俳優でクリエイターとしても活動している元乃木坂46の伊藤万理華さんが、3度目の個展を開催。2022年12月2日から、渋谷のGALLERY X BY PARCOで、『MARIKA ITO LIKE A EXHIBITION LIKEA』がはじまります。今回、プレス向けに行われた取材会に伊藤さんが登場!個展への思いや今までの活動について、語ってくれました。かわいい!伊藤万理華さん登場!【女子的アートナビ】vol. 271取材会に登場した伊藤さん。グレーのジャケットとミニを組み合わせたスタイルがとってもクールです!乃木坂46を5年前に卒業した伊藤さんは、2017年に初個展『伊藤万理華の脳内博覧会』を開催。2020年には『伊藤万理華 EXHIBITION “HOMESICK”』、そして今回3度目の個展、『MARIKA ITO LIKE A EXHIBITION LIKEA』で展覧会三部作の最終章を飾ります。今回の個展は、伊藤さんと10組のクリエイターが創作した書籍『LIKEA』をベースに展開。ananにもコラムを連載されている劇作家・根本宗子さんの脚本をもとにしたラジオドラマのインスタレーションや、アーティストNAZEさんと生花アーティストのアレキサンダージュリアンさんとのコラボなどで同書籍の世界観を立体的に表現。空間設計は、CEKAIの福田哲丸さんが担当されています。また、会場では書籍『LIKEA』も先行販売もされるほか、オリジナルグッズやアパレルブランド「BODYSONG.」とのコラボアイテムなど、展覧会の開催を記念したグッズも多数販売される予定です。不親切な本にしたかった(笑)では、ここから個展準備中の伊藤さんが取材会で語ってくれたコメントをご紹介します。――まずは、書籍『LIKEA』をつくろうと思われたきっかけについて、教えてください。伊藤さん本を本格的につくろうと思い始めたのは、一年前くらいです。きっかけは、その時期に、同世代の活躍するクリエイターさんや、会いたいと思っている方に会う機会が多く、周りの人たちと衝動的に何か雑誌みたいなものをつくりたいなという思いが大きくなりました。制作していく過程で、自分の集大成になりそうなくらい大きな本になりました。――書籍『LIKEA』の見どころは?伊藤さん表紙だけ見ると「何の本やねん」という感じなのですが(笑)、写真集やフォトブックではないものにしたいと思って、カテゴライズするときに、どこに置けばいいのかわからないという「不親切な本」にしたかったのです(笑)。それで、こんなにサイズが大きくなりました。過去の展示でやってきたものづくりのやり方が書籍になるといいな、と思ったので、個展が本になったような感じかもしれません。――書籍タイトルの『LIKEA』とは、どんな意味ですか?伊藤さん LIKEAは、英語like aからつくった造語です。基本的に、何かをモノをつくるときは、自分の好きなものとか、憧れている人と一緒にするのがメインなのですが、ただそれは「好き」という距離感ではなく、もっとあいまいな「like a」という「~のような」という感じなのです。「~が好き」とはっきりしづらい言葉の表現が良かったのと、造語がいいなと思ったので『LIKEA』となりました。自分が救われたのは…――展覧会についての思いを聞かせてください。伊藤さん最初は本だけをつくろうと思っていたのですが、その過程で、パルコさんでやるなら、ちゃんと個展をしたいと思いました。自分がいつもモノづくりをする過程で、どんなふうに構想して表現しているのかを見せたいなと。根本宗子さんに書いていただいたストーリーをラジオドラマにしたりして、体験型の展覧会にしたいと思いました。――創作のインスピレーションは、どうやって得られたのですか?伊藤さんある一つのきっかけでした。本にも載せましたが、たまたま友だちが小さいギャラリーでポップアップをやっていたのを見に行ったとき、そこで人と出会い、ある本に出合い、とてつもない感銘を受けました。ファッションやモノづくりの興味の幅が広がり、私はこういう空間が好きなんだなーと気づき、自分もつくる側になりたいと思いました。何か完璧なモノを発表するのもすごくステキだと思いますが、その生まれる過程みたいなことが過去に活動してきて一番救われた部分なので、モノをつくる過程が好きです。以前は忙しすぎて、そういう部分を大切にできなくて、おろそかにしていました。なぜこういうモノが生まれたのか、という過程を知りたかったので、それを本で表現できたらいいなと思いました。――展覧会は最終章とされていますが、その理由を教えてください。伊藤さん最終章と言ってはいるのですけど…(笑)。たぶんデビュー10年で区切りがいいから。それに、自分がここまで過去を振り返る機会は、今後あったとしても、ここまでモノにすることはないと思います。本をつくるのは大変だったから、もうつくりたくない(笑)、それぐらいやりきったので、最終章と言っています。ライブで恩返し…――2022年はデビューされて10年で、乃木坂のライブにもサプライズ出演されて話題になりました。10年を振り返り、いかがでしたか。伊藤さん今年は振り返る機会が多くありました。なかでも大きかったのが、乃木坂10周年のライブに出させていただいたこと。それ以外でも、映画やドラマですごく自分の肌に合う作品に出合い、表現方法が今までと全然変わりました。個展だけでなく、ドラマや映画、演劇でも自分を消化できるようになったのが、この10年で一番大きなことだったと思います。――5月のライブは盛り上がっていましたね。伊藤さん自分があの場に立てるとは想像していなかったので、活動していた人間として、あの場で一曲でも自分を見せることができてうれしかったです。ずっと見てくださった方や、今でもお世話になっているスタッフさんへの恩返し、親孝行みたいな気持ちでした。――最後に、ファンのみなさまにメッセージをお願いします。伊藤さん今まで、自分がやりたいことをやってきて、ファンのみなさんは私のその意思をくみ取って、静かに見守ってくださいました。そんなふうに応援してくださる方が私の周りにいると思えるから、私もあきらめずに何か伝えたいことを発信していこうと思えました。今回、一冊、形になっています。みなさんにとっての大切な一冊になるとうれしいです。個展は12月2日からスタート!――まっすぐな眼差しでクリエイターとしての思いを話してくれた伊藤さん。つくる過程が好き、という彼女のこだわりと魅力が詰まった書籍は、本というよりもまさにアートワークそのもの。『LIKEA』というタイトルもクールで、ファンの方はもちろん、ファッション好き、アート好きな方も刺激を受ける内容だと思います。展覧会とあわせて、ぜひ書籍もチェックしてみてください!Information『 MARIKA ITO LIKE A EXHIBITION LIKEA 』概要会期:2022年12月2日(金)~12月19日(月)会場:渋谷PARCO B1F 「GALLERY X BY PARCO」営業時間:11:00~21:00 ※入場は閉場時間の30分前まで入場:¥700 ※小学生以下無料12月2日(金)から展覧会会場で書籍を先行発売撮影 : 岩澤高雄
2022年12月01日安藤サクラが主演する日本テレビ系新日曜ドラマ「ブラッシュアップライフ」がクランクインした。バカリズムが脚本を手掛ける本作は、安藤さん演じる地元の市役所で働く実家住まいの独身女性・近藤麻美が、人生をゼロからもう一度やり直す物語。不思議な日常を描く地元系タイムリープヒューマンコメディーだ。現場では、スタッフから紹介され拍手が起こる中、安藤さんは笑顔で挨拶し撮影がスタート。最初の撮影は通勤シーン。河川敷横を自転車で颯爽と駆け抜ける様子を撮影した。初日の撮影を終え、安藤さんは「(撮影前は)雨が降っていたんですが、撮影開始とともに晴れて、初日とっても幸先の良いスタートをきれました!」と無事に初日を終えられたことを笑顔で報告。さらに、「麻美の人生を演じる中で、同じ日に各時代や様々なシチュエーションを演じるのは大変かなと思いきや、いざ本番をやってみたらその作業もすごく楽しかったです」と感想を話し、「今後の撮影が益々楽しみになりました!」と語った。「ブラッシュアップライフ」は2023年1月、毎週日曜日22時30分~日本テレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2022年11月27日プロフィギュアスケーターの安藤美姫が、23日にABEMA NEWSチャンネルで配信されたニュース番組『ABEMA Prime』(毎週月~金曜21:00~)に出演し、“にわかファン”について持論を展開した。同番組は、「あっ」と驚くニュース解説や議論を通して、視聴者や出演者・制作者の考え方や視点が変わることを目指した報道番組。23日の配信は、「FIFA ワールドカップ カタール 2022」のグループE第1節となる「ドイツVS日本」の試合に合わせて4時間の特別編成で配信。元サッカー日本代表の駒野友一と、元サッカー北朝鮮代表の鄭大世が出演し、MCの安藤とともに「代表選手とファン」について議論を交わした。代表戦だけに熱狂する“にわかファン”について話が展開すると、安藤は「コアなファンの人たちがにわかファンに思っている複雑な気持ちはわかる」と前置き。続けて、「にわかファンがいないと、多方面にファンが広がらないという事実もあるし、長年のファンの人がにわかファンを良く思っていなかったら、『すごく悲しい気持ちになっているんだよ』と選手の立場として伝えたい」と切実な思いを明かした。そして、安藤の意見に同意した鄭は、「連勝すると観客は増えていくけど、連敗すると観客がいなくなっていく。だから、選手は勝つために全力で努力することで、ライト層のファンたちがたくさん来てくれるような好循環を作っていきたい」とコメント。また、駒野も「サポーターが一体化することで、選手にも良い影響を与える」と分析し、「コアなファンの間で観戦ルールがあるのなら、サポーター同士でコミュニケーションを取っていってほしいと思う」と自身の見解を示した。
2022年11月25日ここ最近、恋愛をテーマにした作品に立て続けに出演している伊藤万理華さん。多くの役を演じるうちに、恋の価値観にも変化が。「去年、短編映画『息をするように』で男子高校生の役を演じてから、セクシュアリティや恋愛の多様性について考えるようになりました。映画『そばかす』では、恋愛感情を抱かない主人公とは対照的に、当たり前のように結婚をして妊娠する妹を演じて、恋との距離感は本当に人それぞれだなと感じて。恋にもいろんな形があるし、結婚を選ばないことだってある。もう今の時代、“普通”なんてないんだなと思います」恋をすると成長できるし、できるものならしていたい。同世代の恋愛離れも、「びっくりはしないですね」と言う。「コロナの影響もあって、今の時代は人と人との交流が希薄になってしまっていますよね。そんな中で、友達との時間が充実していたり、過去の恋愛にトラウマがあったりすると、恋をするのがめんどくさくなっちゃうんだろうなって。私も趣味とか創作活動とか、一人の時間をめちゃくちゃ楽しめるタイプなので、恋愛に時間を奪われるのがめんどくさいっていう気持ちはわからなくもないです(笑)」ただ、「これ以上、人とのコミュニケーションが希薄になるのは寂しいし、できるものならやっぱり恋はしていたい」と続ける。「豊かな人生を送る手段として、恋愛はあると思うんです。めちゃくちゃ単純かもしれないですけど、“かわいくいたい”って思うこともそうですし、好きな人からいろんな影響を受けて、それまでまったく興味がなかったものを見るようになったり、自分の幅まで広がっていくような気もします」そして何より、恋をすることで自分自身が成長できると語る。「相手と向き合っていく中で、自分にはこういう面があるんだって知ることになったり、自分のダメなところに気がついて、そこを改善しようって思えたり。それって目に見える成長だし、本当にすごいことだなって。以前、恋愛中心に過ごしていた時期があって、友達から“寂しかった”って言われたことがあるんです。その時に友達だって人間なのだから、疎かにしていたら離れていってしまうし、恋愛で傷ついた自分を助けてくれたのも友達だったなっていうことに気づいたりもして。過去の恋愛を経て、友達や身近な人をもっと大事にしたいと思うようにもなりました」だからこそ、積極的にしなきゃいけないものではないけれど、恋に自ら背を向けてしまうのはもったいないと伊藤さんは言う。「誰かを好きって思ったり、自分のことを好きって言ってくれる人が現れた時は、素直に向き合っていいと思います。だってそんな人、滅多に現れないじゃないですか(笑)。両思いなんて、本当に奇跡だと思うんです。公開中の映画『もっと超越した所へ。』でも、“好きって思える人と一緒にいるだけで幸せなことだよね”って叫ぶシーンがあるんですけど、本当にそうだなって。そういう気持ちは大事にしたいなと思います」自分で自分の機嫌をとれる自立した恋愛が理想。そんな伊藤さんの理想の恋とは。「自立した恋愛です。お互いに自分で自分の機嫌をとれること。仕事や趣味という土台がしっかりあって、そこからどんどんプラスに上がっていくような恋が理想。逆に恋をすることでマイナスになっていくのはイヤだなって。だから、自分と同じように一人の時間が充実していて、尊敬できる人に惹かれることは多いかもしれません。あとは、どちらかが主導権を握るのではなく、同じくらいの力量で過ごせることも大切。年齢は関係ないけれど、相手とはいつでも対等な関係でいたいなと思います」いとう・まりか1996年2月20日生まれ、大阪府出身。映画『もっと超越した所へ。』が公開中。映画『そばかす』は12月16日公開予定。来年1月から上演予定の舞台『宝飾時計』にも出演。ニット¥26,400(ニアーニッポン TEL:0422・72・2279)ドロップイヤカフ¥14,000ピアス(両耳価格)¥22,500パールリング¥43,0002連リング¥58,000ネックレス¥63,000(以上イヴェット)その他はスタイリスト私物※『anan』2022年11月2日号より。写真・山越翔太郎(TRON)スタイリスト・石川美久ヘア&メイク・村上 綾取材、文・菅野綾子(by anan編集部)
2022年10月26日安藤サクラ、妻夫木聡、窪田正孝、清野菜名、眞島秀和ら豪華キャストが出演する映画『ある男』より、安藤さん演じる里枝の場面写真が解禁となった。今回公開された場面写真は、《ある男X》の妻・谷口里枝(安藤さん)がキッチンで娘に微笑みかける姿や、トラックの上で息子に心寄り添う姿など、家族と幸せな日常を送る姿を捉えている。安藤さんは、里枝という人物について「原作を読んだ時、里枝の中にある、私の想像を絶する悲しみや苦しさを感じ、胸が締め付けられた」と語る。里枝は、不慮の事故により愛する夫を亡くし、夫が別人として生きていたという衝撃の事実を知る。さらに、幼い子を病気で失う里枝を演じるにあたり、安藤さんは医学書や闘病記などを読み込み「病気を患っている子供たちにどうしてあげることがいいのか里枝と一緒に考えた」という。そして、「これまで演じた女性はワイヤーの入っていないブラジャーを付けて、身体の線も気にしないキャラクターが多かった。でも里枝は、子どもを亡くし離婚もし、悲しみを抱えて生きているけど、なし崩し的にもう人生どうでもいいみたいなやけっぱちにはなっていない。ちゃんと姿勢よく立って生活している。その為、ワイヤー入りのブラジャーをつけるところから始めました」と外見からも役にアプローチしたことを明かし、愛情深く芯が通った女性を演じきった。今回安藤さんは、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞した『万引き家族』以来4年ぶりの本格長編映画への出演となる。本作では義父の柄本明と共演するなど、安藤さんの新たな魅力を堪能できる作品となった。『ある男』は11月18日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ある男 2022年11月18日より全国にて公開©2022「ある男」製作委員会
2022年10月22日今年で40回目を迎える『サントリー1万人の第九』が、3年ぶりに2000人の合唱団を大阪城ホールに迎えて開催される。『サントリー1万人の第九』チケット情報ゲストは、アーティスト活動歴40周年、「東京2020パラリンピック」開会式にて『TSUBASA』『HIKARI』の2曲を制作・出演したギタリストの布袋寅泰。そして、別名“かてぃん”(Cateen)としても活動し、昨年ワルシャワで開催された「ショパン国際ピアノ・コンクール」にも出演した人気ピアニスト・角野隼斗。40回目の記念公演にふさわしい豪華ゲストが参加する。チケットは、11月3日(木・祝)23:59まで先行先着プリセール実施中。
2022年10月18日安倍晋三元首相の国葬や、旧統一教会と政界との癒着が大きな社会問題となるなど、なにかと自民党の存在に注目が集まるいま、7月に出版された安藤さんの著書『自民党の女性認識「イエ中心主義」の政治指向』(明石書店)が話題だ。■森会長の「わきまえる」とは「出すぎたことをするな」ということ「『イエ中心主義』を簡単に言えば、女性を一個人として認識するのではなく、『女は家に閉じこもって良妻賢母をやっていればいいじゃないか』ということ。自民党が、そうした価値観を、この世の中に政党の戦略として植え付けてきたんだという事実を、この本を通じて世に問いたいと思いました」最近も、女性の尊厳をめぐって社会的議論が巻き起こった。きっかけは、’21年2月の東京五輪・パラリンピック組織委員会での森喜朗会長(当時)の、女性に対する、いわゆる「わきまえる」発言だった。「わきまえるとは、森さんの発言をもっと簡単に翻訳すれば、「出すぎたことをするな」ですよ。その会議に同席していた女性たちは笑っていたということですが、私自身、そういう男社会の中でキャリアを積んできて、同様の体験をしている。そういう発言を、私たちは愛想笑いで聞き流してきた世代なんですね。特に政治の世界では、男性たちが一生懸命に作ってきた世界がある。私は「ボーイズクラブ」と呼ぶんですが、その牙城があって、それが今の現状なわけです。’21年秋の衆議院選挙でも、当選した女性の比率は9.7%で1割を切っていた。ですから、女性が個人として立候補して議員になるという図式は、簡単には成立しないわけですよ」■自分の経験から、森前会長の暴言に対して笑ったという女性の気持ちもわかる1958年11月19日、千葉県市川市に生まれた安藤さん。都立日比谷高校時代には、アメリカ留学も体験し、卒業後、上智大学外国語学部比較文化学科(現・国際教養学部)へ。ホテルウーマンを目指していたが、アルバイト中にテレビ朝日のディレクターにスカウトされ、20歳にして飛び込んだテレビ業界は、想像以上に男性社会だった。「どこを見渡してもおじさんばかりで、アナウンサーとしても、女性は子供向けニュースを読んだり、天気予報だったり、いわゆる“やわネタ”を担当するのが業界のおきて。そこへ女子大生の私が現れたわけですから、おじさんにしてみれば本当に宇宙人で、最初は厳しい排斥に遭うわけです。怒られ、無視されると、やがておじさんにかわいがってもらうしかないという知恵が働く。いわゆるペット化です。少し仕事ができるようになると、今度はおじさんと同じようになって、そのクラブでおじさん化して一緒に働く。つまりは同化。そうやって自分の居場所を作ってきたかつての体験があるから、森前会長の暴言に対して笑ったという女性の気持ちもわかるんです」■女だからって絶対「ノー」は言いたくなかった。でもそれっていびつ、不自然そんなとき、仕事のチャンスが訪れる。当時の中曽根政権の内閣改造を前に、プロデューサーから自民党の重鎮の金丸信のところへ取材に行けと命じられたのだった。「政治家はおねえちゃんが好きなんだよ」との理由だった。最初は、金丸氏も女子大生のファンが来たと勘違いした様子もあったというが、結果として、安藤さんは、マスコミ嫌いの大物政治家からコメントを引き出すことに成功する。「それで局に帰ったら、「やればできるじゃん」に続いて、プロデューサーたちが放ったのが、「なっ、政治家はおねえちゃんが好きと言っただろ」という言葉。あれが、私が変わった瞬間でしたね。二度と、女だからとか、若いからとか、そういうセリフを言わせたくないし、そのためにどうするかと考えたとき、女であることを感じさせないようにしようと思ったんです。誰よりも早く現場に行く、トイレもなく飲み水にも困るような戦場にだって行く。絶対、女だからって「ノー」は言いたくなかった。それは、私の意地だったんですよ。こうして女性性を封印したわけですが、でも、それってまた、いびつ、不自然じゃないですか」■「家庭長」なんて持ち上げて、家事、育児、介護すべてを女性に無償で押しつけた社会で女性が活躍することを封印せざるをえないような、自民党の女性認識を象徴する言葉がある。「’70年代の日本型福祉社会論のなかに「女性はすぐれた『家庭長』である」という認識が示されているんです。自民党の研修叢書にも〈家庭長は家庭内安全保障を担う大変重要な役割〉と、はっきり書かれています。夫が安心して働ける状態を作り、子供を元気に育てて、そしておじいちゃん、おばあちゃんの面倒をよく見て豊かな老後環境を作って差し上げる。それらを全部担うのが、家庭長である女性である、と。ひどいもんですね。家庭長なんて持ち上げて、すべてを女性に無償で押しつけたわけです。自助がうまくいけば、公助は極めて低減され、この女性の活躍により日本の福祉予算は低減されるんです。安倍政権に始まり、次の菅政権では、もっと明確に「自助・共助・公助」と言葉にして掲げられたので、私はひどく落胆しました。ここにも、イエ中心主義の影響が出ています。実際に先の文書には、〈家庭長はパート・タイムで働く方が無理がない〉とあります。もちろん、パートや非正規を選ぶ人がいてもいい。私が言いたいのは、国の押し付けではなく、個人の選択に委ねる社会であってほしいということ。現実に、このコロナ禍の今、日本の福祉予算の低減に寄与すべく一生懸命にパートタイムでやってきた女性たちが、その仕事を失っています。そこに至って、やっぱり自助だよと突き放されたら、やってられないですよね」■「誰もが個人として認められている」10代でのアメリカ留学でも光景が原点彼女が、「個」を大切にする社会や民主主義について考えるとき、いつも根っこにあるのが10代で体験したアメリカ留学だ。「私が留学したのは’76年で、ちょうどジミー・カーターさんが選ばれた大統領選挙の年でした。「私のホストファミリーのベイリー家は6人も子供がいる大家族で、食事どきには年上の兄姉の元カレや元カノまで集まって、いつも政治談議に花を咲かせていました。日本の核家族の真逆で、イエや血縁は関係なくて、それを“エクステンディッド(拡大する)ファミリー”と言いますが、だから肌の色の違う私も排除されない。そんな誰もが個人として認められ、つながっている光景の記憶が、その後もずっと、私の中に鮮明にあるのだと思います」■女性天皇については、現状をふまえれば、男系女子の天皇であれば問題はない日本で「家」の最たる象徴といえば天皇家を思い浮かべるが、これも昨今の議論となっている女性天皇について、問うてみた。「私は容認派です。この国の成り立ちにも関わる問題ですが、現状をふまえれば、男系女子の天皇であれば、問題はないと思います。考えれば、究極のイエ社会というのは明治時代にさかのぼるのかもしれません。自民党は、そのころの価値観までを引っ張り出してきて、その女性認識が今も継承されているわけですから驚きですよね」■女性でも男性でも個人がレスペクトされる社会を目指していきたい「私自身、この本を書いて変わったのは、社会のなかで女性が生き生きと働く後押しをしたいと、以前にも増して思うようになったこと。後ろに続く後輩たちには、「自分らしさ」を封印する生き方は絶対にしてほしくありません。そのときに、ごく自然に男女の垣根なく生活している、まさしくジェンダーレス世代の若い男性にも希望を持っています。そんな思いもあって今、女性の政治リーダーになりたい、政治に関わっていきたいという若い世代を応援する団体「パリテ・アカデミー」のお手伝いをしています。私自身もセミナーで、取材を通して見てきた国際関係論などについて語ることもやっています。今後は、政治とメディアとアカデミズムを結びつける活動を私らしく続け、女性でも男性でも、個人がレスペクトされる社会にしていきたいと思っています」
2022年10月16日globeが、豪華メモリアルBOX『10000 DAYS』をデビューから10000日目となる12月24日にリリースすることを発表した。1995年8月9日にシングル『Feel Like dance』でデビューし、数々の名曲を発表してきたglobe。今作のリリースは、今年のクリスマスイブがちょうどデビュー10000日目にあたるということに気づいたスタッフの「クリスマスイブがこんな節目の日にあたるなんて、これは何かのめぐり合わせに違いない」との想いから実現に至ったという。メモリアルBOXは、globeのオリジナル楽曲(バージョン違いなどを除く)の全てが最新リマスタリングで収録され、Music Videoやライブ映像も発表されている全時代の楽曲が網羅されるなどボリューム感満載の内容。さらに、発売当時は制作の都合で未発表となっていたシングル「Stop! In the Name of Love」のMVや、一部のみが公開されていた幻の台湾ライブ『TK PAN-PACIFIC TOUR ’97 IN TAIPEI』のglobeパート全曲などの貴重なコンテンツも初収録される。また初公開の秘蔵写真も含む大判100ページのヴィジュアルBOOKと、全141曲の歌詞が掲載された40ページの歌詞BOOKも付属する。併せてヒット曲のMVを使用した今作の告知ティザー動画が、新たに開設されたglobeのYouTubeチャンネルで公開された。■小室哲哉 コメント10000日という節目にこうした作品を出せるのは、ひとえにglobeのサウンドを愛し続けてくれている多くの皆さんのおかげです。そしてメンバーにも感謝したいと思います。本当にありがとうございます。■MARC PANTHER コメントあっという間の10000日だよ振り返ると本当にいろんな事があった楽しいことも、辛いこともちょうどいいタイミングでいろいろ楽しみたいと思ってたんだもしみんなもそう感じたなら、是非この永久保存ボックスを手にして、globeと共に歩んできた10000日を思い出し楽しんでもらいたい。■KEIKO コメントデビュー10000日目がクリスマスイブということで、スタッフが企画してくれた今回の作品。とても感謝しています。ファンの皆さんが少しでも喜んでくれたら幸いです。globe『10000 DAYS』ティザー動画<リリース情報>globe メモリアルBOX『10000 DAYS』12月24日(土) リリース価格:32,780円(税込)全17ディスク:豪華特製大型デジパック&三方背ケース仕様 ※初回生産限定盤globe『10000 DAYS』ジャケット【音源収録内容】■CD12枚globeがこれまでにリリースした全楽曲のオリジナルバージョン141曲を最新デジタルリマスタリング■Blu-ray Audio1枚初ハイレゾ化音源を多数含む、CDと同曲のハイレゾ音源(96kHz / 24bit)【映像収録内容】■Blu-ray3枚LIVE映像全61曲(これまで発表してきた映像作品より、複数回歌唱されている楽曲は1パフォーマンスを厳選し被る曲はなしでの61曲)を最新のデジタルリマスタリング&時代順に収録■Blu-ray1枚未発表MV「Stop! In the Name of Love」、初商品化「INSPIRED FROM RED & BLUE (short ver.)」「seize the light (short ver.)」を含む全MV23曲&幻のライブ映像『TK PAN-PACIFIC TOUR ’97 IN TAIPEI』globeパート初の全楽曲収録【BOOK収録内容】■初公開秘蔵写真も含む豪華大判100PヴィジュアルBOOK■全141曲の歌詞掲載、40P歌詞BOOK特設サイト:関連リンクオフィシャルサイト::::
2022年10月04日女優の安藤サクラさん(36)はかねてよりお付き合いしていた俳優の柄本佑さん(35)と2012年に結婚。二世俳優同士のビッグカップルとして当時話題に。先日、素肌にジャケットを羽織るオシャレショットを投稿し注目を集めているようです。早速チェックしてみましょう! 雰囲気のあるオシャレショットにファン歓喜 この投稿をInstagramで見る 安藤サクラ(@sakuraando)がシェアした投稿 素肌にジャケットを羽織り、ちょっぴり肌見せ感がセクシーな1枚を投稿したサクラさん。無造作なヘアスタイルもとてもお似合いで、どこか遠くを見つめる表情も雰囲気がありカッコイイですね。コメント欄には「街でこんな素敵な雰囲気を見かけたら釘付けです」「素敵な表情ですね」「色気ヤバい」「かっこいい。さくらさんしか出来ない表情♡」と称賛のコメントが相次いで寄せられておりました。私生活では1児のママでもあるサクラさん。佑さんとの夫婦仲も良く、自身のインスタグラムに夫婦ツーショット写真を投稿することも。今後の活躍も楽しみですね!あわせて読みたい🌈吉岡里帆さんの胸の谷間がチラり!「女神様すぎ」「ため息のでる美しさ」と大反響
2022年10月03日ニュースキャスターでジャーナリストの安藤優子さん(63)はかねてよりお付き合いしていたフジテレビディレクターの堤康一さんと2006年に再婚。安藤さんといえば『スーパーニュース』などの報道番組で、キャスターとして仕切る姿が多く知られていて、知的で頭が良く芯が強そうといったイメージがありますが、プライベートでの姿はどんな感じなのでしょうか。先日、安藤さんが若かりし頃の写真を投稿し、注目を集めていました。早速チェックしてみましょう! ハーフと間違えてしまうような美しい顔立ちの安藤アナ この投稿をInstagramで見る 安藤優子(Yuko Ando)(@yukoando0203)がシェアした投稿 「私も一丁前にテニスガールしていました。」と若かりし頃の写真を投稿した安藤アナ。ハーフのような彫りの深い顔立ちが美しく、ショートパンツから伸びた長い脚も美しく見惚れてしまいますね。コメント欄には「優子さん脚長〜い♡綺麗ですね」「長くてバランスの良い脚!綺麗です。」「スタイル抜群ですね〜」「スタイルよくて、可愛くて、素敵」と安藤アナの美脚に視線がくぎ付けになるフォロワー続出のようでした。安藤アナのインスタグラムには、私生活のオフショットやファッションやお料理など、テレビからは知ることのできない情報ばかり投稿されています。新たな一面を発見できるとても新鮮なインスタグラム、今後もチェックしていこうと思います!あわせて読みたい🌈安達祐実さんの美しすぎるアップに「姉妹に間違えられそう」「ママには見えない」と反響
2022年09月28日展覧会「理外の理」が、京都・千總(ちそう)本店内の千總ギャラリーにて、2022年9月10日(土)から12月12日(月)まで開催される。美術・工芸作品における「理」秋と冬の景物が混在した空間、不自然な遠近表現に見える景色、あるいは実在しない生き物──美術や工芸の作品のなかでは、現実では起こりえない事象や光景が描かれることがあり、いわば現実とは異なる「理(ことわり)」に従っているといえる。このような作品世界は、現実の世界を描きだそうとする試みや鑑賞する環境からの影響、あるいは独特の美意識の表れなど、さまざまな背景のもとで生まれるものである。展覧会「理外の理」では、絵画や工芸などの作品に現れる「理」に着目。木島櫻谷《猛鷹図》や菱川師宣工房《江戸風俗図》をはじめ、屏風や小袖、掛軸といった千總の所蔵品を通して、こうした表現の理由を探ってゆく。展覧会概要展覧会「理外の理」会期:2022年9月10日(土)〜12月12日(月)会場:千總ギャラリー ギャラリー1住所:京都府京都市中京区三条通烏丸西入御倉町80 千總本店開館時間:11:00〜18:00休館日:火・水曜日※開館日および開館時間は千總本店の営業時間に準ずる入場料:無料【問い合わせ先】千總本店TEL:075-253-1555
2022年09月12日画面から“匂い”を感じさせる俳優だ。ときに暮らす街の匂いや家のごはんの匂い…その匂いのあまりの生々しさが心を掴む。それが安藤玉恵という人。――9月9日開幕の舞台『阿修羅のごとく』は、昭和の名脚本家・向田邦子さん作の四姉妹の物語。舞台のほか、ドラマや映画もいくつも作られている名作ですね。木野花さんの演出を受けたかったのでラッキーだなと(笑)。ご本人ではないけれど、木野さんが演じていた月影先生(’96年・’03年の舞台『花の紅天狗』、’21年の舞台『月影花之丞大逆転』で演じた演出家の役)が大好きだったんです。かっこよくて。あと、木野さんから演出を受けていた人から聞いていた話が楽しそうだったので…。――ドラマ『あまちゃん』で俳優としての共演はありましたけれど、現場で木野さんの演出家としてのエッセンスを感じたことは?フフフフ(笑)…ありました。『あまちゃん』で、笑えるシーンを“普通”にやっていたら隣にいた木野さんが「もっと面白くやらなきゃ!」って(笑)。ドキッとしましたけれど、ありがたかったですね。言い方も威圧的ではなく穏やかで。ナチュラルに作品をみんなで面白くしようという想いで現場のリーダーになってくださっていたので、監督やみんなから信頼が厚いのだと思いました。――楽しみにされていることは?木野さんもですし、作品もキャストも全部がすごいから、楽しみすぎてよくわからないぐらいです。ほとんどの方が初めましてなので、みなさんが稽古初日にどこまで台本を覚えてくるか気になるし。もし私が全部覚えて稽古場に入ったら、気合入りすぎだろって逆に恥ずかしかったりするのかなとか、余計なことをいろいろ考えちゃっています。――普段、舞台稽古には、どんな感じで臨まれるんですか?台本は読み込んでいきますけど、役をこう演じようとか、このセリフはこう言おうということはあまり考えずに稽古に臨むようにしています。相手とのお芝居の中でできてくるものというか。――安藤さんは、この作品のどこに魅力を感じていますか?四姉妹の喧嘩です。言葉の応酬が激しいんですけど、女同士って本当にこういう喧嘩をするのかって。私には女きょうだいがいないのですが、姉妹でもこんなこと言われたら傷ついてショボンってしそうな気がするんですけど、彼女たちはそうでもなくて淡々と日常を生きていて。でも、この喧嘩を本気でやったら面白いんだろうから、本気でやりたいなっていう…そこですね。なんか野性のぶつかり合いみたいな感じ、というか。向田さんの書かれたセリフはナチュラルだけれど、ベースに野性的なものを感じるんです。姉妹を演じる3人の方たちがセリフを言ったとき、言葉じゃない戦いみたいなものも見えてきたら面白い。しかも舞台は、目の前の人の空気感まで全部伝わるから、より感じやすいんじゃないかと思います。――先ほど、事前にあまり役を作らないとおっしゃっていましたが、役と自分とを重ねたりは?あまりしないです。読んでいて「わかる」「この感情、知っている」ってことはありますし、結果的に重なってくることは多いような気がしますけど。いつも相手の俳優さんを頼りにしちゃってます。雰囲気とか言い方とか、その方から出ている“何か”があって、それをきちんと受け止めてお芝居するようにしています。――安藤さんって、舞台でも映像作品でも、どんな役を演じられていても場に違和感なく溶け込む印象があって。作家や監督の世界観に染まるみたいなことを考えて臨まれているんでしょうか。あんまり考えてないんです。本当に感覚的というか。その場所に立って感じてはいますね。ロケのときもだし、セットでもここにコップがあるとか、こたつがあるとか…。撮影のドライとかテストの後に時間があるときは、楽屋に戻らず本番までセットの中にいることが多いんです。「戻らないの?」って聞かれるんですが、なぜかそこにいたくて。もしかしたら、そういう意味で必要な時間なのかもしれないですね。ただ、あえてそうしているわけじゃなく、なんとなくいるだけなんですけど。――ならば、共演していて魅力的に感じる俳優さんとは?こっちが何をやっても大丈夫って思わせてくださる方の存在は、本当にありがたいです。直感的に信頼できるというか。安藤さんが出演する舞台『阿修羅のごとく』は、9月9日(金)~10月2日(日)、東京・シアタートラムにて上演。9月14日(水)18時開演の回で生配信あり。大人計画 TEL:03・3327・4312(平日11:00~19:00)10月8日(土)~10日(月)には兵庫公演も。あんどう・たまえ1976年生まれ、東京都出身。早稲田大学在学中に演劇活動をスタート。2013年の連続テレビ小説『あまちゃん』の栗原しおり役をはじめ、映像作品にも数々出演。近作にドラマ『阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし』『拾われた男 Lost Man Found』など。近年は、自主公演「とんかつと語りの夕べ」も開催。衣装協力・salon de GAUCHO TEL:03・6380・9979※『anan』2022年9月14日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・Kei(salon de GAUCHO)ヘア&メイク・大和田一美(APREA)インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2022年09月10日太宰治原作「斜陽」を主演・宮本茉由、安藤政信で映画化した『鳩のごとく蛇のごとく斜陽』の公開が決定。併せて、宮本さんと安藤さんの2ショットをとらえたメインビジュアルが解禁された。敗戦後の昭和20年、没落貴族となった上、父を失ったかず子とその母・都貴子は生活のために本郷西片町の実家を売って西伊豆で暮らすことに。そんな折、戦地で行方不明となっていた弟の直治が帰還するとの知らせが入ると、母は「歳の離れた資産家に嫁いだらどうか」とかず子に話す。激怒したかず子は「鳩のごとく素直に、蛇のごとく慧かれ」というイエスの言葉とともに6年前の出来事を想いだす。まだ学生だった直治が師匠と仰ぐ中年作家、上原二郎との出会い、それは一夜の恋心の目覚めだった――。今回公開日決定と併せて、かず子を演じる映画デビューにして初主演の宮本さんと、太宰自身を投影した無頼な生活を続ける売れっ子作家・上原を演じる安藤さんをとらえたメインビジュアルが解禁。元貴族の品の良さが伺える真っ青な着物を纏ったかず子が、上原に身を寄せているもので、上原の手前にはウイスキーグラスが確認でき、酒に溺れた生活を続けていることが想像できる。太宰治「斜陽」執筆75周年記念作品となる本作は、近藤明男監督が世界的な大監督である故・増村保造監督(甲府市出身)の助監督を務め、増村監督と脚本家の白坂依志夫が遺した「斜陽」草稿脚本を基に本作の脚本を仕上げた。『鳩のごとく蛇のごとく斜陽』は10月28日(金)TOHOシネマズ甲府先行、11月4日(金)よりTOHOシネマズ日本橋ほか全国公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:鳩のごとく蛇のごとく斜陽 2022年全国にて公開予定©2021「鳩のごとく蛇のごとく」製作委員会
2022年08月30日伊藤万理華が主演を務めるドラマ『旅するサンドイッチ』が、9月23日(金・祝)昼12時〜1時からテレビ東京系で放送されることが決定した。本作は地元の恵みを使ったサンドイッチを提供するフードワゴンを営む主人公たちが、群馬県高崎市で出会った農業を営む家族と交流する物語。子どもの頃から「パンがあったら分けてあげなさい」と育てられた主人公は、農業のことで父と子が対立している姿を見て、なんとか両者のわだかまりを解消しようと動きだす。ここでカギとなるのが、主人公が作るサンドイッチ。高崎で採れる新鮮な野菜や果物をたっぷりと挟んだサンドイッチがお腹も心も満たしていく。各地を放浪するフードワゴン「旅するサンドイッチ屋」を営む主人公・榎本くるみ役には、映画『サマーフィルムにのって』やドラマ『お耳に合いましたら。』(テレビ東京)など話題作に主演するほか、クリエイターとしてもマルチに活動する伊藤万理華。さらに、そんなくるみを取り巻く豪華メンバーが本作に集結した。また、くるみの幼なじみでともに「旅するサンドイッチ屋」を営む・今村かえで役を富田望生、くるみとかえでが高崎で出会った農家の青年・木原裕樹役を遠藤雄弥、裕樹の母・美沙役を宮崎美子、裕樹の父で農家の木原陽二役を寺島進が演じる。また原案・脚本・プロデュースを畑中翔太が、監督をアベラヒデノブが担当。両者のタッグは現在テレビ東京にて放送中の話題のドラマ『量産型リコ-プラモ女子の人生組み立て記-』に以来となる。群馬県高崎市の豊かな自然を舞台に、地元の恵みと人情が織りなすドラマに注目してほしい。スタッフ・キャストコメント<伊藤万理華(榎本くるみ役)>――本作のオファーを受けた時、台本を読んだ時の感想をお聞かせください。ワゴン車に乗って旅をするって夢があって最高だと思いました。私が演じるくるみの相棒・かえで役は富田望生ちゃんで、5年ぶりの共演になります。当時からとても尊敬している女優さんのひとりです。いつかまた、と話していたのがこんなかたちで実現して、なにより感慨深いです。くるみとかえで、ふたりで放浪しながら美味しいサンドイッチを作れたら良いなと思います。――好きな野菜や農家・農業にまつわるエピソードはありますか。薬味や夏野菜が大好きです!京都に住んでるおじいちゃんが畑を持っていて、昔、おじいちゃんが作った野菜をたくさん食べていました。あと、昔おばあちゃんがスイカの白い部分を漬物にして出してくれて、当時の好物でした。作り方を教えてもらって自分でもつくってみたいです。――視聴者のみなさんへメッセージをお願いいたします。くるみとかえでの掛け合いや、旅を通して生まれる美味しいサンドイッチと個性豊かな⼈たちと美しい景色、きっと癒されます。肩の力を抜いて、夏の終わりの空気と⼀緒に楽しんで見てもらえたらいいなと思います。<富田望生(今村かえで役)>――本作のオファーを受けた時、台本を読んだ時の感想をお聞かせください。テレビ東京の“美味しそうな作品”たちのファンだったので、オファーを頂いた時はとても嬉しかったです。脚本は、食材の音や香り、時間の流れ方が美しく、絶品でした。そして企画書のくるみのイメージ画像が伊藤万理華ちゃんだったので、そうなのか?!という期待も込めて(笑)、ぜひ参加させていただきたいと思いました。万理華ちゃんに決定したと聞いた時は案の定、飛び跳ねて喜びました。本当に跳ねました!――好きな野菜や農家・農業にまつわるエピソードはありますか?地元の福島で親戚が農業をしている為、日頃から“その土地の物”、新鮮な野菜たちをいただいていました。小さい頃はたまにお手伝いをしていましたが、畑から顔を出す蛇が苦手で苦手で…目があっては泣いて逃げ回っていたのが懐かしいです(笑)。後にも先にも、もぎってすぐに食べる野菜が一番︕あの頃を羨ましく思います。――視聴者のみなさんへメッセージをお願いいたします。くるみとかえでの親友…夫婦…の様な掛け合いから始まり、その場所での実りや⼈との出会いを経て、きっと豊かなものがたくさん湧き出てくる作品になると思っています。お楽しみに!<遠藤雄弥(木原裕樹役)>――本作のオファーを受けた時、台本を読んだ時の感想をお聞かせください。⾷と農業を通して⼈の繋がりが生まれ、とても穏やかな気持ちになりました。⾼崎市の⾊々な情景も浮かび、その中で根付いている、家族のストーリーもとても美しいです。そして、天真爛漫で魅力的なくるみとかえでが作るサンドイッチに脚本を読ませていただきながら舌鼓を打った次第でございます(笑)。――好きな野菜や農家・農業にまつわるエピソードはありますか?好きな野菜はピーマンです。子どもの時、見た目と友達たちの評判で敬遠してしまっていたのですが、今では食材として随一だなと。――視聴者のみなさんへメッセージをお願いいたします。美味しい食べ物と食材、高崎市の美しいロケーション、その中で紡がれる人と人が繋がっていくストーリー、非常に温かい気持ちになるドラマです。そして、気持ちはいっぱいになり、お腹がグーっと鳴ります(笑)。ぜひ、お楽しみに!<宮崎美子(木原美沙役>―――本作のオファーを受けた時、台本を読んだ時の感想をお聞かせください。くるみちゃん、かえでちゃんはサンドイッチの妖精か何かと思いました。ぜひ、日本中を巡ってもらいたい。夢をもって参入しようとする若い世代に立ちはだかるのは親世代なんだなと改めて思いました。父を乗り越えていく息子というのは普遍のテーマですね。どの業種でもおなじかもしれませんね。――好きな野菜や農家・農業にまつわるエピソードはありますか?この冬にも群馬の川場村でロケしたばかりで、その時はこんにゃく農家でした。また、最近、YouTube で、畑作業を始めました。⼩さなコンテナの畑ですが。――視聴者のみなさんへメッセージをお願いいたします。群馬の美味しい野菜やフルーツと、サンドイッチの妖精たちの出会いを楽しみにご覧いただき、また、どこのご家族にもあるであろう普遍のテーマを⼀緒に考えてみてください。<寺島進(木原陽二役>――本作のオファーを受けた時、台本を読んだ時の感想をお聞かせください。台本を読ませて頂いて、「食」と「家族」の大切さを改めて感じさせられる作品だと思いました。またドラマの舞台である高崎には親友が中華そば店「こましょう」を営んでいるので、撮影の合間で再会できるのでは!と楽しみにしています。――好きな野菜や農家・農業にまつわるエピソードはありますか?今年の春に映画『たたら』という作品の撮影で、田植機を運転する経験をしましたが、これが中々ハマりまして…。大空の下で土とふれあうことが⾃分は好きなんだなぁ〜と実感しました。――視聴者のみなさんへメッセージをお願いいたします。食と家族をサンドしたような作品なので、楽しんで観てもらいたいです。<原案・脚本・プロデュース:畑中翔太>このドラマは「挟むのは、地元の恵みと人情と」というテーマの通り、主人公のくるみと幼馴染のかえでが、フードワゴンがたまたまたどり着いた地で獲れる自然の“恵み”と、そしてそこで出会う人々の“人情”をサンドイッチしていく、これまでにないヒューマン・グルメドラマです。くるみとかえでがその地その地でどんな食材や⼈々に出会って、それがひとつになっていくのか。みているだけでお腹もココロも満たされる気持ちのいいドラマだと思います。主演の伊藤万理華さんとはドラマ『お耳に合いましたら。』以来。前作とはまた空気感の違う、この伸び伸びしたドラマの中で伊藤さんがどんな風に主人公のくるみを演じてくれるのか、今からとても楽しみです。<プロデューサー:漆間宏一(テレビ東京)>1台のワゴンで日本を旅して土から土地へ渡り歩く「旅するサンドイッチ屋」を舞台に、主人公のくるみと幼馴染のかえでの素敵な関係や、今回旅する高崎市の自然や恵み、サンドイッチのシズル感、そして出会う人々と、1時間にこれでもかってくらい温かさが詰まっています!どこを切り取っても幸せが溢れてくる作品にしていきたいので、楽しみにしていただけると嬉しいです!『旅するサンドイッチ』9月23日(金・祝)昼12時〜1時テレビ東京系(テレビ東京、テレビ⼤阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ 九州放送)で放送開始無料配信サービス「ネットもテレ東」(テレビ東京 HP・TVer)にて見逃し配信放送直後からParavi、Amazon prime videoにて配信
2022年08月23日2022年7月24日、ジャーナリストやキャスターとして活躍する安藤優子さんがInstagramを更新。『怖いもの知らず』だったという、若かりし頃の写真を公開し、反響を呼んでいます。安藤優子「怖いもの知らずの時代」人々の注目を集めたのは、写真に写る安藤さんの服装と状況のギャップ。スキーをしている最中の安藤さんを撮影した1枚ではあるものの、その姿はワイルドさあふれるものでした。 この投稿をInstagramで見る 安藤優子(Yuko Ando)(@yukoando0203)がシェアした投稿 半袖に短パンという服装に、安藤さん自身、当時を振り返り「怖いもの知らずの時代」とコメント。もしもバランスを崩してしまった場合、むき出しの肌に傷が付いてしまう可能性もあるでしょう。また、当時は日焼け止めを塗らずにスキーをしていたといい「日焼け止めなんて知らず、日焼けしまくり、怖い」とも。怖いもの知らずだった安藤さんの投稿は反響を呼び、「かっこいい!」「素敵です」と、多くのコメントが寄せられています。今も、第一線で活躍している安藤さん。そのワイルドな姿とバイタリティーは、この当時から健在だったようです。[文・構成/grape編集部]
2022年07月25日海上アスレチック「万座オーシャンパーク」が、2022年7月1日(金)リニューアルオープン。沖縄のホテル・ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート内に登場。ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート国立公園で沖縄有数の景勝地でもある沖縄県恩納村・万座毛を対岸に眺望できる「ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート」。客室数は約400室。ロビー、客室など海をイメージし、白とブルーを基調としたモダンで爽やかなインテリアが特徴。リゾート・コンシェルジュなど旅のサポートも充実しています。日本最大級の海上アスレチック「万座オーシャンパーク」「万座オーシャンパーク」は、ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾートのアクティビティとして誕生した海上アスレチック施設。登場から10周年が過ぎ、2022年さらにユニークにパワーアップして新登場となります。エメラルドグリーンのビーチに約40種のアスレチック海に浮かぶアスレチック内には、スライダーやトランポリンなど、大小さまざまな障害物約40種類が出現。バランス感覚が試される「トリプルボール」や、壁に空いた穴をくぐって進む「サークルホール」、まるで“忍者気分”の歩行が楽しめる「ホップ・ステップ・ジャンプ」など、大人から子供まで楽しめるアクティビティを用意されます。中でも目玉となるのは、高さ4メートルのスライダーだ。迫力満点のスライダーを駆け抜けた後は、エメラルドグリーンの海にダイブ。“日本最大級(※1)”の横幅54m×奥行き45m広さで、思う存分夏のアクティビティを楽しめます。【詳細】「万座オーシャンパーク」リニューアルオープン日:2022年7月1日(金)9:00~18:00※2022年3月12日(土)~2022年11月30日(水)まで営業。内6月27日(月)~6月30日(木)の4日間は遊具入れ替えのためクローズ。場所:ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート内住所:沖縄県国頭郡恩納村瀬良垣2260料金:1人 3,500円(1日遊び放題)対象年齢:3歳以上(12歳以下は18歳以上の保護者同伴)※1:2020年8⽉1⽇時点で営業している⽇本国内の海上アスレチックにおいて⾯積最⼤級。(ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート調べ)※画像はイメージ。【予約・問い合わせ先】TEL:098-966-1211
2022年06月23日2022年5月、栃木県に住む小学生たちが、ランドセルをキャリーバッグのように運ぶ『さんぽセル』を発案し、ネットで話題になりました。荷物が重すぎたり、ランドセルが身体に合わなかったりすると心身に支障をきたし、通称『ランドセル症候群』になる可能性も。実際にランドセルで大変な思いをしている子供は少なくないようで、『さんぽセル』の注文は殺到し、予約が数か月待ちになるほどの人気を博しています。しかし、ネットで『さんぽセル』が取り上げられると、大人からアイディアや子供たちに対する批判の声が上がりました。アイディアをネットで叩かれた小学生反論に「スカッとした」「キレキレで最高」アイディアに対する批判だけでなく、中には発案者である小学生たちをバカにするようなコメントも。大人から寄せられた批判の声に対し、小学生らが正論で切り返す姿勢に称賛の声が上がりました。安藤優子、大人の『さんぽセル批判』に苦笑同年6月12日に放送された情報番組『ワイドナショー』(フジテレビ系)では、『さんぽセル』について特集。小学生らが反論した『さんぽセル』への批判には、こういったコメントもありました。「ランドセルは重いけど、楽をしたら筋力が下がってイカン!身体も心も鍛えないと」このコメントを投稿した人は、ランドセルを身に着けることで体力をつけたり、忍耐力を上げたりする効果があると考えているのでしょう。そんな意見に対し、コメンテーターとして出演する安藤優子アナウンサーは、このように考えを述べました。いやでも本当に子供のランドセルだけじゃなくて、さっき三上(大進)さんもおっしゃったけれど…。ランドセル以外にピアニカみたいなのをぶら下げて、シューズをぶら下げて、水筒下げて、自分たちの給食の袋もあって、もう本当にランドセルしょった上に、なおかつ両手に荷物を持って。小学校1年生の子がでっかいランドセルをがちゃがちゃいわせて歩いてるのを見ると、「ちょっとそれトゥーマッチじゃない?」って。で、「あれ(ランドセル)をしょったら鍛えられる」って発想って…すごく、どうなってるんでしょうね?本当に。「ランドセルしょって鍛えろ」っていわれてもねぇ…。ワイドナショーーより引用小学生のアイディアを称賛した上で、批判をした大人に「どんな発想をしているのかが理解できない」と苦笑した、安藤さん。安藤さんのいう通り、小学生が通学時に心身を鍛える意味はあるのでしょうか。そもそも、ランドセルで鍛える必要はあるのかが疑問です。この意見に対し、発案した小学生は「灯油缶を遠くに運ぶ時、大人は鍛えるために背負うの?きっとタイヤで運ぶと思う」と反論しています。安藤さんも同様に、苦労を美徳とし、他人に強制する考えが理解できなかったのでしょう。【ネットの声】・本当に発想が謎すぎる。いつからランドセルはトレーニング器具になったんだ…?・同意です。成長過程の子供は、鍛えるよりも身体の成長を大切にするほうが重要だと思う。・「鍛えろ!」っていってる人は、どんなに重い荷物も背負っているのか?重いランドセルで苦労する気持ちは、実際にその状況下に置かれている子供が一番よく分かるはず。当事者の考えを尊重しているからこそ、『さんぽセル』は多くの注文が寄せられているのでしょう。[文・構成/grape編集部]
2022年06月12日何が当たるかはランダムになっている『カプセルトイ』。数百円のものをよく目にしますが、中には1回千円の『カプセルトイ』もあります。バンド『King Gnu』のボーカルやキーボードを担当している、井口理さんは、初めて千円の『カプセルトイ』に挑戦し、動画をTwitterに投稿しました。千円という価格設定ですが、中身はさまざまで、数百円のものから投入金額以上の嬉しい商品まで入っていることがあります。井口さんの初めての獲得商品はいかに…!初めてやったけど期待通りでした pic.twitter.com/nhASuo7jLM — 井口理 (@Satoru_191) May 28, 2022 出てきたのは黒い時計。これを千円に見合うと思うかどうかは、遊んだ人次第かもしれません…!動画には、「大当たりとはいえないまでも、まあまあの当たり」「井口さんとおそろいという『プレミアム』」など、さまざまな反響が寄せられています。・期待を裏切らない結果に笑った。お祭りの屋台的な楽しさがあります!・意外とシュールな商品が入っていますよね。私も遊んだなぁ。・同じ商品が欲しい。むしろグッズにして。・え…!?同じ時計、持っています!おそろですね!!・最後の手の震えが好き。時計はファンに大ウケしている様子。この時計を着けている井口さんを、見てみたいですね。[文・構成/grape編集部]
2022年06月03日アーティゾン美術館で『ジャム・セッション 石橋財団コレクション×柴田敏雄×鈴木理策写真と絵画−セザンヌより 柴田敏雄と鈴木理策』が開催されている。アーティストが石橋財団のコレクションと向き合い、新しい展覧会を作り出す、「ジャム・セッション」シリーズは今回で3回目。今回のアーティストは写真家の柴田敏雄と鈴木理策だ。“ジャム・セッション”は、活躍中のアーティストとアーティゾン美術館の学芸員、そして石橋財団のコレクションがコラボレーションする展覧会。年に1回のペースで開催されている。今回は写真家の柴田敏雄と鈴木理策の作品と、美術館の近代作品を同じ空間に配置することで、写真と絵画との関係を考えていく展覧会だ。同展は6つのセクションで構成。セクションI「柴田敏雄──サンプリシテとアブストラクション」は、サンプリシテ(単純化)をキーワードにした作品を提示する。柴田敏雄は、日本各地のダムやコンクリート擁壁、橋などの人工的構造物と自然との関わりを独自の視点で見つめる写真家。対象を大胆に切り取り、時には抽象的にも見える写真作品は、風景を抽象化して描いたモンドリアンの作品と不思議な調和を見せている。左:柴田敏雄《山梨県南巨摩郡身延町》2021年 作家蔵、ピート・モンドリアン《砂丘》1909年 アーティゾン美術館蔵左:柴田敏雄《福島県南会津郡但馬町》アマナコレクション右:《宮城県栗原市》2016年 作家蔵セクションIIは「鈴木理策──見ることの現在/生まれ続ける世界」。鈴木理策が訪れ、撮影したクロード・モネのジヴェルニーの池などの作品が並ぶ。鈴木理策は故郷の熊野や、セザンヌが好んで描いたサント=ヴィクトワール山、花やポートレートなど多様なテーマで、「見ること」を考える作品を発表してきた。鈴木は、睡蓮の池を撮影したことで、水面に映り込んだもの、水面自体、水底にあるものの3つのレイヤーを描き分けていること気づいたという。左:クロード・モネ《睡蓮》1903年 アーティゾン美術館蔵右:鈴木理策《水鏡14,WM-77》、《水鏡14,WM-79》2014年 作家蔵左:ギュスターヴ・クールベ《雪の中を駆ける鹿》1856〜57年頃アーティゾン美術館蔵右:鈴木理策《海と山のあいだE-34》2006年 作家像セクションIIIは「ポール・セザンヌ」。柴田、鈴木が共に興味・関心を寄せてきたセザンヌの作品と両者の作品を展示する。柴田や鈴木がセザンヌに影響されつつも、両者が全く異なる表現に至っている点は非常に興味深い。左:柴田敏雄《高知県土佐郡大川村》2007年 作家蔵中:ポール・セザンヌ《サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール》1904-06々頃 アーティゾン美術館蔵右:鈴木理策《サンサシオン 09,C-58》2009年 作家蔵セクションIV「柴田敏雄──ディメンション、フォルムとイマジネーション」では、カンディンスキーが面を意識して描いた風景画や、大胆なフォルムで知られる空海の仏像を、柴田はダムの躯体や法面など、強調したフォルムや幾何学的なモチーフに着目した作品を並べている。左:柴田敏雄《栃木県那須塩原市》2020年 作家蔵右:ヴァシリー・カンディンスキー《3本の菩提樹》1908年 アーティゾン美術館蔵中央:円空 仏像 江戸時代(17世紀) アーティゾン美術館蔵柴田敏雄《東京都西多摩郡檜原村》1994年 作家蔵セクションV「鈴木理策──絵画を生きたものにすること/交わらない視線」は、見ること、見られることの関係性に着目する。マネ《自画像》と鈴木の連作《Mirror Portrait》が並んだ空間、そしてジャコメッティの作品と、鈴木が撮影した作品写真、そして鏡が並ぶ空間は、それぞれ「見る/見られる」の関係を深く考えるきっかけになる場所だ。左右:鈴木理策《Mirror Portrait》のシリーズ 2016〜2017年 作家蔵中央:エドゥアール・マネ《自画像》1978〜79年アーティゾン美術館蔵左:鈴木理策の撮影による《ディエゴの胸像》 中:アルベルト・ジャコメッティ《ディエゴの胸像》 1954-55年アーティゾン美術館蔵鈴木理策《りんご21》2021年 作家蔵そして最後となるセクションVI「雪舟」は、柴田のダムをモチーフにした作品、鈴木の雪の作品、そして雪舟の《四季山水図》が並ぶ。二人の個性が山水画を挟むことでより際立つ展示空間だ。手前:柴田敏雄《グランドターリーダム、ダグラス群》 1996年 作家蔵中:雪舟《四季山水図》 室町時代15世紀アーティゾン美術館蔵奥:鈴木理策《White 07,H-17》、《White 07,H-18》2007年作家蔵雪舟《四季山水図》 室町時代15世紀アーティゾン美術館蔵柴田・鈴木両名の作品240点、そして石橋財団コレクションより30点、合計280点の作品で構成される大ボリュームの展覧会。さらに、アーティゾン美術館では『Transformation 越境から生まれるアート』、『石橋財団コレクション選 ピカソとミロの版画』も 同時開催している。すべてをしっかり見ると1日がかりとなりそう。時間に余裕を持って美術館を訪れよう。【開催情報】『ジャム・セッション 石橋財団コレクション×柴田敏雄×鈴木理策写真と絵画−セザンヌより 柴田敏雄と鈴木理策』4月29日(金)~7月10日(日)、アーティゾン美術館にて開催取材・文:浦島茂世
2022年05月13日ポルノグラフィティ岡野昭仁とKing Gnu(キングヌー)井口理がコラボレーション。BREIMEN(ブレイメン)が演奏する新曲「MELODY (prod.by BREIMEN)」が、2022年5月9日(月)に配信リリースされる。ポルノグラフィティ岡野昭仁とKing Gnu井口理がコラボ新曲「MELODY (prod.by BREIMEN)」は、岡野昭仁が様々なジャンルのアーティストと一緒に音楽を探訪する「歌を抱えて、歩いていく」 プロジェクトの最新曲として発表されたもの。プロジェクト第4弾で、King Gnu井口理とのコラボレーションが実現した。新曲「MELODY」作詞・作曲はBREIMEN高木祥太新曲「MELODY (prod.by BREIMEN)」の制作については、井口理から、5人組ミクスチャーファンクバンドBREIMENの高木祥太に作曲をしてもらうのはどうか?と提案があり、BREIMENの音楽性に感銘していた岡野昭仁も快諾。高木祥太は、2人のボーカリストが出会ったことの奇跡や、音楽と各々との関係性、そして過去と現在との対面...など、ふたつの要素がひとつの共鳴となる物語を「MELODY(prod.by BREIMEN)」という楽曲に昇華させた。演奏には、BREIMENのメンバーが全員参加している。アートディレクションは常田大希率いるPERIMETRONまた、ジャケット写真やMVなどのアートディレクションは、常田大希が率いるクリエイティブレーベルPERIMETRON(ペリメトロン)のOSRIN(オスリン)が担当。ミュージックビデオには、岡野、井口、そしてBREIMENメンバー全員が参加。レオタード姿のダンサーが踊り回る様や、その異様な世界観の中で一層輝きを放つアーティスト同士の存在感は、「MELODY (prod.by BREIMEN)」の持つ不可思議で心地の良い世界に強く引き込んでくれる。岡野昭仁と井口理の出会いは?岡野昭仁と井口理の出会いは、井口理のレギュラーラジオがきっかけ。ポルノグラフィティ好きを公言し、ラジオで勝手にポルノグラフィティ特集を組むなど、井口理から発信される“ポルノ愛”を岡野昭仁が知り、後日、番組にサプライズ出演を果たした。出会った当時から「一緒に何かやりたいね!」と話していたものの、それぞれの活動のタイミングが合わず、コラボレーションが実現せずにいた2人。今回、2年越しに願いが叶い、新曲「MELODY (prod.by BREIMEN)」のリリースに至った。<岡野昭仁コメント>井口君のラジオにサプライズで出演させてもらったのが2年前。そこで一緒に歌った時に痛感した、井口理という時代の先頭に立つボーカリストの歌の力。その時の、また一緒に音楽を奏でたいという衝動が、まさか本当にメロディーに昇華される日が来るとは。さらに、とにかく自由にやって欲しいという難解なオファーにも関わらず名曲をつくってくれた高木君、そして素晴らしい演奏をしてくれたBREIMENのメンバーには感謝しかないです。若い才能のあるミュージシャンと今回一緒に音楽を作ることができ、本当に素晴らしい刺激をもらいました!ありがとう!これらの出会いから生まれた楽曲、ぜひ聴いてみてください!<井口理コメント>青春時代の憧れ、岡野昭仁さんから「一緒に歌おう」とお誘い頂き、今回のようなことが実現したこと、そして同世代の憧れであるBREIMENに「MELODY」という素晴らしい楽曲を手掛けてもらえたことが本当に嬉しくて堪りません。俺にとって、目の前で何度も奇跡が起きているようでした。そしてそういったことのすべては音楽が繋いでくれたんだと実感しています。感謝の気持ちと遊び心が詰め込まれた楽曲になりました。素晴らしい出会いをありがとう神様!<高木祥太(BREIMEN)コメント>「今回楽曲制作の依頼を受けて」なんじゃそりゃ!(驚)(喜)(戸惑)(嬉)「楽曲制作の感想」僕自身はじめての楽曲提供、BREIMENとしてもはじめての制作スタイル、お二人もはじめての試みである等、はじめてだらけだった事もありずっと新鮮で終始楽しく制作できました。オーダーが「好きにやってほしい」という実質ノーオーダーだった事も当初は頭を悩ませる要因でしたが(笑) 結果的にそのお陰でそれぞれが混ざり合った様な楽曲になったと思います。こんな夢みたいな音楽体験をさせてくれた昭仁さん理くん、本当にありがとうございますという気持ちです。【詳細】岡野昭仁×井口理 新曲「MELODY (prod.by BREIMEN)」配信日:2022年5月9日(月)作詞・作曲:高木祥太編曲:BREIMEN
2022年05月09日女優の伊藤万理華が出演する、カンロ「ピュレグミ」の新CM「ときめく風に、乗れ。」が8日より放送される。なお、WEBCM「ときめく風に、乗れ。」ミュージカルムービーは本日1日より公開。新CMは、新生活シーズンにふさわしい“始まり”をイメージする「滑走路」が舞台。伊藤が「ピュレグミ」を一口頬張ると、後方から風が吹くのと同時に20色のカラフルな“ピュレ吹雪”が舞い、そのピュレ吹雪に包まれながら、YOASOBIの「ラブレター」に乗せて軽やかなダンスを披露している。■伊藤万理華コメントピュレグミ20周年、本当におめでとうございます!ときめく風に、乗れ。このことばに感銘を受けました。いちばん大切にしたい思いが此処で重なって、すごいエネルギーを放っています。YOASOBI さんのラブレターに乗せて、2098の想いを全身で浴びながら踊りました。踊ってる時、ピュレ吹雪を浴びてる時、多幸感に溢れた現場でとても素敵なチームに出会えたことに幸せでなんだか泣きそうでした。新生活を迎える春にぴったりな CM になっていると思います。■YOASOBIコメント幼い頃からいつも手に取っていたピュレグミの新CM に「ラブレター」を起用していただき、本当に嬉しく思います。伊藤万理華さんの軽やかに踊り舞う姿が、楽曲の世界とマッチして、新たな風を感じました。今回の「ときめく風に、乗れ。」というメッセージと共に、皆さんの抱える様々な思いに「ラブレター」が寄り添えたら幸いです。
2022年04月01日金曜ドラマ「妻、小学生になる。」の5話が2月18日オンエア。杉野遥亮演じる蓮司の優しさに「これは惚れてまうやろ」「好きになる要素しかない」等の反応多数。また万理華が貴恵の生まれ変わりではなく“憑依”したのではとする説も急浮上している。10年前、愛する妻を失ってから生きる意味を失っていた夫と娘が、小学生の女の子に生まれ変わった妻(母)と再会。しかし妻には生まれ変わった小学生としての家族がいて、学校もあって…というちょっと変わったホームドラマが展開する本作。小学生に生まれ変わった妻の母親に「あなたが彼女を大事にしないなら、僕が彼女を引き取ります!」と宣言してしまう新島圭介を堤真一が演じ、10年前に他界した圭介の妻・貴恵に石田ゆり子。貴恵の生まれ変わりで今は小学4年生、貴恵だった頃の記憶が蘇るとともにそれ以前の記憶があいまいになっている白石万理華に毎田暖乃。圭介と貴恵の一人娘・麻衣に蒔田彩珠。万理華に手を上げようとした瞬間、圭介が部屋に現れた万理華の母親・白石千嘉に吉田羊。再び漫画家への道を歩み出した貴恵の弟・古賀友利に神木隆之介。圭介のことが気になっている年下上司の守屋好美に森田望智。麻衣と親しくなる愛川蓮司に杉野さん。生まれ変わりを描いた小説でベストセラー作家になった出雲凜音に當真あみといった顔ぶれも共演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。万理華を助けようと千嘉の間に割って入った圭介だが、千嘉をさらに怒らせてしまい、万理華は家から追い出されてしまう。その夜は圭介の自宅に泊まることになり、久々に家族3人で眠ることに。翌日、麻衣に蓮司から「新しいパソコンを買うので付き合ってほしい」と連絡が来る。一方、万理華は圭介に「お母さんに本当の事伝えようと思う」と告げ、一緒にいて欲しいと頼む…というのが今回のストーリー。麻衣と蓮司は待ち合わせパソコンを買い、その後若者でにぎわうカフェの前を通りがかる。「ああいうのはインスタやってる人というか、若い人向け…」とおしゃれなカフェに及び腰な麻衣に、蓮司は「飲みたいなら飲めば」と言って2人は列に並ぶ。しかし高齢の女性が果物を落としているのを見かけた蓮司は、列を外れ女性を助けに。麻衣も袋を持って後から駆けつける…。そんな蓮司に「蓮司くん、素敵です これは惚れてまうやろーー」「誠実、優しさ、カッコ良さなどなど、好きになる要素しかない」などの反応が。「もっと二人を見たいから、もういっそのこと、蓮司さんと麻衣ちゃんの恋愛を別ドラマにしてもらえませんか?」とスピンオフを希望する投稿も。一方、万理華に“貴恵”の姿を見て思わず後ずさりし、万理華が作ったオムライスを食べ、彼女が別人になったと確信した千嘉は、圭介に「万理華に会いたい」と懇願する…。その直後のシーンでは小説を書き終わった凜音がいきなり意識を失い、彼女と“同じ癖”を持った男性が街を徘徊。飯塚悟志演じる警官を“すり抜ける”…。貴恵が万理華としての記憶が曖昧になっていることなども含め、SNS上では「本当に生まれ替わりだろうか?と思い始めた。万理華に貴恵が入り込んだパターンかもしれない」「生まれ変わりだと思ってたけど、憑依みたいだね」「死んで女の子の体に入っていた(であろう)小説書きの男の人が、小説を書き終わった、完成させたから女の子の体から出ていったってこと?ママもなにかをし終わったら、やっぱり消えちゃうんだろうな……」といった声も上がっている。(笠緒)
2022年02月19日2月3日(木)より、ひかりTVで独占配信されるドラマ『湯あがりスケッチ』に伊藤万理華、成海璃子ら、各エピソードごとの物語の鍵となる8人の女性キャストが発表となった。『湯あがりスケッチ』は、「銭湯図解」の著者・塩谷歩波の人生を原案とする物語。8話で構成されており、実際に営業している東京の銭湯と8人の女性が登場する。主演は連続ドラマ初主演となる小川紗良。他に彼女の〝ホーム銭湯“であるタカラ湯に集うメンバーとして森崎ウィン、村上淳、新谷ゆづみの出演が決定していた。今回発表されたのは、それぞれのエピソードの軸となる8人の女性。穂波が銭湯の魅力に浸かるきっかけとなった友人・佐伯朋花役に昨年、TAMA映画賞 最優秀新進女優賞を受賞し、今後の活躍が期待される伊藤万理華が演じ、穂波に書籍の出版を提案する編集者新浪灯子役を、数々の映画やドラマに出演する成海璃子が演じる。さらに安達祐実、臼田あさ美、室井滋、夏子、中田青渚といった、多彩なキャストが続々と出演する。悩みやしがらみを抱えながらも、日々を生きる女性たちと小川との掛け合いにも注目したい。さらに本作の主題歌に羊文学の『あいまいでいいよ』が決定。繊細ながらも、力強さと優しさが詰まったサウンドが、ドラマの世界観を体現している。◆伊藤万理華コメント(1話・5話・8話出演)出演が決定した際の気持ち(主演の)小川さんにはいつか会える気がしていたので、今回親友として参加できたことは運命だなと思いました!顔合わせのときに、ふたり川沿いを散歩したのが思い出深いです。本作で注目してほしいポイント妥協の一切ない銭湯のシーンはもちろん、(主人公の)穂波と夕日の中歩くところが本当に、美しい時間でした。演じた「佐伯朋花」のキャラクター決断が早いけど、その先でゆらゆら揺れながら、自分のベストを探し続ける女の子です。考えるよりもまず行動するところが自分にそっくりだと思いました。ドラマを観る人へのメッセージ湯気と水面の煌めきと、キャストスタッフの皆さんのムードがきっと伝わると思います。心をじんわり温めてほしいです。◆安達祐実コメント(2話出演)出演が決定した際の気持ち中川監督とは約 1 年前『息をひそめて』でご一緒させていただき、今回が 2 度目のお仕事です。是非またご一緒したいと思っておりましたので、とても嬉しかったです。本作で注目してほしいポイントそれぞれの銭湯に物語があり、そこに集う人達にもそれぞれの人生がある。そんな場所や人々を通して「生きていくということ」を感じていただけたらと思います。演じる「長峰静音」のキャラクター私が演じている静音は、なんだか一周まわった感じのする人だなぁと思いました。寂しいとか悲しいとか幸せとか楽しいとか、そういうものをひと通り経験して、今はとてもフラットな状態なんだと思います。そして、それを受け入れてワクワクしている人です。ドラマを観る人へのメッセージ日常の風景の中にドラマがあって、特別じゃない日々も少しキラキラしているものかもしれない。朝露みたいに瑞々しくて、優しい眩しさに触れていただければと思います。◆臼田あさ美コメント(3話出演)出演が決定した際の気持ち中川監督をはじめ、主演の小川さん、共演させて頂いた方々、初めましての方ばかりでしたので、短い撮影期間でどうなるのかな〜とドギマギしていました。本作で注目してほしいポイントここに注目!というよりは、どんな時間も日常の中にあるというのを感じて頂けたらと思います。演じた「吉川里穂」のキャラクター強い個性があるわけではないけれど、自分の感性に正直に向き合って生きている人だと演じながら思いました。ドラマを観る人へのメッセージ肩の力をぬいて、銭湯の湯に浸かるような気持ちで見ていただけたら、と思います。◆室井滋コメント(4話出演)出演が決定した際の気持ち私はほぼ毎日銭湯へ通っています。自宅にはかなり大きなお風呂があるのですが、とにかく大好きなものでして!ひょっとして出演オファーがあったのはそんな私の行動をどなたかに目撃されていたから!?……なんてドキドキしました。本作で注目してほしいポイントどのエピソードも銭湯ならではの人情味あふれるドラマです。日本人のステキな生活様式を再認識していただき、皆様もご一緒に銭湯へ Let’s go!演じる「和泉佐和子」のキャラクターいるいる、こんなオバサンという人物です。いや、もしかしたら私自身もいつの間にかこうなってるかも。今回は自分の銭湯スタイルを再現したような衣装、髪型、持道具になってま〜す。ドラマを観る人へのメッセージ今の殺伐とした世の中では銭湯が心身のオアシスだと思います。そのことを優しく紡いでいる本作が、皆様の心のオアシスになりますように。◆夏子コメント(5話出演)出演が決定した際の気持ち一番に、念願であった中川組に参加できる!という喜びがありました。それから台本を頂き、キャラクターの魅力や本の面白さに心躍ったのを覚えています。本作で注目してほしいポイント今まで経験したことのないアプローチで撮影が進んでいき、役として存在することを試されているような、演者として身が引き締まる撮影でした。一方で、現場の雰囲気はもの凄く和気藹々としていました。そのふたつのギャップが、作品の空気として画面にどう映っているのかに注目して頂けたらと思います。演じる「薫子」のキャラクター穂波、朋花との仲良し3人組の中で薫子は一足先に結婚するなど計画的に自分のキャリアを設計するキャラクターです。他の2人とは違った20代後半、等身大の悩みを抱えた女性です。ドラマを観る人へのメッセージ仕事、恋愛、友情、人生…。主人公が生活して、成長していく過程で沢山の人と出会います。人と人との交流が丁寧に描かれた優しいドラマです。是非、ご覧になってホッと息をついて頂けたらと思います。◆中田青渚コメント(6話出演)出演が決定した際の気持ち銭湯にあまり行ったことがないのですがすごく興味があったので嬉しかったです。リコというキャラクターも、台本を読んでみて勢いがあると感じ、とても好きになりました。本作で注目してほしいポイントワンカットで撮影する、アドリブも多いという現場が初めてだったので、ついていくのに必死でした。でも、必死だったからこそとてもエネルギーの溢れる映像になっていると思うので、特にリコの登場シーンに注目してほしいです。演じる「魚住リコ」のキャラクター急に現れて去っていく、台風や⻯巻のようなキャラクターです。ドラマを観る人へのメッセージとても温もりのある作品になっていると思います。この作品をきっかけに銭湯にも興味を持っていただけると嬉しいです。◆成海璃子コメント(1話・7話・8話出演)演じた「新浪灯子」のキャラクター自分だけの世界をとても大切にしている文学好きの編集者の女性です。彼女のセリフには共感できる部分がとても多く、繊細に表現できればと思いました。ドラマを観る人へのメッセージ撮影現場でディスカッションをして台詞や動きを変えていったり、とても自由度の高い現場でした。脚本に書かれているものから現場でどんどん変化していったので、どんな仕上がりになっているのか私自身も楽しみにしています。『湯あがりスケッチ』原案:塩谷歩波「銭湯図解」監督・脚本:中川龍太郎キャスト:小川紗良 森崎ウィン 新谷ゆづみ / 村上淳伊藤万理華 安達祐実 臼田あさ美 室井滋 夏子 中田青渚 成海璃子配信日時:2月3日(木)より、毎週木曜22:00〜配信話数:全8話■番組公式ホームページ: ■番組公式 Twitter :
2022年01月27日「花万葉」公式ECサイトにて先着1000名限定販売株式会社Clyusが展開するオリジナル化粧品ブランド「花万葉」は、先着1000名限定で「花万葉トライアルセット」を発売。オリジナルラインを10日間試せるトライアルセットを、お得なキャンペーン価格で購入することができる。シンプルでリッチなデイリーケア「花万葉」は、肌が美しくなろうとする力をサポートし、忙しい中でも充実したケアができるアイテムを届けるブランド。基本のデイリーケアは、「クレンジング&ウォッシュ」、「ダブルローション」、「モイスチャークリーム」の全3種のオリジナルラインのみで完了し、使い方も簡単だ。オリジナルライン全てに、植物幹細胞のエキスである「ダマスクバラカルス培養エキス」、「リンゴ果実培養細胞エキス」を配合。他にも保湿成分として「アルニカ花エキス」、「ボタンエキス 」など植物由来の成分が配合されている。肌に負担をかける色素・合成香料・合成酸化防止剤などの成分は配合せず、肌の表面と同じ弱酸性処方だ。トライアルサイズの3種のオリジナルライン全てがセットで、価格は定価の51.4%オフとなる990円。約10日間使用できるサイズとなっている。(画像は花万葉公式ECサイトより)【参考】※花万葉公式ECサイト
2022年01月25日俳優の伊藤万理華、金子大地らが21日、東京・府中の森芸術劇場 どりーむホールで行われた第13回TAMA映画賞 授賞式に登場した。同映画賞は、多摩市及び、近郊の市民からなる実行委員が「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力溢れる"いきのいい"作品・監督・俳優を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰」するもの。『サマーフィルムにのって』『息をするように』で最優秀新進女優賞を受賞した伊藤は「このような素晴らしい賞をいただいて、率直に感動しています」と感動を表す。「私が演じたハダシという役は、学生ですけど映画監督を目指していて、実際に『サマーフィルム』の中で『武士の青春』という作品を何とか撮り切ろうとしていて、コロナ禍もあって、ハダシにとっての『武士の青春』が、伊藤万理華にとっての『サマーフィルム』だったので、それを投影しながら、とにかく撮り切ろうと思って頑張っていました」と振り返った。さらに今後の抱負について、伊藤は「私は25歳なんですけど、それでも学生役をやったり、あんまり年齢や見た目にとらわれず色んな振り幅で、小学生からおばあちゃんまで演じられるようなことができたらいいなと思います」と意気込んだ。同じく同作に出演し最優秀新進男優賞に輝いた金子は「僕、映画賞をいただくのが初めてで、いつかこういう場に立ちたいと思ってたんですけど、まさかこんなに頭が真っ白になるとは思わなかったです」と苦笑。また最優秀新進監督賞に輝いた松本壮史監督は「ラストシーンの2人のカットを撮ったときに、僕はこのために生きていたんだと思いました」と2人の演技を絶賛する。「どうかスタッフ全員、俳優全員が健康でハラスメントもなく、楽しく刺激的な創作の現場に続けられることを祈っております。大事なのはここからと言われてるのだと思うので、これからも頑張って作っていきたいと思います」という松本監督のスピーチに、伊藤は「愛情に包まれていた現場だったと思います」と笑顔。松本監督は「ラストシーンが本当に2人のカットバックだけで30〜40秒続くんですけど、それぞれのワンカットの力強さだったり、そこに込めるいろんなものが僕の想像を遙かに超えるもので、すごい表現力だなと思います。こうなったらいいなとクランクイン前に思っていたものを遙かに超えるもので、2人の才能だと思っています」と惜しみない賛辞を贈った。■最優秀作品賞『ドライブ・マイ・カー』(濱口竜介監督、及びスタッフ・キャスト一同)『あのこは貴族』(岨手由貴子監督、及びスタッフ・キャスト一同)■特別賞土井裕泰 監督・坂元裕二氏、及びスタッフ・キャスト一同 (『花束みたいな恋をした』)横浜聡子監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『いとみち』)■最優秀男優賞役所広司 (『すばらしき世界』『バイプレイヤーズ〜もしも 100 人の名脇役が映画を作ったら〜』『竜とそばかすの姫』)菅田将暉 (『花束みたいな恋をした』『キャラクター』『キネマの神様』『浅田家!』)■最優秀女優賞尾野真千子 (『茜色に焼かれる』『明日の食卓』『ヤクザと家族 The Family』『心の傷を癒すということ 劇場版』)有村架純 (『花束みたいな恋をした』『映画 太陽の子』『るろうに剣心 最終章 The Beginning』ほか)■最優秀新進監督賞藤元明緒監督 (『海辺の彼女たち』)松本壮史監督 (『サマーフィルムにのって』『青葉家のテーブル』)■最優秀新進男優賞藤原季節 (『のさりの島』『佐々木、イン、マイマイン』『空白』『くれなずめ』『明日の食卓』)金子大地 (『サマーフィルムにのって』『猿楽町で会いましょう』『先生、私の隣に座っていただけませんか?』ほか)■最優秀新進女優賞三浦透子 (『ドライブ・マイ・カー』『椿の庭』『おらおらでひとりいぐも』『アイヌモシリ』)伊藤万理華 (『サマーフィルムにのって』『息をするように』)
2021年11月21日安藤裕子が、11月17日にリリースするニューアルバム『Kongtong Recordings』(読み:コントンレコーディングス)の収録曲とジャケット写真を公開した。今作には、世界中のリスナーからの大きな反響を獲得したTVアニメ『進撃の巨人』The Final Seasonエンディングテーマ「衝撃」がalbumバージョンとして収録されるほか、テレビ東京系ドラマ『うきわ―友達以上、不倫未満―』オープニングテーマ「ReadyReady」、さらにファンの間ではライブでお馴染みの「少女小咄」を含む全12曲を収録。なお収録曲の発表は、本日10月1日に行われたYouTube生配信にて安藤本人からアナウンスされた。また、安藤の書き下ろし短編小説が収録された『コーヒーと短編』が本日より発売されている。さらに安藤は10月29日公開の映画『そして、バトンは渡された』に出演することが決定している。<リリース情報>『Kongtong Recordings』(読み:コントンレコーディングス)11月17日(水) リリース価格:3,300円(税込)初回限定仕様:安藤裕子直筆シリアルナンバー入りブックレット予約リンク:【収録曲】01.All the little things02.ReadyReady テレビ東京系ドラマ『うきわ―友達以上、不倫未満―』オープニングテーマ03.UtU04.Babyface05.恋を守って06.森の子ら07.少女小咄08.Toiki09.僕を打つ雨10.teatime11.Goodbye Halo12.衝撃(album ver.)TVアニメ『進撃の巨人』The Final Seasonエンディングテーマ【特典】各法人: A4オリジナルクリアファイルAmazon:メガジャケ「ReadyReady」リリックビデオ<書籍情報>「コーヒーと短編」庄野雄治 編10月1日発売定価(本体1,300円+税)ミルブックスHP:<映画情報>『そして、バトンは渡された』10月29日(金) 全国公開映画『そして、バトンは渡された』本予告編公式サイト:公式Twitter:公式Instagram関連リンク安藤裕子オフィシャルサイト安藤裕子オフィシャルTwitter安藤裕子オフィシャルInstagram安藤裕子オフィシャルオフィシャルYoutubeチャンネル
2021年10月01日安藤裕子が11月17日にニューアルバム『Kongtong Recordings』(読み:コントンレコーディングス)をリリースすることが決定した。今作は、タイトルが表す通り混沌とした今の想いが詰まった今しか創れない作品となっており、TVアニメ『進撃の巨人』The Final Seasonのエンディングテーマ「衝撃」やテレビ東京系ドラマ『うきわ―友達以上、不倫未満―』オープニングテーマ「ReadyReady」などが収録されるほか、初回限定仕様には本人直筆のシリアルナンバーが入ったブックレットが付属する。そのほかアルバムの詳細に関しては、後日行われる予定のYouTube Liveにて本人から発表される。合わせて安藤の新たなアーティスト写真が公開され、カラフルに彩られた前回のイメージから一変し、モノクロで凛とした表情が印象的なビジュアルとなっている。安藤は10月29日公開の映画『そして、バトンは渡された』に出演するほか、ミルブックスより刊行の『コーヒーと短編』への短編小説の書き下ろしや表紙モデルを担当することが決定している。<リリース情報>『Kongtong Recordings』(読み:コントンレコーディングス)11月17日(水) リリース価格:3,300円(税込)初回限定仕様:安藤裕子直筆シリアルナンバー入りブックレット【特典】各法人: A4オリジナルクリアファイルAmazon:メガジャケ「ReadyReady」リリックビデオ<番組情報>『うきわ ―友達以上、不倫未満―』8月9日(月) より毎週月曜23時6分放送『うきわ ―友達以上、不倫未満―』告知画像監督:風間太樹 / 太田良出演:門脇麦 / 森山直太朗 / 田中樹(SixTONES)/ 高橋文哉 / 小西桜子 / 大東駿介 / 蓮佛美沙子 / 西田尚美原作:野村宗弘『うきわ』(小学館ビッグスピリッツコミックス)放送局:テレビ東京 / テレビ大阪 / テレビ愛知 / テレビせとうち / テレビ北海道 / TVQ 九州放送配信:動画配信サービス『Paravi』と『ひかりTV』にて配信予定Paravi:ひかりTV:公式HP:<書籍情報>「コーヒーと短編」庄野雄治 編10月1日発売定価(本体1,300円+税)ミルブックスHP:<映画情報>『そして、バトンは渡された』10月29日(金) 全国公開映画『そして、バトンは渡された』本予告編公式サイト:公式Twitter:公式Instagram関連リンク安藤裕子オフィシャルサイト安藤裕子オフィシャルTwitter安藤裕子オフィシャルInstagram安藤裕子オフィシャルオフィシャルYoutubeチャンネル
2021年09月08日現在大ヒット公開中の映画『サマーフィルムにのって』より、主演の伊藤万理華が共演者やスタッフと撮影したチェキ写真が公開された。監督・松本壮史と脚本・三浦直之(劇団ロロ)という気鋭の若手クリエイターのもとに、今後の活躍が期待される新星が集結し、新時代を代表する青春映画となった本作。初日から作品を絶賛する口コミが映画ファンを中心にSNSで一気に広がり、都内劇場を中心に満席が続出。「映画愛にあふれる傑作青春映画!」、「絶対に映画館で観るべき映画」、「最高に美しいラストシーンに思わず涙」など、熱のこもった感想が溢れている。このたび公開されたのは、主役の「ハダシ」を演じた伊藤万理華が撮影したチェキ写真。伊藤さんは「ハダシが『一緒にものを作ろう』と先頭に立って駆け抜けるような子だったので、どうすれば人を引っ張っていけるのか、私自身もキャストさん・スタッフさんのみんなと連携を取れるように、ということをずっと考えていました。ハダシとして、とにかくそれぞれのキャラクターと向き合いました」と語る。「みんなと仲良くなるためにはどうしたらいいかと思ったときに写真だと思った。写真があれば、みんな写ってくれる。そこで距離が近くなる」と思い、実際に撮影現場にチェキを持ちこんだ。共演者やスタッフとの距離が写真を通じて近づいていき、劇中のハダシ組と同じように徐々にみんなが仲良くなって絆が深まったという。しかしそんな中、新型コロナの影響で残り5日を残して撮影中断を余儀なくされてしまった。ポスタービジュアルにもなっている、ハダシ、ビート板、ブルーハワイが屋上で叫んでいる写真は、実は撮影中断の翌日に行われたポスター撮りでの1枚。疾走感を感じさせる写真だが、撮影中断になって(ロケ地である地方から)帰る直前に「なんで中止なんだ。絶対に再開してやる!」という悔しい気持ち、そして作品への熱い想いを叫んでいるところが切り取られたという。そんな映画作りに夢中な3人のエネルギーが伝わる1枚が、青春映画を飾る最高のビジュアルとなった。青春全てをかけて映画作りをする劇中とリンクするように、キャストたちも『サマーフィルムにのって』を完成させるためにひと夏の青春を全力で駆け抜けた。現場で撮られたチェキ写真も、撮影当時の仲間たちがともに過ごした瞬間が刻まれた、まさに青春そのものなのかもしれない。『サマーフィルムにのって』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:サマーフィルムにのって 2021年8月6日より新宿武蔵野館、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開©サマーフィルムにのって製作委員会
2021年08月23日乃木坂46卒業生で、俳優で、クリエイター。ジャンルを超えて表現を続ける伊藤万理華さんがひそかに推す新たな才能とは?次世代デザイナーの最新モードに身を包んだ個性あふれる表情も必見。TELOPLANしなやかでいて凛々しい自分らしくいられる服。中国にルーツを持つLin Liが立ち上げた新ブランド。体に沿うラインにメンズライクな意匠を添えたバランスが絶妙。「赤はいま着たい色。アジアの民族っぽいデザインもいいな」キャミワンピース¥33,000スカート¥49,500(共にテーロプランcustomer@teloplan.com)イヤカフ※2個セットで¥18,700(エテ TEL:0120・10・6616)リング、右手中指¥70,400右手薬指¥162,800(共にジジ/ホワイトオフィス TEL:03・5545・5164)ノースリーブブラウス、ベルトはスタイリスト私物PERMINUTEオーバルの袖がアイコニックな流線型ワンピースドレスが人気。1992年生まれの半澤慶樹さんが作る立体裁断のドレスはブランドの要。「去年の個展でも服を作っていただいた大好きなブランド。おばあちゃんぽい柄と大胆な形が新鮮!」ワンピース¥52,800(PERMINUTEinfo@perminute.net)リング[右手中指]¥16,500(SILVER SPOON TEL:0800・300・3330)ダブルリング[左手中指]¥12,100(エテ)ローファー¥31,900(ファビオ ルスコーニ) 共にレイビームス 新宿 TEL:03・5368・2192ジャンルレスで創作意欲あふれる世代。私もその一人でいたい。「服が喜んでる!」。スタッフの歓喜の声を浴びながら、新進デザイナーの最新ルックを自由なポージングで表現してくれた伊藤万理華さん。服が好きで、アートや映像が好き。そんな伊藤さん、この夏はSF青春映画『サマーフィルムにのって』で、主演を務める。「松本(壮史)監督と脚本の三浦(直之)さんに声をかけていただいたのが2018年。企画段階から参加して去年撮影を開始したものの春には自粛で撮影中断もあって…すごく不安でした。だから公開が『うれしい』っていう言葉の何倍もうれしい!」伊藤さん扮する時代劇オタクの女子高生“ハダシ”と彼女の前に突然現れた不思議な青年が、仲間と一緒に時代劇映画作りに没頭していく。きらきらとして切ない、宝物のようなひと夏を描いた物語。松本監督のもと若手の演者が集まった“サマーフィルム組”と、劇中で時代劇制作に夢中になる“ハダシ組”。自分たちと役がリンクして結束感も自然と高まった。「『いい作品にしようね…時代劇も!』なんて言いながら。でもその結束力がピークに達したとき撮影が中断して…。作中でもハダシが大きな壁に直面するシーンを撮っていたときだったので、そこでも現実と物語が重なりました。一瞬目の前が暗くなったけど最後まで撮り切りたい!そこからは私とハダシが一つになって、どっちがどっちかわからなくなりながら一気に駆け抜けたかんじです」これだけ深く主人公に共感できたのも、伊藤さん自身が自分主導の個展を開くなど、作り手マインドを強く持った人だから。「大事なのは『いいものを作りたい!』って熱量。そういう意味では同世代のキャストもみんな同じ気持ちでした。特に映画の中で一緒に時代劇を作る河合優実ちゃんと祷キララちゃん。私より5歳下だけど、彼女たちは映画との向き合い方が『演じよう』より『作ろう』なんです。将来は映画を撮るのかな?って雰囲気もあって。実際いまの時代、一人でも撮れるし、発信する場も動画配信とかいろいろ。そのせいか、同世代には創作意欲あふれる人が多い気がします。それとも周りに似た人が集まってきてるのかな?(笑)」そういえば伊藤さんのルーツである乃木坂46一期生自体、クリエイティブな視点を持って自分を発信できる人が多いような…。「それは乃木坂46の個人PVのおかげだと思います。自分の個性を出す映像作品を監督と二人三脚で考えることで『一緒に作る』感覚が芽生えたし、それがメンバー個々の輝ける場所にもなっていました。松本監督も当時(桜井)玲香ちゃんの個人PVを撮られた方。同じグループでモノづくりをして今度は映画を…。そういう再会が最高にうれしいです!」松本監督とは放送中のドラマ『お耳に合いましたら。』でもタッグを組んでいる。ドラマ、映画でさらなる注目を浴びることは「正直怖い!」と苦笑しつつ、そこで新たに生まれるイメージも自分の魅力にして前に進むつもりだ。「いままでクリエイター的に見られることが多かったけど、それだけが私じゃない。同世代にはお芝居、音楽と分野を超えて活躍している人が多いし、そういう生き方が普通になってきたのかな。私もその中の一人として、これからも活動の場を一つに決めず、走り続けていきたいです」いとう・まりか1996年2月20日生まれ、神奈川県出身。元乃木坂46一期生。主演映画『サマーフィルムにのって』が8月6日公開。ドラマ『お耳に合いましたら。』も好評放送中!※『anan』2021年8月4日号より。写真・三吉杏奈(TRON)スタイリスト・コギソマナ(io)ヘア&メイク・北原 果(KiKi inc.)取材、文・大澤千穂(by anan編集部)
2021年08月02日第33回東京国際映画祭で上映されるやいなや話題を集め、世界各国の映画祭での上映が続々と決定している伊藤万理華(元乃木坂46)主演映画『サマーフィルムにのって』より、新スチールが解禁された。青春映画には欠かせない恋と友情に加え、時代劇、SF、全ての要素が華麗にシンクロする本作。主役には、白目・ガニ股を披露し“勝新”オタクを熱演、殺陣にも挑戦している元乃木坂46の伊藤万理華。共演に金子大地、河合優実、祷キララと、今後の活躍が期待される新星が勢揃いした。今回伊藤さんが演じたのは、映画部に所属するも時代劇を撮れずに部室の隅っこで悶々としている時代劇オタクの女子高生ハダシ。そんなハダシを熱演した伊藤さんは本作での役作りについて、「まずは『座頭市』をはじめ参考となる作品を観て、予備知識をつけました。ハダシの表情や仕草は監督と話し合わずとも、自然と形成していけたように思います。私がハダシとして選ばれた理由がなんとなく分かったので、肩の力を抜いて自分に近い部分を出せました。遊びで入れた白目は、実際に勝新が白目を剥いて格好良く構える『座頭市』のシーンを観ていたから、自然とそうなっていきました」とコメントを寄せている。今回解禁された新スチールでは、傘を片手に友達と好きな映画の殺陣を再現して遊んでいるシーンや、映画館の前で時代劇のポスターを眺めるシーンが切り取られている。これまでのパブリックイメージを一新するような伊藤さんのハマり役に、ぜひ注目してほしい。『サマーフィルムにのって』は8月6日(金)より新宿武蔵野館、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:サマーフィルムにのって 2021年8月6日より新宿武蔵野館、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開©サマーフィルムにのって製作委員会
2021年07月29日