これまでシリーズ累計160万部突破し、映画化もされた「孤高のメス」が、WOWOW連続ドラマとして2019年1月より放送される。この度、主演を務める滝沢秀明の外科医姿をとらえたポスタービジュアルが公開となった。大鐘稔彦の代表作である「孤高のメス」は、これまで2010年に堤真一主演、『ソロモンの偽証』の成島出監督で実写映画化もされ、高い評価を受けている。そしてこの度、WOWOWにて初のドラマ化として「連続ドラマW 孤高のメス」の放送が決定した。本作で主演を務めるのは、『こどもつかい』で17年ぶりの出演と、初の主演に抜擢され、ほかにもドラマや舞台で最前線を走る滝沢さん。今回公開されたティザーポスターでは、患者を救うという信念に満ちた力強く凛々しい眼差しと、自身初となる外科医役の新鮮な白衣姿も披露。滝沢さんの精悍な表情も印象的な1枚となっている。本作の監督を務めるのは、「シグナル 長期未解決事件捜査班」「連続ドラマW 石の繭 殺人分析班」の内片輝、脚本には「連続ドラマW アキラとあきら」「連続ドラマW 沈まぬ太陽」の前川洋一が抜擢された。また、現在絶賛撮影中の現場から、撮れたてホヤホヤの特報映像も完成し、明日29日(土)からWOWOWにて放送開始予定。こちらの映像も放送でぜひチェックして。「連続ドラマW 孤高のメス」は2019年1月よりWOWOWプライムにて放送。(text:cinemacafe.net)
2018年09月28日韓国整形外科「MINA(ミナ)整形外科」東京相談会電撃決定アメリカNBCニュースを始め、有名雑誌など多くのメディアから取り上げられ、世界的にその腕を認められている韓国の整形外科「MINA(ミナ)整形外科」。この度、2018年9月29日(土)に東京にて現地相談会を実施することが電撃決定されたことを記念して、相談会イベントが開催されることとなった。東京現地相談会イベントの内容相談会は、東京駅から徒歩5分の場所で行われる。特典として、手術費の大幅割引や手術時のボトックス無料サービスがある。相談できる手術の項目としては目整形、鼻整形、再手術、リフティング、脂肪吸引等だ。相談会電撃決定の背景もともと世界的に有名だったミナ整形外科に、日本人患者の問い合わせが40%以上増加したことが一番のきっかけだという。日本人の顧客のため、公式のホームページにて常に無料相談に対応してくれているので、一次相談としてはいつでも窓口が開いているわけだ。日本語専門のスタッフがメールやメッセンジャーで対応してくれるため、写真を用いての施術費用の問い合わせまで行うことができる。ミナ整形外科では、一時期話題となった無理な手術日程を組んでデリカシーに欠けるような診療を行っていない。入念な1対1の相談を行ったのちに、患者の状態に合わせてピッタリな施術方法などを提案してくれるため、顧客の満足度も高い。韓国まで行って相談したりインターネットで相談したりするのに少し気後れする人は、ぜひ、この機会を利用してみてはいかがだろうか。(画像はプレスリリースより)【参考】※ミナ整形外科 日本語公式ブログ※ミナ整形外科 プレスリリース(Dream News)
2018年09月02日「実の母との関係に苦しむ女性の『出口』には、2つの側面があります」と言うのは原宿カウンセリングセンター所長の信田さよ子先生。一つ目は、母と物理的な距離をとる「外科的な処置」。最終回の今回は、「母からの本質的な脱却」について、お話しを伺いました。【母という存在がなぜ苦しいのか】 第1回 「私って、毒親?」と心配するママたちの原因は、“母”にある!? 第2回 母との関係が苦しい。娘の気持ちを母はわかってくれるのか? 第3回 「母に苦しむ娘」たちが生きるために必要なものとは ■「自分のこと」を語れない娘たち信田先生は、「現在の自分の生きづらさが、親との関係に帰因する」と自認している35歳以上の女性を対象にしたグループカウンセリングを、1995年からずっと続けています。「このグループに参加する女性たちは、『自分のこと』を、最初はほとんど語れないんです。自己紹介も含めて『自分』を抽出することが困難であることに、最初は、正直驚いてしまいました」(信田先生)そんなときは、こんなふうに伝えるそうです。「お母さんについて述べてください」「あなたのお母さんがどれほどヘンな人だったかを説明してください」。こう前置きすることで、参加者の方たちは、語り始めることができるそうです。■「被害者性」を自己承認するために必要な3つのステップところで。「私が被害を受けてきた」と、「お母さんが●●した」というのは、一見、同じような言い回しに感じますが、じつは、微妙に異なります。前者では「被害を受けた自分」が認識の出発点ですが、後者は母からの被害の状況を語っているにすぎないからです。「なかなか自分を出発点に話ができないこと。それが、長年母親との関係に悩んできた方々の、大きな課題でもあるのです」(信田先生) では、どうしたら良いのでしょうか?「自分を出発点」に話ができるようになるためには、3つのステップが必要です。最初は、母が自分に対して行った言動を表現すること。 次に、それが自分にとって一種の虐待(加害)行為であったと認め、結果的に自分が被害を受けたことを承認することです。<被害者性の承認までの3ステップ>(1)理不尽で腑に落ちない母の行為を描写する(2)母の行為を評価する(ひどい、無自覚、無神経、残酷)= 母の加害性を認める(3)自分の反応(つらくて苦しい、怖いなどの情緒的反応、緊張で呼吸が速くなるような身体的反応)が当然と思える = 被害者性の承認■「母親を研究する」ことが母からの呪縛を解く娘が、「被害者性の承認」ができるようになったら、いよいよ最終仕上げです。ここでも、DVと重ねるとわかりやすいそう(※)。信田先生は、言います。「DVをふるう夫の認知の仕組みや成り立ちについて知識をもつことが、最大の力になります」※母と娘の関係性とDVの構造はよく似ている。妻はDV夫に対して、さんざんコミュニケーションの必要を訴えても、彼らはそれを聞かずに、暴力を振るい続ける。しかし妻が夫の関係を無理だと気が付いたとたん、夫はコミュニケーションを取ろうと言い出す。母娘の関係も、娘が母から離れるという強い危機感を感じた段階で、やっとコミュニケーションをとろうと母は言ってくる。母親の場合もしかり。「母親という一人の女性をどのようにとらえるか? なぜあのような生き方しかできなかったのか? 何が母にとって大きな挫折・転機・トラウマだったのか? そういったことを研究することが、母の認知の仕組みや成り立ちについての知識を持つことになるのです」(信田先生)つまり、「母親研究」とは、「母の形成過程」を知ること。「母の形成過程の解析・文脈化こそが、母の強力な磁場に取り込まれないための力になり、母からの呪文を解くカギにもなるのです」(信田先生)。最後に、信田先生からのメッセージをお伝えして、この特集を終えましょう。母娘問題を考えるときに重要なのは、「母と娘の力の不均衡」を前提とすることです。母は、「世間の常識」と「親の力」という力をバックにしていますが、娘は「それに対する反逆者」という烙印を押され、罪悪感に満ちてしまっています。母への恐怖や忌避感がある程度減少するまでは、ご自身の味方になってくれる人を、とにかくいっぱいつくりましょう。建物の土台にあたるのが、その人たちとのつながりです。もちろん本連載のような記事や、書籍でもよいでしょう。娘たちは、この「積み上げた土台」の上に立つことで、やっと両者の力の不均衡が和らぎます。そして、「娘と母との共存」が、はじめて可能になるのです。■今回、取材を受けてくださった信田さよ子先生の最新作 『母・娘・祖母が共存するために』 (¥1,512(税込)/朝日新聞出版)子育て中にママにこそ、読んで欲しい!母娘問題の第一人者が書いたメルクマール(指標)信田 さよ子さん臨床心理士。原宿カウンセリングセンター所長。駒木野病院、嗜癖問題臨床研究所付属原宿相談室を経て1995年に原宿カウンセリングセンターを設立。アルコールなどさまざまな依存症、摂食障害、ドメスティック・バイオレンス(DV)、子どもの虐待などに悩む本人やその家族へのカウンセリングを行っている。著書に『母が重くてたまらない』(春秋社)、『アダルト・チルドレンという物語』(文春文庫)、『さよなら、お母さん』(春秋社)『タフラブという快刀』(梧桐書院)『母からの解放 娘たちの声は届くか』(ホーム社)など。
2018年06月28日山崎賢人が主演を務める、小児外科医の世界を舞台にしたメディカル・ヒューマンドラマ「グッド・ドクター」に、結婚後初の連続ドラマ出演となる上野樹里と、TVドラマの医師役は10作品目となる藤木直人の出演が決定。3人はいずれも初共演。さらに彼を取り囲む豪華俳優陣の顔ぶれも明らかとなった。■一人の青年医師の姿を通して「良い医者とは」「どう生きるか」を問う本作は、山崎さん演じる、自閉症スペクトラムの一種で驚異的な記憶力を持つ“サヴァン症候群”の青年・新堂湊が主人公。幼いころから小児外科医になることが夢だった湊が、ある日、レジデントとして小児外科の世界に飛び込むことに。周りの偏見や反発にさらされながらも、同じ小児外科の、上野さん演じる瀬戸夏美(せと・なつみ)や藤木さん演じる高山誠司(たかやま・せいじ)らとともに、子どもたちの命のために闘い、子どもたちの心に寄り添い、そして子どもたちとともに成長していく姿を情感豊かに描いていく。同時に、ただ子どもを救いたいという思いを何より優先してしまう純粋な湊は、“大人の事情”が絡む病院の慣例や都合と衝突し、さまざまなトラブルや問題に直面していく。そんな時に発せられる主人公や周囲の言動は「本当に良い医者とは?」、ひいては「人としてどう生きるべきか?」という命題を、視聴者へと投げかけることに。2013年に韓国で放送され、2017年にはアメリカでリメイクされたドラマを、日本における小児外科の現状に置き換えて描く。■山崎賢人×上野樹里×藤木直人、全員初共演の“ピュア・タッグ”上野樹里:小児外科医・瀬戸夏美役湊(山崎さん)がレジデントとして働くことになった病院の小児外科で、湊の指導医となる瀬戸夏美(上野樹里)は、正義感が強く勝ち気で明るい性格である反面、人に弱みを見せられない性分の臨床医。まだまだ駆け出しのため、難しい手術の執刀経験がなく、早く一人前になりたいと強い思いを抱いている、という役どころ。上野さんは、フジテレビ系ドラマへの出演は「素直になれなくて」(’10)以来、実に8年ぶり。医師役は「アリスの棘」(’14/TBS系)で演じた消化器外科医以来2度目となるが、同作の復讐に燃えるダークドクターから一転、本作では正義感が強く、子どもたちから太陽のように慕われる医師を演じる。「韓国やアメリカで、『グッド・ドクター』 はドラマとして高く評価されているので、いい意味でプレッシャーはありますが、作品は国を越えて影響し合って生まれていると思うので、比べたりするのではなく、それぞれにホームに寄り添ったカタチで素敵な作品になるよう、しっかり努めたいと思います」と語る上野さん。夏美という役を「明るさを忘れず演じたい」と語りながら、「さらなる望みを言わせていただけるなら、このドラマを通して、小児外科医を目指す方が1人でも増えたり、現在小児外科医を目指している方がより強い目標を抱けるような作品作りができたらいいなと思います」と思いを語っている。藤木直人:小児外科のエース・高山誠司役夏美たち小児外科医を束ねるのが、科のエース・高山誠司(藤木直人)。医師としての腕は誰もが一目置くほどに優秀で、小児外科医としては日本トップクラスの腕前の持ち主。清廉潔白な人柄で、何があっても部下だけの責任にしない姿勢から人望と信頼は揺るぎないほどに厚いものの、自分にも他人にも厳しく、叱ることはあっても褒めることはないため、部下からは恐れられているところも。しかし、人には言えないある葛藤を心の内に抱えているようで…。そんな高木を演じる藤木さんといえば、「ナースのお仕事」シリーズをはじめ「1リットルの涙」「ドクターX~外科医・大門未知子~」まで数々の作品で医師役を演じており、本作で医師役でのTVドラマ出演は10作品目。日本で最も白衣が似合う俳優の1人といえる。これまで神経内科医、脳外科医など、さまざまな分野の医師をこれまで演じてきたが、小児外科医は今回が初。子どもたちの命を守る最後の砦という責務から来る厳しさのみならず、子どもたちを思う温かさを併せ持つ役どころで見せる“医師・藤木”の新境地には注目だ。藤木さんは、「これまで僕が演じて来た医者は研修医だったり、出世の望みの薄い医者だったり、どことなく頼りない医者像が多かったです。自分が歳を取ったからか、今回は病院内での派閥争いや経営的な事などに流されず自分の信念を貫く、いわゆる出来る医者。皆さんの足を引っ張らないよう頑張ります(汗)」と意気込みを新たにする。3人とも初共演となるが、「山崎さんは『おしゃれイズム』に来てくださった時、2人でロケに行ってお酒も飲んだ仲、一方的に強烈なシンパシーを感じています(笑)。山崎さんの役は極めてチャレンジングだと思いますが、それを作り出す場に立ち会えること、いまからとても楽しみにしています」と明かし、また、上野さんについては「この作品にかける熱い思い、さらには作品や小児外科医についての膨大な勉強量に圧倒されました…。叱られないよう頑張ります!」と、頼もしい姿を目にした様子だ。■3人を取り囲む個性豊かなキャストたちも決定!戸次重幸:小児外科長・間宮啓介役小児外科医としての実力は高山(藤木さん)のほうが上だが、名目上のトップは科長の間宮。出世と保身が第一で、院内の政治にばかり関心を持ち、そのため現場からは信頼も人望も希薄。突如、湊を小児外科に迎えることとなり、頭を抱えることに。「嫌われる勇気」で出世第一の刑事を好演した戸次さんが、今回は医師として、存分に長いものに巻かれていく。中村ゆり:理事長・東郷美智役前理事長の娘で、父の死をきっかけに病院の赤字経営を建て直すために理事長に就任。実は高山と交際しており、病院のためには不採算な小児外科を廃止するべきだという考えがある一方、恋人の高山を思うと二の足を踏んでしまうジレンマも。そんな美智を演じる中村さんは「HOPE~期待ゼロの新入社員~」ではキャリアウーマンを爽やかに演じていたが、今回はさらに理知的で美しく、しかもトゲを併せ持つ女性役に挑む。浜野謙太:看護師・橋口太郎役子どもたちからは大の人気者である小児外科のムードメーカーの看護師・橋口。柔和な人柄で、何より子どもを大切にする姿勢は湊と共通するところ。子どもたちのためなら勇気を振り絞って大胆な行動にうつることもあり、それゆえ湊を陰ながら支える存在になっていく。そんな橋口を演じる浜野さんは本作が初の医療ドラマ出演、そして初の看護師役。これまで、さまざまな作品で強烈な印象を残してきた浜野さんが見せる看護師像にも注目。板尾創路:副院長・猪口隆之介役病院の副院長。非常に優秀で頭の回転が速く、人当たりも謙虚ながら、本当は何を考えているか分からないときがあり、周りから畏怖の念を抱かれている人物。そして胸の内に秘める、とある企てのために物語をゆるがしていくことになる重要な役どころ。そんな猪口を演じる板尾さんは、医療ドラマ出演は「救命病棟24時~2010年スペシャル~」以来8年ぶり。今回の役どころとも相まって、圧倒的な異彩を画面から放つはず。柄本明:院長・司賀明役実直かつ温厚な人柄で、湊にとっては父親のような存在、高山にとっては敬愛する恩師。前理事長の誘いで町の診療所から現在の病院に移り、医師としてのキャリアを積んで院長に。利益よりも子どもたちに有益な医療を目指すことから、院内では批判も渦巻いている。そんな司賀を演じる柄本さんといえば、1998年、映画『カンゾ-先生』で町中を奔走する医師役を演じ、日本アカデミー賞最優秀主演男優賞に輝いた。あれから20年、今回は湊のため、小児外科のため、そして子どもたちのために奔走する司賀を希代の名優が熱演する。注目の女優から名優までがそろい、日本にたった0.3%しかいない小児外科医の世界を舞台にして、物語を紡いでいく本作。本作が放送される木曜劇場といえば、これまで「Dr.コトー診療所」シリーズや「白い巨塔」、「医龍-Team Medical Dragon-」シリーズ、「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」など、名物医療ドラマを次々と輩出してきた枠であり、ここにまた新たな歴史を刻むことになりそうだ。木曜劇場「グッド・ドクター」は7月12日より毎週木曜日22時~フジテレビにて放送(初回15分拡大)。(text:cinemacafe.net)
2018年06月04日「’14年8月、病院で母がピロリ菌の検査を受けたところ、担当医から『お母さんはピロリ菌どころか胃がんになっています』と、突然告知されました。それもステージ4。『このままだと、あと3カ月で胃のすべてががんに侵され、腸閉塞になる』と……。それをイタリアにいたときに聞いた私は、頭の中が真っ白になりましたね」 当時の心境をこう振り返るのは、独自の美容メソッドが、多くの女性たちから絶大な信頼を得ている“吉本の美容番長”こと、シルクさん。 このたび累計40万部を突破した人気シリーズの4作目となる新著『シルクのべっぴん塾筋膜ゆるトレ』(ヨシモトブックス)を出版した彼女。その本のあとがきで、母・粕谷富美子さん(85)が胃がんで余命6カ月の宣告を受けたことを初めて明かしたのだ。 「がん告知を受けてから1カ月後に胃を全摘しました。ところが腹膜播種といって、すでにいろんなところにがんが散らばっていることがわかりました。担当医からは『余命6カ月~1年を覚悟してください』と言われ、めちゃくちゃショックでしたね」(シルクさん・以下同) その場にいた2人の妹たちに、「もっと母に生きてもらって、これからの6カ月をみんなで頑張ろう!」と声をかけた。 胃を全摘した富美子さん。これからは、胃腸に負担のかかる普通の食事はできない。野菜ソムリエプロの資格を持つシルクさんだが、食材選びから調味料、そして調理法に至るまで、これまでの食生活を根本から覆すほど猛勉強したという。とくに調理法では、油で揚げる・焼くといった料理が激減。土鍋や蒸し器を使った、蒸す・煮る料理を中心に考えた。 そしてシルクさんが、食生活の改善と並行して取り入れたのが、筋力トレーニング。 「母は82歳のときにがんの手術をしました。年齢とともに筋力が衰えてくると、家の中で転倒して複雑骨折することもありうる。そこから再び入院となれば、さらに筋力が落ちていく。そうならないために、自分のピラティスインストラクターの知識を生かしつつ、どこでも使えるフレックスバンド(ピラティスで使う伸び縮みするバンド)で、無理なく足腰を鍛えてもらうようにしたのです」 週に3~4日、富美子さんと一緒に暮らしているというシルクさん。仕事で家を空けるときは、2人の妹がサポートしてくれている。 「母ががんになるまで、LINEなどしたことなかったけど、がんをきっかけに3姉妹でLINEを始めて、母を細かく観察するようになりました(笑)」 そんな3姉妹の献身的なバックアップが奇跡を起こす。余命6カ月を宣告された富美子さんだったが、全摘手術から3年6カ月を経過した今もお元気なのだ! 「触診するとがんはあるんです。でも、大きくなっていない。抗がん剤の量も通常の半分にしてもらっています。担当医の先生も『奇跡だ』とおっしゃっています」 じつは食事と運動のほかに、富美子さんを元気にさせたもう一つの要因がある。それは「ドッグセラピー」。余命宣告を受けた後に、シルクさんは心のケアになると思い、富美子さんが大好きなヨークシャーテリアを飼うことにしたのだ。 「名前はルチア。今では母の腕枕で一緒に寝ています(笑)。このルチアがとても役に立っています。母が『散歩に連れて行ってあげないとかわいそう』と言いながら、外に連れ出すんです。散歩中にはご近所から声をかけられますし、誰かとしゃべってから帰ってくる。おかげで“家に閉じこもってしまう”という心配もなくなりました」 厚生労働省統計による、日本人の死亡原因は男女共に「がん」が1位。死亡者全体の約30%を占めている。もし、愛する家族が突然がんを告知されたら、どう対応すべきか。誰もが悩むはずだ。だが、シルクさんの体験談に、そのヒントがあるのではないだろうか。 「がんと闘うのではなく、がんと共存しながら一緒に生きていく。私たち姉妹はそうやって母を支えています。がんは急には消えないし、やっつけようとすればするほど、牙をむく。そんな気がするからです。母ががんを告知されたときは、『がんと一緒に生きていこうね』と語りかけました。そのうえで、自分にできることを考える。食事のことでは『今は胃腸を休めてゆっくりやっていこうね』、筋トレでは『こんな運動もいいから一緒にやろうね』と、常に声をかけながら母を巻き込んでいきました。ただ、何をやるにしても、自分が健康でいることも大事かな」
2018年04月13日“私の兄は、障害者”。見て見ぬ振りして、直視できない現実を避けるように生きてきた、妹目線の連載です。大量の薬に不信感を抱いた母は医師に相談すると、思いがけない辛い言葉が返ってきました。文・心音(ここね)【兄は障害者】vol. 10母は精神的な病気について勉強する日々自宅で療養していても、兄は一向に良くならず、費用はかかるけれど、定期的な検査入院を繰り返していました。嘔吐がどうしてもひどい薬についてお医者さんに相談したり、大量に飲む水の対策を考えたり。検査入院をすると、兄の行動を医師が観察することができるので、良い方法だと考えたからです。そして母は、病院や薬、医師だけに頼ることなく、精神的な病気に関して自ら調べるようになっていきました。同じような境遇にいる家族が出している書籍を読んだり、セミナーに参加したり。全く知識がないところから、心の病気がどのように作られるのか、自律神経とは何か、薬の飲み方は本当に正しいのか。気づけばいろいろな精神障害について詳しくなっていきました。頭が真っ白になった言葉しかし、改善が見られない兄を心配して、診察の時に「どのくらい薬を飲み続けたら治るのでしょうか?」と母が聞いたところ、返ってきた医師の答えは「精神的な病気はなぜこうなるのか、今の医学でははっきりわからない」という言葉。母は、その回答に頭が真っ白になったと言います。なぜならその言葉の裏返しは、「治る見込みは今のところない」という意味だからです。あの大量の薬を飲み続けても、どれだけ入院しても、どれだけ勉強しても。いつ、どのタイミングで、どうしたら治るのか? まったく予想ができない人生がこれから始まろうとしている。そんな、ゴールのないマラソンがスタートしたのです。費用を考えると入院は高額だった定期的に検査入院をしていた兄ですが、保険が効くとはいえ、10日の入院で15万の費用がかかりました。食事や検査、薬などを全て診てもらえる代わりに、出費はどんどんかさみます。しかし、母は兄が高校をやめてから付きっきりでお世話をしていたので、仕事もできない状態です。復帰しても良いけれど、突然またどこで何をするかわからない兄をひとりにすることはできません。おまけに、「今の医学では原因がわからない」と言われてしまっては、右も左も選択の余地がなかったのです。そうしているうちにもお金はどんどん出ていきます。そこで入院から通院に変更し、定期的な検診と薬の処方をしてもらい、自宅で面倒をみるように切り替えていきました。精神科に通いだして、はや4年“神頼み” のように駆け込んだ精神科で、恐る恐る飲み始めた大量の薬の効き目は、4年めに入っても改善の方向性が見えませんでした。できるようになったことと言えば、「薬を決まった時間に飲むこと」だけ。アラームとカレンダーが増えて、薬の飲み方が上手になった。たった、それだけでした。体は健康だけど、心は病気。どうしようもならない兄に対して、両親はいつも怒るか泣くかのどちらかでした。夜な夜な「こんなふうになるはずじゃなかったのに」「どこで子育てを間違えてしまったのだろうか」と、互いに自分を責めあう両親の声は、私にとって痛み以外の何ものでもありませんでした。「別に、パパとママは悪くないよ」と言いたかったけれど、ただ遠くで聞いているだけだった当時の記憶。そこから両親は、ある決断に出ますーー。©demaerre/Gettyimages©atbaei/Gettyimages©elenaleonova/Gettyimages©KatarzynaBialasiewicz/Gettyimages
2018年04月05日このところ、アメリカの美容外科医の間で「メーガン・マークルの鼻が人気」と話題になっているという。ニューヨークの美容外科医スティーヴン・T・グリーンバーグ氏が「E!News」に語った。「6か月ほど前から、顧客たちが『メーガン・マークルの鼻にして!』と言ってやってくるんです。ヘンリー王子とメーガンの交際が報じられてから、確実に注目されていますね」。グリーンバーグ氏によれば、これまでは顧客が理想のセレブとして名前を挙げ、リクエストするのはカーダシアン・ファミリーがダントツだったが、現在メーガンはそれを追い抜く勢いだそうだ。「メーガンはゴージャスですが、正直なところ近所のお姉さん的な感じもしますよね」とグリーンバーグ氏はメーガン人気の理由を指摘する。鼻に関しては、「横から見ると、ちょっと丸まっていて、彼女の力強い顔全体の雰囲気にもぴったり合っている」と分析。キャサリン妃がウィリアム王子と結婚し王室入りした際は「キャサリン妃の鼻にして」と美容クリニックに駆け込む女性が急増したが、今度はメーガンの鼻が人気とは…。「王室の影響はすごいですよ。特に美容外科に関しては本当に!」とグリーンバーグ氏は驚きと実感を語った。(Hiromi Kaku)
2017年11月22日11月8日、アメリカのユダヤ人人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」がホームページで発表した声明が話題を呼んでいる。米美容外科学会(American Academy Of Cosmetic Surgery)が「高須クリニック」の高須克弥院長(72)を除名したとして、処分を称賛する内容。声明は、サイトのトップニュースとして掲載されている。 高須氏は’15年10月、自身のツイッターで《南京もアウシュビッツも捏造だと思う》《アウシュビッツでの大量の疫病と餓死の犠牲者の写真と火葬場のボイラーの写真は見たことがあります。真実究明の研究がタブーなのは何故でしょうか?》と発言していた。 「サイモン・ウィーゼンタール・センター」は、これらの発言を強く批判。そして8日に同センターのラビ・アブラハム・クーパー氏が「米美容外科学会から『学会員から除名した』という手紙を受け取った」と告白。「彼の社会に対する偏見への処分として、学会は適切な対応をしてくれた」と処分を称賛したのだ。 現在、騒動はツイッター上でも拡散している。高須氏はこのニュースに対するつぶやきを引用リツイートした上で、《追放されたというのは誤報だ。アメリカ美容外科学会からはまだ何の連絡もない。本人が知らない追放なんかあるか》と怒りの反論。さらに《気分がわるいので『いま退会する』とAACSに今メールした。やめた会員はもう追放できまい。これで面子丸つぶれだSWC》としている。
2017年11月09日女優・米倉涼子がフリーランスの天才外科医・大門未知子役で出演する「ドクターX~外科医・大門未知子~」。再び西田敏行扮する蛭間重勝が院長に返り咲き、金と欲にまみれた組織へと逆戻りし始めた「東帝大学病院」で、未知子が新たな戦いを繰り広げている本作だが、そんな中来週11月9日(木)放送の第5話に、俳優・間宮祥太朗がゲスト出演することが分かった。■天才棋士を演じるゲスト・間宮祥太朗間宮祥太朗/「ドクターX~外科医・大門未知子~」第5話『ライチ☆光クラブ』『帝一の國』「僕たちがやりました」などに出演し、2018年1月放送予定のドラマ「BG~身辺警護人~(仮)」にも出演することが決定するなど、いま注目を集める若手俳優の間宮さん。今回彼が演じるのは、連勝記録を伸ばし続ける22歳の“天才棋士”五反田五郎五段。“人間VS人工知能(AI)のせめぎ合い”という、現代社会を投影した構図を軸にストーリーが進んでいく第5話。そんな中で五反田五段は、将棋ロボットとの対局中にけいれんを起こし、「東帝大学病院」に入院するのだが、未知子ですら病名を特定できない状態。しかし、最先端の人工知能診断システムが診断結果をはじき出し…という展開に。■久々の将棋に「父と遊んだことを思い出しました」間宮祥太朗/「ドクターX~外科医・大門未知子~」第5話今回の出演が決定し、撮影が待ち遠しかったと話す間宮さん。天才棋士という役どころについて、「監督とも相談し、特定の棋士をイメージして演じるのではなく、敢えてオリジナルの棋士像を目指しました」と明かし、また将棋自体は小さい頃、父親と一緒にやったことがあるそうで、「今回は駒の持ち方から所作までいろいろと教えていただきながら、撮影に臨みました。久々に将棋をしたら、父と遊んだことを思い出しましたし、やっぱり面白いなって思いました」とコメント。主演の米倉さんとは今回が初共演となるが、実は前にスタジオで見かけたことがあるそうで、「そのとき『あぁ、芸能界というところは、こんなにキレイな人がいるんだなぁ!』と思ったんですけど、今回も本当にキレイでした!気さくにいろいろ話もしてくださって、ありがたかったです」と笑顔。一方、米倉さんも「話しやすい雰囲気を持っている方だな、というのが第一印象。実際お話してみると、ポンポンと答えが返ってくるので、会話も撮影もとても楽しくできました」と間宮さんに好印象を抱いたそう。間宮祥太朗&米倉涼子/「ドクターX~外科医・大門未知子~」第5話さらに、今回は未知子と五反田という“天才”と呼ばれる者同士の交流も見どころのひとつ。間宮さんも「印象に残っているのは、病院の屋上で大門先生と2人、天才同士で向き合うシーン。特に肝となる場面なので、気を引き締めて挑みました。いままであまり見たことのないような瞬間を切り取ったシーンになっていたらいいな、と思います」と語っており、こちらのシーンも必見だ。「ドクターX~外科医・大門未知子~」は毎週木曜日21時~テレビ朝日にて放送。(cinemacafe.net)
2017年11月02日米倉涼子がフリーランスの天才外科医・大門未知子を演じる、大人気ドラマシリーズ「ドクターX~外科医・大門未知子~」の11月2日(木)放送の第4話に、女優・仲里依紗がゲスト出演することが分かった。西田敏行扮する蛭間重勝が院長に返り咲き、金と欲にまみれた組織へと逆戻りし始めた「東帝大学病院」で、未知子が新たな戦いを繰り広げている「ドクターX」。第4話では、外科医・森本光(田中圭)は婚活パーティーに参加し、そこで出会った女性と婚約する仲にまで発展。その女性が後日勤務中の森本を訪ね、大人気の結婚式場を予約できたと報告。ところが幸せ気分も束の間、森本の前で突然倒れてしまう!その場に居合わせた未知子はすぐ処置に当たるが、女性は重篤な肝臓がんを患っていると判明。「東帝大学病院」で手術することになったものの、自己再生できるギリギリの量の肝臓しか残せない状態。術前カンファレンスでは、女性の名前を見た外科副部長・海老名敬(遠藤憲一)は思わず固まる。女性の名は内神田四織。あの「東帝大学病院」の院長・蛭間重勝でさえも頭の上がらない日本医師倶楽部会長・内神田景信(草刈正雄)と同じ、めずらしい姓だったのだ!もしや…と思った海老名が確認すると、四織は内神田の前妻の娘であることを告白。報告を受けた蛭間は当然のごとく大慌て。海老名と猪又孝(陣内孝則)、鳥井高(段田安則)の外科副部長3人によるオペを指示するが、四織は「森本先生以外の手術は絶対に受けない」と断言。四織の命を救いたいものの、自分の腕に自信がない森本は、未知子を助手に指名。ところが、未知子は拒否。しかも、やがて行われた手術の最中に、誰もが目と耳を疑う事態が発生し…!?というストーリー。今回本作で仲さんは、医療界のトップに君臨する日本医師倶楽部会長・内神田景信(草刈正雄)の娘・内神田四織役で出演。出演にあたり、いままでにないお嬢様という設定に、「どうしよう!?」と最初はあたふたしていたと言う仲さん。しかも今回は重篤な肝臓がんを患い、手術を受ける役どころということだが、「実は、手術される患者の役も初めて。プライベートでも手術を受けたことがなかったので、撮影中は何もかもが新鮮でした!」と撮影をふり返る。また主演の米倉さんは、2004年版の「黒革の手帖」で主人公を熱演、仲さんも2017年版の「黒革の手帖」に出演しており、“黒革”という共通点を持つ2人だが、共演するのは今回が初。「米倉さん=“すごくキレイで凛とした、カッコいい八頭身の女性”というイメージがあったんです。実際にお会いしたら、キレイすぎてビックリしました!『脚長い!』って、もう目が釘付けになりました(笑)」と初対面を果たした感想を明かし、一方の米倉さんも「里依紗ちゃん、かわいい!」「里依紗ちゃんが出演した『黒革』も拝見していたので、共演をすごく楽しみしていたんです!」と声を弾ませるも、「でも、今回は一緒のシーンが少なくて…。もっともっと一緒にお芝居をしたかったです」とちょっぴり残念そう。そして、仲さんは「私の出演回がどんな評価を受けるか不安ではあります」と述べつつ、「でも私自身、役を通して『命を大事にしよう。ちゃんと人生を生きよう』と考えさせられました。とても素晴らしい台本に恵まれたと思いますので、ぜひご覧ください」とアピールしている。「ドクターX~外科医・大門未知子~」は毎週木曜日21時~テレビ朝日にて放送。(cinemacafe.net)
2017年10月27日アンジャッシュが美容外科をナビゲート湘南美容外科クリニックの公式ホームページに、新コンテンツ「湘南美容外科×アンジャッシュ COLLABORATION PROJECT」がスタート。第一弾となる動画が公開された。お笑いコンビ「アンジャッシュ」をナビゲーターにむかえ、女性芸人の肌や容姿の悩みを解消していくというコンテンツ。第一弾となる今回は、女性ピン芸人の田上よしえが登場する。44歳ピン芸人の切実な悩みアンジャッシュの2人と同じ、44歳の田上が悩んでいるのは「ほうれい線」。年齢を感じさせる深いほうれい線のせいで、コントで着るセーラー服にも無理が出てきたと感じているという。本来ほうれい線の解消にはリフトアップのための外科手術という方法もあるが、今回はさらに身近な「ヒアルロン酸注射」を選択。動画では女性医師がアンジャッシュの児島をモデルに、ヒアルロンを注射する場所を詳しく解説し、田上の不安を解消していく。田上が実際に施術を受けてみると、その施術時間はたったの3分ほど。痛みもほとんど感じなかったようで、ケロリとした表情だ。しかしその効果はてきめんで、施術直後からアンジャッシュの2人は田上の顔をのぞき込みながら「全然違う!」「ハリが出た」と興奮した様子。あっという間の大変身に驚き実際に田上の口元はふっくらと肌にハリが出て、ほうれい線が全く目立たなくなっている。鏡を覗いた田上も感激した様子だが、この効果が7~8ヶ月持続すると聞いてさらに驚いたようだった。美容外科での施術が身近に感じられるこのコンテンツ。今後登場する女性芸人のキャスティングや、その悩み・解消される様子も楽しみだ。(画像はプレスリリースより)【参考】※湘南美容外科クリニック公式ホームページ※SBCメディカルグループプレスリリース
2017年10月19日俳優・野村周平が、10月から第5シリーズがスタートする米倉涼子主演ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」に出演することが決定。ゆとり世代の“傲慢外科医役”で登場する。今回放送される第5シリーズでは、失敗しない天才フリーランスの外科医・大門未知子が再び「東帝大学病院」へ派遣。“患者ファースト”を掲げる初の女性院長・志村まどか(大地真央)が誕生した日本最高峰の大学病院「東帝大学病院」で、新たな権力争いに立ち向かっていく様子が描かれる。続々とキャストが発表される中、新たに出演が明らかになったのは、『ちはやふる』シリーズ、『サクラダリセット』『帝一の國』月9ドラマ「好きな人がいること」などに出演し、先日放送された「FNS27時間テレビ にほんのれきし」にて時代劇ドラマ3本全てに出演したことでも話題となった野村さん。そんな野村さんが本作で演じるのは、「東帝大学病院」に勤務する、いわゆるゆとり世代の外科医・伊東亮治。いつも研究書を読み漁り、外科の知識も豊富。決して実践力が伴っているわけではないが、オペの腕も若手医師の中では高い。それゆえにほかの若手医師を見下し、先輩医師にも尊大な態度を取る傲慢さも…。そんな男だけに、未知子と自分が同じレベルの外科医だと思っている節が。やがて「東帝大学病院」を揺るがす大騒動を巻き起こすことになり…と、また厄介な人物のようだ。今回の役について野村さんは、「一言で言うと、ちょっと嫌な感じの男(笑)嫌味ったらしく話すようにするなど、僕自身の中にある腹黒い部分を(笑)最大限に絞り出していこうと心掛けています」と役作りを明かし、また「現場には西田敏行さんをはじめ、大先輩の俳優さんたちがたくさんいるので、皆さんのお芝居を見ているだけでも楽しいです。実は、西田さんにはまだ恐れ多くて近づけなくて…(笑)でも、僕もアドリブが大好きなので、西田さんのアドリブ攻撃を受けるのがいまからすごく楽しみです!」とコメント。主演の米倉さんとは、2013年に放送された「35歳の高校生」以来、4年ぶりの共演となる野村さん。米倉さんは「雰囲気がガラリと変わっていてビックリしました!4年前の野村くんはワイワイ騒がず、静かにみんなを見ているような感じだったんです。でも、今回は自分から率先して明るく周囲と接していて!いろいろ経験して自信もついたんだろうなって、頼もしく思いました」と話し、一方野村さんも「僕のことを覚えてくれてるかなぁ…と不安だったんですけど、ちゃんと覚えてくださっていて、すごく嬉しかったです。目の前で見る大門先生はやっぱりカッコいいし、本当に綺麗!見とれてしまいました(笑)」と再会した印象を語った。「ドクターX~外科医・大門未知子~」は10月12日(木)より毎週木曜日21時~テレビ朝日にて放送。※初回は15分拡大スペシャル(cinemacafe.net)
2017年09月14日大人気ドラマ『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~』で、山下智久が演じる主人公・藍沢耕作。感情を表に出さず、外科医としての腕も一流。だが、ふとした瞬間に見せる優しさと温かさが、観る者を惹きつける。藍沢とはどのようにしていまの医師になったのか。そして30代となったいま、彼は自身が目指していた「名医」となったのだろうか。藍沢の過去と現在の行動、セリフから、彼が戦い続けた軌跡をたどってみたい。■患者に感情移入しない「生まれながらの外科医」藍沢は、2008年に放送された1stシーズンで「普通の病院の1年の経験をフライトドクターなら1ヶ月で経験できる」という理由で翔北救命センターにフェローとしてやってきた。初フライトの事故現場で、負傷した19歳少年の右腕を何のためらいもなく切断。さらにその状況を「おもしろかった」と言い放ち、「患者は練習台」と言い切るなど患者に感情移入しない。指導医だった黒田(柳葉敏郎)からも「生まれながらの外科医」と称されるなど、技術も外科医として突出していた。「ピアニストやスポーツ選手と同じように、外科医は練習がすべて」――。過去に藍沢は、そう語ったことがある。たしかに間違ってはいない。だが、一般的な感覚からすると、ゾクッとするようなセリフである。■藍沢の厳しすぎる生い立ちと、強気な発言の裏にある優しさ「だれよりも早く、名医になる」と意気込んでいたが、それはけっして自分だけの名誉や名声のためではなかった。藍沢は、幼い頃に母親が他界。父親もなく、祖母に育てられた。1stシーズンでは、そんな祖母が救命センターに搬送されてくる。そして藍沢は、事故の後遺症で一時的に認知症を発症していた祖母が、どんな状況でも孫である自分を思いやる姿に涙した。「婆ちゃんは、自分のことはいつも後回しだった。俺のために、自分の人生を犠牲にしてきた」と、噛みしめるように語った藍沢。“自分がしっかりしなくてはいけない”そんな思いから、だれよりも早く一人前になることを目標にひたすら走り続けてきたのだろう。2ndシーズンで、藍沢は父親が生きていたことを知る。そして母親は、研究者として高い能力をもちながらも、妊娠・出産によって第一線を退いたことなどから心の病を患い、自ら死を選んだと明かされる。両親がいない状況を祖母に「僕のせい?」と問いかけてきた藍沢。小さなころから自分を責め、家族に甘えることもせず、すべてを一人で抱え込んできたせいで、自分の感情を表すことが極端に下手になってしまったのかもしれない。しかし先日、冴島(比嘉愛未)の流産に落ち込む藤川(浅利陽介)を励ますシーンが話題となった。思い起こせば、2ndシーズンで冴島の恋人・田沢が亡くなった際、藤川が田沢のお別れ会にたくさんの友達が訪れていたことを引き合いに話した「俺なんか、たぶん誰も来ねぇよ」という言葉に、「少なくとも、俺は行く」と返すなど、以前から仲間への情も深い。感情を表に出すタイプではないため冷たい人間だと思われがちだが、藍沢は元来温かな心の持ち主なのだ。■空白の7年間の藍沢の成長。しかし医師としては…放送中の『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON』では、2ndシーズンから現在までの7年間の出来事は、まったくといって良いほど描かれていないため、たしかなことはわからない。だが、第1話で白石(新垣結衣)が藍沢に伝えた「あなたは絶対、命から逃げない」という一言が、7年の間も、彼がまっすぐに患者や医療と向き合ってきたということを物語っている。脳外科から救命センターに戻ったこともまた、人手不足に悩む白石、藤川、緋山(戸田恵梨香)の思いに応えてのこと。ポーカーフェイスの裏に優しさがあるからこそ、医師やナース、そして患者からも信頼される医師に成長したのだろう。そういった意味で、人間として大きく飛躍した藍沢。だが、判断力が肝となる医療現場では、感情移入ともいえる寄り添い方は仇となりかねない。■藍沢の心持ちが変わることで、立ちはだかる葛藤3rdシーズンで藍沢は「俺は救命で覚えるべきことはひと通り覚えた。今は脳外(科)のほうが刺激が多くておもしろい…それだけでいいのか」と悩んでいた。以前の藍沢であれば、「刺激が多くておもしろい」それだけで満足だったはずだ。だが、7年の時を経て、藍沢の心持ちは大きく変わっていた。後遺症を恐れて手術を拒否する天才ピアニスト・天野奏に「大丈夫だ」と声を掛けたことも、藍沢の医療に向かう姿勢の変化の象徴と言えるだろう。命を最優先させる。その考え方に、今も昔も変わりはない。だが、そこにたどり着くまでの葛藤は、歳を重ねるにつれて大きなものとなっているようだ。第6話のラストシーンで藍沢は「命を救ったのは俺じゃない。俺はただ、約束を破っただけだ」と白石に告げる。奏の緊急手術で、一体何があったのか。そして、人として成長したからこそ訪れる苦悩に、藍沢はどう立ち向かっていくのか…。過酷な現場に挑み続ける医師である以上、今後も落胆・苦悩することはあるだろう。だが、藍沢の周りには彼を慕う仲間がいる。“ひとりで背負い込まなくていい”、かつて藍沢が白石に述べた言葉が彼自身に届くと信じ、藍沢耕作の歩みを見届けたい。
2017年08月28日斎藤工が、小さないのちに極限まで向き合う小児外科医を演じてきたドラマ「最上の命医」。そのスペシャル「最上の命医2017」が、いよいよ8月23日(水)21時より放送されることに合わせ、本ドラマではお馴染みの斎藤さんの被りものシーンが初公開された。本作は、“無限の樹形図”=子どものいのちを救うことは、たくさんの未来を救うこと、という信念を持つ若き小児外科医・西條命が、小さな生命を救うために挑む姿とその奇跡を描く本格医療ドラマ。2011年1月期に連続ドラマとして放送され、斎藤さんのブレイクの礎となった。実はこれまでのシリーズで、連続ドラマではカブトムシの“カブトマル”、昨年2月放送のスペシャルではキリンの“ジラフマン”に扮していた、斎藤さん演じる命。子どもたちの笑顔のためにヒーローになりきる命の被りもののシーンは、本ドラマシリーズ恒例の、ホッとする名場面の1つ。イケメンながら、こうした被りものにも喜々としてチャレンジする、斎藤さんの魅力あふれる姿には注目だ。今回のスペシャルには、妊娠が判明する女子中学生・萌絵(桃果)の厳格な母親・萩尾一路役に大塚寧々。そして、命の恩師である小児外科医・手塚義富役に草刈正雄、その娘で視覚障がいを持つ里香役に志田未来と実力派が参戦。さらに、連ドラ時代から命を尊敬し、淡い恋心を抱いていた小児外科医・瀬名マリア役の比嘉愛未、連ドラ、昨年スペシャルに続き、斎藤さんと共にシリーズ全作品に出演してきた泉谷しげるという豪華出演陣が再結集している。ドラマスペシャル「最上の命医 2017」は8月23日(水)21時~テレビ東京系列にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年08月23日斎藤工がゴールデン連続ドラマ単独初主演作を務めた「最上の命医」が、8月に「最上の命医 2017」として特別編が放送されることが決定。斎藤さんが主人公の小児外科医・西條命を演じるほか、今回は小児外科医の世界的権威として、草刈正雄が命の前に立ちふさがるという。西條命(斎藤工)は、アメリカの最優秀若手医師賞を受賞するほどの技術を持ち、患者を救うためにはリスクを顧みず困難な手術に挑む小児外科医。一時は肝臓癌からの多発的転移で 手の施しようのない状態に陥ったが、アメリカで最先端医療の治験者となり、奇跡的に生命をつなぐことができた。いまは病院を転々としながら小さな生命を救い続けている。ある日、命は呼吸困難に陥った中学生・萩尾萌絵の応急処置を施すが、原因が妊娠高血圧症だと気づき、近くの病院に飛び込む。そこはアメリカで命と師弟関係にあった小児外科の権威・手塚義富(草刈正雄)が勤める病院だった。術後、手塚に「うちで働け」 と誘われた命は、萌絵の担当を条件に承諾する。実は萌絵のある症状が引っかかっていた。 父親不明の子を宿した14歳の萌絵を、母・一路は激しく追及する。名門中学の教頭で、幼少から厳しかった一路を恨む萌絵は、出産は一路から逃げるためと豪語。しかも、産まれてくる赤ちゃんを一路が里子に出そうとしていることを知った萌絵は…。一方、命は手塚の娘・里香と出会う。視覚に障害を持つ里香は、アメリカで障害者支援の技術を研究中だが、手塚のある変化が気になって帰国したという。「200%の準備をしてオペに挑め」という手塚の教えに背中を押されてきた命。子どもを救うことは、その子を助けるだけじゃない――。“無限の樹形図”への想いを胸に、命は次々と“奇跡”を起こしていく。2011年1月クールに連続ドラマとして放送され、昨年にドラマスペシャルとして5年ぶりに放送された「最上の命医」。自ら病に冒されながらも、消えそうな小さな生命に極限まで向き合う小児外科医・西條命を斎藤さんが演じるのはもちろん、本作には小児外科医の世界的権威・手塚義富が登場。手塚を演じるのは、大河ドラマ「真田丸」の出演が記憶に新しい草刈さんが演じる。アメリカ時代の命に、小児外科医のあるべき姿を叩きこんだ恩師でもある手塚との再会は、思いもよらない“生命を巡る対立”に発展し、不屈の小児外科医・西條命を窮地に追い込んでいくという今回。本作でも、小児医療の現実、最先端医療のリアリティをテーマに“生命”をめぐる“究極の人間ドラマ”を描く。今回の放送決定に斎藤さんは、「非常に嬉しかったです。というのも、この作品を続けたい気持ちが僕の中では強くて…」と話し、命というキャラクターについては、「最初は原作のキャラクターがあって、模索しながら、命というイメージ図を監督やプロデューサーたちと練ってきましたが、去年のスペシャルから『命はどうだろう?』ということに、“命”としての僕に意見をくださる現場の態勢になっていて。僕の中でも『命だったらどうするか』と、ひとつの人格として自分の中に命があるし、それをチームの方たちが監督はじめみんな委ねて下さって。僕にとって大事な、たぶん途切れることのない、ひとつの人格になっています」と思いを明かす。草刈さんは、「とても脚本がいいですね。僕ら役者は、なんといっても脚本なんですね。脚本で決まります。それにちょっとハマりましてね。久々にいい役を頂いて、楽しんで演じています」とコメント。そんな草刈さんについて斎藤さんは、「インテリジェントで、全てに説得力があります。たたずまいだったり、目線ひとつだったり。近づくという動作も一歩ではなく半歩、という細かいところだけでも、すごく意味深いというか。存在感がとんでもなくある方だなと改めて思いました」と印象を話し、「それでいて、ものすごく優しい方なので、今回の小児外科医という、子どもや若い命と接する人として、とてもふさわしい方とご一緒出来たと思いました」とまさに適役だと語る。一方草刈さんは斎藤さんについて「いいですね。彼は、独特の雰囲気を持っていますね。あの雰囲気はなんともいえないです」と共演した感想を語っている。また今回の見どころについては、「大きなオペが劇中に何度かありますが、世代を紡ぐ大きなオペもありますし。環境の整っていない場所で行なわれるオペで、何を優先するかという想いが、それぞれ交錯するんです。自分の命より大事にするものを見つけた人たちの想いがぎゅっと詰まっているオペのシーンなので、僕も感情が溢れてしまって。連ドラのときもありましたが、予想だにしない自分の感情が、命として今回の作品は随所に溢れてしまって。草刈さんとのシーンでも、何故かわからないけれど、感情が一気に高まってしまったシーンもありました。本当に心を動かす作品になって いると思います」(斎藤さん)、「脚本がとてもヒューマンな本になっています。ここのところ、医者モノでは珍しいのではないでしょうか。非常に感動します。演じている僕ら役者もみんなノリノリで演じています。スタッフもキャストも。幸せです」(草刈さん)とコメントしている。ドラマスペシャル「最上の命医 2017」は8月、テレビ東京系にて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年07月07日1月27日に公開を迎えたマーベル・スタジオ最新作『ドクター・ストレンジ』で、俳優のベネディクト・カンバーバッチが演じる主人公の天才外科医ドクター・ストレンジが、なぜ世界を救うヒーローへと変貌を遂げたのか、その秘密をキャスト陣が明かす特別映像がこのほど、公開された。ドクター・ストレンジを演じたベネディクト・カンバーバッチは映像の中で、ストレンジが医師を目指そうと思ったきっかけについて「人の運命と死を制御しようとした。だから神経外科医になったんだ」と語る。ストレンジは、遠い過去に大切な家族を失ったという大きな心の傷を持つ。だからこそ、人の"命"を救うことを絶対あきらめず、多少上から目線で同僚から疎まれようとも自らを貫き通す。そして、転職のきっかけについて、ストレンジの元恋人で女医クリスティーンを演じたレイチェル・マクアダムスは、「苦悩の連続で人生が崩壊してゆくの…」と説明。ストレンジは、大事な商売道具の両手を失って自分自身を見失い、愛する人をも失い、最後に魔術の力にたどり着く。オスカー女優ティルダ・スウィントンが演じるエンシェント・ワンは、ストレンジに「未来を知りたいですか? 可能性よ」と魔術の一部をみせ、この出会いをきっかけに、ストレンジはワンを自らの魔術の師とし、壮絶な修行に励むことになる。自分の人生に新たな光を灯す"魔術"に出会ったときのストレンジの心境について、「想像を超えた超自然的世界に触れることで、より大きな人を救う力に彼は気づくんだ」とカンバーバッチ。運命を制御しようとしたストレンジは、皮肉にもその運命の導きによって、より多くの命を救うためにヒーローへと覚醒してゆくのだ。本作の監督であるスコット・デリクソンは、「優れた映画というのは、いつだって、人物の成長の過程をうまく描いたものばかりです。そういった意味でも、ドクター・ストレンジがヒーローになるまでの物語には独特の面白さがありますよ!」と本作の魅力を語る。(C)2017MARVEL
2017年01月29日木村拓哉が“職人外科医”に扮し豪華キャストを共演に迎え、大切な命、そして人生を巡るヒューマンラブストーリーを描く日曜劇場「A LIFE~愛しき人~」が、1月15日(日)本日よりスタート。初回は25分拡大スペシャルで放送される。医師として駆け出しの頃、病院を追われ、恋人を置いて単身アメリカに渡った外科医・沖田一光。技術を磨くためにひたすらオペ経験を重ね、知識を身につけて職人外科医となった。10年後、かつての恋人の父に請われて日本に戻ってきた。沖田が不在の10年の間に、元恋人は病院の後継者として沖田の幼馴染みでもある親友と結婚していた。その親友は、10年前、沖田を病院から追い出す画策をした張本人だった。ただ、沖田はそのことを知らない。そして、彼を待ち受けていたのは再会した元恋人、親友、そして一癖も二癖もある医師や看護師たち…。それでも、「たったひとつの命を救いたい」「かけがえのない人生を守りたい」その想いが沖田を突き動かす。そして、医師として、人間としての想いが、知らず知らずのうちに彼を病院内でうごめくさまざまな人たちの思惑、そして親友との対立に巻き込んでゆく…という物語。木村さんが2013年放送「安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~」以来役3年ぶりにTBS日曜劇場に出演し、主人公の沖田を演じる。今回木村さんが演じる沖田は心臓血管と小児外科が専門の“職人外科医”。超一流の腕を持ちながら地道な努力を重ねる、決して“スーパードクター”ではない外科医像を木村さんがどう演じるのかに期待が高まる。木村さんのほか、舞台となる「壇上記念病院」の院長の娘で、沖田とかつて恋人だったがいまは脳外科医で副院長の夫・壮大と結婚、娘と3人幸せな生活を送っている小児外科医の壇上深冬に竹内結子。「世界一の外科医になりたい!」という野心を持つ自信過剰な壇上記念病院の心臓血管外科医・井川颯太に松山ケンイチ。外科医をしのぐほどの知識を持つ一流オペナース・柴田由紀に木村文乃。壇上記念病院の顧問弁護士である榊原実梨には菜々緒。明るく社交的だが心の奥は屈折している心臓血管外科専門の医師・羽村圭吾には及川光博、壇上記念病院副院長で深冬の夫・壇上壮大には浅野忠信といった豪華キャストが共演する。「A LIFE~愛しき人~」は、1月15日(日)21時~TBS系で放送開始。(笠緒)
2017年01月15日高視聴率で話題のドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」。「私、失敗しないので」の名セリフでもお馴染み、孤高の“天才”フリーランス外科医・大門未知子のほかにも、今クールは“天才”という異名を持つ主人公が多く登場しています。今日は、そんな“天才”主人公達の知られざる葛藤を徹底追跡!一見恵まれた才のように思われがちですが…本当のところ、どうなのでしょうか。物語の裏に秘められた、彼らの苦悩に迫っていきましょう。■才あるがゆえに、警戒される沙羅駆彼が唯一「人間らしさ」を取り戻す瞬間とは?“天才”と聞いてまず先に浮かぶのが、このドラマ!「IQ246~華麗なる事件簿~」です。番組のPRで、主演の織田裕二さんが「IQ246の超遺伝頭脳を持つ人間って、一体どんななのか。演じる上で懸命に考えた」と仰っていましたが、今回の主人公・法門寺沙羅駆は、“天才”の時限がスゴ過ぎて…最早理解の域を超えています(笑)。「あ~、暇だ暇だ。どこかに私が解くに値する事件はないものか」を口癖に、自らが解くに値する美しい事件を求め、日々街を練り歩く沙羅駆。犯人が現場に残した僅かな痕跡(音や香りなど細部に渡り検証)をヒントに見事警察を出し抜き、痛快に事件を解決へと導いていく様が、見ていて非常にスカッとします!まさに、日曜の夜に最適な作品と言えますよね~。しかしながら一方で、その才は世の脅威としても捉えられ、法門寺家は代々国の警護の下、鎌倉から出ることを封じられてきました。生まれ持った知性を「不必要なものである」と制され育ってきた沙羅駆の苦悩。それは、彼が時折見せる…まるで赤子のような表情から見てとることができるでしょう。ザ・凡人の代表として登場する、法門寺家の警護を任された警察官・和藤奏子(土屋太鳳)。彼女は毎話、沙羅駆の単純明快なイタズラに騙され眠らされてしまいます。「どうしてこう、バカなのか…」ため息をつく沙羅駆ですが、彼女の安らかな寝顔を眺める瞬間こそ、彼が唯一人間らしく笑っているような気がしてなりません。迫りくる黒幕の魔の手――“天才”VS“天才”の勝負の行方は、きっとこの人間らしさが鍵になるのではないでしょうか。■“天才”脳神経外科医が見る幻覚の正体周りの期待と比例して、苦悩は高まっていく…同じく、“天才”の葛藤が描かれている作品がもう一つ…「メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断」です。吉田羊さん演じる主人公・橘志帆は、どんな難しい手術も成功させるゴッドハンドの持ち主で、海外でも名高い“天才”脳神経外科医。ある日、オペ中に幻覚を見たことから医師を辞めようと決意するのですが…恩師の説得により、解析診断部の診断医として医療に携わり続けることになります。普段は「手術はしません」の一点張り。飄々と毎日を過ごしていますが、「患者さんを救いたい」という正義感が強く、時に型破りな方法で診断を推し進めることも。ほかの人には決してマネできない“天才”的な技術があるだけに…オペ台に立てないことを、本当は誰よりも悔んでいるだろう志帆の苦悩が、視聴していてとても切なくなりますね。ドラマの後半戦ではいよいよ、志帆が度々目撃している幻覚の正体が明らかに!多くの人の命を救えるはずの才。にも関わらず、彼女がメスを置かなくてはならない衝撃の理由とは?“天才”といえど一人の人間です。周りから期待されればされるほど、幻覚を見る回数が増えてしまう志帆の心の裏側に着目してご覧くださいませ。■“努力”の上にこそ成り立つ三ツ星有無を言わさぬ“天才”の迫力がココにある!そして最後がこちら!「ハマり役だなぁ…」と、しみじみ楽しませて頂いている「Chef~三ツ星の給食~」です。これまでにも同枠にて、刑事やミュージカル女優など幅広い“天才”役をこなしてきた天海祐希さん。完全オリジナル脚本ということで、アドリブなのかわからなくなるノリノリな感じが溜まりませんね(笑)。主人公となるのは、三ツ星レストランの天才女性シェフ・星野光子。男性社会ともいわれる厳しい料理の世界で勝ち抜いてきた彼女は、自分の料理に絶対の自信を持ち、「自分の料理を残す客など世界に存在しない」と思っています。しかしある日、店のオーナーとトラブルを起こしクビになった光子は、オーナーの徹底した邪魔に合い、給食作りという場でしか料理の腕を振るえない状況に。ほかの二作品と違い、「私は“天才”なのよ!文句ある?」という徹底したスタンスの主人公。最初は周りから疎まれていたのですが…面白いのは、彼女がその台詞を言うに値する“努力”を惜しまないという点です。普通なら高飛車な態度についイラッとしてしまいがちなのに、光子は料理に関して一切「手を抜く」ということをしないから、見ていて清々しい気持ちになるんです!生まれ持った才ではなく、“努力”で勝ち取った“天才”。であれば、彼女のように鼻高々になる権利はあるだろうと腑に落ちてしまう三ツ星マジックを、とくとお楽しみあれ~。以上、いかがでしたか?様々な形の“天才”像。是非、お気に入りの一作を見つけてみてくださいね!(text:Yuki Watanabe)
2016年11月14日木村拓哉が、2017年1月から放送開始する日曜劇場「A LIFE~愛しき人~」(TBS系)で主演を務めることが発表された。共演には竹内結子、松山ケンイチ、木村文乃、菜々緒、及川光博、浅野忠信ら、豪華な顔ぶれを揃え、病院を舞台としたヒューマンドラマを描く。医師として駆け出しの頃、病院を追われ、恋人を置いて単身アメリカに渡った外科医・沖田一光。技術を磨くためにひたすらオペ経験を重ね、知識を身につけて職人外科医となった。10年後、かつての恋人の父に請われて日本に戻ってきた。沖田が不在の10年の間に、元恋人は病院の後継者として沖田の幼馴染みでもある親友と結婚していた。その親友は、10年前、沖田を病院から追い出す画策をした張本人だった。ただ、沖田はそのことを知らない。そして、彼を待ち受けていたのは再会した元恋人、親友、そして一癖も二癖もある医師や看護師たち…。それでも、「たったひとつの命を救いたい」「かけがえのない人生を守りたい」その想いが沖田を突き動かす。そして、医師として、人間としての想いが、知らず知らずのうちに彼を病院内でうごめくさまざまな人たちの思惑、そして親友との対立に巻き込んでゆく。愛、欲望、友情、嫉妬、プライドが渦巻く病院で「愛しき人の命」「かけがえのない人生」を巡って繰り広げられるヒューマンラブストーリー。主人公の沖田を演じるのは、2013年放送「安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~」の3年ぶりにTBS日曜劇場に出演する木村拓哉さん。これまで数々の職業を演じてきた木村さんが、今回は心臓血管と小児外科が専門の職人外科医となる。沖田は、超一流の腕を持ちながらも決して華々しい“スーパードクター”ではなく、地道な努力を重ねる誠実な医師だ。舞台となる「壇上記念病院」の院長の娘・壇上深冬役には竹内さん。深冬は小児外科医で、沖田のかつての恋人。現在は脳外科医で副院長の夫・壮大と結婚し病院の経営を担っており、娘と3人幸せな生活を送っているが、昔の恋人である沖田が病院に現れたことで静かに動揺する。ほか主要キャストには、「世界一の外科医になりたい!」という野心を持ち、自分の才能にも過剰な自信を持つ壇上記念病院の心臓血管外科医・井川颯太役には松山さん。外科医をしのぐほどの知識を持つ一流オペナース・柴田由紀役には木村文乃さん。壇上記念病院の顧問弁護士で副院長の壮大とも浅からぬ関係にある榊原実梨役には菜々緒さん。明るく社交的ながら心の奥には屈折した思いを秘める心臓血管外科専門の医師・羽村圭吾役には及川さん。そして、壇上記念病院副院長で深冬の夫・壇上壮大役には浅野さん。脚本は、「僕の生きる道」シリーズ、連続テレビ小説「ファイト」など、命を描くヒューマンストーリーに定評のある橋部敦子。演出は日曜劇場「天皇の料理番」、「仰げば尊し」などの平川雄一朗。主演の木村拓哉さんは、「今回集うスタッフ、キャストと共にどれだけの『想い』を伝えることができるのか、決して逃げずに挑んでみたいと思います!」と意気込みをコメントしている。日曜劇場「A LIFE~愛しき人~」は、2017年1月から毎週21時~TBS系で放送。(text:cinemacafe.net)
2016年11月11日年内で解散するSMAPの木村拓哉が、2017年1月スタートのTBS日曜劇場『A LIFE~愛しき人~』(毎週日曜21:00~)で主演を務め、外科医に挑むことが10日、明らかになった。共演には竹内結子、松山ケンイチ、木村文乃、菜々緒、及川光博、浅野忠信らが集結する。本作は、愛、欲望、友情、嫉妬、プライドが渦巻く病院で「愛しき人の命」「かけがえのない人生」を巡って繰り広げられるヒューマンラブストーリー。木村拓哉が演じるのは、医師として駆け出しの頃、親友の思惑によって病院を追われ、恋人を置いて単身アメリカに渡った外科医・沖田一光だ。術を磨くためにひたすらオペ経験を重ね、卓越した腕を持つ"職人外科医"になった沖田は、恩師でありかつての恋人の父である東京の大病院・壇上記念病院院長の手術を任されることになり、10年ぶりに日本に戻る。沖田を待っていたのは、再会した元恋人、彼女と結婚した因縁の親友、一癖も二癖もある医師や看護師たち。そんな中、沖田は知らず知らずのうちに、病院内でうごめくさまざまな人たちの思惑、そして親友との対立に巻き込まれていく。壇上記念病院院長の娘で沖田のかつての恋人・壇上深冬を演じるのは、木村と13年ぶりの連続ドラマ共演となる竹内結子。壇上記念病院の心臓血管外科医・井川颯太役には、TBSで初めての連続ドラマ出演となる松山ケンイチ、外科医をしのぐほどの知識を持つ一流オペナース・柴田由紀役には木村文乃、壇上記念病院の顧問弁護士・榊原実梨には菜々緒が決定した。また、壇上記念病院の第一外科部長であり心臓血管外科専門の医師・羽村圭吾役を及川光博、壇上記念病院副院長で深冬の夫・壇上壮大役を浅野忠信が演じる。木村拓哉は「今回集うスタッフ、キャストと共にどれだけの『想い』を伝える事ができるのか、決して逃げずに挑んでみたいと思います!」と意気込んでいる。なお、松山、木村文乃、菜々緒、浅野は、木村拓哉とはドラマ初共演となる。脚本は、命を描くヒューマンストーリーに定評のある橋部敦子が務め、演出は日曜劇場『とんび』、日曜劇場『天皇の料理番』などの平川雄一朗。企画は植田博樹、プロデュースは瀬戸口克陽という布陣となっている。
2016年11月11日「いたしません」「私、失敗しないので」などの名セリフでお馴染み米倉涼子主演「ドクターX~外科医・大門未知子~」。その最新作となる「第4シリーズ」が10月13日(木)今夜から放送開始となる。同作は2012年に第1シリーズが放送されて以来、2013年に第2シリーズ、2014年に第3シリーズが放送された同シリーズ。この夏に放送されたスペシャルドラマも22.0%という高視聴率(関東地区ビデオリサーチ調べ)を記録。連続ドラマとしては2年ぶりとなる「第4シリーズ」では米倉さん演じる異色・孤高・反骨の天才フリーランス外科医”大門未知子が医療の本質を見失って「病院の格付け」に躍起になる“白い巨塔”に鋭いメスを入れていくストーリーが展開する。ニューヨークの中華料理店を訪れたフリーランスの天才外科医・大門未知子(米倉さん)の前で、客の妊婦が突然倒れた!診察した未知子は即座にオペが必要と判断。客のひとり・久保東子(泉ピン子)が掃除婦として働いているという近所の病院へ患者を運び、スピーディーかつ的確な処置で命を救う。その様子を目の当たりにした東子は、未知子の腕前にいたく感動。未知子もまた、日本の大学病院の腐敗ぶりを歯に衣着せぬ物言いでめった斬りにする東子と、意気投合する。その矢先、未知子に日本の最高峰である「東帝大学病院」から声が掛かった。実は昨今、東帝大学病院はさまざまな隠ぺい行為などで評判がガタ落ちに。そのブランド力を再確立しようと企んだ未知子の宿敵・蛭間重勝(西田敏行)が、院長の久保茂(竜雷太)を汚い策略で追い出し、新院長の座を奪取したばかりだった。未知子は当然不本意ながらも、世も末の腐敗が横行する敵陣へと乗り込んでいくことに。ところが、そこで東子と再開!何を隠そう彼女は兄である久保前院長によって、東帝大学病院の新副院長に任命されていたのだ。しかも、未知子を雇うと独断した人物こそ、ほかならぬ東子だった。そんな中、摘出困難な脊索腫を患ったIT社長・一木淳のオペが実施されることになる。執刀医はニューヨークから引き抜かれたスーパードクター・北野亨(滝藤賢一)。未知子は自分に切らせろと手を挙げるが、自信満々の北野は一歩も譲らず。ところが手術直前、東帝大にとっても、患者の一木にとっても、本来ならば起こりえない“絶体絶命の事態”が発生し――!?“ブランド力”を再確立して強大な権力を我が物にしようとする蛭間を中心に、「病院の格付け」に躍起になる“白い巨塔”に対し、「目の前の命を救う。それを自分の命ある限り、続けるだけ」という確固たる信念に従い、突き進んでいく失敗しない女“大門未知子”の、新たな強敵たちとの気高き戦いが始まる。米倉さん、西田さん、泉さんをはじめ、城之内博美役の内田有紀、神原晶役の岸部一徳、加地秀樹役の勝村政信といったお馴染みのレギュラーキャストも登場。さらにスペシャルドラマで内科医・黄川田高之役を演じた生瀬勝久も続投するほか、「東帝大学病院」外科部長・西園寺猛司役に吉田鋼太郎。未知子とともに「東帝大学病院」に呼ばれたスーパードクター・北野亨役に滝藤さん。「東帝大学病院」の広報部長・南幾子役に草刈民代と豪華な新キャストも参加する。そして今年3月“女優宣言”した「ミス・ワールド 2013」の日本代表・田中道子が本作で女優デビューするのも注目ポイントだ。「ドクターX~外科医・大門未知子~」は10月13日(木)21時~テレビ朝日にて放送開始。(笠緒)
2016年10月13日『100歳の精神科医が見つけた こころの匙加減』(髙橋幸枝著、飛鳥新社)は、数えで100歳になるという精神科医が語る人生訓。といっても、単に「100歳だから」という数字の問題だけではありません。高等女学校卒業後に海軍省のタイピストとして勤務したのち、中国・北京で日本人牧師の秘書として勤務。そうした経緯を経て医学部受験を決意し、勤務医としての経験を積んだあと、1966年に「秦野病院」を開院し、院長に就任したという人物なのです。そのぶん、私たちに学べることが多々あるということ。そしてタイトルにもあるように、人生について考えるうえで著者が重視しているのは「匙(さじ)加減」です。■人生は匙加減を見極めることが大事どんなことにも適度な塩梅、つまり「匙加減」というものが存在すると著者はいいます。それは人生にも当てはめることができるもので、つまりそれらをひとつずつ見極め、把握していくことこそが、「生きる」という営みだというのです。そもそも匙加減とは繊細なもので、そこには難しさがつきまとうことになるそうです。そればかりか、人それぞれ微妙に異なってもくるため、二重に複雑になるということ。だから「匙加減をうまく見極めようと思ってもお手本などはないだけに、誰かを真似ることはできない。けれども、自分の軸が1本しっかり貫かれていたなら、言動も一貫してくるものだ」と著者は主張します。■昔のがん告知はかなり苦労があったところで近年は、日本人の2人に1人が、がんで逝く時代となっています。そうであるだけに、ますます大切になっているのは、がん患者さんへの心のケアです。ましてや著者が若かったころは、治療法がまだ少なかったこともあり、「がん=死」というイメージが強かったといいます。そのためか、「がん告知」はいまよりデリケートな問題だったのだそうです。著者が医師の仲間に聞いた話によれば、昔は「患者さんご本人に、がん告知をしない」のが常識だったというのです。そこで医師は患者さんのご家族と綿密に打ち合わせをして、「いかに本人にがんであることを悟らせないか」、心を砕いていたのだそうです。もちろんいまでは、患者さんご本人にきちんとがんの種類などについて説明し、治療方針を決めることが常識になっています。とはいえそれは、がんの治療法が進歩したことの裏返し。昔とくらべれば「ありがたい」というだけのことです。ただし、いくら「時代が変わって医療が進歩した」と説得されたとしても、「がん」と診断されれば、不安や恐怖を伴う大きなストレスになったとしてもそれは当然のこと。そこで著者が引き合いに出しているのは、知人についてのエピソードです。■がんと仲よく生きれば気持ちも楽!その人は「がんの治療を10年続けてきたけど、大きくもならず、特別変わりないので、薬も治療もやめた」と話してくれたというのです。著者は「私はがん治療が専門ではありませんが」と前置きしたうえで、その知人の気持ちは勇気ある素晴らしいものだと感じたのだそうです。がんに無闇に抗わないことで、がんが静かになるかもしれないということ。事実、その知人は、まさにそんな状態なのでしょう。がんと仲よく生きることも大切ですし、そうすることで患者さんの気持ちも楽になるということです。著者の専門分野である精神科の治療においては、「苦しみをよく聞いてあげること」がなにより大切なのだといいます。たしかにそれは、医学的には正しい態度なのでしょう。しかし、そのことを認めたうえで、著者は実際には「苦しみをよく聞いてあげる」だけでは足りないと指摘してもいます。なぜなら、ひとつひとつ異なる問題すべてを「こういう場合はこうしましょう」というようなマニュアルで解決できるはずがないから。■心の匙加減は百人百様なので難しいそこで、「匙加減」を意識することが大切だというわけです。ご存知の方も多いと思いますが、「匙加減」とは、もともと薬の「分量」を測るときに用いた言葉が転じて、あらゆる場面で使われるようになったもの。細かな配慮や集中力などが求められるということで、だから「心の匙加減ほど、難しいものはない」もの。100歳を超えるいまも、「心は百人百様である」と痛感しているのだそうです。*柔らかな言葉で綴られているものの、そこに深みを感じずにはいられないのは、根底に100歳の人生の重みがあるからなのでしょう。人生に迷ったとき、ふとページを開いてみるといいかもしれません。(文/作家、書評家・印南敦史) 【参考】※髙橋幸枝(2016)『100歳の精神科医が見つけた こころの匙加減』飛鳥新社
2016年09月26日整形手術を受ける人が参考にするセレブのパーツランキングが整形外科医のジュリアン・デ・シルヴァ氏によって発表された。ウェストロンドンでクリニックを営むベテラン医師のシルヴァ氏によると、クライアントから最も多くの“注文”を受けるのが、「数学的にほぼ完璧」なキャサリン妃の鼻だという。ランキングは以下の通り。1位…キャサリン妃の鼻2位…キーラ・ナイトレイの目3位…ジェニファー・ロペスの眉毛4位…ペネロペ・クルスの唇5位…アンジェリーナ・ジョリーの頬6位…リース・ウィザースプーンの肌7位…マイリー・サイラスの額8位…セレーナ・ゴメスの顎9位…シェールの輪郭ランクインした9人の9つのパーツを組み合わせれば、万人が「最もなりたい顔」になるはず…。そんなわけでシルヴァ氏が「最もなりたい顔」を再現。その合成写真が、名前がランクインしていないニーナ・ドブレフにそっくりだとある俳優が指摘した。「ヴァンパイア・ダイアリーズ」でマット役を演じ、ニーナと共演したザック・ローリグがこの写真を掲載して「俺の知ってるニーナみたいじゃん」とツイート。それに対し、ファンが「私もニーナ本人の写真かと思った」、「写真の90パーセントが彼女のそのもの」と反応。同ドラマの古いポスターの写真を加工したのが明らかだという結果に。ランクインしていないのに勝手に写真を使われ、「最もなりたい顔」に仕立てられたニーナの心境は複雑かも…。(Hiromi Kaku)
2016年09月06日●大きすぎる目、ツルツルすぎるおでこは一目瞭然最近の美容整形は、目や鼻のプチ整形のほか、ボトックス注射やヒアルロン酸注射といった若返りの施術も増え、一般人にとってもカジュアルになりつつある印象だ。リピーター客も多いと聞くが、以前より美容整形のハードルが低くなってきたからこそ、美容院やネイルなどのように、"メンテナンス"として通うことができるのだろう。ただ、リピーターになるということは、言い換えれば美容整形をし続けるということだ。やりすぎてしまう懸念や、そこから生じる体や心へのリスクはないのだろうか。そこで今回は、湘南美容外科クリニックの福澤見菜子医師に、美容整形の"やりすぎ"と思うサインと、よくある誤解についてお聞きした。 *○程度をわきまえないと不自然に1つ手をつけていい思いをすると、次はあれもこれももっと……という気持ちになる人も多いですが、それは人として自然な感情です。ただ、何事も"程度"が肝心。程度がいきすぎると、次のように本来の目的を見失ってしまうことも。誰からも愛される、かわいい顔になりたい!⇒"目を大きくすること"自体が目的となり、全体で見るとアンバランスに。エイジレスな美しさを手に入れたい!⇒"シワをなくすこと"自体が目的となり、肌がツルツルピカピカすぎて不自然に。個別の部位の希望が枝分かれしてしまうと、調和のとれた美しさからは遠のいてしまいます。まだご自身が満足していればいいのですが、「どれだけ美容整形をしても美しくない気がする……」といったように、心がとらわれてしまっている人は心配です。実際に、医師の目から見て「やりすぎだな、1回お休みしたほうがいいな」と思う人もいます。そんなとき、医師はどう導くべきか……。もちろん、医師の立場や方針によっても対応は異なります。ただ私は、"いきすぎ"や"やりすぎ"をきちんと指摘したいですし、指摘してくれる医師のもとで施術を受けてほしいなと思います。○医師の目から見る"やりすぎ"のサインここからは、美容整形をやりすぎているかどうかがわかるサインについて解説していきます。■大きすぎる「目」たくさんの患者さんを診てきて、整形をやりすぎていると思うことが多いパーツは、断トツで「目」。とにかく目を大きくすればいいと思っている人が多いようです。目だけ異様に大きいと、目に印象が偏りすぎて頬が間延びして見えるなど、アンバランスになりがちです。また、二重の幅が広いほど目が大きく見えるという勘違いも非常に多いです。広すぎると眠そうな印象を与えますし、ある程度派手なメイクをしないと見栄えがしないこともあります。■とがりすぎている「アゴ」欧米人に比べてアジア人のアゴは引っ込んでいる傾向にあるので、整形でアゴのラインをつくることがあります。ただ、やりすぎるとアゴがとがりすぎてしまい、違和感を覚えるかもしれません。ヒアルロン酸注射や脂肪注入の場合もありますが、シリコンを入れている場合は注意が必要です。基本的にシリコンは皮膚にとって異物なので、時間がたつと骨に食い込んできたり、場合によっては歯の神経を刺激したりすることも。気になる症状があるときは、すぐに医師に相談しましょう。■付け根が太くなった「鼻」鼻のプチ整形として、ヒアルロン酸注射も人気です。欧米人に比べて平たい顔つきのアジア人は、鼻の付け根に注射を打って高さを出すことが多いですが、繰り返し注射すると、鼻の横幅が広くなって"アバター化"する人も。これでは、本来思い描いていた「スッと通った鼻筋」からは遠のいてしまいますよね。途中でプロテーゼ(人工軟骨)に切り替える人も多いです。■ツルツルすぎる「額(おでこ)」「目尻にはシワができるのに額にはなく、肌の質感もツルツルしすぎている」というのは、ボトックス注射の効果で、美容整形外科医が見れば一目瞭然です。ボトックス注射は筋肉の収縮に作用するので、シワが寄らなくなります。ある程度、どのように見えたいか、どの部分にシワができないと不自然かといった希望を伝えないと、エイジレスな美しさではなく、違和感が勝ってしまうことも。ボトックス注射は時間がたてば元に戻りますので、医師に相談のうえ、少しお休みしてみてもいいかもしれません。●「一生メンテナンスが必要」は誤解○美容整形のよくある誤解続いて美容整形について、よく皆さんが誤解されていることにも触れたいと思います。■「一生メンテナンスが必要」顔を変えるタイプの手術は、基本的にはメンテナンスは不要です。ただし、加齢による変化はあります。気になるようであれば、早めに医師に診てもらうことをお勧めします。■「加齢とともに崩れてきた気がする」適切な範囲内の整形であれば、皮膚がたるんだり、ゆるんだりと、普通に年をとっていくだけです。ただし程度を超えると、崩れてくる可能性はあります。例えば、鼻に高いプロテーゼを入れると、加齢とともに皮膚が薄くなった際に輪郭が浮き出ることがあります。目に関しては、若い頃にそのときの価値観で手術をしてしまうと、加齢によって他のパーツとのバランスが崩れることもあります。■「注射系の施術は、効果がなくなると余計に老ける」ボトックス注射やヒアルロン酸注射は、主に若返りを目的として行われますが、その効果は数カ月程度。時間がたつと元に戻るだけです。施術の効果がなくなっても、施術前より老けたり、やらなかった場合と比べて余計に老けたりすることはありません。○「美容整形で人生が変わる」と思わないで美容整形を経験された方や興味がある方へお伝えしたいこと、それは「加齢による外見の変化にはあらがえない」ということです。これは、美容整形をしていようとしていまいと関係ありません。20歳の頃に整形をした自分の目がどんなに気に入っていても、40歳になれば必ず皮膚はたるんできます。それを受け入れられずに一生、20歳の見た目を維持しようとすると、依存が始まりますし、周囲も心配してしまうでしょう。自分自身をすべて入れ替えることができない以上、持って生まれた素材を受け入れて、その延長線上でバランスのとれた美しさを目指すべきなのではないでしょうか。最後に一言、整形で人生が変わると思うのは危険です。整形をしたら、その後は自分で奮起して行動を変えないと人生は変わらない! 最終的に人生を変えるためには、前向きな心と自分の頑張りが必要です。 *お話を伺って、美容整形でキレイになれるかどうかは、ありのままの自分を受け入れられるか次第ということを痛感した。「美容整形」と「ありのままの自分を受け入れること」は矛盾しているようにも思えるが、自分に生まれてきた以上、美容整形をしたとしてもある程度の段階でストップをかけ、自分自身のよさを認めなければならないときがやってくる。「キレイになる」という本来の希望をかなえるためにも、だ。そして、美容整形に限ったことではないが、最初は気軽な気持ちで試したはずなのに、どんどんエスカレートしてしまうことはある。もう1人の自分が歯止めをかけられればよいが、現実には、心が弱っているときに冷静な判断を下すのは難しいだろう。もし何らかの状況で、本来の目的や自分自身を見失っているように感じる場合は、1人で抱えこまず、医師や家族など周りの信頼できる人を頼ってみてほしい。※画像と本文は関係ありません○記事監修: 福澤見菜子(ふくざわ・みなこ)2003年度ミス慶應グランプリで、歴代のミスの中でも唯一「専門医」の資格を持つ医師。2006年に慶應義塾大学医学部を卒業後、同大学病院、東京大学医学部附属病院 形成外科・美容外科、大塚美容形成外科 千葉院院長などを経て、2013年より湘南美容外科クリニックに勤務。そのほか、日本形成外科学会 専門医、日本美容外科学会(JSAPS) 正会員、日本抗加齢医学会 正会員、埼玉医科大学総合医療センター 形成外科・美容外科 非常勤助教など。医師として、正しい美容医療の普及と実現に貢献することをライフワークとし、オフィシャルサイトでも情報を発信している。
2016年08月05日【ママからのご相談】引っ越してきたばかりで、まだ子どもの“かかりつけ医”が決まっていません。0歳児なのでまだ予防接種のスケジュールがたくさんあります。家の近所に小児科があり、一度予防接種に行きました。とても混んでいて待ち時間が長く、途中でぐずって大変でした。今度から、予防接種だけはもっと空いているところにしようかと悩み中です。わが子は突然の発熱や皮膚のトラブルなど心配が多いため、早くかかりつけ医を決めたいです。子育て中のお母さん方はどのようにしてそれぞれの“ホームドクター”を見つけているのでしょうか。また、ホームドクターを選ぶときに重要なポイントや注意したほうが良いことなどあればアドバイスをお願いします。●A. 信頼できて、“いつでも行ける”距離と安心感を重視して選んでみては。ご相談ありがとうございます。ママライターのあしださきです。ホームドクターの大切さを実感したのはやはり、自分が母親になってからという方が多いと思います。赤ちゃんは元気にしていたかと思うと夜中に急に高熱を出すこともあり、「よくわからないけれどとにかく泣き止まない」とか、ひどいあせもができてかゆみで全然寝てくれないなど、とにかく母親になってからというもの小児科にかかる回数がこんなに多いものだということは、私にはちょっとした驚きでした。そんなわが家のホームドクターは、家から一番近くにある小児科専門医です。自転車で5分、歩くと10分、駐車場も完備で言うことなしです。先生との関係性も良好ですし、どんなに軽い症状でも心配ならすぐに見てもらうことができます。今回はどのようにして自分と子どもにとってベストな“かかりつけ医”を見つけたらいいかお悩みのママたちに向けて、3つのポイントをご紹介したいと思います。●(1)通いやすい距離から探していく0歳児の赤ちゃんを連れて行く病院が、あまりにも遠いというのはママにとってもお子さんにとっても大変です。具合の悪い赤ちゃんはいつも以上にグズグズしますし、天候が悪いとベビーカーに雨カバーをつけて、傘をさして歩くことも考えなくてはなりません。まずは通いやすい距離にある小児科 はどんなところがあるかをチェックするといいと思います。地方自治体にもよりますが、転入届けや子育て支援の申請で区役所などへ行った際に、予防接種を実施している医療機関(主に小児科)の一覧表をいただけると思うので、それを参考に近所のお医者さんを探してみてください。車を普段からよく使っているママで、お子さんも自動車の移動に慣れているという方は、少し探す範囲を広げてみてもいいと思いますよ。この時点でいくつかの候補がピップアップされることでしょう。『株式会社オウチーノ』が2015年に、首都圏在住の20歳から39歳までで子どもがいる既婚女性534人を対象に行った『子育てと病院に関する調査』にも、このような結果が出ています。まず、「お子さんにはかかりつけ医がいますか」という質問に対して、「いる」と答えたのが79.0%。一方、「いない」は21.0%であり、約8割のお母さんはお子さんの“かかりつけ医”を見つけているということですが、「いる」と答えた人に「そのかかりつけ医を選んだ理由は?」という質問をしたところ、一番多かった回答は「家が近かったから」というものでした。●(2)経験者の声も聞いてみよう次にご紹介したいホームドクター探しのポイントは、地域密着の口コミ 。実際に口コミを得る方法は、家の近所の幼稚園などに近い公園へ遊びに行き、そこで出会ったママとお話をするというもの。『ベネッセコーポレーション』が2015年に実施した『かかりつけの小児科ってどう選ぶ?重視することを教えて!』というアンケート調査でも、1位は「ママ友の口コミ」という結果が出ているくらいですから、ぜひ参考までに考えてみてください。時間は幼稚園の登園時間後の午前9時半くらいから、もしくは幼稚園降園時間後の午後の2時半ごろが狙い目です。その時間の公園は子どもを遊ばせているママさんたちでいっぱいでしょう。幼稚園ママたちは地域に密着した生活をし、日々情報を更新しながら子育てしています。上に小学生の兄弟がいるママさんは子育てのベテランですし、下のご兄弟がいるママは「小児科通いは日常茶飯事」という方が多い。あなたがもし、「引っ越してきたので小児科を探しています」と相談したら、通っている小児科や他にも知っていることを教えてくれるはず。ただし、実際に通っている人の話というのは私見が入ってしまう危険性もありますから、できれば何人かに聞いてみることがオススメです。このあたりで、だいぶ候補が絞り込まれることでしょう。●(3)先生との相性は大切、しかしそれだけでない部分も要チェックよく人間関係では「相性が合う、合わない」という言い方をすることがあります。かかりつけ医との“相性”に関しては、ほとんどがお子さんとお医者さんではなく、母親とお医者さんのことを指している場合が多いのですね。人は、誰かと接するときには相手に優しくしてもらいたいと思います。しかしながら、評判の良い小児科は混み合っていることが多いので、お医者さんも看護師さんも気持ちの余裕がなく、冷たい態度で接してくることはよくあることです。アドラー心理学というユニークな心理学の提唱者、アルフレッド・アドラーはこのように述べています。**********『他者は、あなたの期待を満たすために生きているのではない』**********つまり、相手には相手の価値観があることを否定することなく、自分と相手との人間関係に光を見出すことを重要と考える、ということではないでしょうか。何が言いたいのかというと、評判の小児科を実際に受診してみたときに見るべきは、先生の態度や物の言い方ばかりではない 、ということです。「お子さんを診ているとき、聴診によく時間をかけているかどうか」や、「発熱の時間や気になる症状の有無について質問してくれていたか」といったポイントを重視してみてください。「子どもの小さな異変も見逃したくない」という気持ちでいるお医者さんはとても信頼できると思いますよ。----------いかがでしたか?この3つのポイントを参考に、良いホームドクターとの出会うことができますように!【参考リンク】・約8割もの母親が、子どものかかりつけ医を決めている! | 株式会社オウチーノ()・かかりつけの小児科ってどう選ぶ?重視することを教えて! | ベネッセコーポレーション()●ライター/あしださき(元モデル)
2016年06月27日「自転車でED(勃起障害・勃起不全)になる」と聞いたことがある人もいるだろう。自身もサイクリストであるスポーツ整形外科医の蔵本理枝子先生に質問したところ、「EDのリスクは高まる」とのことだった。では、なぜ"自転車ED"が起こるのか、どうすれば回避できるのか、蔵本先生にうかがった。○リスクファクターに当てはまったら要注意自転車EDの原因をごく簡単に説明すると、性器周辺に張り巡らされている神経と血流に対する持続的な圧迫により、神経障害と血流障害が起こるからと考えられている。実際にEDまでならずとも、自転車でロングライドをしている際に、性器周辺(会陰(えいん)部)にしびれを感じた経験がある人は注意が必要だ。海外の研究を見てみると、自転車で週400km以上走行している男性100人を対象にした調査で、61%の人がしびれを感じ、24%の人がEDを発症したという報告もある。実際に、自転車レースの最高峰とも称されるツール・ド・フランスの選手たちは、何かしらの障害を抱えているケースが多いと蔵本先生は言う。ただし、週400km以上ともなると一般的な生活ではまずない環境である。より身近な例として、以下の「自転車EDのリスクファクター」が参考になるだろう。そもそもEDのリスクファクターとしては、基礎疾患のほか、飲酒やタバコ、ストレス等が挙げられており、加齢も一因となる。当てはまることがある人は、「自分は人よりもリスクが高い」という自覚をもっておきたい。自転車EDのリスクファクター・メタボリック症候群である・高血圧症・糖尿病・動脈硬化など基礎疾患を患っている・50歳以上である・自転車に10年以上乗っている・週に3時間以上乗っている・週に62km以上走行している・会陰部がしびれたことがある○ロードバイクでなくてもリスクはある自身もサイクリストである蔵本先生は、周りに男性サイクリストも多いそうだが、自転車EDに悩まされているということはあまり聞かないという。「しびれがある程度では、具体的に相談とまでならないだけかもしれません。ですが、それを踏まえたとしても、しっかり自転車に乗る人はちゃんと対策ができているように思います」と話す。なお、対象になる自転車はロードバイクだけではない。むしろ、骨盤を立てて座るマウンテンバイクの方が発症するリスクが高いとも言われている。「自分はママチャリだから大丈夫だろう」というわけではないことを覚えておきたい。できる対策は、まず「サドルを見直す」こと。固くて細く骨盤の坐骨部分に当たるタイプのサドルは負担が大きいため、よりクッション性があるタイプや幅広なタイプを選ぶといいだろう。サドルによりお金をかけられる人は、自分の坐骨の幅にあわせてつくるオーダーメイドのサドルも有効だ。もうひとつは、パッドの入った自転車用のスパッツをはくこと。サドル同様、骨盤への刺激を緩和させる効果が望める。乗り方に関して言うと、「前傾姿勢になる方がリスクが高い」と認識している人も多いだろうが、実はハンドルよりもサドルを高くして前傾姿勢をとった方が、骨盤を立てて乗る姿勢よりもリスクは少ないという報告があると蔵本先生は言う。ただし、この前傾姿勢というのはプロレーサーなどがする乗り方なので一般的ではなく、ハンドリングの難しさという点で安全面におけるリスクが大きい。無理に乗り方を変えて対策をするよりも、サドルやパッドで対策をした方が無難だ。確かに自転車にはEDになるリスクはあるものの、例えば、自転車通勤をすることで日常生活の中にスポーツを取り込めて、生活習慣病の予防(ED対策)につながるなどメリットも大きい。できる対策をして自転車ライフを楽しんでいただきたい。※参考文献Joseph R.Dettori,et al. :Erectile Dysfunction After A Long-Distance Cycling Event Assosiations With Bicycle Characteristics.J Urol ,Vol.172,637-641,August 2004Ilan Leibovitch, Yoram Mor. :The Vicious Cycling:Bicycling Related Urogenital Disorders.Eur Urol,47,277-287,2005※写真はイメージで本文とは関係ありません○記事監修: 蔵本理枝子整形外科医として、病院、クリニックで勤務する傍ら、運動器(骨、筋肉、関節など)の痛み一般、スポーツに関わる痛みで悩む人々へ向けてさまざまなメディアで情報を発信中。日本整形外科学会専門医。日本整形外科学会認定スポーツ医。趣味はトライアスロン。著書に『自転車女医のサイクリニック』(エイ出版社)などがある。ブログ「整形外科医★リエチ★の Enjoy Cycling & Running」
2016年02月23日『勝ちつづけるチームをつくる勝負強さの脳科学 「ピットフォール」の壁を破れ!』(林成之著、朝日新聞出版)の著者は脳神経外科医。しかも、競泳、女子サッカー、女子バレー、フィギュアスケート、柔道など、さまざまなスポーツの日本代表監督、チーム、選手を脳科学的指導でメダル獲得に導いてきたという実績を持っている人物です。つまり本書ではそのようなキャリアを軸として、チームとメンバー個々の力を同時に伸ばすための組織論を、脳科学的な観点から展開しているわけです。そして、その視点とともに、内容の方もなかなかにユニーク。■はたして100点は満点なのかたとえば著者は第1章「成果をあげるチームとは? 目的を達成する『勝負脳』のチーム理論」のなかで、ひとつの疑問を投げかけています。それは、「はたして100点は満点なのか?」ということ。たしかに日本では、100点満点を取ることが美徳とされており、100点を目指すことが当たり前のことのように思われています。だから必然的に、「あと何点足りない」という「引き算思考」で物事を判断しようという考え方が定着してしまっているわけです。しかし、このような考えで試合に臨んだとすると、「試合当日にようやく100点の状態に到達させることができた」「なんとか間に合った」というような考えが生まれてきてしまっても無理はありません。そうなると、「試合をしながら強くなる」とか、「敵の想定外の実力を発揮する」といった、100点を超えていく力を発揮することができなってしまうわけです。でも、それでは意味がありません。■意識のたるみが結果に影響するまた、ここには「人間の脳は、結果を達成すると無意識のうちに気持ちがたるむ」という現象も含まれてくるのだと、著者は脳科学的に指摘しています。ゴール(終わり)を意識すると無意識のうちに気持ちがたるんでしまうので、気持ちと一体で機能する脳の働きまでが低下することに。だから結果的には、逆転負けをしてしまうというのです。また同じ原理で、優勝したあとの脳のなかの気持ちのたるみによって、連続優勝することが難しくなることも考えられるとか。「強いチームになかなか勝てない」とか、「相手が予想以上に強かったので負けた」という現象も、ここに原因があるようです。■働き方にマッチングする考え方だとすれば、本能的に気持ちがゆるむことをなんとかする必要があるでしょう。そのために、私たちはどうすればよいのでしょうか?著者はこの問いについての解決策として、「人間の行動を決める脳の働き方にマッチングする考え方」を導入することを勧めています。少しわかりにくいですが、つまりはこういうこと。人間の考えは、脳のなかのいくつもの異なる機能を持った神経核の連合によって生まれるのだそうです。そのことによって具体的になにが起こるかといえば、たとえば最初はチームメンバー同士の協力体制が悪かったとしても、繰り返し一緒に考えているうちに、変わっていくものがあるというのです。すなわち、いつも「自分たちにはなにかが足りない、欠けている」と考えるのではなく、そのレベルがどんどん上がっていく「足し算思考」に進化していくということ。■引き算思考から足し算思考へ!このように考えれば、100点がいまの条件においての頂点であったとしても、そこから先は、100点は単なる通過点になるはずです。そこで100点を満点とする「引き算思考」から「足し算思考」へと切り替えることが可能になるということ。すると目指す目標は100点ではなく、120点、130点となっていく。だから、そこを目指すことによって、驚くようなパフォーマンスが可能になっていくわけです。事実、強いチームや勝ち続けるチームの選手は、優勝して100点を取ったとしても、「自分たちには、まだまだ課題がある」と達成すべき目標を持っているものなのだとか。いつまでも舞い上がってはいないということです。「いまはレベルが低くても、最後には誰にも追随を許さない高いレベルになってやる」と考えることによって、人に感動を与える。そして人が感動してくれることに対して「同期発火」し、勝つ能力をさらに高め、連戦連勝できるすばらしい成果を見せてくれるというわけです。*スポーツの最前線で選手たちを指導してきただけあり、話題の中心にあるのは選手たちのエピソードです。しかしおわかりのとおり、ここに示された組織論はスポーツの世界だけではなく、あらゆるビジネスシーンにもそのままあてはまるはず。だからこそ、特に組織のリーダーにとっては、読んでみる価値のある内容だといえそうです。(文/書評家・印南敦史)【参考】※林成之(2015)『勝ちつづけるチームをつくる勝負強さの脳科学 「ピットフォール」の壁を破れ!』朝日新聞出版
2016年02月18日「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」での演技が話題となり、いま最もセクシーな俳優として多くの女性を虜にしている俳優・斎藤工が、4月スタートのフジテレビ木曜劇場「医師たちの恋愛事情」(仮)で主演を務めることが分かった。民放の連ドラ出演は、同じ木曜10時枠で放送された「昼顔」以来、約半年ぶりとなる。本作は、大学病院を舞台に、医師それぞれが“秘密”を抱えながらも、出世争い・恋愛・不倫・三角関係など、さまざまな欲望が渦巻く中で生きていく医療ドラマと恋愛ドラマが融合した医療ラブストーリー。斎藤さんが演じるのは、利益と権威を第一とする大学病院の体制に反発する正義感の強い熱血外科医・守田春樹。365日・24時間、患者を救うことだけを考える心優しい性格だが、“恋より仕事”で仕事の忙しさから恋愛の仕方を忘れてしまっている。そんな中、外科医の先輩として登場するのが、近藤千鶴を演じる石田ゆり子だ。仕事に没頭するあまり婚期を逃した女医だが、彼女と出会い、春樹は徐々に惹かれていく。石田さんはフジテレビドラマには、「カエルの王女さま」以来3年ぶり。さらに医療系の連続ドラマは約12年ぶりの出演となる。斎藤さんとは初共演とのことで年下の斎藤さんと年上の石田さんとの“大人の恋愛”にも期待したいところ。そのほか、シングルマザーだが肉食女子の麻酔科医・河合奈々に相武紗季、春樹をライバル視し、恋愛では誰彼構わず手を出す、外科医・高橋宗太郎に平山浩行、不妊治療中の内科医・市川友子に板谷由夏、出世を目指してこびをうり、さまざまな女性にちょっかいを出す外科医・大根良太に三宅弘城、春樹の良き理解者で外科医の仁志祐介に伊原剛志、そして、売り上げ第一主義で、費用効率ばかりを考えているため、春樹と対立していく、大学病院の経営本部長・渡辺幹夫に生瀬勝久と錚々たるメンバーが揃った。フジテレビ連続ドラマでは初主演となる斎藤さんは、「いまはメディアも多くの選択肢にあふれた時代です。その多くの中の選択肢の一つとして木曜10時にこの作品を選んでいただけるよう、この座組みでの特色を色濃く打ち出して行きたいと思います」と真摯にコメント。共演者については「石田さんは、作品の中にいらっしゃるだけで周りの空気や湿度が変わる稀有な女優さん、清らかで知性にあふれた聡明な方の印象です。素晴らしい共演者のみなさんと丁寧に時を過ごし、丁寧に視聴者の方々に作品をお届けしたいです」と意気込みを語った。年上のヒロインを演じる石田さんは「私にとって12年ぶりの医療ドラマです。お医者様の役はそれだけで、気が引き締まる思いです。命をあずかる素晴らしい仕事につく人たちの、ラブストーリーでもあるということで、考えてみればラブストーリーもとても久しぶりだと気がつきました。 気を引き締めて、しっかり役を生きたいと思います」。ドラマや雑誌で肉体を披露する機会も多い斎藤さんだが、今回は白衣に身を包み“脱がない”という。それでもセクシーで魅力あふれる演技は健在とのことなので、本作でも女性たちの熱い視線を集めそうだ。「医師たちの恋愛事情」(仮)は4月より毎週木曜22時~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年02月19日チャーリー・シーンが歯科医アシスタントに訴訟された。原告マルガリッタ・パレスティーノによると、先週、歯科医を訪れたシーンに、治療用のマスクをつけようとしたところ、シーンは怒鳴りながら椅子から飛び上がり、パレスティーノの胸をつかんだということだ。その他の情報さらにシーンは、彼女の服を脱がそうとし、ブラの紐を下げようとしたらしい。またシーンは、歯科医のひとりにナイフを突きつけたとも語っている。帰り際にシーンのアシスタントは、お詫びとして500ドルを置いていったという。シーンは治療室に入ってきた時から様子がおかしかったということで、パレスティーノは、おそらく彼はコカインをやっていると歯科医がコメントしていたと述べている。一方で歯科医は、警察の調べに対し、パレスティーノはウソをついていると語り、患者のプライバシーを侵害したパレスティーノを非難している。シーンの弁護士も、「一瞬でも有名になろうとする人が起こした、まったくばかばかしい訴訟」とコメントしている。文:猿渡由紀
2014年10月06日こんにちは。美容外科医の村山ひろとです。プチ整形ってどう思いますか?「興味はあるけど、リアルにはちょっと・・・」って思っていませんか?なーに、バレなければ良いんですよ。そしてプチならほぼバレません。賢いモテ女子は、コスパの良い施術だけを受けて、あなたの知らない間にどんどん可愛くなっています。プチ整形というのは、要は「注射でパパっと済ませる施術」のこと。「証拠」は針穴だけですし、万一、内出血してもコンシーラーで隠せば何とかなるものです。そんなモテ女子に定番の3施術、「レディエッセ(鼻・アゴ)」「埋没法」「ヒアル豊胸」についてご案内しましょう。■1.レディエッセ(鼻・アゴ)レディエッセとは、ヒアルロン酸のような「注入して形をつくる注射」の一つです(ヒアルロン酸より硬くて長持ち)。「鼻が低い」「目が離れて見える」・・・そんな人はノーズシャドウを塗りたくるより、レディエッセを0.3ccだけ、鼻に注射すれば良いんです。目の目の間の部分(鼻根)に高さができて、目鼻クッキリ、鼻スジが長く見えるようになります。アゴがない人も、やはりレディエッセで少し尖らせます。レディエッセを体験した人は、急に「自分撮り」が増えるんです。なぜだか分かりますか?鼻・アゴを整えると、「横顔がすごい美人」になります。「それまでは苦手だった角度」が得意になり、嬉しくて斜めからの写メを何回も撮ってしまうといいます。メイクではないので、彼氏の前でのスッピンも余裕です。ついでに、美容外科医おすすめ「サイドメニュー」をご紹介しましょう。ヒアルロン酸の注射では、「涙袋」と「アヒル口」もつくれます。■2.埋没法(二重)糸で二重ラインをつくる手術です。手術時間は10分で、手術後の腫れは3~4日でおさまります。メイクは手術後1~2日から出来るようになります。もはや、「埋没法は整形じゃない」といっても良いでしょう。「幅をちょっと広くしたい」、「左右差を治したい」など、もともと二重の人も気軽に受けています。バッチリ印象を変えたい人は、「目頭切開」をします。これは目頭を3-4mmくらい切る手術です。■3.ヒアルロン酸豊胸豊胸にだって「プチ」はあります。1カップUPで良いなら、「SUB-Q(サブキュー)」というヒアルロン酸を左右に80ccずつ注入します。手術でできる傷は3mm。お休みは必要ありません。しばらくはやや硬さがありますが、だんだんと馴染んでいきます。「子どもにオッパイをあげたら、胸が無くなっちゃった」というママさんにも人気です。注入する時は、バストの下半分を膨らませるので、ツンと上向きの形の良い胸に仕上がります。■おわりに体に注入するヒアルロン酸は量が多いので、ちょこっと予算オーバーですが、顔の施術であれば10万でお釣りが来ます。「腕が良くて、良心的な先生」を探しましょう。もちろん、プチ整形とはいえリスクがないわけではなく、また、自分の希望イメージと術後にギャップが生じることもあります。しっかりと自分で調べて決めることが大切ですよ。あなただけの主治医を見つけてくださいね。(村山ひろと/ハウコレ)
2014年06月16日