映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』(8月31日公開)の男性キャストが21日、明らかになった。三浦春馬、リリー・フランキー、新井浩文、矢本悠馬が出演する。同作は2011年に韓国で大ヒットを記録、日本でもロングランヒットとなった『サニー 永遠の仲間たち』を大根仁監督が映画化。専業主婦の阿部奈美(篠原涼子)は、ガンで余命1カ月の友人・伊藤芹香(板谷由夏)に22年ぶりに再会し、高校時代の仲良しグループ“SUNNY”で集まることを決意する。サニーの日(3・21)を記念して、明らかになった男性キャスト。三浦は高校時代の奈美(広瀬すず)の初恋の相手で、90年代を謳歌するロン毛のイケメン大学生・藤井渉を演じる。90年代を代表するファッション・佇まい全てでギャルたちを魅了し、何度も美しいロン毛をかき上げる。現在の奈美(篠原)の依頼でサニーメンバーを探す探偵・中川役を演じるリリーは「監督から5年以上前にやりたいと聞いていた『SUNNY』がついに現実になったんだなと思うと感慨深いです」と語る。「描かれている女性の友情がリアルで気持ち良いですね。映画の最後、特に40代の女性は大号泣なんじゃないでしょうか」と太鼓判を押した。梅(渡辺直美)が勤める不動産の陰険な上司・新井役の新井は「大根監督には『今回は役がないよ』と言われていたので、オファーが来た時は驚きました」と明かし、「監督、1シーンしか出てないんだから、カットしないでくださいね(笑)」と出番についてコメント。高校時代の梅(富田望生)の兄役の矢本は「自分はワンシーンだったのでアッというまに終わっちゃって、もっと出たかったです(笑)。個人的に広瀬すずは友達で大好きな女優なので出来上がりが楽しみで仕方ありません」と期待を寄せた。○三浦春馬コメント素晴らしいキャストの皆さんと共に、90年代を振り返るような作品に携われてとても嬉しかったです!僕は主人公の青春時代の憧れだった男を演じさせて頂きました。当時の流行りであった【ロン毛】を何度もかき上げ(笑)、嫌味がない感じをどこまで自然に出せるかが難しいところでありました(笑)。監督の演出は細やかで、特に女子高生時代を演じていた女優陣とは何度もリハーサルを重ねてはアイデアを出していた印象があり、とても愛情を感じました。それが現代を生きる主人公を支える色濃い記憶になり、同じ時系列では無いからこそ、現代パートを演じる力を持った諸先輩方とのコラボレーションと化学反応が一番の楽しみなところです!○大根仁監督コメントリリーさんと新井君は、何故だか私の映画には必ず出演するという身に覚えの無い契約を結んでいるので、今回も出演してもらいました(笑)。基本的に女性しか出てこない作品なので、スパイス? 付け合わせのお新香? 薬味? 的な存在感で、映画の隠し味になっていると思います。春馬君とは初めての仕事だったのですが、90年代を象徴するイケメンという微妙な役を完璧に演じてくれました。脚本に書かれている「カッコ良く登場」とか「とにかくカッコ良い」とか「さりげないがカッコ良い」という無茶な要求に見事に応えてくれて、むしろ私が恋心を抱きました。(C) 2018「SUNNY」製作委員会
2018年03月21日(写真:アフロ) いよいよ開幕した平昌五輪!そんななか注目されているのが坂本花織選手(17)だ。昨年末の全日本選手権で準優勝し、1月の四大陸選手権では初優勝!勢いそのままに五輪へ挑んでいる。そんな女子フィギュア界の新星の原点を追った――。 兵庫県神戸市で3人姉妹の末っ子として生まれた坂本。父は警察に勤め、母は専業主婦。年の離れた姉2人はすでに社会人だという。坂本が通っている美容室で働くAさんは言う。 「いつも周囲を笑わせてくれる、明るい子。私がカットをしているとき、いつも鏡ごしに“変顔”をするんです(笑)。お母さんには『そんな顔ばっかりして!』と怒られていますね。でも海外の試合ではそれが生きているみたいです。というのも言葉が通じなくても、彼女は変顔で笑いを取れる。そうすることで、海外の選手とすぐ友達になれるそうです」 そんな天真爛漫な坂本。その“個性”を伸ばしてくれたのは、家族だった。 「フィギュアスケートはお金がかかります。その資金を家族一丸となり捻出していました。お父さんはもちろんの、お姉ちゃん2人も働いて花織ちゃんを支えていました。お母さんは専業主婦ですが、いつも花織ちゃんについて支えていました」(近所の住民) 実際、Aさんは母の苦労をこう振り返る。 「花織ちゃんは本格的にフィギュアを始めた当初、大阪まで早朝練習に通っていました。その後で神戸へ戻って学校に行き、放課後は再び大阪で練習。お母さんは毎日、送り迎えに奔走していました。思えばあのころのお母さんは、いつも目を充血させていました。ほとんど睡眠もとれないほど大変だったのだと思います」 中学までは試合に付き添っていた母だが、坂本が高校生になると“自立”を促すように。 「中学卒業直前、お母さんから『あの子が高校生になったら、1人で試合に行かせたい。でも、そうなるとメークも自分でできないとダメ。だから、あの子にやり方を教えてくれませんか?』と頼まれたんです。レクチャーしているときも、お姉ちゃんが『後で見返すことができるように』と言ってビデオ撮影をしていました。そんなときでもあの子は“変顔”をして、お姉ちゃんに『こらっ!やめなさい!』と怒られていましたね(笑)」 Aさんは、最後に期待を込めてこう語る。 「彼女がどこでも変顔になれるのは、見方を変えると“物おじしない性格”だということ。大きな試合でも、緊張したりナーバスになったりすることがない。いつも平常心でいられるんです。だから花織ちゃんならきっと五輪のような大舞台でも、普段の試合と同じように見事な演技を見せてくれるはずですよ!」
2018年02月19日(写真:アフロ) 平昌五輪の女子フィギュアでいま注目を集めている坂本花織選手(17)。11日からの団体戦を終了、21日からシングル戦に突入する。 ここ最近の日本女子フィギュア選手にはなかった“高く遠く跳ぶジャンプ”を武器に突如、彗星のごとく現れた坂本。昨年末の全日本選手権で準優勝して代表入りを果たすと、1月の四大陸選手権ではみごと初優勝!勢いそのままに五輪へ挑んでいるのだ。 そんな女子フィギュア界の新星は、いかにして誕生したのだろうか。兵庫県神戸市で3人姉妹の末っ子として誕生。父は警察に勤め、母は専業主婦。年の離れた姉2人は、すでに社会人だ。家族の支えを受け、幼いころからフィギュアや水泳、ダンスなどの習いごとをしてきた坂本。4歳から通っていたイトマンスイミングスクールの羽谷明美コーチは言う。 「フィギュアと同じ時期に始めたそうですが、彼女は水泳のセンスも抜群。選手専門のコースへの推薦がコーチから出てくるほどでした。他の子が四苦八苦するようなことも、彼女は自然にできてしまうんです。でも器用というわけではなく、壁にぶち当たることも。そんなときでも決してあきらめず、クリアするまで努力を続けるような子でした」 彼女の天真爛漫さは、いつも周囲を惹きつけていたという。羽谷コーチがこう振り返る。 「彼女は、気がつくと輪の中心でリーダーシップをとっているような子でした。目立つようなことをするわけでもないし、『私が!』と手をあげるわけでもない。でもいつの間にか、みんながついていくんです。あの明るい性格と、面白いキャラクターがそうさせているのだと思います。それに年下の子が泣いていると、彼女はそっと近づいて声をかけてあげていました。そうしたさりげない優しさがあるから、みんな好きになるのでしょうね」 坂本は中学卒業まで12年間、通い続けた。水泳で培った空間認識能力があの高いジャンプを生み出し、身についた持久力が終盤になっても衰えない演技を生み出したのだろう。 4日には決戦の地、韓国に降り立った坂本。四大陸選手権での初優勝について聞かれると、力強くこう語っている。 「この勢いのまま、いこうと思う――」 女子シングルでミラクルを起こすことができるのか。今から目が離せない。
2018年02月19日「もし超能力が使えるなら瞬間移動して、温泉に行きたいです。国内で由布院、草津とか、いい温泉に行って、ゆっくりしたいですね」 そう語るのは、大河ドラマ『龍馬伝』など子役から大活躍の濱田龍臣(17)。放送中のドラマ『モブサイコ100』(テレビ東京・木曜深夜1時~)では超能力を持つ中学生、通称・モブを演じている。モブは内気で目立たず勉強もスポーツも苦手。超能力に頼らず、普通の生活を送りたいと願っている少年だ。 子役から活躍する濱田自身は、普通の生活に戻りたくならないのだろうか。 「そう思ったこともありますけど、今このお仕事をやらせてもらってすごく充実した生活で、すごくいい経験だと思うんです。普通の経験ができない分、違う経験も多くさせていただいているので、今戻りたいとは思わないです」(濱田・以下同) 子役からやってきてよかったと思うことも多いという。 「17歳にしてはしっかりしてるねってよく言われるのはよかったですね。家でも礼儀や食事のマナーは結構厳しく言われていたので、そのおかげかな?」 濱田演じるモブはモテたいと願っているが、もしモテようとするなら何をする? 「考えたことないですね(笑)。周りの人にいろいろ聞いてみて、どうすればいいのか相談するかな。何かしら見た目を変えるために、自分の知識では及ばないから周りの人に聞いてみよう、みたいな(笑)」 モブはモテないほか、内気な性格にコンプレックスを抱える少年でもあるが……。 「結局どんなことも、どんな形であれ自分は自分。それを嫌だって受け入れないよりはそれも自分だからって受け入れるしかないと思うんです。あまり面白くない答えだと思うんですけど(笑)。ネガティブに自分のここが嫌だって思うことはあまりないかな。それが自分なので」 ということはあまり落ち込むこともない?と尋ねてみると、やはり何でもポジティブに考えるという。どこまでも大人な濱田にポジティブへの転換法を教えてもらった。 「最終的にはネガティブな部分も含めての自分だなって。それに自分は自分、他人は他人で結構区切りをつけるので、人に何か言われても、たまたまその人の価値観と合わなかっただけで、あまり気にしなくていいかなって思ってます」
2018年02月11日映画『君が君で君だ』が2018年7月7日(土)全国ロードショー。主演は池松壮亮、キム・コッピ、満島真之介、大倉孝二が出演し、監督・脚本は松居大悟が務める。男3人の愛の結末を描く映画『君が君で君だ』は、男3人の愛の結末を描いた作品だ。主演の池松壮亮、満島真之介、大倉孝二の3人が好きな女の子を振り向かせるために、それぞれ彼女の好きな人になりきる。池松壮亮が尾崎豊、満島真之介がブラッド・ピットに映画『デスノート Light up the NEW world』『セトウツミ』などで人気漫画の実写化に取り組んできた池松は、本作で日本の伝説のロックシンガー「尾崎豊」になりきる。劇中では尾崎豊の歌を歌う姿も。池松のライバルには、映画『三度目の殺人』『散歩する侵略者』に出演した満島真之介が抜擢。彼はハリウッドの名俳優「ブラッド・ピット」になりきり英語を話すシーンを披露する。そして大倉孝二もライバル役に。大倉は坂本龍馬になって名セリフを投げかけ、意中の女性のハートをゲットするために懸命に奮闘する。ヒロイン・ソン役には、映画『息もできない』で世界から注目を集めた韓国人優キム・コッピを起用。ソンに迫る無慈悲な借金取りのボス星野役にはYOU、その子分である友枝役に向井理がキャスティングされた。そんな借金取りコンビに媚びを売りながら、ソンに冷たく接する彼氏・宗太役を演じるのは高杉真宙。『虹⾊デイズ』『ギャングース』など近年映画出演の絶えない高杉が、"ダメな彼氏"っぷりを熱演する。脚本は映画『アズミ・ハルコは行方不明』『アイスと雨音』の松居大悟。また同時に監督も担当し、長年温め続けてきた完全オリジナルラブストーリーに息を吹き込む。ストーリー大好きな子が好きな「尾崎豊」「ブラピ」「坂本龍馬」になりきり、自分の名前を捨て、10年間ただひたすら好きな子を見守ってきた3人の男たちを描いた恋愛譚。触れ合うことも告白することもなく、ただ見守り続けてきた3人が、執拗な借金の取り立てから好きな子を守るべく立ち上がるも返り討ちに!物語は大いなる騒動へと発展していく。詳細映画『君が君で君だ』公開日:2018年7月7日(土)出演:池松壮亮、キム・コッピ、満島真之介、大倉孝二、高杉真宙、向井理 / YOU監督・原作・脚本:松居大悟制作:レスパスフィルム
2018年01月16日池松壮亮主演、『アズミ・ハルコは行方不明』の松居大悟が監督&脚本を務める『君が君で君だ』が、来年公開されることが決定した。本作は、松居監督が長年温め続けてきた完全オリジナルラブストーリーで、池松さんは、なんとあの尾崎豊になりきるという。物語は、好きな女の子の好きな人になりきって、自分を捨て去り、10年間彼女を見守ってきた3人の男たちの愛の結末を描いた恋愛譚。そんな3人を演じるのは、『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』など映画俳優として唯一無二の存在感を示す池松さんと、映画やドラマだけでなく『ひるね姫 ~知らないワタシの物語~』で声の出演も果たすなど、確かな演技力で頭角を現す満島真之介、『ピンポン』『舞妓haaaan!!!』など数々の作品に出演し、独特の個性を光らせる大倉孝二。池松さんが、伝説のロックシンガー・尾崎豊になりきるほか、満島さんがハリウッドの名俳優ブラッド・ピット、そして、大倉さんが日本の歴史を大きく変えた坂本龍馬になりきる!さらにヒロインを務めるのは、『ある優しき殺人者の記録』『つむぐもの』に出演し、『息もできない』での演技で世界中の注目を集め、多くの熱烈なファンを持つ韓国人女優キム・コッピが演じる。それぞれ人格・見た目を本人になりきって生きてきたキャラクターだが、池松さんは劇中で尾崎さんの歌を歌唱し、満島さんはブラピになりきり英語を話すシーンも。そして、大倉さんは「日本を今一度洗濯し候」という坂本龍馬の名セリフが使われている。「バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~」のメイン監督を務め、『アズミ・ハルコは行方不明』『アイスと雨音』など、国内外で高い評価を受ける松居監督が、国境も常識も越えた愛の物語を描いていく。キャストコメント到着■池松壮亮尾崎豊という人には会ったことはありませんが、物心ついてからいつも隣で歩むべき道を教えてもらっていたように思います。目眩すらするこの街の中で、愛するということに何回やっても答えが出ないので、もう一度松居監督と共に挑んでみようと思いました。■満島真之介オリジナル作品の持つ力を信じたい。その強い気持ちを持ち、素敵なキャスト、スタッフと共に普遍的である愛の物語に向き合いました。あの夏の熱量が、映画という風に乗ってたくさんの人に愛を届けてくれることを願っています。カムサハムニダ。サランヘヨ。■大倉孝二正直な話しをしますと、お話しをいただいて、脚本を読ませていただき、顔合わせ、本読みという段階で、腑に落ちないことや、捉えきれないことが多かったように思います。その後、監督、共演者との話し合いや、リハーサルを進めていくにつれ、この若い座組に無防備に飛び込むことを決めました。きっと無防備な芝居をしていることでしょう、痛々しいくらいに。『君が君で君だ』は2018年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年12月27日旅好きで訪れた国は50か国以上と、いつの間にか世界一周をしてしまったLuxury Backpackerの雨宮。今回は国内旅行、冬の京都特集です。この時期は通常非公開の文化財が特別に15か所も公開されるのをご存知でしたでしょうか? 普段では見られない場所を巡ったり、素材の味を活かした京野菜ランチや京菓子を楽しんだり。のんびりと過ごす京都旅を2回にわけてご紹介します。見事な工芸菓子を堪能これがお菓子? と目を疑ってしまいそうですが、こちらは砂糖や寒梅粉などの生地で四季折々の自然などを象られた工芸菓子です。京都駅の北部、今出川駅より徒歩5分ほどにある『俵屋吉富 鳥丸店』に併設された京菓子資料館ではこのような美しい工芸菓子を見られます。こちらは観賞用で食べられません(笑)。このエリアは同志社大学もあるので学生さんも通うオシャレなカフェや飲食店も多いです。※普段は撮影禁止ですが、特別に撮影させていただいています。クーポン付きの旅行プランを利用すれば、店内で抹茶と1〜3月限定で上の写真の和菓子が月変わりでいただけます。地元の方もおすすめする和菓子屋さん『俵屋吉富』こだわりのお菓子です。思わずおかわりしたくなるほど、甘さも上品でとてもおいしかったです。もちろん、手土産などお菓子が購入できるショップもあります。お土産にはこの雲竜(1本1620円)が一番人気だそうです。ランチは話題のモダンな「漬け野菜」京都駅から徒歩5分とアクセスもいい話題のお野菜ダイニング、『isoism(イソイズム)』。伝統的な「お漬けもん」の技法にとらわれることなく、独自の方法で、京都のお野菜を味噌、酒粕、オイルなど、いろいろなものに漬け込んでいるそうです。漬ける時間も野菜によって変えて、その素材が一番おいしくなるように作られています。『イソイズム』のランチは「漬け野菜12種盛プレート+季節の炊き込み御飯+季節の野菜濃縮スープ」(1800円)のセットになります。季節ごとに内容は変わるそうなので、その時々の旬のものが味わえるのも魅力。お水はオシャレなデトックスウォーターが用意されていました。醗酵食品やお野菜など美容にもよく、女子に嬉しいお昼ご飯を味わえます。今回のメニューでも「たまねぎの酒粕漬け×いくら」「セロリのオレンジ漬け×ミモレットチーズ」「山芋のゆず漬け×辛子明太子」など、今までに食べたことのない珍しい組み合わせもありました。自宅では味わえない手の込みようです。おばんざいなど、京都のごはんは味が薄めで時々もの足りないかな?という時もありますが……ここのはしっかりとしたお味で野菜のうまみも引き立ち、とってもおいしい! ごはんも土鍋で炊かれていて、ふんわり。おこげも楽しめますよ。大河ファンにはたまらない西郷隆盛や篤姫にゆかりある寺院歴女さん必見! 京都では2018年1月6日〜3月18日まで非公開文化財特別公開が行われます。勝海舟や坂本龍馬も滞在したといわれる常林寺や、世界文化遺産・清水寺の成就院など、一般の方が普段は入れないところを計15か所も見られるチャンスなんです。今回は来年2018年の大河ドラマ『西郷どん』の放送にもちなんで、西郷隆盛らが倒幕の計画を練ったと伝えられる薩摩藩島津氏ゆかりの「東福寺即宗院」も期間限定で公開されます。東福寺は京都駅から奈良線で一駅の「東福寺駅」から徒歩12分のところにあります。森に囲まれ、新撰組や幕府の追っ手を逃れ、隠れ家として最適だったこの場所で、歴史に繋がる倒幕計画など秘話が多くされたことでしょう。長い階段を登り、高さ8階立てくらいの高台に到着。倒幕後、西郷隆盛が明治維新で亡くなった薩摩藩士524霊の戦死者を弔うため、明治2年に「東征戦亡の碑」が建てられた場所でもあります。また、この即宗院は、大河ドラマでも有名な篤姫が徳川家へのお輿入れの道中に、しばしの間、立ち寄ったそうです。篤姫が使用したといわれる火鉢も見ものです。私も大河ドラマの『篤姫』にはまっていましたのでゆかりがあるものも見られて少し興奮です。パワーももらえそうですね。鎌倉時代に関白を務めた藤原兼実の山荘「月輪殿」の跡にある庭園はとても美しくほっとひと息つけます。※敷地内は庭園を除いてすべて一般撮影禁止ですが、今回は特別に撮影させていただいてます。いかがでしたでしょうか? 冬の京都ならではの非公開文化財をめぐったり、お茶やランチでゆっくりと女子旅を楽しむのもいいですよね。次回は心ときめくオシャレカフェもご紹介しますね。
2017年12月26日「分かりにくかった幕末のことが、ようやくよく分かった!」と評判の作品がある。来年の大河ドラマの原作『西郷(せご)どん!』だ。維新の英雄の素顔に迫る、2018年大河ドラマ原作。明治維新の英雄・西郷隆盛の生涯に迫る本作の執筆者は、ご存じ、林真理子さん。「『正妻慶喜と美賀子』を書いた時、歴史学者の先生に“2018年は維新から150年。大河ドラマでは維新の話をやるはずだから、林さん、西郷隆盛を書いてみたら”と言われ、最初はあまりに正統派の偉人を書くのは荷が勝ちすぎると思ったんです。でも作品が大河ドラマになるのは作家の憧れですし、“背伸びなくして成長なし”が私のモットーなのでやってみることに」そこから数年は、資料を読み込み、月1回は歴史学者の教授に会って疑問をぶつける日々。「幕末の人間模様は非常に複雑。でも私が分からないことはみなさんも分からないと思って調べました」偉人の人間くさい一面を浮かび上がらせる本作。たとえば第一部では薩摩藩の当主・島津斉彬に対する、恋愛感情のような憧憬が描かれる。「同性愛に近いくらいだったようです。歴史の先生に“西郷さんはゲイだったんですか”と聞いたらあっさり“かもしれませんね”と言われてびっくりしました」最初の妻とは触れ合うことなく離婚。しかし奄美大島に島流しにあった時期、命を救ってくれた島の女性と1男1女をもうける。「西郷さんがはじめて人を愛する奄美大島の場面は、神話のように“ボーイミーツガール”を書きました。この出会いがあったからこそ、彼は人の気持ちが分かる人物になっていったと思うんです」そして後半は怒涛の維新編。「ここからは徳川慶喜との対決になっていきます。大政奉還も裏側ではさまざまな攻防戦があったんですよね。ただ、他に面白い話もたくさんあって。坂本龍馬のハネムーンに西郷さんたちがついていって温泉でキャッキャッと騒いでいたシーンなどは書いていて楽しかったです(笑)」やがて迎える西南の役。彼はなぜこの無謀な争いに身を投じたのか…。全編を通じ、この偉人の心の変化がリアルに伝わってくる。「最終的には農業の大切さを説いた西郷さん。彼の教えを、現代人が今一度見直す意味はあると思います」あなたはドラマが始まる前に読む?それとも並行して読む?はやし・まりこ1954年、山梨県生まれ。’86年「最終便に間に合えば」「京都まで」で直木賞、’95年『白蓮れんれん』で吉川英治文学賞、’13 年『アスクレピオスの愛人』で島清恋愛文学賞を受賞。エッセイでも人気。『西郷どん』薩摩の下級武士・吉之助(のちの西郷隆盛)は島津斉彬のお側仕えとなり、志を胸に奔走。しかし斉彬の突然死で状況は一変する。2018年1月7日スタートの大河ドラマの原作。KADOKAWA上製版 前・後編各1700円※『anan』2017年12月13日号より。写真・小笠原真紀(林さん)加藤 淳(本)インタビュー、文・瀧井朝世(by anan編集部)
2017年12月06日11月27日、今年もついに「年末ジャンボ」が発売!1等賞金が10億円になってから2年。長年、宝くじを取材してきた本誌は独自データを分析し、「年末ジャンボを当てるための必勝法」を発見!その必勝法とは、「翌年のNHK大河ドラマゆかりの売り場を狙え!」だ。 必勝法発見のきっかけは、翌年に『龍馬伝』の放送を控えていた、’09年の年末ジャンボ。坂本龍馬ゆかりの高知市(出生地)、長崎市(海援隊結成)、京都市(暗殺の地)から、続々と億が出たことだった。 「昨年の年末ジャンボでも、今年の大河『おんな城主直虎』の舞台、静岡県と愛知県から10億円が。この伝説をさらに裏付けました」 こう語るのは、宝くじ評論家の山下剛さん。来年の大河は「西郷どん」。そこでまず本誌が注目したのは、西郷隆盛の出生地である鹿児島県。姶良市には’15年グリーン1等6億円が出た「姶良グラードチャンスセンター」がある。 「姶良市にある精矛神社など、島津家ゆかりの場所でロケが行われ、地元では大きな話題になりました」 そう話すのは、販売員の川畑ルリ子さん。今回の年末ジャンボを前に、自ら精矛神社に当せん祈願し、準備は万端だ。また’12年ドリーム1億円が出た鹿児島市「天文館チャンスセンター」は、西郷が祭られる「南洲神社」のすぐそば。 「西郷さんのお墓のある南洲墓地と南洲神社に当せん祈願しました」(中村久雄店長) 続いて西郷の銅像がある東京・上野。銅像のある上野の山が売り場から見える「上野丸井前宝くじ売場」からは’14年年末1等7億円が出た。 「地元育ちの私はよく西郷さんの銅像前で銀杏拾いをしたものです。今日も銅像の前で手を合わせてきました」(店主の松崎義文さん) 上野といえば見落とせないのが、過去10年で20億円以上の当たりが出ている「宝くじ御徒町駅前センター」。店主の中野徳治さんは、次のように語る。 「西郷さんの銅像は南を向いて立っているので、ちょうど売り場を見下ろしている位置関係。大当たりが続くのも、いつもパワーを送られているおかげだと思っています。上野動物園では子パンダも公開予定。この盛り上がりで必ず上野から億が出る気がします」 次の“億当たり”は、来年の大河ドラマ「西郷どん」の舞台から!?今回の年末10億円を当てるのはあなたかも?
2017年11月30日泣き虫でいじめられっ子だった、少年時代の龍馬出典 : こんにちは。『発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母のどんな子もぐんぐん伸びる120の子育て法』著者、楽々かあさんこと、大場美鈴です。【偉人の凸凹学】シリーズ4回目は、2018年に150周年を迎える明治維新で、影の立役者となったあの方です。ところでうちの長男が、ちょっとしたことで涙が出そうになる自分を気にして「泣き虫直し方」なんて、ネットで健気に検索している姿を目にしました。なんとかしてあげたい親心。でも、感情の素直さや感受性の豊かさは、彼の長所でもあるんですよね。どうしたら、優しくて豊かな感受性をそのままに、強い心を持てるのか…?その、うってつけのロールモデル(お手本)がそう!坂本龍馬、その人なのです。四国・土佐藩出身の坂本龍馬は、海軍である海援隊を組織したり、敵対していた薩摩藩の西郷隆盛と長州藩の桂小五郎の仲立ちをして、薩長同盟を結ばせました。そして、仇敵・後藤象二郎と手を結び、江戸幕府から政権を返上させる大政奉還のお膳立てをし、新しい時代の礎となりました。また、剣術の達人としても有名ですね。そんな時代の傑物(けつぶつ)の龍馬ですが、少年時代は泣き虫で、いじめられっ子。なんと12歳の頃までおねしょをしていたのだそう。繊細な少年だった龍馬の心を、いいところはそのままに、私心を捨てて大義のために行動するスケールの大きな人物に、しなやかで大きく強く育てたヒミツは、一体なんだったのでしょうか。「泣き虫」が蝶になる前のサナギ時代の龍馬が、地元・土佐で過ごした日々より、現代家庭の子育てに手軽に応用できるヒントを見つけたいと思います。強くて丈夫で、柔軟な心と身体を作る基礎〜小栗道場出典 : 明治維新前の当時の土佐藩には、上級武士の「上士」と下級武士の「郷士」という、強い上下関係の身分制度がありました。龍馬は豪商の家系で、結構いいトコのおぼっちゃんでしたが、郷士の身分だったので、上士の武士達から差別的な扱いを受けて、悔しい思いをしていたようです。漢学の塾でも、上士の子にいじめられて辞めてしまったとも(諸説あり)。そんな龍馬を心配してか、家族のすすめで少年龍馬は近所の道場に通い始めます。龍馬と言えば、北辰一刀流が有名ですが、実は青春時代の、今で言うと、ちょうど中1から高2くらいまでの約5年間は、地元・土佐の小栗流・日根野弁治先生の道場の門下生でした。この小栗流、表の剣術だけでなく、総合武術として武士の素養をひととおり教えるもので、裏を和術(柔術)としていたのだそうです(他にも、槍や水練、手裏剣など、バラエティに富んだ内容でした)。通称「鞠身之やわら」とも呼ばれ、変幻自在に身体を鞠のように柔らかく保つのが奥義だっだようで、現代にも「鞠身流柔術」として受け継がれているそう。龍馬の柔軟な発想や、立場を超えた大胆で自由な行動にも、通じているのかもしれませんね。この道場での稽古に、少年龍馬は夢中になり、倒されても何度でも起き上がっていく、実に楽しそうな様子が、以下の談話から伺えます。道場へ来て龍馬は心機一変、おねしょも泣き虫も一ぺんに飛んでしもうた。朝はまっ先に夕べは最後まで、飯を食わんでも剣道の稽古一筋。愉快でたまらん、おもしろうてたまらん。そんな気持ちでなんぼでもやる。『坂本もうよかろう』というと『先生もう一本、もう一本』といくらでもうってかかる。祖父[土居楠五郎]は外の弟子もケイコをつけてやらねばならんので、龍馬ばかりは困る。そこで体当たりをやると、体は大きいが若いのでぶっ倒れる。すると、はね起きてまたかかってくる。襟首をつかんで前に引き倒すと腹這いに延びる。それでもすぐ起きてまたかかってくる。この根性にはすっかり感心した。一度道場内の試合で龍馬が勝ち放し。二つも三つも年上のもの[兄弟子]をこの時は祖父も師匠達もびっくり。弟子達もびっくり、龍馬自身もびっくりということだった(師範代・土居楠五郎の孫の談話)「龍馬堂」HP小栗流の系譜〜日根野道場〜よりそして、小栗流は宗家制度(家元の家系が流派を継ぐこと)ではなく、実力主義。日根野道場の弁治先生も郷士出身で、門弟には上級武士から庶民まで、様々な身分の者が入り乱れていました。今で言う、「ダイバーシティ(多様性)」を認める環境だったことも、龍馬がのびのびと好きなことに打ち込み、才能を伸ばせた理由のひとつかもしれませんね。このように、龍馬は青春時代、夢中になって身体の基礎作りをし、5年間の修行の末「小栗流和兵法事目録」を受け、江戸へ剣術の修行に旅立ちます。虚弱だったとも言われる龍馬が、丈夫で柔軟な心と身体を得たことと、実力主義の道場で認められたことが、大きな自信となったのではないでしょうか。現代でも、いじめられっ子に武道や格闘技を習わせる、なんて話も聞きますよね。ボクシングの元世界王者の内藤大助さんも、いじめられた経験がきっかけでボクシングを始めたのだそうです。龍馬や内藤さんのように、身体を動かすことに夢中になれれば、悩み事が吹き飛んでしまうことだって、あるかもしれません。でも「子どもが、ゲームやYouTubeばっかりで、武道や格闘技に興味を示さない」なんて場合も多いかと思います。少年龍馬のように繊細な子は、1つのことをあれこれと考え過ぎて、不安感を一層強めてしまうところがあるようです。これを和らげてあげるには、武道でも基礎となる、ストレッチと呼吸法を日常の中に取り入れるだけでも、違うのではないでしょうか。出典 : 私も、割と思い詰めやすいほうなので、「1つのことばかり、モヤモヤと気にし過ぎているな」と思ったら、簡単なストレッチをするように心がけています。人は、強い不安感やプレッシャーを感じると、筋肉がガチガチに固まってしまうので、それを意識的にほぐすようにしています。鞠のように柔軟な身体は、柔軟な心を育ててくれるようです。また、いじめられた経験や、失敗や叱責の積み重ねなどがあると、心が過敏になって、少しのことで気持ちが大きく動揺したり、上士のように威圧的な人を見るだけでドキドキしてしまうかもしれません。そんなときには、意識的に腹式呼吸をして呼吸を整えるようにすると心を落ち着かせることができるでしょう。「丹田呼吸法」などは、武士道の精神にも通じているようです。腹式呼吸はもちろん家庭で誰でもできますが、習い事や部活の場合、武道系の他、吹奏楽や、演劇や声楽のボイストレーニングなどでも、近いものが体得できるように思います。コツを掴むために、風船を膨らまして練習するのもいいですよ。成人の方は、人気のマインドフルネスや、ヨガ教室、座禅の体験などもおススメです。兵庫県立教育研究所 心の教育総合センター いじめ未然防止プログラム・授業プラン「10秒呼吸法を使ったストレスマネジメント」「《いじめられている君へ》内藤大助さん」朝日新聞デジタル視野を広げ、世界の大きさを感じ取る経験〜下田屋出典 : また、後に龍馬は脱藩して、土佐の小さな世界を飛び出し、国の未来を考えて日本中を奔走します。そして、私怨を捨てて仇敵・後藤象二郎とも手を結び、大政奉還が成された後は「世界の海援隊でもやらんかな」と言って西郷隆盛に言葉を失わせるほど、スケールのどでかい人物へと成長します。こんな龍馬の心の器を大きく育てた下地には、少年時代、姉と度々出入りしていた、継母・伊与に縁のある藩の御用廻船商人の、下田屋(川島家)での経験が関係しているように思えます。龍馬の人格形成において多大な影響を与えていったのは、父・八平の後妻・伊与の前夫の実家である下田屋(川島家)といわれている。龍馬は姉・乙女とともに浦戸湾を船で渡り、当時土佐藩御船蔵のあった種崎にある川島家をたびたび訪れては、長崎や下関からの珍しい土産話などを聞いたとされる。また、世界地図や数々の輸入品を見て外の世界への憧れを高めたともいわれている。Wikipedia「坂本龍馬」の項より広い太平洋に面した四国・土佐には造船所があり、多くの職人達が住んでいて「プロの仕事」を間近で見たり、話を聞くことができたのだと思います。また、鎖国中だった日本でも、他藩から情報を得たり、外国の商船が漂着するなど、「外の世界」を垣間見ることができたようです。きっと、土佐の海岸には、異国を感じるさまざまなものが流れ着いていたことでしょうね。強い身分制度に支配された中で、少々窮屈な思いをしていた少年龍馬は、見聞を広めながら「土佐が世界の全てではない」と実感し、外の広い世界に希望を見い出して、当時は重罪だった脱藩へと駆り立てられたのかもしれません。これは後に、土佐と同じく、幕末期の閉塞的な状況にあった、島国・日本に新しい自由な風を送り込む龍馬の行動の原体験になったようにも思えます。出典 : もし、今、お子さんが小さなグループの中でいじめられて悩んでいたり、学校などの狭い社会に馴染めずにいるのなら、さり気なく外の広い世界へ、目が向くようにしてあげるといいでしょう。できれば、龍馬のように、広い大海原を眺めたり、船で旅してみるなど、視野を広げる実体験や、学校の交友関係を離れて、習い事や趣味の活動などで、大人や違う年齢・学区のお子さんなど、多種多様な人々と交流する機会があるといいかもしれませんね。ただ、お子さんの心が大きく傷ついているときや、日々の生活で消耗しきっているときには、そんなエネルギーは出て来ないものですよね。さらに現代は、脱藩せずとも世界中のありとあらゆる情報があふれ、自宅に居ながら世界各国の品々がポチッと簡単に手に入る時代ですから、かえって内向きに心が閉じてしまいやすい環境でもあるでしょう。逆に、そういった便利な技術を、視野を広げるために利用することもできます。例えば、うちの長男はオンラインゲームで、年齢も国籍も多種多様な海外ユーザーと、簡単な英語でチャットしながら一緒に遊んでいます。長男曰く「日本人同士のグループよりも、仲良く遊べる」とのこと。空気を読まなくて済む、シンプルでオープンなコミュニケーションのほうが長男には分かりやすいようです。また、「Google Earth」などをおもちゃ替わりにして遊ぶと、自分の今住んでいる世界が、どれだけ小さいのかが、手に取るようによく分かります。地球の裏側の生活をストリートビューで垣間見ることもできます。エッフェル塔だって、ピラミッドだって、グランドキャニオンだって、いつでもお茶の間から行けますからね。まさに「どこでもドア」です。例え、今、閉塞的な状況にあっても、龍馬のように、世界の広さを感じ取ることで小さな世界から飛び出す勇気が持てるかもしれません。何より、思い詰めているお子さんには「その小さな世界が、世界の全てではない」こと、気がついて欲しいです。 Earthありのままの自分を、いつでも受け止めてもらえる存在〜乙女姉さん出典 : そして龍馬を、芯が強く飾らない人柄の魅力的な人物に育てた最大の要因は、「大きな」姉の存在だったように思います。先述のように、郷士出身ながらも豪商の家系だった龍馬は、裕福な家庭のお坊ちゃんで、年の離れた兄と3人の姉がいる末っ子として大事に育てられましたが、9〜10才の頃に病弱だった母を亡くし、毎日泣いて暮らしていたのだそうです。そんな龍馬のために立ち上がったのが、すぐ上の姉・乙女(おとめ)。ですが、この方なんと、一説には身長175cm・体重111kgの豪傑で「坂本のお仁王様」と呼ばれる、ゴッドねえちゃんでした!文武両道の才女だった乙女様は、スパルタ式で龍馬に武術や学問をビシビシ指導していたのだそう。ある時は「武士の子が泳げないとは情けない!」と、龍馬を竹竿の先に縄でくくりつけ、素っ裸で川に放り込んで特訓したのだとか…(お気の毒です)。でも、乙女姉さんは、ただ厳しいだけの人ではなかったようです。おれは若いとき親に死に別れてからは、乙女姉さんの世話になって成長(ふと)ったので、親の恩より姉さんの恩が大きい(『千里駒後日譚』)「龍馬の言葉」坂本優二・著(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、p72より…と、龍馬は親代りとなって育ててくれた姉に対し、深く感謝しています。出典 : また、筆まめな龍馬の現存する135通の手紙の中で、一番多かったのも乙女宛でした。その内容からも、龍馬が姉に心を許し、強い愛情と信頼関係を結んでいることが感じ取れます。例えば、尊敬する勝海舟先生に弟子入りできた時の手紙には「少しエヘン顔して、ひそかにおります」と、まるで子どものように得意げに自慢している姿が浮かびます。また、有名な「日本を今一度洗濯いたし申し候」という一文のある長い手紙も乙女宛ですが、国の行く末を思うのと同時に、さまざまな理不尽な出来事から、龍馬は憤りの感情を素直にぶつけています。中には「右申所の姦吏を一事に軍いたし打殺(意訳:あんなヤツらメッタメタのギッタギタにしてやる)」なんて言葉も。そうかと思えば、夫婦喧嘩で実家に帰り「出家したい」とグチった乙女に、「ぶん、と屁の鳴るほどやってみよ」とか「万が一のときは、盗賊の金玉までひきたくれ」なんて飾らない表現で、姉をユーモラスにからかいながら、元気づけています。他にも、後の妻・お龍や千葉道場の娘・佐那など気になる女性の話や、資金難で「七千八百両でヒイヒイと困っていた」など、姉には何でも心おきなく打ち明けている様子が、乙女宛の手紙から伝わってきます。こんな風に、自分のポジティブな感情も、ネガティブな感情も、少々カッコ悪いことや恥ずかしいことも、素直にさらけ出して表現できるのは、姉・乙女が、龍馬のどんな姿でも丸ごと受け止めていたからに他ならないと私は思います。そして、龍馬を想えばこそ厳しくすることもあったけれど、「乙女姉さんだけは、どんな自分でも絶対に嫌いになったりしない」という、姉の深い愛情に確信があったからこそ、しなやかで折れない心を持てたのではないでしょうか。どんな子も「ありのままの自分を受け止めてくれる存在」や「いつでも安心して帰れる家」があれば、失敗してもやり直せる、転んでも起き上がれる、壁にぶつかっても回り道を探して歩き続ける、「本当の強さ」を手に入れることが、きっとできるハズです。「坂本乙女こと龍馬のお姉ちゃん 身長175・体重111kgは日本史最強クラスの女傑!?」BUSHOO!JAPAN(武将ジャパン)弱さは強さになれる…!出典 : こうして「泣き虫」龍馬は、いつの間にか強く逞しい「蝶」になって、広い世界へと羽ばたいていきました。晩年、知り合いの家で、1人の少年が涙ぐんでいるのを、入浴中だった龍馬が見かけたのだそうです。すると龍馬は少年を手招きして、自分の胸の古い刀傷を見せ…「ここをご覧、これは刀傷じゃ。オンチャン(おじさん)は斬られても泣かんぜよ。おまえも斬られたくらいで泣いちゃアいかんぜよ」「龍馬の言葉」坂本優二・著(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、p57より…と、笑ってなだめてあげたエピソードが残っているのだそうです。そして、龍馬はこの1ヶ月半後に京都で暗殺され、世の中が大きく変わるのを見届けることができないまま、最期を迎えます。でも、もしも龍馬が、最初から強い心を持っていたのなら、こんな1人の少年の小さな心の痛みに、気がつき寄り添うことはなかったのかもしれません。繊細で人一倍優しい心を持った龍馬だからこそ、できない人の気持ちが分かり、弱い者や小さな者達の声を拾い上げ、自分も身分差別でいじめられて悔しい想いを沢山してきたから、平等な社会実現のために東奔西走する原動力が生まれたのではないでしょうか。もしかしたら、龍馬が泣き虫だったおかげで、今の日本があるのかもしれません。そして、欠点があったり、少々カッコ悪い自分でも受け容れられ、自分の感情に素直でいられたことが、龍馬を人間らしい、より魅力的な人物へと成長させたように思えます。そう想うと、うちの泣き虫少年も、いっぱい泣いて、いっぱい怒って、いっぱい笑って、強くなってゆくのかもしれませんね。彼が今日学校から帰って来たら、「おかえり!」って、両手を広げて迎えてあげたいと思います。出典 : タイトル画像出典:坂本竜馬 | 近代日本人の肖像 国立国会図書館ウェブサイト「龍馬の言葉」坂本 優二・著、ディスカヴァー・トゥエンティワン「龍馬の手紙」宮地 佐一郎・著、講談社学術文庫「図説坂本龍馬」小椋克己/土居晴夫・監修、戎光祥出版「おーい!竜馬」全12巻(武田 鉄矢・原作、小山 ゆう・著、小学館 ビッグコミックススペシャル[新装版])
2017年11月21日音楽家の坂本龍一が、第30回東京国際映画祭のSAMURAI(サムライ)賞に選出され1日、東京・TOHOシネマズ六本木で行われた授賞式に出席した。第27回東京国際映画祭より新設されたSAMURAI賞は、比類なき感性で"サムライ"のごとく、常に時代を斬り開く革新的な映画を世界へ発信し続けてきた映画人の功績を称える賞。今年は、『戦場のメリークリスマス』で英国アカデミー賞作曲賞、『ラストエンペラー』でアカデミー賞作曲賞を受賞するなど、映画音楽家としても世界で名を馳せる坂本龍一が選出された。同映画祭の久松猛朗フェスティバル・ディレクターからトロフィーを受け取った坂本は、「刀の絵が描いてある」と"刀"デザインを発見。「映画に関わった最初の作品『戦場のメリークリスマス』では、役者として刀で居合いをするシーンがあり、撮影の前に居合道場に通って刀の使い方を習ったのを思い出しました」と懐かしそうに話した。また、「撮影現場でも刀を振り回して刀が曲がっちゃったり」と続け、「こういうのを持つと切りたくなっちゃうんですよね、人間って」と、やんちゃにトロフィーを刀のようにして振り回す動きも。「そんな思い出が頭をよぎって思わず振り回したくなっちゃった」と笑い、「侍という名に私がふさわしいか、大いに疑問がありますが、ありがとうございます」とネーミングと自身のギャップにやや戸惑いつつ、受賞を喜んだ。授賞式に続いて、特別招待作品として出品された坂本龍一のドキュメンタリー『Ryuichi Sakamoto: CODA』(11月4日公開)の舞台挨拶も行われ、坂本とスティーブン・ノムラ・シブル監督が出席した。なお、SAMURAI賞の第1回受賞者は北野武とティム・バートン、第2回受賞者は山田洋次とジョン・ウー。第3回受賞者はマーティン・スコセッシと黒沢清となっている。
2017年11月01日第30回東京国際映画祭において、音楽家の坂本龍一が時代を切り拓いていた映画人に贈られる「SAMURAI賞」を受賞。11月1日(水)に授賞式が行われ、坂本さんは映画『戦場のメリークリスマス』撮影時の思い出などを語った。今年で4回目を迎えるSAMURAI賞。大島渚監督作で、音楽のみならず、俳優としてビートたけし、デヴィッド・ボウイらと共演を果たした『戦場のメリークリスマス』、アカデミー賞受賞の『ラストエンペラー』、また近年では山田洋次監督作品『母と暮せば』、アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督『レヴェナント:蘇えりし者』、李相日監督作品『怒り』など、そのキャリアにおいて数々の映画音楽に携わってきた坂本さんに贈られた。■坂本龍一、『戦場のメリークリスマス』撮影時をふり返り「当時はそんな意識も高くなくて…」侍の刀をイメージしたトロフィー受け取った坂本さんは、自らに突き刺すようなしぐさを見せるなど、壇上でも茶目っ気たっぷり。「思い起こすと『戦場のメリークリスマス』では、役者として居合いをするシーンがあり、撮影前に道場に通って、文字通りの付け焼刃で刀を振り回すのを習いました。現場でも、みんな軍人の役で刀を持ってるんですが、振り回して曲がっちゃったり…(笑)。こういうのを持つと、振り回したくなっちゃうんですよ。危ないですね、人間って(笑)。いまでこそ森林保全の運動とかやってますけど、当時はそんな意識も高くなくて、撮影が行われた南太平洋の島の木をバッサバッサと切ってました(笑)」と明かし、会場は爆笑に包まれた。坂本龍一/第30回東京国際映画祭■5年にわたるドキュメンタリー映画『Ryuichi Sakamoto:CODA』について言及この日は授賞式に加えて、坂本さんに密着し、その活動を5年にわたって追いかけたドキュメンタリー映画『Ryuichi Sakamoto:CODA』の上映も行われた。坂本さんは「僕は、自分の素顔をさらけ出すとか、そういう趣味はないんです。ではなぜ撮影を承諾したのか?ひとえに監督の人柄、人間性に惹かれて、任せてもいいかなと思ったから」と同席した本作のスティーブン・ノムラ・シブル監督を称賛する。坂本龍一&スティーブン・ノムラ・シブル監督/第30回東京国際映画祭5年におよんだ撮影について「当初、監督も何か『こういうものに…』という計画があったと思うけど、だんだん収拾がつかなくなっていきました(笑)。そのうち僕が病気(※2014年7月に中咽頭癌の罹患を発表。その後、1年にわたって治療、療養を行なった)になって『やった!』と思ったでしょ(笑)。『これでドラマチックになる!』と。思ったに違いないです(笑)。計画通りじゃなく、起こることを追ってるうちにこうなって、気がついたら5年経っていました」とふり返った。坂本龍一にとって“映画音楽”とは?大島渚、ベルトルッチ、ペドロ・アルモドバル、イニャリトゥなど、これまで錚々たる名匠たちと仕事をしてきた坂本さん。改めて「坂本さんにとっての映画音楽とは?」と問われると「難しい質問だな…(苦笑)」と思案しつつ「映画にはルールはない。自分の仕事を否定するみたいですが、必ずしも映画に音楽は必要なくて、あってもなくてもいいと思っています。映画が(音楽を)必要とするかどうか?映画が主人公であり、作っているうちに、必要とされる場所、いい場所に必要とされる“音”があれば、映画音楽の役割として、最高に幸せなケースだと思います」と語った。『Ryuichi Sakamoto: CODA』は11月4日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月01日坂本龍一のライブパフォーマンスを収録した映画『坂本龍一 PERFORMANCE IN NEW YORK: async』が、2018年1月27日(土)に全国劇場公開される。監督はドキュメンタリー映画『Ryuichi Sakamoto: CODA』と同様にスティーブン・ノムラ・シブルが務める。幻のライブパフォーマンスを収録『坂本龍一 PERFORMANCE IN NEW YORK: async』には、2017年4月にニューヨークのパーク・アベニュー・アーモリーで行われた限定ライブの様子が収められている。2日間にわたって行われた限定ライブは、各日100人ずつしか見ることのできなかった“幻の”パフォーマンスだ。「非同期的な音」を表現限定ライブは、8年ぶりに発売されたオリジナルアルバム「async」を記念して行われた。これまで映画音楽やテクノといった“同期”を前提とする楽曲を手掛けてきた坂本龍一が、「async」で表現するのは「非同期的な音楽」。通常は音を組み合わせ、調和させて音楽を形成していくが、「音」そのものを中心に据え“非同期的な”音楽を作り上げていく。ライブでは、「アンドレイ・タルコフスキー監督の架空の映画音楽を書く」というコンセプトの下、ピアノやガラス板を使って、感じるがままに「非同期的な音楽」が演奏された。「あまりに好きすぎて、誰にも聴かせたくなかった」という鮮烈なキャッチコピーで締めくくられる予告編からは、ライブならではの緊張感と、観客も坂本龍一本人も「音」そのものと集中して向き合う様子が見てとれる。ドキュメンタリーと連続でプレミア上映も2017年11月3日(金・祝)には、2017年11月公開の『Ryuichi Sakamoto: CODA』と2本連続でプレミア上映される。坂本龍一の人物像とパフォーマンスを一度に体感することが出来る機会となっている。作品情報『坂本龍一 PERFORMANCE IN NEW YORK: async』公開日:2018年1月27日(土)角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国の劇場料金:全国共通観賞券 2,200円(税込)、当日窓口料金 2,500円(税込)均一(各種割引・招待券不可)チケット販売:チケットぴあ、イープラスオンラインチケット予約 ※11月4日(土)10:00から発売原題:RYUICHI SAKAMOTO: asyncAT THE PARK AVENUE ARMORY監督:スティーブン・ノムラ・シブル『Ryuichi Sakamoto: CODA』出演:坂本龍一配給:ライブ・ビューイング・ジャパン©KAB America Inc./SKMTDOC, LLC■プレミア上映上映作品:Ryuichi Sakamoto: CODA』『坂本龍一 PERFORMANCE IN NEW YORK : async』※2作品連続上映(途中休憩なし)日時:2017年11月3日(金・祝) 19:00場所:角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMA、大阪ステーションシティシネマほか料金:5,000円均一※来場者には当日のみの限定オリジナルチケットホルダーをプレゼントチケット販売:チケットぴあ
2017年10月27日「全国の書店さんとのつながりを生かし、各地域で特に売れている本を集計してみると、その地域性が色濃く出るユニークな結果になったんです」 そう話すのは、日本最大級の本の通販サイト「e-hon」(トーハンプラットフォーム事業部)で、地域別の人気本ランキング『ニッ本ベスト』を手掛けた田中秀和さん。’13年11月から月1度更新されるランキングは、全国的なベストセラーやガイドブック本を除いて、各地域で人気の書籍を取り上げたもの。同じ担当者の上村奈緒子さんが、ランキングの特徴について解説してくれた。 「広島東洋カープに代表されるご当地スポーツの本が多いのですが、なぜかサッカーより野球本が人気です。また、その地域出身や在住の作家の作品、坂本龍馬、西郷隆盛など、その地域ゆかりの偉人についての本も根強い人気です。ほかに地域への愛情の裏返しともいえる“自虐本”、ディープな雑学本と、そのエリアごとに、地域で愛されているものが見えてきます」 今回、本誌がセレクトのご当地人気本と地域の傾向について、“本の達人”田中さんと上村さんが、解説してくれた。 ■近畿『大阪の秘密』(編・博学こだわり倶楽部/河出書房新社KAWADE夢文庫) 食や名所、大阪弁の謎まで、人情に熱い大阪をめっちゃディープに紹介。 「大阪の街の魅力を深堀りする雑学本が多く出ています。京都では、『祇園祭のひみつ』(白川書院)などお祭り本や、町歩き本が人気。また阪神、近鉄、南海と私鉄も多いことから、『阪急電鉄スゴすぎ謎学』(小佐野カゲトシ著・河出書房新社)など鉄道本も多彩。阪神タイガース関連本はもちろん、’13年からスタートした、大阪の書店と問屋が選ぶ『大阪ほんま本大賞』から毎年ベストセラーが出るのも特徴です。第一回受賞作の人情もの『銀二貫』(高田郁著・幻冬舎)もロングセラーになっています」■中国『うえむらちかのカープごはん。』(著・うえむらちか/ザメディアジョン) 3世代にわたる生粋のカープ女子の著者が、カープファンに愛されるグルメを紹介。 「中国地方では先日、37年ぶりのリーグ連覇を果たした広島東洋カープをおいて語れません。特に強さを増した2年前から、関連本はベストセラーランキングを独占しています。ほかには、’13年に60年ぶりの大遷宮が行われた出雲大社の関連本も、多く出版されました。神話の世界の『写真集出雲国風土記紀行』(島根県古代文化センター編・山陰中央新報社)は今でも人気です。もう一つ人気を博したのが、山奥の地酒から世界的ブランドになった獺祭に関する本。多くの人に読まれています」 ■四国『ごめんなさい』(著・サトシン/イラスト・羽尻利門/ポプラ社) 徳島在住の羽尻利門と絵本作家サトシンが徳島の読み聞かせ会で出会い誕生した、家族の温かさを感じられる絵本。 「地元徳島から、感動の輪が広がり、全国へと広まりつつある珠玉の絵本。作家と書店さんが『四国発で売っていこう』と力を入れています。テレビアニメにもなった篠丸のどかの漫画『うどんの国の金色毛鞠』(新潮社)などのうどん本や、坂本龍馬がこれまではポピュラーでした。今年は、4月に亡くなった歌手ペギー葉山さんの代表作『南国土佐を後にして』の誕生秘話をつづった『奇跡の歌』(門田隆将著・小学館)など、感動ものが多く誕生しています」 ■九州『よか人生って、なんじゃろな』(著・山本英照/ディスカヴァー・トゥエンティワン) 福岡のお寺の和尚が紡ぐ名物法話。厳しくも温かい言葉に5万人が感動したという。 「九州ご当地本の特徴は、暮らしに密着していること。和尚さんの法話も、檀家さんとの交流で生まれたものです。しいたけに特化した『大分県のしいたけ料理の本』(神谷禎恵、小坂章子著・西日本新聞社)も話題。熊本地震を経験し、人の温かさ、ごはんのあったかさを描いた『ひさいめし~熊本より~』(ウオズミアミ著・マッグガーデン)、温泉を舞台にした、別府在住の作家澤西祐典の小説『別府フロマラソン』(書肆侃侃房)も人気。来年の大河ドラマの主人公、西郷隆盛の本も売れています」 ■沖縄『あなたのなかのやんちゃな神さまとつきあう法』(著・金城幸政/サンマーク出版) 沖縄の「人生を変えるスピリチュアル講師」が教える、悩みを解決する方法を紹介した本。 「スピリチュアル本が人気の沖縄で、昨年からランクインしているロングベストセラーです。もう一冊、沖縄のロングセラーは、’91年、’92年と沖縄水産高校を夏の甲子園2年連続準優勝に導いた名将、栽弘義監督のノンフィクション『沖縄を変えた男』(松永多佳倫著・集英社文庫)。これは昨年、沖縄出身のタレント、ゴリ主演で映画化もされたヒット作です。琉球の文化を掘り下げた本や、基地問題の関連本もランクインすることが多いですね」 秋の夜長に、旅するように読書できる一冊に出合ってね!
2017年10月09日「全国の書店さんとのつながりを生かし、各地域で特に売れている本を集計してみると、その地域性が色濃く出るユニークな結果になったんです」 こう語るのは、日本最大級の本の通販サイト「e-hon」(トーハンプラットフォーム事業部)で、地域別の人気本ランキング『ニッ本ベスト』を手掛けた田中秀和さん。’13年11月から月1度更新されるランキングは、全国的なベストセラーやガイドブック本を除いて、各地域で人気の書籍を取り上げたもの。同じ担当者の上村奈緒子さんが、ランキングの特徴について解説してくれた。 「広島東洋カープに代表されるご当地スポーツの本が多いのですが、なぜかサッカーより野球本が人気です。また、その地域出身や在住の作家の作品、坂本龍馬、西郷隆盛など、その地域ゆかりの偉人についての本も根強い人気です。ほかに地域への愛情の裏返しともいえる“自虐本”、ディープな雑学本と、そのエリアごとに、地域で愛されているものが見えてきます」 今回、本誌がセレクトのご当地人気本と地域の傾向について、“本の達人”田中さんと上村さんが、解説してくれた。 ■北海道『札幌乙女ごはん。コミック版2』(著・松本あやか/編集・エアーダイブ/Dybooks) 恋も仕事も「食」も前向きに頑張る、北海道の女性たちのリアルを描く人気コミック続編。 「ヒロインが好きな人や友人と出かけるお店の料理が、詳しく紹介されています。ほかに根強い人気なのは、日本ハムファイターズやコンサドーレ札幌のご当地スポーツもの。昨年、日ハムを日本一に導いた大谷翔平選手の本がその代表です。“雪の妖精”といわれる、北海道に暮らす小鳥シマエナガを撮影した『シマエナガちゃん』(小原玲著・講談社)の写真集も売れていて、見ているだけで癒されます。北海道在住の作家・桜木紫乃さんの小説も常に反響がりますね」 ■東北『命のまもりびと秋田の自殺を半減させた男』(著・中村智志/新潮文庫) 自殺率ワーストの秋田。助けを求め、駆け込んできた人に笑顔と心のこもった言葉で灯をともし、自殺者を半減させた佐藤久男氏による「生きる支援」のドキュメント。 「東日本大震災の作品が多く、復興への思いや、このルポルタージュのように命の大切さをつづった本がよく売れる東北。NHK『あまちゃん』本のように、ドラマや映画から派生した本も読まれています。今年の直木賞候補、佐藤巌太郎の『会津執権の栄誉』(文藝春秋)をはじめ、会津藩士や、蝦夷の指導者アテルイの歴史小説も話題です。クマの危険をあつかった『クマ問題を考える』(田口洋美著・山と渓谷社)も東北ならでは」 ■関東『できる大人は、男も女も断わり上手』(著・伊藤由美/ワニブックスPLUS新書) 東京銀座の「クラブ由美」のママ・伊藤由美がそっと教える“カドの立たない”お断り作法などを考える一冊。 「関東はビジネス本の多さが断トツ。この本は、大人の社交場・銀座という東京の地域性に加えて、マナーを学び、ビジネスに生かせると人気です。柳家花緑師匠の『花緑の幸せ入門』(竹書房)をはじめ江戸の芸能や文化に関するものも豊富。また関東で際立つテーマが“格差”。路線、不動産などの格差をテーマにした本が多いです。ブログ発の『「東京Deep案内」が選ぶ首都圏住みたくない街』(駒草出版)は504ページで2376円と高価ですが売れています」 ■中部『日本の異界名古屋』(著・清水義範/ベスト新書) 主要8都市で「もっとも魅力に欠ける都市」に選ばれた名古屋。名誉市民の作家・清水義範氏がその文化を“自虐愛”に満ちた筆致でつづる。 「近年、『どれだけうちが変わっているか!』を主張するかのように、自虐愛や異色感を出した本が人気です。その王道が名古屋ですね。いっぽう、金沢の文化を伝える本も豊富。『金沢検定予想問題集』(北國新聞社)はその代表例で話題になっています。金沢出身の漫画家・ちさこの、石川・富山・福井のご当地あるある&学園コメディ『北陸とらいあんぐる』(KADOKAWA)シリーズも大人気です」 全国で話題のベストセラーとは、ひと味違う。土地の特徴や、暮らしぶりが色濃く出ている本で、その地域の“いま”を感じ取ろう。
2017年10月09日“時代劇ドラマ”のキャスト&ストーリーが明らかにされ話題を集めている「FNS27時間テレビ にほんのれきし」。本番組のもうひとつの見どころとして、フジテレビの人気アニメ4作品による特別歴史コラボ企画の実施が決定しているが、この度、その注目の先行カットが到着した。今年の「FNS27時間テレビ」は、“にほんのれきし”をテーマに、「学び、笑い、楽しむ」がたっぷり詰まった完成されたエンターテインメントを追求。バラエティー、ドラマ、情報、スポーツ、アニメと縦横無尽にジャンルをわたって“にほんのれきし”を掘り下げていく。見どころ満載の本番組だが、中でも注目なのが、フジテレビが誇る人気アニメ「ドラゴンボール超」「ちびまる子ちゃん」「ワンピース」「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の4作品による特別歴史コラボ企画。旧石器時代から現代まで27時間かけて、随所に特別版の各アニメが登場するという。到着した先行カットは、「弥生時代に悟天とトランクスが!」、「まる子やたまちゃんが十二単姿に!」、「ルフィが戦国時代にタイムスリップ!?」、「両さんが坂本龍馬に扮して大暴れ!」と普段のアニメでは観られない4シーン。番組では、オープニングで悟空やまる子、ルフィ、両さんら4作品のメインキャラクターが一堂に会するほか、各時代ごと、お馴染みの人気のキャラクターたちが歴史に残る名シーンに登場したり、歴史上の人物に扮するなどここだけでしか観られないアニメとなって展開。それぞれのスペシャルアニメは、27時間を通して随所に登場するため、どのタイミングでどのアニメ&キャラクターが登場するのかは見てのお楽しみ。「FNS27時間テレビ にほんのれきし」は9月9日(土)18時30分~10日(日)21時24分までフジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2017年09月01日主演最新作『三度目の殺人』がベネチア国際映画祭コンペティション部門に正式出品されることになった福山雅治が、NHK総合で平日の朝に放送されている「あさイチ」の9月1日(金)放送回に生出演する。映画祭出席のためイタリアに向かう直前の福山さんが作品への想いを語る。音楽アーティストとして1990年にデビュー。「IT’S ONLY LOVE」「HELLO」「桜坂」などの名曲を世に送り出し、9月には新曲「聖域」のリリースも控える福山さん。俳優としては1993年放送のドラマ「ひとつ屋根の下」の“チイ兄ちゃん”役をはじめ「いつかまた逢える」「パーフェクトラブ!」などで“トレンディ俳優”として人気となり、2007年から始まった「ガリレオ」シリーズは連ドラ2ndシーズンやSPドラマのほか映画化もされ息の長い人気を誇る作品に。また2010年にはNHK大河ドラマ「龍馬伝」で坂本龍馬役を演じて主演。「第19回橋田賞」「第48回ギャラクシー賞」を受賞。2013年の是枝裕和監督作品『そして父になる』では「第37回日本アカデミー賞」をはじめ「第35回ヨコハマ映画祭」「第28回高崎映画祭」で主演男優賞を受賞するなど日本を代表する俳優へと上り詰めた。また歌手、俳優としてだけでなく写真家としての顔も持つなど多彩な活躍をみせる福山さんが、今回「あさイチ」のプレミアムトークに登場。最新作『三度目の殺人』へかける想いから音楽アーティストとして常に新境地に挑み続ける姿勢。そして“アラフィフ”を迎える現在の心境などを、ベネチア行き直前の福山さんに司会のNHKアナウンサー・有働由美子と「V6」井ノ原快彦の2人がとことんインタビューする。福山さんの主演最新作『三度目の殺人』は『そして父になる』の是枝裕和監督と2度目のタッグを組んだ法廷サスペンス。それは、ありふれた裁判のはずだった。殺人の前科がある三隅が解雇された工場の社長を殺し、火をつけた容疑で起訴された。犯行も自供し、死刑はほぼ確実だった。その弁護を担当することになった重盛。裁判をビジネスと割り切る彼は、どうにか無期懲役に持ちこむために調査を始める。だが、何かが、おかしい。調査を進めるにつれ、重盛の中で違和感が生まれていく。三隅の供述は会うたびに変わる。動機さえも…。弁護に真実は必要ない。そう信じていた弁護士が、初めて心の底から真実を知りたいと願い始める。やがて、三隅と被害者の娘・咲江の接点が明らかになり、新たな事実が浮かび上がる――。勝ちにこだわる弁護士・重盛を福山さんが演じ、死刑がほぼ確実な殺人事件の容疑者・三隅には役所広司。『海街diary』に続き是枝作品に出演する広瀬すずのほか斉藤由貴、吉田鋼太郎、満島真之介、市川実日子らが顔をそろえる。『三度目の殺人』は9月9日(土)より全国にて公開。福山さんをゲストに迎える「あさイチ」は9月1日(金)8時15分~NHK総合でオンエア。(笠緒)
2017年08月31日人気若手俳優・野村周平が、今年で31年目を迎えるフジテレビ「27時間テレビ」内で放送される時代劇ドラマに出演することが決定。時代劇ドラマは「源氏さん! 物語」「僕の金ケ崎」「私たちの薩長同盟」と3作品あり、今回野村さんはその全てに出演。3作品で“三役三様”演じ分ける。“にほんのれきし”をテーマに放送する今年の「27時間テレビ」。様々な企画の中でも注目を集めているのが、現代語を用いて新たな視点で描いた「新感覚時代劇」と銘打った時代劇ドラマ3作品、「源氏物語」をアレンジした平安ドラマ「源氏さん! 物語」、バカリズム脚本の戦国ドラマ「僕の金ケ崎」と幕末ドラマ「私たちの薩長同盟」。「恋仲」「フラジャイル」「好きな人がいること」『ビリギャル』『帝一の國』『ちはやふる』シリーズなどで多彩な役柄を演じてきた野村さん。まず城田優が光源氏を演じることで話題の「源氏さん! 物語」では、野村さんは“俳優・野村周平”として出演。彼がひょんなことから平安時代にタイムスリップするところから物語がスタート。平安時代では、まったくモテないダメダメ草食男子だった光源氏は、平安貴族として妻をたくさん娶らなければならないというプレッシャーに苛まれており、一刻も早く女性と関係を持つべく、陰陽師の魔術を使って、野村さんを指南役として平安時代に召喚!突然のタイムスリップに戸惑う野村さんだが、現代に戻るためには光源氏が女性と関係を持たなければならない、ということで恋愛アドバイザーとして手取り足取りモテテクを指南し…というストーリーになっていく。城田さんと野村さんのほかにも、木南晴夏、笛木優子、恒松祐里、西堀亮(マシンガンズ)、竹中直人、西田尚美、美保純、村松利史、丸山智己、高岡早紀、八嶋智人と、豪華俳優陣も参加する。また戦国ドラマ「僕の金ケ崎」も、現代の中学校から物語がスタート。鈴木福演じる中学生男子・田中が、歴史の授業中に妄想を膨らませることから、“もしかしたらこうだったかも”というバカリズム流解釈で、戦国時代のとある一戦が描かれる。そこで野村さんは、田中が受ける歴史の授業で教壇に立つ先生を熱演。初の教師役に挑戦する。さらに「私たちの薩長同盟」では、野村さんは坂本龍馬の親友である幕末の土佐の志士・中岡慎太郎役に。“薩長同盟の立役者は彼らの妻たちだった”という、まさかの新展開を繰り広げる本作。中岡慎太郎の決死のあたふたぶりに注目だ。「僕の金ケ崎」「私たちの薩長同盟」について野村さんは、「とてもコミカルで面白かったです。撮影しながら自分が初めて知った日本の歴史のこともありましたし、“このときはきっとこうだったんじゃないか”などと考えながら撮影ができて楽しかったです」と学びながら楽しく撮影できたと話し、「『僕の金ケ崎』では、初めて先生役を演じさせていただいたのでそこに注目して見てもらいたいです。『私たちの薩長同盟』では、所作の練習を重ねて臨んだシーンがあるのでぜひそこに注目してもらいたいです」と見どころポイントをアピール。また「源氏さん!物語」に関してはこれからの撮影だそうで、「平安時代にタイムスリップし、モテない光源氏に手取り足取りいろいろな恋愛アドバイスをするということで、いままでに経験のない役どころのため緊張していますが、監督にも相談しながら思いっきり演じきりたいと思います。また、今回城田さんをはじめ、素敵な先輩方と共演させていただけるので、皆さんから多くのことを吸収できるよう僕自身も頑張ります」と意気込みを見せている。「FNS27時間テレビ にほんのれきし」は9月9日(土)18時30分~10日(日)21時24分までフジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2017年08月26日ビートたけしと「関ジャニ∞」の村上信五の豪華タッグで贈る、今年の「FNS27時間テレビ にほんのれきし」。このほど、番組内でバカリズムが脚本を手がける幕末ドラマ「私たちの薩長同盟」の主演に剛力彩芽、相手役に桐山照史(ジャニーズWEST)、さらに川栄李奈、浜野謙太、藤井美菜、佐藤隆太といった豪華キャストが決定。桐山さんが坂本龍馬、その妻“お龍”を剛力さんが演じる。年に1度フジテレビ系列が総力をあげてお送りする長編特別番組「FNS27時間テレビ」では今回、バラエティー、ドラマ、情報、スポーツ、アニメと縦横無尽にジャンルをわたって“にほんのれきし”を掘り下げていく。総合司会のたけしさんとキャプテン・村上さんが番組を進行するほか、れきしサポーターの林修、にほんのれきし博物館館長のバカリズムさん、タビビト・波瑠らもメイン参戦し、先日は明石家さんま、所ジョージ、「ウッチャンナンチャン」、「爆笑問題」、池上彰といった豪華出演陣も発表されたばかり。そんな「にほんのれきし」内にある3本のドラマで大トリとなるのが、本作「私たちの薩長同盟」。幕末、禁門の変を終えて、乱世に突入していた日本。攘夷(じょうい)や倒幕、開国など各々の思惑がうごめく中、幕末のキーマンと言われる坂本龍馬(桐山さん)は薩摩藩の西郷隆盛(西郷吉之助/佐藤隆太)と京都の料亭で会うことに。長州征伐の気運が高まる中、「このままでいいのか」と悩む西郷を前に、「早く手を打たないと!」と迫る龍馬。緊迫の密談中、部屋に入ってきたのは…、おニューのかんざしにウキウキな龍馬の妻・お龍(剛力彩芽)だった。「これ、かわいくない?似合うかな」。お龍の女子ノリに面食らう龍馬と西郷。そして豆大福を頬張りながら、「幕府はいまフランスともズブズブでしょ。長州をつぶしたあとは薩摩をつぶしにかかると思うんですよね。もういっそのこと同盟組んじゃえば?」と、身もフタもないことを言う。絶句する大の男ふたり。そこへ、西郷の婚約者・糸子(川栄李奈)もやってきた。「ねえ、今日このあとご飯どうする?」。こうして、はっきりしない男たちに代わって、女たちが持ち前の女子トークで整えていく薩長同盟なのであった…。このドラマは、“薩長同盟の立役者は彼らの妻たちだった”という、まさかの新展開の“バカリズム流薩長同盟”。坂本龍馬、西郷隆盛、桂小五郎という3人の大傑が締結したといわれている幕末の重大事件。とはいえ、新しい日本を作り出したのは男性だけ?そこにはいつも女性の存在があったのかも!?男性ばかりが登場する幕末史に、“妄想”ではありながらも“ひょっとして”と思わせる余白を持ちながら、幕末をおもしろおかしく新解釈していく。剛力さん演じるチャキチャキと事を進める妻・お龍と、桐山さん演じるおおらかに妻にフォローする良い感じの夫・坂本龍馬の絶妙なコンビネーションには期待大。また、時代劇でありながら、バカリズムさんらしいユーモアあふれる現代語での会話劇も健在で、歯に衣着せぬ幕末女子たちと、あたふたする男たちの愛らしいやりとりにも注目だ。剛力さんは「初日から現場が楽しくて、この空気感はやばいな、面白くなるのは間違いないなと思いました」と激白。「かわいい着物に負けない、印象的なお龍さんになれたらいいな」と語りながら、「桐山さんがまさに頼れる坂本龍馬という感じで(奥さんとしては)好き放題やらせていただこうって。ドラマの端々にある現代の女性にもに通じるさりげない女性あるあるが見どころのひとつ」と語っている。また、坂本龍馬を務める桐山さんは、「今回のドラマは自分がイメージしていた(たけだけしい)龍馬とはまた違って、より人間味あふれる龍馬になっています」と明かす。「歴史って男の人が中心になっていた部分が多いですが、実は女性が裏で回していたのではないか、というところが、いまの時代ともリンクしています。ちょっとおとぼけで、ちょっとかっこよくて、いつもと少し違う龍馬ですが、見てくださる方にキュンとしてもらえる龍馬がお届けできたら」と期待が高まるコメントも寄せた。糸子役の川栄さんも、「バカリズムさん独特のテンポのいい掛け合いが面白く、実際、撮影でもテンポよくお芝居ができて、すごく面白い作品になっていると思います。個人的には龍馬さんの抜けた感じがツボですね」と、バカリズムさんの軽妙な脚本と桐山さんの新たな龍馬像に太鼓判。桂小五郎を務める浜野さんは「明治維新のころに女性が強くなってきたというのはありえそう」と語り、「そんな中、桂小五郎が妻・幾松に惚れ込んでいたという話は素敵だなと思います」とコメント。その幾松を演じる藤井さんは「芸者さんだったので、ちょっとした仕草の色っぽさなども研究しています」と役づくりにふれ、「女性陣のキャラクターがそれぞれ違っていて、彼女たちがどうぶつかって、どうまとまっていくかが一番の見どころ」と語る。そして、西郷役の佐藤さんは、「言葉も現代の標準語ですし、皆さんが思い描いている西郷さん像とは違うのですが、西郷さん含め男性陣が女性陣に振り回される設定で、そこが一番の見どころになっている」と説明、「いままでに見たことのない薩長同盟の経緯をみていただけると思います」と期待を込めている。「FNS27時間テレビ にほんのれきし」は9月9日(土)18時30分~フジテレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年08月18日ビートたけしと「関ジャニ∞」の村上信五という豪華タッグで贈る「FNS27時間テレビ にほんのれきし」。総合司会のたけしさんとキャプテンの村上さん、そしてれきしサポーターには林修というメインキャストに加え、この度、マルチな才能をみせる芸人・バカリズムが、縄文時代から近現代まで網羅した「にほんのれきし博物館」の館長に就任。さらに、バカリズムさんが脚本を手掛ける、戦国時代と幕末を舞台にしたドラマ2本が放送されることが明らかになった。今年で31年目を迎えるフジテレビのお祭り長編特別番組「FNS27時間テレビ」。今回は心機一転、放送日を9月に移し、“にほんのれきし”をテーマにバラエティー、ドラマ、情報、スポーツ、アニメと縦横無尽にジャンルをわたって作り上げる真にスペシャルな2日間になるという。そんな「FNS27時間テレビ」に今回出演することが決定したのは、現在「良かれと思って!」のMCなど、地上波レギュラー番組7本を抱えるほかスペシャル番組やWeb配信、雑誌連載など多方面で活躍するバカリズムさん。また、「素敵な選TAXI」で連続ドラマの脚本を初担当して以降、「かもしれない女優たち」シリーズ、「桜坂近辺物語」、昨年秋からは3クール連続で連続ドラマの脚本を担当するなど、脚本家としてもその才能をいかんなく発揮している。そして今回、バカリズムさんは「FNS27時間テレビ にほんのれきし」の全体を貫く縦軸の屋台骨となる企画「にほんのれきし博物館」に館長として出演し、27時間かけて“にほんのれきし”を紹介していくほか、本番組内のスペシャルドラマ2本の脚本も手掛ける!1つは、天下無双の織田信長が豊臣秀吉、徳川家康、明智光秀を従えながらも撤退戦を余儀なくされたという“金ケ崎の戦い”を描くその名も「僕の金ケ崎」。戦い、裏切り、弱肉強食、血、煙、汗…、国と国、正義と正義がぶつかり合い、天下統一に向けて血で血を洗う戦国時代、天下統一を目指し破竹の勢いで勢力拡大を進めていた織田信長にとって極めて珍しい決死の撤退戦。“戦国時代の四傑”と言っても過言ではない、信長、秀吉、家康、光秀が一堂に会して戦ったことが史実として記録されている唯一の戦いだ。「いまここで信長に死んでもらうわけにはいかない!」…それぞれの思惑がうごめく。一体彼らは、城の中で何を語り、何をしていたのか…?そして、彼らが心の奥底で考えていたこととは?そんな熾烈な“金ケ崎の戦い”を題材としながら、バカリズムさんならではのユーモアあふれる会話劇も展開。史実に基づきつつも、4人の武将によるあったかもしれないやりとりを、現代的な台詞で緊張感と笑いを織り交ぜて描く。出演には、大杉漣が直情型のワガママ男・織田信長を演じるほか、稀代の成り上がり者・豊臣秀吉を中尾明慶、生まれながらの中間管理職・徳川家康を渡辺いっけい、プライドの高い曲者・明智光秀を杉本哲太が扮する。大河ドラマばりの重厚な俳優陣たちの演技にも注目だ。さらに、バカリズムさん自身も服部半蔵役で出演する。バカリズムさんは、「僕の金ケ崎」についてとにかく笑えるものにしようと思って書いたそうで、「歴史はあまり詳しくないのでいろいろ調べたり、勉強したのですが、そのときに実際に生きていた人はいないので、残されたものから最大限に想像をふくらませて物語を作っています。ですので、できる限り形にとらわれず、自由にやろうと思いました」とコメント。また、「4人の俳優さんたちがけっこう大きい声を出したり、甲冑を着てドタバタやっていて、実際ご本人たちは相当大変だと思うんですけど、僕も現場で見てこんなに大変なんだとひいてしまったぐらい武将たちの動きが激しく、思っていた以上に迫力があって、そこは本当に見ものだと思います」と見どころをアピール。さらに出演する4人は、「きっといい仕上がりなるような予感がしています。今回は歴史上有名な5人の人物の丁々発止が非常に人間的であり、誰も見たことのない想像の世界とはいえ、武将たちの愚かさ切なさ情けなさという非常に人間的な部分にとてもリアリティーを感じさせる作品になったと思います」(大杉さん)、「時代劇はふつう言葉や所作が細かいハードルになるのですが、今回はそこが無いので、楽しくお芝居に集中できました。今後、こんな時代劇がもっとたくさんできたらいいなと思います。今回のもシリーズ化していただきたいくらいです(笑)」(中尾さん)、「僕が演じる家康はまだ狸親父と言われるようになる前の家康で、せせこましいところ、人間の小っちゃいところも浮き彫りにされているのですが、史実には残ってない、武将たちの人間らしいところを垣間見られる作品になっていると思います」(渡辺さん)、「これが面白いんですよ。バカリズムさんの脚本がむちゃくちゃ面白いから。大杉漣さん、渡辺いっけいさん、中尾明慶くん、そして僕の4人、さらにバカリズムさんもお出になっていて、どのシーンもともかく面白いんです。だから変な汗をかきながらも、ナチュラルハイになってやっています。芸達者な方たちとお芝居ができるのは本当に幸せで、バカリズムさんの脚本による4人の掛け合いが一番のみどころですね」(杉本さん)と、それぞれ語っている。2つ目は、幕末の動乱を描いた「わたしたちの薩長同盟」(仮)。坂本龍馬、桂小五郎、西郷隆盛ら3人の幕末志士が締結したと言われる薩長同盟を、予想だにしない新展開で描く。バカリズムさんは、「幕末が舞台なのですが、戦国時代に比べるとより多くの資料が残されているので、できることが限られているというか、あまり無茶ができない感じではあるのですが、いま資料を読みながら書き始めております」と現在の状況を話し、「実は、『僕の金ケ崎』もこの話も、物語が現代から始まるんです。現代人が授業を受けたり本を読んだりして、“なんとなく実はこうだったんじゃないか”と想像していく世界を描いていて…。そもそもいま語られている歴史物語はそういうたまものだと思うので、それをどこまで面白く書けるかが大事だと思っています」と明かしている。「FNS27時間テレビ にほんのれきし」は9月、フジテレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年07月18日今年8年ぶりにソロアルバム「async」を発表した音楽家の坂本龍一が、6月3日(土)今夜放送の「SWITCHインタビュー 達人達(たち)」に出演、「動的平衡」の概念を提示、生命の謎を探求する生物学者の福岡伸一と活動拠点のニューヨークで語り合う。東京藝術大学に在学していた頃からスタジオ・ミュージシャンとして活動、細野晴臣、高橋幸宏らと結成したテクノポップユニット「YMO」として発表した「ライディーン」や「君に、胸キュン。」などが大ヒット、『戦場のメリークリスマス』では音楽を手がけただけでなく俳優として作品にも出演、日本人初の英国アカデミー賞作曲賞を受賞。その後1987年公開の『ラストエンペラー』では日本人初のアカデミー作曲賞を受賞したほか、世界的な音楽賞を数多く受賞。その音楽性が国内のみならず世界で高く評価された坂本さん。2014年に中咽頭がんを公表、1年近くにおよぶ闘病生活を経て山田洋次監督作『母と暮せば』、第88回アカデミー賞で3部門の受賞に輝いたアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督作『レヴェナント:蘇えりし者』の音楽を同時期に手がけて復帰。昨年は芥川賞作家・吉田修一と鬼才・李相日監督、そして渡辺謙をはじめとする超豪華キャストが競演を果たした映画『怒り』の音楽を担当したのも記憶に新しい。一方、分子生物学の見地から「生命とは動的平衡にある流れである」という「動的平衡」の概念を提唱した福岡さんは、BSE問題で独自の見解を発表、生物学界だけでなく社会全体から大きな注目を集め、2007年の「生物と無生物のあいだ」がベストセラーとなった。今回は坂本さんがコンサートを行ったホールと福岡さんが研究活動を続けるロックフェラー大学で、秩序や論理の限界を知ったうえで自然を見つめ直すことの重要性と、音楽と生物学の意外な共通点についてトークを繰り広げる。最新アルバムで街の雑音などの“ノイズ”を取り込んで既製の音楽像と異なる音楽の形を提案した坂本さんと、「動的平衡」について考察するなかで論理を越えた自然の力の大きさに魅せられてきた福岡さんの2人の語り合いから見えてくるものとは!?「SWITCHインタビュー 達人達(たち)」は6月3日(土)22時~NHKEテレで放送。(笠緒)
2017年06月03日全国初の巡回展「土佐からきたぜよ! 坂本龍馬展」が、東京・目黒にあるホテル雅叙園東京の「百段階段」 にて、2017年6月1日(木)から25日(日)まで開催される。幕末に活躍した武士、坂本龍馬の故郷・高知県にある坂本龍馬記念館は、現在リニューアルのために1年間の休館をしている。本展では、この機会にその貴重な資料の約70点が全国で公開され、龍馬や龍馬にゆかりがある人たちの人物像が紹介される。注目は、龍馬の暗殺シーンを再現した展示だ。龍馬の暗殺には諸説あるが、本展示では剣術の観点から検証した。映画『ラスト サムライ』等の剣術パートにも携わった佐藤健司と、龍馬が学んだ北辰一刀流を現代に伝える北辰一刀流玄武館の監修による再現シルエット映像が映される。展示には、東京都指定有形文化財である「百段階段」の“清方の間”が用いられ、部屋に描かれた美しい天井画とともに、幕末の歴史的瞬間を目の当たりにすることができる。また、龍馬が知人に宛てた初公開の30点の手紙資料や、龍馬の貴重な立像「12代酒井田柿右衛門 龍馬立像」なども登場。さらに、姉・乙女の帯や、共に活動をした岡田以蔵のピストルなど、龍馬にゆかりのある人々の貴重品が公開される。なお、会場となる「百段階段」は通常写真撮影ができない場所だが、「土佐からきたぜよ! 坂本龍馬展」開催中は一部資料を除き写真撮影が可能になる。龍馬記念館のシンボル「シェイクハンド龍馬像」第2号が登場し、等身大の龍馬像との握手や写真撮影を楽しむことができる。ちなみに、2017年が坂本龍馬の没後150年の節目となることもあり、東京都江戸東京博物館と静岡市美術館でも、特別展「没後150年 坂本龍馬」が開催中。坂本龍馬についてよく知るまたとない機会となりそうだ。【詳細】龍馬没後150年高知県立坂本龍馬記念館巡回展「土佐からきたぜよ! 坂本龍馬展」期間:2017年6月1日(木)~25日(日)場所: ホテル雅叙園東京 東京都指定有形文化財「百段階段」住所:東京都目黒区下目黒 1-8-1時間:10:00~18:00(17:30最終入場)料金:当日券 1,500円、前売り券 1,200円、館内前売り券 1,000円、学生 800円【問い合わせ先】TEL:03-5434-3140
2017年05月30日テレビ史上初、3つの正解が用意されている新感覚クイズ番組「クイズ!金の正解!銀の正解!」の5月27日(土)今夜の放送回に、「あさが来た」などで人気の子役・鈴木梨央と「ウルトラマン」の新TVシリーズ「ウルトラマンジード」で主演を務める濱田龍臣が登場。様々なクイズに挑戦する。本番組は誰でもわかる“鉄の正解”、ひらめきがあれば出せる“銀の正解”、最高のひらめきが必要な“金の正解”という3つの正解を用意。最終的に“金の正解”を1番多く出せた人がナンバーワンに輝く斬新なスタイルのクイズ番組。MCは加藤綾子とフジテレビアナウンサーの榎並大二郎という元同期コンビが務めるほか、出題や説明をする神様こと「天の声」を個性派俳優・片桐仁が担当。そのほかレギュラー解答者として的場浩司、石川恋が出演する。今回は大河ドラマ「八重の桜」とNHK連続テレビ小説「あさが来た」の両作で主人公の子ども時代を演じたほか、「明日、ママがいない」『僕だけがいない街』など数々の作品に出演する現在12歳の鈴木さんと、こちらも大河ドラマ「龍馬伝」で坂本龍馬の幼少期を演じ、「怪物くん」シリーズや「OUR HOUSE」、ドラマ「模倣犯」などで成長した姿を見せる現在16歳の濱田さん、さらに18歳の女流棋士・竹俣紅、パンサーの向井慧という幅広い年齢、ジャンルのゲストたちが「ワンピース」とコラボした「間違い探し」や「1分ひらめきクイズ」など盛りだくさんのクイズに挑戦していく。今回ゲスト出演した鈴木さんが日本語吹き替えを担当する映画『LOGAN/ローガン』は6月1日(木)より全国にて公開。ミュータントがほぼ絶滅し荒廃した近未来。ローガンは治癒能力を失いつつあった。そんなローガンに年老いたチャールズ・エグゼビアが託した最後のミッションは、絶滅の危機にあるミュータントの唯一の希望となるローラという謎めいた少女を守ること。強大な武装組織の襲撃を逃れ、車で荒野を旅する3人の行く手には、想像を絶する運命が待ち受けていた――。本作で鈴木さんはダフネ・キーンが演じている物語の鍵を握るローラの吹き替えを担当。劇中でローラは英語とスペイン語を話すが、今回鈴木さんは英語のパートを日本語に吹き替え、スペイン語のパートはスペイン語で声を当てており、早口のスペイン語を見事に吹き替えた鈴木さんのポテンシャルの高さに驚くこと必至だ。「クイズ!金の正解!銀の正解!」は5月27日(土)今夜19時~フジテレビにて放送。(笠緒)
2017年05月27日映画のアカデミー賞、音楽のグラミー賞に並ぶ、演劇、ミュージカルの世界における世界最高峰のトニー賞。この度、「V6」の坂本昌行が、WOWOWにて放送される「第71回トニー賞授賞式」のスペシャルゲストとして出演することが明らかになった。6月11日(現地時間)にアメリカ・ニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールで開催される「第71回トニー賞授賞式」。アメリカ演劇界で最も権威のある賞とされており、該当期間中にニューヨークのブロード ウェイで上演された演劇、ミュージカル作品を対象に贈られる賞で、まさに1年のブロードウェイを総括するアウォード。今回、スペシャル・ゲストの坂本さんはNYを訪れ、ブロードウェイにて今年のトニー賞を賑わす最新のミュージカルを観劇しレポート。その模様は、トニー賞授賞式の事前番組「トニー賞がやってくる!#2」「坂本昌行 ブロードウェイ・リポート トニー賞直前SP in NY」にて無料放送。また、12日(日本時間)授賞式当日は、日本のスタジオに生出演し、番組での歌唱も予定されている。なお、案内役は宮本亜門と八嶋智人、スペシャル・サポーターは井上芳雄が務める。「毎年、この時期になるとそわそわします」といつもトニー賞授賞式はテレビで見ていたと話す坂本さん。「今年はなんとその番組にゲストとして初参加させていただきます。出演者のお三方とともに楽しみたいと思います」と心待ちにしていると語っている。「トニー賞がやってくる!#2」(無料放送)は5月27日(土)9時50分~「坂本昌行 ブロードウェイ・リポート トニー賞直前SP in NY」(無料放送)は6月3日(土)19時~「生中継!第71回トニー賞授賞式」(2か国語・同時通訳) は6月12日(月)8時~「第71回トニー賞授賞式」(字幕版)は6月17日(土)19時~※すべてWOWOWプライムにて放送。(cinemacafe.net)
2017年05月12日待ちに待ったGWがやってきました!今年はどう過ごそうかな?と悩んでいる人に、この記事ではGW期間中に行ける、東京都内開催の展覧会をご紹介します。歴史ある絵画からポップアートまで、感性を刺激されること間違いなし!アートな休日を過ごしてみませんか?遊びに行きたい!GW開催のイベントまとめはこちら今だからじっくり見たい!芸術・歴史にじっくり触れられる展覧会6選原故郷のスラヴ民族トゥーラニア族の轍とゴート族の剣の間にプラハ市立美術館今年も貴重な美術品が来日中!中でも国立新美術館で開催中の「ミュシャ展」では、チェコ以外では日本初、「スラヴ叙事詩」全編が公開されています。ファンも多いブリューゲルの「バベルの塔」や、ロシア・エルミタージュ美術館秘蔵の美術品を見られる「大エルミタージュ展」も見逃せません。東京ステーションギャラリーでは、今まで日本ではほとんど知られてこなかったブリューゲルの大規模な回顧展を開催。独特の世界観に引き込まれること間違いなしです。《坂本龍馬湿板写真》慶応2年または3年頃高知県立歴史民俗資料館蔵展示期間:4/29~5/1※3日間限定公開、以降は複製展示幕末好きには「没後150年坂本龍馬」がおすすめ。近年龍馬のものと判明した刀などの新資料で、新たな龍馬の魅力を発見できるかも!?日本の「イマ」を感じる!現代アート・建築展4選国立新美術館では「草間彌生 わが永遠の魂」が開催中。2009年から草間彌生が精力的に取り組んでいる大型の絵画シリーズ「わが永遠の魂」を中心に、一挙約130点が日本初公開という、ファンならずとも必見の展覧会です。「世界のKUSAMA」の魅力を存分に味わえます。また、日本の家にフォーカスした珍しい展覧会「日本、家の列島 フランス人建築家が驚くニッポンの住宅デザイン」も面白い視点。古典である浮世絵をデジタル化して、浮世絵の世界に没入できる「スーパー浮世絵江戸の秘密」展、和食がアートになる「食神さまの不思議なレストラン展」は2施設同時に観るとお得になるチケットが販売されています。自然の魅力にどっぷり!注目の科学展示2選「始祖鳥CG画像」©The Trustees of the Natural History Museum, LondonMuseum Alive 3D, Produced by Atlantic Productions for Sky今までイギリス・ロンドンに行かないと見られなかった、大映自然史博物館の貴重な収蔵品が世界初巡回!上野の国立科学博物館では、「大映自然史博物館展」が開催されています。絶滅した生きものの化石や眼を見張るような宝石など、魅惑的な世界を堪能できます。池袋で開催中の「「毒毒毒毒毒毒毒毒毒展・痛(もうどく展2)」は、去年好評だった展示がパワーアップ!死に至る毒を持つ!?生きものも展示されますよ。ファンにはたまらない!ポップアート・キャラクターの展覧会8選+1開館から1周年を迎えた六本木のスヌーピーミュージアム。1周年記念展では貴重な原画の公開があり、ファンは必見です。1周年記念のキャンペーンも開催中で、かわいいマスキングテープがもらえます。世田谷美術館で開催中なのは、絵本「はらぺこあおむし」の作者、エリック・カールの展覧会。優しいタッチに懐かしさを覚える人も多いのでは?《蒸気船ウィリー》より 1928年© Disney Enterprises, Inc.その他ディズニーのアートや日本初となるマーベルの大型総合展など、気になる展示が目白押しです。横浜の開催ですが「シルバニアファミリー展 わくわくミュージアム2017」も気になるところです。上野をお得に満喫できるパスポートも!東京国立博物館、国立西洋美術館、上野動物園など、東京・上野地区にある10施設を1回ずつ利用できる共通入場券「UENO WELCOME PASSPORT」が販売中です。2,000円で常設展のみ、3,000円で常設展と特別展1回を観覧できます。GWの機会にいろんな施設をはしごしたい!と思っている人にはおすすめです。
2017年04月28日日本人と切っても切れない関係の馬。戦国最強といわれた武田信玄軍の「騎馬隊」は、武将の能力も去ることながら、馬の走力や知力が高かったことも強さの要因とする説があります。そのほかにも徳川家康が武田軍に大敗した三方ヶ原の戦いで逃げる際、必死に馬にしがみついて追手から逃げるなど、日本の歴史において馬は重要な役割を果たしてきました。最近はもっぱら競走馬としての役割が多く、交通手段としては用いられることがほとんどなくなった馬ですが、全国各地に「乗馬クラブ」が存在し、現在でも人を乗せて走り続けています。そんな馬で、戦国時代のように颯爽と道路を走ってみたい。じつはこれ、現代でも可能らしいのです。本当でしょうか? Q.現在でも馬で道路を走ることはできますか?*画像はイメージです:道路交通法では軽車両扱いとなるため公道を走ることは理論的には可能ですが、安全に十分注意する必要があります。道路交通法で、馬は軽車両扱いとなっているため、公道を走ることは理論上可能です。ただし、夜間に公道を走る場合は、照明灯を付ける必要があります。さらに、当然ながら左側通行など交通法規を遵守しなければなりません。また、馬が糞をした場合には即座に片付る必要があるでしょう。現代でも公道を走ることが許可されている理由は、馬が日本人の交通に対して多大な貢献をしてきたことによるもので、「畜力」として考えられています。ちなみに、牛も馬と同じ扱いで、公道を走ることができます。動画サイトなどを見ると、実際に馬で道路を走る様子が収められています。落馬する可能性がありますので、安全上乗馬に慣れていることが条件にはなりますが、走ることは可能です。 *記事監修弁護士:森川文人(ピープルズ法律事務所。弁護士歴25年。いわゆる街弁として幅広く業務を経験。離婚、遺産相続をはじめ、不動産、 慰謝料・損害賠償請求、近隣トラブル、借地借家、賃金、インターネット問題、知的財産権などを扱う。)*取材・文:櫻井哲夫(フリーライター。期待に応えられるライターを目指し日々奮闘中)【画像】イメージです*カツ / PIXTA(ピクスタ)
2017年04月09日俳優の鈴木亮平が、34歳の誕生日を迎えた29日、自身のブログを更新。幕末の志士のような情熱を持って役者に向き合うことを誓った。29日をまわった直後に「34才」というタイトルで更新した鈴木は、「夜分に失礼しますよ。たった今、34才になりました。鈴木亮平です」と書き出し、「なんだか、気恥ずかしいですね。いつもはあんまり誕生日を意識しない性格なのですが、今年はちょっと意識して前のめりに、こんな時間にブログをアップしてみました」とつづった。そして、意識した理由について「最近調べてみたんです。『34才って、幕末の志士たちは何をしていたのだろう』と。そうすると、びっくりしたのは、多くの人たちがその年にはすでに亡くなっているんですね」と説明。「橋本左内 享年25 久坂玄瑞 享年25 高杉晋作 享年28 吉田松陰 享年29 坂本竜馬 享年33」と列挙し、「気付けばいつのまにか、坂本龍馬よりも年上になっていました」と記した。さらに、「近藤勇・土方歳三・小松帯刀の3名はちょうど34才にして亡くなっています。恐るべきスピードで『生』を燃やし、歴史に名を残して散っていった彼ら」と続け、「一方、わたくし鈴木亮平。僕はもちろん長生きする気まんまんですが、それでも彼らに負けるわけにはいきませんので、同じくらいの激しい情熱を静かに腹に落とし込んで、これからの役柄に向き合っていきたいと思います」と、幕末の武士らと同じく情熱を持って役者の仕事に向き合っていくことを誓った。また、2018年NHK大河ドラマ『西郷どん』の新キャストが発表されたことを報告し、主人公の西郷吉之助(隆盛)役を演じる鈴木亮平は「最高のキャストが実現したと思っています」とコメント。「僕の好きな邦画トップ10には必ず入る『蒲田行進曲』の伝説的トリオ、松坂さん、風間さん、平田さん」「ずっと同世代の俳優として意識し、尊敬してきた瑛太くん」「黒木華ちゃん。皆さん知っての通り、花アンファミリーであり、天皇の料理番ファミリーでもあります。なんと二度とも彼女の義理の兄役だったのですが、今回は夫婦ということで、これまでに築き上げた信頼関係を活かして、素敵なシーンを作り上げていけたら」などと共演者への思いを記した。
2017年03月29日「坂本龍一 | 設置音楽展」が、東京・神宮前にあるワタリウム美術館で開催される。期間は、2017年4月4日(火)から5月28日(日)まで。「坂本龍一 | 設置音楽展」は、8年ぶりの新作アルバム『async』の世界を音と映像、インスタレーションで多角的に紹介するもの。このニューアルバムは「あまりに好きすぎて、 誰にも聴かせたくない」という坂本本人の思いをそのままに、リリース以前の試聴やサンプル盤の配布が一切行われていなかった。ワタリウム美術館では、その音の全貌が明らかになる数日後の4月4日より、独自のインスタレーションを展開する。≪会場 2F - drowning - (仮)≫では、坂本龍一の「整った環境で音楽に向き合ってもらえたら」という思いと、新アルバムが「映像喚起力の強い音響作品である」という点から、坂本龍一が最も信頼するムジークエレクトロニクガイサイン製スピーカーにて、アルバム全曲の5.1ch サラウンドを再生するインスタレーション空間を創造。さらに、長年のコラボレーターである高谷史郎(空間構成・映像)の手を借りて空間を提供する。≪会場 3F - volume - (仮)≫では、映像・音響をzakkubalanのもと、ソロアルバム制作時に多くの時間を過ごした空間を映像で抽象的に捉え、その空間が持つ環境音とアルバム楽曲の中の音素材を混ぜたシンプルな映像とで構成するインスタレーション空間を展開する。≪会場 4F - path - (仮)≫は、バイオグラフィカルなアイテムの展示や、音楽と映像の視聴ブースで、世界的に注目されるタイ出身の映画監督・映像作家のアピチャッポン・ウィーラセタクンがアルバム『async』からイメージした映像を上映。さらに、ファンとの双方向交流のための「COMMUNICATION WALL」を設置した開かれた空間となっている。来場者から坂本への質問や、作品への感想など書き込み、坂本からその質問への回答や、あらたな問いを掲示する壁を設置。他にも、複数のターンテーブル+ヘッドフォンを設置し、新アルバムも含め、坂本のソロの作品のほとんどをアナログ盤で揃え、来場者が自由に視聴するブースを整える。また、過去の映像作品なども視聴可能だ。新作制作過程にインスピレーションを与えた書籍、モノ、写真、メモ、譜面なども展示予定なので、新アルバムを待ち望む坂本ファンには、必見のイベントになるだろう。【展覧会情報】「坂本龍一 | 設置音楽展」会期:2017年4月4日(火)~5月28日(日)会場:ワタリウム美術館入場料館料:大人 1,000円/学生[25歳以下] 500円/ペア券割引:大人2人 1,600円住所:東京都渋谷区神宮前3-7-6【音源情報】坂本龍一 / asyncCD:RZCM-86314 3,780円(税込)/発売中アナログ盤:RZJM-86312~3 7,020円(税込) /2017年5月17日発売収録曲:01. andata アンダータ02. disintegration ディスインテグレーション03. solari ソラリ04. ZURE ズレ05. walker ウォーカー06. stakra スタークラ07. ubi ユビ08. fullmoon フルムーン09. async アシンク10. tri トゥリ11. Life, Life ライフ、ライフ12. honj ホンジ13. ff エフエフ14. garden ガーデンアナログ盤ボーナストラック15. water state 2 ウォーター・ステート2
2017年03月11日4月29日(土)~6月18日(日)の期間中、東京都江戸東京博物館で特別展「没後150年 坂本龍馬」が開催されます!本展では手紙や刀、写真など秘蔵の品々を一挙公開。資料を通じて坂本龍馬の足跡、知られざる素顔を感じられます。展示内容や見どころをチェックしましょう。《梨堂公絵巻)田中光美筆5巻のうち第3巻(部分)昭和8年(1933)京都・梨木神社蔵特別展「没後150年 坂本龍馬」で激動の幕末に思いをはせる1835年に生まれて1867年に亡くなった坂本龍馬は、まさに幕末、激動の時代を駆け抜けました。薩長同盟のなかだちや大政奉還の推進など、近代日本の礎を築いたといっても過言ではありません。本展では全7章にわたり、坂本龍馬の功績はもちろん、生きざまや家族との秘話にも光を当てます。公私両面から坂本龍馬に迫ることで、幕末という時代がおのずと浮かび上がってくるでしょう。坂本龍馬ファンならずとも要注目の展示内容です。●全7章の展示構成と主な展示品をチェック●1章「龍馬の生まれ育った時代」《大日本沿海輿地全図(伊能中図)のうち関東》江戸時代(19世紀)日本写真印刷蔵『大日本沿海輿地全図(伊能中図)のうち関東』江戸時代(19世紀)は、伊能忠敬が測量して制作した日本地図の一部。関東地方のほぼ正確な地形が描かれています。●2章「土佐脱藩と海軍修行」《梨堂公絵巻)田中光美筆5巻のうち第3巻(部分)昭和8年(1933)京都・梨木神社蔵1862年、坂本龍馬は土佐藩を脱藩して江戸に向かい、勝海舟と出会います。『梨堂公絵巻』田中光美筆(1933年)は、そのころ尊王攘夷派の公家として知られた三条実美がクーデターによって朝廷を追われた「七卿落ち」を描いた作品です。●3章「龍馬の手紙を読む」重要文化財《龍馬書簡文久三年三月二十日坂本乙女宛》文久3年(1863)京都国立博物館蔵展示期間:5/23~6/4脱藩した坂本龍馬は、土佐に残る家族へ多くの手紙を記しました。姉に宛てた『龍馬書簡 文久三年三月二十日 坂本乙女宛』(1863年)、兄への『龍馬書簡 慶応三年十月九日 坂本権平宛』(1867年)から、龍馬の人となりがしのばれます。●4章「龍馬の遺品」重要文化財《梅椿図(血染掛軸)》板倉槐堂筆慶応3年(1867)京都国立博物館蔵展示期間:5/23~6/4*左記以外は複製展示1867年11月15日、坂本龍馬は京都の近江屋で暗殺され、31年の短い生涯を閉じます。本章では坂本龍馬襲撃の現場となった近江屋の屏風『書画貼交屏風(血染屏風)』江戸時代(18世紀)、掛け軸『梅椿図(血染掛軸)』板倉槐堂筆(1867年)を展示。重要文化財《書画貼交屏風(血染屏風)》江戸時代(18世紀)京都国立博物館蔵展示期間:6/6~6/18どちらも血痕が生々しく、激しい襲撃を思わせます。さらに2015年、新たに坂本龍馬の遺品だと判明した『刀 銘山城國西陳住埋忠明寿作 坂本龍馬佩用』江戸時代(17世紀)も必見です。※屏風は6月6日~6月18日、掛け軸は5月23日~6月4日までの期間限定展示。●5章「薩長同盟から大政奉還―そして龍馬の死後―」《肥前長崎丸山廓中之風景》歌川貞秀画文久2年(1862)長崎歴史文化博物館蔵展示期間:4/29~5/21『肥前長崎丸山廓中之風景』歌川貞秀画(1862年)と『近世珍話』前川五嶺筆(1867年)では坂本龍馬亡き後、近代化へ突き進む当時の街並みや風俗が描かれています。●6章「瓦版・錦絵からみた幕末維新」《教導立志基徳川慶喜》小林清親画明治19年(1886)個人蔵展示期間:5/30~6/18当時の新聞ともいえる「瓦版」、浮世絵版画の「錦絵」から幕末維新を読み解きましょう。『教導立志基 徳川慶喜』小林清親画(1886年)は、江戸幕府最後の将軍、徳川慶喜を描いた1枚です。※展示期間は5月30日~6月18日●7章「美術工芸からみた幕末維新─近世絵画・刀・甲冑―」《紫糸威鎧》島津斉彬所用江戸時代(19世紀)京都国立博物館蔵薩摩藩主・島津斉彬の甲冑『紫糸威鎧』島津斉彬所用(19世紀)、徳川慶喜の陣羽織『白羅紗葵紋付陣羽織』(江戸時代末期~明治初期)など美術工芸品の数々に目を奪われます。『江戸城明渡の帰途(海舟江戸開城図)』川村清雄画(1885年ごろ)は洋画の手法で描かれました。美術にも近代化の波が押し寄せているのが分かります。※陣羽織は4月29日~5月28日、『江戸城明渡の帰途』は4月29日~5月21日の期間限定展示。特に注目したい3つの見どころ●坂本龍馬の手紙を徹底解析重要文化財《龍馬書簡慶応二年十二月四日坂本乙女宛》(部分)慶応2年(1866)京都国立博物館蔵展示期間:5/23~6/4妻、おりょうとの新婚旅行を書いた『龍馬書簡 慶応二年十二月四日 坂本乙女宛』(1866年)からも分かるように、坂本龍馬の手紙は絵入りでユーモアにあふれています。本展ではたくさんの直筆手紙を分かりやすく展示。坂本龍馬が考えていたこと、妻や家族への細やかな愛情が手紙から伝わってきます。※展示期間5月23日~6月4日●新資料が続々!《刀銘山城國西陳住埋忠明寿作坂本龍馬佩用》江戸時代(17世紀)京都国立博物館蔵本展の4章で紹介した『刀 銘山城國西陳住埋忠明寿作 坂本龍馬佩用』江戸時代(17世紀)のように、ここ10年で新たに龍馬のものと判明した品、関係資料があります。『北辰一刀流長刀兵法目録 龍馬宛 千葉定吉筆』(1858年)も、その1つ。最新の坂本龍馬研究に触れてください。まだ新たな資料が出てくるところからも、坂本龍馬人気の根強さが分かります。●ビジュアル重視の分かりやすい展示《幕府軍艦 第二長崎丸関係資料より砂時計法螺貝遠眼鏡双眼鏡バロメーター》江戸時代末期(19世紀)東京都江戸東京博物館蔵瓦版、錦絵、絵巻物などビジュアルを多用した展示によって、坂本龍馬と幕末の時代がありありと分かります。絵だけでなく『幕府軍艦 第二長崎丸関係資料より砂時計 法螺貝 遠眼鏡 双眼鏡 バロメーター』(19世紀)などの品々も必見。《坂本龍馬湿板写真》慶応2年または3年頃高知県立歴史民俗資料館蔵展示期間:4/29~5/1※3日間限定公開、以降は複製展示坂本龍馬が生きた時代を、本展で疑似体験しましょう!本展開幕から3日間(4月29日~5月1日)は、坂本龍馬のもっとも有名な写真『坂本龍馬湿板写真』(1866~1867年ごろ)も限定公開されますよ。お見逃しなく!開催概要特別展「没後150年 坂本龍馬」開催期間:4月29日(土)~6月18日(日)会場:東京都江戸東京博物館(東京都墨田区横網 1-4-1)時間:9:30~17:30 ※土曜日は19:30まで。入場は終了30分前までです。休館日:毎週月曜日 ※5月1日と5月15日は開館料金:一般1,350円、大学・専門学生1,080円、小学生・中学生・高校生・65歳以上680円問い合わせ:03-3626-9974(東京都江戸東京博物館・代表)URL:
2017年03月11日音楽家・坂本龍一を追ったドキュメンタリー映画『Ryuichi Sakamoto: CODA』が、2017年11月4日(土)に角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国で公開される。5年にわたる楽曲制作に密着『Ryuichi Sakamoto: CODA』 は、2012年から5年の長期間に渡る本人への密着取材、そして膨大なアーカイブ素材から実現している。2014年患った大病を経て、過去の旅路を振り返りながら新たな楽曲が誕生するまで、坂本龍一の音楽的探求に正面から向き合った作品だ。2017年3月には、8年ぶりとなるオリジナル・アルバム「async」がリリースされたが、カメラはその楽曲制作の現場にも密着。アルバム制作の様子の一部始終を捉えた本作は、坂本龍一の最終楽章の始まりとしてスクリーン上で奏でられる。また、第74回ベネチア国際映画祭のアウト・オブ・コンペティション部門に公式出品されることが決定。坂本龍一本人も2013年にコンペティション部門の審査員として参加したゆかりの深い映画祭で、日本での公開に先駆けてワールドプレミアを果たすことになった。坂本のこれまでの音楽的探究作中では、過去の坂本龍一の音への探求の描写が、積み重なるコラージュのように現在の坂本の作曲プロセスと交差。その一部始終を捉えた映像がスクリーンに映し出される。坂本龍一は、1978年に『千のナイフ』でソロデビューし、同年に細野晴臣、高橋幸宏とイエロー・マジック・オーケストラ(YMO)を結成。散解後も、音楽・映画・出版・広告などメディアを越え活動してきた。1984年には、自ら出演し音楽を担当した『戦場のメリークリスマス』で英国アカデミー賞、映画『ラストエンペラー』の音楽で米アカデミー賞ほかを受賞し、活動の中心を欧米に移行させた。こうして彼の革新的なサウンドを追求する姿勢は、世界的評価を得てきた。そして、世界に衝撃が走った2001年9月11日、米同時多発テロ。彼は、ニューヨークの自宅近くで起きた圧倒的な暴力、それが生み出す世界の不均衡と非対称を感じつつも、人間の暴力性の生物学的なルーツを追い求め、音楽の原点を探究したのだ。3.11以後には、宮城県名取市で被災ピアノと出会った坂本。自然の猛威によって水に溺れたピアノの音を聞いて、坂本は「痛々しくてその鍵盤に触れるのも辛かった」と語っていた。しかし、今ではその壊れたピアノの音色がとても心地良く感じるという。時と共にその被災ピアノの「自然の調律」の音は、サンプリングを通じて作曲プロセスの一部となり、新たな表現へと生まれ変わる。初公開となる秘蔵フィルム含む予告編予告編では、坂本の音楽的変化のきっかけにもなった、津波をかぶったピアノとの出会いのシーン、予期せぬガン告知を受けた後にこぼれた本音や闘病生活、様々な場所でを集め、それが坂本の紡ぎ出すとひとつになる様子など、“坂本龍一の今”が捉えられている。さらに、『ラストエンペラー』製作当時に坂本さん自身が撮った本邦初公開となる秘蔵フィルム、本編に盛り込まれている貴重な映像の一部も盛り込まれた。代表作にして、映画音楽家としての出発点でもある『戦場のメリークリスマス』のテーマ曲「メリー・クリスマス・ミスター・ローレンス」の美しい旋律も印象的だ。【作品詳細】『Ryuichi Sakamoto: CODA』公開日:2017年11月4日(土) 角川シネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国公開監督/プロデューサー:スティーブン・ノムラ・シブル出演:坂本龍一配給:KADOKAWA
2017年03月03日