新学期が始まってすぐのゴールデンウイークは、子どもにとって楽しみな連休の1つ。普段の休みとは違って、特別な外出や宿泊旅行に心を躍らせます。とはいえ、子どもが大きくなればなるほど、家族でお出かけをさせるか友だちを優先させるか悩んでしまいますよね。そこで今回は、ゴールデンウイーク中の子どもの適切な過ごし方を見ていきましょう。家族の時間は作るせっかくのゴールデンウイーク、家族との時間は大切にしたいですよね。普段、学校やプライベートで家族との時間が少ない人は特に、この連休中に関わりを持っておきたいところ。旅行に行くだけではなく、少し遠出をして1日出掛けるだけでも関係性を保つには有効です。とはいえ、思春期の子どもと一緒に出掛けようと思っても、「行かない」と言われてしまうこともあるでしょう。そんなときは特別な夕食メニューで食卓を囲むだけでもOK!その子に合わせた家族の時間というのを作ってあげると、一緒に過ごしてくれるかもしれませんよ。友だちとの時間も作れる子どもが小学生以上になると、友だちとの関係性がどうしても優先されてしまいます。この日は友だちと遊ぶ約束をした、家族よりも友だちと一緒にいたい、と、思う子どもも多いでしょう。中学年以上になるとなおさら。そのため、ゴールデンウイークのすべてを家族に合わさせるというのは難しく、子どもとぶつかる原因ともなるため、友だちとの関係も大事にさせるよう、ある程度は自由にさせることも必要です。それすらさせてもらえない子どもは、家族との時間も大切にしようとは思わないのですね。家族と友だちとのバランスを考えて長い連休であるゴールデンウイークでは、家族と友だちのバランスがとても重要。家族と過ごしたあとは友だちと遊べる、そんな状況は、子どもの成長にもとても良い影響を与えるのです。どちらも大切にすることを学ぶためには、どちらの時間も有意義に過ごすことが必要なのですね。子どもに対する信頼も、そういった親子の関係性から生まれてくるのです。いかがでしたか?ゴールデンウイークは家族にとっても大切な時間。しかし、子どもが友だちを1番に考えている時期は、親は一歩引いて見守る姿勢を保ちましょう。親が子どもを信頼すれば、子どもも親のことを信頼し、大切に想う心が育まれますよ。
2019年05月01日GWはもう目前! どう過ごすか、みなさんは、もう予定は決まりましたか?GW中には「子どもの日(端午の節句)」もあります。男の子ママは特に「鯉のぼりや兜を飾らなきゃ」「どこに出かけようかな、何を作ろうかな?」と、忙しくもあり楽しみなのではないでしょうか。そこで、チェックしたいのが、ウーマンエキサイトのスペシャルサポーター「ママリーダーズ」のSNS。昨年の子どもの日シーズンのブログやInstagramをのぞいてみると、さまざまな楽しみ方、過ごし方をしていました。鯉のぼりイベントに出かけたり、鯉のぼりを手作りしたり、子どもの日ならではのメニューを考えたり…。先輩ママならではの工夫と愛情が込められた「子どもの日」をご紹介しましょう。■もりもとさん家の子どもの日「毎年恒例、加茂の鯉のぼりへおでかけ」教えてくれたママリーダーズは… もりもと りえさん/“猫変態”な専業主婦&インスタグラマー&ブロガー 息子たいと愛猫ザクロが仲睦まじく過ごす姿を、2014年からインスタグラムで投稿し始め人気に。2016年にはアメブロにて「ザクロとたい」を開設。公式トップブロガーに。2017年12月に初の著書となる「ザクロとたい」をぴあより出版。2018年2月ザクロが永眠し、現在はキジトラ白の保護猫コスモスを家族に迎え、「#たいとコスモス」で綴っている。こどもの日は、毎年恒例、「加茂の鯉のぼり」を見にいってきました。加茂川の上に、500以上の鯉のぼりが泳ぎます。この鯉のぼりは、使わなくなったものを地域の方々が寄付したものだそうです。毎年この日はものすごい暑くて、川に入って遊んだりするんだけど、今年(※2018年)は風が強くて、なかなか寒くて川遊びはできませんでした。…が、周りにいる子どもたちはみんな、強風にあおられる鯉のぼりを捕まえる遊びを始め、たいもばぁばに手伝ってもらってなんとかキャッチ!子どもって遊びを考える天才です。これは前の年のこどもの日の写真。たいとザクロに、折り紙の兜を作りました。たくましくなくていいから、しなやかに折れないように、そんな事を書いた気がします。今年も願うことは同じ。たくましい、強い子になんてならなくていいし、鯉のように 滝を登らなくてもいいよ。猫のように、しなやかに、おだやかに、自由に、ザクロのように。愛深き心に育ってね。おまけに、たいの 「鯉のぼりを見に行こう」の歌でお別れです…和む。 ■中山あいこさん家の子どもの日「鯉のぼりオーナメント」教えてくれたママリーダーズは… 中山あいこさん/ライフオーガナイザー “シンプルで、心地のよい暮らし”をテーマに、ブログ「生活のメモ」で日常を発信。2017年にライフオーガナイザー®1級を取得。著書に「家事がラクになるシンプルな暮らし」、「家事が好きになる暮らしの工夫」(共にエクスナレッジ)がある。鯉のぼりを和室に飾りました。以前つくったこいのぼりを、水色のトイクロスに貼り付けて壁掛け風に。前は両面テープで壁に直接貼り付けていたけれど、片づけるときにはがすのが大変でした。壁掛けなら、飾り付けも片づけもラクチンです。トイクロスは、マジックテープがくっつく布。壁掛けの作り方は、 このとき とまったく同じです。 クリスマスツリーのオーナメントをペタペタくっつけて、子ども2人でデコレーションをしてくれました。オーナメントはサイズアウトした子ども服等の端切れです。 GWの中頃は、家で子どもたちと柏餅を作ろうかなと思います。■さとえりさん家の子どもの日「レア献立のいなり寿司が登場」教えてくれたママリーダーズは… さとえりさん/料理レシピブロガー 料理は口から食べる愛情! をモットーに、3人の子どもたちの好き嫌いが少しでもなくなるようにと、悪戦苦闘しながら小さな努力を重ねる日々。2010年、笠倉出版より「ワンプレートごはん わたしカフェへようこそ」を出版。子どもの頃は苦手だったおいなりさん。実は、大人になってもそんなに好きではないのだけど、夫と子どもたちが好きなので、気の向いた時にたまーーーに作ります。たらの芽の天ぷらとお吸い物を添えて。少し早いけど子どもの日を意識した夕食。■原田あゆみさん家の子どもの日「鯉のぼりのミートパイでテンションアップ!」教えてくれたママリーダーズは… 原田あゆみさん/息子&娘ちゃん育児中の元看護士ママ 独身時代は看護師として勤務し、青年海外協力隊のエイズ対策隊員としてザンビア共和国で活動、帰国後に現在のご主人と出会い結婚。現在は息子さんと娘さんの2人育児中。こどもの日のごはん、おいなりさんはなかなか好評。鯉のぼりミートパイは、見た目にちょっと子どもたちのテンションも上がりました。■高羽ゆきさん家の子どもの日「タケノコ&山菜狩りで山の幸を満喫」教えてくれたママリーダーズは… 高羽ゆきさん/料理研究家 名古屋市在住の料理研究家。簡単なのに豪華に見えるレシピ、初心者にも作りやすいレシピが人気のママリーダーズ。GWに親戚の別荘に行き、恒例のタケノコや山菜を収穫し、おいしくいただきました!帰ったらすぐに下処理と調理。疲れていても、おいしくいただくために頑張ります。初日は、タケノコと山菜の炊き込みごはん、タケノコの煮物、わらびのおひたし。そして、海から別で届いたいただきものが。実家で収穫したにんにくの芽がひと束残っていたので、あさりと一緒にバター酒蒸しにしました。別の日は、山菜を天ぷらにしました。チビが大好きなので、とにかく山盛り揚げる! 親戚の皆さんはあまり持ち帰らないので、毎回我が家が全部いただき〜。ママリーダーズのみなさん、子どもの日の過ごし方は実にさまざまですね。鯉のぼりイベントに出かけたり、手作り鯉のぼりを飾ったり、いなり寿司を作ったり、山菜狩りを堪能したり。せっかくの10連休ですから、我が子と一緒に「子どもの日」を目一杯満喫してみてはいかがでしょうか。
2019年04月25日会社の後輩に恋をしてしまった時、どんな風に接するべきなのか、悩んでしまいますよね。年上の女性としての魅力が上手に相手に伝えられるようにするにはどうしたらいいのか考えていきましょう。会社の後輩に恋をしたらまず「褒める」ことから基本的に男性は単純な生き物です。「褒めること」は素直に嬉しいことでもあり、褒めてくれる人に恋愛に限らず、好意を抱かない男性はいないでしょう。先輩という立場から、会社の後輩に指導をすることも、フォローをすることもあるでしょう。その時に「褒める」ことがポイントです。単純に「すごい」や「上手い」といった言葉でも充分喜ぶかと思いますが、「できるね」や「次からお任せしようかな」といった言葉を用いると、より相手に信頼感を得られるかもしれません。仕事に対してもやる気を起こすきっかけにもなりますし、親しみを感じてもらえるきっかけにもなります。仕事だけに限らずプライベートなことに関しても、「褒める」ことは積極的に行いましょう。会社の後輩を好きになったら厳しさのテイストも褒める事になれて来たら、厳しさを加えておきましょう。褒められる事になれてしまうと、軽く考えられてしまう可能性があります。会社の後輩でもあるので、注意するべきこともあるでしょう。相手を決して全面的に否定するのではなく、気持ちを汲んだうえで注意するのがポイントです。ある程度の努力を認めた上で、注意するべきところをきちんと正すことで、優しいだけではない事を示しておきましょう。おそらく、いつものあなたと違った一面を見せる事で、相手の見方も変わるでしょう。会社の後輩には気にかけてくれる先輩から頼ってくれる先輩へ会社の後輩にとって、先輩である年上女性は少しハードルの高さを感じる事もあります。そんな時にピリピリした雰囲気よりも親しみやすい雰囲気の人の方が、話しかけやすいことは言うまでもありませんよね。日頃から、仕事をしている時の雰囲気づくりにも気を付けましょう。会社の後輩と接する時だけではなく普段の雰囲気が重要です。そして、積極的に先輩として話しかけてあげる事も忘れてはいけません。ちょっと困ったような仕草をしていたり、元気がないようなら話しかけるチャンスです。初めはなかなか本音を話してくれない事が多いですが、繰り返し気にかけてくれる先輩に心を開くことは、特別な事ではありません。最初はあくまでも先輩としての立場で話しかける事もポイントですよ。最後に先輩として頼りになるあなたをアピール出来たら、今度は会社の後輩に相談することも重要です。頼りになる先輩で終わることなく、相手にも頼られているという意識をさせると、二人の距離がぐっと縮まりますよ。
2018年12月16日えんぴつやおはしなどの正しい持ち方。子どもにはなるべく早いうちに身につけさせたいものですよね。そうは言っても、教え方が分からない……そんな親御さんも多いはず。親子で一緒に、いろいろなものの正しい持ち方・使い方が学べる絵本をご紹介しましょう。学びと生活に役立つ「正しい持ち方」を解説『ただしいもちかたの絵本』WILLこども知育研究所 編・著/すみもと ななみ 絵子どものうちに身につければ、大人になっても苦労しない!おはし、歯ブラシ、えんぴつなど、子どもに身近なものの正しい持ち方を29項目掲載。わかりやすい絵と文で、間違った持ち方の例や、ものを上手に持ち、扱えるようになるための遊びも紹介。親子で楽しく実践できます。【広報担当より】子どもに教える前に、まず大人である自分自身が「できてない!」とギョッとするページもちらほら。おわんや歯ブラシ、毎日使うものほど、正しく、美しい所作で持ちたいですね。練習します!基本の道具の持ち方は、入園・入学前に。ものの持ち方なんて、そのうち身につくはず……と気楽に構えている方もいるかもしれません。ですが、一度子どもがえんぴつやおはしなどの持ち方を誤って覚えてしまったら、それを正すのは大変なこと。また、えんぴつを正しく持てれば、手が疲れることなくきれいな字が書けますし、おはしを正しく持てれば、ごはんをじょうずに食べることができます。道具を正しく使うことは、作業が上手になるということ。それがひいては、子どものさまざまな力を伸ばしていくことにもなるのです。おはしやえんぴつだけでなく、絵筆、はさみ、傘、フォークとナイフ、ほうき・ちりとり……など、今すぐには使わないけれど成長すれば必ず使うものの持ち方も紹介されています。基本の道具の持ち方を身につけさせたい入園・入学前のお子さんだけでなく、使う道具の幅が広がる小学校入学後のお子さんにもぴったり。長く手放せない1冊になりますよ。親子でチャレンジ!正しい持ち方クイズではここで、『ただしいもちかたの絵本』からクイズを出題します。次の3つの手は、どんな道具を持つ手でしょうか?難しい……と思われた方のために。ヒントは、【傘、歯ブラシ、ほうき、ぞうきん】のどれかです。ぜひお子さんと一緒に考えてみてください。(正解は、記事の末尾をご覧ください)【1】【2】【3】***上のクイズの正解は……【1】ほうき、【2】はぶらし、【3】ぞうきん(絞るときの手)でした。正解できましたか?この絵本をきっかけに、親子でいっしょに、道具の正しい持ち方・使い方に意識を向けてみてくださいね。
2018年11月19日子どもが1人、ゾウが2頭、ハトが3羽……。日本語には様々な数え方がありますね。親御さんでさえ、「あれ、単位は何だっけ……」と数え方に迷ってしまうことがあるのではないでしょうか?そんな数え方を楽しく・正しく学べる絵本をご紹介します。『ただしいかぞえかたの絵本』WILLこども知育研究所 編・著/すみもと ななみ 絵突然ですが、ここでクイズです。「お皿」「折り紙」「魚のひらき」はどうやって数えるか、知っていますか?ぜひお子さんと一緒に考えてみてください。クイズの答えは、この記事の末尾でご紹介します。お楽しみに。3歳から楽しめて、何歳になっても役立つ1冊!とりは1わ、ウサギも1わ。日本語って、おもしろい!人や動物、食べものなど、子どもに身近なものの正しい数え方を170項目紹介。数え方を知る知識のページと、実際に数える実践ページで、楽しく数え方を学べます。いろいろな数え方を知り、知的好奇心や言語表現力をぐんぐん育みましょう。小さな子どもが見て楽しい、可愛らしく親しめるイラストが魅力のこの絵本。対象年齢は3歳からで、未就学児のあいだはもちろん小学生以降も長く学び続けられる1冊です。この絵本で紹介されている数え方の中には、大人にとっても「目がウロコ」なものがたくさん!親も一緒になって楽しめば、子どももきっとワクワクしてくれるはずですよ。「数え方」は日本語独特の文化日本語の表現の中にあるたくさんの数え方。個、枚、本、台、冊……。日ごろ子どもと一緒に過ごす空間にあるものを数えるだけでも、いろいろな数え方をすることに気づくはず。日本語では多様な数え方をする背景について、この絵本の「おうちのかたへ」のページでは次のように解説されています。日本語には、さまざまな数えかたがあります。それは、日本人がむかしから、ものごとの姿や形にさまざまな視点をもち、それらと自分たちとの関係や、役割や存在などを「数えかた」として、ことばで豊かに表現してきたからとも考えられます。例えば、「ライオンは1頭だけど、猫は1匹」「ウサギは鳥ではないけれど1羽」といった数え方も、日本語における物の見方がベースになっているのです。いろいろな数え方があることを子どもに教えることは、子どもの語彙力・表現力の発達を促すだけでなく、「どうしてこう数えるんだろう?」という好奇心も刺激します。ひいては、学びを楽しむ姿勢にもつながっていくことでしょう。子どもにとって身近な野菜も、大きさや形によって数え方が違う!お絵描きや工作に使うもの、ちゃんと数えられるかな?【広報担当より】大きな川は「1ぽん」、にゅうどうぐもは「1ざ」、森は「1つ」など、普段意識していなかったものも出てきて面白い! 親子で絵本を楽しんだ後はお散歩して、ふと目についたものを数えてみるのも楽しいですね。***では、最初に出したクイズの正解を発表しましょう。「お皿」「折り紙」「魚のひらき」はいずれも「1枚、2枚……」と数えます!ひらたいものは「枚」と数えるのですね。お子さんは(親御さんは)正解できたでしょうか?「ことばっておもしろいね」そんなことに親子で気づける一冊です。ぜひ、手に取ってみてください。
2018年11月12日2018年の日本人のノーベル賞受賞が報じられました。研究者となりノーベル賞を受賞するには子どもの頃からよっぽど優秀だったのではないかと感じてしまいますが、必ずしもそういったわけではないようです。ノーベル賞受賞者の子ども時代はどんなものだったのか、過ごし方や共通点について見てみましょう。日本人とノーベル賞ノーベル賞には、物理学賞、科学賞、生理学・医学賞、文学賞、平和賞、経済学賞の6つの部門があり、毎年1回各部門3人まで賞が贈られます。今年、日本人でノーベル賞を受賞したのは、京都大学の本庶佑特別教授。ノーベル医学生理学賞を受賞しました。日本人のノーベル賞受賞者(外国籍取得者含む)は、1949年湯川秀樹氏を始めとして合計27人に。その内2000年以降の受賞者が19人となっており、特に2008年以降は物理学や科学、生理学・医学での受賞者が増えています。何年も続けて科学者が受賞している背景としては「研究への長年にわたる安定したサポート」「常に危機感を持っている」「若い人材の育成重視」があると言われています。物理学・科学・医学、生理学などの部門は研究成果が見られるまでに時間がかかるものがほとんどで、日本の堅実な研究成果は今後もノーベル賞などにより世界から注目されることになるのではないでしょうか。幼少期に勉強好きだったわけではない!?ノーベル賞を取るのはどんな人なんだろう?と考えた時、子どもの頃によっぽど勉強をして成績が良かったのでは?と思うのではないでしょうか。実際のノーベル賞受賞者がどんな子ども時代を過ごしていたのかを見てみましょう。・2008年ノーベル物理学賞益川敏英教授子どもの頃は勉強せず遊ぶ方が多く、宿題を全くやらずに怒られるような子でした。知的好奇心のバランスを欠いていて興味のないものは一切やらない。数学や物理、化学は得意でも、国語や英語は0点を取る程苦手で、特に国語は漢字が全く覚えられなかったそうです。好きな本だけを徹底的に読み、数学関係の本は古本屋をまわってでも読みあさっていたといいます。・2015年ノーベル生理学・医学賞大村智教授農家の出身で、子どもの頃は毎日農作業の手伝いをしていました。姉によると「私たちより勉強していなかったのに信じられない。いたずらっ子で、近所では悪玉と呼ばれていた。ベルトを振り回してしょっちゅうけんかをしていた」とのことです。・2014年物理学賞中村修二教授小中学、高校時代は暗記科目が嫌いでしたが、小さいころから理数系の科目は好きで成績も良かったそうです。じっくり考えることが好きで、数学や物理の問題を考えて解くのを楽しんでいたといいます。・2012年生理学医学賞山中伸弥教授子ども時代は夕方遅くまで園庭でタイヤを転がしたり、ブランコやシーソーや鉄棒で創意工夫を凝らして自由に遊ぶ子だったといいます。科学少年で理科の実験が大好きで、ひまを見つけてはラジオを分解して親に怒られていたそうです。ノーベル賞受賞者の子供時代の共通点ノーベル賞受賞者が特別に幼少期から勉強好きとは限らないということが分かりました。受賞者の子ども時代の共通点について見てみましょう。 (1) 好きなことへの集中力が高い受賞者の一番の共通点としては、興味をもったことを徹底的に解決しようとする傾向があり、その好奇心と集中力が並外れているということです。興味を持ったことへの集中力の基礎は、大半が子ども時代に作られています。子どもが興味を持つものは、その対象がどんなものであっても否定せず温かく見守ることが必要です。 (2) 強い信念を持っている受賞のための研究成果が出るまでには、たくさんの挫折や困難があったはずです。また、未だ受賞していない研究者も日々そういったものを乗り越えながら研究を続けているはずです。それを乗り越えるための強い信念を持っていることが大切ですが、どうしたら子どもに強い心と信念を持ってもらうことができるでしょうか?多くの受賞者が言うのは「子ども時代に見聞きした、周りの大人たちの行動が今の自分に重要な影響を与えている」とうこと。あれこれ口出しするより、行動で示す方が子どもはたくさんのことを学ぶようです。強い信念を持つ子になるには勉強だけではなく、柔軟な発想、親の温かい見守り・尊敬される行動が必要なようです。 (3) アクティブ気質研究者に多い気質というのは、アクティブタイプであるということ。特徴としては、わんぱく、やんちゃ、ずっと動き回って落ち着きがない、テンションが高め、考えずに行動しトラブル多め、運動はわりと得意など。知性とは程遠いイメージがありますが、このタイプは好奇心が旺盛で、気になることは自分で試して理解したいという子が多く、研究者にピッタリです。かのアインシュタインもこのタイプだったと言われています。子供がわんぱくで手を焼いているというママも、こういった行動を規制せず危険じゃない限りは興味の持つ事をとことんやらせてあげるといいかもしれませんね。息子は好きな漫画の影響でノーベル賞をとりたいと言っていて、そのタイミングで日本人の受賞というニュースを聞き、受賞者の子ども時代についてとても興味を持ちました。息子も好奇心を持つものには集中して取り組む傾向があり、一見するとかなり偏りがあると感じますが、科学者の多くはそういった偏りを持っていたのだなと感じました。科学者になる、ノーベル賞をとる、ということだけではなく、子どもの能力を引き出し伸ばしていくためには、子ども時代からの大人の関りが必要だと実感しました。子どもの可能性は無限であり、大人には想像できないような未来につながることもあります。大人から見たら大したことないと思うことであっても、興味を示した時にはとことんやらせてあげることが大切なのではないかと思います。
2018年11月06日自分の感情を言葉にできず、泣きわめいたり、怒ってしまったり、物に当たってしまったり……。そんな場面で、保護者のみなさんは子どもにどう接していますか?親の接し方によっては、子どもが余計にストレスを抱えてしまったり、周囲の友だちとのトラブルを起こすきっかけになったりしてしまいます。そしてその積み重ねが、その子のコミュニケーション能力にも影響してくるでしょう。そこで、親としてどんな声がけをし、寄り添うべきか。さらに、子どもの「自己表現」を上手に引き出す方法をご紹介します。子どもの「気持ち」を親が「言葉」にしてあげるボキャブラリーがまだまだ未熟な幼少期の子どもにとって、自分の感情をうまく言葉にすることは難しいこと。しかし他者とのコミュニケーションを考えたときに、自己表現はとても大切なのです。では、気持ちを表現する言葉をどのように引き出していけばいいでしょうか。まず、自分の気持ちを表現するためには、子ども自身が自分の気持ちを知ることが重要です。親は、子どもの様子から気持ちを察知して、その気持ちを言葉にしてあげましょう。「子どもがとても「嫌な気持ち」でいる場合は、「イライラする」「悲しい」「悔しい」「寂しい」のように感情にもさまざまな種類があります。しかし、子どもが自分自身でどのように感じているのかを理解することは難しいです。周りの大人が、話を聞いてあげて、「それなら、その『嫌な気持ち』は『悔しい』ってことだと思うよ」というように、子どもの気持ちを言葉にしてあげましょう。子どもの気持ちに「ラベル」を貼ってあげるようなイメージです。」(引用元:NHKエデュケーショナル|子どもの気持ちを知るヒント「思いを『言葉』で伝えさせる」)このように、子どもが初めての感情に向き合っているときは、親がその気持ちに当てはまる言葉や表現を代弁してあげるのです。すると、子どもが自分の今の感情と言葉をリンクさせて、それを習得することができます。また、このような感情と言葉のリンクを繰り返していると、周りにいる友だちの気持ちも理解できるように。そして友だちが、自分と同じような気持ちをもっていることや、ときに違う気持ちになることがわかるようになります。子どもが言葉を選んでいるとき、親は「待つ」!子どもが自分の気持ちを表現できるように親が代弁してあげることが有効だと紹介しましたが、実は注意点もあります。大人が意図的な代弁をやりすぎてしまった場合、子どもはそうは思っていないのに、親の意見を押し付けられることになってしまうのです。また、自分の望みや気持ちを口に出して伝える前に、何でも大人が代弁してしまったり、叶えてしまったりすると、子どもが周囲の人に自分の思いを伝えようとする意欲が育ちません。もしお子さまが言葉を選んでいるようであれば、「今、この子は一生懸命考えているんだ」と、言葉が出てくるまで待ってあげましょう。大人であっても重要なことを相手に伝えるときは、言葉を選ぶと思います。つい気持ちが焦ってしまうかもしれませんが、「子どもの表現力を育む時間」だと割り切って、ぜひ考える時間を与えてあげてくださいね。この「考える時間」を奪ってしまうと、子どもは考えずに話すようになってしまいます。そしてその癖がついてしまうと、考えること自体が面倒になってしまうかも……。子どもが自分で気持ちを伝えるられるように、親が「待つ」ことはとても大切なのです。子どもが何かを伝えたとき、周囲の大人にしっかりと話が聞いてもらえたという経験は自信につながり、自分の思いを伝えようとする意欲を育てることになります。絵本から豊かな「感情表現」を学ぶもし、自分の言葉選びや表現に自信がない方は、感情表現が豊かな絵本を子どもと一緒に読むなどして、親自身も学んでいくことが有効なようです。たとえば、『どんなきもち?』(西村書店)などは、気持ちを表す言葉がたくさん登場するのでおすすめです。わくわく、びくびく、もじもじ、しょんぼり。むしゃくしゃ、やきもき、うっとり、どきん・・・・。どんな時に、わくわくするのかな。びくびくするって、どういうことかな。怒っていることを伝えるには、どんな言葉があるのかな。(引用元:EhouNaviStyle|「いま、どんなきもち?」 自分のきもちを考える絵本)子どもたちはこの絵本を読みながら、たくさんの気持ちがあることを知ります。「こんなときは〇〇〇という言葉がぴったりだね」など、親子で話し合いながら読んでみましょう。登場する魚たちに共感しながら、自分のもやもやした感情を整理することができるようになるかもしれません。お子さまのお気に入りの絵本にも、気持ちを表す言葉がたくさんあると思います。読み聞かせの際に、「どんなときに〇〇〇って気持ちにななるかな?」など、お子さまと話してみてくださいね。たくさんの言葉を知ることで、お友だちや先生とのコミュニケーションがスムーズになり、園生活や学校生活を今以上に楽しめるようになるでしょう。***最近では、親自身も感情を表現する言葉が貧困になってきていることが問題視されています。「ヤバイ」「マジ」などのボキャブラリーだけでは、複雑な人間の感情を表現することは難しいといいます。まずは、親自身が普段からどんな言葉で気持ちを表現しているのかを見直すことも必要なのかもしれません。子どもが上手に自己表現できるようになるには、小さな頃からの親の接し方や声掛けが影響するようです。子どもの気持ちを察して、事前に言葉選びをしてあげると、今の感情と言葉をリンクさせて習得することができます。もし、言葉選びが難しければ、気持ちについて考えさせる絵本を一緒に読んでみるのも効果的ですよ。文/内田あり(参考)NHKエデュケーショナル|子どもの気持ちを知るヒント「思いを『言葉』で伝えさせる」NHKエデュケーショナル|子どもが自分の気持ちをうまく表現できるようになるには?ベネッセ教育情報サイト|子どもの感情表現を人間的成長につなげる方法PHP Online 衆知|子供の「感情」を育てようEhouNaviStyle|「いま、どんなきもち?」 自分のきもちを考える絵本浦安に住みたい!web|子どもの才能を伸ばすお母さんの接し方その3~”待つこと”と”がまん”が子どもの可能性を伸ばす~ミース・ファン・ハウト作ほんまちひろ訳(2015),『どんなきもち?』,西村書店.
2018年11月03日子どもの様子に「あれ、なんだかいつもと違う?」と感じたことはありませんか? いつもと同じように見えるけれど、なにかが違う気がする…。それは子どもの心のなかにちょっとした変化があらわれているのかもしれません。もしもそれが親への「助けて!」「気づいて!」というSOSサインだったとしたら? 発見が早ければ早いほど、対応も素早くできるのではないでしょうか。今回は、子どもからのSOSの見つけ方、その対処法について考えていこうと思います。■子どものSOS「心が不安定になりやすい時期は?」助けを求めるSOSサインというものは、そもそも、タイミングが予想できる類のものではありませんよね。けれど、子どもの場合は「変化があらわれやすい時期」というものがあり、この時期に注意深く見守ることでよりSOSに気づきやすくなると思います。変化があらわれやすい時期というのは、「生活環境などが変わった時」。新学期や引っ越しのあとなど、毎日見ていたクラスの顔ぶれが変わる、街の風景が変わるなど「いつもの暮らし」が変化した時、子どもの気持ちは不安定になりやすいんですね。また、夏休みや冬休みなど、長いお休みが終わりを迎える時にも要注意です。大型連休の終わり頃は、大人ですら「ああ、明日からまた仕事か…」と、どんよりした気分になるものですよね。それは子どもも同じ。それも、お休みの期間が長ければ長いほど、休み明けは心が不安定になりやすくなるようです。長期休みが3カ月に及ぶアメリカでは、休み明けにうつを発症する子どもが多くなるともいわれています。■子どものSOS「どんなふうにあらわれる?」では、子どもからのSOSは具体的にどんなふうにあらわれるのでしょうか。実は、その内容によって第1段階、第2段階…と分けられ、だんだん深刻さを増していきます。初期のSOSとなる第1段階を放置してしまうことで、子どもの言動は第2段階へと進行。気づいた時には、対処に時間がかかる状態へおちいっていることも少なくありません。子どもが不安を抱えた時に発せられるSOSの行動について、年齢を2~5歳までの幼児期と、6歳以降の学童期に大きく分けて説明していきましょう。【2~5歳:幼児期のSOSサイン】話ができるようになるものの、まだまだ社会や他人との関わりのなかで「自分」という認識が薄い2歳~5歳の年代は、親との結びつきが強い時期です。この時期に見られるSOSの段階は下記の2つに分けられることが多いようです。第1段階 出かけようとすると「イヤ」とだだをこねる、逃げる。第2段階 泣く。最初はイヤイヤをしたり、逃げ回って自分の感情を表現します。そして、その気持ちを理解してもらえないことで第2段階の「泣く」という行動に変化します。5歳までのこの言動や行動はある意味分かりやすいですが、6歳以降になるとSOS行動は一気に複雑化します。【6歳以降~:学童期のSOSサイン】6歳以降になると、集団のなかで自分の気持ちを言葉にして表現することができるようになります。また、集団生活に慣れることで、ある程度の社会性が培われてくる年齢でもあります。この年齢になるとSOSの言動は下記のような4つの段階に分けられます。第1段階 張りきる、頑張るなどの行動で「見て! 見て!」と自分に注目を集めようとする。第2段階 わざと遅刻したり騒いだりしていたずらをする。第3段階 教室を飛び出す、意地悪をする、極度に反抗する。第4段階 無視する、不登校になる。6歳以降の子どもからのSOSはまず「僕(私)を見て!」という行動が見られます。そして、親や周囲から理解されず放置されると「いたずら」などの行動へと移ります。たいていの場合、第1段階ですでに、いつもと違う様子に気づくケースが多いでしょう。けれど、うっかり見過ごしてしまうと第2、第3段階へと進んでしまう可能性もあるのです。■子どものSOS「深刻度別 親ができること」SOSの発見は、早ければ早いほど素早く親も対処でき、子どもが長く深く悩まずにすみます。しかし、もし段階が進んでしまってから気づいたとしたら、どのような対応をすればいいのでしょうか?各段階に応じてどのような対応をすればいいのか、年齢別に解説していきましょう。【2~5歳:幼児期の対応】2~5歳の子はイヤイヤをしたり、だだをこねたり、逃げたりして親を困らせることで「行きたくない」「ママといたい」という気持ちを表現します。この状態に気づいたら「気持ちを吐き出させること」「楽しいことに転換すること」で対処していきましょう。例えば、わが子が幼稚園や保育園に行くのをいつも嫌がる、とします。事前にできる対処として、30分くらい早めに準備をすませておきましょう。そうすれば時間の余裕が持て、だだをこねられてもきちんと対応できますよね。そして、だだをこねだしたら「行きたくないよね。ママも○○と一緒に遊んでいたいよ」と共感しつつ「外の電信柱のところまで競争しようか」「○○公園で虫を見ていこうか」などと誘い、遊びながら園やバスの集合場所などに向かってみるといいでしょう。第2段階の行動となる「泣く」は、子どもに思う存分泣かせてあげます。と同時に、ギュッと抱きしめてあげてくださいね。そして、子どもが落ち着いて、ある程度話せるタイミングになったら「なにが悲しい?」と聞いてみます。「ママと離れるのがイヤ」なら、だだこねと同じ対応を。もし「幼稚園の○○がイヤなの」といった話が出てきた時は、園の先生に話して様子を見てもらうなどの対応をしましょう。【6歳以降~:学童期の対応】子どもが6歳以降の場合、第3段階のSOS行動である「極度な反抗」になる前に、なるべく早く気づいてあげてほしいですね。この段階までなら、子どもに寄り添う対処で不安を解消できる可能性があるからです。第1段階で「見て見て!」と話しかけてきたら「あとでね」などと後回しにせず、すぐに話をじっくり聞いてあげてましょう。その時「頑張ったね」「うれしいね」といった言葉をかけると子どもは「気持ちが通い合っている」という感覚になり、不安感が落ち着いてきます。わざと遅刻をしたり、目立つ行動をする第2段階の場合は「かまってもらいたい」という気持ちに気付いてあげましょう。「この子はかまってもらいたかったんだな」と受け止め、「勉強時間が減って困るから遅刻しないようにしようね」「騒いでいると先生の声が聞こえなくなるから静かに聞こうか」などと、怒らずに「教える」スタンスを保つようにすると良いでしょう。第3段階に入り、極度に反抗したり意地悪をしたりする場合も「そんなことしちゃダメ」と頭ごなしに否定から入らないようにします。子どもにはどんな出来事があったのか、その出来事があってどんな気持ちになったのかを聞きます。そして「そうなんだね」と一度共感をし、そのあと「どうしようか?」「どうしていく?」と聞いてみたり、一緒に考えたりすると良いですね。不登校などの第4段階となった場合は、親と子どもだけで解決するのは非常に難しくなります。こじれて長期化し、親子ともども傷つき疲弊することもあるので、第三者の力を借りることをおすすめします。すべてに共通していますが、子どもの心の中には「自分のことを気にかけてほしい」という気持ちがあるので焦りは禁物。いちばん大切なのは、時間を十分とって子どもに向き合っていくことです。「学校に行きたくない」「おなかが痛い」などといった子どもからのサインを決して「根性がない」「我慢が足りない」などと否定しないでほしいのです。そのサインは裏には、子どもの「親に認めてほしい、分かってほしい」という気持ちが隠されている場合があるからです。子どもは「行きたくないんだね」「痛いんだね」と認めてもらえると、親は自分の理解者なんだと安心できます。安心できれば「仕方ない、頑張るか」と子どもなりに気持ちを切り替える場合もあります。早急に答えを見つけようとしなくても大丈夫です。子どものSOSにはそれぞれの段階に応じて「ほめる」「教える」「受け止める」などの対処が大切です。なによりも子どもを「勇気づける」。自分は大丈夫なんだと自信を持たせてあげると良いですね。
2018年10月23日子どもの習いごとのコーチ、担任の先生など、子どもの指導役が「年の近い男性」であることは意外に多いものです。男性指導者には、女性と違った視点や接し方などがあり、子ども、特に男の子にとってはメリットがたくさんありますよね。けれど、心理カウンセラーとしてお仕事をしていると「子どもの男性指導者」との付き合い方でトラブルを抱えてしまう事例もちらほら聞こえてきます。その内容は「向こうからアプローチされて困っている」といったものから、反対に「会うたびにときめいてしまう自分がいる」といったものまでいろいろです。もしも当事者になってしまったら、どうすればいいのでしょうか?今回は、子どもの男性指導者とのほどよくうまい付き合い方について考えていきます。■男性指導者と子どものママ「え、こんなことが?」トラブル事例子どもの指導をしてくれる男性と、子どものお母さん。その2人の間で生まれるトラブルにはどんなものがあるのでしょうか。例えば、子どもをサッカークラブに通わせていれば、子どもと指導者との関係を良好に保つために、コーチに対して親しみのある接し方をするのは自然なことですよね。しかし、あるときコーチから「今日もおキレイでしたね」といった内容のメールが届いたらどうでしょう。子どもの先生だからとやさしく接していたことで「もしかして俺に気があるのかも」と勘違いされ、好意をもたれてしまうことも現実にあります。なかにはコーチからのアピールが露骨すぎて「あのママ、先生にえこひいきされているわよ」とあらぬウワサを保護者のなかでたてられてしまうケースもあるようです。 反対に、一生懸命指導してくれる熱意あるコーチの姿に、子どものママが好意を抱いてしまうこともあります。子どもの習い事を見に来ているつもりが、ついついコーチの姿を目で追うようになってしまった…。このような事例も少なくありません。では、こうしたトラブルやお悩みには、どう対処すれば良いのでしょう。■大炎上?「男性指導者とのトラブル」子どもを巻き込まないためには?男性指導者と自分との間でこれ以上の問題が起こらないようにするためにはどうしたらいいのか? まずは指導者からアプローチされている場合について考えていきましょう。このパターンはメールや電話など、相手からなにかしらのアピールをされている状況が多いことと思います。普通に考えれば無視すればよいだけ…ですが、子どもの指導者という立場の人を無下もなく拒否してしまうのは、母親として躊躇(ちゅうちょ)してしまうでしょう。では、どうすればいいのか。それにはいくつかの対処法が考えられます。例えば、以下のような対処が有効です。・メールの返信は、ほかのママたちもアドレスに加え、一斉送信にする。・2人っきりでは話さないようにする。・質問があるときは、ほかの保護者と一緒に直接聞きにいく。・必要のないプライベートなことは話題に出さない。・相手のプライベートについて聞かない。男性指導者からのアプローチには、上記のような具体的な行動が効果的です。メール連絡や質問などは第三者にも開示して、2人きりの話にならないようにしたり、プライベートな話題は出さないようにしたり…。こうした行動はすぐにでもトライしやすいと思います。では反対に、自分が相手に好意を持ってしまったときはどうしたらいいのでしょうか。この場合は、自分の気持ちが指導者に、あるいは周囲にもれないようにすることがとても大事です。好きな人がそばにいると意識しなくても目で追ってしまう…のは誰しも経験のあることではないでしょうか。こうなるのはごく自然なことですが、好意というものは客観視するのがなかなか難しいもので、自覚はなくても周囲に気づかれてしまう恐れがあります。周囲に気づかれ、あらぬウワサをたてられないためには、相手と極力接触しないことです。子どもではなく、指導者を見ている視線は必ず誰かに気づかれる。そう意識しておくだけで、気持ちは引き締まるでしょう。また、指導者に会うときだけ化粧が変わる、見た目を気づかうなどの行動も他人から見ると「あれ?」と思わせる変化となります。その点も注意するようにしましょう。■トラブル予防! 男性指導者との「線引き」向こうから「おや?」と思える不審なアプローチがあったときに頭に浮かぶのは、自分の返答次第で子どもに不利益が起きるかもしれない…といった不安ではないでしょうか。その不安がよぎるからハッキリとした拒絶の言葉を伝えること、行動することがためらわれてしまうものです。けれど、こうしたトラブルは抱える時間が長いほど心を憂鬱(ゆううつ)に、トラブルも大きくなりがちです。難しいかもしれませんが、子どものことはいったん横に置いておき、早めに「線引き」をすることが大切です。もし、どうしても身動きがとれないと思ったときは、心から信頼できるほかの保護者に相談してみるのもいいでしょう。フタを開けてみたら、実はほかの保護者にも男性指導者から猛烈アピールがあった…なんてことも少なくありません。「なんだ、私だけじゃなかったのか」とホッとして、ほかの保護者と共同戦線がはれる場合も。さらに、習いごとの送迎をお願いしたり、試合を一緒に見に行ったりと、夫に顔を出してもらうのも効果を発揮します。教え子のママに近づこうとする男性指導者の場合、夫という存在を目にすると気持ちがなえ、アピール行動がおさまることもあるようです。一方、ママが男性指導者に、本気で好意を持ってしまったケース。そこで一度、立ち止まって考えてほしいのが、今の生活をすべてなくしても一緒にいたいと思えるのかどうかということです。これをじっくり自問してみましょう。指導者という立場のため、相手のことが現実以上に美化されて見えていないでしょうか? 今の生活になにかしらの不満があり、相手は自分を別の世界に連れていってくれる王子様のように思ってはいないでしょうか? 気持ちをフラットにして、じっくり考える時間を持ってみると、本当の自分の気持ちが見えてくるかもしれませんね。ただ、指導者の存在が自分の活力となっている場合は、その気持ちを持ち続けるのは、決して悪いことではないと私は思います。元気な人と接すると、自分も元気になってきますよね。例えば、手の届かないアイドルに憧れるように、日常にちょっとしたうるおいを与えてくれる存在ととらえるなら、それもまたアリなのかもしれません。
2018年10月07日小学校に入ると子どもだけで遊んだり一人で出歩いたりする機会が増えていきます。夏休みに入り、普段そういう機会がない子どもも子どもだけで遊ぶことがあるかもしれません。物騒なことが多い最近は、何かあった時の連絡ツールとして子どもに携帯電話を持たせる親も少なくありません。子ども向け携帯にはどんな機能があり、みんなはいつ頃から持たせるのかなど、子ども携帯事情を調べてみました。1. 子ども携帯事情子ども用携帯は、大まかに分けて大幅に機能を制限した「子ども向け携帯」と「ジュニアスマホ」の2種類があります。子ども向け携帯は何かあった時の連絡用や安全確認をするためという目的で、小学校に入学する段階で持たせる家庭が増えています。大まかな年齢としては、子ども向け携帯は小学校1~4年生、ジュニアスマホは小学校3年生~中学生、一般のスマホは小学校5年生~高校生で持たせるのが目安となるようです。持たせ始める年齢などによっても、どの機種にするかは変わってきます。いつからどの種類を持たせるかは家庭の事情や親の考え方で異なってきますが、今回は防犯の意味で持たせることの多い子ども向け携帯についてみていきましょう。2. 子ども向け携帯の機能前述しましたが、子ども向け携帯は機能が大幅に制限されています。端末により詳細は異なりますが、おおよその機能を把握しておきましょう。・電話・SMSは登録してあるところにのみ発信できる・防犯ブザーがついている・位置情報(GPS)機能がある・防塵防水子どもに携帯電話を持たせるにあたっては、使い過ぎて膨大な通話料がかかる、SNSのトラブルに巻き込まれるなど不安要素が色々あると思います。しかし子ども向け携帯は安全のための最低限の機能しか搭載されていないため、そういった不安なく持たせることができます。そのため小学校低学年の子にも持たせる家庭が増えているのです。3. 大手キャリアの子ども向け携帯大手の携帯電話会社はそれぞれ子ども向け携帯電話を出しています。大手キャリアのそれぞれの機能をご紹介します。・ドコモキッズケータイ子どもが持ちやすい2インチというサイズで、デザインも可愛らしく色も3色から選べます。機能を最低限におさえ、電話やSMSも簡単に操作できるようにシンプル設計になっています。設定すると、防犯ブザーを引くと自動で親に発信されます。別途「Tomoru」という端末を購入すると、子どもが帰宅した際に自動で親の携帯に通知が届くので、子どもが一人で帰宅した際にも親は外出先から帰宅を確認することができます。・aumamorinoディスプレイは2.8インチで、タッチパネルを搭載しています。音声による操作にも対応しており、音声操作補助キャラクターに話しかけるだけで基本の機能を操作することができます。「マモリーノ」という名前にもある通り、警備会社のセコムとも連携しています。防犯ブザーを引くと、登録された緊急連絡先に自動で発信されます。さらにオプションサービスで、居場所のお知らせメールが親の携帯に届きます。2年契約をすることで、主回線が他のキャリアであっても契約できるのもメリットです。・ソフトバンクみまもりケータイGPSや防犯ブザーなどの基本機能はワンタッチで操作できます。位置ナビ(オプションに加入)で子どもの現在位置を地図上に表示できます。また、事前に設定された時間に、位置情報を定期的に知らせる機能があります。みまもりGPSアプリでは、指定したエリアへの出入りを自動通知したり、旅行やジョギングのルートを記録したりすることができます。車や電車での高速移動があると自動で感知して通知してくれる機能もあり、予定していない高速移動があった際に素早い対応が可能となっています。各社の料金は若干異なりますが、おおむね月々500円程度で持つことができるのも子ども向け携帯の利点です。オプションについては、必要な機能であるかどうかを見極めましょう。後から追加できるものもあれば、契約時のみつけられるものもありますので事前に調べておきましょう。また、親の契約キャリアを問わないものや、親と違うと契約できない・金額が多額になるなども各社で対応が異なります。キャリアが同じでも、ガラケーであると金額が変わるケースもあります。まずは親が契約しているキャリアの子ども向け携帯を調べておくといいですね。我が家では特に携帯電話を持たせることを考えていませんでしたが、契約しているキャリアのキャンペーンで本体端末が無料だったことから1年生で持たせることを決めました。実際契約してみると、小学校1年生から持っている子が多いことを知り驚きました。そして家に固定電話がないため、ちょっとした外出などの時に連絡が取れるので安心できます。子どもにも外出する際に連絡が取れることはお守り代わりになるようです。「携帯電話をいつから持たせようか」と考えるママは多いですが、放課後に子どもだけで遊ぶ機会がある子や習い事に一人で行く子には機能を制限された子ども向け携帯を検討してみてはいかがかなと思います。
2018年08月24日「自分が理想とする子育てと、夫が思う子育ては、ちょっと違うなぁ…」と感じることはありませんか? 「言っていることが夫婦それぞれに違ってしまうと、子どもが混乱してしまいそう…」、そう考えるお母さんも少なくないようです。今回は、夫と妻で子どもの接し方が異なる場合について考えていきましょう。■子どもへの接し方「夫婦で違うと子どもはどう感じる?」子どもへの接し方が違うとは具体的にどういうことなのでしょうか。例えば、夫は「わが子が行きたい学校ならどこでも良い」と教育に寛容。でも妻は、「あの学校が良さそう」と私立をすすめる。あるいは「何かしらスポーツをさせたい」と考えている夫に対し、ケガを負うのが心配で気乗りしない妻などがあげられるでしょう。生活面での違いもあります。夫は部屋が散らかっていても全然平気。だから子どもが散らかしてもまったく注意しないけれど、妻は子どもに「整理整頓!」「いつでも片づいた状態に!」と細かく注意…。こんなふうに接し方にかたよりがあると、子どもは「お母さんがいるときだけ片付けよう」「お父さんとお母さんとで態度を変えてもいいかな」など、相手や状況に応じた言動、ふるまいをしてしまうことがあるかもしれません。■子どもへの接し方「違うことによるメリット・デメリット」実は、夫婦で子どもへの接し方が異なることは、必ずしも悪いことばかりではありません。違う場合のメリットとして「子どもを追いつめずにすむ」というのがあげられるでしょう。夫婦2人で「○○しなさい」と同じことを子どもに言った場合、それに応えられなかったとき、子どもには逃げ場がありませんよね。ボケとツッコミではないけれど、片方が厳しくしたら、もう片方がやさしく子どもに接するというのはバランスが良いんですね。一方、デメリットとしては、前述したように子どもが混乱することです。例えば、父親は「大人の言うことは必ず正しいわけじゃない。大事なのは自分の考えに従うことだ」と言う。でも母親は「先生から話を聞かないって注意されているんでしょう? 先生の言うことはちゃんと従いなさい」と言ったとしましょう。この場合、子どもはどうしたら良いのでしょうか。どちらかを受け入れれば、どちらかを拒否してしまうことになり、混乱してしまいますよね。■子どもへの接し方「ゴールはどこ?」夫婦ですりあわせを夫婦で子どもへの接し方が違う場合、子どもが混乱しないために「言っていることは違っても、その先の着地点が同じであること」をお互いに確認することが大切です。例えば、前述の例で言うと、父親は「自発的に動ける人になってほしい」という思いがありますよね。一方、母親の言葉からは「先生や友だちなど周囲の人の話に耳を傾け、受け入れる人になってほしい」という思いが感じられますね。一見、まったく違う接し方、教育方針のようにも感じますが、どちらも「わが子が幸せに生きていけるように」という思い、目指すべきゴールは同じ。父親と母親の間で接し方が違っても、「子どものために」という目指すゴールが同じであれば、子育てにおいて問題ではありません。「周囲の人々の話を聞きながら、自分で判断し行動できる子どもになってほしい」という思いが子どもに伝わっていればいいのです。しかし、接し方の違いが子どもに混乱を引き起こしているようなら、どちらかのアプローチがうまく機能していないということ。あらためて夫婦で話し合い、どんな子どもに育ってほしいのかのゴールを再設定する必要があるでしょう。決して「パパ(ママ)はあんな風に言っているけどそれじゃダメなんだ」などと、子どもの前で相手の言うことを否定しないこと。「それは○○という意味で言ってるんだよ」というように、相手の主張も認めたうえで子どもに話しましょう。そのためにも、どんな接し方が好ましいのかを夫婦ですりあわせることが大事です。夫婦それぞれの子育て。行動や接し方は違っても「わが子のために大切にしたいこと」が同じであれば問題ありません。子育てはゴールの確認とすりあわせが大切なのだと思います。
2018年08月21日行楽シーズン。この夏はママ友と家族ぐるみで旅行に行くことに! 子どもたちは楽しみにしているけど、少し心配事が。ママ友の旦那さんと一体何を話せばいいんだろう…。気を遣いそう…。レジャー後も良好なママ友関係でいるために、気をつけることはあるのでしょうか。「そんなつもりはなかった」大後悔の夏ママ友3家族で花火大会に行ったという恵美さん(3児の母・50代)には、手痛い失敗の経験があるのだそう。「トイレに行こうと立ち上がったら、ママ友の旦那さんが俺も行くと。行列になっていたので、ふたりの時間が長くなってしまいました。気に入られたみたいで、シートに戻っても私だけに話しかけてママ友も子どもも無視。ママ友たちの刺すような視線の中解散しました」しかし、それだけでは終わらなかったよう。「翌日、その旦那さんからラインが来て。浴衣似合ってたよ、とか今度飲みに行かない? とかお誘いが…。それをママ友に見られたようで、人の旦那に色目を使ったと園で噂になり、それ以来ママたちの見る目が変わってしまいました。クラス替えのない園だったので、卒園まで孤独な園生活で辛かったです」と恵美さん。優子さん(1児の母・30代)にも痛い経験があります。「仲良しのママ友一家と温泉旅行に行きました。ママ友の旦那さん、ほとんど話さないんです。ウチの夫が気を遣って、お刺身美味しいですねーって話しかけたんです。そしたら「ですよね! なのにウチの嫁は好き嫌いが多いから子どもも偏食になって困ってるんですよねー! 」ってママ友サゲが始まったんです。それはそれはうれしそうに。ママ友は泣き出してしまうし、子どもたちもつられて泣くし、もう料理の味なんて全然覚えていません…。その後、なんとなくママ友と距離ができて、それっきりになってしまいました」怖い。怖すぎます!友人の旦那さんには特別な危機管理が必要おふたりに「こうすればよかった」を聞いてみました。「ふたりきりにならないように。上手なママさんは、自分の夫やママ友を間に挟んで会話をしていました。あと、料理や飲み物をサーブしない」と紗希さん。「どんな反応がくるか分からないので、余計な気を遣わない。ママ友の旦那さんが楽しめていなかったとしても、大人なんだから自分で努力するか、妻が気にすればいい」と優子さん。物理的にも心理的にも適度な距離を取りながらも気さくに接する。愛想良くはNG、という感じでしょうか。トラブルに巻き込まれないためにも、心がけつつ楽しんでいきましょう!PHOTO/Fotolia
2018年08月11日“ 文筆家ひとみしょうのお悩み解決”に送られたお悩みの中から、ピックアップしてひとみしょうがアドバイスしていきます。〜「ショウさん・女性」のお悩み〜こんにちは、ひとみしょうさん。私は妻子ある方と知り合い、連絡や電話を毎日2ヶ月ほどして再度会った際に体の関係を持ちました。しかし、その後から彼の態度がおかしいと感じ問いただすと、私と関係を持った際に自分は何をしているんだと急に真面目な自分が目覚めたと言い出したんです。だったら、連絡を取るのをやめようと提案しても、私とは友達としてこれからは接したいと言います。友達だと別れもないしこれからもずっと連絡が取れると、、、実は私の事がタイプでは無いとか、僕たちは合わないと思うとか言ってくれたらまだスッキリするのに友達として連絡を取り合いたい気持ちがモヤモヤします。男性はどういう気持ちでこんな事を言うのでしょうか?〜ひとみしょうさんのお悩み解決コラム〜男って3種類に分けることができますあなたと体の関係を持ったときに「自分はなにをしているんだと急に真面目な自分が目覚めた」のは、彼の本心です。また、「友達としてこれからは接したい」という彼の意見も、彼の本心です。この2つの本心を、それぞれ順番に見ていきましょうか。まず「自分はなにをしているんだと急に真面目な自分が目覚めた」という彼の本心について。男の恋愛に対する姿勢って、3種類に分けることができます。1)好奇心旺盛で、いわゆる「色事」に恐怖心を抱かない人2)それなりに慎重に生きている人3)「そっち関係」がからっきしダメな人以前、ベテラン風俗嬢に聞いたのですが、エッチも同じだそうです。「男はみなサル」なんて世間では言われているようですが、1)すごいテクを持っている熟練者or神様も失笑なさるほどかなり勘違いしている「好きモノ」2)それなりにエッチを楽しむ人3)さっぱり使い物にならない人例えば、男同士で酒を飲んでいい感じに酔った時、誰かが「キャバクラにでも行こうか」と言った場合、「おれは帰るわ」と言う男がかならずいます。「たまには風俗でも行こうか」と言うと「いや、おれは遠慮しとく」と言う男がかならずいます。そういう男子(男性)は、2)か3)のカテゴリに属している人です。彼は「自分の遊びの限界値」を知っているのかもしれないあなたが何歳なのかわからないので憶測で書きますが(できれば年齢は書いていただきたいです。20代、30代とか、ざっくりした書き方でもいいので)、妻子ある男性って特に、過度に慎重な人が多いですよ。「過度に慎重=あまり不倫向きではない」ということです。なので、あなたは「よそを当たる」ほうがいいかもしれないです。慎重な人は死ぬまで慎重だから。まれに、すごくマジメな大企業の経理部長が、女にハマって会社の金を横領して捕まっていますが、慎重な人が狂ったら、おかしなことしかしないので、「それなりに上手に遊べる男性」を探したほうがお互いにとっていい、という見方もできます。さらに言えば、彼は「自分の遊びの限界値」を知っているのかもしれない。「おれはこれまでさほどたくさん遊んでこなかった。そんなおれが今、この女性にハマってしまうと、家庭も仕事もふいにしちゃうかもしれない。ということは今のタイミングで友達に戻ったほうがいいのだろう。まだ友達に戻ろうと思えば戻れるしな」と、彼は思っているのかもしれない。「友達としてこれからは接したい」という彼の意見について2つ目。「友達としてこれからは接したい」という彼の意見について。この彼の意見に対して、あなたは「じつは私のことがタイプではないとか、僕たちは合わないと思うとか言ってくれたらまだスッキリする」と言っている。僕はその気持ちがうまく理解できないです。きっと僕以外の男もうまく理解できないと思うかもしれない。男って、相手の女性がタイプじゃなかったら、こういう言い方はしないんですよね。というか、そもそも寝ないです。タイプじゃない女性を前に、男は勃起しないから。勃起しなければ、女性に恥をかかせてしまうことになりますが、女性に恥をかかせたいと積極的に思う男はいないから。あなたが20代くらいだと、彼の「友達として接したい」という言葉を額面通り受け取れなくても仕方ないのかな、と思います。たとえば彼が30代後半か、それ以降の年齢であれば、彼が男として背負っているものを、あなたはまだリアルに想像できないでしょう。やっぱり「女子」としてキラキラした恋心に心奪われるでしょう。それでいいんです、若いってそういうことだから。でも彼はなにもあなたのことを適当にけむに巻こうと思って「友達」を提案したわけではないです。お互いにやっててつらいと思うなあなたが40代かそれ以上の年齢であれば、彼の「友達」という提案を額面通りに受け取れないというのは、いささか問題があると僕は思います。40代にもなれば、男女お互いに性差を超えて「人として」理解しあわないと、どうしても話が始まらないことがあるからです。よく若い女子が「告白する勇気がありません」と相談してきます。それに対して、僕はあれこれと答えてきましたが、ぶっちゃけ話をするなら「勇気がないと始まらないことがこの世にはある」というのが、僕の本心です。同様に40歳も過ぎれば、男とか女とかに関係なく「人として理解しあえるなにか」がないと、恋愛なんて始まらないです。互いの人間理解があって、その上で不倫なり、エッチ抜きの不倫なりがある、という構造じゃないと、お互いにやっててつらいと思うな。こっちとあっちを分けて考えてみるということで、「男性はどういう気持ちでこんな事を言うのでしょうか?」の答えは、「友達だと別れもないしこれからもずっと連絡が取れると思ったから」そう言った、です。つまり、エッチなしであなたと良好な関係を構築したいor維持したいと思っているということです。それくらいあなたは彼にとって魅力的な、手放したくない女なのです。それでも彼がエッチしよう、と言わないのは、上に書いたように、彼が2)か3)のカテゴリの住人だからです。彼とはプラトニックな恋をするといいです。あなたがカラダを満たしたいと思っているのであれば、そういうのはよそでどうにか満たす、という方法をとるといいのではないでしょうか。彼にこっちもあっちも両方を望むのは、ちょっと難しいというか、彼はそういう類の男ではないように僕は感じました。(ひとみしょう/文筆家)
2018年07月21日「あれは?」「これは何?」と、子どもの興味は本当につきることがないですよね。でも、なかには、どう答えればいいのか悩んでしまう…という質問も少なくありません。そのひとつが「赤ちゃんはどうやってできるの?」と、そこから派生する質問ではないでしょうか。答えてあげたいけれど、どう説明したら良いのだろう…。今回は、具体的な子どもからの質問を例にあげて、最良と思われる答えを、幼稚園「りんごの木 子どもクラブ」代表の柴田愛子先生にうかがいました。お話をうかがったのは…「りんごの木 子どもクラブ」代表 柴田愛子先生「子どもの心により添う保育」をモットーにした「 りんごの木 子どもクラブ 」代表。絵本作家。 保育者。育児書の執筆、雑誌への寄稿だけでなく全国で保育者向けセミナーや母親向け講演会をおこない支持を得る。NHK『すくすく子育て』出演。園で行っている「子ども達のミーティング」はテレビ・映画で取り上げられ「子どもの力を最大限に引き出している」と話題に。■赤ちゃんは「できる・つくる」ではなく「授かる」もの「どういう子に育てたいか」ではなく「子どもはどう育とうとしているのか」を見ることが大事、と考えている保育のプロ、柴田先生に、子どもの答えにくい質問への応じ方、親としての気持ちの在り方などを教えてもらいました。――よろしくお願いします。早速ですが息子が幼稚園くらいのときに「赤ちゃんはどうやってできるの?」と聞かれたことがあったんですが、いきなりだったので返事につまってしまったんです。本人は素朴な疑問だったと思うのですが「どう答えるのが正解なんだろう」と悩んでしまって…。柴田愛子先生(以下、柴田先生):私は赤ちゃんができる、つくるという言葉が使われることをちょっと残念に思っているんですね。人間には、そこまで厚かましくなって欲しくないと思うんです。人間業ではどうにもならない大きな力といいますか、神秘といいますか。理屈や科学で解明できないものを感じていたい。特に子どもは授かるものだと伝えたいと思っているんです。だからこういう時は「お父さんとお母さんが仲良しで赤ちゃんが欲しいなって思っていたら、神様が大事に育ててくださいねって授けてくれたんだよ」と伝えたいですね。子どもは『神様が見てるよ』とか『バチが当たる』といった未知の世界やお化けの世界も信じていますよね。理屈じゃない答え方もありだと思うのです。――赤ちゃんはどこから来るの? という質問にはコウノトリが運んできてくれるんだよなんて答え方を耳にしたことがありますが、柴田先生のおっしゃるように神様という存在の力を借りても良いんですね。お父さんとお母さんが仲良しで…というのも、子どもはうれしく思ってくれそうですね。■「弟や妹が欲しい!」の言葉にはどう答える?――なかには、兄弟姉妹のいるお友だちを見て「自分も弟や妹が欲しい!」と思った子が「どうしたら弟や妹ができるの?」と質問することもあるかと思います。こんな質問にはどう応じるのが良いのでしょうか。柴田先生:そうですね。こうした質問があった時は、まず子どもの気持ちに共感してあげてほしいですね。「どうして欲しいと思うの?」って。そして、質問への答えを探すというより「どんな弟がいいかなぁ。あなたのおもちゃをとったらどうする?」なんて例え話を持ち出して、一緒に想像して会話を楽しんでみると良いですよ。お子さんの赤ちゃんの時の写真を引っ張り出してきて当時を一緒に振り返ってみるのも良いですね。そのうえで「ママが勝手にはつくれないの。神様が考えているからね」と話してみる。事実にとらわれず、お話の世界に入りながら答えても、子どもの心は満たされますから。――子どもの質問に答える時間は、その気持ちを知って共感する機会でもあるんですね。柴田先生:そうですね。それに、子どもの願いに応えられない場合もあると思います。そんな時は「神様、ちっとも赤ちゃんくれないね。あなたを大事にしてくださいねって言っているのかもしれないね」でも良いと思います。必要以上に説得しようとしなくて良いし、また罪悪感を感じることもありません。子どもと共に自由な空想の世界を楽しんでみましょう。今回、お話をうかがって感じたのは、一緒に考えたり「こうだったら良いね」と気持ちを伝えあったりすることも「応える」ことになるんだということでした。「質問にしっかり答えなければ」という義務感に縛られる必要はなく、会話を楽しもうと肩の力を抜いてみる。そうすることで「なんだか面白い話ができたかも」と貴重な親子の会話として楽しめるようになるのかもしれませんね。
2018年06月23日「自分の子どもは人の話を聞かない」という悩みを持つママは少なくないと思います。いうことを聞かないならまだしも、話を聞いてすらいない場合、どう対処したらいいのか…。そんな話を聞かない子どもとの接し方について調べました。なぜ人の話を聞かないのか子どもが人の話を聞かないのにはもちろん理由があります。まずはその理由を把握することが大事。例えば本人の性格がのんびり屋なのに、テキパキとした性格のママがしょっちゅう急かすような言葉を投げかけていれば、子どもは親の言葉を聞き流すようになってしまうそうです。また、子どもの言語能力は当然ながら大人ほど高くないため、子どもの理解できない言葉が続くと話の途中で飽きてしまうのだとか。このように、子どもが人の話を聞かないのを「ただ単に性格のせい」と結論付けるのは難しそう。性格以外にも、なにか原因がある可能性をしっかり理解する必要があるようです。聞き流す子どもにさせないために子どもが聞きたくない一番の声はやはり親の怒った声。普段から細かいことまであれこれ指示をしたり、怒ることで自分のストレスだけを発散していては、かえって聞き流すことばかりを習得してしまいます。こういった状況を防ぐには、子どもに対して何かいいたくなっても、9割は飲み込んで、本当に大切な1割だけをいうように意識するのが良いようです。また、片手間で離れたところから話しかけたり、何かをしながら話をすると、子どももまじめに聞かなくなってしまうこともあるので、子どもの近くで話をすることも大切なこと。話し上手は聞き上手言語能力を高めるには、話すことを上達させるのが一番の早道。そのためには、人に伝えることを前提とした会話能力を育ててあげることが大事。それを実現するためには、大人が子どもの話をしっかり聞いてあげることが重要です。子どもが何かを伝えようとしているときには、しっかり目を見て話を聞き、伝わったと子どもが理解できるようはっきりとリアクションをしてあげるようにしましょう。話を聞けない我が子に匙を投げる前に、話を聞ける子にするために親ができることはあるようです。話を聞かない原因をしっかり突き止め、まずは親自身の子どもに対する態度から変えていくことが大事かもしれません。(文・姉崎マリオ)
2018年06月15日この10年間で、小学生のクラス内暴力が約14倍に増えたという調査があります。昔は「じゃれ合い」とされていた行為が「暴力」とみなされるようになったことも急増の理由の1つですが、感情のコントロールが苦手な子どもが増えていることが原因です。小学生の中でも特に低学年の暴力の伸び率が高い結果となっています。小さい内から感情のコントロールを教えていくにはどうしたら良いのでしょうか?感情をコントロールできない子どもの特徴子育て中の親は、子どもが自分の感情をコントロールできず爆発してしまう状況に直面することがあると思います。まずは感情のコントロールができない子どもの特徴を知っておきましょう。●思い通りにならないと大声を出す・泣く感情のコントロールがうまくいかないと、自分の思い通りにならない時に大声を出したり泣き出したりします。例えば、欲しいお菓子を買ってもらえるまで床にひっくり返って暴れるなどです。●自分の邪魔をする相手に暴力を振るう感情のコントロールが苦手な子は、自分のやりたいことを邪魔する相手につい手を出してしまいます。おもちゃで遊んでいる時に他の子が側に来ただけでも邪魔されたと感じてしまいます。●自分の感情をうまく言葉にできない自分の心の中の苛立ちをうまく言葉にできず、それが行為になって表れてしまいます。「ばかやろう」などの暴言を吐くのも、自分の感情に整理がつけられないことから発してしまいます。●自分の考えを相手に押し付ける相手の話を聞かず自分の考えややり方を押し付ける傾向があるのも特徴です。集団で遊ぶ時に、自分がやりたいルールを押し付けようとします。周りが自分に合わせてくれないと、ふてくされて遊びから抜けることもあります。理解できていなくても正しい在り方を教える必要がある感情をコントロールできるかどうかについては、小さい内から親の関りが重要です。暴力を振るう子どもの親は、「子どもだからこれくらい許されるでしょ」と考える傾向にあります。例えば、公共の場で走り回ったり、よその人に乱暴な口を子どもがきいても注意をしない親がいますよね。「子どもだからやってもいい」ではなく、子どもの内から何がいけなくてどうすればいいかを教えていくのが大人の役目です。子どもが小さくて理解できないから教えないのではなく、そういう時期から繰り返し教えることで感情をセーブできる子どもが育ちます。また親から「〇〇しなさい」と命令されて育つと、人から価値観を受け入れてもらう経験が乏しくなり、自分も誰かの価値観を受け入れられることが出来ず「ムカつく」「ウザい」などの言葉を連発する傾向にあります。感情をコントロールできていない時こそ教えるチャンス子どもが感情をコントロールできていない時、何とかしないとと親はまず考えますが、実は子どもに対応を教えるチャンスです。ケース別に対応を見てみましょう。●けんかで相手を叩く特に兄弟げんかでは、エスカレートすると殴り合いになることもあります。お互いの言い分をしっかり聞く事と、「今回はお兄ちゃんが正しいと思うよ」「でもここは悪かったから謝ろうね」などと伝えましょう。●思い通りにならないと声を上げるレストランなど公共の場で大声を出されると、大人は焦ってしまいとにかくその場を収束しようと、子どもにスマホを与えるような対応が多いです。確かにその場は一旦収まるかもしれませんが、それでは感情をコントロールできるようにはなりません。食事の場であれば一旦外に出て落ち着かせ、まずは「皆が静かに食べられないよね」など理由を説明します。「落ち着くまで中に入れないんだよ」と毅然とした態度を取ります。ルールを守れないと損をするという経験が、感情のコントロールに必要です。●暴言を吐く家庭内で気を付けていても、外の世界やTVなどから色々な言葉を覚えて使うようになります。これは仕方ないことであり社会が広がった証拠でもあります。子どもには何が良くて何が悪いのか分かりませんので、「ママはその言葉、相手を傷つけるから嫌いだな」などとその都度伝え理由も説明しましょう。感情をコントロールできない子どもへの接し方子どもが感情をコントロールできない場合、親はどのような態度で接したらよいのでしょうか。接し方を間違えるとさらにエスカレートする恐れもあります。ポイントを押さえておきましょう。1.感情的にならない子どもが困った行動をすると、つい怒鳴ったり無理にやめさせようとしてしまいます。しかし親が感情をぶつけると子どもの興奮はおさまりません。親は感情を押さえて穏やかに接しましょう。声のトーンを下げて落ち着いて話すことを心がけます。2.意見に耳を傾ける大人の物差しで決めつけず、子どもの意見をしっかりと聞くことが大切です。親が話を聞いてくれることは子どもに安心感を与え、暴れる前に自分の気持ちを話してくれるようになります。3.子どもの気持ちを言葉で表す子どもはやりたいことや言いたいことがうまく表現できなくて暴力や暴言などの問題行動を起こしてしまいます。何をしたいのか、何が嫌なのかを親が代弁してあげることが効果的です。「〇〇がしたかったんだね」「疲れたからイライラするんだね」など、伝えたいことをまとめてあげましょう。「こういう時はこう言えばいいのか」など、子ども自身が学ぶことにもなります。4.一貫性を持った態度をとる場合によって対応が異なると子どもは混乱します。子どもと接する時は、その時の気分などで対応が変わらないように一貫した態度を取りましょう。また、夫婦で違うことを言うのもよくありませんので、夫婦間で話し合って方針を統一しておきましょう。感情のコントロールは大人でも難しい時があり、子どもであれば尚更です。親が無理におさえつけてやめさせるのではなく、子どもの気持ちをしっかりと聞き想像し言葉にすることで、子は徐々に落ち着いて考えることができるようになってきます。「うちの子はすぐキレて困る」と嘆く前に、子がどんな風に考えているのかをよく探ってみるところから始めてみましょう。
2018年05月01日生後半年を過ぎたころから、積み木やパズル、ままごとなど、だんだんとおもちゃを使って遊び始める子どもたち。この時期、自宅だけでなく、商業施設のキッズスペースや子育て支援センターなども利用するようになってきますよね。こうした場所に行くことは、ママにとっての息抜きや情報交換にもなるし、子どもにとってもほかの子どもたちと遊ぶいい機会ですが、時にはトラブルになることも…。その一例といえば、「おもちゃの奪い合い」。もしも自分の子どもがほかのお友だちが遊んでいるおもちゃを奪ってしまったら、どう対応していますか?今回は、ネット上の先輩ママの声を集めてみました。「おもちゃを横取りする子ども」に悩むママは多い育児の相談などができるネット掲示板にも、同様の悩みを抱えるママの投稿が散見され、なかでも「1歳児ママ」からの質問・相談が多い印象です。それらの投稿には、さまざまな意見が寄せられていて、多くのママは「うちの子も同じ(だった)」と、「子どもがおもちゃを横取りしてしまう」という状況に共感している様子。「まったく同じおもちゃだったとしても、なぜか誰かが使っているほうを使いたがる」、「お友だちから奪ったおもちゃを取り上げるとギャン泣き」など、ママたちの実体験もチラホラ見受けられます。では、こうした経験を踏まえ、世のママたちはどう対応してきたのでしょうか?「やさしく注意派」と「厳しく接する派」1歳の子どもに注意しても理解できないとは思いながらも、「お友だちが遊んでいるんだから、後にしよう」「順番だよ」「無理に取ったらお友だちが悲しむよ」など、根気強く、やさしく注意し続けるというママは多いよう。しかし一方で、そうした行動にイライラするとの意見も…。言い方は大げさかもしれませんが、おもちゃを取られたお友だちはいわば“被害者”。被害を被っている人がいるのに、やさしく言い聞かせるだけでは、甘すぎるということのようです。まだ言葉を理解できないのは仕方がないことですが、「手をぴしゃっと叩く」「おもちゃを奪った時点ですぐ帰宅」「次の日はおでかけなし」など厳しくするとの意見も少なくありません。場所を変えるのも有効?また、「そもそもほかの子がいるようなところにばかり行かなくていいのでは?」との意見も。ママは、「子どもがおもちゃを奪わないかどうか、常に見張っていなければならないストレス」、子どもは「わざとそうしているわけではないのに叱られるストレス」、それぞれがストレスを感じるような場所にわざわざ行く必要はないというのが、理由のようです。実際、そうしたストレスを感じたくないため、「近所の小さい公園で、2人で遊ぶ」などのコメントもありました。自分のおもちゃなのか、そうでないのかがわかっていなかったり、自分の気持ちを言葉や態度でうまく表現できなかったり、幼いうちは少々乱暴な行動に出ることもあるでしょう。しかし、成長していくにつれて、きっと学んでいくはずです。自分の家庭では、どんな方針で子育てをしていくのか、今一度考えなおしてみれば、何かヒントが見えてくるかもしれませんよ。(文・三軒茶屋すみ子/考務店)
2018年04月16日子どもが成長するにつれて話す言葉も増え、コミュニケーションがとりやすくなる一方で、子どもの「言葉遣い」は気になるところ。幼稚園・保育園にあがる頃には、「うんち」や「おしっこ」、「おちんちん」などのなるべく人前で言ってほしくない言葉を使いたがったり、どこで覚えたのか「バカ」や「アホ」などの人を傷つける言葉を使い始めたり…。ママやパパがどんなに気を付けていても、子どもの言葉遣いが悪くなってしまうことはありますよね。気づいた時には注意をしてやめさせようとしますが、子どもは天邪鬼だから、余計にエスカレートしてしまうこともしばしば。では、こうした状況になった時、先輩ママたちはどうやって対処してきたのでしょう?自分の言葉遣いを振り返る言葉だけに限りませんが、子どもは身近にいる大人を手本にして成長していきます。実際、自分の口癖が子どもにうつっていた…なんてドキッとした経験があるママも少なくないのでは?「ムカつく」「クソ!」といった乱暴な言葉は、ママやパパが言っているのを聞いて覚えた可能性も否定できません。もし、自分自身がそういった言葉を使ってしまっているなら、いくら子どもに「やめて」と言い聞かせてもあまり効果はなさそう。今一度、ママ自身やパパの言葉遣いに注意を払ってみるのも、子どもの言葉遣いを正すためには、重要なことですね。園や学校と自宅での様子を比較してみる家では甘えん坊だったり、暴れん坊だったり、手がかかるような子どもでも、園や学校では問題なく過ごしているという話は意外とよく聞きます。言葉遣いに関しても、同じように捉えるママは多いようです。むしろ、「汚い言葉を使うことでママが注意してくれる」=「“ママに構ってほしい”サインだ」と考えるとの意見もありました。「自宅では言葉遣いが悪くても、家族以外の大人やお友だちに対しては正しく話せているならOK」と、あまり深く考えすぎずにいることも対処法のひとつと言えそうです。どうして“いけない”のかを説明する子どもの言葉遣いについて注意する際、ただ「やめなさい!」と言うだけで終わっていませんか?大人の言動をどんどん吸収していくとはいえ、やっぱりまだまだ子ども。その言葉を「どうして」使ってはいけないのか、「いつ」使ってはいけないのかをきちんと説明しながら注意することでわかってくれることもある。そう実感するママの意見も散見されました。「やめなさい!」と言っても全然聞いてくれない子どもは多いものですが、「やめなさい!」の前後にプラスα付け加えるよう心掛けるだけで、子どもの態度も変わるかも!?場合によっては、「いじめ」に発展してしまうこともある「言葉遣い」。自分は特に気にしていなくても、相手にとっては傷つく言葉かもしれない…。「言葉遣い」って、大人になった今でも難しい問題ですよね。だからこそ余計にナーバスになるママの気持ちも痛いほどわかりますが、焦らずゆっくり解決していきましょう!(文・三軒茶屋すみ子/考務店)
2018年04月08日子どもが大きくなるにつれて、お金事情も変化します。おやつやゲームなど今までは親が買い与えていたものが、自分の意思で欲しいものを買うためにお小遣いが必要になってきます。お小遣いは、子どもがお金の使い方を学べる絶好のチャンスです。逆に、お小遣いのあげ方を間違えると金銭感覚が身につかなくなります。お小遣いはどんな風に、そしていつごろからあげるのがいいのでしょうか。お小遣いを始めるタイミング小学生の約8割、中学生・高校生の約9割がお小遣いをもらっています。学年別の1ヶ月当たりの平均額は、・小学生の低学年(1・2年)553円・中学年(3・4年)860円・高学年(5・6年)1,370円・中学生2,513円・高校生5,651円となっています。※金融広報中央委員会の調査お小遣いを始める時期は、入学・進級などのタイミングが多いようです。「数字が分かるようになってから」「お金に興味を示すようになってから」と考えて、未就学時に始めるママも増えています。逆に小学生になってもまだ早い、と考える家庭もあるでしょう。子どもの様子や性格を見て判断しましょう。ただ、お金のことを大人が丁寧に説明してあげることで子どもも考えるようになります。お小遣いをあげる・あげないの前に何度かお金の大切さについて話してみるといいですね。金銭感覚を養うお小遣いのあげ方お小遣いをあげると決めたら、次はその方法を考える必要があります。大きく分けるとお小遣いには2つのタイプあり、決まった時期に決まった金額を与える“定額制”と、手伝いをしたり頑張ったりしたご褒美として与える“報酬制”があります。●定額制定額制についても、例えば学年によって自動的に金額が増えていくことはオススメできません。「お金は、何をしなくても段々多くもらえるもの」という感覚が身に付いてしまう可能性があるからです。学年が上がるタイミングで本人の行動も変わっている(向上している)かがポイントです。また、本人からのアップ交渉を取り入れても良いでしょう。結果上げるか上げないかに関わらず、上げて欲しい気持ちをプレゼンすることも能力です。プレゼンしたことで、子どもの意外な気持ちに親が気づく場合もあります。お小遣いのアップ交渉は積極的に受けていきましょう。●報酬制考え方にもよりますが、家のお手伝いをした時にお小遣いをあげるのは基本的にNGです。お手伝いは家族の一員として当然行うことであり、その都度お小遣いを与えると「お小遣いがもらえるからやる・もらえないからやらない」という意識が芽生える可能性が高いからです。報酬制を取り入れたいなら、普段行わないような大変な手伝いをしてくれた時や、勉強や運動などですごく頑張ったと感じた時に特別感を出すためにあげる方が良いでしょう。定額制・報酬制それぞれにメリット・デメリットがあります。オススメは、定額制にした上でボーナス的に報酬を取り入れることです。どのように渡すかは、親子でしっかり話し合い、お互いが納得する形を決めましょう。お小遣いをあげる時の注意点●期間は短く定額制の場合ですが、与える期間は短めにします。10日に1回、週に1回などがいいでしょう。特に年齢が小さい内は、月に1回のお小遣いは次が待ちきれなくなってしまいます。我慢を覚えさせるにしても、使ってしまったら次まで1ヶ月もらえないとなると我慢しきれなくなってしまいます。「1週間経ったらまたもらえる」というワクワク感も大切です。●細かい小銭でもし100円を渡すなら、100円玉1枚ではなく50円1枚・10円5枚というように細かい小銭で渡します。お金を使う際に、お金が減る感覚を掴みやすくなります。お金は使った分だけ減るということが分かって貯金ができるようになったら、500円玉や札などに両替してあげましょう。●使い道は本人に任せる初めてお金を手にすると、大人から見たらくだらないものや不要だと思うものを欲しがることもあるでしょう。しかし使い道はあくまで本人に委ねます。また、使い過ぎて失敗してしまった時も責めてはいけません。どうして失敗したのかをよく話し合い、次は失敗しないためにどうしたら良いかを考えさせる良い機会となります。やってはいけないお小遣いのあげ方●必要な時に必要なお金を渡す必要な時に必要な分だけお金をあげていると、自分でお金を管理する必要がなく、金銭感覚が養われなくなります。「お金は計画的に使う。使ったらなくなるもの」という認識は、自分でお金を管理することで培われます。●前借りをさせる「今欲しいものにお金が足りないから貸してほしい」と言ってくる場合もあるかもしれません。前借りを覚えると、計画性のないお金の使い方をする可能性が高くなり、また人から借りれるという感覚が兄弟姉妹や友達間での貸し借りにつながる可能性があります。お金が足りない時は我慢を覚えるチャンスであり、頑張ってお金を貯めて欲しいものを手にすることの喜びを知ることにもつながります。そうしたお金の大切さがわかると物を大切にするようにもなります。心を鬼にして前借りは拒否しましょう。息子は年長ですが、同学年のお友だちがお小遣いを始めたと聞きました。週に1回、100円と決めているとのことで我が家でも始めることにしました。最初は、ゲームなどの高価で、お小遣いで買うには非現実的なものを欲しがっていたので、まだお金の管理という意味では早かったかな?と感じていました。しかし何回か小遣いをあげると、貯金したり残高が0にならないようにお菓子を買ったりと、自分なりに考えるようになってきました。今は2千円程度のおもちゃが欲しいということでお小遣い貯めつつ、時々お菓子を買っています。お小遣い帳はまだつけていませんが、小学校での勉強が始まったらつけさせるようにしようと考えています。お小遣いはまだ早いかな、と思う方もいるかもしれませんが、状況を作ることで子どもは親の思う以上に順応していくのだと感じました。失敗したらやり直せばいいので、まずはお小遣い制を始めてはいかがでしょうか?
2018年03月15日子育てをしていると、「うちの子ってどうしてこうなんだろう」「親としてどんな声掛けをしてあげたらいいんだろう」そんな悩みを抱えることはありませんか?そこで、ウーマンエキサイトは毎日子どもとの相性を診断し、子どものやる気を引き出す方法やその子にあった叱り方、褒め方などを教えてくれる動物系占いと共同開発した「おやこ診断」をリリースしました。「かぞくの本質」、「今日の関係性」、「ファミリー診断」の3つのコンテンツで構成された「おやこ診断」は、ウーマンエキサイトアプリ限定のコンテンツで、iOSは2018年3月13日、Androidは2018年3月22日より配信されます。 iOS ウーマンエキサイトアプリ Android ウーマンエキサイトアプリ はじめに家族の情報を入力! すぐに診断開始はじめに、ウーマンエキサイトのアプリをダウンロードし、ホーム画面からアプリを起動。緑色の画面に出る「早速やってみる」をタップします。次に下記の(1)~(3)の情報を入力します。(1)あなたの生年月日 (2)パートナー(パパ)の生年月日(3)子どもの生年月日、性別※子どもの登録は最大3人まで可能です。まずは家族一人ひとりの本質を知ろう!かぞくの本質は「動物占い」発案者の前田知則氏監修のもと、生年月日や男女の性別に隠された性格や特性等を、統計学に基づいて分析、診断しています。登録が完了したら、まずはかぞくの本質をチェックしましょう! 自分の基本性格や行動・感覚パターンの診断結果が表示されています。旦那さんとの関係性や、お子さんから見たあなたのイメージ、母親としての傾向などを細かく分析します。顔のイラスト部分をタップすると、家族それぞれの診断結果が見られます。子どもの診断結果は、基本性格に加え本人の得意分野や才能、適正能力を診断します。毎日ママの頭を悩ます子どもをやる気にさせる方法や、適切な叱り方・褒め方、思春期の行動と対策なども紹介しています。きっと子どもが成長していく過程のヒントになるはず。また、子どもと同じ本質を持った有名人も分かります。今日の親子の関係性は?次に、画面上の中央にある「今日の関係性」では、ママと入力した子どもやパパとのその日の関係性が見られます。ハートの数が少なければいつも以上に気にかけてあげたいサインです。また、この画面から顔のイラストをタップすると、一人ひとりのその日の運勢が。息子の今日の運勢は「門限ギリギリに帰ろうとすると、信号が赤だったりと小さなトラブルで間に合わない、なんてことになりそう。少し早めに遊びを切り上げておうちに帰るようにしよう」とのこと……! 早く帰るように連絡しておかなくちゃ! ずばり!あなたは○○なファミリー!そして、登録した家族を全24パターンから診断! 「あったかママのマニアックファミリー」「秘書系ママの気配りファミリー」「切れ者ママのミステリアスファミリー」など、あなたがどんな家族かを診断します。有料診断が今なら無料に! 家族のことを詳しく知ろうそして、今なら「かぞくの本質」画面の有料ページを無料で見ることができるチャンス! 通常は、家族の情報を入れると、以下の枠線内にあるあなたの本質診断までが無料で見られます。【無料コンテンツ】■あなた(パートナー)の本質診断 内容・基本性格・行動パターン ・感覚パターン ・同じ本質を持った有名人--■子どもの本質診断 内容・基本性格・行動パターン・感覚パターン・同じ本質を持った有名人そして、今なら以下の有料コンテンツが無料!【有料コンテンツ】■あなた(パートナー)の本質診断 内容・あなたから見たパートナーの関係性・母親としての傾向・子どもから見たイメージ--■子どもの本質診断 内容・やる気にさせる方法・思春期の行動と対処法・叱り方、褒め方・得意分野・才能・能力適正あなたの家族はどんな診断が出るのか、「ウーマンエキサイト」のアプリでチェックしてみてくださいね。無料キャンペーン期間は2018年6月27日(水)までです。>>iOSアプリのダウンロードはこちら iOS ウーマンエキサイトアプリ >>Androidアプリのダウンロードはこちら Android ウーマンエキサイトアプリ
2018年03月12日親は子どもに勉強してほしいという思いがありますが、現在の世の中にはゲーム機があふれています。据え置き型、持ち歩けるもの、さらにはスマホなど…、ゲームを子どもから遠ざけることは難しい時代です。ゲーム機は与えたくない、与えるとしてもまだ早い、何歳からにしようなどと考えるママは多いでしょう。我が家にもゲームを欲しがる年頃の子どもがいます。昨年のクリスマスにどうしようか考えた末、希望のゲームを与えました。その後の体験を記したので、参考にして下さい。ゲームを与える?与えない?親の葛藤いつからゲームを与えるかということについては、様々な意見があると思います。例えば園児については「ゲームのことばかりになってしまうので与えない」という意見や、「比較的親の意見に耳を貸す幼児のうちからルールを覚えてもらう」という意見もあるでしょう。私は少なくとも小学校に入学してからと思っていました。しかし上に兄弟のいるお友だちからゲームの話を聞いたり、年上の従妹の家でゲームをしたりする機会があることで、本人がゲームを欲しがるようになりました。欲しくなるといつもゲームの話をするようになりました。与えずに我慢をさせるという選択もありましたし、与えたことで更にゲーム熱が高まってしまうのでは?という不安もありました。しかし抑えつけすぎてかえって反発するかもしれない、避けていてもこのような時代にはいずれ与えることになるのではと思い夫婦で話し合った上、年長のクリスマスに据え置き型のゲーム機を与えることにしました。ゲームを与えた後の変化ゲームを与えるにあたっては、1日1回、時間を決めること、ゲームの前後どちらでも構わないのでワークを必ずやることを約束しました。まずプレイ時間については、ゲームの状況で数分オーバーすることはありますが心配していた「終わりたくない」「もっとやりたい」などのように愚図ることはありませんでした。終了時間については始める前に「何分まで」と本人の口から言わせ、前に時計も置いてプレイしています。ゲームに夢中で終了時刻を私が教えることが多いですが、徐々に自分で終われるようになってほしいと考えています。ゲームを始める時間についても、1日1度と決めているので午前中にやりたくても「今はまだやらない」と自分でいつやるかを考えるようになりました。また、意外だったのは普段の生活にも変化が表れたことです。ママからのお願いについて張り切って行うようになり、ワークも以前よりしっかりと取り組むようになりました。ゲームを与える以前は描く絵もゲームのことばかりだったのですが、ゲームに熱を上げる前と同様に色々な絵を描くようになりました。好きだった図鑑離れを心配していましたが、より熱中して読むようになりました。すごろくや百人一首、トランプなどのアナログな遊びも楽しんで行っています。あくまで私の考えですが、やりたいことを我慢ばかりするのではなく満たされることでゲーム以外の生活も楽しめているのかなと感じています。成長につれ変化もあると思いますが、極力本人の意思で管理できるよう見守っていきたいと思います。東大生もゲームをやっていた「東大生は子どもの頃ゲームをやっていた子が多い」というのを以前聞いたことがあり、今回調べてみました。2016年に東大新聞社が現役東大生357人に調査した結果では、「小学生の頃ゲームについてのルールがあったか」という問いで、ゲームを禁止されていたのはわずか20人。「ルールがない」という答えが約44%の158人と一番多いものでした。次いで多いのが「時間制限」で119人でした。ゲームについてルールを設けず遊ぶ子や、時間だけ決めていたという子が多かったことが分かります。「親とゲームの関わり方について話し合ったか」については「はい」という答えが半数以上の196人。ルールを決める際は親が一方的に押し付けるのではなく、子どもも納得した上で決めることが気持ちよく取り組める要因ですね。更にゲームをした場所については、リビングが最も多く65%という結果でした。リビングで行うことで親の目が届くだけではなく、「ゲームの話題で親睦が深まった」などコミュニケーションツールとなる場合もあるようです。子ども2人を東大に入れたことで有名な大岸良恵さんも、子どものゲームについては制限を設けなかったと語っています。大切なのは親が口出しをしないことで、自分で管理・コントロールする力を養うことなのですね。ゲームの扱いについてはそれぞれの意見があると思います。私も悩みましたが結果的には今のところ後悔はしていません。環境や子どもの性格なども様々だと思います。こんな例もあるということで、1つの参考にしていただければ幸いです。
2018年02月08日他の男性と比べて口数が少ない彼。頼りがいを感じて好意を寄せるけれども、多くを語らない彼の場合、何をきっかけにどう仲良くなればよいのか、迷ってしまいますよね。そこで今回は「多くを語らない男性と親しくなるコツ」をお伝えします。きちんとした身なり口数が少なくしっかりした男性の場合、考え方も堅実で、保守性が強い傾向があります。セクシーさで勝負しようとしたら「はしたない」と一蹴されかねません。この場合は、日本人らしい清楚な服装や身なりが正解です。アクセサリーをじゃらじゃらつけるよりも、小ぶりのアクセサリーを1カ所に絞り、必要以上に肌を露出しないようにしましょう。そうするだけで、彼から高評価を得られます。正しい日本語で接する続いて意識したいのが正しい日本語です。このタイプの男性は、正しさを意識している場合が少なくありません。特に年を重ねているアラフォー、アラフィフ世代の場合にはその傾向が強いはずです。なんちゃって敬語ではなく、正しい敬語を使いましょう。目上の方や年上の方には折り目正しく言葉を使うことで、きちんとしていると思ってもらえます。彼から「気を使わないでいいよ」と言われてから言葉遣いを徐々に崩していくと、なおさら好印象になります。嘘偽りのない誠意ある態度最後に意識したいのが誠意ある態度でかかわることです。恋愛テクニックでは彼を褒めることを推奨することも多いですが、多くを語らずに本質を見抜く相手にそれをすると「浅ましい」とマイナスなレッテルを張られてしまうことがあります。良くも悪くも見ている相手のため、本心で向き合うことを意識しましょう。思ってもないことを口にせず、誠意誠実を意識して接するだけで「ほかの人と違う」と思ってもらえ、接近してもらいやすくなります。いかがでしょうか。一般的な恋愛本や恋愛テクニックで書かれている内容がすべての人にうまくいくわけではありません。特に堅実で口数が少ない相手の場合、本質を見抜く目を持っている可能性も高いです。しっかり本心で向き合って、誠意ある態度と正しい言葉遣いで、他の女性とは違うと思ってもらい、彼の心を射止めましょう。
2018年02月04日子育てをするお母さんお父さんを困らせる、子どものイヤイヤ期。すでにこの時期を迎えているご家庭もあれば、我が子がいつからイヤイヤ期に突入するのかと心配されているご家庭もあるのではないでしょうか。そんな困った時期を乗り越えるために、親御さんが知っておきたい子どもへの接し方や対応についてご紹介します。『魔のイヤイヤ期』はいつから?子どものイヤイヤ期は、2歳前後から始まります。子どもによって時期が早まったり遅れたりするため、思わぬタイミングでイヤイヤ期が始まることも少なくありません。この時期の子どもは、「イヤ」という言葉を使って、身の回りに起こるさまざまなことへ反抗するのが特徴です。たとえば親御さんが与えた食事を「イヤ」と言って食べなかったり、抱っこをするのも歩くのも「イヤ」と否定したり、外出先で癇癪を起こしたり……何をしてもイヤイヤと否定されてしまうため、お母さんお父さんはヘトヘトに疲れてしまいますよね。イヤイヤ期の子どもは、思っていることを上手に伝えられずに、それらが「イヤイヤ」という言葉や態度に変換されているのです。そのため、“抱っこをするのも歩くのもイヤ”という矛盾した状況に陥ってしまうことがあります。しかし、このように反抗するのは、子どもが自己主張を覚え始めた証拠でもあるのです。親御さんは、子どもとどう接したらよいのか分からずに困ってしまうかもしれませんが、イヤイヤ期はお子さんが1人の人間として成長するために欠かせない時間でもあります。対応や接し方に工夫をして、この時期の育児を乗り越えていきましょう。イヤイヤ期の子どもへの適切な対応・接し方イヤイヤ期の子どもへの対応が難しいのは、子どもの言うことをすべて聞き入れて屈するのも、その反対に怒って押さえつけようとするのもNGだからです。子どものやりたい放題にさせてしまうと、“泣けば何でも思い通りになる”という風に覚えられてしまうため、却って良くありません。だからといって、「イヤ」と言う子どもを押さえつけてしまうのは、自我の発達を妨げることにつながるため、教育上でも問題があります。そんなイヤイヤ期の子どもへの対策としては、まず子どもに共感してあげることが大切です。「イヤ」と言われたら「そうね、イヤだよね」と言って、まずは子どもの気持ちを受け止めてあげてください。あるいは、抱きしめたり背中をさすったりして、スキンシップをはかってもよいでしょう。お子さんの気持ちが落ち着いてきたら、子どもが自分で納得してから行動をするように、誘導してあげます。「××しなきゃだめでしょう」と怒ってしまうと、子どもは反対に意地になってしまうことがありますから、なるべく「××してみようか?」と子どもに選択肢を与えるような声がけをしてください。それでも気持ちが落ち着かないときは、あとはじっくりと待ってあげるしかありません。親御さんが対策をしたところで常に上手くいくとは限りませんが、いつも辛抱強く子どものことを待ってあげられるような心の余裕を持てるといいですね。イヤイヤ期の乗り越えるための具体的な対策最後に、親御さんがイヤイヤ期を乗り越えるための対策をご紹介します。■嫌がることを遊びに変換してあげるもしも子どもが嫌がることがあったら、それを遊びに変換して伝えてみましょう。「お風呂でお母さんと一緒に遊ぼう」「お出かけをしたあとに公園で遊ぼう」など、子どもが嫌がることに楽しい遊びを加えて、提案してみてください。子どもの遊びたい気持ちや、楽しいことを続けていたい気持ちをとらえて、納得してから行動できるように誘導します。■抽象的な言葉を使わないで指示をする子どもからの問いかけに、つい抽象的な言葉で対応してしまっていないでしょうか。たとえば「ちょっと待ってね」「早くしてね」は、子どもにとって分かりにくい指示です。言われた側は「それってあとどれくらい?」「どれくらい早くすればいいの?」とイライラしてしまうかもしれません。「片付けが終わったらね」「これからお出かけするからお靴を履いてね」と、具体的な言葉を使って指示してあげましょう。■叱るラインを定めるあらかじめ子どもを叱るラインを決めておくと、親御さんの気持ちの上での負担が減りますし、子どものわがままが増長されてしまうのを防げます。分かりやすい線引きとしては、癇癪を起こしているのかわがままを言っているのかの違いがあります。癇癪を起こすというのは、自分の感情を上手にコントロールできないことですから、子どもが落ち着くまでゆったりと見守ってあげましょう。反対に、相手が困ると知りながら言うわがままは、適切に叱る必要があります。■するべきことができたら褒めてあげる子どもが泣いたり癇癪を起こしたりせず、するべきことができたときは、しっかりと褒めてあげましょう。イヤイヤ期を乗り越えた子どもは、少しずつ自分の感情をコントロールできるようになってきます。親御さんが子どもの「イヤ」を受け止めて、できたことを1つずつ褒めてあげることで、自己肯定感を育んであげてください。まとめ子どものイヤイヤ期を乗り越えるための対策をご紹介しました。何をしても「イヤ」と言われてしまう状況に、お母さんお父さんが、ついカッとなって怒ってしまうこともあるでしょう。しかし、この時期が子どもの成長に欠かせないものであることを理解すると、お子さんとの接し方が変わるかもしれません。ご紹介した対策を利用しつつ、上手にイヤイヤ期を乗り越えていきましょう。青木いくこ:もうじき6歳になる娘と、2匹の猫と一緒に暮らすママライター。子育てにお悩みのママたちが、読んで少しでも楽になれるような記事を目指して執筆中。
2017年11月15日気になる彼のことどれくらい知っていますか?誕生日、血液型、家族構成…いろいろありますが、一番最初に得られる情報は「見た目」ですよね。この見た目から彼の性格が分かったら、嬉しくありませんか?今回はドイツの医師クレッチマーが唱えた体格と性格の相関関係の説を元にお話します。ぽっちゃりさんの性格傾向まず、気になる彼は“ぽっちゃりタイプ”の場合、ぽっちゃりさんには、優しく社交的なタイプが多いそう。面倒見がよくて人当たりの良い彼。でもこのタイプは気分の浮き沈みが激しい面も。元気でとっても快活な時もあれば、なんだかすごく落ち込んで自信が無くなっちゃう時もある彼。そんな彼には、気分のムラに付き合ってくれる優しい女性か、逆にそんなの気にしないような潔い女性が合っているかも。痩せ型さんの性格傾向次に、気になる彼は“瘦せてるタイプ”という場合、このタイプの男性は少し神経質なところがあったり、変なところにはよく気が付くのに肝心なことに鈍感だったりすることが多いよう。女の子に対して「あれ、少し太った?」なんて言っちゃうようなところがあるかも知れません。でもそれだけ洞察力に優れ、的確なんです。こんな彼には悩みを相談したりアドバイスを求めてみましょう。ズバッと言われてしまうこともあるかも知れませんが、あなたが「すごい!ありがとう!」と素直に受け入れることで二人の関係も近づくかも。筋肉質さんの性格傾向最後に、気になる彼は“マッチョタイプ”という場合、彼はずばり、良くも悪くも粘着質。目標に向かってコツコツと努力する良い面もあるし、その粘り強さが少ししつこく見えてしまうことも…。でもこのタイプの彼は、好きになったら連絡もマメ、コツコツと信頼を築き上げるタイプです。彼のマメなアプローチにしっかりと応えていくことが、距離を縮めるよい方法かもしれません。勿論これは統計上の話で、100パーセント全ての人が当てはまる訳ではありませんが、心理学を勉強する人なら必ずと言っていいほど習う理論。信憑性は高いと言えます。一目ぼれしちゃった時や気になる彼の性格を少しでも知りたい…!なんて時に使ってみてくださいね。
2017年08月23日恋愛、仕事、遊びとなんでも同時進行できる女性と違って、男性は一つのことに集中したら他に手をつけられない性質があります。特に20代後半から30代の男性は、仕事に一生懸命で恋愛する余裕がないという人も多いもの。好きになった相手が仕事モードの時、付き合っている彼が仕事モードになった時、大人女子はどう振る舞えばよいのでしょうか。片思いの場合と付き合っている場合、それぞれ最適な接し方をご紹介します。片思いの場合仕事モードの男性に恋してしまった場合、かなりの根気が必要です。長期戦を覚悟できないのであれば諦めて他の男性を探した方がよいでしょう。どうしても諦めたくないのであれば、覚悟を決めてください。男性は仕事モードの時、他のことに振り回されたくないと思っています。それ故に恋愛モードの女性を近付けないよう振る舞うことも。恋愛の匂いをさせないよう注意しながら適度に近付きましょう。その際は女性らしさを感じさせる仕草や気遣いを忘れないようにしてくださいね。なぜなら、仕事がひと段落ついてふと恋愛したいなと男性が思った時、確実に恋愛対象に入るためです。仕事モードが長く続いた男性の周りには恋愛対象になる女性というのはそう多くいないはず。恋愛モードになった男性に一番に目を止めてもらえるよう、チャンスを待ちましょう。付き合っている場合付き合っている彼が仕事モードの場合、寂しいかもしれませんが男性は恋愛のことを忘れてしまうと思ってください。連絡がないことや会う時間が作れないことを責めてはいけません。あなたはあなたで、自分の時間を充実させて過ごしましょう。そして時折、彼の負担にならない程度のメールを送ったり、短い時間でも会うことができたらとびきりの笑顔を見せたり、あなたが彼女でよかったと思ってもらえるように振る舞うのです。特別な女性になるために片思いでも付き合っていても、仕事モードの男性と恋愛する場合、ひたすら待たされることになります。男性にとって仕事は生き甲斐とも言えるくらい大切なもの。それを理解し寄り添うことができれば、彼の特別な女性になれるはずですよ。
2017年07月06日こんにちは、栗原達也です。今回は「気の合わない部下との接し方」について話をします。「気の合わない部下がいるんです。どうつきあったらいいですか」…そういう相談を受けることがある。誰とでも仲良く、楽しくやっていけたら、どんなにいいだろうと思うよね。一日の大半、人生の長い時間を過ごす職場環境において、そこは人づきあいのトラブルがない場所であってほしいものだ。実際は、人にはそれぞれ事情があるし、なにか悩みごとを抱えていたり、体調が悪かったりということが影響して、人間だからね、うまくいかない日だって当然ある。誤解したり、ケンカしたり、人間関係っていうのはたくさんのドラマにあふれているものだ。だからといって、気が合わないという理由で避け続けるわけにもいかないよね。それはいずれ職場の雰囲気を悪くしたり、仕事がうまく回らなくなったりと、大きな問題に発展する可能性を秘めている。なんとかしようと思うのは当たり前のことだ。どんな困難にも解決策は必ずあるもの。僕はさっきのような悩みを打ち明けられたとき、次のようにアドバイスしているんだ。 たとえば、気の合う部下に対する態度について考えてみよう。自然と励ましたり、「頼りにしているよ」と声をかけたり、なにかしてもらったら感謝の気持ちも素直に出てくるだろう。おたがいにわかりあえているという安心感と信頼がそこにはあるから、その関係性をよりいいものにする振る舞いがスッと出てくるんだよね。でも、そうでない場合は、同じような態度ではないだろう。できるだけ事務的に済まそう、波風を立てないように、あまり関わらないようにしようと遠ざけてしまう。それでは、やはりいつまで経っても、関係性は改善しないし、避けているぶん、なにか見落としてしまったり、連絡ミスなどがあったりして、業務そのものにも支障が出てくる可能性もある。では、どうすればいいかというと、気の合う部下と同じように接することだ。つまり、平等にすることが大事。苦手な部下ほど意識的に話しかけよう。「こいつ、イヤだな」と思った時点で、もう不公平さが生まれてしまっているものだから。うまくやっていけている部下と同じように声をかけて、「よろしくね」「ちょっと確認してもいいかな?」などと仕事を媒介としたコミュニケーションをするんだ。そうすればそのうちおたがいのいいところ、仕事に対するスタイルなどがわかりあい、認めあえるだろう。誰だってストレスは抱えたくないもの。ちょっとした気づかいで、環境が変わるってことはよくあることだし、カンタンにできることだよ。 当たりすぎ! 完全鑑定16項目【あなたの人生、この先こうなる!】
2017年06月30日「男性との接し方がわからない」「会話を続かせることが出来ない」30代を迎えたのに男性と自然に接することが出来ない、むしろ20代の頃の方が気さくに楽しく話せていたのに、結婚を意識する年齢になって男性との距離感や接し方の正解がわからないという人が多くいます。今回は30代女性が失敗しがちな男性との接し方を3つ紹介します。この3つの失敗を参考に男性への接し方を変えていきましょう。自分の話ばかりしてしまう男性と話すときに、自分だけがしゃべり続けてしまい、男性を疲れさせてしまうパターンです。女性同士で話す感覚で男性と話すと、どうしても女性の方が多くしゃべってしまいます。男性は基本的に女性の話を聞こうと思っているので、女性のおしゃべりには慣れてはいるのですが、ここで注意しなくてはいけないのは「この子、自分の話ばかりしているな」と思われ、気遣いのできない女性、コミュニケーションの取れない女性と思われてしまうことです。自分の話をしたら、「あなたはどう?」と必ず男性に話を振ることを意識しましょう。男性の話にはちょっとオーバー気味にリアクションを取ることも大事です。もし男性の話にわからないところがあったら、「それってどういうことなの?」と素直に聞きましょう。ここで知っているフリをして広げられない話をテンション低く続けるよりも、質問をした方が男性はその素直な一面に好感を持ちますし、話も弾みます。性別を意識をし過ぎてしまう挨拶や会話など男性と接する機会に性別を意識し過ぎてしまい、ぎこちなくなってしまうパターンです。男性によく思われたいという心理があるから意識してしまうのですが、混乱してしまう時には「この人は私に興味がない」と考えることが有効です。男性だから自分に興味があると思ってしまうと、変に意識してしまいますが、自分に興味がない人には変な意識を持つことが少なくなります。この考え方は緊張している時や注目を浴びている時にも有効なので、実践することが出来れば、大人の女性としての凛々しい振る舞いが出来るようになります。男性にビビってしまう女性よりも男性の方が力が強い、身体が大きい、態度が大きい、という印象があって、男性への接し方をビビってしまう人がいます。そんな時にはあるマインドセットをするだけで心が落ち着きます。「男性と女性は対等な立場である。」男性と女性には確かに力の差が存在しますが、しかし現在の日本は力の差を埋めることが出来る法律や意識が存在します。それらを自信にすることで男性に対して過度にビビることなく、当たり前の対応が出来るようになります。ビビってしまうのは怯えているという感情なので、怯える必要がないという考えを自信という形で頭に植え付けることで解決することが出来ます。30代女性が失敗しがちな男性への対応や解決策を、失敗例から学ぶことで人生へ活かしていけると思います。もし当てはまるものがあったなら、すぐに実践することで、あなたの女性としての魅力を磨くことが出来ます。
2017年04月27日こんにちは。メンタルケア関係を中心に執筆しているメンタルケア心理士の桜井涼です。新入学・進級などにより、子どもたちが今までとは違った環境に身を置くことになる日々へ突入する時期になりました。初めてのことばかりで、子どもにとっては不安を感じやすくなってしまう時期でもあります。新しい環境というのは未知の世界ですから、当然ですよね。子どもたちが不安を感じやすいこの時期、親は子どものちょっとしたサインを見逃さないようにしたいものです。●SOSサインにはこんなものがある!ちょっとした不安を感じた場合でも、子どもはサインを出します。しかし、子どもからしてみると無意識のうちにやっている(出ている)ことが多いです。しかも、繰り返すことがある ため、注意して見てあげましょう。【SOSサイン】・急に寝起きが悪くなる(それに伴って学校へ行くのをしぶる)・めまいやふらつき・表情が暗い(表情が乏しく、あまり笑わないなど)・食欲がない・やる気が起きない(ゲームをしなくなる・ぼーっとしているなど)・親のそばを離れたがらない(1人になるのを怖がる)・体の痛みやかゆみを訴える(腹痛・頭痛・皮膚をかきむしるなど)・小さい物音でも驚くようになるこういったサインは、ストレスが関係して起こってしまっていることがあります。ただし、体に症状が出ている場合は一度小児科を受診して、病気が隠れていないかを診てもらうことが必要です(自己判断は危険です)。●子どもは親に不安を打ち明けたくない!?子どもは親を愛しています。「親が大好きだから心配をかけたくない 」という気持ちがどうしても働きます。親は子どもの表情が暗いと、「どうしたの?」と聞きますよね。素直に話してくれる子どももいますが、「心配をかけたくない」という気持ちが強い場合、「別に」とか「何でもない」などのような短めの言葉でその場を離れてしまう子どもが少なくありません。年齢が上がれば上がるほど、その傾向が強くなっていきます。これで放っておいてしまうと、子どもの不安は強くなったり、学校に行くことが怖くなったりとSOSサインが強く出てしまうこともあります。決して見放さず、不安を少しだけでも和らげてあげることができるようにしてみましょう。●不安を感じている子どもへの対処法かまい過ぎて“過干渉”になるのはよくありません。無理に聞きだそうとするのも、逆に口を閉ざしてしまう原因になってしまいます。SOSサインが何度も見られたら、次のような対処法を試してみましょう。●(1)話を聞く不安を感じている子どもと2人きりの時間を過ごせるファミレスやカフェ、公園などに出かけます。いつもと違う環境で大好きな親と2人でジュースなどを飲みながら話せることが望ましいです。最初は世間話から始めて、そのうちに気になっているサインについて話してみましょう。子どもが話したがらないときはその話はやめ 、「お母さんは味方だからね」と優しく包み込むようにし、無理に聞かないようにします。子どもが話し出したら最後まで口を挟まず、相づちを打ちながら聞きましょう 。子どもはまず自分の思いや不安を聞いてもらうことで安心を得たいはずです。とにかく聞き役に徹します。ここで、つらかったと言っていた部分を“おうむ返し”(相手が言ったことを同じように言って返すこと)すると、子どもは「話を聞いてもらえた」「わかってもらえた」という気持ちを強く感じられます。子どもが親に意見を求めてから、「お母さんだったらね、」と話しましょう。●(2)愛情を求めてきたらしっかり返す特に年齢が低い子どもに多いのですが、親に抱っこを求めたり、手を握ったり愛情を確認するような行動を起こす場合があります。このときは、その場でしっかり対応してあげましょう。家事をしている最中でも家で仕事をしている最中でも、不安を感じた子どもは時と場合を考えずに愛情を求めてきます。このときに、「忙しいから後でね」と言ったとしても、「今じゃなきゃいや~」となる子もいれば、「じゃあいい」と素直に引き下がる子もいます。心配なのは、素直に引き下がってしまう子です。聞き分けがいいのではありません。我慢している のです。大好きなお母さんが困らないために、これ以上自分が嫌われないために。ですから、愛情を欲してきた場合は、その場ですぐに対処してあげましょう 。わかってもらえたという気持ちが、安心感になり、心の支えとなるのです。●おわりに親が自分のためだけに時間を作ってくれたという気持ちは、子どもにとって最高の安心感となるのです。特に不安がある子にとっては、なおさらです。「お母さんは僕(私)を見てくれている!」と感じます。新生活での不安は、放っておくと五月病になったり、中1ギャップに変化していったりすることが懸念されます。放置より、今しっかり対処してあげることを大事にしてあげてほしいと思います。【参考リンク】・「子供の心のケアのために」(保護者用) | 文部科学省(PDF)()●ライター/桜井涼(メンタルケア心理士)●モデル/REIKO(SORAくん、UTAくん)
2017年04月19日子どもの姿勢が悪いことを気にしているママは8割近くいるといいます。「ゴロゴロしない!」「背筋を伸ばしなさい」と注意しても中々治らないな・・と嘆いていませんか?実は姿勢が悪いのは子どもが悪いのではなく、姿勢を保つための筋肉が育っていない可能性があります。それは体幹です。“体幹”と聞くと、体を鍛える人やスポーツ選手などが気にするものという印象がありますが、子どもにもとっても大切なものです。体幹を鍛えることは姿勢を正す他にも大切な効果があります。体幹の効果と育て方を知りましょう。体幹とその効果について体幹とは、背骨から腰にかけての姿勢を正す筋肉のことです。外側ではなく内側の筋肉であり「インナーマッスル」と呼ばれます。筋肉は何層にも重なってできており、体幹はその一番深層部にあります。体幹を鍛えることで姿勢がよくなるのはもちろんですが、他にも色々な効果があります。まず、最近園児のケガが増えていますがこれは体幹が弱いために起こります。体幹を鍛えて姿勢が良くなると顔もしっかりと前を向くため、視野が広がりケガを減らすことができます。さらに、体幹が安定するとバランスが良くなるため、椅子に座った時も姿勢をキープすることができます。それにより工作や勉強に集中したり、先生の話をしっかりと聞けるようになります。このように集中力にも大きく影響するのです。大人にとっても体幹を鍛えることは、肩こりや腰痛が解消でき、若々しい体を維持するためにも必要不可欠です。遊びながら体幹を鍛えよう体幹トレーニングと聞くと、難しそう、飽きてしまいそうと思うかもしれませんが、遊びの中にトレーニングを取り入れていけば、楽しく飽きることなく続けられます!体幹を育てるには、不安定な状況を作りバランスを保つようにすることが効果的です。バランスボールや、可能であればトランポリンなどで積極的に体を動かすことができるといいです。バランスボールは幼児用の直径30~40cmのものも販売されています。バランスボールで3分程度座ることができればOKです。必ず固い床の上で行いましょう。バランスボールや道具がなくても簡単に取り組める遊びをいくつかご紹介します。・片足ではねる、立つ片足で立ちぴょんぴょん跳ねます。足が床から完全に離れるのを意識しましょう。さらに、片足だけで両手を広げて立ってみます。3~4歳は30秒、5歳は1分間立てればOKです。慣れたら目をつぶってみてもいいですね。・けんけんぱ実は、体幹がしっかりしていないとできない “けんけんぱ”。体幹を鍛えるのにうってつけです。継続するためには、雨で外に出られない時などに家の中で行ないましょ。その際はマスキングテープを利用しましょう。廊下にけんけんぱスペースを作り、親子や兄弟で取り組んでみてください。一緒にテープを貼るのもまた楽しいです。・手押し相撲両足を揃えて立ち、二人で向き合います。互いに両手で押し合いますが、両手以外には触ってはいけません。バランスを崩したら負け。強く押すだけではなく、引いてフェイントをかけるなどすると盛り上がります。・ロデオごっこ大人が四つんばいになった上に子どもがまたがります。落とすようにわざと揺さぶることで、子どもがしがみつき体幹だけでなくバランス感覚も鍛えられます。・お布団ごろごろ布団の上をごろごろ転がるだけでも効果があります。必ず同じ姿勢を保つことがポイントです。棒のように転がることに慣れたら、片足だけあげたり両足を浮かせたりするなど、難しい姿勢にも挑戦しましょう。うつぶせになり、手足だけを挙げてスーパーマンのようになる姿勢も効果があります。朝起きた時に布団から出る前に取り入れるようにすれば、毎日続けられそうですね。「体幹を鍛える」というと、トップアスリートが行うようなきついトレーニングを想像してしまいがちですが、遊びとして取り入れると幼児も楽しんで取り組むことができます。毎日続けると半年ほどで効果があらわれますので、一緒に取り組んでみましょう。
2017年04月06日新年度が近づいてきました。お子さんを保育園に入れ、この4月から復職するママも多いのではないでしょうか。兼業ママにとって、無事に入園と復職を果たせるのはひと安心といったところ。でも一方で、ママが働きだすことによって、子どもに寂しい思いをさせるのでは……と胸がチクチクすることもあるでしょう。共働き家庭のなかで、子どもに寂しい思いをさせないようにするには、ママの接し方が重要になってきます。今回は先輩ママたちが取っている対策や、接し方のコツなどを紹介しましょう。●(1)乳児持ちママたちの接し方0歳から2歳まで。保育園では「乳児さん」と呼ばれる子どものママたちから聞けた話です。『0歳から保育園に入れています。一緒にいるときは、可能な限りスキンシップを取るように心がけています。抱っこを求めてきたら、家事の手を止めてでも、できるだけ応じるよう心がけています』(20代女性/1歳半女の子のママ)スキンシップは母子の愛着形成にとても重要なこと。子どもたちは昼間ちょっぴり寂しかったとしても、夕方ママに抱っこしてもらえればグーンと元気が出てくるものです。抱っこがどうしても無理なときは、手をつなぐ、背中をさすってあげる、オデコをくっつけるなど、体のどこか一部分を密着させる ようにしてもいいですね。言葉を理解できるようになってきたお子さんには、こんな接し方も有効です。『引き渡すとき必ず、「ママはお仕事に行くけれど、必ずお迎えに来るからね」と言ってます。毎日繰り返すことで、「ずっと離れているわけではない。夕方になったらママに会える」ということが理解できるようになったようです』(30代女性/2歳男の子のママ)毎日繰り返し伝える、という点がポイントです。私たち大人は「昨日言ったから、今日も分かっているはず」と思いがちですが、小さな子どもにそれは通用しません。子どもの不安がなくなるまでは、説明し続けてあげましょう。そして、約束した通りお迎えに行きましょう。約束が守られた、ママが来てくれたという事実の繰り返しが、子どもの心を強くしていきます。●(2)幼児持ちママたちの接し方3歳から小学校入学まで、「幼児クラス」のママたちはどうしているのでしょうか。『送り迎えのときは“2人の時間”として、娘の話に耳を傾けるようにしています。適当に聞き流しているとバレてしまい、しつこくスネるので余計やっかいです。聞くときは集中して聞くのがいいと思います』(30代女性/5歳女の子のママ)『誰とどんなことをして過ごしていたのかを重点的に聞いています。これくらいの年齢になると、少しずつ友だちとの関係も増えてくるころ。ママが自分の友だちに興味を持ってくれるのって、子どもにとっては嬉しいみたいですよ』(30代女性/4歳男の子のママ)このように、お子さんの話をよく聞いてあげるようにする、というママが多くみられました。気をつけたいのは、その聞きかた。子どもの話はアチコチ飛ぶし、ヤマもオチも特にないことが非常に多いもの。そのため、余裕がなかったり、疲れていたりするときは思わず「だから何なの?」「ああ、○○だったんでしょ?」と結論を急いでしまいそうになりますが、それはNGです。子どもたちは「ママに話を聞いてもらえた」という実感を持つことができません。口を挟みたくなってもグッと我慢して、子どもの思うままに語らせてあげましょう 。もしかしたら、思いもよらないことをポロリと呟くかもしれませんよ。●(3)小学生ママたちの接し方小学生にもなるとずいぶんシッカリしてきますが、ママが恋しくなってしまう瞬間も時おりあるようです。そんな微妙な年ごろを、ママたちはどんなコツで乗りきっているのでしょうか。『勤務が不規則で、子どもが寝てから帰ることもあります。コミュニケーション不足解消のため、わが家では交換日記をはじめました。これが思いのほか楽しいようで、私が休みで家にいると、「えー、日記かけないじゃん。仕事行ってよー」と不服そうにすることまでありますよ(笑)』(40代女性/小学3年生女の子のママ)交換日記や置き手紙を活用している家庭は多いようですね。どうせなので、パパにも一役買ってもらい、より一層盛り上げてみては?これらを「パパには絶対ナイショ」ということにして、たまにパパにあからさまに羨ましがってもらいましょう。「ママと自分だけのヒミツ」を持てる喜び は、この年代の子どもにとって格別になるはずです。もうすこし大きなお子さんのママからは、こんな話も聞けました。『ヘタにごまかしたり、取り繕ったりせず、まっすぐ素直に感謝を伝えるようにしています。「いろいろ我慢させていることもあると思うけれど、おかげさまでお母さんはお仕事ができています。本当にありがとうね」と、大人に伝えるように言ってますね。嬉しいようなくすぐったいような、神妙な顔で聞いていますよ』(40代女性/小学6年生男の子のママ)----------参考になりましたか?いずれ子どもは親の手を離れ、ちゃんと子どもの世界を確立していきます。ママの不在に、今はちょっぴり寂しさを感じることもあるかもしれません。でもいつか、仕事をしながら自分を育て上げてくれたママの大変さ、偉大さに気づく日がくるはず。それまではできる限りの工夫をこらして、コミュニケーション豊かに接するよう心がけましょう。●文/パピマミ編集部●モデル/赤松侑里(さゆりちゃん)
2017年03月29日