東京都新宿区の「プラスワン飯田橋」を拠点に活動する「折りたたみ傘の修理屋 by折傘ソムリエ外山庫太」は、公式サイトをオープンしました。「折りたたみ傘の修理屋 by折傘ソムリエ外山庫太」 画像6■ワインと傘のソムリエという異色の経歴外山庫太はワインのソムリエでもあり、ワインバーを夜に営業しながら昼間は傘や靴、バッグのリペアサービスを手掛ける異色の経歴の持ち主です。なかでも折りたたみ傘の修理依頼が多いことに着目し、この度専門サイトを立ち上げました。■丁寧な修理で愛着のある傘を長く使える「折りたたみ傘の修理屋 by折傘ソムリエ外山庫太」では、メーカーやブランドを問わず、折りたたみ傘の骨の関節部分やつゆ先、骨全般の破損を、パーツ交換して修理するサービスを提供。細部まで丁寧に直すので修理跡が目立ちません。従来、折りたたみ傘は壊れたら買い替えるものというイメージがありましたが、愛着のある傘を長く使い続けたいという需要は確実にあります。外山氏は「探し求めた最愛の傘を諦めずに使い続けてほしい」と願い、リペアの技術を磨いてきました。画像15画像19特設サイトでは、無料の見積もりを申し込めるフォームを設置。全国から折りたたみ傘の修理を郵送で受け付けています。また、修理可能な条件や料金、申し込みの手順などもQ&A形式でわかりやすく説明しています。東京・飯田橋の店舗でも修理の持ち込みを受け付けており、オンラインと店頭の両面からサービス展開をしていきます。■ものを大切にする文化を未来につなぐ江戸の街は世界でも類を見ないほどのエコな循環社会だったと言われています。傘に限らず、ものを大切に使う文化を未来につなぎたいと思います。そのために、SNSなどを通じて、丁寧に使うコツや修理に関する情報を発信していく予定です。ただし、丁寧に使っていても、壊れてしまうときはあるでしょう。そのような時こそ、修理することで諦めずに使い続けるお手伝いができればと考えております。画像13【店舗情報】・折りたたみ傘の修理屋 by折傘ソムリエ外山庫太 ・折傘ソムリエ飯田橋(公式Xアカント) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年04月23日俳優の竹中隼人が14日、自身のX(旧ツイッター)を更新。4月末で俳優業を休業することを発表した。「ご報告」とした投稿で竹中は「私、竹中隼人は2024年4月末日を持ちまして俳優業を休業する事をご報告致します」と告げた。昨年10月下旬に脳梗塞を発症。回復期の6ヶ月間をリハビリに努めたが、右半身の麻痺が回復しなかったため「この度の決断に至りました」と理由を説明。「16歳~41歳まで、25年間の役者人生で出会えた全てのご縁に感謝しております」と伝えていた。竹中は、数多くの舞台に出演。2019年に放送された『仮面ライダーゼロワン』では対人工知能特務機関のA.I.M.S.に所属する尾野隊員役で人気を集めた。■コメント全文中学を卒業後、地元大阪で1年間芝居を学び16歳で単身上京。有限会社銀プロダクションで3年間お世話になり、師匠の故松尾銀三から「役者とは、人とは、男とは、」さまざまな事を教わりました。息子のようにかわいがっていただきました。教えを胸にその後フリーランスで約15年演劇界に身を置き舞台、主に小劇場で芝居をして参りました。その後、縁あって映像の世界に飛び込みさまざまな景色を見る事が出来ました。掛け替えのない出会いに感謝してもしきれません。舞台も映像も演じる事に変わりはなくここが居場所だな、命を燃やせる場所だなと強く感じておりました。遊ぶために上京してきた訳では無いとの思いから、芸事の上達以外の事は興味を持たないようにしていました。旅行にもほぼ行った事がなく、遊ぶ場所も知らず、美味しいご飯屋さんも知らない。思えばつまらない人間だなと我ながら思います。それくらい芝居に集中し向き合って来たのだと思います。いえ、思いたかったのでしょう。そうしていれば言い訳が立つから。逃げ道が出来るから。 世の中の事を知らなくても、一般的な感覚がわからなくても「役者」だから別にいいだろうと。俳優として人に非ずを優れさせるから。しょうもな。入院中のベッドでいろいろと考えました。数年前から毎回これが遺作になるかもなと思って芝居をしていた事、遺作になっても悔いのないよう覚悟を持って演じていた事、遺作ではないけど演じる事が最後になった作品の事。まだ出来るかな、いや止めた方がいいかな、グルグルグルグル毎秒毎分毎時間毎日毎週ずーっと頭から離れませんでした。いや、現在も。今も好きだから。好きで好きで仕様がなくて。ゲロ吐くほど好きだから。だから離れる事に決めました。このままだと同じ事を繰り返す。舞台公演が終わる度に、何日も寝込む。ひどい時は入院。血尿血便吐血。何日も寝れない。食べれない。だから何なん。好きでやってるんやろ?上等やん。その程度の代償で好きで好きで仕様がない芝居が出来るなら安いもんや。本気でそう思っていました。人は一人で生きている訳ではない。生かされている。もちろん言葉は知っていました。感謝もしています。自分が生き死にの狭間に立って初めて見えたモノがありました。それは一番近くに居てくれる人にこんなに心配迷惑をかけてまでやりたい事なのか?通すべき我なのか?以前の俺なら「はい。」と即答でした。血のつながりがない赤の他人と人生を共にするという事はこういう事かと。諸行無常。良くも悪くも変わらないモノなんてない。今までと違う生き方、生き直すチャンスを頂けたのだと解釈しております。あれだけ好きだった酒もほぼ飲まなくなりました。救急車に乗る直前まで吸っていた煙草も辞めました。今回のご報告にあたり「廃業」という言葉を書いては消しを繰り返しました。25年間愛してきたモノを辞めると伝えるのは想像以上にくるものがあり、何より嘘は吐けないなと。辞めると言っても辞めないだろうなと。俺にとって役者とは俳優とは職業ではなく生き方なので。なので「廃業」ではなく「休業」とさせて頂きました。今後の事は何も決まっておりません。ゆっくりと整理し、前を向いて生きたいと思います。ご縁をいただけた皆様、改めて心より御礼申し上げます。誠にありがとうございました。
2024年04月15日今いちばん刺さるおじさん! "半端なエリート"外山暖!株式会社リイド社(所在地:東京都杉並区、代表取締役社長:齊藤哲人)は2024年3月29日(金曜日)に、『半端なエリートの外山と申します。』1巻(吉尾きくよし/太田ぐいや)を刊行いたします。『半端なエリートの外山と申します。』1巻書影俗にリアルにこじらせる【半端なエリート】!外山暖(トヤマダン)39歳。早大(文)卒、一部上場企業係長。一見何の不満も無い人生を歩むように見える彼だが、決して口には出せない悩みが(たくさん)あった…。連載時から反響続々!「果たしてどれだけの人が素直に外山を笑えるか」「ある意味最も卑屈なタワマン文学」「年収1000万とかいう、一番きつい位置」「全ての底辺の敵やなコイツ」旧帝大卒アイドル【学歴の暴力】も履修済み!偏見、諦念、嫉妬に欲情、義憤のフリした承認欲求!【半端なエリート】がこじらせにこじらせる悶絶日常リーマン妄想コメディ、待望の第1巻!!!試し読み第1巻発売告知 : 連載:コミックボーダーコミックボーダー : 著者概要漫画:吉尾きくよしWebを中心に執筆。近作に『スパイニート』(ゆうが舎)他。趣味はキャンプとコスプレ撮影。原作:太田ぐいや脚本家、構成作家、漫画原作者などを半端に掛け持ち。近作に『ばくおん!! 台湾編』『私には5人の毒親がいる』(ともに秋田書店)他。概要書籍名:半端なエリートの外山と申します。出版社:リイド社漫画:吉尾きくよし原作:太田ぐいやページ数:160ページ判型:B6判発売日:2029年3月29日(金)定価:887円(税込)ISBN:978-4-8458-6618-2社名: 株式会社リイド社所在地: 〒166-8560 東京都杉並区高円寺北2-3-2代表: 代表取締役社長齊藤哲人創業: 1960年4月設立: 1974年11月事業内容: 出版事業URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年03月29日いま一番〝刺さるおじさん〟新連載!株式会社リイド社(所在地:東京都杉並区、代表取締役社長:齊藤哲人)は2023年11月10日(金曜日)に、『半端なエリートの外山と申します。』(吉尾きくよし/太田ぐいや)をコミックボーダーにて連載を開始いたします。偏見、諦念、嫉妬に欲情、義憤のフリした承認欲求!“半端なエリート”がゲスにリアルにこじらせる!いま一番〝刺さるおじさん〟新連載!現代アングラゴシップから戦国時代物まで手広く手がける原作とSNSでも話題の新鋭作家が異色のタッグでお贈りする日常妄想劇、堂々のスタート!連載コミックボーダー11月10日正午12時〜コミックボーダー : ニコニコ静画「水曜日のコミックボーダー」11月15日正午12時〜水曜日のコミックボーダー : pixivコミック「コミックボーダー」11月16日正午12時〜 : ■物語外山暖(とやま だん)、39歳・独身。一部上場大企業で係長の椅子に座る早大卒の彼には、口に出せない悩みがあった…。骨の髄までこじらせた“半端なエリート”JTCアラフォー社員が、ゲスな苦悩にのたうちまわる悶絶リーマン妄想コメディ!■登場人物外山暖(とやまだん)弥子(ヤコ)外山暖(とやまだん)主人公。39歳独身、一部上場企業「二ツ橋ホールディングス」係長。こじらせすぎて美少女の幻覚が見えてしまう。弥子(ヤコ)外山のこじらせが生んだイマジナリー美少女。妄想内では常に傲慢な外山の鼻っ柱を折り、反省を促す。『半端なエリートの外山と申します。』③『半端なエリートの外山と申します。』②『半端なエリートの外山と申します。』①漫画:吉尾きくよしWebを中心に執筆。近作に『スパイニート』(ゆうが舎)他。趣味はキャンプとコスプレ撮影。原作:太田ぐいや脚本家、構成作家、漫画原作者などを半端に掛け持ち。近作に『ばくおん!! 台湾編』『私には5人の毒親がいる』(ともに秋田書店)他。コミックボーダー : 概要作品名:半端なエリートの外山と申します。連載媒体名:コミックボーダー 漫画:吉尾きくよし漫画:太田ぐいや出版社:リイド社連載開始:2023年11月10日(金曜日)正午12時社名: 株式会社リイド社所在地: 〒166-8560 東京都杉並区高円寺北2-3-2代表: 代表取締役社長齊藤哲人創業: 1960年4月設立: 1974年11月事業内容: 出版事業URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年11月10日俳優の市原隼人さんが、2023年4月14日にInstagramを更新。歌手の長渕剛さんとの、心温まるエピソードを紹介しました。同日時点で36歳の市原さんは20代前半の頃、仕事のプレッシャーで眠れなくなったり、嘔吐したりすることがあったといいます。自らの代わりがいない俳優という職業と、感情を商売道具にすることに対し、思うところがあったようです。そんな時、長渕さんに連絡をすると、「優しく受け止めてくれた」と振り返りました。作品に向かう中で悔しくて悔しくて、悔し涙が止まらない時も、迷わず剛さんに連絡し吐露した事がありました。その時も全てを受け止め背中を押し、周りを優しく包み込む事の大切さを忘れさせずにいさせて下さいました。今でも本当の優しさや強さというものは分かりません。その中でも自分を支えて下さる方へ愛情を持つ事の大切さを忘れさせずに居させてくれます。hayato_ichiharaーより引用 この投稿をInstagramで見る 市原隼人(@hayato_ichihara)がシェアした投稿 2022年に行われた長渕さんのツアーでは、写真家として同行していたという市原さん。常に長渕さんの近くで撮影を続け、時には一緒に温泉に行ったり食事をしたりするなど、関係が深まったと明かしました。市原さんは長渕さんのことを、「侘び寂びを感じられる唯一無二の人間臭い素敵な存在で、自分にとってかけがえのない大切な存在」と信頼しています。長渕さんと市原さんのエピソードに、ファンからは「知らなかったですが、素敵な関係性ですね!」「涙が止まりません」といったコメントが上がりました。市原さんは今後も、長渕さんとの信頼関係を築き、仕事に取り組んでいくことでしょう![文・構成/grape編集部]
2023年04月14日現在公開中の映画『シン・仮面ライダー』より、登場人物のそれぞれに絡み合う関係性を描いたキャラクター映像の第2弾「本郷猛×一文字隼人編」が公開された。仮面ライダーとして戦うことになった本郷猛(池松壮亮)と、SHOCKERに反旗を翻した緑川ルリ子(浜辺美波)のふたりが繰り広げる戦いを軸に描かれる本作。その一方で、一癖も二癖もある個性的な登場人物たちと、その関係性を描く濃厚な人間ドラマにも注目が集まっている。公開された映像では、仮面ライダーと仮面ライダー第2号/一文字隼人(柄本佑)が1対1で戦うシーンや、ダブルライダーとしてともにSHOCKERに立ち向かっていく姿が映し出されている。『シン・仮面ライダー』キャラクター映像「本郷猛×一文字隼人編」<作品情報>映画『シン・仮面ライダー』公開中原作:石ノ森章太郎脚本・監督:庵野秀明【出演】池松壮亮浜辺美波柄本佑西野七瀬本郷奏多/塚本晋也手塚とおる松尾スズキ仲村トオル安田顕市川実日子/松坂桃李大森南朋竹野内豊斎藤工/森山未來(C)石森プロ・東映/2023「シン・仮面ライダー」製作委員会関連リンク公式サイト::公式アプリ「SHOCKER」fromシン・仮面ライダー:
2023年03月30日木村拓哉主演のこの春スタートの月9ドラマ「風間公親-教場0-」に、市原隼人が第1話のゲストとして登場することが分かった。俳優キャリア20年以上にして、月9は初出演となる。木村さん演じる風間が、教官として警察学校に赴任する以前、新人刑事の教育に“刑事指導官”として当たっていた時代を描く本作。市原さんが演じるのは、機械部品製造工場の社長・益野紳祐。妻を交通事故で亡くし、小学生の娘と2人で暮らす益野には、ある心配事が。それは、母親の死後、娘が言葉を話せなくなり、喉の調子が悪く、度々苦しそうにすること。交通事故は、妻と娘が横断歩道を渡っているところに、一時停止を無視した車にひき逃げされたのが原因。犯人は捕まっておらず、益野はそれを恨んでいる。また、益野にはひき逃げの犯人に心当たりがあるようで…。主演の木村さんとの共演は、『無限の住人』以来、ドラマでは初共演となる市原さん。「今作品の中であふれ出る感情を抑えきれずに涙が止まらなく、NGを出してしまうことがありました。愛してやまない娘がそばにいるのに、孤独を感じてしまう過去を背負った男の拭いきれない悔しさを感じながら現場に立つことは、言葉に表せないほどに苦しかったです」とふり返る。また、同じく第1話ゲストとして内田理央も登場。演じるのは、謎の女性・日中弓。ある夜、ホストクラブオーナー・芦沢健太郎(久保田悠来)とタクシーに乗り込み、移動中に「俺の旅の記録だ」とタブレット画面を見せられ、弓は血相を変える。そんな中、「急に飛び出してきた猫をひいてしまったかもしれない」とタクシーが急停止。タクシー運転手が確認して車内に戻ってくると、弓は寝てしまっている芹沢を指定した場所まで送り届けるよう指示して、車から降りていく。そして、指示された場所で芦沢を下ろそうとしたとき、タクシー運転手は芦沢の胸にナイフが刺さって死んでいることに気づく…。内田さんは「撮影現場は、やはり張り詰めるような緊張感がありましたが、木村さんを筆頭に携わっている全ての方がひとつひとつのせりふやシーンを大切に、魂を込めている『教場』の現場を感じることができて、俳優として素晴らしい経験をさせて頂きました」と語る。弓は「第1話のストーリーが始まってすぐに出てくる」というが、「多くは語れないので、是非見ていただけるとうれしいです」と呼びかけている。「風間公親-教場0-」は4月10日より毎週月曜日21時~フジテレビ系にて放送(※初回30分拡大)。(cinemacafe.net)
2023年03月20日4月に歌舞伎座で上演される新開場十周年記念『鳳凰祭四月大歌舞伎』昼の部『新・陰陽師 滝夜叉姫』より、中村隼人・市川染五郎から公演へ向けたコメントが到着した。原作は、夢枕獏が描いた伝奇小説『陰陽師』。10年前、歌舞伎座新開場の際にも上演された作品を、市川猿之助の脚本・演出のもと、次代を担う花形俳優が顔を揃え、新たな『陰陽師』の世界が誕生する。物語の主人公・稀代の陰陽師である安倍晴明を演じるのは中村隼人。そして、その親友で笛の名手・源博雅を演じるのは市川染五郎。共に平成生まれで歌舞伎はもちろん、映像作品や一般演劇など活躍の場を広げる二人が、相棒役で共演する。<中村隼人&市川染五郎 コメント>■10年ぶりの上演中村隼人10年前に幸四郎さんを中心に、ほぼ同世代で上演なさった作品を上演するということで、まさか自分が見ていた作品を、時を越えて自分がさせていただけるとは思わず、びっくりしました。市川染五郎僕も「まさか」という感覚でした。10年前に拝見した時も、こんな歌舞伎もあるんだというインパクトがすごくて、今でもそれが強烈に残っているので、それを猿之助のおにいさんがどのように生まれ変わらせるのか気になるなと思いました。■相棒役を勤めるお互いの印象中村隼人本当に、自分より一回り下とは思えない落ち着きだったりとか、歌舞伎の舞台で共演したり、舞台を拝見して、雰囲気をもった役者さんだなと思っているので、こういう機会に共演できることは本当に嬉しいです。二人で行動する場面が多いので、色々と相談して作っていけたらなと思っています。市川染五郎これまで共演の機会は少なかったのですが、舞台を拝見させていただいたりして、すごく明るさを持っていらっしゃるような気がしていて、そんなおにいさんがどんなふうに晴明を作られるのかがすごく楽しみです。親友という関係性ですので、お互い心を許して、二人の平和なシーンではリラックスした、落ち着いた空気感にできればいいなと思っています。■公演への意気込み中村隼人この『新・陰陽師』という作品で、晴明という役は物語の核を担う役だと思っているので、一本筋の通った、そして風情のある安倍晴明にしていきたいと思います。市川染五郎晴明が少し人間離れした人物でもありますので、僕はそれと対照的に博雅のピュアなところ、人間らしいところ、かわいらしいところというのを大事に、新しい博雅を作りたいなと思っています。<公演情報>歌舞伎座新開場十周年記念『鳳凰祭四月大歌舞伎』『新・陰陽師 滝夜叉姫』2023年4月2日(日) 初日~27日(木) 千穐楽『新・陰陽師 滝夜叉姫』ビジュアル
2023年03月13日2023年2月、俳優の木村拓哉さんは、同じく俳優仲間の市原隼人さんからもらったという手紙と5円玉の写真をInstagramに投稿。2023年3月現在、27万件以上の『いいね』が集まり、話題となりました。木村拓哉が5円玉に感動した理由とは?ことの始まりは、市原さんのInstagramに投稿された『ある包丁の写真』。市原さんは料理が得意で、普段から手料理や調理器具の写真を投稿しています。ある朝、市原さんが料理をしている時にインターホンが鳴ったので出てみると、木村さんから贈り物が届きました。早速開けてみると、ずっと気になっていた包丁が…!届いた包丁に感動した市原さんは、喜びと木村さんへの感謝の気持ちをInstagramにつづりました。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 市原隼人(@hayato_ichihara)がシェアした投稿 朝食の準備をしてたら、インターホンがなり木村さん(@takuya.kimura_tak )から包丁(@terukazutakamura)が届いた。ずっと気になっていた代物。たまらない…。すぐに使いたい気持ちを我慢して、しっかりと向き合いながら包装を開ける事にした。夜にペティナイフでフルーツカクテルを…。切ってるというよりも、包丁に切らされてる感じ。。もはや何を言ってるか分からないくらい言葉にできない…。その勢いで、我が家の冬の定番、具沢山の豚汁と明日の朝食用に炊き込みご飯の仕込みを終え…感動しっぱなし。。食材は切られてる事に気付いてないかも。笑勿論、今愛用してる包丁も凄くいい、それぞれ違う顔がある事に感動してる。更に料理が好きになった。本当にありがとうございます。この包丁を持って和食屋さんで料理を学ぶ事に決めた。hayato_ichiharaーより引用市原さんは木村さんへの感謝の言葉とともに、「5円を渡しに行かなきゃ」というハッシュタグも付けています。その理由は、木村さんのInstagramの投稿を見れば分かります! この投稿をInstagramで見る Takuya Kimura(@takuya.kimura_tak)がシェアした投稿 「市原隼人君が現場にいきなり現れて“押忍 ご縁を”と。この間包丁をプレゼントした時に、“縁が切れちゃわない様に、いつか5円頂戴ね”って伝えたら、わざわざ持って来てくれました。何だか“じぃ〜ん”としちゃいましたぁ〜映画も観てくれて…。ありがとう 隼人。PEACE‼︎STAYSAFE!拓哉takuya.kimura_takーより引用テレビでは分からない、2人の関係性とやり取りが、とても素敵です。市原さんが以前から気になっていた包丁をプレゼントしただけではなく「縁が切れないように5円ちょうだいね」と、さらっとお願いできる木村さんもかっこいいですね。人から何かをもらった時、電話やLINEで済ませてしまう人も多い中、手紙を贈る市原さんの誠実さも垣間見えます。木村さんと市原さんのInstagramのコメント欄には、「感動した」「すごく素敵!」などの声が寄せられていました。お互いを思いやるエピソードに、投稿を読んだ多くの人たちも「じ~ん」となったようですね![文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2023年03月08日外山啓介が昨年より行なってきたモーツァルト、ベートーヴェン、ショパンの3つのソナタを軸とした「《3つのソナタ》外山啓介 ピアノ・リサイタル」が3月26日に神奈川県立音楽堂にて開催される。「このプログラムはおそらく最後」と語るリサイタルを前に、外山に話を聞いた。モーツァルトのピアノ・ソナタ第11番「トルコ行進曲」、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第12番「葬送」、ショパンのピアノ・ソナタ第2番「葬送」を軸にした今回のプログラム。3人の偉大な作曲家によるソナタの“つながり”に、外山は以前から興味を持っていたという。「モーツァルトの『トルコ行進曲』は、ソナタでありながらソナタ形式ではなく、第1楽章に変奏曲を置くという新しい試みをしています。ベートーヴェンも同様に第1楽章に変奏曲を置いていますが、彼の音楽を語る上で、重要なポイントがピアノという楽器の進化です。私が教えている学生が『ガラケーからスマホくらいの変化』と言っていて『なるほど』と思いましたが(笑)、ベートーヴェンというのは、楽器の進化と共に音楽の幅をものすごく広げた作曲家なんですね。『葬送』は、重いタイトルですが、どこか前向きで、死を哀しみだけでなく、苦しみからの解放のように捉えているところが魅力的だと思います。一方で同じ『葬送』でもショパンのほうが死に対する哀しみや苦しみの重み、エネルギーの大きさを感じます。モーツァルト、ベートーヴェンと比べ、ショパンって『温故知新』、古典への回帰への思いが強いんです。良い意味での折り目の正しさ――きちんと枠があるからこそ、いろんなことが引き立つという魅力を感じさせてくれます。ひと言でクラシックと言っても長い歴史があり、その中で、過去の作曲家にリスペクトを表しつつ、自分なりの新しいものを生み出していくという姿勢に僕自身、感動を覚えていますし、3つのソナタを続けて聴くことで時代が巡っていることの面白さを感じていただければと思います」。ベートーヴェンのソナタとショパンのソナタの間には、ショパンのプレリュード第15番「雨だれ」、「ノクターン第7番」、「第8番」が組み込まれる。「ショパンのソナタが変ロ短調なので、そこにつながるもので始めたくて入れたのですが、『雨だれ』から『ノクターン第7番』へのcis-moll(嬰ハ短調)とDes-dur(変ニ長調)の流れは、今年のプログラムでも一番うまく組めたんじゃないかと思っています。そこから最後のソナタにつながっていく流れもすごく美しいのでぜひ聴いていただきたいです」昨年から行なってきたこちらのプログラムだが「おそらく、今回が最後になる」とのこと。「プログラムって決める時が一番楽しいんです(笑)。このプログラムにも随分苦しめられましたし(苦笑)、同時に救われもしました。これまでの経験を活かした熟成されたプログラムになると思いますので、ぜひ楽しんでいただけたらと思います」。文:黒豆直樹
2023年02月20日舞台『巌流島』の公開ゲネプロが9日に都内で行われ、横浜流星、中村隼人、堤幸彦(演出)が取材に応じた。同舞台は、剣豪・宮本武蔵と佐々木小次郎の「巌流島の戦い」に焦点をあてたアクション時代劇。脚本・マキノノゾミ氏と演出・堤幸彦氏がタッグを組み、新解釈、新設定をもとに新たに脚本を創り上げ、オリジナル作品(新作)として上演する。横浜が宮本武蔵を演じ、歌舞伎以外の舞台への出演は初めてとなる隼人が武蔵と対峙する佐々木小次郎を演じる。 ほか猪野広樹、荒井敦史、田村心、岐洲匠、押田岳、山口馬木也、凰稀かなめらが出演する。主演の横浜は「『巌流島』は本当にたくさん作られてますけど、新解釈新設定なので、全く新しい形の『巌流島』ができたと感じています。武蔵と小次郎の関係性は特に注目して観ていただきたいです」とポイントを説明。「ついさっきまで稽古していたんですけど、本当にやるべきことはやってきたので、あとは役として舞台上で生きるのみだと思っております」と語った。隼人も「大先輩たちがしてきたことを演じようというふうに思ったんですけど、お話を聞いてみると、令和版新解釈ということで、マキノノゾミさんが書かれた脚本に堤さんの力を加えてまた新しい作品ができあがったと思ってます」と自信を見せた。演出の堤は今回「モノクロ」の世界にこだわったそうで、「背景は大変でした。シンプルな世界を作っています。結構私はごちゃごちゃとカラフルな舞台が多く、またそれも大事なんですが、今回は封印し、ギャグも封印し、本当にシリアスな人間ドラマ、特にこの2人がどういう過程を経てなぜ対決しているのかということに上りつめていく人間ドラマしたい」と意図を明かす。横浜は改めて「3年前に中止になってしまった作品が明日からスタートします。あの時の申し訳ない気持ちだったり、悔しい思いをしっかりと放てるように、新たなキャスト、堤監督も加わってパワーアップした作品になっていると自信を持って言えますので、皆さん期待して待っていてください」とメッセージを送った。公演は東京・明治座にて2月10日~22日。ほか金沢、新潟、秋田、名古屋、神戸、高松、福岡公演を巡り、全国8カ所で上演する。
2023年02月09日市原隼人が、台湾で放送されるオリジナルドラマ「商魂 TRADE WAR」(原題)に出演することが分かった。市原さんが台湾制作の作品に出演するのは、本作が初となる。本作は、台湾史上最も深刻なインフレ時代といわれた1950年代を舞台に、当時台湾で重要な物資であったセメントを加工する会社をのちに台湾を代表する会社へと発展させた実業家・林燈(リン・ドン)の実話を基にしたストーリー。セメント会社の経営権をめぐる台湾経済界の権力争いを、人間模様や愛憎劇を交え、見どころ満載のヒューマンドラマとして描かれる。主人公・林燈を演じるのは、2018年に台湾で最も権威ある映画賞「金馬賞」の最優秀新人賞にノミネートされたフー・モンボー。市原さんは、第二次世界大戦後まもなくして起きた、政権交代と激動の時代を前にした台湾商人たちに交じり、数々の劣勢のなか、あらゆる手段を使って台湾の経済界で爪痕を残そうとする台湾在留の日本人・武田遼平を演じる。日本の貧困家庭に生まれた武田は、低学歴を卑下し、人を信用しない。相当上に上り詰めないと他人から見捨てられると考え、強く成功を望み、大きな野心を抱くようになる。日本専売公社で職に就き、台湾へ出向。その頃、日本政府は積極的に台湾のインフラを構築しており、台湾はますます栄えていた。武田は新竹県のタバコ専売局の販売統括人に任命され、新竹県に赴く。この職で初めて全てを牛耳ることができると感じられる地位に就いた。武田は新竹県の盛衰を一手に握っており、その状況を心から楽しんでおり、今後決して日本には戻らないと心に決めるが、日本の敗戦を受けて、強制的に帰国させられ、台湾で築いた名声は消えてなくなる。武田はまたも裏切られたと感じ、彼を見捨てた社会に激しい怒りを抱く。本作のプロデューサー・高瑞陽が、『ヤクザと家族 The Family』での市原さんの演技に注目し、オファーしたことから今回の出演に至ったという。演じる前には様々な葛藤があったという市原さんだが「振り切って覚悟を持ち完全なヒールに徹底いたしました。この先、中々出逢わないであろう程に、金、性、名誉…etc全てにおいて強欲で冷徹な人間です。あまりの闇の深さに現場にいる時は食事が喉を通りませんでした」とふり返り、「衝撃的映像が収められた今作品は台湾だからこそ成し得た事で、貴重な経験をさせていただき心から感謝しています“台湾の制作クオリティ=世界基準”だという事を改めて感じさせていただきました」とコメントしている。なお本作は、来秋の台湾での放送開始に合わせ、日本でも同時期に配信コンテンツを通じて視聴開始を予定している。「商魂 TRADE WAR」は2023年秋、台湾で放送開始(全6話)。(cinemacafe.net)
2022年12月12日俳優の横浜流星、歌舞伎俳優の中村隼人が26日、舞台『巌流島』のオンライン製作発表会見に演出の堤幸彦氏とともに出席した。同舞台は、剣豪・宮本武蔵と佐々木小次郎の「巌流島の戦い」に焦点をあてたアクション時代劇。脚本・マキノノゾミ氏と演出・堤幸彦氏がタッグを組み、新解釈、新設定をもとに新たに脚本を創り上げ、オリジナル作品(新作)として上演する。横浜が宮本武蔵を演じ、歌舞伎以外の舞台への出演は初めてとなる隼人が武蔵と対峙する佐々木小次郎を演じる。会見は巌流島で実施。横浜は「ここで武蔵と小次郎が世紀の一戦を行って、その場に今、自分が立っていること、そして同じ空気を吸えていることがすごく感慨深いですし、必ず役作りに影響してくると思うので、来ることができて良かったです」と述べ、隼人は「船に乗って巌流島に上陸したんですけど、ただならぬエネルギーを感じて、踏み入れた瞬間に厳かな雰囲気というか、パワーを感じて、役作りに反映させたいなと思いました」と語った。同舞台は2020年7月に上演予定だったが、横浜が新型コロナウイルスに感染し、全公演中止に。横浜は「一度中止になってしまって悔しい思いや責任感をすごく感じていたんですけど、また上演することが決まって非常にうれしく思います」と心境を述べ、「あのときから積み重ねてきたものをすべて注ぎ込んで、深みの増した武蔵を生きられたら」と力を込めた。隼人も「一度中止になってしまった舞台ということで、そのとき僕はこの作品には携わってなかったのですが、初日を見越してやっていた熱量が絶対残っていると思う。出来上がった空間に自分が入っていくことにすごいプレッシャーや緊張はありますが、僕が入って新しい風というか、作品のエネルギーになれればいいなと思います」と意気込んだ。横浜と隼人は今回初共演。初対面となった本作のポスター撮影を振り返り、横浜は「刀を合わせたときに、物腰は柔らかいんですけど、内に秘めた熱いものをすごく感じたので、稽古が楽しみになりました」と隼人の印象を述べ、「舞台に関しては大先輩なので、しっかりと胸を借り、ぶつかっていき、切磋琢磨し合いながら高め合っていけたら」と語った。一方、隼人は「いろんな作品を見させていただいて、本当に繊細な芝居をされる方だなと思っていて、その方が無骨な男くさい武蔵をどういう風に演じられるんだろう、どういう風にスチール撮影で作ってこられるのか楽しみにしていたんですけど、来た瞬間、そのまんま武蔵だったので、僕も自然と入っていけて、メラメラ燃えたんです。引き出してもらったなという印象が強かったです」と語った。舞台『巌流島』は、2月10日に東京・明治座で開幕し、金沢、新潟、秋田、名古屋、神戸、高松、福岡を巡り、全国8カ所で上演する。
2022年10月26日ピアニストとしてその音楽性を深めながら、デビュー以来継続して行っている全国ツアーで、自分がその時に向き合いたいと心から感じる作品を披露してきた外山啓介。今回彼が選んだのは、モーツァルト、ベートーヴェン、ショパンのソナタを軸にしたプログラム。初めに決まったのは、ベートーヴェンのピアノソナタ第12番「葬送」だったという。「もともとコロナの影響で中止になった公演のプログラムに入れていたのですが、その後、コンサートが少しずつ再開したばかりの頃はまだ弾く気持ちになれず、一度横に置いてありました」外山はこれまでにもたびたびベートーヴェンのピアノソナタをプログラムに入れてきた。このソナタは、古典派からロマン派の過渡期における「扉を開きかけた作品」だと感じるという。「改めて最近、ベートーヴェンの時代の楽器の進化はすごく、それによって和声など音楽の可能性が広がっていったことを感じています。それまでのピアノソナタでは終楽章に重点が置かれていたのが、この葬送は、フィナーレもつかみどころがなく不思議なところがある。サプライズがたくさんある作品です。ベートーヴェンのピアノソナタ全曲を演奏しようという計画はありませんが、死ぬ時に、“あぁ、全部弾いたなぁ”と思えたらいいなとは思っています。今回は、自分の次の扉を開いてみたいという気持ちで取り上げることにしました。ベートーヴェンにとってピアノソナタは大切なジャンルのひとつで、その時の心情をのせた、いわば自分の身代わりのような存在だったのではないかと思います。後世の作曲家にも多大な影響を与えました。絶対に知っていなくては、先に進むことができません」そんなベートーヴェンのソナタに関連させる形で、モーツァルトとショパンのソナタも選んだ。「モーツァルトのピアノソナタ第11番《トルコ行進曲付き》は、1楽章が変奏曲で書かれているところなど、ベートーヴェンの葬送に影響を与えたと言われる作品です。また、ショパンの葬送からは、ベートーヴェンの葬送を意識していることが感じられ、改めて弾いてみると、特に4楽章など指のまわり方がよく似ています。一方で興味深い違いもあります。以前ある方から、国や宗教によって死への価値観が違う、死は全てから救われて苦しみのない世界にいくことだと認識されている地域もある、と聞きました。葬儀の行進にも、行きは暗い音楽、帰りは明るい音楽を奏でる文化があるそうです。今回取り上げるふたつの葬送には、どちらも天国への憧れ、現世の苦しみからの解放という意味があると思います。ただショパンのほうは、解放された先が人間には触れられない天上の出来事、一方のベートーヴェンは、もう少し現世の感覚に近いというか、騒がしさや華やかさがあって、捉え方の違いを感じます」「演奏することを楽しみたいし、みなさんにも楽しんでいただきたい」外山啓介 (c)Yuji Hori後半はそんなショパンの「葬送」につなげる形で調性を意識し、プレリュード「雨だれ」(変ニ長調)、ノクターン第7番Op.27−1(嬰ハ短調)、第8番Op.27−2(変ニ長調)を弾く。「変ロ短調のソナタの前には、平行調で書かれたOp.27-2のノクターンを置きました。もともとこのノクターンはすごく好きな作品。さらに平行調は似て非なるもので、背中あわせのようなところもあります。Op.27のふたつのノクターンの調性的なつながりも気に入っています。プログラミングの可能性は無限大で、逆にある意味すごく難しいのですが、僕は調性につながりのあるものが一番きれいだと感じるのです」マスターピースといわれるショパンの「葬送」については、どう自分の解釈を見つけていったのだろうか。「昔から、何かが燃えさかるようなところのある曲だと感じていました。ただその考えに凝り固まらないよう、一度頭を柔らかくして楽譜を見直してみると、改めていろいろな指示が書かれていると気がついて、とにかくシンプルに、楽譜に誠実に弾いていけばいいと思いました。熱く弾き進める部分と、冷静に、細かい色のニュアンスを表現していく部分をうまく両立させたいですね」今回のプログラムも、弾けば弾くほど難しく感じるようになったという。「自分では、ちょっと弾けるようになったぐらいが一番うまいと思えるものですが(笑)、それから本番で弾くうちあれこれ考えるようになって、葛藤がはじまります。それが昔よりもしんどいのは、ステージで演奏することの重みを一層感じるようになったからかもしれません。でもやはり、演奏することを楽しみたいし、みなさんにも楽しんでいただきたい。だから今回も、新しい可能性を自分で開いていく気持ちで、シンプルにがんばることに心を決めました」恒例となっているサントリーホールでのリサイタルでも、自然体で、今できるベストの音楽を届けたいと語ってくれた。外山啓介ピアノ・リサイタル《モーツァルト~ベートーヴェン~ショパン》9月24日(土) 14:00 開演/13: 15 開場サントリーホールプログラム:モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11 番「トルコ行進曲付き」 イ長調 K.331ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第 12 番「葬送」 変イ長調 op.26ショパン:プレリュード第15 番「雨だれ」 変ニ長調 op.28 15ショ パ ン :ノクターン第 7 番 嬰ハ短調 op.27 1ショパン:ノクターン第8 番 変ニ長調 op.27 2ショパン:ピアノ・ソナタ第2 番「葬送」 変ロ短調 op.35※曲目・曲順等が変更になる場合がございます。取材・文:高坂はる香■チケット情報
2022年09月09日横浜流星が主演、共演に中村隼人を迎えて、剣豪・宮本武蔵と佐々木小次郎の「巌流島の戦い」に焦点をあてた舞台「巌流島」。2020年7月から9月にかけて上演予定だった話題作が、2年半の時を経て2023年2月から3月にかけて上演されることが決定した。武蔵と小次郎はどこで出会い、どんな人生を歩んできたのか、なぜ戦わなければならなかったのか…。闘いの裏に隠された人間ドラマ、決闘の真実を捉え、関門海峡に浮かぶ「巌流島(船島)」で繰り広げられた大勝負、その壮絶な戦いを、壮大かつ画期的なアクション時代劇として描き出す。舞台は、新解釈、新設定を基に新たに脚本を創り上げ、オリジナル作品(新作)として上演。脚本は深みのある描写を得意とし、時代物の舞台に敏腕を振るうマキノノゾミ、演出は大型スペクタクルエンターテインメントを次々と世に送り出す堤幸彦が担当。2人はこれまでに「真田十勇士」や「魔界転生」などの大ヒット作を産み出しており、今回も最強のタッグが実現した。主演の宮本武蔵役は、アクションにも抜群の冴えを魅せる横浜流星。TVドラマでは「DCU」や「私たちはどうかしている」「着飾る恋には理由があって」など、映画では今秋公開の『線は、僕を描く』、来年公開予定の『ヴィレッジ』をはじめ、『流浪の月』『アキラとあきら』など主演作・注目作への出演が続いている。舞台への出演は2017年以来6年ぶり。佐々木小次郎役は、若手歌舞伎俳優の中でも活躍目覚ましく注目を集める中村隼人。古典歌舞伎はもちろん、「スーパー歌舞伎II ワンピース」や「新作歌舞伎NARUTO-ナルト-」などにも出演し、歌舞伎の可能性を追求。TVドラマ「大富豪同心」にも主演し、新たなファン層を開拓している。歌舞伎公演以外での本格的な舞台への出演は今回が初めてとなる。横浜さんと中村さんは今回が初共演。火花散る剣豪2人のぶつかり合い、語り継がれてきた名勝負が新脚本、新演出で鮮やかに甦り、迫力満点の大殺陣や、LEDなどの映像効果にも期待が高まる。横浜流星 コメント約3年前に中止になったこの作品が3年の月日を経て公演が実現します。今回は参加できない方々の思いも背負い、堤監督そして新キャストの皆さんと一致団結して、最高に熱い作品をお届けできればと思います。勝ちにこだわる剣豪で、武骨で我が道をいきますが、心根が優しく人間らしい漢です。晩年に「五輪書」を書くほど哲学的な部分も持っていて、色々な面を持っているので、男として尊敬しかありません。その魅力を最大限に引き出し、自分にしか生きられない武蔵を生きたいと思っています。あれから3年の月日が経ち、身も心もアップデートされたと思うので、3年前よりもより深みの増した武蔵を生きることを誓います。中村隼人 コメント佐々木小次郎を演じさせていただきます。歌舞伎俳優の中村隼人です。巌流島と聞くと、宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘が一番に思い浮かびます。日本人に馴染みが深く、人気の題材に出演させて頂くことに嬉しく思っています。そして宮本武蔵といえば、私の大叔父である萬屋錦之介が演じていたイメージが強く、男臭くてカッコいい世界観に憧れていました。数多くの名優達が演じた役をさせていただくのは怖さもありますが、横浜流星さんと共に、自分にしかできない武蔵のライバル“佐々木小次郎”を作っていければと思います。堤 幸彦 コメント巌流島。関門海峡の早瀬、日本史上もっとも有名な対決の島に至るマクロな歴史のうねりとミクロな心模様の交差。巷間語られる巌流島像とは異なる固唾を呑む裸の個性のぶつかり。横浜流星、中村隼人、水墨画のように虚飾を排したモノクローム舞台で勢いある二人の「真剣」を見たいのだ。存在の陰影を見たいのだ。技あるたくさんのキャスト、表現の達人スタッフと新たな強い「令和の時代劇」を創出したいのだ。カンパニーひとつとなって一目散で千秋楽まで走り抜ける!ご期待ください!「巌流島」東京公演は2023年2月10日(金)~22日(水)明治座にて、2月から3月に掛けて東京・金沢・新潟・秋田・名古屋・神戸・高松・福岡全国8か所にて上演。(text:cinemacafe.net)
2022年08月30日大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK)で、北関東を治める御家人の八田知家(はった・ともいえ)役を演じている、俳優の市原隼人さん。茨城県笠間市にある八田の墓を訪れ、手を合わせる様子をInstagramに投稿しました。墓参りをした市原隼人「言葉にできない」八田は、鎌倉幕府の合議制を担う13人のうちの1人でありながら、一匹狼として行動する人物。2022年8月7日の放送回では、俳優の新納慎也(にいろ・しんや)さんが演じた、頼朝の異母弟・阿野全成(あの・ぜんじょう)を謀反の疑いで誅殺し、話題となりました。生と死が入り乱れる時代を舞台に、役を演じる中で、市原さんは考えさせられることが多いのでしょう。八田の墓参りで、落ち葉を集め、周りに生えている雑草を抜くなどの掃除をしていた時のこと。17時を知らせる防災行政無線のチャイムが、1963年に発売された楽曲『明日があるさ』であったことから、思わず手が止まるほど胸が締め付けられたといいます。※画像は複数あります。スライドしてご覧ください。 この投稿をInstagramで見る 市原隼人(@hayato_ichihara)がシェアした投稿 自身の10代を思い出し、言葉にできない想いで胸がいっぱいになった市原さん。墓参りの写真を投稿するとともに、このような言葉をつづりました。”明日がある”からその為に苦しいことや、耐えなければならない事が沢山あるけども、明日があるから希望となり喜びや胸を躍らせていられる。未来ってのは憎いやつです。笑いただいた役と、正解のない世界で逡巡しながら奮闘出来ることに感謝しながら、どんな時も答えよりプロセスを問い、今日も1日が始まる。hayato_ichiharaーより引用生きて、明日があるからこその苦しみと喜び。市原さんが感じたことには、続々と共感が寄せられています。・その繰り返しが人生ですよね。励みになります!・市原さんの考え方が好きです。御霊への礼節、そしていつも熱い演技、ありがとうございます。・八田知家の存在感は、市原さんだからこそ。・私も先日、故人に手を合わせました。市原さんのように思いながら、毎日を乗り越えていきたいです。未来に想いをはせながら、日々を歩んでいきたいですね。[文・構成/grape編集部]
2022年08月13日ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんによるドラマコラム。2022年4月スタートのテレビドラマ『正直不動産』(NHK)の見どころや考察を連載していきます。桐山(市原隼人)のスパイ疑惑が浮上。そんな矢先、社長の命令で永瀬と桐山はペアを組み、大型案件を任されることに。一緒に仕事をする中で、永瀬は桐山の壮絶な過去と仕事に対する想いを知ることになる。桐山の不審な行動桐山の不審な行動は、以前から見られた。ライバル会社であるミネルヴァ不動産の社長との密会や、深夜に会社のパソコンにアクセスしていた痕跡などがある。また月下(福原遥)が挨拶をしていた近所の優しいおばあちゃん・衛藤明子さん(松金よね子)の家についてもそうだ。月下の調べた限りでは1億円の価値があるところを桐山は7500万円で売ろうとしていたのである。どうして2500万円も下げているのか不審に思った月下は桐山に問いかけるも、答えてはもらえなかった。ますます怪しさのます桐山。しかし、これがきっかけで我々も『本当の桐山』を知ることになる。永瀬が物にした正直営業スタイル永瀬と桐山がペアを組み、今回担当したのは『建築条件付き土地』。あまり聞き慣れない言葉だが、土地を買って、そこに家を建てる場合、特定の建設業者と契約を結ぶことが条件となる土地である。しかし、問題なのはその建築を担当する竹鶴工務店だった。竹鶴工務店は下請けに安い金額で建築を丸投げし、無茶な工期を要求する。さっそく永瀬と桐山が二人で挨拶に行くも、社員の士気は低く、雰囲気は最悪だった。金額に見合った材料と無茶な工期で建てた場合、欠陥住宅となるのは明らか。この状況を変えるべく、プランの見直しを求めて下請けの秋川工務店へと足を運んだ。しかし、なかなか取り入ってもらえず、永瀬は信頼してもらうため作業を手伝うことに。桐山は呆れたように永瀬のお得意の嘘で信じてもらえばいいじゃないですかと皮肉を言うも、永瀬ははっきりと「もう嘘はつかない。営業スタイルを変えた。顧客一人ひとりに正直に営業する」と反論。これまで嘘がつけない正直との戦いに苦戦していた永瀬だが、ここに来て顧客にも感謝され、会社にも貢献できたという経験がさらに強い彼の信念を生み出していた。それから永瀬は顔や服を汚しながら、毎日作業場へ通い、熱心に作業していた。その姿は心を打たれるものがある。営業は信頼を得るために足繁く顧客のところへ通ったり、お手伝いに行ったりするということを耳にするが、スマホやパソコンなどの電子機器が主流になった現在、対面で一生懸命に何かをしてくれるのはさらに重みがあるように思える。めげずに真摯に向かい合う、この姿勢は我々も見習わなければならない。永瀬の努力の甲斐あり、ようやく秋川工務店の棟梁がプランの見直しを検討することに。またも永瀬は『正直』で信頼を勝ち得るこができた。桐山の壮絶な過去と想い月下は近所の明子との会話を重ねる中で、桐山の過去を知ることになる。それは14年前、川崎のマンションが新築なのに壁にヒビが入って傾いたことで問題になっていた『サンフラワー建材問題』。最後には下請けの現場責任者が自殺したのである。その自殺した人が桐山の父だったのだ。秋川工務店が欠陥住宅を建てようとすることにすごい剣幕をしていた桐山。欠陥住宅を作らされた桐谷の父親は元請けや会社から全ての責任を押し付けられ、トカゲの尻尾切りのような状態にあっていたのだった。桐山が欠陥住宅を建てようとする工務店に敏感なのも腑に落ちる。やはり桐山は不正をするような人間ではなかった。明子の家についても、すぐに売りたいという明子自身の希望から、価格を下げてより買い手が早く見つかるよう、しっかりと練られたプランだったのである。仕事をする理由って何?これまで桐山が営業成績にこだわっていたのは、ここで実績を作って会社を興し、父親のような真面目な社員が報われる職場をつくりたいという想いからだった。桐山の過去と仕事に対する姿勢を目の当たりにした永瀬は「張り合ってた俺がバカみたいじゃん」と、冗談混じりに話す。仕事をする理由は人それぞれ。桐山のように明確な目的がある人もいれば、そうでない人もいるだろう。金のために仕事をしていた永瀬だが、今は何のために働いているのか。桐山に聞かれた永瀬は答えに詰まる。彼がその答えを見つけるのはもう少し先になりそうだ。今回はかなり胸が熱くなるシーンも多く、せっかく良い相棒になれそうだった二人だが、ラストで桐山が退職願を提出するという衝撃展開。『正直不動産』は、まだまだ目が離せない![文・構成/grape編集部]
2022年05月15日連続ドラマW「正体」の完成報告会見が2月25日に行われ、キャストの亀梨和也、黒木瞳、市原隼人、貫地谷しほりが登壇した。本作は、殺人事件の容疑者として逮捕され、死刑宣告された主人公が、移送中に脱獄し、潜伏先で出会った人々を窮地から救っていく姿を描いたエモーショナル・サスペンス。劇中で金髪に染めたり、一重まぶたにしたりと、変装を行った亀梨さんは「(逃亡先で変装した)何人もの人物を演じたというよりも、ひとりの人間が状況によって変装しないといけなくなるという役だったので、どのキャラクターを演じるにしてもリアルさというのは大事にしました」と明かす。主人公が容疑者とされている事件の被害者夫婦の母親・井尾由子役の黒木さんは「亀梨くんの言葉ですごいなと思ったのが、正体を隠して演じないといけないということ。だから現場では、自分がどこにいるか、スタッフにも分からないようにオーラを消す、そういう努力をしていたと。そういう心持ちでやっているんだなと。ただ、素晴らしいなと思ったんですけど、オーラは消せないですね」と笑いながらコメント。また以前、姉弟役で共演経験があった貫地谷さんについて、「今回はしっかりと恋をさせていただきました」と亀梨さんが語ると、貫地谷さんも「最初は恥ずかしいかなと思っていました。以前はお姉さんを支える弟という間柄だったんで、どうだろうなと思ったんですけど、でも現場に入ったら、相変わらず大好きでした」と笑顔。一方、市原さんとは初共演だという亀梨さん。「市原くんが持たれている独特のオーラとか、お人柄。本当にこの作品にかける熱量、エネルギーを近くで見させていただいて、この熱量はすばらしいなと思いました」とふり返ると、市原さんも「亀梨さんに会った瞬間から本当に真摯に作品に向き合っていると感じたんです。その思いを大切にすべく、僕も話しかけることはできなかったんですが、亀梨さんとの芝居の空気感がとても好きでした」と言い、「後に作品全体を拝見させていただいて、この作品に参加できて、心から満足しています。亀梨さんが孤独になって、声も発せないような現場の中で、本当に難しい重い役を担って、しっかりと受け止めている姿に本当に惚れました」と絶賛した。会見最後には、「本当に色々な亀梨さんが見れます。見事なドラマになっているので多くの方に見ていただきたいです」(貫地谷さん)、「色々な情報が飛び交う現代で、何を信じればいいのか、人や物事の正体が見えてないかもしれない。今一度、個々のそれぞれの物差しで、相手の真実の声や姿を見つめ直すことを願っています。何をもって正義というのか課題は残っていますが、改めてこの世の中で正義がしっかりと認められることを心から祈っています」(市原さん)、「役者業をさせてもらってる中で、大きなギフトをもらったような、素晴らしい作品の一部として自分も立たせてもらったので、この作品が少しでも多くの方に届いてくれると嬉しいです」(亀梨さん)とアピールして締めくくった。連続ドラマW「正体」は3月12日より毎週土曜日22時~WOWOWにて放送・配信(全4話)。(cinemacafe.net)
2022年03月02日2007年のサントリーホールを完売にして成功させた衝撃的なデビュー公演以来、精力的な活動を続けているピアニスト・外山啓介。このほど、ベートーヴェンのソナタをまとめたソロ・アルバムをリリースし、8月29日(日)にはサントリーホールで『オール・ベートーヴェン ピアノ・リサイタル』を開催する。ベートーヴェンに対する思い、そして、コロナ禍で感じたことをインタビューした。7月28日にリリースしたアルバムには、第21番『ワルトシュタイン』、第8番『悲愴』、第23番『熱情』を収録している。「ベートーヴェンはずっとコンスタントにピアノソナタを書いてきた。弦楽四重奏やシンフォニーなど素晴らしい作品がたくさんあるが、同じぐらいピアノソナタも大切だと思う。いろいろな挑戦が1番から32番まで詰まっている」と外山は話す。その中でもこの3曲を選んだのは「単純に好きだから」というが、「『ワルトシュタイン』は新しい時代の幕開けとなるような、ベートーヴェンにとって大きなソナタの一つだし、『熱情』は中期の一つのゴールになる曲。『悲愴』は、いろいろなことがあるけれど、それでも強く生きていくしかないという前向きなエネルギーを感じる」と魅力を語ってくれた。意外だったのが、アルバムの仕上がりを尋ねたときに「どんなときもそうだが、出来上がったものに対しての“恐怖”がある」と答えたこと。現在、37歳の外山は「もうすぐ40歳。もう若手ではなくて、中堅の域に差し掛かってくる」として、「今後の自分の仕事の展開や、理想を考えると、いい意味で周りからの評価が気になるというか、きちんと自分が登っていけているのか不安に思うようになった」という。しかし、その“恐怖”があるからこそ、「本番がより面白くなった」とも。「何を弾いても《外山啓介》というのは嫌だなと思う。自分がどう弾きたいかではなく、作曲家がどう弾いてほしかったのかを一生懸命考える。自分がピラミッドの頂点に立たないピアニストでありたい」。本来、アルバムも昨夏リリースされる予定で、リサイタルも昨年9月に開催されるはずだったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で敢えなく延期となった。この1年間は「一生忘れられない1年になった」と外山は言う。「当たり前のように、観客の皆さんの前で演奏をしてきたが、それが当たり前ではないということ。自分の仕事がどういうものなのか、これからどうしていきたいのか、今まで自分は何をしてきたのか。いろいろと冷静に振り返ることができた」1日も早くコロナ禍の終息を願う一方、一度立ち止まって、思考を深めることができた点においては、プラスだったようだ。「時間ができたので、自分で知っているつもりだったことをもう一度勉強し直したり、演奏に関してもより高みを目指すことができたり、ほかのピアニストの音楽を積極的に聴いたり。本当に忘れることのできない1年だった」本番まで1ヶ月を切った、サントリーホールでの演奏。観客へのメッセージを尋ねると、外山は「特別な時間になると思う。本番でお客様からいただくパワーは本当に大きい。ぜひ、ベートーヴェンのコンサートを作り上げるために、皆様の力を貸していただきたい」と話した。『《ワルトシュタイン》《悲愴》《熱情》〜ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集』エイベックス・クラシックスAVCL-841223300円(税込)発売中外山啓介 オール・ベートーヴェン ピアノ・リサイタル2021年8月29日(日)14:00開演会場:サントリーホール〈その他のスケジュールはこちら〉取材・文・撮影:五月女菜穂
2021年08月02日映画『都会のトム&ソーヤ』(7月30日公開)の公開記念舞台挨拶が31日に都内で行われ、城桧吏、酒井大地、豊嶋花、渡邊心結、玉井詩織、森崎ウィン、市原隼人、はやみねかおる(原作)、河合勇人監督が登場した。シリーズ累計200万部を超える人気推理小説シリーズ『都会(まち)のトム&ソーヤ』を映画化した本作。サバイバル能力を持つ内藤内人(城)、財閥の御曹司で学校一の秀才・竜王創也(酒井)という凸凹中学生コンビが、天才ゲーム・クリエイター集団が仕掛けるリアルRPGゲームの謎に挑み、推理と冒険を繰り広げていく。主演の城と、第一回スタ☆オーディションでグランプリに輝き今回初映画となった酒井は、「最初に会った時よりも遥かに、ぐっと」(城)距離が縮まった様子。そんな後輩達の様子を見ていた市原は「わあ、がんばってるなあ! と。自分もデビューが13とか14かな。その時って全てが輝いて見えるんです」と振り返り、「でもだんだん芝居をする日常が当たり前になっていくんですよ。皆さんがリラックスして現場にいるのを見てて感じました」と語った。そんな市原の演技について、城は「(市原が)創也の顔をグッとつかむシーンが1番心に残ってて。表現だけでリーダーという存在感をすごい強く感じて、動きだけで表現するところも勉強になりました。僕も市原さんのような演技ができるように頑張りたいと思いました」と憧れを表す。市原は「恐縮です。もうなんでもやっていいんだよ、現場は。ものが言えない現場なんてだめだ」とアドバイス。「顎を持つのも台本にないんですけど、そういうことがすごく楽しいじゃないですか。ないことをやったら相手はびっくりするかなとか、違う化学反応が生まれるかなとか、そいうハプニングが大事だと思うのでどんどんやってください」とメッセージを送った。顎をつかまれた方の酒井は「台本になくて、カメラテストで捕まれたんですが、本番までの間にお弁当を一口も食べれなくて、緊張がすごかったんです。それで現場の隣にあったコンビニにいって、歯磨きを買って……」とその時の様子を説明する。玉井も「『顎をつかまれるから』と言って、焼き肉弁当を我慢して、歯磨きをして、ちゃんとタブレットまで食べてました」と思い出し笑い。酒井は「市原さんが『ちゃんと目を見て』という指導をして下さったんです。僕の目が泳いでて、それが劇場で流れてたら、緊張感のないシーンになってしまってたかも。アドバイスがあったからこそ、緊張感のあるシーンになったのかなと思います」と改めて感謝する。市原は「あの日に戻りたいなあ、みたいな日をたくさん作って下さい。達成感って儚いんですよね。何が正解かわからないし、色んな作品で色んなものを得て、映画とかドラマとか舞台は何のためにあるんだろう、なぜ存在するんだろうという意味を自分たちで見出さなければいけない。映画なんてなくていいんだから、生活できちゃうんだから、よりいろんな人に見ていただけるような作品しなきゃいけない。その情熱を持たなきゃいけない。自分達の個性を大事にしながら、育んでください。一生応援していますから、頑張ってください」と熱い言葉を贈っていた。
2021年07月31日市原隼人主演「おいしい給食 season2」が10月に放送されることが決定した。2019年10月期に放送された「おいしい給食」は、市原さん演じる給食マニアの教師・甘利田幸男と、給食マニアの生徒・神野ゴウによる、どちらが給食を「おいしく食べるか」という闘いを描く学園グルメコメディ。今回放送が決定した「season2」は、昨年公開の映画『劇場版 おいしい給食 Final Battle』の2年後が舞台。前作で転勤になった甘利田は、新しい中学に赴任して2年が経っていた。毎朝献立を執拗に確認し、ランチタイムに万全を期していたそんな折、担任する3年1組に転校生がやって来る。それは、かつて甘利田と給食対決をくりひろげてきた宿敵・神野ゴウで――。引き続き、甘利田を演じる市原さんは「愛してやまない『おいしい給食』のチームに逢える事がどれほどの喜びか、言葉では伝えられません。完全オリジナルの元、手探りで創った世界に、また没頭できる事に胸が躍っています」と今回の制作決定を喜ぶ。そして「“給食”とは、いわば人生で初めての会食です。こんな時代だからこそ、人と顔を向き合わせて味わう“食”がこんなにも楽しいものだという事を忘れないでいただきたいです」と呼びかけ、「すべての方へ送る、あたたかく人情深い、完全にふりきったコメディです。是非、シーズン2の放送まで胸を躍らせてお待ちくださいませ」とコメントした。監督の綾部真弥は「視聴者の皆さまに楽しんでもらえるよう、スタッフ・キャスト一丸となり全力で臨んでいきますので、パワーアップした『おいしい給食』の世界を、どうぞご期待下さい!」と話し、「前作映画で『FINAL BATTLE』と言っておきながらファイナルじゃなかったことをお詫び致します。スタッフ・キャスト共に、この物語を続ける欲が勝ってしまいました」と語る企画・脚本の永森裕二は、「時は1986年。あれから2年後の甘利田幸男とその給食道を描きます。今回の甘利田は、下校時に駄菓子屋で買い食いをするという見事な成長を遂げております」と明かしている。「おいしい給食 season2」は10月、テレビ神奈川、TOKYO MX、BS12トゥエルビほかにて順次放送予定(全10話)。(cinemacafe.net)
2021年07月21日凸凹中学生コンビが挑む謎解き青春アドベンチャー映画『都会のトム&ソーヤ』に市原隼人、本田翼、森崎ウィン、玉井詩織(「ももいろクローバーZ」)が出演していることが明らかに。合わせて、本予告映像と本ポスタービジュアルも公開された。新たに発表された4名が演じるのは、街中にリアルRPGゲーム<エリアZ>のゲームを仕掛け、主人公たちの前に立ちはだかる正体不明の天才ゲームクリエイター集団“栗井栄太”。市原さんがゲーム作りに命をかけるリーダー・神宮寺直人、本田さんが表向きは売れっ子冒険作家、怒らせたら誰にも止められない最恐のシナリオ担当・鷲尾麗亜、森崎さんが喧嘩と料理は最強の美大生、音楽・グラフィック担当の柳川博行、玉井さんが最も負けん気が強い天才プログラマーのジュリアス・ワーナーを演じる。そしてポスタービジュアルは、内人(城桧吏)と創也(酒井大地)の前に立ちはだかる栗井栄太からの挑戦状ともとれるコピーが添えられ、本格的な謎解きアドベンチャーの世界が表現されている。さらに、創也がゲームを作っている砦に内人がたどり着くところから始まる今回の予告編では、栗井栄太が作った新作ゲーム「エリアZ」に2人が招待されるシーンが登場。美晴(豊嶋花)と共にゲームの会場に入った内人と創也は、街が「エリアZ」として封鎖され、出現した「Z」が人々を襲う姿を目の当たりにし、街を時間内に救うため、壮大な冒険へと走り出す。謎の数列、タロットの秘密、封印されし匂玉と、次々と難解ゲームに挑む様子や、栗井栄太のメンバーの危険な雰囲気も感じ取ることができる。また映像にも挿入されている本作の主題歌は、若者からの熱い支持を集める男女混合4ピースバンド「緑黄色社会」の書き下ろした楽曲「アーユーレディー」に決定。映画主題歌は『初恋ロスタイム』に続く2作目となる「緑黄色社会」は、「曲タイトルになっている『アーユーレディー』は映画から引用したものですが、曲に込めた『アーユーレディー』は他の誰でもない"自分自身への問いかけ"です。なかなか一歩が踏み出せずどこか悶々とした日々を過ごしている人が、いま一度自分の夢ややりたいこと、生きがいと向き合うきっかけになったら嬉しいです」と思いを明かしている。新キャストコメント市原隼人とても楽しい現場で、もっとこの現場でお芝居をしたいと物足りなさを感じるほどでした。夢に向かって努力し、仲間が出来ることの素晴らしさや、誰もが思うまたあの時に戻りたいという懐かしさのようなものが感じられる作品になっていますので、是非その世界観を味わってもらいたいです。本田翼映画を見ながら謎解きゲームに参加しているような感覚を楽しんだり、内人や創也たちの友情や成長に感動したりできる作品になったのではないかと思います。ゲームの魅力が詰まった好奇心がくすぐられる冒険のような映画になったと思いますので、是非お楽しみください。森崎ウィン監督とみっちり話ながら、見た目から役作りして臨んだ現場でしたが、とても刺激をもらいました。原作もそうですが、台本を読んでいるだけでも純粋にワクワクする作品なので、映像という立体感の中でキャラクター達と一緒に、未知なる冒険を楽しんで頂きたいと思います。玉井詩織都会を舞台に冒険が繰り広げられる本作には、何歳になっても夢を大事にしてほしいという思いが込められています。未来は無限大だし、自分の好きなように進んでいけるというのはすごい冒険だと思います。この作品に出演して、自分自身も未来に向かって冒険していきたいと思いました。『都会のトム&ソーヤ』は7月30日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:都会のトム&ソーヤ 2021年7月30日より全国にて公開©️2020マチトム製作委員会
2021年05月24日先日放送がスタートした俳優・藤原竜也の新レギュラー番組「藤原竜也の番組 フジタツ猪突猛進撃!!」の第2回目のゲストとして、市原隼人と佐藤浩市の出演が決定。3月1日の第3話、15日の第5話と、2回にわたって放送される。毎回豪華ゲストを迎え、そのゲストが得意とするスポーツやこだわりの趣味など、様々な“勝負”に猪突猛進する本番組。映画『太陽は動かない』で共演した藤原さん、市原さん、佐藤さんの3名。番組では、楽しく食事をしながら、映画の秘話や俳優業について、プライベートまでと赤裸々にトークを繰り広げる。今回、フジタツに得意の料理を振舞おうと、収録日に自ら市場へ足を運び、最高の食材を手に入れた市原さん。マイ包丁を持参し、手際の良さが垣間見える。そしてそんなプロ顔負けの料理に舌鼓を打つ先輩俳優2人。3人はおいしい料理を肴にトークに花を咲かせ、楽しい時間を過ごす。収録に臨んだ市原さんは「浩市さんの話に聞き入り、2人に出せなかった料理が沢山あります。次はプライベートで、家に招待します」と話し、「完全に収録を忘れてしまい、誰にも見られたくない素の市原隼人になっていました。出来るならば一晩中、3人で話したかった」と、とても楽しかった様子。佐藤さんは「竜也は昔から知っていて、市原君とは話をするのは初めてだけど、“演者”という共通の“国籍”があるから打ち解ける早さを感じさせる時間でした」とふり返り、「(役者は)どんなに年齢が離れていても、部下と上司にはなりえないというのが不思議な面白さ。この不思議さがどこからくるのか思いながら見てくれると嬉しいです」と視聴者へメッセージを寄せている。3名が出演する映画『太陽は動かない』は、吉田修一の同名小説を原作とした、藤原さんと竹内涼真がバディを組む極限のノンストップ・サスペンス。心臓にあるものを埋め込まれ、24時間ごとに死の危険が迫る秘密組織のエージェントが、極秘情報をめぐり、各国のエージェントたちとの命がけの頭脳戦を繰り広げる。藤原さんが産業スパイ組織「AN通信」のエージェント・鷹野一彦を、市原さんが同僚エージェント・山下、佐藤さんが司令塔の風間を演じている。「藤原竜也の番組 フジタツ猪突猛進撃!!」は毎週月曜日21時30分~WOWOWプライムにて放送中(全6話)。全話放送終了後WOWOWオンデマンドにてアーカイブ配信※~4月4日まで。(cinemacafe.net)
2021年02月19日及川浩治と外山啓介による初のオンライン・コンサートの配信がいよいよ迫ってきた。チャイコフスキーの「花のワルツ」とベートーヴェンの交響曲第9番(第3・4楽章)を2台ピアノ版でお届けする。収録会場となったのは松尾ホール。ピアノの鍵盤数にちなんだ88名収容という親密な空間で、その響きが多くのアーティストに愛されてきた。2台ピアノによるコンサートの開催も多く、今回の収録にふさわしい会場だと言える。今回のオンライン・コンサートは、収録映像でありながら、LIVE感にこだわって製作された。「第九」の演奏収録はなんとワンテイク。ベートーヴェン後期の作品であり、大編成のオーケストラで演奏される「第九」を、2台のピアノで表現するリスト編曲版は、言うまでもなく難曲だ。より演奏の精度を求めるならば、何度か演奏収録を行い、繋ぎなどの編集を行うという方法もある。しかし2人は、「LIVEだからこその勢いや緊迫感」を映像に反映させることを優先した。第3楽章・第4楽章の間も続けて演奏され、完全無編集の「生のコンサートに限りなく近い音」が映像に収められることとなった。第3楽章での2人の親密な音の交歓は、オーケストラで聴く以上に繊細さを感じさせた。情熱溢れる力強い演奏のイメージが強い及川浩治だが、「及川の魅力は弱音にこそある」と改めて思わせるほど美しい音を聴かせた。外山啓介は、及川の音楽にしっかり寄り添いながら、重厚で堅牢な音を紡いだ。第4楽章に入る瞬間の緊張感は、2台ピアノならではのものだ。冒頭の不協和音は、オーケストラでは圧倒的な迫力で迫ってくるが、2台ピアノではよりスリリングで鋭利な印象が強かった。この瞬間の2人の呼吸をぜひとも感じてほしい。そして、歓喜の主題が流れたとき、これまでに味わったことのない感動があった。ピアノならではの細やかな表現、そして美音で紡がれる耳慣れたメロディが、今までになく新鮮に響き、「第九」の感動を新たにしてくれた。同時に収録された「花のワルツ」は、「第九」の緊張感とは異なり、この曲の愛らしさが感じられる温かみ溢れる演奏となった。また演奏の合間には、2人による特別対談も収録されている。普段は接することのないアーティストの素顔も垣間見られ、貴重な映像となっている。配信は2020年12月26日(土)19:00~開始。※アーカイブ配信もあり
2020年12月22日市原隼人が、水ドラ25「おしゃ家ソムリエおしゃ子!」にレギュラーキャストとして出演することが決定。テレビ東京ドラマに初出演する。おしゃれ一族“イエーガー家”の一人娘、イエーガー・おしゃ子は、おしゃれに関する英才教育を受けてきた“おしゃ家ソムリエ”。彼女はある理由のため、25歳の誕生日を迎えるまでに自分自身が認める「おしゃ家」に住む理想の男性を見つけなければいけない。しかし、おしゃ子の目利きは鋭く、理想は高く、男性の家にお持ち帰りされては、その毒舌で強烈なダメ出しを繰り返す――。本作は、テレビ東京の新たなドラマ枠「水ドラ25」にて放送される、矢作穂香主演の新ドラマ。原作は、2015年から2016年にかけて、WEBマガジン「Yahoo!不動産おうちマガジン」内の暮らしとカルチャーを紹介する「ROOMIE」にて連載されていた、かっぴーの同名WEB漫画。部屋のインテリアに関するあるあるネタ、独特・絶妙・痛快で中毒者続出のツッコミ「おしゃ子語録」など、リアルなのにぶっ飛んでいる新感覚、新ジャンルのインテリア×ラブコメディだ。今回出演が明らかになった市原さんが演じるのは、自由奔放なおしゃ子(矢作さん)に振り回され続けがらも見守り続ける、謎多きボディーガード・隠戸九雲。普段の姿からは想像のできない、ある秘密を持っているらしい。市原さんは、今回の役柄について「集団での義務の中で見せない個々の嗜好のギャップ、のちにおしゃ子からダサいと言われる隠戸の家で微かに見え隠れする不器用な誠実さが面白いと思いました」と印象を明かし、「“家”という、住む人間が日常、世間に隠している事をも全てさらけ出し、欲を表現する事が最大限に許される場所を端から端まで観察し、自分の正義との相違点を見つめ愛を探す。今までに無い観点からの1人の女性の“恋”の面白さに惹かれました」と台本に目を通した感想を語っている。そして本作の見どころについて「ご自身の住まいと重ね合わせながらお楽しみ下さい。共感したり、ドキッとする瞬間の中、胸に残る台詞があるかもしれません」と視聴者へメッセージを寄せている。水ドラ25「おしゃ家ソムリエおしゃ子!」は7月15日より毎週水曜日深夜1時28分~テレビ東京にて放送(全8回)。(cinemacafe.net)
2020年07月07日注目の実写映画『約束のネバーランド』への出演が決定している若手俳優・板垣李光人の1st写真集「Rihito 18」より、市原隼人撮影の収録カットが到着した。写真集「Rihito 18」は、安藤政信、市原隼人、三浦貴大の3人が写真家となって板垣さんを撮影。先日、安藤さんが撮影したアートシーンを切り取ったような妖艶さ感じられるカットが公開された。そして今回新たに到着した市原さん撮影のカットには、10代の少年らしい等身大の魅力が収められている。ちょっとセクシーな「おはよう」カットや、料理の途中でつまみ食いする無邪気なひとコマ、パジャマ姿でリンゴをかじるおしゃれな1枚、さらにベッドの上でぼんやりするオフの日のような写真と、プライベート感満載なリラックスした素顔をとらえた。市原さんと板垣さんは、事務所の先輩と後輩という間柄だが、この写真集撮影が初めての共演に。ほかにも写真集では、デート気分が味わえる街中でのストリートスナップやシャワーシーンも収録されている。今回の写真集は、通常版とLoppi・HMV限定カバー版の2展開で販売。写真集の内容は同じだが、通常版は安藤さんが表紙を撮影し、限定版は市原さんが表紙を撮影している。板垣李光人1st写真集「Rihito 18」は6月17日(水)発売。(cinemacafe.net)
2020年06月02日「どうすればいいんだ!」――。舞台は、市原隼人演じる脳内議長・吉田の悲痛な叫びから始まる。吉田が存在するのは、櫻井いちこ(蓮佛美沙子)の脳内の中。いちこが決断を迫られる場面で、彼女の脳内は様々な思考が駆け巡っていた。【チケット情報はこちら】市原隼人が主演を務める舞台『脳内ポイズンベリー』が、3月21日(土)から新国立劇場中劇場にて開幕した。原作は『失恋ショコラティエ』、『窮鼠はチーズの夢を見る』など、登場人物たちの恋に揺れ動く繊細な心情描写に定評があるマンガ家・水城せとなの同名マンガ。ふたりの男性の中でぐらつくいちこの脳内で、擬人化した5つの思考たちが「ああでもない、こうでもない」と脳内会議を繰り広げる。思考たちが会議をするのは舞台中央に佇む円卓のセット。物語冒頭から、いちこが気になる男性と再会し、混乱を極める脳内の姿が描かれた。脳内会議を仕切る議長の吉田を始め、ネガティブ思考の池田(早霧せいな)、記憶の岸(グァンス/SUPERNOVA)、ポジティブ思考の石橋(本髙克樹/7 MEN 侍/ジャニーズJr.)、瞬間の感情であるハトコ(斉藤優里)という5つの思考たちが、様々な意見を出し合うドタバタっぷり。思考が擬人化するという現実にはありえない設定だが、様々な結果を想定して、ポジティブ、ネガティブに考えたり、過去の経験を思い出したり、感情が瞬間的に動いてしまったりする場面は誰しもある。思考たちの個性が見える会話劇は、ファンタジーながら“あるある”と共感してしまう。脳内といちこが生きる現実世界とが同じ舞台上で描かれ、最初でこそ思考たちは円卓の中で会話劇を繰り広げるものの、物語が進みいちこが追い込まれていくと、脳内たちは円卓を飛び出しいちこのそばへ。脳内がより切羽詰まる状況下を現していく様子も印象的だ。ラストには舞台オリジナル要素も組み込まれ、より登場人物たちに感情移入できるだろう。誰しも失敗をしながら、その経験を糧に生きていく。いちこは、私たちの“等身大”。私たちが何か決断を迫られる場面でも、脳内の思考たちが「ああでもない、こうでもない」とワーワー脳内会議を繰り広げているのかもしれない。舞台『脳内ポイズンベリー』は、3月29日(日)まで、新国立劇場中劇場にて上演。出演者によるアフタートークイベント上演日も。詳しくは公式サイトまたは公式Twitterをチェックしてほしい。取材・文:渡邉千智
2020年03月23日「市原隼人くんは、とにかく熱いってイメージがあったんですけど、ただ熱いだけでなく繊細な部分ももっている。役にも真摯に向き合っていて、すごくいいバディになりました」そう爽やかな笑顔で語ったのは、BS-TBS開局20周年記念ドラマ『伴走者』(BS-TBS・3月15日19時〜)で市原隼人(33)とダブル主演を務めた吉沢悠(41)。本作は、視覚障がいのある陸上選手の目の代わりとなって並走する“伴走者”の淡島(吉沢)と、不慮の事故で視力を失った元サッカー選手の内田(市原)がパラリンピック出場を目指して奮闘する姿を描いた物語だ。「市原くんとは初共演で、最初は走りの呼吸を合わせていく作業に苦労しましたね。走りを教わっていくなかで、だんだん一緒に走ることが楽しいと思ってきたんです。ただ、海沿いを走るシーンはつらかった……。真冬ですし、寒かったです。上はノースリーブ、下は短パンなので(笑)」役作りで始めたことが趣味になることが多いという吉沢。ランニングも今では日常になっているそう。「走った距離が測れるアプリがあるんですけど、友人とシェアして1カ月にどれだけ走っているか競ってるんですよ。あと演技の幅を広げるためにはじめた合気道も現在は2段になりました。役作りとかまったく関係なくやっているのはサーフィンですね!」「女性自身」2020年3月17日号 掲載
2020年03月09日俳優の市原隼人(33)が2月16日、自身のインスタグラムを更新。今月6日に33歳の誕生日を迎えたことを報告し、幼少時代の写真を公開した。市原といえば、熱い演技に定評がある熱血俳優で知られるほか、日本テレビ系『豪華芸能人まさかのOK!?ミラクルオファー』で児童にカメラをレクチャーする企画で、1ミリのブレも許さない熱い指導を繰り広げたり、蜂に刺されながら演技を続けたりとストイックな性格でも注目を集めている。以前、フジテレビ系『ダウンタウンなう』に出演した際は、市民プールで見知らぬ人のケンカを仲裁したと明かしていた市原。当時、すでに警察が4~5人ほど来ていた状況で「このケンカ、僕に預けてもらっていいですか?」と申し出て、蕎麦屋に連れていき和解させたという男気溢れるキャラクターもファンを魅了しているようだ。この日、市原は「そういえば…誕生日を迎えまた新たな年を迎えました。#本気で笑え本気で泣け本気で悔しがり物事の根源を見つめる力を 胸に。初心を忘れず #忘れられない日を増やしたい#応援して下さる皆様に最大級の感謝を申し上げます #市原隼人 #hayatoichihara」と目標をつづり、幼少時代の写真をアップ。熱血キャラの面影はなく、つぶらな瞳でこちらを向くあどけない頃の写真だった。すでにはっきりと整った目鼻立ちからファンの中には《ハーフみたい!》という声も。ほかにも《ひええええ!可愛すぎて悶絶しました》《子供の頃とお顔が変わらず可愛いですね!いや、今は凛々しいです!》《すげえ天使やん》と現在の凛々しさとは異なり、幼少期はピュアな雰囲気が漂う幼少期に反響が寄せられている。
2020年02月17日真木よう子主演で映画化もされた水城せとなの漫画「脳内ポイズンベリー」が、市原隼人主演で舞台化決定。いちこ役は蓮佛美沙子が演じる。吉田は、議長として優柔不断ながら日々紛糾する会議をまとめ上げようと、奮闘する毎日を送っていた。普通とちょっとだけ違っているのは、彼が存在しているのはある携帯小説家・櫻井いちこの“脳内”だということ。いちこの脳内は、吉田をはじめ、5つの思考が擬人化され、それぞれ別の人格として議論を戦わせ、いちこの言動や思考回路を司っていた。ある日いちこは、飲み会で一緒になって以来気になっていた年下男子・早乙女に、偶然遭遇。運命の再会に脳内はたちまちパニック状態。さらにいちこの担当編集である越智も、いちこに恋心を寄せはじめ…。2010年に連載スタートした漫画「脳内ポイズンベリー」は、一人の人間の頭の中で“擬人化された5つの思考”が脳内会議を繰り広げるラブコメディ。2015年には真木よう子主演、共演に西島秀俊、神木隆之介、吉田羊、桜田ひより、浅野和之らを迎え映画化された。そんな映画化の際もメガホンをとった佐藤祐市が、今回の舞台化で初めて舞台作品の演出を手掛ける。主演を務める市原さんが演じるのは、映画では西島さんが務めた“脳内会議”の議長・吉田。また、映画版では真木さんが演じた現実世界を生きる人間で、脳内の5つの思考が擬人化されて現れるいちこは、蓮佛美沙子に決定。ほかにも、いちこの脳内の<ネガティブ思考>池田役は元宝塚男役トップスター・早霧せいな。<記憶>であり脳内会議の書記・岸を、「SUPERNOVA」グァンス。<ポジティブ思考>石橋を、「7 MEN 侍」(ジャニーズJr.)本高克樹。そして<瞬間の感情>ハトコを、元「乃木坂46」斉藤優里が務める。<キャスト・原作者コメント>市原隼人ある人間の脳内の感情が擬人化し会議を行う物語の中、議長の吉田を務めさせて頂きます。これからの稽古に向け、今ある作られた作品の世界を壊し、一から積み上げます。楽しみで仕方ありません。皆様の想像を超える舞台を創り上げますのでお楽しみ下さい。蓮佛美沙子舞台はミュージカルしか経験がなく、ストレートプレイもやってみたいとずっと思っていたので、このお話をいただいた時はすごく嬉しかったです。佐藤祐市監督とは以前ドラマでほんの少しだけお仕事させていただいて、またご一緒したいと願っていたので、監督の初舞台演出作品に携われて、どんな舞台になるんだろうとすごくわくわくしています。頭の中の脳内会議が大騒ぎでいつも収拾がつかなくなってしまういちこ。彼女の人生の歩み方は共感してもらえるのか、反面教師として映るのか、はたまたイライラされるのか?観た方によって捉え方が違う、人間臭さでお腹いっぱいになる作品だと思います。テンポや間が物凄く重要な作品だと思うので、市原さん始めキャストの方たち、スタッフの方たちと息を合わせて創り上げていけたらと思います。早霧せいな原作漫画の発想がとても面白く「日々、人は考えている時、無意識のうちに脳内会議をする」こういう事は、おそらく誰にでもある!ある!と、あっという間に読んでしまいました。ひとりの女性の脳内会議の全貌をお見せするこの作品が舞台化されるとどうなるのか?!私自身も楽しみで仕方ないです。脳内のネガティブ思考として、自分自身のネガティブな思考をフルに使って大暴れしたいと思います(笑)観終わった後は、きっと、どんな自分も肯定してあげられる自分に出会えること間違いなし!ぜひ劇場でお待ちしております。グァンス人気漫画が原作の舞台ということで、お話を頂いた時は本当に光栄でしたし、実力派俳優の共演者の方々のお名前を聞き興奮しました。今までに出演させて頂いた作品とはまた違った感じの舞台で、それだけにさらにやる気も出ました。自分らしく自分しか出来ない役を、作品の中で全力を尽くして表現しようと思っています。原作とはまた違った世界感たっぷりの良い作品になると思います。カンパニーの皆さん、キャストの皆さんと頑張って最高の作品を作り上げます。ぜひ楽しみにしてください。新国立劇場でお待ちしております!本高克樹この作品は以前から知っていて、出演のお話を聞いた時は本当に嬉しかったです!石橋という役に関しては原作を見た時からハマっていて、早速ポジティブをばら撒いていこうと思っています。僕はジャニーズの舞台以外で出演することが初めてなので、緊張と不安がとてもありますが、佐藤監督と共演者の方々から色々なことを沢山学んで頑張りたいと思います。是非この素敵な作品を楽しんでいただくと共に、ポジティブいっぱいの新しい本高克樹を見にきてください!斉藤優里台本を頂いた時にそれぞれの役がとても個性があり魅力的で可愛く、演じるのが楽しみだなと思いました。緊張はしますが、ハトコ役をたくさんの方に見てもらえるように頑張りたいです。自分なりに精一杯頑張らせて頂きますのでたくさんの方に劇場に遊びにきてもらいたいです。よろしくお願いします。原作者・水城せとなこの作品は2015年に映画化されましたが、映画版と同じく佐藤祐市監督により、この度舞台化されることとなりました。「脳内ポイズンベリー」は一人のアラサー女性の頭の中であーでもない、こーでもない、どうしよう…と繰り広げられている思考を擬人化表現した作品です。観てくださった方に、人間って愚かで愛おしい、自分って愛おしい、と感じていただければ嬉しいです。漫画とも映像とも違う手法でどのように舞台上で表現されるのか、わたしも一観客として楽しみにしています。舞台「脳内ポイズンベリー」は2020年3月14日(土)~29日(日)新国立劇場中劇場にて上演。※チケット発売日:2020年1月25日(土)10時(cinemacafe.net)
2019年11月30日