今回の内容は、辛い描写があります。不安を感じる方は閲覧をお控えください。■前回のあらすじ談話室の交流によってご飯が食べられるようになった母。さらなるよい出会いが続きます。■入院するまでの辛い過去■音楽の話題で意気投合と思いきや…音楽の話で意気投合かと思いきや、ツヨシ君はトシヤ君に恐怖を抱いた様子を見せたそうです。母いわくトシヤ君は、至って普通な感じの男の子ではあったそうなのですが…。私はいじめと言われるほどの経験を受けたことはありませんが、中学の頃にカースト最底辺にいたせいでカースト上位の女の子たちに陰口を言われたり、笑われたりしたことがあります。それでカースト上位にいそうな子に話しかけられても、終始ビビり散らかした記憶が…。そんな経験された方は多いのではないでしょうか?ツヨシ君のフラッシュバック描写は正直なところ私の憶測で描いていますが、このような感じだったのではないかなと思います。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く「母とうつと私」(全54話)は21時更新!
2021年08月11日今回の内容は、辛い描写があります。不安を感じる方は閲覧をお控えください。■前回のあらすじ談話室でトシヤ君と音楽の話題で盛り上がった母。その日からある変化が見られます。■トシヤ君と喜びを共有していると…■座ることができない男性、話を聞いてみると…いじめに耐えられなくなり最悪の選択をしようとしたのですが…。母から聞いて知ったのですが、「アカシジア」という抗精神病薬による副作用があるのをご存知でしょうか。身体がムズムズしたりソワソワしたりして、じっと座っていたり、横になったりすることが出来ず、動きたくなってしまうのだとか。眼鏡の彼はそのアカシジアの副作用症状が出ていたため、座ることが困難で立ったまま会話したそうです。そして眼鏡の彼は、小学校~大学(か専門学生。ここはハッキリとわからないです)の間、ずっといじめらていたらしく、その精神的苦痛で最悪の選択をしようとしたそうですが…。参考: アカシジアについて/ 独立行政法人医薬品医療機器総合機構 ※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く「母とうつと私」(全54話)は21時更新!
2021年08月10日■前回のあらすじ病院から逃げるという希望を失った母。何も言わずその場を立ち去ろうとしたその時、テレビから聞こえてきたのは…。■母に訪れた変化■談話室に通うようになった母母はトシヤ君とのお喋りが楽しかったため、翌日も談話室に向かいました。そして期待した通り、そこにはトシヤ君の姿が!トシヤ君にご飯を食べることが出来たことを嬉々と話したら、なんとトシヤ君もあれだけ喉を通らなかったご飯を食べることが出来たとの報告が…!お互いに趣味の話で盛り上がったことで、鬱々とした気分が少しマシになったのでしょうね…。うつの度合いが重い場合、他人に話しかける余裕はないとは思うのですが、母はまだその辺り誰かに話しかける余裕があったのかもしれませんね。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く「母とうつと私」(全54話)は21時更新!
2021年08月09日■前回のあらすじ「生き地獄だ」と話す男性に「一緒に逃げよう」と声をかける母。しかし男性の言葉にさらなる絶望が待ち受けます。■病院から逃げるという希望を失った母■テレビから聞こえてきた音楽に…母は大の音楽好きで、家ではしょっちゅう音楽を流していました。私たちは小さい頃から教育テレビと同じくらい音楽番組などのミュージックビデオを観せられていたのです。そんな母と、同じく音楽大好きのトシヤ君はたまたま流れたテレビの特集により意気投合。音楽の話で盛り上がったそうです。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く(全54話)「母とうつと私」連載は21時更新!
2021年08月08日■前回のあらすじ談話室を訪れると廊下ですれ違ったあの男性の姿が…。思い切って話しかけると彼の口から病院に入ったいきさつが語られます。■生きているのが苦しくてしょうがない…■ここから出るのは絶対に無理…母が入院していたのは閉鎖病棟でした。入り口は鍵で施錠され、窓は患者自ら開けることが出来ないようになっていて、看護師からも監視されていました。そのようになっているのは、母以外にも病院から逃げ出そうとする患者が沢山いるからです。その事情を知っていたトシヤ君に「逃げるのは諦めて」と言われ、母は落胆します…。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く(全54話)「母とうつと私」連載は21時更新!
2021年08月07日■前回のあらすじ病院の廊下ですれ違った男性。あまりに異様な光景に恐怖さえ感じることに…。■思い切って話しかけてみると…■彼の口から語られた壮絶な体験些細なことでカッとなった僕は突然、母に手をあげたようです。その大学生を見たとき、「息子が大きくなったらこんな感じになるのかなぁ…」という既視感もあり、思わず話しかけたそうです。そして大学生の男の子は、何故自分が精神病院に入院になったのかを話してくれたのでした。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く(全54話)「母とうつと私」連載は21時更新!
2021年08月06日■前回のあらすじ本格的に始まった母の入院生活。薬を拒否し、食事もままならないまま入院生活2日目を過ぎていきます。■「え…!? 大丈夫この人…」■談話室をすすめられた母は…ずっと食欲がなく落ち込んでいる母に、看護師さんは談話室に行くことをすすめました。しかし母の頭の中は病院から逃げ出すことばかり…。そんな中、談話室に入ってみるとそこには見覚えのある男性の姿があったのです。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く(全54話)「母とうつと私」連載は21時更新!
2021年08月05日■前回のあらすじベッドに横たえられた母が目にしたデジャヴのような光景。恐怖心から看護師と激しく格闘することに…。■薬の服用チェックを受けるも…■嫌なことばかりが頭に浮かぶ…入院2日目も気分が落ち込みすぎて、全く食欲がなかったそうです。ほとんど何も食べられず、薬は一切飲まないように徹底していました。悪いことばかりが頭に浮かぶなか、気分転換で廊下に出た母。そこである男性とすれ違うのですが…。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く(全54話)「母とうつと私」連載は21時更新!
2021年08月04日■前回のあらすじ関係者に担がれながら病院に引き戻された母。その光景を目にした子どもたちは深いショックを受けます。■過去の体験がフラッシュバック■目を覚ますと…次回から、母の入院生活編が始まります!そしてここから流れが一気に変わることになるのです。乞うご期待を…!!※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く(全54話)「母とうつと私」連載は21時更新!
2021年08月03日■前回のあらすじトイレからの脱出に成功したものの、母はさらなる恐怖を味わうことに…。偶然母の姿を目にした子どもたちに戦慄が走ります。■お母さんは可哀想…!?■母はこれからどうなるの?その後母は、2番目に重症な患者が入れられる観察室に入れられることになりました。母いわく入口のある壁は全面ガラス張りで、ナースステーションが見えていたそうです。何をしでかすかわからない患者だから監視体制のある部屋なんでしょうね。そして母は案の定、強い抵抗を繰り返します。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く(全54話)「母とうつと私」連載は21時更新!
2021年08月02日■前回のあらすじ病院からの逃走を企てた母。この行動がさらに母を追い詰めることになるのですが…。■目の前には医師や看護婦たちが…!■待合室で子どもたちが目にしたのは…読んでいた漫画には一部グロテスクな描写がありました。読み終わったタイミングで病院の自動ドアが開き、「騒がしいなぁ」と思ったら…!そこには医者や看護婦に担がれてる母の姿がありました。私たち姉弟はただただ唖然とします。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く(全54話)「母とうつと私」連載は21時更新!
2021年08月01日■前回のあらすじ警察署から逃走した母はあえなく捕まり病院へ。しかし病院でもあらたな問題を引き起こす予兆が…。■逃げ出せると思ったら…■助かった、でも先に見えた光景は…母は2階のトイレから落ちたことで頭を打ち、軽く脳しんとう起こしていたと思います。しかし追い詰められているため火事場の馬鹿力的な感じで何とか立ち上がることができたようです。とはいえ目の前には…という感じで、思いがけない光景を目の当たりにするのでした。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く(全54話)「母とうつと私」連載は21時更新!
2021年07月31日■前回のあらすじ「病院に行きましょう」のひと言に危機感をおぼえた母。再びひと騒動を引き起こすことになります。■強い不安に襲われた母はこの後…■トイレに向かった母は…逃げ込んだトイレの窓に希望を見出す母。想像はつくかと思いますが、この後母は思い切った行動に出ます…。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く(全54話)「母とうつと私」連載は21時更新!
2021年07月30日■前回のあらすじ警察官に止められその場は収集がついたものの…。警察官のひと言で母はさらなる抵抗を始めます。■母が逃げ出した…!■警察官を振り切り逃げ惑う母母が警察署内を逃げ回ったり警察官に抵抗したりと…。私にとってこの出来事はあまりにも衝撃的でした。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く(全54話)「母とうつと私」連載は21時更新!
2021年07月29日■前回のあらすじ父と母の言い分は真っ向から食い違い戸惑う警察官。そして2人の衝突はさらに激しくなり…■その場は収集がついたものの… ■強い決意で抵抗を始める母母はこの時、病院に行ったらもう最後だと思ってたみたいです。とはいえ子どものことは何より一番に考えていたので、「このままだと引き離されてしまう!」という恐れがあったみたいです。なんとしてでも阻止せねば…と母は抵抗することになります。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く(全54話)「母とうつと私」連載は21時更新!
2021年07月28日※今回の内容は、刺激の強い描写が含まれます。トラウマやフラッシュバックの可能性がある方、不安に思われる方は閲覧をお控えください。■前回のあらすじパトカーの乗せられ警察にやってきた母と子どもたち。母は警察からの事情聴取をうけます。■言い分が食い違う父と母 ■激しく衝突する父母私と弟は廊下の椅子に座って待っていたのですが、その頃両親は…、激しく衝突。戻ってきた警察官が止めに入ってくれたのですが…、掴み合いの喧嘩に。今思い出しても辛い記憶ですね。しかも喧嘩の内容が内容ですので尚更でした…。警察官が必死に止めに入ってくれました。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く(全54話)「母とうつと私」連載は21時更新!
2021年07月27日■前回のあらすじおもむろにパトカーの窓を叩く母。母は一体何をしようとしているのでしょうか?■警察での事情聴取が始まる■父が駆けつけると…階段でボーッとしてたら父が会社からすぐ飛んで来たのでびっくりしました。電話取った父も驚いたでしょうね…。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く(全54話)「母とうつと私」連載は21時更新!
2021年07月26日■前回のあらすじ「今日は学校に行かなくていい」という母。果たして何を企てているのでしょうか?■パトカーに助けを求める母 ■家族はどうなってしまうのだろう…母親はパニックになってるし、連れてる子どもたちは泣いてるしで、かなりカオスな感じだったと思います。警察官もかなり驚いてましたね。まさか人生でパトカーに乗ることになるとは。この時、家族でパトカーに乗っているという事実が嫌過ぎて、とても惨めな気分になっていたことを思い出します。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く(全54話)「母とうつと私」連載は21時更新!
2021年07月25日■前回のあらすじ薬の作用もあり呼吸困難に陥った母。このことをきっかけに父が意図的に母を死に追いやっていると勘違いを起こします。■母が企てた「逃亡」事件■母が起こした驚きの行動家から何も待たされず外に連れ出され、この時の私は「あーあ…お母さんまたおかしなことしだした」と半ば呆れたような気持ちを持っていました。病気に対する理解が無かったからですね…。家から出てすぐの側道を歩いていた時、ふと見つけた停車中のパトカー。母は助けを求めるため、真っ先にパトカーのドアを叩きに行きました。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く(全54話)「母とうつと私」連載は21時更新!
2021年07月24日■前回のあらすじ紹介先の精神病院で診察を受けることになった母。さらなる事件の引き金になってしまうのでした。■母の思い込みが騒動の引き金に…!■母の言葉に嫌な予感がよぎる寝込んでいた母がこの日に限って起きてきて…。そして案の定、ひと騒動起こすことになるのでした。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く(全54話)「母とうつと私」連載は21時更新!
2021年07月23日※今回の内容は、刺激の強い描写が含まれます。トラウマやフラッシュバックの可能性がある方、不安に思われる方は閲覧をお控えください。■前回のあらすじ落ち着きを取り戻した母は父とともに病院へ。変わり果てた母の姿に医師が下した診断が運命を大きく変えていきます。■病院の待合室で奇行が止まらない■ますます壊れていく母母いわく、身体が勝手に動いてしまい、病院の待合室ではピョンピョンと子どもみたいに跳ね、「キャー」と奇声もあげてしまったととのこと。当時のことは記憶が残っていて、状況も何となく理解はしていたそうです。そして診察室に入ってすぐ寝かされた後、父と医者が話をしているのが気になったといいます。看護師に聞いたところ、母の声が聞こえていないかのような対応をされ、そのまま謎の注射をブスっと刺されてしまったみたいです…。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く(全54話)「母とうつと私」連載は21時更新!
2021年07月22日※今回の内容は、刺激の強い描写が含まれます。トラウマやフラッシュバックの可能性がある方、不安に思われる方は閲覧をお控えください。■前回のあらすじ電話口で豹変した母親に異変を感じて帰宅した父親。明らかに常軌を脱した姿に言葉を失います。■なんとか落ち着きを取り戻し…■豹変した母に驚く医師当時母が通っていた病院は心療内科でも精神科でもなく、外科の先生が診察を行うクリニックでした。意味不明なことを話し、一人で笑う母の姿を見た医師は市外の精神病院に行くようにと紹介状を書いてくれます。しかし実はそれが誤診だったというワケなんですね…。これが母を更にエラい目に合わせるというか…これがキッカケでまた色々起こるわけです。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く(全54話)「母とうつと私」連載は21時更新!
2021年07月21日※今回の内容は、刺激の強い描写が含まれます。トラウマやフラッシュバックの可能性がある方、不安に思われる方は閲覧をお控えください。■前回のあらすじ極限状態に追い込まれた母は父に連絡を入れることに…。すると父の放った言葉が事件の引き金になるのでした。■変わり果てた母の姿■常軌を脱した行動に出る母…はい、ということで話は冒頭に戻ります。長い回想でしたが、ここからやっと話が進んでいきます。これで話が落ち着くのかと思いたいですよね。残念ながら、母の症状はますます悪化することになります。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く(全54話)「母とうつと私」連載は21時更新!
2021年07月20日■前回のあらすじ5年間の単身赴任を終え、自宅に戻った父。そしてついにあの恐ろしい事件が起こることに…。■糸がぷつりと切れた瞬間■電話口の母が豹変電話越しの母は、まるで別人格のようだったそうです。父に対して、「お前」とか絶対言わなかったそうなので…。そんな母の異変に父は驚き、嫌な予感がしたのでしょう。すぐさま母の元へ駆けつけました。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く(全54話)「母とうつと私」連載は21時更新!
2021年07月19日■前回のあらすじ母の思わぬ告白に冷静に対応していた父は、その裏で多大なる仕事のストレスを抱えていたようで…。ついには父の態度も変わっていきました。■母の体調は悪化する一方■ついに限界を越えた…母は精神的に限界が来てしまい突然過呼吸に襲われます。苦しいし辛いしどうすればいいのかわからず、坂田のおばちゃんに電話をかけ、助けを求めました。その後、ある出来事をきっかけに母は恐ろしい姿に豹変してしまうのです。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く(全54話)「母とうつと私」連載は21時更新!
2021年07月18日■前回のあらすじセーブした父への思いが消えかけていた母。父を避けるような態度をとり、ついには別れを切りだすまでの最悪な状況に…。■父もまた精神的に追い込まれていた■父の態度が激変し…それまで余裕のある生活費を母に渡していた父ですが、母の告白からギリギリの生活費を渡すようになったそうです。経済的制裁を加えたということですね。そんな父に母は勿論反論することはできず…。そしてお金に余裕がないというストレスは計り知れないものだったそうで、働きに出ようとしたそう。しかし体調が悪かったためそれもできずどうしようもできなかったわけです。泥沼の夫婦関係、母のストレスは精神的にも肉体的にも身体を蝕んでいきます。そんな中で父から単身赴任終了の知らせ。このことが母をどん底へと突き落とし、あの事件に繋がることになるとは…。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く(全54話)「母とうつと私」連載は21時更新!
2021年07月17日■前回のあらすじ不調を抱える母との辛い日々に光をさしてくれたもの。それは単身赴任中の父が帰宅する水曜日だった。その裏で母の不調の原因が明らかになります。■父を避け始めた母は…■父が出した条件は…母は父を拒絶するようになってしまったようで、何かを改善して欲しいという問題ではなかったようです。とにかくもう一緒にやっていけない、側にいたくない、そんな状態になってしまったようです。そうなるともうどうしようもないですよね…。父も至らぬところがあって、こうなってしまったんだと思いますが…。ここには描けてないだけで、2人には色々あったんだと思います。これを機に母は氷を食べることに走りました。氷食症です。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く(全54話)「母とうつと私」連載は21時更新!
2021年07月16日どこで、誰と、どんなふうに暮らしていきたいか。“拡張家族”という新しい家族のかたちを実践するコミュニティ〈Cift〉の石山アンジュさんに、新たな家族の関係性についてについてお聞きしました。新しい家族のかたち“拡張家族”概念を共有してから家族関係を築いていく。――〈Cift〉というコミュニティの特徴を教えてください。〈Cift〉は、1歳の子どもから60代まで、年代も職種も価値観も性的指向も異なる人たちが共同で暮らしています。料理研究家、弁護士、画家、鍼灸師、ミュージシャン、映画監督、建築家…メンバーの肩書を集めたら、300は超えると思います。みんなのスキルをシェアすれば、このコミュニティで起こるほとんどのことが解決できるのかなと思うほどで。現在、家族は102人です。拠点は渋谷と京都にあるので、分かれて暮らしているのですが、この拠点以外の場所で暮らしているメンバーもいます。例えば、私も一か月の半分は渋谷にいますが、もう半分は大分で暮らしています。そういうメンバーも増えているので、Googleマップで“家族マップ”を共有し、メンバー同士が滞在できるようにしています。私はシェアリングエコノミーを専門にしているので、色々なシェアハウスを見てきましたが、ここの一番の特徴は、物件として入居することが目的ではないということ。私たちが考える“家族のビジョン”を共有して、「お互いが家族になれるか」という話し合いを繰り返し、コミュニティに入ってもらうことから始めます。少しずつ関係を築いていくのではなく、他人だった人と家族になるという合意があって関係が始まるんです。暮らしはそのあとに続くもので。――どのようにビジョンを共有しているのでしょうか。“家族”といっても、人によって価値観がまったく違いますよね。私は、長い時間軸を共有するものだと思っていますが、血縁関係があったとしても育ってきた環境によって捉え方が異なるメンバーもいる。だから、家族を定義するのではなく“どういう家族を作っていきたいか?”ということから生まれた問いを分かち合い、対話することを大切にしています。今は、暮らしている場所もそれぞれになってきているので、物理的に一緒に過ごすことを超えて、家族でいられるかという実験をしているともいえます。だからこそ、コミュニティに入る前に、しっかり話をして、少しずつ人数や範囲を広げていくことを目指しています。すごく簡単に言ってしまうと、“人類みな家族”のように、血縁関係などの枠組みに囚われず、家族だと思うことができたら、世界は平和に近づいていくのではないかなと思っていて。一人ひとりが自分の世界を平和にしていって、それを広げていくことができたら、より良い世界にできるのではないかと思っています。その挑戦は、このコミュニティの大きな目的でもあります。――家族として人間関係を築く上で大事にしていることは?多様な価値観の人と関わる中で、自分が変わる、変われるという意志を持って接することができるかということ。多くの人は、自分が変わらないことを前提に問題を解決しようとするのですが、それは一時的な解決にしかなりません。意見が違ったとしても、相手を受け入れ、対話することを諦めずに、自分が変わる意志を持って人との関係性を築いていくことが重要ではないかと思います。――コミュニティで決まりごとはありますか?毎月1回くらいのペースで開かれる家族会議や、組合費もあります。具体的なお金の使い方は家族会議で決めていきますが、メンバーの誰かが病気になった時のサポート費や食材など、共同で使うものを買ったり、家族で何かプロジェクトをやる時に使うものです。会議では、多数決はとらないと決めています。なるべくルールは作りたくないし、一人ひとりの自発性や主体的な行動を尊重しながら生活が成り立つことを目指しているので。とはいっても、話がまとまらないのは、日常茶飯事です(笑)。それでも、納得いかない人がいたら、その意見に耳を傾けて、どうしたらいいか話し合いを続けています。――“拡張家族”の面白さはどこに感じていますか?面倒くさいことばっかりですよ(笑)。でも、私は面倒くさいことにこそ幸せがあると思っていて。東京にいると特に思うのですが、一日中誰とも話さなくても、協同しなくても生きていける。そんな分断と孤立が進んでいる今の時代だからこそ、人と関わりながら、自分ではコントロールできないような価値観も受け入れて葛藤を抱えることが、必要ではないかなと。愛の修行のような…(笑)。決して簡単なことではないけれど、幸せは人とのつながりからしか生まれないと思っているので。――コロナ禍でみなさんの関係に変化はありましたか?この一年は、みんなとつながっていることをより強く感じました。私は、東京よりも大分で過ごす時間が増えて、みんなと一緒に過ごす時間は減ってしまったのですが、一緒にいなくても、拡張家族という価値観を共有していることで、自分に何かあった時に助けてくれる人がいると思えたり、味方でいてくれると思う存在を認識できることで十分なんだな、と思いました。しかも、それが102人もいることって、生きていく上ですごく心強くて、豊かなことだから。かくちょう・かぞく…同じ概念を共有し、広げていく家族のかたち。拡張家族とは、2017年5月に渋谷の複合施設の住居スペースを拠点に始まったコミュニティ〈Cift〉が掲げる、新たな家族の在り方。世代も職種も異なる102人が、この「拡張家族」という概念を共有しながら暮らしている。現在はメンバーの約7割が2拠点~多拠点で暮らしを実践し、コミュニティを個々に拡張中。共用部のキッチンに設置されている「どんぶりバンク」。日用消耗品など共同生活に必要な資金は誰でもそこから支出できる。一方、誰かに助けられた時や何かを借りた時などお金を入れるタイミングも自由。京都にあるCiftのもう一つの拠点。もともと学生寮だった「京都下鴨修学館」の建物を全面リノベーションし、2020年に完成。敷地内には中庭もある。石山アンジュさん社会活動家。シェアリングエコノミーを通じた多様なライフスタイルを提案している。著書に『シェアライフ』(クロスメディア・パブリッシング)がある。※『anan』2021年7月21日号より。写真・村上未知インタビュー、文・菅原良美(akaoni)(by anan編集部)
2021年07月16日会社員だった山田千紘(やまだ・ちひろ)さんは、2012年、電車にひかれる事故に遭いました。一命を取り留めたものの、事故で右手と両足を切断。当時の出来事について、YouTubeチャンネル『山田千紘 ちーチャンネル』でお兄さんと振り返りました。手足3本を失った事故に巻き込まれた理由は?事故が起きた当日、会社員として働いていた山田さんは、体調不良を感じつつも職場の先輩と会食に参加しました。会食後、電車に乗車した山田さんですが、そこから記憶はないといいます。目が覚めると事故発生から10日が経過し、病室のベッドに横たわっていました。警察に事故当時の詳細を聞いた山田さん。電車内で熟睡した結果、最寄駅を通過し、戻るため終着駅で降りたその後…。ホームに電車が来ていた時、乗ろうとしてベンチから立った後、足を滑らせて線路に転落。電車のブレーキは間に合わず、ひかれてしまいました。山田千紘 ちーチャンネルーより引用兄が、手足を失った弟にしたことお兄さんは、山田さんが手術を終え、集中治療室に移った当時を回顧。集中治療室には、家族が泊まれる部屋が用意されています。ですがお兄さんによると、ほかにいた患者の家族も使うため、1週間以上の滞在はできない状況でした。「弟のそばにずっといたい」と考えたお兄さん。山田さんの隣にもう1つベッドを置いてもらい、1週間以上生活しました。当時、休むヒマなく働いていたお兄さんが10日間休みを取り、ずっと見守っていたことを周囲から聞いた山田さんは…。兄への信者になったような、リスペクトの気持ちを抱くようになって、一生ついていこうと思った。山田千紘 ちーチャンネルーより引用社会への復帰を目指すも、絶望した弟に…懸命なリハビリ生活や資格取得の末、再び働こうと就職活動を始めた山田さんに、壁が立ちはだかります。会社の面接を受けようとしても、手足がないことから、応募できる仕事が限られていたのです。「頑張ってきたのに、社会から求められていないのか」と絶望した山田さんは、自ら命を絶とうとしました。まさにその時、お兄さんから電話がかかってきます。号泣しながら「ごめん」と謝り続ける山田さんに、お兄さんはこう告げました。普段、俺にキレない兄ちゃんが、「周りから恵まれているのに、まだ自分のことしか考えていないのか」と怒ってきて…。山田千紘 ちーチャンネルーより引用お兄さんの言葉がなければ、「もしかしたら、あの時で人生は終わっていたかもしれない」と当時を振り返る山田さん。お兄さんの心からの言葉を受け、気持ちを入れ替えた山田さんは、「周りのことだけを考えて、生きていこう」と考えるようになり、今に至ります。兄弟の絆に、多くの人が感動しました。・涙が止まりません…。兄弟愛の深さに、勇気をもらいました。・胸が熱くなりました。お兄さん、「人生何回目?」と思うほど器が大きいですね。2人が見せた絆と生き様は、多くの人の心に響いたことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2021年07月16日■前回のあらすじ母の不調は薬で緩和されたものの、副作用で寝込むように…。ご飯を作ることさえもままならなくなり、子どもたちの暮らしも激変します。■週1回訪れる楽しい時間!■夫婦問題が心を病むきっかけにこのあたりに関しては母に対して共感する人もいれば、理解出来ない人もいると思います。こういうパターンもあるんだな…ということでご理解いただけたら幸いです。ただ、母の性格上こうなってしまったのは仕方無かったのかな…と。専業主婦といえども、ワンオペ育児が大変なのは事実ですからね。私と弟は年子だったので、余計に手を焼いたと思います…。さらにその後も母と父はますますすれ違っていくのでした。※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く(全54話)「母とうつと私」連載は21時更新!
2021年07月15日