テレビと現実の違いを判断できる子に必要なこと の続きです。本連載もいよいよ最終回。今回は、「どうしたらメディアの情報に振り回されない子どもに育てられるか」についてお話ししましょう。テレビからの情報を鵜呑みにさせないために今まで見てきたように、テレビはウソではないけれど、情報をうまく利用しているという側面を持っています。そうした面に関して、最近は批判も出てきています。たとえば、子役のタレントや俳優を利用して、テレビを見ている子どもたちに、むやみにあこがれを抱かせるのはどうなのかという意見があります。芸能人として小さな頃からスポットライトを浴びることがすべて悪いとは言いませんが、中学生や高校生ぐらいの大事な時期に、テレビなどにずっと出演しているのを見ると、中には「学校や勉強は大丈夫なんだろうか」と心配になってくる人もいるでしょう。勉強ができることや高い学歴があることが人生を決定づける世の中でもなくなってきていますし、そもそもよその家庭のことなので、そこをとやかく言うのは余計なお世話かもしれませんが、テレビを通じてそうした子役タレントを見ていると、数年後にどうなっているのかが心配になってくるという意見は少なくないようです。また、そうしてスポットライトの中心に立てていらればまだしも、その後ろには数多くのそうでない子どもたちがいます。幼いうちからアイドルになるためにオーディションを何度も何度も受けている子どもの話や、アイドルのやることなすことを次から次へと盲目的にまねすることに熱中しているような子どもの話を聞くと、そうした子どもは将来どうなってしまうのかと、やはり心配になります。なぜなら、自分で情報を選択するすべを知らないように思えるからです。親自身が情報を鵜呑みにしていないか、問いかけ直してみよう現代は高度に情報化が進展している社会です。必要な情報を早く的確に得て、それを利用することが必要不可欠な世の中になっています。そういう社会であるからこそ、情報の洪水の中から必要な情報をより分け、正しい形で選び取ることが大事になってきますし、得た情報を鵜呑みにするのではなく、自分なりに分析検討できる能力が重要になってきています。情報に接した時に、それに対して批判や検討を加えることもなく、ただ鵜呑みにするような癖が付いてしまうと、何かあった時に自分で判断を下す能力が育たなくなってしまうおそれもあるでしょう。最終的には情報に押し流され、流行にのせられてうまく操られてしまったり、本来の自分というものを見失ったりすることにもつながりかねません。当然ながら子どもたちには、こうした情報の取捨選択について経験が不足しています。このため、情報をどのように取り入れ、それに批判を加えて自分なりの見方を確立するかということを親は子どもに教える必要があります。そのためには親が情報の取捨選択をできなければなりません。まずは親自身が情報媒体の言うことを鵜呑みしていないかどうか自身に問いかけ直してみることが必要になってくるでしょう。(子育ての達人)
2015年12月31日大切なのは、テレビの戦略に振り回されないこと の続きです。前回は「テレビをはじめとした情報媒体が出す情報を鵜呑みにし、必要以上に振り回されることがないよう、子どもを見守る親としては気をつける必要がある」ということをお話ししました。今回はそれを受けて、「テレビと現実の違いを判断できる子に必要なこと」について解説します。テレビと現実を冷静に判断できる子どもに育てよう現在、テレビ、ラジオ、雑誌、新聞、そしてWebも含めたメディアのほとんどにおいて、広告が欠かせない存在になっていることはたしかです。テレビを見ていても、日々たくさんのCMが目に入ってきます。それらを見て、たとえば幼い子が影響され、テレビアニメのヒーロー・ヒロインのポーズをまねしたり、テレビアイドルの物まねをして歌ったりというのは、見ていてほほえましく感じられるのではないでしょうか。しかしながら、そうした幼い頃であればともかく、小学校の高学年になってまでテレビの影響をもろに受けているような子どもは少し心配だと考えられています。というのも、子どもがテレビの影響をもろに受けるということは、そうしたメディアに晒されている時間が長すぎるおそれがあるからです。それ以外にも、現在の自分に対して不満を抱いていたり、家族に愛されておらず本当の自分を認めてもらっていないと感じていたりするような場合にも、こうした傾向が見られることがあります。「ありのままの自分でいい」と認識することで、テレビと現実を区別できるようになるとはいえ、テレビをはじめとする情報媒体が出す情報に踊らされた経験がまったくないという人はいないでしょう。現代人であれば、誰しも一度ぐらいは騙された経験があるはずです。こうした情報媒体には、実際には皆が共通して持っていないようなものや概念といったものを、あたかも共有しているかのごとく見せてしまうという性質があります。そして、「多くの人々と何か1つのことを共通して持っている」という感覚は、現実の生活に充足感を持っていなかったり、心に寂しさを抱えたりしているような人間をあっさりと虜(とりこ)にする傾向が強いものです。心理学的な一例を挙げると、・自分の今のあり方にどこかで疑問を持ち、こんなはずじゃなかった感をくすぶらせている女性たちが韓流ドラマにハマる・友だち関係がうまくいかない子どもがアイドルグループにハマる・ストレスを溜めた男性たちがワールドカップの時だけ熱烈に応援運動をするといった具合です。ありのままの自分でいい、ときちんと感じていれば、子どもはこうした情報媒体からの同調圧力に引きずられることはありません。テレビの中で起きていることと現実の自分とは違っているけど、それでもいいんだとしっかりと感じることができるからです。テレビが流行をけたたましく宣伝していても、それを冷静に受け止めて、「自分には関係ない」と判断することができますし、同じぐらいの年齢の子どもがテレビで脚光を浴びているのを見ても、自分もそうなりたいと盲目的に思い込むようなこともありません。次回はいよいよ、皆さんがもっとも知りたいであろう「テレビの情報を鵜呑みにしない子に育てるにはどうしたらよいのか?」についてお話しします。(子育ての達人)
2015年12月30日テレビは有害? それとも無害? の続きです。「テレビは情報を伝える媒体だが、同時にテレビを放送することで収益が出ないとテレビ局としては成立しない。そのため、都合がいい情報を流すという側面があり、テレビの内容を鵜呑みにせず、吟味する力も必要」ということを前回お話ししました。今回は、テレビの戦略の事例を見て、テレビに振り回されないようにするための知識をつけましょう。テレビの情報操作(戦略)の一例を見てみよう派手な富裕層を指して「セレブ」などともてはやすことがあります。テレビでもセレブの豪邸を紹介したり、派手な暮らしぶりを放送したりといったことがよく行われています。そして、そんなセレブになることこそが人生の一番の目的であるかのような情報を流したりします。テレビがこういった番組を作って情報を発信するのにはきちんとした狙いがあります。たとえば、そうした「『セレブ』が使っている商品を売りたいスポンサー」の意向を汲んだ番組構成をしている場合です。これは、テレビの特性を活かしてセレブへのあこがれをあおり、その人が使っている商品を買わせようとする試みです。単なる販売促進活動に過ぎず何ら違法性はありませんが、それでもテレビの番組がそういったことをある程度狙っているのではないかと意識しておくことは大切です。こういう場合、実際に最初から「セレブ」と言われている層があり、その事実をテレビなどが取材して情報発信しているというよりも、テレビがそうやってそこに焦点を当てて「セレブ」をリピートしたことによって「セレブ」という層が生まれてきた、というような側面もあります。そうしたカラクリに気づかずにテレビから発信される情報を鵜呑みにしてしまうと、現在そういった派手で裕福な暮らしをしていない自分や家族、あるいは両親が、みずからをいわゆる「負け組」なんだと思い込むことが起きてくるかもしれません。あるいは、自分もそうしたセレブたちに近づこうとして高価な品物を買い集めたり、裕福な暮らしをするためお金を儲けようとして借金までして株に手を出したりといったことをするようになるかもしれません。テレビをはじめとした情報媒体が出す情報を鵜呑みにし、それに基づいて行動してしまうと、見事に操られてしまうことになります。メディアから発信されている情報には、送り手の意図が必ず潜んでいます。ですからテレビの画面でなんらかの情報が紹介された時には、見たままを信じこむのではなく、実際とはどこか何かが違っているかもしれない、という意識を常に持っておくことが必要と言えるでしょう。こうした意識を持ってメディアに接するのは、大人でも案外難しいものです。これが子どもであれば、さらに難しくなります。華やかな芸能界などにあこがれを持ちやすい傾向のある子どもは、特に注意したほうがいいでしょう。最近では「庶民派」などと称して、さほど特別そうにも見えない若い女の子が芸能界でスポットライトを浴びたりする場合があります。そういう例を見せられれば、自分だって機会さえあれば、と子どもたちが思い込んでしまったとしても責められないのではないでしょうか。このようなかたちで、子どもたちを含め発信される情報に、必要以上に振り回されることがないよう、子どもを見守る親としては気をつける必要があるのです。ところで、そのようにテレビの情報を鵜呑みにせず、テレビと現実との違いを冷静に判断できる力を持つために大切なこととは、一体何なのでしょう。それについては、次回ご紹介します。(子育ての達人)
2015年12月29日現代はテレビがあるのがほぼ当たり前の時代であり、多くの人が毎日の生活に必要な情報をテレビを通じて受け取っています。テレビが子どもにどんな影響を与える可能性があるのかについて、少し考えてみましょう。テレビは場合によっては有害にもなり得る?最近はテレビがない家や、あってもほとんど見ないといった家もありますが、そうした家庭はまだまだごく少数にとどまっているのではないでしょうか。今のところ、テレビは情報を受け取るためのメインデバイスであり、いわば生活に必要なものと位置づけられているかと思います。テレビに対する考え方も最近はいろいろで、テレビなんて害ばかりで見る価値がない、といったことを言う人も中にはいます。テレビを見なくても、何らかのかたちで現在の世界情勢や流行などを追いかけることができていればいいのですが、それがない状態で情報媒体としてのテレビを生活から遠ざけてしまうのは、社会情勢に適応できなくなるという意味で現実的ではないと思います。特に、子どもが友だち同士うまくやっていくためには、テレビはほぼ必需品となっているところがあります。世の中で今流行っていることをキャッチし、それによって友人間でのコミュニケーションをスムースにするのに欠くことができないものとなっているからです。子どもたちの間でうまくやっていくには、最近話題のテレビドラマや流行曲、タレントの情報やバラエティ番組の内容などを知っていないと、なかなかに難しいものがあります。一方、テレビに害があるという意識を持った人も増えてきているのも、また事実です。この、「テレビは使い方によって有害にもなり得る」という考え方は、ある点では当たっています。テレビが生活の中で必要であると位置づけられている今だからこそ、そうした危険性をきちんと意識しておくことは必要でしょう。こういった危険性をきちんと分かっていれば、テレビが発信している情報を何も考えず鵜呑みにしたり、テレビ中毒のような状態に陥ってしまったりせずにすみます。テレビは情報を伝える媒体でもありますが、同時に経済性を追求する企業が行っている活動でもあります。つまり、テレビを放送することで収益が出ないとテレビ局としては成立しないわけです。言い方は悪いかもしれませんが、テレビはその情報を発信する主体にとって都合がいい情報を流しますし、所有側が好きな情報を流すのは当然の権利とも考えられます。テレビというものの本質の中にそうした側面があることを理解し、ある程度批判的にその内容を吟味する力も必要なのです。次回は、テレビの内容を吟味する力をつけるための一例をご紹介します。(子育ての達人)
2015年12月27日子どもをきちんとしつけようとして、きびしく叱る親御さんもいます。しかし、叱り方を間違えると、一生、心に傷が残ってしまいます。実際、3歳から5歳くらいのお子さんを持つお母さんから「私、叱り始めると、つい、止まらなくなってしまうんです。『もしかしたら、虐待では?』と思うこともあって。どうしたらいいですか?」と相談を受けることも少なくありません。では、子どもの心に「一生心の傷になって残る」リスクのある、「これは、絶対ダメ!」という叱り方には、どのようなものがあるでしょうか?クセになった暴力は、絶対ダメ!まず、最悪はこれ。愛のムチ、という言葉をよく耳にします。「子どものため」を思って行った平手打ちなら、それは教育上意味がある、という考え方です。けれど、多くの子どもにとって、暴力は、ただイヤな思い出でしかないようです。とくに・説明もなく、いきなり殴られた時・たいした理由もなく、親が自分を殴るのがクセになっているのが、子どもから見てもわかる時 こんな時、子どもの心の中には、親に対する不信感が育まれます。自分は親にとって「単に面倒くさい存在」であるかのように感じてしまうのです。こうやって身につけた不信感はかなり根深いものがあり、その後、どんなに良いことを親が言ったとしても、子どもは素直に聞く気持ちになれません。とにかく、子どもにとって納得のいかない暴力は、百害あって一利なし。よーく心得ておきましょう。自分の気分次第で叱ったりほめたりするのははダメ2番目に良くないのがこれです。仕事がうまくいっているなど、何らかの理由で機嫌がいい時には、子どもにめっぽうやさしい。逆に、仕事で滅入っていたり、何かつらいことがあったりしてストレスが溜まっている時には、子どもにも厳しくあたってしまう。そんな親がいます。もちろん、人生いろんなことがありますから、そうなってしまう気持ちもわからないではありません。いつも同じ、一貫した態度で子どもに接することなど、普通の親には、なかなかできるものではありません。 しかし、あまり喜怒哀楽が激しく、自分の気分次第で、子どもにやたら優しくしたり、冷たくしたりを繰り返していては、子どもはいったい、何をどうすれば、親に喜んでもらえるかわかりません。親を喜ばせるつもりで何かをしたのに叱られた。あるいは逆に、何もしていないのにやたらとほめられた。そうなると、子どもとしてはどうしていいかわからず混乱します。ほかに、心を傷つけてしまうダメな叱り方には、次のようなものがあります。・「お姉ちゃんなのに」「お兄ちゃんなのに」と叱る・「マサル君はもう~なのに、サトシはまだそれしかできないの」とほかの子どもと比較して叱る・「せっかく、~教室に通っているのに、そんなんじゃ、お金の無駄ね」とお金のことを出して叱る・努力したにもかかわらず、「何だ、~点か」と、結果のみ見て叱る これらを頭に入れて、お子さんの叱り方に気を配ってみてはいかがでしょうか。(諸富祥彦)
2015年12月04日おそらく、ほとんどの母親は「なるべくならば子どもを叱らずに優しく接していたい」と考えていると思います。しかし実際にはそうはいかず、ふと気がつくと一日中子どもに小言を言っていた、というような経験のある人も多いのではないでしょうか。子どもを上手に叱り、注意にしっかりと耳を傾けてもらうために大事なポイントについて見ていきましょう。なぜ叱る? 叱ることは親心子どもがなかなかベッドから出ないと言っては「早く起きなさい」と叱り、やっと起きてくると「朝ご飯を食べなさい」「顔を洗いなさい」「遅刻するから早く支度しなさい」…といった感じでずっと叱り続け、子どもが学校に出かける頃にはすっかり疲れ切って、しばらくぐったりして何も手につかない、という人もいるかもしれません。そして、子どもが学校から帰ってくると、「遊んでばかりいないで宿題しなさい」「予習復習をちゃんとやりなさい」「塾や習い事に行きなさい」「夕食を早く食べてしまいなさい」「お風呂に入りなさい」「夜更かしはやめてさっさと寝なさい」……。毎日こんな感じで叱ってばかり、などという声が聞こえてきそうです。さて、ではどうして親は子どもに小言を言うのでしょうか。それは、子どもがちゃんと育ち、しっかりした大人になって欲しいからではないでしょうか。間違ったことをした時に、ちゃんとそれを理解した上できちんと反省し、同じことをもうしないようにしてほしいと思うからこそ、叱るのだと思います。逆に言えば、たとえばフラストレーションがたまっているだとか、人目が悪いだとか、親個人の都合と合わないだとかいったような理由で子どもを叱りつけるのは、良くない叱り方ということになります。こんな叱り方は有効性が低い親の側は子どもがきちんとした大人になるようにと思って叱っていたとしても、それが子どもに伝わらないのでは無意味になってしまいますし、またそうした叱り方は有効性が低くなります。有効性の低い叱り方とは、どんなやり方かというと、「口先だけ」の叱り方です。具体的な例で見てみましょう。子どもが学校から帰宅しました。この時に「ちゃんと手を洗ってうがいもしなさい」と、子どもに注意したとしましょう。それに対して子どもが、「友だちのところに遊びに行きたいから、急いで宿題終わらせなきゃ」と返したとします。それに対して、それなら仕方ないかなと注意をやめてしまってはいないでしょうか。または、子どもの部屋が散らかっているのを見て、「部屋はきれいにしときなさいって言っているでしょ!」と叱ったとします。それに対して子どもが「今時間がないから後でやっとくよ」と言ったとして、そのまま「じゃあ、ちゃんとやっときなさい!」と言って、その場を終わりにはしていないでしょうか。なるべくなら叱ってばかりいたくない、と思いがちな親としては、こういう事例のように子どもが一見筋の通った口答えをした時に注意を引っ込めたり、宙ぶらりんなままにしてしまったりすることがよくあります。言うべきことはきちんと言ったから、という意識もあるからでしょう。しかしながら、こういうことを続けていると、子どもは親の注意や言うことを聞かなくなってしまいます。では、子どもの心に届くように叱るには、どうすればよいのでしょう? それは 後編 でお話しします。(子育ての達人)
2015年11月23日新入社員が入社して1ヵ月過ぎ。全体研修も終わり、自分の下に後輩が配属された人もいるのでは? 今年の新卒はどんな世代なのでしょうか? その特徴と、彼らが求める理想の上司像、そして彼らとの接し方について紹介します。■2015年度の新卒は、1992年4月2日~1993年4月1日生まれ今年、新卒入社をするのは1992年4月2日~1993年4月1日生まれの人たち。インターネットで「92年生まれ」と検索すると、「不遇の92年生まれ」と出てくるのをご存じですか?というのも、バブル崩壊直後の不況の時代に生まれ、小学校からはゆとり教育、高校を入学する2008年4月には爆弾低気圧が直撃。おかげで新しい制服も雨でびしょびしょになったとか。加えて、高校2年生になる2009年には新型インフルエンザが大流行し、修学旅行が中止・延期する学校が相次いだそう。高校を卒業する2011年3月には、東日本大震災が起こり、お祝いどころではない自粛ムードに。2013年の成人式では、全国的で大荒れの天気となり大雪や大雨の中での開催に。とどめは、大学の卒業旅行シーズンには世界各国でテロが起こり、行き先を変更・中止となる事態まで…。そんな不遇を経験してきた世代であり、逆に“92年組”という団結力があるように感じます。ちなみに入社式が行われた4月1日も雨が降り、「さすが92年組!」とネットで話題になったとか。不運もネタにするようなポジティブさも持ち合わせているかもしれません!? とはいえ、大学入学時からスマホを持つような世代でもあります。SNSを駆使したセルフブランディング・人脈作りなどを積極的に行ってきたでしょう。自分の意見を発信しやすい環境で成長してきたため、自分なりの考えも持っているはず。いわば、“意識高い系”かもしれません。でも意識高くさまざまなアンテナを張ることは、彼らにとって当たり前のこと。世間が“意識高い系”と揶揄することに、不快感を持っている方もいます。■人柄がよく親しみやすそうな上司が理想2015年度新入社員を対象に産業能率大学が行った「理想の上司」アンケートでは、女性部門だと1位が天海祐希さん。なんと6年連続で第1位に輝きました。リーダーシップがあり的確な指導をしてくれそう、という理由が挙げられています。ただし以下は変動があり、2位はタレントのベッキーさん、3位はアナウンサーの水卜麻美さん! 明るくて人柄がよく、親しみやすそうな上司も理想なのが、2015年度の特徴だといえるでしょう。このようなことを踏まえて、今年の新入社員には、上司&部下、先輩&後輩という上下関係がはっきりした接し方よりも、新入社員を尊重した上で、指導していくように接するのが良さそうです。たとえば、なにかミスが起きた場合も、新卒の考えなどを一度聞いた上で、アドバイスをするといったような具合です。夢を持って入社している新卒も多いはずなので、頭ごなしに怒るのではなく、相手の熱意をそぎ落とさないような方法で、指導していきましょう。あまり注意しすぎると、「ゆとりなので」「どうせ92年組なので」などと、自虐を言い訳に使われてしまうかもしれません!? やはり後輩には好かれたいもの。毎年、入社してくる新入社員といえども、世代背景などを知り、今年の特徴を理解するのも大切ですよ。
2015年05月11日モテる女子は、かわいさはもちろん、それだけじゃなくてちゃんとモテる接し方を知っています。もちろん生まれつきこういうことが無意識にできる子もいますが、水商売なんかを経験した女子は、こういうテクを身につけるので急にモテ期に突入したりするんですよね。ようは、モテ女子が実践する異性との接し方を学べば、みなさんも今よりもモテるようになるということです。そこで今回は、元No.1キャバ嬢のナナミ・ブルボンヌさんに「恋愛上手な女子が実践する異性との接し方」について聞いてみました。■1.上目遣い「モテる女子は、話すときはつねにナチュラルに上目遣いをしています。背が小さめの女子はもちろん自然にこうなるので、男子にモテるんですねたとえば男子が170くらいで、女子が160ちょっとあるとき、そのままだとあんまり上目遣いになりませんよね。でもモテる女子は、上目遣いになるまで男子の近くに寄っていくんです。なるほど。こうやれば上目遣いになるのはもちろん、男子との距離も縮まるから、男子は余計にドキドキしてしまうのにも納得ですね。■2.自然に触る「『やだぁ』とか言いながら、自然にボディタッチができる女子も、モテますね。手や肩などあんまりいやらしくない部分をさりげなく、だけど頻繁に触ると、狙っている感じが出ずに、『この人は自然とボディタッチをする人なんだな』と思わせられるので、誰でもできると思いますよ」2人で話す、というコミュニケーションでも、ボディタッチのあるのとないのとでは親しくなるまでの早さが全然違うんだそうです。こういうさりげないボディタッチなら、やりすぎたからといって「あいつビッチじゃね?」と思われる心配もないので、たくさんやってみるべきですね。■3.バカなフリ「男子にバカにされるのが上手な女子もモテます。男子って、女子をバカにするのが気持ちよくて仕方がないんですよ」わざと言い間違えてみたり、あるものを知らないフリをしたりして「お前バカだな~」と言わせてみましょう。男子からバカにされたくなんかない!という女子も多いと思いますけど、あくまで演技のつもりでやれば、我慢できるはず。■4.2人で食事をする「商談などをするときには、食事の場でするのがよいとされています。これは、人と言うのはなにかを食べているときに幸福感を覚えるので、その時間を共有する相手にも好意を持ちやすいからなんですね。これはもちろん恋愛に活かせます」気になる男子と一緒に話をするときにも、「ちょっとご飯食べない?」と誘ったり、お菓子を買ってきて食べながら話したりするだけでかなり違ってくるみたいですね。食いしんぼうな子は恋上手?■5.してみたいことを言う「『最近の○○って映画が見たい』とか『○○が食べてみたい』とか、普段から好きなことや行ってみたいところを頻繁に言うことはモテでは重要。理由は簡単です。日頃からそういう話をしておくことで、男子が『じゃあ行く?』と誘いやすくなる環境を作っているんですね」最近は、自分から積極的に女子をデートに誘えない男子が増えてますね。なのでこれからこのスキルはどんどん大切になっていくはずです。■おわりにどうでしたか?なんだかどれもたしかにさりげないんだけど、じつは意外とできてないことばかりな感じがしました。みなさんも、日頃の男子との接し方をちょっとだけ意識して変えてみるだけで、だいぶ反応が変わってくるはずですので、頑張ってみてくださいね!(遣水あかり/ハウコレ)(島村 遥/モデル)(柳内 良仁/カメラマン)
2015年04月20日「寝る子は育つ」というのはよく聞く言葉ですよね。この言葉に従って、子どもには「眠れ、眠れ」と促していった方が良いのでしょうか? 実は子どもに一律に昼寝をさせる習慣は、現在少しずつ見直されつつあります。それにはどんな背景があるのでしょう? 子どもの健康的な成長を支えるための睡眠の秘訣をご紹介します。子どもの成長と共に変化する眠りの状態生後半年から1年くらい経つと、パラパラとしていた子どもの眠りのリズムがまとまり始めます。夜の就寝時刻は3歳から5歳頃まではほとんど変わりませんが、それに対して昼寝の時間は顕著に変化するようです。2004年に行われたアメリカでの調査「2004 Sleep in America Poll」では、昼寝の時間を設けなくても特に体に不調を来たさない子どもが3歳以降年齢と共に増えていくことが明らかになりました。その人数は、3歳で約4割、4歳で約7割、5歳で8割を超えています。少しずつ昼寝の時間が不要になり、小学校入学の学齢になると、ほぼ昼寝が不要になり昼間は学習に集中できるということになります。発達にそった昼寝を促すことが重要子どもの眠気を解消する適切な手立てとは子どもは徐々に昼寝が不要になっていくことが明らかになりましたが、日本の保育園の多くは、まだ一律に昼寝を取らせるところが多いようです。自宅でも同様で、子どもは「眠くない」と言っているのに眠るように指導している場合が多いようです。「寝る子は育つ」をそのまま子育てにつなげていくのではなく、子どもによって昼寝の必要性は異なるということを理解して子育てをしていくことが重要でしょう。また、成長段階によって昼寝が減っていくのも当然。成長の証だと捉えていく必要があるのです。子どもが眠気を訴えたら、それに応じて昼寝させても良いでしょう。しかし、「みんながさせているから」などの理由でお昼寝させるのは望ましいことではありません。子どもに合った睡眠指導ができていないとどんな問題があるの?身体が欲していないのに昼寝をさせると、夜の眠りに問題が生じることがあります。日中に睡眠時間を十分に確保しているので、夜の寝ぐずりがひどくなったり中途覚醒が頻発したりします。こうなると、子どもにとっても保護者にとってもストレスが大きくなってしまいますよね。また、無理に寝かされるというイメージが付いてしまうと、睡眠自体が子どもにとってのストレスになりかねません。子どもの昼寝について、ポイントをまとめると下記の通りです。・子どもが「眠い」と言ったら昼寝を促す・夜眠れない様子であれば、昼寝の時間や習慣を見直す・他の子どもと比較して、「もっと寝かせなければ」と焦らない(子どもの個人差を認める)・毎日昼寝する習慣があったとしても、成長と共にある時を境に昼寝をしなくてもよくなることを知っておく子どもの成長段階に合わせて、また必要な眠りの量には個人差があることを踏まえた上で、子どもの睡眠を確保していってくださいね。Photo by Brent Gambrell
2014年12月01日自分の思ったように部下や後輩が育たない…と悩みを持ったことはないでしょうか。「これだからは最近の新人は…」と相手のせいにしてしまいがちですが、本当は上の接し方が悪いというケースもたくさんあるのです。例えば、研修のテーマや育成手法として、話題にあがることの多い「コーチング」についても多くの誤った認識をしていることが多いようです。今回はそんなコーチングに対して抱きやすい代表的な誤解を、3つご紹介いたします。○誤解1 コーチは役に立つアドバイスをするべきコーチングの手法では、クライアントとなる個人やチームが自らの力で解決策を見出すことができるようになるという点を重視します。コーチは、解決策を見出す過程でフレームワークを提供したり、発見や洞察を深めるサポートを提供する形で関わります。直接的なアドバイスや指示を行うことはありません。例えば、部下が提出した提案書に対して、「私ならここはこうする」という直接的なアドバイスではなく、「この部分はどういう意図で作ったの?」といった質問を活用することで相手の洞察を深め自発的な解決を促します。○誤解2 コーチは問題解決をするべきコーチングでは相手の仕事や生活の中にある大切な目標に対する「実践」を重視します。コーチングで大切にしていることは、問題解決ではなく、常に目標を照らし、実践・実現に向けて継続的に支援することです。例えば、部下から「AとBだったらどっちがいいと思いますか?」という質問をされた場合、「そりゃAに決まっているだろ」と答えるのではなく、「目標達成のためには、どっちだと思う?」といった質問で目標を再認識させ、実践の方向性を見出すことにつなげます。○誤解3 コーチは相手の行動を改善し、弱みの克服を促すべきコーチングは相手の強みや、能力の可能性をベースにした成長機会を見出すことに着目します。目標達成のために何が正しいのか、何が必要なのか、何を望んでいるのかに根ざしていく手法ですので基本的には弱みの克服や望んでいない行動改善を促すことはありません。例えば、部下がミスした時に「君はプロセス管理が苦手だね。この機会に改善しよう。」という言い方ではなく、「次回より良い結果を出すためにどんなことができるかな?」といった質問でアプローチしてみるとよいでしょう。いかがでしょうか? あなたが誤解しているために、部下の芽を摘んでしまっていることがいかに多いかに気づきましたか。コーチングを活用することで部下の育成に新しい選択肢を持つことをおすすめします。<著者プロフィール<林健太郎全世界に20,000人以上の会員となる訓練を受けたコーチが所属する、国際コーチ連盟(ICF)の日本支部代表理事。エグゼクティブ・コーチとして多くのグローバル企業の経営幹部へのコーチングを手がけている。国際ビジネスに精通し、グローバルリーダー育成を専門とする。2014年10月12日にはICFの会長が来日し講演を行う「コーチング・カンファレンス 2014 in Japan」を開催。パネリストの一人として参加を予定している。※画像はイメージであり、本文とは関係ありません
2014年10月07日ママになると一度は「イヤイヤ期」という言葉を聞いたことがあるかと思います。このイヤイヤ期、大抵のお子さんが通る道。ママにとってもかなりの試練の時期といえるでしょう。今回は、イヤイヤ期の意味、対応の仕方や接し方について触れてみます。■年齢別イヤイヤ期、1歳と2歳、3歳の違いは?イヤイヤ期は、早い子だと1歳台から始まります。自我が目覚め、自分のやりたい!を常に優先したくなったり、ダメ!と行動を遮られると泣いてしまったりすることがあります。ただ、この時期はまだ、ほかのことへのすり替えが通用するので、「これやってみる?」と興味を別のことにうつすことで大抵の場合、解決できることが多いでしょう。■魔の2歳児だんだん厄介になってくるのが2歳頃からです。「魔の2歳児」という言葉があるように、とにかく徹底的に自我を通します。言葉を話せるようになってくる一方で、伝えたいことをうまく言葉で伝えられないストレスも抱えるようになってきます。自分でできることもかなり増えてくるので、ママがよかれと思って手伝おうものなら大変です。洋服を着替えさせてあげたら、「イヤー!」、靴を履かせてあげたら、「イヤー!」なんて話は、ママたちからもよく聞きます。中には、「どうしてもパジャマを脱がなくて仕方ないから保育園にパジャマのまま連れて行った」「私(ママ)が洋服を選んだのが気に入らなくて裸で1時間大泣き」ということも。2歳になると「意地を張る」ということも出てくるので親子にとっても持久戦になってきます。■3歳になると言い聞かせてみる3歳以上になると会話も成立してくるので子ども自身のストレスも減ってきますが、中には自分のこだわりを残し、そこを遮られると怒る子どももいます。例えば、子どもがいつも決まったテレビ番組を観てから着替えているのに、用事のために早く出かけなくてはいけなくなったとします。そこで急かしたり、テレビを見せなかったりすると怒り出す子どももいます。その場合、いつもの流れでは支度が間に合わないので、先回りして前日の夜などに、「明日は早く家を出るから、テレビ観る前にお着替えをすまそうね」と、お話しして言い聞かせておいたり、早く起きて先にご飯を食べ、テレビ→着替えで間に合う流れをつくったりするなど、お子さんのこだわり行動を崩さずに対処する必要があります。■イヤイヤ期は自我の目覚め、成長に必要なぜイヤイヤ期は存在するのでしょうか? それは、今まで受動的だった子供が、「自我」を確立し、周囲の大人に対して「僕は(私は)ひとりの人間なんだよ! 選択権を持っているんだよ!」とアピールしだす時期ともいえるでしょう。自分という個を主張→欲求に対して抑圧を受ける→怒りを生じる、ということを繰り返すことで、自分の気持ちや行動をコントロールするスキルを学ぶ大切な時期でもあります。■イヤイヤ期の対応・接し方イヤイヤ期の時、ママは「お子さんが自分で選択することを認める」というヘルプをしてあげることが一番です。そして、お子さんの感情が爆発してしまった時には、ママはできるだけイライラを抑えながら、「●●したかったのね」「ママがこうしちゃったから嫌だったね」などと考えられる理由を挙げて、お子さんの気持ちを代弁してあげましょう。その上でどうしても欲求に応えられないことに対しては、「でも●●したら危ないよ」などとさとすゆとりが大切です。ただやみくもに抑制したり、怒ったりしてしまうとお子さんは「自分で選択することはいけないことだ」と思ってしまい、近い将来、伝えたいことをママに言えなくなったり、ママに反抗することで興味を引こうとする、という行動を取りがちになったりしてしまいます。ママも人間だからつい目の前のことに困ったり、イライラしたりしてしまいますが、そこは一呼吸おいて、「どんな子に育ってほしい?」と自問自答。ぐっとこらえて子どもに寄り添ってみてくださいね。
2014年08月13日「彼の家に遊びに行く」で最も緊張するのは「彼の家族との接し方」ではないでしょうか。特になかなか年上の方とかかわることのない学生たちは、親世代の方に気に入られるなんてどうしていいかわからないのでは?そこで今回は女子たちに「彼の家族となかよくなるポイント」を聞きました。彼の部屋にこもりっきりにならず、彼の家族と打ち解ける方法をさぐってみましょう。■1.まずはしっかり挨拶をする「人見知りなのでなるべく彼の家族と会いたくないな~って思っていました。コソコソばれないように部屋に上がり込んだりしてたんだけど、バレバレだったみたいで。挨拶もしないなんて礼儀がない子ねって言われてたそうです(ショック!)。それから挨拶はきちんとしてます!」(18歳/学生)彼に「挨拶は別にいいから」と言われたとしても、ここだけはきちんとするようにしましょう。「あの子、コソコソ息子の部屋に行って、しかも全然出てこない!」なんて印象悪すぎます。最初の関門さえ突破してしまえば、だいぶラクになりますよ。■2.彼の兄弟となかよく「彼氏の兄弟となかよくなると、結果的に家族に気に入られやすい。元々子供好きだから自分も楽しいし、ちいさい弟や妹とたくさん遊ぶと『あのおねえちゃん、つぎいつくるの~?』って母さんに聞いてたからまたおいでって彼氏に言われるよ」(20歳/アパレル)彼の両親と仲良くなるのはちょっとハードルが高い!なら、まずは兄弟と仲良くなることを意識して。味方が増えたら、彼の家でも心強いです。「彼氏のお姉ちゃんと仲良くなりすぎて、別れた今でもよく二人で会います」(24歳/金融)など、もはや友達になれてうれしいという意見も。■3.ご飯は残さない「よく夕飯をごちそうになるのですが、出されたご飯は無理しても全部食べるようにしてます。一度『おいしそうに食べてくれて嬉しい』と褒められたので。自分も料理するからわかるけど、やっぱり残されると悲しいですもんね」(22歳/学生)好き嫌いがあるとかなり大変でしょうが、ここは頑張りどころです。後日彼に「ご飯本当に美味しかったです、ありがとうございました」と伝えてもらい、さらなる好感度アップを狙うもよし。■4.ひたすら笑顔「家族と話すときはとにかく笑顔を絶やさず、聞き役に徹することが大切じゃないかな。いい格好しようとすると荷が重いしね。元カノは自分で発言するような子だったみたいなんだけど、あまりウケはよくなかったみたい」(22歳/事務)彼の家族にもさまざまなタイプがありますが、打ち解けたかなと感じるまではキャラを出しすぎないのがよさそうです。笑顔と聞き役さえ徹底していれば、まずは合格ラインに立つことができるでしょう。■おわりにいかがでしょう。初めて彼の家族に会うときは緊張してしまいがちですが、それは相手方も同じこと。あまり意識しすぎず、基本さえ外さないようにすることが大切なようです。彼の家族とも打ち解けて、家族ぐるみで応援してもらえる恋愛を目指していきましょう。(倉持あお/ハウコレ)
2014年06月23日敬う気持ちが大切いろんな上司や先輩がいると思いますが、目上の人に対する接し方や態度は気をつけたいもの。失礼な態度では、どんなに仕事ができても評価が下がってしまうこともあります。そこで今回は、マイナビニュース会員の女性517名に、目上の人に対する接し方・態度で気をつけていることについて教えていただきました。>>男性編も見るQ.上司・先輩に対する接し方・態度で気をつけていることを教えてください(複数回答)1位タメ口で話さない39.6%2位返事をする36.8%3位言葉遣い36.0%4位あいさつ33.9%5位お礼をいう31.1%■タメ口で話さない・「いくらフレンドリーな職場であっても、やはり最低限のけじめはつけるべき」(25歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)・「以前、先輩・同期と3人で話をしていたとき、先輩に対してタメ口を使ってしまった。ひたすら謝ったが気まずかったから」(27歳/生保・損保/営業職)・「礼儀として必要だから」(29歳/学校・教育関連)■返事をする・「自分の存在を示す最低限のことだと思う」(32歳/ソフトウェア/技術職)・「取りあえず『はい』と言うことが大事」(25歳/生保・損保/専門職)・「返事をしないことで、周りからも印象が悪くなるから、どんな質問に対しても返事は必ずする」(28歳/不動産/事務系専門職)■言葉遣い・「失礼が無いよう、言葉遣いには気をつけています」(29歳/ソフトウェア/事務系専門職)・「目上の人にはきちんとした話し方をする」(32歳/その他)・「話す前に一度、頭の中で整理してから話すようにしている」(34歳/自動車関連/技術職)■あいさつ・「コミュニケーションの基本だと思うから」(26歳/学校・教育/事務系専門職)・「忙しいときでも、必ずあいさつをする」(26歳/マスコミ・広告/事務系専門職)・「ふだんの会話をする前に、あいさつ時に相手の調子を確認しておきたくて気をつけている。あいさつのほうがよほど緊張します」(24歳/情報・IT/技術職)■お礼をいう・「それは知ってる、と思っても、せっかく教えてくれたので必ずお礼は言う」(25歳/ホテル・旅行・アミューズメント)・「ちゃんとお礼を言うことで感謝の気持ちを伝える」(26歳/団体・公益・官公庁/事務系専門職)・「人間関係が良くなるから」(29歳/通信/事務系専門職)■番外編:礼儀が大事!・失礼な態度「失礼にならない最低限の態度は心がけているつもりです。ただ、意見が微妙に違う状態で話し合いをしているときに丁寧語が嫌みに聞こえたらしく、逆切れされたことがあります」(25歳/医薬品・化学/事務系専門職)・言い訳をしない「すぐに謝る」(25歳/医薬品・化学/事務系専門職)・明るく振る舞う「職場の雰囲気をよくするのが大事だからです。ミスしてしまっても落ち込むけれど、明るくまじめに努めていれば時が解決してくれます」(24歳/生保・損保/営業職)総評1位は、「タメ口で話さない」でした。上司や先輩に対しては、普段から気をつけているようですね。ついうっかり口から出てしまったがために、その回復が大変だった、なんてことにならないようにしたいものです。2位は「返事をする」でした。返事をするのはすべての基本、という意見が多数。目上の人に対しての礼儀を示すためにも、基本をしっかり守ることが重要だといえるでしょう。3位は「言葉遣い」です。敬語はもちろん、正しい日本語を使うことも大切なことですよね。4位は「あいさつ」。仕事はあいさつから始まるといっても過言ではありません。あいさつで相手の調子を量ることもできるというコメントも寄せられました。5位には「お礼をいう」がランクイン。感謝の気持ちを伝えることで、人間関係が円滑になることもありそうですね。礼節を重んじた態度で接することによって、上司や先輩との関係がよりいいものになっていくことでしょう。(文・OFFICE-SANGA澤井輝一)調査時期:2012年7月23日~2012年7月28日調査対象:マイナビニュース会員調査数:女性517名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【女性編】男性のしぐさでこれだけはやめてほしいと思うものランキング【女性編】自分より年上の世代に対して、ひとこと言うならランキング【女性編】新人で入社してきたら使いづらそうなキャラランキング完全版(画像などあり)を見る
2012年09月09日