レベルファイブと電通は、レベルファイブ原作コンテンツの海外クロスメディア展開を専門とする新会社「LEVEL-5 abby Inc.」を設立を発表した。今年4月には、TVアニメ、ゲーム、玩具などクロスメディアで展開し、小学生を中心に爆発的な人気を記録した『妖怪ウォッチ』の海外展開も発表し、その動向に注目が集まっているレベルファイブだが、「LEVEL-5 abby Inc.」は、今年8月に米・サンタモニカで設立。世界中の子供から大人まで多くのゲーム、アニメファンに、至高のエンターテインメントを提供したいという思いのもと、レベルファイブが得意とするクロスメディア戦略を用いて電通とともに、世界市場へ進出する。その第一弾として、大ヒット中の『妖怪ウォッチ』や『ダンボール戦機』、そして次なるクロスメディア作品として熱視線を浴びている『スナックワールド』を、アニメ、おもちゃ、漫画、音楽、ライブショーなど、さまざまな形で北米を中心とする西欧諸国で展開。社名に冠した「abby」のa は「all」「anything」、bby は「hobby」からの複合造語で、すべてのホビーを統括するという意味。そして、気軽「アビー!」と気軽に呼んでもらう思いを込め、名付けられたという。(C)LEVEL-5/YWP(C)L5/PDS・TX(C)LEVEL-5 abby Inc.
2015年10月01日セガフレード・ザネッティ・エスプレッソ・ワールドワイド・ジャパンは10月6日~11月2日、「ティーカプチーノ ~洋ナシとカスタードのタルト~」(税込480円)を全国の「セガフレード・ザネッティ・エスプレッソ」店舗で期間限定販売する。同商品は、洋ナシを使ったタルトをイメージした紅茶のカプチーノ。エスプレッソのように濃く抽出した紅茶と、きめ細やかなミルクフォームが生み出したリッチなテイストが味わえる。トッピングのクラッシュビスケットの香ばしさとマシュマロの甘さがアクセントとなり、香ばしいタルトのような味わいを生み出しているとのこと。
2015年10月01日●レベルファイブの特徴は経営者とクリエイティブ陣の視点が全く同じであること千葉県・幕張メッセで開催中の「東京ゲームショウ2015」ビジネスデイの初日となる17日、TGS基調講演「クリエイター兼経営者だからこそできた ヒットコンテンツ創出」が行われ、レベルファイブ代表取締役社長・CEOの日野晃博氏が登壇した。レベルファイブは1998年10月に設立。『レイトン教授』『妖怪ウォッチ』といった人気シリーズを次々に成功させ、2014年度のソフト販売本数ベースでのゲームメーカーランキングは第2位、過去販売した41タイトルの国内外での平均売上本数は93万6,000本以上という大ヒットメーカーへと成長した。現在は『妖怪ウォッチ』の海外展開や、新たなクロスメディア作品『スナックワールド』などに注力。そんなレベルファイブの名実ともにキーマンであるのが日野氏で、代表取締役社長でありながら多くの作品の企画やシナリオに参加。TVアニメ『機動戦士ガンダムAGE』ではシリーズ構成を担当するなど、クリエイターとしても活躍する異色の人物だ。日野氏は「僕は純粋な経営者ではなくクリエイターでもあるので、少しフランクに、ゲーム業界のためになる話をしたいと思います」と前置きしながら、「ゲームやエンターテインメントの会社を経営していると、経営者としての観点とクリエイターとしての感性が衝突する場面も多いと思います。経営者とクリエイターの間で信頼関係を結ぶのは容易ではありません」と説明。そして、レベルファイブの特徴について「経営者とクリエイティブ陣の視点が全く同じなことです。僕がゲーム制作に関わる大体の職種を経験していることもあって、多くの局面で強引なワンマン判断ができるようになっています」と語りながら、「この判断を仮に『帝王判断』と呼びたいと思います」と、自身の経営手法を定義。本稿では、日野氏が紹介した各人気タイトルでの「帝王判断」を紹介していく。#『レイトン教授』における帝王判断日野氏が特に力を入れて語ったのが、同社の躍進のきっかけとなった『レイトン教授』シリーズにおける帝王判断だ。日野氏によれば、第一作『レイトン教授と不思議な町』がリリースされた2007年はまだ『脳トレ』系ゲームが全盛の頃。「ヒットさせること」を目的にしていた日野氏が掲げたコンセプトは「本格的なゲームではなく脳トレに+1したもの」で、すでにそれだけライトユーザーがいるのだから、脳トレに+1したものがあればヒットすると考えたという。しかし、クリエイターはPS2やPS3でハイクオリティなゲームを作りたがり、『脳トレ+1』のチームには入りたがらなかったようで、制作費1.5億円の決して大きくはないプロジェクトを最重要案件として社内に認識させることに日野氏は苦労した。携帯ゲームに声優を起用、それもタレントを声優として起用するなどの判断も、日野氏の帝王判断の一部だ。「脳トレに+1」の企画として、書籍で過去に大ヒットしていた多湖輝の著作『頭の体操』のゲーム化を考えていた日野氏だが、商標権の問題により「頭の体操」の名称の使用が難しく、裁判の終了を待たなければ使用できないことが判明する。そこで日野氏が行った次の「帝王判断」が、「脳トレ→頭の体操→レイトン教授」の切り替えだった。商標権の状況を把握した日野は即座に路線変更を決め、「そこで即決して、『頭の体操』の中にあった一モードである、ストーリーがある謎解きモードをゲームの主役にすることにしたんです」。そして、生まれたのが『レイトン教授』だった。○『イナズマイレブン』『二ノ国』における帝王判断次に日野氏が紹介した「帝王判断」は、『イナズマイレブン』におけるアニメや他メディアのクリエイティブへの介入。「当時は、アニメとゲームは独立してそれぞれのクリエイターが制作するのが慣例で、ゲームの都合でアニメのストーリーをいじるということには理解がありませんでした」と当時を振り返る。しかし「『イナズマイレブン』では、ゲーム側でアニメをコントロールすることをお願いしました。クリエイターサイドの反発もありましたが、出資者であり原作者である強みによって押し切ることができました」と語った日野氏は、そこで押し切ったことが正しかったかについては留保しながらも、「その後アニメのクリエイターとの相互理解が進んで一体感が生まれたので、食い下がってアニメを作ったのは良かったと思います」とまとめていた。『ニノ国』では、世界観構築にスタジオジブリが参加した。日野氏は「当時ゲーム業界は、ジブリと組むことは無理という空気でした。自分も最初はダメ元ではありましたが、ビッグネームの皆さんとの交渉では様々なパターンを用意して、持ち帰りなしでその場で相手にも即決してもらうやり方をしました。会話の最中にも柔軟に方針転換していくことで、スタジオジブリに参加してもらうことができました」と語り、交渉担当者が裁量権を持ち柔軟な判断ができる強みを強調した。日野氏は『二ノ国』については「コスト管理がずさんだった」と苦笑いしながらも、予算と期間に明確な答えがない不完全なプロジェクトプランのまま進行できるのも「帝王判断」としている。『ニノ国』については、途中段階では予算を使いすぎてなかなか利益にはつながらなかったが、最終的には無事成功ラインに乗ったという。●『妖怪ウォッチ』は優等生、周りの理解度も高く「楽しい記憶しかない」○『妖怪ウォッチ』における帝王判断現在レベルファイブ最大のヒット作となっている『妖怪ウォッチ』について日野氏は「僕のプロジェクトの中では優等生で、色々な連携が整った状態ではじまった。だから周りの理解度が高かったので、楽しい記憶しかない」と笑顔で紹介。日野氏は『妖怪ウォッチ』のクロスメディア展開の中で、会社の枠を越えた総合プロデューサーとして、コンセプトの見張り番的な役割を果たしている。「契約上何かがあるわけではないですが、これまでの実績により各社の皆さんが僕の意見をしっかり聞いてくれるようになったので、ユーザーに対して筋の通った提案ができていると思います」。日野氏が『妖怪ウォッチ』で行ったのは、アニメフォーマットへの介入、それもストーリーではなく番組構造への介入だったという。「番組スタッフの選定」「家族で視聴することを重視して、バラエティ番組的なオムニバス形式で制作」「作品内で物語が続くシリーズ内シリーズ」「エンディングに子どもたちが踊れるCGによるダンスを入れる」「子供向けだけでなく、家族向けの過激な内容に」といった施策は日野氏主導で行われた。日野氏は家族を意識した内容・過激な内容の一例として、まずはアニメ『妖怪ウォッチ』内の「金妖スペシャル・コマさん探検隊」がネッシーの謎を追う回を紹介。パロディ元と思われる『水曜スペシャル』は1986年に終了した番組であり、子供向けではないのは間違いない。日野氏は続いて「過激さ」の一例として、意志を持った人形が巨大な歯車に頭を挟まれてクビが飛ぶシーンを紹介。「全国の子供たちが泣いてしまい、大変な苦情が集まりました」と反省の色を見せていた日野氏は「家族で見るための実験を色々やっているので失敗することもありますが、その冒険は何が起こるかわからない楽しさにつながっているのではないかと思います」と語っていた。○なかよくしなさい。そして「『帝王判断』とは、経営判断とクリエイティブの両案件に対して全責任をもって行える判断。こういう立場があったからこそ乗り切れた局面もあった」と語った日野氏は、講演のまとめとなる教訓として「経営者とクリエイターが深く理解し合い、総合的な視野において判断できることが成功につながる」とし、実際に経営者とクリエイターが相互理解することは非常に難しく、だからこそクリエイターと経営者の距離が近い(両者を兼ねる)ことがレベルファイブの強みであると断言。具体的なアドバイスとして日野氏は経営者には「クリエイターを過保護にするな」「しっかりと、なぜ開発をやめないといけないのか、なぜ仕組みを変えないといけないのか、説明しないといけない局面が多いです。面倒でもクリエイターと話して、過保護に放任するのではなくしっかり対話をしましょう」とアドバイス。クリエイターに対しては「理解してもらう努力を怠るな」「はじめからうちはそういう方針なんです」「変わらないです」とあきらめているクリエイターが多い。それを変えること、理解してもらうことは可能なはず。経営判断をする人にしっかり問いかけることで答えは見つかるんじゃないかと思います」と伝えた。最後に日野氏は経営者とクリエイターへのアドバイスを総括して、「なかよくしなさい!」と語り、講演を締めくくった。基調講演のラストでは、10月17日に九州大学で開催される開発者向けカンファレンス「KYUSHU CEDEC 2015」の基調講演を日野氏が行うことが告知され、テーマは「日野流企画立案術」になるという。
2015年09月17日2015年10月より第2クールの放送が開始となるTVアニメ『蒼穹のファフナー EXODUS(エグゾダス)』だが、10月2日(金)のMBSを皮切りに、TBS、CBC、BS-TBS、AT-Xにて順次放送開始となることが発表され、それにあわせて新キービジュアルが公開された。TVアニメ『蒼穹のファフナー』は、2004年にオリジナル作品として公開されて以来、2005年にはテレビスペシャル『蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT』、2010年には劇場版『蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH』を公開。そして、10周年記念新シリーズとして『蒼穹のファフナー EXODUS』の第1クールが2015年1月から放送されて大きな話題を呼んだ。そして10月からスタートする『EXODUS』第2クールだが、オープニング主題歌は、同シリーズにて安定のクオリティを提供し続けるangelaの「DEAD OR ALIVE」。放送に先駆け、現在公式サイトにて期間限定公開されているので、こちらもチェックしておきたい。また、第14話(第2クール第1話)を一部先行上映予定の、9月21日(月・祝)に開催される主人公・真壁一騎の生誕祭ライブ・ビューイングイベントを目前に控えているが、イベント前日の9月20日19時より、『EXODUS』第1クール(第1~13話)がニコニコ生放送にて一挙配信される。TVアニメ『蒼穹のファフナー EXODUS』第2クールは、2015年10月2日(金)よりMBS・TBS・CBC・BS-TBS"アニメイズム"枠・AT-Xにて順次放送開始予定。放送局・放送時間などの詳細は、アニメ公式サイトを確認してほしい。(C)XEBEC・FAFNER EXODUS PROJECT
2015年09月12日レベルファイブの代表取締役社長/CEO・日野晃博氏が、5月31日にTBS系列で放送されるドキュメンタリー番組『情熱大陸』(23:10~)に出演することが明らかになった。同番組では、ゲーム、玩具、アニメ、漫画など爆発的ヒットを記録した『妖怪ウォッチ』に続いて、同社が立ち上げた新たなクロスメディアプロジェクト『スナックワールド』を発表するまでの舞台裏を密着取材。番組公式サイトの次回予告文によれば、プロジェクトにかかわった米国のアニメスタッフや国内のクリエイターたちとの制作現場を通して、日野氏の「徹底的に子供たちにアプローチする」という作品へのこだわりを映したものになっているという。また『妖怪ウォッチ』の新キャラクターのアフレコにも密着し、日野氏の次なる一手に迫っていく。さらに、『妖怪ウォッチ』のほかにも『イナズマイレブン』や『ダンボール戦機』といった多くの子どもたちを楽しませるコンテンツを制作してきた日野氏が、いかにしてエンターテインメントの世界に携わるようになったのか、その原点に迫りながら、日野氏の成功の秘密を探る。『情熱大陸』は、TBS系列にて5月31日(23:10~23:40)に放送、放送後1週間は見逃し配信も予定されている。(C)LEVEL-5 Inc.
2015年05月27日「出来上がりを観て、原田監督は本当に天才だなと思いました」と手放しの感想を漏らす大泉洋。原田眞人監督の『駆込み女と駆出し男』で、大泉は“駆込み女”たちと出会う主人公の“駆出し男”中村信次郎に扮し、圧倒的なスピードのセリフ回しやコミカルさだけでなく、人を包み込むような穏やかな魅力をいかんなく発揮している。本作を「何かを迷っている人にとっては背中をひと押しされる感覚があるんじゃないですかね」という大泉に話を聞いた。その他の写真原案は井上ひさしの時代小説。江戸時代、離縁(離婚)したい妻は、幕府公認の寺・東慶寺に駆込んだ。まず行われるのは離縁調停人による聞き取り調査。御用宿の源兵衛(樹木希林)のもとに居候することになった、見習い医者かつ駆出し戯作者の信次郎は、そこでさまざまな事情を抱えた女たち(戸田恵梨香、満島ひかり)と出会う。原田監督と初めて組んだ大泉は現場を次のように振り返る。「監督はワンシーンを止めずに撮るスタイルなんです。とにかくお芝居の勢いを大事にする。ルールは、どれだけ間違っても芝居を止めないでという点だけ。気持ちが繋がりやすいので、やっていて楽しいですよ。ただ長いシーンの頭から最後までを何回もやる必要があるので、体力的にはキツイですけど(笑)」。かなりの尺を回した感覚があったが、完成した作品を観てビックリしたという。「とにかく展開が速い。セリフ回しも速いし、編集のテンポもすごく速い。まるでジェットコースターに乗っているような感覚。時代劇にそういうイメージがなく、撮影の感覚では、この映画、4時間になるんじゃないかと思うくらいだったんですけど、監督は最初から、2時間ちょっとだと話されていました。編集の妙というんでしょうか。本当に素晴らしくて。美しい景色はゆっくり見せてくれるし、テンポが速いところは畳みかけてくる。その緩急がとっても気持ちよかったですね」と笑みを見せた。自らを、「(舞台挨拶などで)人前に立つからには笑わせたいんですよね。面白いから人前に立っているんだという人でありたいんです。そこはちょっと純粋な役者の方とは考え方が違うかもしれません」と語る大泉洋だが、今や“しゃべり”だけでなく、皆が認める一級の俳優なのは説明不要。むしろ役者・大泉からは笑いというより、人の温かみや“可笑しみ”、さらにはペーソスまでが感じられる。観る者を笑わせ、泣かせ、引き込み、感動させる。その快進撃は留まるところを知らない。『駆込み女と駆出し男』公開中スタイリスト:九(Yolken)、ヘアメイク:西岡達也(vitamins)取材・文・写真:望月ふみ
2015年05月18日ここ数か月、朝のお茶の間を最もイライラさせている男。NHKの連続テレビ小説「まれ」のダメな父親が見事なまでに板についている大泉洋。15分という短い時間の中で“きっちりと”視聴者の怒りの炎に油を注ぎつつ、その流れでヒロインや周囲の人間を心配、応援する気持ちにさせてしまうのは、この男の高い演技力があってこそである。そんな大泉さんが、ドラマとは打って変わって、ダメ男たちから逃れてきたワケありの女たちを救うヒーロー(?)を演じているのが映画『駆込み女と駆出し男』である。2010年にこの世を去った人気作家・井上ひさしが晩年に11年をかけて紡いだ小説「東慶寺花だより」を原案にした本作。実は現代よりも離婚の数が2倍もあったと言われる江戸時代、離婚を望む女たちのための駆込み寺となっていた鎌倉・東慶寺に集った者たちの笑いと涙のドラマを描き出す。大泉さんが演じるのは、離婚を望む女たちを一時的に預かる御用宿「柏屋」で“離婚調停人”を務める信次郎。見習い医者であり戯作者でもある信次郎は、様々な事情や過去を抱える女たちと接し、彼女たちを助けていくのだが、目を瞠るのは大泉さんの“受け”の芝居。戸田恵梨香、満島ひかりらが演じる女性キャラクターの個性、その魅力が大泉さん演じる信次郎とのやりとりの中でグイグイと引き出されていくのが分かる。先述の朝ドラの「まれ」然り、とぼけたコミカルな芝居で自身も存在感を放ちつつ、共演陣のキャラクターを浮かび上がらせるのは、この男の“本領”とも言えるが、当人は「意識してやっているわけではない」という。「僕自身は、満島さん自身を立たせてあげようという思いで芝居するわけではないです。単純に“役”としてですね。満島さんが演じて出来上がった“お吟”さんという女性がいて、この人と対峙した信次郎がどうなるか?というだけで、あくまで映画としてそのシーンを成立させるためにどうすればいいのか?を考えます。だから相手のお芝居を見るまでは事前に自分の芝居を固めることもないですね。結果として共演者の“役”がシーンの中で立てばいいなとは思ってます」。一方で、信次郎の憎めないキャラクターが生き生きと浮かび上がってくるのが、「柏屋」の主人・源兵衛を演じた樹木希林や番頭の妻・お勝を演じるキムラ緑子らベテラン女優とのシーン。大泉さんはまず、樹木さんとの共演について「すごいとしか言いようがない。人間国宝を見ているようだった」と振り返る。「こんな機会はめったにないという気持ちで(樹木さんの芝居を)見てましたね。何を言っても面白くておかしみがある。人間国宝の落語を聞いてるようで、特に何って面白いことを言っているわけじゃないはずなのになぜか面白い。でも決めるところはしっかりと決めて、シリアスなお芝居もされるんです。現場は本当に和気あいあいとしてて、とにかく寒いからみんなで集まって火にあたるんですけど、そういう時の希林さんの話は、わりとゴシップが多いんです(笑)。あとはモノマネですね…。やたら似てるし最高に面白いんですけど、非常にブラックなモノマネ――メディアでは話せないものばっかりなんですけど(笑)」。メガホンを握ったのは『クライマーズ・ハイ』や『わが母の記』などで知られる原田眞人監督。これが時代劇初挑戦であり、大泉さんとも初タッグとなった。「撮影中は言ってくれず、その後のキャンペーンを一緒に回っている時に教えてくださったんですが、原田監督は井上ひさしさんの原案小説を読み終える頃には『信次郎役は大泉くんしかいない』と思っていたそうです。僕が喋りまくる『ドレッサー』という舞台(作・演出:三谷幸喜)があるんですが、それを見てくださって『大丈夫だ』と。現場でも原田監督からお芝居に関して『もっとこうして』というお話はほとんどなかったですね。『ゴチャゴチャ言うより、大泉くんに好きにやってもらった方がいいと思ってた』と仰ってました」。大泉さんにとってはNHK大河ドラマ「龍馬伝」、映画『清須会議』に続く時代劇出演。キムラさんと2人で話し合いながら、稽古を重ねて作り上げたという狭い布団部屋でのシーンなどを例に挙げ、大泉さんは原田監督の現場を「舞台の稽古的」と評する。「『龍馬伝』で大友(啓史)監督の演出を経験していますが、共通するところがありましたね。ワンシーンを止めずに撮り続ける。カメラを据え置いて『ここからここまでのカット』という撮り方ではなく、とにかくお芝居の勢いを大事にする。『龍馬伝』で大友監督と会った時に、非常に面食らったんですが、その経験があったから今回は面食らわずにいられました。カメラがどう動くか分からない中で、役者は縦横無尽に動いて好きにやっていい。ルールはひとつ、どんなに間違っても芝居を止めないこと。(この手法は)役者にとっては2つの面があって、楽しいことは楽しいんです。止めないので気持ちは繋がりやすいし、『前のカットでこれを右手に持っていたので…』といった細かい部分を気にしなくていいので気持ちよく演じられます。その代わり、そのワンシーンを何度も演じないといけないんです。どこをどう繋いで編集するのか分からないので、頭から最後まで何度もやる。体力的にはすごくキツかったですね」。芝居の勢い、役者の息吹を大切にしつつ、巧みな編集で繋ぎ合わされて完成した本作に大泉さんは驚きを覚え「これまでにない時代劇」と言うべき面白さを感じたという。「とにかくビックリしましたね。展開が早くて。実際のセリフ回しも速いんですが、編集のテンポも速いのでジェットコースターのよう。時代劇と言うと、じっくりゆっくり進むというイメージだったので…。撮影当初は4時間になるんじゃないか?というくらいの量があったんです。でも監督は『2時間ちょっとだ』とおっしゃられていて『どうやって?』と思ってたんですが…。決してバッサバッサとシーンを削ってるわけでもないし、映像をきれいに見せるところはゆっくりときれいに見せてくれる。編集の妙と言いますか、早いところは畳みかけてきて、緩急が気持ちいい作品。原田監督は本当に天才だなと思いました」。戯作者の卵である信次郎は、“離婚調停人”という役回りを人間を知る絶好の機会、ドラマの宝庫と捉えつつも、いざ仕事を始めると、時に命の危険も顧みず、女たちのためにあれやこれやと世話を焼く。あふれんばかりのサービス精神は、大泉さん自身とも重なる…いや、むしろこれこそ、この男を語る上で欠かすことのできないポイントである。大泉さんが出席した記者会見やイベントのニュースがポータルサイトのトップに掲載され、多くのアクセスを記録することがいかに多いか!「人気俳優だから」というだけが理由ではない。時に共演の女優からネタにされ、些細な発言をツッコまれ、イジられつつ、それが大きなニュースとなる。「常に“面白い人”でありたい。僕が人前に出た時に考える事は単純に笑って帰ってほしいってことだけなんです」――それが大泉洋のスタンスである。「人前に立つからには笑わせたいんですよね。『面白いから人前に立っている』という人でありたい、そこは純粋な役者さんとは考え方が違うのかもしれません。『面白かったね、大泉』と笑ってお客さんに帰ってほしい。以前『東方神起』のライヴを見に行ったんですが、トークがすごく面白くて、韓国の人なのに日本語でしっかり笑いを取ってるんです。そこで何を思ったかというと、僕が韓国語を話せたら、韓国人だって笑わせられるんだということ。それをマネージャーに言ったら『それは韓国語を覚えて韓国映画に出たいって話じゃないんですか?』と。確かに、そうは思わなかったんですよねぇ。咄嗟に思ったのは“韓国人を笑わせたい“だったんですよね(笑)。やっぱり根っこにあるのは『人を笑わせたい』ってことなのかな笑)」。ヘアメイク:西岡達也(vitamins) Nishioka Tatsuyaスタイリスト:九(Yolken) Kyu(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:駆込み女と駆出し男 2015年5月16日より全国にて公開(C) 2015「駆込み女と駆出し男」製作委員会
2015年05月15日5月2日22:00~よりNHK Eテレで放送される対談番組『SWITCHインタビュー 達人達』に、レベルファイブ代表取締役社長/CEO・日野晃博氏と俳優・大泉洋が出演することが明らかになった。『SWITCHインタビュー 達人達』は、異なる分野の二人が出会い、語り合う対談番組。番組では『妖怪ウォッチ』をはじめ、『ダンボール戦機』『イナズマイレブン』『レイトン教授』などヒット作を次々にプロデュースする日野氏と、『レイトン教授』の声優を務めた大泉が、お互いの"仕事の極意"、大ヒット企画の裏側や笑いを取るコツ、二人の意外な過去などを、爆笑トークで語っていくという。さらに番組では、シルエットに包まれた謎のキャラクターも。どことなく大泉の髪型をモチーフにしたようなこの妖怪の全貌は、番組の中で明かされる。『SWITCHインタビュー 達人達』は、NHK Eテレにて5月2日22:00放送、再放送は5月7日0:00~1:00予定。(C)LEVEL-5 Inc.(C)NHK
2015年04月30日新しいクロスメディアプロジェクト『スナックワールド』レベルファイブは4月7日、「妖怪ウォッチ」に関する新展開や新作タイトルの発表会「LEVEL5 VISION 2015 -THE BEGINNING-」を開催した。本稿では「妖怪ウォッチ」以外の新作タイトルについて、発表会の模様をレポートしていこう。○「人狼」にヒントを得たテーブルトーク推理ゲーム『レイトン7』がスマホに登場発表会で最初に登場した新作タイトルは『レイトン7』。『レイトン教授』シリーズの世界観をベースにしつつ、「人狼」からヒントを得たゲーム性を持つテーブルトーク推理ゲームになるという。プラットフォームはiOSとAndroid、つまりスマホゲームだ。ゲームのルールは「人狼」と似通っている。プレイヤーは「村人」や「占い師」「騎士」といった役割を割り当てられ、7名のプレイヤーの中に潜んでいる「吸血鬼」が誰なのかを会話を通して推理していく。ただし、誰がどの役割を演じているかはわからないため、例えば「自分は占い師だ」と主張する者がいても、それが真実かどうかはわからない。もしかすると、「吸血鬼」がウソをついているだけかもしれないわけだ。このあたりは「人狼」と同じだが、本作ではそこに推理ゲームとして大ヒットしたレイトンの世界観を加えることで、ゲーム性により一層厚みを持たせている。ちなみに「人狼」は現実に会話を行うが、『レイトン7』ではアイコンをタッチするだけで発言を行うことができる。また、キャラクターは固有の「スキル」を持っており、これをどこで発動するかという戦略が新たに加わっているところも見逃せない。本作は2015年夏のリリースを予定しており、基本無料+アイテム課金というスタイルになる。「人狼」は対面で遊んでこそ面白いという意見もありそうだが、だからこそスマートフォンというプラットフォームでどこまでアナログの面白さを再現できるのかに注目したい。○ファンタジーライフの新作はスマートフォンへ続いて、広大な世界「ファンタジール」を舞台に自由気ままな生活を楽しめるRPG『ファンタジーライフ』シリーズの最新作が発表となった。『ファンタジーライフ2 ふたつの月とかみさまの村』は、プラットフォームをスマートフォンに移し、2015年の夏に配信が開始される。同シリーズのコンセプトは、「ライフ(職業)」を選び、自由にファンタジーの世界で生活すること。今回も12の多彩な職業から一つを選択することができる。前作にもあったアイテムや素材の収集、釣りや料理といった要素はそのままに、新要素となる「ビレッジ」が追加。いろいろな施設を建設して、仲間たちと暮らすための本拠地を作ることが可能になった。また、単なる町づくり要素だけではなく、実際に自分が作り上げた町を歩くこともできる。発表会では、フィールドバトルの模様も公開された。指一本でフィールドを移動し、タップで剣や弓、魔法を放って攻撃を行うアクション要素のあるフィールドバトルになるようだ。最大4名でのマルチプレイが可能だという。こちらも基本無料+アイテム課金となる。○クロスメディアプロジェクト「スナックワールド」制作決定レベルファイブのクロスメディア戦略のうまさは、何も『妖怪ウォッチ』に始まったことではない。『イナズマイレブン』や『ダンボール戦機』など、過去にも多くの作品をクロスメディア展開でヒットさせてきた。そんなレベルファイブが、まったく新しいクロスメディアプロジェクト『スナックワールド』の制作にとりかかることが発表となった。『スナックワールド』は王道のファンタジー世界を舞台にしながら、スマートフォンやコンビニといった現代の世界観をミックスしており、これを日野社長は「ハイパーカジュアルファンタジー」と呼んでいる。ニンテンドー3DSとiOS、Androidでゲームがリリースされるほか、さらにTVアニメや映画化、漫画化もすでに決定。そのプロジェクト規模は「妖怪ウォッチ級」(日野社長)だという。また、物語中に登場する「ジャラ」と呼ばれる装備アイテムは、実際にタカラトミーから玩具として商品化が決定。玩具にはNFCチップが搭載されており、これをゲームデバイスで読み込むことで、同じアイテムをゲーム中でもゲットできる地図がもらえたり、セールが始まったりするなどの特典がもらえるという。妖怪ウォッチよりもさらにもう一歩、現実とゲームの融合を進めた形だ。ちなみにこの「ジャラ」は欲しいものを買えるわけではなく、宝箱の形をしたパッケージを買って中身はランダムという、ガチャのような販売方法になるようだ。現実と同じくジャラでもファッションブランド展開があり、出現確率の低い高級ブランドも存在する。事実、パイロットフィルムでも、主人公がコンビニの「くじ」でジャラを購入するシーンがあった。「スナックワールド」はまだ開発段階であり、どこまでヒットするかは未知数。とはいえ、クロスメディア展開に関しては、これまでレベルファイブが培ってきたノウハウが惜しみなく注ぎ込まれているという印象だ。特にNFCでゲームとジャラを連動させるアイデアには感心させられた。キャラクターもレベルファイブらしく万人受けしそうなデザインだし、現実をほどよく取り込んだ、ハードすぎないファンタジーの世界観設定もうまい。一つひとつの要素が実に練られていると感じる。レベルファイブが仕掛ける次なる大型プロジェクト『スナックワールド』は、果たして『妖怪ウォッチ』同様、狙い通りのヒットとなるか。
2015年04月09日レベルファイブは7日、新作や新展開に関する発表会「LEVEL5 VISION 2015 -THE BEGINNIING-」を東京ドームシティホールで開催し、新たな大規模クロスメディアプロジェクト『スナックワールド』を発表した。『スナックワールド』は、『イナズマイレブン』『ダンボール戦機』『妖怪ウォッチ』に続くレベルファイブ第四のクロスメディアプロジェクト。レベルファイブ代表取締役社長/CEOの日野晃博氏は「妖怪ウォッチに匹敵するクロスメディア展開をしていきます」と説明し、テレビ東京系でのTVアニメ放送や東宝系での劇場版公開、タカラトミーによる玩具展開、漫画誌『コロコロコミック』(小学館)での漫画連載が決定しており、TVアニメと連動した時期に展開するという。発表会では、放送される『スナックワールド』のアニメと同じクオリティの映像が紹介された。映像は3DCGアニメーションで制作され、砂漠の国を思わせるオリエンタルな都市の上空をドラゴンが疾空するビジュアルからスタート。キャラクターたちは3DCGによるコミカルでキュートな絵柄で描かれるが、わがままでセクシーなお姫さまのお願いを聞いてメデューサと戦う危険なクエストを引き受けたり、主人公が自分の村を焼いた仇敵への復讐を誓ったりとシリアスな物語も垣間見える。日野氏は『スナックワールド』について、「今回はフルCGアニメーションで、このクオリティでTVアニメを制作していきます。『スナックワールド』はファンタジーと現実世界をクロスオーバーした世界観のハイパーカジュアルファンタジーです。クロスメディアの真髄である同時展開をしていきます」と語っていた。コンビニでくじをひいてアイテムを入手し、乗り物代わりにドラゴンに乗るような世界観になるという。今回公開されたパイロットフィルムの総監督、原案・脚本は日野氏が担当。メインキャストはチャップ役に潘めぐみ、マヨネ役に竹達彩奈、ペペロン役に杉村憲司、ゴブソン役に宮澤正、ブタ子(ドラゴン)役に岡田恵、メローラ姫役に柚木涼香らが名を連ねているさらに発表会では、タカラトミーの玩具と連動させたゲームも紹介。ゲームの『スナックワールド』では、「ジャラ」と呼ばれるゲーム中のアイテムを模したキーホルダーのようなアイテムが重要な役割を果たす。実際のアイテムと同じ見た目の「ジャラ」は「トレジャラボックス」に入っており、「ジャラ」には村田製作所が手がけた小型NFCチップが仕込まれ、アイテムをゲーム機にかざすとデータが連動する仕組み。ステージでは日野氏が『Newニンテンドー3DS』とスマホを使ってジャラ連動を実演。作品映像にも登場した「クリスタルソード」のジャラをNewニンテンドー3DSにタッチさせると、ゲーム内でクリスタルソードの地図が手に入った。また、ミラーシールドのジャラを接触させると「(世界内のコンビニの)ヒーローマートでのミラーシールドの入手確率が30%アップした」との表示も。「ジャラ」は友達同士で使ったり、店頭の端末との連携なども予定しているという。(C)LEVEL-5 Inc.
2015年04月07日メンズジュエリーレーベル「アーカーオム(AHKAH HOMME)」が今春、その名前を「ファイブサーティーパーク(FIVE THIRTY PARK)」に一新。 4月9日に、ジュエリーアイテムを軸とした新コンセプトショップ「530パーク(530PARK)」を東京・渋谷にオープンする。530パークはメンズ、ユニセックス向けのジュエリーを中心に、ファッション、アート、ライフスタイルなどの雑貨を扱うジュエリースタイルショップとなる。ディレクションを担当するのはデザイナーの青柳龍之亮。彼が手掛けるオリジナルラインでは、新たな価値観を持ち合わせたモダンジェントルマンをターゲットに、ジュエリーアイテムを始め、紳士向けの服飾小物やアクセサリーなどを展開していく。その他、アパレルではニューヨークブランド「スミス&スミス(SMITH & SMITH)」のミニマルなカット&ソーン、ストックホルム発のニューヨーク展開ブランド「シュナイダーマン(Schnayderman’s)」のネイビーシャツなどをラインアップ。また、スウェーデンブランド「サン バディーズ(Sun Buddies)」のアイウエアなども取り扱う。一方、アートピースとしては、ロサンゼルスの「ケリー・ウェスラー(kelly wearstler)」によるオブジェや小物、ドイツの「ユートピア&ユーティリティ(Utopia & Utility)」による一点もののフラワーベースなどを展開。ライフスタイルカテゴリーでは、「アンナ ニューヨーク バイ ラブラブス(ANNA new york BY RABLABS)」の天然石を用いたインテリア雑貨などをそろえる。店名は今夏にアーカーのニューヨークサロンがローンチする、530パークアベニューから名付けられた。店内では白を基調に、大理石を用いることでアッパーイーストサイドを彷彿とさせる空間を構築。工房も併設されており、アイテムの誕生を間近で見ることが出来る。
2015年03月10日オールアバウトは2月16日、取締役会において、ファイブスターズゲームの株式を55%取得し、子会社化することについて決議したと発表した。ファイブスターズゲームは、ネイティブスマートフォンゲームや、ブラウザゲームの企画・開発・運用、それらのノウハウを活かしたコンサルティング事業を手掛けており、特に、位置情報を活用した企画やネイティブアプリの開発に強みを持つ。今回の株式取得によりオールアバウトは、主力となるインターネット広告に加えて、新たなソリューションとしてO2Oを支援領域として強化したい狙いがあるという。両社は今後、ファイブスターズゲームのノウハウを活用し、スマートフォン向けに独自の位置情報ゲームアプリを開発することで、ゲーミフィケーションの要素を含んだ「店舗や施設等とのリアル連動のプロモーション施策」を外食産業や流通・メーカーを中心に提案していく考えだ。更に、将来的には、これら位置情報ゲームアプリを複数展開させることで、スマートフォンアプリのアドネットワーク化による広告プラットフォームの確立も目指す。
2015年02月18日小さな町で起こる“奇跡の瞬間”と愛に満ちあふれた感動の物語『トワイライト ささらさや』。主演の大泉洋さんのインタビューをお届します。──鑑賞直後にインタビューということで、号泣されていたらどうしようかと思っていたんですが……。大泉:ご多分に漏れず、泣いてしまいました。深川さんの映画はだいたい泣いちゃうんですよ。監督が泣きなさいと言っているところで全部泣いてしまいましたよ(笑)。ダイヤくんの本当の気持ちをエリカさんが知るところ、ユウタロウとサヤの今生の別れ、それと最後の回想シーンですよね。回想シーンの10分ぐらいずっと泣いてしまいました。──回想シーンはセリフがありませんが、脚本はどういうふうに書かれていたんですか? 大泉:要するにト書きだけですね。こういうことがあって、という。台本をいろいろ直す段階から私は読ませていただいていて。父親の描き方が難しくて、私もいろいろ意見を出させてもらって、そこがどんどん厚くなっていったんですね。撮影に入ってからも父親のパートは厚くなっていったんじゃないですかね。石橋(凌)さんは大変だったと思います。石橋さんが監督に“今日の降水確率は何%ぐらいですか?”とよく聞いてらっしゃって。つまり、どれぐらい泣かないといけないのかということです(笑)。“70%ぐらいでしょうか”と監督が答えて。石橋さんは現場に来るたびに泣かなくちゃいけないっておっしゃられていてました。でも、やっぱりその父親のパートはこっちも泣けるんですよねぇ。──最初から落語家の設定だったのでしょうか? 大泉:そうです。私がいろんな人に乗り移っていくという話において、大変よくできたからくりだなと思いました。私がその声を演じるならわかりやすいですけど、私が乗り移ったという設定で小松(政夫)さんや富司(純子)さんが演じられるというのは、難しいですよね。そこをわかりやすくするために、落語家の口調にするというのは、よくできたアイディアだなと思いました。乗り移ったことを表現するのに最適な設定だなと。高座の時だけでなく、ふだんもわりと落語家の口調にするということでうまくいったと思います。──乗り移ったシーンの出来上がりはいかがでしたか? 大泉:いやー、素晴らしかったですね。どうしても僕のセリフは早いですからね。落語家さんは立て板に水みたいなイメージもありますし。私はペラペラとしゃべるもんですから、それを小松さんや富司さんのようなお年の方があのセリフ回しをするのは大変だったろうなって思いました。ダイヤくんにいたっては、アッパレの一言ですね。また天才子役が生まれちゃったなと思いました。蒼くんは表情まで似てましたもんね。撮影の時に言われたんですけど、“今、日本で一番大泉さんを見てます”って。毎日毎日僕が演じたDVDを観ていたそうです。イケメンなのによくあんなおもしろい表情ができるなって思いました。驚いた時の表情とか、よく私の特徴を捉えているなと感心してしまいました。──お気に入りのシーンはどこでしょうか? 大泉:新垣(結衣)さん演じるサヤが連れ去られた子供を取り返して、“私はこの子の母親です”とユウタロウの父親に啖呵を切るシーンはグッときましたね。──新垣さんの印象は? 大泉:ものすごく落ち着いた方なんですよね。冷静に役をしっかりと考えて演じられていると思いましたね。赤ちゃん役の子との相性の問題もあるじゃないですか。相手は本当に何ケ月かの赤ちゃんですから。私は撮影の最初と最後に参加して、真ん中がっつりと空いていたんですね。後半参加した時、赤ちゃんの扱いがすごく上手になられているのを見て、撮影が大変だったんだろうな、本当にお母さんのように扱えるようになったんだなと、すごく印象に残りましたね。──すんなり夫婦役になりきることはできましたか? 大泉:そうですね。年はけっこう離れているんですけど、そんなに違和感はなかったですね。何度も言いますけど、すごく落ち着いた方でしたからね。CMなんかで踊っている、常に元気なイメージを持っていたんですけど、初めてお会いした時にすごく落ち着いた大人の女性だなと思ったんですよね。くだらない話をいっぱいしていたんですけど、くだらなすぎて覚えてないんですよね。最後の別れのシーンはまるまる一日かけて撮ったんですけど、新垣さんの素直な涙に助けられました。こんな奥さんと子供を残して死んじゃいかんなと。私にも奥さんと3歳の娘がいますんで、素直に涙が出ましたね。──この作品の良さをアピールするとしたら? 大泉:誰にでも安心して観てもらえる作品かなと思います。日本中の人が好きな物語がそこにあるって感じですよね。鉄板じゃないですか。娯楽として必要なものが全部ある。幽霊ものとくくると怒られるかもしれませんけど、亡くなった人が成仏できずに近くにいるという話は絶対泣けますからね。私もすごくやられてしまいました。コメディとしてもすごく質がいいと思います。──ちなみに、亡くなっている人の役は初めてですか? 大泉:そうですねぇ、初めてですね。死んじゃってるのに出てるというのは(笑)。今後もなるべく亡くなっている人の役をやっていきたいということはないですけど(笑)。昔、ねずみ男という妖怪の役はやったことがあるんですけど、あれがお化けなのかどうか、私にはわかんないです(笑)。幽霊は成仏という結末があるものですからね、泣けますよね。演じていてその切なさを感じていたので、そういうのはクセになるところがあるかもしれないですね。映画『トワイライト ささらさや』は11月8日(土)より公開 公式サイト
2014年11月04日映画『トワイライト ささらさや』の完成披露試写会が10月28日(火)に開催されたが、上映前の舞台挨拶に加え、上映後にも主演の新垣結衣、大泉洋、深川栄洋監督が再び壇上に姿を現し、映画を観終えたばかりの観客の喝采を浴びた。新垣さんが初の母親&妻役に挑戦した本作。夫を亡くし、生まれたばかりの赤ん坊と新しい生活を始めたさやと彼女の周囲の人々に乗り移りながら彼女の成長を支える死んだ夫のユウタロウの姿を描く。上映後、壇上にはピアノが用意され、本作で音楽を担当した平井真美子さんの演奏で劇中音楽が会場に響き渡る中、後方より客席の間を通って新垣さん、大泉さん、深川監督が再登場。サプライズ演出となったが、800人の観客は拍手で3人を迎えた。新垣さんが「いかがでしたか?」と客席に問いかけると再び大きな拍手。新垣さんは「(映画を)どう感じてもらうかは、こちらが決めることではないと最近、思うようになりました。みなさんが2時間の中のどこの何を感じるのか?お任せしようと思ってましたが、私の『どうでしたか?』という問いかけに拍手を返していただけました。これ以上のことはないです」と嬉しそうな笑みを浮かべて力強く語った。大泉さんは、“乗り移る”役柄にちなんで、上映前の舞台挨拶で「もしも誰かに乗り移るなら?」と聞かれ「映画会社の社長に乗り移って、僕のギャラを上げたい」と語っていたが、久々に観たという映画本編、観客の温かい反応、そして平井さんの奏でる美しいピアノの音色で汚れた(?)心が洗われたのか「自分を恥じています…(苦笑)」と反省しきり。「ギャラはいりませんとこれから言おうと思います!」とまで語り、会場の笑いを誘っていたが、本心から感動したようで「訳も分からず泣きそうになりました」と目を少し赤くして語っていた。新垣さんは改めて、これから映画を観る人に向けて「私がこの映画を観て一番感じたのは、一生懸命生きるっていいなってこと。一生懸命生きていこうと思ったし、これまで26年生きてきた時間もキラキラしていたんだと気づかされました。みなさんにとってもこの映画が、そうしたきっかけになれば」と呼びかけ、会場は再び熱い拍手に包まれた。『トワイライト ささらさや』は11月8日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:トワイライト ささらさや 2014年11月8日より全国にて公開(C) 2014 映画「トワイライト ささらさや」製作委員
2014年10月29日映画『トワイライト ささらさや』の完成披露試写会が10月28日(火)に開催され、主演の新垣結衣をはじめ、大泉洋、中村蒼、小松政夫、富司純子、子役の寺田心くん、そして深川栄洋監督が舞台挨拶に登壇した。加納朋子のベストセラー「ささら さや」の映画化。息子を生んだばかりで夫に先立たれたさやが、風変わりな町の人々に支えられて成長していく姿と、死んだはずの夫のユウタロウが、他人の体に乗り移ってさやと息子を見守るさまを描いた、現実とファンタジーの交錯したドラマが展開する。キャスト陣が姿を見せると客席からは黄色い歓声がわき起こったが、大泉さんは、主演の新垣さんに大きな声援が飛ぶことは理解しつつも、心くんに「かわいい!」との声が集中したことに納得がいかない様子。「私だって子どもの頃はあれくらいかわいかったんですが…」と仏頂面で負け惜しみを口にし、いきなり会場を笑いに包む。挨拶でも心くんが、なんともかわいい声で「はい!よろしくお願いします」と受け応えをし声援を受けるが、大泉さんは「調子に乗るなよ!おれだってそうやれば『かわいい』って言われるんだ」とライバル心を露わにする。新垣さんは本作で母親役、そして妻役に初めて挑戦したが「私を知っている方は学生服姿の新垣結衣の方がイメージしやすいと思うので、そう(=母・妻に)見えるか不安はあったけど、成長していく役なので、気負わずに成長していければと思いました」と語る。大泉さんは、すぐに亡くなってしまうとはいえ新垣さんの夫を演じたことについて「新垣さんと夫婦役ってだけで、この仕事を受けたようなもの」と語るが、新垣さんは「普段からこちらの伝えたいことをくみ取ってくださる方なので、夫婦の近い距離を出せたと思います」と充実の表情を見せた。中村さん、小松さん、富司さん、心くんは、大泉さんが演じる死んだユウタロウが乗り移る役をそれぞれ演じたが、中村さんは、大泉さんの動きや表情を事細かに研究したそう。大泉さんは「僕の顔を見たら、うんざりって顔されました(笑)。僕が乗り移った時から、このイケメンがブサイクに見えるんですよ!」と苦笑交じりに中村さんの演技を称賛する。同様に大泉さんは、自身が乗り移った富司さんの演技についても「あんな下品な富司さんは見たことない(苦笑)!」と絶賛。深川監督も、普段は美しく上品で優雅な富司さんに大泉さんそっくりの芝居をさせることへの葛藤を明かしつつ「普段の富司さんの3倍か4倍汚く見せています!」と語り、笑いを誘っていた。心くんもこどもながらに大人のユウタロウが乗り移った演技を見せているが「乗り移られちゃいました!カッコよく大人みたいにコップを回すのが難しかったです」と語りつつ、セリフを覚えるのは大変だった?という質問に「簡単でしたね」とあっさりと答え、大物ぶりを発揮し、会場は再び笑いに包まれた。『トワイライト ささらさや』は11月8日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:トワイライト ささらさや 2014年11月8日より全国にて公開(C) 2014 映画「トワイライト ささらさや」製作委員
2014年10月28日2012年公開の『しあわせのパン』に続き、大泉洋が三島有紀子監督とのタッグを組んだ『ぶどうのなみだ』が好評を博している。北海道・空知(そらち)のワイナリーで綴られる本作でヒロインを務めたのはシンガーソングライターの安藤裕子。大泉と安藤が改めて本作について語った。その他の写真かつてはクラシックの世界で指揮者として活躍するも、いまは故郷でワイン作りに勤しむアオ。弟と暮らす彼の元へ、不思議な魅力を放つエリカという女性がやってきて、彼らの生活に新たな風を吹き込んでいくが…。大泉が演じたアオはストイックなまでにワイン作りに打ち込み、笑顔を見せない男。「最初に三島監督に連絡をいただいたときはメールに『今回はとても寡黙でメチャクチャストイックな役です』とあって、内心『また喋らない役か…』と思いました。『しあわせのパン』の時も寡黙な男でしたし…」と苦笑交じりに振り返る。一方の安藤もエリカという女性に対し「役柄で言うと自分からは少し遠い印象を持った」と明かす。「エリカの怒りや感情をガッと表に出す感じが私がこれまで生きてきた道筋にはなかった部分。歌うようになって私も激しい感情は出すようになったところはあるけど、それはあくまで人前に立つ安藤裕子が持つもの。どちらかというと自分の母親にエリカに近いものを感じましたね。感情の起伏が大きく、ケタケタと笑って包み込み、勝手に料理を人にふるまうようなところもうちの母親のようだなと感じながら読んでました」。2度目のタッグとなった三島監督について大泉は「今回で“三島ワールド”と言えるものが確立したと思います」と語る。それは自身が生まれ育った北海道とも深いつながりを持っている。「やはり、北海道をこんな風に、ある種のファンタジーの世界のように描いてくれる人はいないし、普段の僕にない部分を引き出してくれる。いままで会ったどの監督とも違う感覚を持ってらっしゃる方だと思います」と絶大な信頼を寄せる。音楽の世界で生きる安藤だが、エリカという役は決して音楽に特化された役ではない。異質の世界に触れたことで大きく刺激される部分があったよう。「自分になかった強さや女性性――いや、それは自分の根っこに埋まっていたんでしょうが、それを引き出していただけたと思います。エリカとして生きることで、彼女の強さや経験が自分にプラスされた気がしています」人と土地。じっくりと魅力を引き出し、醸造して完成した物語を味わってほしい。『ぶどうのなみだ』公開中※取材・文・写真:黒豆直樹
2014年10月17日2014年もついにラストクールに突入です。あと3か月で今年も終わりだなんて…なんだか早すぎませんか(涙)!?さて、気になる10月クールのラインナップは、前回に比べ圧倒的に女性主人公の作品が多い予感がしております。中でも、シリーズ最新作を迎えるあの2作品はどちらもハラハラ・ドキドキの展開が待ち受けていそう!?まだ現段階で、どのドラマを観るか悩んでいるという皆さん!今日は【ドラマニア】おすすめの作品をいくつかピックアップして、ご紹介していきますよ。■リターンマッチは、“強くてコワイ”女の戦いになりそう!?人気ドラマの最新シリーズと言えば、米倉涼子さん主演「ドクターX~外科医・大門未知子~」の第3弾が木曜21時に帰ってきました!2012年放送の第1シーズンでは平均視聴率19.1%を記録。さらに翌年2013年放送の第2シーズンでは、自己記録を上回る平均23.0%という驚異的な数字を叩き出し、大きな話題を集めた本作。群れを嫌い、権威を嫌い、束縛を嫌い…。専門医のライセンスと叩き上げのスキルだけを武器に医学界をなぎ倒す“強い女”の背中をとくとお楽しみくださいませ。また、もうひとつ注目のリターンドラマ「ファースト・クラス」の存在もお忘れなく。今年4月クール土曜深夜にて放送され、なんと10月は水曜10時枠にお引っ越ししての最速カムバックです!沢尻エリカさんが主演を務めるほか、夏木マリさん、余貴美子さん、木村佳乃さんなど大人度UPの悪女たちが続々登場。倉科カナさん、篠原ともえさん、市川実和子さん、小島聖さん、ともさかりえさんといった多種多様なキャストが彩りを添えています。雑誌業界からファッションブランド業界へと舞台を移し、どんな戦いを魅せてくれるのか…?■まだまだあります!恋に仕事に事件に…大忙しの女性主人公ドラマそしてその他にも、気になる作品がちらほら。中でも、何故だかイニシャルがタイトルになっている作品が2つも存在するのが面白い特徴です(笑)。武井咲さん、綾野剛さんのW主演となる「すべてがFになる」では、スーパー理系頭脳をもつ“リケジョ”の女子大生と大学の准教授の師弟コンビが、天才的犯罪者から投げかけられた猟奇的な密室殺人に挑みます。その名の通り、「F」という言葉に隠された秘密とはいったい?榮倉奈々を主演に、窪田正孝&賀来賢人らが出演する「Nのために」の「N」は、ある事件に関わる重要な人物のイニシャルを表しているということですが、それぞれの明かされ方の違いなんかを比較してみるのも面白いかも!?女性主人公で言えば、深田恭子さん&寺島しのぶさんがタッグを組んだガッツリお仕事系ドラマ「女はそれを許さない」。恋愛系だと、人気コミックス原作の水10「きょうは会社休みます。」や、石原さとみさん&松下奈緒さんの異色姉妹ドラマ「ディアシスター」あたりに期待大ですね。■男性だって負けてナイ!注目の原作モノが目白押しとは言え、もちろん男性主人公の作品もありますよ!月9では枠史上初となる時代劇「信長協奏曲」に小栗旬さんが主演することが大きな話題を呼んでいますし、あの宮藤官九郎さんのドラマに錦戸亮さん&満島ひかりさんが出演するなんて…「ごめんね!青春」、絶対お腹がよじれそうです(笑)。また、原作モノですと、丸山隆平さんが「地獄先生ぬ~べ~」をどう演じてくれるのか。そのキャラクターの行方が気になりますし、復活モノなら「MOZU」のSeason2がついに地上波で登場するほか、大人気「相棒」の13シリーズ目もどうぞお忘れなきよう。見どころがあり過ぎてどこから手を付けたら良いのか分からないという方は是非、本日(10月9日)から始まる「ドクターX」以降の全作品の初回をザッピング!私と一緒に【ドラマニア】になりませんか?次回の更新もお楽しみに~。(text:Yuki Watanabe)
2014年10月09日人気芸人・劇団ひとりが監督デビューを飾った『青天の霹靂』の初日舞台あいさつが24日、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、ひとり監督と主演の大泉洋が出席した。原作はひとり監督の同名自著で「これだけ長い歳月を、ひとつの作品にかけるのは初めて。皆さんの力を借りて、成し遂げることができた」と感無量。一方、大泉は「これだけの才能の目の当たりにすると、自分でもやりたくなる」と監督業に意欲を見せた。『青天の霹靂』舞台挨拶その他の写真天涯孤独で売れないマジシャン・晴夫(大泉)が、40年前の浅草にタイムスリップし若き日の両親と出会い、自分の出生の秘密を知るという物語。ひとり監督は、晴夫の父でやはり無名のマジシャン・正太郎役で出演もしている。封切りを前に、ひとり監督と大泉は揃って大々的な全国キャンペーンを敢行し「作品が素晴らしいので、その分、宣伝もものすごく頑張りました」(大泉)。ひとり監督は「キャンペーンではお世話になりまして、正直一緒にいると落ち着く。でも各地でおいしいものを、たっぷり食べさせられまして、体重が3キロも太った」と恨み節。現在、健康飲料のCMに出演中とあって「これじゃ、契約切られそう」と冷や汗を流していた。最後に大泉は「自分で観ても、清々しい涙が出た作品。音楽の入れ方とか、センスも良かった」と改めて作品を絶賛。ひとり監督は「最初で最後のつもりで、1分1秒こだわり抜いた。次回ですか?撮れるならぜひ」と意欲を燃やしていた。『青天の霹靂』公開中取材・文・写真:内田 涼
2014年05月24日女性型肥満は「洋なし型肥満」です。下半身に脂肪がたまり、洋なしのように膨らむため、そのように言われています。下半身痩せは女性の永遠のテーマですよね。ダイエット方法は、性別・年代によって、気をつける点が異なりますが、女性は男性よりも痩せにくいのです。その原因は「女性ホルモン」。下半身に脂肪がたまりやすい「洋ナシ型肥満」の原因は、実は女性ホルモンにあるのです。■下半身太りと女性ホルモンの関係女性は妊娠に備えるため、下半身に皮下脂肪を蓄える必要があります。また、ある整体師の方は、女性の若さの判断は「ヒップの張りにある」と話されていました。つまり「下半身がふくよか」ということは女性の証ともいえるのです。そう考えると悩ましい太い足や大きなお尻も、それなりの理由があり、痩せる必要がないともいえます。しかしスラッとした美脚に憧れるのも女心ですよね。そこで今回は、お風呂で簡単に足の浮腫をとるマッサージをご紹介します。■下半身太り解消マッサージの準備まずその前に・・。私は皆さんに「お風呂はエステルーム」と知って頂きたいのです。お風呂は、1日の疲れを最も効率よく洗い流せる絶好の場所。そこで、エステティック第一弾です。まずはマッサージオイル(またはマッサージクリーム)をご用意ください。■マッサージの手順1ふくらはぎの筋肉をほぐす湯船の中に座ります。片足ふくらはぎの筋肉を左右の手で代わる代わる横に振りましょう。振り揉みほぐしをしばらく行います。そしてもう片方の足も同様に揉みほぐします。半身浴をしながらリラックスしてマッサージしましょう。■マッサージの手順2リンパ液をリンパ節に流す湯船からあがり、ヒザ下にオイル(またはクリーム)を塗ります。足首からひざ下のリンパ節へ向かってリンパマッサージします。ふくらはぎを振ることで筋肉がほぐされ、リンパ液の流れがスムーズになったところでそのリンパ液をリンパ節に流し入れます。その結果、足の浮腫がとれスラッとした美脚になれるのです。もしオイル等がなくても同様にマッサージしても大丈夫。ポイントは皮膚の表層を優しく撫でるようにマッサージすることです。リンパ液は皮膚の表層を流れています。■ダイエットの味方はモチベーションこのように女性は男性と比較すると太りやすく痩せにくいのも事実。しかし女性にはいつまでも「美しくありたい」という女心があります。その強い思いがあなたのダイエットを応援してくれますよ。■おわりに下半身太りの原因が実は女性ホルモンだったなんて思いませんでしたね。近頃、ぷよかわアイドル(ちょっと太めのアイドル)が人気のようです。男性は意外にカリカリに痩せた女の子よりも少しぷよかわ女子が好きなのかもしれません。あまり悩まず、気軽に挑戦してみてくださいね!(林田玲子/ハウコレ)
2014年04月18日映画『グッモーエビアン!』の大ヒットスタートへの感謝を込めて、主演の大泉洋、三吉彩花、山本透監督が12月22日(土)の夜、都内劇場で行われた舞台挨拶に出席した。ユニーク過ぎる母親・アキと彼女とかつてバンドを組んでいた自由人のヤグという2人に囲まれながらしっかり者に育った15歳のハツキが進路や家族の在り方に悩みながらも、成長していくさまをユーモラスに描く。大歓声の中、観客とハイタッチを交わしながら壇上に上がった大泉さん。あまりの客席の反応の良さに「飲んでるやつもいるんじゃ?」と心配そうに尋ねると案の定、一部の観客が挙手で飲酒を申告。アットホームを通り越して飲み屋のようなワイワイとした雰囲気のまま舞台挨拶は進み、大泉さん、三吉さんは時間や段取りを無視して漫才のようなやり取りを繰り広げた。この日の客席には、すでに複数回映画を鑑賞している観客も多く見られたが、大泉さんはそんな熱烈なファンに対し「この回のチケットはすぐに売り切れたそうで、来られなかった人もいるようなので、できれば譲ってあげてほしかった」と暴言。すかさず三吉さんから「せっかく見に来てくれたのに!」と叱られるも、「みんなオレの悪態をほしがってるんだから大丈夫!毒舌セラピーだから」と全く意に介さず。そんな大泉さんの言葉通り(?)、毒舌をまき散らすたびに客席からは歓声が上がった。話題がクリスマスのことになると、大泉さんは浪人中に親友と一緒に学生時代、マドンナ的存在だった女の子の家の前を訪れたことを告白。「そのコが寝るまで家の前にいて、部屋の電気が消えた瞬間、『寝たね』と言って帰った」と明かしたが、すでに時効(?)とはいえこの限りなくストーカーに近い行為に三吉さんも観客もドン引きしていた。その三吉さんは「家族と一緒にイルミネーションを見に行く予定」と明かしたが、大泉さんは「バカな彼氏とかいないのか?半そで着て『寒い』と言ってるようなバカな彼氏は?」とネチネチと質問。三吉さんは「いまは彼氏作りたいって気持ちがあまりなんです。充実してるので」とサラリと返したが、大泉さんは「そう言ってて写真週刊誌とかにスッパ抜かれたら殴るぞ」と悪態まじりに心配する素振り(?)を見せていた。山本監督は映画のヒット、そして鑑賞後の観客の満足度・評価に感激の面持ち。同じ映画監督の先輩たちからの評判も上々のようで「三吉さんについての問い合わせもいっぱいありました」と嬉しそうに明かした。大泉さんは「2回目、3回目と違う結末を用意してます!」と最後までノリノリで語り、ライヴイベントのような熱狂の中で舞台挨拶は幕を閉じた。『グッモーエビアン!』はテアトル新宿ほかにて公開中。■関連作品:グッモーエビアン! 2012年12月15日よりテアトル新宿ほか全国にて公開© 2012『グッモーエビアン!』製作委員会
2012年12月23日ミュウセレクションは24日、夏の暑さ対策用のクール化粧品として、「クールヘアシャンプー」と「クールボディスプレー」の2商品を発売する。同製品は、天然由来のメントールやミント精油などのクール成分を配合。使用することによって、即効性と持続性のある清涼感が得られるという。性別、年齢を問わないさわやかな香りが特徴だ。また、9種類の天然精油と12種類の植物エキスを配合。これらには、肌や頭皮をクールダウンしてひきしめる作用があり、汗ばむ季節にも清潔に保つことができる。同製品の内容量はともに、200mL、価格は1,680円。同社のホームページや、JR京都伊勢丹8階にある直営店で購入できる。直営店の営業時間は10:00~20:00。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月23日ロクシタンから、ファイブハーブスシリーズに、「ファイブハーブス リペアスタイリンググロス」、「ファイブハーブス スージングスカルプコンセントレート」が4月5日に発売される。ファイブハーブスシリーズは、カモミール、マンダリンオレンジ、レモングラス、バジル、シダーを使用したピュアスイートな香りですっきりした気分させる。今回登場するアイテム、「ファイブハーブス リペアスタイリンググロス」は、植物由来の成分が毛先までいたわりながら、まとまりのあるツヤ髪に仕上げるスタイリンググロス。ダメージから髪を守り、芯から補修。朝、ハーブの香りに包まれて、癒し効果もあるかも。ファイブハーブス リペアスタイリンググロス 125ml ¥3,360もうひとつのアイテムは「ファイブハーブス スージングスカルプコンセントレート」。頭皮にうるおいを与えながら地肌はすっきりとさせ、バリア機能を正常な状態に保つ頭皮ケアマスクだ。スカルプケアは髪を健康に保つためにはとても重要。マッサージをしながらスカルプケアをするといい。ファイブハーブス スージングスカルプコンセントレート 150ml ¥3,990新しい期の始まり。うるおいある健やかな髪になるために、ヘアケアも手抜きしないで。お問い合わせ:ロクシタンジャポン カスタマーサービス tel.03-3234-6940
2012年03月31日大泉洋が4月3日(土)、東京・シネセゾン渋谷で行われた出演映画『半分の月がのぼる空』(深川栄洋監督)の初日舞台挨拶で、同日迎えた37歳の誕生日を主演の池松壮亮、ヒロイン役の忽那汐里ら共演者らからサプライズで祝福された。登場するなり、熱烈なファンから「洋ちゃんおめでとー」の大声援を浴び、「37歳になってしまいました」と照れくさそうに頭を垂れたが、男性ファンから「洋ちゃん、かわいい!」の野太い声援が飛ぶと、「ありがとうございます!かわいさだけは、汐里ちゃんに負けたくないです」と愛嬌タップリ。タイトルに因んだ月の形の特大ケーキが登場し、盛大に「おめでとー」と客席からコールされると「何年か前は、行きたくもないジャングルに行き、好きでもない男3人に誕生日を祝ってもらったことがありましたが、37歳はいいスタートが切れました」と大喜び。だが司会者から同作のテーマ、“ずっと愛し続ける”についてどう思う?の質問が飛ぶと、「明らかに僕だけ難しい質問ですよね、さすがに舞台挨拶職人の僕でも…」と答えが見つからずトレードマークのモジャモジャ頭を何度もかきむしる仕草。「37歳になりましたが、精神的には小学校高学年なもので『屁が臭い』で笑い転げたりしていますから」と開き直り、満場の観客を笑わせた。同作は心臓病を患った少女(忽那さん)と男子高校生(池松さん)のラブストーリーで、大泉さんは少女の入院先の医者役。池松さんは「(同日公開の)『ソラニン』よりこっちを選んで正解です。昨日の夜、眠れず、夜道を散歩していたら半分じゃない月を見つけてしまいました。あれ? 何でこんな話をしているんだか…」と初日を迎えたことに興奮気味。忽那さんは劇中で披露した白無垢姿について「(角隠しなどの衣装の)あまりの重さにビックリしました」苦笑いを浮かべていた。『半分の月がのぼる空』はシネセゾン渋谷、池袋テアトルダイヤほか全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:半分の月がのぼる空 2010年4月3日よりシネセゾン渋谷、池袋テアトルダイヤほか全国にて公開© HANBUN NO TSUKI GA NOBORU SORA.ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:忽那汐里、始球式登板!池松壮亮がしっかりと“愛のボール”を受け止める池松壮亮×忽那汐里インタビュー伊勢の街で、2人でひとつずつ積み上げた想い大泉洋×深川栄洋監督インタビュー怖いもの見たさ?純愛映画で開いた“新しい扉”ポッキーガール忽那汐里が『半分の月がのぼる空』でしっとり白無垢花嫁姿を披露!大泉洋が池松壮亮、監督とパーマ三兄弟結成!五輪での世界デビューには「不本意」
2010年04月03日演劇ユニット“TEAM NACS”の活動を拠点に映画、ドラマ、バラエティと活躍の場を広げ、人並み外れた人気を誇る大泉洋。多彩な役をこなす演技派であることは周知の事実だが、コメディを演じられる役者ゆえコミカルさが目立ってしまうのが玉に瑕。そんな大泉洋の違う一面を人々の記憶に刻みたいと気鋭の若手監督として注目を浴びる深川栄洋が名乗りを上げた。彼の最新作『半分の月がのぼる空』で新たな魅力を開花させた大泉洋、そして大泉洋を唸らせた深川栄洋監督の素晴らしき演出とは──。「TVやスクリーンから見えてくる大泉さんはいつも“面白い人”。でも、面白いだけじゃないだろうなと思っていて(笑)。彼の面白さ以外の扉を開けてみたかったんです。年を重ねるほどに男性の魅力が出てくる人だと思ったので、その年輪の最初の部分に触れてみたかった」という深川監督の言葉に「怖いもの見たさですか?」と苦笑する大泉さんだが、新しい扉を開いてもらったことは役者としてこの上ない喜びだったはず。しかもこれまでにはない純愛映画のオファーに彼の胸は高鳴った。「マネージャーが『ついに純愛映画のオファーが来ました!』とずいぶん仰々しく言うので、ついに来たか!と楽しみに台本を読んだんです。そうしたら純愛をしていたのは若い2人だった(笑)。物語自体はすごく面白いと思いました。若い2人の純愛だけでなく、映画らしいトリックが仕掛けられているのもいいなと」。これまでにドラマ「救命病棟24時」で看護師役を経験済みの大泉さんだが、本作『半分の月がのぼる空』で演じる夏目先生は、医者でありながらも妻を救えなかった悲しい過去を背負う役どころ。今年37歳を迎える彼にとって「そういう重みのある役を演じる年齢になってきたのかな」と、やり甲斐があったと話す。一番気にかけたのは妻を亡くした男が歩んできた6年の歳月をどう表現するのかだった。「奥さんを亡くしてしまっているけれど子供を育てていかなければならない。悲しんでばかりはいられないんですよ。妻への想いをどのくらい引きずればいいのか、そのさじ加減が難しかったですね」。手助けとなったのは監督との綿密な話し合いだった。「監督は僕よりも若いのに、一体どんな経験をしてきたんだろう…ってこっちが心配するくらい、細やかな演出をなさる監督でした」。その言葉からも深川監督がいかに丁寧な演出をする監督であるのか容易に想像がつく。そして「どのくらい引きずればいいのか」という問いに監督はこう答える。「妻の死を引きずってないと思いながら生きているのか、ただ単に触れられたくないだけなのか、もしも触れられたらどういう反応をするのか──ということを逐一話しながら夏目先生像を創っていきました」。さらに、過去を引きずっている夏目先生の気持ちを「分かる」と大泉さん。実は結構引きずってしまうタイプなのだとか。「次から次へといろんなものを引きずっている、重たくて仕方ない人間なんです。例えば、僕、ゴルフが好きなんですけど、ミスショットをすると延々と引きずります(笑)」。こういう“笑い”の差し込み方はなんとも大泉さんらしい。また、原作の舞台であり原作者の故郷でもある三重県の伊勢という情緒ある街並みがもうひとつの主役であると大泉さん。「伊勢の街、ほんわかしていて僕は好きですね。何がすごいって伊勢神宮のある街ということ自体がすごい。地元の人たちは伊勢神宮に尊敬の念を持っているんです。神様よりも高い建物は建てないとか神様が寝た後は騒がないとかね。実際、飲食店は21時には閉まっていました。料理はどの料理も美味しかったけれど、伊勢うどんの名店には3回も行ったなぁ(笑)」。すっかり伊勢の魅力にはまったようだ。そんな温かで素朴な伊勢の街だからこそ、主人公の2人の若者の純愛はより愛おしく、過去を引きずる夏目先生の純愛はより切なく感じられるのかもしれない。大泉さん自身も完成した映画を観て「気がつくと涙がポロッと落ちていた」と、涙なしでは観られないラブストーリーだと太鼓判を押す。その純愛を堪能してもらうために「できるだけ何も考えずに映画館に足を運んでほしい」と言葉に力を込める深川監督。「1時間20分ぐらいのところでこの映画がどういう映画かというのが分かる瞬間が訪れます。その瞬間にみなさんがどういう反応をするのか、それを楽しみに作りました」。その“瞬間”をぜひ劇場で味わってほしい。(photo/text:Rie Shintani)■関連作品:半分の月がのぼる空 2010年4月3日よりシネセゾン渋谷、池袋テアトルダイヤほか全国にて公開© HANBUN NO TSUKI GA NOBORU SORA.ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:ポッキーガール忽那汐里が『半分の月がのぼる空』でしっとり白無垢花嫁姿を披露!大泉洋が池松壮亮、監督とパーマ三兄弟結成!五輪での世界デビューには「不本意」池松壮亮&忽那汐里のオススメ伊勢スポットは?映画ロケ地巡りスタンプラリー実施池松壮亮&忽那汐里がお伊勢参り『半分の月がのぼる空』“聖地”で決意新たに注目の歌姫・阿部真央、主題歌を歌う池松壮亮×忽那汐里のラブストーリーにキュン!
2010年03月26日