2022年2月13日に開催される『岸谷香 感謝祭 2022』に先駆けてのホストとゲストの対談。前回の岸谷香×根本要(スターダスト☆レビュー)に続いて、岸谷香×和田唱(TRICERATOPS)の対談を前編・後編の2回にわたってお届けする。ふたりは岸谷のアルバム『PIECE of BRIGHT』で2曲を共作し、互いのライブにもそれぞれゲストとして参加している。今回の共演は自然な流れと言えるだろう。対談場所は岸谷のプライベートスタジオ。スタジオなので、ピアノやギターが並んでいる。話の途中で、岸谷がピアノを、和田がギターを弾く場面もたくさんあった。言葉だけではなくて、音での会話も成立。音楽的な対談からは『感謝祭』の準備の楽しさも伝わってきた。――根本さんから和田さんに『感謝祭 』に参加するにあたっての伝言があります。「オレに複雑なことをさせるな。オレに楽をさせろ」とのことです。和田ああ(笑)。3人の中では僕が一番後輩ですからね(笑)。そこは(根本)要さんに従うしかありません。僕自身、後輩という立場の現場が徐々に減ってきているから、たまにはいいことですよね。岸谷そっか。そうだよね。――「TRICERATOPSを聞いてバンドを始めました」という話を、若いバンドからよく聞くようになりました。和田そうなんですよ。そういうケースも少しずつ増えてきました。でも後輩の立場の方が自然というか。以前は自分たちが年下というケースがほとんどでしたし、そういう期間が長かったですから。岸谷私も要さんと一緒にいると、「失礼しま~す」って、後輩のポジションで楽をさせていただいています(笑)。岸谷香――前回の対談で岸谷さんがコラボレーションをやると決めた時に、「和田さんと根本さんの顔が浮かんだ」とのことです。和田さんは岸谷さんから声がかかって、どのように思われましたか?和田香さんと一緒に共作してから数年経っていたので、またこうやって一緒に音楽をできることになり、うれしく思っています。一緒に曲を作ったことがある人って不思議なもので、しばらく会わなくても会えば一瞬で距離が縮まるんですよ。岸谷人間関係のカテゴリーとして、「一緒に曲を作った人」というジャンルが確実にありますね(笑)。――今回の対談では、岸谷さんと和田さんの出会いのところからうかがいたいのですが。和田ずいぶん昔だよね。岸谷きっかけは「FEVER」(TRICERATOPSの1998年11月リリースのシングル曲)を聴いたことですね。この曲のコード進行、私が作る曲とタイプが似ているなあ、気が合いそうだなと思ったら、トリオのバンドでやっていると知って驚いたんですよ。「この曲を3人でやっているの?」「テンションコードが入っているのに、鍵盤はいないんだ」と驚いて興味を持ち、レーベルがエピックで同じだったので、ラジオのゲストに来てもらったのが最初ですね。和田あの時は声をかけていただき、光栄でした。岸谷当時のビジュアルを見ていたから、きっと突っ張った男の子が来るんだろうなと思っていたのね。和田えっ?実際どうだった?岸谷今よりは突っ張っていたのかもしれないけれど、「こんにちは」って言ったら、普通に「こんにちは」って返してくれて、最初から自然に会話できました(笑)。PUFFYの『JET CD』というアルバムが出たばかりだったんですが、私はこのアルバムで1曲作曲しているんですよ。民生くんから「PUFFYのアルバムを作っているんだけど、曲が足りなくてさ。曲あまってない?」と言われて、「じゃあ書くよ」ってことになり、「春の朝」という曲を作曲した経緯があります。で、その「春の朝」について、唱くんが「聴いたよ。あの曲の転調、かっこいいね」って言ったんですよ。和田いやいや、さすがにその時は敬語だったよ(笑)。和田唱(TRICERATOPS)岸谷イメージとしては「かっこいいですね」じゃなくて、「かっこいいね」だったのよ(笑)。――いきなり転調が話題になるなんて、メロディメーカー同士の会話ですよね。和田香さんの作曲した「春の朝」、すごく気に入ってて。さすがだなと。岸谷いえいえ。私も転調のところが気に入っていたので、やっぱりこの人とは音楽的なところで、気が合うなと思いました。和田この時の話をしばらく忘れていて、再会してからこの話になって、あの曲が好きだったなと思って、久しぶりに「春の朝」を聴いたら、僕がその後、見事にあの曲と似た曲を作っていたことが判明しました。「Couple Days」という曲の転調するところ。これは自分でもびっくりした(笑)。岸谷えっ、どこ?ここ?(ここで岸谷がグランドピアノで該当するフレーズを実演)和田そうそう、その次のメロディ!僕は無意識だったんですが、今のメロディの転調が好きで、知らず知らずのうちにパクってました!申し訳ない!(笑)岸谷いえいえ。和田当時、女性バンドのボーカリストがメロディラインを作るケースって、そんなに多くなかったんですよ。作詞する人はたくさんいましたが、作曲する人はそんなにいなかったので、香さん、なんて音楽的な人なんだろうと驚いたことを覚えていますね。岸谷今でこそ、バンドをやっている女の子はたくさんいるけれど、昔はいなかったよね。唱くんが学校のころって、クラスでバンドやっている女の子はいた?和田いや、全然いない。岸谷私は中学のころ、軽音楽部だったんですが、男の子が持っている機材を見て、「あっ、エフェクターだ」って言ったら、「女の子が“エフェクター”って言った!」って珍しがられました(笑)。そういう世代なのかもしれないですね。和田今でこそ、香さんがギターや機材が大好きだということをよく知っていますが、最初にちゃんとお話した時はちょっと新鮮でしたよ(笑)。共作を経たことで、より仲良くなったという感覚はありました(和田)――話が遡りますが、会う前の時点で、和田さんは岸谷さんをどう認識していたんですか?和田TRICERATOPSがデビューしたのがプリンセス プリンセスが解散した翌年で。実家のテレビで、プリンセス プリンセスの武道館での解散ライブを観たのを覚えています。その時、香さんがミニスカ姿でMCをして、「私、こんなカッコしているけど、来年30歳よ」と語った言葉が印象に残っています(笑)。赤い衣装だったかな?岸谷そう、赤。当時、ゴレンジャーみたいにそれぞれのイメージカラーって、決まっていました(笑)。解散したのが29歳の時だから、今から考えるとまだ若いんですが、10代からやっていたバンドなので、解散ライブの時はやりきった感があって、そういう発言になったんだと思います。和田ちょうど僕らがデビューの準備に入っていた時期ですね。岸谷終わりゆくバンドと始まるバンド(笑)。和田ハハハ。だからプリンセス プリンセスが解散して、香さんはソロになっているという認識がある中で、ラジオのゲストとして招かれたということですね。――その後の交流はどんな感じだったのですか?和田香さんがライブに来てくれたんですよ。岸谷渋谷公会堂(1999年2月13日)に観に行きました。ものすごく盛り上がっていて、楽屋もたくさんの関係者であふれかえっていたので、邪魔だろうなと思って、さらっと失礼しました。和田そう、香さん、意外とあっさりと帰っちゃったんですよ(笑)。僕としてはもうちょっとコミュニケーションを取りたかったんですが、香さんは「楽しかったです〜」って感じで去っていった。えっ、もう行っちゃったのってくらい、物足りなかった(笑)。そこからかなり間が空いたんですよ。17年間くらいかな。間が空いたのは香さんがお母さんになったことも大きかったんじゃないかな。岸谷そうね。お母さんになって、音楽活動から隠居状態がしばらく続きましたからね。――再会のきっかけは?岸谷震災のあとにプリンセス プリンセスで復興支援しようということになり、再結成したことが関係しているんですよ。プリンセス プリンセスはツアーをやるようになってから解散まで、同じスタッフでツアーを回っていて、家族みたいな関係だったんですね。でも再結成には復興支援という大きな目標があったので、「あの時は良かったね」的な同窓会のムードにはしたくなかったので、新しいスタッフ、若いスタッフとやることに決めたんですね。和田なるほど。岸谷それで各部署で新しいスタッフと進めていたのですが、私のテック担当が東京ドーム1日目は来られないことになったんですよ。私としては16年ぶりにプリンセス プリンセスで手一杯なのに、テック担当者が違うことになり、テンパっていたんですね。替わりをやってくれたテックがMくんで、「大丈夫かな?」って不安だらけだったんですが、実はすごいテックで、1日だけのローディーなのにノーミスでパーフェクト。その時に仲良くなり、その後もお願いするようになりました。ある時、そのMくんが「すみません明日は他に入っているので、来られません」「えっ?誰」「TRICERATOPSというバンドです」っていう。よくよく聞くと、「TRICERATOPSが大好きで田舎から出てきて、テックをやっています」ということで、そのMくんのつながりで、TRICERATOPSのZepp Tokyoでのライブ(2015年6月5日)を観に行きました。渋谷公会堂から16年ぶりくらいかな?和田それくらいですね。香さんと会うことはもうないのかなと思っていたので、うれしかったですね。岸谷唱くんとMくんと3人で飲んだんだよね。和田そう、その時点でも僕は相変わらず敬語(笑)。でも香さんに「唱くん、もうそれやめない?」と言われて、「そう簡単には無理ですよ」「いや、もうやめて」ってことになり、そこからは僕も切り替えが早かったですね。いきなり「あのさ~」ってタメ口になりました(笑)。岸谷私はライブに行った時点も、TRICERATOPSのニュー・アルバム『SONGS FOR THE STARLIGHT』を聴きこんでいて、どの曲もとても良くて、やっぱりこれは好みが合うなあと思っていたので、「チャンスがあったら、一緒に曲を作りたいね」「いいよ」って、その飲み会でも提案して、実現しました。――「曲を作って」ではなくて、「一緒に作りたい」というのは、やはり似ているところがあると感じたからですか?岸谷そもそもの根底で似ているところがあるし、ピンと来たんですよ。唱くんとだったら、お互いに楽しみながら、いいものができるんじゃないかなって。――それが岸谷さんのアルバム『PIECE of BRIGHT』に収録されている「ミラーボール」と「My Life」の2曲です。岸谷どうやって曲を作ろうかなと考えた時に、ふたりで「せーの」で作るイメージがわかなかったんですね。以前、寺岡呼人くんと共作したことがあって、その時は彼が途中までしかできてない曲を持ってきて、その先を考えるのが楽しかったんですよ。人のエッセンスをもらうのが楽しかったので、交換日記風に作るのが楽しいかなって。――共作することは、お互いの根底の部分でのすり合わせを行うことでもあるでしょうし、メロディと歌詞の共作は深い関わりの中での作業だったのでは?岸谷お互い、大変だったと思いますよ。リスペクトもあるし、お互いを尊重しながら、自分の個性も出すわけだから。和田共作を経たことで、より仲良くなったという感覚はありました。――「ミラーボール」と「My Life」、どちらもとてもいい曲です。岸谷私が最初に「ミラーボール」のウーリッツァのリフからAメロの出だしくらいまでを作って、「じゃあこの後は唱くん、よろしく」ってMTRで録って送ったら、唱くんがギターを弾きながら歌っているボイスメモが速攻で送られてきたんですよ。「なんとかかんとか~?、いや、こうじゃないな、なんとかかんとか~?」って、やり直しもそのまま入っているボイスメモ(笑)。和田ああ、そうだそうだ(笑)。岸谷そうか、ボイスメモでいいのかと思って、次からは私もボイスメモで送りました。――そういうところも会話っぽいですね。岸谷「ミラーボール」を作っている時に、のちに「My Life」の一部分になるメロディを唱くんが送ってきたんだよね。和田えっ、そうだっけ?(そういいながら、和田はギターで、岸谷はピアノを弾きながら、その当時のメロディのやり取りを再現。このやり取りも実に楽しいものだったのだが、残念ながら、文字では伝えられません!)唱くんの書いた歌詞を見て、私は理屈で書いているんだなぁって感じましたね(岸谷)――1曲作っているつもりで、2曲になってしまったのは、お互いがそれだけ刺激しあいながら、創作していたということなのでは?岸谷自分の想像しないところに行くのが共作のおもしろさだから。和田まさにそう。岸谷それで、2曲録ることになりました。和田せっかく作ったんだから、録らなきゃもったいないですからね。歌詞も交換日記風のやりとりをしながら作りました。岸谷「ごめん、私は歌詞が苦手だから、唱くん先に書いて」ってお願いしました。和田女性が歌う歌だから、僕発信でと言われても、よくわからなかったので、「イメージだけ言って」ってお願いしましたね。そしたら「My Life」は“もうすぐ別れる二人が車に乗ってドライブしているイメージ!”と言ってくれて。これは非常にビジュアル化しやすかったので、わりとスムーズにできて、香さんに第一稿を送りました。岸谷第一稿もなにもこれ、ほぼ完成してるじゃない、バッチリじゃないという感じでした。いくつか、変更したところはありましたが、おおよそ第一稿を活かした歌詞になっています。で、「ミラーボール」は唱くんがミラーボールというワードを出したんだよね。とても唱くんらしいタイトルじゃない?和田実は「ミラーボール」というタイトルの曲をかつて作ろうと思ったことがあって。岸谷えっ、そうなの?和田そう。「ミラーボール」という曲を作ろうと思いながら、ずっと実現せずにいて、いつかどこかで使いたいと思っていて、「ああ、ここだ、ここで使えばいいんだ!」って気づいたという(笑)。《あなたはまるでミラーボールの光》《あなたを照らすミラーボールになろう》というフレーズがあって、は“私はあなたにとってのミラーボールの光でありたい”という主人公の気持ちを描いたんですが、香さんからのご指摘があって、いろいろやり取りがありました。岸谷唱くんの書いた歌詞を見て、私は理屈で書いているんだなぁって感じましたね。あの時はいろいろ言ったよね(笑)。「ミラーボールは単体だとキラキラしないんだよね。光を当ててあげようよ」って提案したんだけど、唱くんが「いや、そういうことじゃなくてさ、君は僕のミラーボールくらい、どかんといきたいんだよ」って言ったのをよく覚えてますね。私がガタガタ言ったんだけど、唱くんが「香さん、ミラーボールの構造上の問題は置いておいて、もっと歌詞の内容としてさ」って(笑)。「はい、その通りですね」って最終的に納得しました。和田僕も香さんから言われて、「そっか、ミラーボールって、そういうものか...」って迷っちゃいましたよ(笑)。――それだけ深くお互いにやりとりしたということですね。岸谷「まあいいや」で済ますことはありませんでした。唱くんとお互いに納得するまでやりとりをしました。和田最初は香さん、「唱くんに任せた」って言ってたんだけど途中から火がついてきて、「唱くん、ここさぁ」っていろいろ提案してきて、あれが良かった(笑)。岸谷そうそう、私はツアー中で、どこかのバーラウンジみたいなところに行って、イヤホンをしながら死ぬ気で歌詞を書いて、唱くんに送ったんですが、バッサリ削られて、「あれ?採用されてないんだ」って(笑)。和田僕も失礼なヤツだね(笑)。岸谷いや、私は採用されたくて送ったわけじゃなくて、「へー、こんなことを考えているんだ」って、唱くんが考えないだろう発想を渡したくて、送っていたところがあるのね。唱くんは普段はひとりで書いている人だから、「こういう切り口もあるのか」って感じてくれるかもしれないな、そういう協力をしようと決めて、恥ずかしい気持ちを置いておいてガンガン送ったので、それはそれで良かったかなと思っています。――和田さんは岸谷さんとの共作をどう感じましたか?和田とてもいい経験になりましたし、自分ひとりでは到達できないところに行けたと思います。もともと共作自体をしたことがないし、しかも女性と共作ってなかなかないですよね。誰かがメロディを作ったものに僕が歌詞をつけたことはありますが、連絡をとりながらの共作は桜井(和寿)さんに続いて、女性では香さんが初めてでした。岸谷言いたいことを遠慮せずに言いあいながら作れたのが良かったですよね。「ミラーボール」の最初の《かかとの音が夜道を》というところ、最初は《かかと》が《パンプス》だったんだけど、「ごめん、唱くん、私はパンプスは履かないから」って(笑)。「サンダルはどう?」と提案して、結局、間をとって<かかと>になりました(笑)。会話を重ねることによって、曲ってどんどん自分のものにもなるんだなってことも感じましたね。和田女性でも「僕」って歌う人もいるじゃないですか。それで香さんに「主人公の設定は僕と私、どっちがいい?」って聞いた気がする。岸谷唱くんには悪いかなと思ったけど、唱くんは女子力高そうだし、大丈夫かなと思って、「私で」とお願いしました。和田女子力が高いって、香さんに初めて言われましたね(笑)。これまでの人生でそんなことを考えたことがなかったんですが、香さんに言われてから、なるほど、僕は女子力が高いのかって思うようになりました(笑)。岸谷私の男らしいところと唱くんの女子力の高いところのミックスが今回とても良かったんだと思います。『感謝祭』でも女子バンドの中で、唱くんの女子力がどう発揮されるかが、楽しみです(笑)。Text:長谷川誠 / Photo:吉田圭子※ 後編() に続く<ライブ情報>『岸谷香 感謝祭2022』2022年2月13日(日) 神奈川・KT Zepp Yokohama開場 16:45 / 開演 17:30出演:Unlock the girlsサポートミュージシャン:sugarbeansゲスト:根本要(スターダスト☆レビュー) / 和田唱(TRICERATOPS)【チケット料金】全席指定:税込9,000円(ドリンク代別)チケット購入リンク:関連リンク■岸谷香オフィシャルサイト: Channel:■Unlock the girlsInstagram::■TRICERATOPSオフィシャルサイト:
2022年01月11日adieu(上白石萌歌)の新曲「穴空きの空」が、TVアニメ『半妖の夜叉姫』弐の章1月クールエンディングテーマに決定。併せて2枚目のシングルCDとして3月2日にリリースされることが発表された。「穴空きの空」はラッパー / シンガーソングライターのクボタカイが作詞作曲を担当。1月クールがスタートする1月8日よりエンディングテーマとしてオンエアされる。シングルのリリース形態はDVDが付属する初回生産限定盤とアニメ描き下ろしジャケットイラストとなる期間生産限定盤、そしてCDのみの通常盤の全3形態で、初回生産限定盤には昨年8月にZepp DiverCity(TOKYO)で開催されチケット即完となったワンマンライブ『adieu First Live 2021 -à plus- 』の映像とその舞台裏に迫るメイキング映像を収録。期間生産限定盤には同アニメのノンクレジットED映像が収められる。■adieu コメントこの度、『半妖の夜叉姫』のエンディングテーマを務めさせていただきます。歴史も国境も超えて多くの方に愛されるこの作品に歌を添えさせていただけること、とても光栄です。儚くも美しいこの作品の世界に寄り添えるような歌に仕上げることができ、私にとっても特別な出会いとなりました。アニメと共に、みなさまに愛していただけますように。これから生まれる新しい夜叉姫の物語を、私も楽しみにしています!<リリース情報>adieu 2nd Single『穴空きの空』2022年3月2日(水) リリース●初回生産限定盤(CD+DVD):7,000円※紙ジャケット仕様※CD全3曲収録【DVD収録内容】・adieu First Live 2021 -à plus-・Making of adieu First Live 2021 -à plus-●期間生産限定盤(CD+DVD):2,000円※アニメ描き下ろしジャケットイラスト※CD全3曲収録【DVD収録内容】TVアニメ『半妖の夜叉姫』ノンクレジットエンディングムービー●通常盤(CD ONLY):1,500円※CD全4曲収録<番組情報>TVアニメ『半妖の夜叉姫』弐の章読売テレビ・日本テレビ系 毎週土曜夕方5時30分~放送中※一部地域を除くTVアニメ『半妖の夜叉姫』弐の章 キービジュアル(C)高橋留美子/小学館・読売テレビ・サンライズ 2020番組公式サイト:番組公式Twitter:番組公式Instagram:番組公式LINE:アニメ『半妖の夜叉姫』PV関連リンクadieu OFFICIAL WEBSITE Instagram Twitter YouTube:
2022年01月07日大晦日に紅組の歌手として『第72回NHK紅白歌合戦』に初出場する上白石萌音(23)。’20年にNHKの音楽番組『みんなのうた』で、放送された曲『夜明けをくちずさめたら』を歌唱する。大舞台に歌手として臨むいっぽう、’21年は女優としても多忙な日々を過ごしてきた。’21年1月期のドラマ『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』(TBS系)で主演を務め、11月からはNHK朝の連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』でヒロインを好演。朝ドラの撮影現場では、上白石が奮闘する姿が目撃されているーー。「萌音ちゃんは朝早くから撮影が始まる時も、シャキッとされていますよ。明るく振る舞う彼女に引っ張られて、スタッフも頑張ろうという気持ちになります」(映像制作関係者)23歳の座長として周囲を引っ張る上白石には、憧れている女優兼歌手がいる。10月25日放送の『ノンストップ!』(フジテレビ系)に、VTR出演した際に「松たか子さん(44)が大好きです。どういうフィールドでも一流じゃないですか」と目を輝かせながら明かした。さらに「映像もやられるし、舞台もほんとに素敵だし、歌も大好きだし……」と絶賛している。上白石はそんな松に“力を借りている”ようだ。「いつも元気な様子の上白石さんですが、ストレスを溜めこみすぎないようにご自身で注意されているみたいです。一緒に暮らしている妹の上白石萌歌(21)さんが、“姉はお風呂で松さんの『レット・イット・ゴー』を歌うと、ポジティブな気分になれるみたい”と、ストレス発散法を明かしていました。『紅白』へ向け、好きな曲で“声出しの練習”といった側面もあるのでは……」(前出・映像制作関係者)自宅での“レリゴー特訓”を経て、紅白の大舞台に臨むーー。
2021年12月30日女子ゴルフで今年の賞金女王に輝いた稲見萌寧が、ポッカサッポロフード&ビバレッジ・キレートレモンの新CM「まいにちが、わたしになっていく。」編(2022年1月2日~)に出演。稲見にとって、単独では初のCM出演となる。9歳でゴルフを始めて毎日10時間に及ぶ練習を積み重ねてきた稲見が、何球も真剣に打ち続ける姿を描く同CM。ラストシーンで見せるチャーミングな笑顔が印象的なCMになっている。撮影は、稲見が子供の頃から通い続けている練習拠点「北谷津ゴルフガーデン」で行われた。爽やかなレモンイエローの衣装を着用し、リラックスした表情で撮影に臨んだ稲見からは21歳とは思えないオーラが感じられ、スイングをするシーンではスタッフも息をのんだ。しかし、親しみやすいキャラクターや愛らしい笑顔に、現場は終始和やかな雰囲気に包まれていた。コメントは以下のとおり。■稲見萌寧実際にゴルフをしながら撮影させていただいたので、リラックスして楽しみながら撮影できたと思います。昨年からキレートレモンを飲み始めて、コンディションはとてもいい状態を保つことができました。今年も引き続きキレートレモンを取り入れて、いいシーズンを送ることができればと思います。応援よろしくお願いいたします。
2021年12月28日恒例となった岸谷香の自主企画イベント『岸谷香 感謝祭』。2022年2月13日(土) にKT Zepp Yokohamaで開催される『岸谷香 感謝祭 2022』に、ゲストとして根本要(スターダスト☆レビュー)と和田唱(TRICERATOPS)が参加することになった。音楽面での交流が深い3人であり、それぞれがボーカリスト・プレイヤー・バンドマンという共通点もあり、音楽的な楽しみの詰まった自由自在なステージになることは間違いないだろう。岸谷のガールズバンド、Unlock the girlsに根本と和田が参加するというスタイルも新鮮だ。ここではイベント開催に先駆けて、岸谷と根本の対談、岸谷と和田の対談をそれぞれ前編後編に分けて4回に渡って掲載しよう。第1回目は岸谷香×根本要の前編。トークを聞いているだけで、ステージの光景が目に浮かんできそうだ。香ちゃんはバンドの気質をよく理解している人(根本)――2015年に愛知県体育館で行われたスターダスト☆レビューの主催イベント『音市音座 2015』に岸谷さんがゲストで参加されたのが最初の共演です。どんな経緯で実現したのですか?根本僕らがいろんなイベントをやり始めている時期で、香ちゃんにゲストとしてぜひ出てほしいと考えて、オファーしました。僕らとしてはゲストの条件がありまして。ミュージシャンとして尊敬できる人間であること、ソロで歌えること、バックもやってくれること、コーラスもやってくれることでした。香ちゃんにOKしていただいてありがたかったですね。単純に僕らがプリンセス プリンセスの曲を一緒に演奏したいという気持ちを持っていたことも大きかったですね。――岸谷さんは根本さんからオファーが来て、どのように思われたのですか?岸谷スターダスト☆レビューとプリンセス プリンセスは集まり方がまったく違うのですが、どこか似ているような気がしていました。「私たちは音楽をやっているけれど、音楽をとっぱらったら、ただの女の子だからさ」みたいな意識があったんですが、要さんたちにも似た意識があるんじゃないかと勝手に感じていました。「俺ら、ただの音楽好きだからさ」みたいな。岸谷香根本ただの音楽好きのオヤジです(笑)。岸谷だからとても自然な気持ちで参加させていただきました。実際にリハーサルに参加してみて、やっぱり似ているなあ、バンドってこういうことだよなあと感じました(笑)。根本リハーサルで最初に会った時点で、香ちゃんはバンドの気質をよく理解している人だとわかったので、すっかり意気投合して、その後も何度もお願いしているという経緯があります。――最初のリハーサルの時の印象は?根本岸谷香という人間のすごさを感じましたね。香ちゃんの音楽的な指摘が実に明解で的確だったんですよ。リハーサルの初日からいきなり、「そこ、音が違わない?」って指摘されて、「これはちょっとまずいぞ」と、メンバーの背筋が伸びました(笑)。初めての現場で、なかなか言えないじゃないですか。雰囲気でなんとなく感想を言うのは簡単なんですが、普通ならば流してしまうようなところを音符で的確に指摘してくる。音楽を聴く耳が良くないとできないことだし、より良いものを作ろうという姿勢を持っているということですよね。僕らとしても、まずはプリンセス プリンセスの名曲を正確に再現して、ある程度出来上がってから、自分たちなりの個性を出したかったので、ありがたい指摘でもありました。あの発言によって、僕らの中での「ミュージシャンとしての岸谷香」のイメージが出来上がりました(笑)。岸谷スターダスト☆レビューのみなさんを見て私が感じたのは、やっぱりバンドっていいなあ、うらやましいなあということでした。自分のバンドがなくなって、ソロ活動を始めて、2011年の震災をきっかけとして期間限定でプリンセス プリンセスを再結成して。その後、またソロでの音楽活動をやり始めたという経緯があったので、バンドで音楽をやっているのがうらやましくなって、バンドに無理矢理入れてもらった感がありました(笑)。「ちょっと失礼します」という(笑)。飲み会にも参加させていただいて、あの時はとても楽しかったです。バンドの雰囲気が似ているという以外にも、曲もどこか似ているという印象も持っていました。根本僕らにはヒット曲はないですけど、似ているという感覚は確かにありますね。プリンセス プリンセスの曲の譜面を見ながら、自分たちなりにカバーしていると、演奏している人の気持ちがムチャクチャわかるんですよ。だからプリンセス プリンセスの曲を演奏するのはとても楽しい時間でした。しかも大ヒット曲だから、一緒にステージに立ってやってると、イントロを演奏した瞬間に、観客がワーッ!って盛り上がるじゃないですか。この感じはうちにはないなぁって(笑)。根本要(スターダスト☆レビュー)びっくりしたのは、要さんがずっと歌っていることでした(岸谷)――プリンセス プリンセスは解散しましたが、メンバーチェンジがないという共通点もありますよね。根本本来はバンドってメンバーの入れ替えが効くものだから、「お前はダメだ」ってことになったら、代えることができるじゃないですか。でも「お前がやるんだよ」「お前しかいないんだよ」ってことでやっていくなら、そいつのポテンシャルを高めていくしかないんですよ。そいつに託して、それぞれの個性を作っていくしかないわけです。僕らとは違う景色を見たバンドだからこその難しさはあったと思いますけど、バンドという点では僕らもプリンセス プリンセスも同じような意識で活動してきたんじゃないかと思うところはありますね。もっと上手いメンバーが入れば、演奏テクニックは上がるかもしれないけれど、このメンバーだからできる音、このメンバーだから生まれるおもしろい音を追求してきたんじゃないかなって。岸谷なんなら誰かが思うようにはできないことも、バンドの個性になっていきますよね。ソロで活動していると、上手な人を呼んでくればいいんだけど、バンドの場合はそうではないですから。「えっ、これができないの?しょうがないなぁ、だったら、もうちょっと違った形にしていきましょうか」ってことの積み重ねがバンドの個性になっていくんだと思います。根本まったくその通りですね。だから逆に、バンドの場合はメンバーの誰かにできないことがあったら、はっきり言うんですよ。できないことができるようになったら、その人間の成長になるだけでなく、みんなで上がっていけるようになりますから。香ちゃんは歌も歌う、曲も作る、ギターも弾く、ピアノも弾く、ベースも弾くとなったら、普通はワンマン的になっちゃうけれど、そうではなくて、バンドとして表現する良さをわかっている人だと思います。僕もそこは一緒ですよね。バンドとしてのおもしろさや楽しさを、いかに伝えていくかが大事なんです。そこを知っている人は意外に少ないんですが、香ちゃんはバンドを良くわかっていると思います。――岸谷さんは実際に共演してみて感じたことはありますか?岸谷私がびっくりしたのは、要さんがずっと歌っていることでした。さいたまスーパーアリーナでのライブ(『STARDUST REVUE 35th Anniversary スタ☆レビ 大宴会~大コラボレーションライブ~大抽選会付き』)に参加させていただいた時も、前日のリハからずっと歌っていたので、「要さん、明日本番なのに、大丈夫?」って聞いても、へっちゃらなんですよ(笑)。次の日の本番の日も朝早くに入って、当日リハでもずっと歌いまくっていました。私も相当リハから歌うほうなんですが、その私が驚くくらい歌うんです。「要さん、すごいですね」って聞いたら、「年を取ってきて、だんだん力まないで楽に歌えるようになるんだよ」っておっしゃっていて。「そうなのか、私もこれからそういう時期が来るのか」と、その時期が来るのを楽しみにしています。要さんって、調子が悪い時ほどたくさん歌うとか、いろいろ驚くことがたくさんあります。本番の前も円陣を組んで、「じゃあみんな!」って言った後に、「せーの!」「ホニャア~」みたいな(笑)。脱力の仕方も独特でした。気合いを抜くのは確かに大切ですが、なかなかできないことだから、目からウロコみたいなことがたくさんあります。根本音楽って点数がつくものじゃないから、自分の中でどれだけ満足できるかってことが大切なんですよ。と言いながら、本番になったら、つい真剣になって力が入ってしまうこともかなりありました。岸谷本番になると、ついめっちゃ力みますよね。根本ねっ(笑)。ボーカリストなんて、特にフロントに立って注目を浴びているところがあるから、「いい歌を聴かしてやろう!」ってつい力が入ってしまいがちになるんですよ。リハではうまくいってたのに、「あれえ?」って思った瞬間に、「おかしいな?おかしいな?」って、テンションがどんどん下がることが過去にはよくありました。で、ある時、リハでしっかり歌えてるんだったら、リハでいいじゃないかって気が付いたんですよ。小田さんの番組(『クリスマスの約束』)に何度か出させてもらった時に、小田さんに毎回のように言われていたんですよ。「要、リハは良かったなぁ」って(笑)。「あれれっ?」という感じもしなくはないんですが、そうか、リハは良かったのか、だったらリハのようにやってやろうと思い始めたのがきっかけですね。だからステージに立っても、自分に言い聞かせています、これはリハなんだと(笑)。リハも本番、本番もリハという気持ちになったら、楽になりました。実際にそのほうが楽しいですし。――力を抜くって、達人的な話ですね。根本ちょっと逆の方向の話になりますが、僕が香ちゃんをすごいなと思ったのはリハーサルで日にちをあけると、スキルを上げてくることですね。つまり練習してくるわけ。たいていの人はいつも同じです。ところが香ちゃんは、「あれ?ここのフレーズ、この間はやってなかったよな」ってことをガンガンやってくるんです。「聴き直していたら、こういうフレーズが浮かんだけど、これやっていい?」「もちろん」というやり取りが何度もありました。探究心が素晴らしいんです。本番に向けて、今なにができるかをリハで追求している。これはメチャかっこいいですね。最初のリハの時もそうだけど、必ず提案してきます。プリンセス プリンセスの曲だけでなく、僕らの曲もそうだし、香ちゃんのソロ曲もそうだし。より良いものにしようって、常に考えていますよね。岸谷勝手にハモったりしましたよね。「要さん、ここハモっていい?」って(笑)。ギターに関しても、せっかく要さんも持っているから、私はそういうことがうれしくなっちゃうので、「じゃあ、私もユニゾンで弾いていい?」って聞いたら、「いいよいいよ」ってことになり、一緒にやらせていただいたりしていました。音楽を追求することと楽しむこと、両方の要素を持っているところが素晴らしい(根本)根本僕らとしてはゲストとして来てもらうんだから、楽をしてもらいたんだけど、香ちゃんは自分でどんどんハードルを上げていくんですよ。だからと言って、変に真面目くさったり、シリアスになったりせずに、楽しみながらやってくれるので、本当にありがたいです。香ちゃんはさっき「バンドの一員」みたいなことを言ってくれましたが、僕らも香ちゃんと一緒にやる時はチームとしてやってる感覚があります。岸谷スターダスト☆レビューのみなさんと一緒にやるのは本当に楽しいですね。アカペラがいっぱいあるじゃないですか。そこがいいなあと思っているんですが、リハからガンガン、ハモっているわけですよ(笑)。最後、全員でアカペラで終わるところもかっこいいなぁと思って、私は女性だから音域が違うので、「私も歌いますね。どこを歌えばいいですか?」って聞くと、「どこでもいいですよ、お好きなところでどうぞ」って言うんですよ。それで聴かせてもらって、誰も歌っていない音で、女性ならではの音域で、と考えてハモっていたら、要さんから「OK!」と言っていただいたこともありました(笑)。根本僕らが確かめる時はいつもそこから始まるの。「どこでもいいよ」って言って、適切な音を見つけられる人とそうではない人がいるから。ボーカリスト同士だから、なんとなく当ててくる人もいるんですが、香ちゃんはしっかり聴いて、ここが足りないというところ、ここに入るといいというところに的確に入ってくるですよ。コーラスに関して、そこまで考えて入ってくれる人はなかなかいませんよね。音楽的にしっかり追求することと楽しむこと、その両方の要素を持っているところが素晴らしいと思います。――岸谷さんはバンドの良さとソロの良さをよく知っているところも独特ですよね。岸谷バンドを知らないと、わからないことってありますよね。バンドって、明らかにサポート・メンバーとは違うものなので、要さんたちとやっていると、本当に心地良くて、勝手に「お邪魔します!」って感じで楽しませていただいています。共演させていただいたステージで印象に残っているのは、参加させてもらった曲で、みんなでギターを弾きながら、手を回すシーン。「この場面は弾くことを考えると、回しにくいんですが、一番大事なのは手を回すことですか?」って聞いたら、「そうそう」って答えが返ってきたことがありました(笑)。そういうやり取りができるのもバンドならではですね。根本僕としては、ただバンドがやりたくてやっているというだけなんですが、香ちゃんがバンド感を持ったまま、参加してくれるのがありがたいですね。岸谷逆に、「やったー!」「ここはそういうことをやっていいところなんだ。それでいいんだ」って感じです。私は楽しくお邪魔させていただいています。「要さんになら、好き勝手なことを言っても平気」という気持ちになってしまって、すみません(笑)。根本いやいや、それは根っこの音楽が共通しているからこそですよね。やっぱり僕らが作っているのは音楽だから、ただ和気あいあいとしているところを見せたいわけではなくて、観に来てくれるお客さんに、香ちゃんの歌を聴かせた上で、普段、見えないようなルーズな部分が見えたらいいなあとか、音楽でいかに楽しんでもらうかいうことは考えていますよね。――『岸谷香 感謝祭』も毎回音楽のたのしさを堪能できるイベントになっています。岸谷要さんに誘っていただいたことが『感謝祭』を始めるきっかけになったところもあるんですよ。バンド時代はコラボに参加することはなかったですし、コラボの楽しさを知ったのはスターダスト☆レビューのチームに入れてもらってからです。人と一緒にやるのって、こんなにおもしろいんだなって。「また呼ばれないかな」っていつも思っています。スターダスト☆レビューのイベントに参加したことがきっかけで、「あの人はコラボにも参加するんだ」ということが広まり、他のアーティストの方にもお呼ばれするようになり、行くとこ行くとこ、カラーが違うのが楽しくて、じゃあ私もそういう場を持ちたいなと思うようになって、『感謝祭』につながりました。プリンセス プリンセスが女の子バンドだったこともあって、若い女の子バンドに紹介されることも多くなり、若い子たちとやってみたいなとか、震災があって、自分にできることをやりたいなとか、いろんな思いが出てきて、ホストとしてやる立場にもなりました。コラボレーションって、自分が書いた曲じゃない曲、歌ったことのない曲を「へえ、こうなっているんだ?」って思いながらコピーするのが楽しいんですよ。これからも『感謝祭』を継続してコラボレーションを楽しんでいけたらと思っています。――ゲストとして根本さんと和田さんをお招きすることになった経緯も教えていただけますか?岸谷私たちは今、女の子4人でUnlock the girlsというバンドをやっていますが、男性のゲストをお招きするとおもしろいんじゃないかなと思ったんですよ。この編成は初めてですし、ハーレム状態じゃないですか。根本そうか(笑)。岸谷女性ミュージシャンに囲まれて、男性ミュージシャンが演奏するって、貴重なんじゃないかなと思います。根本普通は逆だもんね。岸谷そうなんですよ。スターダスト☆レビューのところに行くと、ポツンと私が女子ひとりという状態で入っていくわけですが、その逆も楽しそうだなあって思います。プププッという感じ(笑)。多分、本番では要さんもプラスアルファのうれしさが加わるのではないでしょうか(笑)。Unlock the girlsはみんな、うまいし、かわいいし、そこでは見たことのない要さんの一面が見たいですね(笑)。具体的にはギターを持ってきていただいて、唱くんもいるので、3人で順番にソロを弾いて、「もういいよやめようよう」みたいなことになると、楽しいんじゃないかな。根本それはいいね。セッションは楽しいですから。岸谷要さんがUnlock the girlsの新譜を聴いてくださって、「Wrong Vacation」というロックンロールの曲をほめてくださったので、みんなでロックンロールをやるのもいいかなと考えています。ロックンロールってセッションにもってこいだし、気分的にもゴキゲンな感じだし、Unlock the girlsの3人は逆に90年代の音楽しか通っていないので、彼女たちと一緒にみんなでロックンロールをやるのも楽しいなあと思っています。根本今、香ちゃんの話を聞いていて、そうか、あの女の子たちがバックで演奏してくれるんだと改めて実感しました。Unlock the girlsの作品を聞いても、びっくりするくらい、みんなうまくて、「香ちゃん、攻めてるなあ」って思ったんですよ。あのメンバーを見つけてくるところもすごいですし、香ちゃんの音楽に対する情熱をあちこちから感じますよね。彼女たちと一緒にやるのは楽しみですね。僕は今までそういう中に入っていったことがないので、想像もつきませんけど(笑)。ひとりだけだったら、女子高生の中に入った変なおじさん、みたいになってしまいそうですが、唱もいてくれるので、間をつないでくれるだろうし、楽しみです。――岸谷さんから誘われて、根本さんはどう思われましたか?根本今度は僕が呼んでいただいたということで、ありがたいですね。香ちゃんが僕に何をのぞんでいるんだろうって、今から楽しみです。僕がやるのが難しいことであれば、唱がいるので、「そこは唱、よろしく」って振ることもできるので、気軽に楽しめるかなと思います(笑)。彼も音楽への情熱を持っているし、いてくれて良かったです(笑)。Text:長谷川誠 / Photo:吉田圭子※ 後編() に続く<ライブ情報>『岸谷香 感謝祭2022』2022年2月13日(日) 神奈川・KT Zepp Yokohama開場 16:45 / 開演 17:30出演:Unlock the girlsサポートミュージシャン:sugarbeansゲスト:根本要(スターダスト☆レビュー) / 和田唱(TRICERATOPS)【チケット料金】全席指定:税込9,000円(ドリンク代別)チケット購入リンク:関連リンク■岸谷香オフィシャルサイト: Channel:■Unlock the girlsInstagram::■スターダスト☆レビューオフィシャルサイト:
2021年12月23日映画『すずめの戸締まり』(2022年秋公開)の製作発表が15日に都内で行われ、新海誠監督、上白石萌音、森七菜が登場した。同作はアニメーション監督・新海誠による最新作。日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる"扉"を閉めていく少女・すずめの解放と成長を描くロードムービーとなる。九州の静かな町で暮らす17歳の少女・鈴芽(すずめ)は、「扉を探してるんだ」という旅の青年に出会う。彼の後を追うすずめが山中の廃墟で見つけたのは、まるで、そこだけが崩壊から取り残されたようにぽつんとたたずむ、古ぼけた扉。なにかに引き寄せられるように、すずめは扉に手を伸ばす。やがて、日本各地で次々に開き始める扉。その向こう側からは災いが訪れてしまうため、開いた扉は閉めなければいけないのだという。不思議な扉に導かれ、すずめの"戸締まりの旅"がはじまる。まだヒロインのオーディションが行われていないため、この日は『君の名は。』ヒロイン役の上白石萌音、『天気の子』ヒロイン役の森七菜も登場し、新海ファミリーとしてトークを繰り広げる。新海監督が「すずめとお二人の共通点は、西の方の女の子で」と述べると、大分出身の森は「最初聞いた時は、やっぱり私たちのことがすごく好きなんだなって思いました」とニヤリ。上白石も鹿児島出身のため、新海監督は「正直、最初に書き始めた時は、直近で七菜ちゃんとずっと一緒にいたから、方言も含めて七菜ちゃんの声が聞こえていたし、すずめが旅を続けるにしたがって、だんだん萌音ちゃんの声も混じってきて」と告白した。上白石は「さっき、七菜ちゃんと『オーディション受けない?』って言ってたんです」と爆弾発言。新海監督は「神木くんも『天気の子』のオーディションを『受けますよ』と言ってて、頼むからやめてほしいとお願いしたんですけど、お二人がオーディションにいらっしゃったら、ちょっとパニックになってしまうと思うし、オーディションが強そうじゃないですか。勝ってしまいそう」と苦笑する。上白石は「ちょっと気になってるよね、どっちを選ぶのか。どちらも選ばれないかもしれないし」、森は「私と上白石さん、どっちが選ばれるの? って。先輩ですけども、そこは無礼講でという約束もしました」とたたみかけ、上白石は「オーディションはフェアなので!」と新海監督を追い詰めていた。一方で、自身のオーディションを振り返った上白石は「七菜ちゃんも本当にまだ上京していないときで、私も高校生で、本当に大きな賭けをして選んでくださった。なんて懐が大きい方なんだろう」と感謝。新海監督は「僕たちの作品が2人からいただいたものの方がはるかに大きいので。今みたいにまだオーディションもやってないと、ずずめのことも全然わからないと思うんですけど、声を聞いたらわかる瞬間があるんです」と明かす。「『あの人なんだな』とわかったら、あとはきっとたくさんのものをくれるんだろうと思うので、賭けという感覚はなかったんですけども、まさか最新作の記者発表まで助けてもらうと予想していなかったです。お力をいただいてばかりです」と頭を下げていた。
2021年12月15日映画『すずめの戸締まり』(2022年秋公開)の製作発表が15日に都内で行われ、新海誠監督、上白石萌音、森七菜が登場した。同作はアニメーション監督・新海誠による最新作。日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる"扉"を閉めていく少女・すずめの解放と成長を描くロードムービーとなる。九州の静かな町で暮らす17歳の少女・鈴芽(すずめ)は、「扉を探してるんだ」という旅の青年に出会う。彼の後を追うすずめが山中の廃墟で見つけたのは、まるで、そこだけが崩壊から取り残されたようにぽつんとたたずむ、古ぼけた扉。なにかに引き寄せられるように、すずめは扉に手を伸ばす。やがて、日本各地で次々に開き始める扉。その向こう側からは災いが訪れてしまうため、開いた扉は閉めなければいけないのだという。不思議な扉に導かれ、すずめの"戸締まりの旅"がはじまる。まだヒロイン役のオーディションが行われていないため、新海ファミリーとして登場した上白石。「こうやって監督の横でマイクを持つと、6年前の『君の名は。』の製作発表のことを思い出します。本当に手が震えるほど緊張して、隣では新海さんの大ファンの神木(隆之介)さんが饒舌にしゃべっていて、『ここから何かすごいことが始まるのかな』と思ったのを感じています」と振り返る。上白石は「随分と時間が経って、あの時より会見の会場が大きくなり、記者の方の数も増えて、まぎれもなく今の新海監督の最新作なのだということを実感しています。私が登壇したことを知ったら、きっと神木さんは歯を食いしばって悔しがると思いますが、今日は幸運なファン代表として、そして新海ファミリーの1人として楽しく過ごさせていただきたいと思います」と挨拶をした。2人は映像のコンテである「Vコンテ」を見たそうで、「めちゃくちゃ面白かったです」と興奮。上白石は「いろいろあるけど、解決しないことってないのかな、明けない夜はないのかな、と。今も不安定な世の中で、常に不安があって、どんなに幸せな時も明日がどうなるかわからなくて。でも明るい明日を信じてみたいなと思わせてくれるような、引っ張ってくれるような前向きな終わり方で、とっても勇気をもらいました」と感想を述べる。さらに「『天気の子』を見た後に『もうすぐ晴れるよ!』をマネしちゃったんです。『君の名は。』も『入れ替わってる〜!』をマネされることが増えたんですけど、この作品を見たら、たぶん朝仕事行く前にを閉める時、絶対マネしちゃうと思います。一緒に日常を過ごしてくれるような、お守りみたいな作品になる気がします」と太鼓判を押した。
2021年12月15日アニメーション監督・新海誠の最新作の製作発表会見が15日(水)に行われ、新海監督とともに、過去作でヒロインを務めた上白石萌音、森七菜も出席した。一足先にVコンテを見たと話したふたり、上白石さんは「七菜ちゃんと“一緒に(ヒロイン役の)オーディション受けない?”って言っていたんです(笑)」と冗談めかした。新海監督は、「ふたりがいらしゃったら僕はパニックになってしまう…。オーディション強そう、勝ってしまいそう」と、あたふた。上白石さんと森さんは「どっちを選ぶのか気になるよね」と言い合っていた。新海監督による最新作のタイトルは『すずめの戸締まり』。主人公は九州の静かな街で暮らす少女・鈴芽(すずめ)。「扉を探している」という旅の青年に出会ったすずめは、彼の後を追い、山中の廃墟で古ぼけた扉を見つけ、手を伸ばすのだが…。日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる“扉”を締めていく少女すずめの解放と成長を描くロードムービーとなっている。『すずめの戸締まり』について、新海監督は「3つくらいのキーワードがあり、1つ目は日本列島各地を巡るロードムービー、2つ目は扉を閉じていく物語を作りたい、3つ目は映画館に足を運ぶ理由となる作品を作りたい、です」と紹介した。1つ目に関しては、観客から「自分の町を舞台に」と言われることが多かったことが気になっていたようで「今回はロードムービーなので、ちょっと欲張りをして各地の様々な風景や人々、出会いを描けるのでは…と」と経緯を語った。2つ目については、「何かを始めることより終わらせることのほうが難しいと思います。今作るべきは、観たいのは、可能性を開くよりも散らかった可能性をもう一度見つめて、あるべき手段で閉じていく。そのことについて本当の新しい場所を見つける、そんな物語」と説明。3つ目については、自身も近年、配信を楽しんでいることを前提としながら「映画館は人間の持っている特別な能力を発揮させてくれる場所と思います。例えば、感情移入すること、没入する能力だと思います。“『すずめ』があるから映画館に行きたい”と思える映画作りを目指しています」と熱を込めた。ヒロイン役についてはまだ未定、オーディションもこれからだという。新海監督は「もっとすずめのことを教えてくれる人とオーディションで出会えれば、最終的に腹に落ちてくる気がします。でもまだつかみ切れていない」と本音で語った。上白石さんは『君の名は。』(2016 年)で、森さんは『天気の子』でヒロインにそれぞれ抜擢された。その後の活躍は我々の知るところだが、当時のことを振り返って、上白石さんは「私たちに、本当に大きな賭けをして選んでくださった」と思い起こす。しかし、新海監督は「ある種の確信がありました。今みたいな段階だと、すずめは全然わからないと思うけど声を聞いたらわかる瞬間がある。わかったらきっとたくさんのものをくれるだろうから、賭けという気持ちはなかったです」と、ふたりに微笑みかけていた。『すずめの戸締まり』は2022年秋、全国東宝系公開。(cinamacafe.net)■関連作品:すずめの戸締まり 2022年秋、全国東宝系にて公開予定Ⓒ2022 「すずめの戸締まり」製作委員会
2021年12月15日連続ドラマから引き続き、綾瀬はるか、佐藤健、上白石萌歌らが出演する、新春を飾るドラマ「義母と娘のブルース 2022年謹賀新年スペシャル」のキービジュアルが完成した。今回のスペシャルドラマは、綾瀬さん演じる義母・亜希子が再建した企業が、ハゲタカに乗っ取られるが、その男は亡くした夫そっくりの人物だった――そんな衝撃の直後からスタートする。ハゲタカへのリベンジと、夫そっくりの男への複雑な感情で揺れ動く亜希子。そんな義母を娘のみゆき(上白石さん)は成長した大人の眼差しで見守っていく。そんな今回のキービジュアルは、お正月らしさが盛り込まれた。夫・良一(竹野内豊)の遺影を抱える亜希子をはじめ、麦田章(佐藤さん)、晴れ着姿のみゆきと大樹(井之脇海)というレギュラーメンバーが顔を揃えているが、その中には良一そっくりのハゲタカ・岩城も姿を見せている。さらに今回も「亜希子さんから年賀状が届く」お年玉企画がTwitterにて実施中だ。「義母と娘のブルース 2022年謹賀新年スペシャル」は2022年1月2日(日)21時~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2021年12月15日NEXTWEEKENDを主宰する株式会社ガルテン(本社:渋谷区神宮前、代表取締役:村上 萌)は、昨年度より開始したプロジェクト「THE FAMILY NOTE」の2022年度版の予約を開始いたします。THE FAMILY NOTEの予約開始THE FAMILY NOTE■THE FAMILY NOTEとは?NEXTWEEKENDが昨年度から開始した新プロジェクトである“THE FAMILY NOTE”。日記とは違う、家族の日常や大切な瞬間など「今、感じていること」を、SNSではなく、最小単位の自分の“家族”に向けてシェアするための、家族で作り上げる1冊の感情のアルバムです。昨年度から初めて開始したプロジェクトにも関わらず、多くの方にご支援いただき、クラウドファンディングサイト CAMPFIREでは、目標額500万円を開始1日で達成いたしました*。毎月のWISHLISTなど10のテーマを通じ、1年かけて書き溜めていくことで“家族のチーム化”の助けになることを期待しています。■THE FAMILY NOTEの誕生背景昨今、SNSの利用が主流になったり、コロナ禍でなかなか親に会えなかったり、家族とコミュニケーションを取る時間は、気づかぬうちに減っているのではと感じます。THE FAMILY NOTEは、「今感じていること」をこまめに言葉にし、家族とシェアすることで、家族を精神的に近い存在として感じ、お互いの気づかなかった一面を知るきっかけとなることを期待し、誕生しました。家族の会話を増やしたり、少し先の未来に希望や期待を持ったりする機会に繋がることを願っています。■THE FAMILY NOTEの概要□仕様ページの順番を変えたり、増減させたりとカスタマイズ自在なリングブック(A4サイズ)です。ブルー・グレーまたはビギニング・ピンクの布貼りに、ロゴが箔押しされたシンプルなデザインで、中面には、約200ページに渡り、以下の10テーマを詰め込み、毎週の習慣にするとちょうど1年間で書き終わるようになっています。10のテーマ□昨年度からの変化についてまた、2022年度版から新たにライフステージプランを新設いたしました。ふうふで使うノートプランと、親と使う別冊プランの2種類をご用意しております。*ふうふで使うノートプランについて結婚式の可能性を追求し、1,500組以上の多様な結婚式を手がけてきた、CRAZY WEDDINGさんとのコラボレーションプランです。パートナーの新たな一面を知る機会や、ふうふの関係がさらに深まるきっかけをお届けします。*親と使う別冊プラン何かがあったときの淡白な情報ではなく、なんでもない時だから綴れること、世代を越えて受け継ぎたいことをシェアする機会をお届けします。初年度のTHE FAMILY NOTEを70代の方が「初孫が生まれたので、ポジティブなエンディングノートとしても人生をかけて1冊綴りたい。」とコメントをくださったことから、今回の企画が生まれました。□購入について*予約について2021年12月16日(木)より、以下の特設サイトよりご予約可能です。THE FAMILY NOTEは、本当に必要な方にのみお届けできるよう、1年に1回の受注生産としております。再販の予定は現時点で考えておりませんので、購入期日にはご注意ください。*価格についてベーシックプラン 12,001円(税込/送料込)[含まれるもの]・THE FAMILY NOTE ベーシックノート・コミュニティ「FAMILY NOTE CLUB」一年間の参加権1年間、THE FAMILY NOTEを継続してご利用いただけるよう、NEXTWEEKENDのメンバーがサポートさせていただきます。また、使い方を知れるライブ配信や、ノートに向き合う時間を楽しくするワークショップの参加券を年4回分ご提供いたします。THE FAMILY NOTEの詳細はこちら 年4回のワークショップ■THE FAMILY NOTEを愛用している方の声様々な境遇の方に、使っていただいています。みんなの使い方それぞれの詳細は以下をご覧ください ■今後の予定*展示イベント2021年12月16日(木)に1日限りの展示イベントを開催いたします。・日時 : 2021年12月16日(木)10時~20時(事前予約制)・場所 : IWAI OMOTESANDO〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-6-15・入場料 : 1,100円(税込)~・チケット購入: 以下の【THE FAMILY NOTE EXHIBITION】からご選択ください。 ・イベント詳細: *お届けの流れスケジュール【会社概要】社名 : 株式会社ガルテン/Garten Co.,Ltd.所在地 : 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-42-11 ローザビアンカ105号室設立 : 2011年9月代表者 : 代表取締役 村上 萌事業内容: コミュニティメディア「NEXTWEEKEND」の企画・運営 他URL : * 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年12月10日カウンタースタイルの劇場型レストランが一躍注目を浴び、ジャンルを超えてもてはやされている昨今、また一つ、ラグジュアリーなカウンターチャイニーズが誕生した。この10月4日にオープンしたばかりの【西麻布 香宮】がそれ。あの【シノワ】の篠原裕幸シェフを輩出しした名店といえば、あゝと思い当たるフーディも多いことだろう。以前の星旗通りから、外苑西通りの笄公園そばに移転。それを機に、店内もオープンキッチンのカウンタースタイルとなり、メニューもコースのみと一新。ベテランシェフを新たに招き、全く違う店に生まれ変わった。アフリカンチークの一枚板も見事なカウンターは、席と席の間隔もゆったりとした贅沢な設え。厨房との間に空間があり、ここで有島料理長が出来立ての料理をすぐさまサーブする。扉を開け、エントランスを抜けると、まず目に入るのは、堂々たるオープンキッチンのカウンター席。長さ7mに及ぶ一枚板の、アフリカンチークでできたカウンターが存在感を放つ店内は、いわば空間全体がシェフズテーブル。8席全てから、活気みなぎる厨房を目の当たりにすることができ、臨場感もたっぷりだ。軽快に鍋を振る音、ゴォーと燃え上がる炎と共に立ち込める芳ばしい香り等々、シズル感あふれるシチュエーションもご馳走の一つだろう。そして、厨房を任されたのは経験豊富な有島一郎料理長。京王プラザホテル【南園】を皮切りに、ホテル畑で修業を積み、ザ・ペニンシュラホテル東京【ヘイフンテラス】の副料理長を経て、マンダリン オリエンタル東京【センス】では料理長に就任。ミシュラン一つ星を獲得した実力派だ。「【香宮】は、私の料理人人生40年の集大成ともいうべき店でもあり、(自分が)今まで経験したことのないオープンキッチンスタイルにしてみたんですが、これが楽しい。お客様の反応がダイレクトに伝わってきますから。現在は、お客様の目の前で鍋を振り、出きたての料理を私自身が直接お渡ししています。」と笑顔を見せるのは、有島シェフ。有島浩昭料理長。59歳。ザ・ペニンシュラホテル東京やマンダリン オリエンタル東京など、名だたるホテルのチャイニーズで活躍してきた手練れ。パリで腕を振るった経験もある。そのベテランシェフの脇を、しっかり固める若手スタッフの面々も頼もしい。フレンチで言えばスーシェフに当たる二番鍋は【楽記】出身の榎本和裕さん。一方、前菜と焼き物担当はペニンシュラ時代から有島シェフに師事してきた石井聡さんの両名。加えて、デザートは、銀座の老舗パティスリー【ピエスモンテ】出身のパティシェ露木 昭さんが意匠を凝らすという充実ぷりだ。スタッフの見事なチームワークから生まれる料理は、1コース10皿で構成。“一帆風順”(物事が順調にいく)、“ニ龍騰飛”(龍のように飛躍する)など、中国のお正月に良く用いられる賀詞を引用したメニューのネーミングもユニーク。縁起を担ぎたいお祝いの席や絶対に成功させたい接待の席にはピッタリだろう。『黒鮑・葱 山椒ソース・キャビア』千葉房総産の黒鮑を蒸してぶつ切り。口にした時のむっちりとしたおいしさは、厚みのあるカットなればこそ。たっぷりトッピングしたキャビアも気分を盛り上げる。さて、コースに並ぶは、揚げパイなどの点心から焼味、清蒸魚といった伝統的な広東料理の数々。だが、軸足は広東をべースにしながらも、トリュフやキャビアを所々にあしらい、和洋のエッセンスをプラス。黒鮑や松茸など旬の素材を巧みに取りいれ、季節感を大切にしている。それゆえ、料理内容は、時々で少しづつ変わるそうだが、年間を通して登場するのは『稀少青ザメ・プレミアム琥珀ソース』と名付けられた一皿。肉厚な青鮫のフカヒレを、【香宮】特製の上湯で仕上げた、有島シェフの自信作だ。曰く「日本では、姿煮でよく見かける吉切鮫のフカヒレがおなじみですが、香港では青鮫の方が高級品。中でも、うちでは数少ない400g前後のものを使っています。」とのこと。だが、フカヒレだけでは片落ちだろう。それに伴うスープー広東でいう極上スープの上湯の出来不出来が、味を大きく左右するからだ。【香宮】では、豚赤身肉に老鶏に加え、金華ハムを通常よりもたっぷりめに用い、8時間じっくり蒸すことで濃厚かつクリアな旨味を抽出している。ご覧の青ザメのフカヒレで約400g。これをニ湯と紹興酒を合わせたスープに入れて一度蒸し、下味をつける。この一手間が、肉厚のフカヒレの芯にまで味が染み渡るのだ。『稀少青ザメ・プレミアム琥珀ソース』は、コースの半ばに登場。琥珀色の上湯は、調味料は隠し味に加えるごく少量のグラニューのみ。金華ハムの塩分と肉の旨味のみから生まれる深みが素晴らしい。一本一本の繊維が太く、黄金色に輝くフカヒレはまさに“金糸”と呼ぶにふさわしい存在感。琥珀色のソースを纏ったそれを口にすれば、ザクリと歯が入る食感も美味。と同時に、その繊維の隙間からじわりと滲み出る旨味のエキスが秀逸。味わうほどに、淡麗でいながら深みある上湯の滋味がじわじわと味蕾を潤していく。思わず無口になり、溜息をつく瞬間だ。『廣東名物・仔鳩のクリスピー丸揚げ』は、焼き物専門の石井シェフの担当。レア気味に仕上げた鳩は、鉄分の旨味豊か。コースは、28000円(税込み・サ別)。一方、廣東名物の仔鳩のクリスピー揚げも【香宮】流にアレンジ。通常は滷水で火を完全に入れるところを、ここでは、煮込まずに沸騰した滷水に入れて火を止め、そのまま余熱で火を通している。フレンチのようにややレア気味に仕上げた仔鳩は、肉本来の風味を感じさせる。他にも、秋トリュフと共にクレープで巻いた北京ダックや和牛サーロインの塩竈焼きetc.次々と繰り出される機知に飛んだ料理の流れも見事。パティシェ特製のデザートまで舌と目を飽きさせない。食後、デザートの後に出される小菓子。手前から『シナモンの香りのフランボワーズのマカロン』、『紫芋のタピオカ蒸し団子』『紹興酒レーズンのバタークリームサンド』。アルコールの方も、もちろん潤沢に揃う。おすすめは、料理に合わせ、シャンパーニュから始まるペアリングを用意。途中、日本酒や紹興酒、古酒を挟みつつ、シチリアのデザートワインまで10種類程度がお目見え。華やかな気分を盛り上げてくれそうだ。坪庭のような植栽を臨む落ち着いたラウンジ。一部目のゲストは、食後のデザートと小菓子はこちらで楽しむ演出も心憎い配慮。「ゆっくりして頂いて、小腹が減ったら炒飯でもなんでもリクエストにお応えしますよ。」とは有島料理長。
2021年12月02日岸谷香が、来年2月に開催する『岸谷香 感謝祭 2022』のゲストに根本要(スターダスト☆レビュー)と和田唱(TRICERATOPS)を迎えることをライブでサプライズ発表した。昨日11月27日に日本橋三井ホールにてワンマンライヴ『やりたくなったらやっちゃいな! Vol.3』を開催した岸谷は、自身のバンド・Unlock the girlsと共にプリンセスプリンセス時代からソロになって現在に至るまでの新旧織り交ぜた全17曲を披露し満員の観客を魅了。そのステージ上でゲストの発表すると、客席から驚きと喜びのこもった大きな拍手が送られた。『やりたくなったらやっちゃいな! Vol.3』よりこの「感謝祭」は2019年から始めた年一回恒例のコラボイベントで、岸谷自身が毎年元気に楽しく音楽をやれている事に感謝し、お客様に喜んで頂ける様に毎回ゲストを迎えセッションを披露する。チケットは、一般発売に先駆け本日11月28日より最速先行エントリーの受付がスタートしている。<ライブ情報>『岸谷香 感謝祭 2022』2022年2月13日(日) KT Zepp YokohamaOPEN 16:45 / START 17:30ゲスト:根本要(スターダスト☆レビュー)/ 和田唱(TRICERATOPS)根本要(スターダスト☆レビュー)和田唱(TRICERATOPS)【チケット料金】全席指定:9,000円(ドリンク代別・税込)■チケットぴあ独占先行エントリー受付期間:11月28日(日) 12:00~12月12日(日) 23:59受付URL:■一般発売2021年12月18日(土) 10:00~ 各プレイガイドにて<公演情報>『やりたくなったらやっちゃいな! Vol.3』2021年11月27日 日本橋三井ホール【セットリスト】01. DREAM02. Diamonds(ダイアモンド)03. Wrong Vacation04. また恋ができる05. LOVE FLIGHT06. バタフライ07. PARAISO!08. M09. signs10. ウエディングベルブルース11. HIGHWAY STAR12. デロリアンドライブ13. Unlocked14. シャウト!15. STAY BLUEEN1. Dump it!EN2. ハッピーマン岸谷香 OFFICIAL SITE
2021年11月28日川口春奈と大泉洋が司会を務める今年の「紅白歌合戦」の出場歌手が発表された。今回出場するアーティストは、紅白合わせて43組。現在放送中の朝ドラ「カムカムエヴリバディ」でヒロインを務める上白石萌音が初登場を果たすほか、その相手役を演じ話題の松村北斗が所属する「SixTONES」が2回目の出場、そしてドラマの主題歌を歌うAIも参加。さらに上白石さんのほかにも、「Awesome City Club」、「BiSH」、「millennium parade×Belle(中村佳穂)」、「KAT-TUN」、「Snow Man」、「DISH//」、平井大、布袋寅泰、まふまふといった10組の初出場が決定した。また、今年のテーマは「Colorful~カラフル~」。特別企画として、2004年以来、2回目の登場となる松平健も参加。「マツケンサンバII」で、大みそかの日本を明るく、楽しく、盛り上げる。<第72回NHK紅白歌合戦出場歌手>※五十音順(カッコ内は出場回数)【紅組】AI(4)あいみょん(3)石川さゆり(44)Awesome City Club(初)上白石萌音(初)坂本冬美(33)櫻坂46(2)天童よしみ(26)東京事変(2)NiziU(2)乃木坂46(7)Perfume(14)BiSH(初)日向坂46(3)松田聖子(25)MISIA(6)水森かおり(19)milet(2)millennium parade × Belle (中村佳穂)(初)薬師丸ひろ子(2)YOASOBI(2)LiSA(3)【白組】KAT-TUN(初)関ジャニ∞(10)King & Prince(4)郷ひろみ(34)GENERATIONS(3)純烈(4)鈴木雅之(4)SixTONES(2)Snow Man(初)DISH//(初)BUMP OF CHICKEN(2)氷川きよし(22)平井大(初)福山雅治(14)星野源(7)布袋寅泰(初)まふまふ(初)三山ひろし(7)宮本浩次(2)山内惠介(7)ゆず(12)「第72回NHK紅白歌合戦」は12月31日(金)19時30分~放送。(cinemacafe.net)
2021年11月19日伊藤英明を主演に迎え、上白石萌歌、西畑大吾(「なにわ男子」)、大貫勇輔、古田新太、山本耕史、小澤征悦が出演する映画『KAPPEI カッペイ』の公開が決定。声優・山口勝平がナレーションする特報映像も到着した。1999年7の月。ノストラダムスが予言したこのとき、世界は荒廃し、秩序は乱れ、暴力が支配する恐怖の世界が訪れる。そんな来るべき世紀末に備え、人類を救うべく己を鍛え上げる強き漢たちがいた。しかし、時は2022年。世界滅亡の時は一向に訪れない中、厳しい修行に耐え、強力無比な殺人拳・無戒殺風拳(むかいさっぷうけん)を会得した弟子たちを集め、師範は気まずそうに言い放った。「解散っ」――。本作は、2011年~2014年までヤングアニマルで連載された若杉公徳による伝説のギャグ漫画「KAPPEI」の実写化。『スマホを落としただけなのに』シリーズ、『64-ロクヨン-前編/後編』をプロデュースし、初めて監督を務める平野隆と、『翔んで埼玉』の脚本家・徳永友一がタッグを組み、最強なのにやることがなくなってしまった救世主たちの奇想天外な青春物語をド派手に描く。今回『22年目の告白 -私が殺人犯です-』以来、5年ぶりとなる映画主演作となった伊藤さんが演じるのは、終末の戦士の一人である本作の主人公・勝平。最強の戦士でありながら平和な東京で初めて知る様々な感情に翻弄されるピュアな男という、前代未聞のニューヒーローに全力で挑んだ。また、東京にやってきた勝平が運命的な出会いを果たす女子大生・山瀬ハルを上白石さん。勝平に振り回され続ける気弱な大学生・啓太を、先日「なにわ男子」としてデビューを果たした西畑さん。勝平と共に厳しい修行の日々を過ごした終末の戦士の守、正義、英雄、そしてその師範を、大貫さん、山本さん、小澤さん、古田さんが演じている。そして合わせて、「カッペイにはカッペイを!」という勢いのオーダーを快諾し、「名探偵コナン」工藤新一/怪盗キッドや「ワンピース」ウソップの声などで知られる山口さんがナレーションする、衝撃の特報映像も公開。突如師範から「解散」を告げられた勝平が、スマホに向かって絶叫したかと思えば、温泉に潜水し、また、最強の戦士同士の本格的なバトルシーンも盛り込まれるなど、情報が大渋滞の映像となっている。『KAPPEI カッペイ』特報映像なお本作は、5月~6月の期間で撮影が終了しているという。▼キャストコメント伊藤英明オファーを頂いた時は45にもなったおっさんがまた筋肉披露の仕事か、と正直ガッカリしていました。笑しかし打ち合わせや衣装合わせを重ねる内に、そんなガッカリや不安は吹き飛んで…行きませんでした。笑ハッキリ言って変な衣装に変な髪型、ヒロインを除いて変な人間ばかりが出てくる変な話です。けれどこのコロナ禍に於いて、不自由な生活を強いられている日本の皆さんに束の間のひとときではありますが、現実から離れて頂いて心の底から笑って頂ける作品をお届け出来る事にエンターテイメントの世界で働く者として大変ありがたく、また光栄に思っています。監督はじめ、スタッフ、演者全員が制限の厳しい中、出来る限りの中での一番を模索し作り上げた作品です。どうかみなさんに笑って笑って、ちょっと泣いて、そしてやっぱり腹の底から笑って頂きたいと思います。上白石萌歌山瀬ハル役を務めます、上白石萌歌です。作品の相関図をいただいた時のひっくり返るくらいの可笑しさと、現場に足を踏み入れた時の想像を超えるカオスさ。お芝居中に笑いを堪えることほど苦痛なことはないと感じました。最高にくだらなく、最高に真面目で、最高にハートフルな作品です。きっと日本中が勝平さんの虜になるはず!ぜひ盛大に笑ってください!お楽しみに!西畑大吾映画「KAPPEI」で入間啓太役を演じさせて頂きます、なにわ男子の西畑大吾です。このお話を頂いて、企画書を見た時に「すごい世界観だ!」と心が高鳴り、どんな作品になるのかとてもドキドキしました。撮影が始まると毎日が刺激的でした。超個性的な終末の戦士の皆さんのユーモア溢れるお芝居にどうツッコミを入れよう、どう立ち回ろうと考える日々はとても楽しかったです。原作の面白いところを存分に味わえる最高に笑える作品です。この映画を見て頂いて、いっぱい笑っていっぱい免疫力をあげてください!大貫勇輔まさか、裸サスペンダー×金髪ロン毛になる時がくるとは…(笑)最初はどう演じたら良いのかと悩んだのですが、台本を読み始めたら、自然と役が自分の中に入ってきたのを覚えています。自分の中に"守"はいたのだと気づきました(笑)。とにかく尊敬する先輩方に囲まれて、刺激的な撮影の毎日でした!特に終末の戦士が揃った時の圧?空気感?絵力?は空間が歪むくらいの雰囲気が現場に漂っていました(笑)。ぜひ劇場でお腹を抱えて笑ってもらえたら嬉しいです!古田新太おいらはセットだけの参加だったのですが楽しかったです。子供たちとおっさんしかいない現場で、女の子が一人もいない。おまけにハゲヅラとヒゲがかゆくてかゆくて。(芝居では)ずっと怒ってるし。伊藤とか、山本とか、大貫とかも途中で帰っちゃって飲みにも行けないし。見所は小澤です。山本耕史KAPPEIに扮する伊藤英明さんに「山本くん、よくこんな役受けたね!?」と言われた撮影初日…。全く同じ質問を突き返したかった…。お互い撮影でなければ心が壊れてしまうくらい恥ずかしい出で立ちだったのだ。世の中はまだ出口の見えない状況、一時でも皆さんを楽しませられれば、そんな思いを背負い、いい大人達はあり得ない姿で、あり得ない精神力で撮影に望んだ。劇場で心置きなく笑うがいい…それがまだ叶わぬのなら帰宅後笑い転げればいいのさ。そう…あの姿を…小澤征悦「個性的な人」とは、人それぞれだ。自ら言う人もいるし、他人から言われることもある。しかしながら今回の映画「KAPPEI」は、誰が見ても、全てにおいて、原作や脚本や役柄や衣装において、個性的だ。いや、もっと正確に言おう。かなり個性的だ。少なくとも自分は、今までの役者人生で、こんなに個性的な役柄を演じた事はない。でも演じている役者は、伊藤英明はじめ、全員マジメに演じている。本当に大マジメに、バカをやっている。こんな映画、見たことがない。是非映画館で観て、日々の嫌なことやストレスを忘れ、何も考えず、笑ってほしい。筋肉質な男たちがバカやってると、なんか笑えますよ笑『KAPPEI カッペイ』は2022年3月18日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)
2021年11月17日女優・上白石萌音のライブツアー「Mone Kamishiraishi 『yattokosa』 Tour 2021」のDVD(4,730円)&Blu-ray(5,830円)が、2022年1月19日に発売される。今年7月、大阪・福岡・鹿児島・名古屋・東京で開催された同ツアー。今回その中から、千秋楽の東京・ガーデンシアターのライブが映像化される。DVD&Blu-rayには、東京公演のスペシャルゲストとして登場した大橋トリオとのパフォーマンスシーンを含むライヴ本編と、リハーサル風景などの舞台裏を映したメイキング映像も収録。芸能活動10周年、歌手としても5周年の節目を迎えた上白石の魅力が詰まった作品となっている。DVD&Blu-rayは通常盤とファンクラブ限定盤の2パターンを展開。ファンクラブ限定盤には通常盤のメイキング映像よりも長尺の特別メイキング映像が収録される。なお、ファンクラブ限定盤は、12月9日までの受注限定生産となる。さらに店舗別の購入特典として、Amazonではビジュアルシート、楽天ブックスではツアーロゴマグネットシート、応援店(店名は後日HPにて発表)ではポストカードが付属。また、リリースに先駆けて、ライブのダイジェスト映像がYouTubeにて公開されている。
2021年11月10日舞台「千と千尋の神隠し」製作発表が11月9日(火)、都内にて行われ、主人公・千尋のWキャストを務める橋本環奈と上白石萌音が出席した。この日、初解禁となるポスタービジュアルを前にたたずんだふたり。橋本さんが「“ああ、本当にやるんだな”って実感しました」と言うと、上白石さんも「後戻りできないところまできたんだな、いよいよ始まるんだな、という高揚の中にいます!」と武者震い、両者は微笑み合っていた。2001年の封切り以降、爆発的な大ヒットとなった宮崎駿監督によるアニメーション映画『千と千尋の神隠し』の世界初の舞台化となった本作。少女・千尋が引っ越し先に向かう途中、トンネルから八百万の神々の世界へ迷い込むところから始まる物語だ。人間の世界に戻るために様々な出会いを経て、生きる力を呼び醒ましながら奮闘する千尋の姿が見どころとなっている。本作が初舞台となる橋本さんは、「『千と千尋の神隠し』は世界中の皆さんに愛されている作品だと思うので、千尋を演じさせていただくのはすごく光栄です。初舞台になりますが、右も左も上も下も何もわからない状態なので、でもこれだけ周りの皆さんがいらっしゃるので、皆さんの背中を見て何でも吸収して真っすぐぶつかっていければ」と、力強く意気込んだ。ダブルキャストとなった上白石さんも、「大好きな映画で、演じることになっためぐり合わせをすごくうれしく、ありがたく感じています」と挨拶しながら、「出演が決まってからたくさんの知人から連絡をもらって“見たい、出たい”と(笑)。こんなにたくさん反応をいただいたことはなかった。プレッシャーをぬぐうことはできないので、心地よく感じながら、リスペクトと覚悟と責任を持ってしっかり演じます」と作品のスケールの大きさを正面から受け止めていた。映画版で湯婆婆/銭婆役を演じた夏木マリは、同役を続投。「声をやったのは20年前、20年後に実演を舞台でかなうとは思ってもみなかったので、とても楽しみです。舞台なので別ものとしてフレッシュに取り組みたいです。橋本さんと同じ気持ちでやりたい」と隣に座る橋本さんにチャーミングに語りかけ、橋本さんも笑顔で応じていた。ほか、製作発表にはジョン・ケアード(翻案・演出)、スタジオジブリ・鈴木敏夫プロデューサー、醍醐虎汰朗、三浦宏規、菅原小春、辻本知彦、咲妃みゆ、妃海風、田口トモロヲ、橋本さとし、朴ロ美、大澄賢也、今井麻緒子(共同翻案・演出補佐)、池田篤郎(東宝常務執行役員演劇担当)が登壇した。舞台「千と千尋の神隠し」は2022年2月より帝国劇場ほかにて上演。(cinamacafe.net)
2021年11月10日来年3月上演の舞台「千と千尋の神隠し」より、千尋役の橋本環奈と上白石萌音、それぞれが写るポスタービジュアルが到着した。千尋をはじめ、魅力的な登場人物たちが、湯屋と化した帝国劇場の舞台に立ち、観客を不思議の町へと誘う舞台「千と千尋の神隠し」。橋本さんと上白石さんのほかにも、醍醐虎汰朗と三浦宏規がハク、菅原小春と辻本知彦がカオナシ、咲妃みゆと妃海風がリン、夏木マリと朴ロ美が湯婆婆/銭婆をいずれもWキャストで演じる。今回到着したのは、橋本さんと上白石さん演じる千尋が写し出されたポスタービジュアル。橋本さんは、花々に囲まれ、湯屋の衣装と思われるものを身につけ、一方の上白石さんは、水の中に線路が敷かれた場所で佇み、映画後半のシーンを彷彿とさせる仕上がりとなっている。舞台「千と千尋の神隠し」は2022年3月2日(水)~29日(火)帝国劇場にて上演(プレビュー公演 2月28日・3月1日)。※ほか地方公演あり(cinemacafe.net)
2021年11月10日11月1日から放送がスタートした連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(月〜土8時〜8時15分、12時45分〜13時〈NHK総合〉ほかで放送中※土曜日は1週間の振り返り)は、ラジオ英語講座と共に歩んだ3人のヒロインが紡ぐ100年のファミリーストーリー。制作発表当時に話題になったのが、連続テレビ小説史上初となる“3人のヒロイン”が登場すること。物語は3人のヒロイン、安子(上白石萌音)、るい(深津絵里)、ひなた(川栄李奈)の3世代がバトンを渡すような形で描かれていく。第1のヒロイン・安子を演じる上白石萌音(23)に意気込みを聞かせてもらったーー。出演が決まったときのお気持ちは?「“朝ドラ”のヒロインには憧れていました。いろんな方が『萌音ちゃん“朝ドラ”っぽいね』と言ってくださることもあって、いつか出られたらうれしいなとだんだん思うようになっていました。感慨深いですし気合も入ります」(上白石・以下同)演じる役柄の印象を教えてください。「朝ドラのヒロインは夢を追いかけたりする人物が多いと思うのですが、安子は本当に普通のコで、ひとりの人間として生きた人。そこにすごく共感しますし、“生きているだけでドラマだな”と感じます。命の大切さも安子から教えてもらっています」最後に、視聴者へのメッセージを。「タイトルがすべてのような気がします。みんなおいでよ!みたいな、温かくて優しい空気感がすてきなドラマだと思うので、ぜひ楽しみにしていてほしいです。どうぞよろしくお願いします!」
2021年11月06日「大企業の長男として大成の道を歩み始めているように見えますよね。今の10代後半よりもしっかりしていると思うんですけど、内面はまだ成長しきれていない。そういった危うさがあると思いました」そう話すのは、11月1日から放送がスタートした連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(月~土8時~8時15分、12時45分~13時〈NHK総合〉ほかで放送中※土曜日は1週間を振り返ります)で、雉真稔を演じる松村北斗(26)。地元で有名な名家・雉真家の跡取りで英語が堪能な好青年の稔は、ある日、上白石萌音演じる安子と知り合ってからお互いの人生が変わっていく。ヒロインの上白石の印象を聞いてみた。「ものすごい芯の強さを感じます。“朝ドラ”の撮影はすごく感情を動かさないといけなくて、特にヒロインはそうしなければいけません。それなのに現場のことも気遣ったりされているので、素敵だなって素直に思いました」また、雉真家の人々の印象を次のように語る。【父・千吉段田安則】「稔の生きた時代は父が絶対的な存在で威厳があり、意見を言うにもすごく覚悟が必要でした。千吉さんを演じられる段田さんの説得力のあるお芝居に圧倒されました。千吉さんと稔の関係のように、現場で学ばせていただきました」(松村・以下同)【母・美都里YOU】「僕の母に近かったのか、美都里さんには僕が思う母親像が凝縮されていたような気がします。母として息子に甘える部分ですとか。そういう部分をYOUさんが的確に表現されていて、あ、母だって思いました」【弟・勇村上虹郎】「YouTubeをいくつか見て、うちのメンバーのジェシーに興味を持ってくださったのか、面白がっていました。実際に会ってもらいたいなって思いました。ジェシーにはまだ伝えていないのですが(笑)」安子と稔の関係に、稔の弟・勇も加わり安子を巡る兄弟の対立にも発展!?お見逃しなく!!
2021年11月05日オサジ(OSAJI)のホームフレグランス調香専門店「kako -家香-」とアーセンス(Aresense)のコラボレーションによるルームフレグランスが、アーセンス ルミネ新宿1店から登場。「kako -家香-」は、スキンケア製品やライフスタイル製品を展開するオサジが、2021年7月にスタートさせたホームフレグランス調香専門店。その名の通り“調香”ができるユニークなショップで、ワークショップを通じて、自分好みのエッセンシャルオイルやルームフレグランススプレーをデザインすることができる。思い出や実家の記憶で作るルームフレグランスそんな「kako -家香-」が初の別注の香りをアーセンスとともに制作。アーセンスのディレクター梅本愛子が自分自身の思い出、実家の記憶などを頼りに、3つの香りを調香した。ベランダ・客間・居間イメージの香りNo.1 ベランダ:バルコニーではなく、あえて「ベランダ」と名付けた香りは、外からの光が強く差し込む“希望”を表現したシトラス調の香り。No.2 ドローイン・グルーム:応接室、客間を意味する「ドローイン・グルーム」の香りは、ローズをベースにして、どこか緊張感のある匂いを表現。No.3 居間:「居間」で過ごす時間をイメージした、ウッド系の落ち着いた仕上がり。【詳細】「家香×アーセンス(kako×Aresense)」別注ルームフレグランス 2,530円発売日:2021年10月18日(月)取り扱い店舗:・アーセンス ルミネ新宿1店住所:東京都新宿区西新宿1-1-5ルミネ新宿 LUMINE1 4F営業時間:11:00~20:30【問い合わせ先】アーセンス ルミネ新宿1TEL:03‐6258‐1785
2021年10月23日現在放送中の連続テレビ小説「おかえりモネ」と、11月からスタートする「カムカムエヴリバディ」のヒロイン、清原果耶と上白石萌音が参加するヒロインバトンタッチセレモニーが本日10月22日(金)、東京・渋谷にて行われた。放送中の「おかえりモネ」にて、気象予報士を目指していくヒロイン・永浦百音を演じている清原さんは「萌音ちゃんは、わたしがヒロインに決まったときも連絡をくれたり、撮影期間中も気にかけてくれたりして、ずっと大好きで尊敬している方なので、こうしてバトンを渡せてうれしいです」とコメントし、3人のヒロインが登場する「カムカムエヴリバディ」にて、初代ヒロイン・橘安子を演じる上白石さんは「同じ時期に“朝ドラ”をそれぞれ頑張っていたことがすごくうれしくて、お互いに優しいことばをかけ合ったり、精がつく食べ物を贈り合ったりしていて本当に心の支えでした」とエピソードを明かし、「こうして(清原)果耶からバトンをもらえてとても幸せです。撮影、本当にお疲れ様でした」とねぎらいの言葉を贈った。そして来週、ついに最終回を迎える「おかえりモネ」。最終週の見どころについて清原さんは「気仙沼の家族や幼なじみ、気仙沼のひとたちと重ねる尊い奇跡のような日々が繊細に描かれています。愛を込めて作った大切な作品ですので、みなさんの心にぜひ残るものがあればうれしいです。最後までモネたちのことを見届けていただけたらと思います」とメッセージ。また上白石さんも「すごく温かい人間の愛やつながりが描かれていますので、少しでも穏やかな気持ちになっていただけたらと思います。そして、ヒロインが3人いる分、物語は3倍速で進んで行きます。ぜひ毎日見逃さずに見ていただけるとうれしいです」と第1週の見どころを説明。また、ドラマゆかりの品を贈る、恒例のプレゼント交換では、清原さんからは“手作りのインディゴのストール”を、上白石さんからは“御菓子司「たちばな」の特製紅白まんじゅう”が贈られた。連続テレビ小説「おかえりモネ」は毎週月~土曜日8時~NHK総合、月~土曜日7時30分~BSプレミアム・BS4Kにて放送中。「カムカムエヴリバディ」は11月1日より毎週月~土曜日8時~NHK総合、月~土曜日7時30分~BSプレミアム・BS4Kにて放送。※土曜日は1週間をふり返る(cinemacafe.net)
2021年10月22日上白石萌音が新曲「I’ll be there」のMusic Videoを公開した。同曲はTBS系『王様のブランチ』のテーマソングとして書き下ろされた楽曲で、本日10月13日にリリースされた両A面シングル『I’ll be there / スピン』に表題曲のひとつとして収録されている。公開されたMVは、小さな男の子と出会う人たちとの心温まる交流が描かれたストーリー仕立ての映像となっており、すでに公開されている「スピン」のMVにも出てくる栞がこの2つの作品を繋いでいる。また『I’ll be there / スピン』の発売を記念して、10月19日20時よりYouTube配信を行うことが決定した。現在Twitterでは曲の感想や音楽活動にまつわる質問を募集しており、ハッシュタグ「#上白石萌音シングル感想と質問」を付けて投稿することで応募することができる。さらに、10月15日20時からはSpotifyとApple Musicを使って参加できるリスニングパーティーが開催される。上白石萌音「I’ll be there」MV上白石萌音『I’ll be there / スピン』発売記念YouTube Live※10月19日(火) 20:00~配信スタート■シングル発売記念リスニングパーティー詳細:<リリース情報>上白石萌音 両A面シングル『I’ll be there / スピン』2021年10月13日(水)リリース上白石萌音『I’ll be there / スピン』初回限定盤ジャケット上白石萌音『I’ll be there / スピン』通常盤ジャケット上白石萌音『I’ll be there / スピン』配信ジャケット●初回限定盤(CD+DVD):1,980円(税込)【CD収録内容】M1. I’ll be thereM2. スピン ※エッセイ「いろいろ」の“おとも”M3. 白い泥(studio live ver.)【DVD収録内容】新曲2曲のミュージックビデオ+メイキング映像●通常盤(CD):1,200円(税込)【CD収録内容】M1. I’ll be thereM2. スピン ※エッセイ「いろいろ」の“おとも”M3. I’ll be there(おうちカラオケver.)M4. スピン(おうちカラオケver.)上白石萌音「スピン」MV<CDショップ購入特典>・応援店特典:手作りマンスリーカレンダー(A4サイズ・2021年10月〜2022年12月)・UNIVERSAL MUSIC STORE限定ファンクラブ購入特典:れもねこ待ち受けカレンダー(2カ月×6パターン)DL用URL・Amazon.co.jp:各商品のジャケット絵柄による絵メガジャケ(24cm×24cm)・楽天ブックス:各商品ごとの絵柄違いアナザージャケット(12cm×12cm)※応援店は追ってHPにて発表※le mone do会員限定特典付きCD販売期間:10月20日(水) 23:59までDL期間:2021年12月末日まで関連リンク上白石萌音オフィシャルサイト:ユニバーサルミュージック 上白石萌音:(@mone_kamishiraishi):上白石萌音オフィシャルブログ:上白石萌音マネージャーTwitter:東宝芸能オフィシャルサイト:
2021年10月13日女優の上白石萌音が11日、都内で行われた高橋書店「第25回 手帳大賞 発表表彰式」に登壇し、名言大賞のプレゼンターを務めた。「手帳大賞」は、手帳をもっと身近に感じてほしい、手帳は毎日の暮らしに役立つ存在であってほしいという想いから生まれた「言葉」と「アイデア」のコンテスト。イベントでは、名言大賞、商品企画大賞の両部門が発表・表彰された。名言大賞のプレゼンターとして、2022年版「手帳は高橋」のイメージキャラクターに抜てきされた上白石が登壇。ライトブルーのワンピース姿で登場し、「高橋書店さんのブルーをイメージして着て参りました」と笑顔を見せた。名言大賞の審査員として作家の角田光代氏、コピーライターの牧野圭太氏、歌人の薮内亮輔氏も登壇しており、上白石は「言葉のスペシャリストであるお三方の手前、とても恐れ多いのですが、私も小さい頃から本を読むことや言葉がすごく好きで大切にしてきたので、応募してくださった皆様やご覧いただいている皆様と同じ視点で楽しませていただきたいと思います」と恐縮しながらあいさつした。また、「手帳大賞」について、「いろいろなところで目にしていたのですが、まさか携われるようになるとは思ってなかったので、とてもうれしく思っています」とコメント。ファイナリスト32作品が紹介されると、笑顔を見せながら“名言”を楽しんだ。そして、「気を抜くと泣いてしまいそうですね。すごく温かくて優しくて真っすぐで、改めて言葉っていいなってすごく実感しています」としみじみ。「全然難しい言葉を使ってないのにハッとさせられますし、名言って生もうと思って生まれるものじゃないんだなと感じました。日常のふとした瞬間とか、心の動きとか、柔軟な発想で出てきた言葉はすごく、何にも勝るんだなと感じました」と語った。今年の名言大賞は、37歳・仲程雄平さんの「地面が満開になったね!」に決定。自転車をこいで息子を保育園に送っていた頃、桜並木の道を通りかかったときに後部座席に座る息子が言った言葉だという。大賞を発表した上白石は「なんだか幸せの見つけ方を教えてくれる言葉だなと思いました。息子さんの感性の豊かさも素敵ですし、周りの大人の方の接し方も素敵なんだろうなと想像しました」と感想を述べた。さらに、「本当に素敵な言葉ばかりで、こんな素敵な言葉が生まれているというのがすごくうれしいですし、それを素敵だなと思われて応募された皆様の気持ちも素敵だと思いますし、それを称える賞自体も素敵だなと思いました。一生覚えておきたい言葉がたくさんありましたし、私も日常に潜む名言を探していきたいと思いました。すごく心が洗われて豊かになりました」と語った。
2021年10月11日練馬区立 四季の香ローズガーデン「オータム フェスティバル」が、2021年10月9日(土)から10月31日(日)まで開催されます。約320品種の“秋バラ”を鑑賞東京・光が丘にある「練馬区立 四季の香ローズガーデン」は、「香りのローズガーデン」「色彩のローズガーデン」を持つガーデン施設。「香りのローズガーデン」では、国内では珍しく“香り”にフォーカスを当て、フルーティーな香りやスパイシーな香りなどの香りの違いにわけて紹介。一方、「色彩のローズガーデン」では、花色ごとにバラを配置。ちょうど「オータム フェスティバル」が行われる10月は、ふっくらとした美しい花姿の秋バラが見頃を迎えるタイミング。園内には、約320品種 460株の秋バラが咲き誇り、黄色やピンクなどさまざまなバラを鑑賞することができます。また期間中は、庭やバラの楽しみ方を教えてくれるガーデンツアーや、バラ園で楽しめるガーデンヨガ、弦楽四重奏のガーデンコンサートなどのイベントも開催予定です。【詳細】練馬区立 四季の香ローズガーデン「オータム フェスティバル」開催期間:2021年10月9日(土)~10月31日(日)9:00〜18:00会場:練馬区立 四季の香ローズガーデン住所:東京都練馬区光が丘5-2-6■秋のガーデンツアー※無料イベント開催日時:・10月24日(日) 11:00~11:45、14:00~14:45・10月30日(土) 11:00~11:45、14:00~14:45集合場所:講習棟前(雨天決行・荒天中止)定員:各14名■ローズガーデンコンサート※無料イベント開催日時:10月31日(日) 11:00~11:45、14:00~14:45場所:色彩のローズガーデン(雨天時:講習棟 1F)
2021年10月10日ある高校の校庭で、男子生徒の死体が発見される。自殺と判断される中、事態はマスコミやSNSを巻き込む騒動へと発展。動揺する生徒、体裁を気にする教師、困惑する保護者……。第一発見者でもある女子生徒・藤野涼子は大人たちの対応に不満を抱え、さらなる事態に翻弄されながらも立ち上がる。「裁判をしませんか。わたしたちで」。宮部みゆきが著し、映画にもなったミステリー小説『ソロモンの偽証』をWOWOWが全8話構成で連続ドラマ化。前代未聞の学校内裁判を主導し、真相を突き止めようとする主人公・藤野涼子を演じた上白石萌歌に話を聞く。──2015年に公開された映画版を劇場でご覧になっているそうですね。当時の上白石さんは物語をどう捉えたのでしょうか?上白石主人公たちは当時の私と同じ中学生で、学生ならではの繊細さや葛藤を抱えていました。いろいろなものを鵜呑みにしやすかったり、大人が絶対的な存在だと思う中で、大人と対峙したり、大人を疑ったり、自分の主張をしたりする学生たちの姿が印象的でしたね。キャストの方々の力強いお芝居と相まって、頭にガンッと衝撃を受けたのを覚えています。連続ドラマW 宮部みゆき『ソロモンの偽証』──今回のドラマは、高校生の設定に変わりました。上白石 物語の舞台も、昭和から現代に変わりました。コミュニケーションを取るツールが変わり、SNSにおける誹謗中傷の問題なども出てきます。昭和に発せられたときとは違う温度の言葉が高校生たちの間を行き交い、さらに情報が増え、真実とは何かの問いが強くなっている。きっと、視聴者の方々も感情移入しやすいだろうなと思いました。──藤野涼子を演じるにあたり、どんな準備をしましたか?上白石 原作を読んだり、裁判を傍聴しに行ったりしました。本物の裁判の空気感を作品に生かしたくて、メモを取りながら。あとは、高校時代の日記を読み返し、当時の揺らぎやすい心を思い出したりもしていました。──日記を役作りに使うということは、ご自身からの距離が近い役なのでしょうか?上白石 作品を見るときって、自分に近い存在を探しがちなんです。映画館に足を運んだ当時も、自分に最も近く思えたのが藤野涼子ちゃんでした。彼女のことをもっと知りたいなと思えて。今回も、ある種の運命を感じながら役に臨みました。涼子も私も、必要以上に責任感を感じてしまうところがあると思います。私の場合、作品に入る前に寝つきが悪くなったりして(笑)。周りの期待に応えたい、自分で自分を超えたい。そんな思いで圧をかけてしまうことが多いんです。そういった意味でも、共感しながら涼子を演じられました。──裁判を傍聴したときのことも聞かせてください。上白石 ドラマ『ファーストラヴ』で被疑者を演じたときも見に行きましたが、そのときは被疑者の方ばかりを見ていて。涼子が学校内裁判で検事役を務める展開上、今回は検事の方の動きを見るようにしていました。検事って、揺らいじゃいけないんだなと感じましたね。冷静さと正確さを求められる。それに、人の話をよく聞かなくちゃいけない。裁判中の涼子も、相手の答えを待つことが多いんです。発するだけでなく、受ける大切さはお芝居にもあるものなので、それにちょっと重なりました。浮所飛貴くんと坂東龍汰くんがムードメーカー──学校内裁判が象徴するように、この物語においては“事実と想像”もひとつの鍵になっていると言えます。上白石さん自身は、“事実と想像”にどう向き合っていますか?上白石 例えば人を殺す役を演じるとき、刃物で人を刺すのがどんな感覚なのか、どんな心の動きがあったのかを経験することはできません。涼子みたいに、クラスメイトが死んで真実を暴く立場になることも現実では起こり得ないですし。想像するしかないんですよね。私は字を書くことが好きで、どの作品に入る前も役についての妄想を書き出すようにしています。好きな色は何か、猫派か犬派か、どんな夢を持っているか。台本に書かれていないことを連想ゲームみたいに膨らませていくんです。そうすることで、直接役立つことはなくても、ふとした瞬間に何かが滲み出ることはあるかもしれない。お芝居が想像に助けられることはあると信じています。──涼子を演じるにあたっても何か想像しましたか?上白石 原作からも分かることですが、将来像を考えたりはしました。あと、まだ撮影セットを見る前に、「どんなお部屋かな?」と想像して。クッションは無地のような気がしたし、シーツもよく洗っていそう(笑)。その答え合わせを現場でするのも好きです。──同世代のキャストの方々との共演はいかがでしたか?上白石 共演したい方々ばかりだったので、すごく嬉しかったです。お芝居をしたり、たわいない話をしたりするのが楽しく、刺激的な撮影になりました。重い作品にもかかわらず、舞台裏ははっちゃけていて。ムードメイカーは浮所(飛貴)くんと坂東(龍汰)くん。賑やかなツートップです(笑)。──浮所さん演じる野田と涼子の幼馴染らしい雰囲気が良かったです。上白石 野田健一くんは涼子に最も近しい存在。なので、浮所くんともいいバランスを作っていかなくちゃと思っていたんですが、そう考える必要もないくらい自然と仲良くなれました。本当に人懐っこくて、スッと入ってきてくれるんです。何も言わなくても通じ合える仲の良さを、健一くんと涼子のお芝居に出すことができました。──事件を一緒に調査する中、野田くんは肝心なときにあっさりバイトに行っちゃったりも(笑)。上白石 本当に気心の知れた友達って、すごくさっぱりしていますから。そこもなんだかリアルですよね(笑)。──一方、坂東さん演じる大出は、事件の犯人だと疑われる生徒です。大出が涼子を威圧するシーンが印象的でした。上白石 図書室のシーンですよね。あのシーンの大出くん、本棚の本を1冊ずつ指で触りながら近づいてくるじゃないですか。涼子にとっては怖いシチュエーションなんですけど、実際の撮影はおかしくて。完成した本編を見たときも、手つきが独特でちょっと面白かったです(笑)。坂東さんは自由で、すごく挑戦心もある方。お芝居で圧倒される感じがありましたし、大出くんの役は坂東さんにしか演じられなかったと思っています。──物語の中では、高校の残酷さも浮き彫りになってきます。上白石 私自身、高校3年間は悩んだ時期でした。薄い膜がずっと自分にまとわりついていて、そこから出よう出ようと必死でしたね。ちょっとした傷がどんどん体に広がっていくようで。すごく傷つきやすかったですし、孤独も感じやすかった。長く感じた3年間でした。高校って、みんなが生きづらさを抱えている部分はありますよね。でも、学校だけが世界じゃない。外にも目を向けて、自分にとっての安らぎの場を作れば生き抜けると思います。──上白石さんにとっては、デビュー作以来のWOWOWドラマですね、上白石 『分身』でデビューしたときは、まだ小学校6年生でした。北海道ロケが楽しく、習い事のような感覚だったのを覚えています。でも、「またWOWOWの作品に出たい!」という気持ちは生意気ながら持っていて。戻って来られて嬉しいですし、原点を見つめ直すこともできました。作品に入る前に感じたプレッシャーも、いい作品にしたい思いがあってこそ。重圧も緊張も大事に噛みしめながら演じられたのが、私の成長かなと思っています。取材・文:渡邉ひかる撮影:川野結李歌ヘアメイク:冨永朋子(アルール)スタイリスト:道端亜未「ぴあアプリ」なら【アプリ限定】ショットをご覧いただけます。ぴあアプリを ダウンロード(dpia-app://contentAll?contentId=367a323a-5adc-431f-95c8-562411e07a68&contentTypeId=2) すると、この記事内に掲載されています。WOWOW開局30周年記念連続ドラマW 宮部みゆき『ソロモンの偽証』10月3日(日)スタート(全8話)毎週日曜夜10:00 放送・配信〔第1話無料放送〕
2021年10月03日「中学時代は、思春期ならではの気恥ずかしさから、クラスの誰よりも“慎ましい”タイプだったんです。でも本当は、人前で歌うことも踊ることも大好きで。だからこそ当時は週末に通っていたミュージカルの教室が、そのもどかしさを一気に解消できる場所でしたね。この表現欲と才能はまた別なのだと、のちに思わされもしましたが(笑)」こう話すのは、上白石萌音(23)。女優・歌手として多岐にわたり活動する上白石だが、その素顔は“読書好き”なごく普通の23歳。そんな彼女の日常が綴られたエッセイ『いろいろ』(NHK出版)の発売を機に、“いろいろ”な本音を聞いた。 本好きが高じて、装丁にまで自らのこだわりが詰まっているというが、本を好きになったきっかけは?「小学校の司書の先生がとても素敵な方で、本の楽しさを教えてもらえたんです。小学2年生のころには、親戚からもらった『ナルニア国物語』シリーズを読破して、本の世界から想像を広げる喜びを知りましたね。今や家の本棚はすっかりパンパンで、隙間に無理やり積み重ねている状態(笑)。最近読んだのはサガンの『悲しみよ こんにちは』ですが、訳者の河野万里子さんは『ラジオ英会話』の翻訳連載でお世話になっている先生で。そうした縁もうれしくなる瞬間ですね」読書とともに文章を書くことも昔から好きだというが、一冊書き上げた感想は?「言葉って無限にあるので、その膨大な選択肢から一つずつ選んでいくのが予想以上に大変でしたが、充実した時間でもありました。それに家族がすごく楽しんで読んでくれたんですよね。父は生まれて初めて一気読みをしたと言ってくれましたし、妹(上白石萌歌)なんて、『お姉ちゃんの作品の中でいちばん好き』って……、まさに“いろいろ”な気持ちになりました(笑)。苦しかった気持ちなどもありのままに書いたので、同じような思いを抱えている方が『一人じゃない』と思ってくださればなと」11月1日放送開始のNHK朝の連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』で、ヒロインを演じる上白石。「今回出演する朝ドラも『生きなきゃな』という気持ちになれるドラマだと思っているので、コロナ禍で我慢の日々が続きますが、あわせて楽しんでもらえたらうれしいです」
2021年10月03日株式会社文藝春秋電子書籍編集部では、9/29(水)に、片山萌美さんの写真集最新刊「SECRET」を電子オリジナルで配信します。30歳を迎え、女優としても進境著しく、一段と大人の色気を増す彼女が、屋外で、またスタジオで、ランジェリーやシースルーの衣装に包まれた美BODYを披露。テーマは「SECRET」。彼女との、ひと夏の「秘密」を共有してください。撮影は舞山秀一さんです。【片山萌美さんコメント】セクシーなのはもちろんですが、今回はすごく上品な作品にも仕上がっていると思います。舞山秀一さんは被写体が内面から発光しているような写真を撮られる方だと思っていましたが、今回も私の内面を見ながら撮っているように、私の全てを写し出してくださっています。【プロフィール】片山萌美(かたやまもえみ)1990年東京都生まれ。麗澤大学経済学部経済学科卒業。2012年にミス日本「ネイチャー」を受賞。以後「週刊プレイボーイ」をはじめ各誌のグラビアを席巻。女優としても着々と実績を重ね、『万引き家族』『いだてん』などで存在感を示す。写真集に「人魚」「Rashin ≪裸芯≫」など。【書誌情報】書名:デジタル原色美女図鑑 片山萌美 SECRET舞山秀一・撮影/文藝春秋電子書籍編集部・編価格:1200円(税込) ※電子書店によって異なる場合があります配信開始日:2021 年9 月 29 日(水)商品URL: 販売電子書店:Kindleストア、Apple Books、楽天Kobo、Reader Store、紀伊國屋書店Kinoppy、ブックライブ、honto、BOOK☆WALKER他、電子書籍を販売している主要書店※価格は各電子書店にてご確認ください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年09月29日上白石萌音が10月13日にリリースする両A面シングルより「スピン」のMusic Videoを公開した。「スピン」は本の背表紙に糊付けされている栞紐のことで、発売前に重版が決定した上白石初の全篇書き下ろしエッセイ『いろいろ』の“おとも”になるような楽曲をコンセプトに制作された。作詞は上白石自身が手がけており、素朴なサウンドが心地いい、エッセイと同様に飾らない上白石の気持ちが綴られている。公開されたMVは、上白石が憧れの職業・書店員に扮してたくさんの本に囲まれながら撮影された。書籍もデジタル化が進む中、紙のページをめくるという幸せを噛みしめた本好きの上白石ならではの作品となっている。上白石萌音「スピン」MV■「スピン」配信リンク:<リリース情報>上白石萌音 両A面シングル『I’ll be there / スピン』2021年10月13日(水)リリース上白石萌音『I’ll be there / スピン』初回限定盤ジャケット上白石萌音『I’ll be there / スピン』通常盤ジャケット上白石萌音『I’ll be there / スピン』配信ジャケット●初回限定盤(CD+DVD):1,980円(税込)【CD収録内容】M1. I’ll be thereM2. スピン ※エッセイ「いろいろ」の“おとも”M3. 白い泥(studio live ver.)【DVD収録内容】新曲2曲のミュージックビデオ+メイキング映像●通常盤(CD):1,200円(税込)【CD収録内容】M1. I’ll be thereM2. スピン ※エッセイ「いろいろ」の“おとも”M3. I’ll be there(おうちカラオケver.)M4. スピン(おうちカラオケver.)<CDショップ購入特典>・応援店特典:手作りマンスリーカレンダー(A4サイズ・2021年10月〜2022年12月)・UNIVERSAL MUSIC STORE限定ファンクラブ購入特典:れもねこ待ち受けカレンダー(2カ月×6パターン)DL用URL・Amazon.co.jp:各商品のジャケット絵柄による絵メガジャケ(24cm×24cm)・楽天ブックス:各商品ごとの絵柄違いアナザージャケット(12cm×12cm)※応援店は追ってHPにて発表※le mone do会員限定特典付きCD販売期間:10月20日(水) 23:59までDL期間:2021年12月末日まで「I’ll be there / スピン」配信URL:関連リンク上白石萌音オフィシャルサイト:ユニバーサルミュージック 上白石萌音:(@mone_kamishiraishi):上白石萌音オフィシャルブログ:上白石萌音マネージャーTwitter:東宝芸能オフィシャルサイト:
2021年09月29日第一三共ヘルスケア株式会社(本社:東京都中央区)は、2020年放映の第1弾に引き続き、俳優・上白石萌音さんを起用した敏感肌向けフェイスケアシリーズ「ミノン アミノモイスト」のTV-CM「自信が出てきた。私も、肌も。」篇を、2021年9月23日(木)から全国で放映いたします。本作は、入社6年目の女性を描いたミノン アミノモイストのTV-CM第2弾。「ミノン アミノモイスト」シリーズのコンセプトのように、やさしさだけでなく、美しさも追求し、肌にも仕事にも自信が出てきた女性を上白石さんが熱演しています。俳優としてさらに輝きを増した上白石さんの美しい表情や、つやめく肌にご注目ください。新TV-CM「自信が出てきた。私も、肌も。」篇より「自信が出てきた。私も、肌も。」篇 YouTube URL: 動画1: 「メイキング&インタビュー」YouTube URL: 動画2: ■TV-CMストーリー/「自信が出てきた。私も、肌も。」篇上白石さん演じる、布製品を扱う専門商社に勤める入社6年目の会社員。繊細で根がとても真面目なため小さなミスで落ち込むこともありましたが、ミノン アミノモイストを使い始めて肌にも仕事にも自信が出てきました。毎日のスキンケアで、少しずつ、一歩ずつ、うるおい満ちて輝く理想の自分に近づいていきます。■TV-CMの見どころ真剣な表情で製品サンプルの生地を見る上白石さん。ビジューのついた生地と、肌にも仕事にも自信が出てきた表情の上白石さんにやさしい光が注ぎ込み、どちらもキラキラ輝いています。職場での上白石さんのアップシーンでは入社6年目を迎え、仕事にも慣れて自信の出てきた顔つきと美しい肌に注目です。スキンケアシーンでは、少しリラックスした可愛らしい上白石さんと、思わず触れたくなるような「やわ肌」をご覧いただけます。また、昨年から引き続き流れるTV-CMオリジナルソングの、心安らぐ透きとおるような上白石さんの歌声も重なり、心癒されるTV-CMとなっています。■TV-CM撮影時のエピソード第2弾になるミノン アミノモイストTV-CM。入社6年目になり成長した主人公のように、上白石さん自身も、俳優としてさらに輝きを増したご様子。その美しさと、つやめく肌にスタッフ一同、思わず感嘆の声。ご本人も敏感肌だそうで、ミノン アミノモイストをずっと愛用してくださっています。撮影中、特に力を入れたのは、スキンケアシーン。「やわ肌」が伝わるように、指の動きにこだわりました。上白石さんの繊細な指の演技にも注目です。■メイキング&インタビューTV-CMの放映に合わせて、メイキング&インタビュー動画を公開します。【上白石萌音さんインタビュー】―――今回2年目となるミノン アミノモイストのTV-CM新作に出演し、いかがでしたか?前回は、頑張るぞって頃の女性を演じたのですが、今回は時が経った設定で、入社6年目と伺いました。それを聞いて“成長したんだな”って思って嬉しかったです。―――肌が敏感になっていると感じることはありますか?わたしもすごく敏感肌なので、すぐにカサカサしてしまったり、肌あれが出てしまったりすることもあるのですが、結局心の状態が大事だなって思いますね。自信がないと、すぐにそれが(肌に)出ちゃうなって。(肌は)心の鏡だなと思います。―――自信がないときに心掛けていることはありますか?自分のことを好きで自分を信じられている人ってキラキラしていて、かっこいいなってすごく憧れます。わたしも努力を重ねたら、いつか自信満々になれる日が来るのかなと思います。そうなれるように頑張ります。―――最後に一言、お願いします!わたしも愛用しているミノン アミノモイストの新作TV-CMに今年も出演できて、とても嬉しいです。前向きで自信が出てきている表情に注目していただいて、美しいTV-CMの世界観もお楽しみいただけると嬉しいです。時には敏感になってしまうこともあると思いますが、前向きにいられる心強い味方として、ぜひ皆さんにもアミモイ(ミノン アミノモイスト)を使っていただきたいです。引き続きミノン アミノモイストをよろしくお願いします。「メイキング&インタビュー」YouTube URL: ■TV-CM概要放映開始日:2021年9月23日(木)放送地域:全国タイトル:「自信が出てきた。私も、肌も。」篇出演:上白石萌音URL: ■プロフィール上白石萌音(かみしらいし もね)1998年1月27日生まれ、鹿児島県出身。2011年第7回「東宝シンデレラ」オーディションで審査員特別賞を受賞し、デビュー。主な出演作に、映画『君の名は。』『羊と鋼の森』、ドラマ『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』『青天を衝け』等。連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』では、ヒロイン:橘安子、舞台『千と千尋の神隠し』では、主人公:千尋を演じる。俳優だけでなく、歌手やナレーターとしても活動している。■制作スタッフリストクリエイティブディレクター:岡村めぐみCMプランナー・コピーライター:川崎紗奈/小野絵里華アートディレクター:小林恵/多田明日香クリエイティブプロデューサー:仁禮義智/尾島理紗プロデューサー:蓮尾淳子/横山治己プロダクションマネージャー:宮浦理紗/森下万智ディレクター:金野恵利香キャスティング:松山賢一郎/齋藤 祥子アカウントエグゼクティブ:長谷川宗彦/天野めぐみ■「自信が出てきた。私も、肌も。」篇(15秒)ストーリーボード■ミノン アミノモイストとは製薬会社が皮膚科学に基づき、低刺激性処方にこだわり開発した1973年生まれのボディケアブランド「ミノン」の考えを貫き、2009年秋に誕生したフェイスケアシリーズ。肌がうるおう力に深くかかわるアミノ酸の働きに着目。ひとりひとりの敏感肌の悩みにフィットする対応策の提供を目指しています。 ■ミノン アミノモイスト 主要製品紹介 モイストクリーミィ ウォッシュ【2021年8月24日新発売】(販売名:ミノンアミノモイストMWb)キメ細かいクリーム泡がゆらいだ肌を包みながらやさしく汚れを落とすペースト状洗顔料。製品特徴:・無香料・無着色・弱酸性・低刺激性処方・パラベンフリー・アルコール*フリー*エチルアルコールモイストミルキィ クレンジング(販売名:ミノンアミノモイストCGa)しっかりメイクや毛穴の汚れもすっきり落とし、すすぎやすい。肌あたりのやさしいクリームタイプ。製品特徴:・汚れを浮かせて落とし、肌に余計な負担をかけにくい・落ちにくいメイクもスムーズに落とせますジェントルウォッシュ ホイップ(販売名:ミノンアミノモイストWFb)デリケートな肌のバリア機能を守って洗う保湿洗浄。忙しい朝も便利な泡洗顔料。製品特徴:・植物性アミノ酸系洗浄成分配合・肌本来のうるおいを落としすぎず、しっとり柔らかな手触りの肌へモイストチャージ ローション IIもっとしっとりタイプ(販売名:ミノンアミノモイストMLMa)とろりとした使い心地で浸透*感のある、リッチなうるおい。製品特徴:・角質層をやわらげ、うるおいを蓄えるベースを整えます・キメを整え、ふっくらとしたみずみずしい肌に仕上げます・とろみタイプがいいけれど、浸透*感も欲しい方におすすめ*角質層までモイストチャージ ミルク(販売名:ミノンアミノモイストMMa)伸びがよく、すっと肌になじんでうるおいを閉じ込める。やみつきになる、とろ~りミルク。製品特徴:・コクのある濃厚なテクスチャーなのにべたつきません・乾燥でごわついた角質層にも浸透し、なめらかなやわ肌に仕上げますぷるぷるしっとり肌マスク(販売名:ミノンアミノモイストFMa)濃厚しっとり保湿のスペシャルケア。思わず触れたくなるほどみずみずしい肌へ。製品特徴:・ぷるぷるのジェル美容液が角質層に浸透乾燥による小ジワを目立たなくします(効能評価試験済み)・繊維刺激の少ない密着やわらかシートを採用 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年09月22日●「悩んでいる自分も自分なのかな」 両親の教えも大切に女優・歌手・声優として幅広く活躍し、謙虚な姿勢や思いやりのある人柄で多くの人から愛されている上白石萌音。初の書き下ろしエッセイ集『いろいろ』(NHK出版/9月25日発売)では、ありのままの思いがつづられており、人となりや生き方に触れることができる。上白石自身も、同書で自分と向き合ったことで気づけたことがあるという。本人にインタビューし、多くの人を魅了する人柄に迫るとともに、戸惑いもあったというブレイクへの本音や、「一生の財産になった」という朝ドラの撮影で得たものなど、さまざまな話を聞いた。エッセイ集に初挑戦し、「生みの苦しみを存分に味わいました」という上白石。「普段のお仕事は、書いていただいた言葉を発したり、作っていただいた詩を歌ったり、あまり自分で0から生み出すことがなくて、文章を書くってこんなに難しいんだなと。本が好きでいっぱい読んできたからこそ身に染みて感じました」と語る。自分と向き合ったことで気づいたことも。「思っていたより自分ってすごく面倒くさい人だなと思いました(笑)。また、この人について書きたいという人がたくさん浮かび、人に支えられて生きてきたんだなと改めて感じました」。面倒くさい人とはどういうことか尋ねると、「どうでもいいことについてすごく悩んでしまうタイプで、3日で答えが出るのに半年悩んだり、うやむやにしがちなんです」と説明。「でも、執筆において根詰めて考えてみたら『なんだ、意外とシンプルじゃん!』って、私はこんなことで悩んでいたのかと思うこともあり、書くと整理整頓されるんだなと思いました」と、書くことで解決したこともあったようだ。同書の中で「最近なんだかうまくいかない」などと悩みを吐露する場面もあるが、「私、定期的に悩むんです。作品に入る前や入りたては特に悩みがちで、暇になったときも悩んでしまいます。考える時間があると悪いことばかり考えてしまって。実はもっと暗いことをいっぱい書いていて、ボツにしたものあるんです。へらへらしてますけど、実はめっちゃ悩んでいるんです(笑)。でも、みんなそうですよね」と打ち明ける。たくさん悩むからこそ、人の気持ちも理解できるのだろう。「人の気持ちを考えすぎるくらい考えてしまうこともあって。『もっと楽に生きたほうがいいよ』と言われることもあるのですが、人の気持ちを考えるのは大事だし、悩んでいる自分も自分なのかな」と受け止めている。そして、自身の性格について「ネガティブ」と言うも、マイナスには捉えていない。「小さいときから暗かったです。音楽が好きだし人も好きなんですけど、ふとしたときに閉ざしてしまって学校に行けなかった時期もあって。メキシコで暮らしたことで変わったり、紆余曲折ありましたが、お仕事を始めてから考えることが多くなりました。でもネガティブって決して悪いことじゃないと思っています。その分、準備ができるし、直そうとは思っていません」同書では、故郷の鹿児島に帰り、両親や祖父母と過ごした時間についてもつづられている。「一生大事にしたい教えを改めて口に出されてじ~んときました」と振り返り、「『学び続けなさい』、『周りに感謝しなさい』、『故郷を大事にしなさい』など、どれも当たり前ですけど、大切にしたいなと改めて思いました」と、教えをしっかり胸に刻んだようだ。「学ぶ」ということについては、「人の言動を見ているだけで勉強になる。こうなりたいというのもありますし、こうはなりたくないというのも含めて、すべて勉強だなと思います」との考え。「学び続けている人って魅力的ですし、一生学生でいたい」と語った。●朝ドラで感じた“命のつながり”ブレイク後の葛藤も告白TBS火曜ドラマ『恋はつづくよどこまでも』(2020)でブレイクし、同じ枠で放送された『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』(2021)も話題に。「TBSのドラマ2作品は喜びも葛藤もすごく大きかったです。届く人数が違いましたし、変化がありすぎて自分が自分じゃない感じがあって、受け入れるのに時間がかかりました」と葛藤を明かし、ブレイクについて「心はまだ追いつかないし追いつきたくない。変わってたまるか! って」と本音を明かした。そして、「本当に全然まだまだで、ダメダメだなって思う日々です」と続け、「素敵な方々とお仕事をご一緒し、未熟さを思い知らされますが、これは忘れちゃいけない感情だなと。『満足したら終わりだよ』と言われたことがあって、今まだ満足できていないということは、まだ終わってないなって」と説明。自分に満足することなく、日々成長を続けている。今年の活動で特に成長できたと感じていることを尋ねると、「朝ドラですね」とヒロインを務めるNHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(11月1日スタート)を挙げ、「本当に濃い人生を役として生きることができて、一生の財産になったなと。忘れられない時間です」としみじみ。本作は、ラジオ英語講座と共に歩んだ祖母(安子)、母(るい)、娘(ひなた)の3世代のヒロインが、戦前から戦後、そして令和まで物語を紡いでいく100年のファミリーヒストリーで、上白石は安子を演じる。「10代から演じ、子育ても。しかも戦争を挟んで。激動の人生を演じさせていただき、かけがえのないものになりました」と振り返り、「お母さん役を長い時間をかけてちゃんと演じて、いつか母になりたいという思いも増しました」とにっこり。また、「命のつながりを改めて感じました」と言い、「母親が言った何気ない一言など覚えているもので、子供を育てるってすごいことだなって。みんな誰かに育てられているわけで、そういうつながりが愛おしいなと改めて思いました。本当にこの作品に出会えてよかったです」と優しい表情で話した。ここ数年で主演を任されることが増えたが、「責任感やプレッシャーはめちゃくちゃ増しましたし、いまだに私でいいのかわからずやっているところもあって、向いてないなと思うことのほうが多いです」と告白。「でも、物語を動かす人ではなくて、 周りの人が物語を動かすのに反応していくのが主役。目の前で起きていることについてどう思うか、視聴者の方と一緒に進んでいくのが役目なのかなと。真ん中であって真ん中ではない。何作か経験させてもらってそう思いました」と語る。続けて、「今の朝ドラの清原果耶は理想の主役だと思う」と、現在放送中の『おかえりモネ』でヒロイン・百音を演じている清原の名前を挙げ、「受けのお芝居を完璧にやっていて、それってすごい技術ですし、感性です。私、果耶みたいになりたいなって最近すごく思っています」と大絶賛。清原とは映画『ちはやふる』で共演して以来、交流があるという。「コロナになる前はご飯に行ったりよく遊んだりしていたのですが、年下ながらとても憧れます。大好きです」。朝ドラの撮影中もやりとりしていたそうで、「撮影期間がかぶっていたので、励まし合っていて。お肉とか送り合ったりもしました。同志という感じです。果耶にすごく支えられました」と感謝している。●「何でも『やってみます』と言える人でありたい」女優のほか、歌手や声優としても活躍。歌手としては今年7月に4年ぶりとなる全国ツアーを開催したが、「久しぶりにお客さまの顔を見て歌えてすごくうれしかったです。歌っている人と聴く人がいて初めて音楽なんだなと、とても感じました」と語る。「萌音」という名前にも音楽の「音」が入っている。「母が音楽教師をしていたこともあって、音楽が好きになってほしいという思いが込められています」と由来を説明し、「その通りになりました」と笑顔を見せた。表現者として活動の幅が広いが、今後もいろんなことに挑戦していきたいという。そして、「『やってみませんか?』と言われたら、何でも『やってみます』と言える人でありたい」と語る。「基本的に私はネガティブなので、最初は『できないと思う』って言うんですけど、それを超えてやってみようと思えるタフさを持っていたい。『やらせたら面白いんじゃないか』と思って声をかけてくださると思うので、その思いに応えられるように、引き出しの多い人間になりたいです」今回、執筆に挑戦したことで芽生えた新たな野望はあるのか尋ねると、「もっと本をいっぱい読みたいと思いました」と答え、「お芝居も音楽も、見えないところでたくさんの人が関わってくれているんだって感動するとともに頭が下がるのですが、本も一緒で、本当にたくさんのプロフェッショナルが真摯に考えてくださって一冊が出来上がるのだと知り、愛しいなと。本がより大切に思えましたし、本を作っているお一人お一人への敬意はすごく増しました。これからもたくさん本を読んでいきたいです」と愛情たっぷりに語った。書くことについては「機会があれば……」と濁すも、「ふと思ったこととか、世に出さないにしても書き留めるって大事なんだなと思ったので、プライベートエッセイみたいなものは続けていこうかなと思います」とのことなので、それがまた本になる日が来るかもしれない。■上白石萌音1998年1月27日生まれ、鹿児島県出身。2011年、第7回「東宝シンデレラ」オーディションで審査員特別賞を受賞。2011年のNHK大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』でドラマデビュー。近年は、TBS系ドラマ『恋はつづくよどこまでも』(2020)や『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』(2021)で主演を務め、NHK大河ドラマ『青天を衝け』(2021)などにも出演。11月1日にスタートする2021年度後期連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』でヒロインを務める。歌手としても活動し、10月にはダブルA面シングルをリリースする。
2021年09月22日