国宝、重要文化財などを多数所有する奈良国立博物館の所蔵品を、名品展として東京で初公開する『SHIBUYAで仏教美術 ―奈良国立博物館コレクションより』が、4月9日(土)より渋谷区立松濤美術館にて開催される。明治28(1895)年4月、帝国奈良博物館として開館して以来、127年の歴史を有する奈良国立博物館。仏教と関わりの深い古美術品や考古遺品などの保存、調査・研究、展示を通じて、優れた仏教美術の魅力とその背景にある豊かな歴史・文化を、長きにわたり多くの人々に伝えてきた国内有数の博物館で、毎秋に開催される『正倉院展』の会場でもある。同展では、奈良国立博物館の数多くある所蔵品の中から、国宝《牛皮華鬘》、重要文化財《如意輪観音菩薩坐像》など、これまで、東京ではまとまった形で公開したことのなかった、主に仏教に関する美術工芸品83件を名品展という形で紹介する。新型コロナウイルスの影響で、国内の移動もままならない現在。奈良にある名品を東京で鑑賞することで、心やすらぐ時間を過ごすことができるだろう。《如意輪観音菩薩坐像》 木造 古色(現状)平安時代 9~10世紀重要文化財 画像提供:奈良国立博物館《烏樞沙摩明王像》 絹本著色 鎌倉時代 14世紀 画像提供:奈良国立博物館【後期展示】《辟邪絵 天刑星》(部分) 紙本著色 平安~鎌倉時代 12世紀 国宝 画像提供:奈良国立博物館【前期展示】《泣不動縁起》(部分) 紙本著色室町時代15世紀 画像提供:奈良国立博物館【前後期で場面替え有】【開催概要】『SHIBUYAで仏教美術 ―奈良国立博物館コレクションより』会期:2022年4月9日(土)~2022年5月29日(日) ※会期中展示替えあり会場:渋谷区立松濤美術館時間:10:00~18:00休館日:月曜、5月6日(金)料金:一般1,000円、大学800円、 高校・60歳以上500円、中小100円※土日祝は小中学生無料、金曜日は渋谷区民無料※土日祝、最終週は「日時指定予約制」。公式サイト:
2022年04月08日印刷博物館P&Pギャラリー企画展『グラフィックトライアル2022 -CHANGE-』が4月23日(土)~7月24日(日)にかけて、東京・印刷博物館P&Pギャラリーで開催される。本企画は、第一線で活躍するクリエイターと凸版印刷が協力して新しい印刷表現を探るプロジェクト。色数や用紙、インキ等に制限を付けず、究極の色再現やリアルな質感再現を印刷技術の力で最大限に引き出すことで、印刷が持つ豊かな表現の可能性を追求している。展覧会ではクリエイターの独創的なアイデアと印刷技術を組み合わせて完成させたポスターと、制作過程での数々のトライアルが紹介される予定だ。16回目を迎える今回のテーマは「CHANGE」。コロナ禍で拍車がかかった様々な変化の波、新たな価値観や世界観の到来を居山浩二、GOO CHOKI PAR、小玉文、田中良治、増永裕子の5名がポスター作品に昇華する。一般的に印刷は変化しないものだが、テーマを受けて絵柄が変わる作品、存在感が変わる作品など、全てが「変化するポスター」に仕上がっているという。さらに網点の形を変える「スクリーンメーカー」をはじめ、 オフセット印刷でホログラムを再現した「オフセットホロ」、 繊細な水滴を印刷で再現した「結露印刷」など、今までにない印刷表現にも期待だ。また日本を代表するアートディレクターのひとりである葛西薫氏(「グラフィックトライアル2019」参加クリエイター)が音声ガイドのナレーターを担当。印刷に精通する葛西氏の目線からの解説も楽しめる。それぞれのアーティストが表現と技術のコラボレーションの先に見出した“CHANGE”の形をぜひ現場で目撃してほしい。■展示情報『グラフィックトライアル2022 -CHANGE-』4月23日(土)~ 7月24日(日)時間:10:00~18:00休館日:毎週月曜日(ただし7月18日は開館)、7月19日(火)会場:印刷博物館 P&Pギャラリー入場料:無料※印刷博物館展示室の入場料は必要※事前入館予約を実施※本展および関連イベントは、 新型コロナウイルス感染拡大防止のために中止もしくは延期など変更になる可能性あり。なお、開館する場合でも入場制限の措置あり。<関連イベント>「クリエイタートークイベント」4月22日(金)18:00~19:30出演:居山浩二、 GOO CHOKI PAR、 小玉文、 田中良治、 増永裕子(凸版印刷)オンライン開催 / 参加無料定員:300名 / 事前予約制・先着順詳細・申し込みは公式サイトへ
2022年04月06日今年3月に創立150年を迎えた東京国立博物館(所在地:東京都台東区)は、記念事業の一環として、同館を代表する名品「埴輪 踊る人々」と「見返り美人図」の文化財修理にかかわる費用を個人や企業から寄附を募るファンドレイジング事業、「踊る埴輪&見返り美人 修理プロジェクト」を、文化財活用センターと共同で2022年4月1日から開始します。目標金額は1,000万円。ご寄附はウェブサイト(クレジットカード、銀行振込)のほか、館内に設置された募金箱などから受け付けます。【プロジェクト紹介ページ 】「踊る埴輪&見返り美人 修理プロジェクト」東京国立博物館の150年の歩みの中で変わらない使命は、先人から受け継いだ文化財を大切に守り、次の世代へ伝えることです。これまでも東京国立博物館は文化財の保存と修理に日々取り組んできましたが、限られた予算の中で多くの文化財が修理の順番を待っています。「埴輪 踊る人々」と「見返り美人図」という館を代表する作品の修理をきっかけに、ひとりでも多くの方と一緒に過去と未来の懸け橋となって、かけがえのない文化財をつないでいきたい。その思いから新たに立ち上がったプロジェクトです。皆様のあたたかいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。■プロジェクト概要東京国立博物館創立150年記念 踊る埴輪&見返り美人 修理プロジェクトプロジェクトの詳細は、東京国立博物館ウェブサイトでもご紹介しています。東京国立博物館創立150年記念 踊る埴輪&見返り美人 修理プロジェクト 紹介ページ 目標金額 :1,000万円寄附募集期間:令和4年(2022)4月1日~令和5年(2023)3月31日寄附金の使途:「埴輪 踊る人々」「見返り美人図」の修理に関連する費用※寄附金額が上記の費用を上回った場合、東京国立博物館が所蔵する他の文化財修理費として大切に活用いたします。寄附方法 :ウェブサイト(クレジットカード、銀行振込)、館内募金箱など寄附コース :応援コース(返礼なし)と、お楽しみコース(返礼あり)をご用意しています。寄附コース一覧■記念品のご紹介1万円以上のご寄附をお申し込みいただいた方にオリジナルデザインの記念品を贈呈します。※画像はサンプルです。仕様等は変更される場合があります。◆1万円のご寄附【踊る埴輪&見返り美人デザイン】てぬぐい「見返り美人」のきものの柄と「踊る埴輪」をデザインした記念てぬぐいです。日本の人々の生活に寄り添ってきたてぬぐいのように、作品も長く愛され受け継がれてほしいという願いを込めました。額に入れてインテリアとしてもお使いいただけます。素材 :綿100%サイズ(約):縦90cm×横33cm【踊る埴輪&見返り美人デザイン】てぬぐい◆3万円/5万円のご寄附【踊る埴輪デザイン】熊谷染小風呂敷「踊る埴輪」の出土地である埼玉県熊谷市の伝統工芸「熊谷染」とコラボレーション。小さな贈り物を包むのに最適なかわいらしい小風呂敷です。伝統的な小紋をバックに踊る埴輪は、本プロジェクトのための特別デザインです。(桐箱入り)素材 :絹100%サイズ:縦40cm×横40cm【踊る埴輪デザイン】熊谷染小風呂敷◆3万円/5万円のご寄附【見返り美人デザイン】江戸硝子オールドグラス「見返り美人」が描かれた江戸の地で育まれた、江戸硝子のオリジナルグラスです。二層の色被せガラスに手作業で彫刻を行い、きものの菊と桜の模様を華やかに浮かび上がらせました。底面には創立150年記念ロゴが彫り込まれています。素材 :ソーダ硝子サイズ:最大径8.7cm×高さ8.5cm【見返り美人デザイン】江戸硝子オールドグラス■修理対象作品について◆「埴輪 踊る人々」 埼玉県熊谷市 野原古墳出土 古墳時代・6世紀ポカンとあいた目と口の愛らしい表情。左手をあげて右手を胸前に出すポーズ。埴輪と言えばこのフォルムを思い浮かべる人も多いでしょう。「踊る埴輪」として親しまれていますが、近年では左手で馬の手綱を引く馬子(まご)とみる説もあります。小さい方の埴輪は、腰に鎌を着け、顔の両脇で髪を結って束ねる美豆良(みずら)という男子の髪型をしています。一方、大きい方の埴輪にはその特徴がみられず、男女のどちらかよくわかっていません。ただ、女子の埴輪によくみられる胸部や服飾の特徴的な表現がないことから、男子の埴輪であるとも考えられています。衣服や武具、アクセサリーを身に着ける埴輪も多くありますが、この作品はどちらの衣装も帯のみと大胆にデフォルメされています。この素朴さ、そして生き生きとした動きが作品の魅力でもあるのではないでしょうか。「埴輪 踊る人々」 埼玉県熊谷市 野原古墳出土 古墳時代・6世紀●必要な修理胴や腕の部分に横向きの亀裂が複数みられます。また、過去の修理による石膏が経年劣化し、一部に剥離が生じている状態です。東京国立博物館の所蔵する埴輪の中でも知名度の高い作品であることから、他施設から貸出し依頼の多い作品ですが、慎重な取扱いを必要とするため、断念せざるを得ない状況です。▼胴に横向きの亀裂が入っている「埴輪 踊る人々」(部分) 胴に入る亀裂の様子今回の修理では、解体、旧修理による石膏部分の除去、亀裂の強化・接合などが行われる予定です。旧修理の石膏を除去した部分には劣化しにくい補填材を使用し、最新の知見をもとに復元する計画です。▼右半分が旧修理で施された石膏「埴輪 踊る人々」(部分) 旧修理で施された石膏(右半分)●担当研究員の声 東京国立博物館 特別展室 主任研究員 河野正訓東京国立博物館で収蔵している埴輪の多くが、明治から昭和初期に出土したものです。教科書でおなじみの「埴輪 踊る人々」も、昭和5年(1930)に山林を開墾中に偶然発見され、その後すぐに石膏をつかい修理されています。上半身は比較的オリジナルが残っていますが、意外にも下の円筒部は石膏による復元が大半を占めます。昭和初期の修理のため石膏が非常に脆くなっており、当館で展示する際の取扱いや、他施設の展覧会に出品するための輸送に耐えられなくなっています。今回の修理プロジェクトによって、引き続き展示で皆様にお見せできるように、そして未来の世代にこの貴重な文化財を引き継げるようにしたいです。あたたかいご支援を心よりお願いいたします。◆「見返り美人図」 菱川師宣(ひしかわもろのぶ)筆 江戸時代・17世紀目にも鮮やかな濃い紅色の綸子(りんず)地の振袖をまとった若い女性がふと振り返る一瞬を描いた、菱川師宣晩年の肉筆画。切手のデザインになったことでも有名です。「玉結び」というヘアスタイル、菊や桜の花で描かれた「花の丸」模様の振袖、人気役者の着こなしにちなんだ帯結び「吉弥(きちや)結び」など、当時の町中で流行した最新のファッションを描いていることもこの作品の魅力です。また、織り出された綸子の地模様まで詳細に描くリアリティは、きものに刺しゅうと金銀の箔で模様を施す縫箔師(ぬいはくし)の家に生まれた師宣ならではといえるでしょう。江戸時代の戯作者(げさくしゃ)山東京伝(さんとうきょうでん)(1761~1816)が、箱書きをしており、江戸時代から有名な作品だったようです。「見返り美人図」 菱川師宣(ひしかわもろのぶ)筆 江戸時代・17世紀●必要な修理桜の花など絵具の部分には多くの剥離、剥落がみられる状態です。こういった部分には膠(にかわ)水溶液など天然の接着剤による剥落止めを行ない、これ以上傷みが進まないよう保護します。▼桜の花の描かれた箇所が剥落している「見返り美人図」(部分) 剥落の様子本作品には巻いて収納する掛軸特有の傷みともいえる、折れや擦れがみられます。折れには、細く帯状に切った和紙で裏面から部分的に補強する、「折れ伏せ」といわれる技法を用いて修理をします。表から見える部分ではありませんが、長く作品を引き継いでいくうえでとても大切な処置です。また擦れて欠損した部分には、そのかたちに合わせて調整した、本紙に似寄りの材料を用いて補います。その他、経年による汚れのクリーニングや旧裏打ち紙の除去、新たな裏打ちも行います。▼本紙と表装裂(ひょうそうぎれ)(織物)の重なる部分に折れや擦れがみられる「見返り美人図」(部分) 折れや擦れの様子●担当研究員の声 東京国立博物館 絵画・彫刻室 研究員 大橋美織切手の図柄としても有名な見返り美人。思っていたより小さかった!と驚かれる方が多いのですが、その小さな画面からは、彼女が生きた時代の息吹までをも感じられるように思います。鮮やかな振袖を纏った姿は一見綺麗に見えますが、細かく画面を見てみると、折れや浮き、繊細な模様の絵具にも剥落がみられます。一度損傷してしまった部分は、もう元には戻りません。これ以上作品の状態が悪くなる前に、「綺麗に見える」現在の姿を保つことが重要です。また、東京国立博物館の所蔵品の中でも、多くの方々に親しまれている作品を修理することで、より広く修理の大切さを伝えたいとも思っています。「見返り美人図」をより安全な状態で後世に繋いでゆくために、皆様のご協力をお願いいたします。■企業協賛個人からのご寄附に加え、本プロジェクトの趣旨に賛同をいただける企業の皆様からご協賛を承っています。協賛内容など詳細は、東京国立博物館 総務部総務課 渉外開発担当までお問合せください。【協賛企業】(令和4年4月1日時点)株式会社東京美術倶楽部、株式会社やまと■初音ミクとのコラボレーション本プロジェクトの一環として、「初音ミク」を展開するクリプトン・フューチャー・メディア株式会社とコラボレーションを実施します。同コラボは平成31年(2020)1月~令和3年(2021)12月に行った「〈冬木小袖〉修理プロジェクト」での〈冬木小袖〉ミクに続き、2回目となります。キービジュアルの「見返り美人ミク」は、国内外で幅広い人気を得ているイラストレーター・Rellaさんにご担当いただきます。コラボレーショングッズは現在準備中。今回もグッズ売り上げの一部が文化財の修理に充てられます。●『初音ミク』 クリプトン・フューチャー・メディア株式会社が開発した、歌詞とメロディーを入力して誰でも歌を歌わせることができる「ソフトウェア」です。大勢のクリエイターが『初音ミク』で音楽を作り、インターネット上に投稿したことで一躍ムーブメントとなりました。「キャラクター」としても注目を集め、今ではバーチャル・シンガーとしてグッズ展開やライブを行うなど多方面で活躍するようになり、人気は世界に拡がっています。(過去のコラボ事例)〈冬木小袖〉ミク Art by 森倉円 (C) Crypton Future Media, INC. www.piapro.net■東京国立博物館とは 明治5年(1872)創立、今年で150周年を迎える日本でもっとも長い歴史を持つ博物館。収蔵する文化財は約12万件。日本から中国、朝鮮半島、西アジア・エジプトまでの地域を網羅し、土器や土偶などの考古遺物から浮世絵や刀剣、甲冑、近代絵画など、日本の美術史をたどることのできるコレクションとなっている。創立150年記念特設サイト トーハク広報室 Twitter @TNM_PR トーハク広報室 Instagram @TNM_PR ■文化財活用センターとは 2018年に設置された、文化財活用のためのナショナルセンター。「文化財を1000年先、2000年先の未来に伝えるために、すべての人びとが、考え、参加する社会をつくる」というビジョンを掲げ、「ひとりでも多くの人が文化財に親しむ機会をつくる」ことをミッションとして、さまざまな活動をしている。ぶんかつ公式サイト ぶんかつ Twitter @cpcp_nich ぶんかつ Instagram @cpcp_nich 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年04月01日― 作品の”声”が真実へと導く ―株式会社SCRAP(所在地:東京都渋谷区、代表者:加藤隆生)は、東京国立博物館(所在地:東京都台東区、館長:銭谷眞美)と、2022年5月よりリアル脱出ゲーム『東京国立博物館からの脱出』を共催することを発表いたします。★特設サイト: 『東京国立博物館からの脱出』メインビジュアル『東京国立博物館からの脱出』イメージ『東京国立博物館からの脱出』イメージリアル脱出ゲームは、謎を解き明かすことである特定の空間から脱出を目指す体験型ゲーム・イベントです。2007年の初開催以降、世界中で820万人を動員し、マンションの1室や遊園地、東京ドームや六本木ヒルズなど様々な場所で開催してきました。今回の舞台は、日本で最も長い歴史を持つ博物館である東京国立博物館。同館の創立150年を記念して、株式会社SCRAPとのコラボレーションにより、リアル脱出ゲーム『東京国立博物館からの脱出』を開催することになりました。本作は、謎解きキットとスマートフォンの専用アプリを使いながら、館内を周遊して謎を解く形式のリアル脱出ゲーム。時間制限がないため、謎解き初心者の方にもオススメです。『東京国立博物館からの脱出』では、プレイヤーが探偵事務所に入所したばかりの新人として、博物館で起きた不思議な出来事の解明に挑みます。謎を紐解くためのキーになるのは、東京国立博物館で展示されている作品の”声”。作品の声を聞くことができる調査アプリを使いゲームは進行します。「東京国立博物館の作品に聞き込みしながら真実へ辿り着く」という、ここでしかできない体験にどうぞご期待ください。物語の中にはオリジナルキャラクターが登場。それぞれのボイスに、豪華キャストの出演が決定しています。参加者を導く「所長」の声は、テレビドラマ『医龍~Team Medical Dragon~』シリーズやバラエティ番組『サラリーマンNEO』で注目を集めた池田鉄洋が担当。探偵事務所の「助手」の声は、名古屋発ラウドポップユニット・TEAM SHACHIの秋本帆華が演じます。そして、物語の鍵を握る登場人物の声には、ドラマ『真犯人フラグ』や『鎌倉殿の13人』で話題の迫田孝也が担当。豪華キャストが演じるオリジナルキャラクターにもご期待ください!また、秋本帆華(TEAM SHACHI)が出演する本イベントのCMも本日公開いたしました。こちらも併せてご注目ください。150年の歴史を刻む東京国立博物館。館内でリアル脱出ゲームが開催されるのは本作が初めてとなります。『東京国立博物館からの脱出』は、謎解きが初めてな方も、東京国立博物館に初めて足を運ぶ方も、双方の魅力を存分にお楽しみいただけます。皆さまぜひ奮ってご参加ください。『東京国立博物館からの脱出』概要■イベント特設サイト ※3/25 AM11:00公開■CM ■ストーリー2022年に創立150年を迎えた東京国立博物館。あなたはそんな博物館の近くの小さな探偵事務所に入所したばかりの新人。ある日、事務所に一本の電話が鳴り響く。「トーハクの創設の起源となった博覧会関係者の1人が集合写真から消えてしまったんです! そして、不思議なことにその人物のことを誰一人として思い出せないんです! どうか、この奇妙な出来事を解明してくれないでしょうか?」依頼人は博物館の職員。手がかりの少ない依頼内容に頭を抱えていたあなたに探偵事務所の所長がある助言をする。「人に聞くことができないなら、〝作品〟から話を聞けばいいんだ」人々を見守り続けてきた仏像。美しいルビーで彩られた双子のザクロの置物。古代エジプトからやってきた沈黙するミイラ。あなたは調査アプリを駆使し、博物館に展示されている作品たちへ聞き込みに向かう。果たして、博物館で起こった謎の出来事の真実に辿り着くことができるのか?■プレイ形式・制限時間:なし(プレイ時間の目安は2~3時間です。)※プレイ可能時間は東京国立博物館の総合文化展の開館時間に準じます。・参加人数:制限なし・場所:東京国立博物館展示館内・敷地内屋外・開始タイミング:随時スタート(ただし、謎解きキット購入時に指定された時間からの開始となります。)・プレイ方法 :謎解きキットと専用アプリをダウンロードしたスマートフォンを使用(東京国立博物館において参加用のスマートフォン、イヤホンの販売/貸し出しはございません。必ずご持参ください。)■会場東京国立博物館〒110-8712東京都台東区上野公園13-9■開催日程2022年5月12日(木)〜■ボイスキャスト所長役池田鉄洋1970年、東京都生まれ。主な出演作は「トリック」シリーズ他、数々のドラマや映画、舞台に出演。脚本家、演出家としても活躍中。テレ東4月ドラマ「吉祥寺ルーザーズ」脚本。??役迫田孝也1977年、鹿児島県生まれ。広島大学教育学部卒業後、役者を志し 上京。 劇団〈STRAYDOG〉に約8年間在籍、数々の舞台やドラマに出演。大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に出演中。助手役秋本帆華1997年11月15日生まれ、愛知県出身。2012年、チームしゃちほこ(現・TEAM SHACHI)メンバーとして名古屋城路上デビュー。2014年、路上デビューから2年4ヶ月で日本武道館公演を開催。精力的にライブ活動を行う一方、映画やナレーションなどでも活躍中。近年の出演作品に【舞台】『アオアシ』【映画】『13月の女の子』【TV】日本テレビ「NETAMI」ナレーション、BS日テレ公式マスコット「バブちゅ〜」キャラクターボイスなどがある。■販売情報<謎解きキット予約開始日>少年探偵SCRAP団員(SCRAPファンクラブ)先行期間2022年4月23日(土)12:00〜2022年4月29日(金)23:59一般予約開始日発売2022年4月30日(土)12:00〜<謎解きキット販売価格>2,200円(税込)※前売り、学生一律金額※別途東京国立博物館入館料が必要<謎解きキット予約/当日販売場所>【事前予約】・スクラップチケット(スクチケ) 【当日販売】・東京国立博物館正門窓口※当日販売も行いますが、売り切れてしまう可能性がありますので、スクラップチケットからの事前予約を推奨いたします。補足情報【SCRAPとは?】2008年、株式会社SCRAPを設立。遊園地やスタジアムを貸し切ってリアル脱出ゲームを作ったり、本やアプリ、TV番組にも謎をしかけ、企業の謎解きプロモーション企画をお手伝いしているうちに、すっかり謎イベントの制作会社として世間に認知されてしまった京都出身のフリーペーパー制作会社(しかもフリーペーパーは絶賛休刊中)。勢いに乗ってファンクラブ「少年探偵SCRAP団」も結成。テレビ局・レコード会社などともコラボレーションを行い、常に新しいエンターテインメントを生み出し続けています。★公式サイト⇒ 【リアル脱出ゲームとは?】2004年に発表された「クリムゾンルーム」というネットの無料ゲームを発端に、爆発的に盛り上がった「脱出ゲーム」。そのフォーマットをそのままに現実 世界に移し替えた大胆な遊びが「リアル脱出ゲーム」。マンションの1室や廃校、廃病院、そして東京ドームや六本木ヒルズなど、様々な場所で開催されています。07年に初開催して以降、現在までで820万人以上を動員。日本のみならず上海、台湾、シンガポールやサンフランシスコなど全世界で参加者を興奮の渦に巻き込み、男女問わずあらゆる世代を取り込む、今大注目の体験型エンターテインメントです。※「リアル脱出ゲーム」は株式会社SCRAPの登録商標です。☆公式サイト→ ☆ツイッターアカウント→@realdgame【東京国立博物館とは?】東京国立博物館(トーハク)は、明治5年(1872)に湯島聖堂の大成殿で開催された博覧会をはじまりとする、日本で最も長い歴史をもつ博物館です。日本を中心にした東洋のさまざまな国や文化の美術作品、歴史資料、考古遺物などを集めて大切に保管しています。収蔵品は約12万件におよび、総合文化展と呼ばれる常設展示では約3,000件を展示替えをしながら常時公開しています。教科書でみた名品を見られる博物館です。☆公式サイト→ 【情報掲載の際にお渡しできるもの】・過去のリアル脱出ゲームで出した謎等・現在公演中のSCRAPのイベントへのご招待・メインビジュアルデータやコンテンツ紹介用の宣材画像その他必要なものがあれば気軽にお問い合わせください。画像をご使用の際は必ず「©SCRAP ©東京国立博物館」のコピーライト表記をお願いいたします。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年03月25日世界有数の博物館のひとつ、エルサレムのイスラエル博物館より、選りすぐりのピカソ作品が初来日する『イスラエル博物館所蔵 ピカソ ― ひらめきの原点 ―』が、4月9日(土)より、パナソニック汐留美術館にて開催される。同展では、イスラエル博物館が所蔵にする800点以上のピカソ・コレクションから、版画作品を中心に、油彩、素描から写真までの作品を通して、長く、豊饒な創作の軌跡を展観。世紀の変わり目の1900年頃の絵画から、亡くなる3年前の1970年の作品までを年代順に紹介していく。青の時代の傑作銅版画《貧しい食事》を含む〈サルタンバンク・シリーズ〉、1930年代の〈ヴォラール連作〉、戦時期の《フランコの夢と嘘 I、II》、86歳で制作した〈347シリーズ〉など、画風の移り変わりと技術的な実験の軌跡、そしてモチーフの変容を紹介し、ピカソのインスピレーションの源に迫る。【開催概要】『イスラエル博物館所蔵 ピカソ ― ひらめきの原点 ―』会期:2022年4月9日(土)~6月19日(日)会場:パナソニック汐留美術館時間:10:00~18:00、5月6日(金)、6月3日(金)は20:00(入館は閉館30分前まで)休館日:水曜(5月4日と5月18日は開館)料金:一般1,200円、65歳以上1,100円、大学700円、高校500円※予約サイトでの日時指定予約が必要▪美術館公式サイト:
2022年03月23日国立文化財機構 文化財活用センター〈ぶんかつ〉が作品輸送費等を支出し、東京国立博物館・京都国立博物館・奈良国立博物館・九州国立博物館の4つの国立博物館が収蔵品を貸し出す「国立博物館収蔵品貸与促進事業」において、2022年度事業の実施対象館が決定いたしました。これにより国立博物館が所蔵する地域ゆかりの文化財113件が、愛知、島根、栃木、鹿児島、滋賀、沖縄の6つの施設で順次公開される予定です。■2022年度 国立博物館収蔵品貸与促進事業 実施対象館(会期順)美術館・博物館名:刈谷市歴史博物館(愛知県)展覧会名 :伊勢物語とかきつばた会期(予定) :2022年4月23日(土)~2022年6月5日(日)貸与予定件数 :3件美術館・博物館名:島根県立古代出雲歴史博物館(島根県)展覧会名 :ハニワの世界へようこそ会期(予定) :2022年7月1日(金)~2022年8月28日(日)貸与予定件数 :9件美術館・博物館名:足利市立美術館(栃木県)展覧会名 :あしかがの歴史と文化再発見!会期(予定) :2022年7月30日(土)~2022年10月10日(月・祝)貸与予定件数 :16件美術館・博物館名:鹿児島県歴史・美術センター黎明館(鹿児島県)展覧会名 :茶の湯と薩摩会期(予定) :2022年9月22日(木)~2022年11月6日(日)貸与予定件数 :30件美術館・博物館名:滋賀県立安土城考古博物館(滋賀県)展覧会名 :大岩山銅鐸里帰り展(仮称)会期(予定) :2022年10月8日(土)~2022年11月20日(日)貸与予定件数 :6件美術館・博物館名:沖縄県立博物館・美術館(沖縄県)展覧会名 :琉球 ―美とその背景―会期(予定) :2022年10月14日(金)~2022年12月4日(日)貸与予定件数 :49件注目は、本土復帰50年の節目を迎える沖縄県で開催予定の「琉球 ―美とその背景―」展(会場:沖縄県立博物館・美術館)。東京国立博物館からは、「黒漆葡萄栗鼠螺鈿箙」や「三線」など28件、九州国立博物館からは、「浅葱地窓絵枝垂桜文紅型衣裳」や「鳳凰螺鈿七弦琴」など21件、合計49件の文化財を貸し出します。左:黒漆葡萄栗鼠螺鈿箙 沖縄本島 第二尚氏時代・18世紀末~19世紀 東京国立博物館蔵、右:浅葱地窓絵枝垂桜文紅型衣裳 第二尚氏時代・19世紀 九州国立博物館蔵(沖縄県立博物館・美術館で展示予定)また、開館30周年を記念する滋賀県立安土城考古博物館では「大岩山銅鐸里帰り展(仮称)」が開催されます。滋賀県野洲市の大岩山遺跡から出土した、現存する日本最大の銅鐸(重要文化財、総高 約135cm)をはじめ、竜王町高塚山出土の銅鐸など、東京国立博物館から6件の考古資料を貸し出します。さらに2021年に市制100年を迎えた足利市では、100周年記念に続く取り組みのひとつとして、足利市立美術館において「あしかがの歴史と文化再発見!」展が開催されます。東京国立博物館から、 熊野山古墳や十二天塚古墳(いずれも足利市)などから出土した考古資料16件を貸し出します。■2022年度 国立博物館収蔵品貸与促進事業 展覧会概要(会期順)◆刈谷市歴史博物館「伊勢物語とかきつばた」 貸与予定件数:3件「伊勢物語」に登場する三河の「かきつばた」が広く受容された歴史を紹介する展覧会会期 : 2022年4月23日(土)~2022年6月5日(日)URL : 公式Twitter: みどころ : 愛知県刈谷市をはじめとする西三河地域は、かきつばたの名所として知られます。これは、平安時代の歌物語「伊勢物語」第九段の「東下り」で、在原業平といわれる主人公が八橋(現・愛知県知立市)で「かきつばた」を歌に詠んだことに由来します。公家の教養であった「伊勢物語」は、江戸時代には尾形光琳(1658~1716)や乾山(1663~1743)といった琳派によって八橋のかきつばたが描かれ、出版文化の隆盛とともに庶民にも活字で読まれるようになりました。本展では、「伊勢物語絵巻(模本)」などを東京国立博物館から、「伊勢物語絵巻 上巻」を京都国立博物館から貸し出し、江戸時代に焦点をあて、伊勢物語やかきつばたが広く受容された歴史を紹介します。伊勢物語絵巻(模本) 巻第一(部分) 古藤養成(他)模 江戸時代・天保9年(1838) 東京国立博物館蔵◆島根県立古代出雲歴史博物館「ハニワの世界へようこそ」 貸与予定件数:9件山陰地域出土品を中心に、形象埴輪の魅力に迫る展覧会会期 : 2022年7月1日(金)~2022年8月28日(日)URL : みどころ: 古墳上に埴輪を立て並べる習慣は、前方後円墳が全国的に築造されはじめるのにあわせて各地に広まりました。古墳時代後期には、古墳の一角を区切り、人物や動物、武具等の様々な器物を表現した埴輪を並べ、被葬者の生前の活躍や首長継承のまつりを再現するようになります。こうして埴輪は、より表情豊かで多彩なものへと変化していきました。本展では、東京国立博物館から「馬形埴輪」(重要文化財)をはじめとする考古資料を貸し出し、そのほか山陰地域出土の形象埴輪を中心に、人物や動物をかたどった様々な埴輪を展示します。制作時期や地域ごとの特徴や違いといった考古学的な比較だけでなく、個々のハニワが持つデフォルメの妙や豊かな表情など、形象埴輪の魅力を紹介します。重要文化財 馬形埴輪 古墳時代・6世紀 埼玉県熊谷市上中条出土 東京国立博物館蔵◆足利市立美術館「あしかがの歴史と文化再発見!」 貸与予定件数:16件足利ゆかりの文化財から市の歴史と文化を辿る展覧会会期 : 2022年4年7月30日(土)~2022年4年10月10日(月・祝)URL : 公式Twitter: みどころ : 2021年に市制100周年を迎えた足利市では、100周年記念に続く取り組みとして、郷土を見つめ直す企画展を開催します。本展では、東京国立博物館が所蔵する、熊野山古墳や十二天塚古墳(いずれも足利市)などから出土した考古資料を貸し出します。そのほか、足利ゆかりの文化財等を一堂に集め、これらを受け継いでゆく子どもたちにもわかりやすく、足利市の歴史と文化の源流を紹介します。埴輪 童女 古墳時代・6世紀 栃木県足利市 熊野山古墳群出土 山田宗治氏他寄贈 東京国立博物館蔵◆鹿児島県歴史・美術センター黎明館「茶の湯と薩摩」 貸与予定件数:30件薩摩の茶の湯文化の歴史について紹介する展覧会会期 : 2022年9月22日(木)~2022年11月6日(日)URL : 公式Twitter: みどころ : 日本の伝統文化のひとつである茶の湯は、中国から伝来した喫茶法をもとに育まれました。室町時代には将軍家を中心に権威の象徴となり「唐物」が愛好されましたが、安土桃山時代に千利休(1522~1591)が侘茶を大成すると、新たに価値づけされた「和物」が登場し、政権者から大名、町衆へと広がりました。本展では、東京国立博物館から、薩摩焼を代表する文琳形茶入として名高い「黒釉文琳茶入 銘 望月」をはじめとする23件、九州国立博物館からは「油滴天目」(重要文化財)を含む7件を貸し出し、侘茶との出会いや大名茶への展開など、歴史の動向や様々な文化交流によって拡がる薩摩の茶の湯文化の歴史について人的交流を軸に紹介します。左:黒釉文琳茶入 銘 望月 薩摩 江戸時代・17世紀 松永安左エ門氏寄贈 東京国立博物館蔵、右:重要文化財 油滴天目 中国・建窯 南宋時代 九州国立博物館蔵◆滋賀県立安土城考古博物館「大岩山銅鐸里帰り展(仮称)」 貸与予定件数:6件開館30周年を記念し、日本最大の銅鐸が里帰りする展覧会会期 : 2022年10月8日(土)~2022年11月20日(日)URL : みどころ: 開館30周年を記念し、日本最大の銅鐸が里帰りをします。弥生時代後期の大岩山銅鐸は、滋賀県野洲市の大岩山遺跡から明治14年(1881)、昭和37年(1962)の調査によって計24個が出土しました。本展では、東京国立博物館所蔵の、大岩山遺跡から出土した現存する日本最大の銅鐸(重要文化財)をはじめ、「扁平鈕式銅鐸」や「三角縁二神二獣鏡」など、地域ゆかりの考古資料6件を貸し出します。重要文化財 突線鈕5式銅鐸 弥生時代(後期)・1~3世紀 滋賀県野洲市小篠原字大岩山出土 東京国立博物館蔵◆沖縄県立博物館・美術館「琉球 ―美とその背景― 」 貸与予定件数:49件王都・首里や村々で花開いた琉球文化の美を紹介する展覧会会期 : 2022年10月14日(金)~2022年12月4日(日)URL : 公式Twitter: みどころ : 2022年に本土復帰50年を迎える沖縄県は、古くから海を通じて様々な国と交流し、独自の文化を発展させてきました。王都・首里を中心として発展したもの、島々で花開いたもの、各地域によって多様な文化を見ることができます。本展では、東京国立博物館から「黒漆葡萄栗鼠螺鈿箙」や「三線」など28件を、九州国立博物館からは「浅葱地窓絵枝垂桜文紅型衣裳」や「鳳凰螺鈿七弦琴」など21件を貸し出します。島々・村々で享受された「美」を地理的・歴史的な視点のみならず、民俗的な視点も含めて紹介します。キンカブ 奄美大島 第二尚氏時代・18世紀 東京国立博物館蔵※上記6つの展覧会の概要・貸与予定作品は2022年3月22日現在のものです。今後、変更になる場合があります。最新情報は各美術館・博物館の公式ウェブサイトなどでご確認ください。■2023年度「国立博物館収蔵品貸与促進事業」募集予定2022年4月1日(金)から、2023年度国立博物館収蔵品貸与促進事業実施対象館の申請受付が開始されます。申請受付期間:2022年4月1日(金)~6月30日(木) [17時必着]貸与促進事業の申請、展覧会情報に関する詳細は、以下の〈ぶんかつ〉公式ウェブサイトでご確認いただけます。URL: 全国の美術館・博物館からのご応募をお待ちしています。2023年度国立博物館収蔵品貸与促進事業 募集チラシ■国立博物館収蔵品貸与促進事業とは国内各地の美術館・博物館に対し、〈ぶんかつ〉が作品輸送費等を支出し、東京国立博物館・京都国立博物館・奈良国立博物館・九州国立博物館の4つの国立博物館が収蔵品を貸し出すこの事業は、各地ゆかりの文化財を展示に活用し、日本とアジアの歴史・伝統文化の発信ならびに地方創生・観光振興、次世代への文化財の継承に寄与することを目的としています。■文化財活用センターとは文化財活用センターは、国内外のさまざまな人が日本の文化財に親しむ機会を拡大するため、2018年7月、国立文化財機構のもとに設置された組織です。愛称は〈ぶんかつ〉。貸与促進事業のほか、文化財を通じて豊かな体験と学びを得ることができるよう、文化財を活用した新たなコンテンツやプログラムの開発、文化財のデジタル情報の公開、また文化財の保存環境に関する相談窓口を開設、文化財の保存と活用を目的とした寄付金の募集を行っています。▼ぶんかつSNSYouTubeチャンネル : Instagram @cpcp_nich: Twitter @cpcp_nich : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月22日特別展「北斎」が、福岡の九州国立博物館にて2022年4月16日(土)から6月12日(日)まで開催される。葛飾北斎の「日新除魔図」日本初公開特別展「北斎」は、世界でもっとも有名な日本の画家、葛飾北斎の想像力あふれる世界観を紹介する展覧会。2017年に九州国立博物館へ寄贈された、北斎の重要文化財「日新除魔図(宮本家本)」を、日本で初めて一般公開する。「日新除魔図」は、北斎が病や火災、借金苦などの災難を経て、毎朝魔除けのために描き続けた獅子たちを集めた圧巻の連作。九州国立博物館に寄贈される前は個人蔵であったためほぼ非公開状態であったが、寄贈後は九州国立博物館でのみ公開が可能に。80歳を過ぎた北斎による、門外不出の大作に注目だ。「冨嶽三十六景」や晩年の肉筆画「龍図・鳳凰図」もまた、「日新除魔図」と年代の近い浮世絵版画シリーズ「冨嶽三十六景」も登場する。さらに、長野・小布施から、北斎晩年の最重要作品である祭屋台の天井絵「龍図・鳳凰図」を九州初公開。躍動感あふれる肉筆画を、会期中通期で展示する。【詳細】特別展「北斎」会期:2022年4月16日(土)~6月12日(日)前期 4月16日(土)~5月15日(日)/後期 5月17日(火)~6月12日(日)※会期中、展示替えあり。場所:九州国立博物館住所:福岡県太宰府市石坂4-7-2休館日:月曜日(5月2日(月)は開館)開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)観覧料:一般 1,800円(1,600円)、高大生 1,000円(800円)、小中生 600円(400円)※( )内は前売料金※チケットはARTNEチケットオンライン、 ローソンチケット(Lコード:84527)、 チケットぴあ(Pコード:686-008)等で販売。※開催予定・内容に変更が生じる場合は、展覧会ホームページ等にて随時告知。【問い合わせ先】九州国立博物館 ハローダイヤルTEL:050-5542-8600(9:00~20:00/年中無休)
2022年03月13日教科書にも掲載されている《空也上人立像》をはじめ、京都・六波羅蜜寺の名品が一堂に会する特別展『空也上人と六波羅蜜寺』が東京国立博物館で5月8日(日)まで開催されている。《空也上人立像》は東京では50年ぶりの公開となる。2022年は、空也上人の没後1050年にあたる年。空也上人は疫病が蔓延していた平安時代中期に活躍した僧侶で、各地を遍歴し、「南無阿弥陀仏」と唱えれば極楽浄土に行けるという阿弥陀信仰を民衆に広めた。また、六波羅蜜寺の前身となる寺院、西光寺を開山した人物でもある。同展では、重要文化財である《空也上人立像》をはじめ、六波羅蜜寺が所蔵する寺宝を展示している。左右4体重要文化財《四天王立像》平安時代・10世紀増長天のみ鎌倉時代13世紀/ 中央重要文化財《薬師如来坐像》平安時代 10世紀いずれも六波羅蜜寺蔵六波羅蜜寺の前身、西光寺の創建は951年、平安時代半ばのことだ。《四天王立像》は、鎌倉時代に模刻された増長天を除き、西光寺の創建時に合わせて造られたと伝えられるもの。180cm弱の大きさがあり、重厚感に満ちている。四天王に挟まれた形で配置された《薬師如来像》は、空也上人の没後、弟子である中信が造像したと伝えられている。中信は西光寺を六波羅蜜寺に改名した僧侶で、この薬師如来像を本尊とした。また、六波羅蜜寺には、2体の地蔵菩薩も伝えられている。平安時代と鎌倉時代に制作されたそれぞれの菩薩像からは、時代による様式の変遷をしっかりと見て取れる。やわらかく華やかな印象を与える立像と、運慶による衣のひだまで繊細に作り込まれた坐像を見比べてみるのもおもしろい。重要文化財《地蔵菩薩立像》平安時代 11世紀京都・六波羅蜜寺蔵重要文化財 運慶作《地蔵菩薩坐像》鎌倉時代12世紀京都・六波羅蜜寺蔵重要文化財 《伝平清盛坐像》は慶派の仏師の手によるものと考えられている。僧侶の姿で巻物を持つ、他の同時代の像にはないポーズを取っている。なぜこの姿なのか、なぜ作られたのか、いまだにわかっていないミステリアスな本像だが、おそらく清盛の魂を鎮めるために作られたとも考えられている。重要文化財 《伝平清盛坐像》鎌倉時代13世紀京都・六波羅蜜寺蔵そして、なんといっても本展の目玉は空也上人立像。透明ケースに入り、360度どこからでも鑑賞することができる。空也の口から飛び出した6体の阿弥陀仏は、彼が「南無阿弥陀仏」と唱えたことで、念仏の文字の数だけ仏が生まれていたことを表している。この像は空也が亡くなった約250年後に制作されたもので、制作したのは運慶の四男、康勝と考えられている。重要文化財 康勝《空也上人立像》 鎌倉時代 13世紀京都・六波羅蜜寺蔵インパクトの強い口元と阿弥陀仏に注目が行きがちな立像であるが、この像は空也の体つきや、まとっている袈裟、握っている杖など、すべてが細部まで写実的に作り込まれていることも特長。正面だけでなく、横や後からもその姿をしっかりと眺めてみよう。腕に浮き出た血管や、薄いわらじなど、極めて写実的な描写に息を飲む。重要文化財 康勝《空也上人立像》(部分) 鎌倉時代 13世紀京都・六波羅蜜寺蔵重要文化財 康勝《空也上人立像》(部分) 鎌倉時代 13世紀京都・六波羅蜜寺蔵重要文化財 康勝《空也上人立像》(部分) 鎌倉時代 13世紀京都・六波羅蜜寺蔵コンパクトな会場のなかに、《空也上人立像》をはじめ、強く目を引きつける寺宝がならぶ『空也上人と六波羅蜜寺』。平安から鎌倉時代にかけての名品を、この機会にしっかりと目にやきつけよう。取材・文:浦島茂世【開催情報】『空也上人と六波羅蜜寺』3月1日(火)~5月8日(日)、東京国立博物館本館特別5室にて開催
2022年03月08日特別展『宝石 地球がうみだすキセキ』が2022年2月19日(土)から国立科学博物館で開催されている。本展の公式アンバサダーに就任した、お笑いコンビ「メイプル超合金」のカズレーザー(37)に見どころを聞いた。本展は、第1章で宝石の元となる原石(ラフ)を科学的視点から紹介し、原石の採掘からカットの加工技術までを展示するほか(第2章「原石から宝石へ」)、ダイヤモンドやサファイア、ルビーなどよく知られた宝石からフォスフォフィライトやスフェーンなどのレアストーンも紹介される(第3章「宝石の特性と多様性」)。パリに本店を構えるハイジュエラー「ヴァン クリーフ&アーペル」や日本ならではのデザインが特徴的な「ギメル」が所蔵するジュエリー(第4章「ジュエリーの技巧」)や、有川一三氏が集めた世界的な宝飾芸術コレクション「アルビオン アート・コレクション」の展示(第5章「宝石の極み」)もある。「基本的に金目のものが好き」というカズレーザー。アンバサダー就任については「ありがたいですね。2年ほど前からこういう仕事が来るのではないかと着々と準備を進めていたので、その思いが結実して、達成感でいっぱいです」と思いを語る。印象に残った展示を尋ねると「ルビーでつくられたブドウ型のブローチですね。ふんだんに宝石が使われているし、整形の技術が素晴らしい。それから、日本のジュエリーブランドがつくられたハチの形をしたジュエリーも可愛らしくて好きですね」と話し、「長い時間をかけて築き上げられた技術の進歩を1日で見られることが見どころです」。クイズ番組に多数出演し、雑学の知識を豊富に持つカズレーザー。宝石にまつわる雑学を尋ねると「最近知ったんですが、今はダイヤモンドより硬い鉱物があるんです。ダイヤが世の中で一番硬いものだという常識がアップデートされましたね」。ほかにも「昨年末、誕生石が追加されたんですよ。しかも10種類も増えた。誕生石って増えるんだと驚きました」。来場者に対してのPRコメントを尋ねると、「最初の方の展示は、学術的なところが多く、もしかしたら難しいと感じるかもしれないですけど、(音声ガイドを務める)早見沙織さんの説明が面白いので、大丈夫だと思います。宝石という万人が憧れて、絶対に手に入らないものを近くで見られるので、ぜひ来て欲しいです」と話した上で、「いつでも宝石の差し入れお待ちしています!」会期は6月19日(日)まで。休館日は月曜日(祝日の場合は翌火曜日休館。ただし3月28日、5月2日、6月13日は開館)。開館時間は9時〜17時(入場は16時30分まで)。入場料(税込)は一般・大学生2000円、小中高生600円、未就学児は無料。取材・文:五月女菜穂
2022年02月25日古代より地位を表すシンボルやときには呪術的な意味合いを持つものとして、そして現在では、宝飾品として幅広く親しまれる存在となっている宝石。2月19日(土)より、国立科学博物館で開催されている特別展『宝石地球がうみだすキセキ』は、時代を超えて人々の心を引きつける宝石について紐解く展覧会。原石からジュエリーまで、宝石のさまざまな姿を見ることができる。同展は5章構成で科学、文化の両側面から宝石を紹介していく。第1章「原石の誕生」では宝石の原石が生まれる理由を紐解いていく。宝石の原石は、大部分が地底深くで生まれる。マグマや高圧、高温など、地上では再現できない激しい環境のもと、多種多様な鉱物が生まれ、その一部が宝石の原石となる。本章では、火山から生まれたペリドットや、熱水脈近くで生まれるバイライトなど、原石の姿を展示し、その誕生のプロセスも紹介していく。バイライト 鉱物名:黄鉄鋼米国 カリフォルニア州産 群馬県立自然史博物館所蔵そして、この章のみどころの一つが、ブラジルの溶岩台地から掘り出された高さ2.5mの巨大アメシストドームだ。その大きさはもちろん、細部の美しさも必見。ぜひ実物をその目で確認してみてほしい。アメシストドーム(部分) 鉱物名:石英 ブラジル産ミュージアムパーク茨城県自然博物館所蔵宝石は原石の形を整え、研磨することで美しさが引き出されていく。この加工工程全体は「カット」と呼ばれており、原石の大きさや品質に劣らないほど宝石の評価を左右するものだ。第2章「原石から宝石へ」では、このカットについて紹介していく。宝石のカットスタイルは数十万を超えるパターンがあると言われている。けれども、ベースになっているのは7種類のみ。どの宝石も、この7種類のカットが基本となっている。代表的な7種類のカットスタイル 諏訪貿易所蔵ダイヤモンドのカット工程本章では、宝石のさまざまなカットの種類や技法を紹介するほか、国立西洋美術館から特別出品されている「橋本コレクション」200点の指輪を時代順に展示し、宝石のカットの変遷をたどっていく。「橋本コレクション」の一部国立西洋美術館蔵第3章「宝石の特性と多様性」では、ダイヤモンドやサファイヤ、ルビーなど古来から知られている宝石から、フォスフォフィライトやスフェーンなど近年注目が集まる宝石まで200種類を超える宝石を展示する。展示風景よりさまざまなトルコ石展示風景より巨大宝石また、本章では、小部屋を設置しソーダライトやルビー、カルサイト(方解石)など、紫外線を当てると発光する宝石を展示。暗闇で光る様子を目の当たりにできる。展示風景より普通の石に見えるものの……展示風景よりブラックライト(紫外線)をあてると輝き出す宝石そして、いよいよ展示はジュエリーの世界へ。第4章「ジュエリーの技工」では、宝石を貴金属に取り付ける「仕立て」の技術を主に紹介する。美しくカットされた宝石は、その美しさを引き立てるため、ゴールドやプラチナなどの台座、そしてその台座に固定させるための技術が必要不可欠。これらのプロセスは宝石のカットと同様、たゆまず進化を続けている。本章ではパリに本拠地を構えるヴァン クリフ&アーペルや、芦屋のジュエリーブランド、ギメルのコレクションなどが紹介される。ネックレス ヴァン・クリフ&アーペル所蔵ダイヤモンドネックレス、向日葵 ブローチ(2点)ギメルトレーディング所蔵そして、第5章「宝石の極み」では、これまでの章を踏まえ、より美しく輝く宝石を紹介する。本章では世界的な宝飾芸術コレクターとして知られている有川一三のコレクションから、古代メソポタミア時代から最先端のジュエリーまでさまざまな宝飾品が展示される。英国王ジョージ5世第1王女にしてハーウッド伯爵夫人メアリー旧蔵ゴールドの寝せセール1825年頃個人蔵 協力:アルビオン アート・ジュエリー・インスティチュート50’s ブルガリ サファイアとルビーのムガール・スタイルのネックレス 1950年頃 アルビオン アート・コレクション所蔵手前:アール・デコ ラウロッシュサウ マルチジェムのエジプシャン・ブレスレッド左:アール・ヌーヴォー フーケ&ミュシャ作 コルサージュ・オーナメント 1900年頃フランス個人蔵 協力:アルビオン アート・ジュエリー・インスティチュート右:アール・ヌーヴォー ブシュロン作 ダイヤモンドとブリカジュール・エナメルの蝉のブローチ 1895年頃 フランス個人蔵 協力:アルビオン アート・ジュエリー・インスティチュートまばゆいジュエリーは、細部まで工夫を凝らされているものばかり。どの作品も小さいため、職人の細やかな細工仕事を確認したい場合は、拡大してジュエリーを見られる単眼鏡などを持参するのもおすすめだ。構成・文:浦島茂世【開催情報】特別展『宝石 地球がうみだすキセキ』2月19日(土)~6月19日(日)、国立科学博物館にて開催
2022年02月25日東京国立博物館は、今年も「博物館でお花見を」と題した春の恒例企画を実施します。本館の各展示室で、絵画や陶磁器、きものなど、桜をモチーフにした日本美術の優品をお楽しみいただき、本館北側に広がる庭園ではさまざまな種類の本物の桜を堪能できます。建物の内外で桜を楽しんだ後は、その印象を俳句にしてみませんか。「花見で一句」と題して投句を募集します。※昨年と同様本年も、新型コロナウイルス感染症拡大予防のため、ワークショップやギャラリートーク等の建物内の関連イベントは見合わせることとなりました。ご了承ください。「博物館でお花見を」キービジュアル■本館桜めぐり本館内の各展示室では、「飛鳥山花見」(三枚続)など花見の風景を描いた浮世絵や、桜と山吹を描いた屏風にさまざまな季節の草花を描いた色紙を貼った上に時代を代表する書の名手が和歌を書いた「桜山吹図屏風」などの書画、また桜をモチーフにした陶磁器など様々な工芸作品を展示いたします。該当作品のキャプションには桜マークが付いていますので、それを探しながら展示室内の桜をご堪能ください。【主な展示作品】※作品はすべて東京国立博物館蔵、期間表示のないものは全期間展示飛鳥山花見(三枚続)<飛鳥山花見>鳥居清長筆 江戸時代・18世紀本館10室桜の名所、飛鳥山をワイドな画面を使って効果的に描いています桜山吹図屏風(6曲1双のうち右隻)<桜山吹図屏風>伝俵屋宗達筆 江戸時代・17世紀 6曲1双 田沢房太郎氏寄贈本館7室2022年3月23日(水)~5月8日(日)展示桜と山吹が咲きほこる春。宗達風の意匠美豊かな屏風です観桜図屏風(部分)<観桜図屏風>住吉具慶筆 江戸時代・17世紀 西脇健治氏寄贈本館7室3月23日(水)~5月8日(日)展示江戸時代のやまと絵の典型で、公卿が穏やかな風景の中で桜をながめています桜に春草図<桜に春草図>尾形乾山筆 江戸時代・18世紀 山本富子氏・山本賢二氏寄贈本館8室3月23日(水)~5月8日(日)展示満開の桜と春の草花。和歌は咲き誇る桜を将軍の権力にたとえた祝いの歌です色絵桜樹図透鉢<色絵桜樹図透鉢>仁阿弥道八作 江戸時代・19世紀本館8室3月23日(水)~6月5日(日)展示白、赤、青で点描画のように描かれた桜が、鉢の中に咲きほこります。江戸後期の京焼の名工仁阿弥道八による乾山風の代表作です小袖 紫白染分縮緬地笠扇桜文字模様<小袖 紫白染分縮緬地笠扇桜文字模様>江戸時代・18世紀本館10室歌を「カタカナ」で散らす点が珍しい友禅染の優品です桜蒔絵硯箱(蓋部分)<桜蒔絵硯箱>室町時代・15~16世紀本館12室金銀蒔絵で装飾する硯箱。蓋表から身の懸子、水滴まで全体に桜の意匠で統一した桜尽くしの作品です桜花山鵲図鐔<桜花山鵲図鐔>塚田秀鏡 明治3年(1870)本館13室向かい合う二羽の鳳凰と、咲き誇る桜の枝を金・銀で表現しています。塚田秀鏡(1848~1918)は、江戸に生まれ、大正2年帝室技芸員となりました色絵桜樹図皿(5枚組のうち)<色絵桜樹図皿>鍋島 江戸時代・18世紀本館13室鍋島焼が発案した見込中央白抜きのデザインで、春爛漫と咲き誇る桜の富貴な気分を描きます■「トーハクなび」でスタンプラリー形式のクイズを開催!東京国立博物館 公式鑑賞ガイドアプリ「トーハクなび」(※)にて、3月15日(火)~4月10日(日)の「博物館でお花見を」期間限定で、スタンプラリー形式のクイズ「さくらスタンプラリー」を開催します。スタンプラリーは、イベント開催中、アプリ内から参加することができます。本館展示室内に設定されたスタンプラリーのポイントでは、その展示室にある作品にちなんだクイズが出題されます。すべてのクイズに正解した方は、期間限定でオリジナルのプレゼント画像をダウンロードできます。「さくらスタンプラリー」スタート画面のイメージ(画像は2021年のものです)*お手持ちのスマートフォンやタブレットなどの端末に「トーハクなび」をダウンロードした後、アプリ内の「スタンプラリー」ボタンより参加できます。*「さくらスタンプラリー」に参加するには、「トーハクなび」を最新のバージョンにアップデートしてください。*「さくらスタンプラリー」は日本語のみです。※「トーハクなび」とは東京国立博物館 総合文化展の公式鑑賞ガイドアプリです。展示中のおすすめ作品を、音声と文章で紹介しています。さらに、テーマごとの鑑賞コースガイド、体験型コンテンツ、スタンプラリーを楽しむことができます。*「トーハクなび」のダウンロードは無料です。*「トーハクなび」の詳細については、以下のURLをご参照ください。 「トーハクなび」アプリ起動画面のイメージ■東博句会「花見で一句」を募集します!「博物館でお花見を」開催期間中に桜をモチーフにした作品や桜をテーマにした俳句を募集します。詳細は当館ウェブサイトをご覧ください。■庭園開放について本館北側の庭園を開放します。ソメイヨシノをはじめ、約10種類の桜をご覧いただけます。改修が完了し、ベンチなどを増設、園内を散策しやすくなりました。【開放時間】10:00~16:00*悪天候により中止する場合がございます。*茶室内には入れません。庭園風景※写真はイメージです■「博物館でお花見を」来館案内入館方法について詳細は、東京国立博物館ウェブサイトをご確認ください。会期 : 2022年3月15日(火)~4月10日(日)会場 : 東京国立博物館開館時間 : 9時30分~17時 ※入館は閉館の30分前まで休館日 : 月曜日、3月22日 ※ただし、3月21日、28日は開館観覧料 : 一般1,000円、大学生500円※高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は無料。入館の際に年齢のわかるものをご提示ください。※障がい者とその介護者1名は無料。入館の際に障がい者手帳等をご提示ください。交通 : JR上野駅公園口、鶯谷駅南口から徒歩10分東京メトロ上野駅・根津駅、京成電鉄京成上野駅から徒歩15分お問合せ : 050-5541-8600(ハローダイヤル)ウェブサイト: ※会期・開館日・開館時間・展示作品・展示期間、開催内容等については、今後の諸事情により変更する場合があります。詳しくは、当館ウェブサイト等でご確認ください。※2022年4月1日(金)より事前予約なしでご入館いただけます(3月31日(木)までは事前予約<日時指定券>推奨です)。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年02月17日古代から魔よけやお守り、地位や立場を示すシンボルとして、さらに現在では宝飾品として、広く親しまれている宝石をテーマにした特別展『宝石地球がうみだすキセキ』が、国立科学博物館で2月19日(土)から開催される。本展は、宝石の原石から豪華絢爛なジュエリーになるまでを、その歴史、種類、特性などあらゆる角度で分かるように、5章から構成されている。第1章では、地球内部でつくられる、宝石の原石(ラフ)を科学的視点で紹介。例えば、紫色が魅力的なアメシストは、地下の空隙に沈殿してできる結晶だ。その結晶の周りにある岩石が鉄分を多く含んでいるため、アメシストは紫色に発色する。会場には、2.5メートルもの巨大なアメシストドームもある。第3章では、ダイヤモンドやサファイアというよく知られた宝石だけでなく、フォスフォフィライトやブラックダイヤモンドのようなレアストーンまで、200種類を超える宝石の、原石(ラフ)、磨いた石(ルース)が並ぶ。それらを「輝き」、「煌めき」、「彩り」、「強さ」といった宝石の価値基準で説明しながら、宝石の美しさを科学的に解説している。特設コーナーの「光る宝石」にも注目したい。第2章、第4章、第5章では、宝石を美しく見せる技術を紹介。多くのジュエリーやコレクションも堪能できる。第2章では、世界でも例を見ない宝飾品コレクション「橋本コレクション」の中から宝石がセットされた約200点もの指輪が、第4章では、パリのヴァン クリーフ&アーペルと兵庫・芦屋のギメルによる「仕立て(宝石を貴金属にセッティングする石留めのような技術)」に着目したジュエリーの逸品が、そして第5章では、世界的な宝飾コレクションのアルビオン アートの特別協力による、古代のメソポタミアやエジプトの作品から20世紀の最先端のジュエリーが展示されている。また、『のだめカンタービレ』の作者、二ノ宮知子が「Kiss」(講談社)で 連載中の『七つ屋 志のぶの宝石匣』とのコラボが決定。主人公である、宝石のオーラが見える質屋の娘・志のぶとイケメン宝石外商・顕定が会場内に登場。展覧会をナビゲートしてくれる予定だ。地球規模で宝石や原石をとらえたり、きらびやかなジュエリーの美しさに魅了されたり。幅広い見方で宝石を見て、知ることができる貴重な展覧会に、足を運んではみてはいかが。アンモライトカナダビジネスサービス所蔵アクアマリンミュージアムパーク茨城県自然博物館所蔵フローライト日本彩珠宝石研究所所蔵長靴をはいた描(ねこ) 描き下ろしイラスト「シロナガスクジラ×ダイオプテーズ」【開催概要】特別展『宝石地球がうみだすキセキ』会場:国立科学博物館 地球館地下1階 特別展示室会期:2022年2月19日(土)~6月19日(日)休館日:月曜(祝日の場合開館、翌日休)※3月28日、5月2日、6月13日は開館時間:9:00~17:00(入場は16:30まで)料金:一般・大学2,000円、高中小600円展覧会公式サイト: ※オンラインでの日時指定予約が必要※新型コロナウイルス感染症の影響に伴い、会期、時間、休館日が変更になる場合あり
2022年01月28日国立文化財機構 文化財活用センター〈ぶんかつ〉は、令和5(2023)年度「国立博物館収蔵品貸与促進事業」実施対象館を募集します。本事業では、東京国立博物館・京都国立博物館・奈良国立博物館・九州国立博物館(いずれも国立文化財機構)が全国の美術館・博物館に対し、地域ゆかりの収蔵品を貸し出し、〈ぶんかつ〉が作品輸送費等を支出します。※令和5(2023)年4月下旬から令和6(2024)年3月末までに開催される展覧会が対象です。本事業によって、立地条件等により、これまで国立博物館の収蔵品に親しむ機会が限られていた地域に対し、文化財が広く公開されること、日本とアジアの歴史・伝統文化の発信、地域文化の創生、次世代への文化財の継承、観光振興につながることをめざします。募集チラシこれまでに23施設16都府県で貸与促進事業の展覧会が開催過去の事業実績(展覧会)はこちらから ◆事業内容<主な展覧会開催費用について>本事業では、次の費用を〈ぶんかつ〉が支出します。(1)国立博物館貸与品の梱包・開梱および展示・撤収作業にかかる費用(2)国立博物館から貸与先へおよび貸与先から国立博物館への本事業の貸与品の輸送にかかる費用(3)国立博物館貸与品の保険にかかる費用※詳細につきましては必ず申請要項をご確認ください。<以下のいずれかのカテゴリーへの申請が可能です。>(1)【大規模貸与】1申請につき21~50件の国立博物館収蔵品を貸与/各年度1~2か所を選定予定(2)【小規模貸与】1申請につき20件以内の国立博物館収蔵品を貸与/各年度4~5か所を選定予定<申請にあたっては、以下のいずれかの方法で借用希望作品リストを作成してください。>(方法1)国立博物館の収蔵品の中から申請館が自ら設定したテーマに沿って作品を自由に選択してリストを作成。(方法2)貸与可能作品が掲載されたリスト(a. 【日本考古】およびb. 【黒田】)を活用し、必要に応じてその他の国立博物館の収蔵品を加えてリストを作成。a. 【日本考古】東京国立博物館所蔵の各時代や地域を代表する日本考古資料の優品28件。(『申請要項』別紙1-(1)参照)貸与可能作品例左:深鉢形土器(縄文時代〔中期〕・前3000~前2000年、長野県伊那市宮ノ前出土)、中央:みみずく土偶(縄文時代〔晩期〕・前1000~前400年、埼玉県鴻巣市滝馬室出土)、右:埴輪 馬(古墳時代・6世紀、群馬県伊勢崎市下触町出土)※いずれも東京国立博物館所蔵b. 【黒田】東京国立博物館所蔵の黒田清輝の代表作12件。(『申請要項』別紙1-(2)参照)貸与可能作品例左:読書(明治24年〔1891〕)、中央:重要文化財 舞妓(明治26年〔1893〕)、右:重要文化財 湖畔(明治30年〔1897〕)※いずれも黒田清輝筆、東京国立博物館所蔵◆本事業の対象となる美術館・博物館について文化庁長官の承認を受けた公開承認施設および博物館法で定められた登録博物館、博物館相当施設であれば、公私立を問わずにご応募いただけます。貸与条件や事業内容の詳細ならびに申請方法につきましては、<ぶんかつ>WEB掲載の「2023(令和5)年度 国立博物館収蔵品貸与促進事業実施対象館申請要項」を必ずご確認ください。<ぶんかつ>WEB 2023年度 国立博物館収蔵品貸与促進事業 申請要項URL: 全国の美術館・博物館からのご応募をお待ちしております。◆これから開催される令和3(2021)年度「国立博物館収蔵品貸与促進事業」展覧会「やまと絵のしらべ ―帆山花乃舎と復古大和絵―」展 会場 : 桑名市博物館(三重県)会期 : 2022年1月22日(土) ~ 2022年2月27日(日)貸与件数 : 18件公式サイト: 見どころ : 桑名出身の帆山花乃舎(1823~1894)は、復古大和絵派の絵師として活躍した画僧です。花乃舎は内国勧業博覧会への作品出品で全国的に名声を高めた一方で、桑名萬古焼の再興に挑んだ初代森有節(1808~1882)に絵を教えるなど、地域文化と芸術の発展に大きな貢献を果たした人物でした。花乃舎が師事した浮田一けい(草かんむり+惠)(1795~1859)や渡辺清(1778~1861)、そして復古大和絵の祖である田中訥言(1767~1823)の作品など18件の文化財を、東京国立博物館ならびに京都国立博物館からお貸し出しし、花乃舎の画風の源流とその功績を紹介します。桑名市博物館「やまと絵のしらべ ―帆山花乃舎と復古大和絵―」展チラシ(令和3年度国立博物館収蔵品貸与促進事業)※最新情報は博物館の公式サイトなどでご確認ください。▼ぶんかつSNSYouTubeチャンネル : Instagram @cpcp_nich: Twitter @cpcp_nich : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年01月11日国際連合(以下、「国連」)の「持続可能な開発のための国連海洋科学の10年(2021-2030年)」(以下、「国連海洋科学の10年」)は、環境問題である磯焼けの解決手段として日本国内外でウニ畜養事業を展開する弊社ウニノミクス株式会社(所在地:東京都江東区、代表取締役:武田 ブライアン 剛)含むウニノミクスグループ(以下、「ウニノミクス社」)を公式推薦することを発表しました。営利企業としてこの国連公式推薦を受けるのは世界で3社だけとなります。公式推薦に関するURL(「国連海洋科学の10年」ホームページ 英文) 国連海洋科学の10年「国連海洋科学の10年」は海洋科学の発展を促進し、海洋生態系を守り持続可能な海洋開発を進めることを目的に、2017年の国連総会で宣言されました。2030年に期限を迎える持続可能な開発目標(SDGs)、とりわけSDGs14番「海の豊かさを守ろう」をはじめとする海洋に関係する目標の達成に向け、海洋科学に纏わる定性的・定量的知識と科学的根拠に基づく解決策を広く提供するための枠組みを提供しパートナーシップを活性化させるものです。ユネスコ政府間海洋学委員会海洋政策・地域調整部門長兼「国連海洋科学の10年」コーディネータのジュリアン・バルビエール氏は、「我々は海洋の未来を守り健全な地球を取り戻すために最適なパートナー、イニシアチブ、企業を常に探し求めています。ウニノミクス社が取り組むウニ畜養事業による磯焼け対策と藻場保全は、多面的かつ三方良しの解決策であり、正しく「国連海洋科学の10年」の枠組みで支援し促進させたい模範的イノベーションです。」と述べました。ウニノミクス社武田は、名誉ある公式推薦と賛辞を受け大変恐縮するとともに、「弊社が培ってきた畜養技術とビジネスモデルが海の生物多様性保全や開発目標達成に向けた解決策の1つと認識されたことを大変光栄に存じます。地球温暖化による海水温上昇や魚の乱獲など環境変化が起因となり異常発生し厄介者となったウニを美味しい高級食材に生まれ変える畜養技術と、ウニ畜養事業が拡大すればする程、磯焼け対策と藻場保全、ひいては海の生態系保護に寄与する本ビジネスモデルを高く評価いただきました。弊社は世界で初となる磯焼け対策を目的とした商業規模でのウニ陸上畜養事業を日本で稼働させており、日本に継ぎカリフォルニア、カナダ、メキシコ、ノルウェー、オーストラリア、ニュージーランドでも事業化計画が進んでいます。「国連海洋科学の10年」公式推薦を受け、活動を共にするパートナー各位と協力し、「国連海洋科学の10年」が掲げるビジョンへ貢献するとともに、持続可能な開発目標(SDGs)達成に向け邁進してまいります。」と述べました。ウニノミクスの「国連海洋科学の10年」授与および協力者の皆様の情報 ◎ウニノミクス社についてウニノミクスは世界初の磯焼け対策としてのウニ畜養を商業規模で展開する企業であり、ノルウェー食品・漁業・水産養殖研究所(NOFIMA)の技術を基に日本国内、ノルウェー、カナダ、米国における複数拠点での実証実験を行い、磯焼け状態の海で採捕した市場価値のない痩せウニを2カ月程度で食用に適した身入りと品質のウニに畜養する効率的な技術を確立しています。また同技術を用いることにより、天然ウニの旬に限らず、年間を通して安定的に高品質のウニを生産出荷可能にしています。さらに、餌には持続可能な方法で収穫された食用昆布の端材を主原料に用いることで、ウニ本来の味を引き立て、ホルモン剤、抗生物質、保存料などを一切使用しない専用飼料を使用しています。商業生産拠点の拡大にあたっては、地域ごとに合弁事業を設立した生産に向け、国内外の磯焼け地域において漁業水産関係者などの事業者と事業化検討を進めています。【会社概要】商号 : ウニノミクス株式会社代表者: 代表取締役 武田 ブライアン 剛所在地: 東京都江東区木場2丁目13番6号設立 : 2017年1月URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年01月06日ナポリ国立考古学博物館の至宝約150点が一挙集結する、特別展『ポンペイ』が1月14日(金)より東京国立博物館平成館にて開催される。紀元後79年、イタリアのナポリ近郊ヴェスヴィオ山で大規模な噴火が発生し、火山噴出物に飲み込まれたローマ帝国の都市ポンペイ。埋没したポンペイの発掘は18世紀に始まり、現在まで続いている。日本では1967年に初めてポンペイ展を開催。イタリアにとってもポンペイで発掘された出土品を紹介する初の海外での展覧会となったが、出展作品は当時ナポリ国立考古学博物館とポンペイ遺跡の倉庫に眠っていた作品ばかりだった。同展では、モザイク、壁画、彫像、工芸品の傑作から、豪華な食器、調理具にいたるまで、ナポリ国立考古学博物館が所蔵するポンペイ遺跡の膨大な遺物から優品約150点を展示。当時の人々の文化や暮らしを多面的に紹介する。ポンペイ繁栄の歴史を示す3軒の邸宅「ファウヌスの家」「竪琴奏者の家」「悲劇詩人の家」に注目し、会場内に邸宅の一部を再現するほか、8Kの高精細映像も上映。臨場感あふれる映像で遺跡の詳細まで見ることができる。また、18世紀からの発掘の歴史を振り返り、最新の発掘調査や出土品の修復、保存といった作業について紹介するコーナーも。2000年前に繁栄した都市とその文化をこれまでにない規模で解き明かしていく、ポンペイ展の決定版ともいえる展覧会だ。ポリュクレイトス「槍を持つ人」ブドウ摘みを表わした小アンフォラ(通称「青の壺」)テーブル天板(通称「メメント・モリ」)踊るファウヌス【開催概要】会場:東京国立博物館 平成館会期:2022年1月14日(金)~4月3日(日)時間:9:30~17:00(入場は16:30まで)休館日:月曜日(3月21日、3月28日は開館)、3月22日(火)料金:一般2,100円、大学生1,300円、高校生900円公式サイト: ※事前予約(日時指定券)推奨※日時指定券は2022年1月5日(水)より販売開始予定※東京展終了後、京都、宮城、福岡に巡回予定
2022年01月02日京都国立博物館では、ネイキッド(NAKED, INC.)によるプロジェクションマッピングショー「光と食のアンサンブル2022春 〜花宵の宴 Directed by NAKED〜」を、2022年3月5日(土)から3月21日(月・祝)までの期間で開催されます。「光と食のアンサンブル2022春 〜花宵の宴 Directed by NAKED〜」重要文化財である明治古都館を舞台にした本イベントは、「花」をテーマにした大規模なプロジェクションマッピングショーです。明治から令和の時代の流れを見守ってきた明治古都館の壁面に、いつの時代も美しい「花」をモチーフにした光と音の演出を投影。春を待つ初春の京都を、それぞれの時代をめぐる色鮮やかなストーリーが彩ります。光のアートと京の味覚また、会場には京都ならではの限定食が楽しめる飲食販売ブースも出店予定。京都の歴史・伝統に最新のテクノロジーが融合した光のアートと、季節と風情を感じる京の味覚を同時に楽しめるイベントとなっています。開催概要「光と食のアンサンブル2022春 〜花宵の宴 Directed by NAKED〜」開催期間:2022年3月5日(土)〜3月21日(月・祝)※本イベント開催中(17:00以降)は京都国立博物館の展示は観覧不可。開催場所:京都国立博物館(京都府京都市東山区茶屋町527)開催時間:18:30〜21:30入場料:大人 1,000円 / 小中学生 800円※未就学児無料※全国のコンビニで2022年1月発売予定演出・制作:NAKED, INC.【問い合わせ先】株式会社日商社TEL:075-211-3571時間:平日10:00〜17:00
2021年12月23日京都国立博物館では、ネイキッド(NAKED, INC.)によるプロジェクションマッピングショー「光と食のアンサンブル2022春 〜花宵の宴 Directed by NAKED〜」を、2022年3月5日(土)から3月21日(月・祝)までの期間で開催する。「光と食のアンサンブル2022春 〜花宵の宴 Directed by NAKED〜」重要文化財である明治古都館を舞台にした本イベントは、「花」をテーマにした大規模なプロジェクションマッピングショーだ。明治から令和の時代の流れを見守ってきた明治古都館の壁面に、いつの時代も美しい「花」をモチーフにした光と音の演出を投影。春を待つ初春の京都を、それぞれの時代をめぐる色鮮やかなストーリーが彩る。光のアートと京の味覚また、会場には京都ならではの限定食が楽しめる飲食販売ブースも出店予定。京都の歴史・伝統に最新のテクノロジーが融合した光のアートと、季節と風情を感じる京の味覚を同時に楽しめるイベントとなっている。開催概要「光と食のアンサンブル2022春 〜花宵の宴 Directed by NAKED〜」開催期間:2022年3月5日(土)〜3月21日(月・祝)※本イベント開催中(17:00以降)は京都国立博物館の展示は観覧不可。開催場所:京都国立博物館(京都府京都市東山区茶屋町527)開催時間:18:30〜21:30入場料:大人 1,000円 / 小中学生 800円※未就学児無料※全国のコンビニで2022年1月発売予定演出・制作:NAKED, INC.【問い合わせ先】株式会社日商社TEL:075-211-3571時間:平日10:00〜17:00
2021年12月19日民間事業者有志組織である光と食のアンサンブル2022春開催委員会(代表主幹:株式会社日商社)は、来年3月に京都国立博物館を会場に、光と食のコラボレーションイベントを初めて開催します。明治30年の開館当初の姿をとどめる明治古都館の壁面にクリエイティブカンパニー『ネイキッド(NAKED, INC.)』が手がける「花」をモチーフにした新作プロジェクションマッピングを上映(15分ごとの入替制)。また、東山文化を継承しながら250年以上の歴史をもつ『御庭 植治』と『ネイキッド』がコラボレーションした作品を本イベントにて初披露します。さらに、この会場でしかお目にかかることができないお持ち帰り限定の京の食販売ブースも多数出展予定。京都国立博物館の魅力の再発見と春の息吹を感じていただく初開催ナイトイベントです。光と食のアンサンブル2022春 ~花宵の宴 Directed by NAKED~■光の演出のポイント“花”をテーマに、光や音、プロジェクションマッピングなど京都国立博物館の庭園全体を活用した演出を行い、夜の京都の新たな魅力を生み出します。15分おきに行うショータイムでは、120年以上の歴史を持ち重要文化財である明治古都館の壁面へ、大規模なプロジェクションマッピングを実施。明治から令和の時代の流れを見守ってきた明治古都館が、いつの時代も美しい“花”をモチーフに、それぞれの時代をめぐるストーリーを光や音とともに空間全体で上演します。明治古都館プロジェクションマッピングイメージ【初コラボレーション作品を発表】テクノロジーとリアルを融合させ、クリエイティブにより新しい魅力を創造してきた「ネイキッド( )」と、東山文化を継承しながら250年以上もの歴史をもつ「御庭 植治( )」がコラボレーションした作品を本イベントにて初披露。■食ブースのポイント京都ゆかりの店舗や事業者がスイーツ、甘味、パンなどをお持ち帰り限定で特別販売。この会場でしかお目にかかれない「花」や「ホワイトデー」をテーマにしたレアな商品も予定!出展者は1月に公開予定。そのほか、京都市内ホテルなどでチケット付き宿泊プランなど、タイアップ企画を予定しています。■光と食のアンサンブル2022春 ~花宵の宴 Directed by NAKED~日時 : 2022年3月5日(土)~21日(月・祝) 18:30~21:30※本イベント開催中(17:00以降)は京都国立博物館の展示はご覧いただけません。場所 : 京都国立博物館(京都市東山区茶屋町527)京阪電車七条駅下車徒歩7分入場 : 大人1,000円/小中学生800円(未就学児無料)全国のコンビニで2022年1月発売開始予定主催 : 光と食のアンサンブル2022春開催委員会(代表主幹:株式会社日商社)公式HP: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年12月17日株式会社カンゼンは、SDGsからバーチャルリアリティまで、究極の味を求めラーメンを科学的に探究する『「至極」のラーメンを科学する』を2021年12月10日から全国書店、オンライン書店で発売いたしました。『「至極」のラーメンを科学する』「至極」のラーメンを科学する - 株式会社カンゼン : ■書籍概要今、環境問題やテクノロジーが食を変えようとしています。ラーメンも無縁ではいられません。ラーメンを切り口に進化する食の世界を訪ね歩いてみました。100年後、私たちの子どもたちは今の私たちと同じように浅草來々軒の『らうめん』を食べているのでしょうか? それともまったく別の何かをラーメンと呼んでいるのでしょうか? SDGsからバーチャルリアリティまで、未来のラーメンの姿から、これからの食を探索します。1章ヴィーガン、人造肉、昆虫、変わる食材地球を救うラーメンとは?2章人類はラーメンさえ食べていればいい完全栄養食品としてのラーメン3章未来のチャーシューは通電済みアンドロイドは電気チャーシューの夢を見るか4章舌を操るテクノロジー科学が生み出す、まぼろしラーメンプロが考える100年後のラーメン新横浜ラーメン博物館の考える100年後のラーメン/創業100年の製麺メーカーが考える未来のラーメン/業務用ラーメンの視点で未来を覗くと……も収録。■本書の目次■サンプルページ■著者川口友万(かわぐち・ともかず)出版社勤務を経て99年よりライターに。これまで科学情報サイト『サイエンスニュース』の編集統括や不定期でバー「科学実験酒場」を経営するなど、様々な角度から科学をテーマに活動している。著書に『ホントにすごい!日本の科学技術』(双葉社)、『ビタミンCは人類を救う‼』(学研パブリッシング)、『なんでも未来ずかん』(講談社)、『ラーメンを科学する』(小社)など多数。■商品詳細書名 :「至極」のラーメンを科学する監修:川口友万(かわぐちともかず)定価:1,540円(本体1400円+税)判型:四六判ページ数:200PISBNコード:978-4862556226発売日:2021年12月10日■購入はコチラ●Amazon ●楽天ブックス ●カンゼンショップ ■本製品に関するお客様からのお問い合わせ先株式会社カンゼンmail: eigyo@kanzen.jp Tel:03-5295-7723 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年12月10日東京国立博物館は、2022年も1月2日より開館し、恒例の正月企画である「博物館に初もうで」を開催します。「博物館に初もうで」は今年で18年目を迎え、毎年大好評をいただいている企画です。2022年の干支は「寅(トラ)」です。干支をテーマにした作品の特集や当館の新春の目玉である、国宝「松林図屏風」(長谷川等伯筆)をはじめ、本館の各展示室では新年の訪れを祝して吉祥作品や名品の数々をご覧いただけます。また、いけばな等の新春イベントも開催!ぜひ美しい日本の文化にふれ、心豊かな新年のスタートをお迎えください。11_ポスタービジュアル■特集「博物館に初もうで 今年はトーハク150周年!めでタイガー!!」1月2日(日)~1月30日(日) 本館 特別1室・特別2室干支にちなみ、日本はもちろん、東アジアから南アジアまで、虎を表した作品に注目します。虎は、古代より悪霊を退ける動物として、また、すぐれた武勇を示すイメージとして、多くの作品に登場してきました。さらに江戸時代には、博物学的な視点からリアルな写生図も残されるようになりました。一方、東南アジアや南アジアの虎に目を向けると、身体の特徴や色遣いなど、日本のものとは一味違ったユニークな表現を見ることができます。2022年は当館開館150周年の記念すべき年にあたります。皆様とトーハクのさらなる未来へ向けて、さまざまな虎たちがにぎやかに新年をお祝いします。1_陣羽織 白呉絽服連地虎模様描絵陣羽織 白呉絽服連地虎模様描絵江戸時代・19世紀 アンリー夫人寄贈武士が鎧の上に着用する上着です。大胆な虎の描絵はサムライ魂を表しています【主な展示作品】※展示作品はいずれも東京国立博物館蔵です2_龍虎図屏風(左隻)龍虎図屏風(左隻)曽我直庵筆 安土桃山~江戸時代・17世紀竹林から現れた虎の姿を描きます。画面から飛び出てきそうな迫力です3_漆絵画帖漆絵画帖柴田是真筆 明治時代・19世紀名工・是真が漆で描く絵画。洒脱な画面に冴えた技量が見られます4_博物館写生図(虎皮)博物館写生図(虎皮)江戸~明治時代・19世紀写生図には虎皮のサイズがメモされており、鼻先から尾までは2m50cmほどです5_白釉鉄絵虎形枕白釉鉄絵虎形枕中国・磁州窯 金~元時代・12~13世紀横河民輔氏寄贈虎の体は素地に白化粧を施し、褐釉と鉄絵で表しています。魔よけの願いがこめられた陶製の枕です■新春吉祥作品紹介本館では、新年の訪れを祝して選んだ作品を展示します。【主な展示作品】※展示作品はいずれも東京国立博物館蔵です6_松林図屏風国宝 松林図屏風 長谷川等伯筆 安土桃山時代・16世紀本館2室(国宝室) [1月2日(日)~1月16日(日)]当館のお正月といえばこの作品!絶妙な空気感をご体感ください7_古今和歌集(元永本)下帖国宝 古今和歌集(元永本)下帖平安時代・12世紀 三井高大氏寄贈本館3室 [1月2日(日)~1月16日(日)]日本の書ならではの連綿と余白の美にご注目ください8_唐織 淡茶紅緑段霞菊地紙模様唐織 淡茶紅緑段霞菊地紙模様奈良・金春家伝来 江戸時代・18世紀本館9室 [1月2日(日)~3月6日(日)]末広がりの扇形や、竹や若松など、吉祥の模様が散りばめられた能装束です9_富士山草花図扇面散屏風富士山草花図扇面散屏風酒井鶯蒲筆 江戸時代・19世紀本館7室 [1月2日(日)~2月6日(日)]富士山や花鳥で鮮やかに彩られた扇が、四季を表しながら金地の上に乱舞しています10_名所江戸百景・するがてふ名所江戸百景・するがてふ歌川広重筆 江戸時代・安政3年(1856)本館10室 [1月2日(日)~1月30日(日)]本作品で描かれている越後屋は、現在の日本橋三越と、三井記念美術館のある三井本館です■新春イベント・いけばな 1月2日(日)~1月16日(日)正門、本館玄関、本館大階段 真生流・山根由美氏・TNM & TOPPAN ミュージアムシアターよりプレゼント 1月2日(日)・3日(月)VR作品を鑑賞された方にはプレゼントがあります。※鑑賞には別途料金および当日の予約が必要です。※上演作品等の詳細はウェブサイト( )をご覧ください。・ミュージアムショップからお年玉 1月2日(日)・3日(月)東京国立博物館の全ミュージアムショップで合計3,000円(税込)以上お買い上げのお客様にミュージアムショップのグッズをプレゼントします。(両日ともになくなり次第終了。当館の全ミュージアムショップでのお買い物が対象、引き渡しは本館ミュージアムショップでのみ対応)※例年行っておりました美術図書バーゲンセールは、今回中止といたします。・ホテルオークラレストラン ゆりの木ではお食事代を割引 1月2日(日)・3日(月)ゆりの木で5,000円(税込)以上ご利用のお客様は、お会計から10%分をお引きいたします。・寛永寺根本中堂特別参拝 1月2日(日)・3日(月) 10:00~15:00根本中堂中陣および四天王像(台東区登録文化財)・十二神将像・宝物を特別公開します。※例年行っておりました獅子舞と和太鼓につきましては、今回中止といたします。【来館案内】入館はオンラインによる事前予約(日時指定券)推奨としております。1月2日(日)、3日(月)に限り、正門にて当日のみ有効の日時指定券(9:30~12:30、12:30~16:30)を若干枚数お配りいたします。ただし、開館後早々に予定枚数が終了となる可能性があります。配布終了後、「日時指定券」をお持ちでない方はご入場いただけません。※詳細は当館ウェブサイトをご覧ください。開館時間:9時30分~17時 ※入館は閉館の30分前まで休館日 :月曜日、1月4日(火)、1月11日(火)※2022年1月3日(月)、1月10日(月・祝)は開館観覧料 :一般1,000円、大学生500円※高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は無料。入館の際に年齢のわかるものをご提示ください。※障がい者とその介護者1名は無料。入館の際に障がい者手帳等をご提示ください。※ユネスコ無形文化遺産 特別展「体感! 日本の伝統芸能―歌舞伎・文楽・能楽・雅楽・組踊の世界―」(2022年1月7日[金]~3月13日[日])、特別展「ポンペイ」 (2022年1月14日[金]~4月3日[日])は別途観覧料が必要です(事前予約〈日時指定券〉推奨)。※会期・開館日・開館時間・展示作品・展示期間・入館方法等については、今後の諸事情により変更する場合がありますので、当館ウェブサイトでご確認ください。交通:JR上野駅公園口、鶯谷駅南口から徒歩10分 東京メトロ上野駅・根津駅、京成電鉄京成上野駅から徒歩15分 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月30日千葉・佐倉の国立歴史民俗博物館は、くらしの植物苑特別企画 季節の伝統植物 「伝統の古典菊」を、2021年11月2日(火)から11月28日(日)まで開催する。「古典菊」約140品種の花を一挙に展示「伝統の古典菊」は、くらしの植物苑がこれまでに収集してきた「古典菊」を展示するイベント。各地方で独特な特徴を持った古典菊を約120品種と、国立歴史民俗博物館にて実生栽培したオリジナルの嵯峨菊、肥後菊など約20品種を一挙に展示する。日本における“菊”の歴史日本を代表する園芸植物のひとつである菊は、日本在来の植物ではないものの、古くから日本の地で親しまれてきた花。平安時代の宮廷で菊花の宴が流行していたことから、遅くとも律令期には、中国からもたらされていたと考えられている。「古典菊」とは、伝統的な菊の中輪種のことを指す呼称だ。平安・鎌倉時代からは日本独自の美意識により、支配者層の間で独特の花が生み出された。京都・大覚寺で門外不出とされた「嵯峨菊」や、伊勢の国司や伊勢神宮との関わりの中で生み出された「伊勢菊」などをはじめ、菊は支配者層の中で宴用の花として、美術工芸品として、そして不老不死のシンボルとして特権的な地位を築いていった。近世中頃以降になると菊は大衆化し、変化に富む園芸種の菊花壇や、菊細工の見世物が流行。江戸時代の宝暦年間に肥後の名藩主・細川重賢が文化政策の1つとして栽培を奨励したという「肥後菊」や、文化、文政期に江戸市中で大流行していた「江戸菊」などが菊の流行を支えた。多彩な特徴の「古典菊」が集結展示される古典菊の数々を見ていくと、生み出された背景や時代も、花の特徴も様々。花弁のまばらな「肥後菊」は、“朱鷺の羽”“金星”といった名前にもぴったりの、細い花弁が目を引く。「江戸菊」は、最初は垂れ下がっていた舌状花の花弁が徐々に立ち上がり、筒状花を抱えるようにして包み込む形へと変化していくのが特徴だ。また、細く花びらが垂れ下がるようにして咲く「伊勢菊」、花芯部の筒状花が盛り上がって咲く「丁子菊」、刷毛状の花をつける「嵯峨菊」、両手で花をキュッと掴んだように盛り上がり、太い花弁が垂れ下がる「奥州菊」と、それぞれの花の特徴を見比べながら楽しむのがおすすめだ。古典菊にまつわるパネル展示も「古典菊」の展示に加え、「外国人がみた古典菊」がテーマのパネル展示も実施。プラントハンター(植物収集家)のロバート・フォーチュンが執筆した『江戸と北京』と旅行家のイザベラ・バード『日本奥地紀行』を題材に、彼らが関心を持った菊についてパネルで紹介する。【詳細】くらしの植物苑特別企画 季節の伝統植物 「伝統の古典菊」開催期間:2021年11月2日(火)~11月28日(日)会場:国立歴史民俗博物館 くらしの植物苑住所:千葉県佐倉市城内町117休苑日:11月8日(月)・15日(月)・22日(月)開苑時間:9:30~16:30(入苑は16:00まで)料金:個人 100円※11月3日(水・祝)は「文化の日」で入苑無料。※高校生以下は入苑無料。※障がい者手帳等保持者は手帳提示により、介助者と共に入苑無料。※博物館の総合展示・企画展示は別途料金が必要。※博物館の半券の提示で、当日に限りくらしの植物苑に入場可能。※植物苑の半券の提示で、当日に限り博物館の入館料が割引となる。※内容は変更になる場合あり。【問い合わせ先】ハローダイヤルTEL:050-5541-8600
2021年10月25日特集展示「江戸のビスタ」が、千葉・佐倉の国立歴史民俗博物館にて2021年12月21日(火)から2022年1月30日(日)まで開催される。浮世絵などから“江戸の都市景観”を考察“ビスタ(vista)”とは、家並みや並木のある通りを遠くまで見通した景色を指す言葉。「江戸のビスタ」では、国立歴史民俗博物館所蔵資料の中から、“江戸のビスタ”を描く名所絵をピックアップする。江戸の風景を描いた浮世絵版画や民衆絵画の泥絵を通して、都市風景画の母胎となった江戸の都市景観について考察する展覧会だ。江戸時代後期には人口100万を擁する巨大都市に成長した江戸には、市街地の発展に伴っていくつもの目抜き通りが形成された。江戸後期に浮世絵風景画が成立した背景には、透視図法(線遠近法)的視覚の流入という絵画技術面での変革に加え、都市としての江戸の街の成熟や、街の特質も少なからず要因となっていたと考えられる。富士山を見通す駿河町や大名屋敷など中でも正面に富士を見通す駿河町や日本橋を中心に南北に延びる通町は、浮世絵師らが繰り返し名所絵に描く人気の風景だった。例えば、現在の三越本店と三井本館の間にあたる駿河町の風景を描写した、歌川国貞の《初春の駿河町》画面中央付近には、富士山が象徴的に描かれている。また、江戸市街地で大きな面積を占める大名屋敷の長大な長屋塀も、歌川広重の名所絵などをはじめ好んで描かれた題材だ。《江戸及び諸国名所泥絵集・大名小路》には、大名屋敷がダイナミックな奥行きとともに表現されているのが見て取れる。【詳細】江戸のビスタ開催期間:2021年12月21日(火)~2022年1月30日(日)会場:国立歴史民俗博物館 第3展示室 特集展示室住所:千葉県佐倉市城内町117休館日:月曜日(月曜日が休日の場合は開館し、翌日休館)、年末年始(12月27日(火)~1月4日(金))開館時間:9:30~16:30(入館は16:00まで)料金:一般 600円、大学生 250円、高校生以下無料※総合展示もあわせて観覧可能。※障がい者手帳等保持者は手帳提示により、介助者と共に入館無料。※高校生及び大学生の方は、学生証等を提示。※博物館の半券の提示で、当日に限りくらしの植物苑に入場可能。また、植物苑の半券の提示で、当日に限り博物館の入館料が割引になる。※内容は変更になる場合あり。【問い合わせ先】ハローダイヤルTEL:050-5541-8600
2021年10月25日特別展「京(みやこ)に生きる文化茶の湯」が、京都国立博物館にて、2022年10月8日(土)から12月4日(日)まで開催される。京都を中心とした茶の湯文化を紹介日本の伝統文化を象徴するものとして認知されている、茶の湯。その原型は平安時代末期に中国からもたらされ、鎌倉時代、南北朝時代、室町時代と時代が進むなかで徐々に和様化し、今に至っている。そうした歴史のなかで、京都は中心的な役割を果たしており、現在でも茶道の家元や茶家の多くがこの地を拠点としている。特別展「京(みやこ)に生きる文化茶の湯」では、宋の皇帝・徽宗筆と伝わる宮廷絵画の傑作《桃鳩図》や、茶の湯の茶碗の最高位とされる《大井戸茶碗銘喜左衛門》、京都・龍光院所蔵の《曜変天目》(いずれも国宝)など、京都ゆかりの茶の湯の名品を一堂に集め、京都と中心とした茶の湯文化を紹介する。茶の湯文化の展開をたどる喫茶文化は、奈良時代に中国から日本にもたらされ、平安時代後期、現在の茶の湯につながる中国・宋の点茶法による飲茶が始まったことにより、大きく変化することになる。中世においては、禅宗寺院で規範としての茶が続けられる一方、武家の会所では唐物、つまり中国で作られた道具を賞玩しつつ茶を楽しむ文化が誕生。さらに、茶の栽培の広がりにともない、室町時代後期には喫茶は庶民のあいだにも浸透していった。唐物道具がもてはやされる一方、日々の暮らしのなかにある道具を使用し、簡素簡略を本とするわびの精神から、「わび茶」が生みだされた。町人の経済活動に支えられて発達したわび茶は、千利休によってさらに発展。織田信長や豊臣秀頼といった天下人をも魅了し、武将たちはこぞって名物茶道具を集めるようになる。利休や秀吉が活躍した後の時代には、武家、公家、僧侶、そして町人それぞれの立場において、茶の湯が展開。さらに江戸時代、中国との交流から、煎茶をはじめと新しい文化も伝来。江戸中期頃には、京都・宇治地域における製茶技術の向上から良質な茶葉が作られるようになるなど、喫茶文化はますます多様化していった。本展では、洛北の高雄で茶を楽しむ人びとの姿を描いた狩野秀頼筆《観楓図屏風》(国宝)、利休存命中に描かれた唯一の肖像画《千利休像》(重要文化財)、秀吉が愛用したとされる《大井戸茶碗銘筒井筒》(重要文化財)、名工・野々村仁清による《色絵若松図茶壺》(重要文化財)、そして桃山時代を代表する名碗《志野茶碗銘卯花墻》(国宝)などの作品展示とともに、茶の湯の展開をたどってゆく。展覧会概要紡ぐプロジェクト読売新聞大阪発刊70周年特別展「京(みやこ)に生きる文化茶の湯」会期:2022年10月8日(土)〜12月4日(日)[前期 10月8日(土)〜11月6日(日) / 後期 11月8日(火)〜12月4日(日)]会場:京都国立博物館住所:京都府京都市東山区茶屋町527開館時間:9:00〜17:30(金・土曜日は20:00まで開館)※入館はいずれも閉館30分前まで休館日:月曜日(10月10日(月・祝)は開館)、10月11日(火)観覧料:一般 1,800円(1,600円)、大学生 1,200円(1,000円)、高校生 700円(500円)※( )内は前売料金(前売券は、8月26日(金)から10月7日(金)まで、主なプレイガイドにて販売)※中学生以下、障害者手帳などの提示者およびその介護者1名は無料(要証明)※大学生、高校生は学生証を提示※入場を制限する場合あり※会期や開館時間などは変更となる場合あり(来館時には本展公式サイトにて最新情報を確認のこと)【問い合わせ先】TEL:075-525-2473 (テレホンサービス)
2021年10月14日特別展「海幸山幸 -祈りと恵みの風景-」が、九州国立博物館にて2021年10月9日(土)から12月5日(日)まで開催される。“海や山がもたらす恵み”にまつわる作品96件が集結特別展「海幸山幸 -祈りと恵みの風景-」は、古来から日本人が海や山に想いを託して育んできた文化や歴史に着目した展覧会。古代の神話に登場する神の兄弟・海幸彦と山幸彦の物語を紐解きながら、海と山がもたらす豊かな恵みを「海幸山幸」ととらえた作品を、国宝11件、重要文化財24件を含め96件展示する。“巻貝”型土器や江戸時代の魚図鑑「海幸」にまつわる作品として、豊かな海を思わせる巻貝を象った縄文時代の土器《巻貝形片口土器》や、弥生~古墳時代に作られたとされる貝製の出土品などが登場。また、江戸時代の魚図鑑《衆鱗図》には細部にわたって繊細に描かれた鯛や鯵などの姿をとらえることができる。また、海上交通や大陸との交易によってもたらされた仏像や宝物なども展示。正倉院にも伝わる重要文化財《花鳥獣文杯》は、遣唐使によって海を越えて伝来した銀器。表面には細やかな装飾が施されている。木製の仏像、多彩な山の表現「山幸」にまつわる作品では、“木”で作られた仏像に注目だ。中でも、《阿弥陀如来坐像(五智如来のうち)》は、仏師・木喰上人の最大傑作とも言われる仏像で、高さ2メートルにも及ぶダイナミックな佇まいを見せる。また、染紙をちぎって秋の山の彩りを表した伝藤原公任筆《伊勢集断簡 石山切》や、曽我蕭白が富士山と虹をあたたかく描き出した《富士三保図屏風》、うごめく霊山を躍動感とともに表現した谷文晁の《彦山真景図》など、多彩な山の表現を楽しめる。鮮やかな緑の色彩が目を引く国宝《日月山水図屏風》もまた、山野の織りなす神秘的ともいえる造形を大胆に描いた作品だ。動物を象った土製品さらに、イノシシやクマといった動物を象った縄文時代の土製品も登場。特徴をとらえた愛らしい佇まいと、体にあしらわれた装飾に注目だ。【詳細】特別展「海幸山幸 -祈りと恵みの風景-」会期:2021年10月9日(土)~12月5日(日)※会期中、展示替えあり会場:九州国立博物館住所:福岡県太宰府市石坂4-7-2休館日:月曜日開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)観覧料:一般 1,600円(1,400円)、高大生 1,000円(800円)、小中生 600円(400円)※( )内は前売り料金。販売期間は8月27日(金)~10月8日(金)まで※上記料金で4階「文化交流展(平常展)」も観覧可能※団体料金なし※大学生以下は券売所にて学生証や生徒手帳等の提示が必要※未就学児、障害者手帳等持参者およびその介護者1名は無料(証明書の提示等が必要)※その他無料対象者は九州国立博物館公式サイトにて記載【問い合わせ先】・チケットに関する問い合わせ:海幸山幸展事務局TEL:092-711-5491(平日9:30~17:30)・展示に関する問い合わせNTTハローダイヤルTEL:050-5542-8600(9:00~20:00/年中無休)
2021年10月08日シリーズ累計15万部を売り上げた『起業の科学』の著者 田所雅之が、2021年9月17日(金)朝日新聞出版より書籍『超入門 ストーリーでわかる「起業の科学」』を出版しました。Amazonでの予約販売開始以降、起業家関連カテゴリーでは売れ筋ランキング1位となりました。(Amazon全書籍で売上21位を記録)9月17日(金) 朝日新聞出版より発売Amazon販売ページはこちらです。 ◆「起業/新規事業のプロ」田所雅之について田所雅之は、日本の大学を卒業後、渡米して哲学を修めました(単位取得し帰国)。帰国後は、同時通訳等を経て外資系コンサルタント企業に入社しましたが、2011年より、再び渡米しスタートアップを起業するも、大きく成長させることはできずに帰国しました。その後、シリコンバレーのベンチャーキャピタルのベンチャーパートナー/グローバルスタートアップイベントの責任者を務め、2,000社以上を評価/アドバイスしてきました。この間も米国での手痛い体験を深く内省し、「自分と同じような失敗をする起業家を減らしたい」という思いからスライドStartup Science(2,550ページ)を作成します(日本語英語で5万シェア)。さらに「失敗の99%は潰せる」を標語に『起業の科学』を執筆しました。『起業の科学』は起業に関わる人々のバイブルとなり、全世界で累計15万部以上を売り上げています。現在は、大企業・スタートアップのアドバイザーも務め、講演回数は年間120回に及びます。著者:田所雅之◆本書について七転び八起きの物語(ストーリー)を読み進めるうちに新規事業(企業内起業・スタートアップ)の「リアルな勝負所」が頭に入る!新規事業部に配属された主人公・山田創太郎。最初に課された使命は「3カ月以内での新規事業立ち上げ」だったが……。未経験の壁を越え、いかに成功をたぐり寄せるのか。ストーリーの合間では57の「新規事業でハマりやすいワナ」もコラム形式で解説。これらのワナの存在を知っておくだけでも、新規事業の成功確率を格段に上げることができる!☆頻出用語の解説つき! ☆【目次】第1章 山田さん、初めての「新規事業」で失敗する第2章 山田さん、「勝負する市場」を再検討する第3章 山田さん、再び「顧客不在」のまま突っ走る第4章 山田さん、「仮説検証」の方法を学ぶ第5章 山田さん、「初めての顧客」に出会う第6章 山田さん、「事業の持続可能性」を検証する第7章 山田さん、ついに「課題解決策」を見つける第8章 山田さん、「事業計画」を立てる◆書籍概要タイトル :ストーリーでわかる「起業の科学」出版年月日 :2021年9月17日(金)ISBN :978-4023319608取扱店舗 :全国書店、Amazonほかネット書店判型・ページ数:単行本・312ページ価格 :本体1,870円出版社 :朝日新聞出版※購入用リンクAmazon ◆田所雅之プロフィール『起業の科学』『起業大全』著者株式会社ユニコーンファーム CEO関西学院大学経営戦略研究科 客員教授大学を卒業後、米国に渡り哲学を学ぶ(研究分野は認知哲学と科学哲学)帰国後、外資系コンサルタント企業に勤務し、大手起業のBPR/DX案件に従事。その後独立して2社起業(企業研修会社と経営コンサルティング会社)2011年よりシリコンバレーに渡り3社目を起業(領域はECのプラットフォーム)帰国後、4社目であるed-techのスタートアップを立ち上げる。一方で、2014年から2017年までシリコンバレーのベンチャーキャピタルのベンチャーパートナー/グローバルスタートアップイベントの責任者を務め2,000社以上を評価/アドバイスを行う。現在は、unicorn farmというスタートアップ支援/事業会社新規事業支援の会社のCEOを務める一方で、2019年より、関西学院大学経営戦略研究科の客員教授も兼任している。大企業数社の新規事業戦略アドバイザーも務め、講演回数は年間100回を超える著書『起業の科学』(日経BP)は、2017年発売以降115週連続でAmazon経営関連書売上1位。その他の著書に、『御社の新規事業はなぜ失敗するのか? 企業発イノベーションの科学』(光文社新書)、『起業大全』(ダイヤモンド社)などがある。<書籍、講演等に関するお問合せ先>株式会社ユニコーンファーム広報担当:羽幡咲嬉( hanetata@unicornfarm.co )080-5055-4056 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年09月17日“ヨガのメリットは本当に科学に裏付けされているの?ヨガが心身に及ぼす影響の裏にある科学的な説明はあるの?”といった質問への解説を、Live Love Yoga株式会社(所在地:大阪府中央区)が運営するヨガスタジオ“YOGA VINI (ヨガビニ)”が、記事にまとめて公開いたしました。ヨガのメリットは科学的に証明されていますコロナウイルスの感染拡大により、全世界が劇的な変化を経ました。愛する人を失った悲しみ、隔離、収入減により、たくさんの人々が精神面の健康不良状態に直面しているでしょう。アルコール消費量、薬物使用、不眠症、不安レベルの増加が多く見受けられています。一方、コロナ自体に、せん妄、興奮、脳卒中などの神経学的かつ精神的合併症を引き起こす可能性があると言われています。人間の健康とライフスタイルにおけるこれらすべての合併症は、ヨガの注目へとつながりました。検疫と隔離におけるコロナ患者の心理社会的ケアとリハビリに対して、ヨガをすることはたくさんのメリットがあると言えます。ヨガは、コロナウイルスの直接的な治療法ではありませんが、ヨガがこのような外部の有害なウイルスから私たちを守る根本的な免疫力を高めてくれることは確かです。▼ヨガの驚くべき健康上の“科学研究に裏打ちされた29の効果”ヨガのメリットwebページへのリンクはこちら こちらの記事では、「ヨガの科学的メリットは何か」についての概要を公開いたします。そもそもヨガの起源はというと、約5,000年前に古代インドで始まった古代科学です。その内容は、体、心、魂の成長をサポートするものは、体の姿勢、呼吸法、瞑想、その他多くの精神的訓練を組み合わせた実践であるというものです。この記事では、科学的研究によって裏付けられているヨガのメリットを説明しております。これらの研究は、特定のヨガの練習の効果を調査するために、練習前にさまざまな健康パラメータを測定し、一定時間ヨガの練習をした後に同じパラメータを測定して、ポジティブまたはネガティブな効果を判定します。この結果を根拠として、この記事で説明するヨガの科学的研究に基づくメリットを解説しています。■すべてのヨガのメリットは、3つのタイプ(1)身体的メリット (2)精神的メリット (3)スピリチュアル的なメリットとして分類できます。身体的メリットについては、ヨガの練習をしばらく続けていくと、効果が体に見えやすいものです。記事では、柔軟性の向上、顔の輝き、体重減少、体力の向上、腰痛の軽減、睡眠の質改善などを取り上げています。ヨガを効果的なものにするためにもう1つの重要な部分は精神的メリット、つまりメンタルヘルスです。メンタルヘルスに対するヨガの効果は、脳の化学変化によって説明することができます。研究によると、定期的なヨガの練習は脳の神経回路網を積極的に変化させ、最終的にメンタルヘルスを改善することができるとされています。ヨガの練習は、ストレス反応や不安を軽減する助けになり、集中力や生活の質を改善することができると言えます。スピリチュアル的なメリットという観点では、もともとインドではヨガは“精神的な発達”のみを目的としていました。それは、個人の識別力、気づき、自主規制、より高い意識を育むことを意味します。心の奥深くにある希望や幸福や愛がより広い感覚へとつながって心の平安を育むことで、他者の役に立つ生き方への意識が高まっていくことです。▼ヨガの驚くべき健康上の“科学研究に裏打ちされた29の効果”ヨガのメリットwebページへのリンクはこちら 熟練したヨガインストラクターが指導を行うクラス多数熟練したヨガインストラクターの指導のもと、本格的なインドのヨガを経験したい方は、体験レッスンに参加してスタジオの雰囲気もご体感くださいませ。ヨガスタジオ YOGA VINI(ヨガビニ 大阪 北浜本町)所在地 : 〒541-0044 大阪府大阪市中央区伏見町2-3-9 TAG北浜ビル301map : webサイト: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年09月09日千葉県市原市は、令和4年秋に開館を予定している(仮称)市原歴史博物館開館のプレイベントとして、「最新科学が解明する縄文社会」と題し、市指定史跡「祇園原貝塚」から見つかった遺物のDNA解析など最新研究から得られた成果について講演とシンポジウムを9月25日(土)に開催します。新型コロナウイルス感染症の影響を鑑み、Web配信による開催となります。講演の一部とシンポジウムをライブ配信するほか、当日収録映像を一定期間、YouTubeで配信します。1 ライブ配信(講演会の一部+シンポジウム)開催日時 :令和3年9月25日(土)13:00~15:30撮影会場 :(仮称)市原歴史博物館視聴方法 :YouTube『「I'Museumチャンネル」市原歴史博物館(公式)』より視聴スケジュール:13:00 講演「市原市から出土した縄文人骨のゲノム解析」講師:太田 博樹(東京大学大学院理学系研究科教授 人類学)13:30 講演「市原市から出土した縄文人骨の炭素同位体年代測定・食性分析」講師:米田 穣(東京大学教授 人類学)14:00 講演「市原市から出土した土器の胎土分析、黒曜石の産地分析」講師:池谷 信之(明治大学黒耀石研究センター特任教授 分析科学)14:45 シンポジウム「最新科学分析による祇園原貝塚等の調査成果をもとに、縄文社会を考える」座長:高橋 龍三郎(早稲田大学文学学術院教授 考古学)I'Museumチャンネル QRコード2 YouTube配信「I'Museumチャンネル」市原歴史博物館(公式)公開日 :令和3年10月18日(月)内容 :講演&シンポジウムの全構成(下記参照)、歴史博物館と市原市指定史跡祇園原貝塚の紹介動画など視聴方法:ライブ配信と同じYouTubeチャンネルから視聴3 その他の関連イベント(1)特別展示「千葉県の縄文時代研究を彩った遺跡 ~市原市祇園原貝塚展~」令和3年10月2日(土)~12月5日(日)千葉市立加曽利貝塚博物館 展示室(2)学芸員による特別展示の解説令和3年10月23日(土) (1)10:00~12:00 (2)14:00~16:004 祇園原貝塚とは令和3年3月3日付けで市原市指定史跡に指定した「祇園原貝塚」は、約4,000年前から3,000年前、縄文時代に営まれた貝塚を伴う大規模な集落遺跡で、国分寺台の宅地造成の際に発掘調査が行われ、多量の遺構や遺物が発見されました。その後、市役所庁舎の北側に隣接する一帯は、国分寺中央公園として整備されましたが、遺跡のおよそ3分の1が、この地下に史跡として保存されています。発掘調査は、1970年代から1980年代にかけ4次にわたり行われ、その後1990年代に整理作業を続け、1999年に調査報告書を刊行、その内容を詳細に報告しました。1,000年にわたる縄文集落の変遷、100体を超える埋葬人骨、土偶をはじめとした「まつり」に関わる様々な遺構や遺物など、当時の暮らしぶりを知るための重要な資料となり、関東地方を代表する遺跡として知られています。近年、DNA分析などによる古人骨研究は、飛躍的な進展を遂げ、個体群の遺伝子情報の解析も可能となってきました。今回、早稲田大学、東京大学、明治大学などの研究者による共同研究が進められ、祇園原貝塚出土人骨などに対して、人類学、考古学的に大きな成果が得られています。5 祇園原貝塚からみつかった遺構や遺物竪穴建物跡内の貝塚土偶埋葬された人骨(屈葬)■「祇園原貝塚」講演&シンポジウム ~最新科学が解明する縄文社会~ 全構成1 午前の部 講演(発表)開会 教育長あいさつ 9:00~9:10(1)東京湾東岸の貝塚群の特質と市原市の貝塚西野 雅人(千葉市埋蔵文化財調査センター所長)9:15~9:45(2)祇園原貝塚の発掘調査成果 ―国分寺台にある縄文貝塚集落の様相―忍澤 成視(市原市教育委員会 ふるさと文化課)9:45~10:15(3)祇園原貝塚5次調査の成果 ―史跡として公園の下に眠る遺跡の姿―近藤 敏(元市原市埋蔵文化財調査センター学芸員)10:15~10:45~祇園原貝塚など市原市遺跡出土資料に基づくプロジェクト研究の成果~(4)縄文時代の社会変動と古人骨のDNA情報高橋 龍三郎(早稲田大学文学学術院教授)11:00~11:30(5)古病理学から探る祇園原縄文人の生活と健康藤田 尚(同志社大学文化遺産情報科学センター副センター長 人類学)11:30~12:002 午後の部 講演(発表)(6)市原市から出土した縄文人骨のゲノム解析太田 博樹(東京大学大学院理学系研究科教授 人類学)13:00~13:30(7)市原市から出土した縄文人骨の炭素同位体年代測定・食性分析米田 穣(東京大学教授 人類学)13:30~14:00(8)市原市から出土した土器の胎土分析、黒曜石の産地分析池谷 信之(明治大学黒耀石研究センター特任教授 分析科学)14:00~14:303 午後の部 シンポジウム 14:45~15:30最新科学分析による祇園原貝塚等の調査成果をもとに、縄文社会を考える〇座長 高橋 龍三郎(早稲田大学文学学術院教授 考古学) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年09月03日「博物館でアジアの旅 空想動物園」が、東京国立博物館 東洋館にて2021年9月14日(火)から10月17日(日)まで開催される。「博物館でアジアの旅」“空想動物”を表現した作品が登場東京国立博物館の「博物館でアジアの旅」は、今回で8回目を迎える秋の恒例企画。東洋の美術・工芸・考古遺物が集う「東洋館」を舞台に、テーマに沿った名品を館内随所に展示するイベントだ。2021年は「空想動物園」をテーマに掲げ、アジアの造形芸術の中でも大きな位置を占める空想上の動物を表現した作品の数々を紹介。龍・麒麟といったなじみのある動物から、正体不明の動物まで、“動物園”さながらの個性豊かな作品が集結する。ヒンドゥー教の神“ガネーシャ”や最強の生物“グリフィン”象の頭に人間のからだを持ち、富と知恵をつかさどるヒンドゥー教の神をモチーフにした「ガネーシャ坐像」や、ライオンとワシの属性を合わせもつ“最強生物”であるグリフィンを表現し棺の護符として用いられた「グリフィン像飾板」などインパクトのある作品が勢揃い。古代王朝・殷(いん)の宮殿で用いられていた可能性があるという、謎の生物「石彫怪獣」や、空想上の猛獣である「三彩鎮墓獣」など不思議な佇まいの作品にも注目だ。空想動物をデコラティブに表現また、葡萄とつる草の中を駆け回る獣を表現した「海獣葡萄鏡」や、龍・鳳凰などを描いたカラフルな五彩の焼物「五彩龍鳳文面盆」などは細やかな装飾が魅力。古代の青銅器にならって製作された七宝の器物「饕餮七宝卣」は、怪獣が目玉を輝かせている豊かな表情と、デコラティブなフォルム、鮮やかな色彩が目を引く。尚、会期中は、「博物館でアジアの旅 2021 調査ノート」を東洋館インフォメーションにて数量限定で無料配布予定。また、各展示室では、空想動物にまつわる作品のそばに目印を添え、どれが空想動物の作品かわかりやすい仕様に。お目当ての空想動物や、お気に入りの作品を探しながら鑑賞を楽しめる。【詳細】博物館でアジアの旅 空想動物園〈事前予約制〉会期:2021年9月14日(火)~10月17日(日)会場:東京国立博物館 東洋館住所:東京都台東区上野公園13-9開館時間:9:30~17:00 ※入館は閉館の30分前まで。休館日:月曜日、9月21日(火) ※ただし、9月20日(月・祝)は開館観覧料:一般 1,000円/大学生 500円※総合文化展観覧料および開催中の特別展観覧券(観覧当日に限る)で観覧可能。※事前予約制(日時指定券)につき、全ての来場者は入館にあたりオンラインでの日時指定券の予約が必要となる。詳細は、東京国立博物館ウェブサイトに記載。※詳細は東京国立博物館ウェブサイトを閲覧のこと。※高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は無料。入館の際に年齢のわかるものを提示。※障がい者とその介護者1名は無料。入館の際に障がい者手帳など提示。※春夏秋冬/フォーシーズンズ 乃木坂46(9月4日[土]~11月28日[日])、伝教大師1200年大遠忌記念 特別展「最澄と天台宗のすべて」(10月12日[火]~11月21日[日])は、別途事前予約(日時指定券)および観覧料が必要。※会期・開館日・開館時間・展示作品・展示期間等については、今後の諸事情により変更する場合あり。最新情報は、東京国立博物館ウェブサイト等にて告知。※敬老の日(9月20日[月・祝])は総合文化展が観覧無料。ただし、オンラインでの事前予約(日時指定券)が必要。【問い合わせ先】TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
2021年08月19日東京・上野の国立科学博物館で特別展『植物地球を支える仲間たち』が開かれています。草木や花、果実など植物は身近な存在ですが、その詳しい生態や起源などについては知らない人も多いはず。巨大な花や危険な果実、クサすぎる花など、大人もびっくりする植物たちをご紹介!どんな展覧会?【女子的アートナビ】vol. 218特別展『植物地球を支える仲間たち』では、地球上にある多種多様な植物を、標本や模型、映像、インスタレーションなどで展示。最新の科学研究によって明らかにされた驚きの生態も紹介され、植物の魅力を存分に楽しめる展覧会です。植物たちにも五感がある!第1章「植物という生き方」では、植物のアクティブな生き方を紹介。植物は30億年以上前、光合成という能力を手に入れたことで自ら動く必要がなくなり、晴れの日も雨の日も同じ場所で生活するスタイルに変化。移動はしませんが、その場にいながら成長して花粉を飛ばしたり、虫や動物に食べられないようトゲなどで身を守ったりと、アクティブな毎日を送っています。また、植物には人間と同じように視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚があり、常に変化する周囲の環境を感じ取っています。例えば、光を感じる視覚は光合成をする植物にとって一番大切なもの。でも、人間のように眼という特定の器官を使うのではなく、全身の細胞で光の方向を感知しています。同展監修者の三村徹郎さんは、最新の研究について、図録のなかで次のように解説しています。「最近では、昆虫などに襲撃されていることをその天敵である他の昆虫や、あるいは他の植物に知らせることもできるらしいということがわかってきた」植物が自分の仲間や虫たちとコミュニケーションをとるとき、音声ではなく身体から発する化学物質を使って働きかけているようです。どんな対話をしているのか、想像をかきたてられます。巨大なクサい花が登場!第2章「地球にはどんな植物が存在しているか?」では、巨大、極小、長生きなどさまざまな特徴をもった植物を展示。ここで一番目を引くのが、ショクダイオオコンニャクの実物大模型です。インドネシア・スマトラ島に自生し、コンニャクの仲間であるこの植物は、世界最大級の「花」が咲くことで知られています。(この「花」は、正確には小さな花が集まった「花序」です)ショクダイオオコンニャクは「世界でもっとも醜い花」とも呼ばれています。その理由は、開花時に強烈な異臭を放つから。腐った肉のような、ゴミのようなニオイともいわれるこの香り、展示室を出たところの通路で嗅ぐことができます!本物ではなく化学成分を調合して再現されたものですが、夏場の腐った生ゴミのようなニオイがしました。植物の起源は…?第4章「植物はどのように進化してきたか?」では、植物の歴史を紹介。46億年といわれる地球の歴史のなかで、植物が陸上に進出したのは約5億年前。海中で生活していた緑藻(りょくそう)類のなかから淡水で生活するものが進化し、そのなかから陸上植物が進化したと考えられているそうです。会場では、前期デボン紀(約4億1000万年前)時代の植物の化石標本や復元模型などを展示。筆者は植物オタクなので、珍しい古代植物の姿に興奮しました!怖い植物になった理由は…最後にご紹介するのは、第5章「本当は怖い植物たち」。花や草木は癒しを与えてくれるイメージがありますが、凶暴な性質のものや、人間が死に至る毒をもった危険な植物もあります。例えば、食虫植物。虫などを殺して食べるなんて残酷だと思いますが、植物たちにも事情があります。食虫植物は栄養分が不足している土地に自生しているため、生き残りをかけて自分たちに必要な栄養源として虫などを捕獲しています。また、トリカブトのような植物の猛毒は、動物や虫に葉が食べられないようにするために必要な成分ですし、果実や種子にあるトゲは、動物にくっついて別の場所に種子を散布してもらうために必要なもの。毒もトゲも植物が次世代以降も生き残るために備わった大切な力なんですね。植物が愛おしくなる…!同じ地球に暮らす仲間として、植物は人間にとってとても大切で身近な存在です。そんな植物の美しいだけではない多様な側面を知ることで、この先出会う植物たちがさらに愛おしく思えるようになるかもしれません。特別展『植物地球を支える仲間たち』は9月20日まで。取材・文:田代わこInformation会期: ~9月20日(月・祝) ※会期等は変更になる場合があります※休館日:9月6日(月)会場:国立科学博物館(上野公園)開館時間: 9:00~17:00※入館は閉館の30分前まで観覧料:一般・大学生¥1,900、小・中・高校生¥ 600※事前予約制※最新情報は、博物館のウェブサイトをご確認ください。
2021年08月06日展覧会「WHO ARE WE 観察と発見の生物学国立科学博物館収蔵庫コレクション|Vol.01 哺乳類」が、大分県立美術館にて、2021年7月22日(木・祝)から9月12日(日)まで開催される。動物の剥製をめぐる“観察と発見”国立科学博物館の収蔵庫には、約480万点もの標本が保管されているものの、その多くは普段は公開されていない。本展では、そのうち世界屈指の動物標本コレクションとして知られる「ヨシモトコレクション」を中心に、選りすぐりの哺乳類の標本を紹介する。生物の形は長い進化の歴史の成果である。その歴史の「ある一時」を切り取った動物の剥製を観察することで、環境の適応による動物の生き様や多様性の複雑さ、そして自然が創り出した美しさを知ることができる。本展では、「観察の眼、発見の芽」をテーマに、動物の剥製1点1点を“美術作品のように観察する”という方法で展示。標本についての解説でなく、観察の「視点」を提示することで、ほかの動物との共通点や、現代の人びとの日常とのつながりの発見を促す構成となっている。展覧会概要展覧会「WHO ARE WE 観察と発見の生物学国立科学博物館収蔵庫コレクション|Vol.01 哺乳類」会期:2021年7月22日(木・祝)〜9月12日(日)会場:大分県立美術館 3階 コレクション展示室住所:大分県大分市寿町2-1開館時間:10:00〜19:00(金・土曜日は20:00まで)※入場は閉館30分前まで観覧料:一般 300円、小・中・高校生 200円※大分県芸術文化友の会 びびKOTOBUKI無料、TAKASAGO無料※障がい者手帳などの提示者と付添者(1名)は無料※学生は入場時に学生証を提示【問い合わせ先】大分県立美術館TEL:097-533-4500
2021年07月16日