グラビアアイドルの山中真由美がこのほど、東京・秋葉原のソフマップで最新イメージDVD&ブルーレイ『治してあげる!』(ともに発売中 DVD:4,104円税込 ブルーレイ:5,184円税込 発売元:フェイス)の発売記念イベントを行った。妹・知恵とともにジュニアアイドルとして活躍し、リリースしたDVDは50枚以上も数える山中真由美。現在は、恵比寿マスカッツのメンバーとしても活躍している。通算59枚目となる同DVDは、山中がナースを熱演。入院した男性を視聴者に見立て、病院内外で禁断の行為を繰り広げるという、男性の妄想を映像化した1枚となっている。最新作について山中は「入院している患者さんとナースの禁断の恋が展開します。ナース服のシーンや初めて包帯を体に巻いたシーンがありますね」と紹介し、「包帯のシーンは、手術台で拘束されちゃうんですけど、拘束も実は初めてなんです。不思議な気持ちになって、私も男性を縛りたくなりました。そのまま攻守が逆転になるのって、良くないですか?」と報道陣に逆質問。セクシーなシーンは「飴を舐めるシーンでは、患者さんがいる病室に行って疑似なことを撮りました。そういうシーンを撮って、大人になったのかな? って思います。そこが一番エッチですよ」とアピールした。ジュニアアイドル時代から活躍してきた山中も今年で26歳。周囲は結婚や出産ラッシュのようで「ご祝儀貧乏ですよ。来月にも結婚式があり、この秋にも冬にも(笑)」と苦笑し、、自身の結婚については「プライベートは残念な感じです。結婚できるのかな? って思っちゃいます」と自虐。「年上で経済力がある方!お金は大事ですから。それにこういう仕事に理解がある人がいいですね。ほぼ全裸を撮ったりした作品もあるので、調べてビックリされないような器の大きな人がいいです」と好みのタイプを明かしていた。
2019年08月23日私立恵比寿中学が本日8月17日、山中湖交流プラザきらら シアターひびきで「エビ中 夏のファミリー遠足 略してファミえん 令和元年 in 山中湖」を行う。8月4日に開校(結成)10周年を迎えたばかりの彼女たち。6月の主催フェス「『MUSiC』フェス~私立恵比寿中学開校10周年記念 in 赤レンガ倉庫〜」の成功も記憶に新しいが、アニバーサリーイヤーはイベントが目白押しだ。秋には全国ツアーも予定されている。本日のイベントは「遠足」をテーマに2013年から続くグループにとって夏の恒例行事。毎回バスツアーが組まれるほどの人気ぶりだ。7度目となる今回も昨年に引き続き山中湖での開催となる。2日間に渡り行った前回は1日目が夕方、2日目は昼間と雰囲気を変え、両公演ともに全26曲を披露した。今年は夕暮れ時のステージ。都市部では得られないパフォーマンスが楽しめる1日となるだろう。■「エビ中 夏のファミリー遠足 略してファミえん 令和元年 in 山中湖」日時:8月17日開場15:30/開演17:00場所:山中湖交流プラザきらら シアターひびき
2019年08月17日グラビアアイドルの山中真由美が、最新イメージDVD&ブルーレイ『治してあげる!』(DVD:4,104円税込 ブルーレイ:5,184円税込 発売元:フェイス)をリリースした。妹・知恵とともにジュニアアイドルとして活躍し、リリースしたDVDは50枚以上も数える山中真由美。現在は、恵比寿マスカッツのメンバーとしても活躍している。最新作では、山中がエッチなナースを熱演。入院した男性を視聴者に見立て、病院内外で禁断の行為を繰り広げるという、男性の妄想を映像化した作品だ。セクシーなナースということで、病院内からエッチなシーンが目白押し。患者のいるベッドの上では白衣と身につけていた下着を脱ぎ捨てて手ブラを披露している。自らバストを揉みながら腰を動かし、ベッドの軋む音が激しさを増す。自宅と思われるベッドでは、乳液を垂らされて胸元が見えそうで見えない衣装を着用しながら悦楽なシーンへと突入。もはやアイドルイメージDVDの枠を超えた過激さだ。なお、同DVDの発売を記念したイベントが8月17日、東京・秋葉原のソフマップAKIBA 4号店 アミューズメント館(18:30~)で開催される。
2019年08月16日2019年に結成30周年を迎え、若手ミュージシャンからも絶大なリスペクトを集めるロックバンド「the pillows」のアニバーサリーイヤープロジェクトとして製作された、岡山天音主演『王様になれ』から予告編が解禁となった。「the pillows」のボーカル山中さわおの原案を映画化した本作は、自分を貫こうとするときにぶち当たる孤独、葛藤、その先に微かにみえる光を描き、誰もが自分の「王様になれ」というメッセージがつまった青春物語。挿入歌・主題歌で流れる「the pillows」の数々の名曲のみならず、劇伴も山中さんが担当し物語を鮮やかに彩る。今回解禁された予告編では、どん底の人生を送る岡山天音演じる祐介が、後東ようこ演じるユカリと「the pillows」との出会いにより、もがきながらも生きて行こうとする眩い輝き放つ姿が映し出されている。カメラマンになる夢を持ちながらもラーメン屋で働き、冴えない日々を過ごしている祐介。ある日「the pillows」のライブに足を運んだ彼は、会場で思いを寄せるユカリを見かけ話すようになる。祐介はユカリとの距離が近づくにつれ、「the pillows」の魅力にハマっていくとともに、パッとしなかった彼自身にも変化が現れ始める。岡田義徳演じるカメラマン・虻川塁に「俺、前に進みたいんです!ライブ撮れるようになりたいんです!」と膝をついて弟子入りを懇願するシーンでは、初めて祐介の意志が感じられる。本作が単独初主演となる岡山さんの演技にも注目だ。ライブシーンでは、本作の原案・音楽を担当した山中さわお、そして「GLAY」のTERUとJIRO、「ストレイテナー」のホリエアツシ、「THE KEBABS」など豪華ミュージシャン陣が本人役で出演する姿も確認できる。夢と現実のギャップに苦しみ、次の一歩をなかなか踏み出せずにいる大人たち。そんな人たちの背中をそっと押してくれる作品となりそうだ。『王様になれ』は9月13日(金)よりシネマート新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:王様になれ 2019年9月13日よりシネマート新宿ほか全国にて順次公開Ⓒ2019『王様になれ』フィルムパートナーズ
2019年08月02日1991年結成、ワールドワイドな活動で注目を集めるガールズ・オルタナティブ・バンドnoodlesが、5月29日にアルバム『I’m not chic』をリリース。フロントマンの yoko(vo&g)に話を訊いた。【チケット情報はこちら】前作『Metaltic Nocturne』を2017年6月に出したあと、ドラムのayumiが脱退。yokoとikuno(b)のふたり組となったnoodles。本作『I’m not chic』は新体制となって初めての作品となる。「自然な流れでアルバムを作ることにはなったんですけど、頭の中ではエンジンがかからないというか、やる気が出ないところもあって、そんなことは初めてだったので、ふたりになることって淋しいことだったんだなって。だから今までの中で1番最高のアルバムをここで絶対作らなきゃって。構想を練っていく中で、今回はプロデューサーを立てたいって思ったんです」そこで前作で9年ぶりにプロデュースを依頼したSALON MUSICの吉田仁を今回も起用。さらに所属するDELICIOUS LABELのオーナーでもあるthe pillowsの山中さわおを約10年ぶりにプロデューサーに迎え、セルフ・プロデュースも含め、3プロデュース制となった本作。「ひとりでも多くの力を借りてでも良いアルバムを作りたいっていう気持ちだった。さわおくんも仁さんも凄い作品に仕上げてくれたなと思います」そしてドラムはライブでもサポートしている吉村由加が参加。「今回は私がエンジニアとデモを作って、レコーディング当日に由加ちゃんに曲を把握してもらって、細かいアレンジとかその場で伝えたものを叩いてもらったから、すごい頑張ってくれたと思います」タイトル『I’m not chic』の由来を訊くと「シド・ヴィシャスが残した言葉らしいんですけど、その言葉を知ったときに、noodlesは4人だった、それが3人になって今ふたりになってしまった。つぎはぎだらけ。自分の中でカッコよくない、その心境と合ってるなと思って。昔は華のあるうちに引退する方がカッコいいと思ってたけど、自分が永くバンドを続けていく中で、全然ダメになって引退していく方が私は素敵だと思うから」今回、ジャケットは美術作家の奈良美智が描き下ろした。「元々奈良さんを知ったのは、姉が“子供の頃のyokoちゃんに似てるよ”ってみせてくれたから。10年くらい前に知人から“奈良さんがnoodlesをラジオでかけてくれたらしいよ”って訊いて、びっくりした。いつか頼めたらって頭の片隅にはあったけど、世界が違い過ぎておこがましくて。でも今回、エンジンかけてるときの勢いで頼んじゃおって(笑)。6点下さって、“全部使っていいよ”って言って下さったから全部アルバムに入ってます」。まさにサウンドからアートワークまで、世界に誇れる名盤の誕生だ。取材・文:浅野保志(ぴあ)
2019年05月31日前回、コラーゲンを取るためにはコラーゲン商品を買うのもいいけれど、リーズナブルなゼラチンを携帯することをオススメしました。今回は、一歩進めて「ビタミンCを取る意識を持つ」ことを追加します。そもそもコラーゲンというのはタンパク質の一種です。で、体でコラーゲンが作られるときには「タンパク質にビタミンC」が必要です。コラーゲン(タンパク質)を食べたからと言って、必ずしも、コラーゲンが作られるとは限りません。が、逆に「材料を投入しなければ作られない」とはいえるでしょう。つまり、必ず作られるとは限らないけれど、しっかり取っておきたいのが「コラーゲンの素」なのです。ゼリーもオススメなので、ゼラチンを取る時は、ビタミンCを一緒に取る意識を持つとベターです。前回ご紹介したような「コーヒーに振りかける時」には、「一緒にイチゴを食べる」とか、「コーヒーではなく紅茶に溶かして、レモンをかけてレモンティーにする」などの工夫をすると良いでしょう。また、私は日常的にゼリーを作って小腹が空いた時のおやつなどとしていただいているのですが、その際に2,3種類作っておくとなにかと使い勝手がいいです。Photo:タッパーなどで2種のゼリーを作り置く基本的には、無味のまま、①水で溶くもの②豆乳を加えるものの2種。Photo:豆乳ゼリーはきな粉と甘酒で☆更に、③紅茶や④ハーブティーで作るのもオススメです。例えばローズヒップティーはビタミンCが豊富ですから、ゼリーにすればよりコラーゲンの材料になりそうです。Photo:ローズヒップはビタミンCが豊富砂糖は使わないのが美人なお、ゼリーを作る時に砂糖を入れないのは大事です。甘みが欲しい時には、食べる直前にかけたほうがより甘く感じるので、「甘味は食べるときに足す」習慣を徹底しておきましょう。そして、砂糖ではなく、はちみつや、メープルシロップをかけるのも大事です。そのためにも「家に砂糖を置かない」。その上で、一緒にレモンを絞ってビタミンCを摂取するようにすれば、コラーゲンの材料はばっちりです。プリプリ素肌を期待しながら、美味しくおやつがいただけるのです。(にらさわ あきこ)
2019年02月28日こんにちは、にらさわあきこです。恋愛について書くことが多い私ですが、実は美容にも10年以上関わっておりまして、様々な体験をしたり、情報を探ったりしてきました。そこで、今回からキレイになりたい女子の皆様に向け、私が実際に「習慣化」できたオススメの美容情報やためになる話題について、ご紹介していきたいと思います。美肌を作るコラーゲン第1回は、コラーゲンです。コラーゲンというと、「ぷりぷり素肌の元」というイメージがありますよね。美人作りに欠かせないコラーゲンは、サプリやドリンク、ゼリーなど様々なタイプが出ています。私も各社のコラーゲン商品を順番に取ってきていますので、いつかご案内していきますが、その前に押したいのがゼラチンです。ゼラチンを日常の生活に取り入れるとお肌が違ってくるのです。Photo:ゼラチンは1日5g取るのがオススメコラーゲン商品は含有量をチェックそもそも、ゼラチンの成分はコラーゲン。しかも100%です!メーカーによって材料は違いますが、魚由来や豚由来のものが多いです。Photo:ゼラチン5g入りに4550gのコラーゲンが含まれている一方、注目したいのが、一般にコラーゲンとして売られている商品です。コラーゲンを取りたい場合に、見るべきは「含有量」と「吸収しやすさ」だろうと思うのですが、コラーゲン商品で比較すると、含有量は「ドリンク>ゼリー>サプリ」の順で、値段は含有量に比例しています。そのため、コラーゲンドリンクをデイリーに飲むと、期待できる効果が高い分、値段は張ってくるでしょう。そこで、ゼラチンです。吸収率ではドリンクが◎美容関係者に取材したところ、「コラーゲン量が1000mg入りのサプリよりも、5000mgのドリンクがオススメです。吸収しやすさもドリンクタイプがよりいいですよ」と言われたことがあるのですが、ということは「コラーゲンを1日合計5000mg以上取ればいい」のではないでしょうか。そもそも私は日常的にゼリーを作っているのですが、食べるだけだとなかなか毎日というわけにはいきません。そこで、ある時からゼラチンを持ち歩くことにしました。そして、カフェなどに入った時に摂取するようにしたところ、始めて1週間後には明らかにお肌がぷりぷりしてきたのです。しわ・シミ・たるみ対策にも実際、ゼリーを飲んで美肌になった大学教授の方が体験本を出されてまして、彼のビフォー・アフターを見ると、明らかにお肌が違うのですよね。曰く、「ハリが違ってきたし、若く見られるようになった」とか。私はコーヒーなどのドリンクに入れることが多いのですが、ご飯に炊き込んだり、サラダのドレッシングにしたりする食べ方もオススメです。値段も、一般的なコラーゲン商品に比べて手頃ですし、添加物が気になる人にも余計な成分が含まれてないため安心感があるでしょう。コラーゲン商品を取りながら、更にゼラチンをプラスするのでもOK.どんな形であれ、ゼラチンを取る習慣を作ると、美人に一歩近づけるのではないでしょうか。(にらさわ あきこ)
2019年02月21日1月1日よりエントリー開始今年で39回を迎えるスポニチ山中湖ロードレースは、2019年5月26日(日)に開催が決定し、1月1日よりエントリーが始まっています。歴史ある山中湖ロードレースには、全国から1万人以上ものランナーが集まる人気の大会です。山中湖という素晴らしいロケーションを走る山中湖は、富士五湖のひとつで、富士五湖の中で最大の面積を持ち、富士山にいちばん近い湖になります。四季折々の景色を楽しませてくれる山中湖は、関東屈指のリゾート地として人気のある場所です。コースは、山中湖を大自然の山々の新緑、富士山の残雪、山中湖の水面など大自然を感じながら山中湖の周囲を走ります。種目は、山中湖一周(13.6km)とハーフマラソン(21.0975km)に分かれており、高低差が少ない場所を走るので初心者から記録を狙う上級者まで楽しむことができます。(画像はスポニチ山中湖ロードレース公式ページより)【参考】※第39回スポニチ山中湖ロードレース公式ページ
2019年01月09日7月に初のベスト盤『That Is Rock And Roll~Best Of THE BOHEMIANS』をリリースしたTHE BOHEMIANSが9月よりツアーを開催。11月10日に彼らの地元・山形のミュージック昭和Sessionでファイナルを迎えた。【チケット情報はこちら】彼らが所属する「DELICIOUS LABEL」の主宰 山中さわお率いるthe pillowsとの対バン・ライブを過去に2回行った同会場だが、ワンマンで臨むのはこれが初めて。この公演に賭ける並々ならぬ想いを公言していたが、その想いがファンにも届きソールドアウトを記録!その熱気に促されて登場したメンバーはのっけから会場を煽りまくる。平田ぱんだ(vo)は往年のロックスターの煌びやかさを髣髴とさせるアクションで、ベスト盤ツアーならではの代表曲を連発。前半はぐいぐいとロックンロールのダイナミズムを体現させるメニュー。中盤、ロマンチックなナンバーを披露するコーナーでは、バンドの奥行きをしたたかに演出。そして後半はさらにハイテンションの曲を惜しげもなく繰り出していく。平田が感情の赴くままに客席にダイブして観客の波の上を泳ぐ。妖艶なプレイと切れの良いリフでグルーヴを生み出すビートりょう(g)、丹精な風貌に全身を使ってボトムを支える星川レットミーダウン(b)も楽器を抱えたまま客席にダイブ。今回のツアーで特設されたメンバー紹介で、イケメン・キャラを発揮した千葉オライリー(と無法の世界)(ds)と、クールに小気味良いピアノの旋律を紡ぐ本間ドミノ(key)も、この妖艶でダイナミックなロックンロールショウが唯一無二であることに一役買っている。盛りだくさんなメニューにも関わらず、もっともっとロックンロールを感じたいファンの想いに促されてアンコール。メンバーもこの伝説のステージが幕を閉じてしまうことへの名残惜しさなのか、会場の使用時間の期限ギリギリまで、KINKS、THE WHO、BEATLESなどの曲のカバーを彼らの解釈が垣間見れる日本語詞とアレンジで届けてくれる。30超曲3時間に渡る壮大なパフォーマンスは、ロックンロールの魅力を存分に満喫させてくれた。THE BOHEMIANS、恐るべし。そしてこの伝説のステージの模様を収録した映像作品のリリースも決定したので続報を待ちたい。なおTHE BOHEMIANSも出演するDELICIOUS LABELのイベント「the pillows presents COUNTDOWN BUMP SHOW!!2018→2019」のチケットは、現在各出演バンドのオフィシャルサイトで先行予約を実施中。受付は11月14日(水)昼12時までなので要チェックだ。取材・文:浅野保志(ぴあ)
2018年11月13日2019年9月16日(月・祝)に結成30周年を迎えるthe pillows。「Thank you,my highlight!」と銘打ったアニバーサリーイヤー企画の第1弾として、今年9月に22ndアルバム『REBROADCAST』がリリースされたばかり。フロントマン 山中さわお(vo,g)に話を聞いた。【チケット情報はこちら】今回のアルバムにREBROADCAST=“再放送”というテーマを掲げた理由を訊くと「若者と比べて本能的に人生の残り時間が短くなってきてそれをリアルに考えたりする年齢になって、“自分の人生を再放送のようにもう1度いちから味わいたい”というテーマで括ったら開き直っていろいろ遊べるな、と思った」とのこと。確かに30年に渡る彼らのキャリアを俯瞰的に観ながらこの作品に接すると、実に興味深いエッセンスが随所に散りばめられている。『REBROADCAST』には、昨年11月にリリースされたシングル『ぼくのともだち』、noodlesのyokoがコーラスで参加し、これまでのthe pillowsとはひと味違う新境地を提示した『ニンゲンドモ』や、野村周平主演の映画『純平、考え直せ』の主題歌『眩しい闇のメロディー』など、聴き応えのある全10曲が収録。アルバムの最後を飾る『Before going to bed』は英語詞ながら、これまで縁のあった人への感謝が切々と綴られている。「大きな花火を打ち上げるという意味では、バンドって30周年が最後なんだなと思ったんです。リアルに終わる前に遺言めいたことを書いておこうかなって。バンド人生の物語とそれに携わった人への感謝を大きな声で歌っておきたくて」2018年11月から2019年3月まで本作を引っさげた全国ツアーも決定している。「the pillowsの集大成を魅せつけたい気持ちはあるかな。30周年で燃え尽きるくらいの気持ちでやらなきゃダメだと思ってるよ」と、気合いも充分のようだ。7月にはアメリカ・ツアーを敢行して全会場ソールドアウトを記録するなど、ワールドワイドな人気と実力を魅せつけた彼ら。9月28日(金)昼12時から10月3日(水)昼12時まで、オフィシャルサイトで全国ツアー前半戦のチケット先行予約を実施。30周年に向けてますます盛り上がるthe pillowsの圧巻のパフォーマンスをぜひとも生で体感してほしい。取材・文:浅野保志(ぴあ)●ALBUM『REBROADCAST』発売中3,780円(税込)QECD-90008(BUMP-078)〔DVD初回限定盤〕3,240円(税込)QECD-10008(BUMP-079)〔通常盤〕DELICIOUS LABEL
2018年09月28日山形県出身で、2005年に結成し8枚のアルバムを発表してきたロックンロール・バンド、THE BOHEMIANSが、7月25日(水)に初のベスト盤『That Is Rock And Roll~Best Of THE BOHEMIANS』をリリースした。平田ぱんだ(vo)、ビートりょう(g)に話を聞いた。【チケット情報はコチラ】インディーズで1枚、メジャーで3枚のアルバムを発表後、the pillowsの山中さわおが主宰する「DELICIOUS LABEL」に移籍して4枚、この時期に初めてベスト盤を出すことになった経緯を聞くと「プロデューサーのさわおさんに“お前らちょっと作品が多すぎる”って言われて、ライブ観たファンがどのCD買っていいかわからないから、物販にベスト盤的なものをさりげなく置いといたら?ということになって。でもそれではもったいないという声もあって、“じゃあまた別の機会に”って流れたんですね。でも昨年のアルバムが8枚目で、THE BLUE HEARTSだったら終わってんじゃんとか思い出したら、すげえなと思って」(平田)。バンド・ストーリー的に先人に習ってこのタイミングで出したいと思い始めたという。「そんなこと考えてたら、急にビートりょうから“昨日夢でベストアルバムを出せっていう啓示が来た”って。“じゃあ出すか”ってさわおさんを説得するために1万文字のメールを送って(笑)」(平田)1stから4thまでの収録曲は“Growing up version”として再録音された。再録が9曲、現レーベル移籍後が7曲で全16曲。選曲の基準については「ライブ基準で。“最高のセットリストを考えよう”って16曲並べましたね」(平田)。「再録ばっかりやるのもいいんじゃないかって(笑)。実際、ローリング・ストーンズってその都度ライブ盤出すじゃないですか。30年以上も前の曲を70歳になっても演(や)ってる。曲がチューンアップされる、磨かれてる感じが悪くないと思うんですけどね」(ビート)再録にあたってのこだわりを聞くと「全くなくて、単純にライブのままに演ろうって、そこはビートりょうがかたくなで(笑)。当時こうやってたからこのギター重ねよう、だと思ってたら“違う、俺はライブでできないことはやらない”って」(平田)。「1stアルバムの頃めちゃギターを重ねてたんですけど、結局ライブではその重ねた音のどれかを演る訳で。結局ライブで残ったフレーズを今演ってる感じだから」(ビート)9月より全国ツアーが決定。11月10日(水)に地元・山形でファイナルを迎える。この会場、昨年はthe pillowsを迎えた2マンで即日完売、今年9月1日(土)にthe pillows主催で再び行う2マンもすでに完売だが、いよいよ自身のワンマンでの挑戦となる。「ここを埋めて俺たちは男になりたい!“ベスト盤出して集大成なツアー、山形でやらないでどうするんだ”って。ほんとは泣きそうですけどね、怖くて(笑)」(平田)取材:文/浅野保志(ぴあ)
2018年08月03日山形出身、正真正銘のロックンロール・バンド、THE BOHEMIANSが12月6日(水)に8thアルバム『DELICIOUS』をリリース。ボーカルの平田ぱんだ、ギターのビートりょうに本作の魅力について訊いた。THE BOHEMIANS チケット情報2005年に結成以来、インディで1枚、メジャーで3枚のアルバムをリリースしたあと、the pillowsの山中さわおが主宰する「DELICIOUS LABEL」に移籍。本作は移籍して4枚目のアルバムとなる。『DELICIOUS』というアルバム・タイトルを冠した理由を訊くと「同じレーベルから4枚アルバムを出すのは初めて。俺はthe pillowsのファンだったからこのレーベルはUSオルタナの洋楽っぽいカッコいいバンドが集っているイメージがあって、THE BOHEMIANSは異端なんですよね。でも“4枚出したんだからいいっしょ”って(笑)。まず“デリシャス”って言葉がいいじゃない。THE BOHEMIANSが今、ハッピーでリラックスしたムードなんで」(平田)これまで平田とビートの共作(クレジットは平田山崎)が多かったTHE BOHEMIANSだったが、前作のミニ・アルバム『FIVE SOUL ROLL EP+1』は、メンバー5人(+プロデューサーの山中さわお)が1曲ずつ曲を持ち寄るというコンセプトで制作された。本作は星川ドントレットミーダウン(b)以外の4人が作曲者に名を連ねている。「今回は別に取り決めもなくひとりひとり作ってくるみたいな流れが普通にあったっていう感じですね。今年はこのメンバーで10周年っていうのもあったし」(平田)。「2部作みたいなもんじゃない」(ビート)。アレンジは相変わらず彼らの持ち味である4パートの楽器と平田のボーカルが実にR&Rの王道で魅力的な構成を生み出している。ひとりのフロントマンが牽引するスタイルのバンドが多い中、THE BOHEMIANSは5人がひとつのバンドとしての軸というか背骨が1本貫かれている印象を受ける。「仕切り屋がいないからな。うちの音楽的なリーダーはビートりょうで、それ以外は俺が仕切るんですけど」。「それの方が俺はいいけどね。ロックンロール・バンドっぽいね、そっちの方が」(ビート)“これからのTHE BOHEMIANS”について訊くと「今回のアルバムで(枚数的に)2周目は終わったんで、『3周目いくぞ!』っていう感じが全然違いますね、前の周とは。着実にいい感じ」(平田)12月1日(金)大阪、12月2日(土)愛知で、対バン形式の「Looking for friends tour 2017」を終え、12月22日(金)に渋谷WWWでファイナルが控える彼ら。間髪を容れずに年明けから「Winter Delicious Long Tour 2018」で、全国8カ所をワンマンで回るという精力的なツアーを予定。すこぶる絶好調のTHE BOHEMIANSが奏でるロックンロールの醍醐味をぜひとも生で味わって欲しい。取材:文/浅野保志(ぴあ)
2017年12月05日山中さわお(vo&g)、JIRO(b)、高橋宏貴(ds)が在籍するスーパー・バンド、THE PREDATORSが始動する。2018年1月18日(木)渋谷CLUB QUATTROから全国8か所を回るツアー「Arabian Dance Tour」がスタート、そして1月10日(水)からライブ会場と通販限定のシングル『Arabian dance』がリリースされることも決定。活動に向けた想いを3人に聞いた。【チケット情報はこちら】THE PREDATORSは、2005年にthe pillowsの山中さわおとGLAYのJIROが“ニルヴァーナのようなオルタナ・バンドを演ろう”と意気投合して結成された。初代ドラマーのナカヤマシンペイ(ストレイテナー)の脱退を受けて、ELLEGARDEN、Scars Boroughのドラマー、高橋宏貴が2010年に加入し、本体のバンド・スケジュールの隙間を縫って定期的に活動し、これまでに5枚のアルバムをリリースしている。結成10周年、2015年10月のツアーを終了してから約2年半。今回の再始動のきっかけを尋ねると、「誰が言い出したんだっけ。俺が『そろそろやる?』って言ったのかな。THE PREDATORSは続けていくこと前提でいるので、なんとなく1年半とか2年経ったら、“そろそろどうする”みたいな会話をするので」(山中)前作『ROCK’N’ROLL PANDEMIC』では、“ラモーンズのようなロックンロール、パンク・ロック”というテーマが掲げられたが、今回制作されている新曲はどんな音楽性なのだろう。表題曲『Arabian dance』を作曲したのはJIROだ。「『ROCK’N’ROLL PANDEMIC』のときから“ニルヴァーナ”っていうキーワードは無しにしてやってましたけど、僕はシンプルなロックンロールをTHE PREDATORSで追求したかったので、昔よりもさらに洗練されてきたと思うんです」(JIRO)そして前作で“自分が作った曲が初めてCDになった”と語っていた高橋は、今回のシングルでも自作曲が採用された。作曲経験の浅い彼がTHE PREDATORSで曲を生み出す過程を聞くと、「自分で作ったデモ・テープのクオリティが、たぶん俺が知ってるミュージシャンの中で一番低いので(笑)、デモのクオリティが化けていく過程は俺が一番知ってる訳じゃないですか。それがもう凄いことだなぁと思って。こんなにカッコよくなるんだって」(高橋)仲のよい3人が奏でる痛快でスリリングなロックが堪能できるステージは、活動スケジュールが限られているだけに実に貴重だ。現在、THE PREDATORSのホームページで、ツアーの2次先行を実施中。受付は11月14日(火)午後11時までなので、彼らのライブを体感できるこのチャンスを見逃すな。取材・文:浅野保志(ぴあ)
2017年11月10日*画像はイメージです:月17日、CD585枚を山中に廃棄したとして、福岡県内に住む30代の男性が逮捕されたことが判明。このような不法投棄は紛れもない犯罪ですが、罪の重さや定義などは、いまいちよくわからないのも事実。そこでピープルズ法律事務所の森川文人弁護士にお伺いしました。に、CD投棄事件と絡めて解説していただきました。 ■不法投棄の罪の重さは?「不法投棄は、“廃棄物の処理及び清掃に関する法律”により、不法投棄者は五年以下の懲役もしくは一千万円以下の罰金(法人の場合は三億円以下の罰金)に処せられる場合があります。ここで不法投棄とは、同法で定められた処分場以外の場所に廃棄物を投棄することです。もっとも、廃棄物とは、占有者が自ら利用し、又は他人に有償で譲渡することができないために不要となったものをいい、これらに該当するか否かは、その物の性状、排出の状況、通常の取扱形態、取引価値の有無及び占有者の意思等を総合的に勘案して判断すべき、とされています。CDが、直ちに廃棄物に当たるか否かは、そのCDの状態等によって、ということにはなりますが、よほどの新品ではない限り、通常は廃棄物にあたるものと思います。そうでければ、不法投棄しないでしょう」(森川弁護士) 不法投棄者は個人の場合5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金、法人の場合3億円以下の罰金に処される場合があるそうです。重罪ですね。不法投棄は絶対にしないようにしてください。 *取材協力弁護士:森川文人(ピープルズ法律事務所。弁護士歴25年。いわゆる街弁として幅広く業務を経験。離婚、遺産相続をはじめ、不動産、 慰謝料・損害賠償請求、近隣トラブル、借地借家、賃金、インターネット問題、知的財産権などを扱う。)*取材・文:櫻井哲夫(フリーライター。期待に応えられるライターを目指し日々奮闘中)【画像】イメージです*poosan / PIXTA(ピクスタ)
2017年10月30日9月23日(土)・24日(日)に山梨県山中湖村のきらら交流プラザで開催される、野外フェス「ONE+NATION music circus in 山中湖」。同フェスのタイムテーブルが発表された。【チケット情報はこちら】同フェスにはBOYS AND MEN 、ヒルクライム、MACO、ファンキー加藤らが出演。富士山をバックにした雄大な景色のステージで、アーティストのライブを楽しめる。チケットは発売中。■「ONE+NATION music circus in山中湖」日時:9月24日(日)開場11:30 / 開演13:00(予定)会場: 山中湖交流プラザきらら (山梨県)出演: SHOW-YA / 荻野目洋子 / 久宝留理子 / 中村あゆみ / ファンキー加藤 / Hilcrhyme / MACO / SOLIDEMO / BiSH / THE HOOPERS / Mary’s Blood / BOYS AND MEN / THE BEAT GARDEN / JEY-J / 電波少女※BOYS AND MEN出演者:田中俊介 / 小林豊 / 辻本達規 / 平松賢人 / 吉原雅斗■「ONE+NATION MUSIC CIRCUS IN 山中湖 」~青空ミュージック~前夜祭日時:9月23日(土)開場15:00 / 開演16:00(予定)会場: 山中湖交流プラザきらら (山梨県)出演: SOLIDEMO / sherbet / ヤンチャン学園 / 木村結香
2017年09月22日the pillowsの山中さわお(g&vo)、noodlesのyoko(vo&g)、Radio Carolineの楠部真也(ds&vo)が2016年に結成したバンド、Casablanca。2ndアルバム『BREAK AN IMAGE』を携えた初のワンマン・ツアーが8月14日東京・高円寺HIGHよりスタートした。【チケット情報はこちら】キャリアの長い3人だが、昨年8月にリリースされた1stアルバム『Another Story』の全9曲がレパートリーのため、その後のライブやARABAKI ROCK FEST.17に登場した際もステージの尺が短く、ワンマンライブは未経験だった。2017年8月14日から会場・通販限定で発売される2ndアルバム『BREAK AN IMAGE』で曲も豊富になり、ようやくワンマン・ツアーが実現。カントリー、ウエスタン、オルタナティヴ、ロックなど、実に多彩な音楽性を、ベースレスの3ピースで繰り広げる彼らのステージは実に軽快でポップ。結成当初はベース不在に若干の音の薄さを感じる瞬間もあったが、ライブを重ねるたびにyokoと山中のギター・アンサンブルが様々な役割を果たす変化が見られ、リード・ボーカルが多いyokoがギターでボトム・パートを支え、自身のバンドよりギタリストの比重が高い山中が変幻自在なリフやリードやカッティングで全体を彩り、楠部のタイトなドラミングがカントリー、ウエスタン感を増幅させる。昨年までリードボーカル曲がなかった楠部は、これまでのステージでビートルズのカバーなど披露していたが、新作でボーカルを務めた『闇に響く歌声』は名曲。3連のロッカバラードで切なさが胸に沁みた。yokoのコケティッシュなボーカルに山中のコーラスが絡むコンビネーションは本作でより深まり、1stの楽曲と共に繰り広げられる音世界は、聴き手の意識を自在にいろんな国の情景に案内してくれる。「めったにないんですけど」と切り出した山中のMCは、the pillowsのライブではお馴染み、イケてないタクシー運転手とのやりとりが披露されたが、今回の山中のコワさは群を抜いていたのか、山中の想定以上に場内がドン引きして慌てるひと幕も(笑)。アンコールに応えてステージを去る山中が「もう曲ないからね」と笑いを誘った通り、結成1年の新バンドが、1st、2nd収録の全曲に加え、PIXIESや同じレーベルのTHE BOHEMIANSのカバーまで盛り込んで、Casablacaの魅力をたっぷり存分に満喫させてくれた一夜だった。ツアーは8月17日(木)愛知・名古屋CLUB UPSET、18日(金)大阪・心斎橋KING COBRAまで続く。アルバムのリード曲『幌馬車の上の三人』のPVも公開されたので要チェックだ。取材・文:浅野保志(ぴあ)
2017年08月15日the pillowsが「NOOK IN THE BRAIN TOUR」ファイナルを7月22日に東京・Zepp Tokyoで開催した。【チケット情報はこちら】全国27公演を駆け抜けたツアーの好調ぶりを伺わせる、ハイテンションの演奏に感化され鳴り止まない悲鳴と歓声。「ひさしぶりじゃないか」。山中さわお(vo、g)の決め台詞にさらにBUSTERS(ファンの名称)の絶叫が音量を上げる。「今夜がクライマックス。いっぱいいい歌、歌っちゃうよ」と山中も嬉しそうだ。ここ数作、ロックンロール・テイストのアルバムが続いたが、久しぶりにオルタナティブサウンドに大きく舵を切った新作『NOOK IN THE BRAIN』と、90年代後半にオルタナなアレンジで世界的なブレイクを果たした名曲をうまく配置したセットリスト。冒頭の『Envy』、『Hang a vulture!』と新作の曲に、2001年発表の『I think I can』が続くくだりや、1998年発表の『インスタント ミュージック』、アニメ『フリクリ』に起用され世界から絶賛された『Ride on shooting star』、新作のリードチューン『王様になれ』など、彼らにしか生み出せない独特の世界観に魅き込まれる。『Coooming Sooon』では山中がギターを置き、ハンドマイクで歌唱。ミラーボールが艶やかに輝くステージで、山中は続く『パーフェクト・アイディア』まで、演奏を真鍋吉明(g)、佐藤シンイチロウ(ds)、サポートの有江嘉典(b)に任せ踊りまくる。後半もリオ五輪金メダリストの登坂絵莉に贈った『BE WILD』、『Sleepy Head』(1999年発表)、新作から『Where do I do?』、『Advice』(1999年発表)と、新旧曲を絶妙に組み合わせ盛り上げる。アンコールで山中は「いつもこういう熱い気持ちをやり取りしてるときに不思議な気分になるんだ。俺たちはとても独特な関係で、友達ではない。でも何かが確実に繋がっている。それは会場に来ない奴らには一生わかんないことだ。この2時間くらいの熱い音楽の時間が俺にとっても勿論だけど、君たちの人生にとってもかけがえのない特別なものになってるのではないか、と信じています」と語り、この日一番の拍手を浴びていた。メンバーも最高の手ごたえをも噛み締めたに違いない素晴らしいツアーの幕切れだった。11月より始まる「RETURN TO THIRD MOVEMENT! Vol.1」では、アルバム『Please,Mr.Lostman』(1997年発売)、『LITTLE BUSTERS』(1998年発売)を完全再現するライブを行う彼ら。オフィシャルHPでは8月31日(木)より先行予約の受付を予定。また、彼らが主題歌を担当し、その名を世界に知らしめた『フリクリ』の続編『フリクリ2』、『フリクリ3』が2018年に公開決定。引き続き同作の主題歌を担当する事も決定。2019年に結成30周年を迎える彼らの快進撃はまだまだ留まるところを知らない。取材・文:浅野保志(ぴあ)
2017年07月24日the pillowsが6月3日、東京 赤坂BLITZでライブを開催。この日のライブは3月にリリースした21作目のアルバム『NOOK IN THE BRAIN』を携えて、5月からスタートした全国27公演を回る全国ツアー「NOOK IN THE BRAIN TOUR」の11公演目。【チケット情報はこちら】場内が暗転すると同時にステージに向けてグッと押し寄せる観衆。同時に湧き上がる怒号にも似た歓声と悲鳴。結成28年目にして欠かさず開催されてきたツアーの中でも、BUSTERS(the pillowsファンの名称)のボルテージはトップクラスのハイテンションだ。オープニング曲からボーカルの熱量を自在にうねらせて、場内を煽りまくる山中さわお(vo&g)。それに感化されて拳を突き上げ感情をむき出しにするBUSTERS。ガチンコの気持ちをぶつけあって今日の手ごたえを感じ合う両者。実に激しい。「久しぶりじゃないか!みんな元気かい?」。山中お決まりのMCのあと「今夜、『NOOK IN THE BRAIN』はもちろん、懐かしい、きっと聴きたいと思ってくれる名曲もたくさん演るから最後まで仲良く楽しく、よろしくね」と宣言。その通り、このツアーは新作からのナンバーと、これまでの曲のバランス、つなぎ方が最高に気持ちの良いセットリスト。イントロが始まるたびに歓声やため息が漏れるほど。高感度のBUSTERSの反応に感化されるように、モニターに登ったり、ジャンプしたり、ギター・プレイの合間で胸を拳で叩く山中のパフォーマンスにはグッとくる。メンバーのご機嫌な様子がツアーの充実を感じさせる。山中は続けて真鍋吉明(g)に「あんたは悪い男だよ」と話しかけ、徳島公演のリハーサルで佐藤シンイチロウ(ds)がサングラスもせず無地の白いTシャツの風貌が“休日のジジイ”感ハンパないことを指摘すると、“でもさっきpeeちゃん(真鍋)に「ジェームス・ディーンみたいだね」って言われたよ“と返されたエピソードを披露して爆笑を誘う。次のMCで山中は「うちのジェームス・ディーンはいよいよ来週、Theピーズで武道館です」と紹介し、the pillowsとTheピーズでドラムを担当する佐藤にエールを送った。ライブ後半には山中がギターを置き、ハンドマイクで2曲。ステージ左右を激しく動き回り、フレーズに合わせてフリをつけて踊るパフォーマンスが秀逸。そのまま力強いロックンロールとオルタナティブがうまく交差して、さらに場内の興奮を煽っていた。前半から大充実しているこのツアーが、7月22日(土)・東京Zepp Tokyoのファイナルまで、全国各地でどれだけ素敵なステージを展開してくれるか大いに期待は高まる。現在、the pillowsオフィシャルHP内の「NOOK IN THE BRAIN特設サイト」にて、本公演のライブレポート完全版が期間限定で掲載されているのでそちらも要チェックだ。取材・文:浅野保志(ぴあ)
2017年06月08日近江と琵琶湖の幸が並ぶ発酵食ガストロノミー「星野リゾート ロテルド比叡」は、京都と滋賀にまたがる比叡山にあって、琵琶湖の幸と近江の文化である発酵食“鮒鮓(ふなずし)”をなんとフレンチで楽しむことができるオーベルジュ。そして、延暦寺の敷地内から湧き出る「比叡山の霊水」を使ったスパや延暦寺の早朝のお勤め体験など、この立地だからこそのユニークなアクティビティもあります。天井までガラス張りで陽光が注ぐ開放的なロビーの入り口横には、京の都と琵琶湖・比良山系のモチーフが飾られています。また「サロン・ド・比叡」の中心に置かれた大きなテーブルも琵琶湖をモチーフにしたもの。ここでは、タルトや焼き菓子などと、最澄が持ち帰ったお茶の種子が由来という近江茶を焙煎したほうじ茶のアフタヌーンティーが無料で振る舞われます。(15:30〜17:00)比叡山の霊水スパに早朝のお勤め体験「星野リゾート ロテルド比叡」の比叡山の霊水を使ったスパは、軟水で柔らかい霊水を使いながら、経絡にそって気血を巡らせるオイルトリートメントで、心身ともにリフレッシュできます。延暦寺を開いた最澄が念じて水が湧き出たという言い伝えや、武蔵坊弁慶が延暦寺千手堂(山王院)での千日修行の際に仏前に備える水をここで汲んだという言い伝えもあり、今でも比叡山には多くの霊水が流れています。また、延暦寺の総本堂である根本中堂。国宝にも指定されている建物の中での厳かな早朝のお勤めは、「星野リゾート ロテルド比叡」に宿泊したゲストのみに許されている貴重な体験。凛とした空気の中で仏様に向きあえば、清々しい気持ちにひたれます。スポット情報スポット名:星野リゾートロテルド比叡住所:京都府京都市左京区 比叡山一本杉電話番号:0570-073-022
2017年04月24日4月16日(日)に東京・品川プリンスホテルクラブeXでライブイベント「ぴあ presents STAND ALONE Vol.4 supported by uP!!!」の開催が決定した。【チケット情報はこちら】アーティストがひとりで360度客席に囲まれたステージに立ち、ライブを行う「STAND ALONE」。第1回は山中さわお(the pillows)とホリエアツシ(ストレイテナー)。第2回は大木伸夫(ACIDMAN)とTAKUMA(10-FEET)。第3回はYO-KING(真心ブラザーズ)と峯田和伸(銀杏BOYZ)というラインナップで開催。4回目の開催となる今回は、今年3月にアルバムをリリースしたHYから、ボーカリストの新里英之。2009年にデビューした3ピース・ピアノロックバンド、WEAVERの杉本雄治が出演。チケットの一般発売は4月2日(日)より。なお、一般発売に先がけて、現在エンタメサイト「uP!!!」では先行を実施中。■ぴあ presents STAND ALONE Vol.4 supported by uP!!!4月16日(日)クラブeX(東京都)出演:新里英之(HY) / 杉本雄治(WEAVER)
2017年03月06日約350年の歴史、加賀藩伝統の九谷焼に絵付け体験も九谷焼は、明暦元年(1655年)頃に加賀藩の命を受けて後藤才次郎が有田焼の製陶技術を学んで来て始めたと言われ、約350年の歴史を誇ります。そんな長い歴史を誇る九谷焼の窯・ギャラリーCoCoを「星野リゾート 界 加賀」のすぐ近くで営むのが池島直人・仁美ご夫妻。ご主人は、華麗な古九谷にもインスパイアされた作風、奥様は、自然の中で見つけた植物や鳩を使った優しいモチーフが持ち味。工房では、湯のみやお皿などの絵付け体験も出来ます(1,500円〜、送料別途)。藍のようなきれいな紺色を出す酸化コバルトを使って絵を描いていきます。加賀の思い出にオリジナルの九谷焼を作ってみては。繊細な絵柄ひとつひとつが仕上げっていく様は、まさに芸術! 息を呑んで見とれてしまいます。木をくり抜いて塗りを重ねて手間ひまかけて作る山中塗器美しいフォルムと艶の山中塗器は、一つ一つ木をくり抜いて、塗りを重ねて研ぐという工程で何人もの職人の手がかかっています。最初にろくろを引いて木から形を作るろくろ工房梶原を訪ねました。「星野リゾート 界 加賀」で出て来るかわいいひょうたん形の食器もここでろくろを引かれて、さらに下地・下塗り・上塗りと塗りを重ねて手間ひまかけて作られます。お椀一つでも出来上がるまでは1年間近くかかるという山中塗器。美しい器でいただくお料理は格別です。取材・文/小野アムスデン道子スポット情報スポット名:星野リゾート界 加賀住所:石川県加賀市山代温泉18-47電話番号:0570-073-011
2017年01月22日12月14日(水)、the pillowsのシングル『王様になれ』が配信リリースされる。そして2017年3月8日(水)には21枚目となるアルバム『NOOK IN THE BRAIN』が発売されることも決定した。【チケット情報はこちら】アルバムのタイトルを直訳すると“脳みその隅っこ”といった意味だが、これはフロントマンの山中さわお(vo&g)が、“絶対に解決しないものや変わらない事実で気分が優れないときに、今までと違った角度から、自分の脳みその隅っこを探り、どう楽しく転換していくか”というテーマを掲げたものだという。シングル『王様になれ』も同テーマが色濃く反映され、公開されたミュージックビデオもポップでユニークな映像が印象的。アルバムも前作までのロックンロールとは一線を画す、the pillows流オルタナティブロックが展開される。2016年リオデジャネイロオリンピックの女子レスリング48kg級金メダリスト 登坂絵莉選手がthe pillowsの大ファンだったことが縁で実現した応援ソング『BE WILD』(登坂選手が所属する東新住建CMソング)も収録されている。アルバムのリリース決定にあわせて、5月5日(金)群馬・高崎club FLEEZから7月22日(土)東京・Zepp Tokyoまで全国27公演にわたるツアーの日程も発表された。ツアー前半は4月2日(日)、後半は4月30日(日)に一般発売開始。さらにthe pillowsは、2017年冬以降に米国カートゥーンネットワークでオンエアが決定しているアニメ『フリクリ』続編の音楽を手がけることも決定。2000年に発表された『フリクリ』は劇中歌がthe pillowsの楽曲で構成され、世界中でヒットを記録した作品だけに、今回の仕上がりにも期待が高まる。なお2016年の大晦日も山中が主宰するDELICIOUS LABEL所属のバンドを中心に全7バンドが出演する「the pillows presents “COUNTDOWN BUMP SHOW!! 2016→2017」が東京・Shibuya TSUTAYA O-EASTで開催されるので要チェックだ。文:浅野保志(ぴあ)
2016年12月14日3人組ロックバンド、noodlesが11月11日に東京・shimokitazawa GARDENで25周年アニバーサリー・ライブ企画のファイナル「Queen Night」を開催した。【チケット情報はこちら】同公演は、5月、7月、9月と対バンを迎えて開催されてきたシリーズ第4弾のファイナル。オープニングアクトにGlasgow girlというnoodlesのカバー・バンドが登場。メンバーは、山中さわお(the pillows)、楠部真也(Radio Caroline)、上野啓示(かけらフィルム)の3人。「前座で~す」と山中が笑いを取ったあと、「noodlesと出会ったのは1998年。1999年にnoodlesのCDを出すべくDELICIOUS LABELを作って17年、一緒にやっております」と、山中が主宰し現在もthe pillows、noodlesが所属するレーベルの誕生秘話を披露。ライブでの共演などでnoodlesと縁がある上野がリードボーカルを取る曲や、楠部が「歌いたいという曲が(上野)啓示君とカブったんだけど先輩風吹かせて奪い取りました(笑)」というMCのあと披露された曲など、計4曲で場内を盛り上げた。Glasgow girl によるライブの後は、noodlesが登場。『We Are noodles From Sentimental』からライブはスタート。「今日は25年間のいろんな曲を演りますので最後まで楽しんでいってください」とのyoko(vo&g)の言葉通り、初期の名曲からライブで定番の名曲、そしてこの日ライブ会場・通販限定でリリースされたシングル『Blood Waltz』に収録された新曲2曲、セルフカバー3曲もすべて演奏。「5年前に20周年のアニバーサリー・ライブをやったんですが、本当にやってよかったと思えるライブで、すごく感動した。あれは一生に一度の記念日。今日はそれほどの”感動”はないけど、それより”感謝”の気持ちの方が強いの。いつもライブに足を運んでくれて、いつもnoodlesの音楽を楽しみにしてくれる人がいるだけで、もっともっといい曲作ろうって意欲も湧くし、夢が見れる。だから一番お礼を言いたいのはみんななのです、ありがとう」とyokoが語ると場内のファンは熱い歓声でそれに応えた。本編で全21曲。yoko、ikuno(b)、ayumi(ds)それぞれの魅力あふれるプレイで、代表曲をたっぷり披露。アンコールでは、アルバム製作に着手していることにも触れ、26周年以降のnoodlesの活躍も予感させてくれた。noodlesはthe pillows主催のカウントダウン・ライブに出演、Casablancaも各地のイベントに出演予定なので、気になる方はご確認を。取材・文:浅野保志(ぴあ)
2016年11月15日山形出身の5人組バンド、THE BOHEMIANSが、9月28日(水)に7thアルバム『kaiser strong majestic love』をリリースする。【そのほかの画像はこちら】THE BOHEMIANSは、グラマラスで豪快なロックンロールを武器に、2011年にメジャー・デビュー。3枚のオリジナル・アルバム発表後、2014年2月にthe pillowsの山中さわおが主宰するDELICIOUS LABELに移籍、昨年生誕10周年を迎えた。今年は4月にまさに8cm仕様のシングル『恋の8cmシングル』を発表。続いて制作がスタートした本作は、当初、”ビートりょう(g)がソロ・アルバムを作ったら”というコンセプトが掲げられた。その過程で平田ぱんだ(vo)との共作も4曲生まれ、アルバム冒頭を飾る「GIRLS(ボーイズ)」では、ロックンロールの王道、チャック・ベリーを髣髴とさせるストレートな楽曲に、バンド史上初のゲスト・ミュージシャンとなるTHEラブ人間の谷崎航大を迎えて、フィドルをフィーチャー。アイリッシュなテイストに仕上がった。星川ドントレットミーダウン(b)と千葉オライリー(と無法の世界)(ds)の鉄壁のリズム隊が生み出すビートは強靭さを加え、本間ドミノ(key)の彩る軽快なピアノも相変わらず心地好い。躍動感あふれるナンバーからゴージャスなミディアム曲までバラエティに富みながら、あっという間に駆け抜ける疾走感が魅力の全10曲。初回限定ではなく、“通常盤”として3曲入りライブ映像DVDが収録されるのも彼らのライブ・バンドとしての自信の表れか。10月28日(金)から12月10日(土)東京キネマ倶楽部まで展開される「GREAT NATIONAL LOVE TOUR 2016~愛で行こう!編~」のチケットも絶賛発売中だ。なお、すでに本作のオープニング曲『GIRLS(ボーイズ)』のミュージックビデオが公開されているが、9月27日(火)昼12時解禁で『JUMPIN’ JOHNNY & THUNDER FLASH』が、オフィシャルYouTubeチャンネルで公開されたので、こちらも要チェックだ。文:浅野保志(ぴあ)
2016年09月27日the pillowsの山中さわお(vo、g)、noodlesのyoko(vo、g)、Radio Carolineの楠部真也(ds)が新バンド、Casablancaを結成。8月29日(月)よりライブ会場・通販限定のアルバム『Another Story』を発売する。【チケット情報はこちら】数々のライブ共演やレコーディング参加などthe pillowsとnoodlesの繋がりは深く、現在も山中が主宰するDELICIOUS LABELのレーベルメイト。楠部は2013年に山中が敢行したソロツアー「Buzzy Roars Tour」でツアー・メンバーを務めた。その3人により結成されたCasablancaのアルバム『Another Story』はベースレス編成で、オルタナティブ・ロックを軸にツイン・ギターが絶妙に絡み合う独特の世界観が秀逸。大半が英語詞で、yokoと山中のボーカルもときにけだるく、ときに妖艶にと様々な表情を漂わせ、それぞれ所属するバンドとはひと味違うオリジナリティで魅了してくれる作品。現在、リード曲『Ghost Town』のMVが公開されている。アルバムはライブハウスでのリリースに先がけて、DELICIOUS LABELの通販サイトで予約受付中。8月17日(水)から順次発送されるのでいち早く入手することも可能だ。8月29日(月)東京・新宿red clothを皮切りにライブも続々と決定しているので、注目の新バンドの全貌をいち早くこの目に焼き付けよう。文:浅野保志(ぴあ)■Casablancaライブ情報8月29日(月)新宿red cloth(東京都)9月14日(水)高円寺HIGH(東京都)9月20日(火)心斎橋KINGCOBRA(大阪府)10月6日(木)下北沢CLUB Que(東京都)
2016年08月09日1999年に札幌で結成された超個性派バンド、シュリスペイロフが6thアルバム『あまりかぜ』を8月10日(水)にリリースする。作詞、作曲、ボーカル、ギターを務めるフロントマンの宮本英一に話を訊いた。【チケット情報はこちら】シュリスペイロフは2013年から東京に拠点を移し、the pillowsの山中さわおが主宰する「DELICIOUS LABEL」に移籍。それ以来リリースはハイペースに。「レコーディングするスタジオにも慣れてきて音に関しては作りやすかった。前作(2015年5月発売の『その周辺』)の音を聴いて“もう少しこうした方がいいかな”とか見えていたので、今回はいいものができると」届けられた10曲は、緊張感に溢れたオルタナティブ・ロックから叙情的で文学的なナンバーまで表情豊か。「アルバムを見据えて曲を作るというよりは作りたいものを作って、自分にできるものを信じてやってみようと。結果的には今まで通りダークな曲もあれば明るい曲もあって、アルバム全体のバランスは取れてるかなと思います」演奏力には以前から定評のある彼らだが、アレンジの細部にもこだわりと自由度が共存するサウンドは実に気持ちよく、聴くたびに新たな発見もある。「アルバムの最後に収録した『やすもの』は、ブチョー(ds)、野口(寛喜)(b)に“あまり練習しないで来てほしい”と言って。可愛くしたかったんですよね。バタバタと、あえて下手な感じも面白いかなと」。『やすもの』は彼らなりのバンド観を示した歌詞も秀逸。「“バンドがいい状態だぜ”っていうのもあるし、年齢的に30代後半になって音楽だけで生活できてないことに対する強がりと、“だけど楽しいぜ”という複雑なバンドへの愛情が出てる感じですよね(笑)」本作で収録された『まともになれない』に代表される、カッコよくない生き方を描く曲も彼らならではのオリジナリティだ。宮本の書く曲には唯一無二の風格が漂う。「自分のあんまりよくないところとかダメな部分も愛でてやるという感じです。自分の作家性をもうちょっと信頼したいという気持ち、“レーベルのさわおさんがいいと言ってくれるから”ではなく、バンドを始めたときに感じてた“根拠のない自信”みたいな気持ちを取り戻したいというか。それが自然体であり、バンドもそんな僕のモードに普通に合わせてくれたのも楽しかったです」アルバムリリースに伴うインストアイベントやツアーも決定しているので、彼らの奥深い音世界をどっぷり体感してみては。取材・文:浅野保志(ぴあ)
2016年08月09日結成27年を迎えるthe pillowsが、4月6日(水)に通算20作目となるニューアルバム『STROLL AND ROLL』をリリースする。【チケット情報はこちら】同作は、彼らにとってゆかりのあるベーシストが参加している。初代ベーシストでありリーダーでもあった上田健司が、24年ぶりにthe pillowsのレコーディングに参加しているほか、第二期the pillowsを支えた鹿島達也も久しぶりに制作に加わった。さらに、the pillowsのリーダー・山中さわおとTHE PREDATORSを結成し10年来活動を共にするJIRO(GLAY)も2曲を演奏。ほかにも、the pillowsのトリビュート・アルバムに参加、対バン経験もあり、バンド同士の交流も深い髭の宮川トモユキ。現在、ライブのサポートを務める有江嘉典(VOLA & THE ORIENTAL MACHINE)の5名が作品に名を連ねている。アルバムには、昨年12月に開催された全国ツアー「LOSTMAN GO TO CITY」の各会場で演奏された新曲『カッコーの巣の下で』や、大阪のラジオ局「FM802」で独占オンエアされ、同局の主催イベント「RADIO CRAZY」でも演奏されたthe pillows&佐々木亮介名義のナンバー『レディオテレグラフィー』のthe pillowsバージョンを含む全10曲が収録される予定。全国のセブン-イレブンで3月1日(火)から配布されるフリーペーパー「7ぴあ3月号」では、the pillows山中さわお(vo、g)、真鍋吉明(g)、佐藤シンイチロウ(ds)の最新インタビューが掲載。気になる方はご確認を。同作を携えて5月6日(金)水戸ライトハウスを皮切りに7月22日(金)東京Zepp Tokyoまで全国27公演を周るツアー「STROLL AND ROLL TOUR」も決定。オフィシャルサイトでは同ツアー5月公演分の先行を実施中。アルバムを聴き込んでツアーに参加しよう。文:浅野保志(ぴあ)
2016年02月19日結成27年を迎えるthe pillowsが昨年12月26日に東京の豊洲PITでレア曲満載のツアー「LOSTMAN GO TO CITY」のファイナルを開催した。ライブは2006年に発表されたインスト・ナンバー『MARCH OF THE GOD』からスタートし、最初のMCで山中さわお(vo、g)は、「本当にわかんねえなって曲もやると思うけど、そこはわかったふりで行こうぜ」とレア曲中心の本ツアーに駆けつけたBUSTERS(=the pillowsファンの名称)のマニア心をくすぐる。4曲演奏して会場がガンガン盛り上がる様子をみて「いいね、いいね。全然余裕でついてくるね」と嬉しそう。「このツアーをやるにあたって曲順を考えました。基本的にはオレが案を出して。歌詞の繋がりとか気分とかあるから。心地好いテンポ感をチェックするために(佐藤)シンイチロウ君(ds)にメールをしたんだ。そしたら“知らない曲がある”って(笑)」と語るとおり、そんなマニアックなセットリストがたまらない。中盤で山中が「とってもいいのが出来たから聴いてくれよ」と前置きして新曲『カッコーの巣の下で』を披露。「ここからはアンハッピーなラブソングを3連発」と『My girl』、『ワカレノウタ』、『FLAG STAR』も聴かせてくれた。アンコールでも「楽しかったかな。オレたちはこのツアーを挟んでレコーディングをしてるんだ。全体的には軽やかなロックンロールが多いから一緒に熱く楽しくなれるのを楽しみにしてるよ。また会いにきてくれ」と笑顔の山中。鳴りやまない歓声に促されてトリプル・アンコールでは代表曲『Funny Bunny』も飛び出した。12月28日にはインテックス大阪にてイベント「FM802 RADIO CRAZY」に出演。新曲『レディオテレグラフィー』を、佐々木亮介(a flood of circle)と共に披露した。さらに恒例の主宰イベント「the pillows presents COUNTDOWN BUMP SHOW2015→2016」をduo MUSIC EXCHANGEで開催。山中が主宰するレーベルDELICIOUS LABEL所属のnoodles、シュリスペイロフ、THE BOHEMIANS、POP CHOCOLAT、そして 兄貴分のバンド怒髪天とそのレーベル所属のBUGY CRAXONEを迎えて見どころてんこ盛りの競演を繰り広げた。the pillowsは3月2日(水)に2曲の新録曲を含む22曲収録のB-side Collection『Across the metropolis』をリリース。そして4月上旬には待望のニューアルバム『STROLL AND ROLL』を発売。同作を携えて5月6日(金)水戸ライトハウスを皮切りに7月22日(金)東京Zepp Tokyoまで全国27公演を回るツアーも決定。この絶好調ぶりはそのまま2016年も続きそうだ。取材・文:浅野保志(ぴあ)撮影:橋本塁(SOUND SHOOTER)
2016年01月04日富士急山梨バスは12月23日~12月25日の期間、山梨県・山中湖で運行する水陸両用バス「YAMANAKAKO NO KABA」でクリスマスにちなんだイベントを開催する。「YAMANAKAKO NO KABA」は、3日間連続でそれぞれ異なるイベントを実施。23日は、クリスマスをひとりぼっちで過ごす人のみが乗車できる「クリぼっち号」、24日は恋人が2人きりで貸し切りで利用できる「カップル号」、25日はサンタクロースの仮装をした家族たち限定の「ファミリー号」を運行する。「クリぼっち号」は、12月23日の14:30~16:00に運行。車内では、クイズやビンゴゲームなどの催しが行われる。料金は男性2,200円・女性無料で、参加資格はクリスマスを1人で過ごす予定の"クリぼっち"であること。「カップル号」は、12月24日の15:30~16:00に運行する。「内緒でサプライズをしたい」などのリクエストにもできる限り応じるとのこと。参加は、恋人同士の2人1組限定となる。なお、「カップル号」の応募は既に締め切っている。「ファミリー号」は、12月25日の15:15~16:00に運行。家族全員でサンタクロースの帽子を着用すれば参加でき、料金も無料となる。車内ではファミリー対抗のクリスマスクイズ大会を行い、優勝したファミリーにはプレゼントを用意しているとのこと。なお、「クリぼっち号」と「ファミリー号」の応募は12月22日19:00まで、電話かメールで先着順に受け付けている。詳細は公式サイトにて。※価格は全て税込
2015年12月21日the pillowsが12月8日(火)に東京・CLUB QUATTROでツアーの東京公演を開催した。「LOSTMAN GO TO CITY」と題された今回のツアーは、毎回レアな曲が中心に構成される。【チケット情報はこちら】山中さわお(vo、g)、真鍋吉明(g)、佐藤シンイチロウ(ds)と、今回のサポート・ベースを務める有江嘉典(VOLA & THE ORIENTAL MACHINE)がステージに姿を現すと悲鳴にも近い絶叫で迎えるBUSTERS(=the pillowsファンの名称)たち。山中は最初のMCで「気のせいかTHE PREDATORS(山中がJIRO(GLAY)、高橋宏貴(Scars Borough/ELLEGARDEN)と組んでいるバンド)効果ですごくキャーキャー言われている」と笑いを取り、前日に誕生日を迎えた山中にあちこちから「おめでとう!」と声がかかる。「存在自体がマニアックなthe pillowsがマニアックな選曲のツアーをやるよって言ったのに、わざわざ集まってきたマニアックな皆様、こんばんは!」とファン心理をくすぐるMCを続ける山中。通常のツアーではやらない”隠れた名曲”が続々と演奏されるセットリストはBUSTERS垂涎だ。中盤ではなんと新曲も披露されて会場のボルテージは最高潮に。12月4日の新潟からスタートした今回のツアーは、仙台、札幌公演では爆弾ジョニーの小堀君(Ba)をサポートに迎えて開催。ファイナルは12月26日(土)東京・チームスマイル・豊洲PIT(ピット)で行われる。また、the pillows は12月28日(月)にインテックス大阪で行われるFM802のイベント「RADIO CRAZY」に6年ぶりに出演。同公演に向けてa flood of circleの佐々木亮介をボーカルに迎えラジオをテーマにした新曲を制作。大晦日は怒髪天、そして山中が主宰を務める「DELICIOUS LABEL」のバンドたちを迎えたカウントダウン・ライブも控えており、BUSTERSには忙しい年末になりそう。山中からすでにニュー・アルバムの制作は佳境を迎え、春にはリリースされる予定と嬉しい情報も届けられた。そして2016年3月にはシングルのカップリング曲に加えて新録曲も収録されるB-side集『Across the metropolis』もリリースされる予定。続々と展開される彼らの活動にこれからも目が離せない。取材・文:浅野保志(ぴあ)
2015年12月09日