小学校に入学した子どもが長男や長女の場合、学校生活に伴って、子どもたちはもちろん、親もいくつもの初体験をすることになります。そのなかで、「子どもが宿題をやりたがらない」「子どもの通知表があまり良くなかった」など、さまざまな悩みや不安に直面することでしょう。そういった場合、どう対処すればいいのでしょうか。子どものやる気を引き出す独自の授業で注目され、「教育の鉄人」とも呼ばれるカリスマ教師・杉渕鐵良(すぎぶち・てつよし)先生にアドバイスをしてもらいました。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹写真/石塚雅人(インタビューカットのみ)一緒に宿題をやれば親の言葉の重みが変わるまず重要なのは、なにごとも「子どもと一緒に」という考え方を持つこと。子どもが宿題をやりたがらないのなら、「ちゃんとやりなさい」なんていって子どもにやらせるのではなく、一緒にやってあげればいいのです。同じ「ちゃんとやりなさい」でも、実際にやった人がいえば、言葉の重みがちがってくるのは明白です。スポーツでも同じですよね。炎天下で一緒に汗を流している人が「頑張ろう」というのと、ただ日陰で涼んでいる人がいうのでは、いわれる側が受け取る意味はまったくちがってきますよね。そもそも、子どもにとってはひとごとのように頭ごなしに怒られることがいちばん嫌なものです。「ちゃんとやりなさい!」といっている親御さんは「子どものため」だと思っていることでしょう。では、そういうときに自分の言葉を録音して聞いてみてください。わたしは実際にある親御さんにそうしてもらったことがあります。すると、自分の言葉を聞いたその親御さんは「これは自分じゃない」なんていうんです。自分はしつけをしている、子どもに大切なことを教えているつもりなのに、客観的に見ればただ怒鳴っているだけということは珍しくありません。もちろん、「子どものため」と思っているのは本当なのでしょう。でも、怒鳴り声ではその気持ちは子どもには伝わらないのです。愛を押しつけているだけではただのストーカーです。子どもに「お父さん、お母さんに愛されている」と思わせてあげてください。話を宿題に戻しましょう。実際に子どもの宿題をやってみれば、親御さんなりになんらかの感想を持つはずです。たとえば、「塾に通わせていることを考えると宿題が多過ぎる」「子どもの負担になっているのではないか」と思うこともあるでしょう。そういう場合、親子で話し合ったうえで、宿題を減らせないかと担任教師に相談してみてはどうでしょうか。おそらく、いまの時代の教員ならかなり柔軟にそういう相談にも対応してくれるように思います。家庭によって教育方針はちがいますし、子どもが目指す進路もそれぞれですから、わたし自身も各家庭とやり取りをしてなるべく要望に応じられるよう心がけています。通知表が良くなければ親が通知表をつけるさて、宿題に続いて親御さんの悩みの種となるのが通知表ではないでしょうか。その評価によってつい一喜一憂してしまいますよね。あまり評価が良くなかった場合には、親として子どもにどう接してあげればいいのかと頭を悩ませてしまうはずです。ただ、通知表はあくまでひとりの教員による評価に過ぎず、それが絶対のものではありません。だとしたら、親御さん自身が子どもの通知表をつけてあげればいいのではないでしょうか。「先生はこういっているけど、お母さんはあなたのこういうところはもっといいと思うよ」という具合に。そもそも、通知表というひとつの評価にとらわれる必要はありません。もし親が通知表の結果を気にし過ぎることになれば、子どもも結果だけを気にするようになってしまいます。そうすると、子どもは「結果を出さないと怒られる」と思って、なにかしらのズルをするということだって起こり得ると思うのです。親が通知表の結果だけにとらわれるということは、子どもに対して「結果を出さないとあなたを応援しないよ」というメッセージを送ること。そうではなくて、「結果が出なくてもあなたを愛している」というメッセージを送ってあげなければなりません。そうでないと、子どもは親の前でも等身大の自分を出せなくなりますからね。そもそも、親自身も完璧ではありませんし、あらゆることに秀でている人間なんていません。長所も短所もある等身大の子どもを愛して、プレッシャーにならない程度に期待して応援してあげてほしいと思います。褒めて伸ばすには実感が必要ただ、あまりに褒め過ぎることには注意も必要です。最近は「褒めて伸ばす」ことが注目されています。「叱ることは子どもを否定することだけど、褒めることは子どもを肯定するからいいんだ、やる気を引き出すんだ」なんていわれます。でも、褒めるも叱るも、子どもに外から刺激を与えて良い方向に導く行為という点では同じものです。それなのに、「褒めるのがいいから」と褒めてばかりいると、褒められないとなにもしない子どもになってしまうこともあるのです。褒めるということはじつはすごく難しいし、なんでもかんでも褒めればいいというものではありません。では、褒めると叱るをどう使いわければいいのでしょうか?その基準は、「実感に従う」ことで見えてきます。たとえば、漢字の書き取りをするにも、子どもと一緒にやってみてください。パソコンやスマホで文章を作成することで、手書きをすることが減っている大人の場合、いくつも漢字を書くうちに手が痛くなってくることもあるでしょう。そうすると、「お母さん、もう手が痛くなってきちゃった」「あなた、すごいね」なんて褒め言葉が自然に出てくるはずです。そういう「実感」が伴っている、つまり「心からの言葉」は子どもにきちんと響きます。叱る場合も同様です。もし子どもが、倫理的、人間的に良くないという問題を起こしてしまったら、親は「反省してほしい」と心から思って叱るものです。だけど、叱る理由が「世間体が悪いから」といったものなら、やはり子どもには響きません。「褒めるのがいい」なんて言葉を鵜呑みにして小手先のテクニックのようにただ褒めるのではなく、親御さん自身の実感や心を持って、子どもに接してください。『たし算ひき算 10マス計算ドリル 左利き用』杉渕鐵良 著/学研プラス(2019)■ 東京都公立小学校教諭・杉渕鐵良先生 インタビュー一覧第1回:先取り学習はこうやれば効果的。「就学前学習ってどうなの?」に“教育の鉄人”が回答!第2回:「ちゃんと宿題やりなさい!」に効果がない理由。子どもに“響く”声かけの方法とは?第3回:子どもを「読書好き」にするきっかけの作り方。国語力アップの決め手は家庭にある!(※近日公開)第4回:算数の力は“楽しく”伸ばす!地味で単純な「四則計算」を笑うほど面白いものにする工夫(※近日公開)【プロフィール】杉渕鐵良(すぎぶち・てつよし)1959年生まれ、東京都出身。東京都公立小学校教諭。小学校教諭となって7年目に子どもたちのやる気を引き出す独自の授業「ユニット授業」を開発。その成果により、「教育の鉄人」と呼ばれ、2011年には「ユニット授業研究会」を設立。若手教員の指導にあたる他、講演のために全国各地を飛び回っている。『小学校教師だからわかる 子どもの学力が驚くほど上がる 本物の家庭学習』(すばる舎)、『全員参加の全力教室2 燃える! 伸びる! 変わる! ユニット授業』(日本標準)、『1日1枚5分でできる 漢字パズル』(すばる舎)、『自分からどんどん勉強する子になる方法』(すばる舎)、『子どもが授業に集中する魔法のワザ!』(学陽書房)など著書多数。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2019年05月25日毎日学校から出される宿題。入学したてのころは親御さんが管理をしてあげていたかもしれませんが、学校生活に慣れてくると次第に子ども任せになってしまいがちです。すると気づけば「そういえば今どんな内容の勉強をしているんだっけ?」と、お子さんの学習の進行状況が把握できなくなっていた……といった事態に!宿題を通して子どもの苦手に気づいてあげること、そしてたくさん褒めて伸ばしてあげることができれば、親子のコミュニケーションを深めることにもつながります。今回は「子どもの宿題との関わり方」について詳しく見ていきましょう。子どもの宿題、“ながらチェック” していませんか?プレジデントファミリー編集部が2018年に全国の小学生の子どもを持つ母親505人にアンケート調査を実施したところ、子どもの学習習慣の悩み第1位は「言われないと勉強しない」(46%)でした。また「どのくらい子どもの勉強を見ている?」という質問に対して、41%が「10分未満」、19%が「まったく見ていない」と、半数以上が子どもまかせにしている様子がわかります。教育・子育てアドバイザーの鳥居りんこさんは、このアンケート結果を受け、自身の子育てを振り返りながら次のように述べています。子供が家にいる時間帯は、食事の準備や後片付けで忙しくて、落ち着いて勉強を見られなかったことを思い出しました。毎日、皿洗いをしながら宿題の音読を聞き流して、『聞きました』のスタンプだけを押していた。そうやって見てこなかったツケが中学校受験で回ってきて、私が思っていた以上にできないわが子にがくぜんとしたのが小学校高学年でした。(引用元:プレジデントムック(2018),『プレジデントFamily 2018秋 東大生192人 頭のいい子の本棚』, プレジデント社.)低学年のうちは、宿題は音読や簡単なプリントだけという学校も多いはず。そのため、親もついつい聞いているフリや確認したフリをしてしまいがちですよね。しかしそれでは、子どもが本当に学習内容を理解しているのかがわからないだけではなく、「ちゃんとやっても適当にやっても、親はたいして見てくれない。宿題って意味があるのかな」と、家庭学習そのものの意義すらも見失ってしまうでしょう。だからこそ、低学年のうちから親がきちんと子どもの宿題に向き合い、一緒に考えてあげる余裕を持つことが大切なのです。宿題をしない子にイライラするのは無意味とはいえ、親だって人間です。余裕があるときは優しく諭すことができても、忙しくて視野が狭くてってしまうこともあるはず。そんなとき、子どもが約束通りに行動しない、一度注意しただけでは態度が改善しないとなったら、つい感情的になって「宿題しないならゲームは捨てるよ!」「毎日同じこと言わせないで!」と怒鳴りつけてしまうこともあるでしょう。『「つい怒ってしまう」がなくなる 子育てのアンガーマネジメント』(青春出版社)の著者で、日本アンガーマネジメント協会理事の戸田久美さんは、「怒り」の感情について次のように述べています。怒りというのは、自分の中にある「こうあってほしい」「こうあるべき」という思いが、その通りにならないときに生まれます。(中略)「べき」にはその人が大事にしている価値観が表れます。親の場合、自分の考えこそが常識だと考え、子供に「べき」と思う価値観を押し付けてしまいやすいのです。(引用元:プレジデントムック(2018),『プレジデントFamily 2018冬 算数が大得意になる』, プレジデント社.)つまり、親御さん自身が無意識のうちに「言われなくても宿題をやるべき」「言われたらすぐに宿題をするべき」といった感情にとらわれていることにより、その通りに行動しないわが子に対して必要以上に怒りを覚えてしまうのです。そんな「べき」にがんじがらめにならないためには、どうしたらいいのでしょうか。戸田さんは「怒る・怒らないの境界線を明確にすること。また、子どもが最終的に約束を守ったなら“まあいいか”とすること」が重要だと説きます。昨日は許されたのに今日は怒られた、お母さんは許してくれるのにお父さんには怒られる、というように曖昧な基準で怒ってしまうと、子どもには「自分の行動によってではなく、親の機嫌で怒られる」という印象しか残りません。まずは、勉強やゲームの時間について家族みんなで話し合って「境界線」を明確にすることが大切です。「ゲームは1日30分まで。続けてやっていいのは15分間。宿題をした後に15分、夕食後に15分、と決めたらその時間を守ろうね」「一度声をかけて行動したら怒らないよ。ただし、2回声をかけてもすぐにやらなければ、お父さんもお母さんも怒るからね」このように、一度親子間での認識を確認し合いましょう。母親だけに宿題のプレッシャーを背負わせない続いて、宿題をするのに適した時間帯について考えていきます。筑波大学付属小学校国語科教諭の青木信生先生は「基本的には夕食前が効率的」としながらも、「家庭学習で大事なのは、時間帯よりも必ず親が関わり、子どもまかせにしないこと」だと述べています。なぜなら学習習慣のついていない子は、親がそばにいたほうが集中して問題に取り組むことができるからです。そうなると、最適な時間帯は “親が家にいられる時間” ということになりますね。一般的に、母親の方が子どもと接する時間が多くなってしまうので、宿題を見てあげる役割になりがちですが、父親も宿題の点検係として意識的に生活のリズムを見直しているご家庭も多いようです。父親が子供と顔を合わせることができる時間帯ということで、出勤前の朝の時間を活用している家庭も多い。それはその家庭ごとのサイクルでいいと思います。(引用元:プレジデントムック(2017),『プレジデントFamily 小学生からの知育大百科 2018完全保存版』, プレジデント社.)各家庭によってさまざまな事情があり、生活のパターンもそれぞれ違います。大切なのは、ご両親のどちらかでも宿題を通して子どもの変化や成長を注意深く見てあげることです。そうすることで、子どもは安心して毎日の宿題に取り組むことができます。すると、高学年になってもっと難しい宿題が出されるようになっても、すぐに諦めたりごまかしたりせずに、真剣に向き合って一生懸命取り組めるようになるでしょう。まずは「褒める部分を見つける」ことから「子どもに勉強を教えるときのコツは、子どものプライドを大事にすること」と述べるのは、東京大学名誉教授で教育学者の汐見稔幸先生です。つい「こんなこともわかってなかったの?」と呆れた反応を見せてしまっていませんか?そうすると、子どもは小さいながらも親御さんの期待に応えられない自分を責めたり、恥ずかしいと感じたりします。こんなときは「ああ、そうそう、こういうことってみんなよく間違えるよね」と優しく言ってあげましょう。できないことやわからないことは恥ずかしいことじゃない。そう伝えてあげるだけで、子どもの学びへの意欲は失われずにすむのです。また、教育評論家の親野智可等先生は「宿題をやると褒められる」パターンを作ることが効果的だと述べます。親野先生によると、多くの親はほめるどころか逆に「もっとていねいに字を書きなさい」「間違いだらけじゃないの」などと叱りがちだといいます。そこで、つい注意したくなる気持ちをぐっと抑えて、雑に書かれた字の中でも綺麗な字を見つけて部分的にでも褒めてあげましょう。大事なのは、宿題への取りかかりをスムーズにするために「宿題をやると褒められる」という意識を強く持たせることなのです。***お母さんがせっかちで優しく教えるのが苦手なら、お父さんにバトンタッチしてもいいでしょう。それでもつい感情的になるようだったら、おばあちゃんやおじいちゃんにも協力してもらいます。見守る人のスタンスによって宿題をプレッシャーに感じたり、褒められることでやる気がわいたりするので、お母さんが一人で抱え込んでしまうのではなく、周囲の大人がみんなで見守ってあげることが大切です。(参考)プレジデントムック(2018),『プレジデントFamily 2018秋 東大生192人 頭のいい子の本棚』, プレジデント社.プレジデントムック(2018),『プレジデントFamily 2018冬 算数が大得意になる』, プレジデント社.プレジデントムック(2017),『プレジデントFamily 小学生からの知育大百科 2018完全保存版』, プレジデント社.汐見稔幸(2008年),『汐見先生の素敵な子育て「子どもの学力の基本は好奇心です」』,旬報社.洋泉社MOOK(2018),『これからの未来を生き抜く できる子の育て方』,洋泉社.親力講座|こうすれば、子どもの宿題がスイスイはかどるーー親の工夫で「やる気になる環境」は作れる
2019年05月15日黙っていても宿題をする子がいる一方で、何度注意しても一向にやろうとしない子もいます。毎日頭を悩ませている親御さんは、つい「もう知らないよ!困るのは自分だからね!」と突き放してしまいたくなることも多いでしょう。しかし教育評論家の親野智可等先生は、「宿題をやりたがらない子どもに対して叱ったり嘆いたりしても、なにも改善はされない。親は子どもが宿題をやる気になるような合理的な方法を工夫したり、やる気になるような言葉がけを考えたりすることが大切である」と述べています。具体的にはどのような工夫や言葉がけが効果的なのか、考えていきましょう。子どもの「宿題やだ!」に効果的な対処法『「自分で考える力」が育つ親子の対話術』(朝日新聞出版社)の著者で「伝え方」のスペシャリスト・狩野みき先生は、子どもが「宿題やりたくない!」と言ったときの対処法について、「まずは受け止めてから次に問いかけるのが有効」だと述べています。具体的には次のような対話が良いそうです。子:「宿題やだ!」親:「そうなの?どうしてやりたくないの?」子:「みんなやってないもん」親:「みんなって誰?」子:「○○ちゃんと、△△くんと……」親:「みんながやっていないからやらないの?あなたの良いところは無理して人に合わせるんじゃなくて、自分がしたいと思ったことを一生懸命やるところだと思うよ」子:「そうかなぁ。じゃあ、やろうかな~」実際にはこのようにスムーズにはいかないかもしれません。しかしこの対話のポイントは、まず子どもの発言を受け止めて、やりたくない理由を問いかけて引き出している点です。そのうえで、やんわり反論しながら少しほめてあげることで、良い流れを作り出すことができます。「ああ、またわがまま言い始めた……」とうんざりしたり、「何バカなこと言ってるの!さっさとやっちゃいなさい!」と頭ごなしに叱ったりしたところで、いつまでたっても自発的に宿題に取り組むようにはなりません。子どもを前向きに行動させるのも「親のひとこと」があってこそ。親子の会話を楽しみながら、スムーズに宿題に取りかかる流れを作りたいですね。『「つい怒ってしまう」がなくなる 子育てのアンガーマネジメント』(青春出版社)の著者で、日本アンガーマネジメント協会理事の戸田久美さんは、「イラっとしても、まずは落ち着いて6秒我慢してみてください」といいます。どんなに強い怒りが生じても、そのピークはたったの“6秒”。感情のままに言葉をぶつけたところで結果は良くなりません。カッとなったら、次のように言い換えてみましょう。×「なんで宿題しないの!?」○「何時からするんだっけ?」×「どうして同じ問題を間違えるの!?」○「またここ間違えちゃったね。次に間違えないようにするにはどうしたらいいと思う?」親も子どもも無駄にイライラせずに、次に進むための前向きなやりとりをすることを心がけたいですね。「ごほうび=ほめ言葉」が原動力になる!諏訪東京理科大学共通教育センター教授の篠原菊紀先生によると、子どもにやる気を起こさせるには、脳に報酬を与えることがカギになるそうです。人間は報酬を得ることでドーパミン神経系が働き、快感を得ます。報酬=親からほめられること・認められることでもあるので、「宿題(勉強)をする」という行動と「ほめられる」という報酬が結びつくことで、やる気が起こるというわけです。いずれは子ども自身が「問題が解けて嬉しい!」といった報酬を得られるようになるのが理想。でもそれまでは、親が「ほめる」という報酬を与えるといいでしょう。ほめ方にはコツがあります。もし、まだ勉強をする習慣がついていないのなら、どんなことでもかまいません。とにかくほめまくること!○「すぐに諦めなかったね。すごい!」○「難しい問題なのに頑張って解いたね!」また、“素質” ではなく “行動” をほめてあげると、やる気に結びつきます。×「あなたは頭がいいね」×「全問正解するなんてすごいじゃない」このようなほめ方では、自分の「賢さ」を守るために間違えるのを恐るようになり萎縮してしまいます。○「このあいだ間違えた問題も解けるようになったんだね。努力したんだね」○「集中を切らさずに頑張ったから、いつもよりも短い時間で終わったね」このように「努力」をほめるようにすると、より認められたいという意識が芽生えて、積極的に挑戦するようになりますよ。毎日の宿題が「やり抜く力」をつける毎日毎日コツコツと宿題をこなす習慣をつけると、子どもにとってどんな良い影響を及ぼすのでしょうか。それは「やり抜く力」「粘り強さ」です。しかし、本格的なロジカルシンキングを取り入れている学習塾ロジムの塾長・苅野進先生は、「ただ机の前でがんばるだけでは真の粘り強さは身につかない」といいます。では、本当の粘り強さはどんなときに身につくのか。それは「手ごたえを感じながら前に進んでいる」とき。「前進している」という実感を得てこそ、「もう少しがんばろう」という粘り強さにつながっていくのです。そして、答えに近づいている、という手ごたえを感じるには、親の声かけも大きな役割を果たします。■悪い例・時間かけすぎじゃない?・こんなに簡単なのにわからないの?・この前も同じような問題が出ていたよね?■良い例・がんばって取り組んでるね。・集中してがんばっているね。・さっきより進んでいるね。・間違えたけれど、これでひとつわかったことが増えたね。ポイントは前向きな言葉がけを意識すること。たとえ子ども自身がピンときていなくても、何度も繰り返し親からほめられることで自己肯定感が芽生えて、粘り強さにもつながっていきます。高学年になってからあきらめ癖を治すのは難しいので、できれば低学年のうちに、毎日の宿題をきっかけにして粘り強さを身につけたいですね。シンプルだけど効果的な工夫を取り入れようほかにも、スムーズに宿題に取りかかるための工夫をいくつかご紹介します。■帰ったらランドセルの中身をすべて出す教育評論家の親野智可等先生によると、子どもが幼いほど自分がやるべきことを可視化させると効果的とのこと。たとえば、学校から帰ってきたらすぐに、ランドセルの中身をすべて広くて浅い箱に出させます。筆箱から教科書、宿題に必要なプリントまで、とりあえず全部を箱に出しましょう。そうしたら遊びに行ってもOK。遊びから帰ってきたら箱の中身が目につき、スッと宿題に取りかかれます。プリントがランドセルに入ったままだと、後回しにしてしまったり忘れてしまったりしがちです。家に帰ったらランドセルの中身を全部出す。親野先生によれば、たったこれだけのことで「宿題をしなさい」とがみがみ言わなくてすむようになった、という親御さんもいるそうです。■「とりあえず1問」だけでもOK宿題全体がどのくらいで終わるか見通しをつけるだけでも、宿題へのハードルはぐんと下がります。先に1問だけ解いて残りを後回しにしても大丈夫。または簡単な計算でウォーミングアップするのもいいでしょう。もしくは漢字の書き取りなど、ただ書き写すだけであれば難易度は低いはずです。■脳をだまして苦手教科を好きになる国語の宿題はすぐにやるけど、算数は苦手意識が強くてなかなか取りかかろうとしない、ということはありませんか?大人でも、苦手なものには集中力が持続しないものです。しかし、すでに脳の中に「苦手回路」ができあがってしまったものでも、それを「好き」と思い込むことで脳をだませることはご存知ですか?その効果を利用して、苦手教科で使用するノートにお気に入りのシールを貼る、心地良いBGMを流すなど、子どもが好きなものを取り入れるのです。すると苦手意識が和らぎ、脳が「この教科、好きかも」と思い始める、というわけです。■暗示語を取り入れるほかにも、「よし、やるぞ!」と声を出すのもいいでしょう。脳は自分が発した言葉に反応して、心身の状態を変化させるはたらきがあります。これは「暗示語」と言い、集中力を高める効果が期待できるため、スポーツ選手もよく取り入れている方法です。***いくつか提案した言葉がけや宿題をする前の工夫など、取り入れやすいものから試してみてください。きっとお子さんの宿題にまつわる悩みが軽くなるはずです。(参考)親力講座|こうすれば、子どもの宿題がスイスイはかどるーー親の工夫で「やる気になる環境」は作れる汐見稔幸(2008年),『汐見先生の素敵な子育て「子どもの学力の基本は好奇心です」』,旬報社.洋泉社MOOK(2018),『これからの未来を生き抜く できる子の育て方』,洋泉社.親力講座|親野智可等さんに聞く!どうやったら子どもが勉強をするようになりますか?(前編)洋泉社MOOK(2017),『子どもの脳を伸ばす 最高の勉強法』, 洋泉社.
2019年05月14日30代は男女ともにキャリアについて悩む時期でしょう。「いつまでもこの仕事を続けていていいのだろうか。給料も安いし」「収入を増やしたいけど、今の職場では難しそう」と経済的な理由から、転職を検討し始める方も多いでしょう。日本企業は、まだまだ年功序列が色濃く残っている企業が多く、いくら成果を出したとしても、急激に年収が上がることはありません。そうなると、収入アップの手段として最初に「転職」が思い浮かびます。ただし、転職には時間と労力がかかりますし、たとえ収入が増えたとしても転職後の働き方や仕事内容が以前よりもいいという保証はないため、気軽に転職できないと考える人も多いでしょう。今回は、「経済的に豊かになりたい。でも今すぐに転職する勇気はない」という30代女性向けに、経済的に豊かになるための「すぐに転職する」以外の選択肢について解説していきます。30代女性が「経済的にリッチになる」転職以外の方法1. 物価が安いエリアに引っ越す経済的豊かさを感じるための方法のひとつに、物価が安いエリアに引っ越す、という方法が挙げられます。現在同年代女性の平均程度の給与を得ている場合、都心では豊かさを目一杯感じる生活をするのは難しいでしょう。ですが、同じ収入を得たまま、家賃や物価が安いエリア(タイなどの海外や、家賃が格安の田舎など)に引っ越すことができれば、「豊かさ感覚」は大幅に向上します。この方法は、「場所を選ばずに働ける」人しか使えませんから、「自分は普通の事務職だから無理」と思われる方もいるかもしれません。ですが、現在30代なら、数年間「場所を選ばずに働ける技術」(プログラミングなど)を身につけ、数年後に生き方を変える、というのは十分に現実的な選択肢です。30代女性が「経済的にリッチになる」転職以外の方法2. 仕事をいくつかもつ転職は、ギャンブル的要素を含みます。外から見ている分にはどれだけ魅力的に見えた企業でも、実際に働き始めてみたら前職の方が良かった、と感じる可能性はあります。転職という博打に踏み込む勇気がない場合は、まずは、今の仕事を続けながら、新しい仕事を始めてみる、というのも一案です。「週5日働いているのに、これ以上働くなんて無理!」という人は、「仕事とは大変なもの」という思い込みに囚われてしまっています。世の中には、自分が楽しんで、たとえ利益にならなくてもやりたい!と思えることで、収入を得ている人もいます。ダンスが趣味の方は、ダンスの技術を高めて人に教えてみる、アクセサリー作りが好きな方は、ネットショップで売ってみる、など、苦にならないサイドビジネスを始めてみましょう。30代女性が「経済的にリッチになる」転職以外の方法3. 投資を勉強する貯金がある程度あり、無くなっても生活に困らない範囲のお金を投資に回せる余力がある方は、投資の勉強を始めて、少額から運用を始めてみましょう。投資の勉強を始めることで、世の中の動きに詳しくなるなど、副次的なメリットも期待できます。30代女性が「経済的にリッチになる」転職以外の方法4. 婚活する経済的に成功している男性と結婚することでリッチになる、という方法もあります。ただし、近年、男性も女性に学歴や経済力を求める傾向が高まっているので、俗にいうハイスペ男性と結婚するための近道は、自分もハイスペになることです。また、自分に経済力が全くないという場合、お金のある男性と結婚しても、別れることになったら貧困に転落してしまうという恐怖から、立場が弱くなってしまう危険性もあります。ですから、リッチな男性との結婚を望むにしても、自分に最低限の経済力があった方がいいことには変わりはないと言えるでしょう。さいごに。経済力を向上させるための唯一の方法は、学ぶこと今回は、30代女性が経済力を向上させるための選択肢をいくつかご紹介しました。豊かな生活を送りたいなら、「学ぶ」ことが必須です。自分にはどういったことが向いているのか、どういった選択肢があるのか、どうしたら現状を変えられるのかを、主体的に学んでいくことで、経済的な不安を払拭することができるでしょう。
2019年04月26日小学校に入学して1ヶ月程すると、宿題が出されるようになります。宿題の量は学校によりまちまちですが、毎日のこととなるとやる本人もやらせる親も大変になることがあります。「宿題やったの?」「早くやりなさい!」と親が言わずに子ども自らやってくれるのが理想ですが、そのためにはどうすれば良いのでしょうか?宿題を自らやってくれる子になるには?更に宿題の意義について考えてみましょう。宿題はいつから始まったのか?そもそも「宿題」というのは、いつ頃どのような背景で始まったのでしょうか。子どもが学校に行くようになったのは、1872年(明治5年)です。学制という制度により、2万校以上の小学校が建ちました。1881年(明治14年)には文部省が「夏季休業日」を定め夏休みが始まります。これは欧米が夏季に長期休暇を設けたことをモデルにしています。欧米では9月に学年が切り替わるため夏季休暇に宿題を出す必要はありませんでしたが、4月に年度が変わる日本でこの夏季休暇制度のみを取り入れた為、勉強に慣れてきた頃に勉強が中断すること、年度途中の長期休暇により勉強が遅れることを危惧し、宿題が誕生したと言われています。 宿題を習慣化させるコツ宿題の取り組み方は始めが肝心です。やらないことに慣れてしまってからやるように変えていくのはとても難しいものです。最初から習慣化させるコツを見てみましょう。(1) 自分で決めた時間に取り組む宿題をする時間を本人に決めさせます。一番良いのは学校から帰宅してすぐ、と言われていますが、うまくいく子といかない子に分かれます。「朝登校する前」「帰宅してすぐ」「夕飯を食べてから」など、自分に決めさせ、それを守るようにします。自分で宣言したことは案外しっかりと取り組むものです。(2) 家族みんなで取り組む特に男の子は、ゲーム感覚にすると楽しんで取り組むことが多いようです。例えば計算問題のプリントなら、コピーしてママも一緒に解きましょう。「どっちが早く終わるか?」と競争すると、負けたくないという気持ちで頑張るようになります。(3) 小分けにする宿題の量にもよりますが、漢字の書き取りなどは時間がかかりやすく、集中力が切れてしまうこともあります。5分やったら5分休憩する、などのように一度にやる量を減らします。これを繰り返す内に慣れてくれば、休憩なしでも取り組めるようになります。(4) ご褒美・いいことは宿題の後にTVやゲーム、おやつなどの楽しいこと・やりたいことの後に嫌なことを取り組ませるのは困難です。宿題をやらないと好きなことは出来ないようにしましょう。ただ、早くご褒美が欲しい為に宿題が雑になる場合があるので注意しましょう。「やらないとTV見られないよ」ではなく「やったら見られるよ」のように、言い方も気を付けましょうね。宿題の意味を考えよう「何でやらないといけないの?」と子どもに聞かれたら答えることはできますか?「みんながやってるから」「やるのが当たり前だから」なんて言っていないでしょうか。宿題を行う意味を今一度考えてみましょう。(1) 定着させる人間は忘れる生き物です。その日学んだ知識の74%は忘れてしまうと言われています。その為、何度も学ぶことが必要になります。宿題は、学んだことを頭に定着させることに意味があるのです。(2) 自立するため大人になれば、自分で考えて行動しなくてはいけません。宿題を通して、何分でできそうか、どう進めるか、いつやるかを自分で考えることで自立する力が身についていきます。真面目に取り組んで得た結果、やらなかったことで得た結果、そういう体験を通して将来生きていくための知恵になっていくのです。(3) 授業理解度の確認子どもによっては、授業だけで理解できる子、復習をしないと理解できない子がいます。復習が必要な子にとって、宿題は学習内容を理解して次の学習へ安心して進めるための意味があります。優秀な子も、学習内容を理解し定着させることの意味があります。宿題は親にやらされるものではなく何より自分の為のものということが、子どもにはピンとこないかもしれません。これは勉強全体にも言えることでしょう。日々の宿題を通して勉強する意義を少しずつ伝えていきましょう。そして何より、勉強は新しい知識を増やしていき、生きる力となる楽しいものだということを伝えていきましょう。
2019年02月22日今回の話は 「小学1年生に毎日、宿題をさせるのは大変なんです! 」 の続きです。宿題しないマン! の次女に、あの手この手で宿題をさせてた日々でしたがふと気が付けば…旦那にも報告しました。「最近ちいが自分から宿題してるんだけど」「そういえばそうだ!」ええええ~~~~!!!私と旦那びっくり!今までさんざん「宿題が先」という言葉をスルーしてた次女なのに!次男しょう(現在小4)も3年生の頃に宿題をするのを嫌がってたけど(漢字の書き直しが嫌で泣いて転がって、鼻血出したことあり)急に「さっさと終わらせたほうがいい」と言い出して、自分からするようになったっけ。子どもに「ああしたほうがいいよ、こうしたらいいよ」と教えてもなかなか受け入れられないというか…納得できてないことがありますよね。どうしてわかってくれないのかな?とイラっとしちゃうこともありますが毎日毎日何度も何度も繰り返す伝えることである日突然、「ふに落ちる」というか、わかった! となる時が来るんだと思います。次女がまさにそうだったんじゃないかな?その時期がくるのを待つのも大事なんだな~としみじみ。もちろん、すぐに完ぺきとはいかずに、こんな日もありますがまあぼちぼちやっていきます~。
2019年02月16日1年生のちいちゃん、学校から帰宅しました。親としては、まず宿題を終わらせてから…と思うのですがお腹が減ってるのはかわいそうだしと、おやつを出しましたが食べ終わっても宿題をする気配なし。今度は「宿題より先に遊びに行きたい!」と言い出しました。遊びたい気持ちはわかるけど…「宿題が先」と告げた場合、の次女の反応は2パターン。↑素直に宿題をする。↑暴れる。最近めっきり暴れるパターンが多くて憂鬱(ゆううつ)…。 私だって子どもは楽しく外で遊んでほしい。勉強も大事だけど遊びも友達関係も大事です。でも…次女の場合、先に公園に行ってしまうと帰ってきてもだらけてしまって、なかなか宿題をしないんです。そのまま夕飯・お風呂タイムがきてしまい宿題は寝る直前までにずれ込むことが多々あります。下手すると就寝時間になっても終わってない時がある。そんなわけで、宿題は絶対先にやってほしい!ここ数か月「遊びたいなら宿題やってからね!」方式なのですがだらだら宿題をするので、結局遊びに行けない日が多いですね。次女よ…宿題さっさと終わらせようよ!だらだらしてる時間がもったいないぞ~! と思う母なのでした。
2019年02月03日2019年始まりましたね!今年も「4人の子ども育ててます」をよろしくお願いします。さて三が日も過ぎ、そろそろお正月気分を脱して冬休みの宿題を終わらせたい私たちです。習字が苦手な次男(小4)は去年、書き初めに苦戦して何度も何度も書き直してるうちに悲しくなっちゃって泣いたことが…。今年は大丈夫かなー?だんだんアドバイスに力が入りだすお父さん。それとは逆に集中力とやる気が削がれていく次男…。暗雲たちこめてます…。そんななか、とうとうお父さんが怒ってしまったー!(何度も何度も注意してるのに、お手本を見ずに書くから。)様子を見にいくと目に涙が…。それでも書き初めをやり続ける次男。ちょっと成長してる…?結局その日は夕飯の時間になったので中断し翌日半日かかってなんとか納得のいくものが出来ました。ああ〜〜疲れた!果たして来年はどうなることやら?ちなみに次男に「習字ならいにいく?」と聞いてみたところ全力で拒否されてしまいました。うーん…苦手を克服するのって大人でも難しいことですよね。
2019年01月05日やっと…長い夏休みが終わりましたね。子どもの夏休みの宿題の親も大変ではなかったですか?我が家は高校生の長男長男の分はノータッチですが、小学生の次男次女の宿題は親が見てないと進みませんでした。午前中は宿題。遊ぶのは午後からにしました。ノルマが終わったら遊んでいいよ~という感じです。私が一番嫌なのが…「ひとこと日記」なぜなら苦い思い出があるからです。長女が小学4年生のころ、夏休み最終日に真っ白なひとこと日記が発掘されたのです!!スケジュール帳や、当時から書いてたブログなどを見て1ヵ月半分の日記を埋めていきました…。ひとこと日記ってついつい書き忘れがちなので毎日書かせるのも一苦労なんですよね。しょうには「ひとこと日記」の宿題がないらしい!!これは嬉しい…んだけど、心配だ~~。あまりに心配で夢でうなされました(笑)。そんなこんなで毎日コツコツと宿題をやっていたんですが夏休み終盤になって気が付いた、ある宿題! それは…学校に電話して用紙サイズ、新聞の内容などを教えてもらいました。新聞用の紙を買ってきて、いざ書くぞ~!という段階になって…なんてこったー!家中大捜索した結果…学校で配布された新聞用紙と内容を書いた手紙が出てきた!ちなみにメモは見つかりませんでした…。それから私も手伝って「音楽新聞」を書き上げたのですが宿題前のドタバタで疲れ果てました~。夏休みの宿題、大変なのは親のほうかもしれませんね。皆さん、お疲れ様でした!
2018年09月01日小学生の子を持つママのお悩みでよく聞くのが、「日々の宿題をどうこなさせるか」という声。「毎日のことなのに何度怒ってもやらない…」とお嘆きのママやパパも多いだろう。だが、今話題の「こども手帳術」を習慣化することができれば、もしかしたらその悩みの解決につながるかもしれない。考案者は、『自分で考える子になる「こども手帳術」』の著者の星野けいこさん。二児の母でもある星野さんは、専用の手帳を作ってあげることで、子どものやる気と自主性が引き出されることを発見したという。では「手帳」がなぜ「宿題」につながるのか?星野さんに話を聞いた。●子どもは宿題に取り組んでいるのに、そう見えないのはなぜ?「まず、前提として"宿題を毎日やること"と"勉強を習慣化させる"ことはちょっと違う問題なのですが、今回は"毎日の学校の宿題をやる"という解釈でご説明しますね。このお悩みは保護者の方からは本当によく聞くのですが、実際は"まったくやらない子"ってほとんどいないように感じます」(星野さん 以下同)実は多くのママたちのお悩みは、「やらないこと」ではない。「ゲームばっかりやっていて、宿題やるのが遅くなる」「やるのを忘れていて、朝慌ててやる」などが実態であり、「もっと計画的に宿題をやってほしい」というのが悩みの本質だと星野さんは推測する。「宿題はその日に学校に提出すればいいものですから、実際には前夜でも当日朝でもやるのはどちらでもいいのです。ただ、そこを踏まえつつ、"親にガミガミ言われなくてもやるようになる"のが理想ですよね。そのためにこども手帳を活用することはできます」では宿題を「自分からやる」ようにするための「こども手帳」の作り方とは?●宿題を自発的に行うようになる手帳の活用法「まずは『宿題をやるのがいつも後回しだったり慌ててやったりしているから、学校から帰ってきてからの過ごし方を考えよう!』というように、親の想いを子どもに伝えましょう。その上で、宿題を習慣化させるための、デイリーシート(やることリスト)を作ります」話し合いの場が整ったら、メモ帳に「夕方やること」をずらっと書き、それらをひとつずつフセンに書き出していく。「おやつを食べる」「時間割をそろえる」「鉛筆を削る」「学校からの手紙を出す」「ゲームをする」「テレビを見る」「お風呂を洗う」「お風呂に入る」「宿題をやる」など、もれなくピックアップしよう。「やることは親が一方的に書き出すのではなく、お子さん自身に『やるコトは何がある?』など質問して、本人に考えさせてください。親がやることをリスト化して計画をしても、それは、ただの親からの指示書になってしまいます」目的はあくまで自主性を引き出すこと。親としては口出ししたい気持ちをぐっと押さえて見守ろう。「ここで、『これだけのことをやっているんだ、やらなくちゃいけないんだ』ということを子どもが視覚的に認識することができます。多くのママも、『こんなにやっているんだ!』と驚かれますよ。毎日当たり前に、あれこれやれと親は言いがちですが、実は子どもだって忙しいことを確認できるはず」全部をフセンに書きだしたら、次はそれを並び替えて、やる時間や順番などを考えていこう。このとき、いくつかのパターンを用意しておくのがおすすめだ。「習い事のある日、ない日、平日と休日、曜日ごと、または見たいテレビが6時からの日と8時からの日では、宿題をやる時間が違うかもしれません。それらを視覚的に確認しつつ、空いている時間のどのタイミングで宿題をやるのかをフセンを並び替えて、計画を立てるのです」「宿題をやる計画」というと、宿題をやる時間だけを考えがち。だがその他のテレビやゲーム、ご飯やお風呂など生活の中でやっていることを無視して計画を立ててもうまくいかないのだ。「こうやっていくつかのパターンをつくり、宿題をやるタイミングを考えることができたら、準備は完了です。あとは計画をもとに、実行していくだけ。毎日夜に明日の予定を親子で確認し、翌日のパターンと宿題のタイミングも確認。学校から帰ってきた後、手帳を確認して、上から順番にやっていけばOK」●子が自分で計画を立てたら、親は口出ししない!ゲームをしている子どもを見ても、ぐっと我慢。自分が立てた計画、つまり自分との約束を自分で守れるように、見守っていこう。どうしてもこらえきれないときは「手帳、見てね!」とだけ伝えるのもあり。「やるかやらないかは、本人の問題です。親がいつまでも1から10まで指示をしていたら、自分で考えて動けるようにはなりません。手帳が用意できたら、親は見守るだけ。実行できなかったときのみ、なぜ失敗したのか、どうすれば守れるようになるのかを親子で話し合いましょう」「自分で計画を立てて、実行できた!」という日々の小さな成功体験は、子ども自身の自己肯定感にもつながるはずだ。宿題にお悩みの保護者はぜひお試しを。(取材・文:阿部花恵編集:ノオト)
2018年02月16日冬休み定番の宿題・書き初め、どう乗り越える?出典 : 書き初めとは、年が明けて初めて書を書くことです。本来、事始め・仕事始めを意味する1月2日に行うのが伝統とされていて、この日に書き初めを行うと書道が上達すると言われています。そんな日本の伝統・風習から、冬休みには書き初めの宿題を出す学校は、今も昔も多くあります。ですが「そもそも字を書くことが苦手」「手元と見本を見比べて書くことができない」「半紙や墨をうまく扱えない」など、書くことに関して困り感がある子どもは、書き初めの宿題でつまずいてしまうこともあるのではないでしょうか。特に小学三年生ごろからは毛筆も始まるため、宿題の難易度はさらに上がり、どのように教えたらいいか分からないという保護者もいると思います。ですが、子どもが書き初めに苦戦している理由を理解し、適切なサポートができれば、練習を通して、子どもの書くことに対する苦手意識を和らげることも可能です。次に、書き初めをうまくできない背景にある困りごととそのサポート方法、そして書き初めや習字が、なぜ書くことの困り感への解決に役立つのかをご紹介します。書き初め、なかなかうまくいかない…その背景って?出典 : 書き初めが苦手な背景は、子どもによってさまざまです。その中でも、そもそも字を書くことが苦手という子どもに関しては、次のような特性の偏りが原因として考えられます。書字障害(ディスグラフィア)とは、「読む」「書く」「聞く」「話す」「計算する」「推測する」のうち、文字を「書く」ことに困難がある学習障害(LD)です。書字障害の症状の現れ方や苦手なことは、子ども一人ひとり異なります。代表的な症状には以下のようなものがあります。・書き文字がマスや行から大きくはみ出してしまう・鏡文字を書いてしまう※ただし、鏡文字は幼少期の発達段階で誰にでも起こりうるものなので、必ずしもディスグラフィアの症状とは言えません・年相応の漢字を書くことができない・文字を書く際に余分に線や点を書いてしまう・助詞の使い方がちぐはぐになってしまう(”てにをは”を適切に使えないなど)・句読点などを忘れるなど特に、太字で示した困りごとは、書き初めをうまく進められない原因に直結しやすいと言えます。協調運動とは、手と手や手と目、足と手など、個別の動きを一緒に行う運動を指しますが、発達性協調運動障害があると、手と手、目と手、足と手などの個別の動きを一緒に行う運動が著しく困難になります。人間の運動機能は、粗大運動と微細運動にわかれます。粗大運動は、歩く・走る・姿勢を保持するなど、体全体を使った人間の基本的な運動のことです。一方微細運動とは、持つ・書く・つまむ・ひねるなど、指先を使った緻密な運動を意味します。通常、さまざまな感覚器官から得られた情報をもとに、始めは粗大運動を習得し、次第に段階を踏みながらより細かい微細運動ができるようになります。そのため、協調運動に関する困りごとがある際は、粗大運動の働きからつまずいているのか、その先の段階でつまずいているのかなどを確認する必要があります。書き初めでは、普段はあまりしない姿勢をとりながら、あまり使い慣れていない筆を使って字を書くことになります。お手本を見ながら手を動かすという協調運動も必要になります。つまり、さまざまな動きや、その協調が必要となる複雑な運動といえます。発達性協調運動障害があると、書き初めを行う際に次のようなことに困難を感じる可能性があります。・姿勢を維持するのが苦手で文字を書くことに集中できない・筆を握り続けることができない・筆先が震えてしまう・紙を触る力加減が分からず、破いてしまうなど視空間認知とは、目から入った視覚の情報を処理し、空間の全体的なイメージをつかむための機能です。ものとの距離感や奥行き、文字や形を把握する時に使われます。視空間認知は、運動機能や記憶力とも関連する重要な機能です。それゆえに、視空間認知が弱いと、ものを覚えることや、体を動かすことに対して苦手意識を感じることが多くあります。視空間認知が弱いと、書き初めを行う際に次のようなことが起こるかもしれません。・文字が折り目などで決めた範囲内に収まらない・お手本と手元をバランスよく見比べ、書き写すことができない・硯(すずり)の決められた位置に墨汁を入れ、筆に墨をつけるという一連の作業がうまくできない などADHD(注意欠陥・多動性障害)は不注意、多動性、衝動性の3つの症状がみられる発達障害のことです。この3つの症状は、人によってその現れ方の傾向が異なります。大きく、「多動性-衝動性優勢型」「不注意優勢型」「混合型」という3タイプに分かれています。ADHDの子どものこのような特性からもたらされる行動によって学業、日常のコミュニケーションに支障をきたすことがあります。書き初めをする際に、次のようなことが起こるかもしれません。・一定時間座って習字をすることができない、集中力が続かない・うまく書けないとイライラしてしまい、言動に出てしまう・習字道具の取り扱いが苦手(すぐものを無くしてしまう、筆や硯(すずり)を洗い忘れてしまう)など自閉症スペクトラム障害(ASD)は、社会的コミュニケーションの困難と限定された反復的な行動や興味、活動が表れる障害です。書き初めに取り組むような年齢の子どもには、次のような特徴が多くみられます。・集団になじむのが難しい・臨機応変に対応するのが苦手・どのように、なぜといった説明が苦手などまた、自閉症スペクトラム障害の子どもには、上述した発達性協調運動障害や、特定の刺激を過剰に受け取ってしまう感覚過敏などを併発することもあります。以上の特性から、書き初めを行うときには、次のようなことが起こるかもしれません。・書く字の一部分にこだわってしまい、他の字の練習に取り組めない・紙の肌触りや墨の匂いなどが苦手・学校と家との環境の違いにうまく対応できず、学校では習字に取り組めていたのに家ではできなくなってしまう など書き初めをうまく進めるコツをご紹介!出典 : 子どもが感じている困りごとを踏まえ、書き初めの宿題を進めるにはどのような工夫があるのでしょうか。書き初めがうまくできない…という悩みの背景には、字を上手に書けないということだけでなく、姿勢の維持や目線の動かし方の不器用さ、集中力維持の困難さなど、さまざまな原因が考えられます。子どもが書き初めに苦戦する原因は何なのか、習字に取り組んでいる様子や書き上げた作品、また普段の学校での学習状況も含めて総合的に判断する必要があります。根本の原因を理解したうえで、どんなサポート方法が子どもに有効かを検討してみましょう。発達ナビ・親子のヒント「ひらがなや漢字を正しく書けない」発達ナビ・親子のヒント「字を丁寧に書けない」発達ナビ・親子のヒント「文字のバランスが悪い」発達ナビ・親子のヒント「一つの活動に集中することができない」発達ナビ・親子のヒント「失敗や間違いを過剰に嫌がる」「書き初めの宿題をやるぞ!」と意気込んだものの、習字道具を用意し、紙に字を書く練習をし、清書に取り組み、道具を片付ける…書き初めの宿題を終えるまでには多くの工程があります。一つひとつリスト化したり、イラストなどを使って視覚的に分かるようにしたりすることで、子ども自身も何から取り組めばいいか混乱することを防ぐことができます。また、どこまでは子ども自身の力で取り組め、どこからはサポートが必要なのかを、明確にすることができます。習字はお手本を見ながら手元で字を書く、ということが基本です。先ほど説明した視空間認知をはじめ、見ることに困り感がある子どもには、子どもに合わせたお手本の配置が必要になります。右に置くのか左に置くのか、目線のちょっと先に置くのか、完全に横並びにして置くのかなど、子どもが一番書きやすい距離感をつかみ、設定してあげることが大切です。また、最初は、お手本を鉛筆で写し書きした半紙で練習させたり、お手本と手元の半紙の間にラップを敷いてお手本を汚さないようにし、透けて見えるようにして練習させるなど、お手本の上から書けるよう工夫をしている家庭もあるようです。発達ナビ・親子のヒント「黒板の文字をノートに書き写すことが難しい」発達ナビQ&A「小学校3年生男子、協調運動障害と軽いLDがあります…」特別支援学校における書写指導 ―肢体不自由児への指導を中心にしてⅡ―河野文子習字練習用のグッズの利用で、子どもが筆を使って書くことに楽しさを見出すことが期待できます。例えば、次のようなグッズがあります。・水だけで習字の練習ができるキット墨を使わず、水だけで簡単に習字の練習ができます。しばらく置いておくと書いた字が消えるので、子どもも気軽に習字の練習に取り組むことができそうです。・ゆび筆指にはめて使うタイプの筆です。まだ筆を握るのが難しい場合などに、指書きの要領で文字を書けるゆび筆を利用してみるのもいいかもしれません。・カラフルな作品収納グッズ書き上げた作品を収納するグッズも、カラフルなものやかわいらしいデザインのものが増えています。子どもが好きな色の作品収納グッズを使うと、子どものやる気も上げられるかもしれませんね。書き初め、習字は書字技能向上につながるかも!出典 : ここまで、書き初めをするうえでの困りごとや、それに対する解決策をご紹介しました。書くことに関して苦手意識がある子どもにとって、書き初めや習字は工夫なしでは辛い時間になるかもしれません。ですが、書き初めや習字は、そもそも書くことが苦手、という子どもに対して良いアプローチになることも期待できます。普段の学校の授業では、子どもはノートやプリントなど、比較的小さい紙に、鉛筆やシャープペンシルを使って文字を書いていると思います。一方、書き初めや習字の場面では普段使っているより大きな紙と、太い筆を用います。これら書き初めや習字に使うような道具は、書くことが苦手と感じている子どもが普段使っている道具より以下のような点から、相性が良いことが多くあります。・大きな紙でのびのびと書くことができる・太くて握りやすい筆で、鉛筆より安定して文字を書くことができる・筆圧によって線の太さが目に見えて変わるので、筆圧コントロールのヒントを得られるなど普段、小さいマス目から文字がはみ出てしまう、筆記用具をうまく使えない、など字を書くことに対して失敗体験が多い子どもも、習字だからこそ、書くことに対する前向きな気持ちを育めることもあります。そして、習字を通して字を書く成功体験を少しずつ積み重ねることで、結果として書字技能全体の向上につながることがあるのです。特別支援学校における書写指導 ―肢体不自由児への指導を中心にしてⅡ―河野文子また、放課後等デイサービスなど、障害のある子ども向けの施設では、子どもの生活力や創造性の向上をねらいとして、さまざまなプログラムを実施しています。習字は書字に対する困りごとの克服や、書字技能を磨くきっかけになり得ます。また、集中力や落ち着きを高めるトレーニングにもなるほか、子どもの創造性を伸ばすことにもつながります。こうした理由から、習字・書道を行う施設もあります。子どもの書字技能を伸ばしたい、集中力を身につけさせたい、などの理由から習字に興味がある方は、こういった施設のプログラムを活用してもいいかもしれません。発達ナビ施設情報まとめ出典 : 昔から冬休みの宿題の定番である書き初め。字を書くことが苦手、じっとして机に向かうことが難しいという子どもにとっては、おっくうになってしまいがちなのではないでしょうか。子どもが書き初めに苦戦する背景にある困りごとを理解し、そのうえで子どもに合ったサポートを取り入れてみましょう。そうすることで、書き初めの宿題を乗り越えられるだけでなく、書字技能の向上にもつながることがあります。また、子どもが習字を練習するための便利グッズも販売されています。このようなグッズも活用しながら、新年、子どもと一緒に筆を取ってみてはいかがでしょうか。
2017年12月28日そうだね、うん、たしかにその通りだね今年の夏休みのことです。Upload By ラム*カナ夏休みの宿題、ほんとに手伝わないといけなさそうなもの(読書感想文など)は手伝うにしても、観察日記なら授業でもやっていたし、もしかしたら手伝わなくてもできるのでは?思ったので、ちょっとノータッチで放置してみることにしました。Upload By ラム*カナお、やってるやってる。その後、長男:「おかあさーん、できたよー」私:「どれどれ」Upload By ラム*カナ「水をあげたら、トマトが赤くなったり大きくなったりした。」当たり前のこと、堂々と書く結果と相成りました。(事実を書けるなんて素晴らしいや!)
2017年10月14日小学生になると毎日の宿題が学校から出されます。学校や学年によって内容や量はさまざまですが、パパママ世代は、子どもの宿題の量についてどう思っているのかを調査してみました。Q.お子さまの宿題の量、どう思う?1.多いと思う 20.1%2.少ないと思う 25.7%3.適量だと思う 42.1%4.その他・どちらとも言えない 9.4%5.お子さまの宿題の量がわからない 2.6適量だと思うが42.1%ともっとも多い結果になりました。多いと思うと少ないと思うを比べると、少ないと回答した人が若干多いようです。仕事をしているママにとっては、丸つけが大変と言う声もありました。■宿題が多いと子どもだけじゃなく親も大変1年生からたくさん宿題が出る学校だと、子どもだけでなく親もストレスになりがち。子どもが一人でできればいいけど、低学年のうちは教えながらなので時間もかかり、高学年になると問題が難しくなるので、丸つけが困難に…。「私が子どものころはあまり宿題をやった覚えがない。今は宿題が多すぎて、一年生の子どもに親がカリカリしてしまう」(茨城県 40代女性)「学年×10分での計算の宿題量と聞きました。低学年は早く終わるからいいのですが、中学年から量が多くなり大変になります。丸付けも親にと言うし」(千葉県 40代女性)「鬼のように出すだけ出して採点なし。1週間後に採点があったかと思うと、間違ってるのに○がついていた。忙しいのはわかるが、担任として如何なものか」(千葉県 30代女性)■少なければいいってもんでもない!宿題が少ないと当然子どもはよろこびますが、それが子どものためかはわかりません。少ないと感じるときには自宅学習を増やしてみるのも1つの方法です。「海外の学生に比べるとかなり少ない方だと思います」(神奈川県 40代女性)「1年生のとき宿題が多かったため、今は少なく感じます。本人はこれでいいなんて言ってるけど、本人のためになっているかは疑問」(埼玉県 40代女性)■宿題を親子でいっしょにやる意味子どもの勉強の定着という意味だけでなく、今学校でどんな勉強をしているのかが垣間見れるのが宿題。苦痛ばかりに感じずに、そう言った目線で取り組むと親にも心のゆとりが生まれますね。「今、何を習っているのかを子どもと共有することが大切。生活の中に置き換え、身近な行きた勉強にしていけるアドバイスができればとコミュニケーションを心がけています」(香川県 50代女性)Q.お子さまの宿題の量、どう思う?アンケート回答数:13067件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2017年09月08日夏休みには宿題が出ますが、それだけでは時間を持て余してしまうことも多いです。そこで、宿題以外の学習時間について調査してみました。夏休み中こそ毎日の学習が大事? それとも夏休みしかできない体験のほうが大事? あなたはどっち派ですか。Q.夏休み、宿題以外に自宅での学習の時間をとってる?1.毎日とっている 25.5%2.週4〜6日はとっている 12.9%3.週1〜3日はとっている 24.0%4.とっていない 37.6%宿題以外の学習時間はとっていないという人が37.6%でもっとも多い結果となりました。その一方で、毎日とっているという人が25.5%と次に多く、夏休みの学習時間はとる派ととらない派に二分化しているようです。■宿題以外の学習時間はとらない派の意見本人にまかせているという人もいれば、宿題や課題がたくさんあって他にやる余裕はないという人もいました。中学生になると部活に明け暮れる子もいるようです。「子どもの自主性にまかせてます。がみがみ言っても本人次第ですから」(栃木県 30代女性)「中2と小5の子どもがいます。宿題と課題が山のようにあるので、それをこなすだけで手一杯です」(神奈川県 40代女性)「毎日朝から部活です。『宿題は?』と聞いても、『あとで』というので、宿題以外はやってないと思います。来週は部活が休みなので宿題プラス勉強をやってほしいです」(神奈川県 40代女性)■毎日学習時間をとっている派の意見毎日学習時間をとっているという人は、公文や学童などの外的要因によるところが多いよう。親が子どもにやらせるより、子どもにとっても反発せずに受け入れられるのかもしれません。苦手科目や夏休み前の学習でつまづいたところがある子は、今のうちに克服しておくと新学期のスタートもスムーズ。「中学生と高校生の子どもがいます。学校の課題以外に公文をしています。せっかくのお休みなので、やることをやったら、それぞれのやりたいことをやらせたり、いっしょに遊んだりします」(鳥取県 40代女性)「塾の予習復習をしています。自主的にやるのはやはり難しいので、塾さまさまです」(青森県 40代女性)「学童に行ってるので、毎日学習時間があります」(埼玉県 30代女性)■夏休みは勉強以外にこんなことをさせたい!毎日の学習習慣も大切ですが、夏休みにしかできないことやお手伝いなどをしてもらうのもいい経験。とくに小学生の間は、貴重な夏休みに普段はできないことをするのもいいですね。「小3です。宿題以外は美術展や科学実験に連れていくことや家の手伝いをやらせています」(青森県 30代女性)「学習という形ではとっていません。社会勉強という意味で、将来知っておいたほうがいいことや場所へ連れて行ってあげようと思います」(三重県 50代男性)Q.夏休み、宿題以外に自宅での学習の時間をとってる?アンケート回答数:5439件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2017年08月18日子どもたちは夏休み真っ只中!楽しい半面、悩ましいのが宿題ですよね。特にこの時期の小学生ママたちは、自由研究や自由工作のネタ探しに困っていませんか?今回は、夏にピッタリの制作「折り染め 」を紹介します。この折り染め、鮮やかな色でどこか涼しげ、見ているだけでもキレイ。出来上がった作品はいろいろな工作の材料としても使うことができるため、自由研究にも使えちゃう。まさに、夏のお楽しみにはもってこいなんです。身近な材料だけで簡単にできちゃうのも嬉しいところ。悩めるママたち、どうぞ参考にしてくださいね!●用意するもの・和紙(障子紙や半紙)・絵の具(水彩絵の具、ポスターカラー)・紙皿または紙コップ作るときに使うのは、たったこれだけ。もしも周りを汚したくないなら、新聞紙を用意して作業スペースに敷き詰めるといいでしょう。また、染めたあとの和紙は洗濯物干しハンガーに吊るす とサッと乾いて便利です。●染め紙の手順とうまく作るコツ(1)紙コップに水を入れ、絵の具を溶かす。(2)半紙を小さく折りたたむ。小さな子どもが行うなら、くしゃくしゃと丸めるだけでもOK(3)折りたたんだ半紙の角を絵の具に浸し、染めていく。(4)全ての角に色を付けたら、半紙をそっと広げる。(5)風通しの良い場所に置き、完全に乾くまで待てば完成♪和紙を広げ、そこに思わぬ模様ができているのを見た瞬間の子どもたちの表情は、喜びと驚きでいっぱい!ママがサポートすれば、2〜3歳の小さな子でも楽しむことができる簡単な制作ですが、うまく作るにはちょっとしたコツがあるようです。『色数は少ないほうが、シンプルできれいに作れます。いつも私たちが制作で行うときは、赤・青・黄の3色 くらいしか用意しません。たったそれだけでも、みんな違うパターンの作品ができますよ』(30代女性/保育士)確かに、子どもは準備の段階から楽しくなってしまい、あれこれたくさんの色の水をこしらえてしまいそうですよね。色数はあくまで少なめに。そのかわり、紙の折り方や色水の濃度を変えていくことで、さまざまな表情の作品を作ることができるそうです。『和紙は、障子紙 があればベストです。水に強く、濡れても破れにくいので失敗を防げますよ。しっかりした厚みもあるので、染めた後に切ったり貼ったりするのも断然ラクですね』(40代女性/幼児教室講師)色水に浸けたあと、いざ紙を開こうとしてビリッといってしまうこともよくあるんですよね。強度のある障子紙を使えば、そんな失敗も防げます。最近では100円ショップでも売っているので、材料探しのときにはチェックしてみてください。もちろん、障子紙がないときは習字用半紙でOKです。半紙は障子紙よりもヨレやすいので、ピンとよく伸ばしてから干すといいでしょう。『本格的な染め紙では、専用の染め粉を使います。でも、家庭で行うときは普通の水彩絵の具やポスターカラーで大丈夫。画材による差はあまりないので、手近にあるものを使ってしまいましょう(笑)』(30代男性/幼児教室講師)大型の画材店に行くと、染め紙用の染め粉セットを売っていることもあります。ただ、お値段はちょっぴり高めなんですよね。さらに、染め粉で作った色水は服につくと落ちないため子どもと楽しむには厄介なシロモノ。普通の絵の具でいいなら、気軽にチャレンジできますね。お子さんが学校で使っている絵の具セットをちょっぴり拝借してもいいかもしれません。●できた染め紙でこんなものが作れる!美しく染まった紙、見ているだけはもったいない!一手間加えると、立派な作品に変身するんですよ。例えば、レースペーパーのように飾り切りをし、黒い紙に貼り付けると……夜空に浮かぶ花火のできあがり。アサガオやアジサイの形に切って、ペーパークラフトを作ってもいいでしょう。鮮やかな色を活かすためには、背景をシンプルにまとめるのがコツですよ。また、手作りうちわの材料 にしても素敵。うちわの骨組みは、家電量販店のプリンター用品コーナーや100円ショップで手に入れることができます。アイディアしだいで無限に楽しめるのが、折り染めの魅力なんですね。----------小さなお子さんから小学生まで、幅広く楽しめる折り染め。ぜひたくさん作って、お気に入りの1枚を残してくださいね!●文/パピマミ編集部●モデル/REIKO(SORAくん、UTAくん)
2017年08月14日「学校に宿題を忘れたらどうする? 悩んだ末…その2【双子を授かっちゃいましたヨ☆ 第24話】」からの結果報告です。私が作ったプリントと、連絡帳に「すみません」と書き、休み明け月曜に学校に送り出しました。何が事件が起こると、仕事が手につかなくなってしまうのが恒例になってしまいました(笑)大丈夫でした!で、帰宅後連絡帳を見てみると、先生からの返事が書いてあり、どうやらのまめの隣の席の子が2枚持って帰ってしまったようだったんです。「気づかずすみません」と逆に謝られてしまいました(汗)。先生は全然悪くないです。ただ、宿題を学校に忘れた場合の対処がこれで良かったのかどうか、本当はどうするのがベストなのかは結局分からず仕舞いだったので、今度個別懇談のときにでも聞いてみようと思っています。今回はこれで良かったけど、また何回も忘れないようにしっかりチェックしてきてもらおう。ただ以前、学校に提出しなきゃいけない書類を、会社の昼休みに書こうと思って持っていったらそのまま忘れてきてしまったという私もいるので(子供に迷惑かけた)、私の子だなと思ってしっかりサポートしようと思います(笑)。長々とおつきあいありがとうございました!
2017年07月22日「学校に宿題を忘れたらどうする? 悩んだ末…その1【双子を授かっちゃいましたヨ☆ 第23話】」の続きになります。宿題を学校に忘れてきてしまった、のまめ。さて、私ができることは以下の通り(3択しか思いつかなかった(笑))そして、思い立った結果がこちら忘れてしまったものは仕方ないので、謝らなきゃいけないけれど、「でも自分なりに勉強してきました」って言えば先生もそこまで叱ったりしないかもしんない。結局「過保護かも…」と思いつつも、私がプリントの枠だけ作ってあげることにしました。過去のプリントを参考になるべくマス目の大きさを合わせます。(本物と同じがいいと思ったので)(絵に描き忘れましたが、過去のプリントなので、実際はのまめの文字やら先生の赤ペンも書いてあります。)スキャンして枠をトレースしていくという手もあるし、この辺は作り手それぞれかな。もし作れなかったらこくごのノートをコピーして書いてもいいと思いますし、ひらがな練習用の用紙データをDLできるサイトもありますし、100均にもノートとかありそうですし。なんとかなりそうです。とにかく宿題の内容が分かっているので、どうにかしてさせようって思ったのです。(マルつけも親ですしね)枠だけなので30分くらいで完成。それをのまめが過去のプリント(お手本)を見ながら書きました。あとはきっと先生が学校で何か言ってくれるはず。忘れたことを叱ってくれるかもしんないし、「次から気を付けようね」って言ってくれるかもしんない。そして、私のこの行動が間違ってたら、連絡帳で「次からはこうしてくださいね」って言ってくれるかもしんない。ということで、あとは先生にお任せしちゃいました。さてさて、その結果は…もう一回続きます!
2017年07月15日さて、夏休みより少し前の3連休の出来事です。のまめが、先生が連休用に2枚プリントを出したそうなのですが、2枚あるはずのプリントが1枚しかないとのこと。プリントがあることは覚えてるけど持ち帰ったかどうかの記憶があやふや。同じクラスのママ友さんに聞いたらたしかに2枚あるとのこと。てことは学校に1枚忘れてきたのかな。(もっと早く気づけば良かったんですが、休みの間に起こったことなので、学校にとりにいくわけにもいかず…。)「こくご」と「さんすう」のプリント1枚ずつのうち、のまめが紛失したのは「こくご」のほう。昔からもらってきたおたよりなどの紙類は全部ファイルに閉じてるんですが、そこのファイルに今回と同じ宿題の内容のプリントがあった模様。それを見つけて「これ!これとおんなじのが出たの!」と言うのまめ。おまけにこのプリントには「お手本」もあって(ファイル済)、字を練習する枠さえあれば「お手本」を見ながらすることも可能っぽい。ないなら作ればいいじゃない。枠だけならパソコンで作れるじゃない。そんなことを、ふと考えついてしまったわたしでしたが、そもそもこういうことをして許されるのかどうか、内心心配なところもありました。宿題をしなきゃいけないのはもっともなんですけど、忘れたなら忘れたことを反省して「次は忘れないようにしよう」って思うことも大事なんじゃないかなーと。ここで私が「忘れたならお母さんが作ってあげよう」ってなるのはもしかして過保護かな? と思ったりもして…。いろいろ考えた結果が…続きます。
2017年07月08日別の男性に惹かれ別れたけど…後々、やっぱり別れなければよかった!と後悔したこと、ありませんか?別の男性に惹かれてしまったことが原因で起こる、この別れ。出来れば避けたいですよね!そこで今回は、彼以外の男性に惹かれる瞬間とはどんなときか?ご紹介してみましょう。①マンネリを感じているとき他に好きな人が現れたり、浮気したり…そんな心が揺らいでしまう1番の原因は"マンネリ"と言えます。付き合いが長くなれば多くのカップルがマンネリを感じるものです。マンネリを感じるということはトキメキを感じなくなっているということです。そんなときに、その失ったトキメキを新たに感じさせてくれる男性に出会ってしまったら…惹かれてしまうのも納得ですよね。これは男性にとっても同じことが言えます。マンネリは恋愛の天敵なのです!!②結婚話が進まないとき彼のことは好きだけど、将来のことをちゃんと考えてくれているのか不安…。そんなときも他の男性に目移りしてしまうことがあります。結婚、そしてその後の出産まで視野に入れて考えている女性にとってなかなか煮え切らない彼は悩みの種です。そんな不安とストレスを抱えているときに彼以外にイイ感じの男性が現れたとしたら…とりあえずキープしたい!と、思ってしまいますよね。どちらの男性がより真剣に将来のことを考えてくれるか…こっそり天秤に掛けている女性は意外と多いはずです。③タイプの男性に出会ったときただただ単純にタイプの男性に出会ったとき、それはまさにトキメキの瞬間です。惹かれる、と言うよりそのドキドキする高揚感を楽しんでいるに過ぎないのですが…そこから接点ができ、関係が近づくようなことがあれば心が移る可能性は十分にあり得ます。ラブラブなときならさほど心配ないかもしれませんが、マンネリを感じているときに出会ってしまったら…キケンな存在です。彼のことを相談していたら気がつけば男女の仲に…なんて、ベタな展開も十分考えられますよ。特に女性は精神的に弱っているときが気持ちが動きやすいです。一時の気の迷いで彼と別れたくないのなら彼との絆をしっかり繋いでおきましょう!
2017年05月23日男性が浮気をするまでにはいくつかの段階があります。第一段階となるのは「他の女性に興味を持つ」です。今まで彼女しか見えていなかった男性が他の女性に興味を持つことで、周囲の女性を見るようになってしまうのです。では、そもそも何が理由で男性は彼女以外の女性に興味を持ってしまうのか?今回はそのきっかけをお伝えします。彼女が太る彼女が太ってしまうと、まず彼女の裸の魅力が下がります。そして裸の魅力が下がることで、セックスの魅力が下がります。男性が浮気する目的はセックスにありますから、彼女とのセックスに不満を持つことは浮気する引き金になります。この状況でスタイルのいい女性が身近にいれば、彼氏はその女性の身体に惹かれてしまうでしょう。つまり、彼女が太ってしまうことは他の女性の身体に興味が出るきっかけになるのです。彼女とうまくいっていないどんなに仲のいいカップルでもケンカすることがありますし、二人の関係がうまくいかない時もあるでしょう。それ自体は普通のことですが、知っておかなければならないのは、このタイミングこそ彼氏が他の女性に興味を持つきっかけになるということです。また、最も厄介なのは密かに彼氏のことを好きな女性がいた場合です。そういう女性はこのタイミングをチャンスと見て彼氏にアタックしてくる可能性があり、ここで彼氏の心が揺れてしまうと浮気に至る可能性があるのです。風俗に行く自ら風俗に行くのは論外として、仕事の先輩に風俗に誘われる…男性にはそんなことも起こり得ます。仮に断り切れずに風俗に行った場合、ここで男性が満足してしまうと、それがきっかけで他の女性に興味を持つようになる可能性があります。彼女以外の女性の裸が新鮮に感じて興奮した…しかし風俗では挿入まではできないですしお金だってかかります。だったら他の女性と親しくなれば挿入もできるしお金もかからない、そんな邪心が芽生えてしまうことがあるのです。このようなことがきっかけとなり、男性は彼女以外の女性に興味を持つようになります。この時点ではまだ浮気をしていないですし、怪しい行動をとることもないでしょう。しかし、他の女性に興味を持つことで男性の彼女への愛情は下がります。冷めることまではないにしても下がるのは確実なので、それが態度に出ることもあります。彼女はそんな彼氏の態度の異変を見逃さないようにして、浮気へステップしてしまうのをうまく予防してください。
2017年05月15日子どもの頃、学校の宿題に悩まされていた人は少なくないだろう。「友達と遊ぶほうが楽しいのに」と腹を立てていたのは筆者だけではないはずだ。現在、そんなタイプの子どもには夢のような「宿題禁止の学校」がアメリカに存在する。(Photo by Lum3n.com)米バーモント州に位置するオーチャード小学校では、去年の9月から保育園〜小学校5生を対象に、実験的に「宿題0ポリシー」を導入した。宿題0ポリシーオーチャード小学校インフォメーション生徒の宿題1、簡単すぎず、難しすぎないちょうどいい本を読みましょう(両親にも読んでもらいましょう)2、外に行って遊びましょう(スクリーンから離れてね)3、夕飯を家族と一緒に食べましょう(ごはんと準備と片付けをお手伝いしましょう) 実験対象となった400人の生徒と彼らの家庭を調査したところ、宿題を課さないことによる学問の遅れは見られなかったという。この学校の校長マーク・トリフィリオ氏は家庭で趣味に熱中する時間やリラックスする時間が増えたことによって、クリエイティブな思考が育まれ、今後は彼らの成績が上がると予測する。どうやらこれまでは両親にとっても子どもの宿題がストレスになっていたようで、宿題がなくなってから、リラックスして子どもと一緒に本が読めるようになったと親も喜んでいるという。今回は実験的な導入だったため、学校全体で実地する日は遠いかもしれないが、少なくともこれまでの「宿題はやればやるだけいい」という常識に疑問を提示し、改革の余地があることを証明、提案してくれたのではないだろうか。(Photo by jutheanh)一方、日本の教育はプレゼンテーションやディスカッションが少なく「記憶するだけの教育」で有名だ。また、日本には子どもを小学校生のうちから塾に入れ、放課後も勉強をさせる親が多い。いい大学に入り、良い会社に入らなければならないという社会的プレッシャーが大きいためだろう。教育の目的が「学ぶ」ためではなく「試験をパスする」ためで、記憶する教育が多いせいか、The New York Timesによると、日本人は答えがある問題に対してはとても優秀に解決策を見つける能力があるが、新しいアイディアを生むことは苦手な傾向にあるという。(引用元:The New York Times)子どものストレス削減と情熱を育むことを応援するアメリカの小学校の「宿題0ポリシー」。もしかしたら日本こそ取り入れるべきなのかもしれない。Text by Noemi Minami ーBe inspired! この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!「詰め込み教育は、もうやめよう」。北欧フィンランド式の“ふんいき教育”とは 「嫌だ。当てないで」質問をする先生から目を逸らし、無言の訴えが教室中の空気を包む。学生時代、誰もが一度は経験したことがあるのではないだろうか?テストのために必死...
2017年03月06日LDっ子長男が宿題を嫌がるのには理由があるけれど…出典 : 小5の長男は学習障害(LD)の診断を受けていて、「書く」ことが苦手です。特に「プリントに答えを書く」「漢字の書き取りをする」ということは、彼にとっては大変苦痛のようです。また文字を書くことが困難なことに加え、見通しを持つのも苦手なので、冬休みの宿題では文字を書き込むところがたくさんある宿題のプリントが数枚あるのを見たとたん、「こんなにたくさん!ぼくにはムリだよ、死んじゃうよ~!」と、転学して以来初めての大パニックを起こしました。「2週間あるから、分けてやれば1日分の勉強は少しだけで済む」というのが、頭ではわかっていても感情的に受け入れられないようです。とにかく「目の前にあるたくさんのプリントをやらなくてはならない」というプレッシャーに押しつぶされてしまうのですね。宿題を前にパニックを起こし大泣き!そんな長男に対して親が出来ること出典 : これまで宿題に悩み苦しむ長男の様子を見てきた父親は、今回の宿題に対しても「やらせる必要ないよ。学校にも僕から話をするから!」と言っていました。私も正直、悩みました。パニックを起こし、大泣きしながらまでやらせる必要があるのだろうか…。正直、親として、「この子にとって、書き初めはなんの意味があるのだろう?」「この課題は、どうしてもプリントに書いて取り組まなくてはできないことだろうか?」と考えてしまいます。とはいえ、最初から「うちの子には無理なので、必要ないので、やらせません」と言っていいのだろうか…と悩みもしました。特別支援学級では、彼のレベルに合わせて今の彼に必要な課題を出してくれているのがよくわかるのです。それなのに「イヤだからやらない」をこれからも通していくのは、彼にとっていいことなのだろうか、と。いろいろ考えた結果、「長男にとって、冬休みの宿題を少しでもやりやすい形に工夫してやらせる」ことにしました。工夫①: 文字を書くハードルを下げてあげるUpload By みくたくママ右側が、学校から渡された書き初め用紙です。不器用な長男にとっては、少しでもマスが大きい方が書きやすいので、同じA4用紙に収まる範囲で最大限に拡大コピーをしました。それが左側の用紙です。用紙の大きさは変えなかったのは、学校の書き初め展で展示されるときのためです。Upload By みくたくママ九九表を書くプリントや、掛け算割り算が20問ずつあるプリントも、量を見ただけで「無理だ~!」となってしまいます。そこで、書く負担を減らしてみようと、「単語カード」を使っての計算問題にしてみました。単語カードを使った勉強は、長男にとっては「一問ずつの提示でプレッシャーがない」「書く負担がない」という点から合っているようです。また、彼にはこのような形で毎日繰り返すことが記憶の強化につながりやすいようで、単語カードは漢字の読みを練習するのにも使っています。工夫②: 見通しを持つため宿題を細かく分けてあげるUpload By みくたくママどんなに口で「一問ずつでもいいよ」と言っても、たくさん問題があるのを見るだけでプレッシャーに感じて苦しくなってしまう長男。そこで、プリントを一問ずつ切り離し、一枚ずつ提示するようにしました。不思議なもので、1枚ずつ提示すると落ち着いて取り組むことができ、調子がよければ「もう1枚やってみる」と自分から取り組むことができました。算数の文章題については、学校と相談して、式を立てることが出来れば計算は電卓を使っていいことにしています。Upload By みくたくママお手本を一行ずつに切り離し、「一日にこれだけ書けばいいんだよ」と、視覚的な負担感をやわらげました。一行(十文字程度)なら、なんとか集中して丁寧に書くことができました。書くときは、上の写真のように、マスのすぐ横にお手本を置いて、視線を大きく動かすことなく視写しやすいようにしました。画数の多い漢字を書くときは、横で私が一画ずつ書くのを真似して書きました。「宿題がイヤだ」には理由がある!大事なのは「その子に合った勉強法」であること出典 : 宿題が「イヤだ、やりたくない」は、彼にとってはわがままではなく、ちゃんと理由があることです。だったら、その理由を考慮して、彼に合わせた形で勉強できるように工夫すればいいのではないか。そう思って、上に挙げたような工夫をしたところ…「やだな~」とは言いながらも、泣いたりパニックを起こしたりすることはなく、毎日少しずつの宿題をこなすことができました。「このぐらいだったら大丈夫だから、もうちょっとやってみようかな」と言うこともありました。以前にもコラムに書いたように、「その子に合った勉強法」であれば、勉強に苦手意識を持つ学習障害の子どもであってもすすんで学習に取り組むことができることを、今回改めて実感しました。
2017年02月06日小学生になると出される宿題。一体何のためにやるもの?出典 : みなさんは「宿題」と聞くとどんなイメージを抱きますか?嬉しいもの?イヤなもの?イヤだけどやらなくちゃいけない?我が家は長男の宿題に本当に悩まされました。嫌がる子どもに、無理に取り組ませる宿題。そのたびに子どもも親もヘトヘトになると、「一体何のためにここまでしなくてはいけないのだろう…」と思うことも。今回は1冊の本をご紹介しながら、子どもに合った家庭学習のありかたについて、考えてみたいと思います。現在小5の長男は、読み・書き・計算に困難さを持った「学習障害」と診断を受けています。それでも就学相談の時点では、IQが平均以上ということ、言語性が高くおしゃべりが達者だったことなどから、普通級への就学を勧められ入学しました。学校では、音読や漢字の書き取り練習、計算の宿題が毎日出されます。読み書きと計算が苦手な長男は宿題を前にするたび大泣きし、自分の頭を自分で叩きながら取り組んでいました。このように、私たち親子が学校生活の中で1番苦しんだのが、宿題だったのです。親の思い込みが、子どもを追い詰めていた出典 : このままではいけない…と思った私はその後、就学相談や担任の先生と相談をしたり、通級学級に入級したり、宿題の量を減らしてもらったりなどの対策を取りましたが、状況は一向に変わりませんでした。当時の私は、「宿題はみんなしなくてはいけないものなのだ。」と考えていました。担任の先生からも「量は減らしていいので、みんなと同じものをやってください。」と言われたこともあり、「みんなはもっとやってるんだよ、減らしてもらったのだからわがまま言わずにがんばりなさい!」と、大泣きする長男叱り、やらせていたのです。しかし、心の中ではずっと思っていました。音読や漢字の書き取り・計算は本当に彼にとって、毎日しなくてはならないものなのだろうか?もっと、彼に合ったやり方、彼に合った課題や目標でもいいんじゃないだろうか…?と。そんなとき出会った運命の本。私たち親子を救ったその内容とは…出典 : そんなとき、出会ったのが『宿題なんかこわくない』という本でした。『この世から宿題がなくなったら、親も子もどんなに楽しい時間を過ごせるだろう。宿題が引き起こす親子バトルの相談を受けるたびに思います。勉強が子どものストレスでなく、楽しいものにするために、我が子に合った方法をこの本から手に入れてください。』(NPO法人福祉広場理事長池添素さん)図書館で手に取った1冊の本。その裏表紙にあったこの一文に、理解者をやっと見つけたような救われた気持ちになりました。本に教わったのは「子どものための」学習のありかた出典 : 私はすがる思いでこの本を読み込みました。内容を一部ご紹介します。『宿題ができないからといって、その子が怠けているとは限りません。宿題ができないのには、理由があります。そして宿題ができなくても、勉強がまったくできないわけではありません。宿題のことを、そんなに重大に考えないでください。』『苦労して宿題をさせても、それに見合うほどの学習効果があるわけではないし、苦しいイメージばかりが増えて、子どもをますます勉強から遠ざけてしまうことさえあります。』では、なぜ先生は宿題を出すのでしょうか。『お母様方は先生に当然の要求のように「学力をつけてください」とお願いします。(中略)先生もまた「学校としての成績を上げよ」と教育委員会や校長から命令されて、さらに宿題を課していきます。その結果、親も先生も「宿題をやらなければならない」と子どもを追い込んでしまうのです。』本来なら、子どものために、子どもに合わせて用意されるべき家庭学習が、大人の都合で「宿題」として出されているのかもしれませんね。出典 : もしそうなら、子どもに合わせた形で用意してあげてもいいのではないでしょうか?この本では、学校でよく出されている漢字/計算/音読の宿題について、子どもたちが苦手意識を持つのはなぜか?を、丁寧に解説しています。そして、学習のやり方次第で、子どもたちが「できた!」という満足感を持ち、学習効果をあげることができる、ということも教えています。さらに、「学習障害的な傾向の子どもたち」「ADHD的な傾向の子どもたち」「自閉症スペクトラム障害の子どもたち」それぞれの特性に合わせた課題の設定の仕方、支援の方法も説明されています。『勉強をその子ができる形にしてやることで、子どもは自然に力を伸ばすことができます。また、時期がくれば自然と力を伸ばすこともあります。だから、子どもを勉強に合わせるのではなく、勉強を子どもに合わせてやればよいのです。小学校に入学し、気を張って1日を過ごして帰ってきた子どもに追い打ちをかけるのではなく、家に帰ったらほっこりさせてやりたい。だから、まずは「宿題なんかできなくても大丈夫」と考えてあげてほしいのです。』宿題への考え方を変え、長男に合った方法を試すことに。すると大きな変化が出典 : この本に勇気付けられた私は、宿題に対する考え方を変えました。そして、教育相談や検査機関の医師と相談を重ねた結果、長男に合う学習方法や環境を見つけることができたのです。その様子については、以下の記事をご参照下さい。その後、特別支援学級へ転学した長男は、彼のペースに合わせた学習を用意してもらい、自信をもって毎日取り組んでいるようです。宿題についても、担任の先生と相談をして「タブレット学習」「漢字の読みカード」「ビジョントレーニング」をさせてもらっています。始めるときも以前のように大泣きせず、「おやつの前にさっさとやっちゃうね~!」と、自分から取りかかるようになりました。当時は長男に無理をさせてしまいましたが、努力ではカバーしきれないことを無理にさせるのは、足が不自由な人に「みんなは100メートル走なのに、あなたは50メートルにしてもらったのだから、がんばってみんなと同じように走りなさい!」と言っているのと同じことなのだと、今は反省しています。「子どもを勉強に合わせるのではなく、勉強を子どもに合わせてやればよい」それがこれほどの効果をあげるとは、正直驚くほどです。もちろんそのためには「学校に全部おまかせ」ではなく、「先生とよく相談をする」「家庭で用意できることは用意する」といった、家庭での努力も必要です。学校では、大勢のそれぞれ個性の違った子どもたちをまとめながら、先生方は日々努力して下さっています。そのことに感謝をしながら、自分の子どもに合った学習方法や支援について相談・お願いをしていく姿勢が大切だと思います。親として大切にしたいのは、子どもの頑張りを理解すること出典 : 先日、私のブログでこの本の紹介をしたところ、あるお母さんからこんな嬉しいコメントを頂きました。「宿題なんかこわくない。今読んでます!息子の事をわかりたいと思っていても、やはりどこかで自分基準でしかわかってあげられてないなぁ~と、つくづく感じます。今日もなんやかんやありましたが、なんだかとても息子が愛おしい!息子はこんな風に生活してるんだ!と抱きしめてあげたい気持ちになりました。素敵な本を、紹介していただき、ありがとうございます!」子どもなりに頑張っていることに気が付くことで、愛おしさが募ってくることってありますよね。たくさんの親子が、毎日をストレスなく楽しく過ごせるように。この本が、その助けとなることを祈ります。
2016年11月07日【ママからのご相談】夏休みが終盤に差し掛かり、小3の息子の宿題を確認して愕然!国語や算数のドリルは半分、工作は中途半端、自由研究はやりっぱなしでまとめていない、読書感想文は本を借りていないという状態……。昨年までは学校が作成したプリント数枚と作文くらいだったので、油断していました。おかげで夏休み後半の予定をいくつか断念して息子の宿題を手伝う羽目に。皆さん、親が放っておいてもお子さんは宿題をちゃんと終わらせているのでしょうか?●A. 一切手伝わない保護者は約3割!ご相談ありがとうございます!ママライターのパピルスです。そろそろ夏休みが終わり、始業式を迎えているご家庭、また宿題の追い込みにてんやわんやのご家庭もあるでしょうか?ご相談者様のご家庭では、このままでは宿題が終わらないかもしれない!ということで、お母さんが宿題を手伝うことになったようですが、多くのご家庭の実態はどうなのでしょうか?パピマミが行ったアンケート『小学生の夏休みの宿題、親が手伝いますか?』を参考に見てみたいと思います。●夏休みの宿題、手伝う? 手伝わない?『小学生の夏休みの宿題、親が手伝いますか?』・1位:子どもの進み具合によっては、手伝うかもしれない……41%(43人)・2位:一切手伝うつもりはない……32%(34人)・3位:自由研究を手伝う予定……17%(18人)・4位:工作や手芸、家庭科の課題を手伝う予定……6%(6人)・同率5位:手伝う時間がない……2%(2人)・同率5位:計算ドリルや漢字ドリルを手伝う予定……2%(2人)・7位:読書感想文を手伝う予定……1%(1人)※有効回答者数:106人/集計期間:2016年8月1日〜2016年8月3日(パピマミ調べ)----------こちらのアンケート結果によると、第1位は「子どもの進み具合によっては、手伝うかもしれない……41%(43人)」でした。できれば子ども自身でやり遂げてほしいと思っていらっしゃるのだと思いますが、間に合わないのであれば手伝うこともアリというお考えの方が4割ほどいらっしゃるようですね。ついで2位は、「一切手伝うつもりはない……32%(34人)」でした。こちらの約3割の方は、自分の宿題なのだから自分で全て仕上げるのが当然!というお考えでしょうか。3位以下は、手伝おうと思っている宿題があらかじめ念頭にある方々となりました。中でも多いのは、「自由研究を手伝う予定」という方です。自由研究は準備から実施、まとめまでさまざまな工程があるだけに、夏休みの宿題の中でも難関といえますね。夏休みといっても忙しい保護者の方が多いと思いますが、「手伝う時間がない」という回答が2%しかいらっしゃらなかったのは意外でした。●夏休みの宿題をスムーズに仕上げるには?夏休みの宿題がスムーズに終わるように工夫されていることはあるのでしょうか?周囲のママたちにお話を伺ってみました。『夏休み初日、親子で夏休みの宿題をすべて書き出します 。うっかり忘れて慌てることがないように終わったらチェックを入れていきます』(小4女子のママ)『息子と一緒に夏休みのカレンダーを作ります 。帰省や旅行、習い事のイベントなど宿題ができない日もあるので、それらの日には印をつけて、宿題の量と照らし合わせてみます。その上で、「自由研究はこの辺でやろう」「ドリルは1日○ページずつ進めよう」と計画を立てています』(小5男子のママ)『小1のころから娘に全て任せています。たまに進み具合を聞くくらい。低学年のころはペースが分からず、最後の1週間に慌ててやったこともありましたが、それもいい経験。次の年には、去年は大変だったという記憶があるので、少し改善されました。小学生のうちに自分で宿題の管理ができるようになってほしいので、なるべく関わらない ようにしています』(小3女子のママ)『兄弟で対照的です。兄はドリル系を早く終わらせてしまいたいタイプ。弟は自由研究や読書感想文を早く終わらせてしまいたいタイプ。自由研究の材料が集まらなかったり、思うような結果が出ずにやり直したり、読書感想文の課題図書が品切れになってしまったりするので、毎年苦戦しているのは兄の方です。それが分かってからは、二人とも自由研究や読書感想文から終わらせる ようになりました』(小6と小4男子のママ)『夏休みの前半にドリルを終えてしまうと、始業式が始まってから勉強のペースを思い出すのに苦労すると担任の先生に言われました。そこで、なるべく前半、後半に偏らずにドリルをする ように計画をさせています』(小5女子のママ)『帰省、習い事の合宿、塾の夏期講習などとにかく忙しい!このスケジュールの中で放っておいて子どもだけで宿題を終わらせるのは正直難しいです。宿題自体を手伝うことはありませんが、スケジュール管理の面で手伝う という感じです』(小6女子のママ)いろいろお話を伺ってみると、高学年になればなるほど「夏休みのスケジュールがびっしり!」という声を耳にしました。忙しいスケジュールの合間を縫って宿題をするには、家庭の予定を親子で共有することが欠かせませんね。計画の段階で親子で協力して取り組んでおられるご家族が多いように感じました。ご相談者様も夏休み途中で息子さんの宿題の進み具合に危機感を覚えたようですが、まずは夏休みの始めに親子で計画を立てられるとよいですね。特に宿題ができないような予定が入っている日は早めに明らかにしておくと、子どもも覚悟して宿題に取り掛かりますし、「こんなはずじゃなかった」ということを防げます。----------中学生までには、一人でも宿題を期日までに終わらせる力をつけてほしいものです。何から何まで親が管理するのではなく、徐々に計画の段階から子ども一人でもできるようにしていくのが理想的ですね。今年の反省を活かして、来年の夏休みにつなげていきましょう!【参考リンク】・【アンケート結果(1位〜7位)】小学生の夏休みの宿題、親が手伝いますか? | パピマミ()●ライター/パピルス(フリーライター)
2016年08月30日子どもたちの長い夏休みもそろそろおしまい。お母さんたちのなかには「あぁ、やっと… 」とホッとされている方もいらっしゃるかもしれませんね(笑)。夏休みの宿題を終わらせたお子さんたちに、こんなご褒美おやつはいかがでしょう?スイカと凍らせたゼリーに炭酸水を注いだフルーツポンチ。さくさく・シュワシュワの食感と、夏らしく可愛らしい盛りつけに、大喜びすること間違いなし!スイカのゼリージュース調理時間5分 84Kcalレシピ制作:E・レシピ<材料(2人分)>スイカ 1/16切れゼリー(市販品) 4~6個炭酸飲料(加糖) 適量ミントの葉 適量<下準備>・スイカは種と皮を取り除き、食べやすい大きさに切る。・ゼリーは冷凍庫に入れて凍らせておく。ヒント! 調理時間に凍らせる時間は含みません。<作り方>1、スイカとゼリーを器に入れて炭酸水を注ぎ、ミントの葉を添える。スイカ自体を凍らせてシャーベットのようにしても、ひと味違う美味しさに!
2016年08月27日興味の高低差があるとはいえ…ADHDの子どもにとって、苦手なことに取組むというのは、こんなにも体力を消耗させるものなのでしょうか?先日、息子の宿題に付き合ったときの話です。息子は、宿題の取り組み方が極端!好きな算数は私が見ていなくても、サササ~ッと終わらせるのですが、国語の日はそうもいきません。文字を書くことがとにかく苦手なので、国語のプリントをやるときは、テンションがダダ下がりなのです。さらにいうと、この小学校、国語の授業では「1年生のうちからハネ・はらい・バランスをきっちり書く!」という方針なので、どんなに頑張って書いた文字でも、基準に満たない字は容赦なくバツになるのです。個人的には下手でもなんでも、頑張って書いた時点で合格なのですが、息子のプリントに少しでも丸が増えるように!と、私は学校の基準に合わせて宿題を見ることにしました。Upload By ラム*カナUpload By ラム*カナUpload By ラム*カナUpload By ラム*カナUpload By ラム*カナこんな感じで、2人ともすっかりプリントに気力を奪われ、宿題が終わると魂が抜けたようにグッタリします。「ようやく終わった~」と時計を見ると…Upload By ラム*カナすでに6時!あまりのしんどさに、時間感覚も麻痺するほどでした(笑)それでも、苦手な国語に頑張って取り組んだ息子!素晴らしい~!!!さて、夕飯どうしよう…
2016年08月06日学校の宿題と聞いて、どのようなことを思い浮かべますか?計算ドリルや漢字の書き取り、夏休みの自由研究などを、なかなか終わらせられなくて苦しんだ記憶とともに思い出すという方も多いでしょう。さて、そんな宿題、最近ちょっと変わった内容のものがあると話題になっています。なんと“親に抱っこしてもらう”というもの。発端になったのは、2016年6月にネットに上げられたこんな書き込みです。『次女の今日の宿題が、算数ドリルでも漢字練習でもなく「1分間抱っこ」というものだった』ひと昔前では考えられなかったこんな宿題、街の声は賛否両論です。内容についてどう思うか、小学生・中学生の親にインタビューしてみました。●賛成派の声『この宿題が家族関係を見直すいいきっかけになった』『賛成です。抱っこが自然な家庭だけではありませんよね。親が忙しかったり、きょうだいに手がかかったりするような場合はなかなか抱っこしてもらえないということもありますから、こういう宿題はいいきっかけになるのでは? 』(30代女性/公務員)『小学校中学年の娘がいますが、思い返せばずいぶん抱っこなんてしていないですね。求めてこないし、こちらも気恥ずかしくてなかなかできません。でも本当はもうちょっとスキンシップしながら会話したいんですよね。宿題として出してくれるとちょっとうれしいです』(40代男性/運送業)親子のスキンシップは重要だとわかっているけれどきっかけがつかめない、という家庭からは肯定的な意見が多く出ました。宿題だからという理由があれば、ふだん恥ずかしくてできない抱っこもできる ということですね。また、実際にこの宿題に取り組んだことがあるという方からはこんな声も。『息子の小学校で春休みの宿題に出ましたよ。1分間抱っこして、その感想を親子ともども作文に書くという内容でした。「お母さんはあったかくて気持ちよかったです 。とてもうれしかったので、宿題じゃないときもたまには抱っこしてほしいです。お母さんが大好きです」と息子は書いていました。それを読んで思わず泣いてしまいましたね。日々の接し方を考えなおすことができました』(30代女性/事務職)この方はその後、夜の寝かしつけの前にお子さんをギュッとハグするようにしてみたそうです。するとお子さんが泣いて癇癪を起こすことが減り、すんなり眠ってくれるようになったとのこと。これは抱っこの効果なのかもしれませんね。●反対派の声『抱っこをうれしいと感じられる家庭ばかりではないのでは』一方で、否定的な意見もみられました。『お母さんがいる家庭、お父さんがいる家庭ばかりだけではありませんよね。抱っこしてくれる人がいなかったら、その子はどうしたらいいのでしょうか?よりいっそう孤独を感じるのでは? 』(40代女性/販売業)否定的な意見の中で最も代表的なのがこちらでした。確かに現代、家族のあり方は多様化してきています。抱っこの相手をお母さんやお父さんに指定してしまうと、時代に逆行したものになってしまうといえます。『宿題じゃなかったら抱っこしないっていうのがそもそもおかしいと思う。強制されるスキンシップになんの意味があるのかわからない 。その一回で何かが変わるとも思えないし』(20代男性/営業職)もしもその抱っこに親子ともども心地よさを感じなかったのだとしたら、それは強制になってしまいますね。実際に経験したという方の中にも、『自分が子どものころからありました。小学校のときに出されて、正直すごくイヤだったのを覚えています。抱っこして、って正直に言える環境の子どもたちばかりじゃないんです。私は最後まで言い出せなくて、結局ウソの感想を書いて先生に提出しました。ツラい思い出です』(20代女性/主婦)というような声がありました。親子関係は家庭によってさまざまです。抱っこすること、してもらうことが嬉しいこととは限らないのだということは、認識しておいたほうがいいかもしれません。●スキンシップは親子関係をつくり上げるためにとても大切なものこのように“抱っこの宿題”は物議をかもしていますが、親子の関係を作っていく際にスキンシップが大変重要であることは既に研究でも明らかになっています。ハーロウというアメリカの発達心理学者は、生まれたばかりのアカゲザルの赤ちゃんを2種類の代理母が置いてある部屋に入れて育てる実験をしました。ひとつは哺乳瓶がついている針金製の母親ザル人形、もうひとつは哺乳瓶のついていない柔らかい布製の母親ザル人形です。赤ちゃんザルたちは、お腹が空いている時には哺乳瓶のついている代理母のもとにいきますが、成長するにしたがって布製の代理母にくっついている時間が長くなりました。しかも、何かに驚いたときには布製の代理母にとびつき隠れる という行動まで見られたのです。ミルクの出る固い母親よりも、ミルクのでないふわふわの母親に親しみを持つ。このことから親子の愛着には優しいスキンシップが非常に重要であることが分かったのです。これなら、宿題として出されることにも納得がいきますね。----------どうしても恥ずかしかったら、手をつなぐ、頭をなでてあげるということでも大丈夫。また、抱っこしてあげるのは、母親でも父親でも構いません。両親にそのきっかけがなければ、おじいちゃん・おばあちゃんや親戚、親しい仲間でもよいのです。大切なのは“抱っこすること”そのものではなく、“ふれあいながら愛情を確かめること”。もしお子さんの学校で抱っこの宿題が出たら、恥ずかしがらずにできるぶんだけの愛情表現をしてあげてくださいね。●モデル/NANAMI(RIRIAちゃん)●文/パピマミ編集部
2016年07月11日セックスさえしなければ性病はうつらないと思ってはいませんか?実は性器と性器の接触がなくても、性病はうつる可能性があります。例えば、口や皮膚を通じて感染する場合もあるので、セックスさえしなければいい、という問題ではないのです。オーラルセックスやキスでも性病は性器と性器とが触れ合うとうつる、と思っている人も多いかもしれませんが、実はそれだけではありません。フェラチオやクンニリングスなどのオーラルセックスや、アナルセックスでもうつることがあります。つまり病原菌のある精液や膣分泌液や血液が、性行為以外で口や性器や皮膚の傷口などから感染する可能性も十分あるのです。例えば、風俗でオーラルセックスをした場合、相手が保菌者ならうつるかもしれません。しかし、インフルエンザのように咳をして近くにいる人が感染するようなことはありません。それではキスはどうでしょうか?もし相手の口腔内に淋菌やクラミジアがあっても、ふつうのキス程度では感染する確率は低いでしょう。けれどもヘルペスは皮膚と皮膚でも感染するので、キスするときの皮膚の接触で感染する可能性はあります。このような性病の疑いがある場合、キスはしないほうがよいでしょう。キスも特定の人とだけ初体験の低年齢化や、不特定多数の相手とのセックスや風俗でのオーラルセックスにより性病が増加しているという話も聞きます。性行為時にオーラルセックスをおこなう若いカップルも多く、性器に淋病やクラミジアのある人は口腔内にもこれらの菌を持っている人が10~30%いるので、オーラルセックスでうつるリスクも十分にあります。オーラルセックスでうつる性病には淋病や梅毒、性器ヘルペス、クラミジア感染症など多くの種類があり、長期間再発を繰り返すものや、自覚症状があまりなくて知らないうちに進行するもの、妊婦の場合には胎児や新生児への影響が心配されるものもあります。また自覚症状のない人が知らないうちに相手にうつしてしまうこともあるので、あなたやあなたの大切な人のからだを守るためにも、特定の相手とだけセックスすることが大切です。もちろん、キスも特定の人とだけしましょうね。性病なんて怖い、と思うかもしれませんが、行動ひとつでリスクを減らすこともできます。情報提供元:あなたのオンライン婦人科 Rucora[ルコラ]
2016年06月13日小学生の宿題の定番、音読。お母さんに読み聞かせて、ハンコやサインをもらうことになっているケースが多いですが、子どもにとっては面倒ですし、親にとっても忙しいなか、ゆっくり聞いてあげる時間がなかなか取れず、多くの家庭がぞんざいにしているかもしれません。しかし。この音読の宿題、意外とバカにできないようです。今回は音読の宿題をする上で、親が注意しておきたいポイントをまとめました。読解力が身につくので、毎日やる「読む」力は国語力の基本。国語力がないと、どんな教科でも問題を読み解くことができず、子どものその後の学力を大きく左右してしまうとも言われています。音読をすると必然的に文章を読む力が身につきます。音読の宿題は必ずしも毎日出るとは限りませんが、できるだけ毎日やるのがよいでしょう。同じ物語でも何度も何度も読むことで理解が深まります。また、毎日一緒に宿題に取り組むことで、子どもとコミュニケーションを取ることができます。子どもは忘れていたり、サボりたくなったりするので、親のほうから「今日は音読の宿題ないの?」と声をかけてあげましょう。それに、毎日やることで「毎日、勉強をする」習慣がつくようになり、自分から進んで勉強をするようにもなっていくでしょう。子どもが音読している間、親は手を止めるついつい食事の支度をしながらなど、「ながら聞き」をしてしまいがちですが、ぜひ手を止めて、注意して聞いてあげましょう。そして、句点、読点など最初のうちはきちんと読めないこともありますが、そんなときはきちんと指摘してあげましょう。「ながら聞き」だと読めていないところに気がつきにくく、直してあげることができません。学校の授業の中、音読を当てられたときにすらすら読めるよう、注意して聞くことが大切です。読んだ後、内容について一緒に考えると、なお良し音読の題材には『ごんぎつね』など、親世代もよく知っている物語も多いものです。そんなときは登場人物がどんな気持ちだったのか、これは一体どんな状況なのかなど、子どもと一緒に話してみるのもよいでしょう。ただ「読む」だけではなく、一緒に「考えてみる」ことで、より理解が深まり、国語力アップにもつながります。特に人物の気持ちはテストにも出るので、対策にもなります。内容を考えながら読むことで、子ども自身がより楽しみながら宿題に向かうことができるようになりますし、親にとっては子ども時代に気がつけなかった新たな発見があるかもしれません。最初にも言いましたが、国語力は国語の成績だけでなく、すべての勉強の成績の基礎となります。一度遅れてしまうと追いつくのはとても大変。国語ができないとほかの科目も遅れがちになってしまいます。ついつい面倒くさくなりますが、小学生のときこそぜひ親がサポートし、勉強の基礎をつくっていけるとよいですね。(Monokoguma01<フォークラス>)
2016年03月18日2015年7月より放送されたTVアニメ『のんのんびより りぴーと』の公式サイトにて「秋の宿題」を出題中。本作より"お気に入りの名シーン"の募集が行われている。「秋の宿題」では、9月に放送を終えた『のんのんびより りぴーと』より、お腹を抱えて笑ったシーン、さわやかな感動に包まれたシーン、思わず涙したシーンなど、お気に入りの名シーンを大募集。公式サイトにて、「一番好きなシーンとその理由」「一番笑ったシーンとその理由」を回答すると、2016年1月10日(日)に開催されるスペシャルイベント「にゃんぱす祭り りぴーとなのん♪♪」にてアンケート結果の発表が予定されており、イベントパンフレットに収録される可能性もあるという。「秋の宿題」の提出期限は2015年11月19日(木)23:59まで。宿題に答えて、イベントを一緒に盛り上げよう。(C)2015 あっと・KADOKAWA刊/旭丘分校管理組合二期
2015年11月07日