今田耕司とモデルで女優の中条あやみがMCを務め、毎回ゲストが自分だけの第2の故郷“アナザースカイ”を訪れるという旅バラエティ「アナザースカイ」の9月29日(金)今夜放送回に映画監督の行定勲がゲストとして出演、大きな影響を受けたという台湾の地を巡る。岩井俊二監督の助監督として様々な作品に関わったのち2001年公開の『GO』が日本アカデミー賞を受賞。2004年に公開された『世界の中心で、愛をさけぶ』が大ヒットしたのに続き、『北の零年』や沢尻エリカと伊勢谷友介が共演した『クローズド・ノート』などを手がけヒットメーカーとしての地位を確立した行定監督。その後、藤原竜也主演の『パレード』では第60回ベルリン国際映画祭国際批評家連盟賞を受賞するなど国際的な評価も獲得。『真夜中の五分前』や『ピンクとグレー』などコンスタントに作品を発表し続けている。そんな行定監督の“アナザースカイ”は台湾。大きな影響を受けた地で名作の舞台を巡る旅に出る。20代の頃に初めて訪れ台湾映画にハマったという行定監督が『GO』や『世界の中心で、愛を叫ぶ』につながる台湾での出会いと経験を語るほか、次回作の構想をTV初公開。また旅のなかで尊敬する世界的な映画人と再会する。そしてお茶が大好きでお酒が飲めないなど意外なプライベートが明かされるほか、いつも台湾で楽しんでいるというエビ釣りにもチャレンジする。行定監督の最新作『ナラタージュ』は10月7日(土)より全国にて公開。本作は2006年版「この恋愛小説がすごい」1位に輝いた島本理生の恋愛小説を原作に「嵐」の松本潤が主演、有村架純がヒロインを演じて、高校教師と生徒として出会った2人の決して許されないけれど、一生に一度しか巡り会えない“究極の恋”を描く作品。大学2年生の春。工藤泉(有村さん)のもとに高校の演劇部の顧問教師・葉山貴司(松本さん)から、後輩のために卒業公演に参加してくれないかと誘いの電話が来る。葉山は高校時代、学校に馴染めずにいた泉を救ってくれた教師だった。卒業式の日の誰にも言えない葉山との思い出を胸にしまっていた泉だったが、再会により気持ちが募っていく。2人の想いが重なりかけたとき、泉は葉山から離婚の成立していない妻の存在を告げられる。葉山の告白を聞き、彼を忘れようとする泉だったが、ある事件が起こる――というストーリー。松本さん、有村さんのほか、若手人気俳優の代表格ともいえる坂口健太郎と瀬戸康史の2人が共演。さらに大西礼芳、古舘佑太郎、神岡実希、駒木根隆介、金子大地ら注目のキャストや市川実日子といった実力派まで豪華な出演者が脇をかためる。「アナザースカイ」は9月29日(金)23時40分~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2017年09月29日「太陽の塔 1967 ー 2018 ー岡本太郎が問いかけたものー」展を、東京・岡本太郎記念館にて開催。第1期は、2017年10月13日(金)から2月18日(日)まで、第2期は2018年2月21日(水)から5月27日(日)まで。2018年3月、《太陽の塔》が完全な姿で”再生”する。今まで非公開のままになっていた太陽の塔内の耐震補強工事のついに終了し、展示施設に生まれ変わる。抽象的で真っ白な塔から1歩中に足を踏み入れると、そこにはまるで生き物の体内のような異質な空間が広がっている。無数の襞を打つ真っ赤な壁は「脳の襞」。そして中央にそびえ立つ「生命の樹」は、様々な色の枝をつけた樹木のようであり、一方で血管のようでもある。本展は、この太陽の塔の復活を記念し、「太陽の塔とはなにか」を再び今の時代に問いかける。大阪万博に参画した1967年から塔内が再生される2018年まで、半世紀にわたる岡本太郎と太陽の塔の軌跡を紹介。大阪万博テーマ館のミニチュア立体化も公開する。さらに、当時の展示空間を、”3次元”のリアルな再現で追体験できる企画も用意した。【詳細】「太陽の塔 1967 ー 2018 ー岡本太郎が問いかけたものー」展会期:・第1期 2017年10月13日(金)〜2月18日(日)・第2期 2018年2月21日(水)〜5月27日(日)※第2期では展示の一部を入れ替え、太陽の塔再生プロジェクトの一端を紹介。会場:岡本太郎記念館住所:東京都港区南青山6-1-19開館時間:10:00〜18:00 (最終入館17:30まで) 休館日:毎週火曜 ※2018年2月19日(月)は臨時休館入館料:一般 620(520)円、小学生 310(210)円 ※( )内は15人以上の団体料金【問い合わせ先】TEL:03-3406-0801
2017年09月23日銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。さて今回はがつっとHネタのご質問がまいりました。文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子【クラブ佑雪】vol. 3「今さら彼にオモチャを使ってとは言えなくて……」佑雪さん、聞いてください。今、彼と付き合って2年になります。彼は精力はさほどでもないのですが、想像力がたくましく、いろんなバリエーションを試したがります。付き合い始めたばかりの頃にいわゆるオモチャを持ち出され、そのときはものすごい嫌悪感を感じて、かたくなに拒絶しました。あれから2年。彼とのエッチも慣れてもきましたし、いまだにイクということが未体験ということもあり、イケるのであれば、オモチャもありかなと思えるようになってきました。が、今さら「使って」と言えない自分がいます。どうしたらいいでしょうか。(ありりん 24歳 未婚 OL)Hなおねだりは恥ずかしいから、イイんです!ほほー。いいじゃないですか。聞いてるだけで、いい話です。彼に対して恥じらいがある。ものすごくいいこと。文面だけでも、二人の関係の初々しさが伝わってきますよ〜。この恋、まだまだ続きそうですね!で、オモチャ問題ですが、どんなものだったのでしょう? 一説ではすでに石器時代には使用されていたのでは? といわれる歴史と伝統あるディルドまたはその発展系であるバイブ? それともローターってやつですか? ま、まさかいきなりお尻責める系とか? はぁ…はぁ…いろいろ想像して息が荒くなってすみません。いやぁ、多くの読者のみなさまもオモチャと聞くと、懐かしい思い出のひとつや二つ、三つや四つくらいはお持ちではないかと思われるのですが、わたくしもですね、若気の至りでせっかくのオモチャのご提案を無下にして、後になって「やっとけばよかった」ってすごく後悔したことがあるんですよね。ま、わたくしの場合は彼氏じゃなくてセフレからだったんですけどね。「セフレの分際でなんてハレンチなモノを持ち出すの! しかも清純派のわたくしに! 」って激高してしまって、出された瞬間、力一杯壁に投げつけましたでしょ? 壊れて使い物にならなくなってましたよ。それがですね、やっぱり『anan』のセックス特集なんか拝見するとお道具を使った‘自主トレ’が推奨されてるじゃないですか。それでわたくしも買ってみたんですよ。女性が開発した〜という触れ込みの見た目もソフトな穏やかなやつが今のトレンドだというお話だったんですが、どうせ買うならフルスペックなのを買ってやれ! と勢い込んで、右回転左回転がどーのこーのでツノツノがいっぱいついてて性能抜群!! みたいな1本を。これがね、通販だったのがイケなかったんですよね。実物が深海にいる毒を出すキケンな生き物みたいな感じで。怖くて怖くて、結局使わずに押入れにしまい込んじゃってるんですけどね。オモチャは実際に目にして手に取って買ったほうがいい! というわけで、彼に「今度一緒にオモチャ買いに行きたいな」って言えばオーケー。恥ずかしい? そんなの言えない? いやいやいやいや。恥ずかしくて、そんなの言えないところを言っちゃうあなたがかわいいんです! すでにプレイの始まりです! こういうねかわいいプレイをちょいちょい仕掛けてあげるのも、いい女の務めですから。ぜひ、がんばってください。※ お悩み募集しています。お気軽ににどうぞ!(C)sakkmesterke/Gettyimages
2017年09月18日フジテレビの10月改編発表会が4日、都内で行われた。 各スポーツ紙などによると、改編によりフリーの古舘伊知郎アナウンサー(62)を起用した「フルタチさん」が1年で終了。金曜7時枠で古舘キャスターの新番組「モノシリーのとっておき~すんごい人がやってくる!~」をスタートさせることが発表されたという。 「昨年11月にスタートしたばかりの『フルタチさん』。強力な日本テレビの裏番組である『ザ!鉄腕!DASH!!』と『世界の果てまでイッテQ!』にぶつけるべく午後7時から2時間ぶち抜きで放送し大きな期待を背負っていました。ところが初回視聴率は8%台といきなり低迷。4%台に落ち込んだこともあり、いつ打ち切りになってもおかしくなかったのです」(フジテレビ関係者) 視聴率の低迷は同局にとって“想定外”のようだったが、一部からは「数字が取れる要素がまったくなかった」との声もささやかれているという。 「古舘さんがやたら構成に口を出してきたそうなのです。企画も出すのですが、報道が長かったせいか今の若い人にはまったくウケない企画ばかり。それでも古舘さんの発言権は絶大なので、その企画が通ってしまうそうです。周囲からも同時期にスタートした深夜のトークバラエティー『トーキングフルーツ』をゴールデンに持ってきた方がよかったくらいだといわれるほどでした」(番組関係者) にもかかわらず、フジテレビはまたしても古舘アナに新番組を用意。かなり気を遣っているようだが、そこには理由があるという。 「昨年3月に『報道ステーション』(テレビ朝日)のキャスターを降板してから、古舘アナはしばらく休養する意向でした。それをフジが“三顧の礼”どころか、破格の待遇で引っ張り出しました。そんな事情もあって、簡単にクビを切れない。新番組の数字が低迷しても、古舘アナはしばらく安泰でしょう」(テレビ局関係者) それならば、古舘アナにはノビノビとやって視聴者を満足させてほしいものだが……。
2017年09月06日「役柄とは違って僕自身は和菓子が大好きなんです。この間も、ネットで調べて自分で粒あんを作ってみたんですよ。砂糖の加減を間違えたみたいで失敗でしたが(笑)」 そう語るのは、NHK連続テレビ小説『ひよっこ』で、有村架純演じるヒロイン・みね子が新生活をスタートさせた「あかね荘」の近くにある和菓子屋「柏木堂」の一人息子だが甘いものが大嫌いな、ヤスハルを演じる古舘佑太郎(26)。 もともとはバンドを率いるミュージシャンで、現在は「2」(ツー)というバンドで活動中。近年は俳優業にも挑戦中だ。初めての演技経験となったのは映画『日々ロック』(’14年)。 「このとき、演じることの楽しさに魅了され、もっと挑戦していきたいと思いました」(古舘・以下同) 撮影現場では、ヤスハルの父・一郎を演じる三宅裕司との会話にも花が咲いたという。 「僕はバンドをずっとやっていたので、三宅さんが司会をされていた『いかすバンド天国』という音楽番組の話をしてみたら、気さくに答えていただきました。『あのバンドはね〜』みたいな」 みね子役の有村とは、10月公開の映画『ナラタージュ』でも共演する。 「僕より年下なのに、そう見えないくらいしっかりした、オトナな方。見ていると自分も頑張らないとなって刺激を受けます」 物語のこれからの見どころは? 「人口密度が一気に上がるというか、裏路地の空間に多彩なキャラクターが押し込まれて、演じていてもおもしろかったですし、映像で見ても楽しんでいただけると思います!」
2017年07月03日「嵐」松本潤が主演、ヒロインに有村架純を迎えた行定勲監督作『ナラタージュ』。このほど、2人の激しい思いを映し出した特報映像とビジュアルが解禁となった。本作は、第25回野間文芸新人賞を最年少で受賞した島本理生が20歳のときに執筆した、狂おしいほど純粋に恋に落ちる2人を描いた恋愛小説を映画化。原作発売から12年、恋愛映画の名手・行定監督は長年にわたり映画化を熱望し、企画・構想を温めてきた。高校教師と生徒として出会った2人が、ときが経ち再会した後も、決して許されはしないが、一生に一度しか巡り会えない究極の恋に落ちる――。まばゆいばかりの2人の想いが放つ光と、思いあうほどに濃くなる純愛の陰影を、本作では同時に紡ぎ出す。主人公・葉山貴司を演じる松本さんは、『花より男子 ファイナル』や『陽だまりの彼女』など、これまでの恋愛映画で見せてきたまっすぐな青年役とは違う、許されない恋に悩みながらも思いに抗えない高校教師を熱演。そして、葉山を全身全霊で愛する20歳の工藤泉役を務めるのは、映画『ビリギャル』で第39回日本アカデミー賞優秀主演女優賞および新人俳優賞を受賞し、現在放送中のNHK朝の連続テレビ小説「ひよっこ」の主演を務める有村さん。全てを捧げてもいいと思える恋に身も心もさらけ出し、突き進む女子大生役に体当たりで挑んでいる。このたび公式サイトにて解禁となったティザービジュアルには、「一生に一度の恋。わたしには、あなたでした」のコピーとともに、メガネ姿の松本さん演じる葉山と、その背中に切なげな表情で寄り添う有村さん演じる泉の姿が。さらに、風呂場でびしょ濡れになりながら抱き合う葉山と泉の本編場面写真が映し出されている。一方、特報映像では、高校時代にひそかな思いを寄せていた葉山と再会し、押さえていた彼への想いを蘇らせる泉と、卒業式の日の誰にも言えない切ない思い出、切なげに泉を見つめる葉山の表情、車の中でそっと触れる手など、抑えきれない恋心と複雑な感情が繰り返される、美しくも胸に迫る場面が続いていく。さらに、ティザービジュアルでも写真で切り出されている、風呂場でのシーン。出しっ放しのシャワーの中、泉から葉山の顔を引き寄せ唇を重ねる衝撃のシーンも組み入れられ、タイトル後には、思わず強引に泉を抱き寄せてしまう葉山の姿も…。“一生に一度の忘れられない恋”の激しさと切なさを映し出している。また、泉に想いを寄せる小野玲二役として発表されている坂口健太郎に続き、新たなキャストとして瀬戸康史、市川実日子、大西礼芳、古舘佑太郎、神岡実希、駒木根隆介、金子大地らの出演が決定。この実力派たちはどんな役柄となるのか、続報にも期待していて。『ナラタージュ』は10月7日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年04月27日松本潤主演の映画『ナラタージュ』(10月7日公開)のティザービジュアルと特報映像が27日、公開された。同作は、作家・島本理生による同名の恋愛小説を実写化。高校の時の演劇部顧問教師・葉山(松本)に想いをよせる泉(有村架純)は、卒業以来1年ぶりの再会に想いをつのらせ、葉山の方もまた泉に複雑な感情を抱える。公式サイトにて公開されたティザービジュアルでは、「一生に一度の恋。わたしには、あなたでした。」というコピーと共に、メガネ姿の葉山と、その背中に寄り添う泉の姿が。また、風呂場でびしょ濡れになりながら抱き合う2人の場面写真も掲載されている。特報映像には、葉山と再会して想いを蘇らせる泉の姿、卒業式の日の思い出、葉山の切なげな泉を見つめる表情など、2人のシーンが散りばめられる。最後にはティザービジュアルにも掲載された、風呂場でびしょ濡れになりながら泉が葉山と唇を合わせる衝撃のシーンも組み入れられている。また、すでに発表されている坂口健太郎に続き、瀬戸康史、市川実日子、大西礼芳、古舘佑太郎、神岡実希、駒木根隆介、金子大地の出演が明らかになった。
2017年04月27日有村架純がヒロインを務める、現在放送中の連続テレビ小説「ひよっこ」の新キャスト発表スタジオ取材会が行われ、有村さん演じるみね子をあたたかく見守る出演者として、竹内涼真、シシド・カフカ、浅香航大、岡山天音、三宅裕司、白石美帆、生田智子、島崎遥香らの名前が発表された。連続テレビ小説第96作目となる本作は、東京オリンピックが開催された1964年から始まる物語。高度成長期の真っただ中、日本の発展を支えたのは地方から上京し懸命に働いた名もなき人々。この物語のヒロインも、そんなひとり。集団就職で上京した“金の卵”ヒロインが、自らの殻を破って成長していく波乱万丈青春記となっている。そして、今週第4週の放送ではみね子が上京し、素敵な出会いを重ね、また成長していく物語がスタート。そんな中で出会う人々として、今回新たにキャストが発表。みね子が暮らすアパート「あかね荘」の人々には、大家・立花富役に白石さん、大学生・島谷純一郎役に竹内さん、会社員・久坂早苗役にカフカさん、漫画家の卵・新田啓輔役に岡山さんが連続テレビ小説初出演。さらに、漫画家の卵・坪内祐二役に浅香さんが扮する。竹内さんが演じる島谷は、佐賀県で大会社を経営する一家の御曹司で、みね子の隣の部屋に住んでおり、部屋にいるときはいつも勉強しているという役柄。「出演が決まって率直にうれしい」と喜びを表した竹内さんは、「『ひよっこ』というすばらしい作品に途中から参加させていただくことになって、最初から出てるキャストさんが積み重ねていったものに、そのレールにしっかり乗って、いいスパイスになればいいなと思っています」と意気込み。1階に住むオフィスレディー・早苗役を演じるカフカさんは、出演決定に驚きを隠せない様子。常に何かにいらだっている雰囲気を漂わせていて、みね子には手ごわい相手という役柄に、「早苗という役どころはちょっと私自身にも難しいところはあるんですけれども…」と話し、「このストーリーのいい歯車になれるように楽しみながら演じていきたいと思います」とコメントした。また、「あかね坂商店街」の人々には、和菓子屋の店主・柏木一郎役に三宅さん、中国料理屋の店主・福田五郎役に光石研、五郎の妻・福田安江役に生田さん、バーの店主・竹内邦子役に白石さん、一郎の息子・柏木ヤスハル役に古舘佑太郎が出演。三宅さんは、「東京オリンピックのころ、私は中学1年生でした。この柏木一郎というのは戦中戦後を一生懸命生きてきた自分の両親を思い浮かべて演じるようにしています。自分がなにも苦労もなく、中学高校と育っていけたのはその辺苦労して、その苦労を子どもには見せずに明るく育ててくれた両親のおかげだと思い、柏木一郎もその辺を乗り越えてここへ来たんだなとそういう思いで演じています」と役作りを明かす。さらに、米屋の店主・安部善三役に斉藤暁、その娘・さおり役に伊藤沙莉、佐々木蔵之介扮する牧野省吾の娘・由香役に島崎さんが決定。連続テレビ小説初出演となる島崎さんは、「牧野由香という役はとても跳ねっ返りがあり、いわゆるあぶれ娘という役で、初登場のシーンからみね子ちゃんに対してものすっごく嫌みをいう子でして、でも根はとてもいい子なので、どうかみなさん、初めて見たときはなんだこの嫌な女って思うかもしれないんですけれども、どうか最後まであたたかい目で見ていただけたら嬉しいです」とメッセージ。新キャストと共に今回登壇したみね子役の有村さんは、「また新しいキャストの方々とこうして出会ってお芝居をしている毎日なんですが、東京にやってきて約9週分はもう撮影をしていて、みね子も少しずつ茨城編から髪型とか服装とかもいろいろ変わりました。外見の変化もあるんですが、出会いと別れの繰り返しで、みね子自身も成長して大人に近づいていっている毎日だなあとお芝居をしていてすごく感じます」と心境を語り、「これからみね子はきっとその出会いと別れの中で恋愛をしたりとか、お父ちゃんのことについてもいろんな真実が見えてくると思うんですが、私はまだ先のことはわからないので楽しみに、これからまた新しいみなさんと『ひよっこ』というお話を作っていけたらと思っています」と改めて意気込んでいた。連続テレビ小説「ひよっこ」は毎週月曜日~土曜日8時~NHK総合にて放送中。(cinemacafe.net)
2017年04月26日くいだおれ太郎フルーツパーラー「たろうず パーラー(TARO‘s PARLOR)」が、大阪・道頓堀に2017年4月27日(木)オープン。「くいだおれ太郎の人形焼き店」の跡地に登場する「たろうず パーラー(TARO‘s PARLOR)」では、お好み焼きやたこ焼きなどの”粉もの”以外にスイーツも大阪名物として広げていきたいという思いから、ミックスジュース、フレッシュスムージーなどカラフルなメニューを用意。目玉となるのは、旬の果物を使用した約28㎝のフルーツ飴「キャンディーツリー」。サイズは大・小2サイズで、どちらもフルーツとマシュマロを組み合わせている。大迫力なビジュアルは、思わず写真を撮りたくなってしまうほどフォトジェニックな仕上がりだ。【ショップ詳細】くいだおれ太郎フルーツパーラー「たろうず パーラー(TARO‘s PARLOR)」オープン日:2017年4月27日(木)住所:大阪府大阪市中央区道頓堀1丁目7-21営業時間:10:00~22:00<メニュー例>・キャンディーツリー大550円、小350円※大=フルーツ5個+マシュマロ1個、小=フルーツ2個+マシュマロ1個)・オオサカミックス400円・フレッシュスムージー600円・フルーツカップ680円※価格は全て税込価格。
2017年04月24日巨匠・黒澤明監督のあの名作映画『赤ひげ』の原作である、山本周五郎の傑作小説「赤ひげ診療譚」が、11月3日(金)より「赤ひげ」のタイトルでBSプレミアムにて放送されることが決定。また、船越英一郎、中村蒼ら出演者も発表された。本作は、江戸・小石川養生所を舞台に、無骨で謎めいた医師「赤ひげ」と青年医師との交流、そして貧しい患者や市井の人たちの姿を描く、不朽の名作を新たなキャストでドラマ化。小石川養生所の責任者で、患者には医術を施すだけでなく、患者の抱える事情にも踏み込み献身的に面倒を見る新出去定、通称「赤ひげ」役を演じるのは、「京都地検の女」「その男、副署長」シリーズなど数々のミステリードラマに出演する船越さん。その赤ひげに反発しながらも、患者たちの様々な姿に接することで、医師として生きるべき道を見出していく保本登役には、先日、「HiGH&LOW」の新作映画2作に出演することが決定するなど、近年実力派俳優として注目を集める中村さんが演じ、両者を中心に、絶えず資金繰りに悩む養生所や、長屋などを舞台に起きる事件と、死にざま、生きざまを通して、成長していく人間の姿を描いていく。船越さんは、「孤高で完全無欠な“赤ひげ”ではなく、未完成な部分も持ち合わせた人間味溢れる“赤ひげ”像を模索しながら屈指の名作に挑む、無謀ともいえる大冒険を楽しみたいと思っています」と意気込みを語り、中村さんは、「人とはなにか。生きていくためには何が必要なのか。そんなことを医療を通して学ばさせてくれる赤ひげ先生。保本を演じていて僕もその教訓が心に沁みます。原作、映画と名作ですが、また新たなる『赤ひげ』を届けられる様日々挑戦しております」とコメントした。2人のほかにも、古舘佑太郎、前田公輝、大後寿々花が出演。さらに、脚本は連続テレビ小説「梅ちゃん先生」や「アットホーム・ダッド」「お迎えデス。」など様々な作品を手掛けてきた尾崎将也、演出は『白夜行』『神様のカルテ』シリーズの深川栄洋らが務める。BS時代劇「赤ひげ」は11月3日より毎週金曜日20時~BSプレミアムにて放送(連続8回)。(cinemacafe.net)
2017年04月18日西日本で最も人口の少ない町・京都府笠置町を舞台に、東京五輪の新種目として注目を集めるスポーツクライミング、ボルダリングとロックがコラボを果たす青春映画『笠置ROCK!』のクラウドファンディングがスタート。女子高生が学校の校舎を登るCMで話題を呼んだ“岩ガール”大場美和が、映画初出演でヒロインを務めている。売れないロックミュージシャンの裕也(古舘佑太郎)は、ロックフェスの下見に笠置町を訪れる。が、そのロック(Rock)フェスとは音楽ではなく、岩(Rock)を登るボルダリング大会のロックフェスのことだった…。肩を落とし町を去ろうとする裕也は、ボルダリングに打ち込む町の女子高校生・瑞希と出会う。西日本一人口の少ない町、笠置町。過疎が進み、元気のない町のためにがんばる彼女に惹かれ、ボルダリング大会に出場することになった裕也は、突拍子もない行動で町の人たちを巻き込んでいき…。人口約1,400名、西日本で一番人口の少ない町(日本全体では2位※2015年現在)の笠置町。京都府の南東部に位置し、2015年には“出生率0 ”が全国ニュースに取り上げられ、過疎の一途をたどっている町は、実は関西では希少な天然岩のボルダリングエリアがあり、多くの愛好家が集まることでも知られている。そんな町で、東京五輪の新種目にもなったボルダリングの映画を制作。本作で初主演を務めるのは、入江悠監督の『日々ロック』などで快演し、役者としても注目を集めるミュージシャンの古舘佑太郎。ヒロインには、アジアユース二冠のプロクライマー、大場美和。映画初出演となる大場さんは劇中でボルダリングシーンに挑戦、元気のない町のためにがんばるヒロインを演じる。また、ライバル役に、米CNN「The Tokyo Hot List:20 People to watch 2010」に選出されたモデルで俳優の尚玄。さらに、笠置町民の約4分の1にあたる約300名が出演し、脇を固めている。音楽は、主題歌・BGM・劇中歌全てを、2016年満を時してメジャーデビューを果たした「ココロオークション」が製作。夏の三部作と呼ばれる青春MVが話題を呼び、そのロケ地が笠置町という縁から本作の楽曲を担当することになった。監督を務めるのは、本作が劇映画デビュー作となる馬杉雅喜。「ショートショート フィルムフェスティバル」や「48 Hour Film Project」などで賞を受賞し、WOWOWの「ノンフィクションW」に取り上げられるなど、注目の若手監督。当初8名しかいなかったという映画参加者を、笠置町内を1軒1軒チラシを持ち歩いて回り、「一緒に映画を作りましょう」と呼びかけた結果、300名弱の人たちが参加することになったという。「この映画は、(町に)可能性を感じて欲しくて作りました」と馬杉監督。「2016年、町に元気が出るような映像を作ってほしいとお話をいただき、町のことを調べていくうちに、人口のことや過疎の現状などの問題を知りました。当初は『町を変える映画を作ろう』と思って進めていたものが、そうではないと考えをあらためました。そこらへんは劇中に表現しています。過疎に歯止めをかけるには、産業を生むとか、若者に足を運んでもらい、定住を促すとか色々あると思いますが、その前に変化に耐えられるかだと思います」と語る。「人が少なければ少ないほど、コミュニティが別れ、一体感を失い、もろくなる。一番の問題は潜在的な“あきらめ”だと思いました。大事なことは町の未来に可能性を感じること。50分ほどの短い、小さな映画ですが、“自分の町を誇る”その小さい火を一人でも多くの人に灯せればと思っています。そのために、一人でも多くの人に、一回でも多くこの映画を届けられるよう、がんばりたいと思っています。『いい町ですよね』と言われて『そうやろー! この町はな、あれやこれや…』って話してくれる町は、すごく素敵だと思うんです」。なお、クラウドファンディングで募った資金は、20%が国内外の映画祭へ応募、70%が映画館などでの上映、10%は笠置ボルダリングエリアの維持・清掃費用などの応援資金に当てられる。(text:cinemacafe.net)
2017年03月27日シンガーソングライターのピコ太郎が6日深夜、自身のツイッターを更新。初の武道館ライブ「ピコ太郎 PPAPPT in 日本武道館」の感想をつづり、ゲスト出演した仲間との打ち上げの写真も公開した。ピコ太郎は「言葉に出来ないピコ。武道館は広くて大きくて…皆様の愛や声援はもっと大きくて…最高のパーティーでしたピコ」と感無量の様子。ゲスト出演した爆笑問題の田中裕二、太田光、くりぃむしちゅーの上田晋也、歌手の五木ひろしらと打ち上げを楽しんでいる写真をアップし、「最高の仲間たちとですぴこ」とつづった。また、ピコ太郎のプロデューサー・古坂大魔王も「打ち上げ…とりあえず一言…俺とピコ太郎は本当にものすごい空間にいる事ができました。皆様のおかげでしかないです」とツイート。「ありがとうございます!!」と感謝の思いを伝えた。予定の1時間半を大幅に上回る2時間半のパフォーマンスで7,000人を魅了した同ライブには、豪華ゲストが多数駆けつけた。くりぃむしちゅーの上田晋也は自身初の前説で沸かせ、相方の有田哲平も高田延彦に扮して開会宣言。爆笑問題は、ネズミ姿の"爆チュー問題"に扮し、時事ネタを交えたトークで笑いの渦に。終盤の「ゲストとPPAP」コーナーでは、歌手の五木ひろし、ももいろクローバーZの派生ユニット・マス寿司三人前らが登場し、自身の楽曲を"PPAP"バージョンとしてパフォーマンスした。
2017年03月07日楽曲「PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)」で世界的にブレイクしたシンガーソングライター・ピコ太郎が6日、自身初となる武道館ライブ「ピコ太郎 PPAPPT in 日本武道館」を開催。ピコ太郎のプロデューサー・古坂大魔王と昔から仲の良いお笑いコンビ・くりぃむしちゅー、爆笑問題をはじめとする豪華ゲストも駆けつけ、笑いあふれるパフォーマンスで観客7,000人を魅了した。はじめに、くりぃむしちゅーの上田晋也が自身初の前説として登場。観客とゲームを交えて拍手や声援の練習をし、「拍手と大きな声援をお願いします。最後まで大いに盛り上がってください」と呼びかけた。その後、相方の有田哲平も高田延彦に扮して登場し、「『PPAPPT』ここに開催することを宣言します」と開会宣言。「ピコ太郎の中のピコ太郎、出てこいや~!」を名ゼリフで笑いを誘った。そして、大スクリーンにかわいらしいピコ太郎のアニメーションが流れた後、いよいよ本人が登場。「PPAP」で会場の熱気を急上昇させ、「ウェルカム武道館~! お客さん3人くらいかと思っていたんですけど、こんなにたくさん…ありが玉置浩二でございます」と喜んだ。中盤では、「でたらめな歌」の音楽が流れる中、爆笑問題がネズミ姿の"爆チュー問題"としてサプライズ登場。同じくネズミに扮したピコ太郎と爆笑トークを繰り広げた。"たなチュー"(田中裕二)も"おおたぴかり"(太田光)も「すげーな、ピコチュー!」「出世したな、武道館だろ? 紅白も出たんだろ?」と活躍を祝福。ぴかり(太田)は時事ネタ満載のトークで大暴れした。また、ピコ太郎がCMに出演した「高須クリニック」の高須克弥院長とのコラボレーションも披露。終盤の「ゲストとPPAP」コーナーでは、歌手の五木ひろし、ももいろクローバーZの派生ユニット・マス寿司三人前、東京スカパラダイスオーケストラらが登場し、自身の楽曲を"PPAP"バージョンとしてパフォーマンスした。フィナーレでは、ライブを盛り上げたゲストに加え、特等席で観覧していたアンジャッシュの児嶋一哉、AAAの宇野実彩子らピコ太郎とゆかりのある著名人もステージに登壇。お祭り騒ぎの中で、ピコ太郎がこの日10回目となる「PPAP」を披露し、「サンキュー武道館!」と感謝。最後は全員で「ウーン! ペンパイナッポーアッポーペン」と声を合わせ、予定時間の1時間半を大幅に上回る2時間半のライブは終了した。なお、古坂大魔王もスクリーンに登場し、ピコ太郎の新曲を紹介。「マンチャマンチャ・ポ・マンチャはロマンチスト」と「I LOVE YOU - アフリカダンスに乗せて-」の2曲の映像を初お披露目した。
2017年03月06日フリーアナウンサーの古舘伊知郎が、28日には生配信されるインターネットテレビ局・AbemaTVの報道番組『みのもんたのよるバズ!』(毎週土曜20:00~)に出演することが決まった。古舘は、AbemaTV初登場となる。これは、昨年3月25日、古舘が当時キャスターを務めていたテレビ朝日系『報道ステーション』にみのがゲストとして出演した際、古舘が「(『みのもんたのよるバズ!』に)できれば私も呼んでいただきたい」と要望し、みのが「当たり前じゃないですか」と応えていたことから実現したもの。古舘とみのは、立教高校、立教大学の10年先輩・後輩の関係で、古舘はみのに憧れてアナウンサーを目指したという間柄。今回は番組の時間が通常より拡大して22時までとなり、テレビの未来やニュース、バラエティなどについて語り合う予定となっている。
2017年01月21日●カトパンから「いつも勉強」報道キャスターから12年ぶりにバラエティ界に復帰したフリーアナウンサーの古舘伊知郎に「有望だね、大注目だね」と言わしめた弱冠5年目の女子アナがいる。フジテレビの宮澤智アナウンサーだ。入社以来スポーツ番組を担当していたが、昨年からバラエティや情報番組にも本格進出。11月に始まった秋改編の目玉番組『フルタチさん』のロケで、大先輩の古舘に対して「本当におしゃべりが好きなんですね」とツッコミを入れたことが、前述の"大注目"評価につながった。しかし意外にも、元々しゃべることが苦手で、それを克服するためにアナウンサーの道に進むことになったという。そんな彼女の素顔に迫った――。――長い間『すぽると!』で深夜のスポーツニュースを担当され、10月から早朝の『めざましテレビ アクア』のキャスター(木・金曜担当)になりました。生活サイクルが大きく変わったのではないでしょうか?中学生の頃からずっと夜型人間で、勉強するのも夜中まで起きてやるタイプだったので、なかなか朝型生活ができてなくて、苦労しています(笑)――『めざましテレビ アクア』の日は、何時に出社されるんですか?2時半前には会社に来ています。本当は前の日の夜8時くらいに寝るのが理想なんですが、なかなか寝られなくて、担当前日の水曜日は休みなので、昼間に寝て夕方に起きて、少し仮眠してから出社してOAをやって、他の仕事が終わってからお昼以降に寝るというスタイルをとっています。――これまでずっと担当されていたスポーツ番組から、今回新たに挑戦されている情報番組で、違いを感じる部分はどんなところですか?スポーツ番組では、なかなか自分の話をすることはなかったのですが、情報番組だと私の日常を紹介するコーナーがあったり、スポーツ新聞の記事を紹介するコーナーでも、わりと意見をふんだんに盛り込んだりできて、自分の意思を話すことが多くなりましたね。――『すぽると!』のときは、進行の役割が大きかったんですね。そうですね。番組の尺がタイトで、一つ一つのコーナーをコンパクトに放送していましたので。――スポーツニュースは引き続き『スポーツLIFE HERO’S』を担当され、今年の夏はリオオリンピックを現地で取材されていましたよね。リオ五輪に行くというのは、入社してからの1つの目標だったので、貴重な経験をさせていただきました。感動した場面は本当にメダルの数以上にあるのですが、特に印象に残っているのは、体操男子団体の金メダルです。体操界の唯一無二の絶対王者の内村航平選手が、ずっとずっとほしかった団体の金メダル。仲間がいないと手に入れることができなかったメダルを手にして、表彰台の一番上で誰よりも大きく口を開けて、少年のように君が代を歌う内村選手の姿が忘れられません。――会場でインタビューもされて、どんな言葉が印象的でしたか?内村選手の「仲間に助けられた。5人で戦ってきて良かった」という言葉です。メンバー全員が内村選手の悲願のために思いを一つにして戦ってきた姿を、取材を通して見てきていたので、仲間と戦うことの素晴らしさを改めて感じましたし、念願のリオ五輪の取材でこんなシーンに立ち会えて、最高の夏になりました!――『スポーツLIFE HERO’S』では、アナウンサーの先輩である加藤綾子さんと共演されていますが、スポーツニュースでは後輩になりますよね。なにかアドバイスなどされているんですか?いやいやいや…(笑)。こちらの方がいつも勉強させていただいています。加藤さんは、初対面の方でも大御所の方に対しても、スッと懐に入り込むのが本当に上手だなと思います。インタビューではアスリートの方とグッと心の距離を縮めて安心させ、いい表情や深いお話を自然と引き出されるんです。私にはまだまだできないことで、その場の空気の作り方や進行面などは、すごいなと思うことばかりです。●古舘さんの懐の深さで、つい本音が…――情報番組に加え、10月からは『その原因、Xにあり!』で、バラエティのアシスタントを初めて本格的に担当されていますね。バラエティはバラエティでまた雰囲気が全然違います。芸人さんがいたり女優さんがいたり、そういった中で番組を作っていくというのは、スポーツや情報番組ではあまり経験できないことなので、とても新鮮です。――「声帯のたるみ」など、アナウンサー業にも役立ちそうなテーマが取り上げられています。日常の些細な行動で改善できることがとてもたくさんあるんだということに、毎回スタジオにいるみんなが驚いています。いつも家族みたいなアットホームな雰囲気で収録していますね。――番組の記者会見では、二日酔いが長く続くという悩みを明かしていましたが、お酒はよく飲まれるのですか?そうですね…学生の頃はよく飲んでいたなと思いますけど、今は仕事のことを考えてほどほどに。好きなのは、ビールと日本酒です(笑)――バラエティでは、『フルタチさん』で古舘伊知郎さんとロケに行ってますよね。初回放送でYahoo!ニュースのオフィスに行かれたときのことを、古舘さんがラジオで「宮澤ってアナウンサーに『古舘さんって本当におしゃべりが好きなんですね』って言われたんだよ。有望だね、大注目だね」とおっしゃっていました。その時は、古舘さんが最初に話していた話題から発展して、さらに発展して余談に行って、そこから本題に戻ってきて…という感じで、本当に話がどんどん展開されて、結構長い時間お話されていたので、もちろんお話は面白く勉強になることばかりだったのですが、ふと「これはいつまで話されるのかな…」と思って、ついその言葉を言ってしまったんです。――表情といい、タイミングといい、的確で見事なツッコミでした(笑)いやいや、そんなことはないです(笑)。古舘さんがアナウンサーの大先輩として偉大な方だということはもちろん知らないわけではないのですが、初めてお会いして打ち合わせをしたときや収録の合間など、いろいろお話させていただくうちに、素の自分でリラックスしても大丈夫というような安心感を与えてくださったんです。そういう古舘さんの人間力や懐の深さで、つい本音がポロッと出て、あの発言につながったんだと思います。――あと、「パソコンのマウスを両手で使う人、初めて見ました」ともツッコんでいましたよね(笑)あれは本当に衝撃的でした! ずっとメディアの第一線で活躍されていて、何でもできそうな古舘さんが、まさか両手でマウスを動かすとは思わなかったので、これもつい本音が出てしまいました。――先日はジャパネットたかたの本社にも一緒に行かれましたよね。前社長の高田明さんも出られたんですが、こちらもよくしゃべる方なので、2人のお話は白熱して本当にすごかったです。高田さんはしきりに「僕と古館さんはよく似ている気がするんだ」と話されていました。両方とも、話にいつ割って入ろうかと狙っている姿が印象的でした!――古舘さんがテレビショッピングに挑戦されていましたが、意外と緊張されていたのが印象的でした。本当にやりたくて、ものすごい準備をしてきたそうで、そのロケの間に古舘さんがポロッと「1つの仕事をやるのに、8割が準備、2割が本番」とおっしゃっていたんです。自分に置き換えて、それだけ準備ができているのかと自問自答しましたし、あれが2割だったらどんな準備をしてきたのか、それを全部出したらどんな世界が広がるのかというのを、ぜひ知りたいと思いましたね。●マツコ・デラックスにダメ出しされたい!?――そんな大先輩のアナウンサーから「有望、大注目」と期待をかけられています。古舘さんから「お行儀よくしているだけじゃダメなんだよ」とアドバイスをいただいたんです。ロケに同行させていただき、古舘さんが完璧な人に見えて実はちょっと機械が苦手でかわいい面があることをお伝えできたこと、そして視聴者の方と同じ気持ちになって「本当におしゃべりがお好きなんですね」と言えたことが、"お行儀よくしているだけじゃない"ということなのかなと思っています。――アナウンサーを目指すきっかけはなんだったのですか?もともとしゃべるのが苦手で、それを克服したくて、大学の放送研究会のアナウンス部に入ったんです。人前でも堂々としゃべれる人間になりたいと思って一生懸命やってきたので、就活の時期になって、これを仕事につなげていこうと思ってアナウンサーの試験を受けました。だから、毎日今でも葛藤しながらやっています。――尊敬するアナウンサーの方はどなたですか?先輩の青嶋達也アナウンサーです。青嶋さんって、その番組のシーンや求められることによって七色に声やキャラクターを変えられるので、映画『アラジン』に出てくる「ジーニー」みたいなんですよ! アナウンサーや人間としての心構えも教えてくださる方で、ある日アナウンス室でテレビを見ていたら、分からない地名があって、「なんて読むんだろう」と言ったら、ものすごく怒られたんです。「もし急に地震や事件・事故があったときに、そんなことでおまえは対応できるのか? アナウンサーなら分からなくて笑っている場合じゃない。今すぐ調べなさい」と。そのときは落ち込みましたけど、全くその通りのことを指摘いただいて、本当にありがたいです。――恵まれた環境を感じているんですね。今後一緒にお仕事をしたい人はいますか?マツコ・デラックスさんですね。すごく好きで、マツコさんの番組は結構見ています。お会いしたら「あんた、つまんないのよ」ってダメ出しされそうで怖いですけど(笑)、率直な意見を言ってほしいです。フジテレビでリオパラリンピックの番組もやられていたので、東京五輪に向けてスポーツ関係でもいいですし、一緒にお仕事させていただいて、学べる機会があったらいいなと思います。●宮澤 智(みやざわ・とも)1990年3月1日生まれ。埼玉県入間市出身。早稲田大学文化構想学部卒業後、2012年にフジテレビジョン入社。1年目からスポーツニュース番組『すぽると!』のキャスターを担当し、現在は『めざましテレビ アクア』(木・金曜)、『スポーツLIFE HERO’S』、『その原因、Xにあり!』を担当。
2017年01月03日フリーアナウンサーの古舘伊知郎が、「忠臣蔵」の吉良邸討ち入りドラマを実況するテレビ朝日系バラエティ特番『古舘トーキングヒストリー~忠臣蔵、吉良邸討ち入り完全実況~』が、きょう10日(20:50~23:06)に放送される。この番組は、古舘が現在に伝わる「忠臣蔵」の事実を検証し、新たな視点で実況を加えながら、討ち入りの瞬間を本格的なドラマでよみがえらせるというもの。緒形直人、笹野高史、西村雅彦らが出演するドラマパートは、東映京都撮影所に吉良邸を再現して撮影されたが、このほど、トークパートの収録が行われた。こちらは司会・進行の古舘のほか、女優の名取裕子、タレントの伊集院光、乃木坂46の秋元真夏、歴史学者の磯田道史が出演。仇討ち後の赤穂浪士がたどり着いた泉岳寺(現在の東京・港区)の豪華セットで、新撮ドラマ『忠臣蔵』を鑑賞するとともに、過去のイメージとの比較やさまざまな意見交換を通して、真実の忠臣蔵に迫っていく。
2016年12月10日フリーアナウンサーの古舘伊知郎が、「忠臣蔵」の吉良邸討ち入りドラマを実況するテレビ朝日系バラエティ特番『古舘トーキングヒストリー~忠臣蔵、吉良邸討ち入り完全実況~』が、12月に放送されることが16日、明らかになった。これは、古舘が現在に伝わる「忠臣蔵」の事実を検証し、新たな視点で実況を加えながら、討ち入りの瞬間を本格的なドラマでよみがえらせるというもの。このほど、東京国際映画祭のイベントで、「忠臣蔵」のスピンオフ的なサイレント映画『血煙高田の馬場』(1928年)の弁士を務めたが、今回の特番では実況だけでなく、現場レポート、司会・進行まで、話し手の役割を一手に引き受けるという。古舘は、出演する役者に対して「うるさいだろうなー申し訳ないなー」という不安があったものの、「未知の分野だから『面白いかな』という好奇心があった」と感想。それでも、前例のない取り組みのため、「リスクを背負ってでもやっていかないとと思います」と決意を示した。このドラマパートは、東映京都撮影所に吉良邸を再現し、最新のCGも駆使して新撮。現代のスーツ姿で屋根の上から古舘が実況する中、四十七士の先頭に立つ大石内蔵助を緒形直人、率いられる志士の1人・原惣右衛門を笹野高史、彼らが狙う吉良上野介を西村雅彦が演じる。20年前に連続ドラマで浅野内匠頭を演じている緒形は「あの時の無念を晴らす(笑)」と、大石役へ意気込み。笹野は「芝居を脇で流暢に説明してもらうと気持ちがいい(笑) えも言われぬ恍惚感!」と、"古舘節"にご満悦で、西村は「違った視点からみた『忠臣蔵』と、今回の思い切った企画に参加できて幸せに思います」と喜びを語っている。
2016年11月16日フリーアナウンサーの宮根誠司が、13日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ボクらの時代』(毎週日曜7:00~7:30)に出演し、共演の古舘伊知郎に「話長い」「たとえがわけわかんない」などとダメ出しした。宮根は、古舘に「7年前に飲ませていただいたときに、『俺たちはこうやってしゃべって死ぬんだよ』って言っていた。今、変わりました?」と質問。「自分の体さえ顧みないしゃべり手だと『報道ステーション』見ながら思っていた。今日会ったらものすごい健康に気を遣って、タバコもおやめになった。まだ生きたいのかと」と、古舘の変化に驚きを示した。古舘は「心変わりしたんじゃないんです」と根本は変わっていないと説明。「お釈迦さまから教わりました」と語り出し、マシンガントークを繰り広げた後、「何が言いたかったかというと、ただ生きることに執着したんじゃなくて、自分のしゃべる目的を達するためには生きてなきゃいけないからタバコもやめた」と明かした。すると宮根は「後半だけでいいんちゃいます? 前段いらんと思います」と指摘。「言ってあげる人がいないのよ今、古舘さんに。すごいポジションにいてはるから。だからあえて言ってあげようと思って、話長いねって」と言うと、古舘は素直に受け入れ「しゃべる前に編集する」「おっしゃる通り」と反省していた。また、古舘は自身について「しゃべりのことしか考えていないわがまま野郎」と発言。「宮根が「わがまま野郎が許されるポジションの人と許されないポジションの人がいる」と言うと、「でも、人間は"ゆがんだ風船"でいいんですよ」と風船に例え、「僕らは世の中の人間模様と押し合いへし合いでしょ」と語った。古舘の独特な表現に、宮根は「これを古舘節だって言う人がいるんですけど、一歩引いて聞いてみて! たとえがわけわかんないから」とバッサリ。さらに、崎陽軒の弁当に例えて押し合いへし合いを語る古舘について、宮根は「おそらく昆虫だと思う」と言い、「脊髄反射だと思う。脳で考えてないんですよ。口から出て、耳で聞いて、脳の中で考えて、妄想が広がっていって、しゃべるの。それが古舘節っていかにも説得力のあるようなことなんだけど、俺たちは脊髄反射のトークをずっと聞いていたわけよ」と分析した。
2016年11月13日フリーアナウンサーの古舘伊知郎(61)が、6日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)にゲスト出演し、10月9日放送のTBS系『オール芸人お笑い謝肉祭’16秋』がBPO(放送倫理・番組向上機構)の審議対象になったことについて持論を展開した。『オール芸人お笑い謝肉祭』は40人の芸人が、最高賞金1,000万円をかけて体を張ったクイズバトルを繰り広げる特番。全裸になるなどのシーンがあり、視聴者から「男性が男性の股間を無理やり触る行為など内容が下品」「『裸になれば笑いがとれる』という低俗な発想が許しがたい」「子どもに説明できないような番組はやめてほしい」などの声が寄せられた。このことについて古舘は、「自主規制にまみれたテレビ局に対する挑戦だったんですかね」と制作サイドの狙いを推測。「僕は裸に対するラインがものすごく低い」とした上で、「プロレスの実況で育ててもらってますから。パンツ一丁たちの男がほぼ裸でやって」「『股間痛打だー!』と実況しているわけですから」と経験談を交えた。そして、「裸の何が悪いの? と思ってしまう」と正直な思いを吐露。「今時の良識に照らし合わせたら僕の言っていることはいけないのかもしれませんが、僕はあまり抵抗がない」と説明し、「低俗な番組の中に光るセンスとか、低俗なまま終わるとか。そこに番組の出来不出来はあるけども、『裸自体はどうなの?』という問いに関してはあまり……」と首を傾げていた。
2016年11月06日フリーアナウンサーの古舘伊知郎(61)が、6日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)にゲスト出演し、乃木坂46・橋本奈々未(23)の芸能界引退についてコメントした。生活の困窮がきっかけで芸能界入りし、弟の学費に目処がついたことで引退を決意したという橋本。この"引き際"が美談として話題になっていることについて、ダウンタウン・松本人志(53)が「美談過ぎて、嘘ちゃうかなと思うところもある」と冗談を交えると、古舘は「僕もちょっと半信半疑です。秋元康の演出入っているのかなと」と便乗して笑いを誘った。そして、「子どもの貧困は進んでいることも事実」と社会問題にも触れつつ、橋本の引退を「象徴的なこと」と説明。「この後ろにそういうことでいっぱいつらい思いをしている家庭がある」と指摘した。一方で、「労働はお金だけじゃない」「『労働は雪かき』という言葉が大好きなんですが、自分の家をかいているだけではダメ。高齢化が進んでいるから隣の家もかいてあげなければいけない」という主張も。その上で、「100働いて100お金もらえるなんてありえない」と言い切り、「『半分返ってこないでいい』くらいで、身を粉にして働くのが"働く"」と持論を展開。「芸能界を引退するのは自由だけど、今度やるお仕事で労働の苦しみと喜びを知ってほしい」と橋本にエールを送っていた。
2016年11月06日フリーアナウンサーの古舘伊知郎と宮根誠司が、6日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ボクらの時代』(毎週日曜7:00~7:30)に出演し、赤江珠緒の結婚式後に、2人で朝まで飲み明かしたことを明かした。この日は、加藤綾子も含めたフリーアナ3人で出演。古舘と宮根はテレビ初共演だが、7年前に赤江の結婚式後に初対面し、「せっかくだから」ということで飲みに行くことになり、最終的に2人カラオケになったという。宮根は、大阪に戻らなければならないため、チケットを取り直してから西麻布のカラオケ店に向ったそうだが、部屋に入ると、古舘が大きなソファーで「遅いじゃないか随分」とひと言。古舘は「本当に先輩ぶって酔っ払っちゃって。俺、自分がみのもんたかと思ったもん」と反省した。2人のカラオケは、古舘が宮根の歌う曲を指定し、前奏中の前フリを付けるという形式で大いに盛り上がり、最後はベロベロになった古舘を、宮根が運んでいったそう。古舘は「やっぱり『報道ステーション』のストレスの極みみたいのがあったから、絶好の方と会っちゃったんです」と、宮根との出会いを振り返った。このように、ストレスを抱えていた『報ステ』時代だが、トークの制限はあったものの、エンディングの21秒は、さまざまな情報を自ら組み立ててしゃべることができたため、「いつも自分に酔いしれていました」と告白。この日の放送でも、即興で21秒ジャストの神業トークを再現してみせた。だが当時は、このエンディングが終わると、横にいるテレビ朝日の小川彩佳アナに「どうだ俺のしゃべりは」という態度をとっていたため、「たぶん小川アナウンサーは異常に俺のこと嫌いだと思う」と推測していた。
2016年11月06日「2016年10月26日水曜日午後3時、秋も深まってきたと思いきや最高気温26度とまだまだ夏日を記録する東京・台場のこちらフジテレビジョン本社V5スタジオには、スタッフはもちろん編成幹部ら関係者、取材陣に至るまで優に50人、いや60人、70人を数えましょうか。日曜ゴールデン新番組の初回収録とありまして、独特の緊張感に包まれておりますがおーっと!ここでADの『古舘伊知郎さん入られま~す!』の呼び込みがかかったー! この声に誘われ、私古舘は控室から一歩二歩、超激戦区と呼ばれる時間帯に足を踏み入れていくわけであります!」フジテレビ系できょう6日にスタートする新バラエティ番組『フルタチさん』(毎週日曜19:00~20:54)。頭の中で実況するクセがあるというMCのフリーアナウンサー・古舘伊知郎は、同番組の初回収録に臨むにあたって、こんな脳内実況を繰り広げていたのかもしれない。そんな華々しいスタジオだが、実は、古舘が本番中や取材会中に番組への"ダメ出し"を始めるという"異例づくし"の現場だった。本記事では、その模様をレポートしながら、古舘が目指すバラエティ像を探る。○収録開始25分で「VTR長過ぎません?」本番がスタートするなり、「(前の時間帯の)『サザエさん』が終わって『フルタチさん』だなんて、新番組のタイトルからして破れかぶれのような気がしますけど」「今日は関係者めっちゃ多いじゃないですか。これね、1回1回減っていく可能性ありますよ!」「視聴者の方よりここにいる人数が多いかもしれない」と、まずは自虐コメントで笑いを取った古舘。「ネタとして面白いのも面白くないのも混在してる可能性がある。初回からそんな充実してる番組なんて見たことないですよ。ぶつかりながら、へこたれながら頑張っていきたいと思います」と、オープニングトークで基本姿勢を示した。この番組は、世の中の"ひっかかる"ことを取り上げ、VTRで検証し、それを受けてスタジオトークを繰り広げていくというのが大きな柱。初回のゲストには、森昌子、ミッツ・マングローブ、要潤、足立梨花、ビビる大木を迎え、森が自由奔放な言動を連発しても、古舘は「森さんの顔を見ると『夜のヒットスタジオ』を思い出しちゃう」となかなかツッコめずにいたが、探り探りながら、彼女のイジり方を徐々に習得していく。そんな穏やかなムードで収録は進行していったが、開始25分が経過すると、最初のVTRからスタジオに戻ってきたところで、古舘が噛みついた。「VTRちょっと長過ぎません?」。自らのおしゃべりの時間を奪われるのを恐れたのか、「こういうダメ出しとか会議も、収録で入れていきますから」と宣言する。スタジオは笑いに包まれたが、古舘の目は本気だ。その後も、古舘の好きなジャガイモを試食するコーナーにどこか不満顔で、びっくり映像を紹介するコーナーでも、イヤミたっぷりに「安牌(パイ)ですね」とひと言。挙句の果てには「ストレートに(すごい映像を)見たい視聴者は、(裏番組の)日テレ見てりゃいいんですよ」とも言い放った。一体何が納得行かなかったのか。収録後に取材に応じた古舘は「テレビってやたら食べるじゃないですか。ただ普通にやってても、数多の番組と区別がつかない」と、報道陣を前にして、これまた異例のダメ出しを開始。マイナビニュースのインタビューで、新番組を「ケーキ戦争が渦巻いている銀座で、古ーい言問だんごのお店を開くんですよ」と表現していたが、バラエティの潮流に従わない番組づくりへの追求に、3時間という長丁場の収録を終えた直後でも余念がない。○ニュースを自由に斬る姿は実にイキイキでは、その目指すべきバラエティというものを、どのようにイメージしているのか。古舘は「今、相当ネガディブにいろいろ考えています」と具体像まで固まっていないことを示しながら、12年間の報道キャスター経験を生かし、「もうちょっとニュース的なアングルのコーナーもあっていいかな」と構想を語った。早速その場で、昨今のニュースを取り上げ、大麻取締法違反で逮捕された元女優・高樹沙耶に「みんなやってると思ってませんでした!?」、栃木・宇都宮の元自衛官の爆発自殺に「あれ何で"テロ"って言わないんですかね?」、ボブ・ディランと連絡が取れなかったノーベル賞の審査員に「ライブ会場で出待ちすればいいんですよ」とバッサリ。取材会とは思えないテンションと迫力で斬りまくるその姿は、実にイキイキしているように見えた。それもそのはず、『報道ステーション』時代は、さまざまな"しがらみ"から、あの古舘伊知郎でも、なかなか自由にしゃべることができなかったそう。「ニュースが一辺倒にしか伝えないんですよね。やっぱり独自の視点でいろんなものを見ていきたいんで、そんな話も今後していきたい」と話し、バラエティに復帰したからこそが実現できる企画に、鉱脈を見出していきたいようだった。しかし古舘は、ニュースを扱ったTBSのバラエティ特番『古舘がニュースでは聞けなかった10大質問!! だから直接聞いてみた』(9日19:56~)でMCを務め、フジテレビでも『ワイドナショー』や『バイキング』など、バラエティ目線で時事ネタを斬っていく番組がすでに存在している。フジの宮道治朗編成局次長は「他局のバラエティとは一線を画す」と力を込めていたが、「ただのドバラエティだけじゃつまんない」と思いを共有する古舘と『フルタチさん』をどう作り上げていくのか。フジの亀山千広社長も「"古舘学校"で古舘さんからスタッフがテレビというものを学びながら」とダメ出しを歓迎しており、"ぶつかりながら、へこたれながら"という姿勢に期待を込めて、今後に注目していきたい。
2016年11月06日●強力裏番組への対抗策は"合掌"!?フリーアナウンサーの古舘伊知郎が、6日からスタートするフジテレビ系新番組『フルタチさん』(毎週日曜19:00~20:54)で、久々にレギュラーバラエティ番組のMCを務める。12年にわたって出演した『報道ステーション』(テレビ朝日系)を今年3月で卒業し、しばしの充電期間をへてバラエティ復帰すると、キャスター時代にため込んでいた分、堰(せき)を切ったようにあふれ出てくる"おしゃべり"。これを全力で受け止めるべく、フジテレビが用意した器は、毎週2時間という異例のレギュラーバラエティだ。それに応え、日曜ゴールデンという最激戦区でフジと"心中"する覚悟も見せる古舘は、この大きな器でどんな番組を目指しているのか。そして久々のバラエティの現場は、彼の目にどう映っているのか――。――毎週2時間のレギュラーという異例の番組ですが、しゃべるネタが尽きてしまうという不安はありませんか?それはもうスタッフの方がたくさんいるので、テーマやネタなどいろんなきっかけを与えてもらえれば、私の場合はしゃべりがどんどん増殖していきますから、そういう不安はないですね。――放送枠は、各局人気番組や新番組を投入する激戦区になります。裏番組の研究などはされているのですか?研究まではできていませんが、ただ1つ直感的なことも含めて思うことは、例えば『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)という番組は、強烈なビジュアルのメディアであるテレビの原点だなというのを感じます。やっぱり、自分がやりたくてもできない、怖くてやる気もさらさらないことをアウトソーシングして、タレントさんが委託されてやっているのを、日曜の夜に「よくやるなぁ」と思いながらボーっと見るというのは、最高の気分だと思うんですよ。自分はむいた梨を秋口にシャリシャリ食いながら、向こうはコモドオオトカゲと向き合ってるんですよ!? この構図こそ、テレビですよ!――日テレさんだと19時台の『ザ!鉄腕!DASH!!』もそうですね。本格的にカルガモ農法なんかやってない人や、家庭菜園すらやってない人が、自分がやった気になって『鉄腕!DASH!!』を見るんですよね。これはビジュアルのメディアとして最強だと思うんですよ。そういうことを考えてるんで、この枠を僕がやるというのは大変なことだと思って、今、怖気づいてます(笑)――そうした強力な裏番組と対決するにあたっての対策はなんですか?やっぱり自分を信じること、スタッフを信じること。そして必ず視聴率至上主義に陥らないことですね。かといって、「今後のテレビバラエティを切り拓いていくための捨て石として、視聴率なんて無視して超実験的なことだけやりたい!」なんてわがままもない。両方を含めた"合掌"ですね。――"合掌"ですか!?人間がなぜ手を合わせるのかというと、仏教的な解釈の1つに、例えば左手が欲望まみれで地が丸出しの等身大の自分、右手が自分の心の中に少し灯っているかもしれない仏性、つまり仏の心。これがちょうど中央で出会って「南無」と手を合わせるという捉え方があるんです。だから、先ほど言った両極端の考えを真ん中で合わせる役目を、僕が担ってると思ってるんです。これは"合掌番組"ですね。●昔のテレビは「子供・グルメ・動物・タモリ」でOKだった――以前『第四学区』(フジ系)など一緒に番組もやられていた、とんねるずの石橋貴明さんがインタビューで「閉塞感が全てにおいてテレビをつまんなくしちゃっている気がします」(日刊スポーツ、10月3日付)と話し、他にも、最近のテレビは規制が厳しくなってきたという声を聞きます。古舘さんは『報道ステーション』のキャスターを12年間務め、久々にバラエティ復帰されたわけですが、実際に戻ってきて、そうした傾向を感じますか?貴明みたいにお笑いの世界でズッポリやってた人間が、どんな心境にあるのかはちょっと分からないけど、僕は報道番組の規制の中で生きてきたので、最近バラエティ番組に出させてもらっている過程で、「うわー閉塞感につながる規制がある!」とは、一度も思ったことはないですね。ただ、"閉塞感"という言葉でいうなら、僕が感じるのは、今のテレビは高度になっちゃったなぁということですね。――"高度"とは?つまり、マーケティングがすごいということです。昔が良いとは言いませんけど、数字が悪かったりスポンサーが降りたりして、プライムタイムに空き枠があってどうする?となって放送作家に振りますよね。すると、昔のテレビは結構行き当たりばったりで、「数字取るには司会はタモリさんかなぁ、かわいい子供や動物がいて、おいしそうなもん出そうかぁ…」ってなって、「子供・グルメ・動物・タモリよろしく!」と、この4つでOKというパッケージができた時代だったんです。その感覚は今や全く消え失せ、コンピューター、なんなら将棋囲碁を戦ってきたAI(人工知能)にかけて、ヒットする番組はこういうビジュアルを入れる、ラーメンのアップはこういう撮り方をする、といったいろんな分析解析をやって、深夜でシミュレートして、あげくにようやくプライムに上がってきました!となる。すでに新番組にして旧番組ですよね。そういうのがひしめき合ってるから、そんなにひどい視聴率の番組がない代わりに、突出する番組も一握りで、あとはどっこい、みたいな。その辺に"閉塞感"はあるかもしれないです。――番組制作のシステム化ですね。でも、それはそれで産業としての有りようだと思うんです。洋服屋さんでも売れ筋を分析して仕入れたり、本屋さんも出版社も何が売れて何が売れないで返品されるのか、そうやってせめぎ合ってやってるから、どこの業界も一緒だと思うんですよ。でも僕なんか、開局して20年もたってないテレビ局にアナウンサーとして入れてもらってるので、テレビが花形になる前のもっといい加減な状態を引きずっちゃってるから、理屈では今は高度ですばらしいと認めつつ、一方で「だからつまんないんだ」「どれを見ても同じなんだ」と思ってしまうんです。――視聴者もそのように感じているのではないか、と。テレビが面白くなくなったとか、テレビは見ない人だからとカッコつける人が、この30年くらいずっと増えてますよね。「俺ってテレビ見ないじゃん?」って言われると、「じゃん?」って聞かれても知らねーよとか、ましてやおまえ横浜出身じゃないだろと思って二重三重に腹立つんだけど…それは置いといて(笑)。でも、テレビを見ないと言ってる人は、面白い番組をたまたまみていない不幸ですよ。ヒット番組で視聴率が良くて、なおかつ面白い番組はあるんです。ただ、マーケティングが行き過ぎて、デザイナーチャイルドやアンドロイドみたいな番組が多いなと、感じるということですね。●新番組は"ケーキ戦争の銀座で開く言問だんご屋"――そうして高度になってきた現在のテレビの中で始まる『フルタチさん』ですが、古舘さんはどんな番組にしていきたいと思っていますか?そうですねぇ。例えば夕方に各局やってるニュースの横並び特集で、「銀座、新たなケーキ戦争勃発」というのが組まれたりしますよね。パティシエの高木さんと青木さんと鎧塚さんがひしめき合っちゃって、再開発のビルでケーキ戦争…もう夕方のニュースは戦争が大好きですよ。だったらシリアの戦争ももうちょっと取り上げろ!と言いたくなるけど、それは置いといて…。――新番組のイメージの話です(笑)そうそう。僕がやるからには、ケーキ戦争が渦巻いている中で、銀座で古ーい言問だんごのお店を開くんですよ。それが、故きを温ねて新しきを知るなのか、テレビの里帰り感覚で見てくれる人が少なからずいてくれるのか、素通りされちゃうのかの勝負だと思ってるんです。だから、裏でビジュアルのすごい番組がある一方で、こっちにバンジージャンプ的な派手さな無いんですよ。それよりも、普段見過ごしていること、聞き逃していること、聞き過ごしていることとか、そういうところに立ち止まって、日曜の夜にポワーンと考えてみませんか?と。時折、答えが出そうで出ないところで終わるケースもあると思うんですけど、そういうフワーンとした番組をやらせてもらいたいなと思ってます。トークに関しては過激さみたいなものを失っちゃいけないんだけど、企画の中にほんわり感がないと、せっかく『サザエさん』の後に『フルタチさん』なんだから、猛り狂ってもしょうがないので。――古舘さんが体験取材するコーナーもあると聞きました。そんなことやるつもりはさらさら無かったんですよ! 2時間のバラエティで軽ーく司会やるくらいなんて甘い考えでいたら、全然そんなんじゃなくて騙されたと思ってるんで、今からでも引き返したい(笑)。しゃべりの舌先の筋肉だけは衰えてないつもりですけど、60歳過ぎて体力も衰えてきてる人間をいろんなところに連れて行って、恥かかせようとしてるんですよ。いじわるなスタッフがいるんです。――未知の経験をしてもらおうとしてるわけですね。そう。初回はYahoo!ニュースのオフィスに行きます。僕はテレビのニュースを12年やったから、そっちは多少かじって知ってるつもりだけど、Yahoo!ニュースの作り方は知らない。どうして見出しはこんなに扇情的なのに、中身がつまんないんだとか思ってる訳ですよ。だから、ものすごい野次馬根性で好奇心がうずいてるんですけど、実際に行くとするじゃないですか。そうすると、たぶん若い人が無言でコンピューター画面に向き合って、会話も肉声では一切なくパソコンで繰り広げられてるんでしょう。そこに、武器もツールも全部おしゃべりの僕がリポートするんで、若い連中に「うるさいな」と思われるんでしょうね。60過ぎの変なうるせー空気の読めないオヤジに水を差されるんですから。すると、視聴者の人たちも「なんだこのオヤジ。行かなくていいじゃん」と思って、結局僕は老醜をさらすことになる思うんです。そういうのをスタッフは狙ってやがる!――でも、自らの裸をさらけ出そうという気持ちも、少しはあるんじゃないですか?ちょっとある(笑)。その悪魔のささやきに乗ってしまうんですよ。そうなると、実はいろんなところに行こうと思ってるんです。――他にはどんな体験取材をしてみたいですか?テレビショッピングにチャレンジしたいですね。ネット上で仮想商店街が成される時代になって、実際の商店街がシャッター街になってしまってるっていう切なさが充満しつつ、その間で、CSやBSのみならず地上波も含めて、過剰なまでにテレビショッピングをやってるじゃないですか。僕、そこのしゃべりが好きなんですよ。報道ではとてもそういうことはできなかったけど、今ならそういう店頭販売的な、人の気持ちを引きつけるあざとい感じのしゃべりができるんで、そういうのにチャレンジしたいですね。――なんだか期待と不安が半分半分のようですね(笑)60過ぎて、桜の門をくぐっていく入学生のような気分なんてなかなか味わえないですから、うれしいですね。僕がずっと局のアナウンサーでやらせていただいていたら、もう定年過ぎてるんですよ! もしかしたらハワイアンキルトとか、ボトルシップの趣味を生かして、そればっかりやってたかもしれないのに。仕事でこんなことになってるというのは、とってもうれしいですね。――レギュラーバラエティの復帰をフジテレビで決めたのは、最初に声をかけてくれたからと聞きましたが、フジの宮道治朗編成局次長は「この番組にテレビマン人生を賭けています」とまで言っていました。それはウソだと思いますよ~。――えっ(笑)本当にテレビマン人生を賭けてたら「テレビマン人生賭けてる」なんて言わないし、「社運を賭けた」とかいう大型ドラマや映画でも、本当に社運を賭けた試しもないし、60年以上生きてきて潰れたテレビ局なんて見たことないし、「全米が泣いた」って映画も全米が泣いてるの見たことないですからね。それは全くのウソだということは、自信を持って断定できます!――でも、オファーはうれしかったんですね(笑)それはうれしいですよ。もう番組始まる前からフジテレビ大好きになっちゃって!■プロフィール古舘伊知郎(ふるたち・いちろう)1954年生まれ、東京都出身。立教大学卒業後、1977年にテレビ朝日にアナウンサーとして入社し、『ワールドプロレスリング』などを担当。プロレス実況で独特の"古舘節"を確立し、1984年に同局を退社。フリーとなった後は『F1グランプリ』『夜のヒットスタジオDELUXE』(いずれもフジ)、『おしゃれカンケイ』(日テレ)などに出演し、2004年4月から2016年3月まで『報道ステーション』(テレ朝)のキャスターを務めた。
2016年11月04日フリーアナウンサーの古舘伊知郎が司会を務める特番『古舘がニュースでは聞けなかった10大質問!!だから直接聞いてみた』が、TBSで11月9日(19:56~)に放送されることが1日、明らかになった。古舘はかつて、『クイズ悪魔のささやき』『しあわせ家族計画』『筋肉番付』といったTBSのバラエティ番組で司会・実況を担当。今回の特番で、13年ぶりにTBSで司会を務める。同番組では、世の中の人、そして古舘が興味を持っていることや、感じている疑問を当事者にぶつけていく。東京オリンピックや映画『君の名は。』など、今話題のことから、"七味唐辛子の缶"や"「ドレミの歌」の謎"まで、報道を12年間やっていた古舘がニュース番組では聞けなかった質問を聞く。ゲストとして『君の名は。』の新海誠監督が出演。パネラーは、いとうあさこ、竹俣紅、三田寛子、山里亮太が務める。
2016年11月01日昔話の主人公たちが共演するauのCM"三太郎"シリーズの最新作「夢のスター」編が、1日から全国で放送される。今回は、桃太郎(松田翔太)、浦島太郎(桐谷健太)、金太郎(濱田岳)が幼少期に「俺、スターになる!」「俺も一緒になる!」「じゃ、ボクも!」と笑い合う回想シーンからスタート。桃太郎と浦島太郎が「なりたかったな…」と懐かしそうにする中、金太郎は「なろうよ!」と立ち上がる。浦島が「もう遅いよ~」とあきらめるが、金太郎はそんな声を遮り、「どんどんもらって、どんどん貯めてさ」「スターになって、どんどんもらってさっ!!」とヒートアップ。桃太郎と浦島は引いてしまい、その後金太郎は「どんどんっ!!どんどんっ!!」と激しさを増していくと、浦島は「カネ太郎になってるよ」とツッコミを入れる。幼少期の撮影は3回目で、子供時代の三太郎はすっかり仲良しになり、元気なあいさつで現場入り。ロケ地である山の山頂で夢を語る子供たちの姿に、スタッフは皆「この子たちはどんな大人になるんだろう?」と想像し、将来のスターになることを願って撮影していたそうだ。
2016年11月01日フリーアナウンサーの古舘伊知郎が、きょう31日(21:00~22:54)に放送される日本テレビ系バラエティ番組『しゃべくり007 2時間スペシャル』に登場。「認める司会者第1位は?」などの質問に答えていく。今回古舘は「納得いくまで帰らない!と言っているしゃべくりモンスター」という呼び込みで登場。レギュラーメンバーのネプチューン、くりぃむしちゅー、チュートリアルが、古舘に聞きたいことをその場でフリップに書き、答えてもらうという企画が展開され、「認める司会者第1位は?」「どんな死に際がいいですか?」といった即興の質問に、古舘が答えていく。この日の放送には、坂上忍も出演し、「何でこの人売れてるの?と思う芸能人は?」「今一番ぶったぎりたいニュースは?」といったアンケートに回答。また、宮沢りえと杉咲花は、「憧れのデート」「やめられない癖」などの質問に答える。
2016年10月31日フリーアナウンサーの古舘伊知郎が26日、東京・台場のフジテレビで行われた同局系新バラエティ番組『フルタチさん』(11月6日スタート、毎週日曜19:00~20:54)初回収録後の取材会に登場。最近のニュースについて、堰(せき)を切ったように持論をまくし立てた。この番組は、"ひっかかる"をテーマに、日常で謎や疑問のまま過ぎていくことを、硬軟織り交ぜて取り上げて紹介していくという内容だが、古舘は「もうちょっとニュース的なアングルのコーナーもあっていいかな」と構想を語った。その流れで、大麻取締法違反で逮捕された元女優・高樹沙耶容疑者に言及し、「何で高樹沙耶は海外に行かなかったんですかね。OK(合法)なところいっぱいあるじゃないですか」と疑問を提示。矛先は報道にも向けられ、「ニュースやワイドショーが、結構(逮捕を)ビックリした顔してやってるんですよ。ウソつけ! みんなやってると思ってませんでした!? 『私は海外で嗜んだこともありまして』とか言ってましたよ! 『やっぱりね』って誰か本音言えっていうの」とツッコんだ。さらに、宇都宮の元自衛官の自殺についても「あれ何で"テロ"って言わないんですかね?」と疑問。「もちろん、狭義的な解釈があるのは分かってますけど、広義的に言えばテロですよね。あおってもいけないけど、これはある種のテロだと認めないと、事の本質が見えないような気がする」と、今後こうしたテーマを番組で取り上げていくことに、意欲を示した。ちなみに、古舘はテレビ朝日系『報道ステーション』で12年間キャスターを務めてきたが、本番中はおしゃべりを抑えられていたそうで、「打ち合わせでしゃべりまくってたんです!」という。それだけに、本音でニュースを斬っていく企画は、悲願のようだ。初回放送では、古舘が「Yahoo!ニュース」の編集部を取材する模様も放送。トップニュースの13.5文字の見出し作りにも挑戦する。
2016年10月26日フリーアナウンサーの古舘伊知郎が26日、東京・台場のフジテレビで行われた同局系新バラエティ番組『フルタチさん』(11月6日スタート、毎週日曜19:00~20:54)の初回収録後に取材に応じ、「今、相当ネガディブにいろいろ考えています」と反省の弁を語った。この番組は、"ひっかかる"をテーマに、日常で謎や疑問のまま過ぎていくことを、硬軟織り交ぜて取り上げて紹介していくという内容。古舘は、収録を終えたばかりにもかかわらず、「番組制作には疑心暗鬼になっていないと良いものはできないと思うんで、今、相当ネガディブにいろいろ考えています」と、早くも次を見据えていた。具体的には、びっくり映像を紹介するコーナーについて「各局やっているので、ああいうのは極力やめていきたい」、グルメのコーナーに対しても「テレビってやたら食べるじゃないですか。ただ普通にやってても、数多の番組と区別がつかない」と、囲み取材を受けながら異例のダメ出しを連呼。「ただのドバラエティだけじゃつまんないなっていうのを今日感じたんで、これからまたスタッフと揉まなきゃいけないな」と、改善への意欲を示した。タイトルの『フルタチさん』は、直前に放送される『サザエさん』にかけたもの。番組では、BGMや効果音、解説のイラストナレーションに至るまで、サザエさん仕様になっていたが、「サザエさんを意識しすぎ。ちょっと控えめにOAしなきゃな」と視聴者の立場を考えて注文を付けていた。このように、反省の弁が続いたため、手応えについて聞かれるも、収録中に自由奔放な言動を連発していた森昌子に「面白いわ~この番組!」と絶賛されたことを受けて、「半分うれしくて半分不安です」と率直な感想を吐露。番組をより良くするため、「もっと苦労を買って出ないと」と決意を示していた。日曜の激戦区への参入については、「裏番組が強烈に強いので、そこの視聴者を持ってくるのは無理。最近テレビを見ていない人が、ポッと見てくれるようなアナログな番組を目指したい」を意気込み。とはいえ、裏番組の名前を全部挙げながら、「数字(視聴率)悪かったら、私にモザイク入れて音声変えてやってもらいます!」と冗談を交えながら、厳しい戦いを訴えていた。初回の放送で取り上げる"ひっかかる"のテーマは、「高いギャラの子役と安いギャラの子役の演技の差」「トランプタワーがセントラルパークの眺望を独り占めできた理由」など。また、おしゃべりが止まらない古舘の脳を最新機器で解析するロケ企画もあり、1万人の脳を見てきた医師が「普通の人とかなり違いますよ」と興奮を語る。
2016年10月26日フリーアナウンサーの古舘伊知郎がこのほど、都内のスタジオで取材に応じ、新たにスタートするフジテレビ系バラエティ番組『フルタチさん』(11月6日スタート、毎週日曜19:00~20:54)と『トーキングフルーツ』(11月8日スタート、毎週火曜24:25~24:55)への意気込みを、45分間ノンストップでまくし立てた。○激戦区への参入は"苦役列車"古舘は開口一番「フジテレビって僕が29歳でテレビ朝日を辞めて、しゃべり手でフリーになったときに初めて使ってくれた局で、『笑っていいとも!』木曜日の『激突!食べるマッチ』っていう大食いをするのに実況を付けるコーナーで(プロデューサーの)横澤(彪)さんに使ってもらって、その後トントン拍子で『夜のヒットスタジオDELUXE』や『F1』の実況中継を長くやらせてもらって、ずっとお世話になった」と、流れるような口調で感謝。今回も、他局に先駆けてオファーがあったことを明かした。周囲から「もう40年やったんだからいいじゃないか」「『報ステ』でそこそこ稼いだでしょう」、さらには「カナダでサーモンでも釣って、たまにフジテレビでパッと拾ってもらって、視聴率なんか完無視して目いっぱい好き勝手なことやればいい」とまで言われたそうだが、古舘は「そういう意見には一切くみしない」と断言。日曜ゴールデンの激戦区で番組を持つことを"苦役列車"と表現つつも、「初めて使ってもらった恩義があるんだから、ダメなときはフジテレビも俺も一緒にドボンだ!」と、"心中"する覚悟を示した。新番組への心構えとしては「あんまり調子に乗らない」と宣言。『サザエさん』(毎週日曜18:30~19:00)の直後の時間帯は「やっぱりある程度年齢の行った人間のしゃべりっていうのがあって、ニコっと笑ったり間を置いたり、イヤミな英語をはさんでから流ちょうな日本語で構成したりっていう、東京都知事のようなしゃべりが欲しいわけですよ」と、視聴者のニーズを推察した。『フルタチさん』という番組タイトルは『サザエさん』に掛けたものだが、古舘は「意味不明でしょ!? 僕は最後まで反対したんです」と主張。「『サザエさん』から『フルタチさん』は、3文字から4文字なので、語呂が明らかに違う。プロレスも『イーノーキ!』っていう3文字はなかなか語呂がいいんですけど、『フージナミ!』はちょっとつらいんです」と例に挙げながら、「4文字でも『トコブシさん』なら意味がつながるからいいんですよ」と不満を訴えた。このつながりを少しでも持たせるために、オープニング映像のアイデアを出したそう。リオ五輪閉会式のパロディーにして、「僕が(『サザエさん』ゆかりの街の)桜新町から穴にポーンと入って、そこからお台場に出てきたらサザエさんの格好で、安倍総理みたいにすぐ衣装を引きはがさないで3秒くらい間を置いて、『古舘です』と言って出てくるっていうのを真剣に考えたんです」というが、「権利関係がうまく行かなかった。そりゃそうですよ、『サザエさん』側が許すわけないですよね!」と諦めたそうだ。○ニュース解説番組の野望も!?『フルタチさん』は、"ひっかかる"をテーマに、日常で謎や疑問のまま過ぎていくことを、硬軟織り交ぜて取り上げ、古舘が分かりやすく紹介していくという内容。例えば、道路標識の「止まれ」がなぜ命令口調になったのか、「風邪」とは何なのかといった話題を想定しているといい、古舘は、実況調のナレーションも担当する予定だという。本音としては、『報ステ』で培った経験を生かし、難しいニュースを分かりやすく解説するような番組をやってみたい気持ちもあるそうだが、「その時間帯にフジテレビを見てくださる皆さんに合ってるかどうかっていうのは、まだ僕の中で答えが出ない」と慎重姿勢。そうした番組を最初から全開でやることで「おまえはエセ池上彰か」と突っ込まれることを危惧し、「少ーしずつ調子に乗って小出しにしていきたい」と野望を語った。一方の『トーキングフルーツ』は、その道のスペシャリストをゲストに招き、その極意や心理を掘り下げていくという番組。こちらのゲストが『フルタチさん』にも登場するというような連動展開を想定しているといい、「こっちがチルド室で、こっちが普通の冷蔵室という感じで、すごくつながってる感じにしたい」と狙いを述べた。また、「日曜の7時~9時だけじゃちょっと不安だったというのもあるので、もう1個くらい自賠責保険をかけとかないと」とも語っている。こうして、マシンガントークによる取材会は終了。最後に「本当にすいません、僕の悪いクセなんですよ。質問をダシにして自分のミニトークライブに持っていこうという、嫌な習性がありまして…」と反省していた。
2016年10月15日フリーアナウンサーの古舘伊知郎が、きょう3日(19:00~21:48)に放送されるテレビ朝日系『お坊さんバラエティ ぶっちゃけ寺 日本仏教のルーツ「奈良」を知るSP』にゲスト出演。編集の結果、古舘のトーク部分が40分を占めることになった。12年間メインキャスターを務めた『報道ステーション』卒業以来のテレ朝出演となる古舘は今回、MCの爆笑問題とともに奈良を訪問。飛鳥寺、東大寺、興福寺などをめぐり、日本の仏教の歴史をたどっていく。番組の放送時間は2時間48分だが、仏教に強い関心を持つ古舘は、ロケでもスタジオでもマシンガントークが炸裂。編集で大幅にカットしたものの、結果として40分間が古舘のトークに占められてしまった。スタジオでVTRを見た本人も「こんなにしゃべっているとは思わなかった。人間、調子に乗るにも程がありますね! しゃべり過ぎ!」と反省している。
2016年10月03日