女優・橋本愛が、山内マリコ原作の映画『ここは退屈迎えに来て』にて主演を務めることが決定。また門脇麦と成田凌も出演していることが明らかになった。ストーリー何者かになりたくて東京で就職したものの、10年経って何となく地元に戻った27歳の「私」(橋本愛)。実家に住みながらフリーライターとしてタウン誌で記事を書いているけれど、親からはフリーター同然の扱いで、何だか冴えない日々。高校時代に仲の良かった友だちと久々に会った勢いで「とにかく格好良くって、背が高くって、サッカー部のエースで、不良とも適度に仲がいい」憧れの椎名くん(成田凌)に連絡し、みんなで会いに行くことに。道中、「私」の中に椎名くんとの高校時代の忘れられない思い出が蘇る――。元彼「椎名」を忘れられない、東京に憧れと怖さを持ちながら地元を出ないまま暮らす「あたし」(門脇麦)。椎名がいなくなった途端に彼氏面してくる、椎名の取り巻きの中でも特に冴えない男と、断る方が面倒くさいから適当に遊んでいるけれど、心は彼といたときの青春の輝かしい記憶にいまもとらわれている。ここではないどこか――東京には「あるはずの」、自らの退屈を埋めてくれる何かを「椎名くん」に追い求めたその先には?「椎名くん」の大人になった姿とは…?橋本愛主演!!×門脇麦×成田凌ら新世代スター集結!原作は、『アズミ・ハルコは行方不明』の原作者・山内氏のデビュー作で、「R-18文学賞」読者賞受賞作「十六歳はセックスの齢」を含む連作小説。紀伊国屋書店スタッフが全力でおすすめするベスト30「キノベス!」にもランクインし、「ファスト風土」小説としてネット上でも話題騒然となった。そんな小説を、今回『ストロボ・エッジ』『ナミヤ雑貨店の奇蹟』『ママレード・ボーイ』の廣木隆一が映画化。何者かになりたくて東京で就職したものの、10年経って何となく戻ってきた主人公「私」を演じるのは、『告白』で脚光を浴び、『桐島、部活やめるってよ』で第86回キネマ旬報ベスト・テン新人女優賞、第36回日本アカデミー賞新人俳優賞などを受賞し、その後、連続テレビ小説「あまちゃん」、『さよならドビュッシー』『渇き。』『美しい星』など話題作に出演する橋本愛。さらに、元彼「椎名」を忘れられない「あたし」を、『愛の渦』で体当たりの演技が注目を浴び、『オオカミ少女と黒王子』『二重生活』や、現在放送中のドラマ「トドメの接吻」ではヒロイン役で出演している若手実力派女優・門脇麦。また、高校時代みんなの憧れの存在だった「椎名くん」を、「人は見た目が100パーセント」「コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON」に出演し、今後も『ニワトリ★スター』『ラブ×ドック』の公開を控えるいま人気急上昇中の俳優・成田凌が演じる。キャスト&監督からコメント到着!そして今回、キャストや監督、原作者からコメントも到着!橋本愛(私役)原作を10代のときにお風呂で読んで、ああ好きだなあと思って好きな小説の映像化に関われたのはとても幸せなことでした。以前から廣木監督の現場にも興味があったので、ダブルで夢叶って嬉しかったです。田舎の景色や帰郷したときの思いとか、体が知ってることが多かったから地方出身で良かったと思いました。御縁の塊のような作品に携われて最高です。早く見たいです!門脇麦(あたし役)誰かに強く憧れて自分を認められなかったり、誰かに固執することでしか自分の存在意義を見いだせなかったり。歳を重ねるにつれて削がれていくであろう苦しくて退屈な時間もいつかは愛おしく感じられるのかな、そんな風に思える瑞々しい作品になるのではないかと思いました。廣木さん、そしてやっと橋本愛ちゃんとご一緒出来たことがとても嬉しいです。完成を観られるのを楽しみにしています。成田凌(椎名くん)一歩先にいるのか後ろにいるのか、存在したのかしなかったのか、どこか愛せるようで愛せない、椎名役を演じました。富山の地に力を借り、廣木監督をはじめスタッフや共演者の力を借り、美しい青春と草臥れた白秋の日々を過ごさせていただきました。美しい映像と混沌とした感情の中のどこかにあったであろう愛を探す人間たちの物語です。山内マリコ(原作)青春のすべてを注いだデビュー作が映画化されるなんて感無量です(しかもオール富山ロケ!)。出演者決定しました~と担当編集さんから聞き、その顔ぶれを見た日の喜びは忘れられません。橋本愛ちゃんと門脇麦さん、そしてななな、成田凌!?最高のキャスティングに震えました。本当に公開が待ち遠しいです。公開に合わせて写真集とか出してほしいです。廣木隆一(監督)ありふれた日本のどこかの風景の中、ありふれた会話。退屈きわまりない日常、でもそこにいる者たちにとってはとても特別で刺激的な時間が流れてる。いまを生きる事は決して楽しいことではないかも知れない。自分の人生がいま、どの辺なのかも。もがきながらハートを揺り動かしてくれるキャストと富山の町を走りぬけた映画です!!!!『ここは退屈迎えに来て』は2018年秋、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2018年02月20日「やってる、やってるぅ!」などのネタと強烈なキャラクターで芸人として唯一無二の存在となり、その独特の感性を生かして画家としても活躍するジミー大西(53)。そんなジミーが今回、人生相談の先生に変身!?本誌読者から寄せられたお悩みに、本気印で答えてくれた!「ジミー大西の“ド天然”人生相談」――なんだか心がラクになる名・珍回答をあなたに。 【Q】「息子のおねしょが直りません。どうしたらいい?」(壮太ママさん・45・主婦・北海道) 【A】「10歳までおねしょしてた俺は“やいと”で直りました」(ジミー大西) 俺も小学校4年生、10歳までおねしょしてたんですよ。でも、おばあちゃんに“やいと(灸)”をしてもらって直りました。みんな、おねしょは精神的なもんって思ってるけど、ちゃうねんで。 要は、おしっこって、尿道を触ってまうから出ちゃうんですよ。ちっちゃいときって、かいてまうじゃないですか。ほんならお灸で、かゆくなるのをおさえて、神経が下半身にいかないようにしてあげる。 俺、ホンマ、それでおねしょが直ったのを覚えているんですよ。
2017年09月10日「やってる、やってるぅ!」などのネタと強烈なキャラクターで芸人として唯一無二の存在となり、その独特の感性を生かして画家としても活躍するジミー大西(53)。そんなジミーが今回、人生相談の先生に変身!?本誌読者から寄せられたお悩みに、本気印で答えてくれた!「ジミー大西の“ド天然”人生相談」――なんだか心がラクになる名・珍回答をあなたに。 【Q】「最近、夫におばさん呼ばわりされるようになり、頭にきています。確かにもう若くはないですが……36歳はおばさんなのでしょうか?」」(さっちゃんさん・36・主婦・静岡県) 【A】「30代、40代、50代……いくつになっても女性には魅力がある!」(ジミー大西) 30代なんて、全然おばさんじゃないです。俺から言わせれば、50代でも、60代でも、おばさんじゃない。吉永小百合さんをおばさんって言えますか?言えないですよ。めっちゃキレイですよね。 もちろん、20代はお肌がピチピチとかね、若いってよさはある。でも、40代には40代の、50代には50代の魅力があって、男は、そのときそのときに魅力のある女性を好きになってまうんです。俺、吉永さんが横に寝たら興奮すると思う(笑)。 気持ち悪いと言われるかもしれないけど、そういう魅力って、いくつになっても絶対あるんじゃないかなあ。
2017年09月09日「やってる、やってるぅ!」などのネタと強烈なキャラクターで芸人として唯一無二の存在となり、その独特の感性を生かして画家としても活躍するジミー大西(53)。そんなジミーが今回、人生相談の先生に変身!?本誌読者から寄せられたお悩みに、本気印で答えてくれた!「ジミー大西の“ド天然”人生相談」ーーなんだか心がラクになる名・珍回答をあなたに。 【Q】「旦那が浪費家で、自分の趣味のくだらないものにばかりお金を使っています。買い物をやめさせるにはどうしたらいいでしょうか?」(イチゴケーキさん・32・会社員・福岡県) 【A】「運動をさせる!疲れて寝てしまうからお金を使わなくなります」(ジミー大西) ずばり、運動すればいいんですよ。「一緒に走ろう!」とか言って、運動のほうに関心がいくようにすれば、服とか買わへんようになる。つまり、好きなものに向かう関心をそらす方法ですね。 運動すれば、体が疲れて寝てしまう。ウインドーショッピングとかしなくなりますよ。また、ジムに行くと金がかかるから、ただ走る。「東京マラソンに出るぞ!」と何か目標を見つければ、浪費が防げるんじゃないかなあ。
2017年09月08日「やってる、やってるぅ!」などのネタと強烈なキャラクターで芸人として唯一無二の存在となり、その独特の感性を生かして画家としても活躍するジミー大西(53)。そんなジミーが今回、人生相談の先生に変身!?本誌読者から寄せられたお悩みに、本気印で答えてくれた!「ジミー大西の“ド天然”人生相談」ーーなんだか心がラクになる名・珍回答をあなたに。 【Q】「近所のママ友の輪に入れません。公園に集まるママたちにどのように声をかけたらいいかわからない私に、アドバイスをもらえますか?」(はなまるさん・27・主婦・石川県) 【A】「焼きいも屋さんのマネをしながら公園を歩いてみる」(ジミー大西) エッと〜、エッと〜……。ベビーカーをリヤカーに見立てて、こう引きながら、「マ〜マ友〜、ママ友!」って叫ぶんですよ。焼きいも屋さんのマネをしながら、公園を歩いてみるのはどうですか?
2017年09月07日沢口靖子扮する榊マリコを中心に、京都府警科学捜査研究所(通称:科捜研)の法医研究員が事件の真相解明に挑む姿を描く「科捜研の女」のシーズン17が、10月よりスタートすることが決定。主演の沢口さんは、「いよいよ『科捜研の女』の季節が始まる、という高揚した気分」と心境をコメントしており、2クール編成で極上のミステリーを放送していく。1999年のスタート時から根強い人気を誇っている「科捜研の女」。現行のテレビドラマでは最も長く続いている長寿シリーズとなっており、“最新の科学捜査テクニック”と“豊饒な人間ドラマ”が絡みあうハイクオリティーなミステリーとして人気を博している。今回の17シーズンでも、櫻井武晴・戸田山雅司という日本トップクラスの脚本家2人がWメインで執筆に当たるほか、実力派の女性脚本家たちが参加。最先端の科学技術はもちろんアクション、銃撃戦などのハードなテーマ、京都の伝統、芸術、文化という叙情的で美しい題材をバランスよく織り交ぜたエピソードでシリーズを展開していく。また、榊マリコと共に歩んできた沢口さんは、前シーズンからもうひとつの見どころとして、これまでにない“マリコの衝撃的なシーン”に挑戦してきた。この「衝撃的なマリコのワンカット」の中でも“お姫様の格好をした金髪マリコ!”“婚約指輪をもらう赤いドレスのマリコ!!”はネット上でも話題を呼んでいたが、そんな「衝撃的なマリコのワンカット」を、今シーズンも継続。“見たことのないマリコの姿”は各話に1回必ず登場するようだ。沢口さんは、「『科捜研の女』は30代半ばで出会い、私を俳優として育ててくれた作品」と特に思い入れのある作品だと話し、「マリコは科学のエキスパートで、難しい専門用語も日常使い慣れている人なので、分からない言葉は調べて理解した上で、何度も声を出して台本を読み、専門用語を含むセリフも滑らかに話せるように心がけています。科学捜査も年を追うごとに進化して、私も『こんな捜査ができるんだ!』と毎回台本を新鮮に受け止めています。ドローンや3Dプリンタなども世間に広まる前に捜査で使用しました。時代の流れよりも半歩前を進む科学捜査をお楽しみください」とコメント。また“衝撃的なマリコのワンカット”については、「私としてはお菓子を作るときに使うバニラエッセンスのような“風味づけ”と捉えています。今回もストーリーに沿っているのであれば、『科捜研の女』の“バニラエッセンスの一滴”として、いろいろなワンカットに挑戦したいと思います。ぜひ楽しみにしていてください」と呼びかけている。そして気になる第1話は、肉を熟成させるための熟成庫で両腕を吊るされた男性銀行員の遺体が発見された。マリコの見立てで生きている間に吊るされたことがわかるが、なぜか抵抗を示す外傷が見当たらなくて…というストーリー。マリコ役の沢口さんのほか、土門薫役の内藤剛志、宇佐見裕也役の風間トオル、日野和正役の斉藤暁らお馴染みのメンバーが今シーズンも集結する。木曜ミステリー「科捜研の女」は10月より毎週木曜日20時~テレビ朝日にて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年08月22日Photo by Pinterest「一生オンナを楽しむ」をコンセプトに日々、美を更新していくためのヒントを美容ライター・大西マリコが体当たりでお伝えしていく、「美女塾」。今回は、リップティントについてです♪ぷっくり涙袋や平行型の眉など、胸キュンメイクをどんどん生み出す、韓国。そんな美容大国が火付け役となったコスメのひとつに、「リップティント」があるのをご存知でしょうか?数年前からオシャレさんの間で話題となり、今ではすっかりリップ界でおなじみの顔になったリップティントは、夏にこそ使うべきアイテム!今回は夏顔にぴったりな、リップティントの魅力と使い方をご紹介します。夏はリップを主役に♡自分だけの透け感カラーを纏おう!ティントとは英語で「染める」という意味で、リップティントも唇の角質層に浸透して唇そのものを色付けるという特徴があります。そのため色落ちしにくく、唇の体温や水分量によって発色が変わるので、自分だけのリップカラーを楽しめるというメリットがあります。Photo by Pinterestそして最大の魅力はなんといってもその「透け感」!ジェリーやシロップのような唇に溶け込む質感と、じんわり色づくナチュラルな発色は、口紅やグロスでは出せない絶妙さです。そんなラフなのに女っぽさを感じられるリップティントは、Tシャツやサンダルといったカジュアルな洋服を着ることが増える夏に取り入れることで、大人の余裕を演出!ほんのり色気のあるメイクでレディ度を高めることは、ANGIE世代がカジュアル服を着こなすコツでもあるんです♪イチオシカラーは、夏にあえての「暗色」Photo by Pinterestさまざまなカラーが揃うリップティントですが、この夏わたしがおすすめしたいのは「ダークレッド」や、「ダークパープル」など、深みのあるカラー。今季は、夏にあえてダークカラーを使うのがオシャレ!なので、ぜひ選ぶ際の参考にしてみてくださいね。また、ピンクやオレンジといった夏の定番カラーではなく、赤や紫といった冬カラーを選ぶと大人の女性らしさを演出できますよ。リップティントの上手な取り入れ方Photo by パルファン・クリスチャン・ディオール・ジャポンリップティントを美しく塗るためのコツは、下準備にあります。唇に染み込んで発色するリップティントは、乾燥しやすくなるのが弱点。リップクリームやリップバームなどでしっかり保湿してからONするのがおすすめです。それでも乾燥が気になるときは、リップティントの後にグロスをプラスすると◎。リップティントのじんわり発色を引き立てるためにも、グロスはテカり具合が軽めのものを選びましょう。Photo by Pinterestリップカラーを変えるだけで雰囲気が変わるものですが、周りと差をつけたいならリップティントで「質感チェンジ」が狙いめ!ぜひ、大人の夏リップメイクを楽しんでみてくださいね。
2017年06月04日ジミー大西の数々の爆笑エピソードを基に、明石家さんまが企画・プロデュースしたドラマ「Jimmy~アホみたいなホンマの話~」の配信を目前に、ジミーさんがシネマカフェ編集部を訪問!ジミーさん自ら作品をアピールした。1980年代の大阪。突拍子もない言動を繰り返し、幼いころから失敗ばかりの大西秀明は高校卒業後、どこにも就職できずにいた。吉本興業の舞台進行の見習いとして「なんば花月」に出入りしていたとき、あるとんでもないことがきっかけで明石家さんまと衝撃の出会いを果たす。さんまの身の回りの世話をするようになった大西は、さんまや芸人仲間の村上ショージ、Mr.オクレ、なんば花月の世話係であるおちゃこのおばちゃんらとともに、笑いあふれる日々を過ごすようになる。そんなある日、新喜劇の舞台に立つことになった大西は舞台上で大失敗してしまう。クビになりかけた大西を、さんまは自らの進退をかけて救う。そして、ひどいイジメを受けてきたと吐露する大西に、“ミジメな過去は笑い飛ばせ”と伝え、この強烈なキャラクターを持った青年を人気芸人に育て上げようとさんまは決意。大西はその後、さんまによって「ジミー大西」と名付けられ、師に導かれるまま、高宮京子という専任マネージャーもつき、売れっ子芸人になっていく。だが、数年後、芸人としての力のなさに悩み、引退も考えていた最中、テレビ番組の企画で絵を描くことになると、大西の思わぬ才能が知れ渡り…。さんまさんが芸歴42年目で初めて連続ドラマを企画・プロデュースした本作。幼いころから何をやってもダメだった男が“お笑いモンスター”に出会い、導かれ、失敗を繰り返しながらも、やがて“本当の自分の道”を見つけ出すまでが描かれる。“ジミーちゃん”こと主人公のジミー大西役には中尾明慶、明石家さんま役には小出恵介という実力派俳優が共演する。このほどシネマカフェ編集部を訪問したジミーさんは、到着早々、自ら社内放送で本作をアピール!ジミーさん独特の空気感に社内は一気に笑いに包まれ、その後も社内ではジミーさんと名刺交換や2ショット写真が行われ、セルフィーを求められるなど、ジミーさんは大盛況で迎えられた。シネマカフェさん(@cinemacafe.net_official)がシェアした投稿 - 2017 5月 30 1:53午前 PDTまた、ジミーさんは編集部のデスクに座り、パソコンの打ち込みにトライ。読者に向けて、本作へのコメントを投稿した。■実際のコメント「ジミーです1.今回はお世話になります。ネットフリックスjimmy配信よろしくお願いします」さらに、ジミーさんは人生初の「ウルトラストリートファイターII」&「VR」に挑戦。初体験ということで、最初は苦戦していたものの、ここでもセンスを発揮し、見事なゲームさばきを披露した。今回の訪問では、1人1人に名刺やチラシを配り、終始丁寧な対応で、熱心に本作を宣伝!社内に笑いもたくさん届け、編集部を後にした。「Jimmy~アホみたいなホンマの話~」は7月7日(金)よりNetflixにて世界190か国同時配信。(text:cinemacafe.net)
2017年05月30日「一生オンナを楽しむ」をコンセプトに日々、美を更新していくためのヒントを美容ライター・大西マリコが体当たりでお伝えしていく、「美女塾」。今回は、カラーメイクをもっと楽しむコツをご紹介。「アイシャドウやリップなど、いつも同じカラーセレクトになる……」、「メイクでイメージチェンジしてみたいけど、どうしたら良いかわからない」といったマンネリメイクに悩んでいる女性必見です!あえて肌に馴染みにくい色を使う!色ズラしメイクカラーメイクのコツを教わるべく、やって来たのは資生堂の夕活イベント「PLAYLISTで挑戦!目からうろこの色選び術」。PLAYLISTとは、世界で活躍する資生堂ヘア&メーキャップアーティストのアイディアや技術を生かしたアイテムが揃う資生堂のコスメブランドです。イベントでは、パリで培ったグローバルな感覚とカラースペシャリストとしての優れたバランス感覚をもちあわせる、資生堂メーキャップトップスペシャリスト・大久保紀子さんが色選びのテクニックを指導してくださいました。大久保さんが今回のキーワードとして挙げてくださったのが、「色ズラし」。例えば写真左のようなベージュ系のリップは黄味のある肌タイプの人により馴染みやすいカラーですが、色白さんに似合うと思われがちな青みのあるピンクリップをあえて使って色を“ズラす”ことによって肌色の見え方が変わったり、新鮮な雰囲気になったりするなど、メイクの幅が広がるのだそう。モデルさんは華やかな印象になり、口もとの青みによって肌色がより明るく見えますね。あたなの肌はどっち?ピンクorイエローベース?色ずらしメイクでは、まず自分の肌が血色感のあるピンクタイプかヘルシーなイエロータイプのどちらであるのかを知ることから始まります。5つの質問に答えて、みなさんも自分がどちらの肌タイプかを診断してみてくださいね♪Aが多かった人はイエローベース、Bが多かった人はピンクベースの肌色です。ちなみに私は、Aが3つでイエローベースの要素がやや強いという結果になりました。肌色タイプがわかったら、いよいよズラしメイクをスタート!写真は肌と同じグループの色のリップとチーク。イエローベースのゾーンには診断結果でAが多かったイエローベースの人に似合うカラーがセレクトされています。つまり診断結果でAが多かった人は、ピンクベースに置かれているものを選ぶことでズラしメイクが完成するというわけなんです♪好みのカラーや普段なら手に取らないカラーまで、プロのアドバイスにより新しいカラーメイクを会得中。たくさんのカラーコスメを試せる機会はとっても貴重ですよね!イエローベース肌の私、ピンクゾーンのなかからこちらのリップ(RSv10)とチーク(PKb05)をチョイス。あえて普段選ばないカラーを試してみることにしました!写真左:イエローベースゾーンにあるアイテムを使用写真右:ピンクベースゾーンにあるアイテムを使用いかがでしょうか?写真を見比べると、肌色になじむカラーを使用した左側はナチュラルな雰囲気ですが、右側はズラしメイクを施すことによって華やかさが出ましたよね。特別なテクニックは必要なし!ただ選ぶ色を変えるだけで、こんなにも顔の印象って変わるものなんですね。「Beautyは無限に存在する」という大久保さんの力強い言葉通り、新たなメイクの魅力を再発見することができた本イベント。大人になるとつい「似合う色」や「無難な色」を選びがちになり、いつの間にかメイクが“生活の一部”のようになってしまうこともあるかと思います。でもやっぱり、メイクは楽しむためにある!臆せずさまざまなメイクに挑戦していきたいものですよね♪参考:資生堂「PLAYLIST」
2017年05月11日「一生オンナを楽しむ」をコンセプトに日々、美を更新していくためのヒントを美容ライター・大西マリコが体当たりでお伝えしていく、「美女塾」。今回は、ANGIE世代のスキンケアの新習慣としてぜひ取り入れてほしい、「ブースター」についてご紹介。ブースターとは、洗顔後の肌に使うことでその後に使う化粧水などの浸透力を手助けしてくれるもの。最近ではオイルや美容液タイプなど、さまざまなアイテムが発売されています。そんなブースターコスメから個人的におすすめのアイテムと、ブースターを使うべき理由についてお伝えします!お高い化粧水よりも、「ブースター投入」が元気肌への近道♪私の美容法のなかで驚かれることのひとつに、「化粧水にこだわりなし」というものがあります。化粧水の成分の多くは水、肌表面をうるおすために1万円もするような化粧水をケチケチ使うくらいなら、500円くらいのものを浴びるように使うほうが良いと思っているからです。とはいえ、お高い化粧水はやっぱり使い心地が違うのも事実。そこでおすすめしたいのがブースターです。ブースターは、プチプラ化粧水を高級化粧水並みの使い心地にレベルアップさせてくれるんです!今回は、特におすすめのブースターオイルをご紹介。エイジングサインが気になるANGIE世代にピッタリなものを選びました!注目の美容成分「卵殻膜」配合で、ハリとツヤみなぎる弾力肌に!■オージオビューティーオープナー卵殻膜とは、卵の殻の内側にある薄い膜のこと。卵殻膜には、肌のハリをキープする力を持つⅢ型コラーゲンが多く含まれており、赤ちゃんの肌に多く含まれていることから別名「ベビーコラーゲン」とも呼ばれる近年注目の美容成分のひとつです。しかし年齢と共に激減するうえ、食材やコラーゲンサプリメントでは補えないのだそう!そこでこの美容液を投入したいというわけなんです。ビューティーオープナーは、なんと卵殻膜エキス94%配合と超濃厚!とろりとした黄色の美容液オイルを肌になじませると、毛穴がふっくらしてキメが整う感覚があります。サッパリとした使い心地なので、これからの暑い季節にもピッタリです。さらに、化粧水をつけると肌がワントーン明るくなったような感じがするのも好きなところ。肌を元気にしたい方におすすめのアイテムです。成分が届きにくい年齢肌へ、植物のパワフルな力で活性化!■鈴木ハーブ研究所アンデコール 高機能美容オイル続いてご紹介したいのは、「コア・エイジングケア」を掲げているアンデコールのブースターオイル。年齢を重ねて力を失った肌に対し、悩みの芯(コア)にアプローチするという目的のもとに、26種類の美容ハーブ成分を組み合わせて誕生したという私たち大人の強い味方!角質が硬く、厚くなった年齢肌は美容成分が浸透しにくい状態なのですが、このオイルを洗顔後に塗ることで、スキンケアアイテムの“通り道”を作ってくれるのです。サラリとした透明のオイルは、ベタつかないのに肌がしっとりする感じ。化粧水を重ねた肌は手が吸い付くほどの保湿感を味わえます。さらにおすすめポイントとしてお伝えしたいのが、香りの良さ。ラベンダーやゼラニウム、オレンジといった爽やかでリラックスできる精油の香りがブレンドされていて、スキンケアタイムが癒しの時間になるんです♪ゴワゴワお疲れ肌にはコレ!化粧ノリばっちりの健やか肌に導く!■エミネット天使のララファーストセラム最後は、ターンオーバーが乱れがちな大人肌に働きかけるブースター。年齢や生活習慣により肌の生まれ変わりであるターンオーバーが遅くなると、角質が溜まり毛穴が目立ったり肌がザラついたり、くすんで見えたりします。そんなゴワゴワ肌なときに私が使うのが、こちらのブースター。ウィルブライドという保湿成分が、肌が持つ水分と脂分になじんで硬くなった角質をほぐし、その後のスキンケアアイテムの浸透力を高めてくれるそうです。ミルクのような乳白色の美容液を肌になじませると、肌がもっちり。化粧水を重ねると、肌にうるおいが染み渡る感じでスベスベの肌になることを実感しました。化粧ノリが悪いときには特に活躍するアイテムです。毎日状態が違う、女性の肌。生理前は毛穴が気になる、寝不足が続くとハリのなさが目立ってしまう……など、出やすいお悩みに合わせたブースターをいくつか持っておくと、常に上向き肌をキープできます。いつも肌の調子がすぐれないという人は、ぜひブースターにも着目してみてくださいね!
2017年05月10日「一生オンナを楽しむ」をコンセプトに日々、美を更新していくためのヒントを美容ライター・大西マリコが体当たりでお伝えしていく、「美女塾」。今回は、フランス発の人気コスメブランド「ゲラン」による、春のアニバーサリーパーティに潜入!人気フレグランスの香りが楽しめる「香るコスメ」より登場したアイテムのご紹介や、メイクさん直伝の今年っぽいメイクテクをお届けします。ドレスコードは春カラー♪カラフルなパーティパーティは、人気フレグランスのメイクアップラインより発売された新商品と、淡いカラーのビーズパウダーが可愛すぎるフェイスパウダー「メテリオット」の30周年の2つを記念して開催。「Spring Color Party perf!」というテーマにちなんで、会場には春らしいカラーの洋服を身に纏った人々が集まり、華やかムードでした。おしぼりが入っているのかと思ったおっさん筆者ですが、カップの中身はふわふわの綿アメ!可愛すぎるよ〜〜!こちらが30周年を迎えたという、メテリオット。見た目の可愛さはもちろん、実力も一流です。メイクの仕上げに使うと肌に透明感が出て、素の肌が美しくなったようなナチュラルなツヤ肌に仕上がります。4色のビーズで毎回絶妙に肌色が変わるのも新鮮で楽しい!イイ香り♪だけじゃない!機能性もバッチリなコスメたちゲランといえば、やっぱりフレグランス!とくに、ゲラン5代目調香師ティエリー・ワッサーが“リトル ブラック ドレス”をインスピレーションソースに生み出したフレグランス「ラ プティット ローブ ノワール」は、甘すぎないのに女性らしいフレッシュな香りとボトルの可愛さで大人女子のハートを鷲掴みにしました。そんな人気フレグランスの香りが楽しめるコスメからこの春登場したのは、マスカラとリップチーク、限定色のリップ3種。どれも、フレグランス「ラ プティット ローブ ノワール」のボトルデザインであるブラックドレスをイメージした可愛い形をしていて、手に取るだけでテンションが上がります♪鮮やかピンクが目を引く、リップチークリップチークは名前の通り、リップにもチークにも使えるアイテム。肌の水分量に応じて色が変化するので自分にぴったりなナチュラルカラーを楽しめます。チークは、1回塗りだとほんのり血色がアップした感じになり、重ね塗りすると青みのあるフレッシュなピンクが際立つキュートな印象に。洋服や気分によって使い分けたいですね♪また、リップとしては、「口紅の下地としての使い方もおすすめ」と教えてくださったのは、ゲランのメイクアップアーティスト。ミント成分が入っているので、唇の縦ジワを目立たなくし、ふっくらリップに見せる効果があるのだそうです。マスカラにもライナーにも!一石二鳥なブラックマスカラ一番の特徴はブラシの形。実はこれ、ドレスを纏った女性をイメージしているそうなんです!どこまでも乙女心をトキメかせてくれますよね。もちろん実用性も兼ね備えていて、ブラシのヘッド部分は細かい下まつ毛を塗るのに便利なうえ、縦にして先端を使えば、まつ毛のキワを埋めるアイライナーとしても使えちゃいます。ここで、マスカラがベタッとついてしまうという人に、ゲランメイクアップアーティストよりアドバイス。「ブラシはしっかりボトルのフチで“しごいて”から使いましょう。適量を取ることがマスカラを美しくつけるコツです」ぜひ、参考にしてみてくださいね!メイクをもっと自由に!「シーズンレス」という新たな楽しみ方最後に、今回気になったキーワードをご紹介!それは「シーズンレス」というワード。ゲランメイクアップアーティストによると、「最近は、メイクがシーズンレス化しています。今回の限定リップも、3色のうち1色はダークレッドです。今年は普通なら秋冬に使うようなカラーをあえて春夏に使うと、こなれて見えます」とのこと。白いTシャツにパキッと鮮やかに発色したオレンジやピンクももちろん素敵ですが、今年は“あえてのダークカラー”で攻めてみると、大人のオシャレ感を演出できそうです。冬のリップを引き続き使えるので、コスパ的にお得なところも嬉しいですよね! ※参考:ゲラン
2017年05月08日「一生オンナを楽しむ」をコンセプトに日々、美を更新していくためのヒントを美容ライター・大西マリコが体当たりでお伝えしていく、「美女塾」。今回のテーマは、夏に向けて取り入れたい「グリッターメイク」。グリッターとはラメの総称で、なかでも大粒ラメを使ったメイクは最近のトレンドのひとつです。でも、きちんと見られたいANGIE世代には取り入れるのが難しかったりしますよね。そんな大人女子のために品良くグリッターメイクを楽しむテクニックを伝授します!大人でも似合う!上品グリッターメイク最近のコスメには、さまざまな色や形のラメがありますが、使いやすいのはゴールドやシルバーのジェル質感のタイプ。肌なじみが良いので使いやすく、ジェル質感は今っぽい濡れ感が出せたり眉毛やまつ毛といった毛にもなじませやすいという点で便利ですよ。今回使用するグリッターも、ゴールドとホワイトのジェル状のタイプを使用します。ジュエルアイライナー/LA DIAMONDアイブロウ&アイラッシュマスカラ 001/ANNA SUIキラめく眉が新鮮!メリハリ顔がつくれるキラ眉まずイチオシなのが、眉へのグリッター使い。「さりげないのにオシャレ感も出せる」という、まさに大人女子が欲しい絶妙なバランスが手に入ります。さらに、眉をキラッとさせると眉毛に立体感が出て顔にメリハリが出る点もおすすめポイントです。キラ眉の最大のコツは、眉毛を下から上にグイッと持ち上げるようにして、毛並みを“起こす”こと。ラメをつける前に、眉マスカラやスクリューブラシで毛を起こしておきましょう。この一手間で、後から乗せるラメが際立ちます。ライン使いでさりげなく取り入れるのが上品!グリッターメイクの定番、目もとに使うなら大人はこのように取り入れるのがおすすめ。二重のラインよりやや上に、二重ラインに沿ってカーブを描くように細く引くとクール!涼しげな目もとは暑くなるこれからの季節にもぴったりですよね。ラフな白Tシャツに合わせると、大人の抜け感もバッチリ演出できますよ。このメイクのポイントは、グリッターライン以外のアイメイクをシンプルにすること。グリッターを引き立たせるため、アイシャドウやマスカラは控えることをおすすめします。ただし、グリッターラインだけだとぼんやりしてしまうので、ブラウンやブラックのアイシャドウで目尻に跳ねラインをプラスすると目もとが引き締まって◎。黒目の終わりから目尻3mm外にかけて跳ね上げるようにラインを引いてみてくださいね。まるでジュエリー♡ふっくら若々しい唇に見せる宝石リップ今年っぽさを狙うなら、グリッターリップに挑戦してみて!ラメたっぷりのギラギラリップだとデイリー使いは難しいですが、唇の中央に輝きをプラスするテクならアリですよね♪そのままグリッターを乗せてもOKですが、ベースにオレンジベージュやコーラル系など、肌なじみの良いカラーリップをオンしておくと唇がキレイに見えるのでおすすめ。その上から唇の真ん中あたりを中心にグリッターを乗せれば、ぷっくりキラン♪なグリッターリップの完成です。さらにこの上からグロスを重ねると、唇の縦じわも目立ちにくくなり、よりぷっくり感も強調されて若々しい唇になりますよ。トレンドアイテムにどんどん挑戦していこう!大人のグリッターメイクのコツは、さりげなく輝きをプラスすること。まぶたにたっぷり使ったり頬でチークの上に重ねたりして目立たせるのもキュートですが、グリッターはそれだけで存在感があるので控えめに乗せるだけでも十分オシャレ感を演出してくれます。今回は、グリッターをONすることで若々しさも叶うメイクテクをご紹介しました。ぜひ取り入れてみてくださいね。
2017年04月26日「一生オンナを楽しむ」をコンセプトに日々、美を更新していくためのヒントを美容ライター・大西マリコが体当たりでお伝えしていく、「美女塾」。今回は、美意識の高い女性たちがこぞってハマっているという「お灸」をご紹介!健康と美に効果的だというお灸を、新しいヘルシー習慣として取り入れてみませんか? お灸は東洋医学にもとづく治療法で、簡単に言うとツボを温めて血行を促進することによって体を元気にするためのもの。とくに、病気ではないけれど疲れが取れなかったり胃腸の調子が悪かったりといった、”未病”に効果的だと言われています。さらに体だけでなく、憂鬱な気持ちや集中できないなど、精神的な症状にもおすすめなんです。お灸デビューしたくなる♪女性におすすめのお灸3選正直なところ、痛い熱い面倒くさそう……といったイメージがあったお灸ですが、最近は驚くほど手軽にできることを知った大西。温熱レベルも初級〜上級と選べるので始めやすいです。みなさんにもまずはお灸に興味を持ってもらうべく、実は密かにハマっている私が女性におすすめのお灸をご紹介します。やさしい香りに癒される〜♪アロマのお灸まずご紹介したいのが、香りを楽しめるアロマお灸。左は甘くフローラルな香り、右は果物、花、緑茶、香木の4種の香りが入っています。温熱レベルも1〜2とやさしい温かさなので、「お灸の熱さがわからず不安」という人にもおすすめです。お家灸に最適!煙が出ない&匂わないお灸続いては、火をつける部分の「もぐさ」を炭化することで煙をシャットアウトしたお灸。意外にこもりがちな煙と匂いの悩みは、これで解消!室内で気軽にお灸を楽しむことができるため、私はもっぱらこちらを愛用中です。商品名が「せんねん灸の奇跡」というだけあって、お灸界においてどれだけスゴイことなのかがわかります。お灸の概念を覆す!シールタイプのお灸最後は、大西イチオシのシールタイプ。これ、ちょ〜〜便利です!裏表のシールを剥がして気になるツボにペタッと貼るだけ。その上から洋服だって着られちゃいます。何が良いかって、通常のお灸は火を使うので逆さまにしたり動いたりできないんですが、これはお灸しながら作業ができる!しかも普通なら灰がこぼれるためお灸が難しい背中やお腹といった部分にも、シールなら簡単。もちろん無臭!温熱時間も3時間と長く、じんわり温まっていく感じに病みつきです。ツボ探しこそお灸成功の鍵!ピタリとツボを探すコツもぐさを肌に乗せてチリチリ……、「熱い!」といった、お灸のイメージは変わりましたでしょうか?興味が湧いたというみなさまのために、ここからはセルフお灸をする際に最も重要となるツボの見つけ方をお伝えします。<症状例:目の痛みや肩コリ、ストレス>「合谷(ごうこく)」というツボにお灸を据える1.まずは改善したい症状に対応するツボがどの辺りにあるのか目星をつけます。「合谷」は通常、人差し指と親指の間にあると言われています。2.1で目星をつけた場所付近を指で撫でてみます。肌がカサカサと乾燥していたり、ハリがなく凹んでいたり、軽く押して痛みがある場所があれば、そこがお灸ポイント!実はツボは必ずしも全員同じ場所にあるというわけではないんです。<お灸のやり方&注意点>Movie by YouTube(せんねん灸の正しい使い方)私も愛用している、せんねん灸のお灸ならやり方もとっても簡単!「シールを剥がして火をつけてツボに貼る」という3ステップでサクッと灸活できますよ♪お灸の詳しいやり方や注意点は、ぜひこちらの動画を参考にしてみてくださいね。お灸を据え続けて、約1ヶ月。デスクワークによる肩コリや、眼瞼下垂気味の目のせいでよく頭痛がするのですが、そんなときにお灸がとても役立っています。私の場合はとくに頭痛によく効いて、お灸を据えることで薬に頼ることがほぼなくなりました!美肌やダイエットにおすすめのツボもあるので、みなさんもぜひ色々試してみてはいかがでしょうか。お灸を上手に生活に取り入れて、ヘルシー美人をめざしましょう!※参考:せんねん灸※個人の感想であり、効果効能には個人差があります。
2017年04月22日明石家さんまが企画・プロデュースし、ジミー大西を中尾明慶、さんまさんを小出恵介が演じるNetflixオリジナルドラマ「Jimmy~アホみたいなホンマの話~」。このほど、その配信日が7月7日(金)に決定、ジミーさん描き下ろしイラストも入った豪華キャスト勢ぞろいのキービジュアルも初解禁となった。稀代のエンターテイナー・明石家さんまが、芸歴42年目で初めて連続ドラマをプロデュース。笑いが世の中を席巻し、日本に最も活気があった時代。子どものころから何をやっても大失敗ばかりの駆け出し芸人・大西(中尾さん)は、人気絶頂の明石家さんま(小出さん)と出会い、芸人としての才能が開花。唯一無二の存在となり、やがて芸人の域を超え、世界的な画家へと転身、一方、さんまも快進撃を続け、国民的スターへと上り詰めていく。そんな2人と、彼らを取り巻く強烈なキャラクターたちとの15年に渡る交流、そして、実際に起こったホンマのエピソードの数々を描き出す。“笑い”に夢をかけた若者たちが繰り広げる奇跡の実話を、個性豊かな実力派キャストでドラマ化。今回解禁されたキービジュアルは、目にも鮮やかな赤色と黄色のインパクトのある背景に、中尾さん演じるジミー大西のおとぼけた笑顔と、それに鋭いツッコミを入れているであろう小出さん演じる明石家さんまのイキイキとした表情が印象的。さらに、佐藤浩市が演じるTV局の名物プロデューサーや、池脇千鶴が演じる大竹しのぶ、生瀬勝久が演じるジミー大西の恩師ともいえる野球部顧問の先生、尾上寛之演じる村上ショージや六角慎司演じるMr.オクレら芸人仲間など、2人を取り巻く人々が一同に介した豪華なビジュアルとなっている。また、懐かしの“なんば花月”のセットビジュアルもお目見えし、ジミーさんやさんまさんが劇場を中心に活躍していた当時のお笑いブームの面影も感じることができる。そして、絵描きとしても広く知られているジミーさんが、本作のために描き下ろした、劇中で重要な役割を果たす「三日月」と大阪の象徴である「通天閣」のイラストも初解禁。カラフルで大胆な色使いとダイナミックなタッチのイラストは、“絵描き”ジミーさんならでは。キービジュアルの絶妙なアクセントとなっている。Netflixオリジナルドラマ「Jimmy~アホみたいなホンマの話~」は7月7日(金)より全9話を世界190か国同時配信。(text:cinemacafe.net)
2017年04月05日「一生オンナを楽しむ」をコンセプトに日々、美を更新していくためのヒントを美容ライター・大西マリコが体当たりでお伝えしていく、「美女塾」。今回は、毎年話題になる、「ニッポン美肌県グランプリ」のイベントに潜入!さらに、イベントに登壇された人気ヘアメイクアップアーティスト・野沢道生さんによる2017/SSトレンドメイクの様子もたっぷりご紹介しますよ!あなたの住む県&地元は何位?「美肌県グランプリ2016」「ニッポン美肌県グランプリ」は、株式会社ポーラが全国47都道府県、16歳以上の女性の肌、累計1,600万件を超える肌のビックデータから導き出した、美しい肌をもつ女性の多い県ランキング。2016年、1位に選ばれたのは広島県でした。その理由について、株式会社ポーラの菅さんは、「広島県は昨年、雨の日が多く、紫外線が減ったため肌へのダメージが少なかったことと、暖冬で“肌冷え”が起こりにくく乾燥ダメージが少なかったことが挙げられます」と説明しました。美肌をキープするコツは、紫外線と乾燥を避けることにあるということですね!ニッポン美肌県グランプリ2016・BEST101位広島県2位島根県3位鳥取県4位愛媛県5位秋田県6位石川県7位新潟県8位富山県9位京都府10位東京都2位以下は上記の通り。上位にランクインしている美肌県は雨や雪が多く、日照時間が短いイメージが強いですね。美肌をめざすなら、東北や日本海側の地域に住むのもアリ!?かもしれません。47都道府県すべてのランキングが知りたい方は、ページ下部のリンクからチェックしてみてくださいね!イベントが行われたのは、銀座の広島アンテナショップ「TAU」。広島県が美肌グランプリに選ばれたことを記念して開催されました。昨シーズン、地元カープが優勝したことも女性の美肌度をアップさせた理由かも!?ということで、広島出身のタレント・杉原杏璃さんとカープ女子の3名が登壇し、美肌化粧水の入った鏡開きも行われましたよ。春夏のメイクトレンドは「立体感」が鍵!大西が今回最も楽しみにしていたのは、広島出身のヘアメイクアップアーティスト・野沢道生さんによるヘア&メイクショー。90年代のカリスマ美容師ブームを牽引し、今なお第一線で活躍する「似合わせの達人」と呼ばれる方なんです!そんな野沢さんがイチオシする、今年の春夏メイクのトレンドとは?「今年は、なんといっても立体感メイクです!」と、バシッと男らしく断言。「日本人は顔が平たいので、シャドウを入れると黒くなって某・閣下のようになってしまう恐れがあります。なので、逆に考えて明るいところを強調して立体感を出してあげるといいんです」(野沢さん)これは目からウロコ!陰影をつけるのはシェーディングの役目だと思っていましたが、最近はハイライトを使って「光で立体感を強調」するのが旬のよう。ツヤ肌も流行っていますし、これは取り入れたいですね〜。ということで、野沢さんがイベントで教えてくださった大人女子が輝くメイクテクをご紹介!<あっかんべーメイク>上を向いたときに見える目の下側全体に、ハイライトを入れます(涙袋の上部分を意識)。たったこれだけで目もとがふっくらして見え、リフトアップ効果があるそう!<ぷっくリップメイク>ハイライトを指に取り、上下の唇の中央部分にのみ、なじませます(唇の中心に光を集めることで、立体感のある唇をつくる効果があります)。リップの上からでも、すっぴんリップの上からでも使えるテクなので重宝します♪使用するハイライトは、リキッドやクリームタイプのものが個人的にはおすすめ。肌にピタッと密着して内側からツヤがにじみでているような自然な印象になりますよ。そしてもうひとつ、今季のメイクポイントを教えてくださった野沢さん。「アイシャドウを塗るときは、今年は潔く単色塗りがおすすめ。グラデーション塗りはNGです。雰囲気も品があるかカジュアルに見せるか、両極端に振り切ることで今っぽくなります」(野沢さん)なるほど〜!今年の春夏メイクは「潔く!そして大胆に!」がキーワードのようですね。これは挑戦せねばです!第2回の美女塾、いかがでしたでしょうか?これからもさまざまなイベントで得た美容情報をお届けしていきますので、どうぞお楽しみに〜♪※参考:ニッポン美肌県グランプリ2016、広島ブランドショップTAU
2017年03月30日何を着ても、どんなメイクをしても可愛かった20代。そんな甘美な記憶から、年齢を重ねても若かりし頃と同じメイクやファッションをしていませんか?この「美女塾」は、「一生オンナを楽しむ」をコンセプトに日々、美を更新していくためのヒントを美容ライター・大西マリコが体当たりでお伝えしていきます。青春時代の流行が生んだ、アラサーの悲劇記念すべき第1回は、SNSで話題の「眉ティント」をご紹介。細眉の火付け役・アムラーブームを経験したアラサー世代や、元々眉が薄くて悩んでいるという人も多いはず。そんな「まろ眉」で苦労している女性の救世主となるアイテムが、「フジコ眉ティント」。2016年6月に発売以来、「#イモト眉」のタグで瞬く間に話題となった、“消えない眉”なんです。本当に消えない?どうやって使うの?といったみなさんの疑問を解消すべく、レポートします!「塗る眉毛」を全力で試してみた!これが噂の「フジコ眉ティント」。塗って乾かしてはがす、パックのような感じです。ブラシは筆ペンのようになっていて、なりたい眉毛の形に沿って液を直接塗っていきます。液ダレせず、ピタッと肌に密着するのでストレスがなくて良いですね。色は全部で3色。左から自眉の色に近く暗髪さんにおすすめのショコラブラウン、やさしい印象に仕上がり、明るい髪色になじむライトブラウン、オシャレで女っぽい雰囲気を演出できるモカブラウンです。ちなみに人気色は、2017年2月に発売になったばかりのライトブラウンだそう。SNSで赤みのない色を望む声が多く聞かれ、作られたと言います。デデーン。「大西、アウトーーー」と天の声が聞こえてきそうな塗布中画像。理想の形に塗ったら、15分以上放置します。この状態をみんなSNSに投稿したくなるんですね、その気持ちわかります。ということで私もインスタにアップ……。塗るときのコツは「たっぷり大胆に塗ること」。始めから形を整えることに集中すると乾いてムラになってしまうので、塗り終えた後、綿棒で形を整えるのがおすすめです。眉ティントをぺりぺりっとはがすと、下から色付いた眉毛がこんにちは。おぉ〜!眉尻があるなんて感激です!「眉がある」たったそれだけのことで、すっぴんがギリギリ閲覧可能な状態になりますし、朝のメイクがとってもラクになりました。まろ眉さんには自然なショコラブラウンがおすすめ♪「どんな色になるの?」というのが、おそらくみなさんが一番気になるところですよね。というわけで3色、すべて試してみました。写真上段は、ショコラブラウン。眉尻に毛のない私でも自然な感じになじんでいます。よりナチュラルに仕上げるため、眉毛のある眉頭を避けて塗ってみたところ、このように色の差が目立たなくなりました。続いて、中段はライトブラウンを使用。写真だと少しわかりにくのですが、明るめのアイブロウパウダーで眉を足した感じになっています。2日連続で使用するともう少し濃くなりそう!ラストの下段は、モカブラウン。色的にはかなり好みなのですが、太くしすぎたせいか、元の眉毛の色と違うせいか、眉毛のない眉尻と眉毛のある眉頭との色ムラが気になります。この色はある程度、全体的に眉毛が生えている人のほうが向いていそうです。残念……。色もちアップを狙うなら、このポイントを押さえよ!フジコ眉ティントは1回の使用で3日〜1週間もつとのことですが、私が使用したところ夜のメイク落としでかなり色が落ちてしまう印象です。キープ力をアップさせたい人は、こちらをマストで行うことでかなりもちが良くなりますよ♪<色もちをアップさせるコツ>・塗る前に眉周りの油分をしっかり落としておく・とにかくたっぷり塗る・寝る前に塗って朝はがす(塗布時間を長めに取る)・2日連続で使用する眉のトレンドは移り変わりやすいもの。アートメイクだと流行が変わったときに心配で躊躇していた人も、眉ティントなら気軽にトライできるはず。髪色や気分に合わせて、眉毛のある生活(笑)を楽しんでみてはいかがでしょうか。※参考:フジコ眉ティント
2017年03月26日3月6日、大西洋・三越伊勢丹HD社長が2020年に向けた情報交換会のために、丸川珠代東京オリンピック・パラリンピック担当大臣を訪問した。2020年東京大会の盛り上げに向けて、幅広い分野の有識者からヒアリングすることを目的に行われている今回の意見交換会では、三越伊勢丹グループが2011年度より「JAPAN SENSES」を営業施策として展開し、2015年からは「this is japan.」を企業メッセージとして提案してきた背景を大西社長が説明した。当日、大西社長がスーツの胸ポケットにしていた世界最軽量のオーガンジー“天女の羽衣”のポケットチーフを手にして、日本のモノ作りの先進性から話題はスタート。「海外に向けて日本の優れたモノを紹介することも大切なのだが、我々のこのプロジェクトは日本人に向けてもっと日本の良さを伝えることも目的としたもの。各地方の伝統工芸やクラフツマンシップをもっと国内に向けて紹介して、つなげていくことが小売業の使命であるとともにオリンピックの成功にもつながっていくのでは」と大西社長はその考え方を披露した。「オリンピック・パラリンピックがスポーツの祭典であるとともに文化の祭典であるという側面をもっと視野を広げながら膨らませていきたい」と丸川大臣も“レガシー”の重要性を確認していた。Text:野田達哉
2017年03月07日明石家さんまが芸歴42年目で初めて、連続ドラマを企画・プロデュース。自身役に小出恵介、ジミー大西役に中尾明慶を迎え、数々の爆笑エピソードをドラマ化する「Jimmy~アホみたいなホンマの話~」が、2017年夏、Netflixにて全世界190か国で配信されることになった。1980年代の大阪。突拍子もない言動を繰り返し、幼いころから失敗ばかりの大西秀明(中尾明慶)は高校卒業後、どこにも就職できずにいた。吉本興業の舞台進行の見習いとして「なんば花月」に出入りしていたとき、あるとんでもないことがきっかけで明石家さんま(小出恵介)と衝撃の出会いを果たす。さんまの身の回りの世話をするようになった大西は、さんまや芸人仲間の村上ショージ(尾上寛之)、Mr.オクレ(六角慎司)、なんば花月の世話係であるおちゃこのおばちゃん(濱田マリ)らと共に、笑いあふれる日々を過ごすようになる。そんなある日、新喜劇の舞台に立つことになった大西は舞台上で大失敗してしまう。クビになりかけた大西を、さんまは自らの進退をかけて救う。そして、ひどいイジメを受けてきたと吐露する大西に、“ミジメな過去は笑い飛ばせ”と伝え、この強烈なキャラクターを持った青年を人気芸人に育て上げようとさんまは決意。大西はその後、さんまによって「ジミー大西」と名付けられ、師に導かれるまま、高宮京子(木南晴夏)という専任マネージャーもつき、売れっ子芸人になっていく。だが、数年後、芸人としての力のなさに悩み、引退も考えていた最中、テレビ番組の企画で絵を描くことになると、大西の思わぬ才能が知れ渡り…。笑いが世の中を席巻していた80年代。幼いころから何をやってもダメだった男が“お笑いモンスター”に出会い、導かれ、失敗を繰り返しながらも、やがて“本当の自分の道”を見つけ出すまでをドラマ化。さんまさんが初めて連続ドラマを企画・プロデュースし、ジミーさんや周りの仲間たちとの実際の体験談を主軸に、夢を追う人々とそれを応援する人々の姿を描く。“ジミーちゃん”こと主人公のジミー大西には中尾さん、明石家さんま役には小出さんという実力派俳優が共演。喋り方から佇まいまでジミーさん、さんまさん本人とシンクロさせつつ、その心の内を豊かに彩り、魅力的なキャラクターを作り上げている。そのほか、2人を取り巻く人々に尾上寛之、六角慎司、宇野祥平、濱田マリ、木南晴夏ら、個性派たちが集結。時にツッコミ役、時にスパイスとなってドラマを盛り立てる。監督は、「101回目のプロポーズ」「BOSS」など数々のヒットドラマを世に送り出してきた光野道夫が務めていることにも注目。ジミー青年が本当に巻き起こした“ありえへん”エピソードの数々に笑いながらも、孤独や劣等感を抱えながら少しずつ成長していく姿、支える人々の愛と友情に涙してしまうドラマに期待していて。<以下、コメント>■明石家さんま昔からTVなどでジミーの話をさせていただたら、誰もが驚いて爆笑するんですよ。だからいつか映像にできへんかなと思ってました。うそみたいな話ばっかりなんですけど、全部本当なんです。むしろ全部本当の話以下!そのくらいしかお見せできません。是非、観て下さい。■ジミー大西はい。全部本当の話で間違いありません。■中尾明慶コメントジミーさん役の話をいただいたときには動揺しましたし、自分にできるのかという不安でいっぱいで、撮影中はずっと必死でもがいている感じでした。ジミーさんは個性的で面白い方。「真似はしなくていいから、お前が考えてお前なりにやってくれればいい」とさんまさんも仰ってくださって、気持ちが楽になりました。すごく難しいけれど、とてもやりがいがありました。どんなシーンにも笑いを加えていくことの連続で、間違いなく普通のドラマではない物語の展開が見どころです。「笑いは緊張の緩和や」という言葉があるのですが、緊張しているシーンにこそ笑いが生まれていたりする。そこをぜひ見ていただきたいです。■小出恵介コメント“明石家さんま”を演じるってすごいこと。お話をいただいたときは嬉しかったですが、お受けするかは正直とても悩みました。でも今回挑戦させてもらい、演じる上では昔のものから現在のものまで、映像を見て徹底的にさんまさんを自分に刷り込みました。芸人同士の掛け合いのシーンがたくさんあるし、すごくいいセリフも多いです。さんまさんがジミーさんに言っているんだけど、それを通して後輩の芸人の方とか、お笑いの世界の方とかに言っているのかなって思うような…。これを見たら、よりお二人のことを好きになると思います。Netflixオリジナルドラマ「Jimmy~アホみたいなホンマの話~」は2017年夏、全9話を世界190か国同時配信。(text:cinemacafe.net)
2016年12月12日俳優の中尾明慶が、来年夏に世界190カ国で配信されるNetflixのオリジナルドラマ「Jimmy~アホみたいなホンマの話~』(全9話)で、ジミー大西役を演じることが12日、明らかになった。同作は、明石家さんまが初めてプロデュースする連続ドラマで、さんまとジミーを中心とする強烈なキャラクターたちによる、ウソのようで本当に起こったエピソードを描くもの。さんまは「ジミーの話をさせていただいたら、誰もが驚いて爆笑するんですよ。だからいつか映像にできへんかなと思ってました」と温めていた構想であることを語り、ジミー本人は「全部本当の話で間違いありません」と認める。さんまに才能を見出されたジミー役を演じる主演の中尾は、オファーを受けて「動揺しましたし、自分にできるのかという不安でいっぱいで、撮影中はずっと必死でもがいている感じでした」と心境を吐露。さんまから「マネはしなくていいから、お前が考えてお前なりにやってくれればいい」とアドバイスを受けたことで、気持ちが楽になったという。そのさんま役を演じるのは、小出恵介。「お受けするかは正直とても悩みました」というが、「演じる上では昔のものから現在のものまで、映像を見て徹底的にさんまさんを自分に刷り込みました」と、役づくりに没頭したそうだ。このほかにも、尾上寛之、六角慎司、宇野祥平、中村靖日、八十田勇一、木南晴夏、中村育二、濱田マリが出演。さんまとジミーも登場する。
2016年12月12日お笑い芸人のジミー大西が30日、都内で行われたAmazonプライム・ビデオの新作バラエティシリーズ『HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル』(30日配信開始、全4話)の完成披露会見に登場。結果のネタバレをしてしまい、後輩芸人たちから一斉に注意を受けた。これは、1人100万円の参加費を払った10人の芸人たちが、密室で行う"笑わせ合いバトル"。6時間の制限時間で笑いを仕掛け、笑いに耐え、最後まで残った1人が、賞金1,000万円を獲得するというルールで、ジミーに加え、宮川大輔、藤本敏史(FUJIWARA)、くっきー(野性爆弾)、ハチミツ二郎(東京ダイナマイト)、久保田和靖(とろサーモン)、斎藤司(トレンディエンジェル)、アントニー(マテンロウ)、川原克己(天竺鼠)、大地洋輔(ダイノジ)の10人が参戦している。ジミーは、100万円という高額な参加費に加え、「おまけにエロサイト見て、40万請求が来て…」と近況を報告。その上で、「100万を賭けて挑戦したので、何とか終わらんとこうと…」と危うく自身の結果を言いかけてしまったことから、周りの後輩芸人たちから「言ったらダメですよ」と止められ、プレゼンターのダウンタウン・松本人志には「ダルクから出てきたんで、すいません」と、フォローにならないフォローをされてしまった。しかしその後、参加した感想を求められたジミーは、ネタバレを恐れるあまり「みんな仲良くできたと思います」と一言。それではさすがにダメだということで、引き続き発言を求められたが、今度は完全にネタバレ部分に言及してしまい、「もう触らんといてください!」と投げ出してしまった。そんなジミーに、ゲームで戦った藤本は「一番の敵はジミーさん。だって普通にしてるだけで面白いんですもん!」と主張。それに対し、ジミーは「みんなが僕を潰しにかかってきたのは確かです」と集団攻撃の被害にあったことをアピールしたが、松本は「それくらい強敵やったっていうことはあるよね」と、やむを得ない形態だったことを認めた。
2016年11月30日海洋研究開発機構(JAMSTEC)は2月24日、2013年に行われた有人潜水調査船「しんかい6500」世界周航研究航海において、大西洋の深海海底で鯨骨生物群集を発見したことを発表した。これまでに発見されている鯨骨生物群集のなかでは世界最深となる。同成果は、JAMSTEC 東日本海洋生態系変動解析プロジェクトチーム 北里洋 プロジェクト長および海洋生物多様性研究分野 藤原義弘 分野長代理、サンパウロ大学 海洋研究所、バレ・ド・イタジャイ大学、日本大学 生物資源科学部、フルミネンセ連邦大学の研究者らの研究グループによるもので、2月24日付けの英科学誌「Scientific Reports」に掲載された。海の生態系には、太陽エネルギーによる光合成を通じて生産される有機物に依存して暮らす「光合成生態系」と、硫化水素やメタン、水素など、地球内部から噴出する化学物質をエネルギー源として有機物をつくる化学合成微生物が生産者として働く「化学合成生態系」が存在する。化学合成生態系は、光の届かない深海の熱水域や湧水域に形成されており、そこに生息する多くの動物は、化学合成細菌を体の中や外に共生させ、細菌が生産した有機物を利用している。化学合成生態系と同様な生態系として、クジラ、イルカなどの大型海生哺乳類の遺骸に形成される「鯨骨生物群集」が知られている。クジラなどの海生哺乳類は、死後に深海に沈降した遺骸が分解されることで硫化水素を発生するようになるため、硫化水素を餌とする化学合成生態系を構成する生物が好んで住み付くようになるというわけだ。同研究グループは2013年4月24日、ブラジル沖サンパウロ海嶺で行われた「しんかい6500」の潜航調査において、世界最深となる水深4204mの海底から鯨骨生物群集を発見した。自然死による鯨骨生物群集としては世界で8例目となる。北里氏および藤原氏によると、今回の発見は「まったくの偶然」であるという。同生物群集を分析した結果、発見された鯨骨は死後5~10年ほど経過したクロミンククジラのものであることが確認されており、その骨からは、大型底生生物であるゴカイの仲間28種、コシオリエビ数種、ルビスピラ属など巻貝2種、ホネクイハナムシの1種など、多様な生物が少なくとも41種発見されている。形態レベルの検討ではこれらのほとんどが新種である可能性が高く、これらのうち巻貝のルビスピラ属やホネクイハナムシなどいくつかのグループについては、遺伝子レベルの検討の結果においても新種であることが判明している。一方で、これらの構成種を属レベルで見ると、北東太平洋カリフォルニア沖でこれまでに見つかっている鯨骨生物群集や熱水/湧水生物群集の構成種と類似しており、同じ系統群に所属していることがわかった。これは1989年にハワイ大学 クレイグ・スミス博士が提唱した、鯨骨生物群集が熱水噴出孔/湧水生物群集の間をつなぐ飛び石の役割を果たしているという「飛び石仮説」が全球的な広がりを持つことを支持する結果となっている。同研究グループでは今後、実験的にクジラの遺骸をさまざまな海域に設置し、クジラの遺骸が深海で分解されて化学合成生物群集の飛び石となるまでの成立過程とその過程で存在する生物の全球的な類似性の検討を行っていくとしている。
2016年02月25日6月から国際宇宙ステーション(ISS)で長期滞在を予定している大西卓哉宇宙飛行士が28日、東京・文京区の宇宙ミュージアム「TeNQ」(テンキュー)で行われたマット・デイモン主演『オデッセイ』(2月5日公開)のジャパンプレミアに、本作の宣伝大使を務める女子レスリング日本代表の吉田沙保里選手と共に登場した。大西氏は、宇宙飛行士の訓練について「冬のロシアで行うサバイバル訓練」が印象に残っていると話し、「宇宙船が不時着してことを想定し、2日間くらい寒い雪の中で宇宙船の中にあるものだけを使って生き延びなければならないという訓練」と説明。「高いG(重力)に耐えるという、グルグル回される訓練もありました」と振り返った。そして、火星に独りぼっちで取り残された宇宙飛行士のサバイバルを描いた本作について、「リアリティの高さがNASAの人たちの間でも評判になっていました」とコメント。「実際に火星で滞在する上で、こういうことをちゃんとやらないと火星で生きていけないというところを理論に裏打ちされたような装置をデザインし、宇宙船等もデザインされていた」と語った。もし火星に取り残されたら「映画を参考にし、ジャガイモを栽培して生き延びたい」と言い、火星に行きたいか聞かれると「行ってみたい」と即答。「人間という生き物は、行ったことのないところに行くということを通して文明のレベルを上げてきた生き物。これから先もそういった挑戦は続けていくべき」との考えを示し、「宇宙探査のミッションに関われたらうれしい」と意欲を見せた。さらに、宇宙の魅力について「まだまだ未開の領域。チャレンジングな世界」と伝えた。国際宇宙ステーションに滞在した経験のある宇宙飛行士の油井亀美井氏からのVTRも到着。「去年、私が設置した実験装置を使用して大西さんが実験を行って、私を超えるような成果を出していただければ」とエールを送られると、「非常にすばらしい活躍をされてこられたので、私も油井さんに負けないように頑張りたい」と意気込んだ。(c) 2015 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved
2016年01月28日代官山周辺で働くクリエイターたちが中心となり活動している「東京代官山ロータリークラブ(以下、RCTD)」。RCTDが主催する「大西洋さん、卓話と食卓」というトークと共に日本のソウルフードであるお米や、お米と楽しむ食を味わうイベントが、同メンバーである遠山正道さんが代表を務める株式会社スマイルズの本社オフィスで開催された。会の前半は、三越伊勢丹ホールディングス・代表取締役社長の大西洋さんのトーク、後半では、お米や和牛など、日本の食文化を味わうイベントが行われた。「こめ結びのおもてなし」という米を主役にしたイベントでは、三越伊勢丹のフードバイヤーが厳選した、“日本各地のごはんの友”を使った料理や実りの秋を象徴する“日本酒”が供された。また装飾ユニット・mimosa(ミモザ)が、 実りの秋をイメージした紅葉や稲穂を取り入れた温かみのある草花で空間を演出した。おもてなしのドリンクには、米と麹で作る優しい味わいの「甘酒」(三崎屋醸造)、名酒の誉れ高い「雪の茅舎」(秋田・齋彌酒造店)、「りんごジュース」(岩手・紫波フルーツパーク)紅芋酢のソーダ割などを用意。そして“日本各地のごはんの友”を取り入れた料理は株式会社スマイルズのフードプランナー桑折敦子さんが担当した。青森ではじめて特Aランクを取得したキレと粘りのあるお米「青天の霹靂」を使って、「梅の実ひじき」(大宰府えどや)、「じゃこ山椒」(京都・たけのうち)などをくわえた“ひと口むすび”を握り、「玉ねぎ天」(岡山・長谷井商店)と大根を出汁で煮た“おでん”、宮崎の尾崎牛を使った“牛丼”や“キーマカレー”など、ごはんが欲しくなる幅広いフードメニューを並べた。「全国各地のごはんの友で結んだおむすびをはじめ、お米のおいしさを引き立てるメニューで、実りの秋を表現しました」と桑折さん。また会場を沸かせたのは、和牛文化を世界に発信するVIVA JAPAN代表の浜田寿人さんが用意した宮崎産の尾崎牛。「30ヶ月もかけて長期飼育する尾崎牛は、幻の和牛ともいわれ、東京では年間4、5頭入るかどうか。エシレバターのようにスッととける甘味のある脂など、和牛のなかでもトップクラスのおいしさです」との浜田さんの言葉に喉がなる。イベント空間に併設されたキッチンから、低温でじっくりローストした肉のグリルやサッとあぶった和牛寿司が運ばれると、待ちきれない参加者が次々に手を伸ばす光景がみられた。「こうやって多くの人に食べてもらい国内外にすばらしい和牛をPRしていきたい」と語った。卓話で刺激をうけて、食卓でお腹をみたす、心とカラダに豊かな実りを与えた「大西洋さん、卓話と食卓」は、大盛況のうちに幕を閉じた。前編「三越伊勢丹の大西洋社長が代官山ロータリークラブで語った“伊勢丹に就職した理由”とは?【イベントレポート--前編】」に続く。
2015年12月18日地元、友情、恋愛、結婚……とさまざまな“居場所”について語ってきた作家・山内マリコさんのインタビューもあっという間に最終回。今回は、いよいよ家族というやっかいな“居場所”について考えます。そしてSNS全盛の時代、誰もが複数の所属先や依存先を使い分けていますが、マリコさんはこの“つながり至上主義”とも言える昨今の風潮に異議をとなえます。果たして、おひとりさまが行き着く“居場所”はどこにあるのでしょうか?第一回インタビュー<地元を出て親友と出会えた経験が恋愛よりも自分を救ってくれた>第二回インタビュー<結婚するなら“彼氏”ではなく“親友”と思える相手がいい>はこちらから“結婚/家族はいいものだ”という考えは社会からの押し付け――恋愛に向いてない人もいれば、結婚に向いてない人もいると思うのですが、結婚が“絶対しなければいけないもの”ではなくなったことで、かえって自分がどうしたいのか選択・判断する材料がなくて迷っている人も多いような気がします。山内マリコ(以下、山内):私も結婚しろと親からプレッシャーをかけられたことはなくて、逆に自分一人で「どうにかしなきゃ」と焦ってた時期がありました。選択肢があるのはいいことだけど、答えの出ない悩みが増えるということでもあるから、キツいです。昔の映画なんかを観ていると、みんなベルトコンベアに乗せられているかのように異性を紹介されて、結婚して子どもを産んでいきますからね。それが幸せかはともかく、自分で考えなくていいという意味では、楽だったかもしれない。――以前、鈴木涼美さんにインタビューしたときにも、同じようなことをおっしゃっていました。人生の選択肢が増えたせいで、その道を選んだ責任を個人が問われるようになってしまった、と。今はまだ、「結婚しないのは自由だよ、でもそのせいで損したり困ったりしても君の責任だよ」と言われているような状況だと思うんです。そんな空気のなか、結婚せずにおひとりさまでいることを選べるかと言われたら、すごく勇気がいると思います。山内:その勇気がなくて、私は「彼氏欲しい!誰か紹介して!」と言いまくってましたからね。おひとりさまの道を行くぞと腹を決められたら、そんなことは言わずに済んだけど。結婚の形って時代によって変わって当然だけど、根強い昭和モデルが現状に全然マッチしなくなったことが問題かなぁと思います。みんながみんな結婚して家庭を持つわけじゃなくなった時代なんだから、国がどんどんそれに適応していくべき。――いまだに結婚を前提とした社会の仕組みや制度は多いですよね。山内:これまでの日本は、家事や子育てや介護などの“人をケアする役割”を、家庭に押しつけてきたんですよね。妻や母親といった女の人に、それを無給で担わせてきた。同じ仕事なのに、家族以外の人に頼めば給料が発生する仕事を、タダでしてもらってきた。結婚してなくても困らない社会にするためには、そこを変えなきゃと思います。――家庭を持たないと生きていくのが不利で不便になってしまうのも、おひとりさまにとっては生きづらい要因ですね。山内:『家族という病』(幻冬舎)という本も出ましたけど、検挙された殺人事件のうち、約半数は親族間で起きているんですよね。しかも、年々その割合は増えている。だから、「家族はいいものだ」「家族は仲良くあるべき」という押し付けも危険だと思います。家族と仲がいい人はどんどん大事にすればいいけど、「うちの家族はダメだ!一緒にいたらおかしくなる!」と思えば、遠慮なく逃げていい。そして家族から離れておひとりさまを選択しても、セーフティーネットがしっかりしてるから安心、というふうになればいいんですけどね。――会社だけ、家庭だけに押し込められ、追いつめられないようにするために、最近では「逃げ道をいくつか作って、依存先は分散させた方がいい」といった考え方が提唱されるようになりましたが、それについてはどう思いますか?山内:所属先や取引先をひとつにしないっていう意味なら賛成です。定年退職後の男性は、ちょっと気の毒なくらい人生のリスタートを迫られているし、専業主婦も実はリスクが高い。昭和モデルって男女がすごく偏っているから、そこのバランスを探るのは大事なことです。ひとつの仕事がダメになったときに経済的に困らないようにするため、複数の仕事を持つとか、そういうのはいいと思う。ただ、“依存先”と言われると、「ん?」と引っかかりますね。――と、言うと?山内:自分の精神バランスをいい状態でキープするために、人やコミュニティを使い分けるみたいな考えは、あんまり好きじゃない。いざというとき、孤立しないようにいろんなコミュニティにちょこちょこ顔を出す、みたいなやり方は、性格的に苦手なんです。1人の人と仲を深め合うのは好きだけど、大勢とそこそこ仲良くするのってあんまり得意じゃないので。人間関係を自分本位にコントロールしようとする人には、抵抗があるし、警戒します。1:1の関係が向いているなら居場所をたくさん持つ必要はない――居場所を複数持つ必要はないということですか?山内:私、友達に対してもそうなんですよ。すごく仲の良い親友が、別の人とも同じくらい仲良くしていたらちょっと嫌だなって思っちゃう。心が狭いのかもしれない(笑)。今はいろんなSNSを使い分けて別々のコミュニティに所属するのが当たり前なのかもしれないけど、私はポケベル世代なので(笑)。そんなにいろんな人に心開けないし、そんなにいろんな人と気が合うはずもないんで。しかも、ネットではそれが全部見えちゃうじゃないですか。Twitter上で知り合った人が、あっちにもこっちにも話しかけて仲良くなっていくのを見ると、なんか冷めてしまう。クラスで私が最初に声をかけた子が、いつの間にか私をすっ飛ばして人気者グループに割り込んで仲良くなっていくのを見ちゃった気分というか。やっぱり心が狭いんですかね(笑)。――1人の相手と濃密な関係を築きたいタイプなんですね。山内:昔から人間関係のキャパシティがものすごく狭いから、そのときどきで仲良くしている人が本当に1人とかしかいなくて、グループで仲良くっていうのができなかったんです。単純に、性格的に1対1の関係の方が私にとっては居心地がいいから、結婚も性に合っているのかも。――とはいえ、1人の人間の中にも多面性がありますよね。平野啓一郎さんが提唱した「分人化」(表面的な「キャラ」や「仮面」ではなく、「人格」と呼べるレベルで人間にはいくつかの顔があり、相手によってそれを使い分けているという考え方)のように、たとえば夫婦という関係性を維持するために夫に見せられない一面を、親友や別の人との関係で発散したい、という人もいるのではないでしょうか?山内:それってただの浮気じゃん(笑)。別の人が同性の友達だったらいいけど、そうでないパターンの方が多い気がする。リスクヘッジ、みたいなご大層なこと言っておきながら、結局ただのズブズブな不倫してそうな感じ。「分人」って、自分探しで答えの出なかった挫折感を抱えた世代への慰め、鎮魂、みたいな側面は好きなのですが、あんまりラジカルに人格を使い分けられたら困りますよ。私は、その人としかできない話をするような関係は、すごくいいと思うんです。その人とでしか達せない深みに行けるような関係性は、大いにアリだと思います。苦手なのは、それほど深い話ができるわけでもない人と、孤立したくないからと、だらだら一緒にいること。――入れ替え可能な人と浅く付き合っていても仕方ない、と。山内:私は信頼する相手には自分を全部丸出しにするので、1人で充分足りるんですよね。やっぱり親友と出会って、腹の底まで見せ合えるような付き合いをしたっていうのが大きくて、そのおかげで夫に対してもそういう付き合いができるようになった。親友と出会う前は、心の開き方とか、腹の底まで見せる付き合いとか、あんまりわからなかった。人に心を開くには訓練が必要で、それをせずにいきなり結婚してたら、夫にいいところを見せようとしたり、思ってもいない性格の良さそうな発言をしたり、無理してたと思います。親友との蜜月のおかげで、人と深く付き合う方法みたいなものを、知らず知らずのうちに学んでたってことですね。――心を開ける相手は1人いれば充分ってことですか?山内:私の場合はね。仕事じゃないんだから、人間関係をマルチタスクでやっていこうと思ったらキリがないし、逆に気が休まらない。友達のうち、本当に胸襟を開いた付き合いができていると思える相手って、片手で収まる人数だけど、それでも「多いな、ありがたいな」と思います。でもその人たちと、毎日メールしてるわけじゃない。何年も会ってない人もいます。なので、今のレギュラーメンバーは夫、という感じですかね。人脈が豊富な方が偉いという“つながり至上主義”の風潮はしんどい――最近は“コミュ力無双”というか、SNSとかでたくさんつながってる人の方が偉いみたいな風潮があって、疲れることもありますね。山内:それってなんか地元に帰ったみたい。地元ってそういう人いない?異常に人脈が豊富な人が、偉いオーラを出してる(笑)。携帯にどれだけ登録してあるかでランク付けしようとしてくる感じ。「友達100人できるかな」っていう昭和の強迫観念に、ツールがちょうどフィットしたんでしょうね。人数が露骨に可視化されるし。私も昔はTwitterでツイートしまくっていたけど、だんだんフェードアウトしてきました。Twitter上で知り合った人たちの飲み会に、私だけ撤退して参加しない、なんてこともある(笑)。コミュニティが大きくなりすぎると、居心地が悪くなって抜けちゃうんですよ。Facebookもやってないし、mixiもパスワード忘れてログインできないけど、今くらいがちょうどいいかも。人間が安定した関係を築ける仲間の数は150人が限界だっていう“ダンバー数”という考え方があるけど、私のダンバー数は、もっと定義がシビアなので、数も少なくて充分です。――つながりすぎはよくない、と。山内:楽しければいいけど、窮屈だなぁ、面倒くさいなぁと感じたら、やめた方がいい。やめて本でも読む方が、よっぽど自分のためになると思います。“つながり至上主義”に振り回されてるのは若い人が多いと思うので、なおさら。sacaiのデザイナーの阿部千登勢さんがインタビューで言っていたんですけど、結婚・出産をしたあとにブランドを立ち上げて、子育てしながらどうやって両立させたんですか、という質問に、「私、友達に一切時間を使っていないの」ってあっさり答えていたんです。仕事上で仲良くする人はいるけど、純粋な意味での友達には時間を割かなかったんだって。――そういう割り切り方もあるんですね。山内:私は“友情至上主義”を標榜してきましたけど、実際は、仕事と主婦業でてんてこまいで、最近は友達とろくに電話する時間もないんです。それぞれの環境も変わって、「寂しいなぁ」と思うこともあったんですけど、阿部さんのインタビューを読んで、逆にすっとしました。その時々の状況で、変わっていってもいいんだなぁって。――人間関係におけるマルチタスクやリスクヘッジは、かえって維持や管理が面倒くさかったりしますもんね。山内:いい友達がたくさんいるのは素晴らしいけど、どうもそう簡単にはいかない世の中になってるのでね。昔は、孤独や寂しさを豊かに埋めるためのものとして小説や映画や音楽があって、その世界の中に自分と近い人を探したり、孤独を分かち合えるようなものを見つけたりしていたけど、今はそのためのツールが、すべて誰かとのコミュニケーションとか関係性を通したものになってる。それってとても疲れるし、しんどいと思います。やればやるほど、落ち着かないんじゃないかな。無理に誰かとつながろうとせず、一人でいられる強さを持ってる方が、はるかにかっこいいですよ。――おひとりさまにも心強いアドバイスをありがとうございました!(了)Text/福田フクスケ(プロフィール)山内マリコ(やまうち・まりこ)1980年、富山県生まれ。2008年「女による女のためのR-18文学賞」読者賞を受賞。主な著書に『ここは退屈迎えに来て』『アズミ・ハルコは行方不明』『さみしくなったら名前を呼んで』(いずれも幻冬舎)、『パリ行ったことないの』(CCCメディアハウス)、『かわいい結婚』(講談社)など。『anan』(マガジンハウス)『TV.Bros』(東京ニュース通信社)など連載も多数持つ。8月17日に最新小説集『東京23話』(ポプラ社)が発売。
2015年08月28日前回、恋愛よりも親友との出会いの方が人生にとって豊かな経験だったと語ってくれた作家の山内マリコさん。そんなマリコさんが、今の旦那さんと結婚したいと思えたのには、意外な方の助言があったようです。一方で、実際の結婚生活を営む上ではさまざまなジレンマも感じているようで、その葛藤が『かわいい結婚』(講談社)という小説にも反映されています。さて、マリコさんが思う“結婚相手の条件”とは……?対等なつもりでも気付くと夫の専属トレーナーに……――山内さんはご結婚されていて、現在は夫婦での生活が大きな“居場所”になっていると思います。今の旦那さんとはどういう経緯で結婚されたんですか?山内マリコ(以下、山内):付き合って2年くらいは別々に住んでいて、3年目に震災が起きたのをきっかけに同棲を始めました。どっちも地方出身だったから、肝心なとき近くに頼れる人がいないと怖いなと思って、「セーフティネットとして同棲しましょう!」と。それからさらに3年一緒に住んで、とりあえず籍だけ入れようと昨年結婚しました。――交際→同棲→結婚とフェーズが移行する過程で、やはり自分の“居場所”や役割が変わったという実感はありますか?山内:変わりましたね。交際の段階では超フリーダムでしたが、同棲始めたあたりで友達に割ける時間が圧倒的に少なくなってきて、結婚した今は、夫の専属トレーナーみたいな状態です。――結果にコミットしなきゃいけない、と。山内:ホントそんな感じ(笑)。もちろん自分が望んでしたことなんだけど、結婚するとなんだかんだで女の人に課せられる役割が重くて大変ですね。ゴキブリが出たら殺してくれるし、いるだけでセコムのような安心感はあるけど、基本は私がお世話係みたいになってて。家事分担の理想は5:5だけど、気が付くと8:2くらいになってるし。腹立たしいです。ごはんの好みもうるさいし、言わないと風呂に入らないし。大きなゴールデンレトリバーが抱きついてきてるような、重い荷物を背負っている感じがしますね。――大型犬と一緒(笑)。山内:犬だと思えばギリ可愛いから許せるかなぁ?という感じで(笑)。まあ、夫が家事をがんばっている時期と、サボっている時期によって、私の心のバランスもだいぶ変わってくるんですけどね。あまりにも夫がなってない時期は、腹をくくって一人で生きていくと思えたらどんなに楽でどんなに自由だろう……って考えたりもします。ないものねだりですね。“妻の役割”を果たしていない自分に後ろめたさを感じてしまう――でも、旦那さんは決して保守的な考えの持ち主というわけではなく、家事を分担してやることもお2人で了解して決めているんですよね?山内:ええ。夫は決してオラオラしてないし、亭主関白でもないし。生活費も折半しているので、別に養ってもらってるわけじゃないし。だから家事分担は5:5であるべきなんです!それでも、気が付くと怠けているから、私が自然とお世話係になってしまっている。あまりにもなってないと、「今月は家賃を払いません」とストを起こします(笑)。ただ、夫は勤め人で夜しか家にいなくて、私は一日中家で仕事をしているので、こっちの分が悪いんですよね。「これからは自分の洗濯物は自分で洗え!」と宣言しても、やってないと気になっちゃって、結局私が洗ってる。――私も以前、友人とルームシェアをしていたからわかるんですが、家事の分担って事前にきちんと決めていても、結局は衛生観念が低い方が得をするんですよね。山内:そうなのそうなの!(笑)気にならないもん勝ちなんだよね。気になるからやっちゃうんだけど、そうすると自分の時間が奪われたっていうストレスがすごい積もるんです。本当は、自由時間はすべて、本を読んだり映画を見たり、といったことに使いたいのに。(c)『かわいい結婚』(講談社)でも、別居婚や週末婚を選択するほど合理的に割り切ることはできなくて。こんな状況が一生続くのかな……とやりきれない気持ちになって書いたのが、『かわいい結婚』(講談社)という小説です(笑)。――ひょっとすると山内さんの中にも、心のどこかで「私がやらなきゃ」という役割を背負ってしまっている部分があるのかもしれませんね。山内:良妻賢母教育の呪いですよね。私たちの世代は親がたいてい専業主婦で、身の回りのことを全部お世話されて育ってきたから。自分がしてもらったのと同じように私もお世話してあげなくちゃ、と刷り込まれている部分は大きいかも。――“同棲”から“結婚”になっても、生活自体は変わらないと思うのですが、意識の上で変わったことはありましたか?山内:以前よりも、「もっと実家に顔を出そうよ」とか「お母さんに電話した?」とか、うるさく言うようになりました。放っておくと男の人って、親のことを完全スルーで生きてしまうので。夫の家族のことはすごい好きだし仲もいいんですけど、夫に皿を洗わせていると、夫のお母さんに悪いなあ……みたいな気持ちもちょっとあるんですよね。根本には、昭和の価値観が染み込んでるので。――旦那さんとはフェアな関係でありたいのに、一方では内面化してしまった“妻の役割”みたいなものに縛られ、後ろめたさを感じている自分もいる。そうして結局お世話してしまう自分にもまたいらだってしまう……引き裂かれた悩みですね。山内:ええ、今後の大きな創作テーマです(笑)。そういえば何年か前、『クローズアップ現代』で、「なぜ中高年女性が山登りにはまるのか」という特集をやっていたんです。そこでゲストの女性が、「家で皿洗いをずっとやっていると、たとえ夫が手伝ってくれてもそのやり方が気に入らなかったりして、小さなことでイライラしたりくよくよしてしまう自分が嫌になる。そういう日常の些細なもやもやをすべて忘れさせて解き放ってくれるから、山に惹きつけられるんだ」と言っていて、「超わかる!」と思った。ああ、これは私も10年20年経ったら、山行くなって(笑)。腹を割って話せる関係でないと結婚は難しい――同棲生活を経てご結婚された山内さんですが、「結婚って本当にした方がいいの?」「この人と結婚して大丈夫?」「もっといい人に出会えるのでは?」などと考えていくと、結婚するかどうしようか、なかなか決断に踏み切れない人も多いと思います。山内さんが結婚を決断された決め手はなんだったんですか?山内:実は、きっかけはジェーン・スーさんなんです。2014年の夏に、雑誌『TV Bros.』(東京ニュース通信社)でスーさんに誌上相談したときに、「こういう彼氏と同棲してるんですけど、このまま同棲でもいい気がするし、結婚するか決められないんです」って。で、東京では新しい友達もそんなにいないし、彼氏が一番親しくしている人だって言ったら、「なら、今のマリコさんには、彼氏が親友なんだよ」ってスーさんに言われて。その瞬間、彼氏だと思うとこの先どうしようともやもやするけど、同じ人を親友だと思って見てみたら、「ずっと一緒にいられるかも!」とポジティブな気持ちになれたんです。親友だったら、結婚しちゃってもいいかもなって。――“彼氏”とは結婚できないけど、“親友”となら結婚できると思えた、その違いはなんですか?山内:恋愛って、相手と腹割って話せなくないですか?腹の底を見せずに一種のまやかしを演じるのが恋愛だから、長続きさせるにはすごくエネルギーが必要だし。利害関係や支配関係が絡んで、フェアな関係でいるのは難しいと思うんです。恋愛感情をベースに結婚したら、それこそ夫に嫌われないように奴隷みたく家事をする生活になってしまう。関係性が恋愛ベースだと、より好きな方が負けだから、パワーバランスがすごくいびつで、不平等なんですよね。でもその点、友情はフェア!腹を割って話せる“親友”だと思えば、文句も意見も言えるなと、一気に結婚が「アリ」になりました。――対等であるためには“親友”にならないといけない、と。山内:夫のことは男性としても人間としても大好きだし、もちろん恋愛感情もあるけど、だからと言って機嫌とったりおもねったりはせず、バンバン主張します。彼にとっては耳の痛いことも(笑)。だから、あくまでも、気分的にはマブダチです。マブダチだと思ってからは、ケンカしてもすぐ仲直りするようになりました。前はいちいち「別れる!」とか言ってたのに。――最近さまざまな方に取材やインタビューをしていて、みなさんおっしゃるのは「恋愛感情と結婚生活は矛盾するもので、両立は難しい」という話。親友として成り立つ関係の人と結婚するのがいいという意見は、いろんな方から聞きます。山内:出発点は恋愛感情だけど、途中から友情という新たなフェーズに入って、腹を割れる関係性にならないと結婚は難しいですよね。その関係性だって流動的なものだから、毎日毎日きちんと会話をしてメンテナンスしていかなきゃいけないし。それと、恋愛にはどうしても「相手から性的に承認されることで自分の価値を確認する」みたいな側面があるけど、その欲望にはキリがないし、やり続けるのはしんどいから、自己承認をベースにするような関係は、どこかでやめた方がいい。若いうちはそんなこと言われても、「ハァ?」って感じだと思いますけど。――次回「心を開ける相手がいれば、無理して“居場所”を増やす必要はない」に続きますText/福田フクスケ(プロフィール)山内マリコ(やまうち・まりこ)1980年、富山県生まれ。2008年「女による女のためのR-18文学賞」読者賞を受賞。主な著書に『ここは退屈迎えに来て』『アズミ・ハルコは行方不明』『さみしくなったら名前を呼んで』(いずれも幻冬舎)、『パリ行ったことないの』(CCCメディアハウス)、『かわいい結婚』(講談社)など。『anan』(マガジンハウス)『TV.Bros』(東京ニュース通信社)など連載も多数持つ。8月17日に最新小説集『東京23話』(ポプラ社)が発売。
2015年08月20日地方在住の女性が感じる退屈や閉塞感を描いた『ここは退屈迎えに来て』(幻冬舎)で一躍注目を集めた作家の山内マリコさん。8月17日には、擬人化した東京23区が自分語りをするユニークな小説集『東京23話』(ポプラ社)が刊行されます。そんな山内さんに、地元と東京、恋愛と結婚、家族、そして友情……と、ライフステージによって移り変わる女性の“居場所”のあり方について、全3回にわたってお伺いしました。地元のマジョリティの感覚からズレていた負い目があった――山内マリコさんの作品に登場する女性たちは、しばしば“東京との距離感”“地元への違和感”を常に抱き、自分の居場所を決めかねているように見えるのですが、その微妙な感情はどこに由来するのでしょうか?山内マリコ(以下、山内):私の場合は、単純にそこまで気の合う人が周りにいなかったのが大きいかも。仲のよい友達はいるんだけど、私以上に都会志向だったし、高校時代に付き合った人と結婚を考えるとかも、ありえなかった。「この人と離れたくないから地元に残りたい」みたいな出会いをしなかったぶん、地元を離れて一度リセットするのは、織り込み済みって考えていた気がします。大学を卒業した後のことなんてその時点では考えてなかったけど、たった4年の間にどんどん地元の街なかが寂れちゃって、4年生になったときに、地元に戻ろうとは思えなかったです。もう少し自由な空気を吸っていたい!って感じで。――寂れていく街を目の当たりにすると、確かに未来や希望は感じにくいですよね。山内:もう目に見えて寂れてましたからね。地元にいた頃よりも、明らかに店とか減ってるし。郊外には大型店がどんどん進出して買い物に困ることはないんだけど、飽きるんです。街自体が単調にできてるから、行動がどうしてもパターン化してくるというか。それが苦にならない人にとっては快適だし、まったく気にならない人もいるんだろうけど。地元は富山市なんですけど、戦争でかなり焼けてしまって、作り直しているから、歴史から分断されちゃったようなところがあるんですよね。車優先のつくりになっていて、生活するにはすごく便利なんだけど、その代わり単調で、情緒がない。それで十分居心地がいいと思っている人もたくさんいるけど、私はそうじゃなかった。ものの考え方とか、何が好きかとかも、大多数の人からはズレていたし、話の合う人も少なくて。そういうはみ出し者が、自然と地元を出るんです(笑)。居場所に“しがらみ”が生まれるのは地元もネットも同じ――地方にいても情報はどんどん入ってくるし、東京との文化資本の差を感じている人もいる一方で、地元にあるもので十分満足できる、いわゆる“マイルドヤンキー”みたいな人もいると思うんですが、その違いは何だと思いますか?山内:それ、私もわからないんですよね。私の兄が、同じDNAで同じように育ったはずなのに、どこで何をどうしたらこんなに違ってくるのかっていうくらいタイプが違うんですよ。確実に言えるのは、地元で堅実にやってる兄みたいな人の方が、マジョリティってこと!東京で地方出身者の人と話すと、それが逆転して、都会で仕事が楽しくて結婚とか後回しにしてる女子が主流、みたいになるんですけどね。でも地元基準では、私の方がおかしいんだ、ズレてるんだと、忘れないようにしなきゃいけないという(笑)。マイルドヤンキーを東京目線で批判的に見たりするのは、すごく傲慢だとも思っていて。地元になじんで楽しくやっている大多数の人たちの人生を否定する気はないし、あくまでも、私はそこでうまくやれなかったという負い目があるんです。――そういう人たちにとって、大きな“居場所”の役割を果たしてきたのがインターネットですよね。SNSなどの普及によって、地元でははみ出し者だと思っていた人も、ネットには同じ気持ちの人がたくさんいるんだと連帯できるようになった恩恵ははかりしれないと思います。山内:そうですね、私の場合はちょうどmixi全盛の時代で、映画の感想を書くと全然知らない人から感想がきたり、趣味が縁になってどんどんつながっていくのがすごく楽しかった。でも、その喜びってほんの一瞬で、すぐに面倒くさいしがらみになっていっちゃうんですよね。Twitterもそう。始めたばかりの頃は楽しくて無邪気にやっていたのに、すぐに「あ、この人めんどくさい」みたいな人が出てくるし、新しい出会いのツールのはずが、しがらみだらけの使い方をしてたりして、「なんだかなぁ~」って気持ちになる。――閉塞感から解き放たれていたはずのオンラインのつながりにも、必ずしがらみが発生しちゃいますよね……。山内:東浩紀さんの『弱いつながり』(幻冬舎)という本にも、ネット上のつながりの方がむしろ強固でしがらみが強い、といったことが書かれていました。“つながり至上主義”みたいになっているところを、いかに自分がちょうどいいと思える距離感で付き合うかはすごく大事。SNSもいいけど、近所の人にニッコリあいさつする方が、精神衛生的にはかなり健全ですから。“恋愛”による自己承認より縛り付けない“友情”に救われた――自己承認を得られる“居場所”というと、特に女の人はどうしても恋愛に走りがちだと思うのですが、山内さんは、恋愛よりもシスターフッド的な女性同士の友情を、小説では描きたいとおっしゃっていますよね。山内:バブルの頃から脈々と続く恋愛至上主義に毒されていると、「どれだけドラマチックな恋愛をしたか」が自分の価値、みたいな考えになりがちですよね。特に若い女の子は、恋愛を通して自分を承認してもらったり、自己を確立させようとするんだけど、そんな恋愛をさせてくれるほど、男の人も都合よくできてない。恋愛を否定する気はさらさらないけど、私の場合は、恋愛よりも女友達と味わった経験の方が全然楽しかったし、自分のためになったし、救われたんですよね。だから、それを書きたいという気持ちがあります。もし最高の大恋愛を経験していれば、その素晴らしさを説得力満点で書けたのかもしれないけど、してないし(笑)!でも、それを「人として劣っている」とか「女として可哀想」なんて、思う必要はないんです。――もしかすると、マイルドヤンキーのように地縁でつながった地元仲間との友情を大切にする人たちも、それと同じ感覚なのかもしれませんね。山内:たしかにそうかも。ただ私の場合、気の合う大事な親友と出会えたのは大学時代で、「その子とずっとそこにいるわけじゃない」という、流動的な関係性だからこそよかったと思っているんです。当時は、同じ大学に通って、住んでいる部屋も徒歩1分くらいの距離で、寝るとき以外はずっと一緒に過ごしていました。それこそ家族みたいに濃密な関係で、このまま離れたくない、この関係がないと生きていけないと思っていたんですが、卒業したら別々の場所で、自分の人生をはじめなくちゃいけない。結局、一緒にいたのは3年くらいでしたが、その3年間で十分大事なことは分かち合えた。離れてから、お互いがそれぞれの人生に飛び立って行けた。ずっと一緒にいたら、きっとお互いを縛り付けて、苦しくなってたと思います。――“居場所”は流動的に変わっていく方が健全だということでしょうか?山内:気が向いたらパァーッと別の土地に移って、そこでゼロから生活するっていうのが好きなんですね。関係性どころか、物理的にもその方が性に合っていて、「夢はマイホーム!」みたいな志向も一切ないです。ただそれって、地元に実家があって、そこでしっかり根が張られているからこそ、思えることなのかも。そのときの縁やタイミングで出会う人や“居場所”は変わる――そういえば最近、女子会やルームシェアといった女性同士のシスターフッド的な友情を描いた作品って多い気がします。漫画でいうと東村アキコさんの『東京タラレバ娘』(講談社)とか、鳥飼茜さんの『地獄のガールフレンド』(祥伝社)とか。ドラマ『問題のあるレストラン』も、女性だけのコミュニティを作ってレストランを営む話でしたし。山内:見てた見てた!大好きなドラマでした。『地獄のガールフレンド』もついこの間読んだばかりです。『アナ雪』あたりからちょっとしたブームですよね。世界的にそういう流れみたいで、アメリカでも恋愛映画を成立させるのは難しいらしいです。――山内さんにとって理想的なシスターフッドを描いた作品って、他に何かありますか?山内:『SEX and the CITY』が、今のこの流れの源流じゃないかな。それこそ大学を卒業して親友と離れた当時は、丸一年ひたすら『SATC』をくり返し見て、彼女たちのことを勝手に友達だと思っていました(笑)。――ただ、『問題のあるレストラン』も最後はレストランがつぶれてしまったように、楽園のようなコミュニティも永遠には続かなくて、やはり流動的な関係として描かれることが多いですね。山内:人と人が出会うタイミングって、奇跡みたいなもので、その奇跡が永久に続くことはないってことでしょうかね。それこそ私、まだ若くて心がスポンジみたいに柔らかい状態の頃に、親友と思える子と出会って、仲を深め合えたけど、今はもう人間として成型の段階でかなり固まってきてて(笑)、最後にヤスリをかけるような時期だから。もしも今、彼女と出会っても、そこまでの関係にはなれなかった気もします。やっぱり、引き寄せ合うタイミングが重要なんですよね。――そのときの自分のライフステージによっても、出会いたい人、出会うべき人は変わっていくし、“居場所”も変わっていいってことですよね。山内:うん、変わりますね。たぶん私、今はもうそんなに大きく価値観を揺さぶられるような人とは、かえって出会いたくないかもしれない。今そんな出会いがあっても、面倒くさくなって「ちょっと忙しいんで」とシャットアウトしてしまうかも(笑)。――次回「結婚するなら“彼氏”ではなく“親友”と思える相手がいい」に続きます。Text/福田フクスケ(プロフィール)山内マリコ(やまうち・まりこ)1980年、富山県生まれ。2008年「女による女のためのR-18文学賞」読者賞を受賞。主な著書に『ここは退屈迎えに来て』『アズミ・ハルコは行方不明』『さみしくなったら名前を呼んで』(いずれも幻冬舎)、『パリ行ったことないの』(CCCメディアハウス)、『かわいい結婚』(講談社)など。『anan』(マガジンハウス)『TV.Bros』(東京ニュース通信社)など連載も多数持つ。8月17日に最新小説集『東京23話』(ポプラ社)が発売。
2015年08月14日映画『エリジウム』の公開を前に主演のマット・デイモン…ではなく、身も心もデイモンになりきったタレントのジミー大西が“来日”を果たし、29日に都内で行われた記者会見に臨んだ。その他の写真本作は、『第9地区』でアカデミー賞作品賞、脚本賞にノミネートされたニール・ブロムカンプ監督の最新作。公害や環境破壊で荒廃が進み、一部の選ばれし富裕層は“エリジウム”と呼ばれる上空の巨大宇宙船に移り住んだ22世紀の世界を舞台に、事故で残り5日の余命となった貧困層の青年が運命を切り拓くべき闘う姿を描く。ジミーは劇中のマットに似せたパワードスーツを着つつも中は白いTシャツという微妙な衣装で登場。大物スターらしくわざわざ通訳まで連れ、開口一番「ハロー、エブリバディ。アイム・マット・デイモン。」と一語一語、確認するかのように挨拶し笑いを誘う。さらに司会者から「久々の日本ですが…」と話題を振られると「I like Sushi & Sukiyaki.」と来日外国人の定番の回答を披露した。その後も、あくまでマット・デイモンであるという体裁を保ちつつも、英語を話すのは面倒になったのか、なぜか途中で日本語に切り替えて会見を続行。パワードスーツでの撮影について「やはりトイレでチャックを下ろすのが大変でしたし、手も洗えなかった」と苦労を明かす。さらに劇中で自身が演じた主人公が貧民層出身である点に触れ「僕の生まれもロングハウス(長屋)で、いろんな体験をしました。(明石家)さんまさんを見て、富裕層も感じました」と“役作り”の過程を述懐する。さらに夢を尋ねられると「尊敬するタモリ師匠の養子になること」「65歳で年金をもらってもう働かなくていい生活を送り温泉でも行きたい」とハリウッドセレブとは思えない庶民的な様子や日本の芸能界への精通ぶりを見せ、会場は笑いに包まれた。さらにジョディ・フォスターとの共演について「ちょっとお互いに年を取ってるけど、年にしては若いし渋い演技をすると思った」と名女優をも恐れぬ爆弾発言も飛び出した。ジミー大西に戻っての質疑応答では「さんまさんに前から『お前、マット・デイモンに似てるな』って言われてた」と明かし、「やっと(その事実を)世間に分かってもらえます!」と今回のオファーを素直に喜んだ。ハリウッド進出や本物のマット・デイモンとの共演に向けた野望を尋ねられると「日本語でさえたどたどしいので芝居はできないです」と即否定。現在の仕事に関しは得意の絵画に加え「雨とお天気が多くて草が伸びたので草刈りがメインです」と明かし、タレントとしてのお笑いの世界への復帰については「新しい人が出てくるので自信ないです」とあまり乗り気ではないようだった。『エリジウム』9月20日(金)より、新宿ピカデリーほか全国ロードショー
2013年08月29日