アメリカは女性の社会進出が進んでいて、働くママたちがとても多い国です。共働き文化のアメリカで、夫婦のお財布事情はどうなっているのでしょうか。日本みたいに夫のおこづかい制がありえないのはなぜ? 貯金はしているの? 気になる夫婦のお金事情をリポートします。 自分で稼いだお金は自分で使い方を決める日本の主婦なら多くの人がつけている家計簿。アメリカではほとんど聞いたことがありません。共働きが多いアメリカでは、家のローンや光熱費、食費、子どもの教育費と医療費などは二人の収入から支出し、自分のものは自分で支払うパターンが多いようです。アメリカでは医療保険料や治療したときの医療費はとても高額です。共働きの場合、自分自身の保険費、医療費は自分の収入から払うのが一般的です。自分で稼いだお金は自分で使い方を決める、という個人主義的な考えがふつうのアメリカ。家計から夫にお小遣い制でお金を渡すというのは夫婦ともに抵抗があるようです。貯金が好きな日本人のように、家計を切りつめて計画的に貯金をする習慣もあまりありません。もちろん、老後やマイホーム購入のために共同で貯金する夫婦も多くいます。何か目的があって貯金するのならOK。明確な目的がないのに、コツコツ毎月一定額を貯金する家庭はほぼみられません。 夫婦平等だからこそお金の管理は自分であまり先のことを心配するよりも、今を楽しみたい傾向が強いアメリカ人。家族とのバケーションや外食、インテリア用品、庭で使うバーベキュー機材などの購入には、夫婦でためらわずお金を使うことが多いように感じます。日本では、家計は妻が主導権を握っていることが多いのではないでしょうか。共働きが多く、男女平等な社会のアメリカでは、家計についても夫婦は50:50。夫婦どちらかが主導権を握って管理するスタイルではないといえるでしょう。また、離婚率が高いアメリカ。もし離婚をした場合も高額な医療保険や医療費を自分で支払っていけるようにファイナンシャルプランを考え、結婚・出産後も仕事を続ける女性が非常に多いのです。 貯金も含め、自分のお金の管理をすることはとても大事なことなのです。結婚後も学費ローンを払いつづける結婚後も夫婦それぞれがお金を管理する理由のひとつとして、学費ローンの支払いが考えられます。アメリカでは大学の学費が非常に高く、子ども自身が学費のローンを組み、結婚後も支払い続けることが多くあります。夫婦ともに医師であるアメリカ人の友人夫婦は、それぞれ1000万円ほど学費ローンが残っているそうです。アメリカでは日本よりも医師になる道のりが長く、医師として働き始めてもしばらくローン返済が続くのは、よく聞く話です。アメリカ人夫婦のお金事情。妻が主導権を握る家庭が多い日本とは違い、お互い責任を持って自分のお金を管理するシステムは平等でいいですよね。日本は共働きといっても夫婦の収入格差が大きいようですが、これからもっと女性の社会進出が増えると、夫婦でお財布が別というシステムが定着するかもしれませんね。
2016年09月07日産後ママにとって気になるのは、産後の“体形戻し”。体重は落ちたのに、妊娠前に履いていたズボンが入らない!?ということはありませんか?それはもしかすると骨盤のゆがみが関係しているかもしれません。最近は入院グッズの中に“骨盤ベルト”の指示がある産院もあるほど。私も出産前に骨盤ベルトを購入したのですが、帝王切開で出産したため傷の痛みもありすぐには付けることが出来ませんでした。産後しばらく経って、体形も気になるし傷口の痛みも減ってきたのでそろそろ……と思ってつけてみることに。でもなんだか正しく使えているのか不安。そこで、プロの力を借りることにしました。骨盤のゆがみは、放っておくと大変?!そこで、骨盤矯正を行っている整骨院へ。検査を受けたところ、私の骨盤は通常よりも20度もずれていました。でも出産後はみんなこのくらいずれているものですよ、とのこと。出産のため、色々な骨をつないでいるじん帯を緩めるホルモンが妊娠中から出続け、さらに出産によって骨盤が開き、育児による無理な姿勢がかさなりこのようなことが起きるそう。このゆがみを放っておくと、体形のくずれや腰痛などだけでなく更年期の症状も重くなってしまう可能性があるそうです……。産後の骨盤矯正は、思った以上に大切そうです。骨盤矯正ってどんなことをするの?産後のママケアにはマッサージや整体などもありますが、骨盤矯正を行っている整骨院は“柔道整復師”という国家資格を持っている先生が施術をしてくれます。専門的な知識を持った方に施術していただけるので、私も身体のメカニズムを理解しながら治療を進められました。私がはじめて受けたのは産後ケアコース。はじめに写真を撮ってゆがみを確認し、産後ママの身体に起こっていることを教えていただきながら治療方針を決めて行きます。その結果、①骨盤まわりを中心とした骨を元の位置に戻す②筋肉のバランスを整える③おなかと背中のインナーマッスルを鍛えるという3つのアプローチをすることに。骨盤を元に戻すだけでなく、腹筋背筋を鍛えることで正しい位置に矯正された骨盤をキープすることで、くびれができて体形維持ができるそうです。整骨院での骨盤矯正、メリット・デメリットは?《メリット》・プロの手で正しく骨盤矯正ができる・育児ででてくる腰の痛みなどにも事前に予防できる・体形のもどりがよくなる・更年期になったときに症状が軽くなる可能性がある・姿勢がよくなることによって抱っこなども楽になる《デメリット》・費用がかかる(料金設定は様々ですが、平均5〜6000円/回)・小さな赤ちゃんがいるなか、通わなければならない(週1〜2回を3ヶ月が目安)やっぱり一番のデメリットはお金がかかることと、赤ちゃんを預けて通うのが大変なこと。しかし、思い切って集中してケアをし早めに身体を整えていくことで育児が楽になれば結果的にはお得かもしれません!骨盤矯正をするベストなタイミングって?じん帯を緩めるホルモンのおかげで、産後1年は骨盤のゆがみが比較的戻りやすいと言われています。骨盤矯正は産後2ヶ月くらいからできるそうですが、体力も回復し悪露も落ち着いた頃がいいそうで、3ヶ月くらいから通われる方が多いそう。私は5ヶ月から始めましたが、まだまだ間に合うとのこと。産後の身体の状態や赤ちゃんの状態、さらに通うことが負担にならないタイミングを選ぶのがいいかと思います。子連れでも安心な整骨院が増えている!“結婚式を挙げるか挙げないかと同じくらい、産後の骨盤矯正をするかしないかを選ぶのは大切なこと”と先生は言っていました。私自身通ってみてよかったなと思うことは、産後の身体に最も負担がかかる時期に定期的に身体のメンテナンスをしてもらえることで身体的に育児が楽になったこと。毎回行く度に「腰痛はありますか?」など身体のこと聞いてくださり、安心。おかげで腰痛知らず!産後はネイルサロンや美容院などに行く時間がどうしても減ってしまいがちですが、、自分をケアする時間が心のゆとりにつながっていると思います。赤ちゃんをなかなか預けることが難しいママ向けにバウンサーを用意してくれたり、赤ちゃんを見てくれるスタッフがいる子連れ歓迎の整骨院も増えているそう!向き不向きもあるので一度話を聞きに行くのもおすすめです。人生の中で数回しかない出産は、大きく身体の変わるタイミング。慣れない育児に追われてしまいがちですが、これから長く続く子育てのためにも自分に合ったママケアを探してみてください♪
2016年08月25日●連載の目次は こちら から●以前、< 「扶養の範囲」が変わる!2016 >でも書いたが、国のしくみは、「専業主婦優遇」から、「働く妻に対しても中立」の方向に変化している。そんな世の中の流れを受けて、今回の住宅ローンの基礎知識特集では、共働きの夫婦が住宅ローンの借り入れをする場合についても考えてみよう。引き続き、住宅ローンに詳しいファイナンシャルプランナーの浅井秀一さんにお話を伺った。■「収入合算」と「ペアローン」共働きの夫婦がマイホームを共同で購入する場合、住宅ローンの借り入れパターンは、大きく分けて2つある。「収入合算」と、「夫婦ペアローン」だ。■収入合算って、何?「収入合算」とは、夫の収入に妻の収入を足して、住宅ローンを申し込む方法。収入が多くなるので審査は通りやすくなる。収入は合算するものの、夫が単独で住宅ローンを申し込むので、住宅ローン(債務)は1本だという考え方となる。収入合算には「連帯債務者型」と「連帯保証人型」の2つがあるが、夫婦の場合は、法律的な違いをあまり気にする必要はないだろう。大切なのは、住宅ローンの種類や金融機関によって、どちらのタイプを取り扱っているかが違うという点。「フラット35」は連帯債務型だが、民間住宅ローンは連帯保証型が多いので、しっかり確認する必要がある。 ■収入合算のポイントでは、収入合算の場合、どこに気をつけるべきなのだろうか? それは、「団信への加入(※1)」と「住宅ローン控除(※2)」だ。まず、下記の表を見てほしい。連帯保証型の住宅ローンでは、妻はローン控除が受けられず、団信にも入れない。(※1)住宅ローン専用の生命保険。住宅ローンを組んだ人が死亡(高度障害状態)の際、残金分の保険金が支払われる(※2)住宅ローン残高に応じた一定額が、最大10年間、所得税などから差し引かれる(還付される)制度「そのため、連帯保証型の住宅ローンを扱う金融機関では、夫婦ペアローンの利用を勧めるはずです。夫婦ペアローンなら、ローン控除も団信もクリアできます」(浅井さん)■夫婦ペアローンって、何?ペアローンとは、夫と妻がそれぞれ自分の収入をもとに、1つずつ住宅ローンを借りる方法だ。つまり、世帯としての住宅ローン(債務)は2本ということになる。夫婦ペアローンなら、夫婦ともにローン控除の恩恵も受けられるし、夫も妻も団信に入ることができる。ペアローンのデメリットとしては、収入合算と比べて、借りる際のハードルが高い点。妻の仕事がパートだと利用できず、年収が少ない場合も審査が通りづらい。また、2つの住宅ローン契約を組むことになるので、登記費用や印紙税など、諸費用の負担が若干多くなるという点も念頭に置いておこう。 ■夫婦ペアローンのポイント「それでも、夫婦ペアローンの『ローン契約が2本』という特徴は、資金計画の多様性という観点から見ると、非常に魅力的な可能性を含んでいます」と、浅井さん。どんな点が、魅力的なのだろうか? 1つ目は、夫と妻の返済期間が違っても良いということ。たとえば、夫の分を長めに借りて、妻のローンは「教育費負担が重くなるまでに完済」といった選択もできる。 2つ目は、夫と妻で異なる金利タイプを選べるということ。「家計を考えると金利が低い変動金利を選択したいが、将来的に金利上昇リスクが怖くて迷ってしまう」という場合、「夫は全期間固定金利型で、妻は10年固定」などのプランにすると、それぞれの金利タイプの「おいしいとこどり」ができる。ただし、金融機関によっては「夫婦ペアローン」を取り扱っていなかったり、返済期間などが変えられなかったりする場合もあるので、事前に確認してほしい。次回は、「あなたは、どの住宅ローンが借りられる?」について考えてみよう。
2016年08月13日出産を控え、今か今かと赤ちゃんの誕生を待ちわびるプレママの皆さん! これからどんな毎日になるか、夫と2人、夢と希望にあふれていることでしょう。しかし、そう甘くないのが現実というもの。産後の急激な変化に足を取られないよう、今から準備しておくべき本当のことを教えます!■知っておきたい…産後の実態産後ママは、出産という大仕事を終えてとにかくクタクタ。そこに、育児という新たな使命がのしかかり、まさに身も心もボロボロに。日々、ギリギリの状態でママ業をこなすことになります。ホルモンのバランスが乱れているため、どうでもいいことにカチンときたり、些細なことに落ち込んでしまったり…。自分で自分を制御できず、それがさらなるストレスとなって、極限まで追い込まれるママも少なくないのです。そんな疲れ果てたママの目に、夫はパートナーというよりは邪魔者のように映ってしまうかもしれません。父親としての自覚はイマイチだし、育児はいいとこどり、単なる能天気に見えてしまうことも。夫は夫なりに迷い、悩み、できることは何でもしようと一生懸命なのですが、ママはとにかくイライラの塊。ついつい厳しい目を向けてしまい、ぶつかり合うことも増えるでしょう。多くの先輩ママたちも、夫との危機を経験し、それを乗り越え今に至ります。彼女たちが過去を振り返って思うのは、夫婦そろって産後をナメていたということ。プレママたちにはつらい思いをしてほしくない…。そんなわけで、先輩ママからアドバイス。夫に対し、今のうちに言っておくべきことを挙げてもらいました。1.イクメンをきどるべからずあれこれ頑張ってくれるのはうれしいけれど、しょせんはお手伝い。「自分はデキる」などと、間違っても調子に乗らないこと。「ママってスゴイ! かなわない!!」という謙虚な気持ちを忘れずに。2.妻を蔑ろにするべからず赤ちゃんよりも妻第一で。「ありがとう」「お疲れさま」など、感謝とねぎらいは頻繁に。また、スキンシップを怠ってしまうと、心の距離もグングン離れてしまうので要注意。手をつないだりハグしたり、どんなに邪険にされようとも、挫けずこまめに触れ合って。3.何事も否定するべからず産後、妻はとにかく不安定。そんな、揺らぎやすい心を安定させるのは、夫の共感力。「そうだね」「わかるよ」「つらかったね」などとやさしく受け止めてあげれば、イライラも半減。この時期、妻に対する正論は不要です。4.過去と比較するべからずメソメソしたりイライラしたり、夫からすると、「前はこんなんじゃなかった」と思うことばかり。そうした妻の変化はすべて、ホルモンのせい。怒ったり何とかしようとせず、別人だと思って諦めること。■プレママ時代がラストチャンス!「産後クライシス」と呼ばれ、離婚率もグンと高まる出産直後からの数年間。この時期を乗り越えることが育児以上に大変なことを、プレママたちは知るよしもありません。本当は、家族みんなで仲良く暮らしたい、夫婦一緒に育児を楽しみたいのに、どこからともなくふつふつと湧き上がってくるネガティブな気持ち。怒りたくないのに怒ってしまうママと、怒られて納得のいかないパパとの間に、暗く深い溝ができる前に、とにかく話し合っておくことが重要です。でも、育児に追われて忙しく、ホルモンバランスが崩れて冷静さを失っている状態ではそれすらうまくいかないもの。それができるのはまさに今、プレママ時代しかないのです。幸せいっぱいのプレママにはピンとこないかもしれませんが、「私は大丈夫」と思わず、夫と産後の打ち合わせをしておきましょう。
2016年08月03日今や1,000万世帯を超えると言われている共働き世帯。「男は仕事、女は家事」という概念が主流だった時代は終わりを迎えようとしています。夫婦で共働きだと経済的な余裕が生まれますが、それぞれ別の収入源を持つことになるため、お金の管理方法も多様化する傾向にあります。「妻に一任している」という昔気質な人もいれば、「収入は別々で管理している」という人もいるでしょう。そこで今回は、パピマミ読者の共働き世帯に「お金の管理はどうしているか」という質問をしてみました!●共働き世帯に質問! お金の管理はどうしていますか?・1位:妻がすべてを管理……50%(91人)・2位:項目別に負担するものを決めている(夫は家賃、食費は妻など)……19%(34人)・3位:家計管理はしていない(なんとなく払っている)……9%(16人)・4位:夫がすべてを管理……8%(15人)・5位:夫婦で折半……6%(10人)・6位:二人の口座を作り一定額を入金(残りは個人のお金)……5%(9人)・7位:家賃や光熱費など共用部分のみ折半(残りは個人のお金)……3%(6人)※有効回答者数:181人/集計期間:2016年7月12日〜2016年7月14日(パピマミ調べ)●妻がお金を管理している世帯が一番多い結果に『うちは妻に一括管理してもらっています。どちらか一方が管理した方が全体を把握しやすく無駄が少なくなるから 』(30代男性/営業)『夫は別々がいいと言っていたけど、どうせろくなことに使わないだろうから一括で管理させてもらってます。毎月お小遣いを渡していますが、いまだに夫は不服そうです笑』(20代女性/接客)共働き世帯の半数が妻にお金の管理をしてもらっているようです。女性は男性に比べて節約上手な人が多いので、自然とお金の管理を一任されやすいのかもしれません。また、家計の全体像を把握したいために自ら志願する女性も少なくないようです。それぞれの収入を一括で管理すると、支出や貯蓄の状況が一目で分かるため、無駄使いを減らしたりお小遣いの金額を適切に設定できたりといったメリットがありますね。計画的に管理しやすい特性から、とくに子育て世帯に向いている管理方法かもしれません。●2位:項目別に負担するものを決めている世帯は2割『わが家は財布を別々にしていますが、夫婦間で収入の差が大きいので、夫が家賃と光熱費を払い、私が食費と娯楽費を払っているという感じです。余ったお金はそれぞれ好きに使っています』(30代女性/広告)『結婚する前に「それぞれ毎月○万円貯金しよう」と約束したのですが、収入の少ない妻にとっては不利な制度なので、なるべく負担の比率が同じになるように工夫しています。家や車のローン、主な生活費は私が持ち、その他の細々としたものは妻にお願いしています』(40代男性/公務員)費用項目別に分担して負担しているという世帯は約2割という結果になりました。全体的に収入に差のある夫婦に多く見られる管理方法のようです。収入の多い方が家賃や光熱費などの固定料金を支払い、少ない方が日用品や食費を担当するというケースが多く見られました。この管理方法のメリットには、収入のバランスに合わせて負担する金額を柔軟に変えられる ことや、自分の収入を自分で管理できることが挙げられます。自分の負担分を出せばあとは自由に使えるので、一括で管理するよりもお互いの不満が生まれにくい方法だといえます。しかし、財布を別々にしていることから家計の全体像が見えづらく、計画的な貯蓄にはあまり向いていないかもしれません。子どもがいる家庭がこれを採用する場合は、二人の毎月の貯金額をきちんと設定しておく必要があるでしょう。●家計管理をしていない家庭も1割いる『家賃は必ず折半!とか毎月これぐらい貯金しよう!とかキッチリ決めてません。一応折半みたいな形にはなってますけど、大体僕の方が少し多く払っていますし、明確なルールみたいなものはありません』(20代男性/建築関係)『うちは夫が一旦すべての費用を払って、あとから「これぐらいちょうだい」と請求されるので、その分を渡しています。きっちり家計管理とかはしてません』(20代女性/美容師)意外にも家計管理をしていない世帯は1割近くもいるようです。これは 信頼関係あっての管理方法 ですね。どちらかに負担が偏って不満が募りやすい方法ですから、よっぽど関係性がよくないとできないでしょう。また、支出した額が不透明なため、計画的な貯金にも不向きです。とはいえ、人によってはきっちりルールを設けられるのが嫌という場合もあるので、そういう人同士であれば良い選択なのかもしれません。----------いかがでしたか?共働きだと収入が増えて貯金しやすいように思えますが、財布を別にすることで浪費が増えてなかなか貯金できないというケースも多いといいます。自分たちに適した方法でお金を管理するようにしたいですね。【参考リンク】・【アンケート結果(1位〜7位)】共働き世帯に質問! お金の管理はどうしていますか?()●文/パピマミ編集部
2016年07月15日数年前、女優の小雪さんが出産で利用したことで知られるようになった、韓国の産後ケア施設。日本にも産後ケア施設があるって知っていましたか?韓国と日本、両国の産後ケア事情について「日本産後ケア協会」代表、大久保ともみさんに話を聞きました。韓国の産後ケア施設「産後調理院」視察で何度も韓国を訪れた大久保さん曰く、韓国では産後1カ月は水も触ってはいけないというほど、産後の養生(ようじょう)が重視されているそう。昔は実母や家族が産婦のサポートをしていましたが、現在は「産後調理院(サヌチョリウォン)」とよばれる産後ケア施設が韓国全土に750カ所以上あり、産婦の3人に1人が利用しているのだとか。産後すぐから利用できるこの施設には、“松・竹・梅”のグレードがあり、お財布事情に合わせてほとんどの人が利用できるサービスとして、社会に定着しています。一般的な施設では産婦さんに個室が与えられ、快適な環境で心身の回復をはかります。滞在中は母乳や沐浴の仕方など赤ちゃんのお世話についてはもちろん、ママに対しては美容マッサージ・ヨガ・アロマ・漢方・よもぎ蒸しなど、きめ細かいケアサービスが提供されます。希望するだけ滞在できるこの施設、約2週間から1カ月の滞在期間中に、産婦同士の横のつながりができるのも利点のひとつ。「オプションによっては家族の滞在も可能で、ここから会社に通うパパも多いのですよ」と大久保さん。芸能人やセレブが利用する施設は、まるで超高級ホテル。ドクター、助産師はもちろん、小児科医、エステティシャン、コックが常駐。施設によっては「美容整形」や「女性器形成」も可能で、産後だれにも会わない期間にちょっとお直しということも!さすが“美”に対しての意識が高い国、韓国ですね。ケア費用は実家が負担?しかし近年の少子高齢化は日本と同じく深刻です。親と産婦の高齢化が進む中、産婦の実家が大切な娘のために、産後ケア施設の料金を負担する傾向にあるのだとか。「高齢になった親が24時間体制で娘のケアをするのは難しい。けれど、お金を出してサービスを買う方法でならサポートできるという、合理的な考え方でもあります」と大久保さん。それと同時に“命をかけて赤ちゃんを産んだ産婦さんを大切にする”ということが、文化として根付いているといいます。日本でも産後に自分の母親や家族を頼らない人が増えてきました。実家に帰ると夫が出産に立ち会えない、産前・産後を一緒に過ごせないデメリットから里帰りを選ばない人も少なくありません。そのような中、退院後に産後ケアセンターなどの施設に入院し、体の回復をはかりながら育児指導・相談をうけられる「産褥入院(さんじょくにゅういん)」が少しずつ知られるようになってきました。日本の「産後ケア」事情産後ケア施設も増えつつあります。(日本産後ケア協会のWebサイトに全国産後ケア施設一覧が掲載。)昨年にオープンした「綾瀬産後ケア」(東京都葛飾区)はママのケアサポートを中心に、産前・産後の切れ目のない支援を目的としています。日帰りも可能で、日帰りプランは21600円(税込)。宿泊プランの料金は1日につき32400円(税込)×利用日数(利用時間は初日10:00~最終日の19:00)。滞在中には赤ちゃんのケア、育児相談や助産師・看護師によるカウンセリング、産婦のケアも行われ、オプションとしてアロマトリートメントやスタジオクラスなどの癒しのプログラムも提供、養生とリラクゼーション、学びを兼ね備えた滞在ができます。産後に一人で不安になるよりも、こういったサービスを上手に利用して、疲れと不安を解消していくのも良い方法ですね。(お部屋)(授乳室)(アロマトリートメントルーム)その他、産褥入院や産後デイケアに力を入れている助産院もあります。家のようなアットホームな雰囲気の中、ママと赤ちゃんのペースに寄り添った助産師さんのケアは、ママの気持ちを癒し、こちらも利用者が少しずつ増えています。今後注目の“産後ケアリスト”とは?「赤ちゃんのケアばかりに目がいきがちな、産後。子育てに大変な時期のママの心と体をケアしなければ、家族は幸せになれない」と大久保さん。現状の制度だけでは補えない部分を埋めるため、2013年3月5日「一般社団法人日本産後ケア協会」を設立しました。協会のキャッチコピーは「産後ママを全力でエコヒイキ」。2014年からは、出産直後のママをプロとしてサポートできる資格、「産後ケアリスト®」認定講座が開始され、受講者数は2級約270人、1級約100人と、年々人気が高まっています。大久保さんによると、受講者は産後うつなどの辛い経験をされた方や子どもの手が離れた人、看護師・助産師さんなどさまざま。精神的ケアや家事サポート、母子の環境を整えるアドバイスや子育ての知識の共有方法などを専門的に学び、それぞれの場所で社会に還元しているそうです。最後に、日本産後ケア協会の今後の目標を聞きました。「“産後ケアの重要性”を一人でも多くの人に認知してもらい、“ひとつの家庭に一人の産後ケアリスト®”を定着させるのが目標です。さらに出産と子育てを経験した女性が産後ケアリスト®として自らの経験を活かせる場も創出し、相互助け合いの循環型の子育て社会となるよう、産後ケアリスト®とママをつないでいきます」と語ってくれました。子どもたちが親になっていてもおかしくない10~20年後、ひとつの家庭に一人の産後ケアリスト®が定着し、より楽しく有意義な子育てができる社会・環境になっていて欲しいと思いました。<取材協力・写真提供:一般社団法人「日本産後ケア協会」綾瀬産後ケア ><文・写真:フリーランス記者林未香>
2016年07月14日夫婦の一方だけが働いている家庭であれば、必然的に育児の役割はもう一方に任されるようになるでしょう。しかし、経済的な事情により共働きを選択する夫婦も増えています。とはいえ「子育ては女性がするものだ」というイメージもいまだ根強く、 フルタイムで働きながら育児の負担も抱える妻も少なくないのではないでしょうか。そこで、共働き世帯のみなさんに「夫婦の育児分担の割合はどれくらいですか?」 というアンケートを実施しましたので、その結果を発表したいと思います!●共働き世帯に質問! 夫婦の育児分担の割合はどれくらいですか?・1位:妻が8割以上……58%(170人)・2位:妻が6〜7割……17%(51人)・3位:夫は育児をしない……11%(31人)・4位:夫婦で五分五分……9%(27人)・5位:夫が6〜7割……3%(9人)・6位:妻は育児をしない……1%(4人)・7位:夫が8割以上……1%(2人)※有効回答者数:294人/集計期間:2016年7月8日〜2016年7月11日(パピマミ調べ)●9割近い世帯で妻の負担が大きい『結婚してすぐ、私が家のことをやりすぎたのがいけないと思うんですけど、育児も私がやって当然という雰囲気はありますね。言えば夫もやってくれるけど、基本的には全て私です』(30代女性/編集者)『二人とも働いているから育児もきちんと分担するのがいいとは分かってるんだけど、残業がない妻に甘えてしまっています』(30代男性/営業職)およそ9割近くの共働き世帯で、妻の育児負担が大きいという結果となりました。女性の負担の方が大きいという予想はしていたものの、ここまではっきりと差がでるとは思いませんでした。夫がまったく育児をしないという家庭も1割以上いて、男性の育児参加がおろそかになっている ことが浮き彫りとなる結果に……。「旦那が出てくるのは子どもと遊ぶときだけ」「叱るのは私だから育児をしていない夫の方が好かれる」といった不満もあるようです。●五分五分という回答は9%『お互いフルタイムで働いていて勤務時間もほとんど一緒。育児に関して明確に役割分担しているわけじゃないけど、片方にばかり負担がかからないようには意識しています』(20代女性/アパレル)『最初は何にもやってくれない旦那だったんだけど、ひとつひとつやり方を教えて教育しました(笑)。それぞれ得意不得意があるけど、全体的には均等な負担になっていると思いますよ』(30代女性/飲食店)共働きとはいえ、勤務時間などそれぞれの働き方には違いがあるでしょう。残業が多いようであれば、もう一方が育児の負担を多くするというのは自然なことです。しかし、わずかではあるものの、できるだけお互いの負担を均等にし不満を持たないように工夫する世帯も見られました。家事と違い子どもと触れ合う育児は、男性の取り組む意欲も高くなりやすい と言えるのかもしれません。●夫の負担が大きい世帯はほとんど見られず『うちは夫の方が子どもの教育に熱心で、育児に関してはまかせっきりと言ってもいいかもしれません。その分、料理や掃除などの家事は私がしっかりとやっていますよ』(20代女性/事務職)夫の方が育児負担が大きいとした世帯はわずか5%。それも、家事は妻に任せつつ子育て部分のみ負担を大きくするというところも多いようで、“家庭での仕事”と考えるとトータルでの負担はやはり女性の方が大きい と言えるのかもしれません。育児に興味のない夫も問題ですが、育児に力を入れていることを振りかざしてそれ以外の部分をおろそかにすると妻の不満を買ってしまうこともあるのではないでしょうか。----------いかがでしたか?「俺は働いているんだ!」という言い訳が使えないぶん、男性の逃げ場は少ない はずですが、それでも妻側の負担が圧倒的に大きい様子。「公平な負担で」と考えれば、同じ仕事量になるように分担するのがいいかもしれませんが、子どもがからむだけに役割分担することが有効なこともあります。まずは話し合うところから、お互いに不満を感じないような育児分担を目指してほしいものですね。【参考リンク】・【アンケート結果(1位〜7位)】共働き世帯に質問! 夫婦の育児分担の割合はどれくらいですか?()●文/パピマミ編集部
2016年07月12日「Dual Income No Kids」の略語である「DINKS(ディンクス)」。子どもがいない共働き夫婦のことを指します。子どもを持たないことを選択した夫婦を批判する人はいまだに多いですが、結婚は何も子どもを持つためだけにするものではありません。「子どもも産まないのになんで結婚したの?」そんな質問をしてくる人も少なくありませんが、「好きな人と夫婦になりたい 」そんな思いから結婚しているだけで、子どもを持つか持たないかは別問題でしょう。DINKSであるがゆえに世間から冷たい目で見られている方や、「子どものいない人生に魅力や意味を感じられない」という方に向けて、あえてDINKSのメリットをご紹介してみたいと思います。●(1)経済的にゆとりがある『子育て世帯と比べると、ハッキリ言って経済的には非常に楽 だと思います。週末は夫婦で外食を楽しんだり、近場へ旅行へ出かけたりといった余裕があります。「切り詰めなきゃ!」みたいなこともないですね』(30代女性/編集)『ずっとフルタイムで働けるので、しっかり貯蓄ができます 。子どもを持たないと決めているので、今後も大きな病気でもしない限りは安心です。お金を貯めて、リタイア後は夫婦で海外へ移住なんてのもいいなと考えています』(40代女性/金融)子どもがいないため、夫婦でバリバリ働くことができます。2馬力なので、収入が多く経済的に安定しているのが大きなメリット。子どもにまわす分のお金を自分たちのために使ったり、老後に備えて貯金したりすることができます。●(2)キャリアが継続できる『キャリアを継続できるのが私にとってはメリットだと思います。産休や育休で長い期間休んでしまうと、会社によっては元のポジションに戻れなくなったりしますよね。うちの会社がまさにそうなんですけど……』(40歳女性/営業)出産や子育てのためにやむを得ず仕事を休んだり辞めたりしなくてはならない、というケースも少なくないでしょう。その点、子どもを最初から持たないと決めている女性は継続的にキャリアを積むことができます。●(3)自由な時間が多い『子どもがいないので、自分の趣味に時間を費やすことができます。友達と会える機会も多いので、結婚しても窮屈感がありません 。お互いにガマンすることが少ないので、夫婦仲もいいですよ』(30代女性/事務)仕事をしつつ、プライベートな時間も確保できるのはいいですね。子どもがいると、良くも悪くもどうしても子ども中心の生活になってしまい、ガマンを強いられることもありますが、DINKSならそういった拘束がありません。●(4)好きな場所に住める『子どもがいるとそんなに簡単に引っ越せないと思いますが、うちは夫婦二人なので身軽です。大体2〜4年周期で引っ越しをしています。都内でも場所によってぜんぜん雰囲気が違いますからね。いろいろな街に住めて楽しいですよ。だから我が家は賃貸派です』(40代男性/Webデザイナー)「あの街に住んでみたい」と思えば気軽に引っ越しができるそう。極端な話、「海外へ移住したい」「田舎へ移住したい」と思い立っても、仕事さえ見つかれば実現可能なわけですね。----------DINKSのメリット、いかがでしたか?DINKSは離婚しやすいとも言われますが、夫婦仲が良ければずっとお互いに尊重し合える親友のような良い関係 でいられるのも特徴です。子どもがいるからガマンして離婚しないでいるような仮面夫婦よりも、親友同士のように語らえる夫婦のほうが素敵だと私は思いますが、みなさんはいかがでしょうか?●文/パピマミ編集部
2016年07月11日子どもがいない共働き夫婦のことを『Dual Income No Kids』、略して『DINKS』と呼びます。子どもがおらず、共働きのため世帯収入が多い のが特徴です。しかし、世帯収入が多いにも関わらず、独身時代と同じようなお金の使い方をしてしまう夫婦が多いことから支出が増え、 なかなかお金が貯められない、という家庭も少なくないそう。そこで、DINKSが貯金できない原因と、賢く貯金する方法についてご紹介したいと思います。●DINKSが貯金できない理由『夫婦別財布だから、お互いの支出や貯金額が正確に把握できてない 。まあ大体これくらいでしょって思ってたら、お互い全然貯金できてなかったっていう(苦笑)』(30代女性/不動産事務)『子どもがいないから、いつまでも独身気分が抜けない 。妻も稼いでいると思うと、ついつい趣味にも交際費にもお金を多く使ってしまいます』(30代男性/営業)『せっかく二人で稼いでいるんだから、良い暮らしがしたい なぁとは思ってます。良い家に住んで、良い服を着て、良いものを食べてっていう……別にそれほど贅沢してるつもりはないんですが、結果的に支出がヤバくなってる(笑)』(40代女性/Webデザイナー)どうやら、子どもがいないことと共働きであることに油断して、生活水準が上がってしまっているようですね。また、夫婦で財布を別にしている場合、相手がどれだけ貯金しているか、どれだけ使っているか把握しきれていないことも貯金できない原因になっているようです。●DINKSが賢く貯金する方法●(1)二人で将来設計を立ててみる今は夫婦二人だけでも、もしかしたら将来子どもが欲しくなるかもしれません。また、マイホームが欲しくなるかもしれませんし、老後に良い暮らしをしたいと思うかもしれません。はたまた、子どもがいないことで自由がきくため、海外へ移住したくなる、なんてこともあるかもしれません。そういったことも含めて、夫婦でもう一度よく将来設計を立ててみましょう。将来、「こんな暮らしがしたい」と思ったときにそれが実現できるだけの貯蓄をしておくためには必要なことです。話し合いの結果、何年後までにいくらの貯蓄が必要かがわかったら、その貯蓄額を目標にして生活を改めましょう。『我が家は新築マンションを全額キャッシュで購入することを目標 に、コツコツ貯金してきました。目標があれば楽しく貯金できるものですよ』(30代女性/編集)何か具体的な目標ができることで、貯蓄力もグッとアップするもの。まずは目標額を設定しましょう!●(2)妻の収入を丸ごと貯金する夫婦共に正社員として働いており、どちらかの収入だけでも生活ができるようであれば、妻の収入は丸々貯金してしまう、という大胆な方法です。大胆ではありますが、一番手っ取り早くお金が貯まる究極の方法とも言えます。私の友人は公務員で収入が多かったこともありますが、この方法で新築マンションのローンを3年で全額繰り上げ返済 してしまいました。とりあえず、生活が可能かどうか、数か月だけでも試してみてはいかがでしょうか?●(3)財布が別でも毎月の貯蓄額を決めておくお財布は一緒のほうがお金の流れが見えやすく、貯蓄もしやすいのですが、夫婦別財布にしている場合は、毎月の支出と貯蓄額を明確にしておきましょう。お互いに「相手が貯金してくれてるはずだから、自分は多く使ってしまっても大丈夫」という考えでいると、いざふたを開けてみたら全然貯蓄がなかった……なんてことにもなりかねません。『うちは財布が別で生活費はすべて折半ですが、夫が月10万、私が月6万貯金することを徹底しています。おかげでスムーズに貯蓄できています』(30代女性/編集)お互いに毎月最低いくらは貯金すると目標を立てて、その金額は先に貯蓄用の口座へ入れてしまうのもオススメです。なお、DINKSの理想の貯蓄額は収入の3〜5割 だそう。それだけ貯蓄するには、やはり明確に貯金額を設定しないとムリそうです。そんなにはムリ……という場合、最低でも二人で月10万円貯金することを目標にしてみましょう。----------いかがでしたか?実際に私の周りのDINKSにインタビューしてみた結果、貯蓄できる夫婦とできない夫婦には大きな差がありました。貯蓄できる夫婦は目標がしっかりと定まっており、貯蓄の目標額が明確である一方、貯蓄できない夫婦は共通の目標や貯蓄の設定金額が明確でないということ。この違いが貯蓄できるか否かをわけていると言えそうです。せっかく収入が多いDINKS。貯められるうちに貯めておいて損はないと思いますよ。●文章/パピマミ編集部●モデル/SAYA
2016年07月04日夫婦共働きが当たり前の時代となった今、家事を夫婦で分担して行っているという家庭も珍しくないかもしれません。とはいえ、まだまだ女性が家事の大半を担っているという家庭の方が多いように思います。既婚女性同士で集まったときにも、「うちの旦那は何もしてくれない。食べたら食べっぱなし」「うちもそうだよ。妻は家政婦じゃないのにね」など、 夫が家事を手伝ってくれないという愚痴は、よく話題にあがるものです。そんな中で、「うちは手伝ってくれるけど、逆に迷惑なんだよね 」という声もチラホラ聞こえます。旦那さんが家事を手伝ってくれるというだけで、手伝ってくれない夫を持つ女性には羨ましいものですが、彼女たちは一体なぜ「迷惑」だと言うのでしょうか?今回は、夫の家事にイライラしたエピソードを伺ってきました。●料理・買い物編『料理してくれるのはありがたいけど、作り終わった後の台所が悲惨。ごちゃごちゃで後片付けが大変 なの。片付けまで責任を持ってやってくれるならいいけど、結局私が片付けるハメに……』(30代女性/事務)『うちの旦那は、一人で買い物に行かせると高い食材ばっかり買って来る !しかも、食べたことないような食材まで買ってきて、「これ、珍しかったから」って悪びれずに報告してくるから困る。買い物を任せたら食費が恐ろしいことになるから、もう頼みたくない』(40代女性/営業)『夫がめずらしく料理してくれたことがあったんだけど、味付けが濃くて健康に悪そうだった。結局、味を整え直して手間だった』(30代女性/編集)『うちは夫婦二人なのに、何人前だよってくらいの量のチャーハンを夫が作ったときがありました。考えれば普通、わかりそうなものなのに……』(30代女性/事務)●洗い物編『食べ終わった後の食器をたまに洗ってくれるのはいいんだけど、いつも汚れが落ちきってなくて二度手間 になる』(30代女性/編集)『旦那が洗い物をすると、大量の洗剤をつけて食器を洗うからすぐ洗剤がなくなるし、すすぎが不十分で泡がまだ微妙に残ってるし、いいことない』(40代女性/営業)●洗濯・掃除編『色柄物とか汚れがひどいもの、私の白いシャツなんかを全部一緒に洗濯しちゃったときがあって、大喧嘩しました。向こうは良かれと思ってやってくれたんだろうけど、ロクなことにならないからやめてほしい』(30代女性/事務)『洗濯物をパンパンってしないで干すから、乾いたときにシワシワ だった』(20代女性/営業)『掃除機をかけてくれたはいいけど、物をどけずにやっていた。それじゃ掃除になってないでしょって感じだった』(40代女性/事務)----------いかがでしたか?経験がある方も少なくないかもしれません。また、多くの方がおっしゃっていたのは、「やるなら完璧にやってほしい」「完璧じゃないくせに、手伝ってやったぞってドヤ顔されるのがムカつく 」「どうせやるならゴミ出しとトイレ掃除、お風呂掃除にしてほしい(失敗がないから)」ということでした。手伝ってくれたという気持ちに感謝しつつもイライラしてしまう気持ちもわからなくはありませんが、褒めて伸ばす、というのも一つの手かもしれません。とりあえずは、「ありがとう!」と笑顔で感謝してから、「次はこうしてもらえるともっと嬉しいな」なんて言えたら、旦那さんも成長していくかもしれませんよ。●文章/パピマミ編集部
2016年06月20日【女性からのご相談】50代。29歳の長女に1歳の女の子がいるおばあちゃんです。共働きの娘夫婦は社内恋愛・社内結婚でしたが、お互いの実家が隣接する市どうしと近かったため、どちらの実家にも近いところの賃貸マンションで暮らしています。近いので娘は孫を連れてよく遊びに来てくれてうれしいのですが、来るたびに娘の孫に対する健康管理面での細かいことが気になって、ついつい口出しをしてしまいそうになります。コーラなんか飲ませて大丈夫なのだろうかとか、かゆがってるみたいだけどアレルギーの検査を受けなくてもいいのかしらとか、いちいち挙げたらキリがないくらい、いろいろなことが気になってしまいます。うるさいことを言うつもりはないのですが、どこまでなら口を出してもいいものでしょうか?●A. 相談されたらできるかぎりの助言をするが、そうでなければ一切娘さん夫婦に任せること。こんにちは。エッセイストでソーシャルヘルス・コラムニストの鈴木かつよしです。ご相談ありがとうございます。筆者は今56歳、筆者の妻は55歳ですが、やはり長女にもうじき2歳になる男の子がおり、ご相談者様のお気持ちは誰よりもよく分かります。かわいくて仕方がないことと思います。しかし、ご相談者様、これだけはわきまえておかなければなりません。お孫さんのことは、いくら気になったとしても、娘さん(ご夫婦)の方から相談されたならできるかぎりの助言をするという態度に徹してください。相談もされないのにおばあちゃん・おじいちゃんの方から口出しをすることは、よほどの例外(重大な疾病の初期症状が見られた場合など)を除いて、基本的にはしないでください。娘さんご夫妻に任せることが大事 です。都内で小児科クリニックを開業する小児科医の意見も参考にしながら、もう少しお話しさせていただきます。●子どもにとっては親が「この世で一番」の存在。子どもを混乱させてはいけません『誰でもこんな経験はありませんか。子どもがいる家庭に用事があって訪ねたら、喜々として出てきた子どもに、「なあんだ。ママ(パパ)じゃないのか」と言われたり、露骨にそういう顔をされた経験は。誰にでもおありかと思います。これは、子どもにとって、女親か男親かに関わらず“親”こそがこの世で一番の存在 であることを示したいい例なのです』(50代男性/都内小児科クリニック院長・小児科医師)小児科医が言うように、お孫さんにとって「この世で一番」の存在であるママやパパに、おばあちゃんやおじいちゃんが何やらお説教めいた調子で接していたら、お孫さんは混乱してしまいます。「そんなこと、1歳くらいの子に分かりはしない」などと侮ってはなりません。1歳になっていれば、大好きなママやパパが何やらよからぬ目にあっているぞといった雰囲気は、敏感に感じ取ってしまうものです。1歳のお孫さんにコーラなんか飲ませて大丈夫かとか、ずいぶんかゆがっているけどアトピー性皮膚炎などの心配はないのだろうか、検査を受けた方がいいんじゃないかとか。かわいいお孫さんのことですから気になるのは分かります。でも、だからといって急を要するような問題でしょうか?もちろん程度にもよりますが、ほとんどの場合、おばあさんやおじいさんが口を挟むようなレベルの問題ではないはずです。●医学は日進月歩で変化しています。祖父母の小児医療の常識がすでに古くなっていることも『50代くらいの若いおじいさん、おばあさんですと、子育てに関する自分の知識や経験もそんなに古くはないぞといった自負があるかもしれません。しかし、それは実は間違いなのです。医学は常に進化していて、小児科分野においてもその常識は医師のわたしがついて行くのも大変なくらい日進月歩で変化して行っているのです』(50代男性/前出・小児科医師)長年にわたって地域の子どもたちの診療と健康管理にあたってきた小児科医がこう言うのですから、おじい様、おばあ様はプロの意見を謙虚に聴くべきでありましょう。ご相談者様からみたら娘さん(ご夫婦)は頼りなく映るかもしれませんが、お孫さんのことをこの世で一番考えているのは娘さん(ご夫婦)なのです。子育てについての完璧な方法論などどこにも存在しないように、子どもの健康管理に関しても唯一絶対の正解などといったものは存在しません。わたしたちもそうであったように、今の娘さんも毎日手探りで、わが子の「よりよい未来」を模索しているわけです。娘さんご夫婦とお孫さんのことを陰からそっと見守り、“黒子”として「頼りになるサポーター兼アドバイザー」 に徹してさしあげてください。●ライター/鈴木かつよし(エッセイスト)
2016年06月14日いまや専業主婦家庭よりも、共働き家庭が多い日本。すでに1997年には共働き世帯が専業主婦世帯の数を上回っていますが、今年4月には女性活躍推進法も施行され、今後ますます増えていきそうです。■働くママのイライラの原因トップは「掃除」や「片付け」共働き夫婦はお互い忙しく、家事分担も難しいですよね。最近は仕事を効率化して労働時間の削減を進め、業績が向上している企業もあります。ただ、それによって働くママがハッピーになれているかというと、また話は別。まだまだ思うように仕事と家事を両立できていないママは多いようです。先ごろ、働くママに「日常でいらだつことは何か?」を聞いたアンケート結果にも、働くママのリアルな声が表れていました。アンケートではパパからも回答を集めたのですが、パパがいらだつことはTOP15の半分以上が仕事がらみ。一方、働くママのイライラの原因は、すべてプライベートにまつわること。なかでも「掃除」や「片付け」など家事にまつわる負担やストレスを抱えている人が多く、75%にのぼりました。いくら労働時間が短くなっても、家事時間は変わらないので、ママの忙しさやストレスはなかなか減らないんですよね。会社では限られた時間内で必死に仕事を終わらせて、家に帰れば今度は家事や育児にバタバタ……。働くママはとにかく忙しくて、自由な時間なんてほとんどないのが当たり前になってしまっています。■家事時間を減らすためにできること働くママのそんな“当たり前”をなくしていくには、労働時間だけでなく、家事時間も削減していくことが必要です。「ロボット掃除機」「全自動洗濯乾燥機」「食器洗い乾燥機」などの“働き家電”を活用するのもひとつの手ですが、本当はもうすこし抜本的なテコ入れができるといいですよね。たとえば、家事のアウトソーシングがもっと当たり前になると、気持ち的にも体力的にもグッとラクになります。自分の好きなことをしたり、自分をケアする時間が持てたりすると、心に余裕が生まれて毎日をもっと楽しめるようになります。■共働き夫婦を支援「CoMoEstaプロジェクト」とコラボした住まい「でも家事のアウトソーシングって、実際にどんなことができるの?」とイメージがわかないパパやママに見てもらいたいのが、2018年12月中旬竣工予定の「パークシティ武蔵小杉 ザ ガーデン」です。ここは、共働き夫婦を支援する「CoMoEstaプロジェクト」とのコラボマンション。同プロジェクトは、家事の時間削減によって自由な時間を創出し、共働き夫婦の豊かな暮らしをサポートしようという取り組みです。具体的には、株式会社ワーク・ライフバランス 小室淑恵氏をオピニオンリーダーとして、暮らしのプロフェッショナル企業と協力してサービスを提供。このコラボマンションではプロによるレシピ提供や時短献立キット、家事支援サービスなどが利用できます。家事のなかでもとくに大部分を占める「食」や「掃除」のアウトソーシングを気軽にできるのはうれしいですね。■家事時短の設備とサービスも充実家事のアウトソーシングに加えて、家事時短のための設備が充実しているのも「パークシティ武蔵小杉 ザ ガーデン」の特長です。食洗機は標準装備で、浴室自動洗浄も選択可能。コンシェルジュが常駐していて、クリーニングや宅配便、タクシー手配にシューズ&バッグリペアなど、こまやかなサービスも至れりつくせりです。また、武蔵小杉は最短で東京まで18分、品川まで10分、横浜まで10分など、通勤にも便利な好立地。周辺には多摩川緑地や等々力緑地など、休日に家族で過ごしたいスポットが多いのも魅力です。最新の住まいから考える共働き夫婦のこれからの暮らしかた。実際にモデルルームを訪れてみると、少しだけ未来の、ハッピーな共働き夫婦像がイメージできると思いますよ。ただいまモデルルーム公開中!武蔵小杉で、未来の“共働きライフ”に出会いませんか?▼パークシティ武蔵小杉 ザ ガーデン場所:JR武蔵小杉駅北口徒歩5分。東急「武蔵小杉」駅徒歩6分詳しくはこちら→ ▼CoMoEstaプロジェクト PR:三井不動産レジデンシャル株式会社
2016年06月09日夫婦共働きが増加する近年。平日はもちろん、週末でも夫婦そろってゆっくり夕食を取ることが難しいという家庭も多いのではないだろうか。そんな実態を夫や妻たちはどう感じているのかを探るべく、水産練り製品を主体としたチルド食品事業を中心に事業展開を行っている株式会社紀文食品は、「週末の食卓」をテーマに、全国の30代~40代の既婚男女400人を対象として調査を実施した。幸せな食卓には「楽しい話題・会話」がマストまずは週末に家で夕食をとる際に、「大切だと思う事」と「実行している事」を質問。「大切だと思う事」と「実行している事」ともに最も多かった回答は「楽しい話題・会話」。しかし、「大切だと思う事」での回答が87.0%だったのに対して、「実行している事」での回答は69.8%と、17.2ポイントの差があった。「楽しい話題・会話」が大切だと思ってはいるものの、実行できていない家庭も存在することが明らかになった。【大切だと思う事TOP5】【実行している事TOP5】「ありがとう」を言えていない夫が約4割!次に、週末の自宅での夕食中、「妻が言われて嬉しい事」「夫が言った方がいいと思うが言えていない事」をそれぞれリサーチ。「妻が言われて嬉しい事」の第1位は「料理に対する感謝の一言」で83.5%。しかし一方で、「夫が言った方がいいと思うが言えていない事」の第1位も、「料理に対する感謝の一言」38.5%という結果に。幸せな食卓を実現するには、夫から妻への「料理に対する感謝の一言」が鍵となることがうかがえる。【妻が言われて嬉しい事 TOP5】【夫が言った方がいいと思うことが言えてない事 TOP5】「お洒落な料理」はカフェorバルメニュー食卓の幸福度をアップさせるには、楽しい会話や感謝の言葉が生まれるきっかけとなる料理を用意することも有効だ。例えばカフェやレストランをイメージさせるような、お洒落な料理が並べば自然と会話も弾むはず。同調査にて「お洒落なイメージだと思う料理」を聞いたところ、最も多かった回答は「カフェメニュー」45.5%で、次いで「バルメニュー」35.3%となった。特に女性は、「カフェメニュー」が5割以上、「バルメニュー」が4割以上と、多くの人がお洒落だと思っているようだ。簡単なバル料理を作るなら「練り物」がおすすめ!会話や感謝の言葉が生まれるお洒落メニューを手軽に作りたいときにおすすめなのが「練り物」。紀文では「練り物を使った簡単なバル料理」を紹介している。【メニュー例】魚河岸あげ®の炙りチーズ■材料(2人分)・紀文 魚河岸あげ®・ミニトマト・ブラックオリーブ(種なし)・バジル・モッツァレラチーズ・パルメザンチーズA:イタリアンドレッシングA:ごま昆布■作り方①:魚河岸あげ®は十文字の4等分にし、よく混ぜたAとあえる。②:①を耐熱皿に盛り付け、食べやすい大きさに切ったミニトマト、オリーブ、モッツァレラチーズをのせ、パルメザンチーズをかけてトースターで焼く。③:最後にバジルを添える。※お好みでAに魚河岸あげ®を5~15分漬け込むとより味に深みが出ます。※2種のチーズはミックスチーズでも代用可能です。※イタリアンドレッシングはご家庭にあるドレッシングでも代用可能です。練り製品を使ったお洒落なバルメニューは、短時間で完成するため、忙しい共働きの夫婦にもおすすめ。“楽しい会話”のきっかけとなるバルメニューを囲みながら、週末の食卓を夫婦そろって過ごしてみては?
2016年04月07日産後クライシスとは産後クライシスとは、産後に起こる夫婦の危機のことで「出産後2年以内に、夫婦の愛情が急速に冷え込んでしまう状況」を指します。それまで良好だった夫婦でも、子どもの誕生や、パパとママ双方の心情的な理由などから関係が変化し、一時的から慢性的に至る夫婦不仲や、離婚にまで発展することもあります。産後クライシスが起きる原因って?出産によってママの生活が激変し、自分の心身を顧みる時間が激減することと、対するパパの親の自覚のなさによる夫婦間の意識のずれが原因だと言われています。パパの家事育児参加が期待できなかったり、無遠慮なパパの言動を実感したりしたことから、ママの、パパへの愛情が急激に低下することなどが原因の一つです。出産後は24時間365日いつでも赤ちゃんのお世話中心の生活を送るママと、出産前と同じ生活を送る傾向が高いパパの暮らし方の差は大きく、溝が埋まらないまま離婚を迎えることは少なくありません。また実際に夫婦生活が破たんしたケースでは、子どもの年齢が0歳~2歳の間に離婚した夫婦が全体のおよそ30%を占めると言われ、離婚につながる重度の産後クライシスは子どもが2歳までの間に発生しやすいと考えられています。ママがこんな態度の場合、産後クライシスに陥っている可能性がある?ママがパートナーへの愛情を低下させている場合、パパ自体はその自覚がないことが多いと言われます。ママの愛情低下は、主に本人の態度から推測することができます。・子どもが生まれてから、夫婦の時間や会話が減った・夫婦の会話のぎこちなさが増えた・出産後、セックスレスである・ママの態度が冷たくなった・ママが常にイライラしており攻撃的に見える・ママになじられたり、責められたりする・ママが子どもと家にこもることが多くなり、出かけなくなった・ママが実家に帰省する回数が極端に増えた・ママに、当てにされていないと感じる・ママが自分のことを見ていない時間が増えた・夫婦喧嘩が増えた・よそのご主人との比較をされる・周りのイクメンブームに焦りを感じる・父親としての自覚が持てないと感じることがあるこんなパパが産後クライシスを引き起こす!産後クライシスは夫婦の関係性や環境、意識のずれの大きさ、お互いの家事育児への貢献度など、さまざまな理由が複合的に絡み合い、さまざまな形で現れます。症例は夫婦ごとに異なりますが、産後クライシスを引き起こしやすいパパのタイプがあります。言われなければやらないタイプ家事育児には協力的な姿勢を見せるものの、言われなければやらないタイプ。口癖は「言ってくれたら俺がやるから」などであることが多く、ママが依頼するまで気が回らないときは自分からは動きません。自分の生活が大切なタイプ子どもが生まれてからも、独身時代と同じ生活を送りたがるタイプ。自分の趣味にお金を投じたり、休日に一人で出かけたりするほか、友達の予定を優先する人もここに含まれます。産後、生活が激変したママの心身のストレスを理解していながら、自分の人生とはどこか関係がないと線引きをしている傾向があります。仕事が忙しすぎるタイプ早朝に出勤して深夜に帰宅するなど、付き合いの飲み会などの回数も多く多忙を極めるため、家では体を休めることが大切だというタイプ休日は睡眠に充てることが多く、家事育児への貢献度は低い傾向があります。ワガママな子どもタイプ赤ちゃんのお世話に追われ、家事を充分に行える時間が取れないママを責めるタイプ。代わりに自分が家事を行おうという意識も低く、家事能力にも期待できません。赤ちゃんのお世話にも非協力的である傾向があります。産後クライシスの乗り越え方産後クライシスに陥ったら、率先して家事育児参加を行うよう意識を変えてみましょう。手伝うではなく “ママに負担をかけないという意味で”ママを当てにせず、自分でやる”という考え方が大切で、パパ自らが、家庭の中心人物であるという当事者意識を持つことが大切です。また、夫婦のコミュニケーション不足から産後クライシスに陥る傾向も強くあります。1日のうち5分でも、お互いがお互いをしっかり認識して言葉を交わすことがコミュニケーションの軸となります。会話を意識的に増やし、1日の出来事や、感じたことなどをパートナーと共有しましょう。また、ママが心身のストレスを感じ、誰にも相談できず一人で抱え込んでしまう場合にも現れやすい傾向があります。ママ一人の時間を意識して作ったり、実家などを頼ることをパパから提案したりすることで、ママの心にも余裕が持て、結果的に産後クライシスを回避できることがあります。ママは、パパの家事育児参加や、これまでの関係改善のための工夫を感じたら、感謝の気持ちと労いの言葉をこまめにかけていきましょう。その行動は“ママと赤ちゃんを労わる気持ち”や“自分が頑張ろうという気持ち”が動機になっています。パパの当事者意識や親の自覚を大切に伸ばしながら、お互いが家庭内のどんなことでも頼れるパートナー同士として、ともに成長していきましょう。
2016年04月04日共働きをしている夫婦が多いアメリカの子育てはどんな感じなのでしょうか? 夫婦で協力し合い、子育てと仕事を両立させているのが一般的です。アメリカの育児スタイルを学んだら、日本のママも仕事復帰は夢じゃないかも?いつレイオフにあってもいいように、共働きが多いアメリカ社会女性の社会進出が盛んなアメリカでは、医者・弁護士・大学教授などの専門職でも女性の活躍が著しいです。職業における性差別を法律でも厳しく禁じています。そんなアメリカの中流家庭は共働きが一般的。経営不振による企業のレイオフ(解雇)が頻繁で、夫婦のどちらかがレイオフにあっても大丈夫なよう、共働きすることが普通なのです。また、30代・40代でもスキルを身につけるために大学院などに通うことも多く、夫が大学院へ通っている間の家計は妻が支えるということもよくあることです。アメリカの保育費用は月10万~20万!日本のような保育所システムがなく、ほとんどは私立のデイケアを利用するアメリカ。その費用も日本円で10万〜20万とかなりの高額。しかし、その費用を払ってでも、夫婦で共働きする家庭は多いとか。デイケアや学校への送迎は夫婦で出勤時間をずらして調整します。フレキシブルな勤務体制の企業が多く、スケジュールを立てやすいのが魅力といえるでしょう。 終業時間には足早に帰宅、育児は夫婦の共同プロジェクト融通のきくワークスタイルのおかげで、育児も夫婦共同で取り組むことができます。家計を支えるだけでなく、子育ても共同プロジェクトなのです。夫婦どちらかが家にいられるよう、平日出勤と休日出勤を上手に使い分け。最近ではIT系などの職種は家で仕事するケースも増えてきています。残業や勤務後の付き合いもないので、終業時間になると誰もが足早に帰宅するのがアメリカ。平日夜や週末は家族団らん。夫婦共に子育てに集中できる環境なのです。育児は、夫婦の共同プロジェクト。アメリカの育児スタイルを参考に、夫が積極的に育児参加できるよう、夫婦のワークスタイルを一度話し合ってみてはいかがでしょうか?(フレシュラスともみ<フォークラス>)
2016年03月22日「オレも協力するから、仕事は続けなよ」「キミの仕事も応援するから」と、結婚前に口にする男性は多いもの。しかし、実際に共働き結婚生活をはじめてみると、その言葉の裏には「オレのできる範囲で」という意味が隠されていることに気づきます。そして、「旦那が手伝ってくれない!」「思っていた結婚生活と違う!」と愚痴をこぼすハメに…。そうなる前に、ちょっと工夫してみましょう。筆者流、共働き妻の負担を軽減するコツを紹介します。■まずは「夫のできる範囲」をしっかり把握「妻が夫にしてほしいこと」と「夫ができること」は違います。まずはそこに気づくことが重要。「夫ができること」を把握して、それを任せることで妻の負担を軽減しましょう。男性は「できること」なら意外とアッサリ引き受けてくれるものです。もちろん、やってもらったら、きちんと褒める・感謝することも忘れずに。共働きなら家事だって協力して当たり前。「やってもらう」というのも本来はおかしな話ですが、そこは割り切って、「ありがとう、助かったよ」の言葉で夫の機嫌を取っておきます。■「わからないから、できない」という言い訳をさせない!新婚時代、まったく家事を手伝わない夫に「なぜ手伝わないのか?」とたずねたことがあります。夫の返答は、「やり方や物の置き場所がわからないから、できない」というものでした。たしかに、夫は一人暮らし経験がなく、家事をほとんどしたことがない男。しかも、買ってきたものを収納するのは筆者。これでは、手伝ってもらえなくて当然です。そこで、できるだけ家事のやり方や収納場所をしっかり伝えておくようにしたところ、少しずつですが家事に協力してくれるようになりました。「アレどこ?」と聞かれることも減って、一石二鳥です。■家事・用事がたくさんあることを知ってもらうそれなりに快適な生活を維持していくためには、どれだけたくさんのこまごまとした家事・用事をこなす必要があるのか? これがわかっていない男性は意外と多いです。まずは、それを知ってもらいましょう。たとえば「やらなくてはならない家のこと」をメモに書いて、目につきやすい場所に貼っています。この工夫をはじめてから、夫が手伝ってくれることが確実に増えました。自分がこなした家事のメモをはがし、「やっといたから!」と自慢げに私に見せてからゴミ箱へ…。どうやら夫も、メモが減るとうれしいようです。筆者の経験上、「アレやって、コレやって」と夫に頼むのは逆効果。夫が自主的に協力してくれるよう、環境を整えることが共働き妻の負担を軽減するコツ。愛する旦那さまをうまく使って? 日々の家事をスムーズにこなしていきたいですね。(森川ほしの OFFICE-SANGA)
2016年03月08日赤ちゃんはかわいいけれど、どうにも気持ちが晴れなかったり、イライラしてしまったり、理由もなく不安になったり。これらは、いわゆる産後うつに見られる現象です。産後うつというと赤ちゃんを産んだお母さん特有の現象のように思われてきましたが、このたび、お父さんの16.7%、つまり約2割にも、産後3か月までの間に産後うつのリスクが高かった時期があったという研究結果が、国立成育医療研究センターにより発表されました。夫の、また自分の、産後うつを回避するためには、いったいどうしたらいいのでしょうか。研究員の竹原健二さんに、詳しいお話を伺ってきました。■いいにくいけどお父さんもしんどい竹原さんは、もともと妊娠・出産や、妊産婦のケアの研究を専門にしていたそうですが、実際に自分が子どもを育てる側になったとき、「意外にお父さんも大変だぞ」と思ったといいます。しかし、世の風潮は、「お母さんは大変なんだから、お父さんはがんばって手伝ってあげてね」の一色。もちろん、子育てにおいてお母さんの方が大変なことはわかっているのですが、だからといって、お父さんが大変ではないというわけではないのだけどなあ……と竹原さんは内心思ったそうです。竹原さんは、やはり子どものいる男友だち同士で、「子育てって、がんばるほどしんどいよね、楽しいけどしんどいよね」、「だけど、しんどいって言う場所がないよね」という点で意見の一致をみたそうです。女性は身体からお母さんモードになっていきますが、男性はそうはいきません。通常の仕事の負担・責任に加え、家事・育児の負担、夜泣きや夜の授乳・ミルクにつきあうことによる睡眠不足などが加わり、完全にキャパシティオーバーなのです。さらに、定時に退社したくても、上司や周りの理解が得られなかったり、子どもの世話がうまくできなくて、それを妻に指摘されて落ち込んでしまったりすることもあります。そんなときに、共感してくれる友人もなく、行き場のない悩みがたまってしまったら、心の体調を崩すことは大いにありえることではないでしょうか?■父親の産後うつは時代が産んだ現象海外ではすでに1990年代にPaternal Depression(父親の産後うつ)についての論文が発表されていたといいます。その後、2005年頃には、医学系の専門雑誌に父親の産後うつについての記事が数多く掲載されていたそうです。ところが、当時、日本ではほとんど話題にならなかったとか。その理由を竹原さんにお尋ねしてみたところ、「イクメンという言葉が出てきたのが2009、2010年頃ということを考えると、2005年は、お父さんが家事や子育てをするという考えが、まだ日本に定着していない時期でしたよね。そういう意味では、当時の日本では父親の産後うつというのは、あまりなじまない考え方だったのだと思います」とのことでした。長いあいだ、日本では女性は家、男性は外で仕事、という考え方は根強く、それが日本の経済成長を支えてもきました。それが、ここに来て、労働力の不足や、経済、および雇用の不安定化に伴い、働いていなかった女性のなかにも働かざるを得なくなる女性が出てきました。また、男性は男性で家事や子育てを手伝わなくてはならなくなりました。イクメンという言葉はその現実をポップに表現することで、社会に、お父さんがいままでに選んでこなかった生き方の提言をすることに成功したといえるでしょう。その反面、もしかしたらわが国における父親の産後うつは「イクメンという言葉が生まれた時代が作り出した現象」なのかもしれません。■夫婦で産後うつにならないためには女性の多くは、まさか自分の夫が産後うつになるなどとは思いもしないでしょう。妻の方からできること、また夫婦で危機を乗り切るためにはどうしたらいいかをうかがいました。まず、「男性も産後うつになる可能性があることを、女性にも知っておいてほしい」と竹原さん。また、お母さん向けの産後うつに対応するカウンセリングは存在しますが、お父さんの場合、そもそも産後うつを疑って診察を受けるケースはほとんどないと考えられています。ですから産後うつと診断される人もほとんどおらず、ケア体制もないのです。さらにこわいのは、夫婦そろって産後うつになってしまうことです。センターの調査によると、100家族のうち、1~2家族は、同時期にうつのリスクありと判定された夫婦がいた、という結果が出ています。夫が産後うつになると、妻もそうなるリスクが高くなり、そうなると、意図しないまでも、ネグレクトに近い養育状況に陥ってしまいかねないそうです。「元気じゃないと、子育てってできないですからね」という竹原さんの言葉に大きくうなずきました。竹原さんは、研究者として医師や看護師、助産師、保健師と接する際、子どもを持つお父さんのメンタルヘルスにも気を配るよう勧めているそうです。お父さんを、単にお母さんや子どものケア提供者としてみるのではなく、メンタルヘルスを悪化させる可能性のある未来の患者としてみること、具体的にいうと、赤ちゃんの検診に一緒についてきたお父さんにも、一声かける、といった類のことですね。*夫婦にとって、産後はもっとも大変な時期のひとつであることは間違いありません。竹原さんは強調します。「一般的にお母さんの方が大変ということは確かなのです。ですから、お互いにどちらが大変かを競い合うという不毛なことはやめて、子育てという大変だけれどやりがいのあるプロジェクトをいかにしてふたりで協力して乗り切るか、ということに力を注いでください」子どもが大きくなるまでには、決して短くない時間がかかります。それまで、お父さんとお母さんができるだけ笑っていられる時間を増やせるといいですよね。(文/石渡紀美)【取材協力】※竹原健二・・・国立成育医療研究センター研究所研究員。専門は母子保健の疫学。妊娠・出産や妊産婦ケアに関する研究を国内外で手がける。近年は産前産後の父親に関する調査研究を複数実施している。三児の父親でもある。
2016年01月30日●専業主夫・主婦になりたい理由--「仕事がつらい」「サザエさんに憧れ」の声仕事でミスし、上司に厳しく叱られてしまった。もう会社に行きたくない。家事のほうが好きだし、いっそ専業主夫になれたらなぁ……。今回は、マイナビニュース会員のうち共働きの既婚男女200名に「専業主夫/専業主婦になりたいですか?」と質問してみた。Q.専業主夫/専業主婦になりたいですか?はい(男性)22.0%/(女性)23.0%いいえ(男性)78.0%/(女性)77.0%Q.それはどうしてですか?○「専業主夫になりたい」男性の意見■仕事を辞めたいから・「そろそろ引退したい」(50歳以上男性/医薬品・化粧品/事務系専門職)・「サラリーマンには向いてないから」(50歳以上男性/金融・証券/専門職)・「会社が嫌いだから」(50歳以上男性/自動車関連/事務系専門職)・「仕事がつらい」(41歳男性/運輸・倉庫/技術職)■ラクできるから・「ラクそうだから」(33歳男性/電機/技術職)・「ヒモで暮らせたらラクで良い」(45歳男性/商社・卸/販売職・サービス系)・「ラクしたい」(27歳男性/金融・証券/事務系専門職)■一度はやってみたい・「なれたらいいなと思う」(31歳男性/金融・証券/事務系専門職)・「一生に一度はそういう時期があっても良いかなと思う、周りに主夫仲間がいれば心強い」(30歳男性/学校・教育関連/専門職)・「一度やってみたい」(47歳男性/学校・教育関連/その他)■家事が好きだから・「家の事が好き」(33歳男性/機械・精密機器/技術職)・「働くよりも家事が向いているので」(38歳男性/情報・IT/技術職)○「専業主婦になりたい」女性の意見■働きたくないから・「働くことが嫌いだから」(29歳女性/金融・証券/営業職)・「働くのはしんどいから」(27歳女性/小売店/営業職)・「仕事のストレスが嫌だ」(26歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)・「働くのが好きじゃないので」(34歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)■仕事と家事の両立が大変・「どうせ家事を全部しなければならないなら、稼ぎは任せたいため」(28歳女性/学校・教育関連/専門職)・「働きながらだと体がきついから」(28歳女性/ソフトウェア/技術職)・「仕事と両立が大変」(37歳女性/小売店/販売職・サービス系)・「そしたらもっといろいろが完璧にできると思うから」(32歳女性/情報・IT/秘書・アシスタント職)■のんびり暮らしたい・「お金に余裕があるならゆっくり生活したい」(28歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)・「夫に十分な収入があるなら、専業主婦でのんびりしていたい」(28歳女性/学校・教育関連/事務系専門職)■子育てのため・「子育てが大変」(27歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「子どものことをじっくりみてあげられるから。時間が絶対的に足りない」(36歳女性/団体・公益法人・官公庁/技術職)■その他・「もう疲れた」(29歳女性/学校・教育関連/秘書・アシスタント職)・「1人の時間が欲しい」(34歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)・「サザエさんのような家庭に憧れているから、あんな家庭で子育てできたら素敵だと思う」(24歳女性/食品・飲料/専門職)●専業主夫・主婦になりたくない理由 - 「家事が嫌い」「仕事が好き」の人も○「専業主夫になりたくない」男性の意見■家事が大変そう・「多分、家事下手で無理だと思うから」(50歳以上男性/電機/技術職)・「料理ができないから」(50歳以上男性/建設・土木/営業職)・「家事は基本苦手だから」(48歳男性/建設・土木/技術職)・「家事が嫌いなので」(43歳男性/自動車関連/技術職)■仕事を続けたいから・「仕事で外にいる方が良い」(50歳以上男性/医療・福祉/専門職)・「仕事をし続けたいので」(29歳男性/学校・教育関連/事務系専門職)・「今の仕事も続けたいから」(34歳男性/学校・教育関連/専門職)・「仕事が好きだから」(35歳男性/情報・IT/営業職)■経済的に厳しいから・「年収が減るので」(30歳男性/運輸・倉庫/技術職)・「奥さんの年収だけでは生活が維持できないと思うから」(32歳男性/商社・卸/事務系専門職)・「なる時はなってもとは思うが、収入的に私が働かないと成り立たないため」(27歳男性/情報・IT/技術職)・「仕事はしないと金銭的にきつい」(30歳男性/金属・鉄鋼・化学/技術職)■面白くなさそう・「楽しさが分からない」(32歳男性/食品・飲料/技術職)・「つまらなさそうなので」(34歳男性/小売店/販売職・サービス系)・「ひまで退屈そうだから」(26歳男性/運輸・倉庫/事務系専門職)・「鬱憤がたまりそう」(38歳男性/団体・公益法人・官公庁/営業職)■男なら当然・「男は外で仕事に励むことが普通です」(26歳男性/電機/技術職)・「男らしくない」(32歳男性/農林・水産/販売職・サービス系)・「男として働くのは義務だと思っています」(43歳男性/学校・教育関連/事務系専門職)■その他・「自由に意見を述べられなくなる」(33歳男性/情報・IT/技術職)・「自分の趣味は自分で稼いだお金でしたいので」(48歳男性/食品・飲料/事務系専門職)・「仕事をしていたほうが人生にメリハリがあるから」(32歳男性/通信/技術職)○「専業主婦になりたくない」女性の意見■ずっと家にいるのは退屈・「時間を持て余しそう」(37歳女性/ソフトウェア/技術職)・「1日中家にいるのは性に合わない」(30歳女性/電機/事務系専門職)・「することがなさ過ぎて飽きそう」(32歳女性/自動車関連/事務系専門職)・「ずっとうちにいるのは耐えられないし飽きてしまうので」(29歳女性/医療・福祉/専門職)・「ワイドショーを見ているつまらない主婦になりたくない」(36歳女性/マスコミ・広告/クリエイティブ職)■自分で稼ぎたいから・「働いてほしいものを気兼ねなく買いたい」(32歳女性/食品・飲料/事務系専門職)・「自分の収入で今まで自由がきいていたから」(27歳女性/通信/クリエイティブ職)・「自分だけが使うものを自分で働いたお金で購入したいから」(31歳女性/金融・証券/専門職)・「自分の生活費は稼ぎたい」(47歳女性/医療・福祉/専門職)■社会とつながっていたい・「社会とつながっていたいから、仕事が好きだから」(34歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「社会とのつながりがあったほうがいい」(30歳女性/学校・教育関連/事務系専門職)・「仕事をして社会とつながっていたいから」(34歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)・「夫ひとりで十分に収入があったとしても、仕事を持つことで社会とつながりを持っていたいから」(37歳女性/その他/秘書・アシスタント職)■その他・「夫に支配されるのは嫌だから」(29歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「専業主婦に求められるスキルが高すぎる」(32歳女性/その他/事務系専門職)・「自分にもコミュニティが欲しい」(33歳女性/アパレル・繊維/事務系専門職)・「ボケるから」(47歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「誰かの奥さん、誰かのお母さんではなく、自分自身を持っていたいから」(47歳女性/不動産/秘書・アシスタント職)■総評「専業主夫になりたい」と答えた男性は22.0%と少数にとどまった。理由としては「家事ができない」というのが最も多く、「自分には勤まらない」「いうほどラクではない」「毎日大変そう」といった声が寄せられた。また、「仕事を続けたい」という回答も多かった。「仕事が楽しいから」という理由もあるのだが、「男性が女性を養うべき」という固定概念も強くあるよう。世間体を気にする人もいるようだった。しかしその一方で「仕事をしたくない」という理由から専業主夫を希望する男性も。主夫になればラクができると考えているようで、「一度やってみたい」と憧れを抱く人もいるようだった。「専業主婦になりたい」と答えた女性もわずか23.0%。共働き女性の多くが、今後も仕事を続けたいと思っていることが分かった。「ずっと家にいるのは耐えられない」という意見が多く、専業主婦は「退屈」「暇そう」「つまらない」といったイメージがあるよう。「家庭にばかりいると老け込む」「ぐうたらしすぎてしまう」といった懸念もあるようだった。また、「家庭に入ると視野が狭くなるので危険」という意見も寄せられた。仕事を通じ社会との繋がりを持つことで、広い視野を養えると考えているよう。社会に取り残されるのが怖い、という不安もあるようだった。他にも、「家事が苦手だから稼いでくる方が気が楽」「専業主婦は生活にハリがなさそう」「仕事が好きだから」といった理由が挙げられた。専業にも兼業にも、それぞれ他人には分からない苦労があるもの。専業主夫(または主婦)も一度経験すれば、その大変さが実感できるかもしれない。調査時期: 2015年11月9日~18日調査対象: マイナビニュース会員(共働きの既婚者限定)調査数: 男性100名 女性100名 合計200名調査方法: インターネットログイン式アンケート※写真と本文は関係ありません
2015年12月21日今日帰らなかったら、また奥さんと一緒にごはんが食べられない。結婚しても、食事が別々だと一緒にいる感じがしないな……。今回はマイナビニュース会員のうち既婚男女200名に、夫婦でごはんをいっしょに食べる日はどれくらいか聞いてみた。Q.夫婦でごはんをいっしょに食べる日のほうが多いですか?はい (男性)60.0%/(女性)46.0%いいえ (男性)40.0%/(女性)54.0%Q.それはどうしてですか?○一緒に食べる日が多い■時間が合う・「夫の帰宅時間が早いので」(32歳女性/金融・証券/営業職)・「帰りがあまり遅くならないから」(50歳以上男性/機械・精密機器/技術職)・「朝晩は家にいるから」(50歳以上男性/ソフトウェア/クリエイティブ職)・「残業していない日は基本的に一緒」(33歳男性/情報・IT/技術職)・「だいたい家に着く時間が一緒だから」(41歳女性/情報・IT/技術職)・「夫が帰って来るのを待って一緒に食べるという生活習慣だから」(24歳女性/食品・飲料/専門職)■努力も必要・「主人もなるべく家で食べる事を意識している」(42歳女性/マスコミ・広告/営業職)・「なるべく待つようにしているので」(30歳女性/電機/事務系専門職)・「ご飯のために帰るから」(26歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)・「会う時間を合わせているから」(25歳男性/金属・鉄鋼・化学/技術職)・「夜遅くなるが、合わせるようにはしているため」(27歳男性/情報・IT/技術職)・「毎日、遅くなっても夕食は顔合わせて食べたいから」(36歳女性/団体・公益法人・官公庁/技術職)・「努力している」(24歳男性/金属・鉄鋼・化学/営業職)■家族団らん・「家族としてできる限り同じ時間を過ごしたいから」(34歳男性/学校・教育関連/専門職)・「なるだけ家族そろって食べるようにしています」(50歳以上男性/情報・IT/技術職)・「家庭のことを大切に考えているから」(29歳男性/商社・卸/営業職)・「食事ぐらい一緒にすべきだと思う」(48歳男性/食品・飲料/事務系専門職)・「団らんしたいから」(27歳女性/小売店/営業職)■食事はコミュニケーション・「コミュニケーションが必要だから」(36歳女性/マスコミ・広告/クリエイティブ職)・「一緒に食べながらいろいろな話をするのが幸せな時間です」(43歳男性/学校・教育関連/事務系専門職)・「妻と話をする機会がなくなるので」(50歳以上男性/医療・福祉/専門職)・「その方がおいしいし、共同生活の意識が生まれると思う」(29歳女性/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)・「ひとりで食べるよりも2人のほうがおいしく食べられるし、会話もできるので、基本的には同じ時間に食事を摂るようにしている」(33歳女性/電機/技術職)■一緒が当たり前・「日課」(47歳男性/学校・教育関連/その他)・「大事なことだから」(26歳男性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「夫婦だから」(28歳男性/金融・証券/営業職)・「結婚したんだから当然」(31歳男性/情報・IT/技術職)・「どうしてかって、それなりに早く帰宅できるなら当たり前でしょう」(50歳以上男性/電機/技術職)・「そういう約束」(24歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/事務系専門職)■ラブラブだから・「基本、毎日一緒に食べてます……帰るコールを受けて準備に入っているようなので、帰宅後一緒に食べています」(50歳以上男性/医療・福祉/専門職)・「帰りは主人の方が遅いけれど、一緒に食べたくて待っている」(31歳女性/医薬品・化粧品/営業職)・「好きだから」(47歳女性/不動産/秘書・アシスタント職)・「新婚だから」(28歳女性/電機/営業職)・「仲良しだから」(40歳女性/学校・教育関連/専門職)・「いつも一緒」(30歳男性/金属・鉄鋼・化学/技術職)○一緒に食べない日が多い■外食が多い・「それぞれが食べてくることが多い」(28歳男性/医療・福祉/事務系専門職)・「外で食べてくる事が多いから」(33歳男性/電機/技術職)・「夫は食べてから帰ってくることが多いため、平日はばらばらのことが多い」(32歳女性/小売店/事務系専門職)・「夫は飲み会が多く、朝食もとらないため」(28歳女性/学校・教育関連/専門職)■時間が合わない・「すれ違いなので」(49歳男性/電機/技術職)・「共働きのため、食事の時間が合わない」(50歳以上男性/電機/技術職)・「平日の夜は別々だから」(32歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「帰りがバラバラのため」(27歳男性/金融・証券/事務系専門職)・「時差勤務だから」(41歳男性/運輸・倉庫/技術職)・「夫の帰ってくる時間がばらばらなので」(33歳女性/金属・鉄鋼・化学/秘書・アシスタント職)・「夫の帰りに合わせると、私が早朝出勤なので睡眠不足になる」(29歳女性/学校・教育関連/秘書・アシスタント職)■とにかく忙しい・「帰る時間が遅いから」(37歳男性/金属・鉄鋼・化学/技術職)・「私は毎日ほぼ終電なので」(48歳男性/建設・土木/技術職)・「平日自分が残業で帰宅が遅いから」(32歳男性/通信/技術職)・「食事時間に夫がいない」(37歳女性/小売店/販売職・サービス系)・「夫は毎晩深夜に帰ってくるので、待ってたら太ってしまうので」(28歳女性/学校・教育関連/事務系専門職)■家族と時間が合わない・「帰宅した時はだいたいみんな食べ終わってることが多い」(43歳男性/自動車関連/技術職)・「妻は子供と一緒に食べているので」(48歳男性/情報・IT/技術職)・「子供がいるので子供の時間優先になり一緒に食べられるのは休みの日くらい」(50歳以上男性/建設・土木/技術職)■総評妻と一緒にごはんを食べる日が多い、と答えた男性は60%、女性は46%だった。なかなか一緒にごはんを食べられない夫婦も多いようだ。一緒に食べる日が多い、という人の回答では「夫の帰宅時間が早い」という理由が多かった。定時に帰社でき、残業があまりないような会社に夫が勤めていると、一緒に食べるスタイルになりやすいようだ。ただ意識的に「努力している」という回答も見受けられ、「できるだけ帰るようにしている」「時間を合わせるようにしている」とがんばっている夫婦も多いようだ。一緒に食べる派は、食事を夫婦のコミュニケーションの場、家族団らんの時間と考えて、一緒に食べることを重要視しているようだ。中には「夫婦だから当たり前」「結婚したんだから当然」「そういう約束」とまで考える人もいた。対して、一緒に食べない日の方が多い、と答えた人たちは、「お互いに外食してくる」「夫の飲み会が多いので」など、機会を逸しているようだ。平日は、夫の帰りも遅く、妻も家族や子供と一緒に食事を先に済ませていることが多いのだろう。共働きだと勤務時間もバラバラで、どうしても帰宅時間もすれ違ってしまうよう。とはいえ、何もごはんを一緒に食べることだけが夫婦円満の秘訣ではない。たとえ一緒に食事できなくても、別の時間、他の場所で夫婦のコミュニケーションを存分にとってほしい。調査時期: 2015年11月9日~18日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男性100名 女性100名 合計200名調査方法: インターネットログイン式アンケート※写真と本文は関係ありません
2015年12月14日最近お互いに仕事が忙しくて外食が多くなった。たまには家でゆっくり二人で食事したいなぁ……。今回は、マイナビニュース会員のうち共働きの既婚男女200名に、共働きの悪いところについて聞いてみた。Q.共働きの悪いところを教えてください。■余裕がなくなる・「生活にゆとりがない」(38歳男性/情報・IT/技術職)・「仕事が重なってしまったときのスケジュール調整がむずかしい」(50歳以上男性/学校・教育関連/事務系専門職)・「時間のやりくりが難しい」(34歳男性/小売店/販売職・サービス系)・「お互いに仕事が忙しくなると余裕がなくなるところ」(31歳女性/その他/その他)・「ゆっくりすごせる時間が少ない」(30歳女性/機械・精密機器/事務系専門職)・「忙しくて生活に追われる」(28歳男女性/ソフトウェア/技術職)■すれ違いが多くなる・「お互いすれ違い気味になる」(33歳男性/電機/技術職)・「コミュニケーションが減った」(38歳男性/商社・卸/事務系専門職)・「休みが合わないことも多いので、なかなか一緒にでかけられない」(30歳男性/学校・教育関連/専門職)・「生活時間が合わない時がある」(32歳女性/食品・飲料/事務系専門職)・「会話が減る」(27歳女性/情報・IT/事務系専門職)・「夫婦の時間が少なくなる」(42歳女性/マスコミ・広告/営業職)■家事をする時間がない・「家事がおろそかになること」(49歳男性/通信/事務系専門職)・「掃除洗濯が雑になる」(31歳男性/機械・精密機器/技術職)・「昼間誰もいないので、土日にまとめて行う家事が大変」(32歳男性/商社・卸/事務系専門職)・「家事が面倒でやらない日がある」(32歳女性/その他/事務系専門職)・「家事をする時間がない」(41歳女性/情報・IT/技術職)■子供と接する時間が減る・「教育面のフォローがへり子供に大なり小なり悪い影響がでる」(29歳男性/電機/技術職)・「子供が鍵っ子で寂しい思いをさせてしまうところ」(43歳男性/自動車関連/技術職)・「子供と接する時間が減る」(37歳男性/金属・鉄鋼・化学/技術職)・「子供のことをちゃんとみてあげられているか、不安」(36歳女性/団体・公益法人・官公庁/技術職)・「子育てなどがおろそかになりがち」(36歳女性/ソフトウェア/技術職)■イライラ・不満がたまる・「どちらかに家事が偏ると不満が出てくる」(50歳以上男性/建設・土木/技術職)・「妻が仕事に疲れてイライラして当たってくる」(32歳男性/通信/技術職)・「両方疲れていると機嫌が悪くなることがある」(48歳男性/通信/技術職)・「お互いが疲れてしまうので、ちょっとしたことでイラつくこともある」(37歳女性/情報・IT/クリエイティブ職)・「家事がはかどらず、平日はイライラすることが多い」(33歳女性/金属・鉄鋼・化学/技術職)・「仕事でイライラしていたら、夫婦そろって不機嫌な時がある」(29歳女性/金融・証券/営業職)■負担が増える・「家事もやらないといけないところ」(28歳男性/金融・証券/専門職)・「家事の負担のストレスが増えたかもしれない」(50歳以上男性/電機/技術職)・「家事の負担がきつい」(37歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)・「子どもが熱を出したり、幼稚園や学校のイベント等が平日にあったりすると大変」(32歳女性/自動車関連/事務系専門職)・「毎日がくたくた、妻に負担が大きい」(29歳女性/学校・教育関連/秘書・アシスタント職)■その他・「お金が貯まりにくい」(38歳男性/団体・公益法人・官公庁/営業職)・「家に不在の時間が多いので少し不安」(31歳男性/情報・IT/技術職)・「エンゲル係数高め」(38歳女性/アパレル・繊維/事務系専門職)・「お金の管理にルーズになる」(34歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)・「子供を作りにくい」(24歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/事務系専門職)■総評共働きの悪いところについて質問したところ、男女共に最も多かったのが「時間の余裕がない」という回答で、3割近い人がこれを挙げていた。出勤前や帰宅後の限られた時間の中で、家事や育児などこなさなければならず、「忙しくて生活に追われる」「常にバタバタしている感じがする」「心の余裕がない」など、時間に追われて慌ただしい様子がうかがえる。「とにかく時間がない!!! 」という悲鳴にも似た叫びも寄せられた。時間に追われ心の余裕がなくなってくると、「ちょっとしたことでもイラつく」人も少なくないようだ。お互いに仕事をしているので、休みが合わなかったり、生活リズムがずれてきたり、「すれ違いが多くなる」という点を問題視する人も多かった。夫婦で一緒に過ごす時間が減ると、必然的にコミュニケーション不足になり、「ぎくしゃくしてくる」との声も。 意思の疎通がはかれず、ささいなことでケンカになる場合もあるかもしれない。円満な家庭を築くためには、日常の何気ない会話も重要なポイントだろう。また「掃除洗濯が雑になる」「家事が面倒でやらない日がある」「子供と接する時間が減る」など、家事や育児がおろそかになるという意見も目立った。「子供が鍵っ子で寂しい思いをさせてしまう」ことを心配する切ない親心も垣間見えた。他にも、「家事の負担がきつい」、外食が多くなり「エンゲル係数が高め」「お金が貯まりにくい」という声も寄せられた。共働きは家計が潤う反面、お金の管理にルーズになるという落とし穴も。くれぐれも注意して財布のひもはしっかりしめたいところだ。調査時期: 2015年11月9日~18日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男性100名 女性100名 合計200名調査方法: インターネットログイン式アンケート※写真と本文は関係ありません
2015年12月10日今日は家族で焼肉食べ放題。先週は確か、お寿司食べに行ったっけなぁ。毎週外食できるし、食事作らなくても文句言われないし、ホント、共働きで良かった~! 今回はマイナビニュース会員のうち男女200名に「共働きのいいところ」を教えてもらった。Q. 共働きのいいところを教えてください■収入が多いこと・「稼ぎが多くなる」(50歳以上男性/ソフトウェア/クリエイティブ職)・「世帯収入が増えること」(50歳以上男性/電機/技術職)・「お金をダブルで稼ぐことができること」(31歳女性/その他/その他)・「やっぱり金銭面、ダブルインカムは強い……」(28歳女性/医薬品・化粧品/技術職)■貯金できる・「とりあえず貯金できるほどの収入がある」(32歳男性/通信/技術職)・「資産がたまりやすい」(34歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「貯金がたまるのが早い」(33歳女性/建設・土木/技術職)■経済的に余裕・「お金に余裕があり、自分の趣味にも使える」(34歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)・「贅沢できるから」(31歳男性/機械・精密機器/技術職)・「生活にゆとりができる」(33歳女性/情報・IT/技術職)・「家計に余裕が生まれ、食べ歩きやお出かけなど、あちこちに行ける」(37歳女性/情報・IT/クリエイティブ職)■お金を自由に使える・「お互いにお金を有効的に使えるので」(29歳女性/医療・福祉/専門職)・「各自が自由に使えるお金の設定額にかなり大きな余裕を持たせることができる」(50歳以上男性/学校・教育関連/事務系専門職)・「比較的自由に使えるお金が多いこと」(33歳女性/電機/技術職)・「自由になるお金を工面できる」(37歳女性/ソフトウェア/技術職)■経済的不安がない・「収入的な安定でしょうね」(43歳男性/学校・教育関連/事務系専門職)・「経済的な不安が減る」(30歳女性/人材派遣・人材紹介/秘書・アシスタント職)・「金銭面の問題はない」(29歳男性/商社・卸/営業職)・「どちらかが働けないときでも収入が途絶えないこと」(32歳女性/小売店/事務系専門職)・「どっちかが失業や病気等で働けなくても、収入が途絶えることがないリスク分散」(29歳女性/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)■悩みや苦労を共有できる・「仕事の悩みなどを話し合える」(34歳女性/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)・「お互いに仕事の大変さを共有できる」(33歳男性/通信/事務系専門職)・「お互いの会話が盛り上がること」(33歳男性/小売店/販売職・サービス系)・「お互いの付き合いも理解できる」(50歳以上女性/商社・卸/販売職・サービス系)■対等でいられる・「社会人として対等な立場でいられるし、家庭があるから仕事に良い意味で励める」(31歳女性/医薬品・化粧品/営業職)・「同じ立場が良い」(40歳女性/小売店/販売職・サービス系)■その他・「家事を分担できる」(26歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)・「気を使わず友達と外食できる」(28歳女性/学校・教育関連/専門職)・「ない……、仕方なくやっている」(37歳女性/小売店/販売職・サービス系)・「いいというか、当たり前」(34歳男性/情報・IT/技術職)■総評共働きのいいところを聞いたところ、「金銭面」を挙げた人が圧倒的に多かった。二人で稼げば収入は約2倍。お金が貯まる速さも2倍。「家計に余裕が生まれる」ことで比較的贅沢な生活ができるし、自分で自由に使えるお金があることで「心にゆとりも生まれる」とのこと。大変だが、それ相応の見返りは得られるようだ。金銭面で言えば、「突然無職になってしまっても、とりあえず収入は確保できる」「どちらかが病気などで働けないときでも収入が途絶えない」といった意見も目立った。特に、収入に対する不安を口にするのは家計のやりくりを担当する女性に多く、そんな女性たちにとっては、"収入の安定"こそが、共働きの最大のメリットなのかもしれない。「仕事の大変さを共有できる」「お互いの付き合いも理解できる」など、仕事での苦労や互いの気持ちを分かりあえることも、共働きの利点として多く挙がっていた。またお互いの苦労がわかるからこそ、「家事の分担」も当然だし、「家事の手抜き」も許されるという声も。共働きの夫婦には、夫婦としての絆だけでなく、外で働く"同士"としての絆もあるようだ。共有することが多くある一方で、「お互いの世界がある」「自分の時間が作れる」など、個々の時間を持てることにメリットを感じるという意見もあった今回のアンケート。共働きのいいところは多数あれど、長く続けていくことは容易ではないはず。互いに仕事の疲れを家庭で癒やし、家庭でのストレスを外で発散できれば、楽しい共働き生活を送ることができるのかもしれない。調査時期: 2015年11月9日~18日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男性100名 女性100名 合計200名調査方法: インターネットログイン式アンケート※写真と本文は関係ありません
2015年12月08日マザーファーストはこのほど、夫婦の呼び方や時間などに関するアンケート調査の結果を発表した。調査は8月4日、20代~40代の既婚女性を対象にインターネットで実施された。回答者数は58名。○夫婦互いの呼び方は「名前」が最多調査ではまず、お互いをどのように呼び合っているのか教えてもらったところ、およそ半数が「下の名前、もしくは「くん」「ちゃん」付け(48.3%)」で呼び合っていることが判明。また、「パパ・ママ、おとうさん・おかあさん(20.7%)」と、親になって呼び方が変わった夫婦も2割いることがわかった。その一方で、およそ1割の人が「あまり呼び合わない(10.3%)」と回答しており、会話がなく、あまり相手のことを呼ぶことがない夫婦も一定数いることがうかがえた。○55.2%が、夫婦二人の時間が減って「寂しい」子どもとの時間は尊くて大切なものではあるが、そのために、夫婦二人で過ごせる時間が減ったことをどのように感じているか教えてもらったところ、半数以上が「寂しい(5.2%)」または「たまに寂しいが、少しだけでも二人の時間を取れればよい(50.0%)」と回答した。しかしながら、「寂しくない」という人も44.8%と、ご主人との時間はあまり必要ないと感じている人も多くいることが明らかとなった。では、夫婦二人の時間はどのくらいあるのだろうか。「お子さんが寝ている時など、夫婦二人でお話ししたりテレビを観たりする時間はありますか?」と尋ねたところ、一日に「30分程度」と「2時間以上」が同率(25.9%)でトップとなった。次いで「1時間程度(20.7%)」と続き、多かれ少なかれ夫婦二人の時間を取っている人が多数いることがわかった。一方で「夫婦二人だけの時間はない」という人も17.2%と割と多かった。○77.6%が「産後、夜の夫婦生活が減った」と回答次に、「夜の夫婦生活」について調べたところ、実に77.6%もの人が「減った」と回答。理由として、「旦那は仕事で疲れ、私は家事育児で疲れているので、二人とも子供と一緒に寝てしまう」(25~29歳)、「育児、家事に仕事でそんな時間があるなら寝たい…」(30~34歳)、「子供がいつ起きるかわからないから、なかなかそういう雰囲気にならない」(30~34歳)など、お互いに疲れていることや、子どもに関する理由が寄せられたほか、「もう無理」(40~44歳)、「夫への愛情がなくなった」(30~34歳)、「恋人というより、"自分の一部"という感じで、性的な対象としての興味がなくなってしまった」(30~34歳)など、夫に対する気持ちの変化を理由に挙げる人も目立った。一方、産後も夫婦生活の回数は「変わらない(20.7%)」と回答した人からは、「子供が寝てからなので、特に変わらない」(25~29歳)、「子供が増えても特に変わりません。私は家事や子育てで疲れてるので少し減らしてほしいのですが……旦那の要求を断ると機嫌が悪くなるので仕方なく相手してます」(35~39歳)、「子供がいても夫婦生活は欠かせない。好きだからする」(20~24歳)といったコメントが寄せられた。
2015年08月06日ファッションに美容費、交際費など、全て自分の裁量でお金のコントロールができるのは独身時代だけ。結婚後も夫婦共働きならば、自由になるお金が多いように思いますが、そうとも限らないのが現実です。共働きである程度収入があっても、お金が貯められないという家庭は多いのです。そこで今回、共働き夫婦の家計と貯蓄について考えてみましょう。○財布が2つあるとお金は貯まらない共働きカップルの悩みで多いのが、「夫婦の収入はそれなりにあるのに、なぜかお金が貯められない」というもの。その原因の多くが、夫婦の財布を分けて管理している、つまり家計に財布が2つあることに起因しています。共働き夫婦の家計管理には様々な方法がありますが、一番多いのが、月々の支出を分担して自分の収入から出していくというやり方です。例えば、夫の収入から家賃、光熱費、車のローンなどの固定費を出し、妻は食費、日用品などの変動費を負担します。そして、お互いの収入の残った分は、それぞれの小遣いに回します。このやり方は支出を分担するため公平性があり、お金の管理も楽ですが、お互いの収入・出費共に不透明で見えづらくなり、相手が貯めているはず……と、貯蓄も後回しになりがちです。新婚当初からこの方法で家計管理をしていると、夫婦共に家計の全体像がつかめず、家計管理も貯蓄もうまく回らなくなるケースが多いようです。○夫婦合算で口座を2つつくる貯蓄をしやすい方法は、夫婦の収入を合算し、お財布をひとつにしてやりくりする方法です。まず、家計管理のための口座を作り、給料が入ったら2人分をその口座に入れます。そこから月々の費用やお互いの小遣いを出していくので、収入・支出を夫婦共に簡単に把握できます。どの項目にいくら使っているのかが一目瞭然。2人の収入から共同で支出するという意識づけもできるので、浪費をしづらくなるというメリットもあります。貯蓄に関しては貯蓄専用の口座をひとつ作り、給料が入ったら先取りで貯蓄をしていきます。会社の財形制度を利用するほか、銀行の自動振替サービスで定期預金などに貯めていくのもいいでしょう。「支払いを全部済ませ、欲しいものを買ってから余った分を貯蓄へ回そう」というのは、貯まらない典型的なパターン。まずは定額を貯蓄に回し、貯蓄分は始めからないものとして考えていれば、知らず知らずのうちに貯蓄が増えていきます。○喧嘩を避けるための臨機応変さも重要ただし、家計の透明性にこだわるあまり1円単位で管理し、支出の全てをきっちり把握しようとすると、夫婦関係がギスギスしてしまうことも。小遣いの額を決めたら使い道までは追及せず、お互いに自由を持たせたり、支出の多くなる月があれば翌月に締めたりと、臨機応変さも忘れないようにしましょう。お金を貯めるには、お財布をひとつにするのが理想的ですが、やはり別々の方がやりやすいというカップルもいるでしょう。どんな方法をとるにしても、大切なのは夫婦でお金や貯蓄についてじっくり話し合うこと。まずは、2人のライフプランとマネープランを共有することから始めていきましょう。※写真はイメージで本文とは関係ありません○筆者プロフィール: 西塚 亜矢子(にしづか あやこ)エフピーウーマン所属ファイナンシャル・プランナー。2007年にファイナンシャルプランナーの資格を取得。お金との付き合い方を伝えることを通じ、「お金の不安がない、明るく前向きな未来を描く」お手伝いがしたいとの想いから、2015年にファイナンシャルプランナーに転身。楽しく分かりやすく、お金の知識を伝えるファイナンシャルプランナーを目指している。お金の知識が身につく初心者向けマネーセミナー受付中(受講料無料)。
2015年05月19日ヨシケイ開発はこのほど、高校生以下の子を持つ20歳~49歳の共働き夫婦1,200名を対象に実施した「夫の夕食作り参加に関する意識・実態調査」の結果を発表した。調査期間は3月23日~25日。○夕食を作る夫の8割超が「幸せを感じる」と回答同調査では、共働きの妻が負担を感じやすい夕食づくりに関する夫の参加度にフォーカスし、平日に夕食を作る夫を"平日クックパパ"、休日に夕食を作る夫を"休日クックパパ"、平日も休日も全く料理参加をしない夫を"ノンクックパパ"と定義し、その3つのセグメント(各200名・計600名)と、"平日クックパパ"、"休日クックパパ"、"ノンクックパパ"それぞれを夫に持つ妻(各200名・計600名)に対して調査を実施した。まず、平日クックパパと休日クックパパを対象に、「夕食を作ると幸せを感じますか」と質問したところ"平日クックパパは80.5%、休日クックパパは85.0%が「幸せを感じる(とても+まあまあ)」と回答し、意外にも夫自身が幸福を感じていることが明らかとなった。また、夕食を作るモチベーションについて教えてもらったところ、最も多かったのは「妻(家族)の負担を減らしたいから」で、次いで「妻や家族が喜ぶから。食べてもらうのがうれしいから」など、自分のためではなく妻や家族のために夕食を作っていることが伺えた。○夫が夕食作りする家庭ほど、夫婦円満次に、全調査対象者に「夫婦の会話が多い方だ」と質問したところ、平日・休日クックパパの夫・妻ともに、「とても思う」「まあまあ思う」という回答がそれぞれ6割程度と、夕食を作る夫の方が、妻とよくコミュニケーションを取っている様子がうかがえる結果となった。一方「全く思わない」と回答した人の割合を比べてみると、男性は、平日・休日クックパパが4%程度なのに対してノンクックパパは11.5%だった。女性は、平日クックパパの妻はわずか2.5%、休日クックパパの妻は6.5%という割合に対して、ノンクックパパの妻は18.0%という結果に。「夫婦の会話は多い方だと全く思わない」人の割合は、料理をしない夫の家庭が圧倒的に多いことが判明した。また、「夫婦円満度」についても質問した結果、同様にノンクックパパの夫・妻ともに「全く思わない」と回答した割合が多く、夕食作りの有無が夫婦の円満度に大きく影響していることが伺えた。○夕食作りをする夫に、妻は高評価続いて、それぞれの夫と妻に「良い夫レベル」を10点満点で評価(夫は自己評価)してもらったところ、夫の平均点は、平日クックパパが6点、休日クックパパが5.6点、ノンクックパパが5.1点とそれほどの差はなかった。一方妻による評価は、平日クックパパの妻は6.9点、休日クックパパの妻は6.8点、ノンクックパパの妻は5.4点と、特に平日・休日クックパパに関しては夫の自己評価を大幅に上回る高評価となり、平日・休日に料理をする夫は意外にも謙虚な姿勢ですが、本人が思っている以上に、妻は感謝の気持ちを持っていることが明らかとなった。また、0点~2点の低評価をつけた人数(合計)に着目してみると、ノンクックパパ27人に対し妻38人と、ノンクックパパの妻は夫に対する目が厳しいことがわかった。
2015年04月22日2015年2月8日、足立区にて産前産後のご夫婦対象に「産前産後パパ支援学級」が行われました。今、話題の父親学級を全国で開催している アイナロハ 代表の渡辺大地さん、性の健康から夫婦関係のあり方を支援する NPO法人JASH 日本性の健康協会 代表の山口いわおさん、同じく副代表のイノマタカナコさん、同じく理事で助産師のやまがたてるえさん、ママの支援をするNPO法人子育てパレット代表の三浦りささんというメンバーで、「パパの立場から」「ママの立場から」双方の視点を交えながら、熱い授業が繰り広げられました。■産後の夫婦関係には、夫の思いと妻の状態にズレがあるまずは、事前に取ったアンケートをもとに、夫と妻、それぞれ産後の夫婦関係に変化が生じたと感じているどうかについてふれました。ここで早くも、夫婦関係に対する思いのズレが浮き彫りに。ほとんどのママたちは産後、夫婦関係に「変化が生じた」と回答。具体的には、「あまり旦那に触られたくない」「恋人のような存在でなく『パパ』という目線で見てしまう」「夫と気分の波長が合わない」「できればしたくない」など。これを聞いて、会場のパパやプレパパたちはショックを受けたようでした。そこで、パパ代表でもある渡辺さんが、奥様が第一子を出産後、そのような思いの違いに気づいた経験を話し、会場をなだめます。JASH代表の山口さんからは「産後、2人だった時のラブラブは戻りません。そうではなくて、新たな夫婦関係を築いていくスタートと考えてください」というお話がありました。女性が産後、前述のような気持ちになるのは、ごく自然なこと。ホルモンバランスや母性の目覚め、会陰切開など、さまざまな要因が関係しています。(男性の射精後の状態が長く続いているのが産後の女性だと、助産師のやまがたさんから助言が!) そのため、パパは特に落ち込む必要はないようです。■夫の育児協力で、ママが本当に望んでいることは!? 「イクメン」という言葉も当たり前になり、昔に比べて家事や育児に協力的な男性が増えています。会場のパパやプレパパたちも、夫婦でこのような場に来ているくらいですから頑張ってくれているはず。しかし、アンケート結果を見てみると、こちらも認識にズレがあることがわかりました。ママの声には、「労いの言葉が欲しい」「子どもに『ママ怖いね~』と言わないで欲しい」「家事は手伝ってくれてありがたいが、ひとつひとつ『〇〇どこ?』と聞かれてイライラした」「子どもと遊びたい気持ちはわかるが、せっかく寝たのに起こさないでほしい」などの意見が。パパの立場からすると、思いつくなりに一生懸命ママの力になろうとしているはず。しかし、ママが望むかゆいところには手が届いていないようです。たとえば、「ゴミ出しをしています!」というパパがいました。しかし、実際のところはママがゴミの分別をしてまとめて、パパはそれを家からゴミ置き場まで移動しているだけだよね? 手柄だけ取るつもり? なんていう厳しい意見も飛び出しました。「育児への協力」というと、家事を一緒にしたり、子どもの面倒を見たりというのが頭に浮かぶかもしれませんが、実はママたちは夫に「慣れない家事をやって欲しい」「子どもの面倒を100%見て」とは思っていないことが、話が進むうちにわかってきました。どうやらママたちが本当に望んでいることは、「話を聞いて欲しい」「1日子どもと向き合っていた私にひと言、労いの言葉が欲しい」というものだったのです。女性にとって「いっぱいいっぱいになった気持ちを解放し、心の余白を作る」方法は、ただひとつ。誰かに自分の話を聞いてもらうことです。たとえば奥さんが、「素敵なコートを見つけたの」と夫に話すとします。それを聞いた夫は、「良かったね。どういうところが素敵だった?」と返してあげればOK。それだけでいいのです。必ずしも「欲しい」や「買って!」という意味を含んでいるわけではないという意見には、パパ代表の渡辺さんや山口さんも納得しながらも、「具体的にどうして欲しい、という指示があった方が手伝いはしやすいので、それは伝えてあげるようお願いします」と会場のママたちに伝えていました。■夫婦で子育てをするために必要な第1歩とは。よく、子どもはママを選んで生まれてくるという話があります。言い換えれば、そんなママを手助けしてくれる人=パパとして赤ちゃんは認識しています。そのパパは、物質的な援助でなく子育てに奮闘するママの気持ちをサポートする存在であることが一番だということ、それが夫婦で子育てする第1歩だということが、このクラスを通して会場のご夫婦に伝わったのでは?と感じました。終了後、何組かのご夫婦に感想を聞いてみると「まずは、妻への声かけから変えてみたい」「妻の気持ち、夫の気持ち双方の立場からの意見が聞けてよかった」「夫を連れてきてよかった」「産後の夫婦のあり方に対するイメージが湧いた」などの声が寄せられました。同じパパという男性の立場からこういうことを夫にぜひ伝えてほしい! これからパパになる夫へ伝えたい! という方は、ぜひアイナロハの父親学級を聞きにいかれることをおすすめします。
2015年03月04日前回 は共働きの夫婦ほど家計管理が難しい理由と、それによるデメリットについてお話ししました。とはいえ、共働きに多い・お互いの収入や貯蓄額を知らない・毎月の生活費が合計いくらか把握していない・それぞれが生活費の中で何の支払いを担当しているかも分かっていないという状況を一気にクリアにする作業は、なかなか大変なことです。仕事と子育ての両立に忙しい夫婦それぞれが、日々の収支を記録し、双方がその情報を共有する時間は取りづらいでしょうし、夫婦とはいえ、お金のことをすべてさらけ出すことに抵抗感を持つ方もいるかもしれません。そこで今回は、共働き夫婦の個人的な収支をどこまで開示するかは追い追い決めていくとして、まずは家計のコア部分の管理をなるべく自動化できる仕組みづくりを提案します。■共働きでも続けられる家計管理の方法とは? 1.【貯蓄編】生活用の「貯蓄」専用口座を作るお金の話をする時間がなく、「今後どんなライフイベントにいくら必要」ということが話し合えていないと、貯蓄に対してのモチベーションも低くなりがちです。また、お互いに「貯金は相手がきっとしているはず」と思い込み、当てにしている場合もなかなか貯蓄ができません。そこでまずは、夫婦の貯蓄目標額と、それぞれが捻出する割合を決めます。貯蓄目標額の設定は、夫婦それぞれが毎月貯蓄可能な額からで構いません。そして次に、夫婦それぞれ貯蓄専用の口座を作り、そこに毎月貯蓄をしていきます。いちいち手動で貯蓄口座に移すのは面倒なので、給与や報酬が振り込まれる銀行口座から自動で定期預金などの金融商品の積立ができるサービスをうまく活用しましょう。その口座の合計額が「これから起こる家族のライフイベントのための備え」になります。共同名義口座は作れないことと、何かあったときにそれぞれが預金を下ろせるよう、夫婦それぞれ口座の開設が必要になりますが、必要なのはそれだけ。お互いに定期的に開示し、個人的な楽しみ(自分の趣味や夢)用の貯蓄・運用口座とは別にしておきましょう。2.【支出編】生活用の「支出」口座・カードを、個人用とは別にする相手への相談や承諾なしにお金を使うことに慣れていると、子どもが希望する習い事や塾、仕事が忙しくて頼ってしまう便利家電や外食などに対して「今は支払う余裕があるから」と深く話し合わずに出費を決めてしまいがちです。そのような出費を重ねていると、いつの間にか生活レベルが上がり、収入が下がった時やリタイアした時に、なかなか生活費を抑えることができなくなります。それもリスクのひとつです。それらを避けるためには、さらにもうひとつ、生活費用の口座を設定し、水道光熱費や子供の習い事など、家族にかかわる支出の引き落としをそこに集中させます。普段クレジットカードで買い物することが多い方は、家族の食材や消耗品を購入するクレジットカードと個人的な洋服などを購入するためのクレジットカードとを分け、家族用カードの引き落としは生活費用口座に設定します。どちらか片方の名義で口座とカードを作り、配偶者の家族カードが作れるとより「一元化」しやすくなりますが、それぞれの名義であってもそこから引き落とされる合計額がいわゆる「生活費」となります。その合計額から、夫婦の収入割合や貯蓄額とのバランスに応じて、それぞれが毎月あるいはボーナス時に入金する額を逆算して決めるとよいでしょう。突発的な事態で生活費が通常より大きくオーバーした時にも、お互いのチェックが行き届くようにしておきます。自分のお小遣い用や個人的なお買い物カードの引き落としには、別な口座を設定しておけば、今まで通り、そこは自由に使って良いお金となります。(ただし、使いすぎた時には自己責任で!)■まとめ生活費、貯蓄、個人的な支払いがすべて同じ口座になっているから、家計の全体像がつかみにくいのです。それぞれ口座を分けて管理するようにすれば、自然と「使っていい額」が見えるので、忙しい共働き家庭でも家計管理がしやすくなります。口座の整理や話し合いなど、最初は手間が必要ですが、一旦仕組み化してしまえば、いちいち計算する必要がないので、だいぶ楽なはず。お互いの口座の開示も、かっちりと日にちを決める必要はありませんが、時々夫婦で口座の残高を照らし合わせることで「年間にそんなに車の費用がかかっていたなんて!」とか「ローンの見直しをしたら貯蓄が増やせない?」といった会話に繋がることもあるでしょう。家計を一元化することで、家族がひとつのチームとなれば、共働きならではのアイディアもどんどん生まれるはずです。
2015年01月24日共働き世帯の場合、子供ができたら急に家計が厳しくなり、貯金ができなくなったという話をよく聞く。確かに子供の費用が別途かかるのは確かだが、実は他にも理由がある。今回は、子育て中の共働き世帯向けて「お金をためるコツ」をファイナンシャル・プランナーの菅田芳恵さんに解説していただく。○自由に使えるお金はないと考える「両方が働いているから金銭的には大丈夫」という安心感が夫婦2人にあると、お互いが自分のお金を自由に使ってしまいがちに。実は、これが共働きの世帯が陥る落とし穴なのです。子供の費用は妻が出すから、夫が出すからと、誰が負担するかきちんと決めないままだらだらと今までの延長で家計を管理していると、「子供の教育費がない! 」と将来大変なことに。まずは、子供のお金は誰がだすのかという費用負担、そして年々増えていく教育費も含めてきちんと話し合うことがポイントです。家族が増えると、当然のように衣食住すべてにおいて出費が増えていきます。特に大きな出費が保育園の費用です。認可外の場合、時短勤務をしているとお給料の大半が消えてしまうこともありえます。仕事が忙しいときには、延長保育で別途費用がかかることも考えられます。また、子供用の玩具に関しても考え直してもらいたいところです。自宅に玩具の山ができていませんか。一つ一つは安くても、積もり積もって結構な額になっていることも珍しくありません。共働きだと経済的に余裕があり、子供ができるまでは生活費以外にそれぞれが自由に使えるお金があったかと思います。あまり考えずに買い物をすることもあったのではないでしょうか。しかし、子供ができると生活費プラス上記に記載したような子供にかかるお金が必要となります。さらに、自分たちの老後資金や子供の教育費用の貯金もふやさなければいけません。結果、自由に使えるお金など1円もないのです。それを今までと同じように、生活費と月々の決まった貯金以外の余ったお金を自由に使っていたのでは、当然貯金をふやすことはできません。共働きで子供ができた場合、自由に使えるお金はもうないと覚悟をしてください。これからは、自分のためだけではなく、家族のため、子供のためにお金を上手に使うことが必要。まずは、お菓子や玩具の出費も馬鹿にせずきちんと見直し、子供の教育費を今から貯金するようにしましょう。
2014年12月29日共働きの世帯が増え、万一のときの保障は夫が亡くなったときだけではなく、妻が亡くなったときのことも考えておく必要がある。今回は、ファイナンシャル・プランナーの村松祐子さんに解説していただく。○遺族厚生年金、夫受給の場合は年齢制限が平成26年4月から「父子年金」が創設され、子のいる夫にも遺族基礎年金が支給されるようになりました。しかし、夫がある年齢以下のときに妻が亡くなると、遺族厚生年金は受けられず、生活が困窮するケースもあります。3月までは、働く妻が死亡した場合は丸々生命保険等で補わなければなりませんでしたが、父子年金が支給されることで、その分保障額は少なくて済むようになったといえるでしょう。しかし、夫が遺族厚生年金を受け取る際には、妻が受給する場合にはなかった年齢制限が残っています。年収850万円未満という条件を満たしていても、妻が死亡時に夫が55才以上であることが条件となっており、受給開始も60才(遺族基礎年金の受給が可能な場合のみ55才以上で受給できる)。そのため、妻が亡くなったときに夫が条件を満たしていないと、共働きから片働きとなり、世帯収入が大きく減る中、何の援助もないまま生計を成り立たせていく必要がある、というケースも考えられます。妻の収入が世帯収入に占める割合が多い家庭ほど、妻の保障を考える必要があるといえるでしょう。働く妻の場合、夫の必要保障額の方がむしろ低くてよいというケースもあります。夫が亡くなった場合、遺された家族には、遺族厚生年金や中高齢寡婦加算、遺族基礎年金という遺族年金が支払われ、妻の方が手厚く保護されているからです。夫が受給する場合は年齢制限がありましたが、妻の場合は年齢制限はありません(遺族厚生年金の受給額や受給期間に違いはある)。ただ、共働き世帯といっても、その家庭の状況により保障の考え方は異なります。例えば、マイホームを所有しているケースでも、住宅ローンの組み方によって保障内容は変わってくるでしょう。夫のみが契約者で夫のみに団体信用保険が組まれている場合、もちろんのことながら妻が亡くなっても住宅ローンは完済されません。従って、夫が引き続き残りの住宅ローンを払っていくことになります。なお、夫と妻がそれぞれ契約者になって団体信用保険が組まれている場合、妻が亡くなると妻分の住宅ローンは完済されますが、夫分の住宅ローンは残ることになります。また、子が小さいうちに妻が亡くなると、夫は家計管理と子育てを1人で背負っていくことになります。夫が仕事をしている間、お子さんの世話は誰かに託せますか。実家が近所で必要なときにはいつでも頼める好環境にあれば、その負担も軽減できるでしょう。でも、そうはいかない家庭も多いはず。その場合は保育園の延長保育代に加え、シッター代などが加算されていくことでしょう。さらには、家事代行サービスを依頼することも想定し、お子さんが大きくなるまでは育児と家事のサポート費用を見積もっておくことも必要です。生活費と将来の様々なライフイベントにかかる費用を夫1人で準備するとなると、遺族年金で不足する分だけでなくお子さんの教育資金なども想定して1,500万~2,000万円程度の死亡保障を備えておくと安心ではないでしょうか。ただし、保障額は個々の事情により差異があるため、改めて自分の家庭に過不足ない保障額を試算しておくことをおすすめします。
2014年12月18日出産後、夫の何気ない一言でイライラしたり、育児に対する協力が見られないことがストレスとなったりして、夫への愛情が薄れてしまうことを「産後クライシス」と呼んでいます。出産後の女性は、急激なホルモンバランスの変化で、体だけでなく精神的にもデリケートになる時期。そんな大切な時期に夫の理解が得られないと、その後の夫婦関係に亀裂が生じてしまい、夫に対する愛情がなくなってしまうことも。最悪の場合、離婚に至るケースもあるようです。産後クライシスは事前の工夫で、防ぐことができます。今回は、産後クライシスに陥らないためにしておきたい3つのポイントをピックアップしてみました!■1.実母や義母など、家族に協力してもらう産後のデリケートな時期は、ホルモンバランスの乱れも影響しているので、ママだけの力でどうこうできるものでもありません。1人で頑張りすぎると余計にストレスを感じて精神的にまいってしまい、夫婦関係が悪化しやすい原因となってしまいます。夫のちょっとした言葉にもイライラしてしまい、かえって負のスパイラルが生じてしまうおそれがあるので、夫だけでなく、実母や義母などの家族にも協力してもらえるよう、事前に働きかけておくことが大切です。双方の両親が遠方に住んでいる場合は、電話で愚痴を言ったり、相談をしたりして、精神的な負担を軽減する工夫をしてみましょう。■2.自分の気持ちは素直に夫に伝えよう出産した女性の悩みや体の変化は、男性には到底理解できないものです。そのため、今どんな状態なのか、どうしてほしいのかを明確に夫に伝えることが必要になります。要領の良い男性なら、一を伝えるだけで十を理解してくれますが、大抵の男性は1つずつわかりやすく説明しないと理解してくれないようです。たとえば、洗濯物を干しておいてもらいたい時に、「洗濯を干しておいて」とだけ伝えても、思った通りにはしてもらえないことが多いもの。実際に、「洗濯物は干してくれていたけど、雨が降ってきたのに取り込んでくれていなかった」というケースがあります。男性の言い分としては「干しておいてとは言われたけど、取り込んでとは言われていないから」だそう。こうした事態を避けるためには、「ここに洗濯を干して、雨が降ったらすぐに取り込んでおいてね。あと、洗濯物が乾いていたら、片付けてくれたら嬉しいな」と、面倒でも細かく伝えておくことが大切です。そのほか、「イライラしてぶつかるときもあるけど、本音じゃないからわかってね」と、あらかじめ伝えておけば、多少は衝突が防げるはずです。■3.夫婦で家事や育児の担当を決める産後クライシスで悩むママの多くは、夫が家事、育児に協力的ではないと思っているようです。まずは、少しずつでも夫に、家事へ協力する姿勢を持ってもらうことが、産後クライシスを防ぐポイントになるでしょう。まずは家事をやってもらうことからスタート。いつもやっている家事を1つずつ箇条書きにして、それぞれ夫と妻、どちらが担当するかを決めておくと、ママの負担や不満も解消されるはずです。初めての家事に戸惑う男性もいると思いますが、はじめから完璧を求めるのはNGです。。最初は、家事をすることに意義がある、ということをわかってもらうことが大切。「本当に助かる!」「パパがしてくれるから安心ね」などと褒め言葉を添えて、感謝の気持ちを伝えておきましょう。夫としても、妻がいつもこんな大変な思いをしているのかと理解するきっかけとなり、より一層労わってくれるようになるかもしれません。夫婦で互いに理解し、歩み寄ることで、産後クライシスを防いでください!
2014年11月27日夫婦によって睡眠環境は異なります。多くの夫婦は一緒に寝ているのでしょうか?それとも別々?多くの夫婦がどうやって寝ているのか、なかなか聞けないところですよね。今回は、夫婦の睡眠事情についてご紹介します。約9割の夫婦は一緒の睡眠環境で寝ている!女性向けサイトで、いまどきの夫婦の寝室事情を調査することを目的として、「旦那様と一緒に寝ているかどうか」を調査したそうです。その結果、『一緒に寝ている』と答えた人は87%。約9割の夫婦が、一緒の寝室で寝ているそうです。別々の寝室で寝ている夫婦は、13%で全体の1割程度という結果がでています。しかし、これは結婚年数によっても変化するようです。夫婦は結婚○年目から別々に寝始める?!次は、結婚年数ごとの結果をみてみたいと思います。結婚1年目だと96%の夫婦が一緒に寝ているとのこと。しかし、6~10年になると80%までその割合は下がります。さらに、11~20年になると65%にまで下がります。結婚5年目あたりから一気に一緒に寝る割合が下がっていき、10年を超えるとそこからさらに15%下がる傾向にあることがわかりました。結婚年数が経つにつれて、寝室やベッドを分ける夫婦が増える傾向にあります。睡眠環境を別々にしたい理由別々で寝ている夫婦にもさまざまな理由があるようです。まずはイビキ問題。相手のイビキがうるさくて眠れない、ということも多いようです。また、ひとりの時間を確保したいという人もいます。さらに大きく影響するのが子どもの問題です。夫婦で寝ていたが、子どもが生まれたことで別々で眠るようになった、という家庭もあるようです。また、生活リズムが違うと、一緒に眠ることも難しくなります。睡眠環境が違うからといって、家庭に問題があるわけではありません。夫婦にとって最適な睡眠環境を選ぶようにしましょう。【参考】朝日新聞『【引越し侍/エイチーム】夫婦が別々で寝始めるタイミングは、結婚○年目だった!?~誰と寝ている?ベッドのサイズは?いまどき夫婦の寝室を徹底調査!~』Photo by Vladimir Pustovit
2014年10月07日