが生まれる防音効果がある熱(冷暖房)が室内に渡りやすい柱がない分スペースが広がるので、空間にゆとりがもてます。また建物をコンクリートの壁で構成するので、防音効果もバッチリです。しかし欠点もあります。壁式構造の欠点は以下のとおりです。大規模なリフォーム(リノベーション)ができない柱や梁で建物を支えているラーメン構造であれば、壁を取り壊すリフォームもできます。しかし壁で建物を支えている壁式構造では、壁を取り壊したり、窓をくり抜いたりすることは難しいです。まとめ壁式構造は地震に強く、生活上安全であるうえに防音効果も高いことがわかりました。しかし一方で、壁を取り壊して居室スペースを広くするといった、大規模なリフォーム(リノベーション)は難しいようです。ライフスタイルの変化や居住者が増えるといった場合に、大規模なリフォームができないのは難点といえます。しかし地震の脅威にさらされることなく、安全な住まい環境を維持できる点は非常に魅力的であるといえます。今後のライフスタイルを考慮したうえで、物件購入を検討されるのが良いでしょう。
2017年12月18日ロフトで先行発売株式会社KIYORAは、“三重構造シートの全顔用のホイルマスク”「Faith in Face ナイトリペアホイルマスク モイスチャーゴールド」と「Faith in Face デイリペアホイルマスク トーンアップシルバー」について、11月15日(水)より全国発売を開始する。これに先立ち、2017年9月末からロフトにて先行販売をスタートした。近頃話題の「ホイルマスク」従来のフェイスマスクの場合、いつの間にか乾いてしまい、肌にとって逆効果のこともある。「ホイルマスク」は、この欠点を解決する進化系フェイスマスク。濃密エキスを含んだシートの上にホイルを重ねる三層構造となっている。美容液が蒸発しにくく、エステ並みの保湿感を実現。さらに、入浴時に使用すれば、体温で毛穴が開き、成分が奥深くまで浸透。スチーム効果も期待できるという。韓国製造特許取得「ホイルマスク」は、上下別々で付けやすいセパレートタイプ。三重構造シートの下面は、美容シートとなっており、竹炭を特殊加工したもの。ミネラルを含んでおり、吸着性も高い。中間の面は網目構造で、うるおいが続く保湿マトリックス。その上面がホイルとなっている。製造特許も取得済みだ。(画像はプレスリリースより)【参考】※新発想!三重構造シートの顔専用の 「Faith in Faceホイルマスク」を 9月末~ロフトで先行発売スタート、11月15日に全国発売
2017年10月14日ディラックは4日、台湾SilverStone製のPCケースとして、フロントパネルがメッシュ構造のゲーミング向けATXミドルタワーケース「SST-PM01」シリーズを発表した。ブラックとホワイトの2色を用意。4月9日から発売する。店頭予想価格(税別)はブラックが16,500円前後、ホワイトが17,500円前後。ケース前面に3基のLEDファンを搭載するゲーミングPC向けのATXミドルタワーケース。LEDファンはブラックモデルにレッド、ホワイトモデルにブルーを採用。明るさの調整、点滅・消灯が可能だ。サイドパネルはアクリルウィンドウで、フロント部は自動車の空冷構造にならった大型メッシュ設計。空気循環の効率性を向上させた。標準搭載ファン数は、前面に140mm(LED)×3基、背面に140mm×1基、最大搭載ファン数は、前面に140mm×3基または120mm×3基、背面に140mm×1基または120mm×1基、上面に140mm×2基または120mm×3基。3ピンファン用のハブユニットを標準で搭載し、最大10基のファンへ電力の供給が可能となっている。ただしPWMには非対応。前面と背面に最大360mm、上面に最大140mmのラジエターを装着できるなど、水冷への対応度も高い。ケース内部は、電源およびHDD搭載エリアと、マザーボード搭載エリアを分けたチャンバー構造。HDDはケース下部に設置でき、搭載ベイ数は内部3.5インチベイ×4基(2.5インチストレージと共用)、内部2.5インチベイ×5基だ。着脱可能なフィルタを装備し、正圧設計による防塵効果も得られる。そのほか主な仕様は、拡張スロット数が7基、拡張カードスペースが最大419mmまで、搭載CPUクーラーの高さが最大180mmまで、搭載電源の奥行きが最大240mmまで。外部インタフェース類はUSB 3.0×2基、USB 2.0×2基、オーディオ×1、マイク×1。本体サイズはW220×D560×H560mm、重量は約9kg。対応フォームファクタはATX、マイクロATX。
2016年04月05日実際の構造物(対象物)を3次元で表示する需要が高まっていることを受け、それを実現する多くの技術が登場してきています。特にマシンビジョンやロボティクスは、正確な3次元キャプチャ機能を実現します。また、3Dスキャナ技術は、バイオメトリクス(生体認証)やセキュリティ、産業用検査装置、品質管理、医療、歯型構築、プロトタイピングなど幅広い分野に応用されるようになっています。こうした3Dスキャナ技術は、対象物の表面を抽出し、物理計測をデジタルで表現します。データは対象物の外側表面を表すXYZ座標からなるポイント・クラウドとして捉えられます。3Dスキャン解析は、対象物の表面積と体積、トポロジー、形状、特長的な寸法を決めます。3Dスキャナには、対象物の表面の各点への距離を測るための「プローブ」が必要です。原理的には、プローブは物理的に接触する必要がありますが、多くのアプリケーションでは非接触測定を必要としています。光を使って対象物をプローブする光学技術は、この問題を解決するソリューションの1つとして考えられています。実際の方法としては、多くの場合、2台のカメラを用いてる方法や、構造化照明パターンを使う方法が考えられます。後者の方法では、光のパターンを作るためのプロジェクタ1台と、カメラ1台、適度な演算力が求められるアルゴリズムだけで済みます。○構造化光「構造化光」は、数学的に構成された光のパターン・セットを投影する3Dスキャンの光学的手法です。これは測定対象物を連続的に投影する方法です。プロジェクタから既知の位置にカメラを置き、照射された対象物の一連の画像を同期しながらキャプチャしていきます。キャリブレーションのために使われるフラットな基準面に対して、カメラで撮られたパターンは、スキャンされた対象物の形状によって歪められます。幾何学的な三角測量の原理を使って、スキャンされた対象物表面上の各点のXYZ座標を計算することができます(図1)。この結果、ポイント・クラウド・データは、スキャンされた対象物表面の詳細な3Dモデルを計算するために使われます。○プログラマブルな構造化光プログラマブルなパターンスキャナは、レーザあるいはデジタル空間光変調器(SLM)を備えたLED照明を使い、対象物体表面に一連のパターンを投影します。プログラマブルな構造化光スキャナは、周囲光の状態と対象物の表面および対象物の光反射特性に応じてパターンを適応させるだけでなく複数のパターンを使うことにより精度を上げることができます。プログラマブルな構造化光は、複数のパターン表示を必要とするため、空間光変調器はスキャナの重要なコンポーネントです。すでに市場に出ている空間光変調技術の例として、Texas Instruments(TI)のDLPテクノロジを用いた「DLP6000」と「DLP9000チップセット」があります。異なる構造化光スキャニング・アルゴリズムでは、バイナリおよびグレースケールパターンの一方または両方を生成するSLM機能を必要とします。高コントラストはさまざまな対象物の反射率と周囲光の状態を扱う際、精度やロバスト性の最大化に役立ちます。システム設計では、サイズや冷却方式、電池への需要によって、光学的なスループットとエネルギー効率を優先します。3D構造化光を最適化するための技術は多数あります。特に有効な方法は、適応型パターン・セットです。アルゴリズムによってパターンと波長の最良の組み合わせが決まり、それによってスキャンされた対象物の解像度は改善します。色(光の波長)の変更も、対象物の色によって選択できます。適応型パターンは、複雑な表面の形状や不連続な部分がある対象物をスキャンする精度を向上させます。○設計上の配慮プログラマブルな構造化光ソリューションで、設計上考慮しなければならない重要な点がいくつかあります。測定対象物のサイズと距離、さらに3D測定の所望の空間精度によって、SLMとイメージ・キャプチャ・カメラに要求される性能特性が決まります。加えて、SLM解像度(画素数)とスキャン・フィールドのサイズ(画素数/mm)が達成可能な精度を決定します。カメラはサンプリング理論から十分な解像度、通常少なくともSLMの4倍の画素密度を備えている必要があります。スキャン中、対象物が少しでも動くとデータがぼやけ、測定精度が低下します。対象物が予想よりも速く動くものなら、適切な3D精度のレベルを達成するために、より速くスキャンを終了させなければなりません。スキャン速度が早いほど、空間光変調器の高速化や高いキャプチャ・フレーム・レートのカメラが必要となり、より明るいパターン照明が得られるようになります。毎秒数枚~数百枚のパターン速度が様々な3D測定システムに必要となります。○結論マシン/ロボット・ビジョンやその他の3Dアプリケーションを使うことで、インテリジェント・マシンはさらに高度な性能を備えることができます。3Dスキャナ技術は、新技術とアルゴリズムの発展と共に進化してきました。コストを抑えながらプロセッシングとセンサの性能が向上することで、これらの新技術は、エンドユーザに複数の選択肢を与えます。構造化光を利用する、アクティブで非接触の3Dスキャナ・システムは、素晴らしいメリットをユーザにもたらしますが、特定のアプリケーションのニーズに基づいて評価される必要があります。参考文献・Geng, Jason: Structured-light 3D surface imaging: a tutorial・Koninckx, Thomas P. and Gool, Luc Van: Real-Time Range Acquisition by Adaptive Structured Light著者紹介ペドロ・へラベルト(Pedro Gelabert)Texas InstrumentsDSPアルゴリズムの実装と開発、並列処理、超低消費電力DSP、ミクスド ・シグナル、アーキテクチャ、DLP アプリケーションおよびオプティカル・プロセシングにおいて20年来の経験を有する。システムとアーキテクチャの功績は、インターネット・オーディオ(MP3プレーヤ)、ホーム・オーディオ、デジタル・スチル・カメラ、パーソナル医療機器(補聴器、心臓/グルコースおよび心電図モニタ)、ポータブル機器さらに分光器や3Dマシンビジョンなどの従来のディスプレイ技術を超えたDLPの新分野など、多岐にわたる。ジョージア工科大学で電気工学の学士号と博士号学位を取得。5つの特許を保持し、50以上の論文、ユーザガイドおよびアプリケーションノートを執筆。生活の質を向上させるためにDSPプロセシングおよびDLPの技術的進化を新たな市場へもたらすべく尽力。V.パスカル・ネルソン(V.Pascal Nelson)Texas Instruments35年にわたり半導体、光学、RF分野に従事。物理学を専攻し、超低位相ノイズ・クロックからオプティカル・システムまで幅広いプロジェクトに関わる。カスタマー・エデュケーションやサポートだけでなく、数多くのアプリケーションノート、論文、セミナーに尽力。この7年間、DLP技術の将来性に注目し、改善された生活空間のさらなる発展のために貢献している。
2016年03月25日理化学研究所(理研)は3月23日、形に揺らぎのある糖鎖を特定のタンパク質「レクチン」と結合させて固定することにより、折れ曲がった状態の糖鎖構造を原子レベルで可視化することに成功したと発表した。同成果は、理研 グローバル研究クラスタ糖鎖構造生物学研究チーム 山口芳樹チームリーダー、長江雅倫研究員らの研究グループによるもので、3月14日付けの英科学誌「Scientific Reports」に掲載された。糖鎖は主に細胞の表面に存在している生体分子で、その多くは細胞膜に埋め込まれたタンパク質や脂質に結合し、細胞同士や細胞の外から内への情報伝達、タンパク質の品質管理・機能調節など、生体内における重要な役割を果たしている。また、一般に柔軟な構造をしており、ひとつの糖鎖がいくつもの形をとるという"揺らぎ"があることが知られている。しかし糖鎖の形は非常に速い速度で相互に変換しており、糖鎖の個々の形を実験的に正確に捉えることはこれまで困難だった。そこで同研究グループは今回、揺らぎのある糖鎖を特定のレクチンと結合させることにより、揺らぎを止めた状態の糖鎖構造の可視化を試みた。糖鎖のモデルとしては、これまで折れ曲がった構造をとると予想されていた「バイセクト型糖鎖」を採用。レクチンは、バイセクト型糖鎖に結合する互いに無関係な2種類、「Calsepaレクチン」と「E4-PHAレクチン」を使用した。まずバイセクト型糖鎖と各レクチンとの複合体を作製して、X線結晶構造解析を行った結果、どちらのレクチン-糖鎖複合体においても、糖鎖の2本の枝のうちの1本の「1-6アーム」と「1-3アーム」が反対の向きを向いた折れ曲がり構造をしていることがわかった。また、糖鎖の折れ曲がり構造が水溶液中でも存在することを確認するために、溶液NMR法を適用しその立体構造を調べたところ、水溶液中においてもバイセクト型糖鎖はCalsepaレクチンとの結合時に折れ曲がり構造をとることが確認された。同研究グループは今回の成果について、糖鎖とタンパク質の相互作用原理や、糖鎖がタンパク質を調節するメカニズムの理解につながることが期待できるとしている。
2016年03月23日理化学研究所(理研)と東京大学(東大)、日本医療研究開発機構は2月23日、白質消失病発症の原因タンパク質「eIF2B」の立体構造を結晶構造解析により解明したと発表した。同成果は、理研 横山構造生物学研究室 横山茂之 上席研究員と、理研ライフサイエンス技術基盤研究センター 翻訳因子構造解析研究ユニット 伊藤拓宏 ユニットリーダー、柏木一宏 特別研究員らの研究グループによるもので、2月22日付けの英科学誌「Nature」オンライン版に掲載された。白質消失病は、幼児期に発症し、ウイルス感染や頭部外傷などのストレスを契機に急速に悪化し、大脳の白質が消失して運動機能の失調をきたす遺伝性の神経変性疾患で、罹患者の多くが死に至るとされている。この疾患の原因となる翻訳開始因子eIF2Bは、本来、細胞がタンパク質を合成する際にほかの翻訳開始因子eIF2を活性化するタンパク質だが、細胞がストレスを受けると、eIF2がリン酸化してeIF2Bの活性が低下し、一般的なタンパク質合成がいったん抑制される。しかし、このストレス応答機構や、白質消失病の発症との関連性は解明されておらず、現在のところ白質消失病に特化した有効な治療法は見つかっていない。今回研究グループは、大型放射光施設「SPring-8」を用いたX線結晶構造解析で、10個のサブユニットから構成される巨大なeIF2Bの3次元構造を解明。その結果、eIF2Bの変異の大半は、eIF2に働く領域(活性部位)や、サブユニット間の相互作用面に集中していることがわかった。これは、変異によって活性部位や全体構造が損なわれ、eIF2Bの機能が低下することが、白質消失病の発症原因であることを意味している。ストレスを受けて一般的なタンパク質合成が抑制された後、抑制が解除されてストレス状態から通常状態へと回復する際に、eIF2Bの機能が低下しているために回復に必要なタンパク質を十分に合成できず、神経細胞が変性し白質消失に至ると考えられる。さらに、独自開発した技術を活用し、eIF2BとeIF2に非天然型アミノ酸を導入して解析したところ、eIF2Bの3次元構造の上でリン酸化されたeIF2と結合する領域は、通常のeIF2を活性化する際に結合する領域とは異なることを発見。この結合様式によりリン酸化されたeIF2は、自身の活性化を起こさないだけでなく、ほかのeIF2の活性化も妨げることが明らかになった。同研究グループは今回の成果について、白質消失病などの病態の理解、eIF2Bを標的としたストレス応答を制御する治療法の開発へ向けて、有用な基礎的情報となると説明している。
2016年02月23日これまで5回にわたり、航空機の機体構造がどうなっているかについて解説してきた。締めくくりとして、そこで使われている素材の話もしておかなければならないだろう。○アルミ合金系素材かつては「全金属製機」などといって、わざわざ区別していたが、それは木材を使用する機体が多かった時代の話。今では金属材を使用するのが当たり前になっている。航空機は軽くかつ丈夫に作らなければならないので、金属なら何でも良いというわけにはいかない。そこで主流となったのがアルミ合金である。純アルミニウムではなく、さまざまな金属を添加した合金素材を使っているが、そのほうが性質が優れているためである。特に広く知られているのがジュラルミンだろう。最初に登場したのは、アルミニウムに銅を添加した素材で、ジュラルミンといえばこれである。その名称の由来は、ドイツのデュレンという街で開発されたから、あるいはラテン語でhardを意味するdurusとaluminiumを合成してできたという説がある。日本工業規格(JIS)では、アルミ合金には4桁の数字あるいはアルファベットを組み合わせた名前がつけられている。ジュラルミンは2017で、銅を3.5~4.5%、珪素を0.5~1.2%、そのほか鉄、マンガン、マグネシウム、亜鉛、クロム、チタン、ジルコニウムといったものもいくらか混ざる。主な部分を占める元素の名前から、Al-Cu系ということになる。その後に登場したのが「超ジュラルミン」こと2024。銅を3.8~4.9%、マグネシウムを1.2~1.8%、そのほか鉄、マンガン、珪素、亜鉛、クロム、チタン、ジルコニウムといったものもいくらか混ざる。主な部分を占める元素の名前から、Al-Mg系ということになる。そして「超々ジュラルミン」こと7075がある。最近ではスマートフォンのドンガラでも使われているらしいが、元々は航空機用の素材だ。いわゆるAl-Mg-Zn系で、銅を1.2~2.0%、マグネシウムを2.1~2.9%、亜鉛を5.1~6.1%、そのほか鉄、マンガン、珪素、クロム、チタンといったものもいくらか混ざる。航空機用ではこの3種類がメジャーだが、もしも興味があったらJISの規格書を見てみていただきたい。あきれるぐらいたくさんのアルミ合金素材が規格化されている様子がわかる。航空機と並んでなじみ深いアルミ製品というと鉄道車両(特に新幹線)があるが、こちらは6N01や7N01など、溶接性と押出加工性に優れた素材が使われる。航空機はリベット止めが普通だから、鉄道車両ほど溶接性は重視されないようだ。○アルミ合金素材の使い分け後から出てきた素材ほど軽くて丈夫ということであれば、何でも7075で造ればよいかというと、そういうわけでもないところが面白い。例えばボーイング747の場合、胴体のうち与圧する部分の外板、それと主翼の下面には、疲労と亀裂に強い2024を使う。胴体でも縦通材やフレーム、非与圧部分の外板、あるいは主翼の桁・リブ・上面外板、それと尾翼は7075だ。7075の方が圧縮・引張・曲げに強いが、疲労においては2024のほうが有利だといわれる。主翼で発生させた揚力で機体全体を支えているわけだから、基本的に、主翼の上面には圧縮荷重がかかり、下面には引っ張り荷重がかかる。そのことが、「上面外板は7075、下面外板は2024」という使い分けにつながっているわけだ。ちなみに、主翼の外板は局所的に10mmを超える厚みになることもあるが、胴体の外板は一番薄いところで1.6mm厚だそうだ。繰り返すが、1.6cmではなく1.6mmである。これで機内の与圧による圧力差に耐えているのだからすごい。○炭素繊維複合材複合材料というと真っ先に思い浮かぶのはカーボンファイバー、つまり炭素繊維複合材だろう。厳密にいうと、炭素繊維とはその名の通りに繊維であって、それを樹脂で固めたものが炭素繊維強化樹脂である(CFRP : Carbon Fiber Reinforced Plastic)。繊維と樹脂を組み合わせているから複合材だ。組み合わせる樹脂素材はエポキシ樹脂が多い。エポキシ樹脂以外では、ポリアミド樹脂やナイロン樹脂を使うこともあるという。複合材の組み合わせはこの2種類に限らない。風呂でおなじみのガラス繊維強化プラスチック(GFRP : Glass Fiber Reinforced Plastic)も、極端なことをいえば鉄筋コンクリートだって複合材料である。まあ、鉄筋コンクリートで飛行機を作ることはないだろうから、それはおいておくとして。強度が求められる部分では、炭素繊維の糸を織り合わせて造った「織物」にエポキシ樹脂を含侵させた、「プリプレグ」と呼ばれるものを使う。プリプレグ自体は柔らかいが、これを型に敷き込んでからオートクレーブと呼ばれる「釜」に入れて焼き固めると、軽くて丈夫な構造材ができる。いわゆるドライカーボンというやつである。「織物」を使うから、繊維の向きによって強度が違ってくる。裏を返せば、どの方向に強度を持たせたいかという希望に合わせて繊維の配列を工夫することで、「ある方向に対しては強いが、別の方向に対しては変形しやすい」なんていうものも造ることが可能だ。ただ、この方法は製作に手間がかかる上に、電気代もかさむ。もちろん、コストや手間よりも強度が優先されるところではドライカーボンを使うが、要求仕様によっては量産性と経済性を重視して、別の方法を使うことがある。例えば、樹脂含侵成型法(RTM : Resin Transfer Molding)がある。これはオス型とメス型の間に炭素繊維の織物を敷き込み、そこに樹脂を注入して含侵・成型するものだ。樹脂が固まったら型から外せばよい。樹脂を注入する際に、反対側で気圧を下げることで樹脂の回りを良くするのが、真空樹脂含侵成型法(VaRTM : Vacuum Assisted Resin Transfer Molding)である。いくらCFRPが軽くて高強度だといっても、プラモデルみたいに一枚物の板で所要の強度を持たせるわけにはいかず、ちゃんと骨組と外板を組み合わせている。JAXAの施設一般公開で展示されていた、CFRP製機体構造材のサンプルを御覧いただこう。航空機以外だと、1980年代半ばからレーシングカーの車体をドライカーボンで造るのが普通になった。鉄道車両でも、JR東日本のE4系新幹線電車の一部が先頭部をCFRPで造ったことがあるし、CFRPの弾性を生かした台車「efWING」の導入事例が増えつつある。どちらも川崎重工の仕事だ。スキー板をCFRPで造った事例もあるが、これを手掛けたフィッシャーにしろ川崎重工にしろ、航空分野でCFRP製品を手掛けているメーカーでもある。
2016年02月22日マッドキャッツは15日、超軽量フレーム構造を採用した、本体重量50gのゲーミングマウス「RAT1 マウス ブラック」(MC-R1-BK)を発表した。2月19日に販売開始する。価格は税別3,500円。対応OSはWindows 7 / 8 / 8.1 / 10。骨組みのような意匠が特徴的な、フレーム構造モジュールデザインを採用したゲーミングマウス。パームレスト部は前後5mm範囲で可動するデュアルポジションパームレスト機構を採用し、手の大きさに応じてサイズ調節できるほか、3Dプリンタによるカスタマイズも可能。3Dデータは、米MADCATZのWebサイトからダウンロードできる。黄緑色のフレーム部や本体後方のパームレスト部は取り外すことができ、センサー搭載の本体のみで、33gの小型モバイルマウスとしても使用可能。インタフェースはUSB(有線)。本体サイズはW68×D108×H38mm、重量は約33~50g。センサー方式は光学式。解像度は250~3,500dpiの間で、250dpi間隔で設定できる。ポーリングレートは125 / 250 / 500 / 1000。ボタン数は5ボタン。
2016年02月15日主翼の内部構造についてはすでに書いたが、今回は、その主翼と胴体が取り付く部分にまつわる話を取り上げよう。案外と考えなければならない話が多い分野である。○高翼・中翼・低翼飛行機は主翼の枚数に応じて、「単葉(主翼が1枚)」「複葉(主翼が2枚)」「三葉(主翼が3枚)」といった分類がなされる。昔は複葉機が普通で、時には三葉機もあったが、今では単葉機が普通だ(たまに例外があるが)。その主翼が胴体に取り付く位置の違いにより、複数の区分ができる。この場合の位置とは前後方向の位置ではなくて、断面形状に対する上下方向の位置だ。具体的にいうと、胴体の下の方に取り付く「低翼」、胴体の真ん中辺に取り付く「中翼」、胴体の上の方に取り付く「高翼」、胴体から離れた上方に主翼を配置して支柱で支える「パラソル翼」に分類できる。飛行中は、揚力を発生する主翼が胴体を含めた機体全体を支えるのだから、主翼の強度部材である桁(翼桁)と、胴体の強度部材である縦通材やフレームを強固に結合しておかなければ、飛行機は空中分解してしまう。低翼機の場合、以前に取り上げたセンターウイングボックスの両側に主翼を取り付けて、その上に胴体が載る格好になる。分割はされているが、左右通しの主翼の上に胴体が載っていると考えて差し支えない。ところが、中翼や高翼だと話がややこしくなる。主翼を構成する桁を左右通しにすると、それが胴体のド真ん中、あるいは上方を突き抜けて横切る形になり(これをキャリースルーという)、機内のスペースに食い込んでしまうからだ。だから、中翼や高翼配置の機体だと、桁の構造に工夫をしたり、機内配置に工夫をしたりといった例がいろいろ出てくる。○ケーススタディ(1)B-29とランカスター例えば、ボーイングB-29スーパーフォートレス爆撃機は中翼配置である。ところがこの機体は爆撃機だから、機内に爆弾を積み込むためのスペース(爆弾倉)を確保する必要がある。さらに厄介なことに、爆弾を投下する前と後で重心位置が大きく変動しないようにする必要があるので、爆弾倉の位置をやたらと前方あるいは後方に寄せるわけにはいかない。しかも、空力的安定性を確保するには、重心位置を主翼の揚力中心位置より前方に持っていかなければならない。とかなんとか、さまざまな要因を考慮した結果、主翼と胴体の結合部ではキャリースルーが胴体を左右にぶち抜いて、その前後に爆弾倉を分割配置することになった。こうすれば主翼に邪魔されずに十分な高さを確保できるが、長さには制約ができる。そこで問題になったのが、中央部のスペースを占拠している主翼と爆弾倉によって、機内が前後に分断されてしまうこと。これでは前後の往来ができない。そこで、爆弾倉の上部に人がはって通れるぐらいのトンネルを設けて、前後の往来を可能にした。同じ第2次世界大戦中の爆撃機でも、アブロ・ランカスターは主翼の位置が比較的上に寄っている。そのため、爆弾倉もB-29のような前後分割ではなく、単一の長い爆弾倉になっている。そして、その爆弾倉の上をキャリースルーが左右に貫通している。総面積が同じでも、複数の狭い部屋に分かれた状態よりも広い1つの部屋にまとまっているほうが、なにかと柔軟性がある。これは爆撃機の爆弾倉も同じで、単一の広い爆弾倉に小型爆弾をたくさん積むことも、大型爆弾を少数積むこともできた。その代わり、爆弾倉の高さはB-29ほど大きくない。そして、胴体を横切るキャリースルーに人が通れるぐらいの穴を空けて、前後の往来を可能にしている。○ケーススタディ(2)C-130ハーキュリーズ今の軍用輸送機の「公式」を作ったのはロッキードC-130ハーキュリーズだといって差し支えはないだろう。その「公式」とは、高翼配置にするとともに降着装置を短くまとめて、機体を地面に近づけるとともに後部ランプを設けるというものだ。こうすることで、人や貨物の積み降ろしに際してタラップや昇降台を用意する必要がなくなるし、車両は後部ランプから自走で積み降ろしできる。というだけでは、話が終わらない。貨物を積み込むスペースは凸凹していない、シンプルな四角い箱になっているほうがありがたい。先のランカスターの爆弾倉の話、あるいはクルマのトランクルームのことを考えてみれば容易に理解できる話だ。ところが前述したように、飛行機として軽く、強く造ることを考えると、左右の主翼を構成する翼桁を左右通しにして、胴体とガッチリ結合する必要もある。また、降着装置を収容するスペースも必要になる。低翼配置の民航機なら、機内を2層構造にしてキャビンの床下に翼胴結合部や降着装置収容スペースを設けるところだが、軍用輸送機では胴体をまるごと単一の空間として使いたい。ということで、主翼は高翼配置にして、機内への食い込みを最低限に抑えている。降着装置も、胴体の両脇に張り出しを設けて、そこに収容することにした。これが、C-130で確立した「軍用輸送機の公式」である。ただし、機内への翼胴結合部の張り出しを完全になくすまでには至らず、たいていの機種では程度の差はあれ、張り出しが残っている。その部分は前後の部分よりも天井高が低く、そこの天井高によって、積み込むことができる貨物の最大高が決まる。機種によっては、胴体の上部に張り出しを設けて主翼を取り付けることもある。その方が機内上部の張り出しを少なくできて、空間確保の面で有利だが、空力や構造の面では面倒かもしれない。航空自衛隊向けに開発中の川崎XC-2が、そんな傾向の強いデザインだ。ちなみに、なにかと話題のV-22オスプレイも同様に、主翼は胴体の上に設けた張り出しに取り付いている。機内空間の確保という理由もあるだろうが、もっと大事な理由もある。オスプレイは海兵隊の人員輸送機として使用する関係上、艦上運用も考えなければならない。そして艦上では場所をとらないように、主翼とその両端に取り付いたエンジンを一緒に、グルッと回転させて前後向きにしてしまう。それをやるには、主翼が胴体内部に食い込んでいては具合が悪く、胴体の上部に飛び出している必要がある。つまり、オスプレイの翼胴結合部は他の軍用輸送機と違い、回転させるためのメカが組み込まれているわけだ。その模様は、米国海軍のニュースサイトの記事「First Production V-22 Joins Flight Test Program」に載っている写真で確認できる。
2016年02月15日CORSAIRから、高密度遮音素材の二層構造で静音性を高めたE-ATX対応PCケース「CORSAIR Carbide Series Quiet 600Q」がリリースされる。代理店のアスクやリンクスインターナショナルを通じて、2月13日の発売予定。店頭予想価格は22,600円(税別)前後。E-ATX対応の倒立フルタワーPCケース。フロント、トップ、左右サイドパネルの内側に、高密度遮音素材による二層構造を採用。内部から発生するノイズを遮断し、静音性を高めている。ケース内部はマザーボード倒立設計となっており、効率的なエアフローを構築可能。最大で360mmサイズのラジエターを内蔵できるスペースも用意する。フロントパネル内側とボトム裏面には、取り外し可能なマグネットフィルタも装備。標準搭載ファンは前面に140mm×2基、背面に140mm×1基。オプションで前面に120mm×2基 / 140mm×2着、背面に120mm×1基 / 140mm×1基、底面に120mm×3基 / 140mm×2基を内蔵可能。3段階で回転数を制御できるファンコントロールスイッチも搭載する。搭載ベイ数は外部5.25インチベイ×2基、内部3.5インチ / 2.5インチベイ×2基、内部2.5インチベイ×3基。3.5インチサイズのドライブはツールレスで増設でき、内部3.5インチベイはドライブケージごと取り外せる構造。ドライブレールの内側には、HDDなどの動作振動を吸収する制振用シリコンゴムが装着されている。5.25インチベイ部分は、マグネット仕様のベイドアを装備。内側には吸音材が張り付けられているので遮音性も高い。主な仕様は、拡張スロット数が8基、拡張カードスペースが最大368mmまで、搭載できるCPUクーラーの高さは最大200mmまで、搭載できる電源の奥行きは210mmまで。外部インタフェース類はUSB 3.0×2基、USB 2.0×2基、ファンコントロールスイッチ、オーディオ入出力。本体サイズはW350×D600×H535mm、重量は約3.6kg。対応フォームファクタはE-ATX(12×10.6インチ) / ATX / マイクロATX / Mini-ITX。また、サイドパネルに大型のアクリルウィンドウを採用した「CORSAIR Carbide Series Quiet 600C」も同時に発売される。静穏仕様ではないが、ワンタッチでサイドパネルを開閉でき、内部にアクセスしやすい仕様だ。その他のスペックは共通。
2016年02月05日前回は主翼の構造を取り上げたので、今回は胴体の構造を取り上げてみよう。ただし、機体の用途によってかなりの違いがあるので、まずは身近な輸送機の話から始めることにする。○輸送機の胴体は茶筒であるここでいう輸送機には、軍用輸送機と、いわゆる民航機(旅客機・貨物機の両方)を含む。要は、「大きな筒状の胴体内に人やモノを積む飛行機」である。登山をする方なら御存じの通り、高度が上がると気圧や気温が下がる。そのままでは人が過ごすには具合が悪いので、機内は温度と圧力を高めて、特別の装備がなくても普通に過ごせる程度の環境を維持している。機内の気圧を高める操作あるいは仕組みのことを与圧という。ところが、与圧をかけると機体の内外で圧力差が生じて、それに起因する負荷が胴体の構造部にかかってくることになる。そこで、輸送機の動体は円筒形、あるいはそれに近い断面形状にするのが一般的だ。四角い断面形状にすると、角の部分に負荷が集中してしまうから、円筒形にする方が軽さと強度の両立という点から見て有利だ。胴体の断面形状がどうなっているかは、旅客機に乗ってみれば容易に理解できる。外から見れば胴体断面が円筒形になっているのは一目瞭然だし、機内でも窓側の席に座っていると、側壁が湾曲している様子が分かる。その胴体の内部構造はどうなっているか。まず、前後方向に走る骨組み(縦通材)と円周方向に走る骨組み(フレーム)を組み合わせており、その外側に外板をリベット止めした構造である。ただし、リベットが外に突出していると凸凹になって空気抵抗を増やすので、外板の中にリベットの頭を埋め込んだ、いわゆる沈頭鋲を使用するのが普通だ。つまり、輸送機の胴体は「内側に縦横の骨組みを入れて強度を持たせた、巨大な茶筒」である。鶏卵だと殻だけで強度を維持しており、内側に骨組みはついていないが、飛行機の胴体だと卵の殻のようにはいかないので、骨組みを加えて強度を持たせている。ただし、茶筒といっても前端部と後端部はそれぞれ絞り込んだ形にしないと空力屋から文句が出るし、そもそも強度を維持していない。そこで、半球ないしはそれに近い形状にして強度を持たせている。ちなみに、1985年の日航ジャンボ機墜落事故で問題になった圧力隔壁とは、この半球形の後端部のことである。実際にはその後ろまで胴体構造は続いているが、圧力隔壁より後ろは与圧の対象になっていない。旅客機だと内装材が取り付けられているので、胴体の内部構造を見ることはできない。そこで現物を見る機会としてお薦めしたいのが、自衛隊や在日米軍の基地公開。たいてい、何かしらの輸送機が来て一般公開されるが、そのときには機内も見せてくれることが多い。そして、軍用輸送機の機内は実用本位で、内装パネルはなく断熱材だけだ。だから、胴体を構成する縦通材やフレームがそのまま見える部分がある。余談だが、この辺の考え方は潜水艦も似ている。前後を半球ないしはそれに近い形にした筒で構成するところは、まるで同じだ。ただし潜水艦の場合、圧力は中からではなく外からかかる。○胴体の断面形状いろいろ強度を持たせることを考えると、胴体の断面形状は真円にするのが一番いい。そして、大きくなるほど強度面の要求が厳しくなるから、必要なスペースを確保しつつも、最小限の直径で済ませたい。しかし、輸送機として使うことを考えると機内スペースの確保という課題もついて回る。少なくとも、機内で人が立って歩ける程度の高さはないと困るから、これで高さの最小値は決まってしまう。これが問題になるのは、どちらかというと小型の機体ではないかと思われる。大型機なら必然的に直径が大きくなるから、機内で人が立てるぐらいの高さは確保できる。例えば、ボーイング747の胴体外径は6.49メートル、エアバスA330/340の胴体外径は5.64メートルもある。しかし、機体を小型にまとめるために直径を小さくして、かつ真円にすると、幅もさることながら、高さが足りなくなってくる。だから、縦長の楕円形胴体断面にする機体も結構ある。三菱MRJがこれだ。小型の単通路機になると、この手の胴体断面が増えてくる。また、ボーイング707みたいに上半分と下半分で異なるサイズの円筒形にして、両者をつなぐこともある。境界部分に角ができるので強度の面では不利だが、過度に大きくしないで、かつ所要のスペースは確保する、という観点から導き出された手法。ボーイング747の前半部やエアバスA380みたいに客室を2層構造にすると、真円では大きくなりすぎるので、こちらも楕円形あるいは2つの円筒を組み合わせた構造になる。この場合にはもちろん、上のほうが小さい断面になる。ちなみに、規模が異なる複数の機種をラインアップしているメーカーでは、胴体の断面を共通化することがある。例えば、ボーイングの707/727/737、エアバスのA300/A330/A340が、そういう関係に当たる。○機体構造の寿命とサイクル数前述した与圧の関係で、機体が上昇して周囲の気圧が下がると、胴体には内側から外側に向かう圧力がかかるので、いくらか膨張する。機体が下降すると逆になる。つまり、1回のフライトごとに「延び」と「縮み」の変化が1回ずつかかることになる。だから、フライトを多く繰り返した機体は、それだけ胴体の構造材が傷んでいることになる。そこで注意しないといけないのは、製造から経過した年数とフライトの回数が必ずしも一致しないことだ。例えば、長距離国際線の機材では、胴体の伸縮は1日1~2回程度で済む。しかし、短距離国内線やLCCの機材は1日に何フライトもするから、胴体の伸縮は1日に何回も発生する。もちろん後者のほうが、胴体の構造材にかかる負荷は増えるし、金属疲労が起きやすい。針金を手でポキポキと曲げたり伸ばしたりしていると、そのうちポキンと折れてしまうが、それと似ている。だから、ボーイング747には「-100SR」という日本国内線専用モデルがあった。通常の「-100」よりも機体構造や降着装置を強化して、頻繁な離着陸に起因する負荷繰り返しの増大に耐えられるようにしたモデルである。
2016年02月01日東芝は12月21日、ライフスタイル事業グループの構造改革について発表した。映像事業では国内市場向けに自社開発・販売を継続していく。○映像事業映像事業においては、かねてから海外テレビ事業について東芝ブランド供与型ビジネスへ移行するとしていたが、国内市場についても明らかにした。国内人員削減などによって固定費削減・収益力強化を図り、自社開発・販売を継続していく。海外テレビ事業では、北米と欧州において台湾コンパル社へすでに東芝ブランドを供与している。中国を除くアジア地域と中近東アフリカ地域、ブラジルにおいてもブランド供与型ビジネスへ移行することを明らかにした。今後は、経営資源を国内市場に集中させることによって、2016年度(2017年3月期)でテレビの年間販売台数を高付加価値製品を中心に約60万台まで絞り込む。製品の大半を海外から調達する方針だが、ホテル需要向けにカスタマイズ化された製品のBtoB需要を見込んで、一部の高画質小型製品は東芝メディア機器で製造する。東芝メディア機器での組み立ては2016年度で約16万台を想定している。また、映像事業に関わる国内外人員の約8割弱に相当する約3,700人の人員対策を実施。国内人員については、2015年度末までに再配置および再就職支援を含む早期退職優遇制度を実施することを決定した。○家庭電器事業家庭電器事業においては、国内外人員を削減するとともに、国内首都圏の拠点を現在の6拠点から3拠点に集約。オペレーションの効率化などによって、固定費削減を図る。家庭電器事業では約1,800人の人員対策を実施。効率化のための施策のほか、「他社との事業再編も視野に入れます」としている。インドネシアのテレビ工場売却にともない、同じ敷地内にある洗濯機工場も閉鎖。国内外での二槽式洗濯機の自社製造・販売を終了し、今後はドラム式洗濯機や全自動洗濯機に特化する。○青梅事業所ライフスタイル事業グループの資産効率化のため、開発拠点である青梅事業所を閉鎖および売却する方針だ。売却先など開示すべき事項があれば速やかに公表するとしている。
2015年12月21日国立天文台は12月4日、天の川銀河中心に潜む超巨大ブラックホール周囲の磁場構造を解明したと発表した。同成果は、国立天文台水沢VLBI観測所 秋山和徳 博士と本間希樹 教授を含む国際研究チームによるもので、12月3日付けの米科学誌「Science」に掲載された。同研究グループは今回、天の川銀河中心に存在する超巨大ブラックホール「いて座A*」を観測。いて座A*は、地球からおよそ2万5000光年の距離にある地球に最も近い超巨大ブラックホールで、太陽のおよそ430万倍もの質量をもつ。しかし、その直径はおよそ2600万kmと、太陽の約20個分の幅となっており、地球から見たときの見かけの大きさはわずか10マイクロ秒角。ブラックホールの強い重力によって空間がゆがむため、ブラックホールの姿も5倍程度に拡大されて見えると考えられてるが、それを考慮しても周囲の様子を明らかにするためには非常に高い解像度の望遠鏡が必要であった。そこで今回、米カリフォルニア州にある「CARMA」、アリゾナ州にある「SMT」、ハワイ州にある「SMA」と「JCMT」という3カ所4台の電波望遠鏡を「超長基線電波干渉法(VLBI)」という技術を用いて結合させ、直径4000kmに相当する巨大な電波望遠鏡を構成し、波長1.3ミリメートルの電波の観測を実行。約50マイクロ秒角の解像度を実現した。観測の結果、いて座A*のブラックホール半径の6倍程度の領域から出る放射が、直線的に偏光している様子が初めて計測された。また今回計測された偏光の度合いから、いて座A*のまわりの磁力線は一部が渦を巻いていたり複雑に絡み合ったりしていることが明らかになった。これについて同研究チームは「絡まったスパゲッティのようだ」とコメントしている。国立天文台は今回の成果について、今後ブラックホールそのものを直接撮像する「Event Horizon Telescope」計画にとって重要な一歩となったとしている。
2015年12月04日理化学研究所(理研)は11月30日、X線自由電子レーザー施設「SACLA」のX線レーザーを用いた連続フェムト秒結晶構造解析により、タンパク質が持つ硫黄原子を利用した「S-SAD法」でリゾチームタンパク質の結晶構造を決定することに成功したと発表した。同成果は、理研 放射光科学総合研究センター SACLA利用技術開拓グループ 菅原道泰 特別研究員、岩田想 グループディレクター、XFEL研究開発部門 ビームライン研究開発グループ 矢橋牧名 グループディレクターと東京大学大学院理学系研究科 中根崇智 研究員、大阪大学 蛋白質研究所 蛋白質解析先端研究センター 鈴木守 准教授、高輝度光科学研究センター XFEL利用研究推進室 登野健介 チームリーダーらの研究グループによるもので、英科学誌「Acta Crystallographica Section D: Biological Crystallography」に掲載されるのに先立ち11月30日付けのオンライン版に掲載される。大型放射光施設「SPring-8」の放射光を用いたタンパク質のX線結晶構造解析では、一般に約30μm以上のタンパク質結晶が必要だが、特に創薬などの研究用途で重要なヒトを含む動物由来のタンパク質は、結晶化に使用できる十分な量を得るのが難しく、析出する結晶も回折実験に適した十分なサイズに成長しない。また、回折実験ではタンパク質結晶が放射線損傷を受けることも大きな問題だった。SACLAのX線レーザーを用いた連続フェムト秒結晶構造解析では、試料の放射線損傷が起こることなく、μmサイズかそれ以下のタンパク質微小結晶でも立体構造が決定できる。また、一般にX線結晶構造解析では、タンパク質立体構造を決定する際に類似構造のタンパク質モデルを利用するが、類似構造がないタンパク質の場合は、水銀、白金などの重原子を結合させたタンパク質の結晶を用い、その重原子からの「異常分散効果」を利用して構造を決定する。最近では、タンパク質重原子化の手間を除くため、重原子の代わりにタンパク質の持つアミノ酸の硫黄原子を利用した単波長異常分散法「S-SAD法」が用いられている。今回の研究では、同研究グループがこれまでに開発した、少量の試料でさまざまなタンパク質の回折実験が行える手法「グリースマトリックス法」を用い、SACLAのX線レーザーを利用した連続フェムト秒結晶構造解析で、S-SAD法によるリゾチームタンパク質の構造決定に成功。測定波長1.77Åで、サイズ約7~10μmのリゾチーム結晶から、回折分解能2.1Åの回折データを収集した。今後は、結晶サイズ、放射線損傷の問題からこれまで構造決定が困難であったタンパク質でも、SACLAを利用したS-SAD法により構造決定が可能となる。また、創薬ターゲットとなるさまざまなタンパク質の構造解析への適用が期待できるという。
2015年12月01日