今回は、物語をもとにしたクイズを紹介します!クイズの解答を考えてみてくださいね。【LINE】営業成績がよかったのに…主人公はとある企業で働くサラリーマンです。営業成績も社内2位にのぼり、順風満帆な生活を送っていました。ある日突然、上司から営業成績について褒められ…。さらには上司から休みの提案を受け、主人公は2週間の休みを申し出ます。すると上司は快諾し「一生休暇でもいい」と言い放ちました。クビを言い渡され…出典:Youtube「スカッとドラマ」そして上司は「あなたは、今日でクビね」と言い…。まさかの発言に主人公は「はい!?」と驚愕します。問題さあ、ここで問題です。主人公はなぜクビになったでしょう?ヒント上司は主人公の売上が伸びた本当の理由を知っていました。みなさんは答えがわかりましたか?正解は…出典:Youtube「スカッとドラマ」正解は「契約社員の営業成績を奪ったから」でした。「なんでそうなるんですか!?」と上司を問い詰める主人公。その後、上司に不正がばれていたことを知り、絶望する主人公でした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(lamire編集部)
2024年04月07日この漫画は書籍『すべては子どものためだと思ってた』(著者:しろやぎ秋吾)の内容から一部を掲載しています(全16話)。 ■これまでのあらすじ徐々に成績が下がり始めたこうた。勉強時間を作ろうとスケジュールを見てもこれ以上削れるところはなく、ただ一つあるとすれば、こうたが楽しく続けてきた空手の時間しかありませんでした。中学受験のことで頭がいっぱいのくるみは、情報収集に躍起になりスマホばかり見ていつの間にか家のことが疎かになっていました。そんなくるみを見た夫のけんじが「そんなに受験が大事か?」と不満を爆発させ…。「家族も生活もこうたの日常も犠牲にしている」と夫に責められても、こうたに「普通の幸せ」をつかんでほしいくるみには、けんじの言葉は届かなかったのでした。勉強に集中させるため、余計なものをすべて排除しようとするくるみ。空手ができない悔しさをバネに勉強をがんばれと言うのですが…、自分の好きなものをどんどん奪われていくこうたは次第に追い詰められていきます。自分が一緒に伴走することで、こうたを良い方向に導けると信じているくるみは、強引なやり方でこうたを支配していくのでした。次回に続く(全16話)「すべては子どものためだと思ってた」連載は7時更新! 『すべては子どものためだと思ってた』 著者:しろやぎ秋吾(KADOKAWA) 「すべては子どものためだと思ってた」はこちら 未熟児で生まれた長男・こうたは、体が弱く大人しい性格。小学校内のクラスメイトからこうたが下に見られがちであることを知ってた母・くるみは、こうたに普通の生活を手に入れて欲しいという思いから中学受験を決意しますが、その決断が後に家庭を犠牲にしてしまうことになるとは思ってもいなかったのでした。
2024年03月14日皆さんは、上司の言動に悩んだ経験はありますか? 今回は「他人の売り上げを奪う上司」にまつわる物語とその感想を紹介します。仕事を頑張っていて…家具を販売する会社で、派遣社員として働いている主人公。営業成績を伸ばすため、販売員の勉強をして努力していました。そして実際売り上げは伸びるのですが、なぜか営業成績は低く…。不思議に思っていると、上司が主人公の売り上げを横取りしていたことが判明します。上司の不自然に伸びる営業成績の原因が分かり、主人公は激怒。「私、知ってるんですよ」と上司を問い詰めます。そして「今までも同じ手口で売り上げを奪ってきたんじゃないですか?」と尋ねると…。開き直る上司出典:Youtube「スカッとドラマ」「それのなにが悪いんですか?」と開き直った上司。あまりにひどい上司の態度に、主人公は絶望しました。その後、上司はマネージャーに売り上げを褒められます。そして「頑張ったから今月休んでいい」と言われたのでした。読者の感想努力している主人公の売り上げを奪うなんて、上司の行動を許せないと感じました。問い詰めてもまったく反省せず開き直る上司に、イライラしますね…。(50代/女性)人の売り上げを横取りする上司はとても悪質ですね。勉強していた主人公の努力が報われないことを残念に思いました。(30代/女性)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(lamire編集部)
2024年02月29日皆さんは、職場関係の悩みはありますか? 今回は「突然クビを言い渡された男性」にまつわる物語とその感想を紹介します。好調な営業成績家具店で営業の仕事をしている主人公。今月は営業成績が好調で、先月の2倍売り上げていました。成績を見た上司は、主人公に「今月は少し休んでいいよ」と提案します。それを聞いた主人公が上機嫌で「2週間休みとっていいですか?」と答えると…。上司は「もちろん」と伝えた後…。クビを告げられる出典:Youtube「スカッとドラマ」上司から「一生休暇でいいわ」と言われ「はい!?」と驚く主人公。実は主人公はほかの社員の売り上げを自分の売り上げにして成績を上げていて、上司もそのことに気づいていたのです。突然クビを告げられた主人公は「なんでそうなるんですか」と反論するのでした。読者の感想人の売り上げを自分のものにしていたなんてひどいですね。上司がそのことに気づいて処罰してくれてよかったです。(20代/女性)人の売り上げを自分のものにして評価を得ても嬉しくないと思います。クビになるのは当然のことなのにもかかわらず、反論する主人公の気が知れません。(30代/女性)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(lamire編集部)
2024年02月21日今回は【お父さん、これ浮気でしょ?】を紹介します。夫の提案で、娘に家庭教師をつけることにした主人公。すると、娘の成績はアップし、家庭教師をつけたことを正解だとおもった主人公。しかし…ある日から娘の様子がおかしくなります。「先生に教わるのをやめたい」そう伝えてきたわけとは…成績が上がったのに…なにか隠してることあるでしょ?娘から伝えられた真実お父さんの目普通じゃない娘の発言で、衝撃の事実が発覚…。いつもと違う父親の姿を見てしまうと、なにかを感じ取ってしまうでしょう。涙の告白に、主人公もつられて泣いてしまいます。さらに、娘の告白は続いて…。作画:あざれあ原案、編集:愛カツ編集部
2024年02月21日皆さんは、仕事で上司に褒められた経験はありますか? 今回は「突然クビになった理由」にまつわる物語とその感想を紹介します。営業成績が伸びて…営業の仕事をしている主人公。今月、営業成績が先月の2倍になりました。すると上司から連絡がきて…。上司に褒められ…出典:Youtube「スカッとドラマ」「よく頑張ったわね」と褒められ、喜んだ主人公。そして「今月は少し休んでいいわよ」と休みを許可してもらえました。しかし直後「あなたのポジションもうないから。一生休暇でもいいぐらいよ」と言われ、クビを告げられます。まさかの展開に、主人公が「はい…?」と唖然としていると…。上司に「あなた同僚から営業成績をもらったわね?」と言われてしまいます。実は同僚の売り上げを、自分の売り上げにカウントしていた主人公。上司には、その悪事がすべてバレていたのでした。読者の感想他人の努力を自分の手柄にするなんて、主人公の卑怯な手口に呆れますね。上司がきちんと把握してくれていたことで、同僚の努力が報われてよかったと感じました。(40代/女性)突然「一生休暇でもいい」とクビ同然のことを言われたらびっくりしてしまいますよね。しかし原因が主人公の悪事だと分かり納得しました。(30代/女性)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(lamire編集部)
2024年02月05日今回は、物語をもとにしたクイズを紹介します!クイズの解答を考えてみてくださいね。※この物語はフィクションです。成績が下がった娘にイライラエリートサラリーマンの夫と結婚した主人公。娘も優秀で、自分の家族を誇りに思っていました。しかし中学生になった娘は成績が下がってしまいます。そんな娘を他の成績優秀な娘の友人と比べるようになり、次第にイライラしてしまう主人公。ここから主人公の異常行動が始まるのでした…。娘のスマホを…出典:あしたのLaw〜スカッとする漫画動画〜友人と連絡を取っていたというだけで娘を怒鳴りつける主人公。さらに、目の前で娘のスマホを叩き割るという暴挙に出ました。ここでクイズ娘のスマホを壊した主人公は、この後どうなったでしょうか?ヒント!このときの様子を見ていた人物がいました。夫が現れて…出典:あしたのLaw〜スカッとする漫画動画〜正解は…正解は「様子を見ていた夫と夫婦喧嘩になった」でした。主人公の異常行動を見ていた夫は「子どもにだって人権はある!」と娘をかばいます。そして主人公と夫の言い合いは夫婦喧嘩に発展してしまうのでした。イラスト:あしたのLaw〜スカッとする漫画動画〜※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。(Grapps編集部)
2024年01月13日皆さんは、ママ友に呆れた経験はありますか?今回は、子ども相手にマウントをとるママ友に呆れたエピソードを紹介します。イラスト:アカネよい成績をとった子どもママ友のマウント…言い返すも引かず…すべて聞き流す女性子ども相手にマウントをとるママ友。相手を思いやる気持ちを忘れずに良好な関係を築いていきたいですね。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。(CoordiSnap編集部)
2023年11月12日「絶対100%合格塾」に通っていた小学生のつむ田さんは、ある日、成績トップの良子ちゃんに悪口の手紙を書いた犯人にされてしまいます。泣きながら「自分じゃない」と否定するのですが、先生は信じてくれず、その日からつむ田さんに嫌がらせをするようになっていったのでした。そんなある日、つむ田さんを下のクラスに落とすためだけに、テスト直前にテスト範囲を変えるなどの不正をしたオイカリ先生。後日たまたまオイカリ先生の不正について、生徒たちが話しているのを別の講師が聞いたことで事態は急変。塾内でこの事実が明らかになると、塾長は大激怒。オイカリ先生はしばらく自宅謹慎を言い渡されたのでした。「終わった……俺の人生」そんなことを思いながら、自分の荷物をまとめていると、1枚のメモが出てきました。そのメモを見て、良子ちゃんの存在を思い出したオイカリ先生は、良子ちゃんの家に電話をかけることに。 最初は良子ちゃんお母さんに断られていたものの、なんとか良子ちゃんにつないでもらえたオイカリ先生。すると、良子ちゃんから「悪口の手紙を書いたのは自分です」という衝撃の事実が語られました。さらに、手紙を書いた理由は、オイカリ先生が良子ちゃんの成績しか見ていなかったことにあったのでした。 良子ちゃんは捨て台詞を吐くと、一方的に電話を切ってしまったのでした。 オイカリ先生がいなくなると、良子ちゃんは塾に戻ってきて… オイカリ先生が塾からいなくなると、すぐに戻ってきた良子ちゃん。 「すげー休んでたのに」 「良子ちゃんまた1位じゃん」 塾をずっと休んでいたにもかかわらず、成績は変わらず1番なことにザワザワするクラスメイトたち。 良子ちゃんはつむ田さんを見つけると、「ちょっといいかな?」と声を掛けました。 「……ごめんね」 2人きりになると、真っ先に謝ってきた良子ちゃん。 しかし、つむ田さんの本音は"許せない"といものだったのです。 その日の夜、つむ田さんは家に帰ると、お母さんに塾をやめていいか相談をしたのでした。 良子ちゃんから謝罪を受けたものの、"許せない"という気持ちが強かったつむ田さん。良子ちゃんも、まさかつむ田さんにこんなに迷惑をかけることになるなんて思っていなかったと思うのですが、現実はオイカリ先生から目の敵されて頻繫に嫌がらせを受けるなど、かなり迷惑がかかってしまっていましたよね。つむ田さんが「許せない」と思うのも無理はないと思うので、塾を辞めるという選択に両親が理解を示してくれることを願います。著者:マンガ家・イラストレーター ツムママ
2023年08月09日「絶対100%合格塾」に通っていた小学生のつむ田さんは、ある日、成績トップの良子ちゃんに悪口の手紙を書いた犯人にされてしまいます。泣きながら「自分じゃない」と否定するのですが、先生は信じてくれず、その日からつむ田さんに嫌がらせをするようになっていったのでした。そんなある日、つむ田さんを下のクラスに落とすためだけに、テスト直前にテスト範囲を変えるなどの不正をしたオイカリ先生。後日たまたまオイカリ先生の不正について、生徒たちが話しているのを別の講師が聞いたことで事態は急変。塾内でこの事実が明らかになると、塾長は大激怒。オイカリ先生はしばらく自宅謹慎を言い渡されたのでした。「終わった……俺の人生」そんなことを思いながら、自分の荷物をまとめていると、1枚のメモが出てきました。そのメモを見て、良子ちゃんの存在を思い出したオイカリ先生は、良子ちゃんの家に電話をかけることに。 最初は良子ちゃんお母さんに断られていたものの、なんとか良子ちゃんにつないでもらえたオイカリ先生。すると、良子ちゃんから「悪口の手紙を書いたのは自分です」という衝撃の事実が語られたのです。さらに、その手紙を書こうと思ったのか、理由も話し始めて……? 「怖かった」女子生徒の本音を聞いた先生は…? 「先生が私を褒める度に、頭をなでる度にすごく怖かった」 「成績が落ちたら私なんか価値がない……だから自分で手紙を書くしかないと思ったんです」 良子ちゃん言葉にうろたえるオイカリ先生。 「価値がない?自分で書いた?ちょっと待てよ……。なぁ、本当のことを教えてくれ。あれはつむ田が書いたんだろ?」 「あの日俺がそう聞いたとき、否定しなかった……よな?」 「つむちゃんが書くわけないじゃないですか。だって私たち友だちですよ?」 「お前たちそんな仲良くなかっただろ!」 その言葉を聞いた良子ちゃんは、オイカリ先生は自分の成績だけしか見ていなかったことを指摘。 「先生のこと、もう……好きじゃないです」 そう言うと、電話を切られてしまいました。 (俺は夢でも見てたのか?) オイカリ先生の受話器からは、虚しくツーッ、ツーッという音だけが響いていたのでした。 良子ちゃんの塾へ行くのが嫌だった原因は、生徒の成績しか見ていなかったオイカリ先生にありました。良子ちゃんも塾の担任が変わり、オイカリ先生と話すのもこれが最後ということで、意を決して真実を話してくれたのだと思います。無意識にそこまで生徒を追い込ませてしまっていたオイカリ先生。さらに、自分の思い込みにより、もうひとりの生徒も深く深く傷つけてしまいました。このことを深く反省し、心を入れ替えてほしいです。著者:マンガ家・イラストレーター ツムママ
2023年08月08日■前回のあらすじ受験に対して母と反対の意見を持っていた父は、私を不憫に思っていたのか受験勉強の合間に遊びに連れ出してくれました。しかし、いざ父に助けを求めようとしたら、父も私の味方ではないと発覚!完全に精神面で崩れてしまった私の成績は落ちていくばかりでした。時期的にも成績を落としている場合ではない、本番へのカウントダウンが始まるタイミングです。■どんどん落ちていく成績春先の模試でA女子中を狙えていたような高い成績は見る影もなく、第一志望のA女子中はおろか、第二・第三志望の学校もほとんど合格が見込めないような状態まで落ち込んでいました。もちろん母はこのボロボロの結果に激怒し…。優秀な友だちが目指す学校を引き合いに出しては、怒鳴りました。友だちが受験する予定の名門校や御三家レベルの学校に匹敵するA女子中に合格しなければ、「恥ずかしくて学校に行かれない」とまで言われたことも。レベルの高い学校の名前は、見栄を張るためのブランド品ではないのに…。 ■ハードスケジュールとプレッシャーでついに!?「もっと上の成績を出せるようにしないと」と怖い顔で言う母を前に、もう間違っても「受験を辞めたいだなんて言えない」状況でした。この悲惨な結果が出た後、これまで以上のハードスケジュールに加えて、重すぎるプレッシャーとともに受験生活を続けていると…。学校に行く前、身支度を整えようと洗面所の鏡の前に立ったとき、体に異変が起こっていることに気づきました。次回に続く(全16話)毎日10時更新!
2023年07月13日「絶対100%合格塾」に通っていた小学生のつむ田さんは、ある日、成績トップの良子ちゃんに悪口の手紙を書いた犯人にされてしまいます。泣きながら「自分じゃない」と否定するのですが、先生は信じてくれず……。そして、先生はつむ田さんに対して嫌がらせをするようになったのでした。以前お母さんに塾の先生のことを相談したつむ田さん。しかしお母さんがお父さんに相談すると、夫婦ゲンカに発展してしまうという事態に……。そのため、「もう誰にも言わない」と心に決めたつむ田さんは、先生の嫌がらせにも必死に耐え、つらい日々を送っていました。そんなある日、塾の廊下の貼り紙で自習室があることを知ったつむ田さん。廊下で会ったコワモテ先生に、声をかけられたことがキッカケで、自習室に足を運んでみることに……。 すると、そこでコワモテ先生に勉強を教えてもらうことになったのですが、次第に成績が上がっていったのでした。そして後日、塾長がコワモテ先生を褒めている所を目撃したオイカリ先生。塾長にすり寄ると、自分も褒めてほしいと言わんばかりに、猛烈なアピールを始めて……? 「俺のことも褒めろ!」塾長にアピールするも、冷たくにあしらわれ… 塾長にすり寄ったものの、バッサリとあしらわれたオイカリ先生。 「やだなー……そんなことないですよぉ」 「つむ田くん頑張って上のクラス上がったから、期待してたのに、最近調子悪そうで心配してましてね」 実はつむ田さんの成績を心配していたという塾長。 「だからコワモテ先生が自習室でフォローしてくれて私の期待通り成績が伸びてホッとしましたよ!」 さらに、塾長は「コワモテ先生の時代を作りましょう!」と言いながらコワモテ先生の手を取ったのです。 しかし、コワモテ先生は、クールに「あの……。私が好きで自習室に行ってるんで」と返答。 コワモテ先生の返答を聞いた塾長は、「今期の評価は期待しておいて!」と目を輝かせながら口にしたのでした。 そんな2人のやり取りを目の前で見ていたオイカリ先生。 (そのポジションは俺だったのに、どうして……こうなった?) 内なる怒りが、ふつふつと沸き上がって行ったのでした。 塾長に媚びを売るオイカリ先生に対して、塾長にクールに対応するコワモテ先生。オイカリ先生は、評価にこだわっているのが目につきますが、コワモテ先生はあまり評価などは気にしていない印象を受けました。さらに、「自分の好きで自習室に行っている」と言っていましたが、"やる気のある生徒に向き合いたい"と、生徒に教える熱意を感じ、オイカリ先生にないものを感じました。著者:マンガ家・イラストレーター ツムママ
2023年06月02日「絶対100%合格塾」に通っていた小学生のつむ田さんは、ある日、成績トップの良子ちゃんに悪口の手紙を書いた犯人にされてしまいます。泣きながら「自分じゃない」と否定するのですが、先生は信じてくれず……。そして、先生はつむ田さんに対して嫌がらせをするようになったのでした。以前お母さんに塾の先生のことを相談したつむ田さん。しかしお母さんがお父さんに相談すると、夫婦ゲンカに発展してしまうという事態に……。そのため、「もう誰にも言わない」と心に決めたつむ田さんは、先生の嫌がらせにも必死に耐え、つらい日々を送っていました。そんなある日、塾の廊下の貼り紙で自習室があることを知ったつむ田さん。廊下で会った知らない先生に、「勉強が好きなら、頑張ってみてもいいんじゃない?」と声をかけられたことが後押しとなり、自習室に足を運んでみることに……。 すると、そこで先生に勉強を教えてもらうことになったのですが、分からない所の理解が深まると、「勉強がすごく楽しい!」と思うようになって……? 勉強を教えるのがじょうずな先生のお陰で、勉強が楽しくなって… 「先生すごい! 魔法みたい!」 先生の教え方のうまさに感動するつむ田さん。 「別に先生ならこれくらいできて普通だよ。受け持ちの生徒からはそんなこと言われたことないし……」 「先生……すごいのにね」 先生のことを褒めながらも、つむ田さんは次の問題を解き始めることに。 そしてこの日以降も自習室で勉強するという習慣は続き、いつの間にかつむ田さんの頑張りは成績にも反映されるようになったのです。 「いやーコワモテ先生が自習室で教えている生徒のつむ田! 最近本当にすごいですね!」 「ここまで結果が出るなんて私も鼻が高い!」 すると、隠れながらも2人の会話を盗み聞きするオイカリ先生の姿が……! (くそぉーコワモテの野郎、塾長からベタ褒めだと?1人で得点稼ぎやがって……) 塾長に褒められているコワモテ先生に対して、オイカリ先生は心の中で怒りを爆発させるのでした。 自習室での頑張りが、成績にも反映されるようになったつむ田さん。勉強は本人のやる気はもちろん大事ですが、教え方がうまい先生に教わるというのも1つの成績アップの秘訣なのかもしれませんね。コワモテ先生と自習室で勉強をする機会に恵まれ、本当によかったです。著者:マンガ家・イラストレーター ツムママ
2023年05月08日子どもの成績がいいと親も鼻高々ですよね。今回は、受験校でマウントをとるママ友のエピソードです。ママ友の子どもは難関校に合格私が息子の推薦入試で不安になっていると偏差値が低い高校があるから…?うちの子はもっと上を狙える成績ですが…?このようなマウントをとられると、付き合いたくなくなってしまいますよね。自慢したい気持ちが溢れすぎてて、モヤモヤしてしまいます。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
2023年04月29日仕事や家事、育児に追われる日々の中で、自分のために何かしたいと常々思っていました。一方で、子どもたちの成績についてもどうしたものかと悩んでいたのですが、そんなときに「親も何かを勉強する姿を子どもに見せたほうが良い」というネット記事を見つけました。そこで自分のため、遠回しに子どものため、昔から好きだった英語学習に挑戦することにしました。40代でも英語力は上達するのか、英語学習の体験談です。★関連記事:「うそだろ…」保育園激戦区への引っ越しで大ピンチ! #39歳の母が保育士試験に挑戦 1家事をしながら英会話動画を聞き流す今まで機会があれば外国人に英語で話すことに挑戦していました。でもいつの間にか英語を使うことを断念して、身振り手振り、日本語で会話してしまうことばかりに。YouTubeにはいろいろな動画があり、ひたすら英語を聞く動画もあれば、いろいろな言い回しを学ぶことができる動画もあります。その時々によって好みの動画は変わるのですが、何もしないよりは何でもためになると思い、夜に風呂場で洗濯を干しながら動画を聴いています。それと、聴いているだけではなかなか覚えられないので、食卓の下に雑記帳を置いておいて、時間があるときは覚えたい言い回しをメモしたり、気になった単語も書き写したりして、ふと気になったときに見返したりしています。また、私が覚えたい言葉を子どもに向かって、英語で話しかけるように。最近は私が言葉に詰まっていると、子どもから「それは〇〇って言いたいんでしょ?」と教えてもらうことも。ほんの1フレーズの大して難しくもない言葉でも私はなかなか覚えることができませんが、子どもの記憶力の良さには脱帽。ひと言覚えたところで英会話力が上がるとも思えませんが、何もしないよりは挑戦することに意義があるはずだと信じています。オンライン英会話教室に家族で挑戦!最近、英語で誰かと話す機会がなくなってしまったこと、子どもたちも小学校で英語の授業がスタートしたこと、コロナ禍で習い事もオンラインでおこなえるようになったことから、家族で利用できるオンライン英会話教室に入ることにしました。フィリピンの先生との英会話で、月々一定の料金で、登録すれば家族の誰でも利用でき、誰か1人が1日1回利用できるシステムです。送迎の必要もなく、1対1で25分間しっかり会話できるところがとても良く、家族で楽しみながら受講しています。ここ数年コロナ禍で学級閉鎖も度々あり生活リズムが崩れやすかった子どもたちも、どこにも行けない状況下でもオンラインで自分の決めた時間に学習できる機会があったのはありがたかったです。ただ予約を取る私に余裕がないとうまく接続ができなかったり、つい予約を取り忘れてしまったりして、受講しない期間もかなりあったのはもったいなかったのですが……。子どもたちは楽しみながら前向きに取り組めるようになってきているので、今年は私も含めそれぞれが決めた曜日に受講を継続する!というのが目標です。英会話学習アプリELSAで発音チェックたまたま見たYouTubeで発音改善に「ELSA」というアプリに触れられており、早速ダウンロードしてみました。このアプリは毎日英語学習の時間をリマインドしてくれるので、継続的な学習をするのに大変役立ちます。世界的に使われているアプリだそうで、各国の言葉でアプリの説明を読むことができるので、私の場合は日本語で説明を読めて内容をよく理解することができました。当初そこまで発音が良くなるのかと疑問に思っていましたが、自分の発音をAIがチェックして採点してくれるので、毎日学習していて楽しいのです。回数を重ねれば重ねるほど、留学経験のない40代の私でも発音が良くなっていくのがわかり、それが点数化されるので励みになります。こまかい発音をチェックしてくれるので今まで気にしたこともなかった口の動きも意識するようになり、苦手だったLとRの発音ができるようになったような気が。口の動かし方で発音が段違いに良くなることにびっくりしています。アプリを開くと毎回課金の画面が出ますが、無料範囲内でも十分満足感が得られていて1日10分程度、時には子どもと点数を競い合いながらゲーム感覚で発音チェックをしています。40代でも英語の発音がうまくなっているような気がしています。まとめ加齢を感じる日々ですが、もともと英語が好きだったということもありますが、慌ただしさの中にも楽しく、前向きな時間が増えたように思います。私自身は、ただスマホを見るよりは短時間ではありますが少しでも意義ある時間が増えた気がしています。この姿を見て、子どもたちも毎日を前向きに過ごしてくれたらと思います。耳も良くて、記憶力も良い若い子どもたちに比べると私は各段に出来が悪いですが、発音記号を見ながらであれば子どもよりも発音が良いこともあります。回数を重ねれば重ねるほど、年齢にかかわらず発音が良くなることも励みになりました。まだまだいろいろなことを諦めずに挑戦していきたいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/とんかつ(42歳)育児、家事、時々パートに励む40代前半大人女子。今までとは違い疲れがとれにくい、肌荒れがひどいなどの体質の変化が始まり、加齢を実感。これからの人生について模索中。
2023年02月11日■前回のあらすじ受験と向き合えば向き合うほど、自分が娘を追い込んでいるのではないかと自己嫌悪に陥る薫。そんなある日、テスト前になると凛が腹痛を起こすようになったと塾から呼び出されて…。 >>1話目を見る 「宿題は?」「テストの間違い見直しした?」「工業地帯の名前覚えようか」…そんな声がけに対して、娘は「わかってる! 後でやるから!」と返事するのですが…全然やってくれない。「子どもは『勉強しなければいけないこと』をわかっている」と先生が言っていましたが…わかっているだけじゃ意味ない…どうしたら実行に移せるのでしょうか。でもプレッシャーで体調にまで異変が出ている娘。私はどうしてあげればいいのか。私は暗闇の中でひとりもがいているような気持でした。次回に続く(全11話)毎日更新!▼ 『ママ友の塾マウント・櫻島家の場合』 ※この漫画はフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/イラスト・ ふゆ
2023年01月28日「絶対100%合格塾」に通っていた小学生のつむ田さん。ある日テスト中に成績トップの女の子が突然泣き出すという事件が発生!このことがキッカケとなり、つむ田さんはその女の子をいじめた犯人だと疑われてしまうことになって……!?Instagramで人気のツムママさんの実体験をマンガ化! 成績優秀でキラキラしていた良子ちゃんが、なぜ…? クラスで1番成績が優秀社だった良子ちゃん。 最近このクラスに上がったばかりでみんなについていくのがやっとなつむ田さんからすると、良子ちゃんはキラキラしているように見えました。 そんなる日、事件が……! なんとテスト中、良子ちゃんが突然泣き出してしまったのです。 「良子っ、大丈夫か?立てるか?」 先生が声をかける、2人は場所を移すことに。 教室のみんなは引き続きテストを続けていました。 しかし、この出来事が近い将来、つむ田さん自身に影響を与えるなんて、このときは微塵も思っていなかったのです。 つむ田さんの目にはキラキラしているように映っていた良子ちゃんですが、テスト中に泣き出してしまうなんて、よほど悲しい出来事があったのでしょうか? もしかしたら良子ちゃんは、自分がクラスの成績トップであるということが重荷、あるいはプレッシャーに感じるなど、何か思い悩んでいたことがあったのかもしれないですね。著者:マンガ家・イラストレーター ツムママ息子とパパと家族3人で暮らしているお絵かきママ。インスタグラム、ブログ【ツムママは静かに暮らしたい】で漫画を投稿しています。
2022年12月15日多くの学校は、成績表を使って生徒の学業面を評価しています。よくできているところ、もう少し頑張ってもらいたいところなど、多数の項目があるものです。生徒からもらった、先生の成績は?小学校の先生として働く、あみたろう(amitaro_t)さんの学校では学期末を迎えると、生徒から先生に対する成績が付けられるといいます。成績表には、「相談に乗ってくれて嬉しかった」「授業が楽しい!」など、先生に対するメッセージも。1つの学期が終わる時のこと。先生へのメッセージの中で、よく書かれていたものがあったそうです。あみたろうさんのもとに多く寄せられたメッセージは、「ドッジボールの時、本気で投げるのが大人げない」というもの。体育の授業や休み時間などで、多くの生徒たちはスポーツの1種である『ドッジボール』を行っています。生徒たちに混ざり、ドッジボールに参加しているというあみたろうさんは、いつも全力でプレーしているのです!「大人げない」といいつつも、「自分には本気で投げてもらいたい」といった反応もあったようで、あみたろうさんは「どっちだよ!」と心の中でツッコミを入れたのでした…。生徒たちとあみたろうさんのほほ笑ましいやり取りは、大きな反響を呼んでいます。・生徒から成績を付けてもらうなんて、楽しそうですね!日々の仕事を頑張れそうです。・手を抜いていることを、小学生たちは案外見抜いていますからね~!油断できません。・自分も子供の頃、先生が楽しそうにしていたことを思い出しました!生徒は、先生が教えたことを自分の中に吸収していくものです。一方で先生も、生徒から多くのことを学んでいそうですね![文・構成/grape編集部]
2022年10月06日皆さんの周りに、ちょっと厄介なママ友さんは居ませんか?そんなママ友とは距離を取って接したいですよね…。 今回は実際に募集したママ友トラブルエピソードをご紹介します!子どもの成績同じ小学校だったママ友の話です。我が子が通っていた小学校は中学受験する人がほとんどで、地元の公立に行く人はあまりいませんでした。我が子も当然中学受験しようと近所の進学塾に通ったところ、そのママ友のお子さんと同じ塾になりました。最初は当たり障りのない話しかしていなかったのですが、グイグイくる方でちょっと苦手だなぁと用心していましたが…。塾では毎月ある模試の結果が貼り出され、その結果クラス替えが行われるのでその貼り紙をみては同じ学校のママに我が子の成績をペラペラと話されていました。しかも内容は嘘ばかり!そんなに出来もしないのに上のクラスだと自慢され…。出典:lamire高学年になり他のお子さん達も近所ということで入塾してきてくれたのでママ友の嘘はあっという間にバレていました。(女性/主婦)粘着質なママ友とあるママ友にいつも羨ましいといわれ、習い事もまねされ、羨ましさがあったのか小学校でも先生たちを巻き込み、うちの悪口を吹き込んだり、ネットを使い中傷してくるご家庭がいました。お金持ちで見かけはきれいだし、なにかあれば「弁護士を通す」と言い出して…。小学校でも対応に苦慮していたようです。(女性/主婦)いかがでしたか?こんなママ友だと距離を取って接したいですよね…。狭いコミュニティだからこそ、付き合う人は選びたいと思えるママ友トラブル体験談でした。次回の「トラブル体験談エピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。"
2022年06月20日皆さんの周りに、ちょっと厄介なママ友さんはいませんか?そんなママ友とは距離を取って接したいですよね…。今回は実際に募集した「ママ友からのモヤッとした発言エピソード」を漫画にしてご紹介します!「中学受験に燃えるママ友」出典:lamire息子さんの成績がふるわず…出典:lamireついには嫌味まで言うように…出典:lamire何度も繰り返してきて…出典:lamire面倒なので疎遠に…!出典:lamireいかがでしたか?自分のお子さんの受験がうまくいっていないからと言って、ママ友に八つ当たりのような態度を取るのはよくないですよね。こんなママ友なら疎遠になって正解かもしれません…。次回の「トラブル体験談エピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを漫画化しています。(lamire編集部)(イラスト/ちーず)"
2022年05月30日大人気マンガシリーズ、今回はのじ(@noji09noji)さんの投稿をご紹介! 「高校生で親の介護を体験した話」第38話です。母が余命を過ぎても、体調が良くて安心していたのじさん。そして、学校に内緒でバイトを始めましたが…?バイトを始めてから…出典:instagram数学の点数は?出典:instagram流石にヤバい出典:instagramついに先生から言われたのは…!?出典:instagram留年!?出典:instagramどんどん成績が落ちてしまう、のじさん。進級も危ないようですが…!?次回の配信もお楽しみに!(lamire編集部)(イラスト/@noji09noji)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2022年02月24日■前回のあらすじ子どもの成績自慢ばかりする秀子が実名で成績表をSNSにアップしているのを目にした春子は…。「子どもの成績表をSNSにアップしているママがいるらしい」「ありえないよね」と、ヒソヒソ話が聞こえてくる保護者会。そんな空気を、担任教師の言葉が一変させました。どうしてバレたんだろう…。そう思っていると、いつも仲良くしていたママ友たちが駆け寄ってきたのです。たしかに秀子さんのアカウントは実名だったし、投稿写真には、学校名と名前が書かれた部分も写っていました。それだけでなく、塾名や小学四年生などとハッシュタグを付けていたため、すぐにバレてしまったようです。それ以来、秀子さんは子どもの写真や成績などをSNSにアップすることはなくなりました。とはいえ実際に会うと、相変わらず秀子さんのプチ自慢に付き合わされる日々。そこで私は…。実はこの頃、息子から「もう自分のことを話題にしないで」と言われていました。その事実に秀子さんはハッとしたようで、これを機にプチ自慢も減り、少しずつ子どもの話題以外も増えていっていったのです。秀子さんにとってはちょっぴり厳しい“子どもの本音”だったかもしれませんが、「また自慢…?」とモヤモヤすることが減ったことにホッとしています。※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/イラスト・ タキノユキ 【同じテーマの連載はこちら】 その人って本当にママ友ですか? この連載の全話を見る >>
2021年01月06日■前回のあらすじ問い合わせのあった保護者の悪口を教室でぶちまける先生。先生の一言で、次第にクラスのパワーバランスが崩れていきます…。成績の良い子、普通の子、…成績の悪い子には給食当番をやらせるなど生徒たちを順位付けすることで、クラス内に階級意識のようなものが生まれ始めました…次回へ続く※あくまで個人の体験談です。先生にまつわるお話になりますが、「すべての教師がそうだ」と誤解のないようお願いします。※実話をベースとしたフィクションです。登場人物はゆっぺさん含めすべてフェイクです。コミックライター: ゆっぺ 【同じテーマの連載はこちら】 4人の子育て! 愉快なじゃがころ一家 この連載の全話を見る >> わが子のために親が知っておくべきこと 2017 この連載の全話を見る >>
2020年12月28日前回の記事でもお伝えしたように、我々は、保護者として子どものためにベストな選択をしようと考えています。その裏返しに、子どもの将来に対し、保護者としてよりよい選択をしているのか、と不安になったり、焦ったりします。競技面では、幼児期からスポーツクラブに入ったり、習い事としてスポーツを始めるスタイルも親の悩みの種になります。かつてはデイリースポーツ紙で日本のプロ野球を担当し、現在は米国在住で米国のプロから子どものスポーツまでカバーしている谷口輝世子さんがお伝えする、スポーツをする子の保護者としてのあり方。後編では親のストレスを軽減するアドバイスを送ります。子どものスポーツで目に見えないストレスを抱えている保護者の皆さんはぜひこれを読んで気持ちを軽くしてください。(構成・文:谷口輝世子)子どものスポーツでの成功は親の育児の成果、という考えが保護者に重圧を与える<<前編:なんとなく感じる不安、焦り......。子どものスポーツで保護者にかかる重圧とストレスの原因とは■もし、幼い子どもがスポーツを始めたいと言ったら、どうしたらよいのか北米では年齢に応じたスポーツの育成の目安としてLTAD(Long Term Athlete development)というガイドラインがあります。6歳ごろまでは第一段階のActive Startという言葉で説明されており、毎日の生活のなかで体を動かすことを推奨しています。子どもたちが体を動かして遊ぶことを楽しめる環境で、チャレンジしたいと思えるもの、しかし、競技的ではないゲームのようなものがよいとされています。子どもが怖さや不安を感じるような環境は避けたほうがよいようです。9歳ごろまでは、楽しみながらいろいろな動きを身につけられるようにするのがよいとされています。保護者はこういったガイドラインを参考にして、子どもが楽しめるスポーツ環境を探すことはできます。ただし、そういった環境づくりはクラブの運営者、経営者にも担ってもらわなければならず、保護者の自己責任だけではどうにもなりません。たとえ、保育園や幼稚園の友達がスポーツクラブに入ったからと焦って入会する必要はないでしょう。子どもが、それぞれに身体を動かすことを楽しく感じられることが生活のなかにあればよいのではないでしょうか。また、子どもがスポーツを始めると、どうしても他の子どもと比べてしまい、遅れているのではと焦ったり、ものすごく才能があると期待することもあります。しかし、12歳ごろまでは子どもが将来、どんな選手かを予測するのは困難だと言われています。それに体の成長スピードもひとりひとり違います。保護者は、子どもがスポーツ活動に何を望んでいるか、親として何を望んでいるかを言語化したりして、できるだけ広く、長期的にとらえる工夫を。試合や競技結果に過度に一喜一憂しないように、親である自分の視線を変えることは自分でやってみることができます。一方で、チームやスクールの運営者、指導者は、参加しているどの子どもにも成長するチャンスを与えてほしいと強く願います。これらは保護者だけでなく、指導者講習やスポーツ界全体のテーマとして取り組んでもらいたいものです。■子どものスポーツでの成功は、親の子育ての成果なのか前編の記事で紹介した英国の研究者カミラ・ナイトは、スポーツする親をどのようにサポートするかというテーマで講演をしたときに、次のようなスライドを見せました。「子どもの成功、成功できないことは、あなたがどのような親かを示すものではない」この文言のポスターをスポーツ会場に掲示することで、親のストレス軽減に役立ててもらおうというものです。私も実際にスポーツ会場で目にしたことがあります。これは子どもが競技や試合で成功すること、もしくは、うまくいかないことは、親がどのような子育てをしているかを示すものではない、というメッセージです。子どものスポーツの成功は、親の子育てと無関係でしょうか?いやいや、多かれ少なかれ親の子育てとは関係があるのでは、と皆さんが感じるのは当然です。保護者が食事を用意し、スポーツの費用を負担し......。親がそういったことを全くしなければ、子どもはスポーツでの成功どころか、スポーツ活動にさえ参加できないからです。しかし、「子どもの競技成績がふるわないのは、親の子育てが悪いからだ」ということは科学的に証明できていません。親が適切に子育てをしても、ただ、子どもの体の成長が遅いタイプなのかもしれませんし、「他の子どもに比べると」運動が苦手なだけかもしれません。子どものスポーツでの成功は、親の子育ての成果を示すものだ、という考え方は、保護者に親としてもっと頑張らなければいけない、という重圧になり得ます。そして、悪魔のささやきをしてくるかもしれません。「子どもがスポーツで成功することは、よい親であることを周囲に示すことができる」と。でも、それは親である自分に恥をかかせないように、子どもを頑張らせることにつながり、親のエゴのために子に成功してほしいと願うことにつながります。子どもが試合でミスをした後にベンチに下げられて悔しい気持ちになる方もいるかと思います。私もそういう経験があります。また、わが子が良いパフォーマンスをすればチームメイトの保護者に対して鼻が高い気分になったり。親の中に人より優位に立ちたいという気持ちがあり、子どものスポーツを通じて達成しようとしているのです。あるいは親である自分の満たされない何かを子どものスポーツを通じて得ようとする、仕事や家族関係のストレスを抱えていて子どものスポーツに依存していることも。子どもにイライラしているのではなく、自分自身にイライラしているのです。親として得意な気分になりたい、承認されたい感情は消えることはないかもしれませんが、わが子にスポーツを楽しんでもらいたいなら、時には親である自分自身の心の中を覗いてみることも必要かもしれません。子どもが安心して毎日を生きるには、親やそれに代わる大人の関わりが不可欠です。しかし、「親が頑張らないと良い選手に育たない」と頑なになると、その弊害もあります。だからこそのポスターの文言なのです。■レギュラー・補欠。出場時間の問題これは日本だけでなく、子どものスポーツの盛んな国では、同じような問題を抱えていると思います。米国でも同じです。日本の保護者は内に抱え込んで悩む人が多いかもしれませんが、米国人は自己主張する人も多いです。米国の学校運動部では、保護者と指導者の話し合いのルールを定めています。これは、日本でも、応用できるのではないか、と私は考えています。米国の中学や高校の運動部でよく使われている話し合いのルールは、・話し合いに適切な時間を決めておく。・保護者は、出場時間、ポジション、戦術、他の子どもについての質問はできない。・出場時間をもっと得たいと思うときは子ども本人がコーチに質問をする。・保護者はどのようにしたら子どものパフォーマンスが向上するのか、コーチに聞くことはできる。などです。コーチはシーズンや年度はじめに活動理念と方針を示し、保護者、子どもである選手と話し合いのルールを決めておきます。事前に決めてあることによって、保護者の側は「こんなことを聞いてもよいのか、でも、言っておきたい」という悩みやストレスを少しは軽減できます。コーチ側もそれは同じでしょう。これも保護者だけでどうにかできることではなく、指導者、子ども、保護者がいっしょになって対話ルールを作る必要があると思います。さらに具体的な内容、そのほかのストレスを抱え込まないヒントなどは、拙著の『なぜ、子どものスポーツを見ていると力が入るのか』(谷口輝世子著、生活書院)をご参考にしていただけると幸いです。<<前編:なんとなく感じる不安、焦り......。子どものスポーツで保護者にかかる重圧とストレスの原因とは
2020年09月18日映画『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』が、12月25日のクリスマスに全米で公開スタート。公開単日で625万ドルの成績を上げ、この日の興行収入は公開中の『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』や『ジュマンジ/ネクスト・レベル』に続く好スタートを切ったことになる。本作は、19世紀を代表する女性作家ルイーザ・メイ・オルコットの世界的ベストセラー小説「若草物語」が原案。これを『レディ・バード』のグレタ・ガーウィグ監督が、マーチ家の4姉妹、活発で信念をまげない作家志望の次女ジョーにフォーカスを当て、大人になった姿から描いていく。ジョー役は、『ブルックリン』『レディ・バード』のシアーシャ・ローナンが演じているほか、ティモシー・シャラメ、エマ・ワトソン、フローレンス・ピューら注目の若手が出演し、さらに大女優メリル・ストリープも参加。すでに、ゴールデングローブ賞2部門ノミネート(主演女優賞、作曲賞)をはじめ、全米映画賞の賞レースを席巻中の本作。映画レビューサイト「ロッテントマト」では観客の評価が93%フレッシュ、批評家の評価が96%フレッシュに正式認定(12/27現在)され、全米の批評家から大絶賛されている。『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』は2020年3月、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語 2020年3月より全国にて公開
2019年12月27日何度注意しても同じ間違いを繰り返したり、悪ふざけをしたりする子どもに対して、「早く○○しなさい!」「なんでそんなことするの!」なんて言ってはいませんか?仕事や家事に追われていると、どうしても余裕がなくなってしまい、子どもに対してそのような言い方をしてしまいがちですよね。しかし、社会的に成功している人の多くは、子どもの頃に「○○しなさい!」と言われることがなく、「よく褒められていた」と言います。今回は、褒め言葉がもたらす子どもへの影響や、日常で使いたい「褒めワード」をご紹介しましょう。褒められて育った子どもは成績が伸びる!?子育てするにあたって、子どもを褒めることが大切だというのはよく言われていることですよね。しかし、ただ褒めればいいというわけではありません。子どもを伸ばす褒め方と、そうでない褒め方があるのです。子どもを伸ばすために大切なのは、“能力” ではなく “努力” を褒めることなのだそう。アメリカの心理学者であるキャロル・S・ドゥエック氏は、数百人の子どもたちを2つのグループに分けて、次のような実験をしました。子どもたちに難しい問題10問を出題して解かせ、1つのグループには「頭がいいね」と能力を褒め、もう1つのグループには「頑張ったんだね」と努力を褒めるというものです。その後、新たな問題に挑戦するかどうかについて子どもたちに聞いたところ、能力を褒められたグループは嫌がる子どもが多く、努力を褒められたグループは9割の子どもたちが喜んで挑戦したのだそう。能力を褒められたグループは、「もしいい点がとれなかったら、『頭がいい』状態ではなくなってしまう」と考えるようになってしまい、消極的になったのだといいます。さらに、子どもたちに簡単な問題を解かせたところ、能力を褒められたグループは成績が落ちただけでなく、そのうちの4割が自分の得点を聞かれた際に水増しして答えていたそうです。一方、努力を褒められたグループは成績が伸び、意欲的な姿勢がみられたとのこと。「頭がいいね」「天才だね」などと能力を褒めてしまうと、子どもの成長を止める可能性があるのです。努力そのものを褒めることが、子どもの成長にとって良い影響をもたらします。褒めることで生まれるさまざまな力保育士として15年以上、福祉施設、託児所、保育園など、さまざまな場面での保育業務に携わってきた市川由美子氏によると、褒めることによって以下のような効果が期待できるそうです。・チャレンジ精神が生まれる市川氏によると、子どもは褒められることで「自分は認められた」という気持ちになり、やる気が生まれるそう。また、失敗した際には、頑張ったことや挑戦した気持ちを褒めてもらえることで、もう一度トライしてみようという姿勢につながるといいます。・自己肯定感が生まれる市川氏いわく、親から褒められることは、子どもにとって大きなパワーになるそうです。どんなときでも親に「頑張ったね」と褒めてもらえた子どもは、親に愛されていると感じ、自分のことを大切にできる自己肯定感が育まれるそうです。子どもを成長させる褒めワード&NGワード「早くしなさい!」など、ついつい子どもに言いがちなNGワードは、以下のように成長につながる褒めワードへ変換してみましょう。×NG「やってみなきゃわからないよ」↓◎OK「そっか、不安だよね。こうすればできると思うよ!」(by 教育評論家・親野智可等氏)子どもが何かに対してネガティブになっているときの声かけです。親はついチャレンジさせることを優先してしまいがちですが、親野氏いわく、まずは子どもの不安な気持ちに寄り添ったうえで背中を押してあげることが重要なのだそう。 ×NG「ちゃんとやりなさい!」↓◎OK「(子どもと一緒に取り組みながら)ちゃんとやりなさい!」(by 「教育の鉄人」とも呼ばれるカリスマ教師・杉渕鐵良氏)炎天下で一緒に汗を流している人に言われる言葉と、日陰で涼んでいる人に言われる言葉では、受け取る意味が変わってくると杉渕氏は言います。ただ頭ごなしに怒っても、子どもに親の気持ちは伝わりません。しかし、子どもと一緒に取り組みながら伝えることで、言葉の重みが大きく変わるのです。 ×NG「頑張れ!」↓◎OK「よくチャレンジできたね!」(by 国際コーチ連盟プロフェッショナル認定コーチ・石川尚子氏)「頑張れ!」と命令形で応援するよりも、できたことを承認する声がけをすると、「自分はまだまだやれるんじゃないか」「もっとできるんじゃないか」と、未来に可能性を感じ、子どもが粘り強くなっていくのだそう。 ×NG「我慢しなさい!」↓◎OK「本当は遊びたかったんだよね」(by 東京都市大学人間科学部教授・井戸ゆかり氏)幼い子どもに無理に我慢させると、自発性が伸びなくなってしまうと井戸氏は言います。我慢することを強いるより、まずは子どもの気持ちに寄り添うことが大切です。我慢できたら「よくできたね!」「本当は遊びたかったのにね」と褒めてあげることで、子どもは我慢することの意味に気づいていきます。 ×NG「ミスがあったね」↓○OK「前回よりも成長したね!」(by ヴァイオリニスト・西谷国登氏)例えミスがあったとしても、ほんの少しでも成長しているところがあれば、子どもを褒めることが大切だと西谷氏は言います。「できなかったこと」よりも「できたこと」に目を向けて褒めることで、子どもの才能が伸びていくのだそう。***子どものさまざまな力を引き出す「褒め言葉」。普段の生活から意識して使い、子どもの可能性を伸ばしてあげましょう。文/田口 るい(参考)StudyHackerこどもまなび☆ラボ|子どもが大成していく「褒める」教育――我が子の才能を伸ばすために親がすべきことStudyHackerこどもまなび☆ラボ|「辛抱強い子」を育てるヒント。「我慢する力」を伸ばすのは “○○上手な親” だった!StudyHackerこどもまなび☆ラボ|「ちゃんと宿題やりなさい!」に効果がない理由。子どもに“響く”声かけの方法とは?StudyHackerこどもまなび☆ラボ|「典型的ないい子」を育てるよりも大切な、伸ばしてやるべき子どもの「考える力」ベネッセ教育情報サイト|上手に子どもを褒めて、自信をつけてあげよう!ベネッセ教育情報サイト|自分に自信がない子[教えて!親野先生]ベネッセ教育情報サイト|「がんばれ!」と言うだけでは動けない子どもにかける言葉[やる気を引き出すコーチング]NEWSポストセブン|子供の学力を上げるには「能力」ではなく「努力」を褒める
2019年08月11日小学校入学前の子どもを持つ親であれば、いわゆる「先取り学習」を子どもにさせるべきかといちどは考えたことがあると思います。子どもが小学生になるときには、親の側もいろいろと不安を抱えているものです。それらの不安を取り除いてもらうべく、屈指の名門校、麻布中学・高校の中島克治先生にアドバイスをしてもらいました。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹写真/玉井美世子(インタビューカットのみ)就学前の「先取り学習」は必要ない有名小学校の「お受験」を考える場合は別ですが、基本的には就学前の先取り学習は必要ないとわたしは考えています。わざわざ先取り学習というかたちを取らなくても、ひらがなや数字は絵本のなかにも出てきますよね?親が絵本を読み聞かせをするだけでも、結果的に子どもはひらがなや数字がだいたいわかるようになります。また、単語についても、いろいろな出版社が出版している「ことばと絵じてん」といった本を与えるだけで十分。子どもは自分の好奇心に従って、自然と語彙を増やしていきます。それから、幼児の頃から英語を学ばせている家庭もあるでしょう。でも、ずっと続けられるならともかく、やめてしまうと学んだ英語も綺麗に忘れていくものです。わたしの子どもも幼いときに英語塾に通わせませましたが、やめたらやっぱりすぐに忘れてしまいましたからね……(苦笑)。もちろん、子どもが英語を学んでいるあいだの時間はすごく充実しているのでしょうし、それが悪い時間ということではない。「定着」ということを前提とせず「楽しむ時間」と考えるのなら、英語塾に通わせてもいいかもしれません。「知育」ではなく「体育」の先取り学習が大切そもそも、小学校に入学した時点での学力の差というものにはあまり大きな意味はありません。入学直後には、たしかに先取り学習をした子どものほうが成績は優秀です。でも、その後は成績が逆転してしまうことも珍しくありません。というのも、先取り学習をした子どもは、「これは勉強したことがある」なんて思って先生の話をまともに聞いていないことがあるのに対し、先取り学習をしていない子どもは一生懸命に先生の話を聞くからです。そうして、先取り学習をしなかった子どもが先取り学習をした子どもにただ追いつくだけではなく、加速度がついて追い抜いてしまうのです。そういう意味では、下手に先取り学習をさせることは危険だと見ることもできる。先生の話を上の空で聞くことが学習態度として定着することも考えられますし、最初に成績が良かった子どもが後からどんどん抜かれてしまうと、劣等感を持ってしまうかもしれないからです。先取り学習をさせるにしても、小学校入学後にはこれらの点に注意すべきではないでしょうか。わたしとしては、そういった「知育」の先取り学習ではなく、「体育」の先取り学習をすることをおすすめします。小学校に入学した直後は、まずは友だちと一緒に動けることが大事です。友だちから鬼ごっこやキャッチボールに誘われたらすぐに動けるか、あるいは逆に自分からなにかを提案できるか。それが、友だちと適切な関係を築き、すんなり学校生活になじんでいくことにつながるからです。大切になるのは、運動能力の高さではなくて、人に合わせられる感覚です。ですから、なにかのスポーツ教室に通わせるような必要はありません。子どもと一緒になってキャッチボールやサッカーをして遊んだり、公園で鉄棒などに触れさせたりというふうに、子どもの体の「経験値」を増やしてあげることをおすすめします。いまの親はとにかく「不安」でいっぱいそもそも、先取り学習に注目が集まるのも、いまの親の多くが「不安」だからなのでしょう。核家族化が進んだうえ、隣近所との関係性もかつてより薄まっているので、親は自分たちだけで家庭教育をしなければなりません。しかも、教育に関するたくさんの情報が入ってくるにもかかわらず、その多くは「こうしちゃいけない」「こうしなければならない」という内容のものがほとんど……。そんな時代ですから、親が不安になるのも仕方ありません。不安を抱えている親なら、小学校に上がった子どもの学校生活のことも気になることでしょう。学校から帰ってきた子どもに、学校での出来事をつい根掘り葉掘り聞きたくなるかもしれません。ただ、そういう聞き方だと子どもはなかなか話してくれないということもありますから、「待つ」ことをおすすめします。聞きたい気持ちをぐっと我慢して家事をしたりくつろいでいたりすれば、子どもは「ねえねえ」なんていって自分から話をしてくれるものですよ。そして、そんな不安に駆られている親にこそ「なにがあっても大丈夫」という気持ちを子どもに対して持ってほしいですね。『だいじょうぶ だいじょうぶ』(講談社)という絵本があります。これは、お子さんというより親に読んでほしい内容です。その絵本に登場する子どもは、自分の世界が広がるにつれて新しいことや楽しいことに出会う一方で、困ったことや怖いことにも出会います。そのたびにおじいちゃんがその子の手を握って「だいじょうぶ だいじょうぶ」とつぶやいてくれる。その瞬間は困ったり怖かったりしても、時間が経つにつれて状況が好転していくことを、おじいちゃんは人生経験を通じて知っているからです。親まで不安になっていれば、子どもも不安になります。みなさんにはそのおじいちゃんのように子どもに対して接してあげてほしいと思うのです。『本物の読解力をつけることばパズル 入門編』中島克治 著/小学館(2019)■ 麻布中学・高校国語科教諭・中島克治先生 インタビュー一覧第1回:子どもの「言葉の力」を伸ばすには?名門麻布の国語教師が説く“親の心得3か条”第2回:先取り学習はこんなに危険。「した子」の成績が「しなかった子」に抜かれるのはなぜ?第3回:麻布中高の国語教師が断言。「絵本の読み聞かせ」の教育効果はやっぱり絶大だった!(※近日公開)第4回:我が子に“読書好き”になってほしいなら。ぜひ身につけさせたい「読み癖」とは(※近日公開)【プロフィール】中島克治(なかじま・かつじ)1962年生まれ、東京都出身。麻布中学・高校を経て東京大学文学部卒業。東京大学大学院博士課程修了。現在、私立麻布学園麻布中学・高校国語科教諭。『本物の読解力をつけることばパズル 初級編』(小学館)、『一生役立つ! 子どもの本当の読解力をグッと引き出す方法』(PHP研究所)、『1話5分! 12歳までに読みたい名作100』(新星出版社)、『小学生クロスワードBOOK 1・2・3年生』(星雲社)、『本物の国語力をつけることばパズル 中級編』(小学館)、『本物の国語力をつけることばパズル 入門編』(小学館)、『本物の国語力をつけることばパズル 初級編』(小学館)、『夏目漱石ほか文豪名著 書き写しノート』(朝日新聞出版)、『小学校入学前にことばの力をつける魔法の本棚』(小学館)など著書多数。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2019年06月25日子どもの「学び」に強い関心をお持ちの読者の方であれば、もうすでにご存知かもしれませんが、「学力」と「体力」は深い関係にあるのです。今回は、学力と体力の関係、そしてなぜ体力が必要なのか、どうすれば子どもに体力をつけられるのかを説明します。持久力が高い子どもは「記憶力」が優れている学力と体力の相関関係については、これまでさまざまな研究により証明されてきました。そのひとつが、2001年にカリフォルニア州教育局が行なった、学業成績と運動との関連性についての大規模な研究調査です。小学5年生約35万人、中学1年生約32万人、中学3年生約28万人を対象に、心肺機能や筋力、持久力、体脂肪率などの体力スコアと、数学およびリーディング(英語読解)の成績との関連性を分析しました。その結果、体力スコアの高い子どもほど、成績優秀であることが確認されました。なぜ、体力が学力に影響を及ぼすのか——。この疑問についても、さまざまな説があります。例えば、海馬の成長が関係しているという説です。海馬とは、記憶に関わる脳の器官で、運動による刺激を受けると成長するといわれています。実際、これまでの研究により、持久力の高い子どもは、同世代で持久力の低い子どもと比べ海馬が大きく、記憶力が優れていることが確認されています。一方で、運動そのものが学力によい影響をもたらすことも明らかになっています。フィンランドの調査では、よく歩く子ほど勉強を苦にしないことがわかりました。また、アメリカの実験では、有酸素運動で心拍数を増やすと、算数の試験の得点が上がるという結果が出ています。さらに、別の調査では、身体を動かした直後、物事に集中できる時間が長くなることが立証されました。乗り遅れ注意!今、子どもの体力は向上傾向にあるしかしながら、体力を向上させるのはそう簡単なことではありません。特に現代は、子どもたちの運動量が減っています。その原因のひとつは、交通手段の発達や、電化製品の普及など、生活が便利になったこと。また、外遊びをする時間や場所の確保、仲間づくりがしづらくなっていることも関係していると考えられています。さらに、深刻なのは、保護者の意識の低下です。体力の重要性に対する認識不足が、子どもの運動機会を減少させているとも言われています。そんななか、子どもたちの体力は、近年向上傾向がみられるようになりました。スポーツ庁が平成20年度から開始した「全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果」によると、平成30年度の体力合計点は、小学生女子は過去最高値、男子は平成22年度に次ぐ2番目に高い値、中学生は男女ともに過去最高値でした。その主な要因としては、各学校や教育委員会が、体力の重要性に気づき、向上に向けてさまざまな取り組みを行ってきたことが挙げられます。つまり、地道な努力と工夫次第で、体力は向上できるということです。環境や時代背景のせいにして、それらを怠っていると、遅れをとってしまいます。逆を言えば、少し意識を変えるだけで、体力・学力ともに人一倍抜きん出ることができるかもしれないのです。体力をつけるための食事・運動・睡眠子どもの体力向上のために、家庭でできることは何でしょうか。いろいろなことが考えられますが、絶対に欠かせないのは健康な生活習慣の定着です。国は、子どもたちの健康な生活に必要なものとして、「調和の取れた食事、適切な運動、十分な休養・睡眠」という健康三原則を掲げています。この食事・運動・睡眠の3つは、体力向上にもつながる要素です。では、具体的にどんな食事・運動・睡眠を心がければいいのでしょうか。【1. 調和の取れた食事】健康増進にも体力向上にも、栄養バランスの取れた食事は欠かせません。特に、カルシウム(乳製品、小魚類など)・ビタミン(魚類、きのこ類など)・たんぱく質(肉類・魚類・卵など)は、丈夫な身体づくりに必要な栄養と言われており、バランスよく取り入れたいものです。とはいえ、毎食栄養バランス満点なメニューをつくるのはなかなか大変です。そこで、もっと手軽なことから始めてみましょう。それは、「何を食べるか」ではなく、「規則正しく食べる」ということです。「毎日朝食を食べる」「毎日決まった時間に夕食を食べる」——この2つを習慣としている家庭の中学生は、そうでない家庭の中学生より男女ともに体力があるという調査結果が出ています。朝ギリギリまで寝て、朝食を抜いている家庭や、その日の都合に応じて夕食時間がバラバラという家庭は、そこから改めていくとよいでしょう。【2. 適切な運動】体力向上には、当然ながら運動習慣が不可欠です。運動量の目安として、1週間に420分以上運動している小中学生は、そうでない同年齢の小中学生より体力があるという調査結果が出ています。1週間に420分ということは、毎日同じ時間運動するとすれば1日60分です。まずは、この時間数を目標に、運動する習慣をつくってみましょう。とはいえ、運動が苦手な子どもは、たった1時間の運動もしたがらないかもしれません。であれば、遊びに運動を取り入れてみましょう。その際のポイントは、できるだけ多様な動きができる遊び方を選ぶことです。例えば、鬼ごっこなら、歩く、走る、くぐる、よけるなどの動きを経験することができます。慣れてきたら、「スキップで移動する」「両手でタッチする」など、動き方にルールを加えてみるのもよいでしょう。また、遊びには保護者が積極的に関わることも大切です。必要に応じて手を添えたり、見守ったりするほか、遊具の使い方を教えたり、周囲の状況に気づかせたりなどして、安全を確保しましょう。【3. 十分な休養・睡眠】睡眠も運動と同様に、どれくらい必要なのかわからないという方がいるかと思います。目安として、1日の睡眠時間が8時間以上の小学生、および6時間以上8時間未満の中学生は、それ以外の同年齢の小中学生より体力があるようです。よほど夜更かししない限り、現実的な睡眠時間と言えるのではないでしょうか。ただ、単純に長時間眠ればいいわけではありません。食事と同様、同じ時間に就寝し、同じ時間に起床することが重要なのです。例えば、身体の代謝や免疫を活発にする「コルチゾール」、精神の安定を促す「セロトニン」というホルモンは、朝5時から7時くらいに大量に分泌されます。それらが適切に分泌されるようにするには、毎朝だいたい同じ時間に早起きすること、しっかり朝日を浴びることなどがよいとされています。ですから、曜日などにかかわらず、「夜は9時までに寝て、朝は6時頃起きる」といった睡眠ルールをしっかり決めておくとよいでしょう。***こうして見てみると、体力向上を目指すことは、学力向上ばかりか健康増進にもつながることがわかります。また、子どもだけでなく、大人も一緒に心がけることで、効率よく行えます。これを機に、家族全員の生活習慣を根本から見直してみてはいかがでしょうか。(参考)文部科学省|3子どもの体力の低下の原因文部科学省|子どもの体力向上のために文部科学省|幼児期運動指針スポーツ庁|平成30年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果東洋経済オンライン|子どもの学力と体力の知られざる深い関係プレジデントオンライン|脳細胞が増える運動「3つの条件」COOP共済|今月のテーマ『体力・運動能力がアップする子どもの食事』「早寝早起き朝ごはん」全国協議会|なぜ「早寝早起き朝ごはん」が必要なのでしょうか大学ジャーナル|アクティブで持久力がある人は記憶力も優れている筑波大学サカイク|「早寝」「早起き」の子が、体力が向上するのはなぜ?
2019年05月21日一生懸命勉強する子どもを見ながら、「勉強をする以外で子どもの成績が上がる方法ってないかしら……!?」と首を傾げるお母さんたちも多いことでしょう。実は野菜の好き嫌いと勉強の成績に関連性があるというアンケート結果があるのをご存じですか?そこで今回は、ネオマーケティングが全国の長子が小学校4年生~小学校6年生の親600名を対象に実施した「野菜の摂取と成績」に関する調査結果をご紹介します。野菜をよく食べることで子どもの成績を良くするという、意外な秘訣あるかも!?■ 野菜摂取が最も少ないのは「朝食」!まず、親たちに「家庭において、お子様の1食あたりの野菜摂取量の平均をお答えください(※給食ではなく、休日などに家庭で食べる昼食についてお答えください)」と尋ねたところ、朝食は「野菜をとらない」が52.0%と圧倒的多数に!yukiotoko / PIXTA(ピクスタ)朝は忙しいので、トーストと目玉焼き、ソーセージなどの一般的洋風朝食で簡単に済ます家庭も多いのでしょう。できれば、サイドに温野菜などを付けてあげるなどすれば、朝も無理なく野菜が食べられそうです!kai / PIXTA(ピクスタ)和朝食の場合なら、お味噌汁に野菜を入れてあげると摂取量が増えそう。マーボー / PIXTA(ピクスタ)朝食でこそ野菜摂取は少ないものの、昼食、夕食でその量は上がってきています。昼食で最も多いのは「70gくらい」、2位は「35gくらい」。一方、夕食は1位が「70gくらい」(36.7%)で、2位は「それ以上」(22.7%)という結果で、70g以上の野菜を摂る確率が合わせて59.4%と高い数字になっています。■ 野菜摂取に積極的な子どもの9割以上が野菜好き!次に、「あなたのお子様の、野菜の摂取に対する態度に関してあてはまるものをお答えください」と尋ねると、「野菜摂取にやや積極的である」「野菜摂取にやや消極的である」が並んで33.7%という結果に。my room / PIXTA(ピクスタ)以下、「野菜摂取に積極的である」(19.8%)、「野菜摂取に消極的である」(12.8%)が続きました。次に、「あなたのお子様は野菜がどの程度好きですか」という尋ねると、全体的にみて「とても好き」(20.3%)、「やや好き」(39.8%)が60.2%という結果でした!msv / PIXTA(ピクスタ)しかし、野菜摂取に積極的な子どもの場合、「とても好き」「やや好き」が92.5%なのに対し、消極的な子どもはその確率がガクンと減り、なんとたった23.0%に!Rina / PIXTA(ピクスタ)逆に、「やや苦手」「かなり苦手」が合わせて77.0%とかなり高くなっています。やっぱり、積極的に野菜を食生活に摂り入れることで、野菜好きになる場合が多いようです。小さい頃から野菜をたくさん食べることは大事ですね!■ 野菜摂取が多い子どもは成績がアップ!?最後に、野菜好きでたくさん摂る子とそうでない子の成績を見てみましょう!ふじよ / PIXTA(ピクスタ)「お子様が通う小学校で行なわれる単元末テストやまとめテスト、実力テストのお子様の成績について、教科ごとにあてはまるものを教えてください。※直近(1学期末の成績)でお考えください」(単数回答)と尋ねると……、ご覧の通り、野菜摂取に積極的な子の成績が、そうでない子よりグンと高い結果に!特に、「国語」ではその差が顕著に表れています。ノコ / PIXTA(ピクスタ)「お子様の直近の通知表(1学期末の成績)の評価から教科ごとに評定(総合評価)を3段階で教えてください。※1またはC=もう少し、2またはB=できた、3またはA=よくできた としてお考えください」(単数回答)という質問にも、やはりこちらでもはっきりと差が付いています。こちらでも、一番差が付いているのは「国語」で、野菜摂取に積極的な子どもの46.4%に対し、消極的な子どもはそれよりかなり低い29.0%という結果となっています。調査の結果を踏まえると、確かに野菜が好きで多く摂取している子どものほうが全体的に成績が良い傾向にあるといえそうです!Table-K / PIXTA(ピクスタ)いかがでしたか?「うちの子ヤバイ……!」と思った方もいるのではないでしょうか?野菜も含め、バランスが良くヘルシーな食生活を実践して頭を冴えさせて、受験シーズンを乗り切ってくださいね!【参考】※全国の小学校4年生~6年生の親600人に聞いた「野菜の摂取と成績に関する調査」
2019年02月07日子どもが読書好きになることで、読解力や想像力、論理的思考や感受性が向上するなど、多くのメリットが期待できることは耳にしたことがあるかもしれません。それに加えて、近年では「数学の基礎知識」と「ITスキルの高さ」に影響を及ぼすこともわかってきています。国語以外の教科への理解度にもつながるからこそ、早いうちから読書習慣を身につけさせたいものです。子どもに読書を習慣づけるには、まずは家庭環境から。では、いったいどうやって読書を日常に取り入れていけばいいのでしょうか?ある調査から導き出された読書と成績の関係性いつも読書をしている友人に、「どうしてそんなに本が好きなの?」と聞いたことはありませんか?すると「小さいころからの習慣」「家にたくさん本があったから」「親が読書好き」といった返事が返ってくることが多かったはずです。それはあながち偶然ではなく、育った家庭での読書環境が成長してからの読書習慣につながることは、さまざまな調査から明らかになっています。さらに最近では、読書環境にまつわる “ある調査結果” が話題となりました。それは「16歳の時に家に何冊本があったか?」という調査から判明したのです。オーストラリア国立大学と米ネバダ大学の研究者たちによるこの調査は、かなり大規模なものでした。まず、2011~2015年に31カ国の国と地域で、25~65歳の16万人を対象に行われた「国際成人力調査」の参加者に「16歳の時に家に何冊本があったか?」と質問しました。その後、読み書き能力、数学、情報通信技術(ICT)のテストを受けてもらいました。その結果、本がほぼない家庭で育った人たちは、読み書きや数学の能力が平均よりも低いことがわかったのです。調査対象者の国や性別、年齢層は幅広く、現在の職業もバラバラであるにもかかわらず、本がある家庭 / ない家庭で育ったことによる影響が、この調査によって表面化されました。そして、自宅にあった本の数とテストの結果は比例する、と結論づけたのです。ちなみに、「16歳の時に家に何冊本があったか」の、国別のランキングと平均冊数は以下の通りです。1位エストニア218冊2位ノルウェー212冊3位チェコ204冊4位デンマーク192冊5位ロシア154冊6位ドイツ151冊7位オーストラリア148冊8位英国143冊9位カナダ125冊10位フランス117冊上位は北欧が占めていますね。日本は、というと「14位/102冊」という結果でした。世界全体の平均は「115冊」なので、平均よりも少し少ないといったところです。家に置いてある本を思わず数えてしまった人もいるのではないでしょうか。この調査は「16歳の時」というのもポイントのひとつです。親が所有している本、親が子どものために選んで買ってあげた本に加えて、「子ども自身が自分の目で選んだ本」も含まれるからです。幼い頃に培った読書経験や読書習慣は、確実に「16歳の本選び」にもつながります。読書量は算数の成績を左右する!?またこの調査結果からは、「言葉の読み書き」(文系の能力)と「数学」(理系の能力)、さらにITスキルの高さは決して別物ではない、ということがわかりました。その結果を裏付けるように、ベネッセが行なった調査でも「読書量が多いほど算数の偏差値が高い」傾向が見られたのです。2016~2017年にかけて、4万2696人の小学5年生を対象にベネッセが独自に行なった調査は、読書量と学力テスト(国語、算数、理科、社会)の結果を分析するというものでした。その結果、10冊以上読んだグループはいずれの教科でも偏差値が平均1.9ポイント上がりました。なかでも注目すべきは算数の結果です。どの教科よりも、「読書量が多い」グループと「まったく読書をしない」グループの偏差値に大きな差が開いたのです。(画像引用元:時事ドットコム|読書量多いほど算数向上=「問題正確に読み取る」ー民間調査)この結果を受けて、ベネッセ教育総合研究所は「(読書によって)与えられた問いや条件を正確に読み取る力を高めているのではないか」という見解を示しています。自分の子どもについて、「ちゃんと勉強しているのに、算数のテストでなかなか点数が上がらない」とお悩みではありませんか?もしかしたら、算数の問題集をたくさんこなすよりも、読書量を増やして読解力を高めることで、効果が出てくるかもしれませんよ。子どもを本好きに!おすすめは “親子読書タイム”学研ホールディングスが2015年に行なった「子どもの読書実態調査」によると、“親の読書量”と“子どもの読書量”には深い関係があることがわかりました。その調査結果では、親が本をまったく読まない子どもは1ヶ月の読書量が平均2.1冊であるのに対し、親が本を1ヶ月に6冊以上読む子どもは1ヶ月の読書量が平均6.9冊にものぼったのです。つまり、親自身が本を読む習慣がなければ、いくら子どもに「本を読みなさい」と言ったところで効果は期待できないでしょう。逆に、親が読書をする習慣があり、本を読む姿を子どもに見せてさえいれば、生活の中に本が存在していることが “当たり前” になるのです。教育評論家の親野智可等氏は、子どもを本好きにするためには「親子で毎日決まった時間に読書をする」ことをおすすめしています。子どもだけの読書タイムでもいいですが、圧倒的に大きな効果があるのは家族みんなが同じ時間に読書する「家族読書タイム」です。お父さんもお母さんも、おじいさんもおばあさんも、この時間は本を読みます。こういう状態なら、子どもも自然に読むようになりますし、気も散りません。この時間は読書をするのが当たり前、という雰囲気にすることが大事です。(引用元:東洋経済ONLINE|子どもが自動的に「本好き人間」になる仕掛け)家族みんなで、というのは慣れるまでは大変かもしれません。しかし親野氏は、「1日10分でも1ヶ月で300分。まったくのゼロの状態に比べれば大きな違いです」と述べます。たとえば夕飯の後、ただなんとなくテレビを観るのではなく、リラックスした気持ちで本を開いてみてはいかがでしょうか。家族みんなで読書を習慣づけることができれば、子どもにとってそれが「日常」となります。本を読むことを無理強いするのではなく、本を通じて家族のコミュニケーションタイムを作ることから始めませんか?***本を読むのはいいことだと頭ではわかっていても、忙しい日々に追われて心に余裕がなくなると、つい読書から遠ざかってしまいますよね。1日5分でも10分でも、親子で一緒に読書を楽しむ時間を作ることで、ストレスが解消されたり、子どもの話に耳を傾ける余裕が生まれたりするのではないでしょうか。(参考)Newsweek日本版|子どもの時に、自宅に紙の本が何冊あったかが一生を左右する:大規模調査時事ドットコム|読書量多いほど算数向上=「問題正確に読み取る」ー民間調査ダ・ヴィンチニュース|子どもの読書量と家庭のコミュニケーションには深い関係がある!?円満家庭の秘訣とは…東洋経済ONLINE|子どもが自動的に「本好き人間」になる仕掛け
2018年12月02日