いつの時代も人々の関心を引くテーマのひとつといえば、謎多き未解決事件。そこで今回は、サスペンスフルな展開満載の実話をもとにした刺激的な1本をご紹介します。それは……。『私は確信する』【映画、ときどき私】 vol. 3592000年2月、フランス南西部トゥールーズで38歳の女性スザンヌ・ヴィギエが3人の子どもを残して突然姿を消した。夫で法学部の教授であるジャックに殺人容疑がかけられるが、明確な動機も証拠も遺体も見つからない。しかし、メディアのセンセーショナルな報道は過熱していくいっぽうだった。そんななか、ヴィギエ一家と関わりのあったシングルマザーのノラは、ジャックの無実を訴え、弁護士のデュポン=モレッティに弁護を懇願する。そして、自らも助手となって250時間もの通話記録を調べることに。スザンヌの愛人やベビーシッターの証言が明らかになるなか、ノラは新たな真実と疑惑に気がつき始めていた……。フランスで実際に起きた未解決事件をもとに映画化し、本国では40万人を動員する大ヒットとなった本作。そこで、こちらの方にお話をうかがってきました。アントワーヌ・ランボー監督これまで短編映画の制作で着実に実力をつけてきたランボー監督。本作が長編デビュー作でありながら、確かな演出力が高く評価されています。今回は、自身の経験や作品を通して感じた思いなどについて語っていただきました。―監督がこの事件のことを知ってから、映画が完成するまでには10年近い年月がかかったそうですね。それだけ長い間監督のモチベーションになっていたのは何ですか?監督僕にとっては、「この話を絶対に映画にするんだ」という強い思いがあったので、やめる理由がまったくなかったというだけですね。実際、その期間は毎朝この事件のことが僕の頭のなかにはあったほどですから。それから、ジャック本人や子どもたちと知り合って、彼らに愛情面でも思い入れがあったというのも大きかったかもしれませんね。今回はシナリオを完成させるだけでも5年かかりましたが、それほど長い時間をかけたこともよかったといまは思っています。なぜなら、それによってこの映画にとっても、ヴィギエ一家にとっても、僕にとっても、ちょうどよい距離感が生まれたからです。シナリオに5年かけたあと、資金を集め、ようやく2019年に完成を迎えましたが、僕にとってはあっという間だったと感じています。―ヴィギエ一家と直接交流を続けるなかで、いろいろと感じたことや発見したこともあったと思いますが、それらを映画に反映した部分もありましたか?監督この映画のなかには、僕自身が経験したこともすべて真実として作品に埋め込まれています。たとえば、ノラのように第二審のときに弁護士のデュポン=モレッティにお願いしたのは僕ですし、映画には登場しませんが、ジャックの新しいパートナーであるエミールが子どもたちを育てながら9年間も正義のために戦っている姿も間近で見てきました。そういう意味では、僕もヴィギエ一家とは、家族の一員のような密接な付き合いをしていたと言えるかもしれません。ただ、彼らのことを暴露するようなことはしたくなかったですし、ほどよい距離を取るようには意識していました。クライマックスに司法に対する見解をすべて込めている―では、ノラというキャラクターをフィクションとして入れた意図について教えてください。監督彼らと過ごした経験を踏まえたうえでノラという人物を作りあげましたが、自分の真実に対して少し暴走してしまう姿に、世論の体現という意味を持たせたかったからです。そういった部分に関して自分が描きたいと思うものを彼女に投影しているので、ノラというキャラクターはフィクションにしました。主観性というのは、ノラが体現していることであり、まさにこの映画のテーマでもあります。ノラは自分を見失って、過ちを犯すわけですが、自分は真実を追求しているつもりでもどんどん逆の方向に行ってしまうことがあるというの彼女を通して描きました。―監督もノラのようにヴィギエ一家と近い立場にいたと思うので、ご自身とノラが重なる部分もあったのではないでしょうか?監督そうですね。ただ、彼女の司法に対する視点や見解は、僕のものとは違います。僕の考えは、クライマックスで見せる弁護士の最終弁論にすべてを込めました。このシーンは数年かけて脚本を書き上げたほどですから。そこで伝えたかったのは、疑いがあることによって有罪へと向かうのではなく、弁護して無罪のほうへと向かうべきだということです。あともうひとつ、ノラで描いているのは、強迫観念の危険性。異常なほどの執着に陥ってしまうことの危うさを彼女には表現してもらってます。最初ノラは、エリン・ブロコビッチみたいに正義感あふれる良き市民みたいな感じで登場しますよね。でも、それが暴走することによって、最終的には『スター・ウォーズ』のダース・ベイダーみたいになってしまうという人物像を頭のなかで思い描いていました。公開禁止を求めて訴えられたこともあった―なるほど。ちなみに、完成した作品をご覧になったジャックや子どもたちの反応はいかがでしたか?監督今回、最初の観客はヴィギエ一家のみなさんで、親戚などを含めるとだいたい100名ほどの方々に観てもらいました。僕にとっても、最初に彼らに見せるということが重要でしたから。彼らは企画にもシナリオにも事前に同意してくれてはいましたが、やはりできあがった作品を観たときは、すごく感情を揺さぶられたようでした。というのも、彼らにとってはつらい経験をふたたび体験するような時間だったので、動揺もしていたと思います。ただ、数回観てくれた子どもたちは、この作品ができてよかったと言ってくれました。なぜなら、これまでメディアでは何度も自分たちの父親が母親を殺した犯人だと言われてきて、そのたびに弁護してきたが、もうそれをしなくてもいいんだと思ったからです。つまり、この作品にリレーのバトンを渡すことができたんだと。そんなふうに、ありがたく受け止めてくれているようです。―関係者のみなさんが、好意的に作品を観てくださってよかったですね。監督いや、それが妻の愛人だけが、この作品が公開禁止になるように、僕らを訴えたんですよ……。それによって僕らも法廷に出ることになりましたが、最終的には彼が敗訴となりました。というのも、これはでっちあげからどういうふうに冤罪が作り出されていくのかというプロセスを描いていて、一般的にも意味がある作品であり、公開してしかるべきだと司法が判断してくれたからです。司法でも間違えることはありますが、それがどうやって生み出されているのかというのをこの作品では見せることができたと感じています。いまでは、そんなふうにとても有効な作品としてとらえられているのでよかったです。タイムリーな作品として観客に訴えかけるものになった―賢明な判決だと思います。実際本国では、多くの観客を動員しヒットとなりましたが、監督がこの作品がいいものになると確信した瞬間はいつですか?監督僕は初めて裁判を傍聴したとき、「フランスの司法はこんなものなのか?」と椅子から転がり落ちそうになるくらい大きな衝撃を受けたんです。そのときにこれは映画にしなければいけないと思いましたし、観客にもいかにフランスの司法制度が機能不全なのかというのをちゃんと知ってほしいと感じました。そう決意したときから、この作品は観客にも自分が受けたような大きな衝撃を与える作品になるだろうという確信はあったと思います。今回の事件は、マスコミが騒ぎ立てた噂が蔓延することによって世論が構成されていったところがありましたが、20年前に比べるといまのほうがSNSも普及していますよね。そういう意味ではいまのこのタイミングのほうが、よりタイムリーな作品として訴えかけるものになるだろうなという確信は強くなっています。―本作では、裁判が題材ではありますが、SNSの普及や過剰なマスコミ報道などによって、現代では誰もが被害者もしくは加害者になるうる危険性があるというのもその先に感じました。私たち個人がどういう意識を持たなければいけないとお考えですか?監督それは現代が抱える非常に大きな問題ですよね。僕の立場からしか答えることはできませんが、この映画を撮って、さまざまな経験をするなかで、いまはSNSにはコメントをしないと決めています。SNS自体はすごく好きですが、自分があまり知らないことに対してコメントすることはよくないと、自分に禁じているんです。SNSを悪者扱いするつもりはないですし、社会的にいい面もありますが、実際トランプ前大統領がTwitterを乱用したことによって、民主主義が脅かされるという事態も起こったばかりですからね。複雑な部分があるこの問題に対してひとつの見解を述べることは容易ではないですが、現段階ではそのような対策を僕は取るようにしています。次々と真実が明らかになる展開に息を飲むスピード感のあるスリルと緊迫感に満ちた法廷バトルで、観る者を釘づけにする本作。いつの間にか疑惑と真実の狭間に引きずり込まれ、感情を激しく揺さぶられてしまうはず。監督の心からの訴えと俳優の熱演によって生み出された圧巻のラストシーンは必見です。胸のざわつきが止まらない予告編はこちら!作品情報『私は確信する』2月12日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開配給:セテラ・インターナショナル©Delante Productions - Photo Séverine BRIGEOT
2021年02月11日2021年2月8日に放送されたバラエティ番組『人生が変わる1分間の深イイ話』(日本テレビ系)に、魚類学者でタレントのさかなクンが出演。番組で発言した内容が「素晴らしい!」と話題になっています。さかなクンに、女子高校生が魚以外の悩み相談をすると…番組では、日本に存在するレアな部活動として、愛媛県にある高校の『水族館部』を取材しました。『水族館部』に所属する部員たちは、さかなクンのことを口々に「尊敬している」「一番知識があって魚のプロだと思う」と褒めていました。そこで、さかなクンがリモート出演という形で姿を現すと、部員たちは大興奮!さかなクンに、さまざまな魚にまつわる質問をします。女子部員の1人が、さかなクンに対し、魚とは関係のない「物心ついた時から痩せなくて困っている」という相談を持ちかける展開に。すると、さかなクンは「さかなクンから見て、あなたはとっても素敵ですよ」と前置きし、次のようなアドバイスを送りました。みんながみんな、ほっそりしてたりですね、みんながみんな同じだったら、つまんないですよ!ほっそりした魚もいれば、くねくねした魚もいれば、ハマチちゃんみたいにがっしりした魚もいて、面白いです。人生が変わる1分間の深イイ話ーより引用さかなクンは、魚にもいろいろな種類があるように、体格は個性であって魅力の1つだとキッパリ告げます。最後に「魚を食べていれば問題ないですよ!我が道をいってください」という言葉で締めくくりました。魚に関する質問はもちろん、それ以外の悩み相談にも丁寧に回答するさかなクンの姿は、多くの視聴者の心を動かしました。・素敵なアドバイスにグッときた。・さかなクンみたいに、人徳のある人に憧れる。・いつだって相手を肯定するさかなクンの言葉に、救われるし元気をもらえる。自分が劣等感を持ち、自信を持てずにいる部分を肯定されることで、心が軽くなることはあります。さかなクンの前向きで明るく、優しい人柄が伝わってくるエピソードですね。[文・構成/grape編集部]
2021年02月09日女子高生シンガーAdoが、新曲「ギラギラ」を2月14日バレンタインデーに配信リリースする。作詞、作曲、編曲を手掛けるのは「ヴィラン」を代表曲に持つボカロP・てにをは。ジャケットは沼田ゾンビがイラストを担当する。Adoはメジャーデビュー曲「うっせぇわ」が”聴くと無敵になれる””歌声がやばい””中毒性がありすぎる”など現在話題急上昇中。天月やそらる、まふまふ、ガチャピンやムックなどの有名人や歌い手にもカバーされており、MVは公開から3ヶ月で6,000万回を突破している。なお、Adoは「ギラギラ」の配信がスタートする2月14日の日付変わってすぐにFM802『802 Palette』への出演が決定しており、新曲配信後最速インタビューが実施される。また、AdoのYouTubeチャンネル内ストーリーでは「ギラギラ」の配信日まで毎日20時にカウントダウン投稿が行われている。【番組情報】FM802『802 Palette』放送日時:2月13日(土) 26:00〜29:00番組URL: リリース情報「ギラギラ」2021年2月14日 配信リリースAdo「ギラギラ」ジャケット「うっせぇわ(Giga Remix)」2021年2月5日 配信リリース各配信サイト:「うっせぇわ(Giga Remix)」MV「レディメイド」2020年12月24日 配信リリース1. レディメイド2. うっせぇわ Piano Ver.各配信サイト:「レディメイド」MV「うっせぇわ」2020年10月23日 配信リリース各配信サイト:「うっせぇわ」MVAdo「うっせぇわ Piano Ver.」MVAdo YouTubeチャンネル”Adoとは?”特設サイト関連リンクTwitterユニバーサルミュージック 公式ページプロフィール
2021年02月08日2016年の監督デビュー作『タルーラ〜彼女たちの事情〜』をサンダンスでお披露目したシアン・へダーが、その次の作品『CODA』で再びこの映画祭に戻ってきた。タイトルは、『Child of deaf adult』。つまり耳の聞こえない大人の子供という意味。主人公の高校生ルビーはまさにその例で、両親も、兄も、耳が聞こえず、生まれた時からずっと家族の通訳の役割を果たしてきた。父、兄は漁師だが、収穫物を売るためにも、ルビーの助けが必要だ。そんな中、音楽が好きなルビーは学校のコーラス部に参加し、顧問のヴィラロボス先生に優れた才能を発見される。卒業後も家業を助けるのだろうと思っていたルビーに、先生は、ボストンの名門音楽学院バークリーの試験を受けるよう勧めた。しかし、ルビーがいなくなると聞こえる人たちとのコミュニケーションが絶たれると、両親は賛成しない。高校生が自分の将来について悩む、あるいは親が期待するのと違う道に進みたいと葛藤する話は何度も語られてきたが、この状況は独特。両親の仲が良く、愛に満ちた家庭であることも、ルビーのジレンマを強くする。ルビーが舞台で歌うシーンで、しばらく音を遮断し、両親と兄の視点で体験させるのも感動的だ。今作は、2014年のフランス映画「エール!」のリメイク。へダーは自分が育ったマサチューセッツ州に舞台を据え、ルビーの両親と兄の役には全員、実際に耳が聞こえない俳優を雇った。へダーも、ルビー役のエミリア・ジョーンズも、撮影前に手話の特訓を受けている。プレミア上映後のヴァーチャル会見で、へダーは、手話の通訳はもちろんいたが、できるかぎり自分でもコミュニケーションを取りたかったし、休憩時間におしゃべりをしたりしたかったからだと語った。家のセットを作ったりする上などで、耳の聞こえない彼らからアドバイスを受けたともいう。この撮影体験は自分の人生を大きく変えたというジョーンズは、これからも手話を学んでいきたいと語っている。今作はバイヤーの間でも強い関心が集まり、競売の結果、アップルが2,500万ドルで全世界配給権を取得した。この金額はサンダンスの歴史で最高記録。来年度のアワードシーズンでも、早くも健闘が期待される。文=猿渡由紀
2021年02月01日殺人罪に問われた男の無実を確信するシングルマザーが、250時間もの通話記録をもとに真実に迫る大ヒット裁判サスペンス劇『私は確信する』。この度、耳から事件に没入していく主人公・ノラの“脳内捜査”の一部をとらえた本編映像が解禁となった。この度解禁された本編映像は、ノラが自宅やランニング中、スーパーで買い物をしながら、事件のキーパーソンとなる被害者の愛人・デュランデの過去の通話記録をイヤホンで聴き、分析するシーン。「被害者の夫であるジャック・ヴィギエが犯人に間違いない」という正義感からデュランデたちが、ダンス教師であった被害者の生徒や、新聞や週刊誌の記者へ、ジャックに不利なうわさを電話でどんどん広めていくが、ノラは、事件の真相にさらなる疑念を深めていく重要な場面。細かいカット割りと、不穏なリズムのサウンドトラック、デュランデの低い声といった音による効果的な演出で、観る者の想像力が触発され、脳内で事件がフラッシュバック。ハラハラさせられながらも、いつの間にかあたかも自分自身が事件の捜査をしているかのような、没入体験を楽しむことができるだろう。『私は確信する』は2月12日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:私は確信する 2021年2月12日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開©Delante Productions - Photo Séverine BRIGEOT
2021年01月27日SNSトレンドとZ世代インサイトの研究機関「memedays(ミームデイズ)」は、このたび、ヘアケアブランドの「リーゼ」(花王株式会社)との共同調査を実施。「ニューノーマル下における女子高生の顔まわりの印象チェンジ」をテーマとした調査レポートを発表しました。withマスクで「目もと」&「髪」の重要性が拡大しているようです。女子高生が求める「垢抜け」=印象変化15〜18歳の女子高校生500名を対象に行った調査において、今の女子高生たちがどのような「顔まわりの印象」を目指したいかを調べると、「垢抜けたい」というフレーズが多数出現。そこで、「“垢抜けた印象”になりたいと思いますか?」と聞くと、92%と大多数が「思う」と答えました。「垢抜け」の意味合いとしては、「その人自身の魅力がさらに引き出されている感じ」(63%)が最も多く、「おしゃれな感じ」(57%)、「それまでと印象が少し変わった・違う感じ」(48%)など、その人自身の魅力が引き出され、印象に変化が生まれることがポイントであるようです。顔まわりの印象の変化=“印象チェンジ”に取り入れているアイテム・方法を聞くと、マスクが日常となる以前は「リップ」(81%)が圧倒的。一方で、現在は「アイシャドウ」(58%)、「リップ」(56%)、「ヘアアレンジ」(54%)が上位に並び、マスクをしていても見える、目もと・髪の重要度が上がっていることが分かります。加えて、約半数がマスクをする影響で、「これまでのようなおしゃれ(メイクアップ)ができなくなった」(47%)、「これまでとは異なる“印象チェンジ”の方法が必要だと思う」(51%)と感じていることが明らかになりました。マスクありの“半顔”で、印象に残る二大パーツは「目」&「髪」顔まわりで「印象に残るパーツ」をマスクの有無別に聞いてみると、マスクなしでは「目」(55%)、「唇」(55%)、「髪・ヘアスタイル」(40%)がトップ3だったのに対し、マスクありでは「目」(75%)、「髪・ヘアスタイル」(43%)、「まゆ」(21%)と変化。上位2パーツの回答が3位以下を大きく引き離しており、マスクをしていても見える「目」に加えて、「髪」と、2つのパーツの影響が強くなっていることが分かります。また、マスクありの状態では上位3パーツ以下は「唇」(4%)、「頬」(2%)などすべて1割以下の回答で、マスクをしていても見える顔の上半分、いわば“半顔印象”が、顔まわりの印象づくりに大きく寄与していることが分かる結果となりました。専門家に聞く“印象チェンジ”の方法イメージコンサルタントの難波蘭氏によると、髪は面積が大きいため少しのアレンジや色の違いでも変化が分かりやすく見て取れる、“印象チェンジ”しやすいパーツだそう。効果的な“印象チェンジ”の近道として、特にカラーに関しては、自分に似合う色やトーンを探ることが効果的な“印象チェンジ”への第一歩。マスクで“半顔印象”になっている今、髪はこれまでと違うカラーなどに挑戦する機会でもあると語りました。簡単“印象チェンジ”を叶える1日だけのポイントカラー「リーゼ 1DAYヘアモンスター」花王のヘアケアブランド「リーゼ」の「1DAY ヘアモンスター」は、普段の髪色に部分的にカラーを加えて、1日だけ気軽にヘアカラーをチェンジすることができる、全6色のポイントカラーリング(毛髪一時着色料)です。黒髪にもしっかり発色し、その日のファッションや気分にあわせて、いつでも、誰でも簡単に、1日だけの髪色チェンジが楽しめます。マスクをしていても印象チェンジができる、「ヘアモンスター」。イベント時や気分を変えたい時に、活用してみてはいかがでしょうか。【参考】※リーゼ 1DAY ヘアモンスター ブランドサイト
2021年01月25日「ただ男性を演じるだけでなく、殺人鬼という設定。最初は高橋さんに助けてもらいながら試行錯誤してやっていました」1月10日、綾瀬はるか(35)は、主演ドラマ『天国と地獄 ~サイコな2人~』(TBS系)の制作発表会見で演じる役の難しさについて語った。同ドラマは綾瀬演じる女性刑事が、高橋一生(40)演じる殺人犯と魂が入れ替わるというストーリーである。1月17日に放送された第1話の平均視聴率は16.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録と、好調なスタートを切った。「綾瀬さんは、昔から緊張しやすいタイプで、とくに撮影に入るといろいろなことが気になり、心配しすぎてしまうそうです」(芸能関係者)そんな綾瀬にとって、心を落ち着かせるための習慣が掃除なのだという。『日経WOMAN』’21年2月号で、彼女はこう明かしていた。《夜中に突然始めることも(笑)。断捨離も魂のさびを取ることでもあるし、掃除はやっぱり運気を上げてくれる気がします》実は掃除に力を入れるようになったのは、祖母の影響があるようだ。彼女が昨春、実家に帰省した際に緊急事態宣言が発令され、久しぶりに家族と生活を共にする機会があった。そのとき目撃したのが、94歳になる祖母が70年前から1日も欠かしたことがないというルーティーンだったのだ。綾瀬はインタビューで、実家での発見について語っている。《朝起きて顔を洗って、ストレッチをしながらメイクをして、トイレ掃除、リビングの水ぶき、お庭の掃き掃除をして……。(中略)ルーティーンがある人って、軸がしっかりしていてブレない気がします》(『Lee』’21年2月号)それから綾瀬も毎朝トイレ掃除を習慣にすることになったという。’10年の大ヒット曲『トイレの神様』は歌手・植村花菜(38)が、トイレ掃除の大切さを教えてくれた祖母との思い出を歌った曲だが、綾瀬も祖母から多くのことを学んできたようだ。「戦後60年を記念したTBSの特番で、当時20歳だった綾瀬さんは、太平洋戦争の体験談を聞きました。『戦争なんか起こさんように、女性がしっかりせなダメなんよ』という祖母の言葉に胸を打たれ彼女は、世界平和を心から願い、テレビ出演などを通じてメッセージを発信し続けているのです」(前出・芸能関係者)『Lee』のインタビューでは、“悪い精神状態は部屋の汚さに表れる”とも語っている綾瀬。いまも緊急事態宣言下で“トイレの神様”修業に励んでいるというが、その成果を生かして見事、難しい役を演じ切ることはできるのだろうか。「女性自身」2021年2月2日号 掲載
2021年01月22日女子高生シンガーAdoが、1月22日放送の『MUSIC STATION』に電話インタビューで初出演することが決定した。彼女のメジャーデビュー曲「うっせぇわ」は、リリース後"聴くと無敵になれる""歌声がやばい""中毒性がありすぎる"などと話題になり、各配信サイトやカラオケチャートなどを席巻。また、そのMVは歌い手の天月や96猫、まふまふなどの大物歌い手に”歌ってみた”カバーされるなど「うっせぇわ現象」を巻き起こし、自身のYouTubeチャンネルでは公開から3ヶ月弱で3,500万回再生を突破した。コメントは43,000件にも及び、日本語のみならず、英語、中国語、韓国語、タイ語、ロシア語など全世界から注目されている。彼女がテレビに出演するのはこれが全国で初めてということで、Adoを知る貴重な機会となりそうだ。番組情報テレビ朝日系『MUSIC STATION』放送日時:1月22日(金) 21:00~21:54番組公式サイトリリース情報「レディメイド」2020年12月24日 配信リリース1. レディメイド2. うっせぇわ Piano Ver.各配信サイト「うっせぇわ」2020年10月23日 配信リリース各配信サイト「レディメイド」MVAdo「うっせぇわ」MVAdo「うっせぇわ」Piano Ver. MVプロフィール昨今、YouTubeやTwitterでフォロワー数を急激に伸ばしている、シンガー“Ado”。その正体はベールに包まれているが、圧倒的な歌唱力、表現力が話題となり、著名なボカロPが制作し、参加した楽曲は軒並み再生回数を伸ばしている。特にボカロP jon-YAKITORYが制作し、Adoが参加した「シカバネーゼ」はSpotifyの日本バイラルチャート1位を、くじらが制作し、Adoが参加した「金木犀」はYouTube再生回数1000万回を記録。2020年10月23日にユニバーサルミュージックから「うっせぇわ」でメジャーデビュー。Spotifyの日本バイラルチャートでは1位を獲得し、MUSIC VIDEOは公開から3ヶ月弱で3,500万再生を突破し話題を呼んでいる。特設サイト関連リンクTwitterユニバーサルミュージック公式ページプロフィール
2021年01月20日オネエ系映画ライター・よしひろまさみちさんの映画評。今回は『ザ・スイッチ』です。女子はホラー映画が苦手よね~。でもね、これは観てほしいのよ。だって、血は出てきちゃうけど、あまりにも痛快、爆笑、青春と三拍子揃ってるんだもの。それが『ザ・スイッチ』!『君の名は。』とかの「(俺・私)入れ替わってる~!?」っていう、人の中身入れ替わり設定が、イケてない女子高生と連続殺人鬼とで起きちゃうのよ~。クラスのイケイケ集団とは一線を置いた冴えない女子ミリーは、ある夜、連続殺人鬼のブッチャーに襲われるの。幸い人が通りかかり、ブッチャーは逃亡。殺されずにすんだものの、短剣で刺されてケガをした彼女は、治療を受けて帰宅。その翌朝、ミリーは見知らぬ小汚い場所で目を覚ますんだけど、知らないオッサンが話しかけてくるのよ。それで鏡を見てビックリ。鏡の中には彼女を襲ったブッチャーが!一方のブッチャーはミリーの体をゲットして、「しめしめ、この見た目なら学校で殺しまくれるぜ~」と意気揚々に、普段のミリーと違うコーデで登校し、早速殺戮を開始。ブッチャーになってしまったミリーは、なんとか親友たちに危険を知らせようとするものの、見た目がヤバいオッサンのために学校に近づくことすら大苦戦。さぁさ、どうなる!ってお話なの。これを作ったのは、これまた最高に笑える『ハッピー・デス・デイ』の監督と、その製作会社。低予算で最高のパフォーマンスを発揮することに定評のある布陣ですのよ。なにがオモロイかって、入れ替わりよ。日本映画でも『転校生』とか古くからあるコメディ設定を、まさかのホラーにしちゃったんだもの。しかも、男女入れ替わりってだけでなく、2人のギャップも爆笑。ミリーがブッチャーの見た目になった瞬間のリアクションや、親友らを信用させようとするシーンは大爆笑間違いなしよ。一方のブッチャー(見た目ミリー)も最高。普段はおどおどしてるミリーが、突然イケイケ集団の男子に色目使ったり、話が合わないことを理解してるだけにほぼ無言、とか。トンデモ設定ながらも、ホントに入れ替わったらこうするよね、っていうリアルさもバッチリなのよ。そしてなにより、学園内でのブッチャーの殺戮にスカッとするというオマケつき。冒頭からイケすかない奴らがたくさん出てくるんだけど、それ死亡フラグですから~!もーね、気持ちいいくらいに消されていくの。消されるシーンがちょっとグロい、というご意見もいただいているので、先に言っときます。そこだけ目を閉じててもOK!ホラー映画の殺しのシーンは「来るぞ来るぞ!」っていう前振りがあった上でヤリますからね。え、目をつぶってたらストーリーが分からない?いえいえ、グロさを避けても、ストーリーを追えちゃうシンプルさもこの作品の売りなのよ!監督もプロデューサーも、なんなら主演のキャスリン・ニュートンまで「誰にとってもイヤなヤツが消えてくシナリオって、最高でしょ?」って言ってたくらいよ。だから、グロが苦手、っていう女子も、そこだけ目を閉じて安心して。そうすると、爽快さとお笑いしか残らないから~。新しい年になって早々、ホラーかよ…という方も、騙されたと思って劇場へ!『ザ・スイッチ』R15+指定を受けてる理由は、血が出るからよん。監督・脚本/クリストファー・ランドン出演/ヴィンス・ヴォーン、キャスリン・ニュートンほか1月15日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー。©2020 UNIVERSAL STUDIOS※『anan』2021年1月20日号より。文・よしひろまさみち(オネエ系映画ライター)(by anan編集部)
2021年01月14日新型コロナウイルスの感染者数が累計200万人を超えた米カリフォルニア州。医療体制の逼迫が深刻化しているが、コロナ患者の病室で事件が起こってしまった。ABC7によると、先週、アンテロープ・バレー病院のコロナ患者専用の2人部屋で、ジェシー・マルティネス(37)が同室の82歳の男性患者を医療用酸素ボンベで殴りつけた。ロサンゼルス郡保安官事務所によると、マルティネスは被害者が病室で祈りを捧げ始めた時に激昂して凶行に及んだという。被害者は翌日死亡した。マルティネスは憎悪及び高齢者虐待による殺人の罪で逮捕、起訴された。被害者はヒスパニック系だったことがわかっている。マルティネスと被害者は、お互いに面識はなかったという。
2020年12月25日今年で第71回目を迎える『NHK紅白歌合戦』。紅白といえば、笑いあり、涙ありだがーー。実は、生放送ならではのハプニングも少なくなかった。そこで、過去の珍事件を振り返ってみよう。■’74年「森進一“社会の窓”が開いたまま大トリ!」この年、白組の大トリを飾った森進一(当時27歳)。着用していたスラックスのチャックが開いたまま、『襟裳岬』を熱唱するというハプニングは有名だ。「あわてた村田英雄さんや三波春夫さんたちが白組歌手を引き連れ、森さんを取り囲みました。応援と見せかけながら、『チャック、チャック』と伝えて事なきを得たのでした」(芸能記者)■’83年「タモリの呼びかけに『いいとも!』」‘82年10月から『森田一義アワー笑っていいとも!』(フジテレビ系)がスタートし、若年層を中心に人気のあったタモリ(当時38歳)が総合司会に。NHKアナウンサー以外が総合司会に起用されるのは、史上初めてのことだった。そんなタモリは本番で「選手宣誓!そろそろ行ってもいいかな?」と観客席にマイクを突き出すと、「いいともー!」と元気よく返ってきたのだ。■’84年「都はるみに『ミソラ…』司会者が明かした原因」大トリを務めたのは、この年の紅白をもって引退宣言をしていた都はるみ(当時36歳)。『夫婦坂』を歌唱し、アンコールでは『好きになった人』を歌い出したものの泣き崩れてしまう一幕も。ステージ終了後、総合司会を務めた故・生方恵一さんは「もっともっと、沢山の拍手を、ミソラ……」と名前を言い間違えてしまったのだ。生方さんは‘02年、本誌にその理由についてこう語ってくれていた。「出演者もみんな涙していて、ステージ上はかつてない異常な熱気でした。これほど鬼気迫るシーンが戦後歌謡史のなかであっただろうか……あの美空ひばりでさえ……とふと脳裏をよぎったのがあの間違いの原因でしょうか」数年後に完全復帰した都からは、「私がカムバックして気楽になったでしょう」と声をかけられたという。■’85年「飲酒、ギターに着火…吉川晃司の“若気の至り”」初登場にして、白組トップバッター飾ったのは吉川晃司(当時20歳)。『にくまれそうなNEW FACE』を歌唱した。シャンパンを飲みながら登場した吉川は、口に含んだ酒をステージにまき散らした。終演後も次の出番の河合奈保子(当時22)が登場しているのも構わず、舞台上でギターにオイルをかけて着火。“ミスター紅白”と呼ばれた元NHK制作局の下平源太郎さんは‘02年、当時を振り返って本誌にこう語ってくれていた。「舞台の袖に引き揚げるなり、僕は思わず彼を怒鳴りつけてしまいました。本人は平身低頭謝ってましたが、若気の至りというか、よほど高揚していたんだと思います」■’90年「長渕剛が“独占中継”で3曲歌唱」前年にベルリンの壁が崩壊したドイツから、生中継で初登場した長渕剛(当時34歳)。開口一番、「現場仕切っているのみんなドイツ人で、共に闘ってくれる日本人なんて1人もいないですよ」と発言。「恥ずかしい話ですけど、今の日本人タコばっかりですわ」と言い放った。その後、15分間にわたって3曲歌い切ったのだ。「この“独占中継”を知らなかったベテラン勢からは、『なんでアイツだけが』と大ブーイング。これを機に、長渕さんは出禁になったのです。10年以上経ってNHKホールでコンサートをした長渕さんは、『生意気なガキだった』と謝罪していました」(スポーツ紙記者)■’92年「本木雅弘避妊具を首にまとって騒然」白い液体が入ったコンドームを、ネックレスのように首につけて登場した本木雅弘(当時27歳)。ソロでは初登場となり、井上陽水のカバー曲『東へ西へ』を歌唱した。‘91年にヘアヌード写真集『white room』を刊行し、話題を呼んだばかりだった本木。さらに尻を出すなど過激なパフォーマンスは騒然となったが、エイズ撲滅を訴えるメッセージだったという。「リハーサルにはなかった演出だったといいます。本木さんは当時、『もともとの自分が凡人』と思っていたそうです。だから『過激なことをしたら許してくれますか?』と、自分を覆い隠していたと振り返っていました」(テレビ局関係者)■’95年「浜田雅功のステージに“GEISHA GIRLS”が乱入」ダウンタウンの浜田雅功(当時32)と小室哲哉(当時37)によるユニットのH Jungle with tが初出場。出演者たちで“お祭り騒ぎ”になる場面では、相方・松本人志(当時32)が登場!なんと坂本龍一プロデュースの「GEISHA GIRLS」で見せた、芸者姿で現れたのだ。さらに持っていたボストンバッグには、浜田の芸者コスチュームが。浜田が歌っている間に、カツラをかぶせるといった無茶ぶりを披露した松本。歌い終わった浜田は、「お前なにやってんねん!」と一言。松本は司会の古舘伊知郎(当時41)からコメントを求められると、「コマーシャル」と言うなどボケ通した。「浜田さんは始終、緊張していました。ですが松本さんの登場で、気が和らいだといいます。後に松本さんは、『(浜田さんが)めっちゃ嬉しそうな顔した』と明かしていました」(前出・テレビ局関係者)■’05年「WaTマイクスタンド転倒も生歌で乗り越え!」ウエンツ瑛士(当時20)と小池徹平(当時19)からなるデュオのWaT。『僕のキモチ』でメジャーデビューし、史上最速で紅白出場を果たした。だがサビに差しかかったところで、カメラがウエンツのマイクコードにひっかかりスタンドが転倒。小池のマイクスタンドも共倒れとなった。スタッフが駆けつけるなか、2人は数秒間生歌で歌唱を続けた。なおこの時、小池のギターの弦は切れていたのだ。■’06年「DJ OZMAダンサーが次々と“全裸”に!」DJ OZMAが『アゲ♂アゲ♂EVERY☆騎士』で初登場。しかし歌の序盤でダンサーたちが次々と衣装を脱ぎ捨て、パンツ姿から“全裸”に……。裸に見えるボディスーツだったというが、視聴者から批判殺到。最後は北島三郎(当時70)が“目隠し”の中からサプライズ登場し、「2007年もアゲアゲで行きましょう!」と締めくった。そんな北島だが‘16年8月に放送された『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)で、卑猥な演出について「許せなかった」と振り返っていた。
2020年12月25日「私」と「彼」、たったふたりの出演者が一台のピアノと共に繰り広げる100分間ノンストップのミュージカル、『スリル・ミー』。実際にあった衝撃的な殺人事件を題材にアメリカで生まれ、日本では2011年に初演された人気作が、2021年4月に2年ぶりに再演される。これまで様々なペアが演じてきた「私」と「彼」は、日本初演10周年となる今回もトリプルキャスト。3組のうち、まずは“伝説の初演”ペア、田代万里生(私)と新納慎也(彼)に話を聞いた。話し合いを繰り返して作り上げた初演──日本版オリジナルキャストのおふたりが登板するのは、2012年以来約10年ぶりになりますね。田代そうですね、その間ほかの作品でも一切共演がなかったので、僕は新納さんの“共演NG”なのかと思ってました(笑)。でもふたりとも、ずっと頭の隅に『スリル・ミー』のことはあって、たとえば僕が韓国に行った時に……新納あぁ、お土産もらった! 作品名が入ったエアポッズのカバーが、自宅のポストに入ってました(笑)。でも僕は、年齢的なこともあって「彼」役は卒業したつもりでいたので、今回のお話をいただいた時は冗談だと思ったんです(笑)。万里生が(伊礼)彼方と組んだ公演を観に行った時も、「まだやれるのに」って思っていたらすごく嫉妬しただろうけど、もう“ご隠居”みたいな気分だったから(笑)、そういうのは全くなくて。田代OBみたいな感じで観てたよね(笑)。新納そう、「良かったよ~」とか言って(笑)。だから本当、びっくりしましたね。田代僕は伊礼さんと組んだ時も、「次もしやる時は新納さんと伊礼さんの両方と組みたい!」って思ってましたけどね。どっちも大好きだから。新納いやいや…...だって19歳の役ですよ?(笑) でももちろん、またやれるのは嬉しいこと。10年近い時を経て、若い俺はこう考えてたけど今は違う、とかも出てくると思うと楽しみです。──初演時の思い出や、印象的なエピソードなどをお聞かせください。新納とにかくふたりでああでもないこうでもないって、ものっすごく色んな話をした思い出がありますね。「私」と「彼」の関係性とか価値観を共有するための話し合いを繰り返したね。田代僕は当時まだデビューして2年くらいで、分からないことだらけだったから、新納さんからいっぱいアドバイスをいただきました。新納スポンジのように、って言うのかな。万里生が短い期間でぶわ~っと色んなことを吸収して成長していって、なんてピュアな人なんだ! と思ったことを覚えています。田代あの時は僕らのほかに松下洸平君と柿澤勇人君のペアもいて、大枠の動きだけは一緒につけてもらいましたけど、そのあとは演出の栗山(民也)さんが、ずっと僕らだけを見て作ってくださったことも印象的。忘れられない“栗山語録”がいっぱいありますね。新納あるある、まずはあれだよね、稽古初日の「これは究極の愛の物語です。じゃあ始めよう」。僕はその時、「そうなの? これ愛の物語なの!?」って(笑)。田代めっちゃドSな「彼」を作って来てたのに(笑)。新納そう! 栗山さんの読みの深さに、最初から驚かされました。演出も、「ここで椅子を叩いて」とか「ここで髪をかき上げて」とか、とにかく細かくて。最初は意味が分からないんですけど、稽古するうちに、そう動かざるを得ない気持ちになっていくのが栗山演出の不思議なところ。田代本当にそう。栗山さんの言葉は、その時は理解できなくても後になって「なるほど!」ってなることがあるから、自分なりの解釈とかは加えずに、なるべくそのまま台本に書いておくようにしてるんです。それで今日、初演の台本を見返したら、1ページ目に「演劇は時間だ」と。新納……分かるような分からんような。田代僕もまだ分からない(笑)。でももしかしたら、こうやって考えてること自体がもう答えなのかもしれないなと思います。「新納さんは触ってくれない」(田代) 演じる役者によってニュアンスが変わるのも『スリル・ミー』の魅力──先ほどお話にも出た通り、田代さんは2014年に伊礼彼方さんとも組んでいますが、新納さんと伊礼さんの「彼」はやはりだいぶ違いますか?田代全っ然違います! まず僕との年齢差が違うし、おふたりのキャリアと個性ももちろん違う、だから視覚的にも、硬さ柔らかさ強さ太さも全部違う。それによって、僕の「私」も大きく変わります。具体的な例で言うと、伊礼さんはスキンシップが多くて、肩をガッてつかんで「お前!」とかがしょっちゅうあるんですけど、新納さんは触ってくれないんですよ(笑)。新納ふははは! そうだっけ?田代そう、だから「私」の「触ってください」っていうセリフの意味が変わってくる。伊礼さんだと「いつも触ってくれるのに今日はどうして」で、新納さんだと「1回でいいから触って」っていうニュアンスになるんです。新納ああ~。それはでも、栗山さんが求めるものの違いもあると思うけどね。僕は栗山さんから、「『彼』は一歩足を踏み出すことにも手を動かすことにも何か目的がある人」って言われていたから、自由に動くことなんてとてもできなかった(笑)。田代確かに。栗山さんのダメ出しからして違うくらい、演じる役者によって全然違う『スリル・ミー』になるところもまた、この作品の面白さなんでしょうね。唯一無二の個性VS醸し出される貴族感──お互いが思う、役者としての魅力を教えてください。田代何だろう、もう唯一無二すぎて(笑)。だって新納さんみたいな人って、ほかにいないじゃないですか。新納確かに、「新納さんみたいになりたい」って言われたことないね、言われたいのに(笑)。田代いや、思ってもなれないから(笑)。新納さんは個性の塊のような方。しかも、個性的すぎてカンパニーに馴染まないみたいなこともなく、むしろムードメーカーとしてみんなを引っ張っていってくださるんです。あと観客としてよく感じるのは、ここぞという時の、劇場まるごとグッて抱え込むような力。迷いなくできる勇気というか、確信を持って演じられるところは、本当にすごいなと思います。新納ええ~? ありがとう(笑)。万里生はやっぱり、醸し出される“貴族感”だよね。この人、絶対育ちがいいんだろうなって思わせるような役は、僕にはどうあがいてもできない。それは本人の人柄でもあって、この人はピュアさが隠せないんですよ(笑)。ビジュアル撮影をしていた時も、「何そのポーズ!」「面白い!」とかずっと言っていて(笑)。田代新納さんに会えて嬉しかったんです!(笑)新納僕は役者には、どんな汚れ役であっても品が必要だと思ってるんですけど、万里生にはそれが最初から備わっていると思います。あとはやっぱり、安定した歌唱力。ミュージカルでは“喋るように歌う”ことが求められることもありますけど、譜面通りに歌ったほうが得というか、伝わりやすいことも多い。万里生はさすが、そのチョイスの仕方が天才的だなと思いますね。初演時とはまた違うふたりの『スリル・ミー』を 「どうか優しい目で観てください(笑)」(新納)──そんなおふたりの今回の「私」と「彼」に、自分たちで“〇〇ペア”と名前をつけるなら…...?新納……“おっさんずラブ”ペア(笑)。田代やめてよ!(笑) 観ていただいたら、年齢は全く気にならないと思いますから。新納はい、めちゃめちゃ若作りしてやります(笑)。“おっさんずラブ”じゃないなら……まあ“出戻り”だよね。“チーム出戻り”(笑)。田代いやいやいや(笑)。“真実の愛”ペアでお願いします!──素敵です(笑)。では最後に改めて、待ちわびていたお客様にメッセージをどうぞ!新納この作品にしても『エリザベート』にしてもそうなんですけど、僕は初演を立ち上げて、その作品が“ドル箱”になった頃にはもういない、っていう目によく遭うんです(笑)。作品が有名になると、初演のメンバーって美化されていくもの。「すごかったらしい」とか聞くたびに、「そうでもないんだけど、まあ答え合わせする日は来ないだろうから、美化されておいたらよろしい」って思ってたんですけど(笑)、その日がやってきてしまった。美化されたものを越えなきゃいけない、というプレッシャーを感じているので……どうか優しい目で観てください(笑)。田代僕はそうですね、新納さんとまた組めること、“共演NG”ではなかったことが(笑)、まずはとにかく嬉しくて。僕と新納さんが出会ってからの10年間、ずっと一緒にいたわけではないけれどお互いアンテナを張り合っていたことが、幼なじみの「私」と「彼」としての関係性に滲み出たらいいなと思います。もちろん舞台上の僕らが“新納さんと万里生”に見えてほしくはないんだけど、僕らの中にしか生まれない呼吸だったりリズム、目線だったりがあると思うから、初演の時とはまた違う僕らの『スリル・ミー』を、ぜひ楽しみにしていてください!取材・文:町田麻子撮影:杉映貴子田代万里生さんと新納慎也さんのサイン入りチェキを2名様にプレゼント! ぴあアプリを ダウンロード(dpia-app://contentAll?contentId=da881039-be0d-4908-bfcb-1512e9f6eb73&contentTypeId=2) すると、この記事内に応募ボタンがあります。ミュージカル『スリル・ミー』原作・脚本・音楽:Stephen Dolginoff翻訳・訳詞:松田直行演出:栗山民也出演:田代万里生(私役)×新納慎也(彼役) / 成河(私役)×福士誠治(彼役) /松岡広大(私役)×山崎大輝(彼役)ピアニスト:朴勝哲落合崇史篠塚祐伴【東京公演】2021年4月1日(木)~2021年5月2日(日)会場:東京芸術劇場シアターウエスト【群馬公演】2021年5月4日(火)・5日(水)会場:高崎芸術劇場 スタジオシアター【愛知公演】2021年5月15日(土)・16日(日)会場: ウインクあいち大ホール【大阪公演】2021年5月19日(水)~2021年5月23日(日)会場:サンケイホールブリーゼ
2020年12月25日デジタル時代のニューアイコンとして、活躍の場を広げ続ける“バーチャルヒューマン”。どのように誕生し、現在は主にどんな活動を展開しているのか、人気キャラクターを通してその魅力を分析します。時間の概念を超越するリアルと異なる存在感。昨今、バーチャルヒューマンが増えている理由を、雑誌『CGWORLD』の編集長を務める沼倉有人さんはこう説明する。「フォトリアルなCGキャラクターはハリウッドに代表されるVFX(CGやデジタル合成などの視覚効果)のなかで’90年代から研究されてきました。その技術が日本でも普及してきたのです」現在は頭部を3DCGで作り、首から下を実在のモデルの写真と合成するのが、制作方法の主流。「メリットは時間を超越できること。年をとらずにもいられるし、10年後の姿も表現できるので」これまではファッション分野で活躍することが多かったが、キャスターや手話通訳のキャラクターなどその幅も広がっている。「動画技術も進んでいるので、テレビなどで活躍する機会も増えてくるのではないでしょうか」実在する人間のような写実的なビジュアル。実写と見分けがつかない、透明感のあるルックスで人気の女子高生Saya。これまでミスiD 2018で賞を獲得したり、多言語案内サービスのキャラクターなどに起用され、彼女ならではの役割を模索しながら、成長過程も見せている。「より高度なフルCGによるSayaは、人と話すかのように音声や表情、視線を用いたマルチモーダル対話の技術も取り入れ先行しています」©TELYUKA顔から考え方まで、個性豊かなキャラクター。2016年にInstagramアカウントを開設したカリフォルニア出身のリル・ミケーラは、海外におけるバーチャルヒューマンの火付け役といえる存在。親しみのある表情で、モデルのほかシンガーとしてデビューも果たしている。「タブーやセンシティブな話題をただ客観的に述べるのではなく、『私はこう思う』と意思表明できるのもバーチャルヒューマンの強みです」写真:bfa.com/アフロSNSやファッションとの高い親和性。今年7月に活動開始したASUは、NOWEARのファッションデザイナー。「バーチャルヒューマンの多くは、SNSのなかでも写真に特化したInstagramを拠点に活動中。それがファッションと親和性が高い理由のひとつでもありますが、洋服はアイテム数や移り変わりが多いなか、反響をチェックしやすい点も大きいでしょう」既成概念にとらわれない自由で勇ましい生き様。やや目立つあざと、そばかすがあるMEMEは、“バーチャルヒューマン=完璧な美形”というイメージを逸脱した女の子。「コンプレックスはあるけれども、自分らしく生きるという強さを感じます。腋を脱毛していない大胆なポーズで広告にも起用されているのですが、腋毛はNGという既成概念にアンチテーゼを示す、多様性の時代を象徴するキャラクターといえます」絶大な信頼感で、企業のオリジナルキャラも続々。「バーチャルヒューマンは基本的にトラブルを起こさないので、企業と相性がいいという側面があります」。女性200人から算出した平均体型を参考に作成したGUのYU(写真・上)は、モデル体型でなくても似合う着こなしがあることをアピール。サントリーのバーチャルヒューマン社員・山鳥水生(写真・下)は、手作り料理やお酒の情報をInstagramで発信している。ぬまくら・ありひと『CGWORLD』編集長。2000年4月より東北新社のオンライン・エディターとして、CMやVPの編集に携わる。’05年10月からCG・映像クリエイター総合誌『CGWORLD』編集部に所属。’12年7月より現職。※『anan』2020年12月23日号より。取材、文・兵藤育子(by anan編集部)
2020年12月24日岡田将生&志尊淳がW主演で贈る除霊ミステリーエンターテインメント『さんかく窓の外側は夜』から、事件現場で初めて除霊で事件解決に挑むシーンを捉えた場面写真が解禁となった。今回解禁された場面写真は、岡田さん演じる霊が“祓える男”冷川と、志尊さん演じる“視える男”三角が、連続殺人事件の解決に関わる重要な現場へと足を踏み入れていく一幕。薄暗く不気味な現場で、恐怖と緊張で顔が強張っている三角。冷川は怯えている三角の肩にそっと手を置き「繋がっていきましょう」と意気込む。2人の緊張感溢れる表情が印象的な1枚となっている。今回初共演にして初のバディ役に挑んだ岡田さんと志尊さんは、撮影現場でも細かくコミュニケーションをとり、関係を築いたそう。志尊さんは「一緒にいて、心地よかった。懐が深く柔和に僕を受け入れてくれるけれど、奥の方に強い軸が垣間見えるところが好きです」と岡田さんの包容力と芯の強さのギャップが魅力的だと語っており、仲の良い2人の息の合った演技に期待が高まる。『さんかく窓の外側は夜』は2021年1月22日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:さんかく窓の外側は夜 2021年1月22日より全国にて公開©2021映画「さんかく窓の外側は夜」製作委員会©Tomoko Yamashita/libre
2020年12月24日日本一可愛い女子高生を選ぶミスコンテスト「女子高生ミスコン2020ファイナル審査」が20日、都内で行われ、東京都在住で高校3年生の大平ひかるさん(18歳)がグランプリに輝いた。名前を呼ばれて満面の笑みを浮かべた大平さん。「女子高生ミスコンのグランプリに輝くことができて本当に本当に幸せです。私を含めたファイナリストたちがこのステージに立っていることは応援してくださった皆さん、このコンテストを応援してくださった皆さんのお陰です。本当にありがとうございます」とファンに感謝した。大平さんはかつて、ももいろクローバーZの妹分グループのメンバーとしても活躍するなど、7年間アイドルとして活動していたという。そのせいか、ゲストMCで出演した丸山礼から「素直で良い子で人柄も選ばれた理由だと思います。それと自己プロデュース力がすごくて私も勉強になりました」と絶賛される場面も。今後は「日本中、世界中に羽ばたけるように頑張りますのできっかのことを見ていてください!世界のアイコンになれるように頑張ります!」と意欲を見せた。2016年からスタートした同コンテストは、日本一かわいい女子高生を決定する全国規模のコンテスト。"みんなで選ぶ、日本一かわいい女子高生を決める"をコンセプトに、高校生の生活習慣に基づいたエントリー・審査方法を採用してグランプリ決定までの過程を視聴者参加型で楽しんでもらう新しい形のミスコンで、毎年数多くのスターを輩出して大きな注目を集めている。この日行われたファイナル審査には、全国各地の激戦を勝ち抜いた12人のファイナリストが集結していた。なお、準グランプリとモデルプレス賞には東京都在住で高校3年生の鈴木結奈さん(18歳)、審査員特別賞とキレイモ賞には香川県在住で高校3年生の東原優希さん(18歳)、SNOW賞には愛知県在住で高校2年生の増田彩乃さん(17歳)がそれぞれ選ばれた。
2020年12月21日アニメーション映画監督・細田守の最新作、映画『竜とそばかすの姫』が2021年7月に公開される。女子高生を主人公に迎え“リアル×ファンタジー”を描き出す細田守の集大成『竜とそばかすの姫』は、これまで数々の名作アニメを生み出してきた細田守監督の最新作。監督・脚本・原作を細田守、企画・制作を細田率いる制作会社スタジオ地図が手掛ける。これまで『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』、代表作である『サマーウォーズ』と描いてきたインターネットの世界を舞台に、『時をかける少女』以来となる10代の女子高生を主人公に迎えてリアル×ファンタジーを通じ描き出す。『竜とそばかすの姫』は、まさに“細田守集大成”ともいえる。超巨大インターネット世界≪U≫が物語の舞台に『竜とそばかすの姫』の主人公は、過疎化が進む高知の田舎町で父と暮らす17歳の女子高生・すず。幼い頃に母を事故で亡くし、心に大きな傷を抱えていたすずはある日、“もうひとつの現実“と呼ばれる超巨大インターネット空間の仮想世界<U>と出会い、「ベル」というアバターで参加することに。心に秘めてきた歌を歌うことによってあっという間に世界に注目される存在になっていくベル(=すず)の前に、<U>の世界で恐れられている竜の姿をした謎の存在が現れ、ストーリーは動き出す。世界の片隅で自分を失ってしまった少女が開く新しい扉、未知との遭遇、そして成長していく姿を、細田監督ならではの視点でダイナミックに展開していく。すずを取り囲む登場人物すずを取り囲む登場人物の声優キャスト&その役どころを紹介。すずと近しい関係にある同級生たちには、これまでも細田監督作品の常連として活躍してきた成田凌と染谷将太をはじめ、『Diner ダイナー』『悪の華』で強い存在感を放った玉城ティナ、そして声優初挑戦となるシンガーソングライターの幾田りらといった豪華な面々が揃う。<登場人物>・しのぶくん(成田凌)何かとすずを気に掛ける幼馴染。バスケ部で女子からも絶大な人気を誇る存在でありつつ、どこかミステリアスな雰囲気を持つ。幼い頃に、すずにプロポーズしたことも。・カミシン(染谷将太)カヌー部をひとりでたちあげインターハイを目指す、天真爛漫でまっすぐなアツイ男子生徒。そのアツさゆえに、周囲からちょっとだけ浮いている。・ルカちゃん(玉城ティナ)吹奏楽部でアルトサックスを吹く、モデルのような女の子。太陽のような存在でみんなから人気もあるキラキラハイスペックガール。・ヒロちゃん(幾田りら)すずの親友で良き理解者。ネットを使いこなす毒舌メガネ女子。すずを<U>の世界へと誘い、ベルとしてプロデュースする。すず=ベルの正体を唯一知るキーパーソン。役所広司が父親役にすずの父親(役所広司)過疎化が進む高知の田舎町で、主人公・すずと二人暮らしの父親。互いに心に傷を抱えたまま、時と共に距離も開いてしまった。うまく言葉を交わせないながらも、娘を心配し、あたたかく見守っている。演じる役所広司は、『バケモノの子』『未来のミライ』に続く、細田作品3度目の出演。思春期の娘との接し方や距離感に悩む父親役を、繊細に演じる。インターネット世界<U>の個性派キャラクターまた超巨大インターネット世界<U>を彩るキャラクターたちも一挙紹介。突如ベルの前に現れる謎の存在・竜は、キーキャラクターでありながら、いまだベールに包まれたまま。そのほか<U>に住まう個性豊かなキャラクターには、『ズートピア』のニック、『クレヨンしんちゃん』野原ひろし役(2016年8月以降)を務める森川智之をはじめ、 “アラレちゃん”や“コロ助”の声で知られる小山茉美がなど、アニメ界の実力派キャストが声をあてる。・ジャスティン(森川智之)全世界で 50 億人以上が集う超巨大インターネット仮想世界<U>の中で、正義と秩序を守る自警団・ジャスティンのリーダー。<U>の秩序を乱す竜の正体を暴こうとしている。・イェリネク(津田健次郎)<U>で盛り上がる「竜の正体探し」の中で、候補にあがる、現代美術アーティスト。・スワン(小山茉美)「竜の正体探し」で疑惑の人となる、豪邸に住む貴婦人。・ひとかわむい太郎&ぐっとこらえ丸(宮野真守)「竜の正体探し」を盛り上げる Youtuberコンビ。トム・ムーア&ロス・スチュアートなど、世界的クリエイターが集結また、仮想世界<U>のコンセプトアートは、ロンドン在住の新進気鋭イギリス人建築家/デザイナー、エリック・ウォンが担当。超巨大インターネット空間を、建築とデザインの双方から独創的に描ける人物として、細田守自らが探し出した。さらに、『ウルフウォーカー』『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』『ブレンダンとケルズの秘密』など、これまで5本の映画をアカデミー賞にノミネートさせてきたアイルランドのアニメーションスタジオ、カートゥーン・サルーンのトム・ムーア、ロス・スチュアート監督をはじめとするスタッフも参加。世界的クリエイターが集結し、作品を作り上げる。『アナと雪の女王』キャラクターデザイナーが歌姫「ベル」をデザイン歌姫「ベル」のキャラクターデザインを務めたのは、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオで『アナと雪の女王』『塔の上のラプンツェル』『ベイマックス』『モアナと伝説の海』など数多くのキャラクターデザインを手掛けるジン・キム。ジン・キムと細田守は、『未来のミライ』が米国アカデミー賞にノミネートされた頃に、ロサンゼルスで出会い、意気投合。互いが熱望していたクリエイティブの共演が実現した。細田守の最新作、映画『竜とそばかすの姫』『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』『未来のミライ』と、日本のみならず世界中の観客を魅了し続けてきたアニメーション映画監督・細田守。過去作すべてが日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞しており、監督・脚本・原作を手掛けた『未来のミライ』では、第91回米国アカデミー賞の長編アニメーション映画賞や第76回ゴールデングローブ賞のアニメーション映画賞にノミネートされ、第46回アニー賞で最優秀インディペンデント・アニメーション映画賞を受賞した。細田守 コメントこの『竜とそばかすの姫』は、“ずっと創りたいと思っていた映画”です。アニメーション映画監督になる前から、自分もいつかこういう映画が作れたらいいなと思っていたものであり、今まで様々な作品を創ってきたからこそ、やっと今回実現できるようになりました。恋愛やアクション、サスペンスの要素もありつつ、一方で、生と死という本質的な大きなテーマもありエンタメ要素の高い映画になっていると思います。僕は、若い人が面白く楽しく世界を変革していくのではないかと、インターネット世界を題材にした映画を今までにも創ってきました。インターネットは、誹謗中傷やフェイクニュースなどネガティブな側面も多いですが、人間の可能性を広げるとても良い道具だと思っています。インターネットそのものが変わってきている今、肯定的な未来に通じるような映画ができないかと考えていました。去年来、普及するのにまだまだ時間がかかると思っていたインターネットを通じた仕事や生活が、常識と共に大きく変化し、未来に10年くらいぐっと近づいた気がしています。今までの常識に捕らわれずどんどん変化している時代の中で、変化していく世界についての映画を創るということに、どこか必然性を感じています。その一方で、最終的に大事にしないといけないものは変わらないのではないかとも思っています。私たちが代々受け継いできたものは、世の中が変化し、ツールや常識が変化しても受け継がれていくもの。それがよりはっきり見えてきているのが今の時代なのかなとも思っています。圧倒的な速度で変わっていく世界と、自分たちにとって本当に大切な変わらないもの、それを今作で楽しんでいただければと思います。『竜とそばかすの姫』あらすじ高知の自然豊かな村に住む 17 歳の女子高生・すずは、幼い頃に母を事故で亡くし、父と二人暮らし。母と一緒に歌うことが何よりも大好きだったすずは、その死をきっかけに歌うことができなくなっていた。いつの間にか父との関係にも溝が生まれ、現実の世界に心を閉ざすようになっていく。曲を作ることだけが生きる糧となっていたある日、偶然にも、全世界で 50 億人以上が集う超巨大インターネット空間の仮想世界<U>に、「ベル」というキャラクターで参加することになる。もうひとりの自分。もうひとつの現実。もう、世界はひとりひとつじゃない。<U>では自然と歌うことができたすず(ベル)は、自ら作った歌を披露し続けていく内に、あっという間に世界中の人気者になっていく。そんな驚きも束の間、突如轟音とともにベルの前に現れたのは、竜の姿をした謎の存在だった―。作品詳細映画『竜とそばかすの姫』公開時期:2021年7月原作:細田守監督・脚本:細田守出演:成田凌、染谷将太、玉城ティナ、幾田りら、森川智之、津田健次郎、小山茉美、宮野真守企画・制作:スタジオ地図
2020年12月18日シアーシャ・ローナンが主演を務める殺人ミステリー映画(タイトル未定)に、エイドリアン・ブロディの出演が決定した。「The Hollywood Reporter」が報じた。今作の舞台は1950年代のロンドン劇場地区。ハリウッドのあるプロデューサーが、ウエスト・エンドの人気舞台を映画化しようと動く中、製作メンバー内で殺人事件が発生。物事を投げやりに考えがちの厭世的な警部補(サム・ロックウェル)とやる気みなぎる新人刑事(シアーシャ)が、犯人探しに奔走する。エイドリアンは、「ブラックリスト入りしているハリウッドの映画監督」を演じるという。また、役柄は不明だが、デヴィッド・オイェロウォの出演も決定している。キャストは、オスカーに4回ノミネートされたシアーシャ、アカデミー賞助演男優賞を受賞したサム、ゴールデングローブ賞に2回ノミネートされたデヴィッド、そして『戦場のピアニスト』でアカデミー主演男優賞を受賞したエイドリアンという名優ぞろい。製作は『スリー・ビルボード』『シェイプ・オブ・ウォーター』『ジョジョ・ラビット』と賞レースに絡んだ作品を生み出してきた「サーチライト・ピクチャーズ」が行う。監督は「ハンク-ちょっと特別なボクの日常-」のトム・ジョージ、脚本はNetflixドラマ「フレークド」のマーク・チャペル。(Hiromi Kaku)
2020年12月15日映画『ザ・スイッチ』が、2021年1月15日(金)より公開される。この度、本予告映像が公開された。本作は、『透明人間』『アス』『ゲット・アウト』など低予算ながら全米No.1 ヒット作品や高品質で新感覚の作品を次々生み出し、ハリウッドを席巻する製作会社ブラムハウス・プロダクションを牽引するジェイソン・ブラムと、『ハッピー・デス・デイ』シリーズのクリストファー・ランドン監督のタッグによる最新作。“入れ替わり”を題材にした誰もが未体験のボディスイッチホラーは、北米で、ホラー界では最も意味のある日付、11月13日(金)に公開されると128万ドルを稼ぎ、累計はインターナショナルふくめて930万ドルに到達。コロナ禍にも関わらず二週連続の全米初登場NO.1を樹立するなど大ヒットを記録している。出演は気弱で冴えない女子高生ミリーに『名探偵ピカチュウ』『スリー・ビルボード』のキャスリン・ニュートン。手当たり次第に殺戮を企てる連続殺人鬼をパワフル、かつ、妖艶に演じる。一方、指名手配されている連続殺人犯ブッチャーには『ドッジボール』『サイコ』で知られる演技派俳優のヴィンス・ヴォーン。自らの身体を取り戻すために奮闘する女子高生を愛すべきキャラクターとしてポップに演じている。そのほか、ミリーの親友でしっかり者のナイラをセレステ・オコナーが、ジョシュをミーシャ・オシェロヴィッチ が演じ、親友の体を取り戻すべくミリーとともに奮闘する。公開された予告編は、地味で退屈な高校生活を過ごすごく普通の女子高生ミリーの日常から始まる。ある夜、ミリーは連続殺人鬼ブッチャーに襲われ殺されてしまう……はずが、身体が入れ替わってしまう。24時間以内に入れ替わりを解かなければ「私は一生この姿よ」と中年男の殺人鬼の姿で嘆くミリーに対し、女子高生の姿を手に入れたブッチャーは鮮やかな赤いレザージャケットにバッチリメイクをキメて、イケてる女子へと変貌を遂げると、包丁に電ノコ、チェーンソーと次から次へと凶器を持ち変え、手当たり次第に殺戮を繰り広げて大暴れ!「私の体を返して」と必死にすごむミリー(※見た目は中年男性)と、「やってみな」と血まみれになりながら挑戦的な表情を浮かべるブッチャー(※見た目は女子高生)。「“私”を刺すから動くな!」と決死の覚悟で襲いかかるミリーは果たして、殺人鬼から自身の体を取り戻せるのか。『ザ・スイッチ』2021年1月15日(金)公開
2020年12月11日雑誌『ポップティーン(Popteen)』の専属モデルや女優として活躍する現役女子高生・莉子がパーソナリティーを務める、トークショー形式のポッドキャスト番組「莉子のよくばりホームルーム」が、12月17日よりスポティファイ(Spotify)にて配信される。同番組は、SNSを中心に同世代の女性たちの指示を集める莉子が、毎回様々な分野で活躍しているゲストを招き、飾らない会話を通じて18歳の現役女子高生として日々感じていることをリスナーと共有する“ホームルーム”感覚で楽しめるオリジナルコンテンツ。今一番興味のあることや最近起きた出来事などについて率直に意見を交わす他、番組後半では、同世代のリスナーから事前にSNSで寄せられたお悩みについて本音で答えていく。モデルや女優として活躍する現役女子高生・莉子12月17日の初回ゲストには、kemioが登場! インフルエンサーのなったきっかけや将来の夢などについて語り合う。現代を生きる、若者たちの等身大のトークは、同世代の共感を集めるだけで無く、大人が聞いても発見や学びがあることばかり。莉子やkemioのファンのみならず、新しい視点や気づきに出会える貴重な機会となること間違いなしの番組なので、ぜひ、チェックしてみて欲しい。【番組概要】莉子のよくばりホームルーム配信スケジュール:初回 12月17日、第2回目 12月24日。1月以降は隔週木曜日18時に最新エピソードを公開。URL:*「お悩み相談」受付は、莉子のインスタグラム ストーリーズ(インスタグラム:@riko_riko1204)にて募集。>>その他のスポティファイの記事はこちらから
2020年12月09日現役女子高生モデルの莉子がパーソナリティーを務めるSpotifyオリジナル・ポッドキャスト番組『莉子のよくばりホームルーム』(隔週木曜日18:00配信)が、17日より配信開始する。SNSのフォロワー数合計240万人以上を誇り、同世代の支持を集める莉子が、毎回さまざまな分野で活躍するゲストを招き、飾らない会話を通じて18歳の現役女子高生として感じることをリスナーと共有していく。いま一番興味があることや最近起きた出来事について率直に意見を交わすほか、同世代のリスナーから事前にSNSで寄せられた悩みに本音で答えるコーナーも予定。初回ゲストには、Spotifyオリジナル・ポッドキャスト番組『Kemioの耳そうじクラブ』を6月より担当しているZ世代のアイコン・Kemioをゲストに招き、インフルエンサーになったきっかけや将来の夢について語り合う。莉子は「『声』で伝えるポッドキャストは、等身大の自分をより素直に表現でき、リスナーと共感しあうことができる」とポッドキャストの魅力を語り、配信時間の18時について「放課後や部活帰りにSNSをするように毎日の生活の中でこの番組を楽しんで欲しい」と込めた思いを明かす。さらに「同世代の方はもちろん、幅広い年齢層の方に愛されるホームルームになるよう、精一杯頑張りたいと思います!」と意気込みをアピールした。
2020年12月09日橋本環奈がWOWOWのドラマW初出演&初主演、葵わかな&吉川愛とともに連続ドラマW「インフルエンス」で友情が引き金となって犯した3つの殺人事件を共有する感動サスペンスに挑む。原作は、女たちの焦燥と決意を描き、雑誌連載中から社会に満ちる見えない罪、絡まった謎、緻密な心理サスペンスが話題となった近藤史恵による同名小説(文春文庫)。ある女性小説家のもとに「私と友人ふたりが犯した3つの殺人を小説にしてください」と、友梨と名乗る女性がやってくる。最初の事件が起こったのは、35年前の昭和の団地。高校生だった少女たちは2つの殺人事件を起こす。彼女たちを繋いでいたのは、友情か。それとも殺人の秘密か。だが、10年後、20代となった彼女たちは、さらに恐ろしい殺人計画を立てる。秘密を共有した3人の女性が目論んだ完全犯罪のトリック。その衝撃の結末とは…?主人公となる戸塚友梨役を演じるのは、ドラマW初出演で初主演に挑む橋本環奈。若い世代から絶大な支持を得る彼女は、幼いころから団地で育ち、本が好きで大人しい高校生から20代までの友梨に扮する。かつて、幼馴染の里子が祖父から性的虐待をうけていることを知りながらも負い目に感じており、暴漢に襲われた親友の真帆を守るために男を刺してしまう、という役どころ。これまでは天真爛漫で明るい役柄のイメージが強い橋本さんが、今回は秘密を抱え、影のある難役で新境地に挑む。その友梨が助けた親友・坂崎真帆を演じるのが葵わかな。両親の離婚を機に、友梨と同じ団地に越してくるが、プライドの高い母親と都会育ちの洗練された容姿や性格のためか周囲から孤立していた。そんな真帆に秘かに憧れを抱いていた友梨が彼女に声をかけたことで友情が生まれた。さらに、劣悪な家庭環境から非行に走った日野里子役を演じるのが吉川愛。幼いころは友梨と仲がよかったが、祖父から性的虐待をうけていることを知られ、以来疎遠となっていた。だが、友梨が暴漢を刺した際、なぜか里子が警察に逮捕されるーー。もともと原作を読んでいたという主演の橋本さんは、「全てのサスペンスの要素が詰まった作品だなと感じ入っていました」と明かし、「ドラマならではの要素も組み込まれていて友梨を演じる上で今までの演じてきた作品とはまた一味違っていてとても楽しみになりました」とドラマ化について語る。また、「葵わかなさんとは共通の友達もいるせいか初共演という感じもせず打ち解けた感じで臨めるのが嬉しい限り」と語り、吉川さんとは「映画で共演もしていて今回で2度目なんですが、その時もキャラの強い役を演じられていてその演技力がとても印象強く残っています」と言い、「時代と運命に翻弄されながら異質の友情で結ばれた3人の意外な結末や人間模様」に注目してほしいと語る。葵さんはこの2人との共演に「3人の世界をどう素敵に描けるかを考える日々」と語り、「キャラクターも持っているものも違う3人が“孤独”を通して共鳴している姿が、観てくださる方の目にさみしく、そして美しく映ると幸せです」と期待を込める。吉川さんは自身のキャラクター・里子を「強がりで本心を素直に表現できない」と語り、「友梨や真帆ともうまく関係を築けず、複雑な心情を抱えています」と表現。「橋本さんと葵さんとは2回目の共演なので、今から撮影が楽しみです」とコメントしている。連続ドラマW「インフルエンス」はWOWOWプライムにて放送予定(全5話)。(text:cinemacafe.net)
2020年12月06日岡田将生&志尊淳のW主演で贈る『さんかく窓の外側は夜』より、平手友梨奈が演じる“呪いを操る女子高生”非浦英莉可の圧倒的な存在感が感じられる場面写真が公開された。今回到着した場面写真は、未解決事件の調査を進めるうちに非浦英莉可にたどり着いた霊が視える男・三角(志尊さん)と英莉可が、初めて接触するシーン。またもう一枚は、刑事・半澤(滝藤賢一)に事件について問われ、慌てた英莉可が半澤に呪いをかけようとする場面だ。そんな平手さんについて岡田さんと志尊さんは、「普段はシャイでお茶目な女の子ですが、お芝居では“目が合うと離せなくなる”力強さもありました」、「強くて、ナイーヴで、愛があるところが、英莉可にリンクしていると思います」と絶賛し、監督の森ガキ侑大も「集中力がすごいし、瞬発力、目力みたいなものがエリカに合っている。芝居として見てもゾクッとする」とコメントしている通り、今回公開された写真でも、その鋭い目線と存在感が印象的に写し出されている。また、英莉可について「ほとんど全部共感した」と語る平手さんは、今回の役作りにおいて、あえて英莉可の部分しか台本を読まずに挑んだという。ほかの登場人物の動きや感情、物語の展開を知り過ぎてしまうと、演じる上で面白さが無くなり、新鮮味も無くなってしまうためだったそう。そんなこだわりが活かされ、劇中ではよりリアルで見応えのあるものが完成している。『さんかく窓の外側は夜』は2021年1月22日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:さんかく窓の外側は夜 2021年1月22日より全国にて公開©2021映画「さんかく窓の外側は夜」製作委員会©Tomoko Yamashita/libre
2020年12月03日学生時代、アルバイトをしていた人は多いでしょう。恵水さんは高校生だった頃、友人の紹介でガソリンスタンドのアルバイトをしたことがあるそうです。すでに数か月前から働いていた友人はその職場が大好きで、「すごく楽しい」とよく話していたといいます。しかし、実際に働き始めてみると…。ノリが全然合わない…!そのアルバイト先はスタッフ同士も仲がよく、活気に満ちあふれていました。しかし、アルバイトでそこまで深い人間関係を求めていなかった恵水さんには、職場の雰囲気が合わなかったようです。ちなみに、友人は本当にその職場が好きだったらしく、その後何年も続けていたとのこと。読者からは恵水さんに共感するコメントなどが寄せられました。・「金だけ欲しい」の気持ち、めっちゃ分かります。ただ、淡々とした環境がさびしい人にとっては、お金ももらえて楽しく過ごせる最高の職場なんでしょうね。・「世の中っていろいろな人がいて成り立っているんだな」としみじみ思いました。それにしても2か月近く続けられたのはすごい。・きっとこの職場の人たち、本当にすごくいい人たちではあるんだろうな。合う合わないの問題だけで。自分に合った環境が、ほかの人も居心地がいいとは限らないもの。いろいろな経験をしていくうちに、しっくりくる居場所を見つけられるのかもしれないですね。恵水さんの『ともだちに忍者が多い人のブログ』では、ほかにも日常を描いた面白い漫画を公開しています。興味のある人はぜひチェックしてみてください。ともだちに忍者が多い人のブログ[文・構成/grape編集部]
2020年12月01日東京・池袋を舞台に女子高生・澪(松本穂香)の恋と成長を描く青春ファンタジーアニメ映画『君は彼方』が、11月27日より公開となる。高校2年生の澪は、本気で努力することが苦手な性格だが、幼馴染の新(瀬戸利樹)と親友の円佳と、放課後は池袋で遊んで、それなりに楽しく生きていた。そんなある日、円佳に新のことが好きだと告げられたことで、自分も新の事が好きだったことに気づく。3人の関係が崩れることが怖く、自分の気持ちが言い出せないでいた澪だったが、ようやく思いを伝えようと決心し、新の元へ。だがその途中に交通事故に遭ってしまう。そして、気が付くと、目の前にはいつもとは違う不思議な世界が広がっていた――。瀬戸利樹は本作で声優に初挑戦。主人公・澪の幼馴染で、恋の相手でもある新(あらた)を演じた。澪に対して自分が好きだという想いを伝え、その想いをはぐらかされても澪のために奔走する新の姿は、瀬戸自身の真っ直ぐなイメージとも重なるが、本人は「似ているようで、似てない部分も多い」と言う。瀬戸はどのようにして本作と向き合っていったのか。そして、そこから受け取ったものは?一つひとつ思い返しながら、丁寧に語ってくれた。声優に初挑戦!――脚本を読んだときの感想を教えてください。初めて読んだときはシンプルで王道のストーリーなのですが、その中で二転、三転する出来事があって、そこが面白いな、という感想を持ちました。それでいて登場するキャラクターもすごく魅力的で。その時点ではどのキャラクターをどなたがやるかは決まっていない部分もあったので、これは誰がやるんだろう?って、想像をしたことを覚えています。――今回、声優は初挑戦でしたが、事前にどんな準備をしましたか?とにかく初めてで何をどうしたらいいかさえわからなかったので、出演が決まったときに、瀬名(快伸)監督に個人レッスンをしてください、とお願いしました。瀬名さんはご自身で声優もやられているので、そこで声優としての基礎を教えていただきました。(c)「君は彼方」製作委員会――レッスンでは具体的にどんなことをしたのですか?普段、僕は俳優をやっているので、演技をするときは自分で実際に動きながら声を出しているんですよね。なので、まずはそれと同じように、『君は彼方』の台本を、動きをつけてやってみる、というのをしました。そこから今度は動きを無くして声だけにすると、何が足りなくなるのか、というところで、声量や声域を意識するようにして。思っていた以上に、アニメだと声を出さないといけないんですよね。あと、実写とは違って、アニメでは声域が変わってしまうと、違うキャラになったように感じてしまう可能性が高くなるらしくて。なのでその部分は大事に、気を付けながら取り組みました。――最初に新の声を聴いたとき、瀬戸さんの声とはすぐには感じられませんでした。新には大人っぽい部分があるので、僕の地声よりは少し低いところをベースに作っていきました。なので収録では感情が入り過ぎると、新の声から外れてしまうこともあって。そうすると、自分でも、これは違ったな、と思うのですが、監督からも「もう1回」って言われて(苦笑)。でもそういう基準が自分でもわかってできていたことは良かったな、と思います。新は僕とは似ているようで、似てない部分も多い――新はどんな人だと思っていましたか?すごく真っ直ぐで素直な青年だなと思いました。僕とは似ているようで、似てない部分も多くて。僕は結構、奥手なところがあるんですけど(苦笑)、新は自分の伝えたいことはちゃんと言葉にするし、行動もするので、憧れる要素がたくさんありました。――瀬名監督からは新のキャラクターについて説明はありましたか?澪の幼馴染として真っ直ぐに愛おしいという気持ちを持っている、ということと、その新の素直さや、真っ直ぐさに、僕自身が持っているものを上手く使ってほしい、と。僕自身を吹き込ませてほしい、と言っていただきました。――瀬名監督から新役に瀬戸さんを起用した理由は聞きましたか?もともと瀬名監督の中に何人か新役の候補がいらっしゃったようなんですけど、その中の一人目として僕と食事をする機会を作ってくださって。そのときは本当に他愛のない世間話をしたんですけど、その食事会の最中に「君と一緒にやりたい」と言ってくださいました。それで後日、なぜ僕に決めてくださったんですか?って聞いたら、「新のように素直で真っ直ぐな人柄を感じて決めました」とおっしゃってました(照笑)。――瀬名監督は一緒に仕事をしてみて、どんな方だと思いましたか?第一に、愛のある素敵な方だな、という印象があります。作品やキャラクターに対してはもちろんなんですけど、それを演じる僕らに対しても愛をくださる方です。ラストシーンのアフレコのとき、最初、監督はベースの方にいたんですけど、いよいよラストシーンを録る、ってなったときに、僕と松本さんがいる録音ブースの方へ来てくださって。それで、ベースとブースをつなぐ音を切って、3人だけで話す時間を作ってくださいました。そこで改めてこの作品に対する想いや、僕らへの想いを話してくださって、瀬名さんのこの作品へ懸ける想いをひしひしと感じて。絶対に瀬名さんの期待に応えたい、という、その一心で挑みました。(c)「君は彼方」製作委員会――主人公・澪はどんな人だと感じましたか?めちゃめちゃ共感できました(笑)。澪は誰もが感じることを体現しているキャラクターだと思います。言葉にしないといけないことを、面倒くさいとか、恥ずかしいと思って避けてしまうところとか。――演じた松本さんはわりと思ったことをはっきりと伝えるタイプみたいですが。そうらしいですね(笑)。なので、そこは新と澪とは逆で、僕の方が澪に似ていて、松本さんの方が新に似ているのかなと思います。でも、自分の気持ちを伝えるのが恥ずかしい、と感じてしまう人の方が多数だと思うので、観る方は澪に共感してもらえると思います。――松本さんの印象も教えてください。僕の中でイメージをしていた澪の声が、松本さんの声そのものだったで、一緒にアフレコをして、その第一声を聞いた瞬間に「うわっ!澪だ!」って思いました。僕は声優のお仕事が初めてでしたが、松本さんは経験者ということもあって、さすがだな、と思う部分がありました。僕はしがみついていくだけで精一杯でした(苦笑)。2人のシーンを録る前に、瀬名監督が「エチュードをしよう」と言ってくださって。それでデートシーンを声だけじゃなくて、動きもつけてやるという時間があったので、そこでコミュニケーションも取れて緊張も解れました。監督には本当に感謝です。それをやれたか、やれなかったかで、たぶん劇中のデートシーンも変わってきたと思うので、良かったな、と思いました。大切な人に想いを伝えることは大事――本作は池袋の風景をリアルに再現しているところも見どころですが、瀬戸さんは実際にアニメを観て、どのように感じましたか?実際にある建物なども登場するので、それを知っている人は不思議な感覚になると思います。知らない方にも、この作品を通して“アニメの聖地”でもある池袋を知る機会となってくれたらと思います。僕自身、以前、池袋の周辺に住んでいたこともあって、思い出もある場所なので、そこが舞台になるのは嬉しかったです。――瀬戸さんにとっての思い出が詰まった場所はどこになりますか?地元の公園かな。すごく広いんですけど、遊具とかはあまりなくて、ただの敷地みたいな感じのところで。中学生の頃とか、僕自身は反抗期がなかったんですけど、友達の家出に付き合ってそこに泊まったり。僕は親ともケンカしていないし、悪いこともしていなんだけど、放っておけなくて(笑)。最近はなかなか帰れていないんですけど、地元の友達と遊びに行くときは、今でもその公園に集合したりもするので、すごく思い出深いです。――澪や新と同じ、高校時代での印象的な出来事はありますか?文化祭です。それも自分の学校のではなくて、友達の学校の文化祭に行くのが好きだった、というか、それを楽しみに高校生活を頑張っていました。僕、同じ高校の友達より、中学の頃からの友達とずっと遊んでいたので、高校は放課後にその友達たちと会うのが楽しみという感じで。ただそれに関しては後悔もあって、やり直せるならやり直したい、と思うくらい。なので、今、現役の学生の人たちには、本当に学生生活を楽しんでほしいな、と強く思います。後悔のない時間を送ってほしいです。大人になってしまうと、あの頃のようには遊べなくなってしまいますからね。――本作への出演が決まった際、“誰もが本来の自分を探すヒント、向き合える作品だと感じました”とコメントされていましたが、瀬戸さん自身がこの作品を通して、改めて自分と向き合ったところはありましたか?大切な人にしっかりと気持ちを伝える、ということは、改めて大事だと思いました。僕自身、仲がいい人ほど、照れくさくてなかなかそういう言葉を言えなかったりするので。なので、そういう人たちに感謝の気持ちを伝えたいな、と思いました。――実際に誰かに伝えましたか?親にはすぐに伝えました。ただ友達にはまだできていないです(苦笑)。でも映画が公開したら友達にも観てもらって、それで気持ちを伝えようかな、と思います。――本作はコロナ禍を経て、より作品に込められたメッセージが強くなった気がします。そう思います。このご時世になって、直接会うということが、そんなに簡単にできることではなくなってしまいました。だからこそ、会える時間を大事にして、気持ちを伝えてほしいな、と思います。――最後に改めて本作の見どころを教えてください。映像美はもちろんなのですが、やっぱり大切な人に想いを伝えることは大事なんだ、ということが一番に伝われば、と思っています。個人的には観ていただくのは楽しみでもあり、不安な気持ちもあるのですが、観たあとに、自分も大切な人に気持ちを伝えたい、と思ってもらえたら嬉しいです。――ちなみにアニメ好きの瀬戸さんとしての見どころは?殯(もがり/竹中直人)と澪のシーンです。アニメーションならではの画でもあると思いますし、ハラハラドキドキします。詳しくは言えないのですが、あのシーンはぜひ観てほしいシーンの一つです。「この声が瀬戸さん?」と一瞬、疑ってしまうほど、声優初挑戦にも関わらず、新というキャラクターになりきっていた瀬戸さん。“大切な人には、会えるときにその想いを伝えておく”という作品に込められたメッセージとともに、瀬戸さんが命を吹き込んだ新を劇場で感じてほしいです。取材・文:瀧本 幸恵映画『君は彼方』11月27日(金)全国ロードショー
2020年11月27日ホラー映画『ザ・スイッチ』が、2021年4月9日(金)に全国公開される。ホラー映画を牽引するブラムハウス最新作『ザ・スイッチ』は、『透明人間』『アス』『ゲット・アウト』など、数々のヒット作を手掛けてきたブラムハウス・プロダクションを率いるジェイソン・ブラムと、『ハッピー・デス・デイ』シリーズのクリストファー・ランドン監督がタッグを組んだ話題作品。女子高生と殺人鬼による“入れ代わり”を題材にした、新感覚の“ボディスイッチホラー”で更なる新境地をみせる。登場人物/キャスト主人公は冴えない女子高生物語の主人公となるのは、さえないスクールライフを送る女子高生のミリー。ある晩、とある事件に巻き込まれてしまったミリーは、連続殺人鬼となんと身体が入れ替わってしまうことに…。13日の金曜日中に解決しなければ一生元の姿に戻れないという絶体絶命な状況の中、ミリーは果たして自分の身体を取り戻すことができるのか?!気弱でさえない女子高生から、“中身”だけ殺人鬼になってしまったミリーを演じ分けたのは、『名探偵ピカチュウ』『スリー・ビルボード』で一躍スポットを浴びたキャスリン・ニュートン。身体が入れ替わってしまった後は、手当たり次第に殺戮を企てる“連続殺人”へと変貌する、そのパワフルかつ妖艶な姿に注目だ。女子高生と“ボディスイッチする”連続殺人鬼一方、女子高生のミリーと、身体が入れ替わることになる連続殺人鬼・ブッチャーを演じたのは、『ドッジボール』『サイコ』で知られる演技派俳優のヴィンス・ヴォーン。自らの身体を取り戻すために奮闘する“女子高生”を、中年の見た目にマッチしない可愛らしい仕草を交えながら、ポップに演じ分ける。主人公と奮闘する親友たちそのほか、ミリーの親友でしっかり者のナイラ役を、『ゴーストバスターズ/アフターライフ』のセレステ・オコナーが、ジョシュ役を『ザ・ゴールドフィンチ』のミーシャ・オシェロヴィッチが演じ、親友の身体を取り戻すべく、ミリーとともに奮闘する。全米初登場NO.1を記録!なお全米では、奇しくも“13日の金曜日”に一足先の公開となった本作は、全米初登場NO.1の好調なスタートを記録。またアメリカの著名映画評論サイト「ロッテントマト」でも、80%以上の高スコアを獲得するなど、早くも注目も集めている。作品詳細映画『ザ・スイッチ』日本公開日:2021年4月9日(金)※当初2021年1月15日(金)公開予定だったが延期となった。監督:クリストファー・ランドン製作:ジェイソン・ブラムほか出演:ヴィンス・ヴォーン、キャスリン・ニュートン、アラン・ラックほか原題:Freaky配給:東宝東和<ストーリー>女子高生のミリーは、今日も憂鬱な一日をやり過ごそうとしていた。家では夫と死別した悲しみを紛らわすかのようにアルコールに溺れる母と、警察官の姉の板挟み。学校では、嫌がらせのターゲットにされ、我慢を強いられる日々。親友のナイラ、ジョシュと過ごす時間が、わずかな慰めだった。その日の夜、アメフトの応援後に無人のグランドで、母の迎えを待っていたミリーに、邪悪な影が忍び寄る。連続殺人鬼ブッチャーが、鳴り響く雷鳴とともに短剣を突き刺したとき、異変が起こる。ふたりは入れ替わってしまったのだ。24時間以内に入れ替わりを解除しなければ一生元の身体に戻れない状況の中、殺戮を企てるブッチャーからミリーは身体を取り戻すことはできるのか? 女子高生と連続殺人鬼がぶつかり合う、長い長い夜が幕を開けようとしていた……。
2020年11月22日気弱で冴えない女子高生と中年男の連続殺人鬼の入れ替わりを描くホラー映画『ザ・スイッチ』より、新たな場面写真が到着した。女子高生ミリーは、家では夫と死別した悲しみを紛らわすかのようにアルコールに溺れる母と、警察官の姉の板挟み。学校では嫌がらせのターゲットにされ、我慢を強いられる日々。親友のナイラ、ジョシュと過ごす時間がわずかな慰めだった。その日の夜、ミリーに邪悪な影が忍び寄る。連続殺人鬼ブッチャーが鳴り響く雷鳴とともに短剣を突き刺したとき、異変が起こり、ふたりは入れ替わってしまう。24時間以内に入れ替わりを解除しなければ、一生元の身体に戻れない――。11月13日(金)に2,472館で公開され、371万ドルを稼ぎ全米初登場No.1スタートとなった本作(BOX Office Mojo調べ)。ロッテントマトではトマトメーターが85%フレッシュ、オーディエンススコアが82%と共に高評価を獲得(11月16日19時現在)し、“ホラーの帝王”スティーヴン・キングも予告編だけで「(主演の)ヴィンス・ヴォーンはアカデミー賞もの!クソ素晴らしい!」と大絶賛している。今回公開された場面写真では、キャスリン・ニュートン演じるミリーと連続殺人鬼ブッチャー(ヴィンス・ヴォーン)が入れ替わる2人のビフォーアフターが切り取られた。見た目は中年男、中身は女子高生となったミリー。親友と自分の身体を取り戻そうとブッチャーを探す一方で、見た目はJK、中身は殺人鬼のブッチャーは、赤のレザージャケットにメイクもバッチリ決め、クラスメイトも驚くほどの大変身を遂げる。また、チェーンソーを構え、『悪魔のいけにえ』を彷彿とさせる場面写真も公開された。『ザ・スイッチ』は2021年1月15日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2020年11月18日ケネス・ブラナー主演・監督の映画『ナイル殺人事件』とライアン・レイノルズ主演×ショーン・レヴィ監督『フリー・ガイ』が、アメリカ本国での公開延期にともない、日本公開も延期されることになった。10月23日から延期となり、12月18日に劇場公開を予定していた『ナイル殺人事件』は2021年に劇場公開予定。また、2021年1月8日(金)と発表されていた『フリー・ガイ』も2021年劇場公開予定となっている。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ナイル殺人事件 2021年劇場公開予定©2020 20th Century Studios. All rights reservedフリー・ガイ 2021年劇場公開予定©2020 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.
2020年11月12日12月にBunkamuraシアターコクーンにて上演される椎名桔平主演舞台「オリエント急行殺人事件」のビジュアルが公開された。雪に閉ざされた豪華列車で起こる密室殺人事件。容疑者は全乗客――。このアガサ・クリスティの有名すぎる物語を、河原雅彦演出でこの冬舞台化。椎名さんが名探偵ポアロを演じるほか、アンドレニ伯爵夫人役を松井玲奈、鉄道会社重役・ブーク役を松尾諭、秘書ヘクター・マックイーン役を室龍太(関西ジャニーズJr.)、家庭教師メアリー・デブナム役を本仮屋ユイカ。ほかにも、粟根まこと、宍戸美和公、中村まこと、マルシア、高橋惠子が出演する。今回到着したビジュアルでは、ポアロを中心に、そんな一癖も二癖もある乗客たちの姿が写し出されている。なお、チケットは11月15日(日)10時より各プレイガイドにて一般発売がスタートする。舞台「オリエント急行殺人事件」は12月8日(火)~27日(日)Bunkamuraシアターコクーンにて上演。(cinemacafe.net)
2020年11月10日エッセイ漫画を描いている稲(inasan_mainichi)さんは、フォロワーから寄せられたエピソードを漫画化し、Instagramに投稿。反響を呼んでいます。フォロワーのウランさんが高校1年生の頃のこと。帰宅して、家の駐輪場に自転車を停めている時に、見知らぬ男に声をかけられました。「市役所の場所を知りたい」と道を聞いてきた男は、なんだか慌てて困っている雰囲気で…。口頭で市役所までの道を伝えたウランさんでしたが、男は「分からない。車に乗って案内してほしい」といいます。さすがに断ったウランさんでしたが、男の困った様子を気の毒に思い、承諾してしまいます。この時、家族は不在で頼ることができなかったそうです。車に乗って市役所へ向かった2人でしたが、男は近くまでくると、急に真顔になり車を加速。そしてとんでもないことをいい出すのです…。恐怖のドライブ「高校に行きたい」「工場で用事がある」と行先を次々と変え、ウランさんを連れ回した男。ウランさんは恐怖のあまり硬直。なんとか携帯で友達に連絡するも、男が戻ってきてしまい、逃げるチャンスを失ってしまったそうです。そして、お礼がしたいと気持ち悪すぎる提案をしてきた男。ウランさんは絶体絶命のピンチに陥りました。絶体絶命のピンチに女子高生は?なんとか平静を装い、速やかに車から降りて脱出したウランさん。男は「車で送っていく」といいましたが、断るとそれ以上は追ってきませんでした。その後、無事に帰宅したウランさんは家族に話し、警察に連絡。2か月後、犯人逮捕の連絡が入ったそうです。犯人の男は同じ手口で別の女の子を連れ回し、女の子が車のナンバーを覚えていたことから、逮捕につながったといいます。読者からは、「ゾッとした」という声が多数寄せられました。・無事で本当によかった!「車に乗って」は信用しないに越したことはないですね。・逮捕されてよかった…。娘がいる身としては怖くて仕方なかったです。・怖いし気持ち悪いし、最悪ですね…。一生地面とキスしていてほしい。・背中がゾワゾワしました。無事でよかった。相当怖かったでしょう。ウランさんは、車に乗ってしまったことを後悔。心に傷を負いながらも注意喚起になればという想いから、今回の体験談に応募してくれたそうです。「知らない人の車に乗ってはいけない」と頭で分かっていても、実際にすごく困った様子の人を目の当たりにしたら、助けてあげようと思う人は少なくないのかもしれません。親切心に付け込んだ卑劣な犯行は、本当に許しがたいものです。身を守るため、こうした恐ろしいケースもあることをしっかり意識しておきたいですね。[文・構成/grape編集部]
2020年10月08日映画『サマーフィルムにのって』が、2021年8月6日(金)に全国公開される。“時代劇マニア”の女子高生監督が映画制作に挑むSF青春ストーリー映画『サマーフィルムにのって』は、時代劇を溺愛する女子高生が、監督として時代劇の制作に挑む姿をSFやアクションの要素を取り入れながら描いた青春映画だ。主演は元乃木坂46・伊藤万理華主演は、2017年に乃木坂46を卒業し、以降、映画『賭ケグルイ』などをはじめ、ドラマや舞台など活躍の場を広げる伊藤万理華。本作で伊藤が演じるのは、時代劇に夢中になる女子高生監督・ハダシ。高校の文化祭での上映を目指し、仲間と共にひと夏の映画作りに熱中する様子をキュートに演じ切る。映画制作を進めていく中でハダシの前に現れる理想の武士役で、未来から来た少年・凛太郎を、『家族のはなし』に出演したほか、「腐女子、うっかりゲイに告る」でNHK初主演を果たした金子大地が担当。また、ハダシの幼なじみ・ビート板を河合優実、ブルーハワイを祷キララが務めるなど、フレッシュな若手俳優達が名を連ねている。監督は松本荘史、脚本は三浦直之監督は、これまでドラマやCM、MVなど幅広く手掛け、本作で長編デビューを飾る松本壮史。脚本は、「腐女子、うっかりゲイに告る」でも脚本を務めた劇団「ロロ」主宰の三浦直之が担当する。【詳細】『サマーフィルムにのって』公開日:2021年8月6日(金)監督:松本壮史脚本:三浦直之、松本壮史キャスト:伊藤万理華、金子大地、河合優実、祷キララ、板橋駿谷、甲田まひる、ゆうたろう、小日向星一、池田永吉、篠田諒配給:ファントム・フィルム■『サマーフィルムにのって』あらすじ勝新を敬愛する高校3年生のハダシ。キラキラ恋愛映画ばかりの映画部では、撮りたい時代劇を作れずにくすぶっていた。そんなある日、彼女の前に現れたのは武士役にぴったりな凛太郎。すぐさま個性豊かな仲間を集め出したハダシは、文化祭でのゲリラ上映を目指すことに。青春全てをかけた映画作りの中で、ハダシは凛太郎へほのかな恋心を抱き始めるが、彼には未来からやってきたという秘密があった――。
2020年10月08日